約 31,329 件
https://w.atwiki.jp/gensonet/pages/61.html
概要 金勢帆市の中心地 前駅 例甞駅 次駅 柊駅 新幹線 前駅 雛見沢駅 次駅 若田駅 駅舎施設 コンビニ「ハンスリー」、平野方面に「涼宮ストア」 売店「キハスク」 きいろい窓口 所在地は 若田県金勢帆市金勢帆町見高8-94-1 番線 方面 備考 1~3番線 平野・京東・荒月方面 4番線 若田・幌差・大宮・有明方面 5~7番線 若田・幌差・大宮・有明方面 8番線 平野・荒月・京東方面 (9・10番線) 白石・青森方面 (11・12番線) 弥生・荒月・京東方面 13番線 京東新幹線若田方面 14番線 京東新幹線荒月・京東方面
https://w.atwiki.jp/mhfotw/pages/817.html
《獵人任務》 棘龍變種研究捕獲委託(棘竜変種研究捕獲依頼) 承接HR 參加HR 難易度 限制時間 契約金 季節與時間 目的地 主要魔物 100~ 100~ ★★★★★★★ 50分 500z 繁殖期/白天 樹海 棘龍變種 目標與條件 主要目標 捕獲1隻棘龍變種 小目標A 破壞主目標的胸部 小目標B 破壞主目標的背部 特殊條件 無 備註 無 條件一覽 部位 頭部防具 身體防具 腕部防具 腰部防具 腳部防具 武器 自由/租借 自由 自由 自由 自由 自由 自由 租借內容 許可武器種類 許可武器種類 單手劍 大劍 大錘 長槍 輕弩 弓 許可 O O X O X X 許可武器種類 雙劍 太刀 狩獵笛 銃槍 重弩 許可 X X X O X 補給物資 補給箱內容 地圖×1 地圖×1 地圖×1 地圖×1 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 應急藥×3 應急藥×3 應急藥×3 應急藥×3 攜帶食物×2 攜帶食物×2 攜帶食物×2 攜帶食物×2 染色球×1 染色球×1 補給用大爆彈桶×1 補給用大爆彈桶×1 任務獎勵 主要報酬金 9000z 主要目標HRP 1500 小目標A報酬 1000z 小目標AHRP 100 小目標B報酬 1000z 小目標BHRP 100 固定報酬 隨機報酬 飛龍種的特濃血×1 主要目標報酬 小目標A報酬 飛龍種的特濃血×1 10% 飛龍種的特濃血×1 6% 飛龍種的濃血×1 15% 飛龍種的濃血×1 11% 飛龍種的血×1 25% 飛龍種的血×1 21% 飛龍種的秘淚×1 10% 飛龍種的皮×1 18% 飛龍種的上淚×1 15% 飛龍種的上皮×1 8% 飛龍種的淚×1 25% 飛龍種的特上皮×1 5% 飛龍種的珠×1 18% 飛龍種的上珠×1 8% 飛龍種的秘珠×1 5% 小目標B報酬 飛龍種的特濃血×1 6% 飛龍種的濃血×1 11% 飛龍種的血×1 21% 飛龍種的殼×1 18% 飛龍種的堅殼×1 8% 飛龍種的重殼×1 5% 飛龍種的棘×1 18% 飛龍種的上棘×1 8% 飛龍種的秘棘×1 5% 委託人:魔物研究員 任務詳細 為了研究飛龍種系變種的生態,需要牠們的分秘物和血等大量的液體。 我們想捕獲後就在當地採取。 所以獵人們,可以請使用指定武器進行捕獲嗎? 至於報酬的話,與所捕獲變種有關的液體素材可以嗎… WiKi編輯意見 以下輸入框 「書き込む」是留言用的 . 要查素材 請用上方或下方的[検索する] 維持版面整潔 感謝您的配合 這跟獵人任務的是一樣嗎 - 2010-03-24 20 08 21 我不敢絕對肯定...不過應該是的... - 2010-03-24 22 54 39 感覺上差別只有補給箱一開始就有道具可以使用而已.... - 2010-03-25 09 47 18 是狩獵還是捕獲?? - 2010-03-25 20 37 14 捕獲 - 2010-03-25 22 30 12 拜託不要再用「書き込む」這個框框查素材了,這是留言用的。 素材查尋 検索
https://w.atwiki.jp/mhfotw/pages/1179.html
《獵人任務》 勝者硬幣交換所(シトゥルゥコイン交換所) 承接HR 參加HR 難易度 限制時間 契約金 季節與時間 目的地 主要魔物 5~ 5~ ☆ 50分 100z 寒冷期/白天 密林 無 目標與條件 主要目標 上繳20個VS‧票券 小目標A 無 小目標B 無 特殊條件 組隊人數上限為1人 備註 無 條件一覽 部位 頭部防具 身體防具 腕部防具 腰部防具 腳部防具 武器 自由/租借 自由 自由 自由 自由 自由 自由 租借內容 許可武器種類 許可武器種類 單手劍 大劍 大錘 長槍 輕弩 弓 許可 O O O O O O 許可武器種類 雙劍 太刀 狩獵笛 銃槍 重弩 許可 O O O O O 補給物資 補給箱內容 空無一物 任務獎勵 主要報酬金 100z 主要目標HRP 50 小目標A報酬 0z 小目標AHRP 0 小目標A報酬 0z 小目標BHRP 0 固定報酬 隨機報酬 勝者硬幣×1 勝者硬幣×1 1% 沒有道具 99% 委託人: 任務詳細 WiKi編輯意見 以下輸入框 「書き込む」是留言用的 . 要查素材 請用上方或下方的[検索する] 維持版面整潔 感謝您的配合 VS‧票券 - 2014-12-08 05 26 57 VS‧票券 - 2015-02-17 05 43 30 VS‧票券 - 2015-05-11 21 46 10 20個VS‧票券 - 2015-08-02 10 11 07 胜者的硬币 - 2015-08-05 00 08 50 VS‧票券 - 2015-08-16 19 21 33 拜託不要再用「書き込む」這個框框查素材了,這是留言用的。 素材查尋 検索
https://w.atwiki.jp/timeandstopper/pages/18.html
2018年11月16日 新キャラクター「影光」 荒発爆久斗 〇B版バットがダウンするように変更 〇2Cの硬直減少 〇5Cの発生が速くなった ドライジス雫 〇A版シュメルツナックルの硬直減少 〇タメ技のタメ時間減少 時久時子 〇A版三角州の発生が遅くなった 〇C版三角州の攻撃力減少 副部長門 〇5Bの硬直増加 2018年8月28日 新キャラクター「ドライジス雫」「副部長門」 海堂雫 〇ディフェンス以水滅火が特殊追撃判定になった 〇ディフェンス青藍氷水のダメージが減少、リアクション変更 荒発爆久斗 〇ディフェンスバットダイナマイトのダメージが減少、リアクション変更 2018年8月28日 新キャラクター「ドライジス雫」「副部長門」 海堂雫 〇ディフェンス以水滅火が特殊追撃判定になった 〇ディフェンス青藍氷水のダメージが減少、リアクション変更 荒発爆久斗 〇ディフェンスバットダイナマイトのダメージが減少、リアクション変更 2018年6月28日 新キャラクター「時久時子」 荒発爆久斗 〇ディフェンスバットプレスが追撃可能になり、ダメージが下がった 〇オフェンスバットプレスの攻撃力増加 〇空中ストッパー能力の発生が早くなり完全無敵になった 〇キャンセル版空中ストッパー能力の発生が早くなり完全無敵になり ダメージ増加 〇ガードストッピングの硬直が減少し、判定がすぐに消えてしまうバグ修正 道命九尾 〇しゃがみCの判定が強くなった 悪魔現時 〇ディフェンスインフェニティリバースアッパーの着地硬直増加 針間矢歩美 〇ディフェンス蝶紫演の着地硬直増加 2018年5月3日 時久乙姫 〇Aヴァージンロードの硬直増加 〇2Dの硬直増加 荒発爆久斗 〇立Dのくらい判定が後ろに下がるようになった 〇立Dがキャンセル可能になりダメージとガードクラッシュ値減少 道命九尾 〇ブレインボールがダウンするようになり浮きが高くなった 2018年4月13日版 新ステージ「対抗戦リング」 CPU戦を追加 ライバル会話を追加 荒発爆久斗 〇ディフェンスバットダイナマイトのバグをもう一度修正 針間矢歩美 〇しゃがみCの攻撃判定を下に拡大 〇ポイズンテイルでKO時に何回も死ぬバグ修正 乙姫 〇D乙女椿の無敵削除 〇2Dの食らい判定が上に拡大 〇アストライアーの威力増加 〇乙返しのが球無敵でよけられるように修正 〇B乙返しの硬直が減少 2018年4月4日版 新キャラクター「乙姫」 海堂雫 〇ディフェンス明鏡止水のやられ変更 荒発爆久斗 〇ディフェンスバットダイナマイト中にAダイナマイトを出すと体力が 減少するバグ修正 針間矢歩美 〇立ちDの攻撃判定拡大 〇B蝶紫演の移動スピード増加 〇ガードストッピングの硬直減少 〇ディフェンス禁止針の硬直減少 2018年3月15日版 新キャラクター「針間矢歩美」 護円 〇しゃがみBの硬直減少 悪魔現時 〇∞リバースアッパーの戻りがストッピング不可に 〇オフェンス∞リバースアッパーの戻りに攻撃判定があったバグ削除 海堂雫 〇山紫水明の出初めにくらい判定が残っていたバグ削除 荒発爆久斗 〇Cプレスヒット後の硬直増加 〇バット、バットダイナマイトのゲージ増加量減少 2018年1月4日版 時久現時 〇ツインナックル派生の着地硬直増加 〇リバースアッパー、トリプルスリーのゲージ増加減少 〇Dトリプルスリーの硬直増加 護円 〇しゃがみAの硬直減少 悪魔現時 〇しゃがみDの硬直増加 〇立ちCのガードクラッシュ値減少 〇バックホームのガードクラッシュ値増加 〇ガードキャンセルの硬直増加 海堂雫 〇ディフェンス明鏡止水の硬直増加 荒発爆久斗 〇しゃがみCのガードクラッシュ値減少 〇バットエンドの威力減少 〇Cバットプレスの移動速度が遅くなった 〇ディフェンスバットの硬直増加 道命九尾 〇オフェンスフォックス水平チョップの威力増加 〇オフェンスフォックスラリアットの威力増加 〇立ちDのリアクション変更
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/860.html
「うおおおおおおおおお!!!」 「はあああああああああ!!!」 荒我と焔火が眼前のステーキに文字通り食って掛かる。 荒我はナイフやフォークを使わない。箸を使って1キロのステーキの端から丸齧りを敢行する。 一方焔火はというと、 「緋花ちゃん、こういうのはペース配分が大事だから気を付けて!」 「ありがと、ゆかりっち!」 「・・・中々に汚いでやんすね」 「梯君・・・そこはチームワークって言おうよ」 葉原が焔火のステーキを片っ端から切り分け、焔火がフォークを突き刺して食うというコンビネーションで挑んでいた。 「それにしてもこのステーキ美味しいー!!ここの常連になりそう」 「旨い、旨いぜ!!こんな旨い肉は滅多に食えねえし、今回は思う存分食らい尽くすぜ!!」 ペース配分を考えて食べる焔火と最初から飛ばす荒我。どんどん消えていくステーキ。そして、まずは荒我が食い尽くす。 「「おかわり!!」」 荒我が2キロ目のステーキを注文するために挙げた声に重なる声。 「ヘッ、テメェには負けねぇぜ」 「・・・上等だ。後で吠え面かくんじゃねぇぞ!!」 それは、荒我達の隣の席に座る菅内。彼も荒我と同じく最初から飛ばしているようだ。互いの視線が交錯するのも束の間、次のステーキが運ばれる。 「うおおおお!!!」 「がああああ!!!」 またもやペースを上げる荒我と菅内。この男達の胃袋は鉄でできているのか!?いや、そんなことはなく・・・ 「ぐ、ぐっ・・・」 「むぐっ・・・」 突如ペースが落ちる2人。何を隠そう、今回のステーキは脂がたんまり乗った肉である。つまり、胃にクルのは至極当然のことなのである。 「荒我君!大丈夫でやんすか?」 「み、水を・・・」 「はい、荒我兄貴!」 何とか水で肉を胃袋へ送る荒我。それを尻目に・・・ 「私もおかわり~!」 「緋花!?」 焔火が1枚目のステーキを食べ終えたのである。彼女の顔を見る限り、まだ余裕綽々といったところか。 「ふふ~ん。どうしたの荒我~?もしかしてもうヘバちゃった?」 「だ、誰がこんなことでヘバるかっての!!俺の根性をナメるんじゃねぇ!!」 焔火の挑発に対抗心が刺激されたのか、少しだけ調子を取り戻す荒我。無我身中でステーキに齧り付く。 すぐさま2枚目のステーキが到着した焔火もせっせと肉を口に入れていく。果たして誰が懸賞金を手に入れるのか?とその時!! 「ステーキ・・・・・・ご馳走様でした・・・。ゲプ~」 「ひ、1人目の完食者が早くも現れたあああ!!タ、タイムは・・・何と4分57秒!!信じられないタイムだああ!!!」 「「な、何ぃぃ!!!」」 何と5分も経たずにステーキ3キロを完食した猛者が現れたのである。しかも、見る限りどこにでもいそうな小さな女の子がである。 その小さな体の一体どこにあれ程の量が入るのか。筆者も疑問が尽きない。 「ば、馬鹿な!!あんな小さいガキんちょに俺が・・・」 「し、しっかりするでやんす、荒我君!!」 「わ、私より小さい・・・あんな子に私が負けた・・・?」 「緋花ちゃん!まだ勝負は終わってないよ!!」 呆然とする荒我と焔火を立ち直らせようと声を掛ける梯と葉原。すると・・・ 「あ~、美味しかった。ご馳走様!!」 「・・・まさか、お前より早い奴がいたとはな。しかも、あんな小さい子が。世界は広いな、うん」 「ふ、2人目の完食者だあああ!!タイムは5分23秒!!これまた何という驚異的なタイム!!」 1人目から30秒も経たずに2人目の完食者が現れた。その男は先程荒我と菅内を仲裁した男であった。 「ハッ!!は、箸を止めてる場合じゃねぇ!!こ、こうなったら何が何でも10分以内で完食してやる!!」 「ヒョッ!!そ、そうだわ。貴重な時間をロスしちゃった!!落ち着け~。落ち着け、私!!」 不覚にも30秒程呆然としてしまった荒我と焔火は、遅れた分を取り戻すべくペースを上げる。 しかし、5分前後で完食者が2人(ちなみに賞金獲得後、既に店を後にしている)も現れたことは、他の参加者達にも様々な影響を与えていた。 「う・・・苦しい。吐き気が・・・。でも、でも・・・」 「あ、あんな小さな子が・・・私と同じくらいの子が1番?し、信じられない・・・。私なんて、まだ2キロも残っているのにー!!」 「だから言ったじゃない、莢奈!最初から無理があるって!!」 「け、健康的な女子になるのがこんなにも辛いことだったなんて・・・。これも、仮初の姿を演じてきたツケってことかしら。ゴホッ、ゴホッ」 「吾味・・・1位にはなれなかったが・・・完食だけは必ず成し遂げてみせる!!もちろん、お前より先にな!!・・・オプッ!」 「萬代・・・悪いがそうはいかない。俺が先にゴールさせてもらうぜ!!・・・ウエッ!」 「も、もう食えねぇ・・・。くそっ、こんなのに参加するんじゃ無かった。こうなったら適当に・・・」 「あらあら、蜂峰さんには『発狂開始』というエネルギーを活性化させる能力がおありでしょう? ステーキ摂取によるエネルギーを消費するには持って来いじゃありませんか?」 「えっ?で、でも私の能力って脳に負担が・・・」 「あらあら、それは大変ですねぇ。でも、それが食事を残していい理由にはなりませんよねぇ。ホホホ・・・・・・やれ」 とまあこんな具合にである。一部で何やら恐ろしい発言が聞こえた気もしたが、気のせいであろう、うん。 「ゼェ、ゼェ。よ、よし。2枚目完食だぜ・・・。最後の肉を持って来いやあああ!!!」 「えっ?も、もう終わったの!?」 そうこうしている内に、荒我がその根性で2枚目のステーキを完食した。驚きの声を挙げる焔火に気を向ける余裕も無い荒我は荒い息を吐く。 「(く、苦しい。もう限界に近いな、こりゃ。だが、男が一度やると決めたことは何が何でも果たしてみせるぜ!!)」 そして、到着する3枚目のステーキ。最初に感じていたステーキの味は今となっては感じない。香りも旨さも何も。 ただ、眼前の肉の塊を己の胃袋に入れる。それだけが今の荒我の頭を占めているのだ。 「グッ!!お、俺もおかわりだ!!」 「わ、私も最後行きま~す!!」 少し遅れて菅内と焔火も2枚目を完食した。が、2人共にかなり苦しそうにしている。誰もが限界に近いのだ。 「(チッ!!もう追い付いて来やがったか!)」 「(あ、あんなリーゼント野郎に負けてたまるかってんだ!!)」 「(ヤバッ!マジで吐きそう・・・。でも、負けるのだけはゴメンよ!!)」 3者3様の思いを胸に、最後のステーキ1キロに挑む勇者達(※早食い大会です)。 もう見てくれなどに誰も気を使わない。無様でも何でもいい。誰よりも早く完食できるのなら。 その凄まじい食いっぷりは鬼気迫る程の迫力を伴っており、周囲の客(梯達)が思わず戦慄したとさえ言われている。 「ガハッ!!後、後少し・・・」 「オプッ!!もうちょっとなのに・・・」 「グフッ!!手が、手が動かねぇ・・・」 残り1分を切った頃、荒我、焔火、菅内の3人に残されたステーキは丁度2切れ程の大きさであった。 通常の状態ならば何の苦労もせずに平らげることができたであろうその肉が、最後の関門として彼等に立ちはだかった。 「(根性・・・!根性・・・!!根性!!!)」 「(私は絶対に負けない。誰にも!!自分にも!!だから、だから・・・!!)」 「(う、動けよ!動いてくれ!!俺の手!!こんなことで・・・こんなことで無様に垂れ下がってんじゃねぇよ!!)」 心の中で己の信念を再び問い直し、それを最後の力とし、振り絞る勇者達(※もう一度言いますが早食い大会です)。 箸を、フォークを、眼前に立ち塞がる壁の如く聳え立つ肉に突き刺し、己が口に運んで行く。 「(最後だ・・・!!)」 「(あ、後・・・!!)」 「(一口・・・!!)」 3人共、残るは1切れ分の肉のみ。もう胃袋は限界を超えている。何時リバースしてもおかしくはない。だが・・・それでも・・・!! 「「「ガブッ!!!」」」 「カンカンカン!!タイムアップで~す!!!」 勇者達は前人未到の難題に挑み切った(※くれぐれも確認しますが早食い大会です)。口の中に肉を入れたと同時にタイムアップの鐘が鳴る。 荒我、焔火、菅内の3人は見事10分以内でステーキ3キロを完食したのである。 「(や、やったぜ・・・!!)」 「(勝った・・・自分に勝った!!)」 「(何とか・・・なったか・・・)」 まだ肉が口の中に入っているために喋れない3人であったが、その心中では制限時間内に完食まで至ったことに安堵していた。 「あ、言い忘れ~てま・し・た!!!完食ってのは胃袋にステーキが全部入ったことで~す!! つ・ま・り!!今現在口の中に肉が残ってる人は・・・OUTだずぅええぇぇぇ!!!!」 「「「オボロロロロロロ!!!!!」」」 安堵し切っていたがために、店長のド忘れ発言に対応できなかった。つまり・・・荒我、焔火、菅内は・・・失敗したのである。 「ウエッ。な、何とか・・・ウエッ。賞金・・・ウエッ。ゲットです・・・ウエエェェッ!!」 「か、刈谷様・・・。私は、卜部はやり抜きましたよ!!これで刈谷様もきっと私を・・・ゴホッ、ゴホッ・・・ウエエェェッ!!」 「ガハッ、ガハッ!!な、何とか食い切ったぜ」 「あらあら。さすがは私の目に狂いはなかったということかしら。ホホホ」 「お、鬼め・・・」 もちろん、見事完食まで至り懸賞金を獲得した者もいれば、 「オボロロロロ!!!」 「莢奈!!こんなところでリバースしないでよ!!」 「だ、だって・・・。あ、お金ない。月理ちゃん・・・」 「私は止めたんだから責任無いし。よって、お金は貸しませ~ん」 「そ、そんな~。じゃあ、どうすれば」 「お金が無いのなら、体で払うしかないんじゃない?」 「えっ?か、体!?わ、わたしはそんなに発育は・・・」 「あれ~。莢奈は立派なレディーなんでしょ?大丈夫だって!」 「そ、そんなせっしょうな・・・」 「お金が無いというのなら仕方ありません。その体~で稼いで頂っっきましょう」 「て、店長さん!?」 「つまりで~す!!私と怪しい親交を深めることでこの『根焼』に利益を齎すのでグヘッ!!」 「つまり、アルバイトとして雇いたいということよ」 「は、はあ・・・」 「私もこの店の臨時アルバイトなの。ここの店長は変人だけど、給料は結構いいから稼げるわよ?」 「へ、変人とは・・・さすがはウチのツッコミ団長で~す。先程の蹴りもナイスで~すね」 「ほ、ホントですか!!じゃあ・・・私頑張ります!!」 「莢奈!風紀委員の仕事はどうするの?」 「あ・・・」 「あれ?風紀委員だったの?でもご心配なく。暇な時に臨時で入るくらいでいいからさ。そこそこ人手はいるしね」 「そ、そうなの。じゃあ大丈夫かな」 「よ~し!頑張ってお金かせぐぞ!!!オボロロロ!!!」 「吾味・・・今回はゴールできなかったが・・・次は負けなぇぜ・・・ガクッ」 「萬代・・・それは俺の台詞だ・・・その時を楽しみにしているぜ・・・ガクッ」 残念ながら完食できずに自腹をはたいた者もいる。 そうして、“ステーキ3キロ10分以内に完食したらボーナスGET!!大会”は終わりを迎えたのであった。 「大丈夫か、拳?やっぱり無茶だったか?」 「い、いや、斬山さんのせいじゃないっすよ。俺の根性が足らなかっただけっす。とんだ醜態晒しちまったっすわ」 「大丈夫、緋花ちゃん?気分はどう?」 「・・・まだ微妙。ゴメン、ゆかりっち」 「何言っているのよ。友達でしょ?」 結果として完食できず、懸賞金も獲得できず、自腹をはたき、最後にはリバースしてしまった荒我と焔火は店の外で休憩していた。 「しかし、あの店長・・・ちゃんと最初からルールを全部説明しとけってんだ」 「斬山さんの言う通りでやんす。ド忘れなんてひどいでやんすよ」 「まあ、口の中に入れて完食ってのも微妙と言えば微妙ではあったけどね」 「もう終わったことを愚痴っていても仕方ないですよ。スパっと気分を切り替えましょう」 「それもそうか・・・。斬山さん、ゲーセンでいっちょ派手に勝負しましょうよ!」 「そうだな・・・。いいぜ、拳。俺も随分ゲーセンに行ってなかったからな。偶にはとことんやってみるか!」 「いいでやんすね!」 「緋花ちゃんとゆかりちゃんはどうする?一緒に来る?」 「ゴメン、武佐君。私はまだ気分が微妙だからパスするわ」 「・・・らしいので、私も今回は遠慮します。緋花ちゃんが心配ですし」 「わかったよ。余り無理しちゃあダメだよ」 残念ながら、ここで別れることになった荒我達と焔火達。短い時間であったが、以前より親交を深めることができた。それは互いに感じている。 「・・・おい、そこのリーゼント野郎」 「!お前・・・まだいたのか。何だ?やっぱステゴロで勝負したくなったのか?あん?」 とそこに、菅内が近付いてきた。どうやら荒我に話があるようである。 「さすがに今はそんな気分じゃねぇ。だが、テメェはムカつく」 「そりゃこっちの台詞だ」 「いつかテメェとは落とし前をつける。だから・・・テメェの名前を聞きたくてな」 「名前?ハン。人に名前を聞く時は自分から名乗るってのが筋なんじゃねぇか?」 「いいから答えろってんだ」 「ったく筋も通せねぇ野郎だな。いいぜ、答えてやるよ。俺は荒我拳だ!よーく覚えときやがれ!!」 「荒我・・・?テメェ・・・まさか重徳の(ボソッ)」 「あぁ?」 「いや、何でもねぇよ。・・・俺は菅内破堂だ。いずれケリはつける。その時を楽しみに待ってやがれ」 「ハッ!返り討ちにしてやるぜ!」 菅内は言うだけ言うと、足早に去って行った。怪訝に思う荒我達であったが、何時までもあんなムカつく奴のことを考えていても仕方無いと判断した。 喧嘩を売ってくるのなら買うまで。それが荒我のポリシーである。 そんなこんなで荒我達はゲーセンへ、焔火と葉原は近くの喫茶店へ向かうため別れる。 それは一時の出来事。それは偶然の出来事。偶々荒我達と焔火達が出会い、偶々菅内という男と出会った。ただそれだけのことである。 そんな出来事の一部始終を、離れた場所にいた亜麻色の髪をツインテールにした少女は偶々見逃さなかった。これもまた、それだけのことである。 continue…?
https://w.atwiki.jp/mhfotw/pages/1312.html
《獵人任務》 氣傲的雌響狼(気高き雌響狼) 承接HR 參加HR 難易度 限制時間 契約金 季節與時間 目的地 主要魔物 61~ 61~ ★★★★★★★ 50分 400z 寒冷期/夜晚 沼澤 雌響狼 目標與條件 主要目標 狩獵1隻雌響狼 小目標A 無 小目標B 無 特殊條件 無 備註 無 條件一覽 部位 頭部防具 身體防具 腕部防具 腰部防具 腳部防具 武器 自由/租借 自由 自由 自由 自由 自由 自由 租借內容 許可武器種類 許可武器種類 單手劍 大劍 大錘 長槍 輕弩 弓 許可 O O O O O O 許可武器種類 雙劍 太刀 狩獵笛 銃槍 重弩 許可 O O O O O 補給物資 補給箱內容 地圖×1 地圖×1 地圖×1 地圖×1 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 攜帶砥石×2 應急藥×3 應急藥×3 應急藥×3 應急藥×3 攜帶食物×2 攜帶食物×2 攜帶食物×2 攜帶食物×2 染色球×1 染色球×1 LV2 通常彈×50 LV1 回復彈×5 強擊瓶×20 空瓶×20 補給用大爆彈桶×1 補給用大爆彈桶×1 任務獎勵 主要報酬金 9000z 主要目標HRP 1200 小目標A報酬 0z 小目標AHRP 0 小目標B報酬 0z 小目標BHRP 0 固定報酬 隨機報酬 響狼的銳爪×1 響狼的銳爪×1 45% 響狼的銳牙×1 2% 響狼的鬃毛×1 3% 響狼的上棘×1 10% 響狼的背棘×1 10% 響狼血×1 30% 委託人: 任務詳細 WiKi編輯意見 以下輸入框 「書き込む」是留言用的 . 要查素材 請用上方或下方的[検索する] 維持版面整潔 感謝您的配合 響狼 - 2012-12-12 21 09 52 響狼 - 2012-12-12 21 10 16 拜託不要再用「書き込む」這個框框查素材了,這是留言用的。 素材查尋 検索
https://w.atwiki.jp/cyotw/pages/233.html
02會戰中的裝備[二]裝備類型(取得方式、種類、配法觀念) 取得方式 1. 戰鬥結束有基本獎勵與金磚獎勵,依照戰場表現隨機出現裝備。 2. 熱戰滿100%後,會給予額外獎勵裝備,隨機出現一般~獨特裝備。 3. 購買克朗、樂豆商店的暴能之書( 或商城的潘朵拉之盒 ),依照書本隨機出現裝備。克朗商店的精良的暴能之書會隨機出現一般~獨特裝備。 4.合成裝備。 5. 廣場商人購買 裝備類型介紹 1.依顏色 裝備顏色( 普通--- 稀有 ) :白裝 精良 紫裝 粉裝 2.依字頭 若依字頭區分,有些裝備前面會有FA RA等開頭,以下作一些會出現的特殊字頭作介紹。 = FA/RA裝備項目 = 前言: 到目前為止,裝備都以一定的數值來提升,但RA/FA裝備每個級別的能力即消耗金額獎有所不同。 FA:在早期發揮強大的表現,所謂的前期裝。 RA:在持久戰中更能發揮效果,所謂的後期裝。 = SP/EP裝備項目 = 前言: 獨行或是刺客、偷塔的用sp裝較多,跟團隊走的都是用ep裝。而ep裝能力不輸RA裝,價格也便宜許多。 SP:視野範圍內只有自己的時候 增加額外能力 EP:周圍有隊友的話 增加額外能力(只有自己) SP 、EP共同特性:BUFF都只有自己有,隊友不會吃到。 (Buff效果會依照裝備附加,例如:手部裝備=+攻擊、頭部裝備=+暴擊,以此類推。) 配裝觀念 1. 部分裝備大半都有增加額外能力,所以在配裝上就要配合自己的打法與角色定位進行調整。 2. 雖然稀有以上的裝備在強化素質上比精良以下的裝備還要多,但有可能因打法與戰術考量上而使效果較為沒用,依此調整時稍微思考一下是否真的需要才裝備上去,尤其在戒指方面更為明顯。 3. 雖然顏色代表素質,但重要的是觀查裝備本身的屬性。尤其隨著韓版更新,1-1和1-2系列的裝備在屬性上已有差距,不能單一拿顏色作為配裝的標準。 4 -1 手套~鞋子(數字鍵1-數字鍵5):以定位作為優先考慮調整。 純坦克型:優先生命與防禦素質的裝備考量,在項鍊上儘量採用增加生命與防禦的能力,比較推薦于有穩定組隊下使用,基於平均輸出考量,野團不太推薦這類型配裝。 半坦克型:可以考慮偏對拆塔或對能力者傷害強化,在戰況不穩定的給自己額外增加一種打法變化,純坦克缺點就是傷害較低,對技術有自信的話,增加自己的傷害能力也是一種考量,在野團或是特定組對方面需求比較高。 打手型:優先考量攻擊力與對能力者傷害強化,如果角色技能對拆塔有一定的傷害,可考慮對拆塔傷害強化,雖說只要是殺人,但是遊戲獲勝的條件還是來自於拆塔,在中後期戰況需求下拆塔能力速度快的打手角色強化拆塔傷害無疑是一種戰術。 輔助型:這部分還是請優先考慮強化生命,此外對自己技術有信心個人是比較推薦優先考慮對拆塔能力,畢竟走輔助型,殺人不是你的優先任務,所以輔助拆塔會比較優先考慮。 4- 2 項鍊(數字鍵6)部份:項鍊優先參考SP的技能方面來進行調整,再依照打法進行調整。 純坦克型:一樣偏向生命與防禦方面,技術允許的話可以考慮縮短R技能冷卻時間的項鍊,全技能冷卻則依照打法配合上是否需求才會考量。 半坦克型:這部分優先考慮SP技,如果是防禦強化直接考慮縮短全技能時間,如果想強化攻擊方面再考慮是否使用縮短R技能冷卻時間,如果是迴避強化則直接優先考慮迴避能力的項鍊,此外可以考慮增加攻擊傷害項鍊。 打手型:SP如果屬於暴擊強化,那麼就是項鍊則挑選暴擊素質優先,如果R技屬於瞬發動作(施放時間小於1秒)才優先考慮縮短R技冷卻時間的項鍊,此外優先挑選強化攻擊素質的項鍊。 輔助型:儘量挑選縮短全技能冷卻時間的項鍊,如果有特定技能使用率高可以考慮該技能冷卻時間縮短,此外才參考打法來配合強化傷害類素質或強化防禦素質的項鍊。 4- 3 裝飾品(數字鍵7.8)部份:依照打法需求變更。 考慮打法、技能需求狀況來進行變更。如對於技能COMBO能力高的角色,自己又接的很順手的情況下,筆者強練建議不要變更技能飾品,而是強化原本技能。 譬如: 1.卡謬(L)可以對地攻擊,而(L)是主要攻擊,又使用率非常高的情況下,而(R)對筆者來說則是支援控場技能,較不需要傷害,所以將裝飾品2更換成(L)強化+冷卻技能時間縮短的裝飾品。 2.路易斯(SP)使用率很高,戰場支援能力很強,筆者又有(SP)稀有裝飾品,(SL)則使用機率 很低,所以將裝飾品1更改成強化(SP)技能裝飾品 5. 強化該能力就相對有一方能力較弱,要慎重考慮是否真的需要單一強化。 6. 打法是多變樣化的,額外強化其他能力也是一種戰術,並沒有什麼正確解答。 7. 裝飾品變更其他技能強化,就表示原本技能不會強化,若搭配錯誤會嚴重影響角色強弱。 原始文章:http //forum.gamer.com.tw/C.php?bsn=19455 snA=3579 tnum=1 http //blog.xuite.net/heero017/GuiltyStar/63880276
https://w.atwiki.jp/ge-online/pages/84.html
分岐 名前 Rank 破砕 貫通 非物理 ◇│ 尾弩イバラキ 1 ×0.37 ×0.40 火×0.36氷×0.36雷×0.36神×0.36 神機説明 多彩な弾丸をあつかえる弩砲 合成 1100fc 鬼兜x1 力身丹x1 荒爪x1 │├◇││ 尾弩ヤセ 1 ×0.42 ×0.42 火×0.54氷×0.59雷×0.27神×0.27 神機説明 銃口から氷を撃ち続ける弩砲 強化 1800fc 鬼牙x4 鬼兜x3 鬼面尾x3 │││◇││ 尾弩ヤセ 改 1 ×0.68 ×0.68 火×0.42氷×0.81雷×0.42神×0.42 強化 3600fc 鬼牙x4 鬼兜x4 荒神骨片x3 │││◇││ 尾弩ヤセ 修 2 ×0.72 ×0.72 火×0.51氷×0.98雷×0.51神×0.51 強化 6300fc 鬼切牙x5 鬼突兜x4 荒神骨片x5 荒爪x5 │││◇││ 尾弩ヤセ 新 3 ×0.87 ×0.87 火×0.57氷×1.23雷×0.57神×0.57 継承特性 銃破砕威力上昇 小 LV1 強化 10800fc 鬼斬牙x7 鬼鋭兜x8 荒神骨x5 荒爪x3 │││◇│ 尾弩ヤセ 成 4 ×1.12 ×1.12 火×0.74氷×1.59雷×0.75神×0.75 継承特性 射撃攻撃上昇 小 LV1 強化 14200fc 鬼裂牙x6 鬼尖兜x5 荒神大骨x7 荒斬爪x2 鬼面切尾x4 │◇│ 尾弩イバラキ 改 1 ×0.44 ×0.46 火×0.42氷×0.42雷×0.42神×0.42 強化 1100fc 鬼兜x4 力身丹x3 荒切爪x2 │◇│ 尾弩イバラキ 修 1 ×0.58 ×0.61 火×0.55氷×0.55雷×0.55神×0.55 強化 3600fc 鬼牙x4 力身丹x3 荒切爪x2 │◇│ 尾弩イバラキ 新 2 ×0.73 ×0.78 火×0.70氷×0.70雷×0.70神×0.70 強化 6300fc 鬼突兜x5 力身丹x4 荒切爪x5 荒神骨片x5 │◇ 尾弩イバラキ 成 3 ×1.01 ×1.07 火×0.96氷×0.96雷×0.96神×0.96 継承特性 銃貫通威力上昇 小 LV1 強化 10800fc 鬼鋭兜x7 力身丹x8 荒切爪x5 荒神骨x2
https://w.atwiki.jp/neco-tw/pages/76.html
職業特徵 轉職方式 技能列表 職業加成 一轉職業 轉職 二轉職業 轉生 三轉職業 冒險家 → 探險家(專家職業) → 拓荒者 ↑ 職業轉換 ↓ 寶物獵人(技術性職業) 職業特徵 轉職方式 技能列表 職業加成 JobLv STR DEX INT VIT AGI MAG JobLv STR DEX INT VIT AGI MAG JobLv STR DEX INT VIT AGI MAG JobLv STR DEX INT VIT AGI MAG 1 0 0 0 0 0 0 26 2 6 3 2 5 0 2 0 0 0 0 0 0 27 2 6 3 2 5 0 3 0 0 0 0 0 0 28 2 6 3 2 6 0 4 0 0 0 0 0 0 29 2 6 3 2 6 0 5 0 1 0 0 1 0 30 3 7 3 2 6 0 6 0 1 0 0 1 0 31 3 7 4 2 6 0 7 0 1 0 0 1 0 32 3 7 4 2 7 0 8 0 1 1 0 1 0 33 3 7 4 2 7 0 9 0 2 1 0 1 0 34 3 8 4 2 7 1 10 1 2 1 0 2 0 35 3 8 4 2 7 1 11 1 2 1 0 2 0 36 3 8 4 2 7 1 12 1 2 1 0 2 0 37 3 8 4 2 8 1 13 1 3 1 1 2 0 38 3 9 4 3 8 1 14 1 3 1 1 3 0 39 3 9 5 3 8 1 15 1 3 1 1 3 0 40 4 9 5 3 8 1 16 1 3 2 1 3 0 41 4 9 5 3 9 1 17 1 4 2 1 3 0 42 4 10 5 3 9 1 18 1 4 2 1 3 0 43 4 10 5 3 9 1 19 1 4 2 1 4 0 44 4 10 5 3 9 1 20 2 4 2 1 4 0 45 4 10 5 3 9 1 21 2 5 2 1 4 0 46 4 11 5 3 10 1 22 2 5 2 1 4 0 47 4 11 6 3 10 1 23 2 5 2 1 5 0 48 4 11 6 3 10 1 24 2 5 3 1 5 0 49 4 11 6 3 10 1 25 2 6 3 2 5 0 50 5 12 6 4 11 1
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/919.html
「ハァ・・・ハァ・・・」 鉄枷はターミナルを全速力で疾走していた。先程出会った啄達から春咲に関する全ての真実を知ったからである。 鉄枷は走る。一刻も早く春咲に会いたい。話したい。自分の心の中にある色んなモノを打ち明けたい。 「クソッ。人が急いでいる時によぉ・・・」 だが、そんな急ぎに急いでいる鉄枷の前に立ち塞がる者達がいた。それは・・・ 「抵部!!この瓦礫の“腕”に触れろ!!そして補強!!」 「あいあいまむ!!」 今やこのターミナルにおいて最大の戦闘を繰り広げている者達。 「おりゃああああぁぁっっ!!!!」 「はあああああぁぁぁっっ!!!」 上空で巨大な“腕”と衝撃波が激突する。だが、“腕”はビクともしない。 「何っ!?」 「潰れろやあああぁぁっ!!!」 巨大な“腕”が上空に居る者達―不動と仮屋―をブッ飛ばすために振るわれる。 「はっ!!」 「!!あの女・・・!!」 「水楯、すまん」 「助かったよ~」 “腕”が直撃する寸前、下方から水のロープが不動達に巻き付き、牽引することで“腕”の一撃から逃れる。 不動達を助けた少女―水楯―は、更に渦潮状に回転させ続けていた大量の水を敵―こちらに“ガトリング砲”を向けた閨秀達―に向けて放出する。 「!?」 「・・・!!」 伸び上がった水は、弾丸である石やコンテナを含めた“ガトリング砲”を形成する全てを飲み込む。もちろん、『皆無重量』の制御下にある以上、閨秀も念動力で水に干渉はできる。 だが、そもそもの話としてレベル4の水流操作系能力者が全力で水の制御を行った場合、レベル3程度の念動力では完全に動きを封じることはできない。 水楯は、『粘水操作』により水の粘度を操作することで、飲み込んだ石やコンテナを“ガトリング砲”の中心であるクレーンに引っ付けて動かせないようにする。 そして、水楯が操作する大量の水が“ガトリング砲”のみならず閨秀にまで及ぼうとする。 「!!させるかっ!!」 「!!」 閨秀は、咄嗟の判断で“ガトリング砲”自体を水楯へ向けて射出する。高速で飛来して来るそれに反応する水楯。 回避行動を取り何とか直撃は避けるが、地面との衝突で発生した風圧までは避けられない。吹っ飛ぶ水楯に追い討ちを掛けようとした閨秀だが、 「「はああああぁぁぁっっ!!!」」 「ちっ!!!」 それを不動と仮屋が防ぐ。合体技である大衝撃波を閨秀へ向けて放ち、閨秀が反射的に抵部の『物体補強』で補強された“腕”を盾にして防御する。 拮抗する大衝撃波と“腕”。その結果は・・・ 「くっ!!」 「うわっ!!」 「うおっ!!」 引き分け。不動達が放った大衝撃波は“腕”を破壊することには成功したが、閨秀達へは届かなかった。だが、“腕”を破壊された衝撃で閨秀達がグラつく。 その隙を、体勢を立て直した水楯の制御する水の大槍が襲う。 「まだまだぁ!!!」 閨秀は、すぐさま防御用として支配する水全てを水楯の大槍へ衝突させる。水楯の方が全体量としては多いものの、大槍の勢いは減衰してしまう。 その僅かな時間で閨秀は大槍の射程から離脱し、水楯の援護として自分に向かって来た不動達へ空中分解した“腕”の残骸を波状攻撃として繰り出す。 「仮屋!!」 「うん!!」 閨秀の逆襲に対して、大きい残骸は不動が、小さい残骸は仮屋がそれぞれの能力でもって対処・破壊する。 この戦闘は未だに収束の気配が見えない。それ等全てを、離れた場所から眺める鉄枷は毒づく。 「くそっ!ここを突破できりゃあ、春咲先輩が居る(予定の)場所まで一気に行けるのによ。あんな馬鹿げたバトルされてちゃあ、ぶっちゃけ踏み込めねぇ!!」 鉄枷は啄達の情報から、上空に居る女達を“花盛の宙姫”とその仲間の風紀委員と判断している。 ガスマスクを被っている2人組については、最初はサッパリわからなかったが加勢に来た女の姿を見たことで見当が付いた。 あの3人は、以前のバイキングで一緒になった『シンボル』のメンバー。 「とりあえず、強行突破は無理だ。迂回するしかねぇな。くそっ、このターミナルの地理ってぶっちゃけよくわかんねぇんだけどな」 鉄枷は強行突破を諦め迂回する選択を取る。息切れ激しい中、それでも鉄枷は駆ける脚を止めない。己が敬愛する先輩に会うまでは。 「オラアアアァァッ!!!」 「ハアアアァァッッ!!!」 「・・・・・・」 場所は変わって。3つあるターミナル出入り口の1つ、その近辺で行われているのは、荒我と焔火の2人組と過激派救済委員の1人である麻鬼との戦闘である。 荒我はレベル0なので素の身体能力と経験でもって応戦し、焔火は電気を用いて己が身体能力を引き上げた上で攻撃を繰り出している。だが、麻鬼には一撃もまともに入らない。 「(くそったれ!!)」 「(何よ、コイツ!?なんて身のこなしなの・・・!!まるで神谷先輩と手合わせしているみたい!!)」 荒我と焔火は、麻鬼の実力に戦慄を禁じ得ない。2人掛かりで攻めているのに、傷一つ与えられない。徐々に焦り始める2人の心情を看破したように、 「どうした?散々意気込んでいながら、結局はこの程度か?」 挑発の言葉を向けて来る。当然、その言葉の真意について深く考えない荒我は即座に反応してしまう。 「何だとぉ!?テメェ!!」 「荒我!?待って!!」 焔火の制止も聞かず、荒我が麻鬼に突っ込む。右拳を振り被り、麻鬼の顔面へぶち込もうとする。 「フッ!!」 「ガハッ!!」 カウンター。しかも頭突き。麻鬼は荒我が自分へ拳を放つ直前に合わせて踏み込み、荒我の顔面へ頭突きを喰らわせた。 この一撃で荒我の鼻から結構な量の血が出て来た。隙だらけになった荒我に追撃を加えようと、麻鬼が“小型ナイフ”を形成し突っ込もうとする。 「させるか!!」 「!!」 それを、焔火の電撃が防ぐ。彼女は軽度ならば電撃の槍を扱うことができた。電撃を避けるために後方へ飛び退いた麻鬼は、焔火に言葉を向ける。 「やるな、女。俺の突進に合わせた電撃の槍。戦い慣れているな」 「アンタみたいな変質者に褒められても嬉しく無いわよ。それに、私には焔火緋花って名前がちゃんとあるの!何時までも女、女って連呼してんじゃ無いわよ!!」 「別に構わんだろう?どうでもいいことだ」 「よくないわよ!!」 焔火の言葉に肩を竦める麻鬼。その態度に怒りながらも、焔火は鼻血を出して蹲っている荒我に駆け寄る。 「大丈夫、荒我?」 「あぁ。大したこたぁ無ぇよ。助かったぜ、緋花」 「見え見えの挑発に乗って馬鹿みたいに突っ込むからよ」 「う、うるせぇ!!」 憎まれ口を叩きながらも、荒我の元気な様子に焔火は安心する。この男はこうでなくては。 「取り込み中の所悪いが、そろそろ準備運動は終わりにさせてもらうぞ」 「なっ!?」 「えっ!?」 麻鬼の発言に驚愕する2人。息一つ乱していない目の前の男は断言する。今まではお遊びだったことを。 麻鬼は、ポケットから取り出した手袋を両手に嵌める。鉄爪付きのそれは、麻鬼が本気で戦闘に望む証。 「確か、神谷の『閃光真剣』は近・中距離対応型の能力だったが・・・俺の『閃光小針』はどちらかと言えば近距離型だな。 小針という投擲武器もあるにはあるが、威力や範囲がな・・・。これでは絶対的な武器とは言い難い。 風紀委員時代は、この問題点について散々悩んだものだ。神谷にも指摘される始末だったしな・・・」 「(言われてみれば・・・この男の能力って神谷先輩の『閃光真剣』と似てる・・・?まさか、同系統の!?)」 麻鬼の誰に聞かせるでも無い独り言から、焔火は先輩風紀委員である神谷の能力を連想する。してしまう。 「だが、今は違う。それを・・・証明しよう。神谷の後輩と相見えることでな!!」 「!!」 「来るぞ、緋花!!」 麻鬼が疾走する。その先に居るのは・・・焔火。焔火は、麻鬼のどんな動きにも対応できるように身構える。あわよくば、さっき荒我に喰らわせたようにカウンターを喰らわせる。 「(あの鉄爪から“ナイフ”か“針”を形成するつもり?それとも・・・)」 焔火は麻鬼の出方を今までの戦闘から予測する。だが、麻鬼が繰り出した攻撃はそのどれでも無かった。 ズアッ!!! それは、意図した動きでは無かった。ただ、体が絶命の危機に反応したというだけ。焔火は、反射的に前へ倒れ込むような回避行動を取った。 無造作に結われた焔火の髪の毛が断ち切られる。それを可能にしたのは・・・“剣”。麻鬼の鉄爪から伸びている“剣”。 「まだ、終わっていないぞ?」 「グハッ!!」 瞬間的に前へ倒れ込む形になった焔火の顎に、麻鬼の膝蹴りが突き刺さる。その強烈な一撃をまともに喰らった焔火は、後方に吹っ飛ばされる。 顎に喰らったことにより脳が揺られ、意識が混濁する焔火。倒れた彼女にとどめを刺そうと麻鬼が“剣”を振り被る。 「うおおおおぉぉぉっっ!!!」 「!!」 そこへ、荒我が近くにあった石を投擲しながら突っ込んで来た。顔面へ向けて飛来してきたそれ等を、新たに左手の鉄爪に発生させた“剣”にて切り払う麻鬼。 「投擲のお返しだ。受け取れ」 「おわっ!?」 麻鬼が突っ込んでくる荒我へ向けて左手の“剣”の切っ先を向ける。そこから・・・“剣”が高速で射出される。 喧嘩慣れ(+成瀬台の教師である餅川の熱き指導の下)している荒我は常人に比べて動体視力が鍛えられている。故に、その一撃をギリギリながら避けることができた。 「・・・ボーっとしてんじゃ無いわよ!!」 「!!」 荒我に対処していた麻鬼に、焔火の怒りが混じった声が掛けられる。混濁状態から立ち直った焔火が、電撃を纏った右拳を麻鬼へ放つ。 ガシッ!! 「なっ!?」 「残念だったな。この手袋は・・・絶縁性付きだ」 焔火の拳は麻鬼の左手で止められる。そして・・・ 「あああああぁぁぁっっ!!!!」 焔火の右拳を掴んだままの左手に力を込める麻鬼。その並外れた握力で焔火の拳を破壊しようとする。 「その手を・・・離しやがれええぇぇっっ!!!」 「!!」 今度こそ麻鬼に接近戦を仕掛けようと突進して来る荒我。それを目に映し、麻鬼は焔火を掴んでいた左手に、最大の力を込める。ボキボキッっと嫌な音が聞こえた。 「あああああぁぁっっ!!!」 「そら、しっかり受け取れ!!」 「!?」 麻鬼は、荒我に向けて左腕を振る。焔火ごと。その結果、突進中の荒我とブン投げられた焔火の体が衝突する。 「ガハッ!!」 当然突進中の荒我が、身長170cmもの体格を誇る焔火を避けることはできない。結構な衝突音が戦場に鳴り響いた。 「ゴホッ、ゲホッ。・・・おい、緋花!!しっかりしろ!!」 「グウウゥゥ・・・!!!」 荒我が声を掛けるも、焔火は右手を押さえたまま苦悶の表情を浮かべる。彼女の右手は、麻鬼の握力によってかなり痛め付けられていた。 「・・・その程度か?神谷の後輩なら、もう少し俺を楽しませてくれると思ったんだがな。期待外れだったか」 「テメェ・・・!!」 近くにあるコンテナに背を預け、余裕綽々といった態度を示す麻鬼に荒我は敵意を剥き出しにする。 「その様子では、神谷の奴も堕落しているかもしれんな。・・・だから、言ったのだ。風紀委員のような『偽善者』共の巣窟に身を置いて守れるもの等何一つ無いと」 「・・・・・・『偽善者』?風紀委員が・・・?」 「緋花!?」 麻鬼の言葉に、今まで苦しんでいた焔火が反応する。麻鬼は、焔火の言葉に反応し、言葉を続ける。 「そうだ。『偽善者』、あるいは『お偉方の犬』と言ってもいい。あのような堕落した組織に身を置いていれば、いずれ自滅する。 殊更『風紀委員』であることに拘り、規則をもって縛り、本当に大事なものを守ろうとしない、目を向けない、肝心な時に役に立たない!!それが、風紀委員だ」 麻鬼の言葉が、焔火の胸に突き刺さる。麻鬼がそう考えるようになった理由を焔火は知らない。だが、目の前の男が嘘を吐いているようには見えなかった。 「『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし』?笑わせるな。お前達の方こそ『正しさ』というものを勘違いしてはいないか? お前達が風紀委員の信念として与えられるこれこそが・・・お偉方からの押し付けでしか無いことに何故気付かない!? 所詮は駒を言いように扱うための見栄えのいい飾りでしか無いあの言葉に・・・どうすれば誇りが持てるのだ!?」 『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし』。これは、風紀委員の信念であると同時に焔火緋花の信念でもある。 麻鬼は、この自分が抱いた信念が“与えられたもの”でしか無いと言うのだ。 「その点で言えば、あの『裏切り者』は個人的には嫌いでは無い。風紀委員という枠から飛び出そうとしたあの女は、俺は嫌いでは無い。 風紀委員のままというのが残念ではあったが・・・。あれだけの制裁をその身に刻まれてもここに報復へ来るくらいだ。それなりの覚悟があるのだろう。フフッ、益々気に入った」 麻鬼の饒舌な話し振りを、もう焔火は聞いていない。ただ、気に入らなかった。神谷の元同僚で自分の元先輩と名乗る男が発した言葉を。 「・・・!!」 「お、おい、緋花・・・!!」 「ほう。まだ立ち上がるだけの気概は残っていたか」 荒我の心配の声を無視し、焔火は立ち上がる。その強烈な視線が射抜くのは・・・麻鬼。 「私は・・・押し付けられてなんかいない!!」 口から零れる激情が行き着く先は・・・麻鬼。そして・・・自分自身。 「『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし』。これは、私の信念でもある!!誰かに押し付けられたとか、強制されたとか、そんなことは絶対に無い!!」 「それは、女。お前の勘違いだ。『偽善者』共からの刷り込みでしか無い」 「違う!!これは、私の心の底からの思いよ!!」 だが、麻鬼は目の前の風紀委員の言葉を否定する。これもまた・・・譲れないが故に。 「ならば、聞く。そのお前の信念とやらは、何時生まれたものだ?」 「えっ・・・?」 それは、焔火にとって予想外の言葉。 「女。お前は何時から風紀委員なのだ?」 「わ、私はまだ入りたてよ!風紀委員になって1ヶ月が経ったばかりよ!!」 「ほう・・・」 「そ、それがどうしたっていうのよ!?」 麻鬼は、焔火の返答を受けて笑みを浮かべる。 「最初の質問に対する回答がまだだな。どうだ、そのお前の信念とやらは何時生まれたのだ。答えろ、女」 「そ、それは・・・」 「答え難いか?ならば、俺が言い当ててやろう。お前のその信念は、風紀委員になって以降に生まれたもの。違うか?」 「・・・!!」 麻鬼の指摘に焔火は答えられない。その態度が答えであると麻鬼は判断する。 「女。それでは、どうやって証明できると言うのだ?お前の信念が、お偉方から押し付けられたものでは無いと、一体誰に証明できる?そんなことは・・・不可能だ」 「・・・さい」 焔火の体が震え始める。それを無視するかのように、或いは更に焚き付けるかのように、麻鬼は言葉を紡いで行く。 「女。いい加減に認めたらどうだ?『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし』というお前の信念は、お前自ら見出した信念では無い。 堕落極まりない『偽善者』共に刷り込まれた“偽物”でしか無いと!!」 「・・・るさい・・・!!」 「そうすれば、お前も悟るだろう。いずれ、あの巣窟は崩壊する。そして、その時になってようやく気付くのでは遅いのだ。 さぁ、自分に正直になれ。今ならまだ間に合う。お前も・・・神谷も・・・」 執拗に自分の信念を揺さぶって来る麻鬼に・・・焔火はもう我慢できなかった。 「うるさいって・・・言ってんのよ!!!この変質者がああぁぁ!!!」 焔火は、麻鬼へ突進する。自分の耳を、心を、信念を汚すその減らず口を黙らすために。 「・・・仕方が無い。こうなれば、強硬手段でもって気が付かせてやる他無いか。フッ、“後輩”のために働くのも“先輩”の務めか」 “先輩”や“後輩”に込められた幾重の意味を、怒りに染まっている焔火には理解できない。ただ、目の前の男を叩き潰す。それのみであった。 「ハアアアァァッッ!!!」 能力で自身の身体能力を最大限にまで引き上げた焔火の、凄まじい跳び蹴りが麻鬼の顔面へ突き刺さろうとする。 「フッ」 だが、動きが一直線であるために、幾ら速かろうが麻鬼には通じない。体を捻ることでかわした麻鬼は、コンテナへ突き刺さった焔火の左脚へ向けて小針を放つ。 「グアッ!!」 自分の左脚に何本も刺さった小針の痛みに一瞬動きが鈍る焔火。その一瞬に・・・ 「そらっ!!」 「ガアアアアァァッッ!!!」 麻鬼が焔火の右足を踏み潰す。その激痛に絶叫をあげる焔火の喉を、麻鬼の左手が掴み上げ、コンテナへ叩き込む。 「グアアアアァァッ!!!」 「緋花!!・・・うわっ!?」 「近付くな。近付けば・・・この女の首を俺の“剣”で刎ねるぞ?」 「くっ・・・!!」 駆け付けようとした荒我の足先に、“剣”を射出し警告する麻鬼。荒我の動きが止まったのを確認した後に、麻鬼は喉を掴まれて苦しむ焔火に向けて語り掛ける。 「俺がその気になれば、お前を殺すことは造作も無い。なのに、それをしない。何故だかわかるか、女?」 「ガハッ、グホッ・・・」 「お前こそ、まだ風紀委員となって日も浅いお前だからこそ、まだ引き返せると俺は踏む。 あんな『偽善者』共の巣窟から早く抜け出すんだ。甘言で釣り、“偽物”を刷り込むあんな組織を早く見限れ。そうすれば、お前も本当の信念をいうものを見出せるだろう。俺のように」 麻鬼の右手から発生している“剣”が、焔火の左頬に触れる。血が・・・一筋流れる。呼吸困難状態の焔火の目が虚ろになり始める。 「カハッ・・・ハッ・・・」 「さあ、お前も本当の正義に目覚めるのだ。誰に強制されたわけでも無い、真実の正義を・・・」 「・・・うるせぇよ・・・!!」 一方的な会話。そこに割り込むのは・・・“剣”による警告を無視して麻鬼達に向かって歩き出す男。名は荒我拳。 「・・・何か言ったか、『裏切り者』?」 「あ・・・ら、が・・・」 「テメェに緋花の何がわかるってんだ!!」 麻鬼の殺気に、しかし荒我は怯まない。 「ほう。ならば、お前にはこの女のことがわかるとでも言うのか?」 「緋花はな・・・俺のような碌でも無ぇ人間を、喧嘩しか能が無ぇこんな俺のちっぽけな意地ってヤツを認めてくれるんだよ!! 普通なら軽蔑や偏見の一つ二つざらにあるってのによぉ・・・緋花は曇り一つ無ぇ目ン玉で見てくれた!!認めてくれた!!」 荒我は、いつかの屋台での光景を思い出す。そして、倉庫を後にした今日のことも。 「『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし』って言ってよぉ、俺が救済委員でバレた後もちゃんと見てくれた!!救済委員ってモンに縛られずに!!俺個人を!! テメェなんかにグダグダ言われる前によぉ、もうとっくにそれは緋花の信念になってんだよ!!わかったか、クソ野郎!!!」 荒我は、腹の底から声を出して吠える。自分を認めてくれた人間に応えるために。 「俺からしたらよぉ、テメェの方が風紀委員ってヤツに縛られている風にしか見えねぇけどな。テメェに人のことが言えんのか、あぁ!?」 「・・・どうやら、死にたいようだな。いいだろう、望み通りに殺してやる」 荒我の挑発に、無意識に声が低くなる麻鬼。今彼の頭の中には荒我に対する敵意しか無い。だから、気が付かない。自分が掴んでいる目の前の少女の・・・戦意が戻った瞳に。 「ガアアアアアァァァッッ!!!!」 「グハッ!!!」 焔火から電撃の槍が飛ぶ。油断していた麻鬼は、電撃の直撃を受けて倒れ込む。その隙に、這いずりながらもその場から動こうとする焔火に荒我が駆け寄り、抱きかかえる。 「大丈夫か、緋花!?・・・すまねぇ、俺に力が無ぇばかりに・・・」 「そ、そんなこと無いよ。だって、荒我のおかげで・・・私・・・」 「・・・くくっ。これは、手痛いしっぺ返しを喰らったな」 「「!!」」 荒我と焔火が振り向くと、そこには焔火の電撃を受けながらも立ち上がる麻鬼の姿があった。 「嘘・・・でしょ?確かに槍は直撃した筈なのに・・・!!」 「くそっ・・・!!」 「確かに直撃はしたが、威力が落ちていたようだな。まぁ、あれだけの危機的状況下で全力を振り絞れるわけが無いがな。俺達の能力は、全て演算によって成立しているのだから・・・む?」 まだ戦えると宣言する麻鬼は気付いた。それは、荒我や焔火も遅れて認識する。 「上空の光が・・・」 「消えた・・・?」 荒我と焔火はそれぞれ言葉でもって戦場の異変に言及する。今まで戦場を広範囲に渡って照らしていた上空の光源が全て消滅したのだ。 「(・・・あれは)」 麻鬼は、光源が消滅する前にあることに気が付いた。気が付き、推測し、そして・・・“剣”を消滅させる。 これ以上の戦闘継続を望まないとでも言っているかのように、麻鬼は荒我達に背を向ける。 「テメェ・・・一体どういうつもり・・・」 「外せない用事ができた。お前達を相手にする時間が惜しいくらいの・・・な」 麻鬼は振り返らない。振り返らないまま、言葉を漏らす。 「・・・頑固な所も神谷によく似ている。“先輩”の背中を見て“後輩”は育つというのは、あながち間違いでは無いのかもしれんな。 そもそも、この短い戦闘で考え方を改めさせるというのに無理があったな。・・・いずれ実感する時が来る。それを待っても遅くはないか」 「わ・・・私は・・・!!」 「女。今のお前の言葉に力は無い。何故ならこの俺の信念に、正義に、お前は抗い切れなかったからだ。それが、紛れも無い事実。違うか?」 「・・・!!」 「『裏切り者』が幾ら吠えようが、現実は変わらない。俺に圧倒されたという現実はな。・・・現実に抗いつつも己が信念を貫き通したいのならば、それに見合うだけの力が要る。 女。今のお前にはそれが無い。俺の言葉に迷い、移ろい、ブレてしまったお前の信念に・・・貫き通す価値は無い。よくよく考えることだ。後悔する前に。 それまでは・・・生かしておいてやろう。では、さらばだ。俺の“後輩”」 そうして、麻鬼は去って行った。殺すことができた“後輩”と『裏切り者』をあえて生かしたこと、それこそが麻鬼が突き付けた荒我と焔火にとって容赦無い現実であった。 「本当に大丈夫か、緋花?」 「意識はハッキリしてるよ。ただ、足をやられちゃってるから・・・動けないな」 麻鬼が去った後、荒我は焔火を比較的安全な場所へ運んだ後に彼女の状態を確認していた。負傷箇所で特に酷いのが、両足と右手であった。 「今の私は、荒我や斬山さんの足手まといにしかならないから・・・行って」 「緋花・・・」 「このままやられっぱなしっていうのは気に食わないじゃない?荒我だってそうでしょ?だから・・・行って。斬山さんも荒我の力が要るかもしれないじゃん。だから・・・ね?」 焔火は荒我の体を押して、戦場復帰を急かす。その勢いに押され、荒我は斬山の助勢に向かう。そして、1人になった焔火は、改めて自分の体を見渡す。 「はぁ・・・。こりゃ、ゆかりっちに怒られちゃうなぁ。先輩達にも叱られるかも。そもそも私って非番だったんだし。『何勝手な行動取ってんだー!!』って・・・怒ら・・・れ・・・」 次第に言葉が途切れ途切れになって行く。 「る・・・な・・・。あ、れ・・・?わ、たし・・・な、に泣いて・・・るの?ま・・・負ける、こ、となんて・・・今、まで、にも・・・あった、のに・・・」 焔火は自分が何時の間にか涙を流していることに気付く。 「・・・!!わ、たしって・・・私、の信念って・・・“偽物”なの、かな?価値が・・・無い、のかな?」 麻鬼の言葉が焔火の心を重くする。自分は麻鬼に勝てなかった。自分を否定するあの男に。それどころか手加減され、あまつさえ生かされた。 「私達って・・・『偽善者』なの?・・・わからない。わからないよぉ・・・」 焔火は、痛む脚を抱きかかえながらすすり泣く。風紀委員になろうと決めた自分の決断は、自分が抱く信念は本当に正しかったのか?それが、今の焔火にはわからなくなっていた。 「・・・ったくよ。人を急かしといて自分は泣き崩れるのってどうよ。急かされた俺が馬鹿みたいじゃねぇかよ」 「えっ・・・」 そこに居たのは、焔火が急いで送り出した筈の荒我。彼は、焔火の泣き顔を見てすごく嫌そうな顔をしていた。 「もしこのことが斬山さんに知られたら、『拳は女心が読めない残念な男だな』ってずっと言われまくるぜ?勘弁してくれよ、緋花」 「あっ、これは・・・その・・・」 顔を赤くした焔火は、両腕で涙を拭う。荒我に泣いている所を見られて恥ずかしくなっているのだ。 ポン! 「荒我・・・?」 「あんな野郎の言うことなんざ気にすんな。あいつにお前の何がわかるってんだ。あいつだって、結局は自分の物差しでしかお前を測れてないんだぜ?」 焔火の頭に手を置く荒我。その大きな手が、焔火の黒髪を撫でる。 「俺だって、お前のことは俺の物差しで見てっから間違ってる部分ってのはあると思う。あいつは現実云々言ってるけど、ようするに自分の考えを押し付けてるだけだ。 それは別に悪いことなんかじゃねぇ。俺だってガンガン言いまくってるし、それで斬山さんに押し掛けたりしたしな」 「荒我・・・!!」 「だからよ、緋花。お前もガンガン言ってやれ。あんな野郎の言葉に負けてんじゃ無ぇよ。 俺もお前も、実際の喧嘩じゃあいつに負けちまったけどよ。それでも・・・この心(ハート)だけは意地でも屈しないって姿を堂々と見せ付けてやろうぜ」 荒我の力強い言葉。倉庫で麻鬼と対峙した時も、命の危機を迎えてさえ自分を貫き通した荒我だからこそ、価値がある信念の篭った言葉。 「うん・・・!!うん・・・!!!」 焔火は、荒我の言葉に何度も頷く。その姿を見て、荒我もようやく安堵する。 「よしっ。それじゃあ、斬山さんを探すか!こっから何をするにしても、斬山さんと合流した方がいいし。さっきからケータイが繋がらねぇのが少し心配だけど」 「う、うん・・・そうだね」 「そんじゃあ乗れ、緋花!」 「えっ?」 見れば、荒我が腰を落として手招きしている。ようは、おんぶすると言っているのだ。 「また1人で泣かれるのはご免だからな。さっさとしろ!!」 「で・・・でも・・・」 「ん?何だよ?何か問題でも?」 荒我は焔火に怪訝な視線を向ける。焔火は、顔を俯かせながら小声で喋る。 「わ・・・私ってその・・・大きいし・・・お、おも、重いかも・・・しれ・・・」 「あぁ?そんなモン気にしてる場合かよ。今は戦場真っ只中に居るんだぜ?それに、さっきお前の肩を担いでここへ運んだじゃねぇか。もう忘れたのかよ?」 「い、いや・・・忘れたわけじゃないんだけど・・・」 焔火は顔を真紅に染める。肩を担ぐのとおんぶとでは、何か変化があるのだろうか。荒我にはサッパリわからない。 「それじゃあ、さっさとしろよ!お前の体重なんか問題無ぇよ!何せ、俺は日々鍛えてるからな。主にステゴロで」 「そ、そう。・・・それじゃあ・・・お願い、荒我」 「おう!」 すったもんだの末に、ようやくおんぶを了承した焔火が荒我の首に腕を交差させる。そして、荒我が焔火をおんぶし、立ち上がる。 「だ、大丈夫、荒我?」 「全然問題無ぇよ!(うん?何か背中にムニュムニュ押し付けられている感触があるな。何だ、コレ?)」 2人がこれから向かうのは斬山の所。暗闇に染まったこのターミナルで人1人を探すのは困難だがやるしか無い。歩き始める荒我。 「(む?やっぱ変な感触だ。歩く度に弾む感触みたいなものが・・・。一体緋花の何が・・・・・・!!!!)」 「ん?どうしたの、荒我?急に立ち止まったりしちゃって?やっぱり・・・重かった?」 「・・・イヤ、ゼンゼンモンダイネェヨ。ウン、モンダイナイ、モンダイナイ」 「・・・何でカタコトになってんの?」 疑問符を浮かべる焔火からは、彼女の大きな胸が自分の背中に当っていることにようやく気付いた荒我の赤面は見ることができない。やはりこの男、色んな意味で残念な男である。 continue!!