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このページは? 現状最高効率のお金稼ぎであるカヨペリコ強盗を効率よく回すためのコツを載せるところです。 効率よく進めるコツの他に、苦戦しがちなところの解説も載せます。 基本は GTA5wiki を参考にしてもらって、 wikiに載っていなさそうな細かいところを解説していきます。 偵察 偵察ルートマップ + 未:初回偵察で最低限見ておくところ 初回偵察で最低限見ておくところ + 未:バイクのある場所 バイクのある場所 + 未:検問の越え方 検問の越え方 + 未:カッティングパウダーと給水塔の場所 カッティングパウダーと給水塔の場所 準備 いずれもコサトカ搭載のスパローがある前提です。 無くてもいけるけどどうやっても余計な手間かかりがちなのでスパロー買いましょ スパロー買ったらミサイルもつけておくとなおよし。 + 武器の回収 武器の回収 大きく2つのパターンがあり、「メリーウェザー本部へ行け」と言われたら やたら時間のかかるハズレパターンなのでヘリを破壊してミッション失敗かセッション移動推奨。 ハズレパターンの場合にミッションを失敗させる方法 セッション移動する ソロかつヘリの破壊に自信がない場合はこちら ヘリを破壊する 以下の好きなパターンでどうぞ スパローで出撃してミサイルをマニュアルで当てる(ヘリはロック不可のため) コサトカの誘導ミサイルを当てる(ミサイル搭載には190万ドル必要) メリーウェザー本部に相方を待機させてレイルガン等で破壊(メンバーが必要) オフィス襲撃パターン 「ペニリスビル」「707ベスプッチ」「シュロンベルグザックスセンター」へ行けと言われたらこちら。 市内のビルを襲撃して戻るだけなのでかなり楽でおすすめ。 オフィスへの侵入は地上、屋上の二通りあり、屋上から侵入するとステルス可能。 脱出時にヘリが出現するため、死ぬと地上に降ろされて面倒になるので自信が無ければ地上からで。 それぞれのビルの外観はこちら↓ ペニリスビル 707ベスプッチ シュロンベルグザックスセンター こちらはヘリを降ろしづらいため、降ろす場所の参考画像つき オフィス内でステルスする場合の参考画像と動画もどうぞ + ロングフィンパワーボートの回収 ロングフィンパワーボートの回収 警察署に向かう→トレーラーヘッドを回収する→警察署でボートが積まれたトレーラーに接続→埠頭に届ける の流れだが、トレーラーヘッドはミッション開始と同時に出現しているため最初の手順はスルーできる。 トレーラーヘッド、トレーラーを回収する警察署の組み合わせと届け先は↓の画像参照 + プラズマカッターの回収 プラズマカッターの回収 最初に向かうアジトは場所を知っていても特に意味ないので割愛 アジトで強盗グループの居場所を見つけてプラズマカッターを奪いに向かうが ミッション開始時に強盗グループが出現しているので、 二人以上でやる場合はもう一人が↓の3箇所に先回りしておくと時短になる。 + 指紋クローンメーカーの回収 指紋クローンメーカーの回収 最初に倉庫を襲撃してハッキング→保管場所へ行って回収の流れだが 倉庫と保管場所の組み合わせが固定なため、二人いると保管場所に先回りして時短が可能。 倉庫と保管場所の組み合わせマップ 最初に向かう倉庫には黒いノバクが2台停まっているので目印にどうぞ 監視カメラに映る・カメラを破壊すると倉庫に入ってそうそう撃たれるので、 余計なダメージを回避したい人はブレーカーを落としましょう 面倒ならスルーでもOK 倉庫に入ったら一つ奥のバイクに向けて手榴弾を投げると中の敵を一掃できます 向かって右の隙間に逃げ込まないと巻き添え食らうので注意 あと、隙間から出る時に右手の壁伝いに移動しないと倉庫を出てしまうので注意 倉庫を出たら保管場所へ行く。 こちらは監視カメラを破壊してOK。壊さないと帰りに追手がきます 指紋クローンメーカーは大体↓の付近を歩いてるだけで勝手に拾ってくれる + 赤パターンの場所詳細 + 青パターンの場所詳細 + 緑パターンの場所詳細 + 武器の妨害 武器の妨害 完全ステルスに自信がない人はカッティングパウダーとあわせてどうぞ 完遂すると敵の武器がハンドガンになって(ヘビーガンマン以外)火力が激減する 1回の強盗につき1回限りで失敗は許されず、10分の制限時間がある 次の3人がマップ全域のどこかに配置されるので、それぞれ始末すれば完了 全員ミサイルのロックがかからないため、マニュアル操作で当てるか近場に降りる必要あり。 重装の商人 高耐久・ヘッドショット無効・ミニガン持ちと強敵。 遠くからスナイパーかRPG、距離が近い場合はグレネードの曲射や物陰からミニガンあたりで仕留める。 バラージに乗った商人 トラックの銃座に乗っているので近づくと危険。 近くで発砲するなり爆発を起こすとビビって逃げるものの、近くで停車するのでそこを狙って狙撃。 ヘリで逃げる商人 逃げたり逃げなかったりするけど、一度ヘリに乗られるとロックオンがきかないため面倒。 はじめにヘリを破壊すると逃走手段がなくなるうえに爆風に巻き込めたりするのでおすすめ。 出現パターン 3パターンあり、色別で記載 + 赤パターンの場所詳細 このパターンだったらコサトカのファストトラベルでパレト方面(左上のバラージ付近)に移動する バラージ 重装 ここは近くに狙撃できる場所が無いため、建物の陰からちょこちょこ顔を出しつつ確実に攻めること。 まずはRPGかグレで取り巻きもろとも爆破→そのまま押し切るかミニガンで重装を蜂の巣にする ヘリ + 緑パターンの場所詳細 このパターンだったらコサトカのファストトラベルでサン・チアンスキー方面(右上の重装付近)に移動する 重装 バラージ ヘリ + 青パターンの場所詳細 このパターンだったら重装から倒すのがおすすめ。 市内にいるようならそのまま向かうか、コサトカのファストトラベルでエリシアン島方面(マップ下側)に移動する 重装 バラージ ヘリ フィナーレ + 回収するサブターゲットの選別 回収するサブターゲットの選別 島や屋敷内で無駄にうろうろしないためにも、作戦画面で事前に拾うサブターゲットを決めておくこと ↓の表は金額順になっているが、ハッパよりも絵画のほうが金額の期待値が高いため どちらかを選ぶことになったら絵画を優先するのがおすすめ。 (ハッパと絵画の金額差が僅かで、ハッパのほうが金額のばらつきが大きいため) 容量(一山) 備考 金塊 66.6% 屋敷内のみ出現、ソロでは入手不可 白粉 50% 屋敷外のみ出現 ハッパ 37.5% 屋敷外のみ出現、金額のばらつきがあるため絵画の方が期待値高 絵画 50% 屋敷外のみ、半端に回収できないためバッグの空き50%未満では回収不可 現金 25% どこでも出る、バッグの空き埋め要員 なお、金塊1ハッパ1の組み合わせはちょうど100%になる模様。 + 未:空港の一部サブターゲット回収が難しい 空港の一部サブターゲット回収が難しい + 未:ボートが沖に流されるorボートが曲がりきれず陸に乗り上げがち ボートが沖に流されるorボートが曲がりきれず陸に乗り上げがち + 未:メインドックの一部サブターゲット回収が難しい メインドックの一部サブターゲット回収が難しい + ヘビーガンマンが邪魔or倒せない ヘビーガンマンが邪魔or倒せない 屋敷内のヘビーガンマン(ジャガーノートと呼んだりもしますが、正しくはこちら)は ヘッドショット無効で高耐久なため、普通に撃つと倒す前に発覚状態になるが 特定の方法で転ばせることができるため、転んでいる間に倒せればステルス状態の維持が可能。 また、もし発覚状態であればミニガンが届きづらい物陰や屋根から撃つ・ブラインドファイア・爆弾を当てることで比較的安全に倒すことができる。 注意点もろもろ 転ばせる場合、壁や手すりにもたれるように転ばせると通常より早く起き上がるため、必ず地面に倒れ込むようにしよう 警備員は壁や床への着弾音に敏感なため、ヘビーガンマンを倒すなら周囲に警備員が居ないところか排除後にやること。下水侵入の場合は動画のように真っ直ぐ向かって噴水を過ぎたあたりを狙うのがおすすめ。 FPSでタックルするパターン(安定感あり) FPS視点にした状態で体当たりすると転ばせることができる キーボードなら「V」キー、パッドなら「SELECT」の位置にあるキーで視点変更 転ばせたあと、距離が近すぎると撃てないことがあるのですぐに離れるといい感じ ジャンプからの暗殺パターン ガンマンの背中に突っ込むようにジャンプすると転びます。 ちょっと位置調整が難しいので、ガンマンの進行方向にあわせてまっすぐ後ろから飛びかかると安定 粘着爆弾でパンチ(楽しい) 武器殴りの要領で、近づいてRキー(リロードボタン)を押すとなぜか粘着爆弾で殴り倒します シュールで楽しい 発覚後でも意外と倒せる動画 直撃させれば粘着1コで倒せる + 未:指紋ハッキングのコツ 指紋ハッキングのコツ + 未:メインターゲット入手後の増援 メインターゲット入手後の増援 + 脱出ルート 脱出ルート 屋敷を脱出したら、まず乗り物を確保する。 ステルス維持できている場合は↓の画像を参考にバイクを奪う。 発覚している場合は正面からバイクと車が1台ずつ、左からバイクが1台やってくるのでそれを奪う。 検問左のバイクは放置されているので3人の場合はこちらを回収してもいいかも また、バイクは一人乗りのため4人の時は車も確保する。 左上のバイクは少し見えづらいところにあるためこちらを参照。 乗り物を確保したらこちらの画像を参考に特定の位置まで泳げばクリア。 海に潜る際、リブリーザーの装着を忘れないように。 + 未:エリートチャレンジ エリートチャレンジ + 未:クールタイムとハードモード クールタイムとハードモード
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ep.508 聞くのが重いかも…「後味の悪い怖い話」 放送内容 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ゆっくりいじめ系1928 怖いお顔 5より続く 「むぎゅぁああああっ!? どぼじでだどぉおおおお!?」 想定した中でも最悪の状況ではあったが、それでもなんとか逃げ切ることは出来た。 そう思って森の中を進むぱちゅりーの前に、あのお顔の人間さんが現れた。 人間さんは大賢者であるぱちゅりーの大切なおつむを鷲掴みにすると、いくら話し かけてやってもまともな返事も出来ないクセに、「勝手にしぬなよ」と訳のわからな いことを言ってここまで連れてきたのだ。 初めに暗くて何もない、ごつごつと居心地の悪い人間さんのお家に入れられた。も てなしの仕方一つも知らない人間さんは、ぱちゅりーと無能なゆっくり達を雑魚寝さ せたのだ。それだけでも、腹立たしくって咳が止まらず、クリームを吐いてしまうか と思ったほどだ。 このゆっくり達は、せっかくの優秀な策戦を台無しにした能なし揃い。比べて、ぱ ちゅりーは賢者の中の賢者。それを一緒にして、しかも粗雑に扱うなんて、人間の愚 かさは救いがない。 そう思っていたら、今度はそのお家の地下へと放り込まれた。空気は悪く、ゆっく り出来ない臭いに満ちた場所で、ぱちゅりーは待遇の改善を要求したが、やっぱり愚 かな人間には理解できなかった。 愚か者とまともな会話をする方法なんて、さすがの大賢者たるぱちゅりーにも、わ からない。 ただ……わからないのは、それだけじゃなかった。 人間さんの、お顔がわからないのだ。わからないとしか言いようがない顔だった。 「わからないよー」なんて、無知をひけらかすことで同情を引き、許しを請うなんて ことは、ちぇん種くらいなものだ。ぱちゅりーにはそんな愚かな真似は出来ない。お 口が裂けても、わからないなんて言えない。 人間さんの、言っていることがわからない。問題だと言われ、その正解を教えてや ると、間違っていると言われた。馬鹿なことを言わないで欲しい。間違っているのは 人間さんの方だ。愚か者との問答は、やっぱり賢者にとって理解しがたいものだった。 人間さんの、考えていることがわからない。ぱちゅりーと一緒に、無能なゆっくり をたくさん地下へと閉じこめた。その無能な連中を、殴る、千切る、裂く、火で炙る。 好きにしたらいい。無能な連中だから、これといって使い道もないだろう。でも、そ れがどうしてぱちゅりーのせいなのだ? 無能な連中がどうなろうと、知ったことで はない。なんの責任も、負う義務はない。なのに、なぜわざわざ「ぱちゅりーが悪い」 などと言う? 他のゆっくり達もだ。こんなことになったのは、自分達無能どものせいなのに、無 能が足を引っ張るから、ぱちゅりーまで酷い目に遭っているのに。 なぜみんな、自分を罵りながら苦しみ、死んでいくのだ? わからないことだらけだ。ここは愚者で満たされている。愚者の考えで満たされて いる。愚者の狂気が支配している。賢明な者が、正気を保てる場所ではない。 「どぼじでぇ……げふっ、ごふっ……!」 「どうもこうもねぇよ。さぁ、次の問題だ」 「むきゅぁああ! お兄さんの問題は、問題になっていないのよぉおお!」 「俺が手にしている、こいつは……なんだ?」 ぱちゅりーの言うことに、ろくな返事をしない。愚者だから、賢者の言葉が通じな いのだ。愚か者め。 「だずげでぇえええええっ!!!! ばぢゅでぃーはゆっぐじじだいで、あでぃずを だずげでねぇええええ!」 お前のようなありすなど、どうでもいい。勝手にしねばいい。おぞましいありすな んて、さっさとしねばいいんだ。愚か者め、愚か者め。 「これくらいのことも、わかんねぇのか?」 「ゆぎゃぁあああっ!? やべでぇええ! ゆるじでぇえええええっ!!」 愚かな人間が、手に持った太い木の棒を、吊されている愚かなありすへ、見せつけ るようにして振っている。ありすはたくさんの紐を、少しずつ髪の毛に縛り付けられ た状態で吊されている。まるで、頭全体を引っ張られているかのように痛むだろう。 愚か者には良い薬だ。それで少しでも頭を刺激して、巡りをよくするといいのだ。愚 か者め、愚か者め、愚か者め。 「答えられねぇのかい? 何も知らねぇってわけだ、お前は」 「むぎゅ! 失礼なことを言わないで! 知っているわよ! 木の棒でしょ! 太い 木の棒だわ! そんなの見ればわかるわよ!」 「外れ、間違い、不正解」 「むぎゅぁあああっ!? どぼじでぇええええええ!?」 「どうもこうも、こいつぁ“薪”だ。やっぱり、おめぇは馬鹿なんだ……なっ!」 「ふぎゅぁあああああああああっっ!!!!?」 木の棒で、ありすが思い切り殴られる。ミチミチびちびちと、ゆっくり出来ない音 が響く。殴られた衝撃でぶぅんと舞い上がったありすが、天井へ当たったあと、振り 子状態で揺れ続けた。 その様子を見ていた愚かなゆっくり達は、自分が殴られたわけでもないのに泣き叫 んでいる。連中はちょうど、ぱちゅりーとは対角に位置する部屋の隅で、一塊になっ て震えていた。都合は良い。あまり側にいられると、愚かさが移りそうな気がするか ら、離れていてくれるのは都合が良いのだ。 ありす種が酷い目にあったところで、知ったことではない。いい気味だ。だが、納 得がいかないことがある。 「ばぢゅでぃーばばがじゃだいがへげほぐほっ!!!!!」 「おい、馬鹿なぱちゅりー、次の問題だ」 「ばがじゃだいっでいっでむげぎゅふごふげほごほほっ!!!」 「これぁ、なんだい?」 愚か者め。 愚かな人間め。 先ほど、自分がどんな問題を出したのか、もう忘れているらしい。 手にしたままの木の棒を、さっきと同じようにぱちゅりーへと見せるように振って いる。 お前にとって、それは薪なのだろう。 人間が、同じ物なのに様々な呼び方をする、愚かな習慣を持っていることは大賢者 であることぱちゅりーはよく知っている。 愚か者め愚か者め愚か者め愚か者め。答えて欲しければ答えてやる。 「むっ……むぎゅ……そ、そでは……それは……薪よ……!」 「外れ、間違い、不正解」 「むぎゅぁあああああっ!!!!? どぼじでぇええええええ!!!?」 「見てわからねぇかなぁ? こいつはどう見ても、木の棒だろう……がっ!」 「ぶびぁあああああああああっ!!!! ばぶべっ!!! ぶぎゅばっ!!!」 先ほどより激しく殴り飛ばされたありすが、真横に飛んだ。ビチビチビチッ! と、 とてもゆっくり出来そうもない音が聞こえたから、紐と繋がれていた髪の毛が全て、 千切れるか抜けるかしたのだろう。壁にぶつかって叫び、床に落ちて悲鳴を上げる。 どの声も聞くに堪えない、ゆっくり出来ない声だ。 ありすが酷い目にあったところで、知ったことではない。いい気味だ。だが、納得 がいかないことがある。 「ざっぎばばぎっでいっだじゃだぎゅげぼげほげほげほげほげほっ!!!!!」 「あ〜あ……次の問題の前に、ありすを吊し直さなきゃぁな」 「ぶざげでゅだおどがもどぉおおおお!! げふっ! げふごふっ! ひぎょ……! ひぎょうぼどぉおおお!!」 *** *** *** *** 「馬鹿な饅頭には、なぞなぞも卑怯に思えるのかねぇ」 「むぎゅぁあああああっ! ばでゅでぃーば、も゛り゛の゛け゛ん゛じ゛ゃ゛ぎゃぶ げふごほふぼ!!!」 「森の愚者ぁ?」 「げふごふごほがふげほっ!!」 土蔵にある地下蔵は、火の用心に拵えてあるものだ。盗人への用心の地下蔵は、も っと別のところにある。万が一、大火事に見舞われても、これだけは燃えてくれるな と言う品をしまっておくためで、金蔵は別にあるわけだ。 と言っても、うちはそんな高値の代物を扱うような商いはしてないから、たいてい は空いている。火に備えているので風の通りが悪いことこの上ないが、その分だけ音 も外へは洩れにくい。すぐ上の土蔵にいれば微かに聞こえるだろうが、外に出ちまえ ばほとんど聞こえないだろう。 それに、閉じこめておくにも都合が良い。俺がいない間は、上の扉に重しでも載せ ておけばいいし、中へ入っている間は、はしごを外しておけば饅頭にはどうすること も出来ない。 人や犬猫を閉じこめた日には臭いが籠もり、後が大変だろうが、こいつらは餡子だ なんだと甘ったるい臭いがするだけだ。俺は甘い物が好きじゃないが、我慢できない 臭さでもない。おまけに、ごくたまにだがその甘ったるい臭いをかぎつけて、新たに 饅頭共が入り込んでくることもある。仲間の死臭のようなものだろうに……饅頭にも、 妙なのがいるってことだろうか。 「あでぃずのどがいばながみがぁああああっ!? どがいはなお顔がぁああああっ!? とかいはなかちゅーしゃがぁああああああああっ!!!?」 「むぎゅ……むきゅきゅ! う……うるさいわよ、ありす! とかいはでもなんでも ないでしょう!?」 「「「「なんでずっでぇえええええっ!?」」」」 殴り飛ばしてやり、ボロボロになった饅頭だけではなく、他の似たような饅頭まで 声を揃えて喚きやがった。 「とかいは……ねぇ。そんじゃあ、そいつを問題にするか」 「む……むきゅ!?」 「“とかいは”を言い換えてみな」 「む、むきゅきゅ……!? と、とかいはは……」 「“とかいは”は“とかいは”よぉおおおおっ!!」 「むきゅぁああっ! 低脳ありすは黙っていて!」 「こんなこともわからねぇんじゃ、森の愚者がお似合いだなぁ」 「げんじゃだって、なぜわがだだゆげふごほがふげほごほっ!」 どうも、紫饅頭は面白みが少ない。体が弱くすぐ中身を吐いて死にやがるから、直 接痛めつけないようにしているってのに……興奮するだけでも咳き込んで、結局は中 身を吐き散らかしやがる。 やはり、長くは楽しめそうもない。 「答えられねぇ……か!」 「ゆぎゃぁあああああっ!!!? あでぃずの!!! あでゅずのおべべがぁあああ! どがいばのおべべがぁああああああ!」 薪を放り投げて、金饅頭に叩き付ける。上手いこと目に当たったらしく、片目が潰 れでもしたか、転がり、のたうち、叫び声とゴロゴロだビッタンビッタンだと面白い 音を立て続けてくれた。 「“とかいは”を言い換えることも出来ねぇとは、森の愚者様の愚かさには恐れ入る ねぇ」 「むきゅ〜……! むきゅ〜……! むきゅ〜……!」 挑発しても、荒い息を上げてこちらを睨むばかりで、何も言ってこない。体力の限 界なら、そろそろ一工夫しないといけないだろう。 「むきゅ……と、とかいはは、馬鹿ありすの……馬鹿の一つ覚えよ……」 「なるほど……」 答えるために、息を整えていたらしい。問答で傷つけられたプライドは、問答で取 り返すと言うことだろうか。 「外れ、間違い、不正解。都会派ってのは、雅ってところだろう」 「むぎゅぎょぎゃぎゅぅうううううううっ!?!?!?!?!?」 この問答に、正解なんてない。紫饅頭が言った答えと、別の答えを捻り出せば良い だけのことだし、仮に思い付かなくても、「外れ」と言い切ってやればいいのだ。適 当なことを言って、お前は馬鹿だ、愚かだ、無知だと言い続け、他の饅頭にお前のせ いだと罵らせ続ければいい。 まるっきりの、嘘っぱちでもかまわない。 いや、その方がより良いのかもしれない。どうせ紫饅頭じゃ、長くは楽しめないだ ろうから……思い切り、頭に来させてやろうか。 「さぁ、もう一つの目ん玉も潰すぞ、饅頭。森の愚者様がきちんと問題を間違えてく れたからなぁ」 「やべでぇええええええ! どがいばだあでぃずをゆでゅじでぇえええええ!!!! づぶずだら、ばぢゅりーにじでぇえええええええ!!!!!」 「むぎゅぁあ!? ぶどぉだ……! ぶのーなあでぃすのおめめなんで、いらないで しょぉおおお!? がっでにづぶれでださいぃいいっ!!!!」 「おばえがばちがうかだだ、ばでゅでぃー!! おばえがじねぇえええええ!!!」 紫饅頭を罵るボロボロの金饅頭へと歩み寄り、爪先でまだ開いている方の目を蹴り 潰してやる。 「ひゅぎひゃぁあああああああっ!!!!? いっ! いっ! いだぃいいいいっ!? ぐらいぃいいっ!? いだいぐらいいだいぐらいだいぐらいだぐだじだぎだ!!!!」 「しっかり正解しろよ、紫饅頭。仲間がどんどんボロ饅頭になっていくぞ? これで 5匹目じゃねぇか」 「むぎゅ、げふ……むきゅぅ……な、仲間なんかじゃ、ないわ……げふげふっ!」 両目が潰れ、ボロボロの金饅頭はそのままに放っておく。見えないんじゃあ、何か を見せつけて怖がらせることも出来ない。 さっきまで金饅頭を釣りしていた綱に、今度は鉄製の鈎を括り付ける。たくさんの 紐に髪の毛ってのは悪くないんだが、いかんせん手間がかかりすぎるからな。何度も やってはいられない。 「さて、次はどれにするか……」 地下蔵の片隅に寄り集まっている饅頭の方へ、わざとゆっくり歩み寄っていく。 「ゆぎゃぁああああっ!! ゆるじでぐだだい!! ゆるじでぐだだい!!」 「ばでぃざをだずげでね! ばでぃざはわるぐだいよ!! ゆっぐじじだゆっぐじだ よ!!」 「どがいばのあでぃずをいじべだいでねぇええええ!! ぃいじべるなら、でいぶが ばぢゅりーにじだだいどよぉおおおおおっ!!」 「どぼじでぞんだごどい゛う゛の゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?」 裂けるほどに口を開け、涙と涎を垂れ流す。目を見開くものもいれば、目をきつく 閉じるものもいる。いずれも顔の全てをグシャグシャに歪めて、恐怖を鮮やかに浮か び上がらせる。 声を張り上げ、喉をからし、命乞いを、許しを、己だけの救いを、他者の蹴落とし を、叫び、がなり立て、喚き散らす。 こうでなくちゃいけない。 「おめぇにするかね」 「どぼじであでぃずだどぉおおおおおおおっ!!!!!??」 次の金饅頭の髪の毛を掴み、持ち上げる。この金饅頭は、下手を踏むと性欲の権化 と化して、俺の知らないところで他のヤツらを犯し殺してしまう場合がある。だから、 饅頭がたくさん手に入ったときには、早めに責め嬲ることにしている。 「どうしてって……とかいはだからじゃねぇかなぁ?」 「ぃいいいいやぁああああああああっ!? どっ、どがいば……! どがいばだけど、 あでぃずどがいばだけどどがいばじゃなぐでいいでずうううううううっ!!!」 何を言っているのかはっきりしないが、活きの良い金饅頭を鈎がよく見えるように 持ち上げてやる。 「ひぎゃぁあああああっ!!!!?」 「叫ぶのは早ぇって。そんなに、これが怖ぇえか?」 「ご、ごばいぃ……! ごわいでずう……! あでぃずをだずげでぐだだいぃ!」 「いいか? あの紫饅頭が俺の問題に正解したら、その怖ぇえモノはお前とは何の関 わりもないものになる」 「ばぢゅでぃぃいいいいいい! まじがえだらゆるざないわよぉおおおおお!!!!」 「だが、間違ったときは……」 「ゆああっ!?」 くるりと、金饅頭の体を逆さまにする。 「こうやって、おめぇの下顎……饅頭も下顎って言うのか? ともかく、口の下っ側 を中から、こう……グサァアッ!!!」 「ひゅぎゃあぁあああああああっ!!!?」 「なぁに、安心しろ。面白い悲鳴を上げてくれなきゃ、俺も張り合いがねぇからな。 ちゃんと舌は避けて刺し貫いてやるよ」 「な゛に゛を゛あ゛ん゛し゛ん゛す゛れ゛ば゛い゛い゛の゛ぉ゛お゛お゛お゛!!?」 「さぁて、問題だ。間違い続きの馬鹿饅頭」 「むぎゅっ……!? むぎゅぁ……! ごふごほっ!」 出来るだけ簡単で、間違えるはずがないと思える問題が良いだろう。さて、なにが いいか…… 「そうだな……カラスは、何色だ?」 「むきゅ……むきゅきゅきゃ〜♪ けほこほっ! そ……それが問題? そんなので この森の大賢者であるぱちぇを困らせるつもりなの?」 「良いから答えろ」 「まじがっだだごどずばよ、ばでゅりぃいいいいっ!!!!」 「むきゅ! 黙りなさい、レイプ魔!! 優秀なぱちぇが間違うわけないでしょう!」 自信満々だ。カラスくらいは見たことがあるだろうし、だとすれば答えは簡単…… なのだろう。 「カラスさんの色は…………黒よ!!!」 「外れ、間違い、不正解」 「むぎゅぁああばぼべがばばばばごぼぼぼげばごぼげふがふごほがはっ!!!」 「ひゅきゃぁああああああぁっ!? いやぁああ! いやっ! いやぁああああ!! ぐさぁはいやぁあああ! ありすをたすけてぇええええええ!」 「そいつは、聞けねぇな。おめぇだけ許したら、あそこで転がってる饅頭共が可哀想 だろうが?」 「知らないわよぉおお! ありずは、あんないなかものなんでじらだいわぁああ!!」 「同じ金饅頭だろうが……よっ!!」 「ぶぎゅぁぎゃぁあああああああぁっ!? あがががががががががぁあああっ!!!」 逆さにした金饅頭を、口の中……舌の付け根あたりから裏っ側まで、鈎で貫き吊り 下げた。軽く揺らしてやるとぎゃーぎゅーぎゃーぎゅーと良い声で騒いでくれる。 「ぐっ……! ぐろだわ……! むぎゅぅ……! がらっ……げほっ! カラスさん は、黒よ! お兄さんの嘘つき!!」 「ちゃんと烏色って言葉があるんだよ」 「むぎゅ……!?」 「さぁ、次の問題だ」 「むぎゅぅ〜ふ……! むぎゅぅ〜ふ……! むぎゅぅ〜ふ……!」 「カラスは、何色だ?」 「むきゅぁああああああああああああああああああっ!!!! クロクロクロクロ、 クロよぉおおおおおおおっ!」 ゆっくりいじめ系1930 怖いお顔 7に続く
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縦読み版 「お化け」 ここは呪われている。 どこに逃げても、どこへ行ってもお化けばかりだ。 真っ暗な森の中に青白い炎を放つ人魂が飛び交い、反対の茂みにはろくろ首が文字通り首を長くしてぼくという獲物が来るのを待ち構えている。 「でろでろば~!」 と、道の向こうでは一つ目小僧が大きな声を上げて踊っている。 僧衣を身につけたその一つ目小僧は大きな口から真っ赤な舌を出し、まるでぼくを馬鹿にしているかのように、その一つ目を器用に使いあっかんべーをしている。 その不気味なお化けたちから逃げるように、ぼくはただこの闇の迷宮を走り抜ける。 この森はいったいどこなんだ。 空を見上げても星が見えないほどに真っ暗で、辺りからは生物の気配がしない。 虫も、鳥も、ネズミ一匹いない。 ここは死の森だ。お化けが支配する死の森なんだ。 白い霧が辺りに立ち込め、背筋が凍るような冷気が足を抜ける。 怖い。早くここから出たい。 一心不乱にぼくはただひたすら走るが、その方向が正しいのかわからない。この死の森に出口はあるのだろうか。一体僕はいつからここにいるのだろう。もうずいぶん長い間この死の森に閉じ込められている気がする。 誰か助けてくれ。 気が狂いそうだ。 狂ってしまいそうだ。 その時、ぼくの顔にひんやりとした、柔らかな物が当たった。それはぬめってしており、ぼくの顔を濡らす。 この感触はきっと大きな怪物の舌べロだ。唾液が飛び散り、不快な感触のせいで、体中に鳥肌が立つ。 「う~ら~め~し~や~」 そしてその直後、女の生首がそう叫びながら空を飛び、ぼくのほうに向かってきた。 「ひゃあ!」 ぼくは思わず悲鳴をあげて腕で顔を防ぐ。 だけど生首の声は後ろに遠ざかり、どうやら通り過ぎて行ったようであった。 ぼくは安堵のため息を漏らすが、同時にお化けに対する嫌悪感がふつふつと湧く。お化けたちはぼくを脅して楽しんでいるんだ。そして、衰弱しきったところを食べに襲ってくるのだろう。 ぼくは知らないうちに涙を流していた。 必死に何度もシャツで拭うけど、それでも涙は止まらない。 もうお家に帰りたい。 パパとママに会いたい。 こんな怖い思いは嫌だ。 もう何も見たくない。そう目を瞑りながら走っていると、ぼくは何かに足を蹴躓き、思い切りすっ転んでしまった。 痛い。倒れた時に膝と腕を打ってしまったみたいで、もう歩けそうにない。 ジンジンと膝が痛み、立ち上がるのがやっとだった。 無理だ。ぼくはここで死ぬんだ。お化けたちに殺されてしまうんだ。 そう思っていると、ふとぼくの肩を誰かが叩いた。 びっくりして思わず飛びあがってしまう。誰だ、一体誰が! ゆっくりと目を後ろに向けると、そこには今まで見たことも無いような、恐ろしいお化けが立っていた。 まるで大昔の人のような、灰色の着物と袴姿で、男の人のようなのに髪の毛が異様に長い。その髪は顔を隠しているけど、不気味でぎょろっとした左目だけが覗いていて、ぼくを睨みつけている。そして黒い口紅を塗ったような唇をにいっと歪ませながら笑った。 お化けが歩くたびに髪が揺れる。カランコロンと、下駄の音を鳴らしながらこちらに向かってくる。 その着物姿のお化けは他のお化けとは雰囲気が違った。ゆらりゆらりとゆっくりと無言でぼくのほうに近づいてくるのだ。 きっとこれはこの場所で死んだ怨霊なのだ。 怨霊はすっと手を伸ばしてくる。その手も人間とは思えぬほどに白い。 ぼくを捕まえて食べるつもりだ。 動け、動けぼくの足! 逃げなきゃ死ぬ! 走るんだ! ぼくは自分の身体に鞭を打ち、必死で駆けだした。 後ろからはあの怨霊が追いかけてくる。 絶対ぼくは生きて帰るんだ。パパとママが待っている家に帰るんだ! しばらく無心で走っていると、少し先のほうに光が見えた。ぼくはそこに向かって全速力で走る。 あれはきっと森の出口だ。 ふっと振り返るとあの着物姿のお化けが立ち止まってそれを見ていた。気のせいか、にこりと笑ったような気がする。 それを無視し、ぼくは死の森と光の境界線を飛び越える。 そして、ぼくの身体は光に包まれていく―――― ※ ※ ※ ※ ※ 「ありがとうございました猫髭《ねこひげ》博士」 暑苦しい一つ目小僧の被り物をはずし、園長は汗だくになりながらそう言った。 彼の目の前には着物に袴姿の若い男が立っていた。顔は青白く、その顔が隠れるくらいに不気味に長い髪が印象的だ。 「いいえ。これであの子供の霊が成仏出来たのなら、それは私にとっても嬉しいことです」 そう言う着物の男は双葉学園の大学部で学者をしている猫髭京一郎《きょういちろう》であった。 ラルヴァと異能の研究に通じる彼は、こうして|お化け屋敷《、、、、、》にやってきていた。 猫髭はふっと後ろにあるお化け屋敷を振り返る。そこには『超怖い! ギネス認定のお化け屋敷。恐怖の森!!』という陳腐な看板が掲げられている。その従業員出口から、次々とろくろ首の仮装をしたアルバイトの女の子や、濡れたこんにゃくを釣りざおに垂らしている男性、黒い服を着て生首のふりをしている女性などのお化けを格好をした従業員が出てきた。みな一仕事終えたと、清々しい表情だ。 ここは某有名な遊園地で、その一角にこのお化け屋敷は存在した。 ここの歴史は古い。 かれこれ十年前、いじめられっこの男の子が、度胸試しを強要されてこのお化け屋敷に入場した。 極度の怖がりだった彼はこのお化け屋敷の中で心臓麻痺で亡くなったという。 それから様々な問題があったものの、このお化け屋敷は取り壊されず営業を続けていた。だがそれ以来奇妙な噂が流れ始めたのだ。『このお化け屋敷の中には本物の幽霊がいる』。その噂は本当で、少年の霊は、その十年もの間この恐ろしいお化け屋敷の中をずっとさまよっていた。 その噂を聞いて駆けつけた猫髭は従業員の力を借りて、恐怖心を乗り越える“勇気”絞り出させ、彼を“出口”へと誘導したのであった。 そしてこのお化け屋敷と言う迷宮から出ることができた男の子の霊は、無事に成仏することができたようである。 「我々としてもあの子供が可哀想でね。それに本物の幽霊がいたんじゃわしらの仕事がなくなってしまいますからね。ははははは」 と園長は笑った。 そしてふと園長は猫髭の姿をじっと見る。 「どうしました?」 「いやあ。博士の仮装は気合い入ってますね。大正時代の幽霊か何かですか? その白い顔も髪の毛も迫力満点ですな。特殊メイクみたいなもんですかね。子供が見たらトラウマになりますよ。ははははは!」 「…………私のこれは普段着です。それにメイクもしていません」 子供の霊が自分を見て一番怖がっていたのを思い出し、猫髭はちょっと傷ついた。 オワリ トップに戻る 作品保管庫に戻る
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ep.551 恐怖実話体験談!本当にあった怖い話TWITTERのDMに来た怖い話「コンビニの駐車場」「内覧」「神様の通り道」 考察怪談 1.「コンビニの駐車場」 2.「内覧」 3.「神様の通り道」 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 登録されたタグ Twitter 「コトリバコ」 『はじめの一歩』 『ほんとにあった! 呪いのビデオ』 『みんな!エスパーだよ!』 『首の家』(呪いのビデオ45) たっくーTVれいでぃお ウェルシア エフエム豊橋 モエモエだぞん! オリエント工業 キジ クラクション クリスマス会 コンビニエンスストア スマートフォン ダイレクトメール ヤンキー ローソン 三河弁 人形 偏光フィルム 内覧 写真 半田市 喫煙所 子供会 実験 小坂井町 店員 心霊写真 恐怖実話体験談 愛知県 新城市 方言 旧本坂トンネル 映像化希望 暴走族 東栄町 生贄 田原市 町興し町汚し 百万遍数珠 神 神棚 神輿 祭り 福岡県 花祭 荒神 軽自動車 配信 防犯 雀射初神事 風習 高校生 鬼祭り ⇐PREV NEXT⇒ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ep.565 明日使える雑学をあなたに…「怖い雑学2」 放送内容 前回→ep.562 明日使える雑学をあなたに…「怖い雑学」 ベッドから落とされる 関連エピソード→ep.554 YouTubeで話すと消されるかもしれない話… ラッキーセブン 関連エピソード→オカルトクリニック ep.12「8」怪談・不思議な話・人怖を考察 参加メンバー Tomo Kimura その他 登録されたタグ 『ひみつのアッコちゃん』 『ドラえもん』 『ドラえもん』の最終回 『ピーナッツ』 『千と千尋の神隠し』 『大きな古時計』 『天才バカボン』 『火垂るの墓』 『腹腹時計』 きのこ ぶっちゃけ アウグスト・ピノチェト アブラカダブラ アメリカ アラム語 アルプス一万尺 アンデス山脈 イスラーム教 ウジ虫 エイサ・ブレイナード エース オカラジ語 カクメロ カンパリ クイズ ココ・シャネル コチニールカイガラムシ コルセット ゴキブリ ゴリ ゴリ押し ゴリ押し漁 サムい シャネル シャネル N°5 スヌーピー ズボンのチャック ソビエト連邦 ダウンタウン チャーリー・ブラウン チョコレート チリ テクニカル・マジック・マイ・コンパクト テクマクマヤコン トイレ トリュフ ドM ドS ドコ・シャネル? ネズミ ノミ ノミのみじゃない ハエ バカボンのパパ ピッチャー ピンキリ ピン芸人 ベッド ポルトガル語 マイバッグ マゴットセラピー マスクメロン マットレス マリリン・モンロー ムカデ ムカデの素揚げ ムスク ラッキーセブン ラミパス ラミパス ルルルルル~ ロイヤルストレートフラッシュ 万引き 三河弁 処刑 処女 包茎 参考画像あり 口紅 古代ローマ 土星 夜更かし 宣伝 寿命 屁 岡田斗司夫 左利き 巻きビニールの上の広告 戦艦 戦艦ドレッドノート 救急搬送 日本アルプス 昆虫 月とすっぽん 松本人志 松茸 椎茸 椿 槍ヶ岳 歯磨き粉 毒 江戸時代 爆弾 犬 空振り三振の回 第二次世界大戦 節子 般若心経 花魁淵 芸人 蚊 蜘蛛 血 豚 赤 超ド級 都市伝説・オカルトまとめ 野立て看板 長谷川町子 闘牛 飲むヨーグルト ⇐PREV NEXT⇒ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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神殿、寺院、修道院 神殿 神殿 神社 鳥居 寺院 寺院 教会、修道院 教会 修道院 [部分編集] 神殿 (Part30, 153) http //farm1.static.flickr.com/93/279691492_77937a0d43_o.jpg 葬祭殿 (Part29, 863) http //kokusaigakkai.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2008/02/24/photo_7.jpg 戦士の神殿 (Part9, 79) http //www.muse.or.jp/maya/maya1/gif/c-photo3.gif [部分編集] 神社 神社 戸隠神社奥社参道 (Part35, 632) http //i.imgur.com/I3Z2gNR.jpg http //i.imgur.com/cNjflSB.jpg http //i.imgur.com/bD7ehmx.jpg 出雲大社 (Part18, 473) http //homepage3.nifty.com/kabe-gami/kabegami/taisya/kaguraden_no1.html 下の方の『日本一の注連縄神楽殿・5トン』とか。 そもそも、日本書紀のころには、御本殿は高さ100mくらいあったらしい。 [部分編集] 鳥居 鳥居はいまいち大きさがぴんとこない (Part23, 816) http //www.geisya.or.jp/~mwm48961/english/heian1.jpg メタリックな鳥居も威圧感たっぷりですね。 怖い鳥居でおもいだすのが厳島。 巨木の怖さと海のイヤーンな感じのハーモニー(というか怖い不協和音) 固定されていないのかという不安も混ざって漏れそうです。 スケール感はないのですがイヤーンな感じを画像を拾って見ました (Part23, 797) http //www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~miyajima/9miyajima/94simatokurashi/kurasi/photo047.jpg [部分編集] 寺院 寺院 ガンツに出てきた寺かな? (Part35, 966) http //imgur.com/UOeszwI.jpg 怖くはないからスレチだけど、イスラム寺院のドームを下から360度カメラで撮った荘厳な画像 (Part35, 522) http //gravity.ir/wp-content/uploads/2014/02/Vakil-Mosque.jpg http //gravity.ir/wp-content/uploads/2014/02/Nasir-al-Mulk-ceiling.jpg 五台山 (中国)塔院寺・大白塔 (Part35, 86) http //upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/48/WutaiShanTaihuai.jpg ここが参考になるかも (Part34, 292) http //www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0408/18/news083.html メテオラ寺院 (Part9, 883/ Part19, 270) http //www.peakbagging.com/Greece/Meteora.jpg 寺 (Part4, 851) http //www.princeton.edu/~lsilver/photos4/8Borobudur2.JPG インドの寺院 (Part4, 174) http //www.anthroarcheart.org/tbln105.htm http //www.anthroarcheart.org/tbln106.htm http //www.anthroarcheart.org/tbln107.htm http //www.anthroarcheart.org/tblo4.htm [部分編集] 教会 教会 ごめ。16~18世紀?だったみたい(期間に幅がある模様)Part2。人ちっさw (Part35, 525) http //image.dlift.jp/images/spotPhoto/worldheritage703_2_20120702230639.jpg おそロシア---キジ島の木造教会(14世紀建造物) (Part35, 524) http //bokyo-qualia.com/wp-content/uploads/2013/04/o0600040010703504853-1.jpg [部分編集] 修道院 修道院 モン=サン=ミッシェル修道院 (Part4, 220) http //www25.tok2.com/home/sakuda/01world/03europe/wallp07.jpg 戻る
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ゆっくりいじめ系1925 怖いお顔 2より続く 「あらあら、また背を測っているのかしら?」 ありすにとって、幸せでゆっくり出来る光景に、ゆっくりと近づいていく。 群れの一角で、まだ幼い子供達が日向ぼっこをしたり、跳ね回って遊んだりしてい る。たくさんの子供達がゆっくりいる様子を見ると、それだけでありすもゆっくり出 来るのだ。子供はとても不思議で、とても素敵な、ゆっくりした存在だと思う。老い た自分は、もう子供に恵まれることはないだろう。そのことが、ほんの少しだけ、悲 しかった。 「「長、ゆっくりしていってね」」 「ゆっくりしていってね」 まりさとれいむに答えると、たくさんの子供達が自分も自分もと、挨拶をしてくれ る。その一つ一つに答えた後、ありすはまりさの頭の上に乗ったれいむを見上げた。 子供達の輪の中で、ドスとなったまりさが高い木に背中をつけていた。れいむはそ の頭の上に載って、口にくわえた石で木に印を刻んでいた。 「まりさはまた小さくなってるよ。そろそろご飯を食べても良いって、長からもゆっ くり言ってあげてね」 「ダメだよ。ご飯を食べたら、きっとまた体が大きくなっちゃうよ」 「そんなに、ドスになるのは嫌かしら?」 「ゆ!?」 ありすも、まりさがドスになりたくないと考えていることは、伝わってきていた。 そして、れいむがそのことに自分だけが気付いていて、だからこそ自分がまりさを支 えてあげようと考えていることも。 食事を制限してまで、まりさは自分の体の成長に抵抗している。徐々に縮んできて いるからか、最近ではのんびりゆっくりした話し方も消えてきて、ドス化する前の話 し方に戻ってきてもいるようだ。 「お話にあるように大きな大きなドスになっちゃったら、まりさはれいむとすっきり 出来ないものね」 「ゆゆゆ!? ち、ちちち、違うよ、長! まりさ、すっきりだけのために小さくな りたいんじゃないよ!」 「あら、そう? それじゃ、たくさんある理由の一つが、すっきりなのかしら?」 「ま、ままままま、まりさ?」 「ゆぁああ!? 恥ずかしいことを言わないで、長ぁ!」 まだ幼い子らは、すっきりとは何か、それはゆっくり出来ることかと、好奇心に溢 れたキラキラした目で聞いてくる。いくらか育った子供達は、大人になったら出来る ゆっくりしたことだと説明したり、赤ちゃんを産むための大切なお仕事だと言ったり ……中には、ちょっとおませな子もいて、恥ずかしげに俯いたりしている。 「ぱりゅりーのことは、残念だったわ」 「ゆ……長は悪くないよ。良くなかったのは、れいむかも……」 「違うよ、れいむも長も悪くないよ。みんなで選んだこと通りに、長が決めただけな んだから」 数日前の話し合いで、ぱちゅりーが提案した“特別な狩り”は、却下された。 話し合いに参加した群れのみんなが、揃ってれいむの意見に賛成したのだ。人間に 近づいてはいけない。あの夜のようなことを、もう二度と起こしてはいけない。頑張 った、まりさの姉の想いを台無しにしちゃいけない。 一人立ちつくしていたぱちゅりーは、しばらく震え続けた後、むきゅむきゅと怒り の声を上げ続けた。そして、みんなを罵り始めたのだ。 群れのみんなを、愚かで何も考えていないと罵った。自分の手足になっていればい いのに、逆らうなんて馬鹿ばっかりだと。お野菜がたくさんあれば、食べるものの心 配はいらない。“特別な狩り”を定期的に行えば、どんな形でもすっきり出来るし、 いくらでも赤ちゃんが作れる。群れの人数が増えれば、大規模な狩りも出来る。どう して、それくらいわからないのだと。 それはそれで、一つの考え方だと、ありすも思う。だが、危険すぎるのだ。 “特別な狩り”は……人間に近づくことは、危険が大きすぎた。 この群れでは、お腹を痛めるにんっしんっ──胎生妊娠──以外は、禁じられてい た。そう提案したのは、他でもない若い頃のありす自身だ。 お腹に赤ちゃんを抱えている期間があるから、当然不自由も多いし、無防備な状態 で激しくも動けないから、危険でもある。産んであげるときも、痛みや苦しみが伴い、 母子共に死んでしまうことだってある。それでも生まれてきた子は、蔓にたくさん並 ぶ──植物型妊娠の──赤ちゃん達よりも、一回り大きくこの世界へ誕生できるから、 すぐに自分で駆け回れる。 なにより、お腹の中に赤ちゃんがいる期間、母親はこの世で最もゆっくりした時間 を過ごせるのだ。体にはつらいことも多いが、心がとてもゆっくり出来る。それは、 他では得られないことだった。 しかし、その提案をした理由は「産まれてくる子が少なくて済むので、群れが大き くなり過ぎない」という、冷たく現実的なものだった。すっきり制限は現実的ではな いことを、ありす種である自分が誰よりもよくわかっていた。だったら、ゆっくりと 時間をかけ、すっきりに到るまでは痛みさえ伴うが、それでも出来る方が良いのだ。 みんなが愛し合える方が良いし、みんなが子をなせる方が良い。 無理に我慢するより、ずっとゆっくり出来るのは考えるまでもない。 ぱちゅりーも、そしてれいむもまりさも、その決まりが出来てからの子供達だ。 そのぱちゅりーが、同世代のれいむを名指しで罵り出した。 醜い片目の弱虫と罵ったのだ。れいむほど勇気のある者はいないということを群れ のみんなが知っているから、何を言い出したのかと、みんなきょとんとしていた。 そして、ありすのことを、怠けたいだけの老いぼれと罵った。実際に自分は老いぼ れているし、出来ればのんびり怠けてゆっくりしたいと思っているので、腹も立たな かった。それでも群れのみんなは、自分のために怒り始めてくれた。 その、みんなの怒りが爆発したのは、ぱちゅりーがまりさを罵り始めたときだ。 なり損ないと罵り、意気地無しと罵り、裏切り者の妹とまで言い放った。だから、 まりさはドスになり切れないなり損ないなのだと。無駄に大飯を食うダメゆっくりだ と。 体が大きくなる前のまりさが誰よりもご飯集めに熱心で、そしてそのご飯をほとん ど他のみんなへ配っていたことを、群れの多くの者が知っている。特に、赤ちゃんに 恵まれた家のためのご飯集めは、何度もやった。 お腹に子がいる間、ゆっくりは体を激しく動かすことが出来ない。出産が迫れば迫 るほど、身動きの一つでも苦しくなるものだ。愛する者がそんな状態なら、出来れば 側にいてやりたいと思うのが当然だろう。いくら大丈夫だと言われても、自分が留守 にしている間が気になって仕方ない。 まりさは、にんっしんっの経験も理屈も知らない幼い頃から、誰に言われなくても そのことがわかっていたようだ。優しいまりさには、困っている人の気持ちがよく見 えるのだろう。そして、そんな困っている人がゆっくり出来るようにと頑張ってきた のだ。 群れのみんなの多くが、そのまりさの優しさに助けられてきている。そして誰もが ドス化したまりさを慕い、その側でゆっくりしたいと思っている。 ありすが制止しようとしても、まりさが宥めても、みんなの怒りは収まらなかった。 みんなをゆっくりとした気持ちにさせてくれる、ドスとしての力がなければ、ぱちゅ りーはあの場で殺されていたかもしれない。 翌朝、ぱちゅりーは一言の別れもなく、この群れから去っていた。 ぱちゅりーがいなくなっていると知らされたあの日の朝から、ありすの胸が微かに 騒ぎ続けている。ゆっくり出来ないことが、起こりそうな予感がする。 きっと、“特別な狩り”という、悲しい記憶を呼び起こす言葉を聞いたからだ。 そう思うことで、ゆっくり出来ない予感を振り払おうとした。 ありすは、もじもじと恥ずかしがるまりさとれいむの姿を見た。ゆっくりのびのび と遊んでいる子供達の様子を見た。 予感なんて、年老いた者に良くある、取り越し苦労だ。 このゆっくりとした景色は、これからもずっとずっと続いていくのだから。 *** *** *** *** 「ヒャッハーーーーッ! たまらねぇ! たまらねぇよ、兄貴ぃ!」 甲高く、耳障りな声が辺りに響いた。 許しもなく自分のことを「兄貴」と呼ぶ小僧が、周囲の目も気にせずに興奮状態で ゆっくりを潰し回っている。 ──おめぇにいちいち呼びかけられる、こっちの方が「たまらねぇ」よ。 同類と思われては、それこそたまらない。だから、ことさら冷静に、淡々と、村人 や自分の家で働いている者達に指示を出す。アレとは、自分は違うのだと。村のため、 みんなのためにやっていることなのだと、示すために。 上手い米と上手い水が自慢のこの村で、自分の家だけが酒造りも行っている。田畑 もそこそこの広さを抱えているので、村では一番裕福な家だろう。人手も多く抱えて いて、小作人もいれば、酒造りに携わっている者もいる。荒事が得意なヤツも多い。 自然と、跡取りである自分が顔役のようなことを引き受け、何かあったとき……たと えば今のように、多くのゆっくりが山から下りてきて田畑を荒らしたときには、指揮 を執ることになる。 「ウーーーッヒョーーーーッ! 兄貴、俺イッちゃいそぉお!」 行くなら勝手に、どこか遠くへと願いたいものだ。 いつだったか、兄貴、兄貴と言うのなら、うちへ来て働けと言ったことがある。働 き口は、それこそ小作でもいいし杜氏の下につくのでもいい。いくらでもあるのだか らと。 「勘弁してくだせぇよ、兄貴ぃ。そんなことより、ゆっくりでもとっ捕まえてきて、 いたぶりましょうぜ!」 あの時も、胸ぐらを掴み上げて大概にしろと怒鳴りつけたい気持ちを抑え込んだの だ。 「みんな! 全部は潰さず、いくつかは見逃せよ! こうまで荒らされちゃ、黙って おけねぇ。こいつらの群れごと潰すぞ!」 声を張ると、あちこちから短い返事が聞こえてきた。ゆっくり共にも聞こえただろ うが、かまいはしない。どうせ最後には山へと逃げ込み、自分の巣がある群れへと案 内してくれるのだ。 「兄貴、兄貴! 今度は、俺っちも連れて行ってくだせぇよ!?」 あの小僧が、餡子まみれの汚い姿で近寄ってきた。餡子なら洗えば落ちるが、この 造作の悪い面はきっと都の水で洗われてもマシにはならないだろう。さらに、今は異 常な興奮で目を見開き、口も奇妙に引きつったままという、思わず身を引いてしまう ほどの醜さだ。 「兄貴ぃ! 今度は置いてけぼりなんてごめんですぜ! 意地でもついてきますから ね! 群れには、子ゆっくりや赤ゆっくりもいやがんでしょう!? それに、孕んで やがるのもいるかもしれねぇ……ひっ、ひひひっ! うひひひひひょぉおお!」 ──まったく、親切心で連れて行かなかったことも知らずによ。 前にも、今回ほどではないが何匹かのゆっくりが村の田畑を荒らしたことがあり、 その時も巣を突き止めて全滅にしようという話になった。この小僧を連れて行かなか ったのは、こいつの本性が村のみんなに知られないようにするためだ。 こんな様を見れば、誰だって嫌な気がする。 村人の中には、ゆっくりが憎くて憎くて仕方ない者もいる。生首のような見た目の 連中を気持ち悪がる者は多いだろうし、ゆっくりを潰すことが、責め抜いて嬲り抜く ことが好きだという者さえいるかもしれない。 ──この俺だとて、人のことは言えねぇものな。 自分が饅頭を嬲って遊ぶのは、気分がムカムカしているときだ。憂さを晴らせれば それでよく、憂さ晴らしの的にしたところで、どこからも文句が来ないのが饅頭共だ った……それだけのことだ。だから、気分の良いときは見逃しもするし、途中で飽き たら潰さず放してやる。気分が良すぎて、手当をしてやったことだってあるほどだ。 だが、生き物か饅頭かもわからない連中相手でも、殺生のような真似は嫌だという 者も多い。畑を守るためならやむを得ないが、出来れば潰すようなことはしたくない と考えている者もいる。まして、人と同じ言葉で命乞いをされたら、なおさらだろう。 あの時、辿り着いた群れの巣でのことを思い出せば、そういう者の方が多いのだと 言うことがよくわかる。 群れ全体のために命を投げ出すと言った親。その親の代わりにと自分を投げ出した 子。しかも、子供の方はまだ赤子も同然の幼さに思えた。いやはや饅頭のクセして、 あっぱれ見事だと感心したものだ。 一緒に行った村の連中も、同じように感じたらしい。見逃してやってもいいのでは ないかと囁き合っていた。 目玉をよこせと言っても、あの子饅頭は動じなかった。抉り出す間も、声一つあげ ずに耐えきった。人の内にあんなのがいれば、間違いなく腰砕けだ。饅頭に惚れる趣 味が無くて、つくづく良かった。 一番鮮やかに思い出せるのは、抉り出した目玉を、口の中へ放り込んだときのこと だ。柔らかいクセに真ん丸の形を綺麗に保ち続けて、つい噛み潰したい欲求に駆られ たことを。餡子を舐め取って吐き出してみたときの、月明かりを受けたあの不思議な 美しさを。 あの時は、らしくもないことを言ったが……おかげで、村人達からは流石だと褒め られた。あんなふうに窘められたら、ゆっくり達も大人しくなるだろうと。 だがこの小僧は、全てお構いなしだ。 ゆっくりは弱い。自分より弱い。だから面白い。 いつだったか、酒をたっぷりとかっ食らわせたときに、上機嫌でそう言っていた。 つまり、自分より弱いものを潰して、その瞬間だけでも強い自分に酔いたいのだ。 あの場にこの小僧がいたら、一切構わず潰して回っただろう。しかも、子饅頭から 順に。村の連中みんなが感心した、あの赤子からまずヤルはずだ。そんなことになっ たら、あの場にいた全員が白い目で小僧を見るようになっただろう。翌朝には村中に 広まる。あっという間に村八分だ。 連れて行ったら、何かしでかす。そうなりゃ、こいつは立場をなくす。だから、連 れて行かない。その、せっかくの親切心を、多分こいつは永遠に理解できないだろう。 やりすぎるなと釘を刺していたのに、さっきの様だ。おかげで村人の多くが、すで に小僧のことを嫌なものでも見るかのような目で見ている。潰れた饅頭共よりもなお 汚らわしそうに。 そして、小僧はそのことに気付くことは永遠になさそうだ。 「ま、手遅れってのなら、好きにするさ」 「え? なんですかい、兄貴?」 「好きにしろって言ったんだよ」 「ッヒョォオーーー! ありがてぇ! そうこなくっちゃあ!」 喜ぶ小僧に、わざと大きな声で周囲にも聞こえるように言い放つ。 「うちのモンでもねぇ! 弟分と認めてもいねぇ! 勝手に、兄貴呼ばわりしやがん じゃねぇと何度言わせる!!」 「連れねぇこと言いっこ無しですぜぇ、兄貴ぃ」 胸がムカムカしてきた。気分が大きく、斜めを向きやがる。 ──おめぇの猫なで声なんざ、潰れた饅頭共より吐き気がすらぁ。 ゆっくりいじめ系1927 怖いお顔 4に続く
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