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2012年1月29日に送ります。 俺が生まれて初めて好きになった『人』翠へ……。 一ヶ月遅れの、18歳の誕生日プレゼント……。 とりあえずこれでね、うんっ……。 19歳の誕生日は、一緒に迎えて抱きしめます……。 【 メニュー 】 愛する翠に捧げる熊本の空 愛する翠へのバースデーソング 愛する翠へのグリカ 翠は誰が好き? 誕生石 誕生花
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「おはよう、カーナ!」 「おはようございます、リファーリン。」 ここは特別警察研究所。特別警察の直属研究機関だ。ヤパエオ(日本)で言うならば科捜研といったあたりだろうか。特別警察には直属の専門検視チームは無かったが近年の必要性に迫られ、設立されたのがこのFhanka faixese d Lbeal―FFLA 特別警察研究所である。カーナとリファーリンはこのFFLAの第116研究室通称FFLA116に配属されている。 「カーナ、ここに例の試料を置いておくね。」 「分りましたわ。」 カーナは試料を取りながらカレンダーを眺める。来週の火曜日に丸が付いている。 ―もうすぐ、リファーリンの誕生日ですわ。 「えぁ!カーナ!なにしてらぁ!」 独特の口調、その声の主はもちろん、 「あっ、ヴァレス。おはようございます。」 ヴァレス・ゲーン、彼もFFLA116の職員である。彼の性格らしくなく白衣を着ながら、奥の部屋で薬品を使った検査をやっていたところであろう。 「今日はどうしたんだぁ?なんか元気が無いねぁ」 「それがですね……ヴァレス……」 それを言った瞬間、FFLA116の出入り口がおもむろに開いた。 「失礼します、特別警察警護部のレシェールです。試料検査をお願いしに着たんですが。」 横には、もう一人見覚えのある人物が居た。 レシェール・ラヴュールだった。 クラディア、ラヴュール、ヴァレス、カーナ、四人はデスクを囲んでいた。 「リファーリンの誕生日……ですか……」 「そうなんですの、彼女と復縁してから最初の誕生日、特別な日にしたいと思ってて。」 ヴァレスは首を斜めにする。 「普通に祝えばぁいいんじゃぇないんかぇ?」 「だめだね、それじゃ特別な日にならないよ。」 ラヴュールが言う。 特別な日と言われても何が特別なのかも分らない。 クラディアは全く分らなかった。 彼女の過去の禍根はここにまで影を落としていた。 しかし、今際そんなことを言っててはカーナや皆の意気を落とすだけだ。 「私は、心がこもった行為なら何でも嬉しいと思いますよ。」 「そうですか……」 自分からはこれ以上は言いようがなかった。 「あ、そうだ、これとかどうかな。」 そう言いながら、ラヴュールは立ち上がりポケットの中から何かを取り出してデスクに晒す。 「ラズ・デパート?」 そこには新装開店などと文字が並んでいた。 「中央フェーユに大型の複合型ストアが出来るらしい。ここに二人で行ってみてはどうかな。」 さすが、ラヴュール。自殺さえしなければ頼れるいい男である。 そんなことを思いながら、カーナの顔を見上げる。 「これで行きますわ。」 どうやら方針は決まったようであった。 「リファーリン、今日は貴方の誕生日でしょう?だから、近くにできたラズ・デパートに行きませんか?」 「いいね。」 リファーリンが答える。 意気揚々と家をリファーリンと出発すると横にサングラスの人間が三人居た。 茂みから三つの頭が出ている。唇だけ動かして何か伝えようとしている。 「……(が)」 「……(ん)」 「……(ば)」 「チッ」 多分、クラディアとヴァレスとラヴュールであろう。なんでついてきたし。 まぁ、リファーリンは気付いていないようだしいいか……。 「とりあえず、バス停まで徒歩で移動ですわ。」 「うん。」 「とりあえず、順調に進んでいるようですね。」 茂みから顔を出してクラディアが言う。 サングラスと要らないであろうちょび髭をつけている。 「あのさぁ、こんな事やってるくらいなら仕事に戻らないかい?」 ラヴュールも茂みから顔を出す。 僕自身あまり乗り気では無い。 「いやいやぁ、こんなぇことでもぉ、特別警察ぅの素質ぁがぁ問われるぁ」 第三の顔が茂みから出る。 もちろんヴァレスだ。 「そうかなぁ、と言うかその前にこのちょび髭要るの?」 「要らない。」 「そうじゃないんですよ!!!」と叫びながらクラディアが立ち上がる。 「こういうのは雰囲気か重要なんですよ、雰囲気。分りますか!?」 「わからねぇよ!てか、お前そんなキャラだっけ!?!?」 思わず大声を出してしまった。ばれるから止めろと言いながら二人に制止される。 「ん?今、ラヴュールの声が聞こえたような……?」 「え、ええ?わ、わたくしは聞こえませんでしたけど……」 額から零れ落ちそうな汗を拭き取る。 野郎どものせいで計画が潰れそうじゃないか……。 てか、ラヴュール……あなた、企画者じゃないの……。 バス停にはつくことができた。 ここからラズ・デパートは少し時間がかかる。それまで、リファーリンと静かな空間を共有できれば良いのだが。 「カーナ、ほら見て!ファールリューディアだよ。」 「あら、噂に違わず綺麗な所ですわね。」 引きつった笑顔がリファーリンの疑問を引き出したかは分らないが、カーナは何時あの三人がまた出てくるか気が気でならなかった。 「バ、バスに乗り遅れました!」 「今度はどうしたんだ、クラディア……」 ラヴュールが呆れ顔で尋ねる。 「カーナとリファーリンを載せたバスは今から3分20秒前にこのバス停留所を出発しました!!」 バスの運行電子掲示板を指差しながらクラディアはぴょんぴょん跳ねている。 「それがどうしたんだよ……」 「私たちはカーナを無事にリファーリンに楽しませる任務を行わせる義務があります。」 無いよ。クラディア……。 「だから、私たちはカーナを尾行し、安全にこの任務を遂行させる必要があります!!!」 「すっげぇ、すっげぇ無理な任務遂行観念!!!」 また思わず叫んでしまったが、クラディアの後でヴァレスが機械を弄りながら何かをしていた。 「やばいぇぞぉ、二人ともぁ!バスのぉ400m先が渋滞だ。」 「な、なんですって!?」 クラディアがオーバーリアクションを披露する。絶対君も疲れているだろ……。 そう思ったが最後、クラディアが立ち上がってこういった。 「私が渋滞を整理します。こうなったら、車を全て破壊するしかありません。」 「は?」 「それではまた。」 そういった瞬間、クラディアは飛び立ってしまった。 一瞬何を言ったか良く分らなかったが、多分彼女はこういった。 『車を全て破壊するしかありません。』 「なんでそうなるんだよ!?!?おかしいだろ!?!?大丈夫か、クラディア君!?!?」 「まぁ、おちつけぇこのぉ特警研ぅ開発ぅのスーパーオチツケールぅをぉ飲むんだぇ」 「そんな内容物不明な、薬品のみたくねぇ!!!てか、特警研何開発してんだよ!!!」 「まぁ、内容物はただのケール100%だぇ。」 「青汁じゃねぇか!」 だが、今は特警研開発スーパーオチツケールのことを案じている場合じゃない。 「クラディア君を追わねば!彼女は渋滞している車両を全部破壊する気だ!!!」 「まぁ、まぁ、ラヴュール君ぅ、このぉスーパーオチツケー」 「うるせぇよ!!!」 ヴァレスを触れて、WPで高圧電流を流す。 「あばばばばばばb」 「やってしまった……しかし、車に乗っている連邦人数十人の命には代えられない。行かなければ!」 ラヴュールはウェールフープの電撃で飛び立った。 「カーナ~。」 リファーリンが横のカーナを呼ぶ。 「なんでしょう、リファーリン?」 嬉々としてリファーリンに返答する。もう結構な時間は経った。多分あの三人はこれ以上は追ってこないはず。 と、ほっとしたのもつかの間、リファーリンの言葉によってそれは打ち切られた。 「前、結構渋滞しているみたいだよ。」 「え。」 バスの車窓から前方を見る。長そうな車の列、渋滞は……40分待ち!? これは酷い。あの邪魔くさい三人を振り切っても、それでも私たち二人を阻む壁があるとは……。 とはいえ、渋滞はどうしようもない。これも一つ、リファーリンの誕生日に免じて待ってあげよう。 と、気持ちを落ち着かせたと思えば、何故かバスの中が冷えてきているのに気付いた。 『なんか、寒いなぁ』 『バスの運転手さん~暖房つけてくれない~?』 乗客がそんなことを言っている瞬間に前の車両が一つづつ消滅していた。 「あ、渋滞解けたみたいだよ?」 「本当ですわね……」 いつの間に車両が消えたんだろうか……。 謎が深まっていくが、まあいいだろう……。 「ふー、これで一応大丈夫ですね。」 「おい、おいクラディア君!?!?」 空から颯爽に現れたのはラヴュールだ。 「ああ、ラヴュール。渋滞車両なら今片付けたところですよ。」 「車を何処にやったんだい。」 そう訊いた途端にクラディアは上を指差す。 「空」 「は?」 そういった瞬間、ヒューという風を切る音が聞こえ、上を向いて見るとそこには自動車数台が落ちてきているのが確認できた。 「おい、おい、おい……。」 「あ、ラヴュールそこは危ないですよ。車がk」 ボスッ ラヴュールの眼前に車が落ちてきた。クラディア自身潰れてしまったが多分ケートニアーだから大丈夫だろう、多分。 「クラディアの遺志、ちゃんと受け取ったぇ。」 振り向くとそこにはヴァレス。遺志って、クラディアは多分死んでないぞ。 「ヴァレス君、今度は何をするつもりなんだ……」 「彼女達ぃの前にぁ立ちはだかる障壁ぃは、全て壊すぁ。それが、たとえ衣服だとしてもぁ。」 そういって、ヴァレスはラヴュールの目の前を去っていった。 「……。」 『それが、たとえ衣服だとしてもぁ。』 やべぇ、ヴァレスの奴。カーナとリファーリンの服を引っぺがすつもりだ!!! なんで、こうアホが集まっているんだ特別警察!!! 「止めねば……」 ラヴュールは、ラズ・デパートへ走り出した。 落下する車の雨を避けながら。 「着いたね、ここがラズ・デパートかぁ~」 「それじゃあ、とりあえず一店づつ回っていきましょうリファーリン。」 なんか予想より早く着いてしまった。 二人はデパートの巨大な出入り口よりその中に入っていった。 まずはファッション関係、ポップな服を取り扱う大手ブランドがここに出店しているらしい。 「うわ~これとかカーナに似合いそうだなぁ」 「えぁ、え~お客様ぁ、え~これとかお似合いだと、え~思いますよぁ~。」 なんか変な店員が居る。 デュイン方言ぽい喋り、これはどこかで聞いた様な。 「あ。」 こいつ……ヴァレスだ……。 「ちょっと、待っててね。リファーリン。」 そういって、変な店員を店の裏に連れてゆく。 「貴方、ヴァレスですわね……?」 「左様、じゃなくて、何のことでしょうお客様ァハハ」 「ふざけるなよ、次邪魔を入れたら血が飛ぶぞ。」 「うぃっす。」 ヴァレスは硬直していたが、すぐに消え去った。 多分、ラズ・デパートからはどっかに行ったと思われる。 安心したカーナはリファーリンの元にもとっていった。 「うむむ……。」 ラズ・デパートの中でラヴュールは唸っていた。 リファーリンとカーナが何処にいるか分からないからだ。 早く見つけねば大惨事になりかねない。 「手当たり次第当たるしかないか……」
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姪っ子がもうすぐ2歳の誕生日を迎えます。 誕生日プレゼントをどうしようか?とただいま悩み中。 今、考えているのは、ひも通しのオモチャ。 手先を器用に使えるようになる時期だし、 細かい作業は集中して遊んでくれるような気がします。 昔ながらのひも通しのオモチャなのか、クマのひも通しはよく見かけます。 我が家のひも通しのオモチャは、エリック・カールのもので、 すごく可愛くてお気に入りのものだったけれど、今は販売されていないみたい。 可愛いひも通しのオモチャを見つけたいと思います。 銀座カラー予約 脱毛ラボ予約 脱毛福岡・天神・博多 ビッグモーター
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――――――――――――――――――――――――――| Happy Birthday 梓 ! || || || 梓、17歳の誕生日おめでとう || || 君が生まれてちょうど17年 || || こんな素晴らしい日に立ち会えて私はすごく幸せです || || そういえば前にバラードやりたいって言ってたよね || || そのバラードのための詩をプレゼントしたいと思います || || ・ || ・ || ・ | 澪「う~ん、なんか思うように書けないなー…」 クシャクシャ ポイッ 澪「梓…」 ―――――――――― ―――――― ――― チュンチュン…… 澪「んん…」ムクッ 「わっ!もうこんな時間!?」ガバッ バタバタ バタバタ…… …………………………… ~ 3-2 ~ 澪「はぁ…」 唯「澪ちゃん溜息ばっかついてると幸せ逃げちゃうよ?」 澪「そうだね…はぁ…」 唯「ほら、言ったそばから!」 澪「ごめん唯…はぁ…」 律「何があったか知らないけどこいつは重症だな」 紬「きっと梓ちゃんの誕生日のことじゃない?」 澪「ム、ムギ!?」 (なんで人の心の中を読めるんだ) 唯「あ、ムギちゃんおはよー」 律「おはよー」 「ていうか梓のことで悩んでたのな」 澪「い、いや梓のことじゃないって」アセアセ 唯「澪ちゃんの嘘つき。チューしちゃうぞ!」 「澪ちゃんチュー(#^3^)」 澪「やーめーろー」 唯「あう~」 律「なんで澪は梓の誕生日で悩んでるんだ?」 澪「だから違うって!」 紬「プレゼントが用意出来なかったとか?」 澪「だから…違うって…」 (また人の心の中を……) 唯「そういえば今朝あずにゃんに会った時なんでか知らないけどあずにゃん暗かったなー」 澪「なんで!?」 律「澪だけが梓に誕生日メールしてないからじゃね?」 澪「あ、メールも…はぁ…」 唯「ていうかなんでりっちゃん知ってるの?」 律「あー、梓にメール送ったの遅くなっちゃったんだ」 「そしたら深夜とは思えないくらいすぐに返信来て澪のこと聞かれた」 唯「だからあずにゃん目の下にクマがあったんだね」 律「たぶん澪からのメールか電話を夜の間ずっと待ってたんじゃないか」 紬「梓ちゃんったら…」 澪「梓が…そんな…」 律「つーかなんでメールくらい送ってやんなかったんだよ」 澪「それは…」 紬「まあまあ澪ちゃんにもいろいろあるだろうから、ね?りっちゃん」 唯「それで澪ちゃん、プレゼントは準備してあるの?」 澪「プレゼントはまあ一応…」 律「まあそれならきっと梓もわかってくれるだろ」 澪「でも本当に渡したいものの準備まだ出来てないんだ…」 律「だからさっきからため息ついてたのか」 唯「大丈夫、きっと澪ちゃんの気持ちは伝わるよ!」 紬「澪ちゃん何か手伝えることがあったら言ってね?」 澪「みんなありがとう」 ~ 2-1 ~ 憂「梓ちゃんお誕生日おめでとう!」 梓「ありがとう憂」 憂「はい、これプレゼント」 梓「わぁ…嬉しい!」 憂「えへへ」 純「梓おはよー、これ私からね」 梓「おはよ純、ありがとう」 純「それで、澪先輩からはなんにもないの?」 梓「…………」 純「ないのね。。まあメールが来なかったことくらい気にしない気にしない」 憂「きっと早くに寝ちゃったんじゃないかな?」 梓「うん…」 純「あーもうっ!誕生日なんだから明るく行こうよ」 憂「暗いのダメだよ梓ちゃん」 梓「ありがとう憂、純」 純「梓は可愛いのぉ」ナデナデ 梓「撫でないでよ~」 憂「梓ちゃん可愛い!」 ~ 3-2 ~ <昼休み> キーンコーンカーンコーン♪ 澪(あれ?お弁当忘れた?) 律「おっしゃ、飯食おうぜぃ!」 唯「お腹ぺこぺこ~」 紬「あら?どうしたの澪ちゃん?」 澪「今朝寝坊しちゃって急いでたからお弁当忘れちゃったみたい」 「購買に行ってくるから先に食べてていいよ」 律「いってらっしゃーい」 唯「了解しました澪ちゃん隊長!」 紬(梓ちゃんにメール送らなきゃ…) ~ 2-1 ~ 梓憂純「いただきまーす」 憂「梓ちゃんこれ作ってみたんだ」 梓「おいしそー」 憂「はい、あ~ん」 梓「あ~ん」パクッ 「幸せ…」 純「憂、私も食べていい!?」 憂「純ちゃんの分もあるからどうぞ」 純「さっすが憂!出来る子は違うね」 梓「?」 (ムギ先輩からメールだ) 憂「どうしたの梓ちゃん」 純「嗚呼…うま…」 梓(購買に来て?なんでだろ?) 憂「梓ちゃん?」 梓「ちょっとムギ先輩に呼ばれて…購買に行ってくるね」 憂「なんだろうねー?いってらっしゃい」 梓「ごめん、じゃあ行ってくるね憂。純も…」 純「うまいよコレ!憂って天才!」 「あ、梓いってらっしゃい」 ~ 購買 ~ 澪(焼きそばパンとジャムパンにしよっと) 梓(あれは…澪先輩!?) 澪(ココアも買おうかな) 梓(な、なんで澪先輩がここに!?ムギ先輩はどこ?) 澪(さて、こんなもんかな…って梓っ!) 梓(わっ!澪先輩と目が合っちゃった…) 澪「や、やあ梓」 梓「こ、こんにちは澪先輩」 澪梓(どうしよう……) 澪「えーと、梓もお弁当忘れたのか?」 梓「いえ…ちょっとムギ先輩に呼ばれたんですけど…」 澪「え?ムギなら教室で唯達とご飯食べてるけど…」 梓「本当ですか?じゃあどうして…?」 「あ、ムギ先輩からメールです」 澪「なんだって?」 『頑張って!梓ちゃん!』 『もう会ってたら澪ちゃんも頑張って!』 澪梓「…………」 {ムギ(先輩)って恐ろしい人…} 澪(でも誕生日メール忘れたこと謝らなきゃ) 「あのさ…」 梓「はい」 澪「まずは誕生日おめでと」 梓「ああ…ありがとうございます!」 (よかったぁ…忘れられてなくてよかったぁ…)ホッ 澪「それで、そのメ…」 梓「もしかしたら忘れられちゃってるのかな?って思ってたんで凄く嬉しいです!」 澪「え、あ、うん…」 梓「澪先輩が私の誕生日覚えていてくれただけで本当に嬉しいです!」 澪「そう言われると私も嬉しいかな」ハハハ… (梓、そんなキラキラした目で見ないでくれ…) 梓「それにしても澪先輩がお弁当忘れるなんてらしくないですね」 澪「そうかな?」 梓「はい、何かあったんじゃないかって不安になっちゃいます」 澪「………………」 梓「あれ?澪先輩?」 澪「昨日の夜さ、梓の誕生日プレゼント用意してたんだ」 梓「本当ですか!?楽し…」 澪「だけど…なかなか思うようにいかなくて…」 「ずっと頭抱えてたらいつの間にか寝ちゃって…」 「気付いたら学校行く時間になっててメールも送れなくて…」 「結局梓の誕生日に本当に渡したいものも準備できなくて…」 「大事な梓の誕生日なのに私だけなんにもしてなくて…」 「本当にご……」 梓「澪先輩、もういいですって」 澪「ごめん、いいわけばっかりしてごめ……」 梓「だからもういいですってば!」 澪「ごめん…」 梓「ほらまた『ごめん』って」 澪「ご…うん…」 梓「私は、その澪先輩の気持ちだけで嬉しいんですから…」 澪「梓…」 梓「あの澪先輩、ちょっとここじゃ人が多いのであっちに行きましょう」 澪「え?なんかあるのか?」 梓「いいから来て下さい」 澪「あ、うん」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 梓(ここなら誰も来ないはず…) 「澪先輩、私さっき気持ちだけで嬉しいって言いましたよね?」 澪「うん…」 梓「だけど一つだけ…どうしても欲しいものがあるんです」 澪「なにが欲しいの?なんでも言ってよ」 梓「それ聞いちゃうんですか?」 澪「気に障ったんだったらごめんな」 梓「そんなことないです」 澪「それならよかった」 梓「ていうか本当になんでもいいんですか?」 澪「もちろんだよ梓」 梓「じゃあ、私が欲しいもの…胸に手を当てて考えてみて下さい」 澪「う、うん…」 梓「目を閉じた方がきっとよくわかりますよ」 澪「うん…………」 (梓の欲しいもの…) 梓「………………」 (澪先輩まで…あと少し…) 澪「………………」 梓「………………」 (澪先輩っ…) 2
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※猫の誕生日ネタ 夏星:今日は楽しかったですね! すーみん:うん、楽しかった 夏星:緋菜ちゃん達に会うのも久しぶりでしたね すーみん:うん すーみん:また遊びに来るよう招待されたし、行かなきゃね 夏星:えぇ、今度はまたケーキでも持って行きましょう 特盛りカツ丼さんが入室しました 特盛りカツ丼:おいすー 夏星:あ、藤田プロいらっしゃいませ すーみん:何か御用で、、? 特盛りカツ丼:んー、お前んとこのコーチにちょっとなー 特盛りカツ丼:今日とかまだ来てない感じ? 夏星:はい すーみん:と、言いますかここ二、三日は来てません 特盛りカツ丼:あー、そっか面倒くさいなー すーみん:携帯はどうなんです……? 特盛りカツ丼:電源切れてる、全く久保にしては珍しい 夏星:伝言を承りましょうか? 特盛りカツ丼:いや、本人に直接話さなきゃならない用だから すーみん:明日はこの部屋で特打ち練習する予定なのでまず間違いなく来られますが…… 特盛りカツ丼:それが割と早急な用件で、明日までと来たもんだ 特盛りカツ丼:はてさて、どうしたもんか ~で~ ふくよん:久保?誰それ? 特盛りカツ丼:……あー、で、小鍛冶プロはご存知で? すこやか:靖子ちゃんの後輩の子だよね 特盛りカツ丼:……いえ、その、そうではなくてですね すこやか:え、違った!? 特盛りカツ丼:……いえ、そういう事でもなくてですね ふくよん:つまりはどー言う事? 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:私の後輩の久保をどこかで見かけませんでしたでしょうか? すこやか:うぅん、見てないよ ふくよん:最初っからそう言えばいいのに 特盛りカツ丼:…………… 特盛りカツ丼: (※最初に言った結果が↑だった。面倒くせぇ) ~で~ 代行:あ~、クボちゃんやろ~ 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:あ、やっぱいいです。失礼しました 代行:クボちゃんとコボちゃんって似とるよね~ 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:すみません、それでは私はこれd 代行:それでー、クボちゃんの居る所なんやけどー 特盛りカツ丼:………… 代行:………… 特盛りカツ丼:………… 代行:あれー、帰らへんのー? 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:………いえ、その、、 代行:ちなみに知らへんよ~、プライベートで付き合いないし~ 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼: (※面倒くせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!) ~で~ 紫炎姫:あー、見てねぇな のどっち:風越部屋にいなかったんだろ?猫のストーキングしてんじゃねぇのか? ステルスモモ:あー、ありそうっすねー namber:ちなみにその猫さんも今日は見てなかったりします 特盛りカツ丼: 特盛りカツ丼: 紫炎姫:………探すのメンドイのはわかるがこの部屋で凹むな 特盛りカツ丼:………いや、そうじゃなくてな 紫炎姫:ん? 特盛りカツ丼:一番マトモな答えが返ってきたのがこの部屋って正直どうだろうとちょっと悩んだ 紫炎姫:………… のどっち:………… ステルスモモ:………… namber:………… 特盛りカツ丼:ていうか、ちょっと泣けてきた 紫炎姫:………… のどっち:………… ステルスモモ:………… namber:………… ~で~ 夏星:そう言えば城菜ちゃん、先輩によく懐いてますよね すーみん:うん、いっつも一番に抱きつきに来てくれる 夏星:で、その後が緋菜ちゃん、菜沙ちゃんの順番ですね すーみん:だね、、でも不思議 夏星:何がです? すーみん:どうしていつも縦一直線で抱きつきに来るんだろ? 夏星:きっとそういうのが好きなんですよ、子供ですし 夏星:ほら、いつもジェットストなんとかって言いながらじゃないですか すーみん:うーん……… 特盛りカツ丼さんが入室しました 夏星:あ すーみん:ん 特盛りカツ丼:……うぃー 夏星:えぇっと、コーチならまだ来られてません すーみん:……今日はもう来ないと思います 特盛りカツ丼:………おー 特盛りカツ丼:……それで、猫の方は? 夏星:? 夏星:えぇっと、池田先輩の事で? 特盛りカツ丼:おー すーみん:……同じく来てないですが、何か用事でも? 特盛りカツ丼:………あー、いや、猫に用事と言うかだな、まぁ似たようなもんだ 夏星:はぁ、、、 すーみん:……どっちにしろ、彼女も今日は来ないと思いますが 特盛りカツ丼:………そっちもか、、今日は何かあったのか? 夏星:えぇ 夏星:池田先輩の誕生日会でした 特盛りカツ丼: 特盛りカツ丼:は? すーみん:部の皆、、というか予選の面子で色々やってました 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:…………一つ、つかぬ事を聞くんだが 夏星:? すーみん:? 特盛りカツ丼:……クボもそれ参加してた? 夏星:いえ、まさか すーみん:気の置けない仲だけでやろうと言う企画でしたし 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:……窓からこっそり覗いてたりとかは? 夏星:いえ、まさか すーみん:そういえばロウソク消すときにカーテン閉めっぱなしだった、、、 特森カツ丼:………… 特森カツ丼:………ちなみに、企画者は? 夏星:吉留先輩です 特盛りカツ丼:………… 特盛りカツ丼:………カーテンを閉めたのは? すーみん:えっと、、たしか吉留さん 特盛りカツ丼:……… 特盛りカツ丼:………で、その吉留さんは? 夏星:後片付けをしていくそうです すーみん:私らやキャプテンも手伝おうとしたんですが、断られて、、、 特盛りカツ丼:……… 特盛りカツ丼:………… ~で、翌日~ numberさんが入室しました number:おう、藤田の嬢ちゃん 特盛りカツ丼:あ、南浦プロご無沙汰しております number:同じ地区で活動してんのに会わないもんだよな 特盛りカツ丼:久しぶりに会うのがネット麻雀上と言うのも皮肉な物ですね number:ははっ、全くだ。ところで、、 特盛りカツ丼:何でしょう? number:いや聞いた話なんだが、お前んとこの後輩入院したんだって 特盛りカツ丼:……えぇっと、まぁ、はい number:しかも肺炎って聞いたんだが、大丈夫なのか 特盛りカツ丼:………大丈夫じゃないんでしょうか、自業自得ですし number:…………俺もあんま余所様の関係に首突っ込みたくないが、ちと冷たくないか 特盛りカツ丼:………… number:身内のもんが倒れて入院となってるのに自業自得てそりゃあんまりってもんd 特盛りカツ丼:この寒空の中、 number:? 特盛りカツ丼:この寒空の中、ツンデレをこじらせて、 特盛りカツ丼:『呼び鈴を押そうかどうかで3時間半悩み続ける女』 特盛りカツ丼:を、どう思いますか? number: number:………おい、それまさか 特盛りカツ丼:その上、結局押せなくて 特盛りカツ丼:最終手段として自分を2m四方の箱に入れt number:……………いや、待て、もういい、わかったからもういい 特盛りカツ丼:…………… 特盛りカツ丼:………ちなみに、私が開くまで放置されっぱでした number:………… number:………お前、いい先輩だよ 特盛りカツ丼:………お褒めに預かり光栄です そんなこんなな話 去年は当日書いたので敢えて次の日に …………… 何かが間違ってる気がしないでもない ちなみに、みー汰さん大勝利と見せかけてそうでもなかったような云々 取り敢えず、一緒の布団に入った段階でテンパったとかそうでないとか …………… それで、こう、 バレないように~だとか 女の子同士のスキンシップで誤魔化せる範囲で~だとか 考えてる内に朝が来たらしい。おはようみはるん ついでに、クボタカさんは翌日には退院したとかそうでないとか 何でも猫成分が補給できない方が命にかかわるとか云々かんぬん ……………… もういっぺん入院すればいいと思ふ。白いお部屋の中で 「イケダの妹可愛かったじょ!タコスパーティも受けは上々だし、完璧だじぇ!」 -- 酢だこ (2011-02-23 09 46 14) 代行良いキャラしてやがるwww -- 名無しさん (2011-02-23 18 53 01) >夏星:ほら、いつもジェットストなんとかって池田妹ぇ…… -- 名無しさん (2011-02-23 22 50 39) 何でだろう、変態じゃない事に違和感を覚える。ロリが出てきてないせいか -- 名無しさん (2011-02-24 04 13 58) そもそも妹三人と並んで寝てるところでナニができるというのか -- 名無しさん (2011-03-01 02 54 03) 名前 コメント
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外の気温は肌寒いが、曇りの多い冬の日には珍しく、今日は青い空と太陽が覗いていた。 しかし、寒く強い風はいつもと変わらず、道を歩く人々はコートの中で体を縮ませ、 女の子はスカートをめくられている。スカートの中のおパンチュは色とりどりで、 スタンダートな白、かわいらしいピンク、おしゃれな白と水色の縞模様、子どもっぽい、 だがそれがいいキャラ物おパンチュ、セクシーな黒、変態プレイ中で何も穿いてない 女の子。風でめくれるたびに男の目線はおパンチュのほうにいき、 「さぁ、今日もはりきってお仕事だ!」とやる気がで…… 失礼。ちゃんとした描写をしよう。 泉家では、こなた、かがみ、つかさ、みゆきの四人が、リビングでWiiをしている。 今は、みゆきがヌンチャクコントローラーを握ってプレイしている。 「さぁ、泉さん。術式を開始します!」 「う、うん……」 こなたの用意したゲームは、「カドゥケウスNew Blood」というゲームソフトで、 手術をモチーフにしたゲームだ。 こなたがみゆきを誘った時、みゆきは「わ、私ですか?私はこういうゲームはやったことないのですが……」と、 言っており、いざ始めるとこなたの予想通り「えっと、あれ、あれれ?」と混乱していたが、 手術ゲームということで、みゆきの何かが目覚めたらしく、ゲームを進めていくたびに腕がメキメキ上がり、 今では、登場人物になりきっている。 それどころか、こなたの記録を次々と塗り替えていく。 みゆきのあまりの変貌っぷりに、三人とも苦笑するしかなかった。 現在、みゆきは、不利な状況に陥っている。 胃の手術をしており、全体に出血が起こり、バイタル値が低くなっている。 「みゆきさん、超執刀を使わないと危ないよ!」 「こなちゃん、超執刀って?」 つかさは、手作りチョコクッキーをかじっている。 「超執刀っていうのは、このゲームのシステムで、手術を有利に進めることができる いわゆるデビルメイクライでいう魔人モードかな」 「よけい分からないわよ……」 「みゆきさんが使っているのは男キャラだから、 手術の進行速度を遅く出来るんだよ。まぁ、これを使っちゃったら、 スコアが下がっちゃうのが欠点だけど。あくまでもクリアしたい人向けかな」 かがみは、つかさの焼いたチョコクッキーの大半を食べながら、言った。 「じゃあ、今使っているのが超執刀?」 こなたは画面を見た。 みゆきのリモコンさばきがスピードアップしており、 まるでフェンシング選手が操るフルーレ――正確には、エペ、サーブルの二種類があるが――のように、 力強く、優美な動きで次々と手術箇所を素早く、的確に、治していく。 「いや、超執刀を発動したら、画面の色が変わるんだけど……」 こなたは、もう一度画面とみゆきを交互に見た。 「まさか、ゲームで超執刀を発動しているのではなく、 『みゆきさん自身が超執刀を発動』しているのでは……!? 「ふぅ、少々熱くなってしまいました」 あの後、みゆきのスコアは少々低かったが、「手術要領は大体理解できました」と言い、 再度プレイすると、こなたの記録を軽々と破った。 みゆきは、こなたと比べ、ゲーム慣れしていないせいか、 疲れはじめ、つかさのコーヒーを飲んでいる。 つかさはコーヒーを淹れる際、多少こだわっているらしい。 コーヒー豆はモカを使用しており、ペーパードリップ式で淹れている。 まずは水道水のカルキの匂いをとるために三分間沸騰させる。 沸騰させている間、つかさはカップとドリッパーを湯通しして温めた。 注湯するために、「口先が長くて細いものってない?」とつかさはこなたに尋ねたが、 無かったため仕方なくやかんを使うことにした。 少量ずつお湯を淹れていき、次第に渦を描くように淹れていく。 つかさがコーヒーを淹れている姿は、まるでジャズ喫茶のマスターの奥さんみたいで、 多分、熱心なお客さんならコーヒー一杯のために四時間は店でソニー・ロリンズやジョン・コルトレーンでも 聴きながら、彼女を見つめて居座っているだろう。 つかさの淹れたコーヒーは、彼女のコーヒーに対する愛情に応えるように、 芸術家が操る筆の動きのような湯気とともに、豊かな香りが部屋全体に行き届いた。 四人は、そんな空気の中で食べるつかさのチョコクッキーをおいしそうに頬張っている。 「しかしまぁ……」 こなたが、呟いた。 「みゆきさんなら、いいお医者さんになれるよ……」 「しかし、これはゲームですから、いくらこのゲームがうまくても、実際の手術では 役に立たないと思いますが……」 「いや、みゆきさんは超執刀が使えるんだから、それを実際の手術に使えば 困難な手術もこなせるって」 「?」 みゆきは、訳が分からなかったのか、首を傾げた。 「ねぇ、こなた」 かがみが、言った。 「テーブルの隅っこにこんなDVD見つけたんだけど」 かがみの手にあるDVDには、黒色のインクで印刷した文字に「かなたの誕生日」と、 書かれてある。 「かなたって、確かこなたのお母さんだよね?以前、アルバム見せてもらった時、 写真の下に名前書いてたじゃない」 かがみはこなたに、DVDを差し出した。 こなたは、それをマジマジと見た。 「う〜ん、こんなの見たことないなぁ」 「じゃぁ、見てみる?」 かがみは、小さな子どもがいたずらを考えたような顔をして、言った。 「そうだね。見てみようか」 「って、いいんかいっ」 「……お母さんが、どんな人かちょっと知りたくてね。今からでも見てみたいんだよ」 こなたは、DVDをケースから取り出し、Wiiの中に入れた。 「待て待て!Wiiで再生出来るのか?」 「ふふふ、かがみんや。私のWiiは他のWiiとは違うのだよ」 ちなみに、実際のWiiでは再生できないので注意しましょう。 多分。 DVDをWiiの中に入れて少し経つと、画面に丸いチョコケーキが映し出された。 二人で食べるのか、小さめに作られており、銀色の小さなアラザンが散りばめられている。 真ん中には、「Happy Birthday KANATA」と書かれたチョコレートが、乗っている。 『……よし、我ながらいい出来だ』 「あ、お父さんの声だ」 『今日はかなたの誕生日だから少しはりきりすぎたな……。 まさか、ケーキ作りがこんなに大変だとはな』 「あ〜、分かる分かる。ケーキ作りって、結構体力使うよ〜」 つかさも、趣味でケーキを作ったりしているのか、そうじろうの気持ちが分かったように頷いた。 そうじろうは、ケーキが見えないように、箱の中に入れて隠した。 『さぁて、後はかなたが帰ってくるだけだな……』 そうじろうは、カメラを自分のほうに写した。 『やっほー、聞こえるかー?』 「聞こえてるよ〜」 こなたが、テレビの前のそうじろうに向けて、おどけた返事をした。 「うわ〜、こなちゃんのお父さんって、結構かっこいいよね〜」 「まぁ、このころから、オタクなんだけどね〜……」 『今日はかなたの誕生日ということで、今日の一日をビデオに撮りたいと思います』 続いてカメラは、玄関のドアの方に向いた。 カメラから分かることは、アパート住まいで、壁には多少の汚れが染み付いているが、 意外に部屋が片付いていることだ。 多分、かなたが定期的に掃除しているからだろう。 みゆきは、羨ましそうに言った。 「それにしても、夫婦で誕生日を祝うというのは、いいものですね」 それに続いて、かがみも呟いた。 「誕生日に、手作りケーキっていうのは、ほんと、こなたの夫婦って、ラブラブよね」 「でも、羨ましいなぁ」 つかさは、かわいらしい犬のような瞳で、画面に見とれた。 「あぁ〜なんだかワクワクするよ」 こなたは、ソワソワと落ち着かないでいる。 若き日の父親の姿、あまり知らない母親の存在。 そんな二人の日常がビデオで見られるとくれば、落ち着いて見るのは不可能だった。 『おっ、足音が聞こえるな。そろそろ帰ってきたか?』 「おぉ……!いよいよかな」 こなたは、まるで告白寸前のカップルを見つめて呟くように言った。 かがみは、みゆきのほうに向いた。 「みゆき、こなたのアルバム見ていた時は、みゆきはいなかったから知らないと思うけど、 こなたのお母さんって、すごいそっくりよ」 「まぁ、それはドキドキしますね」 みゆきは、コーヒーを口に含んだ。 「うんうん。ワクワクするよ〜」 つかさは、リボンがまるで犬の尻尾のように動いている。 テレビから、かちゃっと、玄関のドアを開ける音がする。 そして、声が聞こえた。 『ただいま、お兄ちゃん!』 「ぶううううぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーー!!!!!!」 「わぷっ!」 みゆきは、まるでテッポウウオのように、つかさに向けてコーヒーを吹き出した。 つかさは、コーヒーまみれになって、あまりの熱さにしばらく悶えた。 「「「「お兄ちゃん!?」」」」 いきなりテレビから響いてきたお兄ちゃん発言に、四人は戸惑った。 画面を見ると、そこには、こなたそっくりの顔で、目はタレ目、髪は青くて長く、アホ毛がない。 そして、こなたそっくりの体格。 かがみがアルバムで見たかなたそのものだった。 ただ違うのは、やたら子どもらしいピンクとハートを強調した服と、 背中にはランドセル(リコーダー付)を背負っていることだ。 「ど、どういうこと……?」 こなたは、いきなりのことで、混乱を隠しきれていない。 『お帰り、かなた』 「か、かなたということは……」 かがみは、戸惑いを隠せない様子で、言った。 「あれがこなたの……お母さん……?」 みゆきの口元は、先ほど吐き出したコーヒーが垂れている。 「一体、どういうことなのでしょう……?」 「……もしかして、お父さんとお母さんの小さい頃……?いや、お父さん結構歳いってるっぽいし……」 「と、とりあえず見てみようよ……」 つかさがそう言うと、四人は黙って、ビデオの続きを見た。 『あれ?お兄ちゃん、ビデオなんて撮ってどうしたの?」 かなたが首を傾げながら、カメラを見つめた。 『あぁ、今日はかなたの誕生日だからな。記念にビデオ撮影しておこうと思ってな』 かなたは、純粋無垢な少女のような笑顔を浮かべた。 『え、えぇ〜、恥ずかしいよ、お兄ちゃん』 「こっちが恥ずかしいよ……」 こなたは、自分の母親の『お兄ちゃん』発言に、顔が赤くなっている。 『あのね、あのね、お兄ちゃん』 かなたは、ランドセルからピンク色のかわいらしいリボンを取り出した。 『これね、友達のみきちゃんとゆかりちゃんからもらったんだ♪』 『おぉ〜、よかったなぁ、かなた』 『えへへ……。お兄ちゃん、つけてくれる?』 『ん?別にいいけど、自分でつけれるんじゃないか?』 『ちがうよ〜』 かなたは、四つん這いで、そうじろうのところに近づいた。 『お兄ちゃんにつけてもらいたんだもん☆』 「『もん☆』って……」 かがみは、必死に笑いを堪えている。 「ど、どんだけ〜……」 つかさはどうリアクションをとればいいのか、迷っている。 「こ、これは、あの、その、えーと……」 みゆきも、つかさと同じくオロオロしている。 「お願い、もうやめて……。お母さん……」 こなたは、まるで昔の黒歴史ノートを発掘されたひよりのように、顔を上げられずにいる。 『そうだ、かなた。今日はかなたの誕生日ということで、ケーキを用意したぞ』 そうじろうはそういうと、ケーキの箱を取った。 『わぁ〜チョコケーキだ♪ありがとうお兄ちゃん!』 『あはは……手作りだから、ちょっと変になっちゃったけどな』 『そんなことないよ。私は、お兄ちゃんがわたしのために作ってくれただけでも、 とってもうれしいんだから♪』 知らない人が見たら、兄妹の微笑ましい光景に見えそうだが、 四人はそうじろうとかなたが夫婦で、二人の間に生まれたのがこなたという事実を知っているので、 「ほのぼのする」とはとても言えない。 むしろ、犯罪の匂いがする。 『あ、そうだ。ケーキに立てるロウソクを忘れていたな』 ここにひよりがいれば、「俺の熱くて硬いロウソク……」とでも妄想するだろう。 それはともかく、そうじろうは、カラフルなロウソクが入っている袋から、ロウソクを12本取り出した。 「12本……?」 こなたは、つかさにおそるおそる尋ねた。 「ねぇつかさ。普通誕生日ケーキっていうのは、歳の数だけロウソクを刺すんだよね……?」 「う、うん。普通はそうだけど……」 「でも」 かがみは、患者にあなたは癌ですと宣告するように、言った。 「どうして取り出したロウソクの数が『たったの12本』……?」 四人は、唾を飲み込んだ。 そうじろうがケーキにロウソクを刺し終えると、誕生日に定番の歌を歌った。 『ハッピバースデーかーなたー♪ ハッピバースデートゥーユー♪ ハッピバースデーディアかーなたー♪ ハッピバースデートゥーユー♪』 そこで、そうじろうは一呼吸おいた。 『かなた』 嫌 な 予 感 が す る 『12才のお誕生日、おめでとう〜!!』 四人の間で気まずい沈黙が流れた。 みゆきの手に持っていたコーヒーカップが滑り落ちて、ガチャン、という音が響いた。 一方画面のほうでは、かなたが一生懸命ロウソクの火を消そうと、かわいらしく フーフー息を吹きかけている。 ロウソクの火を消し終えると、そうじろうはナイフでケーキを二つに切って、かなたと分け合った。 『どうだい?味は』 『うん!お兄ちゃんの作ったケーキ、すっごくおいしいよ!』 『はは、喜んでくれてなによりだ』 とてもほのぼのした光景である。 少なくとも、画面の中では。 かなたはケーキを食べ終えると、もじもじし始めた。 『あのね、お兄ちゃん……』 かなたは、まるで本当の妹みたいに、控えめに言った。 『今日はね、お兄ちゃんにも私からプレゼントがあるんだ……♪』 そういいながら、かなたは自分のお腹をさすった。 ま さ か 『お兄ちゃんのね……赤ちゃんが出来たんだ……♪』 ピシッ 四人はまるで、ペルセウスによって首だけになったメデューサが、海の怪物ケイトスを 石に変えたように、凍り付いた。 『……それ、本当か?』 そうじろうは、おそるおそる聞いた。 かなたは、顔を赤らめながら、コクリ、と頷いた。 『や……やったーーー!!ついに、俺たちにも子どもができたーーー!!!!』 そうじろうは、いきなりかなたを抱きしめて、たかいたかいを始めた。 『ちょ、ちょっと、お兄ちゃん。恥ずかしいよぉ……』 『かなた、お兄ちゃんじゃなくて、お父さん、だろ?』 『そ、そうだけど……。でも、しばらくお兄ちゃんはお兄ちゃんでいてほしいの……』 そう言いながら、かなたは頬を染めた。 ほのぼのとして、また、新しい命が一人の母親の中に宿った神秘的な光景。 知らない者が見ればの話だが。 「待てよ……」 かがみは、ようやく口を開いた。 「「「赤ちゃん……!?」」」 三人は一斉に、こなたのほうを見た。 『お兄ちゃん、この子の名前、何にする?』 『実はもうすでに、俺たちにあかちゃんが出来た時のことを考えて、すでに決めてあるんだ』 そうじろうは、一呼吸おいた。 『かなたから一文字とって』 こなたは、まるで死刑宣告でも受ける前の罪人のような気分になった。 『『こなた』だ!』 ……しばらく、四人の間で、空白の時間が過ぎた。 「…………」 こなたは、あまりのショックに口から魂が出ている。 「こ、こなた……あのさぁ……」 かがみは、なんとかこなたを慰めようとしたが、言葉が出ない。 「ど、どんだヴァルサミコ酢〜……」 つかさは、あまりのパニックに言葉が変になっている。 「えぇっと……とりあえず、警察を呼びましょうか?」 みゆきは、携帯を片手に110番をかけようとしている。 その時、玄関のドアが開く音がして、そうじろうがリビングを覗いた。 「お、こなた、それにお客さん。いらっしゃい。なにやってるんだい?」 四人は、のんきそうなそうじろうのほうをゆっくりと振り向いた。 「「「「この……」」」」 四人は、腰を思いっきり捻り、右のストレートを放つ構えをとった。 「「「「ロリコぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーん!!!!!!」」」」 ドゴーーン!! そうじろうは、少女四人の右ストレートの洗礼を受け、廊下の壁に叩きつけられた。 「……全く!ほんっっっっっっっとうに人騒がせなんだから!!!!」 「本当に警察を呼ぶとこだったわ……」 「すごいびっくりしちゃったよ〜」 「私もです……」 「すひまふぇん」 そうじろうは、まるでプロボクサー選手の試合の後のように、見事に顔が腫れ上がっている。 ビデオの真相は、かなたが生きていたころ、 そうじろうが『ドッキリビデオを撮りたい』と言いだし、撮影したそうだ。 ちなみに、この撮影の後、かなたは『私はそうくんと同じ歳です!!』と言って、機嫌が直るのに 時間がかかったらしい。 「っていうかお父さん」 こなたは、言った。 「あのランドセルと服、どっから持ってきたのさ」 「ん?あぁ、あれは、かなたの小学生のころのランドセルだ。 んで、服もかなたが子どもの頃に着ていたものだ」 「……成長してないんですかい」 遺伝だ、とこなたは思った。 「……あぁ、でも一つ、本当のことがある」 「……なに?」 こなたは、どうでもいいような気の抜けた返事をした。 「……あの後に出来たのが、こなたです☆ な〜んちゃってな」 そうじろうは、テヘッと舌をペロリと出した。 しかし、四人からは「ゴゴゴゴゴ……」という効果音が出ている(ような気がする)。 「あ、あの〜……?みなさん……?」 「「「「いっぺん……!」」」」 四人は、いっせいに膝を折り曲げた。 「「「「死んでこぉぉぉぉーーーーい!!!!」」」」 ドゴォォォォォーーーーーン!!!! 少女たちは、美しく鋭い蹴りを放ち、そうじろうは空高く飛ばされた。 そして、ギャグマンガで悪役が吹っ飛ばされたように、キラン、と夜空が光った。 ……その後、そうじろうはボロボロの状態で帰ってきたそうだ。 コメントフォーム 名前 コメント ツンデレかなたさんナイス! てかつかさは殴る蹴るしないんじゃ? こなた-親だから かがみ-嫁の親だから 黒みwikiさん-常識人として許せないから つかさ-? -- 白夜 (2010-02-22 00 36 11) 小学生のかなたさんみてみたい -- 空我 (2010-01-23 01 02 48) いや、偶然一緒の名前の友達がいただけ、という設定かもしれんぞ? (突然オリジナルキャラ名を出すぐらいなら、という発想だろうけど) -- 名無しさん (2009-05-21 01 00 08) みきさんの年齢は47以上、かなたと同い年っぽいそうじろうが40ぐらい。 となると近所のお姉さんみたいなポジションだったのかね?>みき -- 名無しさん (2009-05-20 21 02 14) あれ?みきさん、ゆかりさんと面識あったんですか? そうか・・・これが伝説の「まま☆すた」か・・・ -- 名無しさん (2009-05-12 00 01 37) 一瞬そうじろうを疑った -- 名無しさん (2009-05-10 22 36 22) 不覚 -- 名無しさん (2009-05-07 22 00 48) しかししっかりと要望に応えてみせたかなたさんは隠れツンデレと見たw -- 名無しさん (2009-05-06 20 50 52) gj -- 名無しさん (2009-05-05 21 10 09)
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2月7日といえば、絶対に忘れちゃならない、舞ちゃんと舞美ちゃんの誕生日だ。 2日前にはなっきぃの誕生日があって、僕ら℃-uteにとっては大事な日が連続してある。 プラスして、今年は7,8日と千葉の房総半島でキューティー観光社のバスツアーが行われるから、おめでたづくしだ。 ファンの人たちは過ぎてはいても、きっとなっきぃの誕生日も祝ってくれるはずだから、三人とも大喜びだろうな。 もちろん、メンバーも祝うに決まっているんだけど、僕はプレゼントに何を渡そうか迷っている。 さりげなく何が欲しいか聞くのがベストだって桃ちゃんからアドバイスされたから、そっと聞いてみようっと。 まずは誕生日が一番先のなっきぃにターゲットを絞り、二人きりになれるチャンスを狙って聞いてみた。 「ねぇねぇ、なっきぃってさ~今度の誕生日何が欲しい?」 「う~ん、いきなりだねぇ~どうしたの?」 「なるべく欲しいものをプレゼントしてあげたくてさ。それに、なっきぃは今年の春で中学卒業だし、それも兼ねてってことでさ」 「そうなんだよね~もう今年で卒業しちゃうんだよ。早いものだよねぇ~だってさ、中学に入学したのが昨日のことみたいだもん」 僕がさりげなぁ~くプレゼントの話題を振ってみたつもりなのに、なっきぃが”卒業”のキーワードにピンときたらしく、とっても嬉しそうに思い出を語りだしてしまった。 あれれ、僕が聞きたかったのは学校の話じゃなくて、プレゼントに何が欲しいかなんだけどな・・・ 「中学って、小学校と違って担当ごとに先生が変わるじゃない?」 「うん、違うね。国語には国語の先生がいて、数学には数学の先生って担当の教科があるからね」 「それに戸惑ったところはあったかな。あれ、先生どこ行っちゃうのっていうさ。まだ授業あるよねって(笑)」 「あははは、自習でいいの? みたいなね。僕は中学に入ってから勉強難しくなったから、先生が変わったのに驚いてる暇なかったな」 「難しくなったよね、本当に。私も勉強難しくなって、全然授業についていけてないもん」 だんだん僕の頭の片隅に追いやられてしまったプレゼントは、この後会話に出てくることはなかった。 僕もなっきぃも学校の話題で盛り上がりすぎて、気づけばガッタスの練習再開の時間になっていた。 「なっきぃ、頑張るよね。℃-uteとガッタスを両立していくのって並みの体力じゃやっていけないよ」 「そんなことないよ。千聖だって頑張ってるじゃん」 と、僕を軽く肘で小突いた後に 「まぁ、千聖は男の子だから、これくらい頑張れないとだよね。キュフフ」 と、小さな声で耳元で囁いてきた。 キュフフと笑ったなっきぃの顔が近くて、ちょっと胸がドキッとしてしまったけど、僕は笑い返してそのまま走った。 今、僕たち二人は今年初めてのガッタスの練習に参加していて、久々にフットサルが出来る嬉しさから今日はちょっとテンションが高い。 今日はと言いつつ、いつもテンションが高いのが僕ら℃-uteなんだけど。 「はいはい、お二人さんとも笑ってないでしっかり走る。頑張っていいくよ!!」 「はぁ~い」 僕らに注意をして追いぬき、そのままスピードを落とさずに走り去っていくのはBerryz工房のキャプテンこと清水佐紀ちゃん。 ℃-uteではまだ僕となっきぃ、今日は練習に参加していない舞美ちゃんを含めて三人のメンバーがガッタスに所属している。 でも、佐紀ちゃんはBerryz工房で唯一残ったガッタスメンバーだから、ちょっぴり寂しいんじゃないかなと思う。 それを見せないで張り切って練習に参加しているあたり、さすがはキャプテンだなと素直に尊敬する。 佐紀ちゃんの頑張る姿に刺激を受けた僕は、徐々にではあるけれど、その後の練習では自分なりに勘が取り戻せた気がした。 ボールを夢中で追いかけているうちに練習は終わり、監督たちとのミーティングに入った。 今思えば、この時に石川さんのプチ誕生日祝いをしていたのだから、ここで思い出せばよかったものをと何度も後悔してしまう。 全く無念なんだが、僕は『石川さんお誕生日おめでとう』と祝う気持ちだけで、そこまで気がつきもしなかった。 さらには帰りの電車では僕らが埼玉県民なこともあり、二人きりになる時間まであったのに何もいかせなかった。 何故なら、ゲームをやって、その後は・・・ 「そうだ、今日も帰りにゲームで対戦しようっか。今日は千聖に負けないからね」 「ふっふ~ん、いいよ。なっきぃのお相手をしてあげましょう。ほっほっほ」 舞ちゃんとプロレスごっこで遊ぶ僕も、今日はさすがに体が疲れているみたいだ。 ゲーム画面をしっかり見ているつもりが、キャラクターが分身しているかのようにぼやけて見える。 しかも、瞼の上と下がくっついたり離れたりしだして、これは僕が眠いってサインを体が発信してきているのか。 ダメだ、ゲームに負けたりなんかしたくない・・・んだ・・・ 「千聖、さっきから全然動いてないけどどうしたの? もしかして私に勝負を譲ってくれる気になったとか? でも、そんなお情けはいりませんけど」 なっきぃが僕が寝ていると気付いたのは、もう間もなくのことだった。 僕がゲーム機を掴んだまま、なっきぃの肩に頭をもたれかけてきたので、声をかけたところ全く返事がない。 おかしいと思い、顔を覗きこんでみたら、僕が眠っていたのだそうだ。 「もぉ~眠っちゃってるんじゃない。仕方無いな、この子は」 親切にもなっきぃは、僕を起こさないように気をつけてゲーム機の電源を切ってカバンにしまってくれたという。 しかもお互いが別れるまでそのままにしてくれたんだから、本当に優しくていい子だと思う。 舞美ちゃんといる時は甘えん坊さんになるくせに、僕ら年下といる時はしっかり者のお姉さんになるんだから、なっきぃって面白い。 「じゃあ、千聖またね。しっかり帰りなよ。今度は私が起こしてあげられないんだから」 「うん、気をつける。なっきぃも電車で寝たりしないようにね。ぎゃははは」 「はいはい。それじゃあ次に会うのはコンサートかな。またね」 なっきぃと別れ、僕はあやうく寝過してしまいそうになりつつも、無事に家に着くことが出来た。 肝心のプレゼントのことを聞き出せていないことに気づいたのは、ある人からの電話がきてからだった。 気づいたというよりも、僕の大事な相談相手に気づかされてしまったのが正しいのだけど。 「あんた馬鹿ぁ?」 受話器から張り裂けんばかりの大声で怒鳴られ、思わず受話器を耳から離してしまった。 電話の相手は、普段から甲高い声でうるさいので、怒るとさらに甲高くなって超音波で攻撃されたみたいに耳が痛くなる。 「こらっ、桃ちゃんうるさい!! あんまり叫ぶな。耳が痛くてヤバいだろう」 「あんたが怒らせるようなことを言うからでしょう。聞くって言って、聞いてこなかったなんて情けないじゃん」 「情けない言うな。これでも頑張った方なんだからな」 「へぇ~頑張ってこれですか」 いちいち棘のある桃ちゃんの言葉に、さすがの僕でもイラッときてしまう。 「嫌味なやつぅ~。チャンスはまだあるんだ、これからだよ。まだ誕生日まではあるし、問題ないって」 「そう言って誕生日になって、結局何も用意しないのが今から想像できちゃうんだよね」 「じゃあ、桃ちゃんがなっきぃに聞いてよ。僕は桃ちゃんが聞いてきたものを用意するから」 「あのね~それじゃあ意味がないじゃない。あんたが聞いてプレゼントを用意するのが常識でしょう。聞くのもプレゼントのうちだと思ってさ、聞きなさい」 結局、桃ちゃんに相談して得られた答えは『本人に聞くしかない』ことだった。 あたり前過ぎて、最初から相談する意味あったのかと疑問に思うけど、やっぱり本人にしかわからないことは本人に聞くしかないのだ。 そう決意を改めた僕は、横浜のコンサートでリベンジを誓ったものの、見事失敗に終わった。 エルダの先輩たちの卒業を兼ねたアリーナコンサートだった為、すっかりそれどころじゃなくなっていた、ってこれはいいわけだな。 なっきぃどころか舞ちゃん、舞美ちゃんのプレゼントも聞けないまま、とうとう僕はバスツアーの日を迎えるのだった。 トップページ 次のページ→
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今回の名言 三村「このラジオ聞くころには僕らもう死んでますけど」 三村「ハッピバースデー松岡ーハッピバースデー松岡ーハッピバースデーハッピバースデーバースデーは誕生日ー松岡ー誕生日ーニーーーーーーーーソックス」 -- 名無しさん (2009-06-30 01 04 07) 三村「あなた、3月16日に! …何でしょうあの、逆セックスっていうんですか?あの…出てくる方の」 松岡「出産ってやつな いわゆる」 -- 名無しさん (2010-07-23 01 23 41) 三村「こんな土器?使えると?思って?んの?」 三村「弥生のほうがよくね?」 -- 名無しさん (2011-06-06 07 27 48) 名前 コメント
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イベント 7月30日 午前10時~ コタロウの誕生日祭!! 〃 午後2時~ 鬼ごっこin浜辺!!
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誕生日 遊馬崎ウォーカー 1月23日 平和島静雄 1月28日 折原九瑠璃 2月14日 折原舞流 2月14日 平和島幽 2月22日 竜ヶ峰帝人 3月21日 岸谷新羅 4月2日 折原臨也 5月4日 サイモン・ブレジネフ 5月5日 紀田正臣 6月19日 渡草三郎 7月30日 門田京平 9月15日 聖辺ルリ 9月27日 園原杏里 10月31日 狩沢絵理華 11月3日 - 誕生日載せてくれてさんきゅーです! -- ぬこ。 (2012-05-15 16 37 42) 正臣Love -- 麗羅 (2012-07-13 14 42 48) 幽様の誕生日が猫の日…!? -- 名無しさん (2013-05-05 17 50 31) 狩沢さんといっしょで嬉しすぎた -- 名無しさん (2013-12-30 13 21 25) y -- gy (2015-07-26 22 20 31) サイモンと一緒w -- 名無しさん (2015-07-28 11 33 49) 千景は2月3日 -- 名無しさん (2015-08-08 23 50 24) が誕生日です。青葉は8月14日です -- 名無しさん (2015-08-08 23 51 56) 折原一家の誕生日メモります! -- あかりん (2016-01-12 20 19 01) ドタチンの誕生日が一番近い……正臣の誕生日の日はパーティー開こうかな…(もちろん臨也と静さんも) -- 怪羅 (2016-01-17 09 01 31) 名前 コメント