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レジュメを書くごとに作家について調べるのが面倒臭くなってきたので、某会長が趣味も兼ねて編集し始めました 現在誠意製作中です! 気長に見守ってください また、記事に誤りなどありましたら気軽にコメントでお知らせください 内容 主要作家 主な国内外のSF作家・翻訳家について軽く解説します(現在制作中) 主要作品 国内外の主なSF作品に関して、メディアを問わず解説・紹介します(現在制作中) サブジャンル SFが内包する多くのサブジャンルについて軽く解説します SF用語 SFって科学用語が出てきて難しい? それでもSFを読んでみたい方に少し解説をします(現在制作中)
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東北大SF研 読書部会 「鋼鉄都市」アイザック・アシモフ 著者紹介 1920年ソビエト連邦ペトロヴィッチ生まれ。3歳で家族とともにアメリカに移住し、アメリカ国籍を取得。1992年没。代表作は「ロボット」シリーズ、『鋼鉄都市』、「ファウンデーション」シリーズ、「黒後家蜘蛛の会」シリーズなど。 SFやミステリを中心に、科学や神学、歴史を扱った著作でも知られ、ボストン大学の生化学の教授でもある、れっきとした科学者出身の作家である。(ただ、教授職は肩書だけであり、教授として正式に大学で仕事をしていたわけではない) ハインライン、クラークと並び、海外SF御三家として知られ、現在のSFというジャンルを築き上げた偉大な作家のひとり。特にロボット工学の発展に関しては、アジモフ抜きには語れないほど大きな影響を及ぼした。 「アジモフ」と書いたが、本人はas is of のsをm、fをvに変えて発音してくれと言っていたので、一般的に知られる「アシモフ」よりは本来の発音に近い。 ロボット工学の三原則 第一条ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、このかぎりではない。 第三条ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない。 アジモフはこれらの三原則に基づいたロボット小説を多数執筆した。本作においてもこの三原則(特に第一条)が大きな役割を果たしている。しかしその主眼は「完全にこの三原則が適用されたらどのような社会となるか」ではなく、「いかにしてロボットにこの三原則を組み入れるか」「三原則を組み入れた場合、どのような問題が起こり得るか」という点にあることに注意されたい(したがって「ダニールが靴屋で暴動を鎮圧するときにとった行動は、いかにして第一条を満たし得たか?」という問いは非常にアジモフ的である)。とにかく『われはロボット』を読もう。 作中で触れられた都市論とその周辺について P36 今日のシティ!~ 本作の舞台が解説される。人口過密をうけ、シティとよばれる超巨大都市があちこちでつくられ、それぞれのシティが自給自足態勢を備えているらしい。また宇宙国家というものもあり、かなり贅沢な暮らしをしている。しかも人口過密の地球からの移民は認めないらしい。(後々移民は認めないのではなく、認めることができなかった、ということが明かされる)ここでは『シティこそ、自然の環境に対する人類の優越の極致を示すものなのだ』とベイリはまだ楽観的である。しかし『一人当りに配給されるカロリー量が基本量を割ってしまう日』が来ることも予想されている。 P54 それぞれ一個のロボットとしては~ 人々のロボットに対する反感が語られる。P10でヴィンス・バーレットがR・サミイに仕事を奪われたと語られたように、人々は自分の仕事がロボットに取って代わられることに恐怖を抱いている。これについては今日AIがどうたらこうたらやっているのと大して変わらない。やっぱり人間っていつの時代も変わらないものなんですね。 P97「わたしの聞いた範囲では~ 宇宙人からすれば、地球がロボットを受け入れることを望んでいる。ここで『人間とロボットの二つを、平等でしかも並列した基準で結合された文化』を表すC/Feが語られる。 P114 一般のシティには夜はない。~ 夜に睡眠をとるという習慣は、人類発生以来の古い伝統を持っているため、たやすく棄てられるものではない。いくら効率化を求めていても、人間の人間たる部分がネックとなって完全な効率化は測れない。アジモフの広い視点が垣間見える設定であると思う。 P179 いわゆる宇宙人の排他主義について~ ここで宇宙人からの視点が語られる。宇宙人は地球のバクテリアやウイルスに耐え切れないために地球人と接触できなかった。さらにシティが極めて不安定なバランスにあることを指摘し、同時に住み心地の良さからシティを離れることができなくなっていることを批判する。過疎社会の宇宙国家でも類似の問題が起こっているらしく、安定しすぎているために宇宙開拓が進まないらしい(あとは宇宙国家には人的資源があまりないため)。そこで地球にC/Fe文化を根付かせ、宇宙を開拓してもらおうと思っている。前半のハイライトとも呼べる部分。 P261 ロボットが人間に似ていなければならない理由はなぜか?~ それぞれの機械に電子頭脳を持たせるよりも、機械は普通のものにして、それを操作するものを機械化すれば安く済む、という考え。現実では人型ロボットを導入するよりも早くルンバなどが導入された。未来予測としては外れてしまったが、論理としてはかなり納得するものである。また、人型ロボットを無批判に導入するのではなく、導入する意味もしっかり考えているのもアジモフのすばらしいところである。 P280 ベイリは無限のエネルギーを持つ地球を想像した。~ ノリスが非常に楽観的な論を展開する中で、ベイリはそれに反論する。単純にエネルギーが無限になれば都市は存続できるわけではなく、人口を分散させる方がはるかに現実的である。実際、そもそもの問題の源がシティの過密にあるわけであるし、過去に宇宙に植民した経験があるのだから、当然の帰結である。この辺りからベイリは明確に宇宙国家の考え方に共鳴していく。 P286 「もちろん、そんなつもりはなかったのさ。~ 『何の害もないロマンチスト』と懐古主義者の性質が語られる。P298で「自分の欠点をシティのせいにしたがる」というようなことを言われ、P302でも『演説は本当はつまらなかったの』と言われた懐古主義者であるが、P361に至り、『いわゆる懐古主義なるものは、開拓への渇望を内在しているのです』と述べられるのが後半の見ものである。 P328 「いいかえれば、現実には不可能な過去に帰れということか」~ 再びベイリの考えがはっきり語られる。しかしただ宇宙国家の考えをなぞるのではなく、『もっと新しく、もっとすぐれた世界』を目指している。さらにロボットへの嫌悪感をあらわにするクロウサーに対し『人間としての能力を持ったロボットを作ることはできない』と述べる。この説得も今日でも通用するものだろう。 P356 「われわれの計画が完了したからです。~ 今回の捜査活動に隠された本当の計画が告げられる。地球の経済変革を内からのものにするため、説得しうる地球人を見つけ出し、援助するつもりだったようだ。結果として、ベイリを説得できた上に、懐古主義者に内在する開拓への渇望を見出すことができ、いままで計画に失敗していた要因も特定することができた。懐古主義者に希望を見出すというのがまたよい終わり方だな、と思う。 感想 想像以上にSFミステリであった。私としては、①解くべき謎が読者に明確な形で提示されていること、②証拠が全て作中で明確に示されていること、③その証拠について解釈の齟齬が生まれないこと、④事件の真相が物語の中で明確に語られていること、⑤事件の真相が論理的に導き出されること、⑥真相の解明において極度に専門的な知識を用いないこと、あたりのすべてを満たしていないと積極的にミステリとは認めたくないが、(つまりはド直球のパズラーでないとミステリと認めたくないが、)この作品ではどれも満たされているため、かなりミステリ的に心の狭い人間にもミステリであると認められるのではないだろうかと思う。 また、本作で外せないのは「もう一つの主人公」ともいえる都市の描写であろう。SF的なガジェットをふんだんに持ち込みながらも、決して現実からは離れすぎない。実際に「立体テレビ」などはそのままテレビ電話として実用化しているし、「高速自動走路」も数は少なく、高速とはいえないものの、動く歩道として実用化されてはいる。(もっとも、作中では高速道路や駅のような役割を果たしているのに対し、現実では歩道の機能の拡張という点で若干性質が異なっているかもしれないが。)作中の都市論は今読んでも興味深く、とても1953年の作品とは思えないほどの出来である。いかにガジェットをふんだんに盛り込もうと、明確に「そのガジェットが導入される動機」「それによってどのような変化が起こるのか」「どのような問題が解消されるか、どのような問題が新たに発生するか」が捉えられていなければ良いSFとは言えないだろう。(そもそも単なる空想だけの話は、ファンタジーであってSFではない。現実に立脚し、そのうえで未来を見せるのがSFなのではないかと思う。)この作品では任意のガジェットにおいてそのすべてが明確化されており、いちいちが的を射ている。さすが2014年の万国博覧会を訪れたアイザック・アジモフという他はない。
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CN HN 与作 ◆8T57sF9cZw アイコン色 追加アイコン 初参加番地 ~ ☆初陣歓迎 初心者集まれ練習村 ~ 30724番地 HN一覧 与作 与作 ◆8T57sF9cZw おすすめログ
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◆E8Sf5PBLn6 024 仲間を求めて 033 太陽が呼んでいる 046 本気の嘘(前編)(後編) 058 いつか帰るところ 069 時の回廊 RPGロワ初の前後編は大人数を捌くと同時に、一気にパーティをシャッフルする意欲的な作品。作品数はまだ少ないがこれからが楽しみな書き手さん -- 名無し (2009-03-13 20 22 58) 本ロワ初の分割話を書いた書き手氏.所々の描写には良い部分もあり、原作把握もきちんとされている.が,少々冒険しすぎな節があり,展開やキャラの解釈等に独自色が強いため良い部分が損なわれている.色々と残念である. -- 名無しさん (2010-06-11 23 05 54) 名前 コメント
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2011年1月28日 東アジアのSF小説の日本での紹介の歴史を少し調べてみると、中国語SFの紹介が今から30年前、1980年頃から『S-Fマガジン』誌上などで行われていたのに対して、韓国SFの日本での紹介というのはほとんど行われてこなかったようである。北原尚彦「日本語で読める韓国SF」(『ミステリマガジン』2000年10月号)では、韓国の小説が3作品紹介されているが、改変歴史SFが1作と、近未来軍事シュミレーションSFが2作であり、必ずしもSF的なSFではない(ほかに、SFからはやや外れるとの注釈つきで、『朝鮮幻想小説傑作集』(白水社Uブックス)が紹介されている)。 ネット上でも韓国SFについて述べている日本語のページは少ないが、「韓国SF」などの検索ワードで検索すると、まず以下の2つのページに行き当たる。この2つが、ネット上で日本語で調べられる範囲においては、韓国SFについての最も基本的な文献ということになるだろう。 知られざる韓国SFの世界 (SF評論家 風野春樹氏のサイト「サイコドクターあばれ旅」に掲載。2001年7月28日掲載、最終更新日2001年8月1日) 韓国SF界の歴史と現状(禹 夏栄(ウ・ハヨン)) (SF作家 石原藤夫氏のサイト「オロモルフのホームページ」に掲載。『ハードSF研究所』公報 VOL.97、2004年12月) どちらも韓国SFの歴史や当時の現状が丁寧にまとめられており、当時あまり知られていなかった韓国SF史を日本語で紹介する先駆的な試みである。(ただし、公募SF短編・中編賞の「科学技術創作文芸」で1970年代後半生まれの若手作家の発掘が進んだり、韓国オリジナル作品の短編SFアンソロジーが定期的に刊行されるようになったり、日本SFの韓国での紹介が進んだりするのは、この2つの文献が書かれたあとのことである) このページでは、ミステリ読者の観点でこれらの2つの文献を読みつつ、リンク切れの箇所や情報が古くなってしまった箇所の補足などをしていきたい。 なお、上記の2つのページはSFの専門家の方々の手によるものだが、私は必ずしもSFには詳しくないのでご了承ください……。 Index 「知られざる韓国SFの世界」に関するメモ 「韓国SF界の歴史と現状(禹 夏栄)」に関するメモ「2.1950年以前」 「4.1960年代」 「5.1970年代」 「6.1980年代」 「8.1990年代以後」 「11. SF専門ムック誌『Happy SF』の巻頭言」 その後の日本での「韓国SF」紹介 「知られざる韓国SFの世界」に関するメモ 知られざる韓国SFの世界 (SF評論家 風野春樹氏のサイト「サイコドクターあばれ旅」に掲載。2001年7月28日掲載、最終更新日2001年8月1日)読冊日記2001年7月下旬 (上記記事掲載の経緯) - なお、7月23日の日記から数日の間出てくる韓国のSFマニア「ハンドングジン氏」とは、後に『京城探偵録』で推理作家としてデビューするハン・ドンジン氏である。 韓国のジャンル小説専門サイトemazine.com【注:リンク切れ】というところに、韓国のSF出版史やファンダム史をまとめたページがいくつかあったので、そこの記述を参考に、日本ではほとんど知られていない韓国SF史をまとめてみたい。 風野氏が「知られざる韓国SFの世界」の記事を書くにあたって参考にしたサイト「イマジン」は、1990年代後半からSF叢書「グリフォンブックス」を刊行していた時空社のジャンル文学Webマガジン。すべての記事を引き継いだまま「ドラゴンブックス」、「ディゲン」と名前が変遷し、2003年冬に幕を閉じたとのこと(こちらの掲示板の書き込みより)。 さて、何の気なしに調べていて驚いた。「イマジン」の後継サイト「ディゲン」を運営していたのは、なんとこのサイトからもリンクを貼っている韓国最大のミステリ情報サイト「HOWMYSTERY」の運営者decca(윤영천、ユン・ヨンチョン)氏だという。まさか、こんなところでミステリ関連情報に出くわすとは……。decca氏の個人ブログはこちら。 なお、当時の「イマジン」はInternet Archiveのこちらで見られる。 だから、韓国では大部分のSFファンが、SFを買うときにはオンライン書店を利用しているそうである(参考・韓国のオンライン書店のSFの棚(日本語訳)【注:リンク切れ】)。 リンク切れ。ネット書店アラジンのSF小説一覧のページ。新しいものから順に並んでいる。現在の正しいリンクはこちら。(アドレスの「aladdin」が「aladin」に変わっただけ)。ちなみに、アラジンではSF小説は、「国内図書>文学>本格ジャンル小説>SF小説」と分類されており、「本格ジャンル小説」には他に、ロマンス小説、武侠小説、ミステリ小説、ファンタジー小説、ホラー小説が含まれている。アラジンのページで6つのジャンルのうちSFが一番上に配列されているのは特に意味はなく、単に韓国語の辞書順になっているというだけのことである。「ライトノベル」は「本格ジャンル小説」には含まれず、「文学」カテゴリの下に直接位置づけられている。 韓国SF出版の最初の全盛期は、1970年代中盤である。ただし、このとき出版されたのは児童向けSF。当時の推理小説ブームに便乗して、「東西推理文庫」と「アイデア会館」というふたつの児童向け文庫が次々にSFを出版。現在、20代中盤から30代くらいまでのSFファンの多くは、幼いころにこの2つのシリーズの洗礼を受けているそうだ。 ちなみに、アイデア会館のSF出版リストはここ(書影つき)【注:リンク切れ】。ラインナップを見て驚いたのだけれど、『27世紀の発明王』『合成脳の反乱』『超人部隊』『ロボット・スパイ戦争』などなど、どこかで見たようなタイトルばかり。こりゃ、タイトルのつけ方といいセレクションといい、日本のジュヴナイルSF叢書そっくりではないか。調べてみると、どうやら、前半は岩崎書店の「エスエフ世界の名作」、後半はあかね書房「少年少女世界SF文学全集」と岩崎書店「エスエフ少年文庫」を使っているようだ。たぶん訳も日本語からの重訳なんじゃないかなあ("The Cybernetic Brains"を、日本と韓国でまったく独立に『合成脳の反乱』と訳すなんて考えられない)。 アイディア会館(아이디어회관)の出版リストはリンク切れ。おそらくアイディア会館全巻電子化プロジェクトの「チクチプロジェクト」(직지 프로젝트)公式サイトにリンクを貼ったもの。現在の書影付きリストのページはこちら(中身も読める)。なお「チクチプロジェクト」の「チクチ」は漢字で書くと「直指」で、世界最古の金属活字本「直指心体要節」(ちょくし しんたい ようせつ)のこと。 アイディア会館については分からないが、「東西推理文庫」は日本語からの重訳である(鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」(早川書房『ミステリマガジン』2000年10月号)参照)。 SFが沈滞する間にブームになったのは、というと、これが実はファンタジー。1998年には韓国産ファンタジー『ドラゴンラザ』が爆発的に売れたことにより出版界にはファンタジー・ブームが巻き起こる。この『ドラゴンラザ』、17歳の少年を主人公にした異世界ファンタジーで全12巻、のちにアニメ化、ゲーム化もされたとか。 この記事が執筆された4年後に日本でも翻訳刊行されたイ・ヨンド『ドラゴンラージャ』のことである。原書はこちら。この作品は、台湾版、中国版も刊行されている。英語版は未刊行。昨年(2010年)末からは、『ドラゴンラージャ』の続編『フューチャーウォーカー』も日本語訳の刊行が進んでいる。 SFが少しずつ息を吹き返してきたのは1999年。100億ウォンの巨費を投じた怪獣映画『ヨンガリ』が話題になり、一般人の関心がSF映画を通してSFへと集まったのである。「ファンタジーの次はSFだ!」のかけ声が高まったが、公開された『ヨンガリ』は大宣伝にもかかわらずトホホな作品だったこともあり、結局SFブームは火がつく前に終わってしまった。 この記事が執筆された1年後に、日本では「怪獣大決戦ヤンガリー」というタイトルでDVDが発売されている。 そして、1999年から2000年にかけて、かつてSFファンに夢を与えてくれた1970年代の「アイデア会館」のSF50数冊を電子化するプロジェクトが行われた。このプロジェクトには80人余りのSFファンが参加、完成した1000枚のCDをSFファンに無料で配ったという(www.sfjikji.org【注:リンク切れ】)。 現在の正しいリンクはこちら。 そしてついに、2001年7月28日から29日にかけて、第1回韓国SF大会【注:リンク切れ】が開かれ、300人のSFファンがソウルに集まった。 サイトはなくなっている。当時の「韓国SF大会」のページはInternet Archiveのこちらで見られる。その後、韓国SF大会の類が開かれているのかどうかは未調査。 ただし、現在のところ、翻訳SF専門の叢書は「グリフォン・ブックス」【注:リンク切れ】ひとつだけだし、既刊もたった17冊にすぎない。 現在の正しいリンク(ネット書店アラジンのグリフォンブックス一覧)はこちら。「グリフォンブックス - 韓国語版Wikipedia」によると、グリフォンブックスは第1期が全18巻で完結したのち、2005年ごろまで第2期(とファンが呼んでいる)が刊行されていたようである。第2期は、第1期作品の一部の再刊と、新作を含む。 日本SFはどうかというと、これもあまり訳されていないよう。日本アニメやマンガが大量に輸入されているわりには、翻訳された日本のSFは田中芳樹『銀河英雄伝説』、大江健三郎『治療塔』、筒井康隆『島をのんだイルカ』(←なんだこれ)くらいのものだ。SFに限定しなければ小野不由美『魔性の子』『屍鬼』、宮部みゆき『火車』、島田荘司『占星術殺人事件』、京極夏彦『百鬼夜行 陰』(これだけ翻訳して意味がわかるんだろうか)、貴志祐介『黒い家』、田口ランディ『コンセント』など多数の小説が訳されているのだけど。あ、そうそう山之口洋『オルガニスト』も翻訳されてました(なぜか分類はミステリ)。 ネット書店アラジン内の著者ページに新たにリンクを貼った。リンク先は韓国語の書籍だけでなく、日本語の書籍(原書)や英訳本も一緒に表示されるので、韓国で刊行されたもののみを一覧するには、「全体作品、国内図書、外国図書」(전체작품 국내도서 외국도서)と並んでいるうちの真ん中の「国内図書」(국내도서)をクリックしてください(直接そこにリンクを貼る方法が分からなかったので……)。 もともとリンクが貼られていた筒井康隆『島をのんだイルカ』は『心狸学・社怪学』の翻訳で、現在のリンクはこちら。山之口洋『オルガニスト』の現在のリンクはこちら。『心狸学・社怪学』は、1997年と2004年には『人間動物園』というタイトルでも翻訳刊行されている。 島田荘司については、以前に韓国での刊行リストを作ったので興味がある方はこちらを参照してください。 京極夏彦はこの記事に書かれているように、なぜか最初に『百鬼夜行 陰』が翻訳され2000年9月に刊行(現在品切れ)、その後2004年3月になってやっとシリーズ1作目の『姑獲鳥の夏』が翻訳され、2010年までにシリーズ4作目『鉄鼠の檻』まで刊行されている。 韓国での日本SFの刊行については詳しく調べていないが、最近では例えば、冲方丁『マルドゥック・スクランブル』(2007年3月~5月、全3巻)、神林長平『戦闘妖精・雪風』(2007年12月~2008年5月、3巻まで刊行)、伊藤計劃『虐殺器官』(2010年2月)、山本弘『シュレディンガーのチョコパフェ』(2010年2月)、飛浩隆『グラン・ヴァカンス』(2010年4月)、『ラギッド・ガール』(2010年7月)、小川一水『復活の地』(2010年5月~、最終巻(3巻)は未刊行)などが刊行されている。韓国版『戦闘妖精・雪風』は、1巻が『戦闘妖精・雪風 改 』の翻訳、2巻と3巻が『グッドラック - 戦闘妖精・雪風』の翻訳のようである。 『マルドゥック・スクランブル』と『戦闘妖精・雪風』は韓国のライトノベルレーベル「NTノベル」で刊行されている。上に挙げた他の作品は、「NTノベル」と装丁などが差別化された(そして値段も高くなった)「NT Library」で刊行されている。 「韓国SF界の歴史と現状(禹 夏栄)」に関するメモ 韓国SF界の歴史と現状(禹 夏栄(ウ・ハヨン))SF作家 石原藤夫氏のサイト「オロモルフのホームページ」に掲載。『ハードSF研究所』公報 VOL.97、2004年12月 「2.1950年以前」 ◎韓国にSFが最初に紹介されたのは、李海朝によるヴェルヌSFの翻案『鉄の世界』だと考えられる(*1)。 李海朝(1869~1927)は新小説の開拓者で、帝国新聞と毎日新報に30篇あまりの新小説を発表しているが、それらは新しい教育と開化思想を普及しようとしたものなので、『鉄の世界』の翻案もそのような意図からであろう。 その後研究が進んだのか、東亜日報2007年4月13日付の記事「SF小説は未来社会の問題を解くカギ - 韓国SF小説100年」(韓国語)によると、現在(2007年現在)では韓国での最初のSFの紹介は1908年の『鉄世界』ではなく、1907年の『海底二万里』(韓国語タイトル:해저여행기담、漢字表記:海底旅行奇譚)とされているようである(ただし、『海底旅行奇譚』は連載が中断しているとのこと)。なお、引用中では『鉄の世界』とされているが、韓国語タイトルは『철세계(鐵世界)』なので、日本語に訳すのなら『鉄の世界』とするよりそのまま『鉄世界』とした方がいいだろう。 『鉄世界』の韓国語への翻訳者・李海朝(り・かいちょう/イ・ヘジョ)については、Wikipedia韓国版に記事がある→ 李海朝 - 韓国語版Wikipedia。 なお、李海朝は、1908年末から1909年初めにかけて、朝鮮最初の探偵小説『双玉笛』(サンオクチョク)を新聞連載している。 韓国の『鉄世界』は、現在Wikisourceで全文公開されている→ 철세계(鐵世界) 。(古文なので、機械翻訳では太刀打ちできない) こちらで韓国の『鉄世界』の現物の写真が見られる→ 韓国国立中央図書館『鉄世界』。 また、引用文中にある韓国の「新小説」についてはこちら→ 新小説 (朝鮮) - Wikipedia。 [オロモルフによる注(*1): 『鉄の世界』だけでは原作を完全に特定する事はできませんが、おそらく“Les 500 Millions de la Begum”(明治12年/1879年発表)でしょう。 この作品は、日本では明治20年に翻案出版され、『鉄世界』という題名で有名です。 インド王妃の遺産をついだ二人の科学者がいて、一人は科学の粋を集めた理想都市をつくり、一人は新兵器を開発し鋼鉄の都市をつくって死の商人になる――という話です。 (オロモルフもパラパラとしか読んでおりません) で、韓国の『鉄の世界』も日本の『鉄世界』も、鋼鉄の都市をつくって鉄の兵器を作った話からつけられた題名でしょう。 元の題の直訳は『ベガンの五億フラン』で、ベガンはインド王妃の名で五億フランは遺産の額です。したがって戦後の日本での題は『インド王妃の遺産』となっています。 『鉄の世界』という訳題は、原題からは生まれてこない創作訳ですから、偶然韓国が日本と同じ訳題になるとは考えにくく、明治日本の訳からの重訳である可能性が高いと思われます。 なお日本におけるSF翻訳は明治初期から数え切れないほどあります。また創作も江戸時代からかなりありましたが、明治期には破天荒なSFがたくさん書かれました。] 引用中で石原藤夫氏(オロモルフ氏)は、韓国の『鉄世界』がヴェルヌの"Les 500 Millions de la Bégum"(1879)の森田思軒による日本語翻案『鉄世界』(1887)の重訳であろうと推測しているが、上記の韓国国立中央図書館のページを見ると、この推測は半分は正しいようである。韓国国立中央図書館のページによると、確かに韓国『鉄世界』は元をたどれば"Les 500 Millions de la Bégum"(1879)だが、森田思軒による日本語版『鉄世界』からの翻訳なのか、包天笑(ほう・てんしょう/バオ・ティエンシャオ)による中国語版『鉄世界』からの翻訳なのかは分かっていないようである(きちんと研究すればすぐ分かりそうなものだが…)。 なお、日本語の『鉄世界』は"Les 500 Millions de la Bégum"(1879)の英訳本からの翻訳であり(参考:樽本照雄「包天笑翻訳原本を探求する」清末小説研究会『清末小説から』第45号(1997年4月))、中国語の『鉄世界』は日本語からの翻訳である。つまり、韓国語版『鉄世界』は以下のどちらかのルートをたどって成立したことになる。 フランス語(ヴェルヌ)→英語→日本語(森田思軒)→韓国語(李海朝) フランス語(ヴェルヌ)→英語→日本語(森田思軒)→中国語(包天笑)→韓国語(李海朝) なお、日本語の『鉄世界』は国立国会図書館 近代デジタルライブラリーで全ページの画像ファイルが公開されている。 「4.1960年代」 ◎韓国のSF史には1965年にひとつの記録がある。 『週刊韓国』で主催した第一回の推理小説公募に、ムンフンソングの『完全社会』というSFが入選したのだ。 ◎この作品は、人工冬眠に入った主人公が遠い未来に目覚めてみると、全世界が女性の共和国に変わっていたという設定のSFである。またハングル慈母(朝鮮言語)が世界の公用語になっているという面白い仮説を拡げている。 ◎このSFは、文体などはぎこちないが、韓国のSF史上で最初の本格SF長編である。 ミステリ読みからすると、1965年に韓国で推理小説の公募が行われていたというのはかなり興味深い情報である。ちなみに、韓国の社会派ミステリの大家キム・ソンジョン(金聖鍾、長編の邦訳に『最後の証人』、『ソウル 逃亡の果てに』)が朝鮮日報主催の文芸コンテストに入選してデビューしたのはその4年後の1969年のことである。 単純な間違いから指摘しておくと、「慈母」は「字母」の間違いで、「ハングル字母」つまりハングル文字のこと(日本語でも韓国語でも、「慈母」と「字母」は同じ発音)。 『完全社会』(완전사회)の作者は正しくはムン・ユンソン(문윤성、文允成)。前掲の東亜日報2007年4月13日付の記事「SF小説は未来社会の問題を解くカギ - 韓国SF小説100年」(韓国語)によるとこの作品は(引用文中とほぼ同じ説明だが)、コールドスリープで眠りについた男性主人公が、100年後の女性しかいない時代に目覚めて苦しむというストーリーで、「単性」社会の問題点を指摘するものだという。東亜日報の記事で書影も見られる。なお、『完全社会』は1985年に『여인 공화국』(女人 共和国)というタイトルで復刊されている。 ◎一方、韓国で初の科学専門記者の一人のソクァンウンは、当時刊行された『学生科学』誌に自分で書いたSFを連載した。 また彼は、何人かの若者向けの作家とともに、1960年代末に「韓国SF作家クラブ」を結成した。 「ソ・グァンウン」とするのが一般的。ハングルでの表記は「서광운」。 「5.1970年代」 ◎韓国では、1970年代の末になって、外国のジャンルSFの翻訳がされ始めた。 日本の文庫SFからの重訳などであるが、「東西推理文庫」は本格大人向けSFを多数出版した。これは韓国で初めての事であった。 この文庫を通じて、レイ・ブラッドベリやアルフレッド・ベスターやヴァン・ヴォクトなどのSF作家たちが、韓国に初めて紹介された。 「東西推理文庫」は、韓国ミステリ史について調べていると必ず出てくる叢書である。その名の通り推理小説を多く翻訳した叢書だと思っていたが、どうやらSFも訳していたようである。 「東西推理文庫」(동서추리문고)は1977年に刊行開始、全127巻(鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」(早川書房『ミステリマガジン』2000年10月号)参照/ネット上では、全128巻でそのうち2冊が未刊行との情報も出てくるが……)。この叢書は韓国内で一大推理ブームを起こし、その後も古書店等で高値で流通し、ミステリマニアにとってはあこがれの叢書だったという。東西推理文庫は2003年に再刊されている(詳細未調査)。 「6.1980年代」 ◎しかし1980年代後半になって、韓国SFの創作で注目すべき成果が出始めた。 1987年にボックゴイルは架空歴史SF『悲鳴を探して』を発表して、文学性と商業性で成功した。 また何人かの既成文壇の作家がSFに手を染めた。 ここで言われている作品はポク・コイル(卜鉅一、복거일)の『碑銘を求めて』(비명을 찾아서)のこと。「悲鳴」と「碑銘」は日本語でも韓国語でも同音異義語なので、そのための間違いだと思われる。『碑銘を求めて』は、1987年に『京城(けいじょう)・昭和六十二年 - 碑銘を求めて』(川島伸子訳、成甲書房)というタイトルで日本でも出版されている。 ポク・コイル氏は、2004年から2006年まで3回行われた韓国の公募SF短編・中編賞「科学技術創作文芸」(→ 科学技術創作文芸 - Wikipedia)の選考委員を務め、後進のSF作家の発掘にも貢献している。 「8.1990年代以後」 ◎パソコンの普及によって、ネットを中心に本格的なSFファンクラブが出来るようになった。 △千里眼通信<素敵な新世界>(1989年) △ハイテル通信<科学小説同好会>(1992年) △ナウヌリ通信<SF2019>(1994年) これらが1990年代初期にできた。 (中略) ◎SFファンクラブの結成は何人かのSF作家を誕生させたが、市場の沈滞によってわずかに命脈を保つのみになった。 ◎唯一の収穫はDJUNAという作家を得たことであった。 「DJUNA」は「デュナ」(듀나)と読む。覆面SF作家。Wikipedia参照→ デュナ - Wikipedia。 デュナは2010年現在も活躍しており、韓国版『ファウスト』にも短編が数回掲載されている(講談社の文芸誌『ファウスト』の韓国版には、日本の作品とともに韓国オリジナルの作品が毎号数編ずつ掲載されている)。 パソコン通信の「千里眼」「ハイテル」「ナウヌリ」や「ユニテル」は、韓国のファンタジー作家やSF作家、ライトノベル作家について調べているとよく見かける単語である。 ◎これとともに、ゾングサングドンを中心に、過去の一次全盛期に発刊されたアイディア全館文庫のデジタル化作業である「Jikjiプロジェクト」がSFファンの手で進行した。 (中略) ◎一方「Jikjiプロジェクト」は、2000年5月5日に完成させる快挙をなした。 チクチプロジェクトの代表者名については、「チョン・サンドン」と表記するのが一般的。ジュヴナイルSF叢書「アイディア会館」全巻のデジタル化プロジェクトは、5月5日、子供の日に完了した。チクチプロジェクトのWikipedia記事はこちら→ チクチプロジェクト - 韓国語版Wikipedia。 「11. SF専門ムック誌『Happy SF』の巻頭言」 ◎2004年9月17日のこと。 科学小説専門ムック誌『Happy SF』が創刊されたそうです。 SF雑誌『Happy SF』は、2004年9月に創刊号、2006年11月に2号が刊行され、その後は途絶えている。SFを扱う雑誌としては、ほかに2007年4月に創刊されたジャンル小説専門月刊誌『ファンタスティーク』があったが、これも2009年に季刊化、2010年に再月刊化と紆余曲折を経たのち、2010年3月の第24号をもって休刊となった。『ファンタスティーク』は現在はWebマガジンとして継続している→ Webマガジン fantastique。 その後の日本での「韓国SF」紹介 上で解説した「知られざる韓国SFの世界」は2001年の記事、「韓国SF界の歴史と現状」は2004年の記事であり、韓国SF界の現状というにはやや古くなってしまっている。 その後に書かれたものとしては、『S-Fマガジン』2009年10月号に掲載された「大森望の新SF観光局第8回 テッド・チャン経由コリアSFレポート」があり、「韓国翻訳SF事情」として1970年代の《東西推理文庫》および《アイディア会館》から、2000年代の《Happy SF》関連叢書までが紹介されている。 韓国での翻訳状況ではなく、韓国のオリジナル作家を紹介する試みとしては、昨年(2010年)の第49回日本SF大会で「韓国SF入門」という企画があったようである。この「入門」と題された企画名に見られる通り、日本ではまだ韓国のオリジナルSFについてはほとんど知られていない。今後の紹介に期待したい。 韓国SFメモに戻る
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《ドラえもん》 説明不用なほど有名な藤子・F・不二雄原作の漫画、およびアニメ。 作品タイトルとしてだけでなく、主人公の青いタヌk…ぬこ型ロボット自体を指す場合もある。 ポップンでは主題歌を差し置いて主要キャラの一人である剛田武ことジャイアンのキャラクターソング「おれはジャイアンさまだ!」が収録されている。 普通キャラクターソングはその作品にある程度詳しい人でなければ知らないことが多く、ポップンにはまず収録されないためこれは非常に珍しい。件の曲はアニメ「ドラえもん」作中でもよく使用され、「ドラえもんで歌と言えばジャイアンリサイタル」という印象があっても不思議ではないくらいなじみ深いものであるためだろう。 それだけ「ドラえもん」という作品が一般に浸透している証左とも言える。 チンホーンの駆る2Pアルビレオがこう呼ばれることもある。 アルビレオはダンス・キャラポともに蟹キャラ屈指の激難キャラだが、チンホーンにどちらを撃ってもあまり効果がない。
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東北大SF研 短篇部会 『歌おう、感電するほどの喜びを!』 レイ・ブラッドベリ/伊藤典夫 著者紹介 1921年アメリカ合衆国イリノイ州ウォーキーガン生まれ。2012年没。代表作は『火星年代記』『華氏451度』『ウは宇宙船のウ』など。 SFを中心に幻想文学や怪奇小説、ファンタジー、ホラー、ミステリなども手がけ、詩人としても活躍した。SFには珍しい抒情溢れる文体から、「SFの抒情詩人」と呼ばれ、星新一や萩尾望都、スティーヴン・キングなど多くの作家に影響を与えた。 この短篇集に収録されている『キリマンジャロ・マシーン』からも分かるように、ヘミングウェイをこよなく愛し、また多大な影響を受けている。 また、作家志望者に親しく接し、助言や指導を手厚く行っていたことでも有名。ブラッドベリの手助けによって作家になったものとして、ハーラン・エリスンやリチャード・マシスンなどがいる。 この本はもともとサンリオSF文庫から1983年に「ブラッドベリは歌う」という題で刊行されていたものを、早川書房より訳者を変えて刊行したものである。まず単行本として刊行され、のちにハヤカワ文庫NVに「キリマンジャロ・マシーン」と「歌おう、感電するほどの喜びを!」の二分冊として収録された。近年ブラッドベリの作品がハヤカワ文庫SFに復帰するにあたって、再び合本として元のかたちで刊行しなおされた。 ちなみに、この作品(1969)の原題はアメリカの「自由詩の父」といわれる詩人ウォルト・ホイットマン(Walt Whitman)の同題の詩(1855)からとられている。また、アメリカのジャズ・フュージョン・グループのウェザー・リポートは、アルバムの題名として同じ題を使用している。(1972)興味のある方はこちらもどうぞ。 訳者紹介 1942年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科中退。代表作に『地球の長い午後』『愛はさだめ、さだめは死』『スローターハウス5』『2001年宇宙の旅』『華氏451度』『たんぽぽ娘』「人類補完機構」「危険なヴィジョン」など。 日本SF界を代表する英米翻訳家。10代にしてSFマガジンに翻訳を載せ、その後も英米のSF書誌情報や作家動向、新人作家の紹介を行った人気の連載「SFスキャナー」を続けるなど、早熟の天才として知られた。同じく日本SF界を代表する英米翻訳家の浅倉久志(あさくら ひさし、1930~2010、代表作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『高い城の男』『タイタンの妖女』『宇宙船ビーグル号』『世界の中心で愛を叫んだけもの』『たったひとつの冴えたやりかた』など)とともに初期から海外SFの普及に努め、日本SFを語る上では欠かせないひとり。一方愛の深さゆえかSFに関して色々と過激なことでも知られ、当時19歳で早稲田大学在学中にSF同人誌『宇宙塵』にて三島由紀夫のSF小説『美しい星』をメタクソにけなす文章を発表し、三島の怒りを買ったことはあまりにも有名。ほかにも早川書房最大の過ちである「覆面座談会」(1968)をSFマガジン1969年2月号誌上にて福島正実・石川喬司らとともに行い、ここでもSF御三家を筆頭に当時の人気SF作家をメタクソにけなしたため、早川書房は御三家をはじめ多くのSF作家を失うこととなった。 しかしその翻訳の腕はまさに天才と言うべきで、先に挙げた翻訳実績が全てを表している。まだ存命でSFマガジンにも翻訳を掲載している。まだまだ長生きしてぜひ翻訳を続けていただきたい。 あらすじ 母親を亡くした子供たちの前に現れたのは、「電子おばあさん」だった。ティムとトム、つまりぼくのふたりはすぐに電子おばあさんと打ち解けたが、妹のアガサはずっとどこかで心の底を見せられないままでいた。おばあさんは子供たちを正しく教育し、機械でありながら、家族全員に愛を与えてくれる理想のおばあさんだった。しかし、アガサにはその愛が気に入らなかった。かつてアガサを愛してくれた母親は、アガサを置いて永遠に旅立ってしまったからである。アガサは家を飛び出した。おばあさんと家族全員がそれを追いかけたが、アガサの目の前には車が迫っていた。いち早く家を飛び出していたおばあさんは身を挺してアガサを助けたものの、自身は車にはねられて大きく損傷したようだった。 無傷のアガサとその家族が道に座り込み、電子おばあさんとの急な別れに涙しているとき、聞きなれた声がした。顔を上げると、無傷のお祖母さんが立っていた。おばあさんは不死身だったのだ。アガサはようやくおばあさんの存在を心から受け入れることが出来た。 やがて子供たちが成長し、大学進学のため家を離れることになった時、おばあさんは“家族”のもとに帰った。そして今、別れの際の約束の通り、老人となった僕たち三人のお世話をするために、おばあさんは戻ってくるのであった。 翻訳に関する研究 この作品は、サンリオ版の中村保男訳と早川版の伊藤典夫訳のふたつの版がある。ここでは訳者が違うと文章がどう変わるか、と言う変化の楽しみと、そのふたりの翻訳のスタンスの差を比較したいと思う。 まずサンリオ版の中村保男から。中村保男の翻訳はまさに実直と言った感じがある。原文は確認できていないが、文章はより英語的で、若干堅さを感じるものの、その堅さは恐らく翻訳で意味を正確にとって原文のもつ雰囲気が落ちてしまったのではないかと考えられる。 次に早川版の伊藤典夫。こちらは中村保男とはうってかわって生き生きとした文体である。比較すると雰囲気は確かに残っている感じで、一方意味の面では伊藤自身の解釈が入ってしまっており、純粋な翻訳としては評価の分かれるところである。特に翻訳において禁じ手である文章の順番の入れ替えを行っているため、物語上ではむしろ良く作用しているものの、原文を尊重するという点ではあまり評価しにくい。 所感 なんといっても、人間よりも人間らしく家族に接してくれるおばあさんの存在が印象的。文章全体に散りばめられた、SFとしては過剰なまでの情景描写のもたらす生命感が、話の主題であるおばあさんの非人間性を際立たせている。アガサがおばあさんを受け入れられなかった理由というのも非常に非合理的で、極めて合理的に対応していたおばあさんの態度と好対照だ。 この作品はアメリカで1969年に発表された作品である。半世紀を経て、ロボットが生活に溶け込んでいる情景というのは当たり前のものになった。そして現在、日本は少子化の進行と、更なる高齢化に悩まされている。そんなところにこのおばあさんがいれば、現代日本の抱える問題は結構改善しそうだ、とつい楽観的に考えてしまう。しかし、このような楽観的な未来観を冷静に観察・批判し、作品に落とし込むのがSFの基本的な方法論のひとつである。多くの場合この作品と同じ「人間より人間的な世話係」という主題をとるならば、それが実現した社会における文明批判や未来予測を展開することだろう。 しかし、ブラッドベリはそんな野暮なことはしない。この作品のように、未来や科学技術に対して楽観的な態度をとるのがブラッドベリの作品の特徴のひとつであり、あくまである可能性のもとにおける人間を描こうというのがブラッドベリのSF的態度だ。おばあさんの存在によって動き出す人物の感情を巧みに描き出し、また老いた子供たちの姿と全く変わらないであろうおばあさんの姿とを暗示することで人間と非人間という構図が強調される。感情的にも視覚的にも対立構造を設定し、人間というものが物語の中に自然と立ち現れてくるのだ。 著者紹介にも書いたように、ブラッドベリはヘミングウェイから強く影響を受け、また星新一はブラッドベリに感化されてSFを書き始めた。しかし、これらの作家たちの作品は、影響を受けつつもそっくりそのまま同じ系統の作品という訳ではない。文体はヘミングウェイの簡潔なハードボイルドからブラッドベリの抒情的なものになり、星新一でまた無駄をそぎ落とした簡潔なものとなる。これらの作家たちの作品を比較しながら読んでみるのも面白いだろう。 ※中村保男は1931年東京生まれ、東大文学部英文科を卒業したのち福田恆存に師事。代表作にミステリではチェスタトン「ブラウン神父」シリーズ、SFでは『非Aの世界』『結晶世界』「宇宙をぼくの手の上に」「スポンサーから一言」などがある。
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シーズン3 F5Fクラス ≪F5FクラスはK-ゆうき(eruzu)がチャンピオンとなりました≫ 昇格者- K-ゆうき(eruzu)/絶端斬香(kareha0)/ふろううぇん(Frouwen) ドライバーズランキング Rank Driver Team PS3ID Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Pts.(最高順位) 1 K-ゆうき Virgin Racing eruzu 25 0 25 25 0 75(1位3回) 2 絶端斬香 Scuderea Ferrari kareha0 10 12 18 18 25 73(1位1回) 3 ふろううぇん Force India Frouwen 18 15 15 0 10 58(2位1回) 4 もっち Red Bull Racing mscae2009 15 10 12 0 8 45(3位1回) 5 なっくおん Lotus hongoutomoyasu 12 6 8 12 0 38(4位2回) 6 たかひさ Toro Rosso takahisa178 8 18 0 4 0 30(2位1回) 7 トクスケ Vodafone Mclaren tokunori 4 4 10 0 12 30(4位1回) 8 ARIUE A T Williams CREAM-ARIUE 6 8 6 10 0 30(5位1回) 9 なべっち Lotus Renault wttnabe 0 2 4 8 15 29(3位1回) 10 Sparky MERCEDES GP yusuke_spgt_0301 2 25 0 0 0 27(1位1回) 11 ナノ Toro Rosso NaNo-mp4 15 18 18(2位1回) 12 リリウィ Hispania Racing Lyriwi 0 1 0 6 6 13(7位1回) ※赤地は無効ポイント ※ptsは有効ポイントの合計
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他の巻のパロディは「パロディー元ネタ一覧」から。 1ぺーじ『むかしといまとあるところで』 2ぺーじ『あなたはちょうのうりょくしゃですか?』 3ぺーじ『かもとかげなめ』 4ぺーじ『けっかんからせつなくうまれるもの』 5ぺーじ『くらやみときみのて』 6ぺーじ『ふぉーくだんす』 あとがき 1ぺーじ『むかしといまとあるところで』 P.14 L.1、2 あんあんあんとか寝起きに聞こえてきた。「とっても大好き……」と寝ぼけつつも呟いて身体を起こすと、巣鴨がエロビデオを鑑賞していた。 →アニメ『ドラえもん』のオープニングテーマ「ドラえもんの歌」より。 歌詞の「アンアンアン とってもだいすき ドラえもん」の部分。 P.18 L.2 「そんな昔のことは忘れたよ」 →1942年製作のアメリカ映画『カサブランカ』、ハンフリー・ボガート演じるリックの台詞「That s so long ago, I don t remember(そんな昔のことは忘れた)」より。 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡』や『明日も彼女は恋をする』でもパロディに使われた台詞。 P.27 L.7 「藤木源之助……とはいかないか」 →『シグルイ』(原作:南條範夫、画:山口貴由)の主人公・藤木源之助のこと。虎眼流、隻腕の剣士。 P.39 L.12-14 「あんたこそ。カツオちゃんだと紹介されたよ」 「ばーぶー」 「イクラちゃんとまでは言ってなかったが」 →漫画『サザエさん』(著:長谷川町子)、及びテレビアニメ『サザエさん』の登場人物・磯野カツオと波野イクラより。 イクラちゃんはアニメでは基本的に「ハーイ」「チャーン」「バブーン」としか話せない。 P.42 L.3、P.51 L.11 「それとね、あんたじゃなくてさんを付けろよカス野郎。私は年下に舐められるの大嫌いなの」 「それで負けてるんだからよりダッセェつの。外でもさん付けを欠かすなよデコ助野郎」 →大友克洋原作・監督の劇場アニメ映画『AKIRA』の主人公・金田正太郎の台詞「さんをつけろよデコ助野郎」より。 この台詞は映画版のみで、漫画版の同場面の台詞は「なんか用か!?」となっている。 現在では、本来「さん」付けすべきとされるキャラが呼び捨てにされている場面で ネタとして発せられる、ある種ネットスラングとして定着している。 2ぺーじ『あなたはちょうのうりょくしゃですか?』 P.70 L.8 『んー、あー、どうした急に。ドキドキするもの見つけたか?』 →メディアワークス文庫のキャッチコピー「ドキドキするもの、みつけた」より。 ちなみに『トカゲの王II -復讐のパーソナリティ(上)-』と同月に、 そのメディアワークス文庫より入間人間の短編集『時間のおとしもの』が発売された。そちらも是非チェック! P.76 L.4 ドラえもんのように便利だが、リスクが大きい。 →『ドラえもん』(著:藤子・F・不二雄)に登場するキャラクター・ドラえもん。 色々な夢を不思議なポッケで叶えてくれる未来の猫型ロボット。 P.76 L.5 よって喪黒福造の方に近い。 →『笑ゥせぇるすまん』(著:藤子不二雄A)の登場人物・喪黒福造。 セールスマンの喪黒福造は現代人のちょっとした願望をかなえてくれるが、 約束を破った場合または忠告を聞き入れなかった場合にその代償を負わせる。 P.77 L.4 「さんはいらねえってばよ」 →『NARUTO -ナルト-』(著:岸本斉史)の主人公・うずまきナルトの口癖「~だってばよ」より。 P.79-80 L. のび太がジャイアンの暴力を語るときの雰囲気に近い。 →『ドラえもん』(著:藤子・F・不二雄)の登場人物・野比のび太とジャイアン(本名:剛田武)。 ドラえもんにいつも泣きついている。 P.84 L.7 『んむ、分かった。明日遅刻したらクビか焼き土下座ね』 →『賭博黙示録カイジ』(著:福本伸行)において、主人公・カイジとの勝負に負けた利根川が受けた 「焼けた鉄板の上で10秒以上、手と足と額を地に付けた土下座を行う」というもの。 ブス… ∫ ;′ ∫ ,;′ ブス…',. -――-゙、 ;' ジジジ… ; / へ ` 、'; ∫ _;'___{. , -/、/=;´イヽ;'_ /三三j='rー、\_ 、)_℡, ;;〉三'`、ジジ… /三三└'゙ー ;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、 囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮 囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮 ◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎ P.91 L.6,7 『お前のサイコガンが火を噴くぜ!』 「あれは左手だよ」 →『コブラ』(著:寺沢武一)より。 主人公・コブラの左腕にはサイコガンが仕込まれている。 P.95 L.4 正確にはお知恵を拝借して、俺がその手を打つというヒ○ルの碁方式だ。 →『ヒカルの碁』(原作:ほったゆみ、画:小畑健)より。 主人公・進藤ヒカルに取り憑いた天才棋士・藤原佐為の霊が指示を出した。 P.105 L.10 ちなみにこの網の罠は福満しげゆきの『生活』が参考文献だ。読んでてよかった。 →『生活』(著:福満しげゆき)より。 P.107 L.7 ドラゴンズレアとか。あだ名が発展してクソゲー君になりそうだから止めよう。 →LDゲーム「ドラゴンズレア」より。 ちょっと先に進んだら死亡フラグ、城に入ることすら出来ずにGAMEOVERは当たり前、 援護不可能などクソゲーとしても有名。 3ぺーじ『かもとかげなめ』 P.122 L.2 女の乗ってきた車はプリウスで、乗り心地はいい。 →トヨタ自動車が1997年に製造、発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車・プリウス。 P.122 L.10 「じゃあ、ギアスか?」 →SFロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』より。 1巻では石竜子がギアスごっことかしてた。 P.125 L.4 ……まさか負ける度に血を支払う羽目にならないだろうな。 →『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』(著:福本伸行)における「鷲巣麻雀」より。 鷲巣は現金、対戦相手は血液を賭ける。 P.126 L.13 空を歩く男の間違いじゃないか、それ。 →『魔界探偵 冥王星O ウォーキングのW』に【空を歩く男】が登場する。 ……が、この場合、素直に『空中を蹴る』ことのできる能力を持つアメンボのことか。 P.147 L.5 なにより大事なのは自信であると、色川武大も本の中で言っていたではないか。 →日本の小説家、エッセイスト、雀士である色川武大。 書名は不明。情報募集 P.155 L.4 白ヤギ=手紙。食ったのは黒ヤギだったか? →1巻に引き続き、童謡「やぎさんゆうびん」より。 先に手紙を食べちゃうのは黒ヤギさん。 P.157-158 L. 目の色が変わるという共通点だけで、某人気アニメの主人公の真似を練習し続けた成果が、まさかこんなところで生きるとは。 →SFロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアのことだと思われる。 1巻でもギアスごっことかしてた。 P.166 L. ドングリコロコロである。 →童謡「どんぐりころころ」より。 作中では「どんぐりの背比べ」の意味で使われている。 P.166 L.11 なんともクールな佇まいである。 →『COOL - RENTAL BODY GUARD -』(著:許斐剛)に登場するレンタルボディーガードCOOL。 P.168 L.16 スーファミソフトの課長島耕作でも言っていたぞ、おいしい話には裏があると。 →1993年にユタカより発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト「課長 島 耕作」より。 原作は弘兼憲史による漫画『課長島耕作』。 P.172 L.3 「ゴーメンナサイヨ」 →日清食品「強麺」のCMより。 4ぺーじ『けっかんからせつなくうまれるもの』 P.195 L.17 ブライアン・ホークかよ、お前。 →『はじめの一歩』(著:森川ジョージ)の登場人物・ブライアン・ホークより。 元WBC世界ジュニアミドル級チャンピオンで、ノーガードで上半身のみ 後方に倒れるようなスウェー・ディフェンス「上体反らし」が得意技。 上体反らしからのカウンター攻撃など、持ち前の野生的な勘と喧嘩の才能に物を言わせた ボクシングの常識にない変則的なスタイルを武器とする。 5ぺーじ『くらやみときみのて』 P.222 L.1,2 「クールだからとしか言いようがありません」 わけの分からん問答である。でもなんだか納得できる、不思議。 →『COOL - RENTAL BODY GUARD -』(著:許斐剛) P.241 L.6 観客のざわめきに包まれ、彼らが自然に空けた中央への道をモーゼのように進む。 →旧約聖書の「出エジプト記」より。 古代イスラエルの民族指導者・モーゼが虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出、 その道中、海を割って、そこを渡ったと言われている。 P.252 L.4 肌露出しすぎ。ドラクエの踊り子みたいだ。 →RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの職業・踊り子より。 6ぺーじ『ふぉーくだんす』 P.276 L.11 今年(このあとがきを書いている年。だから正確には去年)のサイン会の控え室ではブリキさんと真島くんの話題で盛り上がっていました。 →『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』(著:にわのまこと) あとがき P.276 L.13 タイトルはトカゲの王だけど、某有名歌手は関係ありません。 →アメリカロックバンド・ドアーズのメンバー、ジム・モリソンのこと。 アルバム『太陽を待ちながら』の中に現れる彼の有名な叙事詩「ザ・セレブレーション・オブ・ザ・リザード」にちなんで「トカゲの王(The Lizard King)」と呼ばれた。 P.276 L.13 い○らの王もし○んの王も○の王も特に関係ありません。 →順に『いばらの王』(著:岩原裕二)、『しおんの王』(原作:かとりまさる、画:安藤慈朗)、『隠の王』(著:鎌谷悠希)のこと。 P.277 L.1 あと主人公がピーチ姫化しているのは仕様です。助けに来るヒロインがクッパなのも仕様です。 →任天堂マリオシリーズに登場するゲームキャラクター・ピーチ姫とクッパ。