約 115,498 件
https://w.atwiki.jp/jinruisaikyou2/pages/76.html
【俺】 【作品名】“非”満員電車もご用心!? 【ジャンル】成年向け漫画 【名前】俺 【属性】主人公 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】鞄を持った男子高校生並み 【防御力】眼鏡をかけた男子高校生並み 【素早さ】男子高校生並み 【特殊能力】・肉体の部分空間転移 距離が離れていても相手の肌に触れたりできる。 衣服や下着などの障害があっても問題なく、両手を転移させて直接胸を触り揉みしだいたりできる。 (おまけに衣服は乱れた様子は一切無いので接触された本人以外の周りの 人間は異常に気付かない。少なくともその本人に異常な様子が現れるまでは) 自分の体であればどんなに細かい部分だろうが好きに転移させて動かせる。 (右手首から先、あるいは男性器だけ転移させたりなど) 集中が要るがこれはミリ単位で出現位置を操れる。 さらには描写だと体の内部にまで侵入可能。 範囲は15m程度。 【長所】アダルトコミックなので空間転移能力で痴漢しまくり、 それどころか成年向け作品なので当然あんなことやこんなこともしてるがばれない 【短所】他は凡々 【戦法】能力で相手の内臓を手で潰したり蹴ったり叩いたりぐちゃぐちゃにする 1スレ目 130. 格無しさん [sage] 2010/09/09(木) 00 33 00 ID gx8M74WS 86 俺 ○>江戸川コナン>赤坂美月>金田一 一:内部破壊勝ち ×>稲葉達也:鏡見て負け ×>範馬勇次郎:瞬殺負け 俺>江戸川コナン>赤坂美月 仙水 ○稲葉達也:ティンダロスの攻撃では聖光気は貫けないだろう。瞬殺勝ち ○>範馬勇次郎:瞬殺勝ち ?>諸星あたる(特殊加工)⇒ビームによる拘束力が不明なので修正待ちか。(~な奴でも脱出できないとかが無い) ×>岸辺露伴:本化負け ×>デイダラ:内部爆破負け 岸辺露伴>仙水>範馬勇次郎 .
https://w.atwiki.jp/dollabo/pages/210.html
プレイヤー名 joker デッキ名 太陽神の砂時計 [デッキコード] 1071o1c4x6c6w6x6T6W7d7D7M7S7T7W83888Lblbu [ユニット] × 12 No003 アサシン × 2 No029 ガマゴン × 3 No025 化身カルキ × 3 No094 天使長ミカエル × 3 No129 太陽神ラー × 1 [マジック] × 28 No135 精神の秘箱 × 3 No136 精神の宝箱 × 1 No143 未完のキューブ × 2 No144 封魔石の欠片 × 2 No150 守備強制の原石 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 3 No163 生命吸収 × 3 No164 魔力吸収 × 1 No165 生贄の儀式 × 1 No167 神の砂時計 × 2 No169 契約の石 × 1 No182 降魔の蓮華門 × 1 No235 特攻の剣 × 2 No238 MP抽出の力 × 2 解説 太陽神が場にいる状態で、神の砂時計を発動させる事を目指したロマンデッキです(最低MP600・・) 実際はガマゴン+砂時計になるパターンが多かったです ガマゴンを増やしてから生命吸収して大型ユニットにつなげるコンボです 砂時計はガマゴンの他、生体転送と合わせても使えます 自分のカルキやミカエルに相手:蜜柑発動→自分:生体転送→相手:魔導転送→自分:砂時計 上記の流れでユニットを守れ、攻撃もできます ミカエルならMP150回復できるので決まると嬉しいです このデッキは場にガマゴンが詰まってしまう事が割と起こるので、生贄の儀式もいれました 神の砂時計を水攻めや兵糧攻めと合わせてもみましたが、上手くまとめられませんでした 以下のデッキは上のデッキの元となるデッキです MPの確保が難しく、継続魔法が効果を発揮する機会が少なかったので手を加えました 太陽神と神の砂時計のコンボは強力すぎ -- sarami派 (2021-01-03 11 49 09) このデッキに関してのコメントは以下のテキストボックスから 名前 コメント jokerのデッキリスト プレイヤーリストへ
https://w.atwiki.jp/sinkyara/pages/48.html
【作品名】“非”満員電車もご用心!? 【ジャンル】成年向け漫画 【名前】俺 【属性】主人公 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】鞄を持った男子高校生並み 【防御力】眼鏡をかけた男子高校生並み 【素早さ】男子高校生並み 【特殊能力】・肉体の部分空間転移 距離が離れていても相手の肌に触れたりできる。 衣服や下着などの障害があっても問題なく、両手を転移させて直接胸を触り揉みしだいたりできる。 (おまけに衣服は乱れた様子は一切無いので接触された本人以外の周りの 人間は異常に気付かない。少なくともその本人に異常な様子が現れるまでは) 自分の体であればどんなに細かい部分だろうが好きに転移させて動かせる。 (右手首から先、あるいは男性器だけ転移させたりなど) 集中が要るがこれはミリ単位で出現位置を操れる。 さらには描写だと体の内部にまで侵入可能。 範囲は15m程度。 【長所】アダルトコミックなので空間転移能力で痴漢しまくり、 それどころか成年向け作品なので当然あんなことやこんなこともしてるがばれない 【短所】他は凡々 【戦法】能力で相手の内臓を手で潰したり蹴ったり叩いたりぐちゃぐちゃにする 参戦:vol.1 32 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/01/13(金) 17 29 38.04 ID BMChkb5R [3/4] アゾエーブ ポール・ヒッケンドルフまで破滅の波動で勝ち 第2使徒リリスには融合負け 俺 ×ジ・アマゾン 内蔵を潰す前に頭を齧られ負け ×ウィルバー・ウェイトリイ 銃で頭を殴られ死ぬ 赤屍蔵人≧美堂蛮=天野銀次>フユノリュウ・タイプのQEX>天野雪輝>第2使徒リリス アゾエーブ>ポール・ヒッケンドルフ>花子の弟>伊庭義明>ウィルバー・ウェイトリイ>ジ・アマゾン>俺>ジャファー
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/229.html
424 名無しさん@ピンキー [sage] 2013/02/06(水) 02 46 52.55 ID gCJtUhz4 Be コネタ 闇質屋 天野ゆう子編 そこはどんなものでも買取、そして売ってくれると質屋。 記憶と記録の売り買い。 身体の売り買い。 臓器の売り買い。 お金が必要なプロ野球選手がゴールデングラブ賞を質屋に入れ、1000万をもらうケースがある。 だが、一ヶ月以内に返せなければそれは売りに出される。 お客様が買ったらもうその記憶は帰ってこない。 他にも年間ミリオンの歌手が来て、自分の喉を売りにきたケースがある。買取額は2億だった。 だが、幸いにも一ヶ月経つ前に2億もってきてことなきことを得たそうだ。 そんな闇質屋にある一人の女性が訪れる。 公立の高校に通う普通の女子生徒、天野ゆう子。 見た目はどこぞのご令嬢と見まちがうかのような、腰まで長く整った綺麗な黒髪をしている 「あ……あの、すみませーん!」 声もとても美しく、どのくらいかというと彼女が発音する英語は先生よりもとても滑らかなのだ。 身体的な所も、胸もそこそこ大きく友人からはよく「メロンを胸にいれるな」と直揉みされるほど 腰はくびれて、お尻もキュッと引き締まっている。 ちゃんとした部活動はしてなく、片親で妹が二人いて家系が苦しく学校からアルバイトの許可をもらって スーパーでアルバイトをして家系を助けている。 アルバイトをしているからって成績は悪くなくいつも学年でトップ3に入っている。 そんな、天野ゆう子がなぜ、闇質屋に来ることになったのかは、 もう一人の優子、天王寺優子のせいだった。 「あら~私の大切な服に染み付いちゃったわ~。」 それはゆう子がたいして親しくない天王寺の誕生日パーティーに呼ばれた日に服にジュースをかけてしまったのが原因だった。 だが、それは天王寺の悪巧みだった。 そして、彼女は自分の肉体と記録や記憶を少しずつ質屋に売ることとなるのだった。 「あら~天野ゆう子さん、最近どうしたのかしら? テストの成績落ちちゃって? 進級できるのかしら? その頭で?」 今の彼女は小学校レベルの問題しか解くことができない。漢字の読み書きも。 彼女は中学校と高校の授業の記憶を売ってしまったのだ。 それを知ってるのは闇質屋を教えた天王寺だけだった。 そして、天王寺は多額の金でゆう子の記憶を即買いしたのだ。 本来ならアルバイト代が出たら買い戻そうとおもっていたのだが。 買い取り金額の倍の料金を支払えば即買いができるシステムがあることを天王寺はあえて教えなかったのだ。 ゆう子は自分の記憶が買い戻せると思っているのだが…… 『天野ゆう子あんたの全てを奪ってあげるわね。』 天野ゆう子編 完
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1073.html
ここはア~オで始まるSS用語を載せるページです。 【名称】炎の射手(アーバレスト) 【概要】 ゴドリック=ブレイクの二つ名。 周りが勝手につけた様でゴドリック本人は自身の二つ名をディスターブから聞かされた。 【出典】 とある魔術の騎士讃歌 【名称】天国崩し《アウターヘブン》 【概要】 玄嶋家に代々伝わりし究極育児法《ゴッドマザーテクニック》の一つ、中々布団から出てこない子どもを絶対に起こすことのできる奥様必見の秘術である。 まずは普通どおり、掛け布団を引っぺがして対象を外界に晒し、その直後に敷布団にかかるシーツを掴み、一気にそれを剥がす。ここで重要なのは一度シーツにうねりを作り、シーツが対象の身体に巻きつくようにし、柔道の一本背負いの要領で、そして同時に対象の身体に回転をかけて拘束で引き剥がすことが重要である。 これをくらうと対象は回転しながら2mほど浮き上がり、ベッドに墜落して目が覚めるというアクロバットな朝を迎える。 【出典】 強欲の杯 【名称】アスクレピオスの杖 【概要】 ギリシャ神話に登場する名医アスクレーピオスの持っていたヘビの巻きついた杖。医療・医術の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークであり、医療系魔術でもアスクレピオスの杖を記号化させたものが多い。 昂焚がユマを治療する為に都牟刈大刀の変形機構を利用して杖の記号を再現した。 【出典】 とある土産の珍奇騒動 【名称】『引力乙女 アトラクトレディ 』 【概要】 月ノ宮向日葵・遠藤近衛・真珠院珊瑚・鬼ヶ原嬌看からなるお友達グループの総称。名付け親は界刺得世。 込められた意味は『引力』。月ノ宮達が『何かを引き寄せる』力を持つことから名付けられた。具体的には磁力(月ノ宮)、電子(遠藤)、念動力(真珠院)、誘惑(鬼ヶ原)である。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】貴方を絶対に離さない!愛のラブラブ追跡走法! 【概要】 軍隊蟻随一のライディングテクニックを誇るバカップルライダーが使う尾行テクニックらしいが、普通に静かに尾行するだけの走りである。 【出典】 強欲の杯 【名称】境界突破《アフターライン》 【概要】 木原故頼が第十二学区にて行おうとしていた実験。 宇宙頭脳《スペースブレーン》において、魔術と超能力の衝突によって観測した新エネルギーの解析と採取が目的。魔術の行使によって能力者が死亡した瞬間、もしくは死亡する直前に観測した正体不明のエネルギーが第三のエネルギーだとすれば、魔力と科学エネルギーの衝突と反発による産物という位相を越えた現象を立証することが出来る。そうなれば、科学も魔術も関係無い。全く新しく、異なる概念が生み出されることとなる。・・・というのは木原故頼談。 上記の理由により、地脈・龍脈を意識した都市開発を行っている(と故頼は推測する)第十二学区が実験場として選ばれた。 しかし、実験が軍隊蟻に妨害され、暗部に故頼が殺害されたことで実験は実行されなかった。 【出典】 蟻群矜持 【名称】アヴェンジャー 【概要】 風輪学園の裏で悪事を働く不良グループの総称。 5月の過ぎ頃に黒丹羽がクイーンの率いるスキルアウトを潰して奪い取った名が元とは思われるが、それまでの過程は不明。 様々な無能力者狩りグループとの繋がりもあり、その規模は並のスキルアウトでは歯がたたないほど。 【出典】 とある学園の紛争記録 【名称】愚妹(アホ) 【概要】 焔火朱花が使用する、妹・緋花が何かオイタをやらかした時の蔑称。 わりと頻繁に使用しているが、姉妹仲は良好な模様。 余談だが、関西弁の「アホ」には「愚か」という以外に「あるべき場所・役割・機能から外れている」「楽天的」という意味合いがある。 【出典】 とある風紀委員たちの志「176支部・焔火緋花の場合」、とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】ある女性を脱ひきこもりさせたい。助けれくれ 【概要】 伊与がとある掲示板で立てたスレ。ある女性とは主人である神薙秘呼のことである。 この掲示板に集まった勇士たちによって伊与はボトラー、ポリラー、垂れラーといったネット用語を覚えた。 【出典】 強欲の杯 【名称】アルテ=ピナコテーク 【概要】 ドイツのミュンヘンに実在する世界最古級の公式美術館。新館であるノイエ=ピナコテークが隣接している。 ミランダが昂焚との待ち合わせ場所に指定した場所。 【出典】 とある土産の珍奇騒動 【名称】破局連鎖《アンチクリスマス》(嘘) 【概要】 剣術に定評のある某茶髪の風紀委員のリア充イチャイチャラブコメに怒りが頂点に達した軍隊蟻の面々が発令したオペレーション。 木原故頼の非道な実験や不良能力者集団よりも優先すべき任務であり、樫閑曰く「殲滅対象・カ・ク・テ・イ・ネ❤」 学園都市最強のスキルアウトが奏でる悲哀の歌は、みんな(非リア充)に希望をもたらすのか!? これを期に霧の盗賊の家政夫もその風紀委員にカチこみに参加したり、サイボーグ(っぽい)教師に釘を刺されるなど、 某茶髪風紀委員の受難は終わりそうにない。 無論、メタネタである。 【出典】 とある支部の日常生活 【名称】禍の指輪(アンドヴァラナウト) 【概要】 『世界樹を焼き払う者』が所有する黄金で出来た指輪の霊装。 北欧神話に出てくる黒小人、アンドヴァリの指輪であり、無尽蔵に黄金を生み出すことが出来るが、その黄金には呪いがかかっているとされている。 効果は、生み出した黄金を対象に癒着させ、その対象に指輪の持ち主が遂げた悲惨な最期の痛みを再現するもの。 死ぬ事は無いが『死ぬほど』の激痛が身を襲う。 【出典】 とある魔術の騎士讃歌 【名称】いこいば 【概要】 第五学区にあるラーメン屋台。 いつも人通りの少ない道にあり、知る人ぞ知る穴場スポットとして人気がある。 エリート校の教師である九野獅郎でさえ認めるほど美味いらしい。 【出典】 蟻群矜持 【名称】苺おでんパフェ 【概要】 黒丹羽、白高城、一善、坂東がとある喫茶店に行った時に黒丹羽以外の三人頼んだ品。 白高城おすすめの一品らしく、こってりとした苺に濃厚な生クリームがマッチして絶妙なハーモニーを醸しだすという。 【出典】 とある学園の紛争記録 【名称】1万円以上の食事をしてくれたお客様には店長直々にチョコをプレゼント! 【概要】 大地の恵み《デーメーテール》で行われたバレンタインフェア。 その名の通り、一万円以上の食事をしてくれた客に対して、店長の大地芽功美が直接バレンタインチョコをプレゼントしてくれる。 このチョコのために軍隊蟻《アーミーアンツ》のメンバー約30名がそこで食事を摂ったため、最低でもその日だけで30万円の売り上げを出していると思われる。 【出典】 電脳歌姫の学園都市レイディオ! 【名称】犬耳と首輪と犬小屋の3点セット 【概要】 荒我拳が武佐紫郎の『思考回廊』によって脳裏に思い浮かばされた、武佐自身の寝惚け妄想の中で登場した焔火緋花が行った荒我へのお願い。 妄想の中で焔火に負けた荒我に、焔火が負け犬らしい格好を所望した。荒我は妄想の中でも現実でも抗議を行い、結果として餅川晴栄から職員室への呼び出しを喰らった。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】伊与(いよ) 【概要】 神薙秘呼の侍女。秘呼に引きこもりをやめさせるために悪い噂を流したり、言葉攻めで追い詰めたりする。 ネット用語を使ったり、とある掲示板でスレを立てるなどネットに明るい。 【出典】 強欲の杯 【名称】イルミナティ対策チーム 【概要】 学園都市に侵攻したイルミナティに対抗する為、必要悪の教会が派遣した魔術師チーム。 暗部組織テキストと共同でイルミナティに対抗する。 イルミナティと尼乃昂焚に所縁のある魔術師で構成されており、学園都市で活動する際は「スチュアート劇団」と名乗る。 リーダー:クライヴ=ソーン メンバー:ハーティ=ブレッティンガム、マティルダ=エアルドレッド、カール・ブルクハルト、セス=アヴァロン オブザーバー:藍崎多霧 【出典】 強欲の杯 【名称】刺客人<イレイザー> 【概要】 暗部組織『トループ』のオールトループチーフ澤村慶の通り名。意味は文字通り刺客または抹殺者を指す。 学園都市の『闇』を渡る実力者として『蜘蛛の女王』に並ぶ折り紙つきの一匹狼が名乗る通り名として業界では広く流布されている。 学園都市の『闇』を単身で10年以上渡り歩いている凄腕の刺客で、その過程で学園都市に根付く色んな『闇』を知っていると噂されているが誇張表現が含まれていると見做されている点も多い。 しかし能力を活かした独自の情報網を築いていたり学園都市の一部で有名な木原一族と幾度かの接触や交戦経験を有していたり等噂に適合する部分もあるため実は全くのデタラメというわけではない。 また10年以上携わる『闇』で手掛けた仕事において殺めた人の数は四桁(数千人クラス)に達するとされ、これは本人も認めている。 能力で操る以外では殆ど協力者を作らず、『闇』へ身を置くようになってから能力開発の全てを自己開発によって賄って来たために『闇』の研究機関に関わる事も無く、 幼少期よりずっと単独で活動していた事も重なって刺客人の正体を知る者は極々一部に限られており、その得体の知れなさから業界の一部では「殺人衝動に狂う殺戮機械(サイボーグ)」なんて噂も存在する。 【出典】 とある暗部の巡一座(ラストループ) 【名称】『物体転移 インポート 』 【概要】 春咲桜の本当の能力名。 桜の姉である春咲躯園によって、『物体転移』から『劣化転送』へ名称を変更させられた。 後に躯園との戦いにおいて、自身の本当の能力名を姉に対して言い放ち、『劣化転送』の呪縛から解放された。 視界に収まる範囲にあるものを自分の手元にしか転送できず、また手元にあるものを視界に収まる範囲にしか転送できない。複数の物体の空間移動不可。 限界距離32.7m、限界重量が30kgジャスト。自分自身及び対象物(相手)が静止していなければ物体を手元に引き寄せることも、また対象物に物体を空間移動させることができない。 但し、『根焼』の“変人店長”奇矯杏喜が春咲へ贈った通信教材による手助けと風紀委員停職期間中に自身の能力向上に多くの時間を費やした今は“対象物(相手)の静止” という縛りは解消された。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】ウィー=アブー 【概要】 かつてイルミナティの幹部だった男。アニメとマンガが大好きなオタク。 魔術を誰かに教えることも大好きでクライヴに魔術を教えた師匠。 「師匠」ではなく「ししょー」と呼ばれることに拘りを持っている。 2年前の必要悪の教会の襲撃で冠華霧壱に殺され、干し首コレクションの一つとなった。 冠華相手に戦いながらも清教の魔術師を20人ほど殺害する実力を持ち、冠華が干し首コレクションに入れたことから、武闘派としての実力が窺える。 【出典】 強欲の杯 【名称】ウコンバサラ 【概要】 魔道書原典『カレワラ』に出て来る至高の神にして雷神ウッコが持っていた雷槌伝承を元にイロ=コイが作成した霊装。 鋸のような蛇と稲光をイメージして作られた石槌。フィンランド神話において鋸型の蛇は雷のシンボルであり、世界中の蛇伝承を追い求めるイロが興味本位のままに製造した。よって、『ウコンバサラ』は一度使えば崩壊する程度の試作品だが威力は折り紙つきである。 魔力を通すと『ウコンバサラ』に稲光が纏わり付く。雷槌から迸る雷は術者を中心に様々な形で周囲へ放射され、雷で空気を膨張させ爆発的な推力を得た雷槌は青白い雷と化しシンボルの蛇のようにジグザク軌道を辿りながら標的を射抜く。 作中では魔道書原典『カレワラ』の使用を躊躇わせる為にイロが講じた策の要として用いられ、紆余曲折の末『カレワラ』を一時的に破壊する事に成功する。 『カレワラ』を破壊した『ウコンバサラ』の一撃でカッレラを戦闘不能に追い込めたのは無論『ウコンバサラ』の力では無く、使用前にハンマー部分に垂らした無色透明の水『蛇黒水(ポイズンイリアコイ)』の効果の一つである『魔力なり術式なりで魔術師とリンクしている物に「蛇黒水」を垂らした“矢”もしくは“投擲武具”を叩き込む事で術者である魔術師を「死」を含めた戦闘不能状態に陥らせる』という効果を意図的に少し弱めた結果によるものである。 【出典】 ~とある魔術の日常風景 異説「イ・プルーリバス・ウナム」~ 【名称】両性産卵(ウトロコラ) 【概要】 イロ=コイが数十年掛けて開発した男にでも女にでもなれるマジックアイテム。魔力が込められた上に魔術的細工を施している蛇の卵を生のまま食す事をトリガーとして発動する魔術。 その本質は『人体の新たなる構築』。モノによっては『通常の人間なら即死している状態』からでも傷一つ無い人体構築を為す事が可能。 このマジックアイテムの『新たな人体構築を基本とし、そこにどれ程の復活要素を付随させられるか』という効果の上下を左右するのは熟成という要素である。 トップクラスの復活レベルの『両性産卵』は確率として五年に一度できるかどうかという非常に低い可能性を経て実現する。 勿論あくまで確率なので五年以上時間が掛かる事はザラにある。作中で消費したトップクラスの復活レベルを誇る二つは運が悪かったという事もあって合計でおよそ二十年の歳月を必要とした。 またイロが『両性産卵』を生み出した契機、そこに存在した『悲劇』、イロ=コイが『悲劇』を回避する為に成そうとした想いが詰まったマジックアイテムでもある。 【出典】 ~とある魔術の日常風景 異説「イ・プルーリバス・ウナム」~ 【名称】エラ=ブレイク 【概要】 必要悪の教会の魔術師であり、ゴドリック=ブレイクとジュリア=ローウェルの一人娘。 ボブカットに整えられた、母から受け継いだ蜂蜜色の髪の毛に、父から受け継いだ碧眼の少女。 父親譲りで非常に頑固な性格。作中の最終話の時点では18歳。 鋭い穂先を持ったロングボウ型の霊装はかつての『灼輪の弩槍』と同等の効果がある。 ゴドリック曰く「男を連れて来たら容赦なく撃ち抜く。」 【出典】 とある魔術の騎士讃歌 【名称】エリート小僧 【概要】 焔火朱花が使用する、ことあるごとに意味もなくエリートと連発する176支部員・斑狐月に対する蔑称。 初対面時に緋花の妹と見られたことに対する恨みも込められているんだとか。 そのせいで斑が朱花の手により秒殺されたその日のうちに、少なくとも映倫・小川原・176支部中に広められた。 神谷稜もときどき使用している。 【出典】 とある風紀委員たちの志「176支部・焔火緋花の場合」、強欲の杯 【名称】狼の杖 【概要】 セスがイルミナティと対峙するために用意した霊装。 狼を模したデザインに幾つかのルーンが刻まれている。 「ガンド」という言葉には「杖」「狼」という意味が込められており、彼の得意とするガンド術式をより強力に同時に効率化させることができる。 【出典】 強欲の杯 【名称】小川原の『策士』 【概要】 (本人いわくほんのちょっとだけ)策略家でずる賢い一面があり、様々な策を用いる浮河真白の異名。 親友である焔火緋花や葉原ゆかりと出会う前はいろいろ無茶もしていたらしい。 同類の人間はともかく、上記の親友たちのような人間相手だと本来の激情家な地が出てしまうこともある。 【出典】 とある高校の中華麺王(ラーメンマスター)、とある暑い日の思い出 【名称】お嬢 【概要】 樫閑恋嬢の渾名。界刺得世を筆頭に『軍隊蟻』のメンバーの大半から呼ばれるが、“姐御”と呼ばせたい本人的には相当に不服。 過去に界刺が樫閑の名前にちなんで“レンちゃん”・“レンレン”・“ジョウレン”という渾名を提案してみたが即座に切って捨てられた。 ちなみに彼女の事を姐御と呼ぶのは壱里咏寧だけ。そのため、壱里は樫閑に非常に気に入られている。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ、蟻群矜持、強欲の杯 【名称】オズの魔法使い 【概要】 主に学生をターゲットにした屋内の大型アミューズメントパーク。 かつては入場者が魔法の国に行ったと錯覚するくらいに優れた演出やアトラクションがあり、高評価を得ていた場所だった。 しかし設備の不備で事故が起き、それが原因で閉鎖。今現在ではとっくのとうにつぶれていて木原一派の隠れ家の一つとなっている。 【出典】 とある学園の紛争記録 【名称】苧環パー娘 【概要】 フィーサ=ティベルの口から明かされた苧環華憐にとっての黒歴史。 天然パーマな苧環は普段から己の髪をストレートパーマにしているのだが、ある時利用している美容室の機械が不調だったせいで元からの天然パーマが更に酷くなった。 目撃者であるフィーサ曰く「雲」。同じく目撃者であるマーガレット=ワトソン曰く「綿菓子のような爆発具合」。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】苧環派閥 【概要】 常盤台の派閥の1つで苧環華憐を長とする派閥。 比較的『電撃使い』が多く、主なメンバーは月ノ宮向日葵、宇導凪世など。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ、常盤台ばかるてっと!「ばかるてっととバレンタインin恵みの大地(デーメテール)」 【名称】超地球規模・衛星探査火箭列車〈オーバーアース・サテライトロケットトレイン〉 【概要】 第六学区に新設された総合レジャー施設『テラ・ステラ』のアトラクション。 いわゆるぶら下がり系のジェットコースターで、座席の下に足場がない。 最大時速600kmで、一応安全は確保してるらしい。 【出典】 獣耳衆の華麗な日常 【名称】想い人への告白タイム 【概要】 常盤台学生寮で開催されたパーティー内で行われた界刺得世への告白合戦。告白者は形製流麗・真珠院珊瑚・苧環華憐・鬼ヶ原嬌看・一厘鈴音の5名。 【出典】 とある男子高校生の日常シリーズ 【名称】オモチャ箱 【概要】 軍隊蟻が保有する武器が格納されたトラック。三台で構成されており、一台は司令室として機能している。 四方神茜との戦いの際に使用されている。 【出典】 蟻群矜持 【名称】オヤジ 【概要】 学園都市上層部の人間の1人で暗部組織『トループ』設立の提案者。 勿論本名ではなく、澤村慶いわく「そこらの中年を見てオヤジと呼ぶ感覚そのまんま」 表面上は罵り合っているようにも見えるが、澤村とは立場を越えて直接的に話をぶつけ合える間柄。 学園都市の『闇』と澤村のパイプ役も担っており、澤村の最大の理解者とも言える存在。 【出典】 とある暗部の巡一座(ラストループ) 【名称】オルフェウスの断末魔 【概要】 琴座の位置に左右される期間限定の魔術である“オルフェウスの竪琴”の弱点を補うためにアリサ=アルガナンが行使する魔術。 マイナス(狂乱する女たち)に惨殺されたオルフェウスの断末魔を歌にする。 それを聞いた者は惨殺される悪夢にうなされるが、魔術が解除されると悪い夢を見たように元通りになる。(精神崩壊した場合を除く) 【出典】 強欲の杯
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/172.html
395 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 [sage] 2011/06/14(火) 20 35 02.94 ID 86BJN95i Be SSでもいってみようかな、タイトルはないけどね。 芸能人の付き人なんて仕事をしていれば、生活は不規則になってもしかたないことだが、 せめて恋人である自分にくらいは連絡を定期的にいれてくれてもいいじゃないか、とカズオ は不満たらたらだった。 携帯にも出ず、メールをしても「今は会えない」一点張り。会うことが途絶えて一か月に もなれば、もうこれは明らかに破局の前兆だろうけれども、それでもけじめはきっぱりとつ けなければなるまい、とカズオはユミカのアパートの前の喫茶店で、彼女の帰りを待ち続け ていた。 仕事帰りに毎日三時間づつ待ち続けること七日目に、ようやくそれらしい人影を認めたカ ズオは、首尾よく彼女が部屋に入る直前を捕まえることができた。 「ようやく会えたなぁ、ユミカ」 すこし脅しつけるように低い声でカズオはユミカを睨みつけた。 夏に近い季節にもかかわらず、襟までつまった厚手のコートで着膨れをしたユミカは、小 さくひぃっ、と 声を漏らす。 「……あ、ああカズくん。お久しぶりだったかも」 明らかに動揺した様子のユミカは隙を見て反対側へと駆け出そうとするが、カズオはそれ を制して壁面と腕とで作った檻に、彼女を閉じ込めてしまう。 「……あのさぁ、お前の気持ちが俺から離れちゃったってのはまあ、察しがつくんだけど、 それならそうと説明をしてくれなきゃ、俺の未練……断ち切れないじゃないか?」 眉間に深く皺をよせて、カズオはもう恋人とは呼べないかもしれない女の目をのぞきこん だ。 「へっ? なによぅ、それって、どういう意味なの?」 目の大きな童顔に困惑の色を刷かせてユミカはカズオの目をのぞきこむ。 「どういうって、そりゃ、お前。一月も会えなけりゃフツウは破局だろ?」 予想していた反応とのずれに、カズオの意気が消沈していく。 すると、ユミカは首をぶんぶんと振りたくって、 「ちがっ、違うのよぉ! カズ君のバカぁ」 喚きつつ涙腺を緩ませる。こうなると慌てるのはカズオの方で、隣近所の聞こえも気にな るところで、ユミカの部屋へと促し、二人で入っていった。 勝手知ったる恋人の部屋。カズオは戸棚からポーションのコーヒーを二つ取り出し、カッ プに湯を注ぎながらユミカが落ち着くのを待っていた。 「そんな、ひどい……カズ君、ワタシのこと信じられないの?」 責めるはずの立場だったのだが、いつの間にか責められている現実に戸惑いながらカズオ はさり気なく部屋の中をチェックする。いつもと変わらない様子だし、浜辺のツーショット 写真もそのままになっている。どうやら、他の男への乗り換えではなさそうだ。 じゃあ、どうして? カズオは疑念を感じたままにユミカを振り向いたところで、 「おい、どうでもいいけどこの季節にダッフルコートはないだろ? もう六月だぜ」 すると、ひくん、と背筋を引き攣らせたユミカは、 「ん……いいの、ワタシ寒いから」 いくら梅雨寒と言っても程度問題である。それも家の中でそれはなかろう。 「いいから、脱げよ」 「いや、いやよ」 「いいから脱げって!」 押し問答はいつしか力づくへと変わっていた。 「いや……やめてぇ!」 押しあいのなか、ぼよん、と弾む感触をユミカの腹部に感じたカズオは違和感に首を傾げ た。 「あれ、今のは……何だ?」 すると、ようやく観念したのか、ユミカは、 「わかったよぅ、脱ぐわよぅ、でも……カズ君、あんまり驚かないでね」 フロントの留め具を外してコートを脱いだユミカは二の腕の弛みを露呈した半袖のブラウ スとぴちぴちのジーンズ姿を露出させていた。 「おいおい……ええっ? なんだ、なんだぁ」 驚きのあまり目を丸くするカズオ。それもそのはずだった。 高校のミスコンで三年連続優勝という偉業を成し遂げたユミカの二十一歳の瑞々しい肉体 は、彼が見なかったわずか一か月のうちに首から下はまるで別物に変貌していたのだった。 「もう……だから驚かないでって言ってるでしょ」 しなやかに引き締まっていたはずの彼女の腰は、大きく膨れ上がり、ぶよぶよになってし まっていた。いや、腰だけではない。身体全体が肥満し、足にも肉がめりこんでしまってい るのだ。お尻にいたっては元の二倍以上には巨大化しているのではないだろうか。 「おい、どうしてこんな短い間にこんなにデブったんだよ? なにかの病気なのか?」 すると、ユミカは首をゆっくり横に振って 「ううん、違うの。ワタシね、センセイに……頼まれてね、少しの間でいいからってね」 カウチに置いてあった雑誌の付箋をしたページをカズオに開いて見せた。 「あの松沢カレンが実証した、ウルトラミラクルダイエット!!」 そこにあったのは彼女が付き人をしていた大物人気女優がレオタード姿でドリンクを片手 にポーズを決めている写真だった。 使用前の写真ではあからさまに中年肥りしたくたびれた肉体を晒していた彼女が、使用後 とされる一か月後にはまるでグラビアアイドルも顔負けの素晴らしいプロポーションへと若 返っているのだ。 「へっ、これってお前が付き人してる……」 「……そう、センセイなの」 松沢カレンは当年とって五十五歳。演技にも歌唱力にもトークにも定評のある実力派女優 なのである。 「それで、これが……どうしたっていうんだ……」 はた、と言葉が止まる。 雑誌の中に笑顔を振りまくカレンの身体には、カズオには見覚えのあるものだった。 「うん、そうなの……それ、ワタシのカラダなんだぁ」 はぁ、と溜め息を吐きながらユミカは頭を掻く。 「げっ、なんだ、それ。どういうことだよ」 混乱するカズオは目を白黒させるばかり。それでもユミカは構わずに話をすすめる。 「センセイねえ、今度芸能生活四十年の記念に写真集作るんだってはりきってたんだけど、 どうにもおナカまわりとか胸元とか、いざ撮影してみるとどうしても納得いかないところが 多いって不満バクハツさせてたのよね」 手元のコーヒーをたぐりよせて、一口啜るユミカ。 「それで……ダイエット食品のモニターになってみたんだけど、それだって大した効果は得 られなかったのよね」 「だからって、そんな他人の身体を繋いでしまうなんてふざけた真似ができるのかよ」 ユミカはごとん、とカップをテーブルに叩き置いて、 「だって、それじゃあワタシのこのカラダはどう説明がつくっていうのよ」 すっくと立ち上がるユミカ。 「なんだかわかんない魔術だか呪文だかのチカラで、センセイのカラダとワタシのカラダは すぽーんとすげ替えられちゃったのよ。なにもかもあっという間で抵抗する暇もなかったん だからねっ」 ゆさゆさとボリュームのあるお腹の肉を揺らしながら、ユミカは口を尖らせる。 「ん、でもこのカラダの入れ替えも二か月だけって約束だし、その間はずっとお休みでいい って言うし、お手当も百万エンほどくれるっていうし、終わったらワタシも芸能界にデビュ ーさせてくれるっていうし……」 「それで、そんな交換をしちまってわけかよ」 カズオは眉間に皺をよせて抗議の声をあげた。 「だって仕方ないのよ、ワタシみたいに何のコネのない人間があの世界でメジャーにのしあ がっていくためには、それなりにカラダを張っていくことも必要なのよっ」 営業のために身体を売るという言葉はそれなりに聞いても、身体を貸与するという言葉は 初耳のカズオだった。 カズオも溜め息を大きく一つ。 「まあ……いいや、別れたいとか破局とか、そういうんじゃないのなら俺も別に気にする必 要はないってことだしさ、それじゃあ、また一か月ほどしたら来るさ」 立ち上がって帰り支度をはじめるカズオの手を、ユミカはぐっ、と掴んだ。 「ねえ、カズ君。どういうことかな? 私だって久しぶりにカズ君に会えて嬉しかったんだ よ? それなのに、また一か月後とか、ってそれってどういうこと?」 うろたえたのはカズオである。 「……いや、だって、お前だってその姿で俺に会うのは嫌だったんだろ? だったら元に戻 るまでの間は会わないでいるほうがお互いのためだって……」 ぐいっ、とユミカは大きな瞳をカズオに接近させて抗議の声をあげる。 「でも、もう事情はばれちゃったんだし、この姿もカズ君に見られちゃったんだから、もう 会わないでいる意味なんて……ないよね?」 顔色に、わずかながらの羞恥といじらしさをたたえながら、ユミカは詰め寄った。 「ワタシ……ずっと、さみしかったんだから。カズ君と会いたいって、会って抱きしめてほ しいって……してほしいって、ずっと、そう思ってたんだからね!」 カズオは退路が塞がれるのを本能で察知した。 「いや、でも。お前の今の身体は、ほら、お前の先生とやらのものなんだし、さ」 するとユミカは軽く首を横に振って、 「ううん、それならノープロブレムだよっ、センセイは入れ替わってる間、恋人とだったら えっちしても構わないって言ってたし……」 のそり、と肉食獣さながらにカズオに接近していく。 「いや、待てよ。いくらなんでもそんなおばさんボディになったお前とじゃ、うまくいくわ けないって」 拒否しつつも、なぜかカズオは異常な昂奮に下半身を固くしていた。 あの、非の打ちどころのなかったユミカの芸術的な彫像のような肢体が、今や五十五歳の 中年肥りである。首から上の愛らしさとのギャップに背徳的な情動を覚えていたのである。 その様子はすぐにユミカの察知するところとなった。 「くすくす、カズ君たらケダモノさんなんだからぁ、ワタシがこんなになっても愛してくれ る気まんまんなんだねっ」 ユミカはブラウスのボタンを外し、ジーンズを脱ぎ捨てるとブラジャーとショーツだけの あられもない姿となっていた。 「えへへ、今のユミカおばさんはね、身長が七センチも縮んで体重が二十キロも増えちゃっ たの。もう、大ショックだよぅ」 お腹の段を形成する脂肪がショーツの上にのっかっている。腋には垂れ下がった余り肉が 振り袖となっていた。 カズオは、知らずにごくりと喉を鳴らしていた。 「ふふ、スリーサイズは上から八十八の八十八の百十二なんだよ。バストとウエストが一緒 のサイズになっちゃったんだ。えへへ、見て」 トップスを脱いだユミカの胸が、ぼろん、と重力に負けてこぼれ落ちた。 「ばっ……馬鹿、やめろって」 うなだれた乳房に煤けた色の乳首が痛々しい。 「えへへ、やめないよ。……このセンセイのカラダってね、どうもすっごく男好きみたいな んだよっ、毎晩寝るたびにカラダ全体が火照るようなドキドキ感があるんだもん」 それは更年期症状だろう、と反論しようとするカズオだったが、膝上にのしかかってきた トド女の迫力に言葉を呑み込んでしまった。 胸よりもせり出した下腹。肩口から背中にかけてのむっちりとした厚み。垂れ下がり、揺 れ動く巨大な尻。若い娘の腰回りよりもはるかに太いハムのような二本の太もも。 そのどれもが彼の知っていた二十一歳のユミカのそれではなかった。生体としての盛りを 過ぎて、萎れゆく過程に乗り始めたその肉体に、カズオは眩暈をおこした。 「……ったく、実の母親よりも年上の身体の女を相手にするだなんてな」 背徳感と嫌悪感。そして、美しいものが崩れてしまった虚無感の情念のなかに、カズオは 理性を脱いだ。 「おらっ、とっとと四つん這いになれよ、このババア」 口汚くカズオに罵られるユミカは、逆にうっとりとした表情で、彼の言葉に酔った。 「ああん、お願いします。カズ君……いいえ、カズオ様、この薄汚い中年女に、どうかあな たの若々しいアレを挿れてくださいっ!」 狂気をはらんだその倒錯の夜は、朝の曙光を迎えるまで続いたことだった。 と、それから二人はそれなりに逢瀬を重ねて、なんだかんだがあって、それから一か月の 後のことである。 ホテル内の喫茶店で待ち合わせをしたカズオに青ざめた表情のユミカが駆け寄ってきた。 さすがに夏盛りの中、コートは着ていなかったが、肉体は中年のままだった。 「どうしよう、カズ君。ワタシ、どうしたらいいのかな?」 「おい、どうしたよ。いきなり」 なんとなく察しはついていたものの、カズオは恋人の言葉の先をうながす。 「センセイがね、今、カラダをいきなり元に戻されるといろいろと予約していた仕事に全部 穴があくからって、もう少し時間がほしいって、そう言ってきたの」 さもありなん、と頷くカズオ。 「そりゃあ……そうだろうな。雑誌やテレビにあれだけ露出してて、いきなり肥えて老けて 出てきたら、そりゃあヤバいだろ……で、どれだけ待ってほしいって?」 すると、ユミカは指を三本突き出して、 「できれば三年くらい、このままでいてほしいって、月に百万円づつお手当するから、もう 少しだけ我慢しててほしいんだって」 「ほう、お前はそれでいいんだ? 夏にプールに行くときもその身体のままでいいんだ?」 違う意味で、プールサイドの視線を独り占めにできそうだが、 「い……いやよぅ、こんなカラダのままでそんな人の集まるところいけるわけないでしょ」 ユミカは焦燥感から、表情のゆとりは消え失せてしまっている。 「腰をひねろうとしてもわき腹はつっかえるし、走るとすぐに息切れするし、あと、何もし てないのに暑くて汗ばっかりかくの、おしゃれができないどころの騒ぎじゃないの」 半べその状態で、恐慌するユミカ。 「お尻が重すぎて転ぶこともあるし、それに……それに、このままじゃカズ君の赤ちゃんも 産めないじゃないのおっ!」 とうとう堰が切れたように泣き崩れてしまうユミカ。何事だ、と周囲の視線が集まって、 カズオとしては居心地悪いことこの上無い。 「あーあー、わかった。お前じゃこの先、どうせ事務所のしがらみだなんかで強く主張する ことなんてできないんだろうから……まあ、ここは一つ、俺に任せておけよ」 「ふええっ、カぁズくぅん」 すがりつくユミカから松沢カレンの住所を聞き出したカズオは、アポ無しでの面会を強行 した。拒絶されようが、とにかくは主張をしなければ流されるだけ、自分はユミカにとって もっとも近しい人間なのだから、返還を言い張る権利はあるのだ、と。 夕暮れ時に、住宅街から少し離れたところにあるカレンの豪邸のチャイムを押すカズオ。 「……どなたぁ」 こんな鷹揚な応対はお手伝いさんがするものではない。 「……松沢カレンさん……だね」 「……そうよ、宅配便だったらいつもの受け箱にお願いね……ファンだったらもっと礼儀を 弁えてから出直して頂戴」 低い愛想のない声が応える。 「んーとな、俺はそのどっちでもないんだよ」 「……へえ、それじゃあ警備会社でも呼ばれたいのぉ」 淡々とカレンの返答は続く。 「俺はカズオってんだけど、あんたの付き人のユミカの彼氏ってやつでね、俺の女の首から 下を返してもらいに来たって言えばわかってくれるかい」 すると、少しの間、沈黙が時を費やしたあと、 「……入ってきなさい」 ぎちり、とドアが自動解錠される鈍く軋む音がした。 玄関口に誰も待っていないことを視認したカズオは靴を脱いでずかずかと上がっていく。 「……人を迎えるときには、玄関口まで足を運ぶのが礼儀だって小学校くらいに習ったよう な記憶があるんだけどな」 居間のカウチに寝そべって足を投げ出したままの女にカズオは悪態をつく。 「そう? 私はそんなふうには教わらなかったわよ」 ゆったりとしたローブを羽織っただけのカレンは、顔を上げることさえせずに、手をひら ひらと振ってみせた。 「ふん、それならそれはあんたが忘れてしまっただけなんだろう」 隣り合わせに配置されたソファーに腰をおろしたカズオは、ローテーブルにセットされて いたデキャンターから手酌でワインを注いで自分の喉を湿らせた。 「あら、いい度胸だこと」 口の端だけで笑うカレン。もちろん、目は笑っていない。 「まあ、虚勢なんだけどさ」 目だけで嗤うカズオ。こちらも口はへの字に曲げられている。 目の前にいる松沢カレンは、白く伸びやかな足を投げ出したままの格好を正そうともしな かった。ちらりちらりと衣服の裾からは健康的な二十一歳の瑞々しい肢体がのぞいている。 が、もちろんそれは彼女本来のものではなく、ユミカから借用したものである。 「なぁに、どこ見てるのよ、スケベ」 さして怒った様子もないカレン。どちらかと言えばうさ晴らしとか、暇つぶしのような態 を示していた。 「俺が俺の彼女の身体のどこを見たとしても触ったとしても、それは俺の自由というやつで はないかな?」 すると、カウチから上半身を起こしたカレンはカズオの飲みかけたグラスのワインを自分 の口元へと運んで、 「……いいえ、違わないわねえ」 妖艶に笑みを作った。 五十半ばの大年増とは言え、カレンはさすがに一流の女優である。顔の造作は整っており 手入れもされており、まだまだ女としての神通力が通用しなくなっているわけではない。 加えて、肉体は一流のそれの、絶頂の時期にあるものなのだ。 胸の迫力ある隆起も、なまめかしい腰のくびれも、肩口から腕にかけてのしなやかなライ ンも、固く張りのあるヒップの膨らみ、そこから延長してゆく長く伸びやかな足も、その全 てが男の視線を逸らさない魔性のものだったのである。 「だから、どうぞ。好きなだけご覧なさいよ」 薄いローブの帯を解き、ぱさりと床にそれを落とすと、カレンはショーツ一枚の姿になっ てカズオの前にその姿を露わにした。 「さあ、どうぞ……と言ってもどうせあなたには見飽きた身体でしかないんでしょ」 底意地悪く、カレンが前かがみに弾力ある胸の形成する谷間を強調する姿勢を取る。 「……いいや、ご無沙汰だったからね。これは堪能させて貰うことにするよ」 カズオはカレンの手元にわたったグラスにワインを注ぎ足し、再び自分の口元へとそれを 運ぶ。 「まあ、今どきの子にしては随分と骨があること」 視線を逸らさずに微塵も怯む様子を見せないカズオに、カレンの興味が募った。 「それじゃあ、あなたにこの身体を好きにしていい権利があるように、この身体にもあなた のことを好きにする権利があるってことなのよね」 男声にも近しいほどの低い声で、カレンはカズオの膝に詰め寄った。 「……ああ、そうか。それなら、そういう理屈にはなるな」 ふたたびカレンはワイングラスを引き寄せると、ワインを一口、口中に含むとそれを口移 しでカズオに飲ませた。 「まあ、それならそれで仕方がないってことかぁ」 カレンの肩を引き寄せて、そのしなやかな魅力あふれる若い肌にカズオは舌を這わせた。 「まあ、いいの。この光景をユミカちゃんが見たら、きっと彼女、泣きわめくわよぉ」 言いつつも、カズオの背中に指をかけることは忘れないカレン。まさに老巧のわざと若々 しい肉体をあわせもった魔女のその姿であった。 「それは、あんたと俺が黙ってさえいればそれで決着することだ、だろう?」 「なるほど、違いないわね」 赤々と燃える夕暮れの残滓が窓を透過して、消え失せた瞬間からはじまった夜を、カズオ とカレンはもつれ合いながら、激しく求めあい、そして幾度となく果てた、そのあとに、 「ふふ、やっぱりいいわね、若い身体って。気後れすることなく、こうしていい男と付きあ えるなんて、肥え太ってゆがんだ身体じゃできっこないもの」 カズオの胸に顔をすり寄せるカレンは名残り惜しそうに情事の余韻を楽しんでいた。 「すごいわよねえ、この胸。バスト八十八は私と一緒でも、アンダーとトップとの起伏差は 段違いよ。この弾力、カタチ。ピンク色に透明感ある乳首も、これは手放せないわよねぇ」 「いや、それでもあんたの元の身体のそれも、決して悪くはなかったぜ。柔らかな手触りも 吸いつくような感触もな」 すると、カレンはふふ、と笑って、 「まあ、さすがよねえ、あなたったら『あの』ユミカおばちゃんのことも手篭めにしちゃっ たわけなのね」 これにはカズオも返す言葉がなかった。 「ううん、いいの責めてない。まったく今夜は私にとって有意義な時間だったもの」 屈託なく笑うと少女の名残りをのぞかせるカレンだった。毒気を反射する格好で対抗して きたカズオにはむしろやりづらい状況だった。 「ん、でもあんたにはやっぱりユミカの身体を返してほしいんだよな」 少しだけ念を残しながら、それでも再度、本題を切り出すカズオ。カレンは少し、口元を 窄めて、 「ああ……そうなんだ、やっぱりそう来るわけね、それでまさか私が、そんなに容易くこの すばらしい肉体を返還するとでも思っているの?」 片手をカズオの下半身の屹立部に沿わせながら、その反応を待った。 「ああ、思っているさ。あんたはユミカの身体を返してくれる。俺はそう確信しているよ」 へぇ、っと一息を吐いてカレンは、きらりと眼光を鋭くした。 「そうね、あなたの言っていることは正しいわ。私は、少しユミカちゃんのことをからかっ てはいたものの、ちゃんと当初の約束通りにこの身体を返そうと思っているの。じゃあ、そ れはいったいどうしてなのか、それもあなたにはわかっているのよねぇ?」 カズオはにいっと笑って頷いた。 「だったら、それがまるで見当はずれなものだったのなら、あなたにはそれなりの罰符を払 ってもらわなきゃならないわ。もちろんこの身体も返さないし、あなたにはずっと私に奉仕 し続けるツバメになって貰うの、どうかしら?」 それでもカズオは慌てる様子を見せなかった。 「まあ、後のほうのについてはそれなりに魅力的な提案だとは思うけど、ユミカの身体は返 してもらわなきゃなぁ、あれでもあいつは俺の子を産んでくれる女なんだからな」 「あら、それなら私が替わりに産んであげてもいいのよ。この齢まで出産経験無しに通って きたんだもの、それもまた楽しみではあるでしょう?」 すると、カズオはカレンの耳元に口を寄せて、 「つまり、あんたはいつでも…………………だから………………ユミカに身体を返してくれ るっていうことなんだろう?」 すると、カレンは満足げに笑って、 「そうよ、大正解ね。いいわ、勝負はあなたの勝ちってことでいいから……ねえ、今夜はも う少しだけ青春の意義について私に講義してくれるんでしょう?」 すらりと長く伸びた足を絡めながら熱い吐息を吹きかけるカレンに、カズオは肯定にかえ て力強い抱擁を浴びせたのだった。 さらに、そこから数日後。 「えへえ、カズ君。こっちの水着はどうかな?」 上機嫌でデパートの水着売り場の試着をするユミカは自分の恋人を振り返った。その肉体 はすっかりと元の彼女自身の若いそれに戻っており、周辺の男性の視線を惹きつけて放さな い。さらに、今までの抑圧からの解放感からいつもよりも開放的な衣服を身につけているこ ともあり、効果はさらに二割増しといったところであろう。 「ああ、似合う似合う。ユミカはなにを着てても綺麗だよ」 カズオの言葉にどこかしら投げやりなものが含まれていることにほんの少しかちんときな がらも、 「えへへへっ、この無敵に素敵なユミカ様本来のナイスバディなら水際の視線は独り占め間 違いなしよねっ」 やたらと能天気なユミカの発言。これも彼女の芸能界デビューが確約されたがための余裕 に基づくものである。 あるべきものがあるべきところに戻ってめでたしめでたし、といったところである。 「……それにしても、センセイったらいきなり休業宣言なんてしちゃって大丈夫なのかしら ねえ」 ふと、ユミカが疑念を口にする。 「ん、どうしたよ?」 「ううん、センセイね、仕事は前撮りで全部こなしておいたから、あとは二、三か月南の島 で静養しながら、リバウンドしたってことで元のカラダで仕事に復帰しようってなことだっ たんだけど……カズ君はなにか聞いてない?」 すると、カズオは表情も変えないままに手を振って、 「さあ、何で俺がお前のセンセイとやらのことを知ってなきゃならないんだ?」 するとユミカも一瞬、ぽかん、とした顔をして、 「それもそうよね」 と、思い直して当面の小さな布切れを前にして自分のおしゃれに没頭することにしたのだ った。 『……まあ、秘するが花って言うからなあ』 カズオは口の中だけで、小さな呟きをとどめながら、可愛い彼の恋人の仕草に目元を綻ば せるのだった。 夏の強く輝く青空の前では、彼の犯した小悪など霞んで見えなくなることは確実だった。 おわり 417 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 [sage] 2011/06/16(木) 21 19 28.75 ID XL0ELXHx Be それじゃあ、まあ余談ですが…… 夕闇せまる南の島の高級ホテルの一室で、男と女は密会していた。 「あらあら、こんなにも早く再会できるだなんてねえ……」 にんまりと妖艶な笑みをこぼすのはカレンだった。芸能界の重鎮として、業界表裏両面の 顔として君臨する女王である。 「ああ、まあお仕事をくれるってのなら、俺はどこにでも行くぜ」 新進気鋭のプロカメラマンというのがカズオのもう一つの顔である。カレン直々のお呼び に応えて、はるばるとカレンのいる亜熱帯の島へとやってきたわけである。 「ふふ、恥ずかしいわぁ……ユミカちゃんの、あの陽光をも照り返すような美しい身体を無 くして、もとのつまらないおばさんに戻っちゃった私を見られるなんて、ねえ」 ベッドの上、首から下をすっぽりと厚手の毛布に包まったカレンは俯いて寂しげに笑った。 「んー、まあ、その、なんだ。前置きというか前座はいいからさ、そろそろショーの本編と やらを、拝ませてくれるんじゃねえの」 カズオの言葉に含み笑いのカレンは、すっと立ち上がって肩口からかかっていた毛布をぱ さりと脱ぎ捨てた。 カズオは、ほう、と惚けた声を漏らすのが精いっぱいだった。 百八十センチに近いカズオと並んでも見劣りしないほどの長身。そして黒のスパンコール ドレスの身ごろを圧倒的に盛り上げていたのは、二つの胸の張り詰めた隆起。ドレスのスリ ットの大きく入った箇所からは臀部からしなやかさに繋がる野生動物のような脚。 そして、浅黒い肌から漂うのは麝香のように官能的な芳香だった。 「うふふ、この国の準ミスに去年選ばれたらしいわよぉ」 ベッドに手を付いて前屈するたびに、くびれた腰の曲線があざやかになり、カズオの目を くらくらとさせる。 「……これでグランプリじゃないなんて、ここの国の男どもの目は節穴なんだろうなあ」 背中からカレンに近づいて、その若い肌の醸す香りを確かめるカズオ。 「ふふ、どうもこの子があんまりにもセクシー過ぎて放送上、ふさわしくないってのが本当 の理由だったみたいね」 カズオの逞しい手を取って自らの胸の谷間へと誘導するカレン。得た武器ならば、使って こそ、という姿勢である。 カズオが、あの時言い当てた解答。それは、 「あんたはいつでも好きな時に望んだ身体を我が物にできるんだろう? いつまでも一人だ けの身体だけに拘る必要もないってわけだ。バラの大輪のように咲く女にもなれれば、清楚 で可憐な少女の姿を得ることだってできるわけだ。だから、ここでいつまでもユミカなんか の肉体に首を置いている必要もないだろ、『花の命は短い』んだぜ? あんただって、一度 はなくした経験があるんだろうからな、わかりすぎるほどわかってるよなあ、……だから、 ユミカに身体を返してくれるっていうことなんだろう?」 というものだった。 『まあ、しかし……考えてみれば芸能人なんてさ、たまに出てきてみれば別人みたいになっ てたり、やたらと老けてたり、若返ってみたりするもんだからさ、もしかしたら方法手段は いくつかあるのかもしれないけどさ』 ちらり、とカレンの顔をのぞきこむ。 ん、どうしたの、と小首を傾げるカレンは、なんだか顔の造作まで若返ってきているよう にも見えた。これも若い肉体を得ているがための副作用なのかもしれない。 「まあ、いいか。どうせ、そんなことがわかっても何も楽しくないものな」 とりあえず、目の前に広がる女体の神秘に没頭しながら、カズオはやけにまぶしい異国の 夕映えに目を細めたのだった。 と、ここまで書いて本当におわりです。いつもお世話になりっぱなしの四十年がお送りし ました。読んでいただいた方、ありがとうございます。あたたかなご感想をくださって、嬉 しかったです。カズオの台詞予想してくださった方にも、お礼を言わせてください。正解に あたった方もいらっしゃいましたね。個人的には>415さんの黒展開をどこかで生かせた らなあ、とも思うのです。まだまだ拙い書き方ですけど、頑張らせていただきたいと思いま す。本当にありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/wiki6_byakumu/pages/1299.html
製作者:アカシャ 異世界の兵器で、数々の世界へ転移し、人間の抗いの力や不の感情を吸収しそれを原動力とする生きた兵器。 形は無く、不の感情の溜まり場となっている人間の体を乗っ取り、それを肉体として破壊活動を行う。 肉体が乗っ取られた人間は、驚異的な戦闘能力を得るが、混沌が肉体から離れるか、その人間が死ぬまで混沌のコントロール下に置かれる。 オメガの時代にこの世界に出現し、ある神の力を吸収し、世界を混沌の中に陥れようとしたが、後に『混沌の破壊者』と呼ばれる者たちによって破壊された。(そのため現在は邪神として伝えられている) 前の肉体を失ったことにより『混沌』はかなりの力を失ったが、不の感情を少しずつ吸収し、世界を再び混沌に陥れようと暗躍している。 # 他者を乗っ取って活動するためデータはありません # ボスとして使う場合、ボスランクを上げたりメッセを変えたりして対応してください 混沌の力を持つ者達 ホド=ベルセオク(自分の理想の世界を創る為に、世界の再生を目論む英雄)
https://w.atwiki.jp/ygocheapdeck/pages/181.html
まとめどうもですー! -- (名無しさん) 2012-07-18 17 57 15 ありがとうございます!また面白いデッキを考えてください! -- (まとめ人) 2012-07-18 20 48 26 細かいですが、獄炎の攻撃力は2400では? -- (名無しさん) 2012-12-22 18 54 43
https://w.atwiki.jp/dueloflegendwikidol/pages/411.html
No399叡智神ヴィリ CP400/AP1800/DP2000/火炎の神この神が召喚された時、自分の場に擬似マジック扱いの【No412生体転送】を設置 解説・考察 能力上弱くはないカードだが、 扱いやすさはコンボ性が高い豊穣神ヴェーに押されがち。 又、火力面でもCP200の種族の力装備レベルで突破されるのでやや不安。 吸収・生贄系コンボこそ出来ないものの、 進化をメインとした火炎種族デッキは生体転送との相性抜群なので地味に使える切り札になったりもする。 関連項目 カードリスト:神 火炎のターン進化ユニット
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3964.html
190 :641,642:2015/02/10(火) 22 31 10 西暦1945年(大陸日本西暦1942年) 6月10日 アメリカ合衆国 ワシントンD,C ペンシルベニア1600通り ホワイトハウス執務室 「ハル。君はこの事件をどう思うかね?」 『自由と正義の国家』の政治組織の頂点に位置する車椅子の老人、フランクリン・ルーズベルトが、自分が呼び出した特別補佐官である…引退したがっていたのを強引に頼み込んで就いて貰った…コーデル・ハルに対して、とある有名紙の一面にデカデカと載っている…マニラ、パールハーバー、ウラジオストクの…各港湾の爆発写真と『卑劣なるニホン人による陰謀!』と言う見出しを見せながら聞く。 「十中八九コミンテルによる策謀と思われます。彼ら…ニホン人がこの様な行為をする理由や必要性が有りませんし、あからさまに『ニホン人による策謀』と分かる証拠が…中途半端に隠滅した状態で…現場に撒き散らされています。諜報組織が行ったにしては証拠隠滅が粗雑であり、素人がしたにしてはこの事件に関する全ての用意と行動が周到過ぎです。」 何より、これによって得られた彼らの利益は世界からの敵意だけです。好き好んで世界に喧嘩を売る程彼らは愚かでは有りません。 昨年に出現したニホンへの国交開設の特使の任を見事に果たした上、そのまま流れで多数のニホン人と、かの国家のエンペラーである天皇陛下にも謁見した過去を持ち、アメリカ人で最もニホン通と言われているハル特別補佐官…元国務長官…が、確信した表情と声色で自分の上司であり、友人でもあるルーズベルトに答える。 「…やはり、君もそう思うか」 「…違うのですか?」 「主犯が共産党勢力の工作員であるのは事実らしい。問題はこの爆発事件に関してだが、我が国の財界や官僚に一部軍人が…証拠隠滅や世論操作等で…一枚噛んでいる様だ。まだ未確定だがな…」 「………大統領、エイプリールフールはもう既に…」 「これが嘘であると願うばかりだよ、ハル。共産主義等と言うマヤカシを本気で信じて他国へ故国の国益を売ったり情報を流す様な愚か者どもが、以前の公職追放で全て居なくなったと願うばかりだ。…それに加え、我が国の財界が、またアメリカンボーイズの血を流してでもニホンの利権を奪い取りたいなどと考えている事もだ…」 191 :641,642:2015/02/10(火) 22 36 14 そう言って深いため息を吐くルーズベルト大統領。第二次世界大戦中に、偶然にも自国の情報が他国…要はソ連…に流出している事が発覚し…ただ、確定的証拠は無く、枢軸国と共に戦う友軍でもある為に直接抗議等は行えなかった為…情報流失により国家に多大な損害を与えたと言う名目で、官僚内に多数いた赤い細胞群を処理していた、通称『アメリカ大粛清』と呼ばれるこの大騒動により、米国から影響力の有る共産主義者は居なくなっている…ハズであった。 そして財界に関しても、ニホンとは対話により…ハル特使の奮闘も有り…好感触を得ており、暫く時間が有れば貿易やかの地での企業活動も確実に行えるから待つ様に説得していた。三年の戦争で…全然見かけ上は分からないが…アメリカは(少しだが)疲れている。何かしらの大きな行動に出るにしても一定期間の休養が必要である事ぐらいは、彼らにも分かっている筈だった。また、戦争して奪い取るよりも、交易した方が利益が大きいことも、分かっている筈だった。 そして彼らの願いとは裏腹に、自分たちの信頼できる『友人』から、未だにこの国には、共産主義者の根が深く、広く張り巡らされている事、財界がニホンの極めて良質な鉱山や油田の存在を知り、何が何でも手に入れようと目と頭に完全に血を上らせている事、そして共産主義者と財界連中の世論工作の合わせ技で、世論がもはや…大統領自らのラジオ放送等で語りかけたとしても…鎮火しようの無いほど反日で大炎上している事を伝えられ…その後の大統領の機嫌は、ずっと直る事は無かった。 ソビエト連邦共和国 モスクワ クレムリン ソ連最高会議幹部会館 「いったいこれはどういう事だトロツキー!?独伊との戦争が終わってたった一年しか経過していないのに!貴様はまだ戦争を!若者の血を大地と海に撒き散らしたいと言うのか?!」 『憤怒』と言う言葉が良く似合う表情で部屋一杯に響き渡る怒号を鉄の男ことトロツキーに叩き付けている一人の壮年の男性。名前をヨシフ・スターリン。別の世界では『史上最悪の独裁者』等と言われている冷酷な男だが、この世界では『ソビエト連邦の親父殿』の愛称に相応しく、穏やかで面倒見の良く、たまの休日には子供たちと一緒に遊んでいるような正しく好好爺とも言うべき性格の御仁となっていた。(尚仕事では雷親父の如く怒鳴りながら若者を鍛えつつ膨大な内政関係の書類をこなし続けるソ連最強の内政神である。ソ連が戦艦を建造、運用できる国力を保有できたのは大半がこの人のお蔭である) 「…いい加減落ち着きたまえ同志スターリン。何度も言っているがこれは決定事項だ。我らは同志達に対し攻撃を加えてきたあの愚か者どもに鉄槌を与え、そしてかの国の民を悪逆なる皇帝の支配のくびきから解放する…」 「あの惨劇を『ニホン人』が行ったとまだ言い張るのか!それに『皇帝の支配から解放する』だと?!貴様私の報告書をちゃんと読んだのか!?あの国のエンペラーは悪逆等とは無縁の存在である上に!長い歴史の中で積み上げられてきた国民からの敬意と尊敬の念には絶対的な物が有る!仮に危害を加えたら、そして万が一処刑などしてしまったらニホン全てが永遠に敵になるんだぞ!そうなった時の危険性は貴様の頭脳なら理解できるだろうがレフ・トロツキー!!」 192 :641,642:2015/02/10(火) 22 40 22 気の弱い人間なら一瞬で気絶しかねない剣幕とヘタしたら窓ガラスにヒビが入る程度に収まらずに割れてしまうのでは無いかと思ってしまう程の怒号で対日開戦の為の動員や兵員の移動等の準備と対外工作の中止を要求し続けるスターリンと、その要求を涼しい顔で徹底的に拒否し続けるトロツキーの論争が始まってからかれこれ1時間。スターリンもトロツキーも自己の主張を一切曲げる事無く話し合いはずっと平行線のままである。まあ、図式としてはどこの国でも良くある内政派と外征派の論争である。 結局この傍迷惑な大論争は、『これから会議がある』と言ってトロツキーがスターリンを追い出してようやく終止した。 「まったく、あの内政バカは…。私たちが存在する意義は、共産主義を世界に広める事だと言う事を忘れているのか?」 だからと言って粛清等と言う手段は取らない。いや、取ってはならない事である、と言う事実は覆し様が無い。今スターリンが居なくなったらソ連経済は確実に大混乱するであろうし、国力の増強も上手く行かなくなる。それに彼は人民たちにとても慕われている。彼自身にはその気は欠片も無いから問題ないのだが、スターリンが害されたと人民が知ったら、彼を旗印に革命を起こしかねない程には、人民からの支持を受けていた。 革命によって成り立った国が、革命によって倒される。仮に実現したとしたら、イギリス人が大好きなブラックジョークここに極まれり、と言うものであろう。 「朝鮮公国からの返答は芳しくありません。やはり永世中立国であるあの国を外交交渉で戦争に参加させると言うのは難しいと思われます…」 部下からの報告を受けて、一旦スターリンの事を脳裏から消去してこれからの議題…対日戦争への参加国の増強…に向き合うトロツキー。 「…『正義の連合国』である我らが中立国を踏み潰して戦争すると言うのは如何にも外聞が悪い。外交部は奴らを此方側に引き込む様に努力してくれ」 「今更の事ですが、帝政時代にでもあの国を制圧されていてくれれば此処まで苦労する事は無かったんでしょうね…」 「…あの国が中立であったら、我が国の極東の最重要地域である満州に爆撃を受けなくて済む。そう思うしかあるまい…」 そう言いながらため息を吐いたトロツキー。全く、この世は儘成らない物である。共産主義は神を認めてはいないが、モスクワ等に有る教会の牧師…スターリンの奮闘によって、厳重な書類提出等を条件に設立が許可されていた…が何かの機会に言っていたとある言葉を思い出したトロツキーであった。まあ暫くして連合国全てが対日戦争に参加する可能性がほぼ確定的である事が伝えられて憂鬱だった気分も吹っ飛ぶのだったが。 193 :641,642:2015/02/10(火) 22 45 02 フランス共和国 パリ8区フォーブール・サントノレ通り55番地 エリゼ宮殿 「……どうしてこうなったんでしょうか…」 「現実逃避している暇は無いぞ諸君。確かに俺も正直言って全て投げ出してベットに籠って寝たいが、そうする事は絶対に出来る筈が無い」 そもそも俺、元々はただの陸軍将官だったはずなんだけどな…何で大統領になって政治家の真似事しているんだろうか… そんな風にぼやいた2メートルに達する身長の偉丈夫『シャルル・ド・ゴール』。第二次世界大戦で、自由フランスを率いて本土のヴィシー・フランスと…ドイツにばれない様に…綿密な連絡を取り合い、ノルマンディー上陸作戦時にヴィシー政府を枢軸国から離反させて枢軸軍を大混乱させてフランス解放の時間を大幅に短縮させたり、隙あらば勢力内に浸透して来ようとする一部共産勢力を丁重に叩き出したり、数少ない師団を用いて(連合国からの支援こそ有ったが)枢軸国占領地を奪還したり、連合からの支援を盾にフランスが属国化されない様に交渉したり、戦費調達の為に中華地域で大戦に乗じて策動を始めた某国家との貿易で『交渉』により暴利を巻き上げて中華地域での戦争を抑止したり…等と比喩抜きでフランスの為に世界を駆け回った偉大なフランス人である。世界的にも人気の有るホットな人物でもあった。 そんな偉大でホットな英雄的フランス人をぼやかせた原因は、『ニホン国への最後通牒の内容』と、米ソからの『悪の帝国で有るニホン帝国への参戦要請』であった。…要請とはいっても、この二国に対して大量に積み上がった借りや恩を考えると…要請と言うよりも命令と言った方が正しいが…フランス共和国にはこの参戦要請を拒否する事は不可能であった。 「…財務省としては、参戦する事には反対です。先の戦争で、本土の多くが地上戦の舞台となったせいで未だに復興も復旧も完了しておりません。何より地上戦で多数の軍人だけで無く民間人にも死傷者が出ていましたので…」 「流石に『軍を派遣しろ』とまでは言われていないさ。インドシナや極東の諸島群を艦艇や航空機の基地として使いたいから貸してくれ、と言う事だ。要は『土地だけ貸せ。他は俺たちでやる。お前らは出て来なくても良い』…だ。代価として大戦中に受けた支援や借款の多量の棒引きやら何やら出すそうだ…大盤振る舞いだな、全く。」 憮然とした表情で言い捨てるドゴール。誇り高いフランス人である彼にとって、自国が顎で使われる現状に納得している筈も無かった。 また、この世界に転移して来てから一年足らずの、ある意味新人や迷い人と表現出来る彼らに対して歓声と花束を贈り、そして歓迎セレモニーを開催するのではなく、陰謀により汚名を着せ、そして銃口を向ける行為を…しかも主導者に共産主義者の影が見え隠れしているのに…良い笑顔で加担する様な事も、本来はやりたくなかった。一年の交流でニホン国とフランス国との相互の政府間に割と良感触が有っただけに、余計に。 194 :641,642:2015/02/10(火) 22 48 41 「…一応連合国からの最後通牒を、ニホンが受けたのなら戦争を回避出来ますが…」 「こんな要求を唯々諾々と受諾する様な国家何ぞ古今東西異世界含めて居る筈が無い。バチカン市国だろうがルクセンブルグだろうがこんなもの受け取ったら一発で戦争確定だ。例え100パーセント勝つ可能性が皆無だと分かっていても、だ」 とある議員がか細い声で言った事を一刀両断で切って捨てたドゴール。実際、この場に居る人間が…米英仏ソが主体で作られたハズの…ニホンに渡された最後通牒を一通り見ると、全員揃って『コレ作った奴らはアヘンか何かでもキメながら作ったのか?』と愕然とした程滅茶苦茶な内容だらけであった。 「…やはり、また、戦争ですか…」 「ルーズヴェルトや俺たちが仮に『こんな物送っていない!』と叫んだとしても、もう手遅れだ。向こうも完全に覚悟を決めているだろう…。 フランス共和国としては、何時でも止められる様に裏で準備する必要があるな。まあ、俺たち全員裏で動くのは大戦の時に散々経験したんだ。もう慣れたもんだな」 大陸日本 東京都千代田区永田町 総理大臣官邸 「…どうしてこうなった」 「日本が油田や鉱山等が多数存在する『黄金の国』だったからでしょう。…短絡的過ぎるのは否定しようがありませんが」 連合国から『エイプリールフールの惨劇』に関する最後通牒を受け取り、その後開かれた夢幻会の会合では、一人残らず無表情か沈んだ顔であった。さもありなん、通達された内容があまりにも狂っていたのだから。 要約すると以下の通りになる。 ① ニホンは先の惨劇を起こした犯人を引き渡し、公式に謝罪し、関係各国に膨大な賠償金を支払う事。 ② 極東地域の不安定化を避ける為に、保有する軍備の全情報を公開し、それが事実で有る事を確認する為に連合国の査察団 を受け入れる事。尚期限は設けない。 ③ ②に関連して、不安定化回避の為、各国との国境近くにある地域(樺太、尖閣諸島、沖縄等)の非武装化か放棄。 ④ この惨劇を今後起こす事の無い自由民主主義国家となる為に、ありとあらゆる思想を持った政党結社の結成を今後一切妨げない事。 ⑤ ④に関連し、天皇制を破棄し、民主主義国家となる事を確認する為に連合軍の駐屯を許可する事。 ⑥ ⑤での駐屯軍の生命を守る為に武装所持、発砲の許可。並びに一部地域の治外法権化 ⑦ 台湾を損失させた賠償として中華民国へ台湾の返還と多額の賠償、並びに利権を多数所有していた英国へも多額の賠償を支払う事。 ⑧ 連合国の全ての企業の進出を許可し、また貿易の円滑化の為に全ての関税を撤廃する事。 …大体こんな感じであった。 195 :641,642:2015/02/10(火) 22 53 45 「…調査によると、ルーズヴェルト大統領やスターリン内務長官、ドゴール大統領たちの大反対により、最初に作られていたのはもっとマトモな要求だったようなんですが…」 「何時の間にかコレに摩り替っていた、と言う訳か。…正しくコミンテルの陰謀、と言う奴か。救いようがないのは、アメリカ国民の殆どがこの内容に一切疑問を抱いた様子が見られないと言う事だ。」 「極少数の異論を唱えた人間は殆ど黙殺されるかリンチを受けて沈黙させられていますね。物理的か社会的かは皆それぞれですが」 戦争はどうやっても避けられない。この通牒を受け取った者は全員そう思った。一応ルーズヴェルトやスターリン、ドゴールらは反戦派なのだが、アメリカ国民全てが対日戦争を叫んでいる状況ではいくらルーズヴェルト大統領と言ってもどうしようもなく…何せアメリカは『民主主義国家』なのだから…、スターリンは第二次世界大戦で大きく権勢を広げたトロツキーによって内政関係以外の権限が抑えられている為、この流れは止められそうにない。唯一フランスのドゴールのみ全会一致で避戦派で統一されているのだが、連合国への借りが大きすぎてこの流れに逆らうことも出来ない。そもそも国力がかなり消耗している事も有って発言力もそんなに無い状況だった。 …イギリス?第二次世界大戦の結果、アメリカの付属物化した国家に大きな期待をしても、その、困る… 「…こうなる可能性も考えて、転移して暫くで直ぐに準備に走ったことは…結果論だが、正解だったな…」 「それでも正直に言いますと不足している部分が非常に多いですが…暫くは、この戦力で切り抜けるしかありませんな…」 申し訳無さそうな顔で言う軍人や官僚に対して皆が異口同音に『気にするな』との言葉をかける。 …転移と言う異常事態に対し病院に叩き込まれるまで対応に走り回り、そして情報収集により戦艦量産世界と発覚後に又血反吐吐きつつ自国の軍備や経済を、連合国との戦争が始まった場合に備えて改革を…自分の出世を一部犠牲にしつつしがらみや慣習に省庁の壁等を非常事態と言う事でぶち壊しながら…徹底的に進めてきた彼らを責めれる事等出来る筈は無い。そもそも準備期間が一年程度だと言う事を考慮したら、彼らは良くやった方である。 「…さて、それでは7月15日の開戦に向けて、各軍の戦力と配備状況、そして対連合国への戦略を、皆に説明してもらえるだろうか」 196 :641,642:2015/02/10(火) 22 56 44 西暦1945年『大陸日本歴 1942年』7月15日 この日、大日本帝国とアメリカ、ソビエト連邦、イギリス、フランスを主体とする連合国との間に宣戦布告状が交わされ…後に『第三次世界大戦』とも『人類最後の総力戦』とも称された…アメリカの海であり、世界最大の海洋である太平洋と連合各国の植民地である東南アジア、イギリス海軍最後の牙城であるインド洋を主な舞台とした大戦争が、静かに始まりを告げた… 『不利は、一方の側だけにあるものではない』 『競争は速い者が勝つとは限らず、戦いは強い者が勝つとは限らない』 『独りよがりの正義など、正義ではない』 『絶対無敵の最強の連合軍による正義の聖戦』に酔い痴れていた連合国の民衆たちがこの三つの言葉の意味を思い知らされたのは、この戦争が開始されて暫くしてからの事であった。 197 :641,642:2015/02/10(火) 23 00 36 投下決行完了に御座る。 …うん、ドゴールがドゴールじゃないしスターリンがスターリンじゃないし最後通牒が笑える位におかしいのは分ってる。でも書いていたら何でかこうなっちゃたんだ。取り敢えず次回戦力とか戦略状況とか書き殴っていく予定です。また何時になりますやら…