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「・・・暇だわ。」 その日、風見幽香は何度目になるかわからないため息をついた。 ついでに言うと、このセリフはほぼ毎日のように呟いている。 「あーあ・・・友達でも居ればなぁ・・・。 霊夢は紫やら魔理沙やらと毎日楽しそうにしてるし、最近気になるリグルだってあの三バカと仲良くしてる・・・ はぁ。何か、この日常を変える方法でも無いかしら?」 こんなこと言ってはいるが、この風見幽香と言う妖怪は、霊夢のところに行けば霊夢と自分以外の他人を排除しようとして 霊夢に排除され、リグルにしたって会う度にいじめているから来なくなるのである。 要は、彼女は他人に合わせるのが非常に苦手なのだ。 その上、彼女はある程度仲良くなるとあの手この手でその対象を苛めるのが好きなのだ。これでは友達なんてできっこない。 もし作ろうと思っても、もうそんな悪評が広まっているため、不可能だろう。 そしてその事を、花の妖怪、四季のフラワーマスターこと風見さんも良くわかっていることである。 「・・・異世界に行けば、何かあるかしら。」 そう呟くと、空間に裂け目が出来、割れる。その中からいかにも胡散臭そうな女性が顔を出した。 スキマ妖怪こと、八雲紫である。その紫が、いかにも胡散臭そうな笑いを浮かべて、言った。 「そんなあなたに50年ぐらい50年ぐらい一泊の素敵な異世界ツアーがあるのよ。来ない?」 「・・・もう貴方に『何処から聞いてたの?』なんて事言わないわ。で、何の用?」 幽香は、本当に面倒くさそうに言い捨てる。 「つれないわねぇ。せっかくの話し相手ゲットのお誘いなのに。」 「ッ・・・! ・・・詳しく説明なさい。」 「それはね・・・」 「長い話になりそうだから三行ぐらいに纏めなさい」 幽香はこの妖怪が話すと長いことを知っていた。それも短く纏められることをだ。 「わかったわよ・・・。 異世界 召喚されろ 使い魔になれ」 「断るわ。」 「ああんゆかりんそんな事言われると悲しいぃぃ!いいからとっとといきなさーい!」 「ちょっ・・・!」 紫の叫びと共に、幽香は足元に出来上がったスキマに落とされる。 「覚えてなさいよーッ!」 ・・・カッコ悪い、ありがちな叫び声と共に。」 ちゅどーん 「乱暴な召喚だな・・・」 ちゅどーん 「スターボウブレイク!」 ちゅどーん 「バティ・ゴール!」 ちゅどーん 「キェェェェェェェェ!」 その日、もう何度目かもわからない爆音が広場に響く。 さっきから、何か出ては意味深なことを言って消えるのだ。一部除いて、力のありそうな何かが。 ちなみに、その一部の物が出した技で周りに深刻な被害が出ていた。 「ケホ…も、もう一度やらせてくださいっ!」 土煙の中から出てきた少女は、少しどころではない煤で汚れた顔に涙を浮かべ懇願した。 「もう諦めたらどうだ?ゼロのルイズ!」 「どうせまた爆発して得体の知れない物が出て消えて終わりだろ?」 「ミスタ・コルベール、もう次の授業の時間が迫ってますよ~」 周りから飛んでくる嘲笑を含んだ野次の数々、これはもう立派なイジメである。 囃し立てる生徒たちと、その対象となっているルイズを交互に見つめた男…コルベールは 小さく咳払いをして、 「こらこら、そんな事を言うものではない! 貴族たる者、級友の成功を祈る心の美しさを持つべきですよ…さ、ミス・ヴァリエール」 野次を飛ばしている生徒を睨み付け、心の恨み手帳につらつらと名前を書き込んでいたルイズは、 促されるままに一歩前へと進み、一度大きく深呼吸。 (もう失敗できない、次こそ…次こそゴージャスかつパーフェクトな使い魔を呼び出すのよ!) 「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ!神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ! わたしは心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさいッ!!」 今まで以上に気合を入れ、覚悟を決めたもはや絶叫に近い詠唱が広場に響き渡り… …今まで以上の爆音と土煙が広場に広がったのは、言うまでも無い。 ・・・しかし、その土煙の中から、人影が見える。 ―――その人影は、一言で言うなら、美しかった。 整った顔立ちに、高い背。その顔には、何か得体の知れない自信が付加されており、その美貌をなお加速させている。 その美貌に中てられたのか、周りに居た人々が一瞬止まる。 「やたっ!成功!?」 その止まった時の中、召喚した本人、ルイズの内心はこんな物であった。 ―――綺麗で、神聖で美しくて、体から溢れ出る魔力・・・!引いた!完っ璧!最強のサーヴァン・・・いや、使い魔を引き当てた! その土煙の中から出てきて、緑色の髪をした人物は、こう言った。 「私は風見 幽香。最強の妖怪にして、四季のフラワーマスター。使い魔の契約など、お断りするわ。」 「・・・はぁっ!?」 桃色の髪をした少女、ルイズは、幽香のその宣言を聞き、素っ頓狂な声を上げた。 「流石はゼロのルイズだ!」 「まさか平民を呼び出して、しかもそれが妄想癖の強い女性か!」 「踏んでくだしあ!」 「呼び出したヤツに契約拒否されるなんて始めてみたぜ!」 「お姉さま!」 周りの人々が口々に野次を飛ばす。それと同時に 「うるさいわ」 の一言と共に、幽香の持つ傘から人二人分ほどの太いレーザーが迸り、ルイズの前に居た群集を薙ぎ払っていく。 偶然ルイズの後ろに居たコルベールが、生徒を守るためにすかさず手から炎を放つ。 「あら、危ないわね」 しかし、その言葉と共に手にあった傘を開いたと思うと、その炎を受け止めてしまった。 「元の世界では恋色魔法使いの攻撃さえ遮れる傘ですのよ・・・?そんなちんけな攻撃で破れる訳無いでしょっ!」 恋色魔法使いとは、幽香のもといた世界の自称普通の魔法使いである。 その彼女の必殺の魔砲、マスタースパークは、山一つ焼き払える威力のある、必殺の魔法である。 その亜種に、ファイナルマスタースパーク等があるが、元々この技は彼女の技であると付け加えておこう。 そして、幽香の傘でホームランされるコルベール先生。 「そ・・・そんな!」 「コルベール先生があんなにもあっさり!」 「あれじゃかませ犬だ!」 「俺は若林源三のかませ犬じゃないんだ!」 「逃げろぉぉぉ!」 周りに居た生徒達が口々に喚き立て、ちりぢりに逃げていく。 そして、幽香がルイズに向き直る――― 「ぷっ・・・!」 「へ?」 「あっはっはっはっは!何その顔ぉぉぉ!」 幽香はルイズの顔を見るなり、大笑いを始めた。 「・・・」 「あっはっはっはっは!真っ黒!真っ黒ぉぉぉぉ!あっはっはっは!」 幽香は笑い止まない。ルイズがそんな自分の呼び出した妖怪に殴りかかろうとした時、おっとり刀で駆けつけてた来た学園長が叫ぶ。 「ミス・ヴァリアーヌ!早く!今のうちにその妖怪と契約(コンストラクト・サーヴァント)するのじゃ!」 「は、はいっ! 我が名はルイズ・フランソワーズ・ルブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンダゴン、この者に祝福を与え我の使い魔と為せ!」 「あっはっは・・・呪文ッ!?しかもこんな長い・・・あ、駄目、お腹が・・・」 幽香の顔にルイズの顔が近づき―――キスをした。 「!!!??!!?!」 それと同時に、幽香の顔が真っ赤に染まり、急にしおらしい表情になる。 はっきりいって、犯罪的に可愛い。 「感謝しなさいよ、平民が―――「うわぁぁぁぁん!初めてなのにぃぃぃぃぃ!」―――へ?」 ――――これが、後に虚無の花の使い魔と呼ばれる、風見幽香誕生の瞬間であった。
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食べ物屋さんのリスト 上海 日本料理 とんかつ浜ちゃん? スタミナ苑? 多国籍料理 蔵瓏坊 LAPIS LAZULI 中華料理
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ビッキー、『過ち』を繰り返す ◆Rd1trDrhhU 雪を踏みしめるたびに、ザクザクと心地の良い音が聞こえる。 だが、それが何度彼の鼓膜を震わせようとも、彼の心を高揚させるには至らない。 目が痛くなるほど遥かに続く白景色の中を、少年は無心で歩き続けていた。 次々と心に浮かんでくる悲しみや怒り、焦燥といった感情を、必死で押し殺しながら……。 ただ、ただ、雪原に靴の跡を刻み続けていた。 目的地に向かって、一心不乱に。 そうでもしないと、彼の心は折れてしまう。 「また……ぼくは……」 先ほどの放送で呼ばれた名前……彼の目の前で死んだエイラという女性。 そしてもう1人……。 枯れたはずの涙がまた溢れて来そうになるのを感じ、少年は思考を停止した。 「…………はぁ……」 冷え切った空気の中では、無意識の溜め息すら白い煙として可視化される。 無心であれと思ってはいるのに、それによって自分が焦っている事を無理やり自覚させられてしまう。 (まだ、城は見えない……か……) この広い雪原では、四方八方を見渡しても目に映る光景には変化はない。 地図を見たところで自分が今どこにいるのか、目的地まであとどのくらいあるのかすらも分からないのだ。 だから、少年の足跡が描いた軌跡は、まるでミミズが這うかのごとき曲線。 見えないゴールに向かって、永遠とも思える広き大地を、少年は精神と肉体を激しく消耗させながら歩いていく。 だがそれも、目的地である北の城を発見するまでのこと。 (あれは……) 遠くに城らしき灰色の物体を見つけた。 『白でもなく』、『黒でもなく』それは『灰色』だ。 洗い立てのシャツに付いた汚れのように、白い風景に一点だけ混じった異色。 それを見た少年の足取りはやや軽くなり、その表情にも余裕が見える。 いっそう強く大地に踏み込まれたのだろう、その足跡も一段とクッキリ残されていた。 (あれが城で間違いなさそうだけど…………) 少年が近づくに連れて、徐々にその巨体を露わにする鋼鉄の城。 その姿に少年は僅かな違和感を覚える。 あれが『城』であることは明らかであり、それに関しては文句のつけようがない。 だが、何かがおかしい。 この風景の中で、あの城だけが孤立しているというか『浮いている』印象だ。 まるで、異なる写真を切り貼りして作り出されたかのような不自然さ。 そんな不思議な感覚が胸に湧き上がったのだが、城の門を潜ったあたりで少年は考えるのをやめにした。 浮かんだ疑問を脳の隅の隅に追いやって、先ずは目先の状況に集中する。 城の中に人がいるとして、その人物が殺し合いに乗っていない人物だとは限らないからだ。 さらに、殺し合いに乗っていないとしても、自分のことを無害な人物だと信じてくれるとは限らない。 ありとあらゆる状況を考慮つつ、少年は慎重に城の扉を開ける。 冷たい扉は、ギィィ……と軋みながらも、スムーズに少年を中へと招き入れる。 「…………!」 城内部に人の気配を感じ、持っていた槍を強く握る。 その槍の先端は一部だけ紅い、冷えて固まった野生の血だろうが、やけに目立つ。 これでは中の人物に疑われてしまうのでは……と気になったのだが、時間も惜しいのでそのままにしておく。 今まで少年が接触した人物といえば、漆黒の暗殺者と瀕死の女性の2人のみだった。 マトモな人物に未だ遭遇できてない彼にしてみれば、中の人物に一刻も早く接触したいのだ。 槍を握りながら、足音を立てないように気をつけて廊下を歩く。 自分の知り合いだろうか、それとも殺人鬼だろうか……。 中の人物について様々な事を予想すると、不安で胸が締め付けられる。 だが、どれだけ思考したところで、予測する事はできはしなかった。 そこにいたのが、自分の義姉の死体だったとは。 ◆ ◆ ◆ 「この城、本当にスゴイわよ……」 目の前の巨大な装置を見上げて呟くのは、年齢性別全て不詳のモノマネ師。 眉間に人差し指を当て、有りもしない眼鏡をクイと押し上げる。 「そ! れ! も! さっき私が言ったセリフよ!」 ヒクヒクとこめかみに血管を走らせた少女。 彼女は怒っていた。 モノマネとはこうも不快なものなのか。 このゴゴとかいう人(?)は現在、自分の『モノマネ』とやらをしているらしい。 仕草から言葉遣い、果ては雰囲気に至るまで……悔しいがそっくりだ。 だがそれでも、いやだからこそ腹が立つ。 目の前に自分がもう1人いて、先ほど自分が行った行動や言った言葉をワザと真似してきやがるのだ。 本人は至って真面目なようではあるが、モノマネされてる側から見れば小馬鹿にされているようにしか思えない。 「なんなのよ……全く……」 深呼吸をして怒りに震える心を落ち着かせる。 こんなくだらない事を気にするよりも、目の前の素晴らしいサイエンスに集中する事が大事である。 そう自分に言い聞かせるものの……。 「なんなのよ……全く……」 ルッカの嘆きをゴゴが速攻でモノマネする。 完璧だ。 声色から抑揚まで、なにもかもを完璧にコピーしている。 あのマフラーの下に録音装置でも仕込んでいるのではないだろうか……。 横目でゴゴを見ると、相手もまた同じように流し目をこちらに向けていた。 (む! か! つ! く~!) 必死に気にしまいと努めるが、どうしても隣のモノマネ人間が鼻について仕方がない。 発明で忙しさを極めたときには、『自分がもう1人いたら』などと考える事が何度かあった。 だが、もし自分がもう1人いたとしても、それはストレスの種にしかなり得ないらしい。 しかし、ビッキーは『ゴゴのモノマネはとても楽しかった』などと言っていた。 自分が神経質すぎるのか、それともビッキーが能天気すぎるのか……おそらく両方だろう。 「……そういえば、ビッキーは平気かしら?」 ナナミの死後しばらく、彼女たち3人は泣き続けていた。 特にナナミと知り合いであったビッキーのショックは大きく、泣き止んだ後でも彼女はかなり深く落ち込んでいた。 膝を抱えたまま座り込んで、こちらから話しかけても返事は少ない。 そんな彼女となんとか情報交換だけ済ませ、どうしようかと迷っていたときに、突如として響き渡ったのは魔王オディオの放送。 そこで呼ばれた名前に、ルッカの知り合いがいた。 共に戦った、野生の王女エイラ。 そして、神殿で出会った少女アリーゼ。 2人の名前が告げられたとき、ルッカは自分の足がグラ付いたのを感じた。 だが彼女は、泣き言を言い続ける両足を奮い立たせ、城内の探索を開始する。 落ち込んだビッキーを見ていられなかったこともあるが、それだけが理由ではない。 もちろんエイラやアリーゼ、ナナミの死は悲しい。だが、いつまでもその悲しみに囚われているわけにもいかないのだ。 ビッキーがあのような状態な今、自分がしっかりしなくてはいけない。 だから、気分転換も兼ねてこの城を見て回る事にしたのだ。 エイラの死を悲しむのは、彼女が立ち直ってからにしようと決めた。 元気になった彼女に、今度は自分が涙を拭ってもらおうと……。 「相当堪えていたみたいでしょうし……心配ね……」 腕組みをしたゴゴがルッカに同意する。 当たり前だ。今ゴゴは『ルッカと同じ事を考えている』のだから。 ゴゴの返事を聞いたルッカは、ビッキーの待つ玉座へ向かう。 ちなみに、今まで彼女たちがいたのは、この城の地下に位置する部屋で、城を動かす為の言わば制御室である。 尤も、ルッカたちは『ここが制御室である』事も知らなければ、そもそも『この城が動く』ことすら知らないのだが。 地下の制御室から地上の玉座へ向かう為に、階段をカツカツと上る。 石で造られた階段は異常な寒さであり、その事がルッカの疑念を確信へと変えた。 「ねぇゴゴ。この城……」 「えぇ。おそらくは……」 それは、リオウがこの城を一見したときに感じた違和感の原因。 それをルッカは、持ち前の知識と洞察力を持って見抜いて見せた。 明らかに防寒対策が出来ていないのだ。一国の王が住まうであろう場所であるにも拘らず。 というか、寧ろ積極的に内部の熱を逃がすような造りをしている。 「「この城は……『雪原を想定していない』のよ」」 重なった2つの声は、全く同じ波長で階段を駆け抜けた。 第三者が聞いたとしても、響いたのはルッカ一人の声だったと思うことだろう。 完璧にモノマネされた事を全く悔いることなく、ニヤリと口の端を吊り上げる少女。 彼女の導き出した回答は、つまりこの城が『本来ここにあるべきものではない』という事を表している。 おそらく、無理やりどこかからこの雪原に運び出されたものだろう。 こんな狂った宴を主催するオディオなら、やりかねないだろう。 しかし、その先はルッカにすら分からない。 この城は本来どこにあったのか。何の為にここに置かれているのか。 それらを考察する手がかりは、今のルッカたちにはないのだ。 「まぁ、ゆっくり考えるとしますかっ! まずはこの首輪を…………」 当面の目標を掲げ、気合を入れ直す発明少女。 だが、謁見の間の扉を開けて中の光景を見た瞬間、その言葉は途切れる事になる。 「誰……?」 ナナミの死体を抱えたまま動かない謎の少年。 その目元は小刻みに震えており、溢れ出しそうな感情を必死で押し留めているのが伝わってくる。 そしてそれを静かに見守るビッキー。 眉一つ動かすことなく、悲しそうに、申し訳なさそうに少年を見つめている。 「リオウ……ね……」 ルッカの疑問に答えたのは、意外な人物。 ……モノマネ師ゴゴだ。 ナナミの死亡時、ゴゴはリオウのモノマネをしていた。 それはビッキーから聞いた情報だけで構成された、不完全なもの。 案の定、義姉であるナナミを騙すには至らず、一瞬で見抜かれてしまった。 だが、それでもゴゴは理解する。 玉座の前でナナミの亡骸を抱えているあれが、本物のリオウなのだと。 あれが、さっき自分が失敗したモノマネの『完成形』なのだと。 「リオウって……まさか……!」 驚くあまり、つい大声が出てしまった。 「マズイ」と思いつつも、ルッカは恐る恐るリオウの方へと向き直った。 リオウも彼女たちの存在に気付いたらしく、顔を上げてルッカたちに目をやる。 しかし、大変なショックを受けているだろう少年のその顔に、ルッカが予想していたような悲愴感はない。 涙も怒りもなく、彼の顔には『無表情』がただ張り付いていた。 「……ルッカさんと、ゴゴさんですね?」 ナナミの死に様と共に、ルッカたちのことをビッキーから聞いたのだろう。 リオウは姉を丁寧に床に寝かせると、スッと立ち上がってルッカたちに語りかける。 無表情のままで。 「…………」 彼の発した言葉が自分に向けられていた事は分かっていたのだが、ルッカはその異様さに言葉を詰まらせ、返事をする事ができないでいた。 僅かに開けた口元から静かな呼吸のみを行いながら、ジッと目の前の悲劇の軍主を観察する。 ルッカが今のリオウに抱いた印象、それは『ツマラナイ発明品』を見つけたときのソレと同じものだ。 発明というのは、革新的な技術があって、さらにそれを扱う確かな知識があって生まれるもの。 だが、それだけじゃない。 それだけで生まれた発明は、ツマラナイ。 そこには、『心』がないといけないのだ。 情熱、信念……狂気でもいい。 そこから生みの親の『心』が感じ取れて、始めて発明品はルッカの胸を高鳴らせるに至る。 「……ルッカさん……ですよね?」 「…………」 リオウの表情、目があって、鼻があって、人間が生きるための機能は備わっている。 だが彼の顔からは、ツマラナイ発明品と同じように、『心』が感じられなかった。 まさか……狂ったか? 最愛の姉の死に、少年の心は押しつぶされ、現実を忘れたのではないか。 そんな不安の雲が、彼女の心の空を一瞬だけ曇らせた。 ほんの一瞬だけ……。 「…………あの、ルッカさん?」 「…………あなた……!」 しかし、自分の目の前に少年が到着したとき……そんなくだらない不安はあっという間に吹き飛んだ。 少年の唇が震えていた。 少年の目が僅かに潤んでいた。 少年の声は、掠れていた。 そこにあったのは確かな『心』。 ソレは、万人が『くだらない』と罵るガラクタでさえ、ルッカの心に響く発明品に変えるもの。 少年の表情から僅かに感じられたものはそういうものだ。 少年は狂ってなどいなかった。 仮にもリオウは百人を超える仲間を率いていた人物だ。 そんな人物が狂うはずなどない。 (私の眼鏡が曇ってただけか……) ルッカは心の中で自嘲する。 そう見えたのは、『姉が死んだら泣き叫んで当然』というルッカの勝手な決め付けだ。 少年は必死に耐えていたのだ。 姉の死体を前にして、それでも心を押し殺していた。 「リオウ……あなたは……」 「僕が……挫けたら……ダメ、なんです……。 みんなが……不安に、なるから……」 ルッカの言わんとしている事を悟ったのだろう、少年は彼女の疑問の答えを吐露する。 彼は、泣き叫ぶにはいかなかった。 彼の背中に、大勢の人間の命があったから。 それは、かつての友と決着とつけるために、国のリーダーとなることを放棄した今でも変わることのない思いだ。 今もビッキーやビクトール、シュウたちは、リオウのことを主だと思ってくれているのだろう。 ならば、君主である彼が、自分の仲間に弱いところを見せるわけにはいかない。 今も自分の後方には、胸元で両の手を固く握り合わせているビッキーがいる。 彼女にこれ以上不安を与えてはいけない。 少年は、自分の身よりも、周りの人間のことを優先的に考えてしまうようになっていた。 乱世の中心で大群を率いていく中で、少年は無意識に、耐える事を覚えてしまっていたのだ。 (…………でも) ルッカは憐れむような目で少年を見つめる。 狂う事もなく悲しみに耐えうる……少年の強さは分かる。 悲しむことも拒否して仲間を勇気づける……少年の覚悟も分かる。 でも、それが本当に正しい事だとはルッカには思えない。 泣かない事が強い事だとは、彼女には思えなかったのだ。 「でも! …………本当にそれで……」 「待って!」 それでいいの? と尋ねようとしたルッカの肩を掴んで静止した人物。 ルッカは初め、その人物がビッキーなのかと思っていた。 リオウの事、ナナミの事は、自分よりもビッキーの方が詳しい。 だが、リオウの後ろ側に、無言で立っている少女が見えた。 彼を救ってやりたいがどうすればいいか分からない、と言った様子で悲しげにリオウの事を見つめている。 つまり、自分の肩に手をやってるのは、あのテレポート少女ではないということだ。 「待って……ルッカ……」 耳に届いたのは、優しいけど気が強そうな声。 ルッカは気付く。あぁ、これは『自分の声』なんだと。 モノマネ師の右腕が、眼鏡の少女の肩に添えられていた。 「……ゴゴ?」 「ここは、私に任せてもらえない?」 ゴゴの表情は殆ど黄色い布で隠されており、その真意を推して測るのは難しい。 唯一確認できるその目も、照明を僅かに反射して光るだけで、何も語ってはくれない。 どういうつもりなのだろうか、とルッカは不安になる。 「リオウと、1対1で話をさせて欲しいのよ」 少しだけ乱暴な言葉遣い。 ルッカは再び思い知らされる。 これは『自分の声』なんだと。 ゴゴは自分のモノマネをしているのだと。 そこまで思い至ったとき、紫色の髪の毛の下で、2枚のレンズがキラリと輝いた。 そうだ。ゴゴは今、『ルッカ』なのだ。 だったら彼(彼女?)の真意を知る事など容易いではないか。 もし自分がゴゴの立場だったら、何をする……? 自分にもゴゴの能力があれば、それをどう使う……? 思い描いたそれが即ち、求めた『答え』だったのだ。 「そういう事……」 彼の(というか『自分自身の』)真意に気付き、少女は納得のセリフと共に白い溜め息を吐き出した。 正直言って、彼のやろうとしていること事は、間違いなのかもしれない。 だが彼女は反論する気は一切ない。 迷うことなくゴゴを肯定した。 それは、他でもないルッカ自身が正解だと信じた行動なのだから。 「それじゃあビッキー。私たちは行きましょ」 「え? え?」 ワケが分からないといった様で、ルッカに手を引かれていくビッキー。 落ち込んでいたはずの彼女だが、信頼する仲間に出会えた事である程度は立ち直ってきたらしい。 「じゃあ、後は頼んだわよ……」 「えぇ。そっちも……」 「分かってる……」 当初は自分のモノマネをするゴゴを疎ましく思っていたルッカだが、今となっては絶妙なコンビネーションを発揮していた。 この短時間でモノマネの特性を完全に理解した少女と、それと同等の思考能力を持つモノマネ師。 そんな彼女たちであるから、目を見れば分かるなどというレベルを超え、最早意思疎通を図ることもしない。 紫髪の少女は自分が成すべきことを把握し、ナナミの亡骸を抱えて別室へと歩き出す。 連れて行かれる義姉を、少年の目が名残惜しそうに追いかけていく。 ルッカはそれを、見ないフリをした。 「そうそう……ルッカ!」 今更なにを伝えるのだろうか、ゴゴが扉を潜ろうとした少女を呼び止める。 少女は、その事務的な呼びかけに、めんどくさそうに「なによ」と一言。 「あなた……とっても優しい子だわ」 おそらくこれはモノマネの人格から来た言葉なのだろうが、ルッカの耳にはゴゴ自身の言葉として確かに響いた。 ゴゴの行動は、勿論ゴゴが自分で発案したものである。 だが、その発想を生み出したのはルッカの人格。 だから、本当に優しいのはゴゴではなくルッカなのだ。 「し、知ってる!」 真っ赤になっているだろう顔を背け、そそくさと扉の向こうに消えていく。 それを確認したゴゴは、少年に向き直った。 ルッカのように腕組みをして、目の前の少年を観察する。 リオウは敵対心こそないものの、ゴゴの不可思議な行動にハテナマークを抱えている。 「座りましょうか」 広げた手を振り、リオウを床へと誘導する。 それを確認した少年。取り合えず、言われたとおりに腰を下ろした。 敷かれた赤い絨毯は高級品らしく、そこに座る2人には外の冷たさなど全く感じさせない。 「……あの、ゴゴ、さん……何を…………?」 「だから言ってるじゃない。貴方と、話がしたいの」 「話って……何を?」 「何でもいいわ。貴方の事……あなたの仲間の事。そして……お姉さんの事……」 お姉さん……勿論ナナミの事だ。 それを聞いた瞬間に、リオウの顔色が曇る。 「そうだ。ナナミ……埋めなきゃ……」 「いいの。それはルッカに任せてあるわ」 立ち上がろうとしたリオウを静止する。 今、彼に必要な事。 それは、溜まりに溜まった感情を発散させる事だ。 少なくともルッカは、それが彼に必要なことだと判断した。 「…………ね? 少しだけ。お話してくれないかしら」 ゴゴの口調が微妙に変化する。 ルッカと同じで、それほど丁寧ではない言葉遣い。 それはさきほどゴゴの目の前で死んだ少女と、まるで同じものであった。 ルッカとナナミの喋り方が似ているせいだろうか、この変化にリオウはまだ気付いてはいない。 だが、無意識下で安心感を感じ取ったのかもしれない。 少しづつだが、ゴゴに自分のことを語りだした。 「えっと……僕は、都市同盟を率いて…………」 自分の境遇。 「……それで、ビクトールさんが言うんですよ…………」 大勢の仲間達。 「……そこで、リドリーさんが捕まっちゃって…………」 争いの日々。 それらをゴゴは、ナナミの声で相槌をしながら聞いていた。 時間が経つにつれて、少年の口数も多くなり、喋り方も姉に対するソレに変わっていた。 「……彼は、世界を救おうとしたと僕は思うんだ…………」 親友の事。 「……あのケーキ、酷かったよね…………」 ナナミの事。 それらをゴゴは、静かに聞いていた。 やがて少年が涙を流しても。 遂に少年が擦れた慟哭を響かせても。 泣き疲れた少年が眠りに付いても。 モノマネ師はただ、ジッとリオウを見守っていた。 それがナナミのモノマネなのだ。 それが、彼女が最期に望んだ事だ……とルッカのフリをしたゴゴは感じとった。 それが正しいのかどうかは、ゴゴは知らない。 真実などは、死んだ少女しか知らないのだから。 ◆ ◆ ◆ 時系列順で読む BACK△062 セッツァー、『山頂』で溺れるNext▼063-2 ビッキー、『過ち』を繰り返す(後編) 投下順で読む BACK△062 セッツァー、『山頂』で溺れるNext▼063-2 ビッキー、『過ち』を繰り返す(後編) 050 三人でいたい ルッカ 063-2 ビッキー、『過ち』を繰り返す(後編) ゴゴ ビッキー リオウ 041 夜空 ジョウイ 057 嘲律者 ケフカ ▲
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第一回戦SS・病院その2 ――― 「勝てるわけがないッ!」 謎の異世界に飛ばされた羽白は吐き捨てるように叫んだ。 頭のなかに直接送られたと思われる声にて軽いルールは把握したものの、対戦相手の綾島聖という名前には全く聞き覚えがないのであった。 「名前も知らない相手なんかに勝てるかっつーの!」 羽白は病院内に設置されているソファを蹴って壊す。 彼が発狂するのも当然で、普段出場している地下の魔人格闘大会はアングラなだけあって対戦者の総人口も新規参入者も少ないため、それで長く食い扶持を稼いでいる彼にはほぼぼ顔見知りしかいないのだ。 そうして内輪の戦いに慣れきってしまった彼にとって、未知の相手との戦闘は不安と恐怖しか存在しないのだ。 「おやおや、荒れていらっしゃいますね」 声がした方向に身体を向けると、いかにも神父という格好をした男がニコニコ顔で語りかけた。 「なんだあんた……そうか、綾島聖ってやつだな」 羽白は綾島に対し背を向け、ファイティングポーズをとる。 「いかにも……しかし羽白さん、私はあなたと戦いに来たのではありません。神の代理人としてあなたを救いに来たのです」 「救いに?」 「ええ……少しお話をしましょう」 綾島は羽白に距離を取りながらその周りを歩きつつ説明を始めた。 「あなたも知っての通り、この戦いはどちらか一方が死亡もしくは戦闘不能になるまで続きます。そして敗北した者はこの異世界に取り残されます。ここまではよろしいですね?」 「ああ……大体さっき聞いた」 「敗者は元の世界に戻ることはできない……このルールには穴があります」 「なんだと?」 羽白は驚愕の表情を見せる。 「それは所持品の扱いに穴があるのです。我々がいま着用している服のように、現実世界からものを持ち込めます。そして同時に、この世界からも物を持ってくることが出来ます」 「待て待て待て。時間経過は元の世界に持ち込まれないんだろ?だったらこっちの世界のものを元の世界に持ち込むことなんて出来ないんじゃないか?」 「たしかにそういう考えも出来ます。しかし、それでは現実世界で消えていなければならない物があります。それは、こちらの世界で戦ったという『記憶』です。もしも記憶ほどの重要な情報が現実世界に持ち込めないとなれば、それがアナウンスされないとは到底考えられません」 「うう……た、確かに」 「ですから当然こちらの世界のものも持ち帰られると考えられます。そしてもう一つ。こちらの世界には人間を連れてくることが出来ません。とすれば当然、こちらの世界から元の世界に連れて行くことも出来ないと考えるのが妥当でしょう」 「そうだな。それが普通だろう」 「『人間』ならそうでしょう。では『人間』と認識出来ないほど変形させてしまえばどうでしょうか」 羽白は「人間」と思えないほど変形した「人間の姿」を想像して、吐き気を催した。 「……あんた、正気か……? いや、それにも無理がある。どんだけ変形しようが、変形した後のものが敗者であるかぎり元の世界に持ち込むことなんて……」 「できます」 「何を根拠に」 「この時計……元は魔人能力の端くれです。我々の持つ魔人能力と同様に認識が元となっています。おおまかなルールは同じですが、その細部は個々の魔人の認識によって変化します。有り体に知ってしまえば『私ができると思っているからできる』のです。いかがでしょう」 「確かにあんたの言うとおりかもしれないが、それだと片方は死んだままじゃないか。どうすんだよ」 「それもご心配なく。私の知り合いに誤診率100%というとても腕の悪い医者がおりましてね。彼にかかれば例え死者であっても『死亡したと誤診され』蘇ります」 「なんか胡散臭いな、その医者……」 「あなたの想像する胡散臭さの20倍は胡散臭い医者ですよ。ですから、信用できます」 歩き回っていた綾島は足を止めた。 「このようにして神はあなたを救うつもりです。あなたもこのような戦いに巻き込まれさぞ迷惑していることでしょう。あなたにとって悪い話ではないと思います。さて、なにか質問はございますか?」 「無いが……少し考えさせてくれ」 確かに綾島の言うとおりだ。「魔人である綾島がそうできると認識している」という以上に説得力をもつ根拠は存在しない。こんな戦いに巻き込まれた羽白を救ってくれるというのであれば話に乗るのもありだ。 「残念だがその話には乗らない」 「……なぜですか?」 「理由を3つ説明してやろう。ひとつ、まずあんたが本当にそう認識しているという保証がない。ふたつ、仮に本当だとして、実行するという保証もない」 羽白は角材を取り出し、綾島に背を向けそのまま後方へ跳躍する。 「みっつ、糸目でニコニコしてる野郎は腹黒だと相場が決まってんだよ!」 角材を後ろに突き立て能力を使う。1メートルちょうど後方へワープした。このとき羽白の体や角材が綾島の体が重なっていれば、綾島の方が消失する。上手く心臓や頭部に重なっていれば余裕の勝利だ。だが現実はそうはうまくいかない。角材の先が壁に埋まっている。横に回避した綾島は手元にあったソファを掴むと、それを羽白に向かって投げつけた。 避けることも背中で受ける時間もないと判断した羽白は再び能力を使って壁の向こう側へとワープした。 「あぶね……でも、今ので能力バレたかもしれねえな……クソ、やっちまった。こっちはあいつの能力なんて微塵もわかんえねえのにどう戦えってんだよ……それともさっきのはダメージ覚悟で受けたほうが良かったのか?」 頭を抱えて悩みだす羽白。そして危惧通り、綾島が能力を推察するには充分の情報を与えてしまっていた。 「逃げられましたか……しかし、今ので能力の目処が付きました。後方へワープする能力、その移動先で物質と重なっていたら。その移動先の物質が消失する。移動幅も、おそらく1メートル程度で固定でしょう。そうでなければわざわざ跳躍する意味がありません。そして、その移動間では物体は消失しない、といったところでしょう。不用意に近づけば一瞬で昇天しかねませんね」 綾島は智天使の形相で羽白が部屋にいることを確認し、表情を曇らせて告げる。 「神による救済を拒否してしまえばあなたには神罰が下されてしまいます。ですからそうなる前に、私の手で直々に『救済』して差し上げましょう」 羽白はこの数瞬で考えた。相手の能力が物理攻撃の延長上もしくは身体強化の一種であれば勝ちの算段がある。彼の背筋による桁外れな防御力によるゴリ押しにしかならないが、この際勝ちを掴みに行くのであればもはや何でもいい。 能力を使い、再び綾島のいる部屋に戻る部屋に戻る。 「もうこうなったら正面から……いや背面からテメーを叩き潰す!」 背中を向けながら綾島に迫る羽白。綾島は力天使の形相で手元にあった花瓶を思い切り投げつけた。だが、効果はない。。 「食らいやがれ!俺のバックワード・アーツ―――」 羽白が攻撃を加える直前、綾島はその正面にいた。権天使の形相で既に羽白の前に回りこんでいた。そしてその速度を保ったまま、体当たりをする。 病院の壁に叩きつけられ、羽白は血反吐を吐いて倒れた。 「これで終わりです」 狂戦士の形相になりすかさずトドメを刺そうとする綾島。しかし、その刹那羽白は綾島の足首をつかむ。 「これで終わりだ」 そのまま能力を使用し―――数秒経って病院のはるか上空にいた。 ネガティブムービングは羽白の背後に1メートル移動する能力。すなわち、うつ伏せで倒れていれば上空に移動する。そして彼が持っていた角材のように、持っているものもまた、彼とともに移動する。 「さすがにこの高さから落とされたらお前とてひとたまりもないだろうよ……ま、俺もだけどな」 「な……こんな手が……」 「じゃあな、神父様よ」 掴んだ足をそのまま下に投げつけるように振り降ろし、綾島が頭から落下するのを見届けた。 数秒差で羽白も腹ばいに地面に落下することになるが―――ともあれ勝利である。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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パトリシア・エイクロイド 女 23歳 表の顔 学生 人呼んで 狂い咲きの拳銃 ミナミの猥雑な空気が好き。 俗語がきらい。 スタイル 南国彩(ポンチョ) おたから 勝負下着(アダルト) 趣味 アダルト カルマ リーダー 異能 チームワーク 代償 使命 犯罪 3 生活 3 恋愛 1 教養 1 戦闘 4 肉体 4 精神 5 性業値 7 戦闘力 12 反応 2 攻撃 5 破壊 5 バランスが取れてる年上が好き アジト ミナミ アイテム チーフSP ヴェスパ クラック ポーランド生まれ。オオサカの学校に通っている。頭は悪い。 ポンチョの下は下着だけ。いつ突風が吹くかワクワクして待っている変態。 おっぱいはでかい。 ポーランドなまり(や、~でゴザるよ)を操る。 両性具有をあがめる宗教に入っているがどこもおかしくはない。
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ガストール・テュエリエ 人物像 狂王アドルファスの下で彼の国の経済を取り仕切る暗黒帝国重臣の一人。 皇国出身の経済・社会学者で、れっきとした人間。 魔道に頼らない産業形態を説いたが理解されず燻っていた所を、噂を聞きつけたアドルファスにスカウトされる。 身軽な貴族服、丸い眼鏡、ゆるいウェーブのくすんだ金髪、線の様に細く鋭い目、張り付いた胡散臭い笑み。 どこからどう見ても腹黒い野心を秘めた参謀キャラで、実際野心家だが、自分を認めた主君への忠誠は本物。 酷薄、非情、合理主義だが、どこか一般常識とはズレた独自の哲学の持ち主。そのせいか、彼の非情や合理性は一般人から見れば温情にしか見えない場合が多々ある。 関連事項
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∥ジョブ 闘捜師:アリスティア 道具系 15歳/♀ 裁縫師、絞虐師…新しい職業が日々開拓されていくこの時代、 偏狭の地に暮らしていた彼女もまた、新たな時代の先駆者となる 闘捜師―それはダウジングとトンファーを 組み合わせたまったく新しい職業である トンファーが「ハの字」に開く時、 財宝の泉は其処にありと、少々胡散臭いのだが…。 勿論トンファーを使っての戦闘もばっち来いと、PTに一人は欲しい人材だ。 最近ではトンファー以外にもペンデュラムや水晶も練習中だとか。 眼鏡、三つ編み、民族衣装、一見大人しそうだが ダウジングで気分がノってくると口調が荒くなる。 (06/05/14(日)20 09 40 No.4436862初出) ∥関連事項 ⇒ジョブ
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DQⅦ Ⅶに登場する重要アイテムの一つ。 【ウッドパルナ】のシナリオを攻略した後で、【ホンダラ】に押し付けられることになる。 あからさまなネーミングに元の持ち主の人柄も加わって、非常に胡散臭いアイテム。 ただし、陽にかざすと七色に光って見えるという不思議な液体。 こんなものが一体何の役に立つのか……と思いつつも持っていると、 過去の【エンゴウ】編で【炎の山】の黒い炎を消すために必要となるのだから世の中わからない。 使用したあとは、中身がなくなって【すごい聖水のビン】へと変化する。 後に【コスタール】編で入手することになる【七色のしずく】と見た目も使用方法も完全に一緒なので、 ホンダラも【七色の入り江】で汲んだであろうことが推測される。
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交易中央都市ターブルロンド 大陸の中心とも呼ばれる全ての主要な交易街道と繋がる巨大な商業都市。様々な一流の店が立ち並ぶと同時に、怪しげな個人商店や胡散臭い旅商人がバザーを開いていたりもする。 円卓協議会 主要都市を治める組織のリーダーたちによる会議を行っている。 交易者登録 ここで公に交易を行うには交易者として登録しておいた方がいいだろう。 交易者が取引する商品は必ず正式な審査がされた安全な商品だからだ。 しかし、交易には課税されるから注意が必要だ。 主な施設 ギルド「TRustDiamonD」本部 ギルド「団ノ子」ギルドハウス 主要なNPC 組織ローゼンメイデン 組織ハウルオブナイツ 主要なクエスト マップ一覧へ
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カナダの街中で、兎耳の少女が怪しげな店を開いていた。 その店には大量の草が置かれていた。 店を開いている兎耳の少女キモんげは煙草を一服吸い、 ケースに入った大量の札束を数えながらいやらしい笑顔を浮かべた。 この店は大量のふっかつそうが彼女に支給されたことにより始めた店である。 名前は【ゆっくりしていってね!!!】である。 キモんげは大量のふっかつそうを持っていたとしても、特に生き返らせる人がいなかったので いっそ商売道具として使うことにしたのである。 その結果現在なかなかの売り上げを記録している。金を持ってない場合は相応のアイテムと引き換えた。 「ふっかつそうを売るだけで 馬鹿共がぎょうさん買うていきよる。 儲かりすぎて笑いがとまらへんわ!!!」 少女は胡散臭い関西弁を喋りながら次の客を待っていた。 【一日目・午前23時/カナダ】 【キモんげ@ゆっくりしていってね!!!】 [状態]:健康 [装備]:いろいろ [道具]:支給品一式、ふっかつそう@ポケットモンスター×???、大量の札束が入ったケース、その他 [思考]基本 ふっかつそうを高額で売って金儲けをする 1 億単位以上の金が集まったら主催に賄賂を握らせ殺し合いの世界からおさらばする 2 なかなか売れとるやないけひっひっひっ…