約 1,219,438 件
https://w.atwiki.jp/renkin2021/pages/415.html
赤ちゃんの作り方 材料1 材料2 材料3 できるもの 人間 人間 愛 赤ちゃん
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/128.html
集合場所に戻ると、スタッフさんから今回のDVDマガジンの撮影内容について説明があった。 前半はみんなで自然公園でワイワイと遊ぶ姿を撮影するので、適当にやっていいよとのこと。 後半は、ご飯を作って食べるらしい。よくあるパターンだな。 適当に、と言われても、やっぱりメンバーが固まっててはいけない。 「どうしようか。あっちの・・・牧場行くグループと、芝生のとこでアスレチックとかスポーツやるグループに分かれようか。」 「だね。じゃあとりあえず、牧場がいい人ー!」 そんなわけで、神がかり的な運動神経(ある意味)の私は、早々牧場行きに名乗りをあげた。 他にこっち側に来たのは愛理、舞ちゃん、なっきぃ。 運動大好きなちさまいみとゲキハロでスポーツ少女をやる栞菜は、大型アスレチックに挑戦するみたいだ。ジャージに着替えて、「ドキドキするねー!」と3人ではしゃいでいる。 「えりかちゃん、元気ない?」 横に並んで歩いていた愛理が、ひょこっと顔を覗かせた。 「えっ?そうかな。さっきバドミントンやって疲れちゃったのかも。ウチ、体力ないから。」 「そか。・・・ねえ、えりかちゃん。千聖と一緒の部屋は楽しい?」 「・・・楽しい、けど。」 何だか含みのある言い方だと思った。 続きを促すように黙っていると、愛理はまたポツポツ話し始めた。 「2人は、ほら、何かみんなとはしないことしてるでしょ?今日もするのかなって思って。」 愛理はごくたまに見せる、いたずらっ子みたいな顔でケッケッケと笑った。 ちょっと前、私のすすめ(・・・)でトイレにこもって一人エッチをしてた千聖と、たまたまトイレに入ってきた愛理が鉢合わせになった。 愛理にはその時、軽く私たちのしていることを話しておいた。 結局愛理も好奇心で千聖にいろいろしてもらっちゃったみたいで、私は自分が可愛い可愛いキュートにやらしい遊びを持ち込んだような気がして、それもまた気がかりになっていた。 「愛理はさ、私と千聖の関係、どう思ってるの?」 後ろを歩くなっきぃと舞ちゃんはパンフレットを見ながら喋っていて、こっちには注意が向いていない。小声で話を続けると、愛理はきょとんとした顔になった。 「どうっ、て。それは・・・2人がよければいいんじゃないかと。」 「でも、千聖は何ていうか、その、・・・今の千聖にはよくないのかなって。いや、前の千聖でも決していいとは」 慌てる私を、愛理はちょっと面白そうに見つめる。 「どうして急にそんなこと。結構前からでしょ、えりかちゃんと千聖。」 「そうなんだけどさ」 「・・・・千聖は、そんなに子供じゃないよ。前にえりかちゃんだって、私に言ったじゃない。千聖のこと子ども扱いしすぎって。 確かに、その通りだと思った。ずっと一緒にいると、千聖は前と同じで、ちゃんと強い意思を持って行動してるんだってわかる。 今はすごいおしとやかで控えめなお嬢様だけど、元はあの元気で気の強い千聖なんだから、本当に嫌なことははっきり嫌だって言えると思う。大好きなえりかちゃん相手になら、なおさらそうでしょ。」 「・・・じゃあ、愛理は反対はしてないの?」 「反対も何も、私は千聖の保護者じゃないし、えりかちゃんのことだって信用してるから。・・・まあ、別に、応援もしてないけどねー。」 愛理はそれだけ言うと、クネクネした走り方で先に行ってしまった。 「保護者、か。」 後方をチラッと見る。 相変わらず、なっきぃと舞ちゃんは楽しそうにしている。 なっきぃは3人姉妹の真ん中だけあって、バランスの取り方がとてもうまい。 私や舞美にはしっかりものの妹としていっぱい意見をくれるし、年下組の面倒見もすごくいい。 特に千聖とは、前からプライベートでもたまに遊びに行くぐらいに仲がよくて、本当の妹みたいに可愛がっているのは知っていた。 私が栞菜を見守るように・・・・いや、ある意味それ以上に千聖のことを思っているのだろう。私はどちらかというと放任タイプだ。 私なら、栞菜が例えば舞美と、今の千聖と私みたいな関係になったとしても、まあ別にいいんじゃない?と思う気がする。 ていうか、それだと絶対に舞美より栞菜が積極的だと思う。 定番の ノk|*‘ρ‘)<舞美ちゃんいいにおいするかんな・・・・クンカクンカ というアレを思い出して、一人でニヤニヤしてしまった。 「ねー、愛理ちょっと待ってよー。一緒に歩こうよ。」 とりあえず元気を取り戻した私は、あいかわらずかっぱ走りの愛理の腕を取ってまた横に並んだ。 「愛理は、舞ちゃんと部屋一緒なんでしょ?珍しいよね。」 「うん、ちょっと新鮮。何かまったりするねーって2人で言ってたんだ。勉強の話もできるしね。・・・あ、でも、舞ちゃんもさっきのアレ、えりかちゃんと千聖のこと気にしてたよ。」 「・・・・・・・えっちょ、ちょっと何で?舞ちゃんが何で知ってるの?」 「いやー、わかんないけど。えりかちゃんもう千聖に変なことしてないよね、って言ってた。ケッケッケ、えりかちゃん大変だー」 今日の愛理はプチSモードらしい。ってそんなことはどうでもよくて。 つまり、私たちの関係について なっきぃ→知ってるけど誤解してる 愛理→大体知ってる 栞菜→まあまあ知ってる 舞ちゃん→どこまでかわかんないけど知ってる 舞美→根本的に違う解釈をしてる(从 ・ゥ・从<ペットマッサージをちっさーにしてるんでしょ!) 「って全員知ってるんじゃん!」 私の自己ツッコミを聞いて、愛理がまた楽しそうにケッケッケと笑った。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/tsuvoc/pages/1349.html
建ちゃん けんちゃん (代)伊集院の愛称。こう呼んでいいのは家族と彼女だけ。
https://w.atwiki.jp/last30/pages/28.html
エリレシャカイニ エリレキタイアゲ ドクターガマミリア(持続:SS) ダウンストローク(持続:SS) ラヴィイ(持続:SS) ロマンゼット サーシャウォーリア(持続:SS) ファイヤーガーデン リンダジッセキ サーシャオブフ(持続:S) マイルドアラアラジ(持続:SS) ダンエレクトロ(持続:S) ブラックジャック ウエストリンギア キャパシタンス(持続:SS) サーシャンジャー(持続:SS) サーシャナイト(持続:A) サーシャフット(持続:SS) マシューエアー マシュークリフト クリオネライアン ラヴィア
https://w.atwiki.jp/rentyan00/pages/42.html
連こんばんは-w2011年10月1日 (21 58 33) ミリオンスターこんばんはー久々にinしたら連ちゃんが国建ててたから、亡命失敗の負け犬になりながらも亡命してきたよw2011年10月1日 (21 59 31) 連久々-w僕のペットにしてあげるww総帥変わってw2011年10月1日 (22 01 02) ミリオンスター人生最大の屈辱をどうもありがとうw 落ちる時総帥開空けていいなら良いけど?2011年10月1日 (22 02 56) 連屈辱ってwなら下僕だぁw総帥だるい-w総帥交代制にしよか?w2011年10月1日 (22 04 24) ミリオンスターww そういや連ちゃんの下僕は何人いるん?いいよー連ちゃんが決めて2011年10月1日 (22 08 35) 連二人だよwとりあえず放浪してくるw2011年10月1日 (22 09 33) ミリオンスター思ったより少ないなw いってらー2011年10月1日 (22 10 17) 連帰宅w瞬殺してきたw2011年10月1日 (22 42 47) ミリオンスター乙ー 連ちゃんなら「はやぶさ」あたり潰してくるかと思ったよw2011年10月1日 (22 44 30) 連一人じゃ無理ですよ-w頑張ればいけるけどw2011年10月1日 (22 45 11) ミリオンスター言ってくれたら手伝ったのにw2011年10月1日 (22 48 47) 連そんな気力ないです-wはやぶさとKEYどっちが手強いかなw2011年10月1日 (22 50 34) KEYBLADE【ROXAS】No CM28 %83名 はやぶさ国ランク:1【スフィア】放置さえしなければ誰でも(;´Д`A14 %42名 ミリオンスターまたまた謙遜しちゃってw うーん、どっちもどっち的な?国民の武器次第かな?2011年10月1日 (22 52 28) 連潰すなら、二国一気に潰したほうがカッコウいいじゃんw潰すってなるとこの国のガだるいのは間違いないw2011年10月1日 (22 53 30) ミリオンスターんじゃ、2国一気に行く日を楽しみにしてるよw たしかに何気嫌な武器落ちしてる人多いなw2011年10月1日 (22 57 08) 連一人じゃ無理ですw目指せ最強国家w2011年10月1日 (22 58 16) ミリオンスター要塞砲かジェノ使えば行けるんじゃない? がんばw2011年10月1日 (22 59 53) 連NTまであげるのかぁw総帥ってより放浪するほうが楽しいですw2011年10月1日 (23 00 51) ミリオンスター誰かNTの人に頼めば? そういや何気に追放追加されてるねwこれってあの裏技使える様になってんの?2011年10月1日 (23 02 37) 連勧誘するかwこなかったら武力行使ww裏技って何w2011年10月1日 (23 03 48) ミリオンスターさすがww 内乱→追放→亡命→廃墟コンボw2011年10月1日 (23 05 20) 連鬼畜wそれはあかんすw2011年10月1日 (23 06 25) ミリオンスターまぁねwでも、昔同じ様なシステム出来た時流行ったんじゃないの?2011年10月1日 (23 08 18)
https://w.atwiki.jp/kiba001/pages/290.html
【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ 登場人物) 【名前】 大ちゃん 【よみがな】 だいちゃん 【キャスト】 高原知秀 【登場話】 現代編 第15話、第16話 河川敷でおぼれているザリガニを助けようとしているところで渡と出会った記憶喪失の青年。 名前も日常生活どころか箸の持ち方までも忘れている。体が大きいので渡は大ちゃんと名前をつける。 赤ん坊のように何も出来ないが優しい性格。何事も真面目に取り組む。 出前中に自転車のチェーンが外れてしまった天野恵里子と出会う。これが縁で恵里子の父に気に入られ 定食屋で働く事になる。だが頭痛とともに記憶が蘇り全てを思い出す。自分の正体が何であるか。 【関連するページ】 ライオンファンガイア ルーク 天野恵里子 第15話 第16話 第17話 高原知秀
https://w.atwiki.jp/girlstankbattalion/pages/92.html
プロフィールZちゃん デビルスクランダーZちゃん 原作におけるZちゃん プロフィール 無敵の力はアタシのために!マジンガーZちゃん、ただ今参上! 誕生日 サイズ 血液型 星座 身長 体重 声優 本田真梨子 自信があるところ コンプレックス 好きなこと 好きな食べ物 座右の銘 無敵の力はアタシのために!正義の心は2の次、3の次! アニメ『ロボットガールズZ』からのゲストキャラクター。 元祖ロボットアニメの主役ロボ『マジンガーZ』の美少女擬人化キャラ。 Zちゃん タイプ 攻撃 リーダースキル アタックライン 同じ列にいるユニットの攻撃力10/20/30%アップ 必殺技 ロケットパーンチ! 1/2/3ターンの間、発動者以外の攻撃力を1.2/1.4/1.6倍する。さらに発動者の攻撃力1.2/1.4/1.6倍と同じ数だけ、敵のHPを1/2/3ターン減らし続ける。発動ターン数 Lv1 14/Lv5 10 HP 攻撃 攻補 速度 回復 防御 防補 好きな戦車 UR パットン 黒鉄のZ(攻撃) 戦車スキル ハードスナイプ HP +20% 攻撃 +40% 攻補 +0% 速度 +30% 回復 +0% 防御 +20% 防補 +0% 会心 +9% 回避 +4% 入手 2015/8/18~8/27 ロボットガールズZ+ × しんぐんデストロ~イ! HR 激レアドロップ(普通&難関:黒キリアちゃんの謎 1)超合栗P報酬:2940 SR 超合栗P報酬:18440 UR 超合栗P報酬:128340 戦車 超合栗P報酬:91050最終ランキングボーナス(1~30位、51~70位) 特効 ロボットガールズZ+ × しんぐんデストロ~イ! 原作での暴れっぷりを反映して、しんぐんでは攻撃タイプとして登場。 リーダースキルは使いやすいアタックライン。 必殺技は攻撃力バフとターン経過のスリップダメージ。 ただし攻撃力バフは自分自身には効果がないため、 自身の攻撃力を上げるには別途バフ役を用意しないといけない。 スリップダメージは状態異常扱いなので、怪獣の状態異常時に強化されるタイプの必殺技と相性が良い。 好きな戦車は攻撃力と速度の補正強化が著しく、攻撃役としては申し分ない。 ハードスナイプ持ちだが会心補正はごく普通なので、装備やリーダースキルで強化すること。 デビルスクランダーZちゃん タイプ 攻撃 リーダースキル アタックライン 同じ列にいるユニットの攻撃力10/20/30%アップ 必殺技 ロケットパーンチ! 1/2/3ターンの間、発動者以外の攻撃力を1.2/1.4/1.6倍する。さらに発動者の攻撃力1.2/1.4/1.6倍と同じ数だけ、敵のHPを1/2/3ターン減らし続ける。発動ターン数 Lv1 14/Lv5 10 HP 攻撃 攻補 速度 回復 防御 防補 好きな戦車 UR パットン 黒鉄のZ(攻撃) 戦車スキル ハードスナイプ HP +20% 攻撃 +40% 攻補 +0% 速度 +30% 回復 +0% 防御 +20% 防補 +0% 会心 +9% 回避 +4% 入手 2015/8/18~8/27 ロボットガールズZ+ × しんぐんデストロ~イ! UR 最終ランキングボーナス(1~30位、51~70位)1~10位入賞時は入手時点で必殺技Lv5 戦車 超合栗P報酬:91050最終ランキングボーナス(1~30位、51~70位) 特効 『ロボットガールズZ+』コラボイベントの最終ランキング上位報酬。 『ロボットガールズZ ONLINE』で登場した、飛行ユニットのデビルスクランダーを背面に装着した姿。 元ネタは本家のジェットスクランダー。 原作におけるZちゃん マジンガー系の擬人化キャラで構成された『チームZ』のリーダー格。モデルは弓さやか。 グレちゃん(グレートマジンガーの擬人化)や、グレンダさん(グレンダイザーの擬人化)と3人で 練馬区光子力町の支配を企む地下帝国の機械獣ガールズをフルボッコにしている 同アニメの主役的な存在。ただし、登場キャラが増えた『+』では殆ど出番のない回も出てきている。 『ONLINE』以降に登場したボス(原作のボスの少女化)とは腐れ縁のケンカ友達。 性格は熱血系で体育会系。更に座右の銘となっている口上から容易に想像が付くと思うが 非常に気が強く、自身が気に入らないことがあるとすぐ怒り出す悪癖がある。 戦闘では町の被害を抑えることより敵を倒すことを優先する傾向が強く、 彼女達チームZの攻撃で町に被害が出ることも少なくないため、 町を守る正義のヒロインとして機能しているかは疑わしいと言わざるを得ない。 『+』では、ロボットガールズ被害者の会に恨まれている描写まで出てきた。 なお、口上は本家OPテーマの歌詞「無敵の力は ぼくらのために 正義の心を パイルダー・オン」のパロディ。 戦闘能力は高く、基本的に本家が使用している武装は『ロケットパンチ』『光子力ビーム』 『冷凍ビーム』『ルストハリケーン』『ブレストファイヤー』等全て使用可能。 敵の攻撃を『光子力バリア』で防ぐことも可能。 ただし、ロケットパンチは腕ではなく手袋が飛んでいく形に変更されている。 着ているスーツは超合金Zならぬ『超合繊維Z』製。後に『超合繊維ニューZ』製へ強化されている。 なぜか同性にやたらモテると言う設定があり、 グレちゃんからは密かに(キマシタワー的な意味で)慕われている。
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/59.html
前へ お姉ちゃんが変わった。 あの日のことは、今でもはっきりと覚えている。 キュートの仕事の時に、お姉ちゃんが階段から落ちて頭を打ったという話を聞いて、パパママと一緒に病院へ行った。 受付には矢島さんたちキュートのメンバーとマネージャーがいて、検査が終わって異常がないので家に帰れるというような話をしていた。 「よかったぁ。」 でも、そのわりにみんな微妙な顔をしていた。暗いというわけじゃないけれど、何か言いたいような言いたくないような、おかしな雰囲気だった。 「えっと、お姉ちゃんは大丈夫なんですよね?」 近くにいた鈴木さんに聞いてみる。 「へえ?ああ、・・・・うん。大丈夫、だよね?」 「そう、だよね?」 「うーん?」 やっぱり反応が変だ。誰も私と目をあわそうとしない。 「何かひどい怪我とかあったならちゃんと教えてください!」 「怪我っていうか。」 うつむいたままの萩原さんが喋りだした。 「おかしくなったかも。頭が。」 ・・・・・・・・・・・え? 「それ、どういう」 「お待たせしました、ご家族の方、入ってください。」 もう少し詳しく聞こうとおもったら、看護師さんが呼びにきた。 頭おかしくなったって。 お姉ちゃんは時々幼稚園児みたいなこと言い出すから、私もバカとか言ったりすることはある。 でも何か、他の人が言うのはちょっとむかつくかもしれない。 別にたいしたことなかったら、お姉ちゃんに言いつけてやろうかな。 「岡井さん。入りますよ。」 検査室に入ると、おでこに大きい湿布を貼ったお姉ちゃんが振り向いた。 顔もぶつけていたみたいで、右のほっぺたもちょっと赤くなっている。 「ちょ、ちょっと平気?ここ打ったの?」 思わず湿布に触ると、お姉ちゃんが「キャァッ」と短い悲鳴を上げた。 「痛いわ、明日菜。たんこぶができているのよ。」 ―お姉ちゃん、今何て。 キャア?痛いわ?のよ? 「何でふざけてんの!みんな心配してるのに!」 「明日菜。」 文句を言おうとしたら、ママに肩を引かれた。少し顔が青ざめている。 「お父様、お母様、明日菜。心配をおかけして、ごめんなさい。特に異常は見当たらないとのことですから、一緒に帰れるみたいです。」 お姉ちゃんは真面目な顔で、私達に深々と頭を下げた。 お嬢様ごっこか。 よくお姉ちゃんが「愛理の真似ーぶはは」って笑いながらやるモノマネの声に似ていた。 パパもママもぽかーんと口を開けてお姉ちゃんを見ている。 お医者さんが、しっかりしたお嬢さんですねとか言っている。 違うのに。お姉ちゃんはこんなんじゃない。 こういう場合なら、ちょっと半泣きで「ごめんねごめんね」って謝ってくれるはずだ。 こんなに心配して駆けつけたのに、いつまでくだらない演技を続けるんだろう。 「ねーもう本当にそのキャラやめて。キモいから。」 「明日菜!いいから黙って。千聖、大丈夫なら家に帰ろう。」 もっといろいろ言いたかったのに、ママに遮られてしまう。 どうして?私たちだけじゃなくキュートのメンバーだって、お姉ちゃんを心配して病院まで来てくれてたのに、こうやってふざけるのはいけないんじゃないの? 「今日はお姉ちゃん、疲れてるんだよ。そんなにカリカリするな。」 そういいつつもパパは動揺しているみたいで、廊下で2回も転びかけた。 「ちっさー!」 病院の玄関のあたりで、矢島さんと萩原さんが待っていた。 「ちっさーのおじさん、おばさん、ごめんなさい、私が千聖ちゃんとふざけていてこんなことに」 「舞美さん、あれはただの事故ですから。私は大丈夫です。そんなふうにおっしゃらないでください。」 「ちっさー・・・」 もう遅い時間だから、他のキュートのメンバーは先に帰ったらしい。 2人は責任を感じて残っていたみたいだった。 お姉ちゃんに体の調子をしきりに聞いてる矢島さんとは裏腹に、萩原さんは少し離れたところから、黙ってお姉ちゃんの顔を見つめている。 とても厳しく、怖い顔をしていた。 相方って言われるぐらい仲良しだから、返って、責任を感じているのかもしれない。 別に、萩原さんのせいじゃないのに。そんなに気にすることはないのにな。 私の視線に気づくと、少し眉を寄せて、さっさと中庭の方へ歩いていってしまった。 「あ・・・・」 なぜか追いかけてはいけない気がした。みんなお姉ちゃんを構うのに夢中で、気づいてもくれない。 「お姉ちゃん、萩原さんが」 呟いた声は、誰にも届かなかった。 どうしても変なキャラをやめてくれないお姉ちゃん。 そのことについて何も言わないパパとママ。 お姉ちゃんに一言も声をかけないで、どこかへ言ってしまった萩原さん。 私にとって当たり前だったたくさんのものが、静かに壊れ始めているような気がした。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/315.html
そこにあるのは、おもちゃの手錠。 数日前、打ち合わせの席に、「キューティーミニスカポリスガールズってどうかな?ケッケッケ」と愛理が持ってきた物だった。 結局その話は笑って流れたはずなのに、どういうわけか私のカバンの中に入っていた。 返さなきゃと思いつつ、習慣になっている“痴漢のアレ”を妄想する時に使わせてもらったりしていたので、結局私の手元から離れていないという経緯がある。 千聖を押し倒したまま、思いっきり手を伸ばして手錠を掴む。ガチャッと大げさな音がして、千聖の視線がそれに釘付けになった。 「舞ちゃん」 「うるさい」 「ねえ、やだ。やめて」 手首にわっかを通そうとすると、さすがに千聖は身を捩った。 「話があるんじゃなかったの?だから千聖舞ちゃんち来たんだよね?」 そこまでは覚えてるのか。 千聖はお嬢様から前の人格に戻るとき、前後の記憶があいまいになってたりすることがある。そういう時は少し遡って、千聖が把握していることを確認しながらしゃべるのがキュート内でのルールだった。私は千聖のことなら何でもわかってるから、いちいちそんなのしないけど。 「ねえ、明日ゲキハロじゃん。千聖用事ないなら今日は帰りたい。遊ぶなら違う日にしようよ。舞ちゃん・・・ちょっと、やだってば!」 千聖は私のわがままを封じようとする時、こうやってお姉ちゃんの口調になって諭そうとしてくる。でも生憎、今はそれに従ってあげる気分ではなかった。私を説得するのに夢中になってるところを見計らって、もう一度千聖の手首を掴んだ。 今度はうまくいった。丸いわっかのなかに、右の手が収まる。 「最悪・・・」 千聖はそうつぶやいてから、あわててまだ自由な左手を背中に隠した。 こんなことになって困った顔をしているけど、怒ってはいないみたいだ。まだ私が何を考えてるのか、わかってないのかもしれない。 私は私で、なぜか妙に落ち着いていた。ドアの外からは、家族の楽しそうな声が聞こえる。この状況で千聖が大きな声を出したり、ママがうっかり部屋に入ってきたら、大変なことになるというのに。 千聖の目をまっすぐ見つめたまま、私は手錠のもうかたっぽのわっかを引っ張った。繋がれると思ったのか、千聖はまた身を捩った。 「・・・違うから。暴れないで」 私は苦笑して、それを自分の左手首にはめた。冷たい金属を通して、私と千聖がつながる。 「・・・・なにやってんの、舞ちゃん」 「ねえ、千聖はどこまで覚えてるの?」 その声をさえぎるように、私は千聖の耳元に顔をうずめてささやいた。 「ひゃあ」 甲高い声。あのDVDみたいなエロい声ではないけれど、ぞくっとするような興奮が体を突き抜ける。 「どうなの?」 「ちょ、耳くすぐったい。やめて。何が?」 「だから、舞とエッチなことしたの覚えてるの?」 「え」 千聖の動きが止まった。口を半開きにしたまま、私の顔をまじまじと見つめる。 「私、舞ちゃんともそういうことしてたの・・・?」 ――も、って。さっきも“舞ちゃんもなの?”とか言ってたけど・・・きっとえりかちゃん本人に聞いたんだろう。キュートのみんなは、このことを勝手に話したりはしないはず。 でも、いつ?どこで?どうやって?どこまで聞いたの?それで、千聖はどう思ったんだろう? 私はいつでも千聖のことを把握していたいのに、こうやってえりかちゃんに先を越されてしまう。こういうのは不本意だし、悔しい。 「舞と海でキスしたり、舞のこと温泉で触ったりしたの覚えてないの?千聖が触ったんだよ。裸で」 「や、え、嘘。ちが、だってそんな」 千聖は赤くなったり青くなったりしながら、自由になるほうの手で私を押しのけようとした。 「大人しくしてってば。」 その手を自分の指で握りこんで、恋人つなぎにする。千聖の手のひらはひどく湿っていて、ドクンドクンと鼓動が伝わってくるぐらい緊張していた。 「千聖・・・」 本日二回目のキス。 ビクッと跳ねる左手を全力で押さえる。千聖は手錠の方の手は動かさないはず。・・・変に力が入れば、私の手首に傷がついちゃうかもしれないから。 「・・・顔、振らないで。唇切れちゃうよ」 小さくて柔らかい唇に、軽く歯を立てながらそんなことを言ってみる。その一言で千聖が動かなくなったから、今度角度を変えたりして何度も啄ばむ。さすがに舌を入れたりはできなかったけど、さっきのよりはずっと大人のキスができた。頭がくらくらする。 鼻から漏れる息がくすぐったい。チュッと音がするたびに、千聖がもじもじ動くのがたまらない。千聖も私の唇の感触を感じてるんだと思うだけで、私は毎晩“アレ”をする時みたいなそわそわした気持ちになった。 数分間後、やっと唇を離すと、千聖はぼんやり目を開けていた。ずっとくっつけていたからか、いつもより少し唇が濡れてぷっくりしている。呆然とした表情のまま、私の顔を見て、ゆっくり何度か瞬きを繰り返す。 「わ・・わたしに、どうしろっていうの・・・?」 明るい千聖らしくもない、泣き出しそうな声。こんな顔されたら、いつもならごめんと謝り倒していたかもしれないけれど、今の私は完全に悪いスイッチが入ってしまっているみたいだ。 「いいでしょ、キスぐらいしたって。どうせえりかちゃんとだってしてるんでしょ」 「・・・してないよ。たぶん。あんまり。えりかちゃんがそう言ってた。なんか、そういう、ルールだってえりかちゃんが」 千聖は一度言葉を切って私から目を逸らすと、「これ、痛いから外して。」と手錠のついてる手を軽く動かした。 「やだ。」 「ねえ、舞ちゃん!」 「えりかちゃんえりかちゃん、ってうるさい千聖。」 「だって舞ちゃんが聞いたんじゃん!ねー、もうやだってば。本当に。ていうか、何で手錠とか持ってるの?ヘンタイじゃーん」 「うるさいな。愛理のだから、これ」 「でも舞ちゃんが持ってるんだから舞ちゃんがヘンタイでしょ。今使ってるし。ねえ、あと重いから上乗っかるのやめて」 お嬢様の千聖とじゃありえないような、久しぶりのちさまいバトル。こんな状況じゃなかったら私も楽しんでいただろうけど、正直それどころじゃない。 案の定、このやりとりが面白くなってきた千聖は、笑うような場面じゃないのに目が半月になっている。だから、私は声のトーンを変えてみた。 「ねえ千聖、私が千聖にどうしてほしいのかって聞いたよね?」 また笑顔が消えた。 「舞ちゃん、そういうのやだってば・・・」 その乾いた声は無視して、あんまり体重をかけないように馬乗りになる。大好きな千聖のことを支配しているみたいな錯角を覚えて、少し優越感が高まった。 「っ!舞ちゃん!」 私はおもむろに自由な方の手を伸ばすと、千聖の胸を掴んだ。自分のとは全然違う感触。ふにゃっと指が沈む。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/35.html
前へ 仕事に行く。 私の知らない千聖がみんなと楽しそうに話している。 前の千聖みたいに大口開けて笑ったりしないで、口元を押さえておしとやかに微笑んでいる。 千聖が私に気づく。 「おはようございます。舞さん。」 千聖の声だけど、千聖の声じゃない。 私の大好きだった千聖の声は、鼻にかかってふにふにしてるとても優しいものだったのに。 こんな上品ぶった挨拶なんか聞きたくなかった。 ちゃんと目が合ってたけど、バッチリ無視してやった。 「舞ちゃん、千聖がおはようって」 「愛理、栞菜おはよう。舞美ちゃんえりかちゃんなっきーおはよう。」 「・・・舞。」 さすがに舞美ちゃんの声のトーンが変わる。 でも私は注意されたら即言い返してやるつもりだった。 自分は悪くない、こんなイジメみたいなことをしなきゃいけないのは千聖のせいだ。 そう思っていないと、心がバラバラになってしまいそうだったから。 「舞ちゃん、私トイレ行きたくなってきちゃった。一緒に行こう?」 いきなり、なっきーがいつも通りの口調で話しかけてきた。 「うん。」 別にトイレなんて行きたくなかったけれど、重すぎる空気に耐えられそうになかった。 控え室のドアを閉める瞬間、千聖が顔を覆っているのが見えた。しかも舞美ちゃんが頭をなでている。 何で。泣きたいのは私なのに。舞美ちゃんは私のお姉ちゃんになってくれるって言ったのに。 私から本物の千聖を奪って、今度は大好きなメンバーまで取っちゃうつもりなの。 「舞ちゃん。」 私はよっぽど怖い顔をしていたみたいで、なっきーが少し強めに手を握ってくれた。 でも私はもう、返事をしたら涙があふれ出てしまいそうになっていたから、ただうつむいているしかなかった。 そうして手をつないだまま、私たちはしばらく黙って歩いた。 トイレなんてとっくに通り過ぎていたけど、お互いに何も言わなかった。 「・・・千聖に会いたい。」 突然、私の口から無意識にそんな言葉が出た。 「うん。」 「謝らなきゃいけないことがたくさんあるのに」 「千聖はちゃんといるじゃない。」 「違う。本物の千聖だよ。」 なっきーの顔を見上げると同時に、ついに涙がこぼれてしまった。 「舞ちゃん。」 なっきーは歩くのをやめて、人通りのない階段の脇に腰を下ろした。 「ごめんね、舞ちゃん。千聖のことばっかり心配して、舞ちゃんのこと助けてあげられなかった。 舞ちゃんだって辛いのにね。本当にごめんね。」 なっきーは眉間にシワを寄せて、声を震わせながらそう言ってくれた。 「私は舞ちゃんのこと絶対に責めたりしないから。・・・私も本当は元の千聖に戻って欲しいの。」 「そう、なの?」 なっきーは今の千聖とも普通に話をしていたから、そんな風には見えなかった。 「うん。それが千聖にとっても一番いいことだと思うし。だからね、私たちは千聖のためにできることを考えよう? とりあえず、舞ちゃんは挨拶ぐらいは返してあげなきゃね。」 「・・・うん。わかった。」 「それじゃ、そろそろ戻ろうか。今日のレッスン始まっちゃう。」 なっきーは、何事もなかったような顔で立ち上がる。 「明日はちゃんと千聖に挨拶する。」 「明日?今日はしないの?」 「しないの。」 そこは譲らないんだ、となっきーは独特のキュフフって声で笑った。 まだ私の心は晴れていない。 でも、ちゃんとわかってくれる人がいた。 なっきーがこうして手をつないでいてくれるなら、もう少しだけがんばれそうな気がした。 次へ TOP