約 1,086,112 件
https://w.atwiki.jp/gotham/pages/56.html
鬼人正邪は、生まれついての弱者だった。絶対的な弱者だった。 喧嘩をすれば当然負けるし、下克上を企てれば計画ごと叩き潰される。 妖怪・天邪鬼として生まれてこの方、ただの一度も「勝利」を収めた事はない。 だがしかし、その代わり。鬼人正邪の心は、ただの一度も「屈した」事はなかった。 ――天邪鬼が反逆する事をやめたらおしまいだ。 ――反逆の意思が折れた時点で、天邪鬼は、概念として死ぬ。 その思い一つで。殴られ、蹴られ、地べたを這いつくばっても、鬼人正邪は立ち上がる。 その心折れない限り。何度でも、何度でも、鬼人正邪は反逆の鐘を鳴らし続けるのだ。 ◆◆◆◆ ゴッサムシティの腐敗の象徴たる貧民街。 腐臭漂うその一角で、少女を中心とした人だかりが出来ていた。 口汚い男たちの罵声と、痛烈な打撃音が、薄汚れたビルの谷間に反響する。暴行されているのは、中心にいる少女だった。 それは、富裕層に手が届かず、自分よりも下を見下す事しか出来ない街のゴロツキたちの憂さ晴らし。 「おい、聞いてんのかガキ!」 「小娘が、初めて見た時からテメーの態度は気に食わなかったんだよ!」 頭の弱そうな罵声と共に、一人の拳が少女の顔面を打ち据えた。口の中が切れて、血反吐を吐き出す。 無様に倒れ伏すしか出来ない少女の腹を、一人の足が容赦なく蹴り抜いた。肺の中の空気と共に、逆流してきた胃液を吐き出す。 身体が麻痺して動けなくなった少女の身体を、男たちは寄ってたかって蹴り始めた。 顔だろうが胴だろうが腕だろうが足だろうが、お構いなしに殴られ蹴られ、少女の身体がみるみる青痣だらけになってゆく。 それが暫く続いた所で、ふと、暴行の雨が止んだ。一人の男が、少女の黒髪を掴み上げる。 「おい、クソガキ。これに懲りたら、二度とナメた口聞いてんじゃねえぞ」 少女は――正邪は、口の中に溜まっていた血反吐を、男の顔に吐きかけた。 吐出された血反吐が男の目を刺し、男はうっ、と呻いて正邪の髪から手を離した。 「……ナメやがって、雑魚の癖に。ゴロツキ風情が粋がってんじゃねえよ」 次に罵声を飛ばしたのは、正邪の方だった。 正邪はそう言って、痣だらけのその顔でべろんと舌を突き出して、ゴロツキを睨み返すのだ。 正邪のその一言が、鎮まりつつあった男たちの火に油を注いだ事は明白だった。 そこから先は、逐一筆舌に尽くす事も憚られる程の暴力の嵐だった。 何せ此処は、腐敗しきったゴロツキの巣窟。言葉で分からないなら、暴力で訴えるしかない。 その日正邪は、自ら言葉を発する体力すらなくなるまで、殴る蹴るといった暴行を受け続けた。 だけども、男たちが正邪への暴行に飽きて立ち去るその時まで、正邪の瞳に宿った反逆の灯火はついぞ消える事はなかった。 ◆◆◆◆ 日が沈みかけた頃、路地裏から人の気配は消えていた。 この地区の治安は最悪だ。ビルの壁を凄まじい勢いで侵食してゆく緑の蔦の不気味さも相俟って、今や此処で夜を明かすのは正邪一人くらいのものだった。 どうやらこのクソのような貧困層で、クソのようなゴロツキどもの憂さ晴らしの相手をするクソのような浮浪者というのが、この街で正邪に与えられた役割らしかった。 金もなく、地位もなく、失うものなど何もない正邪にはお似合いの役割と言える。この生活だって、幻想郷で虐げられ続けてきた頃と比べてもそれ程変わりはない。 一人ぼっちで夜を明かす事だって慣れている。小人族の姫と別れてからというもの、正邪は幻想郷中を敵に回しながら、毎日こうやって夜を明かして来たのだから。 ああ、せめて反則アイテムをこっちに持ち込めたなら、あんなゴロツキにやられるだけの日々は送らずに済むのに。 無事ゴッサムに持ち込めたのは、肩に羽織っていたひらり布と、首かけていた天狗のトイカメラの二つだけだ。 最後に保護した反則アイテム――奇妙なシャブティも、何の力も示さずに未だ正邪のポケットの中で眠っている。 その他の反則アイテムは全て幻想郷に置き去りにしてきてしまった。今頃はもう、姫に回収されている頃だろうか―― (ん……?) なんて。そんな事を考えて物思いに耽っていた時、正邪はその耳で、一人の人間の足音を聞きつけた。 蔦に覆われたビルの壁に力なく背中を預けて座る正邪の双眸は、やがて現れた一人の浮浪者の姿を認めた。 此処よりも些かマシな治安をした地区に住み着く浮浪者だ。そいつは手にフランスパンを抱えて、正邪の隣に腰掛けた。 「いつもいつも大変だねぇ、お嬢ちゃん。とっとと謝っちまえばいいものを」 こうやって男が正邪に声をかけるのは、果たして何度目、何日目だったろうか。 毎日来る訳ではないが、こっぴどくやられた日にはこうして食事を持って現れる。 男は手にしたパンを半分ほど千切って、疲労のあまり徐々に姿勢がズリ落ちつつあった正邪の腹の上へ投げた。 「ほら、食えよ。腹減ってんだろ」 「いらない。お前らみたいなクズの施しを受けるなんて真っ平だ」 眼球だけをギョロりと動かして、正邪は浮浪者に一瞥をくれてやる。 大体にして、正邪は人間ではない。一日食べなかったくらいで死んだりするものか。 「あぁあぁ、そういう事言うから、ああいうゴロツキに目を付けられるんだろ」 「私はそういう生き方しか出来ないんだよ、なんてったって……――」 ――私は、アマノジャクだからな。 そう言おうとして、正邪はしかし、やめた。 この男は所詮NPC。それも、おそらくは現実世界でも浮浪者であろう救いようのないクズだ。 そんなモブのクズ野郎に、自分の素性を明かした所で一体何になる。得られるものは何もない。 「なんてったって……? 何だっていうんだよ、お嬢ちゃん」 「チッ、何でもない、忘れろ。そしてとっととどっかいけ。私を哀れみの目で見るな、胸糞悪い」 そうだ、それが正邪は気に食わない。それが何より許せない。 自分だって浮浪者だというのに、この男はちっぽけな正義感を翳して正邪を見下しているのだ。 正邪はいつだって強者に反逆し続けて来た、言わば最強の弱者だ。そこには力はなくとも誇りがある。決して折れぬプライドがある。 だから正邪は、強者が気に食わないのは当然として、自分が弱者であるという事実を享受している誇りのない弱者も同じくらい気に入らない。 誇りひとつを武器に生きてきた正邪にとって、誇りを持たない弱者などは救いようのない唾棄すべき存在なのである。 「……いつまで見てンだよ、とっとと消えろって言ってるだろ」 ふいに、浮浪者の視線に気付いた正邪は、もう一度浮浪者にガンを飛ばす。まじまじ見られるのは不愉快だ。 「いや、そういやぁ、お嬢ちゃんの左手のそのタトゥー、そういうのを探してる奴が居たのを思い出してさ」 「えっ」 ここで初めて、正邪の顔色が変わった。 男は知らないのだろうが、正邪の左手の甲に刻まれたそれは、タトゥーなどではない。 これはサーヴァントを使役する為に用いられる令呪だ。それを探している、という事は。 考えを巡らそうとしたその刹那、ビルの屋上から高速で振ってきたのは、槍を構えた男だった。 「ッ?!」 痛む身体に鞭打って、反射的に飛び退く。 正邪が座っていた場所に、槍の切っ先が突き立てられていた。 間違いない。聖杯戦争に参加するサーヴァント――ランサーによる襲撃だ。 「な、何なんだいきなり……!」 狼狽える男の背後から、今度は貧困層の路地裏には似つかわしくない、ブランド物のスーツを身に纏った若い男が現れた。 男は何処までも冷たい声で、己がサーヴァントに命令を下す。 「面倒だな……その邪魔なゴミを殺せ、ランサー」 「――……はっ」 逡巡は一瞬だった。ランサーの槍は、浮浪者の首を容易く斬り飛ばした。 あっけない幕切れだった。男の身体から鮮血が吹き上がって、その身体がドサリと崩れ落ちた。 「あっ……」 つい、反射的に伸ばした正邪の手は、何にも届かず、空虚を掴むだけだった。 「やれやれ、まさかこんな吹き溜まりの浮浪者がマスター候補とは、世も末だね」 嘲笑。 男の血で赤く濡れた、男が正邪にくれたパンを、ランサーのマスターがぐしゃりと踏み潰した。 「テメェ……ッ」 ギリリ、と。正邪の奥歯が軋む音が聞こえた。 本来ならば端正な筈の、血と痣で汚れた正邪の顔に、さっと怒りの朱が差す。 「……なんでだ。なんでそこのクズを殺した。そいつに殺される理由があったっていうなら、私にも教えてくれよ」 「………………」 正邪の問いに、ランサーは何も答えようとはしなかった。 逆らえないのだ、この下僕は。自分よりも強者である、後ろのマスターに。 その上下関係を証明するように、ランサーのマスターが歩み出た。 「おいおい、俺達は聖杯を勝ち取るために戦ってるんだ。英霊同士の戦場で邪魔になる障害物を切り捨てて何が悪い。 大体にして、こいつは役割の薄いNPCだろう。吹き溜まりのゴミ一人殺したくらいで、そこまで怒る奴があるか」 「…………ッ!」 返ってきたのは、最高に気分の悪い回答だった。 激情を堪え、眉根を寄せて、すっと目を伏せる。 ふいに、ランサーのマスターに踏み潰されたパンが視界に入った。 あのクズが寄越したクソみたいなパンは、最早潰れて原型すらも留めていない。 あっけないものだ。あの男も、あのパンも、抗うだけの力を持ってはいない。 だから、潰された。 「あァ、そうさ! 確かに奴は胸糞の悪いゴミ野郎だった。これが弱肉強食だというのなら、成程殺されるのも仕方がないと言えるだろうよ。 だがな、それは殺される理由があるならの話だ。お前らは今、この私の目の前で! 力を持たず、殺される理由もない弱者を一方的に踏み躙ったんだッ!」 それは、反逆者たる正邪にとって、何よりも許しがたい暴挙。 別に、命は尊いものだから、とか。そういう反吐が出るような綺麗事を言いたい訳じゃない。 力を持った強者が持たざる弱者を一方的に虐げる。その一点においてのみ正邪は気に食わなかった。許せなかった。 だが、言ってしまえばそれはこの世界の法則だ。 強者が繁栄し、弱者は淘汰される。そうやって人は歴史をつくってきた。 それが世界だ。世界とは、いつだってそういうものだ。 目の前の男たちは、それを体現したに過ぎない。 自分たちの正当性を主張するように、敵のマスターは言った。 「いいか? これは聖杯戦争なんだよ。皆自分の願いを懸けて戦ってる。そんな綺麗事言ってちゃ生き残れねぇぞ、お前」 「はァアア~~? 何が聖杯戦争だ、何が願いを叶える願望機だ。そんな物の為に戦うなんて、馬鹿馬鹿しくって反吐が出る!」 「……ああ、そうかい。だったら、とっととここで脱落しろよ。やれ、ランサー!」 マスターが正邪を指差し、勝利の確信に満ちた声で命令を下す。瞬間、ランサーが凄まじい勢いで飛び出した。 「クソが……ッ!」 悪態をつきながらも、槍を片手に突き進むランサー目掛けて、正邪は使い慣れた弾幕を放つ。 それを回避しようと右へ踏み込もうとしたのであろうランサーの身体が、左へと踏み込んだ。 「なにッ!?」 ランサーは自ら弾幕に飛び込み、被弾し、その衝撃で数歩後退った。 一体何が起こったのか分からなかっただろう。正邪は、ランサーの視覚の左右を鏡のようにひっくり返したのだ。 右に動こうと思えば左に動くし、左に動こうと思えば右に動く。それが正邪の「ひっくり返す能力」の真髄。 「な、なんだ……今のは……ッ!」 「チッ、何をやっている、ランサー!?」 狼狽するランサー。苛立ちを隠そうともしないマスター。 勝利を確信していた筈のマスターの声には、僅かに焦燥が入り交じっていた。 だが、悲しい事に咄嗟に発動したひっくり返す能力の効果時間は短い。 通常の感覚に戻ったランサーが、戸惑いつつも正邪に切っ先を向け直す。 その姿を見るに、ダメージらしいダメージは通っていないらしかった。 「チッ、やっぱり英霊相手に通常弾幕じゃろくなダメージも与えられねぇ。私のサーヴァント様は一体何してやがるんですかねぇ」 「サーヴァント……? なんだ、お前、聖杯戦争には興味ないんじゃなかったのか?」 「はァ? 馬鹿な事言うなよ。聖杯に辿り着く意思がないなら、こんなクソ溜めに居る意味がないだろ」 そうだ、誰も聖杯に興味がないとは言っていない。 正邪だってマスターとして戦って、聖杯まで辿り着くつもりだ。 ただし、目的が人とは少し違う。正邪がここに居るのは、聖杯に願いを叶えて貰う為ではなく。 間抜けな面で正邪を眇める二人を嘲笑うように、正邪はくつくつと笑い出した。 「ククク……私が何を考えているか、知りたいか? 知りたいよな?」 問うが、正邪は敵の回答などは求めていない。 敵が何かを口にするよりも先に、正邪はここ最近で一番の景気の良さで滔々と語り出した。 「上に立つ者が居るなら下からとことん楯突いて、見下す奴らにゃ下克上を成す。 見上げた場所に誰かが居るなら、私はそいつに反逆する。上がある限り何処までも、終わりのない反逆の鐘を鳴らし続ける!」 それが鬼人正邪の存在意義。 それが鬼人正邪の心の強さ。 そして。 「――それが、私が私であるための条件だッ!」 鬼人正邪は虐げられ続けてきた、哀れなアマノジャクだ。 何かをひっくり返す事以外に楽しみもなければ生きがいもない。 自分の存在意義を懸けて、正邪はただ反逆をする。 強者どものイデオロギーにただ反抗し続ける。 それが正邪というちっぽけな妖怪のすべて。 困惑を浮かべる二人の敵に、正邪はニタリと笑って舌を突き出した。 「フン……分からないなら教えてやろう。私が破壊すべきは、弱者どもを殺し合わせる力そのもの! 私が下克上を成すべき相手は、この聖杯戦争……ひいては、願いを叶える願望機そのものだ!」 「お前、まさか……ッ!」 ここまで言えば、敵も正邪の意図を察したのだろう。ならばこれ以上説明をしてやる義理はない。 心の内で高らかに鳴り響く反逆の鐘に突き動かされるままに。両腕を広げ、口角を、正邪は嬉々として名乗りをあげる。 「――我が名は正邪! 生まれ持ってのアマノジャクだ!」 「やれッ、ランサー! その小娘を殺せェエエッ!!」 その意味を理解しようともせず、マスターの命に従い、ランサーは再び大地を蹴った。 だけども、ランサーの槍が正邪に到達する事はなかった。それどころか、一歩も踏み出す事すらもなかった。 ビルの壁を這う深緑色をした不気味な蔦が、まるで意思を持ったようにランサーの四肢に絡みつき、その動きを封じたのだ。 「ようやくお出ましか」 にぃ、と。正邪の頬が釣り上がる。 瞬きをした次の瞬間には、正邪とランサー、両者の間に、もう一人の男が居た。 赤のシャツに黒いロングコートを纏った、年若い茶髪の男。ポケットの中のシャブティは、いつの間にか消えていた。 男はちらりと正邪に一瞥をくれた。正邪は不敵に口角を釣り上げた。 「あーあー、随分と遅いご登場ですねぇサーヴァント様ァ、私を見殺しにする気かと思ったぞ」 「フン、待たされたのはこっちだ。貴様が俺のマスターの器たる強者かどうか、見極める必要があった」 「あ? 強者? この私に対して、強者と言ったのか? 笑わせるなよサーヴァント。私はアマノジャク、最強の弱者だ! 生まれてこの方一度も勝ったことがないが、生まれてこの方一度も屈した事がない、それがお前のマスターだッ!」 強者ではなく、弱者として。それも、最強の弱者として、正邪は笑った。 金もなく、地位もなく。誇り以外に失って困るものを持たない正邪は、その誇りに突き動かされるままに嘯いた。 だが不思議と、それで見放されるという予想はしなかった。茶髪のサーヴァントは、鼻を鳴らして笑みを浮かべた。 「フン……成程。貴様は確かに『最強の弱者』だな。 その言葉を聞けたなら、ここまで待った甲斐があったというもの……!」 男は一人でニヤリと笑うと、懐から取り出した果物ナイフのついたベルトのバックルを腹部にあてがった。 瞬時にベルトが生成され、男の腰に装着される。そのベルトを装着した男は、何処までも自身に満ちた声で名乗りを上げた。 「名乗るのが遅れたな。俺はアヴェンジャーのクラスのサーヴァント――」 そして、付け足すように、低く威圧感のある声で男は言った。 「――この世界の法を憎み、巨大な力に反逆する者だ」 バナナが描かれた錠前を指でくるりと回して、男はそれをベルトに装着する。 変身、と一声掛けられると同時、錠前がベルトの果物ナイフに切り開かれた。 アヴェンジャーの頭上に、次元を割いて巨大なバナナが現れる。ベルトから流れ出るやたらとテンションの高い音声をBGMに、アヴェンジャーの頭にバナナが落下した。 変身に掛かる時間は一瞬。アヴェンジャーの身体を、赤と黄色の西洋風の甲冑が覆って、その身を『アーマードライダー・バロン』へと変化させる。 「人は誰もがみな、強くなるほど優しさを忘れていった。貴様も同じだ、ランサー」 「何……だとッ」 「貴様も騎士なら、その外道の言いなりになる事に抵抗はあった筈。だが貴様は、己が願いを優先し、異を唱える事もせず弱者を踏み躙った……!」 バロンとなったアヴェンジャーの言葉に、ランサーは歯噛みする。 されど、蔦に四肢を封じられ身動きの取れないランサーに、出来る事など何もなく。 「……せめて最期は騎士らしく、この俺の手で華々しく散らせてやる」 バロンがベルトの果物ナイフを素早く三度倒した。 その時点で、最早ランサーのマスターは勝機はないと判断したのだろう。ランサーを見捨てて一目散に逃げ出していた。 下衆なマスターを持った事がランサーの不幸。次の瞬間には、黄金色に光り輝くエネルギーの奔流に、ランサーはその身を貫かれていた。 ◆◆◆◆ 戦火の過ぎ去った路地裏に訪れたのは、いつも通りの不気味な静けさと気味の悪いじめっぽさだった。 ランサーによって殺された男が寄越したパンだったものは、今や赤黒く薄汚れたゴミとして路地裏の端を転がっている。 思い返せば、あの男は本当に胸糞悪いクズ野郎だった。男が優しい声をかける度、天邪鬼の正邪にとっては虫酸が走る思いだった。 純粋な善意でパンをくれているのなら、男の前で自分の胃袋でもブチ抜いて、その善意が私を殺すのだ! くらい言ってやりたい気持ちもあった。 だが、最終的に訪れた結果はこれだ。末期の言葉も残せずに、遺言すらも残せずに。 強者による蹂躙、その被害者があの浮浪者だった。 (クソ面白くもねぇ……ッ) 冷めた目でパンを見下す正邪の胸の内には、未だ熱い怒りの炎が滾っていた。 あの男は、正邪に恨まれこそすれ、いきなり現れた通りすがりの強者に踏み躙られる謂れなどはなかったのに。 「おい、見たか? これが力を持たない弱者の末路だ、我がサーヴァントよ」 嘲笑と共に、正邪は己がサーヴァントに一瞥をくれる。 正邪のサーヴァントは強い。ビルの壁を伝う蔦すら利用した戦いぶりに、ランサーは逃げる事すら叶わなかったのだから。 バックルからバナナを外し、人間の姿に戻ったアヴェンジャーは、さもありなんといった様子で頷いた。 「それが弱肉強食、この世界の法だ」 「気に入らねぇ。だったら、そんな法は私がブッ潰す」 「ほう。それがお前の望みか、正邪」 「……私はアマノジャク、すべてをひっくり返す者だ。 強者が弱者を踏み躙らない世界を、私がこの手で築くのだ」 それは、あの小さな姫様と共に掲げたお題目とは少し違う。 弱者を虐げ続けてきた強者に対する、正邪からの宣戦布告だった。 「だが、貴様は聖杯を破壊する為に戦うと言った」 「ああ、言ったな。聖杯ってのがどんな物か私は知らないが、奴は上から目線で願いを懸けて殺し合う連中を見下してやがる」 それがどうにも我慢ならない。力を持った者に見下されるのは、心底胸糞が悪い。 何よりも、上から目線で「願いを叶えてやる」というのが面白くない。打ち出の小槌の魔法とはその点で性質が違う。 戦って、戦って、戦って、戦って。その果てに辿り着く力が、未だ自分の上に立っているという事実が正邪は許せないのだ。 だから正邪は聖杯をブッ壊してやりたいと思った。最後に待つ絶対的強者サマの鼻を明かしてやりたいと思った。 「聖杯を破壊する為に、聖杯戦争に加担するという訳か……矛盾だな」 「何も矛盾してはいない。力を振り翳す者全てが私の敵だ。ここにはそういう奴らがわんさか居るんだろう?」 獲物を前に舌なめずりする肉食獣さながらの獰猛さを感じさせる笑みで、正邪は唇をぺろりと舐めた。 この場には、自分よりも強い奴らが蠢いている。自分よりも強い『獲物』が、ひしめき合っているのだ。 正邪の言わんとする事を察したアヴェンジャーが眉根を寄せて言った。 「貴様……まさか、自分よりも強い者、『強者』にだけ戦いを挑む気か……?」 「それが私の下克上だ。付き合いきれないか? フン、笑いたくば笑え、馬鹿だと罵るがいい。お前がやらないなら、私は一人でもやるぞ」 本心だ。姫と掲げた下克上が失敗して、幻想郷中から追われる身になったとて、正邪は下克上の野望を捨ててはいない。 たとえ一人になろうとも、やるしかないのなら、どんな手段を使ってでも下克上を成し遂げる。それがアマノジャクだ。 やがて正邪に睨め付けられたアヴェンジャーは、くつくつと笑みを漏らした。 「……いや。貴様は面白い奴だ。俺が貴様のサーヴァントに選ばれた理由が分かった」 強者に嘲笑われ続けてきた正邪だが、アヴェンジャーの笑みに、見下しは感じられなかった。 不思議な男だ。この男はもしかしたら、自分と似た性質をしているのかもしれない。そう正邪は思った。 だが、どんなに自分と似ていたとしても、互いの願いが一致しないのならば共闘は不可能。 「おい、聞かせろよアヴェンジャー。お前の望みはなんだ」 「貴様の言葉を借りるなら、下克上だ。強者が弱者を虐げるこの世界の法を俺は否定する。 俺は、この世界を破壊し、今の人間では決して実現できない世界を、この手でつくり上げる……つもりだった」 「つもりだった……?」 何かを懐かしむように、アヴェンジャーはふっと微笑んだ。 「ある男との戦いで、俺は『強さ』を知った。その男は、何度涙を流そうとも、決して折れなかった。 自分の弱さを認めながら、それでも強く、泣きながらでも進んでいく……それが俺の認めた男の『強さ』だ」 「……なんだそりゃ」 正邪ははじめ、アヴェンジャーが何を言いたいのかが分からなかった。 泣く、というのは弱者のする事だ。そう正邪は思ったが、しかし罵る気にはならなかった。 何度泣いても、折れずに前へ進んでいく。それは、まさしく何度殴られても屈しなかった正邪と同じではないか。 だとするならば、アヴェンジャーの言うその男は正邪と同じく『最強の弱者』と呼べるのかもしれない。 そんな正邪の考えを読んだようなタイミングで、アヴェンジャーは言った。 「俺はお前の中に、あの男と同じ『強さ』を見た。お前に付き合ってやるのも悪くはないと思えた」 「ならば世界への復讐はどうする? お前はアヴェンジャーだ、世界への復讐がお前の存在意義だろう」 「ああ、続けるさ。確かに俺はあの男と戦い、人は何度間違おうともやり直す事が出来るのだと知った。人の未来を信じてもいいと思えた。 だが、それでも世界の構図は変わっていない。強者が弱者を虐げ、踏み躙る、「弱肉強食」というシステムは未だ俺の敵だ」 それが反逆の理由。 だからこその『アヴェンジャー』。 ましてや、この腐り切った街はアヴェンジャーの憎む世界の縮図のようなものだ。 弱者から金を、土地を、あらゆる財産を搾り取った強者は富裕層で気楽に暮らし、その皺寄せがこのクソ溜めなのだ。 それらの話を聞いて、アヴェンジャーの事を何となく理解したような気がした。 とりあえず、扱いやすかった針妙丸と違って、このサーヴァントは自分に似て小難しいと正邪は思った。 それから一拍の間を置いて、アヴェンジャーは、ふん、と一息ついてから、滔々と語り出した。 「さっきも言ったが、俺はここ数日、貴様の行動を観察していた。そして鬼人正邪という存在を何となくだが理解した。 確かに貴様は弱い。だが、貴様の野望には、俺が力を貸すに値する『強さ』がある。その『強さ』に、俺は懸ける」 「お、おう。そうか……変なやつだな、お前」 困惑する。何となく褒められているような気がして、正邪は気分が悪かった。 正邪は天邪鬼だ。罵られ、嫌われる事を喜び、人に喜ばれると自己嫌悪に陥る。そういう嫌な奴なのだ。 ……と、そこでふと、正邪はひとつの違和感に気付いた。 「っていうか! ずっと見てたのならとっとと出てこいよ!? 何度クソみたいなゴロツキに殴られたと思ってるんだ!」 「そうだ、それがお前の『強さ』だ。何度殴られ蹴られようとも、貴様の心は折れなかった。ただの一度も屈しなかった……!」 それに続く言葉は、まるでおかしなものでも見るような笑いと共に。 「そして挙句の果てには自分が殺されるかもしれないという状況で、あの啖呵だ。だから俺は、貴様を俺のマスターに値する存在だと認めた」 さっき言っていた、アヴェンジャーの認めた男と同質の強さがあるから。 それでようやく納得した正邪は、そうかよ、と一言。もう自己紹介も十分とばかりに、踵を返して、歩き出す。 だが、笑みと共に語られる言葉は、そこまでだった。 「待て」と。アヴェンジャーの刺すような言葉が正邪の後ろ髪を引く。 振り返った正邪に、アヴェンジャーは、その力強い双眸をきっと尖らせて、正邪に向き直る。 「最後に一つだけ聞かせろ、正邪」 「なんだよ」 「聖杯に下克上を成すという貴様の願いは分かった。だが、聖杯の力なしに、どうやって世界を変えるつもりだ。アテはあるのか」 「さてねぇ……アマノジャクってのは悲しい種族でね。反逆する相手がいないと存在意義も示せないんだよ」 正邪の言葉の意味を察したアヴェンジャーが、眉を潜めた。 「……貴様、永遠に戦い続けるつもりか?」 「少なくとも、生きている限りは反逆を続けるだろうな」 「もしも貴様の望む下克上が成し遂げられ、戦う理由がなくなった時はどうする」 「その時は、その時だ。今度は今まで強者だった奴らに力を貸してもう一度下克上を成し遂げるか…… いや? 私の望む下克上が成った時点で、もう私の居場所はこの世界にはないのかもしれない。だったら大人しく死ぬさ。下克上を成し遂げて死ぬのなら、悪くない」 何となく、そんな予感めいたものがある。 アマノジャクとは、下克上を成す事で自分の存在意義を確立する生き物だ。 下克上の相手もなく、反逆する甲斐もない世界に、アマノジャクの存在意義などはない。 だから正邪は、その最後の瞬間が訪れるその日まで、きっと世界に抗い続けるのだろう。 「馬鹿な奴だ」と一言漏らしたアヴェンジャーは、正邪を追い越し、歩き出した。 路地裏に吹き込んだ風がアヴェンジャーのコートを揺らす。正邪もまた、アヴェンジャーと共に表の世界へと歩み出した。 ここからが下克上の始まりだ。 もう日の当たらない世界で、虐げられるだけの弱者で終わりはしない。 今度こそ、この世界に下克上を成し遂げるのだ。そんな決意を胸に、鬼人正邪の戦いは始まった。 【クラス】 アヴェンジャー 【真名】 駆紋戒斗@仮面ライダー鎧武 【ステータス】 筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:C 幸運:D 宝具:A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 下克上:B+ 自身よりも強大な力に戦いを挑む、抗う者に与えられたスキル。 相手との実力差や人数差、また、一度敗北した相手と戦闘をする場合など、 不利な状況・条件での戦闘を続行する場合、ステータスに補正が得られる。 【保有スキル】 勇猛:B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 カリスマ:C- 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。 駆紋戒斗の場合、国家運営は出来ないが、弱者を率いて強者に立ち向かう際に真価を発揮する。 森羅の君主:A 果実の呪いを乗り越え、ヘルヘイムの植物を自在に操る能力。 また、同じスキル同士が激突した場合、ランクの高い方が植物の支配権を奪う。 魔力放出:A+ 『弱者が掴みし叛逆の真理(ロード・バロン)』解放時にのみ発動可能。 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 また、膨大な魔力を掌から放つ事で敵の武器を受け止め、それが強力な加護のない通常の武器であった場合、判定次第で破壊する事も可能。 【宝具】 『乱世を切り拓く騎士の鍵(戦極ドライバー)』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 特定のロックシードを使用する事で、『アーマードライダー・バロン』への変身を可能にする宝具。 主にバナナロックシード、マンゴーロックシードを用いて変身出来る二つの形態を使い分けて戦う。 バナナアームズでは槍型の武器、バナスピアーを。マンゴーアームズではメイス型の武器、マンゴパニッシャーをそれぞれ使用する。 他のロックシードがあればアームズチェンジする事は可能だが、アヴェンジャーが所持しているロックシードは上記の二つのみである。 『覇道を往く創世の鍵(ゲネシスドライバー)』 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 レモンエナジーロックシードを使用する事で、『アーマードライダー・バロン』への変身を可能にする宝具。 従来のバロンよりも全体的なスペックは底上げされているが、筋力・耐久の面でのみマンゴーアームズに劣る。 両端の刃で接近戦を、弓矢として遠距離戦を。遠近両用の弓矢型の武器、ソニックアローがこの形態の主な兵装。 他のロックシードがあればアームズチェンジする事は可能だが、アヴェンジャーが所持しているロックシードはレモンエナジーのみである。 『弱者が掴みし叛逆の真理(ロード・バロン)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:A 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:D 宝具:A 禁忌の果実を口にし、ヘルヘイムの呪いをも跳ね除けたアヴェンジャーの最後の姿。 人を越え、オーバーロードとして覚醒した力を解放し『ロード・バロン』へと変身する。 その力はロックシードを用いて変身する他の形態とは一線を画する。使用する武器は大剣「グロンバリャム」。 【weapon】 バナナロックシード バナナを象ったロックシード。 戦極ドライバーに装着する事で、アーマードライダーにバナナアームズを装着させる。 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:C マンゴーロックシード マンゴーを象ったロックシード。 戦極ドライバーに装着する事で、アーマードライダーにマンゴーアームズを装着させる。 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:B 耐久:B 敏捷:D 魔力:C 幸運:D 宝具:C レモンエナジーロックシード レモンを象ったエナジーロックシード。 ゲネシスドライバーに装着する事で、アーマードライダーにレモンエナジーアームズを装着させる。 また、ゲネシスコアを装着した戦極ドライバーにも対応しているが、アヴェンジャーは使用できない。 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:B 【人物背景】 チームバロンの元リーダー。20歳。アーマードライダーバロンに変身する青年。 幼少期に大企業・ユグドラシルコーポレーションによって、実家の町工場を潰されており、それ以来社会に対し強い反骨心を抱き始め、 「弱者が一方的に虐げられる世界」を否定し、その社会の破壊と、新世界の想像を目指すようになった。 傲慢不遜な性格をしているため、敵を多く作っている反面、メンバーや仲間達からは強い信頼を得ている。 常に自分の中にある「強さ」と「弱さ」という哲学に従って行動しており、「強者」と認めた者は強く評価し力を貸すが、「弱者」に対しては強い嫌悪感を持って接する。 その人生哲学の根底にあるのは、幼少時代、工場を失った重みに耐え切れず狂って行き、挙句の果てに自殺した父と、見ているだけしか出来なかった弱い自分という苦い記憶である。 上記の理由から、いかな苦境にも屈しない強靭な精神力の持ち主であり、たとえ自分よりも協力な存在相手であろうと恐れずに立ち向かうため戦績自体は奮わないものの、 多人数のアーマードライダーを指揮した戦闘では類稀なる統率力を見せる。 終盤では、他の邪魔者を排除し、天下へと至りつつあった戦極陵馬によってゲネシスドライバーを破壊され、あわや敗北の窮地にまで追い込まれたが、 それでも屈しない事を選び、その場に生えていたヘルヘイムの果実を口にし、戦極陵馬の理解を越えた超常の存在、オーバーロードへの覚醒を果たした。 最期は互いの死力を尽くして同じくオーバーロードと化した紘汰との決戦に挑むが、すんでのところで敗北。戒斗は結局「弱肉強食」という世界の法則こそ破壊できなかったものの、 人は間違ってもやり直すことが出来るのだと信じて未来に希望を託し、紘汰の「強さ」を認め、その腕の中で安らかに逝った。 【サーヴァントの願い】 生前、戒斗がついぞ叶えられなかった「弱肉強食」という法に反逆する正邪に付き合って、その夢を見届ける。 【マスター】 鬼人正邪@東方輝針城 【マスターとしての願い】 聖杯戦争と願望機、この街に蔓延るあらゆる「強者」に下克上を成す。 聖杯が現れたなら、その聖杯すら破壊して、世界への反逆を続ける。 【weapon】 ひらり布 打ち出の小槌の魔力を秘めた布。マントのようにして肩に羽織っている。 小槌の魔力を発動し、ひらり布に身を隠す事であらゆる攻撃から身を守ることが出来るが、これを纏っている間身動きが取れない。 一度使用すればひらり布自体に小槌の魔力が充填されるまで数時間は使用不可となる。 天狗のトイカメラ 打ち出の小槌の魔力を秘めたトイカメラ。紐で首にかけている。 小槌の魔力を発動してシャッターを切れば、写真に撮影した弾幕を切り取って消滅させる事が可能。 ただし、消滅させられるのは質量を持たない遠距離攻撃、もしくは銃弾のような質量の小さい遠距離攻撃に限る。 オートフォーカスで自動巻き上げ式。一度に三枚まで撮影出来るが、一度規定数を使い切ればカメラ自体に小槌の魔力が充填されるまで数時間は使用不可となる。 【能力・技能】 何でもひっくり返す程度の能力。 相手の視覚の上下・左右、もしくは、相手の感覚の上下・左右を入れ替える。 だが、そう長時間の入れ替えは出来ず、三騎士のような戦闘慣れした者が相手ならば、僅かな時間稼ぎにしかならない。 また、幻想郷の住人なので飛行と、弾幕の発射が可能。持っている道具含めて、基本的に遠距離弾幕戦で力が発揮されるものが多い。 【人物背景】 逆襲のあまのじゃく。 東方輝針城における5面ボスであり、道具が付喪神化し普段無害な妖怪まで暴れ出した百鬼夜行異変の黒幕。 人が嫌がることを好む、人を喜ばせると自己嫌悪に陥る、人の命令は絶対に聞かない、得をしても見返りは与えない、嫌われると喜ぶというまさに天邪鬼な性格。 強者が支配する安定した幻想郷をブチ壊し、弱者がものを言う世界に変えるという大きな野望を持って行動を起こす。 だが、正邪自体は虐げられる側の弱小妖怪であり、下克上を成し遂げるだけの力など無かった。 そこで目を付けたのが、小人族の末裔「少名針妙丸」の持つ秘宝「打ち出の小槌」である。 持ち主でありながら打ち出の小槌の概要をよく知らなかった針妙丸に「小人は幻想郷の妖怪達に屈辱を与えられた」という嘘の歴史を吹き込み、 更に打ち出の小槌の魔力の代償の事を教えずに針妙丸に使わせ、挙句の果てには異変解決後は針妙丸を捨てて逃げるなど、目的の為ならば手段は選ばない性格である。 終いには幻想郷の秩序を重んじる妖怪たちに懸賞金まで懸けられ、不可避の弾幕で襲い来る幻想郷中の追手から逃げ続ける事になる。 小槌の魔力が僅かに残った「反則アイテム」を駆使して今も逃げ続けている正邪だが、正邪本人はそれを手に再び世界をひっくり返すつもりである。 正邪が反逆をするのは天邪鬼という種族ゆえであって、反逆する事をやめた時、ひいては存在意義を示せなくなった時、意味といて妖怪・鬼人正邪は死んでしまう。 まさしく命を懸けて反逆し続けるしか出来ない哀れな種族と言えよう。 【基本戦術、方針、運用法】 強者と思しき敵を狙って倒す。慣れ合いをする気はない。 そして最後に現れた願望機を破壊する事で、聖杯戦争への下克上を完了とする。 両者共に協調性はないため、会ったばかりの他チームと素直に同名を組むのは難しい。 だが、巨大な敵に挑むため、散り散りの戦力を集めて戦う場合は、戒斗の統率力と 正邪の話術も相俟って、上手く連携の取れたチームを結成する事が出来ると思われる。 ただし、目的こそ一致しているものの、卑劣な手段を嫌う戒斗と、手段を選ばない正邪とでは選択するやり方が大きく違う。 戒斗という戦闘手段がある以上、正邪の二枚舌に出る幕はないかもしれないが、作戦の練り方には気を付けなければならない。 【参戦方法】 幻想郷で逃げ回っている最中、打ち出の小槌の魔力が残ったシャブティを発見。 まだ見ぬ反則アイテムだと思い保護した正邪だったが、それは聖杯戦争への参加証だった。 【令呪】 左手の甲に刻まれている。中心から三方向へと伸びた矢印型。
https://w.atwiki.jp/anzmaplevip/pages/221.html
基礎知識 デーモンアヴェンジャー デーモンアヴェンジャーデーモンアヴェンジャーの特性エクシードシステム ステータス スキル職業スキル 1次職 2次職 3次職 4次職 ハイパースキル 5次職 れべるうpに最適な狩場一次転職してから二次転職まで 二次転職してから三次転職まで 三次転職してから四次転職するまで 四次転職してからめいぽ廃人になるまで デーモンアヴェンジャーの特性 HPがメインステータスの職業。MPを持たない。更にはHPを消費してスキル使用する。 エクシードスキルという使用する度に強化されるスキルを持つ。 調子に乗ってアヘアヘやってると暴発してしまうので寸止め、を繰り返す。 イキたいのにイケない、そんな職業。 狩りに必要なスキルが少なく操作が楽。悪く言えば狩りが単調になりがち。 雑魚相手の狩りでも油断していると事故死の危険がある。 HPがメインステータスという特色のせいで他職のキャラと装備が共有できない。 白髪ゴキブリ。 エクシードシステム エクシードスキルは使用し続けると攻撃速度や攻撃範囲が段階的に強化されるシステム。 だが、同時にエクシードオーバーロードというデバフがかかる。これは最大20まで蓄積する。 オーバーロードが蓄積するとスキルの消費HPが増加し、攻撃時のHP吸収率が減少。 デバフはリリースオーバーロードで解除でき、その際に一定時間最終ダメージが増加する。 ステータス メインステータスはHP。自動配分を使えば自動的にHP極振りにしてくれる。 一応STR補正のある装備でも攻撃は上がってる気がするが振ってはいけない。 詳しい計算式とかのことはようじょだからわかんない。 スキル 職業スキル エクシード 1 条件:- ハイエフィシェンシー 1 条件:- ワイルドレイジ 3 習得Lv:70/120/210 条件:- ブラッドコントラクト 1 条件:- デーモンジャンプ 1 DJ/HJ/滑空 条件:- デモニックブラッド 1 条件:- コンバージョンスターフォース 1 条件:- デーモンジャンプ ジャンプ中に方向キー二回入力でダブルジャンプ、上方向二回入力で上ジャンプができる。 さらにキーダウンによって滑空が可能。操作が独特なので慣れが必要。 マウス右クリックでコマンドロックすると、通常のFJ(滑空不可)に。こっちでよくね? 1次職 エクシード:ダブルスラッシュ リリースオーバーロード アブソーブライフ デモニックシャープネス スキル振り 不足SPは0。まずデモニックシャープネスを上げると移動が楽になる。 移動は後でいいならリリースオーバーロードとアブソーブライフを優先的にMAXに。 ダブルスラッシュ … 「耐えられるか?」 範囲も速度もなんかビミョー…と思うが1次スキルはそんなもんだ。 リリースオーバーロード … 「…楽になった♪」 最重要スキル。デバフを解除、1分間最終ダメージを増加させる。回復スキルでもある。 オーバーロードが最大まで蓄積していない場合、増加量と回復量が下がる。 2次職 エクシード デーモンストライク バットスウォーム デーモンブースター アビサルレイジー ソリッドウィル デスペラードマスタリー インナーストレングス スキル振り デーモンストライク … 「真っ二つに斬ってやる!!」 前進しながら攻撃するスキル。KBのないラッシュみたいなもん。 最終段階になると移動距離が伸びてるらしいがあんまりわかんねえよ。 バットスウォーム … 「私の呼びかけに応えよ」 使わない。マジで。まっすく進むコウモリ君たちが攻撃する。 発動後、スキルキーでUターンさせられる。連打すると時々バグってガクガクしながらその場に留まる。 3次職 エクシード:ムーンライトスラッシュ インヘイルバイタリティ シールドチャージ リフレクトイーブル ディアボリックリカバリー イーズエクシードペイン アドバンスドアブソーブライフ スキル振り ムーンライトスラッシュ … 「逃げられるとでもォ!?」 主力スキル。攻撃速度、範囲が優秀で対象数の関係で一生使っていくことになる。 インヘイルバイタリティ … 「力を吸い取ってやる!」 DAには珍しい範囲攻撃スキル。飛んでる敵には有効。エリートモンスターに使うと攻撃しながら回復できる。 シールドチャージ … 「…下がれ」 KBスキル。2回攻撃で押し出した後、2撃目で吹き飛ばす。なんか発動遅くね?修正しろ。 4次職 エクシード:エグゼキューション シールドチェイシング アーマーブレイク ブラッディーインプリズン オーバーヘルミングパワー ディフェンスエクスパティーズ アドバンスドデスペラードマスタリー エンハンスドエクシード メイプルヒーロー スキル振り エグゼキューション … 「…処刑する!」 4次主力スキル…と思ったら対象数が少ない。なんだこれ。ボス用スキルだね。 アーマーブレイク … 「イェアアアアアアアア!!」 防御無視効果を持つ前方範囲攻撃。エクシードスキルじゃないので主力スキルにできない。ひどい。 下範囲が絶望的に足りないのでジャンプ中に使うと当たらない事がしばしば。 シールドチェイシング … 「私の攻撃を避けられるか…ッ」 近くの敵を自動攻撃する盾を飛ばす。敵がいなくなると持続時間より早く消えたりする。 ハイパースキル 5次職 れべるうpに最適な狩場 一次転職してから二次転職まで 二次転職してから三次転職まで 三次転職してから四次転職するまで 四次転職してからめいぽ廃人になるまで
https://w.atwiki.jp/degi-mon/pages/626.html
【名前】 アヴェンジキッドモン 【読み方】 あゔぇんじきっどもん 【世代】 究極体 【種族】 竜人型 【タイプ】 ウイルス 【必殺技】 ミザリーバレットレインデストラクショントリッガー 【所属】 なし 【詳細】 マグナキッドモンに倒されたデジモンが突然変異的な変化を遂げた究極体の竜人型デジモン。 とあるデジモンがマグナキッドモンに倒され、その復讐心の暴走でマイナスのマインドデータがデジコアに過負荷を掛けた結果、この姿となった。 倒すべき相手に姿が近付いてしまい、その事に激しい怒りをぶつけるように本懐となる「マグナキッドモンの打倒」という目的も忘れ、破壊活動を続けている。 必殺技 ミザリーバレットレイン 指先からの何発ものエネルギー弾を標的に命中させ、その勢いで空中に浮かせた相手に全身からの実弾を叩き込む。 デストラクショントリッガー 相手を踏み付け、脚部の銃口からの銃弾で攻撃する。 自身が傷付く事も厭わず、爆発を引き起こす銃弾をゼロ距離射撃で放つ。
https://w.atwiki.jp/seisakusya1/pages/313.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アヴェンジャー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:真名不明 【レベル】:50 【アライメント】:中立/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:20 【魔】:10+15 【運】:10 【宝】:100┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:復讐者 【貯蔵魔力】■■■ 【状態】正常 【TS侵略度】:00┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ , -‐-.、___ _,/ \ ` . ,r-' ´ l ヽ ` . / ,rヘ」 ! ! ∧ `ヽ / ; / ;r'| | ∧ ', | /_. イ / / / l | l ∧ ', l | / ´ / / / /__ , ! !、___ | ∨ | / / / /__ `', | '|´\ `| l ', , | /|/ lfYテftヘl\ | ,ィ弐、 | | トヽ | /イ! '.弋nj ` {n_ハヽl\ | | l′ | l 、 | / ヘlヽ | | ヘ. 、‐--,. / / / }ノ | /| \ ´ ..イ / ; / ∨,ノィ ハ ー-‐' ´ ,| ム/-,.、__ / .ィ ! / / //.ィー、 ( `丶、 __. ィ ´l/厶 '--、 ./ ,.' ,.' , ' ヽ---、 _ ヘiヾr-.、 f^ト 、 /||| {-'ニニヽニ/ / / / _,.、 イヽ.),..、 l l ',l. ヾ | ! `¨ヽl| |´ ゙ー/ / / / __.ィ'T j レl |ノ } ヽ、\\ ー、 ヽ i | | ,′ //, ′ /´ l. |/ ./ゝ' / /┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○復讐者:D (種別:一般 タイミング:常時) 戦闘時、自身が選択したステータスに「+10」加算される。 ただし、「他の参加者と接触」時、(友好)が(中立)に置き換わる。 ┣復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。 ┣周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変える。 ┗アヴェンジャーの妄執は後世果たされたことから、そのランクは大幅に低下している。 ○忘却補正:B (種別:一般 タイミング:勝利時) 戦闘に勝利した際、敵側の被害損害ダイスを2ランク上昇させる。 ┣人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。 ┗忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃は、クリティカル効果を強化させる。 ○自己回復:C (種別:一般 タイミング:常時) ターン終了時、自動的に魔力が「+1」回復する。 ┗復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。 魔力を毎ターン回復する。 ○武家の棟梁:E (種別:一般 タイミング:常時) 戦闘時、勝率に「+05%」加算される。 ┣武家の棟梁としての地位とイコールであり、日ノ本における「サムライ」の頂点。 ┣しかし、アヴェンジャーは…… ┗このスキルは「○軍略」と「○カリスマ」の複合スキルである。 ○心眼(真):C (種別:一般 タイミング:戦闘敗北時) 戦闘敗北時に「05%」の判定を行い、成功した場合「逆転勝利」をもぎ取る。 ┣修行・鍛錬によって培った洞察力。 ┣窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” ┗逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 ○無窮の武練:C (種別:一般 タイミング:常時) 戦闘時、勝率に「+10%」加算される。 ┣ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 ┗心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○八幡祈願・自裁・延期置文(なむはちまんだいぼさつ・わがいのちをもって、きがんをのばすべし) ランク:EX 種別:契約宝具 タイミング:戦闘脱落時 消費魔力:なし アヴェンジャーが敗退した時、自動的に発動。 『足利尊氏(ライダー)』が自動的に召喚される。 召喚時の事故により、アヴェンジャーはこの宝具に気が付かず、自身を「源義家」と勘違いして振る舞う。 ┣「源頼家」の生まれ変わりとしてその力を受け継ぎ、政争に明け暮れた末に敗れ。 ┣進退窮まり、自害に追い込まれたアヴェンジャーが後世の子孫の為に遺した祈願の置文。 ┗祈願は成就し、足利家は後世天下を取ったが、それ故に「武家の棟梁」としての呪いに蝕まれることとなる。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2162.html
【CLASS】アヴェンジャー 【マスター】ルイージ→オプーナ 【真名】相羽シンヤ 【性別】男 【身長】2.36m(変身時) 【体重】90kg(変身時) 【属性】 【ステータス】筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 【能力】 【保有S】 【宝具】 【特徴】 5期に出てたDボゥイの弟である。 兄への憎しみ繋がりで主従の関係が結ばれた。 が、第二回放送後に兄の死を知ったルイージが錯乱。 直後ルイージはオプーナに殺害され、その場でオプーナを新たなマスターにした。
https://w.atwiki.jp/nenohitohatiue/pages/695.html
//////////////////ヲ´ / / ,、__/ ¨ー──//////////////////{ / `・ー--‐' //////////////////’====ェェ、 ./ >´//////////////////{ ヽ ,イ /´/////////////////,イ ○ ≧=イヽ_ フ/////////////////{ /¨´ < >´///////////////イ ○ イ フ >´/////////////> {ト、_;;;;;;; イ/ ./ >´//////////////`、 ヽエエエエエ/ヲ ,ィ壬| >´/////////////////≧、ェェェェ{イ´ / {iヨ| /////////////////ヽ`  ̄ ̄¨¨ヽ' {iヨ| { ,ィ//////////////////\ {iヨ| >´ ,ィ≦ ////////////////////<  ̄ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ヲ ,ィ≦ ////////////////////イ´ ≦_ ィ≦ /////////////////< イ_,,イ ////////////////////`≧…ーェェ..,,__ ///////////////////////////////// ´ ////////////////////////////>´⌒ ◇===================================== カード名 . ..: アヴェンジ・コード 理性 [観測者]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: R≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 【懐古Xは自場アルマと異なる属性カードの数】自場アルマに記載属性と異なる属性の[復讐][RP1化][CP-1]を付与≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : コスト:8 SP:3 【懐古X】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .: 一日の始まり。その日、未来は失われた。=====================================◇
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/66.html
◆ 病めるときも、健やかなるときも。 喜びのときも、悲しみのときも。 富めるときも、貧しいときも。 死が二人を分かつまで。 あの子は、死によって分かたれ。 そして、死を超えた呪いを授けられた。 神への誓いさえも凌駕したとき。 それこそが、永遠になってしまうのか。 ◆ 宙に、死が舞った。 飛び散る真紅。 路地の壁と地面が、染め上げられる。 まるで迸る火花のように。 咲き誇る花瓣のように。 鮮血は、撒き散らされる。 命の脈動が、暴力によって飛沫を上げる。 切断されて吹き飛ぶ頭部。 何が起こったのか。何をされたのか。 理解できない、と言わんばかりに。 その顔は、恐怖と動揺に満ちていた。 生首は惨めに叩き落ち、サッカーボールのように転がっていく。 泣き別れとなった肉体は、とうに物を言わなくなっている。 体格の良い、若い男だった。 先程まで向けられていた殺意は、もう無い。 その男の死と共に、惨めに霧散した。 亡骸を蹴り飛ばし、下手人である『アヴェンジャー』は刀を鞘に納める。 少年―――神戸あさひは尻餅を付いたまま、その光景を唖然と眺めることしか出来なかった。 下手人は、目の前にいる。サーヴァント。聖杯戦争に召喚され、使役される英雄たち。あさひはマスターであり。男を殺した張本人であるアヴェンジャーこそが、彼の従者だった。 「俺ちゃん、参上」 真っ赤なスーツに身を包んだアヴェンジャーは、戯けるように肩を揺らす。 返り血を浴びた己の姿を見下ろし、「やれやれ」と自嘲するようなポーズを取る。 その異様な風体。そして何の躊躇もない行動。あさひは身動きも取れないまま、先程までの記憶を呼び起こす。 自身を襲い、命を奪おうとしてきた若い男。右手には紋様、即ち令呪が浮かんでいた。マスターであることは明白だった。サーヴァントはいないのか。そんなことを考える余裕は、その時のあさひには無かった。 必死に抵抗した。金属製のバットを振り回して、何とか追い払おうと―――否、打ち倒そうとした。分かっていた。これは聖杯戦争だと。 サーヴァントの姿は未だに見えずとも、戦いが既に始まっていることも理解していた。だから、殺すつもりで抗った。 それでも、敵わなかった。武術に長けた男は容易くあさひを制圧し、トドメを刺そうとした。 無様にも、走馬灯のように今までの記憶が浮かび。あさひは必死に足掻いても、その結末を受け入れるしかなくて。 そして。アヴェンジャーが姿を現し、簡単に事を終わらせた。 あさひにとって、自身のサーヴァントと初めて出会った瞬間だった。 「ビビるなって。サーヴァントも殺っといた」 軽口を叩くように、アヴェンジャーは気安く言ってみせる。 何も答えられない。あさひは、目の前の現実を呆然と見つめる他ない。 赤黒い装いの怪人。飛び散る血肉。横たわる死体。転がる生首。 交互に目を向けてしまった。暴力の匂いを、感じてしまった。 そして―――あさひは堪らず口を抑えた後、その場で胃の中のものを吐き出す。 げほ、がは、と何度も咽び。 涙を瞳に浮かべて、唖然とした様子で俯く。 そんな彼を、アヴェンジャーは呆れた様子で。そして憐れむように、見下ろす。 「聖杯戦争のこと、分かってんだろ?」 わかっている。奇跡を掴み取るための闘争。古今東西の英雄を従える戦い。たった一組の主従だけが、あらゆる願望を叶えられる。祈りを現実にする為には、戦うしかない。 あさひは、頭の中で反復し続ける。 「戦わないなら好きにしな。後悔しても知らねえけど」 一言、アヴェンジャーが吐き捨てた。 駄目ならそれでもいい。別に興味もない。そう言わんばかりの、ぶっきらぼうな態度だった。 彼は願いに興味が無いのだろうか。あさひの中で僅かな疑問が浮かんだ。 でも、そんなことは些細な問題だった。 それよりも。何よりも、もっも重要なことがあった。 戦わないのか、と。 そう問われたのだから。 「―――戦わないわけ、ないだろ」 吐き気を催すような不快感を必死に抑え込み。 よろよろと、壁にもたれかかるようにして立ち上がり。 憔悴した眼差しで、アヴェンジャーの方へと視線を向けた。 「あの悪魔に……ずっと苦しめられて」 あさひの脳裏に蘇る、自身の出自。 父親と呼ばれる、悪魔のような男。 「地獄だった!毎日!毎日だ!あいつは暴力を振るってくる!何年も、何年も何年も!まともな生活なんて送れなくて!ずっと、独りで!」 日常的に繰り返される暴力。 酒浸りになった悪魔が、鬱憤を晴らすように暴れ出す。 「大人達は誰も救ってくれない。見て見ぬ振りをするだけだ!醜くて、穢れてて!どいつもこいつも、大嫌いだ!!」 何度も何度も、嬲られて。 そして、誰も救ってくれなくて。 だからこそ、僅かな希望にだけ縋り続けた。 「それでもいつか、母さんやしおを迎えに行くって約束した!三人で暮らすことができれば、また一緒に笑い合えるって!そう信じてた!」 全ての思いを、吐き出した。 これまでの苦痛。 これまでの絶望。 これまでの未来。 神戸あさひが辿ってきた人生。 「なのに――――駄目だった。 必死に探して、やっと見つけて……でも、しおは変わっていた。 しおの心に、別の悪魔が巣食っていた」 そして、絶望。 虚ろな眼差しで、あさひはアヴェンジャーを見上げる。 妹―――神戸しおは、変わっていた。 見ず知らずの少女に拐われて、全てを蝕まれていた。 あさひが何年も抱き続けてきた希望は、崩れ落ちた。 「なんで、こんなことになったんだ? どうして、こんな結末を迎えたんだ? 俺達は、始まりからずっと呪われてたのか?」 想いを絞り出し、声が震える。 自らに降りかかる運命を恨むように、顔を俯かせる。 「呪われてて、穢れてて、だから俺達は……」 今にも泣き出しそうな顔で、唇を噛みしめる。 そんなあさひを、アヴェンジャーは目を細めて見下ろす。 「で、どうする?」 僅かな沈黙の後。 「妹を……しおを、取り戻したい。どんな手を使ってでも……」 あさひは、目元に溜まった雫を拭う。 そして、ゆっくりと顔を上げた。 「せめてあの子に降り掛かった呪いだけは、消したい」 焦燥に満ちた、決意の顔。 淀んでいて、濁っていて。 それでもなお、何かを祈ることを決めた表情。 あさひは、胸を掻きむしる感情を抑えながら、答えた。 「大丈夫かよ、坊や」 「……大丈夫。大丈夫だよ」 絞り出すように、あさひは呟く。 「俺は戦わなくちゃいけないから……だから、大丈夫……」 呪詛のように、ぼそぼそと。 まるで自身に言い聞かせるように、何度も。妹の為に、母親の為に、今度こそ勝つ。 自らに宿命を課すように、あさひは何度も何度も呟き続ける。 大丈夫。大丈夫だ。 そう、きっと大丈夫。 戦える。だから、大丈夫。 大丈夫だから。大丈夫だ―――。 「喪うのはイヤだもんな」 呪文のようなあさひの言葉に割り込むように、アヴェンジャーがぼやいた。 あさひは、少しだけ驚いたように見つめる。 「言ってたんだよ、ヴァネッサがさ」 宙を見つめて尻を掻きながら、アヴェンジャーは言葉を続ける。 こんなことを語るのは、らしくないと自嘲する。 それでも、少しばかし身の上について語りたくなってしまった。 「俺は正しい場所で生きるべきだ、って。 ヴァネッサ……あ、俺の嫁さんね。 そいつのおかげで、俺は救われてたんだよ」 人生なんてものは、大抵は不幸の連続。試練ばかりが続く。 幸福な瞬間は、CMみたいなもの。結局は合間にだけ訪れる。 それでも。希望というものは、生きる糧のだろう。 理由は、簡単。 「無責任なクソ野郎で、ちゃんとした父親になれるかも分からない俺だったけど。あいつがいたから……何とかマトモだったね」 生前のアヴェンジャーは、彼女と出会って。 ようやく上等な人生を送れたからだ。 ヴァネッサは、太陽だった。 情熱的で、眩しくて、最高の女だった。 「でも……どうやら、ヴァネッサに謝らなきゃならねえ。前はガキの復讐を止めたりもした。だけどお前みたいなのは、ほっておけねえってワケ」 だからこそ、アヴェンジャーは謝罪する。 生前に愛し合った彼女に対して。 父親に虐待され、僅かな希望さえも踏みにじられた少年。 アヴェンジャーはふいに思い出した。酒浸りの父に育児放棄をされていた幼少期。そして、施設で虐待を受けていたミュータントの少年……彼らしからぬ感傷が脳裏をよぎる。 正しい世界にいてほしい。ヴァネッサが、愛する者がひたむきに願い続けた祈り。 だけど、今日はそうも言ってられない。 こんな子供が、家族を取り戻したいと言っている。 どんな手を使ってでも、自分を呪ってでも、戦いたいと。あさひは、そう告げてきた。 だから彼は、それに応える。 「今日の俺ちゃんは、ガキの為に戦う男だぜ」 彼は決して認めようとしない。 柄じゃない。性に合わない。 いつだって受け止めようとしなかった。 それでも、デッドプールはヒーローだった。 下品で、俗物で、非常識で、暴力的で。 しかし彼が戦いに赴くのは、いつだって他の誰かの為だった。 【クラス】アヴェンジャー 【真名】デッドプール@DEADPOOL(実写版) 【属性】中立・中庸 【パラメーター】 筋力:C+ 耐久:D 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:D 宝具:D++ 【クラススキル】 復讐者(異):D 「俺をこんな姿にしたフランシスに復讐したくて追い回したから、アヴェンジャーってワケ」 怨敵を何処までも追跡した復讐者としての在り方がスキルとなったもの。 彼の場合は効果が大きく異なり、恨みや敵意を抱いた相手の魔力を探知しやすくなる。 同ランクの単独行動スキルも兼ね備えるが、その突飛な振る舞いによって他者からの敵意も集めやすくなる。 【保有スキル】 第四の壁:? “向こう側の世界”を認識している。 自分達が物語の登場人物であることを分かっているし、読者に語りかけることだって出来る。 とはいえ地の文を読むなどSSそのものに干渉する行為は一切不可能。あくまで「認識している」だけである。 傭兵の心眼:B+ デッドプールはかつて特殊部隊に所属し、超人となってからも卓越した戦闘技術で数々の敵と対峙してきた。 自身の状況と敵の戦力を冷静に把握し、優れた戦闘論理に基づいて立ち回ることができる。 また斬撃・射撃時の命中判定およびクリティカル判定にプラス補正が掛かる。 尤も、彼は時折冷静さを度外視してでもジョークに走ってしまう傾向がある。 戦闘続行:A 往生際が悪い。特に誰かの為に戦う時には。 命の危機に瀕しても戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【宝具】 『人生は試練の連続さ。幸せってのは合間にしかない(セクシー・マザーファッカー)』 ランク:D++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- 超人を生み出す人体実験計画『ウェポンX』により後天的なミュータントと化した肉体そのもの。 ヒーリングファクターと呼ばれる脅威的な自己治癒能力を持ち、例え手足をもがれようが頭部をブチ抜かれようが大爆発に巻き込まれようが『再生』する。 生前ならば重傷の完全治癒には長時間を費やしていたが、サーヴァントと化したことにより能力が変異。 不死の英傑としての属性が拡大解釈され、四肢の欠損や首の切断さえもごく短時間で回復して復活するほどの異常再生能力を獲得している。 ただし真の意味での不死身ではなく、後述の宝具が無効となれば心臓(霊核)の破壊によって消滅する。 『俺が死ぬ方に賭けたって?残念だったな(デッド・プール)』 ランク:E 種別:対死宝具 レンジ:- 最大補足:- 恋人の幻影に導かれ、未来からの刺客に救われ、死の結末から蘇った逸話の具現。 霊核を破壊され消滅した際に一度だけ発動し、サーヴァントとしての肉体がその場で再構築され“蘇生”する。 魔力消費を一切必要としない自動発動の宝具だが、二度目の発動は令呪を用いても不可能。発動した時点で宝具としての機能を失う。 【weapon】 二本の刀、ニ丁拳銃、ナイフ 【人物背景】 かつては特殊部隊に所属していた荒くれの傭兵。 恋人ヴァネッサとの出会いによって幸福を掴もうとしていた矢先に末期癌が発覚し、生きるために極秘の人体実験計画に参加する。 彼は超人的な治癒能力を獲得したが、その代償として全身が爛れたような醜い姿になってしまう。 自身を醜悪な姿へと変え、更には超人兵士の“商品”として売り飛ばそうとした組織への復讐のため。そして元の姿に戻り、再び恋人と愛し合うため。それがウェイド・ウィルソン―――デッドプールの戦いの始まりだった。 【サーヴァントとしての願い】 今日の俺ちゃんは優しい男だ。 だから、ガキの為に戦ってやるよ。 【マスター】 神戸あさひ@ハッピーシュガーライフ 【マスターとしての願い】 神戸しおを、取り戻す。 【Weapon】 金属製のバット 【能力・技能】 特に際立った技能を持っている訳ではない。 しかし妹を救う為ならば過激な行動に走ることも厭わない。作中では金属製バットで武装し、自身に探りを入れた他者への脅迫を行うなどしている。 過去へのトラウマから内心では暴力への強い嫌悪感を持つが、それでも家族の為ならば手段を選ばない。 【人物背景】 行方不明になった妹『神戸しお』を探す少年。暴行の加害者と被害者の間に生まれた。 父親からの虐待。母や妹との離別。過酷な境遇に身を置き続け、手を差し伸べてくれる人間は何処にも居なかった。 それでも妹達との生活を夢見て耐え続けてきた。そして父親の死と共に家を飛び出し、母親の元へと向かった。 しかし妹は既にいなかった。苦悩に耐えきれなかった母の手で置き去りにされ、そのまま行方不明になっていた。 あさひは妹が誘拐されたことを知り、あらゆる手段を尽くして犯人――松坂さとうへと辿り着く。 参戦時間軸は原作最終話後。 界聖杯でのロールは持たず、浮浪者同然の生活を送っている。 【方針】 どんな手を使ってでも勝つ。
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/6373.html
大河海嶺アヴェンジラー 水 R 12 13000 サイバー・コマンド/リヴァイアサン ■このクリーチャーの召喚コストは、自分の、種族に《サイバー》とある進化クリーチャー1体につき1少なくなる。 ■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、クリーチャーを全て持ち主の手札に戻す。 ■T・ブレイカー F 海の支配者が咆えれば弱者は逃げ、倒せば余波による被害が。奴をどう処理すればいい? 作者:匿名 放っておいても13000のTBファッティが暴れ、倒せば《キング・アトランティス》的効果。 コスト軽減はおまけって感じ。 収録 《「終戦」》
https://w.atwiki.jp/zenmetsu/pages/9.html
ステータス 【パッシブスキル】 【アクティブスキル】 【装備宝具】 【象徴宝具】 ステータス ┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アヴェンジャー 【レベル】:74 【アライメント】:中立・中庸┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┫ 【真名】:??? 【HP】:1580 【MP】:300┣━━━━━━┳━━━━━━┳━┻━━━┳━━━━━╋━━━━━━┳━━━━━━┫ 【筋】:150 【耐】:80 【敏】:80 【魔】:80 【運】:80 【宝】:150┣━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┫ __ ,r‐―、r---- ,r-- 、 / `ヽ ` ヽ、 \ // \ ヽ、 \ .,' / \ ヽ、 \ / / } i \ / / | \ \ } \ i / | \ \ ヽ \ i\ \ |/ ! \ 斗\ ', ヽ | \ \ __|/ | |、 / \斗-, i\ i \ \ / / { {二、 \イ乏 }. / } i | ヽ ヽ / | /{ ! ヽ心ヽ ヽゞ==′/ / i / \ \/ / /! ', \弋リ  ̄ ̄ ̄ / /; ‐/―, \ / / \ \ \ ` 〃/ ', \ / / ヽ、\ > 、 - // ;;;; ―――, \ / / / / ̄ ヽ ≧≦ ;;;イ´ { \ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【パッシブスキル】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ○殺害権限:A 【魂喰い】を行った場合、100個の【魂のカケラ】を入手し、 更にダイス判定によって1~100の【魂のカケラ】を入手する。 ○神秘の敵対者:B サーヴァント、幻想種、神秘に分類されるものに対して全ステータスが80上昇する サーヴァントのレベルが上がるにつれ、この能力のランクも上昇する。 ◯千里眼:C 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。 ◯直感:EX 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。 Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 戦闘時には、自身のランク以下の相手の【気配遮断】の効果を無効化し、 ランクによっては、相手の手番のパターンを読み取る。 毎ターン判定、現状100%┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ Lvランクアップ目安【神秘の敵対者】 E→D 10 D→C 20 C→B 40 B→A 60 A→EX 100 【アクティブスキル】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ◯焦熱・激痛の剣(レーヴァテイン) 使用MP:30 対象に40のダメージを与え、更に20の燃焼ダメージを2ターンに与える┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【装備宝具】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【力帯】 ランク:B 種別:対人宝具 使用MP:なし 【ランクアップコスト】80 雷神トールの伝承を再現し、生み出された礼装 劣化しているため、本来の力を行使できない。 【筋】の値を70上昇させる【レーヴァテイン】 ランク:D 種別:対人宝具 使用MP:30 【ランクアップコスト】60 北欧神話で、「狡猾なロプトル」(ロキ)によって鍛えられ、 女巨人シンモラが保管している世界樹の頂に座している雄鶏ヴィゾーヴニル を殺すことができる武器……を模造しようとした失敗作 ただ、炎を載せた一撃を放つ剣 これは【アクティブスキル】として扱う。 対象に40のダメージを与え、更に20の燃焼ダメージを2ターンに与える 【アッシリアの水晶レンズ】 ランク:EX 種別:対人宝具 使用MP:0 【ランクアップコスト】─ 戦闘時、毎ターンランクによって、一定確率で相手の手を開示する。 毎ターン100%の確率で相手の手を一手開示する。 さらに60%の確率で2手目が開示される【真実の瞳】 ランク:EX 種別:対人宝具 使用MP:40 【ランクアップコスト】─ 自身に【直感】の【パッシブスキル】を付与する。 スキルのランクは、宝具のランクに比例する。 ◯直感:EX 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。 Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 戦闘時には、自身のランク以下の相手の【気配遮断】の効果を無効化し、 ランクによっては、相手の手番のパターンを読み取る。 毎ターン判定、現状100%【顔のない王】 ランク:E 種別:対人宝具 使用MP:50 【作成コスト】30 某弓を使うアーチャーが使用していた宝具 自身に【気配遮断】と【透明化】の【パッシブスキル】を付与する。 スキルのランクは、宝具のランクに比例する。 ◯気配遮断:E 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、 攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 相手が気配遮断以上の【心眼】、【直感】を持っていない限り 1ターン目の一手目を無条件で勝利する。 ◯透明化 自身の【気配遮断】が同ランク以下の【心眼】、【直感】を用いても 見破ることが不可になる。 【安価で名称確定】 ランク:E 種別:対人宝具 使用MP:0 【作成コスト】30 相手の【GUARD】に対して使用した場合、相手のMP:10を吸収する。 このアクティブスキルは、MPを消費せず、【エクストラターン】のカウントには含まれない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【象徴宝具】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【象徴宝具】 『この情報を開示する条件を満たしていません』┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 象徴宝具を2つ所持しているが、その宝具は【60億を呪い殺すもの】。 使用すれば最悪、全人類が滅ぶので聖杯戦争中に使用することはないだろう。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/12660.html
アヴェンジャー(あゔぇんじゃー) 登場作品 + 目次 デスティニー2 関連リンク関連種デスティニー2 ネタ デスティニー2 作中説明 No. 017 種族 機械 Lv 46 HP 7011 攻撃 1234 防御 251 知性 92 命中 175 回避 117 幸運 13 SP回復 71 SP軽減 87 TP回復 0 TP軽減 0 防御回数 14 重量 EXP 286 ガルド 277 属性防御(%) 地 +27% 水 +13% 火 +17% 風 +24% 光 -67% 闇 0% 特殊耐性 - 落とすアイテム プレートメイル(2%)デストロイヤー(1%) 盗めるアイテム - 出現場所 物資保管所 (※基準はノーマル 落とす(盗める)アイテムの数値は落とす(盗める)確率の基本値) 行動内容 総評 物資保管所に出現する剣士型のモンスター。アラストルの強化版。 ▲ 関連リンク 関連種 デスティニー2 アラストル ヘルマスター ▲ ネタ アヴェンジャー(英:avenger)とは、英語で「復讐者、報復者」という意味。 ▲