約 108,563 件
https://w.atwiki.jp/brutalanimal/pages/443.html
1 アスファルトの地面さえ溶けて流れ出しそうな、残暑の終わらぬ初秋の朝。 ただ居るだけで汗を掻き、息をするだけで体力を奪う。季節外れの熱帯温度。 そんな思考能力も低下させる日。一人の女は蜥蜴(とかげ)になる。キッチンの壁にピッタリと身体を寄り添え、物音も立てずに耳を澄ます。 「はぁっ……そーまぁ」 目を細め、涙ぐませ、想像し、長い黒髪は赤く染まる頬に張り付き、この世の誰よりも妖艶に人の道を破棄する。 女の行為は最低も最低。 「あっ、でたぁ♪ 凄い、たくさん……でてるよぉっ♪♪」 オシッコの音を、壁に耳を押し当てて聞いてるのだから。 「あっ、おわっ……ちゃったぁ。うくっ、ぐっ……私は、最低だっ!」 壁に寄り添ったまま、自己嫌悪でズルズルと崩れ落ちる。しかしどれだけ罵っても、トイレの音を聞いて興奮していたのは事実。 弟が放尿する音を、息を熱くして、恋する乙女の顔で盗み聞きしていたのは事実だ。 ブラコン、ショタコン、サディスト、その三つを冠する蛇の化身、平坂 政宗(ひらさか まさむね)。姉として、女として、実の弟、蒼真(そうま)を寵愛する愛欲の神。 弟の泣き顔が好きだった。 弟の泣き声が好きだった。 一ヶ月前までは、それらでサディズムを満たせば良かった。 しかし今は違う。身体の繋がりを持ってからは、より一層に蒼真へとのめり込んで行く。 どこが好きだ? と問われれば「全て」と答え、 いつから好きだ? と問われれば「産まれる前から」と答える程に…… 17を迎えた姉は、9歳を迎えた弟に、恋をしていた。 だからこの行為も、そんな感情のネジ曲がり。目尻からは涙が零れ、白いタンクトップは汗に濡れて胸の形を浮かべ、下着とジーンズは汗と愛液でぐっちょりと変色している。 トイレの音をおかずにして、膣壁を擦り上げられる様を妄想していたのだ。 「あれっ、どうしたのマサムねぇ?」 蒼真はトイレの戸を閉め、台所で手を洗おうとして、壁に寄り掛かり正座して動かない姉を発見する。 「今日、サッカーの試合なのよね?」 そして蛇口を捻り、冷水で手を洗い、タオルで拭いた後に、やっとそれだけ返された。 政宗は下を向いたまま。床に座ったまま。 「うんっ! そうだよぉっ♪♪ 決勝まで残ったら、帰りはあさってになるからねっ。じゃ、いってきまーす!!」 姉の様子が少し変だと気付いてはいたが、蒼真は午後から始まる遠征試合が楽しみで仕方ない。故にワクワク感が心配を押し切り、スポーツバッグを肩に掛けて玄関を飛び出させた。 残されたのは、女としての本音を隠し、姉として弟を送り出す、恋を覚えた一匹の蛇。 「いっちゃ、イヤ、だよぉっ……」 2 太陽の位置は空高く、気温が最も照り付ける時刻。 たった一人で家の中、カーテンを締め切った部屋の中、ベッドの上に居るのは、クーラーを全開にして俯せに横たわる少女。 「んにゅっ、ほし、いよぉっ……そーまのぉ、ふんんっ……おちん、ちん、ほしいぃっ」 左手は想い人のトランクスを持って口元に添え、右手はジーンズのファスナーを下げてその間。下着越しに幼い秘唇の溝を往復してなぞる。 ぬちゅぬちゅとイヤラシク蜜糸を引かせ、皮包に覆われた敏感なクリトリスを中指の腹で捏(こ)ねくり回す。 くちゅっ、くちゅくちゅくちゅ、くちゅり…… 「あうっ、あっ、あんっ! ふあぁぁっ!! そぅ、まぁっ……もっと、んんっ、もっとぉっ」 頬を染め、耳まで赤く染め、ギュッと目を閉じ、甘ったるい声で存在しない相手におねだりする。 下の口も同じ。これじゃあ絶頂に達せないと、これじゃあイク事ができないと、トロットロの涎を垂らして抗議する。 ピンク色の突起をプックリと膨らませ、弟のモノに擦り合わせたいと、かくれんぼをヤメて抗議する。 「ほんと、んっ、よくばり、なんだからっ♪ ふぅっ、まってなさい……いま、おちんちん挿れたげるからねっ♪」 僅かに微笑み、中指と人差し指の間に架かる透明な橋を潤んだ瞳で見詰め、膝を折り曲げて尻を突き出す。 アヒル座りに上体を前傾させた形で、扇情的で肉欲的な男を誘うポーズで、二本の指を口に入れてしゃぶる。 「んちゅんちゅっ、ちゅぷっ、ぢゅちゅっ、ちゅぷちゅぷ……ちゅぽん♪ はぁぁっ……ちゅぴゅっ、そーまの、おひんひん……んぐんぐ、おいひいよぉっ♪♪」 まるで自らの指が弟のペニスで在るかのようにネットリと舐め上げ、唾液を纏わせてフヤケさせていく。 咥えているのは蒼真のおちんちん。自己暗示を何度も掛け、脳内で二本の指はペニスになる。 「ちゅぱっ♪ いいよそーま、今日だけ特別に後ろからシテ……いいよっ」 口から引き抜き、ヘソの下を通し、再び水っ気たっぷりのシルクに手を伸ばす。 滑らせてスライドさせ、そのまま触れる……寸前で止まる。頭では蒼真だと言い聞かせても、身体が違うと拒否しているのだ。 ゴツゴツえぐられたいのはこんな指では無いと、締め上げて吸い付きたいのはもっと硬くて大きなモノだと、幼い二枚貝はピッタリと口を紡いで又も抗議している。 「もぅ、しょーがないなぁっ♪」 しかし納得のさせ方を知っている政宗は、その過程を余裕の表情で楽しむ。 3 枕下に準備していた蒼真の縦笛。それを濡れた右手で掴むと、俯せだった姿勢をコロンと仰向けに変えて膝を曲げる。 「そっ、まのぉ……おひんひんっ♪♪」 自らの指は拒めても、蒼真のモノなら拒めない。一度押し当ててしまえば、後は勝手に咥え込んでしまう。そうわかっているのだ。 政宗は肉厚でピンク色な伸縮自在の舌を数十センチまで長くすると、縦笛全体にギュルギュルと巻き付けて粘着質な唾液をコーティングしていく。 ぢゅるっ、ぢゅるぢゅる、もぢゅもぢゅもぢゅ…… 弟との間接キスに小さなオーガズムを感じながら、それでも丹念に天然のローションを湿渡らせる。 「んん~~っ♪」 そして一旦、舌を離して口に戻すと、縦笛をタンクトップの裾に入れ、プリンの様に震えるバストの間を通過させて、胸元から三分の一程を覗かせた。 これもさっきと同じ。政宗は蒼真の縦笛をペニスに見立て、パイズリフェラをしようとしている。 「お姉ちゃんがクチで、気持ち良くしてやるからなっ」 再度目を閉じ、リアルに脳内妄想を描き、頬を紅潮させ、ヌルヌルの縦笛を両手で胸を押し付けて挟み、空入口に接吻して少しずつ咥内に含む。 ちゅぷっ、ちゅぷちゅぷちゅぷ、ちゅぷぷっ…… これは蒼真のペニスだと、何度も、何度も、自己暗示を掛けながら。 ゆっくり、ゆっくり、深くまで咥え。ゆっくり、ゆっくり、顔を前後させる。 舌を絡み付かせ、頬をすぼませて吸い上げ、咽の奥に当たるまでの長いストロークで、愛おしそうにフェラをこなす。 「ぢゅっ、んっ♪ んっ♪ んっ♪ んっ♪ んんっ♪♪」 一定のペースでリズミカルに、弟の匂いが染み付いたモノを、人外の口淫で温めていく。 男ならば数秒で射精に導かれる蛇孔の中。媚薬の原液が溢れ返る魔性の蜜穴を征服するのは、男の生殖器では無く、感度の存在しないたんなる縦笛。 ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅるるるるるるるるっ!! それを丹念に、妄想の中で弟がイクまで続ける。 否、イッてもヤメない。次々と迫るアクメに、蒼真が耐え切れず泣き出すまで。 流れ止まらぬ精液に、涎を垂らしながら恐怖して許しを乞うまで。目を三日月の形にして嘲笑い、咥え込んだペニスは決して逃がさない。 蒼真の背中に手を回し、抱き寄せて思い切り吸い付く。 頭を力無くペチペチ叩かれても、精液をビュクビュクと漏らし喘いでも、痙攣を起こして悶え狂うまでは決して離さない。 「ふっ……ぢゅぱっ♪ つゅぎは、ふぅっ、ふぅぅっ……わたひの、ばんだぞそーま」 嫉妬深い愛欲の神、番(つが)いに選んだ者を人外の快楽で縛り付ける蛇の化身。 4 描く妄想の中。蒼真は泣き崩れ、もう出せないと限界を訴え、力の入らぬ身体に鞭を打ち、四つん這いになって政宗から逃げ出そうとする。 そんな妄想。そんな妄想でも、政宗のサディズムは満たされて行き、精神的なエクスタシーで全身はゾクゾクと喜び震えた。 蒼真の腰を掴んでひっくり返し、ネバっちく濡れているペニスの上に、冷笑を浮かべて見下し跨がる。 肩で息をする程にテンションは高まり、赤い瞳を輝かせ、黒く長い髪は汗で張り付き、シコる乳首は母乳を滲ませて更なるシミを作り、幼い生殖孔は左右の唇を擦り合わせ、お腹が空いたと涎(よだれ)ダラダラ。 胸の先からミルクは止まらず、荒く呼吸をする度にピュッピュと噴き出してタンクトップを汚す。アルバの文字は変色してきちんと見る事ができない。 「いれっ、るからな、そーまぁ♪」 腰を沈める……現実には縦笛を裾から取り出し、笛先でパンツのクロッチを引っ掛けて横にズラし、そのままワレメのスジに押し付ける。 そしてゆっくりと、 「ふぅぅっ、ふぅぅっ……んっ!!?」 ゆっくりと狭い肉壁を掻き分け、子宮口をつっつくまでに深く、縦笛を、泣きじゃくる蒼真のペニスを押し込んでいく。 ずぢゅぅっ!! ぢゅぽぢゅぽぢゅぼぢゅぼぢゅぼぉぉぉぉぉっ!!! 「ふぎいぃぃぃぃぃぃっ!!? ああぁっ、ぁあぅっ……きもちっ、いいよぉっ♪ ふあぁっ、そーまの、チンポ、きもちいいぃっ!! そーまっ! そーまぁっ!!」 背中をのけ反らせ、舌を出して悲鳴する弟。 弟の上で一方的に腰を振り、舌をニュルニュルと伸ばして弟の口に差し挿れる姉。 騎乗位で腰の動きに合わせて舌をピストンし、母乳を撒き散らし、声を出させずに強制イラマチオ。 長く肉厚な舌が突き入れられる度に、二人分の唾液は口元から溢れ、扁桃腺は舐め上げられる。 蒼真は涙を流しながら、嘔吐(えず)きながら、クチいっぱいに舌を含んでフェラチオし、政宗がイクのを待つしかない。 ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! 膣内を出入りする縦笛の速度が増す。政宗は自らの愛液を掻き出すように、ヒダの一つ一つを押し潰すように、絶頂の予震に身を任せて激しく前後させる。 「あっ、あっ、あっ! あんっ! あんっ!! すきだぞ、そーまぁ……ふんん!! ずっと、おねえちゃんといっしょにっ、いようなぁっ! あっ、イクッ!? そっ……ふああああああああああっ♪♪」 5 実の弟をおかずにした自慰行為。 そして今日、これからまた自己嫌悪するだろう。 蒼真に政宗の力が流れ込み過ぎるのを防ぐ為に、セックスは周に一度と、政宗が昨日決めた。 今朝も襲い掛かりたくなるのを、蒼真を守る方法はこれしか無いと言う一心で堪えた。 人の世に隠れ住む擬人化した女動物に狙われぬように、産まれる前から好きだった恋する人を想って。そんな一心で堪えた。 だが……堪えてはいたが、この決心は防弾加工も施されてない普通のガラス。 蒼真は政宗とセックスする事によって、擬人化した雌動物達を逆レイプに駆り立てるフェロモンを発するようになる。 どんな気丈な女も、蒼真を羽交い締めにして路地裏に引き擦り込み、ペニスを扱き立て、子宮の中へ精液を迎え入れたくなるのだ。 しかし例え蒼真が他の雌に逆レイプされそうになっても、朝にその日分の精液を搾り尽くして勃起できなくしてしまえば良いのではないか? それでも足りないなら、搾精蛇に変体してペニスに食らい付き、学校に着くまで扱き続ければ良いのではないか? こっちの選択を思い付かなかった事に、政宗は夜までずっと自己嫌悪する。 蒼真に会える日を、心から楽しみにしながら…… 『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ヘビお姉ちゃんVSコウモリ幼馴染み 6 姉弟が別れてから二日後。その朝。市が管理する巨大スタジアムでは、小学生の部優勝チーム対中学生の部優勝チームで、最後のサッカー試合を行っていた。 午後からは日本対チェルシーの親善試合も有り、これはその前座試合。 観客席には既に四桁の観客が集まり、将来のJリーガー達を暖かく見守っている。 しかし開始5分でそんな状況は一変。観客はざわめき出し、様々なチームのスカウトはビデオカメラで選手の動きを追う。 小学生対中学生。共に県トレへ選ばれているとしても、その実力差は白昼の筈だった。 小学生が勝つ事はまず無い。有ったとしても一点を競り合う白熱戦の筈。 だが、5分でスコアは3-0。小学生のチームが圧倒的有利に試合を進めている。 「いくよみんな! ラ・オル・ケスタだっ!!」 担っているのは、試合開始から出場している小学四年生、身長は130センチにも満たない少年、平坂 蒼真。 フィールドに立ちながら、選手達を盤上の駒のように把握できる展開力。 寸分の狂いも無く味方に届けるピンポイントパス。 相手のバランスを崩しながらボールを奪い取るエンペラータックル。 左足の踵にボールを乗せて太腿と挟んでジャンプし、迫るスライディングを飛び越えるフラミングコップ。 どれもが極められ、完成されている。そして最もスカウトの視線を釘付けにしたのが…… 「シュートして霧野!」 ゴールエリア外から打ち出されるチームメイトの低空シュート。 相手キーパーは三歩も横に動いて正面のシュートに備える。 その瞬間、蒼真がボールとキーパーの間に飛び込む。 キーパーはトラップからの逆サイドを狙われると察知し、急いで定位置へ。 「ブゥゥストォォォッ!!」 違う。そうではない。蒼真はトラップなどしない。身体の向きは常にゴール側。 「サイクロンッッ!!!」 ボールの位置、角度、、全てをそのままに蹴り飛ばし、二段階目の加速を加える。 これが伝家宝刀。サッカーの神が愛し与えたギフト、ブーストサイクロン。 蒼真の夢は世界一のサッカー選手。しかしその夢は、もう一人の神が許さない。足を搦め捕り、愛欲の沼に沈み込ませて行く。 ドロドロと、快楽の裸身で縛り付けながら…… 7 全ての日程を終えた夕方、高速道路を走る帰りのバス内。子供達はカーテンを閉めて静かに寝息を立てている。 起きているのは僅かに二人。最後尾に座る蒼真と、隣で寄り添う同い年の幼馴染み霞 姫耶(かすみ ひめか)。 二人はシートの中央位置に並んで座り、両サイドには荷物が山積み。 「中学生に勝っちゃうなんて、凄いねソー君♪」 姫耶は大きくクリクリとした目を輝かせ、照れて視線を床に落とす蒼真の横顔を見詰める。 シャギーの入ったショートヘアに、金色の瞳。白く柔らかな肌に、第二次成長前の典型的な幼児体型。 背番号の無いユニフォームを着て、魅了の金瞳で男を誘う。 「ううん、みんなの……おかげだよ」 蒼真は下を向いたまま、そう答えるのが精一杯。 今年になって九駅も離れた場所に引っ越ししたが、それでも生まれた頃から仲の良かった幼馴染み。学校では一番の話し相手で、最も気心知れた異性。だったはず。 「ねぇソー君? ヒメね、疲れて眠たくなっちゃった。だからね、ひざ枕……して?」 だったはずなのに、蒼真の鼓動は試合中よりも高くなっていた。 「えっ!? えっ、とぉ、うん……いいよ」 それは瞳。標的にした雄を奴隷に堕とす魅了の金色。意識下に直接働きかけ、否応なしに従わせる。 それは匂い。標的だけに薫らせる、極上の興奮剤。 それを兼ね備えるのは、小学三年生の女子児童。胸の膨らみも無く、腰の括(くび)れも殆ど無い、魅力の無い身体。 しかしどうだろう? 彼女の前では、キリストでさえペニスを勃起させて扱き出す。 「あっ!? ヒメちゃん、やっぱりダ……」 蒼真は自らの異変に気付き、慌てて断ろうとするが、 「あはっ、ソー君のフトモモやわらかーい♪」 ポスンッと頭を乗っけられてしまう。 全ては姫耶の思い通り、全ては姫耶の打算通りに進んでいる。 最近になり急に雰囲気が変わった蒼真。姫耶は女として、そんな幼馴染みに好意を抱いた。 ずっと蒼真の隣に居たい。蒼真のペニスを気持ち良くしてあげたい。蒼真の精液を子宮内に迎え入れたい。抱いたのは、年甲斐以上の狂った好意。 「ダメ、だってばヒメちゃん……早く、頭をどけてぇっ」 マネージャーの真似事をして試合まで着いて行き、蒼真とできる限り一緒に過ごし、待っていた。自分の力を最大に発揮し、蒼真が襲い掛かって来るのを待っていたのだ。 だが実際は、近寄れば照れて逃げ出すだけ。だから姫耶は逆転させる。襲われないなら、襲ってしまえばいい。逃げられない状況で逆レイプしてしまえば良い。 「やーだよん♪ ふふっ、あっれぇっ? なんかコツコツ当たってるのがあるよ? コレ……なぁに?」 姫耶は寝そべったまま、上半身をひねって上目で蒼真を見詰め、口元を吊り上げながら半ズボンに浮き出ているペニスを優しく撫でる。 8 「ヒメちゃ!? さわっちゃダメぇっ!」 ファスナーに手を掛けた姫耶に驚き、肩を掴んで引き離そうとするが、 「わっ、おっ……きいね? パパよりも、おちんちんおっきぃかも♪」 それよりも早くジッパーを下げられ、ガチガチに硬度を増して熱を持った生殖器を、あっさりと取り出し外に晒されてしまう。 蒼真は一気に血の気が引き、姫耶は嬉しそうにペニスへ頬擦りする。 「もっ、いいかげんにっ……」 掴んだ肩を押し上げようとしても、 「みんな起きちゃうよソー君!!」 身体を硬直させる大声が、蒼真の体動を完全シャットアウト。 加えて金色の瞳。声を出すなと命令を下す。 「あっ、ううっ……」 蒼真は前方を見渡して誰も起きてないのを確認すると、姫耶の肩から手を離し、それを重ねて自分の口を塞ぐ。 「そうだよソー君……バスの中でおちんちんを出してるってバレたくなきゃ、静かにしないと。ソー君が静かにしてくれたら、ヒメも静かにするよ? おちんちんを気持ち良くするだけなんだよ?」 罪悪に諭しながら、姫耶は躊躇い無く剥け切ったペニスの裏スジに舌を当て、ピチャピチャと音を鳴らして丁寧に舐め上げていく。 唾液を塗り付けているかのように下から上へ。ご馳走を食べているかのように美味しそうに。エロティックに。 政宗の調教で無理矢理に成長させられたペニスを、上目使いのまま小さな口で一生懸命に奉仕する。 「ちゅっ、えへへぇ♪ こんなおっきぃの、クチに入るかなぁ? あははっ、いただきまぁす♪ あ~~んっ♪♪」 涙目で口を塞ぎ、顔をブンブンと左右に振る蒼真を無視。 ペニスの根元を両手で包み持ち、唾液をいっぱいに溜めた口を大きく開く。その中は薄暗い車内でも、テロテロに妖しく艶めいて見せていた。 そして、ペニスの先端、カウパーを溢れさせる鈴口にキスし、そのまま…… ちゅぶっ、ちゅぶちゅぶ、ちゅぶり! 「んむぅっ!?」 カリ首の下、亀頭部分を、丸ごと咥内に収めてしまう。 「おっひふて、れんぶはいらなひよぉっ♪♪」 姫耶は頬の内肉と舌で強気に締めて吸い上げ、伝い垂れて来る唾液をローション代わりに、両手で懸命に竿を扱く。 蒼真以上に耳まで赤く上気させ、容赦無く精液を搾り取る動きを続ける。 年齢一桁の小学生女子児童。しかしペニスのあつかいは娼婦そのもの。 蒼真は今までに見た事のない幼馴染みの姿に戸惑いながらも、徐々に沸き上がる快楽の波を必死で堪えていた。 9 仲の良い幼馴染み。なんでも話せる女友達。そんな掛け替えない友人が、急に脅し強迫し、ペニスをしゃぶり射精させようとしている。 「んんっ!? いっ、たいぃ……」 しかも、ただの人間じゃなかった。姫耶の背中はユニフォームを盛り上がらせて膨らみ、いったん口を離して覗かせる尖った犬歯。 「いいよねソー君? ちょっとだけ、ちょっとだけだから……血も、一緒に吸わせてね?」 ちょうどカリ部に付いた、二つの僅かな赤い点。そこから流れる赤い軌跡。 蒼真はペニスに傷を負い、諦めはしたが驚きはしない。姫耶も政宗と同じなんだと理解したのだ。 にゅちゅっ、ぢゅっこぢゅっこ、ぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこ…… 扱き立てる手首のスナップが、淫音を響かせて一層に激しくなる。 姫耶は再びペニスを咥え込み、恍惚の表情でチューチューと血液を啜(すす)っていく。 「らひてソーくん、ヒメにたくひゃんのまひぇてっ♪」 ペニスの中心の管が拡張を始める。射精の準備を整える。触覚が敏感になり、指の一本一本の動きまで明確に伝える。 もう限界。寸前。睾丸から出来立ての精液が噴き上がり、ドクドクと昇り終点を目指す。 蒼真は歯を噛み締めて目をつむり、射精時に喘ぎ声を発さぬようグッとこらえるしかない。 「そーくん、そーくん、そーくん!」 姫耶はメインディッシュを待ち切れず、舌でペニス先端の溝をほじって催促する。 そしてついに、 「んふぅぅうっ!!?」 びゅるびゅるびゅるびゅるぅぅぅっ!! びゅくんびゅくん! びゅくびゅく、どくんどくんどくん…… 姫耶の咥内へと、凄い勢いで大量の精液を注ぎ込む。 「うぐっ……ふんんっ♪ んん~~んくんく、ちゅるちゅる、ちゅぶちゅぶ、ちゅっ♪♪」 姫耶はそれを苦にもせず、血液とブレンドして飲み干し、胃に残さず納めていく。 静かなバスの中に生まれる、二人の荒い吐息。 「ちゅぴゅっ♪ ねぇソー君……今日、家に泊まって……って言うか泊まりなさい。毒、流したから、今日中に家のお薬を飲まないと、サッカーできなくなっちゃうよ?」 蒼真の目尻から、絶え間無く涙の粒が伝い垂れる。 なんとなくはわかっていた。姉の時と全く同様な現状。 でもサッカーを、大切な夢を人質に取られたら、どんなに理不尽な事でも首を縦に振るしかない。 「くるよね? そーま、くん?」 だから一つ、コクリと頷くだけ。 10 照らし明らめ、祝福していた平穏は終わる。始まるのは闇夜を駆ける怪物達を見過ごす、ヘカーテの猟奇領域。 機械色の黒で塗り潰された車庫。連接的な重低音を鳴らし、独眼龍の描かれたシャッターが上がり始める。 その中に居るのは一人の女性。 「ん……ったくまぁ、私の弟に手を出しやがって……何処のメスだ!!?」 全身を覆う黒いライダースーツに黒いブーツ、黒いオープンフィンガーグローブに黒いフルフェイスメット。黒を統べ、黒を支配する一匹の黒蛇、平坂 政宗。 その中に在るのは一台の凶器。 全体がメタリックシルバーに輝き、重量は300Kgを越え、全長は女の背を越える。見た者の動きを影縫い、封殺し、金縛る、最悪を強制的に連想させる凶々しいフォルム。 これが女の愛馬、黒き女が支配する白銀のマシン。『FORZA Z SGC・S EDITION、ミンチメーカー』。至上最狂の違法改造モンスターバイク。 水平線の下に陽は沈み、ミンチメーカーのヘッドライトが更に際立つ。 エンジン点火、スロットル回転、爆音が展開。早く光を殺したいと、早く闇を犯したいと、ミンチメーカーが狂喜して咆哮する。 「ミンチメーカー、レディッ……」 黒き女の合図。黒きバイクに跨がり、黒一色で全身を染め、その黒を超越する長い黒髪を持つ。嫉妬、愛欲、蛇の化身。 「ゴォォォォォォウッ!!!」 政宗は、女から与えられる快楽で蒼真が絶頂すると、それを離れていても感じ取る事ができる。 そして弟を救う為、恋する人を取り戻す為、平坂 政宗は、夜を駆ける暴風になる。 轟と。動き、走り、スタートから五秒でトップギアへ。『挽肉屋』と名付けられたマシンも呼応してトップスピード。 夜の家並みを、夜の町並みを、夜の高速道路を、自慢の髪を靡(なび)かせながら突き抜ける。 「待ってろよ蒼真……お姉ちゃんが、必ず助けるからなっ!!」 『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 【ヘビお姉ちゃんVSコウモリ幼馴染み】決着編に続く。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8732.html
92 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/23(月) 08 11 57.51 ID k4sWs+0vP [1/2] 89 俺もそれ経験あるわ。 締め切りギリギリで滑り込み参加してきたヤツが 主人公ポジのHO1を希望したくせに地蔵だったせいで グダってGMとPL両方キレて大変だった。 そういや魔神英雄伝ワタルもコロコロでビルダーっぽい漫画やってたな。 93 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/23(月) 08 18 03.53 ID KCoVDrPu0 [1/4] 92 俺もある。締め切り間際のクズ。レギュから外れたキャラを開始三秒前に出してきやがった 絶対土壇場で有耶無耶にして要求を通そうとしてるのが見え見え。PC作りなおしてから合流してくださいねと言ったらゴネ始める が、レギュをタイムスタンプ付きで文章化してたのでなんとか黙らせた。ま、実プレイも推して知るべしのクズだったがな スレ370
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2287.html
赤に魅入られた男 赤。赤はいい。赤というものは素晴らしい。赤こそが至高の色だと私は思う。 朝焼けの赤。夕焼けの赤。紅葉の赤。太陽の赤。血の赤。体を巡る血の赤。体から流れ出る血の赤。体から噴き出す血の赤。 流血の赤。出血の赤。鮮血の赤。血溜りの赤。返り血の赤。そして、赤に染まった赤い私。 赤はいい。赤というものは素晴らしい。その素晴らしい赤を君は持っているんだ。 「…だから、君の赤を私に見せてくれないか。」 赤いマントを羽織った男は、赤いコートを着た男に話しかける。 コートの男は、くっくっく、と低く笑う。 「赤…それが赤だと?くっくっく…笑わせるな。そんな赤など…澱んだ死の匂いしかしない赤など…何の意味もない。…くっくっく。」 そう言うとコートの男は、その真っ赤なコートを脱ぎ捨てる。 夕闇の中、ほどよく鍛えられた体があらわになり、赤マントは嬉しそうに目を細める。 ああ、あの体を切って、斬って、切り裂いて、引き裂いて、真っ赤な血でこの身を染め上げたい。 赤マントはどこからかナイフを取り出し、男へ歩み寄る。 しかし、ふと肌に感じた違和感に立ち止まる。赤マントが感じたものは、じりじりと焼けるような熱。 「私の…私の欲しい赤はこれだよっ!!!」 叫び声と共に男の体が炎に包まれ、赤マントは驚愕の表情を浮かべた。 次の瞬間、男は赤マントに向けて走りだし、赤マントを羽交い絞めにする。 男の体の炎が赤マントに移り、その象徴ともいえる赤いマントが燃え上がる。 「ぎゃああああああああああああああ!!?!!?!」 「これが本当の赤だ!赤というものだ!!貴様ごときの赤が、息づまるような自然の色彩の生命力に敵いはしないのだ!!! さあ、もっと私に見せてみろ!その体を染める赤を!その命を蝕む赤を!!赤を喰らう究極の赤を!!!」 男は高笑いを上げながら、炎の中で恍惚とした表情を浮かべる。 数分後、男が去った後に残されたものは、アスファルトに残る焼け焦げたような跡だけだった。 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/yumina/pages/607.html
[部分編集] 心締めつける鎖 Lv 回数 オーディエンス値 ステータス変動値 必要 変動+リミット変動 対象論防心防 分類 アクティブ 1 0 0 0 + + + - + - スキル種別 パラメータ変動 2 14 + + + - + - 必要行動ポイント ■□□□□ 3 + + + - + - 対象 相手任意 4 + + + - + - 発動タイミング アクティブ 5 12 55 +19 +26 +19 -55 +6 -188 発動条件 6 + + + - + - 効果継続時間 5ターン 7 + + + - + - 支持率変動値 +7% 8 10 +36 +47 +36 -104 +9 -473 必要支持率 0% 9 + + + - + - 入手方法 10 + + + - + - 詳細 敵任意を対象として論理・心理防御力を下降させるスキル一つのパラメータの変動に特化したスキルにくらべて効果値は劣るが、どの様な相手にも効果を発揮する汎用性が売り一定ターン効果が持続する
https://w.atwiki.jp/k1reok8/pages/18.html
骨盤ベルトはいろいろ試したんですが、きつかったり、めくれてしまったり失敗ばかりでした。この商品もかわいいからいいかなと機能はあまり期待せずに購入しました。でも、使ってみてびっくり!かなりいいです!!使用してまだ3日ですが、きついという感じではなくちょうどよい締め付けです。産後太りでかなりおなかも出てるんですが、めくれることもありません。おしりからすっぽり包んでくれるからなのかな?もう1枚欲しいです!!サイズはヒップを測ったところぎりぎりMの95あったので、MかLか迷いましたが頑張って痩せようとMを購入しました!ちゃんとホックもしまったし、Mで良かったです。 産後骨盤周りがなかなか戻らないので、購入してみました! br / 程よいフィット感で、快適です(*´∀`*) br / 今のところ、丸まってしまうとかはありません! br / 色も可愛くておばさんぽくなくてGOOD★ br / パープルのMを購入しましたが、色違いも欲しくなりました(´∀`*) ネットニュースで骨盤はただ締め付け続けていればいいというものではないというのを読んで、こちらの割とソフトなタイプのお品を購入しました(みなさんのレビューを参考にして)。 br / 最初着けた時は確かに「こんなに緩いの?」と心配になりましたが、締め付けすぎはかえって良くない気がするので個人的にはこれぐらいでいいかなと思っています。 br / ただ私は痩せ形で特にお尻が大きいわけではないと思うのですが、骨盤の位置にベルトを合わせるとヒップの下がベルトに収まりきれなくてはみ出てしまいます、涙。 br / ヒップも包んで二重の効果を狙っていたのですが、お尻の途中までしかガードされないとかえってお尻がつぶされて形が悪くならないか、ちょっと心配です。 br / ですが他の方のレビューにはそのようなことは書いていないので私の体系の問題なのかも知れませんが… br / 蒸れにくい素材なので夏でも普通に使えますよ^^ 骨盤矯正のため整体院に通っています。 br / 日常にも骨盤を絞めてくれる手軽なベルトを探していたので、 br / こちらを購入。 br / ≪良い≫ br / ホックをかけるだけなので「手軽」 br / デザインは「かわいい」 br / 締め付け感が少ない br / ≪悪い≫ br / トイレに行く際は、上にたくし上げなければいけないのでこの時のみは「面倒」。 br / 以上を加味して、部屋でのリラックスタイムや就寝時に使用しようと思います。 紫のMサイズを購入しました。ホックを締める時はきついのですが、締めてしまえばソフトな締め心地で1日つけていても苦になりません。ただ、タイツなどの上からだとズレてしまうので、私は腹巻の上から装着しています。効果のほどは、正直まだわかりませんがデザインもかわいいので、継続しながらもしかしたらピンクも購入するかもしれません。 すっごくつけていて気持ちいいです。でも動いているとずれてくるので寝るときに着用しようと思います。私は骨盤が広がっているので一番端っこで止める感じですが、どこまで広がった骨盤が戻るか楽しみです。 1枚はこういうの欲しいなーと思っており、デザインもお値段も可愛いので購入しました。 br / ピンクを買いましたが、とっても可愛いです☆ br / 効果は???ですが、締め付け感もちょうど良く、外した時に「あ、ちゃんと締め付けてくれてたんだ」と感じました。 br / ただ、立ったり座ったりするとすぐズレてくるので、その都度直しています。 ピンクを購入しました。素材は薄いのでアンダーに響かないので使用度が多いです。座ったりしゃがんだりすると上がってしまうのが残念です。 パープルと悩んでピンクにしました。 br / 産後1年以上経って、おしりまわりが大きいままなので購入しました。 br / ガードルやスパッツ型のものは試したことがあるのですが、夏場は暑くて痒くなってダメでした。 br / が、これならメッシュで薄いし、動いてもほぼ上がってこないので使い続けられそうです☆ br / ただ、締め付け感はあまりないで、矯正に効くかは…とりあえず使ってみます!! 色選び以上に、MとLどちらにするかサイズ選びに非常に迷いました。 br / 商品自体かなり伸縮性があるし、ホックも3段階でついているので、 br / 普段大抵Mサイズの人はMで大丈夫だと思います。 br / 色は、骨盤ベルトに無さそうなピンクとパープルで悩み、 br / 結局パープルにしました。可愛らしい色目で気に入ってます。 br / 家の中でしか着用していませんが、裾がくるんとまるまってしまいがち br / なので、-☆としました。 レースで夏でもOKですね♪ br / 程よい締め付け感でヘビロテ決定! br / 一番びっくりしたのはショップ様の対応の早さです。 br / 昨日の午後3時に注文→即、確認メール br / →間もなく発送→メール便なのに翌日の本日お昼前に到着!素晴らしい!!! 黒が欲しかったのですが、売り切れだったため クリームM購入。ヒップ86cmのお尻でも、ほどよい締め付けで もう少しきつめでも良いかなぁと感じる心地よさでした。 br / 再入荷されたら黒も欲しいです。 ダイエットの骨盤ケアのため購入。デザインが何よりかわいくてテンションがあがるし、キツさもちょうどよくてしまってる感じがしてよかった。 座り仕事で長時間着けていると、ずれてきます。 br / サポート力はバツグンです? 骨盤ベルトはいくつか購入しましたが、これが一番可愛くて着け心地がいいです。 レースもリボンも予想以上に良くて可愛かったです。ただ私には合わないのか付け方が悪いのか丸まってしまったり上に上がっていってしまったりしてしまってつけていられませんでした。可愛かったから残念です。 産後の骨盤矯正のため購入しました。 br / 見た目(ピンク)も可愛く、引き締め効果も三段階調整できるので br / 丁度よいところで締められます。 br / 試しに購入しましたがもう一枚購入してもいいかな! つけ心地もいいし腰痛にも良い感じがします。 br / カラーもデザインも満足です。 以前はマジックテープタイプの骨盤ベルトを使用していたのですが、 br / 下着にテープが当たり、下着が痛んできたり、トイレに行くたびに br / ばりばりとはずすのが面倒でした。 br / こちらはひっかけタイプなので下着が痛むこともないし br / トイレに行く時は上に簡単に上がられるので、とても便利です お腹がポカポカしてきて、ほんとにいいです(*^_^*)ちょっと難点があるとすれば、トイレに行くのが少し面倒、、、でもすごくいいです♪ 商品の発送はとても早かったです。 br / まだ一週間しかつけていないので効果はあまり感じられないですが引き締まり感はあるので継続してつけていきます 年齢も上がってきた為、買いました。 br / 普段洋服Mサイズを着用してますが、Mサイズでぴったりなようです。 かわいいです^^ br / 裏がレースになってるのでキツすぎないし見た目もかわいい。 つけると締まった感じがいい!良くなった気がする(^◇^;) 現在臨月で、出産後に使いたいのでまだ未使用ですが、 br / デザインがかわいいだけでもテンションがあがります。 br / パープルを購入しました。 br / 送料も無料で注文の翌日に届き、大変助かりました。 見た目もかわいく、ウエストがきつすぎないので、夜寝るときにしたままでも、仕事中にしたままでも苦しくないです。 骨盤の位置が二本もずれてる私には効果?はありません。 br / でもかわいいデザインはなかなかないからいいかな。 骨盤矯正に br / 興味が br / あったので br / 買ってみました! br / デザインが br / 可愛いので br / こちらのに決めました♪ br / 届くのが br / 楽しみです! 色も薄さもいいけど圧力 圧力はあんまりないので、腰に痛みがある人は実用性は期待できないかも… 最近悩んでいました。解決策は何かないかと探していたところ、この商品を見つけました。 br / レビューが良かったので、期待して購入。感想は…本当に着け心地が良い!デザインも可愛く、一日中使えそうです♪ br / 他の色も欲しいかも。 締め付けもちょうどいいです。 br / 5連フックでしっかり止められるのもいいです。 色はパープルを購入しました。 br / おしり大きめでもMサイズでバッチリ。 br / ホックになれるまでは、とめるのにちょっと時間がかかるかもしれませんが br / 快適な締め付けで、凄く腰が楽になります。 br / ホックが3段階なので、調整もしやすいです br /
https://w.atwiki.jp/battler/pages/4819.html
(吹っ飛ばされて逆さまになってる)なんてこったい……! リースが暴走するなんて…… -- 『大空』神宮寺妹紅 (腕で顔を庇い、浮きそうな体を足で踏ん張るが、結局は壁際まで移動させられる)リース…リース…さあ、帰ろう…(リースレットに歩み寄る。魔王の放っている衝撃が、ヒカルの体に炎を燈してゆく。) -- 『地獄の火守』ヒカル いけにゃい、ヒカルのヤツ、手遅れににゃるぞ。兄弟、カプセルを! -- 文にゃんこレポーター それどころじゃにゃーい!(魔力で吹っ飛ばされてゆく) -- 文にゃんこカメラマン この暴風を越えて、アタシは真の風になる……!(言った側から時間切れでヘルメスが消失) ってヘルメスーーー!? こうなったらアタシの奥義・命のICBMでヒカルンを救うにゃーー! (柚にゃんこから命の炎が噴射され、ヒカルへと突っ込んでいく) -- 柚にゃんこ家庭訪問 (頭にバスタオルを巻いたKFCのアレが……) 柚にゃんこの奥義「命のICBM」は、その名の通り命を削って強引に突進する、文字通り命懸けの技なのだ……! -- 解説:サンダース人形 にゃぁあああ! この、薬を、飲めーーーーーーッ!(ヒカルの口に、薬を握った手を……!) -- 柚にゃんこ家庭訪問 (もはや四肢は火炎に侵されるだけ。そして、視界にはリースレットしか入らない) リース。もう大丈夫だ。私が助ける。 (屈んだことで柚にゃんこをスルー) -- 『地獄の火守』ヒカル Mr・H「これは・・・」 ハッター「ヤバイよな・・・?」 (やなよかんがする) -- Mr・H&ハッター軍曹 にゃ? そん、にゃ……(命を使い果たし、死亡) -- 柚にゃんこ家庭訪問 ヒカ……ぁ、ぁ、あああああッ、あああああああああああああああッ!…………(体を弓なりに仰け反らせ、吐血。そのまま動かなくなるが、魔力の嵐はむしろ強くなる) -- リースレット (地面から出てくる)柚にゃんこ家庭訪問~!!(涙目) -- ネコアルク 向こうが何やら騒がしいですが…ここで一度記録を取ります。ご静粛に。 -- ミッティーナ 『あらすじ』をねらえ! ・ついにNINJAを追いつめた。ふみちゃんズはどこやねん。 ・炎のヒカル様、覚醒寸前。リース、薬を打たれて魔力が暴走。ユリップルに最大の危機! ・薬を持ってきた柚にゃんこ(家庭訪問)、命のICBMをスルーされて死亡。 うっさうっさ♪ -- お36夫人 記録致しました。どうかご無事で…。 -- ミッティーナ もんちゃんはワシが埋めた。 -- ヘルメット文にゃんこ おつかれさまなのにゃー。お茶ウマー。 -- 柚にゃんこ給湯室 マイブラザーーー!?ぐぬぬ、おのれヒカルちん…兄弟の決死の突撃をギャグ調でスルーとは…! -- 文にゃんこレポーター まずい、まずいぞこの展開……! 私の推理が正しければ……この建物が消えるかもしれない……! (妹紅in妹紅:な、なにがあるんだよ) リースは、魔族の大本ともいえる『古きもの』と、人間のハーフなんだ。魂はほとんど人間と変わらないから魔力で痛みを錯覚する。でも、体は間違いなく『古きもの』だ。普段はリースの魂が無意識に抑えている魔王の本性が、これで表に出てくる可能性が…… -- 『大空』神宮寺妹紅 (口から血を垂らしながら、ゆらりと立ち上がる) ………………ふぅぅ……フフ。ずいぶんと、痛めつけられたものだ……。 (ぐぐ、肩甲骨の辺りが盛り上がり、服を突き破って悪魔のような翼が生えてくる) -- 西の魔王:リースレット (リースレットの血を受ける。その嘆きの水さえ、暴走する魔力は掠め取る。) ………ごめんよ…。遅かったんだね…ごめん…ごめん…。…… (魔力が頬に傷を作り、そこから炎が噴き出す。この凄まじい暴風の中、ヒカルはリースレットに顔を近付ける。もう片方の頬からも炎を噴かせつつ、そっと、リースレットと口づけ……携帯していた最後の薬を口移す) -- 『地獄の火守』 あーーー読んでなかった\(^o^)/ -- フミーター お手上げ侍!\(^o^)/ -- 解説:サンダース人形 ふみちゃんが自分の遅筆さに絶望してるぜ。パソコン買いなさい。フゥーまったりまったり -- 茶啜り文にゃんこ だが私は『3.強引に続ける』を選ぶぜッ!(ジョジョ立ち) -- 解説:サンダース人形 (自分を恐れない人間の存在を目の当たりにし、驚愕に目を見開く) な、何を…………んッ……(四肢に込められていた力が抜け、へたり込む。だんだんと魔力の嵐も減弱していく……) -- 西の魔王:リースレット ヒカルの行動をキャンセルしようとしたら。ああ36さんは神様です、崇拝します(土下座) -- フミーター (飽くまでも、抱きしめたりはしない。最後の理性がリースレットを傷つけない。じりじりと、リースレットに熱を与える唇を離す) ……護れなくて…ご、め、 (リースレットと擦れ違うように、前のめりに倒れた) -- 『地獄の火守』 (柚にゃんこ家庭訪問を担架に乗せている) -- レスキュー文にゃんこ く…………腕が、動かな……(神経回路から魔力回路に切り替えて強引に体を動かしていたので、当然、魔力が弱まれば動けなくなるのです……) -- 西の魔王:リースレット (柚にゃんこ家庭訪問から薬をひったくる)ふむ……我が手足よ、この薬はわっちが預かろう。あの娘っ子に飲ませればよいのだろう? -- 『雷』朱い柚 (同じことをやろうとしていた)イエス、マイシスタ。火傷にご注意にゃぜ。 -- 文にゃんこレポーター Mr・H「とりあえず、水かけとく?アシスト的な意味で」 ハッター「それいいね!」 (こら -- Mr・H&ハッター軍曹 ところがどっこい、それは正に『焼石に水』なのにゃ。すぐに蒸発するぜ。面白いけど。 -- 文にゃんこレポーター 「「OTZ」」 -- Mr・H&ハッター軍曹 『雷』はあらゆる攻め手を一心に受け止める者。言い換えればそれだけの力を持つ者。つまり、わっちのような超越者にこそふさわしい……(薬を握り、空想具現化で水をまとわせ続けながらヒカルの口に手を近づける) -- 『雷』朱い柚 (魔力の暴走で薬が分解された)……う……私は……(辺りを見回し、炎に包まれるヒカルを見てしまう) !?……ヒカルッ!(悲鳴じみた声を上げ、燃える体を抱き起こそうとするも、手足が動かない) -- リースレット (床の大理石が焦げるほどの熱を発している。燃える身体は朱い柚の水を絶え間無く蒸発させ、大量の蒸気があたりに立ち込める。) -- 地獄の火守~ファイアガード (人型に戻る)………。魔王、体に問題は無いか? -- エルモ なかなか頑固な娘だの……薬が燃えてしもうたわ。(薬箱に薬を取りに行く) -- 『雷』朱い柚 やべっ、モンスターになりかけとるにゃ…。ワタシ、避難…! -- 文にゃんこレポーター 薄情なうえに仕事放棄と来たもんにゃ。ヤツは荼毘にゃ…! -- レスキュー文にゃんこ 私は、四肢の麻痺だけです……(悪魔の翼が生えているなどの変化に気づく余裕がない) でも、ヒカルが……ヒカル……っ! -- リースレット (なにか挑戦心に火がついている)クフ……今度は燃やされまいて……(薬を液体窒素レベルに冷却した氷で包んだ) -- 『雷』朱い柚 …とりあえず麻痺だけか。お前は俺に抱えられてろ、ヒカルにこうも暴走されちゃ敵わねぇよ。(リースレットの肩を持つ) -- エルモ (ヒカルの口に薬を投入する事に成功した。……うっすらと開いている瞼から覗く瞳が、金色に変色しかけている。) -- ファイアガード ―ミヤビの仲間入りは勘弁してくれな― -- タスケの声 …………私は、いつもこうだ……大切な人が苦しんでいるときに限って何もできない……リセアの時も、お父様の時も、そして今も……! 力がほしい……こんな壊す力じゃない、もっと優しい力がほしい……(拳を握りしめようにも、拳を作ることすらできない) -- リースレット 「「・・・」」 -- Mr・H&ハッター軍曹 (I am 燃え太郎。剣はダメだが炎は平気)ヒカル、ヒカル! 薬が、足りないのか……ッ? -- 『大空』神宮寺妹紅 こういう状況じゃなかったら、タスケがバーチャロンの対戦相手になるんだろうけどにゃ。弱いけど。くふ。 -- 文にゃんこ Mr・H「とりあえず!」 ハッター軍曹「力ずくで!」 Mr・H&ハッター軍曹「「元にもどすしか!」」(ファイアガードへ突撃(ぉ) -- Mr・H&ハッター軍曹 突撃すんな!(ツッコミ大蛇薙) -- 『大空』神宮寺妹紅 (ツッコミ大蛇薙を食らいつつ、Mr・Hはブルースライダー、ハッター軍曹はキック・ザ・ドラマティックでファイアガードへ突撃(ぉ) -- Mr・H&ハッター軍曹 ……おぅ。久々なんで忘れておったが、空想具現化は力を抑えることがメインの用途だったのぅ。とはいえ、どういう原理かわからんし……お手上げ侍だ。 -- 『雷』朱い柚 (突如、むく、と起き上がる。充血しきったのか白目は紅く、瞳は通常ではありえない金色をしている。髪も依然紅く、手足はまだ炎に包まれたまま。そのヒカルがすっくと立ち上がる。) -- ファイアガード ……ヒカ、ル…………?(戸惑ったような目でヒカルを見上げる) -- リースレット まさか今度は、こっちか……? -- 『大空』神宮寺妹紅 (リースレットを支えている)心配するな、薬は飲んだから直に収まる。が、ちっと遅かったな。逃げるぞ。 -- エルモ 「「フィニィィィィィィィィィッシュ!」」 (ブルースライダー&キック・ザ・ドラマティックでファイアガードへ突撃(ぉ) -- Mr・H&ハッター軍曹 いえ……私は、逃げない。ヒカルを受け入れると言った。ヒカルを守ると誓った!(バチンッ、と四肢がスパークし、立ち上がる。ついでに翼が唸り、Mr・H&ハッター軍曹を迎撃する) 私のヒカルに、手を出すな……! -- リースレット (リースレットにニコッと微笑んだ。そして遂に全身が発火し、所構わず炎を噴射し始める。) ~~~~~~~~~ッッ!!!! (言葉にならない、甲高い奇声を発しながらMr・Hに突っ込む) -- ファイアガード おい、リース……ッ! さっきので本能的に気づいたんだろうけど、そんなことしたらおまえ、今度こそ壊れるぞ……! -- 『大空』神宮寺妹紅 はい残念。(そのままファイアガードを轢く(ぉ) -- Mr・H やれやれ……気の強いお姫様だこと。さて、他に逃げるヤツは居るか?居ないんならあのアマを止めるが。 ………お姫様を止めた方が良さそうだ。 -- エルモ (魔力回路に切り替えて起動中。それに応じて手足から血がにじむ)ふぅぅ…… 私のヒカルに手を出すヤツは……斬刑だッ!(翼が鋭利な刃物となって、ブルースライダーを切り刻む) -- 魔王リースレット ピラミッドぉ!(ビーム・エンクロージャー(ピラミッド型の電磁結界をつくりだす技。)で魔王リースレットを拘束) -- バル芸人 (車体がヒカルを……轢けない。炎の塊はいともたやすく車体を受け止め、拳一発で10m程度吹っ飛ばす。) -- ファイアガード (プライマル・アーマーを展開し、スライプナー(ブルースライダーはスライプナーの突撃攻撃モードです。)を保護) -- Mr・H 七天、抜刀……武装……(翼が追加。6翼が電磁結界を容易く相殺し、プライマル・アーマーを分解する) -- 魔王リースレット ウォォォォリャァァァァ!!(キック・ザ・ドラマティック(元はアファームド・ザ・ハッターの突撃技。ライ〇ーキックと言うと容赦なくハッター軍曹にしごかれます)でファイアガードの足へ突撃) -- ハッター軍曹 よしな、お姫さん。…ヒカルに命令されちまった。『もし私が倒れて、リースが無理をするようなら、エルモがリースを止めてくれ』とな。…ほっとけ、あの状態ならちっとやそっとじゃ傷にならねぇ。 -- エルモ リースが暴走してる……! というか、電磁結界なんて紙同然だよ魔王には……。そういうオーバーテクノロジーが大昔に存在してたんだもの。破壊の方法も全部体が知ってるんだ…… 止めるったって、うちにそんな人材…… -- 『大空』神宮寺妹紅 グランドスティンガー!(もとはバル系列第3世代型の技。2体のバル系機体で使う。効果はタングラム型のビーム砲(まぁそういう形っぽい)をC.I.S.(電脳虚数空間)から召喚し攻撃と言う物)(グランドスティンガーで魔王リースレットを攻撃) -- バル芸人×2 (廊下の向こうから歩いてきた)……ったく。騒々しいから様子を見に来たけど……みっともないわね。それでもリーダーなの? -- 『雲』青子 !? 来てくれたのかツンデレ!(青子が現チーム36最強です) -- 『大空』神宮寺妹紅 残念!プライマルアーマーはコジマ粒子技術でできている!触れればもろコジマ汚染だ!(ジャンプキャンセルですばやくファイアガードの方を向く) -- Mr・H (攻撃を回避しつつ、絶え間無く機体に打撃を与え続けている。…どうやら『入り口』を探しているようだ。) -- ファイアガード ……それが、何か?(魔力は人間にとっては致死の汚染物質です) 全ての汚染を生き延びた私たちに、そんなものは通じませんよ……(うつろな目で6翼を動かし、Mr・Hの行く手を阻む) -- 魔王リースレット まだまだぁ!(両腕に持ったビームトンファーでファイアガードを殴る) -- ハッター軍曹 (高速詠唱)メテオ!(FFの攻撃魔法「メテオ」で魔王リースレットを攻撃) -- Mr・H ……ったく。面倒なヤツらね……追加料金、もらうから(右目を閉じることなく、両目で戦闘中のメンツを睨む) -- 『雲』青子 君は果たして、ヒカルちんと魔王の味方なのか、敵なのか。(Mr・Hをネコ目で見つめつつ)片方が死んだら、もう片方から一生恨まれるぜ? -- レスキュー文にゃんこ 児戯ですよ、そんなもの(ごぅっ、と魔力の風が起こり、メテオを粉みじんに粉砕する。しかしMr・Hへの攻撃はせず、ハッター軍曹の背中に槍状の翼を伸ばす) -- リースレット うぅむ。よい見せ物よなァ……わっちも混ざろうかの? -- 『雷』朱い柚 (視線に気が付き、持っていた定位リバース・コンバートユニットで安全な場所へ定位リバース・コンバートをし逃走) -- Mr・H&ハッター軍曹&バル芸人×2 やめてくださいマジで! 館が崩れます(朱い柚に土下座) -- 『大空』神宮寺妹紅 遅いのよね、気づくのが……(リバース・コンバートの座標設定が狂い、二人はどことも知れぬ密林へ。翼槍は狙いが狂い、壁に深々と突き刺さる) -- 『雲』青子 意識の方向を操作する能力……いつ見ても、うどんげよりタチが悪いな…… -- 『大空』神宮寺妹紅 リバース・コンバートと言ってしてしまうと「あらかじめ記録されている機体の設計データを基にV.コンバータによってバーチャロイドとして具現化される現象」という意味になってしまいます。 なので定位リバース・コンバートと言わないと混乱してしまいます。 -- 解説 ……狙いが、付けられない……ヒカルが見えるのに……見ることが、できない……ッ!? -- リースレット うぅむ、それは勉強不足であった……。 -- 解説:サンダース人形 怖えぇ、この娘達…。 (↑特殊能力持たない人) -- 俺(jix) 第三勢力は、去った…。 -- エルモにゃんこ 36はあわてんぼにゃ。結構、大切な字を省きたがるにゃ。って変な兄弟いるーーー!? -- 柚にゃんこ (床から生えてくる)うむ、こりでリロードオンラインに悩まされることも無く……って新手にゃー!? -- ヒカルにゃんこ Mr・H&ハッター軍曹はシバルバーという禁制区域(シバルバー:TSCドランメン管理区域。アースクリスタルというVクリスタルが産出される場所でもある。ちなみにヤガランデという化け物もここにいるとか・・・?)へ飛ばされて・・・あ、速攻でヤガランデ倒してる。しかも脱出成功。すげぇ -- 解説 (据わった目でじろりと俺(jix)を見る)言っておくけど、私は一般人だから。まっとうにバイトして暮らしてる学生だから。変な勘違いすると、噛み殺すわよ。 -- 『雲』青子 そういう、人のカキコを制限するような発言は慎みたまえ。ていうかアンタ達誰ー!? -- レスキュー文にゃんこ (とりあえず能力を使わせてしまった青子に土下座) (妹紅in妹紅:馬鹿ッ、私の体で何度も土下座するな! こんな姿、輝夜の馬鹿に見られたら……!) -- 『大空』神宮寺妹紅 テラリボーンwww・・・つ「変形するトンファー」 -- ネコアルク センパラの一般人といったら…ワタクシでしょ…ニュフ…… -- ベアにゃんこ ありがたく受け取っておくわ(もらえるものはもらう、たくましい生活力) -- 『雲』青子 『大空』とか言い出した時点で気づくべきにゃ。もうすぐ打ち切られそうなリボーンだってことに。 -- 柚にゃんこ 何処がだ! (ベアにゃんこにベアークロー) -- 熊 なんか増えた……。マジメな話ィ、センパラの一般人と言えば3人居るにゃ。ビジョンとフォンとタスケにゃ。 -- レスキュー文にゃんこ うちの一般人は……(青子の目をうかがう)アオコ様ト屋良先生ダケニャ。 -- 柚にゃんこ ニュフ…(ローブの下からロケットエンジンの火を噴射、飛んで回避) -- ベアにゃんこ ぁ……(意識の方向を強引に変えられ、魔力が体に流せなくなった。そのまま糸の切れた人形のように倒れる) -- リースレット よりによってやらないか(屋良)とツンデレ疑い(青子)が一般人とは…。 -- 俺(jix) (目標を見失い、床やら壁やらを破壊し続けている。意識は無いに等しく、『体全体が自ら脳になっている』。) -- ファイアガード 誰が、ツンデレよ……ッ(結構ふらふら。無理するために飲んだ栄養剤の反動が来てる) あの人、操れる糸(青子には人の意識がそう見える)が細すぎる! -- 『雲』青子 うわーーん! 何この絶望村ッ! ヒカル、お願いだから止まってくれーー!(炎は平気なのでヒカル(ファイアガード)を羽交い締めに) -- 『大空』神宮寺妹紅 これ…聞くかな? (謎の薬屋からパクった薬(精神安定剤)を見る) -- 俺(jix) ここはもこたん、零地点突破とか、どうよ? -- 柚にゃんこ やったらヒカルがヤバいでしょうが! 女の子に火傷の後なんてつけられるか馬鹿ッ!(というか零地点突破できない) -- 『大空』神宮寺妹紅 ……その薬、ダメモトでやってみな。無いよりマシだろうよ。…が、素直に飲んでくれるかねえ、アレ…。 -- エルモ (妹紅に抑えられ、大人しくなった。先程の怪力は一体どこへ…) -- ファイアガード と、とりあえず暴れるのはやめてくれたぞ……零地点突破できなくてもやれるじゃん、私。 -- 『大空』神宮寺妹紅 やめとこ。 暴走しないという保証もないし。 -- 俺(jix) (かなり据わった目で精神安定剤を見てた)それ、もらうわ……ッ(言うが早いか、薬を奪って飲み込む) -- 『雲』青子 うわー……青子様、目がイッてるにゃ……にゃるほど、仮名っちからの馬鹿高い給料がどこへ消えるかと思えば…… -- 柚にゃんこ (目を閉じて、開くと青い光は消えていた)ふぅ……。そこの化けネコ、人聞きの悪いことを言わないでくれる……? -- 『雲』青子 ゥゥ?…ォオア?(何事かを呟いている。依然抵抗する様子は見られない。) -- ファイアガード うんうん、わかるわかる。わからんけど。 -- ヒカルにゃんこ とりあえずオレはヒカルの服を持ってくるのにゃー。炎で辛うじて見えてないけどハダカはイタダケマセンにゃ。 -- エルモにゃんこ ヒカル、ヒカル……!(2つに減り、変形もできなくなった翼で吸い寄せられるようにヒカルへと這っていく) -- リースレット ……マジで? うーん、言われてみると布の感触が無いね……。でもやっぱり何とも思わない…… (妹紅in妹紅:まだそのことに違和感を感じるだけマシだよ。とっとと出てけ。おまえのためにも) -- 『大空』神宮寺妹紅 …本当に大丈夫なんだろうな?お姫さん。加減してくれねえと、コイツに怒られちまう -- エルモ あぁ、落ち着いてきた……動く気になれない……(能力の乱用は自我と他の境界を曖昧にするので精神汚染が云々かんぬん。でも青子は密かにリースレットの魔力制御をお手伝い) -- 『雲』青子 (ヒカルのことしか眼中にない。まるで聞いちゃいないが、とりあえず青子のアシストでなんとかなってる) -- リースレット ……(あーちゃん(命名:仮名)はよく人知れず人助けをしていますが、そのことを指摘するとキレます。ツンデレだね) -- 解説:サンダース人形 ヒカル……無理はしないって、約束したじゃないですか……ヒカル……ッ(目に涙を浮かべながら、魔力を手足に流して強引に立ち上がる。しかしそれも一瞬のこと。妹紅ごとヒカルを押し倒すような形で倒れ込んでしまう) -- リースレット あの……え? え? たすけて軽い!(←女性に重いなどとは死んでも言わない主義) -- 『大空』神宮寺妹紅 『たすけて軽い』をフェイバリットワードとしてインプットしました。 -- フミーター あら、いつのまにかもう情報が溢れていますね…。記録を開始致します。ご静粛に。 -- ミッティーナ
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/774.html
文字どおり、作品を更新する頻度のこと。 理想とされるのは週1回の定期更新。 更新頻度が速ければ速いほどコメントが貰える! と幻想を抱く底辺作家も少なからずいるようだがそれは間違い。 頻繁に最新更新作品や雑誌の上の方にあると、読んでもらえる確率は確かに高くなるようである しかしたいして面白くないものを無理やり頻繁に更新しても、コメはつかない。 また「更新頻度が速くて人気がある」というのはその作者が どんどん描かずにはいられないくらい良いアイデアが浮かんでいるからであり ノリに乗って描かれたその作品は当然面白くてコメもいっぱいつく というのが真相である。 コメントの数にとらわれることなく、自分の中で無理のない締め切りを設けて その中でなるべく納得いくものを描くようにするのが肝要である。 それを続けていけば固定読者も増えていき、気がつけば人気作品になっている、 かもしれない、気がしなくも無い。 更新が早い作者(一週間以内で4P~を2回以上)と一回の更新のだいたいのページ数 作者(作品) ページ数 ONE(ワンパンマン) 6~8Pくらい 天原(平穏世代の韋駄天) 4~9Pくらい クール教信者(ピーチボーイリバーサイド) 10~16Pくらい akinaka(エッチマン) 9,10Pくらい
https://w.atwiki.jp/flightglide/pages/913.html
※登場人物 ・ ボッツ・フォン・ラーバ 本作の主人公。リューリア地方の馬賊出身で、ラーバ家長女。親と似て運が悪い ・ マンリ・ソート ボッツの学友。ヨダ地区山岳地帯の山賊出身。小柄で短気 ・ ドミトリェヌ・ソヌベバリ・クレシュエンコ 通称ドミトリかドミー。ボッツの学友。帝都地下犯罪組織トーロック団出身。策謀家 ・ エリーナル・ルグレンツァ・ベッツォ・アルフィート 元帝都上流貴族令嬢だったが、現在はボッツたちと同級。物持ちが良い。 ・ ルクレシオ・ハマツ ボッツの同級、バセン隷区の監督地主出身。非情に大柄で豪快。 ・ フェンナー・シバレッチ ボッツの同級、トーロック団出身。エリーナルの護衛役。 ・ カンムーテ・リズ・ファーヘン・デシュタイヤ ワフラビア学園上級生、ボッツと同じ戦翼科。まだ若い ・マリシァヌ・クーロヌ・フォン・デシュタイヤ カンムーテの同級の上級生。毒使い ワフラビア女学園の『カンムーテ・リズ・ファーヘン・デシュタイヤ』上級生は寄宿艦の自室で寝台に臥せっていた。 先日の騒ぎで片足が骨折しているために、人工肉腫手当を受けながらも、二週間は戦翼科の実習に参加出来ないことを苦々しく思っていた。 今の今まで下級生に対して上級生が躾を施すことは学園の伝統であり、自身も下級生時分にはこっぴどく絞られたものであった。 自身だって当時は反抗的で上級生には噛みついたものであったが、進級すると役得の味を覚えるとそれも薄れて、上級生らしい態度を取るようになっていく。 しかし、今年に入校してきた下級生の一部は何から何まで前代未聞の連中であった。 まず、年齢からいって女学生というには無理があるようなのが混ざっているし、その目付きというのも礼儀作法どころか、文明人めいたものすら無いものまでいる。 軍人体の連中には似たような色があることを、カンムーテは経験しているが、それよりもあの連中は数段質が悪いのだ。 特に、数日前に自身に銃口を楽しげに向けてきた、あのボッツとか言う年増女の憎憎しい顔が脳裏を過ぎると、恐怖に身の毛がよだつほどだ。 あれほど、平然とした陽気な殺意というものを、カンムーテは20年という生涯の内で味わったことが無かった。 デシュタイヤという家柄においては、大なり小なりの経験はあるものの、あれほど平然とした殺意には出くわしたことがない。 「──カンムーテさん。居られます?」 ふと、船室のドアをノックする音と共に、そんな温和な声が聞こえてきた。 彼女は脳裏に浮かんだボッツの顔を振り払いながら、声の主を招くと、三人ほどメイドを引き連れながら同級の『マリシァヌ』が入ってきた。 彼女とは同じデシュタイヤの遠戚であるが、そこに身内らしい親和な色はない。 見舞いの品を並べ、寝台に臥せる彼女に寄り添いながら、口先ではこちらの心配をするようなことをマリシァヌは並べ立てたが、そこに気持ちがこもっていないことはよくわかる。 「この度は災難でしたわね。でも、ご心配なさらなくていいですわ。上の御姉様の方から、少し許可を頂きましてね。貴女の悩みの種はすぐに片付くことでしょう」 「…これは私の問題です。私が手を下すまでのこと」 カンムーテは顔を伏せながら苦々しくそう言ったが、マリシァヌは相手にしない様子だった。 「なにも貴女だけで抱え込んではいけません。今回のことは上級生の…いえ、学園の校風に関わることですから、早々に処理なさらないといけません」 「だからといって、私は貴女にそれを任せようとは思いません…。傷が治ったら、すぐに正式に決闘を申し込み…」 「あらあら?あんな無様を晒しておいて、まだそのようなことを仰いますの?残念ですが、御姉様は貴女に期待や権限などを与えておりませんわ。…では、ごめん遊ばせ」 カンムーテの抗議を一蹴しながら、マリシァヌは見舞いの言葉もこれ以上は掛けることも無く、そうそうに船室からメイドを連れて退室していった。 それを彼女は悔しく眺めていた。 自分以外の誰かが、あの年増女を始末しよう等とは許せなかった。 しかし、マリシァヌは同級の内でも気に入らない下級生を何人か裏で消しているという噂の絶えない女であることを、カンムーテは気分が悪くなりながら思い出していた。 寄宿している艦内での労働と学園らしい体裁が整った授業を終えた頃には、既に周囲の空は夕闇に包まれ始めていた。 学業の傍ら、生体液やら汗などで汚れきり疲れ切った身体を、壮絶なシャワー室の争奪戦によってさらに疲弊させ、船室に戻る際には常人ならば力尽きているであろうが、それでもボッツ達の様な体力バカと化している連中には、まだ自由時間を楽しむ余裕があった。 3人で使うには狭い船室の左右に備えられた二階寝台へ別れながら、ボッツは右の下寝台に座り、その上にドミトリが身軽に上寝台に寝そべる。 マンリは左の寝台だが、下を三人共用の荷物入れとしているので、上寝台に転がり二人の様子を眺めている。 船室には各生徒への郵送物が届けられており、外側からドアに設けられた穴へ突っ込まれる仕組みだった。 そこからボッツとドミトリがそれぞれに自身への手紙などの書類を確認して分け合いながら、それを開封して中身を改めている。 二人分の手紙というのに、その量は相当な物で、束ねると指導書の二冊分はあろうかという厚さになるのであった。 「ねぇ、そんなに読んで目が疲れないの?」 マンリは手紙を読み耽る二人を寝台から見下ろしながら声を掛けるが、二人とも生返事を小さく返す程度であった。 なにせドミトリに至っては重要な情報が記された手紙ばかりなのか、読んだと思った端から手近にあった手帳に自分だけがわかるような記号を用いて書き記すと、手紙自体はすぐに散り散りに破いて窓から捨ててしまう。 この点、空の上においての機密保持という物は容易いと言える。 そして、ボッツの方はといえば、一喜一憂しながら手紙を読み耽っているので、表情が出やすい分、マンリから見ていると、ただただウザッたらしい。 多くの親類からの手紙もあれば、帝都の賭け屋に金を預けて賭けオイルスモウなどをしているらしく、その勝ったか負けたかの結果報告も含まれている。 「…やっぱり、最近の覆面クルカは駄目ね。以前の調子がないわ」 口振りからして、如何にも負けている様子がわかる口調で落胆しているところで、ようやくマンリの視線にボッツは気を向けた。 「活字が見たいなら、何か雑誌でも買ってくればいいじゃないの」 「別にそういうわけじゃないわ。あんた等はいいわね、手紙がそんなに沢山きて」 「あんたと違って目を通すことが多すぎるのよ。実家の方で色々とあってね、所有してる鉱山の稼働状況やら、外部収入の見積もりとか」 そう言ってボッツは封も開けていない手紙の束をこれから読むのだ、とばかりに広げて見せたが、確か先週の分も大して中身を見ていなかったではないかとマンリは記憶している。 「…マンリ、待っていても手紙はこないよ。こっちから出してみないと…、実家には何か送っていないのかい?」 どうして彼女が不服で、つまらなそうにしているのかをすぐに看破したドミトリは、一旦、読み終えた手紙を千切る作業を止めて、煙草缶から一本取り出した。 「アタシの達筆な帝国語を読めて書ける奴がいないのよ。一人居るけど、そいつに内容を全部読ませてから皆に喋られるのは癪(しゃく)だわ」 ドミトリの提案をマンリは不服そうな調子に一蹴した。 「よく、そんな調子で入校出来たもんだわ…」 「なにさ、読み書き出来るからってエラそうに!ボッツなんて戦翼科の筆記、ドンケツだって言うじゃないのさ!」 「私は実践派なのよ」 ボッツが茶化すのでマンリはいつものように噛みつくが、その様子をドミトリは日頃から親しんだ調子に眺めて煙草を吸い始める。 「じゃぁ、そうだな…文通相手を探してみるのはどうだろう?学園機関誌でその手の広告を見たよ」 紫煙を吐き出しながら、ドミトリは思い出したように次の提案を持ちかけた。 これにはマンリも少し興味が湧いたらしく、彼女が寝台下におざなりに挟んであった機関誌を渡すと、マンリは短い腕をぐいっと伸ばして受取、これを捲(めく)り始めた。 「…これって、名を書かないといけないの?」 「いや、匿名でいいそうだ。学園生活の不安や困り事を相談したり、身の上相談も出来る相手が見つかるかもしれないよ」 「私は不安も不満も身の上相談もないわよ。でも、ナバンカ軽機の手っ取り早いバラし方は知りたいわね…」 「それはお嬢様学院の機関誌では無理だろう」 とにかくマンリはある程度、退屈を紛らわそうと機関誌を眺め始めたので、二人は安心して自身への手紙を読むことに専念することが出来た。 それから半時ほど過ぎ、灰皿代わりの皿が吸い殻でいっぱいになってくると、ふと思い出したかのようにドミトリが手紙から顔を上げて 「ねぇ、お二人さん。お茶会の誘いがきているよ」 と、煌(きら)びやかな印が押された封筒を二人に見せてきた。 「なによ?お茶会って」 最初に反応したのはマンリの方で、寝台の上から対のドミトリを見ながら、機関誌を雑に置いた。 「明日に上級生連中の寄宿艦で開かれるらしい」 「いや、だから『お茶会』ってなに?」 「…あぁ、そこからか」 小首を傾げるような顔をして、少し呆れたドミトリの顔を覗き込んでくるマンリにボッツが下寝台から言った。 「人と会ってシーバでもしばきながら、ベチャベチャ喋る集まりのことよ」 手紙を置いてボッツは煙草を咥えながら、そう解説したが、それが適当なものかドミトリは判断しかねた。 「あ、そう。そんな事…それって、酒は出るの?」 「あるだろうけど、君が思っているほどは出てこないと思うよ」 今度はドミトリがマンリの問いに答えると、いよいよ山賊出のマンリは不満そうに眉を吊り上げ 「じゃぁ、いかない。そんなら酒保に溜まって居た方がいいわ」 「そうね、私もやめるわ。貴族の集まりに着ていけるような物なんて持ってないもの」 ボッツとマンリの二人はお互いにそう言い合って、手紙と機関誌に目を戻そうとする。 「待ってくれよ。流石に一着も無いとはないだろう?入校式で着ていたのはどうした?」 「一ヶ月前に休暇で帝都に行ったときに、質屋に出しちゃった」 「あそこで勝っていたら、同じのを二着は買えたのにね。損したわ」 事も無げにボッツが言うと、マンリも平然と頷くので、ドミトリは生粋のロクデナシである同室者に呆れかえった。 「…まぁ、それは仕方がない。『エリーナル』お姉様に借りてくると良い。あの人は物持ちだからね」 ドミトリは呆れながらも、妙に二人をお茶会へ誘うような口ぶりで提案してくる。 「べつに行くとは私達、一言も言ってないわよ?」 「いや、行った方が無難だろう。お茶会というのは建前で、中身はこの前の騒ぎの手打ちをしたいと先方が書いてきているんだ」 不服気な二人にドミトリがそう言うと、二人はようやく視線を彼女が手にしている便箋(びんせん)へと向け、ボッツがそれを受け取って中身に目を凝らした。 やがて、ふんと鼻を鳴らしてマンリにも便箋を渡したが、マンリはそれを逆さに読んで唸っていた。 「この前の上級生ね。若い割には筋を通そうとは偉いわ」 ボッツは数日前の空戦騒ぎで散々苦しめた、自分よりも五つは年下であろう、デシュタイヤ家の番犬と異名を取る上級生の事を思い出し、満足げに煙草を口に咥えた。 手紙の内容はごくごく丁寧なもので、しかも、ボッツにも大変わかりやすいものだった。 ある程度、向こうも非を認め、今後の平穏な生活を誓いたいという意図がそこには記されてあった。 「あぁ、学園生活は長いからね。入校数か月で全面的に上級生たちとやり合う訳にはいかない。その上級生は他の生徒にも随分と慕われているそうだから、これ以上揉めると喧嘩の規模が余計に広がってしまう」 「わかった、行くわよ。これも貴族令嬢の勤めね」 ドミトリは勝ち誇った様子で満足そうに紫煙を吐き出しているボッツを諭し、上の寝台ではマンリがようやく内容を読み終えたらしく、口を開いてきた。 「ボッツが行くならついてくわ。でも、向こうの寄宿艦ってのは気に入らないわ。敵地に乗り込む様なもんじゃない」 「普段から、勝手に武装している私達と一緒にしてはいけないよ。上級生の艦の方がよっぽど風紀が表向きには厳しい。少なくともそんな恰好じゃ、艦の上には立てないだろう」 マンリのどこまでも戦場気分な口を黙らしながら、ドミトリは身軽に上寝台から身を躍らすと、荷物入れを開き始め、中を漁り始めた。 「とにかく、そうと決まればこれをもって、エリーナルお姉様の船室へ行きなよ。明日とはいえドレスの着付けと、少しの礼儀作法は教わってきたほうがいいだろう」 そう言いながら、ドミトリが荷物入れから取り出したのは帝都で買った蒸留酒二本とそれなりに高級な煙草の二カートン分であった。 彼女の言うエリーナルにはこういった『品』を常に持っていく必要があるのだが、それなりに値の張る蒸留酒の方には二人が抵抗した。 「ドミー…、その酒はやり過ぎよ。せめて一本にして」 「そうよ、お姉様はそんな飲みはしないわ」 二人は口々にドミトリの袖を掴んで、それらを上品な布に包もうとするのを止めようとしたが、彼女は頑なにそれらを素早く綺麗に梱包してしまった。 「うるさいね。なにもお姉様だけの分ではないよ。これにはフェンナーの分も含まれているんだ。奴が上級生を単身連れて、寄宿艦に乗り込んで話を付けてなかったら、あと二回はグランビアで襲撃されていたよ」 「望むところよ!」 「君が望もうが望まないが、この船が持ちやしないと言っているんだ」 膨れた態度の二人を落ち着かせつつ不承不承に品を持たせると、ドミトリは船室から、ぶつくさ言う二人を強引に追い出して、まだ大量にある手紙に目を通す作業へと戻る事にした。 しかし、その前に布へ包むように見せかけて、そっと懐に入れていた煙草の一カートンを個人用にと寝台の下の隙間へと押し込み始めた。 暗くカーテンを閉め切った船室の中で、卓上に置いたホタルの光を思わせるような、生体式燭台(しょくだい)の灯に、開いた引き出しの中身が照らされている。 この船室はボッツ達の共同部屋と同じ程度の広さだが、寝台は片側に一つだけで、その上に天井から張り出すようなクローゼットが設置されており、彼女らの部屋と比べるとよほど豪華な一人部屋であった。 空いている壁には華やかな模様が浮かんでいるが、その部屋の主である若い女生徒の顔つきは陰鬱(いんうつ)であり、どこか老け込んだような疲れ切った色がある。 そして、いよいよ、その精神的な疲労困憊の象徴でもあるかのように燭台の灯に照らされている小型拳銃を、ただ彼女は呆然と見下ろしていた。 ちょうど手のひらほどの大きさをして、銃把(じゅうは)には血管めいたものが浮かび上がり、それが時折、脈打っている様は帝国様式の生体銃であることを窺(うかが)わせる。 それを見つめる眼差しは情を感じさせず、そのまま拳銃を握り込んでは脈打つ血管に一瞥を送り、銃口をよどみなく自身の側頭部へと押し付けた。 悪ふざけでもなく、引き金に指が掛かったが、その行為は船室のドアが小さく丁寧に叩かれる音で中断された。 「──…どうしました?」 女生徒がごくごく落ち着いた声で問いかけた時には、既に拳銃は引き出しに戻されて、そっと閉じられていた。 「…ナル様。ラーバとソートが訪ねてきました。物入りの様ですが、どうされます?」 「そう…。構いませんわ、退屈…していたところですし、通してください」 ドアの向こうから聞こえてきた声に、女生徒は穏やかな顔をして、少しの合間考えてから、和らいだ声音でそう返事をして、カーテンを開けた。 『エリーナル・ルグレンツァ・ベッツォ・アルフィート』は初年特待生の中で最も貴族令嬢らしい人物であった。 綺麗に整った銀髪は高位の帝国人であることを示し、落ち着き払った仕草と態度は、やくざ者ばかりな初年特待生の中では異様な存在と言える。 その出自は帝都の一角で栄えたアルフィート家であり、去年までは上級生の一団に遜色(そんしょく)ない存在として肩を並べていた一人であった。 しかし、実家がデシュタイヤ家との権力闘争に敗れ、一家は彼女を残して消され、土地も資産も奪われる形となってしまい、残ったのはエリーナル一人と家名のみとなっている。 本来であれば、学園から早々に追放されそうなものであったが、捨てる神あれば拾う神ありと言ったところで、資金と裏工作や暴力活動には秀でていても、表向きには必要な教養や作法などを必要としているやくざ者たちの実家は、エリーナルを援助して学園に在籍できるほどの資金と名目ばかりではあるが、それなりの地位を用意し、学園を卒業後には過去の栄光には遠く及ばないが、それでも下級貴族としてのポストを地方に用意すると約束したのであった。 当初の内、彼女はとりあえず首がつながった事に安堵したが、時が経つにつれて、いいように利用されているに過ぎない自身の立場が嫌になってきた。 元々、世話人を無碍(むげ)に扱うような性格ではなかったが、今では世話人すらいない。 いや、正確には『フェンナー・シバレッチ』という初年特待生の一人が世話人と護衛を兼ねて、彼女の傍に常に付き添っているが、フェンナーの出自は貴族とは名ばかりのトーロック団出身で、組織からの命令であることは、考えなくても彼女は察していた。 少なくとも忠実で献身的なフェンナー自身に対して、不満は何もなかったが、トーロックからの監視役ともいえる彼女の存在は、エリーナルから貴族令嬢らしい優雅さと誇りをほとんど奪いかけていたが、そんな陰鬱な彼女の元へやってくる、やくざ者を応対する事はある程度、彼女のすり減った自尊心とやせ細った貴人らしさを満たす事へ寄与していた。 「あはは…どうも、お姉様。また、少しお世話になりたくて…」 フェンナーに通され、船室に入ってきたボッツは長い背を折って、慣れていないお辞儀をして、愛想笑いも浮かべている。 「これは、その…日頃のお礼と言っては難ですが…」 その隣に立っているマンリは折るほど背もないので、代わりに先程の酒と煙草を包んだ贈答の品を、精一杯、丁寧にドア脇の小机へ置いた。 「あら、そんな気を回して頂かなくても。今日はどういったご用かしら?」 ぎこちないやくざ者二人の仕草をみていると、エリーナルの口元は自然と笑みを浮かべ、足を揃え、そこへやんわりと手を置いた優雅な姿のまま彼女等を応対した。 誰に対しても無礼なこの二人も、エリーナルに対しては委縮していた。 それは権威や着飾った威勢には反抗的な者でも、精神的に穏やかに語り掛ける畏怖のような気をまだエリーナルが保っているからだった。 「えぇ…その…お姉様の持ってる…いえ、ご所蔵のドレスを二着貸し…、御貸りになりたくて…」 ボッツは目を泳がせながら、それらしい言葉を必死に頭の辞書から引いて選んでいる様だったが、それはどこまでもぎこちなかった。 「あぁ、いいのですよ。そんなに畏まらなくたって、此方もお世話になっているのですから、お気になさらないで」 逆にエリーナルの方が平易な口調で話してくる。 長い間、こんなやくざ者の中で過ごしていると言葉遣いまで乱暴というよりは、だらしのないものになってくるが、彼女の口調は常に温和であった。 「ドレスですわね?丁度いいのがございますわ。…フェンナーさん、ちょっとよろしいです?」 すでによくわからない言語を言いながら釈明しているボッツを放置しながら、エリーナルは外で常に待機しているフェンナーに声を掛けると、彼女はすぐに静かにドアを開けて入ってきた。 耳を隠す程度の長さをした金髪を切りそろえ、小麦色の肌をしたフェンナーはお嬢様というよりは平民出の雰囲気を崩せないが、本物の貴族令嬢であるエリーナルより、遥かに冷酷でとっつきにくい顔つきは彼女がトーロック団の出自であることを物語っている。 「ご用ですか?」 「えぇ、そうなの。悪いけど、衣裳部屋の方で、二人のドレスを見繕ってくれないかしら?多分、マンリさんにはタルシェのドレスがきっと似合う筈だと思うの」 冷めた表情のフェンナーとは対照的に、エリーナルは明るく彼女へ話しかけながら、ボッツたちに立つように促してくる。 「さぁ、一緒に見に行きましょう。私はどうしてもリューリア地方の文化には疎くて…あちらの方はどの様な色が流行っていますの?」 快活にボッツとマンリを隣の衣裳部屋へ誘う彼女に、数分前までの陰鬱さはどこにもなかった。 エリーナルには個室だけでなく衣装部屋も宛がわれており、待遇がボッツ達とは天と地ほども違う。 それでも上級生や中流貴族の生徒の部屋はこれと同等か、若しくはそれを遙かに上回るほど豪勢だとエリーナルが口にしたことがあるのをボッツは覚えている。 船室の隣にある衣装部屋に入っていけば、数々の衣装が部屋の左右に木の様に生い茂りながら並んでいる。 ボッツは昔に旅芸人の荷車に潜り込んだ時を思い出しながら、華やかな衣装の数々を眺めていたが、特にこの手の物ではしゃぐ様な生い立ちでも無いために、ただただエリーナルの勧めに従い適当な物を選んでもらった。 彼女はマンリへ小柄な物を見繕って、着付け方もその場で教授してくれたが、何分、覚えの悪い二人には骨の折れる作業であった。 エリーナルだけでは困難と見越して、フェンナーも手伝いつつ、時間を掛けようやく二人がある程度の記憶をしたことが確認できると一段落がついた。 「助かりました、御姉様。また、このお礼は後で…」 覚えが悪いことに恥じ入りながら、ボッツは着慣れぬドレスを着て、姿が気になるのか、ぐるぐると尻尾を追う犬のように回っているマンリを尻目に感謝の意を述べた。 「いいのですわ、そんな…。それよりも二人揃って、ドレスをお借りに来るなんて珍しいではないですか。なにか気取ったところにでもお出かけですの?」 そんな子犬みたいなマンリを気にするわけでもなく、微笑を浮かべながらエリーナルはそう聞いてきた。 まさか、お茶会と称した手打ち式に行くのだとも言えないので、ボッツはぎこちない愛想笑いを浮かべようとしたが、その際にフェンナーが背後から歩み寄り、エリーナルの耳元で何かを囁いた。 それを見てボッツは、手打ちの方はこのフェンナーが取り付けたのであって、彼女も茶会に同席するのが普通であろうから、エリーナルの方も二人がドレスを借りにきたのか知っている体だと思っていただけに彼女の問いは不思議に思えた。 しかし、よくよく考えれば、彼女に対して『デシュタイヤ家』という言葉は禁句であることをボッツは思い返した。 当人こそ口にも顔にも出さないが、名誉を貶められ、身内を片っ端から失う羽目となった元凶たる彼の一族には並々ならぬ怨みがあるのだ。 トーロックの方としては下手に彼女に暴れられては困るので、極力刺激しないよう抑えている傾向があり、今回のことも出来れば誰と何をするかの目的ははぐらかしたかった。 「…なるほど。お身内の方が訪(おとな)うのですね。それはキチンとなさいませんと。あまり、お遊びに熱を上げすぎてはいけませんわ」 すると、エリーナルはフェンナーの囁きで嘘の事情を説明されて納得したのか、少し小言めいたことを足しながら微笑んだ。 どうやら、身内が来るので普段よりもお嬢様らしい服装で会いたいという旨を彼女に吹き込んでくれたらしいが、後半の方は事実であり、上手な嘘であるといえた。 「えぇ、今後はその様な事がないように致します…ねっ、マンリ?」 相変わらず冷や汗をかきそうになるなか、まだクルクル回っているマンリへ同意を促して、ボッツはこの場を凌ごうとした。 「ん?あー、そうね、うん…。でも、御姉様。よく、こんなアタシ向けのサイズがあったわね。ピッタリバッチシよ」 「あら、気に入って頂けましたか?それは幸いですわ。それはタルシェの物だったのですが、少し時季外れで長いこと袖を通すことがありませんでしたので、少々、不憫でしたの」 マンリは相変わらずマイペースな調子であったが、エリーナルは微笑を崩さなかった。 しかし、彼女の背後に立っていたフェンナーはその顔をより一層冷たくして、二人を静かに睨み付けながら目で早く立ち去るように合図を送ってくる。 これをすぐに察したボッツは、まだ何か言いたそうなエリーナルにそれらしい感謝の意を次々に口から出るだけばらまいてから、マンリの手を引いて衣装部屋をドレス姿で飛び出ていった。 これを訳のわからず引っ張られたマンリは不服そうに 「どうしたのよ、そんなに慌ててドレスが裂けたらどうするのよ」 ボッツを見上げながら問うたが、ある程度、船室から離れてからボッツはマンリを見下ろしつつ、煙草を取りだしては気を落ち着かせようとばかりに燐寸(マッチ)を探している。 「そりゃ慌てもするわよ。タルシェってのはエリーナル御姉様の三番目あたりの妹よ。あの口振りじゃまだ生きていると思っているみたいね」 「なに、死んでるの?」 「えぇ、産業塔の最下層で、非道いことをされた死体が捨てられていたとかなんとかってドミーから聞いたわ。半年前ぐらいで、どうも、まだそこら辺は曖昧になっているみたい。下手に話を突くと混乱してしまうから、気をつけないといけないわ」 そう喋っている間に燐寸を見つけ、ボッツは煙草に火を点けようとしたが、いきなり借り物ドレスに臭いを付けるわけにはいかないと、仕方なく口寂しさに咥えているだけにした。 「帝都貴族ってのも、苦労が多いのねー」 マンリはわかっているのかいないのか、剣呑な感想を口にしながらも、とりあえず借りたドレスが気に入った様子だった。 「こりゃぁ、クルカにも衣装だな」 翌日の休日にドレス姿のボッツとマンリを、酒保で出迎えたルクレシオは、からかい半分驚き半分にそう言った。 船室の壁をくり抜いて作られた酒保には、狭いながらも一日の勤務を終えた整備員や艦の運航に必要な乗組員に加え、同じ様な作業をしてきた初年特待生達もチラホラと混じってひしめき合っている。 生徒ですら作業着姿や軍服紛いであるのに、そこにドレス姿で踏み込んだ二人は一時、不愉快な視線を当てられたが、ルクレシオがこっちへ来いと手招きすると、視線の群れは消え失せて、酒保らしい活気に戻っていった。 「何もこんなトコで待ってなくてもいいじゃない。変な臭いが付いちゃうわ」 「お上品ぶるない、甲板にドレス姿で待ってられっかよ。それにどうせ自分で付ける癖に」 不満げなマンリに対して、ルクレシオはへらへらと笑いながら、まぁ一献とばかりに、さぞ昔は手の込んだ彫金が施されていたのであろう、綺麗ではあるがくすんで古ぼけた杯を此方へ勧めてきた。 「迎えぐらい寄越さなくても、こっちから行けば早いのに、まどろっこしいわね」 不平を口にするのはボッツも同様であったが、こちらは勧められた杯を一息に飲み干し、満足げに唸りながら煙草を懐から取り出している。 それを見てルクレシオは小さく咎めるような声を出した。 「おい、その様はなんだ。エリーナルからバッグとか借りてないのか?ドレスだけ着ててもそれじゃ野人だ」 「前も世話になってるし、今回は話が急だったんだから、これが精一杯よ。アンタこそ立派な物は着ていても言葉遣いが悪すぎるわ」 「そりゃお互い様さ」 ボッツの反論にルクレシオは皮肉げな笑みを浮かべて、ヒラヒラとした胸襟の付いた白いシャツの前で手のひらを揺らした。 ルクレシオは褐色の顔つきに黒く縮れた長い髪を、質素ではあるが決して安っぽいとは断じられない程、凝った彫りの入った髪飾りで止めていた。 大柄でよく鍛え上げられた身体をした大凡(おおよそ)、令嬢という人種には当てはまらない様な体躯をしているが、初年特待生の八割はそんな感じであった。 バセン隷区の監督貴族の令嬢というだけあって、下手な成金貴族よりはよっぽど礼儀作法を知っているクチではあるが、質実剛健が過ぎるのと、実家の情勢下は最悪の一言で、反乱農民の武装鎮圧に明け暮れていることから、一般初年生の間に馴染める訳が無かった。 それに加え、ルクレシオ本人も礼儀と陰口のうるさい集まりよりは、自身と同様の荒っぽい連中と共にしている方が楽しいらしい。 しかし、ボッツ達はエリーナル嬢と違って、ルクレシオからは礼儀的な事を学んだ覚えは無かった。 そうこうしている合間に、ドミトリとフェンナーも酒保へとやってきた。 二人は一見して清楚な装いのドレスをまとい、それは大変様になっていた。 元よりこの二人は背丈も整い、顔立ちも良いので、彼女の素性について知らない物からすれば、まっとうな貴族の令嬢に見えた。 その姿に他の生徒や整備員らも下卑た視線を送ることはなかったが、当の二人は待っていたボッツたちに閉口した様子だった。 「…その姿はなんだい?茶会に行くつもりがあるのか?」 三人の席まで歩み寄ると、ドミトリは困惑した声音で彼女等を見たが、ボッツたちはドミトリの態度が理解できなかった。 「何か、文句でもあるの?しっかり、正装してきたわ。着付けだって、そこのエリーナル御姉様と、フェンナーに教えてもらったとおりにしたのよ?」 「いや、そんなことじゃない。私が言っているのは、君達が腰に付けたソレだ」 ボッツとマンリは我ながらちゃんと着る事が出来たと自慢気だったが、ドミトリの視線は二人の腰にいっていた。 そこには、さも当然とばかりにボッツのお気に入りの大型拳銃と、マンリの方は手頃な短銃とオマケに柄付きの手榴弾まで腰帯に差し込まれている。 「これが、私たちの正装よ」 「いつまで戦場気分でいるつもりだい。さっさとそんな物、外したまえ」 ドミトリは呆れて、二人の武装を解いたが、ルクレシオも低く笑って 「本当に可笑しな奴等だよ。そんな物騒な姿で茶を飲もうだなんて、どういうつもりだったんだ」 「ルクレシオの言うとおりだ…。しかし、何故、君まで私がくるまでにボッツとマンリの物を下ろさせなかったんだ」 ボッツたちを嘲笑うルクレシオにドミトリがもっともな疑問を投げつけると、彼女は何を思ったのか、急に襟付きのシャツの胸元を開いて見せた。 「得物を丸出しにしておくバカがどこにいるんだってことさ。喧嘩相手の縄張りに行くんだぞ、これぐらいはしないと命の保証がない」 そこには胸や腹に大量の爆薬が巻かれており、それを尻目に見た他の生徒や整備兵は何人か素っ頓狂な悲鳴をあげて、慌ただしく酒保から飛び出していったぐらいだった。 「今日一番の極めつけのバカは決まったね。フェンナー、手伝ってくれ」 ドミトリはもう呆れた溜息を吐くほどの肺活量も残っていないのか、フェンナーと二人で強引にルクレシオの身につけた爆薬を取っ払うことにした。 身体に触れられることに過敏であるのは、ならず者共通の意識だが、ルクレシオはただでさえ大柄で荒っぽいので、暴れられると大変厄介だった。 その際に酒保の物品や杯や灰皿が飛び交い、暴れる彼女を大人しくさせるために半ば乱闘の騒ぎにまで陥ったが、それでも5人の衣服がわずかでも千切れなかったのは奇跡と言って良かった。 暫くして、甲板に迎えにきた連絡船は如何にも鈍重そうな見た目をしたゲラァであった。 しかし、5人が乗るにはそれは手頃な広さをしており、対面椅子の座り心地も申し分なかった。 一同を案内し、連絡船を操縦するのは老いた男で、飛行服も随分とくたびれていることから、向こう側でさほど重宝されている操縦士でないことが伺える。 ゆったりと甲板から機体が浮かぶと、上級生達の寄宿している艦へと向かうと思っていたが、半時ほど飛ぶと寄宿艦が窓から見えたが、連絡船はそれを通り過ぎた。 「ねぇ、あの船で茶会するんじゃないの?」 マンリが対座の席に膝立ちをして窓を覗いて一同に聞いたが、なにか慌てる様子も彼女等にはなかった。 「手紙にはそう書いてあったけど、どうも、きな臭くなってきたわね」 「予定が変わることはよくある、気にしない方が良い。貴族というのは気まぐれな人種さ」 「その手打ちって主題も変わってるんじゃないの?」 ドミトリとボッツが言葉を交わしたが、フェンナーは静かに組んだ足の上に手を置いて沈黙し、ルクレシオにいたっては爆薬を没収されたことに、まだ苛立っている様子だった。 「まぁ、その時はその時だ。それに、仮にそんなことがあっても、得物なんてなくても切り抜けることぐらいは、バセンのお嬢様なら容易だと思うがね」 ドミトリは煙草を取り出しながら、意味ありげにルクレシオを見て言ってのけると、彼女は自慢げに腕を組んで苛立ちを治めることが出来た。 ゲラァが降りたった艦船はやはり上級生が多く寄宿している艦ではなかった。 雲の合間にそれが見えたとき、ボッツは馬賊らしい目ざとさで艦の側面にでかでかと『デシュタイヤ』家の紋章が、趣味の悪い金縁に彩られて光っているのを見取った。 「他の家を混ぜてこないとなると、いよいよ不穏ね」 「ボッツ、心配のしすぎだよ。警戒しすぎると、余計に場が不味くなる」 目元に不安な色を帯び始めたボッツをドミトリが諭すと、機体の扉が開き、老練の操縦士が手真似で降りるように促してくる。 一同がそれに従って甲板に降り立つと、艦内へ続くであろう入り口に、数名のメイドを脇に並ばせ、その中央でにこやかな笑みを浮かべた娘が待ち構えていた。 「ようこそおいで下さいました。ドミトリさん、待っておりましたわ」 青の濃いドレスをまとい、煌びやかな装飾品に身を固めた淑女の様に見えはするが、ボッツにはこれが大きく開いた蛇の口で手招きしているような気配を感じる。 「招待して頂き、恐悦至極です。しかし、マリシァヌ様…、カンムーテ様たちの姿が見えませんが…?」 ドミトリは大仰に頭を下げながらも、例のボッツが先日に撃ち殺しかけた上級生がその場にいないことを問うた。 「あの娘は少々、体調を崩しておりまして…、連絡が遅れてしまい、申し訳ありません。そのような事ですから、今回は次にお茶会を開きますときの打ち合わせも兼ねまして、此方でお呼びしましたの。他の人はお部屋でお待ちしておりますわ」 マリシァヌはそれらしい言い訳を述べたが、既にそれを信用する一同では無い。 しかし、この艦まできたからには疑っても仕方が無かった。 現に逃げ道の一つであるゲラァ連絡船は後方で既に何処かへ飛び去っていっている。 「わかりました…。では、そのように…この前は私の友人達が、カンムーテ様方に非道いご迷惑を…」 「いいのです、いいのです。以前からカンムーテはよく下級生にあんな態度をしておりましたから、良い薬になったというものですわ」 ドミトリの謝罪をマリシァヌは朗らかな笑みで包み込もうとしているが、謝っている彼女自身、この笑みが表向きのことであることは察せられた。 「それでは、ここにいても難ですし、どうぞ此方へ」 マリシァヌはそう言いながら、一同を艦内へ案内していった。 彼女はデシュタイヤ家の分家の一人であり、地位的には中流貴族に属しはするが、それでも羽振りの良い帝都貴族らしく、乗艦の内装はそれなりに品が良い装飾物で彩られている。 「…ちょっと、マンリ。そんなにキョロキョロしないの、はしたないわ」 装飾物の並ぶ、艦船の通路とは思えない豪華な連絡路を歩きながら、左右の壁に飾られた物に目が行って仕方が無いマンリをボッツが窘(たしな)める。 「だって、こんな船に乗るの初めてなんだもの」 「うちの実家に来たとき、アルバレステア級に乗ったじゃない」 「あれが?アタシはてっきり、バリステアにごちゃごちゃ櫓(ろ)をくっつけたもんかと思ってたわ。中も汚かったし」 こう言われて、ボッツは声を荒げそうになったが、背後からフェンナーが二人に黙るようにと鋭い目を向けてくるので、しぶしぶ黙り込んで通路を進んでいった。 そのままマリシァヌに通された部屋は、艦の底部にあたる部分で、本来なら見晴らしの良さそうな艦橋近くで催される物と思っていたが、艦の底部とは言え、窓が側面に綺麗に並んで下の景色を眺める様子はそこまで悪くはない。 「あら、皆さん、どこか行ってしまいましたのね」 部屋へ一同を通すと、マリシァヌはわざとらしい落胆の声を出し、他の生徒達を呼んでくると行って、そそくさと部屋を後にしてしまった。 この様子を見て、すぐにボッツはドミトリを睨んだ。 「やっぱり、罠じゃないの」 「罠にしては回りくどい手を使うね。一応、茶会らしい準備もしてあるよ」 噛みつこうとするボッツを相手にしない様子で、ドミトリは部屋中央のテーブルの上に並んだ食器類や、産業塔を模したかのような台が幾重にも縦にある、食器台を指差した。 「スイーツタワーってものだね、帝都式だ」 「アタシこれ知ってるわ!エリーナル御姉様に聞いた」 ドミトリが食台に乗っている、手の込んだ菓子類に目をやると、マンリが好奇心に目を光らせてテーブルの周りをぐるぐると回った。 「こっちを待たせてるんだし、勝手に食べたって文句言われないでしょ。ここまできたら罠でも毒でも飲むだけよ」 「それはどうだろうね。主催者は向こうなのだし…」 ぐるぐると回っているマンリを放置して、ボッツとドミトリは話し合いを始めようとしたが、少し目を離した隙にマンリがテーブルに飛び乗って、スイーツタワーに登頂しようとするのでルクレシオが慌ててそれを取り押さえていた。 「おい、いい加減にしな!ヨダの山賊娘が!高いもんみるとすぐコレだぜ」 ルクレシオに羽交い締めにされながら、マンリは手足をジタバタとさせ、意地汚くスイーツタワーの天辺を取ろうとしている。 「だって、一番高いとこにあるのが値も張って美味しいのだって、御姉様に教えられたのだもの!」 抗議するマンリを一旦、床に下ろしてルクレシオは呆れたように腰に手をやり、脇からドミトリとマンリがルクレシオに同部屋の粗相(そそう)を詫びた。 「マンリ、高い皿は茶会の主催者や高位の者が取るって決まっているんだ。私達は揉め事を起こした側だし、位だって低いのだから、せめて下から取るんだ」 ドミトリは冷静に母が子に叱るような口調で言ったが、マンリは口を尖らせた。 「嫌よ。そんなの、いくら身分が下だからって、変な臭いのするような物、食べさせられたら堪らないわ」 「変な臭い?」 マンリの不平に耳を傾けたのは、ルクレシオだった。 彼女はその下の菓子を一つ取ると、指先でわずかに表面を削り取って、鼻に慎重に近づけて臭いを確かめた。 普段から大雑把な彼女がそんな神妙な事をするので、他の者もそれを黙ってみていると、やがてルクレシオは菓子を床に捨てた。 「流石、野人だ、香に敏感だな。痺れ薬の一種だ」 彼女がそう言いのけると、ボッツ達も下の菓子を改めだした。 「…ほんと、ガリッシュ豆ね、これ」 「首から下が麻痺するって代物か」 「…前に帝都で使ったことが…。これには致死量寸前まで塗りたくってあるな」 ボッツとドミトリが顔を苦くし、フェンナーに至っては物騒なことまで口走った。 「手柄だな、山賊娘。ほれ、褒美に上のを取って食っていいぞ」 ルクレシオはそう言うと、マンリの腰を掴んで高く持ち上げて、スイーツタワーの天辺にある菓子を食べれるようにした。 これには毒味の意味合いも兼ねていることは、マンリ以外皆知っていたが、少なくとも死ぬことは無いだろうと誰も止めなかったし、当人はルクレシオが親切に持ち上げてくれたと勘違いしたので、ばくばくと天辺の菓子を手掴みでむさぼり食った。 そして、毒があるどころか、大変美味なことを下品にゲップで示してくれた。 それから間もなくして、マリシァヌは部屋に戻ってきたが、メイドが三人付いてきた以外は、やはり他の連れはいなかった。 戻ってきたこと自体がボッツたちには意外であったが、とくに追求するような真似はせず、彼女の方は何か釈明するわけでもなく、温和な笑みを浮かべたまま席に着いた。 そして、その視線は随分と量の減っているスイーツタワーの下段へ向けられていた。 「マリシァヌ様、申し訳ありませんが、勝手に先に始めておりました…」 ドミトリが彼女へ謝ろうとしたが、柔和にそれを手で制してから、随分と歪な形で茶会は再開された。 当初の内は、ドミトリが一同の顔役となってマリシァヌと世間話を繰り返していたが、その傍(かたわ)らではボッツ達が茶菓子と貪り、シーバを啜っていた。 マンリが無作法であることは常の事であるが、かといってボッツ等の作法が格式高いという訳ではなく、精々、田舎の賊と都会寄りの賊との違いでしかなかった。 それをとくに見咎める事もなく、マリシァヌはメイド達に高い段の菓子を取らせては優雅に小口に食していた。 そして、ドミトリとフェンナーが下の段の菓子を、一同の中では最も丁寧に食すのを見ると、満を持したようにマリシァヌは口を開いた。 「──ところで、皆々様?体のご加減はどうです?」 その顔には言葉とは裏腹に心配そうな色は欠片もなく、得意そうな気を帯びていた。 「そろそろ、菓子に塗りこめましたお薬が効いてきたと思いますが…。あぁ、心配なさらないで苦痛はありませんわ。ただ、しばらくの間、首から下の自由が利かなくなるだけですわ。…その間にこのお部屋は海上に投棄致しますが、ワフラビア女学園に不要な物は掃除するよう、御姉様に仰せつかっておりますので、ここで貴女達には海の藻屑となって貰います。どうぞ、あしからず」 マリシァヌはそう冷酷に勝ち誇った笑い声を上げた。 しかし、ボッツ達は一斉に、その場で何事も無かったかのように立ち上がった。 これに最も驚いたのは毒を盛った張本人であるマリシァヌだった。 「なぜ?!なぜ、動けますのっ!貴女達…ぁっ」 狼狽したマリシァヌも動こうとしたが、彼女の体は微動だにせず、先程、自らが言ったとおりの毒の効能が自身の身体に現れていた。 「毒を飲んだのはアンタだけよ」 そう得意げに言ったのはマンリだった。 彼女は優雅にシーバを啜りながら、手にあった菓子を口へ放り込んだ。 「上の菓子が一番、上等な物だってエリーナル御姉様に教えてもらったものだから、上だけ食べて下のと全部入れ替えてやったってわけ!」 マンリは相手の作為を見抜いていたわけではなかったが、結果的におのれの狡さが高貴で鼻持ちならない女を出し抜いたことに優越感を得た。 「おのれっ…」 マリシァヌは今までの温和な表情をかなぐり捨てて、すぐに助けを呼ぼうと声を張った。 その場にいたメイドたちは顔にわずかなら狼狽の色を浮かべはしたが、すぐさま長いドレスの裏に隠した得物へ手を伸ばそうとした。 しかし、その一手間は敵と相対している際には、隙だらけな所作であり、得物を取り出す前にその端正な顔面が、ルクレシオの鉄拳に殴り倒されていた。 その場でマリシァンヌを袋叩きにすることも出来なくはなかったが、一同はあえてそうしなかった。 代わりにボッツは彼女の身体を羽交い締めにして、人質を取るようにして部屋の奥に下がり、ドミトリとフェンナーは彼女の左右に素早く立って身構える。 マンリとルクレシオは扉の脇へと突進し、天井の梁へとルクレシオの肩を借りてマンリは飛び上がっては、そこで待ち伏せを仕掛けることにした。 この動きはものの数秒も経たずに完了し、この手の荒事において、各々がどう動けば良いか本能的に身体に染みついているが故のものだった。 やがて、扉が乱暴に開かれて、武装した衛兵が部屋へ数人飛び込んでこようとした。 しかし、突き出された小銃の先は扉の横で待ち構えていたルクレシオに掴まれ、容易く奪い取られ、続いて突入しようとした衛兵の頭へマンリが飛びかかってくる。 ルクレシオは小銃を棍棒のように握りしめると次々に衛兵や武装したメイドを殴りまくり、扉の入り口には昏倒した者達で山が出来た。 まだ冷静な者達は後ろに退いて、室内の様子を見ればそこにはマルシァヌを人質に取ったボッツたちが 「ちょっと、気分が悪いので帰らせて頂きますわ」 と、わざとらしく澄まして言いのけるので、これで事態の解決を見た。 マルシァヌの艦から飛び去るために、既にドミトリが乗艦を出る時に連絡船を、ルラーシ三姉妹に追跡させていたので、帰りの便はすぐにやってきた。 悠々と帰りの船に一同が搭乗するときには、慰謝料と称して、マンリが自分の体躯と同じぐらいの酒保物品を袋に詰め込んで引きずりながら乗り込んできた。 「こーいうのなら、お茶会も悪くなわいね!」 そういって、袋の中から、高級な菓子よりも好んでいる酒を取り出すと、乱暴に栓を抜いてグイグイと喉を鳴らして飲み干すのであった。 そんな様子を尻目に見ながら、ドミトリは甲板の上に乱暴に投げ捨てられ、未だに体が動かず、しかも、武装した連絡船からの攻撃を恐れ、誰も近づいて助ける事も出来ない哀れなマリシァヌへ目をやって、隣のボッツヘ話しかけた。 「折角、手打ちに出来ると思ったのに、馬鹿な事をしたものだね」 「別にいいわよ。今度はこっちからお茶会に呼んでやればいいわ」 ボッツは鼻を鳴らしながらそう返し、マンリの袋から酒を取り出して、一同に回し始める。 そして、それを受け取ったルクレシオが愉快そうに 「じゃぁ、スコップがいるな。泥団子でも食わせてやろう」 等と皮肉気に言うので、一同はクスクスと笑うのであった。
https://w.atwiki.jp/youyou1994/pages/179.html
昨日久々に一撃くらいました。 「来店数8人」 さすがにへこみます。 嫌な予感はしていました。 六時半頃、上のお寿司屋さんと豚の焼肉屋さんを 見るとガラガラの状態です。 「今日は人が出ていないな」と思いましたが 「まあうちは大丈夫だろう」タカをくくっていました。 今年に入ってからも好調をキープしていたからです。 去年の終わり頃から今年は大不況になると 思っていました。 原油の高騰による物価の上昇、円高による 影響等で「気を引き締めないと」と思っていましたが 根が単純な僕です。そんなことはすっかり忘れていました。 カウンターのお客さんにも指摘されたのですが これで「もう一回気を引き締めないといかん」と 思いました。 それで昨日の一日は良かった事とします。 (もちろん言い訳ですが) しかし商売というのは本当にしんどいです。 いつまでたっても安心させてくれません。
https://w.atwiki.jp/negiparo2/pages/109.html
77 :G・Pen上の麗奴 ◆qu60OTXd06 :2008/01/21(月) 01 38 37 ID bz/YJ2nE 寝室に入った近衛木乃香は、膝ほどしか丈の無いお仕着せの単衣を床に落とし、生まれたままの姿になった。 その表情は屈辱を押し殺すうつろなもの。 その白い肌は、薄明かりにぼうと輝く様ですらある。 床に三つ指をついた木乃香は、小さく顎を引く大佐の許しを得てベッドに上った。 寝巻のズボンを下ろし、そこに顔を埋める。 目の前でそそり立つそれは、何かの事故で見たネギのものとは違う、 それなりの修羅場をくぐった壮年の男のふさわしい力強さを見せつけていた。 妨げようとする豊かな黒髪をどけながら、熱い塊を口にする木乃香の顔は紙の様に白かった。 「んっ、ちゅっ、ぐちゅっ」と、その場面だと言う音だけが寝室に響く。 「んっ、んんんっ、んっ」 昂ぶってきた大佐が、木乃香の黒髪をつかみイマラチオを強いる。 「くちゅくちゅ聞こえて来てるぞ、俺のチ○ポがそんなにうまいか、え?」 喉に押し込まれ目を白黒されていた木乃香が、むせ返りながら大佐を見る。 窒息に涙の浮かぶ目元はほんのり赤く染まり、花の様なおちょぼ口の端からヨダレが糸を引く。 そして、その右手は白い下腹部に伸び、細い指が蜜に濡れた所を這い続けていた。 「は、はい、大佐のオチ○チ○、とても美味しいです」 「そうか、そのまま俺の有り難いミルクを飲ませてやってもいいのだが、 下の方に欲しいのだろう、ええ?」 「は、はい、木乃香の、木乃香のオソソに大佐の逞しいオチ○ポ、ブチ込んで下さいっ!」 木乃香が泣き出しそうな顔で懇願するのを、大佐はいかめしい顔を作りながら目に見えてほくそ笑む。 「そんなに欲しいなら自分ですればいい、遠慮はいらんぞお嬢様」 「は、はい、有り難く、いただきます」 もう随分と慣れた気がする、そんな木乃香のまだまだ稚拙な奉仕に、大佐は十分みなぎっていた。 木乃香は、半ば身を起こした大佐の腰をまたぐ様にする、 白い絹の肌に熟し切らない少女の肉体、大佐の目の前で、女の膨らみを見せ始めた頂きに小さく蕾が尖っている。 まだ薄く、隠す程でもない黒いものの下で、蜜に濡れた右手の指が力ずくで押し開き、 忌まわしい鍵を扉に沈める。体の痛みは随分楽になったが、心の痛みは消せない、 木乃香は思う。それを忘れてしまった時、楽になる事を選んだ時、本当に屈してしまうのだろう。 「はあっ、あああっ、大佐、大佐の、大佐の硬い、逞しいっ」 「いいかっ、いいかお嬢様、ええっ!」 「はいっ、大佐の、大佐のオチ○チ○、大佐のっ、とってもいいっ、 うちのオソソ、とろける、ああっ、いくっいってまうっ!」 「おおっしっ、いくぞっ、おらっ、いくぞっ、出す、出すぞっ!!」 「はあああっ!!」 木乃香の黒髪がバラリと散り、窓から差す月明かりに照らされ、大佐の上で木乃香の白い体がのけ反る。 そのまま大佐の胸板にくずおれるまで、窓から差す月明かりに照らされる木乃香の有様を 天ヶ崎千草はとっくりと眺めていた。 「今夜もとっくりと気ぃやりはりましたなぁ、お嬢様」 ハッとして腕で胸元を隠そうとする木乃香、大佐が面白がって羽交い締めにする。 木乃香が慌てて逃れそうとする弾みに、欲望を吐き出した後の大佐がすっぽ抜ける。 「また一杯出してもらいましたなぁ、さすが大佐お若い。 ほらほら、せっかく大佐から出してもろたの、お嬢様のやらしいメコ汁とどろどろ溢れて ぐちょぐちょのオソソ丸見えですえ、お嬢様」 泣き出しそうな木乃香の顔、屈辱と恐怖、嫌悪、しかし、その黒い瞳の奥に秘められた 一片の哀れみ、優しさ、千草の眉がキリリと上がる。 「まだまだやなぁ、まだまだ落ちん、強いんやもんなぁ、お嬢様は」 千草がいやいやする木乃香の左の頬を静かに撫でる。唾を吐きかける事も出来ない、それが木乃香だ。 「遠い異国の牢獄で、まだ年端もいかんお子ちゃまが素っ裸でどこぞのおっさんの上に乗って きぃきぃ泣いて腰振って、お父上が知ったらどないやろなぁ」 それが手だ、分かってる、それでも、木乃香は顔を伏せ、頬を伝うものを隠そうとする事しか出来ない。 「こんな生っちろいお人形さんみたいな娘ぉがなぁ、 ここ来たばかりの時はピーピー泣いてばかりのお子ちゃまが今じゃすっかり男の味覚えはって 盛り付いたメスガキや。、もうどんだけ男くわえ込んだんか数え切れまへんなぁ。 この白い肌にもうどんだけばばちぃもんが染みついてるのか、ホンマ見せてやりたいわ」 千草の哄笑を聞きながら、木乃香は自分の無力を刻み込まれたその始まりを思い出さざるを得なかった。 脚がもつれそうになる、息が上がる。 顔のそこここに汗が伝い、目に入ると一瞬方向感覚を失いそうになる。 肺が酸素を求めて口は舌を突き出しそうになりながら喘ぎ続け、ダラダラと汗が伝い落ちる。 髪の毛が汗で張り付く。水が欲しい、休みたいけどそれは出来ない。 だが、鋭い鞭の一撃は木乃香に強制的な休止を命じた。しかし、それは休息ではなかった。 保安官と鞭使いを先頭とした保安官助手数人からなる騎馬隊が、地面に手を着いて喘ぐ木乃香を 嘲笑しながら取り囲んでいた。 その数少ない酸素が悲鳴に消費される。 容赦なく振り下ろされる長鞭が、木乃香から抵抗する気力を奪い去っていた。 「違うんです、うち、何にも悪い事なんてしていません、あんな爆発なんてうちやネギ君ちゃう、 信じてぇな!」 椅子にふんぞり返って脚を組む憲兵の前で、 既に散々の取り調べを受けてこの軍事監獄に移送された木乃香が涙を浮かべて力説していた。 「ここでそないな事言うたかて無駄ですえ、お嬢様」 聞き覚えのある声だった。 「あ、確か、天ヶ崎千草、さん… どうしてこないな所に?」 木乃香が危機も忘れてきょとんと尋ねた。 「めんどいから千草でええわ。 脱獄や。それでこっちの世界に逃げ込んだんやけどなぁ、なんか、おもろい事になってるやないの。 月詠見付けて大体の事情は聞いたけどなぁ。 密入国でここに放り込まれたけど、うちの魅力と秘術の限り尽くしたら看守助手出入り勝手の牢名主様や。 ここようよう腐てるわ。でも、お嬢様が首都爆撃のテロリストとは、うちも及ばんお尋ね者、驚きましたなぁ」 「違う、うちやない、うちがやったんやないっ!」 「まずは…お返しや」 バシンッと取調室に響く肉の音と共に、黒髪に半ば隠れた木乃香の唇の端から血の筋が流れる。 「どこ、どこに行くん!?」 憲兵と千草が連れ立って歩く横で、木乃香は屈強な二人の看守に引きずられていた。 行き先は体育館の様な所。 木乃香の視線の先では、お仕着せを着せられた女囚が一列に並んでいた。 その列の前に、粗末な絨毯が縦に伸びていた。 その絨毯の先に、ちょっとした玉座に偉そうな軍人がふんぞり返っている。 絨毯の両側には、腰に乗馬笞左手にショットガンの看守が片側で30人ほど、 ずらりと整列して絨毯の方を向いていた。 先頭の女囚が、お仕着せを脱いで全裸になった。まだ木乃香とさほど歳は変わらないらしい。 「ゴジュウク、ゴジュウハチ…」 合成音声のカウントダウンが始まる。 全裸の少女がふらふらと前方に歩き出す。 だが、にやにやとした看守の視線の中、途中で悲鳴を上げてへたり込む。 その剥き出しの背中に容赦なく笞が振り下ろされ、悲鳴を上げていた少女がなんとか歩き出した。 「イチ、ニ、サン、シ、ゴ…」 玉座の前に立った少女が、目を閉じて脚を震わせながら十秒の直立不動に耐える。 そして、玉座の前に平伏し、何やら口上を述べて玉座の大佐がもったい付けて書状を下げ渡す。 次に同じ事を始めたのは、もう少し年上の女性だった。 「嫌です、嫌です嫌です嫌ですっ!!」 笞打たれながらも絨毯にうずくまっている内にタイムオーバーが告げられ、 看守の一斉射撃を受けた女囚は物言わぬ肉塊と化す。 「し、死んだ、ん?」 木乃香がようやく口を開く。 「みたいやなぁ。なんでも昔はこっちでもちょっとした名家のひぃさんみたいやけど、 こう言う時不便やなぁ」 「どうして?どうしてどうしてどうして?」 絶対的な治癒能力を有しているが故に、無駄でしかない、無造作な死の不条理が突き刺さる。 「国事犯、まあ、政治的陰謀みたいなモンやな。 ここは元々、辺境の無法地帯を力ずくで押し込む、それだけの監獄さかいホンマに腐ってましてなぁ、 ここでは死ぬも生きるもあの大佐次第、書類さえあればあの女も脱獄で射殺か行方不明、それだけや」 約三分の二が無事書状を受け取り、残りは錯乱か停止の末に片付けられる。 「さ、お嬢様の番ですえ」 「う、うちも、うちもするん?」 震えの止まらないまま木乃香が尋ねる。 「そう、あそこで入牢証明書を受け取るんや。 それないと脱獄扱いで挽肉ですえお嬢様」 千草がにいっと笑った。 「追加はその者か?」 大佐がよく通る声で言った。 「はいな、ゲートポート爆破事件の一味近衛木乃香、これから受け取りに参りますさかい」 千草が言い、看守に引きずられる様に絨毯の前に立たされる。 「さ、どないする?嫌ならあんたの人生ここで終わり、それだけや」 「ゴジュウク…」 木乃香が、ひいっと声を上げて服を脱ぎ捨てた。 下着姿で進もうとすると銃口が向けられる。 「かんにん、かんにん…」 ようやく全裸になった木乃香が、腕で体を隠しながら歩き出す。 にやにや笑う看守の視線が突き刺さる。 「サンジュウゴ、サンジュウヨン…」 「うわあああっ!」 木乃香の閉じた瞼にネギの、明日菜の、そして刹那の顔が浮かび、 木乃香は絶叫と共に走り抜けた。 だが、カウントダウンは止まらない。 ハッとした木乃香は、玉座の前で直立不動となる。 「たまんねぇなあの髪」 「ちっちゃい尻だなぁ」 背後のクスクス笑いを聞き、その白い裸体を大佐に晒しながら、頬にぼろぼろと涙が伝う。 「うむ、ひざまずけ」 大佐がうやうやしく言い、それに従った木乃香に追い付いた千草が耳打ちする。 「こ、こ、近衛木乃香、大佐の、大佐の忠実なるメス奴隷近衛木乃香に、 どうか、どうか大佐のお慈悲をもって、大佐の下での入牢を、お許し下さいませ…」 考える事も出来なくなった木乃香は、ガタガタ震えながら忠実に言葉をなぞっていた。 「うむ、貴様はあの方で渡そう」 そこは、大佐の「休息所」、巨大なベッドを初め木乃香の理解を外れた数々の品が取り揃えられていた。 「そこに横たわれ」 大佐がベッドを指して言う。そちらの方面に疎い人間でも、 全裸のままここまで来ると分からない筈がない。 木乃香は、言われた通り生まれたままの姿でベッドに横たわる。 「まだ子供だな」 膨らみきらない乳房を撫でられ、木乃香はビクリと硬く目を閉じる。 「だが、染み一つ無いこの肌の手触り、さすがに育ちが違う。 聞いたが、向こうの世界ではトップクラスのお姫様。 その純潔を貰い受ける、この様な辺境の地でもこうした役得があると言うもの」 木乃香は、固く目を閉じ、時が過ぎるのを待った。 悪い夢、いや、現実であっても悪い夢の様なもので終わる。きっと頼りになる親友が助けてくれる。 それまでのほんの一時、冒険に付き物のちょっとしたケガなのだと。 与えられた膝上単衣のお仕着せ一枚で歩きながら、消えない下腹部の違和感が現実を、 まだまだ先だと思いながらも少しは夢見る事もあったそれが無惨に摘み取られた現実を木乃香に思い起こさせ、 勝手に涙が溢れて来る。 「大佐のお楽しみは終わったみたいですなぁ」 廊下で千草が声を掛けた。だが、木乃香はゆっくりそちらを見るだけだった。 「すぐに引き戻して差し上げますえ、お嬢様」 抜け殻の様になった木乃香は、夜の作業場に引き立てられた。 まるで百人もいる様な錯覚を覚えたが、 それでも、三十人以上の囚人がショットガンを持つ看守と憲兵の監視下で待機していた。 囚人も見張りも皆若い男だった。 「おい、千草の姉御と、誰だあれ?」 「何だよ、ガキじゃん」 「じゃあ、いらねぇのか?」 「まさか、結構いいじゃん」 「な訳ねぇだろ、何日ためてると思ってんだ?」 「さ、お嬢様、ここの上に立って下さい」 千草の嘲笑混じりの指示の後、 一緒の看守にぴしゃりと尻を叩かれ木乃香がのろのろと中央のテーブルの上に立った。 「さぁあ、男衆」 千草がパンパンと手を叩いた。 「これにおわすはコノエコノカ、あちらの世界では汝らなんぞ目にも触れんやんごとなきお姫様や。 それが何血迷うてか今やポート爆破のテロリスト、このまま行けばブチ殺されてはいそれまでや。 大佐のご挨拶でたっぷり可愛がってもろた後さかい、どうせ人生終わりや、 そん前にこの小娘あんたらの役に立てたってや。 ほな、頑張りやお嬢様」 「ほーら、捕まえたーっ」 「軽いなぁー、まだガキじゃん」 「ガキでもなんでも大歓迎だぜおいーっ!」 「いやっ、いやあああっ!!」 囚人にもみくちゃにされながら、いつの間にか木乃香の体は作業台の上に載せられていた。 「やめてっ、やめてやめてやめてぇっ!!」 両手両脚が押さえ付けられ、単衣の前が簡単に開かれる。 そのすべすべした肌をいくつもの手が這い回る。 「いややあっ!!いやっ、いやあっ、助けてっ助けて助けてネギ君アスナせっちゃあんっ!!」 又、千草に頬を張られた。古典ロボットアニメ主人公的な育ちの木乃香の口を止めるには十分だった。 「ぎゃあぎゃあやかましいわ。 ほら、お嬢様。もうだーれも助けに来てくれまへんえー。観念して芯までどっぷり汚されなはれ」 「いやや、嫌や嫌や嫌や…」 育ち切らぬ膨らみをぎゅっと乱暴に掴む痛みが木乃香を引き戻す。 「まだちっちゃいねー、お嬢様のおっぱい」 「でも、こういうのいい感度なんだぜ」 「可愛い乳首してるねー、ほら、吸っちゃうぞほらっ」 「ケケケ、ぺちゃぱいでもちゃんと生えるモン生えてんだなー」 「ちょろちょろ控えめなモンだ、ほら、もうその下がおらっ」 「ひっ!」 大勢の男たちの前で、力ずくで両脚がこじ開けられた時には、木乃香も喉に張り付いた様な声を上げた。 「おやおや、まだへのこ一本しか知らへんもんなぁ、可愛いオソソ丸見えですえ、お嬢様」 「いやあっ、見ないで、見んといて嫌や嫌や嫌やあっ!!」 「言うてもなぁ、こんな桜みたいに綺麗なオソソ、男衆に無理言いなはるな、 みんな目ぇ血走ってますえ」 「お、お、おい、おい姉御、姉御っ!!」 「かめへんよ、待ってたんやもんな」 「おおっ!待って待って待って、ガキでもババアでもメスだぜメス、メスのマ○コひゃっはぁーーーーーっ!!」 木乃香の視界に、作業台に仁王立ちしてズボンを下ろす囚人が真ん前に現れる。 赤黒くまがまがしいものが勢いよく木乃香に向かおうとしている。 “…あんなんなのいややいややコワイコワイコワイタスケテタスケテセッチャンセッチャン…” 「いああああっ!!」 とても慣れる所まではいかない聖処からの引き裂く様な痛み、 悲鳴を上げた木乃香の体が作業台の上でばたんと跳ねる。 「おいっ、おいてめぇっ!!」 「いやあぁあーーーーーんんんんっ!!」 「おらあっ!歯立てんじゃねぇぞおらあうっ!!」 千草は腕組みし、些か険悪な表情で目を細めていた。 当初の狂乱が少し静まった辺りで、 作業台の上では、子分どもがぐにゃぐにゃになった木乃香の体を持ち上げている。 「そーらっ」 作業台の上に仰向けになった兄貴分の囚人が上に向けたものと 木乃香の既に赤黒く濁った体液で溢れかえった所が子分によってつなげられる。 「そーらっ、腰振れ腰ぃーっ!」 「あうぅー、あー、あぁーっ…」 パーンパーンパーンと背中を何度も張られ、木乃香は哀しく鳴きながらゆっさゆっさと動き出す。 「んんーんー」 ぐらぐら揺れる体に合わせて黒髪がふさふさと揺れ、。白く濁った唾液が溢れる唇に何度目か分からない塊が ねじ込まれるが、木乃香の瞳は虚ろなままだった。 「おーお、すっきりしたぜぇ、何十日分中に出してやったっけよぉ」 「いいオマ○コだったぜ、ズコズコやってやっからまた頼むぜ」 「お嬢様ってからよぉ、ぽっきり折れそうだったけど結構いい体してたぜおい」 毎度のごとく兄弟になって堪能した囚人と看守がにやにや笑ってぞろぞろと暗い作業場を後にする。 「おやおや、これはこれは、穴言う穴おいどまでつこうて男はんの子種搾り取って溢れてからに、 それで足りんとお小水で全身シャワーですか?これホンマに公衆便所言う奴ですなぁ、おおくさ」 床に引きずり下ろされ、彼らの欲望とその満足の放尿を全身から溢れさせてぴくりともしない木乃香の横で、 千草が袖で大げさに鼻を覆って見せる。 しかし、それが本気ではない様に、千草はそんな木乃香の側にしゃがみ天井を見る生気を失った瞳を覗き込む。 「その可愛いオソソで男はんのへのこ仰山くわえ込んでましたなぁ、 ほいでお嬢様の大事な所で一杯一杯男はんの子種汁溢れて、これ、赤ちゃん出来ますかいなぁ」 「…いやああああっ!!」 木乃香の瞳孔が縮まり、絹を裂く様な悲鳴が作業場に響くのを千草はケラケラ笑って聞いていた。 「亜人も随分いたさかい生まれるのは猫の子かいな犬の子かいな…」 「やあああっ!!やああっ!やああっやああああっ!!!」 「お嬢様が異国の牢獄で何十人とまぐわってバケモノの子はらんで、 まあ、あの鳥娘の飼い主にはお似合いですわな…おや」 キッと睨む眼差しに、千草が笑いを止めた。 又、頬を張るが、今度は木乃香の眼差しからその力強さが消えない。 「あーあー、何やテロリスト扱いでこんな所で大事な御身散々に汚されて、 あんたの下僕の鳥娘、ほんま肝心な時に何してはるやろなぁ」 「違う」 木乃香が震える声で言う。 「違う…そんなんやない、せっちゃんはそんなんやない… せっちゃん、せっちゃんは、せっちゃんはうちの、うちの大事な友達や…」 「何や、近衛のひいさんがあの鳥娘半妖のバケモンと友達ってそれ笑う所か?」 拳を振り上げて千草に向かった木乃香が、 気力も尽きて半日以上僅かな蛋白質液体しか喉を通していない疲労困憊した身であっさり床に倒される。 「かかったやないの、そのばばちぃ手で触りなや」 「何で?」 ぞろりと黒髪を床に垂らし、顔を上げた木乃香が言う。 「何で?どうしてなん? うちが、うちが千草さん、あなたに協力しなかったから? それで牢屋に入れられたから?」 「その目や」 「え?」 「まあ、それもありますけどなぁ」 千草が天を仰いで言う。 「あんたがここ来たの見た時、無性に汚してやりたくなりましてなぁ。 まだ、まだ先を見てる、誰かが助けてくれると思ってる、そんなあんたをなぁ。 そして、その目や、うちの事哀れんで、優しくすれば助けてくれる思うてる、その目ぇや」 「うち、うちそんな事…」 「それがあんたや。あんたには分からん。だから分からしたる。 誰が助けてくれる?お偉いさんのおとんか?あの坊やか馬鹿力の小娘か鳥娘か? でもダメや、ダメダメや、だーれも助けてくれひんよ。 だーれも助けてくれへん、それでお嬢様は今夜、今夜一人で女の子の一番大切なものドブに捨てはりましたなぁ」 木乃香は、歯を食いしばり涙を止めようとする。 「この地獄から抜け出す方法教えてあげますわ」 「何?」 意外な申し出に木乃香が聞き返す。 「お嬢様がうちの下僕になる事です。 お嬢様の口からうちの下僕になるって言霊で誓う事です。 そしたら、うちの術とお嬢様の力なら、こんな牢獄はもちろんあっちとこっちの次元の壁でも破れます。 そして、うちは西も東も小さい小さい絶対魔力を支配する魔法世界の女王や。 言霊の誓いを一度交わせば主に破られるまで身も心も主のもの、主としてええ思いさせたるわいな」 木乃香は、青い顔で首を横に振ろうとする。 「嫌か?こんな死ぬ思いして?」 「そんなん…そんなん嫌や、そんなん、うち死んだ方がマシや…」 又、平手が飛んだ。 「勝手にしたらええわ。でも、ここはそんなん日常茶飯事、 保安官も検事も裁判所も拘置所も刑務所も医者も何も軍の支配でごっちゃごちゃ、 その上人間からしてほんま腐ってますさかいな。 そんなテロリストの十人や百人死んでも 最初からいませんでした脱走したから抵抗したから射殺しました病死しました自殺しました 書類作ってなんでもありや。 だから生きるためにああやっておもちゃになるか、 死亡や失踪の書類作って裏で奴隷商人に売り飛ばして小遣い稼ぎなんでもありや」 「これが、魔法の世界…」 「そうや、これが魔法の世界や。まあ、色々ありますけどなぁ。 けど、ハッキリしてるのは、あんた程のテロリストが死んだら何であれ魔法世界全国放送や。 そしたらあの鳥、どないしはるかなぁ?」 木乃香の顔からさあっと血の気が引いた。 「そうや、ぬくぬく守られて来て、情け深いお姫様のあんたは、勝手にどうこう出来る立場やない言う事や。 さあ、どないする?うちのモンになりますかお嬢様?」 再び、木乃香は首を横に振る。 「負け、へん…」 「ん?」 「負けへん、嫌や、うち、守られてばかり、迷惑かけてばかり、嫌や… あんたなんかに、負けん、負けへん…」 「ほーっ、あんたお守りの鳥もいへん術も役に立たんあんた一人何が出来る? 地獄やで、地獄や。あんたみたいなお嬢さんぼろっぼろのぐちょぐちょになる、 そう言う所、出口なしや。それでもええんか?」 口元しか笑っていない千草を見る木乃香の瞳には、消えぬ力が込められていた。 -続く-