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969 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 13 42 46 ID uQKxGzdc ところで 最近、雷などのロリおかんキャラをバブれると評するらしいぞ 970 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 15 28 19 ID 1mIA4OEk 駆逐艦にお父さんと呼ばれたいぞ 971 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 16 50 21 ID 1mIA4OEk 艦娘を母さんと間違えて呼んじゃって 周りの艦娘達にからかわれ、笑われる提督 そんな鎮守府でのある日の夜 偶然にも目が覚めて手洗いに立った青葉は見てしまう 「鎮守府にいる間は"母さん"じゃなくて艦名で呼ばなきゃダメでしょ!」 「わ、わるかったよ母さん」 「あ!ほら、また言った!!気を付けないとダメでしょ。もー、何度言ったらわかるの!?」 と叱られる提督と昼間に提督に「母さん」と呼ばれていた艦娘を 青葉は見てしまったのだ 972 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 17 48 03 ID Fy2Fxen2 971 まさか足柄さんに隠し子(?)がいたなんて…! 973 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 18 11 43 ID oxCGoJQM え?雷が提督の実のお母さん!? 974 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 21 46 11 ID fE2GWQjY どうやって生まれてきたのか考えると結構怖い件 975 :幼妻大鯨ちゃん:2015/02/06(金) 21 59 22 ID NAN3laqo 艦娘は娘も艦娘になりやすそうだけど息子だったらどうなのか 孫娘にでも受け継がれるのか これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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目の前にある残り資源の報告書に鬱々と頭を抱えながら決済をする。 原因は最近着任した目の前にいる艦娘だ。 「これ、しばらくの間まともな作戦行動が取れないんじゃない?」 「誰のせいだ~!!!」 そう言いながら机を飛び越え、細身の体の割に豊満な胸に向かって手を伸ばす。 ガシッ! 「oh…」 「念のため確認するけど、今私の胸を触ろうとした?」 ギリギリ……こっちの腕を掴んだ手に力が込められる。 「……hai、スミマセン」 「もしかしてしょっちゅうこういうことしてるの?」 「……たまに」 「ふふっ、面白いわね。そうことなら私から仕掛けてもいいのかしら。ね? 提督」 「hai! すいませんでしあ……へっ?」 「あら、そういうことしたいんじゃなかったのかしら?」 「えっと……その」 「どうなの?」 「……はい、したいです」 「うふふ…素直なのは嫌いじゃないわ」 そう言うと彼女はこちらの手を離した。 「あら、何もしないの?」 戸惑うこちらに彼女は無防備な姿勢のまま挑発的な視線を投げかけてくる。 「押忍!失礼します!」 気を取り直して……(むしろノリで触ってぶっ飛ばされた方が気が楽だったのだが)胸に手を伸ばす。 たっぷりとした重みと柔らかな弾力が手のひらに跳ね返ってくる。 しばらく思いのままに揉んでいると彼女の顔色が微妙に赤らんでいることに気づく。 さっきの意趣返しではないがもうちょっと恥ずかしい思いもさせてやりたい。 そう思い…… バッ 「きゃっ!?」 短めの上着を跳ね上げると下着に覆われていない乳房が視界に飛び出す。 間髪を入れずその先端に激しくむしゃぶりつく。 チュルッチュパッレロレロレロチュゥゥゥゥゥ! 「あっ!ンンッ! ちょ、ちょっとがっつきすぎ……あんっ!」 いきなりの刺激に彼女もびっくりしたようでびくりと体を跳ね上げる。 そのまま床に押し倒し、口と手で両の胸を激しく責め そして空いた手でムッチリとした太ももの付け根に手を伸ばす。 抵抗をほとんど見せずに彼女はそれを受け入れる。 わずかに湿っているそこを指で丹念になぞり続けるとやがて奥から徐々に愛液が流れだし、指に絡みつく。 「あぁっ、うん、そこ…気持ちいい……んっ!」 濡れた指でクリトリスを刺激してやると蕩けた表情でこちらにそんな言葉を返す、かわいい。 十分に濡れそぼったそこを早く味わいたくて慌ててズボンを脱ごうとする、が ゴン! 「イテッ!」 脱ぎかけのズボンが足に絡まりこけてしまう、俺カッコワルイ。 「あはは! 大丈夫よ、私は逃げないから」 そう笑う彼女から気恥かしさを隠すように覆いかぶさると彼女はコクンと頷いた。 ズブズブズブ……プチッ 「……ッ痛ぅ……!」 「え?」 その感触と反応に我に返る。 「は、初めて……か」 「……そう……よ。悪い?」 「い、いや……でも、なんで?」 そういえばよく考えたら行為をしていたのはほぼこちらで、彼女は何もしていない。 なんで? 自分みたいなやつを初めてに選んだのだ? いろいろな『なんで?』が頭の中をかけめぐろうとした時 彼女は言った。 「『今の私』の初めては『あなた』にしてもらいたかった。それだけよ」 その言葉で理性が切れる。 まだ痛みが伴うであろう彼女の膣を貪るように腰を振り、何度も何度も奥に腰を打ち付けた そして呻きとも喘ぎともつかない声を発し続ける彼女の中で一気に達した。 荒い息を整えながら今更ながら乱暴にしてしまったという後悔を抱きつつ 「だ、大丈夫か?」と声をかける。 「全然大丈夫じゃないわ。全くもう、乱暴なんだから」 「スマン」 「最後の方はちょっと気持ちよかったけど、提督だけ気持ちよくなったっていうのはちょっと不公平よね」 「え?」 ニヤリと笑うと彼女は引き抜かれた肉棒に舌を這わせ始める。 「ちょ!初めてなのになんでそんなこと知って!?」 「元の軍艦の中なんてこんな話ばかりする人がいっぱいいたのよ、イヤでも覚えちゃうわ」 そう言いながら頑張って立たせようと懸命に舌を這わせている。 動作は拙いが一見好きのなさそうな彼女がこんなことをしているのを見て興奮しないわけがない あっという間に肉棒はガチガチになってしまった。 「じゃあ…いただきます」 ズブズブズブ… こちらに跨った彼女が腰を落とすと音を立ててそれが中に飲み込まれていき 危うくそれだけで再び射精してしまいそうになるがなんとか堪える。 慣れない状態で動く彼女に合わせてゆっくりと腰を動かしてやると お互いの結合部がぶつかりパチュパチュという水音が室内に響く。 「あっあっ……提督……私、そろそろ……くぅっ!!」 「こっちも……そろそろ無理だ……出すぞ!!」 お互いにラストスパートをかけ、激しく腰を動かしながら下から胸をつかんで絞り上げる。 その瞬間膣内がギュウゥゥと肉棒を締め付け、その刺激で今日二回目の精が中に放たれる。 「ふう」 「あら、余韻に浸っている暇なんてあげないわよ?」 「へ?」 「言ったでしょ? 私からも仕掛けていいのかしらって」 「え、ちょ」 「じゃあ提督、最後まで頑張りましょうね♪」 「イヤァァァァァ!!!」 ───ちゅんちゅん 「パトラッシュ……僕はもう疲れたよ」 「西洋の童話だったかしら? それ」 一晩中全く休まず精を絞り尽くされ、息絶え絶えの言葉で放った言葉は軽くいなされてしまった。 「ああ……というか、な。ここまでしておいてなんだけど、どうして俺がよかったんだ?」 「ああ、そのこと?」 している最中に浮かんだ疑問 それをここで蒸し返すのは無粋なのかもしれない。 だがどうしても聞いておきたかった。 「短い時間だったけど、それなりに報告書に目を通したのよ? 全く……私みたいな軽巡を迎えるためだけに武蔵を迎える時以上の ヘタをすれば戦艦100隻じゃきかない資源を消費して おまけに過労の娘達からの苦情もちらほら」 「あー…まー…うん」 「でも誰も轟沈させなかった」 「ああ……それだけは、な」 「自分のためにここまでされちゃって、おまけに絶対に味方を護りきって見せる人なんて 好きになっちゃうしかないじゃない」 そう言うと悪戯っぽい笑みを浮かべた顔をこちらに向ける。 彼女を迎えるためにとった行動は(メタ的に言えば)単なる独りよがりの欲望に過ぎなかったのかもしれない。 それでも彼女はそのことを感謝し、好意さえ抱いてくれた。 「なら、俺も好きになるしかないな」 「あら、別に好きってわけじゃなかったとか?」 「あらためて、というわけさ」 そう言いながら彼女の体を引き寄せ唇を奪う。 お互いの鼓動が聞こえるくらい体を合わせ、しばらくその甘い時間を楽しんだ。 そして普段のキリっとした顔ではなく、どことなく優しさを感じさせる顔でこちらに微笑みかける彼女に向かってこう言った。 「これからもよろしくな、”矢矧”」
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前回の話 953 :2-683 大井:2015/02/05(木) 10 33 12 ID F6638vaA 窓の外では欠けた月が天高く輝いている。 ついこの間に年が明けたかと思えば今や如月で、時期に伴う冷たそうな海風が窓を叩く。 それを何処吹く風とばかりに、私は温い煎茶の入った湯呑みを呷る。 提督もまた突っ伏して自分の腕枕に顔を埋めている。 炬燵天板には提督の軍帽と小さなラジオと二つの湯呑みが不規則な位置に置かれているだけ。 私も提督も、ラジオから流れる放送に大して耳は傾けていない。 執務はとっくに終えたが、その後は気づけばこうして惰性に時間を過ごしていた。 「もう寝ましょうか」 私の湯呑みが完全に空になった事を合図に、私は提督に声をかけた。 寝てはいなかったようで、提督はのそりと顔を上げた。 時計を見やればそろそろ日めくりを機械の鳩が鳴いて知らせる頃だった。 提督はラジオを切り、炬燵を切る。 私は布団を出し、部屋の一角の畳に敷いてゆく。 完全に習慣と化したこの作業を、迷い無く進める。 私が最後に枕を二つ並べたのを確認した提督は明かりを消した。 どちらが何か言うこともなく、自然と揃って一つの布団に潜った。 こうして二人で就寝することを毎日行っているわけではないけど、 数日前に行ったそれが昨日のことであるかのような錯覚を覚えるくらいには馴染んでいた。 私は目を瞑り、体を提督の方へ向ける。 いつもの事だ。 そして何事もなければ提督は暫くして就寝の挨拶をかけ、私もそれに応える。 だけど、今日はそうではないようだった。 衣擦れの音が布団の中で響き、その次には私の肩に手の感触があった。 私はそれに即座に反応する。 「この手は何ですか」 私の肩に触れた手が引っ込んだ。 目をふっと半分開いてみれば、こっちを向く提督の顔がある。 こんにちまで見慣れた、固い表情。 でも私には分かる。 この人は今、不安に取り憑かれているのだ。 思えば、出撃が終わって私以外の艦と顔を合わせなくなってからこの人の顔の装甲は除々にひびが入っていった。 普段なら私と交わしてくれる緊張感のない軽い応酬もなかった。 そして今、この人は私に触れようとした手をおっかなびっくり引っ込めている。 疲れるような気遣いをする遠い仲ではないのに、今もこうして五サンチ程度の距離しか開いていないのに、 この人の中では"何とか五サンチだけでも開ける事が出来た"とでも思っているんだろう。 私の反応が不愉快から出たものとでも本気で思っているんだろうか。 954 :2-683 大井:2015/02/05(木) 10 33 43 ID F6638vaA 「嫌と言ってないんですけど」 この人の調子が普段のものなら、私がわざわざこう口に出す必要もなかっただろう。 こっちの事情というか心の準備なんか考えずに求めてくるのだから。 私が不愉快でないことをこの人はやっと認識すると少しは安心したように目を瞑り、一度撤退させた手を恐る恐る進軍させてきた。 やがて私の肩が確かにこの人の手に抱かれた。 この手は、外で海風に吹かれているように小刻みに震えていた。 しかしここは布団の中であるゆえ風など起きていない。雨など降っていない。 私は時間をかけて抱き寄せられた。 私もこの人も、枕の崖っぷちまで寄って距離を完全になくす。 この人の、瞼を下ろした顔が近づく。 「……明日から、ですものね」 言葉を汲むと、この人はそのまま小さく顎を引いた。 この人の顔に一層力が入るのは、昔から決まって緊張とか不安とか、心身がリラックスできていない時だった。 そうなる頻度は制服の装飾が華やかになってゆくのと反比例で落ちてきたけど、墜落には至らない。 こうした大規模作戦発令前日になると、今でもこうなってしまうのだ。 「大丈夫ですよ、大丈夫……」 そしてまた、この言葉をかける。 なんだかんだで今まで上手くやってこれたんですから。 厳しく見る私が保証します。だから今度も大丈夫。 そういった念を込める。 こんなことを今まで大規模作戦の大方の数だけ行ってきた。 大方の数だけ。全部ではなく、まだここまでの仲になる以前の事情は知らない。 ふとそれが気になった。 「私がこうしてあげる前、どうしてました?」 この人は恥ずかしいのか目は依然として閉じたまま、ぽつりと静かに教えてくれた。 一人で煙草を吸って、酒に酔い潰れて眠っていた、と。 秘書である私が北上さんと眠っていた部屋とは離れた執務室で一人、そう過ごしていたのね。 こんな弱った様子、部下には見せられないという考えでもあるだろう。 この人なりに頑張っていたのだ。哀れだとは思わない。愛しさが増すだけだ。 「今は、私がいますからね……」 囁いてあげると、この人は手の震えを打ち消すようにより強く私の肩を抱いた。 昔は死角のなさそうな読めない男だとばかり思っていたけど、この人は必死に隠していただけだった。 ちゃんと弱い面があってよかった。 私が認めたこの人の支えになってあげることで、大きな充実感が得られるから。 エゴだと糾弾されても聞く耳は持ってやらない。 そうしてそれはやがて高じる。 955 :2-683 大井:2015/02/05(木) 10 34 15 ID F6638vaA 「ん……」 互いの顔の距離を完全に無くした。 少しの間を置いて離し、この人の顔を伺う。 目を開けて驚いていた。 と言うには顔の筋肉の変化は大きくないけど、思い悩んでいたことは吹き飛ばせたようだった。 「ん、ふふっ、……ん、んむ、ちぅ……、んん……」 面白くて、嬉しくて、笑いが漏れる。 何が可笑しいのかと問うてくる目は無視し、再び優しく口付けを繰り返す。 昂ぶった時とは違う、慈愛を込めたものだ。 支えになりたいことを伝えたい意志があって、優しくも幾度も着弾させてゆく。 私はこんなだけど、この人がもし昂ぶったりしたら? 受け入れる。 「今夜は、します? ……え? いいの? ふーん……」 しかしこの人は首を振った。 それならそれでいい。 心身共に休むのもいいだろう。明日からまた大変になるし。 「したくなったら、ちゃんと言うんですよ?」 分かった分かった、と、よく使うあしらうような生返事。 少しは調子も戻ってきたよう。 私も安心して寝られる。 それでこそ私の提督です。 私にしか見せられないさっきみたいな顔はもう終わりにして、明日からはまた誇りある指揮官の顔をして下さい。 私は提督をそう作戦指南するような言葉を掛ける。 「私が守りますから。提督は安心して、おやすみなさい……」 +後書き 956 :2-683:2015/02/05(木) 10 35 20 ID F6638vaA 短めですが明日からの冬イベがんばりましょうということで これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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456 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/24(金) 22 44 51 ID JYJG9zAE 今日は土用の丑なので投下します 2015年7月24日金曜日。今日は土用の丑だ。 7月に入ってから海沿いで花火大会がたくさん行われる事、 8月には大規模な作戦があり、主力艦隊が出撃して日本の守りが手薄になることから 深海棲艦の襲撃から人々を護る為に艦娘をどのように編成するかでかなり悩んでいた。 それに地域の人々や海上自衛隊、 海上保安庁や水上警察の方々とも話を付けたりとかなりの激務だった。 去年の大規模作戦の折には主力艦隊の不在を突かれて日本本土が襲撃された為、 もう二度と同じ過ちを繰り返すまいと早い段階から対策を立て続けていたのだった。 その為俺はもう疲れ果てていたが、鰻を食べたら元気になったのだった。 「今日のうなぎ、とってもおいしかったですね」 「ああ。なんだか元気になれそうだよ」 「こちらの小さくてかわいいうなぎさんもいただきますね」 そう言うや否や彼女は俺のちんちんを口に入れたのだった。 それはまるで大きな鯨に食べられる鰻の稚魚のようである。 だが食べられたわけではなかった。 レロ…レロ…… 俺の鰻の稚魚は彼女によって優しく心地よい刺激を受けていた。 ムスコを口で力を入れずに咥え、舌で亀の頭をなぞる行為。 それはまるで母が子を優しく暖かく包み込み、頭を撫でているかのようであった。 さすがは潜水母艦大鯨の力を宿した艦娘だ。 いや、溢れんばかりの母性があったからこそ大鯨の艦娘となったのか…… どちらなのかは俺にはわからない。運命にひかれた、というのが俺の推測だ。 いろいろと考えているうちに俺の鰻の稚魚は大きくなって成魚へとなっていた。 「大きくなりましたね。それじゃ、いただきまあす」 そして大きな鯨はこの時を待っていましたといわんばかりに激しく味わった。 強烈な感覚に思わず放出しかけたがなんとか堪えた。 しかし、粘膜への強い刺激だけでなく、他の部分へも強弱つけながら刺激していた。 それが俺の堪える心を惑わせ、弱い刺激になってからもう大丈夫と思い、 油断したその時最大級の感覚が襲い掛かり、堪え切れなかった俺は… 「ん!?………………」 大きな鯨の暖かさに包まれながらすべてを吐き出していた。 出てしまう事を相手に伝えられなかったが、 今まで何回も同じ事をしてきたからか彼女は吐き出されるタイミングがほぼわかっていた。 発射に備えて舌の腹で鈴口を押さえていた。 舌に当たるどろりとした刺激を楽しんでいるのか、 射精の感覚に酔いしれていた俺には冷静に考えられなかった。 「はぁ………んっ………………もう…………」 射精が終わったと思い口を離した少し後、遅れてもう一撃放たれた。 もう終わったと油断していた為か顔に当たっていた。 ただ勢いはなかった為顎の辺りにかかったのだった。 そしてさっきまで恥態を晒し、 更におかんむりだった彼女からは想像出来ないくらい落ち着いた感じで口を開いた。 「少し……変な味がしました…………」 彼女は尿道から吐き出された白濁液を味わっていた。 味わっていたといっても全部飲んだわけではなく、 次の行為の為にほとんどを俺の未だ大きい鰻さんに残してかけていた。 「変な味?」 「いつものも何とも言えない いえ、飲めなくはない味ですけど、今のは明確にちょっと……」 彼女の本音が少し垣間見えた気がしたが、 それよりも今のは、という言葉が気になり思い返してみた。 さすがに鰻を食べたとはいえすぐには効くものではないか。 「お疲れでしょう。次も私に任せてください」 俺の不調に気を遣って彼女は俺のモノを豊かな胸で挟み込んだ。 「んしょ……よいしょっ…………」 いわゆるパイズリである。本来はローションによって滑りを良くする必要があったが、 先ほど射精していた白濁液がローションの代わりとなっていた。 「ん……この鰻さんは…元気ですね…」 俺のちんちんを胸で扱いていた彼女は少し驚いたようだった。 さっき発射したにもかかわらずちんちんだけは硬いままだったからだ。 その事が彼女の心に火を付けたのか、そのパイズリは激しさを増し、そして…… ビュルルルルッ! 俺は再び発射していた。もっと驚かせようと何とか声をあげずに出したが、 何回かやってきた彼女の方が一枚上手らしく、 発射のタイミングを予測して発射する瞬間に俺のちんちんを胸で強く包み込んだ。 皮肉にもそれが強い刺激となってますます発射威力を高めてしまう事になったが 彼女はそれさえも見越していたかのように強く包み込んでいた。 結果、一滴も彼女の顔にかかる事はなく放出が終わった。 「またいっぱい出ましたね。しかもまだまだ元気ですね… あっ、今のうなぎさんをおっぱいで挟んでいるの、これが本当のうなぎパイ、でしょうか」 うなぎパイ、か……やってる事がいつもと一緒でも 新しい名前が付いたらまた違った事をしているように感じるな。 さて、彼女にさせっぱなしだったから今度は俺からするか… 俺は彼女の胸にへばりついていた白濁液を拭い、それを彼女の太ももに付けた。 そして俺は彼女の背後に回り込み、 ちんちんを彼女の太ももの間に入れ、激しくピストン運動した。 「やっ、そんなっ、いきなり……えっ…………?」 彼女の理解が追いついていないのか、どうやら入れられたと勘違いしたようだ。 素股なんてしたことないから驚くのも無理はないだろう。 どうせ鰻はぬるぬるしてるんだ。今日は土用の丑、ちょうどいいじゃないか。 「ひゃん…あっ……こすれ……てっ……」 太ももだけではなくデリケートな部分にも触れているのだろう。 彼女も未知の感覚に戸惑っているようだったし、 俺も受動的ではなく能動的にやったからかすごく気持ちが良い感じがした。 おかげで三回目だというのにすぐに射精感が込み上げてきた。 「もう出る……!」 「えっ………ええっ!?」 俺は射精しそうな事を伝え、彼女に股間の部分を見させた。 そこから白濁の液が勢いよく吐き出されていた。 それはまるで彼女が射精しているかのように見えた。 「はぁ……はぁ……」 「うぅ……すごい…です……何だか変な気分…………」 彼女自身も不思議な気分に囚われていたようだ。そしてほんのしばらくの後、 「私が出しちゃったみたいですけど、これじゃ猛【たけり】じゃなくて雛から出たみたいです……」 まだ達していなかったのかすぐに冷静になって言った。 猛とは鯨のちんちんであり、雛とは雌鯨のクリトリスを指す言葉だ。 …………大鯨の艦娘に子供が生まれてもその名前は付けられないな、と思った。 「あの……もう…入れてください…」 こちらは三回も達したのに自分が一回も達していないのが不満なのか、求めてきた。 俺は鰻を食べたせいか未だに硬かった猛る鰻を少し乱暴に突っ込んだ。 「ひゃああん、あっ、い、いいっ!」 もう準備万端だったのか、乱暴に突っ込まれてもすんなりと入り、痛がるそぶりは見せなかった。 「やんっ、そん、なっ、無理しちゃ……やぁぁっ!」 「くっ、はぁ、あうっ!」 心配をよそに俺は全力で突き続けた。 確かに今日の行為では俺はほとんど動いていなかったとはいえ、 今までの仕事の疲れが溜まっているはずである。 だが鰻を食べたせいか……いや、答えはもっと簡単だ。 俺はいま大きな鯨を食している。 俺にとっては鰻以上に最高のものである。 「やだ、そんなに激しくされたら…私…も……ぅ……あぁぁぁーーっ!!」 「あぐっ、お、俺も……」 大きな鯨が激しく潮を吹いたかと思ったら中で暴れる鰻を締めにかかってきた。 その締め付けは今まで以上のものであり、俺が耐えられるはずもなくすぐに射精してしまった。 ビュルルーーーッ!! 既に三回も射精していたというのに今までで一番多く出ている気がする。 鰻を食し、大きな鯨を食していた俺の精力はもしかしたら底なしと言えるのかもしれなかった。 「すごかった……ですね……やっぱりうなぎの力って、すごいですね……」 「それもそうだけどさ、とっても美味しい、肉付きのいいくじらさんを食べたからかな」 「ッ!!……もう……恥ずかしいこと言わないでください……」 あ、拗ねてしまった。本気で怒っているわけじゃないだろうけど、 これ以上変なこと言ったら取り返しのつかないことになりそうだからやめておこう。 「ところでさ、明日の花火大会の事なんだけどさ…」 「明日の花火大会…………先週伊勢の花火大会が中止になりましたので 伊勢の花火大会の警護につくはずだった伊勢さんと五十鈴さんが 私たちの応援に来るんでしたよね?」 「ああ。だから大鯨の負担は少しは少なくなるはずだ」 「でも提督のやることは変わらないんですよね」 「ああ、そうだ」 「寂しいですね……」 「だけど俺達がやらなきゃ、多くの人々がなんの楽しみもない人生を送ることになってしまうだろう。 俺達に戦う力があるのなら、俺達は戦い続けなきゃならない」 「…そうですね。私も艦娘である以上わがままばかりは言いません。でも……」 「すまない……」 「じゃあ約束してくださいね。明日の花火大会の警備が終わったら、二人だけの花火大会をするって」 「二人だけの花火大会ってのは寂しいからみんなでやろう」 「……ええ」 微妙にフラグっぽい上に彼女の意図がひょっとすると俺の感じたのと違うかもしれない。 しかしどんな事があったって俺達は地上の人々全てを守りたい。 地上の人々みんなを守れば、俺達の未来も守られると信じて…… ―終わりー +後書き 463 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/24(金) 22 52 08 ID JYJG9zAE 以上です 極上の鯨肉が食べたいです 海鳥の肉でもいいですけどね それでは これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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朝日が昇る。 冬の空気は冷たく澄み渡り、照らされた水平線の向こうまでもがくっきりと浮かびあがっている。 日差しは早朝の寒さに凍える鎮守府に優しく降り注いだ。 「ん……0630……ふぁぁ…いつも通りね」 空母寮の一室で彼女は目覚めた。 秘書艦の朝は早い。 提督を起こし、本部からの手紙の回収をしたり、他にも朝のうちにやることは沢山あるのだ。 まずは布団から出るわけだが… 「あら?…まったく…今日も勝手に入って来てるんだから、この子は」 隣の布団で寝ていたはずの可愛い妹が彼女の布団に潜り込んでいた。 いつもの事ながら、ある意味過剰な妹の愛に思わず苦笑が漏れる。 片腕に人形の様にすがりついて寝ているのは、以前抱き締められたのを少し叱ったせいであろうか。 「ごめんね、お姉ちゃんは仕事があるから」 彼女はゆっくりと妹の手をほどき、もぞもぞと布団から這い出た。 枕元に準備してあった服を着て、長髪ゆえに大きく乱れた寝癖を直した。絹糸のような銀髪を後手に束ね、一つに結わえる。最後に額に鉢金を巻き、これで準備は完了である。 「さて、と…艦載機の皆さん、おはようございます」 艦載機妖精たちに声をかけながら、戸の傍に置いてある飛行甲板を抱えて部屋を出た。妹を起こさぬよう戸は静かに閉める。 「はぁ~…あら、吐く息が白い!いよいよ冬も本番なのね」 鎮守府の廊下を提督執務室に向かって歩く。 不意に向かい側から歩いてくる音がした。 巡回担当の駆逐艦であろう。 彼女の想像通り、向かいから現れたのは第六駆逐隊姉妹の三女、『雷』だった。 「おはよう、雷ちゃん。巡回ご苦労さま」 「おはよう…千歳さん…」 軽空母『千歳』と雷はすれ違いざまに軽く挨拶を交わす。雷は片目を擦りながらぼんやりとした様子で応えた。 普段は元気いっぱいに提督と戯れる彼女には珍しい姿である。 昨日は長時間遠征から帰投し、そのまま一晩の定期巡回に入ったのだ。眠さと疲労でへとへとなのだろう。 これから一日、雷がゆっくりと休めることを千歳は祈った。 「失礼しますよー…」 コンコンと小さなノックをしてから執務室の扉を開ける… 中はカーテンも締め切ったまま真っ暗だった。 「…」 千歳は静かに中に入ると、執務室脇にある提督私室のドアに向かう。秘書艦となった時に渡されたこの部屋の鍵で扉を開けた。 「…くぅ~…」 暗闇から寝息が聞こえた。まだ提督は夢の中のようだ。本当に朝に弱い人だなぁと千歳は微笑んだ。 千歳はカーテンを開け、冷えた部屋に温かい陽射しをとりこむ。 「…はぁ~…」 顔面に日光が直撃してもこの男は目覚めなかった。 「まったくもう…提督!起きてください!」 布団の上からばしばしと提督の体を叩く。 「んぁ…おはよう……千歳」 「おはようございます。朝ですよ」 「あ~、あと30…分……」 「提督、寝ないで!…もう」 ここの提督はこのように普段は頼りない、ぐうたらのアラサー男である。 朝は弱い、仕事はすぐサボる、執務室に居ないと思えば、埠頭の先で昼寝していたりとダメ人間ぶりを挙げれば枚挙にいとまがない。 しかし、それでもこの提督を慕う艦娘は多い。 千歳はその筆頭である。 怨念に囚われ、深海棲艦として暗い海の底から這い上がってきた千歳を、この提督は数十年に及ぶ呪縛から救いだした。 水上機母艦『千歳』は艦娘としてこの鎮守府にやって来たその日から、長く、共に戦って来た。 五度の改造を施され、軽空母となった彼女は秘書艦として共に沖ノ島の海を越えた。 この頃からふたりの間には単なる提督と艦娘という関係を越えた想いが芽生えていた。 どちらからとも無く、二人は自然にひとつになった。 千歳に溺愛する千代田や、金剛、その他多くの艦娘たちとひと悶着あったりしたが、今では鎮守府周知の恋仲となっている。 「たまにはしゃっきり起きたらどうですか?……あ、そうだ。うふふっ、いい事思いついちゃった」 困り顔だった千歳はふいに悪戯っぽく笑った。そして、まだ眠る提督の耳元に顔を近づけると…耳の穴にふぅっと息を吹きかけた。 そのままどこか扇情的に囁きかける。 「提督、起きて……今すぐ起きてくれたらイイコトしてあげますよぉ…最近はご無沙汰じゃないですかぁ?…て・い・と・く♪」 「…」 が、提督は目を開けない。すうすうと寝息を立てている。 「…そう。ならおあずけです…あら?」 千歳はこれでもダメかと思いながら上体を起こすと、視界の端に奇妙な布団の膨らみを捉えた。 大した膨らみではないが、先程までは確実に無かったものだ。 それは提督の股間あたりに見受けられる。 「もう…提督~?こっちは正直ですよ」 妖しく微笑みながら千歳は膨らみを撫ぜる。布団の下で何かがピクリと小さく動いた。 「お布団、はいじゃいますね」 ばさっと勢いよくはがされた布団の下には寝間着のズボンが見事なテントを立てていた。千歳はそれを見て微笑むと、ズボンもゆっくりとずり下ろす。 ぶるんと屹立した提督の息子が現れる。 「このままじゃあ、今日の執務に影響が出ちゃうわね…しょうがないなぁ♪」 千歳はベッドに腰掛けるとそれを掴んでゆっくり上下に扱き始める。一往復ごとに手のひらの中の肉棒は堅さを増していった。 「しこしこ…しこしこ……うふふっ」 千歳はやわやわと握ったり、強く、速く扱いたり、手の中で猛るものを弄ぶ。 ひとしきり手で愛撫した後、千歳は屈み、顔を近づける。 「すんすん……あぁ…提督の、匂い」 目を閉じて確かめるようにくんくんと愛しい男の匂いを堪能すると、千歳はゆっくりと舌を伸ばした。 「んちゅ…えろ…れろれろ…」 既に先走りを滲み出している先端を舌先で舐めまわす。円を描くようにくるくると舌を這わせて刺激する。 千歳の唾液と提督の先走りで亀頭がぬらぬらといやらしく光った。 「ふふ…あむ…ん~」 亀頭までを口に含むと、鈴口を舌でつつく。つついた先から溢れる先走りを味わい、嚥下する。 「んむんむ…くちゅ…ふむ!!」 唐突に千歳の口腔内で精液が迸った。ビクビクと震えながら、約一週間分の濃厚なものを先端から溢れされる。 千歳は口を窄め、尿道の中の分もしっかり吸いだすと、窄めたまま口を肉棒から離した。 「…ハァ…ハッ…」 「ひぇいほく…おはおうごらいまふ」 「…おはよう」 呼吸を乱しながら目を開けた提督に、千歳は口に精液を残したまま挨拶をした。 「…んっ…こくっ、こくっ…はぁ…提督、ごちそうさまでした」 「お粗末さま…」 「寝たふりしててもわかりますよ」 「半分は本当に寝てたよ…」 「こっちは元気でしたけどねぇ…とっても濃かったですよ、ゼリーみたいで」 口に溜めていた精液を飲み込むと、完全に目覚めた提督を少しからかった。 ツンツンと指で肉棒をつつく。未だ萎える気配はない。 「どうします?続きをしますか?」 「…胸でしてくれ」 「ですよね、ふふ♪…わかってる!」 千歳は嬉々として答えるとベッドに乗り、提督の胸辺りに後ろ向きで跨がった。 ぷちぷちとシャツのボタンを外し、その豊満な胸を露出させる。白くきめ細かい肌にピンクの乳首が映えていた。 千歳はむっちりとした二つのおっぱいで未だ猛る提督の肉棒を挟みこんだ。 そのままたぷたぷと両側から少し揺らす。少し汗ばんでしっとりした谷間は柔らかく、しかし張りのある弾力でもって提督の男根を包みこむ。 「んっ…はぁ…あー…」 千歳は谷間へ唾液を垂らし、滑りをよくする。まずは交互に左右の乳房で擦りあげた。 もちもちと柔らかな左右の乳房から交互に与えられる乳圧がやんわりとした気持ちよさを与えてくれる。 「ふふっ、提督?気持ちいいですか?」 「ああ…!」 「嬉しい♪…まだまだですよー」 千歳はぎゅうぎゅうと左右から圧迫し、押しつぶすような動きに変えた。 ぎゅうと押されるたびに谷間の唾液ローションが小さな泡となって谷間から溢れ、弾ける。 圧迫される時の柔らかくも強い刺激と、解放された時のもちもちとした感触がじわじわと提督を絶頂へと導いていく。 「…ッ…千歳…そろそろ」 「はぁい、いつでもいいですよ」 ラストスパートと千歳は両手で乳房を抱え込むと上下に激しく擦り始めた。 提督の腰と乳房が当たって、たぷっ、たぷっと音を立てる。 と同時に唾液と溢れ出した先走りでにゅぽにゅぽと淫靡な音が溢れ出した。 もっちりとした柔肉に挟まれ、さらに自らの粘液によってにゅるにゅると擦られる様はまさに極上のおっぱいホールである。 谷間の上から顔を出したり、引っ込んだりを繰り返す肉棒の先端を千歳はぼーっと眺めていた。 早く、早くと射精を待ちわびる。 提督の息は荒く、乳房の中の男根は熱く、震えている。千歳は急かすように一層動きを激しくしていった。 にゅぶ、にゅぶと響く音も激しさといやらしさを増していき、打ちつける乳房の音も大きくなる。 「イ…くッ!」 「!!…はむ!」 その瞬間に千歳は肉棒の先を咥えた。白濁した奔流が口の中に吐き出される。 先ほどよりは少ないといえ、勢いは衰えず、少しばかり千歳の唇の端から溢れてしまった。 千歳はそれを指ですくい取り、ちゅぷと口に含む。こくこくと嚥下し、ふぅとひと息ついた。 「…ハァァ…もう…大丈夫だ…起きよう」 「あら、本当に?」 「これ以上やったら…逆に起きられなくなりそうだ」 「…そうですか」 少し物足りなさそうに千歳は提督の上からどき、ベッドからおりると部屋の端によった。 「流石に寒いな…はやく着替えんと……そんな顔をするなよ」 「提督、自分だけスッキリなさって…ずるいです」 着替えを始める提督に少し意地悪く千歳は言った。 「心配しなくても、今夜はちゃんと相手をするよ…一緒に風呂でも入ろう」 「それは……いえ…たまには、それもいいですね」 そう答えると千歳はやんわりと微笑んだ。
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「うーん、やっぱり噂は噂なんでしょうかねぇ」 ついさっき遠征から戻ってきたばかりの青葉が呟いた。 手には愛用の手帳とペンが握られているが、開かれた手帳は持ち主に渋い顔をさせている。 このところこの艦隊に所属する艦娘達の間で流れている「提督が夜な夜な鎮守府内を徘徊している」という噂。 この噂について真相を確かめるべく、数日前から取材して回っているのだが…… 「○月×日二三○○、トイレに行こうとして営舎の廊下を歩いていたら、営舎の外の茂みからしれぇが出てくるのが見えました」(駆逐艦Yさん) 「×月△日二二四○、間宮さんから訳あって試作品のお菓子を頂いたので、お茶請けにと姉さまたちの部屋へ行く途中提督らしき人影が執務室から出ていくのが見えました」(戦艦Hさん) 得られる情報はこの程度で、それ以上詳細な情報は何もつかめなかった。 それで渋い顔をして手帳をにらんでいたわけであるが、それでただの噂と決めつける青葉ではない。 好奇心の女王こと青葉にしてみれば、むしろこれぐらい骨があったほうが燃えてくるというものだ。 「かくなる上は……仕方がありませんね」 ポン、と勢いよく手帳を閉じて青葉は誰ともなしにつぶやく。 やはり何事も、自分の目で確かめなくては。 「それにしても、司令官はああ見えて意外とガードが固いですね」 その夜、こっそりと営舎から抜け出した青葉は、昼間のうちに用意した今夜のための「艤装」を取りに営舎裏の茂みに入った。 青葉の言うとおり、彼女たちの指揮官としてずいぶん前に着任した提督は、豪放磊落で飄々とした兄貴分といった感じの人物で、 筋骨隆々とした体躯と相まって海軍将校というよりは海賊のお頭や戦国武将といったほうが近い印象があった。 そしてそんな豪傑でありながら、その過去や作戦時以外の行動はその多くが謎に包まれている。 青葉にしてみれば、ここまで調べがいのある相手というのもそう多くはないだろう。 ―純粋にただの好奇心だけかと青葉を問いただせば、赤くなってはにかむ彼女を見ることもできるだろう。 やがて茂みから一体の異形が這い出してきた。 この緑色の塊を、いったい誰が青葉だと思うだろうか。 「ふっふっふ。それでは青葉島取材行ってきます」 青葉だった緑の塊はそこだけ色違いの白い歯を見せて笑った。 顔には緑のドーランを塗り、どこで手に入れたのか鎮守府内に実際に生えているものと同じ種類の植物を編み込んだギリースーツを着込んだその姿は、 彼女の前世の記憶を参考に作り上げた自信作だ。 仕上げに愛用のカメラにレンズ保護と光の反射防止を兼ねたカバーをつけ、目撃情報のあった営舎脇の茂みのほうへ慎重に近づいていく。 あの後、これまでの取材をまとめ、提督がここを通る可能性が高いと踏んだ青葉は直接尾行することを思いついた。 地面と同化し、ターゲットの出現を待つこと数十分。 青葉の主観ではもうすぐ日が昇ると思うくらい待ったような気がしてきたころ、周囲を警戒しながら提督が現れた。 きょろきょろとあたりを見渡しているがしかし、茂みに同化している青葉を見つけられず、異常なしと判断したのか背中を向けて足早にどこかへ向かう提督。 (よし、慎重に尾行しましょう) その後ろで緑の塊が動く。 時には地にふせ、時には木陰に隠れ、時には植え込みに飛び込みながら尾行を続けるが、唐突に提督が立ち止り、何者かと話し始めた。 (誰かと密会ですか!?これは大スクープでは!?) 茂みから頭だけ出してカメラを構える青葉だったが…… (なんだ、警備の人か) 提督が話していたのは、通りすがった二人の兵士だった。 おそらく警備中の兵士に見つかり、出歩いていた理由を説明していたのだろう。 上手くはぐらかしたのか、はたまたまっとうな説明だったのかはわからないが、兵士たちは納得したらしく、敬礼をして元の巡回ルートに戻っていった。 しかしここで青葉に問題が起きる。 兵士たちは青葉の読みが正しければ間違いなく自分の目の前を通る。 その上茂みの前には煌々と光る電灯があり、下手に飛び出せばすぐに見つかってしまう。 当然、こんな格好で潜伏しているのがばれたら問題になるし、最悪の場合侵入者としてその場で射殺されることもありうる。 隠れてやり過ごすのが無難だが、そうしているうちに提督を見失ってしまっては元も子もない。 となれば、なんとかして二人の兵士のいる道を横切らなければならないのだが…… どう突破するべきか思案していた青葉の耳に低いエンジン音が近づいてきた。 音のする方向を見てみると、ちょうど兵士たちとは反対側からトラックが走ってくるのが見えた。 そういえば今日は鋼材の搬入が夜になると提督が話していたのを青葉は思い出した。 (ちょうどいいや。あれを使いましょう) チャンスをうかがう青葉にトラックがさらに近づいてくる。 (ステンバーイ……ステンバーイ……) 思わずそう呟いたとき、兵士たちがトラックの接近に備えて青葉側の道の端によけた。 やがてトラックが青葉の前を通過した瞬間、青葉は茂みから飛び出し、徐行するトラックのすぐ後ろについて走る。 こうすることで、兵士たちからは死角となっていて、堂々と道を横断した青葉を発見できない。 なんとか危機を脱した青葉は提督の尾行を再開した。 青葉が再び提督を発見したとき、ちょうど提督が今は誰も使っていない鎮守府はずれの小屋に入っていくところを目撃した。 小屋に近づいてみると中から小声だが何か話し声が聞こえる。 (やはり密会だったのですね……相手は誰かな?) 青葉の好奇心はいまだかつてないほど盛り上がっていた。 謎に包まれた提督の一面を見ることができる。 もちろん、軍人の密会というと良からぬイメージがないわけでもなかったが、あの提督に限ってそんなことはないと青葉は信じていた。 誰だって他人に知られたくないことの一つや二つはある。勿論、青葉とて例外ではない。 だからこそ、青葉は相手の嫌がりそうな過去を穿り返すようなことはしなかったし、 芸能レポーターのようにそれを騒ぎ立てるよりも、事件の真相を究明したり、最新情報を仕入れることに好奇心を刺激されるタイプでもあったが、 気になる相手の一面を知ることになるとなれば別らしい。 (では……青葉見ちゃいます!) 手ごろな隙間を見つけた青葉は、意気揚々と中を覗き込む。 そこから見えたのは提督と、 (えっ……) 口づけする古鷹だった。 (古鷹……?) 口を離し、うるんだ瞳で愛おしそうに提督を見つめる古鷹。 そんな古鷹をやさしくなでる提督。 たくましい腕で古鷹を抱き上げ、近くにあった古い寝台に運んでいく提督。 お姫様抱っこされながら、提督の首に手を回し、寝台に下されるときにもう一度濃厚な口づけを交わす古鷹。 (なんで……古鷹、司令…) 青葉はただ、くぎ付けになっていた。 提督は再び古鷹を抱きしめるように腕を背中に回し、服を脱がせながら古鷹を寝台に寝かせる。 寝かされた古鷹はその足を提督の胴体を挟み込むように絡め、指で己のまたぐらを触っている。 提督はまるで母乳を求める子牛のように、古鷹のまたぐらに頭をうずめている。 時折古鷹の体がびくり、びくりと跳ね、その度に「んっ!」「あっ…」と嬌声を上げる。 切ない声を上げ、頬を紅潮させながら提督を求める古鷹に、求められた本人は下を脱ぐと、 一度自分の胴に巻き付いている足をやさしく外し、いきり立つそれを古鷹の二つの膨らみへと持っていく。 (あ、あ、あ……) 二つの膨らみで提督のそれを挟み込み、前後に扱く古鷹 (やめて、やめて…) むくむくと大きくなった提督のそれから白濁液が噴出し、古鷹の顔にかかるが、古鷹はそれでも嬉しそうに笑う。 青葉の視界はここで歪んだ。 見たくない。認めたくない。 そんな思いを表現したかのように青葉の両目からはとめどなく涙があふれている。 古鷹は青葉にとって今も昔も恩人だ。 ここの艦隊に配属されたとき、青葉は先に配属されていた古鷹に前世の謝罪をした。 そんなことで許してもらえるとは思っていなかったけれど、そうしないわけにはいかなかった。 そんな青葉に返ってきたのは「気にしないで。またこれからもよろしくね」という言葉と、差し出された握手だった。 この日から青葉は、今度は自分が古鷹を助けることを決めた。 作戦海域の資料など、古鷹が求めれば青葉は持ちうる全てを提供し、足りなければ持ち前の取材能力をフル動員した。 ともに前線に出れば、古鷹をかばって戦艦の砲撃を受けることもあった。 古鷹には幸せになってほしかった。 だがその幸せが実際に目の前で展開されたとき、青葉はそれを見ていられなかった。 その幸せが嘘であってほしいと願った。 そこにいるのが古鷹ではなく自分であることを願った。 目の前の現実と、古鷹を恨めしく思ってしまった己自身から逃げるように、青葉は一目散に走った。 走って走って、気が付いた時には元の営舎脇の茂みに戻ってきていた。 まだ涙は止まらない。本当は声をあげて泣きたいけれど、それだけは何としてもこらえなければならなかった。 そんなことをすれば誰かが聞きつけるだろうし、泣いている青葉を見つければ訳を聞くだろう。 そうすれば提督と古鷹の関係が露呈してしまう。 それだけは何としても避けたかった。 提督と幸せそうにまぐわる古鷹を恨めしく思ったのは事実だし、 一瞬だがどうにかして提督を彼女から奪えないかと思ってしまったのも事実だ。 だがそんな己の心を抑えたのは、皮肉にも前世の「あの記憶」だった。 自分のせいで古鷹が辛い目を見るのはもうたくさんだ。 青葉は泣いた。悔しさと悲しさと自己嫌悪とで自分でも訳が分からなくなりながら声を殺して泣き続けた。 そして数日後の夜、鎮守府はずれの今は使われていない小さな乾ドック跡に青葉は現れた。 周囲をこそこそ見回し、誰もいないことを確かめると、放置されたガラクタの中から案山子のようなものを引っ張り出す。 成人男性ぐらいの大きさのそれは、ぼろ布を巻き付けて柔らかさと厚みをだしており、服を着せれば遠目には人間に見えるだろう。 その案山子を地面に寝かせると青葉は懐から今回の肝を取り出した。 提督の顔写真と男性器の張型。 顔写真を案山子の顔部分に、張型を股間部分にそれぞれつけると青葉はその「提督人形」を抱き起し、 自分を抱きしめるような形を作り、写真の口にキスをした。 ちゅ。ちゅと写真の表面をなめるように吸う青葉。 やがて直角におれるようにした人形の腕の部分を自分の胸に当て、押しつけたりこすったりし始める。 「司令っ!…司令っ!!」 物言わぬ人形に語りかけながら、青葉は張型を今度は自分の胸に持ってきて、その谷間に挟み込む。 覗き見た古鷹を再現するかのように谷間に挟んだそれを上下させ、自分の性感帯を何度も往復させる。 その後、懐から小瓶を取り出すと、人肌のぬるま湯で溶いた強力粉を張型の先端に塗り、それを咥え込む。 「んくっ…ん、むぅ…んっ、ぷはっ」 咥えたそれをチロチロと拙い舌づかいで舐め、途中で口から離すとだ液と混ざった白濁液が口の周りに流れた。 「うふっ。そろそろ良いですよ」 自分の股間に手をやると、生暖かく湿ってくちゅくちゅと音を立てているのがわかる。 仰向けになった青葉は、ちょうど提督人形が馬乗りになるように自分の上に乗せ、張型の先端で秘所の周りをくすぐってみる。 「ひゃ!あ、あ、ひゃん!」 わずかな刺激でも快楽が押し寄せるほどになった青葉は、そのままゆっくりと張型を挿入していった。 「ううぅ、ふぁ!ああっ!」 張型はみるみる内に青葉の中に入っていき、少し進むごとに嬌声が上がる。 やがて最奥部に張型が到達すると、青葉は嬌声を上げながら提督人形を小刻みに揺らし始め、揺れに合わせて一段と大きな嬌声を上げる。 「くぅ!ああっ!くひゃあ!」 上気した肌には汗がにじんでいる。 「あん!あっ……あ、ふぅ……」 絶頂に達した青葉は張型を抜き、人形の重さを腹で感じながら壊れた屋根の隙間から星空を眺めていた。 「古鷹……本物はあげるね」 これが青葉の出した答えだった。 古鷹からは奪えない。しかし何の未練もないほど提督への思いは小さなものではない。 ならば、古鷹の追体験をすればよい。 自分にはこの、自分だけの提督がいてくれればよい。 撫でてくれて、口づけしてくれて、初めてを奪ってくれて……。 「おやすみなさい司令官。また今度お願いします」 写真と張型を外し、ただの案山子に戻ったそれを元の場所に隠した青葉は、 寝転んだ際の汚れを払い、外したそれらを大事に懐に隠して部屋へ戻っていく。 古鷹を守るための懸念事項の一つは取り去った。 あとは、この一件を有耶無耶にできるようなネタをそれとなく流し、他の者の注意をそちらに引き付ければそれでおしまい。 一筋の涙が頬を伝ったが、すぐに拭い去って歩き出した。
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雷の司令官LOVEな休日 私は雷。読み方はかみなりじゃなくていかずちよ! 昨晩はキス島撤退作戦を無事に完遂させてきたの、 途中で戦艦が出てきた時はほんとヒヤヒヤしたわ。 で、嬉しかった事があるんだけどね……司令官が私を褒めてくれたの! 最近は戦艦や空母ばかり活躍していて、私や他の駆逐艦の子は遠征につきっきりだけど、 やっぱりこうやって戦果を挙げて司令官に喜んで貰えるのが一番嬉しいわ! 今日は入渠とかの処理で、出撃とかはなしで鎮守府はお休みなんだけど……(もちろん開発とかは行ってるわ) 私は久々に司令官の寝顔を拝みに私室の前に居るの。 時間は朝の六時。何時もの司令官だったら七時頃にはもう起きてるからバレちゃうかもしれないけど、 今日みたいに余裕のある日は司令官は遅めに起きるの。もうっ、ねぼすけさんなんだからっ! でも私が今から司令官の所へ行くのは、起こす為じゃないの。 (音を立てないようにそーっとそーっと) 私は工廠妖精さんに作ってもらった私室の合鍵を使って鍵を開け、司令官の部屋へと侵入する。 (もー、また汚くなってるわ。仕事が忙しいのは分かるけどちゃんと部屋の掃除はしなきゃだめよ? 司令官ったら世話が焼けるんだから!) 私室の台所にはまだ洗っていないであろう食器、机の上には何らかの書類、風呂場の方にはまだ洗ってない服…… ただでさえ小さい部屋が更に小さく見える。今すぐにでも綺麗にしてあげたい所だけどそれはまた後ね。 (ふふ、よく寝てるよく寝てる) 私は司令官が布団で寝ているのを見ると、顔を綻ばす。 他の艦娘の所に泊まり込んでたら司令官が更迭されちゃうかもしれないからね。 (あっ! いつまでもこうしてるわけにはいかないわ!) しばらくしてはっと我に返る。 寝ている司令官の顔に息を吹きかけたり、頬をプニプニしたり、 色々と堪能していた私だけど目的を忘れちゃいけない。 (ゴミ箱には……うんないわね) 私は机の近くにあるくずかごを漁……捜索して、怪しいティッシュがないかを探す。 何してるかって? 司令官が昨晩自慰したかを確認するのに決まってるじゃない!! 本当は私が秘密で司令官に御奉仕して慰めてあげたいけど、 司令官は私をちっとも女性として扱ってくれないの。ひどーい。 だからこうやって朝早くからスッキリさせようと私室に来たのよ。 (むっ、小さいわね。だけどこの雷様に任せて! ちゃーんとお仕事中に発情しないように抜いてあげる) 私は提督の布団に潜り込んでパジャマとパンツをゆっくりと脱がせ、 司令官の7.7mm機銃を口に銜える。 (お掃除お掃除♪ここは男性にとって、とっても大切な所なんだから!) 私はペロペロと機銃の先っぽや周りをを、舌でお掃除してあげる。 余裕がある時に毎朝してあげたから、汚れすぎてたり発射できないなんて事態にはならないわ。 そうやって丹念に掃除しているうちに、司令官の機銃がどんどん大きくなって 口の中で46cm三連装砲に改造される。本当はそこまで大きくないけど…… (んんっ! っ……流石に口内に咥えきれないかしら? だけど私は負けないわよー!) 息苦しくて一度司令官の連装砲を離しちゃったけど、私は負けじと また連装砲を口内に咥える。 そして今度は司令官の弱点を狙って舌撃を加えていく、 カリ首を円を描くように舐めてあげたり、鈴口を優しく刺激してあげたり…… そんな風にしてあげると司令官のくぐもった切ない声が私に聞こえてくる。 きっと私の奉仕で快感を感じている証拠なのだろう。 私は嬉しくなって、もっと気持ちよくなれるように連装砲を責める。 (っ…はぁ…司令官はどんな夢見てるのかしら? もちろん私よね?) ぺちゃぺちゃの淫猥な水音を立てながら、私は必死に最後のスパートをかける。 司令官の連装砲は震えていて、今すぐにでも精液を発射しそうだった。 (んんんんっ! んむぅ!) 私の口内に大量の精液が放たれる。数日分の溜まっていた精液は これでもかと言わんばかりに私の口へと流れ込んでゆく。 (…ぜ、全部飲むんだから! し、司令官の為ならこれくらい……!) 私が飲むペースよりも早くどんどん精液が放出されてくる。 咽そうになるけど、私は頑として司令官の連装砲から口を離さず、精液を飲み干していく。 (んぐんぐ……ぷはっ! ぜ、全部飲んでやったわ! これくらい私には余裕なんだから!) 司令官の精液を全部飲んだ自分が少しだけ誇らしくなった。 本当はそんな自分を褒めて貰いたかったけど、司令官はまだぐっすりと寝ている。 これじゃあどれくらい気持ちよかったのかも分からない。 ……起きればよかったのに、起きればなし崩しに司令官と関係を結んだりして、 もーっと傍に居てあげられるかもしれないのに…… いっその事睡眠薬とかつかって眠らせて手錠とか付けて監禁して 私なしに生きていけないくらい依存してもらうとかそういうのも…… (あーあーダメダメ私がこんなに暗くなっちゃ! 司令官に笑ってもらうのに自分がこんなんでどうすんのよ雷!) 私は思いついた嫌な考えを振り払う。 少し魅力的な考えだったけど司令官には大切な仕事や役割があるし、 私だけが全部独占できる人じゃないから。 私は司令官の連装砲を口内で綺麗にすると、 元通りにパジャマと布団を着せ台所へ向かった。 (ん…ちゃんとあるわ。調味料の方は……) 私は冷蔵庫を開けて中にある食材を確認する。 司令官の為に前作った佃煮や金平牛蒡はちゃんと食べられてるし、 私がリクエストしておいた食材も買ってある。 戸棚の中に入っている醤油や酢も新しくなっていた。 (これなら美味しい朝ご飯を司令官に作ってあげられるわね!) といっても今から食事を作ったりはしない。 私が合鍵を作っていて勝手に私室に入り込んでいるのを司令官は知らないからだ。 朝ご飯を作るのは司令官が起きそうな時間帯に合わせて、また来ればいい。 絶対にバレたら駄目。もしそんな事になったら……考えたくもない。 (じゃあねー司令官。また来るわ! 楽しみにしてて) 私は物音を立てずに部屋を出て、扉の鍵を閉めた。 私は自分の部屋に戻る。 「ん……雷? また司令官の所?」 「ええ。司令官分を補給してきたの。やっぱりこれがあると力が漲るのよ」 丁度外へ出ようとしていた響とばったり出くわした。 私の部屋は電・響・暁……第6駆逐隊四人の共同部屋だ。 「響はまた早朝散歩? 飽きないわねー」 「それだったら雷だって同じさ。私だったら 司令官の為とはいえあそこまで尽くせない」 部屋の外の薄明かりの中で取るに足らないことを話し合う。 響は私達より早起きで、よく早朝に鎮守府周りを散策することが多いの。 まー何が目的かは知らないけど、本人が楽しんでるからいいんじゃないかしら。 司令官とそんな風に二人っきりで誰も居ない鎮守府を、私も歩き回ったりしたいな…… 今度お願いしてみるのもいいかも。 「……あんまり話し込んでると太陽が昇ってきちゃうね。 私はそろそろ出かけてくるよ」 「いってらっしゃい。面白い事があるといいわね」 私は響を見送る。港の方に向けてだんだんと背が小さくなっていった。 「ふー。準備準備」 時間までまだだいぶ余裕があるけど、必要なものはきっちりそろえておかないとね! 私は鞄の中にエプロンやタッパを詰める。 洗面所で髪やお肌をチェック、服に変な臭いや皺がないかも入念に調べる。 「……おっけー! 今日も私は万全!」 くるっと一回転してポーズを決め、私は時間を待った。 八時十五分。まだ眠っている暁と電を起こさないようにゆっくりと私は部屋を出た。 「しれーかん! しれーかん! 朝よー。早く起きなさい!」 私は扉をドンドンと叩く。 「……雷。また来たのか」 少しだけ間が空いて司令官が扉を開ける。口に歯ブラシを咥えてパジャマ寝間着姿、 予想通り起きてすぐだったみたいね。 「今日も朝ご飯作りに来たわ。さ、台所貸して頂戴♪」 私はウィンクをして、いつものように部屋へ入ろうとする。 「キス島撤退作戦が昨日完了したばかりだろう。無理せず休んでおけ」 そんな私を司令官は腕を上げて立ち止まらせた。 気遣ってくれるのは嬉しいけど、司令官だって色々と苦労してるはずでしょ? これくらいなら私が余裕でやってあげる。まさに朝飯前ってやつね。 「なーに言ってるの、雷はもうピンピンしてるわ! 司令官も一人じゃ碌な食事作れないんだから、私に任せなさい! ……入れてくれるまで私は諦めないから」 「分かった分かった。遠征に支障がでないようほどほどにしとけよ」 司令官は渋々私を部屋の中に入れた。 「あーまた汚れてるじゃない!」 さっき侵入したくせに、白々しくも、私は部屋を見て言う。 「すまんな。後でちゃんと片付ける」 「はいはい言い訳はしちゃだーめ! 司令官は早く着替えて歯磨いて顔洗って、済ますこと全部済ましてくるのよ? 朝ご飯の準備は私がしておくから」 「あい」 司令官はそう言われると、頭を掻きながら洗面所へと戻って行く、 私が居なかったら、本当にこの部屋はどうなっていたことか。 「さーて今日も腕によりをかけて美味しい朝ご飯を作るわよー!」 私はまだ洗い物が残っている台所へと向かっていった。 「じゃーん! 朝ご飯の完成!!」 ご飯・味噌汁・納豆・鮭の塩焼き・卵焼き。 割とテンプレなメニューだけど、朝はあんまり時間がないから凝った食事が作れないのよねー…… 「毎朝私に頼んでくれるなら、もっと色々作れるわよ?」 「いんや、大の男が子供に頼りすぎるのは良くない。例え苦手な料理であってもだ」 「なに言ってるの! 朝ご飯はね今日一日を元気に……」 「OK言いたい事は分かるから、朝っぱらから説教だけは勘弁してくれ」 はあ……私は司令官の体を心配して言ってるのに。 そーやって無茶するから病気になったり倒れたりするのよ? そんな私が心配しているのをよそに、司令官は朝ご飯を食べ始める。 ふふっ、でもこんな風に美味しそうに食べてくれるのは、作った甲斐があるわ。 もっとお料理頑張ろうって気になるもの。 「ふふん」 「……どうした雷」 「なーんでもないの」 私は料理を食べている司令官を見つめる。 司令官が度々私の方を『何が面白いんだ?』って顔で訴えてくるけど、 私はそれに微笑んで返すだけ。 だってそうでしょ? 好きな人と一緒に幸せな時間を過ごすのは女の子なら きっと誰でも望むでしょうから。 こうして私と司令官のゆったりとした朝ご飯の時間は過ぎていった…… 「ふぅ……さてと、私は仕事があるから司令室に行ってくる。 雷も早く皆の所へ戻れ……って言ってもこの部屋を掃除するつもりなんだろう」 朝食も食べ終わり、制服に着替えた司令官が立ち上がる。 休みの日なんだからゆっくりすればいいのに。仕事が残ってるのかな? 「当然雷が責任持ってお掃除しておくわ! 司令官は安心してお仕事に行ってきてね」 「ああ、分かった。でも、別に無理して掃除しなくていいからな? この部屋を汚したのは私なんだからな?」 「はいはい。後は私に任せて」 私はバツが悪そうに歩く司令官の背中を出口まで押していく。 掃除中にHな本見つけたからって捨てたりしないわよ? 私だっていつも一緒に居られないから、少しぐらいだったら仕方ない仕方ない。 あ、私の下着や服で自慰してもらうのもいいわね。 今度わざと部屋に置いていっておこっかな。 「そういえば今日の仕事ってどれくらいで終わるの?」 扉を開けて外へ出ようとする司令官に、私は話しかける。 「仕事か、昨日のキス島撤退作戦の事後処理が少し残っているから…… まあ昼前には終わるな。どこか行きたい所でもあるのか?」 「ううんそうじゃなくて。今日はどれくらい司令官と一緒に居る時間が あるのかなーって、そう考えてたの」 「……部屋の掃除や食事を作ってくれる雷には感謝している。 あまり特別扱いは出来ないが、何かして欲しいことがあったら言ってくれ」 こちらを振り向いた司令官の顔は真剣そのものだった。 じゃあ私にキスして、夜、布団の中で司令官と夜戦したい……なんて言える訳がない。 たぶん……ううん、司令官は絶対に断るだろうから。 「今日も私の作ったお昼ご飯とお夕飯を食べてくれる? 後……司令官の部屋に泊まってもいい?」 「それで雷が喜んでくれるなら私は構わない」 「じゃあ約束よ! 忘れたらだめだからっ!」 司令官は黙って頷き、外へ出て行った。 司令官の居ない部屋はとてもガランとしている。 大きくない部屋なのに司令官が居ないと、まるで広いお屋敷のようにも感じた。 (しれーかん……) 私は脱衣所へ向かう。寂しい心の隙間を埋める物を求めて。 (はぁ……しれーかんのにおいだぁ……) 司令官の服と下着に包まれて、匂いを嗅ぎながら妄想をする。 私が秘書艦になって勤務中に性行為を強要される。 机の下で無理矢理フェラチオされたりして、私の顔に精液をかけられる。 倉庫に呼び出されて、声を押し殺しながら二人で交わりあう。 司令官の私室の布団で私が上になって司令官を快楽で喘がせてあげる。 私達の部屋で司令官との激しい性行為を、暁・響・電に見せつける。 「んっ……は……ぁ……」 私は司令官の為なら何でも出来る。 例えその結果、私が轟沈するとしても。 「……もっとぉ……しれーかん……しれーかん」 私の頭の中が司令官でいっぱいになる。 現実じゃなくても幸せだった。 「ふあぁぁ!!」 そして私は絶頂に達する。 頭の中では司令官が私の耳元で何度も何度も愛の言葉を囁き、 膣内へと精液を注いでいた。 (しれーかん大好き……) しばらく私はその妄想に浸り続け、何度も達した。 そんな妄想から覚めてみると、何ともいえない寂寥感が私を襲う。 海の底へ沈む感覚はこれに近いのかもしれない。 冷たくて何も見えない、真っ黒な世界が私の目の前に広がるような。 (お掃除お洗濯……) 私はそんな感情を忘れたくて家事に取り掛かった。 時は流れて十二時三十分。私は食事を用意して司令室に司令官を呼びに行く。 (司令官以外にも誰か居るのかしら?) 司令室に近づくに連れてガヤガヤとうるさい話し声が聞こえる。 秘書艦の赤城さんはそこまでおしゃべりな人じゃないし…… (もしかして……) ここまで騒がしくて明るい人はだいぶ限られてくる。 私は頭の中にある人を想像した。 司令室の前に立った時それは確信に変わった。 「だからな金剛、雷と約束があるんだよ」 「HEY!提督ぅー。Lolitacomplexはだめヨー。 雷ちゃんも偶にはrestが必要ネー」 金剛さんの声だった。 何を話しているのかは分からないけど、考えるよりも先に自分の体が動いた。 バタンと扉を勢いよく開ける。音が司令室に鳴り響いた。 「oh! ちょうどいい所に来マシタ」 金剛さんが部屋に入ってきた私を見て、都合が良さそうに司令官に言う 「最近提督はthunderちゃんに頼りっきりデース。 朝昼夜、全部お世話をしてもらうのは駆逐艦には荷が重すぎマース」 「全部って……雷が居ない時は自分の事ぐらい自分でやっている」 「つまり。thunderちゃんがいる時はentrust toっきりじゃないですカー。 それがいけないのデス!」 金剛さんの司令官への説教を聴きながら、私は無言で司令官に歩み寄り 手を取って出口へと無理矢理引っ張っていく。 「お、おい雷」 「thunderちゃん。wait a minute! 貴方にもお話ありマス」 「私は司令官のお世話を嫌だと思ったり、辛いって感じた事は一度もないわ!」 私を止めようとする金剛さんの声を背に受けながら、 声を張り上げ一言だけそう言って司令室を出て行く。 「crazy……」 金剛さんたら失礼しちゃうわ! 私は体は小さいかもしれないけど、立派な女性なのよ。 建造された歳から考えたらどうなってもみんな二十歳以上だし、ここに来てからだと全員三歳以下になる。 そういう意味では私の主張は間違ってない。そうよね? それに荷が重いなんてふざけた話よ。私は時間がある時に、 司令官の日々の負担を少しでも減らそうとしてるだけ。無理なんかしてないのよ! 「雷。さっきの事で怒ってるのか?」 そんなに酷い顔をしていたのだろうか、司令官に声をかけられる。 だめだめ、だめよ雷! 楽しいお食事の時間を私の機嫌で台無しにする訳にはいかない。 「ううん怒ってなんかいないわよ。ちょっと考え事してただけ。 ……金剛さんの言うこともちょっと分かるかなーって」 そう言いつつも、私の本心はまったくそう思っていない。 むしろもっと私に頼って欲しいくらいだ。 「ささ、早く食べて。和食ばかりじゃ飽きるとおもって、 お昼は洋食にしてみたのよ?」 午後一時。私は第6駆逐隊共同部屋に戻ってくる。 どうして司令官と一緒に居ないのかって? ……私だってそうしたいけど、司令官に気を遣わせちゃうし、 うっとうしがられたりするのはもっと嫌だから。 司令官も一人で行きたいとこや、居たい時もあると思うの。 そんな貴重な時間を私の我侭で潰すのは良くないって考えてるだけ。 でもそれは私の本心と矛盾する考えでもある…… 「ねえ暁。一人前のレディーって何だと思う?」 真剣そうな顔で『月刊パラレルハート』を読んでいる暁に私は質問する。 「一人前のレディー? そうね……」 「ブラックコーヒーを飲めるとか、胸が大きくなるとか、 頭を撫でられて喜ばないとか、お子様ランチを頼まないだとか、 そーゆーのはなしでお願い」 「わ、私がそんな事言うわけないでしょ!」 そう口では言いつつも、態度に図星を指された様子がはっきりと分かった。 自分の気持ちを巧く誤魔化すのも、大人の女性に必要なのかもね。 私にはまだまだ出来ないけど。 「えっと……やっぱり周りに対する気遣いよね。空気を読むのって大切だと思うの。 後はやっぱり余裕って言うか……冷静とはちょっと違うんだけど、心の広さじゃないかしら?」 「ふ~ん。暁も結構考えてるのね」 「当然よ私だってちゃんとしたレディーなんだから!」 言ってることは間違ってないけど、 暁を見ているとまだまだ一人前のレディーには遠そうだって思うわ。もちろん私も。 午後二時。 「電ー、ちょっと背中に乗せてー」 「雷電ごっこはもういいと思うのです……」 「せっかく天龍さんから高周波ブレードを借りてきたのに」 午後四時。電の背中に乗っかりながら、海の水平線を見つめる。 「電って司令官の最初の秘書艦だったのよね?」 「お姉ちゃん……もうそれは何回も話したのです」 「ん……んー、やっぱり電が羨ましいっ!」 私はくしゃくしゃと電の頭を撫でる。ちょっとの嫉妬を込めて。 きっと電は司令官の良い所や悪い所を私より沢山見てきたのだろう。 私よりも長く司令官の傍に居たのだろう。 もしかしたら誰にも言えない秘密の関係を持っているのかもしれない。 羨ましい妬ましい、私ももっと早く司令官の傍に行けたなら 深い関係になれたのかもしれない…… 「お、お姉ちゃん?」 「へっ? あ、ああボーっとしてたわ」 電に話しかけられて、私の思考は中断される。 「そろそろ夕食の用意しないといけないんじゃないですか?」 「……あああっ、もうこんな時間じゃない! 電、私行ってくるわ!!」 私は電の背中から素早く降りて、司令官の私室に向かう。 辺りの空はまだ青いけれど、手の込んだ料理を作るには時間がかかるから。 「お姉ちゃんは相変わらずなのです」 私が料理に失敗することもなく、司令官が約束を破ることもなく、 そして司令官との夕食に邪魔が入ることもなく時は過ぎていった…… 夜十時。お風呂や歯磨きを済ませて、私と司令官は一緒の布団に潜り込む。 あ、残念だけどお風呂は一緒じゃないわ。きちっと自分の部屋で入ってきたの。 「司令官と寝るの楽しみにしてたの!」 「その言い方だと変態的な意味にも聞こえるからやめろ」 「いいじゃない本当の事でしょ?」 せっかくピンク色の色っぽいパジャマを着てみたのに、 司令官は全然興味を持ってくれない。 私は悔しくて、こちらに背を向けている司令官の首に抱きついて体を寄せる。 「暖かいわ……」 「もうそろそろ冬だからな。雷も寝る時はちゃんと毛布を使うんだぞ」 「でも今夜は司令官がいるからいらないわね」 ぎゅうぎゅうとより強く司令官を抱きしめる。 「電気消すからちょっと離れてくれないか?」 「はーい」 司令官が立ち上がって、電灯を消す。 部屋は真っ暗、外に幾らか光はあるけどそれは港を照らすものだけだった。 「明日の遠征も頼む」 そう言って司令官は私を抱きしめた。今度は背じゃなくて胸の中に。 私は無言で司令官を見つめて、抱擁の暖かさに浸る。 (はぁー、まさにこの為に生きてるって感じよね……) 頭も撫でてくれて、溶けてしまいそうなほど幸せ。 この感覚を毎日味わうことが出来たのなら…… (また明日も頑張ろう、もっと頑張って成果を上げて、 いつか司令官に……) 私は司令官に抱かれながら心地よい眠りの世界へと落ちてゆく、 いつか私の願いが叶うのを祈って。 (しれーかん大好き……)
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@Wikiサポートです。 ご連絡いただきありがとうございます。 お問い合わせいただきました件に関しまして、 左メニューの?#endregion?が一つ 不足していただことが確認できました。 該当wiki内の潜水艦の項目に?#endregion?が 不足していた可能性がございましたので、 追加させていただきました。 お手数おかけ致しますが、間違いがございましたら 修正していただきます様よろしくお願い致します。 その他、ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。 これからも@Wikiをどうぞよろしくお願いいたします。 このメールは送信専用のメールアドレスです。 メールをご返信いただいてもお答えすることができません。 お問い合わせは以下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ===================== @Wiki(あっとうぃき) URL http //atwiki.jp/ お問い合わせフォーム http //desk.atfreaks.com/form/atwiki/ ===================== お問い合わせ日時 2014-05-19 03 21 58 URL http //www55.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/275.html 本文 2014年5月19日午前三時前、該当ページのメニューを編集し、その編集完了後、該当まとめwikiに不具合が発生 不具合内容 該当まとめwikiにおけるトップページが一部しか表示されない その表示されている一部ページのリンクにアクセスしてもそのページにとべない ログインもできない(ブラウザに表示されるURLはかわる) モバイルwiki表示ではメニューページのみがおかしい模様 ブラウザはクローム、エクスプローラ両方現在最新バージョンにて不具合ページでしかみれません
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117 :名無しの紳士提督:2014/08/27(水) 18 21 30 ID KwqEV7hI E-6は向こうから来るんだから、大量鹵獲ネタ もしくは情報を流した裏切り者、スパイネタかねぇ システム的、攻略的ネタではあきつ神拳や捨て艦や潜水艦削りに重力砲に匹敵するネタがない。 147 :名無しの紳士提督:2014/08/29(金) 00 18 54 ID fZjRZRNU 117 以上欝ネタですご注意下さい 侵攻作戦終結後大量鹵獲された深海棲艦達。 彼女らは戦利品として凱旋展示され辱めを受けるか、もう一つの選択肢しか無かった。 それは… 「先ほどの敵本土沿岸侵攻作戦により我が鎮守府の損害はきわめて甚大である。」 「只今より第五艦隊を新たに編成する。編成は協力的で志願した鹵獲艦にて行う。」 提督の平坦な声が響き渡る。そして憎悪・憤り・憐憫の表情を浮かべる艦娘たち。 「ワタシタチ強制的ニ、仲間ト戦ワサレル…補給モロクニナシニ…」 「勝ッテモ…裏切リ者ノ侮蔑ニマミレイキルシカナイ。負ケタラ…処刑ハ必須…砲雷撃処分ダ」 「ソレニコノ鎮守府ニハモウ先ガナイ…勝ツコトハ不可能…仲間ノ手デ沈ムシカナイ。」 悲壮な覚悟浮かべる深海棲艦達。だが提督は無慈悲にも出撃を命じた。 「あいつら殺したい程憎んでるけど…それでも酷い。酷過ぎます。あんまりです提督。」 先の戦いで北上を失った大井は憎しみと怒りの狭間に苦しんでいる。 「上からの命令だ。彼らの協力と志願の意思を使い潰せ、少しでも敵艦隊を削れとな…」 そして今まさに、死ぬ運命を定められた艦隊が船出の時を迎える… 元ネタはオスト大隊だけど良い子のみんなうかつにググらない方がいいかもよ SLGプレイヤーがかわいそうだからせめて真っ先に全滅させるぐらい相当曇るから… これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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378 :353:2014/06/08(日) 23 23 57 ID T7DM3MSA 流れぶったですいません。 飛龍できたので投下します ※鬱です。 ※艦娘の記憶についてと多聞丸の扱いについて独自設定があります。 戦争が終わってもう随分経った。 あの日、共に戦い続けた艦娘達も今はもう鎮守府を離れ、それぞれの戦後を生きている。 あの日、命がけで守った平和は一応今も続いている。 あの日、拠点であり家であり故郷だった各鎮守府や泊地はその多くが閉鎖されるか縮小されるかした。 そんないつもならば訪れる者などほとんどいない場所に、駅前で拾ったタクシーに乗り、一人の老人が降り立った。 運転手はこの手の客を乗せるのが初めてではないのだろう。 行き先を聞いて老人の目的を察すると、いつものように饒舌に話すわけではなく、ただ粛々と車を走らせた。 タクシーから降りた老人は、一人開放された敷地に入っていき、その中央にある大きな石碑の前で止まった。 『英霊碑』石碑にはそう刻まれている。 先の戦いで死んでいった者達を祀ったこの石碑は、その根元を無数の献花が覆っている。 「なんだ。蒼龍も来ていたか」 老人は献花のうちの一つを見てそう呟いて膝をつき、静かに目を閉じた。 老人がまだ青年だった頃、人類は深海棲艦との戦争を続けていた。 青年は当時対深海棲艦の中核戦力であった艦娘を指揮する提督となり、その規模は徐々にではあるが大きくなっていった。 飛龍はその時に彼のもとに現れた。 明るく朗らかな彼女は、当時は提督もさることながら蒼龍にとっての大きな目標であった。 目指すというより出会うという事が目標だったが。 かつての相棒との再会した彼女の喜びは一際大きなものだったに違いない。 ましてや、 「ゴコウセンガーゴコウセンガー」 「そんな事よりボーキ食べたい」 「瑞鶴!瑞鶴!瑞鶴!瑞鶴ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!(以下ルイズコピペ)」 こんな癖の強い正規空母において数少ない常識人であった蒼龍にとって、 飛龍の存在はただの相棒以上に心休まるものであったとも言える。 そしてまた提督にとっても、快活で気安い飛龍には蒼龍同様の思いを感じていた。 その思いは提督の中で次第に大きくなっていき、徐々に変質を始めてもいた。 提督は女に縁がない。 というか、女に縁がなければ軍人になどならない。 提督が提督になった頃はそんな風潮だった。 実際この提督も懇ろになった女性など一人もいなかった。 そして巷間で語られるほど一人でいることが苦痛ではなかったため、 興味がないといえば嘘になるが、必死になるようなつもりもなかった。 そういう相手が出来て結婚するならそれはそれ、しないのならそれはそれ。 この程度の考えであって、伴侶の有無の差などそれこそ近所の定食屋の日替わりメニューの差ぐらいにしか考えていない。 いや、いなかったと言うべきか。 「飛龍。今日はもう休んでくれ。お疲れ様。明日もよろしくな」 ある日の夕方、提督は飛龍にそう言って下がらせた後、一人になった執務室で彼女の淹れてくれたお茶を啜っていた。 大して柔らかくもない背もたれに体を預け、オレンジ色に染まった天井をぼうっと眺める。 それがいつからかは分からないが、提督は飛龍に惚れていた。 明るくて気安くてよく気が付く、こんな女と仲良くなれたら楽しいだろうと思わせるものを飛龍は兼ね備えていた。 秘書艦になった彼女は、提督にとっていつしか心の支え以上の存在になり始めていた。 しかし同時にこんなことも思う。 (他の男に気の向いている女など抱いても惨めなだけというが……) 提督がかつて、妻に逃げられた知人から聞いた言葉だった。 その人物曰く、そんなのは人形を抱いているのに等しいという。 提督はこの言葉を思い出す度に自分の思いが報われない事を思い知るような気がした。 飛龍はことある毎に『多聞丸』という名を口にする。 蒼龍によれば、飛龍がまだ普通の空母であった頃に指揮を執っていた提督の名との事だ。 蒼龍もその人物の事は知っているし、同じく普通の空母であった彼女に乗っていた時期もあるという。 ただし、船であった頃の記憶は艦娘によって異なるようであり、記憶と言うより記録に近く、年表を丸暗記しているような感覚である者がいたり、 反対に明確な体験として焼き付けられている者もいる。 蒼龍は本人曰く前者に近いそうだが、飛龍はその言動からして後者である可能性が高い。 もしそうであった場合、その多聞丸なる人物の事はどのように記憶しているのか。 ただの上官か、戦友か、父か、息子か、或いは― (人形に恋することも無い) そこまで考えて、思考を強制的に打ち切った。 きっとそうだという思いと、違っていてほしいという思いとが提督の中でせめぎあい、それから逃げるようにその結論に至る。 恋い焦がれるというのはこういうものなのかと思いながら。 そして翌日の夕刻。 いつもと変わらぬ執務室。いつもと変わらぬ飛龍。いつもと変わらぬ提督。 「提督?」 「うわっ!」 ふいに、飛龍が提督の顔を覗き込む。 「何か考え事?」 「あ、いや。何でもない」 「ふぅん」 (人形を抱いても虚しいだけ。人形を抱いても虚しいだけ……) 提督は昨日からずっとそれを自分に言い聞かせていた。 そして何度も言い聞かせねばならぬという事は、それだけそれに反対する思いが強くなっているという事でもある。 欲しい。目の前の娘が。例え自分に心がなくとも。ただの一度、それだけでいい。 だからこそ飛龍の一言が提督の中で大きなものとなった。 「提督。私でよければ相談に……」 「相談……か」 大きなため息を一つ。 決心する。 「実はな飛龍」 「なに?」 「……好きだ。お前が、俺は、とても」 覚えたての言葉のようにただ単語を羅列するが、意味は十分伝わっただろう。 一瞬きょとんとした飛龍が、耳の先まで真っ赤になっているのがその証拠だ。 「えっ!?あ、あ、あのっ……。どうしよう。参ったな……」 しどろもどろな飛龍はやがて、大きく深呼吸を一つ。 「その……提督?」 自分の聞き間違いではないことを確認するかのようにゆっくりと尋ねる。 「あの……好きって、その……私が?」 無言で頷く。 それから数時間後、日が沈んだ執務室に二人はまだいた。 二人の間には小さなコップが二つ置かれ、酒が注がれたそれをままごとの様に口に運ぶ。 火をつければ燃えるぐらいの度数はあるはずのそれも、今は水の様にしか感じない。 「美味いな」 ただ台詞のようにそう言う提督に、飛龍は伏し目がちに頷く。 コップがすぐ空になったが、次を注ぐようなことは無い。 「もう、いいか?」 提督の問いに、今度も頷く。 飛龍も子供ではない。このままごとの終着点が何かなど分かっている。 そして、その終着点にすでに辿り着いたことも。 膝で体を進ませた提督は静かに、しかししっかりと飛龍の両肩を抱きしめ、唇を合わせる。 柔らかくて温かい飛龍のそれが提督の舌によって開かれ、侵入したそれを飛龍のそれが出迎える。 二人の舌は絡み合い、味わいあって、離れ際につうと一筋の糸を引く。 「飛龍、お前の心はどこにある?」 唇を離した提督は、飛龍に尋ねながらしかし、その答えを先に封じる。 「いや、答えなくていい」 「……多聞丸は、私の象徴です」 振り切って口をついたそれは飛龍の心遣いか、或いは本音か。 どちらにせよ、提督にとっては十分な答え。 「……そうか」 多聞丸は飛龍の象徴。 上官でも戦友でも父でも夫でも息子でもなく、象徴。 象徴とはつまり、AなくしてBなしというもの。 多聞丸なくして飛龍なし。 「それでいい」 「えっ?」 上官や戦友や家族ですらない象徴。 その答えが思いつかなかった提督と、その次元にいる多聞丸。 これはつまり完全敗北という事。 そしてその事実が、かえって提督の迷いを断ち切った。 (どの道敵わないと思っていたのだ。これでいい) そう結論付けて飛龍を押し倒す。 (どうせ敵わないなら、心置きなくできるというものだ) それはつまり人形を抱くという事。 虚しいはずのそれが、今はとても魅力的に見える。 自分の下にいる飛龍を覗き込む。 はだけた胸元からうっすらと汗ばんだ白い肌が露わとなり、形の良い二つの膨らみに手を伸ばすと、 柔らかなそれは指の形に合わせて姿を変える。 「あっ……」 飛龍の口から艶っぽい声が漏れる。 提督は掌全体で揉みしだき、それに合わせて乳房の形は変わり、またそれに合わせて飛龍も声を上げる。 「あっ……うんっ。あっ、ああっ……あん!はぁ……はぁ…ああっ!」 徐々にではあるが、飛龍の声に荒い息遣いが混じるようになってきはじめた。 提督の手が離れても二つの乳房は荒い呼吸に合わせて上下し、汗ばんだ体は先程よりも遥かに色香を放つ。 やがて提督の指が胸から上へと滑り、はだけた着物を肩から脱がせてゆく。 上半身を剥かれた飛龍は提督に抱き起されると、されるがまま、ただその腕に抱きしめられながら再度の口づけを交わす。 提督はそのまま抱きしめた腕を一度ほどき、飛龍の腰に手をやると丁寧にその短い袴を脱がせていく。 シュル、シュル、と衣擦れの音だけが響き、下を自分に向けて露出させた提督は、今度は自分のズボンを下ろし始める。 互いに似たような格好になった二人は、口を合わせたまま抱き合い続けている。 自分の腕の中に飛龍がいるという感覚を提督は存分に味わおうとしていた。 兵器とは思えぬ細い腕と、ともすれば華奢とも言える細い体。 抱いたら壊れてしまいそうな飛龍はしかし、今の提督にとってはいかに貪っても貪りきれないほどに大きな存在となっている。 互いに抱き合った姿勢のまま口だけを離して提督は飛龍を自分の上に乗せ、そのままゆっくりと挿入する。 心地よい温かさの膣内は、包み込むように提督の一物に張り付いてゆく。 「うっ……くひっ!」 飛龍が声を上げ、それに合わせて提督が動くと、その動きに合わせて一物が振動し、その度にまた膣内を新たに刺激されて飛龍が声を上げる。 「ううっ!ふあっ、ああっ……ひいん!」 声を上げながら提督の背中にまわした腕に力が入る。 「……行くぞ」 湿った膣内で一物がぬるりと動き、その主は飛龍の耳元でそう告げるとぐっと奥に向かって動かし始めた。 「えっ……!?ふぁああっ!?あひ、ひぃ、ひぃぃん!!」 飛龍の声が一際大きく響く。 二人の間にぬるぬると血が流れ、潤滑油のように広がっていく。 「あああああっ!!くううっ、あっふぁああ!」 叫びながら、飛龍の腕は更に強く提督にしがみつく。 「ひはっ、提督っ、提督ぅぅ!ひゃ、ひゃああ!!」 最奥部に到着した提督の一物を飛龍の体はしっかりと咥え込み、提督にも一呼吸ごとに刺激を与え続ける。 「くふっ……飛龍っ!」 「はぁっ……はぁっ……!!提督、ていと……ひゃ!?」 脈動する提督とそれを離さない飛龍。 「ふああっ!提督っ!!ふぁああああああああ!!」 ほどなく絶頂を迎え、二人は生気が抜けたようにその場に崩れ落ちた。 ぼうっとする頭で、提督は何度も唱え続けた念仏を反芻していたが、不思議とその虚しさすら心地よかった。 そこには一抹の寂しさとその何倍も大きな満足感があり、 しかしながらこれまで抱えていた焦がれるような思いは嘘のように消えてしまった。 飛龍への愛おしさは前と変わらず、むしろ前にもまして強くなっているのに、今日の昼までのようなたまらない感じはもうなかった。 飛龍の体だけが欲しかったのかと問われれば断じて違うと否定できる自信はあるが、 それでもかつてのような飢えにも似た強烈な衝動は無くなっている。 そんな提督の思考は、隣に寝転がっている飛龍の一言で打ち切られた。 「はぁ……はぁ……たまには…」 「うん?」 「たまには……ね」 「ああ。そうだな」 二人で並んで天井を見ながらそんな事を話した。 事実、この日から何度か二人は体を求めあう関係となった。 昼はいつも通りの提督と艦娘として、夜はお互いを求めあう関係として。 昼には飛龍はそれまで通り提督に接していたし、蒼龍や他の仲間の前でも同様の立ち居振る舞いであった。 提督もまた同様に、まるであの夜は何もなかったかのように振る舞っていた。 そして、ある穏やかに晴れ渡った日の正午。提督はたまたま蒼龍を旗艦に据えて出撃し、その戦いで飛龍は沈んだ。 誰に恨みを言う訳でなく。誰に未練を残すでなく。 その名の通り空を飛ぶ龍のように、提督の元から飛び去ってしまった。 残された提督と蒼龍は、鎮守府に戻ってから泣いた。 飛龍のいなくなった執務室で、二人で泣いた。 戦争が終わったのは、それから暫くしてからだった。 老人は懐からあの日酌み交わしたのと同じ酒のポケットビンを取り出す。 (なあ、飛龍。俺を恨んでいるか?俺を酷薄だと思うかい?) 飛龍が沈んですぐ、後を追う事を考え、提督と言う立場上自由に死ねないという事を理由にして彼は生きた。 だが、戦争が終わって四十年が経とうとしている今までに提督ではなくなったし、結局独り身だった彼には気がかりなものは無かった筈だった。 (結局俺は怖かっただけだ) 死の恐怖に怯え、それから逃げながらも後ろめたさを感じてきた人生だった。 老人は両手を合わせ、静かに祈りを捧げる。 普通、戦死した艦娘には遺品はおろか遺骨の一つ、遺髪の一本すら残らない。 あの日二人で交わした酒の瓶だけが、遺品代わりに老人の家に祀られている。 その瓶に毎日捧げた祈りを、再び捧げる。 (多聞丸さん。私はあなたを存じ上げませんが、もしその姿の飛龍を知っていて、私の思うような関係であったのなら、どうかその娘を責めないでやってください。 彼女はこの酷薄で臆病なクソッタレの間男に弄ばれただけなのです。その責めがいかなるものであってもこの間男が受けるべきなのです。 ですからどうか、飛龍にご慈悲を) あの日と同じ正午を告げるラッパが、あの日と同じ穏やかに晴れ渡った空に響いた。 終 +後書き 386 :353:2014/06/08(日) 23 52 23 ID T7DM3MSA 以上スレ汚し失礼しました。 また、昨日中に投下できず申し訳ありません。 多聞丸の扱いが難しかった(粉蜜柑)。 無理やり押し倒せばいいことに投下しながら気づいた。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/