約 758,448 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/16109.html
終末の楼閣 ティキンス・ランド C 闇文明 3 城 ■城―自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う) ■バトルゾーンにある自分の進化ではないコスト6以下のクリーチャーすべてはパワーが+2000される。 ■自分の「エンドレスエンド」能力をもつクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、そのクリーチャーを破壊してよい。そうした場合、そのクリーチャーのEE能力を使う。 作者:宇和島 フレーバーテキスト 「貴殿の能力は実に興味深い。」---チェザーレ 収録 DMTend-02 「終末世界編 第2弾 深淵の解放(アビス・リベレーター)」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mihoyowikiunofficial/pages/2086.html
目次 性能ステータス スキル1 再起の空間 スキル2 終末の実験体 入手方法 説明 関連項目 性能 ステータス No. 名前 2036 終末の刻印 種類 ☆ 神格覚醒 終末 5
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/409.html
タグ 明るい 曲名と 歌 真理絵 作詞 金子剛・松宮豊 作曲 金子剛・松宮豊 作品 冷徹冷静しかしてXXX!!ED
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/3730.html
終末の魔犬ダーク・フェンリル 闇文明 R コスト 7 7000 デーモン・コマンド ■バトルゾーンにあるクリーチャーはすべて「スレイヤー」を得る。 ■W・ブレイカー (F)誰も死から逃れることはできない。なぜなら、死があってこその生であるからだ。 作者:セレナーデ 収録 宝玉編 第一弾(デストラクション・ジュエル) 評価 《ルナー・クロロ》のコストを鑑みるに、「バトルゾーンにあるクリーチャーはすべて「スレイヤー」を得る」効果はパワー2000分として計算されます。 なのでこのクリーチャーのパワーは3000、メタモーフも含むと2000が妥当かと。 まじまん コストを変更しました。 コスト論に関しては結構無茶苦茶なことが多いので、これからもガンガン突っ込んでください><; セレナーデ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/23998.html
終期の時計(タイムリミット)ネオ・クロック (R) (水) (6) NEOクリーチャー:アウトレイジMAX 5000 ■NEO進化:自分の[終期の時計 ネオ・クロック]以外のクリーチャーの1体の上に置いてもよい ■S・トリガー ■このクリーチャーを出したとき、進化クリーチャーであればターンの残りをとばす 作者:(鬼威惨) 能力の暴発がないクロック ただし、クリーチャー1体用意する必要がある事と、高コストにより踏み倒し手段は本家が勝る 3コスト3000はメリットだけなので、重く調整 フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/828.html
【作品名】谷山浩子の「悲しみの時計少女」 【ジャンル】ラジオドラマ(NHK-FM『サウンド夢工房』で放送、後番組『青春アドベンチャー』でも再放送) 【先鋒】浩子 【次鋒】腕時計 【中堅】砂時計 【副将】鳩時計 【大将】デジタルアラーム時計 【備考】原作・主題歌は歌手の谷山浩子さん 【名前】浩子 【属性】売れない歌手 【大きさ】女性並み 【攻撃力】若い男をさらってはサカナ男に変え、塩焼きやムニエルにしておいしく頂き、美少女や美少年をかどかわしては拷問にかけ、時計に体の隅々まで切り刻ませて、最後は時計にしてしまうことができるような女性並 【防御力】同上 【素早さ】同上 【特殊能力】人を魚や時計にできる(詳細不明のため考察対象外) 【弱点】時計中毒患者のため時刻が分からないと人とサボテンの区別が付かなくなる 【備考】声の出演は谷山浩子さん本人 【名前】腕時計 【属性】浩子の腕時計 【大きさ】腕時計なみ 【攻撃力】浩子の首を一瞬で切れる 【防御力】腕時計なみ 【素早さ】反応速度は浩子が反応不能な程の速さで首を切れるほど、移動速度は人並み? 【特殊能力】浩子の首を切った後自分が浩子の首になり記憶までも浩子と同一化した 【弱点】自分が浩子であるという思い込みから心臓を動かしているので自分の正体を知ってしまったら心臓が止まる 【名前】砂時計 【属性】浩子により時計にされた老夫妻 【大きさ】二階建ての屋敷なみ 【攻撃力】中に入ってきた人を夫妻が抱きつくことにより砂に変える 【防御力】屋敷並み 【素早さ】動けない 【短所】夫妻は屋敷の外に出られない 【名前】鳩時計 【属性】浩子により時計にされた少女 【大きさ】10mほどの木 【攻撃力】声の聞こえる範囲にいる人を過剰な『今』により気絶させ、やがてはその人を時計にする 【防御力】大きさ相当の木 【素早さ】動けない 【特殊能力】究極の時計、時間を聞けば『今』と答える 【名前】デジタルアラーム時計 【属性】浩子の作った時計 【大きさ】片手に乗るくらいの時計~数キロの卵状 【攻撃力】なし 【防御力】大きさ相当の時計 【素早さ】なし(特殊能力参照) 【特殊能力】一見普通の時計だが、1,1秒後『1,1』と表示され、1,11秒後『1,11』と表示され・・・という風に『1』の列が伸びていき、やがては数キロの卵になる。 その卵の内部にいるものは少し時間が進むだけで永遠に1,2秒後に到達できない時間の牢獄に閉じ込められる 【弱点】最後尾の『1』を握られたら繰り上がってしまい1.2秒後になってしまう 参戦 vol.64 679,681 vol.65 736 格無しさん sage 2008/10/13(月) 11 47 17 谷山浩子の「悲しみの時計少女」考察 マシンガンの壁から 片手に乗るデジタル時計は1文字3cmぐらいか。 常人相手の場合、それが170cmほど先まで届くには数字が57個並ぶことになるので、10^-57秒前後の反応で数字を掴めるものとする。 また1.1111…秒以内に時計自体を破壊されたら負けとする。 ○Dream Catcher 【先鋒】一撃で殺すので攻撃力で微妙に相手が上か。負け。 【次鋒】反応不可の速度で斬り勝ち 【中堅】外からマシンガンで撃たれて負け 【副将】声勝ち 【大将】1.2秒以内に小さい時計を狙撃するのは難しいか。時間の牢獄幽閉勝ち 3勝2敗 ○角と牙 【先鋒】見えず負け 【次鋒】人外なので見える。首切り勝ち 【中堅】中の老夫婦も時計みたいなので人外。抱きつき勝ち。 【副将】微妙だけど人間?声勝ち 【大将】時間の牢獄幽閉勝ち 4勝1敗 ○ドラえもん不思議探検シリーズ、宇宙大冒険内『ドラえもんのふしぎ探検宇宙のはじまり』 【先鋒】若い男以上っぽいので倒されはしない 【次鋒】反応が速いので倒されない 【中堅】抱きつき勝ち 【副将】声勝ち 【大将】時間の牢獄幽閉勝ち 3勝2分け ×どうぶつの森シリーズ 【先鋒】【次鋒】落とし穴に落とされ斧負け 【中堅】【副将】ぶつかればお互い無事ではすまない。分け。 【大将】時間の牢獄幽閉勝ち 1勝2敗2分け ×よくしま 【先鋒】【次鋒】速さ負け 【中堅】外から殴られたら壊れるかも 【副将】声勝ち 【大将】速攻で破壊され負け 1勝4敗 ×「エキセントリック少年ボゥイ」のテーマ 【先鋒】速さ負け 【次鋒】速さと飛行能力で不利 【中堅】抱きつけないが倒されない(これエントリー主体屋敷のほうだよね?) 【副将】声勝ち 【大将】速すぎる体当たりで1.1秒以内に壊されるか 1勝3敗1分け ×日出処の天子 【先鋒】剣負け 【次鋒】首切り勝ち 【中堅】抱きつけないが倒されない 【副将】声効かない。殴られ負け。 【大将】念力破壊負け 1勝3敗1分け よくしま=どうぶつの森シリーズ>谷山浩子の「悲しみの時計少女」 >ドラえもん不思議探検シリーズ、宇宙大冒険内『ドラえもんのふしぎ探検宇宙のはじまり』=角と牙
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/4257.html
死の時計の告げる刑期が、止まった輪廻の中で響く 序章ログ ハリアス「―――(森林の奥地を、一人・・・重く暗い空気を纏って歩く) 」 サァァァァァァッ―――(草木が、風で揺らめいている。) 」 ハリアス「―――克服する。(一言、言い聞かせるように呟く)俺は、克服する・・・恐れを。 」 オォォォォォォッ―――(風が、啼いている) ハリアス「決別する、この日・・・弱い自分と。 ガサガサッ・・・。(歩む先に、草木が何者かの存在を告げる) 」 隻眼のオーガ「―――ガサッ。(それは、自らを絶対強者と疑わず、ただ悠然とそこに座っていた。) 」 ハリアス「これで、三度目―――いや・・・ある意味では二度目なのか。(隻眼のオーガを、木陰から見据える)・・・ハァッ、ハァッ・・・。(見ただけで心臓が跳ね、平静さを奪う)・・・俺は捨てる、恐れを・・・弱い自分を・・・『ロストハート』。(静かに、それを発動し・・・瞳から光が消え失せる) 隻眼のオーガ「―――グルル・・・。(薄っすらと、変化した空気の流れに目を泳がせる) ハリアス「―――『ベアトラップソーズ』、起動・・・多重!(瞬時に、同じ魔法を並列で発動し)『フラッシュアウト』!!(続けざまに、魔法を発動する) カッ―――!!(『フラッシュアウト』が発動し、周囲一体が閃光に包まれる) 隻眼のオーガ「ガッ―――!!(突然の光に、目をやられながらも立ち上がり・・・)ザシュゥッ!(『ベアトラップソーズ』を発動させてしまい、突き出た刃に足を貫かれる) ハリアス「ぅぉぉぉぉおおおおおおおおあああああああァァァァァッ!!!!(雄叫びを上げ、『突風』と『衝撃波』を同時に何度も発動して弾丸のごとく飛び出した!)らぁぁぁぁぁッ!!!(勢いのままに、握りしめた長剣を向けて、振り抜く) 隻眼のオーガ「―――グルルッ(足が貫かれたが、応えてないようで、煩わしそうに足を刃から引き抜き)―――ガシィッ(潰れた視界で、振りぬかれた長剣をがっしりと掴んだ) ハリアス「ッ―――『スタンボルト』『アフタープロミネンス』『アイスグランド』ッ!!(掴まれて動きが止められる前に、握った剣を手放し、『スタンボルト』を打ち込み、『アフタープロミネンス』を発動し、『アイスグランド』を放ち隻眼のオーガを地面に縫い付けて突風と衝撃波を使いながら瞬時に距離をとる) 隻眼のオーガ「バッ―――バチバチバチィッ!!(強烈な電撃が命中し、)シュッ―――ドガァァァンッ!!!(周囲の空気を引き込みながら、大爆発が発生して姿が見えなくなり)ガキィンッ―――(オーガの周囲一帯が凍てつく冷気に包まれ、大地が凍りつく) ハリアス「―――・・・。(爆発で発生した煙の向こう側を、鋭い目で見続ける) ―――ズドォンッ!!!(物凄い速度で、煙の中から強い衝撃がハリアスの腹部へ突っ込んできた!) ハリアス「―――げはっ!!(それは彼の反応速度に勝り、腹部に直撃を許す)がっ・・・げふっ―――ダンッ!!(地面をバウンドし、ごろごろと転がり・・・片手の力だけで強引に跳ね起きて立つ、人の体でやるべきではない動きである。) 隻眼のオーガ「グルルルル・・・。(遅れて、煙の中から傷のないオーガが姿を現す) ハリアス「・・・ペッ。(それを見て、口の中に溜まった血を吐き捨てて)『収束魔導波』・・・タイプB、威力4、速度最大・・・並列4。(魔法を展開しながら、もう片手を突き出し)『デフューズ・ボム』!!(巨大な火炎弾を放つ) 隻眼のオーガ「グォォォッ!!!(雄叫びを上げ、ハリアスに向かって巨体の鈍重さを感じさせない速度で走り、飛来する火炎弾にその豪腕を振るう!) バシュッ!!(豪腕の命中する寸前で、火炎弾は二つに分かれて横へ飛んで行く) 隻眼のオーガ「―――グルゥ・・・?(突如、自分から離れていく二つの火球に・・・絶対強者故の余裕が、戦闘中にその歩みを止めさせる) ―――グォォォォッ!!!(猛烈なカーブを描きながら、左右を挟むようにオーガへ二つの火球が飛来する!!) ハリアス「―――『収束魔導波』、シュート!!(螺旋状の、半透明な『それ』は4つ同時に、空を切って放たれる!!) 隻眼のオーガ「―――ガァッ!!??(左右の逃げ道を塞ぎ、そして前方からすさまじい速度で襲い来る4つの塊に一瞬動きが止まるが)バッ!!(即座に腕を交差させ、心臓部と顔面を守る) ドクシャァッ!!!(螺旋を描くそれは、腕を穿ちながら進み)グチャァッ!!ブシャァァッ!!(次々と皮膚に穴を穿ち、食い破っていき)ズドォォォォォン!!!!(二つの火球が、体を焼き焦がす) 隻眼のオーガ「―――・・・。(腕を交差させたまま、停止し)シュゥゥゥゥゥ・・・。(傷口が、煙を上げながらゆっくりと塞がっていく)・・・グォォォォォォォォォッ!!!!!!(そして、阿修羅の如く怒り、叫び、空気を震わせる) ハリアス「―――煩い、吼えるな。(臆する事なく、鋭い眼光を向け続ける)『クローハンズスラッシュ』・・・二重起動(両手の先に、巨大な刃の手を生み出し)ぉぁあああッ!!!(両側から握りつぶすように、それを放つ!) 隻眼のオーガ「ズダンッ!!(強く踏み込んで)ブォォォォンッ!!!!(両サイドから飛来する手に向けて、拳を振るう) ガシャァァァァァァァンッ!!!!(鋭い刃の手が、豪腕の一振りで粉々に砕け散る) ハリアス「―――『衝撃波』ッ!!(全力で横方向へ、衝撃波を使って退避する) 隻眼のオーガ「―――バシュンッ!!!(一瞬遅れて、ハリアスがいた場所に音を置き去りにしてその巨腕が振るわれ、周囲の草木が切れる) ハリアス「糞―――ッ!!(反射速度を上回る、必殺の一撃を目の当たりにして『ロストハート』で消していた心が戻りかかる)切り札切れってか・・・!!『グラヴィティオーバー』ッ!!!(手を向け、オーガの周囲の重力を変動させる) 隻眼のオーガ「ガッ・・・・!!!(突然変わった重力に、ずしりと足取りが重くなる―――が)―――ズシィンッ・・・ズシィンッ・・・(一歩ずつ、ゆっくりと、迫ってくる。) ハリアス「―――!!糞が・・・魔力・・・が、ッ・・・!!!(歩みを止めないオーガに、薄っすらと恐れを感じつつも魔力を更に流しこむ) 隻眼のオーガ「ゴァッ!!(更に増す重力に、声が漏れるが)―――ズ、ッ・・・ズッ・・・(それでも尚、歩みは止まらない。) ハリアス「くッ・・・あぁ・・・止まれ、止まれよ・・・・と゛ま゛れ゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!(更に魔力を注ぎ、魔力の欠乏で目と口から血を流す)―――あっ(そして、無慈悲にもそれは枯渇する。) 隻眼のオーガ「―――ニィィッ(その時を待ちわびたような、獰猛な笑みを浮かべ)―――シャァッ!!!(空を切る速度で、命を奪う腕が振るわれる) ハリアス「がッ―――(直撃し、まるで紙切れのように吹き飛んでいく)ズドッ、ドシャッ、ダンッ、―――ドシンッ!!!(地面をボールの如く転がり、バウンドして、木に叩きつけられて漸く止まる) 隻眼のオーガ「―――ズシンッ、ズシンッ。(そして、絶対強者は獲物の絶望を味わうように、ゆっくりと歩んでくる) ハリアス「ガハッ・・・ゴフッ・・・、ゲホッ、ゴホッ・・・。(口から鮮血を垂れ流し、むせ返り、目は光を失って虚ろになる)・・・あぁ、・・・ま、た・・・か。 隻眼のオーガ「ズシンッ、ズシンッ・・・。(それは、死を告げる死神のように、無慈悲に迫り来る。) ハリアス「―――にど、め・・・で、この・・・ザマ・・・か・・・ガハッ。(焦点が合わない瞳を、空に向ける)・・・あぁ、あいつ、に・・・はな、し・・・損ねた・・・な・・・。 隻眼のオーガ「ズシンッ、ズシンッ(ゆっくりと、ゆっくりと。) ハリアス「ごめ・・・んな、火継・・・おに、い・・・ちゃん、もう・・・ダメ、みたい・・・だ。(揺れる眼が死に際に、何かを見せ続ける)・・・おれ、は・・・死ぬ、・・・のか。 隻眼のオーガ「ズシンッ、ズシンッ(迫り、来て) ハリアス「―――いや、だ・・・俺は、死にたく・・・ない・・・。(眼の焦点が合い、自らの体を見る)死にたくない、俺は・・・死にたくない―――俺は、俺は・・・!! 隻眼のオーガ「ズシンッ、ズシンッ(それは、目前にまで) ハリアス「俺は生きたい・・・生きる、生きる・・・為には、―――(黒く淀んだ瞳が、目の前のオーガを見据える)こいつが、俺を・・・俺は、俺は―――殺すんだ、こいつを、俺は・・・殺すんだ、引き裂いて・・・千切って・・・切り裂いて――― 隻眼のオーガ「ズシンッ―――ニィィッ(死神は、獲物を殺す前に、微笑んで) ハリアス「殺す、殺す殺す殺す殺す殺す・・・こいつを、こいつを―――!!!(右手に、全身にこびり付いた魔力の残滓をかき集めて)いなくなれ―――ッ!!!!(そして、集まった光は斬撃へと変わり―――) 隻眼のオーガ「ズッ―――(放たれた『それ』は、確かに命中した。) ヒュォォォォォッ―――(冷たい風が、森林の中を走り、頬を撫でる。) ハリアス「―――・・・、・・・。(息を止めて、・・・恐る恐る伺う)はーっ・・・はーっ・・・、俺・・・死んでない・・・な。 その場には、まるで最初から彼だけしかいなかったかのように、とても静かだった。 ハリアス「・・・今、俺は・・・何をしたんだ?(自分の右手を眺める)・・・搾りかすみたいなレベルだったはずなのに・・・魔力が、減ってない、どういう事だ。 ハリアス「・・・最後の、あれは・・・魔法じゃない・・・?(じっと手を見つめて、しかし答えは出ない)・・・うぁっ・・・い、痛ッ・・・死ぬ、このままじゃ魔物どうこう以前に失血で死ぬ・・・!(搾りかすのような魔力を集中させ、自分の怪我の治癒へ回す)・・・倒した、んだよな・・・俺が。 ハリアス「―――満身創痍もいいとこだ、・・・けど、倒した・・・。(ゆっくりと、傷口が開かないように気をつけながら立ち上がる)超えたんだよな、俺は・・・。(そして、その場を後にする) ハリアス「―――だいぶ、回復してきた・・・な。(確かな足取りで、誰も通らない暗い夜道を歩く)・・・酷いもんだ、もっと使いこなせるはずだよな・・・ ―――カチッ ハリアス「一つだけ、乗り越えて・・・少し気が楽になったが・・・ ―――カチッ ハリアス「・・・俺は、今後どうやって生きていこうか、目標が無いな・・・。 ―――カチッ ハリアス「・・・いや、あるじゃないか、目標―――とりあえず、ヴォイドには話すだけ話して・・・問題は、あとどれだけ生きていられるか・・・ ― ― ― ゴ ォ ー ン ハリアス「―――何だ、この音・・・いつも・・・いや、さっきまでと―――!!!(激しく打ち鳴らされる第六感に従って、全力で横へ飛ぶ) ―――ズガァァァァァァンッ!!!!!!(音を置き去りにする神速の一閃が、突如として放たれ・・・ハリアスの腹部を抉り取る) ハリアス「がぁぁぁぁぁっ!!!(腹部が抉れて、鮮血を撒き散らしながら転がる)うぉぁぁぁぁぁあっぁっ・・・か、っ・・・はぁっ・・・!!!(苦痛に顔を歪めて、呻く) 灰コートの大男「―――ォォォォォォオオオオ(・・・『異質』そのもの、或いは『恐怖』そのものが、そこに威圧感を垂れ流しながら立っている)初撃を避けるか―――面白い、だが・・・お前はここで、死ね―――『遊戯神共の玩具』よ。 ハリアス「―――ザンッ(音を立てて)―――ドシャッ、ゴロゴロゴロ・・・。(首と胴体が別れを告げて、血溜まりに沈む。) ―――ポタッ。(空から、闇色に輝くビー玉のようなものが血溜まりに落ちてくる) 灰コートの大男「パッ(闇色の玉を血溜まりから拾い上げる)・・・まだ、足りない―――強い運命を、紡ぐか・・・絶たねば。(その言葉を最後に、まるで最初からいなかったかのように消え去る) ―――なぁ、俺・・・何か、悪いこと・・・したのかな・・・、・・・誰か答えてくれよ・・・。 ポツ―――ポッ、ポッ、タタタタタタッ―――(雨が、降り始める) ―――雨が血溜まりを流していく最中、地に転がった躯は、血の涙を流しながら虚ろに空を見上げていた・・・ ―――あぁ、俺・・・死んだんだな、そっか・・・死んだのか・・・。 意識が明滅するかのように、不鮮明で、不確かで、何もない場所で揺れている。 …酷い最後もあったもんだ、出会い頭に即死攻撃かよ・・・ゲームの中だけにしてくれよな・・・。 俺の最後に見た景色は、切り飛ばされてぐるぐると回転する世界だけだった。 ―――酷ぇよ、どうして・・・どうして俺だけ、こんな目に・・・理不尽だ、理不尽すぎる・・・。 思えば、最初の最初から、突然かつ理不尽だったな・・・。 …でも、これでこの世界と・・・正真正銘のお別れか。 そう考えると、こんな不条理な世界でも、少しうしろ髪を引かれる気がする。 あぁ、結局話せなかったな・・・ヴォイド、俺のことどう思ってるかな・・・。 でも、悔やんだってどうしようもない・・・俺は死んでしまったんだから、・・・対話の余地もなく、唐突に。 師匠、俺の事をバカ弟子とか思ってるんだろうなぁ・・・あ、アレをメモ帳に挟みっぱなしじゃん・・・。 ていうか、あいつは俺の事を『遊戯神共の玩具』って・・・一体何のことなんだよ・・・?これ、濡れ衣だったら流石に許せ―――いやもういい、死んでるし俺。 なんていうか、ゲームの中の『負けイベント』が歩いてるような奴だったな・・・ステータスとか全部MAXっぽい・・・。 しかも、全体攻撃持ちで、ダメージカンストかつ必中効果ついてるような技をノータイムで撃ってきそうだ・・・いや割と有り得るのが洒落になってねぇ。 せめて、あんな奴に敵討ちとか考えて突っかからないでほしいな・・・ヴォイドにも師匠にも死んで欲しくねぇし。 ―――あ、頭の中が白くなってきた・・・これ、『終わり』って事か・・・。 思えば、あっちでも俺は半端な人生で・・・こっちでも、結局志半ばで死んで・・・せめて、せめて来世じゃもっとマシに生きて行きたいもんだな・・・。 あぁ、すっげぇ白い、めちゃくちゃ白い・・・もうオシマイか・・・。 …火継、ごめんな、・・・。 ―――・・・。 ―――うん?あれ、確かに白いけど・・・眩しいぞ、すげぇ眩しいだけだ・・っていうか、意識まだある? ―――おい、どうしたんだ?おーい、おーい!おーい!! …まさか、死んじゃったとか・・・?嘘だよな、ちょっとふざけてただけだよな・・・俺ら。 えっ、何ですかそのすごい物騒な言葉、いや確かに俺死んで―――ちょっと待て、子供の声じゃん、誰だよ俺が胸糞悪いまま昇天しようとしてたのに起こすガキは・・・ あぁーもううるっせぇ!!お前ら何俺の事起こそうとしてくれてるわけ!?折角心残りありまくりだけど死ねたと思ったのに!目が覚めるだろ!! ひ弱そうな子供「・・・え、ちょっと大丈夫・・・?何言ってるかわかんない。 太い子供「・・・俺やりすぎたかな、ヘリオが頭おかしくなっちまった。 ヘリオ?「―――・・・は?お前ら何言って、・・・。(自分の手を確認するように見て、自分に触れて、頬を叩いてみる)・・・。 ―――マジかよ、冗談だろ・・・『二度目』って・・・ ヘリオ?「そんなのアリかよぉぉぉぉぉぉ!!!!!! ―――――――――――――――――――
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/11287.html
信仰者は終末の奇跡を見るか P(R) 光 11 呪文: ■バトルゾーンにあるクリーチャーをすべて破壊する。 ■相手のカードの効果でこのカードが手札から離れるとき、または相手のターン中にこのカードが手札から離れるとき、このカードを相手に見せてもよい。そうした場合代わりにこの呪文をコストを支払わずに唱える。 作者:神風弐千 収録 DMTT-0H「信仰者の祈り」 《アポカリプス・デイ》2014/05/12効果修正 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/quatropiliastro/pages/84.html
「聖杯戦争……ですか」 広大な敷地面積を持つ研究所の一室で、1人の男が呟いた。 男はこの場に招かれた時から、既に全てを理解していた。 偽りの記憶に惑わされなかったのは、男の持つ願いの為か、それとも“体内に有るもの”の為か。 どちらにせよ男は招かれた時点で聖杯戦争に関する知識を得て、サーヴァントを召喚していた。 「目的に至る手段とその過程が変わっただけで、私の願いとやるべき事は一つですが…貴女はどうなのですか?」 左肩に乗せたハゲ人形に顔を向けて、後ろに立つサーヴァントに男は語りかけた。 「私の願いか…変わることなど無い。人類鏖殺。輪廻の輪を断ち切り、人の魂を罪の連鎖から解放する」 そう答えたのは透き通るような白いと肌銀の髪が目を引く黒衣に身を包んだ少女。外見不相応な物言いが、不思議と板についていた 「貴女の願いも終末ですか。救済が目的とはいえ私と目指すものは同じ」 変わらず人形に向かって話す男に、少女は翡翠色の瞳を細めた。 「フン、私をこのクラスで招くだけのことはある。それで、お前の目的は?」 「人類の歴史に終末を齎し人類の歴史を“完成”させる事ですよ」 「“完成”?人類の歴史など何処までも同じ、完成に至ることなく同じ愚行を繰り返し続けるだけ……」 「だからこそ終わらせるのです。物事は終わりを迎えて始めて完成します。人類の歴史も同じく」 少女は呆れた様な目で男の背を見やった、当然男には見えなかったが。 「完成など見るまでも無い、人類の歴史など終焉を迎えるまでもなく終わっている。罪の輪廻という形で……。まあ良い、お前にも見せてやろう、人類の終焉を」 「聖杯を獲る自信がお有りですか?」 少女は小馬鹿にした様な笑みを浮かべた。 「一つの世界を創り、異なる世界に住む人間を集める…。その程度なら、生前の私の七分の一の力で充分可能だ。その一人一人に英霊を宛てがうのは無理だがな。 私を招いた聖杯がどの様なものかは知らぬが、私の力と知識を超えてはいる。だが、人類鏖殺に聖杯など不要だ、私が生前の力を取り戻しさえすればな」 「しかし…その為には聖杯が要る」 「……確かにそうだな。他者の掌の上で踊らされるのは癪だが仕方が無い」 男は納得したかの様に頷いた。 「結構。では、良き終末の為に聖杯を手に入れましょう」 少女は男に応じる様に「ああ…」と呟くと、先ほどから抱いていた疑問を口にする。 「時に、どうして私に向かって話そうとしない?」 「貴女には関係ありません」 少女が僅かに怒りを露わにして男に近づくと、肩の人形を毟り取った。 「此方を向け!!」 刹那、血相を変えて男が少女に飛びかかる!! 「んん″やぁめぇろぉおおおお!!!」 【クラス】 アヴェンジャー 【真名】 リーゼロッテ・ヴェルクマイスター@11eyes -罪と罰と贖いの少女- 【ステータス】 筋力:D 耐久:E 敏捷:E 幸運:D 魔力:A++ 宝具:EX 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 復讐者:B 燃え盛る復讐の心。復讐を妨げる者に対して抱く憎悪と殺意。 受けた攻撃の痛みを魔力に変える。 洗礼詠唱によりダメージを受けた場合、魔力変換量が倍増する。 アヴェンジャーの行動の動機は復讐心のみではなく、愛でもある為にこのランクに留まる。 ある宗教と関わりの深い英雄に対しては攻撃の威力が倍増する。 忘却補正:A+ その存在は忌むべきものとして記録され、その生涯は凄惨にして、ある国家と巨大宗教にとっての恥部である。 故に彼女は史書から抹消され人々に知られることは無い、記憶されることも無い。故に彼女は素性を気付かれることがなく、対峙しても別れれば記憶から薄れていき、愚かな敵が気付いた時には死命を制している。 正純な英雄に対して攻撃力を倍加させる。 姿形や戦い方、真名・スキル・ステータス・宝具の詳細も時間経過と共に忘れられていく。 ある宗教とある国家にまつわる英雄には更に効果が倍増する。 自己回復(魔力):B+ 復讐を遂げるまでその命は潰え無い。復讐心が燃え盛る限りその身は立ち続ける。 魔力が自動回復する。ある宗教と関わりの深い英雄に対した時は体力も回復する。 【保有スキル】 不老不死 宝具により死ぬことが無い。斬られる端から再生し、生きながら身体が腐り、四肢もろくに動かせない状態から瞬く間に健康体になるほどの再生能力を持つ。 Aランクの単独行動スキルも併せ持つ。 宝具“虚無の魔石”が砕かれぬ限り、霊核が破壊されても再生するが、この状態からの再生にはマスター及びアヴェンジャーは莫大な魔力を消費する。 魔力が枯渇すれば当然ながら消滅する。 戦闘続行:EX 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、宝具を破壊されない限り生き延びる。 魔術:A+++ 対魔力を無視して万象を飲み込み無へと還す闇精霊や、強力な炎の魔術を始めとした各魔術に長ける。 対魔力:A+ A+以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、魔術ではアヴェンジャーに傷をつけられない。 アヴェンジャーは3000年に渡って闇精霊の力を吸い続けた“虚無の魔石”を体内に有し、800年の時を生きた欧州最強最古の魔女であり、破格の神秘を有する。 【宝具】 虚無(クリフォト)の魔石 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ :ー 最大補足:1人 アヴェンジャーの身体に埋め込まれている魔石。3000年に渡って闇精霊を吸い続け、漆黒に染まった石は、アヴェンジャーに無限の魔力と終わることの無い命を与えた。 キャスター自身ですら破壊する方法を見つけられなかったこの石は、単なる威力では決して破壊出来ない。 次元レベルで七分割し、七つの平行世界に飛ばす魔法でも死ぬことはなかった。 神造宝具を用いるか、無限の可能性分岐からこの宝具が破壊されている可能性を拾ってくるかでもしない限り破壊出来ない。 幻燈結界(ファンタズマゴリア) ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ :1〜30 最大補足:50人 複数の並行世界や可能性を重ね合わせて一つの世界を形作る。異なる歴史を持つ並行世界の人間を一つに集めて、元々その結界内の世界で生きていた様に認識させることすら出来る……が、 聖杯戦争の根幹を揺るがしかねない魔術の為、此処までの効果は再現出来ない。 対象の心象や記憶を取り込むことで、精神的な傷を抉ったり対象の望む世界を創ることも可能。人の心の不可侵の領域を侵す術。 この結界を破ることは非常に困難。世界そのものを見通す眼でもない限り、結界の中だと知っていても脱出不可能。 創り上げた異界の中に対象を取り込めばまず逃げられることは無い。 奈落落とし(ケェス・ピュトス) ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ :100 最大補足:1000人 闇精霊の溢れる異界への門を開き、地上を闇精霊で満たす。闇精霊は万象を飲み込み消滅させる。 上空に闇精霊の塊で有る“黒い月”として現れ、地上に落ちることで発動する。 聖杯戦争においては宝具としてすら再現されないものだが、アヴェンジャーとして現界したことと、 マスターから供給される膨大な“無の力”と、マスターの願望により再現され、使用が可能となっている。 ただし本来のものとは異なり、幻燈結界を用いて対象を血の色に染まった空と闇に覆われた異界に引きずり込み、そこに“黒い月”を落とす。という形で再現されている。 この宝具を再現した為にアヴェンジャーは本来の能力を再現されず、ステータスが低くなっている。 【weapon】 無尽蔵の魔力と数百年に渡る戦闘経験。 【人物背景】 元々はリゼット・ヴェルトールトいう南仏の都市ベゼルスに暮らす信仰篤い清純な少女だったが、ベゼルスで信仰されていたカタリ派が異端とされ、十字軍によりベゼルスは陥落し、住民はリゼットを除いて皆殺しにされる。 一人生き残ったリゼットも見せしめとして各地を引き回され、凌辱され続ける日々を過ごすうちに信仰を失い、世の全てを呪う様になっていく。 最終的には病に冒され身体が生きながら腐り出してしまい、捨てられる。 そのまま朽ち果てる筈だったリゼットは、自らを賢者と名乗る男、ミシェル=マキシミリアンに“虚無(クリフォト)の魔石”を体内に埋められる。 怨嗟の咆哮を上げ、マキシミリアンの提案を受け入れたリゼットは魔石により回復する。 その後当代最高と謳われた魔術師“ヴェルクマイスター”に師事。魔術師として成長していき、師の死後、名を継いで『リーゼロッテ・ヴェルクマイスター』を名乗る。 この時には復讐心は薄れており、その後は欧州各地で陰謀を行い、混乱を引き起こし、『姦淫(ルクスリア)の魔女』『バビロンの大淫婦』の名で呼ばれる様になる。 1400年代ドラスベニアの王ヴェラードが、自身の持つ魔石と期限を同じくする『刧(アイオン)の眼』を持つと知り、これを奪うべくヴェラードに取り入るが、彼の持つ「人の罪を浄化する為の人類鏖殺」という夢想と、その罪を全て一人で背負う。という姿勢に惹かれ、彼を愛する様になる。 ヴェラードが部下の裏切りにより死亡した事により、再び復讐の心とヴェラードの夢想を成就する為に画策する。 そして1945年、『奈落落とし(ケェス・ピュトス)』発動に最適な条件を持つ日本の地に赴き、そこで禁書目録聖省の討伐部隊と交戦。返り討ちにするものの禁呪を受け、魔石を七つに引き裂かれ、並行世界に分割されて、リーゼロッテも記憶を失い水晶に封じられてしまう。 現実世界で60年が経過し、リーゼロッテの魔石の欠片を持つ者達が封じられた地に集まったことで、術式が起動、並行世界を一つに併せた世界を創り、リーゼロッテ本体がいる赤い夜に欠片を持つものたちを引きずり込む。 最終的に、七分の三の力で復活。その状態でも圧倒的な力を行使し、『奈落落とし(ケェス・ピュトス』を遂行しようとするが、ヴェラードの意志を継いだ当代の『刧(アイオン)の眼』を持つ主人公により魔石を砕かれその生を終える。 【方針】 他の主従を皆殺しにして聖杯を手に入れる。 【聖杯にかける願い】 全ての力を取り戻した上での復活 【マスター】 真木清人@仮面ライダーOOO 【能力・技能】 科学者として非常に優秀な才能を持つ。 体内に紫の“恐竜系メダル”が五枚入っている。宝具に力を吸われている為、グリード化は極めて遅くなっている。 【weapon】 キヨちゃん: ドクター真ァ木ィが他人と会話する時に必要。これが無いと話せない。 時々勝手にポーズが変わる。呼吸をしている疑惑が有る。 【ロール】 某企業の研究所の所長 【人物背景】 両親を早くに亡くし、姉の手で育てられる。結婚を控えた姉が豹変し、彼を阻害する様になった為、姉の部屋に放火して殺害する。 この事が原因で『醜く変わる前に、美しく優しいうちに完成させる』という思想を持つに至る。 メズールを求めるガメルにこの言葉を語ったり、亡き姉に瓜二つな白石知世子との会話後にも同じ事を考えているあたり、この思想は彼なりの人類愛なのかも知れない。 【令呪の形・位置】 腹の部分(ベルトのバックルがくる辺り)に三重の黒い輪が有る 【聖杯にかける願い】 良き終末を齎し人類の歴史を完成させる 【方針】 聖杯を手に入れる。障害は全て排除。 【参戦時期】 恐竜系メダルを取り込んだ直後 【運用】 スキルと宝具の関係上、消耗と手の内がバレることを気にせずに戦えるのが強み。 だが結局はキャスタークラスに近い能力なので、あまりゴリ押しは出来ない。 対魔力が意味を為さない闇精霊が強力なのでこれを軸に戦う。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16170.html
「一つ聞いておきたいんだけど、 律がそんな一人ぼっちになっちゃうって想像をし始めたのって、 勿論、『終末宣言』より後だよな?」 「そりゃまあ……、そうだけど……」 「私は違うんだよ、律」 「違う……って?」 「律は『終末宣言』をきっかけに、 私が居なくなるのを恐がるようになってくれたみたいだけど、 私の方は『終末宣言』なんか関係なく、 そんなのよりずっと前から、律が居なくなるのが恐かったんだよ?」 すぐには何も言えなかった。 澪が何を言おうとしてるのか、まだ分からない。 今の私には、ただ澪の言葉を聞く事しかできない。 澪が多分戸惑った表情をしてるはずの私に顔を向けて、口を開ける。 その時の澪の表情は、意外にも普段の優しい笑顔だった。 「私はね? 中学生……、ううん、多分小学生の頃から、 律が私の傍から離れていくのが恐かったんだ。 私って内気な方だし、律は活発で友達も多いからさ……。 それこそ律がいつ私の傍から消えてもおかしくないって思ってたよ。 高校に入ってからもその考えは消えなかったな。 律は唯と波長がすごい合ってるみたいだし、 私なしで唯と行動する事も増えてきて……、 私の前からいつ律が居なくなるのか不安で仕方なかったんだよ」 「私は……、澪から離れようなんて思った事なんて、一度も無かったんだぜ……」 澪の言葉に、私はどうにかそれだけ口にする。 澪が私の事をそんな風に考えてたなんて知らなかった。 嫌われてはいないはずだとは思ってたけど、 そんなに不安に思われるほどに私が大きな存在だったなんて……。 澪がまた軽く笑う。照れ笑い……になるのかな。 少し重そうな会話の内容とは違って、そんな表情で澪が話を続けた。 「分かってるよ、律。 いや、ようやく分かった……のかな? こんな突然に終末が来る事になったせいでもあるけど、 まさか私が律と世界の終わりまで一緒に居る事になるなんて、思ってなかった。 最期まで律が一緒に居てくれるなんて、何だか夢みたいだよ。 馬鹿みたいだけど、こんな時期になって、私にはそれがようやく実感できたんだ。 律はずっと私の傍に居てくれるんだって。 こう言うのもおかしいけど、私はそれがすごく嬉しいんだよ。 律が傍に居てくれるなんて、それも友達以上の関係で傍に居てくれるなんてさ」 私は澪から握っていた手を放す。 瞬間、澪が少し不安そうな顔をしたけど、 すぐ後に私は自分の手を澪の頭の上に乗せた。 ニヤリと微笑んで、おどけて言ってみせる。 「まったく……。 重い女だな、澪は……。 何だっけ? そういうの何て言うんだっけ? ヤンデレだっけ? ちょっとそんな感じだぞ、澪」 「私はヤンキーじゃないぞ」 「ヤンキーデレの略じゃねえよ!」 「分かってるよ、律。 でも、そっ……かな……。私……、重い女かな……」 「ああ、最近ムギのお菓子を食べ過ぎなんじゃないか? 二の腕や太腿なんかぷにぷにしてる感じに見えるぞ」 「体重の話っ?」 「いやいや、嘘だって。さっきの冗談のお返しだ。 それにさ、私は別に澪が重い女でも全然構わないぞ? それくらい背負ってやるし、澪の気持ちを重いなんて考えるわけないだろ? 今更だけど、私だって澪と同じ気持ちなんだ。 澪と離れたくないし、ずっと傍に居たい。 例え残り少ない時間でも、お前の傍に居られたらいいなって思うんだ。 そうそう。日曜日は澪んちでゴロゴロするんだから、準備よろしくな」 「え? そんな予定あったっけ?」 「いや、今決めた!」 「自慢げに言うな!」 言いながら澪が私の頭を叩く。 叩かれた頭を擦りながら私が笑うと、澪も優しい笑顔を浮かべて続けた。 「まあ……、仕方ないな。 じゃあ、予定も他にないし、明日は私の部屋でゆっくりしようか、律。 そうだな……。お茶でも飲みながら、ライブの反省会とかをするぞ」 「反省会かよー……」 「今日のライブが大成功だったら、反省会は短めにするよ。 だから、頑張ろうよ、律。今日のライブを。 何処までやれるかは分からないけど、最高のライブを目指そう? 絶対、歴史に残すライブにしたいしさ」 「当たり前田のクラッカーよ!」 「古いな! でも、それにさ、律……。 一人ぼっちになる心配の先輩の私から言わせてもらうけど、律は大丈夫だよ。 終末までは私が傍に居る。終末から先は保証できないけど、終末までは絶対傍に居る。 嫌だって言っても傍に居るから。絶対絶対、傍に居るから!」 「……私もだ、澪。 一生、まとわりついてやるから覚悟しろよ! 離れてやらないんだからな!」 澪の肩に手を回して、私の方に引き寄せる。 離れるもんか。 澪の肩を抱きながら、頭の中で何度も呟く。 離れるもんか。絶対、離れてやるもんか。 世界の終わりにだって、私達の想いを壊させたりなんかしない。 ○ 二人で肩を並べ、頭を寄せ合って、もう離れない事を決心した後。 私はゴスロリから自前の制服に着替え、澪と静かに昼食を食べた。 世界の終わりの前日でもまだ開いてるスーパーで、澪が厳選したごはんは美味しかった。 これで多分、私達が昼食を食べるのは明日の残り一回。 そう思うと、スーパーの惣菜でも、食べ終わるのが何だか名残惜しい。 苦手なおかずもあったけど、残らず綺麗に平らげてから、 澪の買って来てくれた歯ブラシや洗面具で身だしなみを整えていく。 邪魔にならないよう頭の上の方で結んでた髪を解き、 少しはねた髪を自前の櫛で梳かそうとすると、澪が私の椅子を用意して手招いた。 準備をしてくれたのに、遠慮をするのも失礼だ。 私は椅子に座り、櫛を澪に手渡した。 「んじゃ、頼むよ、澪」 「……うん」 頷いて、澪が私の髪に櫛を通していく。 小さい頃は結構やってもらってた事だけど、 そういえば高校生になってから、澪に私の髪を梳かしてもらった事はほとんど無かったな。 逆に澪の髪を結ばせてもらって、色んな髪型にして遊んでた事は何度もあったが。 それを私が口にすると、澪が私の頭を掴んでから溜息交じりに言った。 「高校生にもなって、お互いの髪を梳かし合うなんて変じゃないか。 それに……、えっと……」 「何だよ?」 「律に枝毛とか見つけられたくなかったし……。 律に髪を弄られてる時、本当は冷や冷やしてたんだぞ。 律に私の枝毛を見つけられたらどうしようって……」 それだけ長い髪なんだから、枝毛くらいあるだろう。 そうは思ったけど、口にはしなかった。 澪にとっては重要な事なんだろうし、そんな事を気にする澪が可愛らしく思えたからだ。 まあ、私も澪の事は言えた義理じゃないけどな。 前にムギに髪を梳かしてもらった時、 ムギは私の髪質を褒めてくれたけど、それでも何か恥ずかしかったもんな。 それに、やっぱり私に前髪を下ろした髪型は似合わない、って自分でも思う。 私が前髪を下ろすと一気に幼くなっちゃうって言うか、 無理に可愛らしさをアピールしようとしてるみたいって言うか……、 何かもう、とにかく恥ずかしいんだよな、これが。 前髪を下ろした姿を見せられるのなんて、家族か軽音部の皆くらいだよ、本当に。 はねてた髪が直ったかなって、自分でも分かり始めた頃、 机の上に置いてた私の黄色のカチューシャを澪が私の髪に当てていく。 流石は幼馴染み。 私がいつも着けてるのと全く同じ場所にカチューシャを着けてくれた。 それだけ澪が私の事を見ていてくれてたって事でもあるんだろう。 照れ臭い気分になりながら、後ろ手に澪の手を握る。 「ありがとさん、澪。 カチューシャ着ければ、今日もそれいけりっちゃんは元気百倍だ。 唯達が戻ったら、最後の音合わせに掛かろうぜ。 って言っても、後はチューニングの確認くらいだけどさ」 私のその言葉に澪は答えなかった。 聞こえなかったってわけでもないだろう。 何かあったのかと思って、様子を確認しようと振り返ろうとすると、澪が急に私の手を強く握った。 「……なあ、律。 一つ、我儘を言わせてほしいんだけど、いいかな……?」 神妙な声色だった。 それくらい澪の中では深い決心が必要な言葉だったんだろう。 私は振り返るのをやめて、正面を向いたまま頷いてから言った。 「いいよ。いつもは私が澪に我儘を聞いてもらってる立場だもんな。 あんまり無茶な我儘だと無理だけど、できる限りの我儘は聞くよ。 どんな我儘でも、とりあえずどんと来い!」 その私の言葉に、澪は少し安心したみたいだった。 ちょっと声色を柔らかくしてから、澪は澪の言う我儘を続けた。 「じゃあ……、言うね? 正直、ほとんど無い可能性だと思う。 万が一……、億が一……、ううん、兆どころか一京分の一くらいの確率かもしれない。 でも……、でもね……。 終末の後、もしも律が一人でも生き残ってたら、精一杯生きてほしいんだ」 澪は? とは聞かなかった。 澪が言いたい事は、つまりそういう事なんだって思った。 ほとんどあり得ない可能性だけど、無いとは言い切れない。 何かの間違いで、神様の悪戯かなんかで、 もしも私だけがこの世界に生き残っていたら……。 澪の居ない世界に。 私一人が。 考えただけで、身体が震えてくる。 それこそ、さっき私が澪と話した嫌な想像そのものだ。 私一人だけが取り残される、生き物全てが全滅するよりも残酷な未来だ。 それでも、澪は言ったんだ。 私に生きてほしいんだって。 「澪、それは……」 すぐには答えられない。 澪の居ない世界で私が生きていけるなんて、到底思えない。 澪が居ない世界に取り残されるくらいなら、私は澪と一緒に世界の終わりを迎えたい。 「生きてほしいんだよ……」 絞り出すみたいに澪が呟いた。 もしかしたら、泣きそうな顔をしてるのかもしれない。 そりゃ私だって生きてたいけど、それは誰かと生きてたいって意味だ。 澪と生きてたいって意味なんだ。 澪にも生きててほしいんだ。 それが無理なら、私が死ぬのはともかく、せめて澪にだけは……。 考えていて、気付いた。 私も澪と同じ事を考えてるって事に。 自分よりも生きててほしい人が居るって事に。 本当に我儘だよな、私……。 ごめん、澪。おまえを悪者にさせちゃったな……。 おまえは考えなきゃいけない最悪の未来を考えてくれてただけなのに……。 私は頷いた。 澪の決心を踏みにじらないために。 澪に謝るみたいに。 「……ああ、分かったよ、澪。 私……、生きるよ。生きる。おまえが傍に居なくても。 だから、おまえも……」 最後まで言う前に、澪が私の肩に手を回して顔を寄せた。 私の耳元で、若干震えた声で澪が囁く。 「……うん。私も生きる。 恐いけど……、すっごく恐いけど……、律と離れたくないから……。 律の傍に居たいから……、律の居ない世界でも、生きていくよ」 傍に居る事を誓い合った矢先に変な話だけど、 これも私達が傍に居るって事なんだろうな、とも思った。 傍に居られる時は、傍に居続ける。 でも、傍に居られなくなった時、どちらかを失ってしまった時、 せめて心の中でだけは傍に居られるように、お互いの願いを叶えられるように……。 私達は一人でも生きていく事を決心し合った。 恐いけど……、悲しいけど……、 私は私が死んでも澪に生きていてほしいから。 澪も澪が死んでも私に生きていてほしがってるから。 私達はお互いの我儘を叶え続けるんだ。 勿論、どちらかが生き残る可能性なんてほとんど無いのは、二人とも分かってるけどな。 まあ、最悪の状況を想像するのは、澪の悪い所で、いい所でもある。 澪は私の肩から身体を放すと、恥ずかしそうに長椅子に歩いて行った。 自分でも無茶な想像をし過ぎたと思ってるんだろう。 顔を俯かせて、小さく呟き始めた。 「ごめん……。変な我儘、言っちゃったよな……」 「いいよ。たまには澪にも我儘を言ってもらわなきゃな。 それに何か嬉しいんだよ。 澪の我儘は私の事を思ってくれての我儘だから、本当に嬉しいんだよ。 今も自分勝手な我儘を聞いてもらってる身としてはさ」 椅子から立ち上がりながら、私は軽く微笑む。 そのまま歩いて、澪の傍まで近付いて行く。 澪は不思議そうな表情をしていたけど、 何を言われるよりも先に私は腕を回して真正面から澪に抱き着いた。 いや、抱き着いたたんじゃないな。 抱き締めたんだ、私の友達以上恋人未満の澪を。 「ちょっ……! えっ……? えーっ……?」 何が起こったのか分からないって表情で、澪が私の腕の中でじたばた暴れる。 自分から抱き着く事は多いくせに、誰かに抱き着かれる事は慣れてないらしい。 そういや、私も唯とはふざけて抱き合う事は多かったけど、 澪とは自分からこんな風に密着する事はあんまりなかった気がする。 冷静になって考えると恥ずかしくなってくるけど、もう今更だ。 私は多分顔を真っ赤にしながら、澪に囁いた。 「澪が我儘を言ってくれたお礼に、私の精一杯を見せてやる」 「せ……、精一杯……?」 「友達以上恋人未満って言っても、色々……、あるじゃん? もうほとんど恋人みたいな関係とか、友達よりちょっと親しいだけの関係とか、 相手を都合よく使うために、友達以上恋人未満って事にしてるだけの関係とか……。 友達にも色々な関係があるみたいに、友達以上恋人未満にも色々あるよな……? まだ私は澪の事を恋愛対象として見れてないし、 将来的に恋人になれるかどうかも分かんないけどさ……。 こうして抱き締めたいくらいには、澪の事が好きなんだ。 だから……、これが今の私にできる精一杯なんだよ」 言ってて更に恥ずかしくなってきた。 私の我儘のせいで曖昧な関係になってしまってる私と澪。 だから、分かりやすい形で澪に私の気持ちを示したかったんだけど、 やっちゃった後で、今更これで正しかったのかって不安になってきた。 澪が愛おしくて、澪が大好きで、澪を抱き締めたかったのは確かだ。 これが今の私の澪への正直な気持ちの全てで、 今の私が澪にできる精一杯の行為なのには間違いが無いんだけど……。 何だかすごく不安になってくる。 私の想いや行動が本当に正しかったのか恐くて堪らない。 人に自分の想いを伝える事がこんなに不安になる事だなんてな……。 不意に、澪が苦笑した。 私の精一杯が一杯一杯なのがばれちゃったんだろう。 軽い感じで、澪が苦笑したまま呟く。 「精一杯って言われてもな……。 律ってば、唯ともよく抱き合ってるから、こんな事されてもよく分かんないな」 うっ……。 やっぱり澪さんはよく見てらっしゃる……。 42