約 1,219,438 件
https://w.atwiki.jp/sister-database/pages/25.html
2007年 湊ちゃんの作品一覧 5月期 27日湊ちゃん「海釣りです♪」
https://w.atwiki.jp/watashiba/pages/12.html
農家@かっちゃんまとめスレ垂れ流し 1.本 日 弟 が 童 貞 を 卒 業 い た し ま し た 。 2.前に農家プラモ作った者ですが… 3.農家の田植え会議その2 4.農家の温泉でセクロス
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/62.html
前へ 「どうしたの。」 テレビを消して、パパとママは私が喋りだすのを待ってくれた。 「お姉ちゃんのことなんだけど。」 「うん。」 「あの、お姉ちゃんは・・・・・・頭が変になったの?心の病気とか。これから、そういう病院に通ったりしなきゃいけないの?」 声が震えた。 こういうことは簡単に言ってはいけないことだと、前に学校の先生が言っていた。 「明日菜。」 「私、お姉ちゃんをバカにしてるわけじゃないよ。でも、絶対に今お姉ちゃんはおかしい。パパもママも何にも言わないけど、そのこともおかしいと思う。」 瞼の裏がじわっと熱くなってきた。怒られるかもしれない。でも私は下を向かないでパパとママをまっすぐ見つめた。 ママが席を立って、私の隣に移動してきた。 「・・・・明日菜。言いづらいことを言わせてしまってごめんね。明日菜はお姉ちゃんが心配なんだって、ちゃんとパパもママもわかってるよ。」 「うん。」 緊張が解けて、じわっと涙がこみあげてきたから、慌てて思いっきり鼻をかんだ。 「お姉ちゃんのことだけど、パパと相談してしばらく様子を見ようってことになったの。 学校もそうだし仕事もこれから忙しくなるらしいから、病院へ行く時間を増やすよりも家でゆっくりできる時間を作ってあげたいと思ってる。」 パパがうなずいて、話を続ける。 「性格は変わったけど記憶には問題ないみたいだし、どっちみちしばらくは傷の手当てで通院はするから、何かあったらすぐ見てもらえるよ。」 「でも、でもさ。お姉ちゃんのファンの人はお姉ちゃんを嫌いになっちゃうかもしれないよ。今までと違いすぎるもん。」 お姉ちゃんは「少年」なんてあだながついてるぐらいボーイッシュなキャラだったから、全然違うお嬢様っぽいキャラになってしまったらきっとがっかりする人もたくさんいると思う。 キュートのメンバーだってあんなに戸惑っていたんだ。これって結構大変なことなんじゃないかな。 「そうだね。その話は、さっきお姉ちゃんともした。でもやっぱり、お姉ちゃんは自分の性格が変わったことがわからないみたいなんだ。 部屋が汚いとか、自分なりにいろいろ違和感はあるみたいなんだけど。 ファンの人と接する時はなるべく元の性格に近いように振舞いたいから、もともとどういう性格だったのか教えて欲しいって言ってた。 だから明日菜にも、お姉ちゃんのこといろいろ助けてあげて欲しいな。」 「うん・・・・・。わかった。でもやっぱり私は、元のお姉ちゃんがいいな。パパとママはそう思わないの?」 「思わないよ。ママにとっては、どんな千聖でも千聖に変わりないから。千聖が元に戻りたいっていうなら、いくらでも協力するけどね。」 パパもうなずいている。 そういうものなのか。私はまだ子供すぎて、ちょっとよくわからない。 「さあ、そろそろママ達寝るよ。明日菜も明日学校あるんだから、眠くなくてもゴロゴロしてなさい。」 「うん。お休み。」 抜き足差し足で寝る部屋に戻ると、相変わらずお姉ちゃんは幼虫みたいに小さく丸まって眠っていた。 「もっとこっち寄っていいのにな。」 私はタオルケットを体に巻きつけて、こっそりお姉ちゃんの背中に引っ付いた。 お姉ちゃんは体温が高くて、赤ちゃんのミルクみたいなちょっといいにおいがするから、 今までも内緒でくっついて寝たことが何度かあった。 今日のお姉ちゃんにも同じ事して大丈夫かな・・・としばらく様子を伺っていたら、 「明日菜。」 「うっわ」 もそもそと体の位置を動かして、お姉ちゃんが振り向いた。 「ごめん。あっち戻るから。」 「いいのよ。ここにいてちょうだい。」 お姉ちゃんは私の髪を何度か撫でて、優しく笑った。 ちょっとドキドキする。ずっと私より子供っぽいと思ってたのに、年齢よりずっと大人の女の人みたいに感じた。 「明日菜、もし私が何か不愉快なことをしたら、すぐに言って頂戴ね。 なるべく家族に迷惑をかけないように気をつけるから。」 「何で。迷惑って。別にいいよ今までどおりで。だって」 ・・・家族でしょ。 そう言いかけて、私はママがいってた「どんな千聖でも千聖に変わりない」という意味がちょっとだけわかった気がした。 「明日菜?」 「とにかく、これからもいつもと同じだよ。お休み!」 全部言葉にするのは恥ずかしかったから、強引に遮って自分のスペースに逃げ込んだ。 「・・・・ありがとう。」 ちょっとだけ涙声でお姉ちゃんが呟いた。もう。泣かれると困っちゃうよ。 これからお姉ちゃんがどうなっていくのかわからないけれど、私がいっぱい守ってあげなきゃ。 「じゃあ今度こそお休み。」 「おやすみなさい。」 手を差し出すと、お姉ちゃんは笑って握ってくれた。いっぱい疲れて、いっぱい悩んだ一日だったけれど、どうやらいい夢が見られそうな気がした。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/satsumakenshi/pages/59.html
(てんちゃん) + 目次 概要 特徴 関連リンク Ⓒ鹿児島中央警察署 Ⓒ鹿児島中央警察署 概要 [部分編集] 番外編(パート1)から登場。 ぐりぶー物語でも3回から登場。 鹿児島中央警察署の警察官にして天文館治安対策マスコットキャラクター。 天子ちゃんの兄。 番外編(パート1)では隼人や妹と共に、うそ電話詐欺を仕組んだヤッセンボーを追い詰めた。 番外編(パート2)では妹と共に、迷子になったコンコンをヤッセンボーの元へ送り届けた。 ** 登場 ** 性格 ** 好きなもの・嫌いなもの ** 趣味・特技 特徴 [部分編集] 一人称は「僕」。 普段は鹿児島中央警察署地蔵角交番、御着屋交番、及びその周辺で勤務しており、兄弟揃って治安対策活動とし様々なアピールを行っている。 短髪で右の前髪が飛び出ている。 兄弟ともども、黄色い肌と緑の髪をしており、常に警帽をかぶり、頭からは黄色く丸い玉が付いた橙色の触角が生え、常にウインクをしている。 普段は制服を着ているが、法被などを着ることもある。 ** 声優 関連リンク [部分編集] 天ちゃん 天子ちゃん 鹿児島ご当地キャラマップ ** 出典参照リンク
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/77.html
グズグズ悩んでいるうちにキャプテンが私とみやを呼びにきてしまった。 「ちょっと待ってて、梨沙子と話がしたいんだけど。」 「みや、後でいいよ。」 「でも何か言いたいことがあったんでしょ?」 「いいってば!」 自分でもどうしていいかわからない気持ちになって、思わずみやに大きい声を出してしまった。 「・・・・そか。ごめんね。先、行ってるから。」 「あ・・・」 みやはちょっと悲しそうな顔で笑って、キャプテンと一緒に歩いていってしまった。 人に当り散らすなんて、一番やっちゃいけないことなのに。 それも、私を心配してくれているみやを傷つけてしまった。 「うー・・・最低だ。」 何だか悲しくなってきた。 今日は何もかも全部がうまくいっていないような気がする。 どうしてこうなっちゃったのかな。千聖の秘密を知ったとき、誰にも言わなければよかったのかな? それとも、ももだけじゃなくてみんなに言って相談するべきだったのかな? 「梨沙子、行こっか。」 まぁが何にも聞かないで、優しく肩を抱いて一緒に歩いてくれた。 みんな私に優しくしてくれてるのに、私は迷惑をかけてばっかりだ。 私なんか、ダンスの振り覚えるのは遅いし、歌だってももやみやみたいにかっこよく歌えてないし、すぐ集中力がないって怒られるし、 あ、ヤバイ。泣きそうになってきた。 「まぁ~・・・。」 私はちっちゃい子がママに甘えるみたいに、まぁの腰にしがみついて、引きずられるように部屋を移動した。 当然コメ撮りも最悪な感じで、私のところで何度もつっかえて撮りなおしの連続になってしまった。 なんだかんだ言っても、ももや千奈美は仕事になれば頭を切り替えてちゃんと仲良く目を合わせて笑ったりなんかしている。 みやだって、さっきのことはなかったように私に話を振ってくれる。 あぁ、私だけ子供だ・・・。 マネージャーから何度も何度も怒られてるうちに、大きな手に胃がギューッと握られてるような感覚になって、私はついにうずくまってしまった。 「梨沙子?」 「どうした?」 「・・・・・・・・・・・おなか、痛い。」 その後すぐのことは、あんまりはっきり覚えていない。 貧血みたいに体がグワングワンして、多分まぁと熊井ちゃんに抱えられて医務室に連れて行ってもらったんだと思う。 しばらく休んでいるように言われたから、体を横にしてブランケットに包まった。 午後の気持ちいいお日様のにおいに和んでウトウトしかけた頃、小さなノックの音が聞こえた。 ちょっとめんどくさいから、眠っているふりをしていたら、「シーッ」なんて言いながら人が入ってきた。 「寝てるね・・・」 この声は、愛理だ。嬉しくて飛び起きそうになったけれど、横にもう一人誰かいる感じだったから、そのまま寝たふりを続けた。 「ベリーズもコンサートが近いから、スケジュールが詰まっていて疲れてしまったのかもしれないわね。」 「だね。」 この喋り方。 私が自販機の前で、偶然聞いてしまったあの時と同じだ。 舞ちゃんの吐き出す言葉を、優しく包み込んでいた・・・・ 千聖だ。 ももや私に見せていたのとは違う、今の千聖の本当の姿でここにいるんだ。 目を開ける勇気は出なかった。 私が起きてると知った時の、愛理と千聖の慌てる顔を想像したらなんだか辛くなってしまった。 「お熱はないみたいね。何か、飲み物でも用意しましょうか。」 ちょっと体温の高い、丸っこい指が私のおでこに触れた。 「あ、じゃあ小銭あるから私行って来るね。梨沙子のこと見ててあげて。・・・あと、今のうちに明るい方の千聖になっておいて。」 「ええ。」 愛理が扉を閉める音がした。 ついに2人っきりだ。 もう今からじゃ、ももに助けを求めることなんてできない。 薄目を開けて見つめた千聖の顔は、別人みたいに落ちついた優しい顔で、私はなんともいえない恐ろしさを感じた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/hostchan/pages/19.html
♡舞台 舞台 私のホストちゃんREBORN 【あらすじ】 築地市場で家業を継ぐ理人は、豊洲への移転問題で莫大な借金を抱えて怒り奮闘。 そこへ現れた伝説のホスト・深雪にホスト大学への入学を勧められる。 歌舞伎町浄化作戦で「club Vanilla」は閉店したが、甘王はバニラの魂を受け継ぐホスト大学を開校。 実践練習の場として「club ROSE」をオープンしたのだ。 ホストの才能を開花させる理人だが、歌舞伎町の再開発を巡り女性都知事、黒幕の思惑は入り乱れ、事態は二転三転していく――。 (PREMIUMパンフレットより引用) 【登場人物 - 演者】 深雪 - 染谷俊之 流星 - 久保田秀敏 理人 - 猪野広樹 遥 - 河原田巧也 茶々彦 - 米原幸佑 檸檬 - 松井勇歩 絵空 - 和合真一 海斗 - 小沼将太 幸之助 - 土井一海 唯我 - 宮城紘大 好平 - 輝山立 豪太 - 森田桐矢 玉緒 - 冨沢竜也 一真 - 蔵田尚樹 氷河 - 糸川耀士郎 蜜柑 - 藤戸佑飛 騎士 - 橋本全一 鋭利 - 萩尾圭志 純一郎 - 益満洸輝 快晴 - 勧修寺玲旺 拓磨 - 武子直輝 愛哉 - 田村良太 城ヶ崎ハニー - 伊藤修子 華麗華 - 幸田尚子 鈴音 - 石橋穂乃香 KABUKIMAX - masaharu 甘王 - オキャディー ねぶり輝彦 - 久ヶ沢徹 黒池友里恵 - 手塚理美 高田郁恵 久保田南美 鈴木アメリ 池之上真菜 【ゲスト出演】 1月12日(木) 13 00/18 30…廣瀬智紀 1月13日(金) 18 30…荒木宏文 1月17日(火) 18 30…五十嵐麻朝、平田裕一郎、向山 毅、塩川渉、鶏冠井孝介、町田宏器 1月18日(水) 13 00/18 30…中村龍介、井澤勇貴 1月20日(金) 18 30…黒羽麻璃央、杉江大志 1月28日(土) 12 00/17 30…KODAI(X4)、T-MAX(X4) 2月1日(水) 13 00…松岡 充、富田翔 2月1日(水) 18 30…松岡 充、平田裕一郎 【イベント情報】 メンフリ2016 2.5次元フェス(仮) リアルガチハイタッチ会 ホストちゃん直伝講座 アフタートーク ファン感謝祭 【映像配信】 公開入店テスト:https //freshlive.tv/official/35107 メンフリ控え室:https //freshlive.tv/official/51533 【劇中歌】 ※公式タイトルが分からない曲は独自にタイトルをつけています 【関連記事】 REBORN 舞台公演
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/6763.html
224 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 22 53 51.27 ID ??? 時々ある普通系がキモオタ系困懲らしめる話が凄く嫌いなの俺だけ? 俺、多分キモオタに分類されるからかもしれんが、 いつぞやの、学校サークルにキモいの居たからイジメたとか DQNにキレられたキモいのが、ゲーム後GMに抗議したらキレられかけて 別のGMと女の子がフォローしたけどサークル仲間には入れなかったとか 前スレから、このスレにかけての恋愛禁止サークルなのに 恋愛発展したのを諫めたら、逆に追い出されたとか 最近で特に印象強いのこのあたりだが、 他にも多々あるよな 悪いのはどれもキモオタの方かもしれんが、 迫害される側の気持ちになったら、 もう少しソフトな対応できねーもんかな 254 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 23 50 56.23 ID ??? 224 でもおめー 知り合いの鳥取になんかクケーって表音すべきか、なんか怪鳥の鳴き声みたいな叫び声を 場所もタイミングもわきまえずものすごい頻度で発する奴がいて 女の子たちが二、三人で休日に新しいルルブ買いにいくついでにお茶しないとかいう話とかを集まった日にしてると 本人は多分悪意なく友達だから一緒に遊びたいとかってんで予告なく目的地で待ってるとかやらかす奴でもあって 女の子たちにものすごく苦手がられてるんだわ そいつに悪意があるわけでもなにか法に触れたわけでもねーけど 女の子たちに苦手がるなとは言えないってのな うまくいえないけど大体そんな感じじゃね? 255 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 23 51 51.71 ID ??? 254 それは困ったちゃんじゃなくてリアル病院ではなかろうか スレ303
https://w.atwiki.jp/werewolfonline/pages/391.html
金ちゃん 基本情報 ユーザー情報 Twitter 開始年月日 2014/09/30 プレイ回数 1766 勝率 51.4%(未定含む) 評価ポイント1337(76%) 概要 純X民プレイヤー 大のAAA好きで、西島隆弘の画像を仮面にしていたり、宇野実彩子の画像をTwitterのアイコンにしていたりと、 金ちゃん=AAAの印象が強い。 「AAAこそ最強のアーティスト 大車輪山嵐村」という村を立てていた時期もある。 初村建ては「中級者集まれ 弁がたつ村」であり、人狼Xデビュー翌日には既に中級者との対戦を望むほどの向上心の持ち主である。 デビューから1年はほぼ毎日10戦するような人狼廃人でもあり、 同時期にデビューした人からすれば当時の金ちゃんは「どの評価村に入ってもいる」「村しか殴らない」厄介な存在だった。 キャッチコピーは「金ちゃんやで。」 初心者時代にはティガと最も頻繁に同村した(当事者の感想) 他人のコテハンを騙って入村することも多く、一時期ゆかまるを騙っていた。 現在は「異次元の潜伏占い、常識人の村人、麒麟さんの狼を取り込んだ俺に敵はいねえっ」 しかし役職としての人狼には苦手意識があったようだ
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/81.html
私はどうしようもなく切ない気持ちになって、そっと愛理を抱きしめた。 「ごめんね、愛理。梨沙子こういう時、何て言ったらいいのかわかんないよ。愛理の力にもなりたいし、千聖のことも助けてあげたいのに。」 ギュってした愛理の体は何だか骨っぽくて、私は何だか悲しくなった。 「また痩せちゃった?ちゃんと食べなきゃだめだよ。」 「うん、ありがとう。」 愛理が力を抜いて私にもたれかかってきた。 背中をポンポンしてあげながらふと顔を上げると、横になったまま千聖がこっちを見ていた。 「あ・・・」 私が声を出す前に、千聖はひとさし指を唇に当てて「シーッ」のポーズをした。 “なんで” 口パクで聞いてみたけれど、千聖は辛そうな顔で首を振るだけだった。 おかしい。 こんなのおかしい。絶対おかしい。 「絶対間違ってる!」 自分でもびっくりするぐらい、大きな声が出た。 「えっ」 愛理は私の目線を追って、そのまま千聖と目があったみたいだ。 「あ・・・・起きてたの?」 「ええ・・・」 2人は気まずそうに黙っている。よくわかんないけど、多分千聖はさっきの愛理の告白を聞いていたんだと思う。それで、こんな悲しそうな顔をしてるんだ。 「・・・・どうして、2人はお互いに思っていることを言わないの?私は愛理のことも千聖のことも大好きだから、梨沙子にできることがあるなら何だってするよ。話だって聞く。 でも、愛理は今の話、本当は私じゃなくて千聖にしたかったんだよね?」 全部私の勝手な決めつけかもしれないけど、心に湧き出てくる思いがどんどん口からあふれ出してくる。 「きっとね、こういう時ね、ベリーズだったら遠慮しないでお互いに言いたいこと全部言うもん。 それでケンカになったって、みんなでフォローしあってちゃんと仲直りもできるし、気持ちを伝えることができるんだよ。 そりゃあキュートの方がみんな仲良くて家族っぽいのかもしれないけど、ベリーズだってね ・・・・・・ ごめん、なんの話してるかわからなくなっちゃった。」 「・・・・・うん」 恥ずかしい。愛理と千聖が目を丸くして私を見てるのがわかる。 カーッと顔が真っ赤になっていく。もう、逃げちゃいたい。 「梨沙子さん。・・・ありがとう。」 自分のアホさが恥ずかしすぎて下を向いていたら、急に後ろから柔らかい感触に包まれた。 「わっわっ!」 「梨沙子さんの言うとおりね。私も愛理も、変な遠慮でちゃんと気持ちを伝え合うのを避けていたのかもしれないわ。さっき愛理が梨沙子さんに言ってたことが、私への本心だったのね。」 もう千聖は、私に対しても前のキャラで振舞うのをやめてくれたみたいだ。 明るくて元気でちょっと子供っぽかった千聖の外見のまま、とても大人っぽいことを喋る姿は、何だかちょっと不思議な感じだった。 「千聖ぉ。ごめんね。私、仲良くしてたくせに肝心なことは言えなくて」 「いいえ。私こそ、優しくしてくれる愛理に甘えていたのよ。梨沙子さん、私たちに大切なことを教えてくれてありがとう。」 お嬢様千聖はストレートに人を褒めすぎる。私はさっきのことの照れもあって、軽くあばばば状態に陥ってしまった。 「え、や、えと、ま、まあまあ。とにかく、これからも助け合って行こうよ。あのさ、だって私たち、中2トリオでしょ?」 「うん。そうだね。」 「ええ。」 くっさいドラマみたいな会話に、3人同時で吹き出した。 知らないうちに、もうお腹のチクチクは消えていた。 千聖もすっかり元気になっているみたいで、愛理と目を合わせて楽しそうに笑っている。 2人と同じ学年に生まれて、中2トリオといえる仲になれてよかった。グループは違うけれど、私と愛理と千聖はこうやって、特別な絆で結ばれているんだって思えた。 恥ずかしいからそこまでは絶対に言わないけど、私の心は暖かい気持ちに満ち溢れていた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/128.html
集合場所に戻ると、スタッフさんから今回のDVDマガジンの撮影内容について説明があった。 前半はみんなで自然公園でワイワイと遊ぶ姿を撮影するので、適当にやっていいよとのこと。 後半は、ご飯を作って食べるらしい。よくあるパターンだな。 適当に、と言われても、やっぱりメンバーが固まっててはいけない。 「どうしようか。あっちの・・・牧場行くグループと、芝生のとこでアスレチックとかスポーツやるグループに分かれようか。」 「だね。じゃあとりあえず、牧場がいい人ー!」 そんなわけで、神がかり的な運動神経(ある意味)の私は、早々牧場行きに名乗りをあげた。 他にこっち側に来たのは愛理、舞ちゃん、なっきぃ。 運動大好きなちさまいみとゲキハロでスポーツ少女をやる栞菜は、大型アスレチックに挑戦するみたいだ。ジャージに着替えて、「ドキドキするねー!」と3人ではしゃいでいる。 「えりかちゃん、元気ない?」 横に並んで歩いていた愛理が、ひょこっと顔を覗かせた。 「えっ?そうかな。さっきバドミントンやって疲れちゃったのかも。ウチ、体力ないから。」 「そか。・・・ねえ、えりかちゃん。千聖と一緒の部屋は楽しい?」 「・・・楽しい、けど。」 何だか含みのある言い方だと思った。 続きを促すように黙っていると、愛理はまたポツポツ話し始めた。 「2人は、ほら、何かみんなとはしないことしてるでしょ?今日もするのかなって思って。」 愛理はごくたまに見せる、いたずらっ子みたいな顔でケッケッケと笑った。 ちょっと前、私のすすめ(・・・)でトイレにこもって一人エッチをしてた千聖と、たまたまトイレに入ってきた愛理が鉢合わせになった。 愛理にはその時、軽く私たちのしていることを話しておいた。 結局愛理も好奇心で千聖にいろいろしてもらっちゃったみたいで、私は自分が可愛い可愛いキュートにやらしい遊びを持ち込んだような気がして、それもまた気がかりになっていた。 「愛理はさ、私と千聖の関係、どう思ってるの?」 後ろを歩くなっきぃと舞ちゃんはパンフレットを見ながら喋っていて、こっちには注意が向いていない。小声で話を続けると、愛理はきょとんとした顔になった。 「どうっ、て。それは・・・2人がよければいいんじゃないかと。」 「でも、千聖は何ていうか、その、・・・今の千聖にはよくないのかなって。いや、前の千聖でも決していいとは」 慌てる私を、愛理はちょっと面白そうに見つめる。 「どうして急にそんなこと。結構前からでしょ、えりかちゃんと千聖。」 「そうなんだけどさ」 「・・・・千聖は、そんなに子供じゃないよ。前にえりかちゃんだって、私に言ったじゃない。千聖のこと子ども扱いしすぎって。 確かに、その通りだと思った。ずっと一緒にいると、千聖は前と同じで、ちゃんと強い意思を持って行動してるんだってわかる。 今はすごいおしとやかで控えめなお嬢様だけど、元はあの元気で気の強い千聖なんだから、本当に嫌なことははっきり嫌だって言えると思う。大好きなえりかちゃん相手になら、なおさらそうでしょ。」 「・・・じゃあ、愛理は反対はしてないの?」 「反対も何も、私は千聖の保護者じゃないし、えりかちゃんのことだって信用してるから。・・・まあ、別に、応援もしてないけどねー。」 愛理はそれだけ言うと、クネクネした走り方で先に行ってしまった。 「保護者、か。」 後方をチラッと見る。 相変わらず、なっきぃと舞ちゃんは楽しそうにしている。 なっきぃは3人姉妹の真ん中だけあって、バランスの取り方がとてもうまい。 私や舞美にはしっかりものの妹としていっぱい意見をくれるし、年下組の面倒見もすごくいい。 特に千聖とは、前からプライベートでもたまに遊びに行くぐらいに仲がよくて、本当の妹みたいに可愛がっているのは知っていた。 私が栞菜を見守るように・・・・いや、ある意味それ以上に千聖のことを思っているのだろう。私はどちらかというと放任タイプだ。 私なら、栞菜が例えば舞美と、今の千聖と私みたいな関係になったとしても、まあ別にいいんじゃない?と思う気がする。 ていうか、それだと絶対に舞美より栞菜が積極的だと思う。 定番の ノk|*‘ρ‘)<舞美ちゃんいいにおいするかんな・・・・クンカクンカ というアレを思い出して、一人でニヤニヤしてしまった。 「ねー、愛理ちょっと待ってよー。一緒に歩こうよ。」 とりあえず元気を取り戻した私は、あいかわらずかっぱ走りの愛理の腕を取ってまた横に並んだ。 「愛理は、舞ちゃんと部屋一緒なんでしょ?珍しいよね。」 「うん、ちょっと新鮮。何かまったりするねーって2人で言ってたんだ。勉強の話もできるしね。・・・あ、でも、舞ちゃんもさっきのアレ、えりかちゃんと千聖のこと気にしてたよ。」 「・・・・・・・えっちょ、ちょっと何で?舞ちゃんが何で知ってるの?」 「いやー、わかんないけど。えりかちゃんもう千聖に変なことしてないよね、って言ってた。ケッケッケ、えりかちゃん大変だー」 今日の愛理はプチSモードらしい。ってそんなことはどうでもよくて。 つまり、私たちの関係について なっきぃ→知ってるけど誤解してる 愛理→大体知ってる 栞菜→まあまあ知ってる 舞ちゃん→どこまでかわかんないけど知ってる 舞美→根本的に違う解釈をしてる(从 ・ゥ・从<ペットマッサージをちっさーにしてるんでしょ!) 「って全員知ってるんじゃん!」 私の自己ツッコミを聞いて、愛理がまた楽しそうにケッケッケと笑った。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -