約 60,141 件
https://w.atwiki.jp/kaikocyu19012001/pages/43.html
政府間交渉略図第一次訪朝実現まで①ミスターx→外務省へアプローチ 2001.9 北朝鮮国防委員会の所属の軍関係者ミスターx、「たった10人のことで!」で有名な槇田邦彦アジア太平洋州局長に接触。この後任が田中均氏。政府全体にはxに対する不信感があった ↓ 10月 ミスターx→田中均 福田康夫官房長官:よくわからないが慎重にやろう 野上義二外務次官:同時多発テロへの対応が優先、田中真紀子外相のもとでうまくやれるか・・・ ②2001年12月22日、中国EEZ内で不審船(=北朝鮮の工作船である)沈没事件 x:核と弾丸ミサイルは米国との問題で日本関係なし 田中均:↑も安全保障にかかわるんだが・・・。それが進展しなければ日朝関係も進まないよ ここで北朝鮮の宗主国中国での日本の不審船引き揚げについて、xが黙認したため、これは本気かもしれんという感触を得た 田中均:中国の軍艦に囲まれたらまずいんで・・・ 防衛庁幹部:さっさと引き揚げ汁! 結局福田官房長官が中国と調整して02年9月11日に引き揚げ ③2002年1月29日 米ブッシュ大統領「イラン・イラク・北朝鮮は悪の枢軸」発言 つまりこの3国には軍事も含めてあらゆる選択肢を排除しない。 ④2002年2月12日 北朝鮮、元日経新聞記者を解放田中均:X、あなたが信用できる人物なら、証として無条件解放してあげなさい xは条件をのんで解放 ↓ 田中均:条件が整えば、総理の訪朝もあり得る x:いくらだ x:私は命懸けだ。田中さんも我々と戦争する?ここで、植民地支配の「補償」額を具体的に示させようとしたが、日本側の条件を受け入れさせるべく、小泉の方針を示してxを説得・拉致の事実を認めて謝罪し、被害者の情報を出す ・過去の清算に対して、北朝鮮側が戦前・戦中の財産請求権を放棄し、経済協力で解決する=韓国と同じ小泉純一郎首相:日本人を拉致した事実を北朝鮮が認めて謝罪し、拉致被害者の情報を明らかにすることが国交正常化の前提条件だ。絶対に譲歩するな!譲歩してまでやる気はない、もう一度言ってきてくれ ⑤2002年5月8日 日本総領事館で脱北者5人が中国に連行xは小泉首相の条件を飲まなかったが、7月には大筋で合意した小泉純一郎首相:拉致被害者が一人でも帰国できるなら、私が平壌へ行こう! ⑥02年7月31日 ASEAN地域フォーラム ブルネイ日朝外相会議6月に、北朝鮮が韓国高速船へ銃撃した事件で韓国に「遺憾の意」を表明。これに対して田中均は「こんな時期にこれは困る」とxに要求してこのフォーラムが実現 田中均:小泉首相の訪朝を正式ルートに乗せるためのステップとして機能している白南淳外相:(川口順子外相に)近くて遠い国が、近くて近い国になりましたね ↓ところが、北朝鮮から法外な補償額をぶつけられ、日本は最終的に過去の植民地支配の謝罪、「拉致」文言の削除で譲歩せざるを得なくなった。 この形で日朝平壌宣言の原案を作成 小泉首相:外務省でこの件を知っているのは外相、次官(野上の後任竹内行夫氏)、田中、平松(北東アジア課長)の4人だけだな。絶対、それ以外には話すな8月21日 外務省の幹部会議(場所は次官室)、ここではじめて外務省に原案を見せる 田中均:秘密裏にやって申し訳ない 谷内正太郎総合外交政策局長:拉致の文言がないじゃないか・・・ 田中均:それは別途、やってますから 海老原紳条約局長:こんな大事なものを何で私に説明なしにやるんだ 田中均:首相の指示ですから9月17日当日これを知らされた安倍晋三官房副長官は唖然とさせられたという ⑦2002年8月26日 日朝外務省局長級協議 北朝鮮の日本重視の姿勢 8月24日田中均、林景一条約局審議官に小泉メッセージ「日本は日朝国交正常化と日朝間の諸懸案の解決に真摯に取り組む。北朝鮮も真剣に、誠意をもって取り組んでほしい」が伝わる 馬哲スアジア局長:小泉首相に訪朝していただけるなら歓迎する 田中均:拉致問題が進展しない限り、日本の北を見る目は厳しい ↓ 協議終了後、北朝鮮外務省で姜ソク柱第1外務次官との会議。以下のセリフでますますいけるぞと手ごたえ 姜ソク柱:小泉首相のメッセージは、特別列車で移動中の将軍様に伝えました 平壌で田中均は記者会見、以下3つの方針 ・時限性―国交正常化交渉再開の是非を1カ月以内に出す ・包括性―過去の清算を他の懸案と一緒に解決する ・政治的意思―両首脳による政治的判断で日朝間の懸案事項に取り組む ⑧米国との調整2002年8月1日 ブルネイ日米外相会議 パウエル国務長官:(川口外相に)北朝鮮には従来と違う核疑惑がある ↓ 8月27日小泉本人が来日中の、アーミテージ国務副長官、ベーカー駐日米国大使に言う。当然米国内では核抜きで正常化など懸念が広がったが ブッシュ大統領:ジュンイチロウが決めたことだから(それ以上言うな)
https://w.atwiki.jp/daimin/pages/22.html
商名(カタカナ) ハタム・ゴーブ (アラビア文字) خاتمالانبیا 種類 公開企業 事業 工業、建設業 設立 2020年2月11日 従業員数 40000人(推定) 代表者 アブドレザ・アベド 上部組織 イスラム防衛軍 今までに行った主な事業 パートナーのエスファハーン・スチール・カンパニーと3億ユーロの政府予算でスヴェルドロフスク州とチュメニ州の610kmの鉄道プロジェクト 北海排水場建設(2020年大明進国家開発基金1億ユーロ) ドネツク・クルスク製鋼所(6億1000万ユーロの利益)
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2434.html
251 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 38 25 気分転換に書いていたAEUvsEU正統政府モノが完成したので、一応5分後に投稿します。 注意 私は軍事の素人であり、架空戦記もそんなに読んだりしていませんのでツッコミどころが多数あるとは思います。 そもそも気分転換に書いたものですし。 EU正統政府は大半がロクデナシ オセアニアの諜報組織凄い ということで多少はこじつける感じでお願いします。 252 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 43 25 ユーロ・アフリカ戦争 中東戦線 ユーロ・アフリカ戦争(別名:アフリカ解放戦争)とは、アフリカ大陸の過半を領するEU正統政府が AEU領イベリア半島、イタリア半島、バルカン半島及びパレスチナ王国に侵攻して始まった戦争である。 EU正統政府軍の侵攻部隊はイベリア方面軍、イタリア方面軍、バルカン方面軍、中東方面軍の四つであったが、 このうちもっとも戦果を上げたのはEU正統政府が最も期待していなかった中東方面軍であった。 その要因としては、 中東のAEU領は旧EU時代に欧州に比べて冷遇されており、その分オセアニア諜報組織が浸透していたこと。 中東のAEU領には旧EU時代からの有能な政治家やユーロブリタニア貴族がおらず、人材的に劣っていたこと。 中東のAEU領には有力な軍事力を擁する国家は存在せず、増援を送ることが可能な国からも遠かったこと。 EU正統政府の有能な将帥は大半が冷遇されていたが、政府から最も地味な戦線を思われていたので彼らが投入されたこと。 等が挙げられる。 では、その中東方面軍がどのような道程を辿ったのかを見ていくとしよう。 253 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 44 38 1.戦前の情勢 アドルフ・ヒトラーがユーロブリタニアとの統合を決定して以降、列強の一角EUは二つに分裂することとなった。 一つはヒトラーらEU主流派とブリタニア大陸より帰還したユーロブリタニアが統合した、欧州を治めるAEU。 もう一つは、ユーロブリタニアを認めないEU反主流派によって設立された、アフリカを治めるEU正統政府。 国力ではEU正統政府が劣勢であったが、彼らには合衆国オセアニアが影から支援を行っており、 EU正統政府首脳部もまた意気旺盛であった。 両者は相容れぬ関係であり、いつ軍事衝突してもおかしくないことは誰もが承知していた。 AEUはEU正統政府の攻撃を予期していたものの、それへの対応以外にもやらなければならない事が多かった上に オセアニアの策動により各地に潜伏する共和制シンパの狩りだしも上手くいっていなかった。 よってしばらくは攻撃が予想される地域に軍を集中し守りを固めつつ、反乱分子の排除を進める他なかった。 一方のEU正統政府首脳部は欧州に解放軍(EU正統政府主観)を送り込めば、 民衆は歓呼してEU正統政府軍を迎え進んで協力するであろうと根拠の無い自信を抱いていた。 オセアニアの協力もあり相応の軍事力とそれを支える兵站能力を持ち各地に工作員を送り込んだ彼らであったが、 何年も経てばAEUは体制を固めるであろうから、早期に戦争に打って出るべしという意見が主流であった。 (もっとも、それは名目で本心では失った地位や利権を取り戻したい・ユーロブリタニアに欧州ででかい顔をさせるのが我慢ならない・そもそもアフリカになどいたくない等々の個人的な理由で早期の侵攻を望む者も多かったのであるが。) しかしながら軍事力そのものはAEUが上回っていることも承知しており、 その分は謀略に長けるオセアニアの協力の下、 各地の工作組織を使って武装蜂起やテロを行わせAEU軍を撹乱、足止めさせて補うとされた。 よって、開戦後のAEU領各地では扇動された共和主義者が蜂起する。 特に広大な為に付け入る隙の多い旧ロシア自治州では、清経由で工作が行いやすかったこともあり各地で反乱が発生。 中核部や軍事基地周辺などは問題なかったものの、辺境では共和制シンパに占拠される地域も出ることとなった。 254 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 45 48 2.EU正統政府の戦争計画 EU正統政府軍の欧州解放作戦『ジャッジメント』の一翼を担う中東方面軍の作戦は『ケンタウルス』作戦と命名された。 計画段階において、中東方面軍はまずパレスチナ王国を占領し、そのままレバノン、シリア、トルコと北上して その後は一軍をもって西進させバルカン方面軍と握手、主力は共和制シンパの蜂起で混乱するコーカサス三国を攻め落とし 共和制シンパによって『解放』されたロシアの北カフカース地方へ入城するという作戦を行うことになっていた。 この計画の問題点として、パレスチナ王国を攻撃することにより パレスチナが属する西アジア条約機構(WATO)の参戦を招くことになるという意見が挙がったが、 西アジア条約機構軍の多くは長きにわたる平和によって弛緩している上にまともなKMFが存在せず、 独自に開発したKMFもどきの機動兵器バミデスを持つのみであり、 また盟主サウジアラビア王国は数年前に強力なカリスマをもって中東を纏めてきた国王を亡くしており、 中東第二位の国力を持ちサウジアラビアとは仲の悪いイラク王国が独自の動きを見せ始めていたことから 戦えば必ず勝てると考えられ、むしろ西アジア条約機構を屈服させ財産を巻き上げ、肉壁を用意させようという結論になった。 (パレスチナを通らず海路を用いてレバノンへ上陸するという手段もあったが、大半の輸送船が他の戦線に回されてしまっている為現実的ではなく、結局AEU海軍に周辺海域の制海権を握らせない程度の海軍が投入されることとなった。) 中東方面軍の計画は変更され、パレスチナを制圧しレバノンとシリア南西部を攻略した後は同地周辺の維持に注力し、 主力をヨルダン王国に侵攻させてそのまま南下しサウジアラビアを攻撃、西アジア条約機構を屈服させ、 その後にAEU領への進撃を再開するとされた。 また西アジア条約機構加盟国でまともな軍事力を持つのはサウジアラビアとイラクのみであることから、 イラク政府に接触してサウジアラビアに代わる中東の盟主の座をちらつかせて味方へ引き入れる、 それがかなわなくともイラクにおける共和主義者の蜂起を偽装してイラク軍が遅れる名目を作り、 事実上の不参戦に持ち込むこととされた。 (西アジア条約機構加盟国全てを占領下に置き収奪と奴隷化を行うべしという意見もあったが、一時的ならともかく恒久的な中東全域の占領には兵力が不足しているとされ見送られた) 255 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 47 04 3.EU正統政府軍の攻勢 EU正統政府軍がAEUに宣戦しイベリア・イタリア・バルカンで同時攻勢に出たのに遅れて、中東方面軍は北上を開始した。 まさか自分が攻められるとは夢にも思っていなかったパレスチナはたちまち制圧され、 EU正統政府軍はそのままAEU領レバノン・シリアへと雪崩れ込む。 シリア・レバノンは元々国力があるわけではなく、ユーロブリタニアに属する貴族もいなかったことから軍事的には弱体であり、 一応EU正統政府軍の侵攻に備えてAEU連邦軍が配置されていたものの、 エジプトのEU正統政府軍が動くこともなければ同地で共和主義者が蜂起することもなかった為、 バルカン半島への攻撃や北方の混乱への対応の為に大半が移動してしまっていた。 オセアニア諜報部(EU正統政府諜報部に非ず)の活動によって EU正統政府は西アジア条約機構の参戦によってAEU軍が中東経由でEU正統政府軍の側面を突くことを恐れており、 中東方面軍にも十分な数の輸送船が配備され、それを用いて強襲上陸を行ってくるとの偽情報を信じ、 海軍さえ置いておけば多少陸軍を手薄にしても防御施設を用いての防衛が可能と判断されたことも大きかった。 パレスチナが攻撃されるとAEUは慌てて両国の防御を固めようとしたが、 北カフカースを占拠した自称『カフカース共和政府』が混乱が続くコーカサス三国への介入の構えを見せたことと、 オセアニアの扇動による共和主義者の蜂起によってレバノン・シリア南部への兵力移動は困難を極めた。 結局AEU軍は残っていた兵力のみでEU正統政府軍を迎え撃つこととなったが、 レバノン・シリア軍と少数の連邦軍だけではEU正統政府軍の攻勢を押し止めることはかなわず、 多くの防御施設も海上からの攻撃に主眼が置かれ陸軍の北上には無力であった。 レバノン・シリア両軍主力を粉砕しダマスカスを落としたEU正統政府軍は、 レバノンとシリア南西部の守りを固めると、守備部隊を残してヨルダン王国へと侵攻した。 既にイラク政府との取引は終わり、味方には引き入れられなかったが事実上の不参戦に持ち込むことに成功していたのだ。 数でも質でも勝るEU正統政府軍は抵抗するヨルダン軍を蹴散らし首都アンマンを占拠するが、 その頃ヨルダン南東部にはサウジアラビア軍を中心とする西アジア条約機構軍が展開していた。 彼らは砂漠地帯で地の利を生かしてEU正統政府軍を食い止め、さらなる進軍を阻む。 加えて中東方面軍の後方をゲリラ的に襲撃して補給線を荒らす手段に出た。 元々中東方面軍は他方面の部隊に比べて兵器の質が低い。 AEU軍もまた中東には比較的旧式の兵器が配備された部隊を置いていたのでAEU軍との戦いでは問題なかったのだが、 中東方面軍の兵器には西アジア条約機構軍の地の利を覆すだけの力が無かった。 また、補給面でも最も優先順位は低く扱われており、その上補給線を荒らされたので本来の実力を出せなくなっていた。 最新型のKMFが多数配備されていれば、補給が万全であれば、西アジア条約機構軍を退けるのも不可能ではなかっただろう。 しかしそれは、EU正統政府の高官たちに疎まれている中東方面軍の将軍たちにはどうにもならないことであった。 また、そもそも中東方面軍にとって西アジア条約機構軍との戦闘は寄り道のようなもので、本命はAEU領への侵攻であることから、 西アジア条約機構軍との戦闘で無理をして戦力を消耗したくないという心理も攻勢を鈍らせていた。 EU正統政府軍はどうにか敵軍を突破しようとするも、西アジア条約機構軍は天候にも助けられ善戦を続ける。 一向に好転せず時間が経つばかりの戦況に、 中東方面軍参謀長のエラン大将はここで時間を浪費するより主力をシリアに戻して北上を再開すべし、 西アジア条約機構軍は守勢には強くとも単独で本格的な攻勢に出る力はないのだから ある程度の守備隊を置けば放置して構わないはずと進言するが、 中東方面軍司令官のガムラン上級大将は西アジア条約機構如きに引き下がっては弱兵と侮られると却下し、 正面からの攻勢を続行させるが、戦果は上がらず戦況は膠着する。 256 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 48 44 4.AEU軍の反撃 こうして中東方面軍が砂漠に足を取られている頃、他方面のEU正統政府軍は敗走しつつあった。 イタリア方面軍はAEU軍に手も足も出ず、イタリアへの攻勢はドイツ軍やイタリア軍に活躍の機会を与えるだけに終わる。 イベリア方面への侵攻も失敗に終わり、バルカン方面軍はまだ欧州で戦っていたが、 体制を整えたAEU軍は続々と前線に増援を送りこんでおり、いずれ地中海に叩き落されることは確実であった。 慌てたEU正統政府は少なくとも負けてはいない中東方面軍から部隊を引き抜き、他の戦線に充てさせたが、 兵力減少した中東方面軍では疲弊の色を見せ始めた西アジア条約機構軍を撃破することは出来ず、 かといって主力を北上させても既に北シリアには有力なAEU軍が展開し、 ダマスカス奪回の為に南下しているという状態であったから守勢に回らざるを得ない、という手詰まり状態に陥ってしまった。 周辺を荒らすはずだったカフカース共和政府も、チェチェン人等の少数民族の抵抗組織によって思うように動けないまま 周囲の共和主義組織共々AEU軍に鎮圧されつつあり、中東方面軍は孤立無援となりつつあった。 それでも尚意地になって攻勢を命じるガムラン上級大将の下、 西アジア条約機構軍との戦闘に拘泥する中東方面軍司令部に凶報が飛び込んできた。 AEU連邦軍がヨルダン東部に出現、さらにイラク軍が進撃を開始したのだ。 257 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 49 42 5.中東方面軍の後退 EU正統政府軍と手を結んだかに見えたイラク王国であったが、それは偽りであった。 イラクはサウジアラビアを嫌ってはいたが、それ以上にEU正統政府への不信感が強く、 白人至上主義の傾向にあるEU正統政府に西アジアを委ねることを良しとしなかったのだ。 イラクはEU正統政府と取引したように見せてサウジアラビア及びAEUと連絡、 密かにAEU軍を中東に招き入れ、タイミングを見計らってEU正統政府軍を横から殴りつける手はずになっていた。 無論中東方面軍にしてもイラクを全面的に信用していたわけではなかったが、 予想以上の奮戦を見せる西アジア条約機構軍や劣勢の他方面の友軍に気を取られ、イラクへの注意が疎かになっていたのだ。 これはこれまで諜報面でEU正統政府を支援してきたオセアニアが、 EU正統政府軍の不甲斐なさにEU正統政府を見限り、非協力的になっていたのも大きかった。 地理の不案内なEU正統政府軍は、イラク軍の助力を得て密かに接近していたAEU軍に気づくのが遅れた。 急遽アンマンから出撃したブレジェン少将が遅滞戦術を行い時間を稼いでいたが、 このままでは中東方面軍主力の後方拠点となっているアンマンの陥落は不可避であり、 中東方面軍主力はサウジアラビアへの侵攻を断念してアンマンへと後退した。 幸い西アジア条約機構軍に本格的な追撃を行う余力はなく、AEU軍より先にアンマンに到着することができたが、 AEU軍の増援はトルコ・シリアからイラクを経由して続々と進軍中であり、 中東方面軍司令部はアンマンの防備を固め立て籠もるか、放棄するかの決断を強いられることとなった。 アンマンは中東方面軍にとってサウジアラビア侵攻の為の後方拠点でしかなく、その防備は整備されているとは言い難い。 中東方面軍主力が籠れば接近中のAEU軍とイラク軍の兵力では攻め落とせないだろうが、 このままAEU軍の兵力が増大していけばどうなるかは分からない。 そもそもアンマンはEU正統政府軍にとっては死守しなければならない土地ではなく、 アンマン保持の為に兵力を擦り減らすのは中東方面軍司令部にとって避けたいところであった。 しかし中東方面軍の兵士たちは西アジア条約機構軍との戦闘と砂漠での強行軍によって疲弊しており、 迅速な撤退が可能とは思えず、撤退を強行すればAEU軍の追撃によって大損害を被るおそれもあった。 この時、中東方面軍主力は損害覚悟で撤退すべきであったのかもしれない。 しかし、ガムラン上級大将はこのまま撤退しても本国で責任を問われるだけではないかとの思いから決断できず、 中東方面軍主力は撤退の機会を逃すこととなる。 258 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 50 27 6.中東戦線の集結 AEU軍とイラク軍がアンマンへの攻撃を開始した頃、戦争全体の戦況は完全にAEUに傾いていた。 バルカン方面軍を撃破し欧州からEU正統政府軍を駆逐したAEU軍は逆侵攻に入り、 北アフリカ各地にAEU軍が上陸していた。 兵力を消耗し侵攻などできる状態ではなくなったEU正統政府は、中東方面軍に中東からの完全撤退を命じるが、 アンマン攻撃軍にはAEUの後続部隊は元より休息・再編成を終えた西アジア条約機構軍主力まで加わり、 アンマンに容赦のない攻撃を浴びせていた。 中東方面軍主力はそれを防ぐのに手一杯で撤退の準備をするような余裕はなく、 無理に撤退などしたらそのまま全軍潰走となりかねず、撤退したくてもできない状態に陥っていた。 こうして打開策のないままひたすら守りを固める中東方面軍主力にも、最後の時が訪れる。 AEU軍の猛攻に耐え続けていたシリア戦線がついに崩壊。守将オルリー大将は討死した。 シリアのAEU軍はそのまま南下してパレスチナに侵入。退路と補給線を断たれた中東方面軍の命運は決した。 パレスチナよりAEU軍が出現するに至り、ガムラン上級大将は抗戦を断念し降伏勧告を受諾。 EU正統政府中東方面軍は消滅した。 この頃AEU軍は既に北アフリカの過半を制し、EU正統政府は裏切り・投降が相次いで崩壊が始まりつつあった。 汚名に塗れたEU正統政府の歴史の中で、中東方面軍の戦歴は唯一輝きを放つものであり、 中東方面軍の将帥たちは(一部を除いて)我欲によってEU正統政府に参加したのではなく、 武人として古きEUに殉じた者たちであったと評された。 259 :トーゴー:2014/04/10(木) 23 58 58 以上です。 中東戦線しか書かなかったのは、他の戦線はわざわざSSに描くほどマトモな戦争になってないからです。 イタリア戦線なんて本編でも書いてあるようにドイツ・イタリア無双ですし。 あ、ドイツはともかくイタリアが無双した理由としては諸説ありますが 一説には、イタリアで大人気のアイドルグループが設立にドゥーチェが関わっていた為に EU正統政府軍に酷い目に遭わされるかもしれない、という噂にイタリア兵たちが奮起した為と言われています。 オセアニアが欧州各地に潜り込ませた組織を派手に暴れさせたのは、 AEUのEU残党狩りにオセアニア勢力下の組織が巻きこまれることを嫌い、 派手に暴れさせつつも一部の組織には潜伏を命じ、 これだけ大規模に暴れたのだから手駒を全て動かしたのだろうとAEUに思わせる為という目的もあります。 そう上手くはいかなかったのですが。 ちなみにサウジアラビア軍を指揮していたのはオズの宰相閣下です。 また、オルリー大将を討ち取ったのはオルフェウスだったりします。 何故彼がAEUにいるのかは後々…
https://w.atwiki.jp/stella_gerlit/pages/20.html
最高評議会は周防連合星間政府の国権の最高機関であり、周防連合星間政府そのものである。 概要 周防の最高機関であり、国権は憲法上最高評議会にある。 構成員は七名で構成されるが、成立以降リズムゲームサークル「RUIKA」のメンバーが独占しており同サークルによる独裁体制である。 また、構成員はそれぞれ党・行政・立法・情報・警察・司法の六機関の長を兼ねている。 実力均衡のため、それぞれが武装組織を持っているが、本人が隔絶した強さを持つ湊川真、宵崎詩の実力が高い。 構成員 名前 画像 担当 傘下軍事機関 その他 湊川真 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (湊川 真.png)(*1) 党 党武装行動部門 最高評議会議長 宵崎詩 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (宵崎 詩.png)(*2) 警察 特別武装警察 最高評議会副議長 花畔乃々衣 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (.png)(*3) 行政 内務省特務隊 最高評議会議長代理 海崎歩乃華 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (海崎 歩乃華.png)(*4) 司法 憲法擁護局 空野御伽 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (空野 御伽.png)(*5) 立法(上院) 上院特殊警備部門 宇野翔也 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (宇野 翔也.png)(*6) 立法(下院) 下院特殊警備部門 小鳥遊結愛 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (小鳥遊 結愛.png)(*7) 情報 諜報局特殊行動部門
https://w.atwiki.jp/hamaosenmatome/pages/191.html
http //www.news24.jp/articles/2012/03/13/04201819.html 震災がれき、再利用含め処理急ぐ方針~政府 2012年3月13日 13 16 政府は13日、がれき処理に関する初めての関係閣僚会合を開き、東日本大震災で発生したがれきのうち、放射性物質の値が低いものについては防潮林などに再利用することも含めて処理を急ぐ方針を決めた。 野田首相は13日朝、災害廃棄物処理の推進に関する関係閣僚会合で、「がれきを再生利用し、将来の津波から住民を守る防潮林や避難のための高台を整備し、後世に残していきたいと思います」と述べ、災害がれきを再利用し、防災対策にも活用するよう指示した。 政府は、宮城県と岩手県のがれきについて、今週中にも、東北の被災3県を除く都道府県と政令市に対して法律に基づく文書で受け入れを要請する方針。 また、平野復興相は13日朝の会見で、被災地での雇用の確保や被災した企業の再生などを促進するために、経団連などと連携して「企業連携推進室」を設置することを発表した。民間から20人が非常勤の職員として入り、企業誘致などに当たる。
https://w.atwiki.jp/peaceonpeace/pages/97.html
去る11月7日、安倍政権になって初めての政府税制調査会(政府税調)が開かれた。具体的な議論はまだまだこれからだが、何よりもわたしが驚いたのは、新しい政府税調の体制である。なぜなら、そこには革命的とも言うべき変化が起こっていたからだ。 そもそも、政府税調の目的というのは、幅広い層の意見を聞きながら、大所高所から公平・中立・簡素な税制を検討、提言するというものである。そのために、経済界、労働界、消費者など、国民各層から人びとを集め、どろどろとした利権を離れて意見を戦わせるという建前をとってきたのだ。そして、中立的な立場で審議した結果を、年度ごとに「年度答申」としてまとめ、3年間の審議の結果を「中期答申」として提言する。 このように従来の政府税調は、実際はともかくとして、少なくとも建前は中立機関であった。しかし、今回の政府税調を見ると、明らかに中立性を失い、官邸主導へと変質したことが見て取れる。
https://w.atwiki.jp/fund-news/pages/49.html
#blogsearch2 #technorati #bf
https://w.atwiki.jp/porepole3/pages/56.html
先立って募集された6万人の編成が終了しました。各種行政窓口、及び警察組織が再開されます。 これらは新旧両市街を中心に設置され、随時範囲の拡大を行っていきます。 以前と役所の場所が違う所もありますので、希望者には一覧を纏めたパンフレットを配布しています。ご利用下さい。 ちなみに一番最初の作業は、職場の掃除でした。 なお、警察組織の名を騙る行為は、場合によっては重罪となります。ご注意下さい。
https://w.atwiki.jp/miraitatihe/pages/2.html
リンクフリーです! どんどん宣伝してください! 政府広報新聞広告例 ※紙面写真はここをクリック 『YAHOO JAPANで 「未来たちへ!」と 検索して下さい。 』って? なぜ検索エンジンを 一企業に特定するのか? 一面広告など その他の新聞広告 (政府公式ページ) でも同様です。 ※朝日新聞では投書欄で 広告への苦言が あったようです。 あなたの感想は? コメントコーナー↓ これは国税をつかう事じゃない 党の金でやるべき -- 名無しさん (2010-06-21 14 15 17) 官房機密費ってこういうことに使ってるん? -- ヤプー (2010-06-21 14 26 39) 本当に選挙の事しか考えてないんですね。 -- 名無しさん (2010-06-22 16 00 00) 今日はこのまとめサイト名ヤフー検索でモバイル版だけは出るようになった! -- 名無しさん (2010-06-27 01 56 03) ルールなど守るつもりはないのでしょう。自分達がルールのつもりだからhttp //www.yamatopress.com/c/1/1/2722/ -- 名無しさん (2010-06-27 16 53 08) 28日現在まとめサイト名のヤフー検索は反映されていますね。ヤフーでの政府広報掲載期間があさってでくぎりっぽいからいまさらですが。もっとも肝心の「未来たちへ」検索は操作入ったままw -- 名無しさん (2010-06-28 19 01 22) 今日も男レンタル♪(*´ω`)♂ http //ylm.me/ -- age (2011-11-29 19 08 18) 社保と税の一体改革の宣伝も政府広報でやり始めた 法案通ってないのにやるべきではない -- 名無しさん (2012-09-13 13 39 39) 名前 コメント 【このページの閲覧者】 総数 - 人 昨日 - 人 今日 - 人
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55164.html
登録日:2023/11/13 Mon 01 36 17 更新日:2024/07/13 Sat 00 35 59 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 ONE PIECE ONE PIECE用語項目 レヴェリー 世界会議 世界政府 世界政府加盟国 世界政府非加盟国 人権 人頭税 加盟国 君主制 天上金 独裁国家 王政 貧富の差 非加盟国 革命 憎むなよォ!? これが世界!! 教えとく!! 人類は“下”を作って生きてきた!!お前ら非加盟国を見下すことで!! 皆生きていけんのよ!!! “差別”とは“安堵”だ!!!この国で何人死のうが法にゃ触れねェ!! 〜とある海軍大将の発言〜 ここでは、漫画『ONE PIECE』に登場する世界政府加盟国・非加盟国について紹介する。 ●目次 【概要】 【加盟の条件と恩恵】 【非加盟国の実情】非加盟国の意外な側面 【関連用語】 【加盟国・非加盟国一覧】加盟国 非加盟国 元加盟国 加盟の有無は不明だが世界政府と良好な関係となっている国や地域 【概要】 作中の世界をまとめる国際組織「世界政府」に加盟する国々は作中の時代で170カ国以上に及ぶ。 作中世界では現実の地球と比べて圧倒的な海洋面積を誇り、島単位で王政を取り入れている国(王国)が多いが(*1)、技術水準や大海賊時代の影響で各地に出没する海賊の存在も相まって海外渡航は非常に困難となっている。 特に『偉大なる航路(グランドライン)』となると海賊以前に異常気象を始めとした常識外れな事象が当たり前のように起こるため、必然的に航海の難易度も上がるため島同士の交流も制限される。 そのため島ごとに独自の文化が発達しており、作中ではリトルガーデンのように他の島では絶滅している生物が生息している島など文化水準は様々で、現実世界の中南米文明を彷彿とさせる格好・文化をしているシャンディアはまだ地上で生活していた400年前ですら当時としても圧倒的に前時代的とされる生活をしていた。 作中では航空機や飛行船の類は一部を除いて全く存在しないため、島から島への移動や冒険は船で行われているが、多くの島・国では海外渡航ができるのは王族や貴族、一部の富豪等が海軍の護衛の下で行う場合に限られており、殆どの一般人は自国の軍や海軍に入隊するか海賊にでもならない限り生まれ育った島から出ることは滅多になく、海外の情報は新聞程度しか情報源がないため一般民衆が他の島々の情報を知る術は極端に少ない。 比較的国力のある国は独自に冒険団や商船団を組織しているが、偉大なる航路に存在する国が赤い土の大陸(レッドライン)を超えて新世界もしくは偉大なる航路前半部へ渡航する際には世界政府によるマリージョア横断の許可が必要で、東西南北の海にある国が偉大なる航路入りする際にも同じく世界政府の許可が必要となる(*2)。 【加盟の条件と恩恵】 諸外国が世界政府へ加盟できる方法は「天竜人への『天上金』を支払うこと」のみ。 加盟することで海軍による周辺海域の巡回や駐留基地を建設しての防衛などが行われ海賊に襲われにくくなったり同じ加盟国との交易なども行うことができる。 つまり一般的に世界政府への加盟は有益でお得なものである。 なお海賊の隠匿などは例え王族であっても当然重罪扱いとなるが、魚人島やウォーターセブンのように海賊が落とす金で成り立っている観光立国や産業都市の場合、その収益が天上金に繋がったり産業の発展が政府にとってもメリットになると判断されれば黙認される模様。 しかし仮に加盟できたとしても今度は天上金を支払い続けられるだけの国力と財力が求められる。 この時点で加盟国にはかなりの負荷がかかっており、中には天上金を支払い続けたために国家財政が破綻し、結果飢餓で滅んだ国もあるらしい。 なので「資金の工面」は加盟国にとっては急務であり、中には金を稼ぐために国民に重税を課して独裁に発展したり、戦争を仕掛けて財宝を略奪し天上金の資金に充てている国もある。 そして高額な天上金は海賊にとって格好の餌になるため、天上金を狙った略奪を働く海賊も普通にいる。 なお海賊に襲われ天上金を略奪され支払えない場合はどう扱われるのかは不明。 まあ作中の様子を見るに十中八九加盟国から除外されそうだが…… また、海軍が国周辺の防衛を行っていても、全く海賊に襲われなくなるわけではない。 というのも海軍基地は国内よりもその国の近海の島等に設置されていることが多く、海兵が常に国内に常駐しているわけではないため、基本的に国の要請を受けてから部隊が派遣される形となる。 また比較的錬度の高い本部海兵は偉大なる航路の海賊対応で手一杯のため、東西南北の海で現地支部では手に負えない海賊が暴れている場合はなかなか解決しないことがある(*3)。 例としてアーロン一味の東の海での活動は早い段階から知られていたものの、アーロン達は偉大なる航路で本部海兵相手に渡り合えるレベルの海賊な上に現地の海軍を買収することでその暴挙が海軍本部経由でジンベエに知られぬように根回しを行っていたため、コノミ諸島支配の実態が8年間も隠蔽されていた(*4)。 更に海軍は国内のトラブルなどには介入することはなく(*5)、海軍に何らかの要請を出す際には費用がかかるため、加盟国内でも国政に対する反発が高まっており、一部の国では革命軍の思想や支援を受けて反乱が発生している国もある。 【非加盟国の実情】 金欠や貧困などにより支払えない場合は「非加盟国」として扱われ、その国に対しての「人権」が失われる(*6)。 つまり『ONE PIECE』の世界において、世界政府に加盟していない国の国民は人に在らずという非人道的な暴論が罷り通ってしまっている。 そうなると海軍の保護が当然受けられなくなるが「じゃあ上納金を国防費に回して自分の国だけ海賊から守れればそれでいいのでは?」というとそうではなく、 そういった国は海賊だけではなく世界政府やその関係者からも味方ではないので攻撃対象にされる。 この辺ははっきり序盤から言い切られており、単行本第8巻で王下七武海の説明が初めて出た際に「彼らが攻撃・略奪していいと世界政府に認められた相手」が、 「(王下七武海以外の)海賊と未開地域」と言い切られていた。(つまり加盟してない国は海賊と同じ扱いである) 結果として中途半端に財力や人口がある国は王下七武海にカモにされたり、果ては世界政府直々に希少な亜人種でなくとも人攫いによる人身売買のターゲットに世界政府から指定され、最悪の場合天竜人が3年に一度開催する「先住民一掃大会」という名の人間狩りの対象となる弊害も負ってしまう。 逆に世界政府関係者たちから攻める価値がないような、弱小国はそれより弱いが弱小国には十分強敵の海賊や人攫いが蔓延る無法の島と化す。 後述のワノ国のようにこの2パターンではない非加盟国もあるが、それはそれで楽園ではない。 非加盟国の意外な側面 一方で政府の監視外にある点は常に勢力拡大を進める四皇のような大海賊達にとってはメリットとなっており、四皇達は非加盟国などのある島を自分達のナワバリ(勢力圏)とすることで他の海賊たちが手出しできないようにしている。 「海賊の支配下」になるのは一見悲惨なことのように見えるが、「名のある海賊のナワバリ」という肩書のお陰で他の海賊に襲われないというのは政府の庇護を受けられない非加盟国にとっては大きなメリットとなる。 ……しかしナワバリとした島に見返りを求めるかどうかはその海賊次第のため、支配する海賊によっては支配される前の方が遥かにマシだった事例も当然ある。 白ひげ率いる白ひげ海賊団は多くの非加盟国に一切の見返りを求めずシンボルを貸しており(*7)、「自分の縄張りで麻薬取引と人身売買に手を出したやつは殺す」と掟を課していた。 “ビッグ・マム”シャーロット・リンリン率いるビッグ・マム海賊団はリンリンが大のお菓子好きということもあり、大量のお菓子の納入と引き換えに多くの島をナワバリとしているが、納期通りにお菓子を納入できなければ殲滅される。 ワノ国はカイドウ率いる百獣海賊団の支配下に置かれ、貧困層はまともに食事にありつけない程のディストピアと化していたが、皮肉にもカイドウの存在そのものが他の海賊や国の支配を目論む世界政府を寄せ付けない抑止力となっており、政府直属の諜報機関『CP-0』が将軍と密かに取引を行うのみにとどまっていた。 【関連用語】 世界会議(レヴェリー) 4年に1度、世界政府の本拠地である聖地マリージョアに加盟国王を集めて世界中の種々の案件について討論する大会議。新世界編では丁度その世界会議が開催される年に当たる。 なお参加できるのは加盟国の中でも50カ国だけであり、その選定基準は不明。 会議期間は1週間で、王族がマリージョアに到着するまでの移動時間も含めれば更に非常に長くなり、その間海軍はマリージョア及びその付近の防衛に主要戦力を回すため、各国やその周辺の海は警備が手薄になる。 そのため海賊や国の無法者たちが国を襲撃する可能性が高くなり、海上で襲撃されれば王族の誘拐事件が発生する危険性もある。 更にマリージョアに集った王族同士はほんの少しでも相手の機嫌を損ねれば国同士の戦争に発展することもあり、会議や社交の場に世界貴族が介入すれば更に事態はややこしくなる(王族たちもあくまで「下界の王」であるため天竜人には逆らえない)。 また自国の資源や技術を脅しの道具に使って他国を都合よく操るうえ、貧富や宗教は各国で異なるため会議では結論が穏便に出ないものも珍しくなく、ガープはこれらの状況を踏まえて「円卓が泣いている」と評している。 とはいえガープは続けて「それでも血が流れていないなら自分は平和と呼ぶ」と言っているように、加盟国の大国同士が直接戦争するまでに至っていない時点でかなりマシではある。 天上金 加盟国が世界政府(というより世界貴族)に納める税金。 正確な金額は不明だがその額は膨大で、実際に一国が飢餓で滅んだ事例もあるため、世界貴族が一般民衆から憎悪の対象となる一因にもなっている。 なお、金額を決定するのはその国の国民の数であり、人口が多いほど天上金も多くなる。つまりは人頭税方式。 まともにやると、 天上金を稼ぐために労働力を増やし、国を豊かにする→人が増えたことで天上金が増える→それを賄うためにさらに労働力を増やす ……という悪循環が発生する仕組みである。 ただしここには抜け穴があり、人権を持たない奴隷は頭数に数えられない。 極端な話、「わずかな国民」と「大量の奴隷」という形ならば、国の力を落とさないまま天上金の額を落とすことができ、事実ソルベ王国のベコリ王はこのやり方を取ろうとしていた。(*8) これにより、「豊かな国が力を以て政府に歯向かう」「国民同士の結束が高まり反乱の機運が生まれる」ことを未然に防いでいる。 【加盟国・非加盟国一覧】 加盟国 ゴア王国 現在の君主はステリー(*9)。 東の海で最も美しいと呼ばれている国だが、その美しさは不要なゴミ全てを石壁の外に捨てる事で保たれているものである。 ゴミだまりのスラム街は不確かな者の終着駅(グレイ・ターミナル)と呼ばれており、治安は最悪でゴア王国貴族達に賄賂を贈っていたブルージャム海賊団が貴族の傘下の元で悪行を行っていた。 作中では天竜人来訪にむけての大掃除のため火が放たれることもあり、スラム街の住人も巻き添えをくらった(*10)。 他の国と比べると王族、貴族、一般市民、スラム住民の格差が明確(*11)。 そして何故か天竜人のことは「一生に一度お目にかかれるかわからない尊い存在」として敬っている。 主人公モンキー・D・ルフィや、革命軍総司令モンキー・D・ドラゴンの出身国。 ルフィの故郷であるフーシャ村も、辺境ながら一応この国に所属している。 ドラム王国→サクラ王国 偉大なる航路の前半のドラム島にある国。 君主はワポル→ドルトン。 かつては世界有数の医療大国として名を馳せた、麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーの故郷。 しかし名君だった先王の死後、父の後を継いで国王になったワポルが悪政を敷いて王宮お抱えの20人の医師団以外の医師(Dr.ヒルルクとDr.くれはを除く)が国外追放となってしまい、さらに黒ひげ海賊団の襲撃によりワポルが敗北・逃亡したことで王朝は崩壊。 その後、帰還したワポルがルフィによって倒され事実上の追放となった事に伴い、国名が現在の「サクラ王国」に改称され、君主にはワポル配下でありながら国民の信頼が厚かったドルトンが就任。 20人だった医師団も2年後には100人に増員されるなどかつての医療大国としての姿を取り戻しつつある。 アラバスタ王国 偉大なる航路の前半のサンディ島にある国。 君主はネフェルタリ・コブラ。 元麦わらの一味の船員ネフェルタリ・ビビの故郷。 島の殆どが砂漠であり、気温が高く乾燥した気候となっている。 偉大なる航路でも有数の文明国家で、歴代のネフェルタリ家国王によって善政が敷かれていたが、王下七武海のサー・クロコダイルに雨を奪われた為、干ばつが続き各地で反乱が勃発していた。 麦わらの一味によってクロコダイルが討ち取られ、雨も正常に降るようになったため反乱も収まり、コブラの指導の下、国内は急速に復興している。 作中に登場する国の中でも国土はかなり広く、19巻末に掲載された地図(全土ではなく一部)から推察するに、国の中央を流れるサンドラ川の幅が「50㎞」とビビが言っているため サンディ島は南北700㎞、東西1000㎞以上もあることになる。 これは日本列島の倍近いサイズであり、アフガニスタンがすっぽり収まるほどの面積となる。 モデルはエジプト。 リュウグウ王国 赤土の大陸にある世界政府の本拠地“聖地マリージョア”の真下、海底10000mにある魚人島にある国家。 君主はネプチューン。 住民はほぼ全員が人魚か魚人。 偉大なる航路の後半の海である『新世界』に入るには聖地マリージョアを横切るか魚人島を通り抜けるしかない為、海賊はまず例外無くこの地を通ることになる。 200年前に世界政府に加盟したが、世界会議へは作中開催された会議以外では1回しか参加しておらず、約16年前の会議には参加権はあった模様だが、フィッシャー・タイガーが起こした聖地マリージョア襲撃事件の影響で政府との関係が悪化したため参加できなかった。 作中ではホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団によるクーデターで王家滅亡の危機に見舞われたが、麦わらの一味とジンベエの活躍で新魚人海賊団は壊滅した。 ドレスローザ王国 偉大なる航路の後半の『新世界』にある国。通称"愛と情熱とオモチャの国"。 君主はリク・ドルド3世→"天夜叉"ドンキホーテ・ドフラミンゴ→リク・ドルド3世。 800年前までドフラミンゴの先祖であるドンキホーテ一族が統治している国であったが、同一族が世界政府創設に伴い聖地マリージョアへ移住したため、リク王家の先祖に王権を譲渡し国を去った。 しかし、10数年前にドンキホーテ一族の末裔であるドフラミンゴがドンキホーテファミリーを引き連れ帰還し、当時の国王であるリク・ドルド3世を排除して王権を再び握った。 ドフラミンゴの失脚後はリク王が再び国王に復位し、小人族の活躍もあって復旧していった。 モデルはスペイン。 花ノ国 西の海にある国。 君主はラーメン王というドジョウ髭と頭部に龍の刺繍を入れた男。ドレスローザ編で登場した首領・サイと八宝水軍の故郷。 モデルは中華人民共和国。 悪ブラックドラム王国 南の海にある国。 君主はドラム王国(現・サクラ王国)の元国王ブリキのワポル。 世界会議に出席するが、かつて裏切ったドルトンらをどう陥れるか考えている模様。 建国から2年弱にもかかわらず世界会議出席が認められているなど何気に凄い国でもある。 ブロデンス王国 偉大なる航路の後半の『新世界』にある国。 君主はエリザベロー2世。 城は彼をモチーフにしたデザインになっている。 世界会議にリク王と共に向かう。 サンバ王国 君主はムケッカ。 三度の飯よりサンバが大好きという陽気な人物で、マンボシ王子と交流のダンスをして意気投合。 おそらくサンバ発祥の地ブラジルが元ネタ。 ロシュワン王国 君主はビール6世。 娘だと思われるマトリョー姫はマトリョーシカさながらに同じ容姿だが、妹たちはどんどん縮小サイズになっている。 姫の名前や国の名前から、モデルはおそらくロシア連邦。 バリウッド王国 君主はハン・バーガー王。 星型模様が入ったシルクハットとスーツを決めた渋めの男。 今年の世界会議においては議長を務めていた。 モデルはおそらくエイブラハム・リンカーン。よって、国のモデルはアメリカ合衆国と思われる。 タジン王国 君主はモロロン女王。 煌びやかな衣装と髪型の美女で、モデルはおそらくマリリン・モンロー。 理由は不明だが、国民が王政に不満を抱えたようで八カ国革命とよばれる大規模な民衆の反乱が起きてしまう。 シシャノ王国 君主はタコス王。 名前の通りにメキシカンハットとウィピル(メキシコの民族衣装)を纏っている。 ベストランド王国 君主はレモンケーキという女性。 セキ王に昨今の情勢と麦わらのルフィについて話をし、「ワノ国は非加盟国で国として成り立っているのか」と疑問をとうじた。 エイギス王国 カイゼル髭と顎に時計の針の衣装をあしらった装飾をつけているティー4世が君主。 後に八カ国革命による民衆の反乱が起きてしまう。 国のモデルはおそらくイギリス。 フラウス王国 妖艶な美女バン・ドデシネが君主。 モデルはフランス。 ちなみにバンドデシネはフランスで描かれた漫画のこと。 ドイル王国 君主は軍服をきた寡黙な男チャップ。 後述のフラーリ王の弱みを握っているのか、ラーメン王と激論をしていた彼を睨みつけただけで黙らせた。 元ネタはドイツか。 ナガグツ王国 君主はフラーリ。 世界会議には息子も同伴し、息子の結婚相手にしらほし姫を口説こうとした。 女性を口説いたり長靴という名前からモデルはイタリアか。 後述のウォーターセブンはベネチアがモデル。 南ファイアー王国 君主はジープ。 息子を同伴しており、同様にしらほし姫の結婚相手として口説こうとした。 ホワイトランド王国 君主は分厚いコートをまとった老人男性イワトビ。 イワトビの恰好と名前からか国は極寒の環境下であると思われる。 ビーフ王国 君主はストロガノフ。 ルルシア王国 君主はセキ。 作中では王女コマネが世界会議に向かう途中で海賊に身代金目的で誘拐されたり、黒ひげ海賊団傘下の桃ひげに襲撃されたりと現国王の即位以降情勢は不安定。 そしてサボが世界会議で起こしたとさせる事件を契機に民衆によるクーデターが勃発し、最終的に国王を含め王族たちが民衆たちの手によって幽閉されるという事態へと発展し、「8か国革命」の一国として世界に大きく知れ渡ることとなった。 しかし… ワノ国編終了後、世界会議にてアラバスタ王国のコブラ王暗殺疑惑が取り沙汰されていたサボがルルシア王国に潜伏しつつ革命軍本拠地に通信を入れ、自分が無実であることと「虚の玉座」の驚愕の真実を伝えようとしていた。 またこの時海軍の通信部がこのやり取りを傍受しており、彼の居場所を突き止めることに成功していたが…… 通信部、よく聞け………… お前達は何も探知していない 何も傍受していない… 『ルルシア王国』? そんな国は… 元々…ないではないか… サボが世界の真実を伝えようとするのと同時刻、ある人物がルルシア王国の地図に×印を付けると、ルルシア王国上空に巨大な物体が現れ、島全てを飲み込むほどの謎の16本の光線が襲い、ルルシア王国は一瞬にして島ごと消滅してしまった…… 国王や王女の名前から、国のモデルはおそらくルーマニア。 ソルベ王国 南の海に存在する国。バーソロミュー・くまの生まれ故郷。 君主はブルドッグ→べコリ→バーソロミュー・くま→ブルドッグ。 くまが生まれた当時は貧しくも比較的平和な国であったが、約32年前に即位したベコリ国王が天竜人の入れ知恵で圧政を行うようになり、22年前には天上金の支払いを減らすため国の南部を切り捨てる政策を取ろうとするも最終的に革命軍(当時は自勇軍という名称だった)の介入でべコリ王が折れて平和が戻っている。 しかし新世界編の6年前にゴア王国の政策が天竜人に称賛されたことを知ったベコリ王が南部の住人を虐殺するという暴挙に出たことに激怒したくまによって王宮ごとベコリ王を吹き飛ばし、その後国民たちの猛烈な支持を受けてやむなくくまが国王を引き受けることとなった(実務は先々代のブルドッグ王が担当)。 しかし政府を味方に付け海軍に保護されていたべコリ王の策略により、くまは「ベコリを追い出し圧政を強いた暴君」として伝わっていたことで、海軍を連れて政権奪還を目論むべコリ王と海軍を返り討ちにした上で海賊となった。 その後政権はブルドッグ王に渡され、世界会議にてブルドッグ王の母に当たるコニーが皇太后として認知されていたことから現在でもブルドッグ王が国を治めている模様。 その他の加盟国 国名は判明しなかったが、ビブルカードにはサモサ王とポトフ王という人物も世界会議に出席し、四皇の一角に大きな爪痕を残したルフィに対して危険視をしていた。 非加盟国 スフィンクス 白ひげの生まれ故郷。 新世界編では白ひげ海賊団残党のマルコが常駐している。 アマゾン・リリー 凪の帯(カームベルト)に存在する女人国。中心は女ヶ島。 島民は全員女性であり、殆どの者が熟練の覇気の使い手で、九蛇海賊団はその中でも選りすぐりの者達で構成される。 君主である皇帝は九蛇海賊団船長も務め、血統では無く「最も優秀な戦士」が選出される。 凪の帯という立地が天然の要塞として長年外敵の侵入を防いでいたが、近年は時代が進み天才科学者ベガパンクが考案した軍艦の船底に海楼石を敷き詰める方法で海軍は凪の帯を渡れるようになっていたが、ボア・ハンコックの王下七武海加盟の条件として政府関係者は沖合数キロ地点以内の立ち入りを制限されていた。 カマバッカ王国 インペルダウン脱獄囚の一人にして現国王(女王?)エンポリオ・イワンコフが治める、偉大なる航路の前半に位置するモモイロ島を中心とした国家。 モモイロ島は巨大なショッキングピンク色のハート型という凄まじい絵面だが、その華やかさから第2の女ヶ島と呼ばれる程に美しい島国であると周囲からは認識されている。 …実際、島内部も確かに華やかさに満ち溢れてはいるものの暮らす人間は勿論のこと、動物までも青髭の生えた濃いオカマだらけという有り様であり、しかも外からやって来た人間…特に男に関しては積極的に自分達の側(=オカマ)に取り込もうとしてくるという恐ろしさもある。 これだけならまだネタで済むのだが、同時にモモイロ島はイワンコフが創始した「ニューカマー拳法」、その総本山という側面まで持ち、その辺のモブオカマ達ですら並の海兵はおろか下位〜中位クラスの海軍将校を軽く上回る実力を持つ拳法家、特にイワンコフの直弟子達に至っては下手をすれば七武海、或いは四皇幹部級の強さを誇るというとんでもない武闘派の国家でもある。 一方でそのニューカマー拳法が一つの健康法としての側面もあるなど、オカマ達の並々ならぬ拘りから美容と健康の文化にも非常に力を入れており、特に料理に関してはくまにここへ飛ばされて来たサンジもその味と効能を絶賛し、教えてくれと直談判をした程。 …その結果、2年間にも及ぶ地獄を味わう事にはなってしまったのだが。 なお現在は革命軍の拠点にもなっているが、今の所政府側から手出しをされた様子がない。 単にカマバッカ王国自体がそれ程注目されていないのもあるかも知れないが、上述の様に極めて屈強な拳法家(オカマ)らがゴロゴロいる上に革命軍の戦力まで加わっている事で、迂闊に手を出そうものなら只でさえ昨今の世界情勢もあって戦力が足りなくなる可能性が大いにある為、干渉をしたくても不可能に近いというのが実情かもしれない。 ホーミング聖一家の移住した国 北の海の辺境にある国で、約30年前に天竜人としての地位と権利を放棄したホーミング聖一家が移住した。 しかし非加盟国故に天竜人への憎悪が凄まじく、ドフラミンゴの振る舞いで素性が知られたことで一家は追われる身となり、ホーミング聖の妻は劣悪な環境下での生活に耐え切れず病死し、ホーミング聖達も現地住民達から苛烈な拷問を受けた。 ちなみにアニメ版では素性発覚はホーミング聖が現地住民の前で堂々と「マリージョアから越して来ました」とバカ正直に自己紹介したことが原因となっている。 万国(トットランド) 新世界にある「ホールケーキアイランド」及び近海の34の島とその周辺海域から構成される国でビッグ・マム海賊団の本拠地。 島それぞれに大臣(全員リンリンの子供達)が置かれ統治している。 世界政府非加盟国でありながら多くの種族(*12)やリンリンの能力で生み出された擬人化して意思を持った動物や無機物達が(半年に一度寿命を1ヶ月税金として支払う代わりに)差別なく平和に暮らす自分の理想の国家となっている。 ……リンリンが「食いわずらい」の発作を不定期に起こして街を破壊することを除けば。 ワノ国 『新世界』にある国。 君主は将軍と呼ばれ(*13)、現在は光月モモの助がその地位に就いている。 他所者を寄せ付けない鎖国国家として知られ、侍(サムライ)と呼ばれる剣士達の力と四方を滝に囲まれた立地条件により外敵を一切寄せ付けない強国。 侍達の力は相当なもので、世界政府の軍隊である海軍ですら近寄れず、海軍元帥のサカズキも未知の兵力として警戒するほどである。 実は元将軍家だった光月家は代々石工の家系であり、かつて歴史の本文(ポーネグリフ)を作った一族でもある他、悪魔の実の能力を無効化する海楼石の産出国であり、ワノ国の高い加工技術はダイヤモンドのように硬い海楼石を世界で初めて実用的な武器・道具に作り変えることを可能としたという。 鎖国政策を摂る非加盟国故か世界政府加盟国の国王達からの認識は無法地帯。 「果たして国という形を成しているかどうかもわからぬ」とまで囁かれている。 モデルはまんま江戸時代の日本だが、史実通りではなく全体的に間違った日本のイメージとなっている。 ゴッドバレー 約38年前まで西の海に存在した島。 世界政府非加盟国だが豊富な資源が存在していたために世界政府に目をつけられ、3年に一度開催される天竜人の「先住民一掃大会」という名の人間狩りの対象となってしまった。 しかも当時の景品は「ウオウオの実 モデル“青龍”」「ニキュニキュの実」といった悪魔の実を始め「海賊島の宝」も含まれていたこと、更に奴隷のジニーが島の情報を外に流出させた為、ロックス海賊団が襲撃し、同じ情報を手に入れたロジャー海賊団や、ロジャーを追いかけてきたガープまで介入したことで混迷を極め、最終的な経緯は不明だが島そのものが跡形もなく消滅してしまった。 当時島にいた国民や天竜人が連れていたイワンコフら奴隷達のうち500人を超える者達はニキュニキュの能力を手に入れたくまの能力によって助かったとされる。 また、事件後にロジャー海賊団が奪った宝箱の中には赤ん坊だったシャンクスが入っていたらしいが詳細は不明。(*14) 元加盟国 現在加盟の有無が不明な国も含む。 フレバンス王国 トラファルガー・ローの故郷。通称「白い町」。 地層から採取される「珀鉛」という鉛の影響で、国全体が童話の雪国のように真っ白であり、当時は人々の憧れの国であった。 「珀鉛」の運輸業に参入した政府だが、100年以上前の地質調査で既に珀鉛は人体に有毒であると判明していた。 しかし、珀鉛が生み出す莫大な金に目が眩んだ政府と王族はこの事実を隠蔽し、約16年前に国民全員が珀鉛の毒による珀鉛病(*15)を発症すると、政府は王族だけを脱出させ、国民は治療をさせることもなく見捨てた。 珀鉛病を伝染病だと思い込んだ周辺国はフレバンス王国の国境を閉鎖して彼らを迫害し(*16)、それに憤ったフレバンス住民は戦争を起こしたものの、周辺国の勢力差には敵わずに最終的には滅亡した。 政府は、鉱毒である珀鉛病を「伝染病」と嘘の内容を世界に公表したらしく、(*17)コラソンはローの治療に各地の病院に診察してもらうも伝染病と思い込み、感染されたくないと悪態つく医者たちにコラソンは憤慨し、医者を殴ったりした。 ドフラミンゴ達がどうやって事実を知ったのかは不明。 ルブニール王国 約400年前に北の海に存在した国。 探検船提督だったモンブラン・ノーランドが住んでいた王国で、彼が率いる探検団は偉大なる航路を複数回航海し、後半の「新世界」まで到達するなど400年前当時としては凄まじい偉業を成し遂げている。 460年ほど前、死亡率90%を超える疫病「樹熱」により10万人の命が奪われたが、後に特効薬が発見されたことで死亡率は3%以下にまで抑えられた。 「うそつきノーランド」の発行後、ノーランドの一族は国を追放され肩身狭く暮らしたとされ、400年経った現在でも汚名は晴れていないという。 現在の状況不明だが、コラソンとローが訪れた13年前の時点では王宮が残っていた。 ジェルマ王国 世界で唯一の国土を持たない海遊国家。 君主はヴィンスモーク・ジャッジ。 科学戦闘部隊ジェルマ66を擁しており、国民の大半が兵士。 このジェルマ66は世界経済新聞に掲載されている絵物語「海の戦士ソラ」に敵役として登場しており、世間一般では「空想上の悪の軍隊」だと認識されている。 かつては北の海全土を征服し支配していたが、約三百年前に北の海の国々によって故郷を追われ、以後領土を持たない国となった。 麦わらの一味のコックのサンジはこの国の第三王子。なんてもん抱えてやがる。 ビッグ・マム海賊団との政略結婚を目論んだため、ホールケーキアイランド編後に世界政府から除籍された。 モデルはおそらくショッカーだろう。 ウォッカ王国 カイドウの出身地。 46年前までは世界政府加盟国だったが、貧しさ故に他国に戦争を仕掛けて勝ち取った金を天上金としていた。 カイドウの強さに目をつけた政府との取引で世界会議参加権と引き換えにカイドウを政府に売り渡そうとした。 シッケアール王国 偉大なる航路の前半「楽園」にある島「クライガナ島」にかつて存在していた王国。 名は体を表すというか国全体がジメジメと湿気に満ち暗い気候が特徴で、作中では9年ほど前まで続いた内戦でとっくに滅亡しており今では跡地は荒れ果て、無数の墓が乱立する悍ましい光景が広がるのみとなっている。 理由があるかは不明だが鷹の目のミホークが一時期、この王国跡地をねぐらとしていた。 この地にはヒューマンドリルという極めて高い知性を持ち、中でも猿真似を得意とするヒヒ達が生息している。 元は温厚な生物だったのだが長年の内戦で人々が憎しみ合い、殺し合う様を見続けてきた結果剣や銃といった武器を扱えるようになり、性格も獰猛になっていった。 その実力たるや一匹でもここに飛ばされて来た頃のゾロと互角に渡り合う程で、それが群れを成して襲ってくるのだからその脅威たるや推して知るべし。 それを全て返り討ちにしたとゾロから示されたミホークすら本気で驚いていた辺り、彼にとっても難敵のレベルであったのだろう。 が、2年間の間に恐らくは島を開墾したミホークによって農業を覚えさせられた事で本来の温厚さを取り戻し、終いには一緒に畑を手入れするまでになっていた。 その後ゾロ、ペローナ、そして七武海制度廃止により追われる身となったミホークが出ていった事でまた元の無人島に戻ってしまった訳だが、ヒューマンドリルらがどうなっているかは今の所不明。 エレジア 『ONE PIECE FILM RED』に登場したウタのライブ会場となった島。 偉大なる航路上に存在するが、詳しい位置は不明(*18)。 規模こそそれほど大きくないものの、かつては音楽の都として栄え古くからの歴史を誇っていたが、12年前に赤髪海賊団が滞在した際に起きたある事件が原因で国は一夜にして壊滅し、当時国王だったゴードンと赤髪海賊団に置き去りにされたウタを残し国民は全滅してしまった。 この事件後に海軍の救助船が訪れていたことから政府の庇護下にはあったものと思われる。 加盟の有無は不明だが世界政府と良好な関係となっている国や地域 ウォーターセブン 偉大なる航路の前半にある国。通称"水の都"。 ONE PIECEの世界では珍しく王制ではなく共和制を取っており、現在の市長はガレーラカンパニー社長も兼任するアイスバーグ。 麦わらの一味の船大工フランキーの故郷。 島全体が市街地となっており、島中に水路が張り巡らされている。 造船業が盛んな島で、ロジャー海賊団の海賊船「オーロ・ジャクソン号」や上記の海列車が建造された他、大昔には史上最悪最強の戦艦・古代兵器プルトンが建造されている。 作中で世界政府に加盟していると明言されていないが、アイスバーグが経営するガレーラカンパニーは世界政府御用達のため、政府ともかなり良好な関係となっている。 なお、アイスバーグの師匠であるトムは上記のオーロ・ジャクソン号を建造したことを罪に問われているが、その際に相手が海賊王であることが例外で、本来は誰に船を売ろうが自由だとわざわざ強調されており、ガレーラカンパニーが台頭する前から海賊相手の商売が黙認されていたようである。 現時点ではまだ普通の水上都市で船ではないのだが、市長のアイスバーグによって島ごと船にして海に浮かべる方法が計画されている。 というのも、ウォーターセブンは大昔は一つの島の上に存在した街だったのだが、島全体が地盤沈下により水没し続けており、現在の町並みはかつて水没した建物の上にさらに建造物を載せた構造となっている。 加えて規格外の高潮「アクア・ラグナ」が毎年押し寄せるなど水害に悩まされ続けているという背景がある(*19)。 ログが溜まる期間は1週間で、次の島は魚人島を指している。 モデルはイタリアのベネチア。 エルバフ 新世界のウォーランドに存在する巨人族の国。 巨人族の中でも「世界一の強国」と名高く特に有名で、エルバフの巨人族は現実の「バイキング」に近い文化を持つ(*20)。 彼らは武を尊び、誇り高い戦士としてある事を重んずる一方で、海兵ハグワール・D・サウロの様に「エルバフの巨人の様な荒っぽい連中」と一括りにされる事を嫌う者もいる。 巨人族であっても、個性はしっかりと存在するのである。 またエルバフが最も有名なだけで巨人族の国自体は世界中に点在するとされる。数が少ないためか横のつながりは強く、一度巨人族の一部から敵視されると全体からも嫌われてしまう。 100年前まで暴れまわっていた巨兵海賊団の影響で世界中から恐れられていたが、マザー・カルメルの影響もあって、現在は海兵の巨人部隊が結成されるまでになった。 未来国バルジモア 偉大なる航路の前半にある雪国。 ベガパンクの生まれ故郷。 科学が非常に発達した国で、ベガパンクのかつての研究所があり、サイボーグ化された動物も普通に生息している。 ぺぺ王国 年間1000人を超える餓死者を出す貧しい国。 この国に住む国民の男がクロスギルドの懸賞金を目当てに、海軍本部中将のTボーンを殺害した。 グラン・テゾーロ 『ONE PIECE FILM GOLD』に登場した巨大船であり海遊国家。 独立国家として認められており、黄金帝ギルド・テゾーロがこの船を牛耳っている。 世界政府から中立地帯として認められているため、海軍はこの地にいる海賊を捕まえる事ができない。 追記・修正は世界政府に加盟してからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 非加盟国の意外な側面の中に挙がってる話が半分くらい加盟国で海賊の縄張りの話になってるのが若干違和感 -- 名無しさん (2023-11-13 01 40 53) 海上輸送がこれだけ主流の世界で海上保険が存在していないのか、海賊のせいで料率が高いのか、それとも海上保険は世界政府しか取り扱ってないのかとか、加盟国の天上金設定が出てからどうも設定に違和感感じることが増えてる -- 名無しさん (2023-11-13 08 56 11) ページ内のかなりの量がONE PIECE世界の地理とかぶっちゃいないかい -- 名無しさん (2023-11-13 09 36 04) オヤジはちょっと偉大すぎる -- 名無しさん (2023-11-13 10 07 03) ↑2 あっちはあくまで地理、この記事は国の内容とかがメインだからそこまで気にする必要はないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2023-11-13 10 44 02) ルフィの夢の果てでこの問題をなんとかするのは候補のうちなんだろうか。細かいことはあまり考えてないから違うかもしれないけど -- 名無しさん (2023-11-13 15 42 54) ナガグツ王国ってイタリア?かなぁ -- 名無しさん (2023-11-13 16 44 23) エイギス王国、タジン王国の王族も捕まってるのか。 -- 名無しさん (2023-11-13 17 52 18) W7編から世界政府の黒さが浮き彫りになったけど、あれからどんどんドス黒さが増していくな…。初期の雰囲気とは程遠い陰惨さだよ。 -- 名無しさん (2023-11-13 20 00 14) 結局海賊として海軍に捕まらないように立ち回りながら冒険してるのが最適解な気がしてきた -- 名無しさん (2023-11-13 20 06 23) 今思えば、アーロン一味がコノミ諸島の人々に対して行なった奉貢(ほうぐ)は天上金のマネごとだよね -- 名無しさん (2023-11-14 09 57 08) 相談所で違反について議論されてるけど実際のところどうなんだろう…。 無断分割はともかく個別項目として十分成り立っているし… -- 名無しさん (2023-11-19 09 20 14) 一応事後承認される場合もあるし記事としては丸コピじゃないからそこまで気にする必要はないと思うけどな… -- 名無しさん (2023-11-23 19 17 29) 天上金とかいう制度あったのにルフィがシャボンディ諸島まで天龍人の存在知らなかったの無理あると思うが。フーシャ村は加盟国にカウントされてなかった? -- 名無しさん (2023-11-28 06 37 56) ↑確かフーシャ村は辺境すぎて王族達からはその存在すら忘れられてるらしい。 -- 名無しさん (2023-11-28 20 00 46) くまの故郷のソルベ王国、国民がいい人すぎる -- 名無しさん (2023-12-15 08 35 20) W7は海列車で行き来できる近くの島たちと同じ国の管轄だったりしそう 一つの島=一つの国って訳じゃないし -- 名無しさん (2024-01-15 16 43 07) ↑3つまりかなりの辺境で海軍の知り合いがいれば一番ベストってことか……?まあフーシャ村が単に運が良すぎただけだろうが -- 名無しさん (2024-03-09 18 03 22) 名前 コメント