約 18,821 件
https://w.atwiki.jp/r2d2/pages/61.html
『黄太! 敵の手はこっちよりずっと速いよ! ここは一旦距離を取って!』 『おうよアグラ! 一旦退いたら頭上を取る!』 喉元を狙ったタイガーヴェスパモンの刺突を、黄太とアグラは後方に退き紙一重でかわす。切っ先との距離は本当に紙一枚分。鎧ごしにもビームソードの熱を感じる。 そして、二手目が繰り出されるより前に上昇。人型にとって死角である頭上を取りに行く。 『空中では四肢の柔軟な使い方が重要だよ!』 『だな! 上昇直後は無論手より脚の方が敵に近い!』 『脚が近いなら……』 『迷わず蹴りだ!』 黄太とアグラの図太い脚がタイガーヴェスパモンの脳天に叩き下ろされる。いわば、空中踵落としである。 黄太とアグラの体躯は割と小さめだが、見た目とは裏腹にこれがなかなか強靭なパワーを秘めている。その強烈無比な打撃を頭部に受けたタイガーヴェスパモンは、あまりに大きな衝撃に一瞬目の前が真っ白になってしまう。 『隙が出来たな!』 『隙が出来たら急所を狙って!』 黄太とアグラは叩き下ろされたタイガーヴェスパモンの顎を蹴り上げると、右腕を引き絞って腰を捻る。突きを繰り出す予備動作。例えば今彼らがいる場所が地上であるなら、突きを繰り出すための予備動作はあと一つ、「大地を踏みしめる」だけでいい。だが、ここは空中である。空中では大地を踏みしめられない。だから、右腕や腰だけではなく全身を使って予備動作とする必要がある。左腕を顔の右側まで持っていき、左足は胸の高さまで持ち上げる。ポーズ自体はまるで遠投をするベースボールプレイヤーのようである。 これが本当の全身全霊の一撃というものであろうか。全身を使って繰り出す一撃。その予備動作だけで空気が引きつけられ、渦を巻くようである。黄太とアグラだけでなく、大気のエネルギーすらも右腕に集約されていくような不思議な感覚。 狙うは金色の蜂の胸部装甲、その上部。首元の装甲との境目。 『うるああああああ!』 巻き込んだ空気をもまとめて切り裂くような鋭い一撃。 爪の先が装甲の隙間に入ったのが分かる。 このタイガーヴェスパモンというデジモンは疑いようのない強敵である。装甲の継ぎ目というのは、機械系にとって共通の弱点であるはずなのに。この黄太とアグラの全身全霊の一撃を以てしても、その隙間をこじ開けるので精一杯とは。 だが、彼らとてこれで終わる気は毛頭無かった。 『オイオイ! この力で打ち込んでもブチ抜けないのかよっ!』 『慌てないで! ここからが本当の狙いだよ!』 『おうとも! このままッ!』 『爪先をッ!』 『装甲の隙間に入れてッ!』 『『殴りぬけるッ!』』 隙間に引っ掛かった爪先を、力に任せて振り切る。突くのとも違う、斬り裂くのとも違う、〝引き剥がす〟一撃。 引き剥がされた金色の蜂の胸部装甲が、宙にバラバラと散っていく。 蜂の中身が剥き出しになる。 最早、勝負は決したも同然である。あと一撃胸に叩き込むだけで、黄太とアグラは勝利する。黄太とアグラが勝利することは容易である。 一方、蜂が勝利することは難しい。黄太とアグラは無傷である。チンロンモンのデジコアによって極めて高い攻撃力を手に入れたとはいえ、蜂はこれに一撃で勝利することは敵うまい。……そんな気がする。というか、そんな気にさせるのである。このデジモンは。 一つの個体に宿る二つの魂は、蜂の戦意を喪失させて余りあるほどのオーラを持っている。強いとか、美しいとか、尊いだとか……そんな次元ではない。 〝勝てない〟……! 蜂は、素直にそう思った。 この二人には。 このデジモンには。 『俺が!』 『僕たちが!』 「ウォーグレイモンだッ!!」 ACT.47 Lightning:final ~敢えて全てを差し出した者~ そのデジモンは自らをウォーグレイモンと名乗った。 だが、そんなことは疾うに分かっている。タイガーヴェスパモンのライブラリにはウォーグレイモンの種としてのデータが入っているし、彼はその能力も戦闘スタイルも技も何もかも知っている。 だが、目の前にいるあの個体はあらゆる面で彼の知っているウォーグレイモンを超越していた。パワー、スピード。そしてそれ以外の〝何か〟。 何かというのが何かは分からない。しかしその何かこそが、あの個体を特別な個体たらしめる要因であることは間違いない。 「……あなたも……選ばれし子供のパートナー……ですか」 辛うじて宙に留まっている彼は、答えを求めるというよりは息を整える間を得るために問いかける。 「そうだ。けど、そうじゃない。俺は選ばれし子供のパートナーであり、選ばれし子供そのものでもある」 意味が分からない。 人間のパートナーを持つ遍くデジモンはデジヴァイスを介して人間の心を受け、一時的に進化を遂げるということは知っている。そして、そうした進化を遂げたデジモンが通常進化した同種の個体よりも強い力を発揮するということも知っている。恒常性と引き換えに爆発的な力を得るのだと記憶している。ある種のドーピングのようなものとも。 彼が今対峙しているウォーグレイモンは、チンロンモンのデジコアを組み込まれ、並みの究極体ならば容易に退けることができる程の力を得た彼をも追い詰めている。この強さが前述したことによるものなのだとすれば納得できる。あの敵は並みの究極体以上の力を持つということになるのだから。 だが……選ばれし子供そのものでもある……とは? 「でも黄太、それじゃあ意味が分からないよ。――ん? そうか? でも本当のことだぜ。――困ってるみたいだよ。あの、えーと――確かナントカ……カントカモンだったな――つまり全部分からないってことじゃないか! なんで今ちょっと『後半は分かる』みたいな溜めつくったのさ!? ――はっはっは! そりゃあお前、お茶目だよ。お茶目」 何か独り言で盛り上がっている。 「なんやあのキモい生物は……」 地上から二人の様子を窺っている女性の感想に、彼は大いに同調した。このウォーグレイモンはまるで奇異である。 独り言はまるで二人で話しているかのように口調……いや声自体、更には身振りまでが入れ替わる。まるで人格を二つ持っているかのようだ。 こんなふざけたデジモンに、自分が押されるなど。 「理解……できかねますね!」 彼は再びの格闘戦を挑む。大通りから一旦ビルの谷間に身を隠し、その合間を縫って背後を取る――チンロンモンの力が宿ったこの両の剣で切断できぬものなどあるはずがない。勝てないと感じたのはそう、面食らっただけのことだ。普通のウォーグレイモンよりも一回り速いスピードと一回り強いパワーに戸惑ったに過ぎない。そして気押されてしまっただけのこと。斬れぬ道理はない。あの敵の鎧は通常の個体のそれより、やはり一回り硬いのかも知れぬ。だが、いかに爆発的な力を持つとはいっても限度はある。四聖獣の力をも凌ぐわけはないのだ。 もう一度言おう。斬れぬ道理は、無いのだ。 「あなたという存在は!」 背後を取った。 ウォーグレイモンの背には、最高に硬い! といわれるブレイブシールドがある。そのまま斬りつけるのは――そう、賢くない手だ。斬れるのだとしても、致命傷を与えることはできないかもしれない。 自分は既に胸部の装甲を剥がされている。胸部が無防備なのだ。余裕はない。可能な限り少ない手数でカタをつける必要がある。 狙うは頭。グレイモンの象徴たる三本角のついたその兜ごと貫く! 「後ろだよ! ――了解! 体を捻って!」 ウォーグレイモンがこちらを向こうとしている。いい反応だ。このままではそう、振り向くこと自体は間に合うかもしれない。だが、振り向いただけでこの突きが防げるのか? 答えは否だ。敵はこちらを振り向き、自分がどこを狙っているのか見定め、そのうえで防御行動を取らねばならぬ。 この速度なら間に合う。敵はこちらの姿を視界に収めた時点で――そこで終わりだ。防御が間に合うはずはない。 「防御は間に合わねぇ! ――なら技で! ブレイブトルネードッ!」 突き出した腕に、真横から硬く重いものが叩きつけられる。 その衝撃で剣を手放してしまう。 強烈な――裏拳だ。 「ッ! だ、第二撃を!」 だが、彼がもう一方の剣を突きだそうとしたその時、いや、正確にはそれより少しだけ早く――彼の体をやはり真横から、猛烈な爪の一撃が襲った。 「……あッー!」 爪は左腕の上から叩きつけられた。衝撃で左腕が体に食い込み、めり込む。爪とボディの間で、腕が押し潰されたのが分かった。 「クリーンヒットだよ! ――そのまま吹っ飛ばせぇ!」 彼はいいように吹き飛ばされ、無様にもアスファルトの上に叩きつけられた。衝撃で右脚が馬鹿になる。 「理解……できない……何故」 彼は馬鹿になった右脚をつっかえ棒のようにし、残された一本の脚でよろめきながら立ち上がった。 「何故……この私が。エリート……そうだ、フィル様は私をエリートだと」 右手の剣は弾き飛ばされてしまった。左腕が剣を握りしめたまま体にめり込んでくれたことは僥倖であったか。彼は最早電気信号が伝わっていない左手から右手で剣をひったくる。その際指を二本ほど一緒にもいでしまったが……そんなことは今更気にするまでもない。 「エリート……チンロンモンのデジコアが、私にはある……その私が、何故」 今気づいたが、世界が半分、暗幕に隠れているように見える。どうやら落下の衝撃で、右の目も死んでしまったらしい。 「何故……ただの究極体風情に……。……フ」 満身創痍であった。 「フ、フフ……フハハハハハハハハハハハハ!!」 蜂を追って地上に降りたウォーグレイモンは戸惑ってしまった。 満身創痍となった蜂が高笑いを上げていたからである。 勝負は既に決したに等しい。蜂はまだ剣を握っているものの、到底振ることは敵わぬ体たらくである。表情筋の存在しないその顔から蜂の感情を読み取ることは難しいが、その笑い声が狂気を含んでいるということだけは存分に理解できる。自分の体などおかまいなしに、奴はまだ向ってくるに違いない。 ウォーグレイモンはとりあえず、自分の背後に座り込んだままの明音に下がるように言った。今の蜂は、さながら理性を失った獣である。そして手負いの獣ほど凶暴なものはない。何をしでかすか、全く分からないというものである。 「我がアイゼンベルクの科学力は世界一イイィィィーーーー!!」 「!?」 「そうだ! 我がアイゼンベルクの科学力は世界一! よって私はチンロンモンのデジコアを組み込まれしフィル様が寵愛の!」 蜂はカタカタと首を揺り動かしながら、右脚を引きずるようにしてウォーグレイモンの方に歩み寄って来る。 「そしてエリート! 何故! 何故貴様がごとき凡庸が! 私に傷が、負けるわけが! 私は!」 ウォーグレイモンの目には、蜂は完全に狂っているように映った。 「私で負けねばならぬのか!? 何故! チンロンモン! 力が! 及ばぬ!? 貴様に!?」 『黄太……』 『……ああ』 「何言ってんだかよくわからないけどさ、お前、何で自分が俺達に勝てねぇのかが疑問なんだな?」 「こここ答え、です! イグザクトリィー! そうだ私、何故が貴様に!」 「俺達にもよく分からない。けど……敢えて全てを差し出した者だけが、最後に本当の全てを手に入れる。……デジヴァイスはそう言ってた」 「全て!?」 「ああ。この言葉は俺達を指して言ってるのかは……分からない。――僕らのことを言っているようにも聞こえるけど、いまいちピンとこないんだ。何か別のことを指して言っているのかもしれない。――あるいは、俺達が近い将来でくわす困難を乗り越えるためのヒント……かもしれない」 「全て、差し出せ……と! ハ!」 「けど、俺達はこの……ウォーグレイモンになるための力を得るうえで、全てを差し出す……これに該当するようなことをしようとしたのは事実だ。……俺は体も、命も投げ打つつもりでいたんだからな」 「ハッハ! 全て! ええええ、差し出しましたとも!」 蜂は一層感情が昂ぶったのか、ギシギシと体を軋ませながら身もだえを始めた。 「私は全て! 差し出しましッた! この体! いかにも機械になりましたです! 命も! 命も捧げた! フィル様のためなら私は命を捨てるでしょう! 私は全て捨てて! アイゼンベルクの兵に、なった……タタタイガーヴェスパモンの機械兵に生まれ変わった! なればしかしどうしてワッツ!? 私は本当の、本当の全てを手に入れられないのかッ!?」 蜂の声は狂っているように聞こえる。……だが、 「全て! 差し出した私は! 本当の、本当の全てはあッ!?」 泣いているようにも、聞こえた。 「……本当に、残念だとは思うけどな」 ウォーグレイモンは僅かに俯き、涙を流さぬ狂った機械兵を諭すように、優しく、かつ厳しい口調で語りかける。 「アシュラモンに聞いたけど、アイゼンベルクは襲った土地のデジモンを捕まえて自分たちの兵に改造・洗脳するそうだ。――命を作り出すことは難しいんだ。だから、その方が簡単に強い兵を量産できるんだってさ。――お前、生まれ変わった……って言ったよな? お前もそうなんじゃないのか?」 「かあッ!」 ウォーグレイモンの言葉を受けた蜂の脳裏を、モノクロのイメージがよぎる。 ここはどこだろう? アイゼンベルクのプラントではない。森……か? 「アイゼンベルクに生まれた土地を滅茶苦茶にされて、捕まって、挙句体をいじられて、いいように洗脳されちまったんじゃないのか?」 そう、森だ。自分は森で生まれたのだ。周りにはたくさんの昆虫型デジモンがいる。 仁王のように立ち並ぶあの二本の巨木、覚えている。あの巨木の向こうは、タイラントカブテリモン様がおられるアンダーフォレスト宮への入口だ。 ああ、誰かいる。よく知った顔だ。スティングモン、スナイモン……テントモン。 いや、違った。このテントモンは、テントモンであってテントモンではないのだ。この個体は珍しく「名前」を持っている。しかもある日突然自分で名乗り始めたのだからおかしい。ハニービーモンは、このテントモンを生まれた時から知っている。……ハニービーモン? ハニービーモンとは自分のことか? 『ようハニービーモン、遅かったな』 あのテントモンが自分をそう呼んだ。だから、自分はきっとハニービーモンなのだろう。 『やあ、早かったんだね――』 ハニービーモンはテントモンに応えようとするが、名前が出てこない。なんといったか、彼の名前は。彼は自分の一番の親友である。生まれたときからずっと隣にいた。――そう、そして彼は、名前以外にもこう呼ばれていたのだ。〝天才〟と。 名前はなんといったっけ? 「だからお前はさ、全てを差し出したんじゃない。全てを〝奪われた〟んだ。――そして手に入れたんじゃないよ。君は全てを奪われて、力と思想だけを〝植え付けられた〟んだよ」 「かああああああああテ! 私の! 私のチンロンモン力コアは! 貴様! 許さんです! 私の力!」 蜂は体を揺さぶって取り乱す。悶える。足掻く。 「私は! 力! 力しか! テ! 貴様を倒して力を証明! 私の力だあああああああああ!」 蜂は一際大きな金切り声を上げて剣を構える。 絶叫が冷たい森に木霊する。彼が仲間と暮らした森とは全く異なる、無機質な森に。 「テ! 私の力だ! 差し出した! 手に入れた! 力、力、力ああああ!」 ウォーグレイモンに向けて突き出された剣の切っ先に、膨大なエネルギーが集まって球状の固まりをなしてゆく。青白い光の玉。雷光の玉。 「チンロンモンのパワーを全開だああアアアアアアァ!」 狂っている。 そして泣いている。 ウォーグレイモンはそんな蜂の様子を見ると、居た堪れないという具合に一瞬目を背け、その後すぐに彼を見据えて背中の楯を取った。 「いいぜ……ぶつけろよ。――全部出しなよ。僕らが受け止めてみせるから」 両手に持った半分ずつの楯。これを体の正面で一つにする。これがウォーグレイモンのシンボル。痛みを恐れず進む覚悟――勇気を手に入れた黄太とアグラのシンボル。 「この……最高に硬い! ブレイブシールドでさ」 青白い雷光が空間に満ちる。彼の剣の切っ先に集まった、球状の巨大な雷。そこにあるだけで膨大な光と熱を放出する、凶悪なる破壊の力。 その球から幾筋も迸るプラズマの腕はアスファルトの地面を破壊し、ビルの梢を焼き切る。 彼自身、これだけのエネルギーを全て放出することは大変な負担なのであろう。体のいたるところで小爆発が起き、各関節からは火花が散っている。 「「さあ、来い!」」 「蒼雷いいいイイイイイイィィィィィああああアアアアアァァァァッ!!!」 球状のエネルギーが閃光の帯と化す。 「おおおおおおおおおお!!」 ウォーグレイモンは全身全霊の力でその一撃を受け止める。 四聖獣の一撃……いや、彼の一撃。 大きな足がアスファルトにめり込む。体中の筋肉が軋む。ブレイブシールドが悲鳴を上げる。 ――重い――! 「アアアアアアア!!」 空気が音速で膨張する音と共に、彼の声が鼓膜を破らんばかりに聞こえてくる。 『受け止めてみせる!』 『受け止めきってみせる!』 そして膨れ上がった閃光の帯が爆ぜた時――。 後ろに仰け反るようにして堪え切ったウォーグレイモンの耳に、とても穏やかな声が……今にも消え入りそうな程の脆弱な音量で――それでいて確かに――聞こえた。 「やあ、早かったんだね――テンドウ」 プラズマが弾けて散る中、彼は彼の全てを受け止めきったウォーグレイモンの瞳の中で――奪われた全ての中からたった一つのものを取り戻して――果てた。 一体、誰が予想できただろうか。 互いの姿が見えぬままに死闘を繰り広げた二人の戦士の決着が、向かい合っての早撃ちで着こうなどと。 シンスケとカウスは対峙したまま動くことができずにいた。 これは両者にとって失策であった。シンスケはカウスの姿を確認すると同時に飛びかかるつもりであったし、カウスはシンスケが飛び出してきた瞬間に矢を引き抜いて御雷にて撃ち抜くつもりであった。 だが、互いの凄まじい闘気がそうさせたのか――彼らは一様に、相手の姿を見とめた瞬間に動くことができなくなってしまったのである。 一旦膠着してしまったからには、下手に動くことはできない。相手の挙動を見極め、そして自信は最も素早い動作で攻撃を放たねばならぬ。失敗は許されない。〝その瞬間〟に最高の瞬発力を出すために、集中力を極限まで高めておかねばならない。 シンスケは集中して、瞬きすらしないように心掛けながら考える。 これは自分にとって圧倒的に不利だ。カウスは矢筒の矢に指先が触れるか否かのところで動きを止めている。〝その瞬間〟がきた際に彼がとるべき行動は、矢を引き抜き、弓に番え、弦を引き、狙いをつけ、放つ。各段階が極めて単純かつ彼にとっては呼吸のごとく容易い五段階。いや、四段階だろうか。御雷ならば狙いをつける必要はない。これに対してシンスケはといえば……己の取るべき行動が何か分かりかねていた。 一瞬で光速の域に達することは、たとえ体が万全であっても不可能である。ある程度の助走がいる。まして、今のシンスケは脚と脇腹を負傷しているのだ。飛びかかることはできない。全ては止まってしまったが故の失策である。そして、ガルムモンにとって唯一の遠距離攻撃であるソーラーレーザー。これもカウスが弓を放つより早く撃つことはできない。あれは数秒のチャージが必要だ。 ――〝このまま〟じゃ、絶対に負ける……か。 策がない以上、シンスケは今死に瀕しているに等しい。だが、そんな状況でも何故かシンスケは自分でも不思議なくらい冷静であった。カクがよく言っていた、戦士としての資質というやつであろうか。 ――このままじゃ負ける。死ぬ。このままじゃ。……なら、これしかねぇ。 そしてシンスケが己の取るべき行動を確信した、まさにその時。 その瞬間は訪れた。 シンスケとしては、この戦いの決着を澄み切った気持で迎えたかった。それはこの戦いで自分が成長できたせいかもしれないし、このカウスという戦士に対する敬意がそう思わせたのかもしれない。 だが、現実は理想と大きくかけ離れることとなってしまった。 その瞬間は酷く不快なものだったのである。 何が不快かはよく分からない。よく分からないが、とてつもなく――異質であった。 魂の底から不快感を覚えるような何か異質なものが、突如近くに現れた――そんな感覚である。 シンスケにはこの異質が何なのかまるで分からない。まるで分からないが、カウスはこの感覚が降って来た――そんな感じだったのである――のと同時に動き出したのである。カウスもこの異質を感じたということなのだろうが、何故カウスがこんな不快な感覚を切欠に選んだのか分からない。 だが――訪れてしまったからにはやらねばならぬ! 今がこの勇猛にして屈強なる戦士、カウスとの決着の時。この戦いの締めくくり。神経を研ぎ澄まし、すり減らしてようやくここまでこぎつけた戦いの、最後。 カウスが矢筒より矢を引き抜く――。 「――スライドエヴォリューション!」 シンスケがガルムモンからヴォルフモンへと姿を変える――。 カウスは引き抜いた矢を、弓に番える――。 ヴォルフモンに姿を変えたシンスケが、左腕を振り上げる――。 カウスは弓の弦を引き絞る――。 シンスケはカウスの頭部に狙いをつける――。 そして――。 「御雷!」 「リヒト・クーゲル!」 助けて――。 少女の心の中の叫びは、この世界でたった一人にだけ届いていた。 いや――正確には、〝これ〟が人なのかどうかも分からないのだから、「一人」と表現することは聊か間違っているのだが。 それは突然、何の前触れもなしに現れた。 竜乃とノナの間に立ちはだかるように、ちょうど二人の中間地点に出現した。 この街で戦いを繰り広げている全ての者が、それの出現を予感できなかった。だが、この街にいる全ての者がそれの出現を感じることができる。 それほどに、それの存在は大きいのである。いや――異質というべきか。 大きさにして百八十センチメートル弱。 形にして人型。 色にして漆黒。 存在にして異質。 このデジタルワールドに存在するあらゆるものと一線を画す、その者の名は――。 「理不尽な……来訪者」 そう言ったのはノナの声であった。震える声。 理不尽な来訪者は、存在するだけで一帯の空気を一変させる。重く、吸うほどに肺を締め付けるような淀んだ空気に変えてしまう。それは全てのデジモンと人間の触覚にざらついた、それでいて肌に染みつくような粘っこい不快感を与える。……いや、生き苦しさと相まって、それはある種の恐怖をも植え付けるのである。脳髄でもなく、精神でもない――肌から広がる恐怖。 不快で、恐ろしくて、酷く陰湿なその存在感。 誰もが戦わずして、彼を避けるべき存在だと認識する。 理不尽な来訪者。 あの女性は、目の前に立つ真黒な人型を見て確かにそう呟いた。 竜乃はカクから聞いた話を思い出す。 理不尽な来訪者というのは突如としてこのデジタルワールドに現れた未知の存在で、その正体はおろか能力やその目的までもが不明であるという。イグドラシルは来訪者を「超アナログ体」と称したらいしが、カクはそれが一体何なのか教えてもらっていないとのことだ。 理不尽な来訪者は、デジタルワールドに来て最初に〝アルファモン〟というデジモンと交戦したらしい。このアルファモンというデジモンはデジタルワールドのスーパーヒーロー集団ロイヤルナイツの一角で、その中でも特別な存在だったのだという。……ちなみにカクの内緒話では、このアルファモンは「アンチェイン」であるらしい。アンチェインとは何かと竜乃が尋ねたところ、カクは「何にも縛られないもの」と教えてくれた。だがそれはつまりどういうことなのか、竜乃にはよく分からなかった。 来訪者はアルファモンと交戦し、撃破したらしい。これは相当強い衝撃をイグドラシルに与えたらしく、イグドラシルはロイヤルナイツの中から四名を選び出して来訪者の討伐に向かわせた。そして、来訪者はその四体をも退けてみせたというのだ。 来訪者の存在は世界を滅亡に導くらしい。イグドラシルはこれが「二つの世界が近づくため」と言っていた。これだけ言われても竜乃をはじめとした選ばれし子供達は理解出来なかったのだが……そこでイグドラシルは、子供達に〝大地に突き刺さるエッフェル塔〟の映像を見せた。その映像はえらくシュールなものであった。文字どおり、あの有名なエッフェル塔がてっぺんから荒野のど真ん中に突き刺さっていたのである。イグドラシルが言いたかったことは、つまりこういうことらしい。「来訪者の存在は二つの世界の境界をあいまいにし、物体や生物がちょっとしたはずみで相手方の世界に吹き飛んでしまう」。デジタルワールドに人間が存在するのも、この現象によるものなのだそうだ。 エッフェル塔が突き刺さるくらいならまだいいが、これがもし……デジモンが人間の世界に行くなどということがあったら……いや、もうとっくにそんなことが起きていてもおかしくはないのだが、そうなったら人間の世界の被害は甚大なものになってしまうだろう。特に究極体というレベルのデジモンの中には、人間のいかなる兵器をもってしても討ち倒せないような強力な個体が軒並みいるというのである。 だからそういったことが起こらないようにするために……人間の世界を守るためにも、来訪者は倒さねばならないのだという。 そして、そのために召喚されたのが選ばれし子供だというのだ。 ただし、竜乃は「何故か一緒に召喚されてしまった子供」なのだが。 そんなわけでイグドラシルは最初竜乃を人間の世界に帰そうとしたのだが……竜乃は、自ら選ばれし子供達とこの世界を冒険する道を選んだ。 それは何故か。 何かによって、この世界に引き寄せられた――そう感じたからである。 そして竜乃は、自分をこの世界に引き寄せたものが何なのか……今、理解した。 彼だ。 理不尽な来訪者が、自分をこの世界に導いたのである。根拠はないがそう感じる。直感である。 彼女に背を向けて立つあの姿。どこか懐かしいのは何故だろう? 世界を脅かす未知で恐ろしい存在だというのに――現に来訪者の背中越しに見るあの女性は顔を真っ青にして怯えているというのに――ちっとも恐ろしく感じないのは何故だろう? 竜乃は自然と、銃と殺意を向けられたことで感じていた恐怖を忘れ去っていた。間に来訪者がいるからだろうか。今、あの女性の注意が自分に向けられていないからだろうか。 いや、違う。 守られている感じがするからだ。 あの漆黒の背中は、自分を守ってくれている。 ――でも……なぜ? 来訪者はノナの方へ一歩踏み出した。 「ひっ……!」 ノナは来訪者の放つ空気に完全に呑まれている。肌を通して全身を犯す未体験の恐怖にパニックになる。 彼女は竜乃に向けていた拳銃を落とす様に放ると、肩に担いでいたⅩP‐レイガンを来訪者に向けて構える。 「く……来るなッ! こ、この世界に存在するもので……この銃に貫けないものはないんだッ!」 ノナは震える口で警告するが、果たして来訪者が言葉を理解しているのかどうか……である。 だが、なんとか警告の意図は伝わったらしく――。 来訪者の体から、ドス黒いオーラが滲みだして彼の周囲の空間を侵食し始めた。 これは怒気だ。ノナは直感的にそう思った。 殺される。 自分はこいつに殺されるに違いない。 こんな銃など、きっとこいつには効きやしないのだ。こいつはきっと〝この世のものではない〟。――今やノナは、骨の髄まで来訪者の放つ不快な恐怖に犯されていた。 来訪者は更に一歩踏み出した。 ノナはもう、何がなんだか分からなくなってしまった。 ただ、怖い。 殺される――。 助けて。 助けてカウ――。 彼女が心の中で最愛の者の名を呼んだまさにその瞬間――。 青白い閃光が、ⅩP‐レイガンの銃身をぶち抜いて破壊した。 結論から言うと、シンスケの方がわずかに遅かった。 リヒト・クーゲルが左腕の射出口から放たれるより一瞬早く、矢はカウスの指先から離れていた。 しかも、シンスケの狙いはそれた。たとえ一瞬遅くとも命中すれば相討ちに持ち込めたというのに、あろうことかシンスケは外してしまったのである。光の弾丸はカウスの左頬をかすめ、虚空へと飛び去っていた。 早撃ち勝負の常識でいえば、シンスケは敗北し、命を落としてもおかしくはない。 だがシンスケは生きていた。生きて、立っていた。 ただただ、立ち尽くすしかない。 シンスケが生きているというのは、どういうことだろうか。カウスの御雷が外れたということに他ならない。 では、カウスの御雷は狙いがそれてしまったのか。 否。カウスが放った御雷は、正確に標的を射抜いた。 では、御雷は標的を正確に射抜いたにもかかわらず、シンスケが生きているというのはどういうことだろうか。 それは、カウスはシンスケを狙っていなかった――ということである。 シンスケはカウスを見つめる。 カウスは静かなものである。矢を放った直後から、指一本動かさない。 シンスケが早撃ちに完敗した自分が生きていることに驚愕していることに比べれば、実に堂々としているといえよう。早撃ちに勝った以上、この勝負の決着はついた。そして勝負がついた以上、命までとる必要はないということか。 まこと、堂々たる態度である。これが戦士というものか。 シンスケは心底感服し、自分を見事に打ち負かした戦士の表情を読み取ろうとその顔を見る。 勝ち誇った笑みをたたえているのだろうか。それとも、こんな勝利に特に感慨はないと、無表情なのだろうか。あるいは争うこと自体快く思わず、渋い顔をしているのか。どれもこのカウスという戦士には似つかわしい気がする。 結論から言うと、シンスケの予想は全てはずれた。 「第八神友カウス……こいつ……」 シンスケは目を見開く。 「死んでいる……ッ!」 目を見開いてよく見ても、カウスの目にはもはや光が宿っていなかった。 シンスケは知らないことであるが、カウスのリミットは十六矢。そして先ほど放ったのが十五矢目である。つまり、リミットまではあと一矢あった。 だが、それはあくまで一日のリミットに過ぎない。 カウスのデジコアには今までに放った御雷のダメージが僅かずつ蓄積され、彼の命を着実に蝕んでいたことは以前に述べたとおりである。 そしてその蓄積されたダメージは先ほどの一撃でついに臨界に達し、彼のコアを砕いたのである。 カウス自身、この戦いの中で己の命が消えるやもということは予感していた。 そして、その予感が現実のものとなった――ただ、それだけのことである。何も不思議はない。カウスは死ぬべくして死んだのだ。 だが、シンスケはそんなことを知る由もない。 カウスが生涯で最後に放った矢が何を射抜いたのか……それすらも知らない。 戦いの勝敗が生き死にで決まるというのなら、シンスケは勝ったのだろう。 シンスケは生きていた。生きて、立っていた。 勝者であるはずのシンスケはただただ――立ち尽くすしかなかった。 ノナは崩れ落ちるようにして地に両膝をつく。 その半分が消し飛ばされたXP‐レイガンは、既にベルトごと彼女の肩から滑り落ちてしまった。 彼女はまだサブマシンガンと拳銃を一丁ずつ持っているが――既に彼女には戦う意思が残されていない。 「カウス……」 ノナは、カウスが御雷にて来訪者ではなく銃の方を撃ち抜いた理由が即座に理解できた。 来訪者に、害意を示してはならない。ノナもかつてカウスの口から直々に訊かされた教訓である。 来訪者は害意に反応し、それを示した者を容赦なく排除する。 だからカウスはXP‐レイガンを撃ち抜き、ノナが恐怖で抱いてしまった自衛のための害意を降ろさせ、冷静さを取り戻させたのである。 そして、そのカウスの行為は見事にノナを救ってみせた。 膝をついて俯いたノナを見た来訪者は、まるでそれを見て納得したかのように――かき消えるかのように何処かへと去ってしまったのだ。 しかしノナが膝を着いたのは、別に害意がないことを来訪者に示すためではなかった。 彼女が膝を着いたのは、あの御雷に込められた〝ある想い〟を読み取ったからに他ならない。 味方の銃を撃ち抜くという、その行為の意図。行為に込められた想い。 「もう君は、銃を置け――」 ノナには、カウスがそう言ったような気がしてならなかった。 「どうして? カウス……私は……あなたの役に……」 来訪者が去った瓦礫の山の上で、自分の影だけを見つめてうわ言のように呟く。 あの少女はガブモンを拾って何処かへ駆けて行ってしまったようだが、そんなことはもうどうでもいい。 何故カウスは、自分に銃を置くように仕向けたのだろう? 自分は結局、彼の脚を引っ張ることしかできなかったのだろうか……? そんなことだけが、彼女の意識を支配していた。 もっとも、そう遠からず彼女はその理由を知ることになるのだが――。 カウスは戦士であった。そして、神の忠実なしもべであった。 しかしカウスは戦士としての誇りも、神への忠誠心も、そして己の命さえ捨てて……たった一人の乙女のためにその最後の矢を射った。 彼は戦士失格である。不敬者である。愚か者である。 けれど――。 『敢えて全てを差し出した者だけが、最後に本当の全てを手に入れる』 このデジヴァイスにおける〝本当の全て〟とは何なのか。それは分からないが――。 誇りと、忠誠心と、命。カウスは己の内に持っていた全てを差し出した。 そして、ノナの命だけを守り切った。 ひょっとしたらカウスは――本当の全てとやらを手に入れることができたのかもしれない。 BACK LIST NEXT
https://w.atwiki.jp/dh_vs/pages/21.html
イトvs八津河喬2丁目 行動提出内容 未来から(ry A4へ移動 白熊 C6へ移動 熟達の(ry D5へ移動 過去から(ry C6で待機 うううう C5へ移動 マップ _1_ _2_ _3_ _4_ _5_ _6_ _7_ A 小津 鹿乃子 未来からの来訪者 B 木下恭介 __壁 C 待宵 桃 うううう 過去からの帰還者白熊 D 丑の刻参ラー☆てるこ __壁 皇帝大使の究極体 E 百目鬼リカ イト<DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 特殊能力 発 成 備考 小津 鹿乃子 男 0 0 9 5 16 95 100 木下恭介 男 20 0 5 5 0 91 0 待宵 桃 女 14 0 8 6 2 88 100 丑の刻参ラー☆てるこ 女 19 7 3 0 1 88 0 リーダー 百目鬼リカ 女 0 8 4 3 10 76 100 八津河喬2丁目[アルフ・ライラ・ワ・ライラ]<DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 特殊能力 発 成 備考 未来からの来訪者、矢塚一夜 男 20 0 5 3 2 74 100 白熊 男 15 5 6 4 0 63 100 リーダー 過去からの帰還者、鮎坂百夜 男 0 13 4 3 10 82 100 うううう 男 0 6 5 4 15 98 100 熟達の現実を彫る堕落した軽蔑する利己主義妖術皇帝大使の究極体、矢塚一夜 男 18 0 2 10 0 89 100
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/3645.html
part15-803 トレード・ルーラー ダスト・シューター 真夜中の来訪者 《トレード・ルーラー》 効果モンスター 星1/闇属性/魔法使い族/攻 100/守 100 1ターンに1度、自分の手札を1枚選択してデッキに戻して発動する。 デッキからカードを1枚ドローする。 このカードがフィールドから墓地に送られた時、デッキからカードを1枚ドローする。 part15-803 名前 コメント 《ダスト・シューター》 効果モンスター 星3/地属性/岩石族/攻1200/守2100 1ターンに1度、表側表示のこのカードを裏側守備表示にすることが出来る。 このカードがリバースした時、自分のデッキから岩石族モンスターを1体選択して墓地に送る事ができる。 この効果でモンスターを墓地に送った場合、相手は500ライフを失う。 part15-803 名前 コメント 《真夜中の来訪者》 効果モンスター 星3/闇属性/戦士族/攻1600/守 300 自分フィールド上の戦士族・魔法使い族モンスターが相手のカードの効果によって フィールドを離れた場合、手札・墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 part15-803 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/6694.html
博物館 一覧 コメント 特定の分野に対して価値のある事物、学術資料、美術品等を購入・寄託・寄贈などの手段で収集、保存し、それらについて専属の職員(学芸員、キュレーターなど)が研究すると同時に、来訪者に展示の形で開示している施設である。 ミュージアム(英 museum、英語発音 /mjuːˈziːəm/ ミューズィーァム)と英語風に呼ぶこともある。 多くは自然史・歴史・民族・美術・科学・技術・交通・海事・航空・軍事・平和など、ある分野を中心に構成され、収集された資料に基づく研究成果を公刊すると同時に、来訪者がその分野について幅広く知識を吸収できるように工夫されている。 一覧 化石ポケモン全般:御船町恐竜博物館 デオキシス:スペース童夢 シャワーズ:札幌市下水道科学館 孵化場所はシンオウ地方で ムクホーク:大空ミュージアムフライヤーズⅡ バタフリーorアゲハント:パピヨンシャトー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ↓追加しました。 -- (管理人) 2013-01-01 22 43 32 草案 一覧 デオキシス:スペース童夢 シャワーズ:札幌市下水道科学館 孵化場所はシンオウ地方で ムクホーク:大空ミュージアムフライヤーズⅡ バタフリーorアゲハント:パピヨンシャトー -- (ユリス) 2012-12-02 09 53 06
https://w.atwiki.jp/gakuen2/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/9617.html
いくさば ういじん 収録作品:世界樹の迷宮III 星海の来訪者[NDS] 作曲者:古代祐三 概要 第一階層(1F~4F)と第二階層(5F~8F)の通常戦闘で流れるBGM。いわゆるストーリー前半で使われる通常戦闘曲。 前作『世界樹の迷宮II 諸王の聖杯』の前半戦闘曲にも「戦場 初陣」という同じ曲名があるが別曲。 後半の第三階層(9F~12F)から第六階層(21F~25F)までの通常戦闘では「戦場 討ち果て倒れる者」に切り替わる。 聞けるエリアは第二階層までとそれほど広くはないが、それでも十分なインパクトを持つ人気の高い1曲である。 前二作の前半通常戦闘曲と比べるとメインメロディーの音色がだいぶ軽くなり、全体的にキーもかなり高め。 Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビと言った具合に、AメロとBメロを2回繰り返してからようやくサビに突入する。 ここのサビが本当にサビらしい箇所で、駆け上るようにキーをどんどん高めていくメロディーはまさに爽快感抜群。 限界までキーを上げた後に一気に下っていってループする構成も絶妙。ただこの後半のサビを聴く時は苦戦している場合が多いとか。 「初陣」というタイトル通り初々しい爽やかさを感じさせる一方で、いかにもバトルらしい熱さも併せ持った楽曲である。 アレンジCDに収録されているスーパーアレンジバージョンはベイシスケイプの工藤吉三氏が編曲を担当。 工藤氏得意のシンフォニックロック系のアレンジで、主旋律はバイオリンだがサビの部分に入るとエレキギターに交代する。 またループ後にバイオリンソロとエレキギターソロによる新パートを組み込んでいるのも特徴である。 『世界樹の迷宮X』では新規アレンジバージョンが登場。第四迷宮と第八迷宮の通常戦闘で使用された。 編曲者は上倉紀行氏。こちらは正統派ロック系アレンジといったところで、主旋律にはシンセサイザーを用いている。 こちらもスーパーアレンジバージョンと同じくループ後にギターソロによる新パートが盛り込まれている。 その新パートが何と1分半ほどの長さもある非常に気合いの入ったもので、完全に新しいサビを追加したような形になっている。 ただ曲全体の雰囲気を崩すことなく新パートが追加されているため、こちらのアレンジも高い人気を持つ。 過去ランキング順位 世界樹の迷宮III 星海の来訪者「戦場 初陣」 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 103位 第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 267位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 392位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 228位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 274位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 965位 第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 655位 第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 807位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 901位 第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 509位 みんなで決める2010年の新曲ランキング 20位 みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 102位 みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100 31位 みんなで決める通常戦闘曲ベスト100 24位 世界樹の迷宮X「戦場 初陣 (世界樹の迷宮X Ver.)」 第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 832位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 987位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 919位 みんなで決める2018年の新曲ランキング 7位 みんなで決めるアレンジBGMランキング 147位 みんなで決める通常戦闘曲ベスト100 147位 サウンドトラック 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 ORIGINAL SOUNDTRACK 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 スーパー・アレンジ・バージョン 世界樹の迷宮X オリジナル・サウンドトラック
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/2242.html
錬金術武器 Alchemical Weapons 錬金術武器は他者に危害を加えるために設計されているが、追加の用途を持つ場合もある。これらの物質はそれぞれ〈製作:錬金術〉技能によって作成することができる。作成の際のDCは錬金術武器の表に記載されている。 錬金術武器 アイテム コスト 重量 〈製作〉DC 粉撒き手袋用瓶(4つ) 5gp ― 15 粉撒き手袋 25gp 1/2ポンド 20 ダイヤモンド粉末瓶 25gp ― 25 神聖武器軟膏 30gp 1/2ポンド 20 粉撒き手袋 Dust Knuckles 市価 25gp; 重量 1/2ポンド この革製の指無し手袋には、拳の線に沿う形でポーチが4つ縫い込まれている。このポーチには蝋で封をした、小さく砕けやすいガラス瓶を入れることができる。この瓶には鉱物や毒の粉末を満たしておくことができる。使用者が誰かの顔を殴った時、この瓶は砕け、中身が目標の顔と目に入り込む。この4つの瓶には毒1服分か鉱物の粉末を1回分入れておくことができる。4つの瓶が全て満たされていないと、何の効果もない。(更新) ダイヤモンド粉末の瓶(25gp)/Diamond Dust Vials:この瓶は細かい鉱物結晶で満たされている。殴った時にこの瓶を砕くと、殴られた目標は目を守るためにDC20の反応セーヴに成功しなければならない。失敗すると1ラウンドの間、一時的な盲目状態になる。 神聖武器軟膏 Holy Weapon Balm 市価 30gp; 重量 1/2ポンド この紫色の軟膏は小さな陶器製の壺に入っている。標準アクションとして武器に使用すると、このアイテムは透明なコーティングとなる。この軟膏で覆われた武器は、アンデッド及び悪の来訪者に追加で2d4ポイントのダメージを与える。軟膏の効果を受けたクリーチャーはDC10の反応セーヴを行わねばならず、失敗すると次のラウンドに追加で1d4ポイントのダメージを受ける。魔法のものでない武器でもこの軟膏を塗れば、非実体のアンデッド及び悪の来訪者に魔法の武器であるかのように扱われる。魔法の武器にこの軟膏を塗れば、非実体のアンデッド及び悪の来訪者にゴースト・タッチ特殊能力を持つ武器であるかのように扱われる。この武器で攻撃が命中するか1分が経過するかするまでの間、軟膏は効果を持ち続ける。軟膏1回分は武器1つか矢弾10発までを覆うことができる。
https://w.atwiki.jp/dh_vs/pages/22.html
イトvs八津河喬2丁目 行動提出内容 小津 B2移動 木下 C2移動 待宵 C2待機 てるこ D2待機 百目鬼 D2移動 マップ _1_ _2_ _3_ _4_ _5_ _6_ _7_ A 未来からの来訪者 B 小津 鹿乃子 __壁 C 木下恭介待宵 桃 うううう 過去からの帰還者白熊 D 百目鬼リカ丑の刻参ラー☆てるこ __壁 皇帝大使の究極体 E イト<DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 特殊能力 発 成 備考 小津 鹿乃子 男 0 0 9 5 16 95 100 木下恭介 男 20 0 5 5 0 91 0 待宵 桃 女 14 0 8 6 2 88 100 丑の刻参ラー☆てるこ 女 19 7 3 0 1 88 0 リーダー 百目鬼リカ 女 0 8 4 3 10 76 100 八津河喬2丁目[アルフ・ライラ・ワ・ライラ]<DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 特殊能力 発 成 備考 未来からの来訪者、矢塚一夜 男 20 0 5 3 2 74 100 白熊 男 15 5 6 4 0 63 100 リーダー 過去からの帰還者、鮎坂百夜 男 0 13 4 3 10 82 100 うううう 男 0 6 5 4 15 98 100 熟達の現実を彫る堕落した軽蔑する利己主義妖術皇帝大使の究極体、矢塚一夜 男 18 0 2 10 0 89 100
https://w.atwiki.jp/1933983/pages/45.html
事件はPCで起こってるんじゃない、幻想郷で起こってるんだ! 門「幻想郷行きたい」 唐突にこんな事言い出したのは、門番である。 門「そいで紅魔館へいって美鈴に会いたい」 劉「俺も会いたいぞ!」 この話に乗ってきたのは劉嗣。 M「だよな 僕も行きたい」 Mugetuも乗ってきた。 R「ルーミアに食われろwwww」 M「は なに言ってるの」 ~自主規制~ ??「まったく卑猥な会話ね」 一同「?!」 椿「なんだ!?」 劉「だれの声?」 ユ「この声はPCからじゃない。後だ!」 みんなは自分の部屋の見回した 門「えーと・・・なんかたくさんの目がこっち見てます」 一同「おれも見えます」 雨「これは噂のスキマでは?」 ??「ふふ、よくわかったわね♪」 声の主が答えた。 ??「そういうわけだからわかってるでしょ? あなた達の願いを聞いてあげる。 その代わり向こうでゲームをしてもらうわ」 そういって俺たちは、スキマに吸い込まれた。 ( 10年1月27日追加) 【2/3追記】なんかわからないけど3が消えてた ↓ここにはこの話のコメントを残していってね! 名前 コメント 本日ノ来訪者 - 昨日ノ来訪者 -
https://w.atwiki.jp/dimensionzero/pages/1400.html
フォーリナー 初出:サード・センチュリー エキスパンション 閃光の来訪者 遥か時空の彼方から閃光と共に現れたユニット群。 ストーリーでは青の魔王が時空を歪める者シュレーゲルの力を使い、ゲームの参加者として強制的に異世界から招いた存在。 ゲームでは元いた世界での基礎性能や能力テキストをかなり忠実に再現されている。 種族「フォーリナー」を持つユニット サード・センチュリー エキスパンション 閃光の来訪者 from “MONSTER COLLECTION” ファイア・ドラゴン 異界のサキュバス 異界のナーガ シルヴィアの竜姫 ドワーフ王国戦士団 異界のフェアリー フォース・センチュリー ベーシックパック from “Alteil” 竜皇帝ジュッズヴァー(ローティア)※着せ替え版も存在(プロモ) 狩人カサンドラ(ゴウエン) 人魚族の剣士(ファルカウ) 人造騎神グランヴェリオン(リフェス) 聖光の剣士ラフィーレ(リフェス) フォース・センチュリー エキスパンション 禁じられし邂逅 from “悠久の車輪” 希望の仔トゥィンクルスター? 夢路の淑女シャローン 鮫の王レッドアイ 聖王アレキサンダー 歌う花園のキャッツポー フォース・センチュリー エキスパンション 王を超える力 from “MONSTER COLLECTION” 牛魔王ミダス? 髑髏の騎士? 七つの海の王子 戦天使サンダルフォン? 花園の歌姫 外部関連リンク モンコレ・クロニクル Alteil.Net 悠久の車輪