約 1,363 件
https://w.atwiki.jp/kaifuusha/pages/6.html
御随身近友が自讃とて、七箇条書きとどめたる事あり。皆、馬芸、させることなき事どもなり。その例を思いて、自讃の事七つあり。…(略)…一、当代、いまだ坊におはしましし比(ころ)、万里小路殿御所なりしに、堀川大納言殿伺候し給ひし御曹司へ、用ありて参りたりしに、論語の四、五、六の巻をくりひろげ給ひいて、「ただ今御所にて、紫の朱奪ふことを悪むと言う文を御覧ぜられたき事ありて、御本を御覧ずれども、御覧じ出されぬなり。なほよく引き見よと仰せ事にて、求むるなり」と仰せらるるに、「九の巻のそこそこの程に侍る」と申したりしかば、「あなうれし」とて、もて参らせ給ひき。…(略) 口語訳 鳥羽天皇時代の随身で中原兼武の子の近友(馬の名手)の自讃といって七か条書きとめてあることがある。それらはみな、馬術に関することで、たいしたことでもない諸事である。私もその先例を思って、私の自讃のことを七つ書きとめておいた。 …(略)… 一、後醍後天皇が、まだ皇太子でいらっしゃったころ、万里小路殿(冷泉万里小路)の邸が東宮御所になっていたときに、堀川大納言殿(源具親か?)が、お役で出仕なさっていられたその御所の御控えの間へ、用事があって参上しましたときに、「論語の四、五、六巻をおくりひろげになって、「ただ今、東宮におかせられては、紫の朱を奪うことを悪むという本文をご覧になりたいことがあって、ご本をご覧になるのだけれども、お見出しになれないのである。もっとよく捜しだしてみよとのお言葉で、捜しているのだ」と仰せられたので、「第九巻のどこそこのあたりにございます」と申しましたところ、「ああ、うれしい」と言って、それを持って、東宮におさしあげになった。 この二百三十八段は徒然草の構成で言えば終章の方の部分に当たるので、いきなり始めの方に持ってくるのはいささか奇異に感じるかも知れぬが、話の内容からすればさほど異質とは考えられぬのと、この二番目の自讃のエピソードが特に太平記に関連があると考えて敢えて取り上げることにした。元来、あまり自慢話なぞせぬ兼好が珍しく己にまつわる話を七話もしたのである。上に掲げた話は、後醍後天皇が東宮時代のエピソードである。話は、論語のどこそこにある一節「紫の朱を奪うことを悪む」という一文をご覧になりたいのだが、命じられたお仕えの者が巻の四、五、六巻あたりをひろげて捜しあぐねて、重ねての東宮の要望に立ち往生しているところに、たまたま遭遇した兼好がたちどころに「第九巻にございます」と教えて上げて、大層喜ばれたという内容である。これだけの歴史的なエピソードではあるが、実に示唆に富んだ多くの内容が蔵されている様に思われる。 一、先ず、後醍醐天皇に関してである。天皇は父後宇多院の第二子尊治親王として生まれたが、三才年上の長子邦治親王(後の後二条天皇)の陰に隠れて幼小年期は全く注目されることはなかった。邦治は二才で親王宣下されたが、尊治は十五才で親王宣下である。格段の差である。邦治親王は十三才で皇太子になり、十七才で早くも践祚される。(1301年)しかし、後二条天皇は二十四才(1308年)であっけなく早世してしまう。皮肉なことに、これによって尊治親王の天皇としての道が開けてくるのである。大覚寺統と持明院統との皇統争いが鮮明化している最中、その年に父後宇多上皇の工作により大覚寺統の期待として二十一才で立太子するのである。時の天皇は持明院統の花園天皇である。後醍醐天皇は異例の遅さで立太子するが、逆に分別のある青年皇太子として立場を自覚し非常に意欲的になったのではなかったか。それまで皇子としての帝王学の教育は専ら長子の邦治親王のみに注がれ、次子の尊冶はついでで三才年下というハンデもあり、教育する方もされる方もあまり熱が入らなかったのではないかと思われる。当然、論語、史記、白氏文集、文選、老子、荘子等々の書(ふみ)の講読も帝王学の必須科目として学習した機会に与ったであろうが、必然を感じない尊治には退屈な時間だったろう。しかし、論語のかの一節は何故か耳に引っかかっていたものと見える。思っても見なかった東宮になって、そのことを思い出し、お仕えの者に命じて一度ならず二度にわたって熱心に捜させた。そうして偶然その場に遭遇して助けたのが兼好だと言うのである。東宮の意欲に火がついたのが見てとれる。 というのがある。意味するところは、天下の理に正と邪悪とがあるが、邪悪はつねに正に勝ちやすい。色でいえば朱は国の正色で紫は間色であるのに、紫の方が濃艶なので人々はこれを喜び、朱が却って紫のためにその地位を奪われてしまった。ゆえに紫が朱を奪うのを悪むのである。楽でいえば、雅楽は正しく鄭声は淫靡で邪であるのに、鄭声の方が聴いて面白いので人々はこれを喜び、雅楽が却って鄭声のために乱されてしまった。ゆえに、鄭声が雅楽を乱すのを悪むのである。理の是非、人の賢愚には本より定論がある。しかるに口先の上手な人が巧みに弁ずると是非・賢愚を転倒して人を惑わして、君主これを信ずれば遂に邦家を覆すに至るのである。ゆえに口先が上手で人の邦家を転覆する者を悪む。といった内容であるが、特に「紫の朱奪ふことを悪む」が、「間色の紫(幕府)が中国古代の周時代には尊重されていた正色の赤(朝廷)を圧倒するのが憎い」と、今の朝廷と幕府の関係に対比されて、東宮尊冶親王の心にストーンと落ちてきたのではあるまいか。俄かに責任ある立場に就いたばかりに気負いの一端が窺われる。以後の波乱に満ちた倒幕運動、隠岐への遷幸、建武の新政、南朝の樹立などの生涯を考えると感慨深いものがある。 一、「陽貨 第十七」は、冒頭の「陽貨孔子を見んと欲す」の一文からタイトルをとっている。主に人生論を論ずることが多い論語の中では、陽貨篇では珍しく政治的な色合いの強い内容を扱っているのが特徴である。陽貨は陽虎ともいい魯の国の反乱の立役者の一人である。魯は周王室に繋がる君主がいていわば名門で、また世襲の大夫が国政を補佐して身分制が固定化していた。孔子の頃は国が出来て五百年も経て、君主は大夫の傀儡と化し、大夫も家臣に牛耳られ下克上の様相を呈していた。三桓と呼ばれる大夫の一人季孫氏の家臣に陽虎がおり、主人の季氏を拘束して季家の実権を握り、ついで魯の国政をも専断するようになる。反乱者の陽虎は有能な人材を欲しており、孔子の評判と実力に目をつけて、何とか我が陣営に入れようと接近をはかり策を弄する。論語によれば、陽貨が家に招いて面会しようとしたが、孔子は見(まみ)えなかった。陽貨は一計を案じて、孔子の留守に豚(当時束脩料が干肉一束、一頭分か)を贈った。当時の風習として目上の者から贈りものをされたら、お礼のために家に参上しなければならなかった。会いたくない孔子は陽貨の留守を見計らって出掛けるが、途中道で待ち受けていた陽貨と出会う。陽貨の方が一枚上手だったといえる。ここで陽貨と孔子が問答をする。陽貨は孔子に向って「こちらに来なさい。わたしは貴方と話そうと思う」といって、曰(い)うには 陽貨「道徳という世を治める宝を懐いていて国家の混乱を救わないのは仁といわれますか」 孔子「いいえ、仁とはいわれません」 陽貨「世を救うことを願っていながら、たびたびその機会を逸するのは知といわれますか」 孔子「いいえ、知とはいわれません」 陽貨「月日は過ぎていきます。歳月は人を待ってくれません。いつ仕える積もりですか」 孔子「承知しました。お仕えいたしましょう」 と返事をする。弟子達は驚いて従来の言動に矛盾する孔子に反対をするが、政治を実践する場が得られると孔子は本気だったようだ。しかし、陽貨は三桓勢力の反撃にあって間もなく失脚してしまう。この時の孔子の登用はなかった。 陽貨の失脚後、今度は同じ仲間の公山弗擾(こうざんふつじょう)が費という町で反乱を起し、陽貨と同様孔子を我が陣営にと招請してくる。この時も孔子は周囲の反対にも拘らずはっきりと参加の意志を表示する。理由は、「如し(もし)我を用うる者有らば、吾は其れ東周を為さんか」と述べる。意味は、私を登用して政治に参画させてくれるならば、私はこの中国の東の地にかつての輝かしい周王朝を再興してみせよう。という極めて高い次元での動機のためである。結局これも弟子の子路が強く反対して実現するには至らなかった。 陽貨といい、公山弗擾といい彼等を反乱者と見なせば、彼等の招聘に応えようとした孔子は、日頃の思想信条からは矛盾したものになり、長いこと政治的に漂白して世に受け入れられない孔子の焦りから来た迷いであるというのが大方の見方である。が、陽貨も志のあるひとかどの人物であると見ればどうなるか。むしろ固定化した体制にあぐらかいていた大夫達の方が国を乱す元凶であり、君主をないがしろにして国外に追放するなどして、反逆者のレッテルを貼るに値する十分な資格を有していたのではないか。反乱にも理があり、孔子が陽貨の招請を受けて動こうとしたのはあながち矛盾した行動ではなく筋の通ったことだったかも知れない。名門魯国ばかりではなく、大国晋の大夫趙簡子の領地である中牟(ちゅうぼう)の代官仏肸(ひつきつ)は主人が晋より叛いたのに因って、彼も中牟で叛いた。その時も仏肸は亡命中の孔子を召(よ)んだ。それに応えて孔子は往こうとしたが、やはり子路の反対にあって実現しなかった。春秋末期は、社会秩序が急速に崩壊した時期で、氏族制の紐帯の弛緩が著しく力あるものが台頭する土壌が醸し出されていた。盗と呼ばれる政治的テロリストが国を超えて自由に出入りし、中国全体がフライパンに熱せられた豆のように弾けて沸き立っていた時代である。陽貨も盗を使って政敵を暗殺してのし上がった凄腕である。孔子と弟子達は反体制派から一目置かれて引っ張りだこであったが、彼等の誘いを断ることは相当の政治的緊迫を強いられることを覚悟しなければならない。高遠な理想を説く政治より、今日の現実的な政治のほうが切実に必要とされて、古き体制も根強く温存されている現状では孔子の出番はまだ道遠しであった。孔子が亡命を余儀なくされるのも誘いを断って孤立していたのと無縁ではなかった。孔子が蘇えるのは、戦国時代を経て、秦の全国統一から、漢王朝の樹立を経てからである。 「紫の朱を奪うを悪む」 と言ったのは、事の本質を見極めて見失うなということであろう。安易な言葉ではない。 一、後醍醐天皇が夢にも思わなかった東宮になって、果たして鎌倉末期の政治状況や社会状況を見て見誤ることなく事態の本質を見極めて行動したであろうか。論語のほんの一節に触れただけで共鳴しボルテージが跳ね上がったのではあるまいか。後醍醐天皇の倒幕のスローガンの原点は、論語のこの一節にあったと考えてもよいのではなかろうか。朝廷と幕府の関係を考えれば、兼好が目撃した光景は何とのんびりとした無防備な振る舞いではなかったか。周囲にはいろいろな人間が出入りしたであろう。堀川大納言の大仰な本を捜しあぐねている時の振る舞い、また兼好に教わって捜し出した時の無邪気な喜びよう。東宮の真意を知れば喜んでばかりはいられなかったのでは。東宮には既にこの時点で倒幕の芽が萌芽していたと見てはどうだろうか。また、東宮は側近を交えて勉強会を開いていたとも考えられる。腹をわって安心して相談出来る腹心を探していたのはないか。論語をお一人で読んでも様にならないし、師を招いて内輪で勉強会を開いていたのかも知れない。後年の陰謀の温床となった勉強会の原型が出来つつあったか。それにしても公共の場ともいえる所で、持明院統側の眼も有り、六波羅の存在も有り、お側にお仕えしている者達は呑気で無警戒で、東宮の深奥にひそむ意図には全く気がつかなかったのか。慎重さのかけらもなく興味のあるところである。 因みに太平記に記されている勉強会とは、無礼講と言われているもので、正中の変(1321)の起因となる曰くつきの事件である。この話は太平記の虚構であるという説もあったが、花園院の日記にも書かれてあったことから信憑性は確認された。「21才で異例の立太子をし、念願の天皇の位に就いたのは十年後の31才(1318年)である。正に気力充実していた壮年である。しかし即位した頃は、父後宇多上皇が院政を敷いていた手前さほど反幕府的な行動は取らなかったが、上皇が健康を害して院政を停止して親政(1321年)に移ってからは、次第に反幕府的な色合いを密かに強めて行く。天皇は側近の日野資朝や日野俊基らと諮り、倒幕の狼煙を上げるならば何としてでも頼りになる武士を引き入れることが必要と考え、強力な同士を募る目的で無礼講なる勉強会が企画された。それに因れば、美濃国の住人土岐伯耆十郎頼貞、多治見四郎次郎国長という武勇の誉れの高い武士がおり、日野資朝は縁故を頼りに彼等に近づき、密かに同士に引き入れるように画策した。しかし倒幕という大事を簡単に打ち明けるわけにもゆかないので、相手の心を見定めるために現代にいう乱交パーティに近い無礼講なるものを開いた。本能をゆさぶりにかけて相手の本心を見極めてしっかりと取り込む作戦である。ある日集まった主な面々は、大納言藤原師賢、中納言四条隆資、洞院実世、日野俊基、伊達游雅、法眼玄基、足助次郎重成、そこへ例の多治見四郎次郎国長も加わった。公家、僧侶、武士の面々である。集まりの中身は実に驚くもので盃をさす順序は身分の上下を問わず、男は烏帽子を脱ぎ、髻を解いてざんばら髪になり、僧侶は衣を着けずに白衣になった。要するに寝室スタイルで宴会をしたということである。更に、みめ麗しく肌の清らかな十七、八の美女二十余人も加わった。彼女達には、みな薄く透けるすずしという単衣だけを着せて酌をさせたから白い肌は単衣から透けて見えて、かの白楽天が楊貴妃をうたった長恨歌の、太液の池の芙蓉の花が、今水の中から咲きそめたというのも、かくやと思われる美しさであった。宴席には山海の珍味が並べられ、美酒は湧き出る泉のごとく尽きず、歌や舞の乱痴気騒ぎのパーティであった。このようなパーティが続けられ、この間に専ら倒幕の計画が練られていたというのである。しかし、何の目的もなしに会合をしていれば人に怪しまれるだろうということになり、文学談義の会という勉強会にしようかと、当時才学無双といわれた、後醍醐天皇の宋学の侍講である玄恵法印という儒者を招いて「昌黎文集」の講義を行なわせた。法印は謀反の企てのだしに使われているとは夢にも知らず会合の日ごとに出掛けては、その深遠なる道理を講義した。しかし、もともと偽装の上の勉強会であるが故に、テキストの文中の一句に「昌黎が皇帝の怒りにふれて潮州に流された」という長編の部分にさしかかったところ、講義を聴いていた人々が、 「これは不吉な書だ。今は呉子、孫子、六韜三略というような戦術の書こそ読むべきなのに」 と言って、講義をやめてしまった。結局、気持が勉強会に馴染まないのである。日野資朝や日野俊基等が苦心して同士を糾合する工作を続けていても、密計はまもなく幕府の知られるところとなる。仲間の一員に加わっていた土岐頼員(頼春?)が裏切ったのである。彼の妻が事の重大さに悩む夫の異常に気づいて問い質したところ、問われるままに六波羅襲撃の計画を打ち明ける。驚いた妻は夫や身内を助けたい一心で、六波羅の役人でもある父・斉藤利行に計画を密告してしまう。計画の内容は、九月下旬の北野天神の祭りで喧嘩騒動をひき起こして六波羅の役人等をそこに惹きつけ、役所の備えが手薄になったところを襲って占拠し、南都北嶺の僧兵や近国の体制に不満な武士を糾合するという反乱側に極めて都合の良い計画であった。六波羅は鎌倉に急使を送る一方、九月十九日の早朝京内外の武士を集めて、陰謀に加担した土岐頼貞、多治見国長を急襲して自害させ、反乱の首謀者と目されている日野資朝、日野俊基を捉えた。彼等は隠密に行動していた積もりでも、当局からは危険分子としてマークされていたのである。やがて二人は尋問のため鎌倉に移送される。天皇も心痛穏やかならず、重臣の万里小路宣房がよりより相談してみずから告文(誓紙)を携えて勅使として関東におもむき、巧く釈明をして天皇の身の安泰を取り付ける。俊基は赦されて京に戻るが、資朝は有罪と裁かれて佐渡に流される。不燃焼に終わった正中の変は一応のピリウドを打つが、以後朝廷における幕府の僭上を批判する大義名分論の宋学(朱子学)の活況は尻すぼみになってしまう。 一、さて兼好のことであるが、この二百三十八段を書いた頃は徒然草も後半部分で時代は彼の想像以上に大きく変っていたに違いない。文中にある「当代、いまだ坊におはしましし比、……」とは、後二条天皇が急逝されて花園天皇が即位され、尊治親王が皇太子になられてそう日が経ってないころのことではないか。兼好は十九才で後二条天皇の蔵人として仕え、手足となって張り切っていて、鎌倉にも下向(一説)し、さあこれから本格的に奉公するという矢先に頼みの盾を失ってしまった。二十六才の時である。まだ、出家もしていなかっただろう。一生懸命勉強もしていただろうし、歌の精進もしたであろう。すべて宮廷で役立てて出世の手段としたであろう。論語の内容にも精通していたであろう。先のエピソードのようなことは朝飯前のことだった。本来ならば後二条天皇の朝廷で役立てる筈のものが、不本意な形で役立ってしまったのである。それと後醍醐天皇の企みの伏線になることとは見抜けなかったし、自讃することではなかった。世は持明院統の花園天皇に変って朝廷内部の勢力もあっという間に交替した。彼は朝廷に頼らず己の才覚で自立していかねばならなかった。学識をみがき、歌にも精進し、仏門の道にも入り、三十才前後には出家をもした。歌では二条派の四天王の一人と謳われる程に貴族社会に認められるようになった。 後醍醐天皇が1318年に予定通りに即位して、後二条天皇の遺子、邦良親王が皇太子にあてられた。しかも、後醍醐天皇は一代の天皇として、十年後には皇太子に譲位しなければならなかった。後宇多上皇の意向である。当然、邦良親王は天皇になる気でいるし、兼好もその気ではなかったか。邦良親王のサロンに出入りし、歌も献上している。下はその一例。 正中二年、春宮より歌合の歌めされ侍りしに、山路(ノ)花、稀(ニ)逢(フ)恋けふも又ゆくての花にやすらひぬ山わけごろも袖ににほふまで 訳 日々桜の咲く山路を分けながら旅をつづけてきて、今日もまた行く手に花を見ながら休んだことだ。旅の衣の袖に花の香が移ってにおうまでに。(邦良親王の約束されている王位の道をしっかりと見据えて…) 邦良親王の将来を祝福したかのような歌である。前年には正中の変の挫折で、後醍醐天皇の将来はないと見たか。しかし、皮肉なことに邦良親王は翌年の三月には薨じてしまうのである。兼好にとっても再度の挫折である。後醍醐天皇の倒幕運動はますます燃えさかり、世の中を未曾有の乱世へと導いて行く。貴族階級の没落、武士階級の完全なる権力掌握、兼好の若いときとは世の中の風景が全く異なっていたのではないか。自讃のことを書いた頃は、彼の活躍する場は乏しく、あっても高師直に有職故実を教えるとか、とても誇りの持てるものではなかった。真偽の程は兎も角、高師直の恋文の代筆事件というのもある。それに類似した代筆の内職はやっていたと考えてもあながち的外れにはならないのではないか。晩期は正に貴族の世界が崩壊し失意のどん底にあり、若き日の一瞬の恵まれた時期を思い出して、せめての矜持を保つために述懐したものと思われる。このエピソードは、「わが世既に蹉跎たり」と人生を厳しく嘆じた生涯の序章に過ぎなかった。 如何であろうか。 三章の参考文献、徒然草、太平記、太平記の群像、後醍醐天皇は二章と同じ 新たな参考文献 論語新釈 宇野哲人 講談社学術文庫 講談社刊 孔子伝 白川静著 中央公論新社刊 新日本古典文学大系 中世和歌集 室町篇 岩波書店刊 「和歌こそ、猶をかしきものなれ…(十四段)」に続く 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/star_grail/pages/120.html
ここに、『秘密結社』という言葉がある。 この言葉を聞く時、多くの人間は何か不穏なものを感じるだろう。 後ろ暗い空気。人目を憚る者の気配。良からぬ思想。 程度の差こそあれ、この言葉に対して正のイメージを抱く者は殆どいないだろうと言っていい。 魔術結社、犯罪組織、邪教、あるいは世界を背後から牛耳るもの。 それらは得体の知れなさゆえに、「秘密」に触れ得ざる者たちの恐れを掻き立てるのだ。 では、この言葉に『悪』という枕詞を加えてみよう。 悪の秘密結社。 不穏さを確かに持っていたはずの言葉は、途端に陳腐な、ひどく子供じみた響きに変わる。 例えるなら、コミックやテレビ番組でヒーローに打ち倒されるのが約束されているような。 より正確に言うならば、その勧善懲悪劇を自分は安全な場所から見ていられるような。 そんな「浮世離れ」の感覚を、多くの人間は感じるに違いない。 そういう意味では――この『世界征服を企む悪の秘密結社の研究所』然とした一室は、確かに陳腐の極みだった。 ざっと見渡すだけでは何に使うのかも理解不能な、雑多なメーターやボタンに覆われた機器の数々。 それぞれの機械は煤けたパイプやチューブで互いに繋がり合い、時折真っ白い蒸気を噴出させている。 照明は薄暗く、機械から張り出したモニターの電光が周囲を照らしている様は、ひどくチープだ。 極めつけは、部屋の中央にふたつ備え付けられた、巨大な半透明のカプセルだった。 定期的に気泡を吐き出す蛍光色の液体で満たされた、カプセルの中に浮かぶもの。 言うまでもなく、それは一糸纏わぬ裸体であった。 なんたる陳腐、なんたる創造力の欠如か。 しかし。 「――マスター、お目覚めを」 女の声。 カプセルの外から呼びかける声に反応して、液体中に浮かぶ「男」が両目を開いた。 筋骨隆々。目にする者に無条件の威圧を与える肉体である。 内部の液体が排出され、やがてカプセルの前面が開くと、男は重い足取りで歩み出た。 数歩歩き、それから立ち止まって自分の手のひらを眺め、数度握って開いてを繰り返す。 それから、男は不敵極まる笑みを浮かべ、口を開いた。 「新たなボディ、よく馴染む。急ごしらえではあるが気に入ったわ。でかしたぞ、アヴェンジャー」 「恐悦至極にございます、我がマスター」 応える声は先ほどの女のもの。 男の方へと一歩歩み出したその姿をモニターの明かりが照らし、その全身が露わになる。 褐色の肌。背はすらりと高い。引き締まった脚と豊満な胸が目を引く。 レオタードめいたボディースーツを身に纏い、その上から船乗りが着るような上着をマントのように羽織っている。 そしてその頭には、何処の国のものとも違う船長帽を乗せていた。 彼女こそが「復讐者/アヴェンジャー」の英霊であり、カプセルの男はそのマスターである。 「私とマスターに与えられた聖杯戦争の知識から、魔術回路を有する肉体を生成する試み。成功ですね」 「うむ。己に魔術師としての能力がなければ、肉体ごと作り替えればいいだけのことよ」 「この部屋も私の『体内』なれば、この程度の開発設備は容易く作成が可能でございます」 「流石は人類史に名高き『潜水艦の祖』……ますます聖杯のシステムに興味が沸いたわ」 会話しながら、男は真っ赤な軍服を身に纏う。 その上からマントを装着し、最後に同じく真紅の軍帽を頭に被った。 その中央には、彼を象徴する意匠の徽章が装着されていた。 すなわち、翼のある髑髏の徽章が。 「では征くか、アヴェンジャー! 手はずは整っているな!」 「無論でございます。既に皆、波止場に集まっている頃かと」 「フハハハハハ! ならば我らの船出、盛大に飾ろうではないか!」 邪悪な哄笑。 それを聞いても眉ひとつ動かさず、アヴェンジャーはただ、手をゆっくりと掲げた。 それと同時に、地中から『艦』が浮上する。 ここに、『秘密結社』という言葉がある。 この言葉を聞く時、多くの人間は何か不穏なものを感じるだろう。 後ろ暗い空気。人目を憚る者の気配。良からぬ思想。 程度の差こそあれ、この言葉に対して正のイメージを抱く者は殆どいないだろうと言っていい。 魔術結社、犯罪組織、邪教、あるいは世界を背後から牛耳るもの。 それらは得体の知れなさゆえに、「秘密」に触れ得ざる者たちの恐れを掻き立てるのだ。 では、この言葉に『悪』という枕詞を加えてみよう。 悪の秘密結社。 不穏さを確かに持っていたはずの言葉は、途端に陳腐な、ひどく子供じみた響きに変わる。 例えるなら、コミックやテレビ番組でヒーローに打ち倒されるのが約束されているような。 より正確に言うならば、その勧善懲悪劇を自分は安全な場所から見ていられるような。 そんな「浮世離れ」の感覚を、多くの人間は感じるに違いない。 そういう意味では――この『世界征服を企む悪の秘密結社の研究所』然とした一室は、確かに陳腐の極みだった。 ざっと見渡すだけでは何に使うのかも理解不能な、雑多なメーターやボタンに覆われた機器の数々。 それぞれの機械は煤けたパイプやチューブで互いに繋がり合い、時折真っ白い蒸気を噴出させている。 照明は薄暗く、機械から張り出したモニターの電光が周囲を照らしている様は、ひどくチープだ。 極めつけは、部屋の中央にふたつ備え付けられた、巨大な半透明のカプセルだった。 定期的に気泡を吐き出す蛍光色の液体で満たされた、カプセルの中に浮かぶもの。 言うまでもなく、それは一糸纏わぬ裸体であった。 なんたる陳腐、なんたる創造力の欠如か。 しかし。 「――マスター、お目覚めを」 女の声。 カプセルの外から呼びかける声に反応して、液体中に浮かぶ「男」が両目を開いた。 筋骨隆々。目にする者に無条件の威圧を与える肉体である。 内部の液体が排出され、やがてカプセルの前面が開くと、男は重い足取りで歩み出た。 数歩歩き、それから立ち止まって自分の手のひらを眺め、数度握って開いてを繰り返す。 それから、男は不敵極まる笑みを浮かべ、口を開いた。 「新たなボディ、よく馴染む。急ごしらえではあるが気に入ったわ。でかしたぞ、アヴェンジャー」 「恐悦至極にございます、我がマスター」 応える声は先ほどの女のもの。 男の方へと一歩歩み出したその姿をモニターの明かりが照らし、その全身が露わになる。 褐色の肌。背はすらりと高い。引き締まった脚と豊満な胸が目を引く。 レオタードめいたボディースーツを身に纏い、その上から船乗りが着るような上着をマントのように羽織っている。 そしてその頭には、何処の国のものとも違う船長帽を乗せていた。 彼女こそが「復讐者/アヴェンジャー」の英霊であり、カプセルの男はそのマスターである。 「私とマスターに与えられた聖杯戦争の知識から、魔術回路を有する肉体を生成する試み。成功ですね」 「うむ。己に魔術師としての能力がなければ、肉体ごと作り替えればいいだけのことよ」 「この部屋も私の『体内』なれば、この程度の開発設備は容易く作成が可能でございます」 「流石は人類史に名高き『潜水艦の祖』……ますます英霊召喚に興味が沸いたわ」 会話しながら、男は真っ赤な軍服を身に纏う。 その上からマントを装着し、最後に同じく真紅の軍帽を頭に被った。 その中央には、彼を象徴する意匠の徽章が装着されていた。 すなわち、翼のある髑髏の徽章が。 「では征くか、アヴェンジャー! 手はずは整っているな!」 「無論でございます。既に皆、波止場に集まっている頃かと」 「フハハハハハ! ならば我らの船出、盛大に飾ろうではないか!」 邪悪な哄笑。 それを聞いても眉ひとつ動かさず、アヴェンジャーはただ、手をゆっくりと掲げた。 それと同時に、地中から『艦』が浮上する。 ▼ ▼ ▼ 冬木市の波止場に集まったのは、年齢も性別も様々な人々であった。 役人がいる。チンピラがいる。学生がいる。主婦がいる。老人がいる。 彼らに共通するのは、たったふたつ。 ひとつは、翼の生えた髑髏のバッジを体の何処かにつけているということ。 そしてもうひとつは、彼らが心の奥底に「悪性」を抱えているということだった。 この社会を転覆させてやりたいと思う悪意、その僅かな萌芽。 そして彼らは、指導者の到来を目にした。 地中から、波しぶきを上げて浮上する、巨大な船。 およそ全人類が知る潜水艦の中で最も名高き、潜水艦の中の潜水艦。 女の――アヴェンジャーの声が、響く。 「我が旗のもとに集いし同志たちよ! 今こそ我が艦の全貌を見せよう! これこそが我が夢! 我が牙! 我が揺り籠にして我が棺! 我が生涯の具現、怨念の化身、復讐の権化! アヴェンジャーの器たる怪物にして、海底二万里の旅路を征くものなり!」 この艦こそがアヴェンジャーの宝具。 それを惜しげもなく開帳する、その有様はあまりにも聖杯戦争のセオリーから外れている。 しかし、あまりに有名過ぎるこの艦の真名を秘匿することなど、どのみち不可能なのだ。 そして、この艦こそがアヴェンジャーの誇りであるからには。 彼女は、高らかにその名を叫ぶのである。 「そう! これこそが! 超級万能潜水艦『ノーチラス』である!」 アヴェンジャーが――いや、もはや真名を伏せるまでもない。 彼女こそが、キャプテン・ネモという英霊の殻を被って現界したサーヴァントである。 そしてノーチラスの甲板に立つ男。 その朗々と響く声が、興奮に打ち震える人々の耳朶を打つ。 「この威容こそが、貴様らの野望を支える『力』である!」 さながら独裁者のごとく弁を振るう男の体が、ふわりと宙に浮いた。 その全身を支えるのは、体に纏った青白い炎のようなオーラ。 人の悪意の具現――サイコパワー、その力。 それを自由に振るえる人間などただ一人。 すなわち、この男こそが。 「我が名は『ベガ』! 秘密結社シャドルーの総帥として、この場に集いし新たなる構成員たちに告げる!」 ベガの言葉に、甲板を見上げる波止場の老若男女――いや、シャドルー構成員たちが歓声を上げる。 それは、己の悪性を肯定する存在を、まるで待ち望んでいるかのようだった。 そして、それを知っているからこそ、ベガは彼らに大義名分を与えるのだ。 「この街に潜む魔術師どもを狩り立てよ! この街の仮初の平和の裏に潜む欺瞞を、暴き立てるのだ!」 ひときわ大きな歓声が上がった。 それはもはや、鬨の声のようだった。 これまでの人生で抑え込んできた悪性の、矛先を向けていい人間がいる。 その事実は彼らにとって喜びだった。 アヴェンジャーの宝具により、そういう人間だけがこの場に集っているのだった。 熱狂の中で、ベガは傍らのアヴァンジャーへと冷酷な笑みを向けた。 「昂ぶるか、アヴェンジャー」 「――ご冗談を。この女が、昂ぶっているようにお見えですか」 「ならば自覚するのだな、己の心に潜む歓びを」 アヴェンジャーはその無表情を崩さず、豊満な胸を支えるように腕を組んだ。 「私は復讐者。復讐こそが我が歓び。そしてその矛先は、この腐り切った西洋文明なれば」 「それを破壊する時が待ち遠しいと。果たして『キャプテン・ネモ』はそう答えるかな?」 「分かりません。私は父様の船。英霊『ノーチラス』は、『キャプテン・ネモ』の復讐を受け継ぐ器に過ぎませんので」 「ならばその舵は私が取るまで。このベガが、貴様に世界征服を見せてやる」 シャドルーの旗のもとに蹂躙される世界。 それを想像し、思わず頬が上気するのを自覚して、アヴェンジャーは初めて恥じらいの表情を浮かべた。 【クラス】アヴェンジャー 【真名】キャプテン・ネモ 【出典】『海底二万里』 【マスター】ベガ 【性別】女性 【身長・体重】167cm・54kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C 【クラス別スキル】 復讐者:A 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの活動魔力へと変換される。 忘却補正:B 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。 自己回復(魔力):C+ 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。毎ターン微量ながら魔力を回復し続ける。 更に宝具の特性により、アヴェンジャーは周囲の魔力を吸収して回復量に上乗せすることが可能。 【保有スキル】 航海:A++ 船の操舵技術。海のみに特化しているため、馬や戦車は乗りこなせない。 アヴェンジャー自身が船であるため、スキル適性は最高ランク。 自己改造:EX 自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。 アヴェンジャーは自身の本体である宝具に、魔力で生成した武装を搭載して際限なく強化することが可能。 善悪の舵:A 船はあくまで乗り物に過ぎず、乗り手によってその本質は変化する。 このサーヴァントの属性「善/中庸/悪」は、契約するマスターのものと同じになる(性格も若干変化する)。 加えて属性に合致する行動を取る限り、サーヴァント及び宝具の現界に伴う消費魔力が軽減される。 【宝具】 『二千海里の怪物(ノーチラス)』 ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1 #65374;70 最大補足:100人 ジュール・ヴェルヌの「海底二万里」であまりにも有名となった潜水艦の祖、ノーチラス号。 潜水艦の開発が黎明期を脱しない十九世紀末において、既に現代の原子力潜水艦に匹敵する性能を持っていたとされる。 このたび英霊の殻を被ってアヴェンジャーとして召喚されたのはノーチラス号自身であり、いわば宝具こそがサーヴァント本体。 魔力で形成された宝具と化したことにより、地中を海中同様に航行することが可能となった。 更に海中で回収した素材のみで自給自足を行うシステムが、水中および地中の魔力を自身のものに変換する機能へと昇華されている。 本来の武装は小説で一角鯨に擬えられた艦首の衝角のみだが、アヴェンジャーは現界後に自己改造スキルで多数の武装を追加。 新たに装備された武装は魚雷・垂直ミサイル・艦砲・魔力ソナー・対魔術デコイなど多岐に渡り、もはや海底戦艦とでも言うべき重武装となっている。 もっとも最大船速をもって全質量を一点に叩き込む衝角攻撃が、最強にして最後の切り札なのは依然変わりない。 『在らざる者の旗(フラッグ・オブ・ネモ)』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 #65374;100 最大補足:130人 黒地に金文字でキャプテン・ネモの頭文字「N」を刻んだ、ノーチラス号の旗印。 ネモという名が「誰でもない者」を指すのと同様この旗もいかなる国家にも所属しないことを示し、同時に同志達の拠りどころである。 この宝具は、影響範囲内にいる「キャプテン・ネモと同じ善悪属性を持つ者(現在は「悪」)」に対して、擬似的なカリスマを発揮する。 カリスマの効果は相性が良ければ心酔の域に至るほど強力で、また及ぶ範囲や条件についてはある程度任意で調整することが出来る。 洗脳を行う能力ではないので意に沿わぬ者を従えることは出来ないが、思想が合致する者は喜んで傘下に加わるだろう。 本来はノーチラス号のクルーとなりうる者を選別するための宝具だが、マスターであるベガが効果を悪用。 ここ冬木においては事実上シャドルーの旗印と化し、人々が内に秘めた悪性を引きずり出して配下に加えている。 【weapon】 「無銘:ライフル」「無銘:サーベル」 宝具に搭乗していない場合の携行武器。 これらが決して貧弱というわけではないが、やはりこのサーヴァントの真価は宝具搭乗時にこそ発揮される。 【解説】 キャプテン・ネモ。 ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』および『神秘の島』の登場人物、あるいはそのモデルとなった人物。 十九世紀末に自ら建造した潜水艦ノーチラス号で海底に潜伏し、多数の艦船を撃沈した男。 「誰でもない者」を意味する「ネモ」を名乗っているが、元々はインドの王族であったとされる。 しかし彼の愛する祖国は、大英帝国の侵略政策によって蹂躙され続けていた。 1857年、インド人達の怒りは頂点に達し、第一次インド独立戦争(いわゆる「セポイの乱」)が起こる。 しかしその結果は敗北。インドはイギリスの直接的な植民地と化し、彼の妻子は戦乱の中で死亡した。 愛する国、家族、誇り。その全てを失った男は「ネモ」を名乗り、人知れず復讐の航海を始めたのである。 なお、その復讐譚の結末は明らかにされていない。 ヴェルヌは『神秘の島』にてネモの最期を描いているが、この小説には『海底二万里』との矛盾点が存在する。 これは『海底二万里』が実際にネモと対面したアロナックス博士の手記を元にしているのに対し、『神秘の島』はヴェルヌの創作だからであろう。 では、彼は復讐を成し遂げたのか……という点であるが、残念ながら、それを肯定するのは困難である。 少なくとも彼の祖国が大英帝国の支配から脱したのは、第二次世界大戦の終結を待たねばならなかったのだから。 ……ここまでが、「本来の」キャプテン・ネモの来歴である。 今回の聖杯戦争でキャプテン・ネモの殻を被って召喚されたのは、英霊となった「ノーチラス号」そのものである。 本来、単なるモノが英霊の座に登録されるなどまずあり得ないことだが、ノーチラス号は潜水艦の原型としてあまりにも有名過ぎた。 加えて本来のネモに我が子同然の愛情を注がれたことにより、キャプテン・ネモの「娘」たるアイデンティティを得、英霊の疑似人格を後天的に獲得。 敬愛する父に代わって今度こそ復讐を完遂するために、父の名を借りて現界したのである。 【特徴】 褐色の肌をした長身の美女。 切れ長の目、すらりとした長い脚と豊満な胸が目を引く。 ハイレグのレオタードめいたボディスーツに身を包み、肩の上から船長服をマントのように羽織っている。 また頭にも船乗りの帽子を被っている。 褐色の肌をしているのは、インド人であるキャプテン・ネモの娘という自己認識によるもの。 女性の姿で現界しているのは、古来より船舶は女性として呼び習わすという慣習を踏まえたものである。 性格は、普段は冷静沈着で事務的な口調。 自分は道具にすぎないと理解しているので自己主張をせず、淡々と任務をこなす。 しかしその内面には祖国を焼いた西洋文明への怒りが燃え上がっており、ふとした弾みで復讐心が露わになる。 タガが外れた彼女は、その激情に身を任せて敵を焼き尽くそうとするだろう。 【サーヴァントとしての願い】 祖国インドから西洋文明を駆逐する。 【マスター】 ベガ@ストリートファイターシリーズ 【能力・技能】 『サイコパワー』 邪悪な思念を操る、一種の超能力。 発現時には青白い炎のようなオーラを体に纏う。 肉体に纏わせることで肉弾戦の能力を向上させる他、他者と接触することで悪意の思念を流し込み、洗脳することも可能。 それどころか、サイコパワーを極めたベガは自身の魂すらある程度操作できるようになっており、 たとえ肉体が滅びても魂のみを他の肉体に移植することで復活することができる。 この場合の肉体はあらかじめ用意したクローン体だけでなく、優秀な肉体を持つ人間なら代替ボディにすることが可能。 『格闘』 ベガは基本的に武器を使わず、肉体にサイコパワーを纏わせて徒手空拳で戦う。 その技量は非常に高く、一流の格闘家とも互角以上に戦うことが出来る。 もっとも、ベガが格闘を行うのは相手の力量を確かめるという意味が強く、正々堂々の戦いを重んじるということは断じて無い。 そのため、必要と判断すれば躊躇なく、もっと直接的な殺害手段を取るだろう。 【人物背景】 一刻に匹敵する軍事力を持つ悪の秘密結社『シャドルー』の総帥。 真っ赤な軍服に身を包む、筋骨隆々とした体格の男。 邪悪な思念の発現であるサイコパワーを操る能力を持つ。 外見年齢はここ数十年変化しておらず、実年齢は不明。 これはサイコパワーで自身の魂を操作し、他の肉体に乗り替えているからである。 性格は冷酷にして残忍。高笑いしながら弱者を踏みにじる邪悪の化身。 力こそが全てという価値観を持っており、弱い者を殺すことには何の呵責も持たない。 反面、力を持つ者は評価し、自身の傘下に加えようとする(もちろん人間的な信頼を寄せることはない)。 その悪行により、直接的・間接的にストリートファイターシリーズの多くの人物の人生を狂わせている。 【星座のカード】 水瓶座 【マスターとしての願い】 聖杯に懸ける願いはない。 真の狙いは聖杯そのもの、そして英霊召喚というシステムをシャドルーのものとすることである。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/46628.html
登録日:2020/11/30 Mon 16 29 11 更新日:2024/08/06 Tue 12 18 53 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 かませ犬 アルテミスの首飾り オールレンジ攻撃 カストロプ動乱 チート兵器 フェザーン ミニイゼルローン要塞 ヤンが嫌いなもの 使い方次第では有用 兵器 反射衛星砲 宝の持ち腐れ 戦略兵器 指向性ゼッフル粒子は天敵 救国軍事会議 架空の兵器 自由惑星同盟 衛星 軍事衛星 鉄壁 銀河英雄伝説 難攻不落 アルテミスの首飾りとは、大河SF小説『銀河英雄伝説』に登場する架空の衛星兵器である。 概要 スペック 作品内での活躍 類似した兵器 概要 自由惑星同盟の首都、惑星ハイネセンの静止軌道上に12個設置されている人工衛星で、首都の防衛を司る無人軍事衛星システム。 まずこの軍事衛星が配備された背景として、宇宙暦669年/帝国暦359年における『コルネリアス1世の大親征』と呼ばれる帝国軍の同盟領侵攻が影響している。 ゴールデンバウム王朝の歴史上、唯一行われたこの大遠征で万全に準備を整えていた帝国軍は第一次ティアマト会戦で同盟軍を完敗させ、一気にハイネセンの制圧まで果たそうかという勢いで進撃したのだが、帝国首都でクーデターが発生したために遠征は中断され、撤退を余儀なくされる。 間一髪、首都の目前まで侵攻されて難を逃れた同盟であったが、この出来事を機に帝国軍がハイネセンを直接侵攻してくることに危惧を覚えて万が一、首都に迫られても自力で防衛ができる戦力を必要とし、それによって配備されたのがこのアルテミスの首飾りである。 無論、外敵だけでなく隕石などを迎撃するため等の雑用途も含まれていると思われる。 その戦力は運用次第で一個艦隊にも匹敵し、帝国軍が築いたイゼルローン要塞と同じく「これある限り首都ハイネセンは難攻不落。同盟領内の他の星系や惑星が敵の手に落ちても、ハイネセンだけは生き残る」とまで豪語されており、一種の信仰の対象にすらなっているほど。 だが、この軍事衛星の存在をヤン・ウェンリーは心底嫌い、「ハードウェアに頼って戦争に勝ったためしなんか無い」と吐き棄てられており、衛星自体はハイネセンのみにしか配備されていないことから他の星系との格差をより強いものにしているために「不公平だ」と不満の声が挙がるほど。 (ただしヤンの反応は過剰気味ではあるが。そんなことを言うならイゼルローン要塞を指さして「ハードウェアをないがしろにして戦争に勝ったためしもない」とも言い返せるわけだし) そうした問題もあってか一時は他の惑星にも似たような迎撃衛星を配備しようという計画があり、配備寸前までいったところでとあるキチガイ参謀によって無謀にも実施されてしまったアムリッツァの愚行によって予算が削られてしまい、結局配備されることなく格納庫で放置されてしまっている。 以上のことから同盟の首脳部からは過信されすぎているだけでなく、完全に宝の持ち腐れ状態であり、配備されてからというものの、 その後の帝国軍がせいぜいイゼルローン回廊に近い星域あたりで小競り合いや会戦を続けるばかりで、ハイネセンまで攻めてくる機会が無いので作中では一切の戦果を挙げたためしがない。 そもそも首都まで攻められるというのは敗戦しているも同然であることを意味しているのでただの悪あがきに過ぎない。 ただ、それは必ずしも無意味とはならない。 首都だけが残っても、その首都が陥落しなかったために国家は維持でき、さらに後の再起に繋げられたという事例も、歴史にはあるものだ。 かつて東ローマ帝国は領土の大半を失い、首都コンスタンティノープルにまで攻め込まれたことを何度か経験しているが、 難攻不落を誇る「テオドシウスの城壁」によってその襲撃のことごとくを防ぎ切り、帝国は千年以上もの長寿を誇り続けた。 そして遠征軍は長期間の補給に耐えきれず撤退し、あるいは敵本国における内紛によって衰え、その隙を突いて東ローマ帝国は幾度も領土を盛り返していった。 中国の例では春秋戦国時代、燕国の名将・楽毅により七十の城を失った斉国が、ただ二つの城だけで持ちこたえた末に、敵国の内紛(楽毅の失脚)に乗じて逆に遠征軍を返り討ちにし、旧領全てを回復したこともある。 遠征軍には補給の問題、統合した地域の治安維持がつきもので、無理な遠征を強いた結果として時間経過でこういった形で勝手に自滅していくという事例も多いのである。 また戦争抜きにしてどんな国にも内紛の萌芽は常にある。 首都だけでも鉄壁の構えを取っておき、籠城に陥った場合に備えておくというのは決して悪い考えではないのだ。 その意味では「アルテミスの首飾り」も活用の余地はある。 無論、下記のようにスペック自体は極めて優秀であるため、使う人間や使い方を間違えなければこの上なく強力無比で敵にとっても厄介な代物であることは間違いない。 正直な話、帝国軍が難攻不落のイゼルローン要塞を建造して同盟軍が攻められなくなったのと同じように、 この軍事衛星を回廊の入口に上手い具合に設置しておけば、帝国軍はそれこそ同盟領には容易に侵攻することは困難になり、艦隊とも連携して同盟軍は戦略的優位を得てより鉄壁な専守防衛を行うことができたのである。 究極的にはイゼルローン要塞の死角を塞ぐようにでも配備されればまさに鬼に金棒とも言うべき要塞に首飾りと化していただろうか。 そしてイゼルローンを奪取に成功した時点でこれを配備し、生かすための時間も資源も当時の同盟には十分にあった筈なのだ。アムリッツァの愚行さえしなければ。 それができなかったのはひとえに自らの保身を優先する腐敗した同盟政府上層部の驕りに他ならないだろう。 ちなみに「アルテミス」とはギリシャ神話に登場するオリュンポス十二神の一角で、狩猟と純潔を司る女神のこと。 恐らくネーミング的にはハイネセンをアルテミスに準え、アルテミス(=ハイネセン)の純潔(=平和と独立)を守る首飾りといったニュアンスだろうか。 スペック 外観は銀色の球体でイゼルローン要塞が小さくなったようなものをイメージすると分かりやすい。 大きさは特に詳細が無いものの少なくとも直系1km以上はあり、OVAの描写からおよそ2~3kmほどと推測される。 イゼルローン要塞の外壁と同じ耐ビーム用の半鏡面装甲が用いられており、戦艦クラスのビーム砲程度では弾き返されてしまう。 太陽光によるソーラーシステムによって半永久的に稼働しており、360度全方位長距離に対して各種センサーやレーダー等で索敵し、ハリネズミのごとく大量の兵器で自動で迎撃するので死角は無く、少なくとも判明しているだけでも レーザー砲 荷電粒子ビーム砲 中性子ビーム砲 熱線砲 レーザー水爆ミサイル レールキャノン 等々、他にもありとあらゆる兵器が装備されている。 静止軌道内であれば自律移動することも可能で衛星同士が互いに防御と支援をして連携するように機能するため、まともに戦おうとすると一個艦隊での攻略は困難。 あくまで自動の定点防衛システムである都合上ほぼ移動できないため、 射程外にいる敵の牽制、敵の戦術に対して臨機応変に対応することができないのが弱点となっており、例えば迎撃して敗走する敵をさらに追撃するといったことは不可能である。 また、この衛星自体はセンサー等に捕捉されなければ一切の攻撃をしないため、センサーに反応しない攻撃や攻撃範囲外からの攻撃に対しては無力である。 ただし、宇宙防衛管制司令部によって制御される描写があることからマニュアルに切り替えることも可能なようで、その場合は操作する人間の腕次第で自在な運用が可能になる。 その性質上、受動的であり敵戦力を削ることは殆どできないものの、イゼルローン要塞がそうであるように 防衛時に艦隊と上手く連携すれば個々で見れば小さい戦力でも大幅な戦力の補強を得られるのは間違いなく、 それこそ魔術師ヤンが運用すれば伏兵や支援攻撃に用いて帝国軍を恐怖させたことだろう…。 『Die Neue These』においては四重のリングが旋回している、さながら天球儀のような外観で登場。攻撃を担当する主幹衛星の周囲を、六基のエネルギー供給衛星が取り囲んでいる。 21話冒頭では演習風景が描かれ、標的艦隊の砲撃をシールドで防ぎながら、武装の重力波レーザーで薙ぎ払う威力を見せた。 ちなみに、明確な外観が登場したのは21話が最初(かつ最後)であるが、1話の時点で惑星ハイネセンの周囲を周回しているのが確認できる。 作品内での活躍 OVAにおけるカストロプ動乱のオリジナル展開としてマクシミリアン・カストロプはフェザーンを経由してこの兵器をいくつか手に入れ、帝国に対して反乱を起こす。 カストロプ領に配備された首飾りはその能力を遺憾なく発揮し、シュムーデ提督率いる3000隻の討伐艦隊を瞬く間に全滅させてしまった。 このシーンはアルテミスの首飾りが唯一、まともに戦果を挙げた場面である。 しかし、ラインハルト・フォン・ローエングラムの腹心であるジークフリード・キルヒアイスはカストロプの運用と衛星の弱点を看破し、首飾りが反応しない指向性ゼッフル粒子を衛星軌道に散布し、首飾り自体の発砲によって除去するという奇策を披露し、一瞬にして全滅させられてしまう。 次の出番は救国軍事会議のクーデターの時。クーデターを起こした救国軍事会議は自分達の唯一の機動戦力である第11艦隊を失い、首脳部は首飾りを最後の頼りにして占領した惑星ハイネセンに籠城し徹底抗戦を試みていた。 だが、ヤンはこの衛星を全て破壊することによってクーデター勢力の信仰心を挫くことを考え、ドライアイスの宇宙船で流刑地を脱出した自由惑星同盟の国父アーレ・ハイネセンの故事にならい、 100億トンの巨大な氷塊を亜光速にまで加速させて質量兵器にする、というとんでもない奇策を実施。 常識外とも言える規模の攻撃を前にアルテミスの首飾りの迎撃は何の効果も無く、12個全てを一つ残らず一瞬にして全滅させられてしまった。 藤崎竜版のコミックではその後、第一次ラグナロック作戦においてフェザーン自治領に侵攻しようと回廊を進撃するミッターマイヤー艦隊の前に立ちはだかるというオリジナルエピソードが展開。 こちらの首飾りは原作のものより高性能で、何とゼッフル粒子にも反応するようになっているために指向性ゼッフル粒子で除去を試みたが散布が完了する前に迎撃されてしまうためにミッターマイヤーはヤンと同じ氷のミサイルで破壊するが、回廊の狭さによってさらに突破が難解な軍事防壁『ラープ門』なるものが登場する。 + ラープ門とは? フェザーン回廊の帝国側方面に配置されている軍事施設。フェザーンの初代自治領主、レオポルド・ラープの名が由来となっている。 回廊の一個艦隊がギリギリ通れる狭い地点を塞ぐように配置された薄い盾状の防壁で、表面はイゼルローン要塞と同じ流体金属で覆われている。 さらに艦隊を一撃で撃沈する威力のレーザーを放つ浮遊砲台が10万も設置されており、これが一斉に砲撃を行ってくるので正面からまともに戦おうとするとイゼルローン要塞を攻略するよりさらに難しいとされる。 ミッターマイヤー曰く、「イゼルローンと戦うロイエンタールの方がまだ楽な気がしてきた」と苦笑するほど。 なお、同盟側の方には同じ軍事防壁の『カラフ門』が配備されており、イゼルローン要塞に匹敵する鉄壁の要塞と化している。 なお、ヤンが躊躇いなくこの兵器を破壊してしまったのにはヤン自身がこの機械仕掛けの兵器の存在を嫌っていたからという私情も多分に含まれている。 ワルター・フォン・シェーンコップは首飾り破壊作戦の前に「12個全て壊してしまってかまわんのですか?(後々のために少しくらい残した方が良いんじゃないか?)」と確認したが、ヤンは自分のポリシーから躊躇いなく全てを破壊してしまった。 これによりハイネセンの無血解放には成功したものの、後にフェザーンの策略でヤンが査問会に呼び出されるための言いがかりの材料として使われてしまった他、バーミリオン会戦の最中で首都が事実上、無防備になってしまったことがオスカー・フォン・ロイエンタールとミッターマイヤーに強襲されて降伏を迫られる結果になってしまった。 国防委員長アイランズからは当初嫌味を言われたり、ヨブ・トリューニヒトも「少しでも残してくれたら、帝国軍に自分達で対抗ができたのに。ヤンは先の見えない愚か者だ」と罵倒している。 とはいえ、フェザーンの策略で誘拐された皇帝を受け入れてラインハルトに同盟侵攻の口実を与えたのはトリューニヒトであり、勝てないと分かり切っている戦争に防止の外交努力を怠ったトリューニヒトが言えたことではないのだが…。 更に言うならクーデター時に責任放棄で雲隠れしている以上、後から当時のヤンの行動をとやかく言えた立場でもあるまい。 もっとも、仮にヤンの私情を抜きにできたところで、 当時の情勢的に内乱を長引かせれば帝国の侵攻による2正面作戦という最悪を招く危険があったこと、 ヤンの自己弁護にもあったように下手な数を残した結果としてクーデターの意思を挫き損ねたり、残った衛星で軍に甚大な被害を招いて内乱が長引くリスク等を考えれば、 どの道、解決するための時間もよりマシなアイデアもなかった時点で選択肢は他になかったであろう。 それにヤンがアルテミスを毛嫌いしているのを自覚しているか否かに関わらず、この時すでに帝国と開戦したら渡り合える戦力がもはやないことを把握しておきながら、貴重な戦力をむざむざ捨てるなんて非合理的な行動を選択するのも考えにくい。 結局、長年活用の機会がなく、クーデター(しかも実質は帝国の道化)の頼みにされたあげくあっさり全滅させられ、必要な場面では既に無い…、 つくづく役立たずのままに終わった兵器であった。 もしもの話だが、全てではなくとも残っていれば軍事衛星除去のためにハイネセン進攻が遅れることでヤンがラインハルトにトドメを刺せていたか、 あるいはそもそもとして首飾りを防衛専守に限らず最大限に利用できていれば帝国軍と同盟軍双方の作戦行動が大きく変わっていた可能性もある。 もしもアルテミスの首飾りがいくらかでも残っていれば、銀河の歴史はまた違ったものになっていたかもしれない…。 とはいっても、ヤンは氷塊以外にも攻略法はあると発言しているし、 OVA版に限って言うならカストロプ動乱の時点で帝国軍はすでに首飾りの無力化手段を確立している。 仮に首飾りが残っていたとして、どの程度の時間稼ぎが可能だったのかは意見が分かれる。 類似した兵器 道原かつみ版のコミックでは上記のようにアルテミスの首飾りまでとはいかずとも同クラスの軍事衛星が登場しており、ヤンの奇策によって破壊するために未使用のまま放置されていたものをかき集め、陽動として使われている。 また、同コミック版におけるカストロプ動乱においてカストロプは反射衛星砲を用いており、こちらもかなりの戦果を挙げているが、キルヒアイスの奇策によって突破されている。 追記・修正は衛星12個すべてを破壊してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 皮肉というか、安全な場所でただ戦況眺めてた奴特有の戯言だろ。あの状況でちょっとでも残したら、反攻の目はあるって言ってクーデター側抵抗続けて余計長引いたぞ。ヤンの危惧してる通り人質取られれば終わりなんだから。私情が入ってたのは間違いないが、とっととクーデター終わらせるにはあれが一番良かったのも事実だよ -- 名無しさん (2020-11-30 20 13 06) 平野耕太著『以下略』のCR銀英伝をネタにしたエピソードで扱われてたのが個人的に印象的 -- 名無しさん (2020-11-30 21 04 38) 項目名をアルテミスの首飾り(銀河英雄伝説)に変更しました -- 名無しさん (2020-11-30 21 09 18) そもそもトリューニヒトの失策で追い込まれることを忘れてはいけない -- 名無しさん (2020-12-01 00 50 53) 首都星のすぐ近くにあるから意味がある兵器だしメンテナンスも出来るものだろう。帯域の防衛や要塞からのメンテナンスは向いてないのでは -- 名無しさん (2020-12-01 14 10 29) 兎にも角にも無駄な金かけただけのオモチャだ。 -- 名無しさん (2020-12-01 14 21 46) とあるSRC(フリーのスパロボ)シナリオでは、ヤマモトヨーコのレーザーフリントを使って、首飾りがフリントを攻撃→崩壊したフリントが首飾りにレーザーを浴びせる→それに反応した首飾りが再びフリント攻撃、の無限ループを使って攻略してたね。というか、イゼルローンあたりにおかずとも、ティアマトとかヴァンフリートとかアルレスハイムとかの同盟領の入り口にあたる星系の惑星に配置しておけばよかったのに、と思う。 -- 名無しさん (2020-12-01 14 44 10) 銀英伝の戦艦とたいして大きさに差がないのにやたらと強い謎兵器 -- 名無しさん (2020-12-01 16 36 18) 首飾りの有無関係なく、ハイネセンに進軍された時点で同盟詰みなんだけどね。その時点でラインハルト殺しても、報復で火の海になるから -- 名無しさん (2020-12-01 17 27 10) ↑帝国はしばらく荒れるだろうが、同盟が消えることに変わりないですよね。その後の運命は差は無かったでしょう。一つ違いがあるとすれば、ラインハルトを殺していればこの場でトリューニヒトは死んでいたことくらい -- 名無しさん (2020-12-01 17 57 46) ネビーイーム「心中お察し致します……」 -- 名無しさん (2020-12-02 00 35 12) ラインハルト死んだくらいでどうにかなる局面はとっくに過ぎてたからなあ。司令塔なくそうが各々が判断して同盟は滅ぶ。それだけ帝国側は人材の化け物過ぎた。 -- 名無しさん (2020-12-02 14 13 09) SRCの艦隊戦リレーでは、「艦隊と連携して戦うようにはできてない」って記述があったんだけど、それって公式設定だっけ? -- 名無しさん (2020-12-02 15 23 28) ↑5 まあそれはそれとしてヤンがそこまで見通していた訳ではないんだけどな -- 名無しさん (2020-12-02 19 02 06) 見通せたとしても、クーデター鎮圧には全部壊さざるを得なかったわけだし。そもそも丸投げして雲隠れしたトリューニヒトが言えた義理ではない -- 名無しさん (2020-12-02 19 08 37) ヤンに無血でぶっ壊された兵器に過剰な期待しすぎなんだよなぁ。数個残ったところで時間稼ぎになったかすら微妙。 -- 名無しさん (2020-12-02 23 46 18) ちなみに原作小説のヤンは「アルテミスの首飾りを無力化するだけなら他にも案はあるが、ハードウェア信仰を打ち砕くためにも派手にぶっ壊すことにした」とある。ジャミングやセンサーの無効化だけで通り抜けることも考えたんだろうか。 -- 名無しさん (2020-12-03 00 19 47) ↑エル・ファシルやバーミリオン会戦の時みたいにレーダーの索敵に対して隕石群を利用した偽装艦隊を使った陽動を考えてたのかも。大胆に引き付けてる間にローゼンリッターを降下させて制圧するとか。 -- 名無しさん (2020-12-03 00 37 12) ↑2漫画版のように軍事衛星や隕石など陽動を使って連携する機能を逆手に取り、隙が出来たところで艦隊を突入させるとか手はある。いずれにしろ味方の艦隊潰された時点でクーデター側は負けたようなもん -- 名無しさん (2020-12-03 16 09 45) ↑まあ、自艦隊にリスクあるならヤンはやらんわな。そこまでして残すものじゃないし。ぶっ壊すほうが手っ取り早いからこそ亜光速アイスメテオなわけで。 -- 名無しさん (2020-12-04 11 03 19) ヤンや、キルヒアイスがした様に、攻略法が確立した兵器は、その価値が無いんだよね。『受け身を極めた者に、宗家の拳は通用しない』という正に北斗の拳状態。イゼルローンは、作中で明確な攻略法が出てないから、兵器としては作中最強なんだけど・・・。 -- 名無しさん (2022-02-15 08 17 28) たかが10数個の衛星が数千隻の大艦隊に正面から殴り勝てるなら、こいつにエンジンつければ無敵戦艦の完成じゃね?となるのになぜかならない不思議 -- 名無しさん (2022-02-15 11 11 11) そもそも12個が支援連携することを前提に設計されてるわけで、2~3個残しといたところでなぁ……って気もする。普通に惑星全域カバーできずに終わるだろう。 -- 名無しさん (2023-07-30 15 08 03) なんか記事の流れ的に「残ってたらな~」「いやでも残すのは無理だよなー」「あーでも残ってたらな~」って感じになっちゃってるなw -- 名無しさん (2024-05-17 02 34 11) キャゼルヌに聞いて、メンテナンス用のパスワードで停止させれば攻略可能では?どんな兵器も定期メンテナンスは必要だから。 -- 名無しさん (2024-07-26 12 48 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/597.html
※ゆっくりんピース ※俺設定満載 季節は始まりの春。 進学や就職などで多くの人々が新たな人生の一歩を踏み出す。 それと同時に、今までよりもずっと厳しい世界の洗礼を受ける季節でもある。 「先輩、今開発しているこの薬は・・・?」 「ゆっくりカンパニーから依頼されたゆっくりだけに効果のある薬」 先輩と呼ばれた白衣の男は彼女の後ろを付いてくるメガネをかけた若い女性の問いにぶっきらぼうに答えた。 女性はその答えに対して不満があるらしく「そうじゃなくて・・・」と更に彼を問いつめる。 「ゆっくりにどう言う効果をもたらす薬ですか、って訊いてるんです」 「ひとつは死ぬ、もうひとつは植物型のにんっしんっが出来なくなる」 「そ、そんなぁ・・・かわいそうですよ、それ」 露骨に顔をしかめた女性を一瞥した先輩はふぅ、とため息をつく。 そのため息には彼女の言葉に対する同意とゆっくりへの同情と、仕方ないんだよ、という諦めが混じっていた。 しかし、後輩の女性はそれに気づくことなく彼に食ってかかった。 「先輩、私達はゆっくりんピース職員ですよ?なのに・・・」 「NPO法人だって所詮資本主義の内側の存在なんだよ」 「それって、お金のためってことですか!?」 後輩に睨み付けられた男性はまたため息をついてから、再び口を開いた。 「今のゆっくり関係の社会問題をいくつか挙げてみろ?」 「はい?・・・ええっと、捨てゆっくりに野良ゆっくり、農村での作物被害に・・・」 「ゆっくりの死体が原因の事故、他の動物を圧迫、あとあまり一般的じゃないが虐待だな」 男性が虐待、という言葉を口にしたと彼は顔を背け、女性は眉をひそめた。 どちらもゆっくりんピースに所属していることから判るように基本的にはゆっくり好きである。 その2人にとってゆっくり虐待は想像するだけで背筋の凍りつくような蛮行に他ならない。 「ちなみにこの虐待って言うのには手術や殺処分、動物実験の類も含まれるからな」 「ちょっと待ってください!だったら・・・」 女性は思わず叫んでしまった。 鬱陶しそうな周囲の視線に気づいて声を潜めて話を続ける。 が、そこから先の言葉を口にすることが出来ない。 「そうだ、動物実験だよ。ゆっくり関係の新薬開発には不可欠のな」 女性が言えなかったその言葉を、男性はこともなげに告げた。 絶句する女性を一瞥すると、まるで何事もなかったかのように仕事場へと戻って行く。 実験と称した虐待を行うための部屋に。 「薬の効果はどうだ?」 「萌芽抑制剤の効果を今から確認するところです」 「どのぐらい投与した?」 「ごく微量です」 微量の意図するところは主任もご存知でしょう、と受け答えしていた若い男性は付け加える。 彼はゆっくり愛好家ではないらしく、先ほどの女性のようにこの団体の建前と実態の矛盾に疑問を抱く様子はない。 本当にただ淡々と、ゆっくりを実験動物として冷めた目で見ていた。 「れいむ、す~りす~りするよ!」 「ゆゆっ!れいむ、ゆっくりしたあかちゃんがほしいよ!」 彼らの視線の先では2匹のゆっくりが最高に幸せそうな笑みを浮かべて頬ずりをしている。 一般にすっきりと呼ばれるゆっくり同士の交尾であり、これによって彼女達は子どもを増やす。 複数の人間に見守られながら交尾を続ける2匹は、やがて「すっきりー!」という言葉を発し、交尾を終えた。 「れいむ、とってもゆっくりしてたよ!」 「まりさのほっぺもとってもゆっくりしてたよ!」 「ゆぅ~ん、てれるよ!・・・・・・ゆぅ?」 お互いがお互いを褒め合いながら絆を深める2匹だったが、程なくしてある違和感に気づいた。 本来ならすぐに生えてくるはずの赤ゆっくりが生る茎が生えてこないのだ。 新薬が効果を発揮したことで研究者達はほっと安堵するその中心で2匹はおろおろとしている。 「ゆぅ・・・どうしてぇぇ?」 「ゆっくりわからないよ・・・」 「ゆゆっ!そうだよ、もういちどすりすりしようね!」 こうして2匹は再び頬を重ねたが、結局にんっしんっすることは叶わなかった。 彼女達が行おうとした妊娠は俗に「植物型」と呼ばれるもので、本来なら交尾後すぐに生えてくる茎に子どもを宿す。 他にも「胎生型」と呼ばれる妊娠も存在するが、こちらはかなり成熟した個体でないと出来ないらしく2匹にはまだ早かった。 「・・・やっぱり、可哀想ですよ」 「今のゆっくりの去勢や不妊手術のやり方って知ってるか?」 「知ってます。だからこれ以上何も言いません」 いつの間にか仕事場に戻って来ていた後輩の女性とそんなやり取りをしながら男性は2匹を回収した。 彼に抱かれた2匹は「どうぢでぇ・・・」などとぐずっていたが、女性からお菓子をもらって少しだけ元気になった。 ちなみに現在の不妊や去勢の手術はゆっくりの胴体に大きな穴を開ける上に、修復に子ゆっくりを1匹使い捨てにする必要がある。 「ところで、先輩。あの2匹はこの実験が終わったらどうなるんですか?」 「あの2匹は継続的な効果を見るための個体だから、胎生型への影響の有無、副作用の有無、薬の成分の残存なんかを調べて・・・」 「それが全部終わったら?」 「多分、無事なら持ち帰ってもいいと思うぞ」 その言葉に女性は少し安堵したらしく、ほっと胸をなでおろしす。 そんな彼女を眺めながら、男性は何となく今日の実験がゆっくり殺処分用の薬品の実験のほうじゃなくてよかった、と思った。 ついでに胎生で生まれた子どもが当然研究対象になるかも知れないことや両親から隔離されるかもしれない事は黙っておいた。 季節は灼熱の太陽が照りつける季節、夏。 冗談のような話ではあるが、エアコン代の影響で捨てゆっくりが増加する季節でもある。 「あ、バッジ付きだ」 作業服を着たゆっくりんピースの職員の男性は野良の中にただ1匹バッジを付けたゆっくりがいることに気づいた。 そのゆっくりはゆっくりありすで、彼女の周りには野良と思しき数匹のゆっくりが集まっている。 「ちょっとごめんよ・・・っと」 彼はその数匹のゆっくりを押しのけつつありすのそばまで行くと、懐から妙な機械を取り出す。 その機械をありすのバッジに当てると、そこから何らかの情報を読み取り、機械の画面に様々なデータが表示された。 更に携帯電話にその機械をつないで「更新」のボタンを押すと、画面に転居済みという文字が大きく表示された。 「捜索願いの届け出はなし。この辺にゆっくりと遊べる場所はないし、前の住所からの距離も遠い・・・」 「ゆゆっ、おにーさんなあに?」 「いや、何でもないよ。ただ、君が飼い主のお姉さんと会えるようにしてあげようと思ってね」 瞬間、ありすの顔に笑顔が浮かんだ。 人間には到底まねできないであろう余計な感情の一存在しない純粋な喜び。 それを見せられてしまった男性の心中には飼い主の無責任に対する深い憤りが生じた。 「ああ、お姉さんもきっと心配しているよ」 「ゆーっ!おにーさん、ゆっくりありがとう!」 しかし、彼はそんな内心を隠して柔和な笑みを浮かべると、薄汚れてしまったありすを抱きかかえた。 直後、足に何かがぶつかる感触を覚え、下を向くとありすの周りにいたゆっくりが膨れて威嚇をしている。 「「「ゆゆっ!ありすはみんなのおともだちだよ!つれてかないでね!」」」 どうやら、ありすを帰したくないらしい。 彼女達を見てため息をついた男性だが、特に何をするわでもなくポケットからゆっくりフードを取り出し、ばら撒いた。 すると薄情というかなんと言うか、ゆっくり達はありすをそっちのけでフードに夢中になる。 「さあ、ありす行こうか?」 「ゆっくりりかいしたわ!みんな、いままでゆっくりありがとう!」 微笑むありすを抱えて、男性は保健所へと向かった。 「さあ、ありす。ここでちょっとの間待っていればお姉さんが迎えに来るよ」 「ゆっくりりかいしたわ!おにーさん、ゆっくりしていってね!」 「あ、ああ・・・ゆっくりしていってね。と言いたいところだけど、仕事があるからまたな」 そう言うと男性は足早に保健所を後にし、先ほどゆっくり達がいた場所に戻って行った。 目的はもちろん先ほどのゆっくり達。 もっとも、いまさら戻って彼女達が見つかるはずもなく、集団はすでに解散していた。 「仕方ないか・・・」 呟くと先ほどの機械を取り出し、別の機能を起動させる。 画面の中心が自分の現在地で、周囲にいくつか赤いポイントが存在していた。 この赤いポイントは先ほど撒いたフードを食べたゆっくりの現在位置を示している。 「全員この辺の野良だったか・・・」 これなら早く済みそうだ、と呟きながら機械の画面の情報を頼りにゆっくりの居場所を特定する。 最初に見つけたれいむは家族連れだったらしく、先ほどのフードを家族に分け与えていた。 久しぶりの美味しい食事を底部を怪我したまりさと4匹の子ども達と一緒に涙を零しながら味わっていた。 「っと、のんびり観察してる場合じゃない」 青年はポケットからゆっくり捕獲用の袋を取り出すとせめてもの情け、と彼女達が食事を終えるのを待つ。 「ゆっくりごちそうさま!」 やがて、彼女達が食事を終えると即座に子ゆっくり2匹を捕まえて袋の中に放り込む。 それと同時にこちらの存在に気づき、何か訴えようとする親ゆっくりと残りの子ども達。 しかし、彼はまともに喋る暇さえも与えずに彼女達を捕獲した。 「・・・・・・ごめんな」 袋の中で何かを叫び続ける彼女達には聞こえない声でそう呟くと、他のゆっくり達の回収へ向かった。 回収されたゆっくりの向かう先も保健所だが、彼女達には飼い主が迎えに来るまでの猶予など存在しない。 季節は実りと収穫の秋。 ゆっくり達が冬に備えて一生懸命野山を駆け回る季節でもある。 「ゆっくり被害にあった作物はこれで全部ですか?」 「はい」 「ゆー害以外の理由で売れない作物も安価になりますが、買い取りましょうか?」 ある山間の農村に赴いた一人の青年が壮年の農家の男性と商談をしていた。 青年はゆっくりんピース職員で、農村部でのゆー害への対策を専門にする人物であった。 主な職務は農家の人たちの相談相手になること。 「本当によろしいんで?」 「ええ、こうやって安価で購入したものをピース運営のゆっくり保護施設に回しますから」 「ああ、なるほど・・・」 男性はその言葉で彼の提案がただの親切心ではないことを理解し、契約のために必要な印鑑を取りに行った。 農夫の彼は気づいていないが、これにはゆっくりとゆっくりんピースに対するイメージの悪化を緩和する意図もある。 ゆっくりの地位向上を目指す以上、それは真っ先に気をつけなければならないことだ。 「それではお代は・・・こんなものでいかがでしょう?」 「もともと売り物にもならんものですから、それで結構です」 「では、商談成立ですね」 そう言って必要な契約や手続きを済ませ、作物を青年は農家の男性の家を後にした。 止めておいた車に乗り込み、ゆー害に遭った農家の場所とゆっくりが目撃された場所の記された地図を眺める。 「・・・・・・ここか」 地図上の情報から短時間でゆっくりが集団で生息しているであろう場所を割り出した青年は車を走らせた。 ゆっくりが人間の生活圏に降りてくる理由はいくつかある。 単純にゆっくりと人間の生活圏が近すぎるから。 人間の食べ物の味を覚えてしまったから。 ゆっくりの生活圏で食料不足が起きたから。 「今回は食料不足だな・・・」 それもゆっくりの集落で人口爆発が起きたことに端を発するタイプの、と心の中で付け加え青年はため息をついた。 彼がそう判断した理由は3つ。 まず、例年よりゆー害の発生件数が目に見えて増えている点。 害をもたらすのが味を覚えたゆっくりだけならばそこまで被害が急増するとは考えられない。 次にある農家が始末したゆっくりの皮の質が悪く、餡子が不必要に甘かった点。 ゆっくりは苦しむことで中身の甘みが増す性質を持つが、農家の男性は一撃で絶命させていたのでそこまで甘くなることはない。 最後に山中でのゆっくりやゆっくりの死体の目撃証言が非常に多い点。 こちらは農家のゆー害よりも更に激増しており、人間の通る道に足を踏み入れてでも食料を探さねばならない状況だと考えられる。 「車を止めるとしたら・・・ここら辺だな」 青年は適当な場所に車から降りると、ゆっくりの集落があるであろう方向をじっと凝視した。 道から見える木々の隙間を縫って、確かに多くのゆっくりが食べ物を探し回っている。 過去の調査でここに集落があったという報告はないが、新しい集落でもできたのだろう。 「ごはんさん、ゆっくりでてきてね!」 「むしさん、ゆっくりおへんじしてよー」 「おなかすいてゆっくりできないよ」 ゆっくりらしからぬ忙しなさで餌を探し求めるゆっくり達。 しかし、成果を上げる前に日が暮れてしまい、遊楽へ引き返さざるを得なくなってしまう。 重い足取りで家路を急ぐ彼女達を、男性は見失わないように、しかし見つからないように追いかけていった。 「やあ、ゆっくりしていってね!」 「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」 「ゆゆっ!にんげんさん、ありすのとかいはなむれになんのよう?」 群れの長と思しきひときわ大きなゆっくりありすのその一言で男性は全てを理解した。 一般にゆっくりありすはすっきりーを好むといわれており、彼女らが長になると集落のすっきり制限が緩くなり、時にはそれが推奨されてしまう。 また、愛するパートナーとのすっきりーを嫌うものなどいるはずもないので、子どもが際限なく増えてしまうのだ。 「そうか、君が長か。君に相談があるんだが良いかな?」 「ゆふん!とかいはなありすがおにーさんのおはなしをきいてあげるわ!」 「率直に言うよ。今度、人間の作物に手をつけたらこの群れ潰すから」 驚愕するゆっくり達はしばし呆然としていたが、やがて男性に向かって抗議し始めた。 どうしてそんなこと言うの、れいむ達何も悪いことしてないよ・・・などなど、ゆっくりから見れば至極真っ当な主張を繰り返す。 が、こちらは人間であり人間に害をなすものはたとえゆっくりであっても黙って放置するわけには行かないのだ。 「ゆっくりしないでかえってね!このいなかもの!」 「そうか、交渉決裂だな」 「「「ゆっくりでてってね!ぷくううううううう!」」」 男性に向かって威嚇するゆっくり達。 どうやらこの中には人間の恐ろしさを正確に把握しているものはいないようだ。 男性はもう何度目になるか分からないため息をつくと、目にも止まらぬ速さでありすを叩き潰した。 「「ゆっ・・・?」」 「お、おさ?」 「「「ゆ、っくりぃ・・・?」」」 ゆっくり達は何が起きたのかさえも理解できず、ただ間抜けな声を上げる。 10秒、20秒と時間が過ぎてゆくが群れで一番大きく、優秀なゆっくりのはずの彼女がたったの一撃で粉砕されたことが信じられないようだ。 1分たってなおも状況を飲み込めないゆっくり達を尻目に、男性は衣服の汚れを払った上で淡々と話し始める。 「俺は君達よりもずっと強い。だから潰されたくなかったら俺の言うことを聞いてくれ?」 「「ゆ、ゆっくりー・・・」」「ま、まりさはありすをゆっくりできな・・・」 「抵抗しても構わないが、他のゆっくりも酷い目に遭うだけだぞ?」 あくまで冷淡に、ただの事務的な事実確認をしているだけと言わんばかりの口調で抵抗の意思を削ぐ。 そうして、全員が恭順の意を示したところで、本題再び口を開いた。 「多分、君達は赤ちゃんが増えすぎてご飯が足りなくて困っているんだろう」 「ゆゆっ!どうしてわかったの!?」 「それは長のありすが“すっきりーはとてもとかいはでゆっくりできるのよ”とか言っていたのが原因だ」 またしても見事に彼が見たこともないはずの群れの内情を指摘され、ゆっくり達は驚く。 「このままだと、君達の赤ちゃんがずっとゆっくりしてしまうし、君達だって非常に危ない」 「ゆゆっ!れいむのおちびちゃん、ずっとゆっくりしちゃうの!?」 「だから明日の朝またここに来るから、その時に俺に子どもを預けてくれないか?」 彼の提案を聞いたゆっくり達は再び驚愕し、しばし悩んだ。 結局、人間の元で茎も含む赤ちゃんがゆっくり出来ることや、交換条件として野菜を提供することを約束するとその提案を快諾した。 勿論、交換した赤ゆっくりが無条件に保護を受けることなどあるはずもなく、良い飼い主に引き取ってもらえるものなどごくわずかに過ぎない。 最悪の場合は、ゆっくり食品の原材料やゆっくり関係の医薬品の実験動物として苦痛に満ちたゆん生を送ることになる。 しかし、ゆっくりんピースの職員達がその事実を漏らさない限り、親達は我が子の幸せを信じてゆっくり出来る。 季節は寒さが全ての生き物を等しく攻め立てる冬。 冬篭りの出来ない都市部のゆっくり達にとっては死の季節でもある。 勿論、飼いゆっくりにとっては何の関係もない話だが・・・。 この季節のゆっくりんピースの主な活動はゆっくりの死体の回収である。 が、それと並行して今年度の活動の総決算や来春に向けての様々な計画の立案が同時に行われていた。 「先輩、家庭に仕事を持ち込むと女の子に嫌われますよ?」 「いつの間にか我が家に上がりこんでる奴が何を言うか」 「ゆゆっ!おにーさん、おしごとしないでゆっくりしようね!」 「そうだよ!まりさたちといっしょにゆっくりしようね!」 「「ゆっくちー!」」 普段は白衣を着ている男性だったが、自宅でパソコンとにらめっこしている今はジャージ姿。 そんな彼の背中越しにメガネをかけた女性がパソコンの画面を覗き込む。 足元では成体のゆっくりれいむとゆっくりまりさ、そして彼女達の子どもと思しき2匹の子ゆっくりがせわしなく跳ね回っている。 「この資料なんですか?」 「えーっと・・・・・・」 女性にそう問われた男性はそれぞれの資料を弄りながら彼女に説明する。 これは回収した野良や野生のゆっくりの処分方法をまとめたリスト、これは保健所に提供したゆっくり安楽死用の薬品に関する資料。 これは有力な資金提供企業のゆっくりカンパニーから受け取ったゆっくり関係の医薬品に関するデータ・・・ 「・・・どうすればこんな発想が出てくるんでしょうかね?」 「ここから流される医薬品のデータはいつもこうなんだよ。人外じみた天才がいるとしか考えようが無い」 「これなんかノーベル賞ものですよ」 そのデータがなければあと30年は開発されないであろう医薬品の情報を眺めながら2人は唸る。 ちなみにゆっくりカンパニーというのはゆっくり関連のビジネスにおいて圧倒的なシェアを占める会社で、ゆっくりんピースにとっても重要な存在である。 ゆっくりの地位向上のために、あるいはゆっくりを売るために・・・目的は違えど同じくゆっくりのイメージアップを重要視する両者の利害は一致する。 それ故、ゆっくりんピースはゆっくりカンパニー内でのゆっくりの非道な扱いは摘発できずにいるのだが、大義のための小さな犠牲だとして目を瞑っているのが現状である。 「ま、凡人の俺達があれこれ考えても仕方ない。それより、こいつらを逃がちまった分の始末書かかないと」 「ゆぅ、しまつしょってなあに?ゆっくりできるの?」 「全然ゆっくりできねぇよ、チクショウ」 れいむの言葉に顔をしかめつつ、男性はだらだらとキーボードを打つ。 その傍らでは女性が床に腰を下ろしてゆっくり達と戯れる。 彼女達の手によって実験施設から解放された4匹は2人を信頼し、現在は男性の家でゆっくりした生活を満喫していた。 「おねーさん、れいむたちのおうたでゆっくりしてね!」 「ゆ~♪ゆ、ゆ~ゆ~♪」「ゆん、ゆんゆ~♪」 「「ゆっくり~ゆっくり~♪」」 もっとも、彼女達の解放が可能だったのは代替の利く実験が並行して行われていたことと、他の職員達の黙認によるものなのだが。 今も彼女達の知らないところでは別のゆっくりが、彼女達が受けるはずだった実験の犠牲になっているかもしれない。 ゆっくりんピースはこのような矛盾を個人単位でも、組織単位でも数多く抱えている。 「れいむ、まりさ。ゆっくりしてる?」 「「とってもゆっくりしてるよ!」」 「「ゆっくちー!」」 それでも何もしないよりはずっと良いだろう。 4匹のゆっくりした笑顔を眺めながら、彼女はそう思った。 ---あとがき--- たまにはあくまで人間本意のゆっくりんピースがあっても良いんじゃないかと思って書き殴った しかし、さすがにこれは法人としてのミッションと実態に乖離が酷すぎるかも知れん byゆっくりボールマン このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/hikariden/pages/20.html
ひかり2 聖光ゲンキ 建立(こんりゅう)大ソライ塔(おおソライとう)を襲った極悲劇(ごくひげき)に 聖鬼(せいき)は散々(ちりぢり)?? 真白域(ましろいき)聖命(せいめい)で光(ヒカリ)ゲンキ立つ [QR]大ソライ塔均衡崩れ火嵐が大洪水惹起極悲劇 弁才アキ 方舟(はこぶね)乗船の7福士(しちふくし)! 未層への5弁天女(ごべんてんにょ)法師(ほうし)宝玉(ほうぎょく) 楔打(くさびだ)常緑(じょうりょく)岩固(がんこ)を送り届ける [QR]超黒渦切迫で舳先に合身千手厄除けパワー射 福禄キョク 未層極地(みそうきょくち)へ極途(きょくと)7福士(しちふくし)! 真黒(まくろ)障壁(しょうへき)に鶴嘴(つるはし)で風穴! 光明を見出す!!一声威嚇(ひとこえいかく) [QR]行手阻む曇天怪の魔像ブタンに挑む兄干禄玉 寿老ヒャク 光源層紀元前(ひかりげんそうきげんぜん)7福原士(しちふくげんし)?? シアントラス超大宙(ちょうだいちゅう)ボーズにも映らない超寿王(ちょうじゅおう) [QR]未層航路を計るジェロに古聖智慧を授けるゾ 聖太子ジェロ 層動説(そうどうせつ)を唱え曇天怪魔像(どんてんかいまぞう)を解く 白縫(しらぬい)方舟(はこぶね)聖航海賢士(せいこうかいけんし)に立つ!! 0(ゼロ)で元々一(もともとスタート)! [QR]流層から未層域へブラフマンマ虹水力で推進 大黒テンアン 真白拡大に新方舟(しんはこぶね)建造で乗り込む ガラン蛇(ジャ)脱皮で偽装の7福士(しちふくし)?! まとば危機 [QR]白縫は不知火で闇黒つながり舳先は真黒渦へ 夷ヒルコ 白縫(しらぬい)航海中全聖食供(ぜんせいしょくきょう)する 7福調達士(しちふくちょうたつし)! 三界珍味パティシエさっさ包丁捌(さば)き [QR]不知火は聖漁火闇黒を魔氷冷気屈折前方照度 毘沙タモン 船出に安全守る聖武将(せいぶしょう)! 戦歴(せんれき)夜叉(やしゃ)らせつ撃(げき)マークが妙に吠え騒ぐ 魔鬼同舟(まきどうしゅう) [QR]大黒ガラン蛇蘇生にらせつ防禦牙にはヤイバ 布袋プー 福々(ふくふく)プー聖化身化(せいけしんか)7福士(しちふくし)!! 頭(かしら)に白鳳凰(しろほうおう)シャドー印(サイン)が映り 聖梵(セントボン)羅剣(らけん)が肥大化 [QR]曼9聖ミロク飛来でシャドー印飛立黒鳳凰化 聖座イカロ獅子 流層(るそう)危機(クライシス)回避実戦イカロスは 青弾流(せいだんりゅう)を浴び宙聖座化(ちゅうせいざか)?! 獅子光輝体(ししこうきたい)まとば星(スター) [QR]まとば宙に静止座が循環流となり光輝帯創出 飛光子天○ まとば星(スター)イカロスが唸り聖光子(せいこうし)がテンマ貫通し 光速質量無限化(こうそくしつりょうむげんか)!! 逆流阻止(ぎゃくりゅうストップ) [QR]まとば光輝帯が超速金環変化し天○頭上光輪 曼9聖インカ 放輝抜殻(ほうきぬけがら)から誕生(バース)P因子(プリミティブいんし)インカは まとばへ青弾流(せいだんりゅう)を放射!!我シアン深層へ [QR]戦踊りのインカにシアン面重合曼勢力9集合 聖座乙女ニケ 天部(てんぶ)抜殻(ぬけがら)幻影呪縛のヒミコは 青弾流(せいだんりゅう)で乙女光輝体(おとめこうきたい)まとば星(スター)へ 運命(さだめ)は流転剣(るてんソード) [QR]3聖光子と3曼勢力で誕生の3光子3すくみ 気光子氷ミコ ニケが放った聖光子(せいこうし)とミロクの青赤球(せいせききゅう)が重合し 巨星魔(きょせいま)誕生(バース)!!逆位魔気(ぎゃくいまき)大乱 [QR]黒光源系に光子力と曼勢力により理魔力新種 曼9聖ミロク 重合放輝(じゅうごうほうき)P因子(プリミティブいんし)ミロク誕生(バース)?? 二極球(にきょくボール)巨星化(きょせいか)魔氷(まひょう)吸収(アブソーブ) まとば和合球(わごうきゅう)覆いだす [QR]ヘクサ黄球が生み出され巨星魔頭上無限黒輪 聖座射手クリシュナ 伝播(でんぱ)羅変奏(らへんそう)青弾流(せいだんりゅう)を浴び 射手光輝体(いてこうきたい)まとば星(スター)へ宙聖座化(ちゅうせいざか)?! 魔魅力(まみりょく)痺(しびれ)振動 [QR]超速金環は3重分離変化し鬼態化頭上羅光輪 波光子アラ鬼 クリシュナ羅音動(らおんどう)で魔伝子対角(までんしついかく)が生え 鬼態化(きたいか)した波光子(はこうし)!まとば大乱層化 [QR]怒濤アラ鬼は黒白対決助長シアン深層へ飛躍 曼9聖ムガル 放輝後(ほうきご)羅激音(らげきおん)が伝播(でんぱ)し P因子(プリミティブいんし)ムガル誕生(バース) 白月光を背に魔弾(まだん)射手(いて)過激変奏(かげきへんそう)打(うつ) [QR]黒舞踏伝と異なるインカ踊ムガル羅激何処へ 聖クィーンタレイア 萌芽放香(ほうがほうか)の魅宝蜜(みほうみつ)蓄えて 白光源系(しろこうげんけい)聖活源素(せいかつげんそ)充填(じゅうてん)? 発光土嵐(はっこうどあらし)で蜜飛散(みつひさん)守卵動(しゅらんどう) [QR]聖花弁脱皮女王の甘美な蜜が卵早熟生を加速 光動鬼クロズーメバチ ♪ズーズーズーバチが飛ぶ ♪ガラン蛇(ジャ)ズー様の精(エキス)を運び未熟蛇×(みじゅくじゃダメ)! 早熟顔貌(そうじゅくがんぼう)願(ねがい) [QR]一刺精幾源歴くり返し寄生ガラン蛇横取太り 魔弾ラミバッカス 神樹が森となり幾源歴(いくげんれき)刻む大黄土(だいおうど) 揺籠(ゆりかご)の固守卵(こしゅらん)看守魔鬼ジュラジュラばぁ [QR]発光大黄土に抱れた固守卵が分割光透明開始 聖モイラッキー 蔓延(はびこ)るがせ蛇(じゃ)の根絶やし 天敵天女(てんてきエンジェル)絡みを撚(よ)りかけ 紡(つむぎ)直す聖伝(せいでん)仕立屋モイラ [QR]一匹二匹蚊々駆除聖髪にナノ鎌首ズーとぐろ 光動鬼ウルフライ 正伝(せいでん)新聖界創造主はヘルリスト様蛇(ジャ)? 大神(おおかみ)が来たと振り回す嘘ップータロー [QR]本当に大神誕生予知で威を借る先発見ウルル 魔導ヘルリスト 真白の魔誤伝々(まごでんでん)黄泉(よみ)違い 『宙森海(ちゅうしんかい)還流(かんりゅう)止めて 神樹伐採(しんじゅばっさい)真白光届き肥沃化ダ』 [QR]固守卵ライフソース活性動隠蔽の為ライセイ 聖デメテルリンク 黒光化(くろびかりチェンジ)の大黄土(だいおうど)を 春風彩色棒(はるかぜペイントスティック)で若草萌え境(きょう)に変える! 光動鬼(こうどうき)影面(シャドーマスク)が聖鳥化(せいちょうチェンジ) [QR]クリシュナ矢毒中和変身コロニス極彩色聖鳥 光動鬼フンコロニス メバチが魅宝蜜(みほうみつ)集め 毒素玉(どくそだま)被覆(コート)の呪縛鬼(じゅばくき)? 宙聖射手(ちゅうせいいて)放つ矢で毒気解消?? [QR]卵最外層が割れた時食い初め玉一が極悲劇始 魔毒ゲルドックス 魔微生物(まびせいぶつ)発酵で魔温床(デビルおんしょう)整える! 堆肥毒素を吹き出し毒悪汚泥(どくあくおでい)発光土(はっこうど)不活性 [QR]固守卵タ魔ラン化毒装ネイル注射で二卵分離 聖陸象亀 新聖界(しんせいかい)へ基盤固め超大重力士(ちょうだいじゅうりきし)!! エレファイト一発動で真平化(まったいらか)!乱数溝(らんすうこう)崩落 [QR]五層甲羅基盤で魔火水騒乱に風林火山族集合 天助もぐラン2 白黒灰域(しろくろグレーいき)所構わず大脱走! 奪った小重波杭打棒(こじゅうはくいだぼう)で 黒舞踊(くろぶよう)取得(マスター)?大穴惹起?! [QR]くねくね坑道が黒踊し神樹林根刮ぎ大洪水因 魔J土鬼 黒縄張争(くろなわばりあらそい)で縄キズ魔鬼! 縄欲(なわよく)ば分け前をと縄紋(じょうもん)じゃねぇ 瓦礫(がれき)も白神山(しろかみさん)の賑(にぎわい) [QR]まとば富の地中生息し欠片復元魔力で無限増 聖青天竜 青層(せいそう)を上昇滝登り!! 超速で駆け抜けた気光子(きこうし)波動で失落?? ノアムーンへ? [QR]引合う魔氷力に聖日光もかげりプロト般若化 天助ドロッパ 超微震動(ナノシェイク)で宙森海(ちゅうしんかい)より浮上し 無限粒子化(むげんパーティクルか)?! 真像群(まぞうぐん)を包み込む??D(ドロップ)アウト!! [QR]無連打水滴KOで魔鬼払い海草根草原花奪還 魔氷鹿 まとば宙(ちゅう)を打ち破る逆位魔気(ぎゃくいまき) 氷ミコ気光で森海獣(しんかいじゅう)も魔氷化身(まひょうけしん)? 魔仁王立ち [QR]寿老ヒャクと光伝子対で光闇関係流層氷結企 聖カルラ天女 真黒不審火(まくろふしんび)成敗(せいばい) 羽団扇(はうちわ)で打ち消す守護士(ガーディアン)! 深山天狗風(しんざんてんぐかぜ)で一飛(ひとっと)び神通力(じんつうりき)勝負 [QR]焼竜を喰う力をディアナに授け守卵孵化阻止 天助篝びな 空々魔風車折紙(からからまふうしゃおりがみ)火に加勢! 並んでエズ火途(ヒト)参り?真黒留袖(まくろとめそで)に突込み取引? [QR]魔熱風焦土に魔水僧鬼を注ぎ汚花独楽草狂咲 魔灯篭鬼 変幻自在魔鬼? 心行灯(こころあんどん)影刺して真黒な底無しへ流し込む?? 渡に舟で悪魂送(あくだまおくり) [QR]大ソライ塔の綻び隠し宙森海崩壊へコマ送り 聖風鈴羽衣 暗中飛翔(あんちゅうひやく)の忍魔動(にんまどう)気配? 卵(ラン)創造祭の5魔気祝福伝(ごまきしゅくふくでん)阻止に 固守指触(こしゅゆびタッチ)は我が?! [QR]分身乱舞葉隠に霞隠霞採一網打尽暗転宙阻止 天助キリュー まとばに大建立の五層大ソライ塔!! 気分上上(きぶんじょうじょう)宙に舞い地水火風の和願う [QR]助太刀悟空参上鳴門巻込葉巻詰めキリューへ 魔降獣葉隠 真白神地(ましらがみち)に潜む忍鬼獣(にんきじゅう)? 宙森海大環流(ちゅしんかいだいかんりゅう)で白黒交戦法(しろくろこうせんぽう) 旋風(つむじかぜ)倒し魔腐葉土(まふようど)埋没 [QR]不活性土化魔Jと合力し竜巻忍まとば宙乱舞 聖空快ダッパ 天宙(てんちゅう)の巨空鬼(きょくうき)に闇化された大ソライ塔? 宙森海(ちゅうしんかい)聖水大シャワー吹(ぶき)で浄化! [QR]ブタンと干禄玉聖魔戦にダッパ汐吹散々圧縮 天助あかね 塔建立(とうこんりゅう)聖大漁旗(せいたいりょうフラッグ)を 天空に棚引く式典子(しきてんし)! 地水火風空五成根(ごせいこん)絵姿(えすがた)消え魔系像(まけいぞう) [QR]乱崩壊大塔予知像に選ばれし白縫の方舟発進 魔曇天怪 宙森海(ちゅうしんかい)大ソライ塔完成時 一天俄(いってんにわか)に真黒天蓋(まくろてんがい)の巨空鬼(きょくうき)!? デカネロ魔系出現?? [QR]まとば真黒化魔鬼クロ逆廻しで逆還流乱惹起 ■天使 桃太郎天子 鬼より恐い先生仮面で大抵の悪魔は追い払うが それでもしつこいデビルは必殺の手なげ豆鉄砲で 「鬼は外!!」ヨッ日本一 [QR]魔鬼殺法の源祖毘沙タモン乗船の白縫寄港待 お救い観音 ドロヌ魔に落ちた悪魔にでもお救い ほほえみパワーでまごころを呼び戻すヨ!! 観音愛がお邪魔界から救ってくれるのよ [QR]宙森海曇天怪まとば大洪水時方舟届け救助神 三象法師 トンで火に入る危険な時でもいつも味方に つくつく法師。さんゾーと光り輝くみちびき光線で 悪をふみつぶすゾウ! [QR]宙森海火災狂に飛込んで陸象亀を導き救出す 火除け如来 ジュー機関砲スでメラメラ悪魔をクールにしちゃう。 おまけにスーパーウィンクでどんな悪魔も 火がつきソー。ウフフッ! [QR]カルラ助勢に駆けつけ鎮火焦土化直し活性炭 天神さま テスト?OK!通信簿?まっかせなさい! 大吉おみくじパワーで足りない努力を ウメて咲かせましょう。パン、パン!! [QR]7福士の方舟へ5老天使を乗船させ若神探索 照光子 聖光源の中で誕生した天使。 暗黒魔道を聖色光で照射し隠れ悪魔を発見昇華 させてしまう理力の持主。次界若神子1! [QR]宝玉神聖光源祖を運び来る方舟へ五来光放射 ヤマト王子 聖動源の下に誕生した天使。 達急動で魔鬼を瞬時に捕らえ一気酔剣で 魔性を断ち切る理力の持主。次界若神子の1! [QR]我ルーツの聖動源祖を白縫の方舟が運び接近 牛若天子 聖霊源の里で誕生した天使。 聖笛の音で魔笛の正体をあばき浮遊理力で 魔性を天聖界外環球へ追放する次界若神子1! [QR]我ルーツの聖霊源祖を弁財アキが流層案内す 天子男ジャック 聖遊源で飛びはね誕生した天使。 遊弦棒で魔人も小踊りさせ聖コインつぶてを 投飛させやっつける次界若神子の1! [QR]我ルーツの聖遊源祖を聖太子ジェロが羅針導 騎神アリババ 聖夢源の中で誕生した天使。 天聖界を意のままに飛速し魔族をとり押え 聖夢剣で奪われた理力を奪還。次界若神子1! [QR]我ルーツの聖夢源祖は大黒テンアン呉越同舟 魯神フッド 聖豊夢の中で誕生した天使。 りんりんごう鐸を打ちふるい、魔気を封じ込め 聖気理力の矢を打ち放つ次界若神子の1! [QR]我ルーツの聖豊源祖を寿老ヒャク方舟へ案内 ピーター神子 夢幻ゾーンにレインボーアーチを架け 救出する次界若神子II。悪魔を聖星剣で突き破り スターダストに変えてしまうヨ。 [QR]聖座イカロ獅子ルーツの天○は夢幻域へ飛翔 上御殿 サンキュー一丁あがりもてなしで悪魔を愛で包み込む天女。 聖神皇に愛心回路をインプット! 魔心に染まらぬ聖信心確立? [QR]真白黒域市松模様眺め灰色域流層未層上待つ 一本釣帝 聖フックで隠れ潜む魔物を魔界から釣り上げる若神子III。 聖神皇に超テンション回路インプット! 好機聖撃力装備OK! [QR]聖フック聖撃ルーツの夷ヒルコが方舟で接近 如面菩薩 聖座泉より誕生の次界アーチ天使。 鎮座仏砲と聖ピン串で魔暗を切り裂き 一筋聖光を注入!W魔鬼襲で瞬間聖道力∞3。 [QR]無垢笑にプー増々福々聖梵羅剣にも異常発生 制空キング 無縁ゾーンの域拡大を阻み魔怪追撃を神命とするヘブン士。 鋭い聖準を絞り込み魔身への聖体ごとの 聖攻撃は比類無し。 [QR]流層拡大曇天怪繋り空魔の肥大化を警戒出撃 ■お守り 助太刀悟空 ナルトを盾にニヨイとのびる助太刀棒で 悪魔と戦うけど、お腹がすくと生つばゴックーン、 天使の下へ飛びサルのよネ! [QR]天○子分志願助人光輪浮ぶ時金輪宝を狙うぞ ココホレワン助 ゆう悪のワナをかぎわけ、特異の落とし穴攻撃で 悪魔をやっつけるけど、いつも穴が浅くて逃げられる! 助けて天使さま!! [QR]大ソライ塔地下発掘固守卵息衛く大魔宮発見 ニンニク満助 強力ニンニクコロンで悪魔をシビレさせちゃうけど、 自分も悪臭でクーラクラ!! すぐ、かわい子天使に助けを求めるヨ! [QR]白縫方舟トレーナー布袋プー痩身メニュー始 一寸助 まちバリ剣でその場をとりつくろうとするが、 悪力にやぶられ巻き返し貝にとじ込もっちゃう!! どうにかして天使様! [QR]まとば魔災をシェルター防ぎ大魔宮奥部進入 かめ助 シシカバブッダ踊りと四十吸引ツボで 悪魔を封じ込めようとするが操作ミスで自分がスッポン! 私、本まによ~いわんワ [QR]魔J欠片土器はイランかねぇ売先に魔鬼復元 たての助 まあヤ~ねえ盾をたてに防戦に努めるが 矢もたてもいたたまれなくなりイ矢イ矢攻撃するけどダメ! 天使様もうイヤ! [QR]白縫方舟防衛隊参加のお助衛士ガラン蛇強烈 ハンペーター 「眉間三日月殺法で襲う魔物をなぎ倒し、 サァもう悪い事はするんじゃねえ」と名ゼリフを 言ったらすぐ逃げ出すよ、天使様 [QR]方舟舳先に飛乗って未層行方は弁財アキ頼み 珍カーベル 魔賊がしのび寄るとリンリン警報ベルをならし キラキラ星スティックでつっつき戦うけど はね飛ばされもうイヤ、天使様。 [QR]極楽鳥コロニスと共にデメテルを守る妖精2 ナマズ小僧 魔動察知テレパシーで悪魔をとらえるが 自分が揺れ始めると止まらなくなりギブアップ。 ころばないうちヘルプ天使様。 [QR]まとば深部で白黒振れ加え羅撃強震でグルグ みぞ掘一兵 ありぁ~何だ!と呼水溝作戦でせっせと造るが さっぱり悪魔が落ち込まずどうすっぺ~? 本降魔気は恐いダ、天使様! [QR]陸象亀の真平力地均しまとば新区道整備招聘 助士すいさい 淡くシェ~シェ筆剣で魔気力を弱めようと立直しを計る看板ミス! 困った時うっロンと聖伝書を開けるが、とり合えず天使様。 [QR]デメテルを助け灰色域に萌え立つ気色筆振う 酔助 イ~リャ~ンサン酔と悪混鬼を掛声と共に 参らせようと杯水の構えでガンバ! トントン拍子を狙って幸七羽毛結助開始! [QR]ラミバッカス様に仕え大魔宮廷の秘宝を守る 芸助 一芸助身あるヨと悪混鬼をとりこにしようね ウリューチーパ~お遊戯ごっこ! 幸七羽毛で無縁ゾーンに(秘)芸術パワー発生。 [QR]豊かなまとば大ソライ塔は久遠和合碑大祝祭 鐘助 魔気来れば鐘が鳴るなりと申して 悪混鬼の襲来時には鐘所の様に警鐘するリン。 幸七羽毛に加わりてお助けするリン。 [QR]五層ソライ塔完成にタレイア命馳せ参上祝 つゆたま 魔角ばった事も丸く納める表面張力守で 渇いた無次元を潤すけど魔鳴の激震に玩ばれ 身持ちを崩しソ~?!その時聖影が!! [QR]天助ドロッパから誕生の光電子力修得次代主 ■悪魔 鬼ガシ魔 シ魔シ魔ガクランで島帰りの無口でケンカっ早い悪魔。 一度ツッパラれるとトコトン骨まで、 しゃぶられマスんデス~! [QR]アラ鬼れる応援団鬼不変シ魔シ魔餓鬼乱大暴 トン魔戒 ブーブー不満のタネをばらまく中国4千年の トンでもない悪魔。ハシたない刀でひっかき回す、 とことんイヤーなヤツ!! [QR]白縫方舟のコックで乗込んで聖合我喰い尽す 火炎魔動 すぐに火がつく、しゅん間湯わかしカッカ魔だゾ。 手あたり次第に一気に血気。 おまけにウワサの火まで。とマドウぞ! [QR]ヘルリストウルフライ3鬼で火無魔嘘煙立つ 悪魔爺 「ホネのある奴はいねえか!」とおいしいエサで 悪事に引き込む悪魔。みつぎの足りない者は かんべんしなゾー!!ホレーッ! [QR]まとば焼土の枯木に汚花黒酸塊を実らせまそ 魔人ドジキュラー 子分のコウモリ傘をひきつれて、失敗やドジの素を まきちらす夜郎。いったん吸いつかれたら、 もうノロマ虫だゾーっ!! [QR]ヘルリスト魔嘘転びでウルフライ返し大災難 お化ちゃ魔 「大好きヨ」と声をかけブス入りリンゴを食べさせる悪魔。 いったんネタ味を味わうと、ミルミルうちに ブタになってしまうゾー! [QR]魔妃氷ミコに差し出す魔禁断果実黒光羽増殖 もの魔ね なんてったってアイドルにすぐ近づき コピーしてしまう鳥魔人。一旦とりつかれると 人気の秘密を吸われ続けますデス。 [QR]風鈴羽衣スキャニン鬼聖命指刺シーン魔盗撮 くも不動魔 悪の糸をあやつりネット魔ゾーンに落し入れる魔人。 ちょっと触れるとからまりつかれ 骨まで溶かされちゃうヨ!! [QR]蜘蛛クリシュナ魔魅力を取込み八方伝播攻撃 墓魔 行手をふさぐ絶対絶命の魔物。 饅頭喰って魔念物をとなえ始めたらもう最期! 闇の重圧空間へひきづり込まれ~るゾーッ [QR]大ソライ塔崩壊魔祈願魔J増殖で我も分骨身 大魔 ふみしめるごとに大震動が起こる巨大魔人。 総身を動かし始めると魔嵐を呼び暗雲たち込め 魔性空間をつくり出すゾ! [QR]真黒不審火に草注ぎ大炎上化さすカルラ天敵 竜眼師 合聖理力の見定めの魔命を受け飛襲したゴードン師! 狙った獲物を魔眼底に焼き付け聖動を封じ込める! またも眼光が~ [QR]鬼態のアラ鬼シアン深層同行し魔眼力発揮す
https://w.atwiki.jp/ge2rb/pages/403.html
小ネタ ◆概要◆ ◆ミッション関連◆フィールドについての小ネタ 作戦支援スキル「消費アイテム入手」について 戦士達の休息 ◆NPC・アバター関連◆アラガミ批評 現場感想 メモ ◆概要◆ 主にGE2RBの世界をより深く楽しむための情報を紹介するページ。 ◆ミッション関連◆ [部分編集] フィールドについての小ネタ 前作同様、難易度6クリア後は蒼氷の峡谷と創痕の防壁の背景に『樹』が追加される。 また、螺旋の樹変異イベント後は樹の形状が変化する。 追加エンディング後は『聖域』となる。 また、神機兵保管庫のD地点(スタート地点正面の広場)奥は最初は何もないただの壁だが、難易度6以降は機材の残骸が追加され、壁に穴が開いて螺旋の樹が見えるようになる。 開闢作戦開始後は螺旋の樹にマウントやタラップがつけられ、螺旋の樹に穴が空く。 作戦支援スキル「消費アイテム入手」について 作戦支援スキル「消費アイテム入手」で入手したアイテムは、まず所持品に入り、上限を超えた分が倉庫に送られる。 運次第にはなるが、これを利用することでサバイバルミッション中にもアイテム補充ができる。 また、スタングレネードは持ち込み上限は8個だが所持上限は25個なので、このスキルで入手すると持ち込み上限を超えた所持数で次のミッションに臨める。 (たとえば8個持ち込んで1個も使わず、スキルで1個入手したら次のミッションでは9個持ち込める) 無論アイテムを使わずクリアできればそれに越したことはないのだが、保険としてスキル所持者を連れて行けばサバイバルミッションが格段に安定する。 レベルが低いとあまり発動しないので、確実を期すなら最初からレベルMAXのシエルやシュンを連れて行こう。 支援効果発動+1で重複させれば入手数も増えるので、リヴィやユノも入れればそうそうアイテム枯渇はしなくなる。 戦士達の休息 サバイバルミッションの合間にベースキャンプの様子が追加されており、NPC達が思い思いの方法でくつろぐ。 また、立っている時と椅子に座っている時でアクションが異なる。 主人公(および他PCとアバター)は作戦支援スキルイベントのアクション数種(座る、足を組む、みかんを食べる、おでんパンを食べるetc... 詳細な数は不明)とおそらく作戦支援スキルイベントで使われていない眠るアクションの中からランダムで選ばれる。 また、NPCと違って座っているアクションしかないようだ。 NPC名 座っている時 立っている時 ジュリウス タブレット端末で調べ物農業の本を読む両手を握り目を瞑る お茶 コンテナに寄りかかってタブレット端末で調べ物 お茶 シエル 水筒からお茶を入れて飲むカルビを膝に乗せて愛でる ターミナルで調べ物 ギル ギターを弾く寝るウイスキーで一杯 コンテナに腰掛けてスキットルから飲み物をラッパ飲み ナナ おでんパンを食べるみかんを食べる 四つん這いになって何かを探している ロミオ 報告書を書くボトルから飲み物をラッパ飲みしてむせる暇を持て余している ベースキャンプ内を歩き回る コウタ 携帯ゲームをするタブレット端末を持ったまま寝る ターミナルの手すりに寄りかかり立ち エリナ 携帯ゲームをする水筒からお茶を入れて飲む 高いところのみかん箱を取ろうとする エミール 携帯ゲームをする紅茶を飲む 腿上げからスクワット アリサ タブレット端末で調べ物 料理 ソーマ 学術書を読む コンテナに寄りかかり立ち リンドウ ビールで一杯 コンロ前に椅子を置いて座る ハルオミ ウイスキーで一杯グラビア雑誌を顔に乗せて爆睡 コンロに座る カノン 伸びをして腰に手を当てる コンロ前に椅子を置いて湯が沸くのを待つ キグルミ 頬をかこうとしてずれた頭を直す ベースキャンプ内を歩き回る タツミ タブレット端末を見ながら悩む ターミナルで調べ物 ブレンダン 座禅を組む コンロ前にたたずむ シュン カードでイカサマの練習 椅子を何台か並べて寝る カレル 携帯で誰かに電話する ターミナルの手すりに寄りかかり立ち ジーナ 自分の指にとまった小鳥を見つめる指で髪の毛を弄る ターミナルの手すりに寄りかかり立ち リヴィ ゆで卵を食べるコーヒーを飲む寝る 神機の確認 フラン 舟を漕ぐ ターミナルの手すりに寄りかかって読み物とお茶 ヒバリ チョコ コーヒー ターミナルで調べ物 テルオミ 神機のカタログを読む 神機の確認(カメラを構えながら) ウララ せんべい&お茶 ターミナルとキャンプ外を往復しながら調べ物 リッカ クッカーで調理 神機の確認 ダミアン リンゴを剥く 備蓄の確認 レア タブレット端末で調べ物 コンテナに寄りかかって考え事 ムツミ みかん箱の上に正座してお勉強 料理 ヤエ 神機の折り紙を折る ベースキャンプ内を歩き回る カルビ ※座らないため、他のキャラは着席固定 キャンプ内を徘徊、おもむろに疾走 ユノ 楽譜を見ながら練習 ターミナルに立って他メンバーを見守る サツキ 膝にノーパソを置いて原稿を書く 携帯を弄りながら歩き回る クニオ スキットルから飲み物をラッパ飲み コンテナ前に背を向けて座る 追憶のケイト ウイスキーで一杯 コンロに寄りかかりウイスキーで一杯 追憶のヨシノ おでんパンを食べる 料理 ◆NPC・アバター関連◆ [部分編集] アラガミ批評 NPCが特定アラガミと会敵すると、一定の確率で専用の台詞が聞ける。内容は真面目なものからネタっぽいものまで様々。 NPCによっては大型アラガミだけでなく小型アラガミに対しても発生する。 ちなみに自室のターミナルからアーカイブでこれらを聞くことが出来る。 NPC 対象アラガミ 台詞の概要 ジュリウス ヴァジュラ神属 こいつが登竜門だ。足を狙って切り伏せろ、長期戦は不利だぞ! ザイゴート種 アラガミを呼ばれると厄介だ!さっさと片付けるぞ! グボロ・グボロ神属 軽くいなせるからと言って、こいつの正面に立つのは愚策だぞ! ウコンバサラ 電撃に気を付けろ!ぼーっとしてると黒こげになるぞ! マルドゥーク(RB編終了後) 因縁の敵・・・というやつか エインヘリアル(RB編終了後) 敵は己自身ということか?・・・面白い シエル クアドリガ神属 キャタピラは歩くためのものではありません・・・ ラーヴァナ 見た目通りの高火力です!背中の銃に気を付けて! コンゴウ神属 結合崩壊を優先に!攻略の鍵です! ウロヴォロス神属 その大きさが、最大の弱点・・・ ガルム 跳ねるような動きで攪乱してきます。注意しましょう 神機兵 相手はアラガミを倒すほどの強敵です。注意してください 零號神機兵 玩具(おもちゃ)というには、あまりに大きいですね・・・ マルドゥーク(主人公隊長時) 不思議ですね・・・倒したはずなのに、あの日を繰り返しているようで ニュクス・アルヴァ オラクル攻撃しか効きません!接近戦は避けてください! キュウビ このアラガミに・・・未来が懸かっているんですね シルキー 小型ですが油断ならない敵です。気を付けて ムクロキュウビ(RB編終了後) 作り物のいびつな力・・・私は負けません ナナ コンゴウ神属 うっほっほー、うっほっほー♪ グボロ・グボロ神属 顔ばっかだね・・・ ボルグ・カムラン神属 これって、虫?騎士? 零號神機兵(主人公隊長時) デカいからって、勝てると思ったら大間違いなんだから! マルドゥーク(主人公隊長時) キミは直接関係ないけど、やっぱり腹の虫がおさまらないんだよね! ニュクス・アルヴァ あのヒラヒラ、いいねぇ! カバラ・カバラ あはは!何か変なの~! キュウビ うっはー!強そうー! ヴィーナス こういうゼリーはさすがにまずそうだなー ラセツコンゴウ(RB編終了後) 私、こんなにごっつくないよ! ギルバート ツクヨミ ヴェノムにスタン、厄介な奴だ コクーンメイデン種 槍を何本持ってようが、木偶は木偶だ! デミウルゴス そのゴムみてぇな足、伸ばしてみろよ?ブッ刺してやるぜ 零號神機兵 ったく、邪魔くさいデカブツを残してくれたもんだ! マルドゥーク(主人公隊長時) テメェを見てると、無性に腹が立つんだ。消えろッ! イェン・ツィー 感応種である上に、空中機動か。まっ、どっちにしろ叩くのみだな スパルタカス コイツ・・・しっかりガードしながら戦わないと、泣きを見るぞ! キュウビ ハッ、相手に不足はねぇな! ヤクシャ神属 一体一体、確実にしとめるぞ カリギュラ テメェは似てるんだよ・・・俺の嫌いなアイツに! カリギュラ・ゼノ(RB編終了後) やれやれ・・・しつこい奴だぜ ロミオ シユウ神属 アイツ、無駄に固いから苦手なんだよな・・・ シユウ神属(焦燥) お、俺だって戦えるんだ! シユウ神属(克己) いつもの俺だと思うなよ! ナイトホロウ こんな奴、俺の相手じゃねぇっての! ウコンバサラ 水中に逃げられたら面倒だな・・・! マルドゥーク(RB編終了後) 負けないぜ・・・お前にはな! イェン・ツィー 出た、感応種! コウタ ヴァジュラ神属 動きに惑わされるな。着実に削っていくよ スパルタカス うぉ、威圧感ハンパねぇ・・・! キュウビ うーわっ!ヤバいだろ、これ・・・! ラーヴァナ こいつら、群れると厄介なんだよな・・・! エミール ボルグ・カムラン神属 騎士の名を騙る悪魔よ!本当の騎士道を教えてやる! オウガテイル神属 華麗な戦いを見せてやろう! ウコンバサラ ふん、何度来ても同じことだ。我が宿敵よ! ドレッドパイク 獅子は、兎を狩るにも全力を尽くすという。いざ! 神機兵 裏切りの人形め・・・!お前は恥を知るべきだっ! キュウビ 悪魔の王よ。相対して我が言うは否!疑いなく、否っ! エリナ ウロヴォロス神属 大きすぎる、どうしろって・・・ デミウルゴス 短足かと思ったら、手足が伸びるんでしょ!知ってんだからね! チョウワン やだ!?ちょっと、それってズルくない!? カバラ・カバラ 派手なカッコして・・・!こんな奴に負けてらんない! キュウビ コイツさえ倒せば・・・!行くよ、オスカー! ラーヴァナ 撃ちあいは不利です!このスピアで! リンドウ キュウビ キュウビのお出ましだ!焦るな、慎重に攻めるぞ! ハンニバル神属 ま~た因縁つけに来やがった。しつこい奴だな ウロヴォロス神属 おう、デカブツ。また懲らしめてやるぜ ガルム こりゃまたカッコ強そうな奴が出てきたもんだ カバラ・カバラ おいおい、何だよその色! アリサ ヴァジュラ神属 このアラガミは、私が倒します! クアドリガ神属 ミサイルを使った遠距離攻撃に注意してください イェン・ツィー 感応種といえど、基本は同じです。落ち着いて対処しましょう キュウビ これが、私たちが追い続けてきたもの・・・無傷でコアを手に入れたいですね! ソーマ ツクヨミ フッ、女神気取りかよ? チョウワン チッ、どっから湧いてきやがった・・・ ニュクス・アルヴァ クソッ、接近戦が通用しない相手だ キュウビ 見つけたぜ…そのコア、もらった! ハルオミ ザイゴート神属 まぁ、65点ってとこか コクーンメイデン種 キレイなバラには棘があるってか? サリエル神属 いや~俺はアリだと思うぜ。アラガミじゃなきゃ80点だ イェン・ツィー 胸はいいけど、顔ぐらい見せようぜ?50点だ ニュクス・アルヴァ コイツ、わかってるな・・・90点だ! キュウビ 怒った顔も悪くないねぇ、女狐ちゃん? カリギュラ また出たか・・・愛せないねぇ、お前だけは! ヴィーナス 大きいな。うん、そこだけ100点な カノン サリエル神属 あの~私、飛んでるのは苦手で… コンゴウ神属 コンゴウです!頭にブラストを打ち込んでみますね! グボロ・グボロ神属 後ろからこっそり撃てば、勝てそうな気がします! ドレッドパイク あまり強くないのがいました!排除しますね ニュクス・アルヴァ 飛んでます。当てにくそうですね・・・頑張ります キュウビ こ、こんなの倒せるんですか!? クアドリガ神属(覚悟) このアラガミには何かすごく通じるものを感じます サリエル神属(覚悟) 飛んでても、ちゃんと当てないとですよね ガルム(覚悟) よく動く敵ですよね。しっかり当ててかないと ジーナ ヴィーナス これ見よがしに…! コクーンメイデン種 この子、いい狙撃するわ・・・ ニュクス・アルヴァ ウフフ・・・何か通じ合うものを感じるわね タツミ オウガテイル神属 こいつにはさんざん世話になったな ウコンバサラ コイツ、尾を破壊しておくと少しは楽になるぜ! イェン・ツィー 本当のチームプレイ、見せてやろうぜ! ブレンダン 神機兵 正直、お前たちには期待していたが・・・残念だよ カリギュラ こいつの間合いには気を付けないとな シュン ボルグ・カムラン神属 装甲固い奴って面倒臭ぇよな・・・ デミウルゴス コイツ、きめぇんだよな・・・ スパルタカス 鱗がボコボコしてやがる・・・! カレル グボロ・グボロ神属 フン、いい的だ カバラ・カバラ フザけた顔だな・・・ ヤクシャ神属 中距離戦は俺が制する! リヴィ スサノオ こいつも・・・誰かのなれの果てなのか・・・ クロムガウェイン(RB編終了後) そういえば・・・こいつと初めて会ったのは、君と遭難した時だったな リンドウ侵喰 ヴァジュラ神属 アイツらの所へは…行かせねえぞ…! ウロヴォロス神属 何だ…?またコアを抜き取られに来たのか…? ハンニバル神属 てめえのコア…よこせ…! 現場感想 特定のNPCを特定のマップに同行させると、ミッション開始時もしくは終了時に一定の確率で専用の台詞が聞ける。 マップ NPC 台詞の概要 贖罪の街 ジュリウス(開始) 広大な戦域では索敵が有効だ。無駄な時間を過ごすなよ エリナ(終了) この街は以前綺麗だったんだろうね エリナ(終了) 壊れててもどこか神聖な感じがしますね・・・ ハルオミ(開始) 贖罪の街ね・・・ そんなに悪い事したのか? リンドウ(終了) しっかし、よく食い荒らしたもんだ・・・ リンドウ侵喰(終了) あいつら・・・無事逃げ切ったんだろうな・・・? タツミ(開始) 穴が開いてなかったころの風景、もう思い出せなくなっちまったな・・・ コウタ(終了) いつになったら、この戦いは終わるんだろうな・・・ 鉄塔の森 シエル(終了) ここの施設は、当時はどんな風に動いていたんでしょうね・・・ エリナ(開始) やだな、汚い水たまり・・・ ハルオミ(終了) オイルまみれになっちまったよ、もぅ体がギトギトだ カノン(開始) 高台は安全に見えて狙われやすいんです。気を付けていきましょう カレル(終了) ジメついてるな・・・さっさと引き上げるぞ 嘆きの平原 ナナ(開始) うひゃー、すっごい竜巻!あの中ってどうなってるのかな? ギルバート(終了) あの竜巻、いつになったら消えるんだろうな アリサ(終了) うーん、広いけどサテライトの候補地には向かないですね カノン(終了) 竜巻の影響で、射線が少しぶれてしまいました リンドウ(開始) 昔はここでよく戦ったもんだ・・・お前ら、気を抜くなよ シュン(開始) あの竜巻の真ん中どうなってんのかな? 鎮魂の廃寺 ギルバート(終了) 辛気臭ぇ所だな・・・ ロミオ(終了) うへー、なんか今にでも出てきそうな感じ・・・早く帰ろうぜ コウタ(開始) ここはとにかく通路が狭い!乱戦時には要注意だ ソーマ(開始) ココは、あいつとの・・・いや、なんでもない・・・ エミール(終了) 迷える魂よ、安らかに眠りたまえ リンドウ侵喰(開始) アイツ・・・俺を、助けたのか・・・? ジーナ(終了) フフ・・・月が綺麗ね 愚者の空母 シエル(開始) 一本道ですが・・・標的の分断はここでは難しそうですね ハルオミ(終了) こんな御時世でも、夕日は相変わらず綺麗だなぁ・・・ カノン(開始) 見通しがいいですね。見つからないように気を付けないと エミール(終了) 見ろ、この空母は人間の未熟さと愚かさの証。あぁ、それでも僕は人類を愛してやまない! カレル(終了) 人間同士で争った跡か・・・愚かな連中だ 煉獄の地下街 ナナ(終了) あっつーい、お腹すいたよー ギルバート(開始) 気をつけろ、マグマに落ちたら骨まで溶けちまうぞ ロミオ(開始) なんだよここ、溶岩だらけじゃんか! アリサ(開始) ここ、暑くてちょっと苦手なんですよね・・・ カノン(終了) 汗でびっしょり。早く戻ってシャワー浴びなくちゃ シュン(開始) あっちぃ…さっさと帰りてえ… 黎明の亡都 ジュリウス(終了) こんな時代にも夜明けは来る…俺はそう信じてる ナナ(開始) 荒らされる前はここも賑やかだったんだろうね コウタ(終了) 壊れてても貴重な遺産だ。少しでも長く残しておきたいよな アリサ(開始) この荒れ方じゃ、修復は無理ですね・・・ ソーマ(終了) さて、研究書籍の一つでも拝借してくるかな タツミ(終了) こういう緑が残ってるとこも 殆ど無くなっちまったよなあ・・・ ジーナ(開始) 任務が終わったら 図書館に寄ろうかしら 蒼氷の峡谷 ナナ(開始) なんか、懐かしい感じ・・・ ナナ(終了) ねぇねぇ、たまにここで雪とか氷とか食べたりするよね? ロミオ(開始) うぅ、さみぃ・・・さっさと終わらせて帰ろうぜ エミール(開始) 白銀の世界を汚す闇をこの僕が取り払う! リンドウ(開始) よーし、終わったら皆でスキーでもするか? タツミ(開始) やっぱ青空はいいねえ・・・昔と何も変わってないもんな! シュン(終了) さーみぃー…指、動かねえんだけど エリナ(終了) 足元、気を付けてくださいね。帰るまでがミッションですから 創痕の防壁 ジュリウス(開始) ここは何としても守り抜く、侵入を許すなよ! ギルバート(開始) ここを突破されたら後がねぇぞ! シエル(終了) 最終防衛ラインを死守・・・!お疲れ様でした! ロミオ(終了) へへ、守るべきものの為に戦うって、何かいいな エリナ(開始) ここから先は絶対に通さない・・・私が守る! アリサ(終了) ここは最後の砦・・・絶対に通さない! タツミ(開始) ここだけは何としても守り抜くぞ! ブレンダン(終了) なんとかここを守りきったな リヴィ(終了) いろいろな支部の防衛ラインを見てきたが・・・極東は群を抜いて緊迫しているな エイジス ジュリウス(終了) 折れた意思の墓標、か コウタ (開始) 安心して暮らせる場所は、俺が作って見せる ソーマ(終了) あれから二年か・・・ちっとも、変わってねぇんだな ハルオミ(開始) 夢破れて、アラガミありとは・・・やるせないねぇ リンドウ侵喰(開始) ここか・・・ようやく、辿りついたぞ・・・! ブレンダン(開始) ここでの任務は・・・気が引き締まるな 神機兵保管庫 ブレンダン(終了) これほどの技術・・・いくらでも使い道はあっただろうに・・・ カレル(開始) まだ多少は金目のものが残ってそうだな シエル(対世界を拓く者) 先生に受けた御恩は忘れません。ですが・・・! リヴィ(終了) ここが・・・ラケル先生の結論か・・・ 萌芽の神域 ジュリウス(終了) この新たな世界、守ろう。俺達で シエル(終了) 新しく生まれた世界・・・どれだけの可能性を秘めているのでしょう ギルバート(終了) 新しい世界か・・・途方もない話だな ナナ(終了) ここにも美味しい食べ物があるといいね ロミオ(終了) しっかし、大変なことになってるよね・・・ リヴィ(終了) 終末捕喰が生んだ再生の地・・・守らなくてはな メモ ここは質問・交流用コメント欄ではありません。雑談などは別の場所でお願いします。 コメントを全て表示 新しいフィールドは壁の形状が滑らかなものが多く、そういったところでエリアルステップをすると高度が大きく上昇する。これを利用するとドラゴンフライ+エリアルステップや、スカイフィッシュの前進と後退でスタミナが切れるまで高度を上昇させられる。 - 名無しさん 2015-06-14 00 23 22 壁際の地面も凸凹になってるから出っ張り部分を超えるようにステップすると硬直がキャンセルされてすぐにステップできるな。テクニックと言うほど効果があるわけではないけど - 名無しさん 2015-06-15 22 56 06 フィールドの小ネタ、ネタバレじゃね? - 名無しさん 2015-06-15 20 43 08 あの部分を反転にすればいいんでね? - 名無しさん 2015-06-15 21 37 15 蒼氷の峡谷 ヨシノ「うーん、寒いけど天気が良くて気持ちいいね」 - 名無しさん 2015-07-03 07 00 21 ハルさんのカリギュラへの台詞はハンニバル侵食種でも聞けた - 名無しさん 2015-07-07 15 20 56 自室ターミナルでキャラの戦闘ボイスを確認でき、特殊なセリフを聞くことが出来るよ - 名無しさん 2015-07-14 18 37 06 本編クリア後にだけど - 追伸 2015-07-14 18 38 15 ギルのカリギュラへのセリフは対ハンニバルでも言ってたはず - 名無しさん 2017-03-08 00 53 59 最近やり直してて気づいたんだが、レア博士がフライアから逃げ出してきた後の独白2回目のイベントシーン。壁にかかってるプレートの数字が違ってた。実際の病室には「22」とあるけどイベント中は「07」になってる。なお「07」がかかってる病室は反対側(黒蛛病の子がいた病室)のはず… - 名無しさん 2017-12-31 04 52 57 戦士達の休息でジーナさんも立ってる時ターミナルの手すりに寄りかかり立ちしてます。編集の仕方がわからないので良かったら編集出来る方、お願いします。 - 名無しさん 2018-02-09 19 50 13 小ネタ、と言うほどではないかもしれないけど。「報酬金額増加」で得られる金額は基本報酬で得られる金額と同額なのだけど…カレルとシュンのキャラクターエピソードで追加される任務だとこの金額が減っている。「分け前よこせ」って取られてるんだろうな… - 名無しさん (2018-04-21 08 27 48) 戦士の休息で、今更ギルが座っての - 名無しさん (2018-05-17 00 50 47) 途中送信してしまった。戦士の休息で、今更ギルが座って飲んでるシーンがあったので編集しといた。 - 名無しさん (2018-05-17 00 54 14) 名前
https://w.atwiki.jp/examinationroom/pages/111.html
深優とアリッサ B ・◆・◆・◆・ 大切な人と下りる山道 教会の屋根の向こうに燃える夕日が 遠くの山を黄金色に染め上げて わぁ~、眩しい! 黄金に輝いている世界ってこんな感じ? とってもキレイ。 これが美しい情景かどうかの判断は私にはできません、 ですが、アリッサ様のように、美しいと感じることのできる人が世界中に溢れている。そういう世界なのでしょう。 うん、とってもきれいで――、あったかい気がする。 パパが世界をこんな風にしたくて頑張ってるなら、アリッサも頑張らなくっちゃ。 アリッサ様なら、必ずやシアーズ総帥を黄金世界に導くことができるでしょう。 うん、アリッサ、頑張るよ。 パパのために、世界平和のために、アリッサもっともっと頑張らなきゃ。 ――アリッサ様、つけあわせのニンジン、今日はちゃんと食べて頂けますか。 えーっ、ニンジンキライ! いらないよぉ! しかし、きちんと食べないと、立派なHiMEにはなれませんよ。 それでは、ちゃんと食べてくださると約束されるなら、デザートにプリンを、ご用意します それって、プディンクじゃなくて? はい、ちゃんとお皿にプッチンできるものを選んでまいります。 ついでに、ハンバーグはネコの形にして差し上げます。 「我の名はアリッサ=シアーズ、汝に協力を要請する」 抑揚のないソプラノボイスが、深優を現実に引き戻した。 デイバッグのランタンを燈し、暗闇に色をつける。 6歳ほどの背丈の幼女は、ブロンドのボブカット、雪のように透き通った肌をしている。 だが、瞳の色は亡きアリッサのアイスブルーではなく、深優と同じ赤。 正確にはそれとも違う、ブラッディレッドの範疇に入るもの。 そう、彼女はシアーズの作り出したアンドロイド。 ああ、分かっていた、初めから分かっていたのだ。 アリッサ様はもう、戻ってこないと分かっていたのに。 生き返らせるつもりはないと決意したのに。 心は彼女の面影を求めてしまった。 今なら、深優に娘を投影した父の気持ちも分かる気がする。 アリッサの形を真似たものは丸い目を細め、拳で掌を叩く。 「無粋の口調が気に入らないのか……じゃあ、クローンアリッサのしゃべり方にしよっか。 えっと、こんな感じでいいんだよね?」 「いえ、貴女の言葉遣いに興味はありません。私のアリッサ様はただひとりですから。 それから、あの人に名にクローンを冠することは認めません」 深優は突き放した声で、黒い衣装の機人に応答した。 フリル付きのドレスはアリッサ様がHiMEとして戦い、散っていったときと同じもの。 まるで、あの人の生き様を否定されたような気がして、苛立たしかった。 金髪のアンドロイドの顔からあどけなさが無くなり、不自然に大人びた表情になる。 「汝はアリッサという名称を使うことに抵抗があるのか。ならば勝手な名で呼ぶがいい。 ああそうだ、製造番号でも構わんぞ。博物館の資料で把握済みであろう」 「いえ、それも………」 幼女の他人事のような口調に、深優はしばし言葉に詰まらせる。 今の彼女とって、名とはあの機人をどう捉え、どう扱うかを意味していた。 目の前のアンドロイドをアリッサとは絶対に認めない。それでも、番号で呼ぶのも抵抗はある。 彼女は深優の上位互換のOSを持ち、個としての人格を持っている、もしくは持ちえたかもしれない存在。 ただ、財団がこの機人にそのような生き方を望まなかっただけ。自分まで同じ振る舞いをしてよいのか。 深優は問いかけに沈黙したまま、話題を切り替えた。 「貴女はどうやって、消滅現象を免れたのでしょうか」 「空間が安定期に入るまで、最下層に退避していただけだ」 「でしたら、他に生存者がいるのですか?」 深優は九条むつみから渡された職員リストから、 死亡、消滅した人間を除外、生死不明者をカウントしている。 シアーズ構成員は中層に残るわずかな負傷兵を除けば、ほぼ壊滅だろう。 ただし、量子電算室とそれより下層の記録は未だに入手できていない。 「そう矢継ぎ早に話しかけるな。まだ、厄災の再発までに1時間の猶予がある」 偽りの幼女は傍のテーブルに飛び乗りながら言った。 「あの場所は別の意味で危険なのだ。逃げ込んだ職員は数分も経たないうちに狂死したな」 「別の意味、ですか。アンドロイドならば、その悪環境に耐えられませんか?」 「彼らは量子コンピューターと融合させた。滅亡現象のパターンを手早く計算したかったのでな。 結論を言えば、財団の現存戦力は我ひとりだ」 シアーズのアンドロイドは銀色の腕輪を付けた右手を、大型コンピューターに向ける。 これは深優の指輪と同じく、コンピューターを遠隔操作するためのデバイスだろう。 「我は共闘の意思を示すため、汝に例の演算結果を提供しよう」 すると、深優のパソコンに、量子電算室で起きた事故の情報が送られてきた。 そこにあるNYPジェネレーターはあの白い鎧、LEICAに力を与えていた。 だが、この装置に予期しないエラーが発生し、NYPリーサルウェポンは暴走し始めた。 問題はこれだけに留まらなかった。本来、擬似NYPは生命力を削り取るだけの力。 だが、ジェネレータのはが臨界点を突破し、きわめて特殊なものを衰弱させてしまった。空間そのものだ。 山辺美希のいた無人の世界は「緩やかに滅亡しつつある世界」である。 実際は間違いかもしれないが、支倉曜子はあの平行宇宙をそのように理解した。 そのため、枯れた空間はこの世界律とシンクロし、人類滅亡現象を引き寄せてしまった。 これこそが無差別神隠し事件の元凶である。 もし、深優が1時間前にこの話を耳にしても、夢想家の与太話としか考えなかっただろう。 だが、怒涛の怪異に遭遇してひねり出した推測は、この説明と恐ろしく似通っていた。 それに加えて、データ自体には論理的な矛盾はなく、改竄された痕跡もない。 すべて正しいとは言わないし、巧妙な改変もあるだろう。だが、大体において真実だと考えられる。 「本来は起こるはずのないトラブルだったのだがな。ゆえに対策が遅れてしまった。 技術班のチーフは発生率100億の123乗分の1と言っていたか」 それは位相空間の1点をランダムについて突いてビッグバンを起こし、深優たちと同じ宇宙の秩序が生まれる可能。 彼女がこのありえないほどの低確率を話題に出したのは、宇宙論の信憑性を論じるためではないだろう。 「あの確率の別名は『ヤコブ=ヘッケンシュタインの神の一刺し』、でしたか。 ほぼゼロとゼロは同義ではありませんが、未知のパラメータが存在すると考えるべきでしょうね」 「幸運の女神の仕込みなのだろう。ゲームバランスをとるためのな。 理論上、ジェネレータは無限の力を持ちえた存在、代償があっても不思議はない」 幼女は天井を見上げ、皮相めいた笑みを浮かべる。結局のところ、これは財団の尻拭いでしかない。 だが、彼らも十分すぎるほどの犠牲を払ったのだ。深優は彼女を糾弾する気にもなれなかった。 『アリッサ』は深優のランタンを手に取ると、人差し指の上でスピンさせる。 光の帯が目まぐるしく回転し、飛散する。機人が無意味な行動をするのは一見、奇異に見える。 だが、彼らはいわゆる"あそび"をすることで、作業効率を高めることができる。 深優もアリッサ様の歌を聴いたり、景色を鑑賞したりして調子を整えていたものだ。 それは感情の萌芽ともいえる。 「さて、次は消滅感染のパターンだ」 数秒後、深優の人工心臓は言葉にならない叫びを上げた。滅亡空間は活動期と安定期を周期的に繰り返す。 前者で対象のデリートを行い、後者で周りの空間に汚染を拡大させていく。既に下層の9割が危険な状態だ。 そして、2時間後に地下基地全体を、8時間以内に島全土を覆い尽くすことになる。 つまり、回避不能のジェノサイドエンドが発動してしまう。他の仲間の命運が深優の双肩に重く圧し掛かる。 避難所も存在する。ひとつは常人ならば狂死確実の最下層。もうひとつは人工HiMEの死を対価とする謎の古本屋。 これらの場所は不適合新位相幾何学的超越ユークリッド的隣接により、空間の折り畳まれた特殊座標に存在する。 結論だけを簡単に言えば、破滅に巻き込まれる順番は、島の中で最後になるらしい。 だが、狂死や生贄のリスクがある上、やがて消滅空間に囲まれて外に出られなくなってしまう。 これでは根本的な解決にはならない。 深優は次に過去の侵食パターンを閲覧する。 すると、消滅の波は深優を不自然に回避しているのが分かった。これが自分だけデリートされなかった理由だ。 ご丁寧にも、コメント欄に世界の修正による干渉と書かれている。つまり、Xの意思は実在するということか。 ただ、これは滅亡現象の初期段階だからこそ引き起こせた奇跡らしい。そう何度も星の加護に期待してはいけない。 深優は顔を上げ、ランプと戯れる『アリッサ』に質問する。 「仮に参加者が抹消された場合、星詠の儀は破綻しますか」 「信頼性84%の仮説によれば、その答えは否だ。 悪鬼が消えても残留思念は漂っている。ならば、HiMEの想いの力が残ってもおかしくはない」 幼女は部屋の中心を指差しながら答えた。 深優は思う。確かに、自分もこの部屋で殺気の残滓のようなものを感じた。 だが、それならば、Xは何のために私を生かしたのだろう。 そして、『アリッサ』はランタンをテーブルにおく。 「その質問をするということは、なすべきことを理解しているのだろう」 「星詠の儀を完遂させて、生存者を元の世界に強制送還させる、ですか」 「そうだ、ルールを逆手に取らせて貰う。儀式を完成させれば、この星がどうなろうと関係が無い。 そして、我には神崎なしで儀式を執り行う手立てがある――Real the word!」 機人は左の掌に一瞬だけ刀を具現化する。その形状は鎌倉時代の日本刀に見えた。 これがシアーズにとって、神崎の弥勒のようなものなのか。 深優は紅の瞳を見つめながら、 「ですが、最大の問題があります。それでは私達が生き残れません」 身体の軸を僅かにずらし、相手の攻撃を警戒する。 「案ずるな。我は汝を犠牲にするつもりはない」 幼女は机から飛び降りて、得意げに言う。 「この結果の中であれば、首輪を外しても、想いの力は他のHiMEへ移行する。 つまり、理論上は最後のHiMEだけを殺せば、儀式は完遂できるのだ。証拠もあるぞ」 「それは本当なの?」 深優は思わず、一歩前に出てしまった。神崎の放送が頭の中でリフレインする。 同級生のなつきはともかく、他二人とはたった数日、仲間として交わっただけなのに、 彼女たちの訃報がこれほど胸を締め付けるとは、思いも寄らなかった。 「ああ、カメラで放送後に玖我なつきの生存を確認済みだ。 ファルシータ・フォーセットも山辺美希も死体は確認されていない」 だが、その死の宣告は唐突に覆されたのだ。 深優は早鐘を打つ鼓動を感じながら、指輪をノートパソコンにかざした。 「確かめさせて貰います」 通信回線経由で、一番地の基地の監視カメラをジャックする。 リアルタイムの情報であれば、データを改変されている可能性は低い。 深優の背後から『アリッサ』の声が聞こえてくる。 「首輪を外せば、儀式で得られる媛星の力は少なくなる。当然、それを惜しむ者もいる。 こちらは一番地の神崎黎人を筆頭に急進派が優勢で、決戦前の和解は現実的ではなかった。 ついでに言えば、我も急進派だ。もっとも、非常時に妥協するだけの現実感覚はあるぞ」 「いえ、お互い様です。こちら側も貴方達に疑念や恨みを持つ者は少なくありませんから」 幼女は満足そうに微笑んで、 「ならば、補足しよう。我らは媛星の力を手に入れても、汝らに行使するつもりはない。 それはエネルギーの浪費だ。財団には反逆者を社会的に抹消する力があるからな。 どうしても不安ならば、別の世界に逃亡すればよい。強制帰還でもその程度の融通は利くらしいぞ」 実にアンドロイドらしい合理的な思考だ。彼女の目には目的だけが映っている。 敵に対して、そして味方に対しても、さしたる感情を抱いていないのだろう。 だからこそ、これだけ対立した後にも交渉の余地がある、とも言えるのだが。 ハッキング成功。深優は来ヶ谷唯湖の待機するポイントとその付近を映し出そうとする。 だが、PCのディスプレイは灰色の砂嵐で埋め尽くされる。 何度もパラメータを変えてアクセスするも、通信エラーが出るだけだ。 セキュリティを突破するには、数秒ごとに変化するパスコードを正確に入力する必要がある。 だが、回線が細く不安定になっているため、コードを探り当てるプログラムを起動させる余裕がない。 ケーブルや中継器の殆どを破壊したことが仇になるとは。深優はため息をつく。 「もっと良い通信環境に心当たりはありませんか」 「いや、ないな。セキュリティに関していえば、いくつかバックドアを用意していた。 だが、少し目を放した隙に、一番地に根こそぎ潰されてしまった」 『アリッサ』が首を左右に振ったとき、深優は視線の端に小さな奇跡を捉える。 ディスプレイからノイズが剥ぎ取られ、基地の様子が鮮明になっていた。 ・◆・◆・◆・ 【ここら辺はお姉さまのパート待ち】 今日の朝に語らったはずなのに、100年ぶりの再会の心地がする。 深優はモニターを見つめながら、頬の筋肉をわずかに緩ませる。 だが、戦況は決して良好とはいえない。彼らはアンドロイドの大群に包囲されている。 しかも、来ヶ谷は重傷、クリスも満身創痍で、実質的な戦力はデュランとなつきだけだ。 それでも、彼らならば生きて戻ってこられるはず、深優は強く願った。 不思議なことに、なつきやクリスよりも来ヶ谷の様子が気になって仕方なかった。 無論、瀕死であるということが大きな要因だろう。だが、それだけではない。 来ヶ谷唯湖は私に良く似ている。 いや、私が彼女にそっくりなのかもしれない。 共に自分を心無き人形と思い続けて、苦悩の果てに抱いたのは、 報われることのない恋だった。 その時、唯湖が望んだのは、己の死をクリスの魂に深く刻み込むこと。 私が願ったのは、生還して、玲二の記憶に新たな陰を作らないこと。 一見すると、ふたりの選択は真逆に見える。だけど、根本は変わらない。 あの人の瞳には、キャル=ディヴェンスの姿しか映っていないはずだから。 そうだ、彼はそうでなくてはならない。 深優=グリーアの死など気にも留めなければ良い。 その方が、あの人は強くあり続けられる。 それなのに、私はこの気持ちを抑えられない。 ほんの僅かでも良い、あの人の心の片隅にでも、 私の居場所があって欲しいと願ってしまう。 「我の述べた通りであろう」 深優の耳元に『アリッサ』の囁き。呼吸が一瞬止まる。 迂闊だった。相手に殺気はなかったとはいえ、吉報に気をとられて反応が遅れてしまった。 「……ええ、玖我なつきの首輪が外れていますね。彼女に鍵を使ったのは、言峰綺礼でしょうか」 か細き二の腕を肩から振りほどく。それは彼女の仕えた女の子と同じくらい軽かった。 『アリッサ』は少し離れたところにある、事務椅子の上にしゃがみ込み、厳しい口調で語る。 「神父は鍵を持ったまま、一番地基地に姿を晦ましてしまった。 だからと言って、一番地に伝えれば相手に主導権を奪われる」 深優は自分の首筋に触れ、内部センサーを用いて簡単なボディチェックを行う。 感知した限りでは、機人に何かされた形跡はない。 彼女は深優に奇襲を掛けて最下層に閉じ込める意思はないのか。 そのまま、引きこもっていれば、他の参加者は消滅して、安全に最後のHiMEを殺害できるだろう。 『アリッサ』は16%を恐れている。『HiMEが消えて儀式が終わ』る可能性を警戒しているのだ。 「それで穏健派は決戦前夜に、彼の潜伏先を九条むつみに伝えたのですね。 結界の原理を知った現在ならば、財団のリークにも納得がいきます」 当然、むつみも罠ではないかと警戒した。だが、誘導にしては、具体的な潜伏先が指定されていないこと、 何よりも、彼女自身を生き延びさせてきた直感により、一番地基地に向かうことにした。 『アリッサ』は少し疲れた声で言う。 「奴はこの波乱を予測して、逸脱行動をとったのだろう。まさに歩く厄災だ」 「その言葉には全面的に同意します」 深優は苦笑する。意見が一致したのはこれが初めてかもしれない。 紅眼の機人の声には、ほんの少しだけ、心の息吹が込められている気がした。 『アリッサ』はモニターの中の戦士を見つめ、小さな唇を動かした。 「善戦しているようだな。だが、来ヶ谷唯湖を見捨てれば、生存率は高まるだろうに」 深優は力強く言葉を紡ぐ。 「いえ、それは真逆ですね。なつきとクリスの戦闘力は精神状態に依存します。 彼らは少女を救いたいと思うからこそ、あれだけ奮闘できるのです」 「戦争心理学的にはあり得るか。兵士は仲間を守るためならば容易に命を捨てるものだからな」 『アリッサ』は口元に指を当て、不思議そうに首をかしげる。 「だが、かの二人は来ヶ谷唯湖などいなくとも、必死に互いを守るであろう。 そもそも、あの女を仲間と認識しなければ、死線に飛び込む必要もなかったはずだ。 彼らの行動を一言で要約すれば、愚かだ」 『言ったろ……守れなかった仲間たちがいたって……だから、今度こそ守るって……』 深優のメモリーに、一人の男の言葉が浮かび上がった。 現実は見えていたはずなのに、理想主義者で、お人好しで、涙脆くて、勇敢で、 裏切り者のはずの深優を、衛宮士郎の攻撃から庇ってくれた少年。 確かに、彼の死は師である九鬼耀鋼を狂気に、果ては死へと追いやった。 向こう見ずな自己犠牲は、全体的に見れば破滅をもたらすだけかもしれない。 きっと、それは善という概念を惨めなものに貶める、冒涜にも感じた。 けれども私は、如月双七の愚かさに、 命を、そして心を救われたのだ。 「……アリッサ=シアーズ」 初めて、目の前にいる幼女を愛する人と同じ名前で呼んだ。 もちろん、この『アリッサ』はアリッサ様ではない。そうであってはならない。 それでも、彼女と向き合うためには、この名を使うしかなかった。 深優は『アリッサ』が、何を思い、何を考えてきたのか知りたかった。 「なんだ、質問でもあるのか?」 小さなアンドロイドは片手で空を切り、その反作用で椅子を回転させる。 深優は亡き主人の名前を口にした刹那、己の弱さがむき出しになったような気がした。 けれど、その戸惑いがアリッサ様への思いの証ならば、ありのままに受け止めよう。 自分の右手を軽く握り締めた後、ひとつひとつ、言葉を確かめるように言う。 「貴女に、なにか守りたいものや、いつまでも、忘れたくないものがあるの」 「我は命令されたことがすべて、その問いは意味を成さない」 『アリッサ』は即答した。しばらく、穴の開いたような静寂があった。 「質問を変えます。貴女は自分の使命に対して、数値化できない気持ちを感じたことはありますか」 「それもない。我に感情の起伏はあれど、コンディションを知るための簡易センサーに過ぎぬ。 子守役と兵器とでは、OSの設計理念が違うのだ」 その時、ディスプレイの映像が砂嵐に戻った。 深優は基地の回線状況を確認する。辛うじて繋がってたケーブルがショートを起こしたようだ。 これにより、外部と交信は完全に断たれた。ファルと美希の生死は運を天に任せるしかない。 金髪の機人は回線の様子を見届けると椅子から飛び降りた。 「さて、閑話休題、交渉開始といこうか。我の要求はただひとつ、来ヶ谷唯湖の命だ」
https://w.atwiki.jp/semavatarheroes/pages/1102.html
・左手 ・魔竜の鱗入り(盾)は大グレードアップの可能性あり(通常で鱗なしにPOW+1,DEX+1,INT+1がプラスされるようです) ・グレードアッパー入りは大グレードアップの可能性あり(※ダウンもあり) ・ステータスは、ジュエルを入れない数字です(入れて作成したものからジュエル分を引いているのもありますので違う場合もあります) ランク ステ P D I C L ジュエル 材料 - +3 3 - ハロウィンゆうれいのぬいぐるみ 凶王の居城跡 - +5 1 1 1 1 1 - 三色団子(小・左手用) (GU)不思議な宝箱+丸いカギ 1 +1 1 ビーカー サイエンスビーカー×2 2 +1 1 アイス(イチゴ) 大きな氷×2+スウィートパウダー×2+赤い着色料×1 2 +1 1 アイス(レモン) 大きな氷×2+ピュアシュガー×2+黄色い着色料×1 2 +2 1 1 アイス(ソーダ) 甘い海水×1+大きな氷×2+スウィートパウダー×2+錬金術の粉×1+青い着色料×1 3 +1 1 カップケーキ スウィートパウダー×1+ハッピーケーキ×2 3 +3 1 1 1 カップケーキ スウィートパウダー×1+手作りケーキ×1 - +4 1 3 - すいか (GU)不思議な宝箱+丸いカギ 3 +2 2 すいか 青い果実×2+変異の粉×1+緑の葉×2 1 ウッドセットシールド 加工された原木×2+動物の毛皮×2 1 ウッドセットシールド(魔竜の鱗入り) 加工された原木×2+動物の毛皮×2+魔竜の鱗×1 2 オークシールド 加工された原木×2+万能接着剤×1+ブロンズパーツ×1+真新しい革×1 2 オークシールド(魔竜の鱗入り) 加工された原木×2+万能接着剤×1+ブロンズパーツ×1+真新しい革×1+魔竜の鱗×1 2 +2 2 ノースシールド アイアンパーツ×1+繋ぎ合わせた魔獣の牙×1+万能レザー×1+溶接剤×1 2 +5 3 1 1 ノースシールド(魔竜の鱗入り) アイアンパーツ×1+繋ぎ合わせた魔獣の牙×1+万能レザー×1+溶接剤×1+魔竜の鱗×1 - +2 2 - ブリキの盾 赤い宝箱(中)+ねじれたカギ 2 ブリキの盾 アイアンパーツ×1+カラパスパーツ×1+万能レザー×1 2 ブリキの盾(魔竜の鱗入り) アイアンパーツ×1+カラパスパーツ×1+万能レザー×1+魔竜の鱗×1 - +3 3 - プレートメイクシールド (GU)赤い宝箱(小)+尖ったカギ - +3 3 - プレートメイクシールド (GU)赤い宝箱(小)+ねじれたカギ 2 +2 2 プレートメイクシールド アイアンパーツ×1+ミスリルの破片×1+溶接剤×2 2 +5 3 1 1 プレートメイクシールド(魔竜の鱗入り) アイアンパーツ×1+ミスリルの破片×1+溶接剤×2+魔竜の鱗×1 - +3 3 - ミスリルの盾 (GU)赤い宝箱(小)+丸いカギ - +3 3 - ミスリルの盾 (GU)赤い宝箱(中)+丸いカギ 3 +3 3 ミスリルの盾 ミスリルパーツ×1+万能レザー×1 3 +6 1 4 1 ミスリルの盾(魔竜の鱗入り) ミスリルパーツ×1+万能レザー×1+魔竜の鱗×1 - +3 3 - ホワイトクィーン (GU)赤い宝箱(中)+尖ったカギ 4 ホワイトクィーン アイアンパーツ×1+シルバーパーツ×1+ムーンストーン×1+融和の水晶×1 ホワイトクィーン(魔竜の鱗入り) アイアンパーツ×1+シルバーパーツ×1+ムーンストーン×1+融和の水晶×1+魔竜の鱗×1 +1 1 バラの花束・一輪左手用 バラ×1+バラの花束作成キット×2 バラの花束・三輪左手用 バラ×3+バラの花束作成キット×3 +4 3 1 バラの花束・いっぱい左手用 バラ×5+バラの花束作成キット×4 白バラの花束・一輪左手用 白いバラ×1+バラの花束作成キット×2 2 +2 2 白バラの花束・三輪左手用 白いバラ×3+バラの花束作成キット×3 3 +4 1 3 白バラの花束・いっぱい左手用 白いバラ×5+バラの花束作成キット×4 5 +4 4 一輪のバラ バラ×1+フェアリーパウダー×2+錬金術の粉×2 5 +8 1 3 4 星型の指輪・左手用 ありふれたリング×1+星の宝石×1+天使の宝石×1 7 +7 5 1 1 桃の扇 戦人の骨×2+職人の裁縫セット×1+神秘の枝×2+東洋の神秘×2+七色織物×1+神風の水晶×1 8 +9 5 2 2 可 海賊の銃(ゴールド) カラパスパーツ×2+ゴールドパーツ×2+ミスリルパーツ×2+錬金術の粉×3 8 海賊の銃(シルバー) カラパスパーツ×2+シルバーパーツ×2+ミスリルパーツ×2+錬金術の粉×3 8 +5 5 可 一輪の白いバラ 月光の実×1+白いバラ×1+フェアリーパウダー×2+錬金術の粉×2 秘伝 +8 8 可 ノーブルローズ エナジードリンク×1+太陽の花×1+フェアリーパウダー×3+錬金術の粉×2 - +3 3 - 鉄棒 (GU)赤い宝箱(中)+ねじれたカギ - +4 2 2 鉄棒 (GU)赤い宝箱(大)+丸いカギ 10 +6 2 2 2 可 鉄棒 アイアンパーツ×1+繋ぎ合わせた魔獣の牙×2+万能ハンマー×2+ミスリル×3+烈火の水晶×1 10 +8 5 3 不可 金剛鬼の金棒 ゴールドパーツ×1+鬼神の大骨×2+万能ハンマー×2+ミスリル×2+烈火の水晶×1 10 +14 2 10 2 可 イーリスの妖剣・左手用 オリハルコンパーツ×1+煌く玉鋼×1+邪竜の巨大牙×2+繋ぎ合わせたべヒモスの牙×1+魔幻の刀身×2+地風の宝珠×1 2 +2 2 神秘の弓・左手用(エメラルド) 神秘の弓のレシピ・左手用(エメラルド)×1+型紙×1 2 +2 2 神秘の弓・左手用(ゴールド) 神秘の弓のレシピ・左手用(ゴールド)×1+型紙×1 2 +2 2 神秘の弓・左手用(シルバー) 神秘の弓のレシピ・左手用(シルバー)×1+型紙×1 神秘の弓のレシピは5枚まで重ね可能 +1枚ごとに元のステ以外の場所に+1 3 +5 2 2 1 円月輪・左手用(寂) アイアンパーツ×1+煌火石×2+七結の戦糸×1+霊水晶×1 11 円月輪・左手用(寂)(Gアッパー入り) アイアンパーツ×1+煌火石×2+七結の戦糸×1+霊水晶×1+グレードアッパー×1 5 +9 3 3 3 可 円月輪・左手用(凛) ミスリルパーツ×1+煌火和鉄×1+七結の戦布×1+霊水晶×2 11 円月輪・左手用(凛)(変幻+毒猪) ミスリルパーツ×1+煌火和鉄×1+七結の戦布×1+霊水晶×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+毒猪の毒牙×3 12 円月輪・左手用(凛)(変幻+サイコロ) ミスリルパーツ×1+煌火和鉄×1+七結の戦布×1+霊水晶×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+天運のサイコロ×4 12 円月輪・左手用(凛)(Gアッパー入り) ミスリルパーツ×1+煌火和鉄×1+七結の戦布×1+霊水晶×2+グレードアッパー×1 7 +6 3 3 狂気のノコギリ刃・左手用 サボテンの針×1+シルバーパーツ×1+とろける鉱液×1+熱火の砂石×1 11 狂気のノコギリ刃・左手用(変幻+砂サソリ) サボテンの針×1+シルバーパーツ×1+とろける鉱液×1+熱火の砂石×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+砂サソリの猛毒×3 12 狂気のノコギリ刃・左手用(変幻+ゴブキン) サボテンの針×1+シルバーパーツ×1+とろける鉱液×1+熱火の砂石×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+ゴブリンキングの宝石×2 12 大鮫の牙・左手用 海王鮫の鋭い牙×1+月王獅子の巨爪×1+毒猪の毒牙×1+熱火の砂石×2+ゆがんだ大骨×1+和布×1 11 大鮫の牙・左手用(変幻+砂サソリ) 海王鮫の鋭い牙×1+月王獅子の巨爪×1+毒猪の毒牙×1+熱火の砂石×2+ゆがんだ大骨×1+和の布×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+砂サソリの猛毒×3 12 大鮫の牙・左手用(変幻+ゴブキン) 海王鮫の鋭い牙×1+月王獅子の巨爪×1+毒猪の毒牙×1+熱火の砂石×2+ゆがんだ大骨×1+和の布×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+ゴブリンキングの宝石×2 11 海竜のナイフ 海翼竜の尾×1+海翼竜の鉤爪×1+海翼竜の背びれ×1+鍛えられた毒猪の革×1+ガマの油×1+万能加工薬×2 11 海竜のナイフ(変幻+毒猪) 海翼竜の尾×1+海翼竜の鉤爪×1+海翼竜の背びれ×1+鍛えられた毒猪の革×1+ガマの油×1+万能加工薬×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+毒猪の毒牙×3 12 +13 2 2 9 海竜のナイフ(変幻+サイコロ) 海翼竜の尾×1+海翼竜の鉤爪×1+海翼竜の背びれ×1+鍛えられた毒猪の革×1+ガマの油×1+万能加工薬×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+天運のサイコロ×4 12 海竜のナイフ(Gアッパー入り) 海翼竜の尾×1+海翼竜の鉤爪×1+海翼竜の背びれ×1+鍛えられた毒猪の革×1+ガマの油×1+万能加工薬×2+グレードアッパー×1 4 +3 3 魔力の教本(グランド) 天空の羊皮紙×2+魔力の詰まった小瓶×2 11 魔力の教本(グランド)(Gアッパー入り) 天空の羊皮紙×2+魔力の詰まった小瓶×2+グレードアッパー×1 11 魔力の教本(グランド)(変幻+砂サソリ) 天空の羊皮紙×2+魔力の詰まった小瓶×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+砂サソリの猛毒×3 12 魔力の教本(グランド)(変幻+ゴブキン) 天空の羊皮紙×2+魔力の詰まった小瓶×2+秘伝術式【変幻武器生成】×1+ゴブリンキングの宝石×2 6 +5 5 魔力の教本(ウォータ) 天空の羊皮紙×3+魔力の詰まった小瓶×3+海の妖精の紋様図×1 11 魔力の教本(ウォータ)(変幻+砂サソリ) 天空の羊皮紙×3+魔力の詰まった小瓶×3+海の妖精の紋様図×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+砂サソリの猛毒×3 12 魔力の教本(ウォータ)(変幻+ゴブキン) 天空の羊皮紙×3+魔力の詰まった小瓶×3+海の妖精の紋様図×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+ゴブリンキングの宝石×2 12 魔力の教本(ウォータ) (Gアッパー入り) 天空の羊皮紙×3+魔力の詰まった小瓶×3+海の妖精の紋様図×1+グレードアッパー×1 8 +7 7 魔力の教本(ダーク) 天空の羊皮紙×4+魔力の詰まった小瓶×4+真理の眼×1 11 +11 2 9 不可 魔力の教本(ダーク)(変幻+砂サソリ) 天空の羊皮紙×4+魔力の詰まった小瓶×4+真理の眼×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+砂サソリの猛毒×3 12 +11 11 不可 魔力の教本(ダーク)(変幻+ゴブキン) 天空の羊皮紙×4+魔力の詰まった小瓶×4+真理の眼×1+秘伝術式【変幻武器生成】×1+ゴブリンキングの宝石×2 5 +4 2 1 1 月星の指輪・左手用(ブラックムーン) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1 6 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(火入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる火霊の魔石×1 6 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(水入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる水霊の魔石×1 8 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(地入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる地霊の魔石×1 8 +6 2 2 1 1 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(風入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる風霊の魔石×1 10 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(光入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる光霊の魔石×1 10 +6 1 1 2 1 1 月星の指輪・左手用(ブラックムーン)(闇入り) ベーシックリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる闇霊の魔石×1 7 月星の指輪・左手用(レッドムーン) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1 8 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(火入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる火霊の魔石×1 8 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(水入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる水霊の魔石×1 10 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(地入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる地霊の魔石×1 10 +9 2 3 2 2 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(風入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる風霊の魔石×1 12 +9 3 2 4 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(光入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる光霊の魔石×1 12 +9 1 1 3 2 2 月星の指輪・左手用(レッドムーン)(闇入り) マジカルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる闇霊の魔石×1 9 月星の指輪・左手用(イエロームーン) スペシャルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1 10 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(火入り) スペシャルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる火霊の魔石×1 10 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(水入り) スペシャルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる水霊の魔石×1 12 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(地入り) スペシャルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる地霊の魔石×1 12 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(風入り) スペシャルリング×1+輝く月の宝石×1+輝く星の宝石×1+神秘なる風霊の魔石×1 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(光入り) +11 1 1 4 3 2 月星の指輪・左手用(イエロームーン)(闇入り) 2 +4 1 1 1 1 ランタン 壊れたランタン×2+溶接剤×1+火のエレメント×1 +5 1 2 1 1 黒蝶の籠(ゴールド) 魔法の鳥かご(ゴールド)×1+黒蝶の残滓×5 +5 1 1 2 1 黒蝶の籠(シルバー) 魔法の鳥かご(シルバー)×1+黒蝶の残滓×5 +5 1 1 1 2 黒蝶の籠(ブルーブロンズ) 魔法の鳥かご(ブロンズ)×1+黒蝶の残滓×5 4 +6 1 1 2 2 可 守護者のナイトシールド エレメントの結晶×1+大きな砂岩石×1+頑丈な爪×1+朽ちた古代騎士の盾×1+研磨剤×1+白水晶×1+ブロンズパーツ×1 10 +10 1 3 3 3 可 破壊者のナイトシールド 融和の水晶×1+昇華結晶×1+繋ぎ合わせた海底ガニのハサミ×1+朽ちた古代騎士の盾×1+研磨剤×1+白水晶×1+シルバーパーツ×1 ※ TH萌芽の鍵編、PD紅蓮の不夜城での合成品は各ページに記載
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/253.html
目次 1.瞑想とは、外(そと)なる目を閉じて、内(うち)なる目を開(あ)けることである 2.反省的瞑想――誤てるところを取り除きながら、実相の世界へ参入する 3.幸せの瞑想――人間がより良く、より幸せに発展する方法を内なる目で見る 4.幸せを感じ取る能力が増大すればするほど、人間は、光そのものに近づける 5.地獄で幸せを感じ取ることのできる霊は、ひとりもいない 6.どのような人生観の色調で、自分が人生を流れて来たのかを考えなさい 7.人生を川にたとえるならば、幸せの瞬間は、湧(わ)き水のごときものである 8.人間は誕生においては、美しく、純粋無垢(むく)で、穢(けが)れのない魂である 9.幸せの方法――自らの人生のなかで、幸せな瞬間を発見する 10.不幸だと思う人は、自分の人生の幸せな瞬間をもう一度探してみなさい 11.あなたの人生途上にあった、いろいろな感激の瞬間を思い出しなさい 12.感激の瞬間と瞬間とをつなぎ合わせて、幸せの空間を広げていきなさい 13.神の子として目指す方向は、幸せは大きく、不幸は小さく見ていくこと 14.人間の永遠の発展は、「我は幸福のみを見つめる」という姿勢のなかにある 15.高級霊界へ行くほど幸福感覚は強く、地獄の奥ほど不幸感覚が強くなる 1.瞑想とは、外(そと)なる目を閉じて、内(うち)なる目を開(あ)けることである 天之御中主(あめのみなかぬし)です。本日は、幸福瞑想法のなかの一章として、私の「幸せの瞑想」というのが取り入れられることとなったがために、こうしてまた、通常の霊言とは別に、私自身の考えというものを瞑想という形を通して、世の人びとにお教えせんとするものであります。 瞑想ということに関しては、すでにさまざまな方が、話をしてこられたでありましょうが、何のために瞑想があるのかということを、まず第一に、明らかにしておきたいと思います。瞑想とは、「目を瞑(つぶ)って思う」と書きます。なぜ目を瞑るのか、ここが出発点です。瞑っておる目というのは、いわゆる肉眼であり、この地上世界を見んとする目であります。この地上世界を見んとする目を閉じたときに、人間はまた、この地上世界以外の世界を見ることができるのです。 外なる目を閉じて、内なる目を開けよ。これが瞑想であります。外なる目が開いておっては、なかなか内なる目は開かんのです。外なる目を閉じて、内なる目を開けということです。したがって、瞑想なるものを、単に目を閉じて思えというのは間違っておるのです。外なる目を閉じて、内なる目を開きなさい。内なる目を開いて、心のなかの世界を見なさい。これが、瞑想ということです。 瞑想は、単に目を瞑るということではない。それを間違えてはならぬ。第三の目を開くということです。この目を開かずして、ほんとうの意味で見ることも、思うこともできはしないのです。 2.反省的瞑想――誤てるところを取り除きながら、実相の世界へ参入する さて、そうした内なる目を開いて、世界を見んとする瞑想にも、さまざまなるやり方があります。 そのなかのひとつは、反省的な瞑想のやり方でありましょう。代表的なものです。ひとつひとつ反省の形をとりながら、自分の誤てるところを取り除いていくという、そうした導入段階を経て、実相の世界へ参入するという反省的瞑想というのがありましょう。あるいはこれは、天台智覬(てんだいちぎ)などが言っておる「止観(しかん)瞑想」ということであるかもしれません。 3.幸せの瞑想――人間がより良く、より幸せに発展する方法を内なる目で見る さてしかし、私はここで、話の立脚点を変えておきたいと思うのです。少なくとも瞑想というものは、この世的なるものから、あの世的なるものへと考え方を切り換えることであり、想念の転換をすることであろうと思います。 そうであるならば、単にこの世のことのみを考えることが、瞑想ではあるまい。この世のことを手掛かりとして、あの世の心の段階の諸階梯(しょかいてい)を駆け登っていく、そういう瞑想もあろうと思う。それについて、今日は話をしていきたいと思うのであります。 この「幸せの瞑想」とは、別名「発展の瞑想」でもあるのです。どうしたら、人間がより素晴らしくなっていくか、より良くなっていくか、より幸せになっていくかということは、結局のところ、発展の瞑想であるということです。すなわち、瞑想という形をとって、自らの内なる目でもって、自分自身を見つめるときに、そのなかにおいて、さらに向上していくための萌芽(ほうが)としての自分自身をとらえるということです。 4.幸せを感じ取る能力が増大すればするほど、人間は、光そのものに近づける 人間の人生というものを振り返って見たときに、そこにはさまざまな感激というものがあったはずです。人びとは、ある人びととの出会い、ある事件との出会い、ある風景との出会い、ある環境との出会い、そうしたものを通して、感激というものを感じ取ったことがあるはずです。 あるいは、ささやかな話をしていくならば、同じ家庭のなかにいても、ほんとうに自分の兄弟の素晴らしさを知った瞬間、あるいは、ほんとうに父というもの、自分の父親というものを感じ取った瞬間、ほんとうに母親というもの、母というものの大切さを感じ取った瞬間、人間は幸せを感じていくのです。 こういうふうに、幸せを感じ取る能力というのは、やはりこれも、大切な能力であり、五官を越えた六官以降の世界の感覚であるわけです。そして、この幸せを感じ取る能力が、増大してゆけばゆくほど、その人間というのは、光そのものに近づいてゆくのです。 5.地獄で幸せを感じ取ることのできる霊は、ひとりもいない 地獄の世界にいる霊のなかで、幸せを感じ取ることのできる霊などはひとりもおらんのです。嘘だと思うのなら、地獄へ行って、そこで、直接聞いてみるがいい。「あなたは幸せか」と聞いて、「幸せだ」と言う人はいない。仮に言ったとしても、それは自分自身をごまかしている幸せだろうと思う。腕力を奮(ふる)えるとか、人を自分の思うままにやっつけられるとか、ということに幸せを感じておるのかもしれないが、そうしたことが、いつまでも続く心のなかの幸せでないことは、だれが見ても明白であろうと思う。 ほんとうの幸せというものは、感激というものを通さずしては、わからんものです。地獄に感激があるかどうかです。地獄の釜のなかでゆでられて、感激などないのです。地獄で刀で八つ裂きにされて、感激などないのです。地獄の穴倉のなかで、はい回っておっても、感激などないのです。血の池地獄はいかに深くとも、そんなところにいたからといって、感激を得るわけではないのであります。 6.どのような人生観の色調で、自分が人生を流れて来たのかを考えなさい そうしたふうに、幸せというものを、安っぽく定義することは可能だけれども、安っぽくなく、ほんとうの意味での幸せというものを考えていくとき、一番大切なものは、何かに感激したことがあるか、胸が高なったことがあるかということだと思う。そうした瞬間を、幸せの瞬間と言います。 この方法でもって、人間は、自分の人生というものをもう一回振り返って見る必要があるわけです。そして、どういうふうな人生観の色調でもって、自分が人生を流れて来たのかどうかを見ることです。人生の色調のなかで、暗褐色のような色が流れておらんかどうか、灰色のような色が流れておらんかどうか、緑色のような色が流れておらんかどうか、どす黒い墨のような色が流れておらんかどうか、澄み切った人生として流れておるかどうか。そうしたことを確かめねばならんと思う。 7.人生を川にたとえるならば、幸せの瞬間は、湧(わ)き水のごときものである 人生というものを一本の川にたとえるならば、この幸せの瞬間、感激との出会いの瞬間というものは、川のなかに出てくる湧き水のごときものである。 川というものは、水源地、すなわち、山の奥において、小さな泉にはじまる。小さな泉から湧き出す水というものは、非常に清冽(せいれつ)な滾々(こんこん)と湧き出す水であり、何の穢(けが)れもない。それは、実に幸せそのものの泉である。 その小さな泉が、やがて谷をつくって流れていく。そのなかで、木の葉が交(まじ)ったり、土砂が交ったりしていく。やがて、小さな小川となっていく。そして、木の下をくぐり、草の間をくぐり、だんだんに平地へと出ていくのであり、そうしたなかで、川というものは、雨が降る雨期の時期には、土砂降りのなかで、にごってもみる。旱(ひでり)のときは、砂地をはいつくようにして、流れておる。あるいは、現代では、工場の廃水(はいすい)であるとか、さまざまなもので汚染されたりしている。こうして、河口までたどりつくまでの間に、いろんな形で変貌(へんぼう)をとげるのが川であろうと思う。 ところが、その川のいたる地点において、やはり浪々と湧き出る清水というものが、その川底から出てきておるのです。川がどんなににごろうとも、汚れようとも、滾々と湧き出る泉というものは、必ずあるのです。そうした水が湧いているところが、川のなかには、必ずあるのです。 自分の水が下流に行くに従って、やがて汚染され、汚れてきて、にごってきたとしても、もとなる泉の清らかさ、新鮮さ、透明さ、こうしたものを忘れてはならんのです。そのためには、下ってくる途中途中にある小さな泉というものを、しかと目を向けて見てゆかねばならんのです。この比喩の意味がわかるでしょうか。 8.人間は誕生においては、美しく、純粋無垢(むく)で、穢(けが)れのない魂である 人間もまた、この一本の川なんです。その誕生においては、湧き出(い)ずる泉のごとく美く、純粋無垢で、穢れのない魂なのです。すべての人が、悟った存在として、母の母胎に宿っておるのです。それが、肉体というものを持つことによって、さまざまな汚れ、さまざまな穢れというものをまといつけていくのです。こうしたときに、この汚れや穢れを取っていくものは何かというと、本来、人間の出発点にあった、その清冽(せいれつ)な水、滾々と湧き出(い)ずる泉の水なんです。 こうした泉というのが、川の途中途中で、必ず用意されておるのです。その上を流れてゆきながら、そこに水が湧いておったことを忘れるようであっては、人間というのは、真の喜びを得ることはできんのです。 9.幸せの方法――自らの人生のなかで、幸せな瞬間を発見する 自らの、その湧き出でている泉というものを発見してゆきなさい。これが、幸せの方法なのです。どんな人間にも、幸せな瞬間というのは必ずあったのです。あったけれども、それを忘れておる。忘れておるだけなのです。 天上界にあって、今度、人間として地上に生まれて来るというときには、あの世の世界においては、友人たち、あるいは、昔の恩師とか、かつての両親とか、そういういろんな方がたが皆んな、送りに来ておるのです。そして、皆んなで手を振って、頑張って行って来いと、送り出されとるんです。そのときには、新たな、新鮮な経験、それを前に、胸を踊らせるような、運動会に行く前の子供のような、そうしたワクワクした気持ちでもって、人間というものは生まれて来るのです。 10.不幸だと思う人は、自分の人生の幸せな瞬間をもう一度探してみなさい にもかかわらず、いったん生まれた以後、その新鮮な考えを、感動というものを忘れて、愚痴り、妬(ねた)み、謗(そし)り、怒り、足ることを知らぬ欲望のままに流されていくのが人間なのです。そして、運命を怨(うら)みます。 自分がこんなに不幸なのは、両親が貧乏であるからだとか、両親が不健康だったから自分も体の具合が悪いのだとか、あるいは、家が狭いがために、自分は幸せでなかったとか。あるいはまた、兄弟の数が多すぎたために貧しかったとか。兄弟がいなかったために、ひとりっ子となって、おかしくなったとか。あるいは、自分の希望したとおりの学校へ行けなかったから、自分は、不幸になったとか。自分の好きだった人と結婚できなかったから、不幸になったとか。 このように、環境のせいばかりにしておるのです。本来の清らかな決意というものをいつのまにか忘れ去って、そういう自分自身の害、意欲心のもとに、間違った人生を歩んでおるのです。 ですから、そのなかで、やはり本来の自分を取り戻すための努力というのが必要です。その努力というのが、川のなかに湧いておる泉の発見です。自分の人生を不幸だとして決めつけるのは簡単ですが、そのなかにおいて、滾々(こんこん)と湧き出でる泉のごとき瞬間がほんとうになかったかどうか。そうした感激の瞬間がなかったかどうか。幸せを感じる瞬間がなかったかどうか。絶対にないわけはないのであります。もしないと言い切る人は、その泉の上を通り過ぎておりながら、水が湧いておることを見逃しておるのです。これを振り返って、もう一度考えてごらんなさい。 11.あなたの人生途上にあった、いろいろな感激の瞬間を思い出しなさい 自分の幼少時に、ほんとうに楽しかったことはなかったか。母がランドセルを買ってくれたときのあの感激を憶(おぼ)えておるか。小学校一年に上がるときの、ランドセルを前にして、明日から学校へ上がるというときの喜びを憶えておるか。あのランドセルの皮の匂いを憶えておるか。 あるいは、はじめての運動会に出る前の日のあの興奮を憶えておるか。運動会のときに、両親とお弁当を一緒に食べたときのあの美味(おい)しさを憶えておるか。父と一緒に川に魚を釣りに行って、大きな鯉を釣ったときのあの感激を憶えておるか。あるいは、はじめて自転車を買ってもらって、補助輪をつけなくとも、自分で自転車に乗れるようになったときのあの感激を憶えておるか。あるいは、女性であるならば、はじめて異性から手紙をもらったときのあの胸のときめきを憶えておるか。 夜遅くまで、電気スタンドをつけて一生懸命受験勉強をしていたときに、父や母が夜食を運んでくれたときのあの感激を憶えておるか。雪のしんしんと降る夜に、その雪を見つめながら、古今東西の偉人たちの文章に接していたときのあの感激を憶えておるか。 青春期の不安のまっただなかにおいて、ひとつの小説を読み、文学書を読んで感激した思い出を憶えておるか。あるいは、地方から上京して来て、そうして、はじめて新たな世界でもって、自分ひとりで一軒の家、または、一間のアパートを借りて生活をはしめたときの感じがわかるか。あるいは、社会に出て、はじめて給料をもらったときのあの感激をまだ憶えておるか。自分がはじめて働いて得たお金でもって、ネクタイの一本を買ったあのときの嬉しさがわかるか。はじめてのボーナスでもって、両親に万年筆なり、ハンドバッグなりを買ってあげたときのあの感激をあなたは思い出せるか。 あるいは、父や母が、あなた方が困ったときに励ましてくれた言葉のひとつひとつを憶えておるであろうか。あなたのことを悪く言った人も、数多くいたかもしれないけれども、そのときどきにあなたを庇(かば)ってくれた人がいたということを憶えておるだろうか。 全世界人類が敵だと言うような人はいないはずです。どんな人であっても、その人に味方し、その人の人格を信頼し、その人を良き人だと思ってくれた人がいるはずです。そうした人との出会いというものを、もう一度考えてみようではないか。 あるいは、「いい人ね」と言われたときの嬉しさを憶えておるか。はじめて映画を見て、海外の素晴らしい風景を見て、感動したことを憶えておるか。 あるいは、お金を貯めて、はじめて車を買ったときの感激を憶えておるか。はじめて新婚旅行へ行ったときのことを憶えておるか。はじめて子供が生まれたときのことを憶えておるか。その子の将来について、夫婦で語り合ったことの感激を憶えておるか。 また、自分が老(お)いていったときに、子供たちが独立していくのを見て、自分の父母が、自分のことを、かつてどれだけ愛してくれたかということを感じ取る感激というものを思い出すことができるだろうか。 12.感激の瞬間と瞬間とをつなぎ合わせて、幸せの空間を広げていきなさい 人生のいたるところに感激の瞬間があるのです。人生という大河のいたるところに滾々(こんこん)と湧き出でて止まない清冽(せいれつ)な清水があったのです。泉があったのです。ただ、その泉の存在を人間は忘れ去っておるのです。泉の存在を忘れ去って、水を汚しているものばかりに、目を奪われておるのです。 その感激の瞬間、瞬間というのをつなぎ合わせていきなさい。点と点を結んでいきなさい。そうすれば、線ができます。線と線を結んでいきなさい。やがて面ができます。そうして、自分の幸せの空間というものを広げてゆきなさい。 このように、人間は、環境によって、幸、不幸が決まってしまうものではないのです。そのなかにおいて、何をどう感じ取っていくかという、その能力によって、幸、不幸が別れてゆくのです。不幸感覚の強い人間というのは、どうしても不幸になってゆくのです。不幸なことは大きく、幸せなことは小さく感じる人間というものは、自然に不幸な人生になります。しかし、不幸なことは小さく、幸せなことは大きく感じる人間というものは、自然に明るい方面へと向いていかざるをえんのです。 13.神の子として目指す方向は、幸せは大きく、不幸は小さく見ていくこと このように、人生というものの組み立てを、幸せなものは大きく、不幸なものは小さく見ていこうという方向なのです。素晴らしい方向なのです。 人生のなかで、自分の父や母が亡くなることがあるでしょう。しかし、父が亡くなったことを何十年も悔やんだところで、それは何にもなりません。ひとりの人が亡くなった後には、ひとりの赤ん坊が生まれているかもしれない。その赤ん坊が生まれた喜びをわずか一日しか考えず、人が死んだことの悲しみを一年間も悲しんでおったなら、その人は、どうしても幸福にはなっていくことができないのです。 このように、幸福というのは、それを感じとる感覚を磨いていくことによって、ほんとうに得ることができるのであるならば、なぜその感覚を磨いていこうとはせぬかです。 天上界の高級霊たちは皆、素晴らしい幸福感覚というものを持っております。下へ行くほど、不幸感覚が強くなってゆきます。地獄へ行けば、不幸感覚の持ち主ばかりです。被害妄想の人たちばかりです。この地上においても、自分を不幸だと思っている人たちは、決して幸福の世界には来れないのです。 14.人間の永遠の発展は、「我は幸福のみを見つめる」という姿勢のなかにある 地上の皆さんも、努力をして、不幸な自分ではなくて、幸福な自分をつかみ出していく、幸福な瞬間を見つめていく、どうかそういう努力をしていただきたい。かつて自分が歩んで来た人生のなかで、幸福な自分というものを見出してきたならば、これから毎日の人生においても、おそらく幸福を見出していくことができるはずです。 どんなことのなかにも、幸福を見出していける力こそ、あなたの人生における最大の武器であり、最大の力なのです。どんな場面においても、「我は笑顔を忘れす、我は幸福のみを見つめる」、これがほんとうの姿勢なのです。そして、このなかにこそ、人間は、永遠の発展という、本来の課題というものをまっとうしていけるのです。幸福を見出していく能力のない人間にとって、発展はないということです。幸福を見出していける能力のある人間であるからこそ、石段を一段一段と積んでいけるのです。それを、不幸ばかり発見する能力があれば、石段の向こうが、いつ崖(がけ)になるかがわからんのです。 15.高級霊界へ行くほど幸福感覚は強く、地獄の奥ほど不幸感覚が強くなる 今日は、これだけでも知っておいてほしい。つまり、天上界では、上へ上がれば上がるほど、幸福の感覚を持つ人が多くなる。下へ下がれば下がるほど、地獄の奥へ行けば奥へ行くほど、不幸感覚が強くなるということです。それが、人間の心の作用であるならば、それを鍛えていくこと、それこそが、魂の最大の修行ではないでしょうか。 どうか皆さん、外なる目を閉(と)じ、内(うち)なる目を開(あ)けて、内なる目でもって、自分というものをもう一度見つめ直していただきたいのです。そして、そのなかで、ほんとうに幸せだった自分というものを、ひとつひとつ探し出して、心のなかのアルバムにスナップ写真として並べてゆきなさい。そこにあなたの感動の歴史があるはずです。そして、そのスナップ写真こそ、あなたがあの世へと持って還れる唯一の貴重品であり、唯一の財産なのです。どうかそのことを忘れないでいただきたい。以上が、私の今日の話です。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3526.html
アクスレイ 【あくすれい】 ジャンル 縦/横混合型シューティング 高解像度で見る裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 発売日 1992年9月11日 定価 8,800円(税別) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2008年5月7日/800Wiiポイント(*1)【WiiU】2015年2月25日/823円(税8%込) 書換 ニンテンドウパワー1997年12月1日/1,000円/F×2・B×0 判定 良作 概要 ストーリー 特徴・システム ステージ 武器 評価点 問題点 総評 余談 概要 コナミから発売されたオリジナルのシューティングゲーム。 『グラディウスIII』に続く同社スーパーファミコンシューティング第二弾である。 スーパーファミコンの描画機能を最大限に活かした演出により視覚効果が大幅にパワーアップした。 SFC版『グラディウスIII』で問題だった処理落ちは大幅に改善され、死亡時に演出程度にスローになる程度となり、ゲームへ支障のあるレベルではほとんど見られなくなった。 ステージ構成は縦スクロール(擬似3D)と横スクロールが交互に現れ、同社シューティング『沙羅曼蛇』の影響を強く感じさせるが、それ以外のシステム、およびゲームの雰囲気はまったく異なるものになっており、実験的とも言える要素が数多く含まれている。 ストーリー イーリス恒星系が闇の帝国を名乗る謎の敵との交戦状態に突入して5年の時がすぎていた……。過去3度の大規模な基地奪還作戦も失敗に終わり、闇の帝国の圧倒的な戦力の前にイーリス防衛軍は壊滅的被害を受けた。 唯一の残された希望は、AXELAYの計画のみであった。 ■AXELAY計画■ 闇の帝国の侵攻に対すべくスタートした計画である。小型戦闘機に巨大戦艦級の武装を搭載。機動力と攻撃力の双方を備え持つという思想のもとに開発された。 秘密保持のため機体はイーリス本星にて制作、搭載する特殊武装は各惑星の秘密基地で開発が進められた。 しかし各惑星はすでに帝国の手に落ち、通信は途絶えたままである。「敵を殲滅し特殊武装を奪還せよ……」 そして今、最終調整を終えたAXELAYに燃料注入が始まった……。 (説明書2ページより引用) 特徴・システム ステージ開始時にフロント、サイド、リアの三系統の武器を選択し、プレイ中にLRボタンで自由に切り替える事が出来る。 フロントは扱い易い前方へのショット武器、サイドは広範囲をカバーできるサブウェポン、リアはミサイル・ボム等の高火力兵器と、それぞれ性能に特徴がある。 リア装備の一部には縦ステージと横ステージで性質が変化するものもある。 各武器にはAIRとGROUNDの二つの属性があり、AIRには小さな弾のサブショット、GROUNDには小型ミサイルが搭載されている。武器が破壊されるとこの弾しか撃てなくなる。いずれも申し訳程度の威力。 被弾するとその時装備していた武器が失われ、丸腰で被弾すると1ミスとなる。 つまり、危険を感じた時即座に装備変更ボタンを押す事で重要武器を守る事も可能。 敵機の体当たりを受けると即死となるので注意が必要。ミサイルなどの「壊せる敵弾」の類も体当たり扱いなので要注意。このため、破壊可能な敵弾の脅威が他ゲーに比べて重大。 ミス時に飛び散る自機の破片にも攻撃判定がある。 周りの敵が減った状態で復活できる他、いざとなれば捨て身の攻撃手段にもなる。 ステージ中には一切パワーアップアイテムが登場しないのが特徴。逆に言えば死んでもパワーダウンしないという事である。それどころか失った武装が復活するため、あまりにも酷い武装状態になったらわざと死ぬという選択肢すらありえる。 敵に占領されたエリアを解放していく筋書きで、ステージクリア毎に選択できる武器が増える。 難易度EASYをクリアすると次周は難易度NORMALに、難易度NORMALをクリアすると次周は難易度HARDに、そして難易度HARDをクリアすると次周は最高難易度(便宜上、VERY HARDとする)となり、VERY HARDをクリアするとゲーム終了となる。つまり、EASYから始めた場合はゲームを4周、NORMALから始めた場合は3周、HARDから始めた場合は2周、ゲームをクリアする事となる。 ステージ + 各ステージ内容 雲海ステージ 地表が確認できないほどの雲に覆われたステージ。しかし雲の上には砲台を備えた岩盤が浮遊しており、銀河鉄道に見られたような二重構造惑星なのかもしれない。 これらは破壊すると瓦礫となって自機に突撃してくるトリッキーな仕掛けになっており、高難度モードではいきなり死ねるポイントでもある。 岩盤間に巣を構える蜘蛛状の敵など一面から独創的なデザインの敵が登場。 後半ではスクロールスピードが上がり、岩盤で仕切られた通路を高速で駆け抜けるスリリングな展開の後、巨大蜘蛛型のボス「モイ」が登場。 初ボスに相応しい迫力のあるデザインであるが、雲と蜘蛛をかけているのだろうか、という疑問が浮かばないでもない。 コロニーステージ 武器選択を終えるといきなり警告音を思わせる不気味な重低音からBGMがスタート。敵部隊に侵略されたと思わしきコロニーへ突入していく。 背景には生活感を残す閑静な住宅街が二重スクロールで流れ、はっきりとはしないが気圧調整弁と思われるシェルターが一部破壊されている事から、かなり悲壮な舞台背景である事が窺える。 ステージ後半では展望窓から青く輝く惑星イーリス(主人公の故郷)が現れると同時にBGMは最高潮へ達し、本作でも屈指のドラマ性を有するステージとして評価が高い。 ボスは本作を象徴する巨大二足歩行マシーン「ゴルスカスダウパー」。回転機能を組み合わせて表現されたトリッキーかつ迫力のあるモーション、回転しながら画面を縦断する極太レーザーなど、本作ではいささか大味な調整ではあるものの、後のトレジャー作品に見られるような空間を有効活用した戦術の萌芽が既に見られる。 極太レーザーはこのボス最大の攻撃といった趣のものだが、発動前の予兆が長く、バレバレなのでまず当たらない上、上手く避ければ攻撃のチャンスになったり、挙げ句の果てには当たったところで即死ではなく武装が一つ破壊されるくらいだったりする。 格闘ゲーム風に説明するとしたら魅せ技といったところだろうか。 月面都市ステージ クレーターだらけの月面からスタートするが、暫く進むと人工的な都市の夜景が展開され、文明の根付いた星である事が窺える。 上空には護衛を備えたパイプラインが張り巡らされ、地上からも援護射撃が加わる立体的な戦闘が行われる。 ボス「ラムズ」は登場時においては数台の護衛を従えただけの小さな球体だが、武装を破壊されるごとに奇怪なデザインの外殻を空間転送で装着していき、最終的には大戦艦クラスの重武装となる。 洞窟ステージ 奇怪な生命体や胞子が数多く繁殖している幻想的な洞窟。早い話がナ○シカの腐海がモチーフと思われる。 ステージの半分が水没しており、半透明機能による水のくすんだ色合いが美しい。 本ステージでは機械系の敵は一切登場せず、すべて本ステージのためにデザインされた多彩なクリーチャーで構成されているため、ROM容量内で本ステージの占める割合は大きいのではないかと推察される。 ボスは多数の目を備えた巨大甲殻類「ミフォンコウ」。どこかで見たような気がするのは気のせいである。 溶岩ステージ 地表を溶岩に覆われた原初的な惑星のステージ。人工的な足場や設備らしき物も存在し、何かしらの資源採掘が行われていると思われる。 機械系の敵に加えて土着生物と思われるドラゴンなども登場。撃破すると「グラディウス」や「沙羅曼蛇」に登場するドラゴン系の敵の様に身体がバラバラに弾け飛ぶ。弾け飛んだ身体には攻撃判定がないのが救い。 びっくりさせないで頂きたい。 ボスは溶岩を引き裂いて現れる炎の巨人「ボビーウェイラー」。上半身しか登場しないがかなりデカくて邪魔。胸の部分を撃つと皮膚が溶解し弱点の心臓が露出する。 巨大艦隊/要塞ステージ 二部構成になっておりBGMも途中で切り変わる。 艦隊パートは自由スクロールになっており、何台もの巨大戦艦と遭遇する。 艦橋を破壊する事で全機能が停止するが、うっかりすると複数台の戦艦から同時攻撃を受けて死ねる。 艦隊を突破すると敵本拠地へ突入するが、機械と生命体を融合したような有機的デザインはグラディウスシリーズの要塞ステージとは大幅に赴きが異なる。 中ボス「ディレイス」は基地外殻を一部破壊する事により、気圧差で自機を外壁へ吸い出す攻撃を行う。また中ボスが登場すると同時にメロディーが一巡し曲のブリッジ部分が現れるなど音楽とステージのシンクロが図られており、後の『ダライアス外伝』ほど重要なシーンではないものの同様の演出手法が取られており、また無音時間による調整ではなくきっちり尺を合わせている点ではより手の込んだ処理であるとも言える。 ボスは基地と一体化した不定形の生命体で、闇の帝国のトップ「デスウィン」。強烈な弾幕を放つほか、自機アクスレイをコピーするなど変わった攻撃も行う。 コピーアクスレイは自機の操作に同期した行動を取るため、考え無しに撃つと絶対にかわせないような弾幕が飛んでくる。逆に、こちらが空中or地上or発砲無しと行動を限定すればコピーも同様の事しかしてこない。性質を理解すれば回避や反撃の目も出てくる。 最終局面、撃破したと思ったら最終ボスのコアが半透明の亡霊のような状態に移行して逃げ出し、基地が崩壊していく中、高速スクロールでの追撃戦となる。ステージクリアBGMからシームレスにつながる決着シーンは圧巻。 武器 + 各武器 初期装備 ストレートレーザー【フロント/AIR】 名前に反して単発の火炎弾といったグラフィック。 連射性に優れ特に癖もなく、前方への火力は悪くないが、多方向へ応戦する必要のある本作では、単体での活躍の機会は少ない。 名前の通り自機前方に真っ直ぐな攻撃範囲を持つ武装であり、後述の「ラウンドバルカン」とは正反対の攻撃範囲を持っている武器といえる。 ラウンドバルカン【サイド/AIR】 両サイドに角度変更可能な機銃を装備する、全編通して使える万能武器。 ボタンを押し続けると後方⇒側面⇒前方へ、ボタンを離すと逆向きに発射角度が変わっていき、全方向をカバーすることができる。ただし自機の真っ直ぐ前方には攻撃出来ず、前述の「ストレートレーザー」と真逆の攻撃範囲を持った武器といえる。武装の少ないステージ1、2はこの2つの武装の攻撃範囲をうまく活かしていくことも重要(もっとも本作においては敵の真っ直ぐ正面は攻撃が飛んで来る可能性も高いので、威力は低くなるもののラウンドバルカンを使っていった方が安全な場合も多いのだが)。 適度に連打することで特定の角度への集中攻撃も可能。 危険ではあるが張り付き連射で火力も賄える。 マクロミサイル【リア/GROUND】 前方へ直進するミサイル。威力が高く爆風に貫通力があるので固定物や特殊な装甲の敵に有効。 縦ステージでも横ステージでも同じ性能。 連射はあまり効かず、攻撃方向もストレートレーザーとやや被っているため(ただしミサイルの発射場所はややランダムなところがあり、ストレートレーザーほど真っ直ぐな軌道の武装とはいえないところがある)、爆風の特性を活かせる場面での起用になる。 所謂初期装備ではあるが前方に飛ぶという性質上、ラストステージにおいては後に手に入るリアの武装より有用な場面も多い武装だったりする(特にラスボス戦)。 ステージクリアで手に入る武器(入手順) エクスプローションボム【リア/GROUND】(ステージ2より使用可能) 横ステージでは斜め下に撃つミサイル。単純に攻撃方向が増える分マクロミサイルより有利な事が多い。 縦ステージでは前方にばら撒くグレネードといったところ。マクロミサイルとの大きな違いとしては、やや広がって弾が飛ぶといったところがある。弾速はやや遅めだが、火力と爆風の範囲で優れる。 ニードルクラッカー【フロント/AIR】(ステージ3より使用可能) 5方向へ短針状のレーザーを放った後、敵を追尾する。 威力は低いが連射力、攻撃範囲に優れる主要武器の一つ。 実質的に全方向攻撃だがフロントに装備できるのが大きな利点。 後述の「モーニングスター」と同時に使用しやすいというのも大きなポイントといえる。 クラスターボム【リア/GROUND】(ステージ4より使用可能) 横ステージでは真下に向かってばら撒かれる小型ボム。扱いが難しい分、威力が非常に高く、上手く扱えばステージ4のボスを数十秒で撃破できるほど。 縦ステージでは自機の後方に向かって投下するという、さらに扱いの難しい武器に変化する。 モーニングスター【サイド/AIR】(ステージ5より使用可能) ボタンを押しっぱなしにすると自機の周囲を旋回し、放すと拡散するショット。溜めずに撃つことで瞬時に全方向を攻撃することもできるが、連射性能に難がある。 攻撃の軌道にクセが強く(特に押しっぱなしで撃つ場合)、敵に当てるにはややコツが必要で連射も効かないが、弾の見た目に反して単発火力は高く、多方向へ同時に火力を発揮できる点でラウンドバルカンやニードルクラッカーと特性が異なる。 他に大きな特徴として、攻撃が発動した後に攻撃ボタンを押したまま武装を切り替えると、 切り替え後の武装と同時に使用出来る という強みもある。(ただし、画面上に自機の弾が多く残っていると変更後の武装が発射されない様であり、後述のワインドレーザーとだけは同時に使用出来ない様子。) ワインドレーザー【フロント/GROUND】(ステージ6のみ使用可能) 機体後方から発射され湾曲して前方へ向かう4本のレーザーを放つ。レーザーは敵や障害物を貫通するほか、前進しながら撃つと上下に向かって拡散、後退しながら撃つと画面中央に向かって交差するように曲がる特徴を持つ。 攻撃範囲が広く単発威力にも優れるが連射は効かない。自機を囲うように発射されるためある程度の防衛力はあるが、連射の効かなさが穴になる。貫通性能を上手く使えばそれなりに安全な運用も可能。 拡散させて撃つ利点があまり無く、かつ交差する特定レンジで敵を捉える必要があるため、自機の移動にも制限がかかりやすい局地戦装備である。6面中ボスやラスボスで有効。 最後のステージ6でしか使えない仕様上、縦スクロールステージでは使用できない。 フロントの武装であるが、GROUND(所謂ミサイル)に分類されているのが大きな特徴でもある。(このことを上手く理解出来ていないとラスボス戦で痛い目を見る可能性がある。) 評価点 ゲーム性 被弾すると即ミスとはならず、装備している武器が失われるシステム。このおかげで、他のシューティングゲームに比べ、幾分か自機の耐久力が高く、打たれ強い仕様となっている。 ラウンドバルカンとニードルクラッカーの同時装備など武装を失う事を見越して保険をかけておいたり、逆に3種全てで役割分担させるなど、戦略性とリプレイ性の高い装備選択システム。 使いやすい武装で固めるのも手だが、使ってみるとどの武装にも光る点があり死に武装は殆どない。 微妙ポジションになりがちなストレートレーザーもクラスターボムを使う場合は選択肢に入ってくるなど。 主力武器が失われても、他の武器で四苦八苦しながらも立ち回る事も可能。また、全ての武器が剥がれ、貧弱なショットと小型ミサイルのみとなっても、一応、自機は生き残る事ができる。つまり、他のシューティングゲームと比較して、必死にさえなれば、かなりしぶとく生き続ける事が可能である。気合と根性で自分のミスをリカバリーし、自機の生存期間を延ばす事ができる、ひいてはそのままステージをクリアする事だってできる。 無論、前述したように、自機の状態が余りに酷く、敵をさばき切れない、次に控えている難所を無事に突破できそうにない、敵を撃ち漏らしてスコアが落ちるという状況になったら、わざとミスをして状態を立て直すというのも十分選択肢に入る。 先に述べたように、危険を感じたら武器変更ボタンを押す事で重要武器を守る事も可能で、他に危険な個所ではあえてサブの武器で進むという選択肢も入る。局面において武装を変える事で、より戦略的にゲームを楽しむ事が可能。 サウンド 後にラブデリック、バンプールを率いることになる工藤太郎が作曲を担当。 コナミの従来作品同様、ノリがよく爽快感のあるサウンドだが、ステージに合わせたドラマチックな展開が多く与えられた事により、個性やスケールの点で一段と抜きんでたクオリティに仕上がっている。 「ステージ」の項目で述べた通り、コロニーステージでBGMが最高潮に達する場面で惑星イーリスが背景に映る場面、ラスボス戦でステージクリアBGMからシームレスに最終決戦に移行する場面などは、特に印象的。 ボス曲も個別に用意されており、それぞれのステージ曲の変奏になっている。 ゲーム開始前に簡単な音声が用意されている。 効果音の一部に『魂斗羅スピリッツ』で使用されたものを流用している。 演出 オープニングから迫力のある演出がプレーヤーを引き込んでくれる。 縦スクロールでは特殊なスクロールで立体感が出ている。 ステージ中の演出もよく、中ボス戦やステージ後半で画面が高速でスクロールし、スリリングな展開を見せてくれるステージ1、前述したようにステージとBGMの演出が見事にマッチしているステージ2、巨大なワームが飛び出してくるステージ5、オープニングで出てきた戦艦群との戦闘を演じるステージ6前半、機械と有機物が融合したような不気味な中枢へと突入する場面をおどろおどろしいBGMと共に描いてるステージ6後半などが挙げられる。 各ボスの個性や特徴も濃い。子機をまき散らし蜘蛛の巣状の攻撃で自機の動きを制限してくるステージ1ボス、足の関節や動きがとてもスムーズに動くステージ2ボス、最初は小さな存在だが、形態を変化させると共にどんどんと重武装していき外見を様変わりさせるステージ3ボス、虫のような子機を次々と生み出し、自機の動きを制限すると同時に武器を強制的に変更させるビームを放つステージ4ボス、機械と生物が融合したような溶岩の巨人のステージ5ボス、強烈な弾幕や自機アクスレイのコピーを大量に放ってくる攻撃が特徴的なステージ6ボスなど、どれも個性的かつ印象的。 敵機の種類が豊富で、1つのステージの敵キャラクターが他のステージに使い回させる事がほとんどない。多彩な敵キャラクターとその攻撃が、プレイヤーを楽しませ、苦しめてくれる。 問題点 難易度の高さ EASYでもかなりの高難度、特に最終ステージは長い上に殺しに来ているので挫折したプレーヤーも多かった。 擬似3D表現により当たり判定が分かりづらい点もよく批判対象となる。またハード2周目(最終周・VERY HARD相当)最終ステージでは物理的にかわせるかどうか疑問の残る敵配置も一部見られる。マクロミサイル発射後のランダム軌道に祈るしかない場合も…。 最高難易度(VERY HARD相当)が存在するが、通常時には選択出来ず周回を重ねる事で到達出来る。家庭用だから最初から全部遊ばせろ、という意見を真っ向から却下していると言えるだろう。この点でもアーケードSTGに近い面を残している。ちなみに、この難易度をクリアすると周回プレイ終了、完結となり製作者からのメッセージが表示される。 コンティニュー画面では惑星イーリスが戦火に包まれており、クレジット(有限)を全て使い切ってゲームオーバーになると死の星と化してしまう。精神的にもプレイヤーの心をへし折ってくる(力の入った演出とも取れるが)。 後半の武器ほど活躍の場が限られる点 ステージクリアで入手出来る武器が決定される性質上、仕方ない所ではある。どのステージにどの武器を持ち込んでも、さほど無双状態にはならないと推察出来るだけに残念な問題点である。 全面クリアすると獲得武装がリセットされてしまうので、せめて周回プレイでは全武器を自由に選ばせて欲しかったところだが、本作はそもそも前回のプレイ結果を引き継ぐ概念の存在しない時代のSTGである。 武装自体の扱い易さにかなり差があり、難度の高さも加わって扱い易く汎用性の高い武装で固めておこう…となってしまいがち。 総評 同時期に発売されたビッグタイトルに埋もれてしまったものの、そのまま埋もれて忘れ去られるにはもったいない名作。戦略性の高くしぶとく生き残り続けられるゲーム性、ドラマチックな演出、名曲揃いのBGMなど、どれをとってもシューティングメーカーとしてのコナミの実力が遺憾なく発揮された一作であると言えるだろう。 余談 楽曲の人気の高さによりサントラに異常なプレミアが付く事態となった。 オリジナルサウンドは2011年に発売されたCD「KONAMI SHOOTING COLLECTION」にも収録されたが、こちらもかなりのプレミアが付いており、両者とも入手困難。 SFC版『極上パロディウス』での追加キャラ「ドラキュラくん」の装備は本作に準拠。 マクロミサイル(ミサイル)、ラウンドバルカン(ダブル)、ニードルクラッカー(レーザー)と、本作の各系統から1つずつ持ってきている。 メガドライブの魂斗羅シリーズの一作である「魂斗羅 ザ・ハードコア」においても、唯一の女性キャラであるシーナ・エトランゼの武器の一つに本作のニードルクラッカーによく似た性質の武器、その名も「アクスレーザー (Axe Laser)」が登場している。 コナミの3DフライトSTG『エアフォースデルタ ブルーウイングナイツ』(PS2)に本作の自機「アクスレイ」がゲスト機体として参戦している。尚、こちらはミサイルとレーザー以外の兵装は装備していないが加速性能が高く、3回までの耐被弾性能を持つオプションパーツ「リアクティブアーマー」が装備された特別仕様。