約 758,454 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16170.html
「一つ聞いておきたいんだけど、 律がそんな一人ぼっちになっちゃうって想像をし始めたのって、 勿論、『終末宣言』より後だよな?」 「そりゃまあ……、そうだけど……」 「私は違うんだよ、律」 「違う……って?」 「律は『終末宣言』をきっかけに、 私が居なくなるのを恐がるようになってくれたみたいだけど、 私の方は『終末宣言』なんか関係なく、 そんなのよりずっと前から、律が居なくなるのが恐かったんだよ?」 すぐには何も言えなかった。 澪が何を言おうとしてるのか、まだ分からない。 今の私には、ただ澪の言葉を聞く事しかできない。 澪が多分戸惑った表情をしてるはずの私に顔を向けて、口を開ける。 その時の澪の表情は、意外にも普段の優しい笑顔だった。 「私はね? 中学生……、ううん、多分小学生の頃から、 律が私の傍から離れていくのが恐かったんだ。 私って内気な方だし、律は活発で友達も多いからさ……。 それこそ律がいつ私の傍から消えてもおかしくないって思ってたよ。 高校に入ってからもその考えは消えなかったな。 律は唯と波長がすごい合ってるみたいだし、 私なしで唯と行動する事も増えてきて……、 私の前からいつ律が居なくなるのか不安で仕方なかったんだよ」 「私は……、澪から離れようなんて思った事なんて、一度も無かったんだぜ……」 澪の言葉に、私はどうにかそれだけ口にする。 澪が私の事をそんな風に考えてたなんて知らなかった。 嫌われてはいないはずだとは思ってたけど、 そんなに不安に思われるほどに私が大きな存在だったなんて……。 澪がまた軽く笑う。照れ笑い……になるのかな。 少し重そうな会話の内容とは違って、そんな表情で澪が話を続けた。 「分かってるよ、律。 いや、ようやく分かった……のかな? こんな突然に終末が来る事になったせいでもあるけど、 まさか私が律と世界の終わりまで一緒に居る事になるなんて、思ってなかった。 最期まで律が一緒に居てくれるなんて、何だか夢みたいだよ。 馬鹿みたいだけど、こんな時期になって、私にはそれがようやく実感できたんだ。 律はずっと私の傍に居てくれるんだって。 こう言うのもおかしいけど、私はそれがすごく嬉しいんだよ。 律が傍に居てくれるなんて、それも友達以上の関係で傍に居てくれるなんてさ」 私は澪から握っていた手を放す。 瞬間、澪が少し不安そうな顔をしたけど、 すぐ後に私は自分の手を澪の頭の上に乗せた。 ニヤリと微笑んで、おどけて言ってみせる。 「まったく……。 重い女だな、澪は……。 何だっけ? そういうの何て言うんだっけ? ヤンデレだっけ? ちょっとそんな感じだぞ、澪」 「私はヤンキーじゃないぞ」 「ヤンキーデレの略じゃねえよ!」 「分かってるよ、律。 でも、そっ……かな……。私……、重い女かな……」 「ああ、最近ムギのお菓子を食べ過ぎなんじゃないか? 二の腕や太腿なんかぷにぷにしてる感じに見えるぞ」 「体重の話っ?」 「いやいや、嘘だって。さっきの冗談のお返しだ。 それにさ、私は別に澪が重い女でも全然構わないぞ? それくらい背負ってやるし、澪の気持ちを重いなんて考えるわけないだろ? 今更だけど、私だって澪と同じ気持ちなんだ。 澪と離れたくないし、ずっと傍に居たい。 例え残り少ない時間でも、お前の傍に居られたらいいなって思うんだ。 そうそう。日曜日は澪んちでゴロゴロするんだから、準備よろしくな」 「え? そんな予定あったっけ?」 「いや、今決めた!」 「自慢げに言うな!」 言いながら澪が私の頭を叩く。 叩かれた頭を擦りながら私が笑うと、澪も優しい笑顔を浮かべて続けた。 「まあ……、仕方ないな。 じゃあ、予定も他にないし、明日は私の部屋でゆっくりしようか、律。 そうだな……。お茶でも飲みながら、ライブの反省会とかをするぞ」 「反省会かよー……」 「今日のライブが大成功だったら、反省会は短めにするよ。 だから、頑張ろうよ、律。今日のライブを。 何処までやれるかは分からないけど、最高のライブを目指そう? 絶対、歴史に残すライブにしたいしさ」 「当たり前田のクラッカーよ!」 「古いな! でも、それにさ、律……。 一人ぼっちになる心配の先輩の私から言わせてもらうけど、律は大丈夫だよ。 終末までは私が傍に居る。終末から先は保証できないけど、終末までは絶対傍に居る。 嫌だって言っても傍に居るから。絶対絶対、傍に居るから!」 「……私もだ、澪。 一生、まとわりついてやるから覚悟しろよ! 離れてやらないんだからな!」 澪の肩に手を回して、私の方に引き寄せる。 離れるもんか。 澪の肩を抱きながら、頭の中で何度も呟く。 離れるもんか。絶対、離れてやるもんか。 世界の終わりにだって、私達の想いを壊させたりなんかしない。 ○ 二人で肩を並べ、頭を寄せ合って、もう離れない事を決心した後。 私はゴスロリから自前の制服に着替え、澪と静かに昼食を食べた。 世界の終わりの前日でもまだ開いてるスーパーで、澪が厳選したごはんは美味しかった。 これで多分、私達が昼食を食べるのは明日の残り一回。 そう思うと、スーパーの惣菜でも、食べ終わるのが何だか名残惜しい。 苦手なおかずもあったけど、残らず綺麗に平らげてから、 澪の買って来てくれた歯ブラシや洗面具で身だしなみを整えていく。 邪魔にならないよう頭の上の方で結んでた髪を解き、 少しはねた髪を自前の櫛で梳かそうとすると、澪が私の椅子を用意して手招いた。 準備をしてくれたのに、遠慮をするのも失礼だ。 私は椅子に座り、櫛を澪に手渡した。 「んじゃ、頼むよ、澪」 「……うん」 頷いて、澪が私の髪に櫛を通していく。 小さい頃は結構やってもらってた事だけど、 そういえば高校生になってから、澪に私の髪を梳かしてもらった事はほとんど無かったな。 逆に澪の髪を結ばせてもらって、色んな髪型にして遊んでた事は何度もあったが。 それを私が口にすると、澪が私の頭を掴んでから溜息交じりに言った。 「高校生にもなって、お互いの髪を梳かし合うなんて変じゃないか。 それに……、えっと……」 「何だよ?」 「律に枝毛とか見つけられたくなかったし……。 律に髪を弄られてる時、本当は冷や冷やしてたんだぞ。 律に私の枝毛を見つけられたらどうしようって……」 それだけ長い髪なんだから、枝毛くらいあるだろう。 そうは思ったけど、口にはしなかった。 澪にとっては重要な事なんだろうし、そんな事を気にする澪が可愛らしく思えたからだ。 まあ、私も澪の事は言えた義理じゃないけどな。 前にムギに髪を梳かしてもらった時、 ムギは私の髪質を褒めてくれたけど、それでも何か恥ずかしかったもんな。 それに、やっぱり私に前髪を下ろした髪型は似合わない、って自分でも思う。 私が前髪を下ろすと一気に幼くなっちゃうって言うか、 無理に可愛らしさをアピールしようとしてるみたいって言うか……、 何かもう、とにかく恥ずかしいんだよな、これが。 前髪を下ろした姿を見せられるのなんて、家族か軽音部の皆くらいだよ、本当に。 はねてた髪が直ったかなって、自分でも分かり始めた頃、 机の上に置いてた私の黄色のカチューシャを澪が私の髪に当てていく。 流石は幼馴染み。 私がいつも着けてるのと全く同じ場所にカチューシャを着けてくれた。 それだけ澪が私の事を見ていてくれてたって事でもあるんだろう。 照れ臭い気分になりながら、後ろ手に澪の手を握る。 「ありがとさん、澪。 カチューシャ着ければ、今日もそれいけりっちゃんは元気百倍だ。 唯達が戻ったら、最後の音合わせに掛かろうぜ。 って言っても、後はチューニングの確認くらいだけどさ」 私のその言葉に澪は答えなかった。 聞こえなかったってわけでもないだろう。 何かあったのかと思って、様子を確認しようと振り返ろうとすると、澪が急に私の手を強く握った。 「……なあ、律。 一つ、我儘を言わせてほしいんだけど、いいかな……?」 神妙な声色だった。 それくらい澪の中では深い決心が必要な言葉だったんだろう。 私は振り返るのをやめて、正面を向いたまま頷いてから言った。 「いいよ。いつもは私が澪に我儘を聞いてもらってる立場だもんな。 あんまり無茶な我儘だと無理だけど、できる限りの我儘は聞くよ。 どんな我儘でも、とりあえずどんと来い!」 その私の言葉に、澪は少し安心したみたいだった。 ちょっと声色を柔らかくしてから、澪は澪の言う我儘を続けた。 「じゃあ……、言うね? 正直、ほとんど無い可能性だと思う。 万が一……、億が一……、ううん、兆どころか一京分の一くらいの確率かもしれない。 でも……、でもね……。 終末の後、もしも律が一人でも生き残ってたら、精一杯生きてほしいんだ」 澪は? とは聞かなかった。 澪が言いたい事は、つまりそういう事なんだって思った。 ほとんどあり得ない可能性だけど、無いとは言い切れない。 何かの間違いで、神様の悪戯かなんかで、 もしも私だけがこの世界に生き残っていたら……。 澪の居ない世界に。 私一人が。 考えただけで、身体が震えてくる。 それこそ、さっき私が澪と話した嫌な想像そのものだ。 私一人だけが取り残される、生き物全てが全滅するよりも残酷な未来だ。 それでも、澪は言ったんだ。 私に生きてほしいんだって。 「澪、それは……」 すぐには答えられない。 澪の居ない世界で私が生きていけるなんて、到底思えない。 澪が居ない世界に取り残されるくらいなら、私は澪と一緒に世界の終わりを迎えたい。 「生きてほしいんだよ……」 絞り出すみたいに澪が呟いた。 もしかしたら、泣きそうな顔をしてるのかもしれない。 そりゃ私だって生きてたいけど、それは誰かと生きてたいって意味だ。 澪と生きてたいって意味なんだ。 澪にも生きててほしいんだ。 それが無理なら、私が死ぬのはともかく、せめて澪にだけは……。 考えていて、気付いた。 私も澪と同じ事を考えてるって事に。 自分よりも生きててほしい人が居るって事に。 本当に我儘だよな、私……。 ごめん、澪。おまえを悪者にさせちゃったな……。 おまえは考えなきゃいけない最悪の未来を考えてくれてただけなのに……。 私は頷いた。 澪の決心を踏みにじらないために。 澪に謝るみたいに。 「……ああ、分かったよ、澪。 私……、生きるよ。生きる。おまえが傍に居なくても。 だから、おまえも……」 最後まで言う前に、澪が私の肩に手を回して顔を寄せた。 私の耳元で、若干震えた声で澪が囁く。 「……うん。私も生きる。 恐いけど……、すっごく恐いけど……、律と離れたくないから……。 律の傍に居たいから……、律の居ない世界でも、生きていくよ」 傍に居る事を誓い合った矢先に変な話だけど、 これも私達が傍に居るって事なんだろうな、とも思った。 傍に居られる時は、傍に居続ける。 でも、傍に居られなくなった時、どちらかを失ってしまった時、 せめて心の中でだけは傍に居られるように、お互いの願いを叶えられるように……。 私達は一人でも生きていく事を決心し合った。 恐いけど……、悲しいけど……、 私は私が死んでも澪に生きていてほしいから。 澪も澪が死んでも私に生きていてほしがってるから。 私達はお互いの我儘を叶え続けるんだ。 勿論、どちらかが生き残る可能性なんてほとんど無いのは、二人とも分かってるけどな。 まあ、最悪の状況を想像するのは、澪の悪い所で、いい所でもある。 澪は私の肩から身体を放すと、恥ずかしそうに長椅子に歩いて行った。 自分でも無茶な想像をし過ぎたと思ってるんだろう。 顔を俯かせて、小さく呟き始めた。 「ごめん……。変な我儘、言っちゃったよな……」 「いいよ。たまには澪にも我儘を言ってもらわなきゃな。 それに何か嬉しいんだよ。 澪の我儘は私の事を思ってくれての我儘だから、本当に嬉しいんだよ。 今も自分勝手な我儘を聞いてもらってる身としてはさ」 椅子から立ち上がりながら、私は軽く微笑む。 そのまま歩いて、澪の傍まで近付いて行く。 澪は不思議そうな表情をしていたけど、 何を言われるよりも先に私は腕を回して真正面から澪に抱き着いた。 いや、抱き着いたたんじゃないな。 抱き締めたんだ、私の友達以上恋人未満の澪を。 「ちょっ……! えっ……? えーっ……?」 何が起こったのか分からないって表情で、澪が私の腕の中でじたばた暴れる。 自分から抱き着く事は多いくせに、誰かに抱き着かれる事は慣れてないらしい。 そういや、私も唯とはふざけて抱き合う事は多かったけど、 澪とは自分からこんな風に密着する事はあんまりなかった気がする。 冷静になって考えると恥ずかしくなってくるけど、もう今更だ。 私は多分顔を真っ赤にしながら、澪に囁いた。 「澪が我儘を言ってくれたお礼に、私の精一杯を見せてやる」 「せ……、精一杯……?」 「友達以上恋人未満って言っても、色々……、あるじゃん? もうほとんど恋人みたいな関係とか、友達よりちょっと親しいだけの関係とか、 相手を都合よく使うために、友達以上恋人未満って事にしてるだけの関係とか……。 友達にも色々な関係があるみたいに、友達以上恋人未満にも色々あるよな……? まだ私は澪の事を恋愛対象として見れてないし、 将来的に恋人になれるかどうかも分かんないけどさ……。 こうして抱き締めたいくらいには、澪の事が好きなんだ。 だから……、これが今の私にできる精一杯なんだよ」 言ってて更に恥ずかしくなってきた。 私の我儘のせいで曖昧な関係になってしまってる私と澪。 だから、分かりやすい形で澪に私の気持ちを示したかったんだけど、 やっちゃった後で、今更これで正しかったのかって不安になってきた。 澪が愛おしくて、澪が大好きで、澪を抱き締めたかったのは確かだ。 これが今の私の澪への正直な気持ちの全てで、 今の私が澪にできる精一杯の行為なのには間違いが無いんだけど……。 何だかすごく不安になってくる。 私の想いや行動が本当に正しかったのか恐くて堪らない。 人に自分の想いを伝える事がこんなに不安になる事だなんてな……。 不意に、澪が苦笑した。 私の精一杯が一杯一杯なのがばれちゃったんだろう。 軽い感じで、澪が苦笑したまま呟く。 「精一杯って言われてもな……。 律ってば、唯ともよく抱き合ってるから、こんな事されてもよく分かんないな」 うっ……。 やっぱり澪さんはよく見てらっしゃる……。 42
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/16466.html
終末の霊妖樹 ワース・フローズン UC 闇/自然文明 6 クリーチャー:ミステリー・トーテム/ヘドリアン/ハルマゲドン 8000 ■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。 ■スレイヤー ■このクリーチャーがタップした時、自分の手札にあるクリーチャー1体を相手に見せてよい。そうした場合、そのクリーチャーが持つEE能力を使う。見せたクリーチャーは裏向きにして山札の1番下に置く。 ■このクリーチャーがタップされている時、自分のクリーチャーすべては「スレイヤー」を得る。 ■相手のターンにこのクリーチャーがタップされていれば、相手のクリーチャーはすべて、可能であればクリーチャーを攻撃する。 作者:宇和島 フレーバーテキスト どんどんどんどん広がっていく。そしてどんどんどんどん生まれては、死んでいく。 収録 DMTend-03 「終末世界編 第3弾 災厄の魔龍(スクランブル・ドラゴン) 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hevenburnsred/pages/175.html
基本情報 Vocal:XAI 鈴木このみ Scream:Ayumu(Serenity in Murder) 作詞作曲:麻枝准 編曲:吉田穣 Bass:蛇石徹 Drums:Hiroki other instruments programming: 吉田穣 概要: ストーリーイベント「Dear My Little HERO」挿入歌 歌詞 Three Two One Go! Do you know? どう言うの? なにを選ぶの Do you know? どう言うの? 神も殺すよ 特に選んだ記憶もなく この世界に生まれ落ちてた だからこそ泣いて嫌だって拒んだはず そんな日からここまで来た ああ 起きろ起きろ起きろって声が ああ 遠くで誰かが言うの もしもひとりになって 世界が敵になって それがなんだって言うの 平気だろ What is justice? Who is justice? I always ask, I keep asking What is a hero? 今日も眠ろう 心だけが先を急いで体のほうがついてこない うまく運ばず今日も七転八倒 そんなもんだ 世の条理は ドーパミンならどばどばでる 夜も眠れず朝になってる 今日も寝不足 ふらふらと出かける それでも勝つ それがヒーロー ああ ただそばに居てってどう言うの ああ 何も出ないよどう言うの もうよくわからないよ 時に膝も突くよ もう一度立ち上がる勇気を 未来のことはどうでもいい 1 2の3で消えてしまえ いっそそれならせいせいはするけど それのどこがヒーローなの ああ 起きろ起きろ起きろって声が ああ 遠くで誰かが言うの うるさい黙ってくれ 今はこうしてたい 春の陽だまりの中で ああ 時に弱音も吐くよ ああ そりゃ孤独は嫌でしょ なにか大切なこと 忘れたままでいる それでもきみさえ居れば それでいいのかも Do you know? どう言うの? なにを選ぶの Do you know? どう言うの? 神も殺すよ
https://w.atwiki.jp/maroku/pages/278.html
加入条件 解説 能力ステータス 式神スキル 式神パッシブスキル コメント 加入条件 さとり加入後、アンシリーコートを倒す(成り易さ:A) 主な出現場所:第参の塔EX? 解説 敵としては斬中心の武闘派だったが、式神としては一転回復・補助のエキスパートとなった。 リフレッシュにエリクサーと重要な回復スキルに加え、上昇値が高いパワーインクリーズも習得。 回復とバフを両立している式神が他にいないこともあり、一体で二体分の働きが出来る点も優秀。 ○ではあるがコンディション耐性もつき、ステータス補正も素早さを筆頭に全体的に高めと、使わない理由を探すのが難しい。 ついでに大変かわいらしい 能力 ステータス Lv HP MP 力 体力 器用さ 素早さ 賢さ 運 1 3 1 3 2 1 4 2 2 5 6 2 5 3 2 7 3 4 10 8 4 7 5 3 10 5 5 15 10 5 9 6 4 13 6 7 20 12 6 11 8 5 16 7 9 30 16 8 14 10 7 20 9 11 40 20 9 17 13 8 25 17 14 50 24 11 20 15 10 29 14 16 60 27 13 24 18 12 34 16 19 70 31 15 27 20 13 39 18 22 80 34 16 29 22 14 42 20 23 90 37 18 32 24 16 46 22 26 99 40 19 34 26 17 50 23 28 式神スキル 名称 系統 消費MP 範囲 遅延 属性 説明 習得条件 リフレッシュ - 14 味方単体 0 - 単体のHPを完全回復し、状態異常も治療する。 最初から エリクサー 回復 40 味方単体 3 - 単体に死んでいる場合は最大HPで蘇生を、生きている場合はHPを完全に回復し、状態異常も治療する。 最初から パワーインクリーズ - 8 味方全体 0 - 全体に強力な指定した能力上昇を与える。STR/VIT/DEX/AGI/INT/POTから選択。能力変化:基礎能力上昇 Lv34 プロテクション・オブ・コンディション - 21 味方全体 4 - 全体に「あらゆるコンディションを1回だけ無効化」を与える。 状態異常・能力変化・瞬間効果すべてを防げる 能力変化:変化瞬間無効 Lv46 スペルシール - 16 味方単体 2 - 単体に魔法被ダメージ軽減を与える。 能力変化:魔法防御強化 Lv51 式神パッシブスキル 番号 説明 習得条件 1 ○状態異常 最初から 2 ○能力変化 Lv26 3 ○瞬間効果 Lv63 4 5 6 コメント レベルは失念しましたが(現在51)プロテクション・オブ・コンディションとパワーインクリーズとスペルシールを覚えます -- 名無しさん (2012-05-30 22 57 20) Lv51でスペルシール習得しました -- 名無しさん (2012-05-30 23 02 40) 斬撃系かと思ったら回復・補助でマスコット力高いな! すぐにボス戦に投入できたぜ -- 名無しさん (2012-05-31 01 49 19) 阿求やリリーホワイト並に役立つ回復式神 ステータス補正も上々 補助も出来る優秀式神 -- 名無しさん (2012-05-31 08 55 58) 蒼神ではガチガチの武道派だったのになw 仲間になりやすく、スキルもステもいいからマジでおすすめだわ -- 名無しさん (2012-05-31 10 05 49) LV63にてパッシブスキル『◯瞬間効果』取得 -- 名無しさん (2012-05-31 16 19 22) Exからボスの攻撃が苛烈になるから、リフレッシュとエリクサー両方使えるってだけで評価高いな。あとかわいい。 -- 名無しさん (2012-05-31 21 37 21) 遅延が0の強力な回復とバフが出来てエリクサーも使える超優秀式神 -- 名無しさん (2012-06-01 05 36 37) Lv70 HP31 MP15 力27 体力20 器用さ13 素早さ39 賢さ18 運22 -- 名無しさん (2012-06-01 15 22 42) 可愛いってだけで十分メイン起用なのに性能も良いんだから使わない理由がない。 -- 名無しさん (2012-06-01 22 22 10) 剣士の格好なのにサポメインってのはおかしいけど、優秀&かわいいなので許す -- 名無しさん (2012-06-06 12 06 51) おしいのはパラメータが戦士キャラ型になってる点。まあアンシリーらしいけどね -- 名無しさん (2012-06-06 12 11 18) 今回のアンンシリ-コ-トが回復メインになってるのは、ToK~はぢきせの雑魚敵で出て来たアンシリーコートが回復魔法使うからだな -- 名無しさん (2012-06-06 14 39 22) そういえば蒼神から敵で回復魔法使わなくなっちゃったんだよな、変わりにHP低いキャラを集中狙いするようになった -- 名無しさん (2012-06-06 15 34 20) 最初の頃はアンシリーコートって聞くとFF6でミスリルスパナを投げつけてくる奴を連想していた。それが今、どうしてこんなに回復スキルが役立ち、見た目が愛らしい奴になったのだろうw -- 名無しさん (2012-07-01 19 23 05) クトゥルフですら萌え化する日本で何言ってんだ。これだから日本はやめられない。 -- 名無しさん (2012-07-01 20 19 32) 可愛くて、補助が優秀で地味に素早さ補正が高い。最ッ高だね! -- 名無しさん (2012-07-01 20 58 13) さようならユニコーン。こんにちはアンシリーコート -- 名無しさん (2012-07-16 03 49 44) 2番目にLV99になったキャラ。回復はともかくパワーインクリがいい。知らない人のために⇒30+(DEX/7) が能力値にたされる。 例 DEX200のキャラが使うと、30+200/7=58 つまりこの場合単純に基礎値に58全キャラに上乗せされる。ちなみにインクリーズだと同じ場合で42上昇。パワーインクリはインクリの約1.5倍の性能がある。 -- 名無しさん (2012-07-16 16 29 24) x
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/8991.html
その時計の近くにいる者には何も聞こえはしないが、すべての動きは時の刻みに従っている。 Those near the clock don t hear it anymore, but their every movement is in time with its ticking. フィフス・ドーン ほとんどの時計は時を刻むが、ごく少数、すべてを測る時計もある。 Most clocks measure time, but a few measure everything. 基本セット2013 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/towertrpg/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート まとめサイト作成支援ツール その他お勧めサービスについて 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/16329.html
終末の神面奇 イルド・プラネトン UC 光/闇文明 6 クリーチャー:ソルトルーパー/デビルマスク/ハルマゲドン 8000 ■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。 ■ブロッカー ■バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) ■このクリーチャーがタップした時、自分の手札にあるクリーチャー1体を相手に見せてよい。そうした場合、そのクリーチャーが持つEE能力を使う。見せたクリーチャーは裏向きにして山札の1番下に置く。 ■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 ■このクリーチャーがタップしている間、コスト5以上のクリーチャーは攻撃できない。 作者:宇和島 フレーバーテキスト 「すごく美しい顔を持っていると聞き、覗いてみたら、恐ろしい鬼の容貌ではないか…騙s」その後、彼女を覗き見た彼の姿を見たものはいない。 収録 DMTend-03 「終末世界編 第3弾 災厄の魔龍(スクランブル・ドラゴン) 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47568.html
登録日:2021/03/14 Sun 23 36 21 更新日:2024/07/03 Wed 18 00 31 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 トール ミョルニル 北欧神話 天界最強の13神 戦神 戦闘狂 最強 神 終末のワルキューレ 緑川光 赤髪 闘神 雷 雷の狂戦士 雷神 漫画「終末のワルキューレ」の登場人物。 CV:緑川光 プロフィール 出身/出典 北欧神話 キャッチコピー 雷の狂戦士 武器 ミョルニル・ヤールングレイプル 誕生日 10月12日 血液型 AB型 神側のラグナロク出場闘士「天界最強の13神」の一人。赤色の長髪に引き締まった細マッチョ体型の美丈夫。寡黙だが語らずして相手に恐怖を与える程の威圧感を持ち、「雷の狂戦士(バーサーカー)」とも呼ばれる北欧神話最強神。一方で自身に匹敵する敵に巡り合えず、退屈を持て余している。居城は西洋風の石造りの塔。 【本編の活躍】 退屈 神ならば誰もが言う アイツの本気(マジ)が見てみたい!! ミョルニルは 大地をも砕く!! コイツが闘(や)らねば誰が闘る!? 戦に生き 戦に死す 北欧最強 雷の狂戦士(バーサーカー) トール神ッ ラグナロク第1回戦の神側の闘士として登場し、人間代表の呂布奉先と対峙する。 神側はトールの圧勝を疑わなかったが、予想を裏切る展開で互角の鍔迫り合いが始まった。 そして先に仕掛けたのはトール。ミョルニルに雷を纏い、独特の構えを取る。 この奇妙な構えから放つ技こそがトールの雷名を神々に広めた一撃であった。 太古の昔、北欧の神界・神々の国(アースガルズ)の平和を崩壊させる事件が起こった。 敵対する巨人の国(ヨトゥンヘイム)の大群が押し寄せて来たのだ。 それまでの巨人達の襲撃は全て単独で行われていた。「巨人は単独で行動する」そう思わせる事が巨人達の策略であり、アースガルズはまんまとそれに嵌っていた。 数百年に及ぶ巨人の単騎襲撃は何時しか護りの意識を手薄になっていた。その慢心を突いた巨人達の一斉蜂起により、アースガルズはまさに壊滅の危機に瀕していた。巨人達の蹂躙によって神々も逃げ惑い隠れる中、ただ一人の神が巨人の群れに近づいていく。 そして一撃で巨人を薙ぎ倒し、鮮血の雨が降り注ぐ中で呟く・・・ つまらん アースガルズに攻め込んだ66体の巨人軍団を屍の山に変え、圧倒的な武を知らしめながらトールは退屈に憂いていた。 この戦いはトールの名誉として語り継がれ、その「一撃必殺の技」に称号が与えられた 曰く———… 闘神の雷槌(トールハンマー) 闘技場に轟く轟音と衝撃波。神(トール)の圧倒的な一撃の前に早くも決着は着いた・・・と思われたが 次の瞬間、ミョルニルを弾き返されトールの身体から鮮血が噴き出す。 己の攻撃を受け切り、反撃まで喰らわせる人間(呂布)を前にトールは初めて出会った好敵手(とも)と呼べる相手を称賛し、笑みを浮かべた。 貴様 人間なんぞにしておくには勿体ないな 最高の人類礼賛(笑顔) 互角の打ち合いが続く中、徐々に攻撃が激しさを増していき、光を放つ方天戟の一撃でトールの持つ神器の一つ・鉄の手套(ヤーングレイプル)が粉砕される。 「天界最強の武具(ミョルニル)」を御する「天界最強の防具」である鉄の手套(ヤーングレイプル)が破壊され流石のトールも目を見開く。更に息を突かせぬ呂布の猛攻にミョルニルも手放し紙一重でかわす防戦一方に持ち込まれる。 人類側が有史以来の神越え(奇跡)を期待し、ボルテージが上がる中である異変が起こる ドクン ドクン ドクン ドクン ビシッ ビキッ ビ キ ッ ボグン ドクン ドクン ドクン 地面に転がったミョルニルがオリハルコン製の闘場を溶かす程の熱を放って脈動し始める。それを見てトールは「やっと起きたか」と呟き、もう片方の鉄の手套(ヤーングレイプル)を外してミョルニルを持ち上げる。 ゼウス曰く、鉄の手套(ヤーングレイプル)の真の役目はトール自身の力を抑えて覚醒前のミョルニルを破壊しない為の物。 全ての枷を外して覚醒したミョルニルを構えたトールは呂布と向き合い、笑みを浮かべる ・・・人間・・・ いや・・・呂布と言ったな 一つだけ・・・頼みがある 死ぬなよ 言い終えると同時にトールは覚醒したミョルニルを振りかぶり 投擲(なげ)た!! 『スノッリのエッダ』より トール神 ミョルニルを投擲し霧の巨人(ヨートゥン)たちの頭部を破壊す ミョルニル その魔力故に 百投して一度も外すことなし が、超人・呂布は百発百中の一撃を紙一重でかわして反撃に移る。それを見越していたかのようにブーメランの様に戻ってきたミョルニルが背後から襲うが、追撃(それ)も呂布はかわして見せた。 不発に終わったように見えたトールの攻撃だが 伝説(エッダ)には 記録されていない先がある トールがミョルニルを投げる真の目的は 投擲そのものにあるのではない 全力で投げたミョルニルの その速度と遠心力を ギリギリまで矯めて放つ究極の一撃のため・・・ 覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー) この試合でトールが見せた最高の人類礼賛(笑顔)に 呂布もまた最凶の殺意(笑み)で返した 神話の大蛇をも葬ったトール究極の一撃すらも呂布は耐えて見せた・・・が トール渾身の一撃はそれまでトールの攻撃(全て)を受け切ってきた呂布の強靭な肉体に遂にダメージを与えた。 膝を着いた呂布に引導を渡すべくトールはミョルニルを振り上げるが、その場に呂布の愛馬・赤兎馬が乱入。赤兎馬の心意気と観客の声援に押され、再び立ち上がった呂布にトールは今まで見せなかった歓喜の表情と声を挙げる。呂布が赤兎馬に跨って再起し、戦いは遂に終局へと突入する。 赤兎馬に跨り脚を得た呂布は距離を取って己が最強の一撃の構えを取る。人間の底力、そして呂布が繰り出すであろう最高の一撃を感じ取り、トールもまた己が最高の一撃を繰り出す為にミョルニルを投擲(なげ)る。 生涯最強であり続け、好敵手(とも)と呼べる者を欲した両者は奇しくも同じ直感に至った。 己の繰り出す次の一撃こそが・・・ 生涯最高の一撃になると! 両者の衝突によってヴァルハラに響き渡る閃光と衝撃。トールの放った生涯最高の一撃は呂布の天喰を破り、肉体を打ち砕いた。 敗れた呂布は清々しい表情で空を仰ぎ、歓喜の感情と共に最期の特攻を仕掛けた。 トールも共感するような笑みを浮かべ 呂布の首を跳ね飛ばした ラ・・・神VS人類最終闘争(ラグナロク) 第一回戦は 神側——— トール神の完全勝利にて 決ッ着ぅうう!! トールVS呂布奉先 試合時間:16分28秒 決まり手:覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー) 勝者:トール 笑み無き勝利 トールの勝利に神側の観客達は歓喜と陶酔に湧き、観戦していた闘士達も血沸き肉躍る高揚感を感じ取っていた。 そんな中、勝者であるトールは試合中とは打って変わって憂いた顔で闘場を去ろうとするが、主人を喪った赤兎馬が向ける敵意に足を止める。更に主君を喪った呂布軍の兵士達は呂布の後を追うかの如くトールに特攻を仕掛けてきたのだった。 その無謀と言える行動にトールはミョルニルを振り上げて応えた ・・・・・・よかろう・・・ あの漢への・・・ 呂布奉先(我が友)への手向けだ 轟音の響き渡った後の闘場の中央でトールはひび割れ消えゆく魂達を空を仰いで見送った。 【能力・技】 ♢ミョルニル トールの扱う神器で「天界最強の武具」。大柄なトールの身の丈ほどもある巨大な槌でトールの身体の紋様と同じ紋様が刻まれている。普段は力を抑えた状態であり、覚醒するとヒビ割れて生物の様に脈打ち、オリハルコンすら溶かす程の高熱を放つ。トール曰く「寝坊助」。 ♢鉄の手套(ヤーングレイプル) トールの扱う神器で「天界最強の防具」。覚醒したミョルニルの高熱からトールを守る為、と伝えられているが実際にはトール自身の力を抑え込んで覚醒前のミョルニルを破壊しない為の拘束具(もちろん防御性能自体は本物だが)。 闘神の雷槌(トールハンマー) トールの代名詞である雷を纏ったミョルニルによる必殺の一撃。常人の数倍の体躯を持つトールよりも更に数倍デカい巨人をも一撃で葬り去る威力を持つ。 覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー) 本気のトールの最強技。覚醒したミョルニルを全力のトールが投げ、ブーメランの様に帰ってきたミョルニルを掴んで極限の速度と遠心力を加えて叩き潰す一撃。オーディンの使いガラス曰く「ヨルムンガンドを倒した技」。 【関連人物】 オーディン トールの父で北欧神話の最高神。両肩に乗せている使いガラスが実質的な代弁を果たしている。トール以上に寡黙だが口を開けば周囲に圧倒的な威圧感を与える。 神側の出場闘士の一神。 ロキ 北欧神話の狡知の神。変身能力を持ち、初登場時にはトールの姿に化けて現れた。 神側の出場闘士の一神。 フォルセティ 北欧神話の平和の神。巨人のアースガルズ侵攻の際にトールの圧倒的な強さを目の当たりにし、トールに心酔している。逆に人間の事は見下している。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キャラの単独項目にしては薄くない?その後ストーリーに絡む訳でもないし -- 名無しさん (2021-03-15 00 33 41) 内容的に呂布とほぼ全く同じになってしまう以上、個別項目にする意義が薄すぎる気が。「呂布VSトール(終末のワルキューレ)」みたいにエピソード項目としてまとめた方が見やすいのでは? -- 名無しさん (2021-03-15 00 45 04) 誕生日がマリューと同じか -- 名無しさん (2021-12-12 16 48 06) 10月12日のAB型って誰がいる? -- 名無しさん (2021-12-12 16 49 04) 決着がついたあとが寂しいのだよね、全力をだして戦える相手と闘えた反面でもう二度とそんな相手と対峙することはないだろうから -- 名無しさん (2022-01-20 14 02 50) 前半はキャラ紹介と能力を記載して、本編の活躍を後半に回した方がいいのでは?これじゃ漫画の描写を文字に起こしてるだけじゃないかと。 -- 名無しさん (2022-06-05 23 31 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/towertrpg/pages/3.html
更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16154.html
手櫛でもう少しだけ髪を梳かしてから、梓のその場に立ち上がらせる。 私も立ち上がって、私に背を向けていた梓を私の方に向かせた。 何となく、嬉しくなる。 そこには若干疲れた感じがするけど、普段と変わらない梓の姿があったからだ。 普段と変わらない梓の姿だけど、そんな普段の梓の姿を見るのはすごく久し振りだ。 梓が自分の髪の位置を手で確認しながら、軽く笑って言う。 「ありがとうございます、律先輩。 髪の位置も完璧じゃないですか。 大雑把だと思ってましたけど、律先輩の事、見直しました!」 「素直に褒めるって事を知らないのかい、梓ちゃん。 それに見直したって事は、これまでは見損なってたって事かよ。 まあ、いいけどさ」 軽口を叩き合う私達。 やっぱりあんまり部長と部員の関係って感じがしないな。 どっちかと言うと、同級生の部員同士っぽい。 でも、まあ、それもいいか。 それも私と梓が付き合ってきた二年間の結果なんだ。 求めてた関係とはちょっと違うけど、こんな友達みたいな関係も悪くない。 いや、友達みたいな、じゃない。 私と梓は友達だ。 友達で、いいんだと思う。 急に梓が少しだけ寂しそうな顔になる。 世界の終わりの事を思い出したのかと思ったけど、そうじゃなかった。 「あーあ……。 考えてみたら、何だか勿体無い事しちゃいましたね……」 自嘲的に梓が小さく呟く。 悲しんでるわけじゃなく、自分に腹を立ててるわけでもなく、 ただ自分のしてしまった事を少しだけ後悔してるみたいに。 「私……、一週間も一人で何を抱え込んでたんでしょうか。 キーホルダーを失くした事……、早く律先輩達に伝えればよかったなあ……。 律先輩達を信じればよかったのに、自分を信じられればよかったのに、 それができずに深夜に駆け回ったりまでして……、必死に捜し回って……。 そんな私のせいで皆に心配掛けちゃって……、 律先輩にまで勿体無い無駄な時間を掛けさせてしまって……。 私が……、信じられなかったせいで……」 梓が小さい身体を更に縮ませるみたいに小さくなる。 一つの悩みは晴れたけど、 その副産物として、今度は自分の掛けた迷惑について罪悪感を抱いてしまってるんだろう。 梓は責任感の強い子だ。 自分のミスや失敗を抱え込んで、たまにそれに押し潰されそうになっちゃう子だ。 今までの私なら、そんな梓を心配そうに見つめる事しかできなかっただろうけど……。 でも、もう大丈夫。 梓は私を信じてくれた。 後は私が梓を信じて、梓に自分自身を信じさせてあげるだけだ。 私は手を伸ばして、梳いたばかりの梓の頭頂部をくしゃくしゃにしてやる。 「ちょ……っ? 律先輩……っ?」 「馬ー鹿。 確かにおまえのせいで長い事悩まされたけど、それは別に無駄な時間じゃなかったよ。 勿体無いなんて事も無い。こんな時だけど、私自身や軽音部の事について深く考えられた。 それはおまえのせいで……、おまえのおかげだ」 「どうして……」 また泣きそうな顔で、梓が掠れた声を上げた。 「どうして律先輩は……、そんなに優しいんですか……? 私の事なんて……、もっと責めてくれてもいいのに……」 「生憎、私には人を責める趣味はないのだ。 それにさ、優しいのはおまえもだよ、梓。 キーホルダーの事でそんなに悩んだのは、私達の事を大切に思ってくれてたからだろ? そんなおまえを責められないし、それに……」 「それ……に……?」 「まだ取り戻せる。 思い悩んだ分、心配掛けちゃった分なんて、いくらでも取り戻せるよ。 だから、梓さえよければさ、今日、私んちに泊まりに来ないか? 何ならムギや純ちゃんも誘って、皆で色んな話をしようぜ。 私の部屋で布団並べてさ、「好きな子いる?」って話し合ったりとか」 私の言葉に、梓は呆気に取られたみたいにしばらく沈黙していた。 まさか私がそんな話を始めるなんて、考えてもなかったんだろう。 実を言うと、私も自分がこんな話をするなんて思ってなかった。 泊まりに来ないかって言葉も、その場の勢いで言っただけだ。 でも、勢いながら、いい提案だって自分で自分を褒めたい気分でもある。 そうなんだ。 勿体無い事をしたと思うんなら、取り戻せばいいだけなんだ。 それを自覚して一緒の時間を過ごせれば、 勿体無かったと思える時間以上の充実した時間を過ごせるはずだ。 「もう……」 梓が呆れた表情で小さく呟く。 でも、その表情の所々からは、隠し切れない笑顔が滲み出ていた。 「それじゃ修学旅行じゃないですか、律先輩」 「お、それ頂き。 いいじゃんか、修学旅行。 梓とは一緒に行けなかったわけだし、私達だけの修学旅行って事でどうだ? 勿論、梓の予定が合えばだけどさ」 「……仕方ないですね。 律先輩がそこまで言うなら、付き合ってあげます。 やりましょう。律先輩の家で、私達だけの修学旅行を」 「よっしゃ。そうと決まれば早速ムギ達を誘いに行こうぜ。 折角だから、夕食は私が腕に縒りを掛けて用意しよう。 何かリクエストないか? 何でも梓の好きな物を作ってやるぞ」 「じゃあ……、ハンバーグをお願いしていいですか?」 「ハンバーグかよ。別に何でも作ってやるのに。 ……って、ひょっとしてハンバーグしか作れないって思われてる……?」 「いえいえ、違いますよ。 前に律先輩の家で食べたハンバーグが美味しかったから、また食べたいんです。 ……駄目ですか?」 「そう言われると、私も腕に縒りを掛けざるを得ない。 そうだな、今日はハンバーグにしよう。 美味しいご飯も炊いてやる。 今日は梓のリクエスト通り、愛情込めてハンバーグを作ってやるぞ」 「あ、別に愛情はいいです」 「中野ー!」 私が声を荒げて掴み掛ろうとすると、 梓は上手い具合に私の腕を避けて教室の扉まで駆けて行く。 最近、生意気さに加減の無い後輩だけど、 そんな生意気さをどうにかながら取り戻せて、私は嬉しかった。 教室の扉を開きながら、梓が私の方に振り返る。 「ほら、早く行きましょう、律先輩」 「あいあい」 「それと……」 「どうした?」 「何度も言いましたし、さっき最後だって言いましたけど、でも、もう一度言わせて下さい。 私の先輩でいてくれて、本当にありがとうございます、律先輩」 「おうよ。 ……おまえこそ、私の後輩でいてくれて、ありがとな」 ○ 二年一組の教室を出た瞬間、 笑顔の私達を見つけたムギが、泣き出しそうな梓の胸に飛び込んだ。 ずっと私達の事を信じて待っていてくれたんだろう。 申し訳なさそうに、でも嬉しそうに梓が謝り、 これまでの事情を説明すると、ムギは怒る事も無くそのまま梓を抱き締めた。 ずっと唯が身近に居たせいか、どうも私達には唯の抱き付き癖がうつってしまってるみたいだ。 抱き付かれ慣れてるみたいで、梓の方もムギに抱き締められるままにしていた。 妙な感じだけど、これが私達のコミュニケーションでもあるんだろう。 ムギがしばらく梓を抱き締めた後、 私の家で私達だけの修学旅行をしないかと伝えると、 「後輩とのそういうイベント、夢だったの」と言って、目に見えてはしゃぎ出した。 ムギにはどれだけ色んな夢があるんだ……。 でも、ムギが積極的になってくれるのは大歓迎だ。 梓だけじゃなく、ムギも喜んでくれるんなら、一石二鳥ってやつじゃないか。 勿論、ムギが楽しんでくれるのは、私だって嬉しい。 そうして盛り上がっていると、 不意に梓が廊下の角から私達を見ている何者かの視線に気付いた。 当然ながら、その何者かは純ちゃんだった。 軽音部の部室で待ってると言っていたけど、 やっぱり梓の様子が気になって教室の近くまで来てたんだろう。 梓が手招きすると、少しだけ恥ずかしそうに梓の傍まで近付いて、 それでも純ちゃんは急に笑顔になって、梓の頭を強めに撫で始めた。 元気そうな梓を見て嬉しかったんだろう。 頭を撫でるのは純ちゃんなりの愛情表現なんだろうけど、 「撫でないでよ、もー!」と梓はほんの少し不機嫌そうな声を上げていた。 私達には結構自由に頭を撫でさせてくれる梓だけど、 流石に同級生に頭を撫でられるのは恥ずかしいらしい。 これまで、私には二人の関係は梓が主導権を取ってる関係に見えてた。 でも、本当は自由に見える純ちゃんの方が、梓をリードしてるのかもしれない。 そのムギの言葉に対しては、私は肯定も否定もしなかった。 ずっと私達を見てたムギが言うんならそうなのかもしれないけど、 簡単にそれを認めてしまうのも何だか恥ずかしかった。 だけど、どちらにしても、 明日には私と澪の関係にとりあえずの結末が訪れるんだろうな、って私は思った。 澪の言葉を信じるなら、明日には学校で私達が顔を合わせる事になる。 そこで私達は何かの話をして、何らかの結論を出すんだろう。 その時を考えると少し恐かったけど、同時に待ち遠しくもあった。 澪に私の想いと答えを伝えたい。 どんな形であっても、澪にはそれを聞いてもらいたい。 その時こそ、私と澪が自分の本当の気持ちを実感できる時だと思うんだ。 私の家での修学旅行については、純ちゃんも笑顔で了承してくれた。 世界の終わりも近いんだし、家族が心配したりしないかと確認すると純ちゃんは苦笑した。 純ちゃんが言うには、家族会議を行った結果、 家族皆が世界の終わりまで自由に過ごす事に決めてるらしい。 人に迷惑を掛けなければ、何処でどう過ごしてくれても構わないそうだ。 大らかな家庭だなあ、と思わなくもないけど、 我が田井中家も似たようなもんなので、人の家庭の事は言えなかった。 まあ、それだけ家族が信頼し合ってるって事だとも思うけどさ。 それから私達は軽音部の部室に向かって、 三人で新曲の練習を始めようとして……、気が付けば純ちゃんがその場から消えていた。 神隠しに遭ったってわけじゃない。 「単に修学旅行の準備に家に戻っただけです」と梓が言っていた。 「そんなの後でいいのに」と私がぼやくと、苦笑しながら梓が続けた。 純ちゃんは私達が最後にライブをする事を憂ちゃんから聞いて知っていたらしい。 どうやら純ちゃんも最後のライブを観に来てくれるらしく、 その楽しみをネタバレで減らしたくないから、って逃げるように帰ったんだそうだ。 こんな時でもマイペースを崩さない。 世界がどう変わっても、純ちゃんは純ちゃんだ。 純ちゃんを見習って、私も私のままでいたい。 ○ ――木曜日 布団を並べて話をしていると、純ちゃんは一人で早々に眠ってしまった。 その純ちゃんを起こさないよう小さな声で会話を続けていると、 携帯電話の大きめなアラームの音が私にいつもの時間を伝えた。 私は慌ててアラームを切り、眠ってる純ちゃんの方に視線を向けてみる。 ……すげえ。結構大きい音だったのに、微動たりともしていない。 梓から話には聞いてたけど、どんだけ寝付きのいい子なんだ、純ちゃんは……。 まあ、これだけ寝付きがいいなら、少しは大きな音を出しても大丈夫だろう。 祈るような気分で、私はラジカセの電源を入れる。 電波の不調のせいか昨日は聴けなかったけど、今日は復旧してるだろうか? できる事なら、世界の終わりまであの人の声を聴いていたい。 週末まではお前らと一緒! あの人はそう言ってくれていた。私はその言葉を信じていたい。 私の祈りが届いたのか、スピーカーからは昨日みたいな雑音は出なかった。 軽快な音楽が流れる。 「胸に残る音楽をお前らに。本当の意味でも、ある意味でも、とにかく名曲をお前らに。 今日もラジオ『DEATH DEVIL』の時間がやって来た。 一日空いちゃったけど、アタシの事ちゃんと憶えてる? アタシよ、アタシ。 オレオレ詐欺じゃないわよ。アタシよ、クリスティーナ。 一日で忘れちゃってる困ったちゃん達はこの放送中に思い出しといてよ。 オーケー? しっかし、昨日はまさかラジオどころかテレビ、電話まで電波障害になっちゃうなんてね。 シューマン共鳴だか何だかの異常だそうだけど、こりゃ本格的に終末が現実的になって来たわ。 電波が途絶えるなんて、これまでの人生で経験した事なかったかんね。 日常が少しずつ消え去ってるって実感も湧いてくるわね。 しかも、シューマン何たらってのも、滅多な事では異常が起きるはずがない自然現象らしいのよ。 それに異常が起きてるってんだから、いよいよ世界最後の日も間近ってわけだ。 まあ、それでもそんな異常下でも電波を一日で復旧できたわけだから、 ひょっとしたら終末ってのもそんな大したもんじゃないかもしれないけど。 それとも電波専門の電波職人さんの腕のおかげかしらね? 流石は職人さん。 洗練された腕にいつも頭が下がります。なんてね。 あははっ。 何はともあれ、終末までは今日入れて残り三日。 日曜日には未曾有の大災害ってやつがアタシ達の身に降り掛かるわけよ。 いや、そもそも災害なのかどうか科学者の皆さんもちゃんと分かってないらしいけど、 とにかく人類全体が消えちゃうのだけは間違いない。 そんな終末まで、残りもう三日。 でも、まだ三日。 泣いても笑っても三日間もあるわけだし、 どうせなら終末まで笑って過ごしていこうぜ、お前ら。 世界の制度に反抗して生きるのが、ロックってわけよ。 終末だろうと何だろうと、世界が勝手に決めた規範には違いないじゃん? アタシ達に都合の悪い制度は、何だって切って捨てる。 それが真のロックスピリッツ。 アタシも付き合うから、最後くらいお前らもロックに生きようぜ。 オーケー? そういえば勘違いしてるお前らが多いみたいだけど、 ギター掻き鳴らしてドラムのビートを刻む激しい曲がロックってわけじゃないらしいのよ。 アタシも子供の頃は勘違いしてたんだけど、 ロックミュージックの定義って単に歌詞や心根が反骨的かどうかなんだってさ。 曲の激しさとか、ギターのテクニックとかは一切関係無し。 お前らの心の中に反骨心があれば、それだけで全ての歌がロックミュージックだ。 だから、演歌やアニメソング好きなお前らも、反骨心があれば当番組にメールヨロシク! 終末まで、一緒にこの番組盛り上げてこうぜ! 週末まではお前らと一緒! ……って、これじゃ番宣だった。 こりゃ失敬。 ああ、電波障害については心配はないみたいよ。 ウチのディレクターが独自のシステムを構築したらしくて、 今後、公共の電波に障害が起きたとしても、少なくともこの番組だけは終末までお届けできるらしいのよ。 ……一体、何者なのよ、あの人は。 単なるヅラじゃないとは思ってたけど、ここまで得体の知れない人だったとは……。 謎が多いディレクターよ、マジで。 残念だけど、終末までにその謎は解けそうもないし……。 まあ、一つくらい謎を抱えたまま終末を迎えるのも悪くないわね。 この謎はアタシもお前らと一緒に墓場まで持ってくから、それで勘弁ヨロシク。 どっちにしても、謎多きディレクターのおかげで放送の心配はしなくてよさそうだし、 その点では感謝感激雨霰。 でも、ディレクターだけじゃなくて、昨日一日、アタシは色んな人に感謝したわ。 アタシの好きなミュージシャン、番組のスタッフ、電波職人さん、 直接スタジオまで来てくれたリスナーのお前ら、電波障害を心配して駆け付けてきたラジな……。 たくさんの人がこの番組のために頑張ってくれた。 たくさんの人にこの番組が支えられてるんだって教えてくれた。 一日かけて、精一杯この番組のために駆け回ってくれた。 アタシにできる仕事はほとんど無くて、足手纏いにしかならなかった。 その分、今日は喋らせてもらおうと思う。 アタシがこの番組のためにできるのは、喋る事だけだからさ。 失くして初めて、それの大切さが分かる……。 よく聞く言葉だし、単に一日空いただけなんだけど、昨日一日でその言葉を強く実感させられたよ。 成り行きで続けてきた番組だけど、アタシはこの番組が大好きなんだなって。 アタシはこの番組が生き甲斐なんだなってさ。 アタシにこの番組続けさせてくれて、お前らサンキュ! 残り短い放送だけど、最期までお付き合いヨロシク! 週末まで……、終末まではお前らと一緒! さってと、とは言え、湿っぽいのはこの番組には似合わないし主義じゃない。 そろそろ記念すべきリクエストの復帰第一発目といってみましょうかね。 えっと、曲名は……。 お、復帰記念のおかげか、珍しく世界の終わりっぽくないリクエスト……。 って、あれ何? どしたの、ディレクター? え? この曲も歌詞はともかく、この曲が流れた番組が世界の終わりっぽい番組なわけ? おいおい、お前ら……。 とことんこの番組を世界終末記念番組にしたいわけ? ま、それもいいか。 こんな時でも時事ネタを忘れないその腐れ根性、アタシは嫌いじゃないよ。 折角だから、とことん終末っぽい曲を集めてみるのもいいかもね。 んじゃ、今日の一曲目、長野県のムー・フェンスからのリクエストで、 中川翔子の『フライングヒューマノイド』――」 26