約 3,654,112 件
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/53.html
CHAPTER3 The Lore-A-Lua 終わらない月夜 編集中に付き、フォームや情報が整っていません。 地図をお持ちの方、ご協力願います。 CHAPTER3 The Lore-A-Lua 終わらない月夜攻略チャート1.東京都庁/4Fマイルーム 2.四ツ谷/常夜の丘 3.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア2 4.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア3 5.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア4 6.四ツ谷/常夜の丘 「帝竜討伐作戦」 7.四ツ谷/常夜の丘 月夜ノ決戦ノ地 備考・10F居住エリアCを改修 ・11F居住エリアDを改修 MAP一覧墓標エリア1 月影ノ橋 月影ノ路 墓標エリア2 月影ノ迷ィ道 墓標エリア3 墓標エリア4 月夜ノ決戦地 クエスト一覧 救出者一覧 都庁改修一覧 攻略チャート 1.東京都庁/4Fマイルーム 会議室でイベント開始~ 「四ツ谷/常夜の丘」に行けるようになり、都庁改修で工業開発区Lv2が開放される。 この章クリアで消えてしまう救助対象が存在する。 チャプター3開始時より都庁住人会話変化 都庁改修考察 ここまで全てのドラゴンを処理していれば余りDzは22。残りドラゴン数141になっているはず。(ミク救出時出現のドラゴンを除く) 必要Dz 入手できるもの 居住フロアB 2 パーティスキル(キラーズアトラクト)追加クエスト報酬(700Az、SPアップ100、SPアップ200×2、救助者 Dz+1、DIVAルーム改修トリガー)フリマ購入(ダウナーカット、ブラインドカット、ヒールエアロII×7、ソルマネル×5、ナノファイン×5、食材セット×8) 工業開発区Lv2 27 上位装備、コンフュガード、ダウナーガード、デッドガード、メディスIII、ソルマネル、ナノファイン DIVAルーム 2 DIVAモード解放 たかが2匹、されど2匹。居住フロアのみなら池袋救助クエでDz+1できるので実質Dz1で改修。ただしそちらのドラゴンはかなり強いが。 DIVAルームはBGMでDIVA(初音ミクバージョン)が選べるようになるもの。必要ないと判断したなら後回しでもいい。 ちなみに他に選択済みのセーブデータがあるなら改修しなくても選べる。 工業開発区以外に手を付けると、ぶっ飛んだ強さのデストロイドラグを2体以上今までの装備で倒さなければならなくなる。 難易度的にも開発区最優先がいいだろう。 四ツ谷/常夜の丘に行く前に… クエストが増えている。パーティスキル「応急手当・中」の解禁クエがあるのでやっておこう。 四ツ谷には毒攻撃をする敵がいるのでポワゾルを忘れずに。 出現するドラゴンがかなりの強敵なので回復アイテムも補給しておく事。 それと、別に使う機会はないが、まだの人は医務室改修報酬のデッドカットを医者から貰っておくように。 ここまででミク除いて27人救助できているはず。報酬まであと3人と覚えておこう。 2.四ツ谷/常夜の丘 入ったらまずはアオイからチョコバーを貰っておこう。これも期間限定。 都庁キリノ、アオイの会話変化 帝龍により土地情報が遮断されておりMAPが使えない。 途中分かれ道があるものの壁フロワロに塞がれて進めないので道なりに。 なおこのMAPは繋がりがおかしくなっており、エリアの東から進んだのに同じエリアの西から出てきたりする。 何はともあれ工業区改修の27Dzを目指す。 探査機1つ目設置後選択肢有り。 選択肢 何か見えた? エキセントリックだなー… 道中のドラゴンは「ドラゴライアーン」。 ドラゴライアーン攻略 2回行動、弱点 火、空。 「つんざく羽音」は単体混乱 「風切羽」は単体ダメージ この時点では混乱に耐性を持てる装備は無い。運頼みのごり押しになる。 回復にはソルマネルかサイキックの「リカヴァ」Lv2以上、ハッカーの「Bデータイレイザー」を使おう。 SPDが高いので「フェザーリング」を2個装備させておくと安心して先制できる。 なお弱点は炎・対空。ここの帝竜も対空弱点なので、スキルを鍛えておくと役に立つ。 攻撃力も高いので無視して進んでもいいが、動きが雑で避けづらい。Dz稼ぎにも倒しておいたほうがいい。 PTスキル・キラーズアトラクトが解禁されたら近くで使用→撃破で一瞬動きが止まって背後が取りやすい。 開始直後からの行動パターン 1 つんざく羽音、2 通常攻撃 3 羽音 、4 羽音 5 通常、6 通常 7 風切羽、8 通常 9 羽音、10 風切羽 以下省略 羽音はすでに混乱中の味方にはかけてこない。 羽音で混乱→混乱した味方に通常攻撃、で同じターンに解けることもあるがあまり期待しないように。 無対策だと2T目で全員混乱だと思っていい。 迎撃デストロ、イレイザーハッカー、リカヴァサイキックといった要キャラは手に入り次第コンフュガードを装備すること。 基本 空弱点を突く。見た目と違って回避は全然しないので、さっさと落とすこと。 サムライ トンボ斬り安定。収刀でモミジよりも速攻を狙おう トリックスター エイミングショット使用。先攻は確実なので安心 デストロイヤー 無対策でもとりあえず最速発動の迎撃。デストロのATKで味方を殴られてはたまらない。 サイキック プラズマジェイルLv3>フレイムLv5。とりあえず強い方を使う。ヒートボディは開始2Tが羽音なのでいまいち ハッカー Bデータイレイザー大活躍。Lv1でもOK。ただし、発動前に混乱したらどうにもならないので注意 途中に回復付セーブポイントがある。その先に壁フロワロとドラゴン。 待ち構えるは高いHPと攻撃力の「デストロイドラグ」。 デストロイドラグ攻略 「マッスルアイ」は全体ダメージ+行動不能 「ジャンプキック」は単体大ダメージ 工業開発区2がDz不足で改修不可能な場合、装備が貧弱でかなりの厳しい戦いになるが、(※) 最低でも1体は改修前に倒す必要がある。 行動不能耐性アクセがこの章では入手不能なため、開幕は運ゲー。 通常攻撃2回毎に使う「ジャンプキック」は、HP満タンから即死するほどの威力。防具は最高のものを揃えよう。 火傷にしたり、ハッカーの「ディフェンスゲイン」などのスキルが有効。 なお「マッスルアイ」は1ターン目とLIFE3割以下になると使用する。 行動不能の付与率はそこそこ。「Bデータイレイザー」をかけておけばすぐに解除されるので事故死が減る。 開始直後からの行動パターン(麻痺停止、ハッキング無し) 1 マッスルアイ、2 通常攻撃 3 通常攻撃、4 ジャンプキック 5 通常、6 通常 7 ジャンプキック、8 通常 以下省略、LF3割切ったところでマッスルアイの割り込み有り 通常×2→キックの繰り返し。攻撃AIは対象の残りLF問わず行う。回復は怠らない事。 とにかく一撃が重い。弱体からのハッキングや、タランテラの麻痺といった運頼みも悪い選択肢ではない。 特に前者のハッキング→マッドストライフコンボは敵ATKの高さも相まって、かなりのダメージを期待できる。 1ターン目は全員で防御するのも手。ダメージだけでなく行動不能付与率も下げられる。 基本 メディスシリーズを使ってまめに回復させる。できる限り攻撃力は下げたいところ サムライ 収刀からのモミジ討ちで火傷狙い。回復が追いつかなそうなら錬気手当も使う トリックスター 短剣なら毒をいれておく。銃型なら単体攻撃ばかりなのでハイドブッシュの相性が良い デストロイヤー 攻撃が流れやすいので迎撃する。ガードリング、ガトウのバンダナなどのDEF増加アクセ装備は忘れずに サイキック ヒートボディがかなり期待できる。1T目に先攻できるようならデコイを貼るとマッスルアイを防げる ハッカー 1T目は保険のBデータイレイザー。その後、ディフェンスゲインを使う。 ※工業開発区2を改修できない場合 防御・回復に徹する。手作り弁当などアイテムは惜しみなく使うこと。 少ない攻撃チャンスを生かして火傷・凍傷・毒などの継続ダメージを負荷させるのが効果的。 あとは継続ダメージが切れるまで、ひたすら守って回復の繰り返し。 3割切ってのマッスルアイさえしのげれば打開は見える。 3.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア2 自衛隊の誘導で進むとゾンビアーミー×3と戦闘。 毒や全体攻撃をしてくるがドラゴンに比べると格段に弱い。 倒すとイベントで入口に戻されるが、これ以降MAP機能が使えるように。 この時点で全てのドラゴンを倒していればDzは25。あと2匹だ。 なおゾンビアーミーと戦闘した場所まで戻ると「コンフュガード」がある。 都庁ナビ二人、四ツ谷アオイの会話変化 道を塞ぐゾンビアーミーの前で選択肢有り。 選択肢 自衛隊がいるんだけど… ゾンビが邪魔してるんだけど… 倒した先で脱出ポイント。 その先にはデストロイドラグの封鎖する道と、ドラゴライアーン計3匹が徘徊する袋小路。 とりあえず、デストロイの方は放っておき、ドラゴライアーンを処理。 居住区BとDIVAルームに手をつけていなければ、ここで工業開発区Lv2の改修ができる。 新しい防具や「コンフュガード」が購入できるので、ドラゴン戦が非常に楽に。 ついでにデストロイも潰せばDzは29。居住区も改修できる。自信があれば倒してしまおう。 なお、ここまで全員救助していれば29人(ミク除く)。 あと1人救助する機会があれば研究室廊下で30人救助の報酬を貰っておこう。 デストロイドラグを倒し、2つめの探査機を設置したらエリア3に移動。 探索機2つ目設置後選択肢有り。 選択肢 バッチリ設置した! 見えてないの? 4.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア3 北へ進むと回復付きセーブポイントがある。 セーブポイントに近づくと選択肢有り。 選択肢 マイク入ってるぞー チューニングは難航中? 選択肢 …戻る? 探査機の設置は? そこから進むとイベント発生。ゾンビアーミー2体、2体、3体と3連戦。 連戦途中選択肢有り。 選択肢 態勢を立て直そう 逃げ道を探してくれ 都庁ナビ二人、四ツ谷アオイの会話変化 3つ目の探査機を設置してエリア4へ。 5.四ツ谷/常夜の丘 墓標エリア4 4つ目の設置場所はエリア4の右下にあり、ここもデストロイドラグが道を塞いでいる。 まっすぐ戦いに行くとドラゴライアーンに乱入されるので、あらかじめ付近のドラゴンは倒しておくこと。 6.四ツ谷/常夜の丘 「帝竜討伐作戦」 月影ノ迷イ路はナビの指示通りMAPの「!」マーカーを目印に進めばよい。 マップで救助者が確認できるが、帝竜討伐まで救助に行けないので無視。 迷路を抜けるとセーブポイント。ここから西に行くと入口付近に通じる壁フロワロを開通できる。 ここのデストロイドラグは後ろを取って先制できる。近くの宝箱にブラインドガード。 再びここに来るには結構な距離を歩かなければならないので、今のうちに処理しておきたい。 北に行くと帝竜戦。 7.四ツ谷/常夜の丘 月夜ノ決戦ノ地 帝竜『ロア=ア=ルア』戦。 ロア・ア・ルア攻略 帝龍3匹目は女帝様。2回行動、弱点空。 出血、盲目、ダウナー、即死と多数の状態異常を駆使してくる。 しかし即死はリアクト中の行動。 アタッカーにブラインドカット装備をするか盲目中のキャラが攻撃しなければ問題はない。 その盲目対策も渋谷と四ツ谷の宝箱でブラインドガード×2、 クエストとフリーマーケットでブラインドカット1個ずつ入手できるので、対策も容易だ。 行動AIはLF50%切りで変化。 前半行動パターン A 通常攻撃(遠距離) B 3行動ごとに紅の薙爪(全体物理属性、出血付与、初期ダメージ16) C 5行動ごとに盲目のささやき(全体盲目付与、ダメージ無し) D 1ターン目と以降5ターンごとにスウェイリアクト(回避するとExターン発生、回避増加効果なし) 優先度はD C B A 通常攻撃はどれにも当てはまらないときに使う。 紅の薙爪は爪と名がつくものの、爪特性の無い近接攻撃。ヒートヴェイルは効くが、爪砕く也を間違えて使わないように。 出血は3ターン。迎撃型デストロイヤーは反撃行動の度にダメージを受けるので、フィジカルガードが欲しくなる。 スウェイリアクトは麻痺の行動停止ではずれないが、ハッキング→マッドストライフだと1ターンずれる。 開始直後からの行動パターン(行動停止無し) 1T目/1 スウェイリアクト、2 通常 2T目/3 通常、4 紅の薙爪 3T目/5 盲目のささやき、6 通常 4T目/7 紅の薙爪、8 通常 5T目/9 通常、10 盲目のささやき 6T目/11 スウェイリアクト、12 紅の薙爪 以下省略 特に警戒するものはない。盲目ターンは対策取っていれば実質1回行動。 出血ダメージが付着後のターン経過で増えていく点に気を付けるくらいか。 後半行動パターン E 通常攻撃 F 3行動ごとに紅の薙爪 G 4行動ごとに盲目のささやき H 1行動目と9行動目、以降7行動ごとにフルムーンロアー(全体魔法属性大ダメージ、ダウナー付与) I 5ターンごとにスウェイリアクト LF50%を切るとフルムーンロアーを合図代わりに変化。優先度はI H G F E。 スウェイリアクトのみ前半行動パターンのターン数を引き継ぐ。ハッキング停止無しなら画面表示そのままの1、6、11...ターン目がリアクト。 ラッキータイムの盲目のささやき頻度が上がる。 フルムーンロアーがかなり痛い。50~60ダメージほど持っていかれる上、キュアLv4全体やヒールエアロ2で回復が追い付かなくなってくる。 そしてマナ消費が増えるダウナーの持続は5ターン。BデータイレイザーLv3でも2ターン続く。 以下のパターン表はスウェイのタイミングが50%切らせたタイミングによって異なるため、ほぼ当てにならない。参考程度にしてほしい。 変化直後からの行動パターン(行動停止無し) 1 フルムーンロア(これのみ1ターン消費) 2 通常(遠)、3 通常(遠) 4 (スウェイリアクト)、5 盲目のささやき 6 紅の薙爪、7 通常(遠) 8 通常(遠)、9 フルムーンロア 10 盲目のささやき、11 紅の薙爪 以下省略 前半とさして変わらない。 無対策なら出血したまま食らう羽目になる5T目のロアに気を付けるくらいか。 総評 対策が取れる上に、色々な職で突ける弱点持ちなので帝竜の中では弱め。ただし攻撃力は高いので油断は禁物。 ヒートボディ反撃ができる近接攻撃が薙爪しかないのと、ジゴワットに引き続き、也系発動攻撃がないのが困ったところ。 フルムーンロア対策のダウナーカット装備は燃費の良くないサムライや銃トリあたりが候補。 余談だが、迎撃デストロイヤーに盲目対策無し、即死対策有りで挑むと少々ひどいことになる。 基本 空弱点を攻める。ターン終了時の出血で死なない程度には回復をしておこう サムライ トンボ斬り。ターン数はそこそこかかるので赤火を使ってもいいだろう。 トリックスター アイテム消費に追われることが多い。ダメージソースは毒に任せ、味方の体力や状態異常のケアをしたい。 デストロイヤー 迎撃戦法でOK。反撃チャンス1回確定な1T目にデストロイチャージをしておけばダブルフックを積極的に使える サイキック プラズマジェイルで攻撃。ヒートボディを使って、薙爪に人数分カウンターしてもいい。リカヴァ5があるとダウナーに対抗できる ハッカー 1T目ディフェンス、2T目Bデータイレイザーか。空弱点で常時ハック弱体化のようなものなので、暇があったら狙うのもあり その他詳細・対処法はボスへ。 討伐後、都庁へ自動帰還、イベント。 都庁住人会話変化。いかにも…なセリフを言う人がとても多いので一見の価値あり。 なお、帝竜討伐後は月影ノ迷イ路の繋がりが変化する。救出者、アイテムがあるので忘れずに。 ここで全てのドラゴンを倒しても常夜の丘のドラゴン残数は1。これは後のクエストで出現する。 このタイミングが救助者消滅直前! 研究室廊下で聞ける救助者人数がクエスト救助込み33人、上記の迷イ路込なら34人になっていれば、この時点で救出できる最大値。間違いなく大丈夫。 マイルームで寝ると次章へ進む。 チャプター4へ 備考 ・10F居住エリアCを改修 左の部屋にて、まとめ役のフジタと会話でサポートスキル『ステルスLv2』習得。 このフロアのフリーマーケットでは以下のものが買える。格段に性能が高いので逃さず買っておこう。 売っている住人 名称 内容物 値段 横柄な女の子 ケルベロス*1個 2100Az ふくよかな男性 正宗*1個 1900Az 居住区A、Bのフリマにも品物追加。 居住区 売っている住人 名称 内容物 値段 A 薄幸そうな少女 救急セット3 メディスIII*5個ヒールエアロIII*5個ストナル*10個 1500Az 意地悪そうな女 SPアップ300*3 1200Az B 寡黙な女の子 ストーンカット×1個 500Az 元気な女性 ベノムカット×1個 1500Az ※ストナルとストーンカットはチャプター4で重宝する。 ・11F居住エリアDを改修 上の廊下に居る悲しい目の少女と会話でサポートスキル『ステルスLv3』習得。 このフロアのフリーマーケットでは以下のものが買える。 売っている住人 名称 内容物 値段 生意気な男の子 マインドガード*1 1480Az はんなりお姉さん 巴御前*1 2500Az 居住区A、B、Cのフリマにも品物追加。 居住区 売っている住人 名称 内容物 値段 A 薄幸そうな少女 救急セット4 ヒールエアロIV*2個白銀水*3個ナノホープ*5個 2000Az 意地悪そうな女 弁当セット からあげ弁当*5個ひのまる弁当*5個特上弁当*5個 980Az B 寡黙な女の子 コンフュカット×1個 2500Az 元気な女性 スリープカット×1個 1000Az C 横柄な女の子 フウマシュリケン*1個 2330Az ふくよかな男性 デュエルナックル*1個 2400Az ※特上弁当の全員HP120回復は終盤でもかなり大きいし、からあげとひのまるもハッカー不在PTにはありがたい。 ※装飾はどちらもチャプター5で重宝する。 MAP一覧 ※適当に撮ったスクショなので差し替えはご自由に 墓標エリア1 回復セーブポイント 宝箱() ナノファイン 2個 宝箱() ソルマネル 5個 宝箱() ブラインドガード 1個 救助者 場所 名前 備考 職人エリ 初期から出現 月影ノ橋 宝箱() ナノファイン 2個 月影ノ路 回復セーブポイント 宝箱() ナノファイン 2個 墓標エリア2 脱出ポイント 宝箱() コンフュガード 1個 宝箱() SPアップ200 1個 救助者 場所 名前 備考 ボイラー技師タツジ 初期から出現 月影ノ迷ィ道 墓標エリア3 回復セーブポイント 宝箱() マナ水 3個 宝箱() メディスIII 3個 宝箱() ブラッドギア 1個 救助者 場所 名前 備考 報道キャスター 初期から出現 墓標エリア4 脱出ポイント 宝箱() ヒールエアロII 1個 宝箱() デッドガード 1個 宝箱() ソルマネル 4個 宝箱() ナノファイン 2個 宝箱() 紅蓮の鉄拳 1個 救助者 場所 名前 備考 病弱な看護婦 初期から出現 セレブなお嬢様 初期から出現 月夜ノ決戦地 クエスト一覧 ※クエストを受けていないと攻略の通りに行動しても攻略できません。 クエスト名 報酬 出現条件 攻略 薬の原料が足りません スキル:応急手当・中SPアップ100 初期から 赤兎の牙(アカラビ)2本を渡すだけ 本を探しています SPアップ200ブラインドカットキリノ信頼度↑ 初期から 5Fムラクモ本部の左の部屋(司令室)の左下隅の本棚日記を読む・読まないで後の選択肢が変化 至急マモノ駆除を! AZ500SPアップ100 ×2 初期から 道玄坂奥のセーブポイント付近に行くとイベント(アイコンなし)戦闘vsホークブリーダー×3、ブリードヘッド 選択肢情報募集中。 本を探しています 日記を読む 選択肢 も、もちろん! 真面目に仕事してるんだね! 読まない 選択肢 もちろん! 興味はあったけどね 救出者一覧 場所 名前 備考 四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア1 職人 『エリ』 初期から出現 四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア2 ボイラー技師 『タツジ』 初期から出現 四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア3 一般人 『報道キャスター』 初期から出現 四ツ谷 常夜の丘:墓標エリア4 ナース 『病弱な看護婦』 初期から出現 四ツ谷 常世の丘:墓標エリア4 一般人 『セレブなお嬢様』 初期から出現 四ツ谷 常夜の丘:月影ノ迷イ路 フロアスタッフ 『リサ』 ロア=ア=ルア討伐後 都庁改修一覧 場所 施設名 キートリガー/消費Dz 報酬 改修可能時期 5F ムラクモ本部Lv2 7 バトルスキルの追加 Chapter3 ロア=ア=ルア討伐後 10F 居住フロアC 3 ステルスLv2(サポートスキル) 南13F 工業開発区Lv3 3 ファクトリーに新製品が追加 南15F 発電室 12
https://w.atwiki.jp/dqmb/pages/260.html
キースドラゴン HP ちから かしこさ みのまもり すばやさ 生息地 回避率 913 109 53 67 69 山/ダンジョン ★ 属性耐性 つよい 打撃/氷/風/光/雷・爆発・暗黒属性の呪文 よわい 炎・灼熱属性の攻撃 状態異常耐性 つよい 精神的行動不能/呪い/混乱/まものならしラリホー/スウィートブレス/ダウンオール/マネマネバシルーラ/みわくの眼差し/ゆうわくの踊り よわい かわいいおどり/守備力ダウン/呪文守備力ダウン/毒・猛毒モシャス/ぱふぱふ/ラーのかがみ/正義のソロバン 技名 属性 対象 威力 補足 こごえるふぶき 氷 敵全体 ★★★ ブレス 大車輪 打撃 敵単体 ★★★★ 物理・会心★ アイスクラッシュ 氷/物理的行動不能 敵単体 ★★★★ 特技・会心★武闘家専用技 職業相性 戦士 魔法使い 武闘家 僧侶 バトルマスター 賢者 × ○ ○ × ○ × 主人公相性 ミニモンスター 人型 モリーレンタル(II) × × × 所属チーム 山/ダンジョンチーム ドラゴンモンスターチーム 特徴 HPが高く、力を除いた各能力もそこまで低くなく、安定している。 力の高さを活かすもよし、こごえるふぶきで必殺技をねらうもよし。 また、武闘家と組んだ時に使える「アイスクラッシュ」は威力・効果共に強力。 ただし命中率は低い。 魔法使い・武闘家との職業相性があり、HPが高く全体HPの底上げに使える。 ギガンテス、アームライオンなどHPが高くそれぞれの相性のある モンスターと組めばHPが高いタフな魔法使い・武闘家になれる。 アイスクラッシュの命中率が、低めの気がする。 -- 名無しさん (2009-12-27 16 05 03) 弱点が少なくステータスも高いので単純に強いモンスターともいえるがドラゴン系はステータスが高いかわりにドラゴン殺しのカードが多く存在する。ドラゴン斬り・ドラゴンキラー・・・ -- 名無しさん (2010-01-02 02 25 17) なんか竜王人間体のこいつって雷耐性持ってるらしくてあまり聞いていないって言うんですけど・・・ダブルスキャンでもしてるのかな? -- 名無しさん (2010-01-16 23 38 16) レジェンド2話での敵キースドラゴンで、風呪文に対する耐性も確認。バギマやったら「あまり効いてないぞ」言われた。 -- 名無しさん (2010-01-18 18 07 59) 眠りに耐性にマジに強い -- あ (2010-01-18 18 20 35) メタルドラゴンと組めばいいよ。魔法で -- 名無しさん (2010-01-28 20 41 59) レジェンドモードだと能力に補正がかかってるみたいね -- 名無しさん (2010-01-31 09 59 23) ナイトリッチ・キースドラゴンの組み合わせは、打撃耐性も有って固かった…。 -- 名無しさん (2010-02-01 11 42 30) アイスクラッシュにマヒ確認 -- 名無しさん (2010-02-01 13 00 10) 「動けないようにした」じゃなくて「マヒ」で間違いない? -- 名無しさん (2010-02-01 13 06 26) あまり見てなかったけど動けなくはなった。それにグリンガムみたいなSPカードは使ってない。 -- 名無しさん (2010-02-01 13 48 24) そこが一番重要なところ。物理的行動不能なら随分前から既出。マヒなら新情報。 -- 名無しさん (2010-02-01 16 32 35) 属性弱点が2種類だけとういのも強み -- キラーマ (2010-03-01 17 19 30) アイスクラッシュだと両方氷になるので、大車輪の方が良い時が結構ありました。 -- 名無しさん (2010-03-03 21 53 24) キースも優秀だよね。色んな場面で活躍中。キースって、餓狼伝のじゃないよ。 -- 名無しさん (2010-04-09 16 28 23) 打撃耐性が少々あるんで、忍びの服着た武闘家と組めば最強ww -- 王者 (2010-04-09 18 07 33) 白目ゾーマにはこいつの攻撃があまりきかない -- 名無しさん (2010-04-18 11 35 30) アイスクラッシュ会心が出やすい。 -- 名無しさん (2010-04-22 11 38 31) アイスクラッシュってオーシャンクローも使っていたような気がする -- 大魔王もどき (2010-07-01 23 48 57) しかし、両者のアイスクラッシュを同時に使えることは無い。しゃくねつ斬りはそれが可能だけど。 -- 名無しさん (2010-07-01 23 53 29) ↑補足。1人プレイでは。 -- 名無しさん (2010-07-01 23 54 50) リッチとキースでよくチーム組んでます -- そのたに (2010-07-09 01 30 47) 良く使われるこのモンスター。大した苦手が無いのはわかるけど、今のいかれた耐性の奴らのせいで打撃に対して柔らかく感じる。 -- 名無しさん (2010-07-09 08 37 35) 決勝の夜の帝王の甘い息で毎ターン眠らされました………やはり運ですか? -- レクサール (2010-07-30 05 14 18) 弱点ではなく逆に耐性は強いのでやはり運かと思います -- 魔神ダークドレアム (2010-07-30 08 48 30) ↑強いではなく普通でした -- 魔神ダークドレアム (2010-07-30 08 49 34) アイスクラッシュで氷がほとんど効かないメタルハンターや吸い込み率が低いテンションカウンター中のキラーリカントを狙う確立がやたら高い他のモンスターはダメージ高くなるモンスター狙いやすいけどキースは完全ランダムなのかな -- 名無しさん (2010-08-31 20 25 43) ↑状態異常付きの技は威力より状態異常が効く相手のほうを優先する。メタハンに向かってったのは奴の物理的行動不能耐性が普通だから。だと思う。キラーリカントは知りませんが。 -- カケル (2010-08-31 22 06 46) ↑でも体感問題なんだろうけど、大車輪もアイスクラッシュも狙いが適当な気がする。また、賢さが結構あるはぐれメタルも狙いが適当。技やキャラによって色々あるのかな?殆ど一定の敵に向かう技もあればめちゃくちゃなところを狙ったり。 -- 名無しさん (2010-08-31 22 32 03) ↑キャラによって「行動力」技を効果的な相手に当てる確立みたいのが、3段階あるらしいですよ。 -- 灯油 (2010-09-04 21 44 30) ↑訂正。「行動力」という技を… -- 灯油 (2010-09-04 21 45 24) デンタの弱点をつけたり、HPタンクとしてもつかえますw -- テリス (2010-09-18 21 58 08) ぶどうか&勇者と組むと力の高さが…。 -- ビクトリー (2010-11-30 18 14 40) ぶとうか -- 名無しさん (2010-12-17 16 25 44) ↑↑の事。 -- 名無しさん (2010-12-17 16 26 13) あっ確かに。 -- ビクトリー (2010-12-17 18 19 15) ↑考えてみろよ。おかしいだろ -- 名無しさん (2010-12-18 08 09 15) ↑そうですかねぇ。 -- ビクトリー (2010-12-18 10 28 55) doragonn -- 名無しさん (2011-05-06 20 18 33) みんな馬鹿ですねーー僕なんかドラゴンしょうかんしたらぎがんとどらごんになたんですよ -- こたにりき (2011-05-06 20 22 29) 久しぶr(ry(`・∀・´) -- ゆーた (2011-05-08 08 10 05) ドルマで攻撃したらあまり効いてないぞって言われた暗黒耐性あるじゃん -- 名無しさん (2012-02-26 15 52 51)
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/54.html
CHAPTER4 The Tri-Nitro 熱砂のDプラント 編集中に付き、フォームや情報が整っていません。 マップをお持ちの方はご協力願います。 編集するときは元の文章をむやみに変えず前編集を尊重して書きましょう。 CHAPTER4 The Tri-Nitro 熱砂のDプラント攻略チャート1.東京都庁/4Fマイルーム 2.東京地下道/至国分寺 3.国分寺/灼熱砂房 砂漠 4.国分寺/灼熱砂房 工場エリア1 5.国分寺/灼熱砂房 工場エリア2 6.国分寺/灼熱砂房 機械竜製造所 7.国分寺/灼熱砂房 工場エリア3 8.国分寺/灼熱砂房 ブレインルーム 備考 * () * クエスト一覧 救出者一覧 都庁改修一覧 攻略チャート 1.東京都庁/4Fマイルーム 都庁の妙な静けさに目を覚ます。 会話イベント中選択肢有り。 選択肢 どうしたの? 一般人は立ち入り禁止だ 選択肢 ずいぶん静かだけど… 迷子が入り込んでたけど… 都庁住人会話変化 会議室でイベント。 選択肢 自分たちが守ります! 力を合わせて切り抜けよう 帝竜の反応が2つ見つかり、13班は国分寺に向かうことになる。そのために発電室の改修(5Dz)が必要に。 ここまで全てのドラゴンを倒していれば問題ないはずだが、Dzが足りなければドラゴン討伐へ。 都庁改修オフィス・ミヤ改修受付開始。 このチャプターのドラゴンは炎属性攻撃ばかりなので、ハッカーのファイアブレイクの有無で難易度がだいぶ変わる。 ハッカーを育てておくと、この後もチャプター7で大活躍する。 都庁改修考察 発電室改修後、ここまで全てのドラゴンを討伐し、かつ3章までの改修項目を全てこなしていれば 残りDzは9、残りドラゴンは120になっているはず。 必要Dz 入手できるもの ムラクモ本部Lv2 5 バトルスキル追加、全員のSP+1000 居住フロアC 4 パーティスキル(改修 ステルスLv2、クエスト SPボーナス)、クエスト報酬(SPアップ200×2)フリマ購入(サイキック武器、サムライ武器、ストーンカット、ベノムカット)フリマ購入(メディスIII×5、ストナル×10、ヒールエアロIII×5、SPアップ300×3) 工業開発区Lv3 15 上位装備、キラーバンド、ストーンガード、フィジカルガード、ヒールエアロIII、ストナル 居住区Cを改修しないと、A、Bのフリマの入荷は行われない。 そして、フリマの販売武器は工業開発区Lv3で購入できるものよりも性能が上。ストーンカットも国分寺で大活躍。 該当職がいるなら居住区先行でいいだろう。 また本部改修でついにリアクトスキル解禁となる。他にも有用なスキルが増え、今後の戦術が大きく変わるのでぜひとも改修を行いたい。 東京地下道、国分寺に行く前に… クエストが色々追加されている。覗いておく事。 前章でも触れたが、四ツ谷迷イ路の無限ループが解除されている。宝箱、救助対象が存在するので確認しておこう。 ダンジョンは氷弱点の敵が非常に多い。サイキックがいるならフリーズをLv5にしておくととても楽に。 2.東京地下道/至国分寺 特に特殊なこともなく、時々発生するイベントを見ながら突破するだけ。 途中、電車をくぐれる場所があるので見落とさないように。 途中選択肢有り。 選択肢 心配無用! そっちの方が心配… 道中のドラゴンは「アノマルス」。 アルマノス攻略 2回行動、弱点無し、耐性火氷。 「転がり」は単体大ダメージ。 「ロックキャノン」は単体ダメージ+盲目 「力溜め」は2ターン攻撃力アップ 単体攻撃のみでCP.3のデストロイドラグと同じような攻撃特化ドラゴン。 こちらはMAP上徘徊型なので背後を確実に取り、先制すること。 転がりのダメージが半端じゃないので防御を固めるか速攻を意識して。 開始直後からの行動パターン 1 転がり、2 転がり 3 通常攻撃、4 通常 5 転がり、6 ロックキャノン 7 通常、8 通常 以下省略 LF50%切りでそのターン2行動目に力溜め割り込み、次ターンロックキャノン2連発。 転がり、ロックキャノンは現LFが最大のキャラを極めて高確率で狙う。 たとえデストロイヤーが迎撃Lv5を使っても、本人が瀕死で他が全快ならばごく稀にしか攻撃を引き付けられない。 可能な限り5、6行動目が来るまでに力溜めを使用するまで削りきって、一気に仕留めるのがベスト。 純粋な力押しなので勝てない場合は素直にLvを上げること。 基本 回復を怠らない。力溜め後のキャノンは100程度は軽く出るので自信がなければガード サムライ モミジ討ちといきたいが、属性の通りが悪い。ここは威力重視で。1T目の転がりはリアクトが期待できる トリックスター 銃なら単体攻撃多めなのでブッシュが活躍。ただし、転がりはハイディング状態もほぼ無意味。短剣ならいつも通りの毒盛りと、麻痺も視野に入れたい。 デストロイヤー 迎撃戦法と行きたいが、転がりターンとロックキャノンターンはほとんど無意味。釣瓶マッハがあればそれを使い、ダブルフックを狙う。 サイキック プラズマジェイルは通るものの、敵の一撃が重いので回復に回る方がいい。ヒートボディを貼っておけばキャノン以外は反撃可能 ハッカー 先制取っているならアタックゲインから。ディフェンスゲイン最優先 クリア後、東京MAP上に国分寺出現。 3.国分寺/灼熱砂房 砂漠 砂漠化した国分寺を進むことになる。 砂中には「ドラゴフォルバル」が潜んでおり、近くを通ると出現し襲ってくる。 潜んでいるとはいってもMAPを見れば一目瞭然だが。 ドラゴフォルバル攻略 2回行動、弱点氷。 「サンドブレス」は全体にダメージ+盲目 「体当たり」は単体大ダメージ 「皮質硬化」はDEF・MDF上昇 出現方法が特殊なだけでそれほど強くない。残りLIFEさえ気を付けていれば余裕。 ちなみに、ドラゴフォルバルは出現時に必ず右下を向いているので、左上から近づけば簡単に背後を取れる。 どう見ても空を飛んでいるが、空弱点ではないので注意。 開始直後からの行動パターン 1 通常(牙)、2 サンドブレス(ブレス属性) 3 通常(牙)、4 体当たり 5 通常(牙)、6 通常(牙) 以下省略 LF30%切りで皮膚硬化割り込み。 アルマノスと違って、特に警戒する攻撃はない。背後が取りやすいのもあって負ける方が難しい。 基本 無駄な消耗は避けたいので短期決戦 サムライ あれば力閂オロシ、なければ収刀からのフブキ討ち。リアクトはするまでもない トリックスター 銃型はブッシュが期待できる。短剣型なら適当に高威力スキルを入れる デストロイヤー 1T吹裂く、2T牙折。先制ターンは釣瓶マッハでも サイキック フリーズ入れてとっとと沈める。他火力もあるなら2Tで落とせるだろう ハッカー ディフェンス→アタックか。討伐ターンが縮むようならアタック優先でいい 4.国分寺/灼熱砂房 工場エリア1 工場を進むとSKYと遭遇。こちらを試すと言い競争を挑んでくるが、別に時間制限などはないので戻ったりしても大丈夫。 選択肢有り。 選択肢 何を言ってるんだ? つきあってる暇はない 選択肢 そんなテストはごめんだ 素直に従うとでも? 会話後マシーナルドラグと強制戦闘。 マシーナルドラグ攻略 2回行動、弱点氷空。 「ファイアーブレス」は全体炎ダメージ+火傷 「自己再生」はターン終了毎に自動回復 ファイアブレス以外とくに目立つ攻撃は無く、攻撃力は少々高いものの回復をきちんと行えば問題ない。 自己再生はLIFE50%以下で使用する。無駄に長引かないよう弱点の氷と対空攻撃でさっさと倒そう。 野良でも現れるが、その時はジグザグ移動かつ高速と背後が取りにくい。 近くでキラーズアトラクトを使って敵を撃破し、無理やり停止させると楽。 開始直後からの行動パターン 1 通常攻撃(牙)、2 ファイアブレス(ブレス属性) 3 通常(牙)、4 通常(牙) 5 通常(牙)、6 通常(牙) 7 ファイアブレス、8 通常(牙) 以下省略 LF50%切りで自己再生。回復量100程度。 作り物のお約束なのか、悲しいくらい弱い。 基本 1ターンキル対象。以上 サムライ トンボ斬り トリックスター エイミングショット デストロイヤー 1T吹裂く、2T牙折。十分な火力があるなら牙折だけで十分 サイキック プラズマジェイルLv3 フリーズLv5。威力の高いものを使う ハッカー 開幕アタックゲインでOK。ファイアブレイク使うくらいならリジェネでいい 5.国分寺/灼熱砂房 工場エリア2 同時に次のエリアに侵入したSKYと13班、再び競争となる。 選択肢有り。 選択肢 こんなテストに何の意味がある? 話すことなんてない! 選択肢 人類を守るため 成り行き上、仕方なく… 選択肢 力を持つ者として当然の勤めだ そう言われれば、確かに… 選択肢 次はタケハヤの番だ 話をすり替えるな 選択肢 ネコのこと? ナツメのこと? アイテルのこと? 選択肢 あの人は恋人なの? 全く理解できない… 選択肢 それは、タケハヤのこと? それは、自分たちのこと? エレベーターを出ると左上側に下へ降りる階段があるが、 右下へ少し進んだところに回復付セーブポイントと脱出ポイントがあるので先にこちらを開放しておこう。 下へ向かう階段ルートは工場エリア1裏へ出る道で、イベント無しだがドラゴン3匹と救助者1人がいる。 改修のためにも行っておきたい。 さらに先に進むとエリア1のSKYが通過した方のルートに辿り着く。壁フロワロ(ドラゴストナータ)と要救助者1名あり。 SKY側が通過した入口は帝竜を倒すまで行き止まり。 帝龍方面へ進んだ場合、ここから「ドラゴストナータ」が出現。 ドラゴストナータ攻略 2回行動、弱点氷。 「石化にらみ」は単体石化 「首咬み」は単体2回ダメージ+異常耐性低下 「石化ブレス」は全体ダメージ+石化 攻撃力はそれほど高くないが石化攻撃が危険。全員石化すると全滅なのでせめて1人は耐性装備をつけたい。 特に石化ブレスは確率は高くないが、下手をすれば一撃で全滅の可能性もある。 居住フロアCまで改修が終わっていればストーンカットが手に入る。また開発区Lv3ならストーンガードが購入できる。 ただし首噛みで耐性低下を狙ってくるので、装備していたとしても油断は出来ない。 なお石化解除のストナルも開発区Lv3で購入できるようになる。 石化したまま戦闘終了してもSP&EXPは通常通り入手可能。あと少しで倒せるなら治療は後回しという手も。 こいつもMAP上はジグザグ行動。キラーズアトラクト使用で背後を取ろう。 開始直後からの行動パターン 1 石化睨み、2 通常攻撃(牙) 3 通常(牙)、4 首咬み(牙) 5 通常(牙)、6 石化ブレス(ブレス属性) 7 首咬み、8 通常(牙) 以下省略 石化睨みは開幕の一発のみ。おそらく対策無しなら確実に決まる。 身もふたもないが、運悪く石化ブレスで全滅したところでこのゲームはノーペナルティでリトライできる。 拾ったストナルorソルマネルがあれば適当に挑んでも問題ない。 なお、石化もターン経過で治る。これは5ターン。 基本 とはいえ石化は食らって嬉しいものでもないので、短期決戦。威力重視で挑む サムライ 力閂オロシかフブキ討ち トリックスター 威力のあるスキルを連発 デストロイヤー ストーンカット装備して牙折連打 サイキック リカヴァ持ちならストーンカット候補その2。戦闘はフリーズで攻める ハッカー BデータイレイザーがLv3なら石化は2Tで治る 道なりに進んでいるとネコがドラゴンに襲われている。 選択肢で無視しようとしても繰り返すだけなので仕方なく「マテリアルドラグ」と戦闘。 選択肢有り。 選択肢 助けるか… まっぴらごめんだ マテリアルドラグ攻略 2回行動、弱点氷空。 「ヘドロブレス」は全体ダメージ+毒 「ファイアーブレス」は全体炎ダメージ+火傷 「ローリングテンション」はDEF・MDF上昇 攻撃力が高く、毒と火傷の両方を受けるとみるみるLIFEが減っていくので最低どちらかは対策しておくこと。 毒ダメージは14、火傷ダメージは9と差があるが、攻撃役やカウンター等で複数行動するキャラは火傷を優先的に対策しておくといい。 炎には強いが氷と対空攻撃に弱いので、それらがあれば積極的に使って攻撃しよう。 LIFEが半分になるとローリングテンションを使ってくる。 火傷と合わさると与ダメが半減してしまうのでどちらかは打ち消したい。 開始直後の行動パターン 1 ヘドロブレス(ブレス)、2 通常攻撃 3 ファイアブレス(ブレス)、4 通常攻撃 5 通常、6 通常 7 ファイアブレス、8 通常 以下省略 LF50%切りでローリングテンション。 毒と火傷は4T。BデータイレイザーならLv3以上で掛かった直後に治る。 基本 弱点の氷、空を突く サムライ トンボ斬り。リアクトはぎりぎり発動するかどうかなので無しでいいだろう トリックスター エイミングショット安定 デストロイヤー 吹裂く2連発。通常攻撃は迎撃でOK サイキック ゼロ℃ボディがあると、そこそこ削れる。あとはキュアなり弱点属性なり ハッカー ブレスダメージは低いので、ファイアブレイクするぐらいならリジェネ マテリアルドラグを倒したら西へ向かうが、途中の分かれ道はナビに先を急ぐよう言われて進めない。 その先には救助者とドラゴンが1ずついるので後で忘れずにこよう。 道なりに進みエレベーターで次のエリアへ。 エレベータに乗る前に同じフロア内の壁フロワロ(マテリアルドラグ)を開通しておくと脱出ポイントとの間をショートカットできる。余力があれば開けておこう。 6.国分寺/灼熱砂房 機械竜製造所 奥に進むとマシーナリドラグが5体固まっており、進むと問答無用で突っ込んでくる。 とはいえ一度に戦うのは戦闘画面の関係で2匹まで。1体倒せば次が乱入してくる。 連戦がきつければ、攻撃を調整して1ターンで2体まとめて倒し戦闘終了させて体勢を整えよう。 余裕ならPTスキルのSPボーナスを使って乱入祭の5連戦。キラーズアトラクトで雑魚呼んで、そこに乱入させれば6連戦。 突破すればSP1300ほど手に入るのでお勧め。 ちなみに、キラーズアトラクトで雑魚戦終了後の硬直を利用して裏に回ることは可能。 これを繰り返すことで倒さずに通り過ぎることも出来る。 7.国分寺/灼熱砂房 工場エリア3 脱出ポイントあり。 四ツ谷から引き続き、ここまで全員救助していれば救助者数は46人。 15人救助の報酬を貰っておこう。 マテリアルドラグ3体が走り回る通路を抜けて次エリアへ。 回復付セーブポイントがあり、進むと先についていたSKYと戦闘。 ボス情報:SKY 選択肢有り。 選択肢 いつの間に!? さすがだな… SKY攻略 2章で戦ったネコ・ダイゴが強化され、さらにタケハヤが参戦した3人同時戦。 3人健在時にタケハヤの使用するSKY・インパクトをどのように対処するかが鍵。 行動パターン タケハヤ(2回行動) A 通常攻撃 B 7行動目から4行動ごとにグランドストライク(近距離、物理、威力やや高) C 3行動目から7行動ごとにSKY・インパクト(全体近距離、物理、威力高、3人健在時のみ使用) D 力溜め(与ダメージ増、ネコ・ダイゴ撃破後に使用) 優先順にはC B A ネコ(1回行動、炎弱点) フリーズ(全体、遠距離、魔法、凍傷付与) アタックダウン(単体、与ダメージ減少) 以上を交互に使用 ダイゴ(1回行動、他2名撃破で2回行動に変化?氷弱点) A 通常攻撃 B 4行動ごとにパワーフック(単体、近距離、物理、威力高) C 3行動ごとに元気印 3人同時の戦いのため、序盤はなかなか手が出せない。防御を固め、隙を見て一人ずつ倒す。 SKY・インパクトはタケハヤの行動という扱い。ネコとダイゴも行動するので、LIFE残量に注意。 誰か一人でも倒せば使えなくなるので、ターゲットを絞って速攻で一人倒そう。 2、5、9ターン目に使用。 パワーフックやグランドストライクが重なるとごっそりLFを持っていかれるので、誰か一人は常に回復に回りなるべくLIFEを最大に保つようにしたい。 サムライ・デストロイヤーならともかく、ハッカー・サイキックはひとたまりもない。 LIFE量はネコ<ダイゴ<タケハヤの順なので、まずはネコを狙うと良い。弱点の炎属性で攻撃しよう。 デストロイヤーがいるなら凶転ず也も有効。凍傷も時々防げる上に与えられるダメージも迎撃より大きい。 ダイゴは元気印で全体のLIFEを回復、タケハヤは二回行動な上強力な攻撃スキルを使用するので油断は禁物。 ジリ貧には注意。 ハッカーはアイスブレイクやBデータイレイザーで氷属性関係を防ぎ、ディフェンスゲインで物理ダメージを抑えると楽になる。 ネコやダイゴにはハッキングがそこそこ通るので、ロストパワー.xやマッドストライフ.xなども狙える。後者は行動も封じられるので、弱体が発動したら狙いにいきたい。 迎撃スタンスの使えるデストロイヤーがいると、タケハヤがそれを狙い続けて真っ先に自滅してくれる事も。サイキックのボディ系、銃トリックのブッシュでさらにダメージを積める。 サムライとサイキックがいるなら、不動居→炎属性全体魔法+風林重ねで一気にダメージが稼げ、ネコとタケハヤを落とすのが楽になる。 戦いが終わるとタケハヤ達の正体と目的を聞ける。 話が済んだらエレベーターに乗って工場エリア4へ。 選択肢有り。 選択肢 ニセモノって、何の? どういうこと? 選択肢 自分たちは、竜を狩る者? 自分たちは、S級の戦士? 選択肢 …キリノ? …ナツメ? 選択肢 都庁の仲間がいるから… 一緒に行動します! ちなみにこのMAPには、工場エリア2でナビに止められ進めなかった場所へ通じる階段がある。 ドラゴンと要救助者がいるので、エレベーターに乗る前に戻って回収してもいい。 回収したら救助者数は47人。 8.国分寺/灼熱砂房 ブレインルーム 直前の工場エリア4に回復付セーブポイントあり。 奥に進むと帝龍トリニトロとの戦闘。SPボーナスの使用を忘れずに。 ボス情報:帝竜『トリニトロ』 トリニトロ攻略 帝龍4匹目。2回行動、弱点氷。 ダンジョンの構成通り、火属性の攻撃を多用する。 よってファイアブレイク持ちのハッカーがいると楽になる。 いつも通り、残りLFで行動パターンが変化。 前半の行動パターン A 通常攻撃(近距離牙属性、遠距離属性の2つのうちどちらかをランダム) B 4行動ごとにフレイムベーン(全体ランダム複数回攻撃、火魔法属性、火傷付与) C 3ターンごとにテイルブレード(全体攻撃近接物理属性) 優先度はC B A。BとCに当てはまらないときにAを行うといったところ。 フレイムベーンが運絡み。集中するとあっさり落ちる。 通常攻撃は完全ランダム。せっかくの牙属性だが、牙折するにはこちらも運頼み。 テイルブレードは1行動停止なら無視して3T毎に飛んでくる。 麻痺で完全に1ターン潰れた場合やハッキングからのマッドストライフだとずれる。 行動停止無しなら敵LF50%を切るまではこうなる。 開始直後の行動パターン(ハッキング、麻痺停止無し) 1T目/1 通常、2 通常 2T目/3 通常、4 フレイムベーン 3T目/5 テイルブレード、6 通常 4T目/7 通常、8 フレイムベーン 5T目/9 通常、10 通常 6T目/11 テイルブレード、12 フレイムベーン 以下省略 6T目のスキル2種同時が全滅するほどではないにしろ厳しい。 事前に回復はさせておく事。 後半行動パターン LF50%を切ると高速再生&ヒートチャージを合図にパターンが変化。 D 通常攻撃(近距離牙属性、遠距離属性の2つのうちどちらかをランダム) E パターンDまたはFまたはGが3回行動済み、かつ使用可能ターンの1行動目であればフレイムベーン F 8ターンごとに高速再生(ターンごとに自動回復180) G 5ターン目にテイルブレード、以降3ターンごとにターン1行動目に使用 H 5ターンごとにヒートチャージ→ヒートブレス(全体火属性魔法大ダメージ、ブレス属性火傷付与) I LF30%以下で体内フレア(物理魔法攻撃&防御上昇、1回のみ) 優先度はI H G F E D。 E条件ががややこしい。とりあえず前半と違って、テイルブレード、ヒートブレスとは同ターンに飛んでこなくなる。 ヒートブレスはそれほど強くない。そのまま攻撃で大丈夫。 1度だけ敵LFが赤ゲージになった時に強化の体内フレアが入るのでその時だけ気を付ける。 最悪パターンだとチャージ→体内フレア→ヒートブレスとなる。 以下変化直後からの行動パターン 1 高速再生、2 ヒートチャージ 3 ヒートブレス、4 通常 5 通常、6 通常 7 フレイムベーン、8 通常 9 テイルブレード、10 通常 11 フレイムベーン、12 ヒートチャージ 13 ヒートブレス、14 通常 15 テイルブレード、16 通常 17 高速再生、18 通常 19 フレイムベーン、20 通常 以下省略 LF30%以下で体内フレア割り込み。 自動回復が180と大きいので長引きやすく、マナ切れへの注意が必要。 体内フレアは威力が上がるだけならともかく、防御力まで強化されるので速攻も厳しくなる。 詰めでミスをしないように丁寧に攻めたい。 基本 自動回復をいかに上回るか。攻撃の手は休めないようにする サムライ 収刀からのフブキ討ち。構成によって崩し払いも混ぜる。ヒートブレスはリアクトが狙えるが、いかんせん頻度が低い トリックスター 毒化後にベノムアンプリフを使っていけば、自動回復を相殺できる デストロイヤー 通常攻撃は欲を出さずに迎撃か。ヒートブレスは吹裂くでさっくり無効化 サイキック ゼロ℃ボディがかなり期待できる。あとは氷弱点を攻める ハッカー ファイアブレイク大活躍。Lv3の6ターン効果くらいは欲しいところAスキルコーラーからサバゲーを狙ったり、このあたりから仕事が増えてくる 討伐後、イベントが進行し、自動的にマイルームへ移動。 都庁住人会話変化 ベッドで休むと次のチャプターへ。 チャプター5へ 備考 * () 救助者 場所 名前 備考 * #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (height=数) クエスト一覧 ※クエストを受けていないと攻略の通りに行動しても攻略できません。 クエスト名 報酬 出現条件 攻略 車両探索の協力求む! AZ1,200SPアップ200 初期から 首都高で戦闘vsデクダスタニア 遺品を探しています SPアップ300 ×2サバイバルベルトリン信頼度↑ 初期から 四ッ谷1つめの中継地点(墓標エリア2)のMAPの一番左上でイベント戦闘vsタチバナ カルト教団からの奪還2 スキル:SPボーナスSPアップ200 居住フロアC改修済 5000Az必要 集団失踪の真相は SPアップ200 居住フロアC改修済 6F廊下の通りすがり研究員と会話後戦闘vsMETALポンポコそこらのドラゴンより遥かに強いので注意(爪・混乱対策が有効) 車両探索の協力求む!で選択肢有り。 選択肢 いいから、話してみて 本当に帰っていいの? 戦闘前に選択肢有り。 選択肢 助けに来た! 邪魔だ、退いてろ! 戦闘後選択肢有り。 選択肢 トナミ隊員に頼まれた 仲間の危機には駆けつけるさ! 選択肢 タイヤさえ動けば… 押して返ればいい 遺品を探していますで選択肢有り。 選択肢 いいっていいって それなら、急いで説明して! 選択肢 それなら、多分四ツ谷に 自衛隊のゾンビを見たけど… カルト教団からの奪還2で選択肢有り。 選択肢 …わかった とりあえず、行ってみよう。 シェルター前の門番と会話すると選択肢有り。 選択肢 入信すれば入れるのか? 他の方法はないのか? 選択肢 とりあえず1口 払えるか! 選択肢有り。 選択肢 惑わされるな! そんなの通じるか! 集団失踪の真相は選択肢有り。 選択肢 …わかった そうは言っても… 選択肢 …原因は、わからない 覚えていることを、教えてほしい 6F廊下の通りすがり研究員と会話すると選択肢有り。 選択肢 お願い、もう1回! ポーンポーンって音なんだけど… 選択肢 すぐに行こう! ちょっと準備が… 救出者一覧 場所 名前 備考 東京地下道/地下鉄構道 一般人『新人記者の女性』 初期から出現 職人『イイノ』 初期から出現 東京地下道/横洞窟エリアC ムラクモ準補佐テンパる補佐官 初期から出現 ムラクモ準候補ハマチ 初期から出現 至国文寺3km地点 一般人コータ 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 砂漠 ムラクモ準候補ニシキ 初期から出現 ゲーマー青年 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 工場エリア2 科学者オタクな研究員 初期から出現 測量士の男 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 機械竜製造 科学者 若手研究員 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 工場エリア3 ムラクモ準候補ムツ 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 工場エリア1 裏 気のいいバーテン 初期から出現 国分寺/灼熱砂房 工場エリア1※1裏から行けるSKYが通ったルート上 無口な研究員 初期から出現 都庁改修一覧 場所 施設名 キートリガー/消費Dz 報酬 改修可能時期 11F 居住フロアD フロアC改修済 3 ステルスL3(サポートスキル) Chapter4 トリニトロ討伐後 南13F 工業開発区Lv4 LV3を改修済 12 ファクトリーに新製品が追加 北13F 大浴場 - 5 ごゆるりと・・・(サポートスキル) 北14FF スカイラウンジ - 4 EXブースター(サポートスキル)
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/46.html
CHAPTER 1 The Warcry 戦場の呼び声 CHAPTER 1 The Warcry 戦場の呼び声攻略チャート1.地下シェルター 2.逆サ都庁 都庁前広場~ 3.逆サ都庁 4F~ 4.逆サ都庁 屋上 帝竜『手負いのウォークライ』戦 MAP - 逆サ都庁2F 3F 4F 浮遊岩礁 11F 12F 攻略チャート 1.地下シェルター キリノ、ナツメと会話。選択肢有り。 選択肢 …了解 頑張ります! キリノとナツメとの会話後、元いた部屋に戻る。 メインメニューから[CUSTOM]が使用可能になる。100SP入手。 地下シェルターから出る際、ナツメ、キリノと会話。選択肢有り。 選択肢 それだけでいいんですか? ガトウさんたちは? 新マップ「逆サ都庁 - 都庁前広場」へ行けるようになる。 又、隣の部屋で、消耗アイテムを購入可能。武器・防具は購入不可。 地下シェルター ただのセーブポイント ベッド(全回復) 悲しい目の少女 メディスⅠ 1個 2.逆サ都庁 都庁前広場~ 都庁前広場から逆サ都庁エントランスへ、エントランスから2Fへ移動。 2Fから敵が出現する。敵を倒しつつ3Fへ移動。 3Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』戦闘直前に戦闘コマンド『エグゾースト』が使用可能になる。 3Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』を3体全て倒す。 ドラゴン3体撃破後、地下シェルターへ戻り、開発班へ3Dz渡す。 サポートスキル『蘇生テクニック』を習得。武器・防具が購入可能になる。 「自衛隊装備一式」を預かる。 準備が整い次第、逆サ都庁11Fへ向けて出発する。 ドラゴハンマード攻略 本作定番の残りLFの最も高いキャラを狙うAI。弱点属性無し。 こちらのスキルも少ないため、純粋な力任せメディスがぶ飲みの泥仕合になりやすい。 おまけに初回の3戦は装備が購入できないため、一人旅での壁でもある。 開始直後からの行動パターン(背後からの不意打ち、麻痺の行動停止が発生しても攻撃パターンは同じ。先制での行動不能→1→麻痺停止→麻痺停止→2となる) ※攻撃の前の数字は敵の行動順序。2回行動なので、上記要素による変動がなければ1T目 1、2 2T目 3、4 3T目 5、6と行動する。 1 通常攻撃、2 通常攻撃 3 通常攻撃、4 通常攻撃 5 振り下ろし(単体大ダメージ)、6 通常攻撃 以下省略 5行動目、行動停止がなければ3T目にくる振り下ろしは初期装備でも即死はないものの痛い。 迎撃スタンス使用キャラよりLFの高いキャラがいればそちらを狙う事が多い。 基本 とりあえず全員威力の高い攻撃を繰り返すだけでOK。LFが減ったら惜しみなくメディスを使う。減ったメディスは雑魚狩って補充。 サムライ 袈裟切りか旋風巻きでひたすら攻撃。 トリックスター 短剣型でExゲージが溜まっていればスコルピオに使って毒ダメージの増加を図る。あとはスキル連発 デストロイヤー 迎撃戦法でOK。前述したAIの都合上、なるべくLFはMAX付近をキープさせておいた方がいいだろう。 サイキック 弱点無しなのでLvが高い方の術を連発していれば問題ない。 ハッカー ディフェンスゲイン→アタックゲインと使ったら、アイテム係。 逆サ都庁 2F 宝箱(左) 30Az 宝箱(右) 脱出キット 3個 逆サ都庁 3F 回復セーブポイント 脱出ポイント3F 宝箱(右下) マナ水 2個 宝箱(上) ナノエイド 2個 3.逆サ都庁 4F~ 4Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』2体は別に倒さなくても攻略可能。 4Fから浮遊岩礁へ、浮遊岩礁から、11Fへ移動。 11Fでリンへ自衛隊装備一式を渡しイベント発生。 イベント後、更に奥に進む。ちなみに11Fのドラゴン『サラマンドラ』3体についても別に倒さなくても攻略可能。 12Fは敵が出てこず、自衛隊員と会話イベント。選択肢有り。 選択肢 …そうだ ガトウさんたちはどこに? この後、屋上へ行くと帝竜『ウォークライ』戦へ突入するので、準備はしっかりと。 サラマンドラ攻略 こちらもある意味定番の開幕ブレス持ちドラゴン。弱点氷。 逆サ都庁時点では対策スキルがないので、威力の高い攻撃を叩き込むだけでよい。 AIはやはり最大LFキャラ優先だが、ドラゴハンマードのように露骨に迎撃を無視するほどではない。 開始直後からの行動パターン ※2回行動 1 ファイアブレス(ブレス属性、火)、2 通常攻撃(牙) 3 通常攻撃(牙)、4 通常攻撃(牙) 5 ファイアブレス、6 通常攻撃(牙) 長引くと5行動目、正面から挑めば3T目に再びブレスがくる。 余計な消耗を抑えるためにも背後を取って4T目にずらすか、敵が低LFなので速攻を決める事。 基本 敵の一撃は軽いので、回復より攻撃優先でも大丈夫。火傷は無視。むしろ速攻しないと損害が大きくなる。 サムライ 袈裟切り旋風巻きでひたすら攻撃。 トリックスター Exゲージ使うのももったいない。そのままスキル連打でOK。 デストロイヤー 迎撃戦法。ダメージが集中しすぎて落ちそうなら、サイキック以外で回復を。 サイキック フリーズを連発する。キュアするくらいなら他キャラにメディスを使わせさっさと落とす。 ハッカー ブレス以外は痛くないので、アタックゲイン優先でもよい。 逆サ都庁 4F 宝箱(右上) ヒールエアロⅠ 2個 宝箱(右下) 150Az 宝箱(左下) オゾナール 4個 逆サ都庁 浮遊岩礁 宝箱 ヒールエアロⅡ 1個 逆サ都庁 11F 脱出ポイント3F 宝箱(右上) ガードリング 1個 宝箱(右下) SPアップ100 1個 宝箱(左上) ヒールエアロⅡ 2個 宝箱(左下) パラスガード 1個 逆サ都庁 12F 回復セーブポイント 4.逆サ都庁 屋上 帝竜『手負いのウォークライ』戦 舐めてかかると負けるので対策はしっかりと。 ボス情報:帝竜『ウォークライ』 ウォークライ戦後、手持ちのDzを全て使用し都庁が改修される。 ここのドラゴンは討伐数に影響しない。都庁改修後から200匹。 ※何Dz持ってても、特に変化はなさそう(要検証) 手負いのウォークライ攻略 はじめてのていりゅうとうばつ。弱点氷。 スキルの無さから、敵の攻撃を全て受けきることになる。 タイフーンハウルの麻痺付与はパラスガード(麻痺耐性+50%)の2個装備で無効化だが、150×2×3-1(1個拾えるため)の750Azはこの時点では高額。 とはいえこの後も使う機会があり、討伐難易度もかなり下がるので無理をしない程度に買って、代わりにパラエルを6個程度用意しておくこと。 AI 2回行動。 基本的にLFの高いキャラを狙うが、たまに通常攻撃で赤ゲージキャラを攻撃することがあるので回復は怠らないように。 行動パターンは敵のLFが50%を切ることで変動。 前半行動パターン A 通常攻撃(以下「通常」)→通常攻撃→ギガブレイク B 5行動ごとに灼熱の剛火球(火属性火傷付与、以下「剛火球」) 優先度はB A。 麻痺による行動順変動無しならターンごとの攻撃はLFが50%切るまではこういう行動パターン。 1 通常、2 通常 3 ギガブレイク、4 通常 5 剛火球、6 通常 7 ギガブレイク、8 通常 9 通常、10 剛火球 11 ギガブレイク、12 通常 以下省略 10行動目→11行動目が非常に危険。麻痺で行動順が一つずれると剛火球とギガブレイクが同ターンに来るので注意 後半行動パターン LF50%を切ると行動パターンが変化。 C 通常→通常→ギガブレイク(前半のAパターンと一緒だが継続せず、最初からスタート)、 D 6行動ごとに剛火球 E 5ターンごとに力溜め→タイフーンハウル(全体大ダメージ麻痺付与) 優先度はE D C Eパターンのみ特殊。麻痺で行動順がずれていてもパターン変化後から数えて1→6→11→16…ターンの2行動目は必ず力溜めを行う。 この力溜めが麻痺で潰せるかは未検証。編集者は10回ほど使わせてみたが確認できず。 優先度の関係で力溜めやタイフーンハウルで剛火球が潰された場合、 タイフーン直後に剛火球が飛んでくるので非常に危険。 以下も麻痺による行動停止無しの場合。 なお、止まるとEパターンのせいで相当ずれるため、あまり鵜呑みにしない事。 (1ターンから5ターンまで) 1 力溜め(これのみ特殊で1ターン消費) 2 タイフーンハウル、3 通常 4 通常、5 ギガブレイク 6 通常、7 剛火球 8 通常、9 ギガブレイク (6ターンから10ターンまで) 10 通常、11 力溜め、 12 タイフーンハウル、13:剛火球 14 通常、15 ギガブレイク 16 通常、17 通常 18 ギガブレイク、19 剛火球 以下省略 麻痺停止無しなら2度目の力溜めの後が非常に危険な全体攻撃2連発。 全滅するほどのダメージではないが、素直にガードで凌ぐこと。 基本 回復漏れによるギガブレイク即死だけは回避する。敵と違って、味方が受けた麻痺は5割近く行動不能になるので、すぐ治すこと。サイキックなどの主力、迎撃壁にはパラスガードを優先的に回す。タイフーンハウルはガードで凌ぐのも手 サムライ 袈裟切り旋風巻きでひたすら攻撃。帝龍よりも先に行動できるのを活かし回復役をするのもいい トリックスター Exスコルピオンを決める。できる限り攻撃の激しい後半戦がいいだろう。足の速さを活かしてヒールエアロを撒く デストロイヤー 迎撃戦法。可能な限りパラスガードで麻痺を無効化させておく サイキック フリーズを連発する。キュアが持つ発動速度上昇効果を活かし、回復役をするのもいい。タイフーンハウルが先読みできるならデコイを出しておく事 ハッカー ディフェンスゲイン、アタックゲインと使ったらアイテム係。ただし、帝龍よりも行動が遅いので、敵の攻撃を先読みして使う必要がある。サバゲーが1だけでもあると助かる場面も多い チャプター1.5へ MAP - 逆サ都庁 ※適当に撮ったスクショなので差し替えはご自由に 2F 宝箱(左) 30Az 宝箱(右) 脱出キット 3個 3F 回復セーブポイント 脱出ポイント3F 宝箱(右下) マナ水 2個 宝箱(上) ナノエイド 2個 4F 宝箱(右上) ヒールエアロⅠ 2個 宝箱(右下) 150Az 宝箱(左下) オゾナール 4個 浮遊岩礁 宝箱 ヒールエアロⅡ 1個 11F 脱出ポイント3F 宝箱(右上) ガードリング 1個 宝箱(右下) SPアップ100 1個 宝箱(左上) ヒールエアロⅡ 2個 宝箱(左下) パラスガード 1個 12F 回復セーブポイント
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/23.html
一旦の終了編。以下人名対象一覧 カエラ:第一人称。デコログ。 姉御:女サムライ。カエラの師匠?名前はサクハ。 彼:眼鏡平。名前はアルフレッド。 リーダー:ファイター。 副長:緑ナイト。 ギルマス:帽子メイジ。 姫ちゃん:偽鬱姫。 ・エロなし ・ヤマなし ・下らないおまけつき 「はー、きれいになった」 さわやかな風の吹き込む部屋を満足げに見渡し、掃除用具を片付ける。 あたしはギルドホームの自分の部屋でたった今掃除を終えたところだった。 まあね、ほんとは決戦の前に身の回りを片付けるってのがお約束だと思い出して 遅ればせながらもお掃除しますかみたいな気分で始めた訳だけど。 「新しい毎日の始まりだと思えばまあいっか」 あたしは雑巾の入ったバケツを取り階下へ下りた。 ……まあ、そんなわけで人類とドラゴンとの戦いは終わりを告げた。 第何次なんとか大戦……とかあの戦いを呼ぶ動きもあるらしいけど、そんなのはあたしに関係ないことだ。 結局、あたしも無事に生き延びることが出来たわけだから。……カザン防衛作戦でサクリファイスを使おうと していたのがバレて大目玉を食らった上スキルリセットさせられたのはこのあたしですがそれが何か? ……結局あのあとあたしはどてっぱらに空いた傷のせいで一ヶ月の間安静を強いられた。 まあ一歩間違えれば内臓でろりの上半身と下半身がさよならした惨殺死体になっていたと思えば軽いもんだけど、 とはいえ内臓の詰まった腹をあの巨大な爪に貫通されたわけで、それはもう大変なことになっていたとか。 マナによる治癒でふさがっていた傷を開くや否や大出血、てんやわんやの大騒ぎだ。 あんちきしょう、子供が産めない体になっていたらどうしてくれる。 こっちも右目を抉ったからおあいこだけどね。 そうそう、あれをやったのがあたしだと知れると王者の剣には微妙に感心された。 なんでもあたしは『大統領と同じ、二番目にキングの右目を潰した女』らしい。 よく分かんないけど大統領と同ってのが気分がいい。もしあたしに子供が出来たら自慢しよう。 そんなわけで治療のあともしばらくはまともなものを食べさせてもらえず毎日のように もう治ったでしょと泣きついてたけど、あまりの退屈さに姉御とバカ話をやって 大笑いした拍子にお腹がズキズキと痛み始めたときはどうしようかと思ったね。 ま、でも、そんな傷を受けたにもかかわらず腹部の表面には傷跡一つ残ってないんだから ……ファンタジーってすごい。 さて、台所に入るとそこにはなにやら麺棒で生地を伸ばす姉御の後ろ姿があった。 鼻歌なんて歌っちゃってご機嫌だ。 「るっるーるるっるるっるっ、るっるっるーるるっるるっるっ、 るっるーるるっるるっるっ、るっるっるるーるるー、 雪がチラチラクリスマス、町にキラキラ灯がともりゃ、 酒っに浮かれた愚か者ぉーーっ、ワンサカ!ワンサカ!繰ーり出しっますわ!」 ……あ、本気歌いになった。 ともあれそのまま突っ立っている訳にもいかないので保冷庫を開けつつ声を掛ける。 「心にっ決めたあの方は、そんな不埒じゃ……」 「ご機嫌だね姉御」 「わひゃっ!?……おおおおおまいつから!?」 「ついさっき。ってかそんなに驚かなくても」 「ーっ!、オホン!ゴホン!……まあなんだ、腹はもういいのか」 「バッチリだよ。姉御こそ腕は?ちゃんと動く?」 「見ての通りだ」 そういって姉御はひらひら左腕を振ってみせる。 あの化け物に食い千切られた腕は、いい具合に傷口が鋭利だったことと 処置、治療がよかったおかげでどうにか元通り動くようになっていた。 「……こっちはさすがに痕が残っちゃったけどね」 「ん?」 「あ、ううんなんでもない。ところで姉御なに作ってんの?ソバ?うどん?」 「いいや、ピザだ」 「……さいですか」 冷えたお茶をグラスに注ぎ、リビングに向かいながら考える。 人類滅亡だなんだと騒ぎ立てはしたけどこの戦いも終わってしまえばこんなものだ。 第一、あたしは『新たなる英雄』のギルドネームすら知らないのだ。 『新たなる英雄』。 とりあえず実在はする(一緒の作戦にも参加したし)、 いくつかのパーティで構成された大統領府直属の先鋭ギルド。 大活躍の割にはカザン以外での一般人知名度は意外と低く、あたしも詳しくは知らない。 というか会った事はあるかもしれないけどその中にいたか分からない。 とはいえその実力は凄まじいまでにホンモノで、 設立間もなく大統領にその秘めた可能性を見出され、それを証明するかのように 国立ミッションを立て続けにクリア。その後フロワロにやられて三年間昏睡状態に陥るも 目覚めるや否や最初の帝竜を潰してカザンを奪還、その後も世界を駆け巡り 大戦の間に斬ったドラゴンの総数実に666匹というまさに生ける伝説だ。 「……ちなみにウチのスコアは?」 「87匹……」 リビングのテーブルにぐったりと突っ伏したギルマスが答えた。 「まあ……三人で二百匹を超えるドラゴンを倒した王者の剣とは比べ物にならないけど…… 一人当たりのドラゴン討伐数からいってもウチはかなり上位だと思うよ……?」 「はあん……それはいいんだけどね」 ところでギルマス。 「……さすがにだらけすぎじゃない?」 人間とドラゴンとの戦いが終わってからというもの、ギルマスは気が抜けてしまったのか もう溶けるんじゃないかってくらいぐうたらの限りを尽くしていた。 リビングにあるこのテーブルに突っ伏したままぴくりとも動かず、気付けば寝息、 ときどき目を覚まして差し入れられた食べ物を寝たまま食べ、また寝、 たまにトイレに立ち、戻ってきて寝、何か思いついたことがあるとノートに書き、そして寝る。 ……何故自分の部屋で寝ないのかは謎だ。 「んー……分かってはいるんだけどね……気力が出ないんだよね……」 「気力があってそれだったら病気だって。ほら、なんでそんなやる気がないかな?」 「はーー……」 ごろり。 ごろり。 いくらかの間追加でぐうたらし、おもむろにギルマスは顔を上げた。 「……つまりねー……冒険屋は冒険してないと死んじゃうんだよー……」 「はい?」 「きみがウチに入る前にいっぺん話しただけなんで忘れてるかも知れないけど、 僕達は今こそハントマンとして活動してはいるが本来は冒険屋なんだ」 「そうだっけ……?」 「で、簡単にまとめると。ポータルの使用許可は取り上げられ、船もなく、 飛空挺なんて夢のまた夢で、しかも大戦中に行ける所はあらかたまわってしまったために もはや冒険できる場所がなくなってしまい、それでやる気をなくしていると」 「まあそんなとこ」 「でもさー、しかたないことなんだし我慢して普通にクエスト受ければ? いくらなんでもほんとに冒険しないと死ぬわけじゃないでしょ?」 「死ーぬーのー……」 「……(やれやれ) ってもねー、実際姉御やリーダーは元気にしてるじゃん?」 「君にはあの二人が元気に見えるのかい……?」 「へ」 「あの二人も僕と同じ生粋の冒険屋だからねー、見た目には分かりにくいけど凄く気力が落ちてきてるよ」 「……マジですか」 「ファイターはテンションが下がって妙に行動が爺臭くなってきたし」 「自分より重傷だった副長が先に復帰したからヘコんでるのかと思ってたよ」 「まあそれもあるけど」 あるんかい。 「サムライなんかおにぎりを作ろうとしてるのかと思いきやパエリアだし」 それは不調なんだろうか? 「とにかく、僕達の存在意義が危機にさらされていることはわかってほしい」 「はぁ……」 とりあえず返事して考えてみる。 最近ギルド内の空気がおかしいなとは思っていたけど、ここのところの 年長組の様子を思い返せば思い当たることはないこともない。 「じゃ……どうすんのさ?参っちゃったのは分かるけど?」 「そうだな…… ……… ……………ギルドを畳んで故郷(くに)に帰ろうかなって、ファイターやサムライと話してた」 「………!」 「あそこには僕達の冒険屋としてのルーツがあるし、鍛えなおしながらあそこで 新たなる冒険への準備をするのもいいかもしれない。なんだかんだ言って こっちに来てからというもの仕事としての冒険ばっかりで僕達の腕も鈍ってきてるし」 「……」 「あのころはサポートなんかじゃなかった、僕達ひとりひとりが最前線だったからね。 わりと不測の事態で命の危機に陥ることも多かったけど切り抜けて……うん?」 「……じゃ、さ。地元に帰るとしたら……このギルドはどうすんの?ギルドホームとか」 「そうだね……約束通り『ルールブレイカー』に引き渡すことになるね」 「そう…… ……? ちょちょちょっと待って。次から次へと話が急すぎて付いていけないんだけど、ルールブレイカーって何?」 「あれ、ああ!そういや話してなかったね!どこから話したもんだか…… まずは僕達がこっちに来たときの話と、このギルド『ピースメーカー』について話をしないと」 おしゃべりしているうちに少し調子が出てきたようで(ウチのギルマスはこういう人だ) 応接間のソファーに場所を変えつつギルマスはカザンに来たばかりの頃のことを語りだした。 「……僕達がこのカザンにやってきたとき、取れる選択肢は二つあった。 ひとつはどこにも許可の要らない、個人ギルドとしてやっていくこと。 もうひとつはギルドオフィスに登録してカザン国属ギルドになることだ。 まあ実際選択肢なんてあってないようなものだったけど…… ハントマンによって作られたカザンという国は、逆に言えばハントマンが お互いに助け合うための組合としての側面が大きい。 ギルドオフィスに登録すれば理事会……つまり大統領府の意向には逆らえなくなるけど、 そのかわり仕事を斡旋してもらったりハントマン用の情報提供を利用できたり そのメリットは極めて大きいんだ。そもそも他の国ではハントマンという職業が 社会的に認められていないこともあって、バックを持たないハントマンはすべからく カザン大統領府の指揮下に入るより他にないと言える」 「で、ギルマス達もギルドオフィスで登録しようとしたわけだ?」 「そう。だけどここで大きな問題があった。ぶっちゃけお金がなかった。 ギルドとしての体面をととのえるのはおろかハントマンとしての体裁を繕うことも出来なかった」 ぐっ……なんか心が痛い。 お金がない。そのワードはあたしに嫌でもスリをやって捕まったあのときを思い出させた。 「……なんか昔のあたしを思い出して居心地悪いんですけど」 「そいつは失礼。 で、そんなとき僕達はとある事情から解散しようとする一つのギルドに出会った。 彼らの名を『ピースメーカー』という」 「ふえ」 ギルマスの口から出てきた名前は今あたしが属しているこのギルドそのものの名前だった。 さらに話の流れから考えれば、あたしの頭でもその意味は分かろうというものだ。 「じゃ、このギルドは」 「そう、貰ったんだ。彼らはその名の通り平和と善を愛する無駄に熱く爽やかな連中で、 これからドラゴンに対する反撃が始まろうという時期に解散しなければならないことを 非常に残念がってた。そんなわけで僕は彼らとお話して、いくつかの条件をつけて 彼らの名義やらなんやらをそっくり譲り受けたわけだ」 「はー。なるほどね。なぜか頭にアマクダリとかメイギガシとかそんな単語が浮かんでくるけど」 「一緒にしないでくれ。で、その条件の一つは、まず平和を愛しそのために活動する、 そんなギルドであること」 「抽象的過ぎない?」 「そのとおりなんだが彼らにとっては譲れないところなんだろうね。 で、さらに一つは、もしギルドの活動を停止するときは、そのギルド財産を 全て彼らの友軍ギルドである『ルールブレイカー』に譲渡すること」 「名前からして全然友軍でも何でもない気がするんだけど…実は正義の味方とか? あたしそっち方面には全然通じてないからどんなギルドかわかんないよ」 「その道では割と有名なギルドだよ。つい最近も大きな仕事をやったらしい。 えーとたしか……」 ギルマスは眉間に手を当て、最近行われたというそのクエストについて語り始めた。 ―――――――――――――――――――― 彼ははメガネを探していた。 シュールな光景だが厳然たる事実だ。 外した覚えもないのにいつの間にやらなくなっていたメガネを探して大統領府をさまよう彼は、 前方の廊下の角を執政官たちが慌しく走っていくのに気付く。 「メナス補佐官の様子がおかしいらしいぞ!」 「誰が話しかけても返事をしないらしい!」 それを聞いて彼は首をひねった。 彼らが様子がおかしいと言った自分は、今ここにいるからだ。 角を曲がった彼は、すぐにその先にある人だかりを発見する。 「メナス補佐官!」 「どうされたんですか!」 私はここだぞ? ますます眉をひそめた彼は、人だかりに近付き、声を掛けようとした。 「おい……」 「メナス補佐官!しっかりしてください!」 「医者はまだか!?」 「メナス、お願いだから返事をして!」 口々に叫ぶ彼の同僚、部下、その中心にあったのは―― ――彼が探していた、彼のメガネ、そのものだった。 「…………」 彼は何も言わずにその場を後にした。 「この件でルールブレイカーは大統領府への出入り禁止を喰らったらしい」 「どんなクエストなのさ!?」 「『メナスを笑わせろ』。あの人の一日二十時間勤務は有名な話だろう? やっと大戦も終わったことだしこのままじゃ過労で倒れるってんで有志の依頼で ドッキリを仕掛けたんだ。ただ予定では『お前達は私をどこで識別しているんだ!』 となるはずが予想以上にキキ過ぎて見事に滑った上、後で事情を知った メナス補佐官が烈火のごとく怒って出入りできなくなったらしい」 「はぁ……なんというか……そんな馬鹿げた出来事が大統領府で起こったってのが信じられない」 「それがルールブレイカーというギルドだ。 他にもギルドの名前を決める用紙を見ただけでエラン執政官があまりのセクハラに泣き出したとか ギルドネームは勝手に略したりしてはいけないって決まりを楯にメナス補佐官にそのここではとても言えないような名前を 何回も言わせたとか『王者の剣』に『嫉妬神のテーマ』って曲を贈りつけてあそこのリーダーを マジギレさせたとかその手の伝説には事欠かないギルドだよ」 「ことごとくロクでもないことばっかしてると思うのはあたしがおかしいのかなぁ!?」 ふう……いけないいけない、落ち着こう。 今あたしにとって大事なことは?そう、それだ。 「つまり……後には何も残らないって事?」 「え?あ、うーん……そうだね。ギルドとしての財産全て、だから『ピースメーカー』として の活動記録以外は全部なくなるかな」 「そう」 「……?」 「こっちで……これから巻き返そうとは思わないんだ?」 「まあね。出遅れてきた時点で僕達は脇役に決定だもの。 もう世界は大丈夫だ、僕達の出番はないよ」 大丈夫。出番はない。 これまでにも何度か聞いた、ギルマスの口癖だった。 「……いいんだけどさ、なんていうかギルマスって、楽天家というか傍観者的というか」 「ああ……僕は性善説というか、『人間って素晴らしい』論者だからね。 世の中ってのは色々な人間が思うままをぶつけ合って、最終的に調和が取れる。 だから自分は口を出す必要がない。そんなふうに思っちゃうんだ」 「ふぅん……どうせ調和が取れるなら、あたし達がちょっと位動いてもいいと思うんだけどな。 世界の動く方向に逆らわないようにっていうか、それなら少しくらいわがまましてみようとか思わない?」 「!」 「……まぁいいや。それじゃギルマス、あたしやること思い出したから」 そうだ。今の話を聞いて、その未来を思い描いて、あたしにはやらなければいけないことが出来た。 ギルマスを残し、あたしはその場を後にした。 「……どうせ調和が取れるなら少しくらい、か」 ―――――――――――――――――――― 「そっか。もしかしたらギルドを解散するかもしれないんだ」 「うん。そしたらアルフレッドはどうする?」 あたしは彼の部屋に向かい、今聞いてきた話を聞かせていた。 彼は少し考え、自分の考えを話す。 「僕は……少なくともギルマス達と一緒には行けない。ヒーラーとしてやることがあるからね」 「あたしも、ここを離れられない。アルフレッドも居るしね。 ……だから、姉御とお別れする前にやりたいことがあるの」 「うん」 「姉御をデートに誘ってくる。止めないで」 「止めないよ」 「ありがと」 「あまり無茶はしないでね。いってらっしゃい」 彼の言葉を背に受けて、あたしは慌しく部屋を出た。 台所へ向かうと姉御はまだ調理中だ。 あたしはその背後へそっと近寄った。 「……ん?なんだ?」 気配に気付いた姉御が声を掛けてくる。 あたしは黙って料理を続ける姉御に歩み寄り、そして後ろからそっと腕を回した。 「ん……な、なんだ……どうしたんだ?」 首をかしげ、くすぐったげな表情で姉御は困ったように声を掛けてくる。 「……姉御」 「ん?」 「包丁、置いて?」 「もう……なんなんだ……?」 傍から見ると恋人同士のように見えるかもしれない。 仕方ない、といったように包丁を置き、姉御はん?とあたしに目で問うた。 あたしはいっそうぴたりと寄り添い、強く姉御の身体を抱きしめた。 そして、 自分の手首を掴み、姉御のウエストをきっちりとホールドした。 「へ?」 疑問の声を上げる姉御を強く絞り上げ、 身体を密着させながら重心を後ろにずらし、 全力を込めて姉御の体重を後ろに引っこ抜いて、 「え、うわぁぁぁぁああああーーー!?!」 あたしは自分でも惚れ惚れするほど完璧にジャーマンスープレックスをきめた。 「……初めて自分の意思で姉御から一本取った」 「……言いたいことはそれだけか……」 こいつは痛みじゃねえ、屈辱だ!といわんばかりの怒気が姉御の声に滲む。 そ知らぬ顔で流しつつ、ホールドを解いてあたしは姉御に言った。 「故郷に帰るんだって?」 「何……ああ。そう……しようかとも思っていた」 「あたしはいけないからさ。……ねえ姉御、あたしと原っぱまでデートしない?」 「なんだと……?」 「あたし、いっぺん姉御と本気で戦ってみたかったんだ」 ―――――――――――――――――――― 古いお話やなんかでは、サムライの決闘は風の吹きすさぶ草原と相場が決まっているらしい。 今あたしが立っているこの場所もまあ、決闘にふさわしくないポカポカ陽気を除けば おあつらえむきなロケーションだといえないこともなかった。 「……で、また、なんでいきなり決闘だ?」 七メートルほど離れた向こうで姉御が至極真面目な様子で立っている。 真っ直ぐにこちらを見てくるその様子にはどうにも納得のいかない色が見え隠れする。 「ん?よく漫画とかであるじゃん。師匠が修行を終えた弟子に、『これが最後の試練だ』 とか言って勝負を挑むの」 「そういうのは師匠の方から言うと思うんだがな……」 「それにね、絆が欲しいんだ」 「絆?」 「そう。絆って言うのは恥ずかしいから、肩書きかな?『弟子』よりもうちょっと重みのある肩書き」 「……お前が何を言っているのか分からないよ……」 「姉御が帰っちゃったらさ、当分会えないわけじゃん。そうやって何年も音信不通でいるうち、 次に会ったとき姉御はあたしに気付かないで通り過ぎちゃうってこともありえると思わない?」 「そんな……ことは……」 「そうじゃなくても向こうで作った新しい弟子が可愛くて、あたしとは完全に他人になってたりさ」 「……」 「なんか……なんか、悔しいんだ。姉御はあたしが初めて本当に尊敬できて、 ついて行きたいと思えた人だからさ。そうなると、なんか嫌なわけ。 だから、弟子以上になりたいんだ。忘れられないくらいの、姉御にとっての肩書きが欲しい」 正直な気持ちを言葉に乗せ終え、あたしは反応を待つ。 姉御は遠くから見つめるような目で、どこか儚げな声であたしに聞いた。 「じゃあ……どんな肩書きが欲しい?お前の望むものは」 あたしは短剣を抜いた。 逆手に握った短剣の、刃を水平に姉御に向けて持ち上げる。 ……知らず、不敵な笑いが浮かんだのが分かった。 「……姉御のライバルになりたい!」 刃の向こう側に見える姉御の顔がぽかんとして、それから徐々に下を向いた。 その肩がふるふると震える。 「ふ……くくっ………ふふふ……ふはっ、はははっ! ははははははははははっ!!あーっはっはっはっはっ!!! 言うじゃないか……言うじゃないか!」 ぞろり。 歯をむき出し、凄絶な笑みを浮かべて姉御は顔を上げた。 しゃべるために笑うのをやめてもなお、くつくつと声がくぐもる。 「お前の口からそんな言葉が聞けるとは思わなかった…… こうやって本気でお前が挑んで来るともだ! 嬉しい、嬉しいよカエラ。 ただしだ、言っておくぞ………」 姉御の右手が、カザン防衛作戦でドラゴンに噛み砕かれた刀の代わりに新調した 新しい愛刀『マタムネ2号』の柄を掴む。 「今の私は……」 すらり、と引き抜かれた刃が陽光を反射して真っ直ぐにあたしに向けられた。 あたしの短剣と姉御の刀、二つの刀身の向こうに見える姉御の目が一直線にあたしを射抜く。 「……かつてないほど全開でいくぞ! 来るがいい!お前が本気で私に勝つと思っているなら、私も全力で相手をしてやるッ!!」 裂帛の気合ががあたしに叩きつけられた。 それをぶち破り、あたしは叫ぶ。 「上等っ!いざ、勝負!!」 そしてあたしは走った。 一直線に向かい、あたしと姉御の間合いが詰まる。 迎え撃つ姉御の間合いに入る瞬間にあたしは地面を蹴りだした。 懐に入った瞬間に加速する一種の奇襲戦法とともに、切っ先に体重を乗せる、 殴りおろすような斬りつけを見舞う。 加速した剣筋をも読みきり、姉御は一歩後ろに下がってかわすとともに返しの刃を振りぬいた。 身体をひねって今度はあたしが避ける。と、同時に直感にしたがってもう一度かわす。 今かわしたはずの刀がすでにあたしに向けて振られていたのを左手の短剣で止め、 あたしは右半身をねじ込んで姉御を狙うと同時に姉御は後ろに下がって その手に握られた刀が薄くあたしの左手を切った。 それでも間合いを詰めようとすれば、姉御がその刀身を鞘に納めた。 触れるものを絶つ気迫が居合いの構えに宿る。 その中へ、あたしは躊躇なく踏み込んだ。 抜き放たれる一閃があたしを目掛けて走る。 そしてあたしは―― 「……に゛っ!!」 ――振り払う一撃でその刀を弾き飛ばし、姉御と息のかかる間合いへ接近した。 ―――――――――――――――――――― 「いいか、刀というものは気合いでは斬れない」 あたしが姉御に剣の手ほどきを受け始めた頃だ。 実践訓練の休憩中に、姉御は刀についてのウンチクを語ってくれた。 「へえ?」 「何故か刀の使い手というと精神集中して気合で斬るんだとか そういう誤解を受けていることがあるが、実際にはそんなのは無理だ。 刀というものは刀より長いものは斬れないし、刃が通らないものも斬れない」 「言われてみりゃ当たり前だよね。で?」 「ではどうすれば斬れるのかというと、まず物が切れる仕組みを理解することだ。 さらにその物が斬れる状態に持っていくための刀の当て方動かし方、 それを実現するための身体の運び方、姿勢。 対象のどこに、刀のどの部分をどう当てどう動かしどう力を伝えるか、 そのためにはどのような姿勢から身体の各部分をどう連動させなければならないのか。 こういったことを理解して、初めて刀というものは斬れるようになる」 「ふむふむ」 「……さて、では」 「うん?」 「斬れないものを斬りたいときはどうすればいいと思う?」 「へ……」 「刀の全長より長いものや、継ぎ目のない強固な鋼。これを斬るためには」 「うーん……?斬れないものは斬れないから斬れない訳でそれを斬るには斬れるものを斬り」 あたしはしばらく無い知恵を振り絞って考えてみた。 斬れないものを斬る?当然答えなどでるはずもなく、あたしはすぐに降参する。 「だー、分かんない。そもそも『斬れないもの』なんでしょ?……どうやって斬んの?」 「何、簡単なことだ」 姉御は得意そうに腰に手を当て、はっきりきっぱり言い切った。 「気合いで斬るんだ」 バックステップを踏もうとする姉御にねじ込むような蹴りを入れる。 下がれるだけ下がりきったところを蹴り押され、体勢を崩した姉御におまけのもう片足が飛んだ。 「ぐっ……!」 勝った!姉御の居合いに気合いで勝った! 戦う前に考えてみた結果、まずあたしにはまともに斬り合って勝てる要素など無いことが分かった。 ではどうすればいいのか?更に考えてみた結果、出た結論がこれだ。 姉御の刀を弾いて飛ばしてそれから姉御を殴ればいいのだ。 そう、あたしは姉御の教えを忠実に守った。 剣筋の自分へ向かうただ一点に自分の剣筋をぶつけ、そして気合いで上回って弾く。 もちろん姉御の斬撃にもありったけの気合いが、剣気といえばいいのか、 サムライの全てを絶たんとする鋭い気合いがこもっていて弾くのは容易じゃない。 だけどサムライにはサムライの気合いがあるように、ローグにはローグの気合いがあるのだ。 その上あたしのテンションは最高潮、とどめにあたしには行住坐臥の構えがある。 行住坐臥の構えは心の構え、姉御に対するあたしの心が入った心理武装なのだ。 ここまで来て負けるわけがない。あたしは姉御の気迫を上回り、そして打ち勝った。 弾き飛ばされた刀がくるくると飛んで地面に刺さる。 皮肉にも基本を怠らずにしっかりと握った姉御の右手は刀と一緒に弾かれて空を掴む。 後ろに飛ばされ、左手を受身に回さざるを得ない姉御を追う様にあたしも飛んだ。 空中で身動きのとれない姉御を抑えるように、そのままあたしは姉御の上に落下する。 どさっ。 その衝撃で舞い上がった草葉が落ちたときにはあたしは姉御の両腕を膝で封じ、 両手で握った短剣を姉御の喉下に突きつけていた。 「……あたしの勝ち、だよね」 「……ああ……そうだな……」 短剣をしまい、膝をずらす。 見下ろした姉御はどこかぼうっととしていた。 「正直、負けるとは思わなかった」 「まあ……わか、じゃなかった、情熱の差かな」 「若さって言おうとしたな」 「はは……」 「ちょっとショックだったぞ。『今なら誰にも負けない』みたいな気分だったからな」 「あ、あたしもそんな気分だったから」 「まあいい、私の負けだ。……そろそろどいてくれ……」 あたしは姉御に馬乗りになった状態で姉御の顔を見下ろした。 ……そのときだった。ふとあたしは、どうにも妙なことを思いついてしまったのだ。 断じて言うけど、そのときまでは決してそんなつもりじゃなかった。 けどそれを思いついたあたしは、何も考えることなく気付いたらそれを口に出していた。 「ねえ、姉御」 「なんだ」 「……キスしてもいい?」 「はぁっ!?」 姉御が素っ頓狂な声を上げた。 当たり前だろう、けどそれでもあたしは動じない。 「お前は何を言ってるんだ、この期に及んでトチ狂わなくたっていいだろう……!?」 「本気だって……思い出ってことで」 「思い出なら十分心の中にあるだろ?大体なんでキスなんだ」 「なんか、世界があたしにやれって」 「それは電波だ、戻って来い。な、いいから帰ろう、離してくれ」 「やだよ……ね、いいでしょ……?」 身を屈め、顔を近づける。 本気が伝わったらしく、姉御はますます目を泳がせてしどろもどろし始めた。 「な、なぁ……やめないか、そっちにいったら戻れなくなりそうで怖いんだが」 「べつにいいじゃない」 「それにほら、アルフレッドのこともあるだろう?これって浮気だと思うな、だから」 「許可取った。これくらいなら許してくれるよ」 「……マジなのか」 「うん……」 見上げてくる視線をじっと見返す。 「「……」」 姉御のほうが先にぷい、と視線を逸らした。 「……」 「……」 「……」 「……」 「……歯、磨いてきたんだろうな……」 ―――――――――――――――――――― ギルドホームに帰るとなにやら雰囲気が一変していた。 あのふやけたキクラゲのようだったギルマスに生気がみなぎり、皆をリビングに集めている。 「ああ、お帰り!これから今後の活動方針について話し合うから席に着いてくれる?」 あたしと姉御は顔を見合わせた。 解散について話すにしてはあのギルマスのみなぎりよう。 首をひねるあたし達に彼が声を掛けてくる。 「お帰り。うまく話せたみたいだね。怪我もしてないようで何より」 「あ、うん」 「ああ、その……本当によかったのか?」 「……?なにがです?」 どたばたしながらも全員が席に着くと、ギルマスが一つ咳払いして口火を切った。 「さて、今後の方針について僕から一つ提案があるんだが……」 「提案?と、いうことは」 「そう、解散じゃない。活動継続に関する提案だ」 思わずあたしはギルマスの顔を見上げた。 他のメンバーも、なにを言い出すのかと怪訝な顔を見合わせている。 「……考えが変わったんだな」 「そうだ、昨日の僕は死んだ。今言いたいことは、人間やっぱり野心が大事だよねということだ!」 「ずいぶん変わりましたね!」 「今日の昼聞いたのとは正反対だよ」 「まあね!とある助言のおかげで僕はいっそのこと歴史に残らず歴史を動かし、 人々の平和の陰には彼らの働きがあった、そんな影役者になろうという野望を持ったわけだ」 「……よかったな……」 「僕達は本来冒険屋だ、冒険しなければ生きていけない。 それなのに大戦が終わってポータル使用許可を取り上げられ、 実績を上げて移動手段を手に入れようにも大戦が終わっているのだから躍如の機会もなく、 仕方ないから解散しようかというのがこのところの方針ではあった。 が、よく考えてみればそんなことはない。むしろ今からがチャンスだと僕は思う」 「チャンス……これからが?」 「敵との戦いが終われば仲間同士の戦いが始まるのが歴史の教訓というものだ。 争いがあれば損害を受ける人がいる、そして得をする者もまた必ずいるんだ」 「ちょっと……ちょっと待ってください。たしかにそれは歴史の教訓かもしれませんが でも、それで私たちがどうこうなるような規模の争いはそう起きないでしょう? それに……争いを利用するようなことはあまり……」 手を挙げたのは副長だった。 生真面目で道徳心の厚い副長は困惑しながらギルマスに異議を唱える。 「そうでもないんだ……とある事情から、あちこちの国で問題が噴出してる。 例えばカザン。ドラゴン襲来の折メナス補佐官はドラゴンに対抗できる共同戦線を 作るためにそれまであってないようなものだった戦力徴発を駆使して 抗戦体勢を敷いたことで多くの反発を買った。そのおかげで早くから ドラゴンに抵抗できるようになったとはいえ、今でもその禍根は残っている。 『新たなる英雄』を事実上自由に動かせるのもやっかみの種のようだ」 「世界を救った英雄の名はとてつもないネームバリューだからな」 「ミロスでは長年の圧政で蓄積した反政府感情をどうにか宥めていかなければならないし、 アイゼンはアイゼンで貴族と平民両方を相手にしながら改革を進めなきゃいけない。 ネバンプレスは千人砲を使用したことに対して国内外から波紋が広がっている。 プレロマもしかりだ。どちらもそのときの首脳はもういないってのにね! とまあ世界は今なお揉め事の種が絶えない、問題だらけといってもいい」 「……」 「この混乱に乗じて自分の目的を果たそうとする輩は五万といるはずだ。 そして彼らが自分を利そうとするならそこには僕達が利を得るチャンスもある……」 「!」 副長が顔を上げた。 リーダーもまたギルマスの顔を見上げ、つまり、と前置きして問いかける。 「そういう連中に敵対するほうに……政府を利するほうになるんだな」 「無論だ!」 ギルマスはきっぱりと言い切った。 「そもそも問題が噴出するに至った事情というのは他でもない『新たなる英雄』のことだ。 彼らが軒並み立ち並ぶ国の内側を片っ端から引っ掻き回して風通しをよくしてくれたせいで、 国を司る立場の人たちは悩み、葛藤し、その末に自分の理想を見つけて動き出した。 これを成功させずになんになる?一介の冒険屋たる僕達が味方をするなら、 同じ人間でありながら国の重圧を背負わされ、それでも答えを出した者達以外にない!」 熱のこもった口調でまくし立てるギルマスは、ここまできて少し照れ臭そうに声を落とした。 「……ま、国の管理するダンジョンに入るためには国を味方にするしかないってのもあるけど」 でも今言ったこともほんとだよ?と念を押すギルマスにあたし達も声を交し合う。 「争いを止める側……なんでしょうか」 「むしろ対抗馬だな。羊の中に紛れ込ませておく山羊かもしれん」 「かもしれんが、だけど国に協力するのが一番道理にかなっていると俺は思う」 「国に住むみんなのために働いてる人たちだもんねー……」 「私どうでもいい」 もう一度視線を前に戻す。 また咳払いを一つ、ギルマスは話を締めにかかった。 「さて。以上を踏まえ、積極的にミッションをこなすことで信頼を得、それによって ダンジョン探索の手段を手に入れるというのが僕の提案だ。 もし君達が協力してくれるのならこの僕の知識、交渉能力、情報、そしてわずかなコネを 駆使してどうにかカザンに取り入る手がかりをつくって見せるが……どうだろうか?」 「はいはーい!あたしやる!」 「僕もやります」 「……こいつらがこう言うなら、私もやるぞ」 あたしと彼と姉御が手を挙げる。 リーダーは沈黙を守り、膠着するかと思った矢先に副長が手を挙げた。 「私もやります。……世のため人のためになりそうですから」 副長にそう出られてはリーダーにも選択肢はなかった。 「……分かった、分かってる。最初から反対する気なんてないよ」 「……そういうことで」 全員の賛成を得て、ギルマスはぐっ!とガッツポーズを決めた。 「よっし!そうと決まれば明日からさっそく行動開始だ! 一介の冒険者には若干ハードルが高いがなんとかねじこんでみせるよ…… というわけで僕は明日に備えてもう寝る!各自解散!」 ウチのギルド会議はいつも唐突に始まり唐突に終わる。 今日も例に漏れずガタガタと皆がリビングから出て行く中、彼があたしに声を掛けた。 「……よかったね」 「うん」 「まったく、とんだ肩透かしだ」 振り向けば姉御が肩をすくめて軽くため息をついた。 「……ま、もうしばらくはよろしくな」 「うん。これからも当分お世話になるね」 「馬鹿。……お前は私のライバルになるんだろう」 そう言って姉御はあたしの頭をぽんぽんと撫でた。
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/78.html
CHAPTER7 静かなる海 The Zero-Blue 編集中に付き、フォームや情報が整っていません。 攻略チャート1.台場/拾参号氷海 2.台場/拾参号氷海 1F 3.台場/拾参号氷海 2F 4.東ストリート、西ストリート 5.中央広場 6.最深部氷塊 帝竜「ゼロ=ブルー戦 7.都庁 クエスト一覧 攻略チャート 都庁改修考察 ここまで全てのドラゴンを討伐し、かつ6章までの改修を全てこなしていれば、 Dzは5、残りドラゴン数は61(MAP上残りドラゴン表記は国分寺 1、台場 24)になっているはず。 必要Dz 入手できるもの ムラクモ本部LV3 6 最後のバトルスキル追加 工業開発区LV6 10 上位装備、フロストガード、ミルロメディス、ヒールエアロIV SKY居住区LV2 4 タフネスメダル 今回の本部改修で奥義以外全てのスキルが解放される。 工業区改修の欄では上位装備としたが、武器は60人救助報酬以下の性能、 デストロ、ハッカーは後述のアドレス取得イベント装備以下、サイキック防具は風魔胴衣以下と散々。サムライトリスタ防具、サイキ武器のみが強くなる。 SKY居住区改修はクエスト追加もなく、メリットは薄すぎる。 ムラクモ本部→工業区→SKYの順がベストか。 台場/壱参号氷海に行く前に キリノにスカヴァー検体を渡した時点でクエストが追加されている。覗いておく事。 ここまでのクエストを全てこなしていれば、キリノ(ハッカー準最強防具入手)、ナビ(ナビクッキー×8入手)、 ダイゴ(デストロイヤー準最強武器&防具入手)チェロン(ATK、MATK、CRI率増加アクセ入手)のアドレス取得イベントが起こる。 特に準最強装備は頭一つ抜けた性能。必ず、マイルームのテーブルの上をチェックしておこう。 ここまで全員救助で救助者は62人。まだなら救助報酬を貰っておく。 そして前章攻略ページでも触れたが、スカヴァー排除で地下道の宝箱が開けられるようになっている。 計SP+3500は新スキル取得に便利なので取っておきたい。 1.台場/拾参号氷海 ここのMAPは見た目通り氷主体の敵がほとんど。 そのため炎属性の攻撃(サムライのモミジ討ちやサイキックのフレイムなど)があると非常に楽。 不動居 or コンセントレートしてから使えばドラゴンですら2~3ターンでケリがつく。 また、ハッカーのアイスブレイクがあるとドラゴン戦の難易度が大幅に下がる。 まっすぐ進んでいくとイベントあり。 最初に出会うドラゴンはエンシェンタス。 エンシェンタス攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、牙属性 「フリーズブレス」は全体氷魔法攻撃+凍傷、ブレス属性 「体当たり」は単体中ダメージ、近接物理無属性。 「呪いの眼光」は単体に呪い 「自己再生」は数ターンの間、ターン終了時にHP回復 なお呪いだけを防ぐ装飾品は存在せず、この時点の耐性付与はマインドガードとバッドガードのみ。 対処にはハッカーのBデータイレイザーかサイキックのリカヴァ、ソルマネルを。 「自己再生」はLIFEが半分になると使うが、回復量は大して気にならない程度。 脆いので炎属性で攻めれば自己再生を使われる前に倒しきれることも。なお飛んでいるが空弱点ではない。 背後を取れば行動させずに倒せることも。動きは早いのでキラーズアトラクトを利用しよう。 開始直後からの行動パターン 1 通常攻撃(牙)、2 フリーズブレス 3 通常(牙)、4 体当たり 5 通常(牙)、6 通常(牙) 7 通常(牙)、8 フリーズブレス 以下省略、LF50%切りで通常攻撃代わりに自己再生割り込み、LF赤ゲージで呪いの眼光割り込み。 基本 火属性で速攻する。前作と違い、呪いの反射ダメージは小さいので無視でもOK サムライ モミジ討ちか火属性風林重ね。崩し払い、リアクトはいれるまでもない トリックスター 威力重視のスキルを使用 デストロイヤー 1T吹裂く。2T目に牙折といきたいが、大抵LF50%切りの自己再生が来るので空振り率が高い。リアクトは不要、先制してたら釣瓶でも撃っておこう サイキック 火属性攻撃で攻める。2Tキルは余裕なのでヒートボディは不要 ハッカー 開幕アタックゲイン、あるいはリジェネで十分 2.台場/拾参号氷海 1F ここもまっすぐ進むと、要救助者と回復可能セーブポイント。 寄り道しようとしても氷で進めないので道なりに進み、中央広場へ行くとイベント。 イベント後は先程まであった氷が溶けて進めるようになる。 ここにいるドラゴンは「ブリザロス」。 ブリザロス攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、無属性。 「アイスキャノン」は単体氷物理ダメージ+凍傷 「転がり」は単体近接物理属性大ダメージ 攻撃はすべて単体攻撃だが攻撃力が半端じゃない。攻撃を受けたらすぐに回復すること。 こちらの防御を上げたり相手の攻撃を下げる手段が無いと、ハッカーやサイキックに至っては満タンから即死もありうる。 開発区Lv6の防具ならダメージがかなり違うので、まだの場合は速やかに改築を済ませるといい。 これらのセオリーを守れば、単体攻撃しかしてこないので全滅の危険は低い。 MAP上の動きは読みやすく、かつ移動速度も低いので確実に背後を取る。 開始直後からの行動パターン 1 アイスキャノン、2 転がり 3 通常攻撃、4 通常攻撃 5 アイスキャノン、6 転がり 7 通常、8 アイスキャノン 以下省略 基本 火属性で攻める。火傷付与できそうなら狙っていく サムライ 崩し払いとモミジ討ち。敵のスキル攻撃ならリアクト発動が期待できる トリックスター 威力重視のスキル連発。単体攻撃のみなのでブッシュもOK。麻痺を狙ってもいい デストロイヤー 装備のおかげでまさに鉄壁。キャノン転がりが両方来ても平気なので迎撃で抱える サイキック ヒートボディ安定。あとは回復に専念しててもいい ハッカー ディフェンスゲインからの支援。長引きそうならキャノン対策にアイスブレイクも使う 3.台場/拾参号氷海 2F この階以降にあるジャンプポイントを使うと下の階へ飛び降りることができる。 これを利用して1Fにある東西2つの下り階段を目指す。 壁フロワロのドラゴンは「コルナロドン」。東京地下道/至国分寺にいたグラナロドンの強化版。 コルナロドン攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、無属性。 「冷気振動」は2ターン後に開幕全体氷物理ダメージ 「アイスブレス」は全体氷魔法ダメージ+凍傷(ダメージ11)付与 「冷気振動」は最初の行動で必ず使用し、「アイスブレス」は5行動目で使う。 凍傷にさえ気をつければ、あとはグラナロドンの時と同じ戦法でよい。 なお、1Fにいるコルナロドンは壁フロワロから少し離れており、全て背後から先制できる。 2F以降も数体は背後を取れるので、狙ってみると良い。 開始直後からの行動パターン(行動停止無し) 1 冷気振動、2 通常攻撃 3 通常、4 通常 (氷落下)5 アイスブレス、6 通常 7 冷気振動、8 通常 9 アイスブレス、10 通常 以下省略 行動停止無しなら3T目、先制成功なら4T目の全体攻撃2連発+通常攻撃が危険。 基本 火属性で攻めて、氷落下ターンは先読みヒールエアロ、キュアを使用 サムライ いつも通りの崩し払い、モミジ討ち。弱体込だとリアクトは余り期待できない。そろそろ十六手詰めLv1取得も検討。火傷効果&ダメージ考慮無しなら弱点突きモミジLv4<十六手詰めLv1<弱点突きモミジLv5 トリックスター リアクト使ってスキル攻め。アンプリフするほどタフではないので威力重視でOK。銃型ならハイドブッシュかラッシュショット。回復ポイントが近いので使い放題 デストロイヤー 1T目はカウンターが一度しか期待できないのでリアクト使用でもいい。釣瓶→ダブルフックで落下ターンを楽にしておくのもあり サイキック ヒートボディを貼っておく。落下ターンは先読みキュアが安心 ハッカー 氷落下は最速行動系発動よりもさらに早いので、直前ターンにはアイスブレイクをしておく事。先制無しならディフェンス→アイスブレイクか 4.東ストリート、西ストリート どちらも奥に進むとイベント後に「フリーズドラゴン」と戦闘。 フリーズドラゴン2戦目で選択肢有り。 選択肢 なぜそんなにも力が欲しい? 力にそれほど価値はあるものか? ボス情報:フリーズドラゴン フリーズドラゴン攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、牙属性 フリーズブレスは全体氷魔法攻撃、凍傷(ダメージ16)付与、ブレス属性 ソニックブームは遠距離単体魔法、無属性 力溜めは物理、魔法攻撃力上昇 開始直後からの行動パターン 1 通常(牙)、2 フリーズブレス(ブレス) 3 通常(牙)、4 通常(牙) 5 ソニックブーム、6 通常(牙) 7 フリーズブレス、8 力溜め 以下省略 2章のサンダードラゴンやミク救出のワイバーンとほぼ同じ行動パターン。力溜め攻撃を食らう前に仕留めてしまおう。 基本 火弱点を攻める。イベントボスのような演出だが余り強くない サムライ 崩し払い、モミジ討ち、火傷になったら十六手。こちらも弱体や強化を入れるとリアクト発動が厳しくなる被ダメージ トリックスター リアクト使って威力重視攻撃 デストロイヤー 1T吹裂く、2T牙折。全部入ればあっという間なのでリアクトは不要 サイキック ヒートボディを使う。高Lvイフリートベインがあるならそちらで速攻 ハッカー ブレスは「アイスブレイクの減少量≒リジェネの回復量」くらいなのでリジェネでもOK ここまでダンジョン内の要救助者を全員確保していれば、クエストが全て手付かずでもちょうど60人となり武器セットがもらえる。 両フリーズドラゴンとの戦闘前に入手できるので忘れず受け取っておこう。 5.中央広場 東/西ストリートにいた「フリーズドラゴン」2体を倒すと氷が溶けて進めるようになっている。 先へ進むとイベントの後、回復付セーブポイントと脱出ポイント。 選択肢有り。 選択肢 間違ってるに決まってる 真実は突いているのかも 6.最深部氷塊 帝竜「ゼロ=ブルー戦 最後の帝竜戦。 ボス情報:帝竜『ゼロ=ブルー』 ゼロ=ブルー攻略 ナビから13班より格下、と言われる割にLv、構成次第では苦戦しやすい相手。 アイスブレイク持ちハッカーの有無で難易度が大幅に変わる。 凍傷対策は可能な限りやっておく。フリマ購入、クエストでフロストカット×2、台場宝箱でフロストガード×1、救助報酬でバッドガードと持っているはず。 いつも通り、残りLFで行動パターンが変化。 前半行動パターン 残りLF65%を切るまで。 A 通常攻撃(近接物理・牙属性or近接物理・無属性のランダム) B 4行動ごとにフリーズブレス(全体氷魔法ダメージ、凍傷(16ダメージ)付与、ブレス属性) C 6行動ごとにスリープバイト(単体物理・牙属性、睡眠付与、LF最大キャラ優先) 優先度はC B A。 開始直後からの行動パターン 1 通常攻撃、2 通常攻撃 3 通常、4 フリーズブレス(ブレス) 5 通常、6 スリープバイト(牙) 7 通常、8 フリーズブレス(ブレス) 9 通常、10 通常 以下省略、LF65%切り(与ダメ5600程度)でパターン変化。 特に気になるパターンはない。麻痺、ハッキングを入れても簡単に読めるだろう。 後半行動パターン ブリザード→冷気圧縮を合図にパターンが変化 D 通常攻撃(近接物理・牙属性or近接物理・無属性のランダム) E 3行動目と以降5行動ごとにフリーズブレス F 11行動目と以降8行動ごとにスリープバイト G 1行動目と以降11行動ごとにブリザード(使用ターン以降4ターンの間に開幕全体氷魔法ダメージ、凍傷(16ダメージ)付与) H パターン変化直後、及び敵LF赤ゲージ時に1回ずつ冷気圧縮(物理、魔法防御上昇、火耐性付与) 優先度はH G F E D。冷気圧縮は行動数条件に含まれない。 ブリザード仕様 最速発動系よりも先に飛んでくる。ターン経過で威力低下。 行動停止無しなら6ターンごとに使用と考えて問題ない。 パターン変化直後からの行動パターン(行動停止無し) 1T目/1 ブリザード、2 冷気圧縮 2T目/3 フリーズブレス、4 通常攻撃、(開幕ブリザード1回目) 3T目/5 通常、6 通常、(開幕ブリザード2回目) 4T目/7 通常、8 フリーズブレス、(開幕ブリザード3回目) 5T目/9 通常、10 通常(開幕ブリザード4回目) 6T目/11 スリープバイト、12:通常 7T目/13 ブリザード、14 フリーズブレス 8T目/15 通常、16 通常 9T目/17 通常、18 通常 10T目/19 スリープバイト、20 フリーズブレス 以下省略、LF赤ゲージで冷気圧縮割り込み。 変化後2T目で全体攻撃2連+通常攻撃といきなり殺しに来る。 Lv50の無対策キャラだと全体攻撃2発だけでLF150ほど持っていかれるので要注意。 ここまでに対策スキル使用、あるいは先読み回復していなければ、次ターンの開幕ブリザードで壊滅してしまう。 総評 開幕即奥義を叩き込むと、まともに強化&弱体をしてないうちからブリザードに晒される。 せめて、変化後1T目の敵仕込みターンにダブルフックや火傷を入れておこう。 また、絶妙な敵速度設定なのか、普段は先攻できても、凍傷を食らうと敵に先攻されることが多い。 たかが16ダメージだからと甘く見ない方がいいだろう。 基本 無対策ならブリザード後1T目は先読み回復をする。基本は火で圧縮中は無属性で攻める サムライ 崩し払いとモミジ討ち、圧縮中は十六手。不動十六手で異常付着率上昇効果を残しておき、火傷が切れ次第モミジを入れるとスムーズリアクトは通常攻撃でも期待できるので使っておこう トリックスター まずリアクト使用。圧縮中は防御が上がるのでアンプリフを使っていく銃型ならハイドブッシュかラッシュショット。リアクト中、次のブリザードが耐えられなそうなら回復アイテムを使っておこう デストロイヤー リアクトからの迎撃戦法か。リアクトターンで(釣瓶→)ダブルフックを決める。ブレス、バイトにはそれぞれ吹裂く、牙折を合わせたい。 サイキック ブリザード中は先読みキュア。ヒートボディを貼っておくと無駄がない ハッカー アイスブレイク+リジェネ+Aスキル付きサバゲーでヌルゲーと化す。ブリザードは最速行動系発動よりも早いのでそこだけ気を付ける 討伐後、イベント。都庁に強制帰還。 7.都庁 自室に戻り自由行動。 都庁住人会話変化、マイルームキャラクターコメント変化後者はこのタイミングでしか聞けない特殊台詞。 マイルームのベッドで休むとチャプターXへ。 チャプターX クエスト一覧 ※クエストを受けていないと攻略の通りに行動しても攻略できません。 クエスト名 報酬 出現条件 攻略 最後の素材を探して とってもアッパー 初期から エネルギー結晶体(ホワイトゼリー)を渡すだけ 非番のムラクモへ SPアップEXミルロメディス×5ナビ信頼度↑ 初期から PCは6F研究室の左上にある 童話の本を探しています SPアップ500フロストカットキリノ信頼度↑ 初期から 本屋の店主から本を受け取りキリノに渡す 最後の素材を探してで選択肢有り。 選択肢 依頼を受けたんだけど… ドラゴンのこと、教えてよ! 選択肢 いいから、とっとと説明! 13班のためなんだって? 選択肢 かっこいい! そのネーミングは、ちょっと… 非番のムラクモへで選択肢有り。 選択肢 寿命のこと? SKYのこと? 選択肢 試してみる 今はやめておく 選択肢 せっかく調べたのに、どうして? ミイナに死んでほしくない! クエストクリア後マイルームで弁当受け取ってからスカイラウンジで選択肢有り。 選択肢 よかったと思ってる もうちょっと頑張ってほしいな… 童話の本を探していますで選択肢有り。 選択肢 『ストナルと樫の木』って知ってる? 『ネストルと樫の木』って知ってる? 選択肢 どうして童話? …疲れてる? 選択肢 能力主義は相変わらずだね 悔しかったのかも
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/13.html
・ネタバレはラスダン直前まで ・バロリオン大森林……このたいみんぐのとうかはぐうぜんです。 「ただいまー。うーん、やっぱり一番落ち着くのはこの家だよね」 ネバンよりカザンに帰還したその足で。 あたしは早速自分の部屋のベッドに飛び込んでごろごろし始めた。 ……まあ、いいでしょこのくらい。 自堕落といわれようが、外出のあとはすぐさま自分の寝床に戻るのがあたしのよ うな人間の習性というものだ。 留守番していたペットのミケと、あたし達の留守中ミケの面倒を見てくれてた近 所のあっちゃんに挨拶する。 ちなみにミケは裏商人から引き取ったペットの三毛猫だ。 猫はもう他のギルドに引取られたと言うところを猫がいいとごねてもらってきた 。ごめんね裏商人。 我が家の幸せに存分に浸るあたしだったが、そうしているうち 次第に幸福感はいても立ってもいられない高揚感に取って代わる。 そうだ。ドラゴンと人間との戦いも大詰めに入った。 自分も何かしなくちゃという気分にもなろうというものだ。 「とりあえずギルマスに今後の予定を聞こうかな」 勢いよく起き上がり、あたしは階段を駆け下りる。 ――――――――――――――――――――― 「そろそろね、僕の堪忍袋の緒も切れようというものだよ」 何ですかいきなり。 残念だけど、先程の高揚感はこの時点でさっぱりあたしの脳裏から消え去ってい た。 「で、何が切れそうだって?」 「ファイターとナイト君のことだ。あれ以来何の動きもない、 その内また行動に出るかと思いきや音沙汰なしだ。堪忍袋というかしびれが切 れそうなんだよね」 おお、なるほど。 説明しよう。 うちのギルドのナイトであるところの副長(これはあだ名ね)は、同じくうちの ギルドのファイターの リーダー(これもあだ名)を憎からず……というかまあ好意を寄せている。 あたしとしては微笑ましい光景で別にいいんだけど、なんでももう長いことこの 状態が続いてるそうで ギルマスはいいかげんイライラし始めているらしい。 「別にね?さっさとくっつけてしまえとかそういうことを思ってるんじゃないよ ? このままの状態を続けてくれたって全然構わないし、好きな人といられるなら 別に形なんて どうでもいいってのも分かる、ナイト君に文句をつける気はこれっぽっちもな いんだ。 ただね……ファイターにはそろそろお灸をすえてやるべきかなと」 「それはどうかな……?リーダーは別に悪いことしてるわけでもないし」 「違うね。昔からこういう場合には悪いのは男の方だと相場が決まってるんだ」 「うわすっごい決め付け」 「物心ついたときから徹底した女尊男卑の環境で育ってきましたが何か? それはともかく、やっぱどう考えてもファイターには弁護できないほどの非が ありまくるよ。 まず第一に……」 「……俺がなんだって?」 わーお、鴨がネギをしょってきた。……ちょっと違うか。 「来たな醤油団子。そこに座りたまえ、今お茶を入れる」 非常にいいタイミングでやってきたリーダーを、ギルマスは指一本で呼び寄せて 座らせた。 かちゃん、静かな音を立ててお茶がリーダーの目の前に置かれる。 自分の分を一口すすり、ギルマスは先程と打って変わって割と真面目に口を開い た。 「……さて、この際君に聞いておきたい事があるんだが」 「ああ」 「君はナイト君のことをどう思ってる?」 「……どう、と言われても……どんな答えが欲しい?」 「聞かれたくないことを聞かれた顔だね……とりあえず僕は基本的に君の味方だ からそんな顔しないでくれる? うん、ありがとう。 でさ、僕の言いたいことは、たぶん聞かなくても分かってるんじゃないかな。 ……ぶっちゃけ気付いてるよね?」 実に直球勝負だ。 その問いが発せられた瞬間、またもリーダーの顔に渋みが走る。 「う……お前なぁ………」 「ナイト君はいつでも、どこへ行くにも君について歩く。彼女が君に好意的でな い視線を 向けるのは見たことがないし、君に対する態度から全幅の信頼とある種の尊敬 がなくなったことも記憶にない。 ……そんな彼女を、よもや君はただ同僚としての好意からそうしているとは思 ってはいまい?」 この、いまい?は、そう思ってはいないだろう?のいまいだ。 「ぅぐ……む……むむむ………」 リーダーが唸る。 その目をまっすぐに見ながら、ギルマスは辛抱強く待ち続ける。 そして、ついにリーダーは重い口を開いた。 「うー、あー、その、なんていうか…… …… ……… …………やっぱり、そうなのか…………?」 「うわ最低」 「何でだよ!?」 ギルマス、どうしてこうギルマスは真面目モードが3ターン続かないかなぁ。 もしかしてこの人にとって真面目モードはメイジズコンセント並みに労力を要す るんだろうか。 んなわきゃあない。 ……それはともかく、そっか、リーダーは気付いてたのか。 まあ、あれだけべったりなら普通の感覚をしていれば気付いて当然、かも知れな い。 「で、話を進めてくんないかな?」 「おおそうだった。で、アート、君のほうはどう思ってるわけかな?」 「どうって、何が?」 「ああもうじれったいなあ。 つまり、君は、君を慕って信頼の眼差しを向けてくる君の部下にも等しい女性 を、 その信頼に付け込んでモノにしてしまおうって気は無いのかってことだよ」 「つけっ……そういう言い方するから話がこじれるんじゃ」 「それもそうか。でもどう思ってる?っていうお決まりのセリフに反応できない スカポンタンだしなあ」 「悪かったなスカポンタンで」 「で、実際のところ君はナイト君のことをどう思っているのさ。 自分からもあちこち連れ歩く辺りそう悪い気でもないんじゃないの?」 「何を……」 もしかしてこのままいい具合に話が進むんじゃないかと期待したんだけど、そう はうまくいかないらしい。 以外にもリーダーが目を逸らして呟いたのは、冷めた否定の言葉だった。 「……別に、特別どうこうって訳じゃない。 そんな風になるきっかけもなかったし、実際同僚としての付き合いでしかない わけだし…… とにかく、言えることは何もない」 感情の読めないその言葉は、どことなく突き放した印象をあたしに与える。 これは……ダメかな………? と、そのとき。いつの間にか表情が読めなくなっていたのはギルマスもだった。 無表情で、静かにギルマスが立ち上がる。 「……そう」 そのままゆっくりと歩き出し、ギルマスはテーブルを迂回してリーダーに近付い ていく。 「そうか。 ……… …………そこまで言うんなら、もう僕がモノにしてしまおうかな?」 「なっ!?」 がた、とテーブルが揺れた。リーダーの動揺を示す音だ。 「……いやいや待て待て待て。 絶対お前シンシアをそんな目で見てなかっただろ、さすがに俺にもそのくらい は分かる。 お前ともあろう奴がそんな見え見えのトラップを張るのはやめてくれ」 これにはさすがにあたしも同感だ。一体どうしちゃったんだろう? 「ん?ああ、彼女のことじゃなくて」 「え?」 ギルマスがリーダーの後ろに回った。 ……なんだろう、ギルマスが立ち上がったときはもしかして怒ってるんじゃない かと思って 少し怖かったけど、今はそれ以上になにか嫌な予感がする。一体何を…… リーダーの後ろから、頭の両脇を通ってギルマスの腕が伸びる。 ぎゅっ。 「……あんまり素直にならない悪い子は食べちゃうよ?……君、かわいいから」 「……………………何の真似だ……………………………」 「あれぇ、これだけ長く付き合ってるのに知らなかったのかな」 その女性と見紛わんばかりの端正な顔に怪しげな薄い笑みを浮かべ、ギルマスは 耳元でささやいた。 「……僕、男の子でも女の子でも両方イケる人なんだよ」 ぷつん。 「―――――――――――――!! ぎゃあああああああああああああああああああああ!!? おまっはなっ離せえええええええええええええええええええええええええええ ええええ!!!」 おお……命の叫びだ。魂の慟哭だ。 とりあえず洒落になってないと思う。リーダー本気で嫌がってるよ? 「とまあ冗談は抜きにして」 「冗談なのか!?冗談なのかっ!!?」 必死すぎて鬼気迫るリーダーを完全に無視し、ギルマスは話の続きを再開した。 「いいから。 ……もし本当にそんなつもりがないなら、思わせぶりな態度は罪だと思う」 「………!!」 「ねえ。なんだか事を難しく考えすぎたりはしてない? 僕から見てると、なんだかんだ言って君も結構ナイト君と一緒に行動しようと したりするじゃない。 そんなとき、どんな気持ちで君は彼女に声を掛けてるのか。それだけでいいん だよ?」 「……俺は………」 リーダーが黙り込む。下を向いたまま、何度か同じ事を繰り返す。 「俺は……本当のところ……その………」 何度か繰り返すうち、その言葉には決意がこもってきた。 そして。 「……俺は」 「リーダー、前に受けたクエストのことなんですけど……」 ……… !ああっと!! 場が凍りついた。 手紙を持ってドアノブを持ったまま停止している副長。 そちらに顔を向けて同じく停止しているリーダー。その背中から抱きついたまま のギルマス。 「……あ」 「なっ……何してるんですかーーーーっ!! な、いくらなんでも男同士でそんなにくっつかなくたっていいでしょう!? !!まさかギルマス貴方……!?はっ離れて下さいーーーーっ……!!」 「ちょっと待った……ああもうどうして肝心なときばっかり………」 と、まあそんなわけで。 疲れきったギルマスの声を最後に、その場はうやむやになってしまったのだった 。 「とまあそんなことがあったんだけど」 「とりあえずそんな事を誰が来るか分からないリビングでするもんじゃなかろう 」 ごもっともです。 ベッドに腰掛ける姉御を見上げながらあたしはまた一枚せんべいをかじる。 「でもなぁ、なんか違うような気がするんだよなあ」 「ん?」 「あたしとしてはあれは脈アリだと思うんだけど、なんか理由があって素直にな れない感じがするんだよね」 悪い反応ではなかった……と思う。 だけどそれがあのそっぽを向いたような返答と繋がらない。 「そうか……そーかもしれんなあ」 「ん?姉御、何か知ってんの?」 「………え、 …… いや知らん、何も知らんぞ」 どう聞いても知ってますとしか聞こえません。本当にありがとうございました。 「ね、ね、何知ってんの」 「だから知らんって」 「絶対何か知ってるでしょー。教えてよ」 「知らんと言ってるだろうがしつこいな。あ、そういえば今日は注文したデヴォ カレーアイスが……」 「嘘をつくなぁっ!」 むむむ、このままじゃ逃げられちゃう。 あたしもこの件は気になってきたのだ、ここは強硬手段も仕方ない、よね。 「姉御ー、これなーんだ」 「ん……? ……ひいいいいいぃぃぃぃっ!?しょっしょくっ!?」 「弁当屋名物ろぉぱぁうどんでーすっ」 「うわああああぁあぁあぁあ!何でそんなもんを、一体どこから……やめろっそ れを私に近づけるなぁっ!!」 おーお、効果抜群。 あたしが秘密兵器を持ったその手をほんの少し動かすたび姉御は面白いように悲 鳴を上げる。 「で、姉御が知ってることを教えて欲しいんだけどなあ」 「おまっ……私を脅迫するのか!?」 「物騒なこと言わないでよ、あたしはただ姉御と一緒にうどんでもすすりながら じっくり話を しようとしてるだけで、決して姉御のトラウマに付け込んで情報を強奪しよう なんて気は全然ないんだから」 「きっ貴様……しばらくのうちにまたずいぶんと度胸がつい」 「うねうね~」 「ぎゃああああああああああ!! 分かった!分かったからもうやめろ!!やめ、さっさとしまえええええええ! !」 「で、何を知ってんの?例えばリーダーには恋人を作れない理由があるとか」 「別にそんなことは……ただ、その……昔の彼女が同じ職場にいては恋人も作り づらかろうというだけだ」 ……… おさらい。 ウチのギルドには女性が四人いる。 このうちあたしと副長は話の流れ的にも違うよね。 姫ちゃんも年齢が合わない。 となると残るのは、 「………ええええええぇぇぇぇぇぇっっ!!?」 驚愕の声を上げながら、あたしは羞恥の色に染まって視線を逸らす姉御をまじま じと見る。 だって、ねえ?言われてみればありえない話じゃないけど、でも。 「だから話したくなかったんだ……大体、付き合ってたっていってもお前の想像 してるようなのじゃなくてな? なんというか、状況からして特殊だったし、一人だけじゃないし、子供だった が故の過ちというかその」 「ちょっと待って。今聞き流せない単語があったんだけど。 ……一人だけじゃなかったって何?」 「!」 「そう言ったよね?」 「あああああああもう……… くそ、なんでこんなことに……全部あいつのせいだ……」 「姉御?」 「なあ、これは別にいいだろう?そもそもアートが自分の気持ちに素直になれて いないとしたら、って 話だったじゃないか。脱線もいいところだと思うぞ」 「ま、それはそーなんだけどさ。さすがにここで切られたらあたし気になって これからの人間関係に支障が出そうなんだけど」 「…………はぁ。 …… ………昔、あるところに仲のいい幼馴染の三人組がいた」 「え」 おお、これはもしかして語ってくれるんだろうか。 あたしは心して聞き漏らさないように耳を傾ける。 「その内二人は男の子で、一人は女の子だ。 三人はいつも仲良く遊んでいたが、やがて歳月を経るうち三人の関係にも微妙 な変化が現われてきた」 「ふむふむ」 「で、ある日のことだ。その二人の男の子のうち片方が、女の子に好意を打ち明 けて交際を求めた」 「おお!」 「女の子は戸惑ったが、とりあえず考える時間がほしいといった。 ……で、そうこうしてる間に、そのことを知らないもう一人の男の子も女の子 に告白した」 「おおぉっ!」 「それにも考えさせてくれと返事をし、女の子は考えた。 二人は真剣だ。 自分は二人のことが同じくらいに好きで、とても片方を選ぶことなどできない 。 どうしよう。 ……で、現在の姿からは想像できないんだが当時気弱な少女だったその子は」 「ほんとに想像できない……!」 ごすっ。 「その子ははっきりと決断することができず、悩みに悩み、煮詰まりに煮詰まり 、 煮詰まりすぎて逆にとんでもない方向に結論を出してしまった。 ……なあこれほんとに言わなきゃダメか?」 「うん……聞かせて欲しいな」 「女の子は二人を集め、両方から告白されたことを正直に言った。 そして、戸惑う二人に向けて自分の結論を言った……『二人いっしょじゃ、ダ メ?』」 ぶっ……ちょ、さすがにその展開は。 「それはまた……聞き様によってはとんでもなく大胆なことを……」 「うるさい、百も承知だ…… まあ、そんなわけで三人での恋人もどきごっこが始まっわけだ。 それも年月が経つうちに自然消滅していったわけだが」 「消滅しちゃったの?」 「まあ、結局のところ無理があったということだな。お互い子供だったし。 それに二人なら独占欲云々というものがあるが、三人だと超然とした愛情にし かならん。 そもそも長持ちするはずがなかったんだな」 「なるほどねー。……ってか、それってなんかリーダーとギルマス可哀想な気が ……」 「むぐっ……向こうはそうも思ってないだろうが確かに……だが他に考え付かな かったわけで」 「はいはい」 「まあ……そういうわけでな。もしあの件のせいであいつが縛られるとしたらそ んなことはあってはならない。 この件であいつを見守ってやるのは私の義務……みたいに思う。今夜辺りつっ ついてみるか」 「がんばってー」 そんなわけで、夜。 あたしはそっと窓を開け、屋根のふちに手を掛けた。 んなことしなくてもこの家には屋根裏部屋ってもんがあって、そこからでればい いんだろうけど そんなことしたら今屋根の上にいる人たちにモロばれだ。音を立てないように、 しかし渾身の力で這い上がる。 そうして這い上がった屋根の向こう側に、リーダー達はいた。 「やっほーアート、昼の続きを……って、サクハもいたのか」 ギルマスの声。 「なんだか興味深いことになってるようだからな。私も話を聞かねばならんと思 って」 「ほんっとにお前らは……友達思いなんだかお節介なんだか」 三人がしゃべる。ちなみにあたしがここにいるのは当然、野次馬だからだ。 我ながらしつこいとは思うが、この一件はとても気になって気になって仕方がな いのだ。 「でー、まあ昼の続きだから単刀直入に行くけど、ナイト君に慕われてて実際ど うなのさ」 「私もそこが聞きたい。お前の正直なところをだ。 ……まあ、若い頃のあれがあるとしゃべりづらいかもしれん、が、そこは 若さゆえのなんとやらだ。あの頃のことは、もう、気にしないで言ってくれ。 ……どうなんだ?少なくとも否定的な感情ではないんだろう?」 「簡っ単に言うよな……分かったよ、言うよ。 俺は、その、正直に言って……」 沈黙。 あたしも、そして他の二人も、じっと耳を澄ましているのが分かる。 「…… ………その、まんざらでもないかな、と思う」 「言いやがったなコンチクショウ!!弱装マナバレット!」 「鎧通し!!」 「何故にっ!?」 ……いや、そりゃまずいよリーダー。もっとこう呪い殺されないような言いかた しなきゃ、ねえ? 「何故にだと!?何故にと言ったか!?お前って奴はあああぁぁぁ!!」 「わっ、わっ、なんだか分からんがすまん!俺の言動に不相応なところがあった のは分かったから!」 「あーーまったく。ふう、ちょっと落ち着こう…… 少なくとも、君が不埒な意味で『まんざらでもない』なんて言葉を使う男じゃ ないのは分かってる。 逆に言えば君がそんなことまで言えるってことは……割とマジだね?」 「うぐ」 そうなのかな?あたしにはよく分からない。 姉御も同じ気持ちだったようで、腑に落ちない、といった表情だ。 「そう……か?私にはどうも」 「まんざらでもないって事は、つまり一緒にいていい気分だってことだよ? これが『好意が持てる』とかだったらそれは逆に基準を満たした同僚でしかな い」 なるほど、そういうもんなのか。 「……というのが僕の見解だが、どう?間違ってる?」 ギルマスがリーダーの顔を覗き込む。 「うー……自分でも言葉にしてみて初めて分かったが……結構恥ずかしいことな んだな」 「ってことは大体その通りか」 「あ……ああ……たぶん」 ついに、リーダーは肯定の意を表した。 あとの二人がまずはこれでひと段落といったようにため息をつきながら天を見上 げる。 「ふーーー……やっとここまできたか」 「長かったなぁ」 「長かったって、お前ら」 「で、どうすんの?」 「どうすんのって……」 「別に強制はしないんだけどね?どうせならお付き合いを申し込んでみたらって ことだよ」 「どうせなら、だと?こいつは散々ナイトを待たせてるんだ、一刻も早く焚き付 けるべきじゃないのか?」 「まあまあまあ……気持ちをはっきりしないのはよくないけど、そのことについ て どっちが悪いとかは決めちゃダメだよ。どっちもいろいろ考えてて今までかか っちゃったんだしさ。 でも、アート。サクハのいったことも事実だ。君が彼女に好意を抱いてて、 なおかつ何の障害もないなら僕は交際を申し込むことをお勧めするよ」 そのギルマスの優しげな問いかけに、リーダーはこれまでよりは素直な、だけど 困ったような反応を返した。 「うーん……いやその、言いたいことは分かるんだが……しかし……」 「なんだ、まだ何かあるのか?つくづく面倒くさいやつめ」 「分かってたことでしょ」 「まあな。ほれ、ここまで来たらもう一緒だ、言ってしまえ」 「ああ、その」 「その?」 「その…… ……俺なんかで、いいんだろうか?」 「……居合スイッチ」 「メイジズコンセント」 「わあああまたかよ!?」 …… 不覚にも泣けてきた。なんて救いようのない。 「おまっえはっ……」 姉御の声が震える。 「なに一つしか歳の違わん成人女性に女子生徒に恋してしまった教師のような感 情を抱いてるんだっ!! アホか!!いっぺん豆腐の角に頭をぶつけろ!」 「サクハ、言い過ぎ、言い過ぎ」 「しかしだな、このトーヘンボクは一体」 「彼女は……俺が連れてきたんだ」 「……え?」 わめき散らす姉御がピタリと止まった。 とたんに静かになった場の中で、リーダーは淡々と話し続ける。 「彼女は……故郷にいた。そこで暮らして、働いて、生きていこうと思っていた んだ。 そこへ俺が現れて、彼女を引っ張り込んで、とうとうこんなとこまで連れて来 てしまった」 「それは……違うだろう。大体それじゃ、お前はナイトのついてこようとした決 断を侮辱するような」 「分かってる。分かってるよ、彼女が自分でついてきたんだって事は。 でも、それでも俺は責任を感じずにはいられない。ここまで連れてきた以上、 俺は 彼女が幸せになれるようにするべきだと思う。……その相手が俺だとは、俺は 胸を張って言えない」 ……ああ、大人ってのは難しいんだ。 寂しげに言うリーダーを、姉御とギルマスは、何ともいえずに見下ろしていた。 「本っ当に、バカだなお前は」 「そうか」 「まったくねぇ……」 「……いいか、これだけは言っておくぞ。……後悔だけはしないようにしろ。 後悔ってのは、取り返しがつかないから後悔なんだ」 「分かった……心に留めとくよ」 ―――――――――――――――――――― まあ、その、なんだ。 人間大事なのは、気持ちの切り替えだよね。 とりあえずリーダーと副長の件はあたしにはどうにもならないということが分か った。 なら、あたしは自分に出来ることをするだけだ。 「うひゃー、なんか、すごい地形変わってない?」 「気をつけて、敵も完全に様変わりしてるよ」 ここはバロリオン大森林。 あのあと当初の何かしなくちゃという気持ちを思い出したあたしは、とりあえず そこにいたリーダー、 彼、姫ちゃんをかき集めて冒険に出ることにした。 で、やってきたのがここ。 町の人からなんだか最近異変が起きたようだと噂を聞いてはいたが、まさかここ までとは思わなかった。 「うーん……クエストで頼まれたのは上質な木材だよね?」 「そうだけど……これじゃまるで別のダンジョンだね。同じように手に入るかど うか」 「とりあえず地形の確認が最優先だな。この辺に……無いか?」 あたし達はそろって辺りを見回し、それを探す。 あった。 フロワロの茂みに隠れて、赤く塗られた木の箱が一つ置いてある。 あたしは皆に声をかけ、その密封性の高い蓋を押し開けた。 「あったあった、地図見つけたよ」 後進のために書き残された冒険者の地図は、あたし達にとって泉やポータルと同 じくらいありがたいものだ。 あたしは早速その地図を書き写し始める。地形や通れるところはもちろん、 ドラゴンの生息数や行動範囲が事細かに書かれているそれをトレースしていく。 と、そこであたしはちょっとした違和感に気付いた。 「……リーダー、これ、王者の剣が作った地図じゃない」 「ん?どれ、見せてくれ……本当だな。この紋章は……?」 「ああ、それはミロスの騎士団の紋章ですね」 ミロスの出身である彼が、地図を覗き込んで教えてくれた。 それを聞いたリーダーの眉間に怪訝な色が浮かぶ。 「ミロスの騎士団……? おかしい、少数で動くハントマンならともかく一国の軍隊がいるにしてはここ は静か過ぎる。 ミロスの騎士団はたしか防衛と生存に重点を置いていたと思うんだが、先生。 それでも少数で地図を作るような未開の地に潜るなんてことはあるのか?」 「それは……聞いたことがありませんね」 「となればもう任務を終えて帰ったのか、それにしては……ん?なんだ?」 裾を引っ張る姫ちゃんに視線が落ち、次いでその視線は姫ちゃんが指差す木立の 向こうへと向いた。 そこにいたのは…… 「ドラゴン?」 大型のドラゴンが、茂みの向こうからこちらの様子を伺っている。 だけど不思議なことに、そのドラゴンはいつまで経っても襲い掛かってこようと はしなかった。 ……まるで、何かを恐れて木立の中に隠れているように。 「リーダー」 「ああ、何かやばいな。 情報も何も無しにやってきたのは大失敗どころか迂闊すぎたかもしれない。 ここはさっさと引き上げた方がよさそうだ」 「賛成です、出直しましょう」 危険を感じ、あたし達はもと来た道を引き返すことにする。 周囲を警戒しながら、あたしは一歩踏み出した。 そのときだった。 地面を突き破り、無数の巨大な刃があたし達の足元から続けざまに突き出して現 われたのは。 ―――――――――――――――――――― 「ニアラ、ニアラ、ニアラ、ニアラ、 ヘイズ、ヘイズ、ヘイズ、ヘイズ………」 「お前は何を呪文のように縁起でもない名前を連呼しているんだ」 カザン郊外のギルド『ピースメーカー』のギルドホーム。 そのリビングでサムライに話しかけられ、メイジの青年が顔を上げる。 「ああ、魔法の詠唱の改良をちょっとね。 『ニアラ』と『ヘイズ』は僕達が知る限り唯一の、ドラゴンが自分で名乗った 『竜の名前』だ。 名前には特別な意味があるからね、こういった言葉は強力な触媒になりやすい んだ。 だからちょっとこの名前を使って詠唱を改良できないかなー、と」 「ふぅん」 「ところで、皆はどこだい? さっき大統領府に行って僕達が西大陸に行ってる間の事を色々聞いてきたんだ けど、 帰ったらみんないなくて」 「ナイトはいるが、それ以外は皆出かけたぞ。カエラの奴がもう居ても立っても いられないようでな」 「そう、残念。皆にも話しておきたいことがあったんだけど」 「帰ってからにするしかあるまい。で、どんなことを聞いてきた?」 「まず、これからの活動について。基本的には大物が現われたからといって慌て たりせず、 これまで通りにしていること。ただしミッションへの参加はこれまでより求め られるので注意すること。 ……あと、バロリオン大森林には絶対近付かないこと。もうじき封鎖されて許 可された者以外は 入れなくなるけど、今は人手が足りないので十分に……」 「ちょっと待て!」 「うん?」 「今、バロリオン大森林と言ったか?」 「言ったけど……」 「――あいつらが出かけていったのは、まさにそのバロリオン大森林だ――」 「…… ばっ――!なんてことだ!? あそこは今、ヘイズに完全に制圧されて人間の入れる場所じゃないんだ!! 国土防衛に乗り出したミロス騎士団も壊滅的な打撃を受けて撤退したんだ、 今やあそこはヘイズの防衛システムが徘徊する死の森で、取り残された者たち の救出すら困難な状況なのに!!」 「っ―――!!」 バネ仕掛けのごとくリビングを飛び出し、サムライは階段の下で叫んだ。 「シンシアーーーっ!!! バロリオン大森林に行くぞ、今すぐだ!!アートたちが危ない!!!」 「っ」 ばんっ! 驚くほど早く階段を駆け下りてきたナイトの顔には、ただただ慄然とした表情が 浮かんでいた。 ―――――――――――――――――――― 「くそ……もっと、遠くに……」 朱い森の中、ファイターは傷だらけの足を引きずり、悲鳴を上げる全身に鞭打っ て進む。 両脇には昏倒した仲間達。 意識のない人間を三人抱えて歩くというのはこんなにも辛い。 突然現われた巨大な剣の集合体との戦闘は熾烈を極めた。 圧倒的な機動性と隠密製、そして感情のかけらも見当たらない無機質な殺意。 しかし、本当の恐怖は満身創痍になりながらも恐るべき排除兵器を撃退した直後 にやってきた。 「くっ」 それを思い出し、ファイターは思わず呻いた。 死体。 無数の肉塊。 数多の轢殺死体で形作られ、なお新たな犠牲者を取り込んで膨れ上がるおぞまし い姿。 何十何百という虐殺の上に成り立った死の権化を前に、彼らはまともに抗うこと すらできなかった。 「くそ、下手すれば今頃全員あいつの一部に……そうならなかっただけマシなの か」 苦しげに呟きながら気配を探る。 「追撃範囲から出た……か?」 五感を研ぎ澄まし、慎重に状況を見極める。安全な場所まで逃げ切ったのなら、 一刻も早く仲間達を蘇生したい。 あの巨大な存在感が近くにはいないとファイターが判断した瞬間だった。 木々の間の茂みを掻き分け、小型の魔物たちが一斉に飛び出してくる。 「!ちっ、何でこんなときに……」 仲間達を下ろし、背負っていた巨大な片刃剣を抜き放つ。 魔物達を見据え、ファイターは決然と立ち上がった。 そして、唸り声。 「!!」 木々の向こうから、木々の枝葉をへし折り、草花を踏みしめる音が近付いてくる 。 ドラゴンだ。 恐れる存在が近くにおらず、ボロボロになった獲物を察知して、辛抱できなくな った竜がやってくる。 「なんで……こんなときに………っ!!」 焦りと憤りの極地に雑言を吐き捨て、ファイターは思考をフル回転させた。 どう行動するのが最適なのか。 ドラゴン到達までの時間。 敵は五体。 攻撃か。 蘇生か。 逃走か。 それぞれのリスクを天秤にかけ、今、最も高い確率で生き残れる方法を選ぶ。 「……これしか、ないな」 ゆらり、と殺気が立ち上る。 「キリングリアクト」 ぼそりと呟き、ファイターは神経を極限まで張り詰めさせた。 原始的な闘争本能が解き放たれ、死を恐れる裏返しの殺意が満ち溢れる。 次の瞬間、不退転の覚悟と共にファイターは敵の中へと突撃した。 「……………一っっっ匹!!」 真っ正面に振り下ろした大剣が、目の前にいた魔物を真っ二つに叩き割る。 【action+1!】 それでも止まらずにすぐさま次の敵へ向かうファイターの肩を魔物の毒針がかす った。 「二匹っ!!」 一直線に薙ぎ払った斬撃が空中に浮かぶ魔物の胴を寸断する。 【action+1!】 そのまま後ろへと身体をひねり、ファイターは体当たりしてくる魔物へと剣を降 りぬいた。 「三匹ーーーっ……!」 寸前で軌道を替え、斬撃を避けようとする魔物を、その切っ先が引っ掛けた。 【action+1!】 千切れ飛ぶ魔物に目もくれず、更に次の獲物を求めてファイターは振り返った。 その腹に蛇の魔物が放つ尻尾の一撃がめり込む。 「っぐ……」 くぐもった声を上げるファイターが次にしたのは、剣を振り上げることだった。 「……四匹」 容赦も躊躇も無く振り下ろされた鉄の刃は、魔物を身動きすらさせずに叩き潰し た。 【action+1!】 「……っ」 残るはあと一匹。 集中力の限界に達することで可能になった連続行動の、その最後の力を振り絞っ て ファイターは最後の一匹に襲い掛かった。 「これで……」 思い切り踏み込みながら、必殺の斬撃が敵へ滑る。 「ラストだーーーーーーーっ!!!」 全ての力を一撃に込めて、ファイターは最後の一体に向けて大剣を振り下ろす。 その瞬間に、肩口の痺れが牙をむいた。 【miss!】 「しまっ……」 咆哮。 異変に振り返る魔物を踏み潰し、最悪の脅威が戦場に突入する。 オオオオオオォォォォォォ!! 【来た!ドラゴンだ!】 ファイターの中で何かが切れる。 「……舐めるなあああぁぁぁっ!!!」 逆上の咆哮。 衝動のままに喚き散らし、一人と一体が激突した。 斬り裂く大剣をものともせず巨大なドラゴンがその牙でファイターを襲う。 「げふ……!!」 至近距離でドラゴンとファイターの目が合った。 「……う」 限界に達してガクガクと震える身体を押さえつけ、ファイターが何か叫ぼうと口 を開く。 もう一度、巨大な牙が鎧の上からファイターを喰い締めた。 「ぐ……あ、あ、 ……っ、 かませ犬にも、意地はあるんだぁぁッ!!!」 血を吐くような叫びと共に大剣が横薙ぎに払われる。 重い一撃が、ドラゴンの顎に深い傷を刻んでその動きを鈍らせた。 ドラゴンが吼える。 「っ!」 よろめく足を踏みしめ、ファイターは距離をとって血濡れのままドラゴンと正対 した。 数秒の間、一人と一体の間に沈黙が流れる。 そしてまた何の前触れもなく、一人と一体は同時に地を蹴った。 「うおおおおおおおっ!!」 激突。 重い頭突きを叩き込んだドラゴンは、怪訝そうに目の前の人間を見た。 最後の逆襲として手痛い一撃も想定していたが、この人間は今何もしてこなかっ た。 否。 輝く結晶が、放物線を描いてファイターの倒れ伏す仲間へ……カエラの下へと、 飛んでいく。 「後は……頼む」 ヒュプノ結晶がまばゆい光を放つのを見ながら、ファイターの意識は闇へと沈ん でいった。 ―――――――――――――――――――― 「どこだ!どこにいる!?」 「リーダー!カエラさん!アルフレッドさんっ!!返事を、返事をしてください っ!」 三人の冒険者達が仲間を呼びながら森の中を進んでゆく。 「くそ、どこにいるんだ……?頼むから無事でいてくれよ……」 「皆、どこですか……」 「泣くんじゃない!悪いほうに考えてもどうにもならんぞ、下手すれば私たちも 危ないんだ、気を引き締めろ!!」 「すっ、すいま……」 「大丈夫だ。そう簡単に死ぬようなメンバーじゃない、遅くなりさえしなければ ……」 がさり。 そのとき、木立が揺れた。 反射的に戦闘態勢を取る冒険者達の前に、それは現われる。 「ふーっ……!ふーっ……!!」 「カっ……」 「カエラっ!?」 必死の形相を貼り付けて、カエラは震える足を踏み出した。 右腕でヒーラーを引きずり、左腕で背中のファイターを支え、喰いしばった歯に はプリンセスの服の襟が噛み締められている。 「……っ」 三人が駆け寄ると共に、プリンセスの身体が地面に落ちた。 「大丈夫か!?何があった!?」 「怪我は!?今治療します……!」 「あたしは、大丈夫……それより、リーダーを………!!」 そういってカエラが背中から下ろしたファイターを見て、三人は一斉に息を呑ん だ。 満身創痍、などといったものではない。彼は死に瀕していた。 体中のいたるところが傷だらけ、そしてなにより体力を使い切った身体からは驚 くほど生気が抜け切っている。 「……あ、あ……!!」 ナイトが蒼白になりながら絶句した。 「あたし達、皆、やられて……リーダーが一人で戦って、あたしを蘇生して、で も…… もう、回復、できなくて……薬がなく、て……!」 「分かった、分かったから」 カエラが泣きそうになりながら話す横で、ナイトがファイターの傍らに跪く。 「リーダー……!しっかりしてください、お願いですから、ねえ!!」 「……う………」 切羽詰った呼びかけに、ファイターの目がゆっくりと開いた。 焦点の合わない瞳が辛うじてナイトの姿を捉える。 「シンシア……か……?」 「リーダー!」 目の前にいる相手が自分の知っている相手であることを理解し、ファイターは苦 しげに言葉をつなぐ。 呼吸するたびに異音が混じった。 「心配掛けて、すまない。ちょっと、しくじった……」 「何言ってるんですか!とにかく、治療しますから少し待って……」 そう言ってナイトは立ち上がろうとする。 その腕を、傷だらけのファイターの手が掴んで引き止めた。 「待て……」 「……?リーダー?」 「聞いてくれないか…… これまでにも……いろいろヤバイ目にはあったが……今回は、ダメかもしれな いんだ」 「……!!何を言ってるんですか!?そんなこと、冗談でも」 「シンシア」 「っ」 「俺は……卑怯者だ。本当は、気付いてたんだ」 「リーダー、何を、……!」 ファイターの手がナイトの頬に触れる。 血色のいい頬が固まりかけた血のこびりつく手で撫でられて赤黒く汚れた。 「シンシアがついて来てくれるって言ったときから、ずっと、気付いてた。 嬉しかった。嬉しかったけど……不安だったんだ。、 だから、気付いてたのにずっと、知らない振りをしてた。臆病で、何も言えな くて」 「……!!」 「シンシアが一緒にいてくれると嬉しかった。 そのくせ表面では気付かない振りをして、シンシアを無視し続けて…… 最低なんだ。口では偉そうなことを言いながら、心の中では何回もシンシアを 汚してた」 「……リーダー」 「……ヴィクター、サクハ、お前達に言ったのは、たぶん、嘘だったんだ。 本当は、あの頃みたいに終わってしまうのが怖くて、シンシアが好意を寄せて くれてる 今の状況が心地よくて、だから、今のまま、ずっと俺だけを見ていて欲しかっ ただけなんだ。 俺は、俺は、世界一の卑怯者だ………!!」 「アート」 「あ……リーダー、そんな……!」 「本当に、すまなかった…… はは、取り返しがつかないから後悔なんだ、か……本当にその通りだよ。 こんなことなら、もっと早く言ってしまえばよかったんだ。 自分のエゴでここまで引っ張っておいて、こんなときに言うなんて、本当に最 悪だよな」 「リーダー、それなら、死なないでください!! 卑怯じゃないですか!!悪いと思ってるなら責任を取って下さい! ……私のこと、捨てないって言ったじゃないですか……! あなたが死んだら、私は、私は………!!」 「ああ……そう、だなシンシア。もし、生きられたら……俺に、幸せにさせて欲 しい。 できるかどうか分からないけど、頑張るから、だから……くそ、目が見えなく なってきた…… 悔しいな……こんなとこで、死にたくなんて、ない、のに…………」 「…… リーダー?リーダー!?」 「ぅ……」 それっきり、ファイターの意識は再び失われた。 後には今にも命の灯が尽きようとする危機的な状況が残る。 「あ、そんな、そんな……」 ―――――――――――――――――――― 「……死なせるものか」 ようやく効果を発揮し始めたヒュプノ結晶を前に、ギルマスが立ち上がる。 「アルフレッド、起きてくれ。今すぐだ」 「う、ぐ……?」 やっと昏倒状態から復帰した彼はすぐに辺りを見渡して状況を判断しようと立ち 上がった。 やや遅れて姫ちゃんもも回復し、立ち上がる。 そんな彼に、ギルマスは黙ってリーダーを指差して見せた。 「!リーダー!?」 「頼む、どんな手を使ってもいい。ミロスに着くまで、彼をもたせてくれ」 「はっ、はい!薬剤は!?」 「ここにある」 治療を開始する彼を見ながら、ギルマスはこれまでに無い真剣な口調で語り始め る。 「見ての通りだ。できるだけ早くここを脱出し、ミロスへ行かなければならない 。全員の力を貸してくれ」 あたしは、そして全員がうなずいた。 「よし、じゃ早速行こ……」 そういってあたしは踏み出そうとした。 ……あれ? 気がつけば地面に倒れている。 「カエラ!?」 リーダーに全力で光を注ぎ込みながら彼が声を掛けてきた。 そっか。さすがに無理が過ぎて、あたしの体も限界を超えたんだ。 ……冗談じゃない。 「アルフレッド」 「大丈……」 「立たせて。ううん、『戦えるようにして』」 「……」 倒れ伏したまま真っ直ぐに彼の目を見つめる。 いつもの彼ならあたしに無理をせず休むように言うだろう。 「……腕を出して」 彼は一本の薬剤をあたしの腕に注射した。分かってくれてる、いい判断だね。大 好き。 「あとで、指一本も動かせなくなるからね」 「分かってる」 ガクガクとあたしは立ち上がる。 「エクスポータは?」 「入り口になど戻ってられない、直接森をぶち抜いてミロスの方向に向かう」 「できるのか?」 「やるだけだ」 言うが早いか、ギルマスは魔法の詠唱を開始した。 宝珠が揺れ、マナが編みこまれて複雑に光る。 「詠唱、フレイム…… 敵の名は『ヘイズ』。屠れ、『ヘイズ』の血を受けし子らを焼き尽くせ!往け 、汝の名は我が紅炎の僕なり!!」 火花が散った、と思う間もなく木々の壁が吹き飛んだ。 真竜の力を受けて変異した木々があっという間に炎に包まれ、焼け朽ちていく。 「応急処置終わりました!後はマナが続く限り注ぎ込んでもたせるほかありませ ん!」 「マナだろうが魂の半分だろうがくれてやる!なんとしても持たせてくれ!」 「ナイト、アートを背負え。できるか?」 「ぐすっ……はい、できます。やってみせます」 「準備はいいね……さあ、行くぞ!!」 そうしてあたし達は、決死の進軍を開始した。 ―――――――――――――――――――― 知らない天井。 「……」 うわぁ、あんなこと言って生き残っちまった。 それがまず最初にファイターの思ったことだった。 「ここは……」 頭を動かし、辺りを見回す。と、すぐそばにファイターの寝ているベッドにもた れながら眠っている ナイトの寝顔が目に入ってきて、彼は生きててよかった、と感想を撤回した。 「……ん」 わずかな振動を感じ取ったのか、ナイトが眠りから覚める。 寝ぼけまなこのまま、ナイトはファイターに挨拶した。 「……おはようございます」 「おはよう」 「……」 「……」 沈黙が流れる。重苦しさのない、ありふれた沈黙が。 「……あの、リーダー」 「ああ」 沈黙を破って、ナイトが口を開いた。その目はせわしなく泳ぎ、頬が紅潮するの を抑えられない。 それを見たファイターもまた、そわそわと落ち着きなくし始めた。 「あの、その」 「……」 「ですから、あの」 「……」 「……気を失われる前に言われたこと、本当ですか……?」 ―――――――――――――――――――― 残念ながら、あたしはこの先を聞くことができなかった。 なぜなら、中の様子を確かめもせずおかゆを持ったあたしが病室に飛び込んでし まったからだ。 まあ、とりあえず書けることはもう一つある。 現在、リーダーと副長は清く正しいお付き合いを継続している。
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/142.html
戻る 占い師に必要なもの 巡り巡って庭師の鋏 草原に咲く幻の花 「あの商品」を求めて 探せ! 抜け道調査隊! 一流料理人への第一歩 究極の選択? 妖精の羽を集めて! 大きなどんぐりを集めて! 占い師に必要なもの 民家3 {お客の女性} これが当たってなかったら怒るから! {占い師フォン} ………… {占い師フォン} あなたも当たらない占いを聞きに来たのですか? 占いを聞きにきましたか?→はい {占い師フォン} …当たらないとわかっていてなぜ私の所へ来るのでしょうか? …すみません今日はもう終わりなんです 占いを聞きにきましたか?→いいえ {占い師フォン} そうですよね当たらない占いを聞いても仕方ないですもんね {占い師フォン} あぁ、アレがあれば私だって… {占い師フォン} …すみません今日はもう終わりなんです あぁ、アレがあれば私だって… {占い師フォン} ハントマンの方ですか来て下さってありがとうございます 持ってきてほしいものは月の水晶です それがあれば占いの的中率が120%!…らしいのです どうしてもそれが必要なんです! ミロスのどこかにあるらしいので探して持ってきてくださいよろしくお願いします {占い師フォン} 月の水晶、持ってきてくれましたか? 持ってきましたか?→はい (*1)(*2) {占い師フォン} 本当ですか!どれが月の水晶です!? 月の水晶を渡しますか?→はい 『月の水晶?』を手渡した! {占い師フォン} あぁ!ありがとうございま…す…? これが月の水晶ですか?ずいぶんと汚れてますね…磨けばきれいになるかな? …ともかくありがとうございますこれで私の占いは的中率120%です! {占い師フォン} ありがとうございましたこれで私の占いは的中率120%です! お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ 月の水晶を渡しますか?→いいえ {占い師フォン} どうして渡してくれないんですか? …え? 偽物かもしれない?それは困りましたね… …あぁ、私はこれから何を頼りにしたら良いのか… これまでどおりやっていくしかないのかしら… {占い師フォン} 本物の月の水晶がないなんて…私はこれからどうすれば… 結果はともかく調べてくださってありがとうございました お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ… {占い師フォン} どこにお持ちなんです?ちゃんと探して持ってきてください 持ってきましたか?→いいえ {占い師フォン} 月の水晶ですよちゃんと探して持ってきてください ん? それとも何か私に言いたいことでもあるのですか? 話したいことがありますか?→はい (*3) {占い師フォン} …占いに必要なものは水晶ではなく話術かもしれない?それはどういうことですか? うんうん…ふむふむ…なるほど…… 本当にそれでうまくいくでしょうか? でも、その話を信じかけている私がいる… よし、話術を磨いてみることにします {占い師フォン} ありがとうございましたこれから話術を磨いてみることにします お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ {占い師フォン} …世間話は良いですよ月の水晶、ちゃんと探して持ってきてくださいね 話したいことがありますか?→いいえ {占い師フォン} 月の水晶、おねがいしますね 城下町 {ダリア道具店} 月の水晶、ですか?…申し訳ありませんが取り扱っておりません 商売柄、道具には詳しくなりますが…うーん… {ダリア道具店} 月の水晶…月の水晶…んー…聞いたことがない…ような…ある…ような… {ダリア道具店} …やっぱり思い出せませんそこの倉庫の中を探し頂いてもしもあったらお持ちください その他の商品でしたらこちらにこざいますよ {ませた少年} 占いってさー、たぶん、ちょっと自分の悩みを聞いてもらいたいだけなんだと思うよ {たたずむおじさん} よく当たるモノがミロスのどこかにあるらしいぞそれが何なのかは知らないけど 弓? くじ?食中毒だったりして! {的外れな男性} 月の巣、衣装?なんだいそれは? え? 売らない?そんな変なの、頼まれても買わないよ! 安眠センター {ディエス} 月の水晶?占いの的中率が120%になる?…似たような話なら知ってるぞ なんでも「うそつきの水晶」っていうのがあって、それの占い外れ率は120%だとか しかも、それがミロスに流れ着いたとかっていう話本当かどうかは知らないけどな 民家3 {悩める母親} 占いについて? そうねぇ…当たると思っていた占いが当たらなかったり 当たらないと思っていた占いが当たったり… 悪いことばっかり当たると思ってたけど、よく考えると良いこと当たってるし つまり占いって聞いた本人の受け止め方しだいってことかしら? 騎士詰め所 {口の回る騎士} 俺に言わせれば、人を信じさせるのに必要なのは話術なんだ 言い方しだいで、どんなことでもそれが真実になる…つまりはそういうことさ {悩む騎士} いつもこいつの言うことには納得してしまう… あとで考えれば理不尽な感じもするんだけど… 庭園 {物知りおばさん} 月の水晶かい? そうだねぇ…町の人の話を聞くと場所がわかるんじゃないかい? あるいは新しい解決法も見つかるかもしれないねぇ… {迷っている男} 月の水晶? 聞いたことないなぁそういうのなら道具屋に置いてるんじゃないのかい 倉庫 (*4) 薄汚れた球体がある 持っていきますか?→はい 『月の水晶?』を手に入れた! 巡り巡って庭師の鋏 庭園 {迷路庭園の庭師} 困った…切った枝葉と共に捨ててしまったんだろうか… ああ、ハサミがなければこの迷路庭園の手入れなど到底ままならない… どうしたものか… {迷路庭園の庭師} ああ、あなた方が私の依頼を受けてくださったんですねありがとうございます 私はこの迷路庭園を手入れしている庭師です しかし、先日、うっかり手入れ用のハサミをなくしてしまい、大変困っているのです そこで、あなた方には代わりとなるハサミを探してきて欲しいのです …とはいえ、今は丁度道具屋でもハサミをきらしているとのこと 町の住民でハサミを持っている人はいそうですが、果たして渡してくれるかどうか… …とりあえず、お役に立てるか分かりませんが、余っているジョウロをお渡しします 売ってもお金にはなりませんが園芸をしている人ならばほしがる品でしょう これを元手にして、どうにかハサミを手に入れてください…頼みますよ! 『ジョウロ』をもらった! {迷路庭園の庭師} どうです?ハサミは見つかりましたか?…そう、まだですか… きっとこの町の中にハサミを持っている人がいるはずです あのジョウロは園芸をしている人には重宝される品です そこからどうにかハサミに行き着くといいのですが…頼みますよ! {物知りおばさん} ハサミをゆずってくれそうな人を探している?そうだねぇ… 兵士の詰め所には、いろいろな道具がそろっていると聞くよ何かと交換してもらえるかもね 城下町 {お花好きの少女} うーん…お花さん、元気がないなぁ… お水あげたら元気になるかな?でも、どうやってお水をあげよう… あっ、それ、ジョウロ! ねぇねぇ、そのジョウロ私にちょうだい!お花さんにお水をあげるの ジョウロを譲りますか?→はい {お花好きの少女} わーい、ありがとう!これでお花さんにお水をあげられるの お礼に、このお花さんの種をわけてあげるね! とっても綺麗だから旅人さんにも大人気のお花なんだよ♪ 「ジョウロ」を渡して「花の種」を手に入れた! {お花好きの少女} お花にーお水をーあげましょう♪きれいにーげんきにーなりますようにー♪ このお花はミロスの特産品なの!旅人さんに人気なのよ ジョウロを譲りますか?→いいえ {お花好きの少女} …うぅ…けちー! 安眠センター 2階 {旅するルシェ} ん、お前達は旅人か?私も、西の大陸からここまで旅をしてきたんだ …ここは温暖で美しい国だ同郷の仲間に、何か土産をもって帰りたいのだが… やはり美しい花がいいだろうかしかし、生花をもって海を越えるのは… (*5) ん、お前達は旅人か?私も、西の大陸からここまで旅をしてきたんだ …ここは温暖で美しい国だ同郷の仲間に、何か土産をもって帰りたいのだが… やはり美しい花がいいだろうかしかし、生花をもって海を越えるのは… おや…お前が持っているのは花の種ではないか …よければ、それを私にゆずってはくれないか? 花の種を譲りますか?→はい {旅するルシェ} ああ、ありがたいできるかわからんがこれを故郷で育ててみよう お礼と言ってはなんだが私が旅の途中で手に入れたこのハーブをあげよう 料理に使うといい香りが出るらしい是非使ってみてくれ 「花の種」を渡して「ハーブ」を手に入れた! {旅するルシェ} もらった種は故郷で育ててみることにするうまく咲くといいが… あのハーブは料理に使うといいと商人は言っていたぞ 花の種を譲りますか?→いいえ {旅するルシェ} …そうか急な話ですまなかったな何か別のものを探すとするよ 民家1 {料理研究家の女性} うーん…何かが足りないわ…後もう少しで完璧になる気がするのに…! ああ、どこかに私の新作料理をパーーーフェクトにしてくれる素敵な食材はないかしら! (*6) {料理研究家の女性} うーん…何かが足りないわ…後もう少しで完璧になる気がするのに…! ああ、どこかに私の新作料理をパーーーフェクトにしてくれる素敵な食材はないかしら! あ、貴方…!貴方が持っているハーブは何!?ちょっと見せて頂戴! …くんくん…ああ、いい香り…そうよ、これだわ私が求めていたのはこれ! ねぇ、このハーブ私に譲って頂けないかしら?お願い! ハーブを譲りますか?→はい {料理研究家の女性} ああ、ありがとう!これで私の新作料理もよりパーーーフェクトに!!>お礼に、さっき焼いたクッキーをあげるわこれも自信作なのよ 「ハーブ」を渡して「クッキー」を手に入れた! {料理研究家の女性} 素晴らしい、素晴らしいわ!これぞ私の求めていた香り!これで新作料理は完成よ! あのクッキーも私の自信作!お腹がすいているひとなんてイチコロにできるわよ! ハーブを譲りますか?→いいえ {料理研究家の女性} どうしても駄目かしら…?気が変わったらいつもで声をかけて! 騎士詰め所 {騎士見習いの青年} うぅ…腹が…腹が減りました…何か、食べるものを… (*7) {騎士見習いの青年} うぅ…腹が…腹が減りました…何か、食べるものを… こ、この匂いは!なんて香ばしいいい匂いでしょう!何か持っていますね!? それは…クッキー!!ああ、たまらない…お願いです、それを下さい! クッキーを譲りますか?→はい {騎士見習いの青年} おおお…クッキー!なんて甘く香ばしい匂い!空っぽの腹に染み入るようです 今の僕にとって、このクッキーはどんな金貨よりも価値がある何かお礼をしたいのですが… え、ハサミ?ああ、それなら持っていますよこんなのでよければどうぞ 「クッキー」を渡して「ハサミ」を手に入れた! {騎士見習いの青年} あのクッキー…一生忘れられない味です…思い出すだけで…ああ! クッキーを譲りますか?→いいえ {騎士見習いの青年} …そんな!それはもう、世界の終わりです!ああ…クッキー… 庭園 {迷路庭園の庭師} おお、それは!ハサミを持ってきて下さったんですね! 『ハサミ』を手渡した! {迷路庭園の庭師} ああ…本当にありがとうございますこれでまた仕事が出来る ささやかですがお礼をクエストオフィスに預けておきました あなた方のためにもこの庭園を、いつまでも美しく手入れしていこうと思います 草原に咲く幻の花 城下町 {考え込む女性} ………… あぁ…やはりここにあるような花じゃ、あれほどの感動は起きないわね… どこかにあの花を取ってきてくれる人はいないかしら? {考え込む女性} あなたが花を取ってきてくださる方?待っていたのよ …依頼した花は、街の外で偶然にみかけたものなの 道に迷ったときに、あの花が1輪暗闇の中で真っ白に咲いていたわ その花のおかげで再び歩き出す元気が出てきたの 物知りおばさんにその花のことを聞いてみたら、限られた時期にしか咲かない幻の花らしいの なんとかそれを見つけて持ってきてくれないかしら? ミロスのみんなにも見てもらって多くの人に感動してほしいのよろしくお願いね {考え込む女性} その花の場所?実は覚えていないの… あ、でも、花のことを教えてくれた物知りおばさんなら知ってるかも だいたいいつも噴水の所にいらっしゃるわ 庭園 {物知りおばさん} 私が物知りおばさんかって? ちまたではそう呼ばれてるかもしれんが、何でも知ってるわけじゃないよ 幻の花?…そうだねぇ… その花はミロス地方でしか咲かない希少な種で、存在は確認されているが詳細は不明 花を咲かせることも珍しく劣悪な環境に耐え丈夫に育ったものが 最高の条件を満たした時にしか咲かないらしいミロス南方での目撃情報が多い …って、ところじゃないかねぇ 具体的な場所までは知らないよ商人か旅人か、そういう人なら知ってるかもねぇ {物知りおばさん} あれは希少な花だよたまにミロスの南方で目撃されることがあるらしい 具体的な場所までは知らないよ商人か旅人か、そういう人なら知ってるかもねぇ 安眠センター 2階 {さすらう商人} 幻の花? さっき見たわよ? 本当だって! 商売柄、珍しい物は調査するし、自分の目で確認しないと気がすまないからね 場所を教えてほしい?じゃあ100Gね そりゃあ、お金を払っていただくわよ私、商人だもの お金を払いますか?→はい 100G支払った! {さすらう商人} 毎度あり~幻の花を見つけるには、まずミロスの街から出て 南西にある看板を探すのそこから南に20歩行ったところに咲いていたわ 今から行けば、咲いているのを見られるかもしれないわね お金を払いますか?→いいえ {さすらう商人} そ、自分で探すのねまぁ、気が変わったらいつでも言いにきて {さすらう商人} …ひとつ断っておくけどあの花はつんではダメよ 商人であるこの私が、希少価値のあるものを入手しなかったんだから…わかるでしょ? ミロスエリア 真っ白な花が咲いているつみとりますか?---- つみとりますか?→はい 花の香りに吸い寄せられてどこからかモンスターが現れた! 更にモンスターが集まってきた! モンスターを完全に追い払った! 本当に花をつみとりますか?→はい 『幻の花』を手に入れた! 本当に花をつみとりますか?→いいえ つみとりますか?→いいえ 真っ白な花はとても綺麗だ ミロス連邦国 {考え込む女性} それが幻の花…? 本当に?…私があの時に見た輝きが全然ないわ 『幻の花』を手渡した! {考え込む女性} 本当にこれが幻の花なのね?……そう あの場所で1輪、可憐に咲いていたからこその美しさだったのかしら… …報酬はクエストオフィスで受け取ってください {考え込む女性} これが、あの幻の花……報酬はクエストオフィスで受け取ってください (*8) {考え込む女性} 幻の花はどうしたんですか?見つけたけど持ってこなかった? どうしてです?…あの場に存在しているからこその美しさ? 私にはよくわかりませんあの場にあっても感動できる人は少ないのです それよりもみんなに知ってもらった方が価値が出ると思いませんか? 幻のままじゃ、なんの役にも立ちませんもの… …とりあえず、依頼は完了していただいて結構です…どうぞ、報告に行ってください あなたがたの言いたいことは私にはわかりません少し、考えてみます… …依頼は完了して頂いて結構ですクエストオフィスで報酬を受け取ってください 「あの商品」を求めて 騎士詰め所 {騎士見習い青年} ああ、アレがほしい…!だけど、あんなもの堂々と頼めないし… オフィスに依頼を出してどこかのギルドにこっそりお願いしよう… {騎士見習いの青年} オフィスに依頼してどこかのギルドがそれを…完璧…完璧な計画… {騎士見習いの青年} …もしかして、みなさんが依頼をうけてくれたでありますか!? よりにもよってこんな有名なギルドに…!は、は、はずかしい…… きょ、恐縮であります!よろしくお願いいたします! えっと…今回の依頼はとある品を買ってきてほしいという依頼です え? 何がほしいのか?そ、それは…買ってからのお楽しみです! その商品を扱っている商人はカザンより南の孤島にあるゴロランの館に来るそうです しかし、その商人はいつでも館にいるわけではなく気まぐれで現れるとか… 特別な交渉術を身に着けた人にしか「あの商品」を売らないという噂もありますし 少々ご面倒をおかけするかもしれません… ですがどうか、ここを抜け出せない自分に代わってアレを買ってきてください! {騎士見習いの青年} あの商品を扱っている商人はカザンより南の孤島にあるゴロランの館に来るそうです しかし、その商人はいつでも館にいるわけではなく気まぐれで現れるとか… 特別な交渉術を身に着けた人にしか「あの商品」を売らないという噂もありますし 少々ご面倒をおかけするかもしれません… 探せ! 抜け道調査隊! 城下町 {調査隊の女性} うぅ…私、地図を読むの自体苦手なのに抜け道調査なんてできないよ! どうして単独行動になっちゃたかなぁ…だーれかー! ヘルプミー! {調査隊の女性} 私ひとりで抜け道調査なんて絶対できっこないって…だーれかー! ヘルプミー! ああ、あなたが助っ人さんね!よろしくおねがいしますー! …私ね、「抜け道調査隊」ってギルドに所属してるの 世界各地にあるダンジョン…それらの抜け道を調査するのが私たちの仕事なのよ 抜け道っていうのはねながーい道程をショートカットし一気に入り口まで戻る道のことよ でも今回は、いつも私と一緒に調査をしている人が体調をくずしちゃって… 私ひとりじゃ迷子は必須だし敵なんて出たときにはひとたまりもないわ だから、優秀なハントマンに調査を肩代わりしてもらいたいってことなの …で、今回の調査対象はロラッカ森林の中部よ 森林のどこかに抜け道があるはずだから、ひたすら調べまくって発見してね! 抜け道はパッと見じゃわからないわとにかく調べまくるの! 抜け道から風が漏れていることがあるからそれをヒントに探すといいわよ じゃあ、地道な作業だけど頑張ってちょうだいねー! {調査隊の女性} あ、もしかして抜け道を見つけてきたの!?すごーい! あんな地道な作業よく頑張ったね!って、私が言うのも変か… …うん、おかげさまで今回の調査を終了することができるわ そうそう、抜け道はロラッカ森林だけじゃなくていろんな場所に存在するから 怪しそうなところはどんどんしらべてみるといいわ お礼はオフィスに預けたからねじゃ、私、次の場所に行くからね♪どうもありがとう! 一流料理人への第一歩 民家1 {料理研究家の女性} あぁ、伝授したい伝授したい伝授したい伝授したい!! {料理研究家の女性} 誰でもいいから私の料理を伝授されなさーい!! {料理研究家の女性} あなたの家に弟子を行かせたからその子から習いなさい 私は新しいメニューの研究に忙しいの カザン共和国(ギルドハウス) {料理研究家の弟子} すみません勝手にお邪魔しちゃいました 料理研究家特製料理を伝授しに来たものです さっそく伝授します…と言いたいのですが材料がちょっと足りませんね 今から言う素材を持ってきてください つややかゼリーと伸縮する触手と貴重な角です 究極の選択? 庭園 {闇の商人} オレがオマエに問う?オマエは何派だ!? 犬か? 猫か?さぁ、答えてみろ {闇の商人} ぶはははははは!さぁ、答えは出たか? {闇の商人} オマエに問おう 犬派のオマエならばするどい牙を3つ持ってこい 猫派のオマエならばするどい爪を3つだ さぁ、時間がないぞ次までにオマエの答えを証明するものを持ってこい べつに時間制限があるわけではございません {闇の商人} おお、ようやく答えを出したかさぁ答えを聞こう オマエは犬派か? 犬派ですか?→はい {闇の商人} 犬派のオマエなら当然するどい牙を3つを持ってきたよな? 『するどい牙』を手渡した! {闇の商人} おお、本当に犬派か!あの誠実なところがオレも大好きだ そんなオマエには犬をやろう カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい (*9) {闇の商人} なんだ?口先だけではないか! 犬派ならばするどい牙を3つ持ってこい 犬派ですか?→いいえ {闇の商人} ならば、猫派か? やっぱり猫が好き?→はい {闇の商人} 猫派のオマエなら当然するどい爪を3つを持ってきたよな? 『するどい爪』を手渡した! {闇の商人} おお、本当に犬派か!あの気まぐれだが愛らしい姿がオレも大好きだ そんなオマエには猫をやろう カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい (*10) {闇の商人} なんだ?口先だけではないか? 猫派ならばするどい爪を3つ持ってこい やっぱり猫が好き?→いいえ {闇の商人} もしや、どちらもかわいくて選べないというのか? あるいは…他の動物派なのか!? 他の動物派ですか?→はい {闇の商人} そうか…では、お前は牛派ということにしておくとしようベイベイ 牛を愛しているのならばするどい牙もするどい爪も3つずつ集めてくるがいい! 『するどい牙』を手渡した! 『するどい爪』を手渡した! {闇の商人} ほほ~、さすが牛派そんじゅうそこらのヤツとは気合がちがうぜベイベイ …というわけでオマエには牛をやる カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい ふたつを用意するとはおぬし、やりおるな!ベイベイ! (*11) {闇の商人} なんだ!ぜんぜん足らないではないか しょせんオマエの志などこの程度か? たわけ! 他の動物派ですか?→いいえ {闇の商人} では何だというのだ!もしや、動物はきらいか? …まさか、そんなはずはないよなでは、もう一度言うぞ 犬派ならばするどい牙を3つ 猫派ならばするどい爪を3つ持ってこい さぁ次までにオマエの答えを証明するものを持ってこい {闇の商人} 早くギルドハウスに戻るんだかわいいペットが待ってるぞ カザン(ギルドハウス) (*12) {ポチ} ワンワン♪ (*13) {たま} ニャ~♪ (*14) {牛衛兵} ンモォ~♪ 妖精の羽を集めて! 城内 {ジュラ} 妖精さんって素敵ですよねぇ乙女の憧れですぅ だけどジュラはメイドの身お城を離れるわけにはいかないのですよぉ …ああ、せめて真珠みたいに輝くという妖精の羽が見たいですぅ…! {ジュラ} 妖精さんって素敵ですぅせめて羽だけでも見てみたいんですよぉ {ジュラ} あっ、依頼をうけてくださったんですねぇ♪ありがとうございますぅ えっと、妖精の羽を6枚とってきてもらえますかぁ?どうしても見たいんですぅ! いっぱい飾って私のお部屋を妖精さんの園にするんですよぉ♪ {ジュラ} 妖精の羽を6枚とってきてもらえますかぁ?どうしても見たいんですぅ! 大きなどんぐりを集めて! 城下町 {ませた少年} 「どんぐりの背比べ」って言葉知ってる? アイゼンの本に書いてあったんだ? 平凡なものばっかりで大して変わりがないって意味らしいよ でもさ、本当にそうなのかな?どんぐりで、圧倒的に差があることってないのかな? ねぇ、どこかでとても大きなどんぐりをみかけなかった? {ませた少年} 大きなどんぐりを探しているんだ ねぇ、もし見かけたら僕のところにもってきてよ! {ませた少年} 「どんぐりの背比べ」って言葉の真実を確かめたいんだ どこかで大きなどんぐりを拾ってきてくれないかな1つでいいからね! 戻る
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/9.html
・ネタバレはたぶん無し ・女装注意(notショタ系&男の娘、マジでどんなのでもオッケーという人以外はスルー推奨) ・ナイト♀×プリンセス『♂』 東の空が薄っすらと白み、やがて来る朝を予感させる時間。 石畳の敷き詰められた小さな広場に、抜き身の剣を構える一人のナイトがあった 。 「……すぅ」 彼女は軽く息を吸い、おもむろに剣を振りかぶる。 踏み込みながら袈裟懸け。 反撃を想定するかのように横に振り払い、そこから下へまわして斬り上げる。 間髪いれずに振り下ろし、踏み込みながら強引に身体を回転させて薙ぎ払ったか と思う間もなく蹴りが飛んだ。 しばらく基本のフォームと連続攻撃を織り交ぜた素振りが続いた後、彼女は一旦 動きを止めた。 近くの壁に立てかけてあった盾をとり、今度は防御を主眼に置いたフォームでの 訓練を繰り返す。 誰もいない裏通りにわずかな風きり音と金属の擦れる音が響く。 …… 軽く汗ばみ始めた頃、ナイトは素振りをやめた。 「……今日はそろそろ終わりにしよっか」 胸に手を当てながらそう言い、ナイトは荷物を片付けてそばにある宿屋の裏口へ と入っていく。 東の空では、ようやく顔を出した太陽が今まさに町を照らし出そうとしていると ころだった。 他の客を起こさないよう、足音に気を使いながら部屋へと戻る。 静かに扉を開け、そっと部屋の中に滑り込んだナイトは部屋の中に目を走らせる 。 ――鏡台の前に座る人間を見て、彼女は思わず嫌な顔をするのを抑えられなかっ た。 「おはよう、今日も早かったわね」 「……おはようございます」 鏡台で髪を整えながら一人の麗しいプリンセスが朝の挨拶をよこす。 いや、プリンセスというには若干の語弊があろうか。 切れ長の瞳、美しくツヤのある髪、すらりと伸びた手足。 やや低めの声を踏まえてもそれらはその人物が美しい女性であると信じさせるに 十分だったが、 しかしその胸部には女性らしい曲線が見当たらない。 生物学上男性に分類されるその人は、美しい顔に軽く笑みを浮かべながら言葉を 繋いだ。 「前から思っていたけど。毎朝毎朝星が見える時間に目を覚まして訓練する人は 今時なかなかいないでしょうね。若いんだしもう少し寝ていたらどうなのかし ら?」 「……いえ、これが仕事ですから」 それはこっちのセリフだ、という悪態を飲み込んでナイトはそっけない答えを返 した。 どこの世界に主君より遅く起きる騎士がいるというのだ。 髪のセットや諸々の身支度にかかる時間を考えれば、目の前にいる『姫』は自分 が訓練に出て すぐかそれ以上に早く起きだしたと考えるのが自然だろう。それも毎朝毎朝それ が続くのだ。 騎士として屈辱とまでは言わないが、ナイトにとってそれは面白くないことには 違いなかった。 「失礼します」 「待って」 出発の準備をしようと踏み出した足を即座に止められ、ナイトは何だと言わんば かりに振り返った。 ナイトがこちらを向いたのを確認すると、姫はかすかに悪戯げな表情を浮かべる 。 「……おはようのキスは?」 「お断りします」 一言の下に切り捨てて毅然と踵を返す。これだから寝ていればいいのに、とナイ トは思った。 バカのように早く起きてどうせ何もすることもないくせに、せめて眠っていれば 相手をしなくても済むものを。 早足で立ち去ろうとするナイトの肩に手が置かれる。 ――え、と思う間もなくナイトは唇を奪われていた。 「!?ふ、んく…………!」 ナイトが我に返って暴れようとするのにあわせ、姫はするりとナイトを開放した 。 飛びのき、口を押さえて睨み付ける。赤く染まった頬はご愛嬌だろう。 それをよそに、姫は涼しい顔で鏡台に戻った。 「さあ、出発の準備をしましょう?朝食は途中で何とかすればいいわ」 旅の道具を入れた手提げケースをとり、姫は扉を開けて部屋を出て行く。 これが、彼女の主だった。 「なんでこんなことやってんのかしら……」 彼女は、彼女の主が気に入らなかった。 なぜ嫌いなのか?と聞かれれば、すぐに答えは出てこない。 取り立てて傲慢なわけではないし、あからさまに見下されてこき使われるわけで もない。 しかし、嫌いだった。 姫は、そしてナイトはアイゼンでいう貴族に当たる階級の家柄の一人息子と、そ の家に代々仕えた騎士の家系の一人娘だった。 入り婿だった彼の父に端を発する事件で家が没落し、当主であった彼の母親が全 ての後ろ盾を失ったとき その家に仕える騎士だったナイトの祖父は彼女をマレアイアに送り届け自らはそ の近くの孤島に住まった。 そして幼かったナイトにいつか姫に仕え、家を再興する力となるように、そう言 い残してこの世を去ったのだった。 幼いとはいえ男は男、彼が母親の手を離れず無事に暮らすためには周囲を女と欺 くほかに方法はなかった。 それで内面もおしとやかに育てばよかったのだが、ナイトにとって残念なことに それはかなわない。 人を小馬鹿にしたような言動が、人を困らせて喜ぶあの笑顔が気に入らないし、 暇さえあればちょっかいを出してくるのが気に入らない。今朝のようなのは論外 だ。 いいようにあしらわれ、そのくせ好き勝手に弄んでくれるのが嫌いだ。 騎士の勤めを果たそうとするこちらのことなどお構いもせずふらふらと動き回り 、 勝手にどこか行くなといっても別についてこなくてもいいと一蹴。 挙句の果てにある日突然ハントマンになると言い出し即実行、慌てて自らもハン トマンとなってついてくれば 相も変わらず最前線に立ってモンスターと立ち回り、そのたびにナイトは頼むか ら後ろに下がってくれと嘆願することになる。 騎士の勤めを果たさせてくれないのが嫌いだ。 幼心に騎士の魂を芽生えさせ、必ずそれを成し遂げようと誓ったあの日。それが この体たらくはどうだ。 ナイトの存在価値を破壊する気かと疑うほどに姫は徹底的にナイトをあてにせず 、ナイトはいつでもひとり相撲。 ナイトから見て姫は、自分の事を単なる遊び相手としか見ていないように思える のだった。 「私……何のためにいるんだろう……」 つまるところ、ナイトは姫が嫌いだった。 色々と並べ立てては見たが、ではこれが嫌いな理由かといえばなにかもう一つ違 うような気がした。 心の中によくわからないもやもやした何かがある。 胸をちくちくと刺すそれの正体が、ナイトには分からなかった。 「って、なんでわざわざこんなことで悩まなきゃいけないのよ…… それならもっと別のことを考えてたほうが有意義な時間の使い方よ。ねえ?」 誰へともなくナイトが呟く。 いや、それは胸に当てた手の下にある『何か』に向けて呟いた言葉だった。 彼女のセーターの下に隠れた、首から提げた小さな袋。 その中身は、透き通った橙色をした一つの小さな種だった。 エデンの人間にとって忌むべき存在であるフロワロ、そしてドラゴン。 そのドラゴンの幼体を宿したフロワロの種という忌まわしさの結晶ともいうべき ものを、 ナイトは一人語りの相手としていた。 旅の途中で偶然遭遇し、そして倒したドラゴンの死体の傍で見つけた種。 本来ならそれは、見つけたその場で叩き潰してしまうべきものだったのかもしれ ない。 しかし手で少しひねるだけで砕けてしまうであろうそれを、ナイトはいつの間に か拾い上げていた。 以来その小さな種は、常にナイトの傍でそのアンニュイな一人語りの聞き手役と なっていた。 「私もね、あの頃はいつか素敵な王子様が私を迎えに来てくれるんじゃないかな んて思ってたわ」 返事が返ってこないのを承知の上でナイトは続ける。 「小さかったからしょうがないけど、バカみたいよね。 今考えれば、立派な騎士になって家を建て直すのと素敵な恋をするのは両立で きないなんて簡単に分かるのに あの頃は本気で両方叶うって信じてた……」 本当に、今考えればすぐに分かることなのになぜ自分はあんな夢を見ていたのだ ろうか。 あの頃はいつも希望があって、今よりなおいい明日を信じて疑わなくて…… 「……もう、行かなきゃ」 ともあれ、ナイトは姫が嫌いだった。 「マレアイアのほうではまだ深刻な被害は出ていないようね」 「……そうですか」 月明かりの晩に、物書き机で手紙に折り目をつけながら姫は横目を走らせた。 ナイトは何をするでもなく窓際の椅子に座り、つまらなそうに月を見上げている 。 「……最近機嫌悪いのね。どうしたら直るのかしら?」 「別に、そんな事ありません」 最近じゃなくずうっとだ、と毒づいてやろうかと思ったがさすがに大人気ないの でやめておく。 その様子に軽いため息をつきながらも、とりあえず姫は言葉を続けた。 「そう……じゃあ、何か手紙で伝えたいことはある? この情勢に大勢の『娘』達がマレアイアを出て、セティス様は心配でならない みたいね。 危機に対抗するために外に出ることは止めないけど、できるだけこまめに連絡 をして決して無茶をしないように ってひとりひとりに言い含めていたようだし」 「でしたらセティス様に心労をかけないよう、もっと堅実な行動をとるべきだと 思いますよ。 戦い方しかり、これからの計画しかり」 「仕方ないじゃない、いつまでも男であることを隠し通せはしないし、そうなれ ばマレアイアの外で 生きていくしかないのよ?そのときのためには多少の無茶をしてでも実績を上 げておかないと…… それに、これからサイモンを経由していくミロスは比較的ドラゴンの勢力が弱 いわ、 ひとまずの行動計画としては上出来の部類に入ると思うけれど」 「……口実にしか聞こえません」 「そう?じゃあ、私の言ったことに何か見直すべき点があって?」 「……ありません」 「そう」 「でも……先代の奥様を悪く言う気はありませんが、ご存命中に再興のための足 がかりをつけてくださっていれば このようなことをせずに済んだと思うと。……祖父もお傍についていながら何 のお力にもならなかったんですね」 「あら、私は十分だと思うわ。家も財も失ってマレアイアへ居つくだけでも大変 だったでしょうに、 マレアイアの保護を受けられるようにしてくれただけで感謝しているわ。 ……それに、貴女をくれたことにもね」 「……………………」 その言葉に、またしてもナイトの視線が険しくなる。 「……もう」 ため息をついて立ち上がり、姫はつかつかとナイトに近付いた。 そしてその肩に両手をかけ、 ばすん。 ベッドに仰向けに倒れたナイトに覆いかぶさるように顔を覗き込みながら、姫は 優しげに語り掛ける。 「機嫌直して」 ちゅ、と軽く頬に口付けられ、服の裾から手が這い入ってくる。 その指先の冷たい感覚に、ナイトはかすかに身をよじった。 「っ、は……」 暗闇の中に浮き上がる輪郭を姫の指がそっとなぞる。 ベッドの脇で、脱ぎ捨てられた二人の衣服が月の光に青白く映し出された。 「……ぁ、ぅぅん…………」 ナイトはこの時間が嫌いだった。 痛かったり、辛かったりするのではない。 ――むしろ気持ちよかった。 そして、それゆえに嫌だった。 ナイトは望んでもいない性に快楽を感じてしまう我が身を呪った。 「……っ………」 (もう、今の私には王子様なんて幻想もいいとこだわ) 心の中で自嘲し、自らを弄ぶ男を見上げる。 男と女であったがゆえに勤めのひとつとなった夜伽。 いつもひたすら耐え過ごすだけのそれは、最近とみにしつこく続くようになって いた。 なにか足りないものがあるように行為は長時間に及び、いつもそれは諦めたよう に終える。 これ以上何が足りないというのだとナイトは思った。 姫に何か不満があるとすれば、それはまず自分についてのことだろう。 しかし、これ以上何が欲しいのだろうか。 自由な時間も、生き方も、純潔も、全てを姫に捧げてきた。口での奉仕さえ覚え た。 姫は自分の、これ以上何が欲しいというのだろう。 「くぅ、ぅ……」 「……そろそろ、いい?」 薄明かりの中で姫が問うた。 その長い髪が、さら、と揺れる。 「……ん」 ナイトの足の間に身を割り込ませ、姫がそこを触れ合わせた。 「――――あぁっ………!」 ―――――――――――――――――――― その日珍しくナイトは機嫌がよかった。 度重なる説得の末、やっと姫が『昏倒の誘い』をとることを承諾したのだ。 茶店のテラスに座り、ほのかに甘みのついたお茶をすすりながらナイトは首から 提げた種に語りかける。 「ようやく必死に姫を庇いながら戦う日にも終わりがきそうだわ。 初手で使ってもらうようにすればこちらの被害も大分少なく…… あとは後衛に下がってくれれば言うことなしなんだけどそこまでは期待できな いかしらね。 ほんとに、あのでしゃばりなところだけはどうにも……」 「独り言を言い始めたと思ったら即座に私の悪口に移行していく辺りどう思われ ているのかがよくわかるわね」 「っ……姫。いつからそこに」 いつの間にか背後に出現した姫はナイトの向かいに座り、やれやれといった様子 でお茶を飲み始める。 「三十秒前辺りからかしら。つくづく私は嫌われているようね……私は貴女とも っと仲良くしたいのだけど」 「………」 「言いたいことは言ってくれた方が嬉しいのよ?」 「でしたら言わせていただきますが……後衛に下がってください」 「どうして?」 「どうしても何も、貴方が余計な怪我をするからです!」 「私は構わないわ」 「私が構います!毎回のように戦後治療をさせられるほうの身にもなってくださ い!!」 「自分でやるからいいっていつも言ってるのに……」 「貴方に回復ができるって言うんですか!いつも真っ先に敵中に飛び込んで戦い 始める貴方に!」 「……凄い偏見だわ……」 不毛な議論が続き、やがて双方の間に気疲れした沈黙が落ちる。 「……私が後ろに下がれば、その分は貴女に行くのよ?貴女はわざわざ今より多 くの攻撃にさらされたいの?」 「それが仕事です」 「そんなことを頼みたくないわ」 「姫。貴方は私を友達か何かのように勘違いしてるんじゃないですか? 私には貴方を守って、家の再興を成し遂げるって言う義務があるんです。 そして貴方にはそれを成し遂げる義務が。 中途半端に気を使われて勤めを遅らすより、その辺りを真面目に考えてもらっ た方が何倍も……」 「ナイト……そのことなんだけど」 「……はい?」 姫の甘さを指摘し、遅々として進まない再興への説教を展開しようとしたナイト は不意に トーンの変わった声音に引き寄せられて向き直る。 彼の口から、ナイトにとって、最大級に衝撃的な言葉が飛び出したのはその直後 だった。 「家の再興なんだけどね……私、別にしなくてもいいんじゃないかって思ってる の」 「なっ―――――――!!」 ばんっ! 思わず椅子を跳ね飛ばさんばかりに立ち上がる。 驚愕の表情を浮かべ、ナイトは凄まじい勢いで姫に詰め寄った。 「な……なんてことを言うんです!?再興を諦めるなんて……冗談でも言ってい いことと悪いことが!! っ………まさか、本気なんですか………!!?」 「私の家は、もう私のものではないわ……母の家は今、あの人を当主としてそれ なりにやっているわ。 屋敷も、雇っていた者たちも、とっくに新しい環境で動き出している。もう私 の出る幕はないわ」 「だからこそ、取り戻さなくてはならないのでしょう!! ここで諦めたら先代の奥様の遺志はどうなるんです! 奥様だけじゃありません、祖父もそのために奥様に付き従ってマレアイアまで 行ったんです、 その想いを無駄にするだなんて、決して私は――」 「母が、そういったのよ。貴女のお祖父様も」 「な……」 二度目の絶句。 「あの人は母から当主の座を奪ったかもしれないけど、経営主としての腕は確か だわ。 世間知らずの自分よりあの人の下にあったほうが使用人たちにとってもいい、 だからあなた達はもう執着せず、自分の好きなように生きなさい……それが、 母の言葉よ。 貴女のお祖父様も母の気持ちを知った後は全面的に賛同すると言っていたわ」 「そ……んな……」 ナイトの目にはただただ、信じられないという色だけが浮かんでいた。 聞いていない。いつそんなことを。 いや、それよりも。 ……じゃあ、本当に、私は何のために? 「そんな……それでいいんですか……?」 「私は、構わないわ」 「悔しくないんですか……?」 「そもそもその頃のことなど覚えていないわ。母がそれでいいというのなら」 「奥様も……祖父も……意地はなかったんですか……そんな、腰抜けだったんで すか……!?」 そう言いながらナイトの頭の中ではただ一つのことがぐるぐると回り続けていた 。 家を再興したいと言っていたから、それを頼むと言っていたから、 だからこれまで騎士として、勤めを第一に生きてきたのに。 そんな勝手なことがあろうか。そんな、勝手な…… 「私は腰抜けだとは思わないわ。きっかけは理不尽だったかもしれないけど、 二人はここでそれなりの幸せを見つけられたんだもの。それに、私は二人に感 謝しているわ。 私を連れて来て、育ててくれたこと。そして何より、貴女を私にくれたこと… …」 ぷつん。 その一言をきっかけに、ナイトの中で何かが切れた。 「私は……あなたの所有物なんかじゃないっ!!!」 がしゃんっ!! ナイトの投げつけたグラスが粉々に砕ける音が響く。 そのまま激情のままに走り去っていく彼女の後ろ姿を見つめながら、姫は深くた め息をついた。 茶店の店員が心配そうに近寄ってくる。 「大丈夫、ありがとう」 差し出されたタオルを受け取る。ガラスの破片でできた薄い切り傷に血がにじん だ。 「まったく、顔に傷をつけちゃいけないのに……」 軽く濡れた場所をふき取り、彼は店員に向き直った。 「……グラス、弁償するわ」 ―――――――――――――――――――― 「勝手よ、勝手、勝手過ぎるわ!何よそれ!?」 ざっ。ざっ。ざっ。ざっ。 ナイトはこれまでに無いほどの憤りに身を焦がし、目的地もなく草原をまっすぐ に歩き続けていた。 平和を感じさせる暖かい日差しが無性に腹立たしい。 「私の……私の知らないところで勝手にそんな事…… これまで散々引っ張りまわしておいて、何で今更そんなこと言うのよ! じゃあ何、私はもうとっくに必要のなくなった勤めのためにこれまでついてき たの!? ただ単に邪魔なお目付け役でしかなかったの!? 私なんて最初っから必要なかったってのっ!!?」 ざっ。 ナイトは立ち止まった。 「……私、何に怒ってるんだろ……」 怒りの矛先がぶれているような、何かがずれているような、そんな感覚は確かに ナイトの中にあった。 自分は主が嫌いだ。 だから…… だから? 自分が必要でなくて、なにが腹立たしいのだろう? これまでに費やしてきたものが無駄だったといわれて悔しいのだろうか? 騎士としての存在価値を否定されたことが許せないのだろうか? ……それとも、 あの人に自分が必要なかったことが? 「ねえ、私どうすればいい……?」 フロワロシードの入った袋を引っ張り出し、ナイトはすがるように答えを求める 。 透き通った橙色の種は、ただ沈黙を返すだけだった。 「……バカみたい」 答えを返すはずもないものに自分を投影して答えをせがんだ自らの愚かさを笑い 、ナイトはうなだれた。 戻ろうか。 どうせ他に行くところもないのだし。 そう思って振り返った先で、木の枝を踏み砕く音が響いた。 ――いつのまにか、この辺りに生息する巨大な肉食獣がそこにいた。 「……っ!!」 声を上げるのを何とか押さえ、ゆっくりと一歩下がる。 この草原に似つかわしくないフロワロの色。散った花びらが野獣の身体について いるように見えたそれは、 よく見れば野獣の体から生えていた。うつろな目がナイトの方を眺める。 落ち着け、落ち着け。 ナイトは自分に言い聞かせた。 今の自分は鎧も着ていない、この状態で戦うのはまずい。 生き物にフロワロが生えるなんて聞いたこともないが、とにかく気をつけたほう がよさそうだった。 腰に下げた剣をつかみ、肩がけになっている盾を固定するためのベルトを外す。 ぱきん。 ――足元の小枝が折れた。 「!!」 生ける屍だった野獣が、その音と共に突然狂気を爆発させた。 両腕を振り上げて襲い掛かってくる野獣に向かい、ナイトは苦渋の顔でまっすぐ に剣を向ける。 パァン! ナイトの剣が薙ぎ払う腕を弾いた。 剣で切り払われる痛みなど感じないかのように、野獣は腕を振り回す。 連続で襲い掛かる攻撃をさばきながらナイトは反撃の糸口を探った。 日々の鍛錬で磨いた剣捌きで弾いて弾いて弾きまくり、力のこもった三連撃を裂 帛の気合で迎え撃つ。 「しつこいの、よっ!!」 全力で振り上げた剣が三撃目を激しく斬り払った直後、ナイトはバックステップ を踏んだ。 同時に、四撃目が飛んだ。 「っくぁっ―――!!?」 凄まじい力で弾き飛ばされたナイトが、受身も取れずに地面に激突した。 読み違えて喰らってしまったたった一発。 その一発で、ナイトは窮地に追い込まれていた。 鎧もつけず、防御もできない状態で受けた攻撃は赤子に振るう暴力と同じだ。 なんとか身体を起こしたナイトの目に、野獣が唾液をばたばたとこぼしながら突 っ込んでくる絶望的な光景が映った。 「っ……!」 耳をつんざく高周波の絶叫が飛んできたのは、そのときだった。 「すぅっ…………ッ―――――――――――――――――――――――――ッ! !!!!!!!!!!」 「っ!?」 「!?」 ナイトがすくみ上がると同時に野獣の足も矢を打ち込んだように止まる。 停止した場を逃すことなく、見覚えのあるドレスが戦場に乱入した。 「―――ナイト!!無事!?」 「姫……!?」 どうして――聞く暇も無い。新たな侵入者によって更に興奮を高めた野獣が突っ 込んでくる。 「ナイト!防御を!」 その指示は停止しかけたナイトの頭脳になかなか届こうとはしない。 防御?そうだ。守らなくては。前衛防御で―― 「聞こえないの!?全力で自分の身だけを守れといっているのよ!!」 ナイトは更に混乱をきたした。 自分だけ?姫は?姫も守らないと、でもそうすると自分は死んでしまうかもしれ ない、でも―― 息のかかるほどに迫った野獣がその勢いのまま薙ぎ払う。 瞬間的に、恐怖が勝った。 「っ!」 「がっ―――!」 鋭い爪が盾の表面を抉る音と、自分ではない誰かの体がきしむ音が響いた。 勢いのままもんどりうって見当違いの方向に突っ込んでいく野獣をよそに、 冷静さを取り戻したナイトが姫のもとに走る。 「姫!!」 深い切り傷をものともせず、彼は即座に起き上がった。 「ナイト」 「……!?」 ナイトの胸に押し当てた手から、高密度のマナがほとばしる。 彼女の傷が癒えたのを確認し、姫が苦しげに言った。 「ごめんなさい……今だけ攻撃をひきつけてくれる……?」 振り返った先で、それしか知らぬというように野獣が突進してくる。 ナイトは剣の柄を握り締めた。 今度こそ、確実に、野獣の豪腕を完璧に切り払う。 カウンター気味に飛んだ姫の恐怖声術で野獣の意識が遠のくのと同時に、ナイト は姫を抱えて後ろに飛んだ。 朦朧とする野獣を前に姫が地に降り立ち、ナイトの隣に並ぶ。 「……姫、回復を」 「そんな暇無いわ。次で決めるわよ」 そういって鞭を引き絞る姫に、ナイトも剣を構えた。 「……ねえ、ナイト」 「はい」 「貴女が一番最初に覚えたセイブザクイーン、まだ忘れてはいないわよね?」 「……!……はい」 「よし!じゃあいいわ!『行きなさい』!!」 「はいっ!!」 ナイトが心身を賭けて放った一撃は、今だ意識の遠のく野獣を一撃の下に粉砕し た。 姫が崩れ落ちる音に、慌ててナイトは駆け戻った。 「姫!」 マナを集め、回復術を使う。 姫の傷を前にしたその効果の薄さは、ナイトに軽い衝撃を与えた。 「大丈夫……」 姫が自分に術を使い、見る見るその傷を癒すのをナイトは何ともいえない気持ち で見ていた。 「っ……もういいわ、帰りましょう」 「……」 立ち上がり、歩き出す主の背中を追いながらナイトは考えた。 似合わない。 生粋の前衛職のごとくいつも前に出て行く姫が、キュアを習得している様を思い 浮かべる。 似合わない。 「どうして、あんな高威力の回復スキルを……」 「貴女がいつも私の分まで攻撃をもらうからよ」 答えは至極あっさりしたものだった。 姫の口から出た言葉を理解するのにつられて、ナイトの脳裏に先程のことが思い 出される。 意識するでもなく、自然に言葉に出た。 「プリンセスオーダーまで……」 「……」 数秒の沈黙が落ちる。 「……子供の頃、最初のポイントを調教マスタリーに全振りしたら貴女泣いたじ ゃない」 ……そんなこともあっただろうか。 真面目な自分がいつも姫のお守りをしている、それをかけらも疑わなかった自分 。 そんな自分に対する悔しさや失望で心がずきずきと疼いた。 どことなく、妙に甘い疼きだった。 戻りつき、宿を取ったときには夜になっていた。 「まったくもう、替えがないのにこんなにしてくれて……」 姫がドレスを脱ぎ落とし、目の前に掲げてぼやく。 野獣の一撃をうけたそれは遠めにも分かる大きな傷がついている。 そちらを眺めながら、ナイトは妙に自分の心をもてあましていた。 妙に気分が浮き立って落ち着かない。 嬉しさと悔しさと楽しさと苦しみをまぜこぜにしたような、そんな感情が心を焦 がす。 そんなふうに姫を眺めていたナイトの目に、姫の頬についた浅い切り傷が映った 。 「……」 不意に立ち上がり、つかつかと近寄ってくるナイトに姫は怪訝な顔を向けた。 「……何?」 「治します」 ナイトの視線を追って、その目的が自分の頬だと分かる。 「ああ、自分でやるから別に」 「私がやります」 「でも」 「いいから、私がやります」 半ば強引に頬に手を当て、回復術を使う。 その手を離すと、傷は大体きれいに消えたようだった。 「……」 姫の身体には、先程の戦闘でついた大小さまざまな傷が刻まれていた。 ナイトは無言で手を伸ばし、それらの傷を治しにかかった。 「……」 「……」 ひとつひとつ、手を押し当て、丁寧に治していく。 その表情からはなにか意地のようなものが読み取れた。 「……ぁ」 ナイトの手が止まる。 腹に当てた手から下、男物とも女物とも思えない下穿きが、欲求の状態を示す姫 の男によって押し上げられていた。 「……今日のは、ちょっと命の危険を感じたから……」 珍しく姫が目を逸らしながら独り言のように呟く。 どくん。ナイトの鼓動が怪しく跳ねた。 「……バカですね……だから、私がいるじゃないですか……」 明らかに騎士の務めではないことを呟きながら、ナイトは拗ねた様に目を逸らし た。 「っ……」 「……ん、ふ…………」 薄暗い部屋に粘ついた水音が上がる。 ベッドに仰向けになった姫の下半身に覆いかぶさり、ナイトは口いっぱいに屹立 するものを丁寧に舐めた。 「はあっ……」 腕で目を覆う姫から熱い吐息が漏れた。 それを聞いたナイトの目がどこか満足げに細まり、いっそう口戯に熱がこもる。 「はぁ……はっ……」 「んむ………」 いつも余裕綽々の姫が、今日は早くも息を早くしていた。 そろそろだと見て取ったナイトは屹立にその細い指を絡め、唇をぴったりと合わ せて先端を吸った。 「…んぅ……ん……」 「ぁ……………くっ……!」 限界に達した姫が引き金を絞った。 ナイトの口いっぱいに、白濁した液体が溢れかえる。 口に収まりきらなかったそれを拭いながら彼女は起き上がる。 「んく……」 いっぱいに溜まった白濁を飲み下しながら、ナイトは荒く息をつく姫を満足げに 見下ろした。 さあ、次はどうしようか。 ふと手の甲に口を拭ったときについた粘液を見つけ、それを舐めとろうと舌を伸 ばしたそのとき、 いきなり姫が上体を起こした。 「……今日は、積極的じゃない」 いつもの嗜虐的な笑みを浮かべ、そのままナイトを押し倒す。 ナイトが何か言おうとする間さえ与えず、その口は姫の唇によってふさがれた。 「んー……!?」 自分の味がするのに構いもせず、姫の舌がナイトのそれを絡め取る。 その小さな舌を強く吸いながら、歯列をなぞり、上あごをこすり、姫はナイトの 口腔を蹂躙した。 「っぷは……」 彼女の目に涙がにじむほど強烈に口を犯し、姫が頭を離した。 二人の口を繋ぐ唾液の糸が切れてナイトの胸元に落ちる。 先程と逆転した構図で、姫がナイトに覆いかぶさる。 「ねぇ……どうして今日は積極的なの……?」 服の裾から姫の手が滑り、彼女の衣服をたくし上げる。 「ねぇ……」 露わになった慎ましい胸の先端に彼が口付けた。 「あっ……!」 「……私が貴女の事をどうでもよく思ってると思ってたの?」 白い肌に次々と口付けを落とし、舌でなぞる。 ナイトの抵抗を封じながら、姫は徐々にその衣服を剥ぎ取っていった。 「べ……別に……ひゃん!」 「貴女のためにスキルとってて、嬉しかった?」 「だか、ら、別にそんな、思って……」 「ねぇ……私はいつだって貴女が大好きなのよ?」 「っ………!!」 最後の一枚を脱がせて、姫は若干困った。 ナイトのそこがすでに十分に濡れていたからだ。 「……これ……やっぱり前戯はしたほうがいいのかしら……」 「ばっ……そーゆーこと言わないでくださいっ! っ……す、するなら早くしてください……都合がいいんでしょう………!?」 「……そうね」 何を思ったか姫はナイトの足の間に顔を近づける。 それに気付いたナイトが止める間もなく、膣口の上、最も敏感な場所を隠してい る場所に口付けて吸った。 「っぁ、ーーーーーーーーーーーーー!!?!??」 あまりに強烈な刺激に声にならない悲鳴をあげ、ナイトの背がベッドの上で反り 返る。 浮き上がった背筋をベッドに落とし、半自失状態でひくひくと震えるナイトに、 今度こそ姫は覆いかぶさっていった。 「……それじゃ、いただきます」 ぎしっ。ぎしっ。 姫の動きに合わせてベッドがかすかにきしむ。 「ぅあ、ああん、んっ、や………」 深く突き込まれるナイトの口から、絶え間なく甘い声が上がった。 それを見下ろす姫の冷静を装った表情に、薄く上気した色が隠れては見える。 これが彼の欲しいものだった。 頑なだった彼女は今彼の下で心と身体を開き、声を抑えることも忘れてはしたな く足を絡めてくる。 もっと。 もっと、見たい。 湧き上がってくる歓喜に動かされ、それなら、と彼は思った。 「……」 「ぅ……?」 姫の動きが止まり、ナイトの身体から姫の男が引き抜かれる。 「……ぁぁん………」 小さく声を上げたナイトから、どうして、という目線が飛んでくる。 大丈夫、ちゃんと最後までしてあげるから。 そんな彼女を抱き起こし、後ろに手をつかせる。 そしてその腰を抱え込むようにして、彼はもう一度ナイトの中に自らを深々と埋 めた。 「――あああっ……!!」 腰と腰とが密着し、姫の先端がナイトの行き止まりを押し上げて止まる。 抱え込まれたナイトの足が、ひくりと力なく宙を蹴った。 「はぁっ、は……ぁ……」 目の前に来たナイトに自らの顔を寄せ、触れるだけの口付けを交わす。 先程より幾分スローペースに姫は腰を動かし始めた。 「んあっ、ああっ、あう、うぅん……」 屹立がナイトの中を掻き分け、奥に当たるたびに声が漏れる。 左手でしっかりとナイトの腰を固定し、あいた右手で結合部の上にある敏感な突 起を弄る。 形のよい眉を快楽に歪め、泣きそうな顔で喘ぎ声を上げるナイトを姫はこの上な く嬉しそうに見つめ続けた。 「!あ……」 薄く目を開けたナイトが、自分の表情が先程からずっと姫の視線に晒されている ことに気付く。 慌てて顔を隠そうとするが、両腕は後ろについて姿勢を支えているため使うこと ができない。 しかたなく顔を背けて見られまいとするナイトに姫が囁きかけた。 「隠さないで……?」 「ぅ、ゃ……」 「顔を見せてよ……」 「あ、ぁん………」 「声、もっと聞かせて」 「ゃあ、ぁぁん……!」 ささやかれる言葉と、体内で動かされる感覚に抵抗しようとする心が崩されてい く。 優しく単純な交接の中で、ナイトは上り詰め始めていた。 「っ……」 「ふぁ、あ、ぁぁ、んぅぅう……」 「……はぁ……っぅ……!」 かすかな喘ぎにより高い音が加わる。そして姫もまた快楽に押され始めていた。 「ぅあ、ああん、あっ、あっ、や、あぁぁぁっ」 「ナイト、好き、好きよ、好き、好き、好きだよ、貴女が……」 「あ、ああっ、わた、ひぁっ、わた、し……」 決壊寸前の理性を押しとどめようと、ナイトは何とか踏みとどまろうとする。 そこに追い討ちを掛けるように一際大きな波がナイトを襲った。 「……ていい?」 「はい……」 反射的に答えを返し、そして我に返る。 ちょっと待って。 『中に出していい』? 「!!待っ……んぅ………!?」 訂正しようとしたナイトの唇が暴力的な口付けで塞がれた。 押しつぶすように深く突き上げ、姫がスパートをかける。 「んむ、はっ、うく……!!」 「っ!んっ!ぅん!うぁっ!んんーーーーーー!!」 「っ………………!!!」 ナイトの身体の再奥で、限界まで膨れ上がった欲情が弾けた。 「ひぁ…………!!」 迸る熱が意識を真っ白に染めつくす。 極限まで蓄積された熱と快楽の中で、ナイトは声にならない絶叫を上げながらが くがくと痙攣した。 「っ……!っ……!っ……!っあ……あ…………!!!」 がくん。 前身から力が抜け、状態が沈み込む。 身体の奥で粘ついた熱が染み渡った。 「……あ……………」 その体内の感覚を噛み締めながら、ナイトは気が遠くなっていった。 ――いいかい、忘れてはいけないよ。お前は坊ちゃまの騎士として、きっと力に なっておくれ。 ――うん!絶対忘れない!わたし×××ちゃんといっしょにおうちをさいこーす る! ――うん、たのんだよ。 ――まかせて!×××ちゃんが泣いたらよしよしって頭を撫でてあげる! ――うんうん。 ――こわい犬が来たら……私も泣いちゃうかもしれないけど、でも×××ちゃん と一緒に頑張る! ――そうだね。騎士は主人と一緒になって頑張らなくてはね。 ――お化けは怖いけど、×××ちゃんが守ってくれるって言ってたから私も頑張 る! ――おやおや、守られるのは逆じゃないかい?騎士は主人を守ってあげないと。 ――だって…… ――主人に守ってもらうような騎士じゃ、愛想をつかされてしまうかもしれない だろう? ――そんな事ないもん!ずっと一緒にいてくれるもん! ――そうかね?でも、それには坊ちゃまがうんと言わなくてはね。 ――大丈夫だもん!絶対一緒にいようって言ってくれるもん! ――だって、私のことお嫁さんにしてくれるって約束してくれたんだもの! ―――――――――――――――――――― 「っ」 ナイトは目を覚ました。 そこはベッドで、付け加えるなら姫の隣で、姫は穏やかな表情でナイトの顔を覗 き込んでいる。 いや、それよりも。 ナイトには考えることがあった。 たった今見ていた夢のことだ。 あれは、自分が子供の頃、確かに祖父と交わしたやり取りだった。 なんということだろう。 遥か昔に忘れ去ったあの頃に、あんな恥ずかしい約束を交わしていたとは。 知らず顔が赤面する。 「……ねえ」 目を覚ましたにもかかわらず何のアクションも起こさないナイトを怪訝に感じた か、 彼がのんびりと話しかけてきた。 そうだ。彼はあのことを覚えているのだろうか? 彼女は振り返り、恐る恐る彼に尋ねた。 「……あの」 「なあに?」 「そ、その……ずいぶん前の、子供の頃のことですが…… あの頃に何か、約束のようなものをしたりしましたっけ……?」 「……さぁ、特に取り立てて特別なことはなかったと思うわ」 ナイトは胸を撫で下ろした。 再び向こうを向いてほっとしているナイトの背後で、姫がくすりと笑った。 「……ところで」 突然背中から抱きしめられ、ナイトは思わず硬直する。 「誤解を解いておかなくてはね」 「……誤解?」 「『私はあなたの所有物なんかじゃない』」 「あ、あの……あれは……」 「いいのよ。ただ、ね、あれはあんなつもりで言ったんじゃなかったのよ?」 「……え?」 ナイトは振り返ろうとして、抱きしめられているのでできないことに気付いてや めた。 それに今の姫からはなんとなく悪戯の気配を感じてならない。 首だけをひねり、耳を傾けてナイトは次の言葉を待った。 「私は、母や貴女のおじい様に感謝しているわ。とても大変な環境だったでしょ うに、 私を守り、育ててくれたこと。 それと、 ……貴女という大切な仲間、そして『お嫁さん』になってくれる生涯の伴侶を くれたこと」 「……~~~~~~~っ!!」 ナイトはシーツを引っかぶろうとした。 抱きしめられているのでできない。 身体を丸め、できる限り身を隠そうとするナイトに姫が耳元でささやく。 「……もちろんあの約束はまだ有効よね?」 「うるさっ、知りませんそんな事!……覚えてないって言ったじゃないですかー ー!」 捕まえようとする姫と、捕まりたくないナイトのささやかな言い争いはまだ当分 続きそうだった。 余談だが、半月後、そこにはいつもどおり月のものが来てほっと胸を撫で下ろす ナイトと 「次こそ必ず……」とつぶやく姫君の姿があったことだけを付け加えておく。
https://w.atwiki.jp/halyama6318/pages/42.html
B01-011 アースドラゴン イラストレーター : 茶壱 コスト 0 防御 700 攻撃力[追加ダメージ] 1100 2100 3300 4400 5500 6600 レアリティ 属性木タイプドラゴン カード種類モンスターカード進化段階2進化 進化元グリーンドラゴン 究極進化素材- 効果タイプ- カード効果- ドロップ 水 木 闇 収録・配布ブースターパック第1弾『旅立ちの刻』収録