約 492,571 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24390.html
登録日:2010/01/29(金) 11 02 19 更新日:2023/05/10 Wed 23 51 45NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 pango writing-mode tb-rl; 「の」の力 めいでんも認めた エボン・ジュ ノノノノ 和文 文字サイズは最小推奨 文章 日本語 漢文 秀逸すぎる項目 秀逸な項目 編集注意項目 縦書き 縦書きの魅力 縦読み 画は っ現特でも代用多のき文 面お:た代には縦でいく影方章縦 上気さと文顕繋書もるな響でに書 でづていと著がき縦本っをあ見き のき `う古 ゚りに書やた受るらと 文のこ覚文ほが特き新がけ ゚れは 書このえ漢と悪化が聞 `ている ` 閲と項の文んいし主 `漢かず `日 覧と目あのど ゚て流教字られ縦本 に思をるノのそい ゚科やはのに語 全うこ人|ノのる文書ひ `言読や くがこもト|傾の字なら横語み中 不 `ま多だト向でのどが書も進国 向実でいけがは `成のなき `め語 きは読だは横書正り場ので欧る ` な縦んろ縦書き直立合文の米文韓 の書だう書き文横ちはを表の章国 でき貴 ゚きの字書自 `主記文の語 あは方 だ中でき体現にが化書の ` ` 縦こ離も がにベ日 くのこ不る 書とれっそな横ッ本本の不の満 ゚ き ゚なとんい書ト語の間便項のそ のさど尊なこきでの多おは目声の 魅あラ重特となの本く付付はがこ 力 `ノし殊なの表のがきき縦上と の文ベ畏さのだ記場縦合物書がを 虜中好敬ので ゚が合書いなきっ考 とのきの溢あこ為 ゚き願ののてえ な∧の念れるれさ英だいだ項もれ るのアをる ゚はれ語とたと目致ば の∨ニ抱縦 もるや前い我なし ` でのヲく書 う言仏述 ゚慢の方極 す字タべき ど語語し しでなめ .゚をにきを うのなた て `いて 指はで ` に本どが `そこ不 差関す日 もはア ` 今のと親 し係 ゚本 し `ルこ しくだ切 辿な活人 よ普フれ ばらがだ りい字は う通ァは らい `と ` に録ま投で鹿文のな書対せ小に 歓すでげ字なのよのくしな学気と 迎る続出数の完うだのてい生づこ さのけすの死成な ゚をのも程いろ れはたの補ぬ度事書決敬の度たで なこのは填のとしくめ意がの時 ` いのだ嫌に?かかにたをあ言のこ の頃がだ充そい出しが込る語私の だの `ってんってて `め ゚力の項 ろ雰のたるなたこも糞 `かの歓目 う囲うの己愚いなチ面この表喜の な気のでの痴何いラ倒の立現た斜 ぁをう `力のな ゚シの部てでるめ .゚見とこ量羅の上の極分主はや読 ∧る登こ ゚列馬の裏みをに表 `み 字 余 り ∨ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スマホだと見づれぇw -- 名無し (2016-01-28 03 16 35) 壊れてるな -- 名無しさん (2016-01-28 03 19 03) のののののののののの -- 名無しさん (2016-01-28 03 24 29) ポケモンショック並みに追記・修正が難しい項目 -- 名無しさん (2021-03-29 07 28 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ruphy/
縦書きの実現について UITextViewを使う 行間の設定がわからない→一文字ずつ位置を計算して描画? テキストの回転がわからない→地道に一文字ずつ回転? ZAttributedStringその他を使う→縦書きのAttributesが無いっぽい!? CGContextGetTextPositionを呼んで現在のテキスト位置を得る テキスト描画モードを不可視に設定しCGContextSetTextDrawingModeを使う CGContextShowTextを呼んでテキストを描画する、テキスト位置にテキストを描画 CGContextGetTextPositionで最終テキスト位置を決める 終端位置から開始位置を差し引いて、テキストの幅を決定 for (int i = 0; i [paragraphs count]; i++) { // これから段落文字列を行に分割していく //NSMutableArray* lines; NSMutableString* paragraph; paragraph = [[paragraphs objectAtIndex i] mutableCopy]; int len = [paragraph length]; if (len 20) { // 最大文字数(二十文字)以上は分割しなければいけない // 20文字目が禁則文字なら20で改行せず、19文字で改行 if ([paragraph characterAtIndex 20] == @"、" || [paragraph characterAtIndex 20] == @"。") { NSLog(@"%@なので、禁則処理+改行しないと", [paragraph characterAtIndex 20]); } [paragraph insertString @"\n" atIndex 20]; } [paragraphs replaceObjectAtIndex i withObject paragraph]; } UIWebViewを使う まだ試して無い UIScrollViewを使う テキストビューと変わらない? iPad+CoreTextを使う コアテキストの設定が面倒で頓挫中 情報をいろいろ収集 CoreTextはUIStringDrawingと同じ表示はできねーよって書いて合った http //twitter.com/shn/statuses/15431728052 [NSString(UIStringDrawing) drawAtPoint forWidth withFont lineBreakMode letterSpacing includeEmoji ] http //www.synergysoftware.jp/archives/404.html 試したこと NaviControllerでやる→ステータスバーが出入するときに、一緒にずれるのが嫌だ ステータスバーが悪い?→解決難しい NaviControllerが悪い?→ナビ使わずにナビ使わずに→ビューの上に重ねてしまうとイベントが反応しない。 ToDo デバッグでライブラリのどこを実行しているかを突き止める CGContextScaleCTM(context, 1.0, -1.0); CGContextSetFont(context, _cgFont); CGContextSetFontSize(context, _size); if( _stroke ) CGContextSetTextDrawingMode (context, kCGTextStroke); else CGContextSetTextDrawingMode (context, kCGTextFill); CGAffineTransform transform = CGAffineTransformMake(1.0, 0.0, 0.0, -1.0, 0.0, 0.0); CGContextSetTextMatrix(context, transform); int count = [string length]; CGGlyph* glyphs = malloc(sizeof(CGGlyph)*count); for(int i = 0; i count; i++) { glyphs[i] = _glyphs[[string characterAtIndex i]]; } CGContextShowGlyphsAtPoint(context, point.x, point.y, glyphs, count); free(glyphs);
https://w.atwiki.jp/kattsu/pages/71.html
? $name="原克志"; $address="東京都品川区"; $tel="03-1234-5678";//ここらが本来動的 $name_len=mb_strlen($name, utf-8 ); $address_len=mb_strlen($address, utf-8 ); $tel_len=mb_strlen($tel, utf-8 ); $name=str_replace( - , | ,$name); $address=str_replace( - , | ,$address); $tel=str_replace( - , | ,$tel); $name=mb_convert_kana($name, ASKV , utf-8 ); $address=mb_convert_kana($address, ASKV , utf-8 ); $tel=mb_convert_kana($tel, ASKV , utf-8 ); /*他置換などは仕様に準じること、置換に関しては一つの 関数にまとめることを推奨*/ $name_arr=array(); $address_arr=array(); $tel_arr=array(); for($i=0;$i $name_len;$i++){ $name_arr[]=mb_substr($name,$i,1, utf-8 ); } for($i=0;$i $address_len;$i++){ $address_arr[]=mb_substr($address,$i,1, utf-8 ); } for($i=0;$i $tel_len;$i++){ $tel_arr[]=mb_substr($tel,$i,1, utf-8 ); } ? html head title 縦書きテスト /title /head body !--テーブルなとでこのとき気をつけるのは縦書きのため見栄え上と反対の順序で書く必要あり-- table border="1" tr td valign="top"align="center" 電 br / 話 /td td valign="top"align="center" 住 br / 所 /td td valign="top"align="center" 名 br / 前 /td /tr tr td valign="top"align="center" ? foreach($tel_arr as $value){ echo $value. br / ;} ? /td td valign="top"align="center" ? foreach($address_arr as $value){ echo $value. br / ;} ? /td td valign="top"align="center" ? foreach($name_arr as $value){ echo $value. br / ;} ? /td /tr /table /body /html
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/3459.html
● たてがき君~変身の術3 ● 縦書きツール 路地の森 男は黙って女を私に預けた。 ただ泣いてばかりいる白い蛇のように身体中から涙が滲んでいて、まるで皮膚が××のように潤んだあの女を、男はどうにも手に負えなくなり壊れた自動人形を粗大ゴミに出すように、一枚の紙切れと共にわたしに手渡したのだ。 ノートの一ページを破ったらしい紙切れにはこう書いてあった。 (初めまして。あなたにご挨拶するのは、この文の中で充分だと思います。便箋を使うほどの人とは到底思えませんし、ましてや直接お会いして挨拶するほどの人物とはどうしても思えないのです。 どうか、気を悪くなさってください。ええ、構いません。あなたとはこれが最初で最後なのですから、何の問題もないでしょう。こいつは私が行けと言えば行く女ですから、そう言ったまでのことです。 どうか、末永く可愛がってやってください。帰り道を知らぬ女ですから、悪しからず。) 私は最初の頃、布団の上にビニールシートを敷き、その上に分厚いタオルケットを二つ折りにし、女を置いた。全身から滲む涙でタオルケットは毎日交換する必要があった。朝起きて新しいのと交換し、夜帰宅後に再度交換するのだった。食事は固形物を一切受け付けないので、食塩水を枕元に用意した。一日に4リットルは飲んだ。これで痩せもせずに死にもせずにいるのだから、いったいどういう女だ。 月に何枚ものタオルケットを買い足し、シートも月に一度は買い替えをしなければならなかった。涙とはいえ、やはり大量になれば汗と同じような臭気が漂ってくるのだった。皮膚から滲んでくるのだから汗とも言えるのだが、四六時中グスグス啜り泣くということは、やはりこれは汗ではなく涙なのだと承知している。 なぜ、などという疑問など浮かんだことはなかった。なぜ、あいつがこの涙の海を私に預けたのか。なぜ、私は毎日この涙の海の中で溺れなければならないのか。なぜ、わたしは怒りもせず、嫌にもならず、話もせず、労わりもせず殴りとばしもせずにいるのか。 ただ淡々と業務をこなすのを旨とする、低級で低脳な世話係に過ぎなかった。 試しに一度、スポーツドリンクを用意してみたら結構飲んだので、私にはサプライズだった。今度野菜ジュースでも作ってみようか、などと考えた。実際与えてみた。サプライズだった。飲んだ。 ある夏、熱中症で何人もが倒れ消防隊が走り回るような、太陽のせいで人が殺されそうな真昼、何を狂ったか女を散歩に連れ出すことにした。リュックにスポドリを6リットルも背負うのかと躊躇ってみたが、こんなことは今までに思いも付かなかったことで、この莫迦な思いつきに私は興奮した。飲み物はいずれ無くなり私の背中の荷物は軽くなるのだから、良しとした。手には着替えのタオル地のムームーを一枚抱え、女のヌルヌルした手を取って部屋を出た。女はグスグス肌を濡らしてはいたが、抵抗するでもなく目を見ることもなく大人しくついて来た。 アパートを出て一本目の路地を抜けると森があり、その森はとても深い森で、中がどうなっているのか知らなかった。ただ森だけが鬱蒼と存在しているだけだと思っていた。一度地図で確かめたことがあるが、番地さえ記入されていない白い空白があるだけだった。もっともその空白の向こう側には高速道路が横切り、オフィス街の様々なビルが記載されているのだから、都会の中に残された数少ない緑地帯には違いなかった。 今だから、こんな書き方も出来るわけだが、あの日のことをどうして忘れることなど出来るものか。森の中で起きたことを。そして女と私の運命のことを。(つづく・・・と思う) 森と言えば樹木が背も高く生い茂り、太い根が露出したあたりには緑の苔がびっしりと這っていて、どこかジトォとした気味の悪さを思わせているものだ。もちろん、これは私だけの森観なのは間違いないッ。下草の間から白い、あるいは赤い茸が生えていたりもする。虫の数などは知れず、ともすれば服の襟からなにやらが入り込み、あわててしまうなどは良くあることだ。 自然はいい、などと都会の人間は言うが、あの気色の悪さをも引き受けてからにしてもらいたい。毛虫も手で掴めないような輩に目に映る自然だけを讃えてもらってもなぁ、そんな感じだな。だから私は森なんか嫌いなのだ、本当は。何度か富士の裾野、原生樹海に入ったことがあるが、人間などいるはずもないと思って奥へと進むと、いきなり土方風の集団が昼飯を終え休息しているところに出会ったときの恐怖はただ事ではなかった。全身の産毛が逆立ち、人数掛ける2の眼に睨まれて私は完全に射すくめられた。 ああ、これで私も終わりだ。そう思ったものだ。 そのとき、ひとりの男がゆっくりと手を膝に当てながら立ち上がった。咥えていたタバコを足元に放り投げると、一歩そして一歩とわたしの方へと近づいて来たのだ。この男に首をへし折られるのだな、そして樹に吊るされて、樹海で消えるのだな。幾千もの不幸な人間たちと同じように無名の最期を遂げるのだな。そう思ったとして、私が弱虫だとか情けないだとかは言えないさ。実際はそうだとしてもだ。高所恐怖症が想像力過多による被害妄想に根ざしているという理論が信ずるに足るなら、臨床心理学的にも当然至極納得の心理だと思うがどうかな。 つまり、闘えない男は惨めだとう真理さ。 私は女の手を引いて森の奥へと入って行った。いかにも都心の公園にありがちな自転車進入止めの手摺をジグザグに抜けた。よろよろ歩いているくせに、女は不思議とどこにもぶつかることがないのだった。妙なことだな、と一瞬思ったが、そんな意外なことなど世間にはいくらでも転がっているから、直ぐに忘れた。思ったとおり、森の中はヒンヤリとしていて、暑い真夏日にコンクリートが焼かれている街中とは比べようもないほどに心地良いのだった。ヒンヤリと汗が引き始めたとき、女の手がスルリと私から抜けた。女は早足になり先へ行った。ヨロヨロしている割には正確に道を捉えていたのだ。 その奇妙な足取りを見送りながら、私は樹木の間から覗く青い空と高層ビルを視界にとどめ、ここが都会の中の緑地帯にしか過ぎないのだということを認識していた。 だが、それは間違いなのだが・・・。あの原生樹海で出会った男たちの眼に気圧されて小便ちびりそうになった自分だったが、都会の中の森でのことはそれ以上の出来事だったのだ。 咥えていたタバコを投げ捨て、近づいてきた男は目線を外さない。少し笑っているようにも見えたのだ。私の恐怖は、そのとき髪の毛が逆立っていたから、たぶん本物だったのだ。実際少しちびった。 おい、きみ。と男は声を掛けてきた。もちろん、少し笑った顔のままで・・・。
https://w.atwiki.jp/kdpfrontier/pages/312.html
たてがきでんししょせきのつくりかた【登録タグ た 工学 急急如律令 本】 縦書き電子書籍の作り方 著者:急急如律令 本紹介 サンプル 動画 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nicepaper/pages/287.html
CSSで縦書き開発をしていきたいと思います。11月4日記事 イメージ 目次 概要 Javascriptで実装する。 CSSで実装する。 コード 結果 まとめ 概要 縦書きを実現する際、レスポンシブデザインのことも考えないといけないですし、PHPやRUBYとのプログラム言語の兼ね合いも考えないといけません。 また、プリントアウトする際の調整も考えなければならないかと思います。 Javascriptで実装する。 h2v.jsや竹取.jsやnehan.jsなどのライブラリを使って実現することもできます。メリットやデメリットはこちらをご参照ください。 CSSで実装する。 CSS3ではwriting-modeというものが実装されています(ただしIEの場合は少し表記が違う)。今回このCSSを色々といじっていきます。 コード HTML部 ?php $text = メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此のシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈だが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。 ; ? !DOCTYPE HTML html head meta charset="utf-8" link rel="stylesheet" type="text/css" href="tate.css" title 縦書き開発1 /title /head body div id="wrapper" p class="style1" ?php echo nl2br(htmlspecialchars($text,ENT_QUOTES,"UTF-8"));? /p /div !--overflowしている場合もチェック-- div id="wrapper2" p class="style2" ?php echo nl2br(htmlspecialchars($text,ENT_QUOTES,"UTF-8"));? /p /div /body /html CSS部 @charset "utf-8"; /* CSS Document */ #wrapper{ margin 0 auto; width 1000px; height 300px; border 1px solid #000; padding 10px; } p.style1{ writing-mode tb-rl; /* IEではこのように記述していく */ writing-mode vertical-rl; -webkit-writing-mode vertical-rl; -moz-writing-mode vertical-rl; -o-writing-mode vertical-rl; /*行間*/ line-height 1.2em; /*右から*/ width 1000px;/*横を指定してあげてから以下を記述*/ margin 0 0 0 auto; } #wrapper2{ margin 0 auto; width 500px; height 300px; border 1px solid #000; padding 10px; } p.style2{ writing-mode tb-rl; /* IEではこのように記述していく */ writing-mode vertical-rl; -webkit-writing-mode vertical-rl; -moz-writing-mode vertical-rl; -o-writing-mode vertical-rl; /*行間*/ line-height 1.2em; /*右から*/ width 500px;/*横を指定してあげてから以下を記述*/ margin 0 0 0 auto; /*はみ出した場合*/ overflow scroll; } 結果 まとめ marginを指定しないと、左上から描画されるため、margin 0 0 0 auto;を記述させてあげる必要があります。その際のwidthも忘れずに書いていただければと思います。 はみ出してしまった場合はoverflowが必要になります。 色々と試してみてください。 以上
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/2545.html
※IE推奨。他のブラウザだと縦書きになりません。 灰色の雲が空全体を包み込む中、薔薇と茨のペイントを施した多目的装甲ヘリコプターが一機のアーマード・コアを左右のアンカー器具で釣り上げて低空飛行する。ACを比較的遠方へと輸送する際のごく一般的な手段だった。ヘリコプターには自衛手段どころか立派な戦力となる多目的ミサイル十数門、コクピット下部に12.7ミリ機銃を備え着けている。この機種の特徴はAC一機と各兵装を搭載可能なペイロードもさることながら、小銃程度なら物ともしない堅牢な装甲とそれらを積載した上で柔軟な機動が可能な点である。荒れた地上を放浪する多くのミグラントが愛機として使っており、その信頼性はずば抜けて高い。その上、AC用スナイパーキャノンの直撃でもパイロットと管制官は五体満足で生還したという逸話を持っている。 ヘリコプターは海洋施設上空に到着した。目標は枯渇しかかっている化石燃料の奪取と他勢力への示威行動である。元レジスタンス 組織はその置かれた状況から他勢力から襲撃を受けることが多々あり、燃料の確保は存在維持のため重要な目標なのである。 『作戦領域に到着。ACを投下します。以後、原則は無線封鎖です。作戦はブリーフィングと変わりありません。領域内の全ての敵機を撃破してください。AC投下後、作戦終了まで本機は領域を離脱します。私は貴方が最後まで立っていることを知っています。ここで貴方の帰還を待ってますから』 『連中、大した規模じゃないわ。いつも通りでいいわよ。じゃ、がんばってね。お姐さん達、安全空域でお喋りしてるから』 若い女の声らにミグラントのACパイロットは了解、現時点より無線封鎖、と短く返す。表情はヘルメットと多目的バイザーの陰で不鮮明であるが、雇主の女はいつものように仏頂面だろうとあたりを着けた。 ヘリコプターは湾岸端の上空にホバリングし、ACを投下。アンカーが次々と解除され、 アーマード・コアはそのまま落下しブースター炎を吐きながら着地した。鋼鉄の塊は落下速度を抑えつつも、その衝撃でコンクリートで固められた地面にヒビが走る。その鋼鉄を支える役目を持つ脚部は着地衝撃を受け流す為、バランサーが作動。 ブースターと可動部の隙間から圧縮空気のように蒸気があふれ出す。ミグラントはコンソール上のアクリル蓋のセーフティを解除しモード変更ボタンを押しこんだ。最初に機体の四肢、次いで武器などの全デバイスが通電したかのように発光。最後に俯きぎみの頭部が戦闘モードに入った証たるメインカメラを露出し、フォーカスを合わせるかのように複数のレンズが複雑に動き始める。 コクピット内では機体外面より忙しなく、モニターには文字が表示されては消え、五体部の何処かしらにエラー警告を吐き続け、機体の模式図の頭部は赤く、コアは黄で表示されている。 ジェネレーターの出力表示、GPS情報取得不可、――そしてFCSの諸情報。装備武装の型番及び残弾数がモニタの中央に小さく表示されている。 『チェック中・・・認証しました。戦闘モードに移行しますか? Y/N』 コンソールを操作し、YESのアイコンをタップする。 『・・・リミッター解除。メインシステム、戦闘モードを起動します』 物理兵器防御特化仕様の中量二脚ACはリコンユニットを上空に射出、索敵開始。ACにはレーダー等の電子装置を搭載していない。ジェネレーターの出力が小さいこともあるが、発掘された殆どのACに搭載されておらず、代わりに索敵装置として装備されていたのは30㎝ほどのリコンユニットと便宜上名付けられている小型デバイスである。射出されるとコアから前方あるいは上空に圧縮空気により射出され索敵する。 地上設置型なら地面に吸着し、飛行型であればプロペラによって上空から電波を放出しながらその放出範囲内に移動物体を感知すると親機たるACに情報が送信されるという仕組みだ。極めて省電力かつ低コストで運用され、発掘されたリコンユニットのコピーが各地に流通している。ユニット内臓電池が許す限り作動し続け、殆どのACあるいは武装集団に使われている。が、劣悪な半導体技術で作られたコピー品は機能劣化を引き起こし、大破壊前に想定された使用方法と異なっている。本来であれば、複数のリコンユニットと多数のACはほぼリアルタイムで部隊の指揮通達、戦術情報の共有、光学衛星による偵察行動等の最新情報技術の数々が失われ、その根幹をなしていた多目的軍事衛星は数世代に渡る放置によりデブリとなっている。 リコンユニットは膨大な情報をACに送信するが、現在稼働しているACのコンピュータでは、それを処理しきれない。現地改修さ れた劣化COMではフレーム問題を引き起こすため、大まかな位置情報の把握と当時であれば数瞬であった目標兵装のスキャン機能は大幅に劣化しているからである。唯一残されたリアルタイムリンク機能は”スポット”と呼ばれる敵機位置情報送受信のみだ。 ハードの問題はそれ以上で、資金に余裕がないミグラントではジャンク品が平然と流通している。一部の装甲は錆に侵されて基礎部分ごと撤去されていたり、ブースターの出力効率が悪質で“とりあえず前方の出力は得られる”というモノまで平然と、かつ高額で取引されているのだ。 それでも現状では機能不全のAC以上に汎用性を持った兵器は存在しない。戦車ほど燃料を喰わず、ヘリコプターよりも多くの武装を積み込み、航空兵器よりも戦闘継続能力に優れている。前時代で多数製造された事実もあり、ミグラント勢力他ならず、武装勢力の主力として使用されている。その戦闘力はあ らゆる武装勢力の主力と言っても過言ではない。そして、この元レジスタンス組織の戦力を担っているのがミグラント用のヘリと右肩を赤く塗装したACである。赤薔薇色であればまだ聞こえがいいが粗雑に塗装されたそれは、乾いた血の色を第三者に連想させた。左脚には赤薔薇がデカールさせており、エンブレムと相まって、シティ騒動の顛末を知っている者の士気を低下せざるを得なかった。 かのシティ騒動でそのACはレジスタンス部隊の陽動、殿戦闘、本隊強襲、未確認機動兵器撃破など、非力なレジスタンス組織がシティ部隊と拮抗し続けた一因に違いなかった。そして、それを操るパイロットは、この地域で追随を許さない技量を持った傭兵である。 初陣にて元レジスタンスリーダーを退け、その才能の片鱗を見せつけた彼は複数の戦場を渡り歩いた後、レジスタンス勢力に加入し、その戦闘能力を見境なく発揮したのは記 憶に新しい。 『投下、確認しました。あ、あの――』 ACは最寄りの敵機位置にだいたいの検討をつけると、グライドブーストで敵機へと突撃した。おそらくスキャンモードでやっているだろう、ヘリの中ではそこまでの詳細は期待できなかった。 ・ ・ ・ そのヘリコプター機上に戦場には場違いの女性が居座っていた。20こそ超えているものの風貌は幼さとあどけなさを残しているが、その身は旧レジスタンス組織を束ねるリーダーである。元リーダーの父親が死亡した後、一年で最低限の戦力を纏め上げ、レジスタンス主力たる傭兵の補佐を行い、かのシティ騒動を生き延びていた。シティを脱出した後はその周辺地域を放浪し、ようやく旧鉱山地区に安住の地を見つけると物資調達と他の敵対集団の牽制の為その身を費やす日々である。 「――どうかご無事で」 無線越しで彼にそう言うだけで精一杯だった。気がきく言葉でもかけられてあげると良いとつい思ってしまう。だけど、その言葉は無責任で自己満足だ。 ヘリコプターの乗員二人は目視でそれを確認すると海洋側へ離脱する。無駄にとどまり、飛行兵器から撃墜されても困る訳だから、これまでと変わらないルーチンワークだった。 結局、シティ騒動の時も今も自分は安全圏に居て、実際に戦って精神をすり減らしているのは彼のような戦士だ。それが仕事だとしても、戦場というのは恐ろしい。レジスタンス時代、いくつかの修羅場をくぐったがひたすら待つことには未だ慣れないでいる。彼の戦闘能力は信じているし、相棒の女武器商人の様に、もうちょっと楽観的になれるといいのだが、臆病な性分とネガティブ思考は相変わらずだ。思えば、レジスタンスのリーダー に祭り上げられた時、甘ちゃんと回りから揶揄されることに最初の頃は憤慨したが、今では納得できるし、その合点がいく。レジスタンスリーダーとしての覚悟も度量もが足らなかったのだと思う。レオンにおんぶに抱っこだった訳だから。 フランは無線のスイッチを切ると、いつものようにACの後ろ姿が消えるまでその動きを目で追いながら軽く十字を切った。この世界に神などいないし、宗教というものはとっくに廃れきってもう誰も理解できないものだ。 「あんたも相変わらずねぇ。前よりちょっとはマシになったけど、そーゆー所は変わらないわ」 前の座席で操縦桿を握るロザリィはバイザー越しの流し眼でフランを見つめながらあっけからんと口を開いた。 「……いけませんか?」 「いーや、貴女個人ではいいんじゃない? 少なくとも、あのアホは充分過ぎるほどに勇気づけられていると思うわ。でも、リーダーとしては駄目ね。あの時も言ったけど上の人間はどっしりと構えているべきなのよ。下の人間がヘマやらかしても上の人間がきちんと対処できるけど、上の人間が駄目だったら下の人間もいずれ駄目になる。そんなこと、一々言われなくともわかるでしょ?でも、元レジスタンスはどいつこいつもお人好しだから駄目な貴女に従って、楽園とは言えなくても最低限の文化的の生活をしている。これは一種の奇跡ね」 「ですが、その奇跡を起こすには彼の力は必須となってしまった。ルーキーと言われた頃から雇い続けてもう二年近く経ちますが彼の代わりは見つかりません。彼のおかげで私たちは生き続けていられるんです。感謝こそ――」 「だーかーらー、たかだか傭兵一人にそこまで気にかけるのが駄目って言ってるのよ。 傭兵はお金がメインなんだからさ。前金貰ってヤバくなったらトンズラこくし、クライアント替えなんて当たり前、と思ってなきゃ。だから、私も好きで守銭奴やってた訳じゃないし、そういう時の為の資金は常に用意してるわ」 フランは自覚があったんですねと呟くと前からロザリイは無自覚に壁面を叩いた。 「ごめんなさい。でも、ロザリイさんがそういうなら何か方法はあるんでしょうか?」 「簡単よ。雇い主と傭兵という垣根を取っ払えばいいわ」 「ど、どうやって――」 「アタシにそこまで言わせる気?あの子と寝たらいいのよ。それで解決するわ。……多分ね」 「――!?どうしてそうなるんですか!冗談はやめてください!」 「低コストかつ確実と思うから案外冗談じゃないわよ?あいつは妙に義理高いって所があ るし良い奴だし?……まぁ、貴女が変な病気を持ってなければ、の話だけど」 持っていない。というより、性病なんて持つ機会が無かったといった方が正しい。この数年、人を愛する、愛される暇などなかった。が、彼女の言い分にも一定の理解はある。コミュニティでも売春婦がいない訳ではない。だから、女性という武器を行使するのは、この時代において当然である。そして何より元手が掛からない。女の意思次第だ。でも、彼が受け入れてくれるか、ということには自信がない。私より、若い娘はコミュニティに多くいるし、そして何より私は雇用主だ。傭兵は骨抜きにされるのを嫌うだろう。 一度のみならず何度も、感情が激発した暴漢に寝込みを襲われることはある。レジスタンス時代はレオンが、今では彼がその場で即射殺する、ということが年に数回はあった。レジスタンス時代からプライベートがある程度確保されている上等な部屋は気が引けた が、上の立場が謙ってどうするとレオンやロザリィ、彼と他数人に諭され、今でも一番マシな部屋で寝起きしている。彼はその隣のサブルームで、普段の警備も兼ねている。 「そんな……色事に費やす暇はありません。それに彼も無駄な干渉を望まない、と思います」 「……まぁ、そう……かもね。あいつが自分を慰めてるってのも、女を買い漁ってるっていうのも聞かないし、ヒトの三大欲求をファックしてるわ」 「その喩えは下品ですよ、ロザリィさん」 あっはっはとロザリィは笑う。つられて、つい私も笑ってしまった。 笑っているなか、突然身体を揺らすほどの衝撃と機体の揺れに私は全意識をコンソールに集中させる。数コンマ遅れて単射の発砲音。更に遅れて金属音と爆発音がイヤープロテクターを兼ねるヘッドセット越しの鼓膜を振動させた。外に目を向けると巨大な球型の 燃料タンクが爆発し、黒煙がモクモクと浮かべている。炎上した施設を見たロザリィは眉間に皺をよせ、怒気を露わにする。 「あの馬鹿ぁ!燃料の被弾は厳禁って言っといたのに!」 ロザリィはパネルの無線スイッチを押すとインカムに向けて盛大に罵詈雑言を言い放った。その怒鳴り声と彼の言い訳は私の耳にも入ってくる。――曰く、ライフル弾で弾け飛んだ敵の装甲が飛行戦闘メカの主翼に突き刺さり、制御を失った飛行戦闘メカが突っ込んだので、自分に過失はない、とのことである。脇の数分前に無線封鎖と言ったばかりなのに、戦闘が始まるとロザリィはすぐに彼を罵倒するのが恒例となっていた。そして最後には必ず、減俸は覚悟しなさいよ!と締め括るのだった。が、実際にはAC機体の整備費や弾薬費請求による赤字を除いて、減俸などはしたことはほとんどない。彼もそれは分かっているはずだが、デフリーディングで申 し訳なそうにシュンとする姿を毎回見て内心、ほくそ笑んでしまう。 ひとしきり、ロザリィは彼に苦言を言うと、こちらを向き、いつものような声で「始まったわね。あいつの補佐がんばんなさい」と言った。 「了解です」と私はそう返す。 ・ ・ ・ 25ミリ対物機銃は暴力の雨と称するに足る銃弾を吐き出した。軽戦車とも言うべき重装甲車の乗員は突然現れた機械仕掛けの巨人に恐怖を隠せない。 レーダー範囲外の低空突入から即離脱。ヘリとACはどうやらこの戦術に慣れているようだった。当然、配置している小銃携行の歩兵程度では追い返せる訳もなく、ACの侵入を許していた。 「ACが出張ってくる施設なんて聞いてねえぞ!」警備隊長が怒鳴る。そうだ、ここはちんけな補給基地だったはずだ。備蓄している化石燃料もさほど大した量ではない。それよ りも天然ガスの備蓄の方が多かったはずだ。化石燃料とは違い、天然ガスは携行には向かない。容器自体が巨大であるし、なによりその取扱いが難しいからである。 「サジタリウス(対AC誘導弾)は!?」 「一門あります!」 「ジャック!貴様が狙え、着地と同時に撃ち込め!」 警備塔からブースターの発光が強まり、ACは段々と落下速度を落として行くのがはっきりと解った。ACが落下速度を落とすのは落下硬直を防ぐためである。前後左右に跳躍こそできるものの、落下に脚部がある一定以上の圧力が加えられると姿勢保持のためにバランサーが働き数瞬、硬直してしまうためだ。そのコンマ数秒は戦場において、まさに命取りになるものである。数発のロケット弾で無力化できるだろう。 「今だ!撃てぇ!!」 ACは着地後、そのまま横に跳躍し傍にあっ た廃ビルの壁面を蹴り上げて上昇した。脚部の1m下をロケット弾が通り抜け壁面に接触する。二次元機動のままなら誘導されコア部に直撃したはずだった。突然の脅威に驚いたのか港に不自然な人工物の塊であるACは光を反射するアイカメラをズーミング、フォーカスを合わせる。発射煙から、こちらの位置を掴んだのだろう。また、壁面に蹴ってブースター炎を吐きだし、出力を上げる。 「こっちにくるぞ!」 一人の歩兵は銃座に備え付けられた重機銃に初弾を装填し、碌な狙いもつけずに引き金を絞った。20ミリですら豆鉄砲以下である。コア中心は論外として、それよりも脚部や武装、特に爆薬などを使用する物に当たれば御の字である。しかし、アーマードコアは人体の構造を模している為、構造的に欠陥が存在する。特に脚部パーツのカテゴリーの内、二脚部はその傾向が強い。片方の脚部を破損させればACの三次元機動は抑制され、戦闘能 力は大幅に低下を招くからだ。対戦車ロケット弾を用いてコクピット部に直撃させ、パイロットを殺害し無力化すれば良いのだ。対AC戦闘では常套手段であるが、前後左右に加え上下に移動するACに対しその手段を実行できた者は極めて少ない。実行できれば、英雄扱いされるだろう。 ACが人間に当たる手の部分で接続された60ミリライフルの砲口が炎を吐き出すと、その直線上付近にいた人間は、運動エネルギーの嵐によって形を保てなかった。銃弾が、というより、音速を超えた衝撃波は容易に身体を破壊する。砲弾は防衛用メカを掠って兆弾しアスファルトを陥没させた。前面装甲の一部は弾け飛び、航空戦闘メカに直撃し、航空メカはそのまま燃料タンクに激突、爆発し一個歩兵分隊と二機の航空戦闘メカを巻き込んだ。 ・ ・ ・ 数秒遅れて、女のヒステリー気味な罵倒が鼓膜を通り越して耳小骨を鳴らした。彼女が罵 詈雑言を放つのは今までの作戦行動において、もはや恒例ですらある。金に汚い禿鷹の小言は雇用主の意見として耳に入れておかねばならなかった・ AIからのアラートがモニタ全体に表示された。 <ガス濃度急速上昇中。緊急退避を強く推奨> 赤字で激しく点滅し、更には機械音声(COMボイス)での警告にミグラントは僅かに苦笑した。 ミグラントは地上に脚が着地していることを感謝しつつグライド・ブーストで後退する。瞬間的に上昇するGに肺が潰されかけるような痛みが襲いかかった。 爆煙の中、タンク型防衛メカの黒い影が巨大なグレネード砲身で照準しつつある。 「――っ!」 一次偏差照準のまま操縦桿のトリガーを絞る。続いて、回避機動。ハイブースト――装備しているブースターを瞬間的に最大出力で 稼働し、超短距離機動させる――で大雑把な、かつパイロットなど考慮せず、強引に機体を右方向に跳躍させた。敵の射軸を僅かでも自機より離し被弾を最小限に、かつフレームの修繕費を安く挙げるためだ。ブーストが瞬間的に機体を振り回す。発射された榴弾は山なりに飛翔しビル壁に直撃し、壁の一部が崩壊する。 Gのベクトルが急激に変わったため、胃液が口腔寸前まで逆流する。ヘルメットに戻すのはまずい、吐瀉物が酸素チューブに入り込むと戦闘中にそれを取り除くのは現実的に不可能であるからだ。ミグラントは嘔吐をなんとか飲み込み、衝撃に備え、ブラックアウト寸前の意識を辛うじてつなぎ止め、更に数発発砲する。 大雑把に照準した割に60ミリライフル弾は敵機に命中した。数秒でも足止めできたのは幸いだ。ミグラントは敵機を二次偏差照準していることを再確認して、親指でセーフ ティを外しミサイル発射ボタンを押し込んだ。AC肩部からミサイルランチャーがせり出し、短距離ミサイルを二本同時発射。二本のミサイルはモーターで射出され、固形燃料に着火しシーカー作動。僅かに上昇し速度を上げて敵機へ猛追する。タンク型は離帯を機動させ後退し回避運動を行った。遮蔽物に身を隠そうとする。が、大きく回り込んだミサイルは実に90度もの角度で旋回し頭部とコア部に直撃、信管が作動し爆発。コアが凹み動かなくなったことをミグラントは流し眼に確認する。一機のタンク型防衛メカを戦闘不能にさせ、そのまま戦闘を続行。機動している間にばら撒いたリコンユニットが次の敵機も察知し、ACに伝達される。70メートル先にタンク型1、更に150メートル先に一個小隊の航空戦闘メカが急行中。ACは燃料タンクを除いた建築物を蹴りあげて、一気に彼我の距離を詰め、目視確認した後、上昇機動。タンク型は突然の上空からの襲来に驚い たようで、慌てて主砲を動かしている様がモニターに映る。着地と同時に横にブーストをかけタンク型の真後ろに回り込み、少々の距離を開けて、ハイブーストを発動させ蹴り込み(ブーストチャージ)、タンク型の盾を潰すと左腕部に装備したレーザーブレードでタンク型の右腕部を切断し、オマケのライフル弾をでコクピット部に二発発砲。砲弾はコア部にめり込み、貫通しなかった。弾痕からオイルが漏れ出していく。タンク型の乗員はヒトの原型を留めていないだろう。あるいは、死んだことすら気が付けなかったかもしれない。 肩部を赤く染めたACは小規模の防衛部隊を索敵し、照準し、砲撃した。結局、撃墜した敵機動兵器は三機のタンク型防衛メカと二個小隊の航空戦闘メカのみで、後は撤退したか、それともこの基地の警備部隊全機からか定かではないが、弾薬をさほど消費せず、対人火器など搭載していないACは、残りの歩兵らを文字通り虐殺すると、この燃料基地を 制圧した。 ・ ・ ・ 元レジスタンス集団は沿岸部にある一基の燃料タンクの炎上以外、主要部分をほぼ無傷で手に入れたことになる。豊富とは言えないが、一定の備蓄燃料はこの時代どの集団であろうとも、貴重な事に違いなかった。間もなく冬に差し掛かる。凍死者を一人でも少なくすることは可能だろう。 「機動兵器反応なし。ロザリィ、回収してくれ」 若いミグラントは無線スイッチを入れて、味方のヘリコプターに無線を送った。 『了解。お疲れさま。あのさ~、フランがあんたに話があるみたいなのよ。あんた、デブリーフィングの後、フランの部屋で待ってなさいよ!』 『ちょっと、ロザリィさん!?いきなり何を――、あ、お疲れ様。回収ポイント送信します。待機してください』 『坊やをそろそろ卒業するのよー。あ、そう そう。もし必要ならゴ――』 無線は一方的に打ち切られ、それから応答はなかった。数分後、ロザリィから回収ポイント座標が送信され、ミグラントは首を傾げつつ回収ポイントに向かった。ポイント付近に到着した時、女二人はなにやら口論しているように見えたが、音声は拾えなかった。二人とも遠目にACを見た瞬間に口を閉じて、AC連結作業に入ったからである。 フランは作業中チラチラとミグラントに視線を送り、その顔は赤面しているようだった。ロザリィは叩かれた顔を擦りながら、その様子に口角を釣り上げ、ミグラントはその様子に気づかず、黙々と連結作業を進めた。 『了』
https://w.atwiki.jp/jpcl/pages/80.html
お時間がよろしければ見ていってください(笑)
https://w.atwiki.jp/presenile/pages/277.html
#blognavi 縦書きのエントリーページが、「このwiki内の検索」で引っかからないことが分かったので、縦書き文の下に横書きも合わせて載せる作業をし始めた。 検索の必要性は、このサイトの読者だけではなく自分自身にもあるので、それはこれから載せるものが既出のものでないかどうかを調べる上で必要な作業。 で、また数日はこの作業のかかることになる。今日は3記事ほど横書きを付記した。 カテゴリ [作業] - trackback- 2007年07月04日 21 34 30 #blognavi
https://w.atwiki.jp/a-sansei/pages/4.html