約 957,535 件
https://w.atwiki.jp/crackingeffect/pages/140.html
この土地を囲んでいる山林を臨み、住宅よりも更地が目立ち始めた街の外縁部。 すっかり日が傾き、厚い雲に覆われた空の下、めっきり人家が減ったため夕闇に包まれた道を、一人の男が黙々と歩いていた。 そう早くない歩調で歩むのは、先の戦闘以来そのままに黒衣を纏ったストラウス。 彼は言葉なく、表情を変えることなく、視線を一点に定めたまま歩む。 「……」 黙々と歩く彼の周囲に満ちるのは、梅雨の空にも似た、湿気た感触の生温い空気。 吸血種に特有の、血臭の空気。 そんな空気に満たされた夕闇の中を、アスファルトを踏む男の足音が、規則正しいリズムで淡々と響いている。 人家や街灯の灯りが少ない、無人の空間。 こつり、と歩みの止まる音が一つ。 立ち止まるストラウスは、振り向くことなく、ただ静かに口を開いて。 「……マキナ卿は離れ、弓兵の目は遠ざかり、何処かのアサシンもまたこの場を去った」 誰もいないはずの虚空に、言葉を投げかけた。 「そろそろ出てきてもいい頃合いだ。そうは思わないか、"アサシン"」 ───……。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ この一日足らずで鎌倉の街には多くの戦場が生まれた。比較的長期間あった予選期間ではまずありえなかったほどの破壊の爪痕が、極めて短い間にいくつも穿たれた。 その中でも最も目立ち、衆目にその姿を晒したのが、鎌倉駅近くで発生したあの烈しい火柱だろう。そこで行われた戦闘がどのようなものだったか、想像することさえ難しいが、ともかくその余波で今も交通や人の流れに混乱が生じているのだ。 為された破壊は無論これだけに留まらず、市街地や公道、あるいは山林といった諸々が等しく大規模な被害を受けている。そのどれもが、本来の聖杯戦争であったならば神秘の秘匿に反するとして警告ないし討伐令が課されるほどの規模であることは言うまでもない。 そう、普通ならば。監督役や、あるいはルーラークラスの采配によりある程度の抑止が存在するはずなのだ。 それは逆説的に、この聖杯戦争が普通でないことを意味している。 よってこの街で行われるのは力と力の衝突であった。単純明快、あまりにも分かりやすい構図は故に各々の持つ戦力差を常以上に浮き彫りにするのだった。 一般社会の裏で匹夫のように隠れ潜む必要がなくなり、そもそもマスター自体が"この街どころかこの世界の住人"でない以上、遠慮する意味すら存在しない。情報、絡め手、社会的束縛───そうした本来ならば極めて強い効力を発揮したであろう要素は軒並み無価値となり、出会い頭に殴りつける力だけの強者が幅を利かせているのがこの聖杯戦争の現状だ。 何とも単純で、甲乙分かりやすく、だからこそ歪な代物だ。 今や魔都と化した鎌倉は狡からい弱者の生存を許さない。適者生存などと生温く、文字通りの弱肉強食こそがこの街を支配する理であった。 そんな中でアサシン───スカルマンはひたすら偵察と諜報に徹していた。 それは先の理論に当てはめるなら間違いなく弱者に分類されてしまうがための護身であると同時に、その隠密性こそがスカルマンの備える強みでもあるためだ。 大きすぎる力の発露は、言わば巨大な光源だ。誰しもが目を惹かれ、そこに視線を釘づけにされてしまう影響力を持つ。そして光あるところには、必ず影が生まれる。光が強ければ強いほどに、生まれる影は色濃くなる。 アサシンとは影に潜むものだ。巨大な力とその発露によって発生する混乱、その隙間を縫い暗躍する者が呼ばれる名だ。 気配遮断の効力など言うに及ばず、起こり得る幾多の戦闘を回避し自分が勝てる戦いのみを取捨選択する。それが、アサシンたるスカルマンの闘法である。戦況のと状況の単純化により策謀の入り込む余地は激減してこそいるものの、闇討ちの有用性は変わらず高いままだ。 事実、彼はその信条によって多くの勝ちを得てきた。予選期間の暗殺は元より、本戦に入っても三騎士の一角たるランサーを正面から打倒するという快挙を果たした。 気配の寂滅───夜に溶け影と同化し、比喩でもなく闇から不意を討つ暗殺者の業は、アサシンにとっては最大の武器であり唯一の生命線だ。 「そろそろ出てきてもいい頃合いだ。そうは思わないか、アサシン」 だから、その言葉に驚きが無かったと言えば、それは嘘になるだろう。 投げかけられた声は当てずっぽうの類のものではなかった。声に込められた意識は、物陰に息を殺して潜むスカルマンを明確に貫いていた。 先の騒乱───黒円卓のライダーと黒衣のアーチャーの衝突に際し、膨大な魔力の奔流を感知したスカルマンは事態に関わることなく静観の構えを取っていた。 事態を見極める必要があったのもそうだが、スカルマンにはあの戦闘に介入できるだけの実力がないというのが大きかった。正午頃のランサー二騎との戦闘とは比較にならない。状況の偏移を利用すれば勝ちを拾える可能性が十二分にあったあれとは違い、黒のライダーとアーチャーは真正面から戦っては絶対にいけない存在であると直感していた。 よしんば不意打ちに成功し、どちらか一騎を仕留めたとして……残る一騎の追撃を振り切る余裕はスカルマンにはない。彼は精神が破綻した人間であるが、実利と理合を解するだけの知性を持ち合わせている。 だから彼は、乱入した別個体のアーチャーの追撃に離れたライダーを見送り、一人立ち去るアーチャーをこそ追跡した。実のところ理由は他にもあるのだが、彼自身あやふやにしか認識できていないため上手く言葉には表せない。ともかくとして、スカルマンは気配遮断を発現させたままストラウスを追跡するに至っていた。 気付かれてはいない。そのはずだったが…… 「何故気付いた」 姿は見せないままに、低く振り絞るように声を出す。 存在を悟られているからには、これ以上息を潜めても意味はない。 「その問いに意味などないということは、お前が一番分かっているんじゃないか? どのような理由があるにしろ、お前の存在は暴かれ、我々はこうして向かい合うに至っている」 「故にその先を見ろとお前は言うのか。ならばどのような魂胆で語りかけた。私と言葉を交わしてお前に何の益がある」 両者の声は、耳鳴りがするほどに静かな夜半にあって澄み渡るように響くものだった。どこまでも透徹で、どんな感情の奔流をも伺わせない。 声と並行して、スカルマンは襟の裏に仕込まれた白銀色のナイフに指を這わせた。迎撃の準備はできている。ここで事を荒げる気はスカルマンにはないし、それはアーチャーも同様だろう。 だが後者に関しては推測にすぎない。警戒と準備をしておくに越したことはない。 「聞きたいことが一つある」 振りかえることもなく、ストラウスは言葉を続ける。 「何の用でここまで来た」 「質問を返そう。何故来られないと考えた?」 それは余りにも今更過ぎる疑問だった。 あれだけ目立つ真似……とまでは言わないが、特に隠蔽の術式も施さぬままでの戦闘を行っておいて、それを他の陣営に感づかれないと高を括っているのだとしたら、それは相当な間抜けだろう。 そして衆目に姿を晒したサーヴァントを、そのまま放置する道理もない。そのような誰でも思いつく事柄を、まさかこのアーチャーが気付いていないとは思えない。 「無論、お前が私を殺すつもりで来ていたなら、こんなことは聞かないさ」 ぬけぬけとストラウスが返答する。 「あるいは私を利用ないし貶めようとしての偵察であるならば、私はお前を逃がしはしなかった。対話とて望みはしない、ただ一刀の下に斬り伏せただろう。 だが違う。殺意も害意も、謀略の気配すらお前は感じさせなかった。さりとてこうして向き合う限り、無感というわけでもないらしい」 ストラウスが更に言葉を続ける。木枯らしが吹きつけるかのような寒々しさが、夕闇に木霊する。 「故にもう一度聞くぞ、アサシンよ。"何の用でここまで来た"?」 そこでストラウスは初めて振り返り、スカルマンの潜んでいるであろう空間の座標へと視線を向けた。 瞬間、人間的な感情など磨滅したはずのスカルマンの総身を、例えようもない悪寒が走り抜けた。ただストラウスが目を向けたというそれだけで、古代の頭部体により汚染され尽くされたはずの精神が凍りついたのだ。 射殺すような視線という比喩があるが、これはまさしくその発露に他ならない。相手が相手ならばそれだけで精神死を与えかねないほどの威圧が、今はスカルマンただ一人を狙い撃っていた。 「……返答次第では、どうするつもりだ」 「己に不都合な者への対処など、それこそ一つしかないだろう。 その口と手足を、二度と動かせぬようにするまで」 瞬間、スカルマンは腕に蓄積させていた力を解き放ち、ノーモーションで手のひらのナイフを擲った。 一呼吸する間もなく虚空から15もの銀閃が電光の弾丸となって降り注ぐ。その全てがスカルマンの投げ打つ特殊性のナイフであり、瞬間的に秒速500mを突破した質量のある閃光は曲線的な幾何学模様を描きながらストラウスへと殺到する。 一つ一つがサーヴァントの頭蓋を粉砕して余りある威力を誇る一撃だ。無拍子で放たれたそれは10mの相対距離をコンマ秒以下で踏破する。生半なサーヴァントでは反応どころか前兆を悟ることすらできないであろう超速だ。 しかし。 「───……!」 声なき声はスカルマンのもの。 髑髏の面に覆われ心すらコーティングされたはずの彼の表情は、しかし生身のものであったならば埒外の驚愕に歪んでいただろう。 狙い撃ったはずのナイフ群は、しかしストラウスへと突き立つことはなかった。 彼の肉体に吸い込まれる寸前、まるでその直前の空間に縫い付けられたかのように、全てのナイフが慣性の法則すら無視して完全に静止したのだ。 そこだけ時間が止まったかのような光景であった。動から静へ、100から0へ。音速を越える速度の弾丸となったはずのナイフは一切動かぬ彫像と化し、ゆっくりと歩み出したストラウスに触れるより先に、次瞬にはバラバラと地面へと落下したのだった。 「実のところ、お前の魂胆はある程度予測はできる」 そして、異常事態はそれだけに留まらない。 撤退に脚を動かそうとして、気付く。自分の体が思うように動かない。 何時からそうなったのか、スカルマンには皆目見当がつかなかった。動かそうとした直前か、ナイフを落とされた時か、あるいは"もっと前から"仕組まれていたことなのか。 思慮の暇もなく不可視の力が全身を覆い、投網に引かれるように総身が物陰から引きずり出された。動作の利かない肉体がストラウスの前に投げ出され、圧し掛かる超重力と化した圧力をその身に受けながら、彼の透徹とした視線に見下ろされる形となる。 「確証と、お前が何者であるのかという裏付けが欲しかった。 そして確信したよ、お前は私が何を目的に動いているのか、単純にそれを見極めようとしていたのだな」 「……その通りだ」 窮地に立たされているとは思えないほどに静かな声で、スカルマンが首肯する。 彼は今まで幾人もの主従を目の当りにしてきた。聖杯を望む者、聖杯を拒む者、只管に帰還を願う者、現状に戸惑い狩られるのを待つだけの者……大まかにはその四種だった。 極限状態において人間の思考というものは想像以上に単純化される。聖杯戦争という命の獲り合いに際してほとんどの者が四通りに分類できてしまうほどに。 それ自体の善悪を論議するつもりはスカルマンにはない。ただありのままに受け入れ、四種の主従全てを平等に討ち果たしてきた彼だが、しかし目の前のサーヴァントは些か趣が違っていた。 「幾多のマスターにサーヴァント……奴らは聖杯を肯定するにせよ否定するにせよ、行動の大前提として聖杯の存在を視野に入れていた。 だが、お前は……"それ"を見ていない。先の行動も、私への言動も、聖杯戦争に臨むサーヴァントのそれではない」 黒円卓は見るに値しないと言った。その先を見ろと彼は言った。 俄かには分からず、あるいは愚者の戯言とさえ聞こえてしまう言。しかしスカルマンには、都市の暗部を駆け抜け一寸先すら見えぬ謀略の闇を踏破したスカルマンには、それがアーチャーにしか見えない光明であるのだと直感として理解できた。 戦術、戦略の面において強大なサーヴァントを放置していい道理などなく、ならば彼にしか見えぬ先とは一体何であるというのか。 「お前は、何を観ている?」 「それをお前が知る必要はあるのか、スカルマン───夜闇に跳梁する悪殺しの暗殺者よ」 事もなげにスカルマンの真名を言い当てるアーチャーに、しかし最早驚きさえ覚えない。 その程度こいつならばやってのけるだろうという、根拠のない思いがスカルマンの中で輪郭を濃くしていた。 この世に君臨していながら、しかし別位相の世界を睥睨しているとさえ思えてしまう、浮世とは無縁の気配を醸し出すこの男ならば。 「私は私の目的を果たすまでだ。そしてそれは、他の者とて同じだろう。 彼らと私の違いは、その途上に聖杯の存在があるかどうかという一点に過ぎまい」 ストラウスが、そこまで言ったその瞬間であった。 耳を劈く轟音と、地を揺るがす激震が二人を襲った。突発的に発生した大規模な地震の如く、目に見える視界が肉体ごと揺れ動く。 何者かの攻撃かと重圧に抵抗して視線を向けるも、周囲はおろか隣に立つアーチャーさえも平静そのものだ。スカルマンはそこで初めて、この揺れが自分たち"だけ"を襲ったのではなく、極めて広範囲に渡って伝播したものだと気付いた。 遠く離れた視線の先。西方、稲村ケ崎方面の街並みが、夕焼けよりも尚赤く燃え上がっているのを、伏せたままのスカルマンは目撃したのだった。 「これは……」 「再度砲撃が行われたか。何を考えているかなどと、私などよりもアレのほうが余程理解が及ばないだろうに」 砲撃───正午頃、相模湾沖に鎮座する戦艦がその沈黙を破り、海岸線へ向けて艦砲射撃を敢行したことは、スカルマンも知っている。 そして今、二度目の砲撃が行われた。それは一体何を意味しているというのか。 「流石にいつまでもアレを放置しておくわけにもいくまい。遠からず討伐のため乗り出す主従も出てくることだろう。 そして無論、"私もそうするつもり"だ」 言葉と同時、スカルマンの総身にかかっていた不可視の重圧が、突如として消失した。 赤い眼光が一瞬閃き、四肢を躍動させて瞬時に飛び退る。その様子を、ストラウスは何をするでもなく見下ろしていた。 「今回は見逃してやる。疾く失せるがいい、スカルマン」 「……何の、つもりだ」 「二度言うつもりはない」 何を手出しすることもなく佇み続けるストラウスに、スカルマンは訝しげな視線を寄越すも、この場を去るのが得策だと分かってかすぐさま音もなく闇の中へと走り去った。 秒とかからず、ストラウスの姿は遠くなり、スカルマンの視界から姿を消す。 暗くなりゆく街並みを駆けるスカルマンは、先ほどまで絶対の窮地にあったとは思えないほど、痛みも支障もなく軽快に動作していた。 ───命拾いをした……いや、情報拡散のために見逃されたと言ったほうが妥当か。 考えるのは当然、一連の出来事についてだった。恐らくは戦艦の主に対する動向を拡散するため見逃された、自分たちのやり取り。 スカルマンがアーチャーに対して一種の疑念を持ち、それを晴らすために行動していたということについては、最早説明するまでもないことだろう。 それは他ならぬスカルマンだからこそ思い至ることができた疑念だった。都市を覆う複雑怪奇な陰謀を巡り戦った暗殺者の英霊たる彼だからこそ、感づくことができた違和感だった。 結局その疑問が晴れることはなかったが、しかしそうだとしても、何故殺害に徹する暗殺者であるはずの彼が、ここまでその払拭に執心したのか。 それは、ある種の確信があったからだ。 理屈ではなく、直感として。 彼のアーチャーが見据えるものが、自分たちの行く先、ひいては聖杯戦争そのものを左右するのだという言い知れぬ予感が存在した。 黒衣の彼を見た瞬間にスカルマンの脳裏によぎったのは、そうした彼自身も分からぬ思考だったのだ。 【D-3/材木座海岸付近/一日目 夕方】 【アサシン(スカルマン)@スカルマン】 [状態] 気配遮断、疲労(小) [装備] [道具] [所持金]マスターに依拠 [思考・状況] 基本行動方針:マスターに従い、敵を討つ。 1:…… [備考] ※現在叢とは別行動を取っています。 ※ランサー(結城友奈)、アーチャー(ストラウス)を確認。 ▼ ▼ ▼ 鎌倉の街を覆う都市伝説の一つに、骸骨男というものがある。 それは闇夜を駆ける一つの影。 夜に溶け込むような漆黒のコートを身に纏い、白い髑髏の顔だけを、月明かりで照らし出す。 正体不明のその影は、鋭い刃物を以てして逃げ惑う者を切り裂き、その命を奪うのだという。 よくある犯罪型のフォークロアだ。取り立てて珍しいことでもない。しかしこの街においては有する意味が全く違ってくる。 当初、ストラウスはこれを暫定的にハサン・サッバーハによるものだと仮定した。 イスラム教の伝承に残る暗殺教団の長。山の翁と呼ばれる者たち。 "聖杯戦争において最もアサシンとして呼び出される機会が多いであろう"反英霊だ。 とはいえそれだと疑問が残るのも事実だった。 仮にそれがハサンであるならば衆目に目撃されているとは考えづらいのだ。 彼らほど卓抜した暗殺者は人類史においてもそうはいまい。それが外見的特徴を言伝にされるほど明瞭に姿を晒すなどと、単純におかしな話である。 所詮は多くある都市伝説の一つ、あるいは聖杯戦争とは関係ない風聞の産物である可能性もあったが、しかしストラウスの眼前に現れたサーヴァントによりその疑問は氷解した。 髑髏面に漆黒のコート。衆目に姿を晒す可能性があり、ストラウスの気配感知に引っ掛かる程度の遮断能力を持ち合わせ、なおかつ現代装備で身を固める英霊ともなれば、思い当たる候補は一つしかない。 すなわちそれがスカルマン。企業城下都市大友において新人類を巡る戦乱に身を置いた英霊だ。 それならば暗殺者として落第とも称せる真似をしたことにも納得が行く。何故ならスカルマンとは「本来暗殺者などではない」からだ。 闇夜に紛れ敵を討つ様は、確かにアサシンのそれではある。しかし彼はガ號計画によって生み出された人造の幻想種を真っ向から相手取り、その悉くを討ち滅ぼした「戦士」としての英霊である。 故に本来、彼は暗殺や気配遮断の逸話にはそう恵まれてはいない。市井に流布された風聞と、近現代の英霊であるための矮化が重なったことによる霊基の劣化から、アサシンのクラスに宛がわれたと見るのが妥当であろう。 「単純化した状況を崩すには、暗躍する者が必要となる」 ストラウスが彼の真名を言い当てるに至った理由はそこにある。しかし、重要なのはそれではない。 スカルマンを見逃した最たる理由。それは「悪殺し」の逸話にあった。 悪を以て悪を殺す、それすなわち悪殺し。生前の逸話においてスカルマンが殺してきたのは、何時だとて悪と、それに連なる者であった。 そして、仮にこの聖杯戦争がストラウスの考える通りのものであるならば。 この地に集うサーヴァントは触媒ではなく縁によって召喚されるものだ。ならば悪殺しのスカルマンを召喚したマスターの性質も予想は難しくなく。 故に、彼はスカルマンを解き放ったのだ。 「繋がってくれるならば僥倖だが、さて……」 これは、いわば布石の一つだ。 策とは状況が複雑になるほど効力を増す。単純な状況下ならば正面から殴り合い力で劣るほうが負けるだけとなるが、複雑化すればその者にも把握できない情報や読み切れない局面というものがどうしても生まれてくる。 逆に言えば、保有する情報が限定されればそれに縛られることもあるということ。 仮に……いや十中八九、彼は聖杯を狙っている身であるだろうが、しかしスカルマンも分かっているはずだ。"自分には打ち倒せない存在がこの街には多く在る"ということを。 材木座海岸の彼方に見える、漆黒の戦艦がいい例だ。翼を持たず遠距離の火力も持ち合わせないスカルマンにとって、あれほどの鬼門は存在すまい。戦うどころか、まず近づくことさえ困難であろう。 故に、彼はストラウスを害せない。そうする利がまるでない。そして、先の問答においてストラウスは"それ"を更に強固なものとした。一つの情報だけを与え、野に放した。ならば彼はどう行動するか? 決まっている。強者を弱者が滅ぼす手段とは、大抵が不意打ちか計略、あるいは"同士討ち"が主だ。それは古今東西変わることがない。 かくして楔は打ち込まれ、局面は更に転換していくのだった。 【D-3/材木座海岸付近/一日目 夕方】 【アーチャー(ローズレッド・ストラウス)@ヴァンパイア十字界】 [状態] 陽光下での活動により力が2割減衰、魔力消費(小) [装備] 魔力で造られた黒剣 [道具] なし [所持金] 纏まった金額を所持 [思考・状況] 基本行動方針:マスターを守護し、導く。 0:????? 1:現状を打破する方策を探る。 2:赤の砲撃手(エレオノーレ)、少女のサーヴァント(『幸福』)には最大限の警戒。 3:全てに片がついた後、戦艦の主の元へ赴き……? [備考] 鎌倉市中央図書館の書庫にあった資料(主に歴史関連)を大凡把握しました。 鎌倉市街の電子通信網を支配する何者かの存在に気付きました。 如月の情報を得ました。 笹目ヤヤ&ライダー(アストルフォ)と同盟を結びました。 廃校の校庭にある死体(直樹美紀)を確認しました。 B-1,D-1,D-3で行われた破壊行為を認識しました。 『幸福』を確認しました。 廃校の資料室に安置されていた資料を紐解きました。 確認済みのサーヴァント: ランサー(No.101 S・H・Ark Knight)、アーチャー(東郷美森) 真名を把握したサーヴァント: アーチャー(エレオノーレ)、ライダー(マキナ)、ライダー(アストルフォ)、アサシン(スカルマン) ▼ ▼ ▼ 「そうか……よくやったな、小太郎、影朗」 人の気配が微塵も感じられない山間の獣道に、叢たちの姿はあった。 低く唸るような声で労いの言葉をかける叢の傍には、今の日本ではそう見られないであろう巨体の狼が二頭、寄り添うように首を垂れていた。 叢が秘伝動物たる二頭の狼を解き放ち、索敵の結果報告を受けたのはつい先ほどのことだ。 人間を遥かに超える感覚機能を持ち、忍としての技量と勘も兼ね備える彼らは諜報員として優秀であり、単純に頭数が増えるということもあってこうした場面では非常に重宝する。予選期間内において複数人のマスターを発見し掃討できたのも、彼らの存在あってことであった。 「よし、では案内してくれ。我も向かおう」 うぉん、と吠える声が二つ。 勢いよく飛び出していった二頭を見送り、叢もまた一歩足を踏み出した。 街中の喧騒とは打って変わり、風の音だけが微かに耳に届く山景を歩くこと暫し。叢を先導していた二頭が、その位置を示すように座り込み、じっと叢に視線を向けているのが見えた。 「そうか、ここか」 平静そのものな口調とは裏腹に、叢は内心驚愕と感嘆の念を湛えていた。 小太郎と影朗が示したのは、一見すると何の違和感もない茂みである。素人目には分からないどころの話ではなく、叢の目からしても、二頭の案内が無ければまず発見できなかったであろうほどに、その隠蔽は巧妙なものであったのだ。 直接的な隠蔽工作のみならず、地形的な角度に獣道の心理的な誘導、それらを余さず駆使することにより叢ですら分からないほどの隠行が施されていたのだ。 更に恐ろしい事実に、叢は知る由もないが、この隠蔽は「時間が無かったために急造で拵えた簡易的なもの」なのだ。余りに急を要するために対人用に特化して施された隠蔽は、しかしあと少しでも余裕があったならば小太郎と影朗ですら感づけない完成度にすることも容易であっただろう。 あくまで仮定の話であり、そんな事実を知り様もなく、故に叢たちにとっては目の前の現実こそが全てではあるが。 叢は無言で茂みに手を突っ込み、中に安置されていた「もの」を引っ張り出す。がさり、という音と共に土の上に引きずり出されたそれは、何とも穏やかな寝息を立てているのだった。 「これは……マスター、なのか」 困惑の色が叢の声に混じる。彼女の眼前で眠るのは、赤い令呪を宿した少女だった。 だが「眠っている」というのが何とも奇妙な話であった。単なる睡眠であったならば叢にも分かる。だがこれは、明らかに普通のものではない。 昏睡の魔術にでもかかったのか、その少女は多少手荒な真似をされても一顧だにせず眠り続けている。引っ張り出された時に体を打ったであろうに、そんなことはつゆ知らぬと言わんばかりに、幸せな夢を見ているかのように笑顔を浮かべたままだ。それが叢には不気味に思えて仕方がない。 (だが、我には関係ないことだ) 内心で声を一つ。叢は得物である出刃包丁を翳すと、その刃を少女の首に宛がった。 これでまた一人、労せずマスターを葬れる。 そんな思いと共に、柄を握る腕を引こうとして。 「…………」 腕は、動かなかった。 「……っ」 小さく息を呑む。 震える腕の感覚が伝わってきて、それなのに腕は固まったように動かない。 動け、と強く念じる。 自分の手はとっくの昔に血で汚れているのだと、そう強く言い聞かせる。 何を戸惑っているのだと、自分のことであるはずなのに、他ならぬ自分に対して半ば本気の怒気さえも覚えて。 動かそうと努めて、努めて、努めて。 「……いや」 そっと、叢は包丁を構えた腕を下ろした。 「この域の昏睡をもたらす魔術の絡繰り、解いておかねばいずれ我の身も危うい。 それにマスターを手の内に収めておけば、此奴のサーヴァントを傀儡とするのも容易い、か……」 そういうことにしておこう。叢は自分にそう言い聞かせ、刃を収めると少女の体を担ぎ上げた。 誰も、言葉は無かった。静かにその場から歩き去る叢も、眠り続ける少女も、傍らに侍る小太郎と影朗も。 虚空に浮かぶ月だけが、彼女たちを見下ろしているのだった。 ▼ ▼ ▼ 我には大切な友人がいた。詠という名の、ブロンドの髪の毛がよく似合う女の子だった。 彼女の両親は仕事で不在が多く、それで我が家に招くことがよくあった。我ら家族の輪の中で、嬉しそうに具なし味噌汁を啜り、野草の漬物を齧る彼女の顔は今でも忘れられない。日が暮れるまで一緒に遊び、仲良く手を繋いでバナナの腐ったような臭いのする貧民街を歩いた。 今にして思えば、我とその子は姉妹のような間柄だったのだろう。血の繋がりこそないが、築いた絆は本物だった。 忍だった両親が事故で死んだと聞かされたのは、我が小学五年生の頃だった。 車に撥ねられたとお父さんの知り合いは言っていたが、それが嘘だということは子供の我でも察しがついた。 我の両親は忍の任務で死んだに違いない。そう思うと悲しくて、遣る瀬無くて、それ以上に怖くて。 気付けば、我は素顔を隠すようになっていた。道に散乱していたゴミ袋を被り、外界を拒絶するように。 そして、あの子は…… 『ほら、見て?』 あの子は袋を継ぎ接ぎして、同じように頭からかぶってくれた。 皆に笑いものにされても、あの子は気にせず我に笑いかけてくれた。 その笑顔は、今でも思い出の中に強く焼き付いている。 あの子は本当に、我の大切な友達だった。 だからだろうか。 夢見るように眠り続ける名も知らぬ女の子を、我は手にかけることができなかった。 仮にこれが我を憎悪なり嚇怒なりで睨んできたならば、聖杯戦争の敵対者として一切の躊躇なく刃を揮えただろう。 仮にこれが恐怖に震える弱者であったならば、悪党に墜ちたことを自嘲しながら手にかけることができただろう。 しかし、現実はそうではなかった。女の子は恨むことも敵意を持つことも、恐怖に震えることもなくただ嬉しそうに笑みを浮かべ続けていた。 それは、遠いあの日の記憶のように。本当に綺麗な笑顔だったから。 それに向かい合う自分が尚更汚いもののように思えて、直視などできるはずもなかったのだ。 【B-2/山間部/一日目 夕方】 【叢@閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-】 [令呪]三画 [状態]魔力消費(小)、迷い? [装備]包丁、槍、秘伝忍法書、般若の面 [道具]死塾月閃女学館の制服、丈倉由紀 [所持金]極端に少ない [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手にし黒影様を蘇らせる。 0:私は……? 1:日中は隠密と諜報に徹する。他陣営の情報を手にしたら、夜間に襲撃をかける。ひとまずスカルマンと合流したい。 2:市街地を破壊した主従の情報を集めたい。 [備考] 現在アサシン(スカルマン)とは別行動を取っています。 イリヤの姿を確認しました。マスターであると認識しています。 アーチャー(ギルガメッシュ)を確認しました。 現在丈倉由紀を確保しています。マスターだと気付いてますが、処遇は不明です。 【丈槍由紀@がっこうぐらし!】 [令呪] 三画 [状態] 昏睡、叢に抱えられてる [装備] なし [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針: わたしたちは、ここに―― 0:…………。 1:■■るち■んにア■■■ーさ■■■。■いお■達にな■そう! 2:アイ■■ん■セイ■■さ■もい■■■ゃい! ■■はお■さ■■多■ね■ 3:■■■■■■■■■■■■■■■■■ 4:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ [備考] ※サーヴァント同士の戦闘、及びそれに付随する戦闘音等を正しく理解していない可能性が高いです。 ※『幸福という名の怪物』に囚われました。放置しておけば数日以内に衰弱死します。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4327.html
遠野日和の場合 「なんでこんなことに巻き込めれなきゃいけないんだよ」 遠野日和は歩いていた。 ジョーズエリアの道を、 (郁弥も参加させられてしまった、僕はどうすればいいんだ?郁弥を生き残らせるために戦うべきなのか?他の人達を殺すべきなのか?) 中学時代彼は親の仕事の都合でアメリカにいた。 その時彼は桐嶋郁弥と出会った、 郁弥が酸欠で溺れた時には日和が助けた。 日本に帰ってからも同じ高校、同じ大学で泳いでいた。 かなり長い付き合いだった、 がしかし最近は郁弥が昔の仲間、七瀬遙に会ったことで迷い初め、スランプに陥ってしまい、最終的には公園で言い合いの喧嘩になってしまっていた。 (僕は助けたことに気付かれない人魚姫でいい、とにかく郁弥だけは絶対に守る!) 彼はデイバックの中からサイの紋章が入ったカードデッキを取り出す。 (仮面ライダー、、、この力で僕は郁弥を死んでも守る、) そしてここで彼はあることを思い出す。 (そういえば名簿に七瀬陸とあったな、彼は何者だ?あの七瀬の弟か?) 七瀬遙と七瀬陸、2人は全く違う世界の人間である。しかし参加者達はそんな事情を知ることはできないのである。彼らに与えられた情報は鏡に写し出されていた5つの文言だけである。 (まあ、いい、僕の邪魔をするようであればこの手で、、、) 1度空を見上げ、遠野日和は誓った。 何があっても、どんな手段を使っても桐嶋郁弥を守ると。 倉沢ほのかの場合 倉沢ほのかは色々とこの世とは違う別世界に住む普通の女子高校生だった。 「裕也くん、、、」 彼女には恋人がいた。 海野裕也という名前の男である。 少し気は弱いが優しい男である。 「裕也くんに会いたい、でも殺しなんて、、、できないよ、裕也くん、私はどうすればいいの?」 彼女は1人涙を流す 悲しさと寂しさを合わせた涙を 「誰?」 そしてその涙が地面に落ちる時、 彼女の後ろには男がいた。 「僕は遠野日和さ、君は?」 遠野日和、彼女と同じく大切な人を思う者である。 「私は倉沢ほのか、悪いですけど遠野さん、死んでください。」 彼女の表情が変わる。 狂気の満ちた表情に、 「変、、、身、、、」 カードデッキを腰に現れたバックルに装填すると、倉沢ほのかの体が青色のサメの様な意匠のある鎧に、 (裕也くん、私決めたわ、あなたのために生き残ると、) この戦いにおける最初の変身により君臨した戦士の名は仮面ライダーアビス 「悪いけど僕もそう簡単に死ぬ気はないよ、変身!」 遠野日和もまたカードデッキを使いサイのデザインの鎧を身に纏う。 (郁弥、絶対に勝つからね、) 仮面ライダーガイ、恐らくこの戦いで最も大きく、思う戦士だろう。 「私は!裕也くんに会うの!その為に、、、死んでよ!」 最初に動いたのはアビス、 召喚機アビスバイザーでガイの頭部をめがけ左ストレートを放つ。 「大切な人を思う気持ちは僕はも同じだ!」 ガイはその左腕を横から殴り、攻撃を防ぐ。 「このカードはこう使うのかな?」 SWORD VENT アビスセイバーが現れ、アビスはそれでガイの腹部を切る。 「うわっ!」 ガイは攻撃を受け、仰向けに倒れる。 更にアビスが剣を振りかざそうとする。 「ならこっちもだ!」 STRIKE VENT ガイの腕にメタルホーンが装備され、彼はそのままアビスの胸部を殴る。 「殺す!殺す!皆殺す!」 ADVENT アビスの契約モンスターであるアビスラッシャーとアビスハンマーが現れてガイに襲いかかる。 「だったらこれで、どうかな?」 CONFINE VENT 1枚のカードによって2体のモンスターが消されてしまう。 「えぇ、嘘、でしょ、、、」 「嘘じゃない、これが現実だ!」 ガイはメタルホーンでアビスを殴り飛ばす。 「殺す!絶対に殺す!私は裕也くんにまた会うのよ!」 FINAL VENT 先程の2体のモンスターが合体した形態、アビソドンがガイを強襲しようとするが、、、 「実はもう1枚あるんだ、」 CONFINE VENT またもや1枚のカードによってアビソドンの姿が消える。 「そんな、、、」 「ごめんね、でも郁弥のためなんだ。」 FINAL VENT メタルゲラスが現れてガイの足を頭に乗せ、ガイと共に突進する技、ヘビープレッシャーが発動されて呆然と立ち尽くしたアビスに炸裂する。 「いやあああああああああ!」 大きく跳ね飛ばされてジョーズのアトラクション入口に激突する。 (裕也くん、、、私もう、、、死ぬみたい、、、会えなくて、、、ゴメンね、、、やっぱり人殺しなんて、できないよ、、、) ガイがそこに来た時、もう彼女の体は動かなくなっていた、 亡骸とカードデッキが落ちているだけであった。 (もう後戻りはできない、僕は郁弥を、郁弥を生き残らせてみせる!) 遠野日和は変身を解除するとアビスのデッキを手に取りその場から立ち去る。 そして向かう、修羅の道へ 倉沢ほのか死亡 残り12人 状態表 午前0時20分 現在地ジョーズエリア 【遠野日和@free!dive to the future】 【状態】健康 仮面ライダーガイに2時間変身不可能 【時系列】第6話終了後(桐嶋郁弥と喧嘩後) 【装備】カードデッキ(ガイ、アビス) 【道具】支給品一式 不明支給品 【思考・状況】 0、奉仕マーダー(桐嶋郁弥) 1、人を殺してしまったが吹っ切る 前話 次話 戦いの幕開け 正義と悪 悪と悪魔 前編
https://w.atwiki.jp/naruhara/pages/719.html
片手剣 落日の剣 入手方法 ショップ ドロップ「軍兵:片手剣」 - 簡易説明 瘴気の侵食により変容した女王討伐隊の剣 能力値補正 必要パラメータ 重量 属性 腕力 器用 精神 意志 【C】 【D】 - - 腕力【D】 30 切断貫通 攻撃力 ガード性能 基本値 強化+10 吸血 ST軽減 吸血 137 274 0.3 43 0.34 ※強化+10は 基本値の倍になる様子 攻撃性能 ※各説明は主観かつ独自なものです。 攻撃方法 動作 振り方 範囲 距離 備考 弱攻撃一段目 速 斜め振り 〇 〇 〇 近 比較的広範囲の攻撃 ◎ 自 〇 × × △ 弱攻撃二段目 速 横振り 〇 〇 〇 近 比較的広範囲の攻撃 〇 自 ◎ 〇 × 〇 弱攻撃三段目 速 縦振り × 〇 × 近 密着なら後方も当たる左右は殆ど当たらない × 自 × × △ × 弱攻撃四段目 速 斜め振り 〇 〇 〇 近 右前方が当て易い 〇 自 △ △ × × 強攻撃 並 横振り 〇 〇 〇 近 前方小移動右側が当て易い 〇 自 ◎ × × △ 溜め強攻撃 遅 縦振り △ 〇 △ 近 二連撃の一撃目前方中移動左右は当て難い △ 自 × × × × 速 横振り 〇 〇 〇 近 二連撃の二撃目前方微移動右側が当て易い △ 自 ◎ × × ◎ 特殊攻撃 遅 縦振り × 〇 × 近 前方微移動「インパクトウェーブ」の効果発動可能前方以外は殆ど当たらない × 自 × × × × ダッシュ攻撃 速 横振り 〇 〇 〇 近 左側が当て易い ◎ 自 〇 〇 × × 打ち上げ攻撃 並 縦振り △ 〇 △ 近 前方微移動全体的に範囲が狭い × 自 △ × △ △ 前方回避攻撃 速 横振り 〇 〇 〇 近 「ダッシュ攻撃」と殆ど同じ前方微移動※回避部分を除いた性能 ◎ 自 〇 〇 × × 後方回避攻撃 並 刺突 × 〇 × 近 前方小移動前方以外は殆ど当たらない※回避部分を除いた性能 × 自 × × × × 横回避攻撃 並 縦振り 〇 〇 〇 近 前方小移動右側の方が当て易い※回避部分を除いた性能 × 自 〇 × × △
https://w.atwiki.jp/senka/pages/132.html
落日の后妃帝姫 作者:4スレ520氏 宋代の靖康の変が元ネタです。 金が宋の都を攻め落とした際、捕らえた后妃や帝姫(皇女)を 北方の金の都へ連行し、「洗衣院」という公営の売春施設で 金の貴族や将士の慰みものにしたと伝わっています。 捕虜となった女たちは金帝国の都へ連行され、その一角にある屋敷へと入れられていた。 そこはどうやら彼女たちのために用意された場所のようだったが、なんとも言えない淫靡な 雰囲気をかもし出している場所だった。 女たちは、かつての宋帝国后妃や帝姫たちはだった。彼女たちは首都開封を攻め落とした 異民族たちによって捕らえられ、今はるか異郷のこの地へと連れられていたのだ。そのなかの 一人に、当年22歳の皇弟妃・?秉懿(けい・へいい)もいた。 「これからは、この洗衣院があなたはじめ、后妃方の御座所になるのだ。・・・ふふ、これから たっぷりご奉仕をしていただかなければなりませんな。」 粗末な部屋を宛がわれた秉懿に、役人が告げた。洗衣院。読んで字のごとく、洗濯場のことだが、 彼女たち宋の貴婦人たちが強いられるのは、金の将校・貴族たちの命の洗濯の相手だった。つまるところ、 官営の売春宿であり、彼女たちはそこで働かされる性奴となる運命だったのだ。 「な、なんと無体なことを・・・・そなたたちは鬼です、羅刹です」 秉懿は呻いた。死は覚悟していたし、事実以前に自害を試みてもいた。だが、洗衣院の娼婦になれとは。 あまりにも惨い仕打ちだった。 「鬼、か。そうかも知れないな。・・・だがね、あなたの夫君(高宗。南宋初代皇帝)はまだ生き ている。そして、南へ逃れて抵抗しようとしているそうじゃないか。夫君があなたたちの有様を知ったら どう思うかね、それだけでもこの洗衣院は意味がある、ふふふふ・・・」 役人はこともなげに嘯いた。しばらく秉懿は無念と屈辱に身を震わせていたが、次の瞬間秉懿は役人の腰に あった小刀に手をかけようとした。が、役人はその寸前に秉懿の手を鞭で打つと、、そのまま秉懿を壁に押し付けた。 この男、役人といっても金軍の将校であり、柔そうなみために反して中々の膂力と技量の持ち主である。 温室育ちの秉懿の動きを読み、抑えることなどわけはなかった。 さらに、将軍や貴族に洗衣院のことを献策した張本人でもあり、勲功の褒章に洗衣院の取り仕切りと味見を 許可された人物でもあった。 「自害ですか?妙なことは考えないほうがいい。・・・そういえば、あなたには幼い姫がいましたなあ。 幼い帝姫たちがどうなるか。それはあなた次第だ・・・さあ、どうしたい?答えてごらんなさい」 最愛の娘たち。そして、ほかの幼い皇女たち。もし秉懿が従わぬなら、この蛮人たちはためらうことなく 幼子たちも手にかけるだろう。彼女たちの存在を出されては、秉懿は従うしかなかった。 「・・・・仰るとおりに、します」 「仰るとおり、とは?ここで何をするんだね?」 「ここで・・・洗衣院で・・・・、精一杯・・・殿方にお仕えいたします・・・・」 ここに一人の性奴・?秉懿が誕生した瞬間だった。 「ふふふ、殊勝なこと健気なこと。・・・・そうだ、まずは体を綺麗にしなければならないな」 役人がパンパンと手をたたくと、下女ふたりが部屋に入ってきた。 「これ、このご婦人を湯殿へ連れて行け。・・・・王妃、いや秉懿よ。湯殿へいくのだ、ここで 衣を脱ぎなさい」 「・・・こ、ここで。せ、せめて湯殿へ・・・」 いくらなんでも、屋敷の中を裸で湯殿まで行けとは。秉懿は、哀願した。 「脱ぎなさいといっている」 「お、お願いです。肌着だけでも構いませぬ。ですから、せめて・・・」 「脱ぐんだ!」 ピシッ!役人の鞭が秉懿の体を打った。「ひっ・・・・」富貴の家に育ち、こういった扱いとは無縁の 環境に育った秉懿たちのような、貴婦人たちにとっては、こういう直球の手荒な行為が一番効果的であった。 観念した秉懿は、体を震わせながら、粗末な衣を脱ぎ捨てていった。 「肌着もだ。急ぎなさい、人を待たせるもんじゃない」 衣のしたに隠れていた豊かな乳房と白磁のような柔肌があらわになった。 「ほう・・・さすがに后妃ともなると違うね。上物だ。」 役人は満足げにつぶやくと、下女たちに指図をする。 「ほらほら、妃だか何だか知らないけど、恥らうような年でもないんだろう、こっちいらっしゃい」 下人の女たちに首輪をはめられた秉懿は、一糸纏わぬ姿で部屋の外へと引かれていった。 湯殿へ向かって歩く秉懿の肢体にみな目を奪われた。下男たちは飢えた野獣のような目で秉懿の胸や尻を見回している。 下女たちは、高貴な異国の女の姿を好奇のまなざしで見ていた。 「みんなあんたのこの尻が気になってしょうがないようだね、え?」 下女のひとりは秉懿の桃尻をつねりながらからかった。秉懿は顔を紅潮させ恥ずかしがるばかりだが、それがまたたまらなく 美しく扇情的だった。 「ほら、動くんじゃないよ。洗えないだろう」 湯殿で下女たちが腰掛けた秉懿の体を洗っている。が、洗うといっても実際には秉懿の肢体を撫で回しているだけ であり、ことあるごとに下女の指は秉懿の太腿や乳房をもてあそんでいた。そのたびに秉懿は体をすぼめ、屈辱に打ち震え るのだった。そのうちに、秉懿の腹部をこすっていた下女の指がそのまま下へ伝っていき、薄めの恥毛に覆われた彼女の 股間をとらえた。 「そ、そこは・・・ああッ」 「おやおや何だい?すこし湿ってるじゃないか。結構好きなんだねえ」 「そ、そんなこと・・・あああうっ」 下女はたくみに秉懿の股間をまさぐると、衝撃に思わず秉懿の腰が弾んだ。もう一人の下女は後ろから秉懿の乳房を 鷲掴みにすると、指先でその頂を転がした。 「ああっ、そ、そんな・・・あああう、あ、あ、あ」 二人の女に攻め立てられる秉懿。必死にもがくが、ふたりがかりで押さえ込まれてはどうしようもない。 その様子を先ほどの役人は実に愉しげに眺めている。 「お前たち、しっかり洗ってやるんだぞ。洗い終わったら・・・、そうさね、部屋へ連れて行け。どうやってわが国の王侯を 喜ばせるのか、貴い妃様に教えてあげなければならないからな」 役人は、女たちに嬲られている秉懿の悲鳴を背にしながら、この後秉懿をいかに弄ぶかを考えつつ湯殿を出て行った。 それからしばらく経って、秉懿は先ほどの自室へと連行され、椅子に腰掛けた役人の前に立たされていた。ここで秉懿は 透けるほど薄い衣を一枚だけ羽織っている。これは隠すためのもの、というよりも、より女体を強調するための衣であり、 事実衣を通して秉懿の乳房に臍、尻や腿、そして恥毛が見えていた。 「なかなかよくお似合いじゃないか、秉懿。さて、まずは私が味見、いやいや、仕え方をお教えせねばなるまいて」 役人は立ち上がって歩を進め、秉懿に近づく。思わず顔を背けようとした秉懿だったが、その瞬間、役人の唇が彼女の 唇をふさいだ。 「んぅ・・・んむ、んんむぅ・・・ん、ん、んむぁ・・・・」 役人の舌は秉懿の舌を絡めとると、そのまま彼女の口の中に乱入し、口腔を蹂躙する。さらに左手で彼女の胸を揉みしだ いてやると、秉懿はいっそう悶えた。口からは涎を垂れ流し、衣は徐々に肌蹴ていった。 「ぷはぁッ・・・」 唇が離れた。やっと開放されたかと思った秉懿だが、今度は小さなつぼを口の中に押し込まれ、無理やり中のドロッとした 液体を飲み込まされた。 「な、何を・・・何を飲ませたのです?」 秉懿は役人に問い詰めた。不安と屈辱と怒りの入り混じった目でにらんだが、これが今現在できる唯一の抵抗だった。 「とってもいいものですよ。わが国の者たちが女子を喜ばせるのに使う薬、とでもいっておこうか。これからあなた方は 毎日、天へ昇るほど喜ぶことができるんだ。今からがその一回目さ」 役人は秉懿の衣を無理やり引き剥がすと、用意されていたベッドへと彼女を押し倒した。そして役人も衣服を脱ぎ捨てる。 股間には大きな一物がそそり立っていた。かつての夫のそれよりもはるかに立派なものだった。 「そ、それを・・・私に。ゆ、許して・・・。下働きでも何でもします・・・ですから、それだけはお許しください・・・」 いったんは覚悟を決めたように見えていた秉懿だったが、やはりいざことが始まると、恐怖が先に立つようだった。 「それはできぬ相談だ!」 鞭が秉懿の尻を打つ。 「私にそんな権限があるわけないだろう?それに、あなた方を犯したいのは私もその他の諸侯や官吏と変わらない。さて、 実習開始と洒落込もうかね」 「・・・い、嫌、ご、後生ですから・・・!」 役人は秉懿の上にのしかかると、再び彼女の唇を奪った。役人は舌をたくみに操り秉懿の口腔を堪能している。そして役人は 秉懿の体を上手に押さえつけながら、左手で秉懿の乳房を、右手で秉懿の尻を揉み始めた。 「・・・んん、んっ、んむぅあ、むぅ・・・」 たまらず秉懿は声を上げる。役人の技量は実に手馴れたものであり、さらに役人は秉懿の乳首を指で挟むとしごいて 刺激を与えると、一段と激しく震え、くぐもった嬌声をあげた。今回の宋攻略でも多数の女をなぶってきた役人の技量を もってすれば、雲の上の后妃を随喜に悶えさせるなど朝飯前。 さらに媚薬の効果もあり、いつしか秉懿もまた、自分から役人の舌に自身の舌を絡め始めていた。 「んん・・・むぅ・・・・むぁああ・・・ん・・」 この様子を見て取った役人は、すっと唇を離した。二人の唾液が混じってできた銀色の糸が両者の唇から引かれ出る。 役人は秉懿の耳元でささやく。 「おやおや、なかなか舌遊びがお上手なこと」 秉懿は露骨なこのからかいに、目線を逸らし黙り込むので精一杯。すると役人はすっかり興奮し固くなっている乳首に 吸い付くと、右手は秉懿の股間へ達し、桃源郷を探り当てた。すでに泉があふれている膣口をなでると、そこに指を 突き入れた。 「あああ、あう、そんな・・・・いやぁ、ああ」 「いや、か。これだけ股を濡らしながら言う台詞ではないな。え?」 役人は指で秉懿の陰核をとらえ、刺激を与える。すると秉懿はとくにそこが感じるらしく、びくりと震え、一段と 大きな声で嬌声をあげた。そして役人の指をくわえ込んだ秉懿の膣は快感を求めるかのように絡みつき、秉懿もまた 耐え切れないのか手足を役人に絡めていた。 (頃合だな・・・。それにしても役得役得。今回の南征で手柄を立てた甲斐があったというものだ) 役人は秉懿の股間に狙いを定め、膣口に自身の一物を押し当てると、そのまま彼女の産道深くへと突き入れる。 「ああ、それは、・・・・な、なりま・・・あ、あ、んあああああっ!」 (ほ、ほう・・・これは、なかなか・・・) 役人の一物は秉懿の膣内の奥まで侵入したが、彼女の膣口はそれに応えるかのように一物に執拗に食いつき、絡みついた。 そして、膣襞が絡みつき、一物が動くたびに、媚薬の効果もあって増幅された快感が秉懿の身体を貫くのだった。 「ああああっ、あぅっ、あひいいいい、はあああああ・・・」 かつて経験したことのない快感に、秉懿はどうすることもできず、よがり声をあげながら自身を犯している男にしがみつく しか無かった。 役人のほうも、男を求めて絡みつく秉懿の膣肉を楽しんだ。吸い付くように一物をもとめ、さらに突き上げるごとに激しく うねっている。同時に役人は乳房に吸い付き先端を口内で弄び、さらに後ろから尻にも指を這わせ、彼女の肛門にも愛撫を 加えてやった。 「あああ、私のなかで・・・ああ、あああ、ど、どうにか・・・・どうにかなってしまう・・・!ああ、あああ・・・」 「ふふふ、そんなに気持ちいいのかい、お妃様?とんだ淫乱め、洗衣院で娼婦になるのがお似合いだな!」 「・・・そ、そんな!き、気持ちよくなど・・・ああ、あッ、い、いひぃ、はあう・・!」 役人はいっそう激しく腰を振り、秉懿の膣内を攻め立てる。 「ほら、秉懿!もっと激しく腰を振るんだ!」 役人は秉懿の腰を揺すりながら命じると、快感に泣きながら秉懿もまた自らよりいっそう激しく腰を動かしてきた。 一物と膣肉がこすれあい、強烈な快感を生む。そして、秉懿は身体を役人にからめ、腰を振りながら泣きじゃくる。 その姿はまるで、年来の恋人に甘えているかのようだった。 「ああっ、ああっ、あううう・・・・」 本来ならば雲の上の存在の、中華の大帝国の后妃を娼婦にしたあげく、自分がその最初の相手として嬲る。そして、 その女がいまや自分のなすがままに泣いているという事実は、役人の興奮と征服欲を誘う。 秉懿はというと、どうやら絶頂が近いらしく、涙やら涎やらで顔を汚しながら、いっそう激しく腰を振っていた。 (そろそろか。・・・・だけど、ふつうにいかせても面白くないな) 「あああ、あはああ・・・ひいい、はああ、あ・・・?はあっ、あっ、あ・・・?」 絶頂が近いというのに、にわかに役人は動きをやめ、一物を抜き出す動きを見せた。肩透かしをくらう格好になった 秉懿は切なげに腰を振り、悶えてしまった。 「な、何を・・・」 「最後まで、してほしいか?」 「・・・は、はい。お、お願いですから・・・・・、さ、さいごまで・・・」 秉懿は必死で腰を揺らしながら、哀願していた。もはやそこにはかつての気高い后妃の姿は無かった。 「よし、じゃあお前はここでこれからどうするんだ?」 もう一度同じ質問、囚われの身とはいえ、かつてはもっとも貴い身分の女たちであった后妃にとってもっとも屈辱的な 問いを投げかけた。 「・・・・は、はい、・・・・わたくしは、ああ、秉懿は・・・・もう妃でも何でもありませぬ・・・ここで一生、 あなたたちに奉仕いたしますぅ・・・で、ですから・・・ですから・・・・お願い、さいごまでぇ・・・」 秉懿は完全に屈服させられていた。 「合格だ」 その答えをきくや、役人は再び一物を秉懿の膣内奥深くへと突きこみ、一段と激しく腰の動きを叩き込んだ。 秉懿は快感にすべてをゆだね、絶頂へ向けて最後の段階へと突入していた。 「あああ、いい、いい、あ、ひぃ、ひあああああ・・・・、は、果てる、果てまするうううう、いきまするうう」 「お、おお、い、行くぞ・・・う、うむ、うおお・・・っ!」 役人は秉懿の膣内に激しく射精し、自身の子種を流し込んだ。これからこの女は何十人、何百人もの子種を注ぎ込まれる のだ。その一番目をいただいたという充足感は、この役人にとって格別なものだった。 秉懿の膣内から一物を引き抜くと、二人の出した精液と愛液がしたたり、一物を濡らしていた。が、一度出したというのに 一物は萎えることを知らず、屹立したままだった。一方の秉懿は、嵐が去った直後といった風情で、股間から愛液を垂れ流し ながら、行為の余韻に浸っているようだった。 すると役人は秉懿をうつぶせの状態にひっくり返すと、先ほど必死になって一物を加えていた膣口とは別の穴、肛門に目を 向けていた。そこは二人の出した淫液が流れ込んで濡れ光っていた。本来は女である秉懿にとっては、経験するはずのない 場所であったが、これからは洗衣院で生きる身であるから、当然こっちの穴の味も知る必要があった。 役人は秉懿の可愛らしい肛門に一物を押し当てると、そのまま奥深くまで差し込んだ。 「!?ひぃぃっ!ああああ、そこは?!はあ、ひいいいいいいいッ!」 想像を超えた事態に驚きあわてた秉懿だったが、肛門に一物をつき立てられた衝撃に全身から冷や汗をながし、プルプルと 身体を痙攣させていた。しかし、役人は肛門を掘りながらも陰核を攻め立てたり乳房を嬲ったりと補助行為を欠かさず行っ ており、痛みと同時に快感も身体を突き抜けていた。 役人は再び腰を動かすと、震える秉懿の尻をぴしゃりとたたいた。 「ほら、腰を振るんだ」 「ヒイッ!」 恐る恐る腰を揺らしはじめる秉懿だったが、肛門のほかにも乳房や陰核などの敏感な箇所を攻め立てられたこともあってか、 次第に肛門からも鋭い快感が全身を駆け抜けているような気がした。 「ふふふ、どうだい?お尻の穴を犯されている気持ちは?」 「あああ、なんて恐ろしいことを・・・で、でも・・・でも・・・・なんか、変・・・・なんだか、き、気持ちいぃ・・・」 新たな快感に悶える秉懿だったが、先ほどまで一物を加えていた膣口もまた、再び激しく愛液があふれ始めていた。 「こっちの口も欲しそうだな。ほら、これを咥えろ」 役人はこっそり用意していた張り形を出すと、それを秉懿の膣口へとねじ込んだ。これで秉懿の股間には本物と作り物 という違いこそあれ、二つの一物が突き立てられたことになる。 「ひああぁぁん・・・・!あぁ、ぁあ、もう・・・!す、すごすぎますぅ・・・あ、あひ、あはあぁぁん・・・」 二穴攻めの快感のまえに、后妃の誇りも何も無く、ただただ秉懿は腰を振りたてて泣き叫んだ。役人は肛門と 膣口の攻める強さを交互に変えてみたり、陰核を徹底的に扱いてつまんでみたり、さまざまな方法で秉懿の身体を 攻め立てた。そのたびに彼女の肢体は快感に震え、肛門までもが必死になって役人の一物にからみついていった。 「あああッ、はぁぁッ・・・・、ま、また・・・は、果てそう・・・・あああ、もう・・・もう・・・!」 「よし、出すぞ、うお、うおおっ!」 一物から再び白い液体が噴射された。それは秉懿の最後の処女地を思うさま蹂躙し、肛門から吹き出るほどだった。 「あああああッ!」 秉懿は歓びを示す泣き声を一声あげると、そのまま行為の余韻に浸りながら失神してしまった。 役人は自身の衣服を整えていた。秉懿も粗末な衣に袖を通していた。秉懿は今までの行為が夢ではなく現実だという ことを改めて思い知らされ、今後の生活や他の后妃、幼い帝姫たちのことを思いながらさめざめと泣いていた。 だが一方で、今までに感じたことも無いほどの快感の波を思い出すと、肢体がうずき、股が湿ることにも気づいており、 淫らな行為をわずかに期待してしまう自分に戸惑っているようだった。 だが、明日以降はそんなことを考える余裕すらなく、ひたすら男の一物を受け入れ、よがり泣く日々が続くだろう。 役人は今後の洗衣院の運営や帝姫たちの扱いについて、部下たちにあれこれ指示をしながら、 王侯たちに用意が整ったことを告げるため、屋敷をあとにした。 下男や他の役人、なかには気の早い将校や王侯貴族たちも何人か来ていたようで、どうやらほかの后妃や帝姫たちの味見を しているらしく、あちこちで泣きじゃくる声や嬌声が聞こえていた。 (やれやれ・・・・、われながらえげつないことを考えたものよ。だが、后妃帝姫を好きに嬲るなど、めったにできる ことじゃあるまい。次は誰を嬲ろうか、いや、また秉懿でもいいな) そんなことを考えながら、男は宮殿に向かっていった。 おわり
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2428.html
403 :落日の新大陸:2013/12/02(月) 01 31 59 落日の新大陸 「大統領……」 「何だ……」 憔悴しきった表情を浮かべながら執務室に入ってきたのは信頼の置ける補佐官であったが、今の彼はそんな信頼する部下の顔など見たくもなかった。 ここ暫く……。いいや、彼の国との戦争が始まって以来、彼は部下の顔を見るという事に恐怖を覚えるようになってしまったのだ。何故ならば、彼の前に現れた部下の報告は皆一律に同じであり、耳にするのが嫌になる話ばかり。開戦以来ずっと続く変わらない報告はきっと今日も同じだ。 「西海岸ロサンゼルス沖に大和級戦艦8隻。大鵬級空母8隻を中核とした約300百隻の艦艇からなる敵艦隊が襲来し――“もういいッ!!”」 執務机に思い切り拳を叩き付けて淡々と、それでいて声を震わせながら続けられていた言葉を中断させる。 やはり、いつもと何ら代わり映えのない報告であった。 一つだけ違う点があるとすれば、それは今までが太平洋での話であったのが、遂に西海岸での話に切り替わり始めたこと。 「カリフォルニアが……落ちたのだろう……」 アメリカ西海岸の肥沃な大地を持つカリフォルニア州。 今其処には自由の国であり神に愛された祖国アメリカの支配権が及ばない地となっているのだろう。 そういう意味で落ちたのかと聞いた彼の幽鬼のような眼光を受けた補佐官は力なく頷いた。 「そうか……」 思えば開戦劈頭から負け続きだ。 中国各地に展開している在中米軍は初戦で撃破された。それもF6Fなどの充分な高性能機を配備していたのにも拘わらず、彼の国――日本の戦闘機はまるで七面鳥撃ちでもするかの如き容易さで撃ち落としていった。 敵の戦果に対して味方の戦果無きに等しいものであり、なぜこれほどまでの一方的敗北を喫してしまうのかと頭を悩ませたりもした。 そして、その理由を知ったとき、彼は決して開けてはならないパンドラの箱を開けてしまったことを思い知る。 “日本の戦闘機はプロペラのない奇妙な形をした新型機” “音の速さに匹敵する速力” “ロケット弾と味方機を一瞬の内に撃破してしまえるような強力な機関砲を搭載している” 自分たちは今、何と戦っているのだろうか。 合衆国がその肥沃な土地を奪い取るために難癖を付けて開戦した相手は日本という亜大陸に存在する黄色人種日本人。 405 :落日の新大陸:2013/12/02(月) 01 32 41 そうだ。黄色人種。黄色い猿のはずではないか。 その黄色い猿が自国戦闘機の倍以上もの速力を出す世界に存在し得ない新しい推進機関を備えた新型戦闘機を開発し、実戦配備している。 おそらくは開戦の段階で既に量産体制に移行し、損失機の補填など幾らでも可能な状態にあったのは間違いない。 現にフィリピン沖で戦闘した太平洋艦隊が全艦撃沈の憂き目を見たとき、優に10万tはあるであろう恐ろしく巨大な空母から発艦した戦闘機もプロペラが無かったと報告されている。 艦上機も陸上機も、その全てがプロペラの無い未知の新型機で統一されているのだから、疾の昔に量産されていたと考えるのが自然だ。 「なぜだ……なぜ神が選びしこの合衆国でさえ成し得ないことを、あの黄色い猿はやってのけるのだ……!」 もはや認めざるを得ない。極東の大陸に引き籠もっていた猿共は欧米白人諸国が長年に掛けて築き上げてきた技術を更に上回り先を行く、まさにオーバーテクノロジーとでも言うしかない高度に発展した科学技術力を持っているのだと。 その上、あらゆる資源が豊富なあの大陸では無尽蔵に兵器を量産することが可能。 合衆国と同じくらいの生産力を有していると見るのが正解であり、その上で合衆国を上回る技術体系を既に確立している。 開戦からこの方、全ての戦闘で負け戦を喫しているのがそれを証明している。 ミッドウェー、ソロモン、ニューカレドニア、アリューシャンを次々と奪われ、オーストラリア・ニュージーランドは宗主国イギリスに付き従い動かない。 そしてハワイ真珠湾を攻撃され短期間の内に陥落。返す刀とばかりに西海岸へと迫ってきた。 ロサンゼルスの空にはあのプロペラの無い戦闘機と共に、計画中のB-29スーパーフォートレスが小鳥に見えてしまうほど巨大なフガクと呼称される爆撃機が舞い、 海には10万tオーバーの空母と10万tでは利かない、下手をすると倍の20万tはあるのではないかと思えるような鉄の城が幾つも浮かんでいる。 それら東洋が誇る日本無敵艦隊の前に、栄光ある合衆国艦隊は蹴散らされ、抵抗する術を失った。 そして今日この日、神に愛された神聖なる合衆国の一部が日本の軍靴に踏みにじられたのだ。 不思議と悔しさや憤りを感じない。唯々無限の喪失感と無力感を覚える。 神に選ばれた人間が、たかが黄色い猿如きに一矢報いることすら出来ずにこうして追い詰められているのだから。 “日本には勝てない” “日本と戦争になれば合衆国は負ける” 今更ながら無茶な要求を持たせて日本に突き付けさせた時に忠告してきたハルの言葉が真実であったと思い知らされたわけだ。 406 :落日の新大陸:2013/12/02(月) 01 33 13 カリフォルニアは失陥した。 だが、これで終わりだとは思っていない。日本軍の進撃速度からしてネヴァダ、オレゴン、ワシントンと次々に奪われていくだろう。 そうしてロッキー以西を失い、あの巨人機は悠悠と空を駆けワシントンDCやデトロイトに飛来して爆撃を始めるに違いない。 地上戦でも日本の戦車の前にはM4では太刀打ちできずにスクラップと化しているとの報告が上がっている。 陸でも海でも空でも、合衆国陸海軍に勝ち目がないというのは明らか。もう、打つ手など残っていない。 されど、認めたくはなかった。 アメリカが日本に負ける。 アメリカが日本に対し降伏する。 それだけは断じて認めるわけにはいかない。 神に愛され世界の頂点に立つべきは合衆国であり、その地に住まう白人であるべき。 日本人などという絶海の大陸に生息する猿であってはならないのだ。 「大統領……」 「なんだね」 「神は……神が選んだのは……」 “日本やも知れません” 土台勝つことなど不可能な日本相手に道理の通らぬ要求を突き付け、合衆国を亡国へと導びこうとする愚劣なる大統領ヒューイ・ロングは、補佐官の言葉を聞いて机に倒れて塞ぎ込む。 「もう何も聞きたくない。悪いが出て行ってくれ……」 ただ、現実から逃げることしか考えなくなってしまった大統領の姿に侮蔑の視線を送った補佐官は、何も言わずに執務室を後にした……。 八百万の神に愛された大陸――日本。 唯一の神にしか愛されていない新大陸――アメリカ。 (アメリカは……アメリカは日本にだけは手を出すべきではなかった) 誰もいない執務室で一人塞ぎ込むロングの心に響いた自分自身の呟き。 それこそが、合衆国大統領でもなく白人至上主義者としてでもない、人間ヒューイ・ロングという男の本音であった。 だが、もう全ては遅すぎたのだ……。 407 :落日の新大陸:2013/12/02(月) 01 34 23 終わりです。 日本大陸に手を出そうとしたアメリカの末路を書いてみました。 新大陸であるアメリカは、日が昇る大陸である日本には勝てないという感じですね。 それでは失礼致します。 ------------------- 修正回:0(アップロード) 修正者:Call50 備考:誤字・空欄等を修正。 修正回:1 修正者: 修正内容: -------------------
https://w.atwiki.jp/denyuden/pages/113.html
昼寝王国を作るためには?とは、伝説の勇者の伝説に登場するレポート。 概要 ライナが、ロクサヌ平原でエスタブール王国の魔法騎士団50人を撃退した後、 ローランド帝国に囚われていた2年の間に書いたレポート。 このレポートを読んだシオンが、筆者で親友でもあるライナに、護衛としてフェリスをつけて、勇者の遺物探索を命じた。 要約 かつて存在したとされる、悪魔や邪神、魔王をたった1人で倒したとされる英雄・騎士が使っていた武器が、 本当にあるならば、それを兵器として使用することができるのではないか。 そして、それがあれば、戦争が起きるのを防ぐことができるのではないか。 誰も悲しまないし、戦争で人は死なないし、思いつめる必要がない世界。 みんなが笑って昼寝していればそれでいい世界を作るために、無意味な悲しみをなくすために、 めんどくさくても、自分にできることを。前に進むことにする。 (伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望 p292、p308を参考に作成) その他 アニメ伝説の勇者の伝説 The Legend of the Legendary Heroesの1話冒頭のシーンに、 このレポートの要約が、台詞として登場する。 関連項目 ライナ・リュート
https://w.atwiki.jp/noahibi/
倉敷乃亜、日々を思う。 日々を思う 倉敷乃亜本家HP
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/11767.html
CHA/W40-002 カード名:“ひとり、何を思う”友利 奈緒 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:2 特徴:《能力者》?・《生徒会》? 【永】他のあなたの《能力者》?のキャラが2枚以上なら、このカードのパワーを+1000。 【自】この能力は1ターンにつき1回まで発動する。このカードが手札から舞台に置かれたターン中、このカードの与えたダメージがキャンセルされた時、あなたは自分の山札の上から1枚を、控え室に置き、相手にXダメージを与える。Xはそのカードのレベル+1に等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う。ダメージキャンセルは発生する) これ? ZHIENDってバンド レアリティ:RR Sec illust. 初出:電撃G's magazine 2015年6月号 15/10/13 今日のカード 15/10/29 今日のカード(Sec) ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 友利 一希 0/0 1000/1/0 黄 絆
https://w.atwiki.jp/noahibi/pages/2.html
メニュー トップページ 日々を思う ここを編集
https://w.atwiki.jp/knights-wiki/pages/180.html
サブ任務>落日の峡谷 に戻る 条件LV クエLV クエストタイトル 開始、報告NPC 報酬 内容 備考 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: 始:報: