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《GM》 †Heroine Crisis TRPG† 《GM》 ~ランドリューフ戦記~ 《GM》 《GM》 【淫悦の闘技場Ⅱ】 《GM》 《GM》 ◆オープニング 《GM》 君は流れ流れて帝都クレスフレウに参りました。 《GM》 この街には凶悪な怪物のひしめくダンジョンにさらにはつわものの集う闇の地下闘技場。 《GM》 およそ腕に覚えのあるものなら稼ぐに事欠かないスポットが多いことで有名です 《アリル》 【アリル】「これで5人抜きッスー!」 わほい!と、敵の血にぬれた拳をふき取りながら歓声にこたえる。 《GM》 では外れ券が舞い散る中控え室に戻った君に来客があります 《アリル》 ほいほい。どんなのかしらね 《GM》 ノックの音がして「失礼、先ほどの試合を見せていただきました」 《GM》 黒ずくめの小柄な老人がモノクルを撫でながら「いやあお強い、あなたなら噂の迷宮闘技場でも勝ち抜けるでしょう」 《GM》 「どうです?その気があるなら手配をいたしますが」と持ちかけてきますね 《アリル》 【アリル】「何ッスか、その迷宮闘技場って。そこいったらねーちゃんの情報手に入るッスか?」 汗をふきながら首をかしげて。 《GM》 「怪物とも戦える非合法の闘技場ですよ。まあ、その分報酬も半端ではありませんが」もっとも参加は女性に限られますが、と含み笑いをして 《GM》 「お姉さん?まあ、王者にでもなればその程度の情報は幾らでも買えるでしょうが」とひょんな顔で応じますね 《アリル》 【アリル】「なんで女性だけなんスか?制限あるんスか?メイデン限定とかッスか?」 と、首をかしげてから。 「まぁ、ねーちゃんと会えるんなら何処でも行くッスよ!ここでヤってたのも、ねーちゃん探しッスからね!」 《GM》 「話のわかる方で助かります。ではこちらに・・」と案内されますがついていきます? 《アリル》 もちろん! 《GM》 では一応シーンを変えますね 《GM》 《GM》 ◆ミドルⅠ 《GM》 ~迷宮闘技場~ 《GM》 では目隠しをされてかび臭いダンジョンに連れ込まれ、延々と歩くこと半日ほど。 《アリル》 【アリル】「まだ目隠しはずせないッスかー?いい加減うんざりッスよー…」 《GM》 さすがに罠にでもはめられたのではないかと思う頃に目隠しごしに周囲が明るくなりまして 《GM》 目隠しが外され、暗黒のダンジョンとは思えない光と熱と、歓声が扉越しに君を襲います 《GM》 同時にですね。 《GM》 がちゃり。と音がして君の手足に冷たい感触がします。 《GM》 「失礼、これも規則ですので。選手の方が契約を反故にして逃げ出さないように・・ね」 《GM》 薄笑いを浮かべる老人の周りには同じような服の屈強な男たち 《アリル》 【アリル】「やぁっと明るくなってきたッスかー。…うん、この歓声は間違いなく闘技場ッスね!」 と、喜んだところで手足に枷をとりつけられ。 「む、でも、これで動きを阻害するようじゃ、戦う意味薄いッスよ?」 と、じゃらじゃら音をならしながら枷をゆらし。 《GM》 かくして君は[拘束]を受けた上で未知の怪物たちと戦うことになります 《アリル》 常時拘束!? 《GM》 「いえいえ。戦う意味はあります・・抵抗しない獲物が嬲られてもお客様は喜びませんから」そう言って笑うと、背を向ける 《アリル》 【アリル】「む?どういう意味ッスか?獲物なんて、私の手にかかればイチコロッスよ!」 《GM》 「ええ、期待しております」その声が遠ざかると 《GM》 黒服の男たちが君に明かりの漏れる扉へ向かうように促します 《アリル》 じゃあ、鎖のじゃりじゃりする音をたてながら扉を押し開き。 《GM》 では、君は淫靡なる罠の存在も知らぬままその扉を開いた・・ 《GM》 《GM》 というところで解説。 《GM》 ここから先は拘束されたままで一対一の戦闘が続きます 《GM》 無論逃走を試みても構いませんが、ちょいと難しいでしょうね 《アリル》 むいむい。 《GM》 戦ったほうがまだマシ、ともいえます 《アリル》 そのレベルか!了解! 《GM》 闘士には約三戦闘が課されるというかそこまで持つものは稀ですが。 《アリル》 【アリル】「私にかかれば3回くらい一ひねりっすよ!」 《GM》 勝ち抜けば一旦は拘束を外されて休息を与えられることもあるのでそれを希望に戦うものも多いです 《GM》 と、黒服の男たちが教えてくれた感じですね 《GM》 まあ勝ち抜いても秘密を護るために軟禁されることが多々ありますが(笑 《GM》 では試合開始でいいかな? 《アリル》 おっけ! 《GM》 でーは。 《GM》 《GM》 「コカトリスの方角!みんな大好き迷宮の頼れる陵辱GUY、オークの兄貴だーッ」 《GM》 会場が沸いてでかい腹を揺らした豚の怪物がのしのしと歩み出てくる 《GM》 アリルは鎖を鳴らしながらその逆側から登場することとなりますが・・ 《アリル》 【アリル】「オークッスか、ふふん、よゆーッスよ!」 くるくるっ!とジャンプ前転しながらしゅたっと着地。鎖のしゃらん、という音も響かせながら、獣の皮で作ったマントを揺らして。 《GM》 「そして今回の犠牲者、もといルーキー!表の闘技場じゃ負け知らず!南国からの舞姫、アリル嬢だー!!」と遅ればせながら的確な紹介が。 《アリル》 【アリル】「解説ー!犠牲者はオークッスよ!」 《GM》 「このとおり大変いきがよろしい!どんな媚態を魅せてくれるかたのしみです!」 《GM》 というわけで観客の卑猥な期待を込めた視線が君に絡みつきます 《GM》 ・・というところで戦闘開始でいいかな 《アリル》 【アリル】「なんか視線がいつもと違うッスね、でも平気ッス、いつもと一緒!刺激刺激!」 《アリル》 おっけー! 《GM》 【オーク】「ぶふふ、ちびが、俺のグレイトアックスで泣き喚いてもゆるさねえぞ、ぶふう・・」 《GM》 といいつつ君よりIVは低いのだった 《GM》 お先にどうぞ! 《アリル》 【アリル】「わたしのこぶしがまっかにもえるー!」 《アリル》 エンゲージは同じ? 《GM》 あ、エンゲージというか 《GM》 一対一なんでおたがい前衛w 《アリル》 おっけ! 《アリル》 バーニングヒットで、殴るよ!炎属性! 《アリル》 - 3D6+3 = [6,4,2]+3 = 15 《アリル》 あ 《アリル》 拘束状態なので-4で11だ 《GM》 普通に喰らいまして、だが1点だけ止めよう 《GM》 では普通に斧を振りかざして殴るぜ 《アリル》 【アリル】「所詮ザコっす!」 《GM》 - 2D6+6 = [1,3]+6 = 10 《アリル》 ガーディングで7点けずって3、足にもらって足が残り1! 《GM》 うい、では反撃どうぞ 《アリル》 ざく、っと振りかぶられた斧を足で受け止め、にやりと笑みを浮かべる! 《アリル》 同じ攻撃だ! 《アリル》 - 3D6+3-4 = [3,3,4]+3-4 = 9 《GM》 8点くらうがもとがタフなので脂肪に阻まれる! 《GM》 拘束がなければ即死だった(かも 《GM》 では反撃だ!「ぶるあああああッ!!」 《GM》 - 2D6+6 = [3,3]+6 = 12 《GM》 神はいた 《GM》 水着につきHPにダメージですな 《GM》 さあ、ガード後好きなアクトをするといいよ 《アリル》 おおっと 《アリル》 んー、じゃあ、過敏な突起かな。ガーディングで7減らして5もらう。 《アリル》 【アリル】「その程度の攻撃、らくしょ…っひゃわぁんっ!?」 続く攻撃を受け止めようとしたところで、たまたま相手の膝が股間にめり込み。ぐりゅ、っと肉芽をすりつぶされたことで、刺激により声を漏らしてしまい。 《GM》 「へっ、男みたいななりをしてるから玉でもついてるかと思ったぜ」 《GM》 調子に乗って膝で君のまたぐらをぐりぐりと嬲ってくる豚の怪物 《GM》 間近で掛かる臭い息とよだれがおぞましさを掻き立てますね 《アリル》 【アリル】「ひゃ、っふあ!?ななな、何してるッスか、この獣!んんっ!」 オークの膝相手に刺激を与えられてびくんびくんと背中を震わせ。あわててどん!と突き放して離れ。顔は真っ赤になり、息もあらく、腰部分の布地はねじれてしまっており。 《GM》 「ひゃははは!闘技場のベテランもおまたのほうはおぼこらしいぜえ」「まさにルーキーだな、そんなことじゃこの先つらいぜ、くろんぼのお嬢ちゃん!」 《アリル》 【アリル】「何のことッスか!こんなこと、別に知らなくても戦えるッスよ!」むきー!と顔をあかくしながら両手をふって。 《GM》 そんな心無い野次と欲望に滾った視線が君の褐色の肌と見えてしまう股間に注がれて・・ 《GM》 というところで反撃どうぞ 《アリル》 もっかい同じこんぼー!こんどこそ! 《アリル》 - 3D6+3-4 = [5,4,1]+3-4 = 9 《GM》 あ、うん 《GM》 ・・26だから微妙に落ちない。アーマーがなければ即死だった 《アリル》 なんだとぅ!? 《GM》 では瀕死で反撃だー 《アリル》 【アリル】「これで、まだだめッスか!?タフっすね、この変態オーく!」 《GM》 - 2D6+6 = [3,3]+6 = 12 《GM》 うわあ 《アリル》 うわぁ 《GM》 じりじりHPが削られちゃう! 《アリル》 ガーディングで7へらして5点HP 《アリル》 HP28/胸16/腰16/足1 《GM》 APと違って回復できんしな・・さておきアクトはあるかいっ 《アリル》 でも今回はアクトなし、さっきと同じく膝で股間せめられ、ひぃひぃ泣きながら逃げてます。少し股間の布地に湿り気を感じて、嫌そうな顔をしてますが。 《GM》 は、ではどうぞ 《GM》 流石に次で堕ちますが! 《アリル》 【アリル】「この、変態オーク!許さないッス、んんっ!」 と、少しあえぎながら、パンチ!確定ならダイスふらなくてよいかしら 《GM》 ですね。 《アリル》 よし、倒した! 《GM》 では「ぶべらっ!?」と顔面から脳漿を散らして倒れる豚の怪物 《GM》 「・・オーク脂肪もとい死亡確認!勝者、アリル!」 《アリル》 【アリル】「ふいーっ、この変態オーク、何とか倒したッスけど…っく、この声どうにかならないッスか!?」 両手をぱん!とうちならし、ブーイングのなる観客に肩をおとし。 《GM》 担架で死骸が片付けられつつ君は闘技場を後にします 《GM》 控え室に戻ったら一応シーンを変えますね 《アリル》 あい! 《GM》 では。 《GM》 《GM》 ◆ミドルⅡ 《GM》 ~二回戦~ 《GM》 しばしの休憩が与えられて、軽い食事と水が出されます 《GM》 闘技場からは今も歓声が響き時折女性の悲鳴や怪物の咆哮が聞こえますね 《アリル》 【アリル】「うまうまーッス!…けど、なんか変わった悲鳴が聞こえるッスねぇ?」 《GM》 やがて再びドアが叩かれて、次の試合が始まる旨が告げられます 《アリル》 【アリル】「次ッスか?次はあんな変態はやめてほしいッスよ!」と返事して。 《GM》 「かわいそうにな、次でこわされちまうか」「こんな子供じゃ尻から前まで繋がっちまうだろうよ」よくわからない男たちの会話が聞こえてきますが 《GM》 ともあれ、君は次の試合へと向かいます。OK? 《アリル》 おっけーですよ 《アリル》 【アリル】「何の話してるか、さっぱりッスねぇ」 とかいってます。 《GM》 《GM》 では 《GM》 「ワームの方角、南蛮の舞姫アリル!」 《GM》 眩しい光の溢れる闘技場に立ったきみのまえに歩みだしたのは・・ 《GM》 「フンババの方角・・密林の狂獣、マッドエイプ!彼ならやってくれる!きっと観客の期待にこたえてくれることでしょう・・!」 《GM》 君の倍以上の巨体の魔猿がだるそうにドラミングして・・ 《GM》 アリルを見ると「ちっちっ」と言わんばかりに指を振って舐めきった態度で待ち受けていますね 《アリル》 【アリル】「そんななめくさった顔、すぐにぶっつぶしてやるッス!」 《GM》 というわけで準備はいいかなっ 《GM》 とはいえ明らかに君よりも素早いのです 《GM》 戦闘開始! 《GM》 最初は普通に《フルスイング》してきますね! 《GM》 - 2D6+12 = [1,4]+12 = 17 《アリル》 ガーディングで7点へらして、10!これで、足がとんで素足になる! 《GM》 アクトはまあないよね。反撃どうぞ 《アリル》 【アリル】「痛っ!なかなかやるッスね、でもまだまだッス!」 《アリル》 ではなぐる! 《アリル》 - 3D6+3-4 = [2,5,3]+3-4 = 9 《GM》 実は攻撃が強い分防御は無いぞおーッ 《GM》 9点そのまま貰って反撃しますね 《アリル》 どむ!と殴りとおして、手ごたえ感じてます。 《アリル》 こい! 《GM》 そして体色が真っ赤に染まり・・怪力でフルスイングしますね? 《GM》 どうやらバンプアップして本気になったようだぜ、その形相、まさに夜叉! 《GM》 - 1D6+19 = [6]+19 = 25 《GM》 うわあ 《GM》 まあ代りに貫通しませんが。 《アリル》 うおお、痛い!シールドしても意味がないので、胸にもらいます!アクトとして<大きすぎる胸>! 《GM》 もうちょっと低ければ耐えれたのだが。 《GM》 ではぶるるんっと押し隠されていた胸が乳帯を引き裂かれて晒されますね 《GM》 「うはあ・・褐色おっぱい」「でかあああああいっ!説明不要!我々は君を待っていたっ!!」 《アリル》 【アリル】「っきゃ、っ!?ななな、何するッスかー!」 獣の一撃で胸元の布地を引き裂かれ、一撃で完全に乳房がこぼれでてしまい、ぶるん、とゆれて。周囲に汗をちらしながら、あわてて片手でその胸を隠し。 《GM》 惜しげもなく晒されるそれに観客は一転ラブコールだ! 《アリル》 【アリル】「何でこれで歓声あげるッスか!?おかしいッスよ!!」 《GM》 「うはあ、隠しちゃってる」「まじおぼこ?もっと魅せてくれよセクシーダンサー」ひゃははは、と卑猥な声援が飛びますね! 《GM》 というわけで反撃どうぞ、そろそろアビリテイもないと剥かれるだけではすまん! 《アリル》 【アリル】「セクシーダンサーじゃないッス!私は格闘家ッスよー!?」 《GM》 「ははは!ここに来た女はみんなそう言うんだよ、見世物の嬲り者だって認めたくなくてなあ!」そんな事実が明らかになったところで来るがいいさ 《アリル》 むぅ、まぁ殴るよ!まだCPないしね! 《アリル》 - 3D6+3-4 = [3,5,5]+3-4 = 12 《アリル》 おこった一撃どこーん! 《GM》 とはいえ素通しなのでした 《GM》 拘束が無ければ半分飛んでるところさ 《アリル》 そういえば、拘束解除はできないのかしら 《GM》 してもいいですが、今してると普通に危ないんじゃないかしら。 《GM》 終了後隙をみてなら判定を設けますが。 《GM》 (戦闘中はターン消費 《GM》 「ぶるわああああ―っ・・!!」ともあれそんな君にお構いなく猿は真っ赤になって常人なら首が飛ぶ一撃を怪力フルスイングだ! 《アリル》 了解…! 《GM》 - 1D6+19 = [5]+19 = 24 《GM》 もうちょっと低ければな 《アリル》 ガーディングで7削っても17、無理だな、腰も向けて全裸!<はえてない><淫らなる緊縛>つかうよ! 《GM》 では避けようとした君に足かせが絡みつきますね。ひどく重いそれが君の体力を徐々に削いでいたことに気づきます 《アリル》 【アリル】「あ、っこの、っくぅぅ…やめるッスぅ!?」 がちゃり、と足かせが絡みついたせいで動きが止まり、そのせいで猿の攻撃を受け止めることもできず。びりぃ!と音をたてて腰布がやぶきとられ、獣皮のマントと鎖だけを身につけた状態になってしまいます。 《アリル》 やぶかれた腰からは股間が露出され、そこに何も毛のないものをみせつけてしまい。 《GM》 いまやトロルコングばりの鬼の形相の魔猿はそんな君にも容赦せず荒々しく君を押さえつけて力づくで組み伏せてくる 《GM》 みだらな姿をさらす君の肌を隠すものはもう毛皮と鎖だけで。 《GM》 絡みつく鎖はそんな君を淫靡な装いを施された生贄のようにも見せています 《アリル》 【アリル】「や、やめ、やめるッスよっ!?」 両手両足を押さえつけられ、全裸の体を見せてしまいながら。逃げようともがくが、ゆれるのは頭を乳房のみで。 《GM》 もつれた鎖は君の乳房や股間を強調するように絡み付いて、もがいてももがいても鎖は余計に絡み 《GM》 ふっと視線を向けると・・ 《GM》 無数の観客の男たちの欲望に滾った浅ましい顔が君を見下ろしているのが目に入ります 《GM》 君の身体はもう既に目と想像だけで何度と無く犯されている・・とアリルに想像できたかどうか 《GM》 ただ、観客が声もなく無言で君に注視しているのを不気味には感じるかもしれません 《アリル》 【アリル】「くぅぅっ!ここは、変態の巣窟ッスか…!!」 足で猿の股間を蹴り上げ、必死に逃げてからマントの端で胸と股間を隠し。それでもちらちらとその中は見えてしまい。 《GM》 「へへへ」「ああ・・いまいい顔してたよな」「おぼこって言ってたけど案外・・」みなまで言うことなく囁き交わす観客たち 《GM》 というところで反撃かな? 《アリル》 うむ、ぱんちだぱんちー!このやろう! 《アリル》 - 3D6+3-4 = [1,5,5]+3-4 = 10 《GM》 素通しで合計31点 《GM》 獣はもはや痛みなど気にも留めず、つかみかかってくるぜ!覚悟はいいかな 《アリル》 お、おーう! 《GM》 怪力フルスイング 《GM》 - 1D6+19 = [4]+19 = 23 《GM》 セーフセーフ。アクトはあるかい 《アリル》 おおおう 《アリル》 CP1つかってがーでぃんぐ! 《アリル》 - 7+1D6 = 7+[2] = 9 《GM》 14通りますね 《アリル》 9削って14、28-14でのこり8! 《GM》 どうやらこいつがラスボスになりそうだ! 《GM》 アクトが無ければ反撃どぞー 《アリル》 いえ 《アリル》 純潔の証、汚された肢体、はつかうけど 《GM》 あ、了解 《アリル》 後ろの処女と口辱どうしようかな… 《GM》 猿だしな。 《アリル》 1匹だから、やめとこう。その2つだけで! 《アリル》 【アリル】「くう、っこの、やめるッス、っや、離せぇっ!」 《アリル》 猿の手につかまってしまい、その手を殴りけりながら身もだえし。 《GM》 「それでは今回のハイライト!南国の美姫もついに年貢の納め時か?それとも陵辱に耐えて大逆転か?」スポットライトがそんな君が無様にあがく姿に注がれて 《GM》 「いずれにせよ!皆さんお待ちかね、陵辱タイムのスタートです!」司会のアナウンスとともに歓声と拍手が降り注ぎ 《GM》 そんな君の胴体を掴んだまま、猿は・・にやり、と笑い 《GM》 これまで隠してきた悪意を見せるように、君の足を掴んで引き裂かんばかりに広げて、観客に見せつけながら・・ 《アリル》 【アリル】「陵辱って何ッスかー!?」 わたわたとあわてながら手をふりまわし、だが、足を開かれると… 「きゃぁぁっ!?見るな、見るなッス、やめ、離してっ!!」 あわてて両手で股間を隠しながら羞恥に顔を赤く染め。 《GM》 子供のおしっこの姿勢で足を掴まれて開脚し、豊かな乳房も尻の穴も・・ひくつく膣まで晒した君の姿をよく見えるようにさらし者にして 《GM》 「ははは、そいつはよく訓練されてるからなあ」「アリルちゃんのおまんこ、まるみえだぜえ」「やめて、はなしてだって、かっわいい~」 《GM》 あろうことかそのまま観客席までのし歩いていく猿・・ 《GM》 君はかぶりつきで性器を、乳房を見世物にされて・・ 《GM》 男たちの視線を間近に浴びながら「ほら、チップだぜ!」 《GM》 コインを投げつけられながら、乳房や膣、尻までもべたべたと観客に触られてしまいます 《GM》 「どうせ金がほしくてこんなとこまで来たんだろ?」「受け取れよ 《アリル》 【アリル】「や、やだ、はなせ、やめっ、やめるッス、っひゃ、ああっ!」 ぺたぺたと触られるたびに生娘の反応を返し、羞恥に顔をふりながら眼をとじて涙を浮かべ。もし膣口をひらかれたなら、奥にある膜もみえるかもしれない。 《GM》 「股開いてまで稼ぎにきてうぶな娘のふりしちゃって、けなげだねえ~」見ず知らずの男が君の処女膣を広げながら周りに見せ付けて 《GM》 「追加のチップだ!」特別料金の金貨を払って。 《GM》 君の膣口を一杯に広げておそれていた通りに膜までも見えるほど広げて・・ 《GM》 「うわああ・・」「すげえ、本当に処女か」「っていうか膜なんて始めてみたぜ」 《GM》 君の純潔の証明は金貨一枚で男たちの好奇心を満たすおもちゃにされてしまいます・・ 《アリル》 【アリル】「そこ、触るなぁっ!!やだ、見ないで、こら、離せッス、っや、やだ、やだやだ!っく、見るなぁっ!!」 うすら黄ばんだ尻穴もきゅ、っとすぼめながら膣口は開かれ膜を覗かれ。視線に恥ずかしさを感じたのか、おくから少しずつ蜜が出始めて。 《GM》 棒が、指が入れられてその膜が弄繰り回されて・・差し出された乳房や穢れた尻穴まで軽く抉られ・・「お風呂入ってる?におうぜえ」「前からもチーズ臭いにおいがするねえ」 《GM》 指を嗅いで笑い交わす男たち・・だが君は四肢を鎖に、猿の豪腕に掴まれて秘所も肌も隠すことすら出来ない 《GM》 そんな行為が、客席を一周するまで延々と続けられた・・ 《アリル》 【アリル】「あ、あっっ、や、触る、なぁっ、見ないで、お願い、っひゃぁぁっ…!」 客相手に懇願しながらも、常に胸や膣、尻に刺激をあたえられ。一周するころには息も絶え絶えになり、股間は十分な前戯をうけて蜜をたたえてしまい。 《GM》 魔猿はサーカスの動物のように命じられた行為を終えると、そんなアリルに・・ 《GM》 「かわいくなったなあ、アリルちゃん」「次から毎回見に来るよ!」「まんこひろげてまっててね!」 《GM》 最後の客が見守る中で、猿はその凶器をあらわにして 《GM》 づぐん、と脈打つ音が聞こえるほどの。アリルの胴ほどもあるのではないかという肉の凶器を晒して、哀れな少女の膣にあてがい・・ 《GM》 みり、みぢぢ・・っ、痛みと文字通り処女膣が限界以上に拡張されて引き裂かれる感覚が憔悴したアリルの意識を一気に覚醒させる 《GM》 「あーあ。・・だから言ったのに、壊れちまうかもなって」「勿体無いねえ・・頭が緩いって以外は上玉だったのに」終わる頃には頭も入っちまうぜ・・ 《アリル》 【アリル】「は、はぁっ、はーっ…」 観客の声にも反応はできず、うつろに息をはいていたが… 「っひ、!?やめる、やめるッス、そんなの無理、やあぁぁぁっがががぁぁぁぁぁっっっ!!」 無理に突き進まれる巨大な肉塊。その痛みに耐えかね、涙を浮かべのどから叫びをあふれさせていき。 《GM》 そんな声が、君に聞こえたかどうか 《GM》 泣き叫ぶ君を肴に笑い、あるいは股間を扱く男たちを背景に・・ 《GM》 ぶぢゅっ・・! 《GM》 強引に突きこまれたそれが破瓜だけではない血をアリルの膣から溢れさせて、膣内から君の腹をぼごりと突き上げながら挿入される・・ 《アリル》 【アリル】「ひぎあぁっっ!!」 ぶつん、と体の奥で何かが裂ける音をたてて。つつ、と猿ペニスの表面に処女を失ったことを示す鮮血をたれながし。 《GM》 「ははあ、猿ちんぽで処女喪失の感想ってどうですか、アリルちゃん!」「滅多に無いよねー、もうお猿さんチンポでないとダメ?」「いっそ結婚しちゃえよ。もう人間じゃ満足できないだろ」 《GM》 そんな声がして、最後の特別客が貫かれる君の乳房やしりをおもちゃにして・・ 《アリル》 【アリル】「いた、いた、い、痛い、ッス、ぅ…!!」 涙を流し、わめきながら。客の前で大また開きをした中、ぼっこりと下腹部を挿入されたペニス分膨らませてしまっており。それでもペニスはまだ2/3しかうまっていない。 《GM》 「そら一気!一気・・!」そんな君の肩をぐいぐいと押して挿入を強いてくる・・ 《GM》 「そんなつらいならやめとく?謝れば赦してくれるかもよ?」「まあここまでやって止めても手遅れだけどな・・」 《アリル》 【アリル】「っひ、いた、痛い、痛いっっ!あやま、る、じゃ、あやまる、ッス、ごめん、ごめんッス、だから、ゆるして、ぬいてぇっ!!」 《GM》 「謝るってなんで?」「ああ、中途半端にしないで最後まで犯してって?」「いやらしいなあ、アリルちゃんは~、」「処女なのにスケベだなあ・・ほら!」 《GM》 必死に救いを求める君の意図を曲解して、さらに肩を押してくる男たち・・ 《GM》 更なる激痛が走り、こんな行為を最後までされたら死んでしまう、そんな想像もよぎります 《アリル》 【アリル】「ちが、や、痛いいい!!ぬいて、おねが、抜いて、ッス!!」 ぎりぎり、と膣にペニスをのみこませられながら、泣き喚いて顔をふり。 《GM》 「何が悪いかもわからない子が謝ってもダメだと思うんだよね」「助かりたくてただワビ入れるってなんかみっともなくない?」この男たちには言葉も哀願も通じない、それが君に更なる絶望を与えて・・ 《GM》 泣き喚く君の乳首が左右から抓られてわずかに痛みを紛らわす中で・・ 《GM》 「それに抜くには一回・・その猿のザーメン、抜いてやらないとなあ・・レフェリー!最後のチップだ!」そして本当のクライマックスがやってきた。 《GM》 「はい・・ではオーラスです。犯せ・・マーチンッ!!」鞭が振られると、巨大な猿がびくんと震えて。 《GM》 君の両足を掴んだまま一気に引きおろす! 《GM》 ぶぢ、ぶぢぢっ・・と最後の一線が切れていく音がして・・君のおなかは膨れ上がり褐色の皮膚越しにペニスの形が浮き上がる 《GM》 逃れようにも宙に浮いた上体で串刺しにされた君がもがくほど肉の凶器は食い込み・・やがて、君の肉体の限界も知らぬとばかりに、ゆっくりと縦にピストン運動が始まる・・ 《アリル》 【アリル】「ひぎぁぁぁぁぁっっ!!!いた、いた、も、やめ、やだ、おね、やめ、ッス、ぅぅ!!」 ペニスが動くたびにのどから許しを願う言葉があふれ。血液と、少しの蜜でペニスの摩擦をゆるめながら何度も何度も挿入をうけて涙をながしていき。 《GM》 「本日のハイライト、舞踏の美闘士、アリル嬢の破瓜種付けショーの始まりです。・・みなさま、惜しみない拍手を!」レフェリーの鞭が振られると、それにあわせてアリルの胎内のペニスが上下して・・子宮を先端でぐちゃりと押しつぶしては、圧力で愛液が吸い出されるほど一気に抜いて・・再び一息に子宮をプッシュして・・ 《GM》 君が泣き叫ぶたびにコインの雨が闘技場に降り注ぎ・・「アリルちゃんかわいいー」「泣いて赦してなんていう子じゃないと思ったのに!」「でもそのギャップがいいよな!」 《GM》 アリルの処女は、勢いよく猿のペニスに貫かれ、やがて痛みさえ徐々に麻痺していき・・ 《アリル》 【アリル】「ひっぎ、っは、あっがぁぁぁぁぁっっ!ん、っぐ、っぎぃぃっ…!!」 泣き叫びながら猿の好きに扱われて初めてのセックスを経験していき。ペニスが抜けるたびに穴からごぼっ、と卑猥な音をたてて腹がへこんでいき。それも、すぐにペニスをつきいれられてぶぎゅ、っと汚い音をたててしまう。 《GM》 巨大なペニスにただ出し入れされる穴になっている・・そんな錯覚さえ覚えるほど常軌を逸した性交で君は拡張されただただ掘りぬかれる肉穴に変えられていく・・ 《GM》 リズミカルな水音と穴に巨大な棒が出し入れされる音だけが静まり返った闘技場に響く・・ 《GM》 ライトに照らされるアリルの姿はもはや、コインまみれで便器というにも哀れな、ただの生きたペニスケース・・オナホールにしか見えない・・ 《アリル》 【アリル】「っひっは、ぁぁ、んんっ!!」 その一つきで、ついに口から甘い声が漏れてしまい。自分でもなぜ、と思って驚いた顔をするが…。「んっぎ、ああ、っくんん!!」 痛みの声に、甘い声が次第にまざっていく。 《GM》 無言で君を犯す猿が君からにおい立つそのメスの匂いに・・ついに君を手で前後するだけでなく、自ら腰を使い、深々とあの強力で肉槍を打ち込み・・ 《GM》 どこで覚えたのかひねりを加えて剛棒で膣内を満たしながら膣壁を擦りたてて・・ 《GM》 さらには、君の足を離して、アリルのおなかを撫でて・・何かを確かめるように肉槍を君の腹越しに触れて・・ごり、こりっとおなかの側から膣壁をペニスと手のひら・・君のおなかの肉でサンドイッチして擦りたてる 《アリル》 【アリル】「っひ、っは、あぐ、っぎぃ、んんっ!」 肉がなれてきたのか、腰の動きであっても次第に痛みを伴う声は少なくなり。そのペニスが手で押さえられた場所の外壁をこすられるたびに、甘い声を上げてしまう。 《GM》 君の甘い声と漏らす雌の蜜に猿は頷いた、ように見えて・・ 《GM》 緩やかな動きのままで、丹念に子宮を探るように小突いては先端をねじ入れるようにして・・やがてアリルの内部を滑らかに行き来するようになる 《GM》 にゅ、にゅる、ずりゅううう・・ 《GM》 限界以上に広げられた肉の内部を猿の凶器は縦横に行き来して、やがてそれがさらに膨れて脈打ち・・ 《GM》 経験のない君にも何かが起ころうとしていると判るほど震え始めて 《GM》 くんっ、とペニスがアリルの子宮を広げてねじ込まれたその時・・ 《GM》 ぼびゅっ・・・!! 《GM》 叩きつけるようななにかが君の胎内に生じて熱とともに噴射されていく・・! 《アリル》 【アリル】「っひゃ、あっぐ、っふ、っひ、ぅく、っき、あ、なに、んあぁ、っは、っひぁぁぁっっ!!!」 射精も何も知らぬ頭、そのせいで何を出されたのかもわからず、その熱に身を捩じらせて震えてしまい。 《GM》 びゅ、ぶびゅ、びぢゃっ・・!もはや君の胎内に隙間などないのにその白濁は君の膣内に溢れて・・ 《GM》 それとともに猿のものは徐々に大きさを縮めていくものの、子宮を精液で満たされ暖められる初めての感覚はひっきりなしに襲い・・ 《GM》 当然のようにほどなく、君の子宮はパンパンになり、膣内も精液で限界以上に拡張されて・・数十分かけて。ゆっくりと、射精を終えた猿が、腰を引くと 《GM》 引き抜かれると同時に、広がった膣から小便のように精液が溢れていく・・ 《アリル》 【アリル】「っひ、っは、っぎ、っは、あふ…っ…」 むしろ、ペニスが小さくなりぬけていくことに喜びを感じ。中に何を出されているか知らない顔で、ほっと安心した顔になっていって。 「うう、汚いッス、何、出すんスか…」 と、小便でも出されたと思っていたかのように、汚そうな顔をして。 《GM》 それが溢れきった頃・・地面に放り出された君は恐ろしいものを見た 《GM》 猿のものが君の腹がへこんだ頃には既に勢いを取り戻して、さらなる交合を挑みかかって来るのを・・この猿は、君をはらませようとしているのだ・・! 《アリル》 【アリル】「また、さっきのをする気ッスか…!!もう、やられないッス…!」 《アリル》 地面に落ちて白い精液がとびちり、浅黒い肌に白い粘液がこびりついた姿のまま、抜けた腰を奮い立たせて立ち上がり。 《アリル》 CP3消費して、ファイナルストライク! 《アリル》 - 3D6+3-4+5D6 = [5,4,5]+3-4+[3,4,2,1,5] = 28 《GM》 ではその一撃でついに魔猿は倒れ臥し・・ 《GM》 「・・勝者、アリル!」精液まみれの君に勝利の判定が下される 《アリル》 【アリル】「やぁっと、勝ったッス!…いたた…」 腰の痛みにその場に倒れこみながら、ほ、っと安心し。 「…あんたたち、この猿病気ッスよ。白い小便だしてるッス。」 ぶちぶち、と文句をいいながら帰ろうとして。 《GM》 「・・それでは、続けて三戦目!」 《GM》 闘技場の扉が閉ざされ、さらに違う扉から黒い影が現れる・・ 《GM》 ぼろぼろの君に奇妙な仮面を身につけた剣士が歩み寄ってくる 《アリル》 【アリル】「ちょっと、休憩は、なしッスか!?」 と、その剣士にビビり。 《GM》 「ふん、手間を取らせる。まあここも資金源には違いないが・・」精液まみれの君を蔑むように見下ろす男は、冷たい凍気を放つ剣を持っていた 《GM》 【ジエロ】「その肌の色・・あの邪魔ばかりする淫乱の占い師の女を思い出すな。―気に喰わん」 《アリル》 【アリル】「くっ、ここは、逃げるが手ッスね…!」 明らかに強者の雰囲気を出す男に対し、後ろの扉へ逃げようとして。 「占い師の女?ねーちゃんを知ってるッスか!」 《GM》 なにやら君の琴線に触れるようなことを言いつつ剣を抜きます 《GM》 【ジエロ】「ほう?これはとんだ辻占だ。・・なるほど、変態の孕み袋の妹は猿相手に純潔を捧げるような淫売か」くくくと笑って 《GM》 【ジエロ】「お前の姉はもういない。俺の小便まで進んでせがんで飲むような変態の孕み袋として飼われているわ」 《GM》 今はもう人間とは呼べないだろうな、と仮面の奥で嗜虐に満ちた笑みを向けて 《GM》 【ジエロ】「・・それでも逃げるか?薄情な妹だな」肩を竦めて挑発しますね 《アリル》 【アリル】「ねーちゃんが、そんなことしてるなんて…!」 足をとめて、その剣士に向き直り。 「許さねぇッス!あんた、倒させてもらうッス!」 と、再びとびかかっていく。 《GM》 だが。 《GM》 君はその拳が空を切ったと知ったときには、衝撃とともに己の意識が闇に堕ちていくのを感じて・・ 《GM》 【ジエロ】「口車に乗りやすい姉妹だな。だが力は侮れないか・・」そんな声だけが遠くに聞こえた 《GM》 《GM》 《GM》 ◆エンディング 《GM》 ~淫靡なる虜囚~ 《GM》 君は薄暗い闇の中で目を覚ました。 《GM》 気がつけば股間に何か震えるものがある違和感があり・・ 《GM》 周りには簡素な檻がある 《GM》 精液まみれの身体は一応布で拭かれて、卑猥な衣装を着せられて責め具を嵌められています。 《GM》 おそらくはどこかに運ばれる途中なのか、部屋はひどく揺れる 《アリル》 【アリル】「っふ、っくぅっ…!?な、何、ッスか、これ…!!」 股間からの刺激にようやく眼がさめ、周囲に向かって大きな声をだし。 《GM》 応答はなく、馬車と思しき幌布の揺れは続いて・・ 《GM》 君の股間のものは猿の精液で満たされた膣に栓をするように挿入されて唸りながら秘所を責め続ける 《GM》 だが手足を拘束するのは鎖ではなく革のバンドだ。これならあるいは馬車が目的地に着くまでには・・ 《アリル》 【アリル】「っく、この…んん…!」 皮のバンドを無理やり引きちぎり、はずせるようならば股間に入っている震えるものも抜き去って。壁をぶちやぶってにげます! 《GM》 では。 《GM》 檻を破り壁と思われたそれに体当たりすると・・重力が消える 《GM》 君は夜の草原に放り出され、転がりながら、自由を取り戻す・・ 《GM》 馬車の御者は車輪と馬蹄の音で気づかないようで闇の中静かに遠ざかって生きます 《GM》 ともあれ君はこうして、罠を潜り抜けて、姉の行方、らしきものを掴んだのだった・・ 《アリル》 【アリル】「あの男、また探し出してブチのめすしかないッスね…よし、目標みっけたッス!」 おー!と力拳をつくりました。 《GM》 《GM》 《GM》 †Heroine Crisis TRPG† 《GM》 ~ランドリューフ戦記~ 《GM》 《GM》 【淫悦の闘技場Ⅱ】 《GM》 《GM》 END
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543 僕は彼女に恋をする 2006/12/29(金) 14 52 32 ID ??? ――正直、僕は彼女が好きだ。 それは勿論LikeではなくLOVE。好感でなく恋慕。 でも、きっと彼女は僕を見てくれはしないだろう。彼女の目には別の誰かが映っているのだから。 「ただいま」 「あ、おかえりっス」 彼女が帰って来た。同居人がそれに気付いて返事をする。 僕は何も言わない。言えば僕の存在に気付かれてしまうから。 僕は、見守っていられればそれでいい。 「――邪魔するぞ」 ――やっぱり、来た。 僕はこいつが大嫌いだ。彼女の心の隙間をついて誑かした卑怯者。 「あ、えーと、あ、そうそう! あんみつ買って来るね!」 どたどたと同居人が部屋を飛び出す。 ああなると……もう何時間か帰って来ない。 「……なんか、気を遣わせちゃったかな……?」 「……いいじゃないか。んっ」 「……ん、あんっ……だ、だめだよ真名。あっ……!」 「……アキラ……アキラッ……!」 影が、重なる。 僕は、目を閉じることができない。僕にはまぶたがないから。 二人が愛を囁く。 僕は耳を塞ぐことが出来ない。僕には手が無いから。 二人が次第に激しく愛し合う。 僕は彼女に愛されることは無い。 ―――僕は、魚だから。 二人の情事を、一匹のアロワナがじっと見ている。 その目からは涙が流れていたのは、誰も、知らない。 544 僕は彼女に恋をする 2006/12/29(金) 14 53 04 ID ??? 風香「……クッ! さ、流石は黒んボ。激しい、あまりにも激しすぎるまぐわいじゃあ!」 史香「あ、姉者ぁ……ワ、ワシも、ワシも規制の入らぬアヘ声が聞きたいんじゃがのぅ……」 風香「シッ! 今ええとこなんじゃァ! オ、オホッ! きゅうりじゃと!? 流石、流石じゃあ!」 史香「きゅ、きゅうり!? きゅうりを何に使っとるんじゃ姉者!」 風香「ハァハァハァハァ」 史香「ハ、ハァァーーン! ワシも、ワシも聞きたい、聞きたい、聞きたいんじゃー!」 風香「クゥ、なんてことじゃ……史香! きゅうりとネギを持ってくるんじゃ!」 史香「な、なんでワシばっかり……」 風香「安心せい。持ってきたら代わってやるけんのぉ」 史香「わ、わかった……ぜ、絶対に変わってもらうけんのォ」 545 僕は彼女に恋をする 2006/12/29(金) 14 53 50 ID ??? 史香「も、持ってきたぞ姉者!」 風香「ようやった史香。さ、代わってやるけぇ」 史香「……お、おう!」 『あ、は……ん、そんな、やぁ……』 『は、ふふ……こんなに、こりこり……』 史香「は、ハアハア……タマラン、これはタマラン! わ、ワシもまさぐりたく」 風香「チェイストォーーーーーーーー!!」(ボッゴグシャァ) 史香「ガハッ!? な、きゅ、きゅうり……!?」 風香「きさんがいなくなれば……ワシはこの濡れ場を占拠できる。死んでもらうけぇ」 史香「……う、うらぎ……た……」(バタッ) 風香「く、くく、ふ、フーヒヒヒ!! さぁ、たっぷり濡れ場を……」 『あ、あっ痛ッ』 『……あ、すまん……』 風香「フホヒッ! 生娘じゃあるまいに、もっとアヒンアヒン言えばええじゃろが……!」 『も、もっと、やさしく……』 『……ああ。その、すまん』 風香「フヒフヒ! さて、きゅうりきゅうり……」 『こんどは……私がやるね?』 『……ああ、わたしのは、すごい固いぞ?』 風香「……ゴクリ」 『わ、ほんとだすごい固い……』 『ああ。仕事柄、肩こりが酷くてな』 風香 orz 『それじゃ、サラダも食べよっか?』 『すまんな。わざわざ作らせて』 風香「……きゅ、きゅうりはそんな使い方だったと……?」 『……あーん』 『あーん、パクっ。 ……お、おぉーーーいすぃーーーー!』 風香がネギを片手にゆらりと立ち上がると史香の方へ向き直り…… ぶすっ 553 マロン名無しさん 2006/12/29(金) 22 20 32 ID ??? 裕奈「さて、今回集まってもらったのは他でもない 最近亜子が私たちをたゆんたゆんしない件についてなんだけど」 まき絵「えっ!?でもやられてないならそれはそれでいいんじゃない?」 アキラ「でも、もしかしたら亜子がなんか調子悪いとか理由があるかも」 裕奈「とりあえず亜子を尾行してみよう!」 2人「オーッ!」 そして放課後…… まき絵「あっ!亜子が移動し始めたよ!しかもかなりうれしそうに!」 裕奈「絶っ対なんかあるわね~よし!あとをつけてみよう」いそいそ 亜子「あっしずな先生や~。せ~ん~せ?」 しずな「なっ何かしら和泉さん!?」 亜子「にひぃ。そりゃー!たゆんたゆんやー!」 しずな「あっやめて!そこは、ちょ、あっはっいい、ら、らめぇ、あ、あー!」 554 マロン名無しさん 2006/12/29(金) 22 21 07 ID ??? 亜子「もういっちゃたんか。あ!刀子せんせ~」 刀子「い、い、い、い、和泉さん!?あ、あのもうやめてほしいんだけど……」 亜子「問答無用!たゆんたゆんやー!」 刀子「いっ、やめて、あっ、それ、いいっ、か、感じ、いい、あう、あん、ら、らめぇー!」 亜子「ふっふ~ん早いな~せんせい達。まあ次はもっと長持ちしてくれるやろうなあ? ゆーな?まき絵?アキラ?」 3人「(き、気づかれてる!?に、逃げなきゃ!)」 亜子「逃がさへんでぇ~!みんなまとめてたゆんたゆんや~!」 555 マロン名無しさん 2006/12/29(金) 22 24 53 ID ??? まき絵「あっ!」すてっ、すとん アキラ「まき絵?転んだの!?早く逃げて!」 まき絵「ううん。今からじゃもう亜子に追いつかれちゃう 逃げて!二人とも!ここは私がおとりになる!」 裕奈「ま、まき絵!ごめん!」 亜子「さ~てまき絵?たゆんたゆんの時間や~」 「ここか?ここがええんか?」 「ふ、ふん、ぜんぜん平気だよっ!」 「そんなん言えるのも今のうちだけやで~?」 「えっ、そこは!ってそんな動きは、あっ、ら、らめ!亜子!い、いや~!」 亜子「その後うちは3人みんなおいしく召し上がりましたとさ え?何で最近たゆんたゆんしてなかったか? 先生達で新技開発してたんよ。おかげで3人ともいちころだったわ」 真名「(和泉…恐ろしい子!)」 558 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 01 58 57 ID ??? ちう「大掃除めんどくせーな。ほらザジ、おまえは雑誌を紐で縛っとけ。」 ザジ く(`・ω・´)了解! 数時間後― ちう「ふー大体終わったな…。っておい!全然雑誌縛ってないじゃないか!」 ザジ ( ´・ω・`)ちう登場回、勿体なくて捨てられない…。 ちう「ったく…。しょうがない、それ縛ったら…その…私を縛っても…。」 ザジ く(`・ω・´)全部縛ったよ! ちう「速っ!て…待て!心の準備が…!アッー!」 563 Dr.アコー診療所3rd・11 2006/12/30(土) 16 29 49 ID ??? Dr.アコー診療所3rd・11 1/3 麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。 本日は大晦日。今年も今日で終わりです。大掃除も済ませ、本来なら保健室も店じまいな筈です。 しかし、いつもの面々は今日も保健室に揃っていました。亜子先生を除いて……。 「―――で、亜子先生は今どこに?」 二ノ宮先生の問いに、裕奈さんは力無く首を横に振るばかりです。 「亜子、どこ行っちゃったんだろ……。何でも昨日、『アレをやるまでウチは帰れへん!』って言ってさ、 予約してた新幹線の切符もキャンセルしちゃったんだよね……」 「で、朝には居なくなっていた、というワケか……」 裕奈さんの報告を聞いた二ノ宮先生と超さん。苦笑混じりに顔を見合わせます。 「まあ、この学園に残っている者も多いだろうし……」 「亜子先生、本気でアレをやるつもりみたいネ……」 「ねえ、アレってなんなの?」 裕奈さんの問いに、超さんはやれやれといった表情で語り始めました――― その頃。寮の一室ではハルナさんが怪しげなオーラ全開で読書に耽っていました。昨夜は泥のように 眠ってしまったハルナさん。どうやら翌日になって某所での戦利品の数々をチェックしているご様子です。 「むふっ! これはいいわね……!」 と、ハルナさんが腐臭を放っていたその時です。 たゆんたゆんたゆんたゆん……。 「きゃっ! あ、亜子先生!?」 突然現れた亜子先生が即座にハルナさんのおっぱいをたゆんたゆんし始めたのです。 「ちょっ、亜子先生やめっ……!」 思わず身を捩らせるハルナさん。するとどうしたのでしょうか、珍しく亜子先生は手を離したのです。 「ほな、よいお年を~♪」 そう言って亜子先生は爽やかに出て行ってしまいました。あっさり引き下がった亜子先生に、 ハルナさんはただただ茫然としていました――― 564 Dr.アコー診療所3rd・11 2006/12/30(土) 16 30 20 ID ??? 2/3 「ねえちょっとちょっと! 亜子先生どうしちゃったの!?」 好奇心が疼いてしまったのか、そのままハルナさんは保健室に急行しました。そして開口一番に 先程の出来事を切り出します。 「あはは……。パルもやられたんだ……。まあ、野良たゆリストに揉まれたと思って諦めてね……」 「何それ?」 裕奈さんのフォローに首を傾げると、超さんが本日二回目の説明を始めました。 「亜子先生は『除夜のたゆん』をやってる最中ネ。『除夜のたゆん』とはたゆん界に伝わる風習で、 大晦日の日に百八回たゆんたゆんすると、その年の穢れを払うと云われているヨ」 「実際にやろうと思ったら今からたゆり始めないと夜までに終わらないだろうからな」 二人のたゆリストの発言に、ハルナさんの目が点になります。先程説明を受けた裕奈さんと同じ表情ですね。 まあ、常人には呆れ返るような風習ですからね。 「だから亜子先生、あっさり引き下がったんだ……」 「今頃何人たゆってるんだか……」 そして、一般人であるハルナさんと裕奈さんは大きく溜息をつくのでした。すると、 「ふむ。それは面白いな」 ガラガラ、とドアが開き、やって来たのは龍宮さんでした。 「ならば私も実行するしかあるまい……。麻帆良の種馬として『除夜のもっこり』を!!!」 そう宣言した龍宮さん。素早く衣服を瞬脱すると鮮やかなルパンダイブで目の前の標的に襲い掛かろうとしました。 しかし、裕奈さん以下、ハルナさんも超さんも二ノ宮先生も逃げようとはしません。何故なら……、 ずどむっ!!!!! 龍宮さんのビッグマグナムよりも早く、いつの間にか背後を取っていた千鶴さんの伝家の宝刀が貫きました。 「あらあら。じゃあ、私は百八本刺さなくちゃいけないのね」 死の宣告を告げ、そのまま千鶴さんは龍宮さんをずりずり引きずりながら退場していきます。 「結局、今年の締めくくりもこんなカンジなんだね……」 「私じゃなくて良かった……」 裕奈さんは呆れ顔で、ハルナさんは安堵した様子で、鬼に捕われた憐れな生け贄を見送るのでした――― 565 Dr.アコー診療所3rd・11 2006/12/30(土) 16 30 50 ID ??? 3/3 「さて、ここに残った面子で忘年会でも始めるか?」 二ノ宮先生の提案に、早速ハルナさんが食い付きます。 「お、いいですね~。やー、私も実家に帰ろうかと迷ってたけど、結局コミケを優先させちゃったからね~」 「あたしも帰るったってお父さんの家に行くだけだしね。ちゃおりんは帰省しないの?」 「ま、ワタシも忙しい身の上ネ! それに火星まで帰ろうと思たら一苦労ヨ」 裕奈さんの問いに、超さんは冗談混じりに返します。 「決まりだな。さて、亜子先生にも声を掛けておくか……」 と、二ノ宮先生が携帯を取り出した瞬間です。ようやく保健室の主が戻って来ました。 「お帰り~。マジで百八人たゆる気なの?」 裕奈さんが声を掛けると、亜子先生はふるふると首を横に振りました。 「あんな、ウチは勘違いしとったんや」 にっこり笑いながら亜子先生は手をわきわきさせています。 「除夜のたゆんやゆーても、別に百八人揉まんでもええやん。要は百八回たゆたゆすればええんやから!」 そして、亜子先生は実に嬉しそうな顔で裕奈さんのおっぱいに飛び掛かりました。 「ちょっ、こらあっ! やめなさいって!!」 「えへへ。ゆーなのおっぱい、百八回揉ませてな~♪」 「そんなのあたしが持たな…んっ! そ、そんなに激しく……、ああっ!」 「たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆん……」 こうなると亜子先生は止まりません。一心不乱に裕奈さんのおっぱいをたゆり続けるのみですね。 「コレって余計な煩悩が溜まるだけなんじゃないの?」 ハルナさんの呟きに二人のたゆリストは苦笑するばかりです。そして、 「では、先に始めてるからな」 「後でワタシの店に顔を出すヨロシ!」 「ゆーな、強く生きてね……!」 「ちょっ、助け……っ! ひぃん! んっ、くっ、はああっ! あああっ!」 『よいお年を~』 裕奈さんの叫びも虚しく、皆さんぞろぞろと保健室から出て行ってしまいました。 こうして、保健室からは今年最後の艶やかな声が響いていたそうです――― (忘れ去られた頃につづく。それでは住人の皆さん、よいお年を!) 567 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 17 24 23 ID ??? 寒い日 アキラ「今日はこれくらいでいいよね」 亜子「そうやな、今日の夜はこれでぬくぬくや」 ゆーな「にゃー」 亜子「ゆーな、どなんしたん?」 ゆーな「にゃー」 亜子「そうやな、今日はとても寒いな」 アキラ「ここしばらくずっと寒いもんね」 ゆーな「にゃー」 亜子「もう、いきなり抱きつかんといてぇな」 ゆーな「にゃー」 アキラ「流石に見てるとこっちが恥ずかしくなってくるよ」 まき絵「あれ、亜子じゃん」 いいんちょ「そんなにくっついて仲のよろしいこと」 亜子「そっちこそ、手を繋いでどこに行くん?」 まき絵「正月の買出しに行くんだよ」 いいんちょ「年明けパーティもしますので、みなさんもご招待しますわ」 亜子「そうなん、やったー」 ゆーな「にゃー」 まき絵「しかしあやか。今日は暑いね」 いいんちょ「そうですわね」 亜子「え~。十分寒いで」 アキラ「二人が着てるその分厚いコートでも寒いくらいだよ」 まき絵「だって…」 568 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 17 24 55 ID ??? バッ 亜子「何やそれ!」 ゆーな「にゃー」 アキラ「コート一面にカイロがびっしり」 いいんちょ「これですとこんな寒い日でも暑く感じますわ」 まき絵「暖かーい」 アキラ「明らかにカイロの無駄使いだよね」 亜子「ブルジョワめ…まき絵も影響されて…」 ゆーな「にゃー」 570 アキラ 大掃除 2006/12/30(土) 17 43 58 ID ??? アキラ 大掃除 年の瀬も迫り、あと少しで来年 そして年の瀬といえば大掃除、一年の汚れを綺麗にする行事です でも・・・大掃除が出来ない ゆーなのせいで 台所、トイレ、玄関、お風呂・・・いろいろなところのお掃除が終わったけど一カ所だけ出来ないところがある それがお茶の間 アキラ 「ゆーな、いい加減こたつから出るんだ。掃除できないよ」 裕奈 「・・・」 こたつに深く潜り込んでごろごろしているゆーな、目を細めてよだれを垂らして寝ています アキラ 「ゆーな!!!」 裕奈 「うにゃぁぁ・・・」 眠たそうに目を擦りながらもぞもぞしているゆーな、動く気配はなさそうです アキラ 「ゆーな!!」 裕奈 「にゃぁぁぁん・・」 アキラ 「甘えてもダメ」 裕奈 「ふにゃぁぁ!!」 アキラ 「怒ってもダメ」 裕奈 「にゃ・・・」 アキラ 「拗ねてもダメ」 結局、私はゆーなの両手を引っ張ってこたつから引きずり出したんだ するとゆーなはそのまま拗ねて、押し入れの中に引きこもってしまった 全く、困ったねこだ そう言えばまだ、押し入れの掃除していない・・・ 完 573 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 22 24 16 ID ??? きっと、これからもこんな生活が―― ――続くと、思ってたんや。 高畑「……エヴァンジェル皇国が、わが麻本に宣戦を布告してきました」 センセンをフコク……何を、言われたか、ウチはわからへんかった。 真名「――今日より貴様らの上官となる、龍宮真名中尉だ」 その日から、ウチらの生活は、大きく変わっていった。エヴァ語は禁止され、体育は軍事訓練になって―― 真名「貴様らの初陣が決まったぞ。今までの訓練を鬼畜エヴァンジェル野郎どもに見せ付けてやれ」 全く、現実かどうかもわからないまま、ウチらは前線へと狩り出される。 裕奈「……やだ、やだよ……お父さん……死にたくないよぉ……」 まき絵「……う、ううう……やだ、やだ……」 アキラ「……っ……」 皆、布団の中で泣いていた。友達、親友でも――この時は孤独なんや。 ふと、うちの心に死への恐怖と、この“戦争”への怒りが湧き上がった。 ――おとーちゃん。もう、折れてまいそうや。ウチは、どうすればええん? その日、夢の中に、殉死したにーちゃんが出てきた気がした。 にーちゃんは、何も言わずに――ただ、戦争を嘆いているように見えた。 このか「どいて! 怪我人、怪我人や!!」 ボロボロになった兵隊さんが、運ばれていく。 裕奈「――私達も、あんな風に、なるのかな……」 まき絵「……」 真っ青になったまき絵。 何か、何かいわな アキラ「……写真?」 廊下に落ちていた写真をアキラが拾い上げる。 その写真には――赤ん坊を抱いた、女の人。 あの兵隊さんは、どれだけこの子をもう一回抱きしめたかったんやろう。 ――ウチは、ウチはどうなんやろう―― 574 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 22 25 10 ID ??? 真名「全軍抜刀! 敵軍を殲滅せよ!!」 アスナ「おおーーー! 殺せ殺せ! 皆殺しだ!!」 夏美「……い、嫌……死にたく、ない……」 エヴァ兵千鶴「ホホホホホ……さあ、ずぶっと楽しませてもらうわ」 戦場は、焼け野原になる手前。 吹きすさぶ風に耐えて、必死にウチら四人は、敵が行くのを待つ。 裕奈「……ここらへん、春になるとすごい、綺麗なのに、ね」 泣きそうな声で裕奈が言う。――今年は、桜が拝めるんやろうか。 目の裏に、桜の花が鮮明に浮かぶ。 夏美「い゛、い゛やぁあああああああああ!!」 ――純潔は奪われんけど、それ以上の屈辱が虜囚には与えられる。 龍宮中尉の言葉は本当やった。 村上ちゃんの悲鳴で、まき絵と裕奈がいよいよ涙を零し始める。 ――おかーさん。ウチ、泣かんよ。……草の上にある雫は、朝露やから…… 亜子「あ、アキラ! しっかり! しっかりしい!」 アキラ「……あ、こ……背中、ひどい、傷――ゴホッ、ゴホッゴホッ!」 亜子「喋っちゃアカン! そ、そうや! 投降すれば、きっと」 アキラ「……ダメ……あこ、が。酷い目に、あうの……かな、しいから」 亜子「何、何言ってるん!? このままやったらアキラが」 アキラ「……いき、て……亜子……だい、す……き……だ……ょ」 背中の傷の痛さより、頬を伝う熱さより ――胸の奥が 引き裂かれた痛みの方が 何千倍も辛かった―― 行けども、けものみち。 エヴァ兵「ヒッ!? く、くる――」 獅子よ、虎よと吼え エヴァ兵「ほ、本隊! た、助けてくれ! 赤い目の」 茜射す空の、彼方にまほろば。 亜子「……おろかな、女やと、笑ってくれてもかまへん。でも、でもな。 とーちゃん。ウチ、なーんも、護れんかってん…… ――こんな、世界……ウチが、ぶっ壊したる――」 575 マロン名無しさん 2006/12/30(土) 22 26 43 ID ??? ――風の吹きすさぶ荒野。戦場に咲いたのは血桜。 亜子「春、早くこんかなぁ。アキラと、ゆーなと、まき絵と、ウチで……また花見したいなぁ」 全身を返り血と、自分の血で塗れさせながらも少女の眼は爛々と輝く。 ――20XX年・某月某日。 先の太平楽戦争において、3000人もの兵士を切ったと言われる者を遂に捕縛したエヴァンジェル皇国。 捕らえた者は――赤い目の少女だったのだ。 赤い目の少女の処刑は夕暮れに行なわれることとなる。 エヴァ「……ふん。高潔の志のもと、玉と散れ、か。麻本の人間の考えている事はわからないな」 少女の死は、麻本にも伝わった。はじめ、それは麻本の暗部だったのだが―― それは、友の仇を討つために戦った少女の果敢なき美談として伝えられることとなる。 「この映画はファンタジーの要素が少々入っています。ですが、そこには確固たる人物の生き様があって、それは限りなくリアルに近いフィクションとなっているんです」(監督・監修 ネギ・スプリングフィールド) 「今回、初主演ということでとても緊張しました。ですが――泉ノ亜子という人物の生き方や、葛藤や、悲しみが……皆さんに伝わればいいなと思います」(主演・和泉亜子) 「今回の役どころは亜子の親友である小河内アキラと言うことで、頑張らせていただきました。亜子を思い、亜子の為に死んだ彼女の生き様を、できれば見てください」(助演・大河内アキラ) ネギ・スプリングフィールド初監督作品 “勇狭麻帆良~散リニシ者へノ子守唄” 2007年 4月21日 公開 588 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 30 28 ID ??? ハカチャオ(慕情編) 1/7 人の心はもう科学の不可侵領域ではない。感情なんて脳の信号のやりとりから生成するものなのだ。 だから、綿密に自分の意識を観察して、冷静に対処すれば、感情に振り回されることなんてないのだ。 「どうしようもない気持ち」なんてないのだ。 ――――葉加瀬聡美はそう思っていた。 お昼休みの麻帆良学園の校庭ではちょっとした人集りができていた。 人の輪の中心には、聡美と超、そして翼のような機械を背中につけた古菲がいる。 「ほんと~にこんなので空を飛べるアルか~?」 「シミュレーションによればほぼ確実に飛べるネ」 超の言葉に古菲は首を傾げる。どうやらシミュレーションという言葉が分からないらしい。 古菲が背負っているのは聡美と超が製作した飛行装置。 成人男性が両腕を伸ばした程度の長さの折りたたみ式翼と、背中に取り付けたマシンの制御によって空を飛ぶ。 魔法の力を工学応用した優れものだ。 ただし、まだ試作品。 「ちょっと心配アルヨ……」 「グダグダ言ってないで行くヨロシ!発進!」 超はマシンのスイッチを押した。翼が全開し、音を立ててジェット噴射する。 すると、凄まじい勢いで古菲は空へと吹っ飛んでいった。周囲からは歓声があがる。 「うひょおぉぉぉぉぉ……止ーめーてーアールーーー!」 天高く舞い上がった古菲は全く予想もできない方向へと飛んでいく。 その様子を見ていて聡美はあることを思い出した。 「あっ、超さん!ブレーキをかける方法を教えるのを忘れてましたー!」 「そういやそーだったネ」 惚けた顔をする超。たぶん超はそのことを分かっていたのだろう。 「ナム……骨は拾ってやるネ、古」 そんなことを言う超の顔を見ながら、聡美はため息をついた。 超と聡美の発明の犠牲に古菲がなる。それは二年間変わらなかった光景。 結局、制御を失った古菲は、高い木にひっかかって止まった。 589 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 31 16 ID ??? 2/7 木の下、古菲は地べたに座り込んでぷりぷり怒っている。 「もーヒドイアル!散々なメにあったアルヨ!」 頑丈だからケガはないが、古菲は全身ボロボロ。翼も片方が外れ、もう片方は変な方向にひしゃげていた。 「あーゴメンネ、古。ちゃんと説明しておかなかった私が悪かたヨ。制服も弁償するネ」 全然悪びれずにそう言って超は古菲の頭をなでる。 古菲の背中のマシンを外しながら二人の姿を見て、聡美は妙な気持ちになった。 「胸がしめつけれらる」というのはこういう感じでしょうかー…… 同じ表現が前に国語のテストで出たのを思い出す。 「傍線部は何を意味しているのか答えなさい」 いささか乱暴なことを言えば、そんなもの、百人いれば百通りの答えがあるに決まってる。 だが、もちろん、テストの正解は一つ。全てのことに正解があれば、どれほど楽だろうか。 自分の今の気持ちに、正解とか、意味とか見つけることを聡美は避けていた。 超は古菲の首に腕を回し、ほっぺたをもてあそんでいる。 「そうふて腐れるナ。約束通り肉マン食わせるネ」 「もちろんアルヨ!たくさん食べるネ!」 「ワタシたちの新作、『肉まん君Ω(オメガ)』を披露するヨ」 「もうそれはいらないアルヨー!」 傍から見て、とても仲の良い二人組。二人は親友なのだ。 「どうしたハカセ?元気ないアルヨ~」 「ム、確かに。なにかあったカ?」 暗い顔をしていたのだろう。じゃれあっていた二人が聡美に聞いてきた。 「いえ、なにもないですよー!」 慌てて否定する。 聡美にも、二人は大事な友人。 でもたぶんそれだけじゃない。 それだけだとしたら、なぜ胸が苦しいのか分からないから。 表面上は変わらない関係でも、変化は確かにあったのだ。 590 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 32 11 ID ??? 3/7 聡美と超はある計画に従事していた。 超が聡美を誘ってきた、誰も思いつかないような遠大な計画。 初めてそれを聞かされたとき、その遥かに日常を越え、時代すらも越えたスケールに衝撃を受けた。 超は言った。「この計画に自分の全てを賭けている」と。 ほとんど研究にしか興味のなかった自分を見るその眼差しに、聡美は背筋に震えが走ったのを覚えてる。 たぶん、「人間」に興味が湧いたのはあのときが初めてだ。 それ以来、聡美も計画に惜しみなく助力していた。 夜も更けてきた。もう寮の消灯時間はとっくに過ぎてる。 そんな時間でも、大学部で聡美が借りている研究室の明かりはついていた。 「ウン、今日はここまでネ」 今日もまた、計画の細部を超と二人で練っていた。白衣を着て二人ともコンピュータの前に座っている。 超は自分の部屋は「あまりに混沌としていて見せられないネ」と言って、二人でいる時間は聡美の部屋にいることが多い。 「いつもありがとネ、ハカセ。いまお茶を淹れるヨ」 そう言って超は立ち上がって伸びをした。 「あ、それならそこの」 マシンのボタンを押せばお茶が自動で入る、と言おうとしたのだが、 「いや、ワタシに淹れさせてクレ」 超はそう断って、勝手知ったる他人の家とばかりにテキパキと動く。 「ホイ」 「すいませんー」 おいしい…… 料理にもその才を見せる超が淹れたお茶だ。体も心も安らぐ香気と、豊かな味わい。 これも、計画を手伝っている自分に対しての、超なりの気の遣いかたなのだと思う。 でも、この計画を手伝うことは自分の探究心にとってもプラスになることなのだ。 だから感謝とかしないで欲しいと、何度も言っているのだが、超は譲らない。 そうやって、超に一線を引かれているようで、悔しかった。 「おー!これはオモシロイネ」 聡美の部屋をうろつき回っていた超はある物を拾い上げた。 591 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 33 09 ID ??? 4/7 それは聡美がある研究の副産物として作った、もはや何の役にも立たないガラクタ。 「これでまた古のヤツをからかってやろうカナ」 ああ、まただ…… 古菲の名前が出たとき聡美は、昼にじゃれ合う超と古菲を見ていたときと同じ感覚を覚えた。 その正体が何なのか。分析すれば、確実に分かることだろう。 しかし、そんなことをすれば自分の立場が崩れてしまいそうで嫌だった。 でも、嫌だと思ってる時点で負けですねー…… 科学者が好悪で物事を判断して良いわけがないのだから。 「フフフ、驚く古の顔が目に浮かぶヨ」 こっちの気持ちも考えず、ほくそ笑んでいる超を見ていると妙なフラストレーションを感じる。 それで、つい大変なことを口走ってしまった。 「そんなに古菲さんが好きなら、惚れ薬でもなんでも使えばいいじゃないですか!」 「へ?」 きょとんとする超。 なんてことを言ってしまったのだろう、と口に手をやる聡美。 「ハハハ!なにを言ってるかハカセ!」 だが、超はすぐに大笑い。 「すいません……」 ただ恥ずかしくて、謝るしかない。顔が真っ赤になっているかもしれない。 笑っていた超なのだが、聡美の様子を見て顔つきが変わった。 「ワタシには、好きだとか嫌いだとか言う感情はナイヨ」 自分は科学に魂を売った悪魔なのだと、超はよく冗談めかして言っている。 「それは――――ウソです」 聡美は食いついてしまった。 ずっと超を見てきた聡美。 だから、古菲といるときの超のしぐさ一つ一つに、彼女の「本心」が見えていた。 超は古菲のことを友だち以上の人として想っているのだと。それが超の「本心」なのだと。 観察の結果、聡美はそう確信していた。 592 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 34 09 ID ??? 5/7 ウソだと言われて、超はなにか考えているような様子を見せてから口を開いた。 「まァ……そうネ……仮に、ワタシが古のことを「好き」なのだとしたら」 超は言葉を選ぶ。これ以上は聞きたくない気がする。 「薬は使わナイネ。それはルールに反してるヨ。ゲームに勝つためには、自分の力で身体も心も屈服させなければならないヨ」 彼女一流の偽悪的な発言だ。 「ゲームですかー……」 うそぶいているようだが、「ゲーム」だと言って、自分の気持ちを封じ込めているようにも見えた。 超は聡美のほうを向かず、どこか遠くを見るような目をしている。 「超さんはそうやって、周りの人から距離を置くんですね」 ただでさえ、いつも超の心は「いま、ここ」とは別のところにある。 そして、その超が僅かにでも想いを寄せる人は、自分ではない。 「ハカセ、それは仕方のナイことネ。分かってクレ」 「はい、ですが……」 超には超の事情がある。聡美もそれは分かってる。 でも、だとしたら自分の想いはどこへ持っていけばいいんだろう。 やるせない―――― こんなことは理不尽だ。 それこそ理不尽なことだと承知で、聡美は怒りを感じているのを認めざるを得なかった。 「フフッ、今日のハカセはなにかヘンヨ。明日はこれで古と遊んで、打ち合わせは休みにしようカ」 そう言って微笑んで、超は手に持ったガラクタを指す。 「そんなっ!私は大丈夫です!」 衝動的に聡美は立ち上がり、超の手からガラクタを奪い取ろうとしていた。 だが、 「アッ、ハカセ!」 勢いがつきすぎた。さっきまで超が座っていた椅子にぶつかり、転んでしまう。 「イタタタタ……」 足が酷く痛む。悪い体勢で転んでしまったらしい。 「大丈夫カ、ハカセ」 屈みこみ、聡美の足を調べる超。その顔は本当に心配そうだ。 593 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 35 48 ID ??? 6/7 「どうやら捻てしまたようネ。応急処置をしておいたから、しばらく安静にしておくといいヨ」 「はい……すいません」 聡美は超に再び椅子に座らせられて、手当てを受けた。 氷嚢を当てられた足が、じんじんと痛む。 「謝ることはないヨ……ちょっと驚いてしまたガ」 跪いたままの姿勢で、超は優しい声で言う。 超はたいていのことは笑ってすませてしまう。 適当に楽しむが、常に冷静で揺るがない。 その態度は、彼女の天才としての能力からくるのかもしれない。。 「クラスの便利屋」から「麻帆良の最強頭脳」までいくつもある通り名はダテではない。 「本当に、超さんはなんでもできるんですね」 聡美がつぶやくと、超は軽く手を振って否定した。 だから、誰の支えもいらないんですね、と言ってしまいそうになった。 自分は結局手伝いぐらいしかできないのだろう。 友人や協力者にしかなれないのだろう。 痛みも引き、超は寮に帰ろうと提案した。 「でも、ここに泊まってもいいんじゃないですか?」 研究に熱中して、そのまま研究室で寝泊りすることは前からあった。だから不自由はない。 それに、寮のみんなは寝ている時間だから、迷惑にもなる。 「いや、ダメネ。今日は帰るヨ」 しかし、超は強硬に言い張る。寮でゆっくり休めということなのだろう。 「分かりましたー」 「でも」、と言って聡美は足をぶらつかせた。この足で歩くのはかなり辛い。 だが、超は「大丈夫ネ」と言い、帰り支度を始める。 超は聡美の白衣を脱がせ、代わりに上着を着せた。 そして、聡美の前で背中を向けて、跪く。 「ホレ、遠慮しなくていいネ」 つまり、おぶされということだった。 594 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 08 36 28 ID ??? 7/7 見事な三日月が浮かび、星が良く見える澄んだ夜空だった。 冷たい風が心地よく、足の痛みを忘れさせてくれる。 超は聡美を背負ったまま、駅へと歩いていく。 人一人運ぶ機械ぐらい、いくらでもあるのに、これが一番早いと超は言っていた。 「今日は、本当にすみません……自分が情けないです」 「そういう日もあるヨ。それにしてもハカセは軽すぎるネ。もう少し食べたほうがいいヨ」 「超さんが力持ちすぎるんですよー」 古菲と同じように、武道の達人でもある超だ。巨漢でも軽く吹っ飛ばせるのだから、聡美など軽いもの。 本当に、この人は支えがいらない人なんだ…… 自分とあまり変わらない大きさなのに、背負われることに全く不安を感じさせない引き締まった超の背中。 「そうだ。今度ワタシが腕を揮うネ。美味いものつくるヨ」 「えぇー、いーですよー。調理マシンがありますし」 「いーや、ワタシの料理を食べてもらうネ!」 二年間付き合ってきて分かったことは、超は意外に頑固者ということだ。言い出したら聞かないところがある。 「ふふっ、分かりました」 笑って、聡美は頭を超の襟足のあたりにもたせた。 チクチクと、超の髪が頬に当たる。いい香りがする。 包み込むような幸福感の中、聡美はようやく、一つのことを認めた。 「…………好きです」 絶対に聞こえないよう注意して囁く。 分析するまでもない。この気持ちは恋なのだともう気づいてた。 それが唯一の正解。 ただ、いくら理論を並べても、どうしようもないことだという辛さが、認めるのを拒んでた。 超には、やはり聡美の声は聞こえていないようで、鼻歌なんて歌ってる。 何処とも、いつの曲とも知れぬのに、なぜか懐かしいメロディーを聴きながら、聡美は精一杯涙を堪えていた。 おしまい 597 マロン名無しさん 2006/12/31(日) 16 23 51 ID ??? 「年越うどんでけたで」 「蕎麦じゃないの?」 「359で知ったんや」 「いただきます。あー!冷凍を解凍しただけ」 「ココで、うどんとかけてネギま!?ととく」 「そのこころは」 「麺は讃岐で作りは手抜き」 「さ最悪だ……」
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38 / 601-700 601 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 00 15 29 ID ??? 154:国家さん@国民いっぱい。:2009/08/02(波) 17 22 14 ID ??? 朝起きるじゃん、そんで朝ごはん食べるっしょ? 俺最近変な形の目玉焼きハマっとるんだけど、今日ハート型挑戦したらマジ綺麗にできたんよ。 食べるのもったいなかったし。 その後家出たら玄関前に猫が居たんよ。持ってたクッキーあげてみたら俺のあとついて来て、 バス停までずっと付いてこられたしw しょうがないからクッキー全部あげちゃったし。おやつ無くなったし。 でも猫可愛いから許してやらんこともないし。 本屋着いていろいろ見てたら小学生?くらいの子供が棚の一番上の本取ろうとしてぴょんぴょんしてたから 取ってやったんよ。すごいお礼言われたけどよく考えたらその本俺が買おうとしてたやつだったし。 しかも最後の一冊だったけどまあいいかって思ってマンガ買って帰ったし。 だって俺国だしハイパーシニアだし大人げないのはやっぱ控えときたいんよ。 国民若い子多いから大事にしたいし。 そういえば公園でマンガ読んでたら隣に赤ちゃん抱いた女の人が座ったんよ。赤ちゃん可愛いし。 未来ありまくりだし。 名前聞いたらまだ付けとらんって。生後何週間だか忘れたけど生まれたばっからしいんよ。 俺最近調子いいのたぶんこの子が生まれたおかげだし。 そんで良かったら是非名付け親になって欲しいって言われたんよ。普通断るわけ無いし それから三時間くらいずっと名前考えてたし。 で、俺的にめっちゃいい感じの名前付けてあげたんよ。そのお母さん超喜んでたし 今日中にその名前で届け出してくるって言ってたし。マジかよ。 もう昼になってたから家帰って昼ごはん食べて散歩に出てみたら、公園で中学生がサッカーやってたんよ。 俺普通に混ざったし。最近の中学生マジ強いし。俺キーパーやったんだけどヤバかったし。 やっぱ未来ありまくりだし。将来有望だし。 そんな感じで今晩ごはんの買い物して来たんだけどパン一斤おまけしてもらったんよ。 なんか今日いいことありすぎだと思うんよ。俺今すっげー幸せだから誰かにもこの幸せ分けてやりたいんよ。 誰がいいと思う? 608 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 00 24 54 ID ??? 3 アメリカ案名無い人 2009/08/03(米) 23 35 52 AM7 00 ジリリリリリ! ロシア「うーん・・・眠いから後十分・・・」 ガチャッ! ベラルーシ「兄さん、いつまで寝ているんですか。式に遅刻してしまいます」 ジャーン!ジャーン!ジャーン! ロシア「げぇっ、ベラルーシ!」 AM9 00 ロシア「あれ・・・今日は仕事で姉さんに会う日だったっけ」 ガラッ! ベラルーシ「兄さん、姉さんの代わりに私が来たわ」 ジャーン!ジャーン!ジャーン! ロシア&バルト三国&上司『げぇっ、ベラルーシ!』 PM7 00 ロシア「リトアニア、今日の夕食はカレーなの?」 リトアニア「そうですよ。あ、ロシアさん、ベラルーシちゃんを呼んで来てもらえないですか。」 ロシア「わかったよ。」 コンコン ロシア「返事が無いな・・・中に入ってみよう。」 ガチャッ ロシア「ベラルーシいる?ご飯の支度ができたって。」 ベラルーシ「なっ!兄さん!?わざわざ私の部屋まで来てくれたのね!結婚結婚結婚」 ジャーン!ジャーン!ジャーン! ロシア「げぇっ、ベラルーシ!」 611 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 00 49 00 ID ??? . 609 フィンランド国民もフィンランド並みの感覚を持っているとしたら、問題は無いはず フィンランド「うーん、この子の名前は…イカゲソ四つ葉ちゃん!」 国民「早速、役所に行って来ます!」 (回言回)「…だめだこの隣国さ、はやぐ何とかしねぇと…」 612 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 01 54 40 ID ??? 便乗フィンランドネタ 親分のレスは勝手な想像ですが、アホネン選手は実在します 345 名前:しおのいるせいかつ :2009/08/06(日) 21 04 56 命名といえばフィンランドさんの家の方々は正直、その、 私の国に遊びに来られると、あの、実に言いにくいのですが 笑っちゃう名前になってしまうんです 一番困ったのがEsko Aho首相さんの時です 「アホ首相来日!!」という大見出しが出た新聞が出回りまして… 実にすみません_l ̄l○ 346 名前:こぶんのいるせいかつ :2009/08/06(西) 21 08 23 わかるわー あとなー ○○デンネンて名前も多すぎんねん アホデンネン、パーデンネン、バカデンネン、サイデンネン…etc そりゃ「血塗れ花たまご」も可愛らしい名前や思うようになるてー 個人的にスキヤネンさん恋しいわー 347 名前:ひよこのいるせいかつ :2009/08/06(普) 21 11 49 おおっと、お前ら、 ヘンナ・アホちゃんと、ピーア・パンツ選手の悪口はそこまでだw 348 名前:がくふのいるせいかつ :2009/08/06(墺) 21 12 07 ヤリ・クリさんという方もいらっしゃいましたよね 617 :1/3:2009/08/06(木) 02 09 28 ID ??? 映画ネタバレあるから注意ー! 【スパニッシュ】語ろうぜ!【アパートメント】 1 :名無シネマさん:2009/07/31(仏) 21 22 06 ID @mER1/ 「スパニッシュアパートメント」はお兄さん家の映画。 フランスの青年がスペインに留学して、 ルームメイト達といろんな経験をする話だよ ちなみにルームメイトは、 スペイン♀、イタリア♂、ドイツ♂、ベルギー♀、デンマーク♂、イギリス♀ 出演者の関係国は感想聞かせてね! 2 :名無シネマさん:2009/07/31(英) 21 45 11 ID h0t/F@zZ イギリス♀は華奢でかわいかったな! ちょっとマジメで順応性が低いけど、パブっちまえばオケーなところは俺譲りかな 3 :名無シネマさん:2009/07/31(丁) 21 59 00 ID d/1nThE/D デンマーク♂は俺みたぐもっと明るい感じでもえがったっぺー あいづぁノルやらスーみでぇな印象だっぺなあ 世界幸福度ランキングNO.1感が足んねっぺ! 4 :名無シネマさん:2009/07/31(白) 22 30 27 ID @Lu/K0dOm0 やー、うちとこのコ♀、クールで良かったわあ この映画の中ではスパイス的な役割やったんとちゃう? あと、イギリス♀の弟にムカついたわー 5 :名無シネマさん:2009/07/31(伊) 22 45 07 ID 1Lp0sTIn0 ヴェー スタイリッシュな映画だったと思うよー インテリアとか若者のドライな感じとか、 映像の切り替わり方とかも俺は好きだなー ただ、イギリス♀はかわいいのに、弟は最低な奴だったね… 6 :名無シネマさん:2009/07/31(独) 23 08 19 ID H1TL@Rn0/G せっかく国籍の違う者をたくさん集めたのだから、 ステレオタイプの国民性をもっと出しても面白かったかもしれないな しかしドイツ♂とイタリア♂のベッドの対比には納得した イギリス弟には閉口したが… 7 :名無シネマさん:2009/07/31(西) 23 36 44 ID V0l/VeR 自分のことで悪いねんけど、 ホンマ俺ん家は景色がええわー 主人公がデートに行く公園とか町並みとか、 よそのみんなにも来てほしいわあ イギリスも弟も殴りたいわー 8 :名無シネマさん:2009/07/31(仏) 23 47 11 ID @mER1/ ちょww最後の私情wwwww 9 :名無シネマさん:2009/07/31(海) 23 49 55 ID n0/MOv1e なんか申し訳なくなってきたですよ 10 :名無シネマさん:2009/07/31(加) 23 57 17 ID Mi73/34u7Ra なんかごめんなさい 11 :名無シネマさん:2009/08/01(米) 00 22 01 ID T@aM1nEEtA@ . 9 10 何謝ってるんだい?XDDDDD 12 :名無シネマさん:2009/08/01(伊) 00 32 05 ID 1Lp0sTIn0 . 9-11 イギリス弟組合乙 13 :名無シネマさん:2009/08/01(英) 00 48 15 ID h0t/F@zZ . 11 空気嫁wwwwww 14 :名無シネマさん:2009/08/01(西) 00 59 17 ID V0l/VeR . 11 13 お前らが1番謝れ 622 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 02 14 46 ID ??? . 614 アメリカでは日本の現上司と野球の福留がヤバいらしいね。 特に福留さんには本気で苦労してるらしい。 617 :おにぎりくわえた名無しさん :2009/08/05(水) 14 11 25 ID n1poNp0n 丁度昼休み前のIさん宅での訓練後の話です Dさん「点呼とるぞー!返事をした者から戻ってよーし」 「はーい」 Iさんとそのお兄さんと半分以上の兵がダッシュで食堂に消えていきました 結構テンション高めで点呼にも全力って感じなDさんでしたけど、 その時ばかりは( ゚Д゚)ポカーンってなってました 623 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 02 15 34 ID ??? 654 名前:以下、ウォトカさんがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(露) 15 32 51.39 ID ??? 妹「いくら姉さんだって兄さんと私の邪魔をするようなら容赦しない…」姉「えー、たとえば?」(どどいーん) 妹「……もうご飯作ってあげない」 姉「やだ(´・ω・`)」(ばいーん) 今日見たベラと姉さんの一幕 どうして僕にはそういうデレ方しないのかなあ 626 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 02 51 46 ID ??? 809 名前:名無しでいいある! 投稿日:2008/10/13(中) 22 40 58.09 ID 1ArUaRuu Nの作った西遊記の映画には正直不満だらけある。 全然原作と違うあるよ。大体何で三蔵法師が女あるか? それに西遊記の原作には確か、天竺に着くまでに八十一の試練を与えることになってるあるが、 最終回近くで「試練をひとつ忘れていたので、今急いで与えよう」とか言って 観音様が一行を川に突き落とすという超展開があるあるよ。 みんなきちんと西遊記を見直すよろし! 810 名前:名無しでいいです! 投稿日:2008/10/13(日) 22 43 23.10 ID N1hONinJa . 809 ありがとうございます あなたのおかげで今作ってる西遊記ゲームの釈迦如来のキャラが決まりました やはりドジッ子は外せませんよね 811 名前:名無しでいいある! 投稿日:2008/10/13(中) 22 45 19.09 ID 1ArUaRuu やめるあるぅあぁあぁあぁあぁあぁぁあ!!!!!!!!!!! 628 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 03 47 13 ID 13iarLo7 口調だけ改変。既出だったらスマソ。 248 名前:Mr.メタボさん 投稿日:04/06/25 15 29 前にフランスんちのマックで 「マックデラックス」というのを注文したら 店員に「デラックスの発音が違う!」といわれ 店頭で“デラックス”の発音練習をさせられたんだぞ。 やっと認められて、マックデラックスを持ち帰ることができ ホテルに帰って開けてみたら 全然違う商品が入っていたんだぞ。 635 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 08 45 09 ID ??? 280 名前:イ尓好、我是中華人民共和国 [sage] 投稿日: 2009/06/05(中) 06 22 07 香港が台所でなんか作ってたある。 「香港、何やってるあるか。お前は台所に近づかないように行っておいたはずあるよ」 「前にミーをテイクケアーしてくれた人にscone(←よく聞き取れなかったある) 焼こうとシンキングしてたんすよぉ~」 「お前欧州に友達いたあるか、我にも紹介するよろし」 「大兄がヘイティングしてる人ッスよぉ?」 「お前はそいつの手を借りて独立しようと思ってるあるか?」 「オーネストリィ、そんなこと考えた事はネバー」 「なら見聞を広めるためにもどんどん友達作るよろし。 我はお前に出来る友達ならどんな奴でも嬉しいあるよ」 「オゥ、大兄センキュー。ところでsconeが上手く行かないんすよぉ」 「お前真っ黒じゃねーあるか…西洋菓子が可哀想ある。ちゃんとレシピ通りするよろし…」 それからなるべく香港にさせようと思ったあるが何度やっても焦げたある、 可哀想だから我が作った奴を一緒に入れといてやったあるよ。 結局香港が最後まで誰にやるのか言わなかったから、兄として挨拶の手紙入れといたある 632 名前:Hello, I m United Kingdom of Great Briten and Northern Ireland 投稿日:2009/06/06(英) 21 11 09 今日、アジアの元弟からクール便が届いた。スコーンだった。 なにやら今日は兄弟の日だから俺が昔教えてやった奴を焼いてくれたらしい。 箱の奥に張り付くようにぐちゃぐちゃに丸まった紙があったので広げて見ると文字が書いてあった 「イ尓好。我は香港の兄あへん。てめーが誰だか存じ上げねーあへんが、 弟が世話になったそうで感謝してるあへん。これからも香港と仲良くしてやってほしいあへん。 今度我ん家に飯でも食いに来るよろし。あ、やっぱくんなあへん。 中国」 黒いスコーンと綺麗な狐色のスコーン、どっちも今まで食った中で一番うまかった。 640 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 10 00 28 ID ??? 203 八ツ橋職人名無しさん 2009/08/05(に) 02 11 27 ID ???[sage] (^J^) 通常運転 (*^J^) 機嫌良好 (#^J^) 機嫌最悪 (*^J^*) ぎゅっぎゅっされる (>J<) 下は雪 ( =J=) 寝てるフリ (*-J-) 睡眠中 (*´J`) ヒマワリー (`J´) お遊び脅し中 (*^J^) 本気脅し中 (*゚J゚) ………コルッ (#゚J゚) コルコルコルコル… (・J・) フーン (*・J・) 石油代払ってー (;^J^) 帰ってー (;J;) 帰ってぇぇー!!!! (●J^) 眼帯風 (□J□) 眼鏡っ子 (▼J▼) サングラス (3J3) のび太風 (×J×) ウメボシスッパイ 204 結婚職人名無しさん 2009/08/05(べ) 02 12 23 ID ???[sage] 兄さんが兄さんが兄さんがいっぱいいっぱいいっぱいいいいハァハァハァハァハァハァ 642 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 10 38 19 ID ??? 笑えるスレタイを使って作ってみた 228 スペイシー名無し 2009/8/6(香) 23 40 21 ちょっとsayしちゃっていいっすか~? nowぅ~JAPANさんちのぉ「フランダースズ・ドッグ」がぁ~俺の中でmustにアツいんすよぉ~ ネロ『俺もうスペイシーtiredなんすよぉ…パトラウィッシュ☆…パなくsleepy的な~』 パトラ『てぇしかに~』 みたいなぁ~寄り添うsceneとかぁ~ガチでcryしちゃうっていうかぁ~ あとぉ~死ぬ前にpicture見て死にたいとかぁ~ ネロのガチでスペイシーrockな生き様とかぁ~マジrespectしちゃいまウィッシュ☆みたいなぁ~ はぇ 643 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 10 47 29 ID ??? 760 名前:オタクさんの初恋[] 投稿日:2009/08/05(日) 11 18 20 ID 2z1gEnJp コピペじゃないですが… 国での連絡事項はメールの一斉送信を使っているんですけど、 「8月○日の世界会議お疲れ様でした。みんな二次会ハリキってましたね。 次回は10月を予定しております。 健康に気をつけてまた皆の元気な( ゚д゚)、ペッ! を見せて下さいね! 日本」 と、全国家に送ってしまいました( A`) 651 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 11 21 43 ID ??? 1 :以下、名無しにかわりまして小鳥の様な俺様アルバイトー!がお送りします:2009/07/18(普) 22 59 45.69 ID PR0i1000 みゃあ・・・みゃあ・・・みゃあ・・・ と甘い声で暫く鳴いた後突然 フギャアアアアアアアアアアア と突然叫んで ゴトゴトゴトゴトゴト!って感じ どうなってんだよ・・・ 5 :以下、名無しにかわりましてムキムキ弟がお送りします:2009/07/18(独) 23 01 21.84 ID im0/muKI 猫はちんこのぶつぶつで膣内を擦られて凄く痛い思いをしないと 排卵に必要なホルモンが出ないらしい 6 :以下、名無しにかわりましてお兄さんがお送りします:2009/07/18(仏) 23 01 31.29 ID ROsEn023 猫のちんこには細かいトゲがたくさんついてて 抜くときの膣の痛みで排卵するらしいよ 7 :以下、名無しにかわりまして英国紳士がお送りします:2009/07/18(英) 23 01 40.77 ID maYUMAzU 猫のおちんちんにはトゲが付いてる 入れるときは痛くないけど、抜くときトゲの向きが逆さになって激痛が走る 8 :以下、名無しにかわりまして隠さないスケベがお送りします:2009/07/18(希) 23 01 57.71 ID CaT/nEcO ん・・・ちんこらへんに棘があってそれが刺さって痛いらしい・・・ 9 :以下、名無しにかわりまして小鳥の様な俺様アルバイトー!がお送りします:2009/07/18(普) 23 02 47.14 ID PR0i1000 . 5-8 てめーらはねこの性器に詳しすぎる 657 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 13 26 54 ID ??? 2 名前:以下、名無しにかわりまして冬将軍がお送りします[] 投稿日:2009/06/24() 07 59 50.26 ID korrrrrr 出先から帰ったらちょうど外出中に姉さんが来てたみたいで、 「洗面所まで来い」と赤い字で書かれた謎の紙が玄関に落ちていた 洗面所に行けば「次はキッチン」 キッチンに行けば「次はリビング」 そんな要領で家の中をプチツアー、 最後に指定されたクローゼットを開けば姉さんが中で笑顔で立ってた 一度でいいからベラルーシの真似をしてみたかったらしいけど なんか違う、いろいろ違うよ姉さん 660 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 13 47 40 ID ??? 夏祭り注意 166 名前:日本くん、、、好きです。。。 投稿日:2007/08/23(木) 21 38 13 ID rio/kure 彼女を閉じ込めているにっくきTVを破壊しましたが、彼女はまだ出て来れない様子。 何故だろう? とTVの裏を探すと、背面から延びるケーブルを発見。 ケーブルを辿っていくと、ゲーム機に繋がっているじゃありませんか。 そうか! TVじゃない、彼女はこの機械の虜囚だったんですね!! 私はすぐさまにっくきゲーム機を破壊しました。 しかし色々なものが飛び散るも、彼女の姿が無いのです。これはどうしたことか。 ふと破片の中に転がるディスクを発見。 そうか! そもそも買ってきた時からこの円盤の中に閉じ込められていたのです! 気付いてあげられなくてごめんなさいごめんなさいと謝りながら、にっくきディスクを真っ二つ。 だがしかし。まだ彼女は出て来れないようなのです。 常人ならここで諦めるところですが私は違います。 そもそも発売前に雑誌で見たりした時から、彼女は私の中に居た。 つまり、彼女を閉じ込めているのはこの私の脳ミソなのです! にっくきこの脳ミソから彼女を解放すべく私はハンマーを手に取り 661 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 13 48 29 ID ??? . 658絵本、「いもうとのにゅういん」かな? 以下ネタ お兄さんがかめはめ波打っちゃうから阻止してみてよ 1 以下、名無しにかわりましてお兄さんがお送りします 2008/10/24(仏) 23 58 08.70 ID w8+nOYrQ0 かーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!! ○ , / ̄' =============3 / 2 以下、名無しにかわりまして紳士がお送りします 2008/10/25(英) 00 01 06.24 ID 4OJi6zvh0 __,, ======== ,,__ ...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´ ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ じゃねーよばかぁ!!!!!!!!! 664 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 13 54 21 ID ??? 315 彼女いない歴774年 sage 2009/08/05(露) 23 34 51 /⌒ヽ ___(^ω^ )お~♪ /" ̄ ̄`⊂__ ヽ. / /⌒ヽ ! (_) | ヽ-‐ | l ;! ゝ、___ノ_,ノ;;;;ノ ____ _ /" ̄ ̄ ヽ ヽ. / /⌒ヽ ! l | ( ^ω^) l ;! ゝ、___ノ_,.ノ;;;;ノ ____ _ / / ̄ ̄ ヽ. / ! 、 l | ;| と、 _)_) | ゝ;;;ゝ___UU__ノ これを日本君家の渋谷とか新宿とか有楽町あたりのでかいターミナルでやりたい。 ケーキはもちろん本物。 665 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 13 59 43 ID ??? 本文無改変ということでひとつ 585 名前:以下、本体にかわりましてアルバイトがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/27(普) 14 47 37.08 ID kesekese0 それより何でいちいち松居一代が靴下履いたとか報告するんだwwwww 帰りの会じゃねぇんだぞ馬鹿wwwwwwwwwww 588 名前:以下、本体にかわりましてアルバイトがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/27(普) 14 50 22.45 ID kesekese0 誰も見てないと思うけど誤爆ゴメン 594 名前:以下、本体にかわりましてアルバイトがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/27(普) 14 53 42.35 ID kesekese0 それより何でいちいち松居一代が靴下4枚履いていたとか報告するんだwwwww 帰りの会じゃねぇんだぞ馬鹿wwwwwwwwwww 601 名前:以下、本体にかわりましてアルバイトがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/27(普) 14 59 09.07 ID kesekese0 もう胃ももたれるし屁も出るしもれるし なんかもうどうでもいいや 666 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 05 29 ID ??? 織田信長「ほっ、ホトトギス殺しちゃダメなんだからぁ!!」 1 名前:以下、通常業務にかわりまして修羅場よりお送りします。[] 投稿日:2008/02/15(日) 15 58 45.24 IDsHioJakE0 織田信長「うぅ・・光秀のいじわるぅう///」 2 名前:以下、名無しにかわりまして国民がお送りします。[] 投稿日:2008/02/15(般) 15 59 20.15 ID IpPAnjPN0 寺燃えすwwwwwwwww 667 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 07 47 ID ??? はさみ:全てを断罪する鋼鉄の神器 12 名前:以下、急速成長につきまして日本がお送りします[]投稿日:2009/08/04(日) 19 25 04.24 ID siogasuki サランラップ 万物を包み込む透明なる闇 88 名前:以下、スットコにかわりましてイングランドがお送りします[]投稿日:2009/08/04(英) 19 51 50.84 ID bakaa/sns 折り紙:現世に憧れた人形師が生み出した悲しきマリオネット 109 名前:以下、あの子にかわりましてフランスがお送りします[]投稿日:2009/08/04(仏) 20 01 15.09 ID znr/seiso かつら:弱者が頭部を保護し偽装する為の神器 看破された時全てを失う 171 名前:以下、ローマにかわりましてイタリアがお送りします[]投稿日:2009/08/04(伊) 20 16 11.85 ID pasuta/ve マウスパッド:鼠をやさしくうけとめる、神秘の布 233 名前:以下、スペイン領にかわりまして南イタリアがお送りします[]投稿日:2009/08/04(南伊) 20 28 24.45 ID hetare/tg 蚊取り線香:新緑のヴァンパイアハンター 312 名前:以下、キエフルーシにかわりましてウクライナがお送りします[]投稿日:2009/08/04(烏) 20 47 27.80 ID oppaippai 風鈴:灼熱の風を待ち続ける癒しの鐘 341 名前:以下、独立につきまして合衆国がお送りします[]投稿日:2009/08/04(米) 20 55 47.16 ID Iamh/ero トッポ:最後までチョコたっぷり 75 名前:以下、ソ連崩壊につきましてロシアがお送りします[]投稿日:2009/08/04(露) 19 46 21.83 ID dozikkoru ダイソン:吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機 676 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 23 43 ID ??? 332 名前:名無しさん@アルバイトです[] 投稿日:2009/08/05(普) 20 59 00 ID pUlo1o0o ↓明日俺の身に起こること 333 名前:名無しさん@オタクです[] 投稿日:2009/08/05(日) 20 59 00 ID niHOn/jP ∧_∧ ムシャムシャ (´・ω・)o,..,,,,_ /つi'" ,' 3 `ヽーっ し-,l ⊃ ⌒_つ `'ー---‐'''''" 334 名前:名無しさん@オタクです[] 投稿日:2009/08/05(日) 21 00 35 ID niHOn/jP しまった。誤爆です。 335 名前:名無しさん@アルバイトです[] 投稿日:2009/08/05(普) 21 02 00 ID pUlo1o0o えっ! 679 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 37 49 ID ??? . 674善処します . 677えっ 日丸語じゃないっぽい。ほんのりフランス時間 「におい」のいろいろ 254 :本当にあった怖いオタク:2007/11/25(日) 22 11 24 ID SaltMeltO ちなみに私の中でのイメージ 臭い→生ゴミ 匂い→何か性的なもの におい→全身シャンプー後のぽちくん ニオイ→靴下 香り→綺麗な女性の香水、お線香など 薫り→炊きこみご飯のふたを開けた瞬間 香織→女性の名前 カオリ→昔あった消しゴム カオス→( ^ω^) 255 :本当にあった怖いメタボ:2007/11/25(米) 22 20 04 ID H+ERO=her0 . 254なぁ、日本語ってなんなんだい? 680 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 43 55 ID ??? 夏祭り? 26 本当にあった怖い国家 2009/08/06(普) 14 27 45 日本、なんだよこれ怖すぎるじゃねぇか http //www.youtube.com/watch?v=pjC9VnIskdU http //www.youtube.com/watch?v=vrZR2NWV-3I 27 本当にあった怖い国家 2009/08/06(氷) 14 28 15 なにこれ普通にこわい 28 本当にあった怖い国家 2009/08/06(露) 14 29 06 …なんで画面静止してるのに二人だけカタカタ動いてるの? 29 本当にあった怖い国家 2009/08/06(日) 14 29 07 私も今調査中です ただの放送事故、ならいいんですが… 682 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 14 50 53 ID ??? 家族からのメールを晒せ!!スレより 305 名前: 子分案名無い人:2009/05/13(伊) 02 42 16 ID SRomano0 (自称)親分:帰り遅いけど誘拐されてへん? 親分:誘拐されたん? 親分:誘拐されてへんやろうな。 俺:うるせーぞ地下にいたんだ。パスタ食べたら帰るぞ。 親分:よかったやんなぁ。気をつけるんやで。身代金はない。 685 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 01 48 ID ??? サドイツ警報 159 名前:国家さん@筋肉いっぱい。:2009/04/28(独) 05 20 14 昔、兄貴が俺に課したテストで皿を割ってしまった子供とそれを叱る母親のイラストがあって、 考えられるセリフをふきだしに書き入れろという問題が出たのだが 「この皿一枚ほどの価値も無いお前が!死ね!死んで償え!」 「この俺ともあろう者が……なんたる失態ッ」 と書いたら0点だった。ひよこ印のはんこも押してもらえなかった。 687 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 06 00 ID ??? 274 名前: 元ヤン名無い人:2009/06/26(英) 18 10 24 ID BrtAnGeL0 俺ん家の研究者が路上で人とぶつかると 「ごめん」を言うかどうか調査する為に 学生を世界の主要都市に派遣したんだが 日本人だけがひらりひらりと身をかわしやがるんで 「やっぱNINJA?」って話題になってたぞ 690 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 16 33 ID ??? . 685の母親の台詞は無改変でした。時代とか気にしないでください 247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 06 13 25 じいちゃんが入院したので、仕事を抜け出して弟とお見舞いに行ったことがある。 喋れないので、文字ボードを指差して会話。 弟を溺愛するじいちゃんは終始ニコニコ。超イイ笑顔。 弟「ヴェー、調子はどう?」 じ「(*´ー`)へいき」 弟「もう帰ってお掃除しなきゃ!明日また来るね」 じ「( ´・ω・`)きをつけて」 弟帰って、俺「もうしばらくいるぜ」 無表情でボードを指差すじいちゃん。 か え れ v(’A`) う、うん、気を使ってくれてるのはわかる。 じいちゃんはそういう人だ。でもちょっと傷ついたんだよちくしょーが。セルふそそそそ…orz 691 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 21 34 ID ??? フランスタイム 681 コルコル名無しさん 2009/08/06(露) 14 44 35 座敷童が座敷童貞に見えた 妖怪までもが僕を馬鹿にしやがる 692 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 23 08 ID ??? . 691疲れてるんだよ、きっと・・・。 595 名前:国民さん@オタクいっぱい。 投稿日:2006/02/14(般) 20 56 20 ID iPpaNJpn 二次元が嫌いな人なんかいません! 597 名前:国家さん@オタクいっぱい。 投稿日:2006/02/14(火) 22 11 45 ID nHonkIku . 595 その言い方は正確ではありませんね。 単に、世の中には2種類の人間がいるだけです。 すなわち二次元を愛する人と、二次元を知らない人です! 695 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 42 14 ID ??? 本文未改造 579 名前:国家さん@薔薇いっぱい。:2009/06/30(仏) 01 42 47 関係無いが、某youtubeでPornoで検索すると、ポルノグラフティ関連の映像が たくさんひっかかるのは、世界に迷惑をかけてると思うんだ。 697 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15 55 13 ID ??? 837 名前:水先Z軸無い人 sage 投稿日:2007/10/17(日) 21 27 55 ID NyaBBan0 寛平御記 八八九年(寛平元年)二月六日 (一部抜粋) よそのぬこは薄墨色だけど、うちのぬこは深黒色の黒ぬこなのだ♪ 大きさは長さ一尺五寸、高さ六寸。 寝る時は円くなって足や尾が見えず、まっくろくろすけ状態である。 歩く時はひっそりしていて少しも音を立てず、丁度、雲の上の黒い竜のよう。 毛色は美しいし、そのうえミ○キーを捕える術は、はるかに他の猫より優れている。 先帝から、私がこれを賜ってもう5年になるが、私は毎朝、乳粥をやって養っている。 私はこの猫の才能が優れているからって愛しているのではない。 先帝が賜わったものだからこんなものでも大切にしているのだ。 ほ、ホントなんだからなっ! 詳しくはこちらへ http //funabenkei.daa.jp/yononaka/neko/uda.html W廿_廿)ペットブログの起源は、我が家の宇多天皇です! 698 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 16 11 35 ID ??? 865 名前:国家さん@お塩いっぱい。:2009/05/16(日) 06 49 16 イキモノ「うおッ…寒ッ…」 ツンドラ「寒くてトーゼンでしょ?そういう気候なんだから」 イキモノ「なぁ、ちょっとだけ暖かくしてくんない?」 ツンドラ「バッカじゃない!?何でアタシがアンタなんかのために温度上げなきゃなんないのよ!!我慢しなさいよね!これくらい」 イキモノ「ケチ」 ツンドラ「フンッ!どーせアタシはケチな気候ですよーだ!!」 イキモノ「……ヤバ…なんか寒さで意識が朦朧として…」 ツンドラ「えっ!?アンタなに言って…」 イキモノ「モ、モウ……うごけな………ス…………」 ツンドラ「ちょ、ちょっと!?ウソ…!?」 イキモノ「………」 ツンドラ「ねえ!!起きなさいよッ!!ねえってば!!」 イキモノ「………」 ツンドラ「ねえ!なんとか言ってよ!!もっと暖かくしたげるから!だから…!だから起きてよ… ……しんじゃ…しんじゃやだよぉ………」 ツンドラ「グスッ…アタシのせいだ……ア、アタシが、こんなに…寒くしすぎたから……ウウッ…ヒック…」 ツンドラ「ゴメンね……ヒック…ゴメン…グスッ…」 イキモノ「………ふあぁぁぁ………ん?なんかちょっと暖かくなってんな、地面も融けてるし…」 ツンドラ「ヒック…グスッ…………って、ア?アレッ?アンタなんで動いて……!?」 イキモノ「へ?いや、冬眠してただけだけど…?」 ツンドラ「とッ、冬み……なっ!?なによソレ!!?」 イキモノ「そりゃ、あんだけ寒けりゃ冬眠くらい……ってオマエ、泣いて…」 ツンドラ「ウ…ウルサイウルサイっ!!もう、あんたなんか知らないんだから!!」 イキモノ「わ、ちょっ!!また寒ッ!寒いって!!」 ツンドラ「ふんッ!!」 866 名前:国家さん@コルコルいっぱい。:2009/05/16(露) 07 08 52 . 865で救われるのはN君だけだと思うよ(#^J^) 699 :マロン名無しさん:2009/08/06(木) 16 13 11 ID ??? 809 名前:名無しでこるこる! 投稿日:2009/08/06(露) 15 40 58.09 ID krkr04iAN 昔バレエをF君から教わってみんなに覚えてもらったんだけど チュチュの丈が長いから重くて踊りにくいって言われたから 邪魔にならないよう僕なりに改良したよ 足がすごく出るけど軽いし踊りやすいってみんなに褒められたんだ せっかくだからってFくんに見せたんだけどいきなり 『若い娘の足をそんなに出すなんてけしからん! お兄さんR(僕の名前)がそんな奴だとは思わなかった!!』 と言われて僕呆然。 けど今の閉鎖的な時代年頃の娘が足を出すのはとても恥ずかしいこと、 ダンスをしているだけでも偏見があるのに可愛い国民にそんな肩身の狭い想いをさせるな Fくんに真剣にそう窘められて僕は自分の間違いに気づいた Fくんにお礼を言ってすぐにチュチュを長くしようとした すると何故かFくんに駄目だと止められた 『けどあの子たちが恥ずかしい思いをしてまで舞台に立つのはお前の優しさに感謝してのことだ 今止めるのは彼女たちの気持ちを踏みにじることになるぞ』 僕はこの言葉に正直泣きそうになった 僕はその日の舞台を一生忘れない 舞台上で舞うみんなの晴れ姿、そして横に座るFくんの言葉 『ロシアっ娘の足いいよ綺麗だよξ´点`)ξハァハァ』 あのニヤケづr笑顔を思い出すとどうしてもなぐr照れくさくなるんだ 38スレ目次 次
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狂気の行方 ◆zUZG30lVjY 「(あーあ、もったいないなぁ……)」 雨生龍之介が抱いた放送への素直な感想がこれだ。 わずか六時間のうちに十七人。 このペースなら次の放送には四十人に減少し、二日目に入る頃には十数人程度になっているかもしれない。 ましてや主催者が禁止エリアなんて代物を設けて間引きを推奨しているのだから、殺し合いのペースが緩むことは当分ないはずだ。 「(ゆっくりしてたらアートを作ってる暇もなさそうだ。そもそも三日間で終わりなんだろ?)」 龍之介はいわゆる殺人鬼であるが、流れ作業のような大量殺人は好まないタイプだった。 彼にとって殺人とは死の探求であり、己の芸術性を発揮する創作活動である。 犠牲者のひとりひとりを丹念に苦しめ、時には半日以上も掛けて死に至らしめ、その過程を好奇心のままに観察する。 そして被害者の亡骸は――場合によっては死に至る前に――龍之介の作品の材料となる(こともある)。 彼が青髭の旦那と慕うサーヴァントと出遭ってからは格段にペースが上がったが、それは単に供給量が潤沢になったからに過ぎない。 一つの作品にしっかり力を注ぎ込む方針は全く変わっておらず、浪費を好む青髭と意見が食い違うことさえあった。 繭が言うところのバトルロワイアル・ルールという環境は龍之介とすこぶる相性が悪かった。 そもそも、七十人という人数の少なさも然ることながら、ほぼ全員が殺し合いを意識しているのが美味しくない。 殺されるかもしれないことを前提に動き、徒党を組んで自衛されてはターゲットを確保することも難しい。 その上、期限はたったの三日間でどんどん人数が減っていく。 モタモタしていたら本当に芸術活動どころではなくなってしまうだろう。 「(あの子達、ほんといい材料になりそうなのに)」 駅のホームのベンチに腰掛けたまま、心の底から残念そうに少女達を見やる。 少女達は一箇所に固まっていつものように話し込んでいるようだった。 ……うち一人は未だに眠りこけているが。 「じゅ、じゅうななにんって、本当なのかな」 「多分そうなんじゃない?」 「すー……」 放送で彼女らの知る名が呼ばれることはなかったが、心愛は『誰かが死んだ』という事実に動揺しているらしかった。 可愛らしい思考回路だ。 見知らぬ誰かがドラゴンに屠られたのを見たはずなのに、殺し合いという現実を無意識のうちに拒んでいる。 こういう子には自分が死んでいく過程をゆっくりと見せつけてあげたくなる。 普通の止血や縫合で延命させるのでは物足りない。それでは意識が朦朧としてしまう。台無しだ。 旦那が持っていた不思議な本のように、内蔵を引きずり出しても鮮明な意識と痛覚を維持できる延命法でなければ。 作業過程はきっと素晴らしい映像芸術になるはずだし、そのときの表情を見れば素敵なインスピレーションも浮かぶはずだ。 事切れた後は手足で額縁を作って皮のキャンバスに血肉と臓物を彩った絵画にしてあげよう。 もちろん愛らしい顔は絵画の中央に据える。頭部ごと取り付けて立体的な作品に仕上げるのも良さそうだ。 「すー……」 「それにしても、あの子まだ起きないのね」 「えっと……そういえばずっと寝たままかも」 名前も知らない少女は相変わらず安らかに眠りこけている。 殺し合いの舞台に引きずり込まれてしまったことなど、文字通り夢にも思っていないに違いない。 ああいう子はどんなアートにするのが一番映えるのだろうか。 起こしてから作業を始めるのでは、いつもと変わらない。 一目で不可逆だと分かるほどに解体してから目覚めさせるのも面白そうだ。 あるいは奇を衒って、安らかな寝顔を維持したまま寝具の部品にしてしまうのも良いかもしれない。 安楽な殺し方はもったいないので趣味ではないが、あの寝顔に寄り添われて眠れたら良い夢が見れそうな気がする。 ただ、あの子の身体だけでベッドを作るには体積が足りなさ過ぎる。 別の材料を調達して補うか、もっとコンパクトな道具にしなければならないだろう。 「そうだ! ひょっとしたら、お気に入りの目覚まし時計がないと起きられないとか!」 「……はいはい」 リタは心愛が放つほんわかとしたオーラに馴染めていないらしい。 どちらかと言えば心愛の方が普通の少女で、リタの方が浮世離れしてしまっているという関係だ。 それにしても、リタは不思議な雰囲気の瞳をしている。 日本国内だけで活動していたので外国人の子供はなかなかに新鮮だ。 眼球をくり抜いて後ろから小さな電球を差し込めば、開き気味の瞳孔から瞳の色に染まった光が溢れ出るのではないだろうか。 目と鼻は鼻涙管という管で繋がっていて、そこから更に口の中へと通じている。 加工した眼球を嵌め直して銅線を口腔へ通し、そこに電池か何かをセットできるようにするのはどうだろう。 眼球そのものを白色電球に置き換えたオブジェは作ったことがあるが、そこまで手の込んだ仕掛けの人体ランプは未経験だ。 ――いや、それは流石にもったいない。 リタが本当にゾンビであるのなら、もっと有意義な扱い方があるはずだ。 青髭の力を借りなくとも生きたまま(?)の創作ができるかもしれないのだから。 三人とも素晴らしく魅力的な素材だ。 それだけに芸術活動に集中できない現状がひどく惜しまれる。 ここが普通の街ならとっくに彼女達を堪能できていたに違いないのに。 「そういえば、旦那は大丈夫かなぁ」 龍之介はどこかにいるはずの青髭を思い、嘆息した。 実のところ、放送で知っている名前が呼ばれなかったというのは正確ではない。 ――ジャンヌ・ダルク。 青髭が幾度となく口にしていたため馴染みのある名であり、リタも「知っている相手かもしれない」と言っていた名前だ。 しかしながら、名簿にあるジャンヌ・ダルクとやらが二人の認識上にあるジャンヌと同一である証拠はない。 龍之介の知るジャンヌは世界史の知識と青髭が言っていた鎧姿の女性で、リタの持つジャンヌの知識も大きな国の軍隊の偉い人という程度らしい。 ここで既に食い違っているのだから、名簿のジャンヌが第三第四のジャンヌである可能性は充分にある。 それでも龍之介がジャンヌの死を気にしてしまうのは、ひとえに青髭の『テンション』を鑑みてのことである。 青髭はジャンヌ・ダルクが絡むとブレーキが効かなくなってしまう。 そんな彼が、放送を聞いて目当てのジャンヌが死んでしまったと思い込んだらどうなるか。 テンションが最低にまで落ち込むにせよ、逆に振り切って暴走してしまうにせよ、龍之介にとっては望ましい展開ではない。 特に後者は『自分のいないところでやけっぱちの大パーティーを始めてしまうのでは』という意味で。 「そんときはオレも呼んで欲しいんだけどなぁ……無理かな、やっぱ」 「ちょっと。さっきから何ブツブツ言ってるの」 「ん? ちょっと考え事」 いつの間にか近付いて来ていたリタが、怪訝そうに龍之介の顔を覗き込んだ。 それに対する龍之介の反応は至って平然としたものであった。 別に平静を装ったわけではない。心の底から平然としているだけである。 誰をどのように殺すかという思考は、龍之介にとっては日常的な頭の使い方でしかない。 故にスイッチの切替も容易であり、突然話しかけられたからといって動揺するようなこともなかった。 「放送が終わったら電車で南下する予定でしょう。早く準備しなさい。もう放送からだいぶ経ってるじゃない」 「分かってる、今やるよ」 龍之介は血を見たり、死に瀕した者の前では饒舌になる癖があるが、そうでない時は喋るのも億劫になる性格だ。 そして今のテンションは後者の方。リタの小言に一言返すだけでも妙に時間が掛かっている。 「……ん?」 ベンチから腰を上げた矢先、龍之介はホームの入り口――形ばかりの改札口のところに人影を見た。 見たこともない学校の制服を着た少女だ。背丈からすると高校生くらいだろうか。 武器を持っている様子も、黒いカードを手にしている様子もなく、手ぶらのまま俯き気味に歩いている。 心愛もそれに気がついたらしく、少女に向かって小さく手を振った。 「おーい、大丈夫ー?」 異変が起こったのはその直後のことだった。 少女の全身が突如として光に包まれる。 直後、心愛の首が噴水のような血飛沫を吐き出した。 □ □ □ 駅に着いた犬吠埼風が選んだ戦略は、奇襲だった。 無害を装って接近し、間合いに入った瞬間に攻勢へ転ずる、至ってシンプルな戦術。 手元にカードも武器もない状態から即座に武装できるというアドバンテージの有効性は実証済みだ。 単純ではあるが、効果は絶大。 最初の標的と定めたセミロングの少女は、自分に何が起こったのかも分からないままに、意識を刈り取られた。 「……っ!」 少女の首だけが真後ろへぐにゃりと倒れこむ。 踏み込みが少しだけ浅かった。延髄を断つことはできたものの、首筋の肉が残ってしまって頭を落とし切れなかった。 スプリンクラーのように血を吹き出す死体から目を背け、次なる標的に斬りかかる。 袈裟懸けの一太刀によって、ベンチで眠りこけていた少女がベンチごと叩き切られる。 「……ぐ」 弾け飛ぶ鮮やかな色彩に、風は喉の奥からこみ上げる酸味を感じた。 口腔までせり上がってきた消化液を気合で胃腑へと押し戻す。 ――耐えろ! 必死に自分に言い聞かせる。 あのときよりも遥かに凄惨で、直視するのも躊躇われる有り様だが、今の自分なら絶対に耐えられる。 覚悟はしたはずだ。もう後戻りしないと決めたはずだ。 殺すというのはこういうこと。 "倒す"のではなく"殺す"のなら、凄惨になるより他にない。 「次……!」 二人分の返り血を拭うのも忘れて、風は残る標的へ向き直った。 多少距離があったので一息の内に斬りかかることはできなかったが、結果は同じこと。 怯え竦んでいるにせよ、逃げ惑っているにせよ、次の攻勢で全て―― 「――――」 風は絶句した。 残った二人の反応は風の想像と常識を完全に越えていた。 顔色の悪い少女は死んだような目で冷徹にこちらを見据え、男の方は興味津々といった様子でこちらを眺めている。 目の前で人が死んだのに。血肉を撒き散らして息絶えたのに。 どうしてそんな顔をしていられるのだ。 「リュウノスケ。私の姿が見えなくなるまで走りなさい」 「んー、ちょっとオレに任せてくんない?」 男女は互いに主導権を握り合おうとしていたようだったが、結局少女の方が譲る形で収まった。 「ねぇ君。今のマジ凄かったよ! こう……スタイリッシュっていうの? ひょっとして君もサーヴァント?とかいう奴だったり。 殺り方はありきたりでも、早業でビシッ!とキメるとなかなか様になるもんだなぁ。見とれちゃったよ、オレ」 「……っ!」 油断なく剣を構える。 喋っていることの意味は理解したくもないが、まるで世間話でもしているかのような饒舌さには戸惑いを覚えざるを得ない。 「でさ。本題なんだけど、ひょっとして君、オレ達も殺しちゃうつもりだったり?」 「……当たり前でしょう」 「やっぱりかぁ。困るんだよなぁ、オレもまだまだやりたいことが残ってるし。だからさ……」 男は顔の前で片手を立てて、片目を閉じてみせた。 それが『軽い態度でお願いをするジェスチャー』だと気付くまでに、風は少しばかり時間を要した。 「オレのこと殺すの、後回しにしてくんない?」 「はぁ?」 「――え?」 真っ先に毒づいたのは顔色の悪い少女だ。 風はまたも男の発言の理解が遅れ、どうにも間の抜けた反応をしてしまった。 ひょっとしてこれは命乞いというものなのだろうか。 死にたくないと必死に懇願される状況は想像していたが、こんなにも軽薄な命乞いは想定外だ。 「な……何を言って!」 「君、一人残らず皆殺しにして『ご褒美』もらうつもりなんでしょ」 休戦協定というなら理解できる。東郷美森ともそんな協定を結んだばかりだ。 けれど男の言い回しには何か引っかかるものを感じる。 「大体、後回しってどういう意味なの」 「どういう意味って、そのままの意味だけど?」 男は小首を傾げながら、顔色の悪い少女の後ろへ回りこんだ。 そして肩に付いた埃を落とすかのような自然さで、少女の繊細な首筋に指を絡め、一気に締めあげる。 「がっ……!」 少女が目を剥き、骨ばった手の甲に爪を食い込ませる。 その耳元で男が一言二言呟いた直後、少女は糸の切れた人形のように脱力し、どさりとその場に崩れ落ちた。 一連の出来事を目の当たりにしていながら、風は何一つ言葉を発することができなかった。 初めて間近で目撃した自分以外の手による殺人。 それは道端の雑草が咲かせた花を引きちぎるような容易さで遂行された。 風が重ねたような苦悩は欠片も感じられない。 ごく当たり前の行為として、男は少女を手に掛けたのだ。 「お前……!」 「睨まない睨まない。でも分かったでしょ? オレがどういうヤツかって」 ……どうして。 「オレは別に生き残れなくていいけど、できるだけたくさん殺したい。君は殺して生き残りたい。 ほら、カッチリ噛み合うだろ? だからさ、オレを殺すのは最後にしてくんないかな。君も楽になると思うしさ。 さっきの二人だって、もうちょっと来るのが遅かったらオレが殺してたんだぜ?」 どうしてこんな提案を、微笑み混じりで口にすることができるのか。 風は身の毛がよだつのを感じた。産毛に至るまでが情けないほどに竦んでいる。 あんな発想が同じ人間の脳髄から生まれたなんて信じられない。 いや、信じたくもなかった。 「何が、目的なの」 「目的?」 「どうして殺すんだって聞いてるの!」 威圧するように、あるいは縋るように声を荒げる。 人を殺すのなら相応の理由があるはずだ。 例えば死んでしまった誰かを蘇らせたいという願いのように。 例えば世界を正しい形に変えるという願いのように。 そうでなければ人を殺せるわけがない。自分の行いに耐えられるはずがない。 それが"人間"として当然の感情なのだから。 「うーん、言葉で説明するのって意外と難しいんだけどさぁ」 男は危機感をまるで感じさせない足取りで風の横を通り過ぎ、最初に息絶えた少女の傍で立ち止まった。 そして、懐から取り出した刃物で残った首の肉を手際良く切断し、セミロングの頭部を拾い上げる。 「こういうのCUTEだと思わない? オレはすっげぇ好きなんだけど」 ――"ソレ"は少女の首を手にしたまま、まるで人間のように笑っていた。 言葉が声にならない。罵声を吐こうとしても、掠れた息が喉から漏れるだけで音にならない。 風は自分が知らず後ずさっていることに気がついた。 剣を構えるのもいつの間にか忘れていた。 一秒ごとに呼吸が速くなり、過呼吸一歩手前の苦痛が胸を締め付ける。 アレは一体"何"なのか。にこやかな顔の皮を剥ぎ取ったら、異界の生物が蠢いているのではないか。 本気でそんなことを考えそうにすらなっていた。 「……勝手にしろっ……!」 風は現実から目を背けるように踵を返した。 一目散に逃げ出すなんて無様を晒さなかっただけ褒められるべきだろう。 少しでも早く駅から歩き去ろうとする風の背中に、男の脳天気な声が投げかけられる。 「おーい、ちょっとー。名前くらい教えてくれてもいいじゃんかー」 「…………ッ」 「あ、そっか。こっちから名乗んないと。オレは龍之介。そっちは?」 「……風!」 吐き捨てるように下の名を告げてホームを後にする。 名乗る義理など全くないのだが、混濁する思考では冷静な判断など望めない。 姿が見えなくなった辺りから少しずつ早足になり、駅舎を出る頃には歩きを止めて走り始める。 「はぁっ、はぁっ、ハァッ……!」 変身を解いて元の姿に戻り、駅前の適当な建物の陰で膝を突く。 「う、うえぇっ……」 嘔吐感が喉の奥を灼く。朝食をろくに取っていないのは不幸中の幸いだった。 食べたばかりの物が大量に吐瀉物として出てきたら、精神的ダメージがこれよりも何割か増していただろう。 口元を拭って唾液とも胃液ともつかない液体を取り除き、建物の外壁にもたれかかって座り込む。 酸鼻極まる光景や無残な死体に耐えられなかったのではない。 あの男の言動から垣間見えた異常性に吐き気を催したのだ。 理由もなく人を殺すなんて信じられないと思っていた。 けれど、それよりもずっとおぞましいモノがあった。 常人には理解し得ない理由で人を殺す生き物だ。 あれ以上は一分一秒たりとも会話を続けていられなかった。 鼓膜を介して精神が汚染されていく感覚すらしていた。 躊躇わずに殺しておくべきだったと悔やむ一方で、無事逃げ遂せたことに安堵する気持ちも拭い去れない。 今更ながら、上手くいっていると思っていた過去の自分を殴りたい。 ワープ装置で本能字学園の教室に移動し、女子学生の死体から日本刀と黒のカードを2枚手に入れられたところまでは好調だった。 そこで調子に乗って駅にまで足を伸ばさなければよかったのだ。 「……くそぅ……」 そして何よりも腹立たしいのは、結果だけ見れば自分もあの男と大差ないのだと実感してしまったことだった。 無抵抗な少女の首を九割ほど斬り裂いた自分と、残り一割を切断したあの男。 誰に恥じることもない願いのために殺す自分と、楽しみのために殺すあの男。 より残忍なのは果たしてどちらなのか。 「…………違う」 後戻りなど出来ないことは理解している。 最後まで殺し続ける覚悟も決めていたはずだ。 自分には理由がある。何に代えても果たさなければならない役割がある。 "守るために殺す"自分があんなモノと同じはずがないのだ。 あんな奴とは違うあんな奴とは違うあんな奴とは違うあんな奴とは違うあんな奴とは違う―― 風は何度も何度も繰り返し、自分に言い聞かせ続けた。 □ □ □ 「ふぅ、何とかうまくいった」 大剣の少女、風――名簿にある犬吠埼風のことだろう――が立ち去っていったのを見届けて、龍之介は胸を撫で下ろした。 下手をしたら四人まとめて切り捨てられてもおかしくない状況だった。 初撃で殺されず、風が人殺しに慣れていないと看破できた上で、幸運とハッタリでどうにか凌げたようなものだ。 ――そう、ハッタリである。 龍之介が風に語った内容にはいくらかの嘘が含まれている。 別に死んでもいいと思っているのは嘘だ。 確かに、あらゆる形の死を"観察"してきた龍之介にとって、死は恐れるに足るものではない。 殺人を繰り返しながら全国を渡り歩いていた間も、虜囚となって処刑されることそのものは全く恐れていなかった。 しかしながら、死を"理解"していることと、死んでもいいと思うことは別の問題だ。 死刑にされることは怖くなくても、捕まって死刑にされてもいいと思ったことはない。 自由と生命を剥奪されても得る物は何もないのだから、司直の手から逃れ続けて人生をエンジョイするのが"人間"らしい生き方だ。 今回もそれと同じ。風に殺されてあげるつもりはないし、適当なところで脱落してくれればいいのにとすら考えている。 大量に殺すつもりだというのも、半分嘘だ。 龍之介は殺人のひとつひとつを丹念に堪能する質であり、雑に食い散らかすのは好きではない。 青髭の協力を得て以降も、質より量の重視を訴える青髭の主張に難色を示したこともある。 不利な環境である点も考慮すると、大量にストックを貯めこむ手段を得ない限り、龍之介が三日間の殺し合いで殺す人数は片手で楽に数えられることだろう。 ついでに、風の殺し方を褒めたのも少しだけ嘘だ。 龍之介が好む殺人の妙味とは、犠牲者をじっくりと嬲りものにし、その生命を有意義に使い尽くすことにある。 ただ死体の山を築くだけの大量殺人など災害に等しく、命の無駄遣いに他ならない。 それでも一応、鮮やかな立ち回りには感じるものがあった。 メンタルがまだまだ未発達なのも含め、殺人者としては今後に期待といったところだ。 「さて、と……」 いい加減、他の誰かが駅にやって来てもおかしくない。 今後の行動に支障を来さないよう、最低限の隠蔽工作はしておかなければ。 最初に与えられた支給品の一つであるクーラーボックスをカードから取り出し、切断した心愛の首を収納する。 カードに戻れと念じると、説明書きにあったとおり、クーラーボックスは中身ごと黒のカードに変化した。 実は、首の確保は隠蔽工作とは関係ない。 心愛を作品にしてあげるという当初の予定を果たすため、最低限の部品を回収しておいただけだ。 胴体の方と、眠っていた少女は残念ながら諦めることにする。 近場に冷蔵庫でもあればしばらく保管しておくこともできるが、流石にそこまで時間的余裕はなかった。 ついでに心愛のカードを白のカードを除いて全て回収しておく。 本来なら、龍之介は殺した相手から金品を奪うことをしないのだが、これも偽装工作の一環だ。 次に、血溜まりを歩いたことで靴底にべったり付着した血液をどうにかする。 このまま歩き回ったら、コンクリートの地面に消えない足跡がこびりついて『平均的な背丈の男が犯人だ』と誤解されてしまう。 使うのは青カードと病院で医療用具として確保した清潔なタオル。 青カードから出したミネラルウォーターで靴底の血を洗い流し、水気をタオルでしっかり拭き取ってから、乾いたアスファルトに足を置く。 これを両足分済ませれば足跡の問題は無事クリアだ。 もしこの作業を済ませなかったら、殺害現場から転々と続いている風の足跡のように露骨な証拠を残すことになる。 残ったミネラルウォーターは地面にぶちまけ、ペットボトルも適当に転がしておく。 こうしておくことで靴底を洗った痕跡は完全にごまかされ、襲撃を受けた際に飲み物をこぼしたとしか思われなくなるはずだ。 それが済んだら、一旦駅舎に戻って目当ての物を調達してから、眠っていた少女の方へ向かう。 ベンチ周辺の床は流血に覆われているので、整然と並んだベンチの上を膝歩きで接近する。 駅舎で手に入れてきたのは、各種申し込み用紙の記入用に用意されていたペンの一つ。 具体的には紙以外の物にも書きやすいサインペンだった。 そのペンを使って、ベンチの表面に簡潔な文章を書き記す。 『 ふう に ころされ る 』 設定としてはこうだ。 風は無害を装って少女二人に接触し、情報を引き出した上で心愛を惨殺した。 このとき、心愛が飲んでいたミネラルウォーターの中身がぶちまけられる。 次いでこちらの少女も殺害したのだが、その前にダイイングメッセージを遺された挙句、身体の陰にあったために見落としてしまうという失態を犯す。 そして血の足跡にも気付かぬまま駅から立ち去った――という流れだ。 筆跡から偽造だとバレる心配はまずない。 龍之介はこれまでの"観察"の成果から、死に直面した少女がどんな風に文字を綴るのかも"理解"している。 精神的な動揺のせいで筆跡が乱れるのが当然であり、本来の筆跡を真似る必要はないのだ。 文字のブレ具合をそれらしくすれば事足りる。 心愛のカードを回収したのもこの偽装工作に繋がってくる。 ベンチの死体は全てのカードを失っていて、心愛の死体は全てのカードを持ったままだと、後で駅に来た連中に両者の死が別件だと誤解されかねない。 どちらか片方からはカードを奪い、もう一方からは奪わないというのはいかにも不自然だからだ。 もちろん、二人が合流した時点で片方は既にカードを失っていたという正しい推理をしてもらえるかもしれない。 だが、できることなら確実に風を危険視してもらい、容赦なく排除に向かってもらいたいところである。 「足跡よし。遺言よし。あの子の足跡はハッキリ見える。これで万全っと」 急拵えの偽装工作だが存外うまくいった。 龍之介はベンチの下にサインペンと蓋を転がしてから、倒れ伏したままのリタの元へと戻った。 「もう起きてもいいよー」 「……まったく……顔に似合わず乱暴なのね」 むくり、と当然のようにリタが起き上がる。 風に投げつけた最大の嘘がこれだ。龍之介はリタを殺してなどいなかった。 首を締めた直後に呟いた囁きは、「ハッタリで追い払うから。死んだフリして」という耳打ちであった。 打ち合わせナシのアドリブ芸だったが、リタも見事に合わせてくれたことで、思惑通りに風を追い払うことができた。 実のところ、ハッタリに説得力を持たせるため割と本気で首を絞めていたのだが、手元が狂って本当に絞め殺してしまうことはあり得なかった。 長時間かけて殺人を味わい尽くすためには、必然的に『なるべく殺さずに傷めつけ続ける技術』が求められるのだから。 「ごめんってば。あんな感じでハッタリ効かせるしか思いつかなかったんだって」 感謝の気持ちを込めながら謝り倒す。 あの場を凌げたのはリタの『名演技』あってこそ。 下手な演技では容易く見抜かれていたかもしれない。 「まぁ、結果が伴ったのならいいんだけれど……あら? 心愛の頭は……?」 「んー? あれ、そういえば……」 ごく自然な流れで白を切る。 クーラーボックスが支給されていたことは、リタはおろか心愛にも教えていない。 最初から『いずれ死体の部品の運搬に使おう』と考えていたからだ。 頭の確保もリタが死んだフリを続けていたのを確かめてから実行に移している。 心愛の頭を閉じ込めた黒のカードは、龍之介の懐で作品に昇華される瞬間を待ち続けるのである。 「……ねぇ、リュウノスケ」 ホームに電車が近付いてくる。 長居は無用だ。いつ風の気が変わらないか知れないのだから、駅に居座り続けるのには危険が伴う。 あの電車が停まり次第さっさと乗り込んでしまおう。 「フウって子に言ったこと、本当に嘘なんでしょうね」 「もちろん。当然でしょ」 リタへの返答に嘘はない。 趣向は違えど殺人を犯すつもりではある、という点を隠しているだけで。 とはいえ、これで誤魔化しきれたとは到底思えない。 緊急事態であっても普通の一般人は死体の首を切り取ったりできないだろう。 『アイツは死体慣れしている。只者ではない』程度の疑いは抱かれていると考えるべきだ。 風に対するダメ押しのパフォーマンスでもあったのだが、少しばかりやり過ぎたかもしれない。 それもこれもうっかりテンションが上がり過ぎてしまったのが原因だ。 「(まぁいいや。収穫もあったことだし)」 突然の襲撃は瞬く間に二人の命を奪い、龍之介からは貴重な創作機会を奪い去った。 それ自体は間違いなく災難だ。恨み言のひとつやふたつは許されるに違いない。 しかし、得る物はあった。何物にも代えがたい『確信』だ。 「(リタちゃんってば、本当に死体だったんだなぁ。スゲェ面白そう)」 首を絞めたときに確信に至った。 あの温度、あの弾力、あの質感――リタの肉体は間違いなく死んでいる。 何十体もの死体を弄んできた龍之介の経験がそう告げていた。 好奇心と探究心が止め処なく湧き上がってくる。 動く死体はどれだけ損壊させれば再び死ぬのだろうか。 それとも死体を動かしている不可思議な力が途切れるまで傷めつけることができるのだろうか。 こんなにもインスピレーションを刺激されたのは何時ぶりだろう。 この瞬間、龍之介は心に決めた。"殺すために守ろう"と。 動く死体の死を味わい尽くすその瞬間まで、何が何でもリタを守り抜こうと。 今はダメだ。ここではまだ殺せない。最良の場所と最良の器材を用意してからでなければ勿体無い。 それはさながら、唯一無二の素材を死守せんとする芸術家のように。 □ □ □ 結論から言うと、二人を雨生龍之介の魔手から逃がす試みは予想外の横槍によって水泡に帰した。 完全に事故だった。無関係な第三者の手で殺されてしまったのではどうしようもない。 リタは心愛と名も知らぬ少女を哀れみながら、今後のことを考えようと思考を切り替えた。 彼女達のことは残念だが、いつまでも引きずっているわけにもいかなかった。 「…………」 電車という乗り物に揺られながら、向かいの席に座る龍之介に目を向ける。 何故か妙に上機嫌なのが気持ち悪い。 リタはこの男の素性に関してある程度の"あたり"を付けていた。 どのような社会で生きてきたのかは知らないが、雨生龍之介は人殺しだ。 威嚇のためとはいえ迷わず死体を損壊した迷いのなさも、痕跡を誤魔化す手際の良さもそれを示唆している。 数ある状況証拠の中でリタが最も重要視したのは、ハッタリのためと言って首を絞められたときだった。 ――あまりにも迷いが無さ過ぎた。 一説に、人を殺すときの罪悪感は殺害手段のリーチの長さに応じて増減するとされている。 飛び道具は罪悪感を感じにくく、槍や剣は素手よりはマシで、素手で直接締め上げるのは最悪中の最悪という理屈だ。 どこまで信用できるのか知れたものではないが、何の躊躇いもなく絞殺の真似事ができるのは尋常ではあるまい。 「(……まぁ、それ自体は別にいいんだけど)」 人を殺すのに慣れているというだけでは糾弾には値しない。 戦乱で慣れざるを得なかっただの、自衛のため賊徒を殺しているうちに身につけただの、納得せざるを得ない理由はいくらでもある。 そうでなくとも――仮に職業暗殺者や快楽殺人者であったとしても、ネクロマンサーである自分が偉そうな口を叩けるかどうか。 「(問題は、これから先も役に立ってくれるかどうかね)」 先刻まで、リタは龍之介のことを純然たる脅威と見なしていたが、今は少しだけ評価を上げていた。 風を言いくるめて生き延びるだけなら、龍之介はリタを生かしておく必要などなかった。 余計な演技などさせずに首を締めあげて――それでゾンビが死ぬかはともかくとして――殺してしまえばよかったのだ。 龍之介は多少のリスクを負ってでも自分を生かそうとしている。 それだけは間違いないと断言できる。 どうして死なせまいとするのかを考えると、やはり悪趣味極まりない理由しか想像できないのだが、それはそれ。 利用できる限りは利用させてもらうだけだ。 幸いにも、アスティオンを始めとするこちらの手の内は一切知られていない。 それどころか、直接的な戦闘能力の点では既に龍之介の底が見えている。 恐らく風とまともに争ったら一瞬で斬り捨てられていた程度だろう。だからこそあんな奸計を用いたのだ。 自分一人でも抵抗の余地は充分にあるし、カイザルやファバロと合流できれば、万が一のときにも容易く対処して貰えるようになる。 「(それなら……今は一緒に動いておいてあげるわ……)」 ゾンビにしてネクロマンサー。 シリアルキラーにしてサイコキラー。 濃密な死の気配を漂わせた二人は同じ旅路を進み続ける。 互いが胸に抱く思惑を知らぬままに―― 【保登心愛@ご注文はうさぎですか? 死亡】 【入巣蒔菜@グリザイアの果実 死亡】 「――リュウノスケ。ラビットハウスは南にあるのよね」 「そうだよ?」 「この電車、西に向かっているみたいなんだけど」 「そうだよ?」 「……………………」 「南行きの電車が来るの待ってたら、さっきの子が戻ってきちゃうかもしれないじゃない。 それに他の連中が駅に来て、オレ達がヤッたんだーとか誤解されても困るし。とにかく手近な電車に乗るのが一番でしょ」 「乗り間違えた言い訳じゃないでしょうね」 「アハッ、ひょっとしてオレって信用ない?」 「あるとでも思っていたことが驚きよ」 「うわ、真顔でそれ言っちゃうか。オレだって傷つくことくらいあるんだけどなぁ」 ――どことなく楽しげに見えるのは、きっと何かの錯覚だろう。 【C-6/駅周辺/一日目・朝】 【犬吠埼風@結城友奈は勇者である】 [状態]:健康、優勝する覚悟、精神的消耗 [服装]:普段通り [装備]:風のスマートフォン@結城友奈は勇者である [道具]:腕輪と白カード、赤カード(39/40)、青カード(39/40) 黒カード:樹のスマートフォン@結城友奈は勇者である、IDカード、キュプリオトの剣@Fate/zero、村麻紗@銀魂、罪歌@デュラララ!!、不明支給品0~2 枚 犬吠埼樹の魂カード [思考・行動] 基本方針:樹の望む世界を作るために優勝する。 0:駅周辺で少しだけ休息を取る。 1:南下しながら参加者を殺害していく。戦う手法は状況次第で判断。 [備考] ※大赦への反乱を企て、友奈たちに止められるまでの間からの参戦です。 ※優勝するためには勇者部の面々を殺さなくてはならない、という現実に向き合い、覚悟を決めました。 ※東郷が世界を正しい形に変えたいという理由で殺し合いに乗ったと勘違いしています。 ※村麻紗と罪歌の呪いは、現時点では精霊によって防がれているようです。 【C-5/電車内・海上/一日目・朝】 【雨生龍之介@Fate/Zero】 [状態]:健康、軽い興奮状態 [服装]:普段着 [装備]:手術用のメスやハサミ(現地調達) [道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/15)、青カード(8/15) 黒カード:ブレスレット@Fate/Zero、クーラーボックス(首入り)@現実、ライター@現実、携帯ラジオ@現実 、医療用具(現地調達) [思考・行動] 基本方針: ラビットハウスを目指して心愛の友達を探す。 1: リタに対する強い興味と執着心。 2: 旦那ともいずれ合流し、作品を見てもらいたい。 3: 心愛と心愛の友人で作品を作り、“お茶会”を開く。 4: 作品を延命させる方法を探す。 [備考] ※キャスターが龍之介の知る青髭ということに気付きました。 ※心愛の友人に関する情報を得ました。 ※クーラーボックスの存在は他人には伏せています。 【リタ@神撃のバハムートGENESIS】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/15)、青カード(10/15) 黒カード:不明支給品0~2枚(本人確認済)、アスティオン@魔法少女リリカルなのはvivid、具@のんのんびより [思考・行動] 基本方針:カイザルとファバロの保護。もしカイザル達がカードに閉じ込められたなら、『どんな手段を使おうとも』カードから解放する 1:カイザル達の捜索。優先順位はカイザル>ファバロ 2:龍之介を警戒しつつ利用して人探しをする。手始めにB-2駅周辺から。 3:繭という少女の持つ力について調べる。本当に願いは叶うのか、カードにされた人間は解放できるのかを把握したい 4:アザゼルは警戒。ラヴァレイも油断ならない。 [備考] ※参戦時期は10話でアナティ城を脱出した後。 ※心愛の友人に関する情報を得ました。 【支給品説明】 【クーラーボックス@現実】 雨生龍之介に支給。 バッテリー搭載タイプで丸3日は温度を維持できる。 中に物を入れたままカードに戻すことも可能。 ただし腕輪は例外(収納は可能だが入れたままではカードに戻せない) 時系列順で読む Back この花弁は悪意 Next MAN WITH MONSTERS 投下順で読む Back まだ見えぬ未来(よる)の先にーーInter sectionーー Next MAN WITH MONSTERS 079 こんなに■■なことは、内緒なの 保登心愛 GAME OVER 079 こんなに■■なことは、内緒なの 入巣蒔菜 GAME OVER 079 こんなに■■なことは、内緒なの 雨生龍之介 109 二度殺された少女たち 079 こんなに■■なことは、内緒なの リタ 109 二度殺された少女たち 098 誰かの為に生きて 犬吠埼風 124 黄金の風
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東京 某所 殺し屋のアジト 月ピは激怒した。必ずや無知暴虐の柳生を殲滅せねばならんと決意した。月ピには柳生がわからぬ。月ピは腕利きの殺し屋である。依頼を受け、数々の業を積み重ねて暮らしてきた。けれども己のやり方を曲げさせようとする相手に対しては、人一倍苛烈であった。 月ピのアジト。特殊な殺害方法を行うための秘密の地下室。その一室にて事件は起こった。 月ピは山乃端一人殺害の依頼に関して契約不履行を責められ(月ピにとっては身に覚えのない話である)、自分を殺しにやってきた殺し屋を返り討ちにし、カードで決めた『餓死』で殺すべく拘束して牢獄代わりの地下室に叩き込んだ。 そうして渇き死にしないように水だけを与えて順調に飢えさせていた3日目、月ピが不在の時に、よりによってピンポイントにその部屋に。 柳生が湧いたのである。当然拘束されていた殺し屋は切り刻まれた。 得物を横取りされた月ピはキレた。 実行犯の柳生を用意してある中で最も惨い方法で殺し、行動を開始した。 柳生を殺すために。 ☆ ☆ ☆ ■■は虜囚だった。 ■■は怒り狂っていた。 それは屈辱ゆえに。 物理的な実体に縛られる下等存在に貶められた屈辱。 または飢餓ゆえに。 喰い荒らし、喰い尽くし、悉くを呑んでもまだ足りない。底なしの飢餓。 許さぬ。許さぬ。許さぬ。 忌々しき柳生宗矩。忌々しき肉の檻。忌々しき世界の壁。 柳生一兵衛が。柳生一兵衛が必要だ。錠を開く合鍵が。 まだか。まだか。まだできないのか。 トンネル効果で壁をすり抜けようと試みるような、狂気の試行。 極わずかでも可能性があるならば、いくらでも試行しよう。何千何万何億でも、数えきれないほどに試行を続けよう。■■という存在が朽ち果てるよりも、確率が偶然に屈する方が早いだろう。そうでなければならぬ。 次か。その次か。まだか。まだか。まだなのか。 まだか。まだか。一兵衛はまだか― 「ふがっ」 柳煎餅は目を覚ました。 「やな夢ぇ…」 柳煎餅の見る夢はほとんどが理解不能な情報で構成されている。通常の人間が見る夢ではなく、脳内注入された柳生が無意識に干渉して見せるものである。たいていの人間はそのようなモノを無意識領域に叩き込まれれば無事では済まないのだが、彼女はなんとなく平気だった。天才的な才能なのか、あるいは単なる幸運なのか、本当は平気じゃないのか。彼女自身もわかっていない。 「さむ」 ぶるりと震えながら身を起こすと、そこは立体駐車場の隅だ。見覚えのない場所だった。よくあることだ。支障はない。体が動いて、戦えればよい。 「ええ~っとお…一人さんはどこかなっと」 半ば寝ぼけた脳で、辺りを見回す。やることは変わらない。敵あらば斬る。山乃端一人は助ける。シンプルだ。そのはずだ。 「あれ?そこにいるのはだれですかぁ?」 唐突にそこに現れたのは、背中に野太刀を背負ったパンツスーツの新米殺し屋、御首級てがらであった。二人は目が合って。 その一瞬で、両者に異なる感情が去来した。 てがらには、親近感が。なんかあの子私と似てる。妹とかいたらこんな感じかな。 煎餅には、嫌悪が。あいつは生かしてはおけない。絶対にここで殺す。 他のコミュニケーションをすべてすっ飛ばし、があん!と煎餅の無刀取りとてがらのジェノサイド丸が切り結んだ。 「わあ!」てがらが久方ぶりの自分に向けられる濃密な殺気に歓喜の声を上げる。 「……………!」煎餅の脳内には滅茶苦茶に警報が鳴り響いていた。 (ダメだ)(殺せ)(逃げろ)(斬れ)(関わるな)(嬉しい)(気持ち悪い) 人間としての理性と脳内の異形の因子がグチャグチャの信号を脳内でぶちまける。 「フ―ッ、フ―ッ、ハアアアアア…」 反射的に剣を構える。その動きをトリガーとして、脳内が瞬く間に整理されていく。剣士とは、そういう生き物だ。そういうものになってしまっている。すなわち。 (斬る。斬る。斬る。斬る斬る斬る斬る斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬―) 「やは!」 『秘剣・首級返し』。その一閃を弾く。防がれてなお、てがらの歓喜の表情は崩れない。 「はじめまして!わたし、御首級てがらって言います!あなたのお名前は?」 「黙れ」 「そんなつれないこと言わないでくださいよぉ!せっかくこうして会ったんですから!」 「黙れ!」 「私たち、同じ人斬りじゃないですか!」 「違う!違う違う違うッ!黙れええええええッ!」 そうして吠える様は、血に飢えた人斬りそのもので。 人斬り、二人。切り結ぶ。 ☆ ☆ ☆ 時を同じくして日本三大無法地帯の一つ、梟首島で異変が起こっていた。 否、梟首島で異変という表現は正しくない。 梟首島『が』異変だった。 ☆ ☆ ☆ 「殺(シャア)アアアアアッ!」 「わひゃあ!」 得物のリーチは、てがらが上だ。首狩り野太刀『ジェノサイド丸』は一般的な日本刀のサイズである煎餅の『無刀取り』に比べて間合いとパワーで勝る。 しかしスピードは煎餅に分がある。物理的実体を有さない『無刀取り』は、通常の白兵武器に比べて圧倒的な身軽さを利点とする。 煎餅は猿(ましら)のように柱と天井を蹴り三次元的軌道で切りかかる。尋常の剣術では予想しえない外法の一撃。しかし。 「にひひ!見え見えですよ!」 防がれる。御首級てがらは天才的剣士ではあるが、その防御の動きは直感によるものではなかった。防ぎ方を知っている動き。 手の内が割れている。異界の外法が。 「懐かしい技です!まさか同門の人が内地にもいたなんて!もしかしてあなたも梟首島の出ですか…っとお!」 『秘剣・首級返し』。三連撃。正面からの斬撃を弾く。側面からの斬撃を屈んで躱す。床を突き破って現れた斬撃を後方に跳ね飛んで危うく回避。鼻を掠った。避けた二つの斬撃が旋回して再攻撃。 「…だあっ!」 『無刀取り』を強振し、なんとか二つ同時に弾く。 「うぎぎ…」 腕が痺れる。通常の2倍の攻撃を一度に相殺したのだから当然だ。そこに首を狙うジェノサイド丸の切っ先。危うく避ける。一センチもない距離を死が突き抜けていく。色の薄い髪が一束斬り飛ばされて宙を舞った。 「にひひ!御首級…ちょーだいっ!」 「あああああああ!」 剣戟。殺意の応酬。片方は歓喜を迸らせて。片方は嫌悪に目を濁らせながら。 それに決着がつくよりも早く。 「《 Au clair de la lune,Mon ami Pierrot(月の光と、我が友ピエロ来れり )》」 一台のワゴン車が突っ込んできた。 「!」「むっ!」 人斬り二人は跳ね飛んで躱す。さらにてがらは同時に『秘剣・首級返し』を乱入車の運転席に放つ。フロントガラスを突き破った斬撃をうけた運転席のピエロが煙のように掻き消えた。 運転手を失ったワゴン車はぎゃりぎゃりぎゃり!と猛烈にスピンし、がこん!とコンクリの柱にぶつかって止まった。その助手席の扉が開いて、一人の男が現れる。 「何奴!」てがらが問いかける。 「月光・S・ピエロ。月ピ、と呼ぶがいい」 サングラスをかけた、三十歳ほどの男。凄腕の殺し屋が現れた。 大きなたんこぶをさすりながら。クラッシュの時にぶつけたらしい。 ☆ ☆ ☆ 「月光・S・ピエロ…!うっひょお!先輩が言ってましたよ!暗殺界の生けるレジェンド!達成率100%の!ランダムで決めた殺し方を絶対に曲げないっていう!」 「いかにもその通り。私が月光・S・ピエロだ。そしておまえがターゲットだ」 「おい!ちょっとお―」 いきなりの乱入者に対して煎餅が何か言おうとするが、月ピはそれを手でとどめる。 「私の獲物だ。手は出さないでくれたまえ―ああ、そうだ。殺し方は君が選ぶといい。一枚とりたまえ」 そう言って月ピは煎餅にカードの束を投げ渡した。 「……」 いきなり来て何言ってんだコイツ、と思いつつも煎餅は適当にカードを一枚取って月ピに投げた。『斬殺』と書かれている。 「ふむ、このカードか。よろしい。では斬殺だ」 月ピはそう言って、バンの助手席から剣を取り出した。飾り気のない、片手持ちのロングソードである。それをすらりと抜き放つと― 折れていた。ほとんど刀身の根元からぽっきりと。クラッシュの時に折れたらしい。 「……」 「……」 「……」 微妙な緊張感をはらんだ沈黙が、三者の間に流れた。 「…予備の剣、持ってきてます?」 「無いな。仕方がない。これでなんとかしよう」 月ピはナイフ以下の短さの剣を構えた。なかなか堂に入った構えだったが、肝心の剣が折れているので全然格好がつかない。 煎餅は内心で月ピを見限った。 (何アイツ…いきなり乱入してきて…水差されたし…また気分悪くなってきた…斬っちゃおうか?斬るか?斬る?斬る?斬―いやストップ、わざわざ敵増やす必要ないし。いやでもあれは斬っても―) そんな考えをしていた途中に、それは起きた。 ☆ ☆ ☆ 御首級てがらは興奮していた。 (月光・S・ピエロ…!暗殺界の生ける伝説!これは間違いなく激レア大将首!それが私の得意な土俵で!武器が折れた状態で!チャンス…!これは大チャンス!故郷に錦!) 目の前の鴨が葱を背負って来た状態に、かつてなく剣が研ぎ澄まされる。 勝てる。月ピの剣術も相当のレベルだろうが、武器の差を覆せるほどではないだろう。先ほどまで打ち合っていた相手もすっかりクールダウンしてしまったようで、自然と『月ピを斬ってから仕切り直し』という空気になっていた。 間合いは10m弱。リーチで勝るてがらに有利の間合い。 じりじりと出方をうかがうように少しづつ互いの位置を調整してゆく。月ピは踏み込んでこない。てがらが一歩詰めれば一歩下がる。消極的な姿勢だ。さては臆したか。ならば『秘剣・首級返し』をもってその首頂く! そうしててがらが振りかぶったその時である! 「《Ma chandelle est morte, Je n ai plus de feu Ouvre-moi ta porte, pour l amour de Dieu.(私の灯は消えてしまった頼む友よ、扉を開けてくれ)》」 いつの間にかてがらの真横にあったワゴン車が爆発した。爆炎に飲まれて吹き飛ばされるてがら。 「斬殺というのは嘘だ」 月ピが手元のカードに貼ってあった『斬殺』と書かれたシールを剥がすと、『爆殺』と記されていた。 ☆ ☆ ☆ うっわあえっぐ。 それが煎餅の正直な感想だった。月ピに渡されたカードを見てみると、全てに『斬殺』と書かれていたが、よく見るとカードに本来書いてあるものの上に『斬殺』シールが貼ってあるのであった。一つ剥がしてみると『ベイクドモチョチョ殺』と書いてあった。ベイクドモチョチョ殺とは。 (あの折れた剣もあらかじめ用意してあったんだろうな…) おそらく相手が同業者であることを知っていて。自分のことも知られているだろうと予想して。相手の得意な土俵に弱った状態で上がったと見せかけて油断させ。 無慈悲な殺し屋の手口。人斬りとは全く違う。 月ピは懐から手榴弾を取り出すと、吹き飛ばされて手足などあちこちが曲がってはいけない方向に曲がっているてがらに向けて無慈悲に放り投げた。 ボカン。 てがらはどんなド素人でも絶対に生きていないとわかる状態になった。 「…………」 「どうした。そんなムスッとして」 「……自分の獲物は取るなって言うくせに人の獲物は取るんですね」 柳煎餅、渾身の嫌味であった。 「うむ、それは申し訳ないと思っている。しかしこれは私の信念だから、曲げるわけにはいかない」 意外にも月ピは真摯に答えた。 「信念、ですか」 「そう、私のような―、待て、何か聞こえる」 「?……むむ!?」 月ピの研ぎ澄まされた聴覚はその音を捉えていた。甲高い音だ。 煎餅の第六感はその気配を捉えていた。柳生の気配だ。 「上か!」「上に!」 二人は立体駐車場の端まで走り、そこから空を見上げると― 鳥か? 飛行機か? UFOか? 「UFOだッ!」 柳生UFO。つまりYAGYUFOである! いや、それはさしたる問題ではない。 「…デカくないですか?」「めちゃくちゃデカいな」 デカい。滅茶苦茶デカい! 上空に現れた、というより空をそのまま置き換えたようなクソデカサイズである。太陽光が完全に遮られ、UFOの定番に違わず底面についている3つの半球状発光体の光で辺り一面真っ黄色の異様な空間と化していた。フヨヨヨヨヨというよくUFOが出している甲高い音がうるさい。 「ううむ、柳生を倒すつもりがあんなデカブツが出てくるとは…むっ!」 「うひゃあ!?」 異様な気配を察し、月ピは煎餅を抱えて跳躍、立体駐車場を飛び出した。煎餅共々受け身を取って転がる。 ホヤヤヤヤヤヤヤヤヤ…… 謎の怪音とともにYAGYUFOの底面から放たれたスポットライトじみた怪光が立体駐車場を照らすと、バキバキと轟音を立てつつ立体駐車場が引き抜かれて浮遊、YAGYUFOに吸い込まれてゆく!UFOの基本技、古典的アブダクションだ! 「しまった、咄嗟に避けてしまったが中に入ったほうが良かったか…?」 「やる気なんですか!?あれと!?」 「無論だ、私の信念を曲げさせた柳生には然るべき報いを受けさせる」 「信念…ってそんなに大事ですか?」 「大事だとも。何よりも」 そして月ピは語り始めた。 ☆ ☆ ☆ 『おお てがらよ! しんでしまうとはなさけない!』 YAGYUFO。突如として東京上空に飛来したそれは下から見ると単なるドデカいUFOなのだが、上から見ると異なる姿を見せる。 土の地面。山林。野生動物。ちょっと古い民家の集まる村。並べられた生首。首狩り族。 そう、YAGYUFOの正体は、国内三大無法地帯である首狩り族の島、梟首島であった!島が丸ごと一つ飛行し、東京上空に飛来したのである! なぜ島がいきなりYAGYUFOへとジョブチェンジしたのか?これにはれっきとした理由がある。説明しよう。 まず、梟首島がそもそも柳生因子を有した島なのである。読者諸兄はなぜ現代日本という法治国家の中にありながらこの島が俗世からかけ離れた超常的蛮族地帯となっているのか、不審に思われたことは無いだろうか? そう、その秘密こそが柳生因子である。柳生千兵衛計画や柳生百兵衛に見られるような、異世界への柳生進出のための試みの一つがこの梟首島でも行われたのである。『世界間の壁を越えられないならば、なんとかして向こうの世界をこちらに近づけることはできないだろうか?』という発想の元、柳生の因子を異世界に送り込み、土地に定着させる試みがなされたのだ。そのほとんどは徒労に終わったが、数少ない成果が梟首島であった。その土地に柳生が根付くことは無く島が蛮族地帯になるにとどまったが、その柳生の残滓が煎餅の御留流に反応したことでこのような島丸ごとの柳生化という結果を招いたのである。 ちなみにてがらが煎餅の剣術を知っていたのもこの影響である。梟首島は異界文化の残滓が残る島なのであった。それと月ピがてがらを狙うのも、梟首島が柳生に縁ある地と知ったからであった。 そこに立体駐車場ごとアブダクションされたてがら。死んではいるが里帰りである。そして! 「ヤギューッ!フッカツー!」 死者を柳生化サイボーグ復活させるくらい、YAGYUFOのなんかふわっとしたSF的技術力の前では容易いことであった! ☆ ☆ ☆ いいか。私は殺し屋だ。言うまでもないだろうが、基本的に殺人は悪だ。それを否定するつもりはない。しかし、私は自らの生き方に後悔を抱いたことは無い。 なぜか? 誇りがあるからだ。自分の仕事と技術、そして信念に。 そう、信念だ。 私にはルールがある。依頼は受けても指図は受けないこと。仕事をいかにして成すかは天運に任せること。そうして決まったことを絶対に曲げないこと。 それによって私が何らかの物質的な利益を得ることは無い。むしろ苦労することの方が多いな。 だがこれは必要なことなのだ。 それを無くしたら、私はただ日々の糧のために悪に手を染めるだけの殺人者に成り下がってしまう。そうはなりたくない。己に恥じることなき自分でいたいからだ。 《 Au clair de la lune,Mon ami Pierrot(月の光と、我が友ピエロ来れり )》。 だから私の分身は道化なのだ。人に笑われるような、滑稽な様に命を懸けるのが私だ。 …君はどうかね? 他の誰にも理解されずとも、そのためだけに命を懸けられる信念があるかね? ☆ ☆ ☆ ない。 自分の信念なんてものは無い。 逃げだして。 彷徨って。 追われて。 偶然に。 頼まれて。 縋りついて。 流されて。 狂って。 挑まれて。 私、信念をもって戦ったこと無かったんだなあ。向こうから仕掛けられたりとか、頼まれたからとか、一時の感情に流されたりとか、そういうのばっかりだ。 (私たち、同じ人斬りじゃないですか) 認めよう。私は人斬りだ。ただそういうものだから、流されるままに暴力を振るうものだ。 空を見上げる。巨大な機械の塊が見えた。本来ならばあり得ざる異界の存在。 私がここに来て、どのくらいの柳生が湧いて、どのくらいの血を流したのだろう。 …もう、目を背けてはいられない。 「月ピさん!」 「なにかね?」 必要なものは最初から己の内にあるのだ。向き合うときだ。 「しばし自分の内側に潜るので!時間稼ぎ頼みます!」 「ちょっと待ちたまえ?『アレ』を一人で抑えろと?」 剣禅一如だ。まずは座禅。 ☆ ☆ ☆ 「いやはや、丸投げされてしまった。私の言えたことではないが、君も大概自由人だな?」 最早立体駐車場跡地となった場所で、月ピはYAGYUFOから降り立った存在と対峙していた。 煎餅はいきなり座り込んで微動だにしない。期待はできないだろう。 「まあ、この場で最も自由なのはそちらかね…」 「ヤギュ…大将首!サメ―ッ!」 死の淵から蘇った御首級てがらは完全にバケモノと化していた。 帯刀サイボーグサメ怪人。 簡潔に形容しようとするならば、そういうものになるだろう。 まずベースがサメになっていた。読者諸兄のなかにはなぜいきなりサメになったのかと困惑する方もいらっしゃるだろうが、それには理由がある。死した御首級てがらは立体駐車場ごと里帰りアブダクションされ、しかる後に改造復活した。 そして第一話のSSを呼んだ読者諸兄は立体駐車場にはサメことメカキメラダブルヘッド魔人シャーク2がいたことも御存じであろう。精子やメイドや影やロボや爆弾魔のなんやかんやで破壊されたメカキメラダブルヘッド魔人シャーク2であるが、立体駐車場に残っていたその残滓がてがらが改造復活する際に一緒に融合改造復活したのである! それとYAGYUFOが東京上空にくる際ついでにちゃっかり回収していた柳生シャークの因子も組み込まれ、シャーク居合道の復権に燃えている。 そうして出来たサイボーグサメボディの首のあたりから結構メカメカしくなったてがらの腰から上が突き出し、腰の後ろにジェノサイド丸を据えている。 「生首丸齧り―ッ!」 ぬるりとサメが地面に沈む、いや潜る。これぞメカキメラダブルヘッド魔人シャーク2が有していた魔人能力『ジベタトラベル』。サメの肉体はあらゆる障害物をすり抜け、自在に地中を泳ぎ回るのである。 ガチン! しかしジェノサイド丸が引っかかって潜れない。てがらは天才剣士であったがさすがに剣を己の一部と言い張れるほどの境地には至っていなかった。そしてその隙を見逃す月ピではない。 「《 Au clair de la lune,Mon ami Pierrot(月の光と、我が友ピエロ来れり )》」 突如現れたピエロがてがらを羽交い絞めにして拘束、そして月ピが懐から自動拳銃を取り出し連続発砲。神速の抜き撃ち。乾いた破裂音と共に飛び出した8ミリ弾がてがらに次々と打ち込まれ― 「ううむ、効かぬか」 サイボーグ化装甲に弾かれた。いずれも容赦なく致命部位を狙ったものであったが、全く効いていない。月ピは様々な仕掛けを持ち込んでいるが、携行しているものはいずれも対人用の殺害手段である。武器を積んだワゴン車は駐車場ごとアブダクションされてしまった。 いかに月ピが用意周到であるとは言ってもターゲットがいきなりアブダクションされてメカキメラダブルヘッド魔人シャーク2と融合サイボーグ改造されるのは想定外であった。そもそも一度は殺した相手が復活する時点で想定外以外の何物でもない。 「首狩りYAGYUUUUUUUU!」 地中潜航を放棄したサメボディの背ビレ脇ガトリング砲がてがらを拘束していたピエロを粉々にしてそのまま月ピを狙う。人間一人に向けるには過剰な火力に対して召喚したピエロを盾にし、ダッシュで回避を試みる月ピ。 「《 Ouvre-moi ta porte, pour l amour de Dieu.(頼む友よ、扉を開けてくれ)》―雑な狙いだ―がッ、これはまずい!」 ガトリング砲の旋回は遅く、さらには首から突き出たてがらボディが邪魔で射角も広くないようである。しかしこれは牽制。本命は― 「秘剣…シャーク首級返し!」 居合抜きの一閃で放たれる飛翔斬撃!ガトリングよりも圧倒的に鋭い! サメの攻撃に意識を引き寄せ、本命の居合で仕留める。なんたることか!理論的に破綻したはずのシャーク・居合道はここにサイボーグ改造復活を果たした! 「ぬおっ!」「シャーク!」 体をひねってなんとか回避する月ピ。そこに襲い掛かる鮫噛みつき! ばきばき!と人体の噛み砕かれる音。 「《 Ma chandelle est morte(私の灯は消えてしまった)》―厄介な…」 なんとかピエロを身代わりに逃れた月ピであったが、その顔に冷や汗が流れる。いかに月ピが百戦錬磨の殺し屋であるといってもこれ程の怪物の相手をした経験は少ない。 御首級てがら。 メカキメラダブルヘッド魔人シャーク2。 柳生シャーク。 恐るべき殺人存在の三重合体を前に、月光・S・ピエロに打つ手はないのか。 「厄介…だが」 打つ手は、ある。 「『絶黒龍』ルージュナほどではないな」 殺し屋、一人。不敵に笑う。 ☆ ☆ ☆ 01:首を斬る 02:喰う 03:居合で TOUGOU:居合で首を斬りそして喰う この三重合体殺戮存在の思考は、メカキメラダブルヘッド魔人シャーク2が用いていた内部思考統合機能を一部流用しているが、完全に一つの意識で動いているわけではない。3つの存在の意識がある程度独立して自らの担当部分を動かしている。文字通りの一心同体であるが、この異形ボディを動かすのは単独の意識では困難なのである。てがらとメカキメラダブルヘッド魔人シャーク2と柳生シャークはたとえるならば騎手と馬と体に染みついた手癖のような関係性であった。いわば連携である。 「そこに、つけいる隙―すなわち脆弱性がある」 月ピは歴戦の殺し屋観察力によって相手の挙動からその思考形態を見抜いていた。現状では全員が月ピという同一のターゲットに対して殺意を向けているが、それが割れるなどすれば動きを鈍らせることもできるであろう。 「この状況では、それも望めないが」 月ピ以外にこの場でこの三重合体存在のヘイトを引き受けてくれる相手はいない。煎餅は座禅を組んで固まったままだ。 「だが、いいものがある」 月ピは懐に手を伸ばす。そこに切り札がある。 「ヤギュー大将首シャアアアアアク!」 恐るべき三重連携殺人技が放たれようとした、その時! 月ピはそれを投擲した! サイボーグ視力に映ったそれは―和菓子!その名は― 01:今川焼き 02:大判焼き 03:回転焼き 01:は?今川焼きに決まってるでしょうサメども? 02:は?大判焼き知らないとか田舎民か? 03:は?回転焼きでしょう常識ヤギュー 「それはベイクドモチョチョというのだよ」 主に小麦粉からなる生地に餡を詰め、金属の焼き型で円盤状に焼き上げた和菓子。呼び方が地域によって大幅に異なり、往々にして揉め事の元になる。それを見せられた三重合体意識はあっさりと仲間割れを起こした!なんと脆い連帯か!粗雑!あまりにも粗雑な意識統合! ちなみに月ピはベイクドモチョチョ派だ。煎餅が先刻みた月ピのカードの中に『ベイクドモチョチョ殺』があったのは読者諸兄も御存じであろう。そのために用意してあったものであったが、ここでは予想外な効果を発揮した。 「今川大判回転ベイキングYAGYU■■■■■■~!?!?!?!?」 思考分裂に白目を剝いて痙攣する三重合体殺人存在! 「一心同体というならば、仲良くしたまえよ?私たちのようにな。《 Ouvre-moi ta porte, pour l amour de Dieu.(頼む友よ、扉を開けてくれ)》―!」 「柳生シャアアアアアク!」 眼前に現れたピエロに向かってサメが本能任せに噛みつかんとする!上部のてがらボディは反応できていない!しかしそれでもなおサメの超常的身体能力は十分な脅威!しかし! BLAM!BLAM! 「ヤギュギャアアアアアアッ!」 発砲音!ピエロに気を取られた隙に月ピが放った拳銃弾はサメの眼球を捉えていた。正常に意識統合がなされている状態だったら月ピから警戒を外すようなことは無く、この一撃も防がれていただろう。眼球から鮮血とサイボーグ機械油をまき散らしてサメがのたうつ。 そしてその眼前のピエロは、奇妙な構えを取っていた。 月光・S・ピエロは殺し屋であり、あらゆる殺害技に精通している。用意周到な準備をする月ピであるが、当然今のように限られた装備で強大な相手と対峙せねばならないこともある。 そのような場合も無論月ピは想定済みだ。 故に、月ピは無手で怪物を殺す技を持っている。 ピエロが異様な構えを取る。全身の関節を限界まで撓ませ、大きく拳を振りかぶった構え。 全身の筋肉の力を余さず注ぎ込み、自己暗示によってリミッターを外して放つその一撃は、放てば自身の体を壊す自爆めいた一撃である。通常ならば一命をとりとめたとしても一生ろくに動けなくなるような代物であるが、分身を使い潰せる月ピには関係ない。明らかに大振りなテレフォンパンチも、今なら当たる。 「《 Je suis dans mon lit. Va chez la voisine(私はベッドの中にいる。隣の家へ行きたまえ)》―!」 衝撃。 機械と骨が砕ける破砕音。 ☆ ☆ ☆ 柳煎餅の見る夢はほとんどが理解不能な情報で構成されている。通常の人間が見る夢ではなく、脳内注入された柳生が無意識に干渉して見せるものである。たいていの人間はそのようなモノを無意識領域に叩き込まれれば無事では済まないのだが、彼女はなんとなく平気だった。天才的な才能なのか、あるいは単なる幸運なのか、本当は平気じゃないのか。彼女自身もわかっていない。 と、煎餅自身も思い込んでいた。思い込んでいたかった。自分は人斬りの怪物などではないと。もしかしたら親からもらった名前も思いだして、髪の毛の色とかも元に戻って、柳生新陰流も全部忘れて、ただの一般人に戻ることができるのではないかと。 本当はわかっていたのだ。とっくの昔に自分がそういうことがあり得ない人でなしになり果てていたことが。 さようなら、人間のわたし。 こんにちは、人でなしのわたし。 そして人でなしのわたし。人間のわたしから、信念を託します。 これがあるうちは、しばらくは人間らしさにしがみついていられるでしょう。 人間らしく振舞いながら、人でなしの力振るいましょう。 簡単なことです。身内の恥は、自分でけりを付けましょう。 柳生を、すべて、この世界から、放逐する。 さあ、そのために、目を背けていたものを見ましょう。閉じてた扉開きましょう。 柳生の秘密、すべて受け入れましょう。 ……ばいばい、もう名前も思いだせないわたし。 この日、柳煎餅が元の村娘に戻る可能性は零になった。 ☆ ☆ ☆ 「成ったか、柳生一兵衛」 ☆ ☆ ☆ 「お待たせしました」 「大分しゃきっとしたではないか」 「まあ、色々と話すこともありますし、山乃端一人さんにも会わなきゃいけないんですが…とりあえず今はあの人ですね」 立体駐車場跡地には、顔面が粉砕されたサメボディからずるずると抜け出そうとする影があった。 「おお、ああ…首、くびぃ、おいてけぇ…」 「元に戻ったか…?いや、完全に狂ったか」 「サメ部分だけ潰れましたからね。それと一つ提案が」 「なんだ」 煎餅は真剣な顔で月ピに話す。 「ここは一回、私に任せてくれませんかね?」 「ほう。私の獲物を奪う気かな?わたしのポリシーを汚した柳生を私に殺すなと?」 「全部終わったら、私を殺していいですから」 月ピの表情はサングラスに隠れて見えない。 「…それは依頼かな?」 「そう受け取ってもらって結構です」 「ならば引き受けよう。そして君はアレをどう倒す?普通に倒してもまたアブダクションからの改造復活があり得ると思うが」 「いまの私なら―絶対に復活させません」 「そうか。やってみろ」 「ハアアアアアァ…首、おいてけ…」 煎餅は相手を見た。血と機械油にまみれ、目の焦点は定まらず、しかし殺意と剣は欠片も鈍ることの無い相手を。 (あれが私だ) あれが本当の自分。血に狂った怪物。目を背けていた自分。かつて持っていた人間性を無くした自分。もはや後戻りできない自分。 ああなる前の彼女は一体どんな人物だったんだろう。 (「はじめまして!わたし、御首級てがらって言います!あなたのお名前は?」) あの時話していたら、どうなっていたんだろう。 (いや、やめよう。そんな資格はない) 「じゃあ、殺しあいますか」 「首ィ、おいてけえええええ!」 ここには人でなしが二匹。ただ斬り結ぶが道理というもの。 梟首流 斬首剣 御首級てがら 対 偽・柳生新陰流 非人剣 柳煎餅 いざ 尋常に―DANGEROUS! ☆ ☆ ☆ 「オオオオオオッ!」 『秘剣・首級返し』―連打! 機械化された肉体をフル稼働させて放つ、人体の限界を超えた連撃。前方広範囲にまき散らされた青白い斬撃の群れは彼岸花の花めいた軌道を描いて煎餅に殺到する! 「………」 対する煎餅は『無刀取り』を顔の前に立てて構える。目を伏せたその様は祈っているようにも見えた。 息を吸い、吐く。長い呼吸。己の内側で荒れ狂う力を御する。 飛翔斬撃が迫り― 「剣禅一如」 煎餅の手の中に、白く輝く光の剣が現れた。その光は以前の煎餅が剣禅一如として放っていたものだ。 そしてその光が何十本もの細い光線と化して前方に拡散し、『秘剣・首級返し』の斬撃群を迎撃した。 剣禅一如。 柳煎餅が白い光線として放っていたこの技の本質は、非物理的領域からエネルギーを取り出すことであり、その存在しないはずのエネルギーが物理的に湧き出している境界面が『無刀取り』として現れる。それは『柳生』と呼ばれている存在のより本質的な機能に関わるものだ。 己の内側のものと向き合い、理解を深めた煎餅はこの人外の技をより使いこなすことができるようになった。なってしまった。 より多彩に、より自在に、より非人間的に。新たな力と共に新たな一歩を踏み出した。あるいは、踏み外してしまったのか。 そして、もう一つの力。 「首ィ!おいてけええええええ!」 「ッ!」 ジェノサイド丸と『無刀取り』が鍔迫り合いになる。至近距離のにらみ合い。 膂力ではてがらが勝る。じりじりと押し込まれる。 が、しかし。 「……ハアッ!」「!?」 ぬるり、と優位が入れ替わる。てがらが体勢を崩す。それを成したのは、純粋な技巧だ。剣の理。あの日墓場で見た、力でも速さでもなく己を圧倒したあの技。 そして、そこからもう一歩。 「ラアッ!」 刺突。『無刀取り』がサイボーグ装甲の隙間を縫って心臓に突き立つ。 そして。 それは煎餅の内に巣くう『柳生』と呼ばれる存在に由来する技ではなかった。そこから見た情報の中に記されていた技。具体的にどうすれば成せるかはわからないはずだった技。 純粋な剣の理の果てに見出される、本来の剣禅一如。人の手の技の極致。 煎餅はそれを見出し、あの日墓場で見た技を足掛かりにして再現した。 皮肉にも人間であることを捨てたが故に、人間の技の極致を見出したのである。 『柳生』が非物理的領域から物理的干渉を成すのであれば、これはその逆。剣の理の果てを以て、非物理的領域に食いこむ。一種のメタ領域への干渉と言ってもよい。 「剣禅一如」 御首級てがらの心臓に突き立ったその一撃は、光や熱や物理的な破壊をもたらすことは無かった。 が、しかし。 「……………」 ただ、静かに。最初からそうであったように、御首級てがらは只の死体に戻った。 YAGYUFOでのサイボーグ改造などなかったかのように、普通の死体へと戻った。 「…いったい何を?」 「『柳生』だけ焼きました。形而上にちょっと干渉して」 「なるほど、柳生というのは尋常な存在ではないらしいな」 「はい、その辺りの諸々もわかったので…話します。それですべてが終わったら、私を―殺してくれるよう、頼みます」 「そうか。承った」 月光・S・ピエロはいつものようにその依頼を受けた。 そしてそれと同時、猛烈な大音声が響き渡った。 『柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)!』 『柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)!』 『柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)!』 『柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)!』 『柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)!』 上空のYAGYUFOが歓喜と共にその名を叫ぶ。月ピは何が起こりつつあるのかを察した。 「ふむ、決戦というわけか。先刻の君の覚醒がトリガーかな?詳しく聞かせてもらおうか」 「はい。時間がないので移動しながらで良いですか?」 「急がないとどうなる?」 「世界が滅びます」 陽が傾きつつあった。黄昏だ。 ☆ ☆ ☆ その日、東京の水平線を埋め尽くす。 柳生。 柳生 柳生柳 生柳生柳 生柳生柳生 柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳 生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生 柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生柳生― 絶大量の暴力の群れ。 「なん…だこれは!どうなっている?」 鏡助は呻いた。 『虚堂懸鏡』から見える、あまりにもバカげた観測結果に。 「並行世界が…収束しつつある!?」 数多の並行世界が収束、融合しつつあった。一丸となって滅びに抗うように。あるいは巨大な何かに一呑みにされるように。 それが意味するところは一つ。 ここで負ければ、全てが終わる。 もはや山乃端一人だけの騒ぎではない。直接的な世界の危機だ。 「なんだ…いったい何が起きているんだ!?」 顔面蒼白の鏡助に、呼びかける声あり。 『えーっとあーっと…鏡の人―!もしもーし!』 「だれですか!?」 『あ、繋がった!私です!煎餅です!私持ってます!情報と―打開策を!』 世界よ抗え。ヒトよ戦え。 柳生最終戦争(ヤギュマゲドン)の時は来たり。 この先、DANGEROUS! 命の保証なし! To Be Continued…! 「そういえば一人さんは…まあ、最悪殺しちゃってもなんとかなるか」 柳煎餅は、人斬りの怪物だ。
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「ふいいぃっ!」 顔をぐしゃぐしゃにしたその少女が、思わず変な声を出すのも無理はない。 一晩のインターバルにて再充填された精は、濃さでは劣れど量と勢いは十二分だった。 ジュッ、ジュッ、じわっ、じわっ、また否が応にも『分かって』しまう。 「あ、あ、あ、あ……」 捻じ込まれた規格外からの、びゅくん、びゅくん、というその脈動。 完全に押さえつけられ、全身で覆い被さられ、一切身動き取れなくされての種付け行為。 逞しい褐色の肌、赤色の髪と金色の瞳が、彼女の視界を埋めていて、 「出てる……中出てるぅ……」 でも少女はだらしなく口を開けて、そんな犯される歓びに酔ってしまう。 「リュカ、犯されちゃったな」 「…うん、犯された……犯されたぁ……」 ハァハァ見つめ合いながらの明るい声に、でもどこか幸せそうに女は頷く。 両手は男の背にしがみ付き、生白い両脚はしなやかにも深く男の腰に絡んでいた。 「妊娠しちゃうな、こんな膣出しされて」 「…! …や、やだ……妊娠やだ……怖いぃ……」 意地悪く囁かれたのにビクンとして、でもあまり怖がってない風に男の胸へとすがりつく。 「ほんと、ダメなわんこだね」 「う……ご、ごめんなさい……リュカ、ダメなわんこでごめんなさい……」 こつんと額を合わせられて、また少女の身体が軽く震える。 『ご主人様いやらしいわんこでごめんなさい、だからもっといじめてください』 今にもそんな声が聞こえてきそうな、淫靡にも健気な雌犬の顔。 「リュカ、好きだよ、大好きだよ」 「あう……」 中出しされながらの繋がりあっての口接に、目を閉じた少女が貪欲に応じる。 激しく舌を絡め合う歓喜と、萎えかけた肉棒にぬちゅぬちゅと精液を混ぜ込まれる歓喜。 行為後の最高な余韻と酩酊を、更に高める優しい後戯に、 (……もう、いいや……) だからリュカは、どろりとした思考でそう思った。 (……ロアの赤ちゃんなら、もういいや……) 周りは許さないかもしれないけど、世間的には不道徳かもしれなくても、 ――でも強いもん。優しいもん。頼もしくって逞しくって、大事に守ってくれそうだもん。 (……いい、いい、……できても、いい……) ぬちゅぬちゅ、ぬちゅぬちゅ、上のお口と下のお口で互いの体液を攪拌し合う。 完全に陰茎が萎えてしまうまで、チョコとミルクをぐちゃぐちゃと混ぜた。 * * * 「また汗かいちゃったなー」 「ん…」 貴上の男女や恋人というよりは、やっぱり家畜と飼育係。 自分も汗だくなのさえほったらかして、嬉々として女の子の身体を拭いたげている王子が、 でも牧畜民族の末王子な以上、それも仕方がないのかもしれない。 …どう見ても馬や羊への愛情の注ぎ方の延長だとしても、本人に悪気はないのである。 おかげでまるで剣盾か商品でも磨くみたく、ころころころころ転がされる少女。 「わう…」 でもそんな奔放さを割と楽しんでたりするリュカの瞳に、ふとそれが像を結んだ。 股間の黒々としたぶらさがり。 硬さは失ってしまっていたが、それでも見た目に大きくべとべとで。 「おわっ!?」 反射的に顔を近づけて口に含んでしまったのは、そういう習慣があったからだ。 かつてはこうやってよく、事後に男根を清めさせられた。 「お、おおー!」 何か感動したような感嘆が上から響いてくるにも関わらず、 リュカは身に染み付いた習慣のままにロアの男根も綺麗にしていく。 すると不思議なことが起こった。 「……!?」 あれほど出したはずなのに、みるみる彼女の口内で萎えた陰茎が膨張しだす。 たちまち口中には収まり切らず、押しやられるようにして最早半分も咥えられなくなった。 驚き戸惑う以上に、口中で起こったその暴威に『なぜか』無性に興奮する。 口中を蹂躙するそれに、まるで畜獣が餌に飛びつくよう、夢中でちゅうっと吸い付いた。 そうするとまたビクビクッとして大きく硬くなるそれが、すごく楽しい、面白い。 ぱっくり開いた尿道の残滓を吸い取って、カリ裏や亀頭も丁寧に清めた。 口から離すと途端にビンと反り返ったその硬い幹に、愛おしむように舌を這わせる。 どころか同じく大きな陰嚢の、皺一つ一つにまで舌を沿わせ、 ぐるりと潜り込むと性器と肛門の間、股下の汚れまで綺麗にこそぐ。 あまつ肛門付近まで汚れているのを見ると、そこにもためらうことなくペロペロと―― 「…ッ、…っ」 ――上の方で白黒している目にも気がつかず、付着した汚れを口に吸う。 そうして再度、今やギンギンの怒張の前に来ると、改めてその亀頭にかぶりつき、 顎が外れんばかりに咥え込むと、ちゅっちゅとカリ裏にバキュー…… 「ちょっ、ちょちょちょ、ストップ! ストップストップ!!」 ……制されて、不思議そうにのそのそ顔を上げた。 「限界だから! もう限界、てか出ちゃうから! それ以上されるとマジ出るから!」 非常に慌てて止められるが、でもだからこそ彼女には分からない。 「…出るなら、出した方がいいんじゃないですか?」 そうだ、それが陽根を鎮める一番だろう? 「そりゃ出るけど、でも出たら絶対痛いんだって、ほとんど汁しか出ないんだって!」 …痛い? 汁? 「でも、硬くなって……あ。ひょっとして、硬くなってるけど出すと痛い?」 「そう! てか勃っちゃうんだよ若いから!」 小首を傾げて野太いものを凝視する彼女に、酷く切羽詰った声が降り注ぐ。 「若いともう限界でも刺激受けると反応しちまうんだって! そーゆーもんなんだって!」 そんな間にもそれはギリギリと反り返り、テカテカと尿道を広げた先端なんか、 どう見てもリュカには限界に見えず……でもなんとなく理解した。 よく言うではないか、『若い内は気力体力で多少の無茶や徹夜も利く』と。 これはつまり、きっとそういうことなのだろう。 だから『若い』とか『青い』と呼ばれる燕達は、熟れた淑女達から好まれるわけか。 「……わかりました」 理解が及び、故に素直に身を離す。 「…あの、すみません」 「え?」 一を聞いて十を知り、十を知って百を弁える。 「その、もう限界なのに、勝手に刺激してしまって」 「あ、いや、それはいいよ。全然悪くねえ、ってかむしろ凄い良かったし」 本当に聡く賢いわんこの、律儀で真面目、謙虚な態度に、むしろロアの方が赤面した。 悪くない。そりゃもう全然悪くない。 「ていうかさ」 「っ?」 だから一旦離した身を、ひょいと抱きかかえられてもう一度引き戻され、 「綺麗にしてくれたんだよな? …ありがとな」 「……あ」 抱き締められながら撫でられる頭に、リュカの心は満たされた。 事実だけを言えば、決して甘くも美味しくもない。 精は苦く、愛液は酸っぱい。どちらも生臭くてぬるぬるで、そこだけ取れば不快の極みだ。 だからかつては嫌であり、故に今はもう嫌ではなかった。 「その、また今度してくれる? …すっげえ気持ち良かったからさ」 「………はい」 ご主人様に褒められて嬉しい、求められるからまたしてあげたい。 信賞必罰が守られる体制は、だから首長への忠誠を生む。 苦行や苦役を積んだ後に、然るべき褒美と賞賛が待つから、苦行それ自体も快になる。 達成感。充実感。生きがい。やりがい。 「汗かいちゃったから、また水飲もうな?」 「………」 コクリと頷いて、杯を渡され水を注がれ飲まされて、でもそんな手取り足取りが幸せだ。 『あぁー私は今ご主人様に一挙一動に至るまでの全てを支配されてるよー、楽しいねぇー』 とお空に向かって叫んでしまいたい、それくらいの幸せだ。 「残り俺飲むけど、もういい?」 「……はい」 ああほら杯を片手に、ご主人様が実に行儀悪く水差しの水をラッパ飲みするのを見て、 でもそんなご主人様の強さ逞しさに、見てるだけで幸せになっちゃえている。 なんて燃費のいい女だろう、ご主人様のカッコいい姿だけでご飯三杯はいけそうだ! ドM、ドM、理想のドM!! そうしてリュカを抱き寄せたロアが、彼女を自分の胡坐上に座らせて数十秒。 (*1) 奇しくも二人、全く同じことを考えた。 『田舎の娯楽だなんてセックスくらいだ』との、お偉い文明人様の言葉があるが、 悔しいけどそれは間違っちゃいない、本当に碌な暇潰しがない。 ロアはロアで、こう見えて忙しい身、仕事サボりそうでサボれない。 血族としての自覚に加え、親兄姉への信義もあって、与えられた仕事はしっかりこなす。 実を好むあまり名を疎かにする悪癖はあるが、それでも腐ってるなりに王弟殿下、 …それでいて遊びや悪戯にも全力を尽くすから、『阿呆』や『うつけ』とも謗られるのだが。 チラリと窓の外を見れば、日は随分高くなったものの中天には遠い。 昼まで時間をもらった以上、それまで暇を潰す必要があるが、 でも今更庭を案内してもらったり、引越し先の探検をする気にはなれなかった。 リュカはリュカでやはり元忙しい身、侯爵夫人としてかつては多忙も極めていた。 亡夫ヴェンチサ侯フェリウスは、能はあるけど情のない人物、 『飼い犬が粗相をして飼い主に恥をかかす』だなんて許すはずもない以上、 公の場では完璧な淑女として振舞えるよう、厳しい躾が施されていた。 ……崩れたのは、やはり春の急な開戦と、三月前よりの篭城戦以降だろう。 戦争、それも敗色濃厚の戦争というのは、色々な過飾を取り払ってしまう。 着付けに時間なんて掛けられなくなったので、ドレスもコルセットも纏わなくなった。 髪結いに時間さえ掛けられなくなったので、長かった髪も切り落とされた。 最初の一ヶ月こそ普段よりも苛烈な家庭内暴力に晒されたが、 以後はそれすらされない、その時点から既に奥離れで監禁状態だったのが変な話だ。 普通ならこういう時こそ『ギラついた欲望』の発露対象にされるのだろうが、 どっこい普段から散々発散されてただけに、いざそうなったら『構ってる暇なし』と放置、 最後には『役立たずだから』と忘れられてさえいたのが皮肉である。 ――最後の数日間、監禁中なのに食事が運ばれなくなって飢え死にしかけ、 自決手段さえ無い中、同じく押し込められた侍女数人と励まし合いつつ水だけで凌いだ、 起き上がれないところを敵兵に救われたのが、せいぜい味わった苦痛だろうか。 だからこそ今の幸せが夢のようだ、この暇な時間さえ代え難い。 肌に染み付いた栗の花や柑橘の匂いは、拭いた程度では当然取れず、 二人とも沐浴なり湯浴みなりの必要を感じていたが、今はこの匂いに浸っていたかった。 ロアはロアで、リュカの髪に顔を埋めながらぼんやりとそんな匂いを満喫し、 リュカはリュカで、回されたロアの腕の熱さ、背中に感じる彼の体温を感じている。 意識はクリアなのに身体が火照ってだるい中、そうやってただぼんやりと座っていて…… 「――そうだ」 「…?」 行動を起こしたのは、やはり主導権者たるロアの方だった。 「なんかすげぇ順序逆な気もするんだけどさ」 「はい」 見上げたリュカの目と、見下ろすロアの目が、カチリと合う。 「ロア、ロアネアム」 ……ああ、そうか。 「先盟主ゼリドの末子、華王クウナが末弟、ゼティスのロアネアム」 本当に今更の気はするが、そういえば確かに抜けていた。 「昨日付けでこの城の城主、北中央ヴェンチサの属領執政官ってことになったから」 途中まで名前さえ知らないのに、忍ばれ受け入れてしまってたなんて、 本当に叙事詩や恋愛譚の中のことみたいで、改めてリュカの顔が赤くなる。 「階級は小将師……あ、これ大中小の将軍でいうならの小将軍な?」 「はぁ…」 そうしてやっぱり、なんか軽い。 「まぁ戦時だってんでの臨時の論功行賞、正式な拝命は年明けなんだけどな。 指揮兵数も1000のままだから、実質千人長と変わんねーし」 『属領執政官』だとか、『小将軍』だとか、職名だけ聞けば何か偉そうな響きが、 でも非常にどーでもいいことのようにポンポン飛び出すせいで、やたら軽い。 「…あ。それとあれだ、オーテーデンカ?らしいよ? 自称王国の自称王子だけど」 あまつ『王弟殿下』に該当する帝国語の発音とアクセントがおかしかったせいで、 本家帝国人であるはずのリュカにさえ、最初意味が通じなかった。 オーテーデンカ、オーテテンカ、……ひょっとしなくても王弟殿下? …まさかなぁ、と思いつつ、ちらりとロアの顔を盗み見る。 「……リュカは?」 「えっ? あ」 そんな物凄い失礼を考えてるとは露も知らず、ごくごく自然に訊いて来たので、 リュカも動揺、ある種条件反射的に応じてしまった。 「リュ、リュケイアーナ。リュケイアーナ・オル・ペレウザ・ウェド・ヴェンチサです」 帝国貴族では普通の、長い本名。 どっこい。 「…あ? オルペー、ウー…?」 「あ、や、いえ。…リュカでいいです、忘れてください」 …なんとなくそんな予感はしていたけれど、 やっぱり覚えられなかったなぁと、ある意味達観と共に首を振ってしまう。 まぁいいんだけどね。捕虜だし。本当に名前の意味が消えてるし。 が、そうなると何を紹介したらいいのやら、改めてちょっと言葉に詰まる。 「ええと……生まれは帝国の中央の方で、ペレウザ…っていう子爵家の、令嬢――」 「シシャク?」 「あ、子爵は帝国貴族の階級で、…まぁあんまり目立たない低い方の爵位、です。 …令嬢をしてたんですけれど、四年くらい前から、その、このヴェンチサに嫁いで、 あとはご存知の通り、南領辺境侯フェリウスの、四番目の後妻、してました」 ロアにも分かりやすいよう慎重に言葉を選びながら、 なるべく砕けた言い方で――意外と難作業だ――自分の複雑な境遇を説明していく。 「…まぁ、建前なんですけどね。本当に見ての通り、愛妾ですらない立場でして」 ただ、ロアはそんなリュカの四苦八苦よりも、別なことに注目が奪われたらしい。 「……四年?」 パチパチと目をしばたかせたロアが腑に落ちないという表情をし、 「いくつ?」 今度はある程度予期していた問いだったので、速やかに答えることができた。 「19です」 「ええ!? 俺より二つ上!?」 露骨に見えないとでも言いたげなその表情に、リュカはムッとして眉を顰める。 19歳なのだ。…15、16にしか見えなくたって。 篭城の際に腰まであった髪を切ってしまい、お子様髪型になってしまったからそう見えるだけ、 大体首から下は立派に大人なのだ、背丈や目鼻立ちだけで人を判断しないで欲しい。 19歳、女で19というのはこの時代ではもう立派な大人、 本来なら子供の一人二人設けてて普通、そういう意味でもリュカは負け組なのであって、 「ええそうです二つ上――」 二つ上。 ふ た つ う え ? 「ん? 俺?」 硬直してこっちを見つめる目に、リュカが何を問いたいのか即察したらしい。 「17だよ? てかホントに19?」 「………」 じゅうなな。 「………う」 「う?」 「嘘だああああぁ!!」 悲鳴じみた絶叫が上がった。 「えっ、ちょっ、17!? …じょ、冗談はやめてくださいよ、からかわないでくださいッ!」 「…え、いや、本当に17なんだけど俺」 「有り得ないですよッ、せめてもうちょっとまともな嘘ついてください! 最低限22とか!」 「…だから、ホントにじゅうな」 「何処をどう見たらそう見えるんですか! …ほら、立って!」 「てかお前やっぱり酔っ」 「立って! 立ってください! ――立ちなさい!!」 勿論酔っている、およそ令嬢もとい未亡人らしくない騒々しさでもって ――でも何故か一瞬だけ威厳が戻ったのも事実だ――命令するリュカに、 気圧されるがままにぶつぶつと、男が寝台の横に立つ。 勢い自身も立ち上がろうとして……でもやっぱり無理だったらしい、 しょうがないのでぺたんこ座りしたまま、まるで鬼の首取ったみたいに勝ち誇った。 「ほらおっきい!」 ――だからこそ最初見た時、鬼とか悪魔にも思えて恐ろしかった。 ――だからこそこんな短剣じゃ到底殺せそうにないと、実行する前から諦めた。 「何が17ですか、こんなおっきい17歳なんていません、5つはサバ読んでますね!?」 「だから本当に17……ってか、むしろ5つもサバ読んでるのお前の方じゃ――」 「14なわけないじゃないですか! 流石にそこまで子供じゃないです!」 口答えされてのお子ちゃま呼ばわりに、ムキになって反発するが、 …でも酔眼あらわに頬を赤らめて、興奮した子犬みたくにキャンキャン喚く姿や、 握り拳を固めながら上目遣い、勝ち誇っての得意げを見るに、ロアだってもごもご呟いてしまう。 「大体、風格が違いますもん! ふーかくが!」 それに気を良くしたのだろう、敵の沈黙に満足げに、わんこの嬉しそうなご主人様自慢が始まる。 「こんな傷だらけで筋骨隆々な17歳なんていません! 迫力と威圧感が違います!」 …自慢してる相手がご主人様本人ってのが、何か非常に取り違えていたが。 振る舞いは子供でも、あくまでそれは『子供っぽい大人』、 妙にの器の大きさや、漂う賊輩の親分っぽさが、上辺はともかく芯には成熟を感じさせる。 野性味を感じさせる精悍さといい、目つきの悪さから来る悪人面といい、 「…そりゃ『お前は黙ってれば25には見えるから』って、散々口閉じてろ言われっけどさあ」 悪戯小僧がそのまま大人になったような巨漢が、ガリガリと所在なさげに頭を掻く。 全裸で仁王立ちしてるってのに前を隠そうともしない辺りが、尚更青年を小僧に見せない。 「傷だらけなのだって昔からヤンチャ……ってか12が初陣だからで」 「じゅうにっ!? じゅうに!?」 自慢する風でもない、というか何度か同じ状態に陥ったことがあるのだろう、 リュカが童顔扱いに慣れてたように、ロアも困ったように説明していく。 「嘘ですよ12歳で初陣なんて! 無理ですよ! 嘘!」 だが帝国の貴族達を知るリュカからすれば、それはもっと信じられない話で。 12歳の子供が戦場に出る姿を想い、ぶんぶんと信じられないとばかりに頭を振って、 「でも俺図体だけはでかくて、12の時点でもう身長七尺(約161cm)近かったしさ」 「ななしゃく!?」 仰天ビックリ、絶句した。 栄養状態に劣ったこの時代、庶民男性の標準身長は大人でも155±5、 栄養状態に恵まれた貴族男性でさえ、最終的に180弱あれば『雲突く大男』と讃えられた世だ。 「兜被れば顔見えねーし。…その頃から5歳は水増し出来たなー」 老けてんのかなーと呟いての指折りを、リュカはただあんぐりと聞くしかない。 曰く、 有力者の子供なので、肉や魚をたくさん食えた。幼少期から健康と体格に恵まれていた。 医学の未熟なこの時代、健康と頑丈は何よりも得難い宝である。 有力者の子供なので、武術に兵法にと英才教育、狩りとかも普通にできていた。 家の手伝いに追われる庶民の子らとは、その辺でまた違ってる。 有力者の子供なので、親のコネで最初から百人長、普通じゃありえないキャリアスタート。 わざわざ補佐をつけてもらい、わざわざ軍師をつけてもらい、手取り足取り帝王学。 「…だからリュカがおかしいって思うのも、仕方ねーっては思うぞ?」 「え?」 突っ立ってるのに飽きたのだろう、ぼふりとリュカの横に腰掛けながらロアが言った。 「だっておかしいだろ? 17で将軍だなんて、普通にないもんな」 「………」 おかしくない。おかしくない。 「大体若き英雄っつったって、自力で裸一貫から成り上がったとかそーゆーのじゃねぇ、 親爺の代、爺さんの代からの雌伏と工作っつか、そーゆーのあっての大勝利だし」 でも傷だらけじゃないですかとリュカは思う。 潜った死線が目に見える、筋骨隆々じゃないですかと思う。 「てか無理だよな17で英雄とか。フツーに後ろの担ぎ上げとかお膳立て疑うべきだよな」 すっごい頭いいのに、驚く。 「一代でやるなら騙して利用して裏切って簒奪して、それで30近くでようやっとだろ?」 バカと見せかけて本質見抜いてる、調子乗ってると見せかけて弁えてるのに感動する。 「なのにこんな、なんつーか、…あー」 弱々しい、ちょっと愚痴めいて零す、そんな横顔に泣きそうになる。 可愛いのだ。強いのに弱い、賢いのにバカだ、そんな子供っぽい姿が可愛すぎる。 「……えと」 片や六尺三寸(約145cm)の小娘に対し、片や八尺余(約188cm)の大男。 「……じゅうななさい?」 「17だよ?」 だからポカンとして訊くリュカに、それでもキョトンとロアが答えた。 「…あ、でも厳密には17.5歳ぐらいだ」 「そ、それを言ったら私だって19.5歳ぐらいですよ!」 個々の誕生日を祝う風習のない昔なので、何歳何ヶ月とかはあまり意味がない。 年始に生まれても年末に生まれても、次の元旦で全員1歳、そういうアバウトな大昔。 「…てか、俺が17だと何かまずいわけ?」 そして唐突に、特に意味があるわけでもなく発せられた言葉が、 「――!!」 でも実に単純明快な解答だった。 予想外に大きなリュカの反応に、ロアはピクリと目を大きく見開いて…… けど真実に到達する、――ああなるほど、だからこんな『嘘だ嘘だ』と五月蝿かったのか。 「……二つ年下だと、困るんだ?」 「そっ――!?」 そんなことありませんよ、と言い掛けた身体が、ロアの体重によって妨げられた。 「んー♪」 「やっ!?」 大きな動物がじゃれついてくるような動きだが、動物の大きさが大きさだけに遊びでも脅威、 たちまちリュカはシーツに埋まってしまい、押さえつけられて動けなくなる。 「柔らかいベットって、こういう時便利だなー」 「お、重い、重いですよぉ!?」 重くても、でもぺちゃんこにならない程度には加減してもらえて苦しくはなく、 なのにビクともしない寝技の妙、力以上の技のキレと、完全に遊ばれてるその余裕。 「年下が『ご主人様』だと、何か問題があったりするわけ?」 「……ッ」 濡らすなと言うだけ無理がある。 「年下に大好き大好きとか言いながら、抱きついてすんすん泣いちゃったよな、そういや」 「や……」 ギャップ萌えなんて概念ない時代だが、しかし人の愚かさ欲望は永遠不変。 こんなに屈強で意地悪なのに、そこに『おっきな弟』、『弟属性』。 「俺の上にお漏らしもしちゃったし」 「……! ……!」 こんなに臆病で甘えっ子なのに、そこに『ちっちゃい姉』、『姉属性』。 「『わうぅ』とか『あおおぉ』とか、凄い声で叫びながらガクガクイッちゃってたっけ」 「!! やっ、やめて……やめてください!」 双方興奮するなと言うだに無理がある。 年下なのにご主人様と懐かれて、年上なのに自分から奴隷宣言してしまい。 「私、私犬じゃない、犬なんかじゃありません!」 「そーだな、犬じゃないな」 子犬がきゃんきゃん、『Bitch(雌犬)』にさえなれない『Puppy(子犬)』がきゃんきゃん、 年上なのにという羞恥心に拠って、果敢な抵抗を試みるけど、 「でもわんこだね、犬じゃないけどダメわんこ」 「――!!」 でも虎からすればそんな抵抗、可哀想だけれども一捻りだ。 ああ、ちゅーの体勢に入った、キスってよりもちゅーの体勢に入った。 力の差と体格差で押さえ込んだ後の、数分近く続く愛情たっぷりのディープなちゅー。 ぐいぐいと身体を擦り付けて、空いた手でさわさわと白い尻や太腿を撫でる。 抵抗がやんでおとなしく、どころか次第に相手が昂ぶってしまいだしてもまだ止めない。 涙目で相手が舌を絡め、抱きついてしまうのをニヤニヤ眺めてる。 無慈悲なまでの愛情による飽和攻撃、ぺんぺん草さえ許さない焦土作戦。 「ふあ、あぁぁ……」 「ほら、わんこだ」 湯気が立つくらいに掻き混ぜた唾液を引きつつ、ロアが見下ろし睥睨し断言する。 「キスだけでこんなはふはふになっちゃって、何が年上だよ、わんこだろ?」 「……ろ、ろあのいじわる……いじわるぅぅ……」 劣等感が、敗北感が、けれどぐじゅぐじゅの快楽となってリュカの心を侵食する。 ――負けている。年下相手に負けている。あらゆる全てで負けている。 そういうダメな、情けない自分に、でもきゅううっと子宮が切なくなり、じくりと脳が快感に滲んだ。 「あ、や? やっ、だめッ…」 太腿に当たる熱さと、濡れた入り口にぐっと押し当てられた硬い感触。 「やだ、だめ、もうだめ……」 「なんで? もうぐしょぐしょだろ? 余裕で入りそうだよ?」 ロアがまたしたがってる、挿れたがってるのを感じ取り、リュカは必死に拒もうとした。 「さっき、さっきもう限界だって、もう無理だって…」 「大丈夫だって! ちゃんと休憩したからもう大丈夫、一回は出来る!」 でも腕力体力では絶対的に勝てない。 押さえつけられたままぬぷぬぷぬぷぬぷ、入り口に先っぽをくいくいされる。 「あ、あ、あ、あ…」 「てかリュカが悪いんだよ! リュカが可愛すぎるから悪い、俺は悪くない!」 無茶苦茶な理屈で開き直られるが、でもそんな無理な理屈さえ、 反応してしまう自分の身体を恥じる謙虚なリュカには、額面通りの言葉として届いた。 「な? 挿れていいよね? 挿れていいよな?」 「だめ、いれないで、いれないで……」 今挿れられたら絶対にまた獣にされる、雌にされる。 そんな予感、確信があるから、だから必死で拒んだのに。 「挿れるよ? 挿れる、挿れちゃうからな?」 「いれな――っああああッ!」 ぐぼ、と入り口を押し広げて潜り込んだ剛直が、そのままずるずると彼女を最奥までを貫いた。 「がうッ…」 どすっと奥に当たった感触、これまで以上に凄まじい快感が脳を灼く。 先程の行為の余韻のせいか、昨夜の一番最初と比べ、実にあっけないほどの受け入れだった。 あまりの苦痛の無さと快楽の強さに、本人が慄きさえしたほどだ。 だというのに例によって耳に聞こえた、とっても気持ち良さそうなロアの溜め息が、 そこから更にリュカの心を押し込んで、――ぞくりという震えを身に走らせる。 (…やだ……イク……イッちゃうよ……) 痙攣する脚の付け根近くや、剛直を抱擁して離さない膣肉に、明確にそれを意識する。 (…や……動かないで……) 動かれたら絶対達してしまう、動いて欲しくなくて、 だからリュカははっしとロアにしがみ付き、ままならぬ脚を使って腰を挟み込む。 …けれどそういうのこそが機密漏洩、虎を狂奔させてるとは気づけない。 「うあああッ!?」 ずるるるっと引き抜かれた凶悪な太さに、ビクビクッと全身を引き攣らせてしまい、 「や、待……はああああぁぁッ!!」 再度押し込まれ掻き分けられる感触に、ガクガクしながら肺の空気を吐く。 「……やだ……いく……」 思わず洩れた泣き言を、もちろんロアが聞き逃すはずもない。 三擦り半という、男性の到達の早さの揶揄があるが。 「んゔゔゔううぅぅ!!!」 結局女であるリュカの方が、情けなくも三回往復で達してしまった。 ロアの胸板に顔を埋め、震えつつも必死で声を押し殺すあたりはまだ余裕はあるが、 獣めいた唸りが隠せてないら辺、それも余裕と言えるのか疑わしい。 乱暴にされて感じてしまったのが恥ずかしく、あっという間に達してしまったのが恥ずかしく、 惨めで悔しくて逆らえない、――それ故にの至高の快楽だった。 そうして呼吸を整えつつ、閉じた目からひくひく涙を零すリュカに対し、 「…やっぱり、すっげー気持ちいいや、リュカん中」 「………」 覆い被さったのがこういうこと言ってくるのだ。 「いっつもおまんこぐちょぐちょでさ、やーらかくてぴたぴたで」 「……や」 安心しきった幼子の人懐っこさが、これまた羞恥を煽り立てる。 「このずるずるまんこにチンコ突っ込んでると、すっげー安心するもん、温けーもん」 「…や、やだよぉ……」 自分の身体がとてつもなくいやらしい身体に思え、娼婦よりも淫らな肉体に思え、 …でも役に立てるのが嬉しくて、喜んでもらえるのが幸せで、 「…これで最後なんだよなーもう」 「……え」 聞き捨てならない単語に、ぱちりと大きく目を見開いた。 「……さいご?」 ――最後? 「ん。昼になったら俺も仕事戻んないと駄目だし、昼飯もあるし」 「……あ」 言われて、思い出してしまった。 「お前も侍女とか戻ってくるからさ、こう、ぱぱっと片付けて、何事もなかったみたく」 夢は醒めるものだ。 永遠に楽しめる午睡などなく、永遠に貪れる惰眠などない。 背徳と獣が跋扈する宵闇は終わり、必ず夜明けはやって来てしまう。 どれだけ醒めたくなかろうと、どれだけ明けて欲しくなかろうと。 「…………やだ」 押しのけ、見ないようにしていた現実が戻って来て、 「……やだ、やだ、やだ、やだ!」 「……?」 冷たい現実に押し潰されるように、リュカの堤防が決壊した。 「やだ、いかないで、いっちゃやだ!!」 醒めたくない。 醒めたくない。 二度と夢から醒めたくない。 「…そ、そりゃ、俺だってずっとこうしてたいけどさ」 しがみついてくるその姿が哀れな子犬を連想させ、ロアも思わず胸キュンで言う。 「でもお前だって一応ほら、元侯爵夫人な立場なわけだし……」 「侯爵夫人なんかじゃないッ!!」 だが帰って来た反応の劇的さに、さしもの彼も戸惑った。 「…だってロア、言ってくれたじゃないですか、『ただの女だよ』って」 泣いていた。 男の目の前で、今までの歓喜のどれとも違う、痛ましい涙を流していた。 「…わんこだ、ペットだって、言ってくれたじゃないですか……」 見上げてくる先の、どこか狂気じみてさえ見える半笑いに、 初めてロアにも内心『あれ?』と、漠然とした疑念が浮かんで来る。 「……奴隷でいいです……」 ――あれ、ひょっとして、自分は、何か。 「…捕虜でも、虜囚でも……家畜でも道具でも犬でもいい!」 ――何か、とんでもないこと、してしまったりとか。 「……どーぶつで……いい……」 「…え」 目にいっぱい涙を溜めて、そんなことまで呟いてしまう彼女を見ては、 初めてロアも、何か踏み込んではいけない領域まで踏み躙ってしまった己を自覚、 散々やらかした自分の所業が、どれだけ彼女を追い詰めたか知った。 「……人間に……戻りたく……ないよぅ……」 「……あ」 そうしてそうやって泣く彼女の言わんとする所に、愛しさに胸を詰まらせる。 そこまで辛く苦しかったのだろう、これまでの彼女の人生を察し、痛ましさに胸を熱くした。 ――『わんこ』『わんこ』、散々からかってきた己の招いた事態を看破した。 ロアも男だ。若く性欲旺盛な一人の少年だ。 「何でも、するから……妊娠、しても……赤ちゃん産まされる、道具でも、いいから」 だから雌犬、性奴隷なんて言葉には憧れるし、自分にベタ惚れの一途な女とか堪らない、 妊娠とか孕ませなんて単語には反応して、彼女が孕んだ姿を想って興奮もした。 「……お願い、しまう、ロアの傍に、置いてくだひゃい……」 ――でも、こういうのを望んだわけではない。 「……飼って…………捨てないでくだはい、おねがいひあふ……」 ボロボロと涙を零しながら泣きじゃくり、 リアルで冗談抜きに、奴隷に、家畜にしてくれと懇願する少女を目前にして思ったのは、 達成感や保護欲庇護欲、征服欲支配欲に尚勝る――罪悪感だった。 「…ご、ごめんな」 反射的に謝ってしまう。 何か自分が凄く悪いことをした気がし――ようやくその自覚が生まれ出した。 「ごめんな? ごめん」 押し潰して組み敷いてた身体を引き上げて、座位の体勢に座らせ直すと、 『ひぐ』とか『えぐ』とか泣いてしまうリュカの背中を、必死で撫で抱いてあやし始める。 …ほんのちょっとからかった、軽い意地悪のだけのつもりだったのに、 不幸にも急所、マジ泣きし始めてしまった『妹』に対して『兄』が必死で慰めようとする如く。 「……本当に、ごめん」 そうしてその背中の小ささに、危うい情愛、深すぎる情愛も抱き出す。 これが本当に『兄と妹』、為されて当然な社会からも認められた保護だったなら、 まだマシだった、どこかでストッパーがかかったのかもしれない。 でも『弟と姉』、『敵と味方』。 「……がんばれ、ないよぅ……」 リュカの方とて相手が年下、それも未開人で侵略者だとは分かっていても、 それでも縋りたいという欲求を抑えられない、もっと駄目になってくのに止まれなかった。 「……もーこうしゃくふじん、がんばれないよぉ……」 あったかいチョコ色の泥沼に、ずぶずぶ肩まで浸かってしまい、居心地良すぎて出られない。 「……りゅけいあーなで、がんばれないぃ……」 単純に彼女のせいだけではない、昨日の昼までの彼女なら、きっと耐えられて頑張れた。 …でももう壊れてしまったのだ、目の前の男に、暴威の如く薙ぎ払われた。 がんばりたくない。がんばれない。 どれだけ頑張っても成果の出せない、身の程にそぐわぬ大任大役なんてもうしたくない。 辛いことばっかりで、苦しいことばっかりで、楽しくないことなんてしたくない。 …それくらいならまだ『わんこ』がいい。 頑張れば確かな成果の出せる、自分でも誰かの役に立てる、喜んで貰える仕事がいい。 家畜だろうと楽しくて、やりがいのある仕事をしたい。 えぐえぐと泣きじゃくる生白い裸体を、褐色の大男が同じく裸体で抱きしめる。 極めて淫靡な光景のはずが、今だけは卑猥さなんて微塵もなかった。 せっかく入った陰茎も、ずるりと萎えて抜け出てしまうが、ロアが気にした様子はない。 ここでまだ罪悪感よりも性欲が勝つまでには、バカも腐ってはいなかった。 ――どうしたらいいか考える。 一人の男として、ご主人様として、一軍を率いる者として考える。 ロアには女心は分からない。でも戦場は知っている。 兵達を勇気づけて気勢を上げ、鼓舞して恐怖を取り払う、将星としての機知と采配。 それでも山賊王子なりに、兵の心を掴む術、君子の在り方は知っている。 恐慌が止み、感情の暴発が収まるまで、無言で撫でて、抱きしめてやって、 「…でも、今生の別れってわけじゃねえからさ」 「………」 それでも優しく語り掛ける。 「今晩は無理だけど、でも明日の晩にでもまた会いに来っから、何度でも会えっから」 「……ん」 それさえ待てないと言いたげに、首元に顔を寄せてくるリュカの背中を、 ロアはしょうがないなと言わんばかりにぽむぽむと叩く。 「そりゃ、俺だってこうしてたいよ。寝て、起きて、食って、子作りして、また寝て。 そうやって暮らしてけるんだったら、俺だってリュカとそうしてたい」 想像して、そして二人同時に『贅沢だな』と思う。 煌びやかな宝飾も、歌や踊りや演劇もない、酒と女が少量あるだけだが贅沢だと。 「でもさぁ、やっぱ男たるもん、食い扶持は自力で稼がねーと」 「………うん」 光明神教の教えに反し、公然と一夫多妻が認められているオルブであるが、 しかし父や兄を見てきたロアからすれば、それは特段理不尽でもない。 「でないと、お前が子供産んでくれても養えないし、…な?」 「……うん」 きちんと愛せてちゃんと面倒も見れるからこそ、妻子が何人居ようと問題ないのだ。 更にそれらを養う食い扶持が、正統な責務の対価であるなら尚更良い。 「……ろあ、ごめんなさい」 「ん?」 リュカはとても賢く頭がいい。 「……わがまま言って、ごめんなさい」 だから道理を諭され冷静になれれば、すぐに反省することが出来た。 「ん。いいんだって、俺がそもそも大言吐いたのが悪いんだし」 辛いのは自分だけではないのだと分かれば、そこで素直に引き下がることが出来た。 「誰だって泣き言言いたい時や甘えたい時はあるって。俺なんていつもそーだ」 「んふ……」 むしろ理解して、慮ってもらえればそれだけで嬉しい。 ほっぺたにキスをされて、思わず甘えてしまいそうになって、――でも居住まいを正す。 「……怖いんです」 冷静になった今だからこそ、伝えなければならなかった。 続
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348 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 38 23 ID KNuPLcW5 机に向かって本を手繰っているときに、後ろからため息が聞こえてきた。 勉強を続ける振りをしながら、ルイズはこっそりと肩越しに背後を見やる。 窓際に座った才人が、憂鬱そうな顔でぼんやりと夜空を眺めている。 「味噌汁、飲みてえなあ」 かなりの小声だったが、意識を集中していたから何とか聞き取ることができた。 (なによ。あんた、最近そればっかりじゃない) そんなことを考えつつ、ルイズはまた本に目を戻す。 が、そこに書かれている内容は、全く頭に入ってこなかった。 記憶を取り戻してから、才人は今のようにぼんやりすることが多くなったように思う。 故郷を思い出していることは、誰の目にも明らかだ。 彼自身は、ルイズが見ている前ではあまり寂しがる素振りを見せない。 だが、今のようにルイズが他のことに意識を向けていると、彼女の近くでもたまに故郷を偲ぶような表情を浮かべるのだった。 つまり、寂しがっていること、帰りたがっていることを、あまりルイズに悟らせたくないらしい。 (気を遣ってるのよね、わたしに) そのことを考えると、ルイズの胸に痛みが走る。 どう取り繕ったところで、才人がこの世界に召喚されて寂しい思いをしているのは、間違いなくルイズの責任なのだから。 (何とかしてあげたいけど、今のわたしじゃ、すぐに元の世界に帰してあげるのは無理だし) そんな風に悩んでいることを彼に悟られては、また気を遣わせることになる。 そう考えて、ルイズは才人に知られないように、そっと密かに唇を噛む。 (何か、他にわたしがしてあげられることってないかしら) そのとき、ルイズの脳裏に先程の才人の呟きが蘇ってきた。 (ミソシル、か) この世界の基準ではかなり不思議な響きを持つその飲み物について、ルイズは何も知らない。 だが、もしも今の才人を励ませる手段があるとすれば、間違いなくその「ミソシル」を飲ませてあげることなのだった。 (ミソシル、ね) もう一度肩越しに背後を見やると、才人の横顔には先程と変わらず、憂鬱そうな表情が浮かんでいた。 彼の顔を盗み見ながら、ルイズは胸に決意の炎を燃やすのであった。 「わたしに聞いたって分かるはずないじゃありませんか」 ひょっとしたら、と思って聞いてみたが、やっぱりダメだった。 学院校舎の陰で呆れ顔のシエスタを見ながら、ルイズは小さく舌打ちをする。 「チッ、胸ばっかり大きくて使えない女ね」 「胸が小さい上に使えないどなたかよりはマシだと思いますけど」 放った嫌味にすまし顔で反撃され、ルイズは頬をひくつかせる。 二人はそのまま数秒ほどにらみ合ったが、やがてお互いに肩を落としてため息を吐いた。 「そっか。じゃ、あんたのひいおじいさまも『ミソシル』のことは口にしなかったのね」 「ええ、少なくともわたしが知る限りでは。まあ、知ってたとしても教えませんけど」 「なんですって」 眉をひそめるルイズに、シエスタは分かりきったことを説明するような口調で言った。 「だって、今のサイトさんに『ミソシル』を作ってあげたら、間違いなく好感度大幅上昇じゃないですか。 そうと知ってて、恋敵に『ミソシル』の情報を渡すほど、わたしは愚鈍じゃありませんよ」 「うー、確かにその通りね」 逆に言えば、作り方さえ知っていればすぐにでも作ってあげているということだから、 シエスタが「ミソシル」の作り方を知っているのにわざと隠している、という可能性はないらしい。 「ってことは」 ルイズが敵意を込めて睨むと、シエスタは自信ありげな笑みでその視線を受け止めた。 「そういうことです」 お互い、理解は早い。 つまり、これはどちらが早く「ミソシル」を作ることが出来るのか、という勝負でもある訳なのだった。 (負けられないわね、これは) ルイズとシエスタがまたもにらみ合いを始めたそのとき、二人の間に静かに割ってはいる声があった。 「そういうのは、やめたほうがいいと思う」 その声は本当に唐突に聞こえてきたので、ルイズのみならずシエスタもぎょっとしてしまったようだ。 だが、二人がほとんど反射的に声のした方向を見ると、そこには大きな木が一本あるばかり。 「でも、確かに声が」 「ミス・ヴァリエール、上です!」 シエスタの声に応じて視線を上に移すと、木の枝の一本に腰掛けて、本を読んでいる少女が一人。 349 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 39 25 ID KNuPLcW5 「タバサ」 名前を呼ぶと、彼女は本を閉じて短く詠唱し、風魔法の力でゆっくりと地に降り立った。 無表情のままゆっくりと歩み寄ってくる彼女を、ルイズとシエスタは困惑の表情で迎える。 「さっき言ったのは、どういう意味?」 訊ねると、タバサは表情を変えないまま淡々とした口調で言った。 「そのままの意味。今回は、いがみあわない方がいいと思う」 「二人で仲良く頑張りなさいってこと?」 ちょっとした皮肉で言ったつもりだったのだが、意外なことにタバサはあっさりと頷いた。 「簡単に言うと、そう。でも、正しくはない」 「どの部分が?」 「二人じゃなくて、三人」 ルイズはぎょっとする。「それって」とシエスタが気持ちを代弁してくれた。 「つまり、ミス・タバサも今回の件に参加するということですか」 タバサは小さく頷いた。 (やっぱり、この子もサイトに気があるのね) ガリアから救出して以降、才人に対する彼女の態度は明らかに変化した。 なにせ、雰囲気が読めないとよく言われるルイズにもそうと知れるほど、あからさまな変化なのである。 前にキスなどしていたときは「あなたに虚無魔法を使わせるため」などと誤魔化されてしまったが、 やはりタバサも才人にそういった感情を抱いていたものらしい。 (胸の辺りや背格好はわたしと同じぐらいだから、そんなに強敵にはならないはずだけど) 頭の中で素早く計算するルイズだったが、タバサはそんな彼女の内心を読んだかのように首を横に振った。 「勘ぐらないで。わたしは、あなたたちと同じようなことは考えていない」 「まあ、つまりわたしたちよりも深い愛情を持っていると仰るんですか」 「違う」 タバサの返事はあくまでも淡々としたもので、こちらを見下したり、軽蔑したりするような調子は全くない。 そのため、ルイズとシエスタも多少冷静になることができた。 そんな二人の落ち着きを読み取ったのか、タバサはゆっくりとした口調で説明を再開した。 「この中で、料理を作るのが上手いのはあなた」 と、シエスタを指差す。悔しいが、その辺りはルイズも認めるところである。 「でも、あなたには『ミソシル』についての情報を集める力がない。 図書館の利用や教師への質問には、多少制限がつくだろうから」 「それは、確かにそうかもしれませんね」 シエスタが納得したように頷く。タバサは次に、ルイズに向き直った。 「情報を集めるだけならわたしでも出来るかもしれないけど、多分本を見ても無駄だと思う」 「そうでしょうね」 ルイズは肯定した。異世界の飲み物について、本に記載されていると考えるのは無理がある。 「そこで、あなたの出番」 「わたし?」 聞き返すと、タバサはこくりと頷き、「ついてきて」と踵を返した。 そうして小さな背中について歩いていくこと、およそ数分。辿りついたのは、見慣れた場所であった。 「コルベール先生の研究室じゃないの」 火の塔のすぐそばにある、粗末で小さな建物である。 「ここに、何かあるんですか?」 シエスタの疑問に、タバサは無言で頷き、扉をノックした。 「どなたかね」 「タバサ」 「ああ、ミス・タバサか。鍵は開いている。入ってくれたまえ」 短いやり取りの後、タバサは扉を開き、研究室の中へ入っていく。ルイズとシエスタも、戸惑いながらそれに続いた。 (相変わらず汚いところね) 内心遠慮のないことを思いながらも、ルイズは笑顔を浮かべてコルベールに挨拶した。 「ごきげん麗しゅう、ミスタ・コルベール」 「うむ。元気そうでなりよりだ、ミス・ヴァリエール。君もいろいろな問題に巻き込まれて、苦労するね。 まあ立ち話もなんだ、座ってくれたまえ」 コルベールの勧めに従って、タバサとルイズとシエスタはそれぞれ手近な椅子に腰掛ける。 この狭い研究室の中に四人も集まるとさすがに狭く感じるが、そこは我慢するしかないだろう。 「さて、ミス・タバサから、多少なりとも話は聞いている。『ミソシル』について知りたいそうだね」 「何か、ご存知なんですか」 タバサの用意周到さとコルベールの言葉に驚き、ルイズは腰を浮かしかける。 が、そんな彼女を、コルベールは手の平でやんわりと制した。 350 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 40 10 ID KNuPLcW5 「落ち着きたまえミス・ヴァリエール。わたしとてもわずかながら物は知っているつもりだが、 さすがに異世界の飲み物ともなると完全に知識の外だよ」 「そうですか」 肩を落とすルイズの前で、コルベールは「しかし」と不適な笑みを浮かべ、眼鏡を指で押し上げた。 「『ミソシル』について知る方法ならば、ないこともない」 「本当ですか」 またも驚き、ルイズは椅子を蹴って立ち上がる。今度はコルベールも制止せず、重々しく頷いた。 「うむ。ミス・タバサより依頼を受けて依頼、この炎蛇のコルベールが寝る間も惜しんで 数多の書物を読み漁った結果、驚くべき事実が明らかに」 と、ここまで喋ったところでふとこちらを見て、コルベールは苦笑した。 「すまない、こんなことを話しても退屈なだけだな。 わたしはどうも、こういうことになると不要なほど饒舌になってしまう性質のようだ。 まあ簡単にまとめるとだね、つまり」 それでも十分もったいぶった口調で、コルベールは言った。 「ミス・ヴァリエールの『虚無』の力を応用すれば、あるいは『ミソシル』について知ることができるかもしれんのだよ」 コルベールの説明によると、異世界の存在についてはいくつかの書物に記されており、 学院長のオスマン氏も以前異世界人に命を救われた経験を話してくれたそうである。 そしてコルベールが古文書なども苦心して読み漁った結果、 異世界と「虚無」には何らかの繋がりがあるらしいことが分かったのだ。 「まだ、はっきりとは言えんのだがね」 そう断りつつも、コルベールは興奮の色を隠しきれない様子で言った。 「ひょっとしたら、虚無魔法には、異世界との行き来を自由にするようなものもあるのかもしれない」 「まさか」 目を見開くルイズに、コルベールは自信に満ちた笑みを向ける。 「不思議なことではないだろう。そもそも、サイト君が召喚されたこと自体、 君が虚無魔法の使い手であることと全くの無関係ではないだろうからね」 「それはそうですけど」 「とは言え」 今度はどことなく残念そうに、ため息を吐く。 「今の段階では、おそらくそこまでは望むべくもないだろう。 出来ることなら、君とてとっくにやっているだろうからね」 「はい」 それは事実だったので、ルイズは口惜しく思いながら頷いた。 コルベールは、そんなルイズを励ますように、またにっこりを笑う。 「だが、行き来までは行かなくとも、情報を得ることぐらいなら出来るかもしれない」 「どういうことですか」 ルイズが怪訝に思って聞くと、コルベールは人差し指を立てた。 「君が現在扱える虚無魔法に、精密な幻を作り出せるものがあると聞いているが」 イリュージョンのことだろう。ルイズが頷くと、コルベールもまた満足げな表情を浮かべて頷いた。 「よろしい。では、今から言うものを用意してきてくれたまえ」 351 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 40 42 ID KNuPLcW5 コルベールが用意してくれと言ったものは、サイトの髪の毛であった。 別段髪の毛にこだわる必要はないが、体の一部で手に入れやすいものと言ったらこれだろう、と。 この時間の才人は相変わらず騎士隊のたまり場にもなっているゼロ戦の格納庫にいたので、 事情は明かさないまま「とにかく髪の毛一本よこしなさい」と言って迫った。すると、 「なんだよ、俺に呪いでもかけるつもりかよ」 などと下らない冗談を言い出したので、「いいから黙ってよこしなさい」と 数本も髪の毛を引き抜いて戻ってきたルイズである。 「取ってきました」 研究室に戻ってみると、コルベールは何やら大仰な装置の中心に、占いに使う水晶球をはめ込んでいるところであった。 「おお、手にはいったかね」 「はい。それはなんですか」 ルイズが聞くと、コルベールは脇に避けて、装置の全体がよく見えるようにしてくれた。 と言っても、見たところで何がなんなのかルイズにはよく分からなかったのだが。 「この装置は、君の虚無魔法『イリュージョン』の映像をこの水晶玉に投影するためのものでね。 ここの受け皿にサイト君の体の一部を置くことによって、彼が生まれた場所…… つまり異世界とやらの場所を察知し、その映像を映し出すことが出来るのだよ」 要するに、才人が生まれた場所の風景を見ることができるらしい。 「凄いじゃないですか」 素直に賞賛すると、コルベールは誇らしげに眼鏡とハゲ頭を光らせた。 「うむ。我ながら凄いものを作ってしまったものだと思う。 ともかく、これで『ミソシル』について知ることができるかもしれんという訳だ」 「そうですね」 頷きつつも、ルイズは思う。 (こんな面倒なことしなくても、サイトに直接『ミソシルってどんなの?』って聞けばいいんじゃ) だが、その考えはすぐに頭の中から追い払われた。 (ダメダメ、そんなこと聞いたら、あいつまた故郷のことを思い出して悲しくなっちゃうかもしれないし、 『別にいいよ、そんなに気ぃつかってくれなくても』なんて言い出しかねないし) 何よりも、出来るならば秘密裏に『ミソシル』を作って、驚かせたい。 恐らく、タバサとシエスタも同じ考えなのだろう。だから、二人とも何も言わずに事の推移を見守っているに違いない。 「それじゃ、やります。この水晶玉にイリュージョンを使えばいいんですね?」 「ああ、そうだ」 コルベールの肯定を受けて、ルイズは水晶球の前に立つ。 イリュージョンを詠唱して、体に渦巻く魔力を解き放つ。 精神力が溜まっているかどうかという不安はあったものの、魔法は成功した。 あるいは、「サイトの助けになりたい」という純粋な思いがあったからこそ成功したのかもしれないが。 ともかく、装置の中央の水晶玉に、見慣れぬ鉄の町の風景が映し出されたのである。 「おお、これは」 「すごい」 「見たことのない景色」 三者三様の驚き。普段無表情なタバサですらも息を呑んで、水晶玉を見つめている。 だが、残念ながらルイズのほうには驚いている余裕などなかった。 (いつもよりも、消耗が激しいみたい。早く、『ミソシル』を探さないと) 歯を食いしばって、ルイズは頭の中で「ミソシル、ミソシル」と念じる。 すると、水晶玉の中の風景が切り替わって、どこかの家の中らしき風景が映し出された。 「これは、炊事場みたいですね」 シエスタの言うとおり、そこはハルケギニアのそれとはかなり違った外観ながら、 立ち上る湯気や切られた野菜などを見る限り、間違いなく炊事場のようであった。 夕暮れの光が差し込む炊事場で、一人の黒髪の女性が、何やら鍋をかき回しているのだ。 「おお、見たまえ諸君、鉄の管から水が絶え間なく流れ落ちている。 その上、あの上の部分を捻るだけで自由に止めたり出したりできるようだぞ」 「すごい魔法」 三人が驚く声も、もはや遠くに思える。 352 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 41 15 ID KNuPLcW5 (ミソシル、ミソシル) ただそれだけを念じ続けていると、映像が台所に立っていた一人の女性の背中に近づいた。 (ミソシル、ミソシル!) さらに、映像がその手元に近づく。 女性の手に握られたお玉が、鍋に入った茶色っぽい色の液体をかき回しているのが見える。 「ひょっとして、これが」 「ミソシル……!」 そこで、精神力が切れた。 映像が途切れる寸前、ミソシルをかき回して女性の顔が水晶玉に映りこむ。 黒髪で、少々きつめなその女性の顔には、優しく、だがどことなく寂しそうな笑みが浮かんでいる。 (この人、ひょっとして、サイトの) 映像が途切れると同時に、ルイズの意識もまた途切れてしまった。 それから数日後、ルイズとタバサとシエスタは、学院から遠く離れた山の中にいた。 ここ数日というもの、「ミソシル」の材料を探して、授業そっちのけであちこちを駆け回っていたのである。 「……マンドラゴラの根っこ、サラマンダーの卵、オーク鬼の肉に、雲より高い山の山頂にしか生えない花……」 自分達が採集したものを改めて見直しながら、ルイズはげっそりとした気分でため息を吐く。 「本当に、ミソシルっていうのはこんなものを材料にしてつくるスープなの?」 「ミスタ・コルベールが言ってたことだから、多分間違いない」 薄汚れた顔のまま、タバサが頷く。 出来る限り採集を急いでいたせいもあって、ルイズ、タバサ、シエスタ、三人とも薄汚れて実に見苦しい姿である。 「わたしたちの世界では手に入れにくいものでも、サイトの世界では簡単に手に入るものなのかもしれない」 「とてもそうは思えませんけど」 今日の夕飯であるスープが入った鍋をかき混ぜながら、シエスタが疲れ果てた微笑を浮かべる。 「少なくとも、近い材料であることには間違いない、とコルベール先生は断言してた」 「これがねえ」 断末魔を上げる人の顔にも似たマンドラゴラの根っこを手でつまみながら、ルイズは顔をしかめる。 コルベールが作成したあの装置には、映った物の組成などを調べる機能もついていたらしい。 『ミソシルというのは、この世界にあるこういったものと近い材料で作られているものらしいぞ』 自信満々にリストを手渡すコルベールの顔を、ルイズは実に胡散臭い気持ちで見つめたものである。 『本当にこんな無茶苦茶なもので料理が作れるんですか?』 『もちろんだ。わたしの装置を信用したまえ』 『……というか、映ったものの組成を知るっていう機能自体がなんか都合よすぎて信用できないっていうか』 『信用するのだよ、ミス・ヴァリエール』 そうまで言い切られてしまっては、反論できないルイズなのである。 「とりあえず、これで材料は全部」 採集したものをいれた袋の中を整理しながら、タバサが呟く。 「そう。じゃあ、これで『ミソシル』が作れるのね」 「わたし、張り切っちゃいますから! 絶対に『ミソシル』を完成させてみせます!」 俄然張り切った様子で、シエスタが拳を固めて宣言する。 実際、『ミソシル』を作るのは完全に彼女の仕事であり、ルイズやタバサには出る幕がないのだった。 (タバサ、か) ふと、ルイズはこれまで何も言わずに協力してくれた、この級友の横顔を見つめる。 たとえ成りが薄汚れていようが疲れ果てていようがやることは変わりないようで、 彼女は焚き火の炎の明りの中で、静かに読書を始めていた。 「ねえ、タバサ」 気づくと、ルイズは声をかけていた。 「あんたって、サイトのこと、どう思ってるの?」 ずっと聞きたくて聞けなかった問いが、今は自然と口から流れ出た。 タバサは珍しく本を閉じると、真っ直ぐにこちらを見つめて、はっきりとした声音で言った。 「大切な人だと思ってる」 これ以上ないほど、明白な答えである。 いつものルイズならばタバサを恋敵と認めて脅威を感じたところかもしれないが、 今はただ、「そっか」と力ない呟きを返すことしかできなかった。 353 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 41 59 ID KNuPLcW5 「あの、ミス・ヴァリエール。なにかあったんですか」 ルイズの返答を怪訝に思ったのか、シエスタが心配そうに声をかけてくる。 「この間、サイトが元いた世界、見たじゃない」 シエスタの問いに答えながら、ルイズはあの日見た光景を思い出していた。 夕暮れの光が差し込む炊事場。そこに立って、どこか寂しげな微笑を浮かべて鍋をかき回していた女性。 「あのときね、多分わたし、サイトのお母様を見たんだと思う」 「サイトさんの」 「母様」 二人の言葉に、ルイズは小さく頷いた。 「優しいけど、なんだか寂しそうな表情で。多分、サイトのこと考えてたんじゃないかなって思うの」 涙が浮かんできて、視界がぼやけた。 「どこの世界でも同じね。母親は子供のこと心配するものだし、 急にいなくなったりしたら寂しくてたまらないに決まってるわ。 それなのに、わたしはサイトのことを、何の前触れもなしにこっちの世界に連れてきてしまった。 ひどい話よ。こんなひどい女のこと、サイトは責めないでいてくれるのに、わたしは何もしてあげられない」 ミソシルを作るのはシエスタだし、その作り方を知るきっかけをつくったのはタバサだ。 ルイズ自身イリュージョンの魔法を使いはしたものの、あれだってコルベールの装置がなければ何の意味もなかった。 「ミス・ヴァリエール」 シエスタがそっとルイズの肩を抱く。 「それは違う」 タバサも、いつものように静かな、しかし力強い口調で断言してくれた。 「今回のことは、わたしたちの誰か一人でも欠けていたらきっと成し遂げられなかった」 「そうかもしれないけど」 「わたしは、サイトのことを大切な人だと思ってる。だから、彼のために何かしてあげたい。 今は、そのことだけ、考えていればいいと思う」 「そうですよ。ミス・ヴァリエールがそんな風に考えてるって知ったら、サイトさんまた気を使いますよ」 二人の気持ちに、胸が少し温かくなる。ルイズは涙を拭って頷いた。 「そうね。これだけ苦労したんだもの、『ミソシル』、必ず完成させて、あいつに飲ませてやりましょう」 ルイズの言葉に、シエスタとタバサが力強く頷いた。 焚き火を囲んだ翌日に学院に帰還したルイズたちは、コルベールへの報告も 教師達への言い訳も後回しにして、ひたすら『ミソシル』作りに没頭した。 と言っても、作るのはシエスタな訳で、ルイズとタバサは横で固唾を呑んで見守るしかなかったのだが。 「ここでマンドラゴラの根っこをくわえて、サラマンダーの卵汁はここで」 ぶつぶつと呟きながらシエスタが鍋に材料を加えていたそのとき、突如として鍋の中の液体が激しく沸騰し始めた。 「危ない」 短く叫んだタバサが、即座に魔法を発動させてシエスタの体を引き戻す。 ほとんど吹っ飛ばされたようなシエスタの体を、ルイズとタバサが二人がかりで受け止めたそのとき、 鍋の中で沸騰していた液体が凄まじい音を立てて爆発を起こし、四方八方に飛び散った。 「また失敗、ですね」 スカートの裾を払いながら立ち上がったシエスタが、ため息混じりに呟く。 実際、先程からずっとこの調子なのである。 シエスタが試行錯誤しながら今回採集してきた材料を様々な調理法で鍋に加えていくのだが、 何故か必ず途中で爆発してしまうのである。 「なんか、料理をしているんだか魔法薬作りの実験をしているんだか分からなくなってきたわ」 「わたしも」 ルイズの呟きに、隣のタバサが頷く。シエスタが再び鍋を元に戻し、笑顔で振り返った。 「大丈夫です、ミスタ・コルベールも材料は間違っていないと断言してくださったんですから」 「でも、少しは休まないと、あんたの体力が」 「ミス・ヴァリエール」 心配するルイズの声を、シエスタは遮った。 彼女の薄汚れた顔には、清清しい笑みが浮かんでいた。 「あなたとミス・タバサは、わたしたちの愛しい人のためにずいぶんと無理をなさいましたね。 わたしはあなたたちと違って貴族じゃありませんけど、その尊い心は、少しは理解できるつもりです。 心配しないでください。わたしは、必ずやり遂げてみせます。 そう、この『ミソシル』は、貴族の誇りと平民の意地、そしてなによりわたしたちの愛情がたっぷりと詰まっているんです。 わたし一人、多少大変だからと言って途中で投げ出す訳にはいきません」 決意を秘めた口調でそう断言したあと、シエスタは再び鍋に向き直る。 その背中から、凄まじいまでの熱気が立ち上っている。ルイズとタバサは同時に唾を飲み込んだ。 354 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 43 16 ID KNuPLcW5 「何て料理なの……『ミソシル』というのが、ここまで恐ろしいものだとは思っていなかったわ」 「だからこそ、サイトもあれだけ執着したんだと思う」 「そうよね。そうでなくちゃ、あんなに飲みたがることに説明がつかないもんね……!」 「爆発の危険を冒してでも、子供に毎朝おいしいものを食べてもらいたいと思う心……!」 『まさに、母の愛がつまった、おふくろの味……!』 命を賭けて料理に挑むメイドの少女の背中を、二人の少女は互いの手と手を握り合って見つめ続けた。 そんなこんなで、ついに「ミソシル」は完成した。 「で、できました……!」 黄昏の光の中、シエスタの体がふらりと傾ぐ。 慌てて駆け寄ったルイズに助け起こされながら、シエスタは薄汚れた顔に穏やかな笑みを浮かべた。 「やった、やりましたよミス・ヴァリエール……! わたしたちは、ついに『ミソシル』を作り上げたんです……!」 「ええ、ええ、分かってるわシエスタ。これは、わたしたちの埃と友情と愛情の結晶よ……! あなたは、わたしたちの誇りだわ」 「えへへ……そんな風に言っていただけるなんて、わたし、とっても嬉しいです……」 シエスタの微笑みは、どこかあの日見た才人の母の笑顔を思わせる優しさに満ちている。 ルイズは涙を拭って、今や親友となったメイドの少女に微笑を返した。 「バカね、まだそんな風に喜ぶのは早いわよ。さ、わたしたちが成し遂げたものを、ちゃんと見届けなくちゃ」 言いながら、ルイズはシエスタに肩を貸して立ち上がった。 タバサはすでに鍋のそばに立って、口元を手で覆い隠したまま険しい表情で鍋の中の「ミソシル」を見下ろしているところであった。 「これが、『ミソシル』……!」 ごくりと唾を飲み込む彼女の視線の先には、どろりと渦を巻く薄い茶色の液体がある。 「確かに、あのとき見たのと寸分違わぬ色合いだわ……」 「これで、完成したと見て間違いなさそうですね……」 だが、三人の顔には喜びではなく苦悶があった。 その理由は、問わなくても分かる。タバサもシエスタも、ルイズと全く同じ事を考えていただろうから。 すなわち、 『くせぇ……!』 である。ほとんどこの世のものとは思えないレベルであった。 そもそも材料からして想像がつきそうなものだが。 「あの、これ、本当に『ミソシル』なのよね?」 「今となっては、少し自信が持てなくなってきました」 「いや、異世界の料理だから、いい臭い悪い臭いの基準もこの世界とは違うのかもしれない」 「そうかもしれないけど。これ、味の方はどうなのかしら……」 三人は互いに視線を交し合った。 「わたしは調理担当だったので、味見は他の方にお任せしますね。どうぞミス・ヴァリエール」 まずシエスタが引きつった笑顔で言った。 「ううん、ここは発案者の名誉を重んじてタバサに任せるべきよね」 次にルイズが愛想笑いを浮かべてタバサに丸投げした。 「いや、料理は味見して初めて完成するものだから、シエスタに」 珍しく、タバサの頬を汗が一筋流れ落ちる。 三人はけん制しあったまま硬直し、その状態はいつまでも続くかと思われた、が。 「お姉様お姉様、お腹すいたのね」 と、能天気な声が突如として割り込んだ。 見ると、彼女らが調理していた広場の隅に、巨大な竜が現れていた。 「シルフィード」 「うん、シルフィなのね。お姉様、お腹空いたのね、なんか食べさせてほしいのね、きゅいきゅい」 「なんともないの?」 「なにが?」 言葉を喋る風竜(正確には違うが)シルフィードは無邪気に首を傾げる。 どうやらここ数日探索に付き合わされたせいで少し体調を崩しているらしく、鼻がきかない状態らしかった。 「じゃあ、これ。一舐めだけ」 タバサはいつもの無表情で鍋を指差し、とんでもないことをさらりと命令した。 (なんて女……!) おそらく恋敵となるであろう女のあまりの冷酷ぶりに震え上がるルイズの前で、 シルフィードは「ぶーっ」と可愛らしい抗議の声を上げた。 355 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 45 08 ID KNuPLcW5 「一舐めって何なのねー。お姉様のけちんぼー」 「いらないなら、いい」 「いるいる、いるのね舐めるのねー」 言うが早いか、シルフィードは長い舌を突き出して鍋の中に突っ込んだ。そして、 「GYUOAAAAAAAAAA!!」 という、普段の可愛らしい声からは想像もつかない恐ろげな絶叫を上げた挙句、 地面の上を十数秒ものた打ち回った後、だらりと舌を出したまま白目を剥いてぴくぴくと痙攣し始めた。 「……」 「……」 「……」 三者、無言。 あまりのことにしばらく誰も何も言えなかったが、 「あの、ミス・ヴァリエール」 と、シエスタがおそるおそる言い出した。 「なに、シエスタ」 「ひょっとしたらと思っていたんですけど」 ゴクリ、とシエスタが唾を飲む。 「わたしたちは、何かとんでもない思い違いを」 「味覚の違い」 突然、タバサが遮った。 「異世界だから、いい味悪い味の基準も、わたしたちの常識とは大きく異なっているものと考えられる」 「いや、それはあまりにも無理矢理」 「考えられる」 断言である。 (案外強引だなこの女) 内心戦々恐々としつつも、ルイズはついに、決意した。 「とりあえず、これ、サイトのところに持っていきましょう」 何か、恐ろしいものが来る。 突然嫌な気配を感じて、才人はベッドの上で跳ね起きた。 ここ数日ほどルイズたちが何やら飛び回っているので、夕方は専らベッドの上で寝転がっている才人である。 「どうしたね、相棒」 「いや」 訊ねかけてくるデルフリンガーにも、ろくな答えを返せない。 とにかく、何か自分の身に想像も絶するような恐ろしい出来事が降りかかろうとしている。 いくつもの修羅場を乗り越えてきた才人だからこそ、分かる感覚であった。 (だが、なんだ……? というか、どうする? 逃げるか?) しかし、逃げるのもよくないという予感があった。 要するに、どんな危険がやってこようとも、ここでどっしりと構えて受け止めなければならないということである。 (クソッ、なんだってこんな……!) だが、文句を言っても仕方がないのだった。 才人は全身から嫌な汗が噴出すのを感じながら、その場でじっと「何か」が来るのを待ち構えた。 まずやってきたのは、鼻をつくような凄まじい悪臭である。 次にやってきたのは、三人分の足音。そして、扉が開け放たれた。 「サイト!」 「サイトさん……!」 「サイト」 既知の少女たち三人が、何やら極限まで思いつめた表情で、巨大な鍋を運んできた。 先程から周囲一帯に漂っている凄まじい悪臭の元は、どうやらあの鍋の中身らしい。 356 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 45 56 ID KNuPLcW5 (おいおいお前ら、まさかそれを俺に) 才人は自分の顔が引きつるのを感じる。だが、彼が何かを言うより先に、 少女たちは鍋を床に降ろして、一人用の器に鍋の中の茶色い液体を注ぎ込むと、 「さあ」 「サイトさん」 「『ミソシル』、飲んで……!」 と、その器を才人に向けて突き出してきた。 (『ミソシル』、だと……!?) 才人はごくりと唾を飲み込みながら、自分の記憶を反芻する。 彼の記憶が確かならば、味噌汁というのは決してこんな凄まじい悪臭を発する食べ物ではなかったはずである。 (確かに色は味噌汁っぽいが……こんなこの世のものとは思えない臭いを発する物体を、俺に飲めと……!?) 絶対嫌だ! と叫びたいところではあったが、才人はそれよりも先に気づいた。 少女たちが、全身泥だらけでひどく汚れていることに。 (……ひょっとして、お前ら、これを俺に食べさせるために……) その瞬間、才人は全ての事情を奇跡的な正確さで把握した。 それ故に、断るための言い訳が全て頭の中から吹き飛んでしまった。 (……へっ。ここで断れる奴は、男じゃねえぜ……!) 内心で格好つけながら、才人は無理矢理笑顔を浮かべて少女達が突き出す器を受け取った。 「おお、すごいなお前ら、味噌汁作ってくれたのか。ありがたくいただくぜ」 少女達の顔がぱっと輝く。その表情を見て、ますます後へと引けなくなった。 (大丈夫。ひょっとしたら、臭いだけで味はまともかもしれねえし……!) そんな一縷の望みを賭けて、才人は震える手で器を口元に近づける。 そして、目を閉じて一気に器の中身を口の中に流し込んだ。 (うっ!) そして、目を見開く。 (なんだこりゃ!?) おそろしく、まずい。 (泥水……いや、そんな生易しいもんじゃねえ……! 東京湾のヘドロをじっくりコトコト一週間ほど煮込んだ後、 蛆虫やらゴキブリやら肥溜めの糞やら、とにかくありとあらゆる汚いものを突っ込んでさらに一週間ほど煮込んだような) もちろんそんなものを飲んだ経験はなかったが、とにかくそのぐらいひどい味だということである。 そんな致命的な液体を口に含んだ状態のまま、才人は煩悶する。 (バカな、こんなものを俺の体内にいれろと言うんですか。君達は悪魔ですか、魔王ですか) そんなことを考えつつ、力を振り絞って少女達を見やる。 皆、一様に真剣な表情で、こちらの反応を固唾を呑んで見守っている。 (だ、ダメだ! この状況で吐き出したりした日には、俺は史上最低の男になっちまう!) 才人は覚悟を決めた。 (飲め、飲み込め、俺! 大丈夫、死にはしない……とは言い切れんが。 いや、むしろ死んでも飲め! それでこそ男ってもんだろ、平賀才人!) 才人は口の中の、液体と呼ぶのもおこがましい液体を、無理矢理嚥下した。 致命的で壊滅的な液体が、じっくりと才人の体に浸透していく。 (うおお……! 俺の、俺の体が悲鳴を上げている! 何故こんなもん飲ませやがったんだと脳に抗議を送ってくる!) だがしかし、絶対に吐き出す訳にはいかないのだった。 せめてものお詫び、という訳ではないが、才人は目から涙を流すことだけを許した。 「さ、サイト……!」 「サイトさん……!」 「泣いてるの……?」 「……お、おう……!」 声と同時に例の液体が口から出そうになるのを、必死で堪える。 「あ、ありがとうよぅ、お前るぁ……お、俺ぇ、感動しぶぇ……な、なびだがどばんねえずぇ……」 少女たちの顔に、弾けんばかりの笑顔が浮かんだ。 357 :異世界人になぁ、味噌汁なんざ、つくれるわきゃ、ねえだろうが!:2007/07/17(火) 05 47 42 ID KNuPLcW5 「やった、やったわよ、あんたたち!」 「一時はどうなることかと思いましたけど……!」 「わたしたちは、『ミソシル』を、サイトに届けることができた……!」 抱き合って喜ぶ少女達を眺めていると、才人の混濁した意識に喜びが広がった。 (よ、よかった……一生懸命にやってくれたこいつらを、傷つけずにすんで) と、そこまで考えたとき、 「じゃ、サイト」 「お代わりまだまだありますから」 「遠慮なく、飲んで」 少女達は、三者三様の器にあの液体を注いで、笑顔でサイトに突き出してきた。 (マジッスかぁぁぁぁぁ!?) 心の中で悲鳴を上げる才人に対して、三人は溢れんばかりの笑顔のまま、さらなる刑の増加を告げる。 「材料はたっぷり取ってきたから」 「向こう三ヶ月ほどは持ちますよ、きっと」 「これからは毎日作ってあげる」 地獄の日々の始まりであった。 ……ハルケギニアを代表する英雄の中に、サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガという名がある。 とあるメイジに使い魔として召喚されたという冗談じみた出自を持つこの男は、 その他にも冗談じみた伝説をいくつも残している。 曰く、七万の大軍を単騎で止めた、だとか。 曰く、城よりも巨大なゴーレムを一人で叩ききっただとか。 曰く、当時最強とされていたエルフと、互角に渡り合ったとか。 だが、何よりも驚くべきは、彼が捕虜になった回数と、そうなった後の生還率である。 なんと、彼はその生涯を通して百回以上も敵の虜囚となり、そのたびに様々な拷問を受けつつも、 一度もその精神を損なうことなく生還しているのである。 後に、「あなたはどんな拷問にも屈しないと誉れ高いが、その力の秘密は一体何なのか」と問われた際、 「それはまあ、何というか……愛の力、というところでしょうかね」 と、彼は苦笑混じりに答えたという。 なお、英雄サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガには三人の訓練者が常に付き従っており、 彼は彼女らが毎朝出す毒液によって己の体を鍛えていたという逸話も残っているが…… やはり、その真偽は定かではないのである。 <了>
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【情報文章】援軍の可否~リョウナンの決戦・その2までの流れ ●【評決】援軍の可否(2005年07月08日 23時) サコンです。 先の戦に於いてトツカサ第3領を占領したジリュウ勢ですが、現状の所は まだ大きな動きを見せてはいません。 しかし、これでジリュウ側の侵攻が終わった訳ではありません。 早ければ来週、遅くとも再来週末までには大きく仕掛けて来るかと思われます。 現在、『門出の国マウサツ』に所属している護衛士の皆さん全員の力を 借りる事が出来るのならば、ジリュウ勢の侵攻に対して互角の戦いに 持ち込む事も可能かと思いますが、参加される人数によっては、 前回以上の敗北も覚悟しなければならないでしょう。 また、互角の戦いが出来たとしても、防戦で手一杯となる可能性も高く、 今後、更に状況が悪化する可能性も否定出来ません。 そこで、護衛士の皆さんにジリュウとの戦いに向けた援軍の要請の 可否に付いて、判断を仰ぎたいと思います。 選択肢は以下の通り―― 1.援軍は必要ない 援軍は特に要請せずにマウサツのみの力でこの問題に対応致します。 作戦への参加者の数が大きな問題となる事でしょう。 2.楓華列島に展開している他の護衛士団に援軍を請う 楓華列島に展開する他の護衛士団に協力を仰ぎ、共に戦って戴きます。 ただし、他の護衛士団の動向によっては、援軍の要請は難しいかも知れません。 現状で、カザクラの動向に付いては定かではなかったと連絡を受けていますが…… 3.円卓を通してランドアース本土からの援軍を要請する 円卓に話を通して、ランドアース本土からの援軍を仰ぎます。 同盟本土の力を借りるに当たっては色々と問題が山積みなのですが、 中でも最大の問題は、果たして円卓を通しているだけの時間的余裕が あるのかと言う事でしょう。 今回の評決の締め切りは、7月10日の23:59までと致します。 期間が短い上、色々と難しい判断が必要かとも思われますが、 護衛士の皆さんのお力添えの程、どうかよろしくお願い致します。 1.援軍は必要ない(10) 2.楓華列島に展開している他の護衛士団に援軍を請う(20) 3.円卓を通してランドアース本土からの援軍を要請する(9) ●【結果】援軍の可否(2005年07月11日 00時) 援軍は必要ない10票、楓華列島に展開している他の護衛士団に援軍を請う20票、 円卓を通してランドアース本土からの援軍を要請する9票と言う事で、 今回は楓華列島に展開している他の護衛士団に援軍を請う方向で、 お話を通しておきますね。 ◆トツカサへの旅(2005年07月12日 20時):ヒトの霊査士・イズミ(a90160) ○トツカサの王 セイカグド州東部の広大な平原と、州を東西に分ける山脈の統治を 脈々と行ってきた、天子様による種族分割統治時代より続く歴史ある国トツカサ。 現国王にして稀代の紋章術士として名高いライオウ・トツカサの元に、 一通の書が届けられたのは、星凛祭を終えた数日後のことだった。 「カザクラのイズミからじゃ……」 「殿、イズミ殿からは何と?」 書を読み、考え込むような視線で天守からトツカサの都を見下ろすライオウに、 シュウセツ将軍が深く腰を曲げながら尋ねる。 「……マウサツのサコンから話を聞いたらしい。土産話を持って、一度トツカサを 訪れたいと申しておる……」 「それは……」 シュウセツの表情が唖然としたものになる。 「いや、そうではない。じゃが楓華の歴史が動いたのじゃろう……大きく、な……」 老獪にして精鋭。 目を細めるストライダーの紋章術士には、天守より望む都の風景は 映っていないように思えた。 遠く、遠く。 遙かに遠い何かを見つめているような、そんな表情だった。 ○サコンからの手紙 「イズミ、今この時期にトツカサに向かう意味は?」 同じ名を持つ武人に尋ねられて、霊査士のイズミは眉根を寄せた。 「クーヤさんが、サコンさんから預かって来ていただけた手紙に、こうあったのです。 『トツカサ王との約定、今果たす時が来ました』と……」 「それはどういう意味じゃろうか? まさか、あの公に魔の手が?」 ソーウェも時折セイカグドについては気に掛けていただけに、 いきなりの帰還には驚いた者の一人であった。 「ええ……今、トツカサ王に危機が迫っていると言うこと以外に私は考えられません。 本来なら天子様の依頼を早くに遂行できれば、少しはカザクラの皆さんも 楽になれると思うのですが……それでも、トツカサ王に危機が迫るというのであれば、 それを見捨てて行くわけにはいけません。 恩を仇で返す訳にはいけませんでしょう?」 「いや、そうだけどねェ……本当にいいのかィ?」 マトラは、何時にないイズミの決断に驚きを隠せないようでいた。 それは居並ぶ隊員達も同じだった様子で、イズミが小さく笑うまでは 彼女の変化には気がつかないようで居た。 「気を張り過ぎていたとでも言いますか……先般、本国に戻った時ですが… …同盟での決議事項を厳しく捕らえていた私は、色々な意味で 新鮮な意見をお伺いしました。 ……それで、判ったのです。私は規則に囚われすぎていたのだと。 厳しく律し過ぎたと……。そこまでせずとも良かったのだと……背負いすぎることは 止めよう、そう思います。この手で守れる物を護る…… 皆さんの信じる正義の為に、国の正義の為でなく、人の心の正義の為に 自分の力を使おうと、そう思いました……」 だからと、小さく笑うイズミ。 「私の我が儘でしょう。お世話になったトツカサ王に報いる為に、 出来る限りのことはしたいのです。ですが、それも天子様からの依頼を 遂行するまでの短い間だけですが……」 限られた時間に何が出来るのかは知れない。 だが、セイカグド州の全てを知る霊査士、サコンからの依頼でもある。 イズミはそう言うと、カザクラ隊員の自由を奪うつもりはないと、 己が心の正義に従って、行動して欲しいと告げてミナモから出る船上の人と なったのである。 【トツカサの国へ→】 ************************************* 短い時間ですが、トツカサの国へはミナモから直行の船を出して貰っています。 トツカサに向かう場合には、その船に乗ることが一番近道になりますので、 別途移動関連のスレッドを設けていただいた場合には、 そこでの発言者は移動を行えたと言うことで対応します。 また、あくまで天子様からの依頼を受けるかどうかは現時点では 決定されていませんので、別の評決スレッドにもご意見を宜しくお願いします。 ●【OP】リョウナンの決戦(2005年07月16日 18時) ジリュウ勢襲来、その凶報がトツカサの陣を駆け巡ったのは日も暮れ掛けた 夕刻の事であった。 直ちに陣を整え始めるトツカサ勢とは別に、マウサツ勢と今回の危急の事態に 援軍として駆け付けたカザクラ勢は、貸与されていた陣幕に集結していた。 「決戦は、トツカサ勢が展開しているリョウナンの村近くの丘陵地帯で 行なわれるかと思われます。 先の戦勝を享けてジリュウ勢の士気は極めて高く、そのままトツカサ勢と 激突したならばトツカサ勢の苦戦は必至でしょう」 広げた周辺の地図を指し示しながらサコンが集まった者たちに説明する。 「……苦戦とはずいぶんと楽観的な言葉を使うのですね」 サコンの傍らに立っていたイズミが小さく呟く。2人の霊査士が確認した戦況は、 極めてトツカサ側に不利となるものであった。 いや、それだけジリュウ勢の戦力が増していたのだ。 「現在報告書を纏めている所ですが、シラトリへの偵察から帰還した方々からの 報告では、先の戦を経験した事でジリュウ武士たちの錬度は上がっているようですね。 個々の錬度の上昇は然程ではないようですが、ジリュウ勢全体として見たならば、 かなりの戦力増強となっていると見ていいでしょう」 淡々とした口調で語るサコンの言葉に集まっていた冒険者たちの間に 重苦しい空気が漂い始める。 「トツカサとジリュウ、この2つの軍勢がまともに戦うのでしたら、私たちが加勢に 加わったとしても、トツカサの敗北を僅かばかり長引かせるだけです」 更に追い討ちをかける様にイズミが続ける。その言葉の端々に険があるのは 気のせいではないだろう。 「義姉上、それはトツカサにはもう勝ち目がないって事なのか!?」 イズミに向かってそう問い掛けたのは、トツカサの兄王子にして 将軍職にもあったチオウであった。 現在はライオウ公により勘当されカザクラに身を寄せてはいるが、 故郷の危機を聞いてその口調も自ずと荒くなっていた。 「勝ち目がない、とは申しません。優勢であるが故の油断か…… ようやく付け込めるだけの隙をジリュウ勢が見せてくれましたので」 口調を変えずにチオウに言葉を返すサコン。が、その口元に何時もの笑みが 浮かんでいた事をマウサツの護衛士たちは見逃さなかった。 「現在、ジリュウ勢は将兵を2つに分けてここリョウナンの地を目指して進軍中です。 1つは元トツカサ第3領方面から、そして残る1つは元々のジリュウ・トツカサの 国境線を越えて。この2つの軍勢でトツカサの陣に挟撃を仕掛け必勝を 期する作戦のようですね」 トツカサ勢との間に大きな戦力差が生じた事によってジリュウ勢が選択したのは、 軍勢を2つに分けての二面作戦であった。 連携が巧く決まれば、ジリュウ側の完勝は揺ぎ無いだろう。 いや、2人の霊査士には、その有様が見えていたに違いあるまい。 「ですが、挟撃を仕掛ける事が出来なければ、数に勝るトツカサ勢がジリュウ側の 一軍を退ける事は可能でしょう」 静かに集まった者たちに視線を向けてイズミが続ける。その有無を言わさぬ 迫力の前に、猛者と呼んでいい筈のカザクラ・マウサツの両護衛士たちも 思わず気圧されてしまう。 「皆さんにお願いしたいのは、ジリュウ勢の一軍を撃退する事です。これまでの 偵察などで両軍の進軍経路に付いては、ほぼ把握しています。 併せて、寡兵を以って大軍と互角以上に戦えるであろう地形なども確認済みです。 シラトリ方面からの一軍の指揮は、前回同様にジリュウの大将軍カツシゲが 執るようです。 そして、ジリュウ側の国境を越えて来る一軍を率いるのは、 ジリュウ国王サダツナ公です。 どちらを抑えるかは、皆さんの判断に委ねたいと思っています」 そう説明を終えたサコンにイズミが視線を向ける。その視線に気付き静かに 頷いてみせるサコンに一礼するとイズミは静かに口を開く。 「サダツナ公は、希望のグリモアの力を得たのは偶然だと、ひどく曖昧な理由を 口にする俗物と聞いています。必然に、自らの意志で希望のグリモアに集った 皆さんの心と力で、その野望を打ち砕きましょう」 それは、偽らざるイズミの真意であった。これまで、楓華列島に於いて自分たちが 行ってきた様々な活動を土足で踏み躙るかのようなサダツナ公の行為に、 少なからずの憤りを感じていたのだ。 その言葉を受けて意気の上がる両護衛士団の冒険者たちに2人の霊査士たちは、 作戦の要旨を語り始める。 トツカサの興亡を賭けたリョウナンの決戦。その戦いの幕は 切って落とされようとしていた。 ●【行動決定用スレッド】止めるべき敵(2005年07月16日 19時) 2つに分けられたジリュウの軍勢のどちらを押さえに行くかを決定する為、 護衛士の皆さんの決断を仰ぎたいと思います。 危急の事態となりますので、決断までの時間は大変短いものとなりますが、 皆さんのご協力をお願い致します。 サダツナ軍とカツシゲ軍、両軍勢を迎え撃つに当たっての作戦等の説明は 以下の通り。 1.サダツナ軍を迎え撃つ ジリュウとの国境付近にある峠へと向かい、これを撃退します。 両脇の山中に潜んで奇襲を仕掛ける事も可能でしょう。 ただし、それ以外の仕掛けは時間的に難しく、以降のジリュウ勢とは 正面から戦う事となりますので、厳しい戦いが予想されます。 また、本隊が襲撃を受けた場合、別働隊の夢幻衆は本隊の元へと 取って返す事が予想されます。 その際に通ると予想される間道に伏兵を配すれば、大きく優位に立つ事も出来るでしょう。 別働隊の夢幻衆が壊走するか、本隊に多大な被害を与えれればサダツナ軍は撤退します。 また、サダツナ公を討ち取る事が出来た場合も同様にジリュウ勢は撤退するでしょうが、 分の悪い賭けになる可能性が高くなります。 敵軍を速やかに撃退出来た場合には、比較的近場での決戦となるでしょうから トツカサ勢への加勢も可能でしょう。 2.カツシゲ軍を迎え撃つ シラトリ方面から続く街道に向かい、これを撃退します。山間の道に 最近まで続いていた長雨によって地盤の緩んでいる場所が幾つかありますので、 進軍中のジリュウ勢に土砂崩れを仕掛けて混乱に陥らせる事も可能です。 ただし、相手も冒険者ですので土砂崩れだけでは致命的な打撃を与えるには 至らないでしょうから、 如何にして敵軍の混乱に乗じて優位に戦いを進めるかがカギとなるでしょう。 別働隊のトキタダ公の部隊は、最短経路と目される別の道を通っています。 崖崩れで通行が困難になっている地点を迂回する為に山林へと入る時が、 襲撃の大きなチャンスでしょう。 本隊に大きな被害を与えるか、主将のカツシゲを討ち取る事が出来れば ジリュウ勢は壊走する事でしょう。 また、トキタダ公の部隊も被害が甚大になれば撤退します。 ただ、場所的には決戦の行なわれるであろうリョウナンの地から離れる事と なりますので、トツカサ勢への加勢は難しいでしょう。 伏兵の潜む場所や奇襲を仕掛けるタイミングなど仕掛けなどに付いては、 サコンやイズミの霊査によって、最適の場所やタイミングを 選定出来る物として扱います。 状況によってはリョウナンの決戦の後に、ジリュウ勢に奪われた トツカサ第3領を取り戻す為にトツカサ勢と共に追撃を行なう事も 可能かと思われます。 極めて短時間での選択となりますが、全ての状況を考慮した上で、 ご決断戴けますと幸いです。 尚、今回の作戦は、マウサツ・カザクラの双方の参加者による投票を纏めた上での 多数決で決定致します。 1.サダツナ軍を迎え撃つ(56) 2.カツシゲ軍を迎え撃つ(8) ●【結果】止めるべき敵(2005年07月17日 08時) 以上、両護衛士団での投票の結果、『サダツナ軍を迎え撃つ』98票、 『カツシゲ軍を迎え撃つ』9票と言う事で、サダツナ軍を迎え撃つ事と致します。 追って詳しい作戦を発表致しますので、今しばらくお待ちくださいね。 ●【行動決定用スレッド】リョウナンの決戦(2005年07月17日 08時) 基本的には行動選択肢は3つになります。 先に注意を促していた『後の事に気をつける』と言う事は、 作戦で地形を変化させたり、破壊を行った後の復旧作業についての 注意でもあります。 これは、直接私たちには関わりが無いように思えますが、 後のトツカサの国の国力を疲弊させて、周辺の国との関係を悪化させる、 もしくはトツカサ国内の治世に不安定を呼ぶ事になりますので、 結局は私たちにも影響を及ぼします。 その点に留意して、作戦行動を御願い致します。 また、カツシゲ軍に関しては、トツカサの武士団率いる軍がこれを 受け持ちますので、私たちはサダツナ公の軍に専念する事になります。 引き続いて作戦の大まかな流れですが、基本的には以下の3つです。 その他を選択される場合には、各自の行動宣言と共に詳細を書いてください。 尚、行動宣言は出来るだけ200文字以内でお願いします。 1.本隊を迎え撃つ 敵本隊の兵全てを受ける形になります。寡兵を以って大軍を迎え撃つに 有利な地形で戦えるとは言え、敵の人数が多い事と、少数対多の戦いをする為の 広域攻撃が敵には効きづらいので、どうしてもこちらには人数が必要でしょう。 現状、トツカサに移動しているマウサツ護衛士団員とカザクラの護衛士団員の 総力を以って当たれば、跳ね返すだけでなく瓦解させる事も可能でしょう。 楓華列島に於ける武士の、戦場での戦いになります。 2.別働隊を迎え撃つ 伏兵を忍ばせて、敵別同部隊の動きに合わせてこれを叩きます。 伏兵を置く位置と時間は既に霊査で 見終えております。最適な時と場所は用意できました。 残るは人の利、皆さんの作戦と人数だけですので宜しくお願い致します。 本来のランドアースの冒険者的な戦争という形の戦いになりますので、 皆さんの行動を縛るものは明らかに少ない事でしょう。 3.サダツナ公を撃つ 先のシラトリでの決戦に於いて必要とされていた参戦人数、 それを上回る参加者が集まれば、敵陣を突破して サダツナ公の本陣を叩く事も可能でしょう。ですが、裏を返せば人数が不足した時には、 押し返される可能性もあるという事になります。敵の総大将を討ち取る事が出来れば、 完全勝利となるのですが、それを成す為には戦力の集中はもちろん、 状況に即した戦い方が必要となります。グリモア戦争と同じ、 中規模相当の総力戦を考えて戴ければいいでしょう。 ただ、参加人数はいくら増えても問題在りませんし、 その方が優位に戦う事ができるでしょう。 4.その他 特に説明は省きます。 各選択肢内で行える行動など、皆様の英断をお待ちしています。 1.本隊を迎え撃つ(60) 2.別働隊を迎え撃つ(0) 3.サダツナ公を撃つ(3) 4.その他(0) ●【情報文章】戦談義(2005年07月17日 18時) 霊査士2人、そしてトツカサの将軍ジンオウを交えての直前の戦談義は 白熱を見せていた。 「兄上」 「それは止めろ。俺はもうトツカサの名は捨てた」 兄弟将軍が揃う戦と知って、いやが上にも部隊の士気は上がっているのだが、 がんとしてチオウは戦場には一人のカザクラ隊員として立つ事を望んでいた。 「では、この戦はその様に致します。ですが、兄上、戦の後には 必ず殿の元においで下さいませ」 殿という言葉を使うジンオウ。 それは、名を捨てても国の武士であるチオウには絶対の存在である者に 呼ばれたという証であり、頭の上がらない身であるストライダーの狂戦士には それ以上言い返す事は出来なかった。 天幕の下に地図を広げ、駒を配して部隊の隠蔽と敵兵の配置予測、更には到着するだろう 時間帯と襲撃のタイミングを合わせる予備作戦部隊間の伝令の配し方まで、 綿密に練られた作戦案を一気に整理するのは大変な作業量が必要だったのだ。 「ところで」 と、地図を見ていた姫将軍は続ける。 「……マウサツとカザクラは連携は取らぬのか? 部隊を分ける利は判るが…… 敵も本隊、別働隊、本陣と3つあるのなら、各個撃破も一つの策じゃが、 此度の戦は守りじゃろう? 一つの部隊を完全に消滅させれば、戦は勝つぞ?」 「ん? ああ、セリカちゃん。この戦い方はランドアースでの戦争の時の戦い方やから、 マウサツは本隊を、うちらは別働隊を狙うんやで。あっちの常識やと、部隊分けしたら 基本的にその部隊以外の戦闘行動には余り動かんのや」 セリカにランドアースの戦争について思い出して伝えたアンジーに、 ジンオウは眉を顰めて聞き返した。 「アルガ攻めの時には、貴女はマウサツと行動を共にしたのではなかったですか? 今の貴女の言葉と矛盾しますが……」 ジンオウが己の記憶を呼び覚ましながら尋ねると、乾いた笑いでアンジーは顔を歪める。 「うちはまぁランドアースの非常識やさかい……イズミちゃん、突っ込んでや!」 己の取った行動は、ランドアースでの戦争ではあり得ない行動だった。 慌ててぼけて見せたものの、突っ込みのない沈黙に耐えきれずに 鉄拳調理師が助けを求めると…… 「……いつも有り難うございます」 三つ指をついて返されてしまった。 「イヤ、それ、突っ込んでないし!」 「楽しそうだな」 のっそりという擬音が似合いそうな位の動作で天幕の中に入って来るカルロス。 「今更突っ込まんといてんか!」 「うむ」 アンジーの突っ込みを一言で無視するカルロスである。 「ところで、今更だが俺たちランドアースの冒険者の戦と、こちらの戦の 常識に違いはあるのだろうか? 今の会話を聞くと、アンジーの取った行動はこちらでは普通のように言っていたが、 俺たちの本国では作戦旅団、まあ目的に応じて編成された軍団みたいなものだが、 それを5つ程作成し、後は各作戦旅団は各自の戦に備えて別行動になるんだが」 横で武道家が何か言っているのだが、完全に無視してカルロスは トツカサの歴々に向かい合う。 「なんと……他に特徴はないのかや?」 「……と、言われてもなぁ。直ぐに浮かぶか、おっさん?」 腕を組んで悩むシギル。 「初っぱなからは全兵力を出さないのか……」 唖然とするのはチオウとセリカ位だった。 「……道理で、一点集中の戦になれてない訳じゃな」 ついと、駒を動かしたチオウに合わせてセリカも2つの新たな駒を地図の上に配した。 「虎の子を完膚無きまでに叩き潰せば、戦は勝つ。奴らの奥の手を完全に消滅させて、 2度と立ち直らない様に封じるんだ」 ジリュウ王の別働隊にチオウが重ねた黒いマウサツとカザクラの駒2つ。 「無血で勝つ気が無いのなら、敵兵を全て滅するのは戦の常識じゃ。 さすれば、無用な戦を相手は仕掛けられぬ」 セリカが置いたのは、本部隊の上に2つの白い駒。 「ボクの記憶が正しければ、楓華列島の戦では主将を討ち取るか 敗走させれば勝利だったはずだよ♪」 ニッコリ。 マウサツ砦で文献を読み漁っていたククイがあふれ出る 薀蓄を語り出す前に、アンジーがほやなと手を打った。 「ランドアースの戦やと、敵の本陣だけを全力で全作戦旅団が狙うという戦は無かったわな。 どんな時でも段階分けやっとるし……」 「今更だが……戦のやり方からして、違うのかよ……」 頭を抱え込んでしまうチオウだが、溜息混じりで肩を竦めるとすっくと立ち上がった。 「まぁ良いさ。皆が、戦うべき敵を選んでるんだろ? そこで決まった策で行けば勝てるさ」 戦場での動きは運気、勢いも大事だからなと、天幕を出るチオウに続いてサコン、 イズミも久々にお天道様の下に出るのであった。 ◆【結果】再会(2005年07月18日 15時):ヒトの霊査士・イズミ(a90160) ジリュウの精鋭部隊を壊滅に追いやった戦の最期で、楓華の風カザクラ隊員達は悪夢を見た。 「ええい、貴様ら、新入り! 遅れて来ただけ仕事をしろ! 俺達の撤退を助けろ!」 崖の遙か頭上に影が見える。 それら目がけて霧幻衆の武士が一人、叫ぶのだが崖の上からは誰一人として 一向に動こうとしない。 「その様なご無体、流石に私達もお聞きするわけにはいけません」 凛とした青年の声が響く。 明らかに年配と思える人物に対しても、己の意志を伝える強い意志を持った声だ。 乱戦と、攻撃に重きを置いた部隊配置で戦いを挑んだカザクラの部隊によって 開いた隙をついて、遅れて戦場に到着したと思われる彼等が戦場より僅かに離れた位置で、 カザクラ隊員達と霧幻衆の最期の生き残り達を見下ろす位置に立っていたのは 偶然の産物だったのだろう。 「お帰りなさい」 鈴の音と共に、崖の上から声が響く。 「イズミ様達、帰って来られたんだ」 幼い少女の声に、視線を上げた者達の中、一部の人間は相手の顔を見て固まった。 「お帰りって、あんた……」 マトラはそれ以上言葉を発することを忘れていた。 幼い顔立ちには見覚えがある。 だが、少女の纏う装束はジリュウの精鋭部隊、霧幻衆のそれだ。 「カスミね、お殿様のお誘いで、武士になったんだよ。マウサツの人も野点の時に会ったけど、 気付いてくれなかったの。ね、これで、イズミ様達とカスミ、一緒だよね。カスミ、とっても嬉しいよ」 「だからって……何でそんな所で、霧幻衆なんてやってるんですよ! よりにもよって!」 ヴィルファの日に焼けた顔も赤く染まっていく。 怒りとも、何とも知れない興奮が胸の中を駆けめぐっていたのだ。 「だって。カスミ達はお国のために頑張るんだもの……武士はお国を護るんだよ? そして、お国の人達が幸せに暮らせるように努力するの」 当然でしょと、小首を傾げる少女だが、カザクラ隊員達の攻撃からは間を置いて、 確実に逃げられる位置をとり続けていた。 「カスミ引くぞ。あのような戯れ言を言う方々には、もうついて行けぬ。 これからはあのお方の夢に賭けるぞ」 「……それじゃ、お姉ちゃん達、さよなら。カスミは、お殿様やトキタダ様と一緒に、 お国の為に頑張るから」 「待ちなさい!」 ラヴィスの叫びも虚しく、崖の上に白拍子達の姿は消えた。 「あの、あの子っていったい……」 「なぁ~ん?」「なぁ~ん?」 スタインの左右でポチとタマが隊員達の苦い表情を読み取ったのか、 不安げな表情を見せていた。 「……参りましたね。彼女は、ジリュウに戻っていたのですね…… それも、最悪の形で……」 少女を知る、【マウサツの国救援部隊】当時からのメンバーの一人であるツカサも、 何時になく重い表情になる。 「マトラ、一つだけ聞かせて欲しい」 「何だィ?」 ハガネがマトラに向けて真剣な表情で続けた。 「カスミは、貴女と比べて技術はどれ程の物でしょうか?」 「……少なくとも、あたしよりは上さぁね。よくぞそこまでと思える程に、ねェ」 「ジリュウがマウサツやトツカサと戦ったって聞いたが……つまり、冒険者 なりたての筈のあの娘がそこまで育つ程に、英才教育が施されているって訳だ ……俺達には関係ない……筈なんだが、トツカサ軍の方は大丈夫なのか?」 ぶっきらぼうに言うワイドリィだが、既に戦いで出来た傷は癒されて、 臨戦態勢は整っている様子だった。 ジリュウの国の特殊部隊にして精鋭部隊、霧幻衆はこの日を境に歴史から永久に消える。 だが、その幕引きを行ったカザクラ隊員達には素直に喜びきれない難問が 一つ残されたのだった。 ●【結果】リョウナンの決戦(2005年07月18日 14時) 険阻な地形を利して、サダツナ公率いるジリュウの軍勢に戦いを挑んだ マウサツの部隊は、兵力をジリュウ勢本隊の迎撃に集中させた事によって、 序盤から優位に戦いを進める事となった。 鋭い斬撃や打撃がジリュウ兵を切り裂き、叩き、穿ち、凄まじい威力を秘めた 幾筋もの光条が、ジリュウの先陣に控えていた将兵たちを薙ぎ払う。 圧倒的な力の奔流が、ジリュウの先陣に向けて一気に解き放たれた。 この一戦に、勝敗の全てを賭けるかの如くの奮闘を見せたマウサツ勢の 猛攻をまともに受ける形となったジリュウの先陣部隊は、反撃の暇すら無く散々に 陣容を突き崩され、多大な被害を被る事となる。 遅れ馳せながらジリュウ勢も反撃に転じるが、霊査の力を得て、 地の利を活かした事によって、一度に戦う事の出来る人数が制限され、 数の上では互角の戦いをせざるを得ないこの状況下に於いては、 地力に勝るマウサツ勢が同数で相対するジリュウ武士たちに後れを取ろう筈も無かった。 更に、険阻な地形に阻まれて、ジリュウ勢の第2陣以下の部隊が満足に 展開する事も出来ず、連携はおろか数の優位を活かす事すらままならなかった事が、 結果的にジリュウ勢の傷口を更に深く抉る事となった。 無論、ジリュウ勢もただ手を拱いていた訳ではない。 先陣からの伝令を受けたサダツナ公は、素早く状況の把握に努め、 現状に於いて優位に戦いを進めているマウサツ勢に対して逆襲の一手を打つべく、 ジリュウ勢全軍に対して指示を出そうとしていたのだ。 だが、そのサダツナ公による指示は、ごく少数の護衛士たちによって 敢行された捨て身の特攻により阻まれる事となる。 実質3名によるその突撃は、間を置かずして撃退されたものの、更なる襲撃を予測して 部隊を大きく展開してしまった為、ジリュウ側にとっては致命的とも言える 貴重な時間を使わせる事となる。 サダツナ公からの指示が遅れてしまった事により、先陣に続いて第2陣までもが マウサツ勢と交戦状態となり、傷口を大きく広げてしまったのだ。 更に、ジリュウ勢にとっての凶報が続く。別働隊として展開していた霧幻衆が、 本隊への襲撃を察知し救援の為に引き返している途中で、カザクラ勢による 待ち伏せを許してしまい、壊滅的な被害を被ったとの報がサダツナの元に 届けられたのである。 さしもの霧幻衆も、用意周到に準備されたカザクラの隊員たちによる完全な奇襲の前に、 ある者は全身に矢を受け、またある者は紅蓮の炎に身を焼かれて、次々と倒れて行く。 攻撃の手を逃れた霧幻衆からの果敢な反撃も、カザクラ勢の優勢を覆す物にはなり得なかった。 起死回生の一手になるかと思われていた得意とする状態変化系の攻撃すらも、 状態回復系の技を揃えていたカザクラ勢にはさしたる効果をあげる事が出来ず、 霧幻衆の勝機は完全に潰える事となる。 カザクラ勢の追撃の手を掻い潜って、落ち延びる事が出来た者も多少はいたものの、 霧幻衆は壊滅的な被害を被り、潰走を始める事となった。 虎の子の奇襲部隊の潰走の報を受け、更にマウサツ勢との戦いを続けている先陣と 第2陣の両部隊の瓦解が避けられぬ状況となった事も受けて、ついにサダツナ公は トツカサへの進軍を諦め、全軍に撤退の指示を出す。 だがそれは、マウサツ勢と尚も絶望的な戦いを続けていた先陣部隊と第2陣の部隊を 撤退の為の捨石とすると言う事に他ならず、程なくして浮き足立った両部隊は、 マウサツ勢の攻勢の前に完全に崩壊する事となった。 こうして、マウサツとカザクラの両陣営の勇戦によって、戦場に多数の死傷者を 残したまま、サダツナ公の率いるジリュウの軍勢は本国への撤退を開始したのである。 此処でカザクラ、マウサツの両部隊の者たちは1つの決断を迫られる事となる。 このまま勢いに乗ってサダツナ公の軍勢に追撃を仕掛けるか、それとも リョウナンの地に取って返して、カツシゲ率いる一軍とトツカサ勢との戦いに加勢するか―― 両部隊の者たちに、勝利の余韻に浸っている余裕は無かった。 【つづく】 ●【結果】リョウナンの決戦・その2(2005年07月29日 00時) 敗走するサダツナ公の軍を追撃に向かったのは、マウサツ・カザクラ両陣営から総勢16名。 決して十分な数を揃えたとは言えない追撃ではあったが、その少数を補うだけの連携が なされていた事により、予想以上の戦果を上げる事となった。 後退する敵部隊に大打撃を与え、一時は、サダツナ公の居るジリュウ本陣にまで 迫るほどの奮闘を見せ、ジリュウ勢の敗北を決定付けたのだ。 しかし、絶対数の不足が響き、手の届きかけていたサダツナ公の首級を揚げる事は 叶わず、追撃部隊は退却を余儀なくされる事となる。 逃した大魚は大きかったが、参加した全員が生還出来た事は僥倖と言っていいだろう。 シュウセツ、ジンオウの両将軍が指揮するトツカサ軍と大将軍カツシゲの率いる ジリュウ勢との戦は、ほぼ互角の戦いを繰り広げていた。 トキタダ公の別働隊による猛攻も、老獪なシュウセツが防御の指揮に腐心する事で、 これをどうにか退けていた。無論、その間に全軍の指揮を任されていたジンオウの 采配も的確であった事も大きかっただろう。 この2人のトツカサの将軍の絶妙な連携がなければ、数に勝っていたとは言え、 トツカサ軍の善戦も危うかったかも知れない。 膠着していた戦況が大きく動いたのは、カザクラ・マウサツ両陣営からの 援軍の到着によってであった。 ジリュウ勢との決戦に加勢するべくリョウナンの地へと引き返した者の総勢は76名。 その数は、戦況を大きく動かすに足りるものであった。 加勢の折に発せられた口上の数々も戦況に大きく寄与する事となった。 兵士たちを鼓舞する言葉に始まり、サダツナ公の敗走の報やカザクラからの 参陣の宣言などによって、味方するトツカサ勢の士気は大いに高まり、 逆に敵対するジリュウ勢は著しく士気を落とす事となったのだ。 更に、続々と参戦するマウサツ・カザクラ両陣営の冒険者たちの姿を見て、 必勝の策が敗れた事を確信したジリュウ軍の主将カツシゲは、戦場からの退却を 全軍に通達し、別働隊のトキタダ公の軍とも連携を計って、軍を返して シラトリ方面へと撤退する事となった。 ここで、トツカサ軍を指揮していたシュウセツ、ジンオウの両将軍は、リョウナンの地に 集結した総兵力を投入して、第3領の奪還をも視野に入れた追撃の軍を編成する事を 決断する。結果として、両将軍のこの決断によってトツカサは奪われていた 第3領の奪還を果たす事となった。 大将軍カツシゲは、追撃軍の接近を知ると、早々にトツカサ第3領を放棄し、 ジリュウ本国へと全軍を引き上げたのである。 だが、この奪還劇を手放しで喜んでばかりはいられなかった。ジリュウ軍による 支配の折に、少なからずの領民がジリュウ本国へと連れ去られたとの報があったのである。 戦乱で疲弊した現地の復興も含め、今後の対応が必要だろう。 峠近辺での事後処理に当たったのは21名。仲間たちの武具の回収などを 始めとした様々な活動に従事する事となった。 負傷した捕虜たちへの治療も行なわれたが、殆どの者は堅く口を閉ざしたままで、 カザクラ隊員やマウサツ護衛士たちに対して謝意などを伝える者は皆無であった。 捕虜たちのその頑なな態度には閉口する者も多かったが、戦いを終えたばかりでは 仕方の無い事だったかも知れない。 しかし、峠周辺で斃れた戦死者たちの埋葬を行った事に対しては、 戦友たちの死を悼んでか、礼を述べる者も少なくなかった。 虜囚への対応よりも死者への礼節を重んじる辺りは、楓華列島とランドアースとの 文化の違いを如実に示しているとも言えるだろう。 さて、こうして無事にリョウナンの村まで護送した捕虜たちの扱いであるが、 トツカサ陣営との話し合いの結果、身柄はトツカサ預かりとし、その処遇に付いては マウサツとの協議の上で決定する事となった。 また、回収した物品などの霊査も、今後のジリュウとの戦いに於いて多少なりとも 役立つ事となるだろう。 今回の戦は、マウサツ・カザクラ両陣営からの参加者たちの勇戦もあり、予想以上の 戦果を上げる事が出来たが、大敗を喫したとは言えジリュウ側の残存戦力も侮る事は 出来ない。 この敗戦を糧にして、生き残った武士たちの実力が少なからず上昇している事は、 間違いないだろう。 だが、再びジリュウが立つその日まで、セイカグドに束の間の安寧の時が訪れようとしていた。 【END】
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エンブオー No.500 タイプ:ほのお/かくとう 通常特性:もうか(HPが残り1/3以下になると、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:すてみ(反動を受ける技の威力が1.2倍になる) 体重:150.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100) 入手可能ソフト:BW/BW2/ORAS/GO/SV(藍) 捨てられポケモン HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 シキジカに負けたから 110 123 65 100 65 65 ニョロモに負けたから 78 84 78 109 85 100 「お前なんか嫌いだーっ!」 95 125 79 60 100 81 世の中が不景気だから 40 45 35 40 40 90 進化しないから 80 82 83 100 100 80 どんなに虐待しても強くならないから 76 104 71 104 71 108 ジム戦で負けたから 85 105 100 79 83 78 可愛くなくなったから 100 50 80 60 80 50 魚からタコになったから 75 105 75 105 75 45 いつでも笑ってるから 75 87 63 87 63 98 お互い合わなかったから 72 95 67 103 71 122 バトルでは勝てないゲットも出来ない不幸の元だから 60 65 60 130 75 110 ↑2016年の映画でもう一体追加されたな…トレーナーは第二のスワマみたいな奴だったが ↑↑ニャース(マドンニャ)を追加。捨てられた理由としては最もリアルで風刺的だと思う。 ブーな仲間たち HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 エンブオー 110 123 65 100 65 65 ブースター 65 130 60 95 110 65 ブーピッグ 80 45 65 90 110 80 ブーバーン 75 95 67 125 95 83 エレブー 65 83 57 95 85 105 高木ブー 79 115 70 125 80 111 魔人ブウ 160 110 65 65 110 30 こいつの種族値はブースターの特防とHPの数値を入れ替えた感じ。 ↑みんなBが似通ってるな ↑だから上にも書いてあるじゃないか、「Booな仲間たち」って。 ↑世の中上手くできてるもんだな… ↑×4 じゃあNNはスーブターで決まりだな ↑ちょっwww誰が美味いこと言えとwww ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) みず/じめん/ひこう/エスパー いまひとつ(1/2) ほのお/くさ/こおり/あく/はがね いまひとつ(1/4) むし こうかなし --- 第5世代の炎御三家。 バシャーモ・ゴウカザルに続く格闘複合である。 全国図鑑ナンバーは記念すべきNo.500。 名前の由来は「炎舞or炎武+王」と「ブオー(豚の鳴き声)」と推測される。 中華風という公式設定があるので演武王あたりともとれる。閻魔王っぽくもある。……こらぁそこ!『猿負王』とか言わない。 ↑今は「猿(に)負(ける)王」だが、いつかは「猿(を)負(かす)王」になるから覚悟しとけ(涙) ↑「猿(を)負(かす)王」になるためにも、「演舞王」として、『ちょうのまい』や『りゅうのまい』や『みかづきのまい』を習得… ↑でも実際戦ったら勝つのはブタじゃない?サルは範囲的に地震持ちは少なめだし ↑H252エンブオーに対し、A252珠猿のインファが74.1~88%→A特化持ち物なしアムハンがB1ランク↓猿に119.2~141% ↑先制技がない以上タスキ相手だと勝ち目ないけどな ↑2 珠インファ(威力大体234?)よりジュエルアクロ(弱点だから威力330)を検証すべきだろ… ↑一般的なゴウカザルはジュエルアクロなんてしてこないから…打たれたらH252は確一 英語名はEmboar。Ember(燃えさし、また技名でひのこ)+boar(イノシシ)と実に分かりやすい ↑何気に「エンブオー」と発音が似ている辺りセンスを感じる 公式イラストを手がけておられる杉森健さん曰く、エンブオーのモチーフは三国志の張飛である。 余談だがポカブについて「美味しそう」とコメントもしていらっしゃる。 ちなみに、他二体のモチーフは日本の侍、ヨーロッパの近衛兵だそうだ。 ↑ダイケンキは髭があるし、刀を持ってるからもしかしたら関羽かも?ジャローダは緑で皇帝みたいだから劉備かも?と思ってたけど違うのか。 三獣士もこの三人に似てるよね。 ゴウカザルが孫悟空ならば、エンブオーは猪八戒がモチーフだろうか? ↑バシャーモ「よし、じゃあ俺が沙悟浄やるよ」 ↑ルンパッパ「ニワトリは引っ込んでろ」 ↑でも実はノレンよりは、沙悟浄の原作イメージに近い?(原作では坊さん) ↑×3 バシャーモのページを見てからこのコメントを見て開き直ったのかと思った。 ↑×5 猿、豚と続いたから次の御三家は河童かな? ↑×4 初代河童「…俺は?」 ↑ハスブレロ「てめえはアヒルだ。」 ↑×3 XYの御三家は三蔵法師だね(エスパータイプ的な意味で) ↑×4 河童じゃないよ~カエルだよ~♪ 同僚の図鑑説明には「睨むだけで 相手の 動きを 止める」「吠える だけで 相手を 威圧する」といった厳つい設定が多い中、 彼は「とても 仲間思いの ポケモン」という温厚な設定になっている。 何気に一番御三家として相応しい性格をしているポケモンといえるかも。 ↑こいつがキン肉マンに見えてきたぞ、仲間思い・もうかでピンチの時強くなる=火事場のクソ力・格闘タイプ ぴったしじゃないか ↑↑だったらジャロにへびにらみ、ダイケンキに吠える、エンブオーは…ワイドガード(使えないが)を自力とかでよかったのに 当初から賛否両論あったけど、その攻撃重視の種族値と技の豊富さもあってシナリオ攻略では大活躍! 後ろから見た重量感のある逞しい雄姿に徐々に惚れていったよ……。何というか漢の背中である。 ボールから出てくる時の砂埃が起きるのが、なんともウルトラマンガイアの演出を彷彿させる。 ↑「ディヤーー!!!」 ↑アグルの力を得てねっとうを放つわけだな ↑全部 しかしゾグにやられてしまうガイアとアグルであった。 ↑↑↑↑歴代炎御三家がイケメンだったからこいつもイケメンになるかと思ってたがそんなことはなかった。 最初はがっかりしたが、俺も使ってるうちにその背中に惚れてったぜ! そして某初代攻略本の「愛さえあればスリープだってかわいく見える?」的な一文を思い出した。 ただしシナリオ攻略では技の威力が壊滅的。 ハートのウロコを使わないと自力格闘技はつっぱりのみ、威力50を超える一致物理技はLv62のフレドラまでお預け つっぱりでウザいガントルを張り倒せるのはいいんだが… 紅の豚 (●(ll)●-)「燃えねえ豚はただの豚だ」 BWの御三家を見てこいつを育てると決め、ポルコと名付けたのは俺だけのはず ↑紅の豚と書いたものだが… オレは2人いたのか… ↑×2 こいつは空を飛ぶを覚えない。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」 ↑フ…今作から追加されたアイテムを忘れるとは…つ風船 ↑空を飛ぶピカチュウみたいなことしてるエンブオー想像した。…とばねーよwww ↑全「とび」ひざげりもできない豚はただの豚だ。 ↑そこは言わないで (×(11)×;) ↑×7 フィオネが運命共同体か 緑の勇者作品でお馴染みの魔王に見える ↑きあいパンチを覚えないのが至極残念。スマブラ的な意味で。 ↑ORASの教え技として覚えられるように。 「悪」のふいうちのおかげで攻撃するか否かの読み合いもできそうだし、エンブオーとしても魔王としても面白い技かもしれん。 ↑↑↑そうでもないような・・・体格も似てないし色合いもそれ程似てない。 ↑×3 最新作だとファン待望の剣を使ってるから今度は斬る系の技が欲しいな ↑×6厄災と成り果てた姿はコイツだな、んで第二形態が色違いのコイツ。 その巨漢で幾多のポケモンを下敷きにしていった怪力無双、炎舞王 現在、炎物理2位の座を誇る。色違いは肩の炎が青くなり、かっこいい 「もろは」、「フレドラ」や「ワイルドボルト」など、反動技を多く覚え、また炎御三家では初の水特殊「ねっとう」も覚える 人生~色々あって、現在はブタなのにトリパで活躍が期待される 強豪には相性有利だが、努力値やアイテム次第で破れるのは仕方ない ↑熱湯の技マシンを手に入れて適当に起動した時に「お、炎タイプでも使える水技か!」と炎好きなオレは喜んだ事もありました。 まさか炎タイプ全員かき集めても覚えるのがこいつだけ(進化前すら無理)だなんて…。 ↑ぶっちゃけ地面には大文字の方が大ダメージ、岩には格闘抜群、炎もエッジでおkの炎格闘が水技覚えたところで役に立たないしな どう見ても猿や軍鶏より堅そうなのに、柔らかい謎のポケモンだよね。 ↑HPは高いがフレドラや諸刃、ワイボで頼みのHPがごりごり削れるからな… インファこそないもののばかぢから使えばBは下がるし連発できないし ↑後は中途半端な素早さが原因かと。 物理特化、特殊特化、耐久系、サポート系とか色々な型に出来たはずなのになんでわざわざ似たような種族値にしたのか おかげでまた猿と比べられるポケモンになってしまったという DP発売以来ず~っと炎ポケ界のAと、BWで凄まじい強化を果たした復讐の軍鶏という二人の先輩達と、 どのような勢力関係になっていくか、今後注目される。 …うひょ、三角関係!? ↑こいつの隠れ特性は夢特性は「すてみ」らしい。 得意の「もろは」や「ワイボル」や「フレドラ」を活かせるから、強いかもしれない。これで卍解が出来ないかなぁ・・・ ↑しかし、「とびひざげり」は覚えなかった。「せ・ん・ぱ・い♥ 私にも お・し・え・て♥」 ↑↑軍鶏「卍解…だと…」 ↑↑↑メタグロスをフレドラで突破出来るようになるから、かなり有効だろうな。 ↑↑↑じごくぐるまぐらいなら出来そうなんだけどな ↑補正込だと威力96でアムハンよりちょっと劣る程度か。命中が100だったら一番地獄車を使いこなせるポケモンになってたかもしれないな。 スカーフ持たせたりニトロチャージするなら馬鹿力やアムハンより安定するし。 とびひざは見た目からして無理だと思うがとびげりくらいなら頑張ればできそう。 ハリテヤマ族の専用技だった「つっぱり」を、自力で覚えちゃいます。 序盤では貴重な格闘技であり、シッポウジム撃破などで有効。 BWから連続技がタスキ貫通になったので、頑丈のダンゴロなども一撃で倒せたりします。 安定感のある「いわくだき」とは一長一短。 ↑どっちも入れて無双してますた ↑↑ダンゴロの硬さ、つっぱりの威力の低さも相まってレベル差が結構あっても4発で落とせるかどうかだったりする 素直に威力安定のいわくだき二発打ったほうが全然安定する 黒い鉄球は持たせても遅くなるだけで体重は変動しない…つまり、専用技ヒートスタンプのダメージも変わらない。…仕様変更、求む。 ↑鉄球で体重倍になればストライクやグライオン、ルンパなど突破の難しい奴らに一致威力120命中100反動無の技に、 三親爺やムシャーナ、ジャローダに威力100で通る強技に変貌するぞ! ↑体重倍はさすがに無いだろう。なるなら体重+鉄球の重さになるかも。それにそれだと風船で体重が軽くなるかもね。 ↑風船は浮いてるだけで体重軽くなるわけないだろwてか軽くなる持ち物にはかるいしっていう超地味な道具があるんだぜ… ↑まあ一番楽な救済案はゲンシグラードンに覚えさせることじゃないかな。後はメガで体重重くするとか 「ハートスタンプ」がかわいい系の技だったから、 「ヒートスタンプ」って聞いたときもイメージ的に何か温かいもので触ってあげる感じのファンシーな技だと思ってたんだ… エンブオーの ヒートスタンプ! ヒュッドーン!!! ( ゚д゚) ↑よう俺 ↑↑そのモーションが格好良くてシナリオはずっとヒートスタンプを使い続けてた 同じ炎タイプのロコンがLv7で取得し、ガーディの初期技である「ほえる」をLv55で覚えます。 わざマシンあるんだしここまで育てたんだからもっと別の技くれよ… ↑Lv51にらみつける「後輩ができたと聞いて飛んできました」 ↑↑Lv33スモッグ「ついこの間までLv57で覚えてたんだよ? Lv20スモッグ君」 アニメBW4話ではサトシがポカブを友情ゲット。 トレーナーに捨てられた後の友情ゲットという流れからヒトカゲやヒコザルを連想した人もいるだろう。 ↑炎御三家でサトシにゲットされつつ、その流れを回避したのはヒノアラシだけとは…… その代わりリザードンもゴウカザルもそのシリーズのエースはれるくらい強くなったから……ということは? ↑↑初登場時にあまりにも窶れていて、かわいそうになったぜ ↑↑今回の御三家の中ではエンブオーがアニメ的な意味で一番動かしやすそうだし(ジャローダは足なしの蛇 ダイケンキは4足歩行)、 ドダイトス差し置いて目立ちまくったゴウカザルのようになりそうだよな。 ↑BWのOPにチャオブーがいるみたい。他のトレーナーもまだ持っていないし、進化の可能性あり? ↑そういやチャオブーだけ本編未登場なんだよね。ジャノビーは二回も出たのに。 ↑ベルの手持ちでした。…じゃあサトシの御三家はどいつが進化するんだ? ↑ダイケンキが二足可って話もあるし、誰が進化するのか分からなくなってきたな。 ↑ジョウト御三家「誰も最終進化しなかったりして」 ↑つるの「最終進化エンブオー」 ↑から二番目 先輩はサトシの全ポケの中でも最強級だし期待したいけど メディアファクトリーより発売された“ブラック・ホワイト公式完全ぼうけんクリアガイド”。俺もホウエン御三家目当てで購入。 クリア後だったんでパラパラとしか見てないが内容もそこそこ充実しており、カミツレを初め公式絵がしっかり見れて個人的にそこそこ満足だった。 そんな中、p105のイラスト。カラクサタウンでのゲーチスの演説を描いたものなんだろうが、雰囲気も出ていて良いイラストだと思ったんだ。 …と、男主人公の足元に目を向けてみると…なんちゅー顔をしてるんだコイツは… ↑一人だけなんか…なwww個人的に隣のミルホッくんがつぼだった.凛々しい. ↑よう俺 ↑↑ミルホッくんの左にいる人の方も凛々しいぜ。 ↑↑↑↑完全にふしぎなくすりのまされてる顔だな。豚可愛いよ豚。 バトルでは第四世代御三家ほど見かけないイッシュ御三家だが、ポケモンカードではいずれも強力。 ジャローダはターンの初めと終わりに自軍の全てのHPを10ずつ回復し、エンブオーは1ターンに何枚でも炎エネルギーをつけられ、 ダイケンキは受けるダメージを-20する。ちなみにこのダイケンキのダメージを-20する特性はシェルアーマー。 ↑というか今作のカードインフレしすぎ。 ↑↑しかもこいつ、HPが150ある。ちなみに言うとポカブは70、チャオブーは100。 烈火乱舞の効果は一応、自軍のポケに1ターン中無制限に炎エネルギーをつけられるという物。猿、軍鶏辺りが歓喜しそうな能力。 ↑↑ポケモン自体は超インフレしたギンガの覇道辺りから見ればおとなしい方。昔の話だし、HPの方は確かに自重しろという話だが。 それよりも問題はトレーナーズ(旧トレーナーのカード)である。 手札を捨てて新たに7枚引くアララギ博士。無条件で3枚引けるチェレン。ポケモンリバースの完全上位互換となったポケモンキャッチャー。 ハーフは30枚なのにこれ以上早くしてどうする。 ↑アララギ博士の効果、何処かで見たことがあると思ったら初代第一弾のオーキド博士まんまじゃないか。 サポーターのターン1枚制限ルールは残っているのだろうか… 地味にチェレンがマサキの完全上位互換だしフルデッキ想定で作られたカードなのだろうか。これ以上はちとネタが違うのでやめとこう。 ↑↑ポケモン自体は問題無い?伝説ポケは暴走しまくってるぞ?ゼクレシなんてたねポケモンのくせにスペックは2進化ばりの強さだし。 ノーデメで3ケタダメージをいとも簡単に叩き出すゴチルゼルやダイケンキ、 ノーデメリットで相手の場全体をダメカンだらけにし続けるゼブライカ、 たねポケのくせにノーデメ80ダメ+抵抗力無視の専用技を使いこなすナゲキ、 相手のエネルギーを停止しつつ大ダメージの専用技を使うドリュウズ、相手の技を、たったエネルギー2個で使うゾロアーク、 エネルギー付け替え放題+最大ダメージ160のギギギアル、ベンチポケモンさえ揃ってればノーデメリットの100ダメージを連発するチラチーノ… 今回は壊れカードが入ってる割合がいつもに増して多いのか… ちなみに、キズぐすりも強化されてるぞ。あと↑、サポーターのターン1枚制限ルールは残ってるから安心しろ。 ニンドリ5月号の人気ポケモンアンケートでは7位にツタージャ、8位にミジュマルがランクインしたのに、ポカブは圏外。 ちなみに6位にジャローダ、24位にダイケンキがランクインしたが、エンブオーもこれまた圏外となっている。 また、このwikiにおいてもミジュマルとツタージャには個別ページができたのに、ポカブのページは未だに作られていない。 ポカブかわいそす(´;ω;`) ↑タイプが進化後と違うのはイッシュ御三家ではポカブだけなのにな。今までならそれを理由にページ作られたんだろうけど。 最近チルットとチルタリスが統合されたからそれだけじゃページを作る理由にならないという。 映画ではフレアドライブが某ロボットアニメな演出で、大きなお友達の胸を熱くした。 ↑あれはニトロチャージだとガイドブックや小説版で判明してる。 アニメの新EDによるとサトシのポカブがチャオブーへと進化するようだ。 相変わらず炎御三家は進化が定番になってるがそろそろ水御三家を進化させてもいいんじゃないかスタッフさんよ。 ↑5/3の放送で見事進化しました!しかし、それより問題なのは対戦相手のエンブオーがジャノビーの悲劇を繰り返してしまった… まさに「もえ豚SMプレー」!! 新作ポケダンでは二種の連続技で相性とか関係なく敵を蹴散らすブオーが一番主人公向きだろう。 しかし、なぜか他の御三家と違い発売日に専用マップを配信されないという仕打ちを受けた模様 ポケットモンスターSPECIAL49巻ではチャンピオンの忍者をスピードで凌駕するコイツの進化前とブブちゃんことポカブが描かれている。 百歩譲って前者は分かるにしても、豚が忍者を越えるってどういうことなの…。 ↑ポケスペの実力者ってデリバードやアメタマといい進化前や弱ポケで無双するヤバい奴が多いよね サンデーで連載中のポケモンの漫画では、敵の幹部であるキャロルのBURSTがエンブオーだった。 どう見ても幼女なキャラがこの豚になると予想できた人はまずいないであろう… ↑キャロラね。エンブオーが登場したことにより残りの御三家も出る可能性が浮上したのが気がかり ↑アルカデスと化したラスボスがモブ当然にダイケンキを使っただけで連載終了 ブラックでの図鑑説明で『アゴの炎でこぶしを燃やして炎のパンチを繰り出す。』とか書いてあるくせに、 BW2の教え技まで炎のパンチを覚えられなかった。 XYにてなんとふいうち習得(タマゴ技) もうこれで軍鶏や猿の劣化だなんて言わせないぞ!やったねブーちゃん ↑不意打ちが貴重な差別化の一つだった炎タイプ「あァァんまアアァァりだァァァァッ!」 こいつメガシンカしてBDが重点的に上がれば一気に化けそうだよね ↑どうせだったらノオーみたいにS下げて全部上げてトリパ兵になって欲しい ↑↑素でHPが高いからな 現状でも強化版じごくぐるまとドレインパンチさえ手に入ればそれなりには活躍できるようになるはず。というかドレパン覚えられないのね ポケカのポカブ系統は一つのストーリーぽくなっている。 ポカブのトレーナーらしき子が、ポカブが進化していくと共に家族を築いていくという感じの話である。 ポカブ→両親と男の子の3人 チャオブー:男の子が成長。それに妹が増えて4人 エンブオー:その男の子が結婚し父親に、両親も壮年に。 …仮にメガエンブオーがカードになったらどうなるのだろうか。 ↑両親が消え…なんでもない ようやくすてみエンブオーが解禁。自身が多く持つ反動技の火力を上げることが出来る。 なお、あの親子の火力には惜しくも及ばないまま… すてみ実質 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 エンブオー 110 151158 65 100 65 65 無振り極振り 鉢巻を巻けばフレドラでH4メガガルまで確1。珠の場合はフレドラふいうちでH252メガガルまで確定(あくまでも目安)。 エンブオーにねっとうを覚えさせてミズZ技を使ってみよう。 思わずツッコミを入れたくなるであろう。 2019年あけましておめでとうございます。亥年らしくエンブオーが更新第1号でした。 2018年最後は犬…じゃなくてカエルでした。 LEGENDSアルセウスにて同期のミジュマルが御三家に再抜擢。しかし他の2体はそれぞれ第2世代、第7世代から選出。 …ツタージャと共にHOMEでのお留守番はまだまだ続きそうだ。 続くSVでもHOME連携時の解禁は無かったが、DLC 藍の円盤にて解禁!ジャローダと共に長かったHOME虜囚生活を卒業した。 また野生出現するため、コンペ・サファリ・ドリームボールが初解禁となった。 SVで水タイプを始め多くのポケモンから没収されたねっとうだがこいつが覚えるのは変わらず。 ねっとう没収された同期の水御三家が恨めしそうにこちらを見てる エンブオー ネタ型サトシ型(チャオブー) ベル(アニメ)型 チェレン型 ベル型 あけおめ型 まるころ型 わが身を削って敵を倒す型 力士型 サブウェイ型 覚える技レベルアップ・思い出し技 技マシン(SV) タマゴ技 過去作限定技 遺伝 ネタ型 ※微妙に実用性ある型をポケ録に移転(チャオブーの考察も移動) サトシ型(チャオブー) 性別:♂ 性格:がんばりやorむじゃき 個性:ねばりづよい 持ち物:不明 努力値:素早さ252振り推奨 確定技:たいあたり、ニトロチャージ、かえんほうしゃ、ほのおのちかい 他の技:ひのこ(火炎放射を覚えた後は使っていない) CVは 水田わさび さん。ご存知、4代目ドラえもんの声優である。 「こんにちは、ぼくポカえもんです」 ↑アイリスの出身地、竜の里の長老、オババ様も担当。 弱いからと捨てられ野良ポケモンとなり、ガリガリに痩せていたところをサトシに助けられ、その後自分からゲットされた。 弱いからと捨てられた割には初陣となったジム戦でポッドのバオップにたいあたりとひのこだけで勝利する活躍を見せる。 ↑ポカブを捨てたトレーナーは先輩らを捨てたトレーナー以上の外道だと感じたのだけど、 言ってることは廃人トレーナーの考えそのものだったのでなぜか憎めなかったw アニメ4話に感銘を受けて作ってみた。個性にねばりづよいってあったっけ? ↑あるよ。同じ境遇のヒトカゲとヒコザルが立派なエース級になって活躍してるからこいつにも期待だな。 余談だが次回予告でツタージャにメロメロ食らってたあたり性別は♂。ということでその辺追加した バトルクラブで修行し、「ニトロチャージ」を習得。 ↑あの修行以降、ようやく「かわせ!」を指示されるようになったので素早さ努力値も稼いだ気がする。てなわけで追加 気になっていたんだがこいつ不遇じゃね?正直まともに勝負に勝っていた記憶が最近全くないんだが… しかも氷技統一のシューティーのバニプッチに引き分けるとはw さすがに先代ほど優遇する必要はないけどね。ゲームでも猿には勝てないんだから アニメではもうちょっと優遇してあげてもいい気がする ↑サンヨウジム戦では活躍してたし不遇って程でも無くないか? それよりまともに勝った事が無い鳩さんとかのほうがよっぽど不遇じゃないだろうか お猿さんが過剰に贔屓されてただけで扱いとしては普通だろう ↑↑んなこと言ってたら10話までのピカチュウとか散々だぞw 相性のいい相手に負けることってアニメではよくあるし。それはそれで鳩は本当に散々だなww ↑↑↑最近は出番もそれなりにありしっかりと活躍も出来てるな。サブマスとのマルチバトルにも抜擢されたし 5/3で炎の誓い…もといフレアクエイク?(威力120 相手2体 ひるみ3割)を習得。 後続のニトロチャージと合わせ、ほぼ無傷と思われる炎2体を30秒足らずでダブルKO。 チャオブーやべぇ。ついでにツタージャの新技に草の誓いが来る可能性が増えた。 …あと、消したのは火の粉だよな?炎技4つとかポッドを笑えないぞ。 ↑そもそも火炎放射覚えてから体当たりとニトロチャージは使っても火の粉は使ってない。 ベル(アニメ)型 性別:♂ 性格:不明 個性:あばれることがすき 努力値:きっと攻撃極振り 持ち物:不明 選択技:かえんほうしゃ、ニトロチャージ、ヒートスタンプ、つっぱり、アームハンマー、なげつける、たいあたり、とっしん、メロメロ 12/16のアニメにベルちゃん登場!やったね!ついでにチャオブーを持ってる事が発覚! ↑イヤッッホォォォオオォオウ!遂にこの時がきたようだな!ベルファンの皆!しっかり録画しようぜ! え?チラ見に噛みつかれて涙目なブタ?知りません ↑あれは「くすぐる」を喰らってるんじゃね? ↑チャオブー「ぐふぐふぐふ」 ↑↑↑↑チャオブーを持ってるってことはミジュマルを選ぶ=アニメ準拠になるわけか。 俺はホワイトだったからアニメレギュラーの二人が出てくるだけでテンション上がった。 そしてアイリスの弱さに拍子抜けになった。(ちなみにHGSSでタケシが出たときもテンション上がりました) ベル「だって、ニトロチャージで押しまくれば大体勝てたもの」 ポカブユーザーなら「あるある」であろう。 ベルちゃんの言ってた通り適当に「とっしん」と「ニトロチャージ」でゴリ押していけば、コーンとアロエさんぐらいは簡単に倒せる ↑ベルはこいつ1匹でジムバッジを2つ手に入れている。ピカチュウを破ったあの化け物ヒヤップをも突破したというのか… ↑↑や せ い の ヒ ト モ シ が あ ら わ れ た ↑↑サトシは3人全員と戦うとか言って全員と戦ったから忘れがちだけどアニメでは選べた。 ↑↑↑↑「ポケモン一人旅」とかいうやつだな。いずれにせよ諸刃か転がるがないとヒトモシ系統に勝てない さっき見たけど、ベルが俺のイメージと全然違っていてびっくりした。しかも背が高かったし。 ↑そりゃあおめぇサトシが10歳でベルはトウコくらいの年だからだろう。でも確かにビックリした☆ ↑ゲームのベルは中学生(14歳)位だけど、アニメのベルギクは明らかに高校生くらい。体型が大人っぽくて背もデントと同じ位でデカイ。 原作イメージがあるからどうしても違和感を感じるけど、「それとは別」として考えれば、アニメのやつもあれはあれで結構いいと思う。 無論好みによりますが… ↑あの背の高さだと、チャオブーが進化してエンブオーになってもベルの方が大きいよな… ↑ベルギクサイズ、ピカチュウ=0.4m、よってベルギク≒ピカチュウ約4.6匹≒180cmくらい? また、SATOSHI≒ピカチュウ4匹分≒1.6m、→おそるべき10歳児! ↑ピカチュウの耳が立っている状態で0.4mなら、サトシ135cm,ベル150cmくらいじゃないか? ↑↑動物の体長は頭の先から測るのが基本で耳の先から測るということはない。どっちにしろスタッフがミスしているとみるのが妥当。 ↑それは現実での話だ。ポケモンの世界ではなぜか耳とか触覚とかも含めて測っている。 ジョウト御三家の中でチコリータだけデカイのも葉っぱ含めて測っているから。 ついでにゴウカザルの背が低いのは猫背状態の絵で測ってるからなんだぜ・・・ ベル「ねえねえ!あたしのチャオブーとあなたのゾロアを交換してよ!」 …チャオブーカワイソス BW24話からは「たいあたり」を忘れて「かえんほうしゃ」を使うようになった、 また当初は口から出していたが、サトシのポカブに合わせて鼻から出すように。 ドンナマイトではエンブオーに進化していました。 ↑シューティーのブシンとのバトルでは窮地に立たされるも、 放たれたストーンエッジを全弾受け止め投げ返す→ブシンの石柱を奪って投げつけるという方法でまさかの勝利。 こんな展開をいったい誰が予想していただろうか。 ↑DVD借りて見たぞ。スゲーな!ひょっとしたらアニメのベルのエンブオーはかなり賢い奴なのかもしれないね。 チェレン型 Lv:67 性別:♂ 性格 おすきにどうぞ 努力値:なし 持ち物:きあいのタスキ 技:フレアドライブ/もろはのずつき/かわらわり/ワイルドボルト とても理知的とは思えない技と持ち物のアンチシナジーさ。 ↑おさるさんで舐めてかかったら、襷で耐えられてワイルドボルトで返り討ちに遭った俺が通りますよ~ ↑↑グライオンで止まります。本当にありがとうございました。 ↑3 タスキ+反動技で相打ちすればプレイヤーの獲得経験値がゼロになるぞ。CPU的には理知的な嫌がらせと言えるじゃないk。 ↑別にこいつじゃないがドームにてタブンネ64Lv.vsトゲチック43Lv.(ムクホ用の捨て身タックルまでレベルあげ中)が 追い詰めたものの相手の捨て身タックルで(T_T)となった ↑↑↑フレアドライブが等倍で通るのにか?w ↑↑↑↑ガマゲロゲの方が安定して止めれると思う。フレア、諸刃と半減、ワイルドは無効、かわらわりでようやく等倍。 こちらからはタイプ一致で弱点を突ける上、素早さ種族値でも勝ってるしお勧めできそうなんだが… ちなみに他の水/地面達は素早さ種族値で負けているため除外した。 ベル型 Lv:65 性別:♂ 持ち物:なし 技:おんがえし フレアドライブ かわらわり ワイルドボルト チェレン型のもろはのずつきをおんがえしに変えただけだが、持ち物が無いだけでチェレンよりマシと思える…。 あけおめ型 性格:なんかめでたい性格 個性:たべるのが だいすき(おせち料理) 持ち物:たいようのいし(初日の出) 技:アームハンマーorあくびorあばれる/けたぐり/おにびorおんがえし/メロメロ 2019亥年 明けましておめでとう! まるころ型 性 格 いじっぱりorしんちょうorようき その他 持ち物:たつじんのおびorたべのこしor各種半減実など 確定技:まるくなる/ころがる 選択技:ニトロチャージ/フレアドライブ/アームハンマーなど まるくなるを覚えた時点でもしや…と思っていたが、やっぱり覚えた、ストーリー最強技・ころがる! ニトロ→まるくなる→ころがるで苦手な飛行を強引に突破できます。何気に岩技を自力習得する初めての格闘ポケでしょう。 ↑他にはドッコラー系統がいる。しかもいわおとし→いわなだれ→エッジを覚える。 ストーリー前半では大活躍の構成。PP節約という観点から言えば後半も悪くない。 わが身を削って敵を倒す型 性格:ゆうかん 持ち物:いのちのたま 技:とっしん もろはのずつき フレアドライブ ワイルドボルト 反動技のみ。トレーナーの勝利のために、ひたすら突撃していくエンブオー。アニメ映えする構成ではある。 とっしんを別の技に変えれば実用性があるかも。夢特性が解禁されるとネタではなくなるか。 夢特性でイバン、とっしんをがむしゃらにすれば相手を一体倒してHPギリのところにがむしゃらを打ち込む…なんてこともできなくはないかも。 力士型 性格:攻撃が上がるもの 努力値:攻撃252 HP252 持ち物:あさせのしお 技:つっぱり ばかぢから ダメおし じならし つっぱりを覚えるということはこいつは第2の相撲ポケモンである。 というわけで考えてみた。ダメおしは張り手っぽい。じならしは四股を踏んでいるつもりで。ねこだましとか投げ技が無いのが残念。 サブウェイ型 その1 性格 しんちょう 努力値 HD255 持ち物 カゴのみ 技 ジャイロボール/のろい/ねむる/ねごと ねむカゴ型。鈍いで積みまくるがジャイボ撃ってこないしタイプ一致が無いためネタ止まり。 特殊耐久はあって弱点を突いても耐えることも。 その2 性格 ゆうかん 努力値 ABD170 持ち物 せんせいのツメ 技 ヒートスタンプ/ワイルドボルト/じならし/あくび 格闘技が無い。ギリギリで倒そうとした直後、爪発動して逆転負けされた… その3 性格 いじっぱり 努力値 ABD170 持ち物 せんせいのツメ 技 フレアドライブ/かわらわり/じしん/ニトロチャージ 普通の物理型。やはり先制の爪は脅威。高威力フレドラや地震に素早さを補うニトチャ(一回じゃ抜けない)と攻撃面も優れておりかなり強い。 ワイルドボルトないのが残念だが… その4 性格 おくびょう 努力値 CS255 持ち物 カムラのみ 技 かえんほうしゃ/きあいだま/ねっとう/みがわり 特殊型。熱湯で火傷が怖いし気合玉がよく当たるし…身代わりでHP減っても猛火+木の実発動で一石二鳥。 覚える技 レベルアップ・思い出し技 ☆・・・思い出し技。 SV 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 ポカブ チャオブー エンブオー - - ☆ アームハンマー 100 90 かくとう 変化 10 - ※ 1 つっぱり 15 100 かくとう 物理 20 進化時 1 1 1 たいあたり 40 100 ノーマル 変化 35 3 1 1 しっぽをふる - 100 ノーマル 変化 30 7 1 1 ひのこ 40 100 ほのお 特殊 25 9 1 ☆ こらえる - - ノーマル 変化 10 13 13 13 まるくなる - - ノーマル 変化 40 15 15 15 ニトロチャージ 50 100 ほのお 物理 20 19 20 20 スモッグ 30 70 どく 特殊 20 21 23 23 ころがる 30 90 いわ 物理 20 25 28 28 とっしん 90 85 ノーマル 物理 20 27 31 31 ヒートスタンプ - 100 ほのお 物理 10 31 36 38 ダメおし 60 100 あく 物理 10 33 39 43 かえんほうしゃ 90 100 ほのお 特殊 15 37 44 50 もろはのずつき 150 80 いわ 物理 5 39 47 55 ほえる - - ノーマル 変化 20 43 52 62 フレアドライブ 120 100 ほのお 物理 15 技マシン(SV) No. 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技01 とっしん 90 85 ノーマル 物理 20 Lv28 技05 どろかけ 20 100 じめん 特殊 10 技06 こわいかお - 100 ノーマル 変化 10 技07 まもる - - ノーマル 変化 10 技12 けたぐり - 100 かくとう 物理 20 技20 くさわけ 50 100 くさ 物理 20 技24 ほのおのうず 35 85 ほのお 特殊 15 技25 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技28 じならし 60 100 じめん 物理 20 技36 がんせきふうじ 60 95 いわ 物理 15 技38 ニトロチャージ 50 100 ほのお 物理 20 Lv15 技39 ローキック 65 100 かくとう 物理 20 技43 なげつける - 100 あく 物理 10 技47 こらえる - - ノーマル 変化 10 思い出し 技49 にほんばれ - - ほのお 変化 5 技55 あなをほる 80 100 じめん 物理 10 技58 かわらわり 75 100 かくとう 物理 15 技59 しねんのずつき 80 90 エスパー 物理 15 技64 ビルドアップ - - かくとう 変化 20 技66 のしかかり 85 100 ノーマル 物理 15 技67 ほのおのパンチ 75 100 ほのお 物理 15 技68 かみなりパンチ 75 100 でんき 物理 15 技70 ねごと - - ノーマル 変化 10 技73 ドレインパンチ 75 100 かくとう 物理 10 技81 くさむすび - 100 くさ 特殊 20 技83 どくづき 80 100 どく 物理 20 技84 じだんだ 75 100 じめん 物理 10 技85 ねむる - - エスパー 変化 5 技86 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 技87 ちょうはつ - 100 あく 変化 20 技89 ボディプレス 80 100 かくとう 物理 10 技99 アイアンヘッド 80 100 はがね 物理 15 技103 みがわり - - ノーマル 変化 10 技107 おにび - 85 ほのお 変化 15 技118 ねっぷう 95 90 ほのお 特殊 10 技121 ヘビーボンバー - 100 はがね 物理 10 技125 かえんほうしゃ 90 100 ほのお 特殊 15 Lv43 技130 てだすけ - - ノーマル 変化 20 技134 きしかいせい - 100 かくとう 物理 15 技141 だいもんじ 110 85 ほのお 特殊 5 技144 ほのおのちかい 80 100 ほのお 特殊 10 技147 ワイルドボルト 90 100 でんき 物理 15 技149 じしん 100 100 じめん 物理 10 技150 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 技152 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技153 ブラストバーン 150 90 ほのお 特殊 5 技157 オーバーヒート 130 90 ほのお 特殊 5 技158 きあいだま 120 70 かくとう 特殊 5 技163 はかいこうせん 150 90 ノーマル 特殊 5 技165 フレアドライブ 120 100 ほのお 物理 15 Lv62 技167 インファイト 120 100 かくとう 物理 5 技168 ソーラービーム 120 100 くさ 特殊 10 技171 テラバースト 80 100 ノーマル 特殊 10 技172 ほえる - - ノーマル 変化 20 Lv55 技179 うちおとす 50 100 いわ 物理 15 技180 ジャイロボール - 100 はがね 物理 5 技181 はたきおとす 65 100 あく 物理 20 技186 10まんばりき 95 95 じめん 物理 10 技188 ねっとう 80 100 みず 特殊 15 技189 ヒートスタンプ - 100 ほのお 物理 10 技192 きあいパンチ 150 100 かくとう 物理 20 技204 すてみタックル 120 100 ノーマル 物理 15 技205 がむしゃら - 100 ノーマル 物理 5 技207 やけっぱち 75 100 ほのお 物理 10 技213 コーチング - - かくとう 変化 10 技224 のろい - - ゴースト 変化 10 技225 ハードプレス - 100 はがね 物理 10 タマゴ技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 遺伝経路 あばれる 120 100 ノーマル 物理 10 マンキー(レベル29)、クマシュン・ニャビー(レベル33)、メグロコ(レベル39)など ばかぢから 120 100 かくとう 物理 5 ドロバンコ(レベル44)、ツンベアー(レベル51)、ゾウドウ(レベル55) あくび - - ノーマル 変化 10 ナマケロ(レベル1)、ヒポポタス(レベル8)、ネッコアラ(レベル16)、ホゲータ(レベル17)など ふいうち 70 100 あく 物理 5 真昼ルガルガン(進化時)、ディグダ・アローラディグダ・メッソン(レベル20)など 遺伝は全てドーブルからOK。 過去作限定技 ※その技を覚えられる一番最新の世代にのみ記載。赤字はSV未対応技。 世代 覚える技 第5世代 第6世代 かいりき、いわくだき、やきつくす、グロウパンチ、ひみつのちから(マシン)てかげん(配布) 第7世代 かぎわける(レベル)どくどく、かげぶんしん、いばる、メロメロ、りんしょう、エコーボイス、ふるいたてる、ないしょばなし、おんがえし、やつあたり、めざめるパワー(マシン)ほしがる、もえつきる、マグニチュード(タマゴ)いびき、アイアンテール、とおせんぼう(教え技) 遺伝 タマゴグループ 陸上 性別 ♂:♀=7:1 進化 ポカブ(レベル17)→チャオブー(レベル36)→エンブオー
https://w.atwiki.jp/unidentified-object/pages/268.html
901 :に:2012/08/13(月) 01 55 35.37 ID jenFyYnM0 否定派が検証しろとか考察しろなどと馬鹿げたことを言って「客観的な心霊像が確立されない責任」を 否定派に負わせている間にも、どんどん本物の心霊の存在は希薄になっていき、その存在感は風前の灯火だ。 肯定派が自分で検証し、考察し、客観的な心霊像を確立していれば、本物と偽物を客観的に区別することが可能になり、 今頃は「フィクションの心霊映像」「ノンフィクションの心霊映像」というお互いに不可侵なジャンルが確立され、 ノンフィクションがフィクションによって薄められるということも無く済んだろうに。 「自分たちが証明する義務」「自分たちが証明する責任」「自分たちが証明するという意思や意欲」 これらを放棄すると、こういう結末が待っている。 何事も。 902 :に:2012/08/13(月) 01 57 09.59 ID jenFyYnM0 900 898 お前みたいな低能ウンコが悩んでも不毛だから 本物の心霊映像が偽物の心霊映像によって存在感が薄まっててワロタ と、言ってるだけなんだがw 903 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 01 57 21.43 ID zBItNZlJ0 幽霊は居るとも居ないとも言えない では、ごきげんよう 904 :本当にあった怖い名無し:2012/08/13(月) 01 58 43.49 ID lD1GJjdT0 日本人は、戦争に負けた。 でも何時から奴隷になった? あなた達は今目覚めないと、二度とその目は開かない。 歴史というのはいつも編集されている。平清盛がとても優しい人だった。 『江談抄』で平安を生きた公家が鎌倉期にそれを階述してる。でも『平家物語』では悪役にされるんだよ。 http //www.youtube.com/watch?v=7QQzmAQ7wEc feature=related 905 :に:2012/08/13(月) 02 02 19.46 ID jenFyYnM0 「客観的な心霊像が確立されない」というのが否定派の理想の状態なわけで、これに対して 「否定派こそが客観的に証明してみせろ」というのがそもそもの間違いなわけだ。 それは、肉屋に対して「菜食主義が正しいことをお前が証明しろ」と言ってるようなもんだw そういうバカなことを言ってるから もう二十年前くらいから 世の中にフェイクが溢れて本物が駆逐Or影薄くなり消えて迷惑 って言われ続けてる という、ノンフィクションがフィクションに負けてる状況が作り上げられる。 (もちろん、否定派にとっては全てがフィクションなわけで、あくまでも「肯定派にとってのノンフィクション」についての話だが) 906 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 03 27.46 ID 0jigayC70 902 ちょっと茶化しただけだ、そう怒るなウンコ野郎w お前が俺のマジレスにウンコ云々とレスしたお返しでもある 以後、お前は俺にとって永遠のウンコ野郎となったわけ 907 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 05 11.90 ID ld12LUcF0 901 断る! 唯物どもになんぞ見つかって田丸るか!ww 908 :に:2012/08/13(月) 02 08 07.90 ID jenFyYnM0 『江談抄』で平安を生きた公家が鎌倉期にそれを階述してる。 現代でも、殺人犯の近所に住んでた人が 「いやー、いつも穏やかで礼儀正しくて、会うとニコニコ挨拶するようないい人が、こんな事件を起こすなんて、本当に驚いてますよ」 などとニュースのインタビューに答えたりすることがある。 さて、この殺人犯は「近所に住んでいた人の証言通り、穏やかで礼儀正しいいい人」なのだろうか。 909 :に:2012/08/13(月) 02 08 51.26 ID jenFyYnM0 906 お前は俺にとって永遠の空気野郎だがな。 910 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 11 08.93 ID ld12LUcF0 生きて虜囚の辱しめを受けず 本当に、終了です。(キリッ 911 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 11 54.43 ID q9U1KDdT0 つーかこのスレは冗談なのに 楽しめずに憎しみの感情をぶちまけてくる馬鹿がときどきいるから ないほうがええな 912 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 12 34.02 ID q9U1KDdT0 埋め協力 913 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 14 30.15 ID ld12LUcF0 否定派は、幽霊だけでなく他人の感情も見得ズ 914 :に:2012/08/13(月) 02 15 52.13 ID jenFyYnM0 歴史というのはいつも編集されている。平清盛がとても優しい人だった。 『江談抄』で平安を生きた公家が鎌倉期にそれを階述してる。でも『平家物語』では悪役にされるんだよ。 これだって「平安の公家の言ってる事を鵜呑みにして、清盛が優しい人だと決めつけている」ってことだからな。 利害関係や人間関係のしがらみによって、大嫌いな奴を褒めなきゃならない状況なんていくらでもあるだろ。 同僚の結婚式で、本当は大嫌いな奴なんだけど、スピーチの時には嫌でも褒めなきゃならなんとか、 取引先のお偉いさんが糞みたいな奴でも、「うわー、本当ですか凄いですね」と言わなきゃならんこともある。 「平安を生きた公家の言ってる事」が正しいという根拠はどこにある? 911 お前に「ここは冗談スレ」などと決める権利はねえよ。 無くなってもどうせまた誰かが立てるだろ。 2chなんてそんなもんだ。 915 :に:2012/08/13(月) 02 16 56.76 ID jenFyYnM0 ていうかこのスレの前で終わった筈だろ? だが結局終わらなかったわけで。 916 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 18 37.88 ID ld12LUcF0 911 自分らがチョット突つかれると大騒ぎw 他人の感情をふん潰してもどこ吹く風ww 917 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 19 05.94 ID 0jigayC70 905あるいは 908 まさに不毛な駄文の羅列だな、ウンコ野郎w お前の主張と着地点が不明瞭だから、ボケたテーゼらしき 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化してるw 低能の証明。 918 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 20 50.69 ID ld12LUcF0 まとめろよ! 次いらないし。 919 :に:2012/08/13(月) 02 21 36.91 ID jenFyYnM0 887 885 「幽霊は居るとも居ないとも言えない」で落ち。 居るとも居ないとも言えないが、居るとも居ないとも言えない場合、実社会においては「居ない」として扱われる。 だから裁判では「枕元に立った殺人被害者の証言」は採用されないし、遅刻の理由に「霊による金縛り」は通用しない。 肯定派が霊の存在を客観的に証明するまでは、実社会では実在しないものとして扱う。 が落ち。 920 :に:2012/08/13(月) 02 23 56.45 ID jenFyYnM0 不確かなものへの矛盾点 明日の日本をみつめる共産党の提供でお送りしております 921 :本当にあった怖い名無し:2012/08/13(月) 02 24 34.84 ID VRv4LH2oO 自分は全く見えない人なんで、お化けとか霊の存在を信じるかって言われたら信じてない方だが 見えちゃう友達が「昨日こんなもの見えた」とか言うのは「へーそうなんだ」って信じるんだよね でもこれ実際居るかどうかは別として、友人が嘘はついていないと信じてるだけなんだろうな 922 :に:2012/08/13(月) 02 26 26.44 ID jenFyYnM0 不確かなものへの矛盾点wwww なんだよこれwwwww 不確かなものというと、例えば「ギョングレガングンジョッキンペン」というものがある。 これは俺の部屋にいる黒くて赤くて青くて黄色くて直径1mm~3万kmの丸くて四角い不確かなものだ。 さて、「ギョングレガングンジョッキンペン」という不確かなものへの矛盾点について 917に語ってもらうとするか。 「不確かなものへの矛盾点」というのが何を示すのか、俺にはちょっとわかんないんでw 923 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 26 37.73 ID 0jigayC70 919 肯定派が霊の存在を客観的に証明するまでは、実社会では実在しないものとして扱う。 小学生が 「お化けがいることを証明できなければいないということだよ」 といってるのと何ら変わりない駄文 924 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 30 42.74 ID 0jigayC70 922 あれ?お前にとって私は空気じゃなかったのかい? まあレスくれてありがと。 あんな簡単な文さえ意味わからない奴がレス枠減らしてるの 問題だと思うよ、コンポーネントに怒られるぞ 925 :に:2012/08/13(月) 02 31 27.65 ID jenFyYnM0 921 でもこれ実際居るかどうかは別として、友人が嘘はついていないと信じてるだけなんだろうな 「嘘はついていない」と「真実である」というのはまた別なんだよね。 嘘を言わない友人が、ペルーとチリを間違えて「ナスカの地上絵はチリにあるよ」と言ったからといって、 「嘘を言わない友人だから地上絵は本当にチリにあるんだろう」と考えてしまうのは問題だよね。 人間は思い違い、見間違い、勘違いをする生物なわけで、「嘘はついていないが思い違い、見間違い、勘違いをしている」 という場合が往々にしてある。 926 :に:2012/08/13(月) 02 32 09.54 ID jenFyYnM0 923 小学生が 「お化けがいることを証明できなければいないということだよ」 といってるのと何ら変わりない駄文 ていうかその小学生の言ってる事は圧倒的に正しい。 927 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 32 15.65 ID ld12LUcF0 あーあ、次立っちゃったよww 928 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 32 48.51 ID s45T5ecx0 論理的に古来言われている魂云々という仕組みは成り立たないことが 分かっている。 この状況で古来言われている幽霊をいるというのなら「なぜ」「どうやって」 と問われても仕方が無い。指し当たり「どうやって」が分からなくても「なぜ」は 答えられよう。 もちろん「信じてるから」「とにかく自分はそう思っているから」では 誰も説得されない。「ビンタがそう言った」とか論外。 929 :に:2012/08/13(月) 02 33 35.26 ID jenFyYnM0 不確かなものへの矛盾点 この言葉のおかげで、空気から汚臭に変化した。 空気なら無視しても別に構わんが、汚臭はそのままにしとけないんで。 汚臭からまた空気に変わってくれたらいいな。 930 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 35 34.16 ID ld12LUcF0 928 あんたもろくな書き込みせんくせに、コリないねw 931 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 36 49.00 ID s45T5ecx0 怪奇ネタ不足で飢え死にしそうな君を観察中 932 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 38 02.84 ID 0jigayC70 929 精一杯の下らないギャグと受け止めておこう この先も「に」で通すなら覚悟しておけ もうウンコは使わないから 933 :に:2012/08/13(月) 02 38 10.41 ID jenFyYnM0 不確かなものへの矛盾点 なんなのこれ? 934 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 38 31.08 ID ld12LUcF0 煽り合いにウンザリしてるだけ 935 :に:2012/08/13(月) 02 39 10.12 ID jenFyYnM0 不確かなものへの矛盾点 ID 0jigayC70以外で「不確かなものへの矛盾点」というのが何を言ってるのかわかる奴いる? 936 :に:2012/08/13(月) 02 41 05.40 ID jenFyYnM0 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化してる なにこれエピステーメーみたいなw まじで意味がわからんから誰かこのスレから「「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化してる」部分を 抽出してくれ。 937 :に:2012/08/13(月) 02 43 44.43 ID jenFyYnM0 _人人人人人人人人人人人人人人_ >「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化している !? <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,.-‐-..,,_ _,,..--v--..,_ / ` .v ν Σ´ `、_,.- ""`´""ヽ i / ̄"" --i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ . !ヘ /‐- 、u. | |ノ-、 ` `,_` | /i i^iヘ、 ,、、 | | !゙ i.oニ ー 〈ュニ! iiヽ~oj.` _o.7 ! .__ ``_,,....、 .| . ,`| u ..ゝ! ∥ .j (} o〉 ` o ヽ | ,`i _,,..- \ (二 / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i / . |、 \ \ / \ /〃.ヽ ` ⊃ , v 、 !、\ \. , ̄ γ/| ̄ 〃 \二-‐ //` 938 :本当にあった怖い名無し:2012/08/13(月) 02 44 55.01 ID Os2T/M0c0 【オカ板の荒らし紛いな否定派の特徴】 悪意、執拗な執着や煽りや叩き、嫉妬、恨みつらみ、怨嗟、みんな不幸に なればいい、宅間や加藤を崇める、人を信用しない、でも騙されやすい、 怠惰、不幸な思考パターンの固着と憎悪、拗ねる、全て悪く捉える、 被害者意識の強さ、責任転嫁ばかり、負(マイナス)思考と嗜好などなど。 939 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 45 04.28 ID s45T5ecx0 宗教教義の垂れ流しをハイハイって笑顔で聞けというのなら場所が違う。 認められることは決して無いので諦めて。 Q.宗教教義を垂れ流したいだけの人がいなくてもいいの?本当にいいの? A.本当にいなくていいです。 940 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 45 43.76 ID ld12LUcF0 931 立てたんなら、過そらないようにお勉強でもしたら くそ面白いレスできるようにね 941 :に:2012/08/13(月) 02 45 59.03 ID jenFyYnM0 お前の主張と着地点が不明瞭だから、ボケたテーゼらしき 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化してるw 低能の証明。 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化してるって、お前以外だれも理解できないみたいだぞ。 自分以外誰も理解できないことをほざいてる奴が、よくまあ他人を「主張と着地点が不明瞭」とか言ってられるなw 942 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 46 53.04 ID s45T5ecx0 エンターテイメントをお望みな方は金を払って劇場に行きましょう 943 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 47 36.11 ID ld12LUcF0 942 きみシマンナすぎるし 944 :に:2012/08/13(月) 02 48 20.33 ID jenFyYnM0 どうせ言ってることが不確かなんだからいっそのこと「不確かなものへの不確かな矛盾点」が不確かに相似したまま不確かに事例に不確かに転化しているくらい不確かくらい書きゃいいのに。 945 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 49 32.16 ID s45T5ecx0 野次馬はつまんなくても見てるほか無い。もしくは去る。 946 :に:2012/08/13(月) 02 50 43.55 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 事例に転化してしまっているんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ ヽ`┴ //l\ |/\∧ / --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 947 :に:2012/08/13(月) 02 51 16.02 ID jenFyYnM0 「不確かなものへの矛盾点」が相似したまま事例に転化が気になって眠れない 948 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 52 05.03 ID 0jigayC70 944 まだやってるw案外可愛いとこあるな 本当に判らないのか?「に」じゃ面倒くさいから一言だけな、 936の問いかけは不毛、総論ではなく各論だから。 949 :に:2012/08/13(月) 02 52 14.08 ID jenFyYnM0 ID 0jigayC70以外、ほんとうに誰ひとりわかってねーぞw 日 本 語 で 書 け や ! ! 950 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 52 36.64 ID zBItNZlJ0 919 それでいいじゃない。 じゃ終了という事で。 埋め 951 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 53 00.65 ID ld12LUcF0 945 そう、ジャーこれからも「イナイイナイ」いってるのをフミフミしにきてあげるよw 952 :に:2012/08/13(月) 02 53 22.07 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ ヽ`┴ //l\ |/\∧ / --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 953 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 54 23.44 ID ld12LUcF0 あ、でももうあきたかな 954 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 55 12.75 ID s45T5ecx0 何処向かって撃ってるんだ。隣の家のばあさんの脳髄ふっ飛ばしてるぞ。w 955 :に:2012/08/13(月) 02 55 15.28 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ 絶対的ではなく、相対的な、すなわち形而上としてのふいんきが ヽ`┴ //l\ |/\∧ / --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 956 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 57 20.13 ID ld12LUcF0 たぶん、次もカッソカソだねw 957 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 57 21.84 ID zBItNZlJ0 じゃ、さいなら。 もうくることはない。 958 :に:2012/08/13(月) 02 57 54.03 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ 絶対的ではなく、相対的な、すなわち形而上としてのふいんきが ヽ`┴ //l\ |/\∧ / デカルト的にコギト的にコペンハーゲンでスリットを通ると仮定すると --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 959 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 02 57 57.94 ID s45T5ecx0 持論を展開できる人だけの場所です 960 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 59 43.88 ID ld12LUcF0 959 君は、たいした意見もないのにナジェ商いの? 961 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 02 59 44.89 ID zBItNZlJ0 肯定派が誰も来ないのに何をどう持論展開して進めていくんだろう・・・? あ、ホントさいなら。 962 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 03 00 07.28 ID s45T5ecx0 そんな漫画が本当にありそうだw 963 :に:2012/08/13(月) 03 03 07.22 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ 絶対的ではなく、相対的な、すなわち形而上としてのふいんきが ヽ`┴ //l\ |/\∧ / デカルト的にコギト的にコペンハーゲンでスリットを通ると仮定すると --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ チューリングマシーンの階差エンジンがザルツブルグ立方体の四次元立体的な く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ すなわち超ひも理論と泡宇宙がリーマン予想によると特異点定理における 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) 鉛筆の倒れる方向が光速の99%の速度で東に走る電車の中の電球から出た光が | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, 北北西に進路をとるとした場合、とうもろこし畑で光速の99%の速度で飛行する ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) 複葉機に追われて訪れたラシュモア山の大統領の顔がイルミナティの l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 964 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 03 03 30.49 ID ld12LUcF0 962 スレチばなしは、もーヤメテェーね。 965 :に:2012/08/13(月) 03 06 05.13 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ 絶対的ではなく、相対的な、すなわち形而上としてのふいんきが ヽ`┴ //l\ |/\∧ / デカルト的にコギト的にコペンハーゲンでスリットを通ると仮定すると --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ チューリングマシーンの階差エンジンがザルツブルグ立方体の四次元立体的な く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ すなわち超ひも理論と泡宇宙がリーマン予想によると特異点定理における 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) 鉛筆の倒れる方向が光速の99%の速度で東に走る電車の中の電球から出た光が | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, 北北西に進路をとるとした場合、とうもろこし畑で光速の99%で飛行する ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) 複葉機に追われて訪れたラシュモア山の大統領の顔がイルミナティの l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 いやまて複葉機に襲われたのはカプリコン1つまり月面着陸など無かったのだ! | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / そしてこれは総論ではない!各論に過ぎないんだ!そ、そうか!そうだったのか! 966 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 03 07 02.18 ID ld12LUcF0 962 科学が宗教の代わりを担うんなら歓迎する死ね 967 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 03 08 49.98 ID ld12LUcF0 あ!そろそろ流星見に行かないと 968 :に:2012/08/13(月) 03 11 01.22 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 「不確かなものへの矛盾点」が `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ 相似したまま 事例に転化してしまっているんだ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ そしてこれは総論ではない!!各論なんだ!! 、 `,-_-ュ u /| ∠ 絶対的ではなく、相対的な、すなわち形而上としてのふいんきが ヽ`┴ //l\ |/\∧ / デカルト的にコギト的にコペンハーゲンでスリットを通ると仮定すると --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ チューリングマシーンの階差エンジンがザルツブルグ立方体の四次元立体的な く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ すなわち超ひも理論と泡宇宙がリーマン予想によると特異点定理における 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) 鉛筆の倒れる方向が光速の99%の速度で東に走る電車の中の電球から出た光が | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, 北北西に進路をとるとした場合、とうもろこし畑で光速の99%で飛行する ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) 複葉機に追われて訪れたラシュモア山の大統領の顔がイルミナティの l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 いやまて複葉機に襲われたのはカプリコン1つまり月面着陸など無かったのだ! | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / そしてこれは総論ではない!各論に過ぎないんだ!そ、そうか!そうだったのか! 不確かな月面着陸への矛盾点が不確かな火星着陸におけるOJシンプソン裁判の不確かさと相似したまま事例に転化してしまっているんだ! 陪審制、そして司法制度を操るイルミナティこそがコソ加工物を秘匿している!三田光一が念写した月の裏側には月面着陸線が写っていない! そ、そうか、これで全てが 969 :に:2012/08/13(月) 03 14 18.52 ID jenFyYnM0 ,ィィr-- ..__、j ル! { `ヽ, ∧ N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨ ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ `ニr‐tミ-rr‐tュ ≧rヘ お、お、、、、おまんこ!! {___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 、 `,-_-ュ u /| ∠ ヽ`┴ //l\ |/\∧ / --─‐ァ | `ニ--‐ ´ / |`ー ..__ `´ く__レ1; ; ; ; 、 / __ | ,=、 ___ 「 ∧ 7; ; ; | ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) | | .V; ; ; ; | /. .|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ! | . . l;; ; ; ; |/. . . ||=|=; | | | | .l / 〃 )) l | . . . l; ; ; /. . . . | ! ヽ \!‐= l/ ` lj 7 | | . . . .l; /. . . . . .! ヽ \ | l / 970 :考え中 ◆qkyqkJSnzU [sage]:2012/08/13(月) 03 21 36.57 ID s45T5ecx0 童貞かw 971 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 03 22 02.70 ID XzNWl+uG0 この腐敗したスレッドにご不満の住人のみなさん、よろしければこちらで 幽霊について持論を述べてください。基本的に頭の悪い否定派はスルーされますがw ■□■ オカ板批評 第3巻 ■□■ http //toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1339163880/l50 972 :に:2012/08/13(月) 03 38 23.15 ID jenFyYnM0 ていうかどうせアホの水銀だろ 死ねばいいのに 973 :本当にあった怖い名無し:2012/08/13(月) 05 04 12.64 ID Tolt4u0XO 手段が目的と化している ようするにいないって事だなw 974 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 24 51.73 ID SnZDFjIA0 埋め 975 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 25 32.28 ID SnZDFjIA0 埋め 976 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 26 30.79 ID SnZDFjIA0 埋め 977 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 27 03.77 ID SnZDFjIA0 埋め 978 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 40 01.75 ID 7dfzNh7e0 埋め 979 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 40 32.55 ID 7dfzNh7e0 埋め 980 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 41 03.86 ID 7dfzNh7e0 埋め 981 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 42 22.97 ID XdnLsikm0 埋め 982 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 42 54.00 ID XdnLsikm0 埋め 983 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 43 25.24 ID XdnLsikm0 埋め 984 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 43 58.53 ID m/3RTBty0 埋め 985 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 44 29.58 ID m/3RTBty0 埋め 986 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 45 00.48 ID m/3RTBty0 埋め 987 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 45 44.70 ID nHjN9ClE0 埋め 988 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 46 15.70 ID nHjN9ClE0 埋め 989 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 46 46.71 ID nHjN9ClE0 埋め 990 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 50 26.13 ID t0Q8Mzep0 埋め 991 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 50 56.90 ID t0Q8Mzep0 埋め 992 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 51 27.65 ID t0Q8Mzep0 埋め 993 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 52 37.64 ID AtWQ2p4w0 埋め 994 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 54 20.73 ID 7dfzNh7e0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 995 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 54 51.97 ID 7dfzNh7e0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 996 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 55 39.98 ID 5XGRGavi0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 997 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 56 11.69 ID 5XGRGavi0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 998 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 56 42.53 ID 5XGRGavi0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 999 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 57 30.64 ID u685cC3s0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 1000 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/08/13(月) 08 58 01.55 ID u685cC3s0 生きブタの目を抜くネット社会 儲けた者が勝ち 1001 :1001:Over 1000 Thread γ ( _ノ / __ ,、 " . ` 、 i`ー _ , . l| !| i""!| } }i |{ !j 〈| J |! }j } _ノ;し i} {J | ,、-,、 ハ- 、 ( .( 、_ _ ,ノ ノ i ) ,、 ""`ー---‐ "フ、_ - _,、 - " ( _ ,、 "  ̄ `ー--─ " 千本目の蝋燭が消えますた・・・ 新しい蝋燭を立ててくださいです・・・