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amazonで探す @楽天で #贖罪の奏鳴曲 を探す! 日22WOW 2015.01.24~2015.02.14 前 翳りゆく夏 次 天使のナイフ Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 2015/01/24 2 2015/01/31 3 2015/02/07 4 2015/02/14
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みくる「キョン君、私こういうの苦手で」 キョン「ゲームだから適当に遊んどけばいいんですよ」 ハルヒ「適当なんてとんでもないわ敗北主義者は角刈りの刑よ」 古泉「ゲームが始まりますよ」 キョン「ハルヒの元気を少し分けてほしいよ」 ハルヒ「ジー…」 キョン「何やってんの?」 ハルヒ「パワーを送ってんのよ、この勝負に勝つためにね」 キョン・ハルヒ「…」 キョン「Chu」 ハルヒ「!?」 その瞬間、ハルヒの激烈な平手打ちが、俺の左頬にクリーンヒットした。 正直、意識が飛ぶかと思ったねあれは。 ハルヒ「ちょっと!あんたいきなり何すんのよ!?」 キョン「いきなりおかしなことしてきたのはお前のほうだろ?それに今のは体勢が崩れたからなっただけだ。不可抗力だよ」 言うまでもなく嘘っぱちである。正直俺は、自分のとった行動に驚いていた。以前閉鎖空間で経験したせいなのかもしれない…俺は何も考えずハルヒにキスをしていた。 ハルヒ「不可抗力って、あんたねぇ!!乙女心ってもんを何だと思っ…!」 話が長くなりそうだったので キョン「おい、今はコンピ研との真剣勝負の最中なんだぞ?いいのか?団長がそんなんで」 ハルヒ「うーー…。ふんっ!今回は大目に見てあげるわ!でも今度やったら殺すわよ!!」 と、言いたい放題言ってハルヒは自分の席に戻った。自分で撒いた種とは言え、団長には困ったものだ。 ちなみに勝負の結果は、長門の活躍によりSOS団の圧勝であった。 コンピ研との勝負も終わり、俺たちは解散することにした。 キョン「じゃあなハルヒ、また明日な」 ハルヒ「……」 聞こえていないのかと思い、もう一度言ってみようしたのだが… キョン「ハルヒ、じゃあ…」 ハルヒ「うるさい!!さっさと帰れアホキョン!!!」 怒鳴り声をあげて、ハルヒは俺を押し退けさっさと帰ってしまった。たしかに、悪いことしたとは思ったけどさ…。 まぁ、明日になれば元に戻ってるだろ。 さて、俺も家に帰ってだらだらするか 次の日教室に着くと、ハルヒは机に顔を伏せたまま微動だにしなかった。俺も何度か話し掛けたんだが、全てシカト。こんな反応もずいぶん久しぶりである。こういうときは何を言っても無駄だと悟っていたので、放っておくことにした。 問題は放課後である。俺はいつものように古泉とオセロをし、いつものように朝比奈さんの入れるお茶をおいしく頂いていた。 そろそろオセロも飽きてきたなと思っていると、勢いよくドアを開け、見るからに不機嫌そうな顔をしているハルヒがいた。 キョン「よお」 スタスタと定位置に座るハルヒ、またしても無視である。 いつもなら既に朝比奈さんか俺に絡むか、わけのわからない企画を立ち上げている頃だったのだが…今日のハルヒはパソコンをいじくってるだけで、長門に勝るとも劣らない静けさだった。 ただ今日は、それ以外にもいつもと違う仕草があった ハルヒがじーーっと俺を見つめている。最初は俺も気付かないふりをしていたのだが、あまりにもそれが続くので、俺もチラッとハルヒのほうをみた。 するとハルヒはすぐに目をそらし、パソコン画面のほうに顔を向けてしまった。 目が合った瞬間、顔を赤くさせていたのは気のせいではないだろう。それからもハルヒは度々俺をじーーっと見つめ、目が合うとそらすといった行動を終始とっていた。 なんなんだよ…… キョン「ハルヒ」 ハルヒ「な、なななによ!?」 体をビクッとさせ、まるで朝比奈さんの物真似かと思わせるほどの反応だった。 キョン「今日のおまえ、何か変だぞ。」 ハルヒ「変じゃないわよ!あたしはいつも通りよ!」 キョン「そうには見えないがな…」 ハルヒ「何よ!?キョンの分際であたしに意見する気!?あーーっ、もう!!今日は終わり!解散!!」 ハルヒは強制解散宣言により、その日は随分早い解散となった。 ハルヒは怒った様子で部室を出ていき、俺と朝比奈さんは呆気にとられ、古泉はいつも通りのスマイル、長門は無表情だった。 キョン「何なんだ、今日のあいつは…わけがわからん」 みくる「昨日キョン君がした…その…キ、キスが原因…なんじゃないでしょうか…?」 古泉「そうですね、涼宮さんも女の子ですからね。今も少なからずあなたに腹を立てているのでしょう。 まぁ、それだけではなさそうですが…」 キョン「どういう意味だ?」 古泉「おやおや、やはり気付いていないんですね」 みくる「キョンくん…」 古泉だけでなく、朝比奈さんまで少し呆れ気味だったのには驚いた。 長門が本ではなく俺を見つめ…いや、睨んでいるのにはもっと驚いたが。 家に帰った俺は、今日の部活(?)を振り返っていた。やはりきちんと謝っておくべきだろうか。古泉の言う通り、ハルヒも一応女の子なんだしな。 一番気掛かりなのは、古泉が最後に言った言葉と、朝比奈さんや長門の、あの態度の理由だった。 こればっかりは全くわからん…とりあえず明日、ハルヒに謝っておくか。 次の日のハルヒはというと、頬杖をついてぼーっとどこかを見つめているようだった。 キョン「よお」 ハルヒ「……ええ」 キョン「一昨日は悪かった。すまん、この通りだ、許してくれ」 ハルヒ「一昨日のこと?なにそれ?」 キョン「それはお前…俺がお前にした…あの…」 改めて聞かれると、ものすご~く答えにくい質問である。 ハルヒ「ああ、あれね。別に、あんなの一日経ったらすっかり忘れてたわよ。不可抗力だったんでしょ?なら仕方ないじゃない」 キョン「じゃあ昨日は何で機嫌悪かったんだ?」 するとハルヒは再び顔を赤らめ… ハルヒ「えっ?それは…その…何でも…ないわよ…」 だんだん声が小さくなり、自信がなさそうに下を向くハルヒは、ますます朝比奈さんのようだった。 キョン「何だそりゃ、昨日といい今日といい、やっぱりお前変だぞ」 ハルヒ「変じゃないって言ってんでしょ!ほらほら授業始まるわよ、さっさと前を向きなさい!」 無理矢理前を向かされたわけだが、やはり引っ掛かる。まぁ、ハルヒの機嫌も直ったようだし、それだけでもよしとするか。 4時間目終了のチャイムが鳴った。俺は途中からぐっすりと眠っていた。今もまだ眠い、このまま昼休みも寝ていようとしたのだが… ハルヒ「キョン!いつまでぐーすか寝てんのよ!ほら、さっさと起きなさい!昼御飯食べに行くわよ!!」 ハルヒに叩き起こされてしまった、おかげで眠気はすっとんだものの、どこか損した気分であった。 キョン「食べに行くって食堂にか?あんなとこわざわざ行かなくても、教室で食べればいいじゃねぇか」 ハルヒ「食堂なんて暑苦しいとこに行くわけないでしょ?いーからあんたは黙ってついてきなさい!」 ハルヒが連れてきたのは中庭だった。ここに来るのは大抵女子の仲良しグループか、あるいはカップルくらいのものである。 ハルヒ「あっ、あそこがいいわね。ちょうど陰になってるし、いい感じだわ」 ハルヒがチョイスしたのは、木陰のある芝生で、いつもなら女子のグループが占領している場所だった。 ハルヒ「さっ、食べましょ」 そういえばハルヒの弁当をみるのはこのときが初めてだったな。意外にも女の子らしいものだったんで、俺はつい「ウマそうだな」と口にした。 するとハルヒは ハルヒ「と~ぜんよ~、なんたってこのあたしが作ったんだからね。おいしくないわけがないわ!」 キョン「お前が自分で作ったのか!?」 ハルヒ「何よ……その顔は…あたしだって弁当くらい作れるわよ!」 キョン「俺はてっきりお前の親が作ったもんだと思ってだな…」 ハルヒ「しっつれいね!あたしだって弁当の一つや二つ作れるわよ!」 しかしこいつが自分で弁当を作っていたとはな…なんというか、人は見かけによらないな。 ハルヒ「さっきからじ~っと見て、もしかして食べたいの?『食べさせて下さい』って言ったら、考えてあげてもいいわよ」 正直、ちょっと食べてみたかったがこんな言われ方をすると、意地でも食わねぇって気分になるもんだ。 キョン「別に食いたかねぇよ、何が入ってるかわかんねぇしな」 ハルヒ「そんな言い方されると妙にムカツくわね。」 そう言うとハルヒは、おかずの一つを箸でつまんで、俺の口元へ差し出した。 ハルヒ「ほら、食べてみなさいよ!あまりの味付けに卒倒してもしらないわよ?」 キョン「それはつまり、自分の味付けは卒倒するくらい酷いって言いたいのか?」 ハルヒ「つべこべ言わずに食べなさい!ほらっ!」 仕方ないから食べてみた。普通ならここで「おいしい」と社交辞令を言うべきだが、そんなことを言うとハルヒがつけ上がるのわかっているので、正直に感想を言ってやろうと思った。 キョン「……うまい…」さっきと矛盾してるって?いやいやそんなことはない、本当にウマかったのだ。 するとハルヒは満面の笑みで ハルヒ「でしょ!我ながらいい出来だと思ってたのよ~。それに、料理って結構面白いわよね。今度から自分で作ってみようかしら」 キョン「いつも自分で作ってたんじゃなかったのか?」 ハルヒ「そんなわけないじゃない、いつもはコンビニで買ったやつを食べてるわ」 キョン「どうして今日に限って作ってきたんだ?」 ハルヒ「それは……気分よ、気分。朝起きたらそんな気分だったのよ」 それから俺は昼飯を食い終わり、再び教室に向かった。ハルヒはもう少し中庭でダラけていたいらしい。 一人になりたかったようで、「あんたは先に行け!」と追い出されてしまった。 ハルヒ「うまい…か…。ふふっ、よかった…ちゃんとおいしく出来て。味見する暇なかったから自信なかったのよね。明日からは早起きしよっかな…」 それにしてもハルヒの弁当、ウマかったな。あれで性格さえ良ければ、完全無欠の美少女女子高生が出来上がるというのに…おしい。 5時間目開始のチャイムが鳴る寸前にハルヒは帰ってきて、あわてた様子で弁当を直していた。こんなギリギリまで一人で何してたんだ、おい。 放課後、部活の時間がやってきた。いつもなら俺とハルヒは、別々のタイミングで部室に行くのだが、俺はハルヒに引っ張られて一緒に行く羽目になった。 ハルヒ「やっほーー!さぁ、今日も気合い入れていくわよー!ね~、みくるちゃ~ん」 みくる「あっ、は、はいぃ…」 昨日のダウナーモードが嘘のように、今日のハルヒはやたらハイテンションで、いつも以上に朝比奈さんに絡んでいた。 古泉「どうやら元に戻ったようですね。」 キョン「ん?ああ」 古泉「僕の言ったことにもちゃんと気付いてくれたようで」 キョン「それだけが未だにわからないんだがな。ハルヒの機嫌も直ったんだし、教えてくれないか?」 古泉はしばらく沈黙し、長門も読書を中断してこちらを見ている。 古泉「この場合、本当に困った人は涼宮さんではなく、あなたなのかもしれませんね」 キョン「だからどういう意味なんだ?」 古泉「いずれお気付きになる日が来ますよ」 キョン「なんだそりゃ」 これ以上古泉と話していてもラチがあかないので、珍しく本でも読もうかと、本棚に近付いたときだった。 長門「……鈍感………」キョン「ん?何だ長門、今何か言ったか?」 長門「私は何も言っていない」 キョン「そうか」 長門「そう」 相変わらず無表情な長門だったが、俺を見つめるその目から、怒りのようなものを感じたのは気のせいだったのだろうか。 ある日のこと、部室に行くとそこには誰もおらず、俺一人だった。一人だと何もやることがないので、時間を置いてから出直そうとしたのだった。 キョン「ん?」 出るときにふと目についたものがあった。部屋の片隅に捨てられるように放置されてあった、いつかの笹の葉である。 葉も短冊も随分汚れており、何が書かれてあるかなんて全くわからなかった。 しかし、よく見ると一つだけ新しい短冊があった。誰かが付け足したのだろうか。 さてさて、ハルヒが新たに何と書いてあったか見せてもらおう。多少の罪悪感はあったといえばあったが、好奇心には勝てなかった。悪いなハルヒ…でも隠すならもっと見付かりにくい場所に隠すべきだぜ。 それにしても、ハルヒにしては随分無用心というか、迂濶だったな。古泉や朝比奈さん、長門なら見付けても何も言わなかっただろうが、残念ながら見付けたのは俺だ。 運が悪かったな、ハルヒ。 一応念のために警戒しておこう。え~っと、廊下には誰もいない、来る気配もなし。 よし、じゃあ拝見させてもらいますよ~ハルヒさん。 俺がこのあと激しく後悔するなんて、誰が予想できただろう…いいや、誰もできやしないね 短冊に書かれていたのはこうだった。 「キョンが(消した跡がある)、キョンと…幸せになれますように 涼宮ハルヒ」 俺は頭が真っ白になった。つまりこれの意味するところは、ハルヒが…俺を…。 正直俺は困った。いや、ハルヒが嫌いだから困ったわけじゃない。ハルヒが俺をそんな風に思ってるなんて、考えたこともなかったのだ。そもそも俺にとってハルヒは、俗に言う友達以上恋人未満な存在で、恋愛対象として認識していなかった。 見なければよかった…明日から、いや今からどんな顔して接したらいいんだ…。 こういうとき俺以外の第3者なら、軽々しく「今まで通りでいいじゃないか」といったことを言うだろう。 俺だって当事者じゃなかったらそう言う。 だが今は違う。俺がその当事者なのだ。少なくとも俺にとって、今まで接するというのは困難である。 そうこうしてるうちに足音が近付いてきた。まずい、笹の葉を隠さないと…! なんとか笹の葉を元の場所に戻し、見えないように隠すことができた。さぁ誰だ、誰が来るんだ…ハルヒか…今来られるとちと厳しいが… ガチャ 長門だ…よかった。今のこの状況では一番安心できる。 キョン「よう、ハルヒ達ならまだ来てないぞ」 長門「休み」 キョン「えっ?」 長門「先程涼宮ハルヒに会った。今日は彼女の都合で休み。私はあなたへの伝言を頼まれた」 キョン「ああ、そうか…わざわざありがとな」 長門「いい」 休み…か。今はそのほうがありがたいな。 キョン「じゃあな長門、また明日な」 長門は小さく頷いた。あいつなりの挨拶だったんだろう。 俺は振り返ることができなかった、長門の視線を感じたからだ。あいつに見つめられると、隠し事を全部話してしまいそうになるからだ。 さて、明日からどうする…俺 翌朝、こんなに学校へ行くのが憂鬱なのは久々だ。できることなら昨日に戻って、あのときの俺を引き止めたいところだ。しかし、休む訳にもいかないのでしぶしぶ俺は、学校へ行った。 教室のドアを開けると、ハルヒが待ってましたと言わんばかりに ハルヒ「おっはよーキョン!今日もシケた面してるわね~朝御飯ちゃんと食べてんの?」 最近のハルヒは、以前に比べ随分社交的になり、クラスの男子や女子と普通に会話するくらいになっていた。 しかも以前までの奇人変人ぶりもピタリと止まっており、男子にも女子にも人気が出てきたようだ。 まぁ性格以外は完璧だったからな、こいつは。 ハルヒ「聞いてキョン!今日は弁当箱も新しいのに変えたのよー」 前に中庭で食べて以来、俺とハルヒは毎日一緒に昼食をとっていた。人気急上昇中のハルヒと弁当を食べている俺は、谷口曰く「羨ましい」の一言だそうだ。 しかし今日の俺は一緒に食べる気にはなれなかった。 キョン「すまん、ハルヒ。悪いが今日は一緒に食べれそうにない」 ハルヒ「え?……どうして……」 キョン「昼休み、少し用事ができてしまってな、だから今日は…すまん」ハルヒ「うん…わかった…仕方ないわね」 ハルヒはすでに普通の女の子となっていた。それだけに、このときの悲し気で寂し気な表情は、直視できなかった。 俺はその日から、ハルヒを避けるようになってしまった。授業中、休み時間、部活に関しては適当に理由をつけてずっと休んでいた。最初の頃はハルヒも問いつめてきたのだが、次第にそれもなくなり、会話すらもしなくなった。 そんなある日のこと、ハルヒは学校を休んでいた。会話はほとんどしていなかったが、いないとなると寂しい気もする。 国木田「キョン、お客さんだよ」 お客とは古泉、朝比奈さん、長門だった。 古泉「最近姿を見せませんね、どうしたんですか?」 みくる「涼宮さんがすごく心配してましたよ…それに、悲しそうでした…」 長門「あなた…なぜ…?」 キョン「それは…ちょっと理由があって…」 長門「嘘」 たしかに下手な嘘だったが、俺はとっさに キョン「嘘じゃねぇよ、証拠でもあんのか?」 ある、今ムキになっている俺自体がその証拠だ。 長門「ならどうして、私達を見ない?嘘じゃないのなら、どうして私の目を見ない?」 みくる「長門さんの言う通りですよ。キョン君、本当のことを教えてください。」 キョン「………」 古泉「言えませんか。ということは、もう気付いてしまったのですね、涼宮さんのこと…」 古泉は何もかもお見通しのようだった。俺のことも、ハルヒのことも。 古泉「長門さん、頼みます」 長門「了解」 古泉がそう言うと、いきなり長門は例の呪文を唱え始めた。 キョン「な、なにをするつもりだ!古泉!」 古泉「知ってもらおうと思いましてね、最近の涼宮さんを」 キョン「ハルヒを?どういう意味だ…!?」古泉「あなたがいないときの涼宮さん。その情報をあなたの脳に送ってるんですよ。ほら?だんだん見えてきたでしょう?」 ハルヒ『キョンは…また来ないの…?どうして?』 『お弁当がマズかった…?』 『最近は話してもくれない…見てもくれない…』 『グスッ…嫌われちゃったの…あたし…。もしそうなら、謝るから…グスッ…あたし、謝るから…。 グスッ…キョンに…会いたい…話がしたい…キョン…どこ行っちゃったの?…戻ってきてよ…』 古泉「機関や閉鎖空間、そんなのは抜きにして言わせてもらいます。涼宮さんを助けてあげて下さい。ここまで彼女の心を弱くしたのはあなたです。追い詰めたのもあなたです。だから助けてあげて下さい」 みくる「キョン君…わたしからも、お願いします。私もあんな悲しそうな涼宮さん、見てられません」 長門「あなたには責任がある。義務がある。拒否は認められない」 そんなに言わないでくれよ、泣いてるあいつを見たとき、もう決心してたさ。 キョン「あいつは今、どこにいるんだ?」 長門「自宅。じゅう…しょ…は…」 言い終わる前に長門の体は消滅した。 キョン「長門!?」 古泉「閉鎖空間ですね、しかも今までに類を見ないほどの速さです。この速さだと、さすがにぼ…くも…」 続いて古泉が消えた。 みくる「キョンくん…涼宮さんのこと、よろしくお願いします。」 そう言って朝比奈さんは、笑顔で消滅した。 背後ですさまじい轟音が聞こえた。振り返るそこにいたのは…神人だ…しかも数が尋常じゃない。古泉達に気をとられていたが、クラスの連中も消滅していた。 俺は急いで崩壊する学校から脱出した。ハルヒに会いに行くために。だが住所がわからない、教える前に長門が消えてしまったからな。 仮に聞いたとしても、この状況だと住所の確認なんかしていられない。 俺はただ走った…崩壊する街を…崩壊する世界を…。ここで世界を、いやハルヒを助けられなきゃ、俺はただの屑だ…。 ハルヒの居場所はわからない、だけど闇雲に走っているわけでもない。あいつの居場所は、神人が教えてくれる。 神人が唯一壊していない、きれいな道…俺はその道をただひたすらに走った。 こんなときでも俺の体は消えていない…ハルヒが、俺を必要としてくれているんだな…ありがとう、ハルヒ 部室の机に伏して泣いているハルヒ、朝比奈さんに泣きついているハルヒ…俺がいない間の、ハルヒの記録だった。 そして俺は、ハルヒを見つけた。周囲にいるのは神人だけ…それ以外は何もない、寂しい場所だった。 キョン「ハルヒ…」 座ってうずくまっていたハルヒがゆっくり顔を上げる。 ハルヒ「キョン?どうしたの?そんなに血相変えて…」 今にも消えかかりそうな声と、弱々しい表情でハルヒは言った。 キョン「帰ろう、元の世界へ」 ハルヒ「元の世界?何言ってるの?」 キョン「いいから。こっちへ来るんだ、ハルヒ。」 ハルヒ「……イヤ…」 キョン「ハルヒ?」 ハルヒ「イヤ…行きたくない。」 キョン「どうして!?」ハルヒ「だって…そこには誰もいないもの…有紀もみくるちゃんも、古泉くんも…」 キョン「俺がいるじゃねぇか!」 ハルヒ「いないわよ!あんたは今、目の前に立ってるけど…どこにも…いないわよ…」 キョン「ハルヒ…」 ハルヒ「もう帰って…誰も見たくない、誰とも話したくない…みんな消えちゃばいいわ…」 キョン「嘘つくなよ…」ハルヒ「嘘じゃないわよ!」 キョン「嘘だ!じゃあ俺はどうして消えてないんだ!?お前が本当にみんな消えちまえって思ってるんなら、俺はここにはいない」 ハルヒ「それは…」 キョン「お前はわかってるはずだ、何もかも。だから…」 ハルヒ「うるさいうるさい!もうあたしに構わないで!ほっといて!」 その瞬間、俺の体が…足元からゆっくりと消え始めた キョン「はは…まいったな…どうやら本当に必要なしと判断されたらしい」 ハルヒは俺を睨みつけている。敵意を剥き出しにして… キョン「ハルヒ…実は俺、お前が新しく書いた短冊…見ちまったんだ」 ハルヒ「えっ?」 キョン「それで、お前の気持ち…知ってしまったんだ。そのせいで俺、どんな顔してお前に接したらいいかわかんなくてさ…悪かったな。」 ハルヒ「キョン…」 キョン「お前が誰も必要としてなくてもいい。ただ覚えててくれ、俺達SOS団は…最期まで団長のお前を必要としていたってこと」 ハルヒ「キョン…ダメ…行っちゃダメ…」 ハルヒは立ち上がり、目からは大粒の涙を流していた。そして消えかかる俺に近付いてくる… ハルヒ「わたしを置いて…どこ行っちゃうの…?もうどこにも行かないで…独りは寂しいの…」 キョン「俺だって…寂しいさ…すごくな…」 ハルヒ「どうして…どうしてこれ止まらないのよ…あたしが止まれって命令してんのよ…キョンは消さないでよ…。世界の終わりに、独りはイヤなの…」 キョン「ハルヒ…もうそろそろ限界みたいだ…」ハルヒ「ダメ…ダメ…!あんたが消えるなら…あたしも消える!」 ハルヒの体が消え始める…すごい速さで… キョン「バカなことはやめろ、ハルヒ!!」 ハルヒ「いいの…ごめんね…最期までワガママな女で…素直になるのってむずかしいね…」 ハルヒの体は俺と同じくらい消えかかり、速度も俺と同じになった。 キョン「今のお前は…充分素直だよ…」 ハルヒ「でも、遅すぎたわね…こんなギリギリで…」 キョン「お互い様だ」ハルヒ「……キョン…?」 キョン「なん……」 ハルヒは自分の唇と俺の唇を重ね合わせた。前の閉鎖空間とは逆になっちまったな。 ハルヒ「好き……よ、キョ………ン…」 キョン「ああ、お…れ……も……だ……」 そして俺達は消えた。世界と共に 目が覚めた。 どこだ? 部室だ どうして? 俺とハルヒは確かに消滅した。 なのに体は元通り…どうなってる…? ハルヒが倒れている…まさか死んでるなんてことはないよな… キョン「おい、ハルヒ。ハルヒ!」 頼む、目を覚ましてくれ ハルヒ「う……ん……キョン?」 キョン「よかった…一瞬死んでんじゃないかと思ったぜ。でも、どうして…俺達部室にいるんだ…あのときたしかに…」 ハルヒ「消滅したわよ…あたしも、あんたも…」 キョン「じゃあ何で…?」 ハルヒ「それは…その…」 キョン「もしかして、お前がやったのか…?」 ハルヒ「うん……。完全に消えちゃう前に、一つだけ願い事したの…」 キョン「願い事?なんて?」 ハルヒ「何てって…あんたも知ってるじゃない…」 ハルヒはもじもじしてそう言った。 キョン「知るわけないだろ。あの状況でどうやってお前の思考を読みとるってんだ」 ハルヒ「そ、そうじゃないわよ…!」 キョン「じゃあ一体どういう意味なんだ?」 ハルヒ「だ、だからぁ…」 こんなときに何考えてんだって思うかもしれないが、もじもじしながら下を向いて、耳まで真っ赤にしているハルヒはかなり可愛かった。 ハルヒ「見たんでしょ?あの短冊?」 キョン「短冊?ああ…見たな」 ハルヒ「だからあたし、それをお願いしたのよ…。キョンと一緒に…幸せになれますように…って…」 俺と幸せになる…俺の幸せって何だ?元の世界に戻ること?違う。ハルヒと一緒に生きること?違う 元の世界に戻って、ハルヒと一緒に生きることだ。 そうか……だからか。だから戻って来られたのか…。 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「何よ……あっ……」 俺はハルヒを抱き締めた。 キョン「これからはずっと一緒だ。もうどこにも行かない。」 ハルヒ「……約束よ?」 キョン「約束だ」 ハルヒ「破ったら…死刑なんだからね…」 キョン「望むところだ」 ハルヒ「バカ…キョン」 それからしばらくして、古泉と朝比奈さん、長門とも再会できた。朝比奈さんは号泣し、古泉はいつものスマイルで「よかったですね」、長門に関しては… キョン「世話かけたな」長門「ええ」 てっきり「いい」って言うと思ったんだがな。 キョン「長門」 長門「なに?」 キョン「えーっと、その…」 長門「おかえりなさい」キョン「えっ?」 長門「おかえりなさい、キョン…お疲れ様」 キョン「何だか新婚の奥さんみたいだな」 長門「そうね。ふふっ」 長門が初めて笑った。カメラがあれば…カメラがあれば…!! 俺達はそのまま鍋パーティーをした。材料等は『機関』と鶴屋さんがどうにかしてくれた。 俺はこれから、ハルヒの側にいようと思う。閉鎖空間なんて発生させない。もし発生してしまっても、そのときは俺がなんとかしてやる。 俺の隣にはハルヒが、ハルヒの隣には俺がいる。俺達は手を握りあった、もう二度と離れないように…いつも一緒にいられるように… ハルヒ「幸せに…なれますよーーにっ!!」 Fin
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派生 武器名 属性 攻撃 命中 回数 消費MP 特殊効果 アビリティ 売却値 (購入値) ジャックナイフ 無 F B 3 40 片手 1300 (3900) ⇒★ ジャックナイフ 無 C A 3 75 片手 [ギルを盗む] 1283 ⇒ ククリ 無 C A 3 65 片手 2233 ⇒⇒★ ククリ 無 B A 3 120 片手 [経験値を盗む] 2456 ⇒⇒ ロンデルダガー 無 B A 2 110 片手 3000 ⇒⇒⇒★ ロンデルダガー 無 S S 2 155 片手 [鎧を盗む] 3666 ⇒⇒ カルド 無 B A 2 115 片手 3000 ⇒⇒⇒★ カルド 無 S A 2 165 片手 [兜を盗む] 3666 クリスナイフ 無 F C 4 40 片手 3000 ⇒ クリスナイフ 無 C B 2 85 片手 3300 ⇒⇒★ クリスナイフ 無 B B 2 85 片手 [メンテナンス] 3300 ⇒ スクラマサクス 無 C B 2 75 片手 6333 ⇒⇒★ スクラマサクス 無 A A 2 130 片手 [盾を盗む] 6966 ⇒⇒ ジャンビーヤ 無 A A 1 120 片手 ???? ⇒⇒⇒★ ジャンビーヤ 無 SS S 1 170 片手 [アクセサリを盗む] ???? オリハルコン 無 E C 2 60 片手 16666 ⇒ オリハルコン 無 A B 2 125 片手 29666 ⇒⇒★ オリハルコン[Lv3?] 無 SS[SSS] A 3 180 片手 [JPを盗む] [スマイル] 42333 ソードブレイカー 無 F B 3 45 片手 15000 ⇒ ソードブレイカー 無 B A 3 100 片手 ????? ⇒⇒★ ソードブレイカー 無 S A 3 150 片手 プロテス [武器を盗む] 33333 ミスリルナイフ 無 E A 3 55 片手 50000 ⇒ ミスリルナイフ 無 C A 3 95 片手 50000 ⇒⇒ ミスリルナイフ 無 A A 3 140 片手 50000 ⇒⇒⇒★ ミスリルナイフ 片手 [シーフコンボ] ⇒⇒⇒? ゾーリンシェイプ 無 SS A 1 185 片手 75000 ⇒⇒ チンクエディア 無 A C 5 145 片手 60000 ⇒⇒⇒★ チンクエディア 無 SS C 5 175 片手 [アビリティを盗む] 70000 ティプタップトゥ 無 D C 6 60 片手 100000 ⇒ ティプタップトゥ 無 A B 6 120 片手 110000 ⇒⇒? ティプタップトゥ 無 SSS A 6 190 片手 120000 トンベリアン 無 D Min 1 65 片手 戦闘不能 133333 ⇒ トンベリアン 無 S F 1 145 片手 戦闘不能 146666 ⇒⇒ トンベリアン 無 SSS D 1 200 片手 戦闘不能 160000 ☆ パンプキンダガー 炎 E MAX 1 40 片手 ※イベント限定品 ?????
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元Wiki オフ会ナイフマンの履歴書 最新のアカウント ゆきうさぎ @Yukiuuuuusa グレイシアまたはポケモントレーナー(ヒカリ)がアイコン多め ぬいぐるみ集め、性器嫌悪&切り取り発言、なのに胸が好き、女好きは10000%こいつ 人物像 ご本人と思われる顔面 https //x.com/unkoburiri93193?s=21 本名中野守 神奈川県横浜市在住 アルバイトをしているという設定だが実際はニート 本能のままに行動する性欲の化け物 よく東京一帯をうろついており親の金で遊んでいる 万引き常習犯。よく盗んだ遊戯王カードを自慢している ツイッター中毒 アスペ持ち 自己中心的 嘘つき 情緒不安定 変態 コミュ害 彼女(こいつにとっては永久奴隷の意)募集中 仲間(こいつにとっては永久奴隷の意)を思いやる優しい心を持っている(自称) 自分の思い通りに動かない奴は即裏切り者扱いし徹底的かつ執拗に追い詰め人生を狂わせる ↑自分が同じ目に合うと「自分は何もしていないのにネットストーカーに追われてる」 声優志願(笑) 女性好き。女性ツイッタラーを「お姉ちゃん」と呼び擦り寄りセクハラするのが趣味 愛=セックス、妊娠、出産。いわゆる下半身直結厨である ↑もちろんこれを否定する奴は粘着して潰す 自分の罪を人に着せる オフ会で出会った女性をレイプしようとした 煽てるとどこまでも付け上がる 人の話を一切聞かない 少しでも反論するとキレられ暴言の嵐 鼻がデカイ 顔がデカイ 態度がデカイ ちんこは小さい 自分以外の人間を「心を持たないゲームのキャラクター」だと思っている 自分を神だと思っている 後輩にセクハラ(鼻の下伸ばしてバストサイズを聞くなど)し通報される ↑の件について「セクハラ?単に胸のサイズ聞いただけですよ?」「たださ、体育で揺れたりしていたから何カップか知りたくなっちゃってさ……」「人によってはセクハラになるけどこれは多分、セクハラにならないはず」 境 界 性 人 格 障 害 の 疑 い あ り ← 重 要 何度目かわからない遊戯王界隈で炎上後「遊戯王やめたのは遊戯王が嫌いになった訳じゃなくてそれ以上に好きな物ができた。それがポケモンだった訳よ。」とポケモン界隈へ ↑ただの言い訳 現在進行形でフォロワーという名の奴隷集め中 雪菜から健生へ改名、IDもまた変えている。 ↑遊戯王界隈,ポケモン界隈共に炎上しまくり敵を増やしている。監視も多いため改名し雲隠れしたと思われる。(意味のわからない絵文字のみのメンションや女性のみにつけあがる態度は今後も変わらないのですぐにバレると思います。) 彼女ができる。2021/08/30) 彼女に振られる。(2021/09/02) ↑現在粘着している。(ごめんなさい。時間を返せ。など) また付き合う。(2021/09/03) また別れる。 特大ブーメランと自己紹介が上手になってきている。 最近、お金が欲しいと言っている。 ↑働け。 5chにて多数のTwitter垢の晒しをおこなう。 配信者へのデマ情報をまとめサイト「オタコム」へ書き込み。配信者は注意喚起を出すという事件があった。なお、配信者はデマ情報に対しかなりお怒りでした。 ↑関係のない内容のスレへの書き込みだったため、大ごとにはなっていないがスレ内では叩かれていた。 とっくに別れた元彼女へ嫌がらせをするためだけにTwitterに戻ってきた。数々の掲示板に元彼女への一方的な恨みをまたまた現在進行形で書き込んでいる。(元彼女はすでに過去の者として扱っているのに蒸し返そうとしている。ドMなのだろうか。クソ気持ち悪すぎる。) ↑立派な粘着ネットストーカー。度が過ぎている。 コミュニケーションアプリ「LINE」で中学生から高校生(男女問わず(女多め))を中心としたグループを運営。人員確保の経路は不明。相変わらず復讐に燃えているらしい。 2月14日朝8時ごろにまとめサイト「オタコム」と5chに元彼女の現在の垢と顔写真、被害妄想の浮気相手(配信者)の垢を晒して「見てるかー。復讐するからな。」と決め台詞(きんも) コミュニケーションアプリ「LINE」で大暴れ中。 平成のモ.モ.ワ.ロ.ウ(ちゅっちゅ( ´∀`)σ)Д`)ウリウリのすがた) 複数のVTuberに@呼び出しを繰り返し行っている。(毎度の意味がわからない絵文字のみの呼び出し。懲りないし反省もしていない。𐂃𐂂) 情緒不安定になり現在進行形で「VTuber如きが」等わざわざ@呼び出しをしVTuberご本人たちに暴言を浴びせているが華麗にスルーあるいは無視をされているWWWWWWWWWWW 近々また炎上するだろうと予想、燃え上がれ!!!!! オフ会ナイフマン記念祭〜記録〜 オフ会ナイフマンTwitter消滅1周年記念(2022/10/24) オフ会ナイフマンTwitter消滅2周年記念(2023/10/24) 今後の予定 オフ会ナイフマンTwitter消滅3周年記念(2024/10/24) 《垢消しとID変更歴史》 2021/07/30 垢消し 2021/08/20 垢消し 2021/08/21 復活 2021/08/24 改名&ID変更 2021/09/02 彼女に振られ垢消し&転生 2021/09/02 同日にID変更 2021/09/03 彼女と寄りを戻しID変更 2021/09/04 ID変更&再度ID変更 2021/09/05 ID変更 2021/09/11 ID変更 2021/09/12 改名 ID変更&垢消し 2021/10/24 垢消し 口癖 僕は悪くない 殺してやる お姉ちゃん ちゅっちゅ 愛 ネットストーカー ごめんね。 フォローするつもりないけど。 (っ´ ω ))ω `)ギュッ♥ (´。•ω(•ω•。`)ぎゅー ρ(-ω-。)ヽ(・ω・。)イイコイイコ ( ´∀`)σ)Д`)ウリウリウリウリウリブリブリブリブリブリブリブリュリュリュブピィ
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せかいのおわり【登録タグ せ ケトラP 曲 殿堂入り 重音テト】 作詞:ケトラP 作曲:ケトラP 編曲:ケトラP 唄:重音テト 曲紹介 ( ゚∀゚)o彡゜アイヤエーヘアーエァー 数あるケトラPのテトオリジナル曲の中でトップの再生数・マイリス数を誇る、テトロックの代表的作品。(2010年12月14日現在) 歌詞 (「かえる自転車さん」のページ(ピアプロ)より転載) 一つまた一つ汚された、人の影が伸びて空を覆う やがて鳥たちも巣を追われ、黒い雲の中へ姿を消していく ほら夕暮れに染まる君の横顔、一人寂しそうなの 公園の隅揺れる梔子の花、白く心に触れて 握りしめた両手固く、閉ざした記憶思い出すから またいつかの過ちの繰り返しなの? そして音も無くこの街も 闇に飲み込まれて消えてしまうのだろう あの日二人離れ離れになって、二度と会うこともなし 鉄橋の上走る列車の窓に意味もなく呟いた 僕を置いて進む世界はまるで昨日見た夢のよう また壊してやり直しできればな 今東の空に上る朝日は全てを映し出して 泥の川を泳ぐ君の背中に声の限り叫んだ ここにあらずされど強く感じる想い誰の気まぐれ 置き忘れたバスドラム踏み鳴らすの コメント ケトラP最高!! -- 名無しさん (2010-09-17 23 22 44) 深夜アニメのEDに合いそうな物悲しい曲 -- 名無しさん (2010-10-14 21 26 10) テト曲で一番好きだ -- 名無しさん (2010-10-25 23 52 57) デスおはぎさんのアレンジverもいい。 -- 名無しさん (2011-03-03 21 38 33) こんな素晴らしい曲があったとは…………てか2008年投稿!? -- 乱 (2014-04-26 18 47 00) 6年目にしてようやく、伝説入りおめてとー! -- 名無しさん (2014-05-05 09 57 05) 名前 コメント
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原語 knife 和訳 名詞 匕首 (あいくち/ひしゅ)、 短刀 (たんとう/みじかがたな)、 刀 (かたな/とう)、 小刀 (しょうとう/こがたな/ちいさがたな)、刺刀、 菜刀 (ながたな/さいとう)、懐刀、 腰刀 (こしがたな/ようとう)、刀子、鞘巻、剔刀、鎧通し、 剣鉈 (けんなた/つるぎなた)、野太刀、包丁、出刃包丁、牛刀、切り出し、脇差、馬手差、 差添 (さしぞえ)、筈刺、鉈 刃物、切れ物、刀剣 漢字一字 刀、鉏、鉈 やまとことば かたな(刀)、さひ(鉏)、こだち(小太刀)、こがたな(小刀)、さすが(刺刀)、ひもがたな(紐刀) つるき(劍) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (名) [一]西洋風の小刀。[二]「ワイフ」になき人、卽ち獨身の男子。(ワイフ:(名) 妻。女房。) 新訂大言海 (名) 西洋形ノ小刀。洋風ノ小刀。 角川国語辞典新版 名 洋式の小刀。 大英和辭典 〔名〕[一]ナイフ,小刀,庖丁.[二]外科刀〔ゲクワタウ〕,手術刀〔シユジユツタウ〕.[三]外科手術.[四]【機】刃物〔ハモノ〕.[五]【詩・修】刀,劍.[六]【政】〘俚〙內內ノ論議(又ハ反對). ナイフの完全同義語(語義の抽象性なども踏まえた)は「かたな」であって「こがたな」とするのは、「かたな」が専ら、所謂「日本刀(太刀)」を指すことによるものと思われる。 本来「かたな」は太刀や包丁を含み大きさは問わない。「かたな」は片刃の刃物で「つるぎ」は諸刃・片刃を問わない刃物の総称である。 同義等式 原語単位 knife=刀 カタカナ語単位 ナイフ=刀 附箋:K ナ 英語
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ナイフ序 基本性能 攻撃力 71 切断 34 貫通 11 固有スキル コンボマスター ※世界共通の性能です。 合成素材 プラスチック 荒神骨 ショートブレード(短剣)に戻る。 ナイフ系派生に戻る。
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みくる「キョン君、私こういうの苦手で」 キョン「ゲームだから適当に遊んどけばいいんですよ」 ハルヒ「適当なんてとんでもないわ敗北主義者は角刈りの刑よ」 古泉「ゲームが始まりますよ」 キョン「ハルヒの元気を少し分けてほしいよ」 ハルヒ「ジー…」 キョン「何やってんの?」 ハルヒ「パワーを送ってんのよ、この勝負に勝つためにね」 キョン・ハルヒ「…」 キョン「Chu」 ハルヒ「!?」 その瞬間、ハルヒの激烈な平手打ちが、俺の左頬にクリーンヒットした。 正直、意識が飛ぶかと思ったねあれは。 ハルヒ「ちょっと!あんたいきなり何すんのよ!?」 キョン「いきなりおかしなことしてきたのはお前のほうだろ?それに今のは体勢が崩れたからなっただけだ。不可抗力だよ」 言うまでもなく嘘っぱちである。正直俺は、自分のとった行動に驚いていた。以前閉鎖空間で経験したせいなのかもしれない…俺は何も考えずハルヒにキスをしていた。 ハルヒ「不可抗力って、あんたねぇ!!乙女心ってもんを何だと思っ…!」 話が長くなりそうだったので キョン「おい、今はコンピ研との真剣勝負の最中なんだぞ?いいのか?団長がそんなんで」 ハルヒ「うーー…。ふんっ!今回は大目に見てあげるわ!でも今度やったら殺すわよ!!」 と、言いたい放題言ってハルヒは自分の席に戻った。自分で撒いた種とは言え、団長には困ったものだ。 ちなみに勝負の結果は、長門の活躍によりSOS団の圧勝であった。 コンピ研との勝負も終わり、俺たちは解散することにした。 キョン「じゃあなハルヒ、また明日な」 ハルヒ「……」 聞こえていないのかと思い、もう一度言ってみようしたのだが… キョン「ハルヒ、じゃあ…」 ハルヒ「うるさい!!さっさと帰れアホキョン!!!」 怒鳴り声をあげて、ハルヒは俺を押し退けさっさと帰ってしまった。たしかに、悪いことしたとは思ったけどさ…。 まぁ、明日になれば元に戻ってるだろ。 さて、俺も家に帰ってだらだらするか 次の日教室に着くと、ハルヒは机に顔を伏せたまま微動だにしなかった。俺も何度か話し掛けたんだが、全てシカト。こんな反応もずいぶん久しぶりである。こういうときは何を言っても無駄だと悟っていたので、放っておくことにした。 問題は放課後である。俺はいつものように古泉とオセロをし、いつものように朝比奈さんの入れるお茶をおいしく頂いていた。 そろそろオセロも飽きてきたなと思っていると、勢いよくドアを開け、見るからに不機嫌そうな顔をしているハルヒがいた。 キョン「よお」 スタスタと定位置に座るハルヒ、またしても無視である。 いつもなら既に朝比奈さんか俺に絡むか、わけのわからない企画を立ち上げている頃だったのだが…今日のハルヒはパソコンをいじくってるだけで、長門に勝るとも劣らない静けさだった。 ただ今日は、それ以外にもいつもと違う仕草があった ハルヒがじーーっと俺を見つめている。最初は俺も気付かないふりをしていたのだが、あまりにもそれが続くので、俺もチラッとハルヒのほうをみた。 するとハルヒはすぐに目をそらし、パソコン画面のほうに顔を向けてしまった。 目が合った瞬間、顔を赤くさせていたのは気のせいではないだろう。それからもハルヒは度々俺をじーーっと見つめ、目が合うとそらすといった行動を終始とっていた。 なんなんだよ…… キョン「ハルヒ」 ハルヒ「な、なななによ!?」 体をビクッとさせ、まるで朝比奈さんの物真似かと思わせるほどの反応だった。 キョン「今日のおまえ、何か変だぞ。」 ハルヒ「変じゃないわよ!あたしはいつも通りよ!」 キョン「そうには見えないがな…」 ハルヒ「何よ!?キョンの分際であたしに意見する気!?あーーっ、もう!!今日は終わり!解散!!」 ハルヒは強制解散宣言により、その日は随分早い解散となった。 ハルヒは怒った様子で部室を出ていき、俺と朝比奈さんは呆気にとられ、古泉はいつも通りのスマイル、長門は無表情だった。 キョン「何なんだ、今日のあいつは…わけがわからん」 みくる「昨日キョン君がした…その…キ、キスが原因…なんじゃないでしょうか…?」 古泉「そうですね、涼宮さんも女の子ですからね。今も少なからずあなたに腹を立てているのでしょう。 まぁ、それだけではなさそうですが…」 キョン「どういう意味だ?」 古泉「おやおや、やはり気付いていないんですね」 みくる「キョンくん…」 古泉だけでなく、朝比奈さんまで少し呆れ気味だったのには驚いた。 長門が本ではなく俺を見つめ…いや、睨んでいるのにはもっと驚いたが。 家に帰った俺は、今日の部活(?)を振り返っていた。やはりきちんと謝っておくべきだろうか。古泉の言う通り、ハルヒも一応女の子なんだしな。 一番気掛かりなのは、古泉が最後に言った言葉と、朝比奈さんや長門の、あの態度の理由だった。 こればっかりは全くわからん…とりあえず明日、ハルヒに謝っておくか。 次の日のハルヒはというと、頬杖をついてぼーっとどこかを見つめているようだった。 キョン「よお」 ハルヒ「……ええ」 キョン「一昨日は悪かった。すまん、この通りだ、許してくれ」 ハルヒ「一昨日のこと?なにそれ?」 キョン「それはお前…俺がお前にした…あの…」 改めて聞かれると、ものすご~く答えにくい質問である。 ハルヒ「ああ、あれね。別に、あんなの一日経ったらすっかり忘れてたわよ。不可抗力だったんでしょ?なら仕方ないじゃない」 キョン「じゃあ昨日は何で機嫌悪かったんだ?」 するとハルヒは再び顔を赤らめ… ハルヒ「えっ?それは…その…何でも…ないわよ…」 だんだん声が小さくなり、自信がなさそうに下を向くハルヒは、ますます朝比奈さんのようだった。 キョン「何だそりゃ、昨日といい今日といい、やっぱりお前変だぞ」 ハルヒ「変じゃないって言ってんでしょ!ほらほら授業始まるわよ、さっさと前を向きなさい!」 無理矢理前を向かされたわけだが、やはり引っ掛かる。まぁ、ハルヒの機嫌も直ったようだし、それだけでもよしとするか。 4時間目終了のチャイムが鳴った。俺は途中からぐっすりと眠っていた。今もまだ眠い、このまま昼休みも寝ていようとしたのだが… ハルヒ「キョン!いつまでぐーすか寝てんのよ!ほら、さっさと起きなさい!昼御飯食べに行くわよ!!」 ハルヒに叩き起こされてしまった、おかげで眠気はすっとんだものの、どこか損した気分であった。 キョン「食べに行くって食堂にか?あんなとこわざわざ行かなくても、教室で食べればいいじゃねぇか」 ハルヒ「食堂なんて暑苦しいとこに行くわけないでしょ?いーからあんたは黙ってついてきなさい!」 ハルヒが連れてきたのは中庭だった。ここに来るのは大抵女子の仲良しグループか、あるいはカップルくらいのものである。 ハルヒ「あっ、あそこがいいわね。ちょうど陰になってるし、いい感じだわ」 ハルヒがチョイスしたのは、木陰のある芝生で、いつもなら女子のグループが占領している場所だった。 ハルヒ「さっ、食べましょ」 そういえばハルヒの弁当をみるのはこのときが初めてだったな。意外にも女の子らしいものだったんで、俺はつい「ウマそうだな」と口にした。 するとハルヒは ハルヒ「と~ぜんよ~、なんたってこのあたしが作ったんだからね。おいしくないわけがないわ!」 キョン「お前が自分で作ったのか!?」 ハルヒ「何よ……その顔は…あたしだって弁当くらい作れるわよ!」 キョン「俺はてっきりお前の親が作ったもんだと思ってだな…」 ハルヒ「しっつれいね!あたしだって弁当の一つや二つ作れるわよ!」 しかしこいつが自分で弁当を作っていたとはな…なんというか、人は見かけによらないな。 ハルヒ「さっきからじ~っと見て、もしかして食べたいの?『食べさせて下さい』って言ったら、考えてあげてもいいわよ」 正直、ちょっと食べてみたかったがこんな言われ方をすると、意地でも食わねぇって気分になるもんだ。 キョン「別に食いたかねぇよ、何が入ってるかわかんねぇしな」 ハルヒ「そんな言い方されると妙にムカツくわね。」 そう言うとハルヒは、おかずの一つを箸でつまんで、俺の口元へ差し出した。 ハルヒ「ほら、食べてみなさいよ!あまりの味付けに卒倒してもしらないわよ?」 キョン「それはつまり、自分の味付けは卒倒するくらい酷いって言いたいのか?」 ハルヒ「つべこべ言わずに食べなさい!ほらっ!」 仕方ないから食べてみた。普通ならここで「おいしい」と社交辞令を言うべきだが、そんなことを言うとハルヒがつけ上がるのわかっているので、正直に感想を言ってやろうと思った。 キョン「……うまい…」さっきと矛盾してるって?いやいやそんなことはない、本当にウマかったのだ。 するとハルヒは満面の笑みで ハルヒ「でしょ!我ながらいい出来だと思ってたのよ~。それに、料理って結構面白いわよね。今度から自分で作ってみようかしら」 キョン「いつも自分で作ってたんじゃなかったのか?」 ハルヒ「そんなわけないじゃない、いつもはコンビニで買ったやつを食べてるわ」 キョン「どうして今日に限って作ってきたんだ?」 ハルヒ「それは……気分よ、気分。朝起きたらそんな気分だったのよ」 それから俺は昼飯を食い終わり、再び教室に向かった。ハルヒはもう少し中庭でダラけていたいらしい。 一人になりたかったようで、「あんたは先に行け!」と追い出されてしまった。 ハルヒ「うまい…か…。ふふっ、よかった…ちゃんとおいしく出来て。味見する暇なかったから自信なかったのよね。明日からは早起きしよっかな…」 それにしてもハルヒの弁当、ウマかったな。あれで性格さえ良ければ、完全無欠の美少女女子高生が出来上がるというのに…おしい。 5時間目開始のチャイムが鳴る寸前にハルヒは帰ってきて、あわてた様子で弁当を直していた。こんなギリギリまで一人で何してたんだ、おい。 放課後、部活の時間がやってきた。いつもなら俺とハルヒは、別々のタイミングで部室に行くのだが、俺はハルヒに引っ張られて一緒に行く羽目になった。 ハルヒ「やっほーー!さぁ、今日も気合い入れていくわよー!ね~、みくるちゃ~ん」 みくる「あっ、は、はいぃ…」 昨日のダウナーモードが嘘のように、今日のハルヒはやたらハイテンションで、いつも以上に朝比奈さんに絡んでいた。 古泉「どうやら元に戻ったようですね。」 キョン「ん?ああ」 古泉「僕の言ったことにもちゃんと気付いてくれたようで」 キョン「それだけが未だにわからないんだがな。ハルヒの機嫌も直ったんだし、教えてくれないか?」 古泉はしばらく沈黙し、長門も読書を中断してこちらを見ている。 古泉「この場合、本当に困った人は涼宮さんではなく、あなたなのかもしれませんね」 キョン「だからどういう意味なんだ?」 古泉「いずれお気付きになる日が来ますよ」 キョン「なんだそりゃ」 これ以上古泉と話していてもラチがあかないので、珍しく本でも読もうかと、本棚に近付いたときだった。 長門「……鈍感………」キョン「ん?何だ長門、今何か言ったか?」 長門「私は何も言っていない」 キョン「そうか」 長門「そう」 相変わらず無表情な長門だったが、俺を見つめるその目から、怒りのようなものを感じたのは気のせいだったのだろうか。 ある日のこと、部室に行くとそこには誰もおらず、俺一人だった。一人だと何もやることがないので、時間を置いてから出直そうとしたのだった。 キョン「ん?」 出るときにふと目についたものがあった。部屋の片隅に捨てられるように放置されてあった、いつかの笹の葉である。 葉も短冊も随分汚れており、何が書かれてあるかなんて全くわからなかった。 しかし、よく見ると一つだけ新しい短冊があった。誰かが付け足したのだろうか。 さてさて、ハルヒが新たに何と書いてあったか見せてもらおう。多少の罪悪感はあったといえばあったが、好奇心には勝てなかった。悪いなハルヒ…でも隠すならもっと見付かりにくい場所に隠すべきだぜ。 それにしても、ハルヒにしては随分無用心というか、迂濶だったな。古泉や朝比奈さん、長門なら見付けても何も言わなかっただろうが、残念ながら見付けたのは俺だ。 運が悪かったな、ハルヒ。 一応念のために警戒しておこう。え~っと、廊下には誰もいない、来る気配もなし。 よし、じゃあ拝見させてもらいますよ~ハルヒさん。 俺がこのあと激しく後悔するなんて、誰が予想できただろう…いいや、誰もできやしないね 短冊に書かれていたのはこうだった。 「キョンが(消した跡がある)、キョンと…幸せになれますように 涼宮ハルヒ」 俺は頭が真っ白になった。つまりこれの意味するところは、ハルヒが…俺を…。 正直俺は困った。いや、ハルヒが嫌いだから困ったわけじゃない。ハルヒが俺をそんな風に思ってるなんて、考えたこともなかったのだ。そもそも俺にとってハルヒは、俗に言う友達以上恋人未満な存在で、恋愛対象として認識していなかった。 見なければよかった…明日から、いや今からどんな顔して接したらいいんだ…。 こういうとき俺以外の第3者なら、軽々しく「今まで通りでいいじゃないか」といったことを言うだろう。 俺だって当事者じゃなかったらそう言う。 だが今は違う。俺がその当事者なのだ。少なくとも俺にとって、今まで接するというのは困難である。 そうこうしてるうちに足音が近付いてきた。まずい、笹の葉を隠さないと…! なんとか笹の葉を元の場所に戻し、見えないように隠すことができた。さぁ誰だ、誰が来るんだ…ハルヒか…今来られるとちと厳しいが… ガチャ 長門だ…よかった。今のこの状況では一番安心できる。 キョン「よう、ハルヒ達ならまだ来てないぞ」 長門「休み」 キョン「えっ?」 長門「先程涼宮ハルヒに会った。今日は彼女の都合で休み。私はあなたへの伝言を頼まれた」 キョン「ああ、そうか…わざわざありがとな」 長門「いい」 休み…か。今はそのほうがありがたいな。 キョン「じゃあな長門、また明日な」 長門は小さく頷いた。あいつなりの挨拶だったんだろう。 俺は振り返ることができなかった、長門の視線を感じたからだ。あいつに見つめられると、隠し事を全部話してしまいそうになるからだ。 さて、明日からどうする…俺 翌朝、こんなに学校へ行くのが憂鬱なのは久々だ。できることなら昨日に戻って、あのときの俺を引き止めたいところだ。しかし、休む訳にもいかないのでしぶしぶ俺は、学校へ行った。 教室のドアを開けると、ハルヒが待ってましたと言わんばかりに ハルヒ「おっはよーキョン!今日もシケた面してるわね~朝御飯ちゃんと食べてんの?」 最近のハルヒは、以前に比べ随分社交的になり、クラスの男子や女子と普通に会話するくらいになっていた。 しかも以前までの奇人変人ぶりもピタリと止まっており、男子にも女子にも人気が出てきたようだ。 まぁ性格以外は完璧だったからな、こいつは。 ハルヒ「聞いてキョン!今日は弁当箱も新しいのに変えたのよー」 前に中庭で食べて以来、俺とハルヒは毎日一緒に昼食をとっていた。人気急上昇中のハルヒと弁当を食べている俺は、谷口曰く「羨ましい」の一言だそうだ。 しかし今日の俺は一緒に食べる気にはなれなかった。 キョン「すまん、ハルヒ。悪いが今日は一緒に食べれそうにない」 ハルヒ「え?……どうして……」 キョン「昼休み、少し用事ができてしまってな、だから今日は…すまん」ハルヒ「うん…わかった…仕方ないわね」 ハルヒはすでに普通の女の子となっていた。それだけに、このときの悲し気で寂し気な表情は、直視できなかった。 俺はその日から、ハルヒを避けるようになってしまった。授業中、休み時間、部活に関しては適当に理由をつけてずっと休んでいた。最初の頃はハルヒも問いつめてきたのだが、次第にそれもなくなり、会話すらもしなくなった。 そんなある日のこと、ハルヒは学校を休んでいた。会話はほとんどしていなかったが、いないとなると寂しい気もする。 国木田「キョン、お客さんだよ」 お客とは古泉、朝比奈さん、長門だった。 古泉「最近姿を見せませんね、どうしたんですか?」 みくる「涼宮さんがすごく心配してましたよ…それに、悲しそうでした…」 長門「あなた…なぜ…?」 キョン「それは…ちょっと理由があって…」 長門「嘘」 たしかに下手な嘘だったが、俺はとっさに キョン「嘘じゃねぇよ、証拠でもあんのか?」 ある、今ムキになっている俺自体がその証拠だ。 長門「ならどうして、私達を見ない?嘘じゃないのなら、どうして私の目を見ない?」 みくる「長門さんの言う通りですよ。キョン君、本当のことを教えてください。」 キョン「………」 古泉「言えませんか。ということは、もう気付いてしまったのですね、涼宮さんのこと…」 古泉は何もかもお見通しのようだった。俺のことも、ハルヒのことも。 古泉「長門さん、頼みます」 長門「了解」 古泉がそう言うと、いきなり長門は例の呪文を唱え始めた。 キョン「な、なにをするつもりだ!古泉!」 古泉「知ってもらおうと思いましてね、最近の涼宮さんを」 キョン「ハルヒを?どういう意味だ…!?」古泉「あなたがいないときの涼宮さん。その情報をあなたの脳に送ってるんですよ。ほら?だんだん見えてきたでしょう?」 ハルヒ『キョンは…また来ないの…?どうして?』 『お弁当がマズかった…?』 『最近は話してもくれない…見てもくれない…』 『グスッ…嫌われちゃったの…あたし…。もしそうなら、謝るから…グスッ…あたし、謝るから…。 グスッ…キョンに…会いたい…話がしたい…キョン…どこ行っちゃったの?…戻ってきてよ…』 古泉「機関や閉鎖空間、そんなのは抜きにして言わせてもらいます。涼宮さんを助けてあげて下さい。ここまで彼女の心を弱くしたのはあなたです。追い詰めたのもあなたです。だから助けてあげて下さい」 みくる「キョン君…わたしからも、お願いします。私もあんな悲しそうな涼宮さん、見てられません」 長門「あなたには責任がある。義務がある。拒否は認められない」 そんなに言わないでくれよ、泣いてるあいつを見たとき、もう決心してたさ。 キョン「あいつは今、どこにいるんだ?」 長門「自宅。じゅう…しょ…は…」 言い終わる前に長門の体は消滅した。 キョン「長門!?」 古泉「閉鎖空間ですね、しかも今までに類を見ないほどの速さです。この速さだと、さすがにぼ…くも…」 続いて古泉が消えた。 みくる「キョンくん…涼宮さんのこと、よろしくお願いします。」 そう言って朝比奈さんは、笑顔で消滅した。 背後ですさまじい轟音が聞こえた。振り返るそこにいたのは…神人だ…しかも数が尋常じゃない。古泉達に気をとられていたが、クラスの連中も消滅していた。 俺は急いで崩壊する学校から脱出した。ハルヒに会いに行くために。だが住所がわからない、教える前に長門が消えてしまったからな。 仮に聞いたとしても、この状況だと住所の確認なんかしていられない。 俺はただ走った…崩壊する街を…崩壊する世界を…。ここで世界を、いやハルヒを助けられなきゃ、俺はただの屑だ…。 ハルヒの居場所はわからない、だけど闇雲に走っているわけでもない。あいつの居場所は、神人が教えてくれる。 神人が唯一壊していない、きれいな道…俺はその道をただひたすらに走った。 こんなときでも俺の体は消えていない…ハルヒが、俺を必要としてくれているんだな…ありがとう、ハルヒ 部室の机に伏して泣いているハルヒ、朝比奈さんに泣きついているハルヒ…俺がいない間の、ハルヒの記録だった。 そして俺は、ハルヒを見つけた。周囲にいるのは神人だけ…それ以外は何もない、寂しい場所だった。 キョン「ハルヒ…」 座ってうずくまっていたハルヒがゆっくり顔を上げる。 ハルヒ「キョン?どうしたの?そんなに血相変えて…」 今にも消えかかりそうな声と、弱々しい表情でハルヒは言った。 キョン「帰ろう、元の世界へ」 ハルヒ「元の世界?何言ってるの?」 キョン「いいから。こっちへ来るんだ、ハルヒ。」 ハルヒ「……イヤ…」 キョン「ハルヒ?」 ハルヒ「イヤ…行きたくない。」 キョン「どうして!?」ハルヒ「だって…そこには誰もいないもの…有紀もみくるちゃんも、古泉くんも…」 キョン「俺がいるじゃねぇか!」 ハルヒ「いないわよ!あんたは今、目の前に立ってるけど…どこにも…いないわよ…」 キョン「ハルヒ…」 ハルヒ「もう帰って…誰も見たくない、誰とも話したくない…みんな消えちゃばいいわ…」 キョン「嘘つくなよ…」ハルヒ「嘘じゃないわよ!」 キョン「嘘だ!じゃあ俺はどうして消えてないんだ!?お前が本当にみんな消えちまえって思ってるんなら、俺はここにはいない」 ハルヒ「それは…」 キョン「お前はわかってるはずだ、何もかも。だから…」 ハルヒ「うるさいうるさい!もうあたしに構わないで!ほっといて!」 その瞬間、俺の体が…足元からゆっくりと消え始めた キョン「はは…まいったな…どうやら本当に必要なしと判断されたらしい」 ハルヒは俺を睨みつけている。敵意を剥き出しにして… キョン「ハルヒ…実は俺、お前が新しく書いた短冊…見ちまったんだ」 ハルヒ「えっ?」 キョン「それで、お前の気持ち…知ってしまったんだ。そのせいで俺、どんな顔してお前に接したらいいかわかんなくてさ…悪かったな。」 ハルヒ「キョン…」 キョン「お前が誰も必要としてなくてもいい。ただ覚えててくれ、俺達SOS団は…最期まで団長のお前を必要としていたってこと」 ハルヒ「キョン…ダメ…行っちゃダメ…」 ハルヒは立ち上がり、目からは大粒の涙を流していた。そして消えかかる俺に近付いてくる… ハルヒ「わたしを置いて…どこ行っちゃうの…?もうどこにも行かないで…独りは寂しいの…」 キョン「俺だって…寂しいさ…すごくな…」 ハルヒ「どうして…どうしてこれ止まらないのよ…あたしが止まれって命令してんのよ…キョンは消さないでよ…。世界の終わりに、独りはイヤなの…」 キョン「ハルヒ…もうそろそろ限界みたいだ…」ハルヒ「ダメ…ダメ…!あんたが消えるなら…あたしも消える!」 ハルヒの体が消え始める…すごい速さで… キョン「バカなことはやめろ、ハルヒ!!」 ハルヒ「いいの…ごめんね…最期までワガママな女で…素直になるのってむずかしいね…」 ハルヒの体は俺と同じくらい消えかかり、速度も俺と同じになった。 キョン「今のお前は…充分素直だよ…」 ハルヒ「でも、遅すぎたわね…こんなギリギリで…」 キョン「お互い様だ」ハルヒ「……キョン…?」 キョン「なん……」 ハルヒは自分の唇と俺の唇を重ね合わせた。前の閉鎖空間とは逆になっちまったな。 ハルヒ「好き……よ、キョ………ン…」 キョン「ああ、お…れ……も……だ……」 そして俺達は消えた。世界と共に 目が覚めた。 どこだ? 部室だ どうして? 俺とハルヒは確かに消滅した。 なのに体は元通り…どうなってる…? ハルヒが倒れている…まさか死んでるなんてことはないよな… キョン「おい、ハルヒ。ハルヒ!」 頼む、目を覚ましてくれ ハルヒ「う……ん……キョン?」 キョン「よかった…一瞬死んでんじゃないかと思ったぜ。でも、どうして…俺達部室にいるんだ…あのときたしかに…」 ハルヒ「消滅したわよ…あたしも、あんたも…」 キョン「じゃあ何で…?」 ハルヒ「それは…その…」 キョン「もしかして、お前がやったのか…?」 ハルヒ「うん……。完全に消えちゃう前に、一つだけ願い事したの…」 キョン「願い事?なんて?」 ハルヒ「何てって…あんたも知ってるじゃない…」 ハルヒはもじもじしてそう言った。 キョン「知るわけないだろ。あの状況でどうやってお前の思考を読みとるってんだ」 ハルヒ「そ、そうじゃないわよ…!」 キョン「じゃあ一体どういう意味なんだ?」 ハルヒ「だ、だからぁ…」 こんなときに何考えてんだって思うかもしれないが、もじもじしながら下を向いて、耳まで真っ赤にしているハルヒはかなり可愛かった。 ハルヒ「見たんでしょ?あの短冊?」 キョン「短冊?ああ…見たな」 ハルヒ「だからあたし、それをお願いしたのよ…。キョンと一緒に…幸せになれますように…って…」 俺と幸せになる…俺の幸せって何だ?元の世界に戻ること?違う。ハルヒと一緒に生きること?違う 元の世界に戻って、ハルヒと一緒に生きることだ。 そうか……だからか。だから戻って来られたのか…。 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「何よ……あっ……」 俺はハルヒを抱き締めた。 キョン「これからはずっと一緒だ。もうどこにも行かない。」 ハルヒ「……約束よ?」 キョン「約束だ」 ハルヒ「破ったら…死刑なんだからね…」 キョン「望むところだ」 ハルヒ「バカ…キョン」 それからしばらくして、古泉と朝比奈さん、長門とも再会できた。朝比奈さんは号泣し、古泉はいつものスマイルで「よかったですね」、長門に関しては… キョン「世話かけたな」長門「ええ」 てっきり「いい」って言うと思ったんだがな。 キョン「長門」 長門「なに?」 キョン「えーっと、その…」 長門「おかえりなさい」キョン「えっ?」 長門「おかえりなさい、キョン…お疲れ様」 キョン「何だか新婚の奥さんみたいだな」 長門「そうね。ふふっ」 長門が初めて笑った。カメラがあれば…カメラがあれば…!! 俺達はそのまま鍋パーティーをした。材料等は『機関』と鶴屋さんがどうにかしてくれた。 俺はこれから、ハルヒの側にいようと思う。閉鎖空間なんて発生させない。もし発生してしまっても、そのときは俺がなんとかしてやる。 俺の隣にはハルヒが、ハルヒの隣には俺がいる。俺達は手を握りあった、もう二度と離れないように…いつも一緒にいられるように… ハルヒ「幸せに…なれますよーーにっ!!」 Fin
https://w.atwiki.jp/vipdecso/pages/61.html
良く切れる、刃こぼれしない、1年保証がついて なんとお値段驚きの3,980円 ねえなんでナイフってあんなに持ち方エロいの?ねえなんで? 右クリックのセカンドアタックで、隙が大きいが一撃で葬れる攻撃ができる。間合いをつかむのが少々難しいので、BOTを相手に練習してみてくださいな。 Sudden Attackの斧、スペツナズナイフのような、やたらと高い近接武器を出さないのは、NEXONの良心なのだろうか…?
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武器名:ナイフ 説明:--- 攻撃力:17 重量:40 武器Lv:1 装備可能職:ノービス、剣士系、マジシャン系、商人系、アーチャー系、シーフ系 入手経路:イズルード3時方向の建物内NPC他 買値:50z 名前 コメント