約 303,293 件
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5705.html
「 そっとしておこう…… 」 『女神転生』シリーズの外伝ないしパラレルワールドを描く作品としてアトラスが発売した、 『ペルソナ』シリーズの四作目であるPS2用RPG『ペルソナ4』の主人公。 デフォルトネームはないが、取説では「月森孝介」。*1 公式漫画では「瀬多総司」、アニメ版と『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(P4U)』では「鳴上悠」。 CVは 浪川大輔 氏。海外版では Johnny Yong Bosch 氏が担当しており、足立透との兼任。 舞台版では『宇宙戦隊キュウレンジャー』や『仮面ライダーゼロワン』等に出演している南圭介氏が担当。 ちなみに『キュウレンジャー』では浪川氏も、南氏演じるホウオウソルジャー・鳳ツルギの戦友という役柄で出演していたりする。 そしてその戦友、ラスボスに乗っ取られて操られツルギと殺し合うことになったりする。きゃあ、じぶんごろし! 漫画やドラマCDでの一人称は「俺」。 ユーザーからのあだ名は「番長」「センセー」など。前者の由来は後述参照。後者はゲーム中のとあるキャラが主人公をそう呼ぶ事から。 なおストーリーの本筋に直接絡むというわけではないが、『ペルソナ4』は『ペルソナ3』の2年後に位置する作品である。 『P4U』はそのさらに1年後となり、こちらでは両作のキャラが共演している。 両親の一年間の海外出張により、母方の叔父の堂島遼太郎が暮らす稲羽市にある八十神高校へ転校する事になる。 しかし、その地へ訪れた事を皮切りに、他愛もない都市伝説の一つとして語られていた「マヨナカテレビ」から端を発し、 次々と起こり始めた連続殺人事件と数々の怪現象。 その謎を解明すべく仲間達と特別捜査隊を結成し、事件の犯人とその目的を追って、 心に芽生えた力「ペルソナ」を駆使し、テレビの中に広がる不可思議な異界の真実へと挑む事になる。 + ペルソナについて(※軽いネタバレ) 基本的な設定は他のペルソナシリーズと共通し、特に前作とは設定上似ている点が多い。 ただし本作では影時間の設定はなく、その代わりテレビの中という異世界を舞台に戦闘を繰り広げる事になる。 また、本作のペルソナは前作にもあった「もう一人の自分」である「シャドウ」を制御したもの、という設定が非常に強調された形で登場する。 その為、仲間達はペルソナを得る過程で、必ず自分自身の中にある認めたくない・知られたくないネガティブな感情と直接的に向き合う事になる (ただしパーティ内では主人公のみ例外で、それはゲームの核心に迫るある理由の為なのだが…)。 この辺はむしろ『ペルソナ』シリーズの2作目に当たる「罪/罰」の設定を踏襲しているように見える (尤も、この「自分の心を制御する、自分と向き合う」というのは『女神異聞録』から見受けられる為、 ペルソナシリーズにある程度共通するテーマであるとも言える)。 これに限らず、『3』『4』共に意外と『初代』『2』を意識した演出は多い。 ちなみに本作のキャラクターは前作とは異なり召喚器を使わないが、 ペルソナ召喚の際はタロットカードをそれぞれ潰す、斬る、蹴るなどの動作で破壊するモーションが挿入され、 これが本作における召喚に必要な過程であると思われる。 + 眼鏡 このゲームの大きな特徴と言えるのが眼鏡である。 このゲームでは主人公を初めとして戦闘メンバーのほぼ全員が眼鏡を装着し、そのまま戦闘するというある種異様な光景が繰り広げられる。 これは眼鏡フェチというわけではなく「テレビの中」には常に謎の黄色い霧が立ち込めており、 視界が悪くなるのを防ぐ為にあるキャラクターが用意した特別な眼鏡を皆で掛けているという、真っ当な理由の為である。 ちなみに前作でいう所の「召喚器」というわけでもない。 本作キャラの中で唯一、複数のペルソナを使用する事ができる「ワイルド」という能力を持つ。 初期ペルソナは「愚者/イザナギ」*2。武器は前作主人公とは違い両手剣で固定されている。 + イザナギ(伊弉諾尊) なお伊弉諾尊と書いた場合は正確には「イザナギのみこと」と読む。 日本神話における創造神の一柱で、女神・伊邪那美尊(イザナミのみこと)と共に生まれた。 大八洲と呼ばれる現在の日本列島を形作り、多くの神々を生んだが、 伊邪那美が炎の神・迦具土尊(カグツチのみこと)を産む際に火傷を負って亡くなってしまい、 悲しみに明け暮れた伊邪那岐は伊邪那美への想いを捨てきれず、黄泉国に住まう彼女のもとへ向かった。 しかし、伊邪那美との「見てはならない」という約束を破り、死者として醜い姿に変貌してしまった彼女の姿を見てしまう。 伊邪那岐は恐怖のあまり逃亡してしまい、それに怒り狂った伊邪那美からは無数の死者を差し向けられたが、 最終的には生者と死者の境たる黄泉比良坂の入口を塞ぎ、伊邪那美に離縁を告げた。ぶっちゃけクズ夫では? 余談になるが、メガテンの原典である『デジタル・デビル・ストーリー』及び初代メガテンの主人公・中島朱実はイザナギの転生体という設定である 『女神転生』と言うシリーズ名も、原典のメインヒロインである白鷺弓子がイザナミの転生体だった事から来たDDS第一巻の副題が由来。 ペルソナとしてのイザナギの能力は雷の魔法と手にした剣(厳密にはナイフをイメージされている)での格闘戦。 死者の国に自らの意思で立ち入り、そこから生きて帰った神を象っているためか呪殺魔法に対して完全耐性を持つ。 これまでのシリーズでは初期ペルソナは比較的影が薄かったのだが、 ペルソナ4主人公のイザナギはストーリーにも少々関連しており、プレイヤーからの人気も高い。 その為、このイザナギをわざわざ合体事故を引き起こして通常では作れないようなスキル構成で作成する通称「事故ナギ」に挑戦するプレイヤーも非常に多く、 ニコニコ動画でもいくつかの動画で事故ナギが活躍している。 というか、本作では今までのシリーズにあった、作品の看板となるような専用デザインのパワーアップ版ペルソナが主人公にのみ存在してない。 正確にはある事はあるのだが、条件が厳しい上にスキルが完全固定で役に立たない為、 イザナギを活躍させようとしたらどうしても事故ナギを用いるしかない、というやや悲しい事情もあったり。 そんなファンの嘆きが天に届いたのか、PSVitaで販売されたリメイク作『ザ・ゴールデン』においてスキルカードという新要素が登場し、 お気に入りのペルソナのカスタマイズが容易になった。 性格に関してはゲームの進行の仕方にもよるが、 仲間に大事な場面で「呆れるほど冷静」と言われる事がある クールな風貌で密かな人気がある(尤もそれが分かるのは主に幻滅された時だが) 基本的に口数は少ない(よって推理パートではほぼ空気)にも拘らず、いるだけで「リーダー」として慕われる 超絶リア充 辺りはある程度共通したイメージと言えるか。 ただ口癖(良く出て来る選択肢)が「落ち着け」「そっとしておこう」なので自ずとそれらしい性格にイメージされている。後者は主に冷蔵庫に使われる。 ただ、たまに他のコミュのように面と向かって反論する事もあり、いわゆるクールだが言う時は言う人物像のようだ。 例によって、進行次第では学力・性格の良さ・カリスマを兼ね備える完璧超人ぶりも発揮する他、 釣りや趣味の手品など様々な事をそつなくこなす非常に器用な一面も描写される。 中でも主人公としては珍しく料理上手と取れる描写があり、基本的に失敗しなければ弁当は仲間からべた褒め、 オムライスだけでも4種類作れるなど、かなり高い料理スキルを持つようだ。 その代償とでもいうべきか、ヒロイン格女性陣4人中3人の料理の腕は壊滅的である。*3 この様な事情から、テレビアニメの作成が発表された際には、「一体どんな性格のキャラになるのか」とファンの間で話題になっていたのだが…… + アニメ番長 「これは‥‥ハイカラですね」 前述したようにアニメでは「鳴上悠」名義で出演。 悠という名前はyouをもじったもの……ではないとする説もあったが、名付け親である浪川大輔氏によるとそういう意図があったとの事 (同様に「鳴上」はイザナギをイメージしたものとの事)。 もともと原作で明確なセリフが無いキャラクターである事を反映してか、初期は無口な面が目立っていた。 しかし、原作のネタ選択肢を全て選択してしまったかの様な愉快なキャラ付けをされていき、話が進むごとにパーティ随一のボケ要員と化していく事に。 普段寡黙であるが故に発せられる一言一言が強いネタ性を持ち、ニコニコのコメントでも「>」を付けて弾幕になる事がしょっちゅうである (原作で主人公の思考を表す地の文には「>」が頭に付けられる事の再現であり、番長のセリフである事を表している)。 また原作でもあった「そっとしておこう」「落ち着け」の他、アニメオリジナルで「ハイカラ」という単語を好み、よく口にしている。 原作では見られなかった歳相応の高校生らしいやりとりや危機に対して狼狽えたり、自分が1年間しか稲羽市に滞在しない事から、 事件が解決すれば仲間達との絆がなくなるのではないかと内心恐れていたりするなどの人間味を見る事も出来る。 元々原作では喋らない無個性主人公であり、それに対して明確なキャラ付けがされる事には少なからず不安視されていたが、 蓋を開けてみれば原作の選択肢から垣間見えた番長の性格をしっかりと再現し、 所々ではっちゃけながらも原作のイメージを崩さない絶妙なキャラクターとなっており、 原作既プレイ、未プレイの視聴者双方から高い評価と人気を得ている。 「俺は‥‥空っぽじゃない!」 参考動画 特に夏休みでは、前後篇2話を割いて複数コミュを次々に攻略する番長の本気が描かれた。 といっても、本来1つのエピソードを別々の視点で語ったという形式なのだが。 菜々子view 番長view ちなみに余談ではあるが、原作既プレイの視聴者からは「ゲーム二周目の主人公じゃないのか」と言われてたりする。 というのも、原作では二周目以降、一部のステータスやペルソナのレベルなどを引き継いた状態でゲームを始められるのだが……。 アニメの番長は、原作を普通にプレイしている限りでは明らかにその時点の到達レベルじゃ使用不可能に近い高威力の攻撃をぶっ放してたりする。 更には、2周目以降でしか登場しない隠しボスがどういう事か登場していたりするのである。 まあ、これは『ペルソナ4』に限った事ではなく、ゲームが原作のアニメにはよくある話であるし、 可視化されている主人公の日常ステータスが0からスタートだった時点である等の反証もあるのだが……。 + 真相?TV未放送話ネタバレ注意 実はこの二周目説について、明確にそうだと言える回答でこそないのだが、イベントで先行公開された未放送話(10巻に収録予定)において、 それらしき理由付けが一応されている。 ストーリーの終盤、番長は仲間達と共に黒幕に立ち向かうも一度は敗北し、ループする日常の中に捕らわれてしまったのだ。 番長の相当な強さ・二周目以降でしか出ない筈の敵の出現については、恐らくこれが原因ではないだろうかと、ファンの間では一応考えられている。 そしてまた例によって例のごとく、大量のコミュニティを発生させる事になるのだが、 本作は前作とシステム面で変更があるため、いくら女性キャラと二股三股四股しても大丈夫だ、問題ないという凄まじい能力を保持している。 ただし、前作ではフラグ成立で女性キャラとコミュニティを完遂すると強制的に恋仲に発展する難点があったが、 本作では選択肢が発生するように改善された為、ある意味プレイヤー任せな所はある。 ちなみにアニメ版では基本的に恋愛の話になったらスルーと決め込んでいるようで、 目の前でヒロイン格が「(主人公の)そういうとこ、好きだけど」とはっきり口にしたのを「よし、皆のところに戻るか」と即座にフラグをへし折った。 しかし、ヒロイン格4人に明確に惚れられている上、女性絡みの話も多いので、文化祭で女性関係を無理矢理占われそうになった時は狼狽している。 つまり自覚がある。 他にも「泣かせた女は星の数」と言われたり、「天然ジゴロ」と言われたり…。 「お客様の女関係h「そっとしておけ!!」 + ナナコンとは一体… 俺はロリコンじゃなくてナナコンだ! + と供述しており 居候先である堂島家の一人娘(そして主人公のいとこ)堂島菜々子。 刑事である父親が職務に熱心で、母親を殺した轢き逃げ犯を必死で追いかけている為に一人でいる事が多く、 その小学生とは思えないしっかりした性格と、皆に迷惑をかけないよう寂しさを押し殺すいじらしさ、 そして何より愛らしさから、ペルソナ4をプレイした大半のものが感染する病気辿り着く境地、 それがナナコンである。 なお、作中でも主人公や堂島遼太郎が溺愛しているのはもちろん、 他のキャラのコミュニティでも度々問題解決の糸口となったり場を和ませるなどに一役買っており、 また終盤では重要な役割を担うなど、画面の内外に関わらず皆から愛されているキャラであるようだ。 特に彼女と堂島のコミュニティをMAXにすると、全ナナコンがキュン死する。 ちなみに彼女とのコミュニティは「正義」。可愛いは正義 ちなみに『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』のPVでの主人公の紹介は「可愛い菜々子は誰にも渡さん!鋼のシスコン番長」。 ネット上ではよく「ナナコン」「シスコン」「ロリコン」と呼ばれていたが、遂に公式でシスコン扱いにされてしまった。 当然ながら悠本人は納得していない様子だが、『P4』プレイヤーからすると大半は納得しそうなのがまた哀れ。 ちなみにこれだけでも酷く見えるが、仲間達の紹介も「キャプテン・ルサンチマン」だの、「IQ2000のKY探偵」だのと負けず劣らず酷く、 本人達からはブーイングの嵐だった。一人ノリノリだった奴がいるが しかし、アーケード版OPでは上記の紹介に「当然です」等とのたまっていたりする。 まぁ、こっちでは他のメンバーも明らかに発言がおかしい奴がいる事や、 『ペルソナ4』の舞台「テレビの中の世界」の性質を鑑みれば本人達ではない可能性が高い。 そして家庭用のストーリーモードでは「シスコン番長」というあんまりな言われように対し、 悠は「俺のはそんなに悪くないし」と見事な寛容さMAXを見せ付けた。 ちなみに親友曰く「悪くないのぉっ!?」 …寛容じゃなく単に本気で悪くないと思ってそうな辺り怖い。 ちなみにアニメ版における菜々子も上記のようにシナリオの端々で活躍していたのだが、最終回では…… 「菜々子、将来おにいちゃんのお嫁さんになる!」 ……と他のヒロイン達を差し置いて一人明確な告白をぶちかましてきた。これはルート確定ですわ + 番長の由来について このあだ名が付けられた経緯は諸説ある。 主人公の初期ペルソナである「イザナギ」のデザインが不良集団の番長にそっくりだから(デザインコンセプトは応援団長との事) 堂島と会った初日の挨拶が「押忍」だったから 後輩である不良の巽完二を手懐けているから 文化祭での思い出。スケ番に竹刀 主人公自身、漢らしい選択肢が多いから(例:いいから出ろ) etc… (以上wikipedia、ニコニコ大百科より転載・改変) ……とか言ってたら、上記の通り公式で遂に番長と呼ばれてしまった。 余談だが、『ペルソナ2』のパーティーメンバーにも番長と呼ばれるキャラがいたりする。 『P4U』での性能 + 『P4U』という作品について 2012年3月1日からNESiCA×Liveにより稼働した、『ペルソナ4』や『ペルソナ3』のキャラが戦いを繰り広げる2D対戦格闘ゲーム。 開発元は『豪血寺一族』でお馴染みのノイズファクトリーではなく、『GUILTY GEAR』などで有名なアークシステムワークス。 舞台は『ペルソナ4』のトゥルーエンディングから2か月後のゴールデンウィーク。 主人公(名前は「鳴上悠」で固定)が八十神町を去って2か月後、元凶を倒しもう映るはずのないマヨナカテレビが再び噂に上がる。 なんでも「P-1 Grand Prix」という高校生の友達同士が決死の戦いを繰り広げる格闘ショウが繰り広げられてるのだとか。 番組を覗くと、なんと仲間であるクマらしき人物が現れ、ショウの開催を宣言する。 「男の中の男たち、出て来いクマ!」そうして紹介された人物の中には、色々と曲がった方向にでっちあげられた自分の姿が! 番組が始まると共に他の仲間が失踪、クマとも連絡が取れなくなる。この異常事態に自称特別捜査隊が挑むというのが大まかなストーリー。 家庭用ではストーリーの詳細が大きく追加されており、そのボリュームは半端ではない。 ゲームの特徴として、CとDボタンがペルソナ用に割り当てられており、ペルソナと本体で同時にラッシュをかけるような連携が可能。 レバー入れの特殊技がほとんど無く、昇竜コマンドを持つキャラが皆無なためコマンド入力がやりやすい。 さらにAボタンを連打すればそれなりに強力なコンボを自動で行うため、かなり2D格闘ゲーム未経験者を意識した作りになっている。 ゲージを消費して技の動作をキャンセルする「ワンモアキャンセル」やコンボ抜けの「バースト」などアークお馴染みの自由な動きができる他、 HPを少し消費して反撃専用の無敵技を繰り出す「逆ギレアクション」やガードポイント付きの攻撃を放ち簡単に追撃可能な「ボコスカアタック」などなど、 できる事は数多い。多すぎてバーストだけで3種類あるうえに「覚醒」「スキルブースト」「フェイタルカウンター」などなど、 システム面で覚える事が多すぎて、逆に初心者がとっつきづらくなっている一面も(ペルソナは学問なんて声もあるほど)。 ちなみにアークゲー恒例の一撃必殺技もある。コンボに組み込めるなんて事はないが、どれもこれも強烈なわからん殺しの性能である。 ゲームとしてはかなり作り込まれており、アップデートによる調整も行われるため現在では致命的すぎるほどのバランス崩壊はない。 ネタとしては、もうとことんまで突き抜けた酷い紹介文や、実況である久慈川りせの高い煽り能力(通称「煽りせちー」)等がよく話題になる。 前者については上述の「可愛い菜々子は誰にも渡さん! 鋼のシスコン番長」などは序の口で、 中には「薔薇と肉体の狂い咲き! 戦慄のガチムチ皇帝」なんてのも。由来は『ペルソナ4』本編をプレイすればよく分かる。 後者はバーストを使用した際の実況ボイス「ナイスバースト!」がバーストを外した際も台詞が変わらないので、煽りに聞こえてしまう事から。 こんなアナウンスなのも一応理由はある。 現在は続編である『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』(通称『P4U2』)が稼働中。 『P4U』の地点で未登場であったキャラもほぼすべて参戦し、新たにシャドウモードというEXキャラクターを選択できるようになった。 システム面も若干調整されるなど様々な変更が加えられている。ところでペルソナ3主人公はいつになったら参戦できるんですか… + ぶっちゃけ最強の部類 刀を持っているおかげで通常攻撃のリーチが長く牽制能力が高い。 特に間合いが広く空中ガード不可、対ジャンプ攻撃無敵、ガードされてもjc可と素晴らしい性能を持つ2Bはこのキャラの代名詞とも呼べる存在で、 「2Bだけで勝てる」「この2Bってキャラ強いな」とまで言われたほど。本当に代名詞になってる verUP以前は不自然なほど横にも長く、また隙も少なかったため修正が加えられたが、飛ばせて2Bで落とすという立ち回りの根幹を成す技である。 必殺技は飛び道具の「ジオ」、奇襲やコンボに使える下段突進技の「電光石火」、飛びあがって斜め下に急降下する中段突進技の「獅子奮迅」の3つ。 加えて共通アクションであるBDボタン同時押しの切り返し手段(逆ギレアクション)「乾坤一擲」が飛び上がりながらの対空であり、 主人公らしく飛び道具、突進、対空と三種の神器を備えているキャラである。 とまぁここまでなら一般的な主人公性能と言えただろうがそこは『P4U』。 ペルソナとの同時行動という本作の売りのアクションにより、事態は深刻なものになったのである。 所持ペルソナは原作初期ペルソナであるイザナギ。 このイザナギ、性能としては総じて判定持続が長い代わりに引っ込むのが遅く、殴られてペルソナブレイクしやすいという特徴がある。 この持続が長いのが曲者で、本体でダウンを奪った後に5D(通称モップ掛け)を重ねると本体による中下の完全2択を仕掛ける事が可能なのだ。 被弾側の対策としては寝っぱによる強制ダウン回避ぐらいしかなく、どれだけ頑張っても最終的には一度は択を回避する事が要求される。 P4Uは総じて火力が非常に高いゲームであり、1~2回選択に失敗するとバーストが無い限りは死ぬ。 突出した部分が無い、とか火力が低い、とかいうオールラウンドキャラお決まりの弱点をこの恐怖の起き攻めによる攻め継続力で克服した結果、 キャラとしては最強の部類に位置する。まぁゲーム的にもキャラ的にも元々火力は低くないんだが…。 最強の崩しであるEX獅子(超発生の早い中段)、最強の無敵技である覚醒超必「十文字斬り」とゲージの使いどころが強力なのも強み。 + 続く『P4U2』では 何故か強化された。 問題となった2Bはガード時ジャンプ不能、足払いから5Dルートは廃止され、いくつか技が追加。 勇猛果敢A版ではヒット時に別のスキルにキャンセルでき、コンボの中継や、シメに使って起き攻めを狙うことも可能。 B版は発生が遅いがガード不能の掴み技になっていてしかも動作が小さいためか見切られづらい。 その上SB版に至っては何を勘違いしたのか発生の速くなったB版と化した。 獅子奮迅の崩し能力の高さもそのまま(ダメージは伸びにくくなった)な上にB版は長押しでフェイントになるため、寧ろ崩し能力が大幅に上昇している。 SPスキルには紫電一閃と雷神演舞(後者は家庭用版までは隠し技扱いだった)が追加。問題が紫電一閃。 紫電一閃A版は十文字斬りの後に繋げることも可能で、のSB版は超速突進な上に無敵ありと技見てから攻撃余裕でしたなハイリターンな技。 総じて『P4U』より高性能な器用万能キャラとなってしまった。 その後Ver2.00では尖りすぎた性能が下方修正(地上獅子が被フェイタル判定、SB勇猛がA版の強化技に変更、紫電の無敵削除)、 最強の座からは一歩退いている。 なお同Verではほとんどのキャラが通常よりシャドウ版の方が強い*4とされているが、 元々コンボ火力が高い、暴走中のスキル同士の連携が難しい、 A連コンボの3段目がガード時ジャンプキャンセル不能で崩し能力が低下(通常はガードされてもjc可能)等もあり、 彼だけは通常の方がシャドウより強いとされている。ここは絆を象徴する主人公の貫禄と言った所か。 この作品での設定でコラボ作品『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にも参戦。 掛け合いは「絆」をキーワードとした内容が多いが、エリザベスとのタッグではノリノリで揃いの決め台詞を叫ぶなど茶目っ気も見せている。 また、家庭用のエピソードモードではP4編の主人公を担当。他のシナリオでも要所要所で顔を出している。 元々一般人故か、普段からバトルバトルしている面々と比べると巻き込まれ型のストーリーになっている。DLC編のナオトよりはマシだが MUGENにおけるペルソナ4主人公 + 全俺氏製作 ペルソナ4主人公 全俺氏製作 ペルソナ4主人公 手描きで製作された番長。 クリティカルアタック3段目・カウンター・確実にダウンを奪える必殺技のうちいずれかを当てる事で1moreアイコンが貯まっていき、 特定の技、必殺技をキャンセルできるようになる。 またクリティカルアタックの三段目を当てた時にダメージを食らう等の状態にならない限り、1moreアイコンが増えない代わりに攻撃力が1.2倍になる。 また特殊ガードのハイパーカウンタ(HC)もあり、発動率を上げるとかなり凶悪な性能になる。 また「食いしばり」というスキルも持っており体力が0になって発動すると一度だけ死亡を防ぐ事ができる。 その為、そのスキルから逆転勝ちして「神スキル」になるか、即倒されて「糞スキル」になるかは相手次第である。 12P(金)カラーになると常時HCにより投げと当身以外を受け付けず、 エルクゥやベルンカステル12Pにもほぼパーフェクトが取れる狂中位~上位クラスになる。 12Pの性能は細かく設定でき、デフォルトでは常時HCの他ゲジマユ化や攻撃力・防御力アップ、無限食いしばりがONになっている。 コンフィグでこれらを切ったり逆に1moreアイコン無限や全攻撃ガー不化、ステ抜けやNoKO付与といった強化も可能。 全てOFFにすると12P時のピクシー強化(ディアがメディアになり無敵化+回復量アップ+ピクシー永続)以外通常カラーと変わらなくなる。 ただし最新版の2014年11月20日版には12Pにバグがあり、最新版でヒートライザに付いたアーマーが常時HCのダメージ無効を上書きしてしまうため、 ヒートライザ発動中は、アーマー殺しやただの大ダメージでも無限食いしばりを貫通して即死する貧弱体質になってしまっている。 デフォルトで簡易AIも入っている。 + 現時点で搭載されているペルソナ(括弧内は技名) 愚者 イザナギ(スラッシュ・利剣乱舞) 法王 ケルベロス(アギラオ) 魔術師 ピクシー(ディア、トラフーリ) 魔術師 ジャックフロスト(ブフ) 隠者 クラマテング(ガル) 審判 トランペッター(ヒートライザ・メギドラオン) 星 ネコショウグン(黒点撃) 悪魔 リリム(ジオ) 塔 ヨシツネ(八艘飛び・HASSOU-BEAT) 愚者 ロキ(ニヴルヘイム) 死神 アリス(死んでくれる?) ルーネス氏製作の専用ステージ + 大会ネタバレ 9条流!全部全画面攻撃ランセレタッグトーナメント!では、OPからアリスによるひどい20割を披露してしまった。 大体1 47くらいから + Magatsu Izanagi氏製作 鳴上悠 Magatsu Izanagi氏製作 鳴上悠 2013年7月に海外の製作者により公開されたもの。 『P4U』仕様でMUGEN1.1専用となっている。 sffファイルとsndファイルのサイズがとんでもなく重いので、半端なマシンスペックではまともに起動できないかも。 軽量版も公開されているので自信のない方はそちらを。 + Websta氏製作 ニャるかみニュう Websta氏製作 ニャるかみニュう 2014年4月に公開された、新MUGEN専用のアレンジキャラ。 本体2ボタン・ストライカー2ボタンまでは良いが、何故かイザナギでなく黒いハチマキを付けたクマを連れている。 使用技もクマが本体をバットで飛ばして相手にぶつける技や、クマが上空から無差別で押し潰す技、 攻撃がヒットする毎に敵の頭上にテレビが落ちてくるようになる自己強化技など、どれもユニーク。 AIは搭載されていない。 + 紅八氏製作 鎭流 紅八氏製作 鎭流 「しずる」と読む。 2015年2月4日にゆ~とはる氏のサイトで代理公開された。 同氏の恋と同じく、KOF+GGのコンボゲーアレンジ。 何故かCVが橋本じゅん氏で、何故かこちらもイザナギでなくクマを召喚し(こちらには黒いハチマキは無い)、何故かクマのボイスはファウストのもの。 黒く禍々しいエフェクトと併せ、番長の姿だけを借りたアレンジキャラと考えて差し支えない。 クマの召喚には専用ゲージを消費するが、拘束力が高い。 この手のキャラに欠けがちな本体性能も、元から長剣持ちでスタンダードなのに加えてワープ技まで所持しており問題無し。 デフォルトAIは搭載されていないが、ホルン氏による外部AIが公開されている。 + 信楽氏製作 伊邪那岐命 信楽氏製作 伊邪那岐命 主人公自身は登場せず、イザナギとマガツイザナギが入れ替わりながら戦う狂キャラ。 readmeの設定を見る限りでは、両者共にペルソナではない別の存在のようだ。 スプライトは『P4U』のグラフィックを使用。 ゲージが自動で上昇しており、溜まり次第強力かつ派手なゲージ技で攻めてくる。 技名は原作の他、邪霊一閃や紫電滅天衝といったテイルズオブシリーズから取られているものも。 カラー差は12種類存在しており、1Pはオプションでカスタマイズした設定が反映され、2P~12Pはカラー毎に決められた設定が反映される。 4Pは体力が1のオワタ式で開幕に隙があるが、そこで倒せないと強力なゲージ技を放たれるワンチャンカラー。 11Pは神キャラ向けの撃破挑戦用。 AIはデフォルトで搭載されており、人操作は不可。 想定ランクは狂中位~狂最上位。 参考動画 出場大会 + 一覧 + ペルソナ4主人公 シングル MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 地獄門リーグ レアアクマ被害者の会 シングルランセレ大会 版権オリジナルキャラクタートーナメント 狂下位以上狂中位付近ランセレバトルおまけ大会 ※ただしイケメンに限るランセレシングル大会 MUGEN祭 並盛りシングルトーナメント 筐体クラッシャーズ集合!台パンシングルランセレバトル2 幕末前後!核ゲー入門ランセレバトル 恋恋こいし4P前後シングルランセレ大会 スカデビ7P前後狂上位ランセレバトル 狂下位の彼方 シングルランセレ大会 ランセレに愛されろ!空気勢滅殺シングルバトル! 狂下位級!叩け筐体ランセレトーナメント 凶下位付近 新MUGENキャラオンリーバトル!! 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ 陣取り合戦TAG番外編トーナメント R.P.Gランセレタッグフェスティバル 昨日の地獄は今日の相棒!? 私に任せて!女頼りの男女タッグトーナメント【QG杯】 9条流!全部全画面攻撃ランセレタッグトーナメント! 剣士(らしきもの)を集めて ランセレタッグ大会 地獄の果てまでもっと!仲良し! 9条流!全部全画面攻撃サバイバルトーナメント! お見合いトーナメント 友情の属性タッグトーナメント2 古参VS新鋭 新旧交代式TAG FIGHT 神ベガの逆襲!!狂キャラランダムタッグトーナメント 第2回 カオス山盛りタッグBATTLE サム雷杯!狂キャラタッグ大会 第一回剣劇名タッグ決定戦 DJT12 MUGEN祭 並盛りタッグトーナメント 大お神杯凶上位付近タッグバトル 喧嘩上等! 強~凶下位付近タッグバトル 新顔タッグ地獄フェスティバル 友情の属性タッグサバイバル ゲージMAX!!クレイジータッグランセレバトル ヨハン&ゲーニッツ中心凶タッグバトル 多分普通だと思うMUGENタッグトーナメント チーム 陣取り合戦TAG番外編トーナメント 微妙?半凶不狂 4V4 小組對戰大會 頂上対決チームトーナメントII 作品別トーナメントRe 頂上対決お祭りトーナメント 都道府県対抗!全国一トーナメント 職種別 ブラック企業バトル 若さVS経験!!年齢別チーム対抗ランセレサバイバル 作品別10人組お祭りトーナメント 新春テーマ別チームバトルF チームで挑め!アルカナサバイバル なんでもないテーマ別4on4サバイバル大会 その他 Mugen Hex Battle II 論外未満 第四弾 希望vs絶望 無理ゲー!!挑戦大会 生存確率1%!?闘争中!サバイバル コミュニティー争奪祭~番長格付Festival~【番格FES】 ランセレパーティバトル デビルサマナー決定戦 Mugen Hex Battle III 作品別総力戦大会するよー 版権キャラ VS オリジナル・アレンジ連合 勝ち抜き戦 逃走中サバイバル 3つの心が1つになれば勝てるトーナメント 【改造3vs3】 Persona4 MUGEN-BATTLE 手書きキャラonlyトーナメント 狂乱の宴【狂以下タッグサバイバル】 エルクゥ未満ランセレバトル ライバル求めて剣劇トーナメント!Ⅱ 無限大!ヒーローズランセレサバイバル 凶の宴 凶下位ランセレバトル! 新・仁義なき戦い - 第三次MUGEN抗争 - 強ランクタッグ タイムアタック大会 ムゲンモンスター 第4回 4人タッグVSボス 大会 喧嘩が強い上にオトコマエ決定戦 仁義なき戦い4 凶の宴 シーズン2 凶中位前後ランセレバトル! ろくろ回しトーナメント 凶&狂オールスターバトル 超乱闘世紀末ランセレ杯 凶の宴 ザ・ファイナルステージ 凶上位ランセレバトル! 主人公vsオリアレ 肩車バベルタワー建造&破壊バトル 超平等!大体10割前後ワンチャン大会2 正義vs侵略者!都道府県陣取りゲーム 北斗四兄弟前後!!世紀末!!最狂チームトーナメント 六大勢力大陸争覇戦 第二次東西対抗!仲間を集めてワンチャン大会 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルFINAL EDITION Division MUGEN Battle 三位一体 狂上位チームトーナメント 強ランク前後!!MUGEN大合戦!!!~秩序と混沌の戦い~ 運命に惹かれた者に捧げる!高性能タッグ大会【ステラ杯】(おまけ) 更新停止中 pokemon風大会 第三回俺の嫁婿がチョーサイコー!トーナメント 新春!春の交代式TAG TEAM FESTIVAL!! 凶前後ランセレタッグバトルロワイヤル再逢 多分台パン時間厳守!!ルーズな奴はカエレ!バトル 叩き壊せ!!台パン壊杯 狂下位上限前後 凍結 陣取り合戦TAG 狂キャラタッグバトル 危険な2人杯【オクライマー未満】 成長トーナメントRe ヒャッハー凶だぁー ランセレニューイヤーサバイバル Big Bang Age 削除済み あつまれ!電車ごっこチームバトル 男女対抗 凶・狂キャラチームトーナメント 凶以下狂以上 改造も人力TASも無いなら…追加ルールしかないじゃない!大会 狂中位~上位チーム対抗戦 強キャラ ランセレサバイバル 凶下位スーパーランセレ60 紅白狂合戦 夏の作品別サバイバル + 伊邪那岐命 【伊邪那岐命】 希望vs絶望 旧章12回リスペクト 隔離への挑戦大会 黒夢 vs 白幻 仲間を集めて合戦バトル なんだ!このおんがくは!止めれるか戦慄のBGM軍! 出演ストーリー MUGEN STORIES INFINITY(鳴上悠) コンパチヒーローカードウォー(鳴上悠) それは意味のない交差(瀬多総司) 永江一家の正しい過ごし方(鳴上悠) 七夜と無限市(鳴上悠) 春香さんの学園天国!(鳴上悠) *1 これは同じくアトラスから発売されたゲーム『超執刀カドゥケウス』シリーズの主人公の名前。 アトラスでは説明書やパッケージなどで、本来名前のないキャラクターに自社製品のキャラの名前を付けるのが恒例となっている。 *2 『4』の戦闘メンバーのペルソナは日本神話から多くを取られており、さらに本作のペルソナを得る過程を踏まえ、 シャドウ共々本人の持つパーソナリティに強く影響されたデザインが多い(例えば自由に羽ばたきたい願望=翼の生えたペルソナなど)。 また、番長が持つペルソナが「イザナギ」である事には、実は本作の核心に迫るもう一つの理由も存在したりする。 *3 この代表例として挙げられるのが、作中で登場したカレーという名の化学兵器、物体Xである。 ファンからの通称はムドオンカレー(ムドオン:作中で登場する闇属性即死魔法)。 漫画版ではそのムドオンカレーを食した際にあまりのショックからか、 EDテーマである「NEVER MORE」のセルフパロディである愛情カレーVerなる歌を作詞している。ムチャ…しやがって…!! + NEVER MORE 愛情カレーver 無慈悲な風味だけが デタラメに口に溢れてる NEVER MORE 切なく 流れ出た カレー アニメ版では相棒共々白目剥いてぶっ倒れるという明らかに主人公がしてはいけない表情を晒してしまっている。 *4 具体的に言うと「通常より体力増加」「覚醒SPスキルが覚醒していなくても発動可能」 「通常バーストとワンモアバーストが『シャドウ暴走』というシステムに変更」「ボイスが特有のものになる」等。 問題が「シャドウ暴走」というシステムで、この状態になると一定時間相手がバースト不能。 更に「スキルから別のスキルにキャンセルできる」「ゲージ技使いたい放題」と何言ってるのか分からなくなるぐらい有利な状態になる。 つまるところ何か刺さったらあっという間にコンボで体力を減らされる、どっかの世紀末を思い出させるシステム。 当然ながら暴走の恩恵を大幅に受けられるキャラも入れば、少ないキャラもいる。 だが少ないキャラでも、喰らい中に使えるリバーサルバーストだけは可能なので、 寧ろ「暴走に回さずにバーストにとっておく」という考えも出来てしまい、結果的に本人よりシャドウの方が硬くなっている。 一応、火力低下(と言っても1割ぐらい)や「覚醒(体力一定以下の時に根性値追加、最大ゲージ増加、覚醒SPスキル使用可能等)」消去、 一部のキャラはそもそもシャドウ版が存在しないので使えない等デメリットも無いわけではないが、 メリットの方が全体的に優れているのでVer2.00以降では「通常使うならシャドウ使った方が強い」と、キャラゲーとしてもどうなのかという意見もある。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4170.html
この記事ではPS2用ソフト『ペルソナ4』と、その移植であるPSV/Win(Steam)用ソフト『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』を扱います。 ペルソナ4 概要 ストーリー 特徴 前作からのシステム変更点 日常パート ダンジョン探索 戦闘 評価点 システム全般における前作からの改善 充実した日常パート キャラクターの魅力 質の高いストーリー・世界観 グラフィック 音楽 賛否両論点 ミックスレイドの廃止 シナリオの雰囲気 問題点 シナリオ ダンジョン探索 その他 総評 ペルソナ4 ザ・ゴールデン 概要(ゴールデン) 変更点・評価点 賛否両論点(ゴールデン) 問題点(ゴールデン) 総評(ゴールデン) 余談 その後の展開 メディア展開 ペルソナ4 【ぺるそなふぉー】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 プレイステーション2 発売・開発元 アトラス 発売日 2008年7月10日 価格(税込) 7,329円 レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版(税込) PlayStation 2 the Best2010年8月5日/2,940円 判定 良作 女神転生シリーズ 概要 『ペルソナ』シリーズの4作目。通称『P4』。 ナンバリングとしては『4』だが、『ペルソナ2』(P2)は『罪』と『罰』の3部作、『ペルソナ3』(P3)は追加シナリオを収録したバージョンアップ版が発売されているので、実質6作目とも言える。 『真・女神転生III NOCTURNE』『P3』の開発チームが制作した。 プレイヤーは地方都市で起こる連続殺人事件と、まことしやかに語られる都市伝説「マヨナカテレビ」の真実を仲間と共に突き止めていく。 終始ダークな雰囲気のストーリーが展開された前作とは対照的に、本作のストーリーは和気藹々とした日常と、溌剌とした前向きな冒険譚とがメインとなっている。 ストーリー 家庭の都合で1年の間、都会からとある田舎の地方都市に引っ越すことになった高校2年生の主人公。主人公は叔父で刑事の堂島遼太郎の家に厄介になりながら、大手スーパー店長の息子・陽介、カンフー映画好きの活発な少女・千枝、旅館の跡取り娘・雪子と友人となり、楽しい学校生活を送り始めた。その中で主人公は、雨の夜に見られるという怪現象「マヨナカテレビ」の噂を知る。だが、主人公の引っ越しに呼応するかのように、濃い霧に覆われた街で奇怪な殺人事件が発生する。突如失踪し、死体となってテレビアンテナに吊るされる人々。次に行方不明になるのは誰なのか。犯人はどこに…。陽介が思いを寄せる先輩女子生徒が行方不明となったことをきっかけに、主人公とその仲間たちは正体不明の犯人と事件の謎の追跡を始め、ふとしたことから異世界への扉を開いてしまうことになる。その扉の鍵とは、心の力…もう1人の自分。 "ペルソナ"――。 特徴 本作は前作『P3』の2年後という設定で、世界観・ゲームシステムが『P3』と共通している。 とあるイベントで、月光館学園やポロニアンモール等の『P3』の舞台へ行けたり、『P3』のキャラクターが一部ゲストで登場するといったファンサービスもある。 前作同様『ペルソナ2 罰』までの作品と関連性は無いが、『女神異聞録ペルソナ』のようなジュブナイル系のストーリーや、『ペルソナ2 罪』で見られたような「もう1人の自分との対峙」といった共通点もいくらかは存在する。 「オカルトな噂話」から事件が幕を開けるという展開も『P2』を連想させるものとなっている。 その他にも、敵の名前が『P2』でのもう1人の自分の名称であった「シャドウ」という同じ語であるなど、前作の頃から旧シリーズを連想させるような要素は点在している。 イメージカラーは、前作のスタイリッシュでシャープな青から、お洒落で明るい黄色へ。 やわらかい感じでありながら、どことなく不安にさせるイメージも併せ持つ。 異世界を攻略する時は、パーティのメンバー全員が眼鏡を掛けている(1名だけ例外)。 この眼鏡は異世界の濃霧が視界から取り払われ、かつ心身の衰弱を和らげるという特殊なもので、ストーリー上も意味がある。 前作からのシステム変更点 基本的な仕様はほぼ前作と同じものを採用しているが、変更点も多くある。 これら変更点の一部は後発の『ペルソナ3ポータブル』(P3P)へと逆輸入された。 新たに「天候」システムが導入された。 天候は晴れ・曇り・雨の3種類。ストーリーに密接に関わっているため、ランダムではなくゲーム中の1日ごとに決まっている。 雨の日は特別な天気であり、ほとんどのコミュニティが行えなくなる代わりに、日常パート及びダンジョン探索の双方に以下のようなメリットが生じる。行動を判断する重要な要素となっている。 雨の日限定のレアイベント ショップのセール レア素材を落とすシャドウがダンジョンに出現する また、本作では「雨が数日続いた後の晴れの日は霧が出る」という法則がある。霧が出る日はマヨナカテレビに映った人が死体になる日であり、それまでにダンジョンを攻略できないとゲームオーバーとなる。 日常パート コミュニティシステムの変更点 キャラクターとコミュニティを築いて親交を深めていく。深まれば深まるほど、ペルソナ合体が有利になったり、キャラクターが悩み等を話してくれたりとより感情移入できるようになる。これ自体は前作と同様。 今作では女子とのコミュを進めると、キャラ毎に恋人になるか友人のままでいるか選べるようになった。前作にあった強制恋人化が無くなり、恋人を1人だけに絞る誠実なプレイも可能で感情移入しやすい。もちろん、望めば前作のように複数人と恋愛関係になることも可能。 また、前作では男子パーティメンバーのコミュが無かったが、今作はパーティーメンバー全員とコミュを築ける。 加えてコミュ進行を妨げる状態、リバース及びブロークンの発生が前作よりも大幅に少なくなり、初見プレイヤーにも優しい設計になった。 パーティーメンバーとのコミュは戦闘中の行動にも影響するようになった。後述。 前作ではコミュ攻略のメリットはペルソナ合体が有利になるのみであったが、今作ではコミュレベルに応じて(一部メンバーとはいえ)戦闘に直接関与する能力が追加されていく様になった。 主人公のパラメーター 主人公には、戦闘とは関係ない日常生活のパラメーターが設定されている。前作では「学力」「魅力」「勇気」の3つであったが、今作では「知識」「伝達力」「寛容さ」「勇気」「根気」の5つへ細分化された。 これらはアルバイトや読書、会話中の選択肢などで上げる事ができ、高くなるほど新たなコミュニティが発生する、釣りが長く出来るなどさまざまなメリットが生まれる。 「アルバイト」の新設 上記のパラメーターを高めつつ金銭が獲得できる「アルバイト」が日常パートへ追加された。 行動計画が建てやすくなったほか、アルバイトによって出会い、進行または派生するコミュニティもあるなど、日常パートに深みを与える要素となった。 ただし、アルバイトのみでパラメーターを上げ切る事は現実的ではないので、綿密な行動計画が必要なことは変わっていない。 このアルバイトも少々形は変わったが『P3P』に逆輸入された。 クエスト 特定の時期に街中の様々な特定の人と会話するとクエストを受けられる。 コミュニティの1つの隠者コミュもクエストを達成することで絆が深まる。 マップ移動 □ボタン1つで特定のエリアに飛べる機能が追加され、移動の冗長さが解消された。 ダンジョン探索 前作同様、ダンジョンはほとんどが自動生成式である。 前作は「タルタロス」という巨大な1つのダンジョンを全編通じて少しずつ踏破していく形式だったが、今作では救出・追跡する人物ごとに意匠コンセプトの異なる個々のダンジョンが独立して登場する形式となった。 前作にあった、パーティメンバーへの「散開・集合」の指示はなくなった。 「長時間経過による死神属性の強力なシャドウの出現」もなくなった。一応同名のシャドウは登場するが、「2周目以降に宝箱にまれに現れる」ように出番が変更されている。 疲労度のパラメータは削除され、やや自由に探索しやすくなった。 ただしSP回復に非常に高いコストがかかるため、同じ日に何度もダンジョンへ潜るのは現実的でなく、探索難易度が下がったというわけではない。 戦闘 前作に引き続きワンモアプレスバトルを採用。 これは弱点属性攻撃を与えたり、攻撃がクリティカルヒットすると、攻撃を受けたキャラクターをダウンとよばれる状態にでき、さらにダウンさせたキャラクターは追加行動が可能となるというもの。この基本は前作から変わらない。 今作での変更点は以下の通り。 全体魔法を使用した際、1体でも弱点を突くことができれば追加行動が可能となり、全体魔法の使用価値が前作より増した。ただし敵にも同じことが言えるため、下記の防御などを使いこなすことが要求される。 前作では「ダウン」した敵は次のターンを消費して復帰する(1ターンの行動不能が発生する)であったが、今作では復帰したターンに行動するようになった。前作のようにとりあえずダウンを狙って行動を1ターン封じるという戦法は不可能となった。 行動不能状態として「気絶」が新たに追加された。ダウンした敵が攻撃を受けると、通常時は50%の確率で、弱点を突かれるまたはクリティカルが発生した際は100%の確率でそれぞれ「気絶」状態となり、前作の「ダウン」と同じように次のターン行動不能となるというもの。2ターン目で復帰すると同時に行動可能となる。 「待機」コマンドが「防御」コマンドへ置き換えられた。 ダメージを軽減するほか、弱点が無くなり、クリティカルやバッドステータス(状態異常)を防ぐ。1度攻撃を受けると防御は解かれる。 味方への直接のコマンド指示が可能となった。 コミュレベルに応じた味方の追加行動が新たに設定された。 日常パートで仲間とのコミュレベルを上げることにより、「主人公が倒されそうな時に庇う」「HPが0になるダメージを受けても一度だけHP1で踏みとどまる」などの有利行動をとってくれるようになった。 ミックスレイドの廃止。後述。 評価点 システム全般における前作からの改善 ゲームのテンポの改善 前作『P3』では、日常パートと影時間パートの「ダンジョンアタック」を繰り返す中で、RPGとしては多めのプレイ時間が要求され、しっかりとプレイするならクリアに100時間以上要した。 特に影時間パートのダンジョン「タルタロス」は非常に多くの階層を登り続ける構造ながら「疲労ポイント」が設定され探索に制限があり、かつプレイヤー視点でもやや単調な構造が続きがちのため、あまりにも長く飽きるというユーザーも少なからずいた。 今作では日常パート、ダンジョン攻略の双方において全体的に細やかに調整されており、前作よりもスリムに、かつゲームとしての手応えはそのままにと、まさに「正当な後継作」を思わせる仕上がりになっている。 それでも基本的なプレイ時間は60~80時間程とそれなりに長いが。 先述の□ボタン移動など、細かなユーザビリティの向上により快適なプレイが可能となっている。 ワンモアプレスバトルシステムのさらなる充実 もともと完成度の高いバトルシステムではあったが、先述の通りシステムが変更され、さらに戦略性が高まった。 戦闘AIの改善 前作ではパーティーメンバーのAIがあまり賢くなく、無意味なタイミングで補助魔法をかけるなど雑な行動が多く見られた。 今作はAIの行動パターンが大きく改善され、加えてプレイヤーが味方に直接コマンド入力することも可能となったため、ストレスが激減した。 充実した日常パート コミュニティの充実。 先述の複数の変更点により、コミュニティ攻略を快適に進めやすく、またそのメリットを幅広く享受しやすくなった。 前作からの変更点でも述べたように、今作ではパーティーメンバー全員とコミュを築ける。また前作では仲間のコミュ解放が中盤~終盤と遅く、いまいちキャラクターの設定が掴みにくかったが、今作では序盤から順次解放されるようになった。 その悩みも、基本的に誰もが感じたことがあるであろう良い意味で青臭いリアルなものであり、キャラクターと同世代のプレイヤーはより感情移入でき、年齢層が上のプレイヤーは懐かしい気分に浸れること必至。 一方、ある程度年を取ったキャラクターのコミュニティでは社会生活上の現実的な悩みや個人の視点から見た社会問題に近いテーマなども扱っており、むしろやや年を重ねた人にこそ共感しやすいような描写も用意され、「若者にしか共感できない内容」にとどめず、作品全体へ深みを与える演出として一役買っている。 また仲間だけではなく、菜々子や堂島といった家族をはじめ、常に喪服を着る老婦人、親子関係に悩む中学生男子など老若男女の様々な人物と『P3』とはまた違った絆を築くことができる。 アルバイトの導入による行動計画のしやすさ。 前作では主人公のパラメーター上昇にお金と時間が必要(*1)だったため、金欠になったり時間をとられてコミュニティを進める時間が取れなくなる場合があった。 今作ではアルバイトなのでむしろお金が入る、アルバイト先のコミュも進行するといった形になり、「コミュのための能力を上げるために、コミュのための時間とついでに金も食われる」というストレスが大きく軽減された。ただし、先述の通り必ずしも「簡単にコンプリートできるようになった」わけではない。 難度を単純に軟化するのではなく、ストレスを感じさせない形へ転化した良調整。 天候システムによる、日々の過ごし方に対するメリハリのつけやすさ。 天候システムにより、「雨の日はダンジョンを攻略し、晴れの日はコミュニティ交流をする」などといった行動のメリハリがつけやすくなった。 進化した学生生活 ペルソナの戦闘や本編のシナリオだけではなく、学生生活も充実。勉強に部活、恋愛に釣りや読書などの趣味、アルバイトなどの等身大の高校生らしい生活が送れる。 特に海外からは日本の学生生活を送れると高評価。 キャラクターの魅力 主要キャラからサブキャラまで、多くのキャラが高い人気を誇っている。 主人公は自発的にしゃべることのないいわゆる無口系主人公でありながら、選択肢ではお惚けた台詞からカッコいい台詞まで様々。ダンジョン攻略だけでなく学業やアルバイトなど、彼を通して楽しい学園生活を満喫できる。 特に足立透や堂島菜々子の人気は高く、後続の派生作においてプレイヤーキャラやナビ役などに抜擢されるほど。 この評価の高さは、上記のコミュニティと同じように各キャラの所々にリアルな描写を交えつつ、分かり易い丁寧な心情描写、演出が行われている点による。 キャラクターとの会話では話し言葉が使われたり、どこか現実で見かけそうな言動などが多く、親近感が沸きやすい。 主人公達の絆が感じられる。 仲間たちは全員、ペルソナ覚醒時に心の内面をさらけ出し本心から打ち解け合える関係となっていて、主人公達の仲が良いというのも1つのポイント。 仲間全員のペルソナが日本神話をモチーフにしていることや眼鏡といった共通点にも、チームとしての連帯がみられる。 前作では、仲間キャラの誰もが暗い過去や深刻な事情を抱えており、各々の苦しい胸の内や仲間同士の確執が描かれていた。 一方で、本作ではキャラクターが乗り越える壁が「家族関係や人間関係、世間体」といった身近なものに変わったため、より共感しやすい、高校生の微笑ましい学園生活を見ることができる。 この路線変更により「マニア向け・メガテンっぽい」前作との差別化が図られており、本作はより「万人向け・親しみやすい」作風になったと言える。 加えて『P3』には無かった男子仲間コミュも用意され、よりシナリオとキャラが密接な関係へと進化している。 恋人候補達も前作から増えた。 + 登場人物 メインキャラクター 主人公(CV 浪川大輔) アルカナ:愚者(ワイルド) 初期ペルソナ:イザナギ 両親が海外出張するため、母方の叔父の堂島遼太郎の家に1年間居候することになった高校2年生。 周囲が認めるリーダーシップとカリスマ性の持ち主。 デフォルト名は無いがTVアニメ版や続編の『P4U』では「鳴上 悠(なるかみ ゆう)」が使われているため、事実上これがデフォルト名になっている。 初期ペルソナのイザナギの風貌や竹刀を持っている様子などからファンの間では「番長」で通っている。後に『P4U』でこのあだ名が公式化。 戦闘での武器は刀及び長剣。 花村 陽介(CV 森久保祥太郎) アルカナ:魔術師 ペルソナ:ジライヤ → スサノオ → タケハヤスサノオ(P4G) 主人公のクラスメート。市内にあるデパート「ジュネス八十稲羽店」店長の息子。 主人公同様に半年前に都会から引っ越してきている。誰にでも分け隔てなく接し、面倒見の良い性格。だが、下ネタ発言が多いため「口を開けばガッカリ王子」と称されている。 彼が思いを寄せていた小西早紀が連続殺人事件の犠牲者になったことをきっかけに「特別捜査隊」を結成する。 主人公を「相棒」と呼ぶ。 戦闘での武器は小刀の二刀流。 里中 千枝(CV 堀江由衣) アルカナ:戦車 ペルソナ:トモエ → スズカゴンゲン → ハラエドノオオカミ(P4G) 主人公のクラスメート。カンフー映画の大ファン。天城 雪子とは幼少からの幼馴染。 色気より食い気で好きな料理は肉。男友達も多いがあまり女扱いされない。 主人公たちに「マヨナカテレビ」の噂を教えた。 戦闘での武器は足甲および我流の足技。 天城 雪子(CV 小清水亜美) アルカナ:女教皇 ペルソナ:コノハナサクヤ → アマテラス → スメオオミカミ(P4G) 主人公のクラスメートで千枝の親友。高級旅館「天城屋旅館」の一人娘で次期女将。 いかにも大和撫子といった美貌で学内外問わず人気が高いが、アプローチを全て袖にしているため彼女を口説くことは「天城越え」と呼ばれている。 実はかなりの天然ボケでマイペースな性格の持ち主。気心の知れた仲間内では些細なことで笑いが止まらなくなる一面も。また、千枝と共に料理の腕前は壊滅的で林間学校で作ったカレーは「ムドオンカレー」と呼ばれている。 マヨナカテレビに映り、特別捜査隊の最初の救出者となる。 戦闘での武器は扇。 巽 完二(CV 関智一) アルカナ:皇帝 ペルソナ:タケミカヅチ → ロクテンマオウ → タケジザイテン(P4G) 主人公の1つ後輩になる高校生。中学時代に一人で暴走族を潰したと噂される札付きの不良。 根は素直で母親を大切にしている少年。暴走族を潰したのも母親を思っての行動だった。 手先が器用で裁縫や編み物が得意。可愛いもの好きなど見た目に反した趣味を持つ。いわゆるオトメンである。 戦闘での武器はパイプ椅子などの凶器。 久慈川 りせ(CV 釘宮理恵) アルカナ:恋愛 ペルソナ:ヒミコ → カンゼオン → コウゼオン(P4G) 短期間で準トップまで上り詰めたアイドルだったが突如芸能活動を休止し、地元である稲羽市の丸久豆腐店に越してきた(*2)。 無邪気で人懐っこく、人の感情を敏感に感じ取る感受性の持ち主。マヨナカテレビから救い出されて以降は主人公に好意を抱き、アピールを繰り返す。 ペルソナは情報支援に長けた探索系能力のため、戦闘には参加せずにサポートに徹する。 クマ(CV 山口勝平) アルカナ:星 ペルソナ:キントキドウジ → カムイ → カムイモシリ(P4G) 初めてテレビの中に入った際に出会うことになる生き物なのかどうかもわからない存在。きぐるみのような姿をしているが中は空っぽ。 テレビの中の世界に住んでいたが最近騒がしくなってきたため、中に入れる主人公と共に事態を解決するために協力関係を結ぶことになる。 白鐘 直斗(CV 朴ロ美) アルカナ:運命 ペルソナ:スクナヒコナ → ヤマトタケル → ヤマトスメラミコト(*3)(P4G) 主人公の1つ後輩。代々探偵を輩出している家系の5代目。「探偵王子」としても有名で、連続殺人事件の特別捜査員として稲羽市に現れ、八十稲羽高校に転校してくる。 探偵らしく頭脳明晰で強い正義感の持ち主だが、思い込みが激しく融通の利かない面もある。 戦闘での武器は銃。 サブキャラクター 堂島 遼太郎(CV 石塚運昇) 稲羽署に勤務する刑事。主人公の母親の弟で、主人公を1年間居候させる。 妻を交通事故で亡くしており、娘の菜々子を男手ひとつで育てながら、ひき逃げ犯の行方を追っている。 刑事としての能力は確かなもので、連続殺人事件の法則性を推理してみせていた。 堂島菜々子(CV 神田朱未) 堂島 遼太郎の一人娘で小学1年生。 家を空けがちな父親に代わって家事をこなすしっかり者。 同居することになった主人公とは当初距離を取っていたが、次第に打ち解け「お兄ちゃん」と呼ぶようになる。 その純粋無垢な性格からユーザーから男女問わず人気になり「ナナコン」と呼ばれるファン用語ができた。 足立 透(CV 真殿光昭) 本庁より赴任してきた若い刑事。堂島の部下として共に行動する。 捜査内容を主人公たちに漏らしたり、完二に気圧されたりするなど口が軽く間の抜けた性格。 給料が低いのかキャベツを愛食している様子。 質の高いストーリー・世界観 詳細はネタバレになるため伏せるが、数々の要素が絶妙に噛み合って描かれるテーマとそのストーリー構成の質は高い。 シリーズの中では全体的に明るく和気藹々とした雰囲気ではあるが、殺人事件を通して終りなき日常の裏側にある闇を感じさせるなどダークな要素も持ち合わせている。 仲間との絆やもう1人の自分との対峙のピックアップ、そのなかに「猟奇殺人事件の捜査」という推理物の一面も含んでシナリオは進行していく。 メインのシナリオは手探りの状態で進んでいくため、操作するプレイヤーも含め後手後手に回っていくのだが、全ての真相を知ったうえで2周目を始めると、実は事件の犯人の姿が伏線としてあちらこちらに出ていることに気付くはず。 その犯人を主人公達が追求するシーンでも1周目では冷静さを失った犯人からなんとか情報を引き出しているように見えるが、真相を知った後でこのシーンを見ると1周目とはまったく異なって見える。 このようにデータ引き継ぎの2周目という単純なやり込み要素だけでなく、新たな発見があるのもモチベーションを引き上げる。 この「もう1人の自分との対峙」は、誰もが一度は感じたことがあると思われる他人への劣等感など身近なものが多く、キャラクター達の魅力とあいまってストーリーへも感情移入しやすい。 「人には表と裏、様々な顔がある」というテーマがペルソナという人格を通してシリーズ内で描写されることが多いが、そのどの顔も現実にあってもおかしくないものとして描写されているのも今作の魅力である。 舞台となるダンジョンやもう1人の自分であるシャドウはそういった各キャラクターの一面、コンプレックスが誇張されたものになっている。 ダンジョンやシャドウのデザイン、設定などからキャラクターの内面を考察できるというのも今作の魅力の一つである。 例を出すと、花村陽介の思い人である小西早紀のシャドウは辛辣な言葉を発するが、シャドウの設定を理解していれば彼女の本当の気持ちがわかり、シナリオの奥深さを知ることができる。 ギャグ・ネタ的なイベント・ダンジョンも用意され(料理イベント、熱気立つ大浴場など)、ストーリーの良いアクセントとなっている。 「ペルソナ」や「マヨナカテレビ」といった非現実的な要素はあるものの、主人公達の敵は謎の連続殺人犯であり、堂島たち警察が無能なわけでもなく(*4)、情報収集に関しては主人公達よりも圧倒的に警察の方が上など、ストーリーの基本部分は非常に現実的。 細かいことかもしれないが、本作が「フィクションだけど本当にありそう」な感じに仕上がっているのはこういったものの積み重ねの賜物である。 加えて、「メガテンの系譜」らしく近年問題となっている「少年犯罪」「いじめ」「シャッター商店街」などの時事ネタも盛り込まれ、リアリティを感じさせる要素の1つとなっている。 日常と地続きの学園物・ジュブナイル物として完成度が高まった。 前作も学園物の要素を多く持っていたが、「世界に破滅を招く『影時間』の抹消」や「巨大企業の極秘実験」といった壮大な目的や背景となる設定があり、多くの登場人物が劇的な運命に翻弄される作風になっていた。 登場人物も、極端に尖った個性付けをされた、現実離れしたキャラが少なくなかった。 それに対して本作は、どこかに実在しそうな田舎町が舞台であり、登場人物も「どこかにいそう」な人間味溢れるキャラクターが多く、日常の描写は真に「日常」感が溢れるものとなった。主人公たちの行動も「地元で起きた事件の捜査」というジュブナイル物では定番とも言える形で始まる。 地方を舞台とすることで、東京や都会が舞台であったメガテン他作品や前作と異なり、都会に馴染みのないプレイヤーにも没入しやすい世界観となっている。 一方、主人公は「都会から田舎へ引っ越してきたばかり」と設定されており、田舎に慣れていないプレイヤーにとっては「田舎への移住を体験する」形となり、感情移入しやすい設計となっている。 人外の仲間キャラの存在にも説得力を与え、作品世界に調和させている。 本作では着ぐるみのような姿をした人外のキャラであるクマが仲間に加わるが、「作品世界のリアル」を破綻させない背景を持っており、その存在が作品の中で自然なものになっている。アイギスは中盤以降で登場するが、クマは最序盤で登場し、異世界への最初の導き手となる役割でもあるため、高校生のパーティにいきなり異質な存在が加わるという違和感も少ない。 総じて、超常の戦いに身を投じつつも見慣れた日常を生きる高校生たちの物語として、より自然で親しみやすい形に洗練されたと言える。 優しげでスタイリッシュなピアノ曲と夕焼けの校舎に佇む主要キャラクターたちのシルエットが印象的なタイトル画面は、そんな本作の雰囲気を良く表している。 グラフィック グラフィックも、細かい部分でリアリティが出るように作りこまれている。 「ブロック塀の汚れ」「さび付いた看板」といった場所の汚しや、夏の夜に蛙の鳴き声が聞こえる等といった演出で地方都市といった部分を見事に表現している。 アニメーションパートも美麗(*5)。挿入されるタイミングも良く、より物語への没入感を高めてくれる。特にオープニングアニメは毎回見てしまう人も多いのではないだろうか。 インターフェイス デザイン性に優れていながら機能的で使いやすい。前作同様、近年稀に見る良インターフェイスである。 音楽 前作に引き続き目黒将司氏がメインコンポーザーをつとめている。 通常戦闘曲「Reach out to the truth」やオープニング曲「Pursuing My True Self」など音楽も好評。 特に、最初はOP曲かと思われていたほど戦闘曲離れしていた通常戦闘曲の衝撃は大きかった。 サウンドトラックの売り上げはオリコン調べで5万枚以上という、ゲームのサウンドトラックとしては稀に見る売り上げを叩き出した。ちなみに、前作もかなりの売り上げを記録している。 ゲーム サントラの売り上げ比率はおおよそ32 5。約15%である。音ゲーやギャルゲーのキャラソンCDを除けば売れても5~7%、1%未満もそう珍しくないゲームサントラにおいて、まさに記録的な数字である。 賛否両論点 ミックスレイドの廃止 ミックスレイドとは、主人公が所有するペルソナの特定の組み合わせで発動する特殊スキルで、前作で登場していた要素である。 今作では、スタッフ曰く「所有するペルソナが限定されてしまう」「強力すぎた」という理由により廃止されている。ただ好評な要素だっただけに廃止に不満をもつプレイヤーもいた。 本作での廃止での不満の声を受けてか『P3P』では、ミックスレイドは組み合わせでの発動ではなく、アイテムを使用することで発動する形に変更されている(*6)。 シナリオの雰囲気 物語の題材が殺人事件なのに明るすぎるという声もちらほらある。 特に花村陽介は事件で片思いの先輩を亡くしているのに、シナリオではコメディリリーフの展開が多い。もっとも、ストーリーやコミュを通して彼本人の性格や場を暗くしないための気遣いであるとわかるようになっているが。 一方でこの堅苦しくない雰囲気が、学園生活の描写を彩っているという点もあり、一概に問題点とまでは言えない。レクリエーションに興じるのも年頃の高校生であることから、当然と言えば当然である。 問題点 シナリオ パーティメンバー全員が揃う終盤まで、「新たな仲間キャラがトラウマからシャドウを生み出し、それを乗り越えることでペルソナを得て仲間に加わる」展開が繰り返される。一応事件捜査の本線は進行するものの、マンネリ感は否めない。 エンディング分岐 まず今作はバッドエンディング3種類(*7)、ノーマルエンディング1種類、真エンディング1種類の計5種類となっており、終盤のある2つのイベントでの選択肢を間違うとバッドエンドになってしまう。 1回目のイベントが厄介で、仮に真相が分かっていても僅かな選択肢のミスからバッドエンドに直行する。 2回目のイベントは選択肢による推理だが、シナリオを注意深く読んでいれば目星をつけられ、直前でヒントも出る。さらに3回のチャンスが有るため、間違えることは少ない。 バッドエンドは未完が明白なので、直前のセーブ箇所からやり直せるが、エンディングの分岐点に差し掛かるまでが長く(特に1回目のイベント)時間がかかる。 真エンドは条件がさらに分かり難い。その上、ノーマルエンドでもある程度大団円であるため、真エンドの存在に気付かずクリアしてしまう場合もある。 最終日でのある行動が確定条件となるが、その条件が相当虱潰しに探索するスタイルのプレイヤーでないと気付かない方法で、最終日の行動順によってはそこでイベントが起こるという発想自体が浮かびにくい。 普通にプレイしているとエンディングの時点でレベルが低い、最後に解禁されるペルソナが実質使用できないなど、システム面から気付く可能性はある。そこから条件を探すのはまた難しいが。 ダンジョン探索 自動生成ダンジョンの内容自体は前作とあまり違わない。 敵も何も無い道をただ移動したり戻らされるだけの場面も多い。プレイヤーの移動速度も速くはないが、これは敵シンボルとの接触の兼ね合いもあるので仕方ない部分もある。 ダンジョンごとに見た目の個性が設定されたためマンネリ度は多少緩和されているが、探索自体に関わるギミック類は相変わらず少なく、ダレる原因になりやすい。先述した「他メンバーへの散開・集合指示」や「1フロアの探索時間制限」などの撤廃もここへ関与している。 前作では、毎月タルタロスの外に固定マップのダンジョン(短いが)が用意され、これを探索し主要ボスと戦うというイベントが用意されメリハリをつける要素となっていたが、本作にはそれがなくほぼすべて自動生成のダンジョンで完結する点もこれを助長している。 このようにダンジョン探索でダレる要素が多いにもかかわらず、クエストは「クリアしたダンジョンの特定の敵から、クエスト受領時のみドロップするアイテムを届ける」と言う物ばかり。 クエストの発生時期が少しズレているのでいくつか受け損ねてしまう事もあり得る。そうすると「クリアしたダンジョンに何度も通い、目当ての敵が出るまで延々エンカウントし続ける」と言う作業を強いられ非常に面倒くさい。 クリア後ダンジョンに出現するミニボス討伐と合わせて消化することが想定されているような仕様だが、攻略の流れに沿った「これから向かう場所で得られる物品を持ち帰る」仕様でないのはやや不親切。 また、こうした要素と日数が限られている点から、効率の良いプレイを考えると「クエスト消化とシナリオクリアを1日で終わらせる」ことになる。その結果「日常が長くてなかなかダンジョン探索が始まらない」「いざダンジョンに入ると、やるべきことが多すぎて日常になかなか戻れない」「最新ダンジョンで大変な事件が起きているのに、それを無視して前のダンジョンへアイテム探しにいく」ということになりがち。 加えてあるダンジョンには「クリアすると残り期限に関わらず強制的に特定の日付まで経過する」という罠があったりする。 その他 登場人物の多くが「本当の私とは何か」を自問し、その答えを見出してゆく物語であり、各人のそうした姿を血の通ったものとして見せるだけの背景も与えられている。 だが、事件の真犯人についてはあまり掘り下げられておらず、世界を脅かすほどの心の闇がいかに育まれたかの描写は、決戦前に本人の語りがある程度でやや薄味。 製作者も掘り下げ不足を認識していたのか、『P4G』では多少補完されている。また、そのアニメ版『Persona4 the Golden ANIMATION』でも、その人物の視点からの描写がある。 序盤の数日間はメニューを開けない関係上、コンフィグ設定を切り替えることもタイトル画面に戻ることもできない。 主人公の名前入力をやり直したくなったり、コンフィグ設定を変更したくなった時などに不便。 イベントをスキップできない △ボタンを押し続ければ文章を高速で飛ばすことはできるが、キャラの動きなどの人形劇は飛ばせない。ムービーは一瞬でスキップできるが、エンディングだけは飛ばせない。 イベントを鑑賞したいわけではない場合(*8)には、イベントを飛ばせないためにゲームのテンポが悪く感じられる。 1周クリアする分にはそれほど問題ではないが、データ引継ぎ・周回プレイが想定されている昨今のRPGとしてはやや不親切な部分。 仲間の性能差が大きい。 命中率不足に陥りやすい本作で高い命中率と回避率を誇り、その他運以外のステータスもかなり高め、さらに得意とする属性の耐性を持つ敵が少ないために大活躍しやすい陽介が抜群の高性能と汎用性を誇る。 また、魔力以外のステータスのバランスが良く、強力な物理攻撃スキルや物理攻撃の威力を上げるスキルを複数持つ千枝も陽介に次いで優遇されていると言える。 また、この2人はコミュニティの入手が早いため、早い段階でコミュニティを最大まで上げて上位ペルソナを覚醒させると、主人公のペルソナ次第で3人が弱点無しとなり、戦闘をかなり有利に進められる(*9)。 反面、SP不足に陥りやすい完二や、極端なスキル構成を持つ直斗辺りはステータスの粗もあり、他のメンバーと比べて不遇さが目立つ。 素材の問題 新たな装備品を購入するために必要な「素材」類のアイテムは、作中で「持っていても意味が無いので売却しましょう」と説明されるのだが、実際には一部の素材はクエストでも必要になるので、売らずに一定数確保しておいた方が良い場合がある。 素材を売却して新たな装備品が購入可能になった際は、店主が新製品を開発する演出があるのだが、一品ごとに行われるので時間が掛かる。 大抵の場合、ダンジョンで集めた大量の素材をまとめて売却するので、一度に多くの新製品が開発されることになるため長く待たされる。 一部の装備関連の画面では、L1・R1ボタンによるキャラ切り替えが利かない。 全体的にインターフェイスが良いためこの部分が目立つ。 ダンジョン探索中の「みんなと話す」 誰と話すかはランダムで決定される。パーティ内の仲間と一通り会話したければ、何度も「みんなと話す」を選ばなければならず、無駄に同じキャラと何度も会話することになる。 鍵付きの宝箱 本作では敵シンボルが宝箱に密着する様に配置されていることが多いが、宝箱の側で○ボタンを押して敵に先制攻撃を仕掛けようとすると宝箱を開けるのが優先されて攻撃できず、敵から不意打ちを受けてしまう場合がある。 とはいえ通常の宝箱の場合、開けた直後に○ボタンを押せば攻撃が間に合って先制攻撃に成功することが多い。問題は鍵付きの宝箱の場合で、鍵を開けない限り攻撃できないため、鍵を消費するか敵からの不意打ちを受け入れるかの二択を迫られてしまう場合もある。 コンフィグの設定項目「自動ページ送り」 イベントの途中で自動ページ送りを止めることはできず、イベントの最中にこの設定のON/OFFを切り替えられる機能がない。 特定の文章をじっくり読みたくなった時や、一時的にゲームから離れたくなった時などに困る場合がある。 この設定がONの時でも、ボタン入力により即座にページ送りをすることは可能だが、ワンボタンでページを送れる上に、文章が表示される数秒前から入力を受け付けているため、飛ばしたくない文章までうっかり飛ばしてしまうことも起こり得る。 一部のクエストが見落としやすい。 □ボタンでのショートカットに対応していない「教室棟3階」「実習棟2階」と、普段使わない物陰の階段にいるNPCからのクエストなどが見落としやすい。特に「教室棟3階」は普段ショートカットを使用していると、存在にすら気づかないプレイヤーもいる。 最強武器獲得に手間がかかる。 特殊なモンスターを倒して獲得するのだが、出現させるのに運が絡み、かつ下準備に結構な手間がかかってしまう。しかも、武器防具は周回引き継ぎができない。 三学期の期間はプレイできない 前作は1月もプレイ可能だったが、今作は1~2月の期間は(物語の都合もあるが)自動的にスキップされてしまう。 キャラクターや舞台の魅力ゆえ「プレイしたかった」と惜しむ声も多かった。 ちなみにプレイできない期間中のエピソードの一部は後述のドラマCDで語られている。 引継ぎ要素の縮小 『P3』ではレベル、各種アイテム、各種装備品が引継ぎできたが今回はできない。そのため『P3』のような強くてニューゲームを行うことはできず、ゲーム性としては狭まってしまった。 釣り 隠者コミュで釣りのミニゲームを行うが、そこそこ難易度が高い。 総評 前作の不満点をしっかり解消しつつ、ポップな雰囲気を強めた上でジュブナイル的要素を大きく打ち出し、非常に高い評価を得ることとなった。 シリーズ通して見ても珍しく明るい展開が多いため、『P2罪』『P3』などの重い展開に打ちのめされた人にもお勧めできる。 ペルソナ4 ザ・ゴールデン 【ぺるそなふぉー ざ ごーるでん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 プレイステーション・ヴィータWindows(Steam) 発売・開発元 アトラス(インデックス) 発売元【Win】 SEGA of America(*10) 開発元【Win】 プリアップパートナーズ(*11) 発売日 2012年6月14日【Win】2020年6月14日 定価(税込) パッケージ 7,329円ダウンロード 5,980円【Win】1,980円 レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版(税別) PlayStation Vita the Best2015年2月5日/3,980円ダウンロード版 3,685円 判定 良作 女神転生シリーズ 概要(ゴールデン) PS2版に追加要素と調整を加えて移植したアッパーバージョン。通称『P4G』。 変更点・評価点 コミュの新規要素、調整 新規に「道化師」「永劫」の2種が追加。 それに伴い、新キャラクター「マリー」が登場。対応したアルカナのペルソナの種類も増加。 道化師コミュはサブキャラから昇格した足立透が担当し、彼の掘り下げが行われている。 既存のコミュに関しても調整が入り、話しかけられる日の増加、夜間の会話、神社にコミュ進展用施設「おみくじ」が設置、特定のコミュに存在した期限が「一時休止」という形に変更されるなど、攻略しやすくなった。 仲間とのコミュではランク上昇に伴いスキルを習得する様になった。 イベント、ダンジョンの追加 それぞれの季節に大小様々なイベントが追加。それに伴い新規アニメも追加、今回のアニメ製作はマッドハウスが担当。 代わりに追加イベントの発生する日は強制的につぶれるので注意が必要。 特定の条件を満たすと追加ダンジョンにも挑めるようになる。 さらに特定の条件を満たせばエンディング関連にも変化がある。 PS2版では操作不能だった三学期が操作可能に。クリスマス、正月、スキー旅行、バレンタイン…と言ったイベントが追加された。 ただし、バレンタイン翌日の2/15から最終日の3/20までスキップされるため、三学期の全期間を過ごせるわけではない。イベントに費やされる日も多く、自由行動が可能な日数は30日ほど。 その期間内、仲間とのイベントも増加。それに伴って仲間のペルソナが第3段階まで覚醒するようになった。 メインストーリーの展開はPS2版と変わらず、事件そのものは年の瀬に終焉を迎える。 修羅場イベントの増加 股がけしているとダンジョン内で女子仲間と話した際、少しギスギスした会話が聞ける他、上記のバレンタインでは修羅場に陥る。 日中、仲間のスキルに関わる「バイクイベント」が追加された。バイクで仲間と出掛け、2人で語らうことで新スキルの習得または忘れたスキルの再習得ができるというもの。 これにより、直斗に4属性魔法を揃えさせたり、完二に回復魔法を習得させる、といった育成もできるように。 戦闘関連の調整 仲間(ナビ役のりせ含む)、敵共に全体的なステータス調整や弱点の変更などが施されている。 特に仲間キャラの性能には大幅な調整が加えられており、「陽介が居れば充分」とも言われたPS2版から一転、全てのキャラがそれぞれ使いやすくなった。 特定の仲間同士による「合体攻撃」や、メンバー外の仲間がバイクで出張してくる「出張追撃」に加え、りせによる総攻撃の援助および戦闘サポートなどの新要素も追加。 「総攻撃」のカットインも変更。エフェクトが変化した魔法なども。 戦闘後のボーナスタイム「シャッフルタイム」の仕様がガラッと変更。 目押しや配置記憶の必要が無くなり、ボーナスタイムとしての面が強化。残り選択回数が許す限り好きなカードを取っていける。 また、ペルソナのステータスが下がってしまう等の「逆位置」の永続的なデメリット要素も削除され、ペルソナの育成・追加ボーナスの発生など積極的に狙っていけるようになった。 難易度設定が5段階に。従来の「EASY」「NORMAL」「HARD(無印のEXPERTに相当)」に加え、より易しい「SAFETY」と、より厳しい「RISKY」が追加。 各ダンジョンのボスシャドウ直前のセーブポイントが廃止された替わりに、全滅時はSAFETYならその場でリトライが何度でも可能、RISKY以外であれば全滅した階層の入口からやり直せる。 2周目以降はゲーム中いつでも難易度が変更できるようになる他、被ダメージの多い・少ないなど各種数値の細かい調整が可能になる「CUSTOM」が追加された。 ペルソナ関連の変更 好きなペルソナに好きなスキルを覚えさせる事ができる「スキルカード」が導入。シャッフルタイムで入手できるほか、とある施設にてペルソナから抽出したり、マリーに「登録」する事で買えるようにもなる。 これにより、合体に頭を悩ませなくても好きなスキルを付与できるようになった。ただし、買う場合はかなり高額なので、懐具合と要相談。 なお、ペルソナからの抽出は1枚につき昼行動を1日分消費するため、多用するとコミュ進行に支障が出るので注意。 PS2版では継承不可だったスキルも一部スキルカード化が可能になった。 さらに合体時のスキル継承もランダムではなく任意で選べるように。 良くも悪くも『真・女神転生III』からの伝統であった「○×ゲーム」がついに廃止され、ペルソナのカスタマイズが極めてしやすくなった。 新規システム 装備欄に「衣装」が追加。りせを除いたパーティメンバーのコスチュームが自由に変更できるようになった。 衣装の種類も冬服・夏服のみならず水着・メイド服といった定番のものから、ヒーロースーツや腰巻きタオルといったネタ系のものに加え、一部ファン及び雪子待望の「鼻メガネ」も実装された。 一部の防具で見た目が変わっていた『P3F』とは違い、衣装は防具と無関係に装備できるため、キャラクターの強化・能力に関係なく自分の好みで姿を変えられる。 アイテムと同等の効果を持つ野菜を育てる事が出来る「家庭菜園」・釣りの餌を自力で取る「虫取り」・敵が落とす宝石とアイテムを交換してもらえる「スナック紫路宮」・仲間と観る事で仲間のレベルを上げられる「映画」・部屋に飾る人形が入手できる「クレーンゲーム」が追加。 釣りや読書、通販、また各種授業や学科試験なども細かな仕様変更がされている。 通販は「日曜昼にしか見れず、休日の誘いを受けると利用できない」という問題があったが、「日~火の任意の時間に見ることができ、休日の誘いを受けても利用できる」様に改善された。 PS2版では晴れ、曇り、雨の3種類の天候だったが新たに雷、雪が追加された。 新規BGMの追加 通常戦闘曲がPVでも使われた「Time To Make History」に変更。オリジナルの通常戦闘曲は先制攻撃時のBGMになった。また、夜や3学期の自由行動時のフィールドBGMが追加されている。 とあるボスシャドウ戦では、従来のボス戦BGMにダンジョン意匠に沿ったアレンジが施されている。 エクストラコンテンツ「番組表」の追加 ある程度シナリオを進めると画面をダブルタップすることで番組表に移行できるようになり、様々なおまけ要素を楽しめる。ただし、イベント中やテレビの中にいる間は移行不可。 作中で使われたアニメやBGMに始まり設定画やメインキャストインタビュー、『P4A』『P4U』のプロモーション映像、ライブ映像と盛り沢山。PS2版のオープニングアニメも収録されている。また、ゲーム中の知識を競うクイズ、『ペルソナ』シリーズの設定上のベースとなっているユング心理学の講座まである。 これらは最初から鑑賞できるわけではなく基本的にゲームの進行に応じて解禁されていく。 また、リアル時間で0 00~0 59に番組表を開くと…。 不評だった機能の利便性向上 スタートボタン2回押しで自動的に選択肢までイベントを早送りする機能や会話ログの追加など、シナリオの進行に便利な機能が多数追加され、前述の「その他」の問題点については概ね解消している。 バッドエンドへの分岐イベントの前にセーブを推奨するメッセージが出るようになったため、仮に選択肢を間違ったとしても再挑戦しやすくなっている。また、セーブ・ロード時間も短縮されている。 真エンドへの条件緩和や「みんなと話す」で個別に話しかけることが可能になった点など、細かい調整も行われている。 賛否両論点(ゴールデン) OPムービーが新たに追加・変更されているが、曲がりなりにも「殺人事件」という題材を扱っている割にそういった要素が薄く、あまりにポップすぎるとして賛否が分かれている。 被害者の死体もポップに描かれており、うち1人は中盤のネタバレである。顔はわからないようになってはいるが。 ファンのなかにはPS2版はシリアス寄り、今作は日常よりのオープニングと分けて考えている人もいる。 中盤以降の難易度が大幅に低下している。 特に、りせの能力が強化されたのが大きい。PS2版ではコミュMAX特典だった相性サーチがランク2で手に入り、総攻撃の威力上昇、より上位のアナライズ、戦闘後回復の強化、戦闘中のサポートなど至れり尽くせり。 これにより早々にエンカウント系のナビが聴けなくなるという弊害も発生している。これに対応したトロフィーも存在するので、欲しい人はりせのコミュ進行を遅らせる必要もある。 主人公も、スキル継承の易化によって強力なペルソナが作りやすくなり、シャッフルタイムの仕様変更により装備ペルソナが強化しやすくなった。 その他の仲間キャラも強化されている上、一部キャラの第3段階ペルソナが持つ専用スキルは非常に強い。 これらの要素は主に中盤以降に実用性を増していくが、それに対して敵はさほど強化されていないため、展開が進む程に難易度が下がる。前作の時点でもその傾向はあったが、本作はそれがさらに強い。 主人公のペルソナ作成・成長が楽になった分、ペルソナの個性が薄くなった。 スキルはスキルカードで習得できる上、能力値はシャッフルタイムの仕様変更により上昇しやすく、どんなペルソナでも強化できる。 新要素でも補えないのは各ペルソナ自前の「耐性・弱点(*12)」と継承不可能な「固有スキル」で、これら2つが揃っているかどうかにペルソナの強さが大きく左右されてしまう。逆に、それらが無い・欠けているペルソナは、どれほど上位であっても性能的には使いにくい。 また、1つのペルソナを長く使っているとどんどん強くなるため、「ペルソナ合体で上位ペルソナを作ったのに、能力値は弱くなった」なんてことも。 ただし「好きなんだけど性能がいまいち……」なペルソナを最後まで使える様になったという長所でもある。例えば、主人公の初期ペルソナ「イザナギ」はアニメで活躍したり、アクションフィギュア化されるほど非常に人気があるが、PS2版では最後まで使い続けるのは難しい性能だった。しかし今作では前述の要素により強化することができるようになり、最後まで使い続けることも可能になった。 全属性の攻撃をカンストステータスで放てるペルソナや、戦闘後に完全回復する永久活動ペルソナ(*13)も現実的な手間で作成できる。 主人公が突出して強い。 上記の通りペルソナの強化が容易になったことで、ただ1人ペルソナを交換できる主人公の戦闘能力も強化された。仲間も全体的に強化されているが、それ以上に主人公が強化されている。 速の高いペルソナを付けておけば、戦闘が始まるや否や全体攻撃で弱点を突き、ワンモアや総攻撃でもう一押しして仲間の出番がないまま終了、という展開がかなり多くなる。 主人公が強いこと自体はそこまで問題ではないが、SP消費が主人公に偏る、主人公がスキルカード抽出目的などで半端なペルソナを付けると目に見えて戦闘が長引くといった弊害がある。 問題点(ゴールデン) 難易度調整は敵が固くなるだけだったり、取得経験値が減って手間が増えるだけといったやや安直なもの。 素材を売却する際のテンポの悪さは変わらず。 ただし素材売却で店頭に並んだ武器は2周目からは最初から店頭に並ぶので、プレイしていけばこの部分の不満は小さくなる。 追加イベントのほとんどが日常イベントであるため、「日常が長くてダンジョンになかなか潜らない」と言う傾向が増している。 特に8月~9月中旬にかけては、元々事件の進展が少ない所に追加イベントが加わったためこの傾向が強い。学園コメディとしての要素が強くなった分「物語」として見ている分にはそれほど気にならないが、「ゲーム」として見ている場合はかなりテンポが悪くなってしまった。 追加イベント中にフリーズするバグがある。 現在は修正パッチが配信されているので、これから始める人は最初にパッチを当ててからプレイすることをお勧めする。 総評(ゴールデン) 様々なボリュームアップと調整を施した、正当なアップグレード版。 PSVを持っていて今から『P4』を遊びたいのであれば、基本的にはこちらをお勧めする。 ただし、様々な追加要素によってゲームとしての難易度だけは『P4』から大きく低下しているので、その点だけは注意。 余談 「日本ゲーム大賞2009」「ファミ通アワード2008」においては、その年度にてPS2作品で唯一優秀賞を受賞した。 2ちゃんでは一時期ネタバレコピペ騒動があり、現在もネタバレコピペが度々貼られる、興味を持って調べる際には気をつけよう。 そのためか、『P4G』の時はアトラス(インデックス)自らネタバレ警告を出した(参照)。 Win版発売に合わせて新たなガイドラインが出された。それがこちら。発売から長いことや続編、シリーズ新作が発売されているためか古い物よりかなり緩め。 またカードゲーム『ヴァイスシュヴァルツ』『LORD of VERMILION』及びアニメ版において殺人事件の犯人が誰だかネタバレしているので注意。 本作が悪いわけではないが、真犯人が続編にプレイアブルキャラとして登場するためタイトルを検索しただけで画像が出てきてしまうなど真犯人のネタバレに遭遇しやすい状況にある。 英語版は北米でも評価が高い。日本の青春が体験できるという声や、地方都市に進出した大型スーパーによって商店街の過疎化が進んだ様にウォルマート(*14)の姿を重ねたという声も。 また海外では登場人物の1人、巽完二の描写に関する評価が非常に高い。 彼は裁縫や編み物、可愛いものが趣味であることを幼少期に女の子から「男のくせに」とからかわれて以来、女性にやや苦手意識を持っているほか、漢らしくありたい自分とらしくない趣味に悩み、それを隠すために自ら不良を演じていた。作中のある出来事をきっかけに趣味や女性への苦手意識から「自分は同性愛者なのではないか」という疑問を抱くことになる(*15)。 その後、ストーリーや主人公とのコミュを通じて自身と向き合い、自らを受け入れていくのだが、この「ジェンダーロールと自身の違い」やそれからくる「性自認をはじめとした自己確立について」の悩み、そしてそれらと向き合っていく様が丁寧に描かれているとして評価されている。 おっとっとやホームランバー、赤いきつねと緑のたぬき等の実在する商品とタイアップしており、身近なおやつを食べながら青春をかけぬけるキャラクターたちの姿が描かれ、その「どこにでもある感」がキャラやストーリーへの感情移入に貢献している。 2012年7月、本作に登場する炭酸飲料『リボンシトロン』のP4Gコラボ商品が発売された。 『P4G』で無印『P4』から「霧雨兄弟の三男」が削除されている。 そのため、その敵のドロップアイテムから作れる武器は作れなくなっている。性能自体は微妙なため騒がれることはなかったがそれだけになぜ削除したのかは謎。 主人公は2016年にシリーズ新作『ペルソナ5』が発売されるまで、約8年の間アトラスを支えた男と一部のファンからは畏怖(?)の視線を送られている。 格ゲーや音ゲーなど様々な外伝が発売された上に、発売から月日が経過してもなおコラボレーションにも引っ張りだこだったため。『P5』発売以降は徐々にそちらに役割を譲るようになったが、それでも未だなお主人公(とクマ)が彼らと一緒にコラボレーションに顔を出すこともある。 近年では『P4』の主人公がコラボ系に登場するたびにファンからは「もう(コラボ系は『P5』主人公に任せて)休ませてあげて」などと言われることもある。 現在は『P5』主人公のコラボ出張が主流のため、やっと休めるようになった(*16)。 2019年4月18日に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がVer.3.0.0に更新され、『ペルソナ5』のジョーカーが有料DLCで参戦した。 ステージ「メメントス」では『P4』の楽曲「Reach Out To The Truth」「I ll Face Myself」「Time To Make History」を設定可能(*17)。これらの曲が流れた際はステージが『P4』のイメージカラーになる。 「ペルソナ4主人公のぼうし+ふく(剣術Miiのコスチューム)」「クマのぼうし」が有料DLCとして配信された。 『ペルソナ』シリーズ共通のキャラクター「イゴール」もスピリットとして追加されている。 その後の展開 アーケード・PS3/360にて本作の2ヵ月後を描いた後日談『ペルソナ4 ジ・アルティメット・イン・マヨナカアリーナ(P4U)』が対戦格闘ゲームとして発売され、AC版は2012年3月1日稼働開始。 PS3/360版は2012年7月26日発売。『P3』からアイギス・美鶴・明彦・エリザベスも参戦し、オリジナルキャラクター(といっても『P3』の設定集で名前と存在だけは出ていた)も登場する。 この作品はアトラスと『ブレイブルー』や『ギルティギア』を製作しているアークシステムワークスとの共同開発となる。 また、PS3のゲームで初めてリージョンロックを施されたソフトでもある。 2020年6月14日、SteamにてWin版の配信が開始された。配信元はSEGA of Americaで移植を手掛けているのはアニメ事業やVtuber事業も手掛けているプリアップパートナーズ(*18)。 フルHDや可変フレームレートに対応、ボイスは日本語と英語、テキストは日本語・英語・韓国語・中国語(繁体字)から選択可能。 変更点として、プレイ中の難易度変更や「CUSTOM」の利用が1周目から可能となっている。 ただし番組表のうち、声優インタビューの「鞠子の部屋」や、ライブ映像「青紫歌合戦」に加え、『P4U』や『P4A』のプロモーション映像は見られなくなっている。 ちなみに配信開始日の前日に開催されていたデジタルゲームイベント、「PC Gaming Show 2020」における公式告知直後の配信ではあったが、配信日当日のSteamの売上ランキングも1位という快挙を成し遂げている。 メディア展開 ドラマCDが3枚発売されている。 キャラクター達のほのぼのとした日常が描かれており、思い入れのあるプレイヤーほど微笑ましい気分になれること必至。 またアニメ版準拠のドラマCDも全2巻発売された。 2008年9月、電撃黒マ王(第3話から電撃マ王で月刊連載)にてコミカライズ。作者は『P3』同様、曽我部修司。主人公の名前は「瀬多総司」となっている。 ストーリーはあくまでもメインとなる中身に絞り込みつつも、各キャラクターのコミュシーンを織り交ぜている。サブキャラは一部を除いてほとんど登場していない。 あるコミュニティでは陽介を主人公に置き、メインストーリーに絡ませていた。 ペルソナ=シャドウなのだが雪子とりせ以外は別々の存在となっている。 2011年11月から刊行が始まった『ペルソナマガジン』にて陽介を主人公にした外伝漫画『The Magician』が第2号~第9号まで連載。時間軸は本編の半年前から始まり、千枝や雪子たちとの出会いなどを描いている(*19)。 小説は短編集『Your affection』(ビーズログ文庫)、陽介を主人公にした『キリノアムネジア』(ファミ通文庫)、直斗を主人公にした『ペルソナ×探偵 NAOTO』(電撃文庫)が刊行中。『ペルソナ×探偵 NAOTO』は電撃マオウでコミカライズもされ、全2巻が刊行された。 2011年10月~2012年3月、MBS・TBS系列などでアニメ版が放映。通称『P4A』で、主人公の名前は「鳴上悠」となっている。 ゲームにおけるBGMもそのまま多数使用され、カレンダーや戦闘演出もゲームでのカットインを取り入れるなど、スタッフの原作愛を感じさせる作品となっている。 また、新規シーンが追加されたり原作にあるシーンも再構成されているものがあるためゲームをクリアした人でも楽しめるようになっている。 核心部分の真エンディングを再現した第26話は放映されず、映画館で総集編と併せて先行上映し、同一内容が後日BD・DVDで発売された。 2014年7月には『P4G』の追加エピソードを中心に構成されたアニメ版が放映。通称『P4GA』 主人公「鳴上悠」の強さが明らかにストーリーを一度クリアしたレベルで(*20)、ネタ的に話題になった。 また、本編クリア済みのユーザー向けかどうかは知らないが、生粋の握手魔になっている。
https://w.atwiki.jp/gamerowa/pages/28.html
異なる七つの世界に住む三十八の因子。 それらが今集まり、混じり、一つへと集められた――。 ……一つの、“神”の元へと。 ◇ 「…………ぃ。…………おい、……起きろ! 相棒!」 ――自室で眠りについたはず。なのに、部屋にいる筈のない『相棒』の声がした。 覚醒しきっていない頭は疑問すら抱かなかった。ゆっくりと体を起こし、首を振る。 「良かった、目が覚めた見たいだな。大丈夫か?」 まだ頭がぼんやりするが、それ以外に体に以上は見あたらない。そう答えた。 そして、状況確認を始める。今現在、自分が置かれている状況が分からないからだ。 とりあえず周りを見る。埃っぽく、薄暗い空間だった。 ここはどこだろう。当たり前の疑問を口にする。 同じく戸惑っていた様子の『相棒』――花村陽介が、口を開いた。 「分っかんねぇんだよ、それが。気づいたら俺もここに倒れてて、側にお前も倒れてた」 ――どういうことだろうか。さっぱり分からない。 お互い、知らない間にここに連れてこられたらしい。 ……何者かに拉致された? なら陽介もいる理由が分からない。 テレビの中の可能性もあるが、霧がまったく見えないのでそれは無いだろう。 周囲からはざわめきが聞こえる。まだ周りがよく見えないが、他にも人がいる事は確かだった。 他にも知り合いが連れてこられているのだろうか。目を凝らす。 「つうか、あれは何なんだ? コスプレか? なんかシャドウっぽい奴もいるしよ」 陽介が指差す先を見る。 黒い甲冑をまとった騎士――のような人物。 シャドウにしては愛くるしい外見――の、ピンク色の物体。 メイド服――のような物を身にまとった少女。 忍者のようで、サイボーグの外見――の男。 訳が分からない。とりあえずそっとしておこう……。 他に見知った人物がいないか探そうとした時、唐突に明かりがついた。 眩しさに目が眩むと同時に、前方から声が響く。 「はるばる、ようこそ」 白いローブをまとった姿。赤い双眸。 その人物から発せられる声は、不思議な響きを伴っていた。 ……人物、であるかどうかすら怪しい。何故なら『それ』は、上空にふわりと浮かんでいるからだ。 人間の姿をしているが、ヒトでは無い雰囲気を纏っている。 ――一瞬だけ、『それ』と目が合う。 ずきり、と頭のどこかが痛んだ。 「これから、君たちには――」 文字通り「人を見下している」ような目で、『それ』はあっさりと恐ろしい事を口にする。 「…………殺し合いをしてもらう」 ざわり、と会場がどよめく。 「殺し合いをしてもらう」。奴はそう言った。 一体何を言っているのだろう。胸に嫌な予感がわき上がってきたが、どこか現実離れしていた。 「何よそれ、どういう事!?」 どこか遠くで叫ぶ声。自分の友人の――天城雪子の声だった。雪子もここへ来てるのか。 「だいだい、アンタは何なの! 勝手に人を集めといて、『殺し合い』なんでふざけないでよ!」 同じく友人の、里中千枝の声もした。それに続き、怒号と喧噪がわき起こる。 会場は怒りに満ちていた。 殺し合いをしろ、と言われてすんなり納得する人間などいない。自分もそうだ。 だが、『奴』の目は冷たいままだった。 喧噪、叫びを気にしている様子はない。それどころか、哀れんでいるようにも見えた。 「まったく、君たちはどこまでも邪魔をする……」 その双眸と同じ、冷たい感情を宿した声が突き刺さる。 鳥肌が立った。心臓の鼓動が激しくなる。嫌な予感がする。 「この『私』――イザナミに立ち向かう事がどれほど愚かな事か」 「……イザナミだって?」 陽介が繰り返す。 日本で伝わる、国生みの神の名前。――こいつは、神なのか。 ……イザナミ。神話と照らし合わせるならば、自分のペルソナ「イザナギ」と対になる。もしや……。 「そう、君の力の後押しをしたのは私だよ。予想通り君たちは面白い結果を生み出してくれた」 自分の疑問に、いつの間にかこちらを向いていたイザナミが答える。 また頭痛がしたので頭を押さえた。 「何の話をしてるんだよ!? それとこの『殺し合い』に関係あんのか!?」 気持ちを押さえきれなくなったのか、陽介が叫んだ。 「君たちは町を霧で包み、そして晴らした。小さい町にもたらした変化と考えればそれは大きい」 「だが――私には物足りなかった。所詮は田舎町。事件も風化し、霧も忘れ去られる」 「……そう。小さい変化に過ぎないんだ。たとえ特殊な能力を秘めた人間がいたとしても、ね」 意味がよく分からず、話が見えてこない。 周りの人間も抱いている思いを無視しながら、イザナミは会場をぐるりと見渡す。 「しかし、この者達は違う。皆、特別な力に値する物を持って、それを生かしながら暮らしている」 「――面白いとは思わないか? 住む世界も能力も違う、ヒトですらないものが集まればどうなるか?」 面白い、と思えるから、「殺し合い」を要求しているのか……? 「無論、理由はそれだけでは無いよ。だが君たちは知らなくていい事だ」 「……ふざけるな! テメェの都合は知らねぇが、それだけの理由で、殺し合いなんてさせるかッ!!」 陽介が前より強く叫ぶ。自分も同じ気持ちだった。 だが、体が動かない。嫌な予感はいっそう体も心も満たしていく。当たって欲しくは無いが……。 「君たちの欲しい『真実』を口にしても、反抗は止まらないか。……ならば、犠牲が必要だな」 イザナミが呟くと、会場はどこからか現れた白い霧で覆われた。あちこちで悲鳴が上がる。 何も見えない。全てを閉ざしてしまう霧。誰もが、霧の中では無力だ。 ――そして、霧が晴れる。 ひとつの変化がそこにあった。 自分の姪の、まだ幼い子供に過ぎない菜々子が――宙に浮かんでいた。 それも、イザナミの目の前に、だ。 ――菜々子! 体を包んでいる呪縛が解けた。 なりふりかまわず、前に飛び出す。陽介も追ってきた。 千枝、雪子もイザナミの、菜々子の前へと駆けつけた。 「菜々子ちゃんを離して!」「こんな小さい子に何する気よ!」「止めろ! イザナミ!」 仲間達が次々に叫ぶ。自分も菜々子に声を掛けた。 「おにぃ……ちゃん、こわい、……よぉ…………」 訳が分からないまま引き寄せられたのだろう。菜々子は顔面蒼白だった。 目にはうっすらと涙が浮かんでいる。無理もない、まだ小学生の子供なのだから。 「……君たちは本当に愚かだ。いつまでもこの私に逆らうから、この子が――」 「――――死ぬことになる」 ぼん、と軽い音がした。 ……それは、命を奪うには、あまりにも軽い音。 菜々子の恐怖に引きつった顔が、……舞う。首から大量の血を流しながら。 血飛沫が顔にかかった。何も考えられないままに、菜々子の首が地面へと落ちる。 ころころと転がり、こちらを向いた目は、何の感情も宿してはいない。 血を吹き出しながら空中に静止していた幼い体も、どさりと地面に落ちた。 ――…………菜々子!! 甲高い悲鳴。声にならない声。千枝と雪子の叫び声も聞こえる。 ――この会場にいる人間の生殺与奪は、イザナミが全て持っている。 会場の空気は、先ほどの“怒り”から“悲しみ”、そして“恐怖”へと移行した。 ……菜々子が抱いていた感情と同じ物に。 「くっそぉぉおぉぉぉ!! こいつ、よくも菜々子ちゃんを!」 拳を握りしめ、走りだそうとした陽介の肩を掴む。 止める言葉が、悲しみの感情に遮られて出てこない。 「何でだよ、相棒! お前も許せねぇだろ!! こいつは、何の罪も無い菜々子ちゃんを、こんな残酷に――!!」 肩を掴んでいる手に力を入れ、首を激しく左右に振る。 気持ちは陽介と同じだ。自分も怒りに満ちているし、相手を殴らなければ気持ちは収まらない。 だが――それは出来ない。陽介と目を合わせ、言葉にならない感情を必死に伝える。 それを感じ取ったのか、陽介は、ゆっくりと拳を降ろした。 「賢明な判断だ。さらなる犠牲は私にとっても不都合になる――駒は多い方がいい」 声色を変えずにイザナミが言う。 自分だって、飛びかかりたい。唇を噛みしめ、必死にその感情を抑える。鉄の味がした。 だが、これ以上菜々子と同じ目に合う人間は出てはいけない。それは菜々子も望まない。 ……菜々子。 あの笑顔は、もう見られない。 …………怒りがどこかへ過ぎ去り、ゆっくりと胸が悲しみの感情で満たされ始めた。 「納得がいかないのならば、好きなだけ騒げばいい。ただし、さらなる犠牲が生み出される事になる」 イザナミが再度会場を見渡す。 口を開く者は、もう誰もいなかった。 「参加者には荷物を配布する。中には食料、水、地図、筆記用具、時計、コンパス、ランタン、メモ帳が入っている。 その中には殺し合いを円滑に進める為の道具も入っている。他人から奪っても構わない」 「地図にはとある島が載っていて、そこで殺し合いをしてもらう。六×六ブロックに分かれていて、辺りは海だ。 海に入って地図の外に出ようとしたり、後で説明する『禁止エリア』に入ったりしたら、首輪が爆発する」 首に手を当てる。冷たい金属の感触が伝わってきた。 首輪が嵌められていることすら、今まで気づかなかった。 「殺し合いがスタートしてから六時間毎に放送を行う。放送では死亡者の名前と、禁止エリアの発表を行う。 禁止エリアにいる者は、指定された時間までに出ないと死ぬことになる」 「言い忘れていたが、首輪を無理に外そうとしても爆発する。無駄な抵抗はしない方が良い」 二十四時間経過しても死者が出ない場合は、全員の首輪を爆破する。 全員でどこかに隠れてやり過ごす、なんて甘い考えは捨てるんだな」 「最後まで生き残った一人は……そうだな、褒美をやろう。 金、地位、名誉――何でもいい。死者の復活でも構わない。それと元の世界に戻してやる」 「最後になるが、君たちの『能力』についてだ」 イザナミが、ここにいる四人を見た。 「ペルソナ能力は発動可能だ。……他にも、魔法が使えたりする者もいるだろう。基本的に『能力』は使える。 ただしそのままだと面白くない。いくつか制限を設けさせて貰った」 語り終えたイザナミの口が弧を描く。 「――さあ。殺し合いを始めよう」 再び、白い霧が辺りを包んでいく。 そして、深い深い霧が立ちこめ、何も見えなくなった――――。 【堂島菜々子@ペルソナ4 死亡】 ゲームキャラ・バトルロワイアル 開始 主催者 【イザナミ@ペルソナ4】
https://w.atwiki.jp/hayatachi/pages/20.html
エントリー エントリーはこちらからお願いします。 参加資格は特に限定ありません。 エントリーがなくても、定員の枠内(100名)であれば参加可能です。 ただし、名札作成、人数把握のため、極力エントリーにご協力お願いします。 なお、日程変更前にエントリーいただいた方を優先と致します。 なにとぞご理解のほど、よろしくお願い致します。 エントリーリスト 1まつもとふかし 2A-Leo 3テトラ 4まえさこ 5京介 6くさまつ 7kaku 8はがないカナトス 9中野 亨 10fa1 11月 12虹川ルナサ 13永井 雄大 14歓喜天 15つじ 16仕事しろよ 17GEN 18ham帽 19T-TRIP 20emetch 21SIB. 22ロバーツ 23ヲ 24志田 池幸 25ミモリン☆ 26湯川剣次 27ろくかん 28千枝有竹 29青杜 30CYAN 31ふぇりさ 32マガミキョウスケ 33やすべ 34プチピーマン 35鷹 36がいる 37ジロー 38キムヨー 39ヨシダかばん 40西脇 涼太 41ばいそん 42RYO-chin 43真矢 44山根 康二 45早押しクイズ普及会 46阪本 諭史 47松 48パッキー 49城島ろり 50蒼崎サード 51アラジン 52akahide 53かえる・ω・) 54高桑 光生 55砧真理雄 56西瀧 個人情報の取り扱いに関して 皆様からいただいた「お名前(<本名><ハンドルネーム>)」「所属」「メールアドレス」については、下記の目的以外には一切使用いたしません。 今回エントリーいただいたイベントについて、会場・時間などに変更があった際のご連絡 企画の調整のため、スタッフ内での参加人数の把握→個々のデータを承諾なしに外部に漏らすことは一切ございません 当サイトのエントリーリストへのお名前・所属の記載 上位進出の場合、当ホームページ、ならびにクイズナビゲーションサイト「一心精進」へのお名前の掲載 当日つけていただく名札へのお名前・所属の掲載、当日の進行、および下記動画での使用 撮影に関して 当イベントの模様はDVDとして販売予定です。 また、「早立ちとはこういうスタイルだ」ということを例示するため、youtube等の動画サイトにアップすることが有り得ます。 (コメントでの荒らしを防ぐため、ニコニコ動画にはアップしない予定です) あらかじめご了承のほど、宜しくお願いします。 トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/sl-stage/pages/264.html
【デレステ】アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージのアイドルトピックス、1コマ劇場の一覧ページになります。 キュート クール パッション そのほか コメント キュート 1コマ劇場カテゴリ一覧 ▲キュート/▼クール/▼パッション/▼そのほか 安部菜々 五十嵐響子 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_kyoko01.jpg) 一ノ瀬志希 緒方智絵里 奥山沙織 輿水幸子 小早川紗枝 小日向美穂 西園寺琴歌 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_kotoka01.jpg) 佐久間まゆ 椎名法子 島村卯月 道明寺歌鈴 中野有香 福山舞 藤本里奈 双葉杏 前川みく 水本ゆかり 三村かな子 宮本フレデリカ 桃井あずき クール 1コマ劇場カテゴリ一覧 ▲キュート/▲クール/▼パッション/▼そのほか 相川千夏 アナスタシア 綾瀬穂乃香 荒木比奈 上条春菜 神谷奈緒 川島瑞樹 神崎蘭子 鷺沢文香 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_humika01.jpg) 佐々木千枝 佐城雪美 塩見周子 渋谷凛 白坂小梅 高垣楓 多田李衣菜 橘ありす 新田美波 速水奏 北条加蓮 松永涼 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_ryo01.jpg) 松本沙理奈 パッション 1コマ劇場カテゴリ一覧 ▲キュート/▼クール/▼パッション/▼そのほか 相葉夕美 赤城みりあ 及川雫 大槻唯 片桐早苗 木村夏樹 城ヶ崎美嘉 城ヶ崎莉嘉 仙崎恵磨 高森藍子 十時愛梨 ナターリア 浜口あやめ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_ayame01.jpg) 日野茜 姫川友紀 星輝子 堀裕子 本田未央 松山久美子 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ID_kumiko01.jpg) 諸星きらり 龍崎薫 若林智香 そのほか 1コマ劇場カテゴリ一覧 ▲キュート/▲クール/▼パッション/▼そのほか 千川ちひろ① 千川ちひろ② エトセトラ 1コマ劇場カテゴリ一覧 ▲キュート/▲クール/▲パッション/▲そのほか コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/voix/pages/936.html
北浦実千枝をお気に入りに追加 北浦実千枝とは 北浦実千枝の63%は株で出来ています。北浦実千枝の9%は度胸で出来ています。北浦実千枝の8%は怨念で出来ています。北浦実千枝の8%は夢で出来ています。北浦実千枝の6%は不思議で出来ています。北浦実千枝の2%はハッタリで出来ています。北浦実千枝の2%は睡眠薬で出来ています。北浦実千枝の1%はかわいさで出来ています。北浦実千枝の1%はやらしさで出来ています。 北浦実千枝の報道 gnewプラグインエラー「北浦実千枝」は見つからないか、接続エラーです。 北浦実千枝のウィキペディア 北浦実千枝 北浦実千枝の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 北浦実千枝のリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 北浦実千枝 このページについて このページは北浦実千枝のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される北浦実千枝に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/imas_cg/pages/246.html
アイドルごとにどのような成長をするかを簡単にまとめたページです。 早熟:低レベル時は大きく増加するが、徐々に増加量が減っていく 標準:全レベルを通して一定のペースで増加していく 晩成:低レベル時はあまり増加しないが、徐々に増加量が増えていく その他、特殊パターンがあったら適宜追加? 詳細はこちら アイドル成長度検証(ノーマル) アイドル成長度検証(ノーマル+) アイドル成長度検証(レア) アイドル成長度検証(レア+)(未作成) Google Docs 成長度一覧 キュート キャラ名 攻 守 島村卯月 標準 標準 中野有香 早熟 晩成 水本ゆかり 福山舞 椎名法子 今井加奈 持田亜里沙 三村かな子 晩成 早熟 奥山沙織 晩成 早熟 間中美里 早熟 晩成 小日向美穂 早熟 晩成 緒方智絵里 五十嵐響子 早熟 晩成 柳瀬美由紀 櫻井桃華 晩成 早熟 江上椿 標準 標準 長富蓮実 [バレンタイン]椎名法子 標準 標準 横山千佳 標準 標準 前川みく 赤西瑛梨華 標準 標準 松原早耶 相原雪乃 宮本フレデリカ 晩成 早熟 小早川紗枝 早熟 晩成 西園寺琴歌 標準 標準 双葉杏 早熟 晩成 楊菲菲 桃井あずき 標準 標準 涼宮星花 晩成 早熟 月宮雅 晩成 早熟 兵藤レナ 早熟 晩成 道明寺歌鈴 標準 標準 高槻やよい 菊地真 標準 標準 我那覇響 晩成 早熟 柳清良 標準 標準 [聖夜]小日向美穂 早熟 晩成 井村雪菜 [新春]道明寺歌鈴 日下部若葉 標準 早熟 榊原里美 早熟 標準 輿水幸子 早熟 早熟 安斎都 浅野風香 大西由里子 [バレンタイン]緒方智絵里 標準 標準 安部菜々 標準 標準 工藤忍 栗原ネネ [ひな祭り]福山舞 標準 標準 [純粋奏者]水本ゆかり 標準 標準 [お花見]中野有香 晩成 早熟 [制服コレクション]楊菲菲 晩成 早熟 [沖縄元気っ娘]我那覇響 [王子様な女子]菊地真 [秘めた輝き]原田美世 [セクシーキャット]前川みく [天才ロボ少女]池袋晶葉 [艶娘大作戦]桃井あずき [だらだら妖精]双葉杏 [薔薇色お姫様]櫻井桃華 [ふわふわスマイル]三村かな子 標準 標準 [王道アイドル]天海春香 標準 標準 [桜ガール]月宮雅 [普通の女の子]天海春香 [元気120%]高槻やよい 晩成 早熟 [戦国姫]小日向美穂+ 標準 標準 クール キャラ名 攻 守 渋谷凜(未作成) 標準 標準 黒川千秋 標準 標準 松本沙理奈 桐野アヤ 高橋礼子 晩成 早熟 相川千夏 川島瑞樹 神谷奈緒 晩成 早熟 上条春菜 荒木比奈 晩成 早熟 東郷あい 早熟 晩成 多田李衣菜 水木聖來 佐々木千枝 三船美優 標準 標準 服部瞳子 標準 早熟 木場真奈美 [バレンタイン]佐々木千枝 標準 早熟 藤原肇 標準 早熟 [お花見]相川千夏 標準 標準 ヘレン 松永涼 小室千奈美 高峯のあ 高垣楓 早熟 晩成 神崎蘭子 晩成 早熟 伊集院惠 標準 標準 柊志乃 晩成 早熟 北条加蓮 ケイト 早熟 晩成 瀬名詩織 晩成 早熟 綾瀬穂乃香 標準 標準 佐城雪美 晩成 早熟 如月千早 三浦あずさ 標準 早熟 秋月律子 標準 標準 四条貴音 標準 標準 篠原礼 [聖夜]神谷奈緒 [新春]東郷あい 早熟 晩成 和久井留美 標準 早熟 吉岡沙紀 早熟 晩成 梅木音葉 白坂小梅 標準 標準 岸部彩華 西川保奈美 氏家むつみ [バレンタイン]多田李衣菜 早熟 晩成 成宮由愛 早熟 晩成 [ひな祭り]藤居朋 標準 標準 [眼鏡マジック]上条春菜 早熟 晩成 [お花見]水木聖來 早熟 晩成 [制服コレクション]北条加蓮 早熟 晩成 [制服コレクション]多田李衣菜 [孤高の歌姫]如月千早 早熟 晩成 [皆のお姉さん]三浦あずさ [ニュージェネレーション]渋谷凛 標準 標準 [博識子女]古澤頼子 [聖なる乙女]望月聖 晩成 早熟 [幸運の女神]鷹富士茄子 [銀色の王女]四条貴音 標準 標準 [ピュアハート]綾瀬穂乃香 標準 標準 [瑠璃の歌姫]如月千早 早熟 晩成 [天使な堕天使]神崎蘭子 標準 標準 [寡黙の女王]高峯のあ [神秘の女神]高垣楓 標準※ 標準※ [ほろ酔い艶美]柊志乃 標準 標準 [エステル衣装]三浦あずさ+ パッション キャラ名 攻 守 本田未央 標準 標準 高森藍子 早熟 晩成 並木芽衣子 龍崎薫 木村夏樹 松山久美子 斉藤洋子 沢田麻理菜 矢口美羽 赤城みりあ 愛野渚 晩成 早熟 真鍋いつき 晩成 早熟 大槻唯 姫川友紀 標準 標準 喜多見柚 早熟※ 晩成※ 上田鈴帆 早熟 標準 海老原菜帆 [バレンタイン]高森藍子 早熟 晩成 [お花見]大槻唯 晩成 早熟 相葉夕美 野々村そら 標準 標準 浜川愛結奈 若林智香 城ヶ崎美嘉 城ヶ崎莉嘉 早熟 晩成 仙崎恵磨 晩成 早熟 日野茜 標準 標準 諸星きらり 早熟 晩成 十時愛梨 早熟 晩成 ナターリア 標準 標準 相馬夏美 槙原志保 萩原雪歩 双海亜美 早熟 標準 双海真美 標準 早熟 星井美希 向井拓海 水瀬伊織 早熟 晩成 [聖夜]ナターリア 標準 標準 [新春]龍崎薫 市原仁奈 早熟 晩成 杉坂海 晩成 早熟 喜多日菜子 北川真尋 メアリー・コクラン(未作成) 小松伊吹 [バレンタイン]赤城みりあ 早熟 晩成 キャシー・グラハム 三好紗南 標準※ 標準※ [ひな祭り]上田鈴帆 難波笑美 [お花見]姫川友紀 [制服コレクション]木村夏樹 [制服コレクション]矢口美羽 [高飛車お嬢様]水瀬伊織 早熟 晩成 [臆病な天使]萩原雪歩 標準 標準 [小さな英雄]南条光 [聖夜の使者]イヴ・サンタクロース [ラブリープリンセス]諸星きらり [スイートバレンタイン]十時愛梨 [才能無限大]星井美希 [お転婆ひな娘]喜多見柚 標準 標準 [パワフル双子姉]双海真美 ※つきは最終能力値が2.5倍になりません 端数程度の誤差のものから全然違うものまで様々 情報提供はこちらに 更新 反映しました -- (名無しさん) 2012-02-24 21 06 13 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/v-actress/pages/947.html
小山裕香をお気に入りに追加 小山裕香のリンク #blogsearch2 小山裕香のキャッシュ 使い方 サイト名 URL 小山裕香の報道 「本好きの下剋上」第3期、22年4月より放送開始! 新キャラのジルヴェスター描いたキービジュ公開(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番 重大発表スペシャル!」公式レポート到着!「10周年プロジェクト」発表に大盛り上がり、懐かしエピソードも盛りだくさん - アニメイトタイムズ 「FBI:特別捜査班 シーズン2」来年2月2日(水)DVDリリース開始! 日本版トレーラー公開 - navicon [ナビコン] 「無職転生」第18話あらすじ&先行カット - アキバ総研 運用型テレビ広告を実現するサービス群 - MarkeZine 冬アニメ『無職転生~異世界行ったら本気だす~』第8話より、声優・津田健次郎さん、井口裕香さん、小山力也さん、河西健吾さんが出演決定! あわせてコメントが到着! - アニメイトタイムズ 【2月8日~2月14日生まれの声優さんは?】細谷佳正さん、山村響さん、佳村はるかさん… (2021年2月7日) - エキサイトニュース DACとD.Table、低コストなCDP体験サービス「CDP EGG」の提供を開始 - PR TIMES 小山裕香とは 小山裕香の56%は心の壁で出来ています。小山裕香の19%は花崗岩で出来ています。小山裕香の12%は厳しさで出来ています。小山裕香の12%はむなしさで出来ています。小山裕香の1%は鉛で出来ています。 小山裕香@ウィキペディア 小山裕香 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 小山裕香 このページについて このページは小山裕香のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される小山裕香に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/yonta2/pages/164.html
名称:北国人+偵察兵+追跡者+警官 要点:・暖かい服装・白い肌で美しい人材・白い髪・偵察機器 ・ 野戦服・警官制服・ 拳銃,バトン・ 地面に耳をつけて聞く野戦服姿の人物 ・ バンダナ ・ 銃を預けられている相棒 周辺環境:・針葉樹林・木もないような雪原・豊かな小麦畑・ 豪雪対策された家 ・高い山 ・密林・交番 #継承 北国人の継承を受けています。 必要周辺環境:豪雪対策された家 HQ 取得根拠 適用根拠(感覚+1) アイドレスデータ L:北国人 = { t:名称 = 北国人(人) t:要点 = 暖かい服装,白い肌で美しい人材,白い髪 t:周辺環境 = 針葉樹林,木もないような雪原,豊かな小麦畑,豪雪対策された家,高い山 t:評価 = 体格1,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用0,感覚0,知識1,幸運0 t:特殊 = { *北国人の人カテゴリ = ,,,基本人アイドレス。 *北国人の生産 = ,,,(生産フェイズごとに)食料+1万t、生物資源-1万t。 *北国人のイベント時食料消費 = ,,,(一般行為判定を伴うイベントに参加するごとに)食料-1万t。 } t:→次のアイドレス = 犬妖精(職業),魔法使い(職業),歩兵(職業),パイロット(職業),整備士(職業),国歌(絶技),アイドレス工場(施設),寮(施設),食糧生産地(施設),バトルメード(職業),高位北国人(人) } #旧記述 /*/ L:偵察兵 = { t:名称 = 偵察兵(職業) t:要点 = 偵察機器,野戦服 t:周辺環境 = なし t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力1,外見0,敏捷1,器用0,感覚1,知識1,幸運-1 t:特殊 = { *偵察兵の職業カテゴリ = ,,,派生職業アイドレス。 *偵察兵の職業カテゴリ = ,,,歩兵系。 *偵察兵の白兵距離戦闘行為 = 白兵距離戦闘行為,歩兵,条件発動,なし。 *偵察兵の近距離戦闘行為補正 = 近距離戦闘行為,歩兵,任意発動,(近距離での)攻撃、評価+2、燃料-1万t。 *偵察兵の中距離戦闘行為 = 中距離戦闘行為,歩兵,条件発動,なし。 *偵察兵の偵察補正 = ,歩兵,条件発動,(偵察での)感覚、評価+3、燃料-1万t。 } t:→次のアイドレス = 吉田遥(ACE),特殊部隊員(職業),追跡者(職業) } #旧記述 /*/ L:追跡者 = { t:名称 = 追跡者(職業) t:要点 = 地面に耳をつけて聞く野戦服姿の人物,バンダナ,銃を預けられている相棒 t:周辺環境 = 密林 t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力0,外見0,敏捷4,器用4,感覚4,知識1,幸運0 t:特殊 = { *追跡者の職業カテゴリ = ,,,派生職業アイドレス。 *追跡者の位置づけ = ,,,歩兵系。 *追跡者の白兵距離戦闘行為補正 = 白兵距離戦闘行為,,条件発動,(白兵距離での)攻撃、評価+3。 *追跡者の近距離戦闘行為補正 = 近距離戦闘行為,,条件発動,(射撃戦として近距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *追跡者の中距離戦闘行為補正 = 中距離戦闘行為,,条件発動,(射撃戦として中距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *追跡者の追跡行為補正 = 追跡行為,,条件発動,追跡、自動成功。 *追跡者の隠蔽看破補正 = ,,条件発動,(隠蔽を見破る場合の)全判定、評価+4。 *追跡者の特殊能力 = ,,任意発動,対象の1部隊の移動を阻止できるが、相手の20%以上の頭数を持っていなければならない。この能力は相手の移動時に発動できる。 } t:→次のアイドレス = 炎熱編集櫻井(ACE),大山警部(ACE),警官(職業) } #旧記述 /*/ L:警官 = { t:名称 = 警官(職業) t:要点 = 警官制服,拳銃,バトン t:周辺環境 = 交番 t:評価 = 体格3,筋力3,耐久力2,外見4,敏捷3,器用2,感覚3,知識2,幸運0,治安維持活動3 t:特殊 = { *警官の職業カテゴリ = ,,,派生職業アイドレス。 *警官の位置づけ = ,,,{警察系,歩兵系}。 *警官の治安維持活動補正 = ,,条件発動,(治安維持活動での)全判定、評価+4。 *警官の白兵距離戦闘行為補正 = 白兵距離戦闘行為,,条件発動,(白兵距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *警官の近距離戦闘行為補正 = 近距離戦闘行為,,条件発動,(射撃戦として近距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *警官の中距離戦闘行為補正 = 中距離戦闘行為,,条件発動,(射撃戦として中距離での)攻撃、評価+3。 *警官の不殺能力 = ,,条件発動,(敵を倒した時)殺さずに取り押さえるだけになる。 } t:→次のアイドレス = 巡査(職業),私服警官(職業),特殊警官(職業),警察用I=Dの開発(イベント) } #旧記述 評価 = 体格4,筋力3,耐久力2,外見5,敏捷8,器用6,感覚9,知識5,幸運-1,治安維持3 “警官に必要な物?決まっている、根性だ” ~ベテラン警官がおこなう新人教育の第一声~ よんた藩国軍の掲示板にある日こんな張り紙が張られた。 「警官になりたい方急募!薄給、危険有 興味ある方は事務室まで」 ぶっちゃけ募集する気が有るのか疑いたくなるような張り紙である。それでも、人は来た。 「すみませーん、警官志望なんですが」 そんな声をあげながら事務室に入ってきた人物はどうやら訓練帰りらしく、双眼鏡やらなにやらの偵察機器(1)をもって、野戦服(2)を着ていた。その後ろには銃を二丁持った、銃を預けられている相棒(3)が続いている。 「おお、よく来てくださいました。」 そういいつつもみ手をして近づいてくる人物が一人。軍の人間ではなく、どうやら文官のようだ。 「私が今回の『よんた藩国警官プロジェクト』の責任者でございます。」 握手をする3人。 「あなたたちには明日から警官の研修を受けていただきますが、その前に今回の募集の目的を説明させていただきます。」 「目的?警官増やすことではなく?」 もっていた銃を壁に立てかけながら兵士が怪訝そうな顔でつぶやく。 「なぜ軍から募集するか、ということでございますよ。」 そこで責任者を名乗った男は言葉を切り、 「今、我々は大変困難な状況にあります。その中でも急務なのが治安の悪化を防ぐこと。しかしながらいまから警官を養成していたのでは間に合わない。そこで白羽の矢が立ったのが軍、というわけです。体術は出来ますし、銃器の扱いにも慣れています。」 そこで男は兵隊を見つめ、 「かなりの速成研修になります。それについてこれる自信はありますか?ないようでしたら応募を受け付けることはでいません。」 鋭い目つきでそういいきった。兵隊は一回顔を見合わせ、 「やっぱりそういう事情でしたか。前に話し合ったんですよ、こいつと。予想通りでしたね。自分らのスキルが藩国に役立つなら、少し厳しいくらいの研修はなんのそのです。」 しかも最近異様に訓練厳しいしな、と続けた声は誰にも届かないで、 「わかりました、ではこちらの書類にサインを。」 警官への道は開けたのだった。 翌朝。 「何か展開早くないか?」 「たしかにそうだな。」 研修が行われている講堂の後ろの方で、昨日事務室を訪れた二人組はひそひそとやっていた。今日は野戦服ではなく、警官制服(4)に身を包んでいる。講堂は七割ほど埋まっており、教官が私語に気付く気配はない。 「よーし、次はこれの説明だー」 北国人らしい白い髪(5)を振り乱しながら教官が叫ぶ。その手にあるのは黒色の70センチ位のバトン(6)、要するに警棒だ。材質は木製。一時期は強化プラスチックを使っていたが、エコが叫ばれだしてからは木を使っている。 「これはー暴れる奴をできるかぎり傷つけずに制圧する為の物だあ。いいかあ、何ども言うがこれからのお前らの相手は殺していい相手ではないんだあ。できるだけ無傷で制圧するんだぞー」 教官は警棒を置くと、今度は黒光りする拳銃(7)を取り出した。 「これに関してはあ、特に講習とかしないでいいだろう。ものこそ違うが使用法は同じだあ。装弾数は16+1発、口径は9㎜だあ。」 教官はこれで座学は終わるが、と前置きして、 「ああ、そうだあ、後ろの二人、偵察部隊から志願した奴う、ちょっとあとで教官室にこいー」 ぎく、となる二人。私語がまずかったのか?それとも・・・などと様々な考えが脳裏をよぎる。その間に講堂からどんどん人が消えていく。 講堂がガラガラになってからようやく、どちらともなしに声を出した。 「・・・いくか」 「・・・だね。」 あまっていた倉庫を臨時に改装した教官室。まわりの北国特有の豪雪対策された家(8)と比べると、その貧相さが良くわかる。 「「出頭いたしましたー」」 二人の声が、響く。扉を開けた先には、 「え?先輩?」 昨日まで同じ偵察兵をやっていた二十名ほどの先輩達が解いたバンダナ(9)を手に立っていた。 「おお、来たか、お前ら。教官、始めましょう。」 視線の先には痩せた男がたっていた。先ほどの教官とは別の男だ。 「よし、始めるか。適当に座ってくれ。」 そういうと、男は箱が幾つか置かれた机の前に移動する。 「君たちには、今日一日警官研修を受けてもらったわけだが、明日から治安維持任務についてもらう。これはティンダロス所属者と、元候補生でなければ出来ない仕事だ。」 「は?」 思わず声が出てしまった。ティンダロスといえば密林(10)を駆け、海を渡り、砂漠を行き、木もないような雪原(11)で完璧に身を隠すあの噂の特殊部隊ではないか。自分たちはただの偵察兵だから、ということは先輩方がティンダロスなのか? 頭がぐるぐるしてきた。わけが判らない。 「ああ、そのとおりだ、俺たちはティンダロスだ。で、お前達は実はティンダロス候補生だったんだ。最近訓練が厳しかったのもその所為だ。」 爆弾発言。絶句する二人。そういえば、と頭に浮かんでくるのは地面に耳をつけて聞く野戦服姿の人物(12)。やけに様になってたなあ・・・ 「あーなんか思考停止しているようだがさっさと話を進めさせてもらうぞ。」 やせた男が割って入る。 「君たちにやってもらうのは、難民--新領民の流入や最近の情勢の急激な変化によって発生が危惧されている武力組織犯罪への対処と、抑止力の行使だ。ぶっちゃけやることは武力による制圧だから、殺さないことを目標とする以外は対して変らんな、今までと。」 そういうと、男は机に置かれた箱を次々に開けていく。 「君たちには国の中心部にある交番(13)に普段は分散勤務してもらうわけだが、これらの装備が支給される。まあ、今開けた箱の中にはいっている奴がそれだ」 そういいつつ、今度はプリントを配り始める。 「装備の使用方法をいちいち説明するのは面倒だからこれを読んでおけ。読み終わったら燃やしとけよ。自動的に消滅はしないから。」 わかる人がいることを明らかに期待したネタを振る教官。誰も突っ込まず、プリントに目を落とす。 装備品要綱 #尚、拳銃や警棒は通常の物を使用する。 1)防弾チョッキ 領民に警戒感を与えない為に、平時は上から制服を着ることで偽装する物とする。そのため、低重量の高強力ポリエチレン繊維製のものを用いるとする。尚、有事には後述の戦闘服を着た上で鎖帷子を着用する物とする。 2)戦闘服 戦闘服は原則として市街戦を考慮した黒色の物を用いる。着心地は極力改善されているが、体をぴったりと包む物である為、長時間の着用は出来るだけ避けること。 3)40mm擲弾発射機「YW-34bis」 催涙弾を投射するために使用する。暴徒を遠距離から制圧できるようにする為に催涙弾の射程距離を伸ばす事を目的とする。ライフル型の発射機である為、運搬時には隠蔽に気をつけること。尚、装弾数は4発である 4)音響閃光手榴弾 密閉空間での敵性勢力鎮圧に使用する。尚、使用後には迅速な突撃を旨とすること。 5)電気式制圧兵器「YW-27s」 電気を通すワイヤーを射出して対象を無力化する兵器であるが、射程が8メートル程度と短い為注意が必要である。銃型と棒型があるが、本部隊では隠蔽性を考慮し棒型を用いる。 6)短機関銃 9㎜口径、25発装填可能の短機関銃を用いる。尚、対象を殺傷しないようにする為弱装弾を用いる。制圧作戦行動のときのみに携帯すること。 7)7.62mm狙撃銃 人質を立てこもって立て困る、などの事件の時に使用する。命中率、射程距離が落ちるために弱装弾は用いず、通常弾を使用する。 尚、本要綱は配布後10分で自動消滅・・・しないために各自で処理すること。 以上 二度ネタかあああああああああああ とおもわず皆叫びそうになったが、何とか我慢する。 「さてと、皆読み終わったようだな。では今から階級章と明日からの予定表、勤務地とかの要綱渡すから、それがおわったら帰っていいぞ。」 皆脱力しつつ椅子から立ち上がる。 明日からは警官人生が始まるのだ、さっさと帰って休むに限る。 そうおもいつつもと偵察兵、あらため警官は要綱をもらいに歩き出した。 以上 “ここに一つの計画がある。” 藩国警察機構特別機動隊創設計画上申書 「藩国警察機構特別機動隊創設計画」 これはこの計画によって生み出された部隊の話である。 NW全体で各国で警察組織が作られていく中、よんた藩国もその流れに従い今まで国内の治安維持を軍から軍の一部を別組織として再編成しあらたに警察機構を創設することとなる。 当初、藩国警察機構は現在の規模ほどの組織は想定されていなかった。 理由としては軍組織からの再編成で初期構成を行うということから、あまり多くの人員を割くことが出来なかったという点がある。 機動隊は予備隊含めて二個連隊、公安課、捜査課も一課しかなく現在の規模の組織編制を行う予定はなかった。 しかし、ここに来て状況が一変する。 共和国よりの流入者たち、新領民の入国である。 新領民は国に新たな労働力と消費をもたらすと共に融和にいたるまでの痛み、国内世情の不安や犯罪の増加も呼び込むこととなった。 さらには交通の要所として機能し始めたこの国は国外からのテロリストの流入も問題視されはじめる。 そこで藩国上層部は新領民への雇用促進と治安安定のため民間よりの登用を開始、軍部の警察官への再教育機関といった色合いが強かった警察学校を民間人の教育機関へと改変し人員規模の増員を図った。 その結果、多数の民間人が編成されることなり、歴戦の兵で構成された機動隊もその例外ではなく二個連隊中一個連隊分まるまる浮く結果となる。 このうち一個連隊分は新規構成員と混成で編成することで部隊としての質の向上を図ることはできたが、それ以上の人員は予算や駐屯地の敷地の問題から不要なものとなってしまった。 さりとて、軍から治安維持を志願しもっとも危険な部署を希望した彼ら彼女らの志を無碍にしてはそれはそれで士気に関わる。 そこで持ち上がったのが第三の機動隊の新設である。だが、先にも言ったとおり編成するにもない袖は触れない。 そんなおり、処遇に頭を悩ませていた機構本部に余剰機動隊隊員より一つの上申書が届けられた。 「藩国警察機構特別機動隊創設計画上申書」である。 上申書の内容はある意味単純なものだった。 元は軍からの出向組であるのだから駐屯地を軍に置きそこで管理運営すればいいという。 たしかに軍は警察機構創設時に人員を割いた事で、こちらも新領民の登用はあったものの警察ほどの増員はまだなく、敷地や予算面では余裕があったのは事実であるが軍と警察は別組織である以上、同じ場所に2つの組織を同居させることは装備の違いや命令系統の違いなどでの混乱を招きこそすれメリットはないだろうと思われた。 けれども、この計画書には先があった。 運用面での混乱を招くのならば、この部隊に軍装備の共用使用を許可し、軍の一部隊としても機能させればいい。 つまり警官でありながら軍人としての実行力をもった部隊を組織すればいいと。 この提案に本部上層部はひっくり返った。 当然である。警察の持つ武装はあくまで治安維持のためであり、撃滅するものではない。 殺すのではなく生かしたまま逮捕し司法の手にゆだねることが任務なのだから。 軍装備では実行力が桁が違う。向いていないどころの話ではない。 だが、上申書はさらにこう続ける。 「我々が相手にするのは通常の犯罪行為だけではなく、国際テロ行為もふくまれる。その中にはオーマの様な存在もあり、それに対抗するには警察の標準武装では火力面で不足は明らかである。軍に対応させるにしても犯罪行為に軍が即対応できるわけでもない。軍に対応を譲るにしてもそれまでの時間を稼ぎまず矢面に立つのは警官である我々であるのだから」と。 たしかに、その通りではある。実際FVBを死の都に替えた敵はこの国を通過してNWに入り込んだのだから。 そんな敵に対して警官は無力といっていい。戦いはせずに発見次第、藩国庁や宰相府に報告し対応するのがいいにしても自衛せねばならない事態がないとはいえない。 そのときわずかでも生き残れる可能性を増やしてほしい。上申書はそういう内容であった。 この上申書は藩王に送られ、その裁可を仰ぐこととなった。 藩王は上申書を一読すると吏族に軍装備の在庫の確認を命じ、この計画に実効性があるか確認することにした。 その結果、ビギナーズ王国より送られたピケやピケサイドが未使用で保管されたままである事、歩兵あがりである彼らは警官でありながらWDを装備、運用できることが判明。 WDは市場で帝國標準装備である陽光を購入することができ、また都築藩国で計画されている帝國環状線により陽光の上位版である天陽も入手可能になるであろう予測がたち、 これらの装備を併用すれば歩兵でありながら近距離戦、中距離戦においてI=Dなみの火力(近距離18、中距離19)をたたき出し、サイドカーとWDによって高い機動性を併せ持つ(AR15)というシミュレーション結果が得られた。 そして、警官としての訓練の成果によりこれらの武装を用いても生かしたままで拘束可能であるとのこと。 ならばと藩王はこの計画に裁可を下しし実行に移された。 部隊は軍との兼ね合いから警備部隷下の機動隊とは別組織とし、藩王のと藩国公安委員会の承認でのみ動く直轄部隊として編成。駐屯地は軍本部敷地内におかれる。 装備は軍との兼用であるが軍部隊との識別のためWDやピケなどは漆黒にペイントされ区別された。 黒いWDに身を包み、鋼の脚をもった特機隊、通称「地獄の番犬」の誕生である。 補記:特機隊含むよんた藩国警察組織体系 特機隊を加えた主だった組織体系は以下の通りである。 藩王 ┗藩国公安委員会(法官) ┣藩国警察機構本部 ┃┣総務部(文書や情報の管理、経理、各種装備品の開発、警察施設の維持管理等の担当) ┃┃┣総務課 ┃┃┣情報管理課 ┃┃┣広報課 ┃┃┣会計課 ┃┃┣施設課 ┃┃┣装備課 ┃┃┣留置管理課 ┃┃┗機構本部舎建設課 ┃┣警務部(警察業務運営に関する企画調整や採用人事、給与、教育研修、福利厚生等を担当) ┃┃┣警務課 ┃┃┣給与課 ┃┃┣教養課 ┃┃┣厚生課 ┃┃┣施設課 ┃┃┗監察室 ┃┣生活安全部(家庭、企業等への防犯指導、少年非行の防止、経済・環境犯罪や風紀・風俗犯罪の取締り等を担当) ┃┃┣生活安全総務課 ┃┃┣保安課 ┃┃┣生活経済課 ┃┃┣生活環境課 ┃┃┗生活安全特別捜査隊 ┃┣地域部(交番を拠点にパトロール業務や国民からの通報伝達を担当) ┃┃┣地域総務課 ┃┃┣通信指令室 ┃┃┣機動警邏隊 ┃┃┣湾岸警邏隊 ┃┃┣鉄道警察隊 ┃┃┗交番 ┃┣刑事部(凶悪事件、詐欺事件、窃盗事件、組織暴力犯罪、薬物・銃器犯罪や国際犯罪等を担当) ┃┃┣刑事総務課 ┃┃┣捜査第一課 ┃┃┣捜査第二課 ┃┃┣捜査第三課 ┃┃┣捜査第四課 ┃┃┣薬物対策課 ┃┃┣国際捜査課 ┃┃┣捜査共助課 ┃┃┣鑑識課 ┃┃┣科学捜査室 ┃┃┣機動捜査隊 ┃┃┗刑事特別捜査隊 ┃┣交通部(安全教育・交通違反の取締り、交通事件・事故の捜査を担当) ┃┃┣交通総務課 ┃┃┣交通規制課 ┃┃┣駐車対策課 ┃┃┣交通指導課 ┃┃┣交通捜査課 ┃┃┣運転免許課 ┃┃┣藩国運転免許試験場 ┃┃┗交通機動隊 ┃┣警備部(自然災害・都市災害時の救助活動、祭礼、イベントなどの雑踏警備、テロ・ゲリラ対策、密入国事犯の取締り、国内外の要人警護を担当) ┃┃┣警備総務課 ┃┃┣警備課 ┃┃┣警衛警護課 ┃┃┣公安第一課 ┃┃┣公安第二課 ┃┃┣公安第三課 ┃┃┣外事課 ┃┃┣第一機動隊 ┃┃┗第二機動隊 ┃┗警察学校(新規警察官を養成するための教育機関であり、現役警察官に対しての専門教育も担当) ┗特別機動隊(特機隊)(第一、第二で対応できない規模のテロ行為に対抗するための藩国公安委員会直轄組織) 1)偵察兵要点 2)偵察兵要点 3)追跡者要点 4)警官要点 5)北国人要点 6)警官要点 7)警官要点 8)北国人周辺環境 9)追跡者要点 10)追跡者周辺環境 11)北国人周辺環境 12)追跡者要点 13)警官周辺環境 作業者 文 よんた@よんた藩国 音在誠自@よんた藩国 絵 竿崎裕樹@よんた藩国
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/3419.html
楽天で 踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル を探す! amazonで 踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル を探す! Pandora検索 / mgoon検索 / tudou検索 youku検索 / youtube検索 / fc2検索 フジ21 00 1997.12.30 25.4% wikipedia № サブタイトル 日 視聴率 動画 新着 1 1997/12/30 25.4% Pandora 1997年12月29日、年末の湾岸署は多忙を極めていた。すみれや真下、晴れて湾岸署に配属された雪乃たちはそんな多忙さを嘆きながらも自らの職務を遂行していた。警察庁の警備局課長となっていた室井は、3月の不祥事の責任を取り杉並北署へ異動していた青島が湾岸署へ復帰していないことを知る。室井の計らいもあり晴れて湾岸署へ復帰することになった青島だったが、袴田をはじめ各課長らは青島を引き取ることを拒み合う。また、3月に定年退職した和久も半ば強引に指導員にさせられ湾岸署に復帰。青島は交通課へ配属となり渋々ながら業務を始めるが、自分の仕事そっちのけで傷害事件に首を突っ込むという勝手な行動をして署内でたらい回しにされる羽目になってしまう。 主演 織田裕二 40 出演 深津絵里 35 水野美紀 33 伊藤英明 32 広末涼子 27 ユースケ・サンタマリア 37 稲垣吾郎 34 柳葉敏郎 47 いかりや長介 76 仲間由紀恵 28 脚本/ 君塚良一 49