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最高の誕生日プレゼント 「何故だ、何故だ何故だ何故だ何故だ!」 自室に籠もった私は、ひたすら自分自身に問う。 「何故私がこんな目に遭わなければいけない!」 あれは先日のアリーナでの出来事だった。 最近急速に力を付けた新人レイヴンからの対戦オファーを私は受けた。 アリーナの規定により、対戦オファーの拒否権は原則的にはない。 だから私はその新人レイヴンとの試合に挑んだ。 負けるつもりはなかった。 それは私のランキングが運だけでなく実力で勝ち取ったものだからこその自信の現れだった。 そのはずだった。 そのはずだったのだ。 それなのに、私は負けた。 私が実力で確保した順位を、あのレイヴンはいとも簡単に私から奪い去ったのだ。 私は元の座に戻るために何度もあのレイヴンに対戦を挑んだ。 だがその甲斐なく、私はあのレイヴンに勝つことはなかった。 それどころか、私が挑むことのできない更なる高みへとあのレイヴンは上り詰めてしまった。 それでも私は元の座に戻ろうと全力を注いだ。 しかし私に勝利の女神は微笑まず、状況は変わらないままだった。 私は絶望に暮れる日々を過ごしていた。 その間にもあのレイヴンは着々と順位を上げ、1位の座についていた。 あのレイヴンに負けてから今日で111日目。 元の座に戻ることができず自堕落な生活をしていた私のところに朗報が届いた。 私の1つ順位が上のレイヴン"ストラング"が戦死したという報せだ。 他人の不幸は蜜の味という感覚は今まで全く理解できなかったが、今の私にはそれがよくわかる。 なんといっても、あのレイヴンに奪い去られた元の順位にまた腰を下ろすことができるのだから。 聞いた話によればストラングはあのレイヴンの試験を担当し、あのレイヴンに命を奪われたようだ。 皮肉なものだ。 そういえば今日は、私の誕生日の11月11日だったな。 あのレイヴンが私に勝ってから111日目に私の誕生日である11月11日、その日にあのレイヴンのおかげで私はまた私の指定席であるランク11位に座ることができた・・・ 「あはははは、最高の誕生日プレゼントだ!」 もう、あのレイヴンに負けたことは恨んでいない。 今はあのレイヴンへの感謝の気持ちでいっぱいだ。 アリーナ出場に使っている機体とは別に作成してガレージに大事に仕舞ってある"1を追求した機体"を眺めながら、私は笑みを漏らす。 もう二度とこの座は誰にも渡さない。 奪いにくるものは力ずくでねじ伏せてやろう。 ~Fin~ 解説とか。 2011年という1がいっぱいある年ということで、このことを一番喜ぶであろう2のランカー"ナンバー1111"のお話でした。 11位を失って再び11位に舞い戻る・・・ 2の進め方によっては実際にそんなことが発生するから、そこに着目してちょこっと思いつきで書きました。 ちなみに"1を追求した機体"は以下のものを想定。 HEAD EHD-ONE-NT CORE ECL-ONE ARMS EAN-1111 LEGS ELB-A1001 BST ZBT-Z1/ARTERE FCS DOX-10S GEN HOY-B1000 RAD RRX-COT-1000 INS INW-DM/R11 EXT BEX-BB210 BACK-R EM-AAT110 BACK-L BRLT-B10000 ARM-R ZWG-HG/111 ARM-L ZLS-T/100 カラーは全部111。 全部で22もの1がパーツ名で実現! 何気に実用機体? 所要時間は1時間くらいか。
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192 軽音部員♪ [sage] 今日は私の誕生日。 ケーキもプレゼントもいらないから、その代わりひとつだけ。 ただ、一緒にいたい。 それなのに… 「じゃあお姉ちゃん、気をつけていってらっしゃい。楽しんできてね」 と笑顔で送り出される私。 私はこれからりっちゃんの家で開催される誕生日パーティに出席しなければならない。 いや、それはとても楽しみなんだけど。 憂も来る?って聞いたら、軽音部のみなさんだけで楽しんできてって断られてしまった。 なんでなんだろ、つまんないなぁ… みんなには本当に悪いんだけど、早く家に帰れたらいいなぁとか考えながら私はりっちゃんの家へと向かっていた。 2010/12/01(水) 06 47 34 ID k2Khmd.AO [2/6] 193 軽音部員♪ [sage] はずなのに… 「おじゃましましたぁー」 とりっちゃんの家を出る頃には外はもう真っ暗で。 私に残された今日はもうあと数時間しかなかった。 外の空気に触れた瞬間、私は思い出す。 今日は…今日の本当の目的は… 「…あぁーっ!」 叫びながら、走りだす。 みんなが持たせてくれたいろんな袋ががさがさと音を立てる。 …ごめんね、みんな。ちょっとぐちゃぐちゃになっちゃうかもしれない… 正直もうそれに構っている余裕がなくて、息を切らしながらただひたすら走った。 私にはもう一秒だって無駄に使う時間はなかった。 「う、ういっ!」 2010/12/01(水) 06 52 39 ID k2Khmd.AO [3/6] 195 軽音部員♪ [sage] リビングに着いても、やっぱり離してくれません。 「…お姉ちゃん。ケーキ、食べる?」 「いらない…いっぱい食べた」 「ゼリーとプリンもあるよ?」 「おなか…いっぱい」 「アイスはどうかな?」 「いらないってばぁ…」 最後の切り札、アイスさえもいらないなんて。 お姉ちゃんはかなり、まいっているみたいです。 「わかった。ごめんね、お姉ちゃん」 2010/12/01(水) 07 07 40 ID k2Khmd.AO [4/6] 196 軽音部員♪ [sage] 胸の前でかたく握られている腕をほどいて、体の向きを入れ替えました。 あごを肩に乗せられ、ぐりぐりと押されます。 「うー…もっと早く帰ってくるんだった…」 「でも楽しかったでしょ?」 「それはっ…そうだけどっ」 きっと時間が経つのも忘れるくらい楽しかったんだと思います。 だって、あんなに急いで帰ってこなきゃいけなかったんだもんね。 「じゃあ、やっぱり私は行かなくてよかったなぁ」 「えぇっ、来たらよかったのにー」 「だってお姉ちゃんきっと、こんな感じになっちゃうでしょ。皆さんに悪いよー」 「でも私がよくないぃー…」 「だめだよ、祝ってもらえる気持ちは大切にしなきゃ」 「大切にしてきたよぉ…」 2010/12/01(水) 07 21 15 ID k2Khmd.AO [5/6] 197 軽音部員♪ [sage] 泣きつくお姉ちゃんに、まだ言っていなかった言葉を。 「そうだね。お姉ちゃん、おかえり」 「ただいまぁ、うい」 お姉ちゃんの背中をゆっくり撫でていると、ふぅとため息が聞こえました。 よかった、落ち着いてくれたかな。 「…それだけ?」 「なにが?」 「えぇー…」 不服そうな声がします。 あぁ、まだ言ってないことがあったね。 「お姉ちゃん、お誕生日おめでとう」 「ありがとぉー、えへへ」 2010/12/01(水) 07 32 31 ID k2Khmd.AO [6/6] 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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39.愛の誕生日 690 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 13 01 ID ??? 愛の誕生日が知りたい 340 名前:はじめまして名無しさん [sage] 投稿日:2009/09/30(水) 20 53 18 ID ???0 ローズ様と真面目に愛を語りたい。 なので、IDが出る板にスレを立てました。 おまえらはIDも出さずおねだりしてなさいw 至高のローズ様 ◆vL7.dHlsuQ〜水着が見たい編 341 名前:はじめまして名無しさん [sage] 投稿日:2009/09/30(水) 20 53 20 ID ???0 語ってろ 342 名前:はじめまして名無しさん [sage] 投稿日:2009/09/30(水) 20 54 54 ID ???0 340 最低だな、ローズ様のスレはここにローズ様の希望するスレタイで立てることになっているのに おまえ、学部のヒス女で 1だろ? 343 名前:はじめまして名無しさん [sage] 投稿日:2009/09/30(水) 20 55 59 ID ???0 340 氏ね!!! 693 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 15 02 ID ??? 愛の誕生日www 695 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 16 28 ID ??? 692 おお!それじゃないか 愛を語りたいとはっきり書いているし たてたのはMr.だったはずだ! そのまえにMr.がローズを気にかけるきっかけになる やりとりがあったのではないか? 696 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 16 58 ID ??? すげえ! 俺らは今愛の誕生の歴史的瞬間を見てるんだな 697 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 17 48 ID ??? 愛は半年まえぐらいにはもう誕生していたのか! 698 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 18 49 ID ??? Mr.は密かに静かに愛をあたためていたのか… すごいよなあ 699 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 19 40 ID ??? うむ、叩きスレでローズへの愛を語ろうと思っていたのだな 701 :芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI :2010/03/20(土) 22 25 21 ID ??? ローズさん愛してます。 俺は既にダルくて倒れそうだ! 702 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 27 06 ID ??? Mr.だ ローズへの愛はいつから始まっていたのか 教えてくれ 704 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 28 30 ID ??? Mr.これ何?w 123 名前:はじめまして名無しさん [] 投稿日:2009/09/23(水) 03 55 46 ID Q76VbLo80 きこーく! スレ凄い勢いで進行中でなによりw ローズなんちゃらは俺の彼女になるといいよ^^; 706 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 29 27 ID ??? 半年も前から愛していたのか!!! 709 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 31 19 ID ??? 701 Mr.704はMr.が書いたのか? 710 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 32 20 ID ??? 704 お宝レス発掘ご苦労! Mr.は9月23日からすでにローズを愛していたのか 半年前じゃないか 711 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 32 44 ID ??? 興奮してきたw 712 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 33 19 ID ??? まさか 704はヌルじいではあるまいな? 713 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 34 47 ID ??? Mr.は半年も前からローズを見守っていたのだなw 715 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 22 49 08 ID ??? Mr.はオフ会をしてローズに会いたかったということかwww 722 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 05 58 ID ??? Mr.がなぜローズを愛してしまったか ますます知りたくなった 半年前からローズに夢中じゃないかよw 723 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 06 27 ID ??? Mr.は今日も荒れそうな悪寒 誰だよ掘ったのはwww 724 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 07 23 ID ??? Mr.が仕事を終えたらしいw 725 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 07 42 ID ??? Mr.本日はどちらに帰宅ですか? 728 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 11 09 ID ??? まだ電車 729 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 12 40 ID ??? そうだ、プレゼントを買わなければ! 730 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 14 28 ID ??? なんだ?なんだ? この意味深なやりとりはwww 731 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 15 26 ID ??? あーあ、Mr.キレちゃった 733 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 15 58 ID ??? Mr.は今日も仕事で疲れてたんだなあ 735 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/20(土) 23 23 33 ID ??? Mr.は30分で落ち着くと予想 775 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 11 09 ID ??? Mr.は明日も仕事かねえw 切れるMr.はおもしろいけどw 777 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 12 10 ID ??? 仕事したくないですねー 速攻帰るつもり 785 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 19 56 ID gj7RgnZR ローズがメールを整理するとき おれのメールも読むなw 悪いがデートさせてもらう Mr.は仕事がんばってくれよ 786 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 22 12 ID ??? 785 Mr.のような目にあってもいいのか? 土下座写真を晒される羽目になるぞw 788 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 25 14 ID gj7RgnZR 786 おれはMr.のようなチキンではない 必ずローズの心をつかんでみせる! 793 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 29 32 ID gj7RgnZR 小さくて細くて髪の毛が長い女が好きだあ Mr.はローズに愛されていない おれはきっと愛される なぜならおれはイケメンだからだw 795 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 31 40 ID ??? Mr.のためにはローズがイケメンに夢中になってくれたほうがいいのかねえw 797 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 32 52 ID gj7RgnZR おれの実力にびびってるな、Mr.めw 799 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 35 19 ID ??? 連休といえ決算末だからなあ Mr.もローズも働いていそうな感じだよな 俺も明日は仕事だし 愛の劇場のさらなる展開は連休明けかねえ? 800 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 35 33 ID ??? 797 全然 でももう眠い 801 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 37 24 ID gj7RgnZR Mr.は体力がない疲れ切ったオヤジw 若いおれに勝てるわけないよ ローズはおれに夢中になると思う 802 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 38 25 ID ??? 801 タイマン張りますか〜 おれに勝てるわけないよw 804 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 39 15 ID gj7RgnZR Mr.はくたびれたオヤジだろ ローズだって若いおれのほうがいいさw 805 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 39 20 ID ??? おとこなんかに、女のことはわからないわ ローズはわたしのものよ 806 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 40 16 ID ??? 新展開だ ローズに女の愛人が! 807 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 41 14 ID gj7RgnZR うそだろう? ローズはバイだったのか? 軽くショック 軽くめまい 今日はもう寝る・・・ 808 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 42 08 ID ??? ローズは変態趣味もありそうだからな 両刀遣いでもおかしくないわなw 811 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 49 11 ID ??? ローズはビアンだよ 旧たけに書いてあった 813 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 50 38 ID ??? 811 今日のレスに男に飛び蹴りをしたとあったよな 両刀遣いかもしれないと思ったw すでにカミングアウトしていたのかwww 814 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 51 37 ID ??? 男に土下座はさせるわ、飛び蹴りは食らわすわ とんでもない女だよな、ローズはww 815 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 52 24 ID ??? 俺はMr.のためにジャニ系イケメンを応援する ガンガレ 816 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 52 56 ID ??? Mr.は旧たけをホモ小説スレとバカにしてたけれど、実はガチホモかも知れんよ 817 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 53 52 ID ??? Mr.がタイマンと言い出したのはジャニ系イケメンを狙ってるからなのかもなw 818 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 54 05 ID ??? Mr.もローズの本当の性癖を知れば諦めるかもしれないw 819 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 54 25 ID ??? 814 それでも諦めないMr.が不憫でならないw 821 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 55 10 ID ??? 819 ローズが本当は女しか愛せない女としれば 諦めるかもしれない 最後の希望だなw 827 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 59 47 ID ??? 土下座に飛び蹴りかあ Mr.はホントにそれでいいのかよw 828 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 01 59 59 ID ??? Mr.は 792のスレでお怒り中 眠れなくてイライラ収まらないのかね 大変だな 831 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 02 01 47 ID ??? 828 Mr.は何をやっているんだろうかw こっちにきてヌルく雑談すればいいものを… 馬鹿を相手にすると疲れるだけだわい 838 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 02 05 58 ID ??? 831 ローズスキャンダルが響いているのだろう 857 :芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI :2010/03/21(日) 02 12 42 ID ??? ローズ愛してる おやすみなさい 858 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 02 17 08 ID ??? Mr. M Mを極めた漢 痛くなければ勃ちませぬ 859 :芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI :2010/03/21(日) 02 19 35 ID ??? 俺はMでは無いよ 勘弁してくれ 864 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 05 28 29 ID ??? 859 ローズと付き合う=Mの証明 以外のなにものでもない 865 :学籍番号:774 氏名:_____:2010/03/21(日) 06 20 14 ID ??? どMにとってローズほど相応しい女性ないないな 神の巡り会わせだろうw ▲ 至高スレ 273 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 04 59 33 0 申し訳ないが、少し書かせてもらう。 セカレの個人叩きがやりすぎ、これでは人は離反していくと感じている立場。 ◆KZTzIQeo7kの論拠という軸足が不明。 1.個人叩きの対象とされるセカレ学生たちに対しての同情 2.個人叩きが名誉棄損罪等の法に抵触するが故に、叩きをする者たちを案じる 3.法に抵触する、それ自体が許せない これを明確にせず語るのは、混乱のもとと思うし、語りたい者へ伝わらないだろう。 1.に対しては、人は誤りを犯す。 彼らは、被害者を集団で被害者を誹謗中傷してきた。 しかし、誤りに対し謝罪・反省がなければ概ね人からは許してもらえない。 彼らは、いくらでも、謝罪・反省を表明できたのではないだろうか。 ガセに踊らされたと、書くことでもいいと思う。 2.に関しては、それは各人の責任だろう。 まとめサイトを2つ潰したという。サイト者・記述者が責任を問われるだけのこと。 サーバーに名誉棄損だと言うのは、2.の者を抵触する罪から救うためではなく、1.のためではないか? 3.ならば、1.2.を持ち出す必要はない。 とりあえず、この点のみ3つが混乱している事だけ書かせてもらう。 では。 274 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 05 09 01 0 273に補足 1.に関してだが、個々人でなくとも大学が、全てガセである事を明確に表明すれば良しとする者も、 個々人からの発信が重要と考える者もいるのだろう。 275 芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI sage 2010/03/21(日) 08 27 59 0 273-274 あんたが仕切るなと何度言えば判るのか。自分のレス削除依頼出しておけバカ! 276 芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI sage 2010/03/21(日) 08 34 55 0 あー朝から気分が悪い スレ荒らしは死ね (以下略 空白が続く) 277 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 09 25 00 0 荒らしと自らは思っていないし、仕切っているつもりもなく思うところを述べさせてもらった。 しかし、荒らしと言われて、書くつもりもない。 お邪魔をし、失礼した。 278 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 09 36 45 0 277 本人が三代目にだけ書いてるといってるのにしゃしゃってくるなよw 見苦しいよ、おまえ おまえのような者が糾弾派だから人が離れるんじゃないかwww 279 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 09 42 44 0 278 お邪魔ついでにもう一言だけ、申し訳ない。 多くの人が、議論してるものと勘違いしてしまった。 申し訳なかった。 283 ほんわか名無しさん 2010/03/21(日) 10 16 53 0 276 何処の板、スレ行っても無駄な改行は荒らし何だよ 死ね 285 ほんわか名無しさん 2010/03/21(日) 10 22 08 0 276も 283も 死ねとか簡単に言うなよ。 288 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 10 37 37 0 間男のくせに>芹沢 289 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 10 39 30 0 ネットで出会って不倫している奴等が強姦事件を真面目に語る資格なし 290 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 10 43 01 0 ネタを本気にするやつらは2ちゃんを楽しめないだろうなあw 292 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 10 51 00 0 狂言自殺と土下座は事実wwww 293 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 10 54 21 0 かわいそうなMr. 体を張って糞スレ化運動をしたのに理解されないとはw 馬鹿にはセンスもないようだ 295 ほんわか名無しさん 2010/03/21(日) 10 58 22 0 今日も勝利か 296 ほんわか名無しさん sage 2010/03/21(日) 11 36 08 0 つっこみやすい意見にはつっこみまくって勝利宣言 つっこめない意見には荒らし認定して勝利宣言 ν速民らしくて非常にほほえましい 298 芹澤家鴨 ◆CoxLGqIUiI sage 2010/03/21(日) 12 44 59 0 296 くやしいのぅwwwくやしいのぅwww ニュースねたは他のところでやりましょう♪ 次 40.カミングアウト
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◇紬の部屋 菫「おねえちゃん、起きて」ポンポン 紬「zzz」 菫「起きてったら起きて」ポンポン 紬「むにゅむにゅ……」 菫「起きて!!」ドン 紬「むにゅぅ……すみれ?」 菫「あっ起きた」 紬「むにゅっ……今日は創立記念日で学校お休みじゃなかった?」 菫「お姉ちゃん、お友達が来てるよ」 紬「えっ、誰かしら」 菫「平沢唯さんだって」 紬「唯ちゃん? それは大変! 急いで寝ぐせを直さないと」 ◇応接室 紬「おはよう唯ちゃん。待った?」 唯「ううん、いいよいいよ。突然来ちゃった私が悪いし」 紬「それで、今日はどうしたの?」 唯「えっとね。今日はムギちゃんの誕生日でしょ」 紬「あ、うん。そうね」 唯「今日はね、いつもみんなに尽くしてくれてるムギちゃんに恩返ししようって色々計画したんだ」 紬「それで朝から来てくれだんた?」 唯「そうだよ」 紬「うふふ。嬉しいわ」 唯「じゃあさっそく私の家にレッツ・ゴーだよ」 紬「えっ、唯ちゃんの家に?」 唯「うん。憂が首を長くして待ってるからね」 ◇道中 紬「朝はやいからまだ涼しいね」 唯「うん。最近暑くて嫌になっちゃうよ」 紬「唯ちゃん、クーラー苦手だものね」 唯「うん。あっ、そーだ。手を繋いでこ」 紬「暑くない?」 唯「朝だからへーきへーき」ギュ 紬「そうだね」ギュ 唯「うんうん」ギュ 紬「唯ちゃんの手、ひんやりしていて気持ちいいわー」 唯「お褒めに預り恐縮です」 紬「あらあら」 唯「えへへー」 紬「そういえば今日はどういう予定なのかしら?」 唯「えっとね……それは秘密なんだ」 紬「そうなんだ。それは楽しみ」 唯「あっ、そういえば重要なこと聞き忘れてた」 紬「なぁに?」 唯「ムギちゃんって、今日おうちの予定とか入ってなかったの?」 紬「あっ、それなら大丈夫」 唯「そうなんだ。それは良かった」 紬「今から全部キャンセルしちゃうから」 唯「えっ」 ◇唯の家 憂「いらっしゃい、紬さん」 紬「ういちゃーん」ダキッ 憂「つ、つむぎさん」 紬「うんうん。憂ちゃんはいつ抱きついてもやわらかいわー」 憂「もうっ……」 唯「ムギちゃん、今は憂より朝ごはんだよ!」 紬「朝ごはん!!」 憂「あ、はい。紬さんのために朝ごはんを作ったんです」 紬「これ、私が食べてもいいの」 憂「そのために作りましたから」 紬「玉子焼き……焼鮭……海苔……それに白いご飯。まさしく日本の食卓ね!」 憂「もっと豪勢なものにしようかとも思ったんですが」 紬「ううん。私、これがいい! 憂ちゃんありがとう」ダキッ 憂「つ、つむぎさん//」 ◇ 紬「うーん、美味しい♪」モグモグ 唯「ね、ムギちゃん。憂の朝ごはんは絶品でしょ」モグモグ 紬「本当ね。この焼鮭の焼き加減と塩加減が最高」 唯「うん」 憂「そう言ってもらえると嬉しいです」 紬「我が家にも憂ちゃんが欲しいわー」 唯「一家に一台憂がいればいいのにね」 憂「一台?」 紬「憂ちゃん量産計画ね。今度御父様と相談してみるわ」 唯「実現したら素敵だねー」 紬「ねー」 憂(一体なにがはじまるんだろう?) ◇朝食後 唯「それじゃあムギちゃん、出かけるよ」 紬「出かけるんだ?」 唯「うん。次は和ちゃんの家に行くんだよー」 紬「和ちゃんの家!? 行く行く」 唯「それじゃあ行ってくるね、憂」 憂「うん。いってらっしゃい。お姉ちゃん、紬さん」 紬「あら、憂ちゃんはいかないの?」 憂「私はパーティーの準備があるので」 紬「パーティー!?」 憂「はい。腕によりをかけてごちそうを作るので楽しみにしてくださいね」 紬「うんっ!」 ◇和ちゃんの家 和「あら、いらっしゃい、唯、ムギ」 唯「おはよー和ちゃん」 紬「おはようございます、和ちゃん」 和「誕生日おめでとう、ムギ」 唯「あっ、誕生日おめでとうムギちゃん」 紬「ありがとう、ふたりとも」 和「なんで唯もこのタイミングで言うのよ」 唯「だって言うの忘れてたし……」 和「はぁ……」 ?「あ、唯お姉ちゃん……こっちのお姉さんは誰?」 唯「あっ、和妹ちゃんだ!」ダキッ 和妹「唯お姉ちゃん、くすぐったいよー//」 和「あ、ムギははじめてね。この子は私の妹よ」 和妹「お姉さんのお名前は?」 紬「はじめまして和妹ちゃん。私は琴吹紬っていいます」 和妹「つむぎおねえさん……」 紬「……あの、和妹ちゃん」ウズウズ 和妹「なぁに?」 和「ふふ。いいわよ。ムギの好きにして」 紬「もうしんぼうたまらんとです」ダキッ 和妹「つむぎおねえさん……//」 紬「和ちゃんにこんなにかわいい妹がいたなんて」 和「弟もいるんだけど、朝からサッカー教室で留守なのよ」 紬「そっかぁ」ハグハグ 和妹「おねえさん……//」 紬「うふふ。和妹ちゃんかわいい」 和妹「もうっ……//」 唯「私も混ざる」ダキッ 和「それじゃあ私も混ざろうかしら」ダキッ 和妹「わっ、くるしいよぅ……//」 ◇10分後 唯「それじゃあ私達はそろそろ行くね」 紬「もう行くんだ」 和「ええ、パーティーには私も参加させてもらうわ」 和妹「私もいきたい……」 和「えっ」 紬「和妹ちゃんも来てくれるんだ」 唯「うんうん。ひとりぐらい増えても大丈夫だから絶対きてね」 和妹「うんっ♪」 和「もう、仕方ないわね……」 紬「じゃあ、またね、和ちゃん、和妹ちゃん」 唯「ばいばーい」 ◇公園 紬「うふふ。和妹ちゃんかわいかったわー」 唯「うんうん」 紬「ね、唯ちゃん。今日はありがとう」 唯「どうしたの、畏まっちゃって」 紬「こんなに楽しくていいのかなって、不意に思っちゃったんだ」 唯「いいんだよ。ムギちゃんはいつも私達のために色々してくれてるし」 唯「これくらいどうってことないよ」 紬「唯ちゃん……」 唯「ムギちゃん……」 律「お、唯、ムギ、もう来てたのか」 紬「あっ、りっちゃん」 唯「りっちゃん。10分遅刻だよ」 律「悪い悪い」 紬「ここでりっちゃんと合流する予定だったんだ?」 唯「うん」 紬「それで、これからどうするの?」 唯「実はね、今日のこと一人だけ説明してない人がいるんだ」 紬「え、説明してない」 律「今からそいつのところへ行きます」 紬「えっと、アポ無し訪問ってこと?」 律「あぁ、そうだ。じゃあいくぞー」 唯・紬「おー!」 ◇澪の家 澪「あ、はーい」 唯・紬「こんにちは澪ちゃん」 澪「え、唯とムギ? それに律まで」 律「あぁ、今日はムギの誕生日だからアポ無しで澪の家に来たんだ」 澪「え、意味がわからないんだけど」 紬「ごめんなさい。お邪魔だったかしら」シュン 澪「あ……。っと、それはそうとムギ、誕生日おめでとう」 律「あ、ムギ、誕生日おめでとう」 紬「うん。ありがとう、ふたりとも」 澪「なんで律も言うんだ」 律「いい忘れてたから」 澪「まったく……」 唯「えっと、澪ちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど」 澪「なんだ」 唯「澪ちゃんの部屋を物色させて欲しいんです」 澪「え、なんで私の部屋?」 唯「それは、澪ちゃんの部屋が一番おもしろそうだから、かな」 澪「嫌だよ」 唯「そこをなんとか、ムギちゃんの誕生日だし、ね」 紬「えっと……無理には」 澪「……そうだな。ムギにはいつもお世話になってるし、ちょっとだけなら」 律「おしっ!」 澪「変なもの……なにもなかったよな」ブツブツ ◇20分後 唯「見て見てームギちゃん」 紬「あら、小さい頃の澪ちゃんとりっちゃんね」 唯「うん。かわいいねー」 紬「お人形さんみたい」 澪「あっ、これかー懐かしいな。これは律が隣の家の飼い犬にちょっかいを……」 律「お、おい。その話は」 紬「気になるわー」 唯「わー」 律「駄目だ。それだけは話せない。私の女としての尊厳にかかわるから」 紬「それじゃあ仕方ないか」 唯「えー」 紬「それにしても澪ちゃんの部屋っていろんなものがあるのね」 唯「そういえば、ムギちゃんの部屋ってどんな感じなの?」 澪「あ、私も気になる」 律「誰も行ったことないよな」 紬「実は梓ちゃんだけ来たことがあるんだけど」 唯「むっ、あずにゃんめ」 紬「そうだ。今度私の家でお泊り会しない?」 澪「いいのか?」 紬「うん。ちゃんと予約をとれば大丈夫」 律「そういうことなら、なあ」 唯「うんうん。今度ムギちゃんの家でお泊り会だね」 紬「うふふ。楽しみねー♪」 唯「じゃあ、次は……」 律「私の家だな」 紬「りっちゃんの家?」 律「あぁ、っと。私は先に走って帰るから。じゃあ」 紬「いっちゃった。なんだったのかしら?」 唯「お昼御飯はりっちゃん担当なのです!」 紬「りっちゃんが?」 澪「あぁ見えて律の料理の腕はなかなかなんだ」 唯「うんうん。じゃあ私たちはゆっくり歩いて行こう」 ◇律の家 律「おまたせー。りっちゃん特製あんけかパスタだ」 紬・唯・澪「いただきまーす」 紬「ぱくっ……これは」 唯「おお、これは……」 澪「ああ、これは……」 律「寸劇はいいから、早く食べてくれ」 紬「ご、ごめんなさいりっちゃん。じゃあいただきます」パクッ 唯「うん」パク 澪「ふむふむ」パク 紬「うん。あんがよくパスタに絡んで普通に美味しいわ」 唯「うん。普通に美味しいね」 澪「あぁ、感動するほどじゃないけど、普通に美味しい」 律「なんか微妙なリアクション……」 紬「りっちゃん、落ち込まないで。普通に美味しいから」 唯「うんうん。普通に美味しいよ」 律「まあ、いいか。おかわりも……」 紬「おかわり!!」 律「え、ちょっと早過ぎないか」 紬「だって、普通に美味しいもの」 律「そうか! じゃあすぐよそってくるから」 唯「りっちゃん嬉しそうだね」 澪「うん。やっぱり普通に美味しいな。このパスタ。私もおかわりもらおうかな」 ◇30分後 梓「こんにちはー」 唯「あっ、あずにゃん」 梓「ムギ先輩を回収にきました」 紬「えっ、私?」 唯「私とりっちゃんはこれからパーティーの準備があるから一旦抜けるね」 紬「えっ、唯ちゃんいなくなっちゃうんだ……」 唯「ムギちゃん……かなしいね」 紬「唯ちゃんと離れ離れになるなんて……」 梓「そこ、そういうのはいいですから」 唯「あっ、うん。澪ちゃんはムギちゃん達と一緒に行くでしょ?」 澪「あ、私は唯たちが来るなんて知らなかったから……」 唯「うん?」 澪「お昼のうちに誕生日プレゼントを買いに行こうと思ってたんだ……」 唯「じゃあ仕方ないね。あずにゃん、あとのことは任せたよ」 梓「はい、任されました。じゃあムギ先輩行きましょう」 紬「はい」 ◇梓の家までの道のり 梓「だいぶん暑くなってきましたね」 紬「ええ、朝は涼しかったんだけど」 梓「まぁ、夏は仕方ないです。それはそうと、ムギ先輩」 紬「なぁに」 梓「誕生日、おめでとうございます」 紬「ありがとう、梓ちゃん」 梓「プレゼントは後からになっちゃいますが」 紬「うふふ。楽しみにしてるわ」 梓「あ、せっかくなので手を繋いでいきませんか?」 紬「でも、暑いよ?」 梓「先輩は嫌ですか?」 紬「ううん。そんなことないけど」 梓「じゃあ、失礼します」ギュッ 紬「梓ちゃんの手、あんまり冷たくないね」 梓「ムギ先輩の手も、あんまり暑くないです」 紬「なんだかいいね、こういうの」 梓「そうですね。あ、もう着いちゃいました」 紬「そう。えっと、梓ちゃんの家では何をするの?」 梓「ジャズタイムです!」 紬「ジャズタイム?」 ◇梓の部屋 紬「あ、これお祖父様の家で見たことある」 梓「はい。レコードっていうんです」 紬「昔のCDプレーヤーよね」 梓「はい。またCDとは違った趣があっていいものです」 紬「そうなんだ」 梓「今日は中野家秘蔵のレコードの数々を聞いてもらいます」 紬「うふふ。それは楽しみ」 梓「じゃあ、このレコードをセットして……と。ちょっと待っててくださいね」 ◇10分後 梓「おまたせしました」 紬「ねぇねぇ、梓ちゃん、すごいね、この音」 梓「はい。音響機器の類にすごいお金がかかってますから」 紬「うん。こんな迫力のある音を聞いたの、演奏会以外じゃはじめて」 梓「ふふ。喜んでもらえたようで嬉しいです。それはそうと……」 紬「あ、お茶とおかし?」 梓「はい。アイスレモンティーとドーナツです」 紬「ひょっとして、梓ちゃんが作ってくれたの?」 梓「ドーナツは憂と一緒に作りました。レモンティーは私が」 紬「嬉しいな。でも」 梓「どうしました?」 紬「なんで梓ちゃんは猫耳なの?」 梓「純が、こうしたほうがムギ先輩が喜ぶからって……」 紬「そっかぁ、ねぇ、この部屋空調も聞いてて涼しいね」 梓「……? あ、はい」 紬「でも、ちょっと寒いぐらいだと思わない?」 梓「あ、そうですね。じゃあ……」 紬「梓ちゃん、おいで」 梓「はい」 紬「ふふ、こうやってくっつくとあったかいね」 梓「にゃん♪」 紬「いい音を聞きながら、可愛い後輩と過ごす午後。こんなに幸せでいいのかしら」 梓「いいんです」 紬「梓ちゃん?」 梓「だって、ムギ先輩は本当にいつも私達に……」 ◇1時間後 ピンポーン♪ 紬「あら」 梓「誰か来たみたいですね」 さわ子「あ、ムギちゃん。誕生日おめでとう」 紬「さわ子先生!?」 唯「えへへー。私達もいるよ」 憂「あ、私もいます」 紬「唯ちゃん、それに憂ちゃんも」 さわ子「買い出しに私が必要ってことで、一肌脱いだわけ」 紬「さわ子先生……ありがとうございます」 さわ子「気にしないで。ムギちゃんにはいつもいつも美味しいお茶とケーキを頂いてるから」 紬「あら、この車……前に乗せてもらったのと違いますよね」 さわ子「ええ。人数が多いからワゴン車を借りたの」 唯「ほら、ムギちゃん、あずにゃん、乗って」 紬「うんっ♪」 梓「はい」 さわ子「それじゃあ行くわよー」 ◇純の家の前 梓「あ、ちょっと止まってもらっていいですか」 さわ子「うん」 梓「ちょっといってきます」 ◇3分後 梓「おまたせしました」 唯「何か用事だったの、あずにゃん?」 梓「あ、ここ純の家なんです。残ったドーナツと、ちょっと言付けを」 紬「そっかぁ」 さわ子「じゃあ車を出すわね」 ◇業務用スーパー 紬「見て見て、このカレー粉。148人前用だって」 梓「すごく大きい。そして1870円……これは安いんでしょうか」 唯「ねぇ、こっちの胡椒もすごいよ」 紬「わっ、大きい」 さわ子「憂ちゃん。あの子達遊んでるけどいいの?」 憂「いいんです。何を買わなきゃいけないのか把握してるの、私だけだから」 さわ子「そっか。あ、あの冷凍鶏肉安い」 紬「ねぇ、憂ちゃん。何を買うの?」 憂「えっと、チーズと、お菓子と、生ハムと……」 紬「ふぅん。じゃあ順番に買って行きましょうか」 憂「はいっ♪」 ◇10分後 紬「いろいろ買ったわねー」 唯「あ、さわちゃん。そっちのかごは?」 さわ子「これは自宅用よ」 唯「そうなんだ」 梓「ムギ先輩」 紬「なぁに?」 梓「こうやってスーパーをみんなで見てまわるのも楽しいですね」 紬「ええ、ほんとに」 唯「あ、ムギちゃん、あずにゃん、こっちきて、すごいよ、この骨付き豚肉」 紬「うん、いま行くねー」 ◇唯の家 唯「準備はほぼできてるんだけど、まだ来てない人がいるからもうちょっと待ってね」 紬「うん」 和「こんばんは、あ、ムギ」 和妹「あ、つむぎお姉さん」 紬「こんばんは、和ちゃん。和妹ちゃん」 和妹「お誕生日おめでとうございます。お姉さん」 紬「ありがとう、和妹ちゃん」ギュッ 和妹「あわわ//」 紬「うふふ」 菫「お姉ちゃん?」 紬「あら、菫?」 唯「私が呼んだんだよー」 菫「うん。私も……いいかな」 紬「もちろん。菫が一緒に祝ってくれるなんて嬉しいわ」 菫「えへへ//」 唯「これでみんな揃ったかな」 梓「はい。これで全員のはずです」 ?「待った!」 紬「あら、あなたは……佐々木さん?」 純「佐々木でもなく鈴木でもなく斎藤でもなく、鈴木純です!」 紬「いま鈴木でもなくって言ったような……」 純「細かいこと気にしちゃ駄目です」 紬「うん。そうね。鈴木純ちゃんも来てくれたんだ」 純「はい。お誕生日おめでとうございます、琴吹先輩」 紬「うん。ありがとう純ちゃん」 純「あ、これ誕生日プ」 梓「純、誕生日プレゼントは後から」 純「そうなんだ」 唯「これで本当に全員だね」 憂「ケーキの準備ができました」 唯「じゃあみんなで歌おう」 律「おお」 澪「せーの!」 唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴばーすでいとぅーゆー」 唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴばーすでいとぅーゆー」 唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴーばーすでいでぃあ(ムギちゃん)(ムギせんぱい)(ムギ)(つむぎさん)(琴吹先輩)(紬お姉さん)(お姉ちゃん)」 唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴーばーすでいとぅーゆー」 唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「誕生日おめでとう」 紬「みんな、ほんとにありがとう」 梓「ほら、ムギ先輩」 和「ろうそくを消して」 紬「うん……」フーッ パチパチパチパチ パチパチパチパチ ◇1時間後 紬「今日は本当に楽しかったわぁ」 唯「まだだよ、ムギちゃん?」 紬「えっ」 唯「これから人生ゲームをチーム対抗戦でやるんだから」 紬「人生ゲーム!?」 唯「うん。そうだよ」 紬「ふふっ、こんなに楽しくていいのかしら」 澪「いいんだよムギ」 紬「あっ、澪ちゃん」 律「あぁ、そうだぞ、ムギ」 紬「りっちゃんも」 梓「私たちはムギ先輩に色んなものをもらってますから」 紬「梓ちゃん」 澪「今日はそれをほんのちょっと返しただけだからさ」 紬「でも、私はいつも自分の好きにやってるだけだよ」 律「それでも、私たちはムギに感謝してるんだ」 澪「特に私なんか、ムギがいなかったらここまでやってこれなかったかもしれないと思ってるんだぞ」 唯「だからね」 梓「これからも、ずっと仲良くしてくださいね、ムギ先輩」 紬「うんっ♪」 おしまいっ! あとがき 元ネタは去年のムギ誕スレの↓のレス。ムギちゃんを高校生設定にしたため直は出せなかった ムギの誕生日 朝 平沢家で憂の手作り朝食を堪能。 朝食後、真鍋家訪問。 その後、散歩がてら秋山家にアポなし突撃。 唯 律と澪の部屋を一通り漁ったところで、田井中家を訪れ昼食。もちろん律の手料理。 午後は鈴木家の家の前に食べかけのドーナツを置いて、そのまま中野家へ直行。 ティータイムを中野家秘蔵のジャズレコードコレクションと、梓の猫耳と供に過ごす。 夕方、さわちゃんの運転するワゴン車(レンタカー)で業務用スーパーへ買い出し。 ムギ、初めての業務用スーパーにはしゃぐ。 夜は再び平沢家へ。 菫や直、忘れられかけた純を加えてバースデー焼きそばパーティー。 そのまま、チーム対抗の人生ゲーム大会に雪崩れ込んで、夜は更けて行くのでした。 戻る
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蒼「あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど・・・いい?」 蒼星石が言いにくそうに尋ねてくる。 もう一人の自分と言っても過言でない彼女の頼みを何故断れようか。 二つ返事で快諾する。 翠「いいですよ。なんでも言ってください。」 蒼「本当に?」 翠「もちろん!翠星石は蒼星石の双子の姉ですよ? なんならローザミスティカだってくれてやります。」 蒼「それはいいけど・・・あのね?」 翠「うん。うん。」 あくまでも遠慮する可愛らしい蒼星石に先を促す。 蒼「実はさ、今度マスターの誕生日なんだけど・・・」 翠「ひぇっ!?」 素っ頓狂な声を出してしまった。 蒼「・・・どうしたの?」 翠「あ、気にせず先を続けてください。」 正直言ってあの人間絡みだと素直に受け入れられない。 確かに人間にしては蒼星石を大事にしてよくやっている方だと思う。 だがしかし、『自分が一番よく蒼星石を理解しているんだ!』とも思う。 やはり蒼星石の一番は自分でありたい。 自分ですら蒼星石に誕生日を祝ってもらった事はないというのに・・・まあ当然だが。 蒼「・・・という訳なんだ。」 翠「そうですか。」 蒼「やっぱりダメ?だけど他にこんな事を頼める人もいないし。」 不安げな蒼星石。 あの人間への対抗心で蒼星石を悲しませたら本末転倒というものだ。 悔しいがあの人間が自分に関する事で蒼星石の意思をないがしろにした事は無い。 翠「当然構いませんよ。大船に乗ったつもりでいやがれですっ!」 自分の胸をドンと叩きながらそう言う外に無かった。 蒼「ありがとう。やっぱり翠星石に相談して良かったよ。」 嬉しそうに微笑む蒼星石。 しかしその笑顔は本当に自分に対してだけ向けられたものなのだろうか? あの人間を喜ばせられるという嬉しさもあるのではないだろうか? そう考えると、ちょっとだけ複雑だった。 ○そして当日○ マ「もうすぐおやつの時間だー。今日は何にしようかな♪」 翠「やいそこの意地汚そうな人間。」 マ「今日はまた出会い頭からひどい言われ様だね。」 翠「ちょっとこっちゃ来いです。」 どんくさく固まっている人間の手を引っ張って鏡の前に連れてく。 マ「あれ、蒼星石はいいの?」 翠「いいから来いです。」 そのままnのフィールドを経由してジュンの家へ。 そして例の場所へと手を引いて誘導する。 マ「一体どうしたの・・・」 『おめでとーう!!』 パーンとクラッカーが鳴る。 マ「これは?」 真「翠星石が今日はあなたの誕生日だって言うから。」 金「日頃の感謝を込めてかしら!」 雛「いつもありがとなのー!」 ジ「いつもこいつらがすみません。」 の「さ、簡単にですが料理用意してあるから食べてください。」 翠「翠星石はケーキを焼いてやったです。」 マ「おお・・・ありがとう、ありがとう。」 翠「こら!湿っぽい雰囲気に変えるなです。さあさあ、ガンガン貪りやがれです!」 いい年してこのぐらいの事で涙ぐまないで欲しい。 そんなに素直に感動されたら罪悪感でやりにくくなってしまう。 そう、他の連中が知らない自分だけの特別なプランがあるのだ。 席について皆が料理を分ける。 いただきますをしたが誰も手を付けない。 こういう場合は主賓が最初に手を付けるのを待つのがマナーというものだ。 あのチビ苺とバカナリアでさえも理解していると言うのにコイツと来たら気の利かない・・・。 の「あのー、召し上がらないんですか?」 マ「いや・・・でも蒼星石に悪いかなって。」 蒼星石がこの場にいない事に気を揉んでいたらしい。 はた迷惑ではあるがその姿勢はちょっとだけ評価してやってもいい。 真紅がはぁとため息をつく。 真「いいこと?何故こんな時間にわざわざこっそりとしてると思う?」 マ「え?」 真「気を利かせてあげてるのよ。あの子とは今夜ゆっくりお祝いしなさい。」 金「今夜はお楽しみかしら!」 マ「お楽しみって・・・。」 雛「蒼星石がマスターさんと、んーなの!」 金「二人でんーってしちゃうかしら!」 二人が目をつぶって唇を突き出した格好で冷やかす。 マ「ないない、そんなのないってば!!」 真っ赤な顔で両手を振って否定する。 要するにそんな不埒な感情を抱いた事があるということだ。 いや、ひょっとしたらもう既に実行済みなのかもしれない。 二人の様子から察するに蒼星石も求めに応えそうだ・・・本当に小憎らしい人間だ。 翠「ほれ、話ばっかしてないでとっととモリモリ食えです。 この場ではお前が主役なんですよ?」 そんな穏やかならぬ内心を悟られないように注意しつつ食事を勧める。 このままではせっかくの計画が台無しだ。 マ「いや皆も食べなよ。もう残り少ないしさ。」 翠「大丈夫です。まだまだ沢山ありますから。」 金「プレゼントを買うお金は無いから、代わりにお料理を作ったの。」 真「さあみんなで食べましょう。」 一同が自分の作った物を出す。 マ「みんなで用意してくれたんだ。本当にありがとう。」 また感極まった感じになる。 純粋というか、素直というか、いちいちやりにくい。 金「まずはカナ謹製の卵焼きかしら。」 マ「どれどれ、いただきまーす。・・・うぐぅ!」 翠「これは・・・」 雛「あまーーい!」 金「通常の3倍のお砂糖を入れちゃったかしら。」 真「食べなければどうという事はないのだわ。」 雛「とってもおいしいのー。カナすごいのー!」 翠「しゃあないから翠星石の分もくれてやります。感謝しろです。」 とりあえず自分の残りをチビ苺に押し付ける。 マ「甘い卵焼きも美味しいよね、うん。」 甘さにも限度があろうに、コイツはそう言いながら自分の分をあっさり平らげた。 雛「お次はヒナ!」 マ「これは何?」 雛「シュークリームよ♪」 マ「じゃあいただきます。」 翠「今度は真紅も食えです。」 真「分かったわよ。」 一同がシュークリームを口に入れる。 雛「どう?」 マ「・・・・・・ごふっ!」 金「お、お茶を頂戴かしらーー!!」 の「はーい。」 翠「ありがとです。」 真「この際・・・緑茶でもいいから早く渡しなさい。」 全員が受け取ったお茶を飲み干す。 雛「美味しかった?」 真「あなた、シュークリームって言ったわよね?」 雛「うん。」 金「どこがかしら!」 翠「あれじゃあシュー『ジャム』です!」 雛「うー・・・味見したらうまく出来たと思ったのー・・・。」 雛苺の舌は苺ジャムなら何でもいいのだろうか。謎だ。 そう言えばさっきの卵焼きにも満足していたから単に甘い物が好きなだけかもしれない。 まったくお子様達はこれだから困る。 マ「独創的だし面白かったよ。ありがとう。」 雛「美味しかった?」 マ「こんな物を作ってもらえる自分は特別な存在だと思いました。」 雛「えへへ、どういたしましてなの。」 オリジナリティの無い台詞を言いつつデカイお子様がそう言った。 真「じゃあ次は私の番ね。」 真紅が砂利の詰まったビニール袋、にでも見えかねない物を置く。 真「私からはクッキ・・・」 金「あっ!そういえば、みっちゃん達からもプレゼントがあったかしら。 あやうく渡すのを忘れちゃうところだったかしら!!」 わざとらしく叫んで金糸雀が紙袋を渡す。 マ「ありがとう。これは何?」 金「服よ。」 マ「服?」 金「みっちゃんがプロデュースしたかしら。」 雛「ジュンとトモエも協力して作ったのよ。」 マ「へえありがとう。僕の服?それとも蒼星石用?」 金「ペアルックよ。」 マ「・・・ペア?」 金「今度着たところを写真に撮らせてって言ってたかしら。」 マ「はは・・・着たらね。」 流石に他人に見せるのは気が進まないのだろう、そう流して紙袋をテーブルの下にそっと置く。 マ「でもサイズは合うのかな?」 金「大丈夫よ、みっちゃんは私達のも、あなたのも、みーんなの身長やスリーサイズを知ってるかしら!」 マ「なぜ本人も知らない個人情報をみっちゃんさんが・・・。」 金「見ただけでスリーサイズやらの寸法を当てるのがみっちゃんの隠された特技かしら。」 恐るべき人間だ。まるで伝説の餓狼のようだ。 真「あなた達、いつまでくだらない話をしているの。」 金「みっちゃんのプレゼントにケチつけないで欲しいかしら。」 真「プレゼントはもう渡したでしょ!だから私のプレゼントのクッキーを・・・」 雛「これってクッキーだったの?」 ジャム娘の雛苺が残酷な事を尋ねた。 真「・・・クッキーよ。」 雛「カチカチで石みたいなのー。」 勝手に袋を開けた雛苺が率直過ぎる感想を述べる。 マ「チョコクッキーか、チョコ味は大好きだよ。」 真「チョコもココアパウダーも入れてないわ。」 一同が『うわぁ・・・』といった表情で沈黙する。 真「・・・・・・もういいわよ!これは捨てるから。」 その空気を察してか真紅がヒステリックに袋を奪い返す。 マ「捨てちゃうんなら独り占めしちゃおっかな。」 そう言って袋をひょいと取り上げた。 クッキーと呼ばれた物体を口に放り込む。 真紅も含めた一同が固唾を呑んで次の反応を待つ。 マ「・・・硬い、ゴリゴリする。」 真「だから捨てればいいって言ったでしょ!」 マ「でも歯ごたえがあっていいと思うよ。」 翠「どれ、じゃあ翠星石にも一枚・・・。」 脇から袋に手を突っ込むと一枚頂戴して口に入れる。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」 ・・・ありえない! 砂糖が入っているはずなのに甘みは無く、焦げた苦味だけが口に広がる。 さっきまで甘い物のオンパレードだったのもあって落差がひどい。 翠「ひ、一人でこれだけの物を作り上げるとは驚きましたよ。 し、真紅もだいぶ腕を上げましたよね、あっぱれですぅ。」 なんとかそれだけ口にした。 そこに袋が差し出される。 マ「もう一枚食べる?」 翠「いや、お前へのプレゼントだからお前が食べろです。」 マ「そうだね、そうするよ。」 ニコニコしたままでそう言った。 こいつは食べられればなんでも良いのだろうか? やはりこんな貧乏舌の人間には蒼星石の手料理はもったいない。 マ「じゃあ・・・せっかくだから貰っちゃおうかな。」 クッキーとも呼べない物にさらに手を伸ばす。 よく見ると額に脂汗がにじんでいた。 どうやら本心から美味しいと思っているわけでもないようだ。 恐らくは真紅を傷つけまいという優しさからムチャしているのだろう。 そう言えばさっきから貰った物にはケチをつけず、残らないようにしている。 こいつも他人の想いを蔑ろに出来ないタイプなのだ。 そういうところは誰かに似ている。 真「無理しないでもいいのよ。」 マ「無理してないよ。真紅が作ってくれたんだって感じがしてありがたいよ。 それに・・・やさしい・・・味がす・・・る・・・。」 次第に限界が近づいてきているようにも見える。 同情に値する悲惨な状態ではあるが、ある意味好都合でもある。 真「・・・そう。」 そんな様子に気付いてか気付かなくてか、真紅が嬉しそうに笑った。 マ「・・・ご馳走様。」 大分時間をかけてようやく『クッキー』が消費された。 金「すごいかしら!」 マ「おいし・・・かったよ。」 雛「・・・やさしいのね。」 真「どういう意味よ!でも・・・ありがとう。」 マ「こちらこそクッキーを作ってくれてありがとう。大変だったでしょ?」 真「悪戦苦闘はしたわね。感謝なさい。」 マ「はいはい。」 翠「さーて、じゃあ真打の登場ですかね。」 そう言って自分の計画のために作った物を持ってくる。 マ「すごいっ!」 金「お見事かしら!」 真「くっ・・・。」 雛「おいしそー!」 そびえるばかりの特大ケーキ。 人間のサイズにしてもかなりの量のはずだ。 味の方には自信がある。 何しろ食べてもらわねば困るのだから手は抜いていない。 ジ「お前ってすごいな。」 の「とってもお上手よー。」 翠「ふふん、もっと誉めてもいいですよ?」 ジ「いやー、お前がこんな風に頑張るとはね。よほど大事な存在なんだな。」 いきなり変なことを言い出すジュンに動揺する。 翠「な、何をおバカな!」 ジ「隠すなよ、蒼星石のことでいろいろと感謝してるんだろ? お前って本当に素直に好意を表せないよな。」 マ「・・・・・・。」 翠「勝手に決めるなですっ!」 やはり同意はしかねるもののちょっとだけホッとした。 同情するかのような微妙な表情でこちらを見る人間が腹立たしい。 雛「翠星石お話が長いのー。」 金「早く食べたいかしら!」 翠「分かりましたよ、今切ってやりますから待てです。」 ケーキを切って一同に取り分ける。 翠「ほれ、お前の分ですよ。」 マ「こんなに?皆の分は?」 翠「ちゃんと残してありますよ。お前の誕生日なんだから気にするなです。」 ジ「僕はちょっとでいいや。お腹にたまってきたし味見だけさせてもらえれば。」 の「私も。甘い物を食べ過ぎると怖いしちょっと控えておこうかな。」 計算通りに他のメンバーは少しずつ脱落していく。 真「おいしかったわ、私もご馳走様。」 雛「ヒナももう一回だけ貰ったら終わりにするわ。おっきな苺ちょうだいなの!」 金「カナは・・・もうリタイアかしら。」 まだケーキは結構な量が残っている。 そうなるように作ったのだ。 翠「お前はまだ食べますよね?」 言わなくても全部食べるであろうが念を押す。 マ「うーん・・・。」 翠「せっかく翠星石が作ってやった自信作ですよ?」 どうやらあまり気が進まないようだ。 それはそうだろう、さっきまであれだけ甘い物やら胃に悪そうな物やらを食べていたのだ。 それでいい、これが望んでいた展開なのだから。 このままこいつにたらふく食べさせておけば夕食はまともに食べられない。 当然ながら頑張って料理を用意していた蒼星石はショックを受ける。 そこを自分が慰めつつ一緒に美味しい手料理もいただく。 これでこいつの株を下げつつ自分の株を上げられる訳である。 楽しい夕食の時間も過ごせて一石三鳥な訳だ。 我ながら恐ろしい策士ぶりだ。 翠「まさか翠星石のだけ食べられないと言うんじゃないですよね?」 マ「いや、それは平気だけどさ、蒼星石にお土産に持って帰ろうかと思ってさ。」 翠「え?」 その言葉にぎくりとする。 マ「自分ばかり悪い気もするし、それにせっかく美味しく出来てるんだからね。 翠星石のお手製なら蒼星石にも食べさせてあげたら喜ぶんじゃないかな。」 翠「い、い、いや、それはやめておけです。」 蒼星石が自分にこいつを連れ出せと頼んできたのはこっそり料理の支度をするためだ。 それなのに翠星石がやった事のせいでその手料理を美味しく味わってもらえなかったと分かったら信頼を損ねてしまう。 場合によっては先程のジュンのように邪推して出し抜かれたと誤解するかもしれない。 とにかくこの集まりの事を蒼星石に知られてはならない。 マ「なんで?すっごく美味しくできてるじゃない。」 翠「いいですか、考えてもみろです。お前は蒼星石にとって特別な存在ですよね?」 マ「まあ・・・そうだったら嬉しいな。」 翠「で、そんなお前を喜ばせたい一心で蒼星石は今頃一所懸命準備しているはずです。 きっと自分が一番乗りで、自分だけがお祝いしてあげたと思ったほうが喜ぶはずです。」 蒼星石に嫌われないためとは言えこんな事を言わねばならないとは・・・。 しかし今は気乗りしないコイツに食べる気を起こさせるのが最優先だ。 マ「そうかなあ?」 翠「そうですとも!蒼星石の双子の姉が言うんだから間違いないです。 私達も世話になってるから一応お祝いさせてもらいましたがこの事は秘密にしておけですよ?」 マ「・・・うん、分かった。」 翠「じゃあ翠星石も半分食べてやりますから片付けますよ、決定ですっ!」 マ「了解です。」 成り行きで自分も食べる事になってしまったがどうやら丸め込めたようだ。 マ「あー美味しかった。」 翠「やっと・・・片付きましたね。」 先程の言葉通りに二人掛かりで残ったケーキを片付けた。 ちょっと作りすぎたかと後悔を覚えた。 時計を見る。 ケーキを食べるのに時間も食ってしまいもう蒼星石との約束の時間だ。 翠「さあ行きますよ。」 マ「どこへ?」 翠「おまえんちです。」 マ「じゃあ皆にさよならしなきゃ。」 翠「全員事情は知ってるから必要ないです。急げですっ!」 ねむっちまいそうなのろい動きの人間の手を来た時と同じ様に引っ張る。 翠「いいですか、蒼星石がいろいろと用意してくれてるはずですがお前はそれを知らない。」 マ「うん。」 翠「それとちょっとばかし大袈裟に喜んでやれです。」 マ「そうするよ。」 翠「あとさっきの飲み食いのことは秘密。約束ですよ、いいですね?」 マ「うん、約束する。」 そんな事を言い含めていたら到着した。 蒼「あ、お帰りなさい。」 もう準備は終わっていたのだろう、鏡の前で待っていた蒼星石が満面の笑みで出迎えた。 マ「ただいま。ごめんね、何も言わずに遅くなって。」 蒼「別にいいんだよ。何してたの?」 マ「翠星石に引っ張り出されて雛苺や金糸雀達と遊んでたんだ。」 翠「そんな感じですね。子守のお手伝いをさせてました。」 蒼「ふうん。じゃあお夕飯にしようか。」 ウキウキした感じの蒼星石は疑いも持たずに食卓へと向かう。 マ「うわ!!!!」 蒼「驚いた?」 マ「すごいご馳走だね。」 テーブルの上にいろいろな料理が並ぶ。 蒼「今日はマスターの誕生日だからね、頑張っちゃったよ。」 マ「ありがとう!とっても嬉しいよ!!」 お礼を言いながら蒼星石に抱きついた。 蒼星石もまんざらではなさそうで喜んでいる。 普段ならぶっ飛ばしてやりたいところだが、さっき大袈裟に喜べといった手前そうもいかない。 それにコイツはこの後で料理を食べられずにリタイアするのだ。 今は平常心でじっと我慢の子だ。 蒼「うふふ、マスターをビックリさせたくってさ、翠星石に頼んだんだよ。」 マ「なるほどね。」 翠「どういたしましてです。」 屈託なく喜ぶ蒼星石を見ていると後ろめたさを覚えてしまう。 蒼「それでさ、お礼になるかは分からないけど翠星石の分も用意したんだ。 お夕飯を一緒に食べていかないかい?」 翠「えっ?」 蒼「やっぱりさ、マスターも大事だけど翠星石も大事だし。 二人で過ごしたい気もするけれど、大切な人たち皆で過ごせたらなって。」 マ「そうだね、せっかくだから賑やかな方がいいよ。 なんなら今から電話して遅くなるって言えば大丈夫でしょ。」 促されて食卓に着く。 目の前には美味しそうな料理。 蒼星石が心を込めて作ったのだから当然だ。 だがしかし・・・ 蒼「翠星石、ほとんど食べてないね。あまりうまく出来てなかった?」 しばらくして蒼星石が不安そうに聞いてくる。 無論、味が悪いのではない。 あいにく食欲があまり無いのだ。 さっきあれだけ甘い物を食べたので流石にもたれる感じがある。 ドールの自分でもこうなのだから人間はもっと・・・ マ「美味しいよ、ありがとう!」 蒼「どれが一番美味しい?マスターの好きな物を作ったつもりだけど。」 マ「どれも美味しくって一番なんて決められないよ。」 蒼「やだなあ。」 二人とも笑顔で会話が弾んでいる。 そんな話をしながらむしゃむしゃと食べている。 あっという間に山盛りだったはずのご飯が空になってしまった。 蒼「お替わりあるよ?」 マ「じゃあちょうだい♪」 蒼「翠星石もどうだい?」 翠「遠慮しておきますよ。」 自分はお替わりどころか一杯目がまだ大して減っていない。 お茶碗を持って蒼星石の姿が消える。 マ「翠星石小食だね。ダイエット?」 翠「ドールにゃ健康も肥満も何にも無いですよ。 それよりもお前もあれだけお菓子を食べておいてよくバクバク食べられますね。 どんな非常識なお腹をしてるんですか?」 ドールの自分でさえ食欲が失せているというのにコイツは一体何を考えているのだろう。 マ「えー、だって甘い物って別腹じゃん。」 うるさい黙れ。 おかしいのはお腹ではなく頭だったようだ。 コイツは何も考えていない。 きっと頭の中にはプリンかムースでも詰まっているのだろう。 蒼「はい、お替わりだよ。」 マ「わー、ありがとう♪」 蒼「ちょっとよそいすぎたかな?」 マ「平気平気、美味しいから底無しに食べられるって。」 蒼「ふふっ、そう?でも食べ過ぎないでね。」 マ「はーい。」 そう言って非常識な人間が非常識なペースで食べ始めた。 そのまま呆れて見ていると出された料理を食べ尽くしてしまった。 蒼「食後のデザートにケーキもあるよ。翠星石みたいにお菓子作りは得意じゃないけど。」 翠「ケーキですか?」 蒼「うん、レアヨーグルトケーキ。最初はベイクドにするつもりだったんだけどね。 チーズケーキはレアチーズの方が好きだったの思い出して変えたんだ。 調べたら数時間冷やさなきゃいけないから最初からは用意できなくなっちゃったんだけどさ。」 マ「楽しみだなー、きっと美味しいんだろうなー。」 蒼「でもあんなに食べたからきついかな?誕生日ケーキだし先に出せれば良かったんだけどね。」 マ「平気平気、甘い物は別腹って言うじゃない。」 蒼「ふふっ、そうかもね。」 お前は四つの胃を持つ牛人間か。 その別腹はもう使ったんじゃないのか。 まず男が別腹別腹と言うな。 翠「・・・翠星石はもう帰りますよ。」 幸せそうな二人を見ていたらなんだかアホらしくなってきた。 蒼「あれ、翠星石もケーキ食べなよ。」 翠「いいですよ、作ってやった相手にくれてやれです。」 そのまま席を立って鏡へ向かう。 蒼「待って、じゃあお土産に・・・。」 翠「味見はまたの機会でいいです。後は二人でゆっくりやってくれです。」 鏡の中に入ったあたりで後ろから声を掛けられた。 マ「翠星石、今日はいろいろとありがとうね。」 蒼「本当にありがとう。いい姉を持って幸せだよ。」 いろいろと、か。 自分はそんな礼を言われるような事はしていない。 変に嫉妬して邪魔をしようとした自分が恥ずかしくなってそれには応えずに去る。 マ「わーい、ロウソク、ロウソクー♪」 蒼「あ、あのさ・・・せっかく翠星石が気を利かせてくれたんだし、この後は・・・」 終わりの方は聞こえなかったがそんな言葉が聞こえた。 まあ・・・好きにしてくれればいい。 蒼星石が望むのなら自分が口を挟む事ではないのだから。 鞄に入り眠りに就く。 かつての記憶が紡ぎ出される。 蒼星石との楽しい日々。 自分が一番の理解者であり、自分の一番の理解者だったはずの彼女。 ・・・彼女は変わった。 少なくともいい方に変わりつつあると思う。 姉としてはそれが嬉しいと同時に少し寂しい。 それはあの人間と過ごすようになってから、あの人間の影響を受けてからだろう。 だとしたら、今一番蒼星石を理解しているのはあの人間かもしれない。 それならそれでもいい。 双子の絆に結ばれたのは自分だけ。 そういう意味ではあの人間、蒼星石のマスターとは違った意味で一番で居られるのだから。
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――7月6日金曜日―夜― チラッと時計をみる。 あ~あ、もうこんな時間か・・・ とおもわずため息。 新刊のラノベ読んでたらもう夜・・・ まぁどうせあいつは余裕で起きてるんだろうけど・・・明日休みだしネトゲでもしてるのかな・・・ そういえば 夢中になると時間を忘れるってあいつがよく言ってたけど、 たしかに間違ってなかったかも・・・ でもよくエロゲとかギャルゲとかやれるよね・・・ でもなんだかんだで、あいつ・・・・・ とかポーッと考えてたら またあいつのコトを思ってる自分に気付く。 なんでだろう・・みゆきさんとか、つかさとは違う何かがあいつにはあって・・。 会いたいな・・・って、ち、違うから、絶対。そんなんじゃないって、 とひとりで首を振ってみる。 最近わたしは何か変だ。 あいつのコト、やけに意識してる・・・ なんだか暑くなってきた。まだ夏になってすらいないなのに・・ 今、顔赤いかな・・ どおせ明日学校休みだけど そろそろ寝ようかなとか思った、その時 ――ガガガガッ―― 机の上の携帯が振動する。 あれ?、こなたからメールだ・・・ あいつからメールがくるなんて珍しい。なんかあったのかなあ? てか携帯つかうんだ・・ 別にメールじゃなくて電話でいいじゃない・・・ ――今すぐ玄関に出てみてっ―― 時間でいえば もう0時00分を少し過ぎてる頃。 こんな夜中になによ・・・変なコトだったら承知しないからね・・・。とか思いつつも みんなを起こさないように 静かに、ゆっくりと玄関に向かう。 音をたてないように扉を開く。 私の目に入ったのは ・・・・段ボール?? 玄関には 少し大きめの段ボール。手紙付きの。 とりあえず部屋まで運ぼう・・・・と思うけどなかなか重たい 30キロ近くはある・・。んんっ・・ 自分の身体とこなたのためよ!!とか思いながら グッと力をいれもちあげる。 荷物にしては重い・・ それでもなんとか部屋まで運び切った。 自分を思わず褒めたくなる。 なにかしら。こんな時間に段ボールなんて・・。 段ボールに目をやる。この箱はたしか・・・あの引っ越し屋のマークがあるから・・。 段ボールに貼ってある封筒には、 ーかがみへー こなたにしてはキレイな字。やればできるのにやらないのよね・・あいつは。 封筒を剥がし封を開く。 中には便箋(?が一枚、 わざわざボールペンで色付けしてあるし・・ふーん。 こなたにしてはなかなか器用じゃない。 ーーかがみへーー 誕生日おめでとう。 いつも迷惑かけてばっかりでごめんね・・・ とか。 なんかさ、いきなりなんだけど・・ かがみのこと好きになっちゃったみたい・・ 会いたいな。なんか思って。わたしらしくないね。 ではでは。段ボールは丁寧に扱ってくれたまへ。 一瞬、時間が止まったような気がする。『好き・・・』すき?す・・す、すきぃぃぃぃ?! いやいや、唐突すぎるだろこれは。 もうちょっと・・空気をよんでだな・・・ とはいえ なんだかんだで すっごい嬉しいんだけど・・・・ なんか・・もうっ!!照れるじゃない。 「こなた・・・・」 ちいさくつぶやく。今何してるのかな まだ起きてるよね。電話してみよっ! と思って立ち上がったその時。 段ボールが小さく動いた。 うごいた?のか?見間違いかな。 ビクッ・・・ あれ?やっぱりうごいた・・・の? おそるおそる 段ボールに近付く。・・動かないじゃない・・。 とりあえず段ボールの蓋に手をかけて・・ 一気にバリバリっと音を立て上から開く。 ピョコっと何かが飛び出た、 あれ?・・・なんでアホ毛? 一瞬思考が・・・・ 「こ、こここ・・・こなたぁぁぁぁぁ???」 思わず大きな声がぁ・・・ハッ!みんな寝てるんだった。静かにしなきゃ。 そっと 段ボールをのぞきこむ。 そこには・・・ やっぱり 体育座りで縮こまってるあいつの姿が・・ 「かがみん誕生日おめでとうーー」フラフラしながらも立ち上がって笑うこなた。 ってシャレになんないわっ!!と頭の中で思わず突っ込みをいれるわたし。 「・・・・・・。」さすがに今は言葉が出てこない。 「どーしたのかがみん?迷惑だったかな?」とわたしの顔を下からのぞきこむ、こなた。 ・・・・なんかこなたが異常に可愛く感じる・・・。夜だからかな・・。抱き締めたくなる、 こなたに 「かがみん顔赤いよ~~」 といわれ、ハッとした。 遠のいていた意識が戻る。 「な、なにしてんのよっ・・」おもわす一声。 「なにって・・わたしが誕生日プレゼントなの。嫌かな?」笑いながら話すこなた。さすがにこれには反撃はできない。 てかベタなことするもんだね・・あんたぐらいだよ。 まぁ全ッ然嫌じゃないけど・・・ むしろ、会えて嬉しいし・・。 わたしの顔をみて察したように 「あ、嬉しかった?」と聞いてくるこなた。 「べ、別に嬉しくなんか・・」口ごもる。 「図星なかがみんも可愛いよ~」 なっ・なにを・・・・。さらに口ごもるわたし。 ていうか・・ ・・・可愛いのはあんただっ!!・・・言葉にはしないけどね。(というかできない) ベットに顔をうずめる。わたしのほてった顔を隠すつもりで。こなたのコトを見ないように。 ズルズル・・ 這いながら寄ってくるこなた。 しばらく間が開いて 「ねぇかがみん・・・・・・・手紙よんだでしょ?あのさっ・・良かったら返事ききたいな・・なんて。」 い、いまさらそんなことを言うかっ!!こいつっ!! しかし言葉は自然とわたしの口からもれる。 「ば、ばか。そんなコトいわせないでよ。・・・・わたしも、こなたのコト好きなんだから。」 あぁもうっ。わたしはなにをいってるんだ!!ホントに恥ずかしい・・ こなたがニヤニヤしてる・・こいつぅ。 「ねえかがみん。ギュッてしてよ~~~?」 ねだるように耳元でこなたが囁く。 なんか今日のあいつはおかしい・・・とは思いつつ・・ 「し、仕方ないわねっ!!」 気持ちを押し殺しながら返事をするわたし。 そして、 ギュッと こなたを抱き締める。 シャンプーの匂いと軽く汗の匂い。 こなたの匂いだ。 ずっとこのままでいたいぐらいだよ・・・・。本心。 だけどそれはわたしのプライドが許さない。 大好きなこなたと離れる。 は、離れたくないな・・ 今なら、ホントのこと、言っても許してくれるよね。きっと・ おもたい口をひらいて。 「ね、ねえ、こなた・・・」 「なに?かがみん。」 「き、きょ、今日、うちに泊まるんでしょ?・・ 一緒にねてくれないかな・・・い、嫌ならいいけど。」 「・・・・いいよ~?」 あっさり返事するこなた。 わたしはこなたをもういちど、 力いっぱいギュッっと抱き締める。 そのまま、二人でベットに抱き合ったまま寝転がる。 そんな時、こなたと目が合った。 「キス・・していいかな?」こなたがわたしに聞く。 「いいよ・・・・。」 今ならきっとこなたにはどんなわたしでも見せられるだろう。 「こなた・・」 「・・かがみん・・」 軽く、二人の気持ちを確かめるようなキス。 そしてさらにもう一度ギュッと抱き締め合う。 このまま眠ってしまいそう。 今日はゆっくり寝よう、 特別な誕生日の夜を だいすきなヒトと過ごそう。 きっと・・今までで最高に幸せな誕生日になる、 ううん、きっとじゃない。 絶対。 これからも楽しい思い出を、みんなと、こなたと作ろう。 ―――end コメントフォーム 名前 コメント 犯罪者の発想だな -- 名無しさん (2009-12-02 00 09 20) こなたとかがみ、うちにもダンボールで贈られてこないかなあ。 -- 名無しさん (2009-11-29 23 55 57) 朝どうやって家族に説明するんだ。あの家族なら問題ないだろうが… あとこなた0時近くには電車ないハズだから終電からずっと柊家の前で待機か? すごい気合い入った演出だな。そんなこなたに拍手! -- 名有りさん (2009-09-23 17 30 50) スネークかと思ったww -- 名無しさん (2009-09-20 21 16 26) GGGJJJJJJJ!!!!!! -- 名無しさん (2008-04-12 02 22 53) いい作品でした ダンボールこなた萌え -- 名無しさん (2007-10-29 00 34 00)
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誕生日(たんじょうび) 特定の人が産まれた日の事。 共通 FE覚醒からキャラクターに誕生日が設定されるようになった。 キャラによっては特別な日と同じ誕生日のキャラも。 覚醒 キャラの誕生日の日にみんなの部屋へ行くと誕生日イベントが発生する。 キャラ 誕生日 備考 クロム 5/27 リズ 3/6 フレデリク 8/26 ソワレ 12/5 ヴィオール 12/12 ソール 6/16 ヴェイク 12/26 ミリエル 2/12 スミア 11/24 カラム 6/24 ロンクー 10/10 リヒト 5/23 マリアベル 4/14 ガイア 1/2 ifのグレイの誕生日の1日後 ベルベット 11/18 ティアモ 7/7 ifのマトイの誕生日の1日後 グレゴ 1/27 ノノ 9/21 リベラ 7/1 サーリャ 4/2 ifのシャラの誕生日の1日後 オリヴィエ 8/20 セルジュ 10/17 ヘンリー 11/13 サイリ 1/11 バジーリオ 8/13 フラヴィア 10/28 ドニ 6/4 アンナ 6/11 ifのアンナの1日後、風花雪月のアンナの2日後、エンゲージのアンナの3日後 チキ 2/28 ♯FEのチキの発売日と同じ日 ギャンレル 3/16 ヴァルハルト 9/14 エメリナ 12/23 レンハ 7/23 インバース 11/3 パリス 2/9 肉の日 ルキナ 4/20 暗黒竜と光の剣と蒼炎の軌跡が発売された日 ウード 7/15 新・紋章の謎が発売された日、ifのオーディンの誕生日と同じ アズール 8/7 新・暗黒竜と光の剣が発売された日、ifのラズワルドの誕生日と同じ ブレディ 2/22 暁の女神が発売された日 デジェル 9/29 サテラビューでBSアカネイア戦記が放送開始された日 シンシア 5/14 聖戦の系譜が発売された日 セレナ 1/21 紋章の謎とカセット版トラキア776が発売された日、ifのルーナの誕生日と同じ ジェローム 9/1 トラキア776がSFメモリカセットに書き換え可能になった日 マーク 5/5 こどもの日 シャンブレー 3/14 外伝が発売された日 ロラン 4/25 烈火の剣が発売された日 ノワール 10/7 聖魔の光石が発売された日 ンン 3/29 封印の剣が発売された日 if マイキャッスルで今日が誕生日のキャラに話しかけると誕生日イベントが発生。 キャラ 誕生日 備考 ギュンター 6/13 フェリシア 2/19 フローラの双子の妹 ジョーカー 12/3 リンカ 2/5 スズカゼ 10/2 サイゾウの双子の弟 サクラ 4/9 アクア 3/3 カザハナ 3/28 ツバキ 2/7 サイラス 11/1 サイゾウ 10/2 スズカゼの双子の兄 オロチ 6/19 ヒノカ 8/18 アサマ 9/8 セツナ 5/20 ツクヨミ 9/19 オボロ 11/28 ヒナタ 5/10 タクミ 12/14 カゲロウ 7/26 ユウギリ 11/7 ニシキ 7/12 リョウマ 5/1 クリムゾン 8/3 アシュラ 12/21 エリーゼ 3/19 ハロルド 1/24 エルフィ 4/13 オーディン 7/15 覚醒のウードの誕生日と同じ ゼロ 4/22 ニュクス 2/17 カミラ 11/30 ルーナ 1/21 覚醒のセレナの誕生日と同じ ベルカ 2/26 ラズワルド 8/7 覚醒のアズールの誕生日と同じ ピエリ 12/24 ブノワ 3/24 シャーロッテ 5/4 レオン 6/30 フランネル 10/30 マークス 10/27 イザナ 12/29 フウガ 1/8 ユキムラ 4/28 フローラ 2/19 フェリシアの双子の姉 モズメ 10/6 カンナ 4/19 覚醒が発売された日 シグレ 6/6 ディーア 11/16 ゾフィー 7/21 ミドリコ 5/17 シノノメ 8/22 キサラギ 7/4 グレイ 1/1 覚醒のガイアの誕生日の1日前 キヌ 10/20 ヒサメ 9/27 ミタマ 6/26 マトイ 7/6 覚醒のティアモの誕生日の1日前 シャラ 4/1 覚醒のサーリャの誕生日の1日前 ジークベルト 5/28 フォレオ 3/13 イグニス 8/16 ベロア 10/11 ルッツ 9/5 オフェリア 9/15 ソレイユ 8/31 エポニーヌ 1/31 アンナ 6/10 覚醒のアンナの誕生日の1日前、風花雪月のアンナの誕生日の1日後、エンゲージのアンナの2日後 幻影異聞録♯FE(Encore) キャラ 誕生日 備考 樹 7/30 つばさ 12/2 斗馬 6/22 霧亜 7/12 エレオノーラ 1/29 まもり 8/11 弥代 2/10 舞子 2/15 バリィ 2/20 チキ 2/28 正確には誕生日ではなく発売日。覚醒のチキの誕生日と同じ 風花雪月 ゲーム内カレンダーでキャラの誕生日になるとそのキャラに軍資金から花を買って支援値を上げることが出来る。ゲームを進行するとお茶会もできる。 キャラ 誕生日 備考 エーデルガルト 6/22 ヒューベルト 4/17 ドロテア 9/29 フェルディナント 4/30 ベルナデッタ 12/12 カスパル 7/1 ペトラ 9/7 リンハルト 11/7 ディミトリ 12/20 ドゥドゥー 8/31 フェリクス 2/20 メルセデス 5/27 アッシュ 10/17 アネット 5/9 シルヴァン 6/5 イングリット 1/4 クロード 7/24 ヒルダ 2/3 ローレンツ 6/13 ラファエル 5/18 リシテア 2/28 イグナーツ 3/14 マリアンヌ 11/23 レオニー 8/21 ユーリス 8/12 バルタザール 7/9 コンスタンツェ 3/20 ハピ 1/15 レア 1/11 聖セイロスの日 セテス 12/27 聖キッホルの日 アロイス 12/1 マヌエラ 8/3 ハンネマン 2/8 カトリーヌ 9/15 シャミア 3/27 イエリッツァ 3/4 ツィリル 10/25 フレン 7/12 聖セスリーンの日 ギルベルト 1/26 アンナ 6/9 覚醒のアンナの誕生日の2日前、ifのアンナの1日前、エンゲージのアンナの1日後、支援がないので花を送っても効果なし エンゲージ そのキャラの誕生日に贈り物をすることで専用セリフが出る キャラ 誕生日 備考 ヴァンドレ 11/26 フラン 3/10 クランの双子の妹 クラン 3/10 フランの双子の兄 アルフレッド 8/8 ブシュロン 5/11 エーティエ 10/1 セリーヌ 12/18 ルイ 11/4 クロエ 4/27 ジャン 3/31 ディアマンド 4/6 アンバー 2/3 ジェーデ 12/7 スタルーク 10/15 シトリニカ 11/9 ラピス 5/25 ユナカ 7/28 ザフィーア 1/17 アイビー 11/17 カゲツ 12/22 ゼルコバ 8/2 オルテンシア 6/3 ロサード 1/19 ゴルドマリー 7/18 アンナ 6/8 覚醒のアンナの誕生日の3日前、ifのアンナの誕生日の2日前、風花雪月のアンナの1日前 リンデン 6/29 ミスティラ 8/29 パネトネ 10/23 メリン 9/24 フォガート 2/14 パンドロ 1/6 ボネ 5/30 セアダス 4/21 ヴェイル 9/12 モーヴ 9/13 エル 2/24 ラファール 12/31 セレスティア 11/21 グレゴリー 10/17 マデリーン 4/4 ソラ 1/20 エンゲージの発売日
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※ムダな改行は詰めてあります ビーズあそびっ! 2011-07-12 22 45 09 テーマ:ブログ お誕生日に 小春に プレゼントした こちらの カラフルビーズに すっかりはまってしまった小春ですっ! 一緒に ビーズアートをしていって 完成っ!ってその時、ガシャャン せっかくの 出来上がりを ものの何秒かで やっちまいました(笑) 続けて あたしの 作ったお馬さんまで 手がぶつかり、ガシャャン 怒られ しゅんとした ガックシ小春! 諦めず もう一度 やりとげて ネックレスに してあげました 小春が作ってくれた ハートは キーケースに くっつけました きがついたら 大人のあたしが ビーズにはまってたよ(笑) снιнаrц 遊びで作っていたビーズを、娘に壊されたと怒る母親。 しかもそれはわざとではなく、手がぶつかってしまっただけ。 その後は諦めなかったあたし。もう一度チャレンジしたあたし。やりとげたあたし。 そうしてできた作品をネックレスにしてあげるあたし。 ガックシ小春!の写真。 怒られて落ち込んでる娘にカメラを向ける母親。 ネックレスをいただいた小春。 理不尽に怒られた後だからか、表情が暗い。 バースデーケーキは本名じゃなく、お仕事の時のお名前。 自宅での誕生日パーティーなのに、お仕事の時のお名前。 「ブログはビジネスではない」と言っていたのに、お仕事の時のお名前。
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「おはよう、カーナ!」 「おはようございます、リファーリン。」 ここは特別警察研究所。特別警察の直属研究機関だ。ヤパエオ(日本)で言うならば科捜研といったあたりだろうか。特別警察には直属の専門検視チームは無かったが近年の必要性に迫られ、設立されたのがこのFhanka faixese d Lbeal―FFLA 特別警察研究所である。カーナとリファーリンはこのFFLAの第116研究室通称FFLA116に配属されている。 「カーナ、ここに例の試料を置いておくね。」 「分りましたわ。」 カーナは試料を取りながらカレンダーを眺める。来週の火曜日に丸が付いている。 ―もうすぐ、リファーリンの誕生日ですわ。 「えぁ!カーナ!なにしてらぁ!」 独特の口調、その声の主はもちろん、 「あっ、ヴァレス。おはようございます。」 ヴァレス・ゲーン、彼もFFLA116の職員である。彼の性格らしくなく白衣を着ながら、奥の部屋で薬品を使った検査をやっていたところであろう。 「今日はどうしたんだぁ?なんか元気が無いねぁ」 「それがですね……ヴァレス……」 それを言った瞬間、FFLA116の出入り口がおもむろに開いた。 「失礼します、特別警察警護部のレシェールです。試料検査をお願いしに着たんですが。」 横には、もう一人見覚えのある人物が居た。 レシェール・ラヴュールだった。 クラディア、ラヴュール、ヴァレス、カーナ、四人はデスクを囲んでいた。 「リファーリンの誕生日……ですか……」 「そうなんですの、彼女と復縁してから最初の誕生日、特別な日にしたいと思ってて。」 ヴァレスは首を斜めにする。 「普通に祝えばぁいいんじゃぇないんかぇ?」 「だめだね、それじゃ特別な日にならないよ。」 ラヴュールが言う。 特別な日と言われても何が特別なのかも分らない。 クラディアは全く分らなかった。 彼女の過去の禍根はここにまで影を落としていた。 しかし、今際そんなことを言っててはカーナや皆の意気を落とすだけだ。 「私は、心がこもった行為なら何でも嬉しいと思いますよ。」 「そうですか……」 自分からはこれ以上は言いようがなかった。 「あ、そうだ、これとかどうかな。」 そう言いながら、ラヴュールは立ち上がりポケットの中から何かを取り出してデスクに晒す。 「ラズ・デパート?」 そこには新装開店などと文字が並んでいた。 「中央フェーユに大型の複合型ストアが出来るらしい。ここに二人で行ってみてはどうかな。」 さすが、ラヴュール。自殺さえしなければ頼れるいい男である。 そんなことを思いながら、カーナの顔を見上げる。 「これで行きますわ。」 どうやら方針は決まったようであった。 「リファーリン、今日は貴方の誕生日でしょう?だから、近くにできたラズ・デパートに行きませんか?」 「いいね。」 リファーリンが答える。 意気揚々と家をリファーリンと出発すると横にサングラスの人間が三人居た。 茂みから三つの頭が出ている。唇だけ動かして何か伝えようとしている。 「……(が)」 「……(ん)」 「……(ば)」 「チッ」 多分、クラディアとヴァレスとラヴュールであろう。なんでついてきたし。 まぁ、リファーリンは気付いていないようだしいいか……。 「とりあえず、バス停まで徒歩で移動ですわ。」 「うん。」 「とりあえず、順調に進んでいるようですね。」 茂みから顔を出してクラディアが言う。 サングラスと要らないであろうちょび髭をつけている。 「あのさぁ、こんな事やってるくらいなら仕事に戻らないかい?」 ラヴュールも茂みから顔を出す。 僕自身あまり乗り気では無い。 「いやいやぁ、こんなぇことでもぉ、特別警察ぅの素質ぁがぁ問われるぁ」 第三の顔が茂みから出る。 もちろんヴァレスだ。 「そうかなぁ、と言うかその前にこのちょび髭要るの?」 「要らない。」 「そうじゃないんですよ!!!」と叫びながらクラディアが立ち上がる。 「こういうのは雰囲気か重要なんですよ、雰囲気。分りますか!?」 「わからねぇよ!てか、お前そんなキャラだっけ!?!?」 思わず大声を出してしまった。ばれるから止めろと言いながら二人に制止される。 「ん?今、ラヴュールの声が聞こえたような……?」 「え、ええ?わ、わたくしは聞こえませんでしたけど……」 額から零れ落ちそうな汗を拭き取る。 野郎どものせいで計画が潰れそうじゃないか……。 てか、ラヴュール……あなた、企画者じゃないの……。 バス停にはつくことができた。 ここからラズ・デパートは少し時間がかかる。それまで、リファーリンと静かな空間を共有できれば良いのだが。 「カーナ、ほら見て!ファールリューディアだよ。」 「あら、噂に違わず綺麗な所ですわね。」 引きつった笑顔がリファーリンの疑問を引き出したかは分らないが、カーナは何時あの三人がまた出てくるか気が気でならなかった。 「バ、バスに乗り遅れました!」 「今度はどうしたんだ、クラディア……」 ラヴュールが呆れ顔で尋ねる。 「カーナとリファーリンを載せたバスは今から3分20秒前にこのバス停留所を出発しました!!」 バスの運行電子掲示板を指差しながらクラディアはぴょんぴょん跳ねている。 「それがどうしたんだよ……」 「私たちはカーナを無事にリファーリンに楽しませる任務を行わせる義務があります。」 無いよ。クラディア……。 「だから、私たちはカーナを尾行し、安全にこの任務を遂行させる必要があります!!!」 「すっげぇ、すっげぇ無理な任務遂行観念!!!」 また思わず叫んでしまったが、クラディアの後でヴァレスが機械を弄りながら何かをしていた。 「やばいぇぞぉ、二人ともぁ!バスのぉ400m先が渋滞だ。」 「な、なんですって!?」 クラディアがオーバーリアクションを披露する。絶対君も疲れているだろ……。 そう思ったが最後、クラディアが立ち上がってこういった。 「私が渋滞を整理します。こうなったら、車を全て破壊するしかありません。」 「は?」 「それではまた。」 そういった瞬間、クラディアは飛び立ってしまった。 一瞬何を言ったか良く分らなかったが、多分彼女はこういった。 『車を全て破壊するしかありません。』 「なんでそうなるんだよ!?!?おかしいだろ!?!?大丈夫か、クラディア君!?!?」 「まぁ、おちつけぇこのぉ特警研ぅ開発ぅのスーパーオチツケールぅをぉ飲むんだぇ」 「そんな内容物不明な、薬品のみたくねぇ!!!てか、特警研何開発してんだよ!!!」 「まぁ、内容物はただのケール100%だぇ。」 「青汁じゃねぇか!」 だが、今は特警研開発スーパーオチツケールのことを案じている場合じゃない。 「クラディア君を追わねば!彼女は渋滞している車両を全部破壊する気だ!!!」 「まぁ、まぁ、ラヴュール君ぅ、このぉスーパーオチツケー」 「うるせぇよ!!!」 ヴァレスを触れて、WPで高圧電流を流す。 「あばばばばばばb」 「やってしまった……しかし、車に乗っている連邦人数十人の命には代えられない。行かなければ!」 ラヴュールはウェールフープの電撃で飛び立った。 「カーナ~。」 リファーリンが横のカーナを呼ぶ。 「なんでしょう、リファーリン?」 嬉々としてリファーリンに返答する。もう結構な時間は経った。多分あの三人はこれ以上は追ってこないはず。 と、ほっとしたのもつかの間、リファーリンの言葉によってそれは打ち切られた。 「前、結構渋滞しているみたいだよ。」 「え。」 バスの車窓から前方を見る。長そうな車の列、渋滞は……40分待ち!? これは酷い。あの邪魔くさい三人を振り切っても、それでも私たち二人を阻む壁があるとは……。 とはいえ、渋滞はどうしようもない。これも一つ、リファーリンの誕生日に免じて待ってあげよう。 と、気持ちを落ち着かせたと思えば、何故かバスの中が冷えてきているのに気付いた。 『なんか、寒いなぁ』 『バスの運転手さん~暖房つけてくれない~?』 乗客がそんなことを言っている瞬間に前の車両が一つづつ消滅していた。 「あ、渋滞解けたみたいだよ?」 「本当ですわね……」 いつの間に車両が消えたんだろうか……。 謎が深まっていくが、まあいいだろう……。 「ふー、これで一応大丈夫ですね。」 「おい、おいクラディア君!?!?」 空から颯爽に現れたのはラヴュールだ。 「ああ、ラヴュール。渋滞車両なら今片付けたところですよ。」 「車を何処にやったんだい。」 そう訊いた途端にクラディアは上を指差す。 「空」 「は?」 そういった瞬間、ヒューという風を切る音が聞こえ、上を向いて見るとそこには自動車数台が落ちてきているのが確認できた。 「おい、おい、おい……。」 「あ、ラヴュールそこは危ないですよ。車がk」 ボスッ ラヴュールの眼前に車が落ちてきた。クラディア自身潰れてしまったが多分ケートニアーだから大丈夫だろう、多分。 「クラディアの遺志、ちゃんと受け取ったぇ。」 振り向くとそこにはヴァレス。遺志って、クラディアは多分死んでないぞ。 「ヴァレス君、今度は何をするつもりなんだ……」 「彼女達ぃの前にぁ立ちはだかる障壁ぃは、全て壊すぁ。それが、たとえ衣服だとしてもぁ。」 そういって、ヴァレスはラヴュールの目の前を去っていった。 「……。」 『それが、たとえ衣服だとしてもぁ。』 やべぇ、ヴァレスの奴。カーナとリファーリンの服を引っぺがすつもりだ!!! なんで、こうアホが集まっているんだ特別警察!!! 「止めねば……」 ラヴュールは、ラズ・デパートへ走り出した。 落下する車の雨を避けながら。 「着いたね、ここがラズ・デパートかぁ~」 「それじゃあ、とりあえず一店づつ回っていきましょうリファーリン。」 なんか予想より早く着いてしまった。 二人はデパートの巨大な出入り口よりその中に入っていった。 まずはファッション関係、ポップな服を取り扱う大手ブランドがここに出店しているらしい。 「うわ~これとかカーナに似合いそうだなぁ」 「えぁ、え~お客様ぁ、え~これとかお似合いだと、え~思いますよぁ~。」 なんか変な店員が居る。 デュイン方言ぽい喋り、これはどこかで聞いた様な。 「あ。」 こいつ……ヴァレスだ……。 「ちょっと、待っててね。リファーリン。」 そういって、変な店員を店の裏に連れてゆく。 「貴方、ヴァレスですわね……?」 「左様、じゃなくて、何のことでしょうお客様ァハハ」 「ふざけるなよ、次邪魔を入れたら血が飛ぶぞ。」 「うぃっす。」 ヴァレスは硬直していたが、すぐに消え去った。 多分、ラズ・デパートからはどっかに行ったと思われる。 安心したカーナはリファーリンの元にもとっていった。 「うむむ……。」 ラズ・デパートの中でラヴュールは唸っていた。 リファーリンとカーナが何処にいるか分からないからだ。 早く見つけねば大惨事になりかねない。 「手当たり次第当たるしかないか……」
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Birthday 誕生日【たんじょうび】 概要キャラクターの誕生日 隠れキャラの誕生日 主人公の誕生日 関連項目 概要 各作品において、ゲーム開始時にプレイヤーが設定するプロフィールの1つ。 なお、『1』では主人公の設定の後に藤崎詩織の誕生日と血液型を設定する事になる。 各キャラの誕生日については各々のキャラクター欄および各作品のスケジュールを参照のこと。 キャラクターの誕生日 幼なじみキャラの場合は最初から知っているが、それ以外の場合は情報キャラから電話で確認するか、本人から教えてもらう事で、初めてプレゼントを渡すことが出来る。 勿論、各キャラ毎にプレゼントの好き嫌いはあるが、リッチの概念が無い『3』以前ではそのキャラが一番喜ぶものを選べば良い。 『1』では、詩織以外のキャラは早乙女好雄から情報を聞かないと、誕生日が分からずプレゼントが贈れない。 これは、好雄の妹・早乙女優美も例外ではないのだが、優美の電話番号は当然の如く好雄と同じなので、情報を聞くまでも無くデートには誘える。 そのため、彼女の誕生日を聞かないで放置するプレイヤーが後を絶たないとか…。 情報を聞いていなければ、そのキャラの誕生日をスルーしても傷心度が上昇しないという事も大きな理由だろう(誕生日を任意に設定できる詩織は除く)。 余談だが、好雄の誕生日は入学式・2年目の始業式・進路指導と強制イベント発生の日と重なるため、『ときめきの放課後』まで祝われる事は無かった。 『2』では、誕生日が日曜日になるキャラが多数おり、その日にデートの予定が無い場合、主人公はプレゼントを渡すためにそのキャラの自宅を訪問する事になり、友好以上の場合は家の中に入れてもらえる事があるが、必ずという訳では無く、特に水無月琴子・一文字茜・伊集院メイらは、ギリギリ友好程度ではまず中に入れてくれない。 陽ノ下光と白雪姉妹の場合は、条件を満たす事でイベントが発生する。 なお、日曜日に誕生日を迎えるキャラは、1年目が赤井ほむらと佐倉楓子、2年目が光と一文字、3年目は水無月と八重花桜梨・メイ・白雪姉妹。 その日が誕生日のキャラとデートをした場合は、デート後に渡す事になる。 誕生日が1月1日である寿美幸の場合は、一緒に初詣に行かないとプレゼントを渡す事が出来ない。 『1』と異なり、坂城匠からキャラの情報を入手しているかどうかに関わらず、誕生日を無視するとそのキャラの傷心度が上昇し、友好度も下がるので注意。 ディスク2の内にときめくキャラが佐倉しかいないため分かりにくいが、プレゼントの効果は大きい。 ときめき度の抑制という点では、休日を使う事になるが誕生日を無視して1回デートを入れた方が有効である。 「主人公逃げられる」が見てみたいという場合は、八重にも渡さないか、喜ばないプレゼントを渡す方が良い。 誕生日プレゼントの評価は以下の通り。 ときめき度 友好度 傷心度 とても喜んでくれた +2 +1 -15 まあまあ喜んでくれた +1 +1 -10 失敗だったかな 0 -1 +10 何も渡さない 0 -1 +5 とても喜んでくれたプレゼントで、好きでも嫌いでもない場所でのデートでわりと良い印象を与えたぐらいと同じ評価である。 『3』では、情報キャラがいない為、追加デートを発生させて女の子に誕生日を聞かなくてはいけない(牧原優紀子の誕生日すら知らない)。 また、プレゼントも用意された選択肢の中から選ぶのでは無く、趣味コマンドで制作するなどして入手したアイテムをあげる事になるので面倒な部分はあるが、実は神条芹華以外のキャラはバラのブーケで充分だったりする。 特に、初回のプレゼントは効果が大きいため、なるべく逃さないようにしたい。 『4』では、誕生日前日(誕生日が月曜日の場合は2日前の土曜日)にプレゼント購入イベントが発生する。 プレゼントの購入にはリッチが必要で、特に皐月優に喜んでもらう為には、2年目に50リッチ・3年目は60リッチとかなり高価な物を贈る事になる。 特技・節約上手による割引も効かないので、資金には余裕を持たせておこう。 リッチを消費したくない場合は「笑顔」という選択肢もあるが、容姿が150以上あれば相手の傷心度を上げずに済むうえに、まあまあ喜んでくれるプレゼントと同等の効果がある。本命キャラで無いのならこれでも十分だろう。(ただし勲章・コレクターは女性キャラに贈るプレゼントも収集の対象になる) 容姿が149以下の場合、笑顔をプレゼントすると誕生日を無視するよりも相手の傷心度が多く上昇してしまうので、容姿も低く金も無く…という状態なら誕生日を無視する方がまだマシである。 GSシリーズでは、誕生日プレゼントは基本的に1リッチ、3年目のみに登場するものでも3リッチと、何故か服よりも安い。 また、『GS2』以降は女友達にもプレゼントをあげる事が出来る(花椿姉妹は双子のため、同時にそれぞれへのプレゼントをあげることになる)。 『3』以外のナンバリングシリーズとは異なり、幼なじみキャラでも誕生日を知らない状態から始まる。 『GS4』の御影小次郎のみ、自己紹介の際に誕生日まで言うため、情報キャラに聞かずとも知っている状態で始まる。 一部例外もあるが、長期休暇期間中(7月下旬~8月など)や年度末・年度始め(3・4月)に誕生日が設定されている通常攻略キャラは少ない。後者の場合は、誕生日プレゼントを渡せる回数による都合だろう。 (『GS1』の関連書籍で紺野玉緒の誕生日が3月29日に設定されていたが、『GS3』で攻略キャラになった際に1月19日に変更されている) 特に、『4』とGSシリーズでは誕生日プレゼントを渡せるキャラは3年間日曜日にかからないように設定されている。 異なる作品で同じ誕生日のキャラクターは以下の通り。 郡山知姫と氷室一紀(7月14日) 須藤瑞希と花椿カレン(7月16日) 日比谷渉と若王子貴文(9月4日) 皐月優と白羽大地(10月14日) 水無月琴子と柊夜ノ介(12月2日) 寿美幸と花椿吾郎(1月1日) 九段下舞佳と有沢志穂(1月20日) 七河姉弟と水島密(2月2日) 野咲すみれと白羽空也(3月1日) 隠れキャラの誕生日 誕生日プレゼントを渡すことができる隠れキャラは、『3』の渡井かずみと和泉穂多琉、『4』の大倉都子と七河瑠依の4人。 都子は幼なじみなので誕生日は最初から知っているが、瑠依の場合はイベントで彼女から電話番号を教えてもらった時点で知っている。 『3』の2人の場合は、登場させるのが少々面倒くさい上に、通常キャラ同様に追加デートを起こさないと誕生日を聞くことが出来ないので大変である。 『2』の白雪真帆の場合は、評価に関わり無く白雪美帆に渡す事になり、真帆に直接渡す事は出来ない。 3年目の誕生日当日に真帆とデートをした場合は、一応真帆に渡す事が出来るが、好感度を上昇させる効果があるのかは不明。 主人公の誕生日 主人公の誕生日には、仲の良い異性からプレゼントを貰える。 ただ、1年目は誕生日が早い場合、ときめき度・友好度が足りず、なかなか貰えない。 どうしても1年目からプレゼントを貰いたい場合は、主人公の誕生日を1~2月頃に設定すると良いだろう。 『1』においては、主人公と詩織の誕生日を同じ日かつ3月の日曜日になるように設定するとイベントが発生する。 『2』と『GS1』では、誕生日を休日に設定してその日にデート(1月1日なら初詣)をすると仲が良くなくても(好感度が普通状態でも)プレゼントを貰える。 『2』では、誕生日の時点で友好以上のキャラがいる場合にプレゼントを貰える可能性がある。 ギリギリ友好程度だと、リロードする事によって貰えたり貰えなかったりと違う結果になる事もあるので、一度貰えなかったからといって、すぐに諦めず数回リロードしてみると良いだろう。 また、主人公に対する評価が近接しているキャラが複数いる時も、リロードによって違うキャラがプレゼントをくれる場合もある。 プレゼントをくれる場所は基本的に廊下だが、光と華澄先生のみ場所が異なる。 光は校門の前で渡してくれるのだが、登校早々にくれるところが彼女の主人公に対する思い入れを示していると言えようか。 華澄は下校時に声を掛けてきて車の中で渡してくれる。やはり立場上、他の生徒の前では渡し辛いのだろう。 下校イベントと同様に華澄が声を掛けてくるので、プレゼントが欲しいなら絶対に断らないように。 『4』では、平日では評価が友好以上のキャラ全員(爆弾に点火されている者を除く)から、休日では友好以上で最も評価の高いキャラからのみプレゼントが貰える。 (そのキャラがギリギリ友好程度の好感度の場合は貰えない場合もあり) 本作では、誕生日プレゼントもアイテムとして扱われ、装備するとプレゼントをくれたキャラのときめき度・友好度が上がりやすくなる(食べ物やサプリは除く)ので、極力主人公の誕生日は平日にすべきだろう。 (特にプレゼントが貰える可能性が大きい2・3年目) 『GS2』以降は、友好以上であれば、男性キャラクターに加えて女性キャラクターからもプレゼントを貰える(『GS4』の花椿姉妹はどちらか1人が普通以下でも2人で渡しにくる)。 GSシリーズでは、各王子につき1種類、アクセサリーとして使用可能なものが存在する(ホワイトデーにくれる場合もある)。 修学旅行期間中に誕生日を設定した場合、プレゼントは後日貰うことになる。 また、後輩キャラも当然だが修学旅行に行っており、3年目のこの期間に他キャラが友好以上だとそっちが優先されてしまい、プレゼントが貰えなくなるので注意が必要である。 ちなみに、『1』~『3』と『GS1』では、好感度が一定以上で一番評価の高い異性からしか貰えない。 例外として『1』の場合、誕生日を2月14日に設定すると、最大で3人からプレゼントを貰うことも可能。 また、SFC版『1』の場合は、好感度が一定上であれば最大3人から貰えるが、渡されるシーンは無く夜に主人公の部屋の画面でテロップが表示されるだけである。 PCエンジン版も同一の仕様で「○○(主人公名)、カンゲキィ!」と、西城◯樹のモノマネらしき独り言を言う。 『GS1』では誰からもプレゼントが貰えない場合、尽から嫌味を言われるだけだが、『GS2』では音成遊からプレゼントが貰える。 関連項目 用語 行事・イベント 2人一緒の誕生日