約 466 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4401.html
登録日:2011/01/23 Sun 21 23 40 更新日:2024/08/18 Sun 13 29 08 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 00年春アニメ WOWOW アニメ アニメ化 ギスギスシーン多し チート ノベライズ ノベライズ化 天女物語 妖しのセレス 少女漫画 戦う料理人 渡瀬悠宇 賛否両論 週刊少女コミック 鬱展開 鬱展開の嵐 週刊少女コミックにて連載されていた、渡瀬悠宇による漫画。 本作の派生作品に外伝および続編(完結編)を描いた小説(ノベライズ作品)がある。 TVアニメ版はWOWOWで2000年に全24話が放送された。 OPは岩男潤子の綺麗な歌声に反して、ヤッてる映像が見物。 【あらすじ】 御景妖は、御景財閥を擁する御景家の一族ではあるものの、 両親と双子の兄である明と共に、ごく普通の女子高生として暮らしていた。 しかし、16歳の誕生日に、本家に呼び出された時から人生が一変する。 一族が揃う中、妖は自らが、御景家の祖先であり一族の災いの元になるという天女の力を最も強く引き継ぐ生まれ変わりであることを知る。 その場で災いを恐れる親族一同に殺されそうになるが、危機を察した天女の血を引くという女性梧納涼に助けられる。 納涼とその義弟雄飛に保護された彼女は、梧家に居候することになり、やがて妖は自らの先祖である天女セレスに目覚めていく。 【主な登場人物】 御景 妖 CV.かかずゆみ 今時の女子高生であり、実はセレス(天女)の生まれ変わり。 「更科高校の安室奈美恵と呼ばれた女」と自称するぐらいにカラオケが趣味。 先祖代々から保存されていたセレスの生前の肉体ミイラの手を見せられた際、呪力を発動させ、御景の親戚に命を狙われる。 父親は自分を身を挺して守ろうとして殺され、母親は夫の死に精神的ダメージを受け昏睡状態となり、 双子の兄(明)さえも前世の関わりによって敵対することに。 戦いの中で次第に十夜と相思相愛になり、彼との子を身ごもる。作中ヤリすぎである。 アニメのイベントで男性声優陣からこぞって「嫌な女」と評され、原作者がそれを必死にフォローした。 セレス CV.岩男潤子 もう一人の御景妖で、妖艶な美女。 かつて天から来た天女だった。羽衣を奪い、自分を辱め、子を産ませた御景一族の始祖を憎んでいる。 始祖に奪われた羽衣(マナ)を御景家から取り返すのが目的。 御景家への憎悪が強い為に敵対する者には冷酷だったが、雄飛にだけは最初から心を開いて優しかった。 また、難病を抱える子供にも思いやりを見せ、そのあたりに本来の性格が垣間見える。 この作品は、彼女と元夫の壮大で傍迷惑な痴話ゲンカの物語だったと言える。 十夜 CV.小西克幸 記憶喪失の青年。記憶を取り戻す為に、御景各臣のところで働いていた。 妖の監視や天女の捕獲の命を下されていたが、次第に妖を愛して御景一族を離反する。 何を考えているかよくわからない事が多く、真逆な雄飛とは妖を巡って度々対立する事が多かった。 手首から短剣が出てくるなど謎の多い存在だったが、その正体は羽衣によって創り出された特異体質の人間。 一度脳天を撃たれて死亡し、復活すると同時に記憶と能力を完全に取り戻す。 背中から翼を生やしたり水中で自在に行動するなど、まさに究極生物そのものであり、妖の窮地を救った。 最終的に妖と結ばれ一児の父親になるも、羽衣を手放したことで長く生きられない体になった…………が、結局は死ぬ死ぬ詐欺だった。 梧 雄飛 CV.伊藤健太郎 日本舞踊家元梧家の三男坊で、ストレートな熱血漢。 梧家の調理場で働いていた女性に梧家当主が生ませた子で母親は彼が幼い時に梧家を出たため、彼は妾腹という事で冷遇されてきた。 父や次兄を恨んではいるものの、分け隔てなく接してくれた長兄(故人)や、その妻で義理の姉である納涼と強い絆で結ばれている。 やがて妖に好意を抱き、彼女を守り抜こうと尽力するが、最終的には二人の幸せを願って身を引き、見守る事に。 少年漫画ならほぼ間違いなく主人公になれた漢で、どこぞのカワイソーマと同様、出る作品を間違えてしまった。(*1) そんな彼の武器は鉄製の菜箸…………そう、料理を掴んだりかき混ぜたりするあの菜箸である。(特注品) ただの人間にもかかわらず、菜箸ひとつで銃を使うプロや超能力を使う人外に敢然と立ち向かい無事に生還したまさに料理人の鏡。 因みに彼の夢は好きな子と一緒に店を出すこと。 まさに料ry 小田玖 CV.くじら 梧家の家政婦で、ある意味作中最強の存在。 顔はオバケのQ太郎そっくりで、最高のセキュリティシステムさえ顔パスした(これには理由があったが)。 どんな乗り物でも操る特技を持ち、最終的にはヘリを操縦する等、実はかなりハイスペック。 御景明 CV.千葉進歩 妖の双子の兄。始祖(ミカギ)の生まれ変わりで、天女の血を引く。 先祖代々から保存されていたミイラの手を見せられた時、体から切り傷が現れ、異常現象に苦しめられる。 妖を思う優しい兄だったが、覚醒したことで前世の人格に完全に支配されてしまった。 それ以降、双子の妹にガチで襲いかかる変態となる(彼自身に非はない)。 御景各臣 CV.杉田智和 御景財閥の当主で、妖たちの最大の敵。 冷徹非情で感情をほとんど表さず、天女の力を利用する為にC計画を発動させる。 衛星放送とはいえ、涎を引きながら妖にディープキスをかます姿は凄まじかった。 幼少時に母親の連れ子として御影家に入ったために、御影の血は一切引いておらず、それを遠因に劣悪な家庭環境で育った。(*2) 御影本家で見つけた天女の写真に心惹かれ、天女(セレス)に母親としての憧れを持ち、固執しているマザコン。 ただし、その執着心が何千人も平気で犠牲にできるほど常軌を逸していただけだった。 最終的には己の罪を悔い、炎上する船と共に海の藻屑へ……………ならず、完結編(ノベライズ)で生存が確認。 佐原 美緒里 CV.矢島晶子 美保の松原を訪れた妖が出会った瓜二つの顔を持つ少女で、記憶を失う以前の十夜の恋人とされる。 実際には記憶操作した十夜を再び懐柔すべく各臣に送り込まれた妖の従姉妹。 セレスの姿にも変身できる上、妖に次ぐ呪力を持ち、戦闘力だけなら作中でも3本の指に入る強敵だった。 父を早くに亡くし、母子家庭で育った。 駆け落ち同然で結婚していた母は生活苦から祖父に援助を頼む為に御景家に訪れた際、セレスに覚醒した妖に殺害されている。 妖への復讐を果たすべく各臣と結託し、偽りの記憶を与えた十夜を自分の恋人にしようとしたが失敗。 だが、十夜への想いは紛れもない本物であった。 また、「人の親殺しといて男と恋愛中? ふざけんじゃないわよ」はある意味真理を突いていた。 最期は二人を完全に引き裂くため、二人の目の前で空から落下して自害を遂げた。 追記・修正は天女の存在を信じる人でお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 雄飛の方が良い男だと思うんだけどなぁ・・・これも少女漫画御用達の「最初に出逢った方」の法則か -- 名無しさん (2014-01-12 20 20 34) 作画が異常に良かったのを覚えてる。渡瀬先生の作品は本当大好き。 -- 名無しさん (2015-06-19 18 51 37) 「姉貴の部屋にあったエロい少女漫画」ランクで恐らく上位にくるであろう作品。内容は結構シリアスだけどね。 -- 名無しさん (2015-06-19 21 06 06) 雄飛と明のダブルヒーロー、悪役として各臣の方がまとまったんじゃないかと思う。最後まで見ても十夜の存在意義がいまいち掴めなかった。十夜はあの設定だと女性で生まれた方が納得いくし -- 名無しさん (2016-04-23 10 05 02) アニメでは沖縄の天女の子孫シュロの話しを飛ばしたのは納得いかねぇ!!あと個人的に雄子ちゃん見たかったwww -- 名無しさん (2018-09-27 12 00 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/1802.html
ネタ武器(ねたぶき) 戦いには向かない... 新・紋章の謎からifまで登場した武器...なのだが素のままだととにかく弱く、使い物にはならない。 ただし一部作品では錬成することによって普通に使える武器になる...かも。 基本的に店売りはしておらずマップの報酬や光マス等で入手する。 近年は登場していない。 新・紋章の謎 剣...なまくら 槍...ものほしざお 斧...フライパン 弓...おもちゃの弓 魔道書...ヌルファイアー 杖...ただの杖 初登場。 威力は低く、命中も鉄系と同等。 一見使い道がないが実は錬成費用が安い。 その為錬成すればある程度使い物にはなる。 ただの杖はHPを1回復させる。 錬成もできないのでこちらは使い道はない。 覚醒 剣...木の枝 槍...丸太 斧...おたま 弓...ゆるんだ弓 魔道書...なし 杖...肩たたき 性能は青銅ベースに。 それでも弱いが。 錬成費用は安いが今作は新紋章よりも錬成の自由度が狭まり、戦闘には向かなくなった。 if 剣...ワインボトル 刀...大根 槍...ほうき 薙刀...竹竿 斧...フライパン 金棒...鯉のぼり 弓...ゴムの弓 和弓...竹の弓 暗器...羽ペン 手裏剣...菜箸 魔道書...プチファイアー 呪...紙 杖、祓串...なし 白夜、暗夜系両方にネタ武器がある。 大根は剣聖が使用する事で二刀流大根となる。 命中が高く、武器レベルEで使用可能であり、デメリット効果がない。 その為錬成さえすれば必殺、奥義が発動しない青銅武器より武器レベル上げは快適に行える。 Dになったら別の武器に切り替えよう。 ちなみにifには他にも松の木、小枝、獣の骨、固いパン、小石などのネタっぽい武器があるがこれらはネタ武器ではなく立派な武器である。 なんならマークスの指南槍とかブーストサンダーとかその辺の方がネタ武器している。
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/827.html
今夜は、私が食事当番。 晩御飯は、魚介スパゲティのペスカトーレ。 手鍋にサラダオイルとニンニクスライス、鷹の爪を投入して、少し火に掛ける。 もう一方の鍋ではパスタを茹でる。麺カゴをセットして。ザラッ、と音を立てつつ麺、投入。 手鍋のニンニクが色づいたあたりで、ムール貝とアサリを放り込む。 加熱して、アサリが開いて。いい感じに油の匂いがしたあたりで、トマトソースを投入。 冷蔵庫に余ってたボイルイカとツナ缶も投入して、ササッとかき混ぜつつ、煮込む。 グツグツグツグツ。 トマトソースの赤が滲んだ赤になってきたら、イイ感じ。 ソースを仕上げて、コンロの前でパスタをかき回しつつ。茹で上がるのを待っていると 「‥りぃつー」 だきっ 「‥ん?」 澪が背中に抱き着いてきた。 「まだ出来てないぞー?」 大人しく待ってなさい、と私が注意すると 「んー…」 澪は更に抱き締めてきて 「美味しそうな匂いだなー、って思ってさ」 手鍋で麺の投入を待つパスタソースに目をやった。 「‥はいはい」 私は澪に構わず、菜箸でパスタをかき回した。 すると澪は 「‥律、も」 ちゅっ 「いい匂い、だけどな!」 頬に、キスしてきた。 「…わかったから。座って待ってろって‥」 私は熱湯と恥ずかしさで頬を赤くしながら、背中から澪を引き剥がした。 「はーい」 澪は、鼻歌混じりでリビングへ戻った。 「…まったく」 私は呆れ気味で、鍋の中で踊るパスタをかき回した。 普段恥ずかしがり屋の澪が、やけに絡んでくる日がたまにある。 付き合ってからそれなりに経つし、積極的になるのも当然っちゃ、当然か。 私は麺を一本箸で摘み、口に含んだ。 「‥っし、と」 麺が丁度アルデンテになったのを確認して、鍋の中のパスタを麺カゴで掬い、よーく湯を切って カチャッ ばしゃっ パスタソースが入ってる手鍋に火を入れ、麺を投入。塩と胡椒、ソレと味の素を適量振り入れて。 すかさず、手鍋を振りつつ菜箸でかき混ぜる。手鍋を縦に振ると、パスタがソースと共に宙を舞う。 ザッ、ザッ、と音を立てていると、リビングから澪の視線を感じた。毎度の事だから、もう気にならないけど。 手鍋を傾けてソースの濃度を見て、差し湯で調節しつつ。また混ぜる。よーく混ぜる。 頃合いを見て、味見。 「…よし」 火を止めて、大きめの器に盛り付け。 麺を山なりに盛って。具の魚介を麺に飾り付けて。それらの上からソースを流しこんで。 器の端に飛んだ汁を、ちょちょいと拭きとって、完成!! 「みおー!出来たぞー!!」 私が声を掛けると、澪はもうすぐソコに居た。 「わぁ!美味しそう♪」 満面の笑みで声を上げる澪。 まだ食べてないのに、こんな笑顔を貰える。嫁冥利に尽きますよ、ホント。 「じゃ、持ってって、待っててな」 私は、すぐに手鍋に水を流して洗いに入る。 手鍋のソースはすぐ洗い流すのが吉。 鍋が熱い内に洗った方が、汚れも落ちやすいし。 チャチャっと済ませてリビングに向かうと、澪がフォークとスプーン。取り分け用の皿を用意して待っていた。 「飲み物。ジュースでいい?」 「あぁ」 私が返事をすると、澪は冷蔵庫からオレンジジュースを持ってきて、グラスに注いだ。 手際良く用意しただけあり、器のペスカトーレはまだ湯気を上げていた。 「よーしよーし」 私が着座すると、テーブル越しに澪も座った。 「いい匂い♪」 笑顔の澪。 「じゃ‥」 私が両手を合わせると、澪も呼応するように、手を合わせた。 「いただきまーす!」 「いただきます!」 いただきますの、挨拶。 私はすかさずフォークとスプーンを握り、 「今日は私が取り分けるぞー?」 皿にペスカトーレを取り分けた。 「ちゃんと具の量同じにしてよー?」 澪が指図した。 「へいへい」 私はサクサクと取り分けた。 ‥まぁ。すぐ、器から直でつつく事になるんだけど。 「んー、おいしーい♪」 澪が満面の笑みで感想を述べた。 「そ、そうか?」 いつものコトなんだけど。やっぱ、褒められると照れる。 「うん。もっと作っても良かったよ?」 澪はどんどん食を進めた。 「…太るぞ?」 私の忠告にも、澪は怯まず 「ん?」 フォークを口に含みながら、私の顔を見た。 「‥いや、食べ過ぎても太るぞー?ってさ」 「ん~」 澪はパスタをモグモグ、とよく噛んで飲み込むと。 「律が悪いんじゃん」 「へ?」 「こんなに美味しいゴハン作ってくれて、さ」 澪はまたパスタにフォークを伸ばした。 「お、おう‥」 私は、赤面した。 「それに、さ」 「‥ん?」 「ちゃんと食べとかないと。旦那様の夜のお相手、出来ませんからねー?」 私の口調を真似て、澪はからかってきた。 「…なんだよ、ソレ」 私は、頬が赤くなった。 「赤くなるなよぉ」 澪はケラケラ、と笑い 「…いっぱいお相手しますから、ね?」 ボイルイカをフォークに通し、差し出してきた。 「…」 私は無言でボイルイカを食べた。 澪はフォークを引き戻し、ニコッと微笑んだ。 「おいしい?」 「…うん」 「明日は、私が食事当番かぁ」 なにつくろっかなー、とぼやきながら。澪はペスカトーレをたいらげた。 何気ない、晩餐。 いつもどおり、という幸せを感じながら。 私もペスカトーレをたいらげた。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dgbounenkai/pages/12.html
転校生Xとは 『転校生X』とは、本キャンペーン「ダンゲロスlite忘年会2023(希望崎学園 闇鍋忘年会2023)」の主催者であり、戦闘をかき乱す不確定要素として登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)です。 『転校生X』はGK(ゲームキーパー)の定めたロジックに従い行動します。 転校生Xルール 本キャンペーンでは、転校生はゲーム開始時からマップ中央に存在しています。 転校生Xが行動する転校生フェイズはありません。 転校生Xは移動力を持たず、自身を攻撃したキャラクターを自動で攻撃します。 詳細な挙動は、キャラクター説明の能力原理をご確認ください。 X代目 闇鍋 奉行(やみなべ たてゆき) 性別:男性 所持武器:おたま、穴あきおたま、菜箸 所属陣営:転校生X ステータス:攻撃力:5/防御力:20/体力:23/精神力:108/FS(今まで復活した回数):2023 所持DP:3 移動力:0 自身のZOC:あり 通常攻撃の範囲:同マス(転校生フェイズがないため、自分から攻撃することはありません) 特殊能力1:儂の鍋だ!! 手前勝手は許さん!! パッシブカウンター能力。 闇鍋の鍋ルールに従わない輩をうるさく取り締まる。 【効果1】 同マスから闇鍋を通常攻撃したキャラクターを、後手で通常攻撃により反撃する。 【効果2】 特殊能力を受けると、先手で能力無効(一瞬)を得る。 それぞれ発動するたび体力消費2。 特殊能力2:御霊よ、闇鍋より出でよ 各ターンの終わりに発動。 2023年のダンゲロスキャンペーンで本戦に未登場のPLキャラクター(闇鍋忘年会のリザーブを含む)からランダムに一体を選び、そのターンの陣営の援軍として召喚する。 永続・死亡非解除。 ※詳細は特殊ルールを参照してください。 ※闇鍋が退場すると、両陣営の増援が停止します。 すべての魂は鍋より生まれ、肉体を授かり、朽ちて再び鍋へと還る……。 キャラクター説明 2000年ほど前、西アジアに現れた伝説の吸血鬼。長い旅路の末、江戸末期の時代に希望崎へとたどり着く。かつての相棒である江戸の魔人奉行「初代 闇鍋 奉行」から名前とその能力「御霊(おたま)の力」を受け継ぎ、二つの能力を持つ転校生になった。死ぬたびに代替わりをし、現在X代目。とにかく鍋にうるさい。 キャラクター背景(読まなくていいところ) イスラエルからペルシアへ、ペルシアからインドへ、インドからヒマラヤを越え、中国へ。死なない彼にとって、人生は死ぬまでの暇つぶし。孤独な旅人はやがて海を越え、文明の東の果て、江戸末期、希望崎と呼ばれる街に辿り着く。 伝説の吸血鬼だった彼にとって、どこへ行ってもやることは変わらない。夜な夜な街へ駆り出しては、食欲の赴くまま民を殺し、血を啜る。しかし、その日は違った。血まみれの死体の横に佇む彼の目の前に現れたのは、闇鍋奉行を名乗る男。 「妖め、御霊(おたま)の力にて成敗致す。」 気づけば吸血鬼は鍋の中。敗北は予想だにしていなかった。 あの夜から何日が過ぎたのだろうか。鍋の外から男の声が聞こえる。 「妖よ、飢えているのだろう。どうだ、ここはひとつ、出でて儂と鍋でも食わぬか。」 「なに、お主がまた民を喰らおうとすれば、また閉じ込めるまでよ。造作もない。」 得体の知れぬ男の作った、底の見えない煮えたぎる鍋汁。たちのぼる湯気、禍々しく浮かび上がる鍋の具。吸血鬼は、菜箸を一本だけ手に取って、その中の一つを突き刺し、口へと運んだ。 「どうだ、美味いか。さぞ美味かろう。何せ、儂の鍋だからのう。ガハハ。」 味はわからなかったが、とにかく、我を忘れて貪った。闇鍋奉行は満足げな顔をしている。 「ガハハ、妖とて鍋は美味いか。」 「……良い顔だ。お主、儂の懐刀にならんか。その力、善きことのため用いれば、きっと民のためとなろう。」 それからというもの、吸血鬼は日々、闇鍋奉行と共に妖と戦い、民を守った。そうして多くの民から慕われたが、そんなことはどうでもよかった。たった1人の対等な存在と過ごす日々が、吸血鬼の飢えた心を満たした。 ーー月日は百代の過客にして、 行き交う年もまた旅人なり。 しかしながら、人間の寿命は短かった。晩年、闇鍋奉行はすっかり衰え、床に伏していた。しゃがれた声で吸血鬼に問いかける。 「お主よ、そういえばまだ名を聞いていなかったな。何という。」 「……エックスマスク=マジストレート=メルティングポット。耳慣れぬ言葉じゃ。やはり異国のものであったか。」 「エックスよ、お主に闇鍋奉行の名を継いでは貰えんだろうか。先代から受け継がれてきたこの御霊の力を、次はお主に託したい。儂もまた、御霊へと還る。儂は死なん。ずっと一緒だ。ガハハ。」 寒い冬の日だった。闇鍋奉行を看取ったエックスは、後を追うように何度も自らの命を断った。それでも伝説の吸血鬼は、そのたびに生き返った。やがて、死なない彼はすべてを諦め、鍋の中で深い眠りについた。 希望崎学園では毎年、冬になると謎の転校生X主催の忘年会が開かれるという。転校生Xとは何者なのか。その目的も実態も、誰も知らない。
https://w.atwiki.jp/tosyoshitsu/pages/105.html
ここから先はしんのもわもわで出来ています。 /*/ ある朝の風景 cace1:あられ家の場合 /*/ どたどたどた! 轟音が鳴り響く。 二階から一階へかなり焦っているようだ。 大きな音で扉を開け放ち、顔を出す眼鏡の美少女。 かなり慌てていたのか寝癖が少し残っている。 「わーん!アレン兄さん、今日は起こしてって言ったじゃない!風紀委員の集会が!風紀委員の集会があるのよ!」 アレンと呼ばれた青年が振り向く。 右手におたま。 左手には菜箸。 ふりふりエプロンまで装備している。 どうやら味噌汁を作っているらしい。 「あれ…そうだったか?」 ぐるぐるしている蝶子を余所に頭をかくアレン 「そーよ!早くしないとバスにも遅れちゃう!あーもうダメ!いく!朝ご飯要らないから!」 きびすを返し玄関へと走ろうとする蝶子。 「あーまてまて。」 止まる蝶子。 「朝飯は食ってから行け。」 手に持ったおたまでおいでおいでをするアレン。 蝶子、なぜか赤面。 「うーでもでも、急がないと集会に…」 アレン、朝食を机に並べる。 「送ってってやるって。」 笑うアレン。 「…ほんと?」 アレンは蝶子の頭をがしがし撫でる。 「任せとけ。俺の眼鏡は伊達じゃないんだ。」 てくてくてくと歩いて椅子に座る蝶子。 「さぁ、ご飯にしようか。」 cace2:楠瀬家の場合 一階居間のテーブルで、楠瀬 藍は新聞を読んでいる。 その隣にはその妹の楠瀬 じにあが足をぶらぶらさせながらコーンフレークを突いていた。 「ねぇねぇ藍~」 「ん?」 上目使いで甘え顔。 嫌な予感を感じつつ赤面する藍。 「腕組んで行こうか……」 藍は無言で新聞に隠れる。 「む~いぃじゃない!減るもんじゃなし~!!」 じたじた 「ねぇねぇ!藍ってば!!」 藍は籠城戦を開始した。 (文責:双樹真)
https://w.atwiki.jp/ranobeganngare/pages/35.html
ルモイ家の朝は早い…………のです。 お日様がぽかぽかした陽気を運んでくると、鳥たちが『おはようの歌』を歌いだします。 だけど、穏やかにのんびりと、なんてしてられません。それは戦闘開始の号砲なのですから! わたしは割烹着という戦闘服に身を包み、台所という戦場で炎と戯れるのです。 目の前には薪の弾ける音がするカマドが一つ。 ただし、煙は出てません。これ、大事です。 煙もくもくさせちゃうのはシロウトさんの仕事なのです。 薪の木気とそこから生まれる火気、二つをきっちりきっちりコントロールすれば、目が痛くなるような煙なんかは出ないのです。ここは隠れた腕の見せ所です。 「ほっくほくにしてやんよーですっ」 カマドの火をうけたおナベの中で、ジャガイモたちは順調に火が通されていきます。 コトコトとお湯の沸騰する音、立ち上る蒸気を浴びて、おイモはどんどん甘くなっていくのです。後はもう時間をかけるだけで美味しくふかしあがってくれちゃうのです。 わたしはおナベから目を離し、一歩となりへ移動します。そこは綺麗に磨かれた木目の美しい調理台です。 今、その調理台の上には、大き目のボウルが一つと、四個のタマゴ、コップに入った牛乳少々、あとは一かけのバターと塩コショウが置かれています。 そう、今日のメインディッシュはオムレツ、ルモイ特製オムレットゥなのです! 余計な具は何も入れません。女なら卵そのものの甘さと食感で勝負するのです。 ――ルモイ君、特にこのミッションは丁寧かつ迅速に行なわれなければならない。 ――いえっさーなのですっ! わたしはおもむろに、タマゴへと両手を伸ばします。右手と左手に二つずつ。 「秘儀……玉四割破ですっ!」 コカカン ぱきゃきゃきゃ 小気味良い音をたてて、四つのタマゴが同時にボウルの中へと割り入れられました。 四つは初めてだというのに、それを難なく成功させてしまうとは……ルモイちゃん恐るべしなのです。 わたしは自分の才能に畏れを抱きながら、ボウルの中へ飛び込んでいる空気が読めてないカラたちを、ちょちょいとつまみ出します。 「良きかな~。なんとも良いタマゴっぷりなのです」 黄身の盛り上がりを見るに、鮮度は良好のようです。これでこそ特級厨師ルモイちゃんの腕が鳴るってもんです。 さてさて、要らない子なタマゴのカラたちをクズ入れへ捨てると、いよいよ調理開始です。 わたしは傍らの器具立てから、木製の泡だて器を選び取ります。 はい、それはなんの変哲もないタダの木の棒のようです。 悠久の昔、伝説の賢人が悟りを開いたのは、その木の下だった……なんて言い伝えも無い、極普通の木製品なのです。 えっ「それでどうやって泡立てるのか」ですって? はぁ、何ともシロウトさんな質問なのですよ。 わたしの技の冴え、曇りなきマナコで見定めよなのです! ぐっと力を込めたわたしの右手の中で、泡立て器から優しい木気が立ち上ります。 すると、なんという事でしょう。泡立て器の先ではぐるぐると空気が渦を巻き始めたのです。それはまさに、木立の枝を遊ばせる林の風そのものです。 ひゅるひゅると爽やかな音を立てるそれを、わたしはボウルの中へと運びます。 ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ タマゴたちがかき混ぜられ、また小気味良い音が台所中に響くのです。 黄身と白身が均等にまざったところで、用意していた牛乳少々を投入、さらに塩コショウで味を調えます。 その後はまた、ちゃちゃちゃちゃっとボウルの中味をまぜまぜまぜ……です。 空気をふくませながら、ふんわりまぜ上げていくのです。 十分に空気を含んで、卵液の色が少し柔らかくなったら、それが下準備完成の信号です。 まぜすぎるのは絶対にアウトなのです。これ、大事。 空気を入れすぎると、ふわふわを通り越して、ふかふかのスポンジの様になってしまいます。理想的なオムレツとは、外がふわふわでないとダメなのです。 泡立て器のつむじ風を止めて、その木の棒を調理台のさらに隣にある流しへ放り込みます。 さてさて、これで残る工程は焼き上げのみなのです。 わたしは調理台の下にある引き出しからフライパンを一つ、先ほどの器具立てからは菜箸を同じく一つ取り出します。 そしてまた一歩となりへ移動して、れいのカマドの前へと戻ります。もちろん、そこではさっきと変わらず、おナベが一つ火にかけられています。 このカマド、火をたく場所は一つなんですけど、火にかけられるところは三口ついているのです。 私は空いている一つにフライパンを置くと、燃え盛る炎に意識を向けます。 「ちっちっち~です」 ひときわ炎が明るくなったかと思うと、今までおナベの方にだけ吹き上がっていた火が枝分かれして、フライパンも熱しだすのです。 わたしは調理台に残された、ひとかけのバターをとると、温まりつつあるフライパンへぽーんと投入します。 「こっちにくるくる、あっちにくるくる~。バターはトラから出来てない~です」 フライパンを温めながら、全体にバターをなじませるのです。 十分に温まってくると、薄く広がったバターから、ぷつぷつと気泡がたってきます。 さらにバターがほんのり色づいてきた時、それこそが最終ラウンドの開始を告げるゴングです! わたしはさっと傍らに置いておいたボウルを手に取ると、バターの香り漂うあつあつのフライパンへ一気に注ぎ込みます。 ジュジューー 「ふははは~、最高のショウだと思わんかねなのです~」 ここからは時間との勝負です。左手でフライパンをあやつり、右手の菜箸でタマゴをかきまぜるのです。 カチャカチャカチャ わたしの目はタマゴのどんな些細な変化も見逃さない、鷹の目ルモイなのです。 変化を見落とし、火を通しすぎてスクランブルエッグにしてしまうなんて、それは遠い過去のおはなしなのです。 熱が通っていくタマゴのフチが、軽く固まってきたのを確認すると、わたしは左手でフライパンを奥へと傾け、右手で菜箸を手前側からタマゴの下へとすべりこませます。その両方を絶妙な理想的角度で行なっていくのです。 またたく間に、タマゴは半月の形におりたたまれて、オムレツっぽい姿に早変わりしましました。 もちろん、まだまだ完成ではありませんです。いうなれば、まだ『オムレ』程度の完成度なのです。 ここからはフライパンを少し浮かせ、右手でその柄を叩きながら、形を整えつつ優しく火を通していかなければならないのです。 トントントントン…… 焦りはぜったいぜったい禁物です。ここで焦って失敗しちゃうと、『オムレツ』ならぬ『オムレシ』ができあがってしまいます。ガリョウテンセイを欠いちゃうのです。 「おちつくです。まだ焦るような時間じゃぁない……なのです」 トントントントン…… 一叩きごとに、四分の一回転くらいずつ『オムレ』は返されていきます。 わたしは目を凝らして『オムレ』の表面、その変化を見極めます。そうです、鷹の目ルモイなのです。 徐々に表面の黄色が変化していき、内部にも火が通りつつあることを教えてくれます。ここでようやく『オムレッ』くらいになってきたのです。 トントントントン…… すべすべで柔らかい黄色をした『オムレッ』の表面、そこにかすかなキツネ色の焼き色が表れだした、唯一無二のその瞬間。 わたしはフライパンをさっと火から外しました。 「ふ~わふ~わ、オムレツ~ですっ」 まさに完璧な仕上がり、パーフェクト! これぞオムレツおぶオムレツなのです。 わたしはもう一度、カマドの火へと気合を送ります。すると今まで勢い良く燃えていた火が、音もなくすっと消えていきました。 もちろんもう一つのおナベの事も忘れてはいませんです。向こうもちょうど今がふかし上がる時間だったのです。 「ふっ、計画通り……なのです」 わたしはフライパンを持ったまま後ろを振り向くと、食卓に用意しておいた大皿へオムレツをすっと移します。 見ただけでふわふわさが伝わってくる美しい黄金色の柔肌。それは赤ちゃんのほっぺたの様に、ほおずりしたくなる魅力を持っているのです。 無差別に鼻腔を刺激してくる香ばしいバターの香りは、一嗅ぎすればどんなにお腹いっぱいだった人でもヨダレをたらすこと請け合いなのです。 わたしは思わず一人で平らげてしまいそうになるこのふわふわの誘惑に、キルト製の保温かごでフタをして、ミッションを終了させました。 「それにしても、サトルたちは遅いのです。一体なにをしてるのですか……」 料理を始めた時に、わたしはカイテンにサトルを起こして来てと頼んだのですが、いっこうに戻ってくる気配はありません。 サトルを起こしてくることも出来ないなんて、体ばっかり立派でホント頼りない人魚なのです。 「まったく……体はオトナ、頭脳はコドモで困るのですよ」 わたしは「ほーぅ」とため息を一つつくと、サトルの部屋まで二人を呼びに行くのでした。 お祭りの日「起床だよバカヤロウ」
https://w.atwiki.jp/heiseirowa/pages/90.html
『殺したいほど愛・ラブ・ユー』 [登場人物] 早坂愛、山井恋 ◆ Love。 ラブ。 ────【愛】/あい。 ◆ 「ここ…は……………。…はっ……?」 フラワーな芳香剤の匂いで、早坂愛は目を覚ます。 四方八方は無機質な白い壁。目の前の壁だけは金属の取手口があり、つまりはドアだった。 同じく真っ白な便座にて腰を掛けてる状態がスタートの早坂。 はぁ…。 溜息をつかざるを得なかった。 「…あの無能主催者…。せめてデリカシーはあっていてほしいと願うばかりだ。これ…」 スタート地点がランダムなことを想定はしたが、まさか自分の初期位置が個室トイレの中だとは。 殺し合いの緊張感なんてあったものでもない場所セレクトだ。 もしも、扉を開けて早々、『小便器』なんてあったりした暁には…。 早坂は利根川とかいう無能野郎へ、徹底的に容赦はしないつもりだ。 「さて、と…」 まあ一旦は場所云々について置いておくとしよう。 黒いメイド服の女子高生・早坂はさっそく行動に移り始めた。 見下ろせば、トイレの床をデカデカと占領するデイバッグが構ってほしそうに鎮座する。 ファスナーを開けば出てくるであろう、品物の数々。 参加者名簿──バス内で確認した限り、参加者の中で顔見知りなどたかが知れている。もっとも、早坂は例え初対面でも相手が善人か、屑か、分別する自信があるので、名簿を読むことは今は不要。 支給武器──確認は必須だろうが後回しにしたい。『今は、』どうでもいい品物である、 その他なんだかゴチャゴチャたっぷり入ってそうな気配だが、今はそれよりもやらねばならないことがある。 胸ポケットからスマホを取り出すと、慣れた手つきで素早くLINEを開く。 同級生の名前が山ほど名だたる中、目的の人物の名前が目に入った途端、スクロールを止め会話画面を開いていく。──この間、わずかに二秒。 この一大事にて、早坂が真っ先に連絡を取った相手、とは。 それは、つい先週まで高校生なのにガラケーを使用していた。 機種変新しい、世話の焼ける『主人』へ向けてだった────。 「……かぐや様………………」 早坂は滑る勢いで、文字スワイプを始めていく。 ▽以下、囘想。▽ ──こっ、殺し…合い……? そんな……、わ、わた……。 (隣に座る我が主人の表情は、私と対象的に青ざめきっていた。) (無理もない。というかそれが普通だ。) (真夜中の首都高をミッドウェーするバスで、何をさせられると疑心になっていたらバトル・ロワイアル…だ。) (私は、内心の動揺を叩き潰し、ただかぐや様の横顔を眺めていた。) ──…あ………。 ──んん。早坂、あなたには忠告しておかなければならないね。 (…。そうかと思えば、かぐや様は急に凛々しい態度を取ってみせた。) (見過ぎた…か。) (隣の座席が私であることを思い出して、慌ててビクついた素を隠したのだろう。) (大財閥四宮家の一人娘──令嬢・四宮かぐや。そんな無理して強キャラ感出そうとしなくてもいいのに。) ──あなたは日頃から何事にも急ぐ傾向…というか先走り癖があるわ。いい? ──生命が掛かった自体で先走りは危険。…ドライな言い方かもだけど、これは早坂の身が心配で忠告してるわけではないのよ。 (…。) ──貴方が『私を守るため~』だとか独断的に殺し合いに乗ったりでもしたら。それは、四宮家全体のイメージ暴落にも繋がるの。 ──私は殺し合いに全く動じてないけど、あなたが心配だわ。だから…。 ──決して、暴走気味の行動は慎むように。ね。 (…長ったる。) (さっきからその小さい肩が震えまくっている癖に、よく自分を棚に上げて忠告なんてできるものだ。) (『殺し合い』で心情揺れまくっているのはどっちなんだ、と突っ込みたい。) ────…お言葉ですがかぐや様。自分で言うのもあれですけど、私自身そんな暴走癖はないと思いますが。 ──…ともかく。 ────はぁ。ともかく。 ──ともかくっ、あなたは私の指示があるまで待機していて頂戴。 ────御意。飛車も銀閣も優秀な棋士に動かされて初めて活躍できるものですからね。 (…飛車…。これはさすがに自分を買い被りな表現してしまったか。) (まあ一々訂正するのも野暮だし言わないけど。) ──それにしても…。 (かぐや様がボソリと漏らす。) ──面倒なことに巻き込まれてしまったわね……。 ──…自分がこんなことになるなんて。自分の死に際がこんなことかもしれない、なんて。思いもしなかった。 ────…はい。 (彼女の口から漏れていたのは、珍しく弱音だった。) (例えどんなに淋しい、辛い、苦痛な思いをしても、その本心を奥底に沈め、殻で隠し切る。) (四宮家の令嬢としての矜持、そして周りに心配をかけたくないという思いから、か。常に本心を幽閉し続けてきたかぐや様…。) (そんなかぐや様ですら、怯えきるのを隠しきれない『殺し合い』、とは。) ────すなわち、それだけとてつもないエナジーを持ってる、ということか…。 (私は小声で呟いた。) (……。) ────かぐや様。これ、使い方以前教えた通り覚えていますよね。 ──…これ……。 (なんだか察していない様子なので、私は胸ポケットからそれを取り出し見せつける。) ────LINEですよ。ゲーム開始直後、速攻でこちらから私に連絡をください。…もちろん通話のとこじゃないですよ。チャット機能で、です。 ──…えぇ。分かったわ。 ────場所を教え次第そちらに向かいますので。絶対、ですよ。 ────宜しい、ですね? ──釘を刺さないで。もう、…分かったから。 (そう言って、彼女は落ち着きなくスマートフォンをいじり出した。) (これからの、私の第一行動。それは『主人の指示待ち』。) (例え、自分が欠損したり、不具になったり、重い怪我で精神が壊れ果てたとしても。) (自己犠牲で、このかぐや様を護らねばならない。) (…恐ろしさはあるっちゃあるが、この【使命】を今更果たさぬなんてできなかった。) ────ですよね。かぐや様……。 早坂を含めた周り全員の首輪が光り、途端に目の前が真っ暗になったのは、その折だった。 △以上、囘想。△ … 《お迎えにあがります。》既読 《どこにおられますか。》既読 《建物内部? それとも外?》既読 《かぐや様。今どこにおられますか。(要連絡←←重要!!)》既読 …… … 《既読》。 「スルーしやがる……」 あれから二十分経つ。 一切な返信のなさ故、送り相手を間違えたかと見直した早坂は、思わず舌打ちを放つほどだった。 あまりに通知音が鳴らないため、デイバッグの確認、そして道具の整理を二回繰り返すほど暇を余す。 早坂の支給武器──それは先のやたら尖った金属の菜箸だった。 一瞬空気を吸い、そして重いため息として吐き散らす。 「あの人は……。私が長い時間個室トイレをキープしてることも知らず……」 「荷物持ち係かッ! 私はッ…!」 早坂観をもって、かぐやという人間は、とても優秀だ。 優秀で、聡明。それでいて愚かだった。 散々返事するよう言いつけておいたのに、返してきたのはこの意図不明な拒絶っぷりのみ。 (思えばかぐや様は私が「私入浴しますから」と釘を差したときだって…~~っ。)、と心中思う。 早坂は心底呆れ果てた様子だった。 「…ただ。…まあ……」 一方で、この既読無視はかぐやの精いっぱいのヘルプを表している可能性もある。 返信したくても、できないようなトラブル。 ──いわば、襲撃。 もしかしたら今、スマホを片手にどこか逃げ走っている途中か。 もしくは、異常者に捕まって拉致されているか。…最悪の想定もある。 確信できる材料がないので、あくまで仮定に過ぎないが、一連の既読無視はそういう事態も推察できるものだった。 ならば、今すぐにでも動くべき、か。 主人からは「待て」の命令が下ったままではあるが、ただ便所の中で篭りっぱなしというのも馬鹿な話である。 「…じゃあ。さて、」 というわけで、独断的判断ではあるが早坂はこの場から動くことにした。 まだ確認はしていないが、GPSアプリからかぐやの位置情報は容易く分かる。 菜箸を握り直すと、デイバッグを肩にかけ早坂は立ち上がった。 メイドとしての指名──主人を冥土送りにしないためにも早速だ。 (…もっとも、日頃の傾向から普っ通に既読無視してる可能性が高いですが…。なんかにうつつ抜かして……) 早坂はドアにそっと耳を傾け、外界の気配を感じ取る。 人の気配は…、まるでない。無人の様子だ。 かといって、警戒を解く気はない。 金属の取っ手口に指をそっとかけると、早坂は出る準備を慎重に整えた。 ──────その時であった。 「……古見さんのォーー………、」 (…!) ドアの向こう側で声が聞こえた。 自分と同じくらいの年頃で、きれいに澄んだ女子の声が。 バタン、と鳴る音と共に。 (…タイミング悪い…。今入ってきたか……) ポジティブに考えれば、彼女の登場で自分がいるトイレが『女子トイレ』と確定したので、そこは安心した。 いくら殺し合い中とはいえ、異性のトイレに入ってくる女などいるわけがない。 肯定的にそうは考えられる。 ただ、そんなことはどうでも良くて、少しの安全材料にもなりはしない。 自分はどうすべきか。 壁の向こうの参加者へ接するべき、か。息を殺して隠れる、か。 判断ミスで命取りになる現状が、早坂を悩ませる。 ……コツ、コツ、コツ、コツ… 革靴の軽やかな音。 だんだんと自分の方へと近づいてくる。 「…脅威となりえるゥーー、」 コツ、コツ、コツ… 足音がどんどんと大きく聞こえる。 (……私は、……) 一滴の汗がツラーと、早坂を伝った。 気配からしてドアのほんの向こうで『誰か』が歩いてるのは確かだ。 「メス豚のォーー、」 コツ、コツ、 百人一首を読み上げるようなトーンの声と、足音が目の前で響く。 そして、 「──メス豚野郎の、匂いー。」 止まった。 ギュイィイイィイイィィィイィアアアアアアアアアアアァァァァァァァァィィィィイイイイインンンンッッッッ──────── (!!?) チェンソーの機械音がドアの向こうから耳を埋め尽くしてくる。 間髪はなく、そして。 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキイイイイイイッ────── 自分がいる個室の木製のドアが、凄まじいパワーで切り刻まれていく。 「なっ…!! くっ……う!!」 ────戦闘開始。 チェンソーという女子には比較的重機な武器ゆえか。 ぎこちない動作でドアは斬られていく。 持ち手には不慣れな武器なのだろう。 バキバキバキバキギュイィイィイィァァァァァァァァィィィィイイイイインンンンッッッ (…それは、私も同じなんだけどな…っ) ガゴゴゴギギガカゴギギギギギギガゴゴゴギギガカゴギギギギギギ 早坂は、自分の武器──鋭利とはいえただの菜箸を構え、ドアが大破するその時を待つ。 飛び散っていく木片。 大小関係なく飛散し、稀に早坂の頬、ニーソックスの太ももを掠り傷付けていく。 …オン…ブオン… ボボボボボ…… ギョウウイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィイイイイィァイイインンンンンンンッ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ 扉から顔を覗かせる刃先が高速回転する。 その斬り方は基礎もなにもない。 無闇やたらな滅多斬りで、ドアは乱雑かつ歪な形になっていく。 その大雑把ぷりがかえって恐ろしかった。 (…ぐうっ…!!) 早坂がいる場所は言わずもがな密室。 それも二、三人入ればもうぎゅうぎゅう詰めの狭い空間だ。 フィールド上、行動範囲が狭く、圧倒的に不利なのは自分の方。 ならば、武器のリーチが勝負の分け目になるところだが、こちらも分が悪かった。 不運にも、相手はチェンソー、こちらはただの菜箸。 長さ、攻撃力揃って完敗している。 (私は…、) (じゃあ私は……、私は…………!) ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ────ザシュッ (あっ…) 気付いた時には、チェンソーは眉間の先まで伸びていた。 早坂は、そっと目を閉じる。 (…かぐや、様…………) チェンソーが勢いよく突き伸びていき、 ウイギギイイイイイィィィィィィィィィィン──と、個室空間を好き放題切り裂いていった────。 ◆ Love。 ラブ。 ────【恋】/こい。 ◆ 「…なーんだ。ここかと思ったら……はあ、はあ……いないじゃん──」 「──メス豚っ…」 チェンソーを振り回した力仕事で、山井恋は息を切らす。 四方八方はズタズタに裂傷まみれの壁。 ドアは完全に木片となっており、便器は大破され噴水状態。 この場は新築の学校とは思えないほど廃墟と化されていた。 山井が目を覚ました場所は体育倉庫。ご丁寧にもマットに寝かせつけられた状態でのスタートだった。 起きてから暫くして、校内のプロパンガスを大爆発させようか、外に出てひたすら血みどろにあげるか迷った山井。 だが、彼女特有の嗅覚とでもいうべきか。 二階から人の気配がしたので、チュートリアル感覚で始末することを決めたのである。 はぁあ…。 隣の壁をコン、コン叩きながら、山井はため息をついた。 「…ごめんね~。こっちの個室にいるかと思って勘違いしちゃったー★ てへっ☆」 「今そっち向かうからさー。くれぐれも無駄な抵抗とか逃走はしないでね~?? 私、チェンソー使い慣れてないから~、すごいコトになっちゃうかも♪ だからさ…」 「ねえ。」 「分かったよね。ね?」 ニコリ、と穏やかな表情を浮かべる山井。 パッと見でも心からの笑みではないと分かる、その暗くて重苦しいスマイル。 ──よく見れば目は細めているだけで全く笑っていなかった。 「さてっと…!」 コツッ ギザギザな刃先を隣の壁へと当てる。 チェーンを力いっぱい引っ張れば、ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ。 まるでケーキ入刀式のように、今度はゆっくり丁寧に。笑顔で切り刻み始めた。 山井 恋。 彼女は普段はごく普通の女子高生だ。 勉強と運動はちょっとだけ苦手、人並みに悩みはあるけども友達はたくさんいておしゃれが大好き、毎日学校を楽しく通っている一般的女子。 ノリノリでチェンソーを振り回す非日常的な人間では断じてなかった。 ただ、途端、である。 山井は『彼女』が関わると途端にその普段の様子が崩壊してしまうのだ。 その彼女とは、入学後、廊下を歩く姿を見て以来の一目惚れ。 大きくてくりっとした二重まぶたに、艶の良いなびた髪の毛、天使のようであり小悪魔さも感じられる整った顔を持つ、 国宝的アイドルさながらの『同級生』のことだった──。 バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキイイイイイイッ…… 高速回転する刃の群れを傍目に、山井はふと一ヶ月ほど前の回想に浸った。 ▽ ─────…誰も、いない…よね? (…うん、無人。よかった~…!) (日差しで照らされる一組の教室にて。) (私、山井は五時限目の体育をサボってこ~っそりと御忍びするのでした。もう!私ったら悪い子!!) ────古見さん~、古見さん~、古見さんの机~…と! (…ん? 授業すっぽかしてまで何をしたいの…? って?) (…。) (…ふふふっ♬) (イ・イ・コ・ト…!) ────…フフ…イッヒ、…フフ…! (『古見 硝子さん』──彼女のカバンを漁る私…。) (ご、ごめんなさい古見さん~…! 神聖な『古見さん』の私物を私なんかが触っちゃって~……。) (やだ…! 準備体操すらもしてないっていうのにジャージが蒸れて仕方ないよ…!) (汗で…!) (ドキドキが止まらない…!!) ────…あった☆ (私が取り出したのは、『古見さん』のお弁当箱。) (青くて長方形、サイズはやや小さめなプラスチックで、それがすっごいキュート…!) (…厳密に言えば、『私のお弁当箱』なんだけども。) (つまりは~、私が『古見さん』のお弁当そっくりのお弁当を作ったわけなの。) (分かるかな? 朝早くから『古見さん』のリビングを監視してー、米の量、おかず、容器、包布ぜーんぶをメモしてからさぁー、) (速攻で私が完全再現して、朝『古見さん』のお弁当とすり替えたのっ!) (すごいでしょ!) ────だから、古見さんは私が作ったお弁当を食べたことになるわけ。 ────私の…、ひひひ…!! 私のこねたミニハンバーグが…。私の手垢がついたお米が…、古見さんの体内に……!! (考えるだけでも…、もうっ。痺れちゃう…!) (…あ?) (で、『授業すっぽかしてまで何をしたいの…?』って??) (…ごめんごめん! 説明忘れちゃってたや!) ────はぁ…はぁはぁ…! ────お弁当の…、銀紙についたタレ……!! (あ~んむっ。) ────…ちゅっば…、ちゅっ…、んちゅっ……んっ…ちゅばっ………ぱぁ…。 (正解は、『古見さん』のお弁当に残ったタレやカスをお掃除するためでしたー!) ────はぁ、はぁ……、はぁ…。んむっ……。んっ…! ────…はぁ…ん………! ────ん、あっ…。あっ…ン! …ん………あっ。ペロ、ペロ……。んちゅ、ん…あむ………! んっ…! (凡庸な味付けの中に混ざる、微かな甘い味…。) (これが、もしかしたら『古見さん』の唾液…の味なのかな……。) (蜜よりも甘くて、花のように安らぎを与えてくれる……この味。) ────んぱっ……。はぁ…、んんっ……。大好き、だよ……! (…思えば、『古見さん』と話すとき自然と鼻呼吸を意識しちゃうのはなんでだろ?) …… … △ 「私がみ~んな殺してあげるから、安心して見ててね…!」 「ねっ、私の大好きな…古見さん…………!」 ギュイイィィィィィィイイイイッ、ガガガガガガガガ。 ──チェーンソーは鳴り止まない。 山井恋はその名を体現するかのように病んでいた。 故に、チェンソーの振動に耐え切れず腕が痛くなろうが、どれだけ女や子供を虐殺することになろうが、気にもならなかった。 全ては、愛する古見さんを守り、そして振り向かせるためなのだから。 参加者名簿を読んだとき、彼女は目の前が一緒暗くなったが、あれこそ恋は盲目だったのだろう。 壁が完全に切断され倒れ伏す。 今度は、個室内の雌豚をバラバラに屠殺するため、山井は足を一歩踏み込んだ…。 「そっちのトイレには誰もいないですよ。あいにく」 山井の耳元で、声がした。 「…っ!!?」 ため息交じりの呆れた声。 予期せぬ背後へ、山井は反射的にチェンソーを振り回そうとする。 が、 「…いっ…!! …が、がっ…………」 右腕は背後の主に軽く捻られ動きを封じられる。──女とは思えない凄まじい力だった。 そして、右耳にて。穴全体を埋め尽くしたのは冷たい感触。 先の尖った銀の菜箸のようなものを耳穴に突っ込まれ、鼓膜付近をサラサラ撫で回される。 右耳を支配する「ごわっ…ごわ、ごわ」という鼓膜の黄色信号音。 ──それはいつでも、その気になれば脳みそまで突き刺せるぞというアピールを表している。 山井はほんの一瞬のうちに抑え込まれてしまった。 例によって将棋なら、『詰み』の状態である。 「ドアをギッタギタに壊して…。あなたは映画のシャイニングですか?」 メイド・早坂愛は羽交い締めに近い型で、山井の背後を完全に乗っ取った。 生まれながらにして四宮家の護衛を使命づけられた彼女。 常人は耐えかねぬ厳しい訓練が幼少期既に身に付いていたので、咄嗟に身を隠し襲撃に対応するなど容易いものだった。 「……まぁ、事態が事態なので正気を失うのも理解はできますがね」 「一応、私は早坂愛。あなたは?」 「………っ。…れん……」 「…山井…、恋………………」 「恋ちゃん、ですか。制服からして伊丹高校の方…のようで。どうでもいいですけど」 「…こ、」 「…殺すの…かよ………。私を………」 「えーと。一応、危なくなったら正当防衛っちゃいますが」 「………っ……イッ……!」 早坂はマニュアル通りがごとく淡々と受け答えを返した。 対して、山井は歯が折れる勢いでギリギリと軋らせ止まない。 少しでも動けば容赦なく貫通してくるだろう耳中の菜箸。 その不快な感触もさることながら、自分と同い年くらいの雌に圧倒的力の差を見せられ身動きもできない。 その自分の無力さに心の底から苛立っていた。 「………ぐ、う…………、ぅ………」 「…抵抗しないで頂き助かります。こっちも正直こんなグロい殺し方は勘弁ですから」 「……………っ…ぐ……ふぅ………………ぅう………」 「んじゃ次はそのチェンソーを降ろしてくれますか? そしたら、同時に私も菜箸を出すので──………、」 「殺せるもんなら殺してみなさいよ……っ。クズ…! 牛野郎…!!」 苛立ち。 故に、山井は無抵抗ながら抵抗の声を上げる。 「…話聞いてました?」 山井の返しに、早坂は呆れた視線をアンサーに飛ばした。 「…てか牛野郎ってなんですか……」 だが、山井には冷たい視線などどうでもよかった。 この一歩間違えれば死の絶体絶命状態。 いわば地雷地帯に踏み込んでいる今だろうが、彼女の脳内には一つのみ。 『古見さん』への重すぎる思い。それだけを、菜箸まで推定距離2.5mmの脳は考え続けている。 思考を古見さんで支配されきった女、山井恋は誰であっても止められない。 罵詈。雑言。 早坂から受け取ったクエスチョンを、山井は勢い凄まじく吐き散らした。 「…牛野郎? あんたのことなんだけど? さっきからデカい乳押し付けて牛乳でも出そうなんですか~? このクズ女」 「……やま…、」 「あーうっさい黙ってカス。言っとくけどね、古見さんはあんたみたいな脂肪と違ってスタイル凄くいいから」 「…………し…、」 「古見さんはね、綺麗でスタイルも良くて品があって、それでいて面白いし性格もいいの」 「…………………」 「でもなぜか妬みとか嫉みとかそういう感情が沸かないのよね。そう、私を幸せにしてくれる存在なの」 「そんな素晴らしい存在の古見さんがバトル・ロワイアルなんて感性が厨二以下で貧窮街のネズミが浮くドブ川レベルの下衆お遊戯会に参加させられてるなんておかしいことなの」 「早坂ちゃーんもそう思うでしょ? 早坂ちゃんみたいな黒牛にはお似合いのゲームだろうけど、古見さんがここにいてはいけないの。貴方みたいな下級でカーストの底辺根暗野郎が集まるとこに古見さんはいるべきじゃないの。分かるでしょ?」 「だから皆殺しなの。だから私なの」 「古見さんはあんたら六十八人全員の命差し出してやっと等価交換になるようなお方なんだから。私がやらなきゃいけないってこと。ね?」 「分かったなら早く手をほどいてちょうだい。次に死んでちょうだい」 死んだ目で息もつかせぬ口説き文句を吐ききった山井。 どう見ても異常で手遅れ、元から正気じゃないんだな。と早坂に印象づけるには十分だった。 イカレ女が崇拝しているその『古見さん』…とは。 歪みまくった愛情に早坂は心底ゾッとさせられた。 ただ。 (……) ただ、である。 (……かぐや様…) (なら…、私にとってのかぐや様は……………一体……) (…………私は召使、かぐや様は主人………。その関係……………) 早坂は考えた。 (…なら、本来、私は奉仕しなきゃいけないんじゃないのか……?) 山井は古見、そして早坂は四宮、と【奉仕】すべき人間がいる。 それを理由に、一連の狂った長台詞を聞いてなにか想うことがあったのだろう。 早坂は殊更に考えた。 (主人を優勝させるために………。尽くさなければ………?) (…私も、六十八人の邪魔者を消さなきゃいけない立場なんじゃないのか………?) 早坂は揺らぎに考えた。 (ゲームに乗る以外に、かぐや様の身の安全を保証する手段はあるのか………?) 山井の破綻した主張が引き金に、どんどん早坂は考えさせられていく。 恐るべきか、考えれば考えるほどまるで沼にハマっていくように。 早坂の身体中をドス黒いものが満たしていく。 そのドス黒い物体はよく見てみたらものすごく小さな物の集合体だった。 「殺せ」「殺せ」…という小さな文字の大群が。 何万と、何十万と大量発生し、早坂を真っ黒に満たしていく。 (人を殺さずして彼女を守る方法……そんなのって…………) 殺せ 殺せ、殺せ、 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛 ──コ、ロ、シ、ア、イ 殺 し 愛──。 「殺せ」の波が、腰、肩、首まで昇って、頭を支配したとき。 早坂は微笑を堪えきれず吹き出した。 ────フフッ、ないじゃん…。皆殺し以外に手段、なんて。 ────かぐや、様。 「…ねえ早坂ちゃん。さっさと離してくんないかな~? 理解力…、」 キン──── キン、キン…キキキキン… 金属の箸が床に落とされた。 「…あ?」 と、同時にチェンソーが奪われる。 「…はぁ??!」 「ちょっと何すんの早坂ァ!! 返しなさ…」 「不向きですよ」 「…あ?? あ?」 「こんな扱いが難しい大型武器…、小柄なあなたが使っていたら却って命取りです。同じく、私はパワーが十分な武器を欲していたのですからWINWINなトレードでしょう──、」 「──同じ仲間…、いや同志として。ね、山井さん」 「……え??? は…?」 予想だにせぬ言葉に、呆気にとられる山井。 棒立ちの彼女を余所目に早坂はチェンソー担いで出口まで歩き始めた。 途中、壁際に五つ並ぶ小便器が見えたがもうどうでもいい。 その顔は無表情ながらも、目だけは闘争を前にした凶悪犯のようにギラつき揺らいでいる印象。 早坂は出口戸を左手で押しその場から出ようとする。 「…いや、待てって!」 ピタリと早坂を止めたのは山井の荒げた声だった。 「いやいきなり意味わかんないし! 仲間?? バカじゃないの?」 「…失礼、『同志』ですよ」 「あ? 表現はどうだっていいよカス…!」 「あのさー、私お前を仲間だなんて思ってないんだけどっ! …で、そう無防備に背中向けてるけどさー、それ殺してもOKって言いたいのかなー?!」 「なら遠慮なくやるけどいいよねー?」 グイグイグイッと、個室に取り残された山井は菜箸を突く様を見せつける。 一方で、奇しくも早坂も同じように反復行動を見せつけてきた。 コツコツコツッと、指先を突く場所は自身の首。 ──全参加者に纏わり付く金属の首輪。 そこには横長な液晶画面があり、「47 01 52.99」と赤いデジタル文字が表示されていた。 「…は? …え、何それ……」 「『残りカウントダウン』でしょう。(頭の悪ーい)利根川が説明してましたが、四十八時間以内に優勝者が決定しないと全員爆発らしく。元も子もないわけです──」 「──つまり、我々『殺し係』が潰し合うのは時間の無駄なんですよ。狩るのはあくまで、『殺し合いに乗らない人間』──」 「──ただ、私たちが固まって動いても効率が悪い。そこで、別行動で殺し回りましょう。って訳です──」 「…え、……」 「──それが『仲間ではなく同志』として、の意味。分かりましたか、山井さん」 この瞬間、カウントダウンが残り46時間台へ突入した。 山井は圧巻に取られ、しばし早坂を見送るだけだった。 が、それも束の間。 邪魔な木片を蹴り飛ばすと、自身もまた早坂とは反対の出口へと向かっていく。 洗面所に備え付けのアルコール消毒で、箸を入念に除菌した後、彼女は振り返った。 「早坂ちゃーん」 「あんたの真意は分かんないけどさ~、理には適ってるし、一旦は共闘するからねー」 「ええ。バカでないようで安心しました。…失礼」 「あはは~☆ 早坂ちゃんはほんとにもうっ~! 死ね」 歳は共に十七。 伊丹高校、秀知院学園のスクールカーストトップ女子同士が、ドロドロした思いを胸にトイレを去っていく。 最後。 思い出したかのように両者向顔。 片方はにこやかに、もう片方は淡々と。 互いの不可侵条約を、改めて宣言するのであった。 「そうそう~。早坂ちゃんさぁ、」「私からも一つ、」 「『古見硝子』っていう髪が長くてモデルさんみたいでトニカクカワイイ参加者がいるんだけど~、」「奇遇ですね。『四宮かぐや』というセンター分けで私と同じ背、服装の女の子に会うかもしれませんが、」 「古見さんを襲撃したら~」「その子に仮に危害を加えた場合、」 「「殺す、から。」」 「そのちっちゃな頭に叩き込んでいてね~。愛ちゃんバイバーイ☆」 「いや辛辣だしーィ、恋ちょん! ウチも古見ちゃんは攻撃しないから、恋ちょんもご容赦ねー★」 「…は? 何その急なキャラ変…。キモっ…」 「…失礼。自分もさすがに違うかなって今思いました」 「────では。」 バタンッ 二つの出口は、ほぼ同時に閉じられた。 【1日目/C3/渋谷高校2F/AM.02 01】 【早坂愛@かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~】 【状態】健康 【装備】チェンソー 【道具】??? 【思考】基本:【奉仕型マーダー→対象︰四宮かぐや】 1:かぐや様、古見硝子以外の皆殺し(主催者の利根川含む) ※:マーダー側の参加者とは協力したい 2:かぐやとのいち早い合流 3:ていうかLINE返信癖つけろよっ! 【山井恋@古見さんは、コミュ症です。】 【状態】健康 【装備】めっちゃ研いだ菜箸@古見さん 【道具】??? 【思考】基本:【奉仕型マーダー→対象︰古見硝子】 1:古見さん、四宮かぐや以外の皆殺し ※マーダー側の参加者とは協力…かな? 2:こんなドブネズミの巣から古見さんを早く脱出させたい 前回 キャラ 次回 003:『毎日がひなまつり』 005:『自分のことを殺し屋だと思われている一般人』 早坂 009:『こーしてオレはバトルロワイヤルを堪能した』 山井
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/5333.html
ごせんちょうごんぜっく【登録タグ こ デフォ子 ニコニコ外公開曲 曲 曲か行 虚数解。】 作詞:虚数解。 作曲:虚数解。 編曲:虚数解。 唄:デフォ子 歌詞 (動画より書き起こし) 大変申し訳ありませんが、 何か? ご機嫌よう、不都合ですか? パノプティコンで据えた生コンの味が忘れられなくて、 方舟が叫んだらメガ敬語になった。 ガス代が休暇を取って、 用済みの洗濯板と付箋三枚、 サプライ海岸線の泣き声は ゴツゴツのアハン! 塩味の没入感って、 顔芸行きの豚箱と似た口調だから、 駅長狩り斡旋四郎の 花見に着払い。 気圧計を齧った鍵穴から、 隔週コスモの船を見た、 生鮭と生鮭の間で、 謳う五千兆言絶句。 街道を編む甘酢参謀、 寝た振りの前でバン(BANG)・サラ(SALA)・サイ(SIGH)、 仮名絵師・ルーラの農耕地は、 長野を殴るタイプの免許だった。 足し算に揺れるSAYジュース、 シベリアの個包装蜻蛉、 大監査気取りの八百長が、 胃に滴るでしょう、 全て所為の所為です。 ※こんにちは、突然ですか? ※江戸切子の量産体制が整ったそうですが、 ※転んでしまうような御伽話ですね。 弁償代は達磨九個、 池の淵に雉を重ねてデスル一ラ、 下り坂倶楽部で二重の塔が _人人人人人人人人人_ 胴 体 着 陸 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 海蘊が停戦を望んでは、 調和度で菜箸が折れますから、 勅令式炊飯器の奸策で 飴束子が宙を舞う。 でもお前が作ったブランコなら、 曖昧な味がしても仕方が無いだろ(激怒)、 鼎を洗った分際で、 騙る五千兆言絶句。 号哭牡蠣の七名様、 痴話喧嘩投げてバン(BANG)・サラ(SALA)・サイ(SIGH)、 蕎麦のデプロイは雁字搦め、 怨む演説を置き去りにしちゃった! 砂鉄に伸びる虹色倨傲、 末裔は未だ双六の中、 廻る生首が全ロスした、 身の程を知れ、 全てせせせの所為です。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3189.html
【作品名】トリコロ 【ジャンル】4コマ漫画 【名前】七瀬八重 【属性】県立道星高等学校に在学中の高校二年生で、話の舞台となっている七瀬家の元長女 【大きさ】中学生くらいの身長で、三つ編みにした状態で地面に着きそうなほどの長さおよび量の髪の毛を有する(「小学校低学年のインテリな感じの男の子の格好」が寸法の上では近いらしい) 【攻撃力】頭の上に7kg以上ある鳩を乗せて、普通に走れる(というか、そっちの方が通常の1.3倍安定して走れるらしい) 市民プールのウォータースライダーで、滑っている途中で無理矢理止まることが出来る(ただし、これをやると翌日から4日以上連続で全身が筋肉痛になり、完全行動不能になる。ちなみに、4日目の状態で「シップのミイラ状態」になっていた) このような人間が、左手にフライパン、右手に菜箸を持っている 【防御力】一年ほど放置した糠床を直視し、恐怖のあまり寝込んだ 潦(中学時代までテニスをやっていた女子高生)に背中に向かってテニスボールを打ち込まれても、途中で止まる(少なくとも髪に当たったことすら気付かなかった)ほどの髪の量(作中では20個ほど入り、その状態でもボールが出ることなくテニスの試合を続行できる) 30℃を越えるような日でもタイツのようなもの(所謂「オーバーニー」ではないらしい)を履いているが、当人としては「(暑い日は)出来れば履きたくない」と言っている だが、学校に行く位の距離(片道30分で、学校が小高いところにある関係で校門の直前に緩やかな上り坂がある)を歩く際は、これがないと膝が痛くなって途中で歩けなくなってしまう関係で、仕方なしに履いている(一種のサポーター代わり) 【素早さ】潦(中学時代までテニスをやっていた女子高生)とのペアで、テニスのダブルス(対戦相手の片方は現役のテニス部員)を、やや劣勢ではあるものの実行可能 移動速度はかなり運動の苦手な女子高生並か 【特殊能力】ディメンジョンがねじれた髪を持つ(髪型としては三つ編みらしい) 作中の描写としては、テニスボールが20個以上入ったり、プールのシャワーの水を、床面が乾ききる(シャワーは流れているものの、髪が水分を吸収しきっているため、床の水が完全に流れきる)ほどまで吸収したり、髪の中に入った蜂が脱出不可能になったりした 真偽不明ではあるが、「成長を削って懸賞を当てている」という疑惑がある 作中当てたものは、デジカメ(2002年夏時点で7万円相当)、ジャガー(車。これまで当てた中での最高額がこれらしい)、カニ10kg(ズワイガニ)、業務用ファンヒーター(対応畳数50畳) チョコボール(15回以上は金のエンゼルを当てていて、それとは別で落ちていた空き箱に足が当たったら、それにも金のエンゼルがついていた) 【長所】「ディメンジョンがねじれた髪を持つ」という設定が作者公認 初老ボディのはずなのにテンプレにしたらどうしてこうなったレベルの身体能力になった 【短所】「偏差値的には普通」な学校の定期テストで11点だの6点だのを叩き出す学力 フィギュアを作る方々から作者へと送られるメールや手紙に「髪の毛を作るのが大変です」と必ず書かれるほどの髪の量(しかも作者も「塗るのもトーン貼るのも大変」とコメントしている) 【戦法】フライパンやら菜箸やらで攻撃 【備考】2年に1回くらいのペースで訪れるという、「カロリー無視の料理を大量に作る日」の、料理を作っている状態で参戦 実際にこの状態でも料理を作っているのだが、具体的に何を作っているか不明のため、敢えてここでは食材はないものとする vol.86参戦 vol.86 237 :格無しさん:2013/06/08(土) 13 51 15.43 ID nJ9iR2ls 234 八重ちゃんがななせを頭に乗せると速く走れるのは「空力的に安定するから」って説明が無かったっけ? 242 :格無しさん:2013/06/08(土) 17 16 29.81 ID tH+U5ETw 237 前スレで原文を提示して質問したら 安定して走れる言ってるだけで速くならないから。 むしろ頭の上に載せて走れるパワーの方が問題かと。 こう返答されたんで、テンプレには「それくらいの力がある」という意味合いで加えてる ところで、原文内の「あの声」って、一体誰の声を想定していたんだろうか? ※以下原文 七瀬八重は羽根を広げたななせを頭に乗せて走る事によりななせの羽根から生じたダウンフォースを利用し通常の1.3倍安定して走る事ができるのだ!(あの声で) 244 :格無しさん:2013/06/08(土) 17 32 52.61 ID nJ9iR2ls 242 空力特性は速度に思いっきり影響するぞ? ダウンフォースがかかるだけでグリップ力が格段に向上するし たかが走るだけの話に何を大げさなって気もするが 245 :格無しさん:2013/06/08(土) 17 52 04.67 ID tH+U5ETw 244 まあ、確かに速度は上がるかもしれないけれど、「通常の1.3倍安定して走れるようになる」ことは明らかになっているけれど、それによって「どの程度速く走れるか」が分からない以上、テンプレ反映は難しいかと 言い換えると、その点さえ明らかになれば、テンプレに反映することも可能かも?(ルール上認められるかは別だけど) 253 :格無しさん:2013/06/09(日) 11 16 44.68 ID s6jvz+rZ 七瀬八重考察 要はフライパン持ったちょい弱めの女子高生。テンプレ作成者がこの作品好きなことは伝わってくるが、スレに関係ない情報が大半を占めているのはどうかと思う。 フライパンとその他諸々でツンデレラまでは勝ち越せるが、ビアンカ北町にはスペックでまける。 ビアンカ北町>七瀬八重>ツンデレラ
https://w.atwiki.jp/yokatamono/pages/319.html
筋子をイクラ用にバラすのにぬるま湯でやる 144 :可愛い奥様:2005/09/15(木) 13 24 46 ID 6qNqt9HK これだけではナニなので、筋子をイクラ用にバラすのに 熱湯かけて菜箸でグルグル。 ギャーー箸に皮が全部巻きついて木琴のバチと化しました。 知ってはいたけど何となく煮えちゃいそうで怖くて、 おそるおそるモチ焼き網を使ってバラしていました、 歩留まり悪くてソンした。熱湯のネタ元は野口日出子センセイです。 147 :可愛い奥様:2005/09/15(木) 17 48 03 ID N6bq3sSZ 144 筋子をバラスときは、ぬるま湯でやると、いくらの皮が固くなら なくて美味しくできるよ。ふつうに手でばらすんだけど。 149 :144:2005/09/16(金) 15 05 19 ID 4G7rmz7n 147さん ありがとう、試してみる! 167 :可愛い奥様:2005/09/19(月) 18 44 22 ID SnyhrtTs 144 筋子の作り方。 濃い塩水(筋子を入れて白く変色しないぐらい濃い、海水ぐらいの 塩水)でバラスと皮が固くならずよいです。 ぬるま湯でも熱湯でも、多分上手くいかないと思う。 168 :可愛い奥様:2005/09/20(火) 00 34 42 ID EBc3Oo0h 167 筋子でなくイクラの作り方…だよね? 結構高温(70度とか?)じゃないと茹だることはないみたいだから ウチは45度くらいに設定してほぐしてる。 で、ほぐした後に塩水で洗うと綺麗なルビー色になる 191 :144:2005/09/21(水) 17 27 42 ID vFweHr1p 167 さん 168 さん 色んなやりかたがあるんですね! 皮が堅くなる=上級者のご意見ってーかんじだ、ありがとう。 で、失敗してちょっと煮えちゃったヤシ、 これはこれでトロンと濃厚でウマーでした。 初心者の負け惜しみではなく、試したらよかったものです。 part3 http //human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1125990892/