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125 :提督×愛宕:2014/05/28(水) 11 32 19 ID QCg9SsWg 提督と愛宕がセックスしてるだけの話です パイズリなるものが書いてみたかったので 濃紺の制服をはだければ、それまで窮屈そうに制服の中に収まっていた重量感のある乳房がぼよんと陽の光に晒される。 女はこういったことに慣れているのか、余裕めいた微笑みを口元に刻みながら、焦らすように自らの淡い色の下着へと手をかけた。 (ううむ、いつ見ても堪らん光景だ) 男のギラつくような視線に射抜かれながら、女がブラのホックを外す。周囲の肌よりも一段と白い、透けるような乳房が揺れ、男の眼前に晒された。 制服の上からでもそれと分かる巨乳は、実際に目にすれば圧巻だった。まるで気圧されたかのように、ほうっと男は息を吐く。 「ふふっ、どうです? 提督」 上半身をはだけた女は文字通り胸を揺らしながら、執務椅子に腰掛ける提督の前へと跪き、男のズボンへと手を伸ばす。ジッパーを下げ、指先で器用に提督の主砲を露出させた。 半立状態だった男の主砲は、外気に晒されるや硬度を取り戻し口径を増大させる。 それは愛宕も思わず息を呑むような、46cm砲もかくやという超弩級クラスの主砲だった。 「ぐふふ、では早速やってもらうか」 野卑た笑みを浮かべる提督の言葉に逆らう術などある筈もなく、愛宕は提督の主砲へと口付ける。亀頭のみならず、唾液を含ませて砲身全体へと愛宕は丹念な口奉仕を行う。 「んっ、はむ……んふっ……」 昼下がりの提督執務室には、口奉仕の水音が淫らに響いていた。 (本当、これがなければ優秀な提督なのだけど) 考え事をしながらでも、愛宕の舌先は男の性感を的確に刺激していく。既に愛宕と提督は何度も身体を重ねており、こうやって昼間に行為に及ぶことも決して珍しくはなかった。 英雄色を好むというが、実績を上げ続けるこの鎮守府の青年提督はとにかくエロを好んだ。 愛宕だけでなく鎮守府の様々な艦娘に手を出しているが、実績だけはしっかりと上げているのだから上層部も困ったものだと思いながらも実質放置している有り様だった。 「おおっ、いい眺めだ」 「ふふ、光栄です」 唾液で濡れ光る主砲を、愛宕は自らの乳房で挟み込む。グニグニと形を変える柔肉が、提督の主砲を包み込むかのように擦り上げた。 (ああっ……胸が火傷してしまいそう) 熱く脈動する主砲を包み込んでいると、ただでさえ敏感な乳房が火傷してしまいそうなほどに熱くなっていく。 砲身の部分を乳房で圧迫しながら、露出している砲口へと愛宕は舌を這わせる。敏感な鈴口を刺激され、提督の腰が快感に跳ねた。 「ここがいいんですかぁ?」 まるで子供をあやすような声で、愛宕は提督へと上目遣いに言う。 「ああ、気持ちいいぞ。その調子だ」 愛宕は亀頭を口に含み、カリの内側から鈴口の先までを舌で刺激していく。先走りと涎の混合液が口の端 から垂れ落ち、それが砲身を擦り上げる潤滑油になっていた。 「んっ、んふぅ……んちゅ……」 次々と溢れてくる先走りに、愛宕の口内には強い雄の匂いが広がり、頭がクラクラとしそうだった。 (提督の匂い……なんだか、身体が……) 頬を赤く染めながら、愛宕は両股を擦り合わせる。自分の行為に興奮しているのか、じわりと染み出してき た愛液は愛宕の下着を汚していた。 (まだ勤務中なのに……早く終わらせないと) 背筋を駆け上がる危機感に急かされるように、愛宕の乳奉仕は射精を促すような急激なものになった。 上半身を揺らして乳房で砲身全体を強く圧迫しながら上下に刺激すれば、まるでゴム毬のように乳房が跳 ね、肉同士がぶつかる破裂音が響く。大ボリュームの乳肉に性器全体を包みこまれる様子を上から眺めれ ば、乳房を相手にセックスをしているかのようだった。 最初に比べて体温があがっているのか、性器を包み込む乳房から感じる温度も高くなっていく。熱くとろけ るような柔肉が与える圧迫は、膣内とはまた別種のぐにぐにと柔らかく包み込むような刺激だった。 (くぅ~、これはこれで堪らんなあ) 沸き上がってくる射精感に、提督は自ら腰をグラインドさせる。提督の主砲は乳肉をかき混ぜるような動き で、乳房のそこかしこをギュウギュウと刺激して快感を貪っていった。 (提督の熱いのが、おっぱいの中で暴れて……) 性感帯でもある柔肉を執拗に刺激され続け、愛宕の息もまた荒くなっていく。先端に咲く木の芽のような乳 首はぷっくりと膨らんでいた。 「どれどれ。ギュッとな」 提督が口元に野卑た笑みを刻みながら、愛宕の両乳首を指先で挟み込む。突如として走った快感の電流 に、愛宕は苦しげに身体を捩らせた。 「やぁッ!? だ、だめですよ提督……」 「うはは、いいではないか。愛宕も遠慮なく気持ちよくなるといい」 「そ、そんな……」 「ほらほら、動きが止まってるぞぉ?」 「んぅぅッ!」 乳首を指先で転がしながら、乳肉を掻き回すかのように提督は腰をグラインドさせる。提督の指先は経験豊 富だけあって痛みと快感の絶妙なバランスの刺激を愛宕に送ってきており、加えて乳房を主砲に蹂躙される 様子は愛宕の中に鈍い熱を蓄積させる。 愛宕は動いてパイズリをするどころではなく、快感に耐えるのがやっとの状況だった。 「おっぱいとセックスしてるみたいだなー、これはこれで悪くない。んー、そろそろ出そうだ。愛宕、もっとギュッ としてくれ」 愛宕は提督の言葉に頷き、豊満な乳肉でぎゅううっと提督の主砲を覆い包む。射精に至ろうとするような浅く 早いストロークがガツガツと愛宕のおっぱいを揺らし、たわわな乳肉が波打つように揺れる。 「くぅぅっ、出すぞぉ」 乳肉に主砲の全てを覆われたまま、提督は主砲から精子を打ち出した。ビクビクと何度も主砲が愛宕のお っぱいの中で暴れ回り、白濁液をうっすらと朱に染まった肌へとぶちまける。 (ああ……提督の精子、おっぱいの中に出てる。熱くて……このままだとおっぱいが妊娠しちゃう) 吐精を肌で受け止めている。その事実に愛宕の体の熱は収まるどころか高まっていくばかりだった 提督の主砲を開放した乳肉の間からは精液が垂れ落ちるが、愛宕は反射的に生臭い白濁液を指先で受け 止め、まるで提督へと見せつけるように口元へと運ぶ。ちろりと覗く赤い舌先が、指先に絡まった精液をペロペ ロと舐めとっていく。 淫熱に潤んだ愛宕の瞳は、提督へと何かを訴えけているようだった。 「どうした愛宕、これから執務があるんだろう。戻ってもいいぞ」 「もう……そんな意地悪、言ったら嫌ですよ」 中腰になった愛宕が、半立状態の主砲へと自らの股間部を擦り付ける。下着やタイツ越しに感じる湿り気 は、愛宕の中で既にスイッチが入ってしまっていることを告げていた。 「わたし、もうこんなになってるんですから」 言いつつ腰を揺らして主砲をタイツ越しに擦る愛宕の姿はなんともエロかった。黒タイツのザラリとした感触 も新鮮な刺激である。提督の主砲に次弾が装填され、発射準備が整うのはあっという間だった。 「ぐふふ、相変わらず愛宕はエロい子だなあ」 「いけませんかあー?」 「ああ。悪い子にはお仕置きしないとなー」 提督は乱暴な動作で愛宕の腰に手を伸ばす。愛宕は自ら下着やタイツを脱がなかった。まるで男に脱が せようとしているかのように。 「やっ、もっと優しくしてください……」 執務机に両手をついた愛宕は、男が下着を脱がせやすいように、尻を突き出している格好になっている。 提督はタイツごと荒々しく下着をずり下げた。途端に、今まで密閉されていた秘所からは金木犀の花を思わ せるような女の匂いが立ち込める。 「愛宕は匂いまでエッチだなー」 提督の指が愛宕の花弁を撫でれば、ぬるりとした蜜が絡まりついてくる。指先が浅瀬を軽く行き来すれば 、それだけで愛宕は喉奥から苦しげな息を漏らした。 「やぁッ……んぁぁッ!」 愛宕の反応を楽しむかのように、提督の指先が花弁を弄り回す。花弁の隙間からその身を覗かせるクリトリスを指先が軽く擦った瞬間、愛宕は声を押し殺しながら小刻みに身体を震わせた。 「ほう……ここがそんなにいいのか」 「だ、ダメッ! そこは……うぁぁッ……ッ!」 愛宕の背中に覆いかぶさるようにした提督は、クリトリスと同時に愛宕の乳首へと刺激を加える。愛宕の口 調からは、普段の余裕が削げ落ちていた。 提督の指使いは手練のそれであり、愛宕の反応によって強弱を巧みに変えていた。一番感じる強さで性感 を刺激され続け、愛宕は軽々と絶頂を迎える。身体を揺らした愛宕は力を失って倒れ込もうとするが、その腰 を提督の両腕が支えた。 「さーて、そろそろ本番と行くかぁー」 さも楽しそう言って、提督は自らの主砲を愛宕の花弁へと触れさせた。ぐうっと力を込めれば、既に濡れそぼ っていた愛宕の花弁は主砲を簡単に飲み込んでいく。 「おおっ、愛宕の中は気持ちいいなあ」 気を抜いてしまえば、この快感に提督は情けない声を上げてしまいそうだった。さすがにそれは何とかこら え、駆け上ってくる射精感を追い払う。 愛宕の膣内は蠕動運動を繰り返しながら、ギュウギュウと提督の主砲を締め付けてきた。不規則に蠢く膣 壁に暖かく包み込まれる感覚を味わうかのように、提督はゆっくりと主砲を前後させる。 提督の主砲は眼を見張るほどの大口径であり、そんな主砲が自らの膣内を行き来するのは、さすがの愛 宕でも息苦しさを感じた。かすれた息を漏らしながら、提督の抽送を愛宕は受け入れる。 「ほほう、全部入ったぞ」 全ての砲身を愛宕の中へと突き入れた提督は、その状態でグイグイと腰を揺らす。最奥を押し上げられ、 愛宕は潤んだ瞳で苦しげな声を漏らした。 (提督の大きいのが、全部入ってる。ああ、このままだとオカシクなってしまいそう) 提督が腰を動かし、抽送を開始する。主砲がまるで反応を探るように、愛宕の肉壁を所々擦り上げた。 「ああンッ、提督……」 情欲に流されているようで冷静に女の反応を見つめていた提督は、抽送を何度か繰り返して愛宕の声色が変わるような一点を見つけるや、そこを重点的に亀頭の先で何度も擦り上げる。 「あっ、ああッ! すごい、これっ……ンンぅ!」 巨大な主砲に膣内をゴリゴリと擦り上げられる感覚に、愛宕は抑えきれない嬌声を漏らす。普段は柔和な笑みを浮かべている口元はだらしなく半開きになり、眉根は余裕なく皺を刻んでいた。 「提督の大きいのッ、ああああっ!」 愛宕も自ら腰を揺らし、軟肉を主砲へと絡まらせていく。抽送の度におっぱいはぷるぷるとまるで男を誘うかのように波打っていた。 「うーむ、何度揉んでも素晴らしい触り心地だ」 「いやあっ、提督。今そんなところ触ったら……」 腰元の抽送はそのままに、提督は愛宕の胸元へと腕を伸ばす。こねくり回されるように乳房を刺激され、愛 宕の中に制御不能の熱が溢れてくる。 (ダメ、このままだと本当にオカシク……) 自らの中の絶頂の予感に愛宕は恐怖にも似た感情を覚えるが、当然こんな所で提督が動きを止めるはず はない。どころかスパートをかけるかのように、抽送は早く力強くなっていく。 奥の子宮口へと叩きつけるような強引な抽送が何度も繰り返され、愛宕は白い喉を反らせながら口元をパクツカせる。 既に身体は暴力的な快感ではち切れそうだった。 (ああッ、どうしよう。気持ちいい……提督の太くて逞しいのがゴリゴリと動いて。気持ちよすぎてオ×ンチンのことしか考えられなくなっちゃう。提督のセックス奴隷になっちゃうっ!) 愛宕の柔肉がグニグニとまるで射精を促すかのように、主砲へと一段と強い力で絡まりついてくる。提督の 主砲は今まで以上に熱を帯び、更に体積を増したようだった。 「うーし、そろそろ出すぞ」 「ああッ……提督、出して! 奥に下さいッ!」 「言われなくても、そうしてやる」 ギュウッと子宮口に先端を密着させ、提督は己の情欲を開放する。主砲からは熱い白濁が何度も打ち出さ れ、その度に愛宕は唇を噛み締めながら快感に身体を震わせる。主砲の大きさに違わないような、それは長い射精だった。 「はぁっ……はぁっ……ねえ、提督?」 主砲が引きぬかれた花弁からはつぅと精液が滴っているが、それに構わずに愛宕は提督の身体へと指先を絡める。誘うような蠱惑的な瞳で、提督を上目遣いに見つめた。 「おお、何だ? まだ足りないのか」 「ふふっ。だって提督、本当に凄いんですもの」 愛宕の唇は、まるで愛しいものへとそうするかのように、射精直後で萎えた状態の主砲へとキスを落とす。 「可愛い奴め。そう言われて引き下がるわけにはいかんなあ」 そうして瞬く間に提督の主砲は硬度を回復し、二人は執務そっちのけで身体を重ねるのだった。 愛宕が提督の執務室を退室したのは、既に日も暮れた後の事だった。セックスの後の心地よい疲労感を抱えながら、愛宕は鎮守府を歩く。 仕事は溜まってしまっているが、高雄に泣きつけば協力してくれるだろうと頭の中で仕事をこなす算段を整える。 (本当にあの提督には困っちゃうわね) 着任当初は面食らったものの、愛宕は提督とのセックスをそこまで嫌ってはいなかった。 むしろ提督とのセックスに慣れてきてる自分が少し怖かったりもする。 (他の男性じゃ満足できなさそうだもの) セックスの最中のことを思い出したのか、口元にいつも通りの微笑を刻んだまま愛宕は身体を震わせる。 肩を抱いて頬を赤らめるさまは、どんな男でも虜にするようなひどく妖艶な姿だった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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894 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 19 50 12 ID qIwLXkwc 邂逅当初、必要以上にツンツンしすぎたせいで、最高練度間近になってもなかなか提督に素直になれない霞ちゃん 提督も彼女の気持ちに気付きつつ、素直になれない性格なのも分かってて 「秘書艦なのに提督と仲悪い霞ちゃん」という演技を楽しんでる そんな二人の情事は「上官に反抗的な部下の躾」という言い訳を隠れ蓑にした調教プレイ 罵詈雑言を飛ばしつつも、素直にベッドにうつ伏せになってお尻を突きだす霞ちゃんと 「おしおき」という体をとりながら、優しく時間をかけて幼げなアナルをほぐしてあげる提督 時折 「まだ素直に俺の言うことが聞けないか?」 『当たり前でしょ! 誰がこんな……立場を利用して無理矢理やらしいことする変態司令官の言うことなんて』 「でも荒潮曰く、俺と霞は『喧嘩するほど仲がいい』らしいぞ?」 『ば、バッカじゃないの? そんな勘違い…ホント、いい迷惑だわ!』 「そっか。そんな口の利き方をする反抗的な娘には、やっぱりおしおきが必要だな?」 『し、知らないっ……! やりたきゃやればいいでしょ、このクズ司令官!』 と、「反抗的な霞を無理矢理レイプする鬼畜な提督」という言い訳を再確認しつつ 舌と指による丹念なアナル愛撫で、霞ちゃんを優しく絶頂へと導く 絶頂の直前には恒例の言葉遊び 「ほら、もうイきそうになってる。『霞が素直に言うことを聞くなら』ここでおしおきをやめてやるぞ?」 『だ、誰が、アンタみたいなクズの言うこと、なんて……』 「聞かないんだな?」 『……///』 「それじゃ、おしおきは続行だな?」 『好きに、すればいいでしょ……ふぁ、あっ!』 彼女の意思を確認した上で、蕩けきったアナルへ舌を差し入れるディープキス そのままじゅぷじゅぷと卑猥な音をたてて出し入れされて、あっけなくアクメを迎えてしまう霞ちゃん 長く尾を引く絶頂の波がおさまるまで、切なげに震えるお尻をそっと撫で続けるのも忘れない 「おしおき」が一度で終わるはずも無く、その後何度も何度も緩やかな絶頂へ導かれ、 数時間後にはぽっかりと開きっぱなしになってしまう霞ちゃんのアヌス 完全に蕩け、括約筋を締めることもできないほど脱力しきったところでようやくアナルセックスに移行 後背位なので提督からは見えないものの、霞ちゃんの顔はすでにアナル快楽と挿入への期待に蕩けてしまっている 霞ちゃんの腕ほどもあるペニスだが、長時間にわたる丹念な愛撫のお蔭でスムーズに挿入は進む 少し腰を進めるだけで絶頂に達してしまうので、その度に挿入を止めて霞ちゃんが落ち着くまで小休止 二人の腰が密着するまで15分ほど、たっぷり時間をかけての結合 きゅうぅっとペニスを締め付けてしまい、直腸を犯している提督の雄々しさ、力強さを身体で思い知ってしまう霞ちゃん 「そろそろ動くぞ」 『ぉ、おもいきりするの?』 「まさか。生意気な娘にはじっくり時間をかけて教え込まないとな」 と理由をつけつつ、霞ちゃんの身体を労わってピストン運動もゆっくりと その代わり、これまでの「おしおき」で発見した霞ちゃんのダメな部分をじっくりと擦りあげる 最早提督に罵詈雑言を浴びせる余裕すら無くなり、涙と涎をこぼしながら絶え間ない絶頂にたゆたう霞ちゃん 『ダメ……こんなのダメぇ』と、これが強姦であること確かめるように呟きつつも、無意識に腰を突きだして深い挿入を求めてしまう 射精の直前、霞ちゃんの背中に覆いかぶさり耳元で囁く 「霞の唇、無理矢理奪っちゃうからな」 その言葉に、提督がキスしやすいよう顔を向けてくれる霞ちゃん でもあくまで無理矢理なキス アナルとペニスが隙間なく密着し、更に上の口でも繋がりながらの直腸射精 アヌスの襞をぴっちりとペニスに吸い付かせながら、提督の射精を受け止める霞ちゃん 提督が子宮側の襞に鈴口を押し付けたせいで、射精の脈動と熱さが子宮にまで伝わってしまう そのまま今日一番の特大アナルアクメに身を震わせる 十秒以上に渡る射精が終わっても絶頂の波は全く治まることなく、提督にすがるように舌を絡め合わせキスをねだる さざ波のように緩やかに続く絶頂から降りられなくなってしまった霞ちゃん アナルは別の生き物のように提督のペニスにしゃぶりつき、勝手に快楽を得てイってしまう 絶頂のたび括約筋を締めつけるものの提督のモノはびくともせず、逆に腸壁が雄に媚びるように蠢いてしまう そんな彼女に応えるように提督の腰がぶるりと震え、2回目の直腸射精 子宮に届かない射精が切なくて、その間にも優しく背中を撫でてくれているのが嬉しくて 身体はまたゆるやかなオーガスムに向かっていく 小さなお尻をふるふる震わせて、いつ終わるとも知れない絶頂の連鎖に泣きだしてしまう霞ちゃん そんな霞ちゃんの頭を優しくなでつつ、提督が耳元で囁く 「霞、仮の話だが……もし何かの間違いが起こって、俺と霞がケッコンすることになったら」 「今度はお尻じゃなくて子宮の方に、何度も何度も射精することになるんだぞ?」 その一言で、腸壁越しに子宮まで響く射精の脈動を思い返してしまう霞ちゃん 発情したまま放置され続けた子宮がきゅうんと収縮し、その切なげな振動は膀胱へも伝播し 女性器には一度も触れられないままに、潮吹きへと至ってしまう プシュシュシュシュ――――と、尿道から泡立った潮が絶え間なく噴き零れる感覚に腰を震わせる霞ちゃん 子宮の疼きを反映するかのようにその潮吹きは十秒以上続き、シーツに水溜りをつくってしまう 『あ――♥ あ――♥』と、男性の射精にも似た甘い感覚をうっとりと味わう 情事の最後にも、いつもの言葉遊び 「どうだ霞、少しは素直になったか?」 「素直になったら、こんな酷いことはもうやめてやるぞ?」 『か、身体を好きにしたって、心まで好きに出来るなんて……思わないことね』 「そっか。じゃ、明日も『おしおき』は続行だな」 「霞が素直になるか、最高練度になる日まで、毎日おしおきしちゃうから、覚悟しろよ?」 その言葉を聞いた瞬間、霞ちゃんの子宮がまたも収縮し、膣内に溜まっていた熱い愛液がびゅっと絞り出された 897 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 23 01 47 ID jmrS1AOg それである日互いの薬指に指輪がはまっていた…みたいならオチがあればサイコーです。 898 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 23 33 15 ID qIwLXkwc 勿論責任はきっちり取るんだけど、いざ指輪を渡したら一瞬の無言の後 「遊ばれてるだけかと思った」「なんで私なのよこのクズ司令官」と物凄い勢いでボロ泣きされて 泣き声が大きすぎてほかの娘が何事かとかけつけてきてしまい たった一日で「ケッコン初日から嫁を泣かせた提督」との噂が鎮守府中に響き渡るかんじ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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提督と利根筑が3Pしてる話です 利根×筑摩の要素もありますので百合苦手な方はご注意ください 自らの心臓の音が、やけにうるさく聞こえていた。 普段の見慣れた鎮守府の廊下が、まるで異界に変わってしまったかのようだ。 空気が直接秘所に触れ、体の芯がスッと冷える思いがする。さっきすれ違った艦娘は、自分を不審には思って いなかっただろうか。 航空巡洋艦の利根は、胸元をギュッと握りしめ、頬を薔薇色に染めながらも、目的の部屋。提督執務室にたど り着く。 ただ鎮守府を一周しただけだというのに、座り込んでしまいそうなほど身体が疲弊しているのが分かった。 しかし同時に、身体の中に堪え切れない程の熱が堆積していることも利根は理解していた。薄緑色の式服の奥 、何にも覆われていない秘所からとろりと垂れ落ちた愛液が、利根の太ももに透明な一筋を刻んだ。 「提督……鎮守府一周、確かにしてきたぞ」 「おお、そうか。それはご苦労だった」 執務室の扉を開けば、提督が利根を出迎える。近づいてきた男は、利根を満足そうに見下ろしていた。 「ではどうなっているか、直接見せてもらおうか」 男の言葉に躊躇いながらも頷いた利根は、自らの下半身を覆う布地に手をかける。 利根の下半身を覆う布地には、腰から足先にかけて深いスリットが入っている。角度によっては股がかなり露出 するデザインだ。その為、利根や妹である筑摩は通常、短パンのような下穿きを着用している。 しかしあろうことか布地を自らまくり上げた利根は、下に何も穿いていない状態だった。赤々とした花弁が、提督 の眼前に晒される。これでは階段の昇り降りどころか、すこしでも大股で歩こうものなら、秘所が覗き見えてしまう だろう。 「もうしっかり濡れているな。なんだ、その格好で興奮していたのか」 「我輩は、そんな……」 「んんぅ? 素直に認めたらどうだ。ノーパンで鎮守府を歩きまわって、自分は興奮していたんだと」 「いやっ……ああッッ!」 提督は腰をかがめながら指先を伸ばし、利根の秘所に触れる。瞬間、鈍い水音が室内には響いた。膣をほじく るような男の指先に連動し、くちゅくちゅとした水音が室内には際限なく響き渡る。 膣から指を引き抜いた男は、愛液をまぶしたクリトリスを触れるか触れないかに指先で転がした。それだけで利 根は顎を反らし、快感を堪えるかのように歯を食いしばる。 「はぁっ……ああッ! だって、こんな格好をするなど……誰かに見られたかと思うと」 「興奮するわけか? まったく利根はとんだ変態だ」 「いやぁっ、違っ―――ッ!!」 提督になじられ、利根は目に涙を浮かべながらも身体が感じてしまっているのを理解していた。身体の奥が切 なく疼き、熱い吐息を利根は漏らす。 「こんな利根の格好を妹の筑摩が見たら、いったいどう思うだろうな? なんなら、知ってもらうか?」 「え……?」 利根への愛撫を片手で絶やさぬまま、提督はもう片方の手で器用に内線電話の番号をプッシュする。 提督の様子を見つめながら、利根は焦燥感に駆られていた。提督を止めなければいけない。そうしなければ、 自分はもう戻れなくなってしまう。 しかし送り込まれる愛撫の快感が、利根の決意を霧散させてしまう。 「ふぁ……ぁぁッッ! だめじゃ……だめ、なのに」 クリトリスを強すぎず弱すぎず、丁度よい強さで刺激される度に、利根の意志とは関係なく腰が跳ねる。的確な 愛撫による蕩けてしまいそうな熱は、利根の思考を溶かしていく。 (ああっ、身体がもう……切なくて) 奥底から沸き上がってくる切なさに、利根は限界だった。 何かを求めるかのように提督を見つめながら、自ら腰を動かしてしまう。 「ああ、そうだ。今すぐ執務室に来てくれ。忙しいところすまんな。……ふむ、利根もいい感じになってきたな」 「提督っ……んぅ……ふぁぁっ」 受話器を置いた提督は、利根に唇を重ねる。 開いた口腔に舌を入れれば、まるで身体の熱に急かされるように、たどたどしい動きで利根が舌を絡めてくる。 必死で快感を貪ろうとするかのような利根のキスに、提督は暗い悦びを感じた。 普段の快活明朗な様子は影を潜め、今の利根はひたすら淫蕩に性を貪っている。果たしてこんな姉を見たら どういった反応をするのか、提督は内心でほくそ笑みながらズボンのベルトを外す。 「ああっ、提督……」 ズボンを脱ぎ去り、自らの主砲を露出した提督へ、利根は物欲しげな声を漏らす。 ノーパンで鎮守府を歩きまわり、その後に愛撫を受け続けたことにより、利根の身体は既に限界だった。今に も淫熱で張り裂けてしまいそうで、利根は切なげに息を漏らしながら、提督の主砲を見つめている。 「我輩はもう……」 「心配するな。今すぐ楽にしてやる」 提督の言葉に頷き、利根は机に手をついて、腰を提督に差し出す。 腰にかかる布地を少しずらせば、ヒクつく花弁がその身を晒した。きゅっと締まったいかにも触り心地の良さそ うなヒップの下に咲く赤々とした花弁は濡れそぼり、まるで男を誘うかのようだった。 行為に期待するかのように甘酸っぱい匂いを放つ愛液が滴り落ち、透明な線を幾筋も張りのある太ももに刻ん でいる。 提督は高揚感に薄く息を吐き出しながら、利根の花弁に自らの主砲を触れさせさた。 「ああっっ! これ……んぅぅッ!」 凶悪な極太クラスの主砲を、利根は背筋を震わせながら呑み込んでいく。敏感な粘膜をかき回しながら体内に 押し入ってくる主砲の巨大さに、利根は脳天まで痺れてしまいそうな快感に襲われた。 (気持よくて。だめじゃ、こんなのダメなのに……提督のオチンチンの味、覚えてしまう。この大きさじゃないと、ダメ になるっ……) 挿入だけで軽くイッたのか、熱い愛液を絶え間なく分泌しながら、まるで主砲にしゃぶりつくかのように膣壁は蠢 き絡みついてくる。熱く蕩けた膣内はそれだけで気持よく、気を抜けば提督もイッてしまいそうだった。 しかし提督は利根の腰を掴み、ピストン運動を開始する。抽送時にカリ首に吸い付く圧迫感のキツさは決して不 快ではなく、強く射精感を喚起させる。 「くっ、これは堪らんな」 蠕動運動を繰り返し、奥へと導くかのように膣壁は主砲を扱き上げる。敏感な亀頭が熱くねっとりと圧迫される 快感は背筋を駆け上がり、提督は薄く息を漏らしていた。 「提督、我はもう……ああっ!! いい、そこっ、んんぅぅ!! 奥っ、好きじゃ……もっと、ぎゅっと……ふぁぁあ! んんぁぁ……また、またイクっ……ッ!!」 腰を密着させ、最奥部をギュッと押し込まれ、利根は今日何度目か分からない絶頂に身体を震わせる。自ら快 感を求めるかのように腰を揺らし、じゅぷじゅぷと愛液が空気で撹拌される音を響かせながら、利根はあられもな い嬌声をあげ続けた。 絡まりつく柔肉の熱さに、提督も限界だった。射精に至るべくピストンを早め、腰を前後させる。 肉のぶつかり合う音が響き、敏感な膣内が巨大な凶器で掻き回される。しかしそれでさえ、今の利根には快感 にしか思えなかった。 「あっ、ああッッ!! 中に、中に出して! 奥に沢山出して欲しいのじゃ……ッ」 自らの言葉に興奮するかのように、利根の膣内が一段と強く絡みついてくる。痛みを感じる程の締め付けは、 提督を限界まで押し上げた。掠れた喘ぎを漏らし、提督が腰を震わせる。巨大な主砲から放たれた精液は、利根 の子宮を熱さで満たしていく。 「あっ、ああ……お腹の中、精子一杯出て……」 下腹部に広がる精子の熱に、利根は満足気な淫蕩とした声を漏らす。主砲を引き抜けば、花弁からは精液と愛 液の混合液が滴り落ちた。 「……では感想を聞こうか。筑摩?」 利根から主砲を引き抜いた提督は、半勃ち状態の主砲を隠しもせず、執務室の入り口を振り向く。 そこには利根の妹である筑摩が、蒼白な顔をして立ちすくんでいた。 「えっ……ちくま……? なんで……うそ、じゃろ?」 机に手をついたままの状態で、利根は絶望に染まった声を漏らす。確かにそこに立っているのは、自分が見知 った妹の姿だ。けれど何故。混乱する利根の思考は、一つの光景へと辿り着く。 提督がかけた電話。あれはどこへ繋がっていたのか。 (まさか本当に……) 提督が筑摩を呼んだのか。それを確かめるために提督を振り向けば、提督はいかにも楽しそうな笑みを口元に 刻みながら、利根の秘所へと指を埋める。 「ひぅっ! あぁっ……」 反射的に出てしまう声は艶色に濡れていた。普段とはあまりにも違う姉の声に、筑摩は口元を抑えながら、一歩 を後ずさる。 扉を開き、咄嗟に執務室を後にしようとする筑摩を、提督は呼び止めた。 「筑摩……いいから鍵を閉めて、そこで待っていろ」 言うが提督は、利根に何かしら耳打ちをする。否定するかのような叫びをあげる利根だったが、再び何事かを言 い含められ、利根は唇を噛み締めたまま立ち上がる。 「姉さん?」 「筑摩。すまんな、こんなことに巻き込んで」 「え……?」 未だに状況を正確に飲み込めていない筑摩へと近づいてきた利根は、筑摩に顔を近づけ、囁くように言う。 「もう我輩は……ダメなのじゃ」 「い、いやっ……そんなっ、姉さん!」 否定しなければいけない。こんな姉を認めては駄目だ。 筑摩の言葉はしかし、利根の唇が呑み込んだ。 「んっ、んぅぅ……」 利根の唇が筑摩に重なる。筑摩の後ろ頭を抱え込むようにした利根は、開いた唇の隙間から、利根の口腔内 に舌を押し入れる。 (姉さんの舌、中にはいって……いや、なにこれ。こんなの……姉さんじゃ……) 利根はいやらしく舌を絡め、筑摩に快感を与えようとする。 そのキスはかけ値なしに気持ちが良かった。まるで頭の奥が蕩けてしまいそうになる。水音が口の中で響く度、 否応なく身体が反応し、筑摩は自然と自分も舌を使っていた。 (姉さんの舌……凄い気持ちいい。わたし、姉さんとキスしてるんだ) その事実は、筑摩のことを昂ぶらせていく。 胸の奥に押し隠したはずの気持ちが、否応なくほころび出てしまう。 「筑摩。こんな愚かな姉を恨んでくれ」 「ううん、わたし利根姉さんのことを恨んだりなんかしない。だってわたし、ずっとこうやって利根姉さんとキスした かったの」 「筑摩、お前は……」 筑摩は胸の内に秘めた、通常の姉妹とは異なる親愛の情。しかしそれは、男の手によってひどく歪な形で叶え られようとしていた。 「利根。それで終わるつもりか?」 後ろから響いた男の言葉に頷いた利根は、筑摩の前に跪く。手を伸ばし、利根は筑摩の下穿きをずり降ろした 。そしてゆっくりと、利根は筑摩の秘所に顔を近づけていく。 「姉さっ……んぁぁ!」 利根のざらついた舌先が、筑摩の秘所を舐めあげる。 花弁に唇を密着させ、垂れ落ちる愛液を飲み込みながら、利根は情熱的な愛撫を筑摩に施す。 「ダメ、姉さん。本当に、わたしこのままだと……いやっ、いやぁぁぁッッ!!」 どこをどうすれば感じるのか、同性である利根には悲しいくらいによく分かった。陰唇の周りを唇でしゃぶりなが ら、浅瀬を舌先でほじくり回す。 (どんどん愛液が溢れてくるぞ。筑摩、我輩の舌で感じてくれてるんじゃな) その事実は利根に奇妙な充足感をもたらす。どれほど利根の舌が筑摩に触れていただろうか。 筑摩が悲鳴のような喘ぎをあげながら、身体を震わせる。勢いよく溢れ出た愛液が、利根の顔を汚した。 「そんなの……うそ……わたし、姉さんこと……」 イッてしまったショックからか、筑摩が床に座り込む。しかし座り込み、半ば放心状態の筑摩に、利根は軽く唇 を重ねた。触れるだけのキスをした後、利根は筑摩に微笑んむ。 「大丈夫じゃ筑摩。筑摩も、すぐに気持ちよくなる」 「え……?」 姉の言葉の意味を筑摩は理解できていない。しかし座り込んでいた筑摩は、腕を引っ張られた強引に立ち上が らされた。 「さって。次は俺とお楽しみといくか」 「提督……な、なにを!? やめてください!」 「おいおい、ここまで来てやめてくださいってこともないだろう。なあ筑摩? お前とはセックスしたことなかったら 、いい機会だと思ってな」 「いい機会って……て、提督!?」 応接用のソファーに押し倒された筑摩は抵抗しようとするが、あろうことか腕を利根に抑え込まれる。 「大丈夫じゃ筑摩。こうなってしまっては、我輩も筑摩と一緒に気持ちよくなりたいし……な」 既に利根の愛撫によって、筑摩の秘所は濡れそぼっている。挿入準備は万端だった。 「嘘……提督、そんなのいやです! いやぁぁ!!」 艶やかな黒髪を振り乱し、筑摩は拒絶を示す。提督の巨大な主砲は筑摩に恐怖しか与えなかった。 しかし彼女の姉は、まるで物欲しげに提督の主砲を見つめているではないか。その事実に筑摩は混乱する。 「心配することはない。少し苦しいのは、最初だけじゃ」 「姉さ……んぅ……」 利根が筑摩の唇をキスで塞ぎ、それだけでなく筑摩の胸元を開けさせる。 ぷるんと露出したかなり大きめの乳房へ、慈しむかのように利根は指を這わせる。キスを続けながら乳肉を揉 みしだき、乳首を転がす。知り尽くした同性の愛撫によって、筑摩の身体は否応なく昂っていった。 (ふむ……この光景も、これはこれで堪らんな) 利根と筑摩のレズプレイを見せつけられている提督の主砲は、完全に体積を取り戻していた。 ヒクつく筑摩の花弁からは白く濁った本気汁が垂れ落ち、ソファーを汚していく。 (準備も万端のようだしな。筑摩のこともいただくか) 提督が狙いを定め、筑摩の花弁へと主砲の先端を押し付ける。筑摩が拒絶をしめすかのように身体を震わせ るが、そんなものに構わず提督は筑摩の中に主砲を挿入した。 入り口はキツイが、一度中には入れば筑摩の膣は主砲に吸い付いてくる。利根とはまた違う膣内の感覚を味 わうかのように、提督は筑摩の中をかき回した。 (ああっ、挿れられてる。オチンチン中に入って……いやっ、大っきくて壊れちゃう) 利根から愛撫を受けながら、膣内を抽送される。日常とはかけ離れた行為によって、筑摩の理性は限界間近だ った。 男の主砲から与えられるのは、レズプレイとはまた違った、一種暴力的な快感。しかしそれを身体が求めていた かのように、筑摩の膣ヒダは嬉しそうに主砲に絡み付くのだった。 「あっ、あああッッ!! こんなの、こんなのって!」 乳首を吸われる甘い快感と、膣壁を押し広げられる暴力的な痺れが身体の中で混ざり合い、筑摩は一気に絶 頂へと駆け上がっていく。 「いやっ、いやぁぁ!! うそ、うそっ!! ダメっ、わたしっ、もう……ッ!」 肉のぶつかり合う音を掻き消すかのように、筑摩の濡れそぼった喘ぎが響く。 よく知っている妹の、普段とはまったく違う乱れた姿に、利根は身体の中から熱いものが湧き出てくるのを感じて いた。 (ああっ、筑摩。我輩の大切な妹……) 筑摩の乳首を舌先で愛撫しながら、利根は自らの秘所を指先で掻き回す。二本の指で膣内を抽送し、クリトリ スを押し潰してしまわんばかりの強さで転がす。背筋を駆け上がってくる痺れは、普段の自慰の時とは比べ物に ならなかった。 (筑摩。我輩も一緒に……) まるで示し合わせたかのように利根と筑摩の手と手が重なる。二人は同時に絶頂を迎え、身体を震わせていた。 絶頂したことによる急な締め付けは、提督へと今まで以上の快感をもたらす。 提督は射精間近に膨れ上がっている主砲を膣から引き抜くや、利根と筑摩目掛けて狙いをつけた。 「ひゃぁっ!」 「んんぅ!?」 絶頂直後の二人へと、勢いよく吐出された精液が降りかかる。精液の濃さと匂いに浸っていたのも束の間、利根 は膝立ちになると射精直後の主砲に舌を這わせた。 それを見て黙っている筑摩でもない。艶やかな長髪に白濁を絡ませたまま、筑摩も主砲に舌を這わせる。 比較的慣れている利根のフェラと、どこかぎこちないながらも必死さを感じさせる筑摩のフェラを同時に受け、射 精直後にもかかわらず提督の主砲は体積を取り戻していく。 姉妹によるお掃除フェラが終わり、すっかり主砲が綺麗になった頃には、巨大な肉塊は再び脈打っている有り様 だった。 そんな主砲を、利根と筑摩は愛おしげに見つめる。 「提督よ、今度は我に挿れてくれるのだろう?」 「ふふ。またわたしでもいいんですよ」 利根と筑摩の二人が、揃って執務机に手をつき、尻を提督へ差し出す。提督は自らの思った通りになったこと に唇を歪めるや、二人へと向けて一歩を踏み出した。 鎮守府の長い夜は、まだ始まったばかりだった。 「けど、驚きました。提督と姉さんがこんな関係だったなんて」 「まあ、な。成り行きというやつじゃよ」 「へえー、成り行きですか」 「な、なんじゃその顔は」 「ふふっ。なんでもありません」 提督との行為の後、汚れを洗い流した利根と筑摩は、肩を並べて鎮守府の廊下を歩いていた。今回はきちんと 利根も下穿きを身に付けているようだ。ちなみに二人並ぶと、筑摩のほうが少し背が高かった。 (姉さん、提督のこと好きなの見え見えですよ) そうは思っても、筑摩は口に出しはしなかった。それに自分は、もしかしたら提督に感謝しなければいけないの かもしれないと思う。 「姉さん」 「んっ……ち、筑摩!?」 鎮守府の廊下であることにも構わず、筑摩は利根に軽く唇を重ねる。 「寂しくなったら、いつでもわたしがお相手しますね」 「しかし……我らは姉妹じゃぞ!?」 「でも、わたしは気にしてませんよ?」 「気にするとかしないとか、そういう問題ではなかろう……まったく」 拗ねたように言いつつも、今度は利根の方から進んで唇を重ねてくる。どころか二人は、舌同士を絡めあっていた。 「まだ身体が疼いているのじゃ……筑摩、いいのか?」 「はい。じゃあ部屋に戻ってゆっくり、お相手します」 「う、うむ……」 筑摩が伸ばした手に、利根は躊躇いがちに指先を絡ませる。決して本意なわけではない。これさえも、もしかし たらあの男の手のひらの上なのかもしれない。 けれど筑摩は、与えられたこの状況を精一杯謳歌しようと、ぎゅっと姉の手を、自らの最愛の女性の手を握るの だった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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■金剛型姉妹ネタ 323 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 21 48 14.23 ID 1fsvDKeT 提督が他の姉妹にじゃれつかれてるのを見て最初はぐぬぬってしてたのに何時の間にか好きになってしまった比叡さんのSS下さい 324 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 22 00 30.34 ID 8/YMNINo 比叡はそんなこと言わない …うん、ごめん なんというかつい 325 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 22 34 58.69 ID N+u+5Qxm 324 それ地味にツボるからやめろww 嫌な事件だったね… 326 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 22 42 49.93 ID mOSP1AEm 正直申し上げると比叡は書きづらい。 比「もおお、金剛ねえさまはなんで提督がいいのかなあ。誰とでも仲良くしちゃって、艦むすなら誰でもいいみたいなのに」 霧島「そうかしら? 提督って、男としてはかなり素敵よ。すごく気づかってくれるし、マメだし、私たちと仲良くしてもしすぎないし。あの距離感、わたしは好きだけど」 比「霧ちゃんもなのお?」 霧「秘書艦をやっても居眠りばっかりじゃ見えないと思うな、あの人の良さ」 比「ぐぬぬ。よおし、提督だって男なんだから、ちょっと迫れば簡単にデレデレするんだってのを、金剛ねえさまに見せてやるんだから!」 いろいろあって結局 比「あっあッこれ提督のコレすごいっんあっあっ男の人って気持ちいいっあんッだめえもうダメえっ」ドゥビュルブルブビビュルブブリュ さらにいろいろあり 比「金剛ねえさまには負けません!」 金剛「ワーオ、妹から宣戦布告されたデース! ワッタハプン!?」 みたいなのしか思い浮かばん。 327 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 23 03 38.59 ID eyXQD3sb 別バージョンだと金剛と提督に二人がかりで食われるパターンだろうか 328 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 23 07 22.20 ID hLV6pst+ もう5Pでいいと思う 331 :名無しさん@ピンキー:2013/10/11(金) 23 30 00.03 ID 2XzuCf5B 「でもさぁ姉様。あんな男のどこがいいのよ?」 唐突に言葉を発したのは、金剛姉妹次女の比叡。 彼女は姉である金剛が提督と呼ばれる男に首っ丈なのが気に入らないのか、そんな質問を金剛にした。 「ン? あんな男? もう一度言ってみなサイ?」 「いや、貶す様な意味合いではなくて……その。彼の魅力というのかな」 威圧するような態度に真顔でもう1回言ってみろという金剛の様子に、地雷を踏みかけたと比叡は即座に否定をした。 なるほど、そういうことネ! といつもの金剛に戻り、ほっと溜息を吐く比叡。 さしずめ、こんなつまらないことで姉様に嫌われたらたまったものではないといった様子か。 「ンン~……そうだネ~~……」 なんだよ自分でもわからないのかよ、なんて比叡は思わない。 ただ、魅力も無いような男をなぜ慕うのか理解に苦しむというような面持ちで、返事を待った。 「……形容し難いネ」 つまり、どういうことなのでしょうか……? そうぼそりと呟くと、金剛が今まで比叡には見せたことのない笑顔でこう答えた。 「一緒に居ると、なんだかすごい元気が出るのデス! そう、とてもwarmな気持ちになるのデス!」 姉様が提督のことを想ってこんな表情をするなんて、と考えいるのか、彼女からはドス黒いオーラが滲み出ている。 「! 比叡、提督の秘書になるネ! 提督と一緒に居れば、提督の魅力が理解できるはずデス! 我ながらGood ideaなのデース!」 比叡は思い至った。それもそうかもしれない。 姉様をここまで虜にするあの男には、何かしらの魅力が絶対にあるはずなのであると。 姉を誑かす男が憎いというよりは、自分もあの人のことをもっと知りたいという欲求のほうが勝っているようであった。 もとより信頼はしているのであるし、言われてみればなんとなく自分も理解できるかもしれない。 もしかすれば、姉様のいう暖かい気持ちというのが、わかるかもしれない。 「それはいいですね、姉様。早速提督と掛け合ってきます」 ガンバッテネ~と応援してくれる金剛を背に、比叡は部屋を飛び出した。 この後、姉を出し抜いて比叡がその男と共に一夜を過ごすのは、そう遠くなかったとさ。 だめだ全然考えられん。始めてまだ3日じゃ厳しいものがあるな。 338 :名無しさん@ピンキー:2013/10/12(土) 01 24 54.18 ID x/hsQwn+ まぁ確かに榛名が未だ0ってのも意外よね 「本当にいつも助かってる。お礼に何かしてやろうか?」 「そんな…当然の事をしたまでです。特別なお礼なんて、榛名にはもったいないです」 いつものように健気な榛名につい軽口をたたいてしまう。 「ははは、そう言うな、なんなら添い寝でもしてやろうか?」 冗談で言った言葉に榛名は顔を真っ赤にする。 「す、すまん。冗談にしても質が悪かったかな…ははは」 「え…じょ…冗談…ですか…」 俺の言葉に明らかに落ち込む榛名、慌てて言い訳をする。 「い、いや!冗談というかだな、榛名さえよければ…その…」 慌てて言い繕う俺を顔を赤らめた榛名が見つめる。 「…提督は優しいのですね。榛名にまで気を遣ってくれて その…榛名でよろしければ…」 そういう榛名にこちらも顔を赤くしてしまう。 「あ…うん。…その…じゃあ今晩な…」 みたいな純愛路線パターンAか 「ヘーイ、テートクゥ!!」 「ん? 金g…グハッ!」 ゴツンという大きな音。 振り向いたとたん勢いよく抱きついてきた金剛の不意打ちで廊下の壁に後頭部をぶつけ 俺の意識は遠のいていった…… 「…お、お姉さま…」 「ア、アハハハハ…ちょ、ちょっとした happeningネ」 「い、いえ。それよりもはやく医務室にお連れしましょう」 榛名の言葉にん~…と金剛が腕を組んで考え込む。 「どうせなら入居したほうが早く治ると思いませんカ? Early! 提督をお風呂に連れて行きまShow!ほらほら、榛名も手伝うネ!」 「え!? で、でも…」 姉のしようとしていることを予測して頬を赤らめる榛名。 「ン~、榛名ってば意外と鈍いんデスネ~ 榛名もテートクの事が好きだって言うの、ワタシ知ってますよヨ?」 「そ…そんな…榛名は…」 「ワタシとしてはテートクとのLoveも大事デスけど 榛名の気持ちだって同じくらい大事デスからねー」 「お姉さま…」 「ほらほら、わかったら早く運ぶのを手伝うネ!」 「は、はいっ!」 みたいななし崩し3PのパターンBと Bに比叡霧島加えたパターンCといろいろ思いつきはするのだが どれがいいかねぇ まぁ今日は酔っ払ってるので書くとしても後日ではあるのだが 339 :名無しさん@ピンキー:2013/10/12(土) 01 33 03.16 ID 4MwrYHQo 338 全部書いたら選ばなくていいんじゃん? とりあえずA 340 :名無しさん@ピンキー:2013/10/12(土) 02 08 29.33 ID Zg9U00F3 非番の日に外出許可をもらい、街に買い物に出た榛名(非武装・私服)は、 商店街の福引きで特賞のペア温泉旅行(海辺の旅館で二泊三日)を当ててしまう。 これをふだんお疲れな提督にプレゼントして骨休めしてもらおうとしたが、 「ペアならお前と行きたい」と言われて榛名大興奮。 かわいい水着とランジェリー(翔鶴の入れ知恵によりヒモぱんつ)を買って、提督に操を捧げる覚悟完了。 榛名ちゃんの二泊三日の大冒険。 うん、これ長くなりそうで大変だ。 ■酔っ払った時の金剛四姉妹の反応 375 :名無しさん@ピンキー:2013/10/12(土) 23 56 40.94 ID kpRMIzTw 酔っ払った時の金剛4姉妹の反応の想像 (全員提督好きという前提) 金剛 「ヘーイ、テイトクゥ!飲んでマスカー? とかいいながら抱きつきながら酌してきそう、あんまり普段と変わらない。 あと地味に酒に強そう。 むしろ酔った提督が襲ってきたらウェルカム 比叡 「提督ー! あんまりお姉様に対して変なことをしようとするのは許しませんよー!」 とか絡んできて、「え、変なことってどういうこと」ってとぼけて聞くと真っ赤になって口ごもっちゃって 「へ、変なことは変なことですっ!!」って拗ねたところを「わかったわかった」って頭撫でてやると 頬をふくらませながら赤面で撫でられるがままという感じ。 榛名 上のSSとかもそうだけどたとえ乱れるまではいかなくても 酔うと一転ずんずん迫ってきて「提督は榛名のお酒が飲めないんですか~?」 とか据わった目で言ってきそう。次の日に記憶が残っていないタイプ。 霧島 超酒豪っぽい。 提督を酔わせてここぞとばかりに酔ったふりして自分から誘惑して 仕留めようとしてきそう。 「計算通り(ニヤッ」 ってなんとなく思った 376 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 04 26.37 ID cahhyUFt 375 黒霧島か(酒だけに 377 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 23 03.70 ID RAy/Xb/A 金剛「ワタシ最近、ジャパニーズ・サケのおいしさを勉強してマース! そこで提督としっぽり飲むためにコレ買ってきたね! 岡山県金剛酒造の純米吟醸『金剛』デース!」 比叡「ええっ、金剛姉さまもなの? 私もこ、これ持ってきたの。滋賀県の『比叡の寒梅』・・・」 霧島「男は黙って焼酎よ提督! 『黒霧島』、はいっどうぞ!(ドンッ)」 榛名「群馬県のお酒です・・・本醸造『榛名山』」 陸奥「青森県、特別純米酒『陸奥八仙』、出します!」 提督「俺はたしかに日本酒好きだがな、殺す気かお前ら!」 379 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 24 52.15 ID UP7AyB3Y 霧島さんが殺しに来てる…… そして1人くらい呉鶴もってきてくれても・・・ 380 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 44 06.99 ID RAy/Xb/A そして最後に無言で『加賀美人』のビンを差し出す加賀ちゃん。 381 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 45 05.27 ID cahhyUFt 軽巡以上は大概「酒」になってる気もする 382 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 00 54 10.57 ID RAy/Xb/A そのものズバリ艦名が酒の銘柄っていうのは『金剛』以外もけっこうあって、 『さみだれ』っていうのもあるし『朧』や『あぶくま』、『如月』とかもあるのよ。 艦むすの名前は銘にしやすいのばっかりなので。 383 :名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 02 16 05.64 ID 2vfJOAE5 霧島は「黒」以外にも、「赤」、「白」、「金」があるしな。 ■ひええ・・・ 469 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 14 00 41.26 ID 71uNFyTw 金剛に榛名、霧島、摩耶、日向、足柄がSS主演処女を失った今、 ,,. . ≧=-=ミメ //〈/ 7 ⌒ .`ヾ、 __i. //. . . ./ . . ./\. . .V 〔__}]. ..厶イ. /し ー 、 .}ヘ /. /厶イ/ ● ● ト{__/ . 厶/. 人_ u /`ー‐ 、u |i . 厶イハ小 、 / / U八 . /Vヾト、`二 ´_,,.イ/ / ∧ ∨ヽ//|⌒\ /⌒\/ ハ ∨// .|、 /ス 470 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 14 05 27.44 ID +PSK/ZmK ひええ・・・ 471 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 14 41 29.62 ID Nk413wTj 比叡さんはハプニングπタッチや裸見られるぐらいないと意識しなさそう 472 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 15 58 48.22 ID BicaHjde 「金剛お姉様は渡しませんよ!」とライバルとしか思われてないのをいきなり布団に押し倒して「……へっ?」 ってのはどうでしょ>比叡さん 473 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 16 05 17.76 ID 71uNFyTw ,,. . ≧=-=ミメ //〈/ 7 ⌒ .`ヾ、 __i. //. . . ./ . . ./\. . .V 〔__}]. ..厶イ. /し ー 、 .}ヘ /. /厶イ/ ● ● ト{__/ . 厶/. 人_ u /`ー‐ 、u |i . 厶イハ小 、 / / U八 472 もうちょっと・・・・・・なんかない? . /Vヾト、`二 ´_,,.イ/ / ∧ ∨ヽ//|⌒\ /⌒\/ ハ ∨// .|、 /ス 474 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 16 08 22.49 ID +PSK/ZmK 比叡単体で考えるのは難しそう 金剛と一緒にだったら丸く収まりそうな気もしなくもない 475 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 16 08 38.90 ID FY9COVzV やはりここは金剛ちゃんの手を借りるべきです 提督と金剛ちゃんがやってるのを見ながら1人でいじってるところで 声漏れからバレて三人目として巻き込まれるパターンです 476 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 16 20 15.14 ID 71uNFyTw _ _ | / ミ ヽ /ノ |/ )ノ ィ´ / _ _ ィマ ィ´三 ̄三ミヽ > / ´ ィ / ̄ ̄\ / // ..マト >´ ィ ィ ´ \ ヽ´ソ i /|/i リハ ム ィiィ  ̄ ̄ ̄ノ 、 ` ― つ \__/ リ |イ/\! ノ リム ム > ´《 ∨ /  ̄, 、 ヽ、 ― ´ イ三ムゝイ ィム芯 ´ ―‐| ∨ム / ヽ ∨ィ‐ < >、ヽ ――、 /三ト彡ノ リ´`i ト、ゞ=ィ ` 芹ム.| ト ム / 、 |> ´ ` ノ ゞマ彡イム i | | ヽイ/ | マヽ / ̄  ̄ \ \ | | マ彡ノ三三ゞi | | ( ソ / | __ィ´イ / \ ゝ、 ノ イイ三彡川 | | ト ィ ´ ` フ//ハ ./ \ ` ゝ ´_/ ゝ≡イゝ川 | | | `>,ィ ´ / //ィ / ゝ、 \ `ソ ̄ ̄ / / | | | / / i /// ―、___ ィ――‐ ´ / /| | | ィ / / | i / / ―、_/ / / / ´/ / イ/ /. / 、_ ― ´ > / ´y ´〆〆 ハ .// ィ‐. / / / / 〆〆 / i `ヽ, /// / 475 それ採用デース! / ´ | / /}{ 〆〆ィ | | ィ/// / | ´ ∨ / { ゝ〆 |. | | レ > ヽ/ } / . . . .ヽ.|. | / ィi 478 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 17 43 18.58 ID FY9COVzV これは 476に期待してもいいんでしょうか 480 :名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 19 29 45.87 ID REZ2lAWC 475 いや、言い出しっぺは君だろw
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753 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 22 40 04 ID A.Hm0BbU [1/9] 宗教ができる程多数の提督を骨抜きにした艦娘は魔性と言えるのではなかろうか。 世に文月のあらんことを ある意味鬱&ガイキチ?なネタ投下します 754 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 22 42 38 ID A.Hm0BbU [2/9] 発 第404特別任務艦隊442分遣隊研究班 軽巡洋艦大淀(ID:YTS731141CL) 宛 第404特別任務艦隊第61研究室主任研究官殿 鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験についての報告 上記の実験について簡潔に報告する。 本実験は、執務室の内装の変更が提督及びその指揮下にある艦娘に対してどのような影響を与えるかについての実験である。 今回の実験は、以前より所謂「教室」と呼ばれる内装の組み合わせ(以下教室)について 以前より羽黒、香取といった特定の艦娘の提督との肉体関係に発展する確率が他の内装の組み合わせ(以下内装)と比較して格段に上昇する現象が 報告されていたことから、その他の艦娘における変化の有無を調査することを目的としている。 実験においては無作為に選定された被験艦隊(以下艦隊)及び、同艦隊指揮官(以下提督)を『バーカウンター設置による提督及び艦娘の嗜好、性格及び行動の変化に関する実験』 と同様の条件で教室での変化の有無を検証する(艦隊及び提督に関しては資料1を参照)。 尚、実験を行った艦娘の人数が多数であるため、本報告においては特異な例のみについて取り上げる(全艦娘及び提督の調査結果は資料2を参照)。 「あら、模様替えなさったのですね」 「ええ。なんでも上から実験に使うからと…」 落ち着かなそうな提督を見て、鳳翔はくすくすと笑う。 「しかし、何と言うかこう……落ち着かないというか…」 「あら。なかなかお似合いですよ。先生」 「よしてください。尻がかゆくなる」 苦笑いする提督だが、鳳翔の方は意外にも生徒用(と思われる)机にちょこんと座っても違和感がない。 正規空母たちに比べれば小柄な彼女だが、年嵩な印象に反して何とも奇妙なものだ。 「ところで提督、あの子たちはどうです?」 「ええ。みんな良くできます。遠征でもだいぶ助かっていますよ」 鳳翔の言うあの子たちとは、彼女が以前引率していた駆逐隊のことである。 この艦隊に加わった駆逐はみな、彼女か天龍の引率で遠征をこなすのが恒例となっていた。 「やはりコーチが良いと違いますね」 「あら、そんな。うふふふ」 ちょっと恥ずかしそうに、だが嬉しそうに笑う鳳翔。 柔らかな日差しの下、和やかな雰囲気が満ちていた。 事例1 軽空母鳳翔(ID YT107442815CVL) 艦娘の性格、行動については変化が見られないが、提督は実験後に「保護者会や父母面談を髣髴とさせる」と述べており、 教室が提督に教員あるいはそれに類するものの疑似体験をさせるという結果が得られた。 尚、この実験結果は被験者である艦娘の性格及び外見的特徴に起因するものと推測される(資料4)。 「てーとくー、なんか瑞鶴ちょっと退屈なんだけど~、ふてくされるぞー」 「もう少しで終わるからちょっと待ってろ」 座ったまま伸びをしながら瑞鶴がごちる。 何もしないで座ったままというのは苦痛に感じる者は多い。 ましてや、唯一同室の男が相手をしてくれず、無駄話にものってこないとなれば自分の仕事が終わってしまえばひどく手持無沙汰なものだ。 机に頬杖をつき、特に見るでもなく窓の外をぼんやりと眺める瑞鶴。 (いい天気だなぁ……あ、あの雲加賀さんに似てる) 不意に書類から顔を上げた提督の目に、そんな瑞鶴の横顔が映る。 ぱっちりとした大きな目、翔鶴の横に並んでいると目立たないが、意外にも色白な頬とその頬を覆っている弓を引く割に細く見える指。 健康的な色の唇は差し込む日光を受けて瑞々しく縁どられている。 案外、それらしく着飾らせて何も知らない人の前で黙っていたらどこかいいところのご令嬢に思われるかもしれない。 「ん?何?提督さん。私の顔に何かついてる?」 提督の視線に気づいた瑞鶴がふとそちらを向く。 「いや、可愛いなと思って」 「なっ!?」 提督はほぼ無意識のうちに言った。 ぼーっとしていたのではあるが、目の前の相手が白い頬を赤く染め上げ、耳の端まで茹だっているのを見ても、 まさか自分が思っていることをそのまま口に出したとは気付いていない様だ。 「なっ……えっ、かわい……と、突然何言って……っ!」 「うん?俺声に出してたか?」 「えっ……もうっ!馬鹿ぁ…」 一人赤くなってぶつぶつ言っている瑞鶴。 「提督は不意打ち過ぎるよ……」 「不意打ち?何がだ?」 精神疾患を疑うレベルに鈍い提督。 事例2 正規空母瑞鶴(ID YT302142739CV) この事例においても提督の言動に変化が見られ、艦娘の感情の変化に鈍感になる。 それに関連して艦娘側の想定していない好意の表明を行うといった所謂『日常系ハーレムラノベ』に近い状況が発生している。 また、こうした現象は古鷹型、青葉型、最上型等の重巡洋艦にも見られるが、全く発生しない艦娘(事例1の鳳翔等)も複数確認されており、 全容の解明には更なる研究が必要と思われる(資料5)。 夕焼けに染まる鎮守府の外れ、一人の男がオレンジの海を見て黄昏る。 海風に吹かれながら遠くを眺める彼の背後に人影が一つ。 「来たぜ。“約束”通り」 人影が男の背中に投げかける。 男は振り返り、人影を真正面から睨みつけると、咥えていた煙草を吐き捨て、足で踏み消す。 「おう。待ってたぜ……この“時”をよ」 そう言って男―提督は不敵に笑い、人影―武蔵も応じて笑う。 「んで、本気かい?」 武蔵が問う。 「決まってんだろ?そのために呼んだンだからよ」 提督が答える。 問答のさなか、二人はゆっくりと歩くように距離を近づけていく。 「へえ……随分と“気合”入ってるんだ……なっ!!」 二人の拳が同時に飛び、互いの頬にめり込む。 クロスカウンターの形となったまま、拳がめり込んだ真上の目が互いを捉え、いびつに変形した口角がにやりと歪む。 赤い世界のただ中で、二人が吠える。 事例3 戦艦武蔵(ID YT719462214BB) この事例においては艦娘と提督に同様の変化が見られた。 両者とも実験前より粗暴な言動が目立ち、好戦的な性格となり、また、普段喫煙の習慣のない提督が喫煙する等、生活習慣においても変化がみられる。 こうした変化は主に夕方、特に日没直前において顕著となり、今回のケースでは乱闘にまで発展してしまっている。 これについて提督、武蔵ともに「教室で夕陽を見ていたら殴りあわなければならないような使命感を感じ、そうすることで友情が芽生えるような気がした」と証言している。 同様のケースは他の艦隊での戦艦霧島についても報告されている(第441分遣隊17次報告)が、武蔵、霧島以外には確認されておらず、 今回のケースもそのケース同様、実験以前は提督、艦娘ともに凶暴化の兆候が一切見られない事からこれも教室の効果と思われるが、詳細は不明である。 尚、この乱闘により提督が負傷したが、実験の継続に問題は無いと思われる。 「さて……」 報告書を書き上げて、ふうと一息つく大淀。 「困りましたねぇ……実験中止とは。治療すれば続けられると思ったんですけど…」 彼女の報告書を見た第61研究室の回答は『被験者の心身に重篤な損害を与える恐れあり』として実験を中止するというものだった。 「私も楽しみにしてたんですよ?提督との教室プレイ」 そう言いながら大淀は席から立ち上がり、それまで背を向けていた部屋の中に振り返る。 コンクリート打ちっぱなしの壁と床に、鉄格子の嵌められた窓。 部屋の隅に置かれたこの部屋唯一の家具といえるベッドには提督が仰向けに横たわっている。 「でも、いいです。こうして二人きりの実験が出来るのだから」 大淀は報告書を書いていたPCの方をちらりと見る。時間だ。 「さあ提督。実験の時間ですよ」 そう言ってベッドに近づく大淀。 提督は虚ろな目をしたまま動かない。死んではいないのだが。 「楽にしていてくださいね」 大淀は提督のズボンを下ろすと、むき出しになった一物を自身の手で包み込み、丁寧にこする。 大淀の指が繰り返し刺激することで、一切反応を示さない提督とは対照的に一物はむくむくと大きくなっていく。 「あはっ、提督お元気ですね」 やがて自分の掌で収まりきらなくなったそれを嬉しそうに眺めながら大淀は言う。 「じゃあ始めましょう」 言うなり彼女もスカートをおろし、下着も脱ぐと、露になった下半身でベッドによじ登り、提督の上に立膝で立つ。 その股ぐらは湿って、雌の臭いがしている。 「んっ……」 反りかえった一物の上に跨り、自分の中にそれを入れていく大淀。 大きなそれは、彼女の中をこすりながら進んで行く。 「んっ…、あっ……、入りました」 しっかりと銜え込むと、大淀の両手が提督の腰を掴む。 「くっ…、さあ、行きますよ……あっ、んあっ…!!」 自分の腰を提督に押し付けながら、大淀が声を上げる。 「あんっ……あっ、ああ……っ」 提督の上で腰を振り、その度に嬌声を上げる大淀。 動きが大きくなるに比例して、その声も大きくなっていく。 「あひっ!て、提督っ……!いっ、いい…っ!あんっ!!」 肩で息をしながら一際大きく動き、声を上げる。 そこに普段の冷静で理知的な彼女の姿は無く、ただの雌が一匹。 「あっ、ひっ、ああっ!!あんっ!提督!提督っ!!あっ!あああーっ!!」 大淀の絶叫。 二人の間から提督の白濁が溢れ出る。 ぴたりと動かなくなった大淀は、肩を弾ませながら提督の上で恍惚の表情を浮かべる。 「ああ……中に、提督のが膣内に……いっぱい……あはっ、あははっ…」 虚空を見つめて大淀が呟く。 ふうと息をつくと提督との結合を離し、ベッドから降りたが、その目は自身の白濁でコーティングされた提督の一物に向いている。 「あら、まだ残ってますね」 嬉しそうにそう言うと大淀はベッドの脇、丁度提督の股の間にひざまずく。 「大丈夫。私がきれいにしますね」 そういってぬらぬらと光る一物を咥えると、舌先で丁寧に舐め上げた。 「んっ…、んっ、んっ」 舌がくまなく何度も一物を往復し、くちゅくちゅと湿った音が二人の間に響く。 不意に一物が再度硬直化し、再び白濁が噴き出る。 突然のことに一瞬むせた大淀だったが、一度口を離し、溢れて顔についた分も指でとって舐めると、母乳を求める子牛のごとく、再度一物に顔を突っ込む。 「んっ!ぷはっ!ふふふふ、提督まだ出るなんて……よっぽど気持ちよかったんですね。うふっ、嬉しいです」 二人の間が再度淫らな音を奏でだす。 その様子を天井の監視カメラだけが見ていた。 発 第404特別任務艦隊443分遣隊研究班 軽巡洋艦大淀(ID KTS510466893CL) 宛 第404特別任務艦隊第63研究室主任研究官殿 『鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験』における没入症状についての経過報告 上記の件につき簡潔に報告する。 先日行われた『鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験』(以下教室実験)において、実験中の被験者負傷により実験が中断された際、 試験管であった軽巡洋艦大淀(ID YTS731141CL)がこれに強硬に反対。 試験管というロールへの没入が見られ、これが他の艦隊で行われた同様の実験においては見られない特異な現象であったことから、この艦娘のみ資料1の状況下での試験を行うものである。 内容としては、艦娘と提督の生殖活動による艦娘の能力及び人格への影響の調査と艦娘のみに伝えており、艦娘に対し彼女が試験管であると伝えてある。 実験開始から72時間が経過した時点で重度の没入症状がみられ、症状はレベル4まで進行している。 この実験及び教室実験が被験者の置かれている状況と言う意味で所謂スタンフォード監獄実験の再現になりつつあるとの意見もあり、 提督及び艦娘に重大な身体的、精神的障害をきたす恐れがあるため、実験の中止を提案する。 761 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 23 00 02 ID A.Hm0BbU [9/9] 以上スレ汚し失礼しました。 底辺文系出身者が頑張ってレポートっぽく書いてみるテスト 762 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2015/04/26(日) 23 23 31 ID wQlHx2eE [4/4] GJです! 763 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 23 57 10 ID nKQvwvXE 武蔵ノリ良すぎワロタ 二次元においての眼鏡キャラは基本サイコだからね仕方ないね 乙GJ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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艦娘たちの母港の空。 今日も早朝から快晴だった。 港湾のあちこちで金属がぶつかり合う甲高い音が響いている。 工廠では新造艦が建造され、ドックには修理中の艦娘の艤装が痛んだ箇所を切ったり貼ったりくっ付けたり。 それはそれは賑やかに音をたてていた。 沖合では数隻の駆逐艦が波を蹴立てて公試運転しており、防波堤では大勢の艦娘たちが歓声をあげている。 「雪風~」 「頑張れ響ちゃん! 追いつけぇ~」 白波を蹴立てて、細長い艦影が水平線に沿うように伸びていく。 「誰も私には追いつけないよ~」 「うら~」 深海棲艦が出現して約半年が経とうとしていた。 戦時中という非常時に置かれながらも、彼と彼女たちは精一杯の日常を過ごしている。 彼:若くして聯合艦隊の指揮を任された将校は、艦娘から提督(司令官)と呼ばれ親しまれていた。 そして彼も、深海棲艦隊と戦う彼女たち艦娘を時には妹、時には恋人のように愛でながら戦いを重ねていった。 彼の的確な指示と彼女たちの献身的な奮闘により、戦いは連戦連勝。 彼は平和に向かって一歩また一歩と進んでいることを実感しつつ、今日も戦場に彼女たちを送り込む。 ただ、すこしずつ、すこしずつ……心が緩んでいる事には気付かずに―――― 〇七三〇 母港待機中の艦娘たちは司令部横のグラウンドに集められ、作戦や任務が発令された。 まるで女学校の朝礼のように整然と並ぶ艦娘たち。 四角い壇上に彼と秘書の愛宕があがり、その下は並列して第一戦艦隊旗艦長門、第一航空戦隊旗艦赤城以下、各隊旗艦の艦娘が先生よろしく並んでいた。 彼は本日の作戦司令を次々に読み上げていき、愛宕が参加艦娘を発表していく。 「続いて…うん、指令部発令36号命令を伝える。『艦隊を編成し南方海域に哨戒用の水上機基地を建設せよ!』」 参加艦娘が発表される。 「旗艦は、電ちゃ~ん。以下ぁ、千歳~、千代田~、那珂ちゃんでぇす」 「以上4艦は直ちに補給を済ませ、南方海域に向かい出撃すること。出撃予定時刻〇九〇〇、帰還予定時刻一八〇〇、以上。これで本日の発令を終わる。みんな、頑張ってくれ」 その言葉が終わった時、びっくりするくらいの大声を出した娘がいた。 第一戦闘艦部隊旗艦、長門だった。 「提督っ! 南方海域は敵の拠点が近いうえに、偵察もまだ不十分だ。水上機母艦と小型艦だけでは危険すぎる。6隻編成で行くべきだと意見具申する」 彼女が提督に苦言を放つのはそうめずらしいことではない。 しかしいつにない語気の粗さに艦娘たちはざわめきだした。 「そんなこと、言われなくてもわかってるんだよ。でも燃料は節約しなければいけないし資材も不足気味なんだ。それに費用だってばかにならないしさ」 赤城の頭が少し横を向いた。 「上に立つ者として部下の安全よりも金の方が大切だとでも言うつもりかっ!」 「な~に、平気だよ。作戦出撃じゃないんだ。遠征だよ、遠征。失敗しても次があるさ」 「貴様の目は節穴か? 遠征隊が補給しているのは燃料だけじゃないんだぞ。弾薬が減っているのは射的をしているからだとでも思っているのか!」 「なんだい、いやに荒れてるね? そうか、大和を編成したことを怒ってるんだな。彼女を隠してたのは謝るよ、でも僕の立場も理解して……」 「そ、その様なこと……心の一辺にも止めておらぬっ! もうよいっ! 言うだけ無駄なようだ…… だが、ここまでの非礼の数々は詫びなければならない。罰はどのようなものでも受けよう」 長門はそう言い放つと深々と頭を下げたまま動かなくなった。 「もっと気楽にいこうよ長門」 壇上の提督はやれやれという仕草で溜息をつくと、横に居る愛宕に耳打ちしてから壇を降りて司令室のある建物に入っていった。 壇上に残った愛宕は張りつめている微妙な空気を全く無視するようにニコニコ笑いながら、パチンと手を打った。 「は~い! みなさ~ん、本日の発令は以上で~す。各自出撃準備及び持ち場へもどってねぇ」 頭を下げたままの長門はピクとも動いていない。 「長門ちゃ~ん、提督の言葉を伝えるわねぇ。えっとぉ、お咎めなしよ~。しばらく作戦予定も無いしぃ、ゆっくり休むようにって」 愛宕の言葉を聞き終えると、長門はゆっくりと頭をあげ、ギュッと唇を噛んだまま自室の方へと歩いていった。 回りでその様子を見ていた艦娘たちは、いつになく厳しい表情の長門の後ろ姿をみながらヒソヒソと囁き合いながら解散した。 港の工廠では遠征隊を命じられた千歳と千代田が急遽装備改修にとりかかっていた。 既に軽空母となっていた彼女たちから飛行甲板が取り外され、代わりに4本の大型カタパルトが取り付けられていく。 「はあ~、せっかく改二目前だったのに、今更水上機母艦に戻るなんて……何考えて作戦立ててるのよ司令部は!」 「千歳姉がぼやくのってめずらしいわね。いいじゃない、私カタパルト火薬の匂い結構好きよ」 「それにしても、長門さんの剣幕すごかったわね」 「心配性なのよね。私達水母に戻ってもレベル高いんだから、連戦連勝、遠征だって大成功させてみせるわ!」 やがてふたりの艤装は終わり、既に港外で待機している那珂と電に合流した。 「電ちゃん、お待たせ。旗艦指揮よろしくね」 「はい、なのです」 4隻の中では一番小柄で、振る舞いも子供っぽい駆逐艦電であるが、実は艦隊きっての歴戦の持ち主であった。 提督との付き合いも艦娘の中では一番長く、長門や愛宕が配属された今も時折秘書を任されることも多い。 密かに艦娘たちの信頼も厚い。 まあ、彼女の衝突癖はみんなの恐怖の的でもあるのだが―― 電を先頭に千歳、千代田が続き、殿は那珂が務める単縦陣。 整列した艦隊に号令を下す前、電は当たりをキョロキョロと見回した。 そして、視線を港湾の先端に突き出している突堤に目をやった。 そこにはまるで丸い腰かけのような形の係船柱があった。 傍に人影はない。 電は寂しそうな眼になった。 だが、次の瞬間には艦隊に向かって高らかに号令をかける。 「では、行くのです」 「了解っ!」 煙突から黒煙を出しながら、4隻は電を先頭に出航していった。 「最近、提督ってば見送りに来てくれなくなったわね」 「艦隊のアイドルの出撃なんだから紙テープ投げてくれてもいいのに~」 「うわ、昭和のアイドルかよ!」 おしゃべりしている仲間の声を聞きながら、電は静かに進んでいった。 司令室では提督が何枚もの書類に目を通し、いくつもの印を押していた。 長門の事が引っ掛かり、いつもに比べてその表情は少し硬い。 彼の前でコトリと音がした。 愛宕がお茶の入った湯呑を彼の机に置いていた。 若い将校は彼女が真横に近付いた事すら気付かなかったことに少し身勝手な苛立ちを覚えた。 「はい、コーヒーがはいりましたよ~ 熱いから気をつけてねぇ」 「ああ、サンキュー愛宕。あちちっ」 全くの上の空である。 「あらあら…しょうがないですね。このハンカチお気に入りだったんですよ」 愛宕は自分のピンクのハンカチで濡れた机を拭くとそのままゴミ箱に入れた。 「気付いてましたか? 長門さん少し泣いてたんですよぉ」 「はははっ、それは見間違いだよ。長門があれくらいで泣くわけないじゃないか」 愛宕は2杯目のコーヒーを注ぎながら話題を変えた。 「電ちゃんたちのお見送り出来なくて残念でしたね」 「ああ、司令部も書類が多すぎるんだよな。最前線のことを少しは理解して欲しいよね」 「でもぉ、窓から手を振るくらいはできなんじゃないかしらぁ?」 少し意地の悪い言い方だったかなと愛宕が思った通り、若い将校は不機嫌さを隠すことなくコーヒーカップを机に叩き置いた。 「君まで… 煩いなぁ…… わるいけどさ、しばらく一人にしてくれないか? 近いうちにMF作戦が発令される。この作戦が成功すれば僕たちに希望が…」 「はいはーい、提督そこまでで~す。それ以上は口にしちゃいけませ~ん。わたしぃ敵のスパイかもしれませんよぉ」 「下らん事言ってる暇があったら、この海域の詳細な状況を調べて来てくれ?」 提督から渡された大きな海図をクルクルと丸め、愛宕は資料室へと向かって行った。 彼女は部屋を出る直前、扉の隙間から頭を出してこう言った。 「提督、慢心はダメダメですよぉ。慢心はぁ」 ぱたっと締まったドアを見ながら、彼は小さく呟いくのだった。 「慢心してるだって? この僕が? ははは、そんなもの あるはずがない。 僕はいつだって艦隊のことを、艦娘のことを最優先で考えている。だからこれまで大敗することなくこれたんじゃないか! これからだって、僕は彼女たちを失うことなく戦いを終わらせてみせる……さ。 くそっ……長門といい愛宕といい……僕の苦労もしらないで…… 腹が立ったら…眠く…… どれくらい時間が経ったのだろうか。 気がつくと椅子に深くもたれて眠りこんでいた。 窓から夕焼けの赤い光が差し込んでいる。 壁の時計はもうすぐ6時を指そうとしていた。 「う~ん、丸一日寝てたのか」 机の上には愛宕に渡した海図が置かれていて、所々に小さな文字がびっしりと書かれている 軽く目を通しただけだが、よく調べられていることはわかった。 「サンキュー愛宕。それにしても部屋に来たのなら起こしてくれればいいのに」 上司として椅子にもたれながら寝ている姿を見られたと思うと少し照れくさい。 と、今が電たちの寄港予定時間であることを思い出した。 「そうだ、久しぶりに突堤で迎えてやろう。僕が手を振ると、あいつ照れるのが可愛いんだよな」 3階にある司令室を出て階段を下り、長い廊下を足早にあるいて外に出た。 建物の中は静まり返っており、夕日に照らされる港湾にも人影がない。 「なんだ? 誰もいないのか?」 出撃している艦娘も多いし、各地に遠征に出てもいる。 しかし、それでも数十人は基地内にいるはずである。 工作妖精たちも相当数いるにも関わらず、声一つ聞こえない。 見慣れたはずの建物が、異様な雰囲気に感じられた。 ドクンッ 彼の心臓が高鳴った。 嫌な予感しかしない。 さらに、愛宕が作ってくれた海図には、電たちが向かった海域は危険水域の印が着いていたのを思い出した。 電探妖精の報告に、未確定ではあるがFlagship戦艦タ級の目撃情報があった。 もし出会えば遠征隊ではひとたまりもない。 「まさか…まさか……」 彼は突堤の先端に向かって足早に駆けていった。 「違うよな。それに、既に敵は海域を離れているかもしれないし…。それに、電はすばしっこし、あれで賢いんだぞ。千歳だって千代田も…那珂も……」 言えば言う程不安が増大するばかり。 自分の読みが甘かったのは明白だった。 叶うのであれば時間を巻き戻したい。 だが、そんなこと起きるはずがない。 「ぶはっ、こ、この前の作戦の時は、ぜはっ…第六駆逐隊はル級相手にS勝利したんだぞ!電は…MVPを取って…ぜははぁ」 言い訳しながら必死で走る若い将校は、ようやく港の先端にたどり着いた。 「はあっ…はあ……ぜぇ…」 全速力で走ったにしては冷たい汗が流れた。 息を切らしながらたどり着いたコンクリートの突堤は、真正面の海に沈みかかる夕日に赤く染まっていた。 そこにある係船柱に一人の女の子が座って夕日を眺めていた。 その後ろ姿はまぎれも無く―― 「電……」 「あ、提督。ただいま…なのです」 座りながらクルッと振り返った少女は、少し俯き加減で恥ずかしそうな声をだした。 「は…ははは……はああ~」 男は全身から力が抜けたかのようにその場にへたり込む。 「お帰り、やっぱり電は時間に正確だね」 「これ、おみやげなのです。海の底で拾ったのです」 少女は小さな尖った巻貝を彼に渡した。 「海の底? 浮いてたんだろ。でも綺麗な巻貝だな、ありがとう電」 電は照れると言うより、まるで顔を見られたくないかのように下を向いた。 大きな夕日が沈もうとしてた。 彼は電の傍に行き、その小柄な身体をひょいと持ち上げると係船柱に自分が座って膝の上に電を座らせた。 戦争が始まった頃、戦いの合間にここで夕日を見ながら早く平和になればいいねと語り合ったのを思い出していた。 「こうやって夕日を見るの…久しぶりだね。嬉しい?」 少女はコクリと頷いた。 彼は電の小さな頭を撫でてあげながら、しみじみと反省の言葉を出していく。 「今日さ、長門に怒られただろう。さっきまではアイツの事煩いって思ってたんだけど、僕が間違ってた。慢心してた。反省してる。あとで謝りにいくよ。それと、愛宕にも…」 若い将校は、今の幸運をしみじみと感じるのだった。 一歩間違えれば、この大切なものを失うところだったのだ。 「さあ、帰ろう電。千歳とかは先に入港してるんだろ?」 少女は答えなかった。 「電?」 少女は彼の問いかけには応えず、ただ、そっと彼の右手を掴んで、自分の胸の上に当てるようにした。 水兵服の上から、彼の手のひらに少女の膨らみの感触が伝わる。 決して大きくはないが、その柔らかさとその先にある小さな蕾は少女が女であることを証明していた。 「い……いいい、いなづま? あ、あのさ……」 艦隊でも一番の恥ずかしがり屋が、男の手を自分の胸に当ててゆっくりと上下に動かすと、小さな乳房が波打つように揺れた。 男は何も言えず、ただ息を荒くしながらされるがままにしていたが、やがて電はその手を止めた。 そして首を上に向けると、いつものおっかなびっくり眼で彼を見つめた。 頬は赤く染まり、瞳は潤んでいる。 男はその表情はいつもの電と変わりなく思ったのだが、どうしてこのようなことをしたのか聞こうとしたとき―― 「提督……電は……最後に提督に……電を……感じてほしかったのです……」 「え? 何をいってるんだよ?」 少女は彼の膝からひょいと降りて、沈みゆく夕陽を背にして敬礼をした。 「報告! 第一水雷戦隊所属暁型駆逐艦四番艦電、一四五七 南方諸島沖で轟沈……なのです!」 彼は瞬間自分の中で時間が止まったような気がした。 「な、何を言ってるんだよ? ここ…にいるじゃな…い……か」 言葉がだんだん震えていく。 目の前の少女の身体が、薄れていく。 後ろの太陽の輪郭が、何故か少女越しにはっきりと見えていくのだ。 いつも恥ずかしがってばかりで、めったに笑い顔を見せることがな少女が、満面の笑顔を浮かべていた。 だが、その表情も霞のように―― 「提督……電は…提督に大切にされて……幸せだったのです……今度…生まれ時は…もっと平和な世界がいいな……そして…提督と……みんなと…楽し…く……」 そこまで言って、少女の姿は消えた。 突堤には彼がひとりいるだけだった。 「う、うわあああああああああああっ!」 座っていた係船柱から、コンクリートの上に尻から落ちて気がついた。 もう真っ暗で、空には満点の星が出ている。 懐中時計を見ると、もう夜の10時を回っていた。 「ゆ…夢か……」 遠征隊の帰りを待っているうちに、眠ってしまったようだった。 基地は明かりに照らされ、この時間も工廠からの工作音が聞こえてくる。 特に変わった様子のないいつもの光景である。 「は…ははは……」 彼は抜け殻のようになった身体で戻っていった。 だが、遠征隊はまだ戻ってはいなかった。 「提督! 貴様どこをほっつき歩いていたのだ!」 「長門ぉ~、それは後回しにして、早く捜索隊を編成するのよぉ」 長門と愛宕の言葉が彼の頭にガンガンと響いてくる。 彼の頭の中は全く整わない。 愛宕に説明されて彼はようやく状況を理解した。 電たちが帰還予定時刻を過ぎても戻らない為に、川内と天龍を中心に捜索隊を編成しようとしているところだという。 『そんな…… 電、何してるんだよ。早く帰ってきてくれよ』 疲れきった彼は、部下たちがてきぱきと行動する様子を、ただぼおっと見ているだけだった。 電の轟沈が夢だったと安心したのもつかの間、気を休めることができない。 『まさか…正夢ってことはないよな』 そう思った時、彼は自分の右手が何かを握っているのに気がついた。 何か小さくて固い感触。 唾を飲み込みながら手を広げると、それは小さな貝殻だった。 「提督? そんなに震えて…具合が悪いのですか? 提督?」 愛宕の声は全く彼の耳に届かない。 届いたのは天龍の甲高い声だった。 「遠征隊が帰って来たぞっ!」 大勢が港の入口まで駆けよっていった。 歓喜のざわめきが次第に小さくなっていく。 帰還したすべての艦娘の艤装は大破していた。 千歳は全てのカタパルトが?げ落ちていた。 千代田は後甲板まで浸水し、那珂も全ての砲塔が歪みふたりとも意識朦朧となっていた。 そして、電は―――― 彼女の姿はなかった。 帰還したのは3艦だけだった。 千代田と那珂は急遽入渠し、辛うじて意識のある千歳は入渠に首を振った。 場所を司令室に移し、彼と愛宕、長門の3人が千歳からの報告を受けた。 「作戦海域には、Flagship戦艦タ級だけではなく、Elite空母ヌ級2隻を含めた大艦隊が待ち受けていました。 戦闘なんて呼べるものではなく、一方的な蹂躙でした。 巨大な砲弾が雨霰と降り注ぎ、その後には雲霞のごとく敵艦載機が襲いかかって来て……」 彼女の話の途中長門は提督のほうを睨みつけたが、言葉何も言わなかった。 彼にとって今は大声で怒鳴られたほうがどれほど救いになっただろうか。 その顔は既に蒼さという色を通り越していた。 千歳は蘇る悪夢の記憶を解きほぐすように語り続ける。 ―――― ―――― 戦艦の砲弾が降り注ぎ、更に敵艦載機の爆撃と雷撃が艦隊を襲う。 避けるのも限界に近くなっていく。 ―― 千歳お姉! 痛いっ…痛いよ。 ―― 千代田っ、しっかり! ああっ…どうしたらいいの」 逃げまどうしかない艦隊。 一通りの攻撃を終えると、群がっていた敵大編隊は撤退していった。 だが、ホッとする間など無い。 戦艦の砲撃が再開され、巨大な水柱が何本も噴き上がる。 葬送の水墓標。 すぐに艦載機の第二波もやってくるに違いない。 ―― わああああっ! 那珂ちゃん死にたくない。 ―― 千歳姉っ! ―― 泣かないで、みんな…あああああっ ―― 落ち着いて下さい皆さん。ほら、10時の方向にスコールがあるのです。 電の言う通り、それほど離れていない場所に黒雲と分厚い雨のカーテンが見えた。 その中に入ってしまえば、艦載機は追って来れず、戦艦の砲撃もメクラ撃ちになる。 艦隊は必死で方向を転換していくが、そうはさせまいと戦艦の砲弾が降り注いできた。 ―― きゃあああああ! 前にも進めない、後ろには敵。 絶望しかなかった。 ―― みなさん! 勇気を出して前進するのです。 ―― 無理よ。砲弾に当って死んじゃうわ。 ―― 大丈夫なのです。戦艦は、電が止めて見せるのです。 電は手短に勝算を説明した。 幸い機関には損傷がなく、得意の全速力で一撃離脱、魚雷を叩きこむというものだった。 ―― 気でも狂ったの! そんな近くにまで行けるわけないし、魚雷が当ったくらいでは… ―― 電はあの戦艦のことは勉強しているのです。艦首が細くて、そこに魚雷をお見舞いすれば穴があくはずなのです」 千歳も千代田も那珂も、全員が無理だと思った。 でも、それ以外にこの事態を乗り切る術など無かった。 考えている時間も無い。 ―― 電、絶対に沈んじゃだめよ。約束だからね ―― もちろんなのです。 電だって提督の膝の上で、もう一度夕日を眺めたいのです! 千歳が聞いた最後の言葉だった。 その後のことは千歳も知らない。 ただひとつ確実なことは、轟音が響いた後、敵艦隊の追い討ちが止まったことだった。 〇三三八 電は全速力でFlagship戦艦タ級に突っ込んでいった。 読み通り、距離が近すぎて主砲が狙えない。 油断していたのだろう、敵の小型艦も動きを直ぐには変えてはいない。 行けると思った。 「提督、電は本当は魚雷なんて撃ちたくないのです。みんな仲良く…平和に暮らしたいのです……」 彼女のすぐ横で水柱があがった。 「きゃわわわっ」 敵艦載機が数機発進していた。 いかに電が高速とはいえ、艦載機が相手ではいつまでも避けられるものではない。 爆弾が電の後甲板で爆発した。 ―― 機関部炎上、速度落ちます。 電探妖精の報告。 「もうちょっと…なのです……頑張るのです。みんなで絶対に戻るのです。でないと…でないと……提督を悲しませてしまうのです。そんなの…電……嫌なのですっ!」 遂に魚雷の射程に入った。 爆音が響き、電の艦体が激しく揺れる。 ―― 魚雷発射管、被弾! 発射不能! 戦艦の主砲が仰角を上げている。 目標は電でないのは明らかだった。 電は――敵の戦艦を真っ直ぐに見つめた―――― ―――― ―――― その先には―――――― なぜだか、暗い暗い水の中、泡が下からいくつも上っている。 ちいさな貝殻が見えた。 「敵艦隊は転身していきました。でも…… でも…… 私たち探しました…暗くなっても…でも……」 千歳もう何も言えなくなっていた。 ただ、泣きじゃくるばかりだった。 愛宕は千歳を入渠させる為に一緒に部屋を出ていった。 入れ替わる様に、高雄が入って来て長門に数枚の紙を手渡して戻っていった。 長門はその紙に素早く目を通すと、彼に顔をそむけながら手渡した。 「千代田の電探妖精のデータだ。読んで下さい…」 「長門…すまないが、僕を殴ってくれないか?」 それは罪から逃れたいだけの欺瞞、そして夢なら覚めてほしいという懇願。 「貴様を殴って何かが変わるのなら、拳が潰れるまでいくらでも殴ってやる。だが、せんないことだ……」 そう言い残して、彼女も司令室を出ていった。 呆然と立ちすくむ提督は、死人のような瞳で紙に書かれた文字を読んでいく、 〇三四五 Flagship戦艦ル級、艦首炎上確認ス 〇三四八 本艦及び水母千歳、軽巡那珂スコールヘ退避 〇四〇三 敵旗艦戦線離脱 敵機動部隊同 〇五三〇 旗艦電、海上ニ認メズ 追記 敵戦艦の損傷は 魚雷による効果とは認められず。 第六駆逐隊所属 電 除名が妥当と認む。 「ぐううう……うう…」 男の手にする紙がみるみる濡れていき、くしゃくしゃになっていく。 「ごめんよ……ごめんよ……」 言葉など何の意味もない。 たかが遠征―――― 失敗しても又、次があるさ―――― 後悔。 「ごめん…ごめん……ごめんよ……」 彼は握りしめていた貝殻に謝り続けた。 意味がないことと知りながら。 床にへたり込んだ彼は、ゆっくりと手のひらを開いた。 そこに、貝殻は――なかった―――― 「提督っ、提督ってばぁ~」 ゆさゆさと揺さぶっているのは愛宕。 指令室の椅子に座って寝ているところを起こされた。 「徹夜するのもいいですけど、机についたままでは体を壊しますよ~」 夜はすでにあけていた。 朝日が窓からさしている。 「え、遠征隊は! 水上基地建設隊はどうなった!」 「はい~? 提督っ、しっかりしてくださいね。これからその編成を決めるんでしょお。もう時間ないですよ」 日めくりカレンダーは、出撃予定日だった。 「提督、本当にどうしたんですか~ まるでゾンビみたいな顔ですよぉ。あら、右手から血が出てますよ?」 目ざとく見つけた愛宕が彼の手を取った。 「ペン先か何かが刺さったんですね。気を付けてくださいよぉ。あれぇ、ハンカチがないわ? ピンクのお気に入りちゃんどこ~」 窓の外は晴れていた。 彼は椅子にもたれかかり、視線はぼんやり天井をみていた。 なんだか時計の音がやけに耳障りに思えていた。 〇七三〇 艦娘たちは集合して今日の支持を受けていた。 「続いて、指令部発令36号命令を伝える。『艦隊を編成し南方海域に哨戒用の水上機基地を建設せよ!』」 「旗艦はぁ……」 言葉を続けようとした愛宕をさえぎり、提督自らが編成を発表する。 「旗艦、電! 以下、千歳、千代田、那珂、そして一航戦赤城、加賀。 赤城は流星改ガン積み! 加賀は烈風×2・紫電改二の制空隊だ! 彩雲も忘れるな! そうだ、那珂ちゃん、カラオケセットちゃんと積んでるね? 愛をわすれるなよ! さらに命ずる。支援艦隊として第一戦闘艦隊長門以下全艦出撃し遠征隊を側面から援護せよ。 大和! 今回は主砲の全斉射許可する。ガンガン行け! 各艦出撃は〇七三〇 以上」 「むちゃくちゃだああああ!」 「ガチ艦隊じゃねえか! どんな大海戦想定してんだよっ」 「や、夜戦なら私もいきたい……」 「提督!少しは予算のことも考えなよ」 「報告、工作妖精が資材が足りないと言ってます!」 「愛宕! 僕の預金通帳で大至急増資材購入せよっ!」 「らじゃー!」 ドタバタ劇。 ドタバタタ。 やがて遠征隊の準備が整い、電を先頭に艦隊が出撃していく。 「ぱんぱかぱーん!」 愛宕の掛け声が高らかに港に響き渡る。 提督は突堤の先で帽子りながら出航を見送った。 「戦艦大和、推して参ります」 「はわわわわ~」 巨艦の波飛沫をもろに受けた電が、高波に乗りながら浮き輪に必死で捕まっている。 そして、彼に気付くといつもの恥ずかしさ満点の表情で敬礼をした。 「でわ、行ってくるのですっ!」 天気晴朗 なれど波一時高し。 艦娘、今日もことなかれ。
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夜の鎮守府は昼とは打って変わって静まり返る。 昼間は鎮守府内はどこもかしこも騒がしく、近海でも訓練でこれまた騒がしいのとは対照的に動いているものと言えば警備の連中と、 時折夜戦訓練に向かう部隊が葬式の様に静かに出航することがあるぐらいで、誰もいなくなったかのように静かなものだ。 そんな夜、艦娘用営舎の一室で物音をたてないように伊勢は起き出した。 (日向は……寝てるね) 隣で寝ている妹は自分に背中を向けているが耳を良くすますと静かな寝息が聞こえてくる。 (よし…) 寝付きの良い妹を起こさないように慎重に布団を離れ、物音ひとつ立てずに扉を開けると、これまた細心の注意を払って扉を閉める。 廊下では意外に響くチャッという扉が閉まる際の音に一瞬どきりとするが、誰も気づいていないのか、世界は静まり返ったままである。 消灯時間から一時間も経っていない筈だが、何とも寝付きの良い艦隊である。 そんな寝付きの良い艦隊の唯一の例外は足音を忍ばせ営舎の端にある女子便所に向かっている。 当然と言えば当然だが、途中誰にも見られることなく女子便所に辿り着いた伊勢は、中に誰もいないのを確認すると個室に潜り込んで鍵をかけた。 さて、普通夜中に用を足すだけでなら、ここまでこそこそと盗人のように忍んだりはしない。 せいぜい迷惑にならないように大きな音をたてないようにするぐらいだろう。 こそこそ忍ぶにはそれなりの理由がある。 (これは不調を直す為に仕方なくだ。あくまでそれだけの為だ……) 伊勢は己にそう言い聞かせながら下を脱いでその場にかがみこむと、右手の人差指をゆっくり自分の秘所に這わせる。 「んっ…!」 突き刺さるような衝撃が股間から脳髄へ迸る。その衝撃は今の伊勢にとって競走馬に鞭をくれたのと同じ。指を這わせ、こすり、くすぐるスイッチとなった。 「くふっ……はぁ、はぁ……提督……」 息を荒げて愛しい者の名を呟きながら自慰を続ける。彼女がこれを提督で行うのは今回で二回目となる。 今まで自慰をした事は何回かあったが、その際に提督の姿が頭から離れなくなってきてからは暫く禁欲していた。 それは踏み込んではならない聖域の様に思えていたし、艦隊の中では既に古株である自分を信頼してくれる提督への背信の様に思えたし、 何より愛しく思えば思う程にそうした行為に対して不潔だと思うようになってきた。 最初はそれで良かった。 しかし伊勢は仙人ではない。欲求を忘れていることなど、そう長くは出来ないものだ。 そしてある時、欲望は理性を超え、いてもたってもいられず他の一切が手につかなくなり、 溜まりに溜まったものをぶちまけてそれまでとはケタ違いの快楽と、凄まじい後悔の念とに苛まれることとなった。 その二つのどちらが大きかったのかは、同じ言い訳をしながら再び行ったことで説明できるだろう。 「んっく……ふっ…うん」 右手が股間を往復しながら、左手で自分の胸を愛撫する。この手が提督のそれだったらどれほどよいか等と思いながら。 「うっ……提督……私は変態です」 右手の指についた液体がぬるりと指の付け根にたれるのを感じながら伊勢は呟く。 「はぁ、はぁ、……申し訳ありません」 荒い息をつきながら虚空に詫びる。 しかし興奮の後に来た脱力感の中で、聖域を侵犯したという罪の意識ですら今は快楽となっていた。 いつまでもこうしていたかったが、流石にそんな訳にもいかない。 頭が急激に醒めていくにしたがって、脱力感が興奮とは反比例に大きくなって行く。 「……寝るか」 けだるい体を引きずり起こして自室へ戻り、これまた日向を起こさないように慎重に布団に潜り込むと脱力感が後悔に変わる前に眠りに落ちた。 伊勢が執務室に呼ばれたのはその翌日の夕方の事である。 「失礼します。伊勢出頭いたしました」 普段なら秘書艦もいる筈の執務室には提督ひとり、西日でオレンジ色に染まる室内に黒い柱の様に立っている。 「……よく来てくれた」 いつにもまして重々しい口調でそう言うと、伊勢を近くに呼び寄せる。 「ちょっとお前に聞きたい事があってな」 「えっ、はい。何でしょうか」 伊勢は違和感を覚えた。 この若い提督は、普段はその性分なのかかなりフランクに彼女達に接しており、軽口をたたき合う事もあり、今の様に緊迫した空気を出す事は作戦行動中以外にはありえない事だった。 「女にこんな事を聞くのは失礼だし、気を悪くするかもしれないが、お前昨日の夜便所で何してたんだ?」 「!?」 伊勢は目の前が真っ暗になった。 どうして提督は昨夜の事を知っている?あり得ない。あり得る筈がない。 確かに営舎の艦娘用の女子便所には併設された男子便所があるが、あそこを使う者など誰もいない。 第一、執務室のすぐ隣に男子便所がある。何故提督があそこにいる? 伊勢の頭の中で様々な言葉が回り始める。 「なっ、何言ってるんですか!?トイレでする事なんて一つしかないじゃないですか!!」 「お前、用を足すときに俺を呼ぶ癖があるのか」 「!!!!!!」 「お前は知らないかもしれんが、あの便所は壁が極めて薄くてな、隣の音が筒抜けになっている。 もっとも、男子便所は基本的に誰も使わないから放置されていた訳だが、ここの隣が昨日から壊れていてな」 提督は昨夜伊勢が自慰している時に営舎の男子便所を使用し、伊勢の声を聞いている。 提督だって子供では無い、用をたす以外に便所でする行為と言えば何の事かすぐに分かるだろう。 「なんだ……知ってたんだ」 伊勢は呟いて、自分を見つめている提督の顔を見つめ返し、無理やりに笑顔を作った。 「そうです。私は、多分提督が今考えている様な事をしました。その……提督で」 「…」 「ごめんなさい。私こういう奴です。折角信頼してくれた提督をそんな風に考えている様な変態です」 「なあ伊勢」 「こうなった以上覚悟は出来ています。どんな処分だろうと異論はありまむぐっ!」 「聞いてくれ」 ぎこちない笑顔のまま泣きながら告白する伊勢の口を手で塞ぎ、若い提督は語りかける。 「俺は昨日、お前の声を聞いた後自室に戻ってお前と同じ事をした。その……お前で」 「えっ…」 「お前があれをやっている姿を妄想してな。お前が変態だというのなら、俺はそれに輪をかけた最低野郎だ。申し訳ない」 深々と頭を下げる提督と、きょとんとしている伊勢。 「その、何だ。お前さえ嫌でなければなんだが、ある意味ではお互いの気持ちも分かった訳だ。だから……変態同士付き合ってくれないか」 お互いがお互いのおかずだったからお付き合いましょうという、おそらく人類史上初めての告白。 これに対し伊勢は何も言わず俯きながら提督の胸元へ飛び込んだ。 「無言は肯定ととってもいいか?」 何も言わず首を縦に振る。髪の毛の間から覗いている耳は端まで真っ赤になっていた。 執務室の奥は扉一枚で提督の私室と繋がっているが、当然ながらここに普段艦娘達が入る事はない。 初めて入った提督の私室は、予想以上に質素なものだった。 若い独身男の一人暮らしらしくやや乱雑ではあるものの、伊勢が思っていたよりは整っている。 「本当に良いんだな?」 「……はい」 二人でベッドに腰掛けると、提督は伊勢に最後の確認をする。 伊勢が返事をすると、彼女の両肩をつかんでベットに寝かせ、そのまま上に乗る様に彼女の唇を奪う。 最初は伊勢の柔らかな唇を楽しむように、そして次には口から一体化しようとするように舌を滑り込ませ、お互いの舌を絡み合わせる。 やがて、最初はされるがままだった伊勢が提督の背中に腕を回して彼を求め始めた。 暫くの後、二人の口が離れると伊勢は閉じていた目を開き、熱がある様なうるんだ瞳で提督を見つめた。 提督は一度身体を離すとカチャカチャとベルトを外すとズボンを下げて一物をさらけ出す。 伊勢はぼうっとする頭で目の前の現象から判断し、スカートを脱ぐ。 「下穿いてないのか」 「戦闘で蒸れたり濡れたりしても作戦行動中は着替えられない事も多いですから、気持ち悪いまま長時間つけておくよりは…って」 白い直垂を脱ぎ、インナーシャツに手をかけながら説明する。 「成程、それは夢が拡がるな。ああそうだ、それは脱がないでくれ。そっちの方が好みだ」 「……変態」 「お互い様だろう」 二人は顔を見合わせて少し笑い、再びベッドに倒れ込む。 「うふっ……ふひゃ!」 先程濃厚なキスをした提督の舌は、今度はシャツをたくし上げた伊勢の胸を舐め上げるとその頂を舌先で弾くように触る。 その間、右手は伊勢の股間に滑り込み、彼女が昨晩していた行為を再現しはじめる。 「くぅ!…ひぅ…てい……と…ひゃん!!」 あるいは舐め、あるいはこすり、あるいは弾き、あるいは入れ、 玩具を与えられた子供か、はたまた楽器の調律のように伊勢の反応を都度確かめる提督。 「そろそろ頃合いか」 いきり立つそれを伊勢のピンク色の入口にあてがうと、ピクンと伊勢の身体が動く。 「行くぞ」 「はい……お願いします」 ゆっくりと伊勢の中に挿入する。 指で十分いじったからか強張ってはいないが、吸いつくように締められている。 「ッッ~~~~~!!!」 脱いだ直垂を口にくわえ、伊勢は無言の絶叫を上げる。下手に叫び声をあげれば、誰か来ないとも限らない。 血が潤滑油のように二人の隙間に拡がって、滴り落ちる。 「ぷはっ!あっ、ああ!あんっ!」 再び口が開いたのを再開の合図に、提督は伊勢を突き、中で動かし始める。 やがて―― 「ありがとう。伊勢」 「やめてくださいよ提督。お礼だなんて」 伊勢は既に来た時の姿に戻り、提督もまたいつもの姿に戻って執務室への扉の前に立っている。 「また今度お願いしますね」 「勿論だ」 扉を開け、既に暗くなった執務室へ出るとそこからはもういつもの関係だ。 もっとも、「また今度」はすぐに訪れる事になるのだが。 終
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217 :名無しさん@ピンキー:2014/02/01(土) 00 02 24.16 ID MsAUSfjy 那珂ちゃん改二の衣装でHなファンサービスをですね 握手と称して白手袋のままおにんにんを握らせたく 231 :握手会だよ! 改二那珂ちゃん:2014/02/02(日) 01 01 39.46 ID toGBP8nr 217にインスピレーションを受けて書いた短編投下。 陵辱というほどではないけど提督じゃない不特定な相手とエロ行為するのが苦手な人は退避されたし。 あと本番行為とかないです。握手だけだよ。 「やっほーみんなー! もっとステキになった那珂ちゃんのために集まってくれて、ありがとーっ!」 男たちの歓声に包まれながら、艦娘らしからぬフリフリ衣装でマイクを突き上げる。 改二へのアップグレードを記念しての、『特別ファン感謝イベント』は大入りの大盛況で、 彼女はまさに、正真正銘のアイドル艦娘として扱われる喜びを噛みしめていた。 (うーん、感無量っ。那珂ちゃん、今すっごい輝いてるって感じ! 今まで地方巡業とか、しつこいイロモノ扱いとかに耐えてきたかいがあったよね~ホント!) それにしても、今回集まったファンたちの顔ぶれは少し変わっていた。 ファンクラブ会員の中でも、VIP会員限定のイベントだと聞いていたが、 確かに裕福そうな年配の男か、さもなくばいかにも金持ちのボンボンといった連中がほとんどだ。 まあ、彼らが投資してくれるお金が鎮守府の財政を潤していると思えば悪い気はしない。 アイドルであると同時に艦娘。みんなのためにも笑顔で稼ぐ。それが那珂ちゃんのポリシーである。 「それじゃあ、いよいよメインイベントの握手会に移りまーす! 那珂ちゃんのお手々のカンショク、大切な思い出にして持って帰ってねー!」 笑顔で白手袋をひらひら振ると、男たちがひときわ熱狂に満ちた声で応える。 そう、それはまさにメインイベントだった――中心にいる彼女だけがまだ、その真実を知らない。 * * * * * 「……え? え……ええぇぇぇぇっっっ!!???」 硬直、驚愕、そして悲鳴。 机を挟んで向かい合ったまま一歩も動けず、目の前に突き出されたモノから目も離せない。 最前列の男が、手を差し出す代わりにズボンから取り出したのは――半勃ちになった男性器だった。 「え、えっと、その……あの、えぇぇ……なんなのコレぇ!?」 助けを求めるように、涙目で背後のマネージャー妖精を見る。 だが、返ってきたのは無表情で首を振る仕草。それで彼女はすべてを理解してしまった。 (VIP限定イベント……鎮守府の臨時収入源……って、こ、こういうことだったのぉ!?) ――途中でサプライズな展開が発生するかもしれないが、それはイベントの段取りのうちで、 絶対に流れを遵守し、そしてファンの要望には従うように――確かに、そう最初に説明は受けていた。 でも、それがまさか……こんなことだなんて。 「あれえ、どうしたの? 早く握手をお願いしたいんだけどなぁ」 90度の角度でブラブラ揺れる赤黒い棒の持ち主が、キモい笑いを浮かべながら迫ってくる。 すぐにでも悲鳴をあげて逃げ出したい――普通の女の子ならそうする。だが、彼女はアイドルだ。 「は、はいっ! ご、ゴメンねっ、す……すぐにするからっ!」 段取りには従い、ファンの希望には応える。それがアイドルとして生きるための鉄則である。 バクバク鳴る心臓をおさえ、恐る恐る伸ばした震える指先が……グロテスクな肉の棒に、ぴとっと触れた。 (……あ、熱いっ!? なっなにコレ、風邪でもひいてるのー!?) 初めて触るその部位から、手袋越しにでも伝わる高い熱は、同じ人体の一部とは思えないほどだ。 しかも、触った瞬間それはビクッと痙攣したように跳ね上がったから、慌てて手を引っ込めそうになる。 「お、おお……サテンの感触がぁ……! ほら、ちゃんと握ってよ那珂ちゃん!」 (うう、やっぱちゃんと握らないとダメ、だよねー……き、キモいよぉ、最悪ぅ……!) 内心どんなにドン引きでも、それでも笑顔を絶やすことはアイドルには許されない。 ひきつった顔で微笑みを返しながら、太い肉のかたまりをちゃんと握ろうとして、発生した問題に気付く。 (な、なんか角度がさっきより上向きになってきてない……? それに硬くなってる、よう、な?) すべらかな白手袋の指先にフェザータッチされたチンポは嬉しそうにビクビクと硬度を増し、 90度から180度へと仰角を上げつつあった。これでは握手するような向きで握るのは困難だ。 やむなく、マイクでも握るように手を立て、親指の先を上に向けて、そそり立つ赤黒いモノをそっと包む。 「おっふぅ!? いッイイよぉ、その握り方ッ!」 「え、えっえっ?(……なっ何、何!? イイって何がっ!?)」 困惑する彼女には違いがよくわかってないが、親指の腹がちょうどカサの付け根部分、 裏筋を優しく押し潰すようにぐにゅっと当てられていた。 その刺激で内部の管から押し出された先走りが、はちきれそうな先端に透明の雫となって浮き出てくる。 「さあ那珂ちゃん、そのイイ角度のままお手々をゆっくりニギニギしてみようか」 「う、うん……。こう、かな?」 言われるがままに指に力を入れると、想像以上の弾力が跳ね返ってくる。熱さも相変わらずだ。 (ヘンなの、硬くて熱くて、ゴムのかたまりみたい……絶対、中に骨とか入ってるよ……!) 人体の神秘に当惑しながらも、律儀に強弱をつけてフル勃起したモノをぐにぐにと刺激する。 そのたびに男が、おふぅとかあふぅとか妙な声をあげて腰を震わせ、さらに硬さ熱さが増大していく。 りゅぐっ、しゅりゅっ……と、白手袋の生地が血管の浮いた黒っぽい皮とこすれて奇妙な音を立てる。 (う~、も、もう握手でもなんでもないような……てゆーか、いつまで続ければいいのこれ!?) いつの間にか、刺激の強弱に合わせて男が腰を前後に動かし、半強制的にシゴかせる体勢となっていた。 パンパンに腫れ上がった亀頭の鈴口から、溢れた先走り液が床にポタポタと垂れていく。 それは手袋にもじんわりと染みて、コスりあげる音に水っぽいものを混じらせて……そして、唐突に。 「……ううッ、那珂ちゃん! 那珂ちゃんのアイドル白手袋で握られて出すよっ、いいよねッ!?」 「え、あっ、うん、いい、よ? いいけど……えっ?」 わけもわからず反射的にそう答えた次の瞬間、 白手袋に包まれた細い指の中で、ビキビキッ!と限界以上に肉棒が張り詰め……そして弾けた。 ――ブビュルルルルッッ!! ビュッ、ドビュルルゥウッ!! ドクンドクンッッ! 「きゃっ!? う、うわぁ……! ええぇっ……ええーっ!?」 今、自分が握っているものの中を何かが通って、 蛇口から噴き出す水流のように勢いよく発射されているのだ――とぼんやり理解しつつ、 何度も何度も放たれる、太くて白い粘液の筋を呆然と見つめる。 「ふぉぉ、那珂ちゃん! シゴいて今っ! もっと強くッ! 早くっ!!」 「え、えええ? こ、こう!?」 懇願する声に促されるまま、痛いのではないかというくらい力を入れて、しゅこしゅこと腕を動かす。 熱い肉のホースは嬉しそうに跳ね回りながら、溜め込んだ白濁をその淫らな動きでシゴき出されていく。 むわぁ……と周囲に広がるオスの臭いが、アイドルの麻痺した頭をいっそう朦朧とさせた。 「はあぁ……良かったよ、那珂ちゃんの握手、最高だったよ……!」 「え? ええと……よ、よろこんでくれてありがと……」 はぁはぁと荒い息の中、上気した顔でやっと答える。嫌悪感より先に、不思議な充足感があった。 ファンが自分との関わりで幸せになっている。自分だけを今、見ている。 アイドルの自分を――それは間違いない事実だった。 (……よし!) 呼吸を整え、目を閉じて、開く。そこには満面の笑顔を浮かべたアイドルの顔があった。 「みんなー! 那珂ちゃん、握手会精一杯頑張るから! 最後まで楽しんでってね!」 何かを吹っ切ったその声に、ずらりと並んだ男たちが、股間を膨らませながら歓声をあげた。 メインイベントは、まだまだ始まったばかりなのだ――。 (おしまい)
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前回の話 自分は鎮守府の長とかいう重役についているが、そんなに歳は行っていない。 むしろ他の鎮守府の長と比べれば若いほうだろう。 だから自分以上に歳若き少女にあのようなことをされては鮮明に脳裏に焼きついてしまう。 そしてそれをネタに自分のそれを慰めてしまうのも仕方のないことなのだと弁明したい。 人間の三大欲求の一つを抑えろというのは酷な理屈だと思う。 今日もそのことをネタに処理をしてから寝ようと思っていたら 狙ったかのようなタイミングで大井が乱入して今に至る。 「っ……はあ……」 女の事情は知らないが、男が達した直後は誰しも悟りを開いたような気分になる。 大井の口内で達した直後、心の中で一体誰に向けているのか自分でも分からない弁明を並べていたが、 自分のそれが冷たい外気に触れたとき現実に引き戻された気がした。 大井の口と自分のそれとの間に透明だか白だか分からない色をした糸が一瞬だけかかった。 「ん……んぐ……んぐ……」 秘書のときでもプライベートのときでも何かと自分より上に立ちたがる大井は、男の精を懸命に嚥下しようとする。 目を瞑り眉をひそめる表情から、経験豊富なわけでもなくその精が味覚に優しいものではないのも分かる。 一体何が大井をそこまで駆り立てるのか分からない。 その姿は口内に放出した精を吐き出させようとちり紙を差し出すのもまた無駄だと思わせた。 「はあっ……」 嚥下し終わったらしく、ぴったり閉じていた口を半開きにさせて熱い吐息を漏らした。 口の端から零れた精液がねっとりと滴り落ちる。 とても扇情的な空気が漂うもこれより先へは理性をもって押し留まった。 中途半端であることは自分も分かっている。 前回と全く状況に相違はなかった。 もしも自分が日記帳を所持していたら、 数日前のページをコピーしてそのまま今日のページに貼り付けることになるのだろうか。 そんなことがあろうとも朝日は何も知らないかのように昇った。 軍服に身を固め、いざ寝室から直結した執務室へ出陣すると―― 「あら、おはようございます。提督」 いつもの調子で既に起床済みの大井の笑顔に出迎えられた。 自分の寝起きの半覚醒状態もまたいつものことだが、最近の近況の変化を思い出しどもる。 「……あ、あぁ。おはよう」 「私はもう朝食を済ませましたから、先に執務に入りますね」 何日も聞いたその台詞を残して、増設した席につき執務を始めた。 自分がこうも腑抜けていても大井がこうでは、調子が狂う。 普段は互いに軽口を叩き合う仲だったはずなのに。 洗面所で顔に水を浴びて意識が覚醒しきった頃には、 理性があるなら最初から押し留めておけだの向こうの気持ちも汲み取ってやれだの若干の自己嫌悪に包まれた。 しかし軍隊に土曜日曜はない。月月火水木金金あるのみ。軍人として恥ない姿で出なければならない。 食堂はまだ艦娘はまばらにしかいなかった。 と言っても、全ての艦娘が提督やその秘書艦よりも早く起きられても特に任せる任務はないので不満はない。 艤装開発の担当艦など、前日夜に、明朝の何時にどこどこへ来いという通達を送った以外の者は 昼まで起きないようなことでもなければそこら辺は好きにしていい。 というより艦娘の生活ぶりなどそれほど関心がないというのが本音だ。 こちらの存在に気づいた食事中の者から飛んでくる挨拶に応える。 カウンター席につき厨房を切り盛りする補給艦間宮に声をかける。 「提督さん。おはようございます」 「おはよう。今日はあ号定食を頼むよ」 「かしこまりました」 「御待遠様です」 「うむ。ところでちょっと聞きたいことが」 「なにかありましたか?」 「最近大井に変わった様子はないか」 「大井さんですか。先ほどもこちらで一人で食事していらしたんですが……。 そうですね、普段よりもどこか物憂げそうな、眠そうな顔をしているような気がしました」 「なるほど」 「何か……ありました?」 「ちょっとね。ただ喧嘩とかではないから大丈夫だと思う。……頂きます」 「はい、召し上がれ」 軽く一礼をしてから間宮は厨房に引っ込んでいった。 では早速と納豆を掻き回すところから取り掛かった。 定食一膳を米一粒豆一粒残さず平らげたので執務室に戻る。 扉を開けると依然として大井が執務に励んでいたが、よく見ると筆を持った手が動いていない。 顔もいつもと変わらぬ澄まし顔のはずだが、なるほど言葉には本当に言霊が宿っているというのか 自分に挨拶してきたときと違い物憂げそうにも見える気がする。 「大井?」 「……あ、提督、なんですか?」 ほんの少しの間を持ってやっと返答が来たところを見るに、声をかけるまで気づかなかった? 大井は別に索敵能力が秀でているわけでもあるいはその逆を行くというわけでもないが、 それにしてもこれは異常だ。 「……大丈夫か? 執務なら私に任せて休んでもいいぞ?」 「い、いえ、問題ありません」 オホホ、とごまかされても自分の中に芽生えた疑心は消えない。 まさか昨晩に自分の精液を飲み込んだのが悪かったのでは、と的外れな推論に行きつきそうになった。 酔狂な理論略して酔論は捨て置くとしていくつかの書類を抜き取り、 大井に対する心配は消えないまま自分は工廠へ向かった。 「提督、いいものは開発できました?」 「今日もイマイチの出来だったよ。結構やってきたと思ったがうまくいかないもんでな」 「まあ。今までぼんやりとやってきて経験になってないんじゃないですかあ?」 「ンなわけあるか。私はいつも真面目にやっているぞ」 結局目ぼしい成果は出ず開発担当艦とともにしょんぼりした面持ちで工廠を後にしてきた。 執務室に戻ってきてみれば大井は黙々と執務を片付けている。 先の物憂げな様子は特には見受けられない。 軽口は叩き合いつつ自分も執務を片付けに入る。 「そうでしたね。提督は艤装開発だけは真面目にやっていましたね」 「執務や指揮も真面目にやっとるわ。沈まない程度に休みなく出撃させるぞコラ」 「脅す気ないでしょう」 「よく分かったな」 「提督は優しいですから」 不意打ちだった。 突然の好意的な言葉に何と返せばいいか分からず、 筆を走らせていた手を止めて隣の机に目をやったが、大井は書類に目を伏せている。 「……そうかね」 「そうです。何ヶ月秘書をやっていると思ってるんですか」 「かれこれ何十年になるんかのう婆さんや」 「魚雷、打ちますよ?」 「コストが高いから無駄遣いはよしなさい」 「開発なら練度の高い私と組めばうまく行くかもしれません」 「大口径主砲が作れるというならお願いしたいね」 「……」 「睨まれても困る」 …………………… ………… …… 午前の演習や幾度かの出撃も一通り終わらせ、昼食もまた食堂で済ませた。 しかし紙の山はそこそこ削れただけで未だ堂々たる面持ちで私と大井の執務机に鎮座している。 夜のプライベートの時間を少しでも多く作るべく私語もそこそこに執務一掃を進める。 たまに大井の方が気になってこっそり目をやるのだが―― 「……」 筆が動いていないだけでなく瞼も開いていなかった。 執務中に船を漕ぐなんて大井らしくない。一応艦娘は船にも分類されると思うけど。 しかし毎日秘書をさせるのは『こき使っている』と言えてしまうだろうか。 それが原因なら少し考えなくてはいけないかもしれない。 ああ、 物憂げそう ではなく正しくは 眠そう だったんだろう。 「大井」 「……」 「大井」 「……はっ、北上さん?」 「……違うよ」 夢に出るほど仲がいいのは分かった。 「……休憩入れようか」 「す、すみません。でも――」 「ああ疲れた」 本当はそれほど疲れはないが休憩を遠慮しようとする大井の言葉を遮る。 そして懸念事項の確認に出る。 「大井。お前、寝不足なのか」 「いえ、そんなことは――」 「何ヶ月お前の辛口に付き合ってきたと思ってるんだ。寝不足の原因が私なら遠慮なく言ってくれていい」 「……眠気があるのは確かですが、提督のせいではありませんから」 「……そうか。まあ眠いなら仮眠を取るといい」 私が大井に過剰な負担をかけているのではないようで一安心だ。 嘘をついている可能性も否めないが、思いついたことをすぐ口にする大井に限っては考えにくい。 冬とはいえ軍帽の中の熱気が篭って鬱陶しいので軍帽を脱ぎ、席を立つ。 ストーリー性などなく毎日読んでいて面白くない幾多の書類を一時放棄し、自分は文庫本を手に寝室へ向かった。 夜のプライベートの時間を増やすとは言ったが結局これもプライベートの時間だった。 ベッドに横になり栞を挟んだところから読み進めていると扉が叩かれた。 「入れ」 扉が開かれ、扉を叩いた者が姿を見せる。 この寝室に自分以外が入るのも珍しいが、訪れた客が大井とは更に珍しい。 ひとまず文庫本に栞を挟み上体を起こす。 「……提督、仮眠を取りたいのですが」 「……それで?」 「生憎と私の部屋の布団は今干していて使えないんです」 「北上にでも借りれば――」 「ここで寝かせてください」 「……私は出たほうが――」 「ここにいてください」 「……ああ」 どうしたのだろう。 言葉を遮られた挙句、目を直視しているとよく分からない何かに気圧される。 ベッドに座ったままでいると大井がベッドに上がってきた。 本来この部屋で寝るのは提督1人なので寝るならこのベッドしかない。 真ん中のスペースを開け、ベッドの端に腰掛けて文庫本を開こうと―― 「あ、提督、動かないで横向いてください」 「うん?」 意味の分からない願いの意図が読めないが、 ひとまず言うとおりにしようと横を向き壁に背を預ける。 後ろの窓からは午後の西日が差し込んでいる。 「……ふう。提督の膝、硬いですね」 「……お前それで眠れるの?」 「多分眠れません」 「ならそっちに枕――」 「提督が頭を撫でてくれれば眠れます」 おかしい。 大井はこんなに甘えてくるキャラだったか。 今日のぽかぽかとした暖かい日差しにやられてしまったのか。 「撫でればいいんだな?」 「はい」 おそるおそる大井の長い茶髪に手を置き動かす。 特に文句はないようでそっと目を閉じた。沈黙に包まれ、工廠の喧しそうな作業音が聞こえるようになる。 「……提督は他の子にも、こういうことしてますか?」 「している」 「……そうですか」 「……」 「……」 「……他の子にもしていたら、嫌か?」 「嫌です」 「でも私にとってはこれくらいのことは、他の子にも平等にしてやりたいと思う。 ……ただ、この間の夜や夕べみたいなことはあまり色んな子にやられたくはないな」 自分は何を言っているのだろう。 白昼から聞かれてもいないことを口から零してしまっている。 自分もまたこの暖かい日差しにやられてしまったのかもしれない。 「そうですか。……ふふ、ちょっと嬉しい」 嫉妬していたらしい先ほどと違い晴れた声で微笑んでくれた。機嫌を損ねずに済んだらしい。 いつも自分に向かって辛辣に物を言う大井もこうして優しい笑顔を見せ、優しい声を聞かせてくれるのだ。 もちろんいつもの掛け合いも楽しいものではあるが、こうして心を開いてきてくれるのはこちらとしても嬉しい。 あまり疲れてはいないがこの大井といると癒される。 今日の午後は西日を受けながら大井を寝かしつけるためにサラサラした髪を撫でることに没頭した。 執務? また今度やります。
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提督×扶桑の続き しばらく甘い時間に浸ったあと 「さて・・・そろそろ行くとしようか・・・」 覚悟を決めて戦場へ向かうことにしたが 「いいえ、それには及びませんよ・・・山城、いるのよね?いらっしゃい」 「・・・」 「な・・・」 扶桑に制されなりゆきを見守ると、ドアを開けて入ってきたのは彼女の最愛の妹であった 「・・・いつから」 「・・・少し前からです」 全然気づかなかった・・・ 「姉様」 「なぁに?」 「姉様は私を捨てて提督とどこかへ行ってしまうおつもりなのですか・・・?」 彼女の方から核心に触れてきた ・・・顔は青ざめ、カタカタと震え、目の焦点はぶれている ・・・まずい、な 「そんなことはないわ、私も提督もずっと貴女のそばにいるわ」 「嘘よっ!!!」 なだめる姉にあろうことか砲塔を向ける山城、普段ならありえない・・・ 「嘘、嘘嘘嘘嘘嘘っ!姉様も提督も皆みんな私を捨ててどこかへ行ってしまうのよ!私はいつまで経っても不幸からは逃げられないっ!」 激情に任せて叫ぶ山城、このままだと今にも爆発しかねない──! 「おい──」 「大丈夫、私に任せてください」 説得しようと前に出ようとする俺を手で制す扶桑 「私を信じられないなら撃ちなさい・・・でも、本当に私たちは貴女をないがしろにするつもりはないの」 「・・・」 「お願い、信じて」 彼女は砲塔の先端へ立ち、まっすぐに妹を見つめる 「・・・」 「・・・っ」 実際はほんの数分、しかし体感的には永遠にも思えるような重い時間を経て 「う、うう、うあああああああああっ!できない、できるわけないじゃない!私に、姉様を撃つなんてっ!」 視線に耐えきれず崩れおちる山城 「ごめんなさい、怖かったのよね・・・」 「ほんとうに、ほんとうにどこにもいかない?わたし、ねえさまのそばにいていいの・・・?」 「えぇ、いいのよ。大丈夫」 「うっ、あ、ねえさま、ごめんなさい、わたし、もう、ひとりはやだ、あ、あああああああああああああああっ」 「本当にごめんね、山城。でも大丈夫、一人にしないわ・・・提督も私も貴女にそばにいてほしいと思っているわ・・・勝手なことだけれど」 小さな子供の様に泣きじゃくる妹をあやす扶桑 「・・・ほんとう?」 ぐずりながら顔をあげ、泣きはらした目をこちらに向け、尋ねる彼女 「本当だ。俺からすればお前たちが離れ離れになることのほうがあり得ない、二人の間に俺を入れてくれたらいいな、と思っているんだ」 思っていることを伝える 姉を奪っておいて勝手なことを言っているのはわかっているが、これもまぎれもない本心だ 「私は、いいの?姉様と提督のそばに居ていいの・・・?」 繰り返し聞いてくる問いに 「もちろんよ」 「当たり前だ、むしろそうしてほしい」 二人そろってまっすぐに答える。 「あ・・・、あ・・・よかった、よかったぁ・・・」 また、表情を崩し、ぽろぽろと涙をこぼしながらつぶやく 落ち着いてくれたようだ・・・ひとまず嵐は去った 「・・・ごめんなさい、取り乱したりして・・・うぅ、恥ずかしいわ・・・」 落ち着いたあと、穴があったら入りたいといわんばかりに両手で顔を隠す山城 まぁ、あれは・・・仕方ないよなぁ・・・ 「仕方ないわ、私も同じ立場ならそうしていただろうし」 扶桑も同じようになだめる。さすがはお姉ちゃんだな・・・ いやぁ、姉妹というものは本当に良いものですね 「私たちは本当にそっくりね・・・周りがよくみえなくなってしまって」 「うぅ・・・」 実は負けず嫌いなところとかそっくりだよね 「思い人までいっしょだなんて」 「ちょ、姉様・・・!」 うん・・・うん?ちょっとまて? 「山城も提督のこと好きよね?恋愛感情という意味で」 「」 「」 あっさりと、お姉さまは超弩級の爆弾発言をかましてくれやがりました 「な、なんだってー!?」 思わずAA略と言いたくなるほどテンプレの絶叫をかます俺 「ね、ねねね姉様、な、なにを証拠にそそそそんな・・・」 動揺しまくる山城、おいおい大丈夫か、目が超泳いでるぞ 「だって貴女、提督を見る目が私に似ているもの」 「」 山城が完全に固まった、俺もだが 「ご、ごごご、ごめんなさい姉様、私、そんなつもりじゃ・・・」 「責めているわけではないわ、むしろ嬉しいの。私が好きになった人を妹も好きになってくれるなんて・・・」 「姉様・・・」 なんかまた姉妹の絆が深まっているきがしてキマシタワー それは良きかな・・・なんだがちょっとこれどうすればいいの? 「でも姉様、私のそれは好き、というか、羨望、というか、私のことをちゃんと見てくれたの姉様以外に初めてでその・・・」 「でも、私たちのことを見てうらやましい、とも思っているのよね?」 「──」 その通りであるらしく、コクリとうなずく山城、それを見た扶桑は 「提督、お願いがあります」 「お、おう、なんだ」 「この子を抱いてください」 「」 「」 二順目の砲撃を繰り出すのであった 「お、おい、いいのかそれは・・・」 何とか声を絞り出す・・・山城は口をぱくぱくさせたまま動けないらしい 「はい・・・本来ならば ほかの子に 絶対に そんなこと させない のですが」 「ぴいっ!?」 一瞬なにやらドス黒い蛇のようなオーラが見えた気がした・・・あの山城ですらおびえている・・・浮気は絶対しないぞ、うん 「この子だけは妹のようにやさしくしてほしいと思うと同時に、女の子としての気持ちも通させてあげたい・・・そう思うのです」 次の瞬間普段の扶桑に戻り、妹だけは特例だと語る 「姉様・・・」 「自分でも何とも不思議な心境なのですが・・・だめ、でしょうか」 山城は心配そうに俺たちを交互に見つめている 俺も俺で扶桑と目を合わせ、うなづきをもって応えを返されたので 「その、山城が、俺でいいというなら・・・しようか」 「~~~っ」コクン 扶桑の想いを汲んで、妹分として愛でる気持ちの強い彼女を、姉の前で抱くことを決意した 「あ・・・う・・・」 姉と同じように布団に寝かせ、服を剥く いいのかなぁ、と思いつつも扶桑に似て、白く美しい肌に興奮を覚えてしまう 「提督と姉様のにおいがする・・・」 「そりゃあ、ここでシたからなぁ・・・」 「私たちと一緒よ、山城」 「二人と一緒・・・うん、なら、大丈夫・・・」 「わかった・・・じゃあ、するぞ」 「はい・・・ん、ふぁ」 安心したように力を抜いた山城の身体を愛でていく 「・・・っ、ぅ・・・ふぅ・・・っ」 ぴくんぴくんと身もだえしている山城 声を抑えているようで、必死に歯をくいしばり、布団をつかんでいる 「声、だしてもいいんだぞ?」 「っはぁ、だ、だって、姉様が見て、んむ、ふむぅっ!?」 我慢するのはよくないな というわけでキスをして舌で口内を蹂躙しつつ胸や秘部を執拗にいじっていく 「ぷぁ、あ、ひゃあ、あ、や、ふああ・・・っ!」 「うん、かわいい声だ。もっとよく聞かせてくれ」 声を我慢できなくなるくらい高めてやってから唇を解放する 「ふあ、あ、ひゃあ、あ、ああ、ああぁっ、んく、あ、んああぅっ!」 「もうすっかり準備できたみたいだな」 軽くイったのか脱力した彼女の腰をつかみ、固く怒張したものを入り口にあてがう 「もらうぞ」 ずぷっ、みちぃ! 「うくっ、ああああああああああああぁーーーっ!」 一気に貫いた・・・途中で止めると逆に辛そうだというのはさっき経験したので、一気に 破瓜の血は、布団の中央・・・姉と同じ位置に広がっていった 「あぅ、あ・・・提督が、提督のが私のなかに・・・!」 「山城、よかったわね・・・」 扶桑が妹の頭を撫で、山城は言葉を発さずに、こくりと頷く 「提督、お願いします、ね?」 そんな光景を見つめながら、俺は自分の彼女の妹との交わりを開始した どうも俺はがっつく性分らしい、また初めての相手だというのに腰の動きはとめられず 「あ、あぁっあ!うあ、あ、あぁぁぁっ!」 山城を激しく攻めたててしまっている 「あぁ、提督、ていとくぅ・・・!」 彼女はけなげにもそんな俺を全部受け止めていた。痛いだろうに 時間が空いているとはいえ、先に一度射精(だ)しているので少しはもたせることができそうだ 「はぅ、あ、っく、んあ、ひ、あぅあ、あっ、あぁあああっ!」 きつく絡みついてくる中を引き抜き、突き刺す ずちゅ、ぐちゅ、と音を立てて俺のモノが何度も山城の中に呑み込まれていく 「あぅっ、あ、はぁ、ふぁ、あくぅっ、んあああんっ!」 しばらく続けていると痛みはかなり薄れたようで、艶っぽい声を上げながらこちらに触れてくる 「山城・・・」 そんな彼女を抱きしめながら深く深くつながる 「~~~~っ」 ぎゅっと抱きついてきた 姉以外には不器用な彼女なりの精一杯の愛情表現を受け、限界が早まる 「くっ、もう、でる・・・!」 「わたしも、わたしも、もう・・・!」 「あ、ああ、ああああああああああああっ!」 絶頂してのけぞる山城を抱きしめながらその最奥に熱くたぎったものを吐き出す 「あぅっ、あつ、あつい・・・こんな、いっぱい・・・!」 「うっく、は、あ・・・」 「あう、う・・・」 全部出し切ったあと、何とか引き抜いて山城の隣に倒れる 「すまん、痛かったのに無理やり・・・な」 「いいえ、姉様と一緒だったから大丈夫です・・・それに最後は気持ちよかったし・・・」 謝る俺にむけて、穏やかな、それでいてどこかすっきりした表情で答える山城 後半はぼそぼそといわれ、聞き取れなかったものの 「なんというか・・・いろいろともやもやしたものが吹き飛んだ気がします・・・これから姉様と一緒によろしくお願いします」 「あぁ、任せろ。もう不幸だなんて言わせやしないさ」 そういって頭を撫でてやる。嬉しそうに目を細めるあたりは姉そっくりだ いろいろあったがひとまず一件落ちゃ── 「・・・」 くいくいと腕を引っ張られる 「・・・どうした、扶桑」 振り返ってみると、なんだか落ち着きのない扶桑が 頬を紅潮させ、うるんだ瞳で見つめられる 服は軽く羽織っただけの彼女 その白い肌には汗がうっすらとにじみ、全身からは女のにおいがする 俺たちの行為を間近でみて、発情したらしい もじもじしながらにじりよってきて 「お願いです・・・もう一回私にください・・・」 ぎゅううっと抱きついてきたのであった 興奮したのも事実のようだけども・・・これやきもちやいてくれてるんだよなぁきっと 「私のときは、先に達していたのに・・・」 と腕の中でちっちゃく唸っている彼女を見て思う お姉ちゃんとして我慢が出来ても、女としては我慢しきれなかったのか・・・かわいい奴め そんな扶桑を見てヤる気を取り戻した俺は彼女のおでこに軽くキスをして 「あ、はぁ、はいってきて、あ、あぁ~~っ!」 すでに準備が整っている内部に再び侵入した 今度は服を脱がさない、着衣エッチというやつだ。半脱ぎってエロいよな 「あっ、あ、あ、あうっ、ふああ!」 一回目と違い、貪欲に求めてくる彼女 「姉・・・様・・・」 「あ、あぁ、だめ、やましろがみてるのに、わたし、とめられ、あ、あぁぁっ!」 妹に見られながらの行為に一層昂ぶっているのか、抱きつき、唇をかさね、腰の動きを合わせてくる そんな乱れた彼女を見て自分を抑えられるわけもなくより激しく彼女の中をかき混ぜていく 「扶桑、扶桑・・・っ!」 「あぁ、あ、あ、ふああああっ」 抱きしめて、耳元で名前を呼び、奥まで突いていく お互いが自分のものだと主張するかのようにぐちゅぐちゅと絡み合っていく この場限りはもう二人の世界へと沈み込んでいた 「ふあぁ、あ、ああああっ!こんなの、すごい、の、だめぇ・・・っ!」 「くあ、もう、イ、く・・・」 「わ、私も、私もいっしょに・・・あ、あ!」 「あ、あああああああああああああああっ!」 同時に、果てた ぎゅうぎゅうと奥へ導くような収縮にまかせて、どくどくと彼女の中に注いでいく 本日三度目なわけだが、特に濃いような感じがする、扶桑の子宮にどろりとながれ、満たしていくイメージが浮かぶ 「あぁ、いっぱいです・・・私のなかが、あなたのものでいっぱいです・・・」 もう離さないとばかりに抱きしめながらとろりとした表情で幸せそうにささやく扶桑 聞いているこっちもなんだかとても満たされた気分だった 「うあ・・・」 「は、あ・・・う・・・」 折り重なるように倒れる 「も、もうだめだ、これ以上でない・・・動けん」 「あ、私も、もう、むりです・・・」 二人してぐでんぐでんになってぶっ倒れる 「二人だけずるいです・・・私もくっつきますから・・・!」 「おわっ」 「ふふふ、これでもう、不幸だなんて言わせないわ・・・」 「もう、山城ったら甘えん坊なんだから・・・ふふ」 すねたような物言いをしつつ甘えてきた妹を二人で抱きしめて 「「「おやすみなさい」」」 今夜は眠ることにした これからというもの、俺たち三人のつながりはどんどん深くなっていった 基本は扶桑と俺がいちゃつく、または姉妹がいちゃつくのを眺める 時々両方を膝に乗せてなでぐりする。二人とも俺にほおずりしつつも指を絡めていちゃいちゃするという割と高度なテクニックを披露してくれる 抱くときに姉妹丼をすることも少なくない 静かにしみこみ、心をとろけさせる扶桑の声 強く響き、こちらをさらに高めてくれる山城の声 もう二人の声を聴いているだけでイケるようになっているかもしれんなぁ・・・ あぁ、もちろん提督の仕事はちゃんとしてるぞ。そこんとこはしっかりしないとな ちなみにいうと、初めてのあとは朝起きるまで誰も部屋に入ってこなかった ・・・鳳翔さんがガードしてくれていた・・・頭があがらん まぁ、そんなこんなで俺たちの日常は続いていく 誰にも壊させやしない・・・絶対にだ