約 1,379,265 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/399.html
66 :42 ◆JW9jyZQchc:2014/05/22(木) 07 22 12 ID GxrBdYJY 予告通り投下です。 比叡、金剛、提督。エロなし。2レス。 某スレの比叡時報ネタより。 お前さん、若い女ばかりの職場にいる俺が羨ましいって? そんないいもんじゃねえ、自分で言うのもなんだがここはヤバイ職場だ。 仕事内容もヤバけりゃ上司もヤバい筋、うっかり手出ししたらコンクリ詰めじゃ済まねえ。 そんなところで薄着の若い女を四六時中見る羽目になってみろ? お前さんがホモでないなら拷問だよ。そして俺はホモじゃない。 潮の香りに力仕事を終えた女たちの汗の臭い、それに風呂上がりの石鹸の匂いとくらぁ。 後先考えずに済むならとっくに押し倒しているさ。 金やカオには困ってないだろうって? まあ、そうだな。金や容姿で困っているわけじゃないし仕事を離れりゃ誰を抱こうが勝手だ。 人事権も一任されているから、その気になれば抱きたい女に解雇通知を突きつけながら押し倒せばお咎めはない。 だが手間ひまかけて実戦と訓練で育て上げた部下たちを手放せるかい? 「仕事」の方がダメなら怖い上司から電話がかかってきて俺の首と胴体は泣き別れだ。 つまりどんだけ誘惑が強くてもそんな無茶はできやせんのさ。 同業者には仮採用の子供に唾つけて抱いているロリコンもいるらしいが俺はおっぱい大きいのが好きなんだよ。 こんだけ喋らせたんだ。お前さんには愚痴のひとつも聞いてもらうぜ。 ある日のことだ、当番の部下に夕食のまかないを命じたんだ。まかないは当番の仕事だからね。 その当番はショートカットから覗くうなじが素敵な子で当番を務めるのは初めてだった。 いつもはそいつの姉に当番を任せていたんだが事情があってね。 姉の方は海外帰りで優秀なやつなんだが、いつもストレートに好意をぶつけてくるんで困っていたのさ。 当て付けに当番を命じた妹はちょっと世間知らずな所があるが、カレーくらいは作れるだろうと思ったんだよ。 厨房から漂ういい匂いに期待を膨らませたさ。出来上がりを食べるその時まではね。 19時の時報が鳴って当番のそいつが執務室に入ってきた。 白飯が湯気をあげていて、器に入ったカレーからは実に美味そうな匂いが立ち上がっていた。 一口目にはでっかい牡蠣が入っていてこりゃ贅沢だなと思った。これがお嬢様育ちの感覚ってやつかね。 ニンニクで香りづけされたカレーはよく炒めた玉ねぎの甘みで食べやすく、ニラの食感も気にならない。 ところがその下から出てくる出てくる。 ホタテに豚肉、オクラとチーズにうなぎ、ルーからは山芋をおろしたものの味までする。 おいおいどういうことだよ。どれもこれも精がつく食材ばかりじゃないか。 聞くと彼女が育った上流階級では普段から精をつけるのが普通なんだってさ。 社交ってやつは案外体力を使うもんらしい。 俺も上層部のお偉いさんと飲むと疲れるもんな。 ともあれ彼女に悪意があるわけじゃないとわかって安心したが問題はこれからだ。 俺だって健康な若い男だ。若い女とメシを食ってりゃ衝動に襲われる。 まして若い恋人たちが聖夜に食べるようなスタミナカレーを食ったばかり。 あっという間に血が下に集まって行くのがわかった。 それでどうしたかって? 当番の女にカレーの感想も言えずに執務室から逃げ出したよ。 だってそうだろう。若い女が何も考えてない顔を近づけ、いい声で晩飯の感想を尋ねてくるんだぜ? 相手にその気がないとわかっていても、いやだからこそ理性が持たない。 女も走って追ってくるがこちらも捕まるわけにはいかない。 こんな状況でいつものように腕を抱え込まれて無防備な顔を近づけられたらどうするよ? お前さん、まだわかってねえな。チキンとか言うなよ。 そいつに手を出したら上層部の前に妹思いの姉にバーニン一発ぶち込まれるんだぞ!? 仕事場の廊下を走りに走り、逃げに逃げたが1時間近く走ると流石に息が上がる。 追ってくる方は若い女とは言え力仕事の職場でエース級を務めるような奴だ。 他の部下たちの目もはばからず逃げまわったが次第に当番の声が近づいてくる。 とうとう他に逃げ場がなくなり、宿舎の一角に追い詰められてしまった。 行き止まりの廊下で辺りを見回すと宿舎の扉の一つが少し開かれている。 その隙間から手招きしている白い手になんだか見覚えがあったが俺の頭は混乱していた。 藁にもすがる思いで扉に飛び込んだ。それが運の尽きだったんだがね。 逃げ出してからきっちり2時間後、当番の部下に見つかって怒られたよ。 なんでこんな夜遅くに姉の部屋にいるんだってな。 姉の海外帰りが取りなしてくれたがなかなか当番の部下は収まらない。 寝るまでの1時間、正座させられてさんざん怒鳴られた。 もっともこっちはそれどころじゃなかったよ。だって……ね? 俺はバックルの位置を直しながら明日からどうやって生き延びていくか考えてた。 さ、ここまで聞いたんだ。お前さんには俺の高飛びを手伝ってもらおうか。嫌とは言わせないぜ…… おしまい これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/653.html
215 名前: ◆NQZjSYFixA[sage] 投稿日:2015/02/24(火) 23 33 55 ID B9e5BkgU http //www55.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/478.html の続きを投下します。続き物でちょいちょいオリ設定が出て来ていますが適当に無視してください。 あらすじ 新任提督が初日から雷ちゃんと肉体関係になったら 他の艦娘もしたいらしいので毎日一人ずつやり始めた 216 名前: ◆NQZjSYFixA[sage] 投稿日:2015/02/24(火) 23 34 55 ID B9e5BkgU ぶじゅっ、くちゅ、という粘質な音が風呂場に響く。 「ふあぁっ、んっ、いく、いくいくーーっ!」 俺の腕の中で、前髪を切りそろえた黒の長髪の女の子が絶頂に身もだえする。 彼女の名は、初雪。駆逐艦の艦娘だ。可愛らしい見た目からは想像も出来ないが、 数百年前の艦の魂をその身に宿し深海棲艦を根絶するために日夜戦い続ける、海の戦士である。 そんな立派な女の子は今、俺の太ももに腰掛けて股を開き、俺を背もたれに脱力している。 戦士とは思えぬ柔らかさ、上気した肌は性の昂ぶりを示すように熱を持ち、太ももには彼女の 膣で暖められた大量の俺の精液と、それ以上に初雪の愛液の生暖かさを感じる。 今俺は、夜通しのセックスの後始末に初雪の膣に残った精液をかきだしているところだった。 しかし初雪の瞳は情欲に濡れ、もっとしたいと言いたげに俺を見つめている。つい昨日まで ぼーっとしてマイペースだった初雪とは凄い変わりようだ。あどけなさの残る顔立ちに宿る 色香に見とれ、思わず抱き寄せると、我慢しきれないのか初雪から唇を重ねてきた。さらに 舌まで入れられ、指の動きを催促するように腰を動かす。くちゅ、くちゅ、と先ほどよりは 控えめな音が鳴り出すと、うっとりと目を細めて舌をより激しく動かし始めた。 が、俺はシャワーを強めに出して初雪の身体の汗や体液を落としてやる。 「気持ちは嬉しいが、もう朝だ。ちゃんと部屋に帰らないと」 ぬるりと追いすがる初雪の舌を振り切って、頭を撫でながらそう答えた。 「えー……もっと司令官とセックスしたい……です」 ぶーたれる初雪の顔はそこだけいつもどおりで、俺は微笑んだ。 「はいはい、また今度な」 そう言って初雪の頭の上からシャワーを浴びせる。そのまま抱き上げて横に並べてある 椅子に座らせようとしたが、なおも往生際悪く抱きついてきた。むにゅりと乳首を押し付ける ようにして身体を密着させ、俺の耳元でささやく。 「あんっ……司令官のチンポ、初雪のマンコにずぼずぼはめてください……子宮に精子かけて欲しいのぉ」 つい数時間前に俺が仕込んだ、猫なで声でおねだりしてきた。 「ダメなもんはダメだよ。ほら、初雪も自分で身体洗って」 苦笑してその額に軽くキスしてやってから、今度こそ初雪を座らせた。 「むー……初雪、もっとしたいのに」 そう言いながらも諦めてくれたのか、シャンプーのポンプをかしゅ、かしゅ、と押して手に取り、 頭を洗い始めた。頭頂部を十分にあわ立たせてから、首の後ろに手を入れて長い髪を持ち上げ、 髪全体に泡をなじませていく。雷とも風呂に入ったことはあるが、髪の長い女性の洗髪を見るのは そういえば初めてだ。当たり前だが無防備にも目を閉じて俯いている初雪が、わしわしと手を動かすたびに 張りのある小ぶりな胸がふるふると揺れる。そんな所をじっと見ていると、撃ちつくしたはずの 俺の股間が、またも息を吹き返してしまった。 シャワーで泡を流した初雪がふと目を開けて下を見て、にまりと笑った。 「ん、後一回……一回だけ。司令官が射精してくれたら、初雪もすぐイクから」 返事を待たずにがに股になって俺にまたがると、ぬぷぬぷと腰を沈める。 「あっ……ふ、うぅん……」 夢見心地のように艶かしい吐息をあげ、きゅうきゅうと膣を締めてくる初雪の腰を掴んで、 時間もないのでガンガン腰を振ってすぐに射精した。 「はっ……あーーー……んんっ……」 初雪はぽーっと酔ったように目を細め、今日一番の力で膣を締め、子宮口をくすぐるように大きく 腰を前後させる。 「あっ、きたきたっ、んっ、いっく……ぅ」 ぎゅっと眉根を寄せて全身に力をこめて絶頂を味わってから、ふう、と息を整えて顔を上げると、 そこにはもうケロリとした顔のいつもの初雪が居た。 「ん、すっきりした。身体洗う」 そこからはお互い無言で、普通に身体を洗った。 着替えもてきぱきと済ませて、夜明けの廊下で初雪を見送る。 「はぁ、徹夜したから、眠くなってきた」 「あー……すまん。これから朝練だよな」 「ん。次セックスする時、いっぱい気持ちよくしてくれれば、いい、です」 「はは。気に入ってくれたみたいで嬉しいよ。ま、今日と明日は先約が居るみたいだが」 「夜は、そう。昼は空いてるから、セックス、できる」 「おいおい……仕事があるだろ?」 「まだ仕事少ないし。休憩時間、ある」 「本当大好きになったな……ま、そのうち機会があったらな」 「やった。それじゃ、司令官、おやすみ」 「神通に怒られるからがんばって起きてくれ」 かく言う俺も眠い。風呂に入って温まった分、眠気も倍増だ。だがさすがに俺が居眠りもまずかろう。 「今日は何か歩く仕事をしようかな……」 初雪の去った廊下で、独りつぶやいた。 眠い目をこすりながら、朝飯を食べに食堂へ歩く。既に艦娘達はランニングを開始しており、遠くの 方から重い足音がかすかに聞こえる。朝の寒さに首をすくめながら、食堂の扉を開けると、ふわりと 味噌汁の香りが漂ってきた。昼は艦娘と同時だが、朝一番の食堂は俺一人だ。 日替わり朝食を頼む。今日はアジの干物とカブの酢漬けがおかずだった。相変わらずのプロの味だ。 ぺろりと平らげて、さっさと自室に帰った。 ふと思い出す。そういえば、俺も野菜の種を持ってきていた。 「じっとしてると眠くなりそうだしな……適当なところに畑でも作ってみるか。 女の子が多いし果物でも作れば誰か食べるだろ」 自分の荷物の中を漁りこの機会にと全部出して整理するも、記憶どおりに果物の種は一つもない。 (そういえば、艦娘の数が増えた特典で自転車があったな……) 近くの町に行けば、多分種は買えるだろう、と算段をつけ、着替えて執務室へ向かった。 「おっはよ、司令官!」 「ああ、おはよう、雷」 満面の笑みで出迎えてくれる雷に挨拶を返し、椅子に座ると、機械を起動する。 実は普段の秘書艦は神通なのだが、さすがに複数の艦娘に手を出し始めた初日から 神通を秘書艦にするのは俺の精神衛生上良くなかったので、事情を知る雷を指名しておいた。 「うっふっふー」 雷が、口に手を当ててにまにまと笑って近寄ってきた。 「どうした? そんなにニヤニヤして」 「えへへ、司令官が初雪とも仲良くしてくれたんだなーって、嬉しくなっちゃった」 「ああ……やっぱり分かったか? 眠そうにしてたか?」 「ふふっ。そうね、にやけながら寝ぼけていて面白い感じになってたわ」 そう言われると、苦笑するしかない。 「でもちょっとだけ嫉妬しちゃうかも。司令官、私のときより長くセックスしてない?」 「あー……そこらへんは初雪のリクエストもあってだな」 雷の言い出したこととはいえ、一人でも良いといった翌日からこれでは、確かに文句の一つも 言いたくなるだろう。 「あっ、別に怒ってるとかじゃないのよ? 私は昨日までたっぷりしてもらったし」 ぱたぱたと両手を振るが、俺は雷を招き寄せた。 「おいで、雷」 「えっ、や、ほんとに大丈夫……なんだけど」 と言いつつ、照れくさそうに笑ってトテトテと歩いてくる雷を抱き締め、唇を重ねる。 「んっ……もう、司令官ったら、こんな朝から……」 そういいつつ、既に雷の両手は俺の首の後ろに回っている。 「えへへ……ありがと、司令官。元気出た」 俺たちは顔を見合わせて笑うと、ようやく仕事に取り掛かるのだった。 その日の昼飯時。 「司令官とするの、すごい。ほんと、なんか、もう……すごい。おすすめ」 初雪が食堂で、駆逐艦娘の話題の中心となっていた。 ふんすと鼻息も荒く、胸を張ったドヤ顔で、どうにもふわっとした自慢をしている。 「うわー、ホントにやっちゃったんだ! でもでも、初めては痛いって、聞いたことあるっぽい?」 「ん、ちょっと痛かったけど、すぐ気持ちよくてわけ分からなくなるから、平気」 臆面もなく感想を言ってのける初雪に、周りの艦娘が顔を赤くして声なき声を漏らす。 「あらあら……そんなに気持ちいいの? 他には、なにか印象的なことはあるかしらぁ?」 「ん……司令官は、恥ずかしいこと言わせるの、好き」 「ふぁっ!?」 「うは、ご主人様鬼畜キタコレ!」 キャイキャイとはしゃいで居るところから少し離れて、神通が顔を赤くしながら黙々と昼食を 口に運んでいた。さらに別方向から、叢雲の射抜くような強い視線を感じる。 「あー、分かる分かる。司令官って結構そういうの言わせたがるよね」 雷はというと、初雪の対面で余裕の笑みを浮かべている。 「お、おい。お前、あれ取材しないでいいのかよ?」 「いやー、ちょっと、ああいうストレートなのは、範囲外かなーって、ねえ?」 新入りの重巡も遠巻きにしながらきっちり聞いているようだ。 「それで……どういうことを言わせるの?」 「ふっ……昼間に言うのは、無理」 涼しげなつもりのドヤ顔で、初雪は顔をそらした。 「ええー!? 意地悪ぅ、内緒でいいから教えてよぉ」 「そこまで言うなら、しょうがない」 ぽしょぽしょと初雪が耳打ちしてやると、見る見る相手の顔が赤くなった。 「そ、そこまで……!?」 「言ってたら、慣れるから。むしろ司令官を興奮させるのが楽しくなる、かも」 おおー、とまたどよめいた。 「ううっ……でも、ちゃんと準備しておかないと……」 ふらふらと去っていく者、猥談に聞き入る者、少しだけ離れて耳をそばだてるもの、ほとんど 全員が顔を赤らめている異様な食堂で、俺はさっさと飯を食って退場することにした。 その日の午後から、鎮守府は南1号作戦に取り組み始めた。 防衛線にたまに食い込んでくる敵侵攻艦隊を迎撃するという作戦だ。事前情報によれば、 ここは任務の難易度がぐんと上がっているらしい。 といっても、今の戦力ではとりあえず重巡や水母など火力のありそうな艦と、錬度の高めの 叢雲などの駆逐艦を合わせた全力で出撃する以外の手はない。どこまでも艦娘頼みで申し訳ないが、 それが提督の立場だと割り切ることにしよう。 それに、悪いことばかりでもない。厳しい分獲得できる艦娘も多彩になるらしいし、いくつか 新しく達成可能になる任務もでてくる。艦娘達が大怪我をしないよう祈りつつ、俺は出撃命令を出した。 その日は新たな海域の進行許可こそ得られなかったものの、5人もの新しい艦娘を迎え入れることに なった。 そして、今日も夜がやってくる。 「今日は誰なのかな……」 この一連の流れ……俺とセックスする順番を決めようなどと言う話は、絶対あいつが発案者だ という艦娘が一人居るが、今日来るかどうかは半々だ。 猥談に混じっていた艦娘か、それとも……と思っていると、ドアがノックされた。 「てーとくさんっ。こんばんわっ!」 夜の闇にも負けない明るい笑顔と声で、夕立が枕を小脇に抱えて立っていた。 「お、夕立か。どうぞ、上がって」 「はーい」 夕立はにっこりと笑って、気負いなく俺の部屋に入っていった。 「おおー……これが提督さんの部屋かぁ。男の人の部屋に入るの、始めてっぽい」 きょろきょろと部屋を眺める夕立に、ドアを閉めてから歩み寄った。 「引っ越したばかりだから大した荷物もないけどな」 「あっ、本棚にちゃんと本があるっぽい」 俺が近づくと、夕立は弾かれた様に本棚に駆け寄って、顔を近づける。 「提督さんは、どんな本読むのかなー」 中腰になった夕立のヒップラインが強調されて、パジャマの下の下着の線がくっきりと 浮かび上がる。 「小説とかの文庫本かな。そんな高尚な本は置いてないよ」 「ふぅん……天の光はすべて星……冥王と獣のダンス……」 「読みたいなら借りていってもいいよ。近くの町にも本屋くらいあるだろうから、 給料で買ってもいいな」 「ん、うん……そー、ですね……」 ぎし、と音を立ててベッドに腰掛ける。 夕立は中腰のままだ。そのままなんとなく尻を眺めていると、ゆっくりと背を伸ばした。 「えっと……」 ちら、と横目にこちらを振り返ったその顔は、大分赤かった。 「さ、さすがに緊張するから、灯りは消してほしいっぽい……」 「ああ。それじゃ消すよ」 今日気付いたのだが、この部屋の明かりは遠隔でつけたり消したりできるのだ。リモコンって奴だ。 かちかちとリモコンのボタンを押すと、電気が消えた。カーテンを開けた窓からの月明かりだけになる。 「うっ……あの、カーテン……」 「これ以上暗いと夕立がベッドに来れないしなあ」 「提督さん、意地悪っぽい……聞いたとおりっぽい」 そういいながらも、夕立は枕を盾にしながらそろそろとベッドに歩み寄り、俺の隣に腰を下ろした。 「うー……やっぱり緊張するっぽい……」 「と言っても、いつまでも並んで座っててもな。……触っていいか?」 「あっ、その、ちょっと心の準備ひゃうっ!?」 土壇場になってへたれたことをいい始めた夕立の腰に強引に手を回した。そのまま抱き寄せると、 ゆっくりとこちらに体重を預けてくれる。 夕立の身体は、雷、初雪と同じくらい柔らかく、しかし決定的に違う部分もあった。 ありていに言うと胸だ。 幼さを残しながらも手足はスラリ伸びきっていて、女の子から女性になる過程の、どちらの魅力も 持ち合わせた魅力的な身体と言えた。 「はぁー……ドキドキして顔から火が出そうですー」 俺の腕の中で縮こまる夕立から、そっと枕を取り上げようとすると、割と素直に渡してくれた。 そのまま顔を近づけると、ぎゅっと目をつぶって、それでもくいと上を向き、唇を突き出してくれる。 それに甘えさせてもらって、艦娘として起動させた時から数えて2度目のキスをした。 「んっ……ちゅ……」 唇を愛撫しあう浅いキスを繰り返しているうち、少しずつ夕立から強張りが抜けていく。頃合を 見計らって、ぬるりと舌を入れると、戸惑いながらも応じて舌を絡めてくれた。 ぴちゃ、ぴちゃと暗闇の中にキスの音だけが響く。だんだんと向こうからも舌を動かしてくれる ようになると、夕立の体温も少し高くなってきたように感じる。 そろそろいいか、と俺は腰を抱いていた手を上に滑らせる。華奢な肋骨の感触と、予想より大きく、 柔らかく、たっぷりとした重みを備えた胸の感触が心地いい。 「あっ……」 ぴくん、と夕立が震えて離れると、唇と唇の間に銀の糸が引かれた。片手でゆったりと持ち上げる ように胸を愛撫する俺に、どう反応していいか困っていると言う風に眉尻を下げ、潤んだ瞳を向けるが、 結局何も思いつかなかったのかもう一度唇を重ねてきた。 了承を得られたのなら思い切りこね回すのみだ。俺は遠慮なく両手を使い、やわやわと夕立の 両胸をもみしだいた。 「んむっ、ぅううーー……」 ぎゅ、と強めに揉んでやる度に夕立は鼻に抜けるような喘ぎをもらし、パジャマの上からでも 分かるくらいにぽっちりと乳首を勃起させた。 今度は俺から唇を離し、乳首を中心に苛めてやる。 「あっ! んっ、てーとくさ、んんっ! それだめっ、だめっ!」 乳首を摘まれるたび、捻られるたび、夕立はびくびくと痙攣した。続けるとあっという間に息を荒げ、 首筋にはしっとりと汗をかいている。桜色になった首筋に顔をうずめ、匂いをいっぱいに吸い込むと、 石鹸と、あまったるい女の子の匂いがして俺の興奮を煽った。 「やーっ、提督さん、においかぐのヘンタイっぽいぃ」 コメントは無視して、首筋にキスの雨を降らせ、耳たぶを甘がみする。 「ひゃうっ!」 ひときわ大きく震え、心なしか乳首がさらに硬くなった気もする。調子に乗って乳首の責めをさらに 激しくすると、 「んっ、く、ふうぅうううぅうんっ」 それこそ子犬のように、甘えたような声を出して全身を震わせた。口をぽっかりとあけて、呆けたように 上のほうを向いている。どうやら絶頂したようだった。 「夕立は敏感なんだな」 はふ、はふ、と息を整えている夕立のパジャマを脱がせにかかる。ボタンを外して上を脱がせると、 シャツが豊かな曲線を描いているのがさらによく分かった。勿論、その頂点の存在感も。 下から手を入れてシャツも脱がそうとすると、夕立が両手を上げて手伝ってくれた。どうやら意識も 戻ったようだ。ゆっくりとベッドに押し倒してやると、抵抗もせず従った。 「ううー……死ぬほど恥ずかしいっぽい」 月明かりだけだと良く分からないが、相当赤面しているのだろう。夕立は両腕で顔を覆って隠して しまった。恥ずかしがる表情は見たいが、しかし月明かりに照らされた夕立の胸を遮るものはなく、 これはこれで良いものだと思いつつ、次は下を脱がせにかかる。 くちゅ、と夕立の股間から湿った音がした。 「あううううううう」 恥ずかしさに耐えかねたのか、ごろんと上半身を捻り、うつ伏せになって背を向けてしまった。 それでも尻を突き出して脱がすのに協力してくれるあたり、本当に良くできた娘だ。パンツごと するりと脱がせて膝を立てる体勢にすると、部屋の中にむっとした潮のような匂いが漂った。 ぴったりと閉じた秘唇を両手で割り開くと、舌を這わせる。ぬるりとした濃い愛液を舐め取り、 ちゅるちゅるとすすった。 「~~~~~~~!」 夕立はベッドのシーツに口を押し付けて、声にならない悲鳴を上げる。皮に包まれたままの 慎ましやかなクリトリスを指一本で弄んでやりながら膣を舐めていると、どんどん愛液は濃く、 多くなっていく。 股間の真下のシーツのシミが大きくなって太ももまで愛液まみれになってきた頃、俺は 口を離し、感想を言った。 「ふう……夕立のはにおいも味も濃い目だな」 びくりと突っ伏したままの背中が跳ねる。 「もぉおおお……ばかぁ……」 涙声でそう言う夕立だったが、俺に見えているのは白く泡立つ本気汁を垂れ流すマンコと、 閉じようとする素振りもない股だけだ。 お互いに準備は整ったようなので、俺も服を脱いで全裸になる。 くちゅ、とわざと卑猥な音を立てて膣口に指を入れてかき回し、夕立の粘つく愛液を俺の肉棒に 塗りたくり、小ぶりな尻を鷲づかみにして亀頭を膣肉に押し付ける。 「夕立……いくぞ」 「提督さん、その……やさしく、して欲しい……な」 さすがに気になるのか、ちらりとこちらを振り返る。俺はゆっくりと腰を進め、夕立の中に、入った。 熱い。 と言うのが、一番の感想だった。お湯のように熱く、握るようにきつい締め付けの夕立の中は、 少しでも力を抜けば押し返されてしまいそうだ。力を入れて押し込むと、ぷつりと軽い衝撃がある。 「いっ、た……」 「大丈夫か? しばらく動かずに居ようか?」 「ん、大丈夫、っぽい。そのまま、全部……入って、欲しい……」 と言うことだったので、なるべく痛くないことを祈って、緩急をつけずゆっくりと挿入しきった。 「はぁ……はぁ……てーとくさんの……おなかの中いっぱいで……あつくて……ドキドキする…… この感じ、結構、すきっぽい……」 悩ましげに上ずった声で言われると、無性に動きたくなってくるが、まだ我慢する。 「あっ、ん……あーーっ……」 もぞもぞと上半身で身もだえしながら言葉にならない艶かしい喘ぎをもらす夕立は、別人のように 色気を放っていた。 勇気というか蛮勇を発揮して、もそもそと食事をしている夕立に振った瞬間、夕立はぽーっと顔を 真っ赤にして、目を伏せてしまった。 「はぁあ……夕立、ちょっと無理っぽい……」 ざわっ、と周りの駆逐艦娘達が騒ぐ。 「ど、どういうことだ? なんかひどいことされたのか?」 「ええっ!? 司令官がそんなこと、するはず……ないと思うんだけど」 がたんと腰を浮かせて雷が声を荒げかけたが、思うところあったのか歯切れは悪かった。 「ううん。提督さんは、ひどいことはしなかったんだけど……」 「じゃあ、どうしたんだ?」 ちらりと、経験者の雷と初雪を見ると、夕立はため息をついた。 「二人とも、相当すごいっぽい……夕立、提督さんの……アレが気持ちよすぎて、気を失っちゃったっぽい」 おおーっと色めき立つ艦娘達。 「一番奥にね、どばどばっ、てされると……気持ちよすぎて……何も考えられなくなるっぽい」 「ん、ちょっと、分かる気がする。夕立ほどじゃない、けど」 「あー、夕立はアレの感覚が好きなのね。へぇ、そういうのって人によって結構違うのね!」 「あんなの毎日してたら、頭がおかしくなるっぽい……」 「ん。初雪は、毎日でも、いいけど」 「私は実際毎日してたわ」 「んーっ……あたしは、週に1回でも十分っぽい」 なにやら通じ合っている三人に、圧倒されたように他の艦娘達は赤面するしかないようだった。 相変わらずのすわりの悪い思いに加えて、わき腹に出来た痣の痛みをこらえながら、俺は昼食を食べるのだった。 225 名前: ◆NQZjSYFixA[sage] 投稿日:2015/02/24(火) 23 40 21 ID B9e5BkgU [10/10] おわり 初雪ちゃんのエロがもっと見たいです(粉みかん) これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/530.html
56 :名無しの紳士提督:2014/08/21(木) 18 54 24 ID OtUh7vlQ 52 一等巡洋艦=重巡じゃなくて一等巡洋艦の中に重巡洋艦も含まれる、でいいのかな? という訳で重巡洋艦小ネタ 足柄「フンフンフン~♪女は色気より~♪」 涼風「足柄の奴どうしたんだ。」 五月雨「婚活少し止めるって言ってました。」 涼風「ふーん~おっ、弥生おはよー」 弥生「…おはよう、ございます…」 足柄「弥生ちゃーんお・は・よ、週末空いてる~?」 弥生「…はい…」 足柄「じゃ、いつものホテルでね。フンフンフン~♪」 涼風「おいっ!足柄!ちょっと待てよ!」 五月雨「涼風ちゃん、いきなり大きい声出したら駄目よ。」 涼風「てやんでい!足柄の奴男が出来ねぇからって女、それも駆逐艦仲間の弥生に手ぇだしやがって!」 五月雨「どうしてそう思うの?」 涼風「そりゃ、ホテルに誘ってるし…それに重巡洋艦ってその名の通り…従順で幼い子を…ああっ言わせんな恥ずかしい!(顔真っ赤)」 五月雨「それは涼風ちゃんの誤解です。私達も週末ホテルに行ってみましょう。」 #ホテルのケーキバイキングで ウェイター(バイト始めたばかりだけど土日は特に忙しいな…ってあれは) 弥生「…」(さっさっさっ…) ウェイター「あのー誠に申し訳ありませんがこのバイキングコーナーのものはこちらでお召し上がり下さい。お持ち帰りは出来ません。」 弥生「…」 ウェイター「?」 弥生「…てないんで…」 弥生「…ってなんてないんです…」 弥生「…怒ってなんてないんです…」 弥生「…怒 っ て な ん て な い ん で す…」 弥生「…怒 っ て な ん て・・・・・・」 ウェイター「(この威圧感只者じゃない、こいつカタギじゃねえぞ?!)」 ウェイター「ど、どうぞご自由に(ガクブル)」 弥生「…はい、どうぞ。」 足柄「弥生ちゃんいつもありがとね。」 涼風「そういう事か、こりゃ一本とられたな。じゃ足柄が婚活止めたのって…」 五月雨「お腹周りじゃないかと。」(もぐもぐ) その場に居合わせた不知火「…(私もこの手を使おう)」(パクパク) これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/659.html
325 名前:幼妻大鯨ちゃん[sage] 投稿日:2015/03/03(火) 21 41 49 ID UK87oIHg 桃の節句なので非エロですが投下します 326 名前:ほ・ろ・よ・い 幼妻大鯨ちゃん[sage] 投稿日:2015/03/03(火) 21 42 48 ID UK87oIHg 今日は3月3日。女の子を祝う楽しい雛祭りの日である。 鎮守府には艦娘と呼ばれるたくさんの女の子がいるため、男の俺にも無関係というわけではない。 だが元々は古代中国の上巳節と呼ばれるもので、それは男女の関係なく行われるものであった。 唐の時代に日本に伝わり上巳の節句となり、様々な過程を経て女の子を祝う雛祭りとなったのだ。 季節の行事には目敏い俺だったが、雛祭りが元々女の子だけのものではなかったと知ったのは最近の事だった。 準備なんてできるはずもなく、今年は雛祭りとして艦娘を祝う為の祭りに終わることになるが 来年はきちんと準備しておいて女の子だけでなくみんなの健康を祝う行事を行いたい。 鎮守府での雛祭りを楽しみに足早に出張から帰ってきた俺は意外な出迎えに驚いた。 「おっ帰りなさぁ~い」 「ッ!?」 その場にいたみんなも驚いていた。大鯨が高いテンションで俺に抱き着き、キスしたからだ。 しかもそのキスはなんだか酒臭い気がした。 「まあ、大鯨ちゃんったらダ・イ・タ・ン、大胆ね」 「んんっ…………っはあっ、のんきに大鯨の声真似してる場合か!?一体どうしたというのだ!?」 やっとのことで口を離した俺は思わず如月に怒鳴り散らすような口調で言ってしまった。 「あ、あの……」 「なんだ?」 電が恐る恐る話しかけてきた。俺はとりあえず落ち着いて聞いた。 「実は…私が大鯨さんに雛祭り用に用意した甘酒がたくさんあまったからそれを飲ませて… そうしたらあんな調子になっちゃって……」 「甘酒で酔うなんて……お酒とっても弱いのかしら!」 「そんなはずないよ。大鯨はあまりお酒には強くないけど、提督と同じくらいには飲めたはず……まさか!?」 「どうやらそのまさかみたいだな」 隼鷹が何かに気付いた時、俺は転がっていた酒瓶を確認した。 「こりゃ甘酒じゃない。白酒だ」 「やっぱりね…」 「司令官、白酒ってな・あ・に・」 いつもの調子…だが必死にいつもの調子でいようとしているような感じだった。 「白酒は甘いから甘酒と混同しやすいけど、アルコールがほぼない甘酒は酒税法上はお酒じゃないけど、 白酒はアルコール度数が9もあってリキュール、つまりれっきとしたお酒なんだよ」 さすがは隼鷹だ。酒が絡んだ時の速さときたら天下一品だろう。 「じゃあ私達子供が雛祭りに白酒と思って飲んでいたのは…」 「酔わなかったのなら甘酒と勘違いしていたのさ」 「つまり白酒は甘酒の一種ではなかったのですか…」 「そういうことだ……電、このことはよく覚えておいて、これからは気をつけるんだ」 「わかりました……」 電がすまなさそうな顔をしながら答えた。 「で、これからどうするのかしら……?」 「そうだな……」 如月が目をやった先にはすっかり出来上がっていた大鯨の姿があった。 「さっきまではこんなんじゃなかったけど提督が帰ってきた途端こうなのよ…」 「このままじゃ雛祭りに参加させられないな…」 「司令官さんは大鯨さんと一緒に休んでいてください。後は私達が……」 「…わかったよ鳥海。君達に任せる」 「そうよ司令官、私達に頼ってもいいんだからね!」 俺は鳥海や雷達に全てを任せ、大鯨と共に司令室に戻った。 「提督ぅ…雛祭りに行かないんですかぁ…」 「大鯨、今の君じゃ何をしてしまうかわからない」 「隼鷹さんだって酔っ払いながら任務に勤めている時があるじゃないですかぁ」 「彼女は酔っ払っていてもそれなりにしっかりしているから大丈夫だけど、 君はここまで酔ったことなんてないからどうなるのかわからないし」 彼女は酒に少しは付き合える程度には強く、いつもこうなる前には飲むのをやめる。 だから彼女は酒を飲んでいても悪酔いすることはなかった。 彼女がこれほどまでに酔っていたのは、甘酒という思い込みのもとでかなりの白酒を飲んでしまったからであろう。 「とにかく俺達の今日の仕事は終わりだ。ゆっくりと休もう」 「そうですかぁ……だったら!」 「おいっ!?」 彼女がいきなり押し倒してきた。 「何を…」 「いいじゃないですか、夫婦なんですし……それに……私……寂しかったんですよ……長い間あなたと会えなくて」 長い間といっても一週間のことである。しかし俺達は結婚してからそれほどの期間離れ離れになったことはなかった。 俺が大鯨を雛祭りの料理の準備の為に鎮守府に残したのが原因だろう。 ……ふと見せた悲しげな顔は艦娘大鯨ではなく一人の女としての顔だった…… 「だからしましょ。久しぶりに、たーっぷりと…ね」 「い、いや…」 俺が彼女を拒む理由なんて全くない。だけど彼女は酔っている。 酔っている人に対してそういった行為に及ぶ事は悪い事だからだ。 彼女なら及んでしまってもわかってくれそうだと思う一方、 どこか頭の中でやっちゃいけないと叫ぶ自分がいた。 「私はいつでも準…でき…………」 そういって彼女は俺に倒れ込んだ。そして聞こえてきたのは安らかな寝息だった。 ふう…一時はどうしようかと思ったがとりあえず一安心か。 俺はこのままだと二人とも風邪をひいてしまうだろうと思い布団を敷き、 彼女を布団に寝かせて俺も一緒の布団に入った。 彼女の顔はとても安心しきった表情だった。さっきまでの寂しげな表情はもうなかった。 俺はそんな彼女の寝顔をいつまでも、彼女の手を握りながら見つめていた。 「き、昨日はその、ご、ごめんなさいっ!」 彼女は起きて早々昨日の事について謝った。 「せっかくお寿司やはまぐりの潮汁を作っておいたのに…… それにあんなはしたない真似をしちゃって……」 はしたない真似なら今までにもなくはなかったが…… もしかしたら酒に呑まれてしまっての事を恥じたのかもしれない。 「いや、過ぎたことはいいんだ。これから気をつけたらいいから」 「ごめんなさい……」 「……この話はここまでだ。さて、今日は何をするか……」 「今日は……あなた確か出張帰りだから休みでしたね」 「君も雛祭りの準備をさせていたから今日は休みだな………… そうだ、せっかくだから料理を教えてくれないかな」 「料理、ですか?」 「俺だってちょっとは料理を作れるようにならないとな。 ラーメンスープとかうどんつゆとか、煮卵風のゆで卵とか…… お世辞には料理とはいえないものばかりだからな、俺ができるのは」 「はいっ!わかりました!一生懸命教えてあげますね」 昨日の失態を挽回しようとするかのように張り切る彼女の姿を見て頼もしさを感じた俺だった。 「そうだ、ついでに一ついいか?」 「なんですか?」 「その……君が酔っ払っている時に…そういったこと、してみても……いいかな……」 「…………はい…………別に構いませんよ……昨日だって、しても文句は言いませんでしたよ……」 彼女は恥ずかしそうに許可してくれた。 そんなことに許可を求める俺もちょっとアレだろうが、 親しき仲にも礼儀あり…ってこの場合に当てはまるかわからないが、 言っておかないと不安になる性格な俺なのであった。 ―続く― これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/609.html
前回の話 「北上さん! 明けまして、おめでとうございます! こ、今年もっ……あ、提督? 提督も、今年もどうぞ、よろしくお願い致します」 「よろしく」 「はい」 年が変わっても、大井は少しも変わらなかった。 何を錯覚したか私の体にまとわりつくようにぺたぺた触る。 正気に戻ったらそれもなくなって軍人らしく直立し頭を下げる。 対して自分は極めて簡潔に返したが、 これは脳内で再生されている映像を鑑賞しているところを悟られないようにした結果なのだ。 IFの世界とは人なら誰しもが考えるだろう。 『提督! 明けまして、おめでとうございます! こ、今年もっよろしくお願いします!』 その世界では、大井は私が姿を現すなり突然、顔を病的なまでに綻ばして飛び込んで来るのだ。 そして、体中を隈なく揉んだり触ったりして、早速姫始めしましょぉぉ等と……。 「あの、私の顔に何か付いてます?」 いや何も。 元旦。 早いものだ。 怠惰な暮らしに身を投じているなら未だしも年末年始でさえ休みのないこの暮らしなら殊更で、 少し気を抜けば時の流れに置いていかれそうだと自分は年甲斐もない事を感慨深く思っていた。 人間は意味のない思考に耽る事の出来る唯一の動物だが、それを許さないかのように北風が吹き飛ばした。 自分は直ちに身を縮こませ、上着の中に冷たい空気が入り込むのを阻止しようとする。 「寒そうですね」 背を丸める自分と違って、 大井が定規でも差し入れたようにしゃんと背筋を伸ばし、着せた上着のポケットに手を突っ込む事もしていないのは、 寒さにとんでもなく高い耐性を持つ艦娘であるからだ。 それは重々承知で、上着を着せたのは周囲から浮く事がないようにとか、艦娘である事をカモフラージュする為である。 他人事の調子で此方に流し目を向ける大井の身体が少しだけ羨ましいと思う。 「私は、むしろ寒さを感じてみたいと思いますが」 無い物強請り、だとか、隣のしばふは青い、と言うな。 自身には無い物が隣の人間にあると好奇心をくすぐられるだろう。 然し不便なことの方が多いぞ。 この場合だと、手が言う事を聞かなくなってまともに筆を操れなくなったりするのだ。 だから庁舎に帰っても執務に差し支えないように、こうしてポケットに手を潜ませているのだよ。 「それなら……」 大井は無造作にぶら下げるその手を、私の上着のポケットに入れた。 定温を保つ大井の手の感触に自分の手は驚き、その隙に掴まれてポケットから出されてしまう。 冷たい空気が自分の手を刺すが、自分より一回り小さい大井の手が前方の風から守るように私の手を握った状態を保つ。 「これはどうですか?」 良いか悪いかと問われれば、断然良い。 上着は北風から守ってくれるだけだが、この場合は熱源が熱を供給してくれるのだ。 単純に暖かいし、それだけでなくもっとこう、文字通りでない別の何かも不思議と暖まる。 それは大井も同じようで、暗い夜道にぽつりと立つ電灯の下で無いと分からない程度に頬に朱が入っている。 「これくらいのことでそんな気持ちになれるなら、やっぱり私も寒さは感じてみたいです」 一見人間を見下した皮肉のようだが、大井はこれを本心から言っている。 その願いが叶うとしたらそれは大井が艦娘をやめた時だろうな。 先の御参りではそれをお祈りしてきたのか? 「そんなわけないでしょう。提督は何をお祈りしたんです?」 私か。 提督として無難に安全祈願を願っておいた。 他にもあると言えばあるが、人間が沢山いる以上神様は一人一つまでしか聞いてはくれないだろうしな。 「それは提督の手腕にかかっているのであって、神頼みは意味のないことだと思います」 それもそうだ。手厳しい。 で、大井は何を願ったのだ? 「秘密です」 神のみぞ知るのか。 この言い分だと大井の願い事は私と異なる物なのだろう。 帰ったら神棚にだけでも安全祈願は願っておけよ。 気休めにしかならないだろうが、やって損はない。 「提督は気を休めてばっかりではないですか」 馬鹿を言うな。 やる時は気を引き締めているじゃないか。 先の十一月に行った庁舎の拡張工事だって更なる戦力を……。 「いででででっ!?」 「……他の子がどうしたって?」 大井は突然握っていた私の手を締め上げた。 それは艦娘が持つ潜在能力をあらん限りに出力して、私がそれ以上口を利く事を許さない程の力だ。 防衛本能によって大井の手から離れようと身を捩らせるが、大井は出力を維持したまま容易に付いて来る。 「止めろッ!!」 「はい」 案外素直に従ってくれた。 乾燥した空気に冷やされた手へのダメージは思いの外大きい。 力を抜いてくれた隙に離したその手を擦って 慰める。 艤装がないのになんて力だ。 此奴の思考回路では庁舎を拡張工事する事が不倫にでも直結しているのだろうか。 だとしたらそれは些か短絡的過ぎると思うのだがどうだろう。 全く信用がないな。 私が誰かに色目を使った事でもあったか? ほぼ常に傍にいるお前が、そんなところを見た事があったか? 「あっもう着いちゃいましたね。ちょっと岸壁のところへ行きましょう?」 人の話を聞け。 それと、お前は平気かもしれんが、こっちは寒いんだ。 庁舎に戻らせろ。 「いいですね?」 大井はまたもや私の手を握って痛みを感じない程度に力を込めたので、自分は不戦敗として白旗を上げるしかない。 分かった分かった。だからさっきのはもうやめろ。 温かい缶を握り締め、岸壁のベンチで黄昏る。 先は嫌がったが、寒空の下で月を肴に甘酒を啜ると悪くないと思えるのは何故だろう。 「それ、美味しいですか」 美味いし懐炉にもなる。飲んでみろ。 大井に飲みかけの甘酒を渡す。 甘酒は健康にも非常に良いから、人間にはありがたい物だ。 少し風が吹くだけでこうも金をかけねばならんのだから、人間ってのは面倒臭い。 それでも参拝は鉛の弾でもない限り何が降っても行く気だったからそれを後悔はしない。 寒いと言う理由だけで外に出ない程堕ちてたまるかと言う意地もあるし、偶には肩に背負った責務の事も忘れて 「おい! 誰が全部飲んで良いと言っ、た……?」 小さな缶を一気にぐいっと呷った大井に突っ込みを入れようとしたが、自分はその任務を達成できなかった。 横に座る私に突然まとわりついてきたからだ。 上半身を捻り私へしがみつくように腕を回す。 自然と大井の頭頂を見下ろす形になる。 「懐炉……です」 深夜。 人気もなく潮風がそのまま吹き付ける岸壁。 結局のところ大井がこんな場所で黄昏る訳は考えても分からないが、 寒さの中こうして熱を感じると有難みが増すようだ。 とか何とか気取っているがそれは嘘ぴょんで、 自分は人目がないのを良い事に此奴へ抱いた邪な感情を抑えているだけだ。 自分は理性が渦潮に飲み込まれないよう堪えている事をおくびにも出さず、乾燥した唇を開く。 「甘酒の方がいい」 「またさっきの力で抱き締めてあげましょうか」 だからそれはやめろ。 兎角こうされるのは自分も満更ではないが、まずは庁舎に戻らせてくれ。 自分はこの体勢のまま動かない大井を、引きずるようにして庁舎に戻った。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/229.html
318 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 09 24.68 ID lwZwtEvb ヒトニイマルマル、鎮守府近海の演習海域。 小型の高速ボートの上で、響は演習の出番を待っていた。すぐ隣では、姉妹たち第六駆逐隊による 射撃演習の様子を、提督が見守っている。 「司令官?」 「何だあ、響」 一面灰色の曇天の下、響きは姉妹たちの動きを見つめたまま、静かに提督に問いかけた。 「司令官、寒くは無いのかい?」 薄手の紺色コートに両手を突っ込んだまま、提督がすん、と鼻を鳴らす。 「大したことねえよ」 強がりだ……響は思った。近海とはいえ今日は海風が強い。しかも今は2月だ。 日本の暦の上では春が始まる頃だというが、それが一年で一番寒い時期とは、 何かの皮肉のつもりだろうか。 提督の着古したコートは、潮を含んだ寒風に吹き荒らされてペナペナに傷んでいる。 太陽の出番を待つでもなく、今にも引きはがされそうだ。 「やせ我慢は、良くないと思うよ?」 響が白いため息をつくと、提督がふん、と鼻を鳴らした。 「我慢なんかしてねえよ。つうかお前らこそ、年中そんなカッコで良くもまあ」 「私たちは艦娘だからね。海さえあれば年中元気さ……特に私はね」 「お・そ・ロ・シ・ア、ってか」 「……一段と寒いね。響、出撃する」 愛想笑いを浮かべる気にもならない駄洒落だった。 響はボートの縁を蹴って、姉妹たちが待つ鈍色の海へと降り立った。 頑固な提督にも困ったものだ……手洗い波しぶきの歓迎の中、響は思う。もう少し健康管理を してもらわないと、じきに風邪を引いてしまう。そうなると困るのは自分達だ。 ひいては海軍全体に影響が波及し、深海棲艦に隙を見せることになりかねない。 ――何とかしないとね。 「魚雷、一斉発射! てーっ!」 雷の号令。 横一列に並んだ第六駆逐隊4名の放つ魚雷が、仮想標的目がけて鼠色の海を切り裂いていく。 水面にうっすらと見える白い泡の軌跡。 一本足りないけど、楽譜の五線譜のような。 高空を遊ぶ攻撃機の編隊が曳く、飛行機雲のような。 灰色の毛糸に編まれた、飾りげないストライプのような―― 「そうか」 響がぱちんと指を鳴らすと同時に、仮想標的に命中した魚雷が高々と水柱を上げた。 「どうしたのよ、響?」 「いや、こちらのことさ。さあ、続きを片付けよう」 隣で小首を傾げた暁をよそに、寒空の中、響は艤装を高く鳴らして前進した。 319 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 12 10.53 ID lwZwtEvb 同日、フタサンマルマル、駆逐艦営舎。 同室の第六駆逐隊の面々が寝静まる頃、パジャマ姿の響はごそごそとベッドを抜け出した。 冷たい床に白く小さな足を降ろし、小型の懐中電灯で暗い部屋を照らす。 まん丸の光に照らし出されたのは、滅多に開けることのない自分の引き出しだった。衣 服やら手紙やらが雑多に押し込まれた奥底をまさぐると、ふわりとした感触があった。 響はふわふわを掴み、引き出しから引っ張り出す。編み棒の刺さった毛糸玉だった。 響がこの鎮守府に配属されたとき、何かの役に立つかもと持ってきていたものだった。 毛糸玉は3つ。紺色に、赤に、グレー。どれも無難な色だと思う。 響は両手に毛玉を抱えると、ととっとベッドに戻った。 これで提督にマフラーを作ろう……響は頷いた。 あの紙みたいなコートは見ていられない。襟元さえ温かければ、人は十分に暖をとることができる。 季節感のある装いは、紳士の嗜みだとも思う。自分たちの提督が、相応の身なりでいてくれることは、 一部の艦娘にとっては士気高揚にも結びつくだろう。 しかし、それより何より、自分の気持ちを、ひと針ひと針込めたマフラーを提督が…… しんと冷えた営舎の空気の中、響は耳元がぽっと熱くなるのを覚えた。 ――いやいや、私は何を考えている。 ぷるぷると銀髪のロングヘアーを振って、響は編み棒を構えた、が……。 その姿のまま、響はしばし硬直した。 ――提督は、何色が好きなんだ? 紺、赤、グレー。紺、赤、グレー……皆目見当がつかない。 ――わ、私は……そんなことも知らないでこんな事を……。 響はがっくり肩を落とし、毛糸玉を見つめた。 当る確率は三分の一、いやいや、そんなことはない。黄色が好きかも知れないし、 あの偏屈な性格からしてピンクが好みだとか言い出す可能性は十分にある。 提督が素直であることを祈り、響は再び手元の毛糸玉に集中した。普段使いを考えるなら紺色だ。 でもそれだとペラペラのコートと同じ。全身紺色ってどうなの? オシャレって言えるの? そこいくとグレーは最強。どんなファッションにも合わせられる。 私服だってコートだって、難なくマッチするだろう。 でも、でも、でも! さんざん迷った挙句、自然と響の右手に収まっていたのは、赤い毛糸玉だった。 響は心の中で納得していた。 ――これは私の色……不死鳥の、色だと思う。 この際、ちょっと派手だっていい。目立ったっていい。響はそう思った。 もしも気に入ってもらえなくても、こんな突飛なマフラーだったら、きっと冬が来るたびに 自分の事を思い出してくれるに違いない、と。 それにもしも、もしも気に入ってくれたとしたら。 冬の海のから帰ってきた時、一番最初に目に留まるのが、赤くて目立つ姿だったら。 響はどんな困難も超えて帰ってくるだろう……文字通り、不死鳥のように。 今度は顔全体がぽぽぽっ、と熱くなった。よく分からないけど、頬が緩んだ。 響はきょろきょろと部屋を見回し、聞き耳を立てる。規則正しい寝息がみっつ。進路ヨシ。 「さて、やります、か……」 小さくつぶやいて、響はベッドサイドの読書灯に毛布を掛けて手元だけを照らした。 そして毛糸のカーディガンに袖を通すと、静かに編み棒を動かし始めた。 320 :響のマフラー:2014/02/06(木) 00 13 07.68 ID lwZwtEvb 思いつきで始めたぜ。 続くぜ。多分エロもあるぜ。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/545.html
343 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 40 24 ID 12yOsGs6 天津風とケッコンして数ヶ月。 艦隊を指揮するべき俺がいるのは、執務室の椅子ではなく、私室のベッドの上だった。 「もう、また少し熱が上がってるじゃない」 我が嫁天津風の声。体温を測ってくれたようだ。 俺氏、絶賛風邪なう。 AL/MI作戦の終了、撤退の僅か数日後に倒れてしまった。軍医によると、過労と心労だという。 大和や北上の策略(大本営への有給申請)により、こうして天津風と二人、おとなしくしているわけだ。 「ほら、少し水飲んで、少し寝てなさい」 そう言ってスポーツドリンクを差し出してくる。 キャップ部分を換装したストローを口にくわえ、ゴクゴクと飲む。 「ありがとな天津風」 ストローを外してスポドリを冷蔵庫に仕舞う天津風に声を掛ける。 「い、いいのよ別に!夫の面倒を見るのが妻の役目でしょ!」 自分で夫だ妻だと言って、悶えている。かわいい」 「な、なにいってるのよ!大人しく寝てなさい!」 おっと、口出ていたようだ。仕方ないので、大人しく布団に潜る。きゅーそくせんこー。 戻ってきた天津風の、いつもより少し赤い顔を見たあと、目を閉じる。 「大規模作戦中、ずっとみんなの事心配してたものね…こういうときくらい、ゆっくり休んでね」 睡魔の暗闇に落ちる寸前に聞こえた優しげな声は、俺の幻聴だったのだろうか…? 344 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 41 26 ID 12yOsGs6 ふと目が覚めると、時計の針はヒトフタマルマルを指していた。 ゆっくり体を起こす。調子は悪くないようだ。 「あら、起きた?」 天津風の声。 寝起きの働かない頭が、天津風を認識する。 次の瞬間、俺は天津風を捕まえ、ベッドに押し倒していた。 「きゃあ!」 可愛らしい悲鳴をあげつつ、抵抗する事なく倒れ込む。 「風邪ひいてるってのに元気ね…」 クスクスと笑いながら、天津風がそっと、俺の耳元に顔を持ってきて、 「そうね、大規模作戦、頑張ったご褒美あげる。あたしを好きにしていいわ」 艶っぽい声でそう囁かれ、様々な要因で欠片ほどしか残っていない理性が、欲望にあっさりと押し流される。 345 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 42 48 ID 12yOsGs6 「んん…んむぅ…ちゅる…」 溶けるようなキス。天津風の口内を、ねぶるように蹂躙する。その間に天津風の服のボタンを外していく。 左手でボタンを外しながらもう右手で天津風の頭を撫でる。 さらけ出された下着は黒。いつもそうだが、するときにはいつも、誘っているように見えてしまう。 やがてキスを少しずつ下に下ろしていき、黒いブラにたどり着く。 頭を撫でていた右手で、ブラのホックを外し、取り払った。 先程からのキスに天津風も興奮してくれたらしく、薄い胸の頂にツンとピンクの乳首が立っていた。 堪らず左(主観)に吸い付く。 「ひゃああっ!」 快楽の悲鳴。その声に含まれる色香に気をよくし、右手でもう片方を弄る。 舌で転がし、やわやわと揉み。唇でねぶり、指先でつまみ。 「ひぅっ…ダメ…もうイッちゃ…あぁっ!…イクぅぅぅぅぅ!」 胸への攻めで、天津風が達する。 「大丈夫か?」 やり過ぎたかと心配する俺に、少し落ち着いたらしく、優しく微笑んでこう言ってくれた。 「大丈夫、気持ちよかったから。それより、続けよ…?」 「ああ」 許しも得て、行為は再開する。胸から更に下へ降りていき、二つ目の黒い布にたどり着く。 両側が結ばれているタイプの下着。片側だけ解いて、秘部をさらけ出す。 これまでの反応から予測してはいたが、予想通り天津風の秘部は愛液で濡れそぼっていた。 くちゅり。 俺の指が秘部に触れる。 「ひゃああ!」 胸に触れたときと似たような、しかし含まれる快楽は比べ物にならない声が響く。 今度はやり過ぎないように、慎重に。毛の生えていない秘部に、そっと左手の人差し指と中指を入れる。 「ふぁっ!あぁっ!」 天津風の膣内は、とても熱い。普通の艦娘達(他の子達にこんなことをしている訳ではない。あくまで平均的な体温の話である)よりも、天津風は体温が高い。それゆえか、天津風の膣内が、とても熱く、心地よく感じる。 ぐちゅぐちゅと、入れた指でかき回す。親指と薬指で、クリトリスをいじり回してやる。ただし、焦らさない程度に慎重に。 「あんっ!ふぁっ!んあぁっ!」 いつもはすました表情の天津風が、俺だけに見せる『女』の顔。その顔に我慢できなくなり、指をそっと抜く。 346 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 45 29 ID 12yOsGs6 少し落ち着かせるため、ゆっくり頭を撫でていると、天津風が『女』の顔のまま、こう言った。 「ふふ、我慢できなくなっちゃった?」 「ああ」 「なら、いいよ?あたしで、いっぱい気持ちよくなって?」 その言葉に、俺は服を全て脱ぎ捨て、天津風に覆い被さる。 ガッチガチに固くなった肉棒の先を、天津風の秘部に当てる。 「いくぞ?」 「うん、来て」 その掛け合いを合図に、ゆっくりと肉棒を沈めていく。 「んぁ!あぁっ!いいっ!いいよぉ!」 ずぷぷ…と卑猥な音を立て、秘部が肉棒を受け入れていく。天津風の膣内はいつも通り熱く、締まっていた。 最奥まで挿入れて、天津風の小さな体を抱き締める。 「相変わらず、熱くて気持ちいいな」 「そうっ?ならっ、嬉しっ!んぁっ!」 天津風の膣内が蠢く。まるで、早く精液を寄越せとねだっているようだ。 「いいわっ!いっはい、動いてぇっ!一緒に、気持ちよく、なりましょっ!あぁっ!」 その言葉通り、ゆっくりと動き出す。奥まで突き挿入れた肉棒を、まだ始まったばかりだしとゆっくり抜いていく。ズプズプと、雁首が少し出るまで抜くと、今度はまた埋めていく。 「んああああぁぁぁ!」 どうやらきちんと感じているらしい。何度か同じペースで繰り返した後、天津風を抱き締めてキスを落とし、こう宣言した。 「もっと早くいくぞ」 俺の宣言に、快楽の余韻がが残る微笑みを浮かべた後、俺に抱きついてこう囁いた。 「いいわ。あなたもあたしも、もっと、もっと気持ちよくして?」 グッと腰を引き、今度はパンッと音が鳴る位、激しく突き挿入れる。 「ふぁっ!いいっ!気持ち、いいっ!もっとっ!んぁっ!もっとぉ!」 347 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 46 05 ID 12yOsGs6 何度も、何度も腰を打ち付ける。 膣内は熱く蠢き、締め付け、俺から精を搾り取ろうとする。 膣内の快感。 天津風の、俺だけが見ることができる恥態。 天津風の、快感を隠す事なく教えてくれる嬌声。 それらが合わさって、俺を絶頂の寸前に導く。 「天津風っ!そろそろ、イくぞっ!」 「いいわっ!あなたでっ!いっはいにっ、してぇっ!あぁっ!イく!イッちゃう!」 その言葉と共に、最高の快感をもたらす締め付けが肉棒を包む。 「くうっ!射精るっ!」 ビュルルルル!ドクッ、ドクッ、ドクン、ドプドプドプ! 「あぁっ!きたぁ!あなたが!んああああぁぁぁ!イくぅぅぅぅぅぅうううう!」 まだ、射精は止まらない。ドクドクと、天津風の子宮に精液を流し込んでいく。 びくびくと体を震わせる天津風を抱き締め、頭を撫でてやった。 348 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 04 ID 12yOsGs6 「そういえば、あなたが風邪ひいてるの、すっかり忘れてたわ」 もう一回ヤった後、シャワーを二人で浴び、結局風呂場で三回戦。上がって飯食ってその後戻ってきた俺提督が異常に熱いことに気付いた天津風が、その事を思い出して布団を変えてから一言。 「でも、ここ1ヶ月、ご無沙汰だっもの。お互い様よね」 そんなことを無自覚で言うものだから、俺はもう臨戦態勢に移行。 「なあ天津風」 「なに?」 「このまま着衣セックスしたまま寝ちゃおぐぼぁ?!」 ナイスパンチ。鳩尾を的確に狙うとは。 「な、なにいってるのよ!」 顔を真っ赤にして叫ぶ天津風。しかし、俯いて一言。 「でも、それも悪く無いかも…ひゃあ!」 俺氏節操無さすぎ。でも仕方ない。天津風が可愛いんだもん。熱い夜が始まる。早速天津風の下の下着を取っ払いー +おまけ 349 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 37 ID 12yOsGs6 イオナ「ぐんぞー、私もう一度鎮守府行きたい」 千早群像「ああ、以前世話になったとこか。そうだな、行く方法を探さな*�* ヒュウガ「姉様!千早群像!またあの世界に飛ばされました!」 イオナ「噂をすれば?」 演習場 ドオォォォオン! 北上「」 金剛「」 大和「」 時津風「」 五月雨「」 第六駆逐隊「」 第七駆逐隊「」 赤城「これって、イ401…イオナさん…ですよね?」 提督私室 ドオォォォオン! 提督「うわぁっ!」パン 天津風「きゃあっ!イくぅ!」ビクンビクン 物陰 タカオ「タカオ、見ちゃいましたぁ…」 ハルナ「タグ添付、分類、記録…」 初風「(唖然)」 350 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 12 45 42 ID 12yOsGs6 文字化けするし投下直後に端末落とすし最悪… 文字化け部分は上から順に演習場、提督私室、物陰になります。 試験前のおかしなテンションでやりました。反省はしている。後悔はしてない。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/111.html
前回の続き 海水浴ではしゃぎ過ぎた艦娘たちは早々に夕飯を食べ終え各自の部屋に戻るヒトハチマルマル。 何時もはうるさい食堂で霧島は湯呑に入れたお茶をゆっくりと飲んでいた。普段は姉の金剛に合わせ紅茶を飲むことが多いが、生まれも育ちも日本な彼女はどちらかと言えば緑茶の方が好みだったりする。 「あ、霧島さん。今時間良いでち?」 振り向くと提督が羽織らせたのかぶかぶかの上着を着たゴーヤがピッと背を伸ばして立っていた 「あら、ゴーヤ。体は大丈夫?」「ハイでち!心配かけてごめんなさい」 ぺこりと頭を下げるゴーヤに隣に座るように促す。 「失礼しますでち」「そんなに畏まらなくてもいいわよ?それで何か用かしら?」「あの、てーとくの事まだ怒ってるでち?」 霧島の顔を覗いつつそう聞いてくるゴーヤに 「大丈夫よ、怒っていないわ」 そう返すとニッパとゴーヤの顔に笑みが戻る。 「よかったでち。」「ふふ、ゴーヤは指令が大好きなのね」「ハイでち!」 いつもの調子に戻ったゴーヤに頬が無意識のうちにゆるむ。 「あ、それででちね」「まだ何か?」「今日これから何か予定とかあるでち?」 うーんと考えるがとくにはない。いつも賑やかな姉たちは遊び疲れて寝ているし榛名もそれにつき合わされてくたーっとしている 「とくにはないわ。どうかしたの?」「んと、霧島さんもてーとくとお風呂入りたいって言ってたでち。だから一緒に入ろうかなって」 不意を突かれカッと顔が赤くなる霧島。 「き、聞いていたの?」「ハイでち。」「いえあれは、その…」「じゃあフタマルマルマルに指令室にくるでち、水着忘れちゃだめでち!」 そう言い残すと真っ赤になった霧島を置いて鼻歌交じりに食道から出ていくのであった。 「指令とお風呂…」 つぶやきながら霧島は自室の衣装ダンスから水着を取り出す。彼女は資料庫の整理を提督に頼まれていたためこの水着は着用していない。 ―指令と一緒にお風呂に入る―そんな想像をした自分の少しに緩んだ顔に気が付きパンとほほを叩く。 ダメよ霧島、この鎮守府の風紀を乱しては。そう言い聞かせふぅと息をつく。 「あ、あれ?」 気が付けば指令室の前。手には水着を入れた小さな鞄。時刻はヒトキュウゴーゴー 無意識のうちに指令室に来てしまった。しかも五分前に。今なら引き返せると思いつつもその手は指令室の扉にかかり、開けていた 「霧島さん?早いでちね」「え、ええ」 指令室にいたのはゴーヤのみだった 「指令は?」「今お風呂でち。さ、早く行くでち」 そして霧島はゴーヤに手を引かれ更衣室に消えてゆくのだった 「はぁ…やってしまった」 こんこんとわく風呂に入りつつ天井を見上げる。自分の艦隊に所属する潜水艦と性行をしてしまった。(字面にすると物凄いな) 別段彼女だけを特別扱いするわけには職務上行けないのだが体の関係となってしまへばそうも言えない。どうしたものかそう思案していると急に浴室のドアが開く 「てーとく!」 水しぶきを建てながらお湯に入りさも当然のように提督の膝の上に座るゴーヤ。そして水着に着替えおずおずと入って来る霧島にポカーンと口を開ける提督 「お、お邪魔します」「え、あ、え?」 霧島はちゃぷっと静かに入り提督の左隣に座る。提督はというとぽかんとしながらも霧島の豊満な体に目が釘付けとなっている。 「あ、てーとくの魚雷さんこんにちはでち!」 当然男として反応してしまう物は仕方なくゴーヤの尻の下でムクムクと大きく勃起する提督の魚雷。以前と違い提督は水着など付けていないため直にゴーヤの尻とスク水に当たっている。 ゴーヤが尻をどけ向かい合うように座ると尻の下で隠れていた魚雷が当然霧島からも見える訳で 「お、大きい…これが指令の…」「霧島さん、てーとくの魚雷さんは凄いでち。こうやってなでなでしてあげるともっと大きくなるでち!」「おい、ゴーヤ止めなさ、オウッ!」 提督がゴーヤを止めようとするが不意に霧島の手が竿を握り阻まれてしまう。 ちゃぷちゃぷと霧島の細く白い手が竿をしごきゴーヤの小さく肉付きのいい手が先端を撫で繰り回す。同時に霧島の豊満な胸がギュッと提督の左腕に当たり、太ももではゴーヤのスク水を着た尻が当たる。 そんな状況で我慢が続く訳もなくどっぷりと湯の中に射精してしまう。 「これが、指令の精液…」「それ不味いでち」 湯の中をフワフワと漂う精液を救いまじまじと見つめる霧島と以前精液を口にしたときの感想を言いゴーヤ。そんな中すでに歯止めがきかない提督の魚雷は再び高度を上げる。 「好き勝手すんな!」 と右手でゴーヤの頭を捕まえキスをし、左手で霧島の股間部を弄りだす。 「んちゅ…ふぁ…てーとく…」「や、駄目です。し、しれぇ!」 ばちゃばちゃという水音と共に熱がこもった声が響く。 「ぷは…霧島さん、こんなことをしたんですから覚悟は出来ていますよね」 ゴーヤとのキスを止め隣にいる霧島に声をかける。普段は眼鏡をかけ凛とした彼女とは思えないくらいに溶けきった表情に理性など吹っ飛ばしてむしゃぶりつきそうになるのを堪え最終警告をする。 「は、い。指令…お願いします」 その言葉を聞き提督の欲求が爆発する。左手はそのまま動かしながらかぷっと胸の先端にかぶり付き吸い上げる 「あ、だめ…ん…そんなに吸っては」「ふぁめ?」「しゃべらないでぇ!」 ゴーヤには右手で股間に指を入れ少し荒々しく動かす。 「てーとくぅ!指、キモチイイでちぃ!」 そして霧島の胸から口を離した提督はゴーヤに耳打ちをする。 「ゴーヤ、霧島さんの胸どう思う?」「ふぁ…すっごく柔らかそう…でち」「よし、じゃあゴーヤは右胸を舐めて霧島さんを気持ちよくしてあげよう」「ハイでち!」「二人とも何を話して…」 霧島が言い終わる前に二人はそれぞれ左右のたわわな胸にしゃぶりつく 「あぁあああ!」 当然ゴーヤたちの中に入れている指を動かしながら貪るように胸をしゃぶる。 「あ、やめッ、イッ、イクゥ!」 霧島の股間からお湯とは違う暖かさの水が放たれ気を失った。 「ゴーヤ、次はお前だ」「ハイでち!」 霧島の中から指をだしゴーヤの股を覆うスク水をどかす。ぬめっとした粘液を出す肉穴に硬度を上げた提督の魚雷がゆっくり入ってゆく。昼間に一度経験したとは言ってもまだ幼いそこはきつい。ゆっくりと侵入させてゆくとぶるっとゴーヤが震える。 「痛いか?」「うんん、大丈夫でち…てーとく、もっと深く入れて…」 提督にしがみ付くように密着するゴーヤの頭を撫でながら魚雷はゴーヤの奥深くに進んでゆく。 「此処までか。動くぞ…」「ん」 激しく水音を立てながら互いに求め合う提督とゴーヤ。その音に目を覚ました霧島は無意識に自身の性器を弄っていた。同時に彼に対し愛を叫ぶ姉に対しての引け目を感じていた。 (私なんかが金剛姉様より先に指令とこんなことになるなんて) そんな彼女をよそに目の前の男女の行為は終盤に差し掛かっていた。 「行くぞゴーヤ!」「あ、来て!てーとく!」 ビクンと二人の体が震えゆっくりと結合部が離される。ぽたぽたとお湯に落ちる精液と愛液。 「気持ち…よかった…でち」 くたっと気を失ったゴーヤに提督はバスタオルをかけそして霧島を見つめる。まだ硬度を失っていない。それを見るうちに金剛に対する引け目がすっと消えていく。 「指令、改めてお願いします」「ああ」「私を抱いてください」 その後二人は激しく求めあった。胸を貪りしがみ付き指で性器を弄られ…そして 「行くぞ」「はい」 お湯から出て浴室の壁に手を付き尻を突き出す形になった霧島の性器にゆっくりと提督の肉棒が入っていく。 ゴーヤと違い柔らかくそして優しく包み込むような肉のうねりに直ぐに腰を振りたい気持ちを抑えじっくり入れて行く そして入りきったのを確認しゆっくりと腰を突き出す。そのたびにプルプル震える胸や形のいい尻を鷲掴みにする。 「あ、それダメ、です」 胸を弄りながら突いてやると一層ナカが締まる。そして提督も知らず知らず腰が激しくなる。 「霧島、さん、イきそうだ」「はぁ、ください、指令の、私に!」 ドップリと霧島の中に出し二人はストンと床にへたり込む。 「ヘイ!霧島!こんな時間に何処に行ってたのかナー?」「金剛姉様!?いえ。その…」 自室に戻る途中の寮内でばったりと姉に遭遇してしまった。 「ドックにもいないし心配シタノヨ?」「御免なさい…」 このまま白を切るつもりの霧島だったが偶然ゴーヤがそこを通りかかり 「霧島さん!またいつかてーとくとお風呂入るでち!」 と言ってしまった 「お風呂ネー」「あ、あの姉様?」「比叡!」「ハイ此処に!」「霧島を連行シマス!」「了解」 「え、ちょっと姉様!?あーれー…」 翌日から提督の入浴中に艦娘たちが浴室に侵入、経費に大量のまむしドリンクが追加されたのはまた別の話
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/116.html
「朝潮よ、ちょっとこれを着てみないか?」 昼下がりの鎮守府、指令室に呼んだ朝潮に衣服の入った紙袋を渡す。 「艦のスペックは服装に左右される」という噂を聞き試してみたいという好奇心から建造ドッグの妖精さんに頼み込み新しい服を仕立ててもらったのである。報酬として大量の飴玉を要求され財布にダメージを喰らったがまぁいいだろう 「服…ですか…」「ああ、かの不沈艦雪風の着ている服だ。」 じっと紙袋を見つめたのち 「はい、朝潮すぐに着替えてまいります!」 と良い返事を返してくれた。 「司令官、そのズボンかスカートは…」「ん?ないぞ」「え」「雪風はその格好でいるらしい」 もじもじと服の裾を必死につかみ前を隠そうとする朝潮。諸提督もご存じの通り雪風の服は上のシャツのみであり、うっすらと下着が見える。 「そ、その、さすがに恥ずかし…」「さぁ朝潮、行くぞ」「え、あの何処へ?」 「どこって今日は間宮さんが食糧物資を持ってきてくれる日だろ?秘書官の君にはそのチェックの仕事を機能頼んだじゃないか」「あ、では着替えて…」「もう間宮さんの到着時刻だな。早く行くぞ」「え、あ、は、ハイ…」 朝潮はそのままの格好で廊下を共に歩く。当然鎮守府内は多くの艦娘がいる。彼女らの視線が朝潮に注ぎ朝潮の顔はこれでもかと真っ赤になっている。 「うぅうう…」 仕事を終え指令室に戻ってきた。責任感の強い朝潮は羞恥心に耐えきっちりと仕事をしていた。間宮さんからは「あまり虐めちゃだめですよ」と窘められたが 「ご苦労だったな。」「ハイ…」 未だ雪風の服を着ているがもはや羞恥心が限界なのか目に涙を溜めている。 「どうした?」「いえ、なんでもないです」 言葉とは裏腹に珍しく怒ったような声色になっている。 「悪かった、朝潮が可愛すぎいてついな。一種の愛情表現だ」「…私としてはもっと普通の愛情表現を望みます」 はぁと一息つき朝潮の両の肩に手を置き唇を重ねる。触れるだけのキスから段々と舌を入れ互いに絡ませる。 「ふぁ…しれぇ…んふ」 ちゅう、と音を立て唇を離す。先ほどとは違いとろんとした顔になった朝潮のシャツのボタンを取ってゆく。白いインナーの中に右手を入れ、わずかな膨らみの頂にピンと尖る乳首を突く。 「あ、だめっ」 ピクンと朝潮の体が跳ねる 「駄目?じゃあ止めるか?」「いやぁ、止めないでぇ」 何時もの真面目でしっかり者な一面は消えただ気持ち良くなろうとする朝潮にゾクリとなる。 「いつの間にかエッチな子になっちゃったなぁ」「司令官のせい、です」 すっと左手を下腹部に伸ばす。すでに濡れてぐっしょりとしたパンティの上から筋を人差し指でなぞる。すぐにでも指を突っ込んで掻き回してやりたいところだがそれでは些か面白みがない。 「あん、しれぇかん…」「なんだ?」 もじもじと太ももを摺る朝潮。何が欲しいかは把握しているが口に出すまでは気付かないふりをする。 「言いたいことはちゃんと口にしないとなぁ」「ん…いじわるですぅ」「今更だな」 筋をなぞるスピードを緩めつつ言葉を促す 「司令官の…で、朝潮をめちゃくちゃにして下さい」「…40点かな」 指をパンティの中に忍ばせわざと音の出るように動かし人差し指を入れる。同時に胸を弄る手を激しくし時折ペロッと舐める。 「あ、あぁ、来ちゃいますぅ!」 パクッと右の胸を口に含み、左乳首は抓む。そしてナカを弄る指は追加で中指を入れバラバラに激しく掻き回す。 「あ、あぁあああああああ!!!」 力が抜けた朝潮の体を支える。 「よっと、大丈夫か?」「は、はひぃ」 左手を朝潮の中からだし涙と鼻水も出てぐちゃぐちゃになった顔をハンカチで拭ってやる。 「しれぇかん」「なんだ?」「お、おちん、ちん下さい」 ゾクゾクと背筋が震える。この真面目な朝潮が卑猥に懇願する光景。膨張した一物をズボンから出す。 「力抜けよ」「ハイ」 くちっと朝潮の陰部を開かせゆっくりと入れて行く。幼く浅いそこは締り良く肉棒を包み込む。ぐっちゃぐちゃと粘着質な水音が響き朝潮の嬌声がだんだんと大きくなっていく。 「どうだぁ、いつも皆と居る此処で滅茶苦茶にされるのはぁ!」「き、キモチいいですぅ」 朝潮が一段と高い声を出すと同時にキュッと締りが強くなる。 「ふぁ、あああああああ!」 ドップリと精液が朝潮の中に流れ込み意識が遠のいて行った。 「ん、司令官…?」「起きたな」 ソファーの上で膝枕された状態で朝潮が目覚める。服はいつものになっており色々汚れた体も奇麗になっている。 「あの、お手を煩わせてしまって…」 此処で相手を責めない辺り彼女らしいと思う。 「何、気にするな」 優しく頭を撫でると気持ちよさそうに目を細め再びまどろみに落ちていく。 その寝顔を見ながらさて次はどうやって弄ってやろうか、と考えを張り巡らせながら指令室は夕焼け色に染まっていった 当初、朝潮には何の感情も抱いていなかった。数ある駆逐艦の中のネームシップの一つ。 その程度の認識しかもっていなかったのだ。 だがある日、秘書を務めている艦娘が長期遠征に出ており雑務を任せられる者がいなくなってしまった。 どうしたものかと考えていたとき、ふと朝潮の事を思い出した。子供っぽさの残る駆逐艦の中では勤務にも真面目だし、手際も良い。 さっそく放送を使って呼び出すと朝潮はきりっとした面持ちで指令室に入って来る 「何かご用でしょうか」 ピンと背を張りはきはきと声を出す。なかなかに仕事は出来そうだ 「今秘書艦が遠征中でな。その間の手伝いを頼みたいのだが」「分りました。この朝潮、精一杯務めさせていただきます」 実際彼女の仕事ぶりは素晴らしかった。一つ一つ丁寧に仕事をしてくれるし何より細かなところに気が利く。 「お疲れ様、できれば明日も手伝ってもらってもいいか?」 一通りの仕事を終え労う。 「了解しました!」 元気に答える彼女の頭を撫でてやると恥ずかしそうではあったが嬉しそうに目を細めていた。 それからしばらく彼女に代理の秘書官として働いてもらった。時折大潮や荒潮、満潮、霰、霞も手伝いに来てくれた。 満潮には「アンタが朝潮に何かしないように監視するだけよ」と言われ霞には「みんなに手を出したら…」と砲を向けられた。朝潮型の中で最初に配属されたのは満潮、次に霞だが姉妹艦が増えるにつれ若干刺々しい言葉が丸くなっていった気がする。 「で霰、お前は何故俺の膝の上にいる?」 小休憩させていた霰が無言のままに左膝に乗る。無口なほうの彼女だがこういった行動をとるのは初めてだ。 「司令官…朝潮の事…どう思ってる?」「んあ?」「朝潮…司令官と居ると、すごく楽しそう…」 どうと言われても別段特別な感情は抱いていない。 「頼りになる良い娘だと思っているぞ?」「そう…でも朝潮は、きっと司令官のこと好きだと思う」 無口だが他人の事はよく見ている霰は何時もの無表情で続ける 「司令官…朝潮の事宜しく」「いや、宜しくと言われても」「あーーーーー!!!!霰ズルい!!!」 突如として意味を劈くような高い声が響く。手洗いから戻った大潮がこちらに指をさして立っていた。 「私も乗ります!!!それ、どーーーん!!」 右膝に大潮が乗る。なんだこの状況 「戻ったわよ…って何してんのよアンタたち!」 次に戻った満潮が声を上げ 「死んじゃえ!」 と霞が砲門を開く 「落ち着いて二人とも!!」 と朝潮が必死になだめて事なきを得た。 酷い目にあいかけたが朝潮以外は帰し執務に戻る。 「すいません司令官。妹たちがご迷惑を…」 仕事に区切りをつけた朝潮が頭を下げる。別に被害を受けたわけではないし気にはしていない。 「なに、気にするな」「ですが…」 どうにも生真面目すぎるな。 「そうだ、俺の膝に朝潮も座ってみるか?」「ふえ!?」 素っ頓狂な声を上げる朝潮。いい反応だ。この時無性に彼女を弄りつくしたいという感情が生まれる 「まぁ嫌ならいいさ」「い、いえ!宜しくお願いします」 柔らかな体が密着しちょうど鼻のところに朝潮の頭頂部が置かれる。少しシャンプーの匂いが鼻をくすぐる 「それ」「ふにゃ!?」 後ろから彼女の頬を左右に引っ張る。餅のような柔らかな頬は面白いように伸びる。 「ひゃめふぇふふぁしゃい」「ん~?」 聞こえないふりをし頬を弄る 「ひへひふぁんしゃん」 両の手を開放すると涙目になりながらこちらの顔を覗き込んでくる 「酷いです、朝潮をおもちゃみたいにして」「ははは、悪い悪い」 口ではいつも通りに返すが実は心臓が早くなっている。涙目になった朝潮に加え霰のあの一言が余計に意識させる 「お詫びになんかしようじゃないか」「お詫び…ですか…」 少し考えたようにうつむきぽつりと 「キス…」 とこぼした 「え」「あ、いえそのなんでもないです!」 真っ赤になりながら膝から出ようとする朝潮の腕を掴み抱き寄せる 「あ、あのその…」「朝潮」 優しく顔をこちらに向けさせゆっくりと唇を重ねる ピクッと一瞬朝潮の体が強張るが次第に力が抜けていきこちらに身を委ねてきた。 「んちゅ、はぁ…司令官…」「朝潮、可愛いな」 そう囁くとさらに真っ赤になる。 「そんな朝潮にはもったいないお言葉です」「可愛いから仕方ないだろ」「あぅ…言わないでください…」 そんな朝潮を見てもっと乱したいという欲求が思考を支配していく。抱き寄せたまま浅くキスを繰り返し左手で彼女の尻を掴む 「ひゃあ!司令官なにを!?」「何をってそりゃセ…」「言わなくていいです!!」 そういう知識もあるんだなと思いながら張のある尻を揉みしだく。 「嫌なら突き飛ばすなりしな。」「あ、う、嫌じゃないです」 まぁ彼女の腕力で突き飛ばされるような軟な体ではないが ムニムニと手に合わせ形を変える尻に荒くなっていく吐息。ぎゅうっと抱きついている腕に力が入る。 「んじゃ、次行くぞ」「…ハイ」 シャツを脱がしインナーの中に手を入れる。ほとんど平らな胸にちょこんとある小さな乳首。それを指で弾き抑え転がすたび朝潮はピクンと跳ねる。 「ひゃん!」 尻にある手を彼女の股に移動させパンティ越しに筋をなぞる。 「そこは、汚いですぅ」「へぇ…じゃあどんだけ汚いか見てみるか」「やあ…」 いったん体を離し下着をずらす。べちゃりと愛液がズボンをさらに濡らすが気にせず朝潮のナカに指を入れる。 「ひっ!」「力を抜け、ゆっくり呼吸するんだ」 きつく指を締め上げられる。その異物感に強張る体を解させゆっくりと広げるように指を動かしてゆく。 「あ、何、これぇ…変にぃなっちゃいますぅ」 ぽろぽろと涙をこぼしながら快楽に翻弄される朝潮。すでに蕩けた顔にはいつもの面影はなくそのギャップがさらに興奮させる。 二本目の指を入れゆっくり時間をかけて肉穴を広げて行く。 「…しれえかん」「ん?」「しれいかんの下さい」 リクエストに応えズボンのチャックを開く。すでにテントを張り臨戦態勢を取っていたそれは何時になく大きい気がする。 (入んのかこれ…) 正直すぐさま突っ込んで腰を打ち付けたいが相手は駆逐艦。慣らしたが果たして大丈夫だろうか、と残った理性がわずかに躊躇させる。が 「早くぅ…」 とねだる朝潮にそんな理性など押しつぶされた。 狭い入口をぎちっと広げゆっくり朝潮の中を蹂躙してゆく。しがみ付いた朝潮の手が背中に食い込む。ゆっくりと少しずつ奥へと進むたびキツイ膣圧に射精しそうになる。 漸く奥にたどり着いたところで一回止まる。結合部からは破瓜した血が流れ椅子とズボンを赤く染めている。よくもこんな小さな体に入ったモノだと他人事のように思う反面、自分を受け入れてくれた朝潮がたまらなく愛おしい 「もう、大丈夫です」 そう答えた朝潮は優しく微笑んでいた。 軽いキスをしながらゆっくりと腰を打ち付けて行く。ぐちゅぐちゅという水音が次第に大きくなり重ねた唇から熱い息が漏れる。すでに何回も達した朝潮はキュウっと何度も締め付けてくる 「んふ…あ」 唇が離れ激しい息遣いの中堪えてきた射精が限界を迎え朝潮の中の一物が一層大きくなっていく。 「あぁ、しれいかん、しれいかん!!」「出すぞ、朝潮!」 強い締め付けの後どっぷりと朝潮の中が満たされてゆく。 「うーん…?」 朝潮が目を覚ますと自室のベッドの上だった 「夢…?」 しかししっかりと下腹部に残る異物感と痛み、中からどろりと溢れた精に現実だったと教えられる。 「~~~~~!」 真っ赤になりながら枕に顔を押し付ける。恥ずかしさに悶えながらまだ残った疲労に朝潮は幸福感と共に眠りへと落ちていくのだった 「司令官…」「おう!?霰か、吃驚した」 寝巻に着替え行為で汚れたズボンを洗っていると後ろか霰に声を掛けられた。 「何を…しているの…?」「あ、いや、ちょっと鼻血が出てズボンが汚れてな」 はははと流そうとするが一言 「お姉ちゃんは…任せた…」「!?」「…泣かせたら…許さないよ…?」 んちゃと言い残し部屋に戻る霰に言いようのない恐ろしさを感じつつ再び洗濯にいそしむのであった
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/723.html
462 :名無しの紳士提督:2016/01/01(金) 23 01 31 ID WgoJ.gPI 新年明けましておめでとうございます。新春一発目のSSを投下します 鹿島との年末年始のお話で、、この前のクリスマスの話の続きです 今回も独自設定やわかりにくいネタがたくさんあります NGは『練習方法は実践する事だけ―年末年始編―』でお願いします 463 :練習方法は実践する事だけ―年末年始編―:2016/01/01(金) 23 02 16 ID WgoJ.gPI 「Guten Tag」 「Buon giorno」 「?…………こんにちは……」 提督室の大掃除を一段落させていた俺は突如外国人の美女二人に声をかけられた。 俺は乏しい知識から外国語での挨拶とわかり、日本語で返した。 「君達は………艦娘か?」 「私はビスマルク型戦艦のネームシップ、ビスマルクよ」 「私はヴィットリオ・ヴェネト級戦艦2番艦、リットリオです」 「ビスマルクにリットリオだと……今日来るはずのドイツ艦とイタリア艦がもう来たのか? だが約束の時間にはまだ早いはず……」 「少し早過ぎでしたか。遅れないように早く来たんですが」 「それよりもあなた、提督はどこにいるのかしら?」 「…………私が提督だ…………」 そう。俺がこの鎮守府の一番上に立つ提督だった。 「あなたが提督!?冗談はやめなさい。 そんな格好の提督がいて、お掃除なんてしているかしら」 いるんだよここに。汚れないようにジャージを着て掃除をしているけど、俺は提督だ。 「生憎だが私は今日提督としての仕事をし始めたばかりでね、 不測の事態のせいで引き継ぎもほとんど出来ずに提督になる事になったからな」 「提督が掃除なんてするのかしら?」 「提督だろうが掃除をするものだ。 厳密に言うと大掃除の指示が俺の提督としての初仕事なわけだが」 「その初仕事をサボるなんていい度胸してるじゃないの、このクソ提督!」 「仕事をサボって女性と楽しそうに喋っているなんて、鹿島さんが泣くわよ」 海外艦娘と会話している俺を咎め、叱責する声が聞こえた。 駆逐艦娘の曙と霞だ。昔からきつい口調な彼女達だったが、 俺が提督になってからそれが更に増した気がする。 霞は俺が立派な提督になれるように厳しくあたっている節があるし、 曙は…まあ掃除をサボって美女と会話してたら俺にはああも言いたくなるわな。 彼女は不遇の運命だった駆逐艦曙の艦娘故か上官的な存在に無意識に反発する癖があったが 俺に対しては提督でない頃から関わりがあったからか、 俺に対しての言葉遣いがあまりきつくなかった。 「掃除は一段落したよ。それで海外艦のビスマルクとリットリオの二人と話をしていて…」 「ビスマルクとリットリオ?もう来たの?…………少し見苦しいところを見せたみたいね」 「……提督、この鎮守府の艦娘の上官への口の聞き方は酷いようね。 この鎮守府、少し規律がなってないようね」 「誤解しないでね。この鎮守府で口が悪いのは私たちくらいよ。 それと、この司令官がここの司令官に任命されたのはつい先日だから、 この艦隊の規律等についてこの新米司令官を責められるものではないわ」 霞は厳しい艦娘で、真面目にやらなかった時の叱責はきついが、全力で望んだ末の結果や、 その人物に責任を求められないような事を理不尽に責めるような真似はしない。 彼女に厳しく言われ続けたからといって、 彼女を脊髄反射で拒絶するのは少し思慮が足りない事だろう。 「提督、お掃除終わりました。提督室は……あら?」 昔からこの鎮守府の中心人物として働いている大淀が足柄と共に部屋にやってきた。 「ビスマルクにリットリオ!もう来られたのですか!?」 「そうよ。あなた達は?」 「私が大淀です。よろしくです」 「私は妙高型重巡洋艦三番艦足柄よ。よろしくね」 「こちらこそよろしく。ところで、この男の人が提督なの?」 「ええ…提督となったのは先日からですけど… 前提督が突如新泊地へ赴く事になったので、引き継ぎや準備が不十分で… 今は出撃や演習、遠征の指示等の艦隊指揮は私が代行しています。 それ以外のことは提督に順次させていっています」 「だからといって大掃除の指示が初仕事になるなんてな…」 「掃除は大切なことよ!掃除をすることによって心も引き締まるし、 大掃除は一年の汚れを全部落として、 新年を新たな決意で迎えるために特に大切なことなのよ! ……大掃除の段取りを一任してくれたことは感謝するけどね…」 「一任というと聞こえはいいけど、要するに丸投げってことじゃない?」 「司令官にまかせるよりはよっぽどマシよ。この司令官、あまり掃除しないし」 「それもそうね」 酷い言われようだが大体事実だから仕方ない。 この鎮守府に勤めるようになってから自分では掃除を頑張るようになったと思っていたが、 それでも霞にとってはまだまだらしい。 しかし霞に大掃除の段取りの指示を一任した判断は間違ってなかっただろう。 彼女は掃除に対するこだわりが人一倍強いらしく、 去年の大掃除で霞が担当した部分は他と比べて少しだが綺麗に感じた。 まあ普段他人に目をやらない俺が霞に目をやったのは きつい事を言われたので霞に言い返せる欠点を見つけてやろうとしたのではなく、 四日市に“かすみ”という名前の清掃船があるから、霞もきっと掃除が上手かもしれない という根拠のないアホらしい考えだったが、どうやら当たっていたらしい。 余談だが“かすみ”を所持している団体の本拠地は千歳町という場所で、 近くには大井の川町や曙町、 少し離れた所には清掃船かすみの名前の由来先と思われる霞という場所がある。 艦娘達と直接の関係はないにしろ名前が一緒なものが沢山集まっているので、 ちょっとした話のタネにはなるかもしれないし、ならないかもしれない。 「みなさん、お疲れ様です」 聞けば心躍る可愛らしい声が聞こえた。 「もうすぐ3時ですし、少しお茶にしましょ…あら?あなたたちは?」 「ビスマルクよ。よおく覚えておくのよ」 「リットリオです。覚えておいてください」 「ビスマルクとリットリオ…… 私はこの鎮守府の提督さんの秘書艦を務めます、 香取型練習巡洋艦二番艦、鹿島です。よろしくね。 よかったらお二人もお茶、どうぞ」 鹿島は初めて見た人が勘違いしそうな感じの笑顔ではなく、 誰が見ても普通の笑顔といえる表情で言った。 「提督さんのリクエストの汁粉サンドです。どうぞ」 そう言って鹿島はあんこが薄く挟まったサンドイッチを出した。 「それじゃ、いただくわね」 もぐもぐもぐもぐ…… 「この甘み、たまらないわね」 「喜んでもらえてよかったです。なにぶん汁粉サンドは初挑戦でしたので、 色々と試行錯誤を重ねました。その甲斐があったようですね」 「本当おいしいわ。日本の文化を取り入れたサンドイッチ、素晴らしいわ」 ビスマルクやリットリオら海外艦娘達には大好評なようだ。 「カツサンドが一番だけど、これもおやつとして考えたら中々いけるわね」 「餡もくどくなくておいしいですけど、白玉も餅に近い食感がいいですね」 足柄や大淀も喜んで食べていた。 「あれ、提督さん、お口に合いませんでしたか? ……長良さんや木曾さん、伊勢さん達も… 何か気になる点でもありましたか?」 「いや、美味しかったよ……」 確かにとても美味しかった。 サンドイッチは鹿島の代名詞と言えるくらい彼女にとって得意な料理であり、 具材である餡や白玉もとても美味しかった。 「美味しかったですよ本当に。でも…その……何て言えばいいのか…言いにくいですけど…」 「俺の知ってるしるこサンドじゃない!」 「そうそう、私たちの知ってるしるこサンドじゃないのよね」 東海地方出身の人がしるこサンドと言われたらこれを出されたならまず驚くだろう。 「……司令官、鹿島に何て言ったのかしら?」 「何てって……今日は軽くしるこサンドでいいって言ったはずだ…」 「クソ提督には頭が回らなかったのかもしれないけど、 サンドイッチが得意な鹿島さんにしるこサンドって言ったら お汁粉を挟んだサンドイッチって発想すると思うわ」 「確かにしるこサンドってだけ言ってそれっきりで、 鹿島は少し驚いた顔だった気がしたけど別に何も聞いてこなかったからな。 とにかく俺が指示を明確に出さなかったせいだ」 「まあそうなるな」 「これが戦闘関係だったら大変なことになっていたかもしれないわ。 これからは情報をちゃんと共有するように気をつけなさい」 俺は時々自分がわかっている事は相手もわかっていると思い込んでしまう癖がある。 艦隊指揮をする上ではそのような癖は死に繋がりかねない。 俺は今この場で失敗しておいてよかったと思った。 次からは絶対に失敗してなるものか。 「はぁ…着任早々言いたくはないけど、こんな人が提督だなんてね……」 「彼は新任提督なんだ。少々のことは勘弁してあげてくれ。 不満があるなら君が提督を立派にしてあげてもいいのではないか?」 「…そうね、新任提督なら育て甲斐があるものね。 いいわ。私が提督としての心構えを一から教えてあげるわ」 不満げだったビスマルクは日向の言葉に乗せられて上機嫌になった。 日向の人間観察力…前々から思っていたが並大抵ではないかもしれない。 俺は彼女を人間観察力を身につける為の師匠にしたいと思いつつあった。 「でもあなたが提督に付きっきりになったら鹿島が怒るわよ。 彼女は艦娘の他に未来の提督を育てる練習巡洋艦で、提督の秘書艦で…… そして何より提督のお嫁さんだから」 「ええっ!?この提督……結婚していたなんて……」 「つい先日……クリスマスに籍だけは入れたのですよ。 クリスマスを記念日にしたいからって書類も揃ってないのに無茶しますよ。 婚姻届けだけ届けて書類は後からでもいいとはいえ…」 「戸籍関係の書類なしって…何考えてるのよ。ちゃんと準備しときなさいよ」 「26日以降にちゃんと用意してもう出しておきましたよ」 「けど……前々から司令官と鹿島は仲が良かったみたいだったけど、 精々司令官が鹿島を片思いしているってくらいに思っていたのに まさか結婚を決めてしまうほど二人の仲がよかったなんて思わなかったわ」 「だって提督さんと気持ちが通じ合ったのがクリスマスイヴの日でしたから。 どうしても気持ちが抑え切れなくて、 翌日役所に行って籍だけは入れておいたんですよ。 クリスマスが結婚記念日っていうのもとてもロマンチックですしね」 「二人がそうなるに至った理由は、 提督が新泊地の司令官として着任する事が内定していて、 離れ離れになってしまうからってことがあったからかもしれませんね」 「そうですよ。イヴの日に香取姉から提督さんの新泊地行き内定の話を聞いて、 それでもしかしたらもう二度と会えないかもしれないって思って… 気持ちを伝えずに離れ離れになってしまう前に せめて思い出だけでも作りたいって思ったんです」 「ちょっと待てよ。思い出だけでも作りたいって……」 「ええ、実は最初はすぐに結婚しようとは考えていませんでした。 結婚しようって考えたのは、結局提督さんが新泊地に行かずに済んで、 それから……色々とあった時ですね。 結婚していれば、提督さんが本当にどこかへ行かなくちゃならなくなっても、 妻であれば一緒に行けるように融通も利かせてもらえるでしょうし」 「しかし…色々とって……イヴの夜に提督が新泊地に行かずに済むとわかって、 それからクリスマスの日に入籍したわけだろう。時間から考えて急過ぎないか?」 「いいじゃないですか。情熱的に恋の道を突き進み 愛し合うってとっても素敵なことじゃないですか」 「そうよ。若さに任せて自分の信じた道を貫く…… ホント、若いっていいわねえ…私もこんな情熱的な恋をしてみたかったな…」 「足柄…あなたはまだ若さに憧れるとか、 そんなこと言うような年齢じゃないでしょ。 それに情熱的な恋がしたかったとか、あなたの旦那と子供が泣くわよ」 「確かに情熱的な恋には憧れたわ。 でも今の私には暖かな家庭という、平凡な幸せが一番大事なのよ。 暖かな家庭……提督と鹿島だってきっと築けると思うわ」 「まあ提督は指揮官としての力はまだまだだけど、悪い人間じゃないし、 一度好きになった女性と結ばれておいて捨てるような人じゃないでしょうしね」 「あら?曙ったら、もしかして提督のことが気になっていたのかしら?」 「バ、バカ!?何言ってるのよ。ホント、冗談じゃないわよ! 第一私はまだ子供なのよ!年齢的に釣り合うわけないし、 提督が子供の私なんて相手にするわけないし……」 「曙ちゃん……」 「……鹿島、あなた、絶対に幸せになりなさいよね! 提督、もし鹿島を泣かせたりして不幸にしたら、 その時のあなたはクソ提督だからね」 「あ、ああ、絶対に不幸にはしないって約束する。 約束するよ、絶対に不幸にはしないってね」 急に曙に話を振られてつい一瞬言葉に戸惑ってしまい、 念を押すように鹿島を不幸にはしないと誓った。 しかし女の子ってどうしてみんな恋バナが好きなんだろうな…… 男の俺が口を挟む余地なんて全然ないくらい話に切れ目がない。 もしここに青葉と如月と秋雲がいたなら 最早収集をつけるのは無理だったかもしれない。 まあ、仕方ないから汁粉サンドイッチをバクバクと食べていたけど、 急に振られた時の為に耳を少しは傾けておくべきだった。 「あら、いけない。ちょっと休憩するつもりだったのに長話しちゃった」 「いいのよ、あなたたちと楽しくお話が出来たから」 「そうですよ。素敵な歓迎ありがとう」 「そうじゃなくて……業者さんや一般職員たちに他の艦娘… 彼らが大掃除をしているというのに私たちだけいつまでも休んでられないわ。 特に私は汁粉サンドを用意してって言われて ずーっと汁粉サンドイッチを作っていて、全く大掃除してなかったし… あっ、提督さんのせいじゃないわ。確認しなかった私が悪いのだし…」 鎮守府は広い。務めている艦娘や職員達 (男だけではなく、艦娘ではない女性もいる)だけでは掃除しきれない。 ましてや彼らは掃除に関しては素人である。 簡単な掃除ならともかく本格的な大掃除となると清掃業者に頼まざるをえない。 そこで鎮守府の外まわりの清掃に関しては業者に一任する形を取っている。 清掃業者は鎮守府と契約を結んでいるわけだが、 別に鎮守府専属ではなく、他にも得意先はある。 外部機関に等しい存在である為に内部機密流出防止の為、 鎮守府関係者による監視も欠かせないわけである。 彼らは清掃作業をしない事になるが、清掃業者の清掃作業の方が効率がいい為、 彼らは監視に専念出来るわけである。 鎮守府内部はさすがに内部関係者がせざるをえないだろうが、 監視者以外は外まわりに人手を取られない為効率はよくなる。 「司令官、倉庫の大掃除、終わりましたわ」 「玄関の掃除も終わったよー。お疲れちゃーん。 あ、そうそう、外まわりももうすぐ終わりみたいだよー」 「司令官、トイレ掃除、全て終わらせました」 どうやら鎮守府中で大掃除が終わったようだ。 「もう掃除できるところはないの……」 「パッと見ですけど、もうどこも終わりのようです」 「そう……」 鹿島は少し暗い顔だった。 「鎮守府の掃除がとりあえずひと段落したみたいね。 でも最後に私が確認するわ。もしまだ不備があったらその時に言うから」 「わかった。ところでこの部屋は……」 「…………とりあえず合格ね。でもだからといって毎日の掃除は怠らないことね」 「ありがとう……」 「提督室はもう掃除の必要はないのですか……」 「気になるところがないわけではないけど、でもわざわざ掃除をするまでもないわ」 「そうですか……」 「そうだ、鹿島、業者達の土産にペットボトルの熱いお茶を用意してくれないか?」 「ペットボトルのお茶ですか?」 「そうだ。大工や電気業者なんかが来た時にそういった事はするものじゃないのか?」 「今まではしたことはありませんけど……」 「そういうところに気を利かすのもいいけど、仕事もちゃんとしてよね」 「ああ……とりあえず熱いペットボトルのお茶がなければ 冷たいペットボトルのお茶とか、缶コーヒーとかでもいい。 業者の人数分より少し多めに用意しておいてくれ。 あと何かちょっとした食べ物とかないか? できればここでお菓子をよばれてほしかったところだが彼らも彼らで忙しい。 手で食べられるようなものとかないか?」 「えーと……あっ……」 鹿島が少し考え込んだあと何か思い当たったようだ。 「どうした?」 「実は……お汁粉を固めるために ゼラチンや寒天の量の調整をしていたら餡が薄くなって、 薄まった分餡を足したら今度は普通の餡みたいになっちゃって、 それでまた寒天とかを足していって……」 ……何となく予想はつく。ある意味駄目なパターンだ。 「つまり作りすぎちゃったってわけか」 「……はい…」 やっぱり。 「まあいい。サンドイッチ用のパンはいくつある?」 「サンドイッチ用のパンだったら長期保存が効くものがたくさんあります」 「よし、それで汁粉サンドイッチを沢山作っておいてくれ。 業者達のお持ち帰り用だけでなく 他の艦娘や職員達にもよばれてもらう為にだ」 「分かりました、急いで準備します。足柄も手伝ってください」 「わかったわ」 「リットリオ、私たちも手伝いましょう。 サンドイッチくらいなら私たちでも作れるわ」 「ええ、私たちも行きます」 鹿島は足柄とビスマルクとリットリオと共に準備に向かった。 「あっ、提督さん、忘れないうちにひとつ聞いておきたいんですけど、 しるこサンドって一体どういうものですか?」 「しるこサンドは餡をビスケットで挟んだ東海地方のお菓子だ」 「そうですか……分かりました」 そう言って鹿島達は再び準備に向かったのだった。 「提督さん、今年最後の夕焼けです。綺麗ですね」 「ああ、あの時は見れなかったけど、今こうして見ると感慨深いな」 大晦日の夕方、俺達は全てを終えて夕焼けを見ていた。 「提督さん、今年もあっという間でしたね……」 「ああ……今年は年末、特に一週間が今までにないほど慌ただしかったけどな」 「疲れましたか?さすがに提督ともなると苦労が今までの比ではないでしょうし…」 「まだまだ!こんな事でへばってちゃ、提督なんてやってられないよ」 「元気ですね。でも、無理はしないでくださいね」 「わかってるよ」 わかってるけど、どうしても俺はそこら辺の加減ができない。 やるかやらないかが極端であり、やると決めたらそれしかないという事もかなりあった。 いい加減な具合にやるべきだけど、そこが俺には難しいんだよな。 「だったら鹿島さんが司令官を見てあげればいいじゃない」 二人きりで夕日を見ていたところに突如可愛い乱入者が現れた。 一人前のレディを自称する暁だ。 「暁ちゃん、何か用事かしら?」 「鹿島さんにコーヒーを作ってもらいに来たの。 大晦日だからちゃんと起きていられるように 濃いブラックコーヒーを作って」 「ミルクは…」 「一人前のレディにはいらないわ」 「そうは言ってもなあ暁、ただでさえ珈琲を飲むと カフェインの効果でトイレが近くなるぞ」 「トイレくらいひとりで行けるもん!」 「それくらいならいいだろうが、珈琲をブラックで飲んだら わかめの味噌汁を戻す事になるぞ」 「はあ?」 二人は俺の発言に驚いていた。 「俺は中学一年の大晦日の前日に大人に憧れて珈琲をブラックで飲んだ事があるが、 それで胃を荒らしたのか、 その日の昼食に出たわかめの味噌汁を戻す事になってしまったんだ。 そうなってしまえば一人前のレディどころではなくなるぞ」 「……ミルクはそれなりにお願いね。お砂糖はいらないわ」 「はいはい」 暁の言葉に鹿島は優しく答えたのだった。 「あの、提督、ちょっといいですか」 また乱入者が現れた。今度は夕張だ。 「何だ?」 「実は相談があるんですけど…… 今日の午後十時半から明日の午前四時半まで暇を戴けないでしょうか?」 「……CSのアニメチャンネルでアレを見たいのだな。駄目だ、認めるわけにはいかん」 「そうですか……そうですよね……」 「後でブルーレイを貸してやるから今日は精一杯働け」 「本当ですか?ありがとうございます。ところでアレって何のことだかわかります?」 「十二星座の戦士達が大活躍するアニメだろう?」 「そうですよ」 「君は持ってないのか?」 「ブルーレイもDVDも……ネットの公開も見逃しちゃったし……」 「……何のことだかさっぱりです……」 鹿島は話についていけないようだった。 ちなみにアレの最終巻はクリスマスイヴ発売である。 色々あってその日に買えず、 自分へのクリスマスプレゼントにはできなかったが。 「あっ、もうすぐ日が沈むよ」 「ええっ!?」 暁の注意に日の入りを見逃しかけていた俺達は日の入りをなんとか見届けた。 「なんとか日がスッと落ちる瞬間を見ることができたわ。ありがとう暁ちゃん」 「えへへ……」 「ごめんなさい鹿島……邪魔をしたみたいで」 「いいのよ、日の入りの瞬間はちゃんと見られたし。 あなたも綺麗な夕焼けを見れたでしょう」 「はい、綺麗でした。でも二人きりの時間を邪魔してすみません」 夕張は俺達に少し負い目を感じているようだった。 もっとも、暁ちゃんの時点で邪魔されたと言えなくもないが。 「いいのよ、みんなで見る夕焼けも格別ですから。 ……提督さん、そろそろ年越し蕎麦ができる時間ですね。 私達は夜が忙しいですし」 「ああ。年越し蕎麦を食べて、今年最後の仕事を頑張ろう」 今年最後の夕焼けを見終わった俺達は、 年越し蕎麦を食べて夜の仕事に備えるのだった。 そして、年が明けた。 「新年、あけましておめでとう」 「おめでとうございます、提督さん」 俺は真っ先に鹿島に新春の挨拶をし、鹿島も俺に今年初めての新春の挨拶をした。 「司令官……あけまして……おめで…と…」 「寝るな暁!」 俺は暁を揺さぶって無理やり起こした。 本当はあまりするべきじゃないだろうが、 暁を眠らせてぷんすか!させちゃうのもちょっと可哀相だ。 「うぅ~……コーヒーが少し薄かったかも……もうちょっと濃いコーヒーを……」 「やめろって。これ以上飲んだら本当に腹を壊すぞ」 「でも……」 「……しゃあない。鹿島、珈琲を作ってやれ」 「珈琲を!?いいの!?」 「ああ、濃さはそれなりで頼むが……」 「皆さん、新年あけましておめでとうございます。ぜんざいをどうぞ」 「ありがとう、伊良湖……そうだ、鹿島、珈琲はもう少しだけ濃く作ってやってくれ」 「提督さん!?」 「いいから」 「……はい……」 鹿島は渋々濃い目のコーヒーを作った。 「どうぞ……」 「ありがとう。これをぜんざいに……」 「提督さん、何を!?」 「コーヒーぜんざいだ。 ぜんざいの甘さと珈琲の苦味がマッチして美味しいぞ。 暁、どうだ、食べるか?」 「当然よ!」 暁はコーヒーぜんざいをかわいくふーふー冷ましながら食した。 「うーん……なかなかいけるじゃない。 一人前のレディもたまにはこういうのを食べてもいいわね」 「それじゃ私たちも試してみるわ…………うん、美味しいです」 「これはなかなかですね」 「だろう?」 こうして俺達は初日の出の時間まで任務をしつつ たまに料理の話題を喋り合っていた。 途中でリットリオもやってきたが、 甘口抹茶小倉スパゲティと甘口いちごスパゲティをとても気に入ったのか 任務中にも食べるのかたくさん持ってきてやってきたのだった。 そして初日の出の時間…… 「綺麗……特にフッを出てくる瞬間が……」 「これが日本の初日の出……素晴らしいわ」 「今年一年……いいこと……ありますよう……に…………」 各々が感想を述べる中、暁は力尽きたのか、 初日の出を見届けた後、可愛い寝息を立てて眠りについた。 「あら?暁ちゃん、眠っちゃいましたか…」 「ここまでよく頑張ったな、暁……」 俺達は初日の出を見終えて暁を褒めた後、 暁を背負って彼女の部屋のベッドに寝かしつけた後、 新年最初の仕事を大淀に聞きに提督室に行くのだった。 「新年最初の夕焼けも、日の入りも、とても綺麗でしたね」 「とても綺麗だったな」 そして新年初めての仕事(主に挨拶だが)を終え、 仕事から解放された俺達は風呂に入ったあと、夕焼けを見ていた。 今日の夕方から明日まで俺達は正月休みだ。 大淀には苦労をかけるが、彼女が休んでくださいと言ってきたので 俺達はその行為に甘えようと思う。 「提督さん、今日も一日お疲れ様」 最愛の人の思いやり溢れる言葉と笑顔、 それが疲れきった俺に再び立ち上がる力を与えてくれる。 「あぁー、ありがとう…」 でもやっぱり疲れるものは疲れる。 特に今回の正月は提督になって初めての正月だ。 今までも鎮守府では正月だからといって 特に変わった事をしてきていたわけではなかったが、 普通の士官とは違い一応最高責任者の身となって迎えた正月だ。 やはり精神的に緊張してしまう。 「ありがとう鹿島、いつも支えてくれて。でも…」 それでも弱い面を見せるわけにはいかないと力を振り絞って元気に振る舞った。 「提督さん、そんなに無理しちゃダメですよ。 弱いところを見せられないって気持ちはわかるけど、 せめて私と二人でいる時くらい、弱いところを見せてほしいな」 そうは言われても中々他人に弱い所を見せられないのが男である。 つい最近男を知ったばかりの鹿島でもそんな男心はわからないだろう。 まあ最近女を知った俺だって女心は中々わからないものだから人の事は言えないが。 「特に今回の年末年始はとても慌ただしくて あなたもかなり疲れていたでしょうから…… 今回は私に任せてくださいね…」 「任せるって…」 何の事か疑問に思う間もなく鹿島は俺のパジャマのズボンを下着ごとおろした。 「…………」 「…………」 沈黙が走った。鹿島は意外さにきょとんとしていた感じだった。 俺のちんちんが小さくて皮を被っていたからだ。 勿論真正包茎というわけではなくちゃんと剥く事ができ、 勃起した時はちゃんとそれなりのサイズに膨張する為、行為の時に困る事はない。 だから臨戦態勢にない今小さくてそれを言われてもほとんど気にはしない。 「……ふふっ、可愛い」 鹿島は悪戯っぽい笑顔で言った。俺を馬鹿にするような事はしなかった。 まあ一度関係を持った事があったわけだから、 その時に最大限に膨張したモノを見た事があったからだろうけど。 「…ちょっと自信ないけど、お口で可愛がって、大きくしてあげますからね…」 「口で?待て…」 俺の止める声も聞かず鹿島は俺のちんちんの皮を剥き、口に含んだ。 「んん…」 「あっ、痛かったですか…?」 「いや、痛くない。ちょっと気持ち良くて…」 「よかった。でもこれからもっと気持ち良くさせてあげますからね」 と言って再び俺のちんちんを口に含んだ。 根元を唇で軽く甘噛みしながら、亀頭を舌で優しく舐めた。 「ぐ……」 俺は声を出さぬよう歯を食いしばった。 そんな俺を気にする事なく鹿島は亀頭を舐めていた。 ペロリ…ペロリ… 鹿島の舌技は決して強い刺激を与えるものではなかった。 しかし経験がないに等しい俺にはそれさえも十分過ぎる刺激だった。 また、鹿島自身もそんな経験はない為、 どれくらい強くすればいいのかの加減がわからないのかもしれない。 しかし彼女の優しい舌技がまるで彼女の心を表しているようだった。 小さな子供の頭を手で慈しむように優しく撫でて育むかのごとく、 舌で亀頭を優しく刺激して勃起を促していた。 やがて俺のちんちんは硬く大きく膨張した。 「もうちょっと刺激を強くしてもいいぞ…」 俺の言葉に鹿島が行為で応えた。先程よりも舌の動きが少し激しくなった。 鈴口や裏筋を舌先で刺激されたり、唇の甘噛みを強めたりしながら扱いたり… 鹿島のテクは決して上手とは言えないだろう。 だが俺の堪え性のなさにはそれでも絶頂へと導くには十分だった。 何よりも愛する人にされているという事実そのものが テクとかそういったものを超えて大事なものだった。 「もう射精る…離れて…」 もう我慢出来ないと俺は伝えた。だが鹿島は口を離さなかった。 それどころか強く吸ってきた。そこまでが限界だった。 ドプッ!ドププッ!ドクンッ!ドクン!ドビュッ! 一週間ぶりの射精だった。溜まりに溜まった欲望が鹿島の口の中に激しく解き放たれた。 「ん……んんー…………んー!」 鹿島は口を離す事なく、次々と発射される濃厚な精液を喉を鳴らしながら飲み込んでいた。 ドビューッ!ビューッ!ビュー! あまりにも溜まっていたからか、まだ吐き出され続けていた。 それでも鹿島は飲み込み続けていた。 まるで俺の愛情を全て受け止めようとしているかのように………… 「…ん………ん…………」 やがて射精は止まった。だが鹿島は鼻で息をしながら咥え続けていた。 そして口内に吐き出された濃厚な白濁の欲望を飲み込み、 萎えたちんちんについていたものも舌を這わせ、綺麗にお掃除フェラしていた。 「…ぁぅ……ふぅ……」 「鹿島……ごめん……」 口を離し、一息ついた鹿島に俺は謝った。 おしっこの出る所から出たものを飲ませてしまった事に少し心が痛み、 気持ち良かったとはいえ素直に喜べなかった。 「……気持ち良かったですか?」 「…ああ、とっても気持ち良かったよ…」 「うふっ、よかったぁ……」 しかし鹿島の顔を見ていると素直に気持ち良かったと言うしかなかった。 そして俺の素直な言葉を聞いた鹿島は、 自分のした事が間違っていなかったと裏付けられた事により、 とても安心した顔で嬉しそうに言った。 その笑顔は俺の心から申し訳なさを消していった。 「アイスキャンディで練習したつもりですけど、上手く出来るかやっぱり不安でした」 「上手く出来ていたよ。でもなんでこういう事を?」 「お正月はめでたいじゃないですか。だからそんな日くらいは飲んじゃおって思って」 特別な日でなくても飲みそうとは思うが…… 「それにこの前の大掃除、お手伝い出来ませんでしたから、 だからあなたが去年溜め込んでいたモノを全部吐き出させて、 綺麗さっぱり大掃除をして、スッキリさせてあげたかったんです」 鹿島は気にしていたようだ。別に俺は気にしていないのに…… 「あら?また大きくなってる」 俺のちんちんは再び勃起していた。 あれで終わりとは思わず何かを期待するかのように…… 「まだ掃除しきれていなかったみたい。もっとスッキリさせなきゃ…」 「鹿島…もっとしたい……」 「ああっ、あなたはじっとしていて。私に全て任せてって言ったでしょ。 去年から寝てなくてとっても疲れているでしょうし」 そう言って俺を押し倒してきた。 そして天に向かってそびえ勃つちんちんの鈴口に膣口をキスさせながら跨がった。 「こっちも……飲んじゃいます!」 鹿島は全体重をかけて俺のちんちんを飲み込んだ。 滑らかにちんちんを擦る刺激、そして鈴口と子宮口が激しくキスをする衝撃。 もし先程射精していなければ簡単に暴発していただろう。 「ん……」 「鹿島…大丈…」 「大丈夫だからっ!だから…私に任せて……」 まだ慣れていないだろうに、 濡れが少なくて痛みがないわけでもないだろうに、 鹿島は俺の為に激しく動き始めた。 「ううっ!くうっ!はあんっ!」 その動きは本当に激しかった。テクもなく、ただ力任せという感じがした。 だが単純な刺激にならぬよう時々止まったり、前後左右に動いたりもしたが、 結局激しい上下運動ばかりになっていた。彼女にも余裕はないのだろう。 感じた事のないような、自分で激しく動くのではなく、 他人から与えられる激しい刺激に一度発射していた俺でももう我慢はできなかった。 しかも新しい命を生み出す可能性のある行為をしているという事が、 本能を刺激していたのか、射精を早めようとしていた。 「私……もうダメ…です……ああっ」 鹿島が一際艶かしい声を出したかと思ったら膣が激しく締め付けてきた。 自分で動いたゆえに彼女は絶頂できたのか…… そう思って射精を抵抗する俺の心も虚しく…… ドビュルルルッ!ビュルルルッ!ビュクン! 彼女の胎内に先ほどよりも激しく射精した。 俺と鹿島が一つになっているように、 俺の精子がいるかどうかもわからない彼女の卵子と一つになり、 そして未来を作る為に………… 「うぅ……はぁ……」 動いてもいなかったのに疲れた感じがした。 元々の疲れを精神で耐えていたが、 二度の射精によってその緊張感が解けてしまったのか…… 「あぁ……」 鹿島は俺にドサっと倒れこんできた。 「あ……ごめんなさい……」 「気にしないでくれ。この重みだって、今はとても心地いい……」 「…私…もう限界……です……」 彼女の動きが激しかったのは彼女自身も疲れに囚われまいとした為だろう。 いつも俺の事を第一に考えてくれていた鹿島。 彼女も緊張の糸が切れたのか、眠そうだった。 「ありがとう……いつも……この瞬間も……本当に、ありがとうな……」 「えへへ……私……頑張れました……?」 「よく頑張ったね…とても気持ちよかったよ……」 「そうですか……私も嬉し…………」 限界を超えた鹿島は寝てしまったようだ。 俺も相当眠気に襲われたが、どうにか布団に入った。 性器の結合を解くことはなかった。 互いに一つになり、温もりを感じ合う。 それだけでも本当に俺には嬉しいことだった。 「おやすみ鹿島……今年もよろしく…………」 最後の力を振り絞って鹿島に感謝した俺は夢の世界に向かった。 彼女との楽しい初夢の世界に行く事を願って………… ―終― +後書き 480 :名無しの紳士提督:2016/01/01(金) 23 19 22 ID WgoJ.gPI 以上です 今回は前回書き忘れていた事や 回収しきれなかった限定ボイスから閃いたネタも入ってます 年末ボイスの時点で書ける話もありましたが、 正月話に書くものがなくなってしまう為、 年末年始という事で一つに纏めました 未だに文章力は拙いですが、 妄想力だけなら誰にも負ける気がしないという思いで書きました それでは今年も一年よろしくお願いします これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/