約 2,041,371 件
https://w.atwiki.jp/kumo-kana/pages/10.html
a -- (a) 2007-01-27 04 03 58 a -- (a) 2007-01-27 04 04 03
https://w.atwiki.jp/pokemonsm/pages/88.html
とくせい は~わ行 ★【あ~な】 / 【は~わ】 / 新とくせい・変更のあるとくせい 《フィールド》より後の青文字の記述は、フィールド上(移動中)で発動する効果。 赤文字は『ポケットモンスター サン・ムーン』(第七世代)から追加・変更されたとくせい、またはその効果。 は行 名前 効果 ハードロック 相手から受けた「こうかはばつぐん」のダメージを、3/4にする。 はがねつかい 自分の「はがね」タイプの技の威力が1.5倍になる。 ばけのかわ 戦闘中1回だけ相手の攻撃ダメージを防ぎ、「ばれたすがた」になる。攻撃技以外のダメージは防げない。 はじまりのうみ 戦闘に出ている間、天気を「つよいあめ」状態にする。「あめ」の効果に加え、ほのおタイプの技が無効。 はっこう 戦闘時には効果は無い。《フィールド》手持ちの先頭だと、野生のポケモンと出会いやすくなる。 バッテリー 味方の特殊技の威力を上げる。 はとむね 自分の「ぼうぎょ」を下げられない。 バトルスイッチ 攻撃技を使う直前にブレードフォルム、わざ「キングシールド」を使うとシールドフォルムになる。特性を変更させる技や、特性「トレース」などの影響を受けない はやあし 状態異常の時、「すばやさ」が1.5倍になる。また、「まひ」状態による「すばやさ」半減を無視できる。《フィールド》手持ちの先頭だと、野生のポケモンと出会いにくくなる。 はやおき 「ねむり」状態から目が覚めるまでのターン数が半分になる。 はやてのつばさ HPが満タンの時、ひこうタイプの技を先制で(優先度を「+1」して)出すことができる。 はりきり 「こうげき」が1.5倍になるが、ぶつりわざの命中率が5分の4になる。《フィールド》手持ちの先頭だと、レベルの高い野生ポケモンと出会いやすくなる。 はりこみ 交代して出てきた相手ポケモンに対して、2倍の技ダメージを与える ビーストブースト 相手を倒したとき、自分の一番高い能力が1段階上がる。 ヒーリングシフト 「回復わざ」を先制で出すことができる。 ひでり 場に出た時に5ターンの間「ひざしがつよい」状態にする。あついいわと併用で8ターンになる。ひざしがつよい状態の時に場に出てもターンを上書きしない。天気が「つよいあめ」「ひざしがとてもつよい」「らんきりゅう」の時は無効。 ひとでなし 「どく」状態の相手を攻撃すると、必ず急所に当たる。 ビビッドボディ 相手の「先制わざ」を出せなくする。 びびり ゴースト・あく・むしタイプのわざを受けると、「すばやさ」が1段階上がる。 ひらいしん ダブルバトルで、他のポケモンがつかったでんきタイプのわざの攻撃対象が、強制的に自分になる。さらに、そのダメージを無効化して自分の「とくこう」を1段階上げる。ただし、じめんタイプで、でんきタイプのわざを無効化してしまうときは、「とくこう」はアップしない。 ファーコート 「ぶつり」技で受けるダメージを半分にする。 フィルター 相手から受けた「こうかはばつぐん」のダメージを、3/4にする。 フェアリーオーラ 相手・味方全員の「フェアリー」タイプの技の威力を1.33倍に上げる。 フェアリースキン 自分のノーマルタイプの技が「フェアリー」タイプになり、威力が1.2倍になる。 ぶきよう 持っているどうぐを使うことができない。また、わざ「なげつける」を使用できない。どうぐ「くろいてっきゅう」を持っても「すばやさ」は下がらない。わざ「トリック」「すりかえ」は使用可能。「パワーアンクル」等の育成用のどうぐは持たせると「すばやさ」が下がる。 ふくがん わざの命中率が1.3倍になる。《フィールド》手持ちの先頭だと、どうぐを持った野生ポケモンと出会いやすくなる。 ふくつのこころ ひるむと、そのたびに「すばやさ」が1段階上がる。 ふしぎなうろこ 状態異常の時、「ぼうぎょ」が1.5倍になる。 ふしぎなまもり 「こうかはばつぐん」以外のわざでは、ダメージを受けない。ヌケニン専用特性。ただし、てんきによるダメージや、わざ「やどりぎのタネ」、状態異常によるダメージ等は受ける。「トレース」などで、ヌケニン以外がこのとくせいになった場合、そのポケモンのタイプ相性に依存する。 ふしょく 「どく」タイプや「はがね」タイプの相手も、「どく」状態にすることができる。 ふみん 「ねむり」状態にならない。また、わざ「ねむる」が使用できない。 ふゆう 「じめん」タイプのわざを受けない。 プラス 場にとくせい「プラス」か「マイナス」のポケモンがいると、「とくこう」が1.5倍になる。 フラワーギフト 天気が「ひざしがつよい」「とてもひざしがつよい」の時、味方の「こうげき」「とくぼう」が1.5倍になる。 フラワーベール 味方の草ポケモン全員の能力低下と状態異常を防ぐ。 フリーズスキン 自分のノーマルタイプの技が「こおり」タイプになり、威力が1.2倍になる。 プリズムアーマー 相手からの「効果バツグン」になってしまう攻撃のダメージを3/4にする。 プレッシャー 自分がわざを受けた時、相手のそのわざのPPを「2」減らす。ダブルバトルで2匹ともとくせい「プレッシャー」だった場合、相手のPPを「3」減らす。《フィールド》手持ちの先頭だと、レベルの高い野生ポケモンと出会いやすくなる。 フレンドガード ダブルバトルで自分以外の味方の受けるダメージを、3/4に減らす。 ヘヴィメタル 自分の「重さ」が2倍になる。 ヘドロえき HPを吸い取るわざで攻撃されると、相手にダメージを与える。具体的には、「ギガドレイン」「きゅうけつ」「ドレインキッス」「ドレインパンチ」「メガドレイン」「やどりぎのタネ」「ゆめくい」。 へんげんじざい 自分が技を出す直前に技と同じタイプに変化する。 へんしょく 攻撃を受けると、そのわざと同じタイプに変化する。 ポイズンヒール 「どく」「もうどく」状態のとき、「どく」「もうどく」状態によるダメージを受けず、さらに毎ターンHPが最大HPの1/8回復する。 ぼうおん 「音」に関するわざをいっさい受けない。防げるわざは、「いにしえのうた」「いびき」「いやしのすず」「いやなおと」「うたう」「うたかたのアリア」「エコーボイス」「おしゃべり」「おたけび」「きんぞくおん」「くさぶえ」「さわぐ」「スケイルノイズ」「すてゼリフ」「チャームボイス」「ちょうおんぱ」「ときのほうこう」「ないしょばなし」「なきごえ」「バークアウト」「ハイパーボイス」「ばくおんぱ」「ほえる」「ほろびのうた」「むしのさざめき」「りんしょう」。 ほうし 直接攻撃してきた相手を30%の確率で「どく」「まひ」「ねむり」のいずれかの状態にすることがある。草タイプのポケモン、「ぼうじん」特性のポケモン、道具「ぼうじんゴーグル」を持っているポケモンには効果がない ぼうじん すなあらし・あられのダメージと粉系の技や特性の効果を受けない具体的には、技の「いかりのこな」「キノコのほうし」「しびれごな」「どくのこな」「ねむりごな」「ふんじん」「わたほうし」。特性の「ほうし」 ぼうだん 「たま」や「ばくだん」系の技が当たらない。具体的には、「アイスボール」「アシッドボム」「ウェザーボール」「エナジーボール」「エレキボール」「オクタンほう」」「かえんだん」「かふんだんご」「がんせきほう」「きあいだま」「ジャイロボール」「シャドーボール」「タネばくだん」「タネマシンガン」「タマゴばくだん」「たまなげ」「でんじほう」「どろばくだん」「はどうだん」「ヘドロばくだん」「マグネットボム」「ミストボール」 ほおぶくろ バトル中にきのみを食べると、きのみ本来の効果に加え、自分のHPも最大HPの1/3回復。 ほのおのからだ 直接攻撃してきた相手を30%の確率で「やけど」状態にすることがある。《フィールド》手持ちにこのとくせいのポケモンがいると、ポケモンの「タマゴ」が通常より早く孵る。 ま行 名前 効果 マイナス 場にとくせい「プラス」か「マイナス」のポケモンがいると、「とくこう」が1.5倍になる。 マイペース 「こんらん」状態にならない。 マグマのよろい 「こおり」状態にならない。《フィールド》手持ちにこのとくせいのポケモンがいると、ポケモンの「タマゴ」が通常より早く孵る。 まけんき 相手に能力を下げられたとき、「こうげき」が2段階上がる。複数の能力を同時に下げられた場合、その回数発動する。 マジシャン 技を当てた相手の道具を奪ってしまう。 マジックガード わざの攻撃以外では、ダメージを受けない。ただし、「まひ」状態の「しびれてうごけない」は無効化できない。また、わざ「どくびし」で「どく」「もうどく」状態にはなるが、どくのダメージ自体は受けない。 マジックミラー わざ「マジックコート」で跳ね返せるわざを、跳ね返す。 マルチスケイル HPがまんタンのときのみ、受けるダメージが半減する。 マルチタイプ プレート系のどうぐ、およびZクリスタルを持たせると、そのどうぐに応じて自分のタイプが変わる。また、全ての「とくせいを変更するわざ」を無効にする。「どうぐを奪うわざ」を受けると、ダメージのみ受け、どうぐは奪われない。 ミイラ 直接攻撃してきた相手のとくせいを「ミイラ」にする。 みずがため 「みず」タイプの技を受けると、「ぼうぎょ」が2段階上がる。 ミストメイカー 戦闘に出た時に場を「ミストフィールド」状態にする。地上にいるポケモンは状態異常にならず、ドラゴンタイプの技を受けたときのダメージが半分になる。 みずのベール 「やけど」状態にならない。 みつあつめ 戦闘後にどうぐ「あまいミツ」を拾ってくることがある。レベルが上がると拾う確率も上がる。 ミラクルスキン へんかわざや、状態変化などをあたえる追加効果やとくせいに対して、2段階回避しやすくなる。 むしのしらせ HPが1/3のとき、むしタイプのわざのいりょくが1.5倍になる。 ムラっけ ターンの終わりに、どれかののうりょくが2段階上がり、どれかののうりょくが1段階下がる。 メガランチャー 「はどう」と名のつく技の威力が1.5倍になる。具体的には、「あくのはどう」「はどうだん」「みずのはどう」「りゅうのはどう」。いやしのはどうの回復量も1.5倍になる。 メタルプロテクト 相手に能力を下げられない。 メロメロボディ 直接攻撃してきた相手を30%の確率で「メロメロ」状態にすることがある。《フィールド》手持ちの先頭だと、異性の野生ポケモンと出会いやすくなる。 めんえき 「どく」「もうどく」状態にならない。 もうか HPが1/3のとき、ほのおタイプのわざのいりょくが1.5倍になる。 ものひろい 戦闘時、場の誰かが消費したどうぐを、ターン終了時に拾ってくる。《フィールド》どうぐを持っていない時の戦闘後、10%の確率でどうぐを拾ってくることがある。拾ってくるどうぐの種類は、そのポケモンのレベルによって変わる。詳細はものひろいのページを参照。 もふもふ 直接攻撃のダメージを半減するが、「ほのお」タイプの技のダメージが2倍になる。 もらいび ほのおタイプのわざを受けると、わざの効果を無効化し、さらにほのおタイプのわざのいりょくが1.5倍に上がる。 や行 名前 効果 やるき 「ねむり」状態にならない。また、わざ「ねむる」が使用できない。《フィールド》手持ちの先頭だと、レベルの高い野生ポケモンと出会いやすくなる。 ゆうばく 直接攻撃で「ひんし」になったとき、相手の最大HPの1/4のダメージをあたえる。場にとくせい「しめりけ」のポケモンがいると働かない。 ゆきかき てんきが「あられ」の時、「すばやさ」が2倍になる。「あられ」によるダメージを受けない。 ゆきがくれ てんきが「あられ」のとき、相手のわざの命中率が5分の4になる。「あられ」によるダメージを受けない。《フィールド》手持ちの先頭だと、天気が「あられ」の場所で野生ポケモンに出会いにくくなる。 ゆきふらし 場に出た時に5ターンの間「あられ」状態にする。つめたいいわと併用で8ターンになるあられ状態の時に場に出てもターンを上書きしない天気が「つよいあめ」「ひざしがとてもつよい」「らんきりゅう」の時は無効。 ようりょくそ 天気が「ひざしがつよい」「ひざしがとてもつよい」のとき、「すばやさ」が2倍になる。 ヨガパワー 自分の「こうげき」が、実際の数値の2倍になる。 よちむ 相手の覚えているわざで、一番いりょくの高いわざがわかる。 よびみず ダブルバトルで、他のポケモンが使ったみずタイプのわざの攻撃対象が、強制的に自分になる。さらに、そのダメージを無効化して自分の「とくこう」を1段階上げる。 よわき HPが半分以下になると、「こうげき」と「とくこう」が半分になる。 ら行 名前 効果 ライトメタル 自分の「重さ」が半分になる。 リーフガード てんきが「ひざしがつよい」「ひざしがとてもつよい」のとき、状態異常にならない。 リミットシールド 殻がついているときは防御に優れ、状態異常にならない。HPが半分以下になると、攻撃に特化したコアフォルムになる。 りんぷん 相手のわざの追加効果を、無効化する。 レシーバー 「ひんし」状態になった味方の特性を受け継ぎ、同じ特性になる。 わ行 名前 効果 わるいてぐせ 直接攻撃されると、その相手から必ずどうぐを盗む。自分がどうぐを持っている場合は盗めない。ただし、その攻撃で自分が「ひんし」になった場合は、このとくせいは発動しない。
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/3846.html
このページは修正議論などでワード名が変更されたワードをここにまとめるページです。 - 目次 五十音あ行~な行 は行~わ行 英字、数字、その他 五十音 あ行~な行 名前変更されたワード あ行 名前変更されたワード か行 名前変更されたワード さ行 名前変更されたワード た行 名前変更されたワード な行 は行~わ行 名前変更されたワード は行 名前変更されたワード ま行 名前変更されたワード や行 名前変更されたワード ら行 名前変更されたワード わ行 英字、数字、その他 名前変更されたワード 英行A~F 名前変更されたワード 英行G~L 名前変更されたワード 英行M~S 名前変更されたワード 英行T~Z 名前変更されたワード 数字行 名前変更されたワード その他記号行
https://w.atwiki.jp/vipkara/pages/17.html
ただのルーミア好きな人 名前を付けてるにも関わらず「名無し」と日々言われ続ける ※なぜならどこかの板のデフォである PSPo2i(インフィニッティー↑ たぶんずっとミク死ぬまでみっくみく もう飽きた\(・∀・)/ PSO2やってるよー シップ1でプレイ中 ハンター Lv75(75カンスト ファイターLv75 レンジャーLv75 ガンナー Lv75 フォース Lv75 テクター Lv75 ブレイバーLv75 サモナー Lv75 ミク服とミク髪があるから \もうなにも怖くない/
https://w.atwiki.jp/mytips/pages/10.html
ようするにASCIIコードを覚えようってこと 日付順に並べたいなら、名前の先頭を西暦8桁の日付にする 当たり前なんだけど、慣れるまでは「長いなあ」と感じるかもしれない 慣れてしまうとどうってことはないし、逆に便利 最初のほうに並べておきたいファイルは、先頭にアンダーバー"_"をつける 例)_Review.txt (Created 2006.12.26)
https://w.atwiki.jp/espresso25/pages/88.html
ハコベ(繁縷、蘩蔞)とは、ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)の総称のこと。単にハコベというときは、ハコベ属の1種であるコハコベのことを指す場合が多い。 越年草。ハコベラとも呼ぶ。春の七草のひとつ。 背の低い草本で、高さは最大約20cm。茎の株でよく枝分かれして密集した群落を作る。茎には節があり、節ごとに葉を互生する。葉は広卵形、ややハート形っぽく、茎の下部では長い葉柄があるが、先の方では次第になくなる。花は集散花序で、まばらに散らばる。花弁は白く、5弁であるが、根元近くまで深く裂けているため、一見では10弁に見える。 雑草として果樹園の下などに、一面に茂ることがある。 ノミノフスマ S. alsine Grimm var. undulata (Thunb.) ハコベの名を持たないがハコベ属。葉は他のハコベと違って細い楕円形でハート形にならない。 ウシハコベ S. aquaticum 雌しべの先端が5つに分かれることで他種と見分けがつく(このため、ウシハコベ属に分類する場合もある)。 コハコベ S. media (L.) Villars 一般的に春の七草とされるのはこの種である。 ミドリハコベ S. neglecta 全体に柔らかい草。成長した際の高さは15~50cmくらいとなる。葉は卵型となり、短い柄をつけ、対生する。春~夏に径6-7mmの白い五弁の花をつける。花びらは小さく目立たないが、よく見ると細い花びらが10枚あるように見える。これは、5枚の花びらがそれぞれ2つに深く裂けているためである。雌しべの先端は3つに分かれる。 おしべの本数がミドリハコベでは8から10本、コハコベでは3から5本であること、花弁ががく片にくらべて短い(コハコベはほぼ同長)であることなどで区別する。 参照 wikipedia ハコベ http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B3%E3%83%99 花 販売 花ギフト プリザーブドフラワーギフト ファンシーギフト 花屋 東京 還暦祝い 花 胡蝶蘭 販売 開店祝い 花 ヴィンテージ 開店祝い スタンド花 フラワーギフト 花美喜
https://w.atwiki.jp/plume-feather/pages/182.html
プレリュード・プリズム・エスポワール…名前の由来『前奏曲』Prelude『透明な三角柱』Prism『希望、期待』Espoir ノクターン・ブレス・マーシャルアーツ…名前の由来『夜想曲』Nocturne『息、呼吸、一息』Breath『武術』Marshallarts メヌエット・ポエム・クロスウィンド…名前の由来『舞踏曲』Minet『詩』Poems『十字架』Cross『風』Wind ボレロ・オブシディアン・フィアンマ…名前の由来『交響曲』Bolero『黒曜石』Obsidian『炎』Fiamma イタリア語 『情熱』 ボサノバ・ディープ・アクアストリーム…名前の由来『祝祭曲』Bossanova『深い』Deep『海水』Aqua『流れる』Stream セレナーデ・ブラインド・サンドストーム…名前の由来『小夜曲』Serenade『盲目』Blind『気象、砂嵐』Sandstorm アリア・イルシー・アイスフリージング…名前の由来『独奏曲』Aria『幻影』Illusie オランダ語『氷』Ice『凍える』Freezing レクイエム・リプル・バーンライトニング…名前の由来『鎮魂曲、鎮魂歌』Requiem『さざ波』Ripple『焦がす』Burn『稲妻、雷光』Lightning アンダンテ…名前の由来『歩くような速さで』Andante エチュード…名前の由来『練習曲』 ワルツ・シェイド・…名前の由来『円舞曲』『影、陰』Shade ソナタ・シェイド・…名前の由来『奏鳴曲』『影、陰』Shade カノン…名前の由来『追想曲』Canon 英語 メロディ…名前の由来『旋律』 シンフォニー…名前の由来『』 カルテット・???・????…名前の由来『四重奏、四重奏曲、四重奏団』Quartette イタリア語『???』『???』 クインテット・アレグット・グラーヴェ…名前の由来『五重奏、五重昌、五重奏曲、五重奏団』Quintetto イタリア語『音楽で速度標語の一、やや速くの意』Allegretto イタリア語『重々しく』Grave イタリア語 エレジー・???・?????…名前の由来『哀歌』Elegy『???』『???』 ララバイ…名前の由来『子守歌、子守唄』Lullaby
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/123.html
116 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/08(金) 23 35 16.87 1Xsjx0MR0 「ひ~ろみっ、いっしょに帰ろーぜー!」 放課後、僕が教室の前に来たところで、いつものように気に食わないセリフが中から聞こえてきた。 「でも、アキちゃんを待たないと……」 少女と見紛うほどの美少年の眉が困惑したように寄せられる。そうそう、そんな奴の言うことなんか聞かなくても良いんだぞ。 「あ~。でも別にそのうち追いついて……って、ほらもう来てるし」 尋海をそそのかす言葉を吐きながら昌俊は顔をこちらに向けて。ようやく僕の存在に気付いても悪びれもせずに手をひらひら振ってくる。 「いいかげん何度言ったらわかるんだ? くだらない道草に尋海を巻きこむな」 勝手知ったる他人の教室。尋海の席に引っ付いてる昌俊の前まで行って、そう言ってやる。 「じゃあ俺のほうも何度も言わせてもらうけどな、それを決めるのはおまえじゃなくてヒロだろ?」 そんなこと当たり前だ。僕だって尋海が行きたがってるならこんなこと言ったりしない。 ……だけどな、『制服のまま入れる18禁の店、見つけたんだ』なんて言ってるの聞いた身としては止めないわけにいかないだろっ? 「どうしても行きたいなら、せめて家で着替えてから行けばいいじゃないかっ!」 結局3人での帰り道の途中、毎回の同じ説得を昌俊にするけど、やっぱり昌俊から返ってきた言葉はいつものものだった。 「こう、下校途中に行かないと意味ないんだよな~」 いつまでも考えを改めるつもりのない昌俊に溜息をつくと、尋海がくすくすと笑う。 「2人ともいつも飽きないね~」 「ほんとだよな、こいつがいつも突っかかってくるから」 こっちはこれでも譲歩してやってるのに、その言い草はなんだ!? 口からその言葉が出かけて、だけどぐっと我慢してやる。これ以上言い争っても泥沼にしかならないのは目に見えてるし。 そうこうしてるうちに僕たちの家の前に着いた。 「じゃ、また明日な~」 別れ際に『お別れのちゅー』とか称したものを昌俊が尋海にしようとして、それは僕が昌俊の頭を思いっきり殴ったことで阻止しておいた。 「トシちゃんけっこう痛がってたみたいだけどいいの?」 117 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/08(金) 23 35 51.97 1Xsjx0MR0 玄関に入って尋海がそんなことを話しかけてきた。 「あんなのあいつの演技なんだから放っといていいんだよ。それともあのままされたほうが良かったか?」 「ううん。まったく」 無邪気ゆえの無情さでばっさり切り捨てて、尋海は2階の自分の部屋に向かって行った。 ――まぁ、昌俊の気持ちもわからなくもないけどね。 控えめに言ったとしても尋海はそこらのアイドルなんかよりずっと可愛い。 普通、兄弟がいる人はみんな相手のことを過小評価するもんだけど、僕はまったくそうは思わない。 そのうえ、性格も良くて人望もあるんだからこれ以上言うことなんかない。 深く考えて、少しだけ落ち込んでしまう。尋海とのあまりの違いに……。 双子なのに、僕は本当に十人並みの顔で。 頭の方も、努力してやっと尋海と同レベル。勝っているのは少しばかりの身長と、多少口が回ること。 一時期は普通を装いながらも、内心では醜い嫉妬を尋海に向けていた。なんで同じ日に、同じように生まれたのに…って。 でもあいつはその暗い感情から救い出してくれた。 『同じ日に生まれたって言っても、違う人間なんだから顔が違ってるのは当たり前じゃないのか?』 まだまだ知識が少なかったころ。だからこそ、あいつにとってはなんの含みもない純粋な質問だったんだと思う。 勝手な思い込みでがちがちになってしまっていた頑なな心はその言葉で解放された。 だから感謝こそすれ昌俊を疎ましいと思ったことなんか、今まで一度もなかった。 だけど、最近は……。 「………はあ…」 考えるのを中断した僕は一つだけ溜息を吐いて、顔を上げる。 息を吐きながら、肩の力を抜く。そうして気分をリセットすればまた前を見れる。 そういえばこれも昌俊に教えてもらったことだっけ…? 「…やめやめ」 そうして僕も尋海に遅れて自分の部屋に向かうことにした。 こんな感じが僕たちの日常。僕たちの自然だった。 224 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/09(土) 11 55 26.18 4ni1XGJR0 117の続き 「今日母さん泊まりになるって」 夜になってかかってきた電話を置きながらの尋海の言葉。まぁ大体予想はついてたけどね。 僕たちの母さんはコンピュータ関係の仕事をしている。ヘルプっていうんだっけ? 仕事が少ない時はずっとうちにいるけど、こうやって切羽詰まった時に母さんは呼ばれていって、そしてその時は大体今日みたいに泊まりになる。 ちなみに父さんは海外出張の真っ只中だ。家ではいつもにこにこしてて少しだけ頼りない感じだけど、仕事になると頭に『鬼』が付くほどの厳しさらしい。 日本に帰りたい、と電話をかけてくるたびに漏らす声からは想像もできないけどね。 「アキちゃんはもう寝る~?」 今日ずっと微妙に具合悪そうだった尋海が目をこすりながら訊いてくる。 「うん。寝ようかな」 双子が同時に精神的に繋がってて云々とかいう迷信を信じてるわけじゃないけど、僕のほうもなんとなくだるくて、まだ少し早いけど自分の部屋に引っ込む。 ――明日は日曜日だし、ゆっくり寝ればすぐに治るよね。 漠然とそう考えて、僕は痛む頭を休ませてあげることにした。 「……っちゃん!? アキちゃんっ! 起きてっ!!!!」 「うぇ!?」 いきなりの大声に僕はすごい勢いで目を開けた。 そこに広がってた光景といえば、まだ薄暗い部屋の中で至近距離から尋海が見つめてきていて、一瞬だけ息を飲んだ。 「どしたんだ? まだ6時前のなのに…」 「アキちゃん……だよね…?」 目は開いてもまだちゃんと覚醒できてなくて、明らかに様子のおかしい尋海に気付かずに僕は疑問符を浮かべる。 「当たり前だろ。僕じゃなきゃ、誰がこの部屋に寝てるんだ?」 「だ、よね…アキちゃん、なんだよね?」 眠くて、意味がよくわからないけど、もう話は終わったと思って僕は布団にまた潜ろうとする。 「ちょっと来てっ!」 なのに手を掴まれて、無理やり部屋から連れ出される。尋海らしからぬ強引さに目を丸くしてるうちに、僕は母さんの部屋に連れて来られていた。 225 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/09(土) 11 55 58.87 4ni1XGJR0 「見て」 母さんの部屋にある姿見を指しながら尋海が言う。 「なんで…」 「見たらわかるからっ!」 僕はまだ寝たいんだけどなー、と思ったけどしぶしぶ鏡を覗きこむ。 そこにはめんどくさそうにしている尋海が映っていて、別に何も不思議なことはない。 なんでここに連れてきたんだ、と聞こうと振り向いて、そして僕は違和感に気付いた。 尋海はただ不安そうな表情で僕を見ている。そして僕の真後ろにいるんだから鏡に映るはずがない。 じゃあ……、今、鏡にいたのは……? すごく、嫌な予感がする。 動きの悪くなってしまった首をどうにか鏡に向けると、鏡の中の人物も同じ動きで僕を見る。 ――これ……僕、なのか…? 大きな目に、白い首、可愛くぽっちゃりとした唇に、やわらかい猫っ毛。 どこをどう見ても、尋海の特徴なのに、鏡はどこまでも僕と同じ動きをする人を映し出す。 ここまで劇的に外見が変わってしまう現象は一つしか知らない…。 「朝、起きてね……ぼく、トイレに行こうとして、気づいたんだ…」 「何を……?」 「……無かったの」 今度は、何が…とは聞けなかった。尋海の言葉の直後、はじけるように僕は手を伸ばした。自分の股間に。 男なら誰しもあるはずの膨らみ。それが、完全に消え去っていて、信じられない答えが突きつけられる。 まだ全然誕生日には遠いはずなのに……。だから特に何も考えていなかったのに……。 だけど現実は容赦なく突きつけられる。 そう、僕と尋海は、同じ日に女になってしまったんだ。 436 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 02 21 04.37 5m4QO5Mv0 もらい投下 ふらつく足元をお互いに支えながら、僕たちはリビングまで来た。 「…どうしようか、これから……」 どちらからともなく力の無い声が発せられて、だけどそれに答えを見つけることができなくて、沈黙が訪れる。 『15、16歳で女体化』 僕たちが生まれた時には、それが常識になっていた。 学校にも何人かそういう人はいるけど、クラスにはいなくて、どこか遠いことのように考えていたのに……。 「アキちゃんもしたこと、なかったんだね」 唐突にぽつりと呟かれた言葉に、カッと顔が熱くなった。 「そんなのっ、尋海だって同じじゃないかっ!」 「そうだけど…、それにしてもアキちゃん迫力ない~」 こんな時なのにけらけら笑う尋海が信じられなかったけど、よくよく考えれば尋海はほとんど外見に変わりないせいだと思う。 男の時の美少女顔のまま、本当に美少女になって、いつもよりさらに雰囲気が柔らかくなった気がするくらいだ。 対して僕は……。 「アキちゃん、本当に可愛くなったね」 それはほとんど自画自賛に近いんじゃないのか? 僕は顔が同じばかりか身長や体型まで尋海にそっくりになってるんだから。 それでもいつもと変わらない感じの尋海に安心もできて、僕の混乱も一時的にだとわかってるけど落ち着いてきた。 「ただいま~…」 そのまま尋海となんの実にもならない会話を交わしていると、死にかけている声が聞こえてきた。 『おかえり~』 二人の声が重なった。 リビングまで来た母さんは、僕たちの方を見て、そして動きが止まった。 437 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 02 21 39.20 5m4QO5Mv0 「…っあ~、限界だわ…。本気で尋海が二人に見える……」 ツキ、と見逃してしまいそうな、だけど確かな痛みが走る。 「あのね、ぼくたち、女の子になっちゃったんだ」 仕事の時だけかけるという眼鏡を外しながら目頭を揉む母さんに、なんの前振りも無くいきなり核心を話す尋海。 寝不足の頭が必死に頑張ってるんだろう、母さんの目はじっと尋海を見て、そして僕のほうも見る。 三往復したところで、ようやく理解できたのか母さんは。 「『僕たち』ってことは、明は…?」 僕たちを見比べながらそんなことを聞いてきた。渋々僕が手を上げると、母さんはさらに驚いた顔になって。 当然の反応なのに、僕の気持ちは沈みこんだ。 「だけど、二人ともまだしてなかったなんて…」 そこを突かれると少し弱くて、僕たちは素直に謝った。 「いいのよ、下手に犯罪とかされるよりはっ。こうやって美人の双子の娘たちを手に入れられたんだから!」 豪快に笑って、母さんはあっさり許してくれた。 「って、あんたたち、いつ女の子になったの?」 突然態度を切り替えた母さんが真剣な面持ちで訊いてくる。 「今日起きたらもう…」 「それじゃあ!」 こぶしをぐっと握りしめていきなり大声を出した母さんに、僕と尋海は思いっきり引いた。 「まだ何にも用意できてないじゃない!!」 そんな大声で言わなくたってそれくらいはわかってるけど…。 「…よし! 尋海、着替えてきなさい」 「どうして?」 尋海の言葉。僕も聞きたいところだったけど、母さんが理由を話し出して、言うタイミングを逃した。 「買い物に行くからよ!」 438 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 02 22 10.91 5m4QO5Mv0 それを聞いて納得したのか、尋海は階段を上っていった。 「なんで尋海だけ?」 さっきまでの半ゾンビ状態はなんだったのかと思うほどにいきいきしてる母さんに言ってみた。 「ほんとは3人で行きたいんだけどね。ほら、尋海はほとんど変わってないけど、明はすごい変わったでしょ?」 だから僕たちが並んで歩いてるのを知り合いに見られると、色々面倒なことが起きる、と母さんは言った。 「この面倒は避けられないけどね…。準備が終わる前にわざわざ飛び込むことも無いでしょ?」 僕を気遣う、間違っていない母さんの言葉に頷くことしかできなかった。 「じゃ、行ってくるわね」 着替えてきた尋海と母さんは出かけていった。 そろそろ寒くなってきたし、尋海のノーブラがばれないための厚着も不自然じゃないと思う。 リビングで一人、尋海の格好を思い出していると、急に独りだということを意識しだしてしまった。 自分を取り囲む環境は何も変わっていないのに、自分だけが変わってしまって…。 まるで僕だけが世界から弾き出されたような錯覚が、足元から忍び寄ってきて、自然と呼吸が速くなる。 ――おちつけ自分…っ。 わざと限界まで吸った息を、何秒も何秒もかけて吐き出すと、少しだけ気分が楽になってくる。 そのおまじないをして、不意に昌俊のことが思い浮かんだ。 「昌俊は………」 そこまで口にして。だけど自分でも何を言おうとしたのかわからないまま、もやもやした何かが胸の中にわだかまる。 その理由をどうしても見つけられずに、僕はもう一度深呼吸をして、ソファに横になった。 早くに尋海に起こされて寝不足だったのもあるし。それに…、ぐだぐだとくだらないことしか考えられない頭を止めたかったから……。 492 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 12 40 31.09 5m4QO5Mv0 ―――ガチャ――― 空気が動く感じがして、僕は目を覚ました。 「開いてるし……。おじゃましまーす」 母さんめ…鍵かけないで出かけて行ったな…? 返事も待たずに勝手に入ってきた足音の主は、廊下を抜けて、そしてリビングに来たところで歩みを止めた。 こんなふうに入ってくるのは一人しかいない。 もう10年以上の付き合いだから、ある程度は信頼してるし、今更誰も注意したりしな……。 「なんだ、尋海だけなのか?」 何かが、壊れる音がした。 「あいつは、どこ行ってるんだ?」 キョロキョロ見回しながらの昌俊の声が、こんなに近くにいるのに、フィルター越しのように聞こえてくる。 「あいつ…って?」 「尋海の弟だよ」 尋海の弟は…僕だ。今、おまえの目の前にいる『明』なのに……。 「いまは、出かけてるみたい」 いつから昌俊は僕の名前すら呼んでくれなくなった…? 「『アキちゃん』、に何か用でもあるの?」 どうして僕は尋海の口調を真似ているんだろう…? 「いや、別に何もないけどさ」 やっぱり、だよね。昌俊の中では、『僕』にはほとんど価値なんか無いんだよね…。 「尋海? どうかしたのか?」 「なんでもない……」 「そんな変な顔色して、なんでもないってことないだろ」 両方の肩を掴まれて、無理やり上を向かされる。 そんなに心配するのは尋海だから、だろう? 「女の子になっちゃったのが、ちょっとショックで…」 何に傷ついてるかなんて知られたくなくて、自分から体の変化を明かした。 493 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 12 41 08.82 5m4QO5Mv0 「お、んな…って、おまえ、女体化しちゃったのか!? …だけど、あんまり変わってないな、可愛いまんまだ」 僕は、こんなにも変わってしまったのに、昌俊はまったく気づかない。 ――……違う…。 昌俊の中では、ここには『明』は存在してないんだ……。 ずっと、ずっといっしょにいたのに…、こんなに穴だらけの演技なのに……、僕が明だとは思いつかない昌俊。 それほどまでに僕は必要とされていない、と突きつけられた気がした。 「でも女になったってわりに胸の方は…」 「帰って」 必死に、それだけ紡ぎ出せた。 「今日は、帰って!」 あまりの剣幕に面食らった昌俊は、それでも僕――尋海のそばから離れようとしない。 「帰って! 帰ってったら!!」 「落ち着けよ。いきなりどうしたんだ?」 手首を掴まれて、抵抗が止められる。力がまったく及ばなくなってることにさらに恐慌が深まっていく。 「放してよっ!」 こんな顔、見られたくないのに…っ。 494 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/10(日) 12 41 39.48 5m4QO5Mv0 だだをこねるように、ぶんぶんと手を振り回して、でもそれは昌俊に止められてしまう。 「こんなになってる奴を放って帰れって言うのか?」 真剣になった昌俊の声に一瞬嬉しさが湧いて。だけどその言葉は一つも僕に向いていないことにどこまでも深い悲しみに覆われた。 溢れそうになっていた涙を、もうこらえていることはできなかった。 「……っふ、…ぇ…」 情けないしゃくり声も出てしまって、いっそここから消えてしまいたくなる。 ――…それもいいかも……。 僕を僕だと、誰もわかってくれてない。尋海の顔をしているのは尋海だけで十分なんだから…。 「…………っ…」 困惑したような、昌俊の小さすぎる声が聞こえたけど、何を言ったのかわからなかった。 次の瞬間、突然引き寄せられて、気づけば僕は昌俊に抱きしめられているかのような体勢になっていた。 まだ状況が理解できないうちに、僕は昌俊にあごをすくいあげられて。 そして唇をふさがれた。 「――――っ!?」 意味がわからなかった。 頭の中が真っ白になって、何も考えられない。 どうして、どうして、どうして??? それでも唇が離されて、至近距離で昌俊の顔を見た瞬間、今まで感じたことのない強い感情に支配されて。 僕は思いっきり昌俊の頬を殴って、自分の部屋に駆け込んだ。 昌俊が僕を追ってくることはなく、玄関が閉められる音を僕は自分の部屋で聞いたんだ…。 330 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/15(金) 23 40 46.72 mkRdmMDl0 『双子』(←まだ題考えてない)超大まかなあらすじ 似てない双子で外見かわいい、中身人望有りとともに良しの兄『尋海』と、それにコンプレックスを感じていながらも、 幼馴染の『昌俊』の言葉のおかげでそれを乗り越えて、普通に生きていた弟、『明』(主人公) けれども、ある夜、同時に女体化現象に襲われる兄弟。尋海の方は外見的には大した変化はなく、そのままの美少女になる。 しかし明は違った。あくまでも十人並みだった外見が、尋海そっくりに変わってしまっていたのである。 次の朝(日曜日)。夜通しの仕事から帰ってきた母親に事情を説明。 あまりに変わってしまったため、準備が終わるまで外に出ない方がいいと母親に言われた明を残して、 兄弟の分の買い物に母親と尋海が出かけていった。 こっから再投下するつもり 336 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/16(土) 00 03 47.16 CePGn0150 次の日の月曜日、学校での出来事は語るに落ちる程度のことだった。 みんな、誰もが僕が女の子になってしまったことよりも、僕が尋海そっくりになったことに興味を持った。 『わぁ~、本当に双子になったみたい』 『尋海くんそっくりでかわい~!』 『なあ、ちょっと3組まで行って並んでみてくれよ~』 休み時間という休み時間、毎回同じようなことだけを繰り返されて、心が凍り付いていくのがわかった。 ようやく僕が返事をする気がないと理解したのか、放課後になった今はみんなさっさと思い思いの場所へ散っていく。 僕も、いつもならすぐに尋海のクラスまで向かうんだけど、自分の席からどうしても立ち上がることができなかった。 昌俊は尋海と同じクラスで、尋海に会いに行くと、必然的にあいつとも顔を合わせることになってしまう。 ――そんなこと、できるわけがない…。 僕と尋海が女体化してしまったことは伝わってないはずないけど、幸いにも昌俊は僕の前には現れなかった。 ――いや、やっぱり…って言うべきなのかも…。 あんなに可愛い尋海が女の子になったんだから…、余計に僕に気を回すことなんかないもんね…? そうだよ。だから昨日、僕を尋海と間違えてあんなこと……っ。 「って……あれ?」 昌俊は『アレ』を尋海にしたつもりなんだから、いっしょにいる尋海はかなり危ないんじゃないか? それに気づいて、僕は教室を飛び出した。 尋海に手を出されるのをむざむざ見逃すことなんかできないし。 …それに昨日のあのことを、間違えて僕にしたんだと昌俊にばれたくなかったんだ……。 337 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/16(土) 00 04 35.12 CePGn0150 廊下を歩いていく間、何人にもちらちらと見られるのがわかったけど、そんなのに構わず、僕は尋海の教室の前まで来た。 だけどいつものように教室の扉を開けることは躊躇われた。 もし、もう昌俊が話してしまっていたら…。 それに今は昌俊に軽口を言われても、冷静に受け止められる自信が…無い。 ――やっぱり、帰ろうかな…。 気持ちが負けてしまって、扉にかけた手が落ちてしまう。 それでも踵を返しかけた僕は、中から聞こえてきた声に足を止めた。 「尋海…、今日はあいつ、来ないのか?」 昌俊の、声だ。 「ね、アキちゃん、遅いね」 続いて尋海の声も聞こえてきた。 3人で帰るのが、習慣になっているけど、実際僕は昌俊にいっしょに帰ろうと言われたことはない。 昌俊が尋海を誘って、それに僕は監視役のようについて行ってるものだと思っていた。 だけど、昌俊も少しは僕のことを気にしてくれていた。 昌俊の目は全部尋海に向いているとしても、その中から僕の存在を消さずにいてくれた。 たったそれだけのことなのに、とても嬉しい…。 「ごめん。掃除当番で遅くなった」 さも今来たように。今の会話なんか聞いてないように装って、教室の中に入り話しかける。 昌俊は僕の姿を見て、目を見開いて。けどやっぱり何も言わずに、いつもみたいなセリフを吐いた。 「でも、遅刻は遅刻だしな~」 それだけで…十分だった。 202 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/18(月) 13 53 08.25 jLuPMnlO0 『はっきり言わなくても尋海は可愛い』 前も同じことを言ったけど、そのとき尋海は男だった。 そう、だから『そういう意味合い』で進んで尋海に声をかける男はいなかったんだ。 だけど今、女になってしまった尋海はかなり声をかけられるように……なっていなかった。 聞くところによると、男子の間で変な不可侵条約が交わされているらしい。昌俊がこの間の帰り道に、尋海に聞こえないように教えてくれた。 僕たちが3人で帰る習慣は…まだ続いている。昌俊がくだらない冗談を言って、僕がそれをたしなめ、それを見て尋海がニコニコ笑う…。 こんなふうに変わらない日常が続く。願っていたけど、本当にそうなるとは思ってなかった。 でも、確実に僕の日常は変わっていた。 「付き合ってください」 もう幾度目かになるその言葉に、内心溜息を吐きながら僕は同じ質問をする。 「どうして?」 この言葉だけで簡単にそいつらは言葉に詰まる。 「理由も言えないような人と付き合えると思う?」 さらにそう問うと、そいつらは決まって気まずそうに目を逸らす。 ――理由は…わかってるけど……。 さすがにこれ以上追いすがっても無駄なのがわかったのか、僕が背中を向けて歩き出してもそいつは何も言ってこなかった。 203 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/18(月) 13 53 42.36 jLuPMnlO0 尋海は、可愛い。弟(今は妹だけど)の僕から見ても、絶対に傷つけたくないと思わせるほどに。 だから、あいつらは同じ姿になった僕に告白してくる。 尋海の…代替品として…。 『やっぱ…、3組の三枝と同じ顔だから…』 最初に僕に告白してきた奴が、僕の質問に長考したそう答えて、ああやっぱりと心の中が冷たくなった。 そういうことを言ったのはそいつだけだったけど、みんな同じなんだろう。 大事なものほど壊れてしまうのが怖くて、手も出せないし中々使うことができない。 でもそれの形だけは同じのイミテーションがあったら……それで我慢しておこうと考える人は少なくないと思う。 そのイミテーションとは…僕のことだ。 尋海のことをどうこうするのは気が引ける。それじゃあ、どうすれば……と考えて、僕に告白してくるんだろう。 告白されるたびに、おまえのことは大事じゃないと同時に言われて、むなしさが積み重なっていく。 外見に惹かれてるわけであって内面はどうでもいい。 この、尋海そっくりの見ためだけに価値があって、僕自身には何も惹かれるものはない。 自分でもわかってることなのに…。 ――わざわざ何度も思い知らせることはないじゃないか…っ! 自然と速くなった足に気づいて、僕は一旦立ち止まって、肩の力を抜こうと深呼吸をする。 「ん? こんなとこで何やってんだ?」 突然後ろからかけられた声に、僕はぎくりと体を弾ませた。 204 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/18(月) 13 54 14.03 jLuPMnlO0 「昼休みなんだし…別にどこにいても不思議じゃない」 「でも体育館にいるなんて、おまえにしちゃ珍しいだろ?」 確かにそうだ。というよりも昼休みに自分から体育館に来たことなんか僕は一度もない。 そんなふうにそこで話していたのが災いした。 僕に告白してきた奴が後ろから追いついてきたんだ。 「あ……」 そいつは僕と昌俊を交互に見て、そして逃げるように出口から走っていった。 なんか…もしかして……。 「まさか…告白でもされてたのか~?」 からかうような昌俊の言葉に、いつものように反応することはできなかった。 「って…マジにか?」 黙りこんだ僕に、滅多に出さないような真剣な声で昌俊が聞いてくる。それに頷くと、昌俊はさらに訊いてきた。 「断ったのか?」 「そんなのは当たり前だろ」 僕が女になる前は一度も話したことがない上、外見に釣られてきたような奴と誰が付き合うんだ。 「それに、昌俊といるところを見て、勝手に誤解してくれたみたいだし」 そのおかげで、後々になってやっぱり納得がいかないと突っかかってくるようなこともないだろう。 「ごかい……ごかいねぇ~…」 ぶつぶつと呟く昌俊。教室に帰ろうと、その横をすり抜けようとしたところで、僕の耳に信じられない言葉が届いた。 「別に全校生徒に誤解されてもいいけどな、俺は」 378 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/19(火) 01 54 07.43 wEGf5Frr0 204の続き 足が止まる。 「なに…言ってんの?」 壊れかけたおもちゃのように、ぎこちなく昌俊を見上げると、いつも僕にだけ見せる何かを企んでるような笑顔にぶつかった。 「ん? まんまの意味だけど」 だから…っ。 「なんでそんなこと、言うんだ?」 声を荒げそうになってしまって、だけどそれを抑えて普通に聞こえるように声を出す。 昌俊に動揺してるなんて悟られたくなかった。 「なんでだと思う?」 ニヤけた顔のまま聞き返されて、僕は言葉に窮した。 またからかってるだけだと、僕の反応を見て面白がってるだけだろうと言ってやりたいのに、なぜかそれを口に出すのは躊躇われた。 「なんで、なんだ?」 「なんでだろうな~?」 だからもう一度訊いたのに、鼻歌のように変な調子を付けたその言葉を残して、昌俊は僕に背中を向ける。 そしてそのまま僕を置いて歩き出した。 ――……いつも…そうだ。 昌俊は、僕のことを待ったりしない。あいつの目は、決して僕を見たりはしない。 尋海という接点がなければ…、僕が追わなければ……、こうして簡単に距離が開いていく。 「ま………」 それが……嫌なのに…。 呼びかけた名前は喉で止まってしまって、僕は昌俊の背中を見ているだけしかできなかった。 379 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/19(火) 01 55 14.30 wEGf5Frr0 HR終了とともにクラスの全員が動き出す。その波に乗って、僕も教室の外まで来たんだけど……。 ――どうするかな、これから。 いつもなら尋海のクラスに行っていっしょに帰るんだけど、今日尋海は学校を休んでいる。二ヶ月に一回はなぜか尋海は熱を出すんだ。一日で治るけどね。 色々考えて、結局一人で帰ることにする。前に尋海が休みだった時も、そうだったし…。 そうして玄関に行こうと体の向きを変えて…。 「ぅわっ?」 男子の制服の胸の部分にぶつかってしまった。 「ごめんなさ……っ」 「よっ」 ほとんど脊髄反射の速度でそいつの顔を見上げていた。 「な……え…? 昌、俊…?」 異常なほどの晴れやかな笑みの昌俊が目の前にいる。 ――なんで…? 「尋海は…今日休みだぞ」 「同じクラスなんだから、そんなことわかってる」 じゃあ、なんで昌俊はこんな所にいるんだ…? 僕のクラスに来るなんて、今まで一回もなかったのに…。 僕の疑問のまなざしに、昌俊は何か満足そうに頷く。そしてなんとなしに周りを見回して…。 「付き合ってる奴を迎えにくるくらい普通だろ!?」 ざわっ…と僕たちの周りがどよめいたのがわかった。 「やっぱ、こんなに可愛い奴を一人にしとくのはしんぱ……」 「ちょっと来い!!!」 さらにたわ言を続けようとする昌俊の腕を掴んで、渾身の力で引っ張っていく。これ以上ここにいることなんてできなかった。 380 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/19(火) 01 55 45.45 wEGf5Frr0 「いきなり何言ってんだ!」 校舎の中でも奥まった場所にある階段の踊り場。そこまで昌俊を引っ張ってきて、開口一番僕はそう叫んでいた。 「しかも…っ、あんなっ…でかい声で!」 少なくともあの時廊下にいた全員に昌俊の声は届いていたはずだ。 そのことを考えると眩暈を感じる…。 「俺、言っただろ? 全校生徒に誤解されてもいいって」 「だからって…!」 心にもないことを言って、その反応を楽しむなんてただの悪趣味じゃないか…っ! 昌俊にとってこれはただの冗談のつもりなんだろう。だから、だからこそ、無性に腹が立った。 「わかった。おまえ、今からさっきあそこにいた人全員に謝って来い」 冷静を通り越して、非情なほどに冷たい声で僕は昌俊に命令していた。 「ごめんなさい。自分が言ったのはただの冗談です。真に受けないで下さい、って頭下げて来い」 「……なんで、そこまで怒ってんだ?」 いっそ殴ってやろうかと、本気で思った。 自分がどれだけ僕のことを傷つけているなんてわかろうともしない。 実際は大して見向きもされていないのに、他人からは付き合っていると思われる…。そんな惨めなこと、誰が耐えられるか…っ! 「そこまで嫌がられると、俺もショックなんだけど…」 不意に、本当に傷ついた昌俊の声音が聞こえてきた。 「じゃあ、最初からこんなこと言わなきゃ良かっただろ」 「ま、そうなんだけどさ~……。なあ、本当に付き合ってるってことにしないか?」 まだ同じ事を繰り返す昌俊に、瞬間頭に血が上って、手を振り上げていた。 けれどもそれは僕の手首を掴まれたことで阻まれる。 381 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/19(火) 01 56 23.50 wEGf5Frr0 「放せっ!」 「俺もさ、実際知り合いが告られてるシーンなんて初めて見たけどさ~」 僕の言葉をまるっきり無視して、昌俊は手首を掴んだまま話し続ける。 「な~んか気持ちいいもんじゃないんだよな~」 どこまでも身勝手なセリフなのに、僕は抵抗するのをやめていた。 「だから、俺と付き合え」 どこに『だから』がかかったのかわからない。 なんで昌俊がここまでこだわるのか、なんて僕には理解できない。 でも、多少なりとも僕に執着してくれてるんだ…。 「……………わかった」 長い沈黙の末、一言だけ昌俊に返す。 未だに握られてる手首から、ピクリと昌俊の手が動いたような感触が伝わってきた。 「…おお。……やっぱこんなに可愛い顔がしおらしく言うとクルな」 ――――ピシッ―――― また、何かが壊れる音がした…。 『顔』 そう…昌俊は言った。元々は、僕が持っていなかった物…。 尋海と、同じ、顔…。 また、言われてしまったんだ。『おまえなんか大事じゃない』と。 382 名前:P90 ◆zxHMwgV2XM 投稿日:2006/09/19(火) 01 56 57.10 wEGf5Frr0 ――…やっぱり、そう…なんだ……。 今まであった感情が、もう思い出せない…。 どこまでも…どこまでも僕は、必要とされていない。誰も…僕を見てくれない。 ずっと、小さい時からいっしょにいた昌俊まで…、尋海のことしか見ていなかった。 …いや、そんなのはわかってた…。けどそれを認めたくなくて…、二人がいるところに、僕が入っていっていただけなんだ。 「どうし…!?」 僕の顔を覗きこんだ昌俊は言葉を切って、ぎょっとしたような顔になった。 「なんで泣いてるんだ?」 正直に答えたら…おまえはどんなふうに思うんだ…? 「泣き止めよ…。『おまえ』の泣き顔を見るのはキツい…」 痛ましいという顔で、僕の頭を抱きしめてくれる。……昌俊、おまえの言う『おまえ』は……誰のことなんだ? 僕……それとも……。 「…ぅっ、えッ……」 ただただ溢れてくる涙は、昌俊の制服に吸い取られていく。 こんなに苦しいのに…こんなに胸が痛いのに…、僕はどうしてもできなかった。 昌俊と付き合うことを、拒否することを…。 「…………ぇっ……」 たった今、自覚して、その瞬間にはもう終わってしまっていた感情。 それを想って、僕は声を殺して泣き続けることしかできなかった。 決して僕のものになってくれない、大好きな奴の胸の中で……。
https://w.atwiki.jp/dmoc/pages/842.html
闇・コスト1・クリーチャー ゴースト・パワー500 このクリーチャーは相手のクリーチャーが攻撃する時、 ターン終了時まで「ブロッカー」を持ち、パワーが+2500される。 このクリーチャーがブロッカーである場合、バトル終了時にこれを破壊する。
https://w.atwiki.jp/dmoc/pages/601.html
火 コスト2 パワー1000 スピードアタッカー このクリーチャーは可能であれば攻撃する このクリーチャーが攻撃したとき、攻撃の後手札に戻す