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~ミストラルシティ・廃ビル~ 人気のない古い廃ビル。その中の一室のベッドの上で眠る零軌。 零軌「…ん」 零軌が目を覚ます。 ???「ようやくお目覚めかい」 ベッドの横に立つ黒コートの少女。 ???「あんたなんであんなところで倒れてた?誰に追われている?」 零軌「助けてもらってなんだけれど…」 見ず知らずの人間に諜報部の話をしても、消される対象が増えるだけ。話すだけ無駄だ。 零軌「……」 少女の格好をよく見る零軌。顔を隠し、黒いコートを纏う少女。その出立はあまりに怪しい、と同時に零軌はその格好に見覚えがあった。 零軌(この子…もしかして秘密諜報員。でも私のことを助けたということは…) ミストラルシティの秘密諜報員なら私を捕えるはず。そうしなかったということはこの街の諜報員ではないのだろう。 零軌(だとしても…なんで他のところの諜報員がミストラルシティに…きな臭いわねぇ。でもこの状況を変えるためにも試してみる価値はありそうねぇ) 零軌「街中でデータ端末を拾ったんだけれど、その中によくわからないデータが入っていてねぇ」 ???「よくわからないデータ?」 零軌「『member(メンバー)』とS(エス)っていう人物についていろいろ書いてあったんだけれど…」 ???「『member(メンバー)』…(聞いたことがあるな。ミストラルシティの諜報部では学生を使った下部組織…たしか構成員(メンバー)だったか。Sについてはわからないが…)」 零軌「それでデータ端末の中身を見てたら突然襲われてデータ端末を奪われてしまったの。そしたらその人たちが今度は私を追ってきてっていうわけなのよぉ」 ???(こいつが拾ったデータ端末はミストラルシティの諜報部のもので間違いないだろうな。その中を見たことで消されそうになっているというあたりか) なぜそんなデータ端末が落ちていて、この女生徒が拾ったという疑問は残るがミストラルシティの暗部に繋がるチャンスには違いない。 ???「(この機は逃せないな)その端末の中身は憶えているか?」 零軌「それが詳しく見る前に襲われてしまって…覚えていないのよぉ」 ???「(中身はわからない…か)そうか。ならしばらくあんたの護衛についてやるよ」 零軌「え?本当?とっても助かるわぁ!見ず知らずの私にそこまでしてくれるなんてとてもいいひとねぇ」 ???「もちろん金はもらうがね」 零軌「えぇ。きちんとお支払するわぁ。よろしくお願いね…あっ、あなたの名前は?」 きゅっぱ「私は傭兵をやっている。名はきゅっぱ。そう呼ばれている」 零軌「傭兵のきゅっぱさんねぇ。改めてよろしく(この情報に食いついたということはやはりよその諜報員…ミストラルシティの諜報部を探って何をしようとしているのかは定かではないけど、利用させてもらうわよぉ)」 きゅっぱ「こちらこそだ(いろいろと怪しいやつだが…ミストラルシティ諜報部の情報に繋がる接点だ。こいつといれば諜報部の追手が現れる。そいつらから暗部へとつながる情報を引き出して見せる)」 ~ミストラルシティ・静寂機関(シジマキカン)前~ 月明かりが照らす夜。ミストラルシティの工業地帯に聳え立つビル。静寂機関所有のそのビルの前に彼女は立っていた。 一凛「ここが静寂機関…」 正面の入り口には警備員が立っている。正面からの侵入はできない。さてどうしたものか。 一凛「う~ん…」 ビルの壁面はいくつものガラス窓がついているが侵入できそうにはない。となると 一凛「あそこね!」 上空を見つめる一凛。彼女が見据えるのはビルの屋上。 一凛「いっちょいきますか!」 バッ! 片膝をつき、両手を地面につく一凛。 ゴゥ!! その両手の平に風が渦巻く。次の瞬間! ボッ!! 両掌から発生させた風で空高く飛び上がる。その体はビルよりもはるか高くに舞い上がる。 一凛「ちょっと飛びすぎたかな」 ゴォォォ!! 上空から屋上へと落下していく一凛。 一凛「よっと!」 両手を突き出し逆風を発生させる。落下の衝撃を打ち消す一凛。 タッ! 屋上へと足をつく。辺りを見回すとビル内へと通じるドアが見える。ドアノブを回してみるが鍵がかかっていて開かない。 一凛「開かないか…仕方がないわね」 ピタッ ドアに手を当てる一凛。 一凛「はぁ!」 バゴォン!! ドアが強烈な烈風で変形し、破壊され飛んでいく。 一凛「屋上のドアにはセキュリティはかかっていないみたいね。さ~て探索と行きますか!」 ~静寂機関・10階エレベーター前~ 屋上から階段を降り、エレベーターの前の案内板に目を通す一凛。 一凛「なになに…」 各フロアの情報が書かれている。彼女が今一番知りたいのは… 一凛「社員の情報…となると人事部ってとこに行けばいいのかしら。え~と人事部は5階ね」 ~静寂機関・5階人事部フロア~ 一凛「ここが人事部か」 ガチャ! 部屋の扉を開ける一凛。室内は暗くよく見えない。 一凛「電気をつけないとよく見えないわね」 パチ! 部屋の電気のスイッチを押す。するとそこには多数のデスクとパソコンが置かれていた。 一凛「どこを調べたものか…」 やみくもに調べてもこれだけの数では時間がかかる。それに最近のパソコンはパスワード設定がされているのが主である。デスクを見て回る一凛。とあるデスクが目に留まる。 一凛「おっ!」 そのデスクは付箋紙が多く張られていた。それだけ覚えることが多い人のデスクなのかなと思いつつ、付箋紙の一つに目が留まる。 一凛「パスワード…」 付箋紙に書かれているパスワード。それは十中八九パソコンのパスワードであろう。 一凛「これならパソコンを開けるかも」 そのデスクのパソコンを起動する一凛。起動画面に表示されるパスワード入力画面に付箋紙のパスワードを入力する。 ピロン!! パソコンが起動する。パスワードが合っていたようだ。画面が表示される。 一凛「よし!」 パソコンの画面には様々なフォルダがある。お目当ての情報がありそうなのはと物色していると… 一凛「社員名簿…これかな?」 社員名簿のフォルダを開くとその中にはずらりと社員であろう名前が表示される。あまりの多さに探すのも大変だが…なんとかお目当ての人物を見つけた。 一凛「アンダー・アルス。見つけた!」 カチッ! アンダーの情報が表示される。 名前:アンダー・アルス 年齢:19歳 経歴:ミストラルシティ付属中学校を卒業後、静寂機関へ入社。現在、構成員(メンバー)へ出向中。 能力:自身を中心とした一定範囲内の対象の能力を極度に弱体化させる能力。能力の使用には大きなリスクが伴う模様。使用中は自身の体力を大きく消費している。 ※実験による仮定では対象の脳波に作用し、何らかの影響を与える能力と思われる。 一凛「構成員(メンバー)…。実験…」 アンダーの情報の下のほうに動画がある。その動画を見てみると… 実験室の中で能力を使用しているアンダーの姿が録画されている。アンダーの体をつなぐ拘束具。苦しい表情を浮かべながら、能力を使用しているように見える。 一凛「あまり見ていて気分のいいものじゃないわね…」 「だったら見るのをやめることをお勧めするよ」 一凛「だれ!?」 一凛の背後から聞こえる声。声のするほうを見ると部屋の入り口に誰かが立っていた。 ???「屋上の扉が壊れていると思ったら…やれやれ侵入者とはな」 警備員…だろうか。会社員を思わせる黒いスーツを着ている。 ???「学生か?君が見ていいようなものはここにはないよ。といってもここに侵入してきたってことはなんらかの意図があるんだろうがね」 一凛「くっ…(見つかった…どう切り抜ける)」 ???「学校で教わらなかったか?不法侵入はいけないよ」 一凛「(一か八か!)え~っとぉ。ごめんなさい!ついつい魔がさして!私学校を卒業したら静寂機関に入ろうと思っていて。興味が行き過ぎて入ってきちゃいました!」 ???「そうか…それはしょうがないな」 一凛「ほっ…(なんとかなるかな…)」 ???「とでもいうと思ったか?君は知ってはいけないことを知ってしまったんだ。君のとるべき行動は二つのうち一つ」 一凛「…どちらかえらべってこと?」 ???「そうだ。一つ、静寂機関の実験体として生きていく」 一凛「それはお断りね」 ???「だったらもう一つのほうだ」 バッ! 黒いスーツを投げ、ワイシャツが姿をのぞかせる。細身だがワイシャツの上からでもわかるほどに肉体が鍛えられているのがわかる。首をコキコキと鳴らし、ネクタイを締める男。 ???「ここで僕に消される。それが君の選んだ選択だ」 一凛「生きては返さないってわけね」 ???「そういうこと。僕に見つかった不幸は来世で呪うんだね」 一凛「まだ来世にいくほど生きてないっての!」 ゴォォ!! 風を巻き起こし、周囲のデスクの上の書類が周辺に舞い上がる。男の視界が書類により塞がれ、一凛を捉えることができない。 ???「目くらましか…」 一凛「(帽子もかぶっているし、マスクもつけている。顔はあまりわからなかったはず…)無理に戦う必要はない。この隙に!」 部屋を出て、階段へと向かう一凛。 一凛(あいつは屋上の扉が壊れているのを見つけていた…だとしたら屋上に向かうのは危険か…行くなら下ね) タッタッタッ… 一凛が階段を走る音が5階のフロアに反響する。 ???「ふむ…」 男は手に持った装置に目をやる。 ???「センサーに反応なし。上には行かなかったか。上に行っていれば、楽に逝けたというのに」 男の持つ装置は設置式の赤外線レーザーによる爆破トラップの起動確認装置。5階から上階に繋がる階段に設置されたそれは触れれば人体が木端微塵になるほどの威力の代物だ。 ???(一階から逃げ出すか。しかしここの強固なセキュリティを突破できるかな。いや、屋上の扉を破壊したぐらいだ…なんらかの能力者だろう) ニヤリ! 口を大きくゆがませ笑う男。その笑みは不気味と言わざる得ない。 ???「僕の出番があることを祈るよ」 ~静寂機関・1階受付フロア~ 一凛「まだあいつは追ってこないわね」 入口のドアの前に立つ一凛。 一凛「くそっ!やっぱり開かないか!なら!」 バッ! 指を銃のように構える。 一凛「『風弾(バレット)』!」 ボッ! 指先から放たれる圧縮された風の塊。それが入口のドアを突き破る。 一凛「よし!」 ビービー!! 建物内に響き渡る警報。次の瞬間! ガシャン!ガシャン! 入口のドアを覆うように次々と分厚い扉が展開していく。瞬く間に入口は分厚い扉で閉ざされてしまった。 一凛「そう簡単には出られないか…」 ウィィン… 天井から何かが出てくる。暗闇でよく見えないが監視カメラだろうか。その先端が光ると… ババババ!! 銃弾が一凛へ向けて放たれる。天井から出てきたのは監視カメラなどではない。銃だ。 ガガガガ!! 咄嗟に空気の壁を作り出し、銃弾を防ぐ一凛。 一凛「危なかった…『風弾』」 風弾が天井の銃に放たれる。 バギョン! 風弾により破壊される天井の銃。 一凛「さ~て次は何が出るのかしら」 チーン! エレベーターから音が聞こえる。その階数の表示は1階となっている。 ガコン! エレベーターの扉が開く。そのなかから現れたのは… ???「お見事。さすがここに侵入してきただけのことはあるね」 さきほどの男だ。 一凛「これだけの警備システムならあなたみたいな警備員はいらないんじゃないの?」 ???「警備員?僕のことか」 一凛「?あなた警備員じゃないの?」 ???「ぼくは静寂機関の社員だ。と言っても僕以外に所属している人間はいない窓際部署だ」 一凛「窓際部署?社員がなんでこんな時間に会社にいるのよ!怪しいわね…もしかしてブラック企業ってやつかしら?」 ???「そうだね。僕の部署は黒も黒。真っ黒だ。全てを黒く塗りつぶす。それが僕の部署、掃除部(スィーパー)の仕事だからね。君のことも掃除させてもらう」 一凛「やれるものなら!」 暗闇の中で男の胸についている社員証に記されている名前が怪しく光る。 静寂機関 掃除部『黒咬 涅尤(くろかみ くりゅう)』 涅尤「仕事を始めようか」
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第六話『現実と空想の境界』 山中、一人の少女、アシュリーは思考する。 ゲームと呼ばれたこの状況に放り込まれ、周りには見ず知らずの人間が大勢。 知り合いと言えばあの三人、モナ、9ボルト、Dr.クライゴア。 ワリオやオービュロンの姿は見当たらなかったことを考えると一部だけが呼び込まれたようだ。 そういえばあの場所に集められた人間は9ボルトが何時だったかゲームを持ち込んできたときに遊んだゲームに入っていたキャラクター達によく似ている。 しかしゲーム画面の、いわば「非生物」と同じ空間にいるということはどういうことだろうか。 ならこれはゲーム画面の中か、それとも彼らがこちらに来たか。 前者の可能性は十分にある、あのポーキーとかいう人間だかされだか知らないが「ゲーム画面の中に入って自分体感的に遊ぶゲーム」と言う物の中であるのか。 コレは自分が意図する考えに従って回りのキャラクターたちが動く壮大なストーリーの中であると仮定できる。 だが、それだと無意識の内の自分をここに連れて来る理由が無い。ゲームのβテストだとかなら9ボルトから通知が来るはずだ。 もう一つの可能性、「彼らがこちらに来た」 もともと超人的な能力を持つ彼らがこちらでもその力を発揮できるとすれば私やモナ達を無意識に集めることも可能。 だが、はたしてあのポーキーという人間に「ゲーム画面」という意識があるのかどうかである。 こちらから見る「ゲーム画面」を抜け出すと言う知恵をつけたのなら他のゲームキャラを呼ぶのにも苦労はしない。 が、先入観から言えばそんな知識があるとは思えない。となると何かしらのバックアップによってこのゲームを成立たせている人間がいる。 「ゲーム画面」のキャラクターと現実世界を混ぜる「亜空間」を生み出す程の実力者。 その人間がどこかに関わっているはずだ、奴一人ではない。 ではここが仮に「亜空間」だったとして自分はどう行動するべきか。 五月蝿い声が後ろから聞こえる、思考を中断し予めデイパックから出しておいた本を持って対応する。 ハナダシティのジムリーダー、カスミ。 水タイプのポケモンを自在に操り、自らも「人魚」と呼ばれた。 ジムリーダーを続けて数年、こんなことに巻き込まれるのは初めて。 自分が引き当てたのは、モンスターボールでも打てば物凄く飛びそうなしっかりとしたバット。 これで人を殺して自分が生き残れば、ハナダシティに帰れる。 まだ、自分はジムリーダーを続けなきゃいけない。こんな所で、死ねない。 「上等じゃない、やってやるわよ」 手始めに目に付いた少女へ、威勢の良い声と共に飛び込んでいく。 鈍い音が鳴る、金属と骨がぶつかる嫌な音。 咄嗟に受け止めるもそのバット、ホームランバットの効力で後ろへ大きく吹き飛ばされるアシュリー。 「……ッ」 視界が一瞬眩む。本では流石に防御が出来なかった為、両手が痺れる。 そういえばこの本はなんだったんだろう?考えるうちに女が寄って来る。 ああ、そういえばコレ。 「終わり、ね」 止めの一撃、振り下ろされる。 否、振り下ろされない。火炎、女を飲み込む。 「な、何これ。あ、熱い、熱い」 炎、女を容赦なく炙っていく。 「熱い、熱い。スターミーこの火を」 女、腰に手を伸ばす。そこにあるべきボールは無く。 「あ、熱い、あつい、アツイ、あつい」 女、少女の顔を見る。少女は、笑っていた。 最期に見た、その笑顔。底知れないほどに、歪んでいた。 思考、再開。 やはり襲ってくる人間(?)が多い。この本が伝説にある魔道書と呼ばれる物だったから救われた。 しかし伝説上の存在のこの本が、少しでも読めたのも幸運のうちの一つだろう。 然しそう簡単に使いこなさせてはくれないようだ、それに回数制限もある。 既定の回数撃てば只の本と化す、使いどころを慎重に見極めなければならない。 そこで、身を隠しながら人数が着々と減るのを待ち、残りが少なくなってきたらこの本で一掃する。 道中見つかり襲われた場合、考えたくないがこの本で応戦するしかないだろう。 襲われなかったらその人間を利用し、守ってもらうのも手だろう。 とりあえず身を隠す場所を見つけるのが先決、この女から受けたダメージの回復も計りたい。 何かに使えるかもしれない、この女の持っていたバットは頂くことにした。 少女、邪悪な笑みを浮かべ山中へと消えた。 【エリア5/山中北部/一日目-黎明】 【名前:アシュリー@メイドインワリオ】 [状態]:全身を強打、両手の感覚が一部的に麻痺。 [装備]:エルファイアー@ファイアーエムブレム 紋章の謎(残り4回、微妙に使いこなせない) [所持品]:支給品一式 ホームランバット@大乱闘スマッシュブラザーズ [思考・状況] 基本行動方針:姿を隠しながらゲームに乗る、特に襲ってくる奴は容赦しない。正面から戦闘はしない。 第一行動方針:身を隠す場所を探す。 第二行動方針:エルファイアーの読破、そしてマスター。 第三行動方針:どこか集団に守ってもらうのもアリかなと思っている。 第四行動方針:知り合いには会いたくない。 [備考]:魔道書を少しずつ理解しています。 ポーキー以外の誰かが根本に関わっていると考えています。 自分たち(メイドインワリオ勢)以外はゲームキャラだと思っています。 [現在位置]:エリア5 北部。 【カスミ@ポケットモンスター 死亡確認】
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郁乃専属メイド ~ep1~ :小牧郁乃 修学旅行当日の朝。 姉を迎えに来た貴明の顔を朝から見て 不愉快な気分にこそならなかったものの、 しどろもどろに説明する二人に若干の苛立ちを覚える。 「それじゃあ郁乃、そろそろ行ってくるね」 「行くのはいいけどこのロボなんとかしてから行ってよね」 話は数分前に遡る。 今日から姉の学年は修学旅行。それ自体に何の問題もない。 両親も仕事の都合で泊りがけの出張になったのは計算外だった。 通学できるまでには回復した私だけど、まだまだ生活に不自由を感じる場面は多々ある。 でも、このみや姫百合姉妹といった友達もいるし、なんとかなるだろう。 たまには家族の目を離れ、一人暮らし気分を満喫しよう。そんな事を考えていた。 でもその密かな目論見は過保護な姉とその彼氏によって、 ものの見事に打ち砕かれた。 「まぁそう言わないで。ほら、シルファさんにも失礼だろう?」 「保護者面しないで。誰が頼んだのよ」 お節介な姉とその彼氏は知り合いのメイドロボがいるらしく、 私の世話をシルファさんとやらにお願いしたらしい。 生活に不自由を感じるとはいえ、自立歩行が出来るようになった今の私に そう過剰になるほどまでに必要とは思えない。 「でも、ただ学校行くだけじゃないのよ?料理だってしないといけないし…」 「あのね、世の中には便利なコンビニってものもあるのよ」 「そ、そうだけど…ずっとコンビニ弁当なんて食べてたら体に悪いよぉ」 「バッカじゃないの?一週間やそこらですぐ不健康になってたら世の中成り立ってないわよ」 出発直前にいきなりそんな話されても、こっちだって心の準備とかあるのに。 大体何よ、貴明の物陰に隠れて挨拶すらしようとしない。 メイドロボってこんな無礼なものなのかしら。最新型のクセに。 「愛佳、そろそろ時間」 「あ、そ、そうだね。話の途中だけど…それじゃあ郁乃、そろそろ行ってくるね」 「行くのはいいけどこのロボなんとかしてから行ってよね」 「郁乃ちゃん、いい加減に…」 「た、貴明様。いいんです、私お母さんの所に戻ります」 「…どうしてもダメそうなら連絡頂戴。珊瑚ちゃんに連絡取るから」 「この後に及んでまだ…」 「お願い郁乃。お姉ちゃん達心配なのよぉ」 心配してくれる気持ちは嬉しいけど、 このままでは本当に遅刻するまでここで問答を続けるだろう、この姉は。 「もう、わかったわよ。でも気に入らなかったらすぐ追い返すからね」 私の言葉に安心したのか、二人は慌てて家を出て行った。 とは言ったもののこのロボは一体何ができるのだろう。 モジモジ貴明の後ろに隠れてたかと思えば、すぐ諦めのセリフを吐き、 貴明が去った後も部屋の隅っこの方でじーっと突っ立ってるし。 何がしたいのか甚だ疑問だわ。 まぁ姉の顔を立てて一応名前ぐらいは聞いてみよう。 「アンタ、名前は?」 シルファ「HMX-17C、シルファと言います…」 私の言葉に反応して名前はわかった。 でもその後も一向に動こうとしない。何なのだろう。 これは今日にでも珊瑚に電話する事になるかもね。 一抹の不安を抱えつつも私は学校へ向かうべく、家を後にした。 玄関先で靴を履き、家を出る前にある事に気づいた。 家の鍵…どうしようかな。 私の後ろ、少し離れた位置に姿勢を正して立っているシルファに声をかける。 「アンタ、今日初めて会うけど家の鍵任せて大丈夫なの?」 私の問いかけに少し寂しげな表情を浮かべつつも、コクリと頷くシルファ。 まったく…。話せる口が付いてるんだから返事ぐらいしたらいいのに。 会った初日の見ず知らずとはいえ、人間じゃないシルファに鍵を預ける事にした。 最新型のメイドロボが悪事を働くとは思えない、それが理由だった。 「じゃあ鍵は預けて行くけど、変な事するんじゃないわよ」 またも頷いて返事を返すシルファにため息をつき、玄関のドアをくぐる。 「あ…」 外へ向かう私の背中に、微かな声がかかったような気もしたが 気づかないフリをしてドアを閉める。 学校へ向かうこの通学路も、以前は姉に車椅子を押してもらい 私はただぼんやりと空を眺めていただけだった。 でもそれは少し前の話。今は自分の足で歩き、学校を目指して歩いている。 車椅子に乗っている時しか気づかなかったような事ももちろんあるが、 自分の力で歩く事によって気づく事もたくさんある。 まず、当たり前の事だけど周囲に気を遣うようになった。 交通事故に遭わないため、などもあるけど 私と同じく学校へ向かう子供や、朝の散歩をしているおばあちゃん。 どんな気持ちで同じ道を歩くのか。 そんな些細な事が気になったりもしたけど、実際私の知るところじゃない。 それと同じように、今朝会ったばかりのメイドロボが何を考えてるのか。 今日はそれだけを考えながら歩いていたら、気づけば学校の校門をくぐっていた。 いつもは新しい発見がたくさんある通学路も メイドロボの事を考えるあまり、知らない間に通り過ぎてしまった。 「勿体ない事したなぁ…もう考えるのはやめよっと」 誰にともなく零し、頭の中にあるシルファの寂しげな顔を振り払う。 そんな事より、今は目の前にある最大の難関。 階段という大きな壁が待っているのだ。余計な事に力を使ってられない。
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邪気眼的ななにか 作者:どらいも◆5osweXTmkM 【キャスト】 ○篁 夏生 (たかむら なつお)主01~13 主人公。本人の人格とは別に7つの人格と、それぞれ7つの能力を持つ能力者。まだ覚醒していない。 ○タカムラ 氷雨 (たかむら ひさめ)主14~22 水属性の力を持つ主人公の別人格の一人。冷淡な性格。 ○ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン(男女どちらでも) 炎の加護を受けるドイツ人能力者。主人公の能力をおそれた”組織”が派遣した刺客。日本語上手 【内容】 登場人物それぞれ♂♀どちらでも可。主人公を♀がやる場合は、適宜台詞を読み替えてください。むしろ♀版聞いてみたい。 主人公の別人格は一人二役でやっても、それぞれ別のひとがやっても可 「邪気眼的ななにか」 [夜の繁華街。あえぎつつ走る主人公] 主01「はぁ…はぁ…っぐっ…はぁ……はぁ……」 [なにかに躓き転倒する] 主02「っつ……ぐはぁ……くっ…………ったく…なんなんだよ…いったい……。 つっ…痛てて……。見ず知らずのガイジンにイチャモンつけられるようなこと、何もしてねーぞって…っ痛って……」 [近づいてくる足音] 主03「――はっ」 ミハエル01「逃げ足だけは、一人前じゃないか」 主04「ぐっ…な、何なんだ一体、てめぇは……」 ミハエル02「ウサギ狩りは嫌いではないが、私もそろそろ飽きてきたな」 主05「ちょ…冗談もいい加減にしろ。一体俺が何をしたってんだ!」 ミハエル03「貴様に直接の恨みはないが、これも仕事だ。あきらめて大人しくあの世へ行くがいい」 [ナイフを引き抜くミハエル] 主06「ぅはっ…こ、コイツ日本語通じてんのかよ?」 ミハエル04「フッ…勿論通じてるさ……無駄なお喋りが嫌いなだけでね……。じゃあ、死んでもらうか」 [斬撃。砕けるアスファルト。かろうじてかわす主人公] 主07「うぁっ! …ぐっ……はぁ、はぁ……。ま、まじかよ……」 ミハエル05「この期(ご)に及んで、いまだ現(うつつ)の生に固執するか、タカムラナツオ。…哀れむべき者よ……」 主08「っなっ、なんで俺のことを知って……」 ミハエル06「仕事だからと言っただろう」 主09「てめぇ、一体何者だ」 ミハエル07「死にゆくものに名乗るほど虚しい事もないが、…よかろう、己の死の意味すら知らずに逝かせるのも心が痛む。 ――私は聖バムテスク教会に仕えし十二宮(じゅうにぐう)騎士団の一人、ミハエル・ヒュードリッヒ・イフテンシュタイン。 教会の命ににより、現世に仇(あだ)なす禍根(かこん)の目たりえる咎人(とがびと)を粛正すべく参上した」 主10「言ってる意味が、全然わかんねぇよ……」 ミハエル08「君はまだ力に目覚めてはいないようだが。……気づかんかね? 己の内に宿る悪しき力の源流に」 主11「――力?」 ミハエル09「我々は、君の秘めたその力を畏れているんだよ。その力はこの世界に対して、いや、この次元にとって忌むべき存在。 (強い口調で)されば! 討つは我が使命!!」 [巻き起こる強風] 主12「っなっ!! ――うっ――ぐぁっ!!」 ミハエル10[以下呪文詠唱。上産業はブツブツ唱えて、最後の一行は叫ぶなり淡々と唱えるなりお好きに] 「いにしえより天地(あめつち)の間(はざま)に封じられし火焔の王…… その息は天を焦がす煉獄の炎…… その声は大地を焼き尽くす灼熱の波…… 万物を討滅するつるぎとなりて我が手にその身を顕現せよ…… 受けてみよ…ディアボリックフレア!!!」 主13「っぅわぁぁぁぁぁぁああ!!!」 [大爆発。轟音。その後やがて収まっていく] ミハエル11「フフッ……。少々派手にやりすぎたようだ。我が火焔の津波で骨まで蒸発したか……」 [踵を返して歩き去ろうとするミハエル] 主14「――イフテンシュタインとか言いましたよね」 ミハエル12「――むっ」 主15「相手を確実に仕留めたことを確認もせず、そう急いで帰ることも無いのでは?」 ミハエル13「貴様っ――!? ん?……貴様タカムラナツオではないな……?」 主16「ええ……。彼には少しだけ休んでもらっています。――はじめまして。私はタカムラ氷雨。」 ミハエル14「くっ…不覚にも今の魔力で覚醒させてしまったか……」 主17「ええ。私も今起きたばかりで状況が読めないのですが、貴方の放つその殺気だけである程度の現状は理解できます。 貴方には悪いのですが、あいにく私はまだ消えるわけにはいきませんので」 ミハエル15「ならば、消し炭になるまで焼き尽くすのみ!! 食らえ!! ディアボリックフレア!!!」 [大音響。突如氷の張る音。収束。] ミハエル16「――なっっ!! 私の炎が!?」 主18「ふふっ――。この力も意外に使えるものですね」 ミハエル17「くっ!? ――よりによって水の加護を受けた能力者とは!! ここは分が悪い…一度退くか」 主19「そう急がずとも……可能でしたら、もう少しだけ私の相手をしてはもらえませんか?」 [とどろく轟音] ミハエル18「なはっ――!? こ…、これが奴の秘める力…なのか……」 主20「実に、面白い力です……」 [パリパリと電気が流れる音] ミハエル19「なっ!? なにをするつもりだ?」 主21「水分子を急速に運動させるとプラズマが発生するんです。電子レンジの逆ですね。 勿論自然界では起こりませんし、もしそんなことがあっても個々のエネルギー量は軽微なものです しかし、こうやってスチーム状にした水を高温高圧下で瞬間的な運動量を上げてやれば……」 [パリパリと電気が流れる音が更に増す] ミハエル20「でっ、出鱈目なっ!! こんなこと黒魔術でさえ……」 [爆発音] ミハエル21「ぅぁぁああああああああ!!!」 [やがてあたりに静寂が戻る。鳴り響くパトカーのサイレン] 主22「――っふぅ、…に、逃がしてしまったよう、ですね……。 わ、私も…すこし、…疲れました。 また、少しの間…、眠らせてください」 [その場にどさりと崩れ落ちる] 【コメント】 出展・作者の黒歴史的メモより台本に書き直し
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伝説の勇者の伝説8 行方知れずの恩知らずとは、 富士見ファンタジア文庫より発売されている、伝説の勇者の伝説の本編の1つである。 概要 平成17年6月25日初版。 「ローランド編」の1つ。 新装版は「ティーア・ルミブル」が表紙。 収録 EPILOGUE Ⅰ 絶望が埋め尽くす仕組み 第一章 白の思惑、黒の思惑 第二章 価値のない神、退屈な女神 第三章 北に待つ鍵、南の門 第四章 絶望が埋め尽くさない心 EPILOGUE Ⅱ 絶望が埋め尽くす仕組み あとがき 主な関連用語 ライナ・リュート シオン・アスタール フェリス・エリス ミラン・フロワード ルーク・スタッカート ルシル・エリス ティーア・ルミブル ラフラ プエカ キファ・ノールズ レファル・エディア リーグルワーズ・ペンテスト スイ・オルラ クゥ・オルラ リル・オルラ ローランド帝国 ガスターク帝国 魔眼(神の眼) 複写眼(アルファ・スティグマ) 殲滅眼(イーノ・ドゥーエ) 怨嗟眼(ウィルノ・ヘイム) 夢置眼(エブラ・クリプト) 未来眼(トーチ・カース) ラッツェルの糸 グロウヴィル 石喰い(スパンクエル) 來獣の指輪 勇者の遺物 忘却欠片(ルール・フラグメ) 『すべての式を解く者』 聖洞
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スレ243より 366 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 13 51 04.67 0 見合いの相手から 「父が余命残り少ないので早く結婚して安心させたい」とせかされてすぐ結納 なのに挙式前に義父死亡 喪中につき式は延期だよねと思っていたら 「亡き父のためにも早く~」で式強行 そしたらとんでもない不良債権だったわ 急ぐとろくなことがないしせかせるヤツはたいてい詐欺師 367 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 14 05 05.18 0 366 さて、kwsk聞かせていただこうか 370 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 14 16 59.69 0 近親の喪中に挙式強行ってだけで、非常識さがわかるね 余命幾ばくもない近親のために段取りを急ぐのは珍しくないし、 結婚を意識して付き合ってきたカップルならむしろ親孝行だけど、 それでも挙式が間に合わずに亡くなってしまったら、普通は延期するよな 371 名前:366[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 14 32 19.49 0 370 そのとおりだと思う 父が夫(になる男)をいさめてくれたんだけど 「檀家になってる寺の和尚に頼んで特別に祈祷?してもらうから」とまで言われて… 「そんなにまでして私と結婚したいんだ」で舞い上がった自分が情けない ほんとうにほんとうにいろいろあったんで メモ帳まとめるのにどんだけかかるかと… とりあえず急ぎ過ぎたためにわからなかったことの最初の二点あげておく 河童ハゲだったことと上げ底靴で身長ごましてたこと これがすべての始まりだったw 379 名前:366[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 16 18 05.02 0 元がついてからだいぶ経つんでかなりウロになってるところもある ツジツマの合わないとこは勘弁して ひとつめは「お金」の問題 見合いの仲介をしてくれた人に財産問題について訊いてもらったんだけど それは財産のあるなしより 自分の親族で相続をめぐって大騒ぎになったことがあって そういうことが一番苦手というか嫌いだったから 夫には4人の姉がいて 義父の余命を考えたら、嫁いですぐ相続問題に巻き込まれることも考えられるわけで そしたら「家と土地はもう『生前贈与?』で、長男である夫のものになっているから問題は起こらない」ということだった でもそれは嘘だった 新婚旅行から帰ってくるなり、もめごとが始まった 夫は病床の義父に、「すべてを長男に」という遺言状を書かせていた そのことを姉たちは知らされていなかったので、大変驚き、腹を立てていた 380 名前:366[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 16 26 58.95 0 続き でも、遺言状があるだけでは相続はできなくて 「遺言執行人」という役割の人が必要なんだって 普通は弁護士とかに頼むものなんだろうけど 夫は依頼料をケチって新妻(私のことです)にさせようとした 「そんなことできない(法律に疎い&義姉たちから何を言われるかわからない)」と抵抗したけど 「名義だけだから」と説得され、書類にサインした それから後は、遺産をめぐる義姉たちや他の親族とのゴタゴタで新婚生活はめちゃめちゃ 私的にはそうだけど、夫的には「充実した新婚時代」だったらしい 義姉たちと不仲で、親戚からも総スカンを食っていた夫にとって 私はやっと手に入れた唯一の味方だった (そのわりには大事にされてなかったやんけ←自己ツッコミ) 381 名前:366[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 16 36 04.03 0 さらに続き で、何がエネかというと 義姉たちと私がうまくいかないようにしくんだこと (後だしすいません。義母は結婚話が起こるよりずっと前に亡くなっています) 共通の敵を持つことで、私を自分に縛りつけておきたかったんじゃないかな 「姉が『学生時代に貸してやった金を返せ』としつこく責めるんだ。 未成年の弟に援助したのを返せなんてヒドイよね? 『夫の借金は妻の借金。嫁の退職金を差し出せ』と言うんだよ」 なんてことを言われて、私は「ひどい姉さんたちだ」と思ってた 実は学生時代の借金というのは奨学金で、夫が払わないので連帯保証人の長姉が立て替えたもの もちろん長姉は、夫に対しては 「うちも苦しい。立派な稼ぎがあるんだから立て替えたものを返して」とは言ったが 私まで巻き込むつもりはなかった ほかにも、夫の語る「姉たちの悪口」に「そうなんだ」とあいづちを打っただけなのに それをぜんぶ私が言ったことにされてたり 義姉が送ってくれた娘へのプレゼントもこっそり捨てたり もっとボロイものとすり替えたりしてた 「こんなもの送ってくるなんて非常識!」と私に言わせたかったらしい 私はヘタレなので思っても言わなかったが、言わないでよかった 382 名前:366[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 16 39 07.80 0 これで最後です 長いわりに大したことなくてごめん これらのことは 私が経済的DVに耐えかねて、三歳の娘を連れ、夫のもとを逃げ出してから 義姉たちと会う機会があってわかった (証人=義父の弟&お寺の和尚さん) 遺産相続についても、姉たちが怒っていたのは 夫が姉たちに義父の世話を丸投げして金も出さず、あまり見舞いにも来なかったくせに 弱っている義父を脅して遺言状を書かせたから そして檀家寺へのお布施とか法要のお礼なんかは 都合のいいときだけ「無宗教」になってばっくれたから 本当にケチで金に汚い人だった 私の退職金もうまいこと言われて半分くらい巻き上げられたし その金を取り戻そうとジタバタしてたら逃げそこなったかもしれないので 金を取られたままであることに対する批判は甘んじて受けます ちなみに夫には水虫もあったことがのちにわかった 水虫はうつっても非常識がうつらなくてよかったと思う 385 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 17 07 01.86 0 まあ、結婚前の盲目状態はどんな聡明な人にも起こりうること 多少のモヤッとには寛容で行こうよw むしろ結婚前に、相手のボロが見えた時点で逃げ切れた人は その人の賢さ以上に運の良さがあるとして思えないよ 386 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 17 18 30.09 0 お見合いだと分かりやすい不良物件はまずないから騙されるよね 391 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 18 18 50.53 0 ハゲなら許せるが借金関係で嘘は許せない。不良債権なんぞいらんわw 392 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 18 32 11.16 P 366は託児スレの人なのかなー乙でした 音量UPされたのは3歳の娘さんか・・・絶縁オメでした 【イイ加減ニ汁】うちは託児所じゃない85【玄関放置】より 486 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2011/06/11(土) 22 40 20.83 ID BHUw2+qy 474 うちの旦那は適当に話してる。 今日も「何でいつも自転車掃除してるの?~」に対して、「日本代表で3バックは無いだろう」と返してビックリした。 その後もシステムの話や、ご贔屓のチームの移籍に関してしゃべり通し。 放子ちゃんが他の質問しても「お母さん美人?何やってんだ?お父さんの仕事は?」とか逆に質問攻め。 満足したのか呆れたのか、すぐ帰ってくれました。 500 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 09 37 58.51 ID MlP88eg+ 498 私はコレを長男にやって、嫁に蹴られた。 良いじゃんかよー。新聞読みたかったんだよー。 509 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 13 56 35.03 ID gSK2fqW8 [1/2] 500パパは わが子@乳児が泣きだしたら 見てたテレビの音量を上げた元旦といい勝負だと思う 510 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 14 14 06.03 ID 3WdOiaGM [3/4] 元か・・・・ 音量UPって跳び蹴りもアリだな よかったらチラ裏あたりでKWSK 515 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 17 39 46.54 ID gSK2fqW8 [2/2] 510 チラ裏じゃないし育児話でもないけど 元旦についてはエネスレに書いてきたとこ
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FX ◆9DPBcJuJ5Q コートを着込んだ1人のロボットが、瓦礫の山と化した街を、廃墟となったビルの屋上から見下ろしていた。 その瞳に何が映っているのかは、サングラスに遮られて何も見えない。 真一文字に結ばれた口元も、動こうとする気配が無い。 「ここにいたのか、ブルース」 すると、ロボットの――ブルースの名を呼ぶ声が聞こえた。 しかしブルースは振り向くようなことはせず、瓦礫の山を見下ろしながら、声を掛けてきたロボットに聞き返した。 「お前こそ、こんな所で何をしているんだ、キング」 キングと呼ばれたロボットは、その名に恥じぬ威容であった。……それも、彼が本来の姿ならば、であるが。 今のキングの姿は、ボロボロだった。愛用のハルバードも盾も無く、風に靡くマントも襤褸布になる一歩手前と言う具合だった。 「なに。最後の決戦の前に、君と話しておきたかったんだ」 「…………そうか」 キングの言葉に肯定も否定も返さず、ブルースはその場に留まった。 それを諒解と受け取ってか、キングはブルースの隣に並び立ち、同じ景色を眺めた。 「あれから、もう10年になるな」 「ああ。……結局、何も還らなかった。そして、失われたものの証明が…………この風景、か」 風が、無人の廃墟を吹きぬける。 この廃墟は嘗て、東京という都市であり、新宿と呼ばれる街だった。 東京が、新宿の街が、廃墟となってしまった理由。 それは、失われてしまったからだ。 小さな、それでも大切な存在が。 ロックマンという、ヒーローが。 ▽ 東京湾の間近に停泊している、ドクター・ワイリーの移動要塞。 そこにはワイリー博士率いる数多くのワイリーナンバーズが集っていた。だが、彼らの様子もまた、今までと――ロックマンと戦っていた頃と違っていた。 「ワイリー博士。キング軍団に動きが。恐らく、明日にでも攻め込んで来るものかと」 偵察から戻った忍者型ロボット――シャドーマンは、要塞の椅子にふんぞり返ったまま動かないでいる己が主に、自分の目で見たものをデータだけでなく己の口からも報告した。 これを聞いて、今迄のワイリー博士ならば慌てふためいた事だろう。 だが、今のワイリー博士は正面の巨大モニタ――ではなく、手元の小さなモニタを見ながら、気だるそうな表情を崩さず、一言だけ呟いた。 「……ロックマンはどうした?」 ワイリーらしからぬ張りの無い、消え入りそうですらある声にもシャドーマンは動じず、答えを述べる。 「おりません。……やはり、ブルースの言ったとおり、ロックマンは10年前に――」 「死におった、か。ふん、拍子抜けじゃが……まぁ、いいわい。お陰で、漸くワシの野望が成就するというものじゃ」 感動も感慨も無く、ワイリー博士はまるで他人事のように言った。 博士のこの姿を、10年前に、一体誰が想像できたであろうか。 シャドーマンは何も言わず、ただワイリー博士を見つめるのみ。 すると、また別の者が現れた。 「ワイリー博士、フォルテの調子も良好……なのでしょうね、あれで」 コウモリ型ロボット――シェードマンは含みのある言い方で報告したが、ワイリー博士はそれを咎めようともしない。 「勿論じゃとも! やはり、あのプログラムは最強を求めるあやつにはうってつけじゃった!! フォルテのやつも漸く、わしの“最強傑作”に相応しくなりおった!!」 すると、ワイリー博士はここ最近では珍しく、目を爛々と輝かせ吼えるように叫んだ。 そう、今のワイリー博士が嘗ての覇気を取り戻す瞬間は、この時だけなのだ。 「……では、博士。我々はこれで」 「うむ。万事、抜かりなくな」 シェードマンの申し出にワイリー博士もすぐに落ち着いて返事を寄越した。それに続く形で、シャドーマンも退室した。 去り際に、ワイリー博士の背中の辺りを見て僅かに表情を強張らせたが、それだけだ。 「……シェードマンよ」 「なんですか? シャドーマン」 ワイリー要塞から出て、辺りから人工の光が消えたからこそ見えるようになった満点の星空の下で、シャドーマンはシェードマンと話し始めた。 今では、こうして話せるワイリーナンバーズも数少なくなってしまった。 「お主、今のワイリー博士をどう思う?」 シェードマンの顔は見ず、ただ北斗七星を眺めながら、シャドーマンは語り掛ける。 それにシェードマンも、同じ星を眺めながら答える。 「そうですねぇ……随分と、生き急いでいるように見えますよ。まるで、今まで見えていなかったゴールが急に目の前に現れたかのように、ね」 「そうだな。だが、そのゴールは果たして一つなのか、ゴールの先は栄光の架け橋なのか奈落の底へと至る闇なのか、それが気懸かりでならん」 思い出されるのは、フォルテを始め豹変してしまったワイリーナンバーズと、ワイリー博士自身。 そして、ワイリー博士に繋がっている数々のケーブル。 ワイリー博士が焦る理由も、その為に行ったことの意味も、分かっている。分かっているのだ。 「少なくとも、博士は栄光の架け橋へと続くゴールを目指しているのでしょうねぇ。だからこそ、彼らを“ああ”した」 「…………そうで、ござろうな」 形振り構わず、手段を選ばず。 全ては、己の悲願の成就のために。 その為の切り札として用意されたのが――。 「ゼロウィルス、か……」 自らの兄弟達を豹変させたプログラムの名を、シャドーマンは悲しそうに呟き、シェードマンは僅かに顔を俯けた。 2人はそのまま何十分も、何時間も黙って、星空ではない何処かを見ていた。 やがて、2人が再び星空を見ると、北斗七星にあるはずの無い八番目の星が輝いていた。 ▽ キングとブルースは語り合っていた。 日が沈み、月が昇っても、まだ語り足りぬと。 しかし、彼らの表情は硬く、声は淡々とした抑揚の無い平坦なもので、とても楽しげに語らっているようには見えなかった。 彼らに見えるのは、後悔と絶望という虚無だけ。 「ロックマンの最期は、ドクター・ワイリーに伝えたのか?」 「いや。ただ、“死んだ”とだけ伝えた。お前も、そうだったのだろう?」 「ああ、その通りだよ。…………あれから、何も無いな」 「世は全て、この世の内側で起こることのみだ」 「……シグマは、死んだのだろうな」 「そして、並行世界移動装置も使われる前に破壊された。俺達の約束が守られていないからには、な」 間断なく続けられていた2人の会話が、そこで初めて途切れた。 冷たい風が吹きぬける音だけが、辺りに鳴り響く。 気付くと、キングは拳を握り、全身をわなわなと震わせていた。 「ならば、誰も生き残らなかった……何も残らなかったというのか……!」 「…………かも、しれないな」 ブルースは廃墟の街を見つめたまま動かない。だが、彼の口元もまた、歪んでいた。 そうして、2人は無言のまま、ただ時間だけが過ぎていった。 やがて、空が白み始めてくると、キングがマントを翻した――その瞬間、2人のセンサが空間の異常を察知した。 何事かと、歴戦の戦士である2人は即座に身構えるが、空間の異常は一瞬で収束した。 後に残ったのは――ブルースの足元に落ちている、あるモノだけだった。 「これは」 「…………まさか」 それは、本来ならばこの世界にありえないもの。しかし、確かにこうして、今、この世界に存在しているもの。 彼ら以外の誰が知り得ようか。 それは、バトルロワイアルの忘れ形見。 この世界の誰が知り得ようか。 それは、地球を守るために大デストロンのコロニー落しを阻止する為に死力を尽くし、最高最後の蹴りを放って散った、仮面を被った正義の戦士が懐に仕舞っていた、彼の後輩の武器。 彼が散った後に発生したブラックホールに吸い込まれ、時空の狭間を彷徨って、全く異なる世界の全く異なる時代に――この世界の、この2人の前に現れたのだ。 ▽ ある平凡な夜が明けた日、ロックマンがこの世界から消失した。 この事態に、ライト博士やロール、ライトットは慌てて彼を捜し始めた。 そして、ロックマンが行方不明になってから暫く経ったある日。久しく音信不通であったキングがライト博士の下を訪れ、驚くべき事実が語られた。 ――ロックマンは、遠い異郷の地で戦い、死んだ―― この言葉を、誰もが疑った。信じなかった。性質の悪い冗談だとキングを叩き返した。 しかし、その言葉を裏付けるように、何日経っても、何週間経っても、何ヶ月経っても、何年経っても、ロックマンは帰って来なかった。 そんなある日、ドクター・ワイリーの何度目かになる世界征服の野望が始動したのだが、今回は様子が違った。 ワイリー軍団の先鋒に立つフォルテは、ただ戦いと最強だけを求めて、各地で強者と戦い、己が最強を敗者の残骸と共に世界に刻み付けた。ロックマンのことなど、一度も気にかけず。 続くワイリーナンバーズのロボットも、彼らの中にあった愛嬌や感情が極端に薄れ、彼らの本来の意義である戦闘にだけ特化した存在になっていた。 このワイリー軍団の猛攻に対して、人類は――ロックマンを失った人類には、成す術もない……かと、思われた。 だが、このワイリー軍団の猛攻に対し、かつて人類に宣戦布告したキングが全世界のロボットに呼びかけ、ワイリー軍団の手から世界を守るために新生キング軍団を結成し、ワイリー軍団に対抗した。 新生キング軍団には、クイックマンを始めとした変貌したワイリー博士についていけなくなった一部のワイリーナンバーズのロボットの姿まで見受けられた。 そうして、ワイリー軍団と新生キング軍団の戦いは半年以上にも及び、主戦場となった日本は大きな被害を受けていた。 戦況は、僅かながらワイリー軍団の優勢。その要因は、ロックマンの消失とフォルテを始めとしたワイリーナンバーズの豹変であることは、誰の目から見ても明らかだった。 そして、最終決戦を迎える今日は、奇しくもロックマンが消失してから調度10年となる日だった。 ▽ キング軍団の勇士を、精鋭たるキングナンバーズを、たった一つの黒い影が蹂躙し、粉砕していく。 強く在れ、と作られたその存在は、正しく最強として己が存在を誇示していた。 その強き存在の名は、フォルテ。 最強の前に、王者――キングは膝を屈そうとしていた。 「く、くく――はぁーっはっはっはっはっ!! おいおい、どうしたキング? 前に俺をコケにしやがったあの余裕は何処に行きやがった!」 闘争心の昂ぶるままに笑い、吼えながら、フォルテは寸毫も攻撃の手を緩めず、しかし戦いを弄ぶ。 フォルテは右手のフォルテバスターを連射し、今にも倒れそうになっていたキングの体を無理矢理起き上がらせた。いや、跳ね上げた、というべきか。 「ぐ……う、うぅおおおおおおおおお!!」 無理矢理に立ち上げさせられたキングは歯を食い縛り、失われた左腕から、胸に開けられた風穴からオイルが流れ出るのも構わずに、フォルテに残された右腕で殴りかかった。 しかし、そんなものでは最強に、その瞬間からより強く在ろうとしている者に届くはずもない。 キングの最後の一撃を、フォルテは正面から拳を激突させ、キングの拳を粉砕することで完膚なきまでに叩きのめした。 キングはそのまま、呻き声すら漏らさずにフォルテの足元に転がった。 「ちっ、つまらねぇ。所詮、最強の俺に敵うヤツなんてアイツしか………………アイツ?」 敵の大将を討ち取ったことにも何の感慨も懐かなかったフォルテの人工頭脳に、不意に、何かが過ぎった。 ありえないはずの存在が、知るはずのない何かが、フォルテの回路<ココロ>を掠めた。 「アイツって、誰だ? 俺は生まれたその時から最強だった。なら、俺に敵うヤツがいないのは、当然、だ……」 我こそは最強。我こそは無双。我こそは頂点。 足元に築かれた、物言わぬ骸の山の頂点に唯一人立っていることこそが何よりの証明なり。 ……だというのに。そのはずなのに。 何故、目の上に、あるはずのない青い影がチラつく……! 「イライラする……イライラするんだよおおおおおおおおおお!!」 苛立ちのまま、フォルテは手当たり次第に街を、キング軍団のロボットを破壊していく。 そして、ついにその凶弾が避難シェルターに迫ろうとした、その時だった。 青い閃光が、フォルテの頬を掠めた。 「やめろ! フォルテ!!」 一瞬目を見張り、すぐに声がした方に顔を向ける。 そこにいたのは――青い、影。 「お前は……? お前は……!?」 青い、人影。 青い、人を模したモノ。 青い、鎧を身に纏った戦士。 「もうこれ以上、この世界を、この街を、みんなを! 傷付けさせはしないぞ!」 聞くだけでむず痒くなるほど小奇麗で甘っちょろい台詞を、平然と言ってのける青いヤツ。 青い、心優しく平和を愛する、正義の戦士の名を――フォルテが、最強を求める者が、忘れるはずがない! 「お前は……お前はァ――! ロックマン! ロックマンかぁ!!」 「そうだ。俺は、最も勇気ある兄の名を受け継ぐ者――ロックマンXだ!!」 ▽ キングは、ノイズが混ざっていく音の中から、辛うじてその声を聞いていた。 砂嵐が酷くなる視界の中で、その姿を確かに認めていた。 エックス。未知なる可能性と危険性を併せ持つ戦士の姿を。 歴史は変わった。本来辿るはずだった歴史では目覚めなかったはずの彼が、こうして目覚めて、ロックマンのように戦っている。 ならば、自分のやった事も全てが無駄ではなかったと、キングは安堵し、やがて彼の身を案じた。 キングの知る彼は、ロックマンと同じ優しく平和を愛する心を持っていたが、それ故に修羅の道に堕ちてしまった。 それはきっと……彼が、■■になってしまったから。 だから、彼に伝えなければならない。それが、あのバトルロワイアルから何もせずにおめおめと生き延びた自分達が為さなければならない、最後の事なのだから。 どんな時でも、どんな場所でも――どれだけ時空を隔てていようとも。 君は決して、■■ではない。■■になるはずがないのだ、と。 だが、キングはもう声を発することも、立ち上がることも出来ない。 だから…… ――頼むぞ、ブルース―― 十年来の盟友の名を心の中で呟き、キングは機能を停止させた。 ▽ 奇縁により盟友となった男、キングの機能が停止しても、ブルースは動かない。……否、動きたくても動けないのだ。 ブルースの身体は、ボロボロだった。 元から動力炉の出力が不安定だったのだが、それが、10年前のあの時から更に酷くなっている。この10年間で機能停止しなかったことでさえ奇跡なのだ。 このことを、ブルースは決して恨んでいない。 事情はどうあれ、自分はシグマの所業を見過ごした――否、彼の思想に僅かながらに同調していた。 それによって、どれだけの命が失われることになろうとも構わないと、それを悪行と知りながら善しとしたのだ。ならば、赤い仮面の正義の戦士による一撃で瀕死に追いやられたのも、二度と戦えない身体になったのも、当然の報いだ。 ただ、悔いることがあるとすれば――ロックマンが死んだあの戦いの結末を、シグマというロボットの最期を、最後まで見届けることが出来なかったことだけ。 シグマには、並行世界移動装置が作動した際に、自分達の下にバトルロワイアルの情報が収められたデータチップを送ってくれと頼んでおいたのだが、それも届かない。 ならば結末は、そういうことなのだろう。 だが、偶然か奇跡か必然か。 あの日から調度10年経った今日、この日に、自分の下にこれが現れた。 ならば、これと共に語り継ごう。 彼にだけは――未知なる道という、天国とも地獄とも知れぬ場所を往くことになる末弟にだけは、語らなければならない。 自分が知る限りの真実を。語れるだけ、伝えられるだけの全てを。 そうして、ブルースはエックスとフォルテの戦いを最後まで見守った。 ▽ 半日以上に亘った新生キング軍団とワイリー軍団の最終決戦は、キングは死亡したものの、人知れず現れたロックマンを継ぐ新たなる英雄の活躍により、新生キング軍団の――人類の勝利で幕を閉じた。 その新たなる英雄は、辺りに人気の無くなった頃に、廃墟と化したワイリー要塞から出ると、ボロボロになった髑髏の意匠を見上げて、すぐに前を向いて歩き出した。 ――~♪ ~~♪ すると、どこからか何かの音が聞こえてきた。 風の吹く音とは違う、特定の音を組み合わせた芸術――確か、音楽というものだったか。 そして、この音楽には聞き覚えがある。博士が教えてくれた2種類の音楽の内の片方だ。 このメロディは、ロックンロールではなく……ブルース。 ブルースの音色が聞こえてきた先を振り返ると、そこには、黄色いマフラーと黒いバイザーが印象的な赤いロボットが立っていた。 「俺に、何か用ですか?」 新たなる英雄は、一瞬、ワイリー軍団の生き残りかと身を強張らせたが、赤いロボットの姿を見た瞬間に、何故か警戒心が払拭された。 懐かしい、と。今日、初めて外に出た彼にはありえないはずの感情が生じていたのだ。 「お前に、話したい事がある……エックス」 「どうして、俺の名前を!?」 自分を作ったライト博士しか知らないはずである自分の名前を言い当てられたことに、彼――エックスは驚いた。 だが、赤いロボットは、当然だ、と言わんばかりに笑みを浮かべた。 「知っていたから、さ」 「知っていた……?」 成る程、知っていたのならば知っていてもおかしくはない。だが、ならば、どうして彼はエックスの名を知っていたのだろうか。 そんな疑問を口に出すより先に、赤いロボットが語り始めた。 「お前に、話したいことがある。ある2人の、心優しい、平和を愛した2人の戦士の末路だ」 エックスは戦いが終わったことを、ライト博士に一刻も早く伝えたいと思っていた。だから、本来ならばこんな所で見ず知らずのロボットの長話に付き合う必要は無い。 だが、何故かエックスは、その話を聞かなければならないと、そう感じていた。 1人は、青い少年のロボット。心優しい彼は、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。その中で出会った友を失っても、立ち止まらずに走り続けた。 その結果、彼は見ず知らずの誰か守ることに命を懸け――助けた誰かに見限られ、殺された。 もう1人は、青い青年のロボット。心優しい彼もまた、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。まるで、先程の少年のロボットに同調しているかのように。 だが、戦いの中で些細な誤解から犠牲が生まれ、その絶望に彼は押し潰された。戦いの中で守るべき者を殺してしまい、更生させるべき者に庇われて死なせてしまい、彼は、優しく、強く、平和を愛するが故に――1人で、戦いを潰す為に戦い始めた。 戦うもの達の善も悪も問わず、ただ“戦いそのもの”を悪しきモノとして、彼は修羅の道を往った。戦いを潰す為に善いモノをも殺し、守るべきか弱い存在さえも見捨てた。 だが、そんな彼を、自分以上に心優しく平和を愛していた戦士の死という更なる絶望が襲った。 絶望の中、彼は心を完全に鬼として、戦うもの、戦わせるもの、戦いを広げるもの、戦う意志を持つもの、それらすべてを敵として、破壊するために戦い続けた。 そして、その戦いの果てに――彼は、自分と同じ正義を志す戦士達を道連れにして、最期は親友の手によって討たれた。 赤いロボットが語り終えると、暫く、エックスの思考も身体の動作も停止していた。 だが、やがてわなわなと身体が震え始め―― 「酷い…………そんなのって、そんなのってあんまりじゃないか……!」 ――その目から、涙が溢れ出した。 どんなロボットも持たない、エックスだけの特別な機能。それが、『泣く』という機能だった。 とめどなく涙が溢れ出るほどに、エックスは2人の戦士の末路を我がことのように悲しんでいた。 その涙を見つめながら、赤いロボットは更に言葉を続ける。 「だが、事実だ。現実に、そのようなことが起こり……今も、もしかしたらどこかで同じようなことが起きているのかもしれない」 「そんなの……許せない。そんなことがあるなんて、俺には……!」 正しい者ばかりが、理不尽な暴力と絶望に打ちのめされる。 そんなことがあっていいのか? そんなことが許されていいのか? 少なくともエックスには、そんな現実を、そんな世界を認めようとは思えなかった。 その想いも、ライト博士が作り上げた人工頭脳によるものなのか。それとも――もっと別の何かによるものなのかは、誰にも知る由は無い。 「ならば、この事実を知ったお前は……これからどうする?」 エックスの流す涙を見つめながら、赤いロボットが更に問うて来た。 本来ならば、稼動したばかりのエックスは答えに詰まっていただろう。 だが何故か、赤いロボットが語った2人の戦士の末路を聞いた今では、すぐに答えが出てきた。 「俺も戦います。彼らと同じように、この力を正しいことのために――世界の平和と、みんなの笑顔を守るために使う!」 それこそが、自分の存在する意味、自分自身で選んだ在り方、ロックマンXの生きる道だと、エックスは断言した。 それを聞いて、赤いロボットは納得したようにゆっくりと頷き―― 「そうか。なら、それでいい」 ――一瞬だけ、とても優しく微笑んだ。 その笑顔に、エックスは誰かの面影を重ねた。 「だがな、決して忘れてはならないことがある」 「決して、忘れてはいけないこと?」 エックスが聞き返すと、赤いロボットはゆっくりとした口調で話し始めた。 「お前のその想いがある限り……どんな時でも、どんな場所でも、お前は決して独りではない、お前の心は孤独にはならない、ということだ」 言うと、赤いロボットは何かを取り出し、エックスに手渡した。 「これは?」 それは、何かのグリップだった。 煤けてボロボロで、一部は中身の機械が露出し、付いているボタンを押しても何も起こらない。 これが、一体なんだというのだろうか。 「先程の2人とは違う……暗闇に操られ、絶望の底に叩き落されても尚、その暗闇を打ち払い、自分の信じる正しいもの――正義の為に、最期まで……戦い抜いた男が……持っていた、もの、だ」 赤いロボットはエックスの疑問に答えてくれたが、何か様子がおかしい。 しかしエックスがそのことを問い質す暇も与えず、赤いロボットは更に語り続ける。 「その男の名も、Xだった。……エックス、俺の言葉と、彼らの……存在が、遠く、時空を隔て、ても……確かに、常に……共に在ること、を……忘れる、な…………」 言葉はそこで途切れ、赤いロボットはまるで糸が切れたように、ガクリ、と膝を崩した。 エックスは慌てて、彼を抱き止めた。 「どうしたんですか!? しっかり、しっかりしてください!!」 エックスは何度も、必死に赤いロボットを呼び続けた。 だが、彼から返事が返ってくることは無かった。 これが、出来の悪い兄から、お前にしてやれる、最初で最後の、せめてもの事だ…………。 …………ロック、エックス……すまなかった。ライト博士も、申し訳、ありませんでした……。 キング、シグマ。待たせたな。俺達のような機械にも地獄があるのなら……俺も、今、逝く、ぞ…………。 ▽ フォルテが、ワイリーナンバーズの大半が破壊されても尚、今回もまたしぶとく逃げ延びたワイリー博士は、しかし今までとは違う様子だった。 「許さん……許さんぞライトぉ……! ロックマンX! よくも、よくもわしの夢を! ワシの野望をぉぉ……!」 泡を吹きながら、その言葉をまるで呪詛のように繰り返しながら、ワイリー博士は生き残った数名のワイリーナンバーズと共に秘密研究所に篭り、研究に没頭した。 その只ならぬ様子にシャドーマンとシェードマンは息を呑み、しかし何も言うことが出来なかった。 ワイリー博士には、もう……時間が無いのだ。 ワイリー博士の研究とは、何か。――それは、ワイリー博士の夢を叶えるためのもの。 ワイリー博士の夢とは、何か。――それは、ワイリー博士の生きがい。 では、ワイリー博士の生きがいとは、何か? 世界征服?――違う。 ロボットによる、ロボットのための、ロボットの世界を作ること?――違う。 ワイリー博士の研究が目指すもの。 ワイリー博士の叶えたい願い。 ワイリー博士の生きがい。 それは…………トーマス・ライトを、ロックマンを超えること。 ゼロっ わしの最高傑作!! 倒せぇ わしの敵!! わしのライバル!! わしの生きがい!! 倒せ! あいつを!! 行けぇっ!! そして……破壊せよ!! 最期にそう言い残して、シャドーマンとシェードマンに看取られ、ワイリー博士は息を引き取った。 その傍らには、金髪の赤いロボットが眠っていた。 奇しくも、それと同じ頃。 新たなる英雄を封印したライト博士もまた、多くの人やロボットに惜しまれながら、永い眠りに就いていた。 “悪の天才科学者”アルバート・W・ワイリーと、“ロボット工学の父”トーマス・ライト博士。 思惑は違えども、人類の二大頭脳が共に未来へと遺したモノ。『未来への遺産』の名は―― ――ZとX。即ち、最後のモノ達―― ▽ 何時かの時代。 何処かの場所。 其処に、遺されたモノ達の姿があった。 彼らは、同じ時代に生き、同じ場所で前に進んでいた。 それが、互いに背を向けた地獄へと至る孔か、互いを見失った天国へと至る階か、それとも――共に歩む、現実を生き抜く茨の道か。 それを知る者は、今、この時には誰もいない。 それは、語り継がれる物語ではなく、新たに語られていく物語。 The following story is the Future X.
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スレ249より 633 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 19 34 35.69 0 じゃあ先週見かけた見ず知らずの人の話を投下する。 駅のホームで電車を降りたらババァと男が女性に怒鳴り散らしていた。 ババァと男は親子(顔面瓜二つ、松尾版内に激似)で女性は嫁らしい。 野次馬しに近付いたんだがババァの小言は聞き取れなかった。 旦那はいろいろ言ってたが要約すると「お前がいつまでたっても気が利かないから母さんの機嫌を損ねた」「お前みたいなダメ嫁 も ら っ て や る ん じ ゃ な か っ た」(これは原文ママ) おいおい、家庭板の話は全部ネタなんじゃなかったのかよと思ったわww 嫁は終始無言無表情で聞いてたんだが旦那が「俺は母さんと帰るからお前は勝手に帰ってこい」と言って嫁を残したまま電車で行ってしまった。 一回切る 637 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 19 51 33.25 0 電車がいなくなったあとも嫁は無表情のまま同じとこ見てた。正直怖かった。 そしたら「別れなよ!」って女の声がしたから見てみたらDQNぽいカップルの女がキレた顔して嫁に言ってた。 小悪魔agehaみたいな髪のくせに嫁に向かって必死に離婚を勧めてた。 「実家に帰れ」と言うagehaに嫁は「実家に迷惑はかけられない」と言う。 そしたらagehaが「うちのお姉ちゃんもそう言って飛び降りた」と言い出した。 これには嫁も私も彼氏もびっくり。 agehaは微妙な色の汁を目から出しながら泣いていた。泣きながら訴えてた。 嫁は泣きそうな顔になっていた。 すぐ近くのベンチに座って聞いていた初老の恐らく夫婦の旦那さんが「見知らぬお嬢さんが泣くほどあなたを心配しているのに、あなたのご亭主の態度はどうでしたか」と優しく言うと嫁は声をあげて泣き出した。 そのあとはagehaとご婦人で嫁を慰めていたんだが、私はひたすら野次馬していたのが恥ずかしくなったのでせめてもの罪滅ぼしにここの持ち出し一覧やら先人たちの知恵を紙に書き出して渡した。 agehaとご婦人は電話番号を渡してた。 どうでもいいがどう見ても70代の爺さんがiPhone使っててびっくりした。 639 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 20 02 52.61 0 嫁はやっと泣き笑いになって次の電車に乗って帰って行った。 agehaの説得もあって実家に連絡をとり離婚に向けて動くそうだ。 このあとは知らないんだが、あの嫁の幸せを祈りたい。 初老のご夫婦は自分たちが乗るはずだった特急電車を見送ってしまったらしいので乗り換えを検索して教えてあげたらすごくお礼を言われた。 穏やかなご夫婦だったが、旦那さんが奥さんの手を繋ごうとしたら「いやですよw」と奥さんにやんわり断られていたww agehaのほうは終始空気だった彼氏が「お前の姉ちゃん生きてんじゃん!家でネトゲしてんじゃん!」と言うので一同「えっ」www 「飛び降りたとは言ったけど死んだとは言ってねぇよ!」(原文ママ) 確かにwwwww 長くなってごめん 641 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 20 06 04.84 0 ageha、GJすぐるwwwww 643 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 20 06 28.90 0 目から汁が・・ もちろん透明w アゲハと旦那さんと 637GJ! 無事離婚できたらいいね 645 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 20 06 54.21 0 良かった姉ちゃんも無事でwwwww 653 名前:633[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 20 25 07.02 0 褒めてもらえてすごい嬉しいけど自分も最初はいいネタだと思ってヲチしてた下種なんだ。agehaに感化されただけでww いい人の話しか書いてないけど、最初はもっとホームにも人がいたけど中には嫁を見てヒソヒソニヤニヤする人もかなりいた。 私は嫁に対する夫の顔が忘れられない。 汚いものを見る目ってああいうのだと思う。相手が嫁だなんて信じられん。 自分は結婚どころか恋人も残念なことに残念なんだけど泥沼系好きでよく家庭板みるんだ。 でも半信半疑のネタみたいな感じで読んでた。あんな人間本当に実在するんだね。 本当にあの嫁と、似たような状況のここのスレの人には幸せになって欲しいと思った。 語ってごめん 名無しに戻ります 663 名前:633[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 21 35 03.98 0 名無しに戻るといっておきながらごめん 嫁、携帯持ってなかった。 それどころか財布も持ってなかった。 切符は持ってたけど駅まで車だったらしく駅から家まで車で30分以上かかるって言ってたが旦那たちはマジでおいて行っただろうから歩いて帰りますと。 だからご夫婦がお金を渡してた。 そういった経緯で電話番号を交換してたんだ。後出しでごめん。 664 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/10/06(木) 21 39 55.00 0 すごいね。 妻にそんな事が出来るとかマジでエネ夫の脳内は判らんよ。 こういう糞は結婚するなと思う。ママンとイチャコラしてろっつの
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つい最近まで毎日のように昼間から配信活動をしていた渋谷のキングが、珍しくあまり配信をしなくなっているとしてたまご温泉の話題を盛り上げている。そして、一体なぜ彼が配信をしなくなったについての考察も多くされていた。渋谷のキングのツイッターでは「新PCに乗り換えたら配信できない」との報告がされているが、これは配信を一切しなくなるための理由にはならないと考えるものが多かったようだ。 彼が配信をしなくなった理由として有力な説が、例のリフォーム店といざこざを起こしているという説であった。 リフォーム店コヤマ、渋谷のキングの父親による経営ではなかった 今まで渋谷のキングの父親が経営されていると考えられていたリフォーム店・コヤマは、つい最近の3月26日にサイコロやリア充斉藤からの問い合わせを受けていた。サイコロは4回以上にわたりリフォーム店コヤマに電話し、「純一君から嫌がらせを受けている、父親として助けてほしい」と伝えたが、電話の相手は自身がキングの父親であることを否定していた。 斉藤による後の調査によると、リフォーム店コヤマの店主は苗字こそ同じではあったものの渋谷のキングの父親とは全くの別人であったことが電話帳から分かったようだった。これもまた、今まで定着してきたキング周辺情報を覆す出来事となる。 そして、この後リア充斉藤が同じくリフォーム店コヤマへ問い合わせを行った。いたって普通の応対を行う店主だったが、キングの父親が在宅しているか否かを斉藤が質問すると態度が急変。突然怒り出し、斉藤の話を聞かずに一方的に斉藤の電話番号を聞き出そうとし続けていた。店主は怒り出した際の一言目に「なんで昨日から…」と言いかけて激しく咳き込んでおり、以前から関連の話題が電話で問い合わせられ辟易していたと思われる。犯人はやはりサイコロだろうか。 リフォーム店コヤマはキング宅と徒歩数分の距離にあるという。リフォーム店コヤマの店主が電話で見ず知らずの人々からキングの名前やキングの父親について問い合わせられ続ければ、キング宅へ連絡がいかないこともあるまい。そのために配信をいつものようにできなくなっているのではないか、とたまご温泉では言われているようだ。 一方キングの父親に関しては、食品製造企業にかつて勤めていたが現在は退職しているとの情報がFacebookから浮上していた。情報源のFacebookアカウントは氏名がキングの父親と同姓同名であり、かつ現住所がキングの住所と同じであることから、情報の真偽は判断しづらい状況となっている。こうなってしまうとキングの父親が本当にリフォーム店コヤマに勤務しているかどうかすら怪しくなってきてしまうのだが、今のところたまご温泉では、リフォーム店コヤマの店主がキング家の親戚であり、そういった関係から職を同じくしているという可能性が高いと考えられているようだ。 キングが配信をしなくなった理由に関する他の説としては、リア充斉藤らが4月に計画するキング宅へのリア凸を恐れているという説もある。 ツイッターで罵声の嵐を浴びる渋谷のキング また、近所に限らずTwitterでも風当たりが激しくなりつつある渋谷のキングは、4月1日に「 新PCに乗り換えたら配信できない?なんでや!!! 」とTwitterに投稿した結果、「何言ってんのお前」「あれ?情弱?」「自演大好き小山君」などといったあらゆる罵声を浴びせられていた。また、小山純一という名前のアカウントからは「俺は関西人が嫌いなんだよ。きたねぇエセ関西弁使ってんじゃねーよ。」という返信を受けている。これはかつて渋谷のキングが似非関西弁を配信上で批判していたことを受けての発言であるようであり、なかなか皮肉が効いている。 この投稿を行った小山純一は、3月31日に笑っていいともの放送終了を受けて「 タモリさんお疲れ様でした。いいともー! 」とTwitterに投稿した渋谷のキングに対しても「俺はミーハーが嫌いなんだよ。お前は毎日みてたのか?違うだろ。騒ぎたいだけのミーハーがよ。」と返信しており、ここからも皮肉を匂わせている。 ニコニコ動画にて名作がまたしても出現 そして、ニコニコ動画の「渋谷のキング」タグ動画では、アンチが謹製の動画を投稿するたびに渋谷のキング本人が無編集の長時間な配信の録画を投稿し、新着の動画一覧からアンチの動画を目立たなくさせられるという応酬が相も変わらず続けられていた。しかし、今日になってまたしても新たな動画が話題を盛り上げた。今回の話題作は次の2本である。 数多く存在する純一文学の中でも特に異彩を放ち、コピペとして語り継がれ続けた名作を動画化した作品である。内容は極めて短いながらも、平凡な流れを一転させる衝撃的なオチが特徴となっている「ピピ…ピピピ…」だが、この動画作品ではその特徴がよく強調されており、絶妙な余韻を最後に残している。またしても純一文学ファン必見の動画の登場となってしまったようだ。 テレビアニメ作品「魔法少女まどか☆マギカ」におけるオープニング映像のパロディとなっている作品。あらゆる素材がふんだんに使われており、作者のセンスの深さが伺える作品となっている。アニメーション制作会社の「シャフト」の文字が微妙に弄られて「シャブ小山」に変えられているというさりげなく絶妙なネタも仕込まれている。
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藤井秀悟 言わずと知れたヤクルトの元お騒がせエース。 2年目に最多勝を獲得し頭角を現すと3年目も防御率を良化させ、195イニング10勝と活躍 しかし、現エースカツオが新人王を獲得で、印象は希薄になり、不倫&離婚発覚、さらにはafoの呼び名のきっかけとなるW杯観戦後風邪で登板回避などろくな年では無かった。 翌年運命を分かつ肘断裂。が、和田に投球を教えるなどハチャメチャ。 術後は速球のキレが落ち2005年はムエンゴ投手として復活するも他は不本意な成績が続き、お騒がせ性格もあり日本ハムへトレード。 ブログでのキャラなどその憎めない性格や押本KZを残し去った経歴からやくせん民からは未だに復帰を望むものもいるほど好かれている。逆に日本ハムファンからは不評でDJペグを中心に不満を述べるものもいる。 2008年10月12日、真中・度会・小野・河端の引退試合に駆けつける。 これだけなら元ヤクルト選手としてさして驚くことでもない。 だがなんとその日の昼間、この人、大阪京セラドームで行われたオリックス戦(CS)で思いっきり先発してたわけで…(試合終了後大阪から飛行機で神宮へ向かったらしい) そして後日ブログで4選手それぞれについての思いを語り、その文面にやくせん民は涙した afo年表 2001年 オープン戦の結果から首脳陣に怒られた腹いせに無茶な投げ込みを敢行し、 練習計画が台無しになったおかげでさらに大目玉を食らう。 5月22日の巨人戦で8対1とヤクルトの大量リードで迎えた9回表に二死三塁の場面で遊ゴロを打ち全力疾走。清原を中心に総スカン食らい号泣。ヒーローインタビューを拒否した。 最多勝受賞で優勝に貢献。優勝祝賀会では酒に弱いためベロンベロンに。 優勝特番に出演するも、酔っ払ってまともな返答ができず途中退場させられる。 翌日先発だったが、案の定二日酔いでメロメロ。 2002年 サッカーW杯を観戦に行って風邪をひき先発回避。「afo」が定着し始める。 フライデーに不倫をすっぱ抜かれる。 2003年 元々痛めていた肘の靭帯が切れてしまいシーズンを棒に振る。 大学の後輩であるホークス和田が訪ねてきたとき、禁止されているのに腕を使って熱血指導。 2004年 やっと投げられる状態になりファームで調整登板をしている時期に横浜で交通事故を起こし、 親友の福留に怒られる。「何やってんですか。野球以外のことばかりで話題になって」 また事故そのものよりも、午前6時という時間に自宅や練習場所から遠く離れた場所にいたことで問題に。 シーズン半ばに一軍復帰を果たすものの、走者としてボーッとしていたときに牽制され、 慌てて帰塁し足を痛めて残りシーズンを棒に振る。 2005年 ナゴドで好投を続けるもウッズに危ない球を投げる。さらに怒ったウッズに対し舌を出し、襲い掛かられるも何故か逃げずにぶん殴られ首を痛める。 ウッズとは移籍後仲直り報告。 ヒーローインタビューで次の日に登板する投手を亮くんさんとばらす。 「えー、明日投げる川島にも悪いイメージを残してしまって申し訳なかったですし・・・」 2006年 交代を告げられる前にリリーフカーに乗って登場するも、結局投手交代は無く、歩いてマウンドから去る。 UFOキャッチャーで取ったタイヤキのぬいぐるみを、見ず知らずの人に自慢する。 2007年 ハンカチ王子ら母校早稲田の選手に焼肉を奢った様子をブログにアップしてしまい、プロアマ規定に触れるとして球団から怒られる。 オールスター休みにプールではしゃいで流血。 すさまじい更新頻度と内容から、週刊誌にてプロ野球選手の「ブログ王」に認定される。 フリーアナウンサーとの車内キス写真が写真週刊誌に掲載されるが両者とも交際を否定。 アナウンサーは翌年結婚。・・・・勿論他の人と 振られたよ~ 2008年 サイパンでの自主トレ中に北海道日本ハムファイターズへのトレードを通告される。 通告前にサンスポにすっぱ抜かれるが、正式発表前にブログに掲載したこと、 自主トレを切り上げずに帰国しなかったことが物議を醸す。 成績が低迷してるにもかかわらず、ダルビッシュ夫妻、ほしのあきとヴァレンチノのパーティーへ。その脳天気ぶりがファンをあきれさせる。 11.14 新宿アルタで『笑っていいとも♪』の観覧待機中であることを自身のブログに書き込む。番組が始まると、本当に観覧席に白シャツ姿で座っていることが映される。さすがに周りは女性が多く、野球選手だけあって体格があるためすぐに判明。「藤井秀悟がいいとも観覧中」、芸スポ板にも「【野球】日本ハム・藤井秀悟投手、“笑っていいとも!”を観覧する」というスレが建ち、ちゃねらーを大騒ぎさせる。ちなみにチームは沖縄でキャンプ中であるものの、彼はメンバー外らしく、おそらく自主トレの合間を縫っての行動と思われる。 2009年 ブログで「バレンタインのチョコ送ってくれたらプリクラとサイン送るよ!」と書いたところチョコ殺到、宿舎の自室を埋め尽くす 12球団勝利の記録がかかったヤクルト戦でファーストのベースカバーに入らず逆転負け、吉井コーチを激怒させる プライベートでも自分のグッズ(Tシャツ)を身に付け、ダルや久に「どんだけ自分好きなの」とツッコまれる ご飯を食べに行った先で偶然スピードスケートの大菅小百合選手と同席、2ショット写真をブログに載せるがエントリ名は「彼女できました」 とにかくやくせん民は移籍しても活躍を祈ってる。がんばれよ~ 2010年 FAで巨人へ移籍。先発予想されていた9月16日のヤクルト戦の試合前に呑気に神宮外苑をランニングしていたために先発でないことがバレてしまう。どこへ行こうとも貫禄のafoっぷりは健在なようで安心と言うかなんと言うか…。 。_ ≡≡ ◆ ∥阿| ≡≡ ビューン (´〓` )∥呆| ≡≡ 0┳0 ) ∥ ̄ ≡≡ ◎┻し'━◎ afofofofo…