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π艦巨砲主義 ※ふたなり千歳&ふたなり千代田のオナニーもの。 「おかしいわね。一体どこにいったのかしら、私の……」 思案気な顔で鎮守府の宿舎の廊下を歩く女性、その名を千歳という。帝国海軍に空母として籍を置く、所謂艦娘である。 つい先ごろ任務を終えて鎮守府に帰還し、羅針盤の都合で想定より日数の長引いた疲れと汚れを洗い流してきたその帰りであった。 「誰かが気を利かせて洗濯に出してくれた……?けれど、アレだけというのも……うーん。」 彼女が探しているのは入浴前に着用していた下着であった。浴室を出てみたところ何故かそれが見当たらない、しかも下だけが。 羅針盤の都合で作戦日数が延びて替えの下着が不足したため、つけ続けていたもののため汚れが酷い物だ。正直人に洗濯を任せるのは気が引けた。 「千代田なら何か知っているかしら……下着が無いなんて伝えたら、泥棒だとか変に暴走してしまいそうで困るのだけど。」 ふと脳裏に浮かんだ妹の姿に溜息をつく千歳。自身を極めて強く慕ってくる妹。 愛情が深いのは姉妹として望ましいのだろうが、千歳の身の回りにいらぬ気を回しすぎたり愛情表現が時折執拗すぎることが千歳の悩みの種であった。 「千代田、いるかし……」 『……ねえ……お、ねえっ……ちとせ、おねえっ……!』 妹の部屋の前に立ち、戸を叩こうとした千歳。それに先んじ部屋から洩れてきた声に動きを止めてしまう。 妹が連呼しているのが自身の名、しかも妙に熱っぽい声であることに気づき思考をしばし混乱させる千歳。 「……風邪、よね?多分。出撃中も妙に熱っぽそうに私を見たり、なんだか辛そうにしてたもの……」 強い違和感を感じながらも強引に自分を納得させる千歳。 しかし改めて戸を叩こうと意を決したその時……聞こえてきた言葉は、千歳の認識を根底から打ち崩すものであった。 『ほぉぉぉッ……お姉のっ、千歳お姉のパンツぅっ♥♥んおッ♥はひぃぃぃッ……♥♥』 「えっ……」 反射的に息を飲み、無意識に音を殺して扉を僅か開く千歳。細く室内を覗かせる戸口から覗いた室内の光景、それは…… 寝台の上にいる妹、千代田。しかしその着衣は前を肌蹴られ……豊かな乳房と、そして股に聳えた肉の器官を剥き出しにしていた。 「千歳お姉っ♥千歳お姉っ♥千歳お姉ぇぇっ♥お゛ッ、ほぉぉぉぉッ♥♥♥」 「う、そ……千代田?なんで、アレは私の……下着?」 当の千歳に見られているとも気づかず、寝台の上で千歳の名を連呼しながら股間で勃起する肉竿……男性と同様の生殖器を一心不乱に扱く千代田。 血管を浮き立たせ脈打つ凶悪な肉棒を摩擦するのと逆の手に絡ませ口元に押し当てた布……それは無くした筈の千歳のパンティであった。 クロッチの部分に鼻を押し当て大きく息を吸い込んだ千代田が酩酊したような表情となり、一際激しく喘ぐ。 「んお゛ぉぉッ♥キツいッ♥千歳お姉の体臭染みついてるぅッ♥おっほぉぉッ♥ちんぽバキバキになるぅぅッッ♥」 「う……ぁ……」 替えの不足のため、汚れても仕方なく履き続けた下着……行方不明になったと千歳が思っていたソレにむしゃぶりつく千代田。 発情期の獣のように発情し乱れ、赤黒くパンパンに腫れ上がった陰茎を乱暴に扱き立て続ける。 「ん゛ふうゥゥゥゥンッ♥千歳お姉のッ♥おしっこ染みッ♥美味しいぃぃッ♥イグッ……ほお゛ぉぉぉぉッッ♥♥」 「ひっ……そ、そんな……」 下着の僅かな染みを見つけ、そこを飴でも舐るかのように口に含んで蕩けた貌をし喘ぐ千代田……あまりにも卑しく淫らな妹の姿。 妹の過剰な好意も行き過ぎた姉妹愛に過ぎない……そう信じていた千歳にとって、妹が自身を性欲の的……自慰行為の種としている姿は衝撃的であった。 「出りゅっ♥ザーメンッ♥千歳お姉のおまんこ臭嗅ぎながらぁぁッ……チンポからザーメン射精ッ♥♥チンポ射精でいぐぅぅぅぅッ♥」 「……!!」 瞳を上向かせ背筋を弓なりに反らせた千代田が感極まった声で叫ぶ。肌蹴た胸元から零れたたわわな乳房が跳ね、肉茎が激しく脈打つ。 次の瞬間、弾かれたように跳ねた男根が精液を噴き……まるで蛇口を全開にしたかの如く放出された精液は宙にアーチを描いて撒き散らされた。 その射精は凄まじく、寝台の側とは逆の壁まで届きそうな勢いで精液が放たれ……粘つく黄ばんだ精液を床にこびり付かせていく。 「ふお゛ぉぉぉぉンッ♥♥お姉ッ♥お姉ッ♥千歳お姉ぇッ♥♥大好きぃッ♥千歳お姉とセックスしたいッ♥セックスぅぅッ♥♥」 激しい射精に痙攣する自身のモノをなお執拗に扱き、狂ったように千歳の名を呼び欲望を叫び続ける千代田。 妹の痴態、心を許していた相手の狂気、自己に向けられた情欲の深さ、それから……様々な衝撃に千歳は瞬きすることすらできず氷つく。 室内から漂ってくる牝の発情臭と栗の花の香りが混濁した匂いが千歳の脳を痺れさせ、思考を麻痺させていた。 「ふう゛ぅ~……あはあ゛ぁ~♥千歳お姉ぇ……♥ここ、ここにぃ……千歳お姉のチンポ欲しいのぉ♥お姉のチンポぉぉ……♥♥」 大量射精の余韻に脱力していたのも束の間……下着を握ったままの手で未だ硬さの残る陰茎を扱き、逆の手で枕元から何かを取り出す千代田。 男根を模した器具、それを口に含んで唾液を絡ませると自身の秘所に押し当て擦りつける……まるで雄を誘う淫乱な牝のような表情で。 「んぎぃぃっ♥千歳お姉ッ♥突いてぇっ♥私のおまんこズブズブ抉ってッ♥姉妹セックスで気持ち良くなってぇぇッ♥♥」 「っ……ぁ……あんな風に、私にされるのを……思い浮かべて……ぅ……」 その行為を幾度繰り返してきたのか、自身の熟々に潤った蜜壺へ荒々しく突き込んだ疑似男根を激しく出し入れしすぐさま喘ぎだす千代田。 千歳の名を呼びながら器具で膣穴を抉るたび彼女の陰茎は激しく跳ね、膣よりの快楽の強さを明瞭に伝えてくる。 妹の淫蕩に浸る様を盗み見する……あまりに異常で背徳的な状況に本人の意思とは裏腹に千歳の体の一部は激しく反応していた。 「う、ぁ……勃起してる、私の……。妹の、ぉ……おなにー、見て……ダメ、駄目なのに……ンンッ♥」 扉の向こうで更に熱の入った自慰に耽る妹の姿を覗き、己のスカートを内から持ち上げる硬く怒張した物体……自身の男根を恐る恐る撫でる千歳。 その途端。想像以上に鮮烈に痺れを伴った疼きが奔り、思わず悲鳴を上げかける。咄嗟に口元を押さえ、室内を伺う千歳。 「千歳お姉ぇっ♥チンポ凄いっ♥お姉チンポぉっ♥ゴツンゴツン来てッ♥お姉もイイのッ!?私もッ♥♥お姉のチンポイイィッ♥♥」 下着を絡めた手で陰茎を摩擦し、膣穴を疑似男根で責める。両性具有者のみが味わえる両性器からの快楽に溺れ乱れ狂う千代田。 その千歳に視姦されていようとは気付かぬ様子で獣の啼き声に近い喘ぎを上げ、姉との仮想性交に耽り続けている。 「だ、めぇ……こんなことっ、妹にオカズにされて……それで興奮するなんて、これじゃ私……変態じゃない、ンくぅぅっ♥♥」 撫でるように緩慢な刺激にも忽ちに硬く勃起しきる千歳の陰茎。もっと強い快楽を求めるかのようにビクビクと跳ね自己主張する。 口元を塞いで必死で声を殺しながら肉竿を握る手の動きを徐々に速め、妹の自慰を凝視しながら興奮に溺れていく千歳。 「チンポぉッ♥お姉のチンポッ♥チンポチンポォォッ♥♥チンポ扱きチンポセックスお姉とするのイイのおォッ♥ンお゛ぉぉぉッ♥♥♥」 「千代田、あんなに激しく私をっ……いけないのに、こんなのダメなのに……止まらないっ、んあっ♥はひっ、はへぇっ……♥♥」 常軌を逸した状況で興奮し、背徳的な自慰を止められない自分。こんな浅ましい姿を妹に見つかってしまえばどうなるか……? 何の躊躇もなく、組み伏せられ犯されるかもしれない。あの自慰のように激しく、卑猥に、熱烈に凌辱され……そんな妄想が更に千歳の手淫を速める。 「イくっ、チンポイくっ♥マンコもイくッ♥千歳お姉とチンポセックスでイグッ♥♥イグイグイグぅぅぅッ♥♥♥」 「だめっ、だめだめだめぇっ……私も、出……んうぅぅッ、バレちゃうっ……んぁぁぁぁぁっ♥♥♥」 もう堪えきれないといった様子の乱れ方で猛烈に膣と肉竿を自責する千代田。同調するように千歳も自制を失っていく。 互いに互いと性交する様を妄想し興奮を頂点まで猛らせ、極限の自慰快楽に耽る姉妹。次の瞬間、両者は同時に限界を越え…… 「孕ませてっ♥♥お姉ザーメンで妊娠させてぇぇぇッ♥♥ン゛オ゛ォォォッ♥♥私もチンポイグウ゛ぅぅぅッッッ♥♥♥♥」 「千代田ッ、私も……ンンンン~~~~~~~ッッ……♥♥♥♥」 淫らな絶叫に紛れ込ませるように己もまた蕩けた悲鳴を上げ、妹と同時に絶頂し精を放つ千歳。 妹が背を反らせて腰を突き上げ、精液を噴水の如く撒き散らす痴態を凝視しながら千歳もまた扉に精液を思うさま吐きかける。 部屋の内外に精汁の青臭い濃密な芳香が満ち、その嗅覚刺激になおも興奮が高まって射精中ながら更に大量の精液を精巣から送り出し噴射してしまう。 「お゛~~~っ♥んお゛ォ~~~……♥♥ちとせ、おねえ……しゅき♥らいしゅきぃ……♥♥」 「ふう゛っ……ん゛ぅぅっ……♥ちよ、だ……ふぁぁっ♥」 大量射精の余韻にビクビクと四肢と男根を痙攣させ、緩慢な手淫で射精の残滓を搾り出し合う姉妹。 荒く息を吐きながらしばし法悦に満ちた意識のまどろみに浸り続ける。永遠にその陶酔が続くかに思われた、その時。 「あっ……?ッ!!」 絶頂の反動で力が抜け、崩れ落ちかけた千歳。咄嗟に踏みとどまり……床が想像を上回る大きな軋みを上げた。 咄嗟に我に返り、萎れた陰茎をスカートの裾に押し隠してその場を走り去る千歳。後に構う余裕など一切ない。 「誰か、いた……?見られて、いた?……あ。」 寝台にぐったりと体重を預け、己の精液をねっとり絡ませた姉の下着を口に含んで恍惚に浸っていた千代田が身を起こす。 殆ど裸同然に着崩していた衣類を羽織り直しながら恐る恐る室外に顔を出すも、そこに既に人影はなく…… しかし。そこに視姦者がいた事を明確に主張するかの如く、ベットリと濃厚に雄臭さを放つ大量の精液が扉を伝い落ち……床に白い池を作っていた。 「あ、れ……これ?この臭い……んちゅ♥んふぁぁぁっ……そっか……そっかぁ、ふふふっ……♥♥♥」 持ち主不明の精液溜まりの匂いを嗅いだ千代田。なんの躊躇もなく精液を掬いとって口に含み……陶酔に満ちた呼気を吐いた。 忽ちに胸に湧き上がった興奮にまたも陰茎を硬く屹立させ、発情した牝の貌で淫らに歪めた唇から妖艶な哂いを漏らす。 彼女の胸に姿を浮かべた人物との、これから始まる快楽と淫蕩の日々……その光景を夕闇の暗がりの向こうに空想しながら。 「待っててね、千歳お姉……♥」 +後書き 486 :名無しさん:2014/06/15(日) 20 09 23 ID OcZ4O/c2 続きは無いんですけどね。 以上にて終了です、この場をお借り致しましたことに感謝。 おっぱいふたなり女性に変態オナニーをさせるのって楽しいです。 また次なにか書く機会がありましたらどうぞよしなに。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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91 :実は『悪い男に引っかかりそうな艦娘』の話:2014/05/24(土) 21 56 57 ID o6rYhbK. (注、1レス小ネタ、微エロ~非エロ) 今回、語り手をさせてもらう若葉だ。 少しだけ語らせてもらおう。安心しろ、嘘はつかない。 例えば若葉の振りをした皐月だとか、雷とか、そんなことはない。駆逐艦、若葉だ。 だが、音声報告である以上、多少の齟齬は発生するかもしれないな。 決まってする前には他の艦をオリョール海やタンカー護衛に送り出すんだ。 見られながら、というのも好き同士なら悪くないとは思うがまぁ気にするな。 少ししたら提督から、連絡が来る。それで彼の執務室へ向かうんだ。 何故か布団がある。普段、昼間は畳まれて徹夜対策に使われるらしいが若葉がいる時は大抵正しくない使われ方をする。 僕の肩に手を回して、必ず口付けをする。それからいつものように今日は構わないかと聞いている。 大丈夫だ。そもそも、そういった行為が嫌いであれば自ら来たりはしない。 形式だけの確認を終えると互いに服を脱ぐ。たまに着たままを希望されるが汚れるのは困る。 そう伝えていたからか、手渡されたのは同型艦の服。なるほど、汚しても良い予備と言うことか、悪くない。 提督はかけるのが好きだ。まるでマーキングしたがっているように全身にかけようとする。 血や硝煙で手ばかり汚れるよりよほど良い。 今回は珍しいことに手でして欲しいと言われた。何分、若葉の手は戦うものの手だ。 そういう行為であれば器用な明石に求めると思っていた。 しばらくして得心がいった。大きくなれど出る気配がなく、そして妙な笑み。 イかせてみせろという意味か。 早くしたり遅くしたり、強く弱くと錯誤を繰り返すこと四半刻といったところか、ようやく欲望を吐き出した。 若葉の体を使えばよほど早いと言うのに、つくづく性格が悪い。 まだ、手しか汚れていないから次は何をされるのかと思えば、解放された。 服は汚れていないからこのままでも良いだろうと。なるほど。 今日はこの二番艦の格好のまま過ごせと言うのか、提督は本当に性格が悪いな。 ん? 何をしてるのかだって? 音声報告さ。秘書艦としての勤めだ。 ところで今回はどうだったんだい、司令? 陸奥か。次に期待だな。安心しろ『支援』もある。 ビスマルク、大和に大鳳。全て揃うまで付き合おう。 んっ、ふふ、くすぐったい。だが、どうも気分が高揚する。 これが奇跡のキスか。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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136 :名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY AN NY.AN ID Jav7v0bd 8月25日 拾った軽空母1隻と『牧場』産の軽巡で赤城を近代化改修した。 これで装甲と対空兵装は現時点で限界まで鍛えられたはずである。 施工後に『これでもっと働けます!』と笑顔で感謝された。 なに、この強化でお前の食費が少しでも浮けば僥倖さ。 8月26日 各海域の深海棲艦に動きがあったようだ。通達によると新兵器による戦力増強か、とのこと。 早速うちの艦隊も甚大な被害を受けた。なんだあの戦艦の主砲の数は。 隊で一番の大怪我をした赤城は10時間の入渠を余儀なくされた。 女性の見舞いに男性が訪れるのはタブーだが、どうしても帰投後の沈んだ表情が焼きついて離れなかった。 非礼を承知でこっそり見舞いに行く。カーテンの向こうで彼女は『……モト提督』と寝言を口にし眠っていた。涙が見えた。 俺の名前ではない。 差し入れのボーキドーナツを冷蔵庫に忍ばせて、去った。 8月27日 戻ってきた赤城の様子が少しおかしかった。 髪を、いつもの流れるようなストレートではなく、ツーテールに結わえて周囲を驚かせていた。 ふるまいにしても、いつもの落ち着いた様子ではなく勝気な言動が目立った。 イメチェンを図って意識の段階から自らを変えようとしているのだろうか? 彼女なりの努力なら温かく見守り、サポートしてやろうと思う。 8月28日 赤城だけじゃなく島風や金剛の様子も似たように変わってきた。 あのヘアスタイルが流行っているのか?今度同僚に訊いてみるかな。 8月29日 提督の夏休み。またも瞬殺 糞が! 137 :名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY AN NY.AN ID Jav7v0bd 9月3日 やはりおかしい あれではまるであの娘が いやそんなことはあるはずがない どの提督だってやっている事だし だが自分の鎮守府の娘だけあんな風になるなんて 9月5日 どの娘の改修にも彼女を使った、それも何隻も 今になって工房に連れて行く時の彼女の顔が思い出される 酒で洗い流そうとしても無理だった 何も映さない瞳、全ての気勢を削がれ力なく運ぶ白い足、前向きな言葉とは裏腹に死人のようだった顔色 俺達を恨んでいるのか 9月14日 執務室にいるのが怖い 四六時中あの娘の声と顔に囲まれている 転属希望の書類はとっくに送付したはずだがまだ返事が来ない 郵便課の連中はなにをしている! 月 日 (読めない) 月 日 ごめんつぎはもっとだいじにするからゆるして
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清々しい朝。開かれた窓の外に見える鎮守府近海は穏やかで、カモメの声さえ届く。 淹れたてのコーヒーを嗜みながら、僕が青葉が刷ったばかりの朝刊を読んでいると―― 「提督! おはよう!」 ノックも無しに元気良く扉を開いて、我が艦隊の秘書艦娘、最上が現れた。 「おっこれは……う~ん、いい匂い! 提督、何それコーヒー?」 部屋に入って敬礼も早々、最上は鼻をくんくん利かせて、僕のカップを指差す。 「あぁ、そうだ。最上も飲むか」 「えー、いや、まあ……僕はいいや。匂いだけで」 「苦くて嫌いなんだよな?」 「そんなコト無いよぉ。お風呂上りにいつも飲んでるし」 最上は腰に手を当てて、右手をくいっと口元で傾けて見せた。 「コーヒー牛乳だろそれは」 「絶対にコーヒー牛乳のが美味しいもんねー。間宮さんのは絶品なんだよ?」 「いつまでもお子様だと、駆逐艦娘どもにバカにされるぞ」 「なっ、余計なお世話だよ!」 最上は口を尖らせて、べぇっと小さく舌を出した。 正直このお友達感覚……もう少しどうにかならないものかと思ってはいる。 僕は黙ってコーヒーをもう一口。 「……で、それで? 提督、今日はどうするの?」 その一瞬で、最上はもう気持ちを切り替えていた。 これから始まる一日に思いを馳せ、にっと歯を見せて笑う。 この切り替えの早さや、さばけた雰囲気が、僕が彼女を秘書艦娘に指名している理由だ。 「えっと、第4艦隊はまず補給だね。そうしたら、深海棲艦の動きが活発な方面で偵察かな」 作戦の立案補助能力や、部隊への配慮も上々だし、 「この前ドックで衝突しかけちゃってさあ……あそこの角、ミラーがいるよ。まったく」 そそっかしい彼女が時折挟む他愛のない会話も、僕にとっては重要な情報源だった。 ――でも。僕は一つだけ気にしていることがある。 「う~ん、そうだな……」 僕は資料やらを情報やらを最上から手渡されると、いつもあれやこれやと考えを巡らせる。、 当然その間、最上は手持ち無沙汰だ。はじめこそ、まっすぐに立って僕の様子を伺っているが、 しばらくすると癖毛をいじったり、つま先をとんとん鳴らしたり、暇そうにし始める。 「ソファ、座ってていいぞ」 「ん? いや、別にいいや」 「じゃ楽にしてろ。まだかかる」 「イエッサ~」 最上も邪魔する素振りは見せない。自分がこの鎮守府で戦闘に参加する以上、この僕の決定が いかに重要なことか、彼女なりに理解しているのだろう。 そうして最上はいつも決まって窓の方へと向かうと、窓枠に手を突いて外を眺め始める。 開け放たれた窓から吹き込む涼しい朝の風が、栗色の髪をさあっと揺らす。 言動も服装も髪型も、どこか少年らしい最上だったが、こうやって窓の外を眺めている横顔に、 僕は最上の中に確実に存在する『少女』を意識せずにはいられない。 きっと結ばれた口元や長いまつ毛、キュロットからすっと伸びる健康そうな脚。 窓の外のに広がる果てない海を見つめるくりっとした瞳も、艦娘らしい不思議な憂いを湛えている。 ――でもね? ぐい、ぐいぐいっ。 しばらくすると最上は、決まって爪先立ちになって、窓の縁に押し付け始めるんです。 えぇ、その、キュロットの。はい。正面の。 ……股の辺りを。 最上は、別にそれをしているからと言ってヘンな声を出したりするわけじゃない。 表情一つ変わらない。ただ一心に窓の外へと気持ちを傾けているはずだ。なのに―― ぎゅっ。ぎゅ。 最上は質素な窓の木枠に対し、股の辺りで全体重を預けている。 キュロットに隠された小さなお尻が時折、何かを探るように左右に揺れる。 ――絶対無意識なんだよな、アレ。 僕は別にそれに対して邪心を抱いたりしない。まだ子供の、少女になりかけの艦娘がひとり、 何だか良く分からないうちに何だかイイキモチー? になっているだけなわけで。 僕は結局今日も注意することも出来ないまま作戦をまとめると、ふうっとため息をついた。 それが僕の合図だ。 最上は待ってましたとばかりにこちらをくるっと振り向き、とととっと笑顔で僕の方に 近づいてきて、執務机の角に勢い良く両手を突き―― あろうことかですよ、はい。そうなんです。 ぎゅーっ。 そのままの勢いで、執務机の角っこに、ぎゅぎゅぎゅ~っと押し付けるんです。 ええ、キュロットの。はい。正面の。 ……オンナノコの、大事な辺りを。 「提督ッ、決まった?」 そしてそのまま、押し付けた股間を支点にして、やじろべえみたいにバランスを取って 僕に身を乗り出してくるんです。 「あ、あぁ……。だいたい最上が考えてくれた通りだ、まずは――」 聞く体勢はどうあれ、最上は真面目に僕の話に耳を傾ける。指示を二度聞き返すこともない。 最上はしっかり、秘書艦娘としての責務を果たしているのだ。 股間をぐりぐりと机の角っこに押し付けて、小さくお尻を揺らしながら。 「それじゃ提督、僕は先に作戦室で準備してるから。5分後に集合だよ?」 一通りの説明を聞くと、最上は資料を脇に挟んで足早にドアへと向かう。 そしてくるっとコマのようにこちらを振り向き、小さくウィンクして敬礼した。 「今日も僕、頑張るからね! 提督も頑張ろっ?」 ドアが閉じられて、残されたのは僕一人。 最上は部屋に長居するわけでもなく、僕に特別懐いているでもなく……。 ちょうど良い距離感を保って、僕と最上は互いの任務を果たしていると思う。 僕は冷めたコーヒーを飲み干して立ち上がり、さっきまで最上が身を預けていた執務机の角を撫でた。 まだ、ぬくもりが残っているような気がして、小さな罪悪感と虚しさ感じたが、それもそこまでだ。 ――そのうち、やらなくなるだろな。 僕はちょっとだけ笑うと帽子を被り直し、最上たちの待つ作戦室へと向かった。 =============== ~鎮守府 ヒトフタゴーマル~ 昼食を終え、青空の中天から、陽がまっすぐに降り注ぐ時間。 誰かが聞いているのだろう。古く歪んだクラシックのレコードが、穏やかな潮風に乗って聞こえてくる。 戦時、それも軍施設の中とは思えない、ゆったりまったりした鎮守府の昼下がり。 その柔らかな空気は、提督の執務室も例外ではない。 夏が過ぎ、真昼でも過ごしやすいこの季節だ。扇風機もエアコンも、とうにお役御免。 執務机の灰皿から立ち上る紫煙も、天女の羽衣のようにすぅっ……と天井へと消えていく。 誰にも邪魔されることの無い、何にも変えがたい至福の時間だが―― バーン! 何の遠慮も無しに、木製のドアが豪快な音を立てて開け放たれた。 「提督ー! 起床おぉーッ!」 暢気な空気をブチ破る、秘書艦娘・最上の大声が部屋中に響き渡る。しかし、 「んっがー んっごー」 提督は帽子で顔を隠し、机に脚を投げ出して高いびきだ。 「起床ー! 起床きしょうキッショー! ぱっぱらっぱらっぱらっぱぱっぱらー♪」 だが最上も負けていない。両手でメガホンを作り、起床ラッパの口真似をしながら提督の すぐ耳元で騒ぎ散らす。 「はがぁ~……許せ、あとゴフン……」 ようやく気づいたのだろうが、帽子の下から聞こえる声は夢うつつだ。 「何ノンキな事言ってるんだい提督! あと10分でヒトサンマルマルだぞ!?」 「ほわあぁぁ~……むにむに……」 「今日はこの後、お偉いさん達が会議に来るって言ってたじゃないか!」 「ん~? あと10分……あるんらろ……? いいじゃん……ぐぅ……」 「駄ぁ目っ!」 最上は提督の顔を覆っていた帽子をかっぱらうと、自分の頭の上にひょいと載せた。 白昼の眩しさに晒され、提督の眉間がぎゅーっと寄せられる。しかしそれでも起きない。 「ったくー、いーっつもこれなんだから……」 文句を垂れながらも、最上は少しだけ微笑む。 そして、食堂から持ってきていたキンキンに冷えたお絞りを提督の顔の上に広げた。 「ほらほら! シャキっとしてよ提督!」 そして乱暴な勢いで、ぐわしぐわしと脂っぽい顔をすっかりふき取ってやる。 「んが……ふわ~あぁ」 ここまでやって、ようやく提督の目覚めは半分。なおも寝ぼけ眼な状態である。 「提督、机から脚下ろして」 「あー」 「こっち向けて」 「んー」 寝ぼけている提督は、秘書艦娘――最上の言いなりだ。 背もたれつきの立派な回転椅子をくるんと半回転させ、ブーツを最上のほうに向ける。 「身支度ぐらい、自分で出来るようになってよ……ったく」 最上は腕をまくると、キュロットのポケットから布きれと靴墨、それからブラシを取り出し、 ブーツをピカピカに磨き上げる。 執務室の壁掛けの時計は、ヒトフタゴーサン。 ――おっ、いいタイムじゃない? 僕。 「はい、立ってー?」 「むー」 「襟正して、ボタン掛けてー?」 「はー」 「タバコいっぷくー?」 「すぱー」 「コーヒーひとくちー?」 「ごくー」 ここでようやく、最上は腕組みをして、目の前にもっそり立っている我らが提督の姿を つま先から頭のてっぺんまで確認する。 「靴よし、服よし、顔……まあよし」 最上はふんっと鼻息を荒くして笑うと、背伸びして提督の頭に帽子を返した。 「よし! 提督、完成! 至急、会議室に出撃されたし!」 「ふわあ~あぁ、ありがと、もがみん……『大将』……」 あくびまじりの提督は最上の顔を半開きの目でちらっと見て、気の抜けた敬礼をする。 「『大将』って何さ。僕は重巡洋艦、も・が・み、だよ!」 意味の分からない二つ名をつけられ、最上はぶすっとしながら敬礼を返す。 「ちゃんと名前を呼んでよね。僕まで笑われるだろ?」 「はいはい……んじゃ、後よろしくな……」 おぼつかない足取りで廊下を歩いていく提督の後姿に向かって、最上は火打石を振るう。 「提督、ちゃんと話し合ってよね? 途中で寝たりしたら、僕怒っちゃうぞ?」 提督はふらふらしながら背中越しに右手を振ると、階段の方へと消えていった。 「相っ変わらず世話が焼けるんだから、ホントに……」 自分以外誰もいなくなった執務室前の廊下で、最上はふうっとため息をつく。 そうは言いつつも、最上は提督の秘書という役割が気に入っていた。普段、特に寝起きは あんな感じだが、提督はああ見えて一応は提督になるだけの軍人である。 最上は執務室に戻り、建屋の正面玄関が見える窓から身を乗り出し、下を覗き込む。 ――あ、来た。 見れば、黒塗りの高級車が既に停車しており、そこから数人の将校がぞろぞろと敷地内に 歩いてきたところだった。我らが提督も玄関から現れ、先ほどとは別人のような きりっとした足取りと敬礼でもって迎え入れる。 最上は窓辺に押し付けた股の辺りで身体のバランスを取りながら――そうしているのが 何だか最上は好きなのだ――足をぶらぶらさせ、提督の姿が会議室のある建屋に消えるのを見届けた。 ボォン……。 執務室の柱時計が、ぴったりヒトサンマルマルを告げる。 「ふー……」 この執務室に押しかけて、ここまでたったの10分だ。 しかし、何より大きな仕事をやり遂げたような不思議な充足感が、最上の心を満たす。 自分達のリーダーのいちばん近くで仕事が出来る光栄さもあるし、鎮守府全体と海までを 一望できるこの窓を独り占めできるのも、最上は好きだった。 今頃は、駆逐艦娘で賑やかな第四艦隊が製油所地帯海域の偵察を終え、この穏やかな鎮守府へ 針路を取っている頃だろう。 ――今日も、明日も……平和が続くと良いけどな。 それだと艦娘の自分は仕事が無くなってしまうし、事実、到底無理なお話だ。 しかし、だからこそ最上は思うのだ。 雨でも、風でも、毎日こうしてこの風景を見続けられるなら、 提督や仲間の艦娘たちと一緒に鎮守府で過ごしてける日が続くなら、そして―― ――誰一人欠けることなく、少しでも長く、みんなと過ごせたなら良いな。 コン、コン。 「最上ちゃん、最上ちゃん?」 開け放たれたままの執務室のドアが控え目に叩かれ、最上は背中越しに振り向いた。 ドアの陰で、短めの黒髪をサイドに纏めた艦娘が、小さく手を振っている。 「あっ、長良!」 「司令官、会議行った?」 最上は頷きながら、こちらの様子を伺っていた長良を手招きした。 「大丈夫だって。僕しかいないから。コホン……君、入りたまえ」 長良はくすくす笑いながら、執務室のドアをくぐった。 「ウチの司令官、そんなじゃないし……って……? プッ、ククク……!」 最初は最上の真似事で笑っていたであろう長良が、最上の顔を間近で見るや、今度は 口を押さえて噴き出してしまった。 「ん? 長良、どうかしたの?」 「だって……ハハハ! 最上ちゃんの、その顔! ホントに司令官ごっこするつもり?」 「はあ!? 顔……って」 黒のサイドテールを揺らして笑う長良に指摘され、最上は慌てて窓ガラスに自分の顔を映す。 「あーっ!」 最上の鼻の下には、真っ黒なひげが横一文字に描かれていた。 見れば、両手が靴墨で真っ黒だ。 ――もしかして、さっきの『もがみん大将』って……ぐぬぬぬ! 「んもーっ、提督! 気づいてたなんて! 僕、本気で怒ったかんねー!」 悔しさと恥ずかしさがない交ぜになって、最上はぶんぶん拳を振り回した。 「アハハ。でも最上ちゃん、結構似合ってるよ?」 「あーっ、何? 長良までそんなこと言うの?」 「じょ、冗談だよ、冗談!」 思い切り頬を膨らませた最上に、長良もたじたじ、苦笑いで話題を変える。 「そ、それよりさ。午後、時間は大丈夫?」 「そりゃあ、もっちろんさ!」 提督の顔を拭いたばかりのタオルで自分の顔もごしごし拭きながら、最上がぱあっと 笑顔を見せた。 「走り込みでしょ? 行こう行こう! 第四艦隊が帰ってくる前に!」 「よしきたあ!」 長良はぐっとガッツポーズを見せ、こちらもにっこりと笑う。 「あ、でも長良、その前にさ」 「え?」 「ちょーっと掃除、手伝って」 バツ悪そうに最上が指差すその先には、真っ黒な指紋でべっとり汚れた窓枠があった。 ~鎮守府 営舎前 ヒトサンサンマル~ 「さぁーって、今日もコンディション最高! ひとっ走りいきますかあ!」 長良はぎゅっとハチマキを締めなおすと、手足の関節を入念にほぐしていく。 長良は袖の無い紅白のセーラー服に膝上丈の赤袴、それにニーソックスという、いつも通りの 服装のままだ。しかし艤装を解いたその姿は、艦娘たちの中でも一際陸上で運動するのに 適している服装だといえそうだった。ただ一点違うとすれば、腰の後ろにドラム缶を模した 水筒がくくりつけられているということだった。 「気合が入っているねえ、長良。よーし、僕も負けないよ」 ぐいぐいと腰を捻って体操する最上は、エンジ色のセーラー服の上着だけを脱いで、 白のタンクトップとキュロットという軽い出で立ちだ。長良の走りこみに付き合うときは、 いつもこの格好だった。 「ま、航続距離なら僕に軍配が上がるからね?」 「瞬発力だったら、長良の脚にだって分がありますから!」 準備体操をする二人は笑顔だったが、内心は本気だ。 負けず嫌いの艦娘の目線が、照明弾を思わせるほどの火花を散らす。 「がんばれー ふたりともー」 「お昼ごはんのすぐ後だってのに、よくやるよねー」 営舎で休んでいる非番の艦娘たちも、二人の走りには興味しんしんだ。 いつの間にやら、営舎の窓には見慣れた顔が幾つも並んでいた。 計らずも観客を背負った最上は、自分の中のエンジンがごうんと力強く動いたのを感じた。 横に並んだ長良も同じのようだ。その場で小さくぴょんぴょんと跳ねるたび、表情が リラックスという名の深い集中に満ち溢れていく。 「ふたりともー いいー?」 待ち切れなさそうな営舎の二階からの声に、最上と長良は手を振って―― 「よーい どん!」 背中から聞こえたスタートの合図と同時に、二人は秋の爽やかな風となって走り始めた。 「おっ先にぃ!」 先手を打ったのは長良だ。滑るように加速していく背中を見て、最上はにやりとする。 ――どうやらコンディション最高っていうのは、嘘じゃないみたいだね。 こうやって長良と走るようになったのはいつからだろうか。もう良く覚えてはいないが、 最上は長良と何かとウマがあった。提督が居ないときなどは食事を一緒にとることも多いし、 他の艦娘に比べてオンナノコオンナノコしていないところが、最上には何だか安心だった。 それに何より、長良の快活で裏表の無い性格や、朝昼晩と欠かさず走り込みを続ける実直さと 体力を、最上は尊敬していた。 作戦中の素早い動きや、波間を縫って深海棲艦に肉薄する姿は、持ち前の勇敢さと日ごろの 鍛錬による自信の賜物に違いない。 ――僕が提督だったら、長良を秘書にしたいなあ。 そんな事を思いながら、最上も腕を振る力を強め、長良の背中に追いすがり……そして並ぶ。 「いきなりそんなに飛ばして……。大丈夫なのかい?」 「最上ちゃんこそ、長柄の脚に着いてこれる?」 鎮守府の外周を大きく回るランニングコースにも、秋が来ているようだった。夏は吸い込む だけで火傷しそうに暑かった空気も、軽口を叩きながらでも走れるくらいに快適だ。 快晴の空に見上げる太陽も、汗ばむ肌に心地良いぐらいである。 「すっかり良い季節だねえ」 「本当に! コンディションも良いわけだわ~」 ランニング日和というよりも行楽日和という方がしっくりくる、柔らかな昼下がりのせいだろう。 工廠の裏を抜け、鎮守府の港近くの小さな砂浜へと到達する頃には、ふたりのボルテージは すっかり下がっていた。 「それで酷いんだよ、提督ってば。僕の顔見て『もがみん大将』なんて!」 「アハハ。今度寝てるときに、逆襲してみたらいいんじゃない?」 「あっ、いいねえ、それ! いまに見てろよ~、提督~!」 そんなお喋りが弾む、楽しいジョギングになってしまっている。 「それにしても、長良はスタイルがいいよねえ」 併走する長良のしゃきっとした姿勢を見て、最上は思ったことをそのまま口にした。 「そ、そんなことないよ。ふつうだよ」 照れながらも、長良は少し嬉しそうだ。 「謙遜しなくていいって。ランニング以外にも何かしてる?」 「うん、簡単な筋トレかな。でも、やっぱり走り込みが楽しいんだけどね」 ほうほうと、最上は長良の四肢をまじまじと観察する。軽く日焼けした肌の下で、 長良の細いフレームを包むしなやかな筋肉が躍動しているのが良く分かる。 「やだ最上ちゃん、なんだかオジサンぽいよ? 視線が」 気づいた長良が、最上の肩を冗談ぽく肘で小突いた。 「でも良いことばかりじゃないよ。長良、また脚に筋肉ついてきちゃったみたいで」 「いいじゃない、筋肉! 海兵隊みたいなモリモリマッチョマンは困るけど」 「よ、良くないよぉ~」 長良は風に流れる黒髪に滴る汗を掻き分け、はぁっと意味ありげなため息を突いた。 「あんまり鍛えすぎるとボトムヘビーになって航行しづらいし、それに……」 「それに?」 「えぇっと、その……」 珍しかった。いつも歯切れの良い長良が、言葉に詰まって頬をぽりぽりと掻いている。 「どうしたの? 顔、赤いけど」 「そっその、最上ちゃん、あの……これは長良との秘密だよ? 内緒にしてくれる?」 最上は一瞬ぎょっとした。あの長良が、自分に内緒話をしてくるとは思いも寄らなかった。 よっぽど言いづらいことが、この長柄のボディーに隠されているとでも言うのだろうか。 ――うーん、約束事は慎重にすべきだけど…… 「良いよ。黙ってるから」 長良の均整取れた肉体の秘密が分かるかもしれない……という好奇心にあっさり負けて、 最上は二つ返事で小指を立ててみせた。 視線を泳がせていた長良だったが、最上としっかり指切りをして、ようやくこそこそ声で話す。 『その、あの……結構さ。筋肉って、重くてね。長良、最近体重がさ……』 「えーっ、たいじゅう?! なー……」 「やだ――! 最上ちゃん、声おっきいってばぁ――!」 なーんだ、そんなことかあ、という言葉が放たれるよりも早く、長柄の人差し指が最上の唇を ぎゅーっと押さえ込んだ。 『ヒミツだって、言ったばっかりでしょーっ?!』 殆ど口パクで叫ぶと、長良はおでこが当たりそうなくらいに最上に詰め寄った。 体重。その言葉一言だけで、この反応だ。 その先まで口走っていたら、一体今頃どうなっていただろう? ――あ、危なかったなぁー、僕。 作戦中に等しいぐらいに鬼気迫る長良に気圧され、最上の足は、ぴったり止まっていた。 「ご、ごめんごめん。僕が悪かったよ」 両手を合わせてぺこぺこ、最上が平謝りに謝ると、長良は「もうっ」とむくれて、どかっと 砂浜に腰を下ろした。ふたりは、丁度ランニングの半分を終えようというところまで来ていた。 「最上ちゃん、デリカシー無いんだから……」 「で、デリカシー……かい?」 普段殆ど耳にも口にもしない言葉が、しかも長良の口から飛び出して、横に座る最上はたじろいだ。 「そうだよお。最上ちゃん、全然気にしないの?」 「う、うーん……そういえば僕、もうずっと体重計には乗っていないね」 「はぁ~? お幸せですこと!」 呆れた表情の長良は、腰から水筒を外して飲むと、最上の頬にぴたっとくっつける。 「ひゃっ! ありがと!」 水筒を傾けると、キンと冷えた甘露が溢れ出し、レモンの香りと共に最上の喉を潤していく。 「ふーっ、生き返るぅ。長良のハチミツレモンは、本当に美味しいね!」 「間宮さん直伝だからね」 ひとくちふたくち味わって、もう一口飲んで、ようやく水筒を返す。 「でも何だろ、今日はいつもよりハチミツが薄目?」 「はぁ……ホントに最上ちゃん、何も気にしてないんだから……」 長柄のジトっとした非難めいた視線が、最上の身体の色んなところを突き刺す。 「長良ね、実は前から気になってたんだけど」 「え、僕?」 「そう、その……」 小さなためらいの後、長良は照れくさそうな早口で呟いた。 「最上ちゃん、いつもノーブラなの?」 「ノーブラ……ああ、うん。そうさ?」 長良の茶色い瞳が向かう先に気づいて、最上は事も無げに答えた。 タンクトップの襟元をぱたぱたしながら、そういえば……と思い出す。 「僕、ブラジャーって着けたことないなー」 「えぇっ、そうなの? 一回も?」 「一回も。だって持ってないし」 「まさか、一枚も?」 「一枚も」 ざぁ……んと、静かに寄せては返す波の音だけが、二人の間をすり抜けた。 長良はまるでその音を隠れ蓑にするかのように、座ったまま、そおっと少しだけ背伸びする。 そして、最上のはだけた襟元に視線を落とし―― 「あ、そ、そっか……そうなんだ。は、ハハハ……すみません」 ぎこちなく笑いながら、もじもじと膝を抱えて小さな三角座りになった。 「なんだい? 長良ってば、変なの!」 「だ、だから……すみません、ってば……」 「それじゃあ、そういう長良はブラジャーしてるっていうのかい?」 最上がたずねると、長良はもじもじしながら鎖骨の辺りをさすってみせる。 「長良は、してるよ? スポブラだけど」 「すぽ……ぶら?」 まったく聞いたことの無い単語だったが、心当たりにポンと最上が手を打つ。 「ああ、飛行機についてるアレ?」 「最上ちゃん、それスポイラー」 「違うの?」 「違う! ぜんっぜん違う!」 長良は「艦娘にスポイラー要らないでしょうが!」と不満そうに最上に詰め寄ると、 きょろきょろと周囲を伺い、意を決したようにセーラー服の襟元を引き下げ、中を広げて見せた。 「スポブラ! スポーツブラジャーのこと!」 最上は、長良の制服の暗がりの中に目を凝らす。石鹸とレモンの混じった香りの向こうに、 長良の胸をぴったりと覆っている桃色の下着が見えた。 「こ、これがスポブラだよ。分かったでしょっ!」 これ以上たまらないという感じで、長良はまたすぐに膝を抱えてしまった。 「ええっと……」 最上は思い出しながら、自分の胸の辺りでスカスカと手を動かし、ジェスチャーする。 「こう……肩紐とカップじゃなくて、何だろ。僕のよりもピッタリした、胸だけ覆った タンクトップ、みたいな……?」 「そう、そう!」 「そんなピタピタで、息苦しくないの?」 「ぜんっぜん! むしろ長良は動きやすいよ」 「ふーん?」 ――ホントかなあ? 生返事しつつ、最上はどうもピンとこなかった。 ――動きやすいって、胸が揺れないってことだよね? 一応ブラジャーだし。 今は外洋の任務にあたって鎮守府を離れている戦艦や、正規空母達なら話も分かる。 中にはドックの風呂に浮くような胸の持ち主さえいるのだ。あれを野放しにしておいたら、 両胸に水風船をぶら下げて動き回るような感覚になるのだろう。ブラジャーの必要性も頷ける。 しかし、長良の胸元はお世辞にも―― 「いやぁ、分かるよ? でもさ……っと、おおっと」 最上は慌てて自分の口を両手で押さえ、またしても飛び出しそうになった言葉を飲み込んだ。 「で、デリカシーデリカシー」 「も~が~み~ちゃ~ん~?」 急に周囲が暗くなり、最上ははっと頭上を仰ぎ――腰を抜かした。 そこには、歯をぎりぎり鳴らしながら涙目で最上を見下ろす、長柄の姿があった。 日輪を背負うその姿は、まさに護国の戦姫……いや大魔神である。 「わあっ、ななな、何だよ長良! 僕は何も言っていないだろッ!?」 「目は口ほどにモノを言うって言葉、知ってるよね……?」 長良の両手が、猛禽の爪のごとくワシワシと蠢いた。 今ならリンゴだろうと弾丸だろうと、豆腐のように握りつぶしそうだ。 「もう二度とブラなんかいらないように、長良が近代化改修してあげよっか……?」 その手が向かう先を察し、最上の背筋を冷たい汗が滴り落ちる。 「やっ、やめてよ長良! 早まるなって! きっとまだまだ大きくなるさ! ホントだよ!」 ブチィンと、長柄のハチマキが音を立てて千切れた。 「うううううるさーい! もう遅い遅い遅いッ! そんな言い訳、ぜんっぜん遅――」 パッパラッパラッパラッパパッパラー! 長良が最上に飛び掛らんとしようとした、まさにその時。 秋晴れの鎮守府に、スピーカーを通して乾いたラッパの音が轟いた。 その瞬間だった。 ばし、ばしばしばしいいいっ! 背中に、赤く鋭い雷のような衝動がほとばしり、最上は思わず「ひうっ」と声を上げた。 尻餅をついたままの最上をよそに、長良もその場に慄然と立ち尽くし、鎮守府の高台にある スピーカーを食い入るように見つめている。 ラッパの音がこだまするたびに、最上の頭の中で、胸の奥で、幾つものギアが次々と 噛み合い、海原を切り裂く鋼鉄の塊が動き出す轟音が迫る。きっと長良も同じだろう。 「「非常呼集……!」」 ランニングも。 ハチミツレモンも。 デリカシーも。 ブラジャーも。 そして、ふたりのわだかまりさえも。 艦娘たちのひとときの『非日常』は、ラッパの音がもたらす『日常』によって、既に遠く、 遥か夢の向こうへと追いやられていた。 そしてその代わりに、自分の中の『軍艦』が姿を現し、全身に熱い血を送り込んでゆく。 これが自分の本性なのかどうなのか、最上には分からない。 しかし、最上は感じるのだ。 ビーズを蒔いたようにきらめく水平線の彼方に迫る、倒すべき存在の陰、深海棲艦の姿を。 最上は長良に差し伸べられた手を取って立ち上がり、お互い目配せで「うん」と頷くと、 ここまで走ったときの何倍もの猛ダッシュで、営舎への道を引き返した。 背中を押し、大地を蹴る足を動かす、内なる衝動が命じるままに。 そう、心震わせる、あの『抜錨』の瞬間を求めて――。 =えんど=
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前回の話 「吹雪に魚雷の扱い方を教えてやれ」 重雷装艦となって間もない私たちが、提督に呼び出された。 早速重雷装艦の戦力が理解される時が来たかと思ったが、提督は私のそんな期待を切り捨てる命令を吐いた。 なんでそんな雑用のような任務をしなければいけないのか。 私はこの男に聞こえないよう小さく舌打ちした。 「うーん……」 北上さんが唸る。 こんなかったるい任務、断っちゃって。お願いよ。 心の中でそう念じたのが通じたのか、北上さんは横目で私に目配せする。 通じた? 通じたの? 通じたのよね!? しかし都合の悪いことに、北上さんが二の次を告げる前にこの男は動きやがったのだ。 「教えてやってくれ」 どういうわけか言葉遣いは少し腰の低いものに変わったが、私は一瞬にして憤りを感じた。 なんとその男は北上さんを一心に見つめ、あろうことか北上さんの両手を掴んで懇願してきたのだ。 私にとって存在そのものが気に食わないこの男が、私にとって大切な存在である北上さんに触れる。 そんな光景を見て私が我慢できるはずがなかった。 「なっ、あぁ貴方! 何してけつかる!! です!」 「は?」 思わず素の口調でものを言ってしまった。 この意識は別に上官である提督に対して無礼な態度を、ということではなく、 この男に素で接したくない、という精神的装甲に所以しての意識である。 何を言っているのか分からないことから察するに、この男の生まれは私と同じところではないらしい。 それだけは安心できた。 生まれが同じだと分かったらそれだけで反吐が出る自信がある。 提督は私へ首を回転させ、その顔を唖然とさせているらしい。顔は眉一つ動いていないけど。 ああ、その首が二度と回らないようにしてあげたいわ。 「い、いえ、なんでもありません」 「……嫌だってさ」 北上さんが私の言いたいことを言ってくれた。 そうよ。それでいいのよ。 任務受託を拒否してこの執務室を出て終わり。 そういう流れを期待したが、問屋はそうは卸さないらしい。 「なら大井が教えてやれ」 「……はあ?」 あらやだ。また素で返してしまったわ。 私の顔が、眉間が歪んでいることも自覚できる。 口調がよく崩れる奴だな、などと実は何も考えていないようにのんきに提督が呟いた。 「北上に教えさせるのが嫌ならお前がやれ。お前等なら他の艦より少しは分かるだろ」 「あら提督。この文書、出撃命令が書かれているではないですか。私たちなら簡単に敵を殲滅させられますよ」 艦種の名前が"重雷装巡洋艦"なんてものだから、それは考えなくとも分かっているのだろう。 魚雷を扱うなら私たちの右に出る者はいないと思われること自体は悪くない。 それだけの戦闘力があると分かっているなら使い方を間違えるな。私たちを暇にさせるな。 私は暗にそういう訴えを込めてちょうど執務机に置かれていた一枚の紙を掲げる。 「その任務は他の艦に遂行させる。今のお前等の任務は吹雪への講義であって出撃ではない」 「……なんですって?」 ああ、今魚雷が手元にあったら即座に振りかぶっていると思うわ。 私たちは戦闘としては使い物にならないと? 馬鹿にするな。 どちらかと言えば旧式艦に分類される私たちでもいい戦力を持っているのに、 もはや"特型駆逐艦"とかいう たすきが藻屑塗れになっているあの役立たずの詐欺艦は、教えたって無駄よ。 しかし口には出さない。 私が抑えて黙っているのをいいことに、この男は私を睨むかのように真顔で見つめ調子に乗り始める。 「大井は教える事自体が嫌だと言うなら、お前のこれからの処遇を少し厳しく検討せねばならなくなるのだがな」 こんな無能な男の下に配備されるとは、運命とはとても残酷なものだ。 艦隊を組んでも鎮守府周辺海域を徘徊させる事しかできないこの男も "提督"という たすきが煤塗れになっているくせになんて生意気な。 はっきりと戦果を示せないのに大口を叩くだけの上官は最悪だ。 黒い感情に任せて提督へ目を尖らせる。 しかし提督は張り合っているのかいないのか真顔のまま。 鳥のさえずりさえ入ってこない険悪な睨めっこが続く。 それを中断させたのは傍らの北上さんだった。 「……あーもうやめやめ! 大井っちは少し協力しないと駄目だよ。吹雪にはあたしが教えて……」 「私がやります」 即座に私は北上さんの言葉を遮るように被せた。 ごめんなさい北上さん。でもここは私に任せて。 不本意ながら気に食わないこの男に協力する形になってしまうが、背に腹は変えられない。 提督の言う"処遇"がどういったものか鋭く推測はできないけど、 将来的にこの男が私を残して北上さんだけ艦隊に組み込むような事でもあれば私は発狂する。 「北上さんの手を煩わせるくらいなら、私がやります。……提督のさっきの言葉、覚えておきますからね? 下手な指揮で負けておめおめと帰投させるような事があれば、ただじゃおきませんから」 「そうかい。ではそんな事になったら私は暫く雲隠れしておくさ。吹雪の事は頼んだぞ」 渋々ながら任務を受託すると分かったとたん、この男は淡々と踵を返して椅子へ戻っていった。 この男は私の攻撃を回避することが得意らしい。 ああ腹立たしい。気に食わない。 この男がいる部屋には長居したくないので、北上さんの腕を掴んで礼もせず執務室を後にする。 「……行きましょう、北上さん」 「大井っち、痛いってば」 「はあ、はあ……、あ、ありがとうございました……」 「明日もやりますからね」 海上で、満身創痍で息絶え絶えながら頭を下げた吹雪ちゃんに、私は岸壁からそう告げる。 満身創痍といっても、敵が出たとか私たちが相手になって戦闘演習を行ったとかではない。 自分で何度も派手に転覆したり的に衝突しただけだ。 話を聞いただけでも出撃どころか遠征さえ縁がなさそうな艦だと思ってはいたけど。 ――やる気はあるし勉強もしているみたいだけど実技では……。特型とは言うけど大丈夫かしら―― 「なんだかんだ言って、大井っち途中から熱入ってたよね~」 私は横から飛来した北上さんの言葉で我に返った。 私は無意識に顎から当てていた手を離し、弁明に努める。 「えっ!? だ、だって、提督がどうしてもやれって言うから!」 「明日もやれとは言ってなかったと思うけどね」 「この先一緒に出撃して足を引っ張られるような事にでもなったら困るのよ! 全く!」 …………………… ………… …… 「という具合にさ~」 「もう! やめてよ北上さん!」 あの頃とは違い、今や執務室は畳張りとなった。 私は左舷で炬燵の中で胡坐を掻く北上さんを制止する。 恥ずかしいからそんな昔の話は持ち出さないでほしいと訴えかけるばかりだ。 終始話を聞く事に徹していた対面の提督は私へ疑問を投げかける。 「一つ聞きたいのだが、あの時の"何してけつかる"とはどういう意味だ?」 「近畿の方言で、"何してくれてんの"という罵倒です」 そう説明したとたん、提督は顔を歪ませた。 あの頃から見ればこの人は驚くほど感情を露わにするようになった。 嬉しくないといえばそれは嘘になるのだけど、今ばかりはあまりいい気持ちではない。 私は目を細めて問いただす。 「……ニヤニヤしてどうしたんですか、気持ち悪いですよ」 「だそうだ、北上よ」 そこで北上さんに振る意味が分からない。 即座にそちらを見やると、北上さんも提督と同じように顔を歪ませていた。 ……何これ。私は見世物? 北上さんは俯いて暗い顔になってしまった。これ、私のせい? 「あたし気持ち悪いのか~。大井っちに嫌われちゃったな~」 「えっ? あっ、気持ち悪くないです! 嫌ってないです!」 ニヤニヤする北上さんも素敵です! 嫌う理由になりません! 嫌う可能性零です! 私の言葉で安心したのか北上さんは調子を戻す。 一つ安堵。したがここでも問屋は卸さないようだった。 「あちゃあ。提督の事は嫌いになっちゃったのか~」 「……そうか……。大井……」 ちょっと北上さん! 提督に自信喪失を移すのやめてください! 面倒臭いじゃないですか! 提督もいい年してそう軍帽が落ちるくらいに背中を丸めて俯くの、みっともないと思いませんか! 「"提督も愛してます"っていつも言ってるでしょう!」 「感情が篭ってないのだが」 「こっ、こういうのはむやみやたらに言うと価値が下がるんです!!」 激しく突っ込み役に回るばかり、私は言葉が矛盾してしまったかもしれない。 私は昂るあまり炬燵の天板に両手を突いて抗議していた。 やだ。少し顔が熱くなってきちゃった……。 炬燵か隅のダルマストーブ、少し焚き過ぎじゃないかしら……。 私が悶々としていると、急に北上さんは吹き出した。 「やっぱりさ。大井っちはからかうと面白いよね」 「分かっているじゃないか」 からかっていたの!? そして今までの話を私は全て真に受けていたと? 完全に見世物になってしまった。もう嫌だ。数分前の私を魚雷で殴って気絶させてやりたい。 この二人、こんなに意地悪だったかなあ……。 あの頃からは想像つかないが、この二人は意外と相性がいい。 改めて意気投合したらしい提督と北上さんは自然と同時に強く握手を交わした。 私、置物にされていないかしら。いや、見世物だったわね。 それから何故か提督と北上さんから同時に視線を向けられる。 何ですか。その、私が不調に見えるかのような顔は。 「……おや、もう言わないのかな? "何してけつかる!!"」 「"何してけつかる!!"」 「やめてください!!」 好き勝手に振舞う提督と、それに便乗する北上さんを制止する任務を、 やはり不本意ながら遂行させる流れになってしまった。 この二人は、あの頃の私の事を回顧しているんだろう。 でも過去は過去で、今は今。 この人の存在そのものとか、提督が北上さんに触れることが気に食わないとか、 私はそういった思考回路をこの人に改装されてしまった。不本意ではなく本意で。 だから、今の私がこの光景を見て黒い感情を生む事はない。 北上さんだけでなく、提督も大切な人だから。 でも、私で遊ぶのはまた別の話ですからね? 私は引き続きこの二人を制止する任務に取り掛かった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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@Wikiサポートです。 ご連絡いただきありがとうございます。 お問い合わせいただきました件に関しまして、 左メニューの?#endregion?が一つ 不足していただことが確認できました。 該当wiki内の潜水艦の項目に?#endregion?が 不足していた可能性がございましたので、 追加させていただきました。 お手数おかけ致しますが、間違いがございましたら 修正していただきます様よろしくお願い致します。 その他、ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。 これからも@Wikiをどうぞよろしくお願いいたします。 このメールは送信専用のメールアドレスです。 メールをご返信いただいてもお答えすることができません。 お問い合わせは以下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ===================== @Wiki(あっとうぃき) URL http //atwiki.jp/ お問い合わせフォーム http //desk.atfreaks.com/form/atwiki/ ===================== お問い合わせ日時 2014-05-19 03 21 58 URL http //www55.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/275.html 本文 2014年5月19日午前三時前、該当ページのメニューを編集し、その編集完了後、該当まとめwikiに不具合が発生 不具合内容 該当まとめwikiにおけるトップページが一部しか表示されない その表示されている一部ページのリンクにアクセスしてもそのページにとべない ログインもできない(ブラウザに表示されるURLはかわる) モバイルwiki表示ではメニューページのみがおかしい模様 ブラウザはクローム、エクスプローラ両方現在最新バージョンにて不具合ページでしかみれません
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570 :告白、そして初めての夜:2014/12/31(水) 23 55 52 ID Ioys.4Is 「弥生、これを受け取ってくれ」 「これって……」 「いきなり俺の気持ちを押し付けたから怒っているかもしれないけど、 でもどうしようもなく君が好きなんだ。弥生、結婚してくれ」 「…………」 俺のプロポーズを受けた弥生は涙を流していた。 「怒ってなんて、ないですよ。でも、本当に貰っちゃって、いいの…?」 「君と一緒に歩いていきたいんだ」 俺の言葉を聞いて弥生はほんの少し、だけどとびっきりな笑顔を見せた。 そして覚悟したかのように、何かを待つかのように目を閉じた。 俺は弥生に口付けをした。お互いの一番柔らかな部分が触れ合っていた。 少ししょっぱかったけど、とても暖かくて幸せな初キスだった。 そして俺達はみんなから祝福されながら式を挙げ、初めての夜を迎えた。 「ごめんなさい、こんな小さな胸で……」 「謝らなくていいよ。俺は弥生が好きだから。それに……こうしていると弥生のドキドキと暖かさが直に感じられるんだ」 「……ありがとう…………」 「それじゃ、いくよ」 俺は弥生の乳首を舐めはじめた。舐め続けていくうちに少しずつ大きくなっていった。 俺はグミのような乳首を唇で甘噛みした。 「ンッ………!!」 弥生は声を出すまいと我慢していたみたいだが、思わず声が出たみたいだ。 俺は右手で弥生の髪に触れた。とても細くて、サラサラで、掴んでも掴めないようなとても綺麗な髪だった。 左手は弥生の秘所に触れていた。無毛地帯でありいかにも未成熟なそこは 濡れていたとはいえ小指でさえも容易に入るものではなかった。 俺は入口を指でなぞりつつ豆みたいな突起をやさしく撫でた。 「あぁん!……」 今までにない声。少しは感じていると思い、三つの行為を続けた。 そのうちに弥生のそこは拭っても拭いきれないくらい濡れてきた。 俺は今まで我慢していたモノを弥生のまだ何物も受け入れた事のない所の門に突き立てた。 「俺、初めてだからきっと優しくできないかもしれないけど…」 「いいよ、あなたの好きにして……」 その言葉に俺は腰を進めた。そこはまるで男を拒絶するかのように閉まっていて、 中々進めなかったが、俺は慌てる気持ちを必死で抑えて少しずつ進めていった。 雁首のあたりまで入っていった時、何かが破れる感じがした。その瞬間弥生は激しく目をつむった。 571 :告白、そして初めての夜:2014/12/31(水) 23 58 21 ID Ioys.4Is ふと結合部を見ると赤い血が流れていた。俺……弥生がずっと大事にしていた処女を奪ってしまったんだ…… 感傷に浸っていたかったが下手したらすぐに達してしまう。俺はなるべく落ち着きつつゆっくりと腰を進めた。 やがて先端が固い所に当たった。しかし俺のものは根本まで入っていなかった。無理すれば入るかもしれないが…… 「ごめんね……あなたを全部受け入れられなくて………… だから…私に構わずいくらでも気持ち良くなって……」 弥生はそう言っていたが、俺は弥生を全く気遣わないなんてことは出来なかった。 俺は少しずつ動いた。最初は痛がっていた弥生だったが、徐々に滑りが良くなっていくと痛みとは別の声が聞こえた。 弥生の声が快感を伴ったものになるにつれどんどん滑りが良くなり、俺の腰の動きも速くなる。 そしてとうとう限界を迎えようとしていた。 「弥生……もう……」 「いいよ……来て……あなたの全てを……頂戴…………」 「弥生……愛してる…………ッ!!」 俺は全力を込めて腰を打ち付けた。 俺の中からどんどん溢れて流れ出していくような感じがした。弥生は俺の全てを受け入れていた。 「ふぅ………ふぅ………」 「うぅ……あなたの暖かさが……私の中にたくさん溢れてる……」 俺は弥生をきつく抱きしめていた。弥生はか細く、冷たいような印象で、 強くすれば儚く壊れてしまいそうな雰囲気の少女だったが、 今ここにいる彼女は折れることなく、確かに暖かにそこにいたのだった。 「弥生……ありがとう……」 「私も……ありがとうって……言いたい…です……私の大切な処女を……あなたが貰ってくれて…… あなたの童貞を……私が…貰えて……」 互いの暖かな想いが二人の全てを繋げていた。そしてその二つの暖かな想いはやがて一つの確かな想いになるのだろう。 その日がいつになるのかわからないけど、俺はその日まで……いや、ずっと彼女を愛し貫く事を誓った。 ―終― これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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「たりめーだろ!俺が一番強いんだからよッ!」 南西諸島の青空の下。海底へと沈みゆく敵艦を見下ろしつつ、勇ましいガッツポーズが天を貫く。 「天龍ちゃんお疲れさま~」 二番艦の龍田が旗艦の天龍へと寄せる。 「おぅよ。とはいえ空母二隻相手とかさすがにキッツイわ…」 レベル上げなら2-1とかでイイじゃねーか、とぶつぶつ言う彼女の装甲は甲板に爆撃を受け、若干の被害を被っていた。 脱げない程度に。 「でも連れてきた駆逐艦ちゃんたちもケガなかったしー、任務は見事に達成ね~」 「おぅ、お前らちゃんと経験値ゲットしたか?!帰んぞ!!」 鎮守府に向け回頭する天龍と龍田に追随し、新米駆逐艦たちは不慣れな長距離航海にふらふらした波線を描きつつ後に続いた。 「天龍ちゃん帰ったらドック入りだねぇ」 「ちぇ、龍田は無傷かよ…。まぁしかたねーなー。戦線離脱はしたくねーけど」 「勇ましいねぇ。天龍ちゃん、男の子に生まれたら良かったのにね~」 「あー、まったく。そうしたら剛勇無比の最強戦艦の誕生だったのにな」 フハハと笑う天龍。 水平線しか見えるもののない、若干退屈な帰投中。何気ない姉妹艦の会話。 怪しい光を帯びた龍田の目を見逃したことは、天龍の一生の不覚であった。 「天龍ちゃん、おはよ~」 「……ん……」 目覚めた視界に飛び込んできたのは、見慣れた工廠の天井。龍田の間の抜けた顔。 帰投後、幸いにも赤城の修理が明けたばかりで空席だったドックに突っ込んで…丸一日。 「…小破だった割には、意外と時間掛かったんだな」 上半身を起こし、豊かな胸を無造作に揺らしつつ伸びをして、自分の身体を見直す。修復上がりは装甲板なし、いわば全裸に武装のみの状態である。 旧式ながら馴染みの主砲、14cm単装砲。 提督にムリを言って換装してもらった、20.3cm連装砲。 そして新装備、股間の15.2cm単装砲。 ……? 全裸であぐらをかいたまま、天龍は自分の股間を見直した。 ある。間違いなく。 見に覚えのない股間に。屹立する単装砲が。 「なにか気になることでも~?」 「……コレハ?」 ショックのあまり青ざめたカタコトで、同じく全裸の龍田を見上げる。 やわらかそうな下乳。男なら垂涎もののアングルだ。いやそんなことはどうでもいい。 「うふ。寝てる間にぃ~、ちょっと男の子っぽくできないかな~って。ムリ言って付けてみてもらったのよー」 「あ~なるほど!これこれ!こういうの欲しかったんだよ!早くブッ放してぇなぁ」 笑顔で視線を交わす姉妹艦。 「………なんて言うと思ったか?!揚げるぞこのアホ艦!龍田揚げにすんぞ!!!」 「ぐぇ、クビ絞めないで天龍ちゃん…」 「とっとと外せ!カッコ悪い!」 「それがね~、」 言いにくそうに視線を逸らす龍田。 「ちょっと接合にムリがあったらしくて~、全弾発射してからでないと危なくて外せないんだって~」 「え、ちょ……全弾って、何発?」 「200。フル装填済で~す」 ショックのあまり言葉のない天龍に、龍田が背後からにじり寄る。 「だからぁ~…」 龍田は天竜のハダカの背に豊かな素胸を押し付けつつ、そっと股間に手を伸ばした。 「な、何を?!」 びくん、と全身で反応する天龍を抱きしめつつ、白魚のような龍田の指が無骨な15.2cm砲を撫でさすりはじめる。 「責任とって…最初は、わたしが何発か発射させたげる……」 耳に熱い吐息を絡ませつつ、そう囁いた。 「…いや?」 「………し、…仕方……ねーな…………」 最悪の恥ずかしさ。事態をどうにか好転させたいという理屈。そして。 砲に触れられるたび、身体を震わせる気持良い指の感触。――本能的な、期待感。 「………やさしく、やれよな…」 顔を真っ赤にしつつも小さく呟く自分を、天龍はどこか遠くから眺めているような気がした。 「さて、じゃまずはお口で一発…」 おずおずと正面から近づいた舌に、股間が舐め上げられる。 「…ひっ」 指とは違う、未知の感覚。やわらかい生暖かい感触。 そして親しい姉妹艦にそんなことをさせている背徳感。天龍の砲は、最大仰角で発射準備を整えてゆく。 「……く…」 髪を掻き上げ、砲の先端を口に含んだ龍田のショートヘアを、天龍は呻きながら思わず手で抑えた。 (…天龍ちゃん、かわいい) 龍田は普段は絶対に見せない表情であえぐ天龍の姿に気を良くし、指先、舌、唇、喉まで使って全力で砲を愛撫する。 「…く…っ……龍田……龍田ぁ……もう、オレ……」 「…もううひたい?うってもいひよ~」 喘ぎに答えつつ、咥えたモノは離さず責め続ける。 「………っ!あああああ…あっ…!」 幾度目かの、龍田の舌先が天龍の先端を滑った瞬間。 「…う…あッ…!」 目の前で、夜戦の砲撃のように光が弾ける感覚。…轟音。 座った姿勢のまま竜骨を大きく反らし、豊かな胸を振り乱して、天龍は果てた。 「っく……はぁ、…はぁ…」 一気に吹き出した汗が背を滴る。目が回る。 気持ちいい。死にそうなほど。…これこそ、未知の感覚だ。 「ふふ。気持よかった?天龍ちゃん」 「……」 立ち込める硝煙のニオイ。天龍には返す言葉も余裕もない。 「さぁて。お次は艦内に発射してみようか~?」 「う、うぁ、龍田あぁ………やめッ……撃った、ばかり…感じすぎるから…やぁ……!」 力ない抵抗を無視して押し倒し、龍田の手がぬるぬると容赦なく扱き上げる天龍の15.2cm砲は、即座に次射が装填され発射準備が整ってゆく。 「…ん、…あは…おっきくなった……じゃ、誘導するね~…」 「あああ…熱い…ッ!お前の、…なか…ッ!」 大きく足を開いた姉妹艦が、屹立した自分の砲を、ゆっくりと上から飲み込んでゆく。 ぬるぬると、とろけるような、吸い込まれるような。感じたことのない感覚が、全船体を震わせる。 「あたしの中、気持ちいい?天龍ちゃん?」 「だめ、う、動かないで…あ、やめ、あぁぁっ!ま、また…撃っちまううぅぅ…!」 「いーよぉ、どんどん発射して…熱いの全弾、ちょうだいな…」 腰をゆっくりと上下させつつ、全力運行のボイラーのように赤く熱く、とろんと上気した龍田の顔。漏れ伝わる吐息。柔らかな肌。…甘くやさしい、女の匂い。 「んぁ…!」 ふしだらに固く屹立し、緋く色づいた自分の胸の先端を不意に両方同時に摘まれ、痺れるような快楽にカラダが跳ねる。 「ふしぎぃぃ。キモチイイのがあたしの中にあるのに、目の前で天龍ちゃんのおっぱいが揺れてるなんて~」 「やっ、う、うぁ、あああぁぁっ……龍田、それ気持ちいい、気持ちいいよぉぉ……」 こりこりと絶妙な力加減で摘まれる両の船首から伝わるぴりぴりした快楽が、感じる自分を見下ろしている龍田の視線が、腰の奥をじんじんと熱くする。 目の前の龍田と同じように女の顔、女の声で鳴く自分がとてつもなく恥ずかしい。たまらず両手で覆った真っ赤な顔、ぎゅっと閉じた瞳に、思わず涙がにじむ。 潤滑油を溢れさせながら、自分の股間のモノを根本まで飲み込んで。自身も豊かな双丘をふるふると揺らしつつ、じゅぷじゅぷと淫らにくねる龍田の細い腰。 もう――耐えられそうにない。 「龍田…悪ぃ…先に…イ…クぜッ…!」 絶え間なく三点から与えられる快楽は、やがて喫水線を越え―― 「~~~~!!」 姉妹艦と接続したまま、天龍は轟音を発し、艦体全てを震わせながら、三番大砲を幾度も発射した。 「あらぁ?まだ10発位しか撃ってないけど~」 「も…もうムリですスミマセン…」 うつ伏せになって滝のように汗を流しつつ肩で荒い息をする天龍は、連続発射に股間の砲が燃えるような感覚を味わっていた。 対して龍田は肌こそ汗ばんではいるが、まだまだ余裕の表情である。 「お…お前、巧すぎないか…?」 「そうかしら~?艦隊の中では普通のほうだと思うけど~」 「…みんなそんなにベテランなのかよ…」 「演習の次の日とか、キラキラしてる子いるでしょう~?」 無言で頷く天龍。 「あれって提督にご褒美いっぱい貰ったからなのよ~?ベッドで」 「あのキラキラってそういう意味だったのか?!」 それは提督絶倫すぎね!? 「と…とにかく、お前相手じゃもうカラダ持たねぇ…今日は終了で…」 「あらぁ~。じゃ残りの190発は~?」 「じ…自分でなんとか…処理、しても、良いし…」 顔を赤らめて言う天龍を、龍田はニヤニヤととても楽しそうに眺める。 「爆発物処理、頑張ってねぇ~。協力して欲しかったらいつでも言って頂戴な~」 「…ッ!そもそも誰のせいだ誰のッ!!」 ひらひらと手を振って去る龍田に、手近なドラムカンを投げつける。 くそ!恥ずい!超恥ずい!しかも邪魔ッ!なんだこの砲ッッ!! 訂正する。 …男になんか、死んでもなりたくねぇッ!! (おしまい)
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24 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/21(水) 18 39 47 ID RrFpRabc 悪い男に引っかかりそうな艦娘の話だが蒼龍を忘れてもらっちゃ困るね あの町娘感は完全にたらし込まれる系女子のそれ しかも巨乳だし 72 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/22(木) 15 18 46 ID 1lBz.fic 24 たまに優しくシてくれる提督のために来る日も来る日もオリョール海に潜り続ける伊58 出撃数は鎮守府一。馬車馬のように働いていると言っても過言ではない ある日特別な任務だと聞かされて潜った後に大本営へ。腕組みしたお偉いさんから書類一式を受領して帰還する これはもしかして今ウワサになってるあの・・・!?と期待するも 「ご苦労、下がっていいよ」 そして翌朝、綺麗な指輪をはめた戦艦が提督の私室から出てくるのを目撃する 濁った瞳の潜水艦は今日もオリョール海へ出撃して行った けっこうな数の鎮守府に現在進行形で悪い男に引っかかってる潜水艦がいそうですね 73 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/22(木) 16 18 14 ID Otg/4d7s 72 そんなゴーヤを抱きしめたい 74 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/22(木) 20 34 33 ID 1Ue1L.B6 う、ウチはちゃんとケッコンする嫁に取りに行かせたし… ゴーヤちゃん99で放置してるけどジュウコンしたくないだけだし… 75 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/22(木) 22 01 38 ID frsvfJFQ そもそもレベル90以上の艦娘が、嫁と決めた翔鶴さんしかいない俺には関係なかった 76 名前:名無しさん[] 投稿日:2014/05/22(木) 22 32 04 ID dQ5Ksx7Y 74 人によっては肩身が狭い艦隊になりそうだな。 「提督、私まだレベル85デース」 「榛名は大丈夫です……榛名は……」 「レベル92……くっ、一航戦の誇り失う訳には」 「いずれは五航戦の子と同じ(レベル)に……」 「ちょっと、引きこもります」 多分、今までにないきっぱりとした声で言いそう。 まぁ、実はもう一艦レベル99だったんだけど、まぁちゃんと嫁艦入れてるから勘弁してくれ。 寝る度に「不知火に落ち度でも」とエンドレス聞こえて来るのは疲れてるんだ、きっと。 77 名前:名無しさん[] 投稿日:2014/05/22(木) 23 11 32 ID WxXk4F8I ゴーヤ「春闘でち!」 提督「残念だが、現行法において軍人には団結権、団体交渉権、争議権は認められていない」 ゴーヤ「なん…だと…」 提督「というわけだ、とっととオリョクルいくぞ。でち公」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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163 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 35 49 ID Y8Xw.KMU 「いいよー。入って。わたし個室だから遠慮することないし」 「お、お邪魔します…」 夜更けの駆逐艦寮。亜麻色の髪の、どこか漠然とした表情の少女――『島風』に割り当てられた私室に招待されたのは、やや緊張した面持ちのどこか古風な銀髪の少女――『天津風』。 ベッドの他にはさして目立つ飾りも見当たらない簡素な部屋に二人で入り、ドアが閉まりきらないうちからさっさと服を脱ぎ始めた島風を見て、天津風は今更胸が大きく高鳴るのを感じていた。 「あまちゃんもはやく脱いでー。汚れちゃわないよう、ハダカ同士が一番いいよ」 「ぜかまし…ほんとに、するの?」 立ったままで特徴的なZ旗黒パンツから自慢の美脚を抜き、やがて床に脱ぎ捨てた島風がこんどは天津風の衣服に手をかける。 まるで一緒に風呂でも入ろうかという気軽さだが、ことはそうではない。もっと重大で、もっと仲良くなれること――を、しようというのである。これから、二人で。 そしてそのための驚異的な準備を、二人は既に終えていた。 「ね。男の子とこんなのしたことある?」 未成熟な裸身を、友人の匂いのするシングルベッドに横たえた天津風は、同じ格好で覆いかぶさるように四つん這いになった島風の問いにふるふると首を横にふった。 合わせられる唇。少女から女になりかけた時期の、独特の甘さをもった二人の裸身が、重なる。 「じゃあ島風が一番、だね」 「ぜかましは……あるの?」 「ないよ」 だからあまちゃんも一番だね、とニヤリと特徴的な笑みを浮かべた島風は、ぎゅっと天津風の脚の間の『第三砲塔』を握った。 「!」 未知の感覚に、天津風の表情が羞恥と不安に染まる。 今日はいっぱい撃たせてあげるからねー、と同じものを装備した島風は、いつもと変わらない口調で言った。 ――仲良くなりたいんだよ。 一緒に秘密の遊びしようよ。 そう島風に強引に誘われて、流された結果。 工作艦『明石』を二人掛かりで散々に酔わせ、その状態で秘密に特別に増設してもらった単装砲――その特殊過ぎる準備をもって、今二人は本当にベッドの上にいた。 164 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 39 34 ID Y8Xw.KMU 「あまちゃんて身体あったかいねー、気持ちいい」 島風がすりすりと天津風にハダカの全身をこすりあわせてくる。 ふにふにと胸の先端が重なり、思わず声が上がる天津風。しかしそれよりも―― 互いの股間の砲が軽く接触し、絡むたびに与えられる奇妙な切なさに、溜息のような吐息が天津風の唇から漏れる。 「ふふん。もう感じてるのか、あまちゃんは」 挑発的な口調で言いながら天津風の砲を再び握った島風の表情もしかしわずかに紅潮し、股間の砲は最大仰角でいきり立っている。 「はあ……はあ……じ、自分だって……!こ、これはどういうことよ……!」 天津風の手が、逆に島風の砲に触れる。 一瞬驚いた表情になった島風は、淫靡に笑って天津風のそれを上下に刺激し始めた。 与えられる未知の快感に喘ぎながらも、天津風は上に重なった島風のそれを同じ動きで反撃する。 「うっ……あ、はぁ……」 「ん…だめ、もう……」 相手の行為に高ぶっていく気持ちが、互いに相手を責める。 まるで互いにひとつになって自慰を行うようなその行為は、止めることなどできない快感を伴っていて。 「…うあっ!な、なんか出る……っ!」 「やあぁぁあぁん!きゃはぁぁぁっ!」 やがて駆逐艦・島風と駆逐艦・天津風の第三砲頭は、同時に初弾を放った。 165 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 40 23 ID Y8Xw.KMU 「ふっふーん。さて、わたしにどうしてほしい?なんでもするよ」 「…どうして……って……」 足を開いた形でベッドに寝転び、排熱も収まらず硝煙の匂いも真新しい天津風の砲頭を見つめる島風。 その積極性に終始押されっぱなしの天津風は、次の言葉が見当たらない。 気持ちいいには、気持ちいいけど――。 「そうだ。こっちと一緒に触ってみようか?」 いいことを思いついた、と言わんばかりの表情を浮かべた島風の左手が再び砲を掴む。 ひっ、と軽い悲鳴に似た声を上げた天津風の、その砲塔の下――既にとろとろに濡れた天津風の『女』の部分に、島風の右手が触れた。 「やぁぁぁっ!!い、一緒に…しないでぇ……!」 左手が、屹立した砲を上下にこしこしと扱く。 右手が、濡れた秘唇に中指をじゅぽじゅぽと抽送する。 「お、…おかしくなるよう…っ!やめて、ぜかまし、それやめてぇぇぇっ!!ああああああんッ!!!」 通常の二倍の快楽――いや相乗して十倍とも百倍とも感じとれるような快楽が、やがて天津風の『女』のほうを到達に導いた。 「おぉー。あまちゃん、すっごい気持ちよさそうだねぇ」 声にならない声を上げながら、びくん、びくん、と全身ごと震わせる天津風の秘唇から、中指を抜き去ると。 島風は天津風と逆向きに倒れ、何を思ったか両脚を伸ばしてきた。 自分の性器までも露出するのは、一切お構いなしだ。 「こっちは足でヤられるのが好きな男子もいるときいた。どう?」 「ぅぁ……ごわごわしてて、へ、変な感じだよ……」 つるつるの両脚の裏が自分のを挟みあげしごきあげるそのじれったいような感覚に、よじるように船体を揺らす天津風。 あれ、ストッキングが要るんだったかな、などと呟きながらしばらく足指でそれを玩んでいた島風がふと止めて、天津風を見下ろす形でベッドに膝立ちになった。 166 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 41 05 ID Y8Xw.KMU 「ね。挿れてみていい?」 「ええっ?!だ、だって……ぜかまし、初めてなんでしょ……?いいの?」 「いいよ。女の子は数に入らないってコトで。ってか、あまちゃんなら全然、いいし」 あわあわしている天津風の砲を、にやにやと笑いながらお構いなしにつまみあげ、上から腰を下ろす島風。 「…っく……えぇいっ!」 かなり狭くてキツい感触に、互いにぎゅうぎゅうに擦られながらも、島風は痛みをこらえ全体重をかけて一気に飲み込んだ。 「ふあぁぁっ!」 「入ったぁ……凄く熱いよ、コレ…あっつくて、気持ちい…」 快感に悶える天津風の砲を艦内に受け入れて、接続したまま揺れ始める島風が小さくため息をつく。 「……ふふふ。かわいいなぁ、あまちゃんは。もうちょっと動いてみよ……っと……ん……」 「ふっ、うあっ、あぁん、ぜかまし……ちょっ…と、もう……」 積極的に小さな腰を揺らす島風の下で、股間の砲から伝わる未知の感覚に、同じ高速型駆逐艦と接続する背徳感に、天津風は一気に高みへと昇り上げられる。 「あ……だめ、もう…もう、撃っちゃうよ、中に……っ」 「いいよ」 「いい…って、ああ…っ、あっ、あああああああっ!」 ぴったりと身体をくっつけて、小さな乳房を自分の乳房に擦り付けられた瞬間―― 島風を持ち上げるかのように反り返り、びくびくと勝手に震える身体。先端から腰に、背中に、全身に伝わる痺れるような快感。――轟音。 駆逐艦・天津風の第三砲塔は、友軍艦の艦内に向け、その砲弾を幾度も発射した。 甘い香りの風が吹き抜け、ぎゅっと瞑った眼の奥に、ちかちかとした光が何度も瞬くような夢想を彼女は覚えた。 「ふー。あー凄かった。楽しかったー」 「………」 全裸でベッドに腰掛けたまま、満足そうに手足を伸ばした島風とは対照的に、隣に転がって肩で息をする天津風は応える体力もない。 「……なんで…こんなこと…思いついたの……?」 「べつに。仲良くなりたかったからだよ。もっと、もーっと」 貴方は私の最初の、大好きな『お友達』だし。そう言って屈託のない笑みを浮かべた島風の顔を、天津風は複雑な表情で見返していた。 キモチは嬉しい。嬉しくないワケがない。不快だった――訳でもない。 気持ち良かった。多少、不本意ながら。 「……もういっかい、やる?」 「……えぇっと……」 こんな実験みたいな責めを相手に体力がどこまで持つだろう。そう思いながらも逆らえず、島風の望むままに再び押し倒される天津風であった。 甘い夜はまだ、始まったばかり。 +後書き 167 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 41 55 ID Y8Xw.KMU 以上苦手な方には失礼しました そろそろ新世界の扉を開きたい今日このごろ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/