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素行
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Thing-Thing 3 part59-494,495 494 :Thing-Thing 3:2012/01/16(月) 01 55 50.21 ID nS2P81g90 さらに続編。Diseased Productionsのフラッシュゲーム「Thing-Thing 3」。 http //www.diseasedproductions.net/thingthing3.html 会話シーンなどが取り入れられ、ストーリー性が少し増した。 前作の後になんとか逃走に成功し、隠遁していたらしい主人公、ナンバー154。 その元に、見ず知らずの謎の人物から通信が入る。 「緊急事態で、貴方の助けが必要なのです」と訴える通信相手。 「なぜ自分に?ただの一般市民だ」と、とぼける主人公だが 「ひどい嘘ですね。貴方が『システムコープ』によって造られた生物兵器であることは判っております」 と返される。 主人公の素性や、主人公を製造した組織の名前すら把握しているようだ。 「自分に何をしろと?システムコープに目をつけられている。外に出ても奴らの傭兵部隊が押し寄せてくるぞ」 と訴えても 「『Poseidon』と『Zeus』を倒した貴方は最強の兵器であるといえるでしょう。 システムコープの雑兵など、問題にならないはずです。」 と指摘された。 (どうやら前作のラスボスのアンドロイドが、前々作で名前だけ登場した『Zeus』だったようだ。) この通信相手が連絡をとってきた目的を聞く気になったナンバー154だが、 詳細は落ち合った後で伝える、とはぐらかされてしまう。 ひとまず、システムコープの企業城下町であるサンセットシティで合流することとした。 サンセットシティでは案の定、システムコープの兵士達が無数に現れて攻撃してくる。 兵士達を倒しつつビル街やコンビナートをくぐりぬけると、またあの謎の相手から通信が入る。 これまで話をはぐらかしてきた相手に苛立ちを覚えつつ目的を再度問うと、 「私の目的、それは、貴方を殺すことです」 と明かした。 自分を殺害しようとしている相手はたくさん居るが、なぜこのような手間を取って呼び寄せ、わざわざ自らの手で殺そうとするのか?その理由を問う。 「あなたは『システムコープ バイオウェポン プロジェクト ナンバー154』でした。 そして私は、『システムコープ バイオウェポン プロジェクト ナンバー153』だったのですよ。 我々二つのプロジェクトは、それぞれ個別の目標の元に開発されていました。 貴方は歩兵の進化系として開発され、体が無数の銃弾を受けたとしても流体力学的衝撃を抑えることで、機能をほとんど失わずに活動し続けることができるのです。 一方私は、機動装甲兵器のパイロットとして開発されました。知覚機能を強化されており、周囲の環境を完全に把握できます。 ……私こそがシステムコープの最強の兵器なのです!貴方にはここで果てていただきます!」 どうやら、生物兵器としての優秀性で自分が勝っていることを証明したい……というところらしい。 歩行戦車のような兵器に搭乗して襲い掛かってくるが、倒されてやる義理も無いので打倒する。 495 :Thing-Thing 3:2012/01/16(月) 01 57 09.41 ID nS2P81g90 ナンバー153「……成程。どうやら貴方こそが、より優れた生物兵器だったようですね。 しかし、通常なら銃弾をものともしない貴方でも、零下の温度下ではどうでしょう?」 そう捨て台詞を吐き、こちらを地下の冷凍施設に落とす。 そこはシステムコープの秘密研究施設になっているようだった。警報が鳴り、傭兵達が押し寄せてくるが これまでどおり突破していく。その先ではナンバー153が再び現れた。 ナンバー153「私では貴方を殺せないのかもしれません。ですから、あなたに対抗しうる他の者に登場願いましょう。 私が生物学廃棄物処理場から拾い上げてきた『アルファ級 バイオ・メカ プロジェクト ナンバー1053』、 コードネームは『Vahl dreig』。『Hades』のプロトタイプですよ。 彼の思考回路は傷んでいて、少々気が触れているようです。 ですから私は急いでお暇させていただきますよ。どうぞお楽しみください!」 そう言ってドラゴンのような機械兵器をけしかけて去って行った。だがやはり主人公はこの『Vahl dreig』をも倒してしまう。 ナンバー153「……感銘しました。アレすらも退けるとは。まあ、想定の範囲内ではあり、問題はないのですが。 あなたが居る場所はバイオ廃棄物格納庫です。 脱出を試みても良いですが、鋼鉄の防護壁で非常に強化されておりますので無駄でしょうね。 いつか『Hades』モデルが最終完成したら貴方にお見せしに来るかもしれませんね。 いや……そこでそのまま腐っていただくかもしれませんが? おっと、本当にもう席をはずさなくてはならない時間です。それでは、ご滞在お楽しみください。」 主人公とまともにやりあうのは得策ではないと考えたのか、地下にこのまま閉じ込めて封印してしまうつもりのようだ。 「Thing-Thing 3」……END 「Thing-Thing 4」へ続く。 ちなみに現在、Diseased ProductionsのウェブサイトではThing-Thing 4まで公開されているようです。
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■エスバット 世界樹の迷宮2に登場するNPCのギルド。ドクトルマグスのアーテリンデとガンナーのライシュッツが所属。 「モンスターの群れが現れた!」 ↑3のラスボスとかはちゃんと「深王とオランピア」という表記になるだけにこの表記はいただけない 新2では多くのボウケンシャーが初見殺しを喰らった。 4までは恒例だった敵対する人間キャラクターであるが、その理由がとくに酷いとしばしば言われる。一応新2のストーリーモードではフォローというか詳しい心理描写が追加された マグスの方が可哀想枠に収まってるのが個人的に納得いかなかった自分はこいつらに恨み持ってる設定のキャラを作った。見た目可愛いで許せるのにも限度がある。 元味方を守るためとは言うが、実際には自分たちと同じ「理不尽な過程で仲間を失うを味わう苦しみ」を見ず知らずの冒険者たちに味わわせているのだから、確かに同情できないという声が上がるのも分からなくない 諦めろと警告はしているので、理不尽かといえば完全にそう言い切ることは出来ない。 エスバットとレンツスどっちが強い? エスバットvsカボチャバット ファイッ! ↑フォレストバット ヴァンパイアバット「俺達もいるぞ!」 ↑4 こいつらに他のギルドの人間が進むのを邪魔する権利なんてないのに理不尽な理由で殺してるんだから警告すりゃいいってもんじゃないと思うが… 理不尽にキルしたりされたりするのが樹海だ、やられた側が弱い事が原因。だからこそコイツらの生殺与奪の権利が勝利したプレイヤーギルドにはあると思うんだか、見逃す一択なのは当時から不満 生物の縄張りを侵して襲われるなら兎も角も普段から敵対してた訳でもない人間に殺されてはたまったものではないと思うぞ… あのエリアに来た人間を問答無用に殺るんではなく口止めとしてトラウマを植え付けるとか程度だったらまだ情状酌量出来たやもしれんが ↑×4,5 黄金バットな人「呼んだ?」 ここから開発陣のお人形遊びが露骨になっていく 2でそんな事言い出したら世界樹って作品自体合ってないのでは? ↑×9 レン姉とツスクル嬢に一票。…待ちたまえ、ここは「エスバット」の項目。君は「エスバット」に一票を入れても良いし、入れなくても良い。 Sっぽい感じなので見る度に「ドエスバット」と心の中で呟いていたのは内緒 15階到達時のギルド長の話(人間の女に見える魔物と戦ったギルドが壊滅、生存者の背中に銃創)をエスバットの2人の仕業と思い込んでたけど、エスバットは有名だからアーテリンデを魔物と誤認はおかしいと気付いた…スキュレーと戦闘中の冒険者を後ろから狙うのが本来のエスバットの狩猟術だった…? そもそも他の冒険者が先に進んだことで、スキュレークラスの魔物が量産されたら、公国では対処しきれないのでは。裏ボスを倒せる冒険者だって不覚を取りかねない。エスバット達は自らの意思、あるいは誰か(公国内の派閥?)に依頼されて「手を汚した」のかも。 未プレイ? ↑2を書いた者です。旧2はプレイ済み。新2はクラシックモードのみプレイ。アーテリンデから他の冒険者を襲撃した理由は聞いたけど、SQシリーズのNPCには吹っ切れた極悪人は少ないし、プレイヤーの想像力に委ねられる部分も残されているので。自分の想像も混じっていますが。 ストーリー上地味ながら割と重要な役目として、ここまでただの伝承でしか無かった天空の城が今も存在していることを、天の支配者の話を通してハッキリ言及してくれる存在でもある。状況が状況なので、「天空の城は本当にあったんだ!」とはしゃげる場合では無いが。 世界樹の迷宮はオンラインゲームではないけど、「プレイヤーキラー」の単語がしっくり来るギルド。 エスバットだぁ?テメーらにはケツバットで尾骶骨粉砕の刑がお似合いじゃ!!まぁそれは兎も角、九割殺しに叩きのめした後でスキュレーに向かって投げ棄てるくらいは出来ても罰は当たるまいに。この二匹としても本望だろ この人たちとスキュレーに限らないが、各ボスって迂回ルート作れないんだろうか?マップ見てると1マスくらい頑張って穴掘るか壁壊せばボスと出会わずに階段につくルート作れそうなんだが…?というか実際旧1とか新2で裏ルートとはいえボスと会わないで次の階層行くルートあるし…。ゲームの都合と言われたらそれまでだけど…。 ボスと戦わないと磁軸使えない仕様になりそ ↑×3 ケツバットは草 旧2で登場するたびに悲しき氷の守護者流れるのなんか笑っちゃう なべしきドエスバット ↑×3 ケツバットの発想はなかったw 終身モンスター図鑑の登録の刑は樹海の養分になるよりも重い気がするので自分はそれで納得しといた。 エスバット二人組がシリアスムード出しててもケツバットがチラついて笑ってしまう。どうしてくれるんだw 害悪がクソジジイとクソアマの姿取ってる魔物だろもう はいはいそーだねー トドメ刺せなかったのは残念だけど、二匹ともモンスター扱いだからまあいっか…ってなった。ある意味死ぬより屈辱的だし 新2でアレを食らってから火炎ネズミと呼んでいる コメント
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イラストレーターの見つけ方 1.社員名簿から探して依頼しよう 竹の子書房第二制作部は主にイラスト、漫画、写真など、グラフィック関係のスキルを持つ社員が所属しています。 それぞれに得意分野はあるかと思いますが、お名前、連絡先(ツイアカ)、得意分野、作品見本等は社員名簿から辿ることができます。http //bit.ly/kUnCu9 「イラストレーター募集」と声を上げるだけでは手を挙げづらい人もいるかもしれませんし、また文章原稿を抱えてらっしゃる側にも意中の人がいるかもしれません。 そこで、社員名簿からお願いしたいイラストレーターに直接依頼をする、という手順も良いかもしれません。 2.推薦者や各課課長に相談してみよう とはいえ、直接の知り合いではない人に突然依頼をするのは気が引ける、という人もいるかもしれません。 社員名簿には「推薦者など」を記載する項目がありますので、推薦者の方にまず相談してみる、というのがよいでしょう。推薦者は割と能動的な社員が多いので相談に乗ってくれるはずです。 推薦者がよく知らない人だったり、または推薦者名がない場合もあります。 誰かの紹介でいらしたのではなかったり、また初期の社員は「なぜここにいるのかわからないw」というケースもあります。 そういうときは、@azukiglg @azukig1g や各課課長などに相談しましょう。 各課課長職以外でも働き者wの能動的な社員(TLに頻繁に名前が出て来る人)はいますので、それらの人々に相談を持ちかけてみるのもよいでしょう。 「募集」と張り紙を掲げただけではなかなか動かないものですが、「お願いできませんか?」と相談してみることで事態は進展するかも。 3.得意分野でなさそうなものも、相談はしてみよう イラストレーターとして画課に、カメラマンとして写真家への所属を志望された方には、もちろんそれぞれ得意分野はありますが、相談次第では引き受けてくれるかもしれません。 社員名簿のほうに「傾向」として書かれていないことであっても、相談してみると「できる」かもしれません。 お願いしたいイラストレーターにそれができるかどうか判断する基準は作品見本などを見るしかありませんが、イラストレーターも個々の守備範囲に籠もるだけでなく、自己研鑽の一環として今までに挑戦したことのない分野に挑んでみる切っ掛けになるかもしれません。 慣れた分野以外に挑戦するということは、知らない技法、知らない知識、新しい工夫を求められることになるわけで、そうした挑戦の成果は必ずイラストレーター自身の身に付いていきます。 できない、やったことがない分野を攻略することで、できることが増えるわけです。 例えば、和物のイラストは大変です。日常では見慣れないものを描かなければなりません。 着物の種類。着こなし。合わせ目。縫い目と仕組み。和の小道具。街並み。生活習慣。風景。それらを描くには、改めて「正しい資料」を貪る必要にも迫られます。 ですが、それについてはイラスト依頼をされた文章原稿作者に相談をされればよいのです。 例えば和物の作品を描く作者は、そうした世界観のオーソリティでもあるわけですから、良い資料を紹介してくれる教導者でもあります。 文章原稿の作者とイラストレーターの双方が得るものがあるのが、コラボレーション作業のおもしろみであり同時に旨味でもあります。 竹の子書房は、そうした文章作者とイラストレーターの交流・協働機会を多く得られる場でもあります。 互いにそうした機会を生かしていただければ、相互に得られるものも大きくなるでしょう。 4.自分で動く!を大切に 本来、こうしたマッチングは商業誌などでは編集者が仲立ちとなって、或いは編集者自身が主導的に行うのが常ですが、竹の子書房ではそうした役割についても作者自身が担うことが可能です。 むしろ、そこが動かないものは、原稿が完成していても組版待機から先へ進まない場合もあります。 イラストレーター側から表紙を提案して文章を募集する「絵が先」ではこれと逆のことが起こりがちで、絵を掲げたものの呼応する文章作者が現れないような場合もあります。 この場合も、掲げて終わりではなく文章作者に働きかけてみる、或いは各課課長に相談してみるなどをお奨めします。 竹の子書房社員はそれぞれが別の本職を持っていたり、多忙に過ごしていたり、見ず知らずの人だったり、仲が良さそうで後から来た人には声を掛けづらかったり、と、いろいろ最初の一声が難しいように思われている新入社員も多そうです。 そうした点は、ベテラン社員の助力が必要です。 もちろん義務や負担を感じてしまうのでは本末転倒なのですが、相互扶助(困ったときはお互い様)、協働享楽(一緒にいいことしようぜ)の精神で、金を払っても買えないものを手に入れていくという志を共有していければ幸いです。 5.画課の皆様へ 余談となりますが、「恐怖箱 籠目」表紙の嘉弖苅悠介さんや、「恐怖箱 臨怪」表紙の近藤宗臣さん(いずれも竹書房)に、お仕事としてのイラストをお願いする切っ掛けになったのは竹の子書房で拝見した作品群が切っ掛けの一つでした。 「完成品としての電子書籍の表紙」は誰がそれを見ているかはわかりません。 確約するわけではありませんが、そこから思わぬ「声がけ」がある場合もあります。(竹の子書房は割と業界系の方にも注目されています) 自分を売り出していく、押し出していく、誰かの目に留まるようにするためのサンプル/見本として、竹の子書房という機会を生かしていくこともできますので、その辺りもご検討下さい。
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孤門 秀司(こもん しゅうじ/Komon Syuji) 年齢:32 性別:男性 レベル:3 メイン:異能者 サブ:探索者 エクストラ:空想術士 追加サブ: 種族:魔族 イメージアイコン:ギンコ(蟲師) イメージCV:井上和彦 参戦回数:-回 紋章:誠実 経験:ジャーナリスト 身長 177cm 体重:53kg PL名:ゼットン テーマ:New Divide 歌詞/??? 「知ってるか? 嘘には色があるんだ。 他人の為につく嘘は真っ白な嘘、自分の為につく嘘は真っ赤な嘘ってな。」 「――ま、今のも嘘だけどな。」 外見 白髪に翠色の目をした成人男性。 空想術の影響で標準よりは体重が軽く、パッと見ヒョロッとした体型をしている。 シャツにズボン、上にコートを羽織っただけと見た目は冴えない中年。 人格 真実半分嘘半分で話す、ように見える為他人からの第一印象は良くない。 何処までが本気かは掴めないが、感情は希薄というわけでなく、むしろ熱がこもる事も。 人相は良くないが人当りは悪くなく、なんだかんだで世話を焼いたり貧乏くじを引くことが多い。 種族については聴かれた際に混血と偽っている。 来歴 元々はとある国外の辺境の村生まれ。小さな託児所を営む縁者の伝手で半年ほど前にこの地に辿り着いた。 引っ越しを終えるも「子供の世話は向いてない」との事で仕事は手伝わずダラダラしていたところで勝手にヴェスペリアに放り込まれた。 落ちるつもりで適当に答えたつもりが受かってしまい、仕方なく食い扶持を繋ぐ為に働くことにした。 カメラを持つと手が震える癖がついている。 +縁者について +孤門 優衣 孤門 優衣(こもん ゆい/Komon Yui) 享年:17 性別:女 イメージアイコン:マリー・アントワネット(Fate/Grand Order) 義妹。アッシュ・トラスティア=ライズと婚約した。 4年前、紛争に巻き込まれ命を落とす。 死の瞬間を撮った写真が『戦争』という名で、「戦争の悲惨さを捉えている」と大々的な評価を得ている。 +アクア・トラスティア=ライズ アクア・トラスティア=ライズ(Aqua・trustia=lies) 年齢:19 性別:女 イメージアイコン:シュヴァリエ・デオン(Fate/Grand Order) アッシュ・トラスティア=ライズの妹。 水明区で託児所を営んでいて、身寄りを失った秀司を呼んだ当人。 秀司への扱いは雑だが、唯一の身寄りの為か兄弟のように息は合う。 +アッシュ・トラスティア=ライズ アッシュ・トラスティア=ライズ(Ash・trustia=lies) 享年:23 性別:男 イメージアイコン:シャルル=アンリ・サンソン(Fate/Grand Order) アクア・トラスティア=ライズの兄で孤門 優衣の婚約者。 優衣の死の瞬間を捉えた写真が皮肉にも評価されている、真実を追い求めたジャーナリスト。 この事が原因で、秀司は未だにアッシュの事を嫌悪している。 +参加セッション +友人関係 PickUp 「幻ならいくらでも見せてやるよ……さぁ、現実から目を逸らしな。」 イメージを思い浮かべ、光を通してその想像を具現化する。 これを空想術としてではなく、幻燈と呼んで公私共に利用している。 提灯、煙草など様々な媒体を使うのはハッタリで、実際は媒体がなくても使用可能。 キャラクター情報 +キャラクターメモ
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~ミストラルシティ・廃ビル~ 人気のない古い廃ビル。その中の一室のベッドの上で眠る零軌。 零軌「…ん」 零軌が目を覚ます。 ???「ようやくお目覚めかい」 ベッドの横に立つ黒コートの少女。 ???「あんたなんであんなところで倒れてた?誰に追われている?」 零軌「助けてもらってなんだけれど…」 見ず知らずの人間に諜報部の話をしても、消される対象が増えるだけ。話すだけ無駄だ。 零軌「……」 少女の格好をよく見る零軌。顔を隠し、黒いコートを纏う少女。その出立はあまりに怪しい、と同時に零軌はその格好に見覚えがあった。 零軌(この子…もしかして秘密諜報員。でも私のことを助けたということは…) ミストラルシティの秘密諜報員なら私を捕えるはず。そうしなかったということはこの街の諜報員ではないのだろう。 零軌(だとしても…なんで他のところの諜報員がミストラルシティに…きな臭いわねぇ。でもこの状況を変えるためにも試してみる価値はありそうねぇ) 零軌「街中でデータ端末を拾ったんだけれど、その中によくわからないデータが入っていてねぇ」 ???「よくわからないデータ?」 零軌「『member(メンバー)』とS(エス)っていう人物についていろいろ書いてあったんだけれど…」 ???「『member(メンバー)』…(聞いたことがあるな。ミストラルシティの諜報部では学生を使った下部組織…たしか構成員(メンバー)だったか。Sについてはわからないが…)」 零軌「それでデータ端末の中身を見てたら突然襲われてデータ端末を奪われてしまったの。そしたらその人たちが今度は私を追ってきてっていうわけなのよぉ」 ???(こいつが拾ったデータ端末はミストラルシティの諜報部のもので間違いないだろうな。その中を見たことで消されそうになっているというあたりか) なぜそんなデータ端末が落ちていて、この女生徒が拾ったという疑問は残るがミストラルシティの暗部に繋がるチャンスには違いない。 ???「(この機は逃せないな)その端末の中身は憶えているか?」 零軌「それが詳しく見る前に襲われてしまって…覚えていないのよぉ」 ???「(中身はわからない…か)そうか。ならしばらくあんたの護衛についてやるよ」 零軌「え?本当?とっても助かるわぁ!見ず知らずの私にそこまでしてくれるなんてとてもいいひとねぇ」 ???「もちろん金はもらうがね」 零軌「えぇ。きちんとお支払するわぁ。よろしくお願いね…あっ、あなたの名前は?」 きゅっぱ「私は傭兵をやっている。名はきゅっぱ。そう呼ばれている」 零軌「傭兵のきゅっぱさんねぇ。改めてよろしく(この情報に食いついたということはやはりよその諜報員…ミストラルシティの諜報部を探って何をしようとしているのかは定かではないけど、利用させてもらうわよぉ)」 きゅっぱ「こちらこそだ(いろいろと怪しいやつだが…ミストラルシティ諜報部の情報に繋がる接点だ。こいつといれば諜報部の追手が現れる。そいつらから暗部へとつながる情報を引き出して見せる)」 ~ミストラルシティ・静寂機関(シジマキカン)前~ 月明かりが照らす夜。ミストラルシティの工業地帯に聳え立つビル。静寂機関所有のそのビルの前に彼女は立っていた。 一凛「ここが静寂機関…」 正面の入り口には警備員が立っている。正面からの侵入はできない。さてどうしたものか。 一凛「う~ん…」 ビルの壁面はいくつものガラス窓がついているが侵入できそうにはない。となると 一凛「あそこね!」 上空を見つめる一凛。彼女が見据えるのはビルの屋上。 一凛「いっちょいきますか!」 バッ! 片膝をつき、両手を地面につく一凛。 ゴゥ!! その両手の平に風が渦巻く。次の瞬間! ボッ!! 両掌から発生させた風で空高く飛び上がる。その体はビルよりもはるか高くに舞い上がる。 一凛「ちょっと飛びすぎたかな」 ゴォォォ!! 上空から屋上へと落下していく一凛。 一凛「よっと!」 両手を突き出し逆風を発生させる。落下の衝撃を打ち消す一凛。 タッ! 屋上へと足をつく。辺りを見回すとビル内へと通じるドアが見える。ドアノブを回してみるが鍵がかかっていて開かない。 一凛「開かないか…仕方がないわね」 ピタッ ドアに手を当てる一凛。 一凛「はぁ!」 バゴォン!! ドアが強烈な烈風で変形し、破壊され飛んでいく。 一凛「屋上のドアにはセキュリティはかかっていないみたいね。さ~て探索と行きますか!」 ~静寂機関・10階エレベーター前~ 屋上から階段を降り、エレベーターの前の案内板に目を通す一凛。 一凛「なになに…」 各フロアの情報が書かれている。彼女が今一番知りたいのは… 一凛「社員の情報…となると人事部ってとこに行けばいいのかしら。え~と人事部は5階ね」 ~静寂機関・5階人事部フロア~ 一凛「ここが人事部か」 ガチャ! 部屋の扉を開ける一凛。室内は暗くよく見えない。 一凛「電気をつけないとよく見えないわね」 パチ! 部屋の電気のスイッチを押す。するとそこには多数のデスクとパソコンが置かれていた。 一凛「どこを調べたものか…」 やみくもに調べてもこれだけの数では時間がかかる。それに最近のパソコンはパスワード設定がされているのが主である。デスクを見て回る一凛。とあるデスクが目に留まる。 一凛「おっ!」 そのデスクは付箋紙が多く張られていた。それだけ覚えることが多い人のデスクなのかなと思いつつ、付箋紙の一つに目が留まる。 一凛「パスワード…」 付箋紙に書かれているパスワード。それは十中八九パソコンのパスワードであろう。 一凛「これならパソコンを開けるかも」 そのデスクのパソコンを起動する一凛。起動画面に表示されるパスワード入力画面に付箋紙のパスワードを入力する。 ピロン!! パソコンが起動する。パスワードが合っていたようだ。画面が表示される。 一凛「よし!」 パソコンの画面には様々なフォルダがある。お目当ての情報がありそうなのはと物色していると… 一凛「社員名簿…これかな?」 社員名簿のフォルダを開くとその中にはずらりと社員であろう名前が表示される。あまりの多さに探すのも大変だが…なんとかお目当ての人物を見つけた。 一凛「アンダー・アルス。見つけた!」 カチッ! アンダーの情報が表示される。 名前:アンダー・アルス 年齢:19歳 経歴:ミストラルシティ付属中学校を卒業後、静寂機関へ入社。現在、構成員(メンバー)へ出向中。 能力:自身を中心とした一定範囲内の対象の能力を極度に弱体化させる能力。能力の使用には大きなリスクが伴う模様。使用中は自身の体力を大きく消費している。 ※実験による仮定では対象の脳波に作用し、何らかの影響を与える能力と思われる。 一凛「構成員(メンバー)…。実験…」 アンダーの情報の下のほうに動画がある。その動画を見てみると… 実験室の中で能力を使用しているアンダーの姿が録画されている。アンダーの体をつなぐ拘束具。苦しい表情を浮かべながら、能力を使用しているように見える。 一凛「あまり見ていて気分のいいものじゃないわね…」 「だったら見るのをやめることをお勧めするよ」 一凛「だれ!?」 一凛の背後から聞こえる声。声のするほうを見ると部屋の入り口に誰かが立っていた。 ???「屋上の扉が壊れていると思ったら…やれやれ侵入者とはな」 警備員…だろうか。会社員を思わせる黒いスーツを着ている。 ???「学生か?君が見ていいようなものはここにはないよ。といってもここに侵入してきたってことはなんらかの意図があるんだろうがね」 一凛「くっ…(見つかった…どう切り抜ける)」 ???「学校で教わらなかったか?不法侵入はいけないよ」 一凛「(一か八か!)え~っとぉ。ごめんなさい!ついつい魔がさして!私学校を卒業したら静寂機関に入ろうと思っていて。興味が行き過ぎて入ってきちゃいました!」 ???「そうか…それはしょうがないな」 一凛「ほっ…(なんとかなるかな…)」 ???「とでもいうと思ったか?君は知ってはいけないことを知ってしまったんだ。君のとるべき行動は二つのうち一つ」 一凛「…どちらかえらべってこと?」 ???「そうだ。一つ、静寂機関の実験体として生きていく」 一凛「それはお断りね」 ???「だったらもう一つのほうだ」 バッ! 黒いスーツを投げ、ワイシャツが姿をのぞかせる。細身だがワイシャツの上からでもわかるほどに肉体が鍛えられているのがわかる。首をコキコキと鳴らし、ネクタイを締める男。 ???「ここで僕に消される。それが君の選んだ選択だ」 一凛「生きては返さないってわけね」 ???「そういうこと。僕に見つかった不幸は来世で呪うんだね」 一凛「まだ来世にいくほど生きてないっての!」 ゴォォ!! 風を巻き起こし、周囲のデスクの上の書類が周辺に舞い上がる。男の視界が書類により塞がれ、一凛を捉えることができない。 ???「目くらましか…」 一凛「(帽子もかぶっているし、マスクもつけている。顔はあまりわからなかったはず…)無理に戦う必要はない。この隙に!」 部屋を出て、階段へと向かう一凛。 一凛(あいつは屋上の扉が壊れているのを見つけていた…だとしたら屋上に向かうのは危険か…行くなら下ね) タッタッタッ… 一凛が階段を走る音が5階のフロアに反響する。 ???「ふむ…」 男は手に持った装置に目をやる。 ???「センサーに反応なし。上には行かなかったか。上に行っていれば、楽に逝けたというのに」 男の持つ装置は設置式の赤外線レーザーによる爆破トラップの起動確認装置。5階から上階に繋がる階段に設置されたそれは触れれば人体が木端微塵になるほどの威力の代物だ。 ???(一階から逃げ出すか。しかしここの強固なセキュリティを突破できるかな。いや、屋上の扉を破壊したぐらいだ…なんらかの能力者だろう) ニヤリ! 口を大きくゆがませ笑う男。その笑みは不気味と言わざる得ない。 ???「僕の出番があることを祈るよ」 ~静寂機関・1階受付フロア~ 一凛「まだあいつは追ってこないわね」 入口のドアの前に立つ一凛。 一凛「くそっ!やっぱり開かないか!なら!」 バッ! 指を銃のように構える。 一凛「『風弾(バレット)』!」 ボッ! 指先から放たれる圧縮された風の塊。それが入口のドアを突き破る。 一凛「よし!」 ビービー!! 建物内に響き渡る警報。次の瞬間! ガシャン!ガシャン! 入口のドアを覆うように次々と分厚い扉が展開していく。瞬く間に入口は分厚い扉で閉ざされてしまった。 一凛「そう簡単には出られないか…」 ウィィン… 天井から何かが出てくる。暗闇でよく見えないが監視カメラだろうか。その先端が光ると… ババババ!! 銃弾が一凛へ向けて放たれる。天井から出てきたのは監視カメラなどではない。銃だ。 ガガガガ!! 咄嗟に空気の壁を作り出し、銃弾を防ぐ一凛。 一凛「危なかった…『風弾』」 風弾が天井の銃に放たれる。 バギョン! 風弾により破壊される天井の銃。 一凛「さ~て次は何が出るのかしら」 チーン! エレベーターから音が聞こえる。その階数の表示は1階となっている。 ガコン! エレベーターの扉が開く。そのなかから現れたのは… ???「お見事。さすがここに侵入してきただけのことはあるね」 さきほどの男だ。 一凛「これだけの警備システムならあなたみたいな警備員はいらないんじゃないの?」 ???「警備員?僕のことか」 一凛「?あなた警備員じゃないの?」 ???「ぼくは静寂機関の社員だ。と言っても僕以外に所属している人間はいない窓際部署だ」 一凛「窓際部署?社員がなんでこんな時間に会社にいるのよ!怪しいわね…もしかしてブラック企業ってやつかしら?」 ???「そうだね。僕の部署は黒も黒。真っ黒だ。全てを黒く塗りつぶす。それが僕の部署、掃除部(スィーパー)の仕事だからね。君のことも掃除させてもらう」 一凛「やれるものなら!」 暗闇の中で男の胸についている社員証に記されている名前が怪しく光る。 静寂機関 掃除部『黒咬 涅尤(くろかみ くりゅう)』 涅尤「仕事を始めようか」
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第六話『現実と空想の境界』 山中、一人の少女、アシュリーは思考する。 ゲームと呼ばれたこの状況に放り込まれ、周りには見ず知らずの人間が大勢。 知り合いと言えばあの三人、モナ、9ボルト、Dr.クライゴア。 ワリオやオービュロンの姿は見当たらなかったことを考えると一部だけが呼び込まれたようだ。 そういえばあの場所に集められた人間は9ボルトが何時だったかゲームを持ち込んできたときに遊んだゲームに入っていたキャラクター達によく似ている。 しかしゲーム画面の、いわば「非生物」と同じ空間にいるということはどういうことだろうか。 ならこれはゲーム画面の中か、それとも彼らがこちらに来たか。 前者の可能性は十分にある、あのポーキーとかいう人間だかされだか知らないが「ゲーム画面の中に入って自分体感的に遊ぶゲーム」と言う物の中であるのか。 コレは自分が意図する考えに従って回りのキャラクターたちが動く壮大なストーリーの中であると仮定できる。 だが、それだと無意識の内の自分をここに連れて来る理由が無い。ゲームのβテストだとかなら9ボルトから通知が来るはずだ。 もう一つの可能性、「彼らがこちらに来た」 もともと超人的な能力を持つ彼らがこちらでもその力を発揮できるとすれば私やモナ達を無意識に集めることも可能。 だが、はたしてあのポーキーという人間に「ゲーム画面」という意識があるのかどうかである。 こちらから見る「ゲーム画面」を抜け出すと言う知恵をつけたのなら他のゲームキャラを呼ぶのにも苦労はしない。 が、先入観から言えばそんな知識があるとは思えない。となると何かしらのバックアップによってこのゲームを成立たせている人間がいる。 「ゲーム画面」のキャラクターと現実世界を混ぜる「亜空間」を生み出す程の実力者。 その人間がどこかに関わっているはずだ、奴一人ではない。 ではここが仮に「亜空間」だったとして自分はどう行動するべきか。 五月蝿い声が後ろから聞こえる、思考を中断し予めデイパックから出しておいた本を持って対応する。 ハナダシティのジムリーダー、カスミ。 水タイプのポケモンを自在に操り、自らも「人魚」と呼ばれた。 ジムリーダーを続けて数年、こんなことに巻き込まれるのは初めて。 自分が引き当てたのは、モンスターボールでも打てば物凄く飛びそうなしっかりとしたバット。 これで人を殺して自分が生き残れば、ハナダシティに帰れる。 まだ、自分はジムリーダーを続けなきゃいけない。こんな所で、死ねない。 「上等じゃない、やってやるわよ」 手始めに目に付いた少女へ、威勢の良い声と共に飛び込んでいく。 鈍い音が鳴る、金属と骨がぶつかる嫌な音。 咄嗟に受け止めるもそのバット、ホームランバットの効力で後ろへ大きく吹き飛ばされるアシュリー。 「……ッ」 視界が一瞬眩む。本では流石に防御が出来なかった為、両手が痺れる。 そういえばこの本はなんだったんだろう?考えるうちに女が寄って来る。 ああ、そういえばコレ。 「終わり、ね」 止めの一撃、振り下ろされる。 否、振り下ろされない。火炎、女を飲み込む。 「な、何これ。あ、熱い、熱い」 炎、女を容赦なく炙っていく。 「熱い、熱い。スターミーこの火を」 女、腰に手を伸ばす。そこにあるべきボールは無く。 「あ、熱い、あつい、アツイ、あつい」 女、少女の顔を見る。少女は、笑っていた。 最期に見た、その笑顔。底知れないほどに、歪んでいた。 思考、再開。 やはり襲ってくる人間(?)が多い。この本が伝説にある魔道書と呼ばれる物だったから救われた。 しかし伝説上の存在のこの本が、少しでも読めたのも幸運のうちの一つだろう。 然しそう簡単に使いこなさせてはくれないようだ、それに回数制限もある。 既定の回数撃てば只の本と化す、使いどころを慎重に見極めなければならない。 そこで、身を隠しながら人数が着々と減るのを待ち、残りが少なくなってきたらこの本で一掃する。 道中見つかり襲われた場合、考えたくないがこの本で応戦するしかないだろう。 襲われなかったらその人間を利用し、守ってもらうのも手だろう。 とりあえず身を隠す場所を見つけるのが先決、この女から受けたダメージの回復も計りたい。 何かに使えるかもしれない、この女の持っていたバットは頂くことにした。 少女、邪悪な笑みを浮かべ山中へと消えた。 【エリア5/山中北部/一日目-黎明】 【名前:アシュリー@メイドインワリオ】 [状態]:全身を強打、両手の感覚が一部的に麻痺。 [装備]:エルファイアー@ファイアーエムブレム 紋章の謎(残り4回、微妙に使いこなせない) [所持品]:支給品一式 ホームランバット@大乱闘スマッシュブラザーズ [思考・状況] 基本行動方針:姿を隠しながらゲームに乗る、特に襲ってくる奴は容赦しない。正面から戦闘はしない。 第一行動方針:身を隠す場所を探す。 第二行動方針:エルファイアーの読破、そしてマスター。 第三行動方針:どこか集団に守ってもらうのもアリかなと思っている。 第四行動方針:知り合いには会いたくない。 [備考]:魔道書を少しずつ理解しています。 ポーキー以外の誰かが根本に関わっていると考えています。 自分たち(メイドインワリオ勢)以外はゲームキャラだと思っています。 [現在位置]:エリア5 北部。 【カスミ@ポケットモンスター 死亡確認】
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郁乃専属メイド ~ep1~ :小牧郁乃 修学旅行当日の朝。 姉を迎えに来た貴明の顔を朝から見て 不愉快な気分にこそならなかったものの、 しどろもどろに説明する二人に若干の苛立ちを覚える。 「それじゃあ郁乃、そろそろ行ってくるね」 「行くのはいいけどこのロボなんとかしてから行ってよね」 話は数分前に遡る。 今日から姉の学年は修学旅行。それ自体に何の問題もない。 両親も仕事の都合で泊りがけの出張になったのは計算外だった。 通学できるまでには回復した私だけど、まだまだ生活に不自由を感じる場面は多々ある。 でも、このみや姫百合姉妹といった友達もいるし、なんとかなるだろう。 たまには家族の目を離れ、一人暮らし気分を満喫しよう。そんな事を考えていた。 でもその密かな目論見は過保護な姉とその彼氏によって、 ものの見事に打ち砕かれた。 「まぁそう言わないで。ほら、シルファさんにも失礼だろう?」 「保護者面しないで。誰が頼んだのよ」 お節介な姉とその彼氏は知り合いのメイドロボがいるらしく、 私の世話をシルファさんとやらにお願いしたらしい。 生活に不自由を感じるとはいえ、自立歩行が出来るようになった今の私に そう過剰になるほどまでに必要とは思えない。 「でも、ただ学校行くだけじゃないのよ?料理だってしないといけないし…」 「あのね、世の中には便利なコンビニってものもあるのよ」 「そ、そうだけど…ずっとコンビニ弁当なんて食べてたら体に悪いよぉ」 「バッカじゃないの?一週間やそこらですぐ不健康になってたら世の中成り立ってないわよ」 出発直前にいきなりそんな話されても、こっちだって心の準備とかあるのに。 大体何よ、貴明の物陰に隠れて挨拶すらしようとしない。 メイドロボってこんな無礼なものなのかしら。最新型のクセに。 「愛佳、そろそろ時間」 「あ、そ、そうだね。話の途中だけど…それじゃあ郁乃、そろそろ行ってくるね」 「行くのはいいけどこのロボなんとかしてから行ってよね」 「郁乃ちゃん、いい加減に…」 「た、貴明様。いいんです、私お母さんの所に戻ります」 「…どうしてもダメそうなら連絡頂戴。珊瑚ちゃんに連絡取るから」 「この後に及んでまだ…」 「お願い郁乃。お姉ちゃん達心配なのよぉ」 心配してくれる気持ちは嬉しいけど、 このままでは本当に遅刻するまでここで問答を続けるだろう、この姉は。 「もう、わかったわよ。でも気に入らなかったらすぐ追い返すからね」 私の言葉に安心したのか、二人は慌てて家を出て行った。 とは言ったもののこのロボは一体何ができるのだろう。 モジモジ貴明の後ろに隠れてたかと思えば、すぐ諦めのセリフを吐き、 貴明が去った後も部屋の隅っこの方でじーっと突っ立ってるし。 何がしたいのか甚だ疑問だわ。 まぁ姉の顔を立てて一応名前ぐらいは聞いてみよう。 「アンタ、名前は?」 シルファ「HMX-17C、シルファと言います…」 私の言葉に反応して名前はわかった。 でもその後も一向に動こうとしない。何なのだろう。 これは今日にでも珊瑚に電話する事になるかもね。 一抹の不安を抱えつつも私は学校へ向かうべく、家を後にした。 玄関先で靴を履き、家を出る前にある事に気づいた。 家の鍵…どうしようかな。 私の後ろ、少し離れた位置に姿勢を正して立っているシルファに声をかける。 「アンタ、今日初めて会うけど家の鍵任せて大丈夫なの?」 私の問いかけに少し寂しげな表情を浮かべつつも、コクリと頷くシルファ。 まったく…。話せる口が付いてるんだから返事ぐらいしたらいいのに。 会った初日の見ず知らずとはいえ、人間じゃないシルファに鍵を預ける事にした。 最新型のメイドロボが悪事を働くとは思えない、それが理由だった。 「じゃあ鍵は預けて行くけど、変な事するんじゃないわよ」 またも頷いて返事を返すシルファにため息をつき、玄関のドアをくぐる。 「あ…」 外へ向かう私の背中に、微かな声がかかったような気もしたが 気づかないフリをしてドアを閉める。 学校へ向かうこの通学路も、以前は姉に車椅子を押してもらい 私はただぼんやりと空を眺めていただけだった。 でもそれは少し前の話。今は自分の足で歩き、学校を目指して歩いている。 車椅子に乗っている時しか気づかなかったような事ももちろんあるが、 自分の力で歩く事によって気づく事もたくさんある。 まず、当たり前の事だけど周囲に気を遣うようになった。 交通事故に遭わないため、などもあるけど 私と同じく学校へ向かう子供や、朝の散歩をしているおばあちゃん。 どんな気持ちで同じ道を歩くのか。 そんな些細な事が気になったりもしたけど、実際私の知るところじゃない。 それと同じように、今朝会ったばかりのメイドロボが何を考えてるのか。 今日はそれだけを考えながら歩いていたら、気づけば学校の校門をくぐっていた。 いつもは新しい発見がたくさんある通学路も メイドロボの事を考えるあまり、知らない間に通り過ぎてしまった。 「勿体ない事したなぁ…もう考えるのはやめよっと」 誰にともなく零し、頭の中にあるシルファの寂しげな顔を振り払う。 そんな事より、今は目の前にある最大の難関。 階段という大きな壁が待っているのだ。余計な事に力を使ってられない。
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邪気眼的ななにか 作者:どらいも◆5osweXTmkM 【キャスト】 ○篁 夏生 (たかむら なつお)主01~13 主人公。本人の人格とは別に7つの人格と、それぞれ7つの能力を持つ能力者。まだ覚醒していない。 ○タカムラ 氷雨 (たかむら ひさめ)主14~22 水属性の力を持つ主人公の別人格の一人。冷淡な性格。 ○ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン(男女どちらでも) 炎の加護を受けるドイツ人能力者。主人公の能力をおそれた”組織”が派遣した刺客。日本語上手 【内容】 登場人物それぞれ♂♀どちらでも可。主人公を♀がやる場合は、適宜台詞を読み替えてください。むしろ♀版聞いてみたい。 主人公の別人格は一人二役でやっても、それぞれ別のひとがやっても可 「邪気眼的ななにか」 [夜の繁華街。あえぎつつ走る主人公] 主01「はぁ…はぁ…っぐっ…はぁ……はぁ……」 [なにかに躓き転倒する] 主02「っつ……ぐはぁ……くっ…………ったく…なんなんだよ…いったい……。 つっ…痛てて……。見ず知らずのガイジンにイチャモンつけられるようなこと、何もしてねーぞって…っ痛って……」 [近づいてくる足音] 主03「――はっ」 ミハエル01「逃げ足だけは、一人前じゃないか」 主04「ぐっ…な、何なんだ一体、てめぇは……」 ミハエル02「ウサギ狩りは嫌いではないが、私もそろそろ飽きてきたな」 主05「ちょ…冗談もいい加減にしろ。一体俺が何をしたってんだ!」 ミハエル03「貴様に直接の恨みはないが、これも仕事だ。あきらめて大人しくあの世へ行くがいい」 [ナイフを引き抜くミハエル] 主06「ぅはっ…こ、コイツ日本語通じてんのかよ?」 ミハエル04「フッ…勿論通じてるさ……無駄なお喋りが嫌いなだけでね……。じゃあ、死んでもらうか」 [斬撃。砕けるアスファルト。かろうじてかわす主人公] 主07「うぁっ! …ぐっ……はぁ、はぁ……。ま、まじかよ……」 ミハエル05「この期(ご)に及んで、いまだ現(うつつ)の生に固執するか、タカムラナツオ。…哀れむべき者よ……」 主08「っなっ、なんで俺のことを知って……」 ミハエル06「仕事だからと言っただろう」 主09「てめぇ、一体何者だ」 ミハエル07「死にゆくものに名乗るほど虚しい事もないが、…よかろう、己の死の意味すら知らずに逝かせるのも心が痛む。 ――私は聖バムテスク教会に仕えし十二宮(じゅうにぐう)騎士団の一人、ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン。 教会の命ににより、現世に仇(あだ)なす禍根(かこん)の目たりえる咎人(とがびと)を粛正すべく参上した」 主10「言ってる意味が、全然わかんねぇよ……」 ミハエル08「君はまだ力に目覚めてはいないようだが。……気づかんかね? 己の内に宿る悪しき力の源流に」 主11「――力?」 ミハエル09「我々は、君の秘めたその力を畏れているんだよ。その力はこの世界に対して、いや、この次元にとって忌むべき存在。 (強い口調で)されば! 討つは我が使命!!」 [巻き起こる強風] 主12「っなっ!! ――うっ――ぐぁっ!!」 ミハエル10[以下呪文詠唱。上産業はブツブツ唱えて、最後の一行は叫ぶなり淡々と唱えるなりお好きに] 「いにしえより天地(あめつち)の間(はざま)に封じられし火焔の王…… その息は天を焦がす煉獄の炎…… その声は大地を焼き尽くす灼熱の波…… 万物を討滅するつるぎとなりて我が手にその身を顕現せよ…… 受けてみよ…ディアボリックフレア!!!」 主13「っぅわぁぁぁぁぁぁああ!!!」 [大爆発。轟音。その後やがて収まっていく] ミハエル11「フフッ……。少々派手にやりすぎたようだ。我が火焔の津波で骨まで蒸発したか……」 [踵を返して歩き去ろうとするミハエル] 主14「――イフテンシュタインとか言いましたよね」 ミハエル12「――むっ」 主15「相手を確実に仕留めたことを確認もせず、そう急いで帰ることも無いのでは?」 ミハエル13「貴様っ――!? ん?……貴様タカムラナツオではないな……?」 主16「ええ……。彼には少しだけ休んでもらっています。――はじめまして。私はタカムラ氷雨。」 ミハエル14「くっ…不覚にも今の魔力で覚醒させてしまったか……」 主17「ええ。私も今起きたばかりで状況が読めないのですが、貴方の放つその殺気だけである程度の現状は理解できます。 貴方には悪いのですが、あいにく私はまだ消えるわけにはいきませんので」 ミハエル15「ならば、消し炭になるまで焼き尽くすのみ!! 食らえ!! ディアボリックフレア!!!」 [大音響。突如氷の張る音。収束。] ミハエル16「――なっっ!! 私の炎が!?」 主18「ふふっ――。この力も意外に使えるものですね」 ミハエル17「くっ!? ――よりによって水の加護を受けた能力者とは!! ここは分が悪い…一度退くか」 主19「そう急がずとも……可能でしたら、もう少しだけ私の相手をしてはもらえませんか?」 [とどろく轟音] ミハエル18「なはっ――!? こ…、これが奴の秘める力…なのか……」 主20「実に、面白い力です……」 [パリパリと電気が流れる音] ミハエル19「なっ!? なにをするつもりだ?」 主21「水分子を急速に運動させるとプラズマが発生するんです。電子レンジの逆ですね。 勿論自然界では起こりませんし、もしそんなことがあっても個々のエネルギー量は軽微なものです しかし、こうやってスチーム状にした水を高温高圧下で瞬間的な運動量を上げてやれば……」 [パリパリと電気が流れる音が更に増す] ミハエル20「でっ、出鱈目なっ!! こんなこと黒魔術でさえ……」 [爆発音] ミハエル21「ぅぁぁああああああああ!!!」 [やがてあたりに静寂が戻る。鳴り響くパトカーのサイレン] 主22「――っふぅ、…に、逃がしてしまったよう、ですね……。 わ、私も…すこし、…疲れました。 また、少しの間…、眠らせてください」 [その場にどさりと崩れ落ちる] 【コメント】 出展・作者の黒歴史的メモより台本に書き直し
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伝説の勇者の伝説8 行方知れずの恩知らずとは、 富士見ファンタジア文庫より発売されている、伝説の勇者の伝説の本編の1つである。 概要 平成17年6月25日初版。 「ローランド編」の1つ。 新装版は「ティーア・ルミブル」が表紙。 収録 EPILOGUE Ⅰ 絶望が埋め尽くす仕組み 第一章 白の思惑、黒の思惑 第二章 価値のない神、退屈な女神 第三章 北に待つ鍵、南の門 第四章 絶望が埋め尽くさない心 EPILOGUE Ⅱ 絶望が埋め尽くす仕組み あとがき 主な関連用語 ライナ・リュート シオン・アスタール フェリス・エリス ミラン・フロワード ルーク・スタッカート ルシル・エリス ティーア・ルミブル ラフラ プエカ キファ・ノールズ レファル・エディア リーグルワーズ・ペンテスト スイ・オルラ クゥ・オルラ リル・オルラ ローランド帝国 ガスターク帝国 魔眼(神の眼) 複写眼(アルファ・スティグマ) 殲滅眼(イーノ・ドゥーエ) 怨嗟眼(ウィルノ・ヘイム) 夢置眼(エブラ・クリプト) 未来眼(トーチ・カース) ラッツェルの糸 グロウヴィル 石喰い(スパンクエル) 來獣の指輪 勇者の遺物 忘却欠片(ルール・フラグメ) 『すべての式を解く者』 聖洞