約 151 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34658.html
登録日:2016/06/29 Wed 15 57 48 更新日:2024/07/15 Mon 11 50 32 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 eyeのある項目 人外 属性 怪獣 概要項目 目 目は口程に物を言う 目は心の窓 眼 萌え属性 目は口ほどに物を言い 【概要】 キャラクターにとって目とは重要なものである。 人間の感覚の七割は目に頼っているとも言われ、表情や行動を読んだりする時にも参照する部位だからだ。 そもそも欧州で語られる邪視(Evil eye)のように、眼球や視線に特別な力があるとする信仰は古くから東西に問わず存在する。 それが「ポジティブな物」「ネガティブな物」であれ、人の想いが乗せられる視線は手順や制約が必要な呪文以上に直接的に影響を及ぼす脅威と捉えられ、人を殺すと信じられていたのである。 神話に於ける神や魔の類にも、この邪視や特殊な目を持つ存在は多い。 また、死後の世界や未来を見通す者は、その為に片目や盲目であるともされたりしている。 実際にはどうであれ、人が目で物を見る以上、視線を畏れ敬う信仰は廃れず、現代の創作にも反映され続けるのである。 ゆえに――目は大量にあっても一切なくても重要なキャラ立ての要素なのである。 人間だけにしたところで、瞳の色一つ、目つき一つでもキャラの扱いとして変化することもある。 ここではそういうアニヲタ的なことをあれこれと書いていく。 目から何らかの攻撃を出す系は目から〇〇(武器)へ。 ▼目次 【概要】 【個数】◇零・なし ◇一つ目 ◇二つ目《配置》 《親しみ》 ◇三つ目 ◇それ以上《複眼》 《眼球の配置や均等性》 【瞳孔とか眼球の形状・色・隠蔽】メカクレ・眼帯・眼鏡・糸目など(眼球描写あり)眼自体は普通 特殊な眼を覆っているなど 何らかの偽装 ☆とか模様とか色とかビジュアル系オッドアイ 魔眼や機械眼など、種や物理的性質による違い体質や病気などによるもの 人種や種族、生物としての違い ヒトではないものの眼 物理的要素 一時的な変化として 眼つき性格の善悪や凶悪さ 美人度とか人格面 【個数】 妖怪一つ目小僧は「生まれながらにそういう種族・存在」であり、名前自体が個性を示す。 機動戦士ガンダムに出てくるザクなどもモノアイである。 メカなら形状自由じゃんと思うかも知れないが、SDガンダムなどになると「そういう種族」と化す。 逆に二つ目であるガンダムにも黒目が入ったり泣いたりもするが。 このためモノアイも単なる機械の光点ではなく、顔文字の「^」のように上に曲がる事で喜びや笑いを表現したりする立派な目となるのだ。 とりあえず項目はキャラ数の問題からぜろ、いち、にい、さん、たくさんとしておく。 ◇零・なし のっぺらぼう等の「生来の性質や種族特徴」という場合と「後天的負傷等による喪失」がある。 るろうに剣心の盲剣の宇水や僕のヒーローアカデミアの"オール・フォー・ワン"などは後者に属する。 この場合は白内障などの病気や神経の損傷タイプと違い、動く眼球や瞼そのものが描かれないので0としてある。 前者の例はメカクレなど下部に。 こういうキャラクターが演出上の影や髪・眼帯などの覆いで目を隠していて、眼帯・メカクレ系などが実はそうした状態と分かる例も存在する。 前者はSFでの異星人や特撮の怪獣・怪人など、生まれながら光学的感知器官すらない生物として描かれやすい。 モチーフが現実でも眼球が退化したり存在しない生物、例えば地下洞窟の魚やミミズや一部深海魚(逆に光を求め発達するものもいる)だったり、鉱物だとかの地球に存在しない組成の生き物だったりだからだろうか。 最近では動物戦隊ジュウオウジャーの敵幹部級アザルドは頭部に眼球の描写がない、石のようなキューブの集まった姿の宇宙人である。 2作後のルパパトでもゴーシュは目なしの青幹部だった。 ちなみにもう一人の幹部デストラは単眼。 普通の人間でも器官がないという設定のキャラも稀におり、星新一のショートショート作品「闇の眼」がその例。 この作品に出てくる少年は暗闇でもテレパシー的能力で物を一気に認識することが可能で、結果的に眼を必要とせず失った複雑な現代社会における生物的進化という設定である。 こういうキャラクターはメカクレキャラと違い「眼が存在しない」事で異形感や生物的な差を出している面が強い。 このタイプではエイリアン(映画)シリーズには一部の種類を除き眼球が確認されておらず、この分野では世界レベルの超有名キャラといえよう。 怪獣ではゼットンやエレキングが代表的だが、両者とも角や発光器官などで目が存在しない事に違和感を持たせない秀逸なデザインとなっている。 ◇一つ目 生来、目が一つしかない単眼は単独項目があるのでそちらを参照。 ここには記載されていない事を記す。 後天的に目が一つになるケースは「隻眼」「独眼」として区別することが多い。 隻眼と言えば夏侯惇や伊達政宗(戦国武将)などが特に著名であろう。 恋姫や戦コレなどでの女体化から三戦系ゲームでの武将に漫画小説実写ドラマなどまで出番もむっちゃ多い。 彼らは大河ドラマなどで初期から描かれない限りキャラクターとしての登場時点で隻眼の事もあるが、クロコダインのようにシナリオ登場後に負傷し隻眼化するタイプのキャラクターもいる。 ガッツ(ベルセルク)は初登場時には隻眼で、登場後に目を失った経緯が描かれた。 元から存在していた片目を失う事が大前提のキャラクターなので、病気・障害・戦闘などの負傷と言った「喪失」の要素と切り離せない。 特殊能力はあっても眼球は失っていない事もある眼帯系キャラとの最大の違いはここであろう。 なお戦国ランス版の伊達政宗は一つ目妖怪として描かれており、隻眼ではなく単眼キャラである。 余談だが、「隻眼」という単語は元々は「(両眼のペアに比して)片側の眼のみ」という意味であり、単に「双眼」の対義語でしかなかった。 ◇二つ目 ただのヒト型生物じゃねーか!…とでも思っていたのかぁ? ヒト型生物(だいたい顔の中央に横並び一対で同サイズの目が2つある系?)のこの部分に関しては別の項目に追記すべき属性要素・差別化要素があるのでその辺は別途。 《配置》 二つ目のキャラクターでも配置や自由度といった面で人間と差別化されている場合がある。 有名な例ではスター・ウォーズのジャー・ジャー・ビンクスがそうだし、2ch系AAのきめぇ夫などもこれに当たる。 ,.⌒ヽ γ⌒ ヽ 〈● ノ\ /\ ●〉 ヽ彡' ヽ / ヾ_ノ ) Y ( /γ⌒ ⌒ヽ\ / | | ヽ | ヽ__人__ノ | \ `ー'´ / 目が二つと言っても、頭部の上に触角状に張り出しているわけである。カニやらカタツムリがベースの改造人間とかでもこうなるかも知れない。 怪獣ではカネゴンもこういう顔をしている。 他には妖怪「手の目」のように頭部以外に配置されているキャラなんかもいるか。 こうしてみると眼球2つタイプと言ってもヒトに近似しているとは限らないことが分かる。 コメント欄にも「縦に二つ並びの二つ目小僧を見た事がある」との意見が寄せられた。 《親しみ》 逆に、本来ヒトと目の配置が違う生物をヒトに近づけて描写することで「親しみ」を持たせようという例も見受けられる。 一般向けの例としては群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」は分かりやすい。 ウマという頭部の左右に目が離れている生物の目を配置換えしている。 他にも野球やサッカー、銀行等にみられるマスコット等での動物ベースキャラにも同じことは行われていると思われる。 オタ系だとぷよぷよシリーズや魔導物語シリーズのキャラクター、ぞう大魔王やミノタウロスなども目は大分前に来ている。 動物系キャラでは、親しみより異形・異種族感を重視しているらしいキャラもいる。 前述のアザルドが出てくるジュウオウジャーではジューマン(頭部が獣の種族)の顔はリアル調なので、ゾウのタスクの本来の顔は人間より目が離れている(本来のゾウよりは前寄りか)。 「平成義民伝説 代表人」(大人の事情パンチとかが出てくる木多康昭のマンガ)では馬と人間のハーフな馬男が出てくる。 馬マスクみたいな頭をしていて目はそのままウマの位置。 魚ではスレイヤーズファンにはある意味おなじみヌンサや、パプワくんのタンノくんなどは目が左右付き。 上の魚たちに比べると、ぷよぷよのすけとうだらや「ファインディング・ニモ」シリーズの魚たちは大分目が前寄りデフォルメなキャラであることが分かる。 また擬人化的な描写として、眼球の存在しない生物をキャラクター化する際に目を付けることで人間味や親しみを持たせるデフォルメが行われるのはよくある。 例えば南国少年パプワくんの大ミミズのシミズくんなどがこれにあたる。 星のカービィシリーズのウィスピーウッズなどもそうだろうか。 「元からそういう生物」という設定だったとしても、現実の樹木には眼球がないためこのデフォルメに類する要素とはいえるはず。 ポケットモンスターだとズバット→ゴルバット以上の進化形では目が0から2になる(もし萌えモン化や擬人化をするとズバットだけメカクレか眼球なしになるだろう)。 キャタピーも元ネタであるモンシロチョウの幼虫の「眼に見える大きな丸模様」が目そのものとして描かれている(特にアニメでは涙を流すなど、かなり強く目としての誇張表現が成されている)。 こうした眼球追加・人間化の描写は、一般界隈では釣り餌の虫のイラストに人間風の目が描かれていたりするのが似たような感覚からのものと思われる。 有名どころでは赤塚不二夫の描いたキャラクター「ケムンパス」がまんま。NHKで放送されていたクレイアニメ「ニャッキ!」の主人公ニャッキもそうだろうか。 ニャッキの場合はケムンパスと違い白目がない。 また双方困った時などに(><)や(・←)のような顔文字的表情をする目を持っている。 ◇三つ目 こちらも単独項目があるので、ここには記載されていない事を記す。 YAIBAのクモ男も三つ目キャラで、機械いじりをする時の閃光除けに三つ目の眼鏡(●-●の眼鏡の上にもう一つ●が来て△の形にレンズが配されている)を付けているシーンがあったりする。 なぜか八つ目ではない(恐らく蜘蛛男(ショッカー怪人)が元ネタだからだと思われる。ちなみに元ネタの方は画像から見るに複眼が3つ)。 後はかいけつゾロリのような児童向け作品にたまに出てくる「信号機のおばけ」なども三つ目。 △ではなく縦か横並び配置のレアものといえる。 ◇それ以上 四ツ目、五ツ目・・・と分けるとキャラクター数が少なくなってくる割に分割が多くなる事などから項目分けはしない。 四つ目といえば現実の魚として「ヨツメウオ」がいる。 「ヤツメウナギ」が呼吸孔の見立てであるのに対し、こちらは眼球に仕切りがあり水面の上下を同時に見る魚。 かのディズニー作品「リロ・アンド・スティッチ」シリーズのジャンバ博士も四つ目である。 彼も「大きな目の斜め上に小さな目」という変則型。 後は寄生獣の後藤の戦闘形態でも多少見られる。 ただこちらは三~六つまたはそれ以上の目を作るシーンもあったり、そもそも寄生生物自体にそうした生成への制限や忌避感はない。 後年の愛蔵版表紙などでも一般寄生獣が眼球まみれの頭に変形していたりなど、(主に作者が異形感を出すためだろうか)多数の目を造っている描写がある。 このうち戦闘形態の四つ目はフィギュアの題材にも取られたりしており、多少特別扱いらしい。 これは均等配置になっているためシンメトリーな美しさやスタイリッシュさを感じられるとか、多数の単眼として合理性を見出せる範囲と読者などが思ったからであろうか。 (人間型の二つの目のうち片目の下にもう一つ目を作るといった「とりあえず形成してみただけ」という風な絵ヅラは寄生生物には非常に多い) アシュラマンは頭一つに三面の顔があるので六つ目かも。 多頭という項目もあるが、この場合はどうなのか人によるかも知れない。 頭一つには目が二つだが、個々が独立しているケースも珍しくないからだ。 六つ目の他の例としてはウルトラマンコスモスのテールダスがいる。 片側三つで地上や地底によって使い分けるという珍しい使い方をしている。 こちらはアシュラマンと違い、爬虫類型の怪獣で頭に大小サイズの違う目がある。 黒死牟(鬼滅の刃)は鼻と口を維持しつつ均等に六つの目が配置されている。 七つ目の例としては、『ヨハネの黙示録』に出てくる黙示録の仔羊が挙げられる。 アニヲタ的には『新世紀エヴァンゲリオン』のゼーレのマークで有名か。 ゼーレのマークでは、右目が三つ、左目が四つ、縦に並んでいる。 それ以外では様々な解釈があり、「SEVEN EYES LAMB」とか検索すると様々な配置の画像が見られるが、人を選ぶので注意。 八つ目キャラはクモが存在するからか多少いる。 前述モン娘のアラクネ姐さんや、テラフォーマーズのマルコスなど。 ただ名前を挙げた二人は「二つの主眼が人間風に真正面にあり、側面に小さくほかの目」で、左右対称だが目のサイズが均等型ではない。 ハエトリグモのように飛びかかって狩りをするクモは似たような構造なので合理性はあるが。 トランスフォーマーの一体、ブラックウィドーもクモなので当然ビーストモードでは八つ目。 一方、ロボットモードでは人型なので二つ目…と思いきやリターンズでは上述の黒死牟のような六つ目になっているという異色なキャラ。「あたし、キレイ? あたし、キレイ?」 デジタルモンスターの一種、ファンロンモンは四足歩行の竜型のデジモンだが、左右にそれぞれ3つ正面に2つの計8つ、というクモとはまたちょっと異なった配置の八つ目キャラ。 一気に目が増える例としては百目あたりがいる。「百」は本当に百個だったり「たくさん」の意味であったりするが。 肉の塊に大量の目があるような妖怪として水木しげる作品に登場したり、GS美神に神性の女性キャラ「ヒャクメ」と化して登場してみたり、タイタン(仮面ライダーストロンガー)のように一つ目だったのがクラスチェンジして増えたり。 妖怪といえば目目連なども「数多の眼球」に異形性を見出した感じの存在である。 同じくクラスチェンジ系としては幽☆遊☆白書の飛影は逆パターンで、飛影自身が「飛影はそんなこと言わない」と黒歴史にしたくなるような最初期の冗舌時代においては百目的な外見になったことがある。 「オレがマヌケだと? バカ野郎がマヌケは貴様だ!! 」(以下略)「三つ目」や本人項目のタグにあるイメージはこの後のかっこいい飛影時代である。 上記の後藤のように、肉体を自在に変形させられたり(HUNTER×HUNTERのユピーなど)、体の部位を自在に生成させられたり(ONE PIECEのロビンなど)するキャラが、一時的に目を増やすというケースも時にはみられる。 《複眼》 『複眼』とは、主に節足動物などにみられる多数の小さな個眼が束状に集まった目のこと。 そのため、一見すると一般的な目に見えながら、その実は多眼である、ということになる。 宇宙家族カールビンソンのチカちゃんは人間の目のようにみえて虫のヒト型擬態なため実は複眼。 ライダーなど昆虫モチーフのキャラクターでもそうしたタイプはいるはず。 テラフォ―マーズのゴキブリは主に丸い単眼が二つで人間に近いが、オニヤンマの能力を移植した個体の目が複眼になっている描写がある。 ポケモンのマサキの合体ネタなどの元ネタでもある「ハエ男の恐怖」やそれをパロディにしたハエ人間などは顔全体がハエで巨大な複眼を持つ。 ただ、たまに「多眼」と「複眼」が混同されていると思われるケースもある。 四眼を持つ邪竜型デジモン、デビドラモンは『複眼の悪魔』の異名を持つが、特に昆虫の要素などはないため混同の例と思われる。 ただ、アニメ『テイマーズ』においては、原義通りの複眼なデビドラモン視点の光景が描かれたこともあるため、実体は不明(*1)。 《眼球の配置や均等性》 前述のハエ人間などは、頭が全てハエなので均等なサイズ・形状の眼を持つと言える。 また、大概のヒト型キャラなども同じ。 その一方で八つ目の例に挙げた二人のように、必ずしも眼球のサイズや配置が均等ではないタイプもいる。 「宇宙パトロールルル子」のミドリも「頭部は人間風だが、頭の上部に目のある触角を持つ」という、三つ目族ではやや変則的なタイプ。 美少女キャラの部類だが、メインヒロインでもある3×3EYESのパイのように「額に第三の目がある」ようなオーソドックスな左右対称型ではない。 このように、萌えや親しみやすさの重視や、ハエトリグモの狩りのための形質などの合理性といった理由により「大きなメインの目と小さなサブの目」という描かれ方であったりして、「配置が変則的」だったり「眼球のサイズに差がある」というキャラクターも下記にいくらか存在する。 こうしたタイプは一見別の眼球数に見える事もあるが、実は違っているということがあったりする。 一つ目として記述されているガンQもこっちに近いという話も。 体の中央に一つ目、一つ目そのものと全身に小さな目(模様の可能性もあるが)というキャラクターとしてはガオレンジャーのシュテンもそうしたキャラクターである。 「アップルシード」のブリアレオスも一見すると単眼のようにも見えるが、顔面の目は四つ(全体では八つ、うなじと長い耳センサーにもある)という事なので中央の単眼のようなものは目ではない模様(データブックにて「鼻」であると判明)。 個数からすると横の小さいもの四つが目だろうか。 金色のガッシュ!!のザルチムは、人間型の魔物。 手にも眼がある手の目のような部分もあるが、特に変わっているのは顔が人間に近いのに均等な大きさの眼が三つ以上ある点。 禿頭の大きな頭部や額に複数の眼が存在しているのである。 人間的な顔を維持したまま眼を多数配置しようとすると、どうしても鼻など別の部位と干渉しやすくなる。 そのため、その辺を解決したタイプのビジュアルは必然的にレア。 百目の所に書いた百目タイタンは一つ目時代の目が一番大きく、ヒャクメも人間顔でイヤリング型の装具などに眼があるので均等型ではない。 妖怪百目や飛影の百目形態は均等型である。 このうちタイタンは一つ目の頃から髪や口や鼻などがなく、百目になると人間ならそれらがあるはずの部分に眼球が出来るので人外感が強まっている。 飛影は額に一つ以外では、胸や腹や腕など全身に眼が発生することで均等な多数の眼と人間に近いビジュアルを両立している。 【瞳孔とか眼球の形状・色・隠蔽】 単純にキャラの差別化のための要素から、何らかの物理的設定が伴うものまで色々。 メカクレ・眼帯・眼鏡・糸目など(眼球描写あり) 主に瞼や道具などで目を隠すキャラクターたち。 覆いの下が完全に潰れた傷口だったり、動かない瞼ではない点が隻眼キャラと違う。 このため覆いを取ると普通に見える眼が出てきたり、何らかの特殊能力を発揮することがある。 眼自体は普通 和田慎二の「超少女明日香」の明日香は変身前、前髪で常に顔が影で覆われている。 ただし変身後には目が両方描かれるし、涙を流すなどのシーンではギャグ的デフォルメで○(白い丸)などが描かれたりもする。 NG騎士ラムネ&40のアララ・ココアは眼鏡を取ったら眼のぱっちりした美人とかいう個性付けもされており、盲目等の設定はない。 彼女は名探偵コナンにおける江戸川コナンなどがたまに見せる「眼鏡が光って眼球が隠される」ような演出を常時行われている。 キテレツ大百科の勉三さんなども同じく「瓶底眼鏡が透けず眼球が描かれていない」ため、眼鏡を取った状態以外は殆ど渦巻き眼鏡ばかりである。 究極超人あ~るの鳥坂センパイも眼鏡を取るエピソードは1回きりで、他の回での目の部分は白く光るレンズばかり。 こうしたキャラクターらは「眼を常時描かない、描かれる事の方が少ない」事がデザイン上の個性となっているが、眼球自体は健在。 眼の性質も「視力が低いから眼鏡をしている」などごく当然の理由が基本で、特殊な要素は余りない。 「聖闘士星矢」の乙女座のシャカなどは何らかの条件で眼を開くが、眼そのものに特異な性質はないのでここに。 彼らはだいたい「糸目キャラ」というカテゴリで語られる。 Re ゼロから始める異世界生活のレム・ラムなどは最近の片目メカクレキャラである。 上の二人は髪によって隠しているが、ゾイド -ZOIDS-のアーバインの漫画版や、艦これの木曽などは眼帯によるメカクレ(一応木曽は眼帯側の目の色が違うのと傷がある)。 上記キャラの片目も外傷によらない両目型メカクレと同じで「眼球は普通に残っていたり、瞼は開いたり、機械の義眼だったりする」という点がある。 純ファッション眼帯族というのもたまにおり、YAT安心!宇宙旅行のロックは本家が隻眼のハーロックのパロディキャラだが眼帯の下は健在。 後述のめぐみんと違うのは、アイデンティティがハーロックパロであることなので「眼帯は基本」という点。 小鳥遊六花も眼帯が基本だが、恒常的に使うタイプではなくものもらい等の時に使うガーゼ製の白いものな点などが差異。 アイドルマスターシンデレラガールズの早坂美玲もファッション眼帯である。 しかし適当に着脱するものではなく、むしろ我が強いタイプの彼女が自己表現として装着しており レッスンに失敗しトレーナーに外すよう命じられても一度は外すことを拒絶したエピソードが2017年にイベントで描かれている。 その後、レッスンに失敗しメンバーに迷惑をかけるようではダメである、と認識を改め、 ユニットのリーダーとして成長した証として眼帯を取るというエピソードが描かれている。 あくまでユニットのダンスで問題を出さないための処置であり恒常的なものではないが、 ファッション眼帯である事とそれを外す事に強い意義づけを同時に行っているのは珍しいと思われる。 特殊な眼を覆っているなど レンタルマギカの伊庭いつきは「見えすぎる」妖精眼を眼帯によって封じている。 戦闘時には眼帯を外して呪力の流れを見切り指揮を執るので、機能しない部位や傷口を隠すものではない。 むしろ眼帯外しは性能を上げる時の行動である。 彼の眼は竜を見てしまったことによる変質なので後天性のもの。 これと似たような例はSW2.0のバジリスクの人間態などに見られる。 顔の前にベールをかけた挿絵などがあるが、中東の女性が戒律により顔を覆うのと違い 「相手を石化しないため」の魔眼の光を封じる措置である。 後はFateのライダーも同じ。一応項目に倣い隠す サイクロップス(X-MEN)も能力制御のためにバイザーを常時付けている。彼らの眼は種族特徴や生物的な変異が由来。 血界戦線のレオナルド・ウォッチは眼球を異界の存在に「神々の義眼」と呼ばれる超高性能な眼と入れ替えられてしまった。 普段は糸目キャラとして描かれるが、眼を見開くと本来白目であるべき部分を含めた眼球全体が青く光る義眼が見える。 眼球の分類的には下記のヒョウやゴクウのような物理的入れ替え枠。 「装甲悪鬼村正」の大鳥香奈枝も複眼を隠すために糸目(瞼閉じ)をしている 眼帯は特殊で本人は普通、という希少なパターンとして「十兵衛ちゃん」というアニメシリーズがあった。 隻眼の剣士・柳生十兵衛のしていたという「ラブリー眼帯」の特殊能力を巡る物語である……。 二代目こと菜の花自由がするとカワイイのだが、初代なんでそんなデザインにしたん? 何らかの偽装 エリア88のサキ・ヴァシュタールは主人公シンが錯乱した際に殴られ、視力にダメージを負う。 それ以後色の濃いサングラスを掛けており、これによって視力を失っているが故に焦点が合わない眼などを他者に悟らせ難くなっている。 レイプ目に書かれている古い演出の実例、黒目の部分が完全に白くなっている描写のコマがある、 ARMSのジェームズ・ホワンあたりもこの辺か。 このタイプではあのウェルズ生み出した「透明人間」がいい例であろう。 「透明である事を隠すため、頭に包帯を巻き眼鏡(作品によってはサングラス)をかける」ことで、本来透過されて見えないはずの顔をそこに認識させている。 つまり「眼のための道具があるならその奥に通常の眼があるはず」という思い込みを利用した一種の心理トリックだ。 ☆とか模様とか色とかビジュアル系 pixivのタグにもなっている「瞳に星」というものがある。 『艦隊これくしょん -艦これ-』の伊19や、『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』の食蜂操祈、『【推しの子】』の星野アイとその子供であるアクア・ルビー兄妹など、「瞳に☆マーク(食蜂はしいたけ十字型)が入っている」は近年見られるタイプ(19は実は拡大画像では桜模様であり、☆ではないようである)。 更に変種としてレム・ラムと同じ『Re ゼロ』のキャラであるベアトリスは瞳の中に蝶が入っている。 『ウマ娘 プリティーダービー』のサクラバクシンオーとサクラローレルは瞳の中に花が咲いている…のだが、咲いているのは名前に反し桜ではなく桃の花。瞳の中に桜の花が咲いているのはハルウララ。 こうした模様などの古いものだと(今でも一部では生きているか?)少女漫画系キャラや『銀河鉄道999』のメーテルなどでは、黒目の割合が大きく光点が多数入っているのが見られる。 『GS美神 極楽大作戦!!』ではこの時代のキャラを元ネタにしたのか、六道女学院(いわゆる学園)編の弓かおりは他のキャラと違い目が切れ長で小さく、殆どが黒目で白い光点が入っている。 目の色についても多様なカラーがある。赤・青・緑・紫・黄色などなど。 髪の色と同じく現実にはカラーコンタクトなどがないと存在しなかったり、特別な設定なしでは人種的に存在しないような色になってるケースもままある。 もっともこの辺は作品や年代によってかなり差があり、特に普通の人間が主体のエロ・ギャルゲや萌え・日常系漫画(ここでは特に異能や異種族設定がない・少ないもの)などだけで見ても大分違う。 『ToHeart』は神岸あかりが赤髪赤目だったりするのに対して、『アマガミ』や『ラブプラス』のヒロインたちは黒~茶髪に黒目である。 『ゆゆ式』はゆずこ、縁は髪と目がピンクと紫で唯も金髪?で黄色の目。 『三者三葉』は葉山照が唯と同じカラーで西川葉子が紫髪に紫目だが、小田切双葉は茶髪に茶色目と普通の色の範囲。 『けいおん!』は『アマガミ』等と同じで西洋系の血や天然の色など日常的な要素で目にしうるカラーリングである。 上記のキャラクターたちの目の色や模様は基本的に純粋にデザインで、個性を付与するための要素。 何らかの特異な性質・理由があるとされていない事や言及されないケースも珍しくない。 アイドルものや恋愛ものなどビジュアルに敏感な作品で、カラーコンタクトを入れている等について触れられる事がある位だろうか? 『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花は、めぐみんやロックのような純然たるファッション眼帯族。 その下に金色のカラーコンタクトを入れている。 オッドアイ 医学的な性質や主なキャラクターはこちらを参照のこと。 一覧にないキャラクターとしては下記のゼネスやヒョウなど。 魔眼や機械眼など、種や物理的性質による違い 体質や病気などによるもの NARUTO‐ナルト‐の忍者たちが持つ瞳などは、眼球や肉体そのものに特異な性質がある。 「チャクラ(体内エネルギー)」の流れなどを見られる「白眼」を持つ日向一族は瞳が白く描かれている。 遠景では特に瞳孔との境目が分かりづらくなるため白目っぽくも見える。 見た術をコピーする写輪眼では黒目の内側に輪と巴紋のようなものがある。 他にも輪廻眼など多数の特殊な眼が存在しており、彼らの眼は固有の能力や血統の証明としてはっきり区別されたり狙われる要素になったり色々と言及されることも多い。 近代能力バトルに大きな影響を与えたとされる甲賀忍法帳の両陣営の主役二人はまんま祖先のようなものか。 ニンジャは目で殺す……。 実際その性能も劇中トップクラスにヤバい術として扱われており、効果も生半可ではなく凶悪。 彼らNARUTO忍者の場合は、種族的な意味では同じであり家系などで違いが出るため「体質の違い」というのが一番近いだろうか? 上記のような設定はバトルものや人外の存在する作品で多い。 僕のヒーローアカデミアの芦戸三奈も、目に特殊な設定はないが白目部分が黒い眼をしている。 設定上これは「個性」の範囲なのでやはり体質レベルの話。 他には実際の病気などでもあるが、黒目が複数存在するというキャラクターも。 これは瞳が複数存在する「重瞳」というもので、wikipediaにも項目がある。昔の中国で貴人の相であるとされたため、豊臣秀吉にそういう設定が盛られた事もあるという。 平将門も怨霊として扱われた後にそのような目であると書かれたようだ。(普通人とは違う、という事を示すためのものらしい) 双亡亭壊すべしの鬼離田三姉妹は姉妹同士で「目を移動する」ことで呪的能力の一部を発揮する。この時雪代は黒目が複数になる。 ダークギャザリングのメインキャラ寶月夜宵の目はドクロのような模様を描かれているが、 これはデザインっぽく見えてガチの重瞳であると作中でも医師に診断されており、かつオカルト能力にも関わっているため作中でも非常に重要な設定。 アルビノの生き物(一般的な例として日本の白いウサギ)は目の底の血液の色が透けているため赤い、というのもある。 そういう設定のあるキャラの赤目は単純な色の区別だけでなく、病弱設定の根拠になっていたりする事もある。 また一般的な創作ではあまり設定されないが利き手同様の「利き目」が設定されるケースも有る。 主に的スポーツ系の「狙い」が重要となる競技の漫画が多い。 人種や種族、生物としての違い 特異な能力がなくとも、人種の違いやその血筋であることから目の色等が違うと言及、場合によっては憧れや差別など大きく取り上げられたりもする。 この辺は「憧れ」の方は日常萌え系のきんいろモザイク(タイトルは髪色からだが)のような作品では触れられやすい。 差別の類だと「ザ・モモタロウ」のイワン・シュテンドルフは「赤毛と青い目」のロシア人で、漂着した日本でそれを鬼と恐れた日本人に差別を受け、仲間を殺害された上に自身も討伐されかけた怨念から悪鬼と化した。 「アドルフに告ぐ」では日本人の母を持つドイツ人が後半ある任務で故郷神戸に帰った際、子供から米英の人と勘違いされ暴言と石を投げられ、その後子供達の先生から取りなされ、そのドイツ人の元親友な神戸の関西弁ユダヤ人もまた、ドイツ人からの拷問から助かった直後の空襲時一時だが米国の手先と勘違いされる等、現代でもガチで重くシャレにならない描写がある。 HUNTER×HUNTERのクラピカは「緋の眼の一族」と言う少数部族で、怒りなどによって瞳の色が美しい緋色へと変化し能力が向上する。 上記の緋の眼の一族は「色が変わった状態で殺すと固着するため、美術品として金持ちが欲しがるので人間狩りに遭う」という非常にエグい(冨樫らしい)設定がある。 この素晴らしい世界に祝福を!では、めぐみんとゆんゆんは「紅魔族」という種族の特徴として魔力の多さや魔法適性後ヘンな性格があり、紅い瞳がその種族の証である。めぐみんは初登場時などにファッション眼帯をしている。 「デュエル・マスターズFE」におけるV(バベル)は、「闇眼」という特殊な瞳を持つ。 Vの故郷が日の光を見れない環境にあったため、暗闇の中生き抜くために進化を果たした特殊な瞳という設定で、使用時は眼球の色が禍々しい黒色になっている表現があった。 ここら辺の事情を考えると、この眼は『種族的性質』というよりは、『環境に適応する上での生物的進化』に近い。 実は単に暗闇の中でも物を見れるという能力だけではなく、TCG題材の漫画のために『相手のカードが透けて見える』というトンデモ能力を持っている。 常時ピーピング状態で山札も見れるという反則能力だが、アニメ版などではこの性質を逆利用されて敗北する話もあった。 作中で言及されていないが爆丸のアニメ版「爆丸バトルブローラーズ」二期にはミラ・フェルミンなど異世界から来る人間がいる。 彼女らは地球の人物と違って目の上隅にハイライトがなく、一見レイプ目にも見えるというデザインをされている。 しかし「レイプ目」の項目にあるような自我が薄いなどの性質はなく、地球の人間と大差ない。 純粋に「異世界人であることの区別」としてであると思われ、言及されないが個人への個性付けでもないという少し変わった描写である。 ヒトではないものの眼 エルフ界では耳に世界的影響を与えた「ロードス島戦記」のディードリットは、目については「アーモンド型の釣りあがった瞳」という描写がある。 これはTRPGの元祖の系統「AD&D」をベースにしたドラゴンランス(小説)のエルフでも同じで種族特徴である(ハーフエルフの主人公・タニス絡みでその辺が描かれる)。 このため目はTRPG界隈のスタンダード・古典型に倣っていたと言える。 ティファニア(ゼロの使い魔)などのような目をしたエルフは(ティファニアはハーフだが)垂れ目(または眼の形が丸っこい・人間に近い)という意味でも新しい世代の描写と見てよい。 また猫や竜などがベースのキャラクター等で縦割れ瞳孔になる描写が見られる。 実際には可変範囲の問題なので暗所の猫の眼などは丸いが(それこそ「猫の目のように変わる」とはこれを指した語)、「ヒトと違う」ことの分かりやすさの演出だろう。 SFもので爬虫類系エイリアンの瞼が左右閉じだったりする映像があったりする、というのもこれに類すると思われる(人間に化けている場合で見破られる原因になってる事も)。 漫画版カルドセプトに出てくる竜眼のゼネスは、片目に竜の眼を移植しているため左右で目の色が違う。 竜の眼の方は瞳孔も縦になっている。 キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)はデザインベースに猫が入っているためか、瞳孔が縦長である。 横型の瞳孔というのもあり、タコやヤギなどは横に長い長方形をしている。 これらの動物をモチーフまたはそのままキャラクター化した存在に見受けられ、「GS美神」ではドクター・カオスの過去に遡るエピソードでタコ型の悪魔が正体を現した時にこの描かれ方をしている。 また漫画版カルドセプトのダゴンも、外見は美少女だがキレた時などに瞳がこの形になり正体を示唆する。 この描かれ方を「しない」キャラクターとしては、「ファインディング・ドリー」(ニモの続編)のキャラであるタコのハンクがいる。 彼も眼は前寄りになっており、恐らく親しみやすさの部分で前述したような理由により人間に近いデフォルメなのであろう。 なおジンベエザメのデスティニーはさすがに無理があったのか目は離れ気味。 映画「ズートピア」では逆に、差別されている草食動物のヒツジに「横長の瞳孔」をした悪人が出てくる辺りでシナリオが大きく転換する 宇宙人では「寄生獣」などの作者・岩明均が描いた「七夕の国」では、宇宙人からの血統で得た超能力を使っていくと徐々に肉体が能力元の宇宙人に近く変異していく。 主人公の南丸は殆ど変化しなかったが、作中では遥かに年長のベテラン能力者たちは目の形状をはっきりと描き分けられている。 彼らは変異が進むにつれ、やや宇宙人のグレイ的な横に大きな楕円に近い目となっていく(ただしグレイと違い大きな白目と小さめの瞳孔という風になる)。 他にも耳や額や手や口なども変異するが、作中では一番変異度が高いキャラクターである丸神頼之はラスト付近まで帽子とコートにマスクと手はポケットで人間社会に存在している。 このため目深にかぶっている帽子の陰から見える目が一番常時異質さを表しているとも言える(超能力を発揮する際には手を出すのでそちらも印象が強めだが)。 手袋については指が長大になる上に6本に増え対称型になるので、変異度が高いと手袋で誤魔化し切れない可能性が高いのだが サングラスを用いなかった理由は特に描写がない。 カミナみたいになるからだろうか……? 物理的要素 何らかの理由で物理的に変化した目を隠していないタイプのキャラクターはこちらに分類される。 攻殻機動隊でいうとバトーは両目とも白い円筒が小さく突き出たような形(サイトーは黒いアイパッチなので隻眼の項か)。 多眼の項目に記したブリアレオスなどの他にも、攻殻には顔面の機械化部分に明確な眼球がない(顔の横幅いっぱいの溝に赤く光ってるのがそうだろうか?)陸軍大佐がいたりする。 シロマサ世界は改造度が高い人が多いのでこういうキャラクターを探すとたくさんいる。 うしおととらの彼も、一つ目の項にあるアーバイン(漫画版)のように義眼を入れている。 しかしそれを特に隠してはいないので、片目だけ水晶の色が出て黒目と水色の目のオッドアイ状態になっている(アニメでは特に分かりやすい)。 ちなみにこの目は霊的な索敵具などとしても使えるれっきとした装備でもある。 キャラクターとしては竜だが、ギャラクシーアイズは目に銀河が入っている。 他の竜、青眼や紅眼らと違って純粋に色素などが由来ではない区別という意味でこのあたりに分類されると思われる。 どろろ(漫画)の百鬼丸は両目を含む多数の部位を妖怪にもっていかれており、取り返した眼球に義眼が押し出されるシーンまでの全ての目の描写は義眼ということになる。 特に2019版のアニメでは最初から終盤まで殆どレイプ目に近いハイライト無しで表現されている。 コブラの作者、寺沢武一の漫画「ゴクウ」の主人公である風林寺悟空は”神の左目”と呼ばれる超高性能な (あらゆるネットワークにアクセスできるコンピューターの小型端末であり、かつX線なども感知できる)義眼を移植されている。 しかし眼帯などはしておらず、作中でのパッと見も普通の目。 メカメカしく明らかにヒトじゃない片目が目立つ、なんて描写はない。 一時的な変化として 「緋の眼」は部族の性質・体質としての色素があり固着する要素もあるが、一時的にカラーリングなどが変化したりするタイプのキャラクターもいる。 ドラゴンボールにおける超サイヤ人状態(1~3)もそうであろう。 この状態では全身が金色のオーラに包まれ髪も逆立ち金髪碧眼になる。 「碧眼」なので噴出した気の色の反射(金色)ではないことが分かる。 また「超サイヤ人4」では黒髪黒目でオーラも赤くなるので、実のところ超サイヤ人形態全てにおける共通の色彩ではないようである。 ニンジャスレイヤー=サンも地の文で「片目が大きく見開かれセンコのように光る」とある。コワイ! イラストレイションやアニメイシヨンでも実際片目だけが明らかに大きくなっておりオバケめいてコワイ。 単純に見開かれているというよりは包帯を取った状態のむくろのようなアシンメトリーなビジュアルとなる。 が、これもナラクのニンジャソウルが暴走したりした時の一時的な変化であり、通常ネオサイタマの死神はもっと殺戮者めいた鋭い眼つきをしている。 忍者と極道の神賽惨蔵は四つ葉のクローバーを思わせる異形の瞳を持つが普段は常人と同じ瞳をしており、主にシリアスな局面でギョンという擬音と共に異形の瞳に変化する。 様々な姿に変身する特異体質を持つ彼だがどんな姿をしていようとも異形の瞳は受け継がれるため、彼を知る者は瞳を確認する事で惨蔵を特定している。 眼つき 釣り目・垂れ目などはキャラクターの性格を示す要素として振り分けられる面があり、それをクローズアップしたり逆手に取るパターンも見られる。 性格の善悪や凶悪さ 前述のニンジャスレイヤーは妻子を殺されたサラリマンの復讐者であるため、心底からニンジャへの殺意と怒りに満ちている。 そのため眼つきが実際コワイのも当然であり、誤解などの要素は一切ない。 しかしエンジェル伝説の北野くんやとらドラ!の竜児などは目つきが悪い、怖い人だと劇中で言われたり、不良などに絡まれたり普通の学生に恐れられる存在として黒目の面積が明確に小さく描かれている。 が、実際には違ったりする。 特に北野くんは「優しい人物なのに眼つきなどのせいで誤解されまくる」事で、喧嘩に巻き込まれては敵や舎弟が増える様がメインストーリーな「勘違いモノ」の主人公。 逆に三者三葉の葉山照は垂れ目に三つ編み眼鏡の優し気な委員長風の外見をしているが、中身は腹黒サタンというギャップがある。 しかし「一般認識を逆手に取っている」デザインであることは、すなわち「垂れ目キャラは優しい」といったイメージの実在を示しているとも言える。 似たようなキャラとしては漫画「カメレオン」の矢沢クンも(ブサイクの描写かもしれないが)釣り目のツッパリっぽい外見である。中身は……成長はするよ! 美人度とか人格面 学園一の美少女など美人設定のキャラと、それ以外のなキャラで目の大きさなどが違うケースもある。 ちはやふるの主人公でありヒロインの綾瀬千早と自分で地味と言うユーミン(山本由美)を比べると、後者はガンダムのブライト・ノアのように白目部分がなく肌色塗りになっているなどで差別化されている。 わたモテの黒木智子も、寝不足などのせいで眼が濁ったキャラとして描かれている。 「磨けば光るのに台無しにしている(残念化している)ブス」というキャラなので、美しさや健康さを示す意味でのハイライトを削られていると思われる。 銀魂の坂田銀時も「死んだ魚のような眼をしたキャラ」と作中で言われ、性格悪いとかいろいろ言われる。 糖尿病寸前の不摂生だったりパチンコはやっても従業員に金払わないとか普通に最低のクズ天パアル。クズっぽさを示すために目つき悪いアルよ! ……過去に「白夜叉」と呼ばれるほど宇宙からの侵略者と戦争で戦いまくった人であり、恩師が死刑にされるなど重い過去もある。 そういった事のせいでここ一番というとき以外がアレな感じになっているのも目つきが死んでる原因であろうか。 あなたの追記・修正を見ています。(watching you) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 釣り目・たれ目のことについてかと思ったが…。 -- 名無しさん (2016-06-29 16 11 38) てっきり目の色が変わるアレかと…。 -- 名無しさん (2016-06-29 16 20 48) 目つきみたいな顔の特徴の違いじゃなくて、本当に眼球自体に関係する属性ってことだろうか。 -- 名無しさん (2016-06-29 16 38 09) 目の中に美しい銀河が映し出されている世界一魅力的なタキ……ドラゴンがいるらしい -- 名無しさん (2016-06-29 17 14 27) ニャロメロンの漫画にたまに出てくるメカクレ娘はのっぺらぼうなので目それ自体が無いという設定(鼻とか口とかはある)。萌え寄りの造形のキャラで文字通り目が無いのは珍しい気がする -- 名無しさん (2016-06-29 17 56 43) 目つきとかかー。色々書くことありそうやなこれ。まあ萌え属性として独立項目にしてもいいんだろうけど -- 名無しさん (2016-06-29 19 53 47) ガンQを一つ目に分類しているが、よく見ろ。目は9つ(あるいはそれ以上)ある。 -- 名無しさん (2016-06-29 19 57 22) 難しい問題だな。属性的には一つ目属性の方が近いんだが、目の数自体は一つじゃないという -- 名無しさん (2016-06-29 20 01 04) キン肉マンの完璧・漆式ガンマンは基礎スペックが高いマッチョな単眼巨人で、なおかつ自慢の真眼は先読みに変身解除という便利な能力付きという超ハイスペック -- 名無しさん (2016-06-29 20 12 28) 目と目が合う瞬間好きだと~♪気付いた~♪ -- 名無しさん (2016-06-29 20 18 55) 目に星どころか宇宙になってるSDガンダム版カミーユとか -- 名無しさん (2016-06-29 20 30 42) 写輪眼輪廻眼白眼目からビームいっぱいあるな -- 名無しさん (2016-06-29 21 07 44) てっきり眼を舐めるとかそういう嗜好の話かと -- 名無しさん (2016-06-30 02 20 33) ↑あらあらきさんじゃないですか! -- 名無しさん (2016-06-30 02 40 34) ↑11やめろミザエル -- 名無しさん (2016-06-30 06 48 08) 前に本か何かで目が縦に2つ付いた二つ目小僧を見た -- 名無しさん (2016-06-30 07 35 12) ガンQ が一つ目に分類されないなら飛影も3つ目じゃないよな。 -- 名無しさん (2016-06-30 10 17 19) 中国の伝承だと貴人には一つの眼に複数の瞳(重瞳)を持つとかいうのもあるな -- 名無しさん (2016-06-30 13 37 50) ↑wikipediaに乗ってないのだと平将門もたしかそんな設定が -- 名無しさん (2016-06-30 15 14 27) 3×3EYESがないとな -- 名無しさん (2016-07-01 01 20 02) 金色のガッシュのザルチム好き -- 名無しさん (2016-07-01 17 02 10) 瞳孔は横に長いものもリアルで存在するよ(ヒツジとかヤギとか)。 -- 名無しさん (2016-07-05 19 56 34) これはeyeのある項目ですね -- 名無しさん (2016-11-16 05 05 11) 妖精眼ってレンタルマギカ以外にも型月や水上悟志作品にほとんど同じ能力で出てるけど元ネタあんのかな?ちなみにレンタルマギカよりも水上悟志の散人左道の方が早い -- 名無しさん (2018-07-11 00 00 43) 千手観音は掌に一つずつ目があるから別名千手千眼観世音菩薩 -- 名無しさん (2020-12-16 19 00 21) えらい読み応えのある項目だ -- 名無しさん (2023-08-20 11 01 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cgwj/pages/529.html
キエラヴィ国 Kelavvinnen Taviivves (キエラヴィ語)XXXX(ミミス島語)qirlabituq tilan (ヤジバール語)chafi'ofese'd ki'elavi(リパライン語)XXXX(ニクレース語)tilad kelaweak(ミミス伴島語) (国旗) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (no_image.png)(国章) 国の標語: 国歌: 公用語 キエラヴィ語ヤジバール語ミミス伴島語ニクレース語リパライン語 首都 クリーハット(kuriihatt) 最大の都市 イースハット(iishatt) 政府 国家元首の称号 首班(パッテア)(pattea) 国家元首の名前 面積 面積 --km2 総計 --km2 水面積率 --% 人口 総計 --人 人口密度 人/km2 建国 国教 -- 通貨 -- キエラヴィ 国家 国家 キエラヴィ国 歴史・政治 歴史 キエラヴィの歴史 政治 キエラヴィの政治キエラヴィの首長一覧瀛憶民主 軍事 軍事 キエラヴィの軍事 兵器 技術・産業 技術 キエラヴィの技術 産業 キエラヴィの企業 地理 領域 キエラヴィの領域 言語 言語 キエラヴィ語スィレフ語リパライン語キエラヴィ人の命名 文化・宗教 宗教 キエラヴィ人の宗教 文化 キエラヴィの食文化キエラヴィの服飾キエラヴィの建築 国民 人物 人物一覧 キエラヴィ人一覧 福祉 教育 キエラヴィ国(蹶:Kelavvinnen Taviivves、ミミス島語:****、矢:qirlabituq tilan、溽:****、伴島語:tilad kelaweak、理:chafiofese'd ki'elavi)、通称キエラヴィとは、クラナ大陸国家連合に属し、ユエスレオネ連邦の構成主体たる共和制国家である。 目次 概要 国の象徴国名 国旗 歴史 政治「キエラヴィ民族」 政治体制 立法代議員 行政 司法 概要 クラナ大陸東端部を領土とし、その東南部と西北部では気候が異なり、熱帯かつ乾燥する地域と湿潤する地域では大きく文化が異なる。 キエラヴィ国は、クラナ紛争におけるキエラヴィ内戦により成立した「キエラヴィ民族」の国家を自称しており、連邦加盟は国際的な種族との共和(慈と義の実現)を目指したものとしている。 倫理・勉学の面ではルアンシー文化の影響を強く受けており、その影響は社会全体に影響を及ぼしている。 特に近代国家形成に関しても、ルアンシーの形式を習っている面が強い。 国の象徴 国名 キエラヴィ語による正式名称は "Kelavvinnen Taviivves" である。リパライン語による通称は ki'elavi である。 国旗 キエラヴィ民族旗として示される、赤と淡い青の旗は内戦の際に流された尊い血と和道(トゥオンウェイム)を胸に進んできた民族の葛藤を表す。 民族旗は、統一までに起こったことを示すものだが、国旗はそれに国家元首の筆を持って描かれるものとなる。このため、キエラヴィ国の国旗は国家元首の変更の度に変更される。 歴史 政治 「キエラヴィ民族」 キエラヴィ国は、クラナ紛争におけるキエラヴィ内戦により成立した「キエラヴィ民族」の国家を自称しているが、この「キエラヴィ民族」とは、領域内に居住するケラヴィ(キエラヴィ)人、ルアンシー人、ヤジバール人、ミミス人、ミミサー人、ニクレースなどの多民族を包括して指す言葉であり、単一の民族を指す言葉ではない。 キエラヴィ民族を構成する諸民族 民族名 自称 言語 種族 系譜 ケラヴィ人 kelavi キエラヴィ語 人間(koncilcier) クラナ系リパラオネ人 ミミス人 mimis ミミス語、キエラヴィ語 ルアンシー人 huatluang ルアンシー語 ユミサ系リパラオネ人 ヤジバール人 jadzbarl ヤジバール語 フレリオン ミミサー人 ceárclor ミミス伴島語 ニクレース XXXX ニクレース語 人型ラーデミン 政治体制 キエラヴィの国家体制は、首班(パッテア)を国家元首とする議院内閣制であり、三権分立が実施されている。立法府は共和国立法処が、行政府は行政長処が、司法府が裁判所が担っている。 立法 立法府たる共和国議会は一院制が採用されており、定数が515の代議院が設置されている。 代議員 代議院は、共和国の立法機関の主要なものであり、全国民を代表する。法案や予算案を提出・可決したり、内閣不信任案を提出したりするなどの基本的なことは代議院でのみ行える。 代議士の任期は5年であり、2.5年毎に半数が改選される。完全な公選で選ばれ、解散はない。連邦に倣い、代議院はヘア=ニーマイヤー式単純比例代表制直接選挙によって選出される。 2035年現在、存在する政党は以下の通り: 名前(日本語) 名前(理語) 主義・主張 備考 キエラヴィ社会民主党 lertasal yst lkurfalera'dy ditierrgeranaschj fon ki'elaviLLDK イェスカ主義、瀛憶民主 糺遵主義民族地平統一党の後継政党。中道左派。現在の最大与党。国際政党組織「国際蒼色機関」に属する。本土社会党系。 相互発展するクラナ・キエラヴィ lex miscarvatin klana fon ki'elaviMKK クラナ連帯 国際政党組織「相互発展するクラナ」に属する。最大与党と連立政権を成す。 国民共和堅持党 lertasal phitali'energenj iccoersse'd chafi'ofesLPIC 民会主義、市民革命主義、ナショナリズム 現在の最大野党。国際政党組織「国際民会同盟」に属する。 西キエラヴィ民族党 hartlirfa'd lertasal fon nisnenasch ki'elaviHLNK 西キエラヴィ民族主義 中道右派。西キエラヴィ人の権利保障を主張する。親ルアンシー。 東キエラヴィ民族党 hartlirfa'd lertasal fon pi'enenasch ki'elaviHLNK 東キエラヴィ民族主義 中道右派。東キエラヴィ人の権利保障を主張する。親スローヴェ。 民族保守運動「レンヴァ」 sesnudovust hartlirfa lenvaSHL リパラオネ民族主義、純化主義、外国人嫌悪、反クラナ団結 特にリパラオネ系民族の団結を求める過激な主張で有名。一部低所得者層では支持を集めている。連邦本土で禁止された民族保守運動(CEIF)との関連が論じられている。 行政 司法
https://w.atwiki.jp/eurasiacountry/pages/131.html
フィリピン内戦(1986-199X) フィリピン内戦(1986-199X)とは、1986年からフィリピンで進行中の内戦。明確な停戦交渉は行われていないが、199X年で一時的に小康状態に陥ったことから、199X年年末に発表されたバンサモロ議会での「対反イスラーム防衛“努力”宣言」、および同時期に実行されたフィリピン共産党内の新人民軍クーデター(任意の名前の事件)とそれに続く党内粛清を基準として下記と区別される。 199X年初頭から激化したフィリピン内戦はフィリピン内戦(199X)を参照。 フィリピン内戦(1986-199X) 時 1986年2月22日~199X年X月X日 場所 フィリピン 結果 ルソン島、ビサヤ諸島を領土とするフィリピン人民共和国の建国 ミンダナオ島、スールー諸島、パワラン島を領土とするバンサモロ・スールースルタン王国の事実上の独立 衝突した勢力 マルコス政権派 民主派(コラソン・アキノ派) フィリピン共産党 モロ民族解放戦線 スールー王国軍 フィリピン国家警察 マニラ司教座 ソビエト連邦(支援) モロ・イスラム解放戦線 ムスリム同胞団(支援) フィリピン陸軍(体制派) 軍隊改革運動(ARM) バンサモロ議会 指揮官 フェルディナンド・マルコス♰ コラソン・アキノ(亡命) ホセ・マリア・シソン ヌル・ミスアリ ジャマルル・キラム3世 ファビアン・ベールNISA長官(亡命) フアン・ポンセ・エンリレ国防相♰ “将軍” サラマト・ハシム アグビムディン・キラム アントニオ・ソテロ空軍大佐♰ フィデル・ラモス参謀総長(亡命) アブドラガク・ジャンジャラーニ “ファッターフ・アル=イスラーム” アルテミオ・タディア陸軍准将♰ ハイメ・シン枢機卿♰ パロウク・フシン シャフィーク・アル=カジー 被害者数 不明 不明 [任意の数] [任意の数] [任意の数] 概要 フェルディナンド・マルコス大統領勢力とコラソン・アキノを大統領とする民主派勢力、そしてフィリピン共産党ならびにモロ民族解放戦線およびスールー王国軍、上記5勢力によるフィリピン国内での内戦である。199X年X月時点の報道によると、直接的な戦闘行為だけで約[任意の数]万人が死傷、ならびにフィリピン共産党政権およびモロ民族解放戦線-モロ・イスラム解放戦線間の抗争など政治的混乱によって約[任意の数]万人が別途死傷。[任意の数]万人以上が国内難民となっている。 また戦闘以外に政治システム全般の破綻や水道、衛生・医療システムの破壊により、マラリア・コレラなど感染症の蔓延も被害を広げている。反共主義を掲げてきたフェルディナンド・マルコス大統領側を最初期にはアメリカ合衆国、政権中期から末期にかけては日本連邦が、共産主義を掲げるフィリピン共産党をソ連が、モロ民族解放戦線などイスラーム過激派勢力をムスリム同胞団がそれぞれ支援する思想的な代理戦争という側面もある。犠牲者は199X年までのn+4年間で[任意の数]万人にまで増え、199X年に北ドイツ連邦と東ドイツ系メディアが相次いでフィリピン内戦における熾烈な戦闘と続く原理主義勢力同士の思想弾圧など相次ぐ人道危機に対する懸念を表明。次いで199X年西太平洋条約機構は「極東アジア地域における重大な人道危機である」として双方に即時の停戦を呼び掛けた。 199X年X月時点ではフィリピン共産党の武装組織である新人民軍の長官“将軍”率いる「フィリピン人民共和国」(以下北フィリピン)がルソン島の首都マニラおよびパラワン島を除くビサヤ諸島以北を、モロ民族解放戦線などイスラム教徒ミンダナオ自治地域議会とスールー王国復古派が綿密な協力関係を構築した後の諸イスラム過激派勢力によって構成される「バンサモロ・スールースルタン王国独立運動全モロ民族統一暫定自治政府」(以下南フィリピン)はパラワン島とスールー諸島およびミンダナオ島のダバオなど南部地域を実効支配している。北フィリピンはソ連や日本の支援を受けたマルコス政権や民主派勢力の武装を拿捕し運用。レイテ島からミンダナオ島に対する砲撃を実行している。対する南フィリピンはムスリム同胞団からの資金援助を受けて購入したロケット砲や民主派勢力側のフィリピン空軍から拿捕したF-4B戦闘機などを運用するなどで対抗しつつある。 背景 マルコス政権 1965年に就任したフェルディナンド・マルコス大統領は、 エドゥサ革命 詳細は「エドゥサ革命」を参照 1980年代のフィリピンでは、1983年のベニグノ・アキノ暗殺に伴う政治的不信からマルコス政権の打倒を望む声が高まっていた。マルコスはこれに対して1985年、ベニグノ・アキノ暗殺事件の容疑者として起訴された国軍参謀総長ファビアン・ベール大将に対する無罪判決を打ち出す。マニラ市民は裁判の公平性を疑い、マルコス政権の下で行われていた汚職や腐敗した政治に対する批判が相次いだ。 ただしファビアン・ベールに対しては参謀総長の任務を解かれ、フィリピンにおける諜報機関であるNSIAの長官としてのポストを割り当てられた。続く国軍参謀総長にはフィデル・ラモスが就任した。 1986年初頭、マルコスは国内外からの追及と不満を解消するために人気がいまだ残っているにもかかわらず大統領選挙を行うことを発表する。ベニグノ・アキノの妻であり自身も政治家であるコラソン・アキノは自身もマルコス現職大統領に対する対抗馬として立候補。フィリピン全土を回って反マルコス運動とマルコス長期政権の打倒を市民たちに呼びかけ、大きな支持を得た。 1986年2月7日、フィリピン大統領選挙が開催される。開票の結果、民間の選挙監視団体である「自由選挙のための全国運動」や公式な投票立会人らが「最終的な得票数ではコラソン・アキノが約80万票差で勝利した」と示したものの、マルコスの影響下にあった政府系の中央選挙管理委員会の公式記録においては「マルコスが160万票の差で勝利した」と記載され、マルコス政権側からもマルコス勝利として報道された。 マルコスによるあからさまな開票操作は、コラソン・アキノら民主派勢力の代表となる野党連合のみならず、フィリピンに大きな影響力を持つカトリック教会や日本連邦政府からも非難を浴びる事となった。カトリック教会、マニラ司教座のハイメ・シン枢機卿からの支持を得たコラソン・アキノと支持者たちは「大統領選挙においては明らかな不正選挙が行われた」として、この選挙結果を受け入れず抗議を行った。多くの国民が貧富の差を超えて同調。フィリピン国内各地では反マルコスデモが沸き起こり、マニラでは100万人がエドゥサ大通りを埋めた。 これに賛同するフィリピン国軍内部の改革派将校団、「軍隊改革運動」はマラカニアン宮殿に対する軍事クーデターを画策するも、マルコス政権側の諜報機関によってこの企みを看破された。特に計画者のうちサウリト・アロミン少佐とエドガルド・ドロマル少佐の2名には逮捕状が出され、国内指名手配がなされることとなる。 対して2月22日には、軍隊改革運動と共に選挙結果に反対するフアン・ポンセ・エンリレ国防相やフィデル・ラモス参謀総長らが決起し国防省のあるキャンプ・アギナルドに篭城するなど、マルコス体制を支えてきた軍の高官たちが離反。フィリピン国内は内戦の様相を呈してくる。 これに対してマルコス政権は他国へ亡命することもなく日本連邦からの後ろ盾を頼みとして政権の維持をもくろみ、ファビアン・ベールら諜報組織NSIAと国軍派将校によるデモ隊や軍内反乱勢力の打破を目的とした発砲の許可を出す。 内戦へ 1986年2月22日 - エドゥサ革命。マルコス政権派将校がデモ隊に発砲。フィリピン内戦開始 1986年2月24日 - マニラ司教座、ハイメ・シン枢機卿とリカルド・ヴィダル枢機卿ら「フィリピンカトリック司教会議」がマルコス政権派によるデモ隊への発砲を正式に非難。 1986年2月25日 - フィデル・ラモスら民主派将校団がケソンシティを拠点にコラソン・アキノ大統領の支持を表明。国軍同士の交戦が開始 198[任意]年[任意]月[任意]日 - フィリピン共産党が武装蜂起。ネグロス島などビサヤ諸島を中心として対マルコス政権派闘争を開始 198[任意]年[任意]月[任意]日 - モロ民族解放戦線が武装蜂起。先に武力闘争を行っていたモロ・イスラム解放戦線ならびにアブ・サヤフに続いた形である。 1989年8月1日 - モロ民族解放戦線がコタバトを中心に住民投票を開始(範囲は西ミサミス州、バシラン州、コタバト州、ダバオ・デル・スル州、ラナオ・デル・ノルテ州、ラナオ・デル・スル州、マギンダナオ州、パラワン州、南コタバト州、スルタン・クダラット州、スールー州、タウィタウィ州、サンボアンガ・デル・ノルテ州、サンボアンガ・デル・スル州の14州、コタバト、ダピタン、ディポログ、ゼネラル・サントス、イリガン、マラウィ、パガディアン、プエルト・プリンセサ、サンボアンガの9市) 1989年8月7日 - 上記14州9市で「イスラム教徒ミンダナオ自治地域」が発足。 1989年9月28日 - マラカニアン宮殿陥落。フェルディナンド・マルコスおよびイメルダ・マルコス銃殺 ミンダナオ島の西半分を実効支配したモロ民族解放戦線らイスラーム過激派勢力はマルコス政権とのトリポリ合意を曲解した形で従い、モロ民族の自治独立に関する住民投票を開始。不思議と圧倒的に高い投票率で受けた賛成によって可決され、独立が実行されることとなった。 同時期、マニラ司教座などキリスト教原理主義民兵の支援を受けた民主派勢力がマニラへ侵攻。マラカニアン宮殿を陥落させフェルディナンド・マルコスらを殺害する。 天変地異 1990年7月16日 - 当時共産党軍と民主派勢力が対峙していたバギオ市でマグニチュード7.8の大地震が発生。周辺各地で数千人規模の死傷者を出す。 1991年6月7日-6月15日 - ピナツボ火山が大噴火。民主派勢力が占領しており航空機運用の一大拠点であったクラークフィールド空軍基地ならびにスービック軍港に甚大な被害が及び、民主派勢力側の運用可能兵力が一気に下落。また各地での税収において危機に陥る マルコス政権派残党の掃討もまだ終えていない1990年夏、民主派勢力と新人民軍はバギオなどルソン島北部の山岳地帯をめぐってゲリラ戦を行っていた。ちょうどこの時バギオ大地震が発生し、建物の倒壊や土砂崩れなどで数千万人規模の死傷者が双方に発生する。 また翌年1991年からはピナツボ火山の噴火が始まり、噴出された火山灰や軽石など降下物で1000名以上の死傷者が出ている。このピナツボ火山の噴火による農作物や建物への影響は計り知れず、その後の食料・経済危機によっても共産党に加入する農民や失業者の数が増したともいわれる。 マニラ占領 199X年[任意]月[任意]日 - フィリピン共産党の大攻勢。民主派勢力は本拠地であったケソンシティを失陥しレガスピ方面に退却 199X年[任意]月[任意]日 - マニラ司教座およびキリスト教原理主義民兵との戦闘(マニラの戦い(199X))。フィリピン共産党がマニラを占領 199X年[任意]月[任意]日 - マラカニアン宮殿でフィリピン人民共和国の建国を宣言。 199X年[任意]月[任意]日 - レガスピ陥落。コラソン・アキノら民主派首脳部がアメリカ合衆国へ亡命する 分派「スールー王国」 198X年、スールー諸島・パラワン島並びにサンボアンガ半島を領土としてスールー王国の復古をもくろむ武装組織が勢力を伸張。イスラム教徒ミンダナオ自治地域においてスールー王国の独立を求める運動が勃発する。もとより仲の悪かったヌル・ミスアリらモロ民族解放戦線とサラマト・ハシムらモロ・イスラム解放戦線との武力衝突に乗じてサンボアンガ半島での実効支配を広げていったスールー王国軍は、同じく民主派・共産勢力との最前線であったパラワン島の航空基地を奪取しスールー王国陸軍としての地位を見せつける。 ヌル・ミスアリらモロ民族解放戦線はスールー王国軍との対共産連帯を模索。スールー王国スルターン、ジャマルル・キラム3世はイスラム教徒ミンダナオ自治地域議会との事実上の立憲君主制ともいえる構造を提案し、イスラム教徒ミンダナオ自治地域議会とこれに参加する武装勢力はスールー王国との強固な連携達成に同意した。 以後、イスラム教徒ミンダナオ自治地域議会はスールー王国の実効支配地域を含めて全モロ民族統一暫定自治政府と呼称されるようになる。 残敵掃討 199X年より、南北フィリピンは相互に自国領域内の反対勢力の粛正に取り掛かる。南フィリピン側のモロ民族解放戦線はモロ・イスラム解放戦線に対する攻撃でこれを下し、アブ・サヤフなど各種イスラム系武装勢力と共にモロ民族独立の保持による全モロ民族統一暫定自治政府内での政党化路線に向かうこととなった。同時にシャリーアに基づいた敵対勢力の構成員の処刑も頻発するようになっていく。 対して北フィリピンではすでに形骸化していたフィリピン共産党組織に対し、新人民軍を率いていた“将軍”が軍事クーデターを実行。旧来の党幹部の粛正をはじめとする反動勢力の銃殺を行いつつ、先軍主義的な共産運動の開始を宣言する。 結果 199X年、ミンダナオ島内におけるマルコス政権派拠点を完全に失陥させて[任意の年]から継続されてきた北ボルネオ紛争をイスラーム勢力側の勝利で収めた南フィリピンは今後の戦争計画を対北部戦線に注力することを決定。北フィリピンなどの反イスラーム勢力を念頭に置いた対反イスラーム勢力防衛“努力”宣言を発表し、暗にジハードであると仄めかしつつ北フィリピンに対する敵対的関係を露わにした。 それと同時期、同じくルソン島におけるマルコス政権派・民主派勢力を放逐して権力地盤を整えた北フィリピンでは、当時形骸化しつつあったフィリピン共産党に対し武装組織である新人民軍が党内クーデターを敢行。新人民軍の“将軍”が政権を握り、旧来の党幹部を粛正していった。これによって新規に制定された「全人民国内政治大綱」においてはマルコス政権とモロ民族解放戦線との間におけるトリポリ合意を破棄し、ミンダナオ島におけるムスリム自治を認めることなく唯物論に則った武力排除を行うという過激な宣言が盛り込まれ、南フィリピンと北フィリピン間の間の緊張は極めて深刻な問題となりつつも相互の小康状態が継続されている。
https://w.atwiki.jp/kihonsho2/pages/17.html
【基本書】〔メジャー〕 〔その他〕 【入門書・概説書】 【基本書】 〔メジャー〕 佐久間毅『民法の基礎1 総則』有斐閣(2020年4月・第5版)……民法総則の基本書の決定版。司法試験受験生におけるシェアは圧倒的。ケース・メソッドを用いて複雑な総則の理論を初学者が正確に理解できるよう、懇切丁寧な説明がされている。それだけにとどまらず、高度な議論も「補論」として取り扱っており、メリハリが効いている。「基礎」という名がついているが、初学者が通読するには情報量が多すぎる。第5版は2020年4月の民法(債権法)改正の施行にともない、施行後の解説を基本とした全面改訂版。「受験新報」2019年12月号特集「合格者が使った基本書」総則1位。全6章。A5判、488頁。 〔その他〕 四宮和夫・能見善久『民法総則(法律学講座双書)』弘文堂(2018年4月・第9版)……原著者の四宮は我妻門下。オーソドックスな作りの基本書。かなり詳細な議論にわたる箇所もある。外国法との比較など「必須の知識というわけではないが,それを知ることで民法の学習に対する興味が増すような情報」が積極的に盛り込まれている。四宮の死後は弟子の能見によって改訂が重ねられているが、元の記述にも大きく手を加えたため、四宮単独執筆だった頃とは殆ど別物となっており、分かりやすくなったとも、格調が下がったとも言われ、賛否が分かれている。第9版において、平成29年の民法改正に対応した。新旧対照表などを用い、現行法と改正民法の関係が把握できるように工夫されている。なお、第9版の第1刷に係る訂正表あり。全2編、全7章。A5判、522頁。 ☆潮見佳男・滝沢昌彦・沖野眞已『民法1 総則(有斐閣アルマSpecialized)』有斐閣(2024年3月)……沖野執筆の法律行為は秀逸(やや情報を盛り込みすぎのきらいがある)。全4Part、全13章。四六判、440頁。 山田卓生・河内宏・安永正昭・松久三四彦『民法I 総則(有斐閣Sシリーズ)』有斐閣(2018年1月・第4版)……山田は2013年に死去。第4版において、平成29年の民法改正に対応。本書の叙述は改正法の内容に全面的に依拠して、それをあたかも現行法のようにみなしてなされている(はしがき)。なお、第4版の第1刷に係る補遺あり。序章+全7章。四六判、340頁。 近江幸治『民法講義I 民法総則』成文堂(2018年4月・第7版)……内田以前の定番書。訂正・正誤表。A5版、428頁。 佐久間毅・石田剛・山下純司・原田昌和『民法I 総則(LEGAL QUEST)』有斐閣(2020年3月・第2版補訂版)……第2版補訂版において、成年年齢改正など最新の動きに対応。全12章。A5判、366頁。 小野秀誠・良永和隆・山田創一・中川敏宏・中村肇『新ハイブリッド民法1 民法総則』法律文化社(☆2023年10月・第2版)……『ハイブリッド民法』の2017年民法(債権法)改正対応版。ロー未修コースの教科書として指定されることも多い一冊。序(民法を学ぶにあたって ■民法の体系の概観)+全10章。A5判、362頁。 奥田昌道・安永正昭編『法学講義民法 総則』勁草書房(2018年5月・第3版)……悠々社から出版されていたものの改訂新版。平成29年改正民法(債権法)に対応。全10章。A5判、368頁。 平野裕之『民法総則』日本評論社(2017年9月)……同著者の『民法総則(民法講義シリーズ1)』日本評論社(2011年12月・第3版)を圧縮して改訂したもの。平成29年改正に対応。電子書籍版あり。全9章。A5判、512頁。 平野裕之『コア・テキスト民法I 民法総則』新世社(2017年9月)……A5判、384頁。 山野目章夫『民法概論1 民法総則』有斐閣(2022年3月・第2版)……民法財産編全体を概説するシリーズの第一巻。債権法改正に対応(平成29年民法改正後の条文に基づいた講述となっている)。本文で基本的事項(文献引用なし)、囲みのコラムで発展的事項(文献引用あり)を扱う。ウィットに富んだ山野目節ともいうべき独特の文体は好き嫌いが分かれるかもしれない。第2版において、初版刊行後の法改正(成年年齢、相続関係、特別養子縁組、共有や相隣関係)に対応。条文索引あり。全4巻(物権法、債権総論、債権各論)完結。電子書籍版あり。全12章。A5判、396頁。 中舎寛樹『民法総則(法セミLAW CLASSシリーズ)』日本評論社(2018年6月・第2版)……条文からスタート。丁寧な解釈。民法総則を(1)条文、(2)解釈、(3)発展問題に整理して解説。第2版は、同著者の『債権法』に続き、改正民法に対応。電子書籍版あり。全21章。A5判、536頁。 藤村和夫『新民法基本講義 民法総則』信山社(2018年3月)……全7章。A5変型判、392頁。 石口修『民法総則(民法要論I)』成文堂(2019年4月)……序章+全10章。A5判、502頁。 (平成29年債権法改正未対応) 山本敬三『民法講義I 総則』有斐閣(2011年6月・第3版)……総則の基本書にしてはかなりの厚さだが、図を多用しているため、実際の本文の量は他の本よりやや多い程度。司法試験受験生向けに特化した基本書であり、学説の対立点(論点)の説明が非常に詳しい上、要件事実にも配慮されている。レジュメ調で2色刷のため、読み手にも優しい。錯誤論の整理は特に評価が高いと言われる。電子書籍版あり。全25章。A5判、684頁。 河上正二『民法総則講義(法セミ LAW CLASSシリーズ)』日本評論社(2007年11月)……法セミ連載の単行本化。ローマ法の歴史を踏まえて民法総則を解説する。判例よりも性質論に厚く、示唆に富む。専門分野である消費者契約、約款論の記述に特徴がある。山本に次ぐ厚さだが、山本がレジュメ調に整理しているのに対して、こちらは比較法的な法制史、立法段階での見解など歴史的な学説展開を重視し、説明が重厚。全11章。A5判、664頁。 石田穣『民法総則(民法大系(1))』信山社(2014年11月)……旧著『民法総則』(悠々社刊)をベースにその後の立法、学説、判例を反映させたのにとどまらず、民法総則上のほぼ全ての問題につき、比較法的考察(フランス法、ドイツ法、スイス法)を行っている(はしがき)。帯に付せられた「歴史に残る重み」というキャッチフレーズは伊達ではない。文献を網羅しており、調査用に至便。全11章。A5変型判、1216頁。 潮見佳男『民法総則講義』有斐閣(2005年4月)……実際の事案を簡略化したCase、制度・概念を理解するのに適した設例としてのCaseを多用した講義用テキスト。平成16年現代用語化法案に対応。全9編。B5判、508頁。 野村豊弘『民法I 序論・民法総則』有斐閣(2013年3月・第3版)……東大系。シンプル。物足りない感はあるかも。キーワードのまとめがあり、確認に便利。全12章。A5判、292頁。 須永醇『新訂 民法総則要論』勁草書房(2005年12月・第2版)……第2版において、民法の現代語化に対応。序章+全6章。A5判、352頁。 副田隆重・中舎寛樹・山﨑敏彦『新・民法学1 総則』成文堂(2010年3月・第3版補訂)……全7章。A5判、293頁。 藤岡康宏『民法講義I 民法総論』信山社(2015年1月)……全2部、全12章。A5変型判、416頁。 新井誠・岸本雄次郎『民法総則』日本評論社(2015年3月)……全10章。A5判、592頁。 (古典) 四宮和夫『民法総則(法律学講座双書)』弘文堂(1986年9月・第4版〔2014年12月・OD版〕)……通称『四宮旧版』。能見が改訂する直近の版。名著の誉れが高く、現在でも多くの教科書・体系書で引用されている。債権法で平井が我妻説にアンチテーゼを提起したのに対し、四宮はこの本で我妻説を批判し有力説を築いた。薄いが内容は圧倒的な濃さ。なお、能見が法人法の改正について補訂した第4版補正版については弘文堂でオンデマンド版として現在も入手可能である。オンデマンド版(第4版補正版3刷:1996年4月30日)。A5判、372頁。 於保不二雄『民法総則講義』有信堂(1951年7月、復刻版:1996年11月・新青出版)……A5判、316頁。 川島武宜『民法総則(有斐閣法律学全集)』有斐閣(1965年10月〔2006年4月・OD版〕)……A5判、582頁。同著者による『民法I 総則・物権』有斐閣(1960年6月、OD版:2003年6月、A5判、266頁。)もある。 幾代通『民法総則(現代法律学全集)』青林書院(1984年1月、第2版)……いわゆる「東北大民法三羽烏」の一人。A5判、640頁。 米倉明『民法講義総則(1) 私権・自然人・物』有斐閣(1984年5月、オンデマンド版:2012年12月)……法教連載の単行本化。未完。B5判、396頁。 石田喜久夫『口述 民法総則(口述法律学シリーズ)』成文堂(1998年・第2版)……著者の神戸大学における民法総則の講義を活字によって再現したもの。A5判、424頁。 辻正美『民法総則(法学叢書3)』成文堂(1999年4月)……遺作。著者は執筆半ばにおいて死去したので、その遺志に基づいて京大学派が補訂して完成させたもの。本質論重視、判例や既存の学説を踏まえつつも鋭い問題指摘。A5判、450頁。 【入門書・概説書】 池田真朗『スタートライン民法総論』日本評論社(☆2024年1月・第4版)……読みやすい記述。基本的には総則の入門書だが、最初に物権や債権等についても概観している。最良の入門書の一つ。第3版は、2020年4月1日施行の新民法に完全対応。電子書籍版あり。全14課。A5判、298頁。 角紀代恵『コンパクト民法I 民法総則・物権法総論(コンパクト 法学ライブラリ 3)』新世社(2018年9月・第2版)……総則・物権法総論のみ。初学者向けを謳ったコンパクトな民法の教科書は多数あるが、その中には(司法試験受験生や実務家向けの)分厚い体系書の内容を単純に要約して字数を減らしただけで、「上級者にとっては当たり前のことであり蛇足だが,初学者にとっては必要な説明」をしっかり書くという配慮が不足しているものも少なくない。しかし本書は、初学者にとっての優先順位を熟慮して内容を大胆に取捨選択し,初学者がまず知るべき事柄に絞ったうえで平易かつ丁寧に説明する、という方針を貫いた良書である。全11章。2色刷。四六判、288頁。 山本敬三監修、香川崇・竹中悟人・山城一真『民法1 総則(有斐閣ストゥディア)』有斐閣(2021年3月)……A5判、320頁。 原田昌和・寺川永・吉永一行『民法総則(日評ベーシック・シリーズ)』日本評論社(2022年2月・第2版)……民法(債権法)改正に対応。第2版において、相続分野や所有者不明土地に関わる民法改正に対応。全9章。A5判、240頁。 ☆大島眞一『民法総則の基礎がため』新日本法規(2022年6月)……A5判、162頁。 山野目章夫『民法 総則・物権(有斐閣アルマBasic)』有斐閣(2022年2月・第8版)……第7版において、成人年齢、相続法改正など、近時の法改正に対応するとともに、全体をブラッシュアップ。電子書籍版あり。全2PART、全7章。四六判、282頁。 小賀野晶一『基本講義 民法総則・民法概論』成文堂(2021年1月・第2版)……民法総則における人、物、権利の規律を基礎にし、民法概論(財産法)として、人と人との関係(民法総則、債権法)、人と物との関係(民法総則、物権法)について概観する著作。A5判、336頁。 永田眞三郎・松本恒雄・松岡久和・横山美夏『民法入門・総則——エッセンシャル民法1(有斐閣ブックス)』有斐閣(☆2023年3月・第5版補訂版)……第5版補訂版は、成人年齢引下げ等に対応。全12章。A5判、254頁。 滝沢昌彦『民法がわかる民法総則』弘文堂(☆2023年3月・第5版)……第4版は、2017(平成29)年に成立した民法改正に完全対応。序+全9章。A5判、248頁。 安藤清美『入門民法総則』法学書院(2018年12月・第2版)……全10章。A5判、120頁。 遠藤研一郎『基本テキスト民法総則』中央経済社(2020年6月・第2版)……第2版において、令和2(2020)年4月施行の改正民法に完全準拠。全11章。A5判、324頁。 尾島茂樹『民法総則(ベーシック+)』中央経済社(2018年4月)……全15章。A5判、268頁。 中田邦博・後藤元伸・鹿野菜穂子『新プリメール民法1 民法入門・総則(αブックス)』法律文化社(2020年3月・第2版)……はじめて民法を学ぶ人のために、読みやすさ・わかりやすさを追求したシリーズ第1巻。初版(2018年5月)において、2017年の民法改正対応。第2版は、成年年齢の引下げ、消費者契約法の改正(2018年)を踏まえて改訂。第1章に「民法入門」がおかれている。全10章。A5判、354頁。 田井義信監修、大中有信編『ユーリカ民法1 民法入門・総則』法律文化社(2019年7月)……「ユーリカ」(わかったぞ!)という企画趣旨のもと、複雑な民法体系がどのような仕組みでどのような役割を果たしているのかを具体的に解説したシリーズ第1巻。全27章。A5判、334頁。 後藤巻則・滝沢昌彦・片山直也編『【プロセス講義】 民法I 総則(プロセス講義シリーズ)』信山社(2020年3月)……プロセス講義民法シリーズでは、基本コンセプトとして、①趣旨説明、②基本説明、③展開説明という叙述の3段階化が図られている。意思無能力制度、時効制度をはじめとする平成29年民法(債権法)改正に対応。全16章。A5変型判、340頁。 (平成29年債権法改正未対応) 我妻榮著、幾代通・川井健補訂『民法案内2 民法総則』勁草書房(2009年3月・第2版)……四六判、416頁。 川井健『設例民法学1 民法総則』勁草書房(2012年11月)……A5判、168頁。 河上正二『民法学入門 民法総則講義・序論』日本評論社(2014年4月・第2版補訂版)……全10章+補講。A5判、392頁。 半田正夫『やさしい民法総則』法学書院(2010年9月・第5版)……全11章。A5判、260頁。 椿寿夫『民法総則(有斐閣双書)プリマ・シリーズ』有斐閣(2007年4月・第2版)……全11章。四六判、370頁。 遠藤浩・良永和隆『入門 民法総則』日本評論社(2005年3月・第2版)……2005年4月施行の現代語化等に関わる民法改正に対応。それ以降の法改正には対応していないので、注意が必要である。序章(民法とは)+全10章。四六判、320頁。 橋本恭宏ほか『導入対話による民法講義(総則)(導入対話シリーズ)』不磨書房(2007年3月・第4版)……全24章。A5変型判、352頁。 後藤巻則・山野目章夫『民法総則(新・論点講義シリーズ 4)』弘文堂(2008年4月)……全31講。B5判、232頁。 鳥谷部茂・田村耕一編著『2STEP民法1 総則(ツーステップ民法シリーズ)』信山社(2015年7月)……A5変型判、208頁。 → このページのトップ:民法(総則)に戻る。 → リンク:民法(全般)、民法(物権)、民法(債権総論)、民法(債権各論) 、民法(家族)
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/7351.html
国家社会主義 / 日本の政党 / 政治団体 / 日本のネオナチ / サラのチャンネル ● 国家社会主義日本労働者党〔Wikipedia〕 この団体は、1952年(昭和27年)1月に「国家社会主義民主青年同盟」が発足し、同年2月に「国家社会主義労働者党」に改称後に活動停止となったが、1982年(昭和57年)に「国家社会主義日本労働者党」が発足した、と主張している[1]。戦前の高畠素之や石川準十郎を「精神的・理論的指導者」と主張し、また福田素顕や西光万吉や赤松克麿らの「正統的な継承者」とも主張している。同団体の主宰者である山田一成は、ヒトラーの思想に共鳴したという会社経営者だということで、主な主張としてネオナチ主義を掲げ、GHQなどによって(再)構築された現代日本の戦後体制の脱却、反シオニズムを掲げ、アメリカやイスラエルへの反目も表明している。またニューカマーなどに代表される外国人労働者の排斥を訴えている。1980年代初頭より海外のネオナチ団体と親交を深め、特に米国のNSDAP-AO,ロシアのパミヤーチ(Pamyat)との関係が深い。1990年代にインターネット上に団体のウェブサイトを設立して団体の主義・主張を掲載した。当ウェブサイトでは、朝日新聞で同団体のパンフレットや主張が取り上げられたとしており、構成員は20名程度だが「日本国内の外国人労働者にとっては脅威となっている」と主張している。また、ナチス・ドイツによるユダヤ人へのホロコースト(絶滅計画)は無かったと主張している。1991年(平成3年)4月20日に、同団体他計4団体を統合して極右団体の国家社会主義者同盟が結成された。後に関係を解消。1999年(平成11年)5月に米国のWAR(White Aryan Resistance)のトム・メッツガー(Tom Metzger)を日本に呼んで講演会を開く。自治省(当時)の政治団体名簿では1988年(昭和63年)設立として1995年(平成7年)版まで掲載されていること、また当団体の代表者である山田一成が、書籍「誰も知らない日本共産党のホンネ」の出版社である雷韻出版の社長と同一人物である事が判明した、としんぶん赤旗が報じた。2000年(平成12年)9月に「在日朝鮮人の殲滅」(2000年9月付け声明)などの主張を行った。 ● 国家社会主義日本労働者党 ウェブサイト (※ サイトを開くといきなりの音楽あり) ● 国家社会主義日本労働者党 ブログ ■ 三国軍事同盟の歴史的事実 「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』(2014.9.13)」より / しばき隊が私の写真と今は時の人となった山田一成氏の写真を並べてツイッターで上げていた。私の写真は今から30年前のものである。 ......................................................................................... [CRAC DIGGING] ★和文追加:稲田朋美と日本のネオナチ運動の深いつながり http //cracjpn.tumblr.com/post/97290310184/ … 《反レイシスト陣営は彼女が日本のネオナチ運動と長きにわたって深い関係をもってきたことをよく知っている》 pic.twitter.com/NbE0l7LBiq ......................................................................................... / (※ 写真はブログで) 左上の写真が故篠原節会長(平成25年10月14日逝去)です。私は当時は30歳代の前半だったと記憶しています。 今回篠原会長が亡くなられたのでヒトラー・ナチス思想の継承者はいなくなってしまいます。私もそう若くはないので、今後この遺志を受け継ぎこの活動を続ける人を育成する為に「ヒトラー・ナチス研究会」を興しました。 以上 この写真は私自らがネットにUPしたもので、恩師の遺品の中にあって懐かしかったことと、若い頃にこのような活動を行っていたことを誇りに感じていたので紹介させて頂いた。この事に関して本日は少し書いて見ることにします。 現在「ヒトラー・ナチス研究会」の方は開店休業中です。色んなことで忙しくやっていて暇などないからですが、現在の行動する保守運動から引退した時には、こちらをやるつもりです。 / わが国は米国との戦いを単独で行ったわけではない。当時のドイツ、イタリアと軍事同盟を結び共に戦った。しかし、何故かこの史的事実を日本は禁忌し続けているのではないか?その点に関して学者ではないが、後世に伝えることの必要性があると思っている。 (※ 以下略、詳細はブログ記事で) 【政治団体】 ■ 日本のネオナチ 「続 壺 齋 閑 話(2014.9.10)」より (※ 写真略、ブログ記事で) / 日本にもネオナチが存在する、ということを筆者は、英紙ガーディアンのウェブ上の記事で知った。この記事は、安倍晋三首相のお友達として知られる女性閣僚(某総務大臣)と自民党の女性幹部(某政調会長)とが、日本のネオナチの幹部とツーショット写真をとっていたことを紹介しているのだが、その中で日本のネオナチの特徴を簡単に説明している。 国家社会主義日本労働者党と名乗るこの団体は、ナチスの正式名称である国家社会主義ドイツ労働者党(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)を強く意識しており、その綱領には、ドイツのネオナチをとく似た主張が盛り込まれているという。ホロコーストなどなかったという主張や自民族の至上性についての主張などである。 この団体の幹部が、件の二人の女性とツーショット写真を撮って、それを自らのウェブサイトに自慢げにアップしたのは、彼らがこの二人の女性に親近感を感じたからなのだろう。この二人の女性はいずれも、極右的な言動で知られている。彼女らも、たとえば慰安婦問題など存在しなかったと主張したり、日本民族の至上性を主張したりする点では、この団体と異なるところはない。似た者同士は引き付けあうものだ。(写真はGuardian から) ★ 政治家として国際社会でアウト!「国家社会主義=ナチ」と2Sの脇の甘さ。高市早苗総務相らの写真 「Yahoo!ニュース[水島宏明](2014.9.10)」より / 共同通信が書いているが、先週就任したばかりの高市早苗総務相と自民党の稲田朋美政調会長と右翼団体「国家社会主義日本労働者党」代表の2ショット写真。同団体のホームページに一時公開されていたのをイギリスの高級紙ガーディアンが書いた記事の転載だったが、日本政府の国際的な評判を一気に落としてしまった。 高市氏らが極右代表と写真 海外主要メディアも報道 ......................................................................................... 第2次安倍改造内閣で総務相に就任した高市早苗衆院議員や、自民党の稲田朋美政調会長ら国会議員3人が、極右団体代表の男性と議員会館で会い、ツーショットで撮った写真が団体のホームページに一時公開されていたことが9日、分かった。議員側は「男性の人物像は知らなかった」と説明した。 団体は「国家社会主義日本労働者党」で、ホームページにはナチス・ドイツの象徴「かぎ十字」やこれに似たマークを数多く掲載。 出典 共同ニュース ......................................................................................... もとになった団体のHPを見ると、最初のページに「我々はより優れた人種だ」という英語の文章やハーケンクロイツ(ナチの象徴の「かぎ十字」マーク)などがある。 (※ 以下略、詳細はサイト記事で) .
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/716.html
本項ではチャンタ民主戦線共和国に関係する人物を説明する。 目次 クレオールプレンディーア・ド・ホールフォーティエ フォールシートゥ・ベガートレ・アブラント・アーエプクホ ゴーシア・ゲフィエ 国家高官(コロニアル) 国家高官(ナットシューロンシャル)チャンマ国家主席 国家高官(ポストコロニアル)ヅャダハノ大統領 クッオヌ北東世界長官 チュムノ北西世界長官 アートルト南東世界長官 エットッア南西世界長官 軍人マネ・ダカトッア・チエ・ダカトッオ・ダグメ・チャクム 研究者・文学者グスタフ・ングワジャタ 地方自治体首長シュトコン・プラージャム 思想家ズネーグ・イク シュタドーチュケ・シュラージョ デリヤ・シュカーシュ 亡命者・移住者ダン=シャ=ダプラ=シャ=アイユヴァン=エシュマ=ヴィデュマー カージオン・ブランダンド ユリーナ・アトルシェルト・フェル・エルナート ディヴォヌオス・ノスコス・ウィノスコス ユラリッサ・ダプセフラマファル クレオール プレンディーア・ド・ホールフォーティエ 「立ち上がれ、自由と独立を全ての“チャンタ人”のために!」 プレンディーア・ド・ホールフォーティエ・ア・シャンタ・プレンホールハイト(Plaindia de Haulfautie ats Chanta plainhaulheité)はクレオール・ヴェフィス人のチャンタ独立運動家である。1805年12月1日に反革命罪で植民地政府に処刑されることになった。 + 人物絵の一覧 imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 フォールシートゥ・ベガートレ・アブラント・アーエプクホ 故郷のためなら、あたしゃ一切妥協しないよ フォールシートゥ・ベガートレ・アブラント・アーエプクホ(fōrsītu begātre abrant āepkho)はプレスティーア人のチャンタ政治家である。RSC政権四代目大統領。 + 人物絵の一覧 imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 ゴーシア・ゲフィエ 「私はニーネンで学んだ者です。金のある家に生まれたと看做すなら、それでも良いでしょう。しかし、私は殺戮を止めたいんです」 ゴーシア・ゲフィエ(Gauchia Gaifie)は、ヴェフィス・クレオール系チャンタ人の思想家である。チャメド問題で、チャンタ人の利益を代表していたが、暗殺される。 国家高官(コロニアル) 国家高官(ナットシューロンシャル) チャンマ国家主席 「ええ、我々は我々の方法で行きます、手出しはさせない」 ナム・ンアプッハ・パンチャ・チャンマ・タウンクゥユヮルー(namu ŋapʼa↓ pʰant͡ʃa !aɳma ʈʰaṵᵑkˠᶣr̩ː)はチャンタ人の政治家であり、管理主義民族解放運動のリーダー格であり、惑星統一政府チャンタ管理主義学術領導独立国の初代国家主席。ヅャダハノと同じナム人のンアプッハ氏族出身であるものの家柄の差で政府には入れず、学術シンクタンク内での勉学を命令された経緯でヅャダハノを強く恨んでいた。 + 人物絵の一覧 国家高官(ポストコロニアル) ヅャダハノ大統領 「欠損とは誇りだ、欠損の無い外交官など取るに足らない情報伝達手段に過ぎない」 ナム・ンアプッハ・チャパンエ・ヅャダハノ・トッアムッチョ(namu ŋapʼa↓ !a*e umak'o ɖ͡ʐaɖʰano t'aʘ!o)}とはチャンタ人の政治家であり、チャンタ民主戦線共和国大統領である。政治家としての歴史は長く、最初に大宇宙の国々と接触し外交窓口として主権実体の首長であるとみなされ、後に初代RSC大統領になる。しかし、管理主義革命後に拝金主義者とされて国を追われ、○○○○に亡命政府を樹立した。 + 人物絵の一覧 クッオヌ北東世界長官 「私、右眼に賭けて北東の子供たちを救うって誓うから」 マネ・ダカトッア・チャチョ・パンマ・クッオヌ・グルチャ(mane ɖakat'a !a!o panma q'onu gr̩!a)} + 人物絵の一覧 チュムノ北西世界長官 「私にどうしろって言うの? どうせ実権を与えないくせに」 tr̩ː˧˥o pʰane mid͡ʒe namako t͡ʃm̩no gr̩!a トゥルオ・パハネ・ミジェ・ナマコ・チュムノ・グルチャ + 人物絵の一覧 アートルト南東世界長官 「開国するには早すぎたんだ、後は戦うしか無い……」 パッ・チャタン・タンアダネ・クッアジェ・アートルト・ジャットッア(pat ̚ !aʈaŋ *aɖaɳe k'ad͡ʒe aː˧tr̩t d͡ʒak ̚t'a) + 人物絵の一覧 エットッア南西世界長官 「良いぜ、付き合ってやるよ。地獄の果てまでお前の結末を見届けてやるさ」 アプンァ・クッアデチ・トホチャトル・アプップッアチ・エットッア・チャク(ap ̚ŋa↓ k'aɖe! tʰoʈ͡ʂatl̩ aʘpʼat͡ʃ e↓tʼa !akm̩) + 人物絵の一覧 軍人 マネ・ダカトッア・チエ・ダカトッオ・ダグメ・チャクム 「先に宣言しておく、貴様の艦隊は三隻で相手できる」 マネ・ダカトッア・チエ・ダカトッオ・ダグメ・チャクム(mane ɖakat'a !ie ɖakat'o ɖagme !akm)は、チャンタの将校である。 + 人物絵の一覧 image(*1) 研究者・文学者 グスタフ・ングワジャタ 「ここから“チャンタ人”の文学を始動させよう」 グスタフ・ングワジャタ(gustaf ngguadzata)は筆名、本名パッ・ングワジャタ・クルット・ミョ・ミュジョ・グルチャ(pat̚ ᵑɡʷad͡ʒaʈa m̃o m̃uɖ͡ʐo qʼʔl̩t ̚ʈo gr̩!a)である。 地方自治体首長 シュトコン・プラージャム 「なんでこんな重責を俺が負わないといけないんだ」 シュトコン・プラージャム(štokon pražam)は、第一代目チャメド市長。 + 人物絵の一覧 思想家 ズネーグ・イク 「殺せ、楽しめ、サージェは正しかったのだよ」 ズネーグ・イク(znegu iku)は、ファルファヤ人思想家。 + 人物絵の一覧 シュタドーチュケ・シュラージョ 「このまま無意味な殺し合いを続ける気か。正気に戻れ、頼むから正気に戻ってくれよ。もうファルファヤの民に死んで欲しくないんだよ」 シュタドーチュケ・シュラージョ(štadočke šladžo)は、ファルファヤ人思想家。 + 人物絵の一覧 デリヤ・シュカーシュ 「真面目ですよ~、生真面目過ぎて馬鹿になっちゃう~」――『クリミナルルージュ』(202010) 詳しくは「チャンタ民主戦線共和国/人物/デリヤ・シュカーシュ」を参照。 デリヤ・シュカーシュ(delija.xkarx)は、リパラオネ系チャンタ人の思想家。 亡命者・移住者 ダン=シャ=ダプラ=シャ=アイユヴァン=エシュマ=ヴィデュマー 「ほっほっほ、面白い国じゃのう。こりゃ腕が鳴るわい」 詳しくは「ニーネン=シャプチ/貴族家」を参照 第n次ソプゲン=ナプトー参事会の参事官・元老院議長。1778年に亡命、農林開発や政治教育を担当。 + 人物絵の一覧 カージオン・ブランダンド 「大宇宙で生き抜くには、膨大な智と巧みな技、そして何よりも時間が必要だ」 詳しくは「カージオン・ブランダンド」を参照 元第17代目星連本部長。1783年に移住、人気番組『銀河で生き抜くには』の主演などをしながら、サバイバル生活を趣味に余生を営む。 ユリーナ・アトルシェルト・フェル・エルナート 「私たちは多様性を擁護しなければならない。チャンタをグライニアにするな」 詳しくは、「ユリーナ・アトルシェルト・フェル・エルナート」を参照。 元グライニア調和国第一代目首席。1713年にプルスティアより第三国移送される。当初はRSC学術シンクタンク政治局高等諮問官。 ディヴォヌオス・ノスコス・ウィノスコス 詳しくは、「ディヴォヌオス・ノスコス・ウィノスコス」を参照。 元ヴァルエルク共和国陸軍軍人。退官後、妻と共にチャンタに移住して余生を過ごす。 ユラリッサ・ダプセフラマファル 「知性は不条理を踏みつぶす。私はここに骨を埋める」 詳しくは、「ユラリッサ・ダプセフラマファル」を参照。 元アクース連合画家協会会長。 + 人物絵の一覧
https://w.atwiki.jp/tock_t9710/pages/1364.html
Template 基礎情報 会社 グローバルエンターテインメントカレッジは、2011年9月15日に設立した、芸能タレント(俳優・女優・子役など)の育成・養成機関である。演技レッスンの他、英会話レッスン、ダンスレッスンやボイストレーニング等のレッスンでタレントの育成を行っている。料理バラエティ番組『笑顔がごちそう ウチゴハン』に出演していた松浦未唯、『ひまの湯』に出演している深川圭、玉木宏主演の舞台『ホテル マジェスティック〜戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛〜』に出演した山尾浩章が所属。 外部リンク グローバルエンターテインメント公式サイト Template 性的 Template AV女優 水原 紀香(みずはら のりか、1979年11月12日 - )は、日本の元AV女優。 大阪府出身。血液型:A型。身長164cm。スリーサイズ:B84(Cカップ-70) W60 H88。趣味:カラオケ。 略歴 1998年10月にマックス・エーからデビューした。 出演作品 熱愛プリンセス(1998年10月23日、マックス・エー) びしょ濡れシャッフル(1998年11月16日、マックス・エー) 完熟ビンカン娘(1999年2月24日、サクセスビデオ) ブルセラ伝説 ~メモリアル~(5)(2001年11月6日、U K)他出演 秋本那耶 関連項目 AV女優一覧 Template デフォルトソート みすはら のりか Template pornstar-stub プラスアルファ (企業) {{基礎情報 会社 |社名 = 株式会社プラスアルファ |英文社名 =Plus Alpha.co., Ltd. |ロゴ = 80px |種類 = 株式会社 |市場情報 = 未上場 |略称 = PA |国籍 =Template JPN |郵便番号 = 150-0043 |本社所在地 = 東京都渋谷区道玄坂二丁目10番7号新大宗ビル1号館9F |設立 = 2008年(平成20年)4月1日(創業:1994年11月30日) |業種 = サービス業 |事業内容 = 成果追求型アウトソーシング |代表者 = 小原 孝徳(代表取締役社長) |資本金 = 5,000万円 |従業員数 = 60人 |決算期 = 3月31日 |主要子会社 =マックスアルファ株式会社株式会社エフ・エフ・アルファ |外部リンク = http //www.plus-a.co.jp/ |特記事項 = 2008年8月1日株式会社アルファコミュニケーションズ(アルファグループ株式会社(JASDAQ・3322)100%子会社)から、MBOの手法により全株取得し独立。 }} 株式会社プラスアルファ(英文名称:Plus Alpha.co., Ltd.)は、東京都渋谷区に1994年にユースマーケットを中心としたプロモーション会社として設立した。 沿革 1994年11月 - 創業。ユースマーケットを中心としたプロモーション会社として設立。資本金1,100万円。 1998年2月 - スタッフサービス事業開始。 2001年1月 - アルファグループ株式会社(JASDAQ・3322)の連結子会社へ。 2001年6月 - 代表取締役社長に小原孝徳が就任。 2001年12月 - 株式会社プラスアルファの資本金を4,000万円に増資。 2004年4月 - アルファグループ株式会社JASDAQ上場。 2004年9月 - テレマーケティング事業開始。 2007年9月 - 飲食特化型人材アウトソーシング事業開始。 2008年4月 - 株式会社プラスアルファを、株式会社アルファコミュニケーションズに社名変更。業務の専門性の強化による事業収益向上のため、会社分割により、新設した新会社を、株式会社プラスアルファとし、現主要事業をそのまま継承。 資本金5,000万円。 2008年5月 - 新卒採用支援事業開始。 2008年8月 - 株式会社アルファコミュニケーションズ(アルファグループ株式会社100%子会社)から、MBOの手法により全株取得し独立。 2009年6月 - 創業1994年の株式会社プラスアルファと創業1998年の株式会社マックスサポートの業務提携により、両者の合弁会社としてマックスアルファ株式会社を設立。両社が10年以上培ってきた総合人材アウトソーシング事業のノウハウと両社の経営資源を合わせ、株式会社プラスアルファで行っているコールセンター、ロジスティクス、セールスプロモーションの事業ノウハウを引継ぎ複数業種への派遣、請負などを展開。資本金800万円。 2010年8月 - 2007年に開始した飲食特化型人材アウトソーシング事業を進化させた外食コンサルティング事業部を株式会社エフ・エフ・アルファとして法人化。資本金100万円。 経営理念 はたらく喜びを創造する 我々の社会的使命 はたらく喜びの根源である、「本気で成長できる環境」を創り出す事で、現場に活力を与え、社会発展に貢献していきます。 ビジョン 労働集約産業において、我々はお客様の生産性を、マンパワーマネジメントにより向上させることで、お客様にとってのオンリーワン企業となります。 事業紹介 *ロジスティクス事業 センター一括請負、部分請負、チーム派遣、調査、分析等のコンサルティング業務 *テレマーケティング事業 コールセンターオペレーター、SV、バックヤード(事務)スタッフの派遣から、紹介インハウスコールセンター運営請負まで *スタッフ&プロモーション事業 <プロモーション部門> プロモーションの企画・制作・運営から運営スタッフ派遣まで <店舗販売支援部門> 駅ナカ・百貨店・商業施設に出店するメーカーサポートなど *新卒採用支援事業 「企業の経営基盤構築」をキーワードに人的側面、教育側面、から企業と企業、企業と人との「ベストマッチング」を 導く *外食コンサルティング事業 (2010年8月株式会社エフ・エフ・アルファに分社化) 外部リンク 株式会社プラスアルファ マックスアルファ株式会社 Template Company-substub Template デフォルトソート ふらすあるふあ Lily (ファッションモデル) {{女性モデル| |モデル名=Lily |ふりがな=リリ |生月=12 |生日=20 |出身地=Template JPN・東京都 |血液型=O型 |身長=172 |バスト=81 |ウエスト=59 |ヒップ=86 |靴=24.5 |ジャンル= |モデル内容= }} Lily(リリ、12月20日-)は、東京都出身のモデル。 雑誌 「Cawaii!」(元専属)主婦の友社 広告 TOWA TEI「Motivation Five」(CDジャケット) Template デフォルトソート りり 池田エスペラント会 (エスペラント名:Esperanto-Rondo en IKEDA, 略してERI) は、大阪府内にあるエスペランチストのグループで、会員は十数名である。大阪府内には、他に、茨木エスぺラント会、大阪エスペラント会、堺エスペラント会、吹田エスペラント会、高槻エスペラント会、豊中エスペラント会、枚方エスペラント会がある。池田エスペラント会は社団法人関西エスペラント連盟に所属し、日本エスペラント協会の団体会員である。「日本エスペラント協会・2011エスペラント運動年鑑」(La Revuo Orienta誌2012年7-8号)。 歴史 1975年に豊能エスぺラント会が豊中エスペラント会と池田エスペラント会に別れることにより成立した。2001年に北摂エスペラント会協議会の一員として日本エスペラント大会を宝塚で開催した。1996年に「池田エスペラント会の歴史」、2001年に「狂言 Noa Komedio」を出版した。 例会 阪急電鉄宝塚線池田駅前の池田市中央公民館で毎週月曜日夜6時半~8時半に例会を開いていた。2013年1月から公民館が建て替え工事に入ったため、現在は月2回程度土曜日午後に池田駅前の別の会場で例会を開いている。例会の内容は、輪読、会話、エスペラント訳狂言の練習、エスペラント俳句など。 曜日など 時間 2012年までの例会 毎週月曜日 18 30 – 20 30 2013年からの例会 月2回土曜 13 30 – 16 00 行事 総会 毎年2月に総会が開催されている。昨年の活動の結果、会計決算、本年の活動計画、予算などが決められている。 講習会 11月に「国際語エスペラント一日体験」が実施されている。 展示会 毎年11月に「IKEDA文化DAY 市民総合文化展」に参加し、エスペラントの展示が実施されている。場所はコミュニティーセンター。 ザメンホフ祭 毎年12月に北摂地区の豊中エスペラント会、吹田エスペラント会とともに、ザメンホフ祭を開いている。 発行物 会報“La Apro”(毎月発行) 出典 関連項目 関西エスペラント連盟 日本エスペラント協会 外部リンク 池田エスペラント会 一般社団法人 関西エスペラント連盟 一般財団法人 日本エスペラント協会 Template デフォルトソート いけたえすへらんとかい {{ActorActress | 芸名 = 石井 テルユキ | ふりがな = いしい てるゆき | 画像ファイル = | 画像サイズ = | 画像コメント = | 本名 = | 別名 = | 出生地 = Template JPN・岡山県 | 身長 = | 血液型 = O型 ref name= official profile Template Cite web | 生年 = 1973 | 生月 = 8 | 生日 = 26 | 没年 = | 没月 = | 没日 = | 職業= 俳優 | 活動時期 = | 活動内容 = | 配偶者 = | 家族 = | 主な作品 = | その他 = }} 石井 テルユキ(いしい てるゆき、1973年8月26日 ref name= profile Template Cite web。 - )は、日本の俳優。ウィーズカンパニー所属。岡山県出身 ref name= profile / 。 出演作品 映画 浅田清掃社 新しい風〜若き日の依田勉三 母べえ 大往生 釣りバカ日誌18 釣りバカ日誌15 葵花劫 テレビ 2000年 蔵の宿 なごや千客万来 2001年 夏の日の恋 Pure Soul 2003年 ドラマ30「ショコラ」 2005年 ウルトラマンマックス 22話 2006年 警視庁捜査一課9係 2007年 夫婦道 3話 結婚式へ行こう! 28話 2009年 浅見光彦〜最終章〜 6、7話(田部 敏夫) 土曜ワイド「温泉若おかみ21」 ぼくの妹 3、5話 RESCUE(特別高度救助隊 6話 TBS エゴイスト〜egoist〜 30話 リセット 8話 水曜ミステリー9 芸者小春姐さん奮闘記6 2010年 歸國 明日の光をつかめ 特上カバチ!! 龍馬伝 第7回 2011年 隠密八百八町(佐々木) 2012年 もう一度君に、プロポーズ(八木げんた) 多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉(北村) 吹き替え バイオハザードIV アフターライフ(キム)日曜洋画劇場 CF 2009:SUBARU FORESTER「秘密基地・雪」篇 JP 日本郵政 09.4.2〜(ナレーション) マクドナルド(ラジオCM) NTT DoCoMo ラジオ NHK-FM 青春アドベンチャー「ゴー・ゴー!チキンズ」 舞台 2009年 東京原子核クラブ(マキノノゾミ/演出・宮田慶子) 少年山荘(文化庁人材育成支援事業創作劇奨励公演) 2008年 帰り花(青年座劇場 演出:宮田慶子) 東京原子核クラブ(地方公演) 3 on 3(青年座劇場) 2006年 ドドミノ(仙台市文化事業団主催 地方公演) 東京原子核クラブ(俳優座劇場) ミュ−ジカル ピッピ(座間、名古屋、大阪、他) 2005年 激情(青年座劇場) きかんしゃト−マスとなかまたち(お台場冒険王) 痕(日本劇団協議会主催) 2004年 かつて東方に国ありき(日本劇団協議会主催 文化庁人材育成支援事業創作劇奨励公演) ミュージカルPiPPi(世田谷パブリックシアター 他) FAIRY TALE(アートボックスホール) 2003年 ハイ・ライフ!(中野光座 文化庁新進事業) 脚注 Template 脚注ヘルプ Template Reflist 外部リンク ウィーズカンパニー | 石井テルユキ TERUYUKI ISHII OFFICIAL WEB -石井テルユキオフィシャルサイト- 石井テルユキ オフィシャルブログ - Ameba Template actor-stub Template DEFAULTSORT いしい てるゆき インターセプト (企業) {{基礎情報 会社 |社名 = インターセプト株式会社 |英文社名 = Intercept Co.,Ltd. |種類 = 株式会社 |国籍 = Template JPN |本社郵便番号 = 542-0081 |本社所在地 = 大阪市中央区南船場3丁目6番25号 IBC心斎橋east4F 502 |設立 = 2009年11月 |業種 = 宝飾品 |事業内容 = 宝飾品の製造・販売 |代表者 = 野村匡斉 |外部リンク = http //www.intercept2009.jp/http //mieljewelry.jp }} インターセプト株式会社は、大阪市中央区に本社を置く、宝飾品の企画・制作・販売を行う株式会社である。ジュエリーの企画・デザインから、2011年8月には、国内生産のセミオーダーブランド Miel jewelry を立ち上げ、2012年、2013年に出店した『東京国際宝飾展』に2年連続で‘今後もっとも注目したいライトジュエリー部門’で1位を獲得しているTemplate 要出典。 沿革 2009年11月 シルバーアクセサリーの企画販売をスタート 2011年4月 卸サイト『NETSEA』 を開設 2011年7月 Miel jewelryショールームを開設 2011年7月 スワロフスキー・ジャパン株式会社認可取得 2011年8月 ブランドMiel jewelryを立ち上げる 2012年1月 東京国際宝飾展『今後もっとも注目したいライトジュエリー部門』1位獲得 2013年1月 東京国際宝飾展『今後もっとも注目したいライトジュエリー部門』1位獲得 外部リンク インターセプト株式会社公式サイト Miel jewelry公式サイト Template デフォルトソート いんたあせふと Template Substub Template Company-stub 本地寺 (彦根市) {{日本の寺院 |名称 = 本地寺(ほんちじ) |画像 = |所在地 = 滋賀県彦根市尾末町4-28 |位置 = Template ウィキ座標2段度分秒 |山号 = 甚深山 |宗旨 = 日蓮正宗 |宗派 = |寺格 = |本尊 = |創建年 = |開基 = |中興年 = |中興 = |正式名 = |別称 = |札所等 = |文化財 = }} 本地寺(ほんちじ)は、滋賀県彦根市に所在する日蓮正宗の寺院。山号は甚深山(じんじんざん) 起源と歴史 1962年(昭和37年)9月5日 - 建立される。開基は日蓮正宗大石寺第66世法主日達上人。 2001年(平成13年)4月11日 - 本堂新築落慶法要が行われる。 所在地 滋賀県彦根市尾末町4-28 寺院周辺 彦根市役所 彦根市民会館 彦根城跡 交通アクセス 東海道本線彦根駅から徒歩10分 関連項目 日蓮正宗寺院一覧 {{日本の寺院 |名称 = 啓道寺(けいどうじ) |画像 = |所在地 = 滋賀県草津市南笠東4-8-66 |位置 = Template ウィキ座標2段度分秒 |山号 = 妙義山 |宗旨 = 日蓮正宗 |宗派 = |寺格 = |本尊 = |創建年 = |開基 = |中興年 = |中興 = |正式名 = |別称 = |札所等 = |文化財 = }} 啓道寺(けいどうじ)は、滋賀県草津市に所在する日蓮正宗の寺院。山号は妙義山(みょうぎさん) 起源と歴史 1990年(平成2年)3月8日 - 建立される。開基は日蓮正宗大石寺第67世法主日顕上人。 所在地 滋賀県草津市南笠東4-8-66 寺院周辺 草津市立南笠東小学校 草津市立玉川中学校 滋賀県立玉川高等学校 日本黒鉛工業瀬田工場 交通アクセス 草津線南草津駅もしくは東海道本線瀬田駅から車で5分 名神高速道路栗東インターチェンジ(名古屋、金沢方面から)から車で15分、瀬田西インターチェンジ(大阪、岡山方面から)から車で10分。 関連項目 日蓮正宗寺院一覧 仏世寺 - 大津市にある日蓮正宗寺院だが、正信会僧侶が占有・居住しており、啓道寺住職が兼務住職となっている。 慧照寺 (近江八幡市) {{日本の寺院 |名称 = 慧照寺(えしょうじ) |画像 = |所在地 = 滋賀県近江八幡市音羽町10-2 |位置 = Template ウィキ座標2段度分秒 |山号 = 寿徳山 |宗旨 = 日蓮正宗 |宗派 = |寺格 = |本尊 = |創建年 = |開基 = |中興年 = |中興 = |正式名 = |別称 = |札所等 = |文化財 = }} 慧照寺(えしょうじ)は、滋賀県近江八幡市に所在する日蓮正宗の寺院。山号は寿徳山(じゅとくざん) 起源と歴史 1981年(昭和56年)12月17日 - 創設される。開基は日蓮正宗大石寺第67世法主日顕上人。 所在地 滋賀県近江八幡市音羽町10-2 寺院周辺 近江八幡市立八幡小学校 近江八幡市立八幡中学校 滋賀県立八幡商業高校 滋賀県立八幡養護学校 近江八幡市役所 近江八幡警察署 近江八幡市民病院 交通アクセス 東海道本線近江八幡駅から車で5分 名神高速道路八日市インターチェンジから車で20分 関連項目 日蓮正宗寺院一覧 法乗寺 (大津市) Template 日本の寺院 法乗寺(ほうじょうじ)は、滋賀県大津市に所在する日蓮正宗の寺院。山号は永正山(えいしょうざん) 起源と歴史 1981年(昭和56年)7月20日 - 法乗院として建立される。開基は日蓮正宗大石寺第67世法主日顕上人。 1982年(昭和57年)11月17日 - 現在地に移転し、寺号・山号を公称する。 1993年(平成5年)1月7日 - 初代住職が創価学会側について日蓮正宗を離脱する。 1994年(平成6年)6月8日 - 日蓮正宗は法乗寺事務所を開設し2代住職が赴任。 2000年(平成12年)9月12日 - 最高裁判所判決により日蓮正宗に復帰する。次いで11月10日に奪還奉告法要が行われる。 所在地 滋賀県大津市南志賀1丁目18-64 寺院周辺 大津市立志賀小学校 大津自動車教習所 交通アクセス 京阪石山坂本線南滋賀駅から徒歩10分 その他 同じ大津市内には、日蓮正宗寺院としてこの法乗寺のほか仏世寺がある。ただし仏世寺は現在、第67世法主日顕上人の法主としての地位を否定して破門された正信会に属する元僧侶が1984年(昭和59年)2月27日以降占有・居住しており、正常な日蓮正宗の活動が行われていない状態である。 関連項目 日蓮正宗寺院一覧 妙静寺 - 高島市にある日蓮正宗寺院だが、正信会僧侶が占有・居住しており、法乗寺住職が兼務住職となっている。 {{日本の幼稚園 |校名=田上幼稚園 |画像=Template 画像募集中 |過去校名= |国公私立=私立学校 |設置者=学校法人永吉学園 |併合園= |設立年月日=1976年2月 |記念日名称= |創立記念日= |創立者= 永吉龍志 |閉園年月日= |共学・別学=男女共学 |分園= |幼稚園コード= |郵便番号=890-0034 |所在地=鹿児島県鹿児島市田上四丁目13-15 | 緯度度 = 31 | 緯度分 = 34 | 緯度秒 = 30.6 | 経度度 = 130 |経度分 = 31 | 経度秒 = 28.8 |外部リンク=公式サイト }} 田上幼稚園(たがみようちえん)は、鹿児島県鹿児島市田上四丁目にある私立幼稚園である。1975年に設置された。運営者は学校法人永吉学園。 沿革 1976年2月 学校法人永吉学園 田上幼稚園設置 1976年4月 開園式及び第1回入園式 1977年4月 保育に英語教育を導入。 1998年7月 家族ふれあいフェスティバル開始(健康の森公園) 2004年10月 インターナショナルスクール開設 2006年4月 田上キッズ保育園開園 関連項目 鹿児島県幼稚園一覧 外部リンク 学校法人永吉学園田上幼稚園 Template school-stub Template デフォルトソート たかみようちえん むらさき幼稚園 (鹿児島市) {{日本の幼稚園 |校名=むらさき幼稚園|画像 = Template 画像募集中 |国公私立=私立 |設置者=学校法人最福学園 |設立年月日=1971年(学園創立) |郵便番号=890-0002 |所在地=鹿児島県鹿児島市西伊敷3-14-3 |外部リンク=公式サイト }} むらさき幼稚園は、鹿児島県鹿児島市にある私立幼稚園。むらさき幼稚園は2園あり、伊敷団地にあるのがむらさき幼稚園、武岡団地にあるのが武岡むらさき幼稚園である。 沿革 1971年12月 学校法人最福学園認可。 1972年4月 むらさき幼稚園が開園。 1975年4月 武岡むらさき幼稚園が開園。 外部リンク むらさき幼稚園(両園共通) Template School-stub Template DEFAULTSORT むらさきようちえん {{日本の幼稚園 |校名=札幌市立すみかわみなみ幼稚園 |画像 = Template 画像募集中 |国公私立=公立学校 |設置者= 札幌市 |設立年月日= |共学・別学= 男女共学 |郵便番号=005-0006 |所在地=北海道札幌市南区澄川6条11丁目2番10号 |外部リンク=公式サイト }} 札幌市立すみかわみなみ幼稚園(さっぽろしりつ すみかわみなみようちえん)は、北海道札幌市南区澄川6条11丁目にある公立幼稚園。 沿革 関連項目 北海道幼稚園一覧 外部リンク 札幌市立すみかわみなみ幼稚園 Template DEFAULTSORT さつほろしりつすみかわみなみようち Template 日本の幼稚園 藤山台幼稚園(ふじやまだいようちえん)は、愛知県春日井市にある、学校法人名古屋合唱団が設置した私立幼稚園。 通学手段など 園児の主な通学手段 徒歩 スクールバス 最寄バス停 名鉄バス 藤山台東バス停 外部リンク 藤山台幼稚園 Template DEFAULTSORT ほうしゆ Template School-stub Template 性的 {{AV女優| |モデル名=真壁 りの |ふりがな=まかべ りの |画像ファイル= |別名= |愛称= |生年= |生月= |生日= |出身地=Template JPN・東京都 |血液型=A |時点= |身長=158 |体重= |バスト=87 |ウエスト=60 |ヒップ=88 |カップ=D |股下= |靴= |身体備考= |ジャンル=アダルトビデオ |AV出演期間=2006年 - |活動備考= |他の活動= |その他= }} 真壁 りの(まかべ りの)は、東京都出身のAV女優。身長:158cm。スリーサイズ:B82(Cカップ)・W58・H83。趣味、特技:スノーボード・サーフィンTemplate cite web。 略歴 2006年 - 『First Impression 08』でAVデビュー。 出演作品 First Impression 08(2006年1月1日、アイデアポケット) ref name= ip Template cite web ご奉仕フライトアテンダント(2006年2月1日、アイデアポケット) ref name= ip / ANGEL HOSPITAL(2006年3月1日、アイデアポケット) ref name= ip / MAX SOAP QUEEN(2006年5月1日、アイデアポケット) ref name= ip / MAX SOAP QUEEN SPECIAL BEST(2006年10月1日、アイデアポケット)他出演 中野美奈、羽田夕夏、今井もも FIRST IMPRESSIONデビュー1発目!みんなの前で初めてHを披露した10人の初々しいFIRST AV FUCK集(2008年2月1日、アイデアポケット)他出演 綾乃梓、中野美奈、乙川桜、三浦亜沙妃、片瀬茉奈、藤本まりな、永井レナ、みそぎあいる、桜川満月 ref name= ip / 東京25時 Vol.25(2008年12月11日、プレステージ) ULTRA BIG TITS 41(2009年1月14日、プレステージ) 満たされない若妻 りの 24歳(2009年4月17日、S級素人) 脚注 Template 脚注ヘルプ Template Reflist 関連項目 AV女優一覧 外部リンク アイデアポケット 女優紹介 真壁りの Template デフォルトソート まかへ りの Template Pornstar-stub Template 性的 {{AV女優| |モデル名=百田 ひびき |ふりがな=ももた ひびき |愛称= |別名= |生年=1991 |生月=10 |生日=13 |出身地=Template JPN・東京都 |血液型=B型 |時点= |身長=160 |体重= |バスト=88 |ウエスト=55 |ヒップ=88 |カップ=G |股下= |靴= |身体備考= |ジャンル=アダルトビデオ |AV出演期間=2013年 - |モデル内容= |活動備考= |他の活動= |その他= }} 百田 ひびき(ももた ひびき、1991年10月13日 - )は、日本のAV女優。クリスタル映像クリスタル映像 所属。 人物 「初めてのAVのエッチは…もう、びっくりするくらい気持ちよかったです」との感想。 脚注 Template Reflist 日野 大地(ひの だいち、1989年7月26日 - )は、少年少女囲碁大会第21回(小学生の部)、第24、25回(中学生の部)の優勝者。 中学生の部では24、25回で連覇を果たした。現在千葉大学に在籍している。 略歴 1989年7月26日に大分県大分市東鶴崎で生まれる。1996年大分市立鶴崎小学校入学。2002年岩田中学校入学。 姫菜愛実(ひめな めぐみ 1988年05月19日 - )は、日本のお笑い芸人。本名、上田 唯(うえだ ゆい)。よしもとNSC通信講座1期生。 三重県松阪市出身。私立高田高等学校卒。身長163cm。 来歴 小学生~高校生にかけ、クラスメートたちから、受け口である容姿が原因で背中に画鋲を入れられたり、机に「死ね」と書かれる等のいじめに遭う。 小学生の時に同級生から滑り台から突き落とされ、左膝の側面を3針縫う怪我を負う。 高校生の時に自殺未遂を繰り返し、母と妹に連れて行かれた三重県内のメンタルクリニックで「神経過敏症」と診断され、不登校になり自宅に引きこもるようになる。 2000年、たまたま目にしたお笑い情報雑誌「お笑いポポロ」に掲載されていた樅野太紀(当時チャイルドマシーン)の体験談を見て お笑い芸人を志す。 出演 テレビ タモリ倶楽部(テレビ朝日)-2011年7月8日 ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!~(TBS)-2013年2月23日 {{女性モデル |モデル名=中元 すず香 |ふりがな=なかもと すずか |愛称= |生年=1997 |生月=12 |生日=20 |出身地=Template JPN・広島県 |血液型= |時点=2011年1月 |身長=159 |体重=37 |バスト= |ウエスト= |ヒップ= |カップ= |股下= |靴=23.0 |身体備考= |デビュー=2007 |ジャンル=歌手・アイドル・タレント |モデル内容= |他の活動=元・可憐Girl's元・さくら学院BABYMETAL |その他= }} 中元 すず香(なかもと すずか、1997年12月20日 - )は、日本のアイドル、歌手、タレント。 広島県出身。アミューズ所属。 人物 アミューズの先輩でもあるPerfumeを輩出した、アクターズスクール広島(ASH)の出身Template Cite web。 姉は、アクターズスクール広島16期生だった中元日芽香(乃木坂46)。 バンダイ2003年度ジュエルドロップイメージガール グランプリ。 2007年、アミューズ第2回スターキッズオーディションにて準グランプリを受賞をし、芸能界デビュー。 2008年、SUZUKA名義で『可憐Girl's』に参加、活動開始。 2009年、声優に初挑戦、更にミュージカルに初出演。3月31日、『可憐Girl s』としての活動終了。 2010年5月、「さくら学院」メンバーとして活動開始。 2010年11月、「さくら学院」の重音部『BABYMETAL』にSU-METAL名義で参加、活動開始。 2013年3月、「さくら学院」メンバーとして活動終了。 出演履歴 個人活動のみを記載。グループ活動は可憐Girl's、さくら学院、BABYMETALの項目をご覧下さい。 ミュージカル 冒険者たち (2009年3月5日 - 15日、シアターサンモール) - 潮路 役(Wキャスト) 冒険者たち 再演 (2010年6月10 - 13日、サンシャイン劇場 / 6月19日・20日、テレピアホール)- 潮路 役 ステージ・イベント アクターズスクール広島の各イベント VEGEROCK presents Sweets Night Valentine Special(2010年2月3日、shibuya O-EAST) 雑誌 DiaDaisy(スペシャル12月増刊 2009年10月 - 、小学館) 脚注 Template 脚注ヘルプ Template Reflist 外部リンク 所属事務所によるプロフィール 可憐Girl sのプロフィール DiaDaisy Online 公式サイト 中元すず香|さくら学院オフィシャルブログ「学院日誌」 イマつぶ-imatsubu(2010年6月30日 - ) 中元 すず香|おしい!ブログ|おしい!広島県 BABYMETAL公式サイト Template アミューズ Template さくら学院 Template DEFAULTSORT なかもとすすか Template idol-stub {{Infobox お笑い芸人 | 名前 = 廣瀬優 | 画像 = | キャプション = | 本名 = 廣瀬 優 | ニックネーム = | 生年月日 = Template 生年月日と年齢 | 没年月日 = | 出身地 = Template JPN•神奈川県 | 血液型 = AO型 | 身長 = 175cm | 方言 = | 最終学歴 = | 師匠 = | 出身 = 東京NSC14期生 | コンビ名 = カッパイル(2012年9月3日 解散) | トリオ名 = | グループ名 = | 相方 = | 芸風 = | 立ち位置 = | 事務所 = よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 活動時期 = 2009年 - | 同期 = ダイタク、あわよくば、あげはなど | 現在の代表番組= | 過去の代表番組= | 作品 = | 他の活動 = | 配偶者 = 未婚 | 親族 = | 弟子 = | 公式サイト = 廣瀬優(ひろせゆう)の『それはまた別の話』 | 受賞歴 = }} 廣瀬優(ひろせ ゆう、1983年2月8日 - )は、日本のお笑い芸人(ピン芸人)。 神奈川県出身。吉本興業東京本社(東京吉本、厳密にはよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。 来歴 東京NSC14期生。 NSC卒業直後の2009年4月24日~2011年10月10日まで、ピン芸人「廣瀬優」として活動。その後、2011年10月11日~2012年9月3日まで、同期とお笑いコンビ「カッパイル」を組み、コンビ活動するも1年未満で解散。2012年9月4日からは、再びピン芸人「廣瀬優」として活動中。 人物 芸風は主に一人コントである。 顔が俳優の鈴木浩介に似ていると言われており、自らも語っている。 出演 テレビ 笑っていいとも (フジテレビ系) ライブ AGE AGE LIVE(ヨシモト∞ホール) 渋谷ばちーんんんLive Get King Live 彩〜irodori〜 脚注 外部リンク 廣瀬優(ひろせゆう)の『それはまた別の話』 Template Twitter Template DEFAULTSORT ひろせゆう {{Infobox Musician | Name = HI s★cream | Img = | Img_capt = | Img_size = | Landscape = | Background = group | Alias = HI s | Origin = Template JPN | Genre = J-POP | Years_active = 2010年 - 2011年 | Label = | Production = | Associated_acts = | Influences = | URL = | Current_members = 脇菜々香吉元優里菜山下朋美熊谷美波藤田遥奈成澤かりん佐藤英理菜竹井未来望古口莉子 | Past_members = | Notable_instruments = }} HI s★cream(ハイスクリーム)は、NHK教育の番組「天才てれびくんMAX」の音楽コーナーMTK内の音楽ユニット。通称HI s(ハイズ)。 ユニット名は、「『HI』とはより高く、高みを目指してもらうために。『cream』は一見聞くと、その可愛いイメージだけがあるかもしれないが、最上元、ハイクラスという意味が凄く含まれている名前で、その2つを織り交ぜたもので更なる高みを目指して頑張ってもらいたい。」と意味を込め、DA PUMPのISSAが命名した。 概要 番組としては2度目となるオーディションで、てれび戦士の脇菜々香と全国の視聴者からオーディションされた8人で構成されたユニットである。メンバーは2010年度時点で全員中学生である。 メンバー 脇菜々香(わき ななか)、Template 生年月日と年齢、Vo.大阪府出身、2009・2010年度てれび戦士。 吉元優里菜(よしもと ゆりな)、Template 生年月日と年齢、Vo.鹿児島県出身、オーディションメンバー。 山下朋美(やました ともみ)、Template 生年月日と年齢、Vo.福岡県出身、オーディションメンバー。 熊谷美波(くまがい みな)、Template 生年月日と年齢、Dancer静岡県出身、オーディションメンバー。 藤田遥奈(ふじた はるな)、Template 生年月日と年齢、Dancer静岡県出身、オーディションメンバー。 成澤かりん(なりさわ かりん)、Template 生年月日と年齢、Dancer東京都出身、オーディションメンバー。 佐藤英理菜(さとう えりな)、Template 生年月日と年齢、Dancer福岡県出身、オーディションメンバー。 竹井未来望(たけい みらの)、Template 生年月日と年齢、Dancer東京都出身、オーディションメンバー。 古口莉子(こぐち りこ)、Template 生年月日と年齢、Dancer大阪府出身、オーディションメンバー。 ディスコグラフィ 絶対 Catch A Dream 恋してたいの Template 天才てれびくん Template DEFAULTSORT はいすくりいむ Template Singer-stub {{女性モデル| |モデル名=亀澤 杏奈 |ふりがな=かめざわ あんな |愛称=アンナc |別名= |生年=1991 |生月=10 |生日=5 |出身地=Template JPN |血液型=B型 |時点=2006年 |身長=160 |体重= |バスト= |ウエスト= |ヒップ= |カップ= |股下= |靴= |身体備考= |デビュー=2004年 |ジャンル=ファッション |モデル内容=一般 |活動備考= |他の活動= |その他=第8回ニコラモデルオーディション グランプリ }} 亀澤 杏奈(かめざわ あんな、1991年10月5日 - )は、日本の女性ファッションモデル、グラビアアイドル。所属はスターダストプロモーション→ムーン・ザ・チャイルド。 豊川市立代田小学校、豊川市立代田中学校、愛知県立国府高等学校商業科卒業。 略歴 2004年、ファッション雑誌「ニコラ」(新潮社)の第8回ニコラモデルオーディションで、グランプリを獲得し、同年11月号より専属モデルとして活動した元々はオーディションに応募し、第一次審査で落ち、受かった友達の第二次審査について行った時にスカウトされ、グランプリとして輝いた。。グランプリ受賞後には特集記事で、虎南有香、岡本玲、菅聡美らと共演している。2005年には「LemonTeen Plus」からジュニアアイドルとしてグラビアデビューした。 人物 「ラブベリー」(徳間書店)の専属モデルの菅沼美帆とは同期で、小中学校・学科は違うが同じ高校へ通っているので知り合いである。 趣味は、プリクラを撮ること。 部活ではバスケットボール部に所属し、キャプテンをしていた。 部屋は姫系に、ピンクで統一している2007年3月号現在「ニコラ」。 当時は地元のダンススクールに習っていた。豊川市(TCスプラウト) 出演 雑誌 「ニコラ」(新潮社、2004年11月号 - 2008年)専属モデル 「LemonTeen Plus」vol.06 - グラビア2ページ (バウハウス) 「UP to boy」 増刊号 Vol.01 エンジェル系 グラビア(ワニブックス) イベント ニコラ開放日(東京) テレビ 『ニコモノ!』(テレビ大阪) 脚注 Template 脚注ヘルプ 外部リンク ムーン・ザ・チャイルド 亀澤杏奈 Template DEFAULTSORT かめさわ あんな Template Fashion-bio-stub Template Idol-stub {{基礎情報 会社 |社名 = 株式会社シルバーレーン |ロゴ = |種類 = 株式会社 |国籍 = Template JPN |本社郵便番号 = 226-0011 |本社所在地 = 神奈川県横浜市緑区中山町601 |設立 = 1969年5月1日 |業種 = 9050 |事業内容 = ボウリング場・ダーツ・ビリヤード等の運営 |代表者 = 杉野明雄 |資本金 = 5,000万円 |外部リンク = http //www.silverlane.co.jp/ |特記事項 = }} シルバーレーンは神奈川県横浜市緑区中山にかつてあったボウリング場。 概要 1969年5月にオープン。1988年には日本初のビルトインタイプのカラオケボックスを設置。 2012年4月1日に閉場。閉場後はマンションが建設予定。 営業時間 平日 午前10時~深夜0時 金曜日・祝前日 午前10時~深夜1時 土曜日 午前9時~深夜1時 日曜日・祝日 午前9時~深夜0時 施設 1F ボウリング:24レーン プロショップ日昇 レストラン シャトー ゲームコーナー 2F カラオケ バーラウンジ オアシス ビリヤード場 ダーツ 雀荘 会議室 2Fの各施設は2011年5月8日に閉鎖。 アクセス 各線中山駅北口より徒歩5分 Template DEFAULTSORT しるはあれん {{ActorActress | 芸名 = 村本明久 | ふりがな = むらもとあきひさ | 国籍 = 日本 | 身長 = 183 cm | 血液型 = O型 | 生年 = 1983 | 生月 = 12 | 生日 = 26 | 出生地 = Template JPN・北海道釧路市 | 職業 = 俳優 | ジャンル = 映画・テレビドラマ・舞台 | 主な作品 = 映画 『のぼうの城』(2012年)舞台 『十三人の刺客』(2012年) }} 村本明久(むらもと あきひさ、1983年(昭和58年)12月26日 - )は、日本の俳優。血液型O型。身長183cm。体重72kg。 アークエムプロモーション所属。 北海道札幌市出身。北海道野幌高等学校 卒業。趣味は乗馬、テニス、バスケット。 特技は殺陣。資格は普通自動車・大型自動二輪。 人物・略歴 北海道釧路市で生まれ札幌市で育つ。 公立北海道野幌高等学校 出身。 殺陣歴5年 2009年チーム「彗星」結成し代表を務める。 出演 映画 TAJOMARU(2009年 監督 中野裕之 配給ワーナー・ブラザース) 足利義政の使者 役 桜田門外ノ変(2010年 監督 佐藤純彌 配給 東映) 黒沢忠三郎 役の殺陣吹き替え ファイナルジャッジメント(2012年 監督 浜本正機 配給日活) 大学生A役 桜蘭高校ホスト部(2012年 監督 韓哲 配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 桜蘭高校の守衛 役 BRAVE HEARTS 海猿(2012年 監督 羽住英一郎 配給 東宝) 遺書を書くビジネスマン 役 のぼうの城(2012年 監督 犬童一心 配給 東宝、アスミック・エース エンタテインメント) 合力の将 鈴木孫佐衛門 役 テレビドラマ 実験刑事トトリ (NHK) 第三話 警察官1 役 青空の卵 (BS朝日)第一話 スーパーの店長役 クローバー (TX) 電報日和 (CX) 恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか? (CSフジ) 内田康夫サスペンス・福原警部 フグハラ体型の警部と美人刑事の殺人捜査 コンビニ店主 役 ラッキーセブン(CX) もう誘拐なんてしない(CX) 聖なる怪物たち(EX) 第一話 代議士SP 役 私が恋愛できない理由(CX) 大河ドラマ 平清盛(NHK) 殺陣要員として出演 アザミ嬢のララバイ (MBS) 第八話 コンビニ店主 役 CM 中古住宅情報館 無口な夫婦編 舞台 真田十勇士(演出 宮田慶子 場所 赤坂ACTシアター・中日劇場・梅田芸術劇場) 2013年8月公演予定 十三人の刺客(演出 マキノノゾミ 場所 赤坂ACTシアター・大阪歌舞伎座) 浪人の頭・明石藩 役 里見八犬伝 (演出 深作健太 場所 新国立劇場・NHK大阪ホール) 役人侍・生ける屍 役 平成中村座五月大歌舞伎 佐倉義民傳 世界劇「黄金の刻」(総合演出 なかにし礼 場所 日本武道館) MOTHER~君わらひたまふことなかれ 11月15日の夜空に セピア色した風の中で その他 巨神兵 東京に現わる 巨神兵操演 構成劇 『ふくしまからのメッセージ』演出助手 シマ商会人物史再現ドラマ 主演 島一役 関連項目 北海道出身の人物一覧 外部リンク 殺陣チーム【彗星】 - 公式サイト 村本 明久 ブログ【俳優一本!!】 Template DEFAULTSORT むらもとあきひさ Template people-substub 酒井信明(さかい のぶあき1976年 - )は日本のクラシック音楽の作曲家。 略歴 大阪音楽大学作曲科を中退後、京都市立芸術大学音楽学部作曲科で学び卒業。 作風 フランス近代音楽の強い影響下(「紫は水に映らずOp.1」)から流麗な音色美でスタートした彼の創作は、やがて対位法やフーガといった書法の再履修を強く意識するようになり、原博のような「様式演習」の傾向を強めてゆく。これにより、一時期は調性音楽演習でしかない時期が存在した。公式サイトの開設時は日本語でほとんどの作品の解説が行われていた。 公式サイトから日本語ページが消滅し、英語ページ単独になった時と前後して作風がいびつに変わり始める。十二音の多声対位作品の演習から個々の音名を選び抜く態度と持ち前の造形感覚を生かした書法を2005年辺りに完成させた。「オーボエソナタ op.13」では調性なのか無調なのか区別がつきにくい音選択が延々と並んでいるだけである。恐らく最初の重要作となった「ピアノ協奏曲 op.14」では「オーケストラの中と下半分が欠落した」編成でかかれ、奇妙な和声感覚とピアノのスピード感が追求されている佳品である。この時期の作品は演奏がなされていない。調性音楽の作曲は現在も継続しており、伝統音楽で用いられたイディオムの「あくまでも拡張」という形で全作品が総括されている。 興味の対象が音色から音名へ移り変わった後に、興味深い創作活動を展開している点では同世代の西澤健一の歩みと似通っている。原博の言う「同時代と無縁の、機能和声に基づく孤独な歩み」を選択する作曲家たちが日本に育っていることがこの二名の創作歴に表れている。作曲のみならず、ピアノ即興をアップする試みも開始されている。近年では、リコーダーの即興やlilypondを用いたオートマティズムへの興味も散見される。 外部リンク 公式サイト 斉藤 祐輝(さいとう ゆうき、1979年10月31日 - )は、大阪府(東京都とも)出身のピアノ、オーケストラを中心とした作曲家、またはピアニストである。音楽のみならず、CGアートや絵画などでもその才能を発揮している。 略歴 1998年大阪府立羽曳野高等学校卒業。2002年大阪芸術大学音楽学科卒業。以後、演奏活動、作曲活動とピアノを中心とした教育活動を積極的に行う。その後、CG作品も手がける。その場にあわせ即興的な演奏をしたり、また絶対音感の持ち主でもあるため、一度聴いたメロディーをすぐさまピアノで奏でるなど、パフォーマンス性の高い演奏活動も行う。性格は至って楽天的で感情を露にすることは稀。演奏中にミスがあってもすぐに切り返すなど、臨機応変なパフォーマンスも見せる。 作曲様式 十二音技法などを使わない、通常の音階的な作曲様式を用いている。作風としては、19世紀以降のロマン派音楽に近いものがある。ショパンやラフマニノフを彷彿とさせる作品が多い。しかし、2000年以降の作品は独自の和声進行、半音階を多用するなど、独特の作風の音楽を生み出すようになる。 ピアニストとしての活動 ショパン、リストやラフマニノフ、ベートーヴェンなどの古典派後期からロマン派にかけての作品を中心に演奏活動を行う。2005年以降はピアニストとしてよりも音楽教育の場で活躍することが多くなった。 主な作品 自分自身のための12の練習曲(1997年) 3つの即興曲(1999年) 変奏曲とフーガ ハ長調(2000年) ピアノソナタ1~6番(1997~2007年) ピアノソナタ第6番第2楽章「夜」(1999年) 「手紙」(2000年) 華麗なる大ソナタ 変ニ長調(2001年) 即興性豊かにして無限なる大変奏曲 ホ短調(2003年) ピアノ協奏曲第1番 嬰ハ短調(2003年) 演奏活動 大阪梅田コミュニティープラザにてピアノコンサートを開催(1998年 - 2003年) 大阪梅田ザ・フェニックスホールにてリサイタル(2000年) 埼玉県川口市リリアホールにてリサイタル(2001年) 舞台 「月」(1997年) オペラ「フィガロの結婚」(1999年) オペラ「魔笛」(不明) メディア CD(ピアノ) 斉藤祐輝ピアノ作品集(2000年) 斉藤祐輝ピアノ作品集2(2000年) ショパン ピアノ作品集(2007年) ショパン:ピアノ協奏曲第1番(2007年) 外部リンク Yuki s Style(公式サイト) Template DEFAULTSORT さいとう ゆうき {{Infobox 人物 |氏名 = 石井 あつこ |ふりがな = いしい あつこ |画像 = |画像サイズ = |画像説明 = |生誕地 = Template JPN・東京都 |住居 = 東京都多摩市 |出身校 = |職業 = 廃道・隧道愛好家フリーライター |身長 = |体重 = |公式サイト = 『kotokotori』 |補足 = }} 石井 あつこ(いしい あつこ)は、廃道・愛好家、フリーライター。メディアにより愛称の「トリ」名義で活動。 略歴 6月7日東京都に生まれる。ネットサーフィン中にたまたま平沼義之の廃道関連サイト『山さ行がねが』を閲覧したのがきっかけとなり、その中の「生保内手押し軌道・第一隧道」の写真に感激し、廃道・廃隧道に興味を持つようになった。東京都多摩市在住。 人物 廃道や隧道を「王子様」と呼んでいる。 和裁と着付けができる。 夢は鳥になること。 現在の愛車は、廃道探索時の機動性に優れたスズキ・ジムニーターボ。ちなみに、高速道路は「眠くなる」と言う理由で苦手とし、どのような長距離取材でも一般道走行を好む。 著書・作品 単著 共著 『廃道をゆく3』(2011年 イカロス出版) 出演 講演・イベント 『廃道ナイト3! 2010秋! ~最高に廃道が好きな俺たち私たち』(2010年10月16日 東京カルチャーカルチャー) 『横須賀隧道めぐり』(2011年7月23日・30日、8月6日 横須賀市) 『廃道ナイトよん! ~納涼!節電!!廃隧道で夕涼み~』(2011年8月13日 東京カルチャーカルチャー) 『~神奈川~ 横須賀隧道めぐり』(2011年10月15日・29日、11月12日 横須賀市) 『廃道ナイト番外!! 現道も廃道もDVDも本もね!』(2013年3月23日 東京カルチャーカルチャー) テレビ・ラジオ出演 『熱中スタジアム』「廃道LOVE」(2011年2月11日 NHK) 『空から日本を見てみよう』「京浜急行2時間スペシャル」(2011年9月15日 テレビ東京) DVD 『廃墟賛歌 廃道クエスト Obroad Quest』(2013年 ハピネット) 関係項目 廃道 隧道 平沼義之 - 廃道・廃線・隧道愛好家、フリーライター。 外部リンク kotokotori - 公式サイト Template Twitter Template DEFAULTSORT いしい あつこ {{Infobox_Musician | Name = LOKA | Background = band | Alias = | Died = | Origin = Template JPN | Genre = オルタナティヴ・ロックメタル | Occupation = バンド | Years_active = 2012年 - | Label = クロス・ザ・リミット | Production = クロス・ザ・リミット | Associated_acts = | Influences = | URL = http //loka-official.com/ | Current_members = Kihiro(ボーカル) 勝己(ベース)KEN ICHI(ドラム) | Past_members = }} LOKAは、3人組の日本のバンド。 概要 ジャンルはハードロック、ヘヴィメタル。インダストリアル、ハウス等の要素も取り入れクラブでも聞ける様なサウンドをモットーに活動している。 沿革 2012年1月にボーカルKihiro (Supe)により結成。 2012年6月9日 KEN'ICHI (SEX MACHINEGUNS)正式加入。 2012年8月8日にデビューEP 01 -zero one-をインディーズで発売。 同年9月から12月まで全国30本ツアー敢行する中、11月7日にフルアルバム EnFLAME を同じくインディーズで発売。JMS(ジャパン・ミュージック・システム)を通じ両方のアルバムを全国発売。 2013年4月20日 勝己 (ex. CLAYFISH)正式加入。 2013年5月3日 EnFLAME 収録曲ALIVEのアコースティックバージョン及び 01 -zero one-収録曲 Don t ever leave me out のピアノリミックスを発売。 バンド略歴 ボーカル Kihiro Template Main 2000年 - 2010年までSupeのボーカル。2003年に全バンドメンバーをアメリカへと移住させ、カリフォルニア州ロングビーチ市を拠点にバンド活動を開始。アメリカでは1枚のEP、1枚のアルバムを発売。両方ともプロデューサーにトゥール、システム・オブ・ア・ダウン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ等のプロデュースで知られるTemplate 仮リンク、エンジニアにRichVeltropを迎え、EP『GROW IN THE COLD』, フルアルバム『2nd Place to None』を制作(ライブ会場のみでの販売で、現在までに日本、及びアメリカ国内で各々CD3,000枚を販売)を発売。 2007年には『U.S. TOUR’07』と銘打たれたこのツアーでは西海岸カリフォルニア州から東海岸フロリダ州まで12州35都市、およそ3ヶ月で50本にも及ぶツアーを敢行。この活動の模様はアメリカ各都市でラジオ、TVや雑誌など様々なメディアで取り上げられた。2008年にはアメリカ大型フェスティバルバンズ・ワープド・ツアー Template 仮リンクに参加。 この頃は年間100本、総移動距離約3万キロのツアーを2009年秋まで続けていた。 2009年秋から2010年春の間にミニアルバム「The Black」と「The List」をリリース。日本国内で各々約4,000枚販売(累計8,000枚)。 2010年にSummer Sonicマウンテンステージに出演。 同年9月にSupe無期の活動休止。約2年を経て「LOKA」を始動。 これまでの共演アーティスト ストーリ・オブ・ザ・イヤー (2008年アメリカワープド・ツアー、2009年台湾・北京TOUR, 2010年JAPAN TOUR全公演) Template 仮リンク (2009年JAPAN TOUR、2009年アメリカHED to HEAD TOUR18州、35都市) Template 仮リンク(2009年アメリカHED to HEAD TOUR 同上、尚このワンツアーでCD会場販売1000枚を超す販売数を記録) その他にフェスやツアー中のライヴ等でペニーワイズ、アズ・アイ・レイ・ダイング、パラモア, Template 仮リンク,Dislocated Styles, Template 仮リンク, ゼブラヘッド, Template 仮リンク, D.R.I.とも共演。 ドラム KEN ICHI Template Main 2007年夏、SEX MACHINEGUNS再始動に伴うオーディションが開催される。 プロアマ問わず200名を超える応募の中からオーディションを経て、同年10月、第5期SEX MACHINEGUNSのメンバーに抜擢される。 SEX MACHINEGUNSのメンバーとして、これまでにオリジナルアルバム3作品、シングル3作品、トリビュートアルバム数作やライブDVDを発表。 毎年約60本から100本のライブをこなしてきた。 その他にも、高見沢俊彦(THE ALFEE)のソロアルバムや、インザーギ(メガマソ)のソロアルバム、 SPEED VIOLATIONのアルバム等、SEX MACHINEGUNS以外でも多方面での活動も行っている。 2012年春、自らの道を進む為、SEX MACHINEGUNS脱退を表明。 2012年6月LOKAに正式加入。 ベース 勝己 (カツミ、1983年5月22日 - ) 5月22日生まれ 2004年CLAYFISHにてメジャーデビュー、RIZE, Def Tech,10-FEET,SNAIL RAMP等 のメジャーアーティストと共演。2006年にCLAYFISH解散後、スタジオミュージシャンとして活動。 2012年には黒夢のミュージックビデオ「Love Me Do」でGuitaritstとして参加。 2013年4月にLOKA正式Bassとして加入。 現在のメンバー ボーカル Kihiro ドラム KEN'ICHI ベース 勝己(Katsumi) ディスコグラフィー EP 「01」zero-one(2012年8月8日) The World is Yours Everybody Rock N Roll Hey God Naked to my Soul Don t ever leave me out アルバム 「EnFLAME」(2012年11月7日) SLICK CLUB ROCK SHIT JIVE YELLOW CHERRY PYTHON LEFT OF ME OBLIVION HEART FIGHT NIGHT ALIVE DVD Everybody Rock n Roll (2012年7月29日) Naked to my soul (Tower Records にて 01 -zero one-購入時特典)(2012年8月8日) SLICK(2012年11月16日) シングル Make it Through (2012年5月9日)東北地方太平洋沖地震復興支援プロジェクトソング ALIVE ACOUSTIC REMIX (2013年5月3日) Don t ever leave me out PIANO REMIX (2013年5月3日)iTunes, Template 仮リンク限定販売 関連項目 Kihiro KEN'ICHI 勝己 外部リンク LOKA OFFICIAL WEBSITE LOKA MUSIC DOWNLOAD SITE LOKA MUSIC VIDEO Kihiro OFFICIAL BLOG KEN ICHI OFFICIAL BLOG Template Music-stub 梨本真輝(なしもと まさき)は日本の陸上競技選手。千葉県出身。 流山市立南部中学校卒、市立船橋高校卒、大東文化大学スポーツ科学科在学中。
https://w.atwiki.jp/kihonsho2/pages/16.html
【基本書】 【その他参考書】 【入門書・概説書】〔一冊本〕 〔概説書〕 〔その他入門書〕 【注釈書・コンメンタール】〔家族法(親族・相続法)〕 【判例集・ケースブック】〔ケースブック〕 【演習書】 ※このページでは、原則として、民法のほぼ全範囲を扱った書籍が紹介される。 【基本書】 内田貴『民法I-IV』東京大学出版会(I 総則・物権総論 2008年4月・第4版、II 債権各論 2011年2月・第3版、III 債権総論・担保物権 2020年4月・第4版、IV 親族・相続 2004年3月・補訂版)……旧司法試験時代の定番書。ケース・メソッド形式の基本書。判例を簡明にまとめたケースを起点として解説をしていくスタイルを基本とする。内容は高度だが全体的に読みやすい構成となっている。もっとも、一見平易に見える本書だが、限られたページ数で司法試験に必要な事項を網羅するという執筆方針の代償として、初学者がまず頭に入れるべき基本事項の説明が圧縮されているため、広い行間を自分の頭で補いながら読み進め、さらりと書かれた重要情報を正確に読み取るには、読み手にも高度な読解力が要求される。条文の要件・効果に関する記述は曖昧な箇所が多く(要件の説明がコラムに投げられていることすらある)、本書では条文を起点として解釈する姿勢が身に付きづらいという難点が指摘されている。また、現在の通説をあたかも克服された説のように説明したり、未だ重視されている判例について、先例性は失われたと述べる箇所がある等、自説を前面に押し出して判例・通説を軽視する傾向があるという難点も指摘されている。特に、I(総則・物権総論)はこうした傾向が強いため注意が必要である。逆説的だが、初学者であればあるほど、本書だけで済まそうとせず、他の基本書も適宜参照するようにしたほうがよいと言える。IV(親族・相続)は、改訂が遅れ、内容はかなり古くなりつつある。A5判、544頁・680頁・720頁・576頁。 近江幸治『民法講義I-VII』成文堂(I 民法総則 2018年4月・第7版、II 物権法 2020年4月・第4版、III 担保物権法 2020年4月・第3版、IV 債権総論 2020年9月・第4版、V 契約法 2022年2月・第4版、VI 事務管理・不当利得・不法行為 2018年10月・第3版、VII 親族法・相続法 2015年6月・第2版)……内田以前の定番書。二色刷り・図表多用など、見た目は予備校本風であるが、内容には定評がある。著者の専門分野であるIIIの担保物権法は特に評価が高い。事例を解決するにあたって結論に影響を及ぼさない点についても、学説を豊富に紹介しつつ、どのような解釈論があるのかを図を用いて丁寧に説明しているため、わかりやすい。ただし、司法試験の作問傾向的には不要な部分も多々あり、所々で異説を採用している部分があることには注意を要する(例えば、物権行為の独自性を肯定する立場からの売買契約の記述など)。民法の解釈論をきっちりと学びたい人に有益だろう。Iの第7版第1刷は、訂正・正誤表が作成されている。I~Ⅵは最新版にていずれも債権法改正に対応。A5判、I:428頁、II:322頁、III:404頁、IV:352頁、V:368頁、VI:302頁、VII:412頁。 山田卓生ほか『民法I-V(有斐閣Sシリーズ)』有斐閣(I 総則:2018年1月・第4版、II 物権:2022年3月・第5版、III 債権総論:☆2023年4月・第5版、IV 債権各論:☆2023年3月・第5版、V 親族・相続:2012年9月・第4版)……定評のあるSシリーズ。特に重要な部分に★印が付されている。入門はもとより、択一用のまとめテキストにも好適で、受験生の間でも人気がある(ただし、全ての肢を網羅している訳ではない)。特に物権と債権総論が好評だが、基本的にはずれはない。ただし、Vの親族・相続に関しては、伊藤執筆部分で異説が展開される場面が多く、使いにくいとも言われる。また、Vについては改正民法に非対応であるが、今後の改訂はないとのことである。四六判、340頁・406頁・342頁・548頁・252頁。 我妻榮ほか『民法1-3』勁草書房(1 総則・物権法 2021年4月・第4版、2 債権法 2022年12月・第4版、3 親族法・相続法 ☆2024年1月・第5版)……通称「ダットサン」。伝統的通説。小型だが、民法と関連法の概要・歴史、条文の趣旨・要件・効果を網羅している。これだけでは司法試験対策としては情報量が心もとない面もあるが、文章が非常に読みやすく、記述も安定感があるため、今なお人気がある。総まとめにも便利。『民法3 親族法・相続法』の第4版において、債権法、相続法等の改正に対応。また、横組み2色刷となった。なお、第4版以降の改訂は、1:鎌田薫、2:野村豊弘・沖野眞已、3:野村豊弘がそれぞれ担当。四六判、608頁・704頁・488頁。 平野裕之『コア・テキスト民法I-VI』新世社(I 民法総則:2017年9月・第2版、II 物権法:2018年9月・第2版、III 担保物権法:2019年1月・第2版、IV 債権総論:2017年10月・第2版、V 契約法:2018年3月・第2版、VI 事務管理・不当利得・不法行為:2018年5月・第2版)……財産法完結(親族・相続法の刊行予定あり)。レベルは平野レインボーの一段階下の位置づけ。未修者から上級者までを対象とした中級テキスト。判例・通説をわかりやすく解説しているだけでなく、同程度のレベルの類書と比較すると、学説の最新動向や著者の自説もきちんと明示しており、独習にも使える内容になっている。図表・網掛け・下線に加え、レジュメ的な文体は好みが分かれる。理論面の解説に重きを置いているので、択一式試験に必要な細かい知識は、別途、択一六法等で適宜補充する必要がある。本書に対応した演習書として『コア・ゼミナールI-IV』が、本書のダイジェスト版として『コア・テキスト民法 [エッセンシャル版]』がある。A5判、384頁・296頁・304頁・392頁・424頁・352頁。 平野裕之『民法総則』『物権法』『担保物権法』『債権総論』『債権各論I 契約法』『債権各論II 事務管理・不当利得・不法行為』日本評論社(民法総則:2017年9月、物権法:2022年10月・第2版、担保物権法:2017年3月、債権総論:2023年4月・第2版、債権各論I 契約法:2018年8月〔☆2024年10月・第2版改訂予定〕、債権各論II 事務管理・不当利得・不法行為:2019年12月)……財産法完結(引き続き、親族法・相続法の出版予定あり)。同著者によるコア・テキスト民法シリーズ(新世社)と民法総合シリーズ(信山社)の中間レベルに位置づけられる中・上級者向けの通読用テキストシリーズ。通称「平野レインボー」。学力の向上に合わせ段階的に学習ができる構成を意識したとされる。図表はあえて用いず、発展的内容は◆マークを付して小フォント化。判例の解説・分析を中心として、比較法や起草過程は最小限の解説に留め、学説も代表的なものに限定して説明している。重要判例を引用しているのも親切。決して初学者向けではないが、特定の項目について判例の理論的立場を確認したり学説の対立状況を調べる、という目的のためには初学者にとっても大変便利な書物である。平成29年改正に対応。物権法第2版で令和3年物権法改正に対応。電子書籍版あり。A5判、512頁・498頁・332頁・604頁・528頁・528頁。 山野目章夫『民法概論1-4』有斐閣(1 民法総則:2022年3月・第2版、2 物権:2022年3月、3 債権総論:☆2024年4月、4 債権各論:2020年3月)……民法財産編全体を概説するシリーズ、財産法完結。債権法改正に対応(平成29年民法改正後の条文に基づいた講述となっている)。2の物権は令和4年までの改正法に対応。本文で基本的事項(文献引用なし)、囲みのコラムで発展的事項(文献引用あり)を扱う。特徴としては、常に具体例を挙げて説明しているため初学者にもイメージが掴みやすいこと、要件事実にも配慮していること、既存の説明を所与のものとはしていないこと、コラムで発展的な内容も解説しており中上級者の需要にも耐えること、が挙げられる。ウィットに富んだ山野目節ともいうべき独特の文体は好き嫌いが分かれるかもしれない。条文索引あり。電子書籍版あり。A5判、394頁・576頁・586頁・540頁。 佐久間毅ほか『民法I-VI(LEGAL QUEST)』有斐閣(I 総則:2020年3月・第2版補訂版、II 物権:2022年3月・第4版、III債権総論:2022年4月、Ⅳ 契約:2021年12月、V 事務管理・不当利得・不法行為:2020年3月・第2版、VI 親族・相続:☆2022年3月・第6版)……共著本。VIの出来が良く、定番の書となっている一方で、I・II・Vは記述のムラが激しく、やっつけ仕事ぶりが出てしまっている。章末に練習問題付。電子書籍版あり。A5判、366頁・450頁・頁・400頁・390頁・504頁。 奥田昌道ほか編『法学講義民法1-』勁草書房(1 総則:2018年5月・第3版、2 物権:年月、3 担保物権:年月、4 債権総論:年月、5 契約:年月、6 事務管理・不当利得・不法行為:年月)……悠々社から出版されていたものの改訂新版。平成29年改正民法(債権法)に対応。A5判、368頁・頁・頁・頁・頁・頁。 大村敦志『新基本民法1-8』有斐閣(1 総則編―基本原則と基本概念の法:2019年11月・第2版、2 物権法編―財産の帰属と変動の法:☆2022年3月・第3版、3 担保編―物的担保・人的担保の法:☆2021年3月・第2版、4 債権編―契約債権の法:2019年12月・第2版、5 契約編―各種契約の法:2020年4月・第2版、6 不法行為編―法定債権の法:2020年4月・第2版、7 家族編―女性と子どもの法:2014年12月、8 相続編―遺産管理の法:2017年4月)……基本民法シリーズをリニューアル。1・2・3・4・5・6の第2版は民法改正に対応。個々の条文や判例についての細かな知識を伝達するというよりも、むしろ民法に定められた各種の制度ごとに,民法学界での最新の議論状況・研究動向を反映させた概説を提供することを目指した書物。文章自体は平易で読みやすいが、著者の「民法観」や学問的関心に従って叙述が組み立てられているため、初学者が読む場合は(本書の特長を生かすためにも)他の教科書と併用することが望ましい。2色刷。電子書籍版あり。A5判、284頁・228頁・242頁・252頁・264頁・224頁・226頁・230頁。 小野秀誠ほか『新ハイブリッド民法1-5』法律文化社(1 民法総則:☆2023年10月・第2版、2物権・担保物権法:2023年5月・第2版、3 債権総論:2018年10月、4 債権各論:2018年5月、5 家族法 2021年11月)……『ハイブリッド民法』の民法債権法改正に対応した改訂版。電子書籍版あり。A5判、362頁・352頁・350頁・350頁・408頁。 松尾弘ほか『民法1-5(弘文堂NOMIKAシリーズ)』弘文堂(1 総則 未刊、2 物権・担保物権法 2008年9月・第2版、3 債権総論 2007年11月、4-1 債権各論I―契約・事務管理・不当利得 2008年12月、4-2 債権各論II―不法行為法 2017年9月・第3版、5 親族・相続法 2020年7月・第3版)……「弘文堂NOMIKAシリーズ」は、パンデクテン・システムに沿って、あえて《総論から各論へ》・《一般原則から具体的問題へ》というオーソドックスなスタイルを用いて民法を叙述することを基本コンセプトとした民法テキストのシリーズである。二色刷、図表を用いてわかりやすく説明する。現在、「総則」に相当する部分が未刊となっている。A5判、頁・450頁・344頁・464頁・256頁・480頁。 千葉恵美子ほか『民法1-7(有斐閣アルマSpecialized)』有斐閣(1 総則:☆2024年3月、2 物権 2022年5月・第4版、3 担保物権 2020年12月・第3版、4 債権総論 ☆2023年4月・第2版、5 契約 2018年4月、6:☆2023年8月、7 親族・相続 ☆2023年10月・第7版)……共著本。7の親族・相続は、スタンダードな家族法の教科書として広く使われている。四六判、470頁・428頁・404頁・452頁・428頁・404頁・488頁。 川井健『民法概論I-V』有斐閣(I 民法総則 2008年3月・第4版、II 物権 2005年10月・第2版、III 債権総論 2009年4月・第2版補訂版、IV 債権各論 2010年12月・補訂版、V 親族・相続 2015年12月・補訂版[良永和隆補訂])……著者は2013年に逝去。図表の類を用いないオーソドックスな基本書。伝統的通説(我妻説)の立場から、ひっかかる論点を地引網のように次々と拾っていく。取り上げられる判例・学説は網羅的で、民法概論の名にふさわしい。自説の主張は控えめで、各説を比較的公平に紹介しており、記述はやや平板だが分かりやすい。しかし、概説書に徹するためか、論点ごとのつながりが悪くなっていることも少なくなく、全体として論点をぶつ切りにして提供されている印象を受ける。また、II(物権)、特に担保物権の記述は、主要判例の判示事項と判決要旨を並べただけといってもよく、その値段に見合うものとはいえないと評価する者もいる。もっとも、見方を変えれば、基本書としての「無色透明さ」があり、幅広いニーズに応えることができるともいえる。また、判例の数・網羅性については類書の中で群を抜いており、択一式試験の学習には非常に有益である。V(親族・相続)は、択一式試験対策に好適。なお、債権法等の改正には対応しておらず、また、著者逝去により今後の改訂は見込めない。A5判、412頁・536頁・404頁・572頁・266頁。 大村敦志『基本民法I-III』有斐閣(I 総則・物権総論 2007年3月・第3版、II 債権各論 2005年4月・第2版[2010年・第6刷補訂]、III 債権総論・担保物権 2005年5月・第2版)……財産法完結。内田民法と同じ体系を採り、内田民法の7割程度の分量でコンパクトに財産法をまとめている。初学者向けながら、高度な内容にも踏み込んでいる部分もあり、上級者であっても得るものが多い。むしろ、非常に広い行間が初学者にはやや難しいかもしれない。その場合には、他の基本書を読んだうえで、二冊目の基本書として読むのがよいであろう。著者自身も、本書だけでなく、他の本との併読を進めている。2色刷。副読本として『もうひとつの基本民法I・II』有斐閣(I 2005年2月、II 2007年10月)がある。『民法のみかた-『基本民法』サブノート』有斐閣(2010年6月)は民法全分野(家族法含む)にわたる必要最低限の情報を凝縮したレジュメで、学者が書いた予備校まとめ本といった趣。 加藤雅信『新民法大系I-V』有斐閣(I 民法総則 2005年4月・第2版、II 物権法 2005年4月・第2版、III 債権総論 2005年9月、IV 契約法 2007年4月、V 事務管理・不法利得・不法行為 2005年4月・第2版)……財産法完結(ただし、担保物権法はない)。歴史的視座、比較法的視座、法社会学・法人類学的視座から独自の民法理論を構築している。民法の関連分野の記載も充実。学生を主要な読者層としているため、基本的事項・通説(我妻説)・判例の紹介が平易な文章できちんとされているほか、要件事実論にも配慮してある。また、少数学説も網羅しており、事項索引・判例索引の他、条文索引や詳細な参考文献一覧、更には新旧の民法・破産法の条文対照表まで付く至れり尽くせりの本である。しかし、分量の関係で自説の説明以外はかなり圧縮されているうえ、論点落ちもある。なお、研究書としての性格も持たせているため、部分的には極めて高度である。不当利得法については、加藤説が最高裁判例に採用されていることもあり、一読の価値がある。 平野裕之『民法総合3・5・6(民法総合シリーズ)』信山社(3 担保物権法:2009年8月・第2版、5 契約法:2008年3月、6 不法行為法:2013年6月・第3版)……著者のシリーズの中では最も高いレベルの位置づけ。読者として学生のみならず、実務家・研究者も対象としている。詳細な記述に加え、判例集も兼ねた、重厚な体系書に仕上がっており、調べ物に適する。A5変型判、432頁・776頁・576頁。 平野裕之『基礎コース民法I・II(基礎コース[法学]3・4)』新世社(I 総則・物権法 2005年4月・第3版、II 債権法 2005年4月・第2版)……2冊で財産法全分野を概説。著書曰く現代のダットサンを目指したとのこと。A5判、504頁・520頁。なお、同シリーズの民法財産法における入門書として、『基礎コース 民法入門(基礎コース[法学]2)』新世社(2001年4月)がある。A5判、200頁。 田山輝明『民法要義I-VI』成文堂(I 民法総則:☆2023年2月・第4版追補版、II 物権法:2012年5月、III 担保物権法:2013年10月・第3版、IV 債権総論:2011年4月・第3版、V 契約法:2006年5月、VI 事務管理・不当利得・不法行為:2016年5月・第3版)……財産法完結。手堅い記述ながらも、図表やケースメソッドを多用しており、理解しやすい。民法総則の第4版追補版は、第4版(2010年)の一部を修正の上、別冊資料として2017年以降の民法(債権法)改正等による改正点とその改正理由を付けたものであり、2017年以降の民法改正に全面的には対応していない。A5判、362頁・270頁・252頁・281頁・388頁・346頁。 清水元『プログレッシブ民法』成文堂(物権法:2010年5月・第2版、担保物権法:2013年4月・第2版、債権総論:2010年4月、債権各論I:2012年3月、債権各論II:2015年2月)……未完。著者は2014年に逝去。A5判、212頁・338頁・360頁・314頁・388頁。 小野秀誠ほか『ハイブリッド民法1-5』法律文化社(1 民法総則 2014年4月・第2版、2 物権・担保物権法 2007年3月、3 債権総論 2006年11月、4 債権各論 2007年4月、5 家族法 2017年4月・第2版補訂)……法学部と法科大学院を架橋する教材となることを目的として執筆されている(はしがきより要約)。新トピックも網羅。5の家族法は定評あり。A5判、360頁・350頁・346頁・340頁・396頁。 奥田昌道ほか『法学講義民法1-6』悠々社(1 総則 2007年・第2版、2 物権 2005年10月、3 担保物権 2006年7月、4 債権総論 2006年、5 契約 2008年、6 事務管理・不当利得・不法行為 2006年)……判例・通説を踏まえたスタンダードテキスト。財産法完結。判例については、本シリーズの姉妹編ともいうべき『判例講義民法I 総則・物権』、『同・II 債権』との連動が図られていた。A5判、382頁・212頁・256頁・392頁・388頁・336頁。なお、出版社である株式会社悠々社は平成29(2017)年6月30日をもって廃業となり、書籍の販売はすべて終了となった。 (古典:平成16年民法現代語化以前) 我妻榮『民法講義Ⅰ-Ⅴ4』岩波書店(I・1965年5月・新訂〔10刷にて補訂あり〕、II・1983年5月・新訂〔有泉亨補訂。3刷にて補訂あり〕、III・1968年11月・新訂〔3刷にて補訂あり〕、IV・1964年3月・新訂〔10刷にて補訂あり〕、V1・1954年12月、V2・1957年5月〔16刷にて補注あり〕、V3・1962年7月、V4・1972年1月、いずれもOD版対応。)……著者は1973年に逝去。民法で通説といえば、概ね我妻説を指す。不法行為法・親族法・相続法は民法講義としては未出版だが、同著者による『事務管理・不当利得・不法行為(新法学全集)』日本評論社(1937年3月、復刻版1988年11月)、『親族法(有斐閣法律学全集)』有斐閣(1982年3月、OD版2001年4月)があるため、ほぼ全範囲にわたって著書があることになる。大部であるので、マイナーな議論まで網羅的に取り扱っていることのほか、極めて抽象的な定義付けから体系的に論じていく点に、近時の本には見られない特徴がある。古いとはいっても、今なお実務への影響力は強く、余力のある学生は、総則・物権・債権総論などを今から読んでおきたい。なお、文中で登場する「通説」は鳩山説などを意味していて、著者がそれに対して異論を述べた説が現在の通説となっていることがある。本書で紹介される学説には、すでに絶滅したものも少なくない。したがって、すでに民法を一通りマスターし、学説史にも明るい学生でなければ、混乱をきたす可能性もある。我妻であるから、あるいは実務であるからといって無批判、無条件に鵜呑みにすることなく、本書で展開されているのは基本的に戦前ないし戦後初期の理論であるということを念頭に置いて熟読することが望まれる。 鈴木禄彌『民法総則講義』『物権法講義』『債権法講義』『親族法講義』『相続法講義』創文社(2003年9月・2訂版、2007年11月・5訂版、2001年10月・4訂版、1988年4月、1996年8月・改訂版、相続法講義以外は創文社オンデマンド叢書でOD版対応。)……著者は2006年に逝去。物権法のみ現代語化に対応。学習の便宜のため、あえて体系を崩しており、早くからケースメソッドを採用するなど、時代を先取りした画期的な教科書であった。抽象的な定義や要件・効果の羅列を避け、制度のあり方や実際の機能に専ら着目するという内容になっている。情報量も絞られており、端的に答えを知りたいときの辞書的な用法には向かないが、常に具体例をもとにして条文の趣旨が極めて明快に語られているので、通読によって大きな効果を発揮するだろう。抽象的な定義が書かれている教科書と併読するのが良いと思われる。主張・立証責任の配分についても充分な記述があり、本書に取り組むことで要件事実に関する理解も深まるであろう。時折挿入される図表がすこぶるよくできている点もよい。なお、判例に言及する際、判決文を引用しないため、判例集や判例付六法を準備して読むべきである。シリーズの中でも、特に『物権法講義』は名著といわれ、星野英一も自著のはしがきで「最高の水準」と絶賛している。 星野英一『民法概論1-4』良書普及会(I 序論・総則 1993年6月・改訂第16刷、II 物権・担保物権 1994年5月・合本再訂第10刷、III 債権総論 1992年2月・補訂版第6刷、IV 契約 1994年10月・合本新訂第5刷)……著者は2012年に逝去。自治大学校における講演テープに加筆し「自治実務セミナー」誌に連載したものにさらに手を加えたもの。本書の特徴としては、制度や概念につき、民法の規定と離れていきなり定義を書くことを努めて避け(はしがき)たことが挙げられる。これは、民法の理解はまず、条文から出発し、ついで判例によるその適用の知識を経なければならないとの考えによる。改版なきまま加筆がなされているので、できるだけ新しい刷数をチェックすべきである。契約法まで。版元の良書普及会が出版終了。家族法については放送大学のテキスト(放送大学教育振興会、1994年3月、A5判、201頁)あり。 松坂佐一『民法提要1-5』有斐閣(1974年12月・第3版、1980年12月・第4版、1982年2月・第4版、1993年7月・第5版、1992年3月・第4版、いずれもOD版対応。)……著者は2000年に逝去。かつての定番書。財産法完結・家族法あり。我妻説に立っている。 北川善太郎『民法講要1-5』有斐閣(2001年6月・第2版、2004年5月・第3版、2004年4月・第3版、2003年12月・第3版、2001年4月・第2版)……著者は2013年に逝去。財産法完結・家族法あり。記述は平板ながら、詳しい。契約責任説の主唱者である。自説僅少。判例が豊富に紹介されている。なお、潮見佳男と山本敬三は北川ゼミ出身。 船越隆司『民法総則』『物権法』『担保物権法』『債権総論』尚学社(2001年4月・改訂版、2004年4月・第3版、2004年4月・第3版、1999年4月)……中央大学名誉教授。 遠藤浩ほか『民法(1)-(9)(有斐閣双書)』有斐閣(1 総則 2004年9月・第4版増補補訂3版、2 物権 2003年5月・第4版増補版、3 担保物権 2003年12月・第4版増補版、4 債権総論 2002年12月・第4版増補補訂版、5 契約総論 1996年12月・第4版、6 契約各論 2002年9月・第4版増補補訂版、7 事務管理・不当利得・不法行為 1997年1月・第4版、8 親族 2004年5月・第4版増補補訂版、9 相続 2005年1月・第4版増補補訂版)……かつての司法試験民法のスタンダードテキスト。有力な中堅学者が長老陣になるまで30年間にわたり改訂を重ねてきたため、記述は安定している。判例・通説を基礎に有力説を加え、基本的事項を丁寧に解説する良書である。判例についても文字サイズを落として事案と判旨と評価をコンパクトに解説している。自説を抑えて書いてあるため、平板との声もあるが、よく読みこめば、それぞれの著者の個性が出ており飽きない。しかし、民法現代語化に対応したのは(9)のみであり、(5)と(7)は1996年の改訂が最後となっている。他は2002年から2004年にかけて改訂されており、担保物権は平成15年改正に対応しているので現在でも使えないわけではないが、使用者はかなり減っている。(9)を除き2004年の増刷を最後に絶版となった。 井上英治『財産法概論』中央大学出版部(2001年1月・第三版)……著名な予備校講師による財産法の教科書。法曹同人から出版されていた旧版を改訂し、大学出版部から刊行したもの。伝統的なパンデクテン体系を切り崩し、実際的観点から財産法分野を再構成。簡潔な叙述で、まとめ用として適している。ただし、内容は現代語化以前のもの。A5判、491頁。 【その他参考書】 内田貴・大村敦志編『民法の争点(新・法律学の争点シリーズ1)』有斐閣(2007年9月)……B5判、368頁。 池田真朗編著『民法Visual Materials』有斐閣(2021年3月・第3版)……資料、図表などを用いた「目で見る」サブテキスト。B5判、190頁。 椿寿夫・中舎寛樹編著『解説 類推適用からみる民法』日本評論社(2005年6月)……A5判、300頁。 椿寿夫・新美育文編著『解説 関連でみる民法1・2』日本評論社(2007年2月、2007年3月)……A5判、240頁・276頁。 椿寿夫・中舎寛樹編著『解説 新・条文にない民法――概念・制度がもっとよくわかる』日本評論社(2010年12月)……A5判、405頁。 北居功・花本広志・武川幸嗣・石田剛・田高寛貴『コンビネーションで考える民法』商事法務(2008年10月)……A5判、347頁。 加賀山茂『民法条文100選―100ヵ条で学ぶ民法』信山社(2017年2月)……A5変型判、260頁。 武川幸嗣『プラスアルファ基本民法(法セミ LAW CLASS シリーズ)』日本評論社(2019年3月)……学生が民法学を学ぶ上で重要なテーマ、学習上苦労するテーマを24選び、条文・条文解釈・判例を整理したもの。全24章。A5判、304頁。 遠山純弘『請求権から考える民法1・2・3(シリーズ全3巻)』信山社(1 契約に基づく請求権:☆2024年3月、2 契約に基づかない請求権:2023年3月・第2版、3 債権担保:2020年10月)……「2 契約に基づかない請求権」は、事務管理・物権・不法行為・不当利得。事例問題の解決を考える際に、その問題を考える順序に従って、各制度を学ぶという内容。誤植が多い。A5変型判、492頁・432頁・356頁。 澤田和也監修、大坪和敏編著ほか『図解 民法(総則・物権)(図解シリーズ)』、『図解 民法(債権)(同)』、『図解 民法(親族・相続)(同)』一般財団法人大蔵財務協会(総則・物権:2019年11月・令和元年版、債権:2019年11月・令和元年版、親族・相続:2020年8月・令和2年版)……「図解 民法(親族・相続)(令和元年版)」(2019年8月)において、平成30年民法改正における「成人年齢の引下げ」、『遺言制度の見直し』、『遺留分制度の見直し』、『特別の寄与』、『配偶者の居住の権利』の新設等「相続法制」の改正及びそれに伴う所要の措置等を織り込み、最新の裁判例等を踏まえて改訂。「図解 民法(親族・相続)(令和2年版)」において、令和元(2019)年の特別養子縁組制度の改正を反映。B5判、364頁・404頁・580頁。 (注)「債権法改正関係」については、「民法(債権総論)」のページを、「相続法改正関係」については、「民法(家族)」のページを参照。 【入門書・概説書】 〔一冊本〕 潮見佳男『民法(全)』有斐閣(2022年3月・第3版)……旧著『入門民法(全)』を改題したもの。通称『潮見全』。著者は2022年に死去。1冊で民法総則から親族・相続法までの民法全分野をカバー。パンデクテン体系に沿う。民法全体を判例・通説に絞って簡潔に記述しており、司法試験向きの実践的なまとめ本として受験生の間で支持を得ている。ただし、紙幅の都合上、重要な論点の記述は厚いが、その他の論点は大胆に省略されているため、網羅性は高くない。なお、著者は債権法に関する当代一流の学者であるが、物権法については専門外のため、本を書けるほどの知識がないと明言しており、本書の執筆も出版社に頼まれて行ったものと述べている。したがって、物権法に関しては、他の書籍の記述をなぞるだけになっており、穏当な記述とも平凡な記述とも言え、賛否が分かれる。なお、旧書名には「入門」とあったが、初学者に配慮された十分な説明はなく、入門用途には適さない(著者自身も、民法全体を学んだ者のための再入門の本であると述べている)。第2版で、相続関係改正や成年年齢関係改正などの各種法改正に対応した。第3版において、所有者不明土地に関する令和3年改正等に対応。電子書籍版(※プリントレプリカ版とリフロー版の2種類)あり。全9部。A5判、782頁。 道垣内弘人『リーガルベイシス 民法入門』日本経済新聞出版社(☆2024年1月・第5版)……旧著『ゼミナール民法入門』を改題したもの。初版(2014年1月)までは財産法分野のみだったが、第2版(2017年6月)から親族法・相続法が追加され、一冊で民法全体が学べる書となった。また、法律を初めて学ぶ者のために、第1章に法学入門も置かれた。教育効果や実際の機能を意識して、パンデクテン体系を崩した説明となっている。上掲の潮見『民法(全)』に比べると情報量が少なく、読み物としての性格が強いが、その分、読み手を飽きさせない記述となっている。また、一般的な基本書では十分な説明がない歴史的沿革や背景知識にも適宜触れられており、初学者が民法理論の全体像をつかむには最適の1冊と言える。第3版で、平成30年相続法改正、商法改正、消費者契約法改正、成年年齢の引き下げ等に対応。2017年・2018年民法改正に関係する箇所は、本文中に[改正点]マークが入れられ、明示されており、改正前民法との違いを意識しながら学ぶことができる。第5版では、2023年10月現在の法改正、重要判例が織り込まれている。電子書籍版あり。全13章。A5判、784頁(本文744頁)。 新井誠・岡伸浩編著『民法講義録』日本評論社(☆2023年3月・第3版)……一冊で民法全体(総則・物権・債権・親族・相続)を通覧。改訂版において、債権法改正に準拠し、相続法改正も反映された。全7篇、全48章。A5判、1210頁。 ☆松尾弘『民法』慶應義塾大学出版会(2023年11月)……著者による後掲『民法の体系(第6版)』をパンデクテン体系に即した内容に編成し直して改訂した体系書。1冊本だが960頁という大著で、二段割注を多用していることから多くの情報量がある(有斐閣Sシリーズ民法レベルの情報は載っている。)。ただ、論点の解説は薄いのでまとめ本か民法全分野を概観する辞書としての用法がメインとなるだろう。A5判、960頁。 松尾弘『民法の体系 市民法の基礎』慶應義塾大学出版会(2016年10月・第6版)……民法全分野を権利主体論、権利客体論、権利変動論、権利効果論へと体系化。1冊本としては相当分厚いため、内容的に細かい知識も載っている。第6版で民法(債権関係)改正法案に対応した。難点は誤植が多いこと。出版社のHPにおいて正誤表・補足情報をDLできる。A5判、848頁。 長坂純『民法〔財産法〕講義』勁草書房(☆2023年2月・第2版)……財産法分野のみ。2020年4月1日に施行された改正債権法を踏まえ、民法の財産法分野(総則編・物権編・債権編)を解説。第2版でR3物権法改正に対応。司法試験用のまとめ本としてはやや情報不足。全22講。事項索引・判例索引あり。A5判、432頁(本文410頁)。 平野裕之『コア・テキスト民法 [エッセンシャル版]』新世社(2021年9月)……既に民法全体を一通り学んだ者向けの総まとめ本(はしがきにもあるように、入門用途には全く適さない)。物権法、相続法改正など2021年までの改正を盛り込んでいる。著者の他のシリーズにはない親族法と相続法の解説もされているのが特徴。基本的には判例・通説の立場で解説されているが異論がある点では私見を加えている。売買の特則である消費者契約法や特定商取引法、不動産賃貸借の特則である借地借家法といった特別法の解説はほとんどされておらず民法が中心である。他の基本書とは異なる構成を取っている部分がある。性質としては『潮見全』に近いが、本書はコア・カリキュラムと『趣旨・規範ハンドブック』を用いて、重要な論点が落ちていないかチェックした(はしがき)とのことであり、本書の方がより受験生フレンドリーな内容となっている。A5判、776頁。 (平成29年債権法改正未対応) 川井健『民法入門』有斐閣(2012年7月・第7版)……1冊本。パンデクテン体系に沿い、伝統的通説(我妻説)に従って、民法全分野を概説。タイトルには「入門」とあるが、受験生が直前期にさっと通読するためにも有益である。判例の準則をしばしば簡略化しているので、読み手の学力がないと使いこなせない可能性がある。また、誤植や脱字の類がしばしば見られる。第7版において、家事事件手続法等の改正も織り込みつつ、旧版(2007年12月・第6版)刊行以降の判例が織り込まれた 。なお、債権法等の改正には対応しておらず、また、2013年に著者が逝去したため、今後の改訂は見込めない。序論+全5編。A5判、582頁。なお、姉妹本として『はじめて学ぶ民法―所有、契約、不法行為、家族』有斐閣(2011年12月)がある。 淡路剛久『入門からの民法――財産法』有斐閣(2011年12月)……財産法分野のみ。放送大学の教材テキストを加筆修正したもの。典型化された紛争(Case)から民法規範にアプローチする方法を取り入れたとのこと。書名には「入門」とあるが、一通り学んだ者の復習用として使用されることも想定されている。全28章。A5判、532頁。 〔概説書〕 原田昌和ほか『民法(日評ベーシック・シリーズ)』日本評論社(民法総則:2022年2月・第2版、物権法:☆2022年3月・第3版、担保物権法:2019年4月・第2版、債権総論:☆2023年9月・第2版、契約法:☆2024年2月・第2版、事務管理・不当利得・不法行為:2021年6月、家族法:☆2023年9月・第4版)……民法総則(第2版)については、R3相続分野、物権分野の改正に対応。物権法(第3版)については、R3相続分野・物権分野の改正に対応。担保物権法(第2版)については、債権法改正に対応。家族法(第4版)については、R3相続法改正・R4親族法改正に対応。A5判、240頁・216頁・208頁・280頁・264頁・280頁・276頁。 山本敬三監修、栗田昌裕・坂口甲・下村信江・吉永一行『民法1、3、4、5、6、7(有斐閣ストゥディア)〔全7巻(予定)〕』有斐閣(1 民法総則:2021年3月、2 物権:未刊、3 担保物権:2021年11月、4 債権総論:2018年12月、5 契約:☆2022年9月、6 事務管理・不当利得・不法行為:☆2022年9月、7 親族・相続:☆2023年12月)……基本事項を抑えるには最適な入門書。下部のnoteに定義が載っており、初学者には非常に便利である。2色刷。A5判、316頁・頁・316頁・320頁・324頁・326頁・282頁・344頁。 中田邦博ほか『新プリメール民法1-5(αブックス)』法律文化社(1 民法入門・総則:2020年3月・第2版、2 物権・担保物権法:2018年6月、3 債権総論:2020年4月・第2版、4 債権各論:2020年3月・第2版、5 家族法:☆2023年4月・第3版)……初学者向けに読みやすさ・わかりやすさを追求したシリーズ。旧著『プリメール民法』法律文化社(2005年10月-2014年10月)のリニューアル版。2017年の民法(債権関係)改正に対応。なお、過去のものとは執筆者がかなり変更されている分野があるので、注意が必要である。A5判、354頁・298頁・286頁・260頁・272頁。 田井義信監修、大中有信編ほか『ユーリカ民法1~5』法律文化社(1 民法入門・総則:2019年7月、2 物権・担保物権:2018年4月、3 債権総論・契約総論:☆2023年4月・第2版、4 債権各論:2018年7月、5 親族・相続:2019年5月)……「ユーリカ」(「わかったぞ!」という意味)という企画趣旨のもと、複雑な民法体系がどのような仕組みでどのような役割を果たしているのかを解説したシリーズ。 A5判、334頁・258頁・292頁・322頁・290頁。 永田眞三郎ほか『エッセンシャル民法1-3(有斐閣ブックス)』有斐閣(1 民法入門・総則:☆2023年3月・第5版補訂版、2 物権:2019年10月・第2版、3 債権:☆2022年11月・第2版)……財産法のみ。平成29年民法(債権法)改正に対応。A5判、254頁・254頁・382頁。 (平成29年債権法改正未対応) 後藤巻則・滝沢昌彦・片山直也編『【プロセス講義】 民法Ⅰ~Ⅵ (プロセスシリーズ)』信山社(Ⅰ 総則:2020年3月、Ⅱ 物権:2019年8月、Ⅲ 担保物権:2015年9月、Ⅳ 債権1:2016年12月、Ⅴ 債権2:2016年9月、Ⅵ 家族:2016年6月)……プロセス講義民法シリーズでは、基本コンセプトとして、①趣旨説明、②基本説明、③展開説明という叙述の3段階化が図られている。「Ⅰ 総則」は、平成29年民法(債権法)改正に対応。A5変型判、340頁・260頁・272頁・320頁・336頁・320頁。 甲斐道太郎・乾昭三・椿寿夫編『新民法概説1-3(有斐閣双書)』有斐閣(1 総則・物権:2005年4月・第4版、2 債権:2005年4月・第3版、3 親族・相続:2006年4月・第3版)……通説・判例にしたがって簡潔・明快に解説したコンパクトなテキスト全3巻。ただし、刊行以降の法改正・判例等が反映されていないため、注意が必要である。四六判、398頁・364頁・272頁。 〔その他入門書〕 野村豊弘『民事法入門(有斐閣アルマBasic)』有斐閣(2022年3月・第8版補訂版)……民法(財産法・家族法)を中心として、民事法の全体像を案内する入門書。1章の民事法(民事法の意義・構造/法源)から、16章の権利の実現(権利の実現/紛争の解決と裁判制度)までを扱う。第8版において、成年年齢変更や相続法、親子法関係の改正が織り込まれた。第8版補訂版において物権法改正等に対応。全16章。四六判、268頁。 米倉明『プレップ民法(プレップ・シリーズ)』弘文堂(☆2024年7月・第5版増補版)……典型的な売買契約をモデルに、想定される法律問題を時系列順に解説する。含蓄のある良書だが、初学者がその深みを理解することは難しいとの声もある。第5版において、債権法改正をふまえ全面改訂。第5版増補版において、初学者にとりわかりやすい解説を試み、さらに選択的夫婦別氏制度についての著者の見解(導入賛成)を示している。四六判、264頁。 我妻榮・良永和隆著、遠藤浩補訂『民法』勁草書房(☆2023年11月・第11版)……最も適用の多い事柄に即して、関連する制度と横断的な知識を集約し、民法の全体像を鳥瞰する。第11版において、令和3年、4年の民法改正に対応。全3編、全30章。縦組み。B6判、328頁。 潮見佳男・中田邦博・松岡久和編『18歳からはじめる民法(〈18歳から〉シリーズ )』法律文化社(☆2023年4月・第5版)……第4版において、債権法改正から2019年6月成立の特別養子制度などの法改正に対応。電子書籍版あり。全16講。B5判、114頁。 松久三四彦・遠山純弘・林誠司『オリエンテーション民法』有斐閣(2022年3月・第2版)……文中に登場する法律用語に逐一脚注で説明を付しており、また、読みづらそうな漢字にはフリガナがふられているため、全くの初学者であっても問題なく読み進めることができる。なお、第4部は「まとめ」となっている。事項索引が充実しているので民法の簡易辞書として用いることもできる。第2版は2021年物権法・相続法改正に対応。電子書籍版あり。全4部、全10章。四六判、426頁。 渡邊力編『民法入門ノート』法律文化社(☆2024年3月・第2版)……民法の全範囲(財産法・家族法)を75のトピックに分類し、各トピックの冒頭に事例Caseを置き、民法の果たす役割を読み解く。各テーマ2頁読み切りとなっており、空欄・穴埋め問題と巻末の練習問題で理解度確認もできる。近時の法改正に対応。第2版はR3物権法改正、R4親子法改正に対応。全27Chapter。B5判、180頁。 長瀬二三男・永沼淳子『民法入門(Next教科書シリーズ)』弘文堂(2020年8月)……法学部以外で民法を分かりやすく教えるために作成されたが、必要最低限度の条文や判例を引用しており、法学部生で民法の学習をこれから始める者やまとめ用テキストにも最適である。入門と題するだけあって、転用物訴権等、やや発展的分野については触れられていないので物足りなさはある。2017年債権法改正および2018年相続法改正などの法改正に対応。全6章。A5判、404頁。 遠藤研一郎『民法[財産法]を学ぶための道案内』法学書院(2018年4月・第2版)……第2版において、平成29(2017)年6月に公布された改正民法を踏まえ、内容が改訂された。全13章。A5判、240頁。 池田真朗『民法への招待』税務経理協会(2020年11月・第6版)……全10章。四六判、304頁。 円谷峻・武川幸嗣『民法』放送大学教育振興会(2017年3月・新訂)……放送大学の教材。改正債権法については本書の中では簡単に言及されるのみで、詳しい解説については放送される講義の中で行うこととしているため、本書のみで改正法に対応することは困難。全15章。A5判、300頁。 デイリー法学選書編修委員会編『ピンポイント民法』三省堂(2018年4月)……法学部生・ビジネスマン・一般読者向けの新法学教養シリーズの民法編。四六判、192頁。 田中嗣久・田中義雄・大島一悟『民法がわかった(わかったシリーズ)』法学書院(2019年9月・改訂第5版)……全7部。2色刷。A5判、448頁。 河上正二『新ブリッジブック鳥瞰民法(全)』信山社(2021年9月)……1冊で民法全分野を概観するコンパクトな入門書。名宛人として留学生をも対象としており、難読漢字にルビを振るなどしている。R3物権法・相続法改正には未対応。債権法改正については対応している箇所もあれば対応していない箇所もありと中途半端な内容となっている。46変型判、216頁。 窪田充見『契約法入門─を兼ねた民法案内』弘文堂(2022年3月)……契約法概説を兼ねた民法(財産法)入門書。講談社ブルーバックスのように面白く読めるものを書きたいというコンセプト(はしがき)ということもあり、ユーモアを含んでおり初学者にも読みやすい。とりわけ債権法改正マターにつき高度な内容をわかりやすく解説している。事項索引がないのが残念。全22章。四六判、272頁。 (平成29年債権法改正未対応) 我妻榮ほか『民法案内1-11,13』勁草書房(2006年1月-2014年8月)…… 講義口調の格調高い入門書。12巻が未刊のため、契約各論は使用貸借まで。家族法はない。扱う判例や学説がやや古いが、最近の基本書では説明が省かれている箇所について詳細な説明があるという特色がある。知識を補うための副読本としても有用。我妻『民法講義』とは異なる見解を採用している部分があるなど学術的な価値もある。1巻は「私法の道しるべ」と題され、民法の勉強の心構えや最小限知っておくべきことが述べられており、初学者にとって特に有用。川井によって各巻について順次改訂がなされていたが、川井の逝去(2013年)に伴い、改訂は中断している。なお、未刊の12巻は、我妻執筆の賃貸借の途中と川井の執筆からなる予定であったが、川井の逝去と債権法改正を理由に延期されたままとなっている(参照)。 幾代通・遠藤浩編、奥田昌道補訂『民法入門(有斐閣双書)』有斐閣(2012年6月・第6版)……旧版(第5版:2006年4月)以後の民法の改正(公益法人制度改革、離婚後の子との面会交流、親権制限など)のほか、利息制限法等の関連法改正に対応。全21章。四六判、326頁。 裁判所職員総合研修所監修『民法概説』司法協会(☆2021年6月・五訂版)……財産法のみ。裁判所職員総合研修所が初めて民法を学ぼうとする人のために、民法の考え方の基本を解説したもの。A5判、326頁(本文304頁)。 山野目章夫編『ブリッジブック先端民法入門(ブリッジブックシリーズ)』信山社(2010年1月・第3版)……民法のコアコンセプト(重要概念─ルール・システム)に容易にアクセスできるように工夫された民法の入門書。第3版において、平成18(2006)年の法人法改正に対応。執筆者(山野目章夫・角田美穂子・池田雅則・高田淳・本山敦)。全20Access。四六判、360頁。 近江幸治『民法講義0 ゼロからの民法入門』成文堂(2012年2月)……第1部 ゼロからの民法入門、第2部 教養民法(民法概論)の2部構成。第2部は、「民法講義」から文章、イラストを補訂・再製作して使用。全9章。A5判、304頁。 椿寿夫『民法(財産法)25講(有斐閣双書)』有斐閣(2006年7月・第2版3訂版)……四六判、300頁。 後藤巻則『条文で読む民法 総則・物権・債権』法学書院(2006年5月)……条文に即して民法総則・物権・債権の基本事項・重要事項を解説。序説(民法の世界へ)+全3編、全22章。A5判、360頁。 成田博『民法学習の基礎』有斐閣(2014年4月・第3版)……四六判、254頁。 木山泰嗣『弁護士が教える 分かりやすい「民法」の授業(光文社新書)』光文社(2012年4月)……紙上における2日間の集中講義。全13時限。新書判、282頁。 【注釈書・コンメンタール】 我妻榮・有泉亨・清水誠・田山輝明『我妻・有泉コンメンタール民法―総則・物権・債権』日本評論社(2022年9月・第8版)……定評あった我妻・有泉コンメンタール(分冊)を合冊し、現行法又は改正法に合わせて補訂したコンメンタール。したがって、我妻説をベースに現行法・判例等を補訂していることから、内容に一貫性がないという評価もある。既に克服された我妻説をそのまま載せている箇所もある(たとえば、契約の無効取消における物の返還につき、法189条以下の果実返還、損害賠償、費用償還の規定が適用されるか否かという論点)。原著が民法のみならず関連法令にも多数言及していたことに起因する改訂漏れと思われる箇所もある。内容的な誤りも見受けられる。ただし、短答レベルの知識は網羅している。第8版において2021年物権法改正に対応。債権法改正には第5版(2018年3月)から一応対応はしているものの、改正条文に対する解説はそれほど多くなく、改正前条文の解説をほぼそのまま残しているので、債権法改正をきちんと勉強したい向きには向かない。なお、我妻は1973年に、有泉は1999年に、清水2011年に逝去。全3編、全22章。A5判、1736頁。 大村敦志・道垣内弘人・山本敬三編集代表ほか『新注釈民法 1、5、6、7、8、10、11Ⅱ、13Ⅰ、14、15、16、17、19(有斐閣コンメンタール)〔全20巻(予定)〕』有斐閣(2017年2月-)……判例・学説の現在の到達点を示す本格的コンメンタール。A5判、1(総則(1) §§1~89):862頁、5(物権(2) §§180~294):854頁、6(物権(3) §§295~372):836頁、7(物権(4) §§373~398の22):674頁、8(債権(1) §§399~422の2):862頁、10(債権(3)§§466~520の20):822頁、11Ⅱ(債権(4) §§533~548の4):436頁、13Ⅰ(債権(6) §§587~622の2):746頁、14(債権(7) §§623~696):712頁、15(債権(8) §§697~711):984頁、16(債権(9)§§712~724の2):696頁、17(親族(1) §§725~791):804頁、19(相続(1) §§882~959・第2版):884頁。 谷口知平ほか編『新版注釈民法』有斐閣(1988年6月-2015年9月)…… 研究者、実務家必携の最も信頼できる注釈書。全28巻(全29冊)予定であったが、第9巻・物権(4)改訂版(2015年9月)をもって、諸事情により以降刊行取止めとなった。未完となったのは第5巻(138条-174条の2)、第8巻(295条-368条)、第11巻(427条-473条)、第12巻(474条-520条)、第19巻(709条)、第20巻(710条-724条)だが旧注釈民法で論理的な部分は補うことが出来よう。刊行時期が古いものが多いので注意が必要とはいえ、司法試験対策として最も使いやすいだろう。近年旧版注釈民法とともにデジタルデータ化(DVD)された。また絶版分につきオンデマンド出版で復刊された。 松岡久和・中田邦博編『新・コンメンタール民法(財産法)』日本評論社(2020年9月・第2版)……財産法全分野を1冊にまとめたコンメンタール。コンセプトは「現在の民法に関する法状況をコンパクトに知るために最適化されたコンメンタール」(はしがき)。学説の対立状況にはあえて踏み込まず、判例・通説(多数説)に依拠した叙述を心がけている。判例の引用は基本的に最高裁のものに限定し、学説の引用も判例の考え方を理解するのに必要な限度で行うことを基本としている。条文の重要度に応じて解説に濃淡をつけており、たとえば、相隣関係の条文について注釈がなかったりする。第2版は、主として債権関係を中心とした改正に対応し、2022(令和4)年施行の改正民法(成年年齢引下げ)にも対応。さらに消費者契約法(実体法部分)の条文解説も付されている。我妻有泉コンメより解説は薄いものの、改正債権法にいち早く完全対応している(改正債権法の解説は我妻有泉コンメよりはるかに詳しい。)。なお、本書の内容はTKCのインターネットコンメンタールとしても提供されている。全3編、全22章。A5判、1360頁。 遠藤浩ほか編『基本法コンメンタール 民法総則(別冊法学セミナー)』『同 物権(同)』『同 債権総論(同)』『同 債権各論1(同)』『同 債権各論2(同)』『同 親族(同)』『同 相続(同)』日本評論社(民法総則:2012年4月・第6版、物権:2005年10月・第5版新条文対照補訂版、債権総論:2005年7月・第4版新条文対照補訂版、債権各論1:2005年8月・第4版新条文対照補訂版、債権各論2:2005年8月・第4版新条文対照補訂版、親族:2008年2月・第5版、相続:2007年9月・第5版)……スタンダードなコンメンタール。初版から年月を重ねているため、執筆者の多くが民法学界の大御所となっている。民法現代語化、一般法人法改正に対応した本シリーズは、『新版注釈民法』より新しく、細かい裁判例や学説にまで言及しているため、実務的な利用価値は高い(第一法規の「判例民法シリーズ」は基本判例の紹介が多く、情報量が少ない)。一方で、学生向けという点では、やや情報が古いことは否めない。なお、我妻コンメでは扱われていない親族・相続の出版年月は、それぞれ、2008年2月、2007年9月と比較的新しい。ただし、家族法分野における近時の法改正(平成23・25年等)には未対応であるため、注意が必要である。B5判、民法総則:328頁、物権:384頁、債権総論:248頁、債権各論1:256頁、債権各論2:196頁、親族:372頁、相続:276頁。 鎌田薫・松岡久和・松尾弘編ほか『新基本法コンメンタール 物権(別冊法学セミナー)』『同 債権1(同)』『同 債権2(同)』『同 債権3(同)』日本評論社(物権:2020年2月、債権1:2021年10月、債権2:2020年9月、☆債権3:2024年8月)……学生向けの安価なコンメンタール。『物権』は、2019年までの法律の制定・改正、新判例に対応。『債権1』は、「第3編債権・第1章総則」を扱う。2021年までの法改正、新判例に対応。『債権2』は、「第3編債権・第2章契約」を扱う。債権法改正を受け、2020年までの法改正、新判例に対応。『債権3は、「第3編債権・第3章事務管理・第4章不当利得・第5章不法行為」を扱う。2022年までの法改正、新判例に対応。事項索引・判例索引あり。なお、同シリーズの『親族』『相続』は、以下に記載。B5判、物権:422頁・債権1:368頁・債権2:346頁・債権3:228頁。 〔家族法(親族・相続法)〕 松岡久和・中田邦博編『新・コンメンタール民法(家族法)』日本評論社(2021年4月)……同編者による『学習コンメンタール 民法2 親族・相続(学習コンメンタールシリーズ)』を『新・コンメンタール』シリーズにあわせて改題・改訂した最新のコンメンタール。主に法学部生、法科大学院生が家族法を理解するために、必要不可欠な判例、学説情報を織り込み、条文ごとにメリハリを付けて解説。H30相続法改正など2022年施行の改正民法に対応。A5判・500頁。 松川正毅・窪田充見編『新基本法コンメンタール 親族(別冊法学セミナー)』『同 相続(同) 民法第882条〜第1044条』日本評論社(2019年9月・第2版、☆2023年7月・第2版)……「親族」は、民法親族編、任意後見契約に関する法律、後見登記等に関する法律の逐条解説。再婚禁止期間、成年後見人の事務、特別養子に関する改正等、令和元年6月までの法改正に対応。「相続」は、民法相続編の逐条解説に、相続税、遺言書保管法の解説を加えたもの。民法改正(平成30年、令和3年)に対応。B5判、420頁・368頁。 大塚正之『臨床実務家のための家族法コンメンタール 民法親族編(勁草法律実務シリーズ)』『同 民法相続編(同)』勁草書房(2016年1月、2017年1月)……元裁判官による親族法と相続法のコンメンタール。逐条で本条の趣旨、立法の経緯、実務の運用をそれぞれ解説。A5判、424頁・352頁。 梶村太市『最新民法親族編逐条解説』『最新民法相続編逐条解説』テイハン(2021年8月、☆2022年8月)……A5判、624頁、564頁。 本山敦編著『逐条ガイド親族法 民法725条~881条』『同相続法 民法882条~1050条』日本加除出版(2020年2月、☆2022年11月)……『戸籍時報』連載を書籍化したもの。1.「判例・通説に即して簡潔・明瞭に条文を説明」、2.「戸籍先例に目配りをする」という編集方針でまとめられた法律実務家・戸籍行政従事者用の逐条解説書。債権法・相続法の大改正、重要な最高裁判例に対応。A5判、480頁、508頁。 【判例集・ケースブック】 潮見佳男・道垣内弘人ほか編『民法判例百選I・II・III』有斐閣(I 総則・物権 ☆2023年2月・第9版、II 債権 ☆2023年2月・第9版、III 親族・相続 ☆2023年2月・第3版)……スタンダードな判例集。第8版等は、総則・物権分野101件、債権分野111件、親族・相続分野101件を収載。B5判、212頁・232頁・212頁。 遠藤浩・川井健・民法判例研究同人会編『民法基本判例集』勁草書房(2020年9月・第4版)……ダットサン民法に対応した、解説なしのシンプルな判例集。第4版において、旧版(2014年12月・第3版補訂版)を抜本的に刷新、民法全編452件の重要判例を事実と判旨のみでコンパクトに収録。姉妹書・ダットサン民法第1巻(未刊行)、第3巻(2020年3月・第4版)と相互のクロスレファレンスがなされ、学習の便宜が図られている。 債権法・相続法改正に対応。なお、編者の遠藤は2005年5月に、川井は2013年5月に逝去され、第4版から、民法判例研究同人会が編者となった。四六判、576頁。 原田昌和ほか『民法①〜⑤ 判例30!(START UPシリーズ)』有斐閣(①総則:2017年12月、②物権:☆2023年4月・第2版、③債権総論:2017年11月、④債権各論:2017年11月、⑤親族・相続:2017年12月)……はじめての判例学習のためのシリーズ。2色刷。B5判、124頁・132頁・140頁・136頁・126頁。 河上正二ほか編著『新・判例ハンドブック』日本評論社(民法総則:2015年5月、物権法:2015年4月、債権法I:2018年3月、債権法II:2018年4月、親族・相続:2014年3月)……民法総則は消費者契約も含めた158件、物権法は担保物権法を含む134件、債権法I(債権総論)は181件、債権法II(債権各論)は238件、親族・相続は184件の判例を収録。債権法I・IIはいずれも平成29年改正民法に対応。四六判、192頁・160頁・216頁・288頁・216頁。 内田貴ほか『民法判例集』有斐閣(総則・物権:2014年4月・第2版、☆担保物権・債権総論:2023年9月・第4版、債権各論:2020年4月・第4版、親族・相続:2014年4月)……内田民法と同じ体系でまとめられている。取り上げられている判例の数が多く、判旨の引用も長い。解説は判例百選よりも短いが、端的に書かれている。『総則・物権』は、判例205件(総則131件、物権74件)を、『親族・相続』は、判例167件(親族84件、相続83件)を収録。A5判、416頁・444頁・458頁・396頁。 松本恒雄・潮見佳男編『判例プラクティス民法I・II・III』信山社(☆I 総則・物権 2022年5月・第2版、☆II 債権 2023年9月・第2版、III 親族・相続 2020年12月・第2版)……収録判例数は順に393、407、195件と多数。B5版1ページに事案・争点・判旨・解説と多くの事項を盛り込みすぎの感がある。ひとりの執筆者が同じ分野の複数の判例をまとめて解説しているので、判例相互の関連を理解しやすい。B5判、442頁・438頁・214頁。 奥田昌道・安永正昭・池田真朗編『判例講義民法I・II』悠々社(I 総則・物権:2014年11月・第2版、II 債権:2014年11月・第2版)……学生向けの参考書として定評のある判例集。判例百選に比べて平易なので、初学者向きである。ただし、本のサイズは、判例百選より大きく重い。I 総則・物権(第2版)は、新判例24件を取り込み、総則77件、物権106件の合計183判例を、II 債権(第2版)は、新判例18件を取り込み、合計194件をそれぞれ1~3頁で解説。A5変型判、277頁・278頁。 佐久間毅・松岡久和編『判例講義民法I 総則・物権』池田真朗・片山直也・北居功編『判例講義民法II 債権』勁草書房(I 総則・物権:☆2024年5月・第3版、II 債権:2023年2月・新訂第3版)……上記『判例講義民法』を勁草書房が引き継ぎ全面改訂。ひとりの執筆者が同じ分野の複数の判例をまとめて解説。B5判、288頁・304頁。 佐藤貴則・林道晴編著『Catch the CASE 民法』商事法務(2013年7月)……司法研修所民事弁護教官や法科大学院で実務家教員の経験をもつ弁護士が、民法の主要判例15のケースを素材に、判例の事案や当事者の主張について解説。執筆者(原田史緒・植松祐二・姫野博昭・木内雅也)。A5判、244頁。 水野謙・古積健三郎・石田剛『〈判旨〉から読み解く民法(法学教室ライブラリィ)』有斐閣(2017年5月)……法学教室(391 号~ 414 号)の連載「逆引き民法☆24の判旨」に新たに6つの判例を加え、単行本化したもの。全30講を収録。債権法改正等にも対応。A5判、536頁。 新美育文ほか編著『民法(財産法)基本判例』有斐閣(2018年8月)……昭和45年以降(昭和45 年1 月~平成29 年12 月)の最高裁判例のうち、民法(財産法)に関する重要判例を391件収録。収録判例は、学習上の重要度に応じて「基本判例」と「参考判例」に分類して掲載されている。編者(新美育文・長坂純・難波譲治・川地宏行・武川幸嗣・青木則幸)。全6編。A5判、410頁。 髙橋眞『判例分析による民法解釈入門』成文堂(2018年6月)……全11章。A5判、258頁。 髙橋眞『民事判例の観察と分析』成文堂(2019年4月)……A5判、330頁。 能見善久・加藤新太郎編『論点体系 判例民法 第1巻~第11巻〔全11巻〕』第一法規(2018年12月-2019年8月・第3版)……判例の状況を逐条形式で解説した判例コンメンタール。条ごとに法律上の問題点(論点)を体系化し、論点ごとに判例の到達点を明示。また、必要に応じて学説との関連も解説。第3版において、改正民法(債権法・相続法)完全対応。なお、「債権総論」が2分冊となり、全11巻となった。A5判、第1巻〔総則〕:592頁、第2巻〔物権〕:536頁、第3巻〔担保物権〕:388頁、第4巻〔債権総論Ⅰ〕:496頁、第5巻〔債権総論Ⅱ〕:416頁、第6巻〔契約Ⅰ〕:496頁、第7巻〔契約Ⅱ〕:548頁、第8巻〔不法行為Ⅰ〕:552頁、第9巻〔不法行為Ⅱ〕:694頁、第10巻〔親族〕:716頁、第11巻〔相続〕:674頁。 〔ケースブック〕 磯村保・大橋正春・川島清嘉・松本恒雄編著『民法(法科大学院ケースブック)』日本評論社(2004年10月)……全30章。B5判、640頁。 【演習書】 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編『Law Practice 民法Ⅰ・Ⅱ』、棚村政行・水野紀子・潮見佳男編『同・Ⅲ』商事法務(Ⅰ 総則・物権編、Ⅱ 債権編:☆いずれも2022年10月・第5版、Ⅲ 親族・相続編 ☆2022年7月・第2版)……法学部の3・4年生から法科大学院生等を対象とした自学自習用の演習書。『Ⅰ』及び『Ⅱ』については、債権法改正に対応。『Ⅲ』は第2版において、平成30年相続法改正、令和3年民法・不動産登記法改正に対応。A5判、432頁・424頁・408頁。 民法総合教材研究会編『民法総合・事例演習』有斐閣(☆2023年10月・第3版)……京大系の民法教授陣による事例問題集。通称「京大本」。ほとんどの問題に解説・解答はなく、設問・チェックポイント、参考文献が羅列されているだけであるので、自習には使いづらい。学生同士でゼミを組んで学習するにしても、問題がどれも高度かつ難解であり、司法試験合格レベルをゆうに超えていることから、消化不良に陥らないように十分に注意しなければならない。第3版から、松岡久和・潮見佳男・山本敬三に京大の民法教授陣を加えた、民法総合教材研究会が編者となった。A5判、176ページ。 ☆佐久間毅・窪田充見・沖野眞已編著『民法演習ノートⅠ——総則・物権21問』『同Ⅱ——債権21問』弘文堂(2021年刊行予定、2022年刊行予定)…… 古積健三郎『実戦演習民法——予備試験問題を素材にして』弘文堂(2021年10月)A5判、288頁。……平成23年から令和2年(令和元年度は著者が考査委員の為なし)までの予備試験の過去問を解説している。基礎編、応用編、発展編と分けており初学者であっても基礎編を読めば概ね学習が可能である。また、中上級者であっても応用編においては学べる点も多々あろう。発展編は学者としての威厳を示すためか、学術的な記述が多く、司法試験対策、予備試験対策としては一読すれば十分である。また、参考答案は実際の試験において書くことが可能な範囲で抑えられている(2000~2500字)ため、答案の練習としても最適な1冊である。なお、平成25年の問題については、「率直にいえば、今回の問題には個人的にはかなり疑問がある。」とし、参考答案はない。予備校の答案と学者の答案を見比べ、答案の質を上げることが出来るのではなかろうか。著者の予備校嫌いが如実に出ている記述も一読すると面白い。 沖野眞已・窪田充見・佐久間毅編著『民法演習サブノート210問』弘文堂(2020年12月・第2版)……下掲「演習ノートシリーズ」の姉妹書。1冊で民法全体をカバーし、210の具体的な事例で民法の基本中の基本を学ぶための演習書。1項目2頁。1頁目(表)に簡単な設例と質問、そして、参考判例を、2頁目(裏)に解説。基本的に1項目1論点となっている。改正民法対応。第2版では、相続法改正に対応し、新判例や議論の展開を踏まえて全体をブラッシュアップした。A5判、438頁。 平野裕之『新・考える民法I-IV』慶應義塾大学出版会(I 民法総則:☆2023年4月・第2版、II 物権・担保物権:2019年4月、III 債権総論:2020年4月〔☆2024年6月・第2版改訂予定〕、IV 債権各論:2020年10月)……司法試験で上位合格する論文力を養うことを目的とした演習書。上位合格を目指すための演習書だけあって問題の難易度はかなり高く、本試験以上と言っても過言ではない。解説は改正民法に対応している。答案構成サンプルあり。民法総則は14問、物権・担保物権は15問、債権総論は12問、債権各論は16問収録。正誤情報あり。A5判、288頁・352頁・240頁・352頁。 平野裕之『コア・ゼミナール 民法(ライブラリ 民法コア・ゼミナール)I-IV』新世社(I 民法総則:2019年4月、II 物権法・担保物権法:2019年10月、III 債権法1:2020年5月、IV 債権法2:2020年6月)……財産法完結。同著者による『コア・テキスト 民法』シリーズの姉妹書。「事例問題の千本ノック」ともいうべき演習書。民法総則は173、物権法・担保物権法は233、債権法1(債権総論・契約総論)は225、債権法2(契約各論・事務管理・不当利得・不法行為)は222のCASE(設問)を収録。改正民法対応。A5判、184頁・248頁・256頁・256頁。 ☆千葉恵美子・川上良・高原知明『紛争類型から学ぶ応用民法I 総則・物権』『同II 債権総論・契約』日本評論社(2023年4月)…全4巻シリーズ予定。A5判、336頁。 ☆石田剛・野々上敬介・溝渕将章・吉永一行『民法チェックノート①総則』有斐閣(2023年12月)……B5判、160頁。(評価待ち) (平成29年債権法改正未対応) 松久三四彦・藤原正則・池田清治・曽野裕夫『事例で学ぶ民法演習』成文堂(2014年4月)……北大の民法教授陣によって執筆された演習書。通称「北大本」。財産法全体をカバー。問題形式は旧試に近く、民法の論点を満遍なくおさえるスタイルとなっている。解説は平易かつ丁寧で、判例・通説を踏まえ、あてはめもしっかりなされている。民法の基本的な力を蓄える問題集としては、これが最適であろう。A5判、332頁。 池田清治『基本事例で考える民法演習1・2(法セミ LAW CLASS シリーズ)』日本評論社(2013年3月、2014年11月)……『事例で学ぶ民法演習』の著者の一人による問題集。同書よりも難易度が高いため、本書に取り組むならば、同書の次ということになろう。自説を強く押し出している箇所もあるので、その点には留意が必要である。解説は規範定立→あてはめ→結論という法的三段論法に忠実であり、民法の事例問題の解き方を学ぶには非常に有益な問題集となっている。A5判、192頁・200頁。 佐久間毅・曽野裕夫・田高寛貴・久保野恵美子『事例から民法を考える(法学教室ライブラリィ)』有斐閣(2014年4月)……法学教室の連載を単行本化した問題集。家族法までカバーしている。新司法試験を意識した長文の事例問題であり、旧司法試験の問題形式に近い『事例で学ぶ民法演習』とは好対照をなす。全体的に難易度が高く、高度で些末な部分を問う設問が多い(特に佐久間担当箇所)ため、実践的でないという声もある。A5判、438頁。 赤松秀岳『ロースクール演習 民法』法学書院(2015年1月)……全38問。A5判、376頁。 赤松秀岳『基本演習民法』法学書院(2017年4月)……全31題。解答例あり。A5判、288頁。 窪田充見・佐久間毅・沖野眞已編著『民法演習ノートIII―家族法21問(演習ノートシリーズ)』弘文堂(2013年12月)……執筆者(磯谷文明・ 浦野由紀子・小池泰・西希代子)。A5判、492頁。 伊藤進『旧司法試験 論文本試験過去問 民法(LIVEシリーズ)』辰已法律研究所(2004年1月)……旧司法試験の過去問集。元旧司法試験委員の伊藤進教授の辰已での解説講義を書籍化。解説、教授監修答案(or再現答案)からなる。全26問。絶版だったがオンデマンドで復刊された。論点の解説をすることではなく、問題分析の思考過程を示すことに眼目をおいてあるため、明確な結論を示していないこともある。平成15(2003)年担保法改正まで対応。 山野目章夫・野澤正充編著、滝沢昌彦・水野謙・松尾弘・田髙寛貴著『ケースではじめる民法』弘文堂(2011年3月・第2版)…… 入門書の次に読む2冊目のテキスト又はテキスト代わりの入門演習書。全30講。A5判、380頁。 山野目章夫・横山美夏・山下純司『ひとりで学ぶ民法』有斐閣(2012年4月・第2版)……段階的な3つのステップの問題群で構成。Stage1(カドリーユ:分野ごとの基本的な問題):全30問、Stage2(シュジェ:社会生活上出くわす具体的主題を取り上げた事例問題):全16問、Stage3(エトワール:分野横断的な長文の問題):全4問を扱う 。A5判、316頁。 田山輝明『事例演習 民法』法学書院(2012年2月)……全6編。財産法のみ。A5判、464頁。 出口尚明監修『設題解説 民法(三)』法曹会(2015年11月)……初学者が理解しておくべき民法上の一般的、基本的な問題を設題として取り上げ、具体的な事案に即して、判例、通説の立場から解説。全20章。新書判、288頁。 三和一博・橋本恭宏編『演習ノート 民法総則・物権法』法学書院(2007年10月・第5版)…A5判、232頁。 石川信・藤村和夫編『演習ノート 債権総論・各論』法学書院(2012年3月・第5版)…A5判、240頁。 小野幸二編『演習ノート親族法・相続法』法学書院(2009年3月・第4版)…A5判、288頁。 山田卓生・野村豊弘・円谷峻・鎌田薫・新美育文・岡孝・池田真朗『分析と展開民法I 総則・物権』、『同II 債権』弘文堂(2004年6月・第3版、2005年8月・第5版)……A5判、376頁・368頁。 川﨑直人『司法試験論文過去問演習民法 実務家の事案分析と答案作成法』法学書院(2018年10月)……サンプル問題から平成29(2017)年までの問題を収録。なお、改正民法には対応していない。序章(民法の事例問題分析法)+全13章。A5判、400頁。 (古典) 安永正昭・道垣内弘人『民法解釈ゼミナール2 物権』有斐閣(1995年11月)……A5判、176頁。 道垣内弘人・大村敦志『民法解釈ゼミナール5 親族・相続』有斐閣(1999年12月)……旧司法試験の問題のような短めの事例問題が並ぶ。理論的に高度な内容ではあるが、やや内容が古くなっている。A5判、218頁。 遠藤浩・川井健編『ワークブック民法(有斐閣双書)』有斐閣(1995年8月・第3版)……四六判、400頁。 池田真朗・浦川道太郎・瀬川信久・安永正昭『基礎演習民法(財産法)(基礎演習シリーズ)』有斐閣(1993年3月)……四六判、370頁。 下森定・半田正夫編『民法1・2(司法試験シリーズ)』日本評論社(いずれも、1994年3月・第3版)……民法1は、総則・物権・担保物権・親族・相続を、民法2は、債権総論・債権各論・不法行為を扱う。B5判、頁・頁。 加藤雅信『民法ゼミナール』有斐閣(1997年12月)……A5判、338頁。 平野裕之『法曹への民法ゼミナールI [総則・物権]』法学書院(2003年12月)……受験新報の誌上答練を書籍化したもの。A5判、220頁。 平野裕之『事例から考える民法 [債権法]』法学書院(2012年2月)……旧著『法曹への民法ゼミナールII [債権]』(2003年12月)の改題・改訂版。A5判、325頁。 平野裕之『設例演習式 考える民法I-IV』辰已法律研究所(I 総則 1999年12月、II 物権法・担保物権法 2001年6月・補訂版、III 債権総論 1997年1月、IV 債権各論 1998年1月)……答案構成例あり。絶版。 → このページのトップ:民法(全般)に戻る。 → リンク:民法(総則)、民法(物権)、民法(債権総論)、民法(債権各論) 、民法(家族)
https://w.atwiki.jp/kihonsho2/pages/25.html
【基本書】〔メジャー〕 〔その他〕 【その他参考書】 【入門書・概説書】 【注釈書・コンメンタール】 【判例集・ケースブック】〔判例集〕 〔ケースブック〕 〔その他〕 【演習書】 【基本書】 〔メジャー〕 三木浩一・笠井正俊・垣内秀介・菱田雄郷『民事訴訟法(LEGAL QUEST)』有斐閣(☆2023年3月・第4版)……旧訴訟物理論の立場から執筆された共著。重要事項については、判例・通説から丁寧に解説しつつ、各論点について採用する説を明示する。理論的な見地から、通常とは異なる用語を使用する場面がいくつか見られることには注意を要する(例えば「客観的併合」→「客体的併合」、「主観的併合」→「主体的併合」、「訴訟資料」→「主張資料」など)。また、異説を採用することが少なくない(主に三木執筆部分)。しかし、その場合にも通説は丁寧に説明されているため、受験的な弊害は少ない。掲載判例は400以上と類書よりも多く、安定感がある。多くのロースクールで採用されている三木・山本編『ロースクール民事訴訟法』と相性がよいとされる。第4版において、令和4年民事訴訟法改正および第3版(2018年7月)刊行以降の新判例が織り込まれた。なお、第4版はしがきによると、令和4年改正については令和5年3月までに施行される部分は本文に組み込む一方、未施行部分は巻末の補遺で概説し、最後の施行が予想される約3年後に第5版を刊行する予定とのこと。「受験新報」2019年12月号特集「令和元年合格者が使った基本書」民訴1位。電子書籍版あり。全14章。A5判、748頁。 和田吉弘『基礎からわかる民事訴訟法』商事法務(2022年4月・第2版)……辰已のLIVE本シリーズで受験生にはお馴染みの著者による民事訴訟法の教科書。一冊で民事訴訟法の体系・論点をある程度カバーすることができる。図表を多用し、著者自身の言葉で噛み砕いた説明を行っているのが特徴。記述はメリハリも効いており、条文及びその趣旨の解説に重点を置きつつ、重要論点については「司法試験に必要な程度」に学説(新堂、高橋、伊藤など)を取り上げている。「受験新報」2019年12月号特集「令和元年合格者が使った基本書」民訴3位。全17章。A5判、688頁(本文657頁)。 瀬木比呂志『民事訴訟法』日本評論社(☆2022年12月・第2版)……著者は『絶望の裁判所』(講談社、2014年)でお馴染みの元裁判官(1994年に最高裁調査官も経験)。依願退官後、民事訴訟法学者として法科大学院教授に転身した経歴を持つ。著者は当局批判の多い人物であるが、本書の内容はいたってオーソドックスであり、旧訴訟物理論など判例通説を踏まえた穏当な立場で解説されている(とはいえ、折に触れて私見も述べられている)。分厚いものの文章は読みやすく、民事訴訟実務について33年間に及ぶ著者の裁判官経験も交えてプラグマティックに言及しており(例えば、実務で権利自白がなされるのは所有権についてがほとんどであること、訴訟承継につき引受承継よりも別訴を提起して弁論の併合をする場合が多いことなど)、リークエや新堂、伊藤などを適示しながら新しい議論にもある程度触れていることから、近時人気を集めつつある一冊である。また、学生が理解しづらかったり誤解をしがちな箇所についても学生が想定できる具体例をあげ、平易な言葉を用いて説明をしている(例えば、既判力が後訴に及ぶかの判断における判決内容の同一・矛盾・先決関係)。ただその分、個々の論点の説明がリークエなどよりは薄い。民事訴訟手続きのIT化を中心とする2022年の法改正についても、補論で対応している。全24章+補論。A5判、862頁。 〔その他〕 伊藤眞『民事訴訟法』有斐閣(☆2023年12月・第8版)……三ケ月門下。学者執筆の体系書としては数少ない旧訴訟物理論。民事訴訟法の要である用語の定義がしっかりしており、文献では新堂に次いで引用されることが多い。全国の裁判官室に必ず支給されていることから、実務家からの信頼も厚い一冊であることがうかがえる(*1)。著者の見解がはっきりと打ち出されているタイプの基本書であるが、はしがきにも"概説書"とあるとおり、判例・通説・多数説などについてもしっかりと言及はあるので、それほど心配はいらない。論点の網羅性は高く、またその理由付けは簡潔かつ明瞭でわかりやすい。全体として堅牢な体系と妥当性を重視した解釈が特徴。「定評ある民事訴訟法のスタンダードテキスト」の評は伊達ではないが、図の類は用いない「堅い」基本書であり、到底初学者向きとは言えない。第8版にて令和4年民訴法改正に対応。電子書籍版あり。全10章。A5判、930頁。 長谷部由起子『民事訴訟法』岩波書店(2024年3月・第4版)……新堂門下。コンパクトでありながら、定義がしっかりと書いてあり、要点が押さえられていることから「民訴版サクハシ」とも形容される。判例の紹介が物足りないという声も。論点によっては深く掘り下げてある。薄いのでさっと要点を確認するのに向いている。第3版において、民法・商法など、旧版(2017年2月)刊行以降に相次いで行われた民事系の法令改正に対応。第4版では、民事裁判手続のIT化等に関する令和4年改正を織り込むとともに、第3版刊行以後に出現した新判例を多数収録。全12章。A5判、530頁。 小林秀之『民事訴訟法(新法学ライブラリ10)』新世社(☆2022年8月・第2版)……『ケースでわかる民事訴訟法』の著者による標準的な民事訴訟法のテキスト。訴訟の段階に従って民事訴訟法を解説をする形式をとる。訴訟物、既判力、複雑訴訟などの学説対立が激しく、論点の多い分野は独立した章を設けて解説しており、学習者への配慮がなされている。令和4年民事訴訟法改正に補論で対応している。全13章+補論。2色刷。A5判、480頁(本文458頁)。 山本弘・長谷部由起子・松下淳一・林昭一(補訂)『民事訴訟法(有斐閣アルマSpecialized)』有斐閣(☆2023年12月・第4版)……著者の一人である山本が2018年に逝去したため、第4版の山本パートは門下生の林が補訂した。「手続の時系列に則し、手続の主体である原告、被告および裁判所の手続の節目ごとの行動規範を明らかにする構成」(はしがき)を採用。多数当事者訴訟(複雑訴訟)の項目を設けず、手続内で随時説明を加える構成が目を引く。クロスリファレンスが徹底されているのは学習者に嬉しい配慮である。近時の多数説をベースにしながら、より先端的な有力学説にも適宜触れており、薄いように見えて重要な論点は意外なほど網羅的に拾っている。しかしながら、判例紹介の程度がコンパクトに抑えられているため、判例集やその他演習書等による積極的な補充が要求される。電子書籍版あり。全8章。四六判、488頁。 小林秀之・山本浩美『新民事訴訟法』成文堂(☆2024年5月)......Q&A(問答)方式を採用。下掲『明解民事訴訟法』をベースとしているが、「本書では大幅に書き直してありますので,全く別の書物と受け取っていただいてもよいかと思っております」(はしがき)とのこと。上告、再審、国際民事訴訟、書式については、紙幅の関係でカットされている(はしがき)。A5判、688頁。 (令和4年民事訴訟法改正未対応) 新堂幸司『新民事訴訟法』弘文堂(2019年11月・第6版)……兼子門下。学界の到達点を示す最高水準の体系書。1000頁を超える浩瀚な体系書ではあるが、論旨明快で読みやすい。文章も非常に柔らかいが、その一文一文にとても深い意味が込められた、示唆に富んだものとなっており、著者の問題意識や利益考量の手腕を味わいながら読み進めたい。具体例が豊富なので分かりやすいが、新堂説は新訴訟物理論に立脚し、結論の妥当性を柔軟に追求するもので、いわゆる概念法学を好まないため、初学者にとっては取り組みづらい内容となっている。第6版の改訂で、紙面を縦組みから横組みに刷新し、記述も全体的に見直された。全6編。A5判、1072頁(本文1033頁)。 中野貞一郎・松浦馨・鈴木正裕編『新民事訴訟法講義(有斐閣大学双書)』有斐閣(2018年2月・第3版)……各分野を代表する教授陣による共著。実務でも役立つ一冊。編著者の一人である中野は2017年に逝去。基本的には新訴訟物理論の立場を採るが、旧訴訟物理論についても解説はなされている。そもそも、近年の試験傾向では訴訟物理論によって結論に大きな差は生じないため、取り立てて気にする必要はない。共著であるが、各記述は第一人者による安定感のあるもので、極めて使い勝手が良い。論点は豊富に取り上げられており、学習者を意識した解説は平明であり秀逸。しかし、執筆者によって文体と脚注の使い方が著しく異なるため、一冊の本としての統一感を気にする読者には不向きである。いずれにせよ、受験生にとって無難な選択肢であることは確かであり、基本書選びに迷ったら本書を選んでおいてまず間違いはないだろう。はしがきにある「最良の基準書」との称号は言い得て妙であるが、さすがに初学者向けではないので、先に入門書を読んでおくとよい。第3版において、平成23年民事訴訟法改正、平成29年民法(債権関係)改正等および旧版(2008年5月・第2版補訂2版)刊行以降の新判例をフォロー。全7編、全27章。A5判、804頁。 小林秀之『新 ケースでわかる民事訴訟法』日本評論社(2021年5月)……三ケ月門下。『ケースでわかる民事訴訟法』日本評論社(2014年9月)の実質的改訂版。重要判例をベースにしたケース・スタディによって民事訴訟法を解説する教科書。文章は読みやすく、かつ、論理的であり、「鉄腕アトム」とも評される著者の能力の高さをうかがい知れる。判例百選に掲載されている判例が、具体的な事例とともにほぼ網羅されていることから、近時の司法試験の傾向にも合致している。電子書籍版あり。全27章。A5判、484頁。 小林秀之編『法学講義 民事訴訟法』弘文堂(2018年4月)……『新法学講義 民事訴訟法』(悠々社、2012年5月)をベースに、民法改正を踏まえた最新版。 477判例が取り込まれている。全10章。A5判、480頁。 川嶋四郎『民事訴訟法概説』弘文堂(2019年12月・第3版)……竹下門下。コンセプトは「木も見て森も見て山も見る」学修。2色刷で図表を多用するなど、わかりやすさを重視しており、学生向けに執筆されている。試験対策に必要な134個の〈論争点〉が取り上げられており、学修の便宜が図られている。全10章。A5判、616頁。 三上威彦『〈概説〉民事訴訟法』信山社(2019年8月)……『〈概説〉倒産法』に続くテキスト。全7編。A5変型判、432頁。 (平成29年債権法改正未対応) 高橋宏志『民事訴訟法概論』有斐閣(2016年3月)……新堂門下。学生向けに執筆された、民事訴訟法の教科書。法学教室連載「民事訴訟法案内」に加筆修正を行い単行本化したもの。『重点講義』と異なり、一般的な基本書と同様に純制度的・手続的知識も含めた民事訴訟法全分野を解説している。旧司の一行問題のような小見出し(例:「当事者の確定とはどういう作業か。」)を立てて、これに対する解説を述べるという叙述スタイルのため、論点集の趣も併せ持っている。柔らかい文章で書かれており、かつ、初学者もメリハリをつけて読むことができるよう工夫されている。著者から見て、学生の理解が不十分であることが多い箇所を随所で指摘している点に類書にはない特徴がある(もっとも、その叱咤激励は人によってやや好みが分かれるかもしれない)。高橋説を前面に出しているが、判例や通説が異なる立場を採っている場合はその旨を明示しているので、初学者でも混乱することなく読める。ただし、その際は判例・通説の説明は結論のみで、理由付けがあまりないことが多い点に留意する必要がある。コンパクトだが、殆ど全ての論点をカバーしているので、上級者のまとめ用としても使える。「受験新報」2019年12月号特集「令和元年合格者が使った基本書」民訴2位。全11章。A5判、420頁。 裁判所職員総合研修所監修『民事訴訟法講義案』司法協会(2016年6月・3訂版)……実務説(旧訴訟物理論)。通称『講義案』。原著者は下掲『講義 民事訴訟』の藤田広美。掲載されている論点が豊富。ただし、書記官の研修用テキストであることから、司法試験には関係のない記述も多くある。全14章。B5判、434頁。 藤田広美『講義 民事訴訟』東京大学出版会(2013年4月・第3版)……著者は元裁判官。民事訴訟法の教科書というよりは、民事訴訟実務の手続きを図表を多用してコンパクトにまとめた本であり、『民事訴訟実務の基礎』などに近い。たまに論点を取り上げて独自の考察をしているが、概ね学説の対立には分け入らない傾向にあり、実務上確立している理論はほとんど所与のものとして扱っている(たとえば訴訟物論争についても、最小限度の記述に留めている)。前半部分で要件事実についても多くの頁を割いて解説しているため、民事訴訟法部分の内容が薄いという評価もある。もっとも、新司法試験にはこの一冊で充分と言われることもあり、賛否両論あるところだろう。本書は民事訴訟法の初学者に向けて書かれたものであるが、民法・民事訴訟法・要件事実について一通り知識がないと読みこなせないとの声もある。なお、本書を論点を中心に補完するものとして、後掲の『解析 民事訴訟』がある。全3PART、全15Chapter。A5判、656頁。 上原敏夫・池田辰夫・山本和彦『民事訴訟法(有斐閣Sシリーズ)』有斐閣(2017年3月・第7版)……新訴訟物理論の学者による共著。民事訴訟法を必要最小限まで圧縮して網羅的に解説している。そのため、学説の対立にはあまり分け入らず、判例の説明も数行程度であり、単に問題提起をしただけで終わってしまっているような箇所も散見される。文書もSシリーズにしては硬く、初学者が本書を利用するのは難しい。コンパクトに要点は押さえられているので、上級者のまとめ用や通読用としてなら便利。全7章。四六判、354頁。 稲葉一人『民事訴訟法講義 理論と演習』法学書院(2017年5月・第2版)……法科大学院での基本書及び演習書として使われることを意図したテキスト。著者の裁判官経験を生かした「実務の視点」からも解説。演習問題は三つのレベルを用意し、読者の学習段階に合わせた内容。第2版では新たに予備試験の法律基本科目(民事訴訟法)と法律実務基礎科目(民事)の答案構成、参考答案が収録された。序章(民事訴訟法の基本)+全9章+補章(実力確認問題とまとめ)+附章(予備試験問題を糧にするために)。A5版、688頁。 松本博之・上野泰男『民事訴訟法』弘文堂(2015年9月・第8版)……新訴訟物理論(二分肢説)。共著とはいえ、執筆者は2名であり、言葉の定義にぶれはなく、クロスリファレンスも充実している。本書の大きな特徴としては、松本の執筆する単純訴訟の第1審手続の部分と、上野の執筆する複雑訴訟および上訴の部分では、書きぶりがまったく異なるという点が挙げられる。まず、松本執筆部分については、基本的には自説(大抵は少数説)の紹介が中心となっているが、その根拠を他の著作や研究論文に丸投げしている箇所がちらほらあるほか、文章もややわかりにくく、かなり読み手の力量が問われる内容となっている。初学者には推奨しにくいが、示唆的な記述が多く、合格レベルの実力者や実務家にとっては有益である。次に、上野(民訴の天才とも、破壊神とも)の執筆する複雑訴訟および上訴の部分は、思考の整理が行き届いており、文章が分かりやすく、判例や多数説をきっちり踏まえた内容となっており、非常に読みやすい。結論として少数説を採る箇所もあるが、そうした箇所でも深々と立ち入るのは避けている。難しい議論は文字のポイントを落とすなど、記述にメリハリがあり、制度趣旨の説明も丁寧で、学生向け教科書としても出色の完成度である。高橋宏志も本書を最重要文献の一つとして挙げているなど、学界からの評価も非常に高い一冊である。序章+全7編。A5判、996頁。 上田徹一郎『民事訴訟法』法学書院(2011年6月・第7版)……著者は2013年に逝去。旧訴訟物理論。旧司法試験時代の定番書。基本事項を網羅的かつ丁寧に解説する体系書。教育的配慮から基本部分と応用部分を本文と脚注に二分して解説する独特のスタイルを採る。自説主張は控えめで、判例・学説の発展の経緯が丁寧に書かれている。他の基本書に比べて分量が少なく見えるが、割り注などを含めるとその情報量は予想以上に多い。新しい議論も比較的捕捉しているが、小さい字だったり注に押し込められていたりして見づらいのが難点である。かつては受験生トップシェアだったが、改訂がなされていないため内容がやや古く、また著者逝去により今後の改訂も見込めないことから、現在では本書を基本書とする学生はあまり見られない。しかし、教育効果の高い良書であることに変わりはないので、法改正と関係のない論点や基礎理論部分を拾い読みするというような使い方なら、民事訴訟法が苦手な者や初学者にとってはいまだ有用であろう。第6版・第7版の改訂は著者高齢により困難であったため、上田の意向を受けた稲葉一人が行った。本文に変更はほとんどなく、稲葉が論点を補充したほか、新判例や新立法のみを巻末にまとめて追加しただけのやや物足りない改訂となっている。百選の引用が第3版(2003年12月)のままであることがまま見受けられるのも残念。ただ、判例追補は短答対策に有益だという意見もある。全10編。A5判、760頁。 小島武司『民事訴訟法』有斐閣(2013年3月)……大家の手による本格派の体系書。横書き・本文のみで930頁となる大著であるばかりでなく、1頁あたりの文字数も非常に多い(小フォントや脚注の多用による)。したがって、受験用教科書として読みこなすのは難しいだろう。意外と内容にムラがあり、辞書としての使い勝手もそれほど良いとはいえない(例えば、二段の推定に関する記述が非常に少ない点など)。とはいえ、著者の見解は概ね穏当なものにまとまっており、高橋、伊藤、松本といった近時の有力説もしっかりフォローしつつ、最終的には判例・通説(多数説)を採ることが少なくない。良く言えば格調高い、悪く言えば勿体ぶった表現が目立ち、ようやく辿り着いた結論が無難きわまるものであるときには、ある種のガッカリ感は否めない。10年の執筆期間を経たこともあり、一部、法改正のフォローアップができていない(「破産宣告」なる用語が多数見受けられる、抗告訴訟における被告の変更にかかる行政事件訴訟法改正に対応していない、家事事件手続法非対応など)。全11章。A5判、1026頁。 川嶋四郎『民事訴訟法』日本評論社(2013年4月)……『民事訴訟法概説』弘文堂(2019年12月・第3版)の著者による本格的体系書。はしがきや索引を含め1000頁を超える大著。序章+全12章。A5判、1056頁。 三谷忠之『民事訴訟法講義』成文堂(2011年7月・第3版)……薄め。判例重視。全11章。A5判、468頁。 河野正憲『民事訴訟法』有斐閣(2009年5月)……横書き900頁超。判決文を頻繁に、かつ長めに引用している点に特色がある。概念的な説明が多い民事訴訟法の基本書の中でも、特にその概念を具体的に説明することに気を払っている。その分、論点に対する解説は頁数の割に薄くなってしまっている。序章+全15章。A5判、970頁。 梅本吉彦『民事訴訟法』信山社(2009年4月・第4版)……分厚い文字どおりの体系書。旧訴訟物理論を採ること、引用文献は論文を中心とし、判例評釈をもってこれを補完するものとし、それで対応できない場合に限って、体系書・注釈書によるものとすること(以上、はしがきより引用)などが特徴。育ての母への感謝の想いを綴ったはしがきは、涙なしでは読めない。A5判、1188頁。 岡伸浩『民事訴訟法の基礎』法学書院(2008年9月・第2版)……著者は法科大学院の実務家教員である弁護士(元伊藤塾講師)。読みやすく、判例の紹介も詳細。全10講。A5版、576頁。 石渡哲『民事訴訟法講義』成文堂(2016年9月)……全8編。A5判、532頁。 (古典) 兼子一『民事訴訟法(法律学講座双書)』弘文堂(1993年7月・新版)……伝統的通説。著者は1973年に死去。改訂は弟子の竹下守夫により行われた。A5判、336頁。 三ケ月章『民事訴訟法(有斐閣法律学全集)』有斐閣(1959年1月)……兼子門下。第56代法務大臣(民間人閣僚)。日本において初めて新訴訟物理論を提唱。その主張は弟弟子の新堂幸司に受け継がれた。著者は2010年に死去。 三ケ月章『民事訴訟法(法律学講座双書)』弘文堂(1992年6月・第3版)……A5判、624頁。 谷口安平『口述民事訴訟法』成文堂(1987年12月)……口述法律学シリーズの傑作。著者は「コップの中の嵐」で知られる大御所。臨場感溢れる軽妙な語り口で、分かりやすく、かつユーモラスに民訴を解きほぐす。普通の基本書ではあまり触れないようなことが丹念に述べられており、非常に示唆的である。旧法下の本だが、本書の大部分は、法改正にほとんど関係ない総論部分にあてられているため、既に一通り勉強した学生が参考書として通読ないし拾い読みをしていけば、立体的な民訴の理解に到達できるだろう。A5判、518頁。 石川明・小島武司編『新民事訴訟法』青林書院(1997年12月・補訂版)……「青林教科書シリーズ」をリニューアルして単行本化したもの。A5判、468頁。 吉村徳重・竹下守夫・谷口安平編著『講義民事訴訟法』青林書院(2001年4月)……竹下守夫・谷口安平らが関わった新法対応の教科書。井上、伊藤、河野、春日など大学双書とかなり執筆者が被っている。大学双書が理論面での解説に力を入れているのに対し、こちらは概ね通説・実務の立場に立ち、それがどのように運用されているかを解説する。大学双書よりはあっさりしているが、総研や藤田ほど蛋白ではなく、また予備校的論点解説ではない。学説の錯綜に混乱した時に本書を読んでみるのもありかもしれない。全7編。A5判、608頁。 小山昇『民事訴訟法(現代法律学全集)』青林書院(2001年10月・新版)……兼子門下。著者は2015年に死去。A5判、468頁。他に、入門書として、『民事第一審訴訟手続法入門』青林書院(1998年5月、A5判、346頁)等がある。 林屋礼二『新民事訴訟法概要』有斐閣(2004年9月・第2版)……最高の「概説書」。著者は2018年に死去。約500頁という分量ながら、用語の定義や基本概念については他に類を見ないほど非常に充実しており、文章も分かりやすい。複雑訴訟が独立の項目になっていないなど、一般的な基本書とは大きく異なる構成を採っているために初学者にはとっつきにくいと思われるが、そのような配慮を理解できる中・上級者にとっては極めて高い価値がある。現在は絶版となっているが、有斐閣でオンデマンド版の購入が可能。A5判、516頁。 納谷廣美『講義民事訴訟法』創成社(2004年6月)……読み易くコンパクト。通説と判例の理解を中心に据える。実務も重視。A5判、374頁。他に、『民事訴訟法 (現代法律選書)』創成社(1997年5月、A5判、624頁)がある。また、演習書『演習民事訴訟法』創成社(2005年2月、A5判、288頁)は、さらに通説解説に徹底。 【その他参考書】 高橋宏志『重点講義民事訴訟法 上・下』有斐閣(2013年10月・第2版補訂版、2014年9月・第2版補訂版)……教科書や概説書の類ではなく、民事訴訟法の数々の論点を取り上げて深く掘り下げていく、2分冊の重厚な論点解説集である。したがって、純制度的・手続的知識には触れられていない。学界で争いのある論点についての網羅性は極めて高く、分厚い体系書でさえ一言も触れていないような細かな論点であっても、脚注などで拾い上げて、それなりに論及していることが多い。まさに広さと深さとを両立した本であり、近年の司法試験のタネ本となっているとも言われている。もっとも、非常にレベルが高い本であることから、司法試験の合格水準に到達するレベルでよければ、必読とまでは言えない。A5判、860頁・876頁。 勅使川原和彦『読解民事訴訟法』有斐閣(2015年2月)……著者の教育現場での経験を活かし、学生が間違えやすい箇所を中心にわかりやすく解説する論点集。全15Unit。A5判、350頁。 田中豊『論点精解 民事訴訟法——要件事実で学ぶ基本原理』民事法研究会(2018年9月・改訂増補版)……旧著『民事訴訟の基本原理と要件事実』(民事法研究会、2011年1月)が改題・改訂されたもの。「改訂増補版」において、新たに証拠法、訴訟承継、判決によらない訴訟の終了、既判力の主観的範囲が増補された。全12章。A5判、519頁。 小林秀之・山本浩美『明解民事訴訟法』法学書院(2017年7月・第3版)......問答方式により理解をすすめることを目的としている。巻末資料として書式の引用が豊富。比較的薄く、さらに、基本書とのクロスレファレンスが徹底されており、初心者に向く。重厚な基本書に撃退されがちな者は試してみるとよいだろう。ただ、ウリのはずの問答形式の部分は制度の説明や前提などに充てられており、試験などで重要な部分については通常の文章で書かれている。第3版において、最新の判例や学説を踏まえて全体が見直されると共に、新たに「裁判所」の講が追加され、大幅に加筆された(約88頁増)。また、平成29年に成立した民法債権法の改正について、 新設条文が補充され、債権者代位訴訟の変更点が解説されている。全34回。A5判、640頁。版元の法学書院の廃業後、本書をベースとした上掲『新民事訴訟法』(2024年)が成文堂から発刊された。 小林秀之『民事訴訟法がわかる——初学者からプロまで』日本評論社(2007年4月・第2版)……全25講。A5判、424頁。 小林秀之『アドバンス民事訴訟法——民事訴訟法をマスターする』日本評論社(2007年7月)……全29講。A5判、384頁。 小林秀之『事例分析ゼミ 民事訴訟法』法学書院(2007年12月)……受験新報連載を単行本化。優秀な大学生の男女、努力家の大学院生、若手渉外弁護士、4人のゼミ生による小林ゼミ(という設定)。レベルはかなり高い。全10講。A5判、256頁。 小林秀之・原強『民事訴訟法(新・論点講義シリーズ9)』弘文堂(2011年7月)......国際裁判管轄規定に対応。全25章。2色刷。B5版、352頁。 伊藤眞・山本和彦『民事訴訟法の争点(新・法律学の争点シリーズ4)』有斐閣(2009年3月)……シンプルな論点集。網羅性は高いが、紙幅の関係かやや舌足らずな解説も見られる。計106項目。B5判、276頁。 伊藤眞・加藤新太郎・山本和彦『民事訴訟法の論争』有斐閣(2007年7月)……民事訴訟法の重要論点を対談形式で進めていく。学説の整理、学会の最新の議論などに秀でる。全8章。A5判、272頁。 池田粂男・小野寺忍・齋藤哲・田尻泰之・小林学『ケイスメソッド民事訴訟法』不磨書房(2013年6月・第3版)……A5変型判、336頁。 池田辰夫・長谷部由起子・安西明子・勅使川原和彦『民事訴訟法Visual Materials』有斐閣(2010年3月)……B5版、168頁。 新堂幸司編著『特別講義民事訴訟法(法学教室全書)』有斐閣(1988年2月)……理論民事訴訟法学の最重要文献の一つ。法学教室の連載であったが、内容は超高度であるから、気分転換やある論点について知識を深化させたい時ぐらいしか読むべきではない。内田貴、加藤雅信の論稿は、それぞれの民法学を理解するためには必見。OD版により復刊(2009年10月)。A5判、500頁。 木川統一郎・清水宏・吉田元子『民事訴訟法重要問題講義 上巻・下巻』成文堂(いずれも、2019年4月・第2版)……26年ぶりの改訂。木川は2020年に死去。初版(1992-1993年)は3分冊だったが、第2版から2分冊となり、また、執筆者として清水と吉田が新たに加わった。理論と実務の双方に通暁した著者が民事訴訟法の重要問題について解説。A5判、380頁・386頁。 【入門書・概説書】 木山泰嗣『小説で読む民事訴訟法——基礎からわかる民事訴訟法の手引き』『同2——より深く民事訴訟法を知るために』法学書院(2008年4月、2012年12月)……小説形式で民事訴訟法・民事裁判を学ぼうという意欲作。寝転がって気楽に読めるような内容ながら、学習効果の高い良書。基本書ではイマイチわからなかった点が理解でき、入門書として好適。A5判、304頁・296頁。 中野貞一郎『民事裁判入門』有斐閣(2012年4月・第3版補訂版)……著者は2017年に死去。入門書の定番。咀嚼された文章に定評がある。いくつかの論点については比較的高度な検討を加えており、意外と内容は深い。第3版から、姉妹書『民事執行・保全入門』の刊行に伴い、執行・保全の章が削除され、代わりに管轄と家事事件の章「家庭紛争と裁判」が追加されている。全12章。四六判、412頁。 安西明子・安達栄司・村上正子・畑宏樹『民事訴訟法(有斐閣ストゥディア)』有斐閣(☆2023年3月・第3版)……令和4年IT化等改正等に対応。序章+全6章。A5判、294頁。 渡部美由紀・鶴田滋・岡庭幹司『民事訴訟法(日評ベーシックシリーズ)』日本評論社(2016年11月)……全7章。A5判、272頁。 和田吉弘『コンパクト版 基礎からわかる民事訴訟法』商事法務(☆2023年3月・第2版)……上掲『基礎からわかる民事訴訟法』を初学者向けにコンパクトにしたもの。令和4年IT化等改正等に対応。全17章。A5判、224頁。 山本和彦『よくわかる民事裁判——平凡吉訴訟日記(有斐閣選書)』有斐閣(☆2023年3月・第4版)……新堂門下。平凡吉(たいらぼんきち)という主人公の人生が物語調に書かれている。賃貸借契約にかかる事例を用いて、民事裁判の始まりから終わりまで、小説を読む感覚で学ぶことができる。第4版において2022年の民事訴訟法改正に対応。電子書籍版あり。四六判、288頁。 司法研修所監修『民事訴訟第一審手続の解説-事件記録に基づいて』法曹会(2020年2月・第4版)……司法研修所の民事裁判テキスト(白表紙)。実際の事件記録を題材に第一審民事訴訟手続を解説。手続法において重要な手続の流れをつかむのに最適。予備試験の口述対策としても有用であるとの声がある。A5判、194頁。 裁判所職員総合研修所監修『民事訴訟法概説』司法協会(2014年5月・9訂版)……全10章。B5判、174頁。 林屋礼二・吉村徳重・中島弘雅・松尾卓憲『民事訴訟法入門(有斐閣双書)』有斐閣(2006年6月・第2版補訂版)……全7章。四六判、382頁。 小島武司『プレップ新民事訴訟法(プレップ・シリーズ)』弘文堂(1999年3月)……かつて入門書(導入書)として定評があったが、長期間改訂されておらず、内容はかなり古くなってしまっている。新書判、376頁。 小島武司・小林学『基本講義民事訴訟法』信山社(2009年5月・新装補訂版)……全20章。B5判、338頁。 小島武司編者『よくわかる民事訴訟法(やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』ミネルヴァ書房(2013年5月)……全14章。B5判、208頁。 河野正憲・勅使川原和彦・芳賀雅顯・鶴田滋『プリメール民事訴訟法(αブックス)』法律文化社(2010年11月)……序章+全5章。A5判、290頁。 井上治典編、安西明子・仁木恒夫・西川佳代・吉田純平・吉田直起著『ブリッジブック民事訴訟法(ブリッジブックシリーズ)』信山社(2022年2月・第3版)……編者は2005年に死去。全8章。四六判、344頁。 山本和彦『ブリッジブック民事訴訟法入門(ブリッジブックシリーズ)』信山社(2011年3月)……全15講。四六判、280頁。 池田辰夫編『アクチュアル民事訴訟法(アクチュアルシリーズ)』法律文化社(2012年9月)……序章+全15章+補章。A5判、298頁。 栂善夫『民事訴訟法講義』法学書院(2012年9月)……概説書。序章+全12章。B5判、296頁。 小田司編『民事訴訟法(Next教科書シリーズ)』弘文堂(2016年1月・第2版)……全8章。A5判、308頁。 野村秀敏『法学民事訴訟法(信山社双書法学編)』信山社(2013年11月)……全7章。B6判、232頁。 原強『やさしい民事訴訟法』法学書院(2014年3月)……序章+全20章。A5判、288頁。 福永有利・井上治典著、中島弘雅・安西明子補訂『アクチュアル民事の訴訟』有斐閣(2016年4月・補訂版)……「ものがたりふう」に進行する医療過誤事件の事例とともに、個々の手続や制度がいかなる手続段階で問題になるかを把握し、裁判に関わる関係者の活動が裁判所の内外でどのように展開され訴訟が動いていくかを理解できる。全9章。A5判、218頁。 越山和広『ベーシックスタディ民事訴訟法』法律文化社(☆2023年2月・第2版)……平成29(2017)年民法改正対応。全30Lesson。A5判、328頁。 野村秀敏ほか『民事訴訟法』北樹出版(2018年5月)……執筆者(野村秀敏・佐野裕志・伊東俊明・齋藤善人・柳沢雄二・大内義三)。全12章。A5判、332頁。 デイリー法学選書編修委員会編『ピンポイント民事訴訟法』三省堂(2018年6月)……法学部生・ビジネスマン・一般読者向けの最新法学教養シリーズの民事訴訟法編。四六判、192頁。 川嶋四郎・笠井正俊編、上田竹志・濵﨑録・堀清史・浅野雄太『はじめての民事手続法』有斐閣(2020年4月)……6件の具体的な架空のケースをもとに解説。民事訴訟法を中心に、民事執行・保全法、家事事件手続法、破産法、民事再生法等の主要な民事手続法の全体をコンパクトにカバー。序(民事手続法の世界へ)+全3編、全20章。四六判、318頁。 ☆伊藤眞『民事訴訟法への招待』有斐閣(2022年11月)……同著『民事訴訟法』で民訴法を学ぶにあたっての「助走路」として書かれた入門書。民訴法の全体像を把握することを目的に、条文を中心として、民訴法の基本原理・基礎概念・骨格について満遍なく口語体で平易に解説している。とくに「法曹志望の次世代の方々」を対象者として書かれている。「法定代理人」と「法令上の代理人」のような、初学の段階では混同しやすい概念についても、その違いを明確に記述している。入門の段階から法律家に要求される読解力と表現力を鍛えてもらうために、あえて多色刷りにせず、図表等も用いていない。令和4年改正には触れていない。電子書籍版あり。四六判、344頁。 【注釈書・コンメンタール】 秋山幹男ほか『コンメンタール民事訴訟法〔全7巻〕』日本評論社(I 2021年5月・第3版、II 2022年2月・第3版、III 2018年1月・第2版、IV 2019年3月・第2版、V 2022年9月・第2版、 VI 2014年9月、VII 2016年4月)……旧民事訴訟法下の定番コンメンタールであった菊井維大・村松俊夫『全訂民事訴訟法(全3巻)』の改訂版であり、実務家必携の詳細な注釈書。旧版の執筆者は裁判官が中心であったこともあり、実務的に手堅い見解を採っている。法律上の直接的な根拠がはっきりしない慣行や取扱いについても詳しく載っており、この点において他の追随を許さない。ただ、そのトレード・オフとして論理性が薄まり、論文対策には不満が出る。少数執筆者による合議を経て執筆されているため、執筆部分につき匿名方式を採っている。Ⅰ:民事訴訟法概説 第1編〔総則〕第1章~第3章〔第1条~第60条〕、Ⅱ:第1編〔総則〕第4章~第7章〔第61条~第132条の10〕、Ⅲ:第2編〔第一審の訴訟手続〕第1章~第3章〔第133条~第178条〕、Ⅳ:第2編〔第一審の訴訟手続〕第4章〔第179条~第242条〕、Ⅴ:第2編〔第一審の訴訟手続〕第5章~第8章〔第243条~第280条〕、Ⅵ:第3編〔上訴〕第1章~第3章〔第281条~第337条〕、Ⅶ:第4編〔再審〕~第8編〔執行停止〕〔第338条~第405条〕を扱う。Iの第3版において国際裁判管轄に関する追補部分を本文に織り込むとともに、令和2年改正まで対応。IIの第3版において、所有権不明土地に関する民法等の解説については前注において触れ、民事訴訟のIT化についても概要を記している。IIIの第2版において、平成23年の国際裁判管轄の改正、平成29年の民法改正整備法に対応。IVの第2版において、平成29年改正民法に対応。Vの第2版において、令和4年民訴法改正に対応(現行各条の注釈において改正内容に言及・解説)。A5判、848頁、812頁、672頁、704頁、488頁、556頁、516頁。 兼子一原著・松浦馨ほか著『条解民事訴訟法(条解シリーズ)』弘文堂(2011年4月・第2版)……上記コンメン民訴が実務メインであるのに対し、こちらは理論的な解説が充実している。なお、第2版の改訂には裁判官も執筆者に参加している。山本和彦教授が本書の書評において、本書の採用する見解を論点ごとに短評しており、参考になる(判タ1350号80頁)。ただし、数多くの間違いが指摘されている点に注意が必要である(出版社HPで訂正が公表されているが、それも全ての間違いがカバーされているわけではない)。A5判、2004頁。 加藤新太郎・松下淳一編『新基本法コンメンタール 民事訴訟法1・2(別冊法学セミナー)』日本評論社(2018年10月、2017年9月)……1は「第2編第3章まで(~第178条)」を扱い、2は「第2編第4章 証拠」以下(第179条~)を扱う。「事項索引」はおろか、「判例索引」がないため、非常に不便である。B5判、524頁・464頁。 賀集唱・松本博之・加藤新太郎編『基本法コンメンタール民事訴訟法1-3』日本評論社(1-3:2012年2月・第3版追補版)……実務的な細かい手続きの情報が充実しているのが特徴。本のサイズが大きく文字ポイントも小さいため、学生には十分な情報量がある。第3版追補版においては国際裁判管轄についての民訴法改正を逐条解説(平成24年4月1日施行の国際裁判管轄に関する法改正を巻末に【追補】として収録)。なお、日本評論社のHPにて追補部分をダウンロード可能。B5判、400頁・416頁・282頁。 笠井正俊・越山和広『新・コンメンタール民事訴訟法』日本評論社(2013年3月・第2版[☆改訂予定あり])……TKCで提供されているインターネットコンメンタールを紙媒体に印刷したもの。第2版において、初版(2010年12月)以降の法改正、2013年1月施行の家事事件手続法、非訟事件手続法等の法改正に対応。A5判、1320頁。 高田裕成・三木浩一・山本克己・山本和彦編『注釈民事訴訟法 第3巻-第5巻(有斐閣コンメンタール)〔全5巻(予定)〕』有斐閣(Ⅲ:2022年6月、Ⅳ:2017年7月、V: 2015年12月)……A5判、第1巻(総則(1)1条~60条):頁、第2巻(総則(2)61条~132条の10):頁、第3巻(第一審の訴訟手続(1)133条~178条):824頁、第4巻(第一審の訴訟手続(2) 179条~280条):1534頁、第5巻(上訴・再審・手形小切手訴訟・少額訴訟・督促手続・執行停止 281条~405条):914頁。 最高裁判所事務総局民事局監修『条解民事訴訟規則』『同(増補版)付・専門委員規則』司法協会(1997年2月、2004年4月、A5判、524頁・150頁)、法曹会編『令和4年最高裁判所規則(民事関係)逐条説明』法曹会(2023年11月、A5判、214頁)……本邦唯一の民事訴訟規則の逐条解説。『令和4年~逐条説明』はR4(IT関係)改正の逐条解説を含む。 (古典) 塩崎勤編集、三宅省三・塩崎勤・小林秀之編集代表『注解 民事訴訟法 I・II〔全6巻(未完成)〕』青林書院(2002年10月、2000年6月)……平成8年に新法となった民事訴訟法に対応した本格的コンメンタール(実務家のための注釈書)。全6巻が予定されていたが、第3巻以降は刊行中止となってしまった。Iは、第1条~第60条を、IIは、「訴訟費用」及び「訴訟手続」に関する第61条~第132条を扱う。A5判、624頁・700頁。 【判例集・ケースブック】 〔判例集〕 高橋宏志・高田裕成・畑瑞穂編『民事訴訟法判例百選』有斐閣(☆2023年9月・第6版)……競合の判例集が少ないこともあり、ほとんどの人が利用している。計118件ほかアペンディクス42件を収載。B5判、276頁。 中島弘雅・岡伸浩『民事訴訟法判例インデックス』商事法務(2015年1月)……見開き2頁で、判例のエッセンスをビジュアルな図表を用いてコンパクトに整理するシリーズの「民事訴訟法」編。重要かつ不可欠な裁判例271個を収録。A5判、540頁。 小林秀之編『判例講義 民事訴訟法』弘文堂(2019年3月)……かつて悠々社から刊行されていた同名判例集の実質的な第4版。判例数は多く、テーマごとに同一著者が評釈している点が特徴。原則、1判例1頁、重要判例のみ2頁となっている。223判例収録。債権法改正に対応。B5判、352頁。 上原敏夫・池田辰夫・山本和彦『基本判例民事訴訟法』有斐閣(2010年9月・第2版補訂)……Sシリーズ著者による判例集。判例解説はないが、その分事案の説明が詳細。四六判、548頁。 小川英明・長秀之・宗宮英俊編著『民事訴訟法主要判例集』商事法務(2009年8月)……裁判官(及び元裁判官)が編集した判例集。条文順の並びで判例解説はなく、判例収録数は驚きの604件(そのほとんどが大審院および最高裁の判例)。A5判、521頁。 小林秀之・山本浩美『最新 重要判例解説 民事訴訟法』日本評論社(2021年9月)……近年の24の重要判例を詳細に解説。A5判、368頁。 山本和彦『最新重要判例250 民事訴訟法』弘文堂(2022年1月)……B5判、288頁(本文269頁)。論点・事案・判旨・解説を半頁で押さえられるよう工夫がされているが、解説のところどころに誤植がみられる。 〔ケースブック〕 三木浩一・山本和彦編『ロースクール民事訴訟法』有斐閣(2019年4月・第5版)……独習には向かないが良問が揃っている。【資料】欄に掲載されている文献は高橋『重点講義』その他の書籍でも取り上げられているものが多く、基本かつ重要な文献が掲載されている。ただし、内容的には高度なものも含まれている。第5版において、平成29年民法改正を含む法改正、裁判例に対応。全30UNIT。B5変型判、660頁。 長谷部由起子・山本弘・松下淳一・山本和彦・笠井正俊・菱田雄郷編著『ケースブック民事訴訟法』弘文堂(2013年3月・第4版)……編著者の一人である山本弘は2018年3月に逝去。判例を分析するタイプの問題が多い。評判はよくない。『ロースクール民事訴訟法』と被っているところも多々あり。全7章。A5判、552頁。 伊藤眞・高田裕成・高橋宏志・松下淳一『上級民事訴訟法』有斐閣(2005年4月)……全9章。A5判、326頁。 〔その他〕 田中豊『民事訴訟判例 読み方の基本』日本評論社(2017年9月)……50の主要判例と320の関連判例に即して判例の射程等を解説。第1章「民事紛争の解決と民事訴訟」から、第9章「判決によらない訴訟の終了」までの全9章。なお、出版社による難易度設定としては、上級者用となっている。A5判、596頁。 ☆長谷部由起子『基本判例から民事訴訟法を学ぶ』有斐閣(2022年9月)……A5判、330頁。(評価待ち。) 【演習書】 長谷部由起子・山本弘・笠井正俊編著『基礎演習 民事訴訟法』弘文堂(2018年2月・第3版)……編著者の一人である山本は2018年に逝去。民事訴訟法の主要論点は一通りカバーされており、東大系の若手研究者を中心とする30名が、それぞれの得意分野の解説を担当している。著者によってやや解説の質にばらつきがあり、中にはかなりアカデミックな議論を展開してしまっているものもあるが、概ね学習者向けの良質な演習書・論点解説集となっている。「基礎演習」と銘打たれ、はしがきにも学部生や未修者向けの演習書と書かれているが、骨の折れる問題も散見され、易しい問題ばかりではないため、中級者以上であっても本書から得るものはあるだろう。第3版は、債権法の新旧両法に対応して、全面改訂された。A5判、384頁。 山本和彦編著、安西明子・杉山悦子・畑宏樹・山田文著『Law Practice 民事訴訟法』商事法務(☆2021年9月・第4版)……判例を題材にした、初学者向きの演習書。第3版において、平成29年の民法改正など新たな立法に対応し、近時の重要判例もフォローされた。A5判、432頁。 名津井吉裕・鶴田滋・八田卓也・青木哲『事例で考える民事訴訟法(法学教室ライブラリィ)』有斐閣(2021年9月)……A5判、502頁。 ☆小林学『実戦演習民事訴訟法——予備試験問題を素材にして』弘文堂(2023年6月)……H23~R2までの予備試験論文問題の解説と参考答案を掲載。A5判、408頁。 藤田広美『解析 民事訴訟』東京大学出版会(2013年5月・第2版)……藤田『講義 民事訴訟』の姉妹本。通説以外の学説をスルーしすぎたきらいのある『講義』を補完。昭和24年度から平成22年度までの旧司論文問題を題材としている。全体としてかなり広い範囲をカバーしているが、掘り下げは受験レベルとしてはやや物足りない。旧司過去問のうち、事例問題の中には数頁を費やして解説されているものもあるが、一行問題の多くはほとんど、あるいは全く解説が付いていない(本書内のリファレンスや講義民事訴訟に譲っている)。また、その解説も答案作成を想定したものにはなっていない。演習書というよりは、過去問を起点として重要論点を解説する教科書に近い。 A5判、616頁。 遠藤賢治『事例演習民事訴訟法(法学教室ライブラリィ)』有斐閣(2013年2月・第3版)……法学教室の「演習」連載の単行本化。著者は最高裁調査官も経験した元裁判官。初~中級向けの事例問題に丁寧な解説が付されている。『ロースクール民事訴訟法』有斐閣(2014年3月・第4版)と相性が良いとされ、同書で問われている事項の基礎を本書でさらっていくことができる。A5判、354頁。 薮口康夫『ロースクール演習 民事訴訟法』法学書院(2018年5月・第2版)……「受験新報」連載を単行本化したもの。出題の意図・論点、解説、答案作成上のポイントで構成された演習書。長文事例問題32問。A5判、352頁。 杉山悦子『民事訴訟法 重要問題とその解法(法セミ LAW CLASS シリーズ)』日本評論社(2014年3月)……民事訴訟法の学習上で躓きやすい問題を題材に、基礎的な知識から考え方の分岐点までを説いたもの。全5章、全24項目。A5判、280頁。 和田吉弘『旧司法試験 論文本試験過去問 民事訴訟法』辰巳法律研究所(2004年4月)……学者による旧司法試験過去問解説講義を書籍化。『LIVE本』として受験生に広く知られた存在となっている。辰巳作成解答例・講師レジュメ・問題解説・解答例の検討からなる。旧司法試験受験生向けの講義のため、基本的に引用文献を伊藤・双書・新堂・上田等の代表的体系書と重点講義・百選(第3版)に抑えて解説している。分厚いが、講義録なので口語体で読みやすく、わかりやすい。理論水準も藤田・解析より安定しており、信頼できる。新版は平成16年度の問題まで収録しており、全40問。絶版だったが2008年に万能書店からオンデマンド版で復刊された。16年改正対応。 和田吉弘『司法試験論文過去問LIVE解説講義本 和田吉弘民訴法(新Professorシリーズ)』辰已法律研究所(2014年8月)……司法試験民事訴訟法の論文過去問解説講義書。平成18年から25年までの過去問について解説。また、各年度の上位合格者の再現答案を取り上げ、内容を検討している。A5判、461頁。 川﨑直人『司法試験論文過去問演習民事訴訟法 実務家の事案分析と答案作成法』法学書院(2018年12月)……サンプル問題から平成29年までの問題を収録。改正民法には対応していない。A5判、384頁。 越山和広『ロジカル演習 民事訴訟法』弘文堂(2019年2月)……民事訴訟法の重要論点について、事例→参考判例→解説を読む前に→解説→答案例→参考文献、という流れで各問が構成されている演習書。事例は、長文読解型・短文型・会話型の3タイプ。全30個の事例を収録。A5判、248頁。 渡部美由紀・鶴田滋・岡庭幹司『ゼミナール民事訴訟法』 日本評論社(2020年12月)……『民事訴訟法(日評ベーシックシリーズ)』と同一の著者陣による演習書。A5判、216頁。 井上治典『実践民事訴訟法』有斐閣(2002年3月)……『ケース演習民事訴訟法』(1996年6月)を改訂し、改題したもの。理論的に高度な論点も平易な記述で論文試験に活かせられるように解説。『ロースクール民事訴訟法』が手軽になったものと考えてもよい。なお、著者が故人のため、改訂は見込めない。A5判、242頁。 納谷廣美『演習民事訴訟法』創成社(2005年2月)……A5判、288頁。 小島武司・小林学『基本演習 民事訴訟法』信山社(2007年6月)……B5判、256頁。 法曹会編『設題解説 民事訴訟法(二)』法曹会(2008年12月)……本書は、「法曹」第405号から第678号に連載された「法律研修講座(民事訴訟法)」に、若干の加筆補正をし、取りまとめられたもの。この設題解説は、民事訴訟法を体系的に叙述するものではなく、初学者がまず理解しておくべき民事訴訟法上の一般的、基本的と思われる問題を取り上げ、具体的事案に即して、おおむね判例、通説の立場から平易に解説。全24項目。新書判、300頁。 飯倉一郎・加藤哲夫編『演習ノート 民事訴訟法』法学書院(2010年3月・第5版)……答案作成のポイントと書き方が把握できる演習書。単なる模範解答や論点の提示に止まらず、「答案構成」まで提示。司法試験をはじめ、弁理士試験、裁判所事務官採用試験などの各種試験で出題された問題を中心に民事訴訟法の基本的かつ重要な問題を、訴訟の主体・訴訟の開始・訴訟の客体・訴訟の審理・訴訟の終了・上訴に分類して体系的に配列し、111講を収録。A5判、264頁。 松村和徳・小田敬美・伊東俊明『民事訴訟法演習教材』成文堂(2012年6月)……A5判、292頁。 → このページのトップ:民事訴訟法に戻る。 → リンク:民法(全般)、商法(全般) 、民事実務
https://w.atwiki.jp/kihonshowiki/pages/7.html
〔平成16年民法現代語化以降の基本書〕 平成18年法人部分の改正(平成20年12月1日施行。【法】) 【法】内田貴『民法I-IV』東京大学出版会(I 2008年4月・4版,II 2011年2月・3版,III 2005年9月・3版,IV 2004年3月・補訂版)……歴々の東大系研究者の研究成果を平易に解説したテキスト。内容は高度だがケースメソッド重視で読みやすい。一方、要件・効果 の記述はやや曖昧で、通説より自説を強調する傾向がある。司法試験では本書の記述からまるごと出題されたこともあって、何だかんだ言っても旧司法試験時代 から変わらずシェアNo1の基本書である。IVは増刷の際に民法現代語化対応。 【法】川井健『民法概論I-V』有斐閣(I 2008年3月・4版,II 2005年10月・2版,III 2009年4月・2版補訂版,IV 2010年12月・補訂版,V 2007年4月・初版)有斐閣……我妻最後の後継者。全範囲完結。図表の類を用いないオーソドックスな基本書。伝統的通説の体系にのっとって、地引網のよ うに、ひっかかる論点を次々に拾っていく。とりあげられる判例・学説は網羅的で、まさしく民法概論の名にふさわしい。自説主張は控えめで、各説を比較的公 平に紹介しているために、記述はやや平板だが、非常にわかりやすい。しかし全体的に内容が古く、債権法改正にまつわるような最新のホットトピックには対応 していない。また、概説書に徹するゆえに、かえって論点ごとのつながりが悪くなっていることも少なくない(全体として、論点をぶつ切りにして提供されてい る印象を受ける)。物権、特に担保物権の記述は、主要判例の判示事項、判決要旨を並べただけといってもよく、その値段に見合うものとはいえない(見方を変 えれば、判例の数・網羅性につき類書中群を抜いている)。そういう意味では、いわゆる予備校本に似ていない訳でもないが、こうした基本書としての「無色透 明さ」があるゆえに、幅広いニーズに応えることができるのも事実である。とくに、単一著者で揃えたいけど内田は性に合わないという人は本書を試してみると よい。家族法は択一対策に好適。 【法】大村敦志『基本民法I-III』有斐閣(I 2007年3月・3版,II 2005年4月・2版,III 2005年5月・2版)……財産法完結。2色刷り。内田民法と同じ体系で、コンパクトにまとめている。初学者向けながら、高度な内容にも踏み込んでいる部 分もあり、上級者であっても得るものが多い。副読本として『もうひとつの基本民法』。『民法のみかた-『基本民法』サブノート』有斐閣(2010年6 月)……民法全分野(家族法含む)にわたる必要最低限の情報を凝縮したレジュメ。学者が書いた予備校まとめ本といった趣き。 【法】近江幸治『民法講義I-VII』成文堂(☆I 2012年4月・6版補訂版,II 2006年5月・3版,III 2007年4月・2版補訂版,IV 2009年3月・3版補訂版,V 2006年10月・3版,VI 2007年12月・2版,VII 2010年1月・初版)……全分野完結。早大教授。内田以前のシェアNo.1。見た目は予備校本風だが内容はちゃんとしていて、学者からの推薦も多い。学 説紹介が豊富で、図を用いて説明したりしているので独習用に最適(ところどころ異説を採用している部分には注意)。著者の専門である担保物権法には特に定 評あり。 加藤雅信『新民法大系I-V』有斐閣(I 2005年4月・2版,II 2005年4月・2版,III 2005年9月・初版,IV 2007年4月・初版,V 2005年4月・2版)……財産法完結、ただし担保物権法はない。歴史的視座、比較法的視座、法社会学・法人類学的視座から独自の民法理論を構築してい る。民法の関連分野の記載も充実。学生を主要な読者層としているため基本的事項・通説(我妻説)・判例の紹介が平易な文章できちんとされているほか、要件 事実論にも配慮してある。また、少数学説も網羅しており、事項索引・判例索引の他、条文索引や詳細な参考文献一覧、更には新旧の民法・破産法の条文対照表 まで付く至れり尽くせりの本である。が、分量の関係で自説の説明以外はかなり圧縮されている上、論点落ちもある。なお、研究書としての性格も持たせている ため、部分的には極めて高度である。 【法】田山輝明『民法要義I-VI』成文堂(I 2010年7月・4版,II 2012年5月・初版,III 2008年9月・3版,IV 2011年4月・3版,V 2006年5月・初版,VI 2011年2月・2版)……財産法完結。手堅い記述ながらも、図表やケースメソッドを多用しており、理解しやすい。 【法】平野裕之『コア・テキスト民法 I-VI』新世社(2011年6月)……財産法完結。未修者から上級者までを対象とした中級テキスト。著者による『基礎コース民法』と『民法総合シリー ズ』の間のレベルとの位置づけ。判例通説をわかりやすく解説しているのはもちろん、このクラスのテキストでは珍しく学説の最新動向や著者の自説もきちんと 明示しており独習にも耐える内容となっている。図表・網掛け・下線に加え、レジュメ的な文体は好みがわかれるところ。理論面の解説に重きを置いているの で、択一的知識は択一六法等で適宜補充すべし。 〔平成16年民法現代語化以降の教科書〕 【法】我妻栄ほか『民法1-3』勁草書房(I 2008年3月・3版,II 2009年2月・3版,☆III 2013年1月・3版)……通称ダットサン。伝統的通説。小型だが民法と関連法の概要・歴史、条文の趣旨・要件・効果を網羅している。小型ゆえに初学者に は向かないが、直前期の総まとめに定番の一冊。我妻・有泉のみが執筆していた頃のダットサンは、今と大分文章が違っている。『民法案内1-11』(契約各 論の使用貸借まで)は講義口調の格調高い入門書。 【法】山田卓生ほか『民法I-V』(有斐閣Sシリーズ)』有斐閣(I 2007年9月・3版補訂版,II 2010年3月・3版補訂版,☆III 2012年4月・3版補訂版,IV 2009年6月・3版補訂版,☆V2012年9月・4版)……定評のSシリーズ。入門はもとより、択一用のまとめテキストにも好適(ただし全ての肢を網羅 している訳ではない)。ロースクール生の間でも人気がある。物権と債権総論がとくに好評だが、基本的にはずれはない。但し親族・相続は伊藤執筆部分が異説 が多いといわれる。 『民法2・3・4・7(有斐閣アルマSpecialized)』有斐閣……物権(千葉ほか。2008年2月・2版補訂版)・担物(平野ほか。 2005年12月・2版)・債総(中田ほか。2004年4月)・親族相続(高橋ほか。2007年10月・2版)のみ。評価待ち。有斐閣アルマBasicに は【法】☆山野目章夫『民法 総則・物権』(2012年3月・5版)と、☆松川正毅『民法 親族・相続』(2012年3月・3版)がある。 【法】『リーガルクエスト民法』(1総則:2010年11月,2物権:2010年5月,3債権総論:未刊,4契約:未刊,☆5事務管理・不当利 得・不法行為:2011年11月刊行予定,☆6親族・相続:2012年3月・2版)......共著本。6(親族・相続)の出来が良い一方で、1(総則) と2(物権)は記述のムラが激しく、やっつけ仕事ぶりが出てしまっている。1の執筆者に佐久間を含むが、佐久間『民法の基礎』にはない利点といえば練習問 題付であることくらいか。 奥田昌道ほか『法学講義民法1-6』悠々社……財産法完結。 【法】潮見佳男『入門民法(全)』有斐閣(2007年12月 2011年12月・補訂)……1冊で民法全分野をカバー。パンデクテン体系に沿う。論点ごとに記述のばらつきが見られるが、むしろそれによって司法試験向きに仕上がっている。 ☆【法】川井健『民法入門』有斐閣(2012年7月・7版)……民法全分野カバー。パンデクテン体系に沿う。タイトルには「入門」とあるが、誰が どう見ても、国家試験受験生が直前期にさっと通読するための本である。判例の準則もしばしば簡略化しているので、読み手の学力次第では使いこなせない可能 性も。くだらない誤植や脱字の類がちょくちょく見られるところがやや残念。姉妹本に、☆『はじめて学ぶ民法――所有、契約、不法行為、家族』(有斐閣、 2011年12月、初版第1刷は誤記・誤植のためリコール対象。※参照→ http //www.yuhikaku.co.jp/static_files/13615_kokuti.pdf) 【法】小野秀誠ほか『ハイブリッド民法1-5』法律文化社……新トピックも網羅。薄いので未修向けか。 平野裕之『基礎コース民法1、2』新世社(2005年4月・3版,2005年4月・2版)……2冊で財産法全分野を概説。著書曰く現代のダットサンを目指したとのこと。 〔平成16年民法現代語化以降の入門書〕 【法】米倉明『プレップ民法』弘文堂(2009年3月・第4版増補版)……典型的な売買契約をモデルに、想定される法律問題を時系列順に解説する。含蓄のある良書だが、初学者がその深みを理解することは困難である。 【法】道垣内弘人『ゼミナール民法入門』日本経済新聞出版社(2008年4月・4版)……財産法分野の入門書。教育効果や実際の機能局面を意識して、パンデクテン体系を崩した説明となっている。 【法】淡路剛久『入門からの民法--財産法』有斐閣(2011年12月)……放送大学の教材テキストを加筆修正。典型化された紛争(Case)から民法規範にアプローチする方法を取り入れたとのこと。 ☆【法】近江幸治『民法講義0 ゼロからの民法入門』成文堂(2012年2月)……第1部 ゼロからの民法入門、第2部 教養民法(民法概論)。第2部は「民法講義」から文章、イラストを補訂・再製作して使用。 〔平成16年民法現代語化以前の基本書・教科書等〕 我妻栄『民法講義』岩波書店……民法で通説といえば、おおむね我妻説を指す。不法行為法以降は民法講義としては未出版だが、ほぼ全範囲に わたって著書がある(『事務管理・不当利得・不法行為』日本評論社(1989年2月)、『親族法(法律学全集)』有斐閣(1982年3月))。なにしろボ リュームがボリュームなので、マイナーな議論まで網羅的に取り扱っていることのほか、きわめて抽象的な定義付けから体系的に論じていく点に、近時の本には 無い特徴がある。古いとはいえ、裁判を含め今なお実務への影響力は高く、余力のある学生は総則・物権・債権総論など、今からでも読んでおきたい。なお、文 中で登場する「通説」は鳩山説などを意味し、著者がそれに対し異論を述べたものが現在の通説となっていることがある。本書で紹介される学説には、すでに絶 滅したものも少なくないのである。したがって、すでに民法を一通りマスターし、学説史にも明るい学生でなければ、混乱をきたす可能性もある。我妻であるか ら、あるいは実務であるからといって無批判、無条件に鵜呑みにするのではなく、本書で展開されているのは基本的に戦前ないし戦後初期の理論であるというこ とを念頭に置いて熟読されたい。 鈴木禄彌『○○法講義』創文社……全範囲完結(家族法含む)。物権法のみ現代語化にも対応。学習の便宜のためあえて体系を崩しており,早くから ケースメソッドを採用するなど、時代を先取りした画期的な教科書だった。抽象的な定義や要件・効果の羅列をあえて避け,制度のあり方や実際の機能にもっぱ ら着目するという内容になっている。情報量も絞られており,端的に答えを知りたいときの辞書的な用法には向かないが,常に具体例をもとにして条文の趣旨が 極めてクリアに語られているので,通読によって大きな効果を発揮するだろう。著者は要件事実教育について批判的なスタンスであったが、本書では主張・立証 責任の配分について充分な記述があり,本書に取り組むことで要件事実についての理解も深まると思われる。時折挿入される図表がすこぶるよくできている点も 特徴。なお,判例に言及する際に一々判決文を引用しないため、判例集や判例付六法を準備して読むべきである。シリーズ中,とりわけ物権法は名著といわれ、 星野英一も自著のはしがきで「最高の水準」と絶賛している。 星野英一『民法概論1-4』良書普及会……契約法まで。但し版元の良書普及会が出版終了。家族法は放送大のテキストあり。 松坂佐一『民法提要1-5』有斐閣……財産法完結・家族法あり。元名大総長。我妻説立脚。30年分の判例・議論の補充要。 北川善太郎『民法講要1-5』有斐閣……財産法完結・家族法あり。前京大教授。記述平板ながら詳しい。契約責任説の主唱者。自説僅少。判例豊富。潮見&山本は北川ゼミ出身。 船越隆司『民法総則』『物権法』『担保物権法』『債権総論』尚学社(2001年4月・改訂版,2004年4月・3版,2004年4月・3版,1999年4月)……元中央大教授。 遠藤浩ほか『民法(1)-(9)(有斐閣双書)』有斐閣(I 2004年9月・4版増補補訂3版,II 2003年5月・4版増補版,III 2003年12月・4版増補版,IV 2002年12月・4版増補補訂版,V 1996年12月・4版,VI 2002年9月・4版増補補訂版,VII 1997年1月・4版,VIII 2004年5月・4版増補補訂版,IX 2005年1月・4版増補補訂版)……かつての司法試験民法のスタンダードテキスト。事実上の国定教科書とまで呼ばれた。有力中堅学者が長老陣になるまで 30年間にわたり改訂を重ねてきたため、記述は安定している。判例・通説を基礎に有力説を加え、基本的事項を丁寧に解説する良書である。判例についても文 字サイズを落として事案と判旨と評価をコンパクトに解説している。自説を抑えて書いてあるため平板との声もあるが、良く読めばそれぞれの著者の個性が出て おり飽きない。しかし、民法現代語化に対応したのは(9)相続のみであり、(5)(7)は1996年の改訂が最後となっている。他は2002年から 2004年にかけて改訂されており、担保物権は平成15年改正に対応しているので現在でも使えないわけではないが、使用者はかなり減っている。2004年 の増刷を最後に絶版となった。 〔コンメンタール〕 【法】我妻榮・清水誠・田山輝明・有泉亨『我妻・有泉コンメンタール民法―総則・物権・債権』日本評論社(2010年7月・2版追補 版)……かつて定評あった我妻・有泉コンメンタール(分冊)を合冊し、現行法にあわせて補訂したもの。したがって、我妻説をベースに現行法・判例等を補訂 していることからその内容につき一貫性を欠いているとの評もある。ただし短答レベルの知識は網羅している。追補分のダウンロードページ ☆【法】松岡久和・中田邦博編『新・コンメンタール民法(財産法)』日本評論社(2012年9月)……財産法全分野を1冊にまとめたコンメンター ル。コンセプトは「現在の民法に関する法状況をコンパクトに知るために最適化されたコンメンタール」(はしがき)。学説の対立状況にはあえて踏み込まず、 判例・通説(多数説)に依拠した叙述を心がけている。判例の引用は基本的に最高裁のものに限定し、学説の引用も判例の考え方を理解するのに必要な限度で行 うことを基本としている。条文の重要度に応じて解説に濃淡をつけており、たとえば相隣関係の条文について注釈がなかったりする。要するに学者の書いた択一 六法である。情報量では我妻有泉コンメ、基本法コンメに大きく劣るものの現時点で最新のコンメンタールである。判例は最判H23.4.22まで収録。なお 本書の内容はTKCのインターネットコンメンタールとしても提供されている。 遠藤浩・他編『基本法コンメンタール民法』日本評論社(2005年6月-,第5版)……全7冊。スタンダードなコンメンタール。初版から年月を重 ねているため執筆者の多くが民法学界の大御所となっている。民法現代語化,一般法人法改正に対応した本シリーズは、新版注釈民法より新しく、細かい裁判例 や学説にまで言及しているため実務的な利用価値は高い(第一法規の判例民法シリーズは基本判例の紹介が多く、情報量が少ない)。一方で,学生向けという点 ではやや情報が古いことは否めない。なお、我妻コンメでは扱われていない親族・相続の出版年月はそれぞれ2008年2月、2007年9月と比較的新しい。 谷口知平・他編『新版注釈民法』有斐閣(1988年6月-)……全26巻。未完。最新版の債権(1)-2は2011年12月に刊行されているが、 発行年度が古いものも多い。研究者、実務家必携の最も信頼できる注釈書だが大部であり受験生には荷が重い。図書館で参照する程度で十分である。 〔判例集〕 【法】中田裕康・潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選I・II』有斐閣(2009年4月,2009年5月・第6版)……スタンダードな判例集。第6版では判例の差し替えが多く、Iは42件、IIは36件の判例が差し替えられた。 水野紀子・大村敦志・窪田充見編『家族法判例百選』有斐閣(2008年10月・7版) 民法判例集『総則・物権(内田貴ほか)』『担保物権・債権総論(瀬川信久・内田貴・森田宏樹)』『債権各論(瀬川信久・内田貴)』有斐閣 (2001年3月,2004年2月・2版,2008年3月・3版)……取り上げられている判例の数は多く、判旨の引用も長い。一方、解説は薄い。債権各論 は出版年に比べて収録判例がやや古い。 奥田昌道・安永正昭・池田真朗編『判例講義民法1・2』悠々社(2005年4月・補訂版)…学生向けの参考書として定評のある判例集。百選に比べて平易なので初学者向きではある。ただし、本のサイズは百選より大きく重い。 松本恒雄・潮見佳男編『判例プラクティス民法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』信山社(2010年3月,2010年6月,2010年8月)…Ⅰは総則・物権、Ⅱは債 権、Ⅲは親族相続。収録判例数は順に393、399、197件と多数。B5版1ページに事案・争点・判旨・解説と多くの事項を盛り込みすぎの感が。ひとり の執筆者が、同じ分野の複数の判例を続けて解説しているので、判例相互の関連を理解しやすのではないか。 〔演習書〕 【法】松岡久和・潮見佳男・山本敬三『民法総合・事例演習』有斐閣(2009年4月・2版)……京大教授による事例問題集。ほとんどの問 題に解説・解答はなく、設問・チェックポイント、参考文献が羅列されているだけなので、自習には使いづらい。学生同士でゼミを組むにしても、問題はいずれ も極めて高度かつ難解なので、消化不良に陥ること必至である。心してかかること。 伊藤進『旧司法試験 論文本試験過去問 民法』(2004年1月)……旧司法試験の過去問集。元旧司法試験委員の伊藤進教授の解説講義を書籍化。 解説、教授監修答案(or再現答案)からなる。全26問。絶版だったがオンデマンドで復刊された。論点の解説をすることではなく、問題分析の思考過程を示 すことに眼目をおいてあるため明確な結論を示していないこともある。平成15年担保法改正まで対応。 道垣内弘人・大村敦志『民法解釈ゼミナール5 親族・相続』有斐閣(1999年12月)……「演習ノート」以外では、おそらく家族法領域では最近 で唯一の市販演習書。少し前の旧試験チックな短めの事例問題が並ぶ。理論的に高度な内容ではあるが、さすがに10年前の内容で古くなってしまっている。