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4月29日は国民の祝日の一つ、みどりの日である。 「みどりの日は5月4日じゃないの?4月29日は昭和の日でしょ?」 21世紀に生まれた少女の暁が疑問を投げかける。 ああ、そうだった。昭和の日だったな。 「すまない、間違えたよ。 もうみどりの日が昭和の日に変わってから10年近くになるのに未だに間違えるよ。 俺の父親も今でもみどりの日は4月29日って思っていたし」 「でも昔の人ならむしろ昭和天皇誕生日として記憶しているはずでしょうけど、 みんなみどりの日って思っていますね」 「昭和から平成に変わったのですから天皇誕生日だって変わりますよ」 鳥海と大鯨も他愛のない話に乗ってくれた。 「でもなんで5月4日をみどりの日にしたんだろ? 国民の祝日にはさまれて休みになってたんだから 5月1日を祝日にしたら日曜日の代休もふくめて8連休になったのに」 「5月1日はメーデーで世界では休みになっている事が多いから 何かしらの形で祝日になってもいいのにな」 「でもどうせ私たちにはあまり関係のない話ね」 「そりゃあ俺達のすべきことは日本の防衛だからな。あまり自由に休みは取れないさ。 それに今は第十一号作戦の最中だ。各鎮守府の主力級の艦娘達が横須賀鎮守府に集まり、 深海棲艦打倒の為に日本を離れている。 日本を守る艦娘が少なくなっている今、尚更俺達が頑張らなきゃならん」 「みんな去年の夏の事がよほどトラウマになっているんですね……」 「AL/MI作戦……多くの艦娘が戦いに参加した重要な作戦。 それゆえに本土の守りが手薄になったあの時の… 深海棲艦の大規模な本土襲撃は本当に大変でした」 「司令官とのデートの予定が目茶苦茶になっちゃったからね」 「如月ちゃん!」 「な~んちゃって。でもお盆の時期でしたから艦娘の中には帰省した人達もいましたからね。 去年のこの時期はまだ本土襲撃なんてありませんでしたからGW休暇を取った人もいましたね。 もし本土襲撃がなければ今年のGWもゆったりとできたかもしれないのに……」 「……とにかくあれ以来、体制もがらりと変わった。 その結果君達の自由な時間もほとんどなくなってしまった。 人々を守る為とはいえ君達には苦労をかけ過ぎてしまってすまない」 「気にしないで司令官。そのために私たちがいるんじゃない」 「そうよ。それにみんなが出かけている中で私たちも出かけたりしたら 渋滞に巻き込まれちゃいますわ。そうなったらつまらないでしょうし」 「まあそういう考え方もあるな…… みんな、第十一号作戦が終わるまで頑張ってくれ」 「了解!」 みんなの元気な声が司令室に響いた。 しかし少し前まで日本のその憲法9条が変えられようとしていたのだ。 それは戦争を知らない世代によって。 だが憲法は変わることはなく、少なくとも今は護られたのだった。 ある日突然『彼女達』は現れた。 深海棲艦。そう命名された正体不明の謎の存在により、世界の全てが侵略に晒されたからだ。 日本もその深海棲艦と戦わざるを得なくなったわけだが、 皮肉にも未知なる存在である彼女達との戦いが、 9条を変えてしまう為に論ずる時間を失わせたのだ。 また、世界各国も共通の敵という存在があったからか、争い合うことをやめ、手を取り合った。 過激な武装集団も協力こそしようともしなかったが他の存在を攻撃する事がなくなった。 もしかしたら他の存在に戦わせて疲弊させ、漁夫の利を狙うという考えかもしれない。 このように多少の思惑は入り乱れていたものの、 人類同士の武力を伴った争いはこの地上から消えていった。 それは有史以来初めての出来事だったのかもしれない………… 「て・い・と・く」 「っ!?」 耳元で囁かれた甘い声が、考え事をしていた俺を現実に戻した。 「提督っ!」 「あっ、す、すまない如月、仕事中に」 「わかっちゃいましたか、うまく真似したつもりですのに…」 少し残念そうに落ち込む如月。当人としては上手く真似たつもりだろうけど 微妙な艶っぽさに大鯨との違いが出ていた。 ちなみに大鯨は隣で少し恥ずかしそうにしていた。 「提督、本日の仕事はもう全て終了致しました」 「そうか…………大鯨、如月、今日も一日ご苦労様。本日の業務はこれで終了だ」 俺は最終報告書に目を通し、今日の業務の終了を告げた。 「今日も一日何事もなく終わりましたね。それじゃ司令官、大鯨ちゃんと仲良くね」 そう言いながら如月は部屋から出ていった。 「もう…如月ちゃんったら…… ところでさっき私達の呼びかけに全然応じませんでしたけど……」 「あ、あれはだな…」 俺は仕事中なのに考え事をしていて気付かなかった事を謝りながら、 今日という日に対する様々な思いや不安など、何を考えていたかという事を言った。 「そうですね。確かに深海棲艦が現れて以来人間同士の争いがなくなった気はします」 「だがそれも深海棲艦という、人類全て…いや、地上に生きる者達全てにとっての共通の敵の存在あってのこと。 もし深海棲艦がこの世界からいなくなったとしたら次は人間同士の争いになるかもしれない。 そして艦娘達も人間同士の戦いをさせられるかもしれない」 「そんなことはさせません!それは私達艦娘に受け継がれた戦いの悲惨な記憶が絶対にさせません! 私達が戦っているのは戦争がしたいからではなく、戦いのない平和な世界を望んでいるからなのです。 かつての大戦に参加した兵士達も、みんなそうなのです! 彼等の魂を受け継ぐ艦娘は、平和への意思なのです!!」 普段は控え目で表情も優しく、囁くかのような口調の彼女が いつもとは違うはっきりとした口調で熱く語っていた。 「あ……ごめんなさい、大声あげちゃって……」 「いや、気にしないでいい。君の言う通りだ。 絶対に戦争をしない。その意思こそが大事なことだ」 「ありがとうございます」 彼女の顔と口調はいつものような雰囲気に戻っていた。 激しさのある口調は大鯨ではなく龍鳳のものかもしれない。 彼女は大鯨の艦娘であったが、龍鳳としての一面も時々覗かせていた。 今は『あの時の記憶』が彼女の中にはないが、もしそれが彼女の中に入り込んだら…… いや、考えるのはやめておこう。今はまだ大丈夫なはず。 もし『あの時の記憶』が彼女を押し潰そうとするのなら、その時は俺が支えればいい。 彼女がいつもとは違う姿を見せたからか、 俺もいつもとは違い不必要なまでに不安に思うなんてことはなかった。 「俺は信じるさ。悲劇を知る艦娘達が戦争の悲しみを伝え続け、 戦争のない世界が作られることを… たとえ俺達がこの世からいなくなったとしても、 悲しい記憶を受け継いだ次の世代が、それを伝え続けてくれるはずだ」 「だからそれを伝える次の世代を作りましょっ」 「は?」 いきなりの言葉にそう言うしかなかった。 「最近忙しくてご無沙汰でしたし、連休の中日にあたりますから調度いいかもしれないですし、 作戦もほとんど終わりで、主力艦隊がもうすぐ横須賀に帰ってきますし…」 珍しく真面目そうな話をしていたのになんて凄い話題転換だろうか。 酔った勢い…ではさすがにないな。少しだけ恥ずかしそうだし、 そもそもさっきまで仕事していたのだから酒なんて飲んでいられないだろう。 迫り来る彼女に気圧されながら俺は股間に迫る彼女の手を払えなかった。 払う必要もなかったけど…………その時だった。 「大鯨ちゃん、大丈夫!?」 如月の声が聞こえた。直後にドアが開く。 「ど、どうしたの!?」 「さっき大鯨ちゃんの叫び声が聞こえたんだけど…」 「……さっきの大声出したからそれが外に響いたのかしら……でも…」 「さっき開く一瞬前にドアの方を見たけどどうやら少し開いていた」 「閉まっていたならともかく開いていたら結構聞こえますわ。 でも大鯨ちゃんから司令官を……」 「な、なんでもないから!」 「本当に?」 「今日は憲法記念日だからそれについて言い合ってたんだ」 すかさず俺は言った。憲法が関係した話をしたというのは事実であるから多少は誤魔化せる…はず。 「まあいいけど……うるさくして周りに迷惑はかけないでね。明日も早いし、それじゃ……」 如月は去っていった。冷静に考えたら大声をあげてから如月が来るまで時間があったから、 もしかしたら俺達が夜戦に突入しようとしていたところを見ていたのかもしれない。 あえて言わなかったのは彼女なりの気遣いか。 「もう……如月ちゃんったら……」 「まあ彼女の言いたいこともわかる。今は作戦中だ。 俺達が呑気に楽しんでいるわけにもいかないよ」 「…ごめんなさい、我慢できなくて…… あなただって誰も沈まないでほしいという願掛けのために禁欲していたのに……」 「気にしないで。大人なら過ちは気にせずに次への糧にしたらいいじゃない」 暁がどこかの本で見たようなセリフを言いながら部屋に入ってきた。 「暁!?」 「さっき如月ちゃんとすれ違ったときに司令官たちが夜更かしするといけないから見てきてって言っていたから」 この口ぶりだと俺達が夜戦しかけた時に如月と一緒に見ていたというわけではないのだろう、多分。 「そうね…ごめんね暁ちゃん」 「まあお寝坊しないように私が起こしにきてあげてもいいんだけどね」 「その時は頼むよ。それじゃ、お休み」 そう言って俺達は寝ることにした。 翌朝、起床時間前に暁の寝室へ行ったら暁が寝ていた事は言うまでもなかった。 5月5日は子供の日。端午の節句である。 男の子を祝う日と思われているが、かつては女の子をお祝いする日であった。 ここら辺が雛祭り…桃の節句が 昔は女の子を祝うためのものではなかったということに似てなくもない。 しかし今回は子供の日の祝い事をやってる暇はなかった。 第十一号作戦はあったが、それはもう終わった。今日はそれの祝勝会と、 新たなる仲間、イタリアの艦娘のリットリオとローマの歓迎会を兼ねた催しを行うからだ。 「Vittorio Veneto級戦艦 2番艦 リットリオです」 「Vittorio Veneto級戦艦4番艦、ローマです」 「二人とも、これからよろしく」 「よろしく。でもなぜ私たちが横須賀ではなくここに来たのかしら?」 「確かに……リットリオさんもローマさんも、 かつて私たちが戦った未知なる艦と同じくらいの速度と射程を持った戦艦なのに……」 「リットリオさんたちがイタリア人だから、 私たち駆逐艦娘たちにイタリア語を教えるための教員として ここに迎え入れられたというのがだいたいの理由なのです」 「それだけ……?」 「私だってドイツ語講師としての任務でここに居るのよ」 「あなたはビスk…ビスマルク?」 金髪の女性が話に割り込んできた。ドイツ戦艦の艦娘ビスマルクである。 ローマがさっき言いかけた(であろう)ビス子というあだ名で呼ぶ者もいるらしい。 「いきなりあだ名、しかも不名誉な名で呼ぶなんて失礼じゃないかしら?」 「ではビスケと呼びましょうか?」 「ビスマルクはれっきとした姓なんだからそっちで呼びなさい。 あなたのローマなんて地名じゃない!」 会って早々いきなり喧嘩である。変に拗れたりはしないだろうが早く止めなくては…… 「二人と落ち着け。とりあえずビスマルク、早くスパゲッティを」 「わかったわよ。まったく…なんで私がウェイトレスみたいな真似を……」 「じゃんけんで負けたんだからしゃあないだろ」 「じゃ、じゃんけん……この鎮守府ってそうやって物事を…」 「そんなわけはないだろう。さすがに軍務ならそんな決め方はしないさ。 まあとりあえずスパゲッティを食べよう。 名古屋名物のあんかけスパゲッティとインディアンスパゲッティだ」 「インディアンスパゲッティ、なんてアメリカンな……ってカレースパゲッティじゃないですか!」 「このインディアンは『インドの』、っていう意味だ。カレーといったらインドだからな」 「はぁ…単純ですね…まあいただきますね」 「いただきます」 そう言って二人ともスパゲッティを食べはじめた。 「…………うん、あんかけスパゲッティ、おいしいわね」 「気に入って貰えて嬉しいよ」 「でもカレーのスパゲッティは少し甘いわね」 「甘い!?嘘でしょ、とーっても辛くしたのに…」 暁が!かすんぷしていた。そういやインディアンスパゲッティは彼女に作らせたんだった。 「あんまり辛くしたらリットリオさんやローマさんが食べられないかもしれないでしょう。 だから私がついてあげて味見してあげたんですよ」 「でもちゃんといいって言ってくれたじゃない!」 「あなたのやり方を尊重しましたから。 あまりにも辛かったり甘かったりしたら私が味付けし直しましたよ。 でも甘いといっても極端に甘くなかったし、味付けも甘さ辛さ以外はちゃんと出来てましたよ」 !かすんぷしていた暁を大鯨が優しく諭していた。 「気にしないでいいのよ、少し甘いだけで味はおいしいから。 それにしても……親子仲がよろしいわね」 「えっ?」 リットリオの発言に二人は声を出して驚いた。周りのみんなも驚いていた。 「待てって、それじゃ俺がとんでもない奴になっちゃうじゃないか!二人は他人同士だぞ!」 「あら、この二人は親子じゃなかったの?ごめんなさいね、結構似てましたから」 トンデモ発言に焦った俺に対しリットリオはあくまでも落ち着いていた。 だけど大鯨と暁が似てると言われてもそんなに間違ってはいないと思う。 外見も色合いが似ているし、着ている服も似ているからあまりおかしくはなかった。 「はあ…」 「どうしたのローマ?そういえばさっきから静かじゃない」 「カレー食べた人がパトロールするとかいう組織もあるから、 明日私たちがパトロールに行かされるんじゃないかって思ってね」 なんでこの子そんなネタ知ってるんだろう。 「さすがに軍務関係はそんなことでは決めないさ。 それよりもローマ、君にあだ名を考えてんだが」 「勝手にどうぞ」 「じゃあ…ロムっていうのはどうだ?」 「由来がブルガリアにあるロム川からだったら断るわ」 「違う。ローマ建国の祖となった神ロムルスからだ」 「ロムルス……リュウホウの父親と戦った者かしら?」 「…………君とはきっと話が合いそうだ。ちなみに彼女は龍鳳ではなく大鯨だからな」 そこそこディープなサブカル知識を披露したローマだった。 ちなみにこの鎮守府の艦娘は俺の影響か、突飛な話を聞いても 『ああ、なんか漫画やアニメとかの話か』と思って流すらしい。 「まああだ名の件は考えておくわ」 「じゃあ私にも考えてみてくれないかしら?」 「ならば君は……リタ、だな」 「……それ、私の本当の名前ですよ」 「なんだって!?」 俺は思わず大声を出して驚いた。 「知らなかったのですか?」 「ああ…『リタ』はリットリオとイタリア、両方に通じそうなネーミングだと思ってな……」 「でも私がリタって名付けられたのも リットリオ・イタリアの艦娘になる運命を表していたのかもしれませんね。 提督、ここに集まったみなさんはきっと運命にひかれたのだと思っています。 私やローマがやって来たのも日本国とイタリア国を結ぶ懸け橋になるためだと思います。 みなさん、これから妹共々よろしくお願いしますね」 「ああ、よろしくな」 こうして、色々あって歓迎会はいい雰囲気で終わったのだった。 「ねぇ~、あなたぁ…作戦が大成功したのですから早くしましょうよ~」 「私がここにいてもお邪魔ですから、この辺で失礼させていただきますね。 じゃ、大鯨ちゃんと燃えるような夜戦を楽しんでね」 「如月、お前も介抱するのを手伝……ああっもう!」 ……歓迎会はいい雰囲気で終わったのだが、妻が飲み過ぎたのである。 もう大鯨にしろ、とでも言いたくなるが、 歓迎会の最中には一切酔っ払っていなかったのでまあ少しは…と思うしかなかった。 「ほらほら、提督の猛《たけり》だって我慢しきれないようですよ」 彼女はそう言うや否や俺のズボンのチャックを下ろした。 「あら……元気ないですね……でも大丈夫です。私がすぐに元気にしてあげますから」 そう言って躊躇いもなく俺のちんちんをしゃぶり始めた。 こんなこと最近やってなかったせいか俺のものがすぐに大きくなった。 最大まで大きくなった後も彼女の口での奉仕は止まることはなく、 むしろさらに激しくなった。しばらく射精していなかった為当然…… びゅるん すぐに達してしまったのだ。 彼女は驚くこともなく、ただ口内で俺の欲望を受け止めていた。 「ん……カルボナーラよりも濃厚でこってり……」 酔っているせいで感覚が少しおかしくなったのか、 それとも酔っ払いを演じているのか、 俺には分かりかねていた。 「でも口に出しちゃうなんて勿体無い……ココに出してほしかったのに…… だけどまだまだ元気みたいですね。今日は子供の日だから子作りしまし…………」 最後は言葉になっていなかった。彼女は酔いつぶれたのか寝てしまっていた。 俺は正直まだまだ満足しきっていなかったが、俺も疲れからくる眠気には勝てなかった。 一週間以上休みなしだったからなあ……しかも明日から横須賀で報告会があるし…… 俺は愛する妻を抱きしめながら眠気に身を任せ眠りについた…… 5月10日は2015年5月の第二日曜日、つまり母の日である。 「私が働かなくていいのでしょうか……」 「今日は母の日だ。鎮守府の母も同然な君も休むべきだよ。 君はいつも働いてばっかりだからね」 「鎮守府の母も同然、ですか……でも私は本当のお母さんになりたいです……」 彼女の望みはわかっている。今はもうやることがないのなら、するべきことはただ一つである。 俺は彼女を後ろ向かせた。そして既に準備できていた所に 俺のちんちんを突っ込み、激しく動かした。 「ん……気持ちいい……」 かなり久々だったからか、彼女はとても嬉しそうな声を上げた。 「あんっ……もっと……奥……強く……」 彼女の艶かしい声に俺の腰の動きも早くなる。 そして久々のセックスだった為かすぐに果てた。 「ああ……奥に……たくさん……中に……」 随分と待ちわびていたかのように、彼女も達していたようだった。 実際結構な期間してなかったからなあ。 「これで…赤ちゃん……できるかな……」 バックでのセックスは子供が出来やすいという俗説がある。 実際深い所にささるから精液が子宮内に入りやすいという話もある。 しかしそんな理屈よりもまるで獣の交尾のようなセックスに興奮を感じるというところもあった。 鯨の交尾は向かい合ってするものというのは今は忘れよう。 俺達はただ欲望のままに交わり続けたのだった。 「久々だったので沢山しちゃいましたね……」 彼女はとても蕩けた表情だった。 「来年の母の日はきっと本当のお母さんになれるかな…… もしなっていたらどんな気持ちになっているんでしょう……」 そしてまだ見ぬ日々を夢想する彼女。 「……今までごめんな。ずっと君をじらしてしまって……」 「いいんです。待っている間、とても思いが募りましたけど、 でも今のこの瞬間が訪れることを考えていたら、待たされるつらさも心地よくて…… それにあなたとずっと一緒にいたから何気ない日々もとても輝いていました。 ……これからもよろしくお願いしますね」 俺も彼女と同じ気持ちだった。 地上の愛と正義の為に戦う俺達にゴールデンウィークなんてなかった。 だけど、愛する人と過ごす何気ない日常は金色に輝いていた。 彼女と出会ってもうすぐ一年。あの日から俺の人生は変わった。 彼女とまだ結ばれていない時も金色に輝く日々だった。 そして彼女と結ばれて以降、もっと輝いていった。 これからも色々なことがあるだろう。 でも、愛する人が一緒にいてくれるならその輝きは消えることはないだろう、永遠に…… ―完― +後書き 以上です 前書きで独自設定多数の注意書きを忘れてました ちなみにタイトルはもともとゴールデンウィーク中に投稿する予定だったものの名残です 母の日関係のタイトルが思い浮かばなかったので母の日の話も混ぜました それではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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906 :名無しの紳士提督:2015/01/31(土) 01 04 11 ID eSis4ALI 905 不幸だわ…… 加賀さんとかクールな人がそういう時に来たらグッと来るね 行動で示してくれたら惚れてしまう そしてついでに鎮守府慰安労働青葉編、投稿します 前以上に「汗」が前面に出てくることに加えて、投稿者の青葉に対するイメージがかなり出てます 要らないシリアス混じってます、前半はエロなのでご心配なく、ではいきます 907 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 04 50 ID eSis4ALI 「もう寝巻を押し上げちゃってますねえ、このまま失礼しちゃいましょうか」 青葉はしなやかに腰を折ると、そのまま東の寝巻を手慣れた様子ではだけさせる。 浴衣程度しかないために、ものの十秒もかからないうちにソレは青葉の視界にさらされた。 脱ぐ前からはっきりと分かっていた大きさは健在で、思わず青葉の口元が吊り上がる。 先端がかすかに濡れているのは、足に堕ち始めている確証であった。 「あ、青葉……やめ……」 「聞こえませ~ん。では失礼して、それ」 青葉が抵抗を聞き流し、両の足の裏がソレを挟み込んだ瞬間だった。 青葉ごと跳ね上げてしまいそうな勢いで、東の身体が痙攣したのだ。 勢いよく背中を反った勢いで腰が突きあがり、意図せずして皮がひん剥かれてしまう。 一瞬で淡い色の亀頭が露わになり、射精にも似た勢いで先走りが吹き出した。 強烈過ぎる刺激に、思わず東は青葉の足にすがるように抱き付いてしまう。 一頻り痙攣が落ち着いたところで、東は肩で息をしながら頭上を見上げる。 そこにあるのは怪しい笑みを浮かべて見下ろしている東の顔があった。 恥ずかしさに言葉も出ず、自分ですら涙が滲み始めていることに気付いていない。 しかし懇願するつもりの視線も、今の青葉には火に油でしかなかった。 「あ~ぁ、べとべとじゃないですか。これはもうお仕置きですね」 「だ、ダメだ。お題は、やるから、やめてくれ……」 「じゃあ一緒に足も舐めてください。ほら、足も寄せてあげますよ」 再び青葉の足に顔を挟まれ、言葉を失った東の口から力なく舌が這う。 ほんの舌先で、舐めるというよりもなぞるような舌使い。 どうしようもないことを悟ったような、ゆっくりとした動きだった。 続けてそのまま両足が小刻みに動き、東のソレを挟んで扱き始める。 上下に扱き、前後に擦り、時にはニーソックスを擦り付けるように。 密かな練習すらも伺わせる、妖艶で淫靡な動きに耐えることなど無理に等しい。 無論、扱かれているだけではなく、いつの間にか東自身にも変化が訪れていた。 「いつの間にかずいぶん熱心に舐めてますねえ、そんなに興奮しちゃいましたか?」 「青葉……青葉ぁ……」 「可愛いですね。もう青葉の太もも、東さんのよだれでべとべとですよ」 908 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 05 27 ID eSis4ALI 青葉のニーソックスとブルマの間の太ももは、全体がどこか粘りを伴って濡れていた。 うわ言のように青葉の名を繰り返している東の舌も、もうなぞる動きとは程遠い。 舌全体を太ももに擦り付ける動きは、対象に愛おしさすら感じさせるほど丁寧だった。 時には唇で甘噛みまでしており、お題を拒んでいた東の姿はもうどこにもない。 今の東には理性も自制心も存在していない。 あるとすれば青葉に対する忠誠心にも似た何か、そして堕とされてしまった心だった。 視界を埋め尽くしている青葉の太ももは、逆らい難い誘惑の塊のように見える。 程よく締まりながらも心地良い柔らかさに、人肌特有の呑み込まれるような温もり。 舌先に伝わる青葉の汗の味も甘美なものとなり、いつまでも舐めていたいとすら思い始めていた。 鼻腔に広がる青葉の香り、耳に届く青葉の声も、媚薬のように東の心を溶かしていく。 追い討ちのように自らのソレを扱かれる快感、今の東に「青葉の虜」以外の表現はない。 「や、ん……ニーソの中まで舐めたいんですか? 変態さんですね」 「段々青葉も、気持ち良くなってきてしまいました」 ニーソックスをずらし、東の舌が膝の裏にまで伸び始めたころ。 青葉もブルマの上から自身の秘所を弄り始め、快楽をむさぼり始めていた。 嗜虐心が気付けば青葉の中でも快楽に繋がっており、徐々に足の動きも早くなる。 しゅっ、しゅっ、上下に全体を扱けば、東の身体は細かく跳ねる。 くちゅ、くちゅ、くぐもった水音と共に足裏全体でこねくり回せば、ゆっくりと悶える。 時には指でピンポイントにカリや亀頭を責めれば、勢いよく先走りが吹き出した。 青葉の足の裏は東の先走りでびしょびしょであったが、どちらも気にするそぶりはない。 「うっ、ん、はぁぁん! 東、さん、私も、気持ちいいですぅ!」 いつの間にかくぐもった水音は一つ増えている。 青葉の秘所から響く水音は激しさを増し、我慢の限界か、ブルマの中に入っていた。 ぐちゅり、ぐちゅりと最も大きな水音を響かせながら指を激しく出し入れさせる。 愛液まみれになったブルマの色はすっかり変わり、青葉にも余裕がなくなっていた。 お互いに快感に任せて舐め、扱き、弄り、高まりベッドが揺れるほど激しさを増していた。 「青葉、俺、もうダメだ……!」 「青葉ももう、イきます、来ちゃいますう!」 「青葉、青葉……!!」 「東さん、青葉も、もう……だ、め、で……!!」 909 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 06 00 ID eSis4ALI 青葉は自らの指で達しかけた瞬間、勢いよく東の頭を抱きかかえる。 東も応えるように力一杯に青葉の足に抱きつき、込み上げてくる快感に備えた。 皮肉にも両者が達する引き金となったのは、二人がぶつかった衝撃であった。 「ああああああ~~!!」 「うっ! ぐっ、あっ!」 勢いよく身体を反らし、ビクンビクンと身体を跳ねさせる青葉。 対照的に身体を丸め、自らの身体を抱え込みながらも腰を跳ねさせる東。 稲妻が身体を駆け抜けるような、すさまじい快感が襲い掛かった。 どちらも放心状態で力なく身を投げ、しばらく動けなくなっていた。 そんな中、先に我に返ったのは東、大きく肩を上下させるほど息が切れていた。 何気なく額に手をやれば、一瞬で汗まみれになるほど大量の汗が吹き出していた。 足元には力なく投げ出された青葉の足があり、黒のニーソックスの面影はない。 自分でも信じられないほどの精液が飛び出し、ニーソックスを白濁に染めていた。 ひとまず自分のソレをしまい、飛散したものの片付けを手早く終える。 すぐにベッドの上に寝転がっている青葉に近付き、肩を叩きながら声をかけた。 「青葉。起きろ、青葉」 「う、う~ん? あぁ東さん。おはようございます」 「寝惚けてる場合か。さっさと風呂に行くぞ、お前だって汗だくのままだろ」 「あ~ん、待ってくださいよう。身体が重いんです~、それに……」 「それに、何だよ?」 東から目を逸らしながら、青葉は気恥ずかしげに口元に手をやる。 今さら何だとため息交じりに聞き返す東の耳に飛び込む、か細い青葉の声。 「ぶ、ブルマがびしょ濡れで冷たくて仕方ないんです」 「自業自得だ。衣笠が帰ってくるまでにシーツも代えなきゃいけないんだ、ほら急げ」 「嫌ですよ~、ねえ~、東さんってば~」 ごねる青葉を引きずりながら、東はシーツを片手に風呂へと急ぐ。 何があっても誰かに遭遇するわけにはいかない以上、自然と早歩きになっていた。 鎮守府に風呂は一つしかないため、お互いにバスタオルを身体に巻いて入浴する。 丑三つ時を回っているため、片方を待っている時間も余裕も存在していなかった。 910 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 03 ID eSis4ALI 「やれやれ、酷い目に遭った。落ち着いたか?」 「落ち着いたも何も、私は事の始まりからいつも通り――」 「あ?」 「わ、わかりました。すいません、謝るので沈めないでください!」 「分かればいい」 髪まで沈むほどに一度だけ青葉を湯船に沈めてから、しばらくお互いに言葉を発さない。 青葉が先に身体を洗い、入れ違いで身体を洗い終わるまでの間。 湯が揺れる音、シャワーを使う音、身体を洗う音、夜風が吹き抜ける音……。 その中には会話はおろか、独り言すら存在していなかった。 そしてそろそろ出ようかと、東が腰を持ち上げようとしたその時――。 「東さん。ジャーナリストが一番やっちゃいけないことって何だと思いますか?」 「ど、どうしたよ急に。そりゃあ捏造とかじゃないのか? お前やってるけど」 「そうでしょうか? 私はある意味、捏造もジャーナリストの形だと思っていますよ」 「……お前の口から出てくると胡散臭さが半端じゃないな。ちなみに答えは何だ?」 「ジャーナリストが自分の記事に対して、感情を挟んでしまうことです」 もう一度ツッコミを入れてやろうかという東の考えは、青葉の横顔にかき消された。 普段から記事を集め、調子に乗っては提督のみならず仲間にも怒られている青葉。 広報を作っているのも遊びのような一面があったが、その横顔は真剣そのもの。 東にではなく、露天風呂から見える月を見上げた表情に嘘偽りは感じ取れなかった。 持ち上げようとした腰を再び下ろして、同じように月を見上げて口を開く。 「それは何だ、捏造とは違うのか?」 「ええ、全く。捏造は悪意に満ちたものもあれば、善意に満ちたものまで様々です」 「やる人間によって変わってくるか、だがそれと感情を挟むってのは一緒じゃないか?」 「少なくとも私は違うと思います」 青葉が腰を上げ、胸から足元までタオルを垂らして身体を隠す。 湯船に腰を掛けながら、髪を耳に掛けながらも言葉は途切れない。 「捏造はある程度その記事がどんな影響を及ぼすか、書いた本人が予測できるものです」 「そうだな。本人が書きたくて書いてるんだから当然だろうよ」 「でも感情に任せて書いてしまえば、誰にも予測できない記事が出来上がってしまいます。 感情に任せてしまえば影響は予測できない、ただ感情に流された情報が事態を歪ませる」 「難しい話だ。ただそう言うってことは、青葉はやっていないんだろう?」 911 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 35 ID eSis4ALI やや声色を明るくした東の言葉に、青葉は視点を落として小さく首を横に振る。 力ないその姿は見ている側すら痛々しく、思わず東が息を呑んでしまっていた。 今まで一度として見たことはない、大破して帰投した時ですら見せたことのない表情。 後悔、大きく顔に書かれているような錯覚さえ覚えさせられる。 小さな涙が青葉の頬を伝ったのが見え、重苦しい雰囲気と共に言葉が続いた。 「けれど、自分で分かっていたのに、青葉は自分の感情に任せてしまいました」 「もしかして、もう何か書いたのか?」 「いいえ、記事は下書きを書いたところで破棄しました。でも今までそんな風にペンを握ったことなんてなかった。 でも青葉は、青葉は……初めて感情に任せて広報を書いてしまうところでした…… 東さん、あなたが鎮守府から離れられなくなるような、記事を……」 「おいおい」 一瞬、怒鳴りつけてやろうかと考えた東の怒りがそのまま呑み込まれる。 重苦しい雰囲気に押しつぶされたせいもあるだろう。 今まで見たことのない青葉の表情に驚いたせいもあるだろう。 どんな言葉を掛けたらいいか分からなくなったせいもあるだろう。 しかしどの理由よりも一番大きな驚きがあったのだ。 「つーか、なんでわざわざ俺がここからいなくならないようにしたんだ? 消えてほしいならお前の持ってる情報ばらまいたら、俺はすぐに殺されそうなんだが……」 青葉が首を横に振る。 東も死にたいわけではなかったが、手っ取り早い方法なのは分かっていた。 「それとも俺の評判を落とすせいか? 俺が艦娘に嫌われれば追い出されるか、まぁ十中八九処刑だと思うけど」 再び青葉が首を横に振った。 肩を上下させ、大きく東がため息をついた時。 今にもこぼれてしまいそうなほど大量に涙を浮かべた青葉の瞳が、東を振り向いた。 先ほどこぼした涙など、今堪えている涙に比べれば無いも同じなほどに。 静寂が包み込んだ露天風呂で、口火を切ったのは青葉だった。 912 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 15 ID eSis4ALI 「あなたを好きになっちゃったからに決まってるじゃないですか……」 そよ風にもかき消されてしまいそうなほどか細い声だった。 切なさに満ちた言葉は、ほとんど離れていない東の耳にも届くかどうか。 そんなか細い声は凄まじい衝撃となって東の鼓膜を貫き、狼狽させた。 「重巡洋艦娘として戦い、広報を書き、提督も女性の鎮守府に舞い込んだ記事の種。 最初はそんな風にしか考えてませんでした、集めた記事だって普段通り扱う気でした。 でも、でも、いつか東さんは鎮守府を離れてしまうって思ったら、止まらなくて……!」 先ほどまでの落ち込み、落ち着いていた雰囲気はどこへやら。 堰を切ったように次から次へと、青葉は抱え込んでいた言葉を吐き出していく。 「鎮守府内で問題を起こしたとしたら、慰安労働の時間が伸びるんじゃないかって…… みんなから嫌われてしまえば、私だけ見てくれるんじゃないかって…… 記事を書いていたところで今日、衣笠が遠征で、独占欲みたいな気持ちに気付けて…… 自分のことしか考えていない記事を書きそうだった自分が恥ずかしくて……」 青葉の口から嗚咽が聞こえ始めたところで、青葉の瞳は大粒の涙をこぼした。 後悔、怒り、悲哀、それだけではない大量の感情の波は東に打ち明けられているのではない。 悪いのが自分であることは分かっているという、どうしようもないジレンマ。 それでも同時に感情に任せ、涙声での最後の一言は、間違いなく東に向けられていた。 「私はジャーナリスト失格です、でも、でも……大好きです、東さん……! この鎮守府の誰よりも、誰よりもあなたが好きです……慰安労働が終わっても…… できるなら、離れたく、ないです」 「……好かれるのはいいけど、なんで俺なんだ?」 「情報を集めてる時から、あなたがどれだけ良い人なのかなんてわかってますよ 夕張さんの件も、浦風さんの件も、長波さんの件も全部知ってるんですから それだけじゃない、あなたがどれだけ優しいかなんてみんな知ってます」 そこまで言うと、青葉はゆっくり立ち上がって小さく会釈をして踵を返した。 こぼれる涙を拭いながら脱衣所に向かう背中は、重巡洋艦としてはとても悲しく小さい。 艦娘としてでも、ジャーナリストとして駆け回っている時の青葉ではない。 恋をしているただの女の子、想いを伝えた一人の少女が見せる後ろ姿だった。 やがて青葉の手が脱衣所の扉にかかった時だった。 913 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 52 ID eSis4ALI 「青葉。ごめんな、そんなに思われてるなんて知らなかった ちょっと無神経だったよ、好かれてる側がこんなんじゃダメなんだよな」 「いいんです、届かないものだって、知ってますから」 「……ごめん。でもな、お前が抱えてた気持ちってすげえ大事なもんだと思う! いや、むしろお前がそう思ってくれてたって分かって、俺は誇らしく思う! 一人の女の子がそんなに真剣に思ってくれるんだって、そう思えるんだ!」 「やめてください。慰めているつもりですか……?」 「違う。上手く言えないけどこれは素直な俺の気持ちで、返事にさせてくれ。 ジャーナリストの仕事も、お前の気持ちも全部伝わった、だから頼ってくれ。 俺はまだ労働期間がある、その間だけでも目いっぱい頼ってくれ。青葉!」 青葉が声を張って言い終わると、足を止めていた青葉が振り返った。 相変わらず涙は流れたままだが、うっすらと柔らかな笑みが浮かんでいるのが見える。 「……バカですか」 「な、なんだとこの野郎!」 「傷心中の女の子に言っちゃいけないこと言っているって気付いてませんね」 「え? あ、それはその、えーっと……!」 「でも、そんな不器用で優しいところ、やっぱり好きです、おやすみなさい」 青葉はそれだけ言って、一度はっきりとした笑顔と共に脱衣所に消える。 東は再び湯船に浸かり直してから部屋に戻った。 好きと告げられた青葉の言葉は、しばらく東の脳に残り続けていた。 しかし翌日から再び青葉の広報が様々な火種を呼んでいるのは別のお話。 今までと何ら変わらない、それどころか今まで以上に広報が起こす火種は大きい。 それでも元気がないよりはいいと思い続ける東に、ジャーナリストは声をかける。 「ども、恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします!」 +後書き 914 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 10 29 ID eSis4ALI 以上で青葉編は終了です 青葉って実はかなり思慮深く広報書いてるんじゃないかなと思った結果がこれだよ! 書いてる途中で可愛く思えてきて長くなったのは内緒 ではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前回の話 「楽しみにしているよ」 書類に目を落としたままこう言うこの人は一見無愛想に見えるが、 それとは不釣り合いに口角がやや上がっている。 何の面白みもない書類なんかを見ていてそうなっているのではない事くらい、最早私でなくても分かるのではないか。 「……ふふっ」 その差異が可笑しくて、つられて笑いを零しながらも、私は後ろ手に扉の把手を捻る。 今日も提督からこの科白とその内の透け透けな感情を補給し、私は厨房へ出撃する。 それにしても、今までは鎮守府近海を巡回警備する時と同じような心持ちだったこの習慣が、 今はどこか新しい海域へと足を踏み入れるような心持ちになっているのは何故か。 把手を握った時に、昨日まではなかった硬い輪の感触が薬指にあるからに違いない。 …………………… ………… …… 食堂の暖簾を潜る。 遠征に駆り出す艦、鎮守府海域の警備に駆り出す艦、夜戦だけに備えて寝ている艦等、 留守の艦が多いお昼前の食堂は空席が目立つ。 逆に、正午を過ぎてから席が埋まるので僚艦と窓際の席を取り談笑に花を咲かす艦もいる。 料理の仕込み時間をそうやって潰す艦を尻目に、私は厨房に入った。 奥で別の料理を仕込む間宮さんに一声かけてから割烹着に身を包み、まず米飯を作る作業から取り掛かる。 朝のうちに空になった大釜を軽く洗い、米を数えながら釜に放り込んでゆくと、がたがたと何やら騒がしい音が。 「あ、やっぱり大井さんだったっぽい!」 声の方に振り向く。 するとそこには、カウンターから乗り上げるように夕立ちゃんが紅い目を輝かせて私を見つめていた。 椅子の上にでも立っているのだろう。 海戦時では駆逐艦にあるまじき火力を発揮するこの狂犬と思しき彼女も、 こういった場では見た目相応に可愛らしい仕草を見せてくれるので微笑ましい。 唯、これでは椅子ごと後ろに倒れたりしないかが心配だけど。 「あれー? 指に付けてるのなぁに?」 "指に付けてるの"……。 これしかないわよね。中々目敏い。 一応見せて確認してみたが、当たりだった。 少し気恥ずかしいのを抑えようと、私は止めていた作業を再開し、大釜に米を移しながら説明する。 「これはね、結婚指輪っていうの」 「ケッコン? 提督さんに貰ったの?」 「っ……、そうよ」 「ふ~ん……」 沈黙が訪れ、私が釜に米を移す音だけが響く。 自分から聞いておいて反応はそれだけ? さっきの旺盛な好奇心はどうしたのか。 夕立ちゃんに目を向けていないので、夕立ちゃんがどんな顔をしているか分からない。 しかし、そんな状態は数秒で終わりを告げる。 「ケッコンしたってことは大井さん、コドモできるっぽい~?」 「こっ……、子供!?」 ――この子はいきなり何を言っているの!?―― 突然の事に対応できず暫し言葉が詰まる。 飛躍しているとしか思えないその話について行けず夕立ちゃんを見やったが、 夕立ちゃんはあくまでも"今言った事の何がおかしいのか"という顔で不思議そうにしている。 見た目相応……なのかしら。 もう少し知っていてもおかしくはない筈。 この子の中では子供は例えばコウノトリが運んでくるという事にでもなっているのだろうか。 いやそれよりも。 私と、提督の、子供……子供……子作り……。 ……っ!! 「あっ、あの提督と、こ、子供だなんてそんな……、それに艦娘なんだから子供なんてできる訳……」 一杯一杯だった。 ひたすらに釜に米を放り込む作業に没頭する事で、せり上がる顔の熱を忘れ去ろうとするしかない。 その結果……。 「あ、あの、大井さん? お米、少し入れ過ぎでは……」 「えっ?」 いつの間にか背後に寄っていた間宮さんの指摘によって、熱を忘れる事は出来た。 しかし、私は大事な事まで一緒に忘れてしまっていたのだ。 ――お米、何合入れたんだっけ―― …………………… ………… …… 「……今日のご飯は柔らかいな」 提督は、カレーとご飯を共に掬ったスプーンを一回口に運んだだけでそう呟いた。 分かっている。 杓文字で掬った時の感触で不安が溢れんばかりに滲み出てきたのだ。 食べなくても分かる。 そこまで分かっていてもその評論から反射的に自衛するように、 私はこの人と同じように自分の皿にも盛った物を睨みながら言い訳を零す。 「夕立ちゃんが悪いのよ……」 「夕立がどうした?」 「あっいえ! なんでもありません、うふふ」 こうやって自分の失敗を認めたがらないところは私の短所だと思う。 理性の蓋が少しだけ開いて自然と口をついた言い訳は、今回は完全には聞かれなかったらしい。 私は口角を上げて取り繕った。 すると提督は、首を少しだけ傾げてからまたスプーンを口に運び、顔を綻ばせる。 「カレーはいつも通りよく出来ているな」 「どうも」 ――食べなくてもいいのに食べるのね―― この人は、柔らかいと評したくせにそれを口に運ぶ。 罪悪感が湧くも、それ以上に優しいんだか甘いんだか分からない提督の態度に、心の奥底で私は救われていた。 私も目前の失敗作を処理するべく口に運ぶ。 ……やっぱり水が少し多かった。 これはあまり他の艦には出したくないが、捨てるのも勿体無い。 「あれっ、提督さん、指輪は~? これじゃ子供、できないっぽい~?」 「は? 子供?」 私が調理の後片付けやら提督を呼んでいる間に食事を済ませたらしい夕立ちゃんが、 子犬のように無邪気に声をかけてくる。 しかし提督もまた、犬の言う事は分からない――悪意がある訳ではなく――とでも言うような反応だ。 「ごめんね? 提督も大井さんも。ほらっ夕立行くよ」 姉妹艦の時雨ちゃんが、えーだの待ってよーだの不満を零す夕立ちゃんを引っ張っていった。 あの二人には食事が済んだら出撃の準備をするよう指示が出ている。 私達も早めに食事を済ませてその準備にかからなくてはいけないのだけど、 肝心の提督はどう反応したらいいかで悩んでいるようでスプーンを置いてしまっていた。 「……あはは……、夕立は大分子供だなあ」 そう苦笑いして提督は肩を竦み、左手をやれやれと言った具合に上げる。 しかし、私は夕立ちゃんや時雨ちゃんの事なんかとっくに頭から抜け、提督の左手を凝視していた。 ――確かに付いていない―― 「さあ、自分らもさっさと食べ――」 「提督はどうして指輪を付けていないんですか?」 夕立ちゃんが指摘して、そこに初めて気付いたのだ。 自分の事ばかり考えていて浮かれていたのが原因か。そんな事にも気づかなかったなんて。 夕立ちゃんが指摘した顔のように、提督もまたきょとんとした顔で私を凝視している。 「ああ……、その指輪は上が艦娘用に作った物でな。提督用なんてのは用意されていないんだよ」 なるほど。 上層部としては艦娘の性能上昇が目的である筈だから、コストを増やして提督用の物まで作る理由はないのだろう。 しかしそれが理由になると思ったら大間違いだ。 私ばっかり浮かれていて提督がこれでは、私が一体誰と結婚したのか、別に忘れはしないが証は必要だ。 「明日、提督の分も一緒に買いに行きましょう?」 「は、いや、そんな時間は……」 時間はない? 無理矢理割いてしまえばいい。 書類なんかその後で幾らでも書ける。 少し語気を強めて再度説得にかかる。 「……行きましょうね?」 「……分かったよ」 まだ何もしていないのにもう疲れた表情をしながらも、提督はやはりその中に笑みを隠していた。 隠れてないけど。 こんな私にここまで付き合うこの提督は中々に物好くだなあ、と自分で思う。 「……あ、そういえば艦娘って、子供作れるんですか?」 「私が知ってる訳ないだろ」 まあそうか。 そんな事を知ったところで普通は何も成さないのだから。 艦娘は人間ではない。 それでも、軽い気持ちで少しの希望を持つのもまた、悪い事じゃないし。 「それなら……」 仮に、もし仮にそれが可能だとしたら。 色々と大変な事も付いて回るかもしれないけど、 それでも、それ以上にこの幸福の更なる彩りになるかもしれなくて。 希望を捨てられる程私は捻くれていなくて。 皿に盛られたカレーライスを半分程食してくれたこの人の面白い反応を見たくて。 言うだけなら自由でしょう? 「私達で新しい艦、作ってみます?」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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「ああ、しかし……」 栄えある長門型戦艦一番艦は、悲しげに首を振った。 彼女に誇りがある限り、彼女は己の心のままに従う事だけは、絶対にできなかった。 「結局のところ、卯月。お前と私では、好きという言葉の意味が違うのだ」 「……そんなコトないもん。うーちゃん、長門が大好きだから!」 「私もだよ、卯月。でも、それは……」 長門はそこでふと言葉尻を切り、目の前の彼女を、睦月型駆逐艦四番艦の卯月の事を、ほとんど睨むのに近い鋭さで見つめた。それは、飢えて干乾びた者が決して手の届かない場所に滴る水の一滴から目を離せないのに似ていた。 柔らかい臙脂色の頭髪から、膝の下まで。襟元の肌色、小さな頤、未発達の胸、眩しいむきだしの太腿。じろじろと、舐め回すような、それはそういう目つきだった。 「……長門、さあん」 不意に彼女はぴょんぴょん跳ねて、長門の前に立った。見上げる。背丈はその肩のところにも届いていない。 「卯月?」 「……うーちゃん、ね」 形の良い唇からちらと舌が覗いた。無垢な少女には酷く不釣合いな仕草だった。 「何を……うっ!? や、卯月、やめ……!」 長門は腰砕けになり、へなへなと床に座り込んだ。武装も、自慢の重装甲も役に立たなかった。 違うのは立った。 「いけない……卯月、私は……」 呻く長門の頭を彼女は優しく胸に抱え込んで、その耳元に、ぴょんぴょんと、理性の最後の壁を突き崩す言葉を囁いた。甘い声音はあらがい難い何かと禁忌とを同時に感じさせる、幼い少女のものだった。 「夜のうーちゃんはぁ……とっても凄いんだぴょん……?」 (続省略わっふる) これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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98 :名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 18 36 16.50 ID k5VHUKhU 酒匂のセリフを聞いて思い浮かんだ即席SS、非エロ 鳳翔「提督、お疲れ様です、お風呂にしますか? ご飯にしますか? それとも・・・」 酒匂「さ・か・わ?」 ガタッ!! 「!?」 金剛「HEY! 提督ぅ~その子、誰ですか~?」 千歳「提督、ゆっくりお風呂でもどうでしょう?」 如月「司令官、如月が今・・・楽にしてあげる・・・」 榛名「提督・・・榛名には気を遣わなくても大丈夫です・・・」 三隈「提督、食事に行く? それとも飲みに行かれます?」 瑞鳳「半舷上陸で呑みに行っちゃう?」 鬼怒「じゃあ、肩揉んであげようか?」 伊19「てーとくー! イクが肩揉んであげるの~!」 鈴谷「晩御飯はなんだろね~・・・ね、提督」 高雄「えーと・・・どうしたら良いでしょうか・・・?」 大鳳「提督・・・疲れてない?」 酒匂「え? これってダメなの!?なんで~!?」 ワーワーギャーギャー 「・・・・・・」 鳳翔「お茶にしましょうか」 まだまだ増える 完 99 :名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 21 48 47.85 ID boQCYhec 98 艦娘たちが窓から入ってきたり天井の羽目板外して降りてきたり、 はたまた床下から上ってきたり壁をぶち破ってきたり そんな光景を想像した 今日も鎮守府は平和だなあヽ(´ー`)ノ 100 :名無しさん@ピンキー:2014/04/26(土) 22 39 36.16 ID ncZlOkBM 艦娘からの嫉妬展開イイよね! 101 :名無しさん@ピンキー:2014/04/27(日) 05 46 01.74 ID CPFHMKLv 酒匂急便です
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前の話 中年のオヤジ「くっははは、まさかあのクソガキがオレの上官だとはな。」 曙「・・・?」 曙は怪訝そうな顔をした。 この男にあんな小さな男の子の知り合いがいるとは思えなかったからだ。 中年のオヤジ「本家様もやることがえげつねぇな」 曙「本家・・・?」 思わず口から声が漏れた。 男にも聞こえたようで、愉快そうに顔をあくどく歪めて笑う。 中年のオヤジ「クハハッ、・・・・あいつはな、オレの予備だ」 男の瞳に宿る底知れぬ闇に曙はゴクリと唾を飲む。 中年のオヤジ「フン、・・・大方、オレが行方不明なのをいいことに分家のあのガキを当主に据えたんだろうぜ」 もう本家を継げる血筋は残ってねぇからな、と以前の彼を思わせる声音で続いた。 曙「(行方不明?何を言っているの?)」 本家?行方不明?今ここにいるのに何処が行方不明なの?血筋ってどういうこと? 曙には男の言っていることが理解できなかった。 何やら考え出した曙に男が耳元で愉しそうにつぶやく。 中年のオヤジ「ククッ、アイツの両親はな。俺共々、『おまえらに殺された』んだぜ?」 曙「ッー!?」 ガバッと飛び起きるとそこは布団の上だった。 はぁはぁと荒い息を整え必死に今見た夢----昨日のことを思い出す。 曙「私たちが・・・殺した?いつ?・・・・誰を?・・・痛っ・・」 何かが思い出せそうだが、思い出そうとすると激しい頭痛に苛まれる。 曙「(大切な何かを忘れている・・・?)」 その手には思い出せない”誰か”からもらったハズのハンカチが握られていた。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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「そろそろトドメを……刺しちゃおっかなあ!」 自信に満ちた号令一下、迷彩カラーのカラクリ飛行甲板が寄せ木細工のように複雑な変形をみせる。 中から飛び立った艦爆隊は、千代田の操り糸に導かれ華麗に空を舞い、敵旗艦を西方海域の藻屑と変えた。 「やったぁ! この艦載機運用能力、正規空母並みよね! 千歳お姉っ、ちゃんと見てた?」 「もう、千代田ったら。調子に乗るな、っていつも私に言ってるくせにはしゃいじゃって……」 「ごめんごめん。でも千歳お姉の艦攻隊もすごかったよね~。先制打撃で敵、もうボロボロだったもん」 実際、“改二”に改造されてからの彼女たち姉妹の活躍はめざましいものだ。 水上機母艦から甲標的母艦を経ての長い道のりだったが、ここまで育ててきて良かったと心から思える。 うむ……しかし、それにしても……。 「現海域に残存敵戦力、認められず。付近の警戒を続けつつ母港に帰投しますね、提督」 『……あ、う、うん。ご苦労様』 そう呼ばれて、思わず返事がワンテンポ遅れてしまったのは、 哨戒機から送られてくるリアルタイム映像にいつのまにやら見入っていたからだ。 それが偶然映し出していたのは―――千歳と千代田、ふたりの胸部装甲部分のアップだった。 たゆん。 ぽゆん。 (大きくなってる……よな) 元々肉付きのいい千代田は勿論、千歳もスレンダーな体に比して胸はしっかりある方とは思っていたが。 こと航改二になってからというものの、どうも今まで以上の重量感、威圧感を感じるというか……。 戦闘中の“揺れ”や、秘書艦として働いて貰っている様子を見るにつけ、どうもそんな考えがぬぐえない。 (はっ……いかんいかん。何を考えてるんだ俺は。欲求不満なのか?) いや確かに、最近は夜遅くまで執務をしている上に、大抵そばには秘書艦の千歳がいる状態だから、 セルフ処理する機会があまりなくて溜まっていると言えばそりゃ溜まっているのだが……。 ともあれ、くだらない考えは脳裏から追い払って、雑務に戻りつつ艦隊の帰りを待つことにしたのだった。 「今日のぶんはこれで一段落……か。すまんな千歳、いつも遅くまで付き合わせて」 「お気になさらず。提督こそ、毎日お疲れ様です」 片付けた書類の山を前に、あくび半分で伸びをすると、千歳がすかさず旨そうな煎茶を淹れてくれる。 ありがとな、と礼を言ってそれを啜っていると、執務室のドアがノックされ、意外な訪問者がやってきた。 「ん、千代田か。千歳を迎えに来たのか? それならちょうど終わった所だ」 仲が良すぎるほどに仲の良い姉妹のことだから、その行動自体に不思議はなかったが、 後ろ手に扉を閉めた千代田の、ややうつむいて頬を染めた奇妙な表情が、おや? と俺に不審を抱かせた。 こんな態度の彼女を見るのははじめてだった。 「ち、千歳お姉……夕方言ってたこと、ほ、ほんとにするの……?」 「ええ、もちろんよ。気が進まないなら、千代田は無理に参加しなくてもいいんだけど?」 「そ、それはもっと嫌なの! 二人きりでさせたら提督、お姉に何するかわかったもんじゃないし!」 俺の方をちらちら見ながら、なんだか妙に余裕のない妹と、マイペースにそれをいなす姉。 「ええと……すまん、まったく話が見えないんだが」 「あ、置いてきぼりにしちゃってごめんなさい提督。実は私たち―――」 座ったまま呆然としていた俺に、いきなり千歳が笑顔で距離を詰めてきて……次の瞬間。 ぽふっ……むにゅうぅっ。 布ごしに触る大きな水風船のような、ウォーターベッドのような……それともエアバッグ? えもいわれぬ心地よいまろやかさが突然、俺の頭部をすっかり覆うと同時に、視界を奪っていた。 ……な、なんだこれは、何が起こったんだ!? 「―――提督の欲求不満、その処理のお手伝いをさせてもらおうかなぁと思ったんです」 「うう……あ、あたしは千歳お姉がやろうって言うから、付き合ってあげるだけだからね!?」 「わかったから、千代田もはやくこっち来なさい、ほら」 「……っ! ああもう、なんであたしが提督相手にこんな……!」 む、むにゅにゅっ……と、新たなふたつの圧迫感がためらいがちに後頭部からやってきた。 服ごしにもはっきりわかる、計4つの柔らかな大ボリューム。 俺の顔は今、姉妹の乳房、予想以上のサイズのそれらに全方位から余すところなく包まれているのだ。 しかもこの感触、間違いない。前から疑っていたがふたりとも、ノーブラ……! 「ふふ、提督。改二になってからずっと、私たちの胸、ちらちら見てたでしょう?」 「いやらしい目つき、わかってたんだからね!? だから注意しなきゃってお姉に言ったのに……」 ……な、ば、バレてたのか!? と、予想外すぎる現状に半ば金縛り状態になっていた俺は、 心地よいゆりかごのような感触と良い香りにぼんやり酔いかけた頭で、今更ながらマヌケに驚く。 「ずっと我慢してるんだから無理もないですよね、提督? だったらこれも秘書艦の務めかなって」 もにゅもにゅと押しつけられる柔球が、顔の輪郭にあわせて縦横無尽に形を変え、 「あ、あたしは関係ないのに……ともあれ、やるからにはちゃっちゃと終わらせるから!」 千歳が抱き寄せているのか、不服そうな声とは裏腹に千代田の肉感はむにむにと後頭部を強く圧迫する。 「すぐ済むかしら? 提督が満足するまでたっぷり搾り取ってあげないといけませんからね―――」 いきなり二人が身を離し、天国のような拷問から解放される。 どこか楽しそうに微笑んで双球を手で持ち上げる千歳、不満げに顔を赤らめつつ腕で胸を寄せる千代田。 ゆさっ……ぽゆん、と目の前で、それぞれの巨乳が形をゆがめつつ蠱惑的に揺れた。 「―――この、わたしたち姉妹の……おっぱいで」 「あら提督、お疲れかと思ったらこんなに元気じゃないですか……すごい」 「う、うわぁ、なにこれ、グロっ!」 椅子に座る俺の前にかがみ込んだ千歳が、はちきれそうに反り返った肉棒を見て微笑む。 隣に立つ千代田の方は顔をそむけたが、ちらちらと股間に視線をやっているあたり興味はあるようだ。 面目ないことだが、この状況とこれからへの期待に、俺の高射砲はかつてないほどの仰角を見せていた。 「じゃあ、まずは……」 濃紺に金の模様をあしらったジャケット状の上衣は羽織ったまま、 一見着物風だがその実シャツのような構造をした白い服のボタンが、ぷちぷちと胸の下側だけ外される。 わずかに開いたその隙間から、白くすべすべした双丘の作る、むっちりした魅惑の谷間がのぞいた。 「ここから、千歳の生おっぱいの感触を楽しんでくださいね、提督」 そう言って俺の肉砲をそっと握ると、ぴとっ……と、下乳の“入り口”に赤黒い先端をあてがい、 早くも漏れている先走りを、ぬるぬると“穴”の周辺に塗りのばしていく千歳。 「うっ……! ち、千歳っ……」 敏感な亀頭がすべらかな肉の上を這う感触だけでもたまらなく気持ち良く、ビキビキと主砲が硬度を増す。 「はい、準備OK。じゃあ私のドックに“乳渠”させちゃいますよ、提督のおちんぽ艦……んっ」 ぬぶ、ぶ、ぬぷっっっ……! オスのローションをまぶされた肉棒が、極上のおっぱいオナホールに埋没していく不思議な快感。 女性器とは違う、かすかに汗ばみしっとりしたきめ細かな柔肌がまるで吸い付くように密着して、 もちもちした弾力を伴って左右から硬い男根を押し返してくる……他では味わえない未知の快楽だった。 「こんなに熱く、硬くなって……ふふっ、気持ちいいですか? 提督」 「もうっ……千歳お姉のおっぱいを好きにしていいのは、あたしだけなのに……!」 千歳がもにゅもにゅと服の上から両球をこねるたび、柔らかな、しかしずっしりした圧力がランダムに襲う。 なにやら不穏なことを言う千代田を気にする余裕すらない。気を抜くとこれだけで射精してしまいそうだ。 「次は千代田の番なんだから、ちゃんと見て参考にしないとダメよ?」 「わ、わかってるわよお姉……う~、こんなのの何が楽しいのか全然わかんない」 千歳のコントロールが、左右よりの圧迫から、上下にユサユサ揺する運動にギアチェンジした。 服を着たままというのも相俟って、手で握る以上の乳圧がみっちりと容赦なく、 そしてあくまで優しく、勃起主砲を包み込みシゴきあげてくる。 「くっ……くうっ……おぉっ……こ、この感触はっ……!」 たぱっ、たぱっと乾いた音が繰り返すたび、にちゅ、にゅちゅっと湿った音がそこに混じっていく。 極上の着衣パイズリにチンポが流す歓喜の涙が潤滑液になり、新しい刺激がまぶされるのだからたまらない。 「あら、提督。ふふふ、腰が動いてますよ?」 気付かないうちに、乳ズリに合わせて自分もピストン運動を始めていたらしい。 ギシギシと椅子が揺れ、硬く勃起した先端が胸元の布を破らんばかりに押し上げ、じわりと染みを広げる。 「む、無理もないだろ……千歳の、むねっ……気持ち、よすぎる……っ!」 「嬉しい、じゃあもっとサービスしちゃいますね? ほら千代田、提督にアレをやってあげて」 いつしか食い入るように姉の痴態を見つめていた妹が、びくっと反応し、 ぶつぶつ不満をこぼしながら、自分も服のボタンをはずして前をはだけた。 「……目、つぶっててよね。お姉以外に胸とか、見せたくないんだから」 「いやだからそれはどういう意味か詳し……わぷっ!?」 チンポを包んでいるのと同じ柔らかな手応え、いや顔応え? が俺の顔を直に包む。かすかな汗のにおい。 どこかヤケになったような動作で、ぱふぱふと巨大な生肉の水風船に挟まれ、こねくりまわされる。 姉のしっとりした美巨乳にパイズられながら、妹のたっぷりした生意気乳に顔をうずめている……! その贅沢な事実が、俺に残っていたなけなしの理性を吹き飛ばした。 「や、ちょっ……!? お、おっぱい舐める、なぁっ……! て、提督のバカぁ……っ!」 思わずすべすべした極上の肉に舌を這わせ、吸い、甘噛みする。驚きつつも逃げるまではしない千代田。 おっぱいに思う存分甘えるってのは、こんなに気持ち良く癒されることだったのか―――! 「ふふっ、提督ったら子供みたい。こっちの悪い子もい~っぱい、甘やかしてあげますね」 ラストスパートとばかりに、俺の興奮に合わせて、にゅぶっにゅぶっと激しく乳肉を上下させる千歳。 ぱちゅっ、ぬぶ、ぶぷっ―――と下品な音をたてて、天国の拷問具に追い詰められていく肉の主砲。 こみあげてくる射精感に必死で堪えながら、やや乱暴に千代田の広大な乳世界を探索する俺の舌が、 「……や、そっそこだめっ! そこだけはダメぇ~っ!!」 ほかと感触の違う部分……乳輪を越えて先端に到達した。だが、そこにあったのは、突起ではなく。 「千代田は、陥没乳首なんですよ、提督。舌でほじくり出してあげると、よろこぶと思います」 「なっ何教えてるのよお姉っ!? ……ひっ!? や、あっあッ、だめぇっ、舌でほじらないでぇぇ!?」 俺は下半身の爆発から気をそらそうと無我夢中で、穴に隠れた可愛い肉突起を探り当てた。 制止も聞かず、指が埋もれるような柔乳房を鷲掴みにして、両の乳首を交互にねぶり、吸い出す。 とたん、抵抗しようとしていた千代田から力が抜け、がくがくと背をそらしながら、されるがままになる。 「よ、弱いのそこぉ! だ、だからダメって言ったのにぃぃ……お姉のばか、提督のばかぁぁ……!」 「千代田ったら、いつも乳首いじりですぐイッちゃうんですよ。提督、一緒にイッてあげてください」 あっ、でも……と、叩き付けるように暴れる俺の腰を、柔らかな双乳で受け止めながら微笑む。 「―――濃ゆぅい精液をたぁっぷり出すのは、私のおっぱいの中に、してくださいね?」 「ううっ! ち、千代田、千歳……っ! 出すぞ、千歳の胸に、乳内射精(なかだし)するぞっ!」 「ふあ、んあぁぁ! お姉っ、あたしもきちゃう、おっぱいでイッちゃうよぉ! て、提督ぅぅっ!」 どぐんっ! と、背筋を痛いほどの快感が走り抜け、爆ぜた。 柔らかな谷間でとどめの乳圧を浴びせられた肉砲からの初弾が、胸元の布をその勢いで内側から押し上げた。 くぐもった音をたてて千歳の乳肉に、谷間に、服の中に……濃厚な白濁液がどきゅどきゅと撃ち出される。 「んっ、熱っ! て……提督の、すごくいっぱい射精してますよぉっ……! すご、まだ止まらない……」 「やっあっああっっ!? お、おっぱいイッてるのぉ、イッてりゅから、ゆ、ゆるひてぇぇ……!」 若鮎のように背をそらして絶頂する妹を乱暴に抱き寄せ、こりこりと勃起した乳首を強く吸う度に、 まるでそこから存在しないミルクが俺の体を上から下に通過でもしているかのように、 姉のたわわな乳性器の中へと、ぐつぐつ煮えたぎった数週間ものの大量スペルマがぶちまけられていく。 「う、くぅぅっ! うぉ……ち、千歳っ、ま、まだ出るっ……!」 「うふふ、提督ったらこんなに……千歳のおっぱいおまんこ、妊娠させるつもりなんですか?」 長い長い放出を終え、肉幹に残ったぶんまでを器用に乳圧で搾り取った千歳が、ゆっくり胸を持ち上げた。 にちゃあぁっ……と糸を引く谷間から、プルプルした白濁が震えながら押し出されて垂れる様子は、 まさに女性器の中に思う存分欲望を生出しした後の光景のようだった。 「はぁ、はぁ……う、うそ、まだあんなに大きいままなの……!?」 驚くべきことに、あれほど射精したにもかかわらず、湯気と粘液にまみれた俺の欲望は天を突いたままだ。 「やっぱり一回出したくらいじゃ全然みたいね。ほら千代田、交代よ」 「……ふえ? あ、あたしもやっぱやらなきゃダメ……? あうぅ……」 激しい乳絶頂の余韻にもはや抵抗の気力もなくしたのか、 上気してうっすらと汗の浮いたふたつの重々しい乳房を、千代田は無防備に俺の前へと差し出した。 すっかり引っ張り出された乳首が俺の唾液に濡れ、だらしなく尖っているのをもう隠そうともしない。 そんな妹の乳を姉に続いて犯すべく、肉の主砲に再び新鮮な血が流れ込むのを俺は感じていた―――。
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歴代トップ絵人気投票 何の漫画だこれ -- (名無しさん) 2014-10-05 20 19 13 水雷戦隊クロニクルのコラよ -- (名無しさん) 2014-10-10 00 25 12
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パロ作品・死ネタ鬱ネタ有り 【艦これ】青葉「青葉、見ちゃいますから」 作者「ノースポイント人◆.CzKQna1OU」 この作品を読む 指定したページに飛ぶ 感想などコメントをお書き下さい 名前 コメント
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提督×不知火の続き 昨夜は徹夜になるかと思われた仕事をなんとかこなして就寝した提督。 だがその眠りは股間への生暖かい感触によって妨げられた。 目の前にはそそり立った肉棒を無表情でしごいている不知火がいる。 「…不知火?」 「おはようございます司令」 「…何してるんだ?」 「早めに起きましたので執務室へ来たのですが 指令のが随分張っていいらっしゃったので処理をしています」 確かに疲れているときは朝立ちしやすい。 疲労による生存本能がそうさせるとか聞いたことがあるが とりあえず問題はそこではない。 「いや、だからと言ってだな…うっ…」 否応なく与えられる快感に流されそうになりながらも抗議の声を上げる。 「それに欲求不満で仕事に支障が出ても困りますので」 「くっ…そんなことは…ないと…」 快楽に流されないよう必死に我慢する提督。 「なかなかでませんね、仕方ありません」 そう言うと不知火はスパッツをずらし、提督の上にまたがるとそのまま腰を下ろしてきた。 ズブズブと多少の抵抗を見せつつも既に濡れそぼっていた不知火の割れ目に肉棒が飲み込まれていく。 起きたてで混乱していて気づかなかったが、どうやらしごきながら自分で弄ってでもいたのか すでに迎え入れる準備はOKな様子だった。 「不知火、お、お前はじめっからこうするつもりだったんじゃ…」 「…ンッ…! な、なんのことか不知火にはわかりません」 提督の意思など関係ないとばかりにぎこちなく腰を動かす不知火。 その動きに股間が刺激され、提督も無意識に腰が動いてしまう。 「で…ですので…ん…早く出し…てください」 「そ、そういわれてもな…」 グチュグチュと卑猥な音を立てる結合部、二人共我慢の限界が近づいてきたその時だった。 バターン! 「ちーっす、提督おっはよー!……って……えぇぇぇぇ!!!」 普段執務室に来ることなど滅多にない鈴谷が部屋の扉を勢いよく開いて入ってきた。 固まる三者。 「ちょっ! マ、マジ!? 朝から何してんのよ! マジ信じらんない!」 顔を真っ赤にしてキャーキャー喚き始める鈴谷。 「…司令が欲求不満だったようなので不知火が処理しているだけですが何か?」 「な、何か?じゃないっしょ!?」 「ちょっとまて! 人のせいにするな!…ッ!!」 急激に不知火の膣内の締めつけがきつくなる。 よく見ると表情こそ変えないものの顔は真っ赤だ。 さすがに突然見られて羞恥心が湧いてしまっているというところか。 「そういう事ですので早く済ませてください司令」 そう言うと再び腰を動かし始める不知火。 きつい締めつけのせいで再び硬さを取り戻す肉棒。 「え? ちょ…マジで!? なんでそこで続けるのよ!!」 「…ん!…鈴谷さんが…はぁ…部屋から出ていかれれば…解決することでは…?」 「そ、そういう問題じゃないって…え…? マ、マジ? す…すご……」 手で顔を隠している鈴谷だが、指の隙間からしっかりと結合部を凝視している。 そこは既に愛液で濡れて卑猥な音を立てながらお互いの体がぶつかり合っている。 「うっ…不知火…!」 「ッ! 司令…!!」 ドクンドクン!! 二人の声と同時に不知火の膣内に精液が注ぎ込まれる。 そして入りきらなかった精液が結合部から流れ出る。 その様も鈴谷はもはや言葉も出せずにあぅあぅと顔どころか体まで真っ赤にして見つめている。 どうするんだこれ…そう思っていた提督の腰の上で不知火が鈴谷の方を向き、ふっ…と勝ち誇ったような表情を浮かべる。 それを見た鈴谷は「う…うわぁ~~ん!!」と一目散に部屋から逃げ出してしまったのだった。 その日は定期訓練の日だったのだが 鈴谷は体調不良を申し立てて部屋に篭っていた。 もちろん体調不良ではない。 原因は朝に見てしまったアレである。 耳年増な彼女ではあるが実は自分は未体験でしかも本番を見たのは初めてだ。 朝からエンドレスであの場面が脳裏に再生されて、その度に枕に顔を埋めてジタバタしているのだった。 (す、すごかったなー…本物はあんなにエッチぃんだ…) もう今日何度目のことか、手が股間に伸びてしまう。 下着の中に指を入れ、割れ目を弄りつつもう片方の手で自分の胸を揉み始める。 「ぁん…ってゆーか…マジであんなに大きいのが入っちゃうんだ…」 そう呟きながら細い指を割れ目に沈める。 「あっ…!」 ビクッと体を反らせながら指を出し入れする鈴谷。 「…これよりもっと大きいんだよね…あんなのが入ったら…どうなっちゃうんだろう」 自分の中に肉棒が入っているところを想像しながら激しく指を動かし… 「…ッ!」 軽い絶頂に達する鈴谷。 ハァハァと息をつきながらふと時計を見る。 時刻マルヒトマルマル、それをみた鈴谷はノロノロと服装を直してぼんやりと部屋を出ていった。 今日は仕事も早めに終わったため久々に部屋に戻り早めに就寝した提督。 だが胸の上に何かに乗られているような息苦しさを感じ、目を覚ました。 そこにいたのは… 「……へ、へへー、ちーっす」 「……何やってんだ鈴谷…」 「何って…ナニに決まってんじゃん」 頬を染めた鈴谷が提督に馬乗りになり、提督に顔を近づけていた。 「ナニって…お前意味わかってるのか」 普段から遊んでいるような印象の彼女だが、朝の印象を見るにおそらく未経験だ。 今も手を股間に這わせてはいるが力加減が滅茶苦茶でまったく勃起はしていない。 「まったく…」 「わっ」 ため息をつきながら鈴谷の腰を掴んで持ち上げ対面に座らせる。 大方の理由はつく、朝にみたアレのせいだろう。 だからといって勢いに任せて彼女を抱くというのもそれはそれで何か違う気がする。 「朝のアレは…まぁ、言い訳のしようもないが」 「ち、違うし! 別にあんなの見せつけられて悔しかったとか全然思ってないし!!」 ムキになって否定しようとする鈴谷だが思いっきり悔しがっているのがバレバレだ。 「第一お前初めてだろう、それなのに焦ってわざわざ俺のところに来ることはない」 優しく諭す提督に図星をつかれて真っ赤になる鈴谷。 「…だってさ」 「ん?」 「あんなことに全然縁なさそうな不知火に先を越された上に馬鹿にされて悔しくないわけないじゃん!!」 「あー…」 鈴谷が部屋を逃げ出すトドメになった不知火の笑みを思い出す。 まぁ確かに逆の立場だったら悔しいと思うかもしれないかもなぁ、そんなことを思いながらも一応説得を続けようとするのだが… 「そ…それにさ…私、提督のこと、別に嫌いじゃないし…いいかな…って」 そのまま顔を真っ赤にして黙ってしまう鈴谷。 数秒間の沈黙 おもむろに提督が鈴谷の両手を掴むとそのまま布団に優しく押し倒す。 鈴谷は驚いた顔をするが全く抵抗をしない。 「本当に…いいんだな?」 「だ…だからさっきから…いいって言ってるじゃん…」 視線を泳がせながら鈴谷は赤い顔で答える。 「…わかったよ」 腹をくくった提督は鈴谷のブレザーを脱がしていく。 鈴谷は黙って提督のするがままに任せている。 前をはだけさせてブラのホックを外すと豊かな双丘が提督の目に飛び込んできた。 「…ヤ、ヤダ…マジ恥ずかしい…あ、あんまり見ないで…」 普段の強気はどこへやら、消え入りそうな鈴谷の声を聞きながら提督は鈴谷の胸に手を伸ばしていく。 「…あっ…やっ…ん…」 提督の手の中でムニムニと形を変える鈴谷の胸。 キメ細かい肌に汗が滲んでしっとりとした肌触りを楽しみながら 次はピンク色の先端を人差し指と中指で挟んで刺激してやる。 ビクンとはねる鈴谷の体、どうやらここが弱いようだ。 「鈴谷はここが弱いのか?」 「あっ…そ、そこダメ! はっ…あん!!」 両手で胸を揉みしだきながら指で乳首を弄る提督。 その度に彼女の体はビクビクと反応する。 「本当に弱いんだな」 そう言いながら顔を近づけ、鈴谷の乳首に舌を這わせる。 (ダメェ…なにこれ…自分でするのと全然違うよぉ…) 未知の感覚に翻弄される鈴谷、さらに提督の舌は乳輪をなぞり、乳首を甘噛みしながら先端を刺激する。 「あん!…それダメ! 提督っ…それダメだってばぁ!」 言葉とは裏腹に体をよじらせながら快感に耐えようとする。 そんな鈴谷に愛撫を続けつつ提督は空いた手を彼女の股間に滑らせた。 一瞬足を閉じようとした鈴谷だが、すぐに力を抜き提督に身を任せる。 初めて男の手を受け入れるそこは既に十分濡れており提督は数回指で割れ目をなぞった後 ゆっくりと中指を鈴谷の中に挿入した。 ズブズブと飲み込まれていく指の感覚に鈴谷は翻弄される。 (ヤダ…ゴツゴツしてて…中に引っかかってすごいよぉ…) そのまま指を前後させると奥からはどんどん愛液が溢れ出して肉襞が指を締め付けてくる。 「て、提督…」 「ん、なんだ?」 「そっちばっかりずるいってば……鈴谷何もしてないじゃん」 「あー……なら、口でしてもらえるか」 そういうとちょうどシックスナインの体勢になる二人。 すっかり張り詰めたテントを慣れない手つきでジッパーを下げ、飛び出た肉棒に鈴谷は一言 「う、うわ…きも…」 「…きもいとか言うな」 「し、仕方ないじゃん。こんなふうに見るの…は、初めてだし。え、えっと…こうかな…」 そう言いながらゆっくりと肉棒を口に加える鈴谷 咥えたままぎこちなく舌で先端を刺激してくる。 動作は拙いがそれが逆に提督を興奮させ、肉棒は鈴谷の口の中でさらにビクビクと反応しながら大きくなっていく。 (変な匂い…でもなんかすごくエッチなことしてるよね私…) そして提督も鈴谷の中に舌を挿入し、かき回し始める。 (ヤダ…ダメだって…力がもう入らないよぉ…) ガクガクと腰が砕けて鈴谷の下半身は完全に提督に預けられてしまう それでも必死に口で刺激を与える鈴谷だが、快感に耐え切れずに思わず肉棒を口から離してしまう。 「提督…ちょ、ちょっとまって…もういいから、そ、その…お願い…」 鈴谷の言葉の意味を悟った提督は秘所から口を離し、鈴谷に覆いかぶさる。 そして 「本当に…いいんだな?」 「……うん」 顔を真っ赤にしながら涙目で素直に頷く鈴谷、普段もこうなら可愛いのにな と思いながら濡れそぼった秘所に肉棒を当て、侵入をはじめる。 「…っ痛」 先端を入れたところで痛みを訴える鈴谷。 「鈴谷、ゆっくりするから力を抜け、ゆっくり深呼吸してみろ」 「う、うん。わかった…」 鈴谷の呼吸に合わせ、欲望が少しずつ侵入していく。 そして途中で先端が抵抗にあった 少し躊躇した後、力を入れて進むとプチっという感覚とともに鈴谷の体に一瞬力が入り、また抜けていく。 「鈴谷…」 「…へへっ、これで私も大人だね」 必死に笑みを浮かべる鈴谷、結合部からは初めての証である血が流れてくる。 「…もう少しだからな」 そう言うと再びゆっくりと挿入を開始し、ついに一番深くまで到達した。 「本当に…全部入っちゃった…」 結合部を見ながら鈴谷はぼんやりと呟く。 「じゃあ…ゆっくり動かすからな」 「うん…」 先ほどと同じ様に呼吸に合わせてゆっくりと引き抜き、また挿入していく。 最初の方こそ抵抗がきつかったが、だんだんと抵抗が少なくなって言うと同時に鈴谷の声にも徐々に喘ぎ声が混じり始める。 「…あっ…あっ…くぅん」 「鈴谷、もう大丈夫か」 変化を感じ取った提督が鈴谷に尋ねる。 「う、うん…まだ少し痛いけど…なんか変な感じ。大丈夫だから…動いても」 それを聞いた提督は抽出のスピードを早めていく。 必死にこらえてはいたのだが、鈴谷のきつい締めつけに既に限界が近かったのだ。 鈴谷の脳裏に朝方の提督と不知火の最後のスパートが再生される。 (あっ…す、すごいよぉ! わ、わたし変になっちゃうっ!!) 快感を逃がすまいと無意識に提督の背に鈴谷の手と足が絡まる。 提督はラストスパートと言わんばかりに猛烈な勢いで鈴谷に欲望を叩きつけていく。 コツンコツンと子宮に提督の先端が当たるたびに鈴谷の身体はビクンビクンと跳ねる。 お互いが限界に近づき… 「やっ!やっ!イク!イっちゃうぅ!!」 「クッ…鈴谷ッ!!」 ぎゅううっと締め付けられる鈴谷の膣内、ぎりぎりで抜いた肉棒から鈴谷の腹に大量の精液がぶちまけられる。 (…あぁ…すごく熱い) 絶頂の余韻に浸りながら鈴谷はぼんやりと腹に出された精液を見つめるのだった。 後始末をして服も着終わった鈴谷と頭を抱える提督。 (またやってしまった…流されるにも程がある) そんな提督をいたずらっぽい目で見ながら鈴谷は提督に声をかける。 「ちょっと提督ー。まだ肝心なことしてもらってないんだけどー?」 「…まだ何かあったのか」 「そうだよ~、だってまだ一回もキスしてくれてないじゃん?」 本番までしておいてなんだが実はあえてしなかったのだが、鈴谷としてはご不満らしい。 仕方なく唇を重ねてやる。 ごく短い時間の口づけだったが 「…へへー…提督、あざーっす♪」 鈴谷としては満足したらしい。 「じゃーねー提督、まった明日ー!」 元気よく部屋を出ていく鈴谷とは裏腹に提督は重いため息を付かざるを得ないのであった。 翌朝 執務室に入ると既に不知火が仕事の準備をしていた。 「おはようございます、司令」 「ああ、おはよう」 「ゆうべはおたのしみでしたね」 固まる提督 提督が口を開くよりも早く不知火から 「鈴夜さんが自分で言いふらしてましたから」 となんとなく予想がついた答えが返ってくる。 (あ…あのバカ…) おおかた自分が初めてだったことは都合よく隠して 「まぁ提督も私にかかればチョロイもんだし?」 みたいな事を言いふらしているんだろう。 それはそれとして… 「……」 怖い、不知火の目が。 無言のまま手に持った大量の紙束を提督の机にドスンと置く。 「では司令。この書類を『今日中』に決済お願いします」 どう考えても今日中に終わる量ではない。 「い、いや。これ本当に今日中に終わらせる必要のある……」 「 な に か 問 題 で も ?」 「はい、すいません」 そしてその日一日、提督は針のむしろに座ったまま終わりの見えない仕事に励むハメになったのであった。 後日談 見回りをしていた提督と不知火の前にまるで待ち伏せしていたかのように 「お、提督じゃん。ちーっす!」 と満面の笑みで現れる鈴谷。 「司令に何か御用ですか?鈴夜さん」 殺気満々の不知火をスルーしつつ鈴谷は提督の腕に自分の腕を絡めると 「見回り中なんでしょ? 私も行くー」 とじゃれてきた。 反対側の提督の腕を取り、鈴屋から離そうとする不知火。 「仕事中ですのでご遠慮下さい」 「えーいいじゃん、減るもんじゃないしさー」 「減ります(司令分的な意味で)」 傍から見れば両手に花の状態なのだが胃に穴が飽きそうな提督であった。 おしまい