約 1,711 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30473.html
登録日:2014/11/16 Sun 14 33 07 更新日:2024/09/09 Mon 20 03 28NEW! 所要時間:約 32 分で読めます ▽タグ一覧 2-4-11 bob アイドル サムライ ニンジャ 二水戦の航跡 佐倉綾音 夜戦バカ 川内 川内型軽巡洋艦 愛すべきバカ達 所要時間30分以上の項目 次発装填、再突入! 神通 艦これ 艦娘 艦隊これくしょん 華の二水戦 軽巡洋艦 那珂 闘う鬼百合 この項目では『艦隊これくしょん -艦これ-』における川内型軽巡洋艦について記述する。 概要 旧日本軍の軍艦である、川内型軽巡洋艦をモデルにした艦娘。 球磨型、長良型に続き着工された5500t級軽巡洋艦。 計画当初は8番艦まで予定されていたが、ワシントン条約との兼ね合いなどで3番艦までで中止となった。 長女の川内、次女の神通、三女の那珂の3人がいる。3人それぞれが水雷戦隊旗艦を務めあげた、歴戦の艦たちである。 絵師はbob、声優は佐倉綾音。 服装は3人とも橙色のセーラー服に黒いスカート。 艤装は長手袋と手甲の上に装着された14cm単装砲(右腕3つ・左腕4つずつ装備)、右上腕に装着された水偵射出カタパルト、腰の左右に装着された四連装魚雷発射管、 足首に装着された実艦の四本煙突をモチーフにした推進機関艤装を装備(三姉妹共通)している。 改二では服装は赤と白を基調とするノースリーブになるが、各々の個性を活かした姿に細かい衣装・艤装が変更される。 ゲームでの性能 艦種は軽巡洋艦。 レアリティは神通と那珂が最低のコモン、川内のみレア。全体的には川内を含めてかなり出やすい部類で、建造ドロップ共に最序盤から出る。 任務ではこの3隻を揃えることで第3艦隊が解放されるため、初心者提督の出発点の一つと言える。 性能はオーソドックスな軽巡洋艦といった感じで、特に可もなく不可もない。 全体的なステータスは平凡で、対潜対空やスロット数など特別な役割を持つこともなく、燃費も悪いわけではないが天龍と龍田の方が軽い。 しかし現在では3人全員に改二が実装されており、改二ではステータスが底上げされ、軽巡として全体的に高バランスな性能になる。 軽巡洋艦で正面からの戦闘を必要とする場面で役立つだろう。 ただ、他の軽巡改/改二は「何かしらの特徴がある」のが標準になっている。 甲標的装備可能、大発などの輸送系装備や対地装備装備可能、強風改などの水戦装備可能と言った具合である。天龍改二「…」(*1) 加えて海外軽巡も4スロット持ちや圧倒的防空力で艦隊の空を守ってくれるAtlantaなど、目立った特徴がある。 3スロットで目ぼしい特色がないPerthやDe Ruyterでさえ、海外艦であると言うだけで出番が出てくる可能性は上がる。 そうするとステ以外に特徴の無い川内型改二はどうしても評価が低めにはなってしまいやすい。 ただ、その分「イベントで札がついてもさほど惜しくない」「どうしても必要になったらどこかで拾ってきて突貫育成すればリカバリ可能」と言う判断から序盤海域に投入するというケースもある。 キャラクターとして 川内 川内、参上。_____ 夜戦なら任せておいて! ネームシップの川内型一番艦。三菱長崎製。 読み方はせんだいで、かわうちなどではない。 前述の通り他2人よりレアリティが少し高く、若干出にくい。 名前の由来は熊本から宮崎・鹿児島を流れる河川、川内川。 なぜか宮城県仙台の某ア○メ○トでイメージキャラ扱いされた………。 確かに宮城県に「川内」と言う地名は有るが、読みは「かわうち」である。 (宮城由来の軽巡は名取に阿武隈、北上が本来該当する) 本人の性格自体は明るく元気な普通の子、なのだが。 なぜかその情熱のほとんどを、夜戦に向けているのが最大のアイデンティティ。 昼間は常に夜戦をしたいと叫び落ち着きがなく、いざ夜戦に突入すると大喜びする。 そのためついたあだ名が夜戦バカ。 他の艦娘のボイスでも言及されており、 阿武隈や熊野には夜戦開始時に対抗心を持たれていて、もはや夜戦好きなどこかの馬鹿で通じるほど。 しかし鎮守府では夜になるとその元気を持て余しているようで、 20時過ぎからは多数の艦娘の時報ボイスでうるさいと迷惑がられている。 名指しでなくとも、夜中に五月蠅い軽巡や5500t級、三水戦という言葉が出てきたら…というか、 鎮守府で夜中に騒いでいるという時点で、ほぼ川内のことを指しているのは間違いない…と思われていたのだが…。 新規艦や時報ボイス追加のきた艦娘にも言われることがあり、今後も増え続けるだろう。 ちなみに2015年4月追加の面々の時報ボイスにより遂に提督も諦めの域に入った事が判明した。 そして、提督が許可を出してしまったのか、2015年8月追加の面々の時報ボイスにより本当に夜戦に行ってしまった。夜戦バカェ… なお、一緒に夜戦に行っている江風の時報より、川内が夜戦に行っている(騒いでいる)時間は20時~23時の間である。(*2) 流石に日が変わってから騒ぎまくるほど空気が読めなかったわけではない、と思いきや? また、現状川内と共に夜戦に行っているのが確認できるのは神通(*3)、江風、時雨、嵐、萩風だが、鹿島が「三水戦が出撃していった」と時報で言っており、 川内本人の時報にて三水戦ごと夜戦出撃しているため、三水戦にとっては日課になっている模様。(*4) 実際、浦波の時報では第十九駆逐隊が、朝潮の時報では第八駆逐隊(*5)が川内に呼び出しを受けている。浦波の時は提督が説得して浦波が秘書艦を離れる事は阻止されたが。 三水戦OGに当たる松風も川内のはしゃぎっぷりは慣れっこの様子である。同じく三水戦所属経験がある由良に至っては普通に見送りしているどころか、夕立の時報では由良も三水戦の夜間出撃に四水戦を率いて付き合っている。(*6) 母港ボイスの「夜はいいよね、夜はさ」が決め台詞的な扱いになっている節があり、 この台詞一つで様々な感情を表現する。 劇場版ではとんでもない使われ方をされた台詞でもある。 さらには家具の掛け軸として、「夜戦主義」と書かれた逸品を川内自身が仕上げている。意外と達筆っぽい。 おまけに史実で海軍料理コンペでランクインしたためか、春風に史実での提出作の一つである鰯団子を伝授するほどの料理上手。 天霧の時報ではやたらと豪華な手料理を用意しており、1500に吹雪達が「川内の姿を見かけない」と話題にしていたことから料理を出す1800まで3時間ほど仕込みをやっていた可能性がある。 ちなみに夏は「夜戦の季節」との事で、2015年初夏ボイスでは「夏だぁー!やったぁー!」と言いながら大騒ぎしていた。 多くの提督を唖然とさせた大迷言だが、実は枕草子の「夏は夜」から引用したのではないかという説も。 しかし、2022年になってからは秋も「夜戦の季節」と言い出したのであんまり関係ない可能性が高くなった 妹2人が先に改二になり、川内にはしばらく音沙汰がなかったが、2014年6月20日から川内も改二が実装された。改造可能レベルはLV60。 那珂ちゃんや神通さんの改二と同様の衣装だが、スカートは他2人が白中心なのに比べて川内は黒(っていうか改装前と同じ)。 魚雷発射管は腰の後ろに斜めに配置し赤い和風の紐で巻き付けている。 和服の帯を締めていたり、史実最後の追加装備だった21号電探を根付風にアレンジしたアクセを胸元に付けるなどかなり和風な趣。 そして、たなびく白いマフラーと、逆手に魚雷を持って構えており、その姿はあからさまにニンジャなのだ! アイエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!? 特徴的なその見た目で「センダイ=サン」とか呼ばれることも。 あろう事か、公式4コマでは那珂の発案でドイツ艦を改二の恰好で歓迎した際に「ど…ドーモ」と挨拶していたりする。 困惑気味に挨拶していたのでおそらくこれも那珂の仕込みと思われる。ちなみに単行本における解説ページでもこの件は触れていない。 なお改二前は存在した射出カタパルトが川内のみ艤装から無くなっているが水偵の運用能力は継続してあるので御安心を。 アーケード版では川内型は数少ないカタパルトによる専用の水偵射出演出がある軽巡だったため、 これにより改二ではカタパルトが艤装にない軽巡同様に水偵を背後から召喚する事になるでのは…と戦々恐々されていたが、 SEGAが出した答えは水偵を手裏剣がごとく投げ飛ばす(しかも艦娘なのにジャンプしながら投げている(*7))というスタイリッシュニンジャアクションであった。 1スロットに付き搭載数1にもかかわらず何故か投げた水偵が3機になっているが気にしたら負け 初期装備は照明弾、探照灯、九八式水上偵察機(夜偵)と、全て夜戦用の補助装備。 これらは開発で入手できないため一部の艦の改二の初期装備でしか入手できず、特に夜偵は川内改二以外に入手手段が無かった…が、 2022/7/13のアップデートで上位装備の零式水上偵察機11型乙改(夜偵)の実装に伴い、川内改二を旗艦にすることで開発可能になった。 また、2016/4/22のアップデートより九八式水上偵察機(夜偵)が改修可能になったが、運営からは「ある夜戦好きな軽巡改二」が改修担当になると予告されていた。 ある夜戦好きな軽巡改二…一体何者なんだ…(棒) ちなみに夜偵としては上位装備になる零式水上偵察機11型乙改(夜偵)の入手条件は九八式の★MAXを持っている事であり、 さらにそこから2024年9月現在最強の夜偵である零式水上偵察機11型甲改二の入手へと繋がる事になるので、夜偵入手については重要な立ち位置にいる。 ステータスは改二相当の水準。 他の軽巡と比較すると装甲と回避、耐久がトップクラスで防御面に優れる。 大破せず夜戦に突入する事を重視しているのだろうか? 火力が若干低いものの雷装は高めで、夜戦火力で神通改二・球磨改・長良改・名取改に次ぐ軽巡5位に位置しているのは夜戦バカの面目躍如か。 運最大値は当初はトップだったが2016/11/4の那珂改二の運最大値アップでトップの座は譲る事になった。 ただし2017/3/17のアップデートで運最大値が1上がっている。 なお、改二になると何故か対潜が下がったりする。 「対潜って事は夜戦ないんでしょ?じゃあ行かなーい」(by公式4コマ) どうせ対潜は装備の方が重要だし…と思っていた提督も多かったが、2016/6/30のアップデートにより実装された先制対潜爆雷は素の対潜値が重要になるため、 これが低い川内は先制対潜爆雷との相性がやや悪い事になってしまった。大淀や天龍改二よりはよっぽどマシだけど そして、実は雷装も長らく初期の川内の方が高かった。なお、川内は最初の改造を行うと雷装の最大値が10下がる(*8)ので川内改よりは元々高い。 こちらは2017/3/17のアップデートにて元の川内と同じ値になった。川内改?こやつめ、ハハハ この辺のステ・パラ振りに関しては、川内は地味に対地攻撃・対潜系のエピソードや撃沈戦果自体(格下の古い駆逐艦や特設巡洋艦だが)は持っているので、 その辺が反映されてないと言われがち。 雷装に関しては史実で酸素魚雷用の九二式発射管換装をしてない分だとされているが。 ゲームユニットとしての個性付けの側面もあるため、ここらは改三あたりでも待たないと致し方ないところもある。 追加ボイスは少なめだが、ケッコンカッコカリすると、色っぽい声で提督に夜戦のお誘いをしてくる。 夜戦(意味深)したいです。 後述の時報で提督LOVEである事が示唆されたためか、アーケード版では改二状態でケッコンカッコカリするとブラウザ版と同様の台詞を言った後に特大のデレを見せる。 ちなみに、ゲーム中では川内に特にこれといって夜戦に有利な要素があるわけではない。(*9) 軽巡自体が夜戦には適性が有るとはいえ、火力面では基本的に重巡や雷巡の方が上、陸上型ボス相手なら三式弾持ちの戦艦や重航巡の方が適任、 運も最大値はともかく初期値は普通なので雪風のようにカットインを連発ということもない。 ただし連合艦隊では第二艦隊への駆逐・軽巡は編成必須だし、 水雷戦隊で出撃する面の中には軽量編成限定の割にワ級系統やflagship軽巡などの肉壁もとい高耐久艦や高性能水上艦が出る事がある。 ここに高スペック軽巡への需要が発生する。 ライバルは「どこかの夜戦バカには負けないから」と言い、改二では甲標的の先制力で一気に起用の増した阿武隈や、4スロの陸上爆破ウーマンWar……大淀や夕張。 あとスペックが火力寄りの次女などか。 現状、手数の多い阿武隈や、火力の高い神通ほどは優先して採用はされないが、札対策で出番が来たり、 複数の軽巡を採用できる場面では、なかなかの火力と生存性が両立している川内は十分検討の余地がある。 イベントの輸送マップはA勝利でもよくボス自体も高防御ではない事が多いため、要求されるのはカンストなど限界ギリギリの火力より攻撃手として生き残る事だからである。 特に6-3では道中の戦闘増加を覚悟すれば、駆逐艦を軽巡に置き換えられて複数連れていくことができ、昼連撃で火力を格段に上げられるため、阿武隈・神通の次にお呼びがかかる。 密かな特徴として軽巡では事実上神通に次いで(*10)精鋭水雷戦隊司令部の装備ボーナスが高い。 昨今の軽巡改二の中ではどうしても長所の無さが目立っているので可能なら補強増設に載せたいところ。 他の面でも夜戦なら十分大物食いは可能なので、ぜひ連れていってあげてください。 また夜戦でなくとも昼戦や遠征も普通にこなしてくれます。 2017年6月23日のアップデートにて、ついに時報が実装。 案の定夜間は時報の度に「夜っ!」と叫ぶほどテンションが高いが、朝になったらテンションだだ下がりで、そのまま提督を放置して寝る。 10時に提督に叩き起こされた後はそれなりに秘書艦業務をこなしつつ、日が没するとまた活発になり、三水戦を率いて夜間出撃する生活が垣間見られる。 ちなみに普段は神通が起こしているようで、8時と9時に登場しているが起きなかった。天霧の時報から昼間に寝てる事もある模様。 朝は寝ている関係上朝食を取らないというある意味珍しい艦娘だが、その分昼と夜は自慢の手料理を披露してくれる。 昼間は三水戦と演習しているが、「昼に夜戦演習できるのか?」と提督に突っ込まれたら「目隠ししたらできる」と主張していることから、 川内は目を瞑っていても普通に戦えるらしい。「私たちは目ぇ瞑ってても砲雷撃戦できるんだ!」 他の艦娘の時報で示唆されていたように、20時~23時に夜間出撃しているのだが、 なんと22時にテンションMAXになったタイミングで提督から帰投命令が下って渋々帰投する。 23時に帰投して提督に文句を言いに行くが「母港にいて欲しい」と言われて、デレるチョロい。 なお、度々提督を夜戦に誘っており、0時に初っ端から「夜戦…する?」と言ったかと思ったら、2時に「夜は長いよ!まだまだ寝かせないからね?」とさらに夜戦をせがみ、 3時に寝落ちした提督を叩き起こしている。……一体何をやっていたのだろうか? そもそも23時でデレた際も「夜戦…」と最後に呟いているため、デレた勢いでそのまま提督が搾り取られたようにすら見える。 公式4コマでは「うるさい」とクレームが出たため、神通が抑え役として川内と同室になっている事が語られている。 それどころか、香取が説教して夜中に黙らせれば、他の軽巡がキラキラ状態になり、 着任初日に緊張で寝付けなかった駆逐艦がいれば、神通が勘違いして「すみませんすみません!またうちの姉が…!」と平謝りしてしまう。 勘違いとはいえ、二水戦旗艦が駆逐艦に平謝りする状況を作るほどの騒ぎっぷりとは一体…うごごご 元々が強烈な個性の塊的な存在だというのに、公式4コマの初期では更に強烈なロリコン要素が追加されていた。 が、ゲームの川内を旗艦にしてみれば分かると思うが、それらしき要素は全く見受けられない。 「中の人由来か?」とか「四コマ作者の独自ネタ?」など色々理由が論じられているが真相は不明。 二次創作では公式絵師の表紙絵ネタからながもん(長門ではないと主張する人も多数)がアレな人になる事が大半のため、川内がこうなった理由は本当に謎。 尤も、公式4コマの初期回はキャラがブレてる艦娘が多かった(*11)ので別に川内だけがおかしかったわけではないのだが。 水雷戦隊旗艦ゆえ、部下となる駆逐艦好きという所からの連想であろうか……。 公式台詞で「従ってくださーいー!」と引率先生状態な阿武隈や、駆逐うざいと言っている北上との差別化にはなっている。 しかし夜戦が絡まない場面だと暴走する周囲(主に那珂)にツッコミを入れたり、凹んでいる仲間がいれば励ましたり、 年少者を気遣う面倒見の良さを見せたり等々、要所要所で常識的な対応を取っている。 なお、那珂が照明灯兼照明弾として作ったペンライトを川内に向けて照射したり投げたりするなどの危険行為を行った際には激怒し、、 白雪に夜戦装備として虫よけを全身に装備させられた際は引き気味な反応だった辺り、夜戦に関係していてもさすがに限度があるらしい。 このように、このゲームでは見られないロリコン設定は、他の艦娘のものと同様、回が進んでいくと見られなり、現状だと「夜戦さえ絡まなければ、常識人」とという扱いになっている。 アニメでは、早朝に吹雪と出会った際、「今起きたんですか」と聞かれて「今から寝るところ」と返している。 また、小破以下のダメージで入渠すると「朝、か…少し休んでくるね」というボイスが出る上に時報でも朝は寝ているため、夜戦好きが高じて、もはや夜行性動物と化した趣がある。 なお、吹雪の事は名前では呼ばず、「特型駆逐艦」呼びしている。単に名前を覚えるのが苦手なだけだと思われるが、この辺りは他に特型(殊に「特Ⅲ型」である第六駆逐隊の面々)が居るので、吹雪個人の特定呼称とするにはやや不適切ではある。 尤も、2019年7月現在、川内がゲーム中で名指しする艦娘は神通と那珂だけ(*12)なので「吹雪を名前で呼ばない」というのは割と原作に忠実と言えなくもない。 メディアミックス作品で垣間見せる面倒見の良さや達筆、風流を解している節があったり、 昼戦だろうと戦いとなればちゃんとこなし、永らく噂されていた料理上手が公式設定として採用されているなど、 明かされている設定をまとめると実はとんでもなく女子力が高い。 本人も自覚はあるようで、時報で「意外と私女子力高いよね?」とか自慢する。 ……逆に言えばそれを全部台無しにするくらい夜戦バカなんだけどな! 何せ、女子力を自慢した流れで「じゃあ今夜は夜戦しよう?」とか言ってくるし。 夜戦言わない川内なんて川内じゃないって?まぁ、そうなるな なお、艦これアーケードにおいては夜戦突入時に例によって大はしゃぎした直後に真顔で敵艦隊を見据える。 夜戦バカと言われるほどの暴走っぷりを見せる川内だが、決して遊び半分で夜戦をやっているわけではなく、根幹にあるのは確実に敵を仕留める見敵必殺の思いだったようだ。 まあ、「さあ、私と夜戦しよ?」のボイスの砲撃時は満面の笑みを見せるんだけどな!(*13) 実際、上記の通りブラウザ版の時報でも提督命令が下れば夜戦を中断して母港へ帰投しているため、手段と目的が完全に入れ替わっているわけではない模様。 姉妹の中では長らく限定グラが一切用意されていなかったキャラだったが、2017年8月の三越コラボに浴衣姿で参戦。 他の三越コラボを担当するキャラ達とはあからさまに装いが異なる(一人だけ三越グッズを手にしていない)ことから、 限定グラを先行で三越コラボに採用したのでは?と推測されている。 その反響は三越オンラインストアのランキングで川内のポスターが1位になったほど。どれだけ川内提督達が限定グラに飢えていたかわかろうというものである。 …にもかからず、この浴衣姿の川内、よく見ると左足も右足になっているミスがある。bobニキェ… そして、2017/10/18のアップデートにて遂に秋服モードとして限定グラが実装された。浴衣?何のことやら さらに2021/1/1のオンラインアップデートにて突如晴着モードが実装(*14)。 艶やかな笑顔で初詣に行くようだが、中破すると晴着が破れたのをものともせずに鋭い眼光で帯から魚雷を抜き放つ三水戦旗艦に豹変。 そのイケメンっぷり眼光と魚雷を抜く様は忍者を通り越してヤの付く職業の姐さんに見えるとかなんとか。 劇場版では出番は少ないながらもやたらと印象に残る台詞を残しており、戦闘で目立った天龍と並んで軽巡の勝ち組扱いされることも。 なお、あまり注目されていないが、「自分が一度轟沈した」ことを認識しているため、川内もまた加賀同様に深海棲艦化した記憶を持つ艦娘だった可能性もある。 なお、当代の川内にあたるあぶくま型護衛艦「せんだい」もリアルで夜間の活躍が目立っており、川内の夜戦主義は無事後世へと受け継がれた模様。 川内先代との最大の違いは、戦うためではなく人の命を救うために夜の海を駆けている事だろう。(*15) 神通 あの……軽巡洋艦、神通です。___ どうか、よろしくお願い致します…… 川内型軽巡二番艦、神戸川崎製。 名前の由来は岐阜から富山を流れる神通川。当時の軍艦の中で唯一の富山由来の名称を持つ艦。 元の川は「じんづう」と読むが、こちらの艦名は「じんつう」。戦後イタイイタイ病の公害が発生した川として有名。 おどおどとした大人しい性格で、儚げな薄幸キャラ。声も儚く、つっついて驚かせると罪悪感がすごい。 イロモノでキャラの強過ぎる川内と那珂ちゃんに挟まれ、かつては正直影が薄かった。 …が、そんなキャラと裏腹に、史実では日本海軍でも屈指の武勲艦として有名。 彼女が長年旗艦を務めていた第二艦隊第二水雷戦隊、通称「二水戦」は、帝国海軍の中でも随一の錬度を誇り、 世界最強の水雷戦隊として、太平洋にその名を轟かせた精鋭部隊であった。 最期の海戦となったコロンバンガラ島沖夜戦では、探照灯で敵艦隊を照射し味方の攻撃を補助。 そのために敵から集中攻撃を受け、神通は沈んでしまうが、 代わりに神通以外の味方艦への被害を抑えて多数の敵艦を撃滅することに成功。 神通乗員は完全に沈むまで、探照灯照射と攻撃をし続けたという、壮絶な最期を遂げた。 艦これの神通が内気なのはこの件がトラウマになったためであるらしい。 そんな史実が反映され、2014年2月26日から改二が実装。改造可能レベルはLV60。 那珂ちゃんの改二と基本は同系の衣装で、スカートは少し長め。 改までの自信なさげな表情から一転、正面を見据えた凛々しい顔に。 額に鉢金を巻き、腰には日本刀の二本差の様に装備した魚雷発射管を引っ提げ、まるでサムライ。 通常の立ち絵では見えないが、全体図を見ると左の太ももに神通の代名詞たる探照灯をつけている。 ちなみに、川内改二にも右足に探照灯が同じようにある。 セリフも戦闘ボイスが決意に満ちたものになっており、華の二水戦たる勇ましさを感じられる。 ステータスは軽巡ではトップクラスの耐久・装甲・火力を誇り、雷装は堂々の軽巡トップ。火力+雷装で決まる夜戦火力は長らく2位以下を大きく引き離しダントツであった。 2017/3/17のアップデートで火力も+1の71となり昼間の砲雷撃戦で安定して働いてくれる上、夜戦では重巡並みの攻撃力を期待できる。 2021年現在だと夜戦火力がかなり迫っている上に4スロある阿賀野型改二相手の比較だとさすがに分が悪い面が大きいが。 回避や対空などは他の艦に譲るが、致命的なほど低いわけでもない。 ちなみに運の初期値が川内と比べ1低く2017/3/17のアップデートでの川内の運最大値アップで最大値も1低く差が付く様になったが、 これは川内に比べ被弾や事故などに見舞われた事が反映されているのだろう。 2020/3/27のアップデートでは探照灯装備時に装備ボーナスが追加。 なんと火力+8・雷装+6という一人だけ明らかにぶっ飛んだボーナスが入る。(*16) ただし装備スロットの都合上探照灯を装備すると昼連撃ができなくなるので運用できる場面は限られる。 また軽巡の中では精鋭水雷戦隊司令部の装備ボーナスが一番高く、火力+8・雷装+5も貰える。 こちらは補強増設に入れれば連撃を邪魔しないのが利点。 改二実装と同時に実装されたマップ5-4では、BGMに神通をイメージした「二水戦の航跡」「次発装填、再突入!」がかかる。 「次発装填、再突入!」は、それ以前の難関海域のボス戦などでもBGMを差し替えられている。 また、CDの艦娘想歌では、神通を中心とした川内型3人が(あやねるの1人3役で)歌う「華の二水戦」を収録。 川内と那珂ちゃんは二水戦じゃないのにいいのか?というと、川内は北上と交代で10日間だけ二水戦旗艦だった事がある。那珂ちゃんについては後述。 この曲もインストバージョンでゲーム中の海域で流れる他、ボーカル版は家具のジュークボックスで少しだけ試聴できる。 なお、2015年9月のメンテナンスで改二に浴衣グラが追加されたが、 通常時は鉢金を外してリボンで髪を結いあげてはにかんでいるが、 中破するとリボンの正体である鉢金を巻き直し、太腿に照明灯をセットし、魚雷を下げ紐でくわえながら睨みつける二水戦旗艦に豹変。…ってかさっきも見たな、この流れ(*17) 不知火も真っ青の撤退する気ゼロの殺る気満々である。旗艦大破撤退とかやられると違和感しかない。 中破という言葉すら疑いたくなる姿で多くの提督に衝撃を与え、「まさか鬼教官設定が公式採用されたのか?」と慄く提督もいるが、 元々夏ボイスで提督と浴衣で出かける約束をしていたので、その最中に何かあってプッツンしたのではないかと推測する声もある。 ただ、結果として絶対に怒らせてはいけない艦娘になったのは間違いないが…。まあ、普段大人しい子がキレたらヤバいのは永遠不滅のお約束である。 余談だが、2016年節分ボイスでは全力で神通に豆を巻く駆逐艦の面々に対して霞が慄いており、直後に「わ、私知らないから!」と逃げ出した。 長らくその真相は不明だったが2018節分ボイスにて遂に二水戦の鬼役を任命されて豆をぶつけられる神通のボイスが実装。 そこには妙に嬉しそうに「ふふふ、そうですか」と言い放つ神通の姿があった。「えいえい 怒った?」「怒ってないですよ(ニッコリ)」 そして、2018年節分ボイスと同時に実装された家具「こどもの節分セット」にはすごくイイ笑顔をした軽巡棲姫を彷彿させる神通のお面と、 それ以上にヤバい笑顔になっている神通の落書きが用意されていた……。神通がこれを見てどう思ったかはさだかではない。 おそらく海防艦の手によるものと思われるが、こどもならではの恐れを知らないその所業に提督達は戦慄するのであった。 「鎮守府も危険がいっぱい…?」って自分で危険増やしてどうするんだ 2021年には神通愛用の家具として「二水戦の小物壁棚」が実装。 なんでも一部の駆逐艦は尊敬と畏怖を込めて出撃前にお参りする(*18)とかなんとか。 2017年7月14日のアップデートにて神通にも時報が実装。 提督によくお茶を入れてくれたりサポートしてくれる一方、 6時の総員起こしを行った際のそのまま二水戦に朝演習の準備を指示し、7時には二水戦の朝演習を開始。 そのまま15時まで休憩をはさみつつも日中の二水戦は演習続きであり、提督からも「鬼のようだ」と訓練が厳しさを問われて動揺しているが、 「いいえ、それでも私は……」と、あまり語らないながらも意思を滲ませている。 とはいえ、休憩中は雪風が頬にご飯を付けているのを見つけて顔を拭いてあげるなど演習を離れれば普通に優しいお姉さんである。 後述の那珂ちゃんに振り回される場面でもひたすら困っている姿も見せていることから、オンオフの差が激しすぎるだけと思われる。 朝昼は忙しいスケジュールながら、提督の食事は朝昼晩すべて用意してくれる。 また、朝演習中に三水戦の様子がおかしいことから川内が起きていない事に気付いて演習の合間に2回も起こしに行っている。 川内自身の時報では10時まで起きなかったが、こちらでは9時に起きてくれた模様。 また、夜中にうるささに振り回されているが、その相手はもちろん川内…ではなくまさかの那珂ちゃんであった。 それどころか、瑞穂の時報で上記の通り川内と一緒に出撃しようとしていた上に、有明の時報では「川内さんとこが騒がしいと思ったら…ありゃ二水戦じゃねぇか」と慄かれており、二水戦もたまに夜中に騒がしいらしい。 川内が騒がしいのに口を出さないのはそういう事なのだろうか…… 二次創作や公式漫画・小説で採用される鬼教官ネタだが、正直ここら辺に関しては単に多様性の問題もある。 例えば4コマではトラブルメーカー伊勢と諫め役の日向やら、 提督とほぼ絡まず(提督不在作品ではなく、出演しては財布が大破したりしている)ひたすらイベント好きとしてハジける金剛やらと、 割と「原作通りではない」キャラも結構見受けられる。川内ロリコンネタにながもんより根拠がないようなもんである。 上記の通り、時報にて公式に鬼教官扱いされているが、その一面だけが神通のすべてではないことには注意が必要であろう。 なお、アニメ第二期「いつかあの海で」では史実上既に退場している時系列だが、 時雨の所属が途中から二水戦に変わった事もあり、第5話で偉大な先駆者扱いで矢矧の口から名前が登場。 同話の終盤では一瞬だけ矢矧の机に飾られた神通の写真が出てきている。 那珂 艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー! よっろしくぅ!__________ 川内型軽巡三番艦。2本のアホ毛と髪を2つのお団子にまとめた髪型が特徴的。 名前の由来は栃木と茨城を流れる那珂川。 余談だが、栃木県には『なかちゃん』という名前のゆるキャラが実在する。 自称、艦隊のアイドル。 アイドルだけにあらゆるところに顔を出す。現在ただ一人全ての海域でドロップし、かつ通常建造の全てのレシピで完成する可能性がある。 デイリー建造をやっていたら月に1度や2度は「ナカチャンダヨー」を聞く機会があるだろう。 出撃をロケと言ったり、ファンサービスするような言動で、アイドルのように振る舞う。出演するゲームを間違えてないですか? 作っている感・狙っている感が強いので、提督からはうざかわいい系キャラとして知られている。でも那珂ちゃんはめげない。 アイドルということに合わせてか、図鑑ナンバーは48。おそらくこのアイドルユニットにかけている。 なお、喫水が4.8mだったり、陸軍第48師団を護衛したりと、史実でも48という数字に縁がある。 余談ではあるが、アーケード版で艦娘を迎える際の通路で最後に見掛ける金剛・比叡or愛宕・高雄の後ろで、極稀に那珂ちゃんが踊っている時がある。 もし、那珂ちゃんのダンスを見掛けた場合は大いに喜んで良い。ホロ、もしくはレア確定である。 なお、史実では別段そんなに人気のある艦ではなかった。艦隊にアイドル扱いされていたのは間宮さんだし……。 それどころか本人が気にするように地方巡業…もとい、船団護衛や輸送任務に従事していたので、敵艦撃沈の戦果はあまりない。 とはいえ裏方も重要な仕事なんです。派手さはないけど。 しかし、実は彼女も二水戦の旗艦だった時期があり、神通と交代を繰り返しながら結構長い間やっている。 なお、夜戦になると「那珂ちゃんセンター、一番の見せ場です!」とノリノリになる辺り、しっかりあの姉の影響は受けている模様。 2013年12月のクリスマスイベント中には、期間限定でボイスとサンタコスの絵が差し替えられた。 同じ時期に長門と木曾もボイス差し替えはあったが、わざわざ新規絵までもらえたのは那珂ちゃんのみ。 中破絵もしっかり用意。 史実でクリスマス島攻略作戦に参加したからだろうか。 今でこそ珍しくない期間限定差分も、初めて実装されたのはこの那珂ちゃんである。 2014年クリスマスでも再度サンタコスで登場。 ボイスは変わらなかったが、改二では通常・改とは別のさらなる新規絵が収録された。 今のところ姉2人と違い着物は着ていないため、那珂ちゃんも着物で中破したら鋭い眼光で魚雷構える四水戦旗艦になるのかは謎 公式4コマでは2巻以降、描き下ろしおまけ漫画の主役も務めている。 上記の通り、那珂ちゃんが暴走している時は川内がツッコミを担当する。 なお、初期の数少ないアイドル絡まない回では那珂自身も割と常識人だったりする。 最近では、深海棲艦に那珂ちゃんと阿賀野をモチーフにした軽巡棲鬼が登場したからか、阿賀野と意気投合してユニットを組もうとしているとか。 そんなこんなで人気になる那珂中、 非公式に作られた那珂ちゃんのイメージソングの「恋の2-4-11」が、艦これ公式に認められて、カラオケ配信されることに。 これを記念して、ゲームでも2014年1月15日から那珂ちゃん改二が実装された。川内型初の改二である。 改造可能レベルは48。ここでも48か。 このおかげで、改二実装艦としてはもっとも改造レベルが低い(=早い段階でパワーアップができる)という特徴でもある。 フリルの付いたミニスカートに、手にはマイク型になった探照灯を持って、ポーズを決めていてかわいい。 姉二人とは違い艤装の多く(主に火砲)は背中に設置される様になっている。手袋も白い小さな物に変わって腕の露出が多くなった。 魚雷発射管は腿に付ける様になった。 まさしくトップアイドルとなった姿である。那珂ちゃんのファンになります。 ステータスは、取り立ててトップとなるものは少ないが、どの数値も高水準でよりバランスが取れている。 耐久・装甲・回避がトップ勢に次いで僅差で迫り、対空と対潜はエキスパートである五十鈴改二に及ばないものの、軽巡としては高めで、 水偵搭載不可などのデメリットがある五十鈴と比べ、那珂ちゃんは通常の砲雷撃戦も十分こなせる。 それどころか、改二改造可能Lvが低い関係で、四式ソナーさえガン積みできれば五十鈴よりも早く先制対潜が出来る。 那珂ちゃんが改二になった段階で四式ソナーが3つもあるかはまた別の話。 この事から、対潜が行われることが多いイベント海域のE1を任せるという提督も多く、イベント海域の切り込み隊長と評する声もある。運営もこのネタを拾った事があるのでほぼ公式ネタである。 運最大値は当初控えめだったが、2016/11/4のアップデートで上昇し一躍軽巡トップへ躍り出た。 この運最大値の上昇は史実準拠というよりは「艦これ」でのアイドルポジション獲得などの「艦これでの扱い」に準拠していると思われる。 結論として極めてオーソドックスに強化された軽巡洋艦と言える。 追加ボイスは補給をロケ弁と言ったり、敵艦隊に贈り物は鎮守府を通してと言ったり、アイドルキャラを貫き通している。 いやでも深海棲艦からの贈り物って砲撃しか来ないですよね!?または機雷とか。 手持ち無沙汰そうにしている放置ボイスはかなりかわいいのでぜひ聞いてもらいたい。 このボイスが元で、素はジャージでローテンション系なのではないか?とネタにされることも。 2017年7月31日に、那珂ちゃんにも時報が実装。 アイドルっぽいアドリブ?を多数入れた……どこかずれた時報になっている。 那珂ちゃんの中のアイドル観では他の人にやってもらう認識なのか、女子力が高い姉2人に甘やかされたのか、 料理は一切できず、提督に食事を用意してもらっている。 しかもお茶淹れてと頼まれると「ケータリングしてないのか」と文句を言うが、この後なぜか「痛ぁ…」と言っており、何やっても怒らない提督がキレた疑惑。 「秘書艦と提督の机」では那珂ちゃん秘書時でもちゃんとお茶が用意されるが、那珂ちゃんが淹れたのか本当にケータリングしたのかは永遠の謎 夜中にはボイトレを大声で始めたことで、うるさいと言われて凹んでいる。 どうやら川内型で夜に騒ぐのは長女だけではなかったようだ…。(*19) しかも、神通だけではなく川内にも夜騒いでいるのを快く思われていない節がある。おまいう(*20) ちなみに川内が朝寝るのに対し、那珂ちゃんは昼に寝る。 また、姉2人の時報では川内が三水戦を率いて夜間出撃し、神通が二水戦の演習を行うなど部下たちとの交流が描かれているのに対し、 那珂ちゃんは四水戦を一緒に時報をコールさせる時くらいしか呼んでいない。 川内の時報追加と同時に改二が追加されて台詞が増えた由良が四水戦旗艦として扱われていることから、四水戦の指揮は由良に任せているのかもしれない。 「那珂ちゃんは四水戦の総監督だから!」「総監督ってなに?」 あと、これは時報ではないのだが、変更された中破時の入渠台詞にて信じがたいことにオフはワイハに行きたがる。 艦これのワイハは三度の戦いの末に取り返した中枢泊地なのだが…… なお、上記の通りE-1に出撃する事が多いため、ワイハ関係のボイス追加後の初のハワイになった19春イベではワイハに行く事なく北海道で哨戒する那珂ちゃんが多発する事になった。 その後、桃が「駆逐隊のアイドル」と名乗って登場し、那珂ちゃんとのポジション被りはどうなるのかと心配されたが、 桃のボイスを見る限り、桃が上下関係を気にする方だったため先輩後輩の関係に収まった模様。改造レベルまでリスペクトされた なお那珂ちゃんと桃は史実では面識がないので、桃は初対面で「誰?」と言い放ってしまい、相手が先輩アイドルと知って恐れ慄いた 2014年8月に行われた公式イベント「横浜観艦式」では、ついに那珂ちゃんの中の人本人が「恋の2-4-11」を披露した。 ちなみに観客に「キャラソンを買ってくれたか」という質問をしたところ、買っていない方の「ハーイ」の声が大きかったらしい。 あやねる「買えよ!」 なお那珂の人は「死にそうになった」「ていうか何であんな統制取れてんの」(初ライブなのにコール等完璧だった)と漏らしている。 余談になるが中の人であるあやねるは那珂をアバター的に可愛がっている節が有るのだが、 某パイセン提督には「クッソいらない子」だの「時間掛かるから解体解体」だの言われたりして凹まされている。 艦これアニメ化に際し、金剛四姉妹や響、鶴姉妹といった人気キャラ達のキャラソンが発表される那珂……中、彼女はそこにいた。 自称艦隊のアイドル……那珂ちゃんである。しかも、金剛とマイクを取り合いぐぬぬっぽい顔を見せている構図のジャケット出演も果たす。やったね! 無論、前述の「華の二水戦」にも川内型として参加していたものの、 メインの神通、やたらカッコいい川内と比べるとアイドルを自称している彼女にしては少しばかり影が薄い演出であった。神通メインなので空気を読んだのかもしれないが。 肝心の曲は「恋する水雷戦隊」。 アニメ作中でも挙げられた名前で、金剛とライブ対決し歌おうとした直後に吹雪の特訓の依頼のため探していた北上様を発見したためマイクを放棄し結局歌われることは無かった。 アップテンポでノリノリな曲調で、何度も同じ訓練や任務をさせられてちょっと飽き飽きしつつも、むしろ楽しんで頑張り、 あんまり真面目に取り合ってくれない提督にも前向きにアタックし続ける明るい恋の曲。 コール&レスポンスなコールもあったり、「すぐに解体しないでね」といったネタも仕込まれていたりと、正に艦隊、ひいては艦これのアイドルらしい一曲となっている。 なお、劇場版でも登場しているのだが、川内型姉妹の中で唯一まともな台詞がなかった。 二次創作などで 川内 公式の時点で夜戦バカという強烈な個性を持っているため、二次でも概ねブレない。 昼間はやる気がなくマイペースで、夜になると騒いで暴走するトラブルメーカー。 だがその情熱が夜戦の出撃に向かえば、華麗に深海棲艦を倒す。ワザマエ! ただその分コメディリリーフ的に「夜戦をしたがるだけで後は全面的に無能な道化」扱いする二次創作も多いのが困り物。 提督の間では、夜戦とは性的な意味の夜の営みの隠語でもあるが、人によって川内自身がそれを分かっているかは異なる。 知らずに誤解を受けたり無知シチュで巻き込まれるか、本人も理解しつつノリノリで誘ってきたり… ちなみに上記の通り、現在では公式で川内はそっちの夜戦もおおむね理解している事になる。 改二のグラフィックのニンジャから、ニンジャスレイヤーネタにも使われる。 二次界隈ではよく憲兵=サンがニンジャもとい変態提督スレイヤーであることが多いが、 影で激しいバトルを繰り広げるか、はたまたブラック提督やセクハラ提督などの悪を砕くために共闘するか。 また見た目が凛々しい為「イケメン艦娘」枠の一員になったりする事も。 ただその分史実成分の反映は控えめだったりする。 史実に詳しい人は「実は料理上手」とか「改装を後回しにされても怒らない我慢強いお姉ちゃん」、「粛々と的確に配下駆逐の指揮統率を行う切れ者」 な部分を反映している時もあるが。 もっとも川内は神通・那珂に比べ単艦での紹介や編纂資料(主に戦後の)が少なく調べる際に水雷戦隊の記録や軽巡全体の資料など、 複数の資料を当たらないとその艦歴実態が分かり辛い部分もあるので仕方ない部分もある。 ミリ系雑誌で川内単独の特集組まれないかなぁ、結構海軍生活面白エピとか多いぞこの娘。 神通 姉と妹が周りの空気を読まずに暴走するため、真面目な神通はそのストッパー・ツッコミ役となることが多い。 大抵は振り回されておろおろするが、時には二人に灸を据え怒ると怖いことも。 改二の凛々しさと相まって、正に「サムライ」に相応しい。 戦闘では華の二水戦として駆逐隊を率い、きっちり仕事をこなし、かっこいい憧れの的となる。 一方史実では猛訓練によって高い練度を維持するのに、行き過ぎた訓練で不祥事(美保関事件など)を起こしていたため、 部下の駆逐艦からは鬼教官として恐れられることも。それでも艦隊の事を思ってのことなのだが。 きっかけになったのは陽炎が主人公のノベライズ作品の影響のようだが、あちらでは普段から厳しい訓練を課すことで、 戦場で最も酷使される駆逐艦が沈むことのないようにという考えである。 この辺りは某モロボシ・ダンのウルトラ警備隊隊員時代とMAC隊長時代の人格変遷と似ている部分が有る。 また、コミカライズ作である「いつか静かな海で」でも同様のスタンスを取っており、平時は鬼教官として厳しい訓練を課しながらも、 明石護衛時は雨天時の夜戦という悪条件で艦種誤認という痛いミスをしてしまったが、刺し違える覚悟で史実さながらの獅子奮迅の活躍を見せ、 姉と妹、そして自身の厳しい訓練を受けていた十六駆や十八駆といった教え子達に救助され事無きを得ており、教え子達の事を誇りに思っている描写がなされている。 尤も扱いが下手だったりdisりが目的の人は「駆逐に無茶振りをして苛めるのが趣味のサディスト」みたいに変換するのが困り物。 当然、これらと無関係な作品で神通の鬼教官設定を当たり前のように持ち出すのは、本来の大人しい神通が好きな人々から反感を買うことになるので自重しよう。 増してや原作通りの大人しい性格付けで神通を描いている作品に対しては尚更だ。 この二次創作で「部下を必要以上にシゴき虐め抜く」という歪んだ印象を持たれたためか、阿武隈改二が来るまで軽巡一強の性能だったためか、 なぜか艦娘神通本人どころか挙句の果てに実際の「軽巡洋艦 神通」に悪印象を抱いてしまう人も残念ながら発生してしまうようだ。 このページを閲覧の提督には、そうした要素自体はともかく、史実の神通は勿論、艦娘神通本人を無関係に酷評する事はないようお願いしたい。 また神通は単艦での紹介がされる事は比較的多いものの、 ゲームでのスペック参照に使われ易い大戦時開戦以降の資料が実は川内型の中で一番少なく(特に戦争中期以降)軍艦的なスペックが不明な部分も多かったりする。 神通の「大人しく儚げな印象」はその辺りから来るものなのかもしれない。 那珂 本人はアイドルキャラを望んでいるが、正しい意味でちやほやされる事は少ない。 大体はうざがられ、たまにアイドルにこじつけて無茶振りさせられたり。 基本的に目下の駆逐艦からは川内共々「困った先輩」扱いされるケースが多いが、 野分や嵐からの「那珂さん」呼びが判明して以降は「おちゃらけつつも締めるべき所はちゃんと締めている」と解釈される事が増えた。 また、ゲーム中ではしょっちゅう出現するために、 レア艦を狙ったにもかかわらず不本意に出てきてしまう、ハズレ的存在として扱われるのが定番。 ダブっていらないのでしょっちゅう解体されることから解体のアイドルなんて言われる。 せめて近代化改修に使った方が…大して扱いは変わってない? ついには解体時に出る資源、燃料2・弾薬4・鋼材11から2-4-11でも通ってしまうほど。 ちなみにこれは初期装備の14cm単装砲込みで即解体した場合の資源であり、 神通や木曽などもそのまま解体すると燃2弾4鋼11になる(川内などネームシップの場合は初期装備に零式水上偵察機などがあるためそうならない)。 またアイドル繋がりとうざがられるキャラということで、那珂ちゃんのファンやめますと宣言するファンが続出。 元ネタは某アイドルソシャゲーの界隈から。 那珂ちゃんに非の有る無しに関わらず、全く関係ない場面でも理不尽にファンをやめられる。 「ゲームがつまらなくっても、那珂ちゃんのことは、キライにならないでくださ…」\カーンカーンカーン/ でもファンをやめられてもすぐにファンに復帰したり、新規のファンがいるため、那珂ちゃんのファンは減らないみたいです。 一説によると那珂ちゃんのファンは1人辞めるごとに3人増えるらしい。 こんな感じに大抵酷い扱いで、時にキャラを演じることやネタキャラ扱いに疲れることがあっても、 それでも那珂ちゃんはへこたれずにアイドルキャラを貫き通し、ファンサービスを続ける。 「こんなになっても、那珂ちゃんは絶対、路線変更しないんだから!」 改二でニンジャとサムライになった姉達に倣う形で「ゲイシャ」と呼ばれることもある。 余談だが、ゲイシャは幅広い才能と教養が必要なマルチタレントであり、一時期は総選挙まで行われていた。 なお、同じくbob氏がデザインを担当した羽黒とはbob氏がイラストを描いた際には何かとコンビを組んでおり、 自分の制服を羽黒に着せてみたり、二人で横に並んで一つのマフラーを満面の笑みで巻いたり、カメラ目線をやめて羽黒と見つめ合ったりしているため、 史実やゲーム内では関わりが無いにもかかわらず「那珂ちゃんと羽黒は親友」と見る提督も多く、「史実のみではない絡ませ方」の一好例として好評である。 追記・修正は川内型姉妹のファンになってからお願いします 画像出典:艦隊これくしょん -艦これ- ゲーム内スクリーンショットより © 2013 - 2014 DMM.com/KADOKAWA GAMES All Rights Reserved. △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-15 20 01 36) そういやアニメの川内は、吹雪の事を名前で呼ばなかったな -- 名無しさん (2017-12-26 21 34 46) 夜戦、陣痛、ナカした……って意味深なワードが結構あるのに、この姉妹は愉快な限りだな -- 名無しさん (2018-04-27 00 35 24) 改二の那珂は当初プラチナみたいなイメージが浮かんできたけど、実は神通のほうが似合うと思う今日この頃 -- 名無しさん (2018-05-05 01 06 43) 艦隊のアイドルでピチピチの新人が出てきちゃったけどどうする那珂ちゃん? -- 名無しさん (2021-05-21 18 44 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orochi2/pages/68.html
1章 定軍山の戦い[#q65d9602] 2章 長坂の戦い[#pa83c6f0] 3章 小谷城の戦い [#hde083ff] 4章 大坂城の戦い [#y1d29e86] 5章 関ヶ原の戦い [#z5bb6b77] 6章 合肥の戦い [#gdc72549] 7章 小牧長久手の戦い [#qf9a7469] 終章 古志城の戦い [#m803a120] 2章外伝 常山の戦い [#pa83c6f0] 3章外伝 建業城の戦い [#hde083ff] 4章外伝 宛城の戦い [#y1d29e86] 5章外伝 姉川の戦い [#z5bb6b77] 6章外伝 大坂湾の戦い [#gdc72549] 7章外伝 冀州の戦い [#qf9a7469] 終章外伝 赤壁の戦い [#m803a120] 1章 定軍山の戦い 難易度 ★☆☆☆☆ 制限時間 45分 勝利条件 馬超および森蘭丸の撃破 敗北条件 本陣の陥落 チャート ・敵伏兵が出現 ・徐晃軍が味方援軍で出現 ・馬超、森蘭丸を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・張苞、月英、劉封、森蘭丸 解説 2章 長坂の戦い 難易度 ★☆☆☆☆ 制限時間 60分 勝利条件 敵全武将の撃破 敗北条件 本陣の陥落 チャート ・島左近が出現 ・妲己が撤退 ・反乱軍伏兵が出現 ・遊撃隊が出現 ・工作部隊が出現 ・島左近を倒すと工作部隊出撃停止 ・船着場にて甘寧奇襲準備 ・全敵武将を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・長宗我部盛親、島左近、七里頼周、凌操 解説 3章 小谷城の戦い 難易度 ★★☆☆☆ 制限時間 60分 勝利条件 星彩の撃破 敗北条件 本陣の陥落 チャート ・城下町の敵を一掃せよ ・島左近が到着 ・島津義弘を倒し敵援軍を阻止 ・新納忠元を倒すと金吾丸南門が開門 ・工作部隊が出現 ・本丸への門が開く ・星彩を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・張翼、甘寧、頴久虎、島津義久 解説 4章 大坂城の戦い 難易度 ★★☆☆☆ 制限時間 60分 勝利条件 孫堅の救出⇒操作キャラおよび孫堅の脱出地点への到達 敗北条件 孫策または孫堅の敗走 チャート ・東通路城門が開門 ・天守東城門が開門 ・3Fで守備兵を倒すと天守最上階城門が開門 ・孫堅を救出 ・天守と東通路を封鎖 ・城門が開門 ・城門が開門 ・2Fで可児才蔵を救出 ・ホウ徳を倒すと城門が開く ・砲撃があるので守備頭を倒すと止まる ・蒋欽を救出 ・操作キャラおよび孫堅の脱出地点への到達するとクリア 武器を落とす武将 ・牛金、王奴、 #40848;徳、飛頭蛮 解説 5章 関ヶ原の戦い 難易度 ★★★☆☆ 制限時間 60分 勝利条件 孫権の撃破 敗北条件 孫策の敗走 チャート ・敵大筒拠点を制圧 ・稲姫を倒すと再び出現するので倒す ・味方援軍が出現 ・孫尚香軍が出現 ・孫尚香を倒す ・味方援軍が出現 ・孫権軍が出現 ・孫権を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・黒田長政、孫韶、大喬、孫尚香 解説 6章 合肥の戦い 難易度 ★★★★☆ 制限時間 60分 勝利条件 孫権の撃破 敗北条件 孫策の敗走または本隊の陥落 チャート ・敵守護頭を倒して橋を壊す ・敵北側部隊が進軍 ・孫権を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・前田慶次、周泰、曹洪、徐盛 解説 敵武将が多いので味方武将と一緒に戦うようにしましょう。 7章 小牧長久手の戦い 難易度 ★★★★☆ 制限時間 60分 勝利条件 妲己の撃破 敗北条件 孫策、孫堅または孫権の敗走 チャート ・敵増援部隊が出現 ・牛金を倒すと岩崎城の城門が開門 ・郭淮を倒すと小牧城の城門が開門 ・孫堅、孫権親子を救出 ・孫権軍が出現 ・西砦、長塁南の城門が開門 ・董卓を倒すと羽黒砦の城門が開門 ・司馬懿を倒すと楽田砦の城門が開門 ・妲己を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・張 #37059;、董卓、司馬昭、野槌 解説 終章 古志城の戦い 難易度 ★★★★★ 制限時間 60分 勝利条件 オロチの撃破 敗北条件 孫策の敗走、または本陣の陥落 チャート ・噴火砲が攻撃 ・南東砦で孫尚香が董卓に捕まり2人とも撤退後、孫尚香が復帰 ・南東砦全門が開門 ・北砦東門西門が開門 ・呂布を倒すと古志城正門が開門 ・古志城正門に入ると敵武将が出現し噴火砲で攻撃 ・遠呂智を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・董卓、金鬼、妲己、呂布 解説 噴火砲を守る武将を全て倒しましょう。 2章外伝 常山の戦い 出現条件 ・呉1章クリア 難易度 ★☆☆☆☆ 制限時間 30分 勝利条件 明智光秀の撃破 敗北条件 孫策の敗走 チャート ・兵糧庫を取り返し、兵糧を城内に運び込め ・風魔小太郎が出現 ・兵糧庫の武将を倒すと輸送部隊が出現し、兵糧の移動 ・風魔衆、伊賀衆が出現 ・輸送部隊が城内に到着すると味方士気が上昇 ・味方全軍進軍開始 ・反乱軍全軍進軍開始 ・明智光秀を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・氏家ト全、浅野幸長、不破光治、津田信春 加入武将 風魔小太郎 :兵糧庫3ヶ所を開放し、輸送部隊3隊を城内に引き入れてから風魔小太郎を倒す 解説 空腹のため士気が低下してしまいます。 兵糧庫の武将を倒して兵糧の輸送部隊を城内に引き入れると士気が上昇します。 3章外伝 建業城の戦い 出現条件 ・呉3章クリア 難易度 ★★☆☆☆ 制限時間 30分 勝利条件 敵全武将の撃破 敗北条件 濃姫の敗走 チャート ・詰め所にいた武将が出現 ・武将を全て倒す ・敵伝令3人を倒し援軍が来るのを阻止する ・敵伝令3人が再出現するので倒す ・董卓が出現するので倒す ・敵伝令2人が再出現するので倒す ・甄姫が出現するので倒す ・敵伝令3人が再出現するので倒す ・伊達政宗が出現するので倒すとクリア 武器を落とす武将 ・李カク、董卓、甄姫、伊達政宗 加入武将 濃姫 :敵伝令を1人も突破させずに全て倒す 解説 伝令は下の建物の左右それぞれから出現 それぞれの詰め所の拠点兵長を倒しておくと楽になります 4章外伝 宛城の戦い 出現条件 ・呉4章クリア 難易度 ★★★☆☆ 制限時間 30分 勝利条件 甄姫の撃破 敗北条件 徳川家康の敗走 チャート ・民出現、脱出地点に到達させよ ・城内炎上、味方とともに進め ・城内の敵武将を一掃し、退路を開く ・民脱出に成功すると桃2個出現 ・侍女出現、脱出地点に到達させよ ・遠呂智軍が出現するので倒す ・侍女脱出に成功すると桃×5出現 ・民兵出現、脱出地点に到達させよ ・遠呂智軍が出現するので倒す ・民兵脱出に成功すると老酒、桃×2出現 ・女官出現、脱出地点に到達させよ ・遠呂智軍が出現するので倒す ・女官脱出に成功すると老酒、戦神の斧、戦神の鎧、韋駄天靴出現 ・村長出現、脱出地点に到達させよ ・遠呂智軍が出現するので倒す ・くのいち、連合軍援軍として出現 ・村長脱出に成功すると老酒、鳥の丸焼き、韋駄天靴出現 ・今川義元出現、脱出地点に到達させよ ・今川義元脱出に成功すると華陀膏、戦神の斧、戦神の鎧出現 武器を落とす武将 ・(木箱)、(木箱)、(木箱)、ホウ徳 加入武将 くのいち :友軍の脱出を全て成功させる 解説 5章外伝 姉川の戦い 出現条件 ・呉5章クリア 難易度 ★★★☆☆ 制限時間 45分 勝利条件 董卓の撃破 敗北条件 孫策または大喬の敗走、または本陣の陥落 チャート ・孫策が大喬に向け移動開始すると大喬軍の士気上昇 ・砦前の敵武将を一掃 ・砦西壱の門、弐の門が開門 ・敵軍団、姉川の流れに乗って突撃 ・連合軍が大喬の救出に成功すると砦全門が開門 ・大喬親衛隊が出現 ・董卓を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・張 #37059;、宋憲、曹性、司馬懿 加入武将 大喬 :敵に接触されずに大喬を救出して会話する 解説 6章外伝 大坂湾の戦い 出現条件 ・呉6章クリア 難易度 ★★★★☆ 制限時間 30分 勝利条件 前田慶次の撃破 敗北条件 呂蒙の敗走、または本陣の陥落 チャート ・味方を前田慶次の元に導け ・陣太鼓を叩き、味方援軍を呼ぶ ・呂蒙を前田慶次の元に導け ・味方援軍が来るまで時間を稼ぐ ・陣太鼓を再び叩き、味方援軍を呼ぶ ・徳川家康を前田慶次の元に導け ・敵の攻勢が激化して敵軍の士気上昇 ・味方本陣を狙う敵武将を倒す ・陣太鼓を再び叩き、味方援軍を呼ぶ ・周泰を前田慶次の元に導け ・敵の攻勢が激化して敵軍の士気上昇 ・味方本陣を狙う敵武将を倒す ・陣太鼓を再び叩き、味方援軍を呼ぶ ・稲姫を前田慶次の元に導け ・敵の攻勢が激化して敵軍の士気上昇 ・味方本陣を狙う敵武将を倒す ・陣太鼓を再び叩き、味方援軍を呼ぶ ・服部半蔵もしくわ榊原康政を前田慶次の元に導け ・友軍今川義元登場(前田の元に連れて行かなくても門は開く) ・味方を全員前田慶次の元に行かせると門が開く ・前田慶次を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・村上武吉、山内道及、来島通康 加入武将 前田慶次 :味方全員を1人も倒されずに残り時間10分前より早く前田慶次の元に到着させる 解説 7章外伝 冀州の戦い 出現条件 ・呉6章外伝クリア 難易度 ★★★★★ 制限時間 45分 勝利条件 本多忠勝の撃破⇒董卓の撃破 敗北条件 呂蒙の敗走 チャート ・敵軍徹底抗戦の模様 ・敵伏兵が出現 ・本多忠勝の檄により敵軍士気上昇 ・敵伏兵が出現 ・本多忠勝の檄により敵軍士気上昇 ・本多忠勝を倒すと一時撤退し北東に出現 ・本多忠勝を倒す ・遠呂智軍が出現 ・本多軍が連合軍で出現 ・敵を撃破し祭壇を防衛 ・本多軍が進軍開始 ・本多忠勝が一時撤退 ・本多忠勝が出現すると遠呂智軍の士気が低下 ・董卓を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・小野忠明、本多忠勝(1回目)、李カク、伊達政宗 解説 本多忠勝関係のイベントを全てこなしてクリアすると本多忠勝が感服します。 終章外伝 赤壁の戦い 出現条件 呉7章小牧長久手の戦いで孫堅及び孫権を戦闘開始後3分以内に救出し、クリアする。 。 難易度 ★★★★★ 制限時間 60分 勝利条件 遠呂智(妲己)の撃破※ 敗北条件 徳川家康の敗走 ※本編最終章クリア後:遠呂智 本編最終章クリア前:妲己 チャート ・火計にて敵軍を殲滅せよ ・南部の敵武将を撃破せよ ・工作部隊が出現し工作地点に向け移動開始 ・陸遜が援軍で出現 ・陸遜軍と連合し、敵を撃破せよ ・守備頭を倒し、連結橋を崩落させよ ・東、西連結橋を崩落 ・呂布を倒す ・火計が成功すると連合軍の士気上昇、敵軍の士気低下 ・陸遜軍増援部隊が出現 ・連合軍総攻撃開始 ・遠呂智軍援軍が出現 ・遠呂智(妲己)を倒すとクリア 武器を落とす武将 ・伊達政宗、呂布、陰影鬼、金鬼 解説 呂布を倒し、感服させる。魏・蜀・戦国でもやると、呂布が仲間になる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29717.html
登録日:2014/09/02 (火) 20 02 46 更新日:2024/07/16 Tue 17 28 37 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 14年夏アニメ あおしまたかし こんなのが少女漫画なわけがない さばげぶっ! なかよし なかよ死 アニメ ゲスかわ☆ガールズ サバイバルゲーム サバゲ ド外道の園川 大日本猟友会 太田雅彦 少女漫画 松本ひで吉 漫画 玄田哲章 講談社 鬼畜ヒーロー 2011年1月からなかよしで連載していた漫画。全13巻。 作者は松本ひで吉。 少女マンガでは珍しくサバイバルゲーム(サバゲ)をテーマとした作品であり、女子高生達が部活としてサバゲーに興じる作品である。 サバゲ中の銃弾や流血等の描写はすべて「イメージ」である。 アニメ化された某特例措置団体とは異なり、作中のサバゲー描写は一応現実に沿ったものとなっている。 あくまでギャグシーンとしてラフプレーをすることもあるが、それを行う人物はちゃんとゲスキャラとして描写されている。 ただし主役も含めゲスキャラが物凄く多い。 2014年7月から9月までテレビアニメ版が放送された。 監督&シリーズ構成は『みなみけ(無印)』『ゆるゆり(1・2期)』『恋愛ラボ』の太田雅彦&あおしまたかし、キャラデザは『BLEACH』の工藤昌史。 舞台となる梧桐学園高校が共学から女子校になったり、人物の性格その他の設定・描写(後述)など、変更点が多い。 BD/DVDは各巻に新作エピソードを収録。 【概要】 主人公・園川モモカは転校してきた梧桐学園高校でなぜかサバゲ部に入ることに。 しかしその部員たちは部長の鳳美煌を筆頭に、一癖も二癖もあるメンバーばかりだった! ギャグ満載で贈るなんでもありの女子校ライフが、今始まる! (アニメ版公式サイトより) 【登場人物】 ◇サバゲ部 ●園川モモカ(そのかわ ~) CV.大橋彩香 本作の主人公で梧桐学園高校に転校してきた1年生。15歳。愛銃はベレッタM92F。 転校初日に美煌に目を付けられて、無理やりサバゲ部に入部させられた。 通称、ド外道の園川。 性格はゲスく、やられたらやり返すのは基本。 ゲーム対決で負けそうになるとリアルファイトに持ち込むなどやりたい放題。 序盤は控えめだったが3巻辺りから本格的にゲス化。アニメでは初めからゲス全開(作者曰く「ゲスくてニューゲーム」)。 カマキリとブロッコリーが嫌い。金や肩書きにも弱い。 ●鳳美煌(おおとり みおう) CV.内山夕実 サバゲ部部長の3年生だが実は留年中。 10月10日生まれ(18歳)、てんびん座のA型。デザートイーグル50AEやM134などを愛用している。 実家は、一粒単位で金のかかる納豆が朝食に出たり、ライオンをペットとして飼うほどの大富豪。 美人で女子生徒からの人気は高いが、かなりの問題児として有名。 どのくらい問題かというと、校内での器物破損を起こしては校長に賄賂を渡すほどである。 ●春日野うらら(かすがの ~) CV.大久保瑠美 梧桐学園高校の1年生。12月25日生まれのやぎ座。愛銃はGLOCK 26Cを二丁。 見た目はおっとりとしたお嬢様だが、それは猫かぶりで本性はゲスい。腹黒ピンク。 その上背筋力120kgで握力50kg(アニメでは背筋力600kgでニシローランドゴリラ並の腕力……と大幅パワーアップ)。 あと料理が得意と自称しているが、見た目は完璧でも味はモモカに「胃が食べ物と認識すらしない不味さ」と言わしめたほど。 アニメではドMの設定であり、モモカに急接近しては殴られ喜んでいる。 またトイレの水洗レバーを壊した事件で、モモカから一週間「うんらら」と呼ばれて弄ばれたこともある(原作ではトイレのことがバレずに終わった)。小学生か。 某はじけるレモンの香りとは同姓同名なだけで無関係(中の人も元爪弾くは女神の調べ)。 ●経堂麻耶(きょうどう まや) CV.Lynn 梧桐学園高校の2年生で現役のグラビアモデル。愛銃はM4カービン(M4A1)。 スタイルは嫉妬されるほど抜群で、サバサバした男勝りな口調だが、根は良識派且つ常識人。 故にこれといったゲスさは感じない。その影響かサバゲ部では影が薄い麻耶ちゃんマジ天使。 純白清純女子大学のサバゲ部からは、性的な意味でヤバい目で見られている。 納豆が大嫌い。 納豆のCM出演の依頼が来た時、おっぱいを羨んだモモカから、 納豆嫌い克服という名目で特訓(という名のいじめシゴキ)を施された結果、トラウマにまでなってしまった。 (その代わりにバストアップの上美肌にはなったが……ちなみにCMに代打で出たモモカも納豆嫌いになった)。 ●豪徳寺かよ(ごうとくじ ~) CV.東山奈央 梧桐学園高校の1年生。愛銃はイングラム MAC M11。 無口なオタク少女で、コスプレが趣味。各種コスプレからギリースーツまで手広く揃えている。 実はサバゲには興味が無い。 IQ160の天才で、成績は常に学年トップ。 アニメではコスプレイヤーという趣味を活かしてか、バトコスはジル・バレンタイン風。 原作で少なかった出番も、アニメでレギュラーとして定着したおかげで増えた。 ●佐倉江那(さくら えな) CV.堀江由衣 サバゲ部の顧問を務める教員。愛称はサクちゃん。 無自覚なドジっ娘で頻繁に厄介ごとを持ち込んでおり、「嵐を呼ぶ女教師」の異名を持つ。 某軽音部員に似ている。 ◇その他 ●カモ 元々は美煌のペットだったカモノハシ。好物はうまい棒。 美煌に押し付けられる形でモモカのペットとなった。 クレジットはされていないが、アニメ版では東山奈央が声をあてている。 ●園川かず江(そのかわ かずえ) CV.井上喜久子 モモカの母。娘には「もかりん」の愛称で呼び溺愛している。 何故かサバゲのポテンシャルが非常に高く、スコープ付きのS W M500を所持している。 アニメではひとたび銃を手にした時の口調・声色がまるでザ・ボス。 ●石動やよい(いするぎ ~) CV.松井恵理子 梧桐学園高校の生徒会長。 サバゲ部を潰そうとあの手この手を尽くしたが、校内で美煌との間に百合疑惑が立ってしまった。 ●羽黒露世理亜(はぐろ ろぜりあ) CV.かないみか 茅野小学校サバゲクラブの代表。モモカ達をババア呼ばわりしている。 愛銃はワルサーP38、H K G36C。 ●からあげ☆レモン CV.荒井聡太 お前ら。 一人称は拙者で、会話内でネットスラングを多用している。 ガンシューティングゲームのチャンピオンで射撃の腕はモモカに匹敵するが……。 ●ナレーション CV.玄田哲章 アニメ版の解説担当。多数のモブキャラも兼任している。 追記・修正は被弾しないようにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 立て乙。アニメは玄田さん名調子が光る作品。『そんなわけねーだろ』なんて中々聞けない(笑) -- 名無しさん (2014-09-02 20 35 30) 無駄に豪勢だなvvvvvv玄田さんェ…(笑) -- 名無しさん (2014-09-02 20 49 17) 原作じゃ前半はゲスくないという……。作者曰く「ゲスくてニューゲーム」だとか -- 名無しさん (2014-09-02 21 05 50) ↑×3「キャッキャウフフ」なんてセリフも言ってたぞwww -- 名無しさん (2014-09-02 21 59 45) ナレーションという的確なツッコミ役が居るお陰でツッコミ不要のアニメとも言う! -- 名無しさん (2014-09-02 22 33 32) ↑玄田さん輝きまくりではないか! -- 名無しさん (2014-09-02 23 59 36) さばげぶっ!?少女漫画のはずじゃ… -- 名無しさん (2014-09-03 02 02 28) 霊媒先生と同じ作者と聞いて驚いたが何故か納得してしまった -- 名無しさん (2014-09-03 03 01 22) こんなヒデェ主人公は流石の俺も初めてだ(褒め言葉) -- 名無しさん (2014-09-03 05 19 28) 他の作品にも言えることだが、サバゲーを題材にするならガスマスクかフルフェイスくらい装備しないと危ないよね -- 名無しさん (2014-09-03 09 35 51) ↑高校生は18禁買えないからゴーグルで十分 -- 名無しさん (2014-09-03 20 15 51) こんなの少女漫画じゃないわ! サバゲの皮をかぶったコマンドーよ!! -- 名無しさん (2014-09-03 21 21 41) だったら買えば良いだろ!!(ダイマ) -- 名無しさん (2014-09-03 21 26 57) シューティングで負けそうになったとき、「筐体をエアガンで破壊」と想像した俺の上を行くとは思いませんでした -- 名無しさん (2014-09-04 16 50 08) EDで隕石の一つが何故作者の顔なのか? -- 名無しさん (2014-09-04 18 20 04) 一番の謎は、この作品がどうして少女雑誌で連載されているかだと思う… -- 名無しさん (2014-09-04 19 44 11) 例えダンガンロンパとかAnotherの世界でもたくましく生きていけそうだよなモカリン…狛枝とか西園寺とかをあっという間に陥落させそうな外道っぷり。 -- 名無しさん (2014-09-05 00 37 56) ZIPで特集されててワロタ -- 名無し (2014-09-26 06 57 55) ↑親が見てて退いてた -- 名無しさん (2014-09-26 07 43 56) この作品のおかげでサバゲーの人口が増えて来たが、同時にマナーの悪いゲーマーも増えて来た悲しい事実も有る。おれの所だけかも知れないが… -- 名無しさん (2014-09-27 15 18 32) ↑アニメでサバゲー人口増えてんのか、ビックリだ -- 名無しさん (2014-09-27 15 33 35) ↑×2適当言うな。 -- 名無しさん (2014-09-27 15 48 47) からあげ☆レモン氏は見た目と言動こそ俺らだけど、ガンシューでランキングトップに立てたり、ハイヒール履きこなせたり、トラックでヘリに突っ込めたりで何気にスペック高いよな。 -- 名無しさん (2014-09-27 16 01 20) 目には目を、下衆には下衆をって何ちゅー最終回だよ(笑) -- 名無しさん (2014-10-06 21 16 32) カモとカニ知能高すぎじゃね? -- 名無しさん (2014-10-10 18 33 23) サバゲやってたら会いたくない地雷連中を面白おかしく書いたアニメ。何か猫とか撃ってそうなイメージ -- 名無しさん (2015-02-18 17 31 45) 何言ってんだコイツ -- 名無しさん (2015-02-18 17 51 44) ↑×6 適当× 見たくない現実◎ -- 名無しさん (2015-02-18 17 56 44) からあげ☆レモン氏の中の人が大学院出というので涙が出た…。 -- 名無しさん (2015-06-18 19 03 14) 二期やってくれないかな? -- 名無しさん (2015-12-15 01 05 10) アニメは深夜枠で毎回お風呂シーン登場。……少女マンガ? -- 名無しさん (2018-07-15 21 39 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/397.html
流行り神 警視庁怪異事件ファイル ・第零話「チェーンメール」:part17-26,27 ・本編:part47-313,338~345,372~379,382、part48-48~53 ・追加シナリオ/霧崎編『さとるくん』 part48-73~77 ・追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』 part48-113~116 ・追加シナリオ/ゆうか編『神隠し』 part48-124~127 ・退魔師・犬童蘭子編:part44-92~96 26流行り神sage2005/07/18(月) 22 53 47 ID OUpqXmLE リベンジの方を買ってきた、一話まで投下 「友達の友達から聞いた話なんだけど…」 そんな口上で始まる噂、都市伝説を誰もが聞いたことがあるだろう。 実際にその話が嘘か本当かわからない。その友達を探そうとしても 話の出所は友達から友達へと連鎖し、決して体験者にたどり着くことはできないのである 怪談と違い「いつ」「どこで」「だれが」という信憑性を与える項目が曖昧… 何故なら、都市伝説においては「いかに面白いか」というのが重要なのである。 更に噂は人から人へ伝えられるうちに尾ひれがつき、形を変え広がっていく… まるで、その伝説自体がいきているかのように… 「F.O.A.F.という言葉を知っているかね?」…フレンド オブ ア フレンドの頭文字 あなたに声が問いかける謎の声。彼は都市伝説の中には決して表には出ない真実の一端が 隠されていると告げる…そして、あなたは行方不明になった刑事風見純也として それに関わることになる… 風見純也…元・キャリア組? 小暮宗一郎…経歴は長いのに主人公を先輩と呼ぶ部下。体育会系。おばけ大嫌い 犬童蘭子…上司、仕事をしているのを見たことがない。関西弁のねーちゃん 第一話 チェーンメール 不幸の手紙…稚拙で誰も信じない内容でも受け取った人は精神的圧迫を受ける… そして被害者は加速度的に増えていく。時代と共に変化し現代ではチェーンメールと いう形で今も行われている…これは一つのチェーンメールが生んだ悲劇である。 警視庁地下5階…警視庁には地下4階までしか存在しないはず…そこが職場だ。 巷では若い女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きていた。 眉をひそめる風見の元にメールが届く。(いつもは電波が届かないはずなのにだ 「私は都内で起こっている連続殺人犯の犯人を目撃しました。 メールでは詳しいことは話せません。けど、何とか犯人を止めたいと思っています。 協力していただける方は、電話番号を返信してください。なお、協力が難しい方は、 このメールを3日以内に10人の友達に送ってください。 もし送らなかったら、連続殺人事件の次の犠牲者はあなたになるかもしれません…END」 返信しないと…数日後殺される…というようなデジャブを覚えたので返信する。 すると送り主からホントに連絡がはいる、犯人は「はっとりえりさ」だと言われ調べると 人気アイドル川原ミユキの本名と同じだとわかる。 27流行り神sage2005/07/18(月) 22 55 03 ID OUpqXmLE 林奈緒ルート 送り主は林奈緒、メークの仕事をしている女性だった。彼女は川原ミユキと新人時代からの 付き合いだったという、しかし彼女はある心霊番組に出てから変わり始めた… 独り言を呟いたりナイフを持ち歩いたり…そして彼女は殺人の現場を目撃したというのだ。 彼女の証言を信じ、殺害現場に案内してもらう…廃ビルの地下には黒魔術を思わせる 祭壇があった…。そこに現れた川原ミユキは血を浴び外国語のような呪文を唱える… 「被疑者確保だ!」だが、小暮は気絶していた。首を絞められ気絶した風見… 「はよ、起きんかい!」蘭子に起こされると既に川原ミユキは逮捕されていた。 「なるほどなぁ…」壁に掛けられた肖像画を見て蘭子は呟く。 エリザベート・パートリ。自らの美しさを保つため3百人以上を殺した女吸血鬼… 川原ミユキも永遠の美しさを求め血を求めたのだろうか… そして事件解決から姿を消した林奈緒、彼女は4ヶ月も前に殺されていたのだ… 川原ミユキルート 送り主は川原ミユキ本人だった。半年前から楽屋が荒らされたりバッグにナイフが入っていたり… そして、いつも誰かが近くにいるような感覚がしていたという そして一週間前、彼女は殺人現場を目撃することになる。あなたは誰なのという問いに 殺人鬼ははっとりえりさ…そう名乗ったというのだ。幻覚、妄想、二重人格。 彼女は自分を疑い検査を受けたが精神状態は正常という判定を受けたそうだ。 警察にも訴えたがまともに取り合ってはくれなかったのだという。 1、彼女の話を信じ保護を行う。 急によそよそしい態度になる川原ミユキ、仕事現場に行くといいつつ廃ビルへと姿を消す 追いかけた風見の前には黒魔術の祭壇があった。襲撃する殺人鬼 人間とは思えない力で襲ってくるが小暮の着メロに拒絶反応を起こし倒れる。 殺人鬼の正体は川原ミユキ本人だった。自らの罪を知ったミユキは屋上から飛び降りる… それから2週間彼女は一命を取り留めたものの眠り続けている… 「風見、あんた生まれ変わりを信じるか?古の亡霊に取り付かれた悲劇の歌手…単なる妄想や」 あの時の着信は川原ミユキの携帯からだった。あれは彼女の抵抗だったに違いない 曲名は彼女の新曲ファントム(幽霊)、それは悲しいエンディングテーマに聞こえた… 2、彼女の話を信じない その日の夜、川原ミユキは心臓麻痺で死亡した。この日を境に連続殺人事件は止まる… これを見てください…小暮が見せてくれた2つのサイン。あの日もらったものと懸賞であたった サインは明らかに別物だった…。2重人格。ドッペルゲンガー。 謎は解けないまま事件は闇へと消えていった…。 密室の中、風見純也の関わる事件を聞かされる「あなた」 声は言う我々人間が見聞きする自称すべてを不可思議なものと認めてしまえば、迷いはなくなる 友達の友達が流布する噂話に隠された真実を見極められるようになるだろう…と。 「ところで君は聴いたことがあるか?これは私の友人の友人から聞いた話なのだが…」 313 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 18 38 32 ID psoFP1Em0 「流行り神(ポータブル)」の穴埋め投下予約。 このゲームのオリジナルはPS版だけど、筋は同じらしい。 なので、Wikiにあるオリジナルの「第零話」と「犬童編」を除いた、 本編3本とおまけ3本を1話ごと近日中に上げます。 338 :流行り神:2009/10/14(水) 11 01 14 ID nAiukjAT0 流行り神PORTABLE:第一話『コックリさん』 【主な登場人物】 式部人見(しきぶ・ひとみ)…鴨根医大に所属し、助教授と監察医を兼務する才女。 オカルト否定派だが、霧崎の数少ない友人でもある。 霧崎水明(きりさき・すいめい)…須末乃大学で民俗学を教えている。 オカルト肯定派だが、否定派の式部とも交友がある。 中学のころに両親と死別し、それ以降は主人公の両親に育てられた。 このため、主人公とは、兄・弟と呼び合う仲である。 【前置き】 この話は、主人公と小暮が初めて顔を合わせた事件であり、 編纂室に配属するきっかけとなったものです。 つまり、時系列では第零話よりもかなり以前の話となります。 1)前半部 私立花峯高校の校内にて、在校生が相次いで自殺する事件が起きる。 警視庁捜査一課の新人警部補・風海警部は、所轄署の小暮巡査長と組んで捜査に当たる。 場所が学校というデリケートな場所では、捜査はおもうように進まなかった。 証拠も、現場にあった「紙切れ」とコックリさん用の「ウイジャ盤」しか見つからなかった。 二人目の被害者を検死した式部は、「死因は自殺」と断定した。 それと同時に、体内に残った血液が極端に少ないことに首をひねる。 自殺を正確に予知した人物が二人の遺体から血液を抜き取ったとしか、考えられない。 式部は、コックリさんがらみのことは霧崎に聞いてみたらいい、と二人にすすめる。 霧崎を訪ねる途中で、被害者のクラスメイト・神山由佳が声をかけてきた。 「本当に自殺したんですか?」 風海が質問の意味を問いただすが、神山は答えずに駆け出した。 そのとき、暴走車が神山めがけて突っ込んできた! 「危ない!」とっさに小暮が神山を突き飛ばしたため、大事には至らなかった。 驚いたことに、暴走車は無人で、運転席に奇妙な「紙切れ」が貼ってあるだけだった。 神山は、迎えに来た家族とともに帰宅。けっきょく、彼女の話は聞けなかった。 二人は、霧崎にあい、コックリさんの話を聞く。 そのとき、現場の「紙切れ」と暴走車の「紙切れ(の写し)」を見せた。 霧崎によると、前者は『狐憑き』除けの札、後者は『狐憑き』退散の札だという。 どうやら、誰かが事件がらみで狐憑きを退治しようとしているようだ。 事件は、なにやら奇妙な事態になっていた。風海は、どういう捜査方針でいこうか思い悩む。 /* ここで、ルート分岐。取り上げる順番は、式部ルート、霧崎ルートの順になります。 /* 途中の小見出しは、見やすいようにつけたもので、公式なものではありません。 339 :流行り神:2009/10/14(水) 11 07 13 ID nAiukjAT0 2-1)式部ルート 風海は、人為的に引き起こされた事件と断定した。……心にしこりを感じながら。 ★狐塚の由来 翌日、二人は学校長から「狐塚」の話を聞きだした。 学校創立以前から、学校裏手の雑木林に小さなふるい塚がある。 二年前、一年生の崎田美佐が、交通事故で死亡した。 事故後、校内に「彼女はコックリさんの呪いで死んだ」という噂が広がり、 彼女の幽霊騒ぎまで起きてしまう。 故人が生前コックリさんをやっていたから、が噂の根拠だった。 学校側は、雑木林の塚を供養塔に仕立て、お祓いをすることで事態を収拾させた。 そして、学校側は校則に「コックリさん禁止」を盛り込んだ。 供養塔になった塚は、生徒からいつの間にか「狐塚」と呼ばれるようになった。 崎田の幼馴染である男子生徒・野沢翔太は、毎日その塚へ祈りを捧げているという。 狐塚の話を聞いたあと、二人は、校内で野沢に神山が詰め寄っているところを目撃する。 「まだ、美佐のことが忘れられないの!」 「……お前には関係ねえ。」 神山を諌めたのは、そばに居た堀川だった。 「帰りなさい、神山さん。」 「……言うことを聞けば、うまくいくって言ったくせに!」 神山が堀川に突っかかるが、堀川は冷静に切り返す。 「そうよ。だから、今までどおり私の言うとおりしてなさい。」 「……!!」 今にも何かが爆発しそうな神山。と、その時、とてつもない大きな雷鳴が響いた。 ★傷ついた狐塚(式部ルート限定イベント) 狐塚の雑木林から、煙がのぼっている。「火事か?」駆け出す刑事二人。 雷が落ちたのは、狐塚だった。塚を狙い撃ちしたような落ち方に、二人は戦慄した。 校内へ引き返したが、さっきの三人は帰宅したらしく姿が見えなかった。 ★影で暗躍する者 真夜中に、風海に電話がかかってきた。聞いたことがない男の声だ。 「キミたちに助っ人を用意した。わたしか? 『ある組織』の人間とだけ言っておこう。」 そう告げると、電話の男は一方的に電話を切ってしまった。 翌日、学校前でなぜか式部と霧崎が待っていた。 何者かが、彼らに捜査協力を要請し、高校へもその話を通していた。 校長によると、軽薄な若い刑事が令状を見せて、協力を要請したという。 (式部ルート、続く) 340 :流行り神:2009/10/14(水) 11 09 46 ID nAiukjAT0 ★式部、激怒する(式部ルート限定イベント) 捜査した結果、二つのことが判明する。 神山と自殺した二人は、二年前に死んだ崎田と同じクラスに在籍していたこと。 狐塚から狐退治の経文が見つかった。霧崎は、これが落雷の原因だと思っているようだ。 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。 風海は、神山と山野が死んだ崎田のコックリさん仲間であることを聞き出した。 神山と堀川は、更に物騒なことを言い出した。 自分たちは、コックリさんが願いを叶えてくれたら血をささげる約束をした。 死んだ二人は、その約束を破ったからコックリさんに殺されたのだ、と。 二人の言い分を聞いた式部は激怒して、実践でコックリさんのカラクリを暴いた。 「コックリさんは、参加者の無意識な筋肉の収縮で動いているだけ。 だから、人を殺す力なんてない。」 コックリさんを否定されても、神山と堀川は静かに沈黙していた。 それは、オカルト肯定派でもある霧崎も同じであった。 ★警察庁の中の廃屋 三度目の悲劇を防ぐため、神山・堀川・山野を所轄署の刑事が護衛することになった。 しかし、翌朝、校内で山野の遺体が発見された。 コックリさんを行った教室で、パジャマ姿のまま体中を切り刻まれていた。 家族も、護衛の刑事も、山野が家を抜け出したことを知らなかった。 風海が途方にくれているとき、風海の携帯がなった。相手は、例の謎の男だった。 「ヒントをあげよう。……警察史編纂室へ行きたまえ……。」 地下五階にあった警察史編纂室は、廃屋も同然の部屋だった。 年単位で積もった埃、『紫煙』と印刷された煙草の吸いさしも散乱している。 レトロな電話が鳴った。電話の相手は、例の男だった。 「右手にあるファイルを見たまえ。」更に男は話を続けた。 「事件を解決したければ、常識を捨てることだ。」男は、一方的に通話を切った。 ファイルは、死んだ崎田の日記だった。 親しい友人だった神山が、野沢を紹介してから変わっていく様が克明に記されていた。 崎田の事故は、嫉妬に狂った神山から追い詰められて起きた悲劇だったのだ。 (式部ルート、続く) 341 :流行り神:2009/10/14(水) 11 11 36 ID nAiukjAT0 ★二人の推理(式部ルート編) 日記を読んだ二人は、事件を推理した。 犯人は、崎田を追い詰めた四人を自殺させる計画を立てた。 先ず、コックリさんが願いを叶える見返りに血を欲しがっていると、犯人は四人に吹きこむ。 次に、犯人はそのコックリさんが崎田の霊であると信じ込ませた。 「崎田の霊が、虐めた自分たちの血を欲しがっている。」 封じていた罪悪感と崎田のたたりで、四人は精神的に追い詰められていった。 そして、最初の犠牲者が校内で飛び降り自殺を遂げた。 その際、遺体から血を抜くことで「崎田が血を欲しがっている」事実を強調したのだろう。 では、その犯人とは? 野沢は、イジメの事実を知らないし、コックリさんにも関わりがない。 堀川は、つい最近転入してきたばかりだが、積極的にコックリさんをやっていた。 堀川と崎田の間に何らかの関係があると仮定すると、合理的に説明できる。 ★暴かれた真実 今は神山を保護しなければ! だが、神山も堀川も、姿をくらませていた。 「学校だ!」二人は、迷いなく狐塚に向かう。 狐塚では、野沢、神山、堀川が集まっていた。 堀川は、野沢の面前で神山の崎田イジメを暴露する。 更に、堀川は、神山に持ちかけた話「コックリさんによる恋愛成就」は、 全くのでたらめ、野沢の気持ちが神山に傾くことはないと嘲笑った。 「何のために、人が死んだの?!」裏切られて呆然する神山。 「さあ? あなたのせいじゃないの?」平然と言い放つ堀川。 う わ ぁ ぁ ぁ ぁ っ !! 理性を失った神山は、絶叫した。獣と化した神山は、堀川に襲いかかる。 風海と小暮が神山を押さえ込もうとするが、いとも簡単に振り払われた。 (式部ルート、続く) 342 :流行り神:2009/10/14(水) 11 13 10 ID nAiukjAT0 ★終局(式部ルート編) 「神山!」我に返った野沢の呼びかけに、神山が反応した時―― 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。 うずくまる神山。止めを刺そうとする堀川を、野沢が止めにはいった。 自分のせいで悲劇が起こった。いつかは罪悪感に押し潰されて、自殺するかもしれない。 それならば、神山の代わりに自分を殺してくれ、と。 「今でも、彼女のことが好きなの?」 「ああ、これからもずっと。」堀川の問いに、野沢ははっきりと答えた。 「ずっとじゃなくてもいいのよ。時々思い出してくれるだけで……」 堀川は、涙を浮かべながら微笑むと、その場に倒れてしまった。続いて、野沢も。 倒れた三人は、風海らの手配によって救急車で搬送された。 数日後。 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。 野沢は無罪放免となったが、自室に閉じこもり、ふさぎ込んでしまったという。 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。 堀川と崎田の関係は、警察の調査では判らなかったが、式部が秘密裏に漏らしてくれた。 二年前に堀川は心臓を移植したのだが、このときの臓器提供者が崎田だったのだ。 風海は、崎田の遺志が心臓を通して堀川に届けられたのではないだろうか、 と考えるようになった。 ★警察史編纂室 風海は、クビ覚悟で自分の考えをそのまま報告書にした。 その報告書を提出する前に、課長から辞令を受け取った。 「本日付で警察史編纂室に配属す」 地下五階に行くと、小暮が部屋の前に居た。彼もまた、編纂室へ配属されたのだ。 意を決して扉を開けると――、埃も煙草の吸いさしも消えた、普通の部屋だった。 現職の警部が競馬中継に耳を傾けている光景を除いて。 警部の名は、犬童蘭子。彼女は、二人を前にして「ガキを寄越して」とぼやくのだった。 ★「密室」にて 「さて、キミの心にどう響いたかな?」 男の巧みな話術によって、「あなた」は自分が事件当事者のように錯覚した。 怪異を生み出すのは人間の心……男の言葉が、真実を言い当てているように思えてきた。 「ところで、キミはこんな話を聞いたことがないか? 友人の友人から聞いた話なんだが……。」 (式部ルート終了、次は霧崎ルートです) 343 :流行り神:2009/10/14(水) 11 20 22 ID nAiukjAT0 /* 話の内容は、式部ルートとかなりダブってます。 /* ダブっている部分は、先の式部ルートを参照してください。 2-1)霧崎ルート 風海は、「コックリさんの呪い」で引き起こされた事件と断定した。 ……心にしこりを感じながら。 ★狐塚の由来 /* ここは、先の式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★神山、錯乱!?(霧崎ルート限定イベント) 途轍もない雷鳴が轟いた。外を見ると、狐塚の雑木林から煙がのぼっている。 その時、神山が奇声を発して錯乱してしまった。 口からヨダレをたらし目は狂気を宿らせ、暴れる様子は、まさに獣だった。 「神山!」 「みないで……みないで……」 野沢の呼びかけに、神山は正気を取り戻して気を失う。 式部が神山をの診察したが、異常は見つからなかった。 風海は、捜査の行き詰まりを強く感じた。 ★影で暗躍する者 /* 助っ人が霧崎しか出てこない点を除けば、式部ルートと同じ。 ★コックリさんと血の儀式(霧崎ルート限定) 狐塚を調べると、焼け焦げた経文――狐憑き退治の経文が見つかった。 校長に話では、この塚はもともと源平の時代に狐憑きとして惨殺された娘の霊を鎮める ものだったという。今回の事件は、その娘の怨霊のせいなのか? 風海の問いに、霧崎は答えた。 「何らかのきっかけがなければ、そういうことにはならないさ。」 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。 彼女たちによると、コックリさんを提案したのは、転校生の堀川だった。 その後、コックリさんから「血を捧げれば、願い事を叶える」というお告げがあったらしい。 自殺した二人は血の儀式を拒んだからコックリさんに殺されたのだと、彼女たちは断言した。 話を聞いた霧崎が「血の儀式の仕組みを解明してやろう。」と言いだす。 「コックリさんは、参加者の潜在意識を写しているにすぎない。 つまり、血を欲しているのは参加者の一人。その人物こそが犯人であり……狐憑きだ。」 周囲の視線は神山に集まるが、彼女は不敵な笑みを浮かべるだけだった。 (霧崎ルート、続く) 344 :流行り神:2009/10/14(水) 11 22 07 ID nAiukjAT0 ★警察庁の中の廃屋 /* 話の流れは、式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★二人の推理(霧崎ルート編) 日記を読んだ二人は、事件を推理した。 死んだ崎田は、コックリさんを通じて自分をいじめた三人を殺したのだ。 事件の黒幕が崎田なら、次の標的は神山しかいない。 ★暴かれた真実 /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★終局(霧崎ルート編) 《どうれ、誰から血を啜ってやろうか?》神山から、普段とは違う声が漏れた。 《決めた……お前の血をわらわに》そういうと、神山は野沢に襲い掛かった。 野沢の喉に食いつこうとしたとき、神山は辛うじて正気に戻った。 「ごめんね……私はただ野沢君のことが好きだっただけなのに……」 その時! 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。 《おのれぇぇ、人間どもめ》 風海は、人ならざる影が苦しんでいる様を見たような気がした。 数日後。 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。 これにより、堀川が神山を刺した理由も、崎田のことを知った経緯も判らなくなった。 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。 これで、呪いの存在を証明できる証拠は何も残らなかった。 神山が抱いていた恋情は純粋なものだった。だが、その思いが歪んだとき、悲劇が始まった。 人間なら、誰にでも起きうる事件だった。 風海は、犠牲者への手向けとして、この事件で見聞きしたことを正直に記すことにした。 (霧崎ルート、続く) 345 :流行り神:2009/10/14(水) 11 23 33 ID nAiukjAT0 ★警察史編纂室 ★「密室」にて /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 【余談】 ・霧崎ルートの〆では堀川の心臓や野沢のその後には触れてませんが、 実際の本編でも触れられていません。 霧崎ルートでは、崎田が堀川に憑依していたということなのでしょう。 野沢も引き篭もりになるほどふさぎ込んでないってところなのかな、個人的にと思ってます。 ・このシナリオは、最後の隠しシナリオ「退魔師・犬童蘭子」と対をなしています。 つまり、影で狐憑き退治に動いていた人物は……。 ちなみに、式部ルートにて霧崎がその人物を「(術に関して)相当無節操なやつ」 と評しています。 (以上で、第一話は終わり。第二話は、近日中にアップします。) 372 :流行り神:2009/10/20(火) 10 40 51 ID +lIODfw+0 流行り神PORTABLE:第二話『鬼』 【主な登場人物】 間宮ゆうか(まみや・――) 風海の義兄・霧崎の教え子で助手。 自称・オカルト専門ジャーナリスト(見習い)だが、霊感はない。 海外出張中の霧崎に代わって、風海の捜査を手伝うことになる。 道明寺秋彦(どうみょうじ・あきひこ) 警視庁捜査一課の刑事。印南警視の部下で、極秘裏に協力している。 見た目ヘラヘラした軽薄な青年だが、被害者救出に関しては真摯な態度を見せる。 「小暮と同期」(道明寺談)だが、小暮は覚えてない。 【前置き】 この事件は二人が配属後に初めて手がけたもので、 時系列で言うと第一話のあと、第零話の前となります。 1)前半部 配属後十日目。謎の男から、児童誘拐の捜査に参加するように頼まれる。 ところが、担当の印南警部から二人を呼んだ覚えはないと追いだされてしまう。 結局、彼の部下・道明寺巡査長の協力により、調査を極秘裏に行うことになった。 被害者は斉藤裕介、小学二年の八歳。両親は離婚、家族は母親の由香利のみ。 母親の由香利は、レストランを経営する女性実業家だった。 犯人は、身代金ではなく「由香利が〔柘榴の実〕に一人で来ること。」 という変わった要求を出してから、沈黙を保っている 〔柘榴の実〕について、由香利は心当たりがないと言う。 誘拐の現場を見た少年は、「鬼が連れて行った」と言い張っていた。 印南は作り話だと切り捨てたが、二人が調べると実在した可能性が高くなった。 奇妙なファックスが斎藤宅に届いた。 「鬼」の天辺の「ノ」が取れた字が一文字だけ、大きく印字されているという代物。 これも、由香利は判らないという。 その後の聞き込みで、他の家二軒に似たような脅迫状が郵送されたことが判明する。 この二軒と斎藤家をつなぐ線上に、斎藤家の隣人・安西聡子が浮かんだ。 安西が脅迫状を出したのか? 安西を密かにマークする二人。 しかし、安西を巡って騒ぎがおき、その余波で印南に極秘調査がばれてしまった。 これを機に、風海は脅迫状の件を印南に託す。 その上、二人が安西を疑っていることを、安西本人に悟られてしまう。 笑みを浮かべた安西は、とんでもない爆弾を二人に投下した。 「あの母親は、息子が居なくなって、せいせいしている……。」 (続く) 373 :流行り神:2009/10/20(火) 10 43 17 ID +lIODfw+0 /* 前半部最後の安西の一言をどう扱うかで、2ルートに分岐します。 /* 先に取り上げなかった場合、次に取り上げた場合の順に投下します。 2)-1 安西ルート(安西の証言を取り上げなかった場合) 安西は、捜査の目を逸らそうとしてるのかもしれない。 そう判断した二人は、安西のサークル仲間に安西の人となりを聞きいてまわる。 サークル仲間は、ほとんどが“セレブ”と呼ばれる婦人たちだった。 その中で、庶民で借金に追われている未亡人の安西は、 彼女たちから優越感を滲ませた同情心で「可哀想な人」と見られていたようだ。 これは、安西にとって屈辱であり、苦痛だったのではないだろうか。 そんな安西だったが、最近になって生き別れていた妹と再会したらしい。 そして、妹から贈られたガーネットのブレスレットを肌身離さずつけているという証言も得た。 聞き込みのまとめをしているとき、道明寺から安西の経歴が送られてきた。 そのなかの記述に、全員が唖然とした。 妹の名は、雪村恭子。「グラナダ・マタニティクリニック」副院長だったが、 夫の無理心中に巻き込まれ、二年前に死亡。 と、その時、一緒に居たゆうかがひらめく。 ガーネットの和名は柘榴石。柘榴は、スペイン語で「グラナダ」! 〔柘榴の実〕とは、この病院のことを指していたのではないだろうか。 由香利に、もう一度〔柘榴の実〕を問いただす必要がありそうだ。 ゆうかは、グラナダ・マタニティクリニックを調べるといって飛びだしていった。 ゆうかの身を案じつつ斎藤家へ向かう風海。その家の前で、道成寺と出くわした。 彼によると、印南が安西の逮捕状を取って、彼女の行方を追っているという。 鑑定の結果、安西が例の脅迫状を出したと判ったからだ。 由香利の頑な態度は、『グラナダ・マタニティクリニック』の一言で切り崩された。 「どうして、放っておいてくれないの?」 由香利は、最初から子供を見捨てるつもりだったのだ。 「子供には何の罪もないのですよ?」思わず問い返す風海。 「でも、あの子は……」何かを言い出そうとして口をつぐむ由香利。 「いいでしょう、〔柘榴の実〕へご案内します。」 一行は、小暮の車で目的地に向かった。辺りは、夜になっていた。 移動中、由香利は誰ともなく語りだした。 思い描いた「幸せな家庭」のために、由香利は子供が欲しかった。 でも、裕介が生まれた時にできた借金で、夫婦は押し潰され、離婚してしまう。 うちつづく不幸の中で、由香利が抱いていた息子への愛情が揺らぎはじめた。 (この子さえ居なければ……。)この考えが、由香利を折檻に走らせたのだ。 息子が誘拐されとき、一旦は息子を見捨てようと考えたが、やはり出来なかった。 「私は『ママ』と呼ばれるのがつらかった。……あの子はね……。」 そのあとに続く言葉は、由香利の口から紡がれることはなかった。 (安西ルート、続く) 374 :流行り神:2009/10/20(火) 10 46 22 ID +lIODfw+0 目的に着いて、風海が降りたときだった。 ゆうかが声をかけてきた。どうやら情報をたどって、ここまで来たらしい。 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。 しかたなく、風海は、小暮に建物の外でゆうかを護衛するように頼んだ。 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。 「ここで生まれたんです。」由香利は、そうつぶやいた。 由香利のあとを追いながら、風海は引っかかるものを感じた。 (“産んだ”のでなく“生まれた”? どういう意味なんだ?) 廃病院を進むなか、由香利は、風海の呟きから隣人の安西が犯人だったことを知る。 「安西さんが「鬼」のファックスを送りつけたのは、 息子を虐待する自分を嘲笑うためなのでしょうね。」 「いまなら、安西さんのその気持ちがわかる気がします。」 かつて、由香利は安西を『可哀想な人』と思った。それは優越感からきている同情だった。 今度は自分が周囲から『可哀想な人』と言われて、由香利はそのことに気がついた。 同情される自分が恥ずかしくなり、心が他者を受け入れられなくなっていった。 そして、自己嫌悪と自己否定に陥り、由香利は、他人、つまり息子を攻撃することでしか 自分を守れなくなっていったのだ。 病室の一室に、裕介少年は寝かされていた。 たどたどしい足つきで近づいた由香利は、息子を抱きかかえると涙を浮かべた。 あとは、ここから逃げるだけだ。――と、その時、不快な冷気を感じた。 「由香利さん!」風海が振り返ると、横たわる少年の前にうずくまる由香利の姿だった。 まわりを黒いドロドロした靄が取り囲まれた状態で、由香利は何かを抑えようとしていた。 そして、風海の面前で由香利の目は白目ごと真っ赤に染まっていった。 その目は――まさに鬼。 「ふふふふ……」地の底から響く、くぐもった笑い声。安西がいつの間にか立っていた。 髪はふり乱れ、衣服もボロボロ、眼は赤い狂気に満ちていた。 安西は、うずくまる由香利を凝視したまま話しだした。 「アンタも可哀想な女だよ。アンタは息子を愛せない。違うかい!」 「ちが…う。」由香利は必死に抵抗を試みるが、安西は容赦しなかった。 「子供を愛せないから、今こうして苦しんでいるんだろ? 無理することはないよ。あたしと一緒におなりよ。」 妖しい魅力を含んだ呼びかけに、風海の意識まで朦朧としはじめた。 (安西ルート、続く) 375 :流行り神:2009/10/20(火) 10 48 36 ID +lIODfw+0 由香利の中の「何か」が弾けようとした時―― 「ママ……ママ」裕介の寝言が漏れた。 「ゆう…すけ?」由香利の赤い目から、涙が溢れ出していた。 鬼になりかけた彼女は、息子の寝言で救われたのだった。 その様子を見ていた安西が、呻いた。 「アンタなら……わかってくれると思ったのに……」 ナ ゼ ダ ァ ァ ァ ァ ァ ァ 最後の叫びは、鬼の咆哮だった。それと同時に、安西の姿が大きく変容する。 猛獣の牙、狂気に満ちた深紅の瞳、額から生えた角。まさに――鬼。 安西だったモノは、腕一振りで風海をなぎ払って弾き飛ばした。 どこかで照明用のランプが割れる音がして、部屋に火の手が上がった。 「ソノコヲ、コロセ! コロセ! コロセ!」呪文のように言葉を繰りかえす鬼。 その言葉に苦しみながらも、由香利ははっきりと言い放つ。 「自分の息子を愛している!」 拒絶された鬼は、裕介を殺そうと襲い掛かる。鬼の前に、由香利が立ちはだかった。 「安西さん、もう止めて。」その言葉には、鬼と化した安西への悲しみが篭っていた。 同じ苦しさを経験したものだからこそ、紡がれた言葉だった。 その言葉に、鬼の動きが止まった。泣いているのか? 風海は、母子を逃がすために鬼に取りついた。 燃え盛る炎の中、鬼は風海を剥がそうと壁に叩きつけるが、風海は必死にしがみついていた。 そして、建物から逃げる母子を見たとき、彼の身体は宙に舞い、落ちていった。 風海は、右足骨折などで入院を余儀なくされた。あの状況では、軽傷と言っていいだろう。 見舞いに来たゆうかの話では、裕介少年は病院に運ばれるとき、 しきりに『お姉ちゃんはどこ?』と聞いていたという。 安西なら『隣のおばちゃん』と言うはずだ。安西のほかにも、誘拐犯はいたのか? 今度は小暮が見舞いがてら報告にやってきた。 母子はほとんど無傷で助かり、由香利は自ら進んでカウンセリングに通いだしたという。 ただ、安西のほうはケリがつきそうになかった。 斎藤宅に送られたファックスは、鑑定した結果、安西以外の人物が送ったと断定された。 また、廃病院の焼け跡からは安西のブレスレットしか見つからず、 捜査陣の間から「本当に安西がいたのか」という声すらあるらしい。 それともう一つ不可解なことがあった。 捜査一課の名簿には、『道明寺秋彦』なる人物はいなかったのだ。 道明寺は、何者で何のために現れたのだろうか? 安西は普通の人間だった。彼女を鬼にしたのは、周囲の心ない同情心だった。 何の自覚もなく、他者を追いつめる人間。風海は、無性に人間が怖くなった。 (安西ルート終わり、続いて雪村ルートです。) 376 :流行り神:2009/10/20(火) 10 50 07 ID +lIODfw+0 2)-2 雪村ルート 思い返せば、由香利の態度は子供を誘拐された親とは思えないところがある。 風海は、道明寺を通じて令状を取り、斎藤家の家宅捜索をおこなう。 しかし、解決につながる手がかりはなく、息子への虐待が判明しただけだった。 二人は、別の観点から犯人像を洗い出し、雪村恭子に行き当たる。 彼女の留守宅から、祐介少年の教科書が見つかる。 風海は、道明寺に雪村のことを伝えて留守宅を出た。 彼女の日記には、雪村と少年の出会いと交友が記されていた。 世間に絶望して引き篭もっていた雪村は、偶然であった裕介に生きる希望を見出していった。 それと同時に、彼の傷から彼が虐待されていることを察知し、 彼の母に義憤を感じていたこともわかった。 道明寺が、雪村宅の家宅捜査の結果を知らせてきた。 雪村宅から、ファックスされた文字と同じ奇妙な文字が書かれたお札が見つかったという。 風海は、小暮とゆうかと一緒に発行元の鬼哭寺(おになきでら)へ向かった。 住職にお札のことを尋ねると、祭っている鬼子母神に由来するものだという。 鬼子母神は、子煩悩な神だったが、人間の子をさらって食べる神でもあった。 釈迦は、彼女の子を一人隠すことで、彼女に子を失った親の悲しみを実感させた。 悪行を悔いて改心した鬼子母神は、子供を守る神となった。 お札の変形「鬼」は、「改心して神になった」=「角がない」ことを示しているという。 柘榴も鬼子母神とは縁が深く、釈迦が鬼子母神へ人肉代わりにと渡した果実が柘榴だった。 「予想外の要求」「鬼子母神のお札」――風海は、誘拐犯・雪村の真の狙いに気づいた。 彼女は、由香利に「自分の子を愛せ」と言いたかったのだ。 寺の聞き込み後、ゆうかは調べごとがあるといって別れた。 警視庁では、道明寺が二人を待っていた。 一時間ほど前、斎藤家に少年本人から助けを求める電話がかかってきたという。 これを機に、捜査本部は雪村を全国指名手配するつもりらしい。 腹を決めた風海は、斎藤宅へと向かった。 (雪村ルート、続く) 377 :流行り神:2009/10/20(火) 10 52 21 ID +lIODfw+0 風海は、印南の制止を振り切り、由香利を説得し始めた。 「犯人は、鬼子母神のように改心して欲しいと願っているんです。」 「あの子は私を捨てて別の女に走った男の子供よ、居なくなってせいせいしたわ。」 風海は、口調とは裏腹に、彼女の様子から子供への愛情がまだ残っていることを確信する。 「〔柘榴の実〕で、裕介君が待っています。そして、犯人の雪村恭子も。」 「――――!!」 「雪村恭子」に異常な反応をした由香利は、唐突に〔柘榴の実〕へ一人で行くと言いだす。 風海と印南は、一人か二人の護衛をつけるように説得する。 彼女は、逡巡のあとで風海だけを護衛に指名した。 風海は、印南警部にバックアップを頼み、彼女の車に乗り込んだ。 暗い夜道を、由香利は迷うことなく目的地まできた。 ここはどこだ? 風海が降りたとき、ゆうかが声をかけてきた。 どうやら別口の情報をたどって、ここまで来たらしい。 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。 ゆうかには後から来る応援を待つように言って、彼は由香利のほうへ急いだ。 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。 由香利が言うには、グラナダは柘榴という意味があるらしい。 彼女は、ポツリポツリと語りだした。 この病院は、極秘裏に代理母出産を請け負っていた。 産めない由香利は、ここに借金をしてまで代理出産を依頼した。 希望どおりに裕介が生まれたが、その時の借金がその後の人生を変えてしまう。 潰れかかるレストラン経営、すれ違う夫婦、調停離婚。 借金は、二年前に焼死した両親が残した死亡保険金でようやく返済できた。 離婚、両親の急死と不幸が続く中、由香利の心に恐ろしい考えが芽吹く。 (息子さえ居なければ。息子は、他人が生んだ他人の子。) この子は自分の子ではない――だから、たたいても心は痛まなかった。 そう告白する彼女の頬には、一筋の涙が流れていた。本人も気づかなかった涙だった。 風海に指摘されて、はっとする由香利。 気持ちが吹っ切れた由香利は、廃病院へ入っていった。 二人は、ようやく光が漏れる病室にたどりついた。 そこには、凄まじい形相の中年女が、裕介に鎌を突きつけていた。その様は、まさに鬼。 雪村は、すぐに迎えに来なかった由香利に母の資格はないと断罪し、 裕介を出産した自分こそが母親だと言い放つ。 息子に一番知らせたくなかったことを暴露されて、由香利は絶望に打ちひしがれる。 その姿を嘲笑う雪村に、裕介が反論した。 「ぼくのママは、一人だけだもん!」 「……ゆ、裕介っ……っ!」涙を浮かべる由香利。 (雪村ルート、続く) 378 :流行り神:2009/10/20(火) 10 55 15 ID +lIODfw+0 その瞬間、雪村が甲高い悲鳴を上げる。 「どうして! みんな、私を存在してはいけないものとしか見ない! 夫もそうだった!」 「どうして、あんな女をママと呼ぶのよ!」 裕介に向かって振り下ろされる鎌。間一髪、風海が少年を助ける。 今度は、由香利に襲いかかった。風海は何度も雪村を羽交い絞めにするが、 そのたびに華奢な中年女性とは思えない力で振り解かれてしまう。 「ママを放して!」裕介は、近くにあったランプを雪村に投げつけた。 雪村に弾きかえされたランプは壁に激突して割れ、炎がとび散った。 火の粉を浴びた雪村は、狂ったように暴れ、取りついていた風海を投げ出した。 病室の窓から放り出された風海は、植え込みの上に墜落。 植え込みのおかげで、九死に一生を得ることになる。 廃病院に火の手が上がったとき、由香利は裕介と離ればなれになっていた。 ひどい仕打ちをした母親。失うことに怯え、我が子を見捨てた母親。 それなのに、あの子はママといってくれた。 「私は、裕介の母親!」由香利は、身体の痛みや炎を省みずに走った。 裕介と再会したとき、由香利は泣きながら抱きしめた。 「ぼくが悪い子だから、泣いているの?」 「違うのよ。あなたが私の子でよかったって、泣いているの。」 逃げる母子の前に、鬼――釜を持った雪村が立ちふさがる。 「裕介は、私の子よ!」 「……」 しばらくして雪村は幽霊のように業火の中に消え、母子の前に道が現れた。 「最後に……お姉ちゃん……笑ってたね。」裕介が小さくつぶやいた。 母子が外に飛び出したとき、廃病院は崩れ去った。 (雪村ルート、続く) 379 :流行り神:2009/10/20(火) 10 56 12 ID +lIODfw+0 右足骨折で入院した風海に、小暮が報告を兼ねて見舞いにやってきた。 あの晩、印南たちは、風海の発信機がすり替えられていたためフォロー出来なかった。 いつすり替わったのかは、全く判らない。 それより不可思議なのは、道明寺秋彦。捜査一課の名簿には、彼の名はなかったのだ。 実在しない刑事。彼は、謎の男の関係者だったのか? 送られた二通の脅迫状は、鑑定により安西が出したものと判明。 それ以上のことは、安西が失踪したので判らないという。 最後に、小暮が裕介の手紙を見せた。雪村に渡して欲しいと頼まれたのだ。 便箋には、雪村“お姉ちゃん”を気遣い、また遊びたいと綴られていた。 読み終えた風海は、小暮に焼け跡に埋めて欲しいと頼んだ。 そこへ、犬童警部がやってきた。 彼女は、印南から“無断持出し”した雪村の履歴書を出してきた。 二十年前、夫ともに産婦人科を開業。 不妊治療の限界を感じた彼女は、自ら代理母となった。 二年前、夫がいきなり病院を廃業し焼身自殺する。動機は不明。 自殺する際には、恭子までまきこもうとしたようだ。 焼身自殺の数日前に由香利の実家が焼失したが、 この二つに因果関係は見出されなかったようだ。 「雪村の遺体な、見つからへんかったみたいやで。 もしかしたら、二年前の時に死んどったんかもしれんなぁ」 言いたいことだけをいって、警部は帰っていった。 鬼の目撃談、人並みはずれた力――導き出された結論に、 刑事二人は沈黙するだけだった。 【余談】 ・まとめではほとんど良いところがなかった間宮嬢ですが、 本編ではきっちりと働いています。 題名にもなっている「鬼」について学問的に分析したり、 編纂室の“三人目”として聞き込みに従事したりしています。 ただし、思い込みは人一倍強く、本編で主人公が頭をかかる 場面が何度もあったりします(笑)。 ・これもまとめでは削除しましたが、ゆうかを叱責する主人公をみた 由香利が笑みを浮かべて「あの子は彼女なの?」と軽く突っ込む場面が、 両ルートにあったりします。もちろん、主人公は慌てて否定してますが。 ・雪村ルートで出てきた鬼哭寺とその好々爺の住職は、隠しシナリオの 「退魔師・犬童蘭子」で再登場します。 (第二話『鬼』終了。第三話『名前の無い駅』は近日中に投下します。) 48 :流行り神:2009/11/03(火) 20 23 51 ID 2jN9edTS0 遅くなりましたが、流行り神の本編最後のシナリオを投下します。 流行り神Portable:最終話『名前の無い駅』 【前書き】 この事件は、誘拐事件以降に起きたもので、 時系列でいうと一番最後におきたものとなります。 1)前半部 「あなた」は、まだ暗いコンクリートの密室にいた。 「これが、風海警部補が得たひとつの結論だ。」 部屋のなかで男の声に耳を傾けているうちに、 「あなた」は次第に怪奇現象を否定できなくなっていた。 (なぜだ! 実際に体験したのならまだしも、ぼくはただ普通の……!??) そのとき、「あなた」の思い出せなかった記憶がよみがえった。 霧崎、小暮たちの姿が、「あなた」の脳裏に浮かんでは消えた。 そう、「あなた」こそ、風海純也警部補だったのだ。 風海が“密室”から目をさますと、そこは病室だった。 ベッドの脇には、小暮、霧崎、そして式部が付き添っていた。 担当医の式部によると、四日まえ病院入り口で保護されたらしい。 身体は健康なのに、自分が誰かも判ってない状態だった。 記憶を呼び戻すために、霧崎の指示で逆行催眠をかけていたところだった。 どうやら、あの“密室”で風海に呼びかけていた声は、霧崎だったようだ。 事件当日、何があったのか。 風海は、問われるままに語りだした。 久しぶりの非番だったその日、ゆうかの電話で呼び出された。 「付き合って。」という誘いに、風海は二つ返事で了承した。 (ひょっとしてデートかな?) いそいそと出かける風海。 ゆうかは目的地を伏せたまま、風海を連れて地下鉄へ乗り込んだ。 いつの間にか電車は、誰もいない駅に停車していた。 ゆうかは、風海を急かしてうす暗い駅に降りた。 そして、電車は二人を残して発車した。 降りた駅は、建設中に放棄された廃墟のようだった。 「やっぱり、〔名前の無い駅〕はあったのね!」 ゆうかによると、ここが都市伝説でささやかれていた 「最初から名前がない駅」だというのだ。 「デートじゃなかったんだ。」少なからず落胆する風海。 「それ、絶対ありえないから!」ゆうかは、デート説を完全否定した。 薄暗いなか、彼女の顔が少し赤らんだように思えたのは、風海の勘違いだろうか? (前半部、続く) 49 :流行り神:2009/11/03(火) 20 26 29 ID 2jN9edTS0 ゆうかの話では、本当の目的地はこの駅の先らしい。 「この先には『……』があるはず。」 風海の記憶は、ここで途切れた。 話を終えた後で、風海はゆうかがまだ戻ってないことを知らされた。 ゆうか捜索に参加したい風海は、式部に退院させてくれるように頼む。 式部は、自分を同行させることで許可を出した。 こうして、風海は部下の小暮、ゆうか関係者の霧崎、主治医の式部の 三人とともに探索に向かうこととなった。 一行は、事件当時に乗った路線の終着駅からさらに奥へと続く線路を見つける。 唯一の手がかりとみて徒歩で奥へと歩き始める。 奥へと進む途中で、内臓をくりぬかれた遺体を発見する。 遺体の状態から、性別は男性、年単位で放置されていたことがわかる。 一行は、ゆうか救出を優先させるため、遺体をそのままにして先を急いだ。 とうとう建設途中で放棄されたと思しき地下鉄の駅にたどり着く。 間違いなく、事件当日に二人が降り立った駅だった。その先に怪しいトンネルも見つかった。 トンネルを抜けた先は、墓場となっていた。 この墓場のために、地下鉄工事が中断されたようだ。 先の遺体を祭ったらしい粗末な墓石もみつかった。日付は昭和二十年前後と古かった。 墓場を調べたい霧崎を残し、ほかの三人は更に奥へ進んだ。 墓場の先に、昭和二十年代に作られたと思われる研究施設が見つかった。 その通路を歩いていると、男連れの犬童警部に出会った。 白い総髪の男は、歴戦の兵士の風格を漂わせていた。 その男こそ、電話で助言してきた“謎の男”であった。 男は名を告げないまま、自分の要件を明かした。 この施設は、彼が所属する“組織”が放棄した研究施設だった。 最近、ここで行われていた悪魔の実験を再開させる計画が持ち上がった。 再開反対派の彼は、仕事仲間の犬童に頼み、 竜脈の力でここを破壊しようとしていたのだ。 カルト否定派の式部は、龍脈の話に反発し、 さらに「悪魔の実験」について男に詰め寄った。 だが、男は「知らないほうがいい。」と交わしただけだった。 「ここは一時間後に崩壊する。避難したまえ。」 「ここに女性が一人、迷い込んでいます! ご存知ありませんか」 風海の問いに、犬童らの顔色が変わった。 二人は、制限時間は延ばせないこと、別件で手が貸せないことを告げて、去っていった。 (前半部、続く) 50 :流行り神:2009/11/03(火) 20 27 47 ID 2jN9edTS0 二人と入れ替わるように、霧崎が三人と合流した。墓からは何も手がかりはなかったという。 薄暗い施設の中を歩き回って、四人はようやくゆうかを見つけた。 ゆうかと合流したとき、ポルターガイスト現象がおきる。 実は、東京の某所で「死者の霊魂を人為的に操作する」研究が 行われていたという噂が流れていた。 彼女は、この地下施設がその場所だと当たりをつけて、 噂を検証する目的でここに来たのだった。 再び、式部はそれを聞いて反論した。 「この現象は、不審者排除の仕掛けよ。」 発言直後、癇癪を起こした子供のように部屋が荒れだした。 ここに長居は無用。風海はゆうかの手を引いて、脱出を促した。 誰かが追ってくる気配を感じつつ、駅を目指す一行。 しかし、疲労していたゆうかを連れた風海は、ほかの三人とはぐれてしまった。 風海は、手近な部屋に飛び込んで、謎の追跡者をかわした。 一息ついている間、二人はこれまでのことを確認しあった。 風海がゆうかと別れたのは、ゆうかを逃がすために囮になったためらしい。 自分だけで逃げ出したのではないと知って、風海は安堵した。 程なくして、部屋の外で何かが徘徊している気配がした。 なんとかやり過ごして、時間内に脱出しなければ。 風海は、ポルターガイストを抑える方法を探そうとした。 /* ここで、ポルターガイストをどう捉えるかで、ルートが分岐します。 /* まずは科学ルート、次にオカルトルートの順に投下します。 /* バッドエンドの分岐箇所は、該当する所に印をつけてあとで解説します。 2)-1 科学派 ポルターガイストの原因は、やっぱり何かの仕掛けに違いない。 風海は、ゆうかの反発を覚悟して自分の考えを正直に言った。 しかし、ゆうかは即座にいくつかの事例を挙げて、あり得ないことではないと返答した。 彼女の目標は、オカルト現象を科学的に捉えること。 その為に、ゆうかは科学知識を蓄えていたのだ。 部屋を出た二人は、廊下を這っているケーブルをたどって機械室を目指した。 途中から人外の白い影に追いかけられつつ、二人は目的の部屋に駆け込んだ。(*1) (白い影も作られた現象なのか?)一抹の不安を抱きつつも、 風海は機械にイスを叩きつけ、完全に破壊した。 壊しているあいだ「電気よりもおぞましいもの」(ゆうか談)が部屋の外で 暴れていたが、機械の沈黙とともにおさまっていった。 (科学ルート、続く) 51 :流行り神:2009/11/03(火) 20 29 56 ID 2jN9edTS0 ほっとしたのもつかの間、今度は建物が地震のように揺れた。 気を取り直して部屋を出たとき、風海は狼狽した。 電力は供給されていないのに、二人を誘導するように廊下の電気が点っていたのだ。 「あのポルターガイストは、ここに呪縛されていた魂だったのかも。 機械が壊れたおかげで解放されたんじゃない? 電灯はそのお礼なのかな。」 ゆうかはそう結論づけたが、風海は信じられなかった。 不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。 出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。 「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」 脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。 「なるほど。霊的なものを人為的に作り出して制御することを目的とした、 実験場だったのだろうな。」 霧崎の結論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。 さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。 小暮は、完全に理解できずにいる。 「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」 そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。 そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。 「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」 これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。 警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。 そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。 (*1) 「ふり返りたい」欲求に負けて後ろを向くと、 二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。 2)-2 オカルト派 やはり、これは幽霊の仕業ではないのか? 風海は、自分の考えを正直に言った。 その話に対して、ゆうかは、(風海からみてぶっ飛んだ)提案をしてきた。 「幽霊と交渉しましょう!」 こちらに害意はないことを彼らに伝えて、見逃してくれるように頼もうと言うのだ。 交渉方法は、こちらの質問に対してノックの数で「はい」か「いいえ」かを 答えてもらうという簡単なもの。 (オカルトルート、続く) 52 :流行り神:2009/11/03(火) 20 35 18 ID 2jN9edTS0 ゆうかから強引に交渉役を押しつけられた風海は、半信半疑で交渉を始めた。(*2) 見逃してもらう約束を取りつけて外に出ると、部屋の前から子供の白い足跡が続いていた。 足跡をたどった先には、子供を監禁していたと思われる小部屋に行きついた。 二人を連れてきた幽霊とのやりとりで、この施設が何らかの実験施設であること、 途中の墓はその実験の被験者のものであることが判った。 ただ、実験の内容については、幽霊自身が知らないのか返答はなかった。 例の男が言った“悪魔の実験”、被験者たちの墓場……。 二人は、しばしやり切れなさにため息をついた。 と、その時、部屋全体が地震のように揺れた。 二人が部屋を出ると、通路の先で男の子の白い影が見え、誘うように通路の電灯が点った。 「ありがとう。」二人は、精一杯のお礼を込めて呟いた。 不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。 出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。 「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」 脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。 「信じられん。何かの間違いではないのか。」 小暮の反論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。 さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。 「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」 そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。 そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。 「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」 これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。 警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。 そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。 (*2) 質問する内容を一つでも間違えると、 二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。 【余談】 ・ここで出てきた謎の男は、おまけシナリオ『退魔師・犬童蘭子』に しっかりと出てきます。そして、別のおまけシナリオにも、 それらしき人物の気配が……。 ―――――― *これで、<流行り神>本編シナリオは終わります。 次からは、おまけシナリオをゲームのリスト順に投下する予定です。 (流行り神:最終話、おわり) 73 :流行り神:2009/11/07(土) 11 19 28 ID zuxE8hYl0 流行り神Portable:追加シナリオ/霧崎編『さとるくん』 【主な登場人物】 霧崎 水明(きりさき・すいめい) 今回の話は、彼の両親がまだ健在だった中学生の思い出話。 今でこそオカルト肯定派の水明だが、 中学時代は「科学で説明できないものは、全て嘘である」という ガチガチの科学万能主義者であった。 霧崎 道明(きりさき・どうめい) 水明の父。〔さとるくん〕に拘る息子に、再三警告を発していた。 イラストでは常にタバコを燻らしているところからすると、チェインスモーカーらしい。 【前置き】 この話は、両親の命日に水明が過去を回想する形で進行します。 1)前半部 水明は、両親の命日にはある銘柄の煙草『紫煙』を燻らすことにしていた。 そして、中学生時代に初めて遭遇したオカルトにまつわる思い出に浸るのだった。 一学期終業式、水明は同級生のオカルトマニア田井野少年から、〔さとるくん〕の話を聞く。 校区内の公園にある電話ボックスから特定の番号に電話をかけると、 〔さとるくん〕という人物が電話に出てくる。 その人物に自分の知りたい「未来の情報」について尋ねると、答えがかえってくる 話の真偽を確かめるため、同級生の美久が電話をかける。 美久は、電話は繋がったが、機械音だけしか聞こえなかったと告げる。 美久と彼女の親友・敦子、水明の三人は、話は嘘だと結論をだすが、田井野は認めなかった。 田井野の醜態に嫌気が差した三人は、それぞれ家路につく。 それから数時間後、霧崎家に「公園の電話ボックスで美久が殺された。」という凶報が届く。 夜の公園を散歩していた敦子が、美久の遺体を見つけたという。 話によると、美久は夜になって「電話をかける」と言って家を飛び出したらしい。 一夜明けた翌日。水明は、美久の葬儀に参列していた。 水明が焼香しようとした時、自分を見つめる、粘りつくような視線を感じた。 見つめられる心当たりがない彼は、いぶかしむ。 (前半部、続く) 74 :流行り神:2009/11/07(土) 11 20 28 ID zuxE8hYl0 葬儀後、敦子の提案で公園に集まることになり、水明は一旦帰宅する。 水明が家に戻ると、道明から〔さとるくん〕に関わるなと言われた。 「絶対に電話をかけるな。そうすれば、最悪の事態は防げる。」 「判ったよ。」水明は、そう返事をして公園へ向かった。 公園で、水明は、体育教師の桜井と学級担当の響子に声をかけられた。 反抗的な水明の態度に腹をたてた桜井が拳を振りあげたとき、 水明を庇った響子が尻餅をついた。 その時――「そんな目で……見ないで。」異常に怯える響子に、桜井や水明は唖然とする。 響子は走り去り、続いて桜井もその場を立ち去る。 友人と合流した水明は、田井野の主張を挫こうと〔さとるくん〕に電話をかけてしまう。 受話器から流れてきたのは、留守番電話のメッセージだった。 「わたしはさとる。……わたしを見ないで。」 ぎょっとしたとき、電話ボックスで〔さとるくん〕の電話番号を記したチラシを見つける。 どうやら、〔さとるくん〕の噂はイタズラ電話に加担させようとする誰かの仕業のようだ。 水明はそう断定するが、田井野は自説を曲げなかった。 その後、なりゆきで三人は道明とともに美久の家を訪ねることになった。 そこで、美久の遺体が消えたことを聞く。 美久の家を辞したあと、道明は三人に口止めと〔さとるくん〕に近づくなと言いわたす。 自宅で水明は、道明に事件について聞いてみたが、その時期ではないと断られる。 釈然としないまま、水明は、田井野の呼び出しに応じて公園に出かける。 公園に来た敦子の虚ろな様子に、水明は一抹の不安を感じる。 田井野と合流後、三人は、逆さ吊りにされた美久の遺体を発見する。 現場に関係者が集まっているとき、青ざめた顔の敦子は、水明に話があると言ってきた。 水明は、離れた場所にあるベンチに敦子を誘う。 敦子は、美久が殺された日に〔さとるくん〕へ電話をかけたことを告白する。 ただし、どんなやり取りをしたのかは覚えてないという。 「わたしも、何も言われなかったのかな?」 水明は、葬儀から何度も感じている視線をまた感じた。 公園のそばにある空き家から、少年がこちらを見ていた。 水明は敦子を連れ、少年のあとを追いに空き家へ入り込む。 二人が空き家で少年を追っているときに、女性を連れた道明と出くわした。 女性は、呪文のようなものを唱え続けていた。 気がつくと、先ほどの男の子はどこかへ消えてしまった。 (前半部、続く) 75 :流行り神:2009/11/07(土) 11 22 40 ID zuxE8hYl0 少年が消えた後、道明はようやく〔さとるくん〕について語りだした。 「〔さとるくん〕は“忌み名”を集めていた。それが、父さんの心配ごとだったんだ。」 「忌み名?」聞きなれない言葉に、水明は聞き返した。 「モノのホンマの名前のことや。」先ほどの女性が答えた。 かつて日本では、本当の名前を言うと相手を自由に操ることができる、と信じられていた。 そこで、本名は“忌み名”として秘密にし、普段は別の名前を使っていた。 いまでは廃れた風習だが、水明が住んでいる地域ではまだ残っていた。 道明と女性がここまで説明したとき、敦子が急に倒れる。三人は慌てて空き家を出る。 そとで敦子を寝かしているとき、道明が美久の遺体失踪について触れた。 「美久ちゃんは自分であそこまで来たらしい。現場に彼女の足跡があったんだ。」 絶句する水明。その時、敦子が意識を取り戻し、つぶやいた。 「思い出したの……わたし……本当の名前を知られちゃった。」 電話のチラシは、イタズラではなく忌み名蒐集の罠だったのか。 その時、担任の響子の電話番号と〔さとるくん〕の電話番号が同じであることに気づく。 ――尻餅をついたときの異様な怯え様、留守番電話の女性のメッセージ。 度重なるイタズラ電話で、担任の女性教諭の心は蝕まれてしまったのか? 水明は、道明と連れの女性に電話番号の話をした。 「仕事ができた。」道明と女性は、その場を水明に任せて足早に立ち去った。 二人がさったあと、敦子は急に公園に行くと言い出す。 公園に着いたとき、水明はまた粘りつくような視線を感じた。 推理を巡らした水明は、視線の主は担任の響子だと結論づける。 彼は、真実を確かめるために視線の主が潜んでいると思われる茂みへと近づいていった。 /* ここまでのプレイの進め方で、エンディングが二つに分かれる。 2)-1 エンディング~その1 茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。 響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。 「すまない……水明……」薄れる意識の中で、駆けつける父の姿を見つけた。 響子は道明に拘束される直前、持っていたナイフで両目をきりつける。 その後、水明は意識を失った。 響子は美久殺害を認めた。自ら傷つけた両目の視力は戻らなかったらしい。 水明は無事に意識を取り戻したが、敦子は未だ目が覚めていない。 敦子の病室で、田井野は敦子を思いやるような都市伝説を披露した。 彼なりの配慮に、水明はちょっとだけ彼を見直す。 と、その時、敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。 「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」 ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。 (エンディング~その1、続く) 76 :流行り神:2009/11/07(土) 11 26 54 ID zuxE8hYl0 (*1) 事件後、敦子はどこかへ引っ越してしまい、連絡が取れなくなった。 そして二ヵ月後、水明の両親は他界する――水明に一冊のファイルを残して。 〔さとるくん〕と両親の死、この二つの出来事で、水明少年は科学至上主義をやめ、 彼なりにオカルトを研究するようになった。 いつの日か、残されたファイルの謎を解く。 水明は、そんな思いを抱きつつ、命日に父が吸っていた『紫煙』を燻らすのだった。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。 響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。 「すまない……水明……」駆けつける父の姿を見ながら、水明は意識を失った。 (*2) 気がつくと、水明は病室にいた。心配そうな両親がそばにいる。 彼は三日間も眠っていたのだ。父は、水明に事件のその後について話した。 「最悪の解決になった……〔さとるくん〕の事件は解決し、犯人は逮捕されたよ。 でも、敦子ちゃんは……。」敦子はまだ意識が戻らないという。肩を落とす父親。 両親と入れ違いに、田井野が見舞いに訪れた。さすがの田井野も大人しい。 と、その時。隣りのベッドで寝ていた敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。 「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」 ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。 /* 以下、「エンディング~その1」の(*1)と同じなので、割愛。 (このあと、ゲーム・オーバー+αあり) 77 :流行り神:2009/11/07(土) 11 28 54 ID zuxE8hYl0 3)ゲーム・オーバー /* 話の真相にたどり着く前に選択を誤ると、水明が視線の主に気絶させられる。 /* それ以降は、「エンディング~その2」の(*2)と同じなので、割愛。 【余談】 ・まとめでは影が薄い田井野少年ですが、本編では自説を曲げない嫌らしさを爆発させています。 実際にプレイして味わって欲しいですね。 ・途中で関西訛りの女性が出てきますが、本編でも名前は名乗りません。 でも、あの言葉遣いをする関係者は一人しかいないわけで……。 イラストからして、同一人物であることは間違いないでしょう。 ・水明の父親・道明。顔の輪郭や煙草のくわえ方など、 『名前の無い駅』に出てきた人物に良く似ています(笑)。 (以上で、霧崎編『さとるくん』終了。次の式部編『レイコ』編は後日に投下します。) 113 :流行り神:2009/11/16(月) 10 28 08 ID chs/NH5d0 流行り神Portable:追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』 【主な登場人物】 式部 人見(しきぶ・ひとみ) 今回の話は、彼女が医者になった頃に起きた事件である。 この頃から、頑なにオカルトを否定していた。 高田 幸造(たかだ・こうぞう) 事件当時、鴨根医大病院に勤務していた医師で、式部の上司。 人格・技術ともに優れた医師として、周囲の信頼を集めていた。 式部も、一人の男性としての憧れも抱いていた。 【前置き】 この話は、式部が過去を回想する形で進行します。 1)前半部 式部の愛用するバイクのエンジンタンクに、ある落書きがされている。 その落書きは、ある「事件」の記念でもあった。 彼女が新人だったころ、病院に有名なモデル・鏑木輝充が救急で運び込まれた。 彼の右腕は、高濃度の酸で焼かれたような状態だった。鏑木は息を引きとる。 モデルを看取った高田と式部の前に、スポーツ新聞記者・落合圭三が現れる。 落合は、鏑木よりも一般人の福岡篤文少年に興味を示した。 追い払おうとした高田を、落合は意味ありげな言葉『素材』で黙らせた。 式部は、少年の面会に向かった落合の後を追う。 式部が少年の個室に入ると、少年は落合と談笑していた。 〔カシマレイコ〕の名前を聞いてから三日以内に、両足が無い女が夢の中に現れる。 その女〔カシマレイコ〕に「右足はいるか?」と質問されたら、 「いる。」と答えないと彼女に右足を取られてしまう。 少年は、落合が話した〔カシマレイコ〕の都市伝説にはしゃいでいた。 有無も言わさずに病室から、式部は落合を追い出した。 それ以降、彼女の周りでオカルトじみた出来事が起き、眠れぬ一夜を明かした。 (オカルトを認めるということは、過去のあの“事件”を認めることになる) (だから、認めるわけにはいかない……) 翌日、鏑木の検視は高田によって行われた。 検視結果は、予想通り「右手を薬品で焼かれた時のショック症状」であった。 それ以外にも、鏑木の婚約者・希樹比佐子が高田の患者だったこと、 鏑木は搬送中しきりに「カシマレイコ」とつぶやいていたこと、 鏑木と彼女、そして看護士の穂積の三人が小学校の同級生だったこともわかった。 (前半部、続く) 114 :流行り神:2009/11/16(月) 10 29 21 ID chs/NH5d0 霊安室に向かう途中、式部は少年に張りついていた落合に捕まる。 彼は、少年の病気は「未承認の薬品」による副作用ではないのかと、と問いかけて来た。 しかも、その薬は冷戦時代の人体実験で用いられた物だというのだ。 戸惑う式部を残し、落合は仄めかすだけ仄めかして去っていった。 いつもより冷えている霊安室で、鏑木の遺体を見てみると――右腕がない! しかも扉が開かなくなり、更に室内の温度が下がっていることに気づいた。 このままでは危ない――幸いにも、式部は異変に気づいた高田によって救い出された。 高田とともに霊安室を出たところで、希樹と出会う。 「道に迷ってしまって……。」 建物の構造上、一般人が迷うはずがない。式部は、彼女の弁解に内心首をかしげる。 高田の研究室で、式部は希樹についてたずねて見た。 希樹は、小学生のころに列車事故で右手を負傷。 マスコミが事故を「カシマレイコ」に絡めて報道したため、彼女は同級生からイジメられた。 高田はその時の担当医であり、彼女から相談を受けていたという。 高田の話から、式部の心に希樹への疑念がわき始めた。 その時、式部は卓上の見慣れないアンプルに気づく。 式部がアンプルについて聞くと、高田は慌ててアンプルをしまい、 パソコンのファイルを閉じた。ファイルに「福岡篤文」の名前がちらりと見えた。 式部の追及に、高田はいきなり食事の誘いを振ってきた。 「明日の晩……詳しく話すよ。ごめん。」 心残りだったが、高田よりも希樹の件を優先させて、式部は希樹の家へとバイクを走らせた。 右腕を持ち去った犯人はあなたではないか、と式部は切り出した。 白を切っていた希樹だったが、逃げられずに本音をあらわにした。 鏑木に硫酸をかけたのはいじめの仕返しで、右手を持ち帰ったのも彼女だった。 事件後に式部の周りで起こった奇怪な出来事も、彼女が引き起こしたことだった。 穂積が式部に好意を抱いていると気づき、自分の復讐ために利用しようとしたのだ。 「最終的には、誤解した貴女が穂積を殺すように仕向けるつもりだったわ……」 静かに笑う希樹に、式部は自首をすすめて立ち去った。 /* ランクによって、エンディングが違ってきます。 2)-1 エンディング~その1 自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。 だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。 式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。 (エンディング~その1、続く) 115 :流行り神:2009/11/16(月) 10 31 23 ID chs/NH5d0 福岡少年に投与されていた薬は、冷戦時代のソ連での体実験に用いられたものだった。 薬は人為的に超能力者を作るもので、 ある「組織」が福岡少年を使って新薬実験を行っていた。 落合が追っていたのはこの組織であり、少年の主治医・高田はその組織の手先だった。 少年の謎めいた病気は、この薬の副作用が原因だったのだ。 そして今、医師とその患者は姿を消した。 「何らかの研究結果が出たのか……その逆か……。」 落合の話を聞いた式部は、病院へ引き返した。 彼の話の通り、医師と少年は姿を消し、記録もきれいに抹消されていた。 ――高田のパソコンにあったテキストファイル『hitomi.txt』を除いて。 しかし、このファイルも文字化けして読めなかった。 (*1) それから数年たつが、二人の行方はようとして知れなかった。高田との再会は、 風海たちの活躍で叶うのではないのかという予感めいたものも感じ始めていた。 読めない『hitomi.txt』も、式部はいつか読める日を夢見て保存していた。 これが読めたとき、自分自身が過去の事件から解放されることを信じて。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。 だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。 式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。 /* 落合の話はエンディング~その1と同じなので、割愛 二人が話しているとき、穂積が近づいてきた。彼は、落合の話が本当で、 自分が高田の指示で少年に新薬を投与していたことを告白した。 更に、希樹も薬の被験者だったことと、 高田が姿を消したのも実験が失敗したためらしいことも明かした。 (エンディング~その2、続く) 116 :流行り神:2009/11/16(月) 10 32 14 ID chs/NH5d0 二人の話を聞いた式部は、病院へ引きかえした。 高田は、少年の退院手続きを済ませ、その後に辞職届を出したという。 高田の研究室は、誰もいなかったようにパソコン以外きれいに片付けられていた。 パソコンには、式部が見てしまったファイルが開いたままだった。 ファイルの内容は、落合の話を裏付けるのに十分なものだった。 そして、パソコンにはもう一つのテキストファイル『hitomi.txt』があった。 パスワード設定のファイルだったため開けられず、式部は諦めて作業を切り上げた。 病院の駐車場でバイクにまたがったとき、彼女はタンクのいたずら書きに気づいた。 『kashima reiko』 式部は引き返し、『hitomi.txt』のパスワード入力欄に『カシマレイコ』と打ち込んだ。 ファイルは開いたが、内容は文字化けして読めなかった。何者かが故意に消したらしい。 式部は、『kashima reiko』をフロッピーに落として部屋をあとにした。 /* 以下、エンディング~その1の(*1)と同じなので、割愛 ~終わり~ 3)ゲーム・オーバー 3)-1 硫酸にやかれて死亡 希樹を問い詰める場面で選択肢を間違うと、希樹に硫酸をかけられて死亡。 3)-2 穂積とセカンドステージへ 前半部の選択によって、新人看護士の穂積と人生の「セカンドステージ」に進むというもの。 /* 心の重しが取れ、新たな伴侶とともに人生を歩む――ハッピーエンドかもしれません(笑) 【余談】 ・この事件は、公式の人物紹介で触れられていた 式部が過去に体験したオカルト事件ではありません。 ・ただ、過去の事件にこだわって目の前の現象を頑なに拒む態度で、 式部にとってその事件は大きな枷となっていることは見て取れます。 (追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』終わり、次は『神隠し』です。) 124 :流行り神:2009/11/17(火) 15 51 44 ID 0F3/Q7GB0 流行り神Portable:追加シナリオ/ゆうか編『神隠し』 【主な登場人物】 間宮 ゆうか(まみや・――) 今回の話は、彼女が高校生に遭遇した事件である。 当時、東京から引っ越して日が浅かったため、地元の事情に疎かった。 羽黒 薫(はぐろ・かおる) 地元生まれの地元育ちで、ゆうかが最初に親しくなったクラスメイト。 ゆうかの人生に大きな影響を与えた人物。 【前置き】 この話は、ゆうかが過去を回想する形で進行します。 1)前半部 ゆうかが高校生だった頃、彼女は、両親の都合で東京から神奈川の地方へと転校した。 この事件は、そのころに体験したものである。 冬休みを数日後に控えたある日、ゆうかは先輩・佐倉からある企みに強制参加させられた。 冬休みの夜に、〔ホルマリン漬けの女生徒〕の噂を確かめようというのだ。 佐倉は、四十年前に男性教師と女生徒が失踪した事件がこの噂の元ネタだと考えているらしい。 冬休みの初日の夕刻。ゆうかは、学校近くで佐倉、薫と落ちあう。 押しかけてきた下橋ミキに佐倉が不機嫌になったり、 老母を連れた男性教師・小松と会ったりと、ごたごたを経て学校へ忍び込んだ。 四人は、封印されていた教室から失踪した教師の日誌を発見する。 ゆうかは、その日記から事件の二人が恋仲にあったことを知り、 四十年前の真相は駆け落ちだったと確信する。 そのとき薫が倒れてしまい、佐倉の指示で宿直室へ向かう。 宿直室へたどり着いたとき、ゆうかと下橋は室内にさっきまで誰かがいた痕跡に気づく。 外は猛吹雪で、宿直室の電話は不通、携帯も圏外で使えなかった。 この状況下、佐倉はゆうかに一人でさっきの教室を詳しく調べるように強要する。 途中で足を挫いた下橋は、渋々と出て行くゆうかをすまなそうに見送った。 ゆうかは、先ほどの日記から、女生徒が多々良家、教師が羽黒家の人間だったことを知る。 宿直室へ戻る途中、ゆうかは佐倉と合流し、佐倉のトイレに付き合うことになった。 ゆうかは、トイレで緑色をした天狗の顔を見た直後、意識が朦朧とする。 意識が戻ると、トイレの個室に閉じ込められていた。自力で脱出し、宿直室へ急ぐゆうか。 (前半部、続く) 125 :流行り神:2009/11/17(火) 15 53 46 ID 0F3/Q7GB0 たどり着いた宿直室では、佐倉と下橋はおらず、薫が殴り殺されていた。 呆然として外に出ると、外で下橋が立っていた。 下橋によれば、佐倉は助けを求めて激しい吹雪の中を出て行ったという。 寒さと時おり聞こえる羽音に下橋は怯え、宿直室に戻ろうと提案してくる。 ゆうかも部屋に入るが、なぜか薫の遺体が消えていた。 首をかしげているゆうかを、天井を見上げていた下橋が強引に外へ連れ出した。 外にでた下橋は、連れ出した理由を明かした。 天井裏の窓から赤い影がこちらを覗いていたので、怖くなって逃げ出した、と。 二人を追ってきたらしい影から逃げる途中、二人は点々と続く血痕を見つける。 追っ手から逃げながら、二人は事の真相を推理し始めた。 天狗信仰が根付いてるこの村で、天狗を祀る多々良家は、ながらく強い力を保ってきた。 しかし、天狗の天誅・〔神隠し〕が四十年前に起きたことで状況は一変する。 天狗を祀っていた多々良の威光は地に落ち、代わって台頭してきたのが羽黒であった。 小松教師も、このせいで生家の多々良から親戚の小松へ養子に出された。 最初に多々良を非難しだしたのは羽黒だったことを考えると、 〔神隠し〕は「羽黒が駆け落ちを利用してでっち上げた」と考えられる。 薫は多々良と羽黒の因縁に巻き込まれて殺されたとすると、誰が薫を殺したか? 話を持ってきたのは、佐倉だ。 佐倉が下橋のおしかけに不機嫌になったのは、計画が狂うからではないか。 しかし、易々と薫の遺体を運べるとは考えにくい。誰か共犯者がいるはずだ。 小松先生だ! 佐倉が彼に協力しているとするなら、話のつじつまは合う。 下橋は、近くにある滝・「天狗の祠」に遺体が投げ込まれるかもしれない、と気づく。 そこは落ちると二度と浮き上がらない場所なのだ。 ゆうかは、下橋を安全な場所に避難させて単身「天狗の祠」へと向かう。 祠に向かう途中、ゆうかは空を飛ぶ怪しい影に襲われた。 「天狗!?」じりじりと後じさりするうちに、ゆうかは崖から転落してしまう。 東の空が明るくなるのを感じながら、ゆうかは気を失った。 気がつくと、病院のベッドに寝かされていた。下橋の知らせで救助されたらしい。 軽薄そうな若い刑事・佐藤が、その後のあらましを話してくれた。 四十年前の失踪は、駆け落ちではなく心中だった。それを裏付ける証拠品も出たという。 しかし、死んだのは多々良イサミだけで、羽黒亮二は生き延びて娘をもうけたという。 刑事は、その娘が薫だとみているようだ。その薫の遺体は、まだ見つかってない。 イサミの弟だった小松教師は、事件を引き起こした亮二親子に復讐しようとしたらしい。 佐倉は、小松と恋仲だったため計画に巻き込まれた模様。 ただし、小松は姿を消し、佐倉は錯乱状態の現状では、はっきりしたことは判らないという。 その後、佐倉は正気に戻ったものの事件当時のことは覚えてなかった。 ゆうかも転校してしまい、それからのことは判らなくなった。 /* ここでエンディングが分岐する。 (前半部、終わり。エンディング~その1へ) 126 :流行り神:2009/11/17(火) 15 55 52 ID 0F3/Q7GB0 2)-1 エンディング~その1 霧崎の研究室で、ゆうかは風海に自分のオカルト体験を話し終えた。 感想を求められた風海は、ある点を指摘する。 〔神隠し〕に見立てる計画だったら、血が残る殺害方法は取らないはずだ。 実際に薫を殺したのは、天井裏に潜んでいた天狗ではないだろうか。 小松と佐倉は、天狗に振り回されただけではないのか。 と、そこへ現れたのは霧崎。彼はかるく風海をからかう。 そんな義兄弟のやりとりをみながら、ゆうかは薫に思いをはせた。 薫は死んだのではなく、本当に〔神隠し〕にあったのかもしれない。 そして、いまも生きているのかもしれない、と。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 ゆうかのオカルト体験を聞いた風海は、自分の推理を語った。 だが、それはゆうかを納得させるものではなかった。 いつか、自分の手で真相に近づいてみせる――ゆうかは心にそう誓った。 ~終わり~ (エンディング~その2、終わり。ゲーム・オーバー+αに続く) 127 :流行り神:2009/11/17(火) 15 57 36 ID 0F3/Q7GB0 3)ゲーム・オーバー /* ゲーム・オーバーに至るルートは複数あるので、どういう終わり方になるかだけを表記する。 3)-1 薫が死なずに生き残る この場合、小松は行方不明となり、佐倉は三年たっても正気に戻らない。 下橋とはまだ連絡を取っているが、薫は卒業後に一族揃って転居し連絡が取れなくなる。 大学生になったゆうかは、薫との再会を願いながら、オカルト三昧の日々を堪能している。 3)-2 ゆうかだけ生き残る エンディングと同様に崖から落ちるが、小松の老母に発見されて助かる。 佐藤刑事から小松を含む四人の行方が判らなくなっていると告げられ、 老母に「なぜお前だけが〔神隠し〕に遭わずにいるのか!」と詰め寄られる。 もし、あの時に違う判断を下していたら、みんなは助かっただろうか、 いや、じぶんもまた消えてしまったのではないか……。三年後も、ゆうかは忘れられずにいる。 3)-3 崖から転落死 エンディングと同様に崖から落ちるが、ゆうかは救助される前に息を引き取る。 その後、ゆうかは幽体となり、三年のあいだ現世を漂うことになる。 行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。 3)-4 〔ホルマリン漬けの女生徒〕にとりこまれる 死んだ多々良イサミは、二人を死に追いやった周囲を怨み、 ホルマリン臭を漂わせた異形のモノとして夜の校内を徘徊していた。 ゆうかは、このモノに取り込まれて幽体の状態になり、三年のあいだ現世を漂うことになる。 行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。 【余談】 ・最後の最後に出てくる佐藤刑事について。顔全体のイラストはありませんが、 口元のイラストといい、人物描写といい、本編に出てきた“あの人物”そのものでした(笑)。 ・ゲーム・オーバーは以上の四つだけだと思いますが、抜けがあったら補完をお願いします。 (ゆうか編/『神隠し』、終わり。流行り神の穴埋め作業も完了)92 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 30 56 ID KHZiYnGO0 未解決一覧から「流行り神 退魔師・犬童蘭子編」投下します …といっても犬童蘭子編が番外編の為、本編をやってないと理解しづらいかもしれません。 wikiには第零話「チェーンメール」の解説がありますが、時間的には犬童編はチェーンメールより前の話になっています。 93 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 31 59 ID KHZiYnGO0 犬童蘭子編は、同ゲームの本編第1話「コックリさん」のオカルトルートを犬童の視点から描いたもの。 この事件で本編の主人公である刑事・風海純也とその相棒・小暮宗介は初めてオカルト的存在に触れる事になる。 本編ではギャンブル好きで全く仕事をしないグータラ上司として描かれている蘭子だが、その正体は魔を憎み滅する事に命を懸ける「退魔師」。 彼女はある組織に属し、魔を滅する為に風海達には隠れて活動している。 ある日蘭子は志を同じくする男(霧崎水明の父・霧崎道明と思われる)に、都内の高校の敷地内にある「殺生石」の怨念を封じるよう依頼される。 殺生石とは、平たく言えば怨念の篭った石の事。しかし高校にあるような殺生石の欠片ならその力は微力であり、封じる必要まではない。 首を傾げる蘭子に、男はその高校で2日前に女子生徒の自殺があった事と、その原因が恐らく殺生石にある事を告げる。 94 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 33 27 ID KHZiYnGO0 さっそく件の高校に向かい、調査を開始する蘭子。 同様に女子生徒の自殺について調べる風海や小暮とニアミスしながらも、殺生石に力を与えているのは、とある女子生徒の抱いている強い恋心と、恋敵に対する激しい憎しみだという事を突き止める。 しかしいくら触媒となっていても女子生徒自体をとっちめるわけにも行かない。 そこで蘭子は殺生石のある敷地内の森へ向かい、経文を殺生石に捧げる事でその暴走を止めようとする。 だが蘭子の予想以上に女子生徒の想いは強く、彼女が激昂した際に経文は破れ、落雷により殺生石に封じられていた怨念が復活してしまう。 仕方なく蘭子は殺生石に封じられていた怨念「九尾の狐(の破片)」と対峙する事に。 苦戦しながらも蘭子は九尾の狐を追い込み、瀕死の状態に持ち込む。 しかし九尾の狐は殺生石の様子を伺いに来た風海達の気配を察し、これ以上攻撃を加えたら断末魔の苦しみを奴らにも分ける(要するにメガンテして風海達も殺す)と蘭子を脅 した為、仕方なく蘭子は一旦退く事に。 95 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 35 12 ID KHZiYnGO0 そして翌日。蘭子は自分に退魔師となる術を教えた住職の下に行き、新たな退魔具を持って再び九尾の狐に挑む。 九尾の狐は触媒たる女子生徒が負の感情に流されつつある為か、刻一刻と力を増している。 対する蘭子は昨日の傷を癒えておらず、その結果徐々に追い詰められていく。 九尾の狐はそんな蘭子を嘲笑い、また自分達の近くで想いを叫び、感情を爆発させている触媒とその恋敵の言い争い(本編の1シーン)を見せつけ、人間の憎しみは美味だと哄笑する。(結界が張ってある為、向こうから蘭子達は見えない) 蘭子にはもはや反論する力さえも残っていない。 もはやここまでか、とあきらめかけた時、突然九尾の狐が苦しみ出した。 何が起きたのかわからずに周りを見回すと、先ほどの言い争いの末、恋敵が鋭い枝で触媒となっていた女子生徒の腹部を刺しているのが見えた。 これほどのチャンスはない。蘭子は最後の力を振り絞り九尾の狐に一撃を加え、これを打ち破る事に成功する。 数日後、編纂室には「コックリさん」事件の功績を認められ、「組織」によって異動させられた風海と小暮がやってくる。 いくら人手不足でも、こんなひよっ子送ってこられても困る…などと口では毒づく蘭子だが、内心では風海達に期待していると告げるのだった。 96 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 41 55 ID KHZiYnGO0 すみません、書き忘れていましたが以上で終わりです。
https://w.atwiki.jp/tokusatsu24/pages/222.html
ア行はこちらへ サ~タ行はこちらへ ナ~ワ行はこちらへ カ 【項目名】ガードチェイサー 【平仮名】がーとちぇいさー 【説明】 仮面ライダーG3-Xが乗るバイク。 【関連項】 仮面ライダーG3-X 【項目名】カードデッキ 【平仮名】かーどでっき 【説明】 龍騎の世界の変身アイテム。 裁判員に選ばれたものが手にすることができる。 【関連項】 仮面ライダー裁判制度 【項目名】海東純一 【平仮名】かいとう-じゅんいち 【説明】 仮面ライダーグレイブに変身する、海東大樹の兄。 フォーティーンの側近で、いずれ第二のフォーティーンとなろうとしていた。 組織の命令で三輪春香、禍木慎を欺いていたが、実は心の中では人間の自由な意思を認めていた。 【関連項】 22話 23話 仮面ライダーグレイブ 海東大樹 【項目名】カッパ 【平仮名】かっぱ 【説明】 響鬼の世界の魔化魍。響鬼の世界にやって来たばかりの士たちを襲う。 【関連項】 18話 【項目名】カブトの世界 【平仮名】かぶと-の-せかい 【説明】 ZECTとワームが戦う世界。士が八番目に旅した世界で、ここでは士はZECT隊員の役割を担っている。 この世界のライダーが使用する高速移動能力・クロックアップによりライダーたちは次々とワームを殲滅していく……が、ZECTの隊員・弟切ソウ(仮面ライダーザビー)は真の敵として、常にクロックアップ状態を維持するカブトを抹殺しようとたくらむ。 一方、士が助けた少女・マユは弟切がカブトに殺された兄と瓜二つであることを知り驚く。だが、弟切の正体はマユの兄・ソウジに擬態していたフィロキセラワームであった。 さらに、ソウジを殺したと思われていたカブトこそがソウジであり、ソウジがマユを守るために戦っていたことを知る。 登場人物→ソウジ(仮面ライダーカブト)、アラタ(仮面ライダーガタック)、弟切ソウ(仮面ライダーザビー/フィロキセラワーム)、マユ など 【関連項】 16話 17話 仮面ライダーカブト 【項目名】カプリコーンアンデッド 【平仮名】かぷりこーんあんでっど 【説明】 剣の世界に現れたアンデッド。 パラドキサアンデッドに盾にされて爆死した。 【関連項】 8話 【項目名】鎌田 【平仮名】かまた 【説明】 Atashiジャーナルの副編集長。 仮面ライダー裁判のときはアビスに変身した。 その正体はパラドキサアンデッドで、桃井令子を殺害している。 【関連項】 6話~9話 仮面ライダーアビス パラドキサアンデッド 【項目名】仮面ライダーアギト 【平仮名】かめんらいだーあぎと 【説明】 士の励ましを受けたショウイチが覚醒した姿。 【関連項】 1話 13話 芦河ショウイチ 【項目名】仮面ライダーアビス 【平仮名】かめんらいだーあびす 【説明】 鎌田が変身する14番目の仮面ライダー。 アビスハンマー、アビルラッシャーの二体のモンスターと契約している。 【関連項】 6話 7話 鎌田 【項目名】仮面ライダー天鬼 【平仮名】かめん-らいだー-あまき 【説明】 アキラが変身する仮面ライダー。 外見は威吹鬼の女版のよう。 【関連項】 19話 アキラ 【項目名】仮面ライダーイクサ 【平仮名】かめん-らいだー-いくさ 【説明】 ディエンドが呼び出したライダー。 ディエンドが呼び出したにも関わらず、明確な意思をもつ。 「~なさい」が口癖で、「その命……神に返しなさい」も健在。 【関連項】 1話 17話 その命……神に返しなさい 【項目名】仮面ライダー威吹鬼 【平仮名】かめん-らいだー-いぶき 【説明】 イブキが変身する、イブキ流のライダー。 武器は音撃管・烈風。 【関連項】 1話 2話 18話 イブキ 【項目名】仮面ライダーインペラー 【平仮名】かめんらいだーいんぺらー 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 ディケイドに敗北する。 【関連項】 6話 【項目名】仮面ライダー王蛇 【平仮名】かめん-らいだー-おうじゃ 【説明】 キバーラによって呼び出されたライダー。 魔化魍の封印を解こうとする。「祭りの場所は……ここかァ」「イライラする」といった、オリジナルを意識したような台詞もあり、声も実際にオリジナルを務めた萩野崇が担当している。 また、超電王?でもディエンドが呼び出したライダーとして登場している。 【関連項】 19話 【項目名】仮面ライダーオーガ 【平仮名】かめんらいだーおーが 【説明】 第一話のライダー大戦で倒れたライダーの一人。 555の世界でもオーガギアが登場した。 ネガ世界では坂田健児が変身するライダーとして登場。 【関連項】 1話 20話 21話 オーガギア 【項目名】仮面ライダーオーディン 【平仮名】かめんらいだーおーでぃん 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 時を戻す「タイムベント」を所持している。 ナイトに敗北する。 【関連項】 6話 7話 【項目名】仮面ライダーガイ 【平仮名】かめんらいだーがい 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 【関連項】 6話 【項目名】仮面ライダーカイザ 【平仮名】かめんらいだーかいざ 【説明】 鳴滝によって出現した仮面ライダー。 声は「仮面ライダー555」のときと同じ。 ディケイドと戦う。 【関連項】 1話 4話 5話 邪魔なんだよ……俺の思い通りにならない人間は 【項目名】仮面ライダーガタック 【平仮名】かめんらいだーがたっく 【説明】 アラタが変身する仮面ライダー。 クロックアップ機能を使ってワームと戦う。 【関連項】 1話 2話 16話 アラタ 【項目名】仮面ライダー歌舞鬼 【平仮名】かめんらいだーかぶき 【説明】 ディエンドがラッキークローバーとの戦いの時に呼び出したライダー。 【関連項】 1話 10話 【項目名】仮面ライダーカブト 【平仮名】かめん-らいだー-かぶと 【説明】 ソウジが変身する仮面ライダー。 常にクロックアップ状態を維持し、人間(特にマユ)を襲うワームを蹴散らし去っていく。 【関連項】 16話 17話 ソウジ 【項目名】仮面ライダーカリス 【平仮名】かめんらいだーかりす 【説明】 四条ハジメが変身する伝説の仮面ライダー。 オリジナルとは変身方法が異なる。 【関連項】 1話 8話 9話 四条ハジメ ジョーカー 【項目名】仮面ライダーキックホッパー 【平仮名】かめんらいだーきっくほっぱー 【説明】 鳴滝によってパンチホッパーとともに出現した仮面ライダー。 声は「仮面ライダーカブト」のときと同じ。 ディケイドと戦う。 【関連項】 2話 3話 仮面ライダーパンチホッパー 【項目名】仮面ライダーキバ 【平仮名】かめんらいだーきば 【説明】 ワタルが変身する仮面ライダー。キバの世界の主人公。 また、ビートルファンガイアもキバに変身し、第一話に登場した紅渡もまたキバではないかと思われる。 【関連項】 1話 4話 5話 ワタル 【項目名】仮面ライダーギャレン 【平仮名】かめんらいだーぎゃれん 【説明】 菱形サクヤが変身する仮面ライダー。 国から支給されたギャレンバックルで変身する。 【関連項】 1話(JF) 8話 9話 菱形サクヤ 【項目名】仮面ライダークウガ 【平仮名】かめん-らいだー-くうが 【説明】 小野寺ユウスケが変身する仮面ライダー。 鳴滝から授かったアークルを用いて変身する。 【関連項】 小野寺ユウスケ 【項目名】仮面ライダーグレイブ 【平仮名】かめん-らいだー-ぐれいぶ 【説明】 海東純一が変身する仮面ライダー。 【関連項】 海東大樹 【項目名】仮面ライダーサイガ 【平仮名】かめんらいだーさいが 【説明】 ディエンドが呼び出したライダー。英語を話す。 555の世界にもサイガドライバーが登場している。 【関連項】 1話 17話 サイガギア 【項目名】仮面ライダー裁判制度 【平仮名】かめんらいだーさいばんせいど 【説明】 龍騎の世界で行われている裁判制度。 事件の関係者が14人選ばれ、14人で戦った勝利者が判決を下せるというシステム。 オリジナルの龍騎の世界とは違い、バトルで敗北したものは死亡しないものと思われる。 【関連項】 仮面ライダー龍騎 【項目名】仮面ライダーサガ 【平仮名】かめんらいだーさが 【説明】 ディエンドが呼び出したライダー。 サソードと共に電王ソードフォームを圧倒した。 【関連項】 14話 【項目名】仮面ライダーサソード 【平仮名】かめんらいだーさそーど 【説明】 ディエンドが呼び出したライダー。 サガと共に電王ソードフォームを圧倒した。 【関連項】 14話 【項目名】仮面ライダーザビー 【平仮名】かめんらいだーざびー 【説明】 弟切ソウが変身する仮面ライダー。 クロックアップ機能を使ってワームと戦う。 【関連項】 1話 2話 16話 弟切ソウ 【項目名】仮面ライダー斬鬼 【平仮名】かめん-らいだー-ざんき 【説明】 ザンキが変身するザンキ流の仮面ライダー。 武器は音撃弦・烈雷。 【関連項】 18話 ザンキ 【項目名】仮面ライダーG3 【平仮名】かめんらいだーじーすりー 【説明】 芦河ショウイチがかつて装着していたシステム。 【関連項】 13話 芦河ショウイチ 【項目名】仮面ライダーG3-X 【平仮名】かめんらいだーじーすりー-えっくす 【説明】 小野寺ユウスケ、海東大樹などが装着したシステム(警察内でもう一名装着していたが、うまく使いこなすことができずに辞退している)。 未確認生命体を簡単に倒すことができるのだが、あまりに強すぎるために使いこなせる者は少なく、被害も大きい。 八代淘子が開発した。 【関連項】 1話 12話 13話 小野寺ユウスケ 海東大樹 【項目名】仮面ライダーG4 【平仮名】かめんらいだーじーふぉー 【説明】 第一話のライダー大戦で倒れたライダーの一人。 アギトの世界でもG4チップという関連アイテムが登場した。 【関連項】 1話 G4チップ 【項目名】仮面ライダーシザース 【平仮名】かめんらいだーしざーす 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 とにかく卑怯で、勝率は6.8%と低い。 ナイトに倒される。 【関連項】 6話 卑怯もラッキョウも大好物だぜ 【項目名】仮面ライダーシルバラ 【平仮名】かめんらいだーしるばら 【説明】 ゲルニュートを従えるオニ一族の仮面ライダー。 映画版「超仮面ライダー電王 ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」に登場するキャラクターであるため、本編ではほとんど「出ただけ」に終わっている。 【関連項】 14話 15話 【項目名】仮面ライダーゾルダ 【平仮名】かめんらいだーぞるだ 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 レンの推測によると職業は検事。 【関連項】 1話 6話 7話 【項目名】仮面ライダーダークカブト 【平仮名】かめん-らいだー-だーくかぶと 【説明】 ネガ世界のライダーで、青柳和良が変身する。 【関連項】 20話 21話 青柳和良 【項目名】仮面ライダーダークキバ 【平仮名】かめん-らいだー-だーくきば 【説明】 ネガ世界のライダーで、紅音也が変身する。 ネガ世界では他のダークライダーは全滅したが、彼のみ生き残った。 【関連項】 20話 21話 紅音也 【項目名】仮面ライダータイガ 【平仮名】かめんらいだーたいが 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 ゾルダの攻撃により敗北する。 【関連項】 3話 6話 【項目名】仮面ライダーデルタ 【平仮名】かめんらいだーでるた 【説明】 アギトの世界でディエンドが呼び出したライダー。ドレイクとともに登場した。 2話ではシルエットで登場。11話ではベルトのみ登場している。 【関連項】 2話 12話 13話 【項目名】仮面ライダー凍鬼 【平仮名】かめんらいだーとうき 【説明】 第一話のライダー大戦で倒れたライダーの一人。 【関連項】 1話 【項目名】仮面ライダー轟鬼 【平仮名】かめんらいだーとどろき 【説明】 トドロキが変身する仮面ライダー。 また、ブレイド、ギャレン、カリス、レンゲルらの戦いの中、ディエンドによって召還されたライダーでもある。 【関連項】 9話 19話 トドロキ 【項目名】仮面ライダードレイク 【平仮名】かめんらいだーどれいく 【説明】 アギトの世界でディエンドが呼び出したライダー。デルタとともに登場した。 【関連項】 2話 12話 13話 【項目名】仮面ライダーナイト 【平仮名】かめんらいだーないと 【説明】 羽黒レンが変身する仮面ライダー。 ライダー裁判ではタイムベントを手に入れて桃井玲子が話したかった事を知るために戦う。 【関連項】 6話 7話 羽黒レン 【項目名】仮面ライダーパンチホッパー 【平仮名】かめんらいだーぱんちほっぱー 【説明】 鳴滝によってキックホッパーとともに出現した仮面ライダー。 声は「仮面ライダーカブト」のときと同じ。 ディケイドと戦う。 【関連項】 2話 3話 仮面ライダーキックホッパー 【項目名】仮面ライダー響鬼 【平仮名】かめん-らいだー-ひびき 【説明】 ヒビキ、アスムが変身したライダー。響鬼流の鬼。 【関連項】 1話 18話 19話 ヒビキ アスム 【項目名】仮面ライダーファム 【平仮名】かめんらいだーふぁむ 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 裁判所のモニターに映っていたが、敗北した模様。 【関連項】 6話 【項目名】仮面ライダーブレイド 【平仮名】かめんらいだーぶれいど 【説明】 剣立カズマが変身する仮面ライダー。 国から支給されたブレイバックルで変身する。 【関連項】 1話(JF) 8話 9話 剣立カズマ 【項目名】仮面ライダーベルデ 【平仮名】かめんらいだーべるで 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 シザースの卑怯な手によって敗北する。 【関連項】 6話 【項目名】仮面ライダーライア 【平仮名】かめんらいだーらいあ 【説明】 ライダー裁判に参戦したライダー。 【関連項】 6話 【項目名】仮面ライダーリュウガ 【平仮名】かめんらいだーりゅうが 【説明】 鳴滝が呼び出した仮面ライダー。 鳴滝いわく「最高のライダー」らしい。 ディエンドによってドラグブラッカーごと倒された。 ネガ世界でも、佐藤博彦が変身するライダーとして登場。 【関連項】 11話 20話 21話 佐藤博彦 【項目名】仮面ライダー龍騎 【平仮名】かめんらいだーりゅうき 【説明】 辰巳シンジが変身する仮面ライダー。 ライダー裁判では夏海を無罪と考え、ナイトなどと戦う。 【関連項】 1話 6話 7話 辰巳シンジ 【項目名】仮面ライダーレイ 【平仮名】かめんらいだーれい 【説明】 ディエンドがラッキークローバーとの戦いのときに呼び出したライダー。 【関連項】 1話 10話 【項目名】仮面ライダーレンゲル 【平仮名】かめんらいだーれんげる 【説明】 黒葉ムツキが変身する仮面ライダー。 【関連項】 8話 9話 黒葉ムツキ 【項目名】ガルル 【平仮名】がるる 【説明】 ワタルに仕えるモンスター。 【関連項】 4話 5話 【項目名】ガルルフォーム 【平仮名】がるるふぉーむ 【説明】 仮面ライダーキバの形態の一つ。 武器はガルルセイバー。 【関連項】 仮面ライダーキバ 【項目名】ガンフォーム 【平仮名】がんふぉーむ 【説明】 リュウタロスが憑依した人間が変身する電王の形態。 今回は光夏海が変身した。 【関連項】 仮面ライダー電王 リュウタロス キ 【項目名】キバアロー 【平仮名】きばあろー 【説明】 仮面ライダーキバがファイナルフォームライドで変形した姿。 必殺技はディケイドファング。 【関連項】 5話~ 【項目名】キバットバットⅢ世 【平仮名】きばっとばっとさんせい 【説明】 ワタルを仮面ライダーキバに変身させるコウモリ。 【関連項】 仮面ライダーキバ ワタル 【項目名】キバの世界 【平仮名】きば-の-せかい 【説明】 人間とファンガイアが共存する世界。士が二番目に旅した世界で、ここでは士はヴァイオリニストの役割を担っている。 ファンガイアたちは人間のライフエナジーを吸うと親衛隊に処刑されるよう、法律で決まっている。 が、王の継承者であるワタル(仮面ライダーキバ)がビートルファンガイアによって倒され、キバの鎧も王の座もビートルファンガイアのものとなる。 ファンガイアに人間のライフエナジーを吸わせる事を法律で定め、世界は混乱に近づいていく……。 登場人物→ワタル(仮面ライダーキバ)、ビートルファンガイア、ガルル、バッシャー、ドッガ、キバットバットⅢ世 など 【関連項】 4話 5話 仮面ライダーキバ 【項目名】キャッスルドラン 【平仮名】きゃっするどらん 【説明】 キバの世界の高層ビルの中にいる巨大な竜の城。 【関連項】 1話 4話 5話 【項目名】ギャレンバックル 【平仮名】ぎゃれんばっくる 【説明】 ギャレンに変身するためのアイテム。 菱形サクヤはカリスによってこれを奪われる。 【関連項】 仮面ライダーギャレン 【項目名】牛鬼 【平仮名】ぎゅうき 【説明】 伝説の魔化魍。ヒビキの体を乗っ取っている。 突進攻撃でディケイドたちを苦しめた。また、強力な毒を吐くこともできる。 【関連項】 18話 19話 ヒビキ 【項目名】究極の闇 【平仮名】きゅうきょくのやみ 【説明】 ン・ガミオ・ゼダがもたらすとされているもの。 【関連項】 ン・ガミオ・ゼダ 【項目名】キュレックスワーム 【平仮名】きゅれっくすわーむ 【説明】 ディケイドの世界に現れたワーム。 【関連項】 1話 【項目名】キンタロス 【平仮名】きんたろす 【説明】 電王の世界のイマジンで、ディケイドを悪魔として聞いている。 今回は夏海、士に憑依した。 声や性格はオリジナルと同じ。 【関連項】 14話 15話 仮面ライダー電王 ク 【項目名】クイーンアントロード 【平仮名】くいーんあんとろーど 【説明】 バッファローロードの部下で、バッファローロードをかばって死亡した。 【関連項】 13話 【項目名】クウガゴウラム 【平仮名】くうがごうらむ 【説明】 仮面ライダークウガがファイナルフォームライドで変形した姿。 必殺技・ディケイドアサルトを放つ。 【関連項】 3話 ディケイドアサルト 【項目名】クウガの世界 【平仮名】くうが-の-せかい 【説明】 未確認生命体第四号=仮面ライダークウガ(小野寺ユウスケ)と警察が未確認生命体(グロンギ)と戦う世界。士が最初に旅した世界で、ここでは士は警官の役割を担っている。 グロンギはグロンギの王=ン・ガミオ・ゼダの復活を目的としていて、そのために婦警を殺害するゲゲルを行っている。 ガミオが復活した後は、ガミオが放出する「人間がグロンギ化するガス」を吸った人々が死亡したりグロンギになったりしたため、世界が混乱に陥る。 登場人物→小野寺ユウスケ(仮面ライダークウガ)、八代藍、ン・ガミオ・ゼダ など。 【関連項】 2話 3話 仮面ライダークウガ 【項目名】クラインの壷 【平仮名】くらいんのつぼ 【説明】 ディケイドとディエンドがカードを引き出すときに任意のライダーカードを引き出させているもの。 【関連項】 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーディエンド 【項目名】グランドフォーム 【平仮名】ぐらんどふぉーむ 【説明】 アギトの基本形態。 【関連項】 仮面ライダーアギト 【項目名】紅音也 【平仮名】くれない-おとや 【説明】 ネガ世界に現れた自称・偉い人。その正体は仮面ライダーダークキバ。 士をネガ世界の住人にしようとしてケータッチを渡すが、これによってダークライダーたちが撃破されたため、逃走した。 【関連項】 20話 21話 仮面ライダーダークキバ 【項目名】紅渡 【平仮名】くれないわたる 【説明】 前作「仮面ライダーキバ」の主人公。 今回は少し気取った性格になっている。もしや別人? 士に世界の危機を知らせに来たが、特にあせる様子を見せていない。 【関連項】 仮面ライダーキバ 【項目名】グローイングフォーム 【平仮名】ぐろーいんぐふぉーむ 【説明】 仮面ライダークウガの形態の一つ。 ガミオに攻撃されたときに一瞬だけこの姿になった。 【関連項】 仮面ライダークウガ 【項目名】クロスアタック 【平仮名】くろすあたっく 【説明】 ディエンドのアタックライド。 カメンライドで召還したライダーと2体と連携攻撃を行う。 【関連項】 仮面ライダーディエンド アタックライド 【項目名】クロックアップ 【平仮名】くろっく-あっぷ 【説明】 カブトの世界のライダーが持つ能力。 また、この世界で海東がお宝として目を光らせていたもの。 厳密に言えば高速移動ではないが、今回は単なる高速移動ということになっていて、ライダーの中でもカブトが最速。 ディケイドのアタックライドに一種でもある。 【関連項】 1話 16話 17話 【項目名】クロックダウンシステム 【平仮名】くろっく-だうん-しすてむ 【説明】 クロックアップを無効化する装置。 【関連項】 17話 【項目名】黒葉ムツキ 【平仮名】くろばむつき 【説明】 仮面ライダーレンゲルに変身するBOARDの職員。 9話で死亡した模様。 【関連項】 8話 9話 仮面ライダーレンゲル 【項目名】グロンギ語 【平仮名】ぐろんぎご 【説明】 グロンギ族の怪人たちが話す言葉。言語学者が研究しても解読できなかったらしい。 なぜか士もグロンギ語を話せる。 【関連項】 第2話 グロンギ族 【項目名】グロンギ族 【平仮名】ぐろんぎぞく 【説明】 クウガの世界に登場する怪人たち。人間を襲い、殺すゲームをしている。 アギトの世界にも登場し、G3-Xなどと戦闘する。 【関連項】 仮面ライダークウガ ケ 【項目名】ケータッチ 【平仮名】けーたっち 【説明】 ディケイドをコンプリートフォームに変じさせることが出来るツール。 これを装着することによって各ライダー達の最強フォームの能力や必殺技を自在に引き出し自身の身に体現して、同等に使いこなすことが出来るようになる。 【関連項】 21話~ コンプリートフォーム 【項目名】ゲッコーイマジン 【平仮名】げっこーいまじん 【説明】 ディケイドの世界に現れた未契約体のイマジン。 【関連項】 1話 【項目名】ゲルニュート 【平仮名】げるにゅーと 【説明】 仮面ライダーシルバラの部下のミラーモンスター。 【関連項】 14話 15話 【項目名】剣立カズマ 【平仮名】けんだてかずま 【説明】 仮面ライダーブレイドに変身するBOARDの職員。 最初はAという最上級の階級だったが、会社のやり方に違反したために次々と階級を落としていく。 ブレイドの資格を剥奪されても尚、会社に逆らって仮面ライダーブレイドに変身した。 【関連項】 8話 9話 仮面ライダーブレイド コ 【項目名】コーカサスビートルアンデッド 【平仮名】こーかさすびーとるあんでっど 【説明】 ディケイドの世界に現れたアンデッド。 【関連項】 1話 【項目名】コタエハキイテナイ 【平仮名】こたえはきいてない 【説明】 ディケイド電王のアタックライド。ガンフォームへの「フォームライド」の効果がある。 また、これを使用すると自動的に、踊りながら「答えは聞いてない!」と言ってしまう。 ちなみに、質問はしていない。 【関連項】 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー電王 ガンフォーム アタックライド 【項目名】コハナ 【平仮名】こはな 【説明】 デンライナーの乗員。 少女の姿をしているが、思考や性格は大人のもの。 姿や性格はオリジナルと同じ。 【関連項】 14話 15話 【項目名】ゴ・バベル・ダ 【平仮名】ご・ばべる・だ 【説明】 クウガの世界に登場したグロンギ怪人。今回は未確認生命体第9号(オリジナルでは45号)。 【関連項】 第2話 【項目名】ゴ・ブウロ・グ 【平仮名】ご・ぶうろ・ぐ 【説明】 人間が変身したグロンギ。 【関連項】 3話 【項目名】ゴ・ベミウ・ギ 【平仮名】ご・べみう・ぎ 【説明】 クウガの世界に登場したグロンギ怪人。 【関連項】 第2話 【項目名】コンプリートカード 【平仮名】こんぷりーと-かーど 【説明】 コンプリートフォームになる際、ケータッチに挿入するカード。 【関連項】 コンプリートフォーム ケータッチ 【項目名】コンプリートフォーム 【平仮名】こんぷりーと-ふぉーむ 【説明】 ディケイドの真の姿。ケータッチによってコンプリートフォームに変身する。 平成ライダーたちの最強フォームを呼び出すことが出来る。 【関連項】 21話~ 仮面ライダーディケイド
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1401.html
流行り神 警視庁怪異事件ファイル ・第零話「チェーンメール」:part17-26,27 ・本編:part47-313,338~345,372~379,382、part48-48~53 ・追加シナリオ/霧崎編『さとるくん』 part48-73~77 ・追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』 part48-113~116 ・追加シナリオ/ゆうか編『神隠し』 part48-124~127 ・退魔師・犬童蘭子編:part44-92~96 26流行り神sage2005/07/18(月) 22 53 47 ID OUpqXmLE リベンジの方を買ってきた、一話まで投下 「友達の友達から聞いた話なんだけど…」 そんな口上で始まる噂、都市伝説を誰もが聞いたことがあるだろう。 実際にその話が嘘か本当かわからない。その友達を探そうとしても 話の出所は友達から友達へと連鎖し、決して体験者にたどり着くことはできないのである 怪談と違い「いつ」「どこで」「だれが」という信憑性を与える項目が曖昧… 何故なら、都市伝説においては「いかに面白いか」というのが重要なのである。 更に噂は人から人へ伝えられるうちに尾ひれがつき、形を変え広がっていく… まるで、その伝説自体がいきているかのように… 「F.O.A.F.という言葉を知っているかね?」…フレンド オブ ア フレンドの頭文字 あなたに声が問いかける謎の声。彼は都市伝説の中には決して表には出ない真実の一端が 隠されていると告げる…そして、あなたは行方不明になった刑事風見純也として それに関わることになる… 風見純也…元・キャリア組? 小暮宗一郎…経歴は長いのに主人公を先輩と呼ぶ部下。体育会系。おばけ大嫌い 犬童蘭子…上司、仕事をしているのを見たことがない。関西弁のねーちゃん 第一話 チェーンメール 不幸の手紙…稚拙で誰も信じない内容でも受け取った人は精神的圧迫を受ける… そして被害者は加速度的に増えていく。時代と共に変化し現代ではチェーンメールと いう形で今も行われている…これは一つのチェーンメールが生んだ悲劇である。 警視庁地下5階…警視庁には地下4階までしか存在しないはず…そこが職場だ。 巷では若い女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きていた。 眉をひそめる風見の元にメールが届く。(いつもは電波が届かないはずなのにだ 「私は都内で起こっている連続殺人犯の犯人を目撃しました。 メールでは詳しいことは話せません。けど、何とか犯人を止めたいと思っています。 協力していただける方は、電話番号を返信してください。なお、協力が難しい方は、 このメールを3日以内に10人の友達に送ってください。 もし送らなかったら、連続殺人事件の次の犠牲者はあなたになるかもしれません…END」 返信しないと…数日後殺される…というようなデジャブを覚えたので返信する。 すると送り主からホントに連絡がはいる、犯人は「はっとりえりさ」だと言われ調べると 人気アイドル川原ミユキの本名と同じだとわかる。 27流行り神sage2005/07/18(月) 22 55 03 ID OUpqXmLE 林奈緒ルート 送り主は林奈緒、メークの仕事をしている女性だった。彼女は川原ミユキと新人時代からの 付き合いだったという、しかし彼女はある心霊番組に出てから変わり始めた… 独り言を呟いたりナイフを持ち歩いたり…そして彼女は殺人の現場を目撃したというのだ。 彼女の証言を信じ、殺害現場に案内してもらう…廃ビルの地下には黒魔術を思わせる 祭壇があった…。そこに現れた川原ミユキは血を浴び外国語のような呪文を唱える… 「被疑者確保だ!」だが、小暮は気絶していた。首を絞められ気絶した風見… 「はよ、起きんかい!」蘭子に起こされると既に川原ミユキは逮捕されていた。 「なるほどなぁ…」壁に掛けられた肖像画を見て蘭子は呟く。 エリザベート・パートリ。自らの美しさを保つため3百人以上を殺した女吸血鬼… 川原ミユキも永遠の美しさを求め血を求めたのだろうか… そして事件解決から姿を消した林奈緒、彼女は4ヶ月も前に殺されていたのだ… 川原ミユキルート 送り主は川原ミユキ本人だった。半年前から楽屋が荒らされたりバッグにナイフが入っていたり… そして、いつも誰かが近くにいるような感覚がしていたという そして一週間前、彼女は殺人現場を目撃することになる。あなたは誰なのという問いに 殺人鬼ははっとりえりさ…そう名乗ったというのだ。幻覚、妄想、二重人格。 彼女は自分を疑い検査を受けたが精神状態は正常という判定を受けたそうだ。 警察にも訴えたがまともに取り合ってはくれなかったのだという。 1、彼女の話を信じ保護を行う。 急によそよそしい態度になる川原ミユキ、仕事現場に行くといいつつ廃ビルへと姿を消す 追いかけた風見の前には黒魔術の祭壇があった。襲撃する殺人鬼 人間とは思えない力で襲ってくるが小暮の着メロに拒絶反応を起こし倒れる。 殺人鬼の正体は川原ミユキ本人だった。自らの罪を知ったミユキは屋上から飛び降りる… それから2週間彼女は一命を取り留めたものの眠り続けている… 「風見、あんた生まれ変わりを信じるか?古の亡霊に取り付かれた悲劇の歌手…単なる妄想や」 あの時の着信は川原ミユキの携帯からだった。あれは彼女の抵抗だったに違いない 曲名は彼女の新曲ファントム(幽霊)、それは悲しいエンディングテーマに聞こえた… 2、彼女の話を信じない その日の夜、川原ミユキは心臓麻痺で死亡した。この日を境に連続殺人事件は止まる… これを見てください…小暮が見せてくれた2つのサイン。あの日もらったものと懸賞であたった サインは明らかに別物だった…。2重人格。ドッペルゲンガー。 謎は解けないまま事件は闇へと消えていった…。 密室の中、風見純也の関わる事件を聞かされる「あなた」 声は言う我々人間が見聞きする自称すべてを不可思議なものと認めてしまえば、迷いはなくなる 友達の友達が流布する噂話に隠された真実を見極められるようになるだろう…と。 「ところで君は聴いたことがあるか?これは私の友人の友人から聞いた話なのだが…」 313 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 18 38 32 ID psoFP1Em0 「流行り神(ポータブル)」の穴埋め投下予約。 このゲームのオリジナルはPS版だけど、筋は同じらしい。 なので、Wikiにあるオリジナルの「第零話」と「犬童編」を除いた、 本編3本とおまけ3本を1話ごと近日中に上げます。 338 :流行り神:2009/10/14(水) 11 01 14 ID nAiukjAT0 流行り神PORTABLE:第一話『コックリさん』 【主な登場人物】 式部人見(しきぶ・ひとみ)…鴨根医大に所属し、助教授と監察医を兼務する才女。 オカルト否定派だが、霧崎の数少ない友人でもある。 霧崎水明(きりさき・すいめい)…須末乃大学で民俗学を教えている。 オカルト肯定派だが、否定派の式部とも交友がある。 中学のころに両親と死別し、それ以降は主人公の両親に育てられた。 このため、主人公とは、兄・弟と呼び合う仲である。 【前置き】 この話は、主人公と小暮が初めて顔を合わせた事件であり、 編纂室に配属するきっかけとなったものです。 つまり、時系列では第零話よりもかなり以前の話となります。 1)前半部 私立花峯高校の校内にて、在校生が相次いで自殺する事件が起きる。 警視庁捜査一課の新人警部補・風海警部は、所轄署の小暮巡査長と組んで捜査に当たる。 場所が学校というデリケートな場所では、捜査はおもうように進まなかった。 証拠も、現場にあった「紙切れ」とコックリさん用の「ウイジャ盤」しか見つからなかった。 二人目の被害者を検死した式部は、「死因は自殺」と断定した。 それと同時に、体内に残った血液が極端に少ないことに首をひねる。 自殺を正確に予知した人物が二人の遺体から血液を抜き取ったとしか、考えられない。 式部は、コックリさんがらみのことは霧崎に聞いてみたらいい、と二人にすすめる。 霧崎を訪ねる途中で、被害者のクラスメイト・神山由佳が声をかけてきた。 「本当に自殺したんですか?」 風海が質問の意味を問いただすが、神山は答えずに駆け出した。 そのとき、暴走車が神山めがけて突っ込んできた! 「危ない!」とっさに小暮が神山を突き飛ばしたため、大事には至らなかった。 驚いたことに、暴走車は無人で、運転席に奇妙な「紙切れ」が貼ってあるだけだった。 神山は、迎えに来た家族とともに帰宅。けっきょく、彼女の話は聞けなかった。 二人は、霧崎にあい、コックリさんの話を聞く。 そのとき、現場の「紙切れ」と暴走車の「紙切れ(の写し)」を見せた。 霧崎によると、前者は『狐憑き』除けの札、後者は『狐憑き』退散の札だという。 どうやら、誰かが事件がらみで狐憑きを退治しようとしているようだ。 事件は、なにやら奇妙な事態になっていた。風海は、どういう捜査方針でいこうか思い悩む。 /* ここで、ルート分岐。取り上げる順番は、式部ルート、霧崎ルートの順になります。 /* 途中の小見出しは、見やすいようにつけたもので、公式なものではありません。 339 :流行り神:2009/10/14(水) 11 07 13 ID nAiukjAT0 2-1)式部ルート 風海は、人為的に引き起こされた事件と断定した。……心にしこりを感じながら。 ★狐塚の由来 翌日、二人は学校長から「狐塚」の話を聞きだした。 学校創立以前から、学校裏手の雑木林に小さなふるい塚がある。 二年前、一年生の崎田美佐が、交通事故で死亡した。 事故後、校内に「彼女はコックリさんの呪いで死んだ」という噂が広がり、 彼女の幽霊騒ぎまで起きてしまう。 故人が生前コックリさんをやっていたから、が噂の根拠だった。 学校側は、雑木林の塚を供養塔に仕立て、お祓いをすることで事態を収拾させた。 そして、学校側は校則に「コックリさん禁止」を盛り込んだ。 供養塔になった塚は、生徒からいつの間にか「狐塚」と呼ばれるようになった。 崎田の幼馴染である男子生徒・野沢翔太は、毎日その塚へ祈りを捧げているという。 狐塚の話を聞いたあと、二人は、校内で野沢に神山が詰め寄っているところを目撃する。 「まだ、美佐のことが忘れられないの!」 「……お前には関係ねえ。」 神山を諌めたのは、そばに居た堀川だった。 「帰りなさい、神山さん。」 「……言うことを聞けば、うまくいくって言ったくせに!」 神山が堀川に突っかかるが、堀川は冷静に切り返す。 「そうよ。だから、今までどおり私の言うとおりしてなさい。」 「……!!」 今にも何かが爆発しそうな神山。と、その時、とてつもない大きな雷鳴が響いた。 ★傷ついた狐塚(式部ルート限定イベント) 狐塚の雑木林から、煙がのぼっている。「火事か?」駆け出す刑事二人。 雷が落ちたのは、狐塚だった。塚を狙い撃ちしたような落ち方に、二人は戦慄した。 校内へ引き返したが、さっきの三人は帰宅したらしく姿が見えなかった。 ★影で暗躍する者 真夜中に、風海に電話がかかってきた。聞いたことがない男の声だ。 「キミたちに助っ人を用意した。わたしか? 『ある組織』の人間とだけ言っておこう。」 そう告げると、電話の男は一方的に電話を切ってしまった。 翌日、学校前でなぜか式部と霧崎が待っていた。 何者かが、彼らに捜査協力を要請し、高校へもその話を通していた。 校長によると、軽薄な若い刑事が令状を見せて、協力を要請したという。 (式部ルート、続く) 340 :流行り神:2009/10/14(水) 11 09 46 ID nAiukjAT0 ★式部、激怒する(式部ルート限定イベント) 捜査した結果、二つのことが判明する。 神山と自殺した二人は、二年前に死んだ崎田と同じクラスに在籍していたこと。 狐塚から狐退治の経文が見つかった。霧崎は、これが落雷の原因だと思っているようだ。 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。 風海は、神山と山野が死んだ崎田のコックリさん仲間であることを聞き出した。 神山と堀川は、更に物騒なことを言い出した。 自分たちは、コックリさんが願いを叶えてくれたら血をささげる約束をした。 死んだ二人は、その約束を破ったからコックリさんに殺されたのだ、と。 二人の言い分を聞いた式部は激怒して、実践でコックリさんのカラクリを暴いた。 「コックリさんは、参加者の無意識な筋肉の収縮で動いているだけ。 だから、人を殺す力なんてない。」 コックリさんを否定されても、神山と堀川は静かに沈黙していた。 それは、オカルト肯定派でもある霧崎も同じであった。 ★警察庁の中の廃屋 三度目の悲劇を防ぐため、神山・堀川・山野を所轄署の刑事が護衛することになった。 しかし、翌朝、校内で山野の遺体が発見された。 コックリさんを行った教室で、パジャマ姿のまま体中を切り刻まれていた。 家族も、護衛の刑事も、山野が家を抜け出したことを知らなかった。 風海が途方にくれているとき、風海の携帯がなった。相手は、例の謎の男だった。 「ヒントをあげよう。……警察史編纂室へ行きたまえ……。」 地下五階にあった警察史編纂室は、廃屋も同然の部屋だった。 年単位で積もった埃、『紫煙』と印刷された煙草の吸いさしも散乱している。 レトロな電話が鳴った。電話の相手は、例の男だった。 「右手にあるファイルを見たまえ。」更に男は話を続けた。 「事件を解決したければ、常識を捨てることだ。」男は、一方的に通話を切った。 ファイルは、死んだ崎田の日記だった。 親しい友人だった神山が、野沢を紹介してから変わっていく様が克明に記されていた。 崎田の事故は、嫉妬に狂った神山から追い詰められて起きた悲劇だったのだ。 (式部ルート、続く) 341 :流行り神:2009/10/14(水) 11 11 36 ID nAiukjAT0 ★二人の推理(式部ルート編) 日記を読んだ二人は、事件を推理した。 犯人は、崎田を追い詰めた四人を自殺させる計画を立てた。 先ず、コックリさんが願いを叶える見返りに血を欲しがっていると、犯人は四人に吹きこむ。 次に、犯人はそのコックリさんが崎田の霊であると信じ込ませた。 「崎田の霊が、虐めた自分たちの血を欲しがっている。」 封じていた罪悪感と崎田のたたりで、四人は精神的に追い詰められていった。 そして、最初の犠牲者が校内で飛び降り自殺を遂げた。 その際、遺体から血を抜くことで「崎田が血を欲しがっている」事実を強調したのだろう。 では、その犯人とは? 野沢は、イジメの事実を知らないし、コックリさんにも関わりがない。 堀川は、つい最近転入してきたばかりだが、積極的にコックリさんをやっていた。 堀川と崎田の間に何らかの関係があると仮定すると、合理的に説明できる。 ★暴かれた真実 今は神山を保護しなければ! だが、神山も堀川も、姿をくらませていた。 「学校だ!」二人は、迷いなく狐塚に向かう。 狐塚では、野沢、神山、堀川が集まっていた。 堀川は、野沢の面前で神山の崎田イジメを暴露する。 更に、堀川は、神山に持ちかけた話「コックリさんによる恋愛成就」は、 全くのでたらめ、野沢の気持ちが神山に傾くことはないと嘲笑った。 「何のために、人が死んだの?!」裏切られて呆然する神山。 「さあ? あなたのせいじゃないの?」平然と言い放つ堀川。 う わ ぁ ぁ ぁ ぁ っ !! 理性を失った神山は、絶叫した。獣と化した神山は、堀川に襲いかかる。 風海と小暮が神山を押さえ込もうとするが、いとも簡単に振り払われた。 (式部ルート、続く) 342 :流行り神:2009/10/14(水) 11 13 10 ID nAiukjAT0 ★終局(式部ルート編) 「神山!」我に返った野沢の呼びかけに、神山が反応した時―― 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。 うずくまる神山。止めを刺そうとする堀川を、野沢が止めにはいった。 自分のせいで悲劇が起こった。いつかは罪悪感に押し潰されて、自殺するかもしれない。 それならば、神山の代わりに自分を殺してくれ、と。 「今でも、彼女のことが好きなの?」 「ああ、これからもずっと。」堀川の問いに、野沢ははっきりと答えた。 「ずっとじゃなくてもいいのよ。時々思い出してくれるだけで……」 堀川は、涙を浮かべながら微笑むと、その場に倒れてしまった。続いて、野沢も。 倒れた三人は、風海らの手配によって救急車で搬送された。 数日後。 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。 野沢は無罪放免となったが、自室に閉じこもり、ふさぎ込んでしまったという。 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。 堀川と崎田の関係は、警察の調査では判らなかったが、式部が秘密裏に漏らしてくれた。 二年前に堀川は心臓を移植したのだが、このときの臓器提供者が崎田だったのだ。 風海は、崎田の遺志が心臓を通して堀川に届けられたのではないだろうか、 と考えるようになった。 ★警察史編纂室 風海は、クビ覚悟で自分の考えをそのまま報告書にした。 その報告書を提出する前に、課長から辞令を受け取った。 「本日付で警察史編纂室に配属す」 地下五階に行くと、小暮が部屋の前に居た。彼もまた、編纂室へ配属されたのだ。 意を決して扉を開けると――、埃も煙草の吸いさしも消えた、普通の部屋だった。 現職の警部が競馬中継に耳を傾けている光景を除いて。 警部の名は、犬童蘭子。彼女は、二人を前にして「ガキを寄越して」とぼやくのだった。 ★「密室」にて 「さて、キミの心にどう響いたかな?」 男の巧みな話術によって、「あなた」は自分が事件当事者のように錯覚した。 怪異を生み出すのは人間の心……男の言葉が、真実を言い当てているように思えてきた。 「ところで、キミはこんな話を聞いたことがないか? 友人の友人から聞いた話なんだが……。」 (式部ルート終了、次は霧崎ルートです) 343 :流行り神:2009/10/14(水) 11 20 22 ID nAiukjAT0 /* 話の内容は、式部ルートとかなりダブってます。 /* ダブっている部分は、先の式部ルートを参照してください。 2-1)霧崎ルート 風海は、「コックリさんの呪い」で引き起こされた事件と断定した。 ……心にしこりを感じながら。 ★狐塚の由来 /* ここは、先の式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★神山、錯乱!?(霧崎ルート限定イベント) 途轍もない雷鳴が轟いた。外を見ると、狐塚の雑木林から煙がのぼっている。 その時、神山が奇声を発して錯乱してしまった。 口からヨダレをたらし目は狂気を宿らせ、暴れる様子は、まさに獣だった。 「神山!」 「みないで……みないで……」 野沢の呼びかけに、神山は正気を取り戻して気を失う。 式部が神山をの診察したが、異常は見つからなかった。 風海は、捜査の行き詰まりを強く感じた。 ★影で暗躍する者 /* 助っ人が霧崎しか出てこない点を除けば、式部ルートと同じ。 ★コックリさんと血の儀式(霧崎ルート限定) 狐塚を調べると、焼け焦げた経文――狐憑き退治の経文が見つかった。 校長に話では、この塚はもともと源平の時代に狐憑きとして惨殺された娘の霊を鎮める ものだったという。今回の事件は、その娘の怨霊のせいなのか? 風海の問いに、霧崎は答えた。 「何らかのきっかけがなければ、そういうことにはならないさ。」 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。 彼女たちによると、コックリさんを提案したのは、転校生の堀川だった。 その後、コックリさんから「血を捧げれば、願い事を叶える」というお告げがあったらしい。 自殺した二人は血の儀式を拒んだからコックリさんに殺されたのだと、彼女たちは断言した。 話を聞いた霧崎が「血の儀式の仕組みを解明してやろう。」と言いだす。 「コックリさんは、参加者の潜在意識を写しているにすぎない。 つまり、血を欲しているのは参加者の一人。その人物こそが犯人であり……狐憑きだ。」 周囲の視線は神山に集まるが、彼女は不敵な笑みを浮かべるだけだった。 (霧崎ルート、続く) 344 :流行り神:2009/10/14(水) 11 22 07 ID nAiukjAT0 ★警察庁の中の廃屋 /* 話の流れは、式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★二人の推理(霧崎ルート編) 日記を読んだ二人は、事件を推理した。 死んだ崎田は、コックリさんを通じて自分をいじめた三人を殺したのだ。 事件の黒幕が崎田なら、次の標的は神山しかいない。 ★暴かれた真実 /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 ★終局(霧崎ルート編) 《どうれ、誰から血を啜ってやろうか?》神山から、普段とは違う声が漏れた。 《決めた……お前の血をわらわに》そういうと、神山は野沢に襲い掛かった。 野沢の喉に食いつこうとしたとき、神山は辛うじて正気に戻った。 「ごめんね……私はただ野沢君のことが好きだっただけなのに……」 その時! 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。 《おのれぇぇ、人間どもめ》 風海は、人ならざる影が苦しんでいる様を見たような気がした。 数日後。 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。 これにより、堀川が神山を刺した理由も、崎田のことを知った経緯も判らなくなった。 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。 これで、呪いの存在を証明できる証拠は何も残らなかった。 神山が抱いていた恋情は純粋なものだった。だが、その思いが歪んだとき、悲劇が始まった。 人間なら、誰にでも起きうる事件だった。 風海は、犠牲者への手向けとして、この事件で見聞きしたことを正直に記すことにした。 (霧崎ルート、続く) 345 :流行り神:2009/10/14(水) 11 23 33 ID nAiukjAT0 ★警察史編纂室 ★「密室」にて /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。 【余談】 ・霧崎ルートの〆では堀川の心臓や野沢のその後には触れてませんが、 実際の本編でも触れられていません。 霧崎ルートでは、崎田が堀川に憑依していたということなのでしょう。 野沢も引き篭もりになるほどふさぎ込んでないってところなのかな、個人的にと思ってます。 ・このシナリオは、最後の隠しシナリオ「退魔師・犬童蘭子」と対をなしています。 つまり、影で狐憑き退治に動いていた人物は……。 ちなみに、式部ルートにて霧崎がその人物を「(術に関して)相当無節操なやつ」 と評しています。 (以上で、第一話は終わり。第二話は、近日中にアップします。) 372 :流行り神:2009/10/20(火) 10 40 51 ID +lIODfw+0 流行り神PORTABLE:第二話『鬼』 【主な登場人物】 間宮ゆうか(まみや・――) 風海の義兄・霧崎の教え子で助手。 自称・オカルト専門ジャーナリスト(見習い)だが、霊感はない。 海外出張中の霧崎に代わって、風海の捜査を手伝うことになる。 道明寺秋彦(どうみょうじ・あきひこ) 警視庁捜査一課の刑事。印南警視の部下で、極秘裏に協力している。 見た目ヘラヘラした軽薄な青年だが、被害者救出に関しては真摯な態度を見せる。 「小暮と同期」(道明寺談)だが、小暮は覚えてない。 【前置き】 この事件は二人が配属後に初めて手がけたもので、 時系列で言うと第一話のあと、第零話の前となります。 1)前半部 配属後十日目。謎の男から、児童誘拐の捜査に参加するように頼まれる。 ところが、担当の印南警部から二人を呼んだ覚えはないと追いだされてしまう。 結局、彼の部下・道明寺巡査長の協力により、調査を極秘裏に行うことになった。 被害者は斉藤裕介、小学二年の八歳。両親は離婚、家族は母親の由香利のみ。 母親の由香利は、レストランを経営する女性実業家だった。 犯人は、身代金ではなく「由香利が〔柘榴の実〕に一人で来ること。」 という変わった要求を出してから、沈黙を保っている 〔柘榴の実〕について、由香利は心当たりがないと言う。 誘拐の現場を見た少年は、「鬼が連れて行った」と言い張っていた。 印南は作り話だと切り捨てたが、二人が調べると実在した可能性が高くなった。 奇妙なファックスが斎藤宅に届いた。 「鬼」の天辺の「ノ」が取れた字が一文字だけ、大きく印字されているという代物。 これも、由香利は判らないという。 その後の聞き込みで、他の家二軒に似たような脅迫状が郵送されたことが判明する。 この二軒と斎藤家をつなぐ線上に、斎藤家の隣人・安西聡子が浮かんだ。 安西が脅迫状を出したのか? 安西を密かにマークする二人。 しかし、安西を巡って騒ぎがおき、その余波で印南に極秘調査がばれてしまった。 これを機に、風海は脅迫状の件を印南に託す。 その上、二人が安西を疑っていることを、安西本人に悟られてしまう。 笑みを浮かべた安西は、とんでもない爆弾を二人に投下した。 「あの母親は、息子が居なくなって、せいせいしている……。」 (続く) 373 :流行り神:2009/10/20(火) 10 43 17 ID +lIODfw+0 /* 前半部最後の安西の一言をどう扱うかで、2ルートに分岐します。 /* 先に取り上げなかった場合、次に取り上げた場合の順に投下します。 2)-1 安西ルート(安西の証言を取り上げなかった場合) 安西は、捜査の目を逸らそうとしてるのかもしれない。 そう判断した二人は、安西のサークル仲間に安西の人となりを聞きいてまわる。 サークル仲間は、ほとんどが“セレブ”と呼ばれる婦人たちだった。 その中で、庶民で借金に追われている未亡人の安西は、 彼女たちから優越感を滲ませた同情心で「可哀想な人」と見られていたようだ。 これは、安西にとって屈辱であり、苦痛だったのではないだろうか。 そんな安西だったが、最近になって生き別れていた妹と再会したらしい。 そして、妹から贈られたガーネットのブレスレットを肌身離さずつけているという証言も得た。 聞き込みのまとめをしているとき、道明寺から安西の経歴が送られてきた。 そのなかの記述に、全員が唖然とした。 妹の名は、雪村恭子。「グラナダ・マタニティクリニック」副院長だったが、 夫の無理心中に巻き込まれ、二年前に死亡。 と、その時、一緒に居たゆうかがひらめく。 ガーネットの和名は柘榴石。柘榴は、スペイン語で「グラナダ」! 〔柘榴の実〕とは、この病院のことを指していたのではないだろうか。 由香利に、もう一度〔柘榴の実〕を問いただす必要がありそうだ。 ゆうかは、グラナダ・マタニティクリニックを調べるといって飛びだしていった。 ゆうかの身を案じつつ斎藤家へ向かう風海。その家の前で、道成寺と出くわした。 彼によると、印南が安西の逮捕状を取って、彼女の行方を追っているという。 鑑定の結果、安西が例の脅迫状を出したと判ったからだ。 由香利の頑な態度は、『グラナダ・マタニティクリニック』の一言で切り崩された。 「どうして、放っておいてくれないの?」 由香利は、最初から子供を見捨てるつもりだったのだ。 「子供には何の罪もないのですよ?」思わず問い返す風海。 「でも、あの子は……」何かを言い出そうとして口をつぐむ由香利。 「いいでしょう、〔柘榴の実〕へご案内します。」 一行は、小暮の車で目的地に向かった。辺りは、夜になっていた。 移動中、由香利は誰ともなく語りだした。 思い描いた「幸せな家庭」のために、由香利は子供が欲しかった。 でも、裕介が生まれた時にできた借金で、夫婦は押し潰され、離婚してしまう。 うちつづく不幸の中で、由香利が抱いていた息子への愛情が揺らぎはじめた。 (この子さえ居なければ……。)この考えが、由香利を折檻に走らせたのだ。 息子が誘拐されとき、一旦は息子を見捨てようと考えたが、やはり出来なかった。 「私は『ママ』と呼ばれるのがつらかった。……あの子はね……。」 そのあとに続く言葉は、由香利の口から紡がれることはなかった。 (安西ルート、続く) 374 :流行り神:2009/10/20(火) 10 46 22 ID +lIODfw+0 目的に着いて、風海が降りたときだった。 ゆうかが声をかけてきた。どうやら情報をたどって、ここまで来たらしい。 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。 しかたなく、風海は、小暮に建物の外でゆうかを護衛するように頼んだ。 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。 「ここで生まれたんです。」由香利は、そうつぶやいた。 由香利のあとを追いながら、風海は引っかかるものを感じた。 (“産んだ”のでなく“生まれた”? どういう意味なんだ?) 廃病院を進むなか、由香利は、風海の呟きから隣人の安西が犯人だったことを知る。 「安西さんが「鬼」のファックスを送りつけたのは、 息子を虐待する自分を嘲笑うためなのでしょうね。」 「いまなら、安西さんのその気持ちがわかる気がします。」 かつて、由香利は安西を『可哀想な人』と思った。それは優越感からきている同情だった。 今度は自分が周囲から『可哀想な人』と言われて、由香利はそのことに気がついた。 同情される自分が恥ずかしくなり、心が他者を受け入れられなくなっていった。 そして、自己嫌悪と自己否定に陥り、由香利は、他人、つまり息子を攻撃することでしか 自分を守れなくなっていったのだ。 病室の一室に、裕介少年は寝かされていた。 たどたどしい足つきで近づいた由香利は、息子を抱きかかえると涙を浮かべた。 あとは、ここから逃げるだけだ。――と、その時、不快な冷気を感じた。 「由香利さん!」風海が振り返ると、横たわる少年の前にうずくまる由香利の姿だった。 まわりを黒いドロドロした靄が取り囲まれた状態で、由香利は何かを抑えようとしていた。 そして、風海の面前で由香利の目は白目ごと真っ赤に染まっていった。 その目は――まさに鬼。 「ふふふふ……」地の底から響く、くぐもった笑い声。安西がいつの間にか立っていた。 髪はふり乱れ、衣服もボロボロ、眼は赤い狂気に満ちていた。 安西は、うずくまる由香利を凝視したまま話しだした。 「アンタも可哀想な女だよ。アンタは息子を愛せない。違うかい!」 「ちが…う。」由香利は必死に抵抗を試みるが、安西は容赦しなかった。 「子供を愛せないから、今こうして苦しんでいるんだろ? 無理することはないよ。あたしと一緒におなりよ。」 妖しい魅力を含んだ呼びかけに、風海の意識まで朦朧としはじめた。 (安西ルート、続く) 375 :流行り神:2009/10/20(火) 10 48 36 ID +lIODfw+0 由香利の中の「何か」が弾けようとした時―― 「ママ……ママ」裕介の寝言が漏れた。 「ゆう…すけ?」由香利の赤い目から、涙が溢れ出していた。 鬼になりかけた彼女は、息子の寝言で救われたのだった。 その様子を見ていた安西が、呻いた。 「アンタなら……わかってくれると思ったのに……」 ナ ゼ ダ ァ ァ ァ ァ ァ ァ 最後の叫びは、鬼の咆哮だった。それと同時に、安西の姿が大きく変容する。 猛獣の牙、狂気に満ちた深紅の瞳、額から生えた角。まさに――鬼。 安西だったモノは、腕一振りで風海をなぎ払って弾き飛ばした。 どこかで照明用のランプが割れる音がして、部屋に火の手が上がった。 「ソノコヲ、コロセ! コロセ! コロセ!」呪文のように言葉を繰りかえす鬼。 その言葉に苦しみながらも、由香利ははっきりと言い放つ。 「自分の息子を愛している!」 拒絶された鬼は、裕介を殺そうと襲い掛かる。鬼の前に、由香利が立ちはだかった。 「安西さん、もう止めて。」その言葉には、鬼と化した安西への悲しみが篭っていた。 同じ苦しさを経験したものだからこそ、紡がれた言葉だった。 その言葉に、鬼の動きが止まった。泣いているのか? 風海は、母子を逃がすために鬼に取りついた。 燃え盛る炎の中、鬼は風海を剥がそうと壁に叩きつけるが、風海は必死にしがみついていた。 そして、建物から逃げる母子を見たとき、彼の身体は宙に舞い、落ちていった。 風海は、右足骨折などで入院を余儀なくされた。あの状況では、軽傷と言っていいだろう。 見舞いに来たゆうかの話では、裕介少年は病院に運ばれるとき、 しきりに『お姉ちゃんはどこ?』と聞いていたという。 安西なら『隣のおばちゃん』と言うはずだ。安西のほかにも、誘拐犯はいたのか? 今度は小暮が見舞いがてら報告にやってきた。 母子はほとんど無傷で助かり、由香利は自ら進んでカウンセリングに通いだしたという。 ただ、安西のほうはケリがつきそうになかった。 斎藤宅に送られたファックスは、鑑定した結果、安西以外の人物が送ったと断定された。 また、廃病院の焼け跡からは安西のブレスレットしか見つからず、 捜査陣の間から「本当に安西がいたのか」という声すらあるらしい。 それともう一つ不可解なことがあった。 捜査一課の名簿には、『道明寺秋彦』なる人物はいなかったのだ。 道明寺は、何者で何のために現れたのだろうか? 安西は普通の人間だった。彼女を鬼にしたのは、周囲の心ない同情心だった。 何の自覚もなく、他者を追いつめる人間。風海は、無性に人間が怖くなった。 (安西ルート終わり、続いて雪村ルートです。) 376 :流行り神:2009/10/20(火) 10 50 07 ID +lIODfw+0 2)-2 雪村ルート 思い返せば、由香利の態度は子供を誘拐された親とは思えないところがある。 風海は、道明寺を通じて令状を取り、斎藤家の家宅捜索をおこなう。 しかし、解決につながる手がかりはなく、息子への虐待が判明しただけだった。 二人は、別の観点から犯人像を洗い出し、雪村恭子に行き当たる。 彼女の留守宅から、祐介少年の教科書が見つかる。 風海は、道明寺に雪村のことを伝えて留守宅を出た。 彼女の日記には、雪村と少年の出会いと交友が記されていた。 世間に絶望して引き篭もっていた雪村は、偶然であった裕介に生きる希望を見出していった。 それと同時に、彼の傷から彼が虐待されていることを察知し、 彼の母に義憤を感じていたこともわかった。 道明寺が、雪村宅の家宅捜査の結果を知らせてきた。 雪村宅から、ファックスされた文字と同じ奇妙な文字が書かれたお札が見つかったという。 風海は、小暮とゆうかと一緒に発行元の鬼哭寺(おになきでら)へ向かった。 住職にお札のことを尋ねると、祭っている鬼子母神に由来するものだという。 鬼子母神は、子煩悩な神だったが、人間の子をさらって食べる神でもあった。 釈迦は、彼女の子を一人隠すことで、彼女に子を失った親の悲しみを実感させた。 悪行を悔いて改心した鬼子母神は、子供を守る神となった。 お札の変形「鬼」は、「改心して神になった」=「角がない」ことを示しているという。 柘榴も鬼子母神とは縁が深く、釈迦が鬼子母神へ人肉代わりにと渡した果実が柘榴だった。 「予想外の要求」「鬼子母神のお札」――風海は、誘拐犯・雪村の真の狙いに気づいた。 彼女は、由香利に「自分の子を愛せ」と言いたかったのだ。 寺の聞き込み後、ゆうかは調べごとがあるといって別れた。 警視庁では、道明寺が二人を待っていた。 一時間ほど前、斎藤家に少年本人から助けを求める電話がかかってきたという。 これを機に、捜査本部は雪村を全国指名手配するつもりらしい。 腹を決めた風海は、斎藤宅へと向かった。 (雪村ルート、続く) 377 :流行り神:2009/10/20(火) 10 52 21 ID +lIODfw+0 風海は、印南の制止を振り切り、由香利を説得し始めた。 「犯人は、鬼子母神のように改心して欲しいと願っているんです。」 「あの子は私を捨てて別の女に走った男の子供よ、居なくなってせいせいしたわ。」 風海は、口調とは裏腹に、彼女の様子から子供への愛情がまだ残っていることを確信する。 「〔柘榴の実〕で、裕介君が待っています。そして、犯人の雪村恭子も。」 「――――!!」 「雪村恭子」に異常な反応をした由香利は、唐突に〔柘榴の実〕へ一人で行くと言いだす。 風海と印南は、一人か二人の護衛をつけるように説得する。 彼女は、逡巡のあとで風海だけを護衛に指名した。 風海は、印南警部にバックアップを頼み、彼女の車に乗り込んだ。 暗い夜道を、由香利は迷うことなく目的地まできた。 ここはどこだ? 風海が降りたとき、ゆうかが声をかけてきた。 どうやら別口の情報をたどって、ここまで来たらしい。 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。 ゆうかには後から来る応援を待つように言って、彼は由香利のほうへ急いだ。 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。 由香利が言うには、グラナダは柘榴という意味があるらしい。 彼女は、ポツリポツリと語りだした。 この病院は、極秘裏に代理母出産を請け負っていた。 産めない由香利は、ここに借金をしてまで代理出産を依頼した。 希望どおりに裕介が生まれたが、その時の借金がその後の人生を変えてしまう。 潰れかかるレストラン経営、すれ違う夫婦、調停離婚。 借金は、二年前に焼死した両親が残した死亡保険金でようやく返済できた。 離婚、両親の急死と不幸が続く中、由香利の心に恐ろしい考えが芽吹く。 (息子さえ居なければ。息子は、他人が生んだ他人の子。) この子は自分の子ではない――だから、たたいても心は痛まなかった。 そう告白する彼女の頬には、一筋の涙が流れていた。本人も気づかなかった涙だった。 風海に指摘されて、はっとする由香利。 気持ちが吹っ切れた由香利は、廃病院へ入っていった。 二人は、ようやく光が漏れる病室にたどりついた。 そこには、凄まじい形相の中年女が、裕介に鎌を突きつけていた。その様は、まさに鬼。 雪村は、すぐに迎えに来なかった由香利に母の資格はないと断罪し、 裕介を出産した自分こそが母親だと言い放つ。 息子に一番知らせたくなかったことを暴露されて、由香利は絶望に打ちひしがれる。 その姿を嘲笑う雪村に、裕介が反論した。 「ぼくのママは、一人だけだもん!」 「……ゆ、裕介っ……っ!」涙を浮かべる由香利。 (雪村ルート、続く) 378 :流行り神:2009/10/20(火) 10 55 15 ID +lIODfw+0 その瞬間、雪村が甲高い悲鳴を上げる。 「どうして! みんな、私を存在してはいけないものとしか見ない! 夫もそうだった!」 「どうして、あんな女をママと呼ぶのよ!」 裕介に向かって振り下ろされる鎌。間一髪、風海が少年を助ける。 今度は、由香利に襲いかかった。風海は何度も雪村を羽交い絞めにするが、 そのたびに華奢な中年女性とは思えない力で振り解かれてしまう。 「ママを放して!」裕介は、近くにあったランプを雪村に投げつけた。 雪村に弾きかえされたランプは壁に激突して割れ、炎がとび散った。 火の粉を浴びた雪村は、狂ったように暴れ、取りついていた風海を投げ出した。 病室の窓から放り出された風海は、植え込みの上に墜落。 植え込みのおかげで、九死に一生を得ることになる。 廃病院に火の手が上がったとき、由香利は裕介と離ればなれになっていた。 ひどい仕打ちをした母親。失うことに怯え、我が子を見捨てた母親。 それなのに、あの子はママといってくれた。 「私は、裕介の母親!」由香利は、身体の痛みや炎を省みずに走った。 裕介と再会したとき、由香利は泣きながら抱きしめた。 「ぼくが悪い子だから、泣いているの?」 「違うのよ。あなたが私の子でよかったって、泣いているの。」 逃げる母子の前に、鬼――釜を持った雪村が立ちふさがる。 「裕介は、私の子よ!」 「……」 しばらくして雪村は幽霊のように業火の中に消え、母子の前に道が現れた。 「最後に……お姉ちゃん……笑ってたね。」裕介が小さくつぶやいた。 母子が外に飛び出したとき、廃病院は崩れ去った。 (雪村ルート、続く) 379 :流行り神:2009/10/20(火) 10 56 12 ID +lIODfw+0 右足骨折で入院した風海に、小暮が報告を兼ねて見舞いにやってきた。 あの晩、印南たちは、風海の発信機がすり替えられていたためフォロー出来なかった。 いつすり替わったのかは、全く判らない。 それより不可思議なのは、道明寺秋彦。捜査一課の名簿には、彼の名はなかったのだ。 実在しない刑事。彼は、謎の男の関係者だったのか? 送られた二通の脅迫状は、鑑定により安西が出したものと判明。 それ以上のことは、安西が失踪したので判らないという。 最後に、小暮が裕介の手紙を見せた。雪村に渡して欲しいと頼まれたのだ。 便箋には、雪村“お姉ちゃん”を気遣い、また遊びたいと綴られていた。 読み終えた風海は、小暮に焼け跡に埋めて欲しいと頼んだ。 そこへ、犬童警部がやってきた。 彼女は、印南から“無断持出し”した雪村の履歴書を出してきた。 二十年前、夫ともに産婦人科を開業。 不妊治療の限界を感じた彼女は、自ら代理母となった。 二年前、夫がいきなり病院を廃業し焼身自殺する。動機は不明。 自殺する際には、恭子までまきこもうとしたようだ。 焼身自殺の数日前に由香利の実家が焼失したが、 この二つに因果関係は見出されなかったようだ。 「雪村の遺体な、見つからへんかったみたいやで。 もしかしたら、二年前の時に死んどったんかもしれんなぁ」 言いたいことだけをいって、警部は帰っていった。 鬼の目撃談、人並みはずれた力――導き出された結論に、 刑事二人は沈黙するだけだった。 【余談】 ・まとめではほとんど良いところがなかった間宮嬢ですが、 本編ではきっちりと働いています。 題名にもなっている「鬼」について学問的に分析したり、 編纂室の“三人目”として聞き込みに従事したりしています。 ただし、思い込みは人一倍強く、本編で主人公が頭をかかる 場面が何度もあったりします(笑)。 ・これもまとめでは削除しましたが、ゆうかを叱責する主人公をみた 由香利が笑みを浮かべて「あの子は彼女なの?」と軽く突っ込む場面が、 両ルートにあったりします。もちろん、主人公は慌てて否定してますが。 ・雪村ルートで出てきた鬼哭寺とその好々爺の住職は、隠しシナリオの 「退魔師・犬童蘭子」で再登場します。 (第二話『鬼』終了。第三話『名前の無い駅』は近日中に投下します。) 48 :流行り神:2009/11/03(火) 20 23 51 ID 2jN9edTS0 遅くなりましたが、流行り神の本編最後のシナリオを投下します。 流行り神Portable:最終話『名前の無い駅』 【前書き】 この事件は、誘拐事件以降に起きたもので、 時系列でいうと一番最後におきたものとなります。 1)前半部 「あなた」は、まだ暗いコンクリートの密室にいた。 「これが、風海警部補が得たひとつの結論だ。」 部屋のなかで男の声に耳を傾けているうちに、 「あなた」は次第に怪奇現象を否定できなくなっていた。 (なぜだ! 実際に体験したのならまだしも、ぼくはただ普通の……!??) そのとき、「あなた」の思い出せなかった記憶がよみがえった。 霧崎、小暮たちの姿が、「あなた」の脳裏に浮かんでは消えた。 そう、「あなた」こそ、風海純也警部補だったのだ。 風海が“密室”から目をさますと、そこは病室だった。 ベッドの脇には、小暮、霧崎、そして式部が付き添っていた。 担当医の式部によると、四日まえ病院入り口で保護されたらしい。 身体は健康なのに、自分が誰かも判ってない状態だった。 記憶を呼び戻すために、霧崎の指示で逆行催眠をかけていたところだった。 どうやら、あの“密室”で風海に呼びかけていた声は、霧崎だったようだ。 事件当日、何があったのか。 風海は、問われるままに語りだした。 久しぶりの非番だったその日、ゆうかの電話で呼び出された。 「付き合って。」という誘いに、風海は二つ返事で了承した。 (ひょっとしてデートかな?) いそいそと出かける風海。 ゆうかは目的地を伏せたまま、風海を連れて地下鉄へ乗り込んだ。 いつの間にか電車は、誰もいない駅に停車していた。 ゆうかは、風海を急かしてうす暗い駅に降りた。 そして、電車は二人を残して発車した。 降りた駅は、建設中に放棄された廃墟のようだった。 「やっぱり、〔名前の無い駅〕はあったのね!」 ゆうかによると、ここが都市伝説でささやかれていた 「最初から名前がない駅」だというのだ。 「デートじゃなかったんだ。」少なからず落胆する風海。 「それ、絶対ありえないから!」ゆうかは、デート説を完全否定した。 薄暗いなか、彼女の顔が少し赤らんだように思えたのは、風海の勘違いだろうか? (前半部、続く) 49 :流行り神:2009/11/03(火) 20 26 29 ID 2jN9edTS0 ゆうかの話では、本当の目的地はこの駅の先らしい。 「この先には『……』があるはず。」 風海の記憶は、ここで途切れた。 話を終えた後で、風海はゆうかがまだ戻ってないことを知らされた。 ゆうか捜索に参加したい風海は、式部に退院させてくれるように頼む。 式部は、自分を同行させることで許可を出した。 こうして、風海は部下の小暮、ゆうか関係者の霧崎、主治医の式部の 三人とともに探索に向かうこととなった。 一行は、事件当時に乗った路線の終着駅からさらに奥へと続く線路を見つける。 唯一の手がかりとみて徒歩で奥へと歩き始める。 奥へと進む途中で、内臓をくりぬかれた遺体を発見する。 遺体の状態から、性別は男性、年単位で放置されていたことがわかる。 一行は、ゆうか救出を優先させるため、遺体をそのままにして先を急いだ。 とうとう建設途中で放棄されたと思しき地下鉄の駅にたどり着く。 間違いなく、事件当日に二人が降り立った駅だった。その先に怪しいトンネルも見つかった。 トンネルを抜けた先は、墓場となっていた。 この墓場のために、地下鉄工事が中断されたようだ。 先の遺体を祭ったらしい粗末な墓石もみつかった。日付は昭和二十年前後と古かった。 墓場を調べたい霧崎を残し、ほかの三人は更に奥へ進んだ。 墓場の先に、昭和二十年代に作られたと思われる研究施設が見つかった。 その通路を歩いていると、男連れの犬童警部に出会った。 白い総髪の男は、歴戦の兵士の風格を漂わせていた。 その男こそ、電話で助言してきた“謎の男”であった。 男は名を告げないまま、自分の要件を明かした。 この施設は、彼が所属する“組織”が放棄した研究施設だった。 最近、ここで行われていた悪魔の実験を再開させる計画が持ち上がった。 再開反対派の彼は、仕事仲間の犬童に頼み、 竜脈の力でここを破壊しようとしていたのだ。 カルト否定派の式部は、龍脈の話に反発し、 さらに「悪魔の実験」について男に詰め寄った。 だが、男は「知らないほうがいい。」と交わしただけだった。 「ここは一時間後に崩壊する。避難したまえ。」 「ここに女性が一人、迷い込んでいます! ご存知ありませんか」 風海の問いに、犬童らの顔色が変わった。 二人は、制限時間は延ばせないこと、別件で手が貸せないことを告げて、去っていった。 (前半部、続く) 50 :流行り神:2009/11/03(火) 20 27 47 ID 2jN9edTS0 二人と入れ替わるように、霧崎が三人と合流した。墓からは何も手がかりはなかったという。 薄暗い施設の中を歩き回って、四人はようやくゆうかを見つけた。 ゆうかと合流したとき、ポルターガイスト現象がおきる。 実は、東京の某所で「死者の霊魂を人為的に操作する」研究が 行われていたという噂が流れていた。 彼女は、この地下施設がその場所だと当たりをつけて、 噂を検証する目的でここに来たのだった。 再び、式部はそれを聞いて反論した。 「この現象は、不審者排除の仕掛けよ。」 発言直後、癇癪を起こした子供のように部屋が荒れだした。 ここに長居は無用。風海はゆうかの手を引いて、脱出を促した。 誰かが追ってくる気配を感じつつ、駅を目指す一行。 しかし、疲労していたゆうかを連れた風海は、ほかの三人とはぐれてしまった。 風海は、手近な部屋に飛び込んで、謎の追跡者をかわした。 一息ついている間、二人はこれまでのことを確認しあった。 風海がゆうかと別れたのは、ゆうかを逃がすために囮になったためらしい。 自分だけで逃げ出したのではないと知って、風海は安堵した。 程なくして、部屋の外で何かが徘徊している気配がした。 なんとかやり過ごして、時間内に脱出しなければ。 風海は、ポルターガイストを抑える方法を探そうとした。 /* ここで、ポルターガイストをどう捉えるかで、ルートが分岐します。 /* まずは科学ルート、次にオカルトルートの順に投下します。 /* バッドエンドの分岐箇所は、該当する所に印をつけてあとで解説します。 2)-1 科学派 ポルターガイストの原因は、やっぱり何かの仕掛けに違いない。 風海は、ゆうかの反発を覚悟して自分の考えを正直に言った。 しかし、ゆうかは即座にいくつかの事例を挙げて、あり得ないことではないと返答した。 彼女の目標は、オカルト現象を科学的に捉えること。 その為に、ゆうかは科学知識を蓄えていたのだ。 部屋を出た二人は、廊下を這っているケーブルをたどって機械室を目指した。 途中から人外の白い影に追いかけられつつ、二人は目的の部屋に駆け込んだ。(*1) (白い影も作られた現象なのか?)一抹の不安を抱きつつも、 風海は機械にイスを叩きつけ、完全に破壊した。 壊しているあいだ「電気よりもおぞましいもの」(ゆうか談)が部屋の外で 暴れていたが、機械の沈黙とともにおさまっていった。 (科学ルート、続く) 51 :流行り神:2009/11/03(火) 20 29 56 ID 2jN9edTS0 ほっとしたのもつかの間、今度は建物が地震のように揺れた。 気を取り直して部屋を出たとき、風海は狼狽した。 電力は供給されていないのに、二人を誘導するように廊下の電気が点っていたのだ。 「あのポルターガイストは、ここに呪縛されていた魂だったのかも。 機械が壊れたおかげで解放されたんじゃない? 電灯はそのお礼なのかな。」 ゆうかはそう結論づけたが、風海は信じられなかった。 不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。 出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。 「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」 脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。 「なるほど。霊的なものを人為的に作り出して制御することを目的とした、 実験場だったのだろうな。」 霧崎の結論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。 さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。 小暮は、完全に理解できずにいる。 「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」 そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。 そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。 「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」 これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。 警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。 そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。 (*1) 「ふり返りたい」欲求に負けて後ろを向くと、 二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。 2)-2 オカルト派 やはり、これは幽霊の仕業ではないのか? 風海は、自分の考えを正直に言った。 その話に対して、ゆうかは、(風海からみてぶっ飛んだ)提案をしてきた。 「幽霊と交渉しましょう!」 こちらに害意はないことを彼らに伝えて、見逃してくれるように頼もうと言うのだ。 交渉方法は、こちらの質問に対してノックの数で「はい」か「いいえ」かを 答えてもらうという簡単なもの。 (オカルトルート、続く) 52 :流行り神:2009/11/03(火) 20 35 18 ID 2jN9edTS0 ゆうかから強引に交渉役を押しつけられた風海は、半信半疑で交渉を始めた。(*2) 見逃してもらう約束を取りつけて外に出ると、部屋の前から子供の白い足跡が続いていた。 足跡をたどった先には、子供を監禁していたと思われる小部屋に行きついた。 二人を連れてきた幽霊とのやりとりで、この施設が何らかの実験施設であること、 途中の墓はその実験の被験者のものであることが判った。 ただ、実験の内容については、幽霊自身が知らないのか返答はなかった。 例の男が言った“悪魔の実験”、被験者たちの墓場……。 二人は、しばしやり切れなさにため息をついた。 と、その時、部屋全体が地震のように揺れた。 二人が部屋を出ると、通路の先で男の子の白い影が見え、誘うように通路の電灯が点った。 「ありがとう。」二人は、精一杯のお礼を込めて呟いた。 不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。 出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。 「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」 脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。 「信じられん。何かの間違いではないのか。」 小暮の反論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。 さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。 「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」 そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。 そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。 「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」 これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。 警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。 そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。 (*2) 質問する内容を一つでも間違えると、 二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。 【余談】 ・ここで出てきた謎の男は、おまけシナリオ『退魔師・犬童蘭子』に しっかりと出てきます。そして、別のおまけシナリオにも、 それらしき人物の気配が……。 ―――――― *これで、<流行り神>本編シナリオは終わります。 次からは、おまけシナリオをゲームのリスト順に投下する予定です。 (流行り神:最終話、おわり) 73 :流行り神:2009/11/07(土) 11 19 28 ID zuxE8hYl0 流行り神Portable:追加シナリオ/霧崎編『さとるくん』 【主な登場人物】 霧崎 水明(きりさき・すいめい) 今回の話は、彼の両親がまだ健在だった中学生の思い出話。 今でこそオカルト肯定派の水明だが、 中学時代は「科学で説明できないものは、全て嘘である」という ガチガチの科学万能主義者であった。 霧崎 道明(きりさき・どうめい) 水明の父。〔さとるくん〕に拘る息子に、再三警告を発していた。 イラストでは常にタバコを燻らしているところからすると、チェインスモーカーらしい。 【前置き】 この話は、両親の命日に水明が過去を回想する形で進行します。 1)前半部 水明は、両親の命日にはある銘柄の煙草『紫煙』を燻らすことにしていた。 そして、中学生時代に初めて遭遇したオカルトにまつわる思い出に浸るのだった。 一学期終業式、水明は同級生のオカルトマニア田井野少年から、〔さとるくん〕の話を聞く。 校区内の公園にある電話ボックスから特定の番号に電話をかけると、 〔さとるくん〕という人物が電話に出てくる。 その人物に自分の知りたい「未来の情報」について尋ねると、答えがかえってくる 話の真偽を確かめるため、同級生の美久が電話をかける。 美久は、電話は繋がったが、機械音だけしか聞こえなかったと告げる。 美久と彼女の親友・敦子、水明の三人は、話は嘘だと結論をだすが、田井野は認めなかった。 田井野の醜態に嫌気が差した三人は、それぞれ家路につく。 それから数時間後、霧崎家に「公園の電話ボックスで美久が殺された。」という凶報が届く。 夜の公園を散歩していた敦子が、美久の遺体を見つけたという。 話によると、美久は夜になって「電話をかける」と言って家を飛び出したらしい。 一夜明けた翌日。水明は、美久の葬儀に参列していた。 水明が焼香しようとした時、自分を見つめる、粘りつくような視線を感じた。 見つめられる心当たりがない彼は、いぶかしむ。 (前半部、続く) 74 :流行り神:2009/11/07(土) 11 20 28 ID zuxE8hYl0 葬儀後、敦子の提案で公園に集まることになり、水明は一旦帰宅する。 水明が家に戻ると、道明から〔さとるくん〕に関わるなと言われた。 「絶対に電話をかけるな。そうすれば、最悪の事態は防げる。」 「判ったよ。」水明は、そう返事をして公園へ向かった。 公園で、水明は、体育教師の桜井と学級担当の響子に声をかけられた。 反抗的な水明の態度に腹をたてた桜井が拳を振りあげたとき、 水明を庇った響子が尻餅をついた。 その時――「そんな目で……見ないで。」異常に怯える響子に、桜井や水明は唖然とする。 響子は走り去り、続いて桜井もその場を立ち去る。 友人と合流した水明は、田井野の主張を挫こうと〔さとるくん〕に電話をかけてしまう。 受話器から流れてきたのは、留守番電話のメッセージだった。 「わたしはさとる。……わたしを見ないで。」 ぎょっとしたとき、電話ボックスで〔さとるくん〕の電話番号を記したチラシを見つける。 どうやら、〔さとるくん〕の噂はイタズラ電話に加担させようとする誰かの仕業のようだ。 水明はそう断定するが、田井野は自説を曲げなかった。 その後、なりゆきで三人は道明とともに美久の家を訪ねることになった。 そこで、美久の遺体が消えたことを聞く。 美久の家を辞したあと、道明は三人に口止めと〔さとるくん〕に近づくなと言いわたす。 自宅で水明は、道明に事件について聞いてみたが、その時期ではないと断られる。 釈然としないまま、水明は、田井野の呼び出しに応じて公園に出かける。 公園に来た敦子の虚ろな様子に、水明は一抹の不安を感じる。 田井野と合流後、三人は、逆さ吊りにされた美久の遺体を発見する。 現場に関係者が集まっているとき、青ざめた顔の敦子は、水明に話があると言ってきた。 水明は、離れた場所にあるベンチに敦子を誘う。 敦子は、美久が殺された日に〔さとるくん〕へ電話をかけたことを告白する。 ただし、どんなやり取りをしたのかは覚えてないという。 「わたしも、何も言われなかったのかな?」 水明は、葬儀から何度も感じている視線をまた感じた。 公園のそばにある空き家から、少年がこちらを見ていた。 水明は敦子を連れ、少年のあとを追いに空き家へ入り込む。 二人が空き家で少年を追っているときに、女性を連れた道明と出くわした。 女性は、呪文のようなものを唱え続けていた。 気がつくと、先ほどの男の子はどこかへ消えてしまった。 (前半部、続く) 75 :流行り神:2009/11/07(土) 11 22 40 ID zuxE8hYl0 少年が消えた後、道明はようやく〔さとるくん〕について語りだした。 「〔さとるくん〕は“忌み名”を集めていた。それが、父さんの心配ごとだったんだ。」 「忌み名?」聞きなれない言葉に、水明は聞き返した。 「モノのホンマの名前のことや。」先ほどの女性が答えた。 かつて日本では、本当の名前を言うと相手を自由に操ることができる、と信じられていた。 そこで、本名は“忌み名”として秘密にし、普段は別の名前を使っていた。 いまでは廃れた風習だが、水明が住んでいる地域ではまだ残っていた。 道明と女性がここまで説明したとき、敦子が急に倒れる。三人は慌てて空き家を出る。 そとで敦子を寝かしているとき、道明が美久の遺体失踪について触れた。 「美久ちゃんは自分であそこまで来たらしい。現場に彼女の足跡があったんだ。」 絶句する水明。その時、敦子が意識を取り戻し、つぶやいた。 「思い出したの……わたし……本当の名前を知られちゃった。」 電話のチラシは、イタズラではなく忌み名蒐集の罠だったのか。 その時、担任の響子の電話番号と〔さとるくん〕の電話番号が同じであることに気づく。 ――尻餅をついたときの異様な怯え様、留守番電話の女性のメッセージ。 度重なるイタズラ電話で、担任の女性教諭の心は蝕まれてしまったのか? 水明は、道明と連れの女性に電話番号の話をした。 「仕事ができた。」道明と女性は、その場を水明に任せて足早に立ち去った。 二人がさったあと、敦子は急に公園に行くと言い出す。 公園に着いたとき、水明はまた粘りつくような視線を感じた。 推理を巡らした水明は、視線の主は担任の響子だと結論づける。 彼は、真実を確かめるために視線の主が潜んでいると思われる茂みへと近づいていった。 /* ここまでのプレイの進め方で、エンディングが二つに分かれる。 2)-1 エンディング~その1 茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。 響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。 「すまない……水明……」薄れる意識の中で、駆けつける父の姿を見つけた。 響子は道明に拘束される直前、持っていたナイフで両目をきりつける。 その後、水明は意識を失った。 響子は美久殺害を認めた。自ら傷つけた両目の視力は戻らなかったらしい。 水明は無事に意識を取り戻したが、敦子は未だ目が覚めていない。 敦子の病室で、田井野は敦子を思いやるような都市伝説を披露した。 彼なりの配慮に、水明はちょっとだけ彼を見直す。 と、その時、敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。 「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」 ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。 (エンディング~その1、続く) 76 :流行り神:2009/11/07(土) 11 26 54 ID zuxE8hYl0 (*1) 事件後、敦子はどこかへ引っ越してしまい、連絡が取れなくなった。 そして二ヵ月後、水明の両親は他界する――水明に一冊のファイルを残して。 〔さとるくん〕と両親の死、この二つの出来事で、水明少年は科学至上主義をやめ、 彼なりにオカルトを研究するようになった。 いつの日か、残されたファイルの謎を解く。 水明は、そんな思いを抱きつつ、命日に父が吸っていた『紫煙』を燻らすのだった。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。 響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。 「すまない……水明……」駆けつける父の姿を見ながら、水明は意識を失った。 (*2) 気がつくと、水明は病室にいた。心配そうな両親がそばにいる。 彼は三日間も眠っていたのだ。父は、水明に事件のその後について話した。 「最悪の解決になった……〔さとるくん〕の事件は解決し、犯人は逮捕されたよ。 でも、敦子ちゃんは……。」敦子はまだ意識が戻らないという。肩を落とす父親。 両親と入れ違いに、田井野が見舞いに訪れた。さすがの田井野も大人しい。 と、その時。隣りのベッドで寝ていた敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。 「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」 ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。 /* 以下、「エンディング~その1」の(*1)と同じなので、割愛。 (このあと、ゲーム・オーバー+αあり) 77 :流行り神:2009/11/07(土) 11 28 54 ID zuxE8hYl0 3)ゲーム・オーバー /* 話の真相にたどり着く前に選択を誤ると、水明が視線の主に気絶させられる。 /* それ以降は、「エンディング~その2」の(*2)と同じなので、割愛。 【余談】 ・まとめでは影が薄い田井野少年ですが、本編では自説を曲げない嫌らしさを爆発させています。 実際にプレイして味わって欲しいですね。 ・途中で関西訛りの女性が出てきますが、本編でも名前は名乗りません。 でも、あの言葉遣いをする関係者は一人しかいないわけで……。 イラストからして、同一人物であることは間違いないでしょう。 ・水明の父親・道明。顔の輪郭や煙草のくわえ方など、 『名前の無い駅』に出てきた人物に良く似ています(笑)。 (以上で、霧崎編『さとるくん』終了。次の式部編『レイコ』編は後日に投下します。) 113 :流行り神:2009/11/16(月) 10 28 08 ID chs/NH5d0 流行り神Portable:追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』 【主な登場人物】 式部 人見(しきぶ・ひとみ) 今回の話は、彼女が医者になった頃に起きた事件である。 この頃から、頑なにオカルトを否定していた。 高田 幸造(たかだ・こうぞう) 事件当時、鴨根医大病院に勤務していた医師で、式部の上司。 人格・技術ともに優れた医師として、周囲の信頼を集めていた。 式部も、一人の男性としての憧れも抱いていた。 【前置き】 この話は、式部が過去を回想する形で進行します。 1)前半部 式部の愛用するバイクのエンジンタンクに、ある落書きがされている。 その落書きは、ある「事件」の記念でもあった。 彼女が新人だったころ、病院に有名なモデル・鏑木輝充が救急で運び込まれた。 彼の右腕は、高濃度の酸で焼かれたような状態だった。鏑木は息を引きとる。 モデルを看取った高田と式部の前に、スポーツ新聞記者・落合圭三が現れる。 落合は、鏑木よりも一般人の福岡篤文少年に興味を示した。 追い払おうとした高田を、落合は意味ありげな言葉『素材』で黙らせた。 式部は、少年の面会に向かった落合の後を追う。 式部が少年の個室に入ると、少年は落合と談笑していた。 〔カシマレイコ〕の名前を聞いてから三日以内に、両足が無い女が夢の中に現れる。 その女〔カシマレイコ〕に「右足はいるか?」と質問されたら、 「いる。」と答えないと彼女に右足を取られてしまう。 少年は、落合が話した〔カシマレイコ〕の都市伝説にはしゃいでいた。 有無も言わさずに病室から、式部は落合を追い出した。 それ以降、彼女の周りでオカルトじみた出来事が起き、眠れぬ一夜を明かした。 (オカルトを認めるということは、過去のあの“事件”を認めることになる) (だから、認めるわけにはいかない……) 翌日、鏑木の検視は高田によって行われた。 検視結果は、予想通り「右手を薬品で焼かれた時のショック症状」であった。 それ以外にも、鏑木の婚約者・希樹比佐子が高田の患者だったこと、 鏑木は搬送中しきりに「カシマレイコ」とつぶやいていたこと、 鏑木と彼女、そして看護士の穂積の三人が小学校の同級生だったこともわかった。 (前半部、続く) 114 :流行り神:2009/11/16(月) 10 29 21 ID chs/NH5d0 霊安室に向かう途中、式部は少年に張りついていた落合に捕まる。 彼は、少年の病気は「未承認の薬品」による副作用ではないのかと、と問いかけて来た。 しかも、その薬は冷戦時代の人体実験で用いられた物だというのだ。 戸惑う式部を残し、落合は仄めかすだけ仄めかして去っていった。 いつもより冷えている霊安室で、鏑木の遺体を見てみると――右腕がない! しかも扉が開かなくなり、更に室内の温度が下がっていることに気づいた。 このままでは危ない――幸いにも、式部は異変に気づいた高田によって救い出された。 高田とともに霊安室を出たところで、希樹と出会う。 「道に迷ってしまって……。」 建物の構造上、一般人が迷うはずがない。式部は、彼女の弁解に内心首をかしげる。 高田の研究室で、式部は希樹についてたずねて見た。 希樹は、小学生のころに列車事故で右手を負傷。 マスコミが事故を「カシマレイコ」に絡めて報道したため、彼女は同級生からイジメられた。 高田はその時の担当医であり、彼女から相談を受けていたという。 高田の話から、式部の心に希樹への疑念がわき始めた。 その時、式部は卓上の見慣れないアンプルに気づく。 式部がアンプルについて聞くと、高田は慌ててアンプルをしまい、 パソコンのファイルを閉じた。ファイルに「福岡篤文」の名前がちらりと見えた。 式部の追及に、高田はいきなり食事の誘いを振ってきた。 「明日の晩……詳しく話すよ。ごめん。」 心残りだったが、高田よりも希樹の件を優先させて、式部は希樹の家へとバイクを走らせた。 右腕を持ち去った犯人はあなたではないか、と式部は切り出した。 白を切っていた希樹だったが、逃げられずに本音をあらわにした。 鏑木に硫酸をかけたのはいじめの仕返しで、右手を持ち帰ったのも彼女だった。 事件後に式部の周りで起こった奇怪な出来事も、彼女が引き起こしたことだった。 穂積が式部に好意を抱いていると気づき、自分の復讐ために利用しようとしたのだ。 「最終的には、誤解した貴女が穂積を殺すように仕向けるつもりだったわ……」 静かに笑う希樹に、式部は自首をすすめて立ち去った。 /* ランクによって、エンディングが違ってきます。 2)-1 エンディング~その1 自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。 だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。 式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。 (エンディング~その1、続く) 115 :流行り神:2009/11/16(月) 10 31 23 ID chs/NH5d0 福岡少年に投与されていた薬は、冷戦時代のソ連での体実験に用いられたものだった。 薬は人為的に超能力者を作るもので、 ある「組織」が福岡少年を使って新薬実験を行っていた。 落合が追っていたのはこの組織であり、少年の主治医・高田はその組織の手先だった。 少年の謎めいた病気は、この薬の副作用が原因だったのだ。 そして今、医師とその患者は姿を消した。 「何らかの研究結果が出たのか……その逆か……。」 落合の話を聞いた式部は、病院へ引き返した。 彼の話の通り、医師と少年は姿を消し、記録もきれいに抹消されていた。 ――高田のパソコンにあったテキストファイル『hitomi.txt』を除いて。 しかし、このファイルも文字化けして読めなかった。 (*1) それから数年たつが、二人の行方はようとして知れなかった。高田との再会は、 風海たちの活躍で叶うのではないのかという予感めいたものも感じ始めていた。 読めない『hitomi.txt』も、式部はいつか読める日を夢見て保存していた。 これが読めたとき、自分自身が過去の事件から解放されることを信じて。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。 だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。 式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。 /* 落合の話はエンディング~その1と同じなので、割愛 二人が話しているとき、穂積が近づいてきた。彼は、落合の話が本当で、 自分が高田の指示で少年に新薬を投与していたことを告白した。 更に、希樹も薬の被験者だったことと、 高田が姿を消したのも実験が失敗したためらしいことも明かした。 (エンディング~その2、続く) 116 :流行り神:2009/11/16(月) 10 32 14 ID chs/NH5d0 二人の話を聞いた式部は、病院へ引きかえした。 高田は、少年の退院手続きを済ませ、その後に辞職届を出したという。 高田の研究室は、誰もいなかったようにパソコン以外きれいに片付けられていた。 パソコンには、式部が見てしまったファイルが開いたままだった。 ファイルの内容は、落合の話を裏付けるのに十分なものだった。 そして、パソコンにはもう一つのテキストファイル『hitomi.txt』があった。 パスワード設定のファイルだったため開けられず、式部は諦めて作業を切り上げた。 病院の駐車場でバイクにまたがったとき、彼女はタンクのいたずら書きに気づいた。 『kashima reiko』 式部は引き返し、『hitomi.txt』のパスワード入力欄に『カシマレイコ』と打ち込んだ。 ファイルは開いたが、内容は文字化けして読めなかった。何者かが故意に消したらしい。 式部は、『kashima reiko』をフロッピーに落として部屋をあとにした。 /* 以下、エンディング~その1の(*1)と同じなので、割愛 ~終わり~ 3)ゲーム・オーバー 3)-1 硫酸にやかれて死亡 希樹を問い詰める場面で選択肢を間違うと、希樹に硫酸をかけられて死亡。 3)-2 穂積とセカンドステージへ 前半部の選択によって、新人看護士の穂積と人生の「セカンドステージ」に進むというもの。 /* 心の重しが取れ、新たな伴侶とともに人生を歩む――ハッピーエンドかもしれません(笑) 【余談】 ・この事件は、公式の人物紹介で触れられていた 式部が過去に体験したオカルト事件ではありません。 ・ただ、過去の事件にこだわって目の前の現象を頑なに拒む態度で、 式部にとってその事件は大きな枷となっていることは見て取れます。 (追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』終わり、次は『神隠し』です。) 124 :流行り神:2009/11/17(火) 15 51 44 ID 0F3/Q7GB0 流行り神Portable:追加シナリオ/ゆうか編『神隠し』 【主な登場人物】 間宮 ゆうか(まみや・――) 今回の話は、彼女が高校生に遭遇した事件である。 当時、東京から引っ越して日が浅かったため、地元の事情に疎かった。 羽黒 薫(はぐろ・かおる) 地元生まれの地元育ちで、ゆうかが最初に親しくなったクラスメイト。 ゆうかの人生に大きな影響を与えた人物。 【前置き】 この話は、ゆうかが過去を回想する形で進行します。 1)前半部 ゆうかが高校生だった頃、彼女は、両親の都合で東京から神奈川の地方へと転校した。 この事件は、そのころに体験したものである。 冬休みを数日後に控えたある日、ゆうかは先輩・佐倉からある企みに強制参加させられた。 冬休みの夜に、〔ホルマリン漬けの女生徒〕の噂を確かめようというのだ。 佐倉は、四十年前に男性教師と女生徒が失踪した事件がこの噂の元ネタだと考えているらしい。 冬休みの初日の夕刻。ゆうかは、学校近くで佐倉、薫と落ちあう。 押しかけてきた下橋ミキに佐倉が不機嫌になったり、 老母を連れた男性教師・小松と会ったりと、ごたごたを経て学校へ忍び込んだ。 四人は、封印されていた教室から失踪した教師の日誌を発見する。 ゆうかは、その日記から事件の二人が恋仲にあったことを知り、 四十年前の真相は駆け落ちだったと確信する。 そのとき薫が倒れてしまい、佐倉の指示で宿直室へ向かう。 宿直室へたどり着いたとき、ゆうかと下橋は室内にさっきまで誰かがいた痕跡に気づく。 外は猛吹雪で、宿直室の電話は不通、携帯も圏外で使えなかった。 この状況下、佐倉はゆうかに一人でさっきの教室を詳しく調べるように強要する。 途中で足を挫いた下橋は、渋々と出て行くゆうかをすまなそうに見送った。 ゆうかは、先ほどの日記から、女生徒が多々良家、教師が羽黒家の人間だったことを知る。 宿直室へ戻る途中、ゆうかは佐倉と合流し、佐倉のトイレに付き合うことになった。 ゆうかは、トイレで緑色をした天狗の顔を見た直後、意識が朦朧とする。 意識が戻ると、トイレの個室に閉じ込められていた。自力で脱出し、宿直室へ急ぐゆうか。 (前半部、続く) 125 :流行り神:2009/11/17(火) 15 53 46 ID 0F3/Q7GB0 たどり着いた宿直室では、佐倉と下橋はおらず、薫が殴り殺されていた。 呆然として外に出ると、外で下橋が立っていた。 下橋によれば、佐倉は助けを求めて激しい吹雪の中を出て行ったという。 寒さと時おり聞こえる羽音に下橋は怯え、宿直室に戻ろうと提案してくる。 ゆうかも部屋に入るが、なぜか薫の遺体が消えていた。 首をかしげているゆうかを、天井を見上げていた下橋が強引に外へ連れ出した。 外にでた下橋は、連れ出した理由を明かした。 天井裏の窓から赤い影がこちらを覗いていたので、怖くなって逃げ出した、と。 二人を追ってきたらしい影から逃げる途中、二人は点々と続く血痕を見つける。 追っ手から逃げながら、二人は事の真相を推理し始めた。 天狗信仰が根付いてるこの村で、天狗を祀る多々良家は、ながらく強い力を保ってきた。 しかし、天狗の天誅・〔神隠し〕が四十年前に起きたことで状況は一変する。 天狗を祀っていた多々良の威光は地に落ち、代わって台頭してきたのが羽黒であった。 小松教師も、このせいで生家の多々良から親戚の小松へ養子に出された。 最初に多々良を非難しだしたのは羽黒だったことを考えると、 〔神隠し〕は「羽黒が駆け落ちを利用してでっち上げた」と考えられる。 薫は多々良と羽黒の因縁に巻き込まれて殺されたとすると、誰が薫を殺したか? 話を持ってきたのは、佐倉だ。 佐倉が下橋のおしかけに不機嫌になったのは、計画が狂うからではないか。 しかし、易々と薫の遺体を運べるとは考えにくい。誰か共犯者がいるはずだ。 小松先生だ! 佐倉が彼に協力しているとするなら、話のつじつまは合う。 下橋は、近くにある滝・「天狗の祠」に遺体が投げ込まれるかもしれない、と気づく。 そこは落ちると二度と浮き上がらない場所なのだ。 ゆうかは、下橋を安全な場所に避難させて単身「天狗の祠」へと向かう。 祠に向かう途中、ゆうかは空を飛ぶ怪しい影に襲われた。 「天狗!?」じりじりと後じさりするうちに、ゆうかは崖から転落してしまう。 東の空が明るくなるのを感じながら、ゆうかは気を失った。 気がつくと、病院のベッドに寝かされていた。下橋の知らせで救助されたらしい。 軽薄そうな若い刑事・佐藤が、その後のあらましを話してくれた。 四十年前の失踪は、駆け落ちではなく心中だった。それを裏付ける証拠品も出たという。 しかし、死んだのは多々良イサミだけで、羽黒亮二は生き延びて娘をもうけたという。 刑事は、その娘が薫だとみているようだ。その薫の遺体は、まだ見つかってない。 イサミの弟だった小松教師は、事件を引き起こした亮二親子に復讐しようとしたらしい。 佐倉は、小松と恋仲だったため計画に巻き込まれた模様。 ただし、小松は姿を消し、佐倉は錯乱状態の現状では、はっきりしたことは判らないという。 その後、佐倉は正気に戻ったものの事件当時のことは覚えてなかった。 ゆうかも転校してしまい、それからのことは判らなくなった。 /* ここでエンディングが分岐する。 (前半部、終わり。エンディング~その1へ) 126 :流行り神:2009/11/17(火) 15 55 52 ID 0F3/Q7GB0 2)-1 エンディング~その1 霧崎の研究室で、ゆうかは風海に自分のオカルト体験を話し終えた。 感想を求められた風海は、ある点を指摘する。 〔神隠し〕に見立てる計画だったら、血が残る殺害方法は取らないはずだ。 実際に薫を殺したのは、天井裏に潜んでいた天狗ではないだろうか。 小松と佐倉は、天狗に振り回されただけではないのか。 と、そこへ現れたのは霧崎。彼はかるく風海をからかう。 そんな義兄弟のやりとりをみながら、ゆうかは薫に思いをはせた。 薫は死んだのではなく、本当に〔神隠し〕にあったのかもしれない。 そして、いまも生きているのかもしれない、と。 ~終わり~ 2)-2 エンディング~その2 ゆうかのオカルト体験を聞いた風海は、自分の推理を語った。 だが、それはゆうかを納得させるものではなかった。 いつか、自分の手で真相に近づいてみせる――ゆうかは心にそう誓った。 ~終わり~ (エンディング~その2、終わり。ゲーム・オーバー+αに続く) 127 :流行り神:2009/11/17(火) 15 57 36 ID 0F3/Q7GB0 3)ゲーム・オーバー /* ゲーム・オーバーに至るルートは複数あるので、どういう終わり方になるかだけを表記する。 3)-1 薫が死なずに生き残る この場合、小松は行方不明となり、佐倉は三年たっても正気に戻らない。 下橋とはまだ連絡を取っているが、薫は卒業後に一族揃って転居し連絡が取れなくなる。 大学生になったゆうかは、薫との再会を願いながら、オカルト三昧の日々を堪能している。 3)-2 ゆうかだけ生き残る エンディングと同様に崖から落ちるが、小松の老母に発見されて助かる。 佐藤刑事から小松を含む四人の行方が判らなくなっていると告げられ、 老母に「なぜお前だけが〔神隠し〕に遭わずにいるのか!」と詰め寄られる。 もし、あの時に違う判断を下していたら、みんなは助かっただろうか、 いや、じぶんもまた消えてしまったのではないか……。三年後も、ゆうかは忘れられずにいる。 3)-3 崖から転落死 エンディングと同様に崖から落ちるが、ゆうかは救助される前に息を引き取る。 その後、ゆうかは幽体となり、三年のあいだ現世を漂うことになる。 行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。 3)-4 〔ホルマリン漬けの女生徒〕にとりこまれる 死んだ多々良イサミは、二人を死に追いやった周囲を怨み、 ホルマリン臭を漂わせた異形のモノとして夜の校内を徘徊していた。 ゆうかは、このモノに取り込まれて幽体の状態になり、三年のあいだ現世を漂うことになる。 行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。 【余談】 ・最後の最後に出てくる佐藤刑事について。顔全体のイラストはありませんが、 口元のイラストといい、人物描写といい、本編に出てきた“あの人物”そのものでした(笑)。 ・ゲーム・オーバーは以上の四つだけだと思いますが、抜けがあったら補完をお願いします。 (ゆうか編/『神隠し』、終わり。流行り神の穴埋め作業も完了) 92 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 30 56 ID KHZiYnGO0 未解決一覧から「流行り神 退魔師・犬童蘭子編」投下します …といっても犬童蘭子編が番外編の為、本編をやってないと理解しづらいかもしれません。 wikiには第零話「チェーンメール」の解説がありますが、時間的には犬童編はチェーンメールより前の話になっています。 93 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 31 59 ID KHZiYnGO0 犬童蘭子編は、同ゲームの本編第1話「コックリさん」のオカルトルートを犬童の視点から描いたもの。 この事件で本編の主人公である刑事・風海純也とその相棒・小暮宗介は初めてオカルト的存在に触れる事になる。 本編ではギャンブル好きで全く仕事をしないグータラ上司として描かれている蘭子だが、その正体は魔を憎み滅する事に命を懸ける「退魔師」。 彼女はある組織に属し、魔を滅する為に風海達には隠れて活動している。 ある日蘭子は志を同じくする男(霧崎水明の父・霧崎道明と思われる)に、都内の高校の敷地内にある「殺生石」の怨念を封じるよう依頼される。 殺生石とは、平たく言えば怨念の篭った石の事。しかし高校にあるような殺生石の欠片ならその力は微力であり、封じる必要まではない。 首を傾げる蘭子に、男はその高校で2日前に女子生徒の自殺があった事と、その原因が恐らく殺生石にある事を告げる。 94 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 33 27 ID KHZiYnGO0 さっそく件の高校に向かい、調査を開始する蘭子。 同様に女子生徒の自殺について調べる風海や小暮とニアミスしながらも、殺生石に力を与えているのは、とある女子生徒の抱いている強い恋心と、恋敵に対する激しい憎しみだという事を突き止める。 しかしいくら触媒となっていても女子生徒自体をとっちめるわけにも行かない。 そこで蘭子は殺生石のある敷地内の森へ向かい、経文を殺生石に捧げる事でその暴走を止めようとする。 だが蘭子の予想以上に女子生徒の想いは強く、彼女が激昂した際に経文は破れ、落雷により殺生石に封じられていた怨念が復活してしまう。 仕方なく蘭子は殺生石に封じられていた怨念「九尾の狐(の破片)」と対峙する事に。 苦戦しながらも蘭子は九尾の狐を追い込み、瀕死の状態に持ち込む。 しかし九尾の狐は殺生石の様子を伺いに来た風海達の気配を察し、これ以上攻撃を加えたら断末魔の苦しみを奴らにも分ける(要するにメガンテして風海達も殺す)と蘭子を脅 した為、仕方なく蘭子は一旦退く事に。 95 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 35 12 ID KHZiYnGO0 そして翌日。蘭子は自分に退魔師となる術を教えた住職の下に行き、新たな退魔具を持って再び九尾の狐に挑む。 九尾の狐は触媒たる女子生徒が負の感情に流されつつある為か、刻一刻と力を増している。 対する蘭子は昨日の傷を癒えておらず、その結果徐々に追い詰められていく。 九尾の狐はそんな蘭子を嘲笑い、また自分達の近くで想いを叫び、感情を爆発させている触媒とその恋敵の言い争い(本編の1シーン)を見せつけ、人間の憎しみは美味だと哄笑する。(結界が張ってある為、向こうから蘭子達は見えない) 蘭子にはもはや反論する力さえも残っていない。 もはやここまでか、とあきらめかけた時、突然九尾の狐が苦しみ出した。 何が起きたのかわからずに周りを見回すと、先ほどの言い争いの末、恋敵が鋭い枝で触媒となっていた女子生徒の腹部を刺しているのが見えた。 これほどのチャンスはない。蘭子は最後の力を振り絞り九尾の狐に一撃を加え、これを打ち破る事に成功する。 数日後、編纂室には「コックリさん」事件の功績を認められ、「組織」によって異動させられた風海と小暮がやってくる。 いくら人手不足でも、こんなひよっ子送ってこられても困る…などと口では毒づく蘭子だが、内心では風海達に期待していると告げるのだった。 96 :流行り神 退魔師・犬童蘭子編:2009/02/14(土) 13 41 55 ID KHZiYnGO0 すみません、書き忘れていましたが以上で終わりです。
https://w.atwiki.jp/nyabecch/pages/45.html
野球はやっぱり素晴らしい ☆ヾ( ̄ー ̄ ) 高校野球の決勝戦が行われた。 大会前のドロー(組み合わせ)を見てズバリ、密かに決勝の顔合わせを「帝京vs広陵」と予想していたワタクシにとって、広陵(広島)の勝ち上がりは予想通りだったが、対する佐賀北はまったく予想外のノーマークだった(恐らくは、ワタクシだけではなかったろう) ともに一回戦から登場した両チームであるが、過去センバツでは3度の優勝、全国大会でも2度の準優勝の名門・広陵が、初戦で昨年まで三年連続で決勝を戦った強豪・駒大苫小牧(北北海道)を九回の逆転劇で破ると、二回戦から準々決勝までの3試合に大勝を重ね、準決勝では春夏連覇を狙う常葉菊川(静岡)を接戦の末に下すなど、優勝候補に相応しい堂々たる勝ち上がりっぷりだった。 一方、佐賀北の方は過去の実績だけでなく、大会前の評判も殆どゼロというところからスタートしたが、開会式直後の第一試合に勝つと二回戦では宇治山田商と、延長15回引き分けの末に再試合を戦った。 実のところ「佐賀北」の名が、一気に浸透したのはここからであったろう。 その勢いに乗ったか、準々決勝では優勝候補の一角・帝京(東東京)と延長13回を戦って、大方の予想を覆す勝利を飾った勢いで、決勝まで駒を進める。 そうして、迎えた決勝。 佐賀北に勢いは感じたものの、実力的にはやはり広陵が上であろうというのが、ワタクシ(のみでなく、恐らくは殆ど)の見方であったろう。 その決勝は予想通りの展開で、7回を終わった時点で4-0というスコアだけでなく、佐賀北は僅かに1安打しか打てずにチャンスらしいチャンスすら、まったく作れない。 (広陵が最も苦しんだ初戦の駒大苫小牧戦や、準決勝の常葉菊川との戦いが、事実上の決勝戦だったんだろうな・・・) と思ったとしても無理はないような、力の差を感じさせるた展開だ。 これで終わっていれば、捻くれもののワタクシがわざわざこの 10ちゃんねる (* ̄― ̄)y-~~~~ で「白球の青春」を採り上げるべくもないが、そのワタクシも(そして、恐らくは誰もが)まったく予想していないドラマが、ここから待ちうけていた。 7回まで、まさに精密機械のように完璧なピッチングを続けていた、広陵の野村投手が突如としてコントロールを乱して満塁として、さらに四球で押し出し。 佐賀北の大応援団で埋め尽くされたスタンドが、唯一の盛り上がりを見せた場面だ。 この日に偶然、休暇をとっていたワタクシは、昨年のような「悪役・駒大苫小牧」に立ち向かう「早実のハンカチ王子・斎藤」に肩入れするような事もなく、平静な気持ちでTV観戦をしていた。 (ここでもう一、二点くらい入れば、決勝らしく盛り上がるのだが・・・) と思っていた矢先の、まさかの満塁ホームランだ ポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン… こうして8回に一挙五点を挙げ、絵に描いたような信じられない大逆転劇(5-4)の末、誰も予想しなかった佐賀北が見事な初優勝を飾った。 スポーツを語るにおいて、安っぽい「ドラマ」を軽々しく使いたくはないワタクシと言えども、去年の決勝戦に続いて これだけドラマに満ちた決勝も珍しいのではないか? 野球って、やっぱり素晴らしいスポーツだ! と、思わずにはいられない。 先にも触れたように、初戦に三年連続決勝進出の駒大苫小牧、そして準決勝では春夏連覇を目指した常葉菊川を破って充実ぶりを見せ付けていた広陵は、監督が熱射病で倒れた試合もあった。 対する佐賀北の方は、開幕第一戦に登場して最後の決勝を戦っただけでなく、その間引き分け再試合もあって出場校中ただ一校だけ、炎天下の中で7試合を戦い抜いた、逞しいチームである。 まったく無名のノーマークから急激に力を蓄えて優勝した、佐賀北の劇的な勝負強さこそは、大いに賞賛されるべきである (^-^)ノ∠※PAN!。. * ・ ゚☆。. * ・ ゚★゚ ・ *オメデトウ だが忘れてはならないのが、広陵のエース・野村投手の頑張りだ。 ここまで一人で投げ抜きながら、最後に力尽きたのは残念だったが、7回まで1安打と完璧に封じ込めながら、よもやの満塁弾を喰らっただけでも気の毒な野村投手に、更なる悪夢の追い討ちが待っていようとは。 最終回。 目の前で、味方の走塁死によって同点のチャンスが潰れた後の、最後の打者になってしまったのである。 あれだけ頑張った投手に対して、あまりにも酷な試練が与えられたものだと、これ以上観戦する気分にはなれず、表彰式の始まったTVを消した・・・(-ω-#)y-~~~~- 名前 コメント すべてのコメントを見る 朝青龍を追放せよ(後編) ポイッ (ノ-_-)ノ ~(_□_) 「その後の聴取の結果、またしても無断でのモンゴル帰国が判明するに及び、ここに至って遂に業を煮やした横審委員のナベツネ氏から 『今後このような、横綱としての自覚を著しく欠いた非常識な行動が続くようなら、引退勧告もありうる』 と、遂に最後通牒ともとれる発言が出された・・・」 という経過があった。 ところがご存知の通り、この後も朝青龍の暴走は止まるところを知らず 「勝てばいいんだろ」 とばかりに暴言、放言を繰り返すばかりか、負けた時の八つ当たりといった子供じみた言動のうちはまだしもかわいかったが、遂には八百長疑惑まで噴出し、裁判沙汰に発展して世間を騒がせるという醜態である。 八百長疑惑については、まだ裁判をしている最中であるにもかかわらず、先に行われた名古屋場所で優勝のかかった白鵬との結びの一番でも、明らかに「八百長」としか考えられないような、胡散臭い相撲を取っている(稀勢ノ里に敗れて、優勝を逃した琴光喜が花道で涙を流していたのは、単に優勝を逃した悔しさというだけでなく、あのような疑惑相撲で優勝を掻っ攫われた悔しさであったろうと、ワタクシは密かに推測している) 上記からお分かりの通り、ワタクシが3年以上も前に予言した 『朝青龍は、第二の北尾(双羽黒)になる!』 は決して予見が外れたのではなく、本来ならとっくの昔に追放になっていてしかるべきところが、横綱が一人もいなくなる事に怯えた協会のバカゲタ弱腰のために、運良く命拾いをして来たというに過ぎないのだ。 いつも事が起こった時だけは 「断固たる措置を取る」 と息巻いているのに、結局は殆ど実効性のないペナルティでお茶を濁してきたのが相撲協会であるが、度重なる不祥事には関係各所に抗議の電話等が殺到しているとも言われるだけに、これ以上ファンを愚弄する事は許されない。 「朝青龍の各界追放」を切実に望んでいる声は、多いはずなのである。 それは「朝青龍がモンゴル人(或いは外国人)の横綱だから」では、決してない。 過去にも曙や武蔵丸といったハワイの横綱や、新たに誕生したモンゴルの白鵬ら外国人で頂点を極めた力士はいたが、決してそのような差別はなかったし、今もまったくない。 逆に日本人であっても、横綱の地位を極めながら素行に数々の問題があったため、事実上の廃業に追い込まれた双羽黒(北尾)の例もある。 あるのは、ただ「横綱に相応しい品格と人格」を備えていないという事実のみであり、日本に来て10年も経つ人間が「日本の風習を理解していなかった」では、絶対に許されないのである。 と書いた後に「2場所連続出場停止と減俸30%(4カ月)」という、なんとも中途半端な裁定が下された。 この4ヶ月間は「執行猶予」期間でもあり、期間中に何か問題を起こすような事でもあれば、今度こそは「永久追放」の厳罰で臨んでもらわなければ困る Ψ(ーωー)Ψ 名前 コメント すべてのコメントを見る 朝青龍を追放せよ(前編) ポイッ (ノ-_-)ノ ~(_□_) 横綱・朝青龍の「仮病疑惑」が問題になっている。 「腰の疲労骨折とひざ痛で全治6週間」の診断書を提出した7月25日、母国モンゴルでサッカーに興じている姿が、ニュースで報じられた。 身勝手な行動に、夏巡業開催地でも怒りの声が噴出 というものだ。 朝青龍の暴走は、過去にも数え切れないくらいあった。 ワタクシは2004年に、この 10ちゃんねる (* ̄― ̄)y-~~~~ において 『朝青龍は「第二の北尾(双羽黒)」になる!』 という記事を書いたが、その中のポイントを以下に再録する。 「2003年の暮れに、横綱朝青龍が所属部屋の先代親方の通夜をすっぽかし、故郷のモンゴルに無断で帰国していたという、前代未聞の「事件」が明らかになりました。 朝青龍はこれまでにも、ケンカ紛いの相撲内容そのものや土俵態度の悪さ、或いは先輩力士に対する礼儀を欠いた振る舞いから同郷の先輩との確執など、繰り返し何度にも渡りその言動が問題視されてきたのは、好角家の方々なら既にご存じの通りです。 さて(中略)年明け早々に、まずは「稽古始め」、続いて年頭の大事な行事である「綱打ち」を欠席するという、背信行為が続きます。 「稽古始め」は、いうまでもなく一般人なら「仕事始め」に当たるものですし、また「綱打ち」というのは文字通り横綱の締める綱を若い衆が力を合わせて作る(打つ)もので、朝早くから起きて皆が汗水垂らして一生懸命に拵えている綱は言うまでもなく横綱、つまりは一人しかいないからには総て朝青龍のためのものです。 なによりも、伝統を大切にするのが国技たる大相撲というものであり、その中にあって一年の最初を飾る行事として位置付けられている事からも、その重要性や神聖さは素人目にも一目瞭然でしょう。 その証拠に過去には初場所は休場する事になった横綱でも、この綱打ちには万難を排して駆けつけた例(最近では貴乃花)もあったくらいで、打ち終わった純白の綱を締めて仁王立ちしてみせなければならないハズの、当の主役がトンずらしていたのでは、これほど皆の努力を足蹴にした振る舞いはありません。 しかも 「その間、どこでなにをしていたのか?」 と問われた親方も 「なにも訊いてない・・・ 今までも、一度でも報告した事がないヤツだから・・・」 とは良く言えたもので、まさにこの親方にしてこの弟子あり、と最早空いた口も塞がらぬとはこの事でしょう」 ちなみに今回の件でも、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は 「モンゴルに帰っているとは思わなかった。 そんな状況で、巡業に出られないのはおかしい」 と首をかしげた などと他人事のような暢気な事を言っていたらしく、どうやら事態の深刻さが未だに理解できていないようなのには呆れた ヽ( ̄ー ̄*)ノオテアゲ 名前 コメント すべてのコメントを見る 新横綱の誕生 オオー!!w(*゚o゚*) 「新横綱・白鵬」が誕生した。 しばらくの間続いた朝青龍の一人横綱の時代にピリオドを打つとともに、新しい時代の到来を感じさせるような、スケールの大きな横綱として白鵬への期待は大きい。 あのバカ強かった朝青龍に匹敵するほどまで、すっかり力をつけてきた白鵬であり、同じモンゴル力士とはいえ両者がまったく対照的なタイプである事が、このライバル関係をより一層、興味深いものにしていきそうな期待を持たせる。 まさに、静と動である。 仕切りの時から鬼のような表情で睨みを利かせ、必要以上の威嚇で相手を戦意喪失に追い込んでおくのを身上としているような朝青龍に対し、水が流れるようなゆったりとした仕切りの美しさが白鵬にはある。 立会いから爆発するような、人間離れのした集中力と圧倒的な体幹の強さ、さらには動物的な勘と反射神経で、相手の力を徹底して封じ込めて自分のペースで一気に勝負を決してしまうのが朝青龍であり、対照的に真正面から相手の力を吸収して、相手に合わせてじっくりと構えながら料理をしていくのが白鵬である。 白鵬といえば、必ず出てくるのが次のエピソードだ。 <元々、日本の相撲に興味はあったが、少年時代から仲良しだった保志光が力士になるため日本に渡ってから相撲への想いが一層強くなり、大相撲で活躍していた同じモンゴル出身の旭鷲山を伝手に、2000年10月25日に6人のモンゴル人と共に来日。 大阪の摂津倉庫で、相撲を習っていた。 共に来日した猛虎浪(立浪部屋)、大想源(式秀部屋)、大河(式秀部屋)らの入門が決まるなか、小柄だった白鵬を受け入れてくれる部屋は最後までなかった。 失意の帰国前日、彼を哀れんだ旭鷲山が師匠である大島(元大関・旭國)と会食中に相談し、大島親方は友人であった当時の宮城野親方(元幕内・竹葉山、現・熊ヶ谷)に受け入れを申し入れた> そうした苦労が下地となってか、実際のところはわからないがTVで見ている限り白鵬には殺伐とした某横綱とは違い、人間的な優しさを感じずにはいられない。 勝てば官軍とばかり、土俵の内外を問わず常識から外れた言動が目に余る某横綱とは対照的に、土俵上からも垣間見える相手への気遣いなど、白鵬には「品格力量ともに抜群」という器の大きな横綱になっていただきたいものだと、こっそりと応援したくなる好漢である (= ̄∇ ̄=)ニィ 名前 コメント すべてのコメントを見る G快進撃(後編) (*`▽´*) ウヒョヒョヒョ これだけでも、普通のチームであれば充分に戦える戦力だが、なんといっても最も大きいのは、やはり小笠原の存在感であろう。 これまで、小笠原について「イチローを凌ぐ最高打者」(生涯打率は現在のところ、歴代1位)の称号を耳にする度に (イチローより上なんて、あるわけないだろう・・・) と決め付けていたワタクシだったが、実際に目の当たりにする小笠原の力量は(イチローより上かどうかは、ともかくとして)確かに脅威である。 持ち前の芸術的な打撃センスに加え、一発のパンチ力を秘めているのがイチローとの大きな違いだが、そうしたバッティングの技術だけでなく、あの切れ長の目に代表されるクールさと、時折垣間見せる激しい熱情が同居しているような、不思議な人間性に魅力を感じさせられる選手でもある。 TVで観戦していても、この小笠原の打席だけは一球一球が非常にジリジリするような濃密な時間となっていて、ついつい魅入られてしまうのはワタクシだけではないはずだ。 やはり独特の世界を創る事の出来る、数少ない真のスター選手なのであろうと思う。 さらにここまで、この小笠原にも負けないような抜群の働きを見せているのが、同じFA移籍組の谷だ。 これまでは地味なパリーグという事もあって、また奥方があまりにも偉大すぎるがためか、どうしても「マスオさん」的なイメージが強く付き纏っていた谷であり、また言うまでもなく小笠原に比べれば、当初からの期待感は希薄だったのが正直なところだが、ようやく陽の当たる場所に出てきて(?)、活き活きとして見えるようである。 さらには、まったく期待していなかった8番打者ホリンズが、時折予想外の爆発をみせるなど、どこからでも火が点いて止まらないような強力な布陣が整った・・・と見ても良いのではないだろうか。 ここまでチーム打率2割8分台は、12球団でGだけである。 そればかりかチーム本塁打数、総得点、盗塁数までどれもがリーグトップというから驚くばかりだ。 稀に見るような好スタートの後に、前代未聞の信じられない凋落の醜態を見せ付けられた去年の悪夢が脳裏にあるだけに、まだまだ手放しでの油断は禁物だが、今年は久々にやってくれるのではないか・・・と期待が高まってきているのは事実である (*Φ皿Φ*)ニシシシシ 名前 コメント すべてのコメントを見る G快進撃(前編)(*`▽´*) ウヒョヒョヒョ Gが絶好調である ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ 今日まで、34試合を終えて21勝13敗。 単に勝敗だけでなく、投打ともに非常に戦力が充実して来ているのが頼もしく、ファンにとっては待望久しい「強いG」を見る思いである。 投手陣ではまず、なんといっても高橋尚が凄い。 これまで毎年、期待外れが続いて泣かず飛ばずだったあの高橋尚が、今年はナント4月だけで早くも5勝(勿論、無敗)という、予想外の快進撃だ。 この左腕が、今年の開幕ダッシュの最大の立役者である点は、衆目の一致するところだろう。 さらに昨年から成長著しい若い内海に加え、ルーキーの金刃も4月に3勝を上げる活躍は素晴らしい。 また復活して来た木佐貫、さらに中継ぎでは八面六臂の大活躍で売り出し中の会田、抑えの林とどのポジションも戦力が充実して来ており、リーグ唯一の防御率2点台と最小失点である。 ここ数年に渡って「投壊」に悩まされ続けて来たGファンとしては、思ってもみなかった嬉しい誤算を通り越して、実に感慨深いでものがある ´ー`)y─┛~~ ワタクシは、数年前から「クワタ」など名前ばかりでクソの役にも立たない老兵なんぞは、さっさとクビにしてしまえと声高に叫んで来たが、ようやくクワタを追い出してあたかも厄払いが済んだかのように、一気に若返って見事な世代交代が果たせているではないか(ついでに、豊田と前田も居なくなれw) 今や「名ばかりのエース」となりつつある上原がいなくてもこれだけやれるのだから、復帰した上原も今までにない危機感を持って頑張ってくれなければ、最早ローテーションに居場所はないところに追い込まれている。 上原を一層脅かすためにも、久保や真田らにももっともっと頑張ってもらわないといけないと思っていたら、昨日は久保がプロ初完封をやってのけてくれたではないか (≧Д≦)ノ オー!! 一方、野手陣に目を転じると、これまた「絶」まではいかないまでも好調だ。 二岡、シンノスケに加え、トップバッター抜擢については疑問視されたヨシノブが、ここへ来てようやく本来の打撃を取り戻して来ているだけに、相手チームにとっては、さらに脅威が増して来ているはずである。 去年に続いて4番に座っている李の調子がイマイチだが、これから浮上してくるだろう。 これだけでも、普通のチームであれば充分に戦える戦力だが、なんといっても最も大きい存在は・・・(後編へと続く) 名前 コメント すべてのコメントを見る ミキティ、地獄から這い上がる(世界フィギュア観戦記・最終回) オオー!!w(*゚o゚*) 正直なところ、ワタクシ自身は以前から一貫して陽性の浅田贔屓なのだが、これまでの経過と今後の事を考えると、今回は非常に理想的な結果だったのではないか・・・と思う。 国際舞台にデビュー以来、順風満帆で来ながらここへ来てやや壁にぶつかりつつある浅田は、大会前から「200点で金メダル」宣言を繰り返していたように、それだけの自信もあったのだろう。 それが「世界選手権」という真の大舞台で、SP5位というまさかのミスに始まり、フリーで一旦は「大逆転金」の夢を掴み取った・・・と思ったのではないか。 結果的にフリーではトップになったものの、総合点の僅かな差で「金」を逃した事で、改めてSPの重要さや勝負の怖さを、身をもって体験したハズだ。 これからどこまでも伸びて行くような、あの伊藤みどり以来(または、それ以上の)稀に見る素質を持った逸材なのだから、今の色々な経験が総て将来のプラスになっていくはずだ。 インタビューなどを聞いていても、いつもしっかりと自己分析や課題の整理が出来ているだけに、ここでアッサリと逆転の金メダルを掴み取るよりは、寧ろこうした経験の方が今後より大きな財産になって来ると思う。 そして、まさにそのような経験をバネに、見事に復活をして来たのが安藤である。 五輪までの一年は、観るも無残な安藤だった。 ワタクシも、これまで散々に扱き下ろし続けて来た通り、とても国際大会の舞台に立てるような状態ではなく、TV観戦をしていても (もう止めてくれ・・・) と、まるで視聴者の方が拷問を受けているような、長きに渡って醜態を晒し続けていたあの安藤であり、それが同じ選手とは思えないほどに見た目も演技も、急激な変貌を遂げてきたのには、実に恐れ入った。 マスコミから面白半分に好奇の対象にされるという、他の誰よりも過酷な状況に耐えながらも、見えないところで血の滲むような努力を積み上げていたのに違いない。 先にも書いたように今回に関しては、現時点ではまだ実力的に上を行っていると思われる、浅田とキム・ヨナという「16歳コンビの自滅」に助けられた部分は否定できないが、いずれにしても選手にとっては結果が総てだ。 あの屈辱と悔しさを忘れずに、大舞台で見事に「金」という結果に結び付けてきたのは立派の一語に尽きるし、五輪に続いてまた日本に金メダルを齎してくれたという意味からも、今回は安藤には素直に拍手を送りたいものだ (。^〇^。) //パチパチ (。^〇^。)// パチパチ 名前 コメント すべてのコメントを見る 世界水泳観戦記 (`Д´)y-~~ちっ メルボルンで行われていた、世界水泳が終わった。 「観戦記」というタイトルを書いてから、考えてみれば大して観戦していなかったのを思い出した。 時間帯の都合であまり観る事が出来なかったし、スポーツ観戦オタクにして水泳も好きなワタクシとは言え、わざわざビデオに録画してまで観るほどの熱意はない。 結果的には、北島選手の「金」ひとつのみというのだから、日本にとっては「惨敗」だったのではなかろうか? 勿論、金銀を獲った平泳ぎの北島選手を始め、それぞれ銅メダル二つを獲得した自由形の柴田亜衣選手、背泳ぎの中村礼子選手は立派だし、また今回も念願の「金」には届かなかったとはいえ、銀2つと銅4つを獲得したシンクロのチームや選手たちも、(シンクロに興味のないワタクシは、まったく観戦はしなかったが)期待通りの活躍であった事は確かだ。 しかしながら、毎度こうしたスポーツイベントになると、飽きもせずにワケのわからないタレントが出てくる「スタジオ映像」とかいうのは、どうにかならないものか? 特に鬱陶しくて仕方がなかったのが、水泳には何の関係もないマツオカのボンボンである。 異様なまでにテンションが高く、偉そうな事ばかり言っていたが (一体、貴様は何様のつもりなんだ?) と言わずにはいられないくらい、押し付けがましいほどに態度がデカイ ウゼ──(-´д`-)y──┛~~ 言う事と態度のデカさを観ている限りは、あたかも自分はテニス界で頂点にでも立っていたような印象だが、実のところ100位以内をキープするのがやっとの選手だったに過ぎないのである。 「そんなアンタに、なんでメダリストの心境が理解できるのか?」 と、TVの前で毒づいていたのはワタクシだけか? みのもんたを気取って息巻いていたところで、日本のメダルが増えるわけでもなかろうに (゚c_,゚`)プッ さらに何故、解説が田中雅美と萩原智子なのか? にも疑問が沸いた。 シンクロの小谷はまだわかるが、田中も萩原も五輪でメダルを熱望されながら、悉く期待を裏切り続けて来た選手である。 世界トップの心境を最も理解できるのは、間違いなく岩崎恭子であり、また田島寧子といった、五輪でメダルを掴んだ人々に違いないのである。 萩原と田中は、かつて水泳選手としてはそこそこの美形である事から、マスコミに持て囃されていた選手だ(特に田中の方は、実のところ現役時代から、ワタクシの好みではあるがw) こうした人選を見ると、やはり 「TV局は実力ではなく「外見」で、解説者を選んでいるのか?」 などと、疑わしくなってこようというものだ(或いは、岩崎ら本人たちが忙しいのかもしれないが・・・) 結局、TV局の演出の不味さばかりに触れてしまったが、最後のリレーで日本が「銀」を獲ったといって、バカ騒ぎをしていたのには笑ってしまった。 アメリカが失格になったための「銀」であり、実質的にはいつもと同じ「銅」に過ぎないのだが。。。 北島選手が金を獲った200m平泳ぎでは、100mで北島を退けたライバルのハンセン選手との対決を楽しみにしていたが、ハンセンが風邪で欠場したのも実にしまらなかった。 超一流のアスリートが、こんな大事な場面に「たかが風邪で欠場」とは情けない。 これでは「敵前逃亡」と言われても仕方ないであろう。 そしてあれだけの「世界新記録の大安売り」を観せつけられると 競技施設も技術もスポーツ科学も、まったく条件の違う旧世代の人々の記録との単純な比較に、果たしてどれほどの意味があるのだろうか? と虚しくも思えてしまったのだった (´-ω-`)うーん 名前 コメント すべてのコメントを見る ミキティの執念(世界フィギュア観戦記part3) ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ 続いて登場して来た、前回の金メダリスト・マイズナーにミスが出て得点が伸びず、遂に浅田がトップのままで最後の安藤の出番がやって来た。 浅田と安藤・・・ 同じ愛知県の出身(中野も)であり、余談ながらワタクシも愛知の出身である。 かつての絶対的な強さがやや蔭を潜め、追われる苦しみを味わい始めているのがこのところの浅田であり、対するにここ数大会で急激な変貌を遂げて、目覚しい急成長を見せているのが安藤である。 安藤の成長には確かに目を瞠るものがあるが、ワタクシの見るところではまだまだ総合力では、浅田の方が上だと思う。 この5ちゃんねるの「フィギュア観戦記」でも書いて来ているように、フリースケーティングの配点は、様々なエレメンツ(技の要素)の組み合わせによって決まってくるが、現在持っている技の難易度を含めたプログラム構成を見る限り、浅田が自身のプログラムで完璧な演技をこなしたら、他の選手は4回転ジャンプでも成功させない限り追いつかないハズなのだ(これに匹敵する高難度の技を盛り込んだプログラムは、五輪で金メダルを獲った時の荒川くらいである) だから、この時点で安藤が浅田選手を上回って優勝するためには、4回転でも決めるかミスのない完璧な演技をして見せるしかないが、4回転は失敗した場合は一気にメダル圏外に落ちてしまうというリスクが大きすぎるから、この位置でやるはずはない。 さらに安藤には、最終滑走と金メダルが目の前にちらついているという、様々なプレッシャーが伸し掛かってくる事も考え合わせた結果「浅田・金、安藤・銀」と密かに予想していた。 そんな重苦しい状況の中で、予想通り4回転は回避した安藤だったが、五輪の頃とは見違えるような安定感で、堂々たる演技を見せた。 SPは突然の電話で見逃したが、フリーに限って言えばやはりあれだけ観客の心を掴んだ浅田の方が、内容的には上回っていただろう。 結果、フリーの得点は 浅田 133.13 安藤 127.11 そして、SPを併せた総合得点では 安藤 195.09 浅田 194.45 とSPの貯金がものを言い、僅かに安藤が上回った (〃 o )(〃 O ) 名前 コメント すべてのコメントを見る ミラクル・マオの復活(世界フィギュア観戦記part2) ( ̄+ー ̄)キラーン 何より肝心の演技も、途中までは完璧な流れで (こりゃ、キム・ヨナの優勝で決まりか・・・) と思ったほどである。 ところが何度も言っているように、勝負だけはマコトに何が起こるかわからないものだ。 前日から、あの絶対的な安定感を誇っていたキム・ヨナが、まさかの転倒・・・しかも二度も。 TVの実況で言っていたように腰が悪いせいなのか、或いは「SPトップ」のプレッシャーだったのかはわからない。 キム・ヨナには気の毒だが、これで安藤は言うまでもなく、SPで大きく出遅れた浅田にも千載一遇のチャンスが訪れたわけで、嫌が上にも期待は高まった。 浅田の難易度の高いプログラム構成であれば、ミスなくいつも通りの演技が出来れば、SP5位からの逆転金メダルも充分に考えられた。 そして、いよいよその浅田が登場して来たが、キム・ヨナの得点がなかなか表示されない。 リンクでアップをしている浅田の顔が、これまで見た事のないような緊張感に引き攣ったような表情をしているように見えた。 そんな中で演技が始まると、最初はやはり恐る恐るという感じでどことなく動きがぎこちないようだったが、最初の3回転ジャンプをしっかりと決めると、徐々に堅さが解れて来たようだ。 ハンガリー民謡のチャルダッシュに乗って、軽快なスケーティングを見せる浅田だが、前に滑っていたキム・ヨナのしなやかで滑らかなスケーティングに較べると、タイプの違いはあるとはいえ全体的にゴツゴツとして見える感は否めない。 しかしながら浅田には、誰にも負けない技術力の高さがあった。 観客の溜息を誘うようなキム・ヨナの美しさとは違い、観客と一体になって演技を作り上げていくような、天真爛漫な明るさが浅田の最大の人間的魅力である。 ここ数試合の演技と比べ、この日はやや細かいミスこそ目に付いたが、それでも減点になるような大きなミスはなく、結果的にフリーではトップの高い得点を叩き出し、ライバルのキム・ヨナを抜き去ってトップに躍り出た。 個人的には、浅田の才能は最大限に評価しているワタクシだけに、この日の出来(特に、両足での着氷など)にはまだまだ不満があったが、それでも演技終了直後にドッと溢れ出した涙は、彼女自身にしかわからない様々なプレッシャーとの戦いなどが垣間見えた。 16歳の少女が背負っているものの重みを、感じずにはいられない。 そんな興奮醒めやらず涙の止まらぬ少女に、ハイエナのような無神経さで執拗にマイクを突きつけるTV局の浅ましさは、犯罪的な馬鹿さ加減だった(▼皿▼)アホちゃうか? 名前 コメント すべてのコメントを見る 妖精の舞い(世界フィギュア選手権観戦記part1) ヽ(´ー`)ノ 東京で開催された世界フィギュアスケート選手権で、安藤ミキティが優勝した。 ショートプログラム まずは、韓国のキム・ヨナが完璧な演技で71.95という、驚異的な高得点を叩き出す。 いよいよ、注目の安藤選手がリンクに登場して来たところで、間の悪い事に仕事関係の電話が入り、肝心の安藤選手と次の浅田選手の演技を見逃してしまう事に・・・ 40分にも及ぶ長い電話が終わった時は、既に全選手の演技が終わって、SPの結果が出ている時だった。 1.キム・ヨナ71.95 2.ミキティ 67.98 3.コストナー67.15 4.マイズナー64.67 5.浅田 61.32 安藤と浅田に関しては結果しか知らないが、当然ながら浅田のSP5位はまったく予想外で、何か大きなミスを犯した事は明らかである。 この時点では、SPで完璧な演技で観客を魅了したキムが圧倒的に有力であり、安藤があのキムに勝つには 「4回転でも決めるしかないのではないか?」 と思われた。 SPで大きく出遅れた浅田は、キムが余程大きなミスをしない限り優勝は厳しい情勢であり、そしてSPを見る限りはそれが起こる可能性は、極めて低く感じられた。 フリースケーティング この日は、前日のように電話が掛かって来る事もなく、じっくりと観戦。 最終組の6人の練習で、いやが上にも緊張感が高まってくる。 最初に登場したのは、イタリアのコストナーだ。 SPは非常に素晴らしい出来だったが、ジャンプで派手に転倒してしまい、その時点までトップにつけていた、中野よりも下に下がった。 続くアメリカのヒューズも、やはりジャンプで転倒して得点が伸びず、4人を残して依然、中野がトップである。 そして、いよいよ注目のキム・ヨナが登場。 表情を見る限りは緊張感はまったく感じられず、前日同様に完璧な演技をして200点近い高得点を出して、ブッチギリの優勝を掻っ攫っていってもおかしくないような、独特の雰囲気を持っていた。 白い衣装に身を包んで滑っているキムの姿は、まるで妖精のようにも見える。 実のところ、一貫してコリア及びコリア人嫌いのワタクシでさえ、あのバレリーナのようなしなやかで優雅なスケーティングと、顔にも全身にもまだ少女のあどけなさを残しながら、コリア人特有の骨太ではない可憐な感じのプロポーションにも、見惚れざるを得なかった。 名前 コメント すべてのコメントを見る 21 やはり《甲子園》の魔物が暴れだしたぞー \_(-_- 彡 -_-)_/ ~ 2004 虎鷹シリーズ毒舌日記part6 (= ̄∇ ̄=) その後、両チームとも決め手には欠けるものの、この日もやはり終始押し気味にゲームを運んでいるのは、ダイエーです。 このシリーズを通じて、ここまでワタクシの頭に描いたシナリオがズバズバと的中してきているのは何の不思議でもなく、巨人ファンであるワタクシは今年1年間を通じて、散々にこうしたパターンで煮え湯を飲まされ続けてきたからで、これを見過ごして2戦までを見た時点で 「ダイエー圧倒的有利!」 と言い出した評論家諸氏のボンクラ頭加減にはいつもながらといえ、最早愛想がつこうというものです。 そしてやはりいつも通りの、予測の付け難い《甲子園》での摩訶不思議なゲームが展開され、モチャモチャやっているうちに終わってみれば阪神の 《2試合連続サヨナラ勝ち》 といういかにも阪神らしい劇的な幕切れで、あっという間に2勝2敗のタイと縺れ込んでしまいました。 まさにここまではワタクシの読み通りの展開ですが、いよいよ今日の第5戦はシリーズの天王山となりそうです。 阪神としては、福岡ドームで2連勝は至難の業でしょうから今日は何が何でも勝っておき、王手をかけて福岡に乗り込むより他に日本一への道筋は残されていないでしょう。 一方のダイエーは、福岡で2連勝の可能性も残されているとはいえ《甲子園》3連敗で阪神及び阪神ファンを乗せてしまっては到底手が付けられなくなり、一気に4連敗という流れも充分に考えられるだけに、この5戦目はやはりなんとしても勝っておきたい。 何度も言っているように《甲子園》で阪神を倒すのは至難の技ですが、ここで1つ勝っておけば福岡の2試合のうち1つをものにすれば良いわけで、俄然日本一が近づいて来るわけです。 《甲子園》での2試合では、投手交代や代打の出し方のタイミングで王監督の采配に首を傾げざるを得ないところが何度かありましたが、あまりにも鮮やかな2連勝で余裕を持ちすぎたせいでしょうか? よもや阪神を甘く見過ぎたという事はないのでしょうが、些か気になるところではあります (-ω-#)y-~~~~ 名前 コメント すべてのコメントを見る 20 やはり《甲子園》の魔物が暴れだしたぞー \_(-_- 彡 -_-)_/ ~ 2004 虎鷹シリーズ毒舌日記part5 (= ̄∇ ̄=) 《第4戦 阪神6ー5ダイエー(阪神サヨナラ勝ち=10/24up分)》 ダイエー2連勝の後、舞台を《甲子園》に移し阪神が1勝して迎えた第4戦。 内容的には不充分ながらも、とりあえずのサヨナラ勝ちを収めた眠れる虎が、一転して目を醒ますのか? はたまた、ダイエーの強力打線が再び火を噴くのか? 非常に興味深い展開となってきました。 阪神としては福岡に戻って2連勝は殆ど不可能に近いだけに、日本一になるためにはこの《甲子園》で3連勝する道以外には残されていないでしょう。 一方、ダイエーの方は《甲子園》で1つでも勝てば福岡に戻って1勝すればいいだけだから、現時点で圧倒的優位は変わりません。 総合力では、ここまでのところ一段二段は上回って見えるダイエーですが、問題は《甲子園》におけるあのトラキチの醸す強烈なプレッシャーを、先発投手を始めとした投手陣が跳ね除けられるかどうかに掛かっています。 さて、そうして始まった第4戦。 以前からワタクシが再三指摘しているように、やはりこの《甲子園》での試合だけは、どうにも予測不可能な摩訶不思議な事が起こるものです。 4戦目にして、初めて先手を取った阪神。 エース井川の調子も相変わらずイマイチとはいえ、一時は4ー1まで差を広げようやく阪神ペースに流れが一気に傾きかけたと思いきや、さすがは強打のダイエーもすかさず反撃に転じ、なんなく4ー4の同点に追いついてまた振り出しに戻します (´-ω-`)うーん 名前 コメント すべてのコメントを見る 19 阪神ファン幸せやなー (^。^) ~ 2004 虎鷹シリーズ毒舌日記part4 (= ̄∇ ̄=) 《第3戦 阪神2ー1ダイエー(=阪神サヨナラ勝ち=10/23up分)》 が、あまり評判の良くなかったダイエー中継ぎ、リリーフ陣をなかなか攻略できない阪神には、どうも勝てる要素が見当たらない。 シーズン中はあんなにも強かった阪神が、このシリーズでは僅か1勝が出来ずにこんなにももがき苦しんでいます。 繰り返しますが、ワタクシは今年の阪神は嫌いです。 デリカシーに欠けるようなあの阪神ファンも嫌いなら、高校野球のようなダサい応援も嫌いですし、ジェット風船なんぞを飛ばして悦んでいる連中もウザイというほかはありません。 ワタクシの脳裏に、密かに期待した 「阪神4連敗」 のシナリオが着々と現実になりつつあるのをこうして目の当たりにすると、不思議な事に何故かかつての職場の同僚であった大阪からの出向チームの面々やら関西在住の知人、或いは旅先で見かけた誰とはわからぬ関西弁の気の良い兄ちゃんやらオッサンやらの、阪神に寄せる哀切な思いが何故か訴えかけ酔った頭が一瞬、不覚にも阪神ファンに感情移入してしまいました。 そうして我に返ると、まるで日本一を決めたかのようにホームベース上でお祭り騒ぎ繰り広げる、縦じまのユニフォームが無数に小躍りしています。 見上げれば空には色とりどりのゴム風船が、阪神ファンの異様なまでの執念が乗り移っているのか、まるでそれ自体に意思を吹き込まれたかのように空高く、喚起の舞を舞っています。 ようやく出番がやって来たワイ、と言わんばかりのしたり顔で登場した星野が、例によって独演会を始めんばかりの勢いで喋り始めたテレビの画面を眺めながら 「まあ、これで面白くなってよかったじゃないの」 と、何故か妙にホッとしてしまうワタクシでありました (;^。^ 名前 コメント すべてのコメントを見る 18 阪神ファン幸せやなー (^。^) ~ 2004 虎鷹シリーズ毒舌日記part3 (= ̄∇ ̄=) 《第3戦 阪神2ー1ダイエー(=阪神サヨナラ勝ち=10/23up分)》 ダイエーが地元福岡で2連勝して、迎えた第3戦。 舞台は、いよいよトラキチの待ち構える《甲子園》へと移りました。 なにしろ、あの第2戦でのダイエーの圧倒的な打線の物凄さばかりが印象強いだけに、風見鶏の評論家諸氏はここぞとばかり 「ダイエー圧倒的有利」 と言い始めましたが、この《甲子園》でやる野球だけはやってみなければまったく予測が付け難い、とワタクシは前から言っておりました。 そして、ズバリそのワタクシの予言通り、一転して白熱した投手戦となります。 さすがに3戦目ともなると、内容的には過去2戦とは比較にならないほどに密度の濃い攻防が繰り広げられる中、ダイエーがやや押し気味にゲームを進めながらも肝心なところでのあと一本に欠け、ピーンと張り詰めたような緊張感のある投手戦が続き、第1戦に続いて早くも2度目の延長戦に突入します。 これも前から言っていますが、巨人ファンのワタクシにとって阪神は憎い敵であり、ワタクシの応援するのはあくまでダイエーです。 しかしながら、この試合にダイエーが勝てば3連勝となり、シリーズの行方はほぼ決したようなものですから、それではあまりにもつまらないという思いと同時に、万一このままダイエーに一方的にやられるような結果になれば、枕を並べてこの阪神にコテンパンにやられつづけた巨人を始め、中日を除くセリーグ4チームは改めて大恥を掻く羽目となります。 延長に入った時点で (これは阪神得意の展開だな) とある程度、阪神の勝ちは予測できました。 名前 コメント すべてのコメントを見る -
https://w.atwiki.jp/tohoku-suisou/pages/79.html
高等学校小編成の部(7/30(金)) 順 団体名 指揮者 自由曲 賞 1 山形県立小国高等学校 高橋史 夏の風 プレリュード(福島弘和) 銅賞 2 山形県立酒田北高等学校 佐藤優子 ウィンドアンサンブルのための幻想曲「不思議な旅」よりⅢ,Ⅳ(小長谷宗一) 銅賞 3 山形県立庄内総合高等学校 日向香菜 交響的断章(V.ネリベル) 銀賞 4 山形県立天童高等学校 伊藤秀明 バレエ音楽「仮面舞踏会」よりⅠ,Ⅳ,Ⅴ(A.ハチャトリアン/仲田守) 銀賞 5 山形県立新庄神室産業高等学校 角屋晴彦 天空への挑戦(R.W.スミス) 銀賞 6 山形県立置賜農業高等学校 木村征子 春に寄せて~風は光り、春はひらめく~(福島弘和) 銅賞 7 酒田南高等学校 大谷久子 吹奏楽のための音詩「輝きの海へ」(八木澤教司) 銅賞 8 羽黒高等学校 本田礼 「スクーティン・オン・ハードロック」より~3つの即興的ジャズ風舞曲~(D.R.ホルジンガー) 金賞 9 山形県立上山明新館高等学校 堀米和志 「GR」より シンフォニック・セレクション(天野正道) 金賞 10 山形県立左沢高等学校 工藤吉隆 アベージュ・アルカンシェル(福島弘和) 金賞代表 11 九里学園高等学校 根津利栄 「舞踏組曲」より Ⅱ,Ⅴ,Ⅵ(B.バルトーク/鈴木英史) 金賞 12 山形県立酒田工業高等学校 青山尽 信長~ルネサンスの光芒(鈴木英史) 金賞代表 13 山形県立北村山高等学校 斎藤典子 ベンスルダトゥの3つの冠(樽屋雅徳) 銀賞 14 山形県立米沢工業高等学校 那須学 高尚で優雅な密教団のレーヴリー(阿部勇一) 銀賞 高等学校の部(7/30(金)) 順 団体名 指揮者 課題曲 自由曲 賞 1 日本大学山形高等学校 廣瀬純二 Ⅱ バレエ音楽「三角帽子」より 粉屋の踊り、終幕の踊り(M.ファリャ/天野正道) 銅賞 2 山形県立新庄南高等学校 庄司一枝 Ⅱ 歌劇「ラ・ボエーム」より(G.プッチーニ/樽屋雅徳) 銅賞 3 山形県立山形北高等学校 豊島真紀 Ⅳ ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ(天野正道) 銀賞 4 山形県立米沢興譲館高等学校 土井広一 Ⅰ 前奏曲 変ホ長調(J.S.バッハ/田村文生 銅賞 5 山形県立鶴岡中央高等学校 新田実 Ⅳ キューバ序曲(G.ガーシュウィン/新田実) 金賞 6 山形県立長井高等学校 戎谷敦 Ⅱ 歌劇「トゥーランドット」より(G.プッチーニ/後藤洋) 銅賞 7 山形県立酒田東高等学校 堀亮太 Ⅳ 交響的詩曲「蜘蛛の糸」(福島弘和) 銀賞 8 山形県立山形南高等学校 平尾孝一 Ⅳ 吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」(大栗裕) 銀賞 9 山形県立米沢商業高等学校 高橋淳 Ⅳ メジャーバーバラ「管弦楽のためのジョージ・バーナード・ショー的素描」より(W.ウォルトン/瀬尾宗利) 銀賞 10 鶴岡東高等学校 森木茂 Ⅳ カプレーティとモンテッキ~「ロメオとジュリエット」その愛と死~(天野正道) 金賞代表 11 山形県立山形東高等学校 名和生公 Ⅱ バレエ音楽「火の鳥」より(I.ストラヴィンスキー/R.アールズ) 金賞代表 12 山形県立鶴岡南高等学校 蛸井朗 Ⅳ ウィンド・オーケストラのための「マインドスケープ」(高昌師) 金賞代表 13 山形県立酒田西高等学校 鈴木祐樹 Ⅳ 序曲「ピータールー」作品97(M.アーノルド/近藤久敦) 銀賞 14 山形県立米沢東高等学校 中嶋光紀 Ⅳ ミサ曲「レクイエム」より(G.ヴェルディ/中嶋光紀) 銀賞 15 東海大学山形高等学校 大沼智幸 Ⅳ 楽劇「サロメ」より 七つのヴェールの踊り(R.シュトラウス/M.ハインズレイ) 銀賞 16 山形県立楯岡高等学校 布川清史 Ⅱ 海の男達の歌(R.W.スミス) 銅賞 17 山形県立山形中央高等学校 佐藤誠基 Ⅱ 「アルプス交響曲」より(R.シュトラウス/森田一浩 金賞代表 中学校大編成(7月31日(土)) 順 団体名 指揮者 課題曲 自由曲 賞 1 山形市立第一中学校 小笠原光子 Ⅳ 写楽(高橋伸哉) 銀賞 2 最上町立最上中学校 矢部暁 Ⅳ ミュージカル「オペラ座の怪人」セレクション(A.L.ウェーバー/杉本幸一) 銅賞 3 米沢市立第四中学校 荒川喜美子 Ⅲ 喜歌劇「こうもり」セレクション(J.シュトラウスⅡ/鈴木英史) 銅賞 4 上山市立南中学校 本間優子 Ⅱ 交響的詩曲「西遊記」(福島弘和) 銅賞 5 酒田市立第一中学校 池田恵子 Ⅱ 喜歌劇「こうもり」セレクション(J.シュトラウスⅡ/鈴木英史) 銅賞 6 山形市立第四中学校 石原ゆり Ⅳ バベルの塔(広瀬勇人) 金賞 7 東根市立第一中学校 鈴木昭 Ⅱ 喜歌劇「伯爵夫人マリツァ」セレクション(E.カールマン/鈴木英史) 銀賞 8 天童市立第三中学校 小松史子 Ⅳ バレエ組曲「コッペリア」より(L.ドリーブ/西田宏) 銅賞 9 鶴岡市立鶴岡第四中学校 佐藤佳寿子 Ⅳ コレオグラフィー 作品125(R.シェルドン) 銅賞 10 長井市立長井北中学校 新野忍 Ⅱ そしてカモシカは戯れる(J.カーナハン) 銀賞 11 上山市立北中学校 江口美智子 Ⅱ 交響曲第3番「オルガン付き」より 終楽章(C.サン=サーンス/淀彰) 銀賞 12 山形市立第十中学校 斎藤真知子 Ⅳ 大草原の歌(R.ミッチェル) 銀賞 13 酒田市立第四中学校 長谷部浩 Ⅰ 歌劇「ラ・ボエーム」より(J.プッチーニ/樽屋雅徳) 金賞 14 庄内町立余目中学校 佐藤昌幸 Ⅱ 序曲「ピータールー」作品97(M.アーノルド/近藤久敦) 銅賞 15 酒田市立第三中学校 佐藤里佳 Ⅳ 喜歌劇「微笑みの国」セレクション(F.レハール/鈴木英史) 銅賞 16 山形市立第九中学校 中山道子 Ⅱ ペドロの奇跡の夜(樽屋雅徳) 銀賞 17 飯豊町立飯豊中学校 安達郁恵 Ⅰ 白墨の輪へのオマージュ~グルシェの愛~ 金賞 18 中山町立中山中学校 武田裕子 Ⅲ ザ・リング・オブ・ブロッガーより~太古の聖なる祭壇~ 銀賞 19 山形市立蔵王第一中学校 村山林 Ⅳ 元禄(櫛田月失之扶) 銀賞 20 酒田市立第二中学校 遠田誠司 Ⅱ 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」より Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ(M.アーノルド/瀬尾宗利) 銅賞 21 東根市立神町中学校 菊地美紀 Ⅳ ミュージカル「ミス・サイゴン」より(C.M.シェーンベルク/宍倉晃) 銀賞 22 鶴岡市立鶴岡第一中学校 阿部由利 Ⅰ 喜歌劇「チャルダッシュの女王」セレクション(E.カールマン/鈴木英史) 銀賞 23 長井市立長井南中学校 遠藤大輔 Ⅱ 「アルルの女」第2組曲より(G.ビゼー/淀彰) 銀賞 24 寒河江市立陵東中学校 小関恵美 Ⅱ 地底都市「カッパドキア」より~妖精の宿る不思議な岩~(八木澤教司) 金賞 25 寒河江市立陵南中学校 大宮裕一 Ⅰ 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」よりⅠ,Ⅱ,Ⅲ(M.アーノルド/瀬尾宗利) 金賞 26 河北町立河北中学校 渋谷知宏 Ⅲ 絵のない絵本(改訂版)(樽屋雅徳) 金賞 27 米沢市立第一中学校 竹田緑 Ⅳ バレエ組曲「青銅の騎士」より(R.グリエール/石津谷治法) 金賞代表 28 村山市立楯岡中学校 齋野佳子 Ⅲ 火の伝説(櫛田月失之扶) 銀賞 29 酒田市立第六中学校 中村恵子 Ⅱ 喜歌劇「チャルダッシュの女王」セレクション(E.カールマン/鈴木英史) 金賞代表 30 山形市立第三中学校 石井均 Ⅲ 3つの交響的絵画「寄港地」より Ⅱ,チュニスよりネフタ Ⅲ,ヴァレンシア(J.イベール/P.デュポン) 金賞代表 31 鶴岡市立第三中学校 佐藤輝子 Ⅳ 組曲「星へのきざはし」第一部より 第1,2楽章(櫛田月失之扶) 金賞 32 山形市立第六中学校 小川由紀 Ⅳ 「スペイン狂詩曲」より Ⅱ,マラゲーニャ Ⅳ,祭り(M.ラヴェル/森田一浩) 金賞代表 中学校小編成 順 団体名 指揮者 自由曲 賞 1 鮭川村立鮭川中学校 植木友美 ルーマニア民俗舞曲(B.バルトーク/後藤洋) 銅賞 2 上山市立宮川中学校 長藤龍志 ライン川の祝祭(A.O.ディヴィス) 銅賞 3 鶴岡市立鶴岡第五中学校 小久保明美 いつも風 巡りあう空(福島弘和) 銅賞 4 新庄市立新庄中学校 柏倉英司 永遠の翼を持つイカルス(鈴木英史) 銅賞 5 鶴岡市立櫛引中学校 岩本善子 たなばた(酒井格) 銅賞 6 川西町立第二中学校 阿部直美 山寺にてより~奥の細道の奥~ 銅賞 7 白鷹町立東中学校 伊藤志帆 ゴールドラッシュ!(高橋伸哉) 銀賞 8 南陽市立沖郷中学校 矢野晃子 喜歌劇「小鳥売り」セレクション(C.ツェラー/鈴木英史) 銀賞 9 真室川町立真室川中学校 吉岡眞一 じんじん(沖縄わらべうたより)(福島弘和) 銀賞 10 鶴岡市立朝日中学校 友野純 百年祭(福島弘和) 銀賞 11 戸沢村立戸沢中学校 瀧田雅美 「カリバー旅行記」よりⅠ.小人の国 Ⅱ.巨人の国 Ⅲ空飛ぶ島 Ⅳ.馬の国(B.アッペルモント) 金賞 12 朝日町立朝日中学校 佐藤順子 ハンディンドン・セレブレーション(P.スパーク) 銀賞 13 川西町立第一中学校 田中丈久 花の歌(福島弘和) 金賞 14 西川町立西川中学校 長岡昌子 華円舞(福田洋介 銀賞 15 酒田市立飛島中学校 齋藤裕子 ザ・タイムズよりⅠ.現在 Ⅱ.過去 Ⅲ.未来(高橋宏樹) 銀賞 16 三川町立三川中学校 門脇晋哉 「ハンガリーの風景」よりⅠ.トランシルバニアの夕べ Ⅱ.熊踊り Ⅲ.豚飼いの踊り(B.バルトーク/福田昌範) 金賞 17 山形市立金井中学校 和田眞紀子 バレエ音楽「コッペリア」よりプレリュード、マズルカ、チャールダッシュ(L.ドリーブ/小長谷宗一) 金賞代表 18 村山私立葉山中学校 佐藤宏之 朝鮮民謡の主題による変奏曲(j.B.チャンス) 金賞 19 酒田市立第五中学校 今野尚 ウィーンの朝・昼・晩(F.V.スッペ/高橋徹) 金賞 20 米沢市立第七中学校 奥山衛 梁塵秘抄~熊野古道の幻想~(福島弘和) 金賞代表 21 大蔵村立大蔵中学校 横田雅美 喜歌劇「伯爵夫人マリツァ」セレクション 銀賞 22 鶴岡市立鶴岡第二中学校 梶原佳絵 喜歌劇「チャルダッシュの女王」セレクション(E.カールマン/鈴木英史) 金賞 小学校 順 団体名 指揮者 自由曲 賞 1 山形市立南沼原小学校 東海林恵理子 ノヴェナ(J.スウェアリンジェン) 2 鶴岡市立朝暘第二小学校 三浦けい 喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション(F.レハール) 3 山形市立第二小学校 高橋映子 リパーカッションズ 4 山形市立鈴川小学校 結城善広 喜歌劇「ロシアの皇太子」セレクション(F.レハール/) 5 米沢市立南部小学校 木村智子 マジック・オーヴァーチュア(T.ドス) 6 米沢市立南部小学校 神野孝幸 ファイヤー・ダンス(D.シェーファー) 7 山形市立南小学校 武山和子 山寺にて〜奥の細道の奥〜(福島弘和) 8 米沢市立東部小学校 海老名久美子 風のささやき(D.シェーファー) 大学 順 団体名 指揮者 課題曲 自由曲 賞 1 山形大学吹奏楽団 藁科徹郎 Ⅰ マードックからの最後の手紙(樽屋雅徳) 金賞代表 2 鶴岡工業高等専門学校 半田直弥 Ⅱ 夏の風 プレリュード(福島弘和) 銀賞 職場・一般 順 団体名 指揮者 課題曲 自由曲 賞 1 米沢吹奏楽愛好会 金澤勝彦 Ⅱ 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲(O.ニコライ/淀彰) 銀賞 2 酒田吹奏楽団 荒井富雄 Ⅱ 交響詩「ローマの祭り」よりⅠ.Ⅳ(O.レスピーギ/仲田守) 金賞代表 3 上山吹奏楽団 岩井宏樹 Ⅳ シダス(T.ドス) 銀賞 4 新庄吹奏楽団 五十嵐浩二 Ⅱ 竹取物語より 銅賞 5 鶴岡響友会吹奏楽団 堀公明 Ⅱ バレエ音楽「火の鳥」より(I.ストラヴィンスキー/R.アールズ/F.フェネル) 銅賞 6 寒河江吹奏楽団 佐藤誠基 Ⅱ 剣と王冠(E.グレッグスン) 金賞代表
https://w.atwiki.jp/godeaterburst-wiki/pages/33.html
装甲メインページ 装甲とは 装甲とは、ゴッドイーターが装着を義務付けられている神機の防御パーツである。 偏食因子が埋め込まれた装甲、対アラガミ装甲で出来ている。 外移住区画の外周を覆うように建設されている壁等も、この対アラガミ装甲を使用している。 装甲にはアラガミからの物理的攻撃を防ぐ効果と、捕喰による攻撃を防ぐ効果がある。 装甲の意義 このゲームでは耐久力が高い敵を複数同時に相手どることが多いため、基本的にゴリ押しや力押しは通用しない。 そのため、敵の動作を見極めてしっかりガードしていく事が極めて重要になる。 装甲の特性 GEにおける装甲は、ガードしていなくても「個々の装甲のステータス」に応じてダメージを軽減する鎧のような特性と、 ガード時に「装甲の種別」に応じてさらにダメージを軽減する盾のような特性を合わせ持つ。 ガード可能な範囲はキャラクターの正面を中心として左右135度ずつ(計270度)の背後が欠けた円柱状となっているもよう。 スキル「ガード範囲拡大」を発動することで背後からの攻撃もガード可能になるが、真上からの攻撃は防げない。 三種類の装甲はそれぞれダメージ軽減率や展開速度、消費スタミナ量が異なる。 下記の種類毎の特徴を良く読み比べ、自分に合っていると思う物を使うと良い。 ガード成功時 スタミナを消費して、本来受けるダメージから「装甲の種別に対応した割合」分だけ軽減する。 スタミナが切れるとガード不可能となり、強制的にガード失敗分のダメージを受けてしまう。 種別ごとの軽減率は以下の通り。 バックラー:被ダメージ75%カット シールド:被ダメージ87.5%カット タワーシールド:被ダメージ100%カット。ノーダメージ記録が維持される。 上だけを見るとタワーシールドが理想的な装甲に思えるが、ガード展開速度が遅くスタミナ消費量が多いデメリットがある。 逆にバックラーは軽減率が低いが展開直後からガード可能で、スタミナ消費も少ない。 シールドはその中間。 ガード失敗時 敵の攻撃が直撃した場合、ダメージは装甲毎に定められているステータス値分の‰割合が軽減される。(装甲500=おおよそ50%分軽減される) 敵の攻撃属性に合わせて装甲を選択することで、被弾によるダメージを減らしていくという選択もある。 つまりガード成功時はここでのダメージがさらに軽減率に応じて減らされることになる。 詳細はシステムのページを参照。 各装甲の特徴 種別 総合防御力 展開速度 収納速度 ダメージ軽減率 スタミナ消費量 備考 バックラー 低め 展開中からガード可能 約0.3秒 75% 5 or 10 破砕属性の防御力が高め。機動力を高めるスキルが多い。 シールド 中くらい 約0.3秒 約0.5秒 87.5%※ 10 or 15 切断、貫通、破砕属性が同程度の防御力。サポート系のスキルが多い。 タワーシールド 高め 約0.5秒 約0.6秒 100% 15 or 20 貫通属性の防御力が高め。単属性特化あり。防御強化スキルが少なく、攻撃強化スキルが多い。 ※攻略本には87.5%or100%と記載されているが、おそらくは誤植(表作成時のミス)であると思われる。 これはガード強化系のスキルとバーストスキルを発動し、敵の移動をガードしてもHPが削られてしまうため。 ガードの入力について BURSTからは空中ガードが可能となり、ボルグ・カムランやサリエルなど対空攻撃を持つ種にも対処しやすくなった。 ただし、空中で攻撃して着地した直後にガードを入力すると、装甲は展開してもガードできないことがある。 詳細はバグページの「特定の状況でガードが機能しなくなる」を参照。 また、アドバンスドガードは攻撃後に入力してあれば、最速の「※タイミング」で発動する。 ※タイミングの話であり、展開速度がはやまるわけではない。 他の操作との兼ね合いもあるが、キーコンフィグでA以外のタイプを選べば1ボタンでガードできるようになる。 装甲「バックラー」の詳細ページ バックラー 目次対貫通バックラー派生 対属性バックラー派生 回避バックラー派生 オーバル甲派生 猿甲 コウケイ派生 獣装 陽派生 虎甲派生 ドミニオンズ派生 真竜盾派生 ティアストーン派生 ブリムストーン派生 その他 配信装備 コメント 装甲「シールド」の詳細ページ シールド 目次支援シールド派生 汎用シールド派生 デコイシールド派生 尾盾 イヌガミ派生 サンジェルマン派生 オセロー派生 レーヴェシルト派生 アンサンブル派生 アルカイオス派生 イヴェイダー派生 神蝕甲派生 レーヴァテイン派生 その他 配信装備 コメント 装甲「タワーシールド」の詳細ページ タワーシールド 目次対炎タワー派生 対雷タワー派生 対氷タワー派生 アウルゲルミル派生 龍大甲派生 ジュバ派生 リュストゥンギア派生 混沌壁派生 リジェクター派生 その他 配信装備 コメント Rank★装備 DLC1.6ではRank10装備の大半とRank9の神蝕系装備をさらに強化して、Rank★にすることが可能になった。 強化には一律で30000fcと試作型汎用複合コア1つが必要で、最終段階の基本色からでないと強化できない。 強化後の色は変更できない。Rank★の色はRank10の基本色であることが多いが、そうではないものもある。 防御力は強化前に比べて一律で10%(小数点第一位を四捨五入後、一の位を切り捨て)上昇するものが多い。 ただし、防御力の最大値は990となる。 スキルに変化がある装備は比較的少ない。 内部的にはRank10として処理されているようで、強化時にはアナグラ日誌にRank10と記載される。 Rank★にできないRank10の装甲は以下のとおり。 ※レーヴァテイン ES、どんかつ装甲 極、クロガネ系 ※超回避バックラーはVer1.61で強化可能になった。10000fcと試作型複合コア2x1が必要。 バックラー 名称 切断 破砕 貫通 火 氷 雷 神 スキル変化 色 備考 ★剛貫通バックラー 750 750 850 660 660 660 660 ― 真と同色 ★剛属性バックラー 660 690 640 780 780 780 780 ― 真と同色 ★剛回避バックラー 520 580 540 500 500 500 500 ― 真と同色 防御力の上昇率が7% ★エリプス甲 670 730 600 710 710 710 850 ― 護と同色 ★猿甲 ウンケイ 580 640 540 490 640 490 490 ― 真と同色 防御力の上昇率が5% ★獣装 老陽 690 690 630 650 520 650 540 「ふんばり」が追加 堅と同色 防御力の上昇率が5% ★虎甲 帝王 700 790 730 590 660 780 490 ― 堅と同色 ★セラフィム 770 780 700 640 640 640 640 ― 硬と同色 ★真竜盾 820 730 700 840 590 590 640 ― 堅と同色 ★ティアストーン 700 770 740 720 630 630 630 ― 変化なし ★ブリムストーン 660 770 670 790 630 630 630 ― 変化なし ★インキタトゥス 880 770 690 640 690 660 680 ― 変化なし ★GEキャンディ 660 680 710 660 660 660 660 ― 変化なし ★墓石之盾・羽黒 710 710 710 640 640 640 640 ― 変化なし ★超回避バックラー 0 0 0 0 0 0 0 「覚悟」→「[B]剣攻撃力大幅↑」 変化なし 必要素材と費用が異なる防御力の変化なし シールド 名称 切断 破砕 貫通 火 氷 雷 神 スキル変化 色 備考 ★剛支援シールド 800 690 790 770 770 770 770 「体力↑小」→「体力↑大」 真と同色 ★剛汎用シールド 850 800 800 720 720 720 720 ― 真と同色 ★剛デコイシールド 850 860 720 720 720 720 720 ― 真と同色 防御力の上昇率が12% ★尾盾 キンキ 730 850 730 700 700 700 670 ― 堅と同色 ★トリスメギストス 840 840 720 720 720 720 720 ― 硬と同色 ★キング・リア 700 760 740 770 770 770 840 ― 硬と同色 防御力の上昇率が7% ★ケーニヒスシルト 740 840 770 670 780 780 560 ― 堅と同色 ★オルケストラ 860 830 730 690 690 690 810 ― 堅と同色 ★ヘラクレス 730 620 620 770 770 770 660 ― 堅と同色 ★イヴェイダー 800 730 770 680 680 680 680 ― 変化なし ★神蝕甲イチキシ 830 810 730 700 700 700 700 ― キョと同色 防御力の上昇率が7% ★F士官兵装 A型甲 720 810 800 880 880 600 600 ― 変化なし ★F士官兵装 B型甲 720 810 800 880 600 600 880 ― 変化なし ★F士官兵装 A型乙 720 810 800 600 880 880 600 ― 変化なし ★F士官兵装 B型乙 720 810 800 600 600 880 880 ― 変化なし ★カーラ・カパーラ 770 750 790 720 620 640 670 ― 変化なし ★鬼神護甲 740 740 740 700 700 700 740 ― 変化なし 防御力の上昇率が7% ★グリーディキッス 750 770 740 660 660 660 660 ― 変化なし タワーシールド 名称 切断 破砕 貫通 火 氷 雷 神 スキル変化 色 備考 ★剛炎タワー 780 820 790 990 780 780 780 ― 真と同色 最も火防御力が高い装甲 ★剛雷タワー 780 820 790 780 780 990 780 ― 真と同色 最も雷防御力が高い装甲 ★剛氷タワー 780 820 790 780 990 780 780 ― 真と同色 最も氷防御力が高い装甲 ★ユミル 810 810 790 720 720 720 880 ― 硬と同色 ★臥竜大甲 610 770 610 660 660 660 660 ― 堅と同色 ★アンタレス 720 860 880 710 690 710 660 「[B]被ダメージ減少」が追加 硬と同色 ★パンツァーギア 850 800 900 840 710 710 710 ― 堅と同色 最も貫通防御力が高い装甲 ★混沌城壁 710 880 890 710 710 850 710 ― 堅と同色 最も破砕防御力が高い装甲 ★リジェクター 880 850 890 710 710 710 710 ― 変化なし ★グロリオサ 880 820 770 660 880 880 660 ― 変化なし ★アレス 710 840 820 630 630 630 910 ― 変化なし 最も神防御力が高い装甲 ※最も切断防御力が高い装甲はシールドのレーヴァテイン ES(930) コメント ジャンプ落下中から装甲展開できるようになった。前作はできなかった気がするんだが。正面からのみの攻撃なら落下中でもガード成功しました。 - 名無しさん 2010-11-02 13 52 54 空中ガードはGEBからの新要素。覚えておくだけでグッと生存率が上がる、特に空中型のショート。 - 名無しさん 2010-11-02 23 57 19 特にサリエル戦などで - 名無しさん 2010-11-06 20 56 55 特にザイゴート乱戦などで - 名無しさん 2010-11-07 20 47 40 特にボルカム戦などで - 名無しさん 2011-06-18 21 30 52 スキル・オートガードなら微動だにしないっていう・・・w - 名無しさん 2010-11-14 12 55 15 オートガードはアドバンスドジャンプ中にも発動するからアドバンスドジャンプがそのままアドバンスドガードになる。 - 名無しさん 2010-11-17 13 14 07 タワーペナルティースキル多いか…?攻撃力を上げるスキルが多い。なら納得だけど - 名無しさん 2010-11-18 14 37 43 いまさらかもしれないけれど、「ガードの入力について」の内容は無印→バーストで改善されたからこの項目いらないと思う。 - 名無しさん 2010-12-21 23 34 17 装甲の特徴を攻略本データに更新。 - 名無しさん 2010-12-23 16 57 02 Rボタン押しながら○をダブルクリックのように押すと一瞬だけど凄い速度で展開できる。既出だったらごめん。 - 名無しさん 2013-09-29 17 40 34 確かに一瞬だけど・・・。それならオートガードあたりがいいと思います - グボロ砲台 2013-12-19 10 30 47 名前
https://w.atwiki.jp/godeaterburst-wiki/pages/401.html
アラガミや装備などの由来・元ネタ アラガミや装備などの由来・元ネタアラガミアラガミ アラガミバレット 銃身スナイパー アサルト ブラスト 刀身ショートブレード ロングブレード バスターブレード 装甲バックラー シールド タワーシールド 制御ユニット普通兵種 強襲兵 狙撃兵 装甲兵 偵察兵 衛生兵 ミッション コメント アラガミ アラガミ 各アラガミのページを参照 アラガミバレット 名称 由来・元ネタ ゲイボルグ ケルト神話に登場する槍。クー・フーリンは足を使ってこの槍を投擲したと言われている トマホークミサイル アメリカで開発された巡航ミサイル ヘルファイア 主に戦闘ヘリ等に搭載されるアメリカ製の対地ミサイル ジャベリン(コクーンメイデン系)スプレッドジャベリン(テスカトリポカ系) ジャベリンはアメリカ製の携行式ミサイル。(元は投げ槍の総称)上記以前にイギリスも同名の対空ミサイルを開発している アメノハバキリ 天羽々斬剣。スサノオが八岐大蛇を退治する際に使用した剣 ヤタノカガミ 八咫鏡。日本における三種の神器の一つ。岩戸隠れの際にアマテラスを誘い出した鏡 白真弓 万葉集に収められた和歌『天の原行きて射てむと白真弓引きて隠れる月人壮士』からか月人壮士はツクヨミのこと。また、白真弓は飛騨にかかる枕詞 バアルの恵み バアルはカナン地域を中心に崇められた嵐と慈雨の神ちなみに、ハンニバルは「バアルの恵み」の意 コキュートスピルム "Cocytus Pilum"コキュートスはギリシャ神話で地獄に流れる嘆きの川、またダンテの『神曲』では氷結地獄の名ピルムは古代ローマで使われた投げ槍 インキタトゥスの吐息 インキタトゥスはローマ皇帝カリグラの愛馬の名前 メテオヴィマナ 「メテオ」は英語で隕石のこと「ヴィマナ」は古代インドの叙事詩に登場する、自在に空を飛ぶ乗り物のこと 銃身 スナイパー 名称 由来・元ネタ ファルコン "Falcon" 英語で「鷹」のこと アルバトロス "Albatross" 英語で「アホウドリ」のこと ヤタガラス 日本神話に登場する霊鳥、八咫烏 スワロウ "Swallow" 英語で「燕」のこと マックス オペラ『魔弾の射手』の登場人物。結婚を控えた若い猟師 カスパール オペラ『魔弾の射手』の登場人物。マックスの同僚 アガーテ オペラ『魔弾の射手』の登場人物。マックスの恋人 ザミエル オペラ『魔弾の射手』の登場人物。カスパールと契約した悪魔 レールガン系 物体を電磁誘導により加速して撃ち出す装置 マスドライバー 地上から第一宇宙速度にまで加速したコンテナなどを衛星軌道上に「放り上げる」装置 イレイザー レールガンが新兵器として登場する映画『イレイザー』だろうか 鉄乙女砲系 鉄乙女とは中世の拷問器具の一つとされるアイアンメイデンのこと ガストラフェテス "Gestraphetes" 古代ギリシアで使用されていたクロスボウの一種 アルバレスト "Arbalest" 中世ヨーロッパで使用されていたクロスボウの一種 フランメバリスタ "Flamme Ballista"フランメはドイツ語で「炎」のこと。バリスタは大型のクロスボウの一種 ブリッツクォレル "Blitz Quarrel"ブリッツはドイツ語で「稲光」のこと。クォレルはクロスボウの矢の一種 アンダル ゾロアスター教におけるインドラの名で、魔王の一体とされる ルドラ インド神話に登場する暴風雨神で、シヴァの前身 インドラ ヒンドゥー教の雷霆神 シヴァ ヒンドゥーの破壊神 トスカ プッチーニ作のオペラの一つ マダムバタフライ プッチーニ作のオペラの一つ マノン・レスコー プッチーニ作のオペラの一つ 螺旋塔系 スナイパー 序 "Sniper" 英語で「狙撃手」の意 ステラスウォーム "Stella Swarm" 「恒星群」Stella(イタリア語で「恒星」)+Swarm(英語で「群れ」) F士官小銃系 オヴェリスク 神殿などに立てられた記念碑の一種バチカンにあるものはローマ皇帝カリグラによって移設された 鬼神閃砲 サースティハート "Thirsty Heart" 「乾いた心」 アサルト 名称 由来・元ネタ 50型機関砲系 ガトリング砲系 多銃身式機関砲の一種。実は人名 ファランクス ガトリング砲を搭載した艦艇用近接防御火器システム 連弩 複数の矢を連射出来るようにした弩。諸葛亮が個人でも使えるように改良したといわれる 縮地 横山光輝の三国志で諸葛亮が使用した、敵前から退却するための戦術 空城 三国志演義で諸葛亮が用いた戦術。自陣に敵を招き入れることで敵の警戒心を誘う計略 天下三分 諸葛亮が劉備に説いた戦略。三勢力が鼎立し均衡を保つというもの 尾弩 イバラキ 大江山の鬼退治に登場する鬼、茨木童子 尾弩 ラセツ 羅刹。ヒンドゥー教における鬼神の総称 尾弩 ヤシャ 夜叉。古代インド神話に登場する鬼神 尾弩 サラシナ 歌舞伎「紅葉狩」に登場する鬼女、更科姫 ステッキ系 魔法少女にはつきものです 獣砲系 虎銃系 ギガス砲 ギリシア神話における巨人。ギガースとも タイタン砲 ギリシア・ローマ神話に登場する神々。ティターンとも アトラス砲 ギリシア神話の神。戦いに敗れ天空を背負い続ける ジャガーノート ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身クリシュナの異名、ジャガンナート ティトラカウアン テスカトリポカの別名。「我らは彼の奴隷」の意 イパルネモアニ テスカトリポカの別名。「我らを生かしている者」の意 アラルガンド "allargando" 演奏記号の一種。イタリア語で「だんだん強く遅く」 スフォルツァンド "sforzando" 演奏記号の一種。イタリア語で「その音を特に強めて」 カランド "calando" 演奏記号の一種。イタリア語で「和らいで」 シレンツィオ "silenzio" 演奏記号の一種。イタリア語で「休符」 サイレントクライ "Silent Cry" 「静かな嘆き」 レイジングロア "Raging Roar" 「怒りの咆哮」 モウスィブロウ "Mousy Blow" 「くすんだ褐色の風(or 打撃)」※"Mawsim"(アラビア語で「季節」)との説もある レーヴァテイン G "Lvatainn Gun"(古ノルド語+英語)北欧神話に登場する武器。雄鶏ヴィゾフニルを倒せる唯一の武器なのだが… アサルト 序 "Assault" 英語で「強襲」の意。本来はアサルトライフルが由来だと思われる FFEDアサルト FFEDは"Fenrir Far East Developed"(フェンリル極東支部開発)の略だろうか クロユリ "Chocolate Lily" 百合の一種、「黒百合」花言葉は「恋」「呪い」「復讐」 GEショートケーキ 外見は日本式のショートケーキ ブラスト 名称 由来・元ネタ 20型ガット系 ガット("Gat")とは英語の俗語で銃のこと。正確にはガトリングガンを指す 火龍 火箭の一種、火龍箭から※火箭とは古代中国の火薬で矢を飛ばす兵器で、原理はロケット花火に近いこの銃身のデザイン自体も火箭がモチーフとなっている余談だが「神機箭(しんきせん)」と呼ばれるタイプの火箭も存在する 群豹 火箭の一種、群豹横奔箭から 百虎 火箭の一種、百虎斉奔箭から 群鷹 火箭の一種、群鷹逐兎箭から 79式キャノン系 ビューグル砲 ナチュラル・ホルンの一種 クラリオン砲系 フランスのナチュラル・ホルンの一種 金剛大筒系 食砲系 イビルアイ 邪眼。悪意を持って相手を睨みつける事により、対象者に呪いを掛ける。邪視、魔眼とも バシリスク 視線に死をもたらす力を持つ蛇の王 メドゥーサ ギリシャ神話に登場する女怪。視線に石化の魔力を持つ バロール ケルト神話に登場する魔神。見たものを殺すことができる邪眼を持つ レーヴェカノネ "Lowe kanone" ドイツ語で「獅子の砲」の意 ケーニヒスカノネ "Konigs kanone" ドイツ語で「王の砲」の意 シュトルムカノネ "Sturm kanone" ドイツ語で「嵐の砲」の意 真竜砲 幻影砲 神蝕銃タキツ スサノオの娘の一柱、タキツヒメ ブラスト 序 "Blast" 英語で「爆破」などの意 Fランチャー系 アテナイ "Athenai" ギリシャ共和国の首都アテネの古名名はギリシア神話の女神アテーナーに由来する 墓石之銃・斑糲 斑糲岩(はんれいがん)。建築材や墓石に用いられる石材 スーリャ・パシーマ "Surya Paschima" サンスクリット語で「太陽神スーリャの背中」の意 刀身 ショートブレード 名称 由来・元ネタ ナイフ系 "Knife" 英語で「小刀」 獣剣系 ポイズンピック "Poison Pickaxe" 英語で「毒のつるはし」 カースピック "Cursed Pickaxe" 英語で「呪いのつるはし」 トックスピック "Toxic Pickaxe" 英語で「有毒性のつるはし」(poisonは毒全般、toxinは生物由来の毒素を指す) デスペアピック "Despair Pickaxe" 英語で「絶望のつるはし」 ドリル系 "Drill" 英語で「穿孔機」、「削岩機」 鉄乙女剣系 鉄乙女砲系と同じく拷問具のアイアンメイデンから 宝剣 西施 中国古代四大美女の一人、沈魚美人 宝剣 王昭君 中国古代四大美女の一人、落雁美人 宝剣 楊貴妃 中国古代四大美女の一人、羞花美人 宝剣 貂蝉 中国古代四大美女の一人、閉月美人 ペイジ "Page" 西洋の「小姓」をさす。従騎士の前段階 エスクワイア "Esquire" 中世ヨーロッパにおける「従騎士」 シュヴァリエ "Chevalier" フランス語で「騎士」をさす リゴレット ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「リゴレット」 トロヴァトーレ ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」 トラヴィアータ ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」 真竜小刃 幻影小刃 ルーンエッジ カノ 炎、開始を表すルーン文字ルーンとは、かつてゲルマン語の表記に用いられた「神秘」なども意味する音素文字体系 ルーンエッジ イサ 氷、停止を表すルーン。英語で氷を指す「ice」の語源 ルーンエッジ ハガル 雹(ひょう)、天災などを表すルーン ルーンエッジ ダガズ 日中、昼を表すルーン。英語で日を指す「day」の語源 四神刀 朱雀 南の方角を司る四神の一、五行では「火」 四神刀 青龍 東の方角を司る四神の一、五行では「木」 四神刀 白虎 西の方角を司る四神の一、五行では「金」 四神刀 玄武 北の方角を司る四神の一、五行では「水」 クラウディア ローマ皇帝カリグラの最初の妻 鬼神迅刀 オラクルソード "Oracle Sword" オラクルは預言や神託の意。「預言の剣」 ファントムピアス "Phantom Pierce" 「幻影の刺突」 ロングブレード 名称 由来・元ネタ ブレード系 "Blade" 英語で「刃物」の意 刀系 チェーンソー系 "Chainsaw" 動力式の回転鎖鋸 尾剣 クロヅカ 安達ヶ原の鬼婆を題材にした能の名前 尾剣 モミジ 戸隠山の鬼女紅葉 尾剣 ウラ 桃太郎のモチーフとなった温羅伝説 尾剣 シュテン 大江山の鬼の頭領、酒天童子 魚鱗扇系 デスサイズ "Death scythe" 「死神の鎌」の意 ペイルライダー "Pale rider" ヨハネの黙示録に登場する四騎士の一 クロノスサイズ "Kronos scythe" クロノスはギリシア神話の大地および農耕の神※時の神クロノス("Khronos")とは別の神 ヘルサイズ "Hell scythe" 直訳すると「地獄の鎌」 レーヴェベルク "Lowe berg" ドイツ語で「獅子の山」の意 ケーニヒスベルク "Konigs berg" ドイツ語で「王の山」の意 ラヴィーネベルク "Lawine berg" ドイツ語で「雪崩の山」の意 シュトルムベルク "Sturm berg" ドイツ語で「嵐の山」の意 アニマート "animato" 演奏記号の一種。イタリア語で「生き生きと速く」 グランディオーソ "grandioso" 演奏記号の一種。イタリア語で「壮大に、堂々と」 コンフォーコ "con fuoco" 演奏記号の一種。イタリア語で「熱烈に、火のように」 フェルヴォーレ "fervore" 演奏記号の一種。イタリア語で「熱烈な」 真竜刃 幻影刃 クレメンサー "Clemenser" 「赦(ゆる)す者」の意 アヴェンジャー "Avenger" 英語で「復讐者」の意 ブラッドサージ "Blood surge" 英語で「血の波動(うねり)」の意 神蝕剣タキリ スサノオの娘の一柱、タキリヒメ レーヴァテイン B "Lvatainn Blade"(古ノルド語+英語)北欧神話に登場する武器。日本ではスルトの持つ炎の剣と同一視されることが多い クラウソラス ケルト神話に登場する不敗の剣 フラガラッハ ケルト神話に登場する剣。「報復者」の意 カラドボルグ ケルト神話に登場する剣。「硬い稲光」の意 エクスカリバー アーサー王物語に登場する剣 機械剣 ヴィゾフニル 北欧神話に登場する雄鶏 機械剣 フィニクス 世界各地の伝承に登場する不死鳥 機械剣 ビヒモス 旧約聖書に登場する陸の怪物 機械剣 レヴィアタン 旧約聖書に登場する海の怪物 ソウルキャリバー 格闘ゲーム「ソウルキャリバー」に登場する霊剣 GEチョコレート 外見は板チョコ 墓石之剣・御影 御影石。花崗岩の建材としての名称。墓石にも用いられる イー・アンガム "ii Angam" 「雷霆神インドラの胴」の意・ii:帝釈天(雷霆神インドラ)の種子字(一字で神を象徴する梵字)・Angam:サンスクリット語で「胴体」の意 呪刀 バスターブレード 名称 由来・元ネタ クレイモア系 "Claymore" 両手持ちの大剣 虎剣系 ハンマー系 "Hammer" 「槌」 ガンハンマー "Gun Hammer" ノコギリ系 野狐斬り 狐を「こ」と読めば… 金剛砕棒系 駆逐槌パンター WWⅡのドイツ軍の中戦車"Panther"(ドイツ語で「豹(主に黒豹など体毛が黒いものを指す)」の意) 駆逐槌ティーガー WWⅡのドイツ軍の重戦車"Tiger"(ドイツ語で「虎」の意) 氷結槌ヘッツァー WWⅡのドイツ軍の駆逐戦車"Hetzer"(ドイツ語で「狩りの勢子」の意) 炎熱槌レオパルド 西ドイツの主力戦車"Leopard"(ドイツ語で「豹(主に体毛に斑点のある種などを指す)」の意) 双蝕角系 ヤエガキ 八重垣剣。天叢雲剣の別名 ツムガリ 都牟刈大刀。天叢雲剣の別名 クサナギ 草薙剣。天叢雲剣の別名 アメノムラクモ 天叢雲剣。日本における三種の神器の一つ。八岐大蛇の尾から出てきた剣 真竜大剣 幻影大剣 イーブルワン "Evil one" 「邪悪な者」の意。転じて「魔王」をさすことも 竜殺し系 封印サレシ大剣系 アルストロメリア "Alstroemeria" 百合の一種で、別名「百合水仙」花言葉は「未来への憧れ」「幸い」「持続」 ソウルエッジ 格闘ゲーム「ソウルキャリバー」などに登場する邪剣 ヴァルキュリア "Valkyrja" 北欧神話に登場する半神の戦乙女達ワルキューレ、ヴァルキリーとも 激重ハンマー 装甲 バックラー 名称 由来・元ネタ 対貫通バックラー系 対属性バックラー系 回避バックラー系 オーバル甲 "Oval" 幾何学で卵形や長円や、あるいは楕円に似た曲線のこと エリプス甲 "Ellipse" 英語で「楕円」の意 猿甲 コウケイ 鎌倉時代に活動した仏師、康慶。「慶派」と呼ばれる仏師系譜の基礎を築いた 猿甲 カイケイ 鎌倉時代に活動した仏師、快慶。康慶の弟子 猿甲 タンケイ 鎌倉時代に活動した仏師、湛慶。康慶の孫 猿甲 ウンケイ 鎌倉時代に活動した仏師、運慶。康慶の子 獣装系 虎甲系 ドミニオンズ "Dominions" 主天使。第四位に位置づけられる天使 ソロネ "Thrones" 座天使。第三位に位置づけられる天使 ケルビム "Cherubim" 智天使。第二位に位置づけられる天使 セラフィム "Seraphim" 熾天使。最上位に位置づけられる天使 真竜盾 ティアストーン "Tear Stone" 直訳すると「涙の石」 ブリムストーン "Brimstone" 古英語で「硫黄」の意神の怒りを意味する慣用句"Fire and brimstone"が名前の由来か バックラー 序 "Buckler" 小型の盾 インキタトゥス カリギュラの愛馬の名前 GEキャンディ 外見はペロペロキャンディ 墓石之盾・羽黒 羽黒青糠目。建築材や墓石に用いられる石材の一種 超回避バックラー シールド 名称 由来・元ネタ 支援シールド系 汎用シールド系 デコイシールド系 "Decoy"は英語で「囮」の意 尾盾 イヌガミ 犬神。犬霊の憑き物 尾盾 キンキ 藤原千方の四鬼の一、金鬼 サンジェルマン 不死の噂を持つサンジェルマン伯爵。錬金術師としても知られる パラケルスス 医師にして錬金術師のパラケルスス ファウスト 錬金術師ゲオルク・ファウスト。ゲーテの「ファウスト」のモデル トリスメギストス 伝説的な錬金術師、ヘルメス・トリスメギストス オセロー シェイクスピアのオペラ。四大悲劇の一つ マクベス シェイクスピアのオペラ。四大悲劇の一つ ハムレット シェイクスピアのオペラ。四大悲劇の一つ キング・リア シェイクスピアのオペラ。四大悲劇の一つ。別名「リア王」 レーヴェシルト "Lowe schild" ドイツ語で「獅子の盾」の意 ケーニヒスシルト "Konigs schild" ドイツ語で「王の盾」の意 アンサンブル "Ensemble" 音楽用語で「合奏」の意 オルケストラ "Orchestra" イタリア語で語で「管弦楽団」の意 アルカイオス ギリシア神話の人物。ペルセウスとアンドロメダの子 ヘラクレス ギリシア神話の英雄。アルカイオスの孫にあたる イヴェイダー "Evader" 英語で「回避する者」の意(“tax evader”で脱税者を意味するように、特に責任や問題をかわす(はぐらかす)者を意味する) 神蝕甲イチキシ スサノオの娘の一柱、イチキシマヒメ レーヴァテイン S "Lvatainn Shield"(古ノルド語+英語)北欧神話に登場する武器。神話には殆ど描写が無く、謎に包まれている シールド 序 "Shield" 「盾」 F士官兵装系 どんかつ装甲 音楽ゲーム「太鼓の達人」の登場キャラ、「どん」と「かつ」 カーラ・カパーラ "Kala Kapala" サンスクリット語で「破壊神マハーカーラの頭蓋骨」の意 鬼神護甲 グリーディキッス "Greedy Kiss" 「貪欲な口付け」 タワーシールド 名称 由来・元ネタ 対炎タワー系 対雷タワー系 対氷タワー系 アウルゲルミル 北欧神話に登場する巨人 スルードゲルミル 北欧神話に登場する巨人 ベルゲルミル 北欧神話に登場する巨人 ユミル 北欧神話に登場する巨人。アウルゲルミルとも呼ばれる 龍大甲系 ジュバ さそり座δ星。アラビア語で「ひたい」の意 サルガス さそり座θ星。「さそりの尾」の意 シャウラ さそり座λ星。アラビア語で「毒針」の意 アンタレス さそり座α星。心臓に位置する。ギリシャ語で「火星に対抗するもの」の意 リュストゥンギア "Rustung gear" "Rustung"はドイツ語で「鎧」、"gear"は英語で「歯車」の意 パンツァーギア "Panzer gear" "Panzer"はドイツ語で「装甲、戦車」の意 混沌壁系 リジェクター "Rejecter" 「拒絶する者」の意 タワー 序 "Tower Shield" 全身を覆えるほどの大きな盾 グロリオサ "Gloriosa" 百合の一種で、別名「百合車」「狐百合」花言葉は「天分」「華麗」「堅固」 アレス "Ares" ギリシア神話の戦神。戦闘時の狂乱を神格化した神 制御ユニット 普通兵種 名称 由来・元ネタ プロトタイプ "Prototype" 「試作機」、「試験機」 サバイバー "Survivor" 直訳すると「生存者」ここでは「苦難を切り抜けて生き延びる者」程度の意味か アノマロ "Anomalo"(ラテン語) 「奇妙な」 レンジャー "Ranger" レンジャーと呼ばれる部隊・隊員は多岐にわたるが、ファンタジー作品では軽武装の猟兵的な職業とされる事が多い ケミスト "Chemist" 「科学者」、「薬剤師」 ゴッドイーター "God Eater" 「神を喰らう者」 強襲兵 ソルジャー "Soldier" 「兵士」 スナッチャー "Snatcher" 「強奪者」 ウォーリアー "Warrior" 「闘士」 ベルセルク "Berserkr"(古ノルド語) 北欧神話に登場する「狂戦士」別名「バーサーカー」 スラッシャー "Slasher" 「切り裂く者」 エアリアル "Aerial" 「空中の」 格闘ゲーム等では空中からの攻撃を指す 狙撃兵 ガンナー "Gunner" 「砲手」 サイレントシューター "Silent Shooter" 「無音の射手」 トリップワイヤー "Trip Wire" 「足絡めの罠」あるいは地雷等の罠を発動する「仕掛け線」 ロキ "Loki"(古ノルド語) 北欧神話に登場する巨人族の血を引く神神々に利益と損害をもたらすトリックスター的振る舞いをする パサー "Passer" 「受け渡す者」 装甲兵 ディフェンダー "Defender" 「防御者」、「擁護者」 ガーディアン "Guardian" 「守護者」、「保護者」 ナイト "Knight" 「騎士」 スルト "Surt"(古ノルド語) 北欧神話に登場する炎の巨人ムスペルの一人ムスペルヘイムの門番とも王とも言われ、終焉においては世界を焼き尽くす ブロッカー "Blocker" 「遮断者」、「妨害者」 偵察兵 スカウト "Scout" 「斥候」 イーグルアイ "Eagle Eye" 直訳すれば「鷲(ワシ)の目」、「鋭い目(観察力、炯眼)を持つ者」の意味もあるアメリカの映画「イーグル・アイ」が元ネタだろうか シャドウ "Shadow" 「影」、「尾行者」 トール "Thorr"(古ノルド語) 北欧神話に登場する雷神農耕神、戦神としても広く信仰を集め、雷槌ミョルニルを振るい多くの武勇伝を残す オブザーバー "Observer" 「観測者」、「監視者」 アサシン "Assassin" 「暗殺者」元はイスラムの暗殺教団伝説から 衛生兵 ヒーラー "Healer" 「治癒者」 モンク "Monk" 「修道士」あるいはキリスト教以外の「僧」ファンタジー作品では特に僧兵の事 メディック "Medic" 「衛生兵」、「医者」 ヴァルキリー "Valkyrie" 北欧神話に登場する半神の戦乙女達の英語名古ノルド語では"Valkyrja"(ヴァルキュリャ)高貴な者、勇敢な者の魂を天上の宮殿ヴァルホルへと導き、持て成す プラーナ "Prana" 体内の生命エネルギー、いわゆる「気」に似た概念元はサンスクリット語で呼吸を意味する"Praana" パラディン "Paladin" 高位の騎士。時代や国により定義は異なるファンタジー作品では「聖騎士」を指す ミッション 由来・元ネタ ミッション名 カクテル・酒類 カウボーイ、ソルティ・ドッグ、テキーラ・サンライズ、ズブロッカ、スクリュー・ドライバー、スノーボール、シーウォール、ナッツクラッカー、サイド・カー、ツナミ、イートンブレイザー 食虫植物 ドロセラ、サラセニア、ネペンテス、セファロタス アステカ神話 黒曜石の生贄、黒曜の煙、コヨーテの戦士、夜の斧、悪魔の心臓、デス・マスク 北欧神話 オースコープニル(地名。「醜い物」「異形の物」の意) コメント 俺としてはユーバーセンスの由来が知りたい。あとDLCの強化パーツ - 名無しさん 2013-09-03 13 24 17 超感覚そのままだったり、英語直訳だとかっこ悪いので、「超」を意味するOver、Super(英)⇒Uber(独)+「感覚」を意味するSense(英)を合わせた造語だと思われます。強化パーツのは単語をググればでてくるはずです。 - 名無しさん 2013-09-04 12 15 50 すごいですねー! - 名無しさん 2013-09-15 12 55 08 ブラッドサージは…血の軍曹(サージェント/Sergeant)だと思ってました - 名無しさん 2013-11-21 18 14 17 「神を喰らう者」という題名のまんま元ネタがすごい神だらけ - 初心者 2013-12-19 20 24 45 「デコイ」って、ギリシャの奴隷じゃなかったっけ。 - 名無し 2014-03-09 14 15 35 トールの綴りはThorじゃないですか? - 名無しさん 2014-03-19 01 30 22 thirsty は"乾く"よりも"渇く"「 - 名無しさん 2014-07-22 00 17 15 グボグボパニックはワニワニパニックのパロディだと思うんだよな - 名無しさん 2014-08-11 19 28 26 あ - 名無しさん 2015-04-19 21 15 41 79式キャノン系は多分アメリカのグレネードランチャー - 名無しさん (2023-06-04 19 57 35) 名前