約 3,294,083 件
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/29.html
108 :お題:推理小説にハマっている素直クール :2006/09/11(月) 17 43 51.54 ID vfr2h6RJ0 「おはよう―――ってどうした、何だか酷い顔をしているぞ」 「待て待て、ここは私が名探偵ばりの推理を見せてやろう」 「まず赤く腫れた目、おそらく昨夜はかなり遅くまで起きていたな」 「いつもよりもわずかに着衣の乱れが見られる」 「恐らく寝起きの姿もかなり乱れていたのではないだろうか」 「そして首元に散見される赤いアザ」 「一間虫刺されに見えるがよく見ると内出血を起こしている、キスマークというやつだな」 「そして何よりもそのやつれ具合だ」 「単に体の調子が悪いだけじゃない。 そうだな―――例えば精気を吸い取られたような」 「これらにより導き出される犯人は―――」 『 ぜ ん ぶ お 前 だ 』
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/34.html
新規さんにこれだけは読んでおいてほしい! 俺の中ではこの作品は傑作だ! という作品を推挙する場所です。 素直クールってどういうのを書けばいいんだろうと迷っている人を助ける事になると思います。 本ウィキに登録されていて、こちらのウィキで新規さんに読ませたいものがありましたら報告お願いします。 登録させていただきます。 名前:あなたのお名前 コメント:あなたのお勧め作品タイトル 京と亮 -- AO (2008-03-02 08 48 22) 18禁ものだが、○○型~~系素直クール -- 名無しさん (2009-02-18 08 04 21) ジャスティスクール -- 冬見猫 (2009-02-23 23 58 02) 足りなくなる -- y.m (2011-04-29 00 06 03) 既婚クール -- 名無しさん (2011-05-08 10 52 40) 生徒会室異常なし -- 名無しさん (2011-07-23 08 43 30) これからずっと/~の頃シリーズ/とある~の場合シリーズ -- 名無しさん (2011-07-23 08 51 40) ひろたまシリーズ -- 名無しさん (2011-07-23 08 52 31) 姫宮嬢との一夜 -- 名無しさん (2011-07-27 01 48 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki9_eroparo/pages/241.html
素直クールでエロパロPART11 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237301421/ 種別/SS創作 分類/シチュエーション総合 検索ワード/クーデレ 素直クール 素クール 保管庫 保管庫(エロパロ板) 保管庫ミラー(現在のエロパロ板最新保管庫はこちら) 素直クール保管所(全体) 素直クール保管所(ほの板・最新VIP) 過去スレ 素直クールでエロパロPART1 素直クールでエロパロPART2 素直クールでエロパロPART3 【エロパロ】素直クールでエロパロPART4 素直クールでエロパロPART5 素直クールでエロパロPART6 素直クールでエロパロPART7 素直クールでエロパロPART8 素直クールでエロパロPART9 素直クールでエロパロPART10
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/4.html
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 23 53 24.17 ID RTx5HqwW0 2までがテンプレ ■■■■■■■一周年祭りやらないか■■■■■■■ ふたばで素直クールが生まれ、その後VIPにスレが立ってもうすぐ一年が経ちます そこで! 7月のSS祭りに続き今度は一周年SS祭を開催します!! 開催に向けて、素直クール避難所にて議論が行われています http //yy17.kakiko.com/test/read.cgi/sucool/1151334367/ http //yy17.kakiko.com/sucool/ 祭りは間近!君も祭に参加して素直クールスレを盛り上げよう!!!! 19 :よる :2006/09/11(月) 00 48 45.59 ID 9PgoQiMYO 男「虫の鳴き声が聞こえる……」 クー「……そうね」 男「今日は曇り空だから月も見えないけど、明日は晴れるかな」 クー「……雨の日も相合い傘が出来るから好きよ?」 男「……ごめんね、クー」 クー「………………」 男「……僕の身体がもっと丈夫なら、もっとデートも出来るのに……」 クー「…………」 男「それともこれは夢なのかな? 僕の脳みそが勝手に作り出した幸せな幻k」 クー「ぇぃ(コチョコチョ×20)」 男「うわ! クーいきなり何をあqwせdrftgyふじこlp;」 クー「…………ふぅ」 男「ゼーハーゼーハー……死ぬかと思った」 クー「……これだけしても目が覚めないんだから、これはきっと夢じゃないわ」 男「……クー……」 クー「……ほら、ゆっくりでいいの。きちんと身体を治してそれから思う存分遊びましょう?」 男「……そうだね……クー、ありがとう」 クー「……好きな人の為だもの。これくらいなんでもないわよ」 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 00 47 45.44 ID iozZYKHy0 気分転換ホシュ。 ◇ 男「難しいなぁ」 女「ん?どうかしたの?」 男「いや、考え事ってだけ。それもたぶん、すげー簡単なことなんだろうけど」 女「けど、っていうことは、つまり簡単じゃないのね」 男「まぁな。堂々巡りっていうか、どうしようもないっていうか……そもそも、難しいのか簡単なのかもよくわか らん」 女「ふぅん。いいじゃない、たまにはそうやって考え抜くことも必要だと思うわ」 男「……うわぁ、救いの手もなしですかい」 女「難しいことを考えるの、好きじゃないもの」 男「え、それっておかしくね?オマエさっき何て言ったよ」 女「たまには考え抜くことが必要って言っただけ。好き好んで難しいことを考えろとは言ってない。でしょ?」 男「……相変わらず、なんていうか、冷めてるな」 女「……久しぶりに会えたっていうのに、仏頂面で唸ってる貴方も冷めてるんじゃない?ちょっとニュアンスは違 うけど、ね」 男「う。あー……その」 女「何を考えてるのか知らないけど、久し振りに会えたんだもの。悩みなんてつまらないものより、貴方の日常と かを聞きたいわ」 男「俺の日常?あのな、それこそつまんねーっつーに」 女「そう?私はこうして一緒に居られることがいちばん嬉しいから、そういう話がいちばん楽しいの。わかる?」 男「ッ……相変わらず、よくもまあ」 女「小難しい話はとりあえず横に転がしておいて、ね?私たちが離れてた時間、今から一緒に埋めましょう?」 男「あー、うー……オーケー、わかったわかった」 女「よし、そうと決まれば。 ほら、おいで。ひさまくらしてあげるから」 男「え?あ、ッと…………。 ……うぅ」 女「懐かしい重さ。変わってないわね……。 ――さて、悩む暇なんかあげないわよ。せっかく会えたんだから、 ね?」 ◇ 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 00 54 28.29 ID N/lDwrYD0 19 20 GJ! 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 00 54 54.21 ID 5l4KhgJhO 20 萌えた 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 01 03 24.26 ID rAeKRf/T0 19-20 ぐっじょぶ! そしてほしゅ 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 01 36 43.88 ID EuyMw+Z20 20 「おいで」ってのは年下、もしくは目下に使うことが多いね それまでの口調から考えると少し浮くかな だがGJ! 31 :ねおき :2006/09/11(月) 01 55 39.71 ID 9PgoQiMYO 男「クー、朝だよー」 クー「…………zzz」 男「……寝起きが良ければ完璧なんだけどね。まぁ、これくらいの欠点があったほうが、 かえって親しみがもてるかな」 クー「……ぉ……zzz」 男「ほら、クー、朝d――」 友「おす、男」 男「……オハヨー」 友「……朝からボロボロだな、何にあった? 竜巻? 交通事故?」 男「……ある意味全部」 クー友「おはよ、クー」 クー「……おはよう」 クー友「……何かいいことあった?」 クー「……何故そう思う?」 クー友「ん~、何となくかな? それで何があったの? 夢にアイドルでも出て来た? それともいい抱きまくらでも買った?」 クー「……よく判ったな……ある意味全部当たりだ」 33 :1/2:2006/09/11(月) 02 14 53.27 ID t4gFbANS0 男「あ、やっべ、弁当忘れてきた…」 友「だっせーな、お前(笑)」 男「仕方ねー、パン買いに…」 校内放送:えー二Cの「男」。二Cの「男」。至急職員室まで来なさい。 友「お前、何かやったんか?」 男「いんや、心当たりねー」 友「至急っつってたぞ」 男「ああ、言ってくらぁ…。腹減った」 教「おう。…来たか。お姉さんがお弁当を持ってきてくださったぞ…」 男「(うわ、まずった)姉さん、わざわざそ…」 姉「ハイ。お弁当忘れちゃ駄目でしょ?」 男「姉さん。…聞いていいかな」 姉「なあに?弟」 男「何、その格好…」 姉「何って?それは、貴方の方がよく知ってるでしょ?メイド服ぐらい…」 男「いや、姉さん、それが何であるのかは知ってるんだが…」 姉「(小首を傾げて)うん?」 男「何で、学校にそんなもん着てきてるのさ?」 姉「そんなもんとは失礼ね~。弟が好きだろうな~と思ってわざわざ着てきてあげているんじゃない」 教「…ふっ(呆)」 男「先生、いや。違うんですよ、これは…」 教「まあ、何だ?趣味は、まあ、人それぞれだが?程ほどにしとけ?」 姉「?」 男「違うんですってば…」 34 :2/2:2006/09/11(月) 02 16 10.43 ID t4gFbANS0 姉「違うって、…アレ、お姉ちゃん間違えちゃった? ベッドの下の本に、この格好の女の子が一杯いたから…」 男「……(あがあがあが)」 教「そうか。弟思いのお姉さんで良かったな?男」 男「……(うがうがうが)」 教「ああ、ただし、そういう本は買うな。お前はまだ18歳未満だろう」 ツ「先輩(後から)」 男「!?うごっ」 ツ「結構な御趣味な事で…」 姉「それじゃ、大好きな弟のために、一生懸命作っているお弁当だから。 明日から忘れないようにしてね?」 ツ「…(ぷい)」 男「…(呆然)」 友「おい、今日のはまた、えらく気合の入った弁当だな。て、ハートマーク? 愛妻弁当か?うまいことやりゃぁがったな、このヤロ!(笑)」 男「(何この罰ゲーム…)」 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 07 20 51.78 ID R+SCyDD1O 「クーは、缶コーヒーに似ているね」 以前、私の彼がそう言った事がある。理由を尋ねたけれど、笑って答えてくれなかった。 それ以来、街で自販機を見る度に想う。私のどこが缶コーヒーに似ているのだろう? 秋が来て、暑さもゆっくりと消えていく。東京に吹く秋風は、街路樹の落ち葉の香りと車の排気ガスとを同時に運 ぶ。 彼と並んで歩く下校時。私は、東京の秋の香りと彼の優しさに包まれる。手を握って欲しい、と言ったら、照れな がらも握ってくれる。 少し、公園のベンチで休んで行こう、と彼が言う。私に異論などある訳もなく、小さく頷く。 彼が買ってきてくれたのは、2本のホット缶コーヒー。夏の間は冷たい缶コーヒーしか飲んでいなかったので、少し 懐かしい。 公園のベンチに腰掛け、小学校の低学年だろうか、男の子達が無邪気に遊ぶ姿を眺める。子供は嫌いじゃないけど 、でも・・・。 「この前、お母さんに進路の事を相談したの。お母さん、すごく親身になってこたえてくれた。 その時、想ったんだ。私は将来の自分の子供に、母が私を愛してくれたのと同じくらいの愛情を注げるのだろうか って」 私の言葉に少しとまどった後、彼はいつもの様に誠実に答える。 「大丈夫だよ。クーは人の何倍も愛情を持って生まれた女の子だから」 「そうかな。私は、人からよくクールだって言われる。クールって、感情が薄いって事でしょ」 「それは、違うな・・・。ねぇ、自販機で買う缶コーヒーが、どうして凄く熱いのとキンキンに冷えたのと、その2 種類しかないのか知ってる?」 「えっ?」 「缶コーヒーには、沢山の砂糖が使われている。常温だと、甘過ぎて飲めないくらいに。 だから、自販機の缶コーヒーは、熱いのも冷たいのも極端な温度なんだ」 「・・・」 「クーもそうさ。普通にしていると、自分の愛情の多さに耐えられないんだ。 だから、冷めたふりをして愛情を冷やすか、僕の手を強く握ったように、愛を沸騰させるしかない、不器用な娘な んだよ」 いつしか、私の目から涙がこぼれていた。彼は黙って私の肩を抱き寄せた。 彼が買ってきてくれた缶コーヒーに口をつける。甘く、そしてほのかに苦い。 月並みな表現かもしれないけど・・・恋に似ていた。 53 :お題は 49:2006/09/11(月) 08 39 52.79 ID vfr2h6RJ0 『ほら、空いてるから座りなよ』 「……一人分の空席など、私にとっては空席ではない」 『ラッシュ時の空席は大切な空席だ、座りなって』 「あ、こら、そんな強引な―――」 「―――(むー)」 『……その上目遣いをいい加減に止めてほしい』 「君にも座ってほしい」 『はは、席が空いたらな』 「私の膝の上ならいつでも空いているが」 『……それは却下だ、大人しく立ってる』 「―――(むー)」 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 09 18 32.18 ID arYlrnbwO 48 寝起きが爽やかになりますた GJ!!! 53 ヤバい…頬を膨らませるクーに萌えた 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 09 19 14.36 ID TK8lvbrKO 53 逆に座られたい… 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 12 06 56.38 ID ZPlScq5x0 ク「人は常々私のことをクールだと言うが、実のところそうではない」 「いや、十分クールだと思うよ」 ク「私の思い描くクール像にはほど遠い、と言いたいのだ」 「思い描くクール像って?」 ク「パルプフィクションに出てくるウルフ」 「……また随分と微妙なところを」 ク「あと他には、ソードフィッシュのガブリエル」 「確かに素直クールだが……違わないか? ってかどっちも男じゃないか」 ク「ならば、トーマスクラウンアフェアーのトーマスならばどうだ?」 「結局男じゃないか」 ク「ふむ……私は男になりたいという願望でもあるのだろうか?」 「いや、そんなこと僕に聞かれても……」 ク「…………………」 「何故僕の股間を凝視する」 ク「いや、何でもない」 「…………………」 ク「そうだ、少佐はどうだ?」 「少佐?」 ク「草薙素子少佐だ。彼女はクールだぞ」 「んー、映画版ではクールかも知れないけど、アニメ版だと熱血で原作だと少し軽めのキャラだぞ」 ク「では、映画版限定で」 「…………………」 ク「どうしたね? 少し顔が赤いぞ?」 「いや、ちょっと一瞬いいかもと思ってしまった」 ク「まあ、ベッドテクは原作で良いのだが」 「あれ? バイ? バイセクシャルですか!?」 ク「では、見た目は少佐、クールさはウルフ、素直さはガブリエル、スマートさはトーマス、性技は少佐で」 「…………カオス」 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 12 35 39.44 ID R+SCyDD1O 彼が私の家に遊びにきた。私の母に挨拶する彼。わかりやすいぐらい緊張している。可愛い。 私の部屋で、ベットに腰掛けた彼は、もの珍しそうに周囲を見渡す。女の子の部屋に入るのは初めてか?少し可愛 い。 「年頃の男性なら、女の子と部屋で二人きりになったら、押し倒したいとか思うものじゃないのか?」 私の言葉に、先程、母が持ってきた紅茶を吹き出しそうになる彼。何を慌てているのか。 それから、二人でテレビゲームをしたり、くだらない会話をしたり。 「あれっ、将棋板が置いてある。女の子にしては珍しいね」 彼も将棋好き、という事なので、二人で将棋をする。私は、囲いが個人的に美しくて好きな、美濃囲いで王を守る 。 彼は、居飛車穴熊を選択した。守りを固める戦法だ。女の子相手なんだから、もう少し攻めてくればいいのに。 根が真面目で負けず嫌いの二人。途中から、将棋に集中してほとんど喋らなくなる。いいのか、それで?女子高生 と二人きりなんだけど。 中盤、彼が少し優勢になる。私の駒を見て「銀が泣いてるぜ」などという。 別に泣いてるようには見えないが、なんとなく言いたい台詞だったんだろう。同じ将棋好きとして、気持ちは分か る。 終盤、彼の失着に乗じて攻め込む。私の逆転勝ちだ。負けて子供の様に悔しがる彼。結構、可愛い。 ふと、時計を見ると、もう彼の帰る時間。私は彼に文句を言う。 「女の子の部屋に来て、手を出す素振りも見せないなんて、マナー違反だ」 「えっ?」 「将棋と同じだ。詰めが甘い」 苦笑いする彼。帰る支度をしながら、私にそっとキスをする。 キスまでなら、いつもしている事なのに。それだけで機嫌がなおってしまう。 彼の前にいると、私は、可愛い女になってしまうようだ。 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 12 38 20.58 ID N/lDwrYD0 いい・・・これはいい・・・・・ 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 12 53 35.57 ID XtyJIMv5O なんかいい… 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 13 11 29.75 ID jYbkKwn8O 学校でニヤついた 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 13 28 30.46 ID cMAztqeD0 72 男の奥手っ振りに吹いたwwwwwwwwwwww 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 15 55 33.84 ID vfr2h6RJ0 【長雨も】【一つの傘で】 【高き空】【貴き君】 【焼き芋を】【食べないか】 【温まるまで】【側にいる】 【枯葉舞う中】【笑いあう】 仕事中暇だから、スレタイぽいのを考えたw 何かお題を頂ければ書いてみる。 91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 16 00 12.92 ID R+SCyDD1O 『正直、サッカーというスポーツには、全く興味がなかった』 「うん、知ってる」 『だが、愛する人が部活でやっているスポーツに対して無知ではいけない、そうおもって、ここ数日、サッカーに ついて研究した』 「それは、どうも・・・それにしても、今日はよく喋るね」 『珍しく興奮しているのかもしれない。君に伝えたい事があって』 「なんだい」 『君のポジションはボランチだよね。日本代表でいえば、中田がやっていた』 「ああ、そうだよ」 『個人的には、中田よりも鈴木、鈴木よりも今野の方が、ボランチとしての能力は上だと思うけど』 「・・・ニワカ乙」 『まあ、聞いてくれ。昨日の他校との練習試合を観戦したのだが・・・』 「えっ、来てたの?」 『前半は悪くなかった。特に守備は合格点だ』 「それは、どうも」 『ただ、後半の君のプレーには問題がある。敵に先制された後も、守備重視のプレーを続けたよね』 「うっ」 『ボランチというポジションの特性上、時にはリスクをおかしても攻めなければならないのに、君は引いたまま』 「顧問の先生と同じ事を言われる俺って」 『君は空気を読めない所がある。将棋では、穴熊が好きな、守る方が本質的に好きな人なのは理解しているが』 「・・・」 『時には攻めなければ駄目だ。サッカーも将棋もそれは同じ。 そんなんだから、私と部屋で二人きりになっても、何もせずに帰ってしまうんだ』 「えっ、ちょっ、クー。みんなの前で、そんな大声で・・・」 『私は、押し倒される覚悟は出来ていたんだよ』 「だから、みんなに聞こえるって」 今は昼休み。周りの同級生達は、にやにやしながら、俺達の会話を聞いている。 泣きそうな顔の俺は、心の中で叫ぶ。頼む、クー、もう少し空気を読んでくれ・・・。 しかし、クーは相変わらず涼しげな表情。又ひとつ、声にならないため息をつく俺だった。 92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 16 04 07.39 ID N/lDwrYD0 何気にこのシチュエーションって久しぶりだな GJ! 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 16 29 21.53 ID fwnCrg38O 91 非常に良いね!GJ! 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 16 48 21.27 ID 9PgoQiMYO 91 GJ! それとは別にお題を置いておきますね。 もしよければお使い下さい つ【本で知った知識を試したい素直クール】 つ【男が読書に夢中で構ってくれなかったら?】 つ【推理小説にハマっている素直クール】 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 16 50 01.49 ID TK8lvbrKO お題。 体内時計 紅葉 好きな食べ物、苦手な食べ物 97 :お題:【男が読書に夢中で構ってくれなかったら?】:2006/09/11(月) 17 07 54.54 ID vfr2h6RJ0 『…………』 「おい、聞いているのか」 『え、何だって?』 「だから何を読んでいるのか、と聞いた」 『ああ、ポートピア館の殺人ってやつ』 「ほほう。私も読んだことがあるが、 それはいま私と過ごす時間よりも―――って聞いてるのか?」 『………………』 「……犯人は安田」 『っ!―――な、何で言うんだよ!』 「君が構ってくれないからだ」 『だ、だからってちょっと酷いぞ、それは』 「酷いものか。放置プレイを敢行する君のほうがずっと酷い」 『うあー、後は犯人とトリックだけだったのに……』 「ふふ、これ以上読書に没頭するならトリックも口から滑り出しそうだ」 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 11 48.00 ID 9PgoQiMYO 97 GJ! クーヒドスwww 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 11 52.37 ID TK8lvbrKO 97 読みてぇww 100 :陸軍クール :2006/09/11(月) 17 14 50.06 ID fyIIxJifO 「ナオ!右翼を抑えろ!正面を榴弾で飽和制圧すr」 「名前で呼ぶな糞ジジィ。なぁ、男」 「俺に振らないでああ隊長なんで俺にそんな物を向けやめてやめてクー謝って!」 「君が愛している、と言ってくれたらいいぞ」 「ホワァァァアァア!吹き、吹き飛んで死ぬぅぅぅ!!オープンで言うからみんな、皆がホワァァァァァァ!!」 「照れるな男。私を名前で呼んでいいのは、男だけ、だからな」 「焦げちゃう!焦げちゃうぅぅ!」 「こちらピーピングアイ、ヘッドクウォーター。対象が第三段階に移行、状況gdgd、間もなくdrに入ります。」 「ふむ……どうみる?」 「長時間の作戦行動が仇になりました。下手をすればそのまま始めかねません」 「drレベルはどうか?」 「状況からかんがみますにスピードワゴン級の約三倍程度でしょう」 「そんな甘いデレか……。仕方がない、F4を爆装で待機。対素直力場弾準備にかかれ」 「対素直弾焼き上がりは約30分後、1350です。」 101 :陸軍クール2:2006/09/11(月) 17 17 41.75 ID fyIIxJifO 「準備出来次第飛ばせ。作戦決行は0200」 「了解!」 「周りの普通科も下げさせておけ。この前偶然近くにいた兵隊が…」 「二人を見て発狂した。まぁ、童貞には刺激強いでしょうしね。すぐ下げさせます。所で…」 「どうした?何か報告が?」 「いえ、あちらの戦線は最早瓦解していますし、状況もすぐ終わるでしょう」 「それが…どうかしたのかね?」 「このままなら当初発案された計画より約二時間程時間があきます。」 「ふむ…そのようだな」 「今夜の司令の予定は作戦の報告書の回収です。雑務は明日でも構わないでしょう」 「いや、それは君が決める事じゃn」 「当該戦域は穂種国のシュール第二機械化歩兵師団が警戒にあたるため我々の仕事はありません」 「ちょwww初耳wwwwww」 「つまり、急ではありますが、一晩暇になりました。そういえば最近あのフレンチの店に行っていませんよね」 「ここが最前線基地だと、あ、いやそんな涙目」 「………行っ、て、いませ、んよ、ね…」 「司令空気嫁」 「クーちゃん!頑張れ~!」 「……」 「……」 「…ヒサビサニゴハンタベニイコウカ?」 「了解しました。F4の発進を急がせます。」 「泣いた烏がもう無表情…」 昔書いた話し見つけた。あんパンナツカシス 103 :お題:体内時計:2006/09/11(月) 17 29 18.46 ID vfr2h6RJ0 『そう言えば時計してるとこ見たことないな』 「優秀な体内時計のお陰で必要ないんだ」 『……体内時計って、例えば腹時計とか』 「いや、正確には“君時計”という」 『―――へ?』 「君と会っているとき電話をしているとき、心の充実度で どのくらいの時間を費やしたのかがわかる」 『う、うん』 「君に会えないときは心が冷えているから、 その温度でどのくらい君と会っていないかがわかる」 『…………』 「一日の始まりを仮に8時として、それに体感時間を算していけば 現在時刻がわかるというわけだ。どうだ?」 『いや、どうだって言われても……』 「―――問題は夢に君が登場したときだな、時計が混乱する」 これは難しいw 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 38 51.29 ID TK8lvbrKO イイヨイイヨー 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 39 25.48 ID 9PgoQiMYO 101 GJ! 103 お見事! 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 40 10.55 ID o5RfGOjD0 ク「うーん」 男「どしたの?」 ク「いやね、この時間にキミと面と向かって話してるっていう事がはじめてだから」 男「……だから?」 ク「すこし体内時計が狂った感じ」 男「へえ?」 ク「この時間、そうだね。もう二、三十分ぐらいしたらいつも家では晩御飯なんだ」 男「まあ、今日はちょっと遠出したからね」 ク「うん、そんなわけでキミと一緒に晩御飯なわけだよね、それは嬉しいんだけどちょっと調子狂うかな」 男「そういうモン?」 ク「かもね。いつもだと晩御飯食べた後は予習復習、二時間ほどやったところでキミから電話くるでしょ?」 男「あー、八時から半ぐらいに電話かけてるもんな」 ク「うん、キミとの電話に夢中になっていると大体十時ぐらいかな」 男「あー、そうだな」 ク「で、そのままキミとの電話の余韻に浸りながら眠る、と」 男「あー……」 ク「おかげで心地よい夢を見させてもらってるよ。さしずめいつもの電話は私にとっては甘いピロートークってと ころかな」 店長「そうそう、まったくキミらの電話はいつも甘ったるい会話ばかりだ」 男・ク「げぇっ!!店長!!!」 そーいや、新ジャンル「店長」はもう消え去ったのな、結構好きだったんだけど 108 :お題:推理小説にハマっている素直クール :2006/09/11(月) 17 43 51.54 ID vfr2h6RJ0 「おはよう―――ってどうした、何だか酷い顔をしているぞ」 「待て待て、ここは私が名探偵ばりの推理を見せてやろう」 「まず赤く腫れた目、おそらく昨夜はかなり遅くまで起きていたな」 「いつもよりもわずかに着衣の乱れが見られる」 「恐らく寝起きの姿もかなり乱れていたのではないだろうか」 「そして首元に散見される赤いアザ」 「一間虫刺されに見えるがよく見ると内出血を起こしている、キスマークというやつだな」 「そして何よりもそのやつれ具合だ」 「単に体の調子が悪いだけじゃない。 そうだな―――例えば精気を吸い取られたような」 「これらにより導き出される犯人は―――」 『 ぜ ん ぶ お 前 だ 』 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 52 21.28 ID TK8lvbrKO 107 これは甘い 108 ワラタw 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 17 53 59.33 ID jYbkKwn8O 推理するまでもねぇwwww 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 09 50.85 ID Gj5Mfx920 初めて投下するので不備があったら指摘してください。 「男はどこへ行ったのかしら…」 http //kjm.kir.jp/?p=51070 薄くて見えづらいかもしれません。 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 18 32.10 ID TK8lvbrKO 保守お題 つ 最近冷えてきたな~ 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 25 20.42 ID VH2p59iqO 「時に男」 「なぁに?クーさん」 「最近保守とか祭とかしか見ないのだが…気のせいか?」 「な、なにを言ってるの?クーさん。保守はここの住人の方々の努力の結晶だよ?」 「ふむ。それはすまなかった。では祭はどうなんだ?」 「そ、それは……最近活気がないからさ、盛り上げようって……」 「ほぅ?私は今は祭どころではないと思うがな」 「えっ?」 「最近はよく落ちるじゃないか。これは過疎とかいうやつじゃないのか?」 「そ、それはね……そうだよ。その過疎から脱出するためにも祭をやるんだよ」 「なるほど……ならば私達も祭をしようじゃないか」 「え?なんで服を脱ぎ始めるの?くーーさーん?」 「喧嘩と性交は夏の祭というじゃないか」 「祭の華じゃなかったっけ?」 「そうなのか?まぁよい。よいではないか…むふふふふふ」 「いゃあ!よだれを垂らしながら近寄らないで!こ、来ないで!」 「イャァァァァァァァア」 「ふっ……むふふ」 「アァァァァァァア」 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 30 15.20 ID 9PgoQiMYO 112 GJ! ただ一つだけ言わせてもらうと、線がもう少し 濃い方が見やすくていいかも。 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 33 08.67 ID O24iZ65l0 114 ちょwwwクー、エロすぎwwwww 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 18 42 08.64 ID 6rTVsC9A0 今日は投下が多くて嬉しいぞ! 職人の皆さんありがとう!! 123 :お題:最近冷えてきたな~:2006/09/11(月) 19 21 00.94 ID vfr2h6RJ0 『最近冷えてきたな~』 「気温で言えば9月下旬から10月上旬なみらしい」 『うへ、秋真っ盛りな季節じゃないか……』 「この間までは暑くて眠れずに悶えていたのにな」 『―――誰が?』 「私は寝汗が嫌いだから私以外だ」 『じゃあ俺だな』 「うむ」 『―――何で知っとる』 「何だ気付いてなかったのか? 忍び込んでうちわで涼を送っていたのだが」 『なな、なんということを……そして気付け俺!』 「ふふ、寝顔もやはり愛しいものだったぞ」 『うー、……まあ涼しくなったことだし、もう忍ぶのは止すこと』 「いやいやいや、秋は秋で毛布を掛けてやりたい」 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 19 24 30.91 ID TK8lvbrKO すげえ…クオリティ高ぇ 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 19 24 31.57 ID R+SCyDD1O お題・最近冷えてきたなぁ 家には長いスカートしかない。彼からミニスカートをはいてくれと頼まれたら、たぶんはくだろうけど。 たまに、女友達から、からかわれる。いつまでたっても進展しないなら、ミニスカートでもはいて誘惑したら、と 。 そういうものだろうか?私にはよく解らない。いまのキス止まりの関係も悪くないし。 それに、もう秋。ミニスカートをはく季節でもない。 今日は、彼の所属するサッカー部の県予選が行われる日。彼には黙って、スタンドから応援する。 ボランチのポジションから必死にボールを追う彼。普段、私といる時には、決して見せない顔。私は、サッカーボ ールに嫉妬する。 子供の頃から、冷めた娘と言われた。別にそれが嫌ではなかった。 ただ、今、熱くなってサッカーをする彼を見ていると、生まれて初めて劣等感を感じる。 「俺、高校を卒業したら、プロサッカー選手になりたいんだ」 そんな、子供みたいな事を彼は言っていた。私は・・・私は、何になりたいんだろうか? 同点で迎えた後半のロスタイム、敵のペナルティエリアまで攻めあがった彼が、相手選手に倒され、PKをもらった 。 エースFWが、そのPKを慎重に決める。我が母校の勝利だ。 仲間と抱き合って喜ぶ彼。私は、そっと、スタンドを後にした。 翌朝。登校前。いつものように、コンビニの前で待ち合わせ。 眠そうな顔をしてやってきた彼に、缶コーヒーを差し出す。 「昨日の試合、かっこよかったよ。これは、頑張ったご褒美だ」 「ありがとう・・・なんだよ、観にきてくれるんなら、先に言ってくれよ」 いつもの照れ笑いを見て、少しほっとする。この笑顔は、私だけのものだ。 「もう、秋だね」 「そうだね。最近、冷えてきたなぁ」 「うん・・・寒いから、腕を組んで歩こう」 「えっ?」 顔が赤くなる彼を無視して、強引に腕を組み、体を預ける私。 もう、ミニスカートをはけないけれど、自然に体を寄せあえる。私は、この季節が大好きだ。 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 19 29 46.33 ID qwVfE45D0 R+SCyDD1O の文才に嫉妬 128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 19 44 05.69 ID MT0DAWaT0 本当にいい文章だね 129 :最近冷えてきたな :2006/09/11(月) 19 49 17.35 ID VH2p59iqO 「はぁ……」 最近は猛暑もどこゆく風。だんだんと涼しくなってきている。 こんな時こそ人肌の温もりを感じたいものだ。 想い起こせば8年前。 人生で最初で最後であろうこの世で一番愛する人を見つけた。 同じクラスで目立たない普通の男子。 でも、どこか優しくて物静かな雰囲気。 そんな彼に惹かれていた。 いつか告白しよう。そう思っていた…… その矢先、彼は引っ越してしまった。 特に親しかったわけでもなかったから、引っ越し先の住所は知らないままだ。 「はぁ……」 もう一度永いため息をついてしまった。 実らずに終わった最初で最後の恋…… 「はくちょん!!」 いかんいかん。外だというのに昔の思い出に浸り時間も忘れていた。 ほんとうに肌寒くなってきたな…… 130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 19 51 07.99 ID VH2p59iqO 訂正です どこゆく風 ↓たしか↓ どこ吹く風 132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 20 02 52.80 ID 9PgoQiMYO GJ! 134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 20 21 02.67 ID MyakZg/TO 男友「やっぱり胸よりお尻でしょ!」 男「どっちでもいいよ別に」 クー「どうしました?」 男友「いやね胸よりお尻に興奮するよなって男と話ててさぁ」 クー「男さんもお尻に興奮するんですか・・・」 男「まぁ、なんだ・・・その・・・」 クー「http //kjm.kir.jp/?p=51094」 男「ブハッ////」 136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 20 29 38.76 ID ZvKUPNpo0 134 盛大に萌えた 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 20 50 41.89 ID 9PgoQiMYO 134 絵と文の複合破壊力はスゴイと思います。 GJ! 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 20 52 03.12 ID ZvKUPNpo0 素直クールは不滅だ保守! 151 :スレタイより :2006/09/11(月) 21 47 50.20 ID R+SCyDD1O 君と共に過ごす秋 秋の雨がアスファルトを強くたたく。外で働く人は大変だなぁと思う。 それでも、私は、この雨に感謝する。部活が雨で中止になった彼と、一緒に下校出来る幸せ。 彼は、今から映画を観にいこうと言う。黒い傘をさした彼と、赤い傘をさした私が、映画館へと向かって歩きだす 。 「この映画を観たら、クー、泣いちゃうかもなぁ」 おどけながら、彼は言葉を続ける 「ま、泣きたくなったら、俺の胸で泣きな」 彼の言葉を聞きながら、一抹の不安を覚える私。そして、私の悪い予感はよく当たる。 「・・・うっ、うっ」 映画館で嗚咽を必死にこらえているのは、彼の方。情けないなぁ。肩でもさすってあげようか。 大体、今時、難病の少女と彼女に恋する少年の話なんかで、感動する方が不思議だ。竹取り物語の時代でも、もう 少しひねった展開を考えてたんじゃないかな。 映画が終わり、泣き腫らした目の彼と、喫茶店で反省会。 「俺の胸で泣きな、って言ってたのは、誰だったけなぁ」 「そっ、それは」 「ま、泣けない私が冷血漢なだけかもしれないけどね」 「いやっ、クーは、確かにクールだけど、冷血漢ではないぞ」 「えっ?どうして、そう思うの?」 「それは、その・・・例えば、その赤い傘」 「・・・」 「付き合い始めた頃、夏休みにバイトして貯めたお金で買ってあげたものだよな」 「うん」 「安物だけど、クーはとっても喜んでくれた。私の為にバイトして、何かを買ってくれるなんて、これ以上ない幸 せだって」 「うん」 「ずっと大事にすると言って、その言葉通りに、今日まで大切にしてくれている。こんないい娘が冷血漢だなんて 、俺は思わないぞ」 「うん・・・ありがとう」 心の底から、彼にありがとうと言う。誉められるのは苦手だけど、彼に誉められるたびに、強くなれそうな自分が いる。 (私が泣きたくなるのは、こうゆう時なんだよなぁ・・・) 喫茶店のガラス越しに、まだ強く降る雨。出来ればもう少しだけ降り続いて欲しいと思う。 君と共に過ごす秋。出来れば、今日は、傘をさして歩きたい。 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 21 52 51.72 ID o0HNOVaZO 151 こういうの嫌いじゃないぜ? 乱立くるかもしれんから一応警戒 153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 21 55 39.58 ID N/lDwrYD0 素直クールは行動がストレートな分、一元的になりやすい傾向がある そこにうまくクーの心理描写を取り入れてるID R+SCyDD1OのSSが俺は好きだ 154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 21 56 14.68 ID PYKOuWoD0 ち、畜生、このスレに投下される作品全てのクーの彼氏が憎い……。 こんなに思われるなら日頃の羞恥プレイなんぞ何のその! 人前で恥ずかしい思いするなんて屁でもねえぜ! こん畜生が! でも、きっとクーは羞恥心のある男にしか心惹かれないんだろうな……orz 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 22 01 28.47 ID riSPXkqX0 151 掛け合い形式もいいが、こういう心理描写も出来ているのも好きだ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1822.html
登録日:2010/04/04(日) 20 46 24 更新日:2024/08/03 Sat 10 35 56 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 キャラクター 創作 属性 素直クール 萌え属性 「さて、俺達で“素直クール”という属性について説明する事になったわけだが」 『よろしく』 「……実は俺、言葉そのものは知ってるんだけど、正確な定義とか成り立ちとかはさっぱりなんだよ」 『大丈夫。私に任せて』 「おっ、マジか!いや~助かるぜ。いつもありがとな!」 『貴方のためなら、これくらい当たり前よ。これで、今日から貴方も素直クールマスター』 【川 ゚ -゚)概要】 素直クールとは、簡単に言うと、自分の考えや感情をストレートに表現するけど、態度は常にクールなキャラの事よ。 素直クールと呼ばれるキャラクターは、 常に冷静で表情の変化に乏しい 感情の起伏が少ない 愛情表現がストレートで、思わず赤面しそうな事をさらりと言う デレが少ない、または無いように見える などといった特徴を持っているわ。 もちろん、キャラによって多少の差異はあるけれど。 「ふむ、まあこの位なら俺でも知ってるな。確か、元々はツンデレの反対の属性として作られた言葉なんだよな」 『そう。次は素直クールの誕生について』 【川 ゚ -゚)誕生】 素直クールという言葉は、2005年10月7日、掲示板「ふたば☆ちゃんねる」内のイラスト投稿板「落書き@ふたば」で、 「ツンデレの逆の発想から」イラストの形で提唱されたのがはじまりなの。 これが大きな反響を呼んで、2ちゃんねるやmixi等のコミュニティサイトにも広がりを見せ、素直クールを題材にしたキャラクターやSS等も沢山作られたわ。 海外でもSunao Cool(Honest&Cool)として紹介されて、現代用語の基礎知識2007等でも取り上げられた。 これが、世に言う素直クールブームのはじまり。 「なるほど。外国の人は素直クールと聞いて、どういうキャラを連想するんだろうな……。 ところで、素直クールという属性にはちゃんとした定義ってあるのか?」 【川 ゚ -゚)定義】 結論から言うと、はっきりした定義は無いと言えるわ。 元々はツンデレの反対の属性として生まれた言葉。 けれど、ツンデレ同様にその定義が各人によって基準が異なるため、素直クールにも完全な定義は存在しないと言っていい。 ツンデレの真逆の属性という基本理念から作られた言葉だから、両者は対極の位置にある。 例えば、ツンデレには金髪や赤系などの派手な髪色が多いのに対し、素直クールは黒・青・銀系などの落ち着いた髪色をしている事が多かったりする。 『あと、ツンデレ→貧乳に対して素直クールは巨乳。 ……いや、これは確立した理論ではなかった。ごめんなさい、忘れて。 ちなみに、私は最近カップがまた1つ……』 「い、今は胸の話よりも、えっと……そうだ!クーデレとの比較についての説明を……!」 『……そうね、わかった』 (表情には出てないがなんだか残念そうだ。話したかったのか?) 【川 ゚ -゚) ≠ クーデレ】 「確かに、よくクーデレと混同されがちな属性ではあるよな。一番の違いってどこなんだ?」 確かに似た属性ではあるけど、両者を見分ける時にひとつの基準となるのは照れの有無。 素直クールの条件として、常にクールであるという特徴がある。 これは基本的にはクーデレも同じ。 だけど、素直クールはクーデレやツンデレと異なり、時間経過や相手によって態度を変えたりはしないわ。 つまり最初から全開でデレ(素直)だけど、態度がクールってこと。 逆に、時間経過でクール→デレへ移行したり、相手によって態度が変化するのがクーデレである、と言われる事が多いの。 では素直クールと呼ばれるキャラは、一切頬を赤らめたり、照れを見せてはいけないのか。 答えは否。それは各人の意志によって判断されるため、全ての人に共通する概念は存在し得ない、というわけ。 一応は違う属性という認識の両者だけど、細かい所まで突き詰めていくと、その境界線は極めて曖昧。 そのため、一昔前にちょっとした論争にも発展したけど、それはまたあとで。 私の考えとしては、無理にそのキャラを特定の属性にカテゴライズする必要はないと思うわ。 数多に存在する有象無象と同列にする事が貴方の愛なのか? 貴方はその属性自体を愛したのか?いいえ、そのキャラを愛したのではないの? 「なるほど。なんでもかんでもカテゴリーで分けようとするのは俺たちの悪い癖かもしれないな」 『そう、つまり長門とか天使ちゃんがクーデレなのか素直クールなのか俺の嫁なのかマジ天使なのかなんてことはどうでもいいの。 二人とも無口キャラって事でいいんじゃない?』 「……なんか最後投げやりじゃね?でも終始クールさを崩さない娘も魅力的だけど、たま~に頬を赤らめたり照れを見せるのもグッとくるものがあるよな」 『……そういうのが貴方の好みなの。わかった、次からはそうしてみる』 「え?」 『こっちの話』 【川 ゚ -゚)ふたばとVIP】 「さっきも言いかけてたけど、両者の間で過去にどんな論争が起きたか教えてくれないか?」 この属性の正式名を“素直クール”にするか、それとも“クーデレ”にするかという論争が、 発祥であるふたば☆ちゃんねる側と2ちゃんねるのニュース速報VIP板で勃発したの。 当初、VIP内のスレ「素直でCOOLな娘」にて“クーデレ”という言葉が誕生。 “素直クール”という言葉も紹介されたが、発祥元が記載されておらず、語感が悪いという事でここではこういった属性の事をクーデレと呼ぶ事が決まったわ。 その後クーデレという言葉が2ちゃんねる外にも広がりを見せ、 ふたば側に“素直クール”が“クーデレ”と呼ばれている事が認知され、呼び名を巡って論争が起きた。 最終的には、2ちゃんねる側が「発祥元に敬意を払う」という形で、正式名は素直クールに決定されたわ。 その後か前かはわからないけれど、クーデレは独自に進化していったみたいで、現在では「両者は全く別の属性である」という考え方が一般的よ。 クーデレについて知りたいのなら、項目があるから見てきて。 帰ってくるまで、ここで待ってる。 「そうだったのか。まあ属性なんて関係無しに、最終的にはそのキャラが好きかどうかってのが大事なんだよな。」 『貴方はどんなのが好み?』 「え、俺!? えっと、俺なんかのために色々と素直に質問に答えてくれるような娘かな……」 『そう、良かった』 (うーん、こんな事言ってるのに相変わらず表情が崩れないな。でも、気持ち笑顔になってるような……) 【川 ゚ -゚)主な素直クールキャラ】 「えっと、最後に代表的な素直クールキャラを教えてほしいんだけど…」 『…私だけを見て』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「あずまんが大王」の榊さんとか。 -- 名無しさん (2013-11-27 23 02 01) 旦那や龍之介も素直cool -- 名無しさん (2014-01-26 15 25 28) 『…私だけを見て』グッときた。 -- 名無しさん (2014-01-26 15 46 08) ウィッチクラフトワークスのヒロインがお手本のような素直クールだな -- 名無しさん (2014-03-10 02 13 00) 好意は素直に出すけど押し付けもしないってスタンスは見てて可愛いというか安心できるな -- 名無しさん (2014-04-06 23 20 48) 素直という時点で好感が持てる。デレ系はいや。 -- 名無しさん (2014-05-31 11 34 38) 普段クールで無愛想な娘が照れたり恥ずかしがってテンパったりするのがいい -- 名無しさん (2014-07-03 21 07 57) 村田蔵六とか -- 名無しさん (2014-08-12 17 06 23) ネウロのアイさんとか…割と天然ボケを兼ねてる人が多い気がする。 -- 名無しさん (2014-08-12 17 14 53) おせんの真子さん。 -- 名無しさん (2014-10-09 12 23 20) ↑4 素直クールはあんまり変化しないからこそ映える、と思うな。別所でもあったけど、むしろそれを受けるまわりの反応が良いところだと思う -- 名無しさん (2014-10-09 12 36 43) 長門さんは代表的な例だろう -- 名無しさん (2014-10-09 13 57 31) レイや長門は無口っ子だと思うんだがなぁ・・・いわゆる本の虫 デレた長門なら表情変えずに攻めそうだから違和感ないっちゃないが -- 名無しさん (2014-10-22 10 59 01) ↑長門はともかく、レイって本の虫じゃなくね? 無口なのには同意。んでもって消失長門じゃなけりゃ、どれかと言うなら素直クールだとは思う。デレがないなんて言わないけど、本当に少なくてそれ以外はクールのままだしさ -- 名無しさん (2015-01-02 22 10 49) カルナさんは……素直で高潔だけど一言足りないからダメか -- 名無しさん (2015-03-29 02 13 29) 灼眼のシャナのシャナは後日談とか見るとツンデレからこっちにゆっくり属性変化しつつあったような気がする -- 名無しさん (2015-03-29 07 34 33) 基本的には無表情だけど最終回とかで満面の笑みを見せてくれたらグッとくる -- 名無しさん (2015-04-23 21 11 09) わかるわ~。要は、基本(というか大体)はクールなんだよね -- 名無しさん (2015-04-23 23 09 50) 最近だとデス・パレードのデキムがまさにお手本のような素直クール。良くも悪くも「幼さ」という要素を強調する属性だよな -- 名無しさん (2015-04-24 09 19 37) 臭すぎワロタ -- 名無しさん (2015-07-21 07 40 04) ツンデレもデレている自分を受け入れきった結果素直クールに移行する場合もあるのかな -- 名無しさん (2015-10-21 06 06 58) フジリュー版封神演義のなたくもこれかな -- 名無しさん (2015-12-01 11 18 35) 坂上智代とかいう先見性 -- 名無しさん (2015-12-21 17 01 17) クロプラのリューズさんは『デレ自体は素直なのに毒舌フィルターのせいでデレに見えない素直クール』というある種の奇跡的存在 -- 名無しさん (2016-03-04 19 01 50) ピカイチでエロい属性 考えた人尊敬する -- 名無しさん (2016-08-01 18 39 15) ウィッチクラフトの綾火がまさにこれ -- 名無しさん (2016-08-01 18 43 06) ピピ美ちゃん -- 名無しさん (2018-03-16 13 50 42) りんねのさくらさん -- 名無しさん (2018-06-26 09 44 39) 素直クールに顔文字は存在しない原理主義者なんでよくわからんあの顔文字はクソ -- 名無しさん (2018-11-27 18 55 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/54.html
◆098PR7A.iI氏 ある日、少年は夢を見た。 それは目覚めの直前だったからか、深い眠りの最中だったからか それはもはや夢とも呼べない、水面へと浮かび上がる間に消えゆく泡のような、淡く儚い幻想のようなものではあったが、 少年は夢を見た。目覚めて目蓋を開けた時の眩しい朝日、それに目を細めた瞬間に、危うく忘却に置き去りにしてしまいそうな夢を。 朝日が放つまばゆい光と、家の前の通学路を走りゆく小学生達の弾むような笑い声に、まだ重い目蓋を手の甲で擦りながらこじ開ける。 首に感じる鈍い痛みと、傍らに無造作に転がる天文学の雑誌を見て、またやってしまったのかと少年は苦笑した。 その苦笑も机上に置かれた時計を見て焦りの表情へと変わるが、少年はまるでこの事態に慣れたかのように再びフローリングの床へと身を横たわらせる。 「…あーあ、二日連続の寝坊か…もう良いや、今日も休んじゃえ」 …どうせ、父さんも寝坊したんだ…親子揃って低血圧、朝は弱いもんなぁ… 言い訳にもならないことを考えているうちに、目蓋はまた重くなってくる。そうして完全に目を閉じそうになったとき、部屋のドアが勢いよく開けられた。 「…朝だ!」 「…そんなの知ってるよ、父さん」 「…なんで起こしてくれなかった!?」 「…いい加減に目覚ましで起きてよ…まあ、僕が言える立場じゃないけどさ。…じゃ、僕、寝るから…」 そして僕は再び眠りにつこうと、机の横に投げっぱなしになっていたタオルケットを手繰り寄せた。 「何言ってんだ、今日は平日だろ!学校だろ!それをこんな時間になって…」 「それは父さんも同じですー。今から準備したって遅刻するし、だったらもう一眠り…」 「それを言うなら俺も同じ!同じように寝坊したのに、俺だけ遅刻で怒られるのは納得できん!」 …なんか、親として怒るべき部分がずれてる気がする。でも僕は気にせず、籠城を決め込むようにタオルケットに包まった。 「ふふ…晴樹、お前だけのうのうと休めるとは思うなよ…」 「うー…なんだよ父さん、気持ち悪いなぁ…良いから、早く仕事に行きn」 「既にまひる君を呼んだ。彼女なら引き摺ってでも、お前を学校へ連れて行ってくれるだろうからな」 「…マジカナ?」 「マジダヨ♪」 「邪魔するぞ、晴樹。ああ、お父様もこちらにいらっしゃいましたか。おはようございます」 「おはようまひる君、ではこいつをよろしく頼んだよ。俺は仕事に行かねばならないからね」 「了解しました、お父様。…なんだ晴樹、まだ着替えてもいないじゃないか。」 さっきまでの邪悪な笑いは何処へやら、爽やかな笑みを浮かべて父さんは部屋を出て行った。 「…ごめんねまひる、すぐに準備するから玄関で…って、なんで手をわきわきさせてんの」 「深いことはハァハァ気にするな、それよりハァハァ急ごうじゃないかハァハァ」 「気にするなって…ちょ、なんで息まで荒いの」 まひるが、両手をわきわきさせながら、鼻息を荒くしながらにじり寄ってくる。昔からの付き合いだから、この次にはどうなるかわかっているわけで… 「仕方ないなハァハァ寝起きで着替えるのもハァハァ時間がかかるだろうハァハァし手伝ってあげようハァハァほらばんざーいフヒヒ」 「やめてぇえぇえええええぇ!!!!」 少年は夢を見た。記憶には無いのに懐かしく、しかし何故か悲しくなるような夢を。 …だがそんな夢も、朝の喧騒に少しずつ掻き消える。 少女は駆けた。すらりと伸びた足は軽やかにアスファルトを蹴り、腰までもある艶やかな黒髪を踊るように風へなびかせて。 その走りはすれ違う人々皆が振り向くほどに華麗で、かつ少女らしい躍動感があったが、残念なことに道行く人はほとんど見られなかった。 「まったく、無駄に派手な抵抗ばかりして…冗談に決まってるのに、余計に時間がかかったじゃないか。」 「まひるのやることは、全然、冗談に、見えな…ま、まひる早すぎ、ちょっと歩こうよ…」 少年は駆けた。…いや、駆けていると呼べるだろうか。 その足は、地面を蹴るには程遠く靴の踵を引き摺り、右へ行ったかと思えば左へ行ったり… 何より、その目を見事に渦巻きを描いて回していた。 「まったく、只でさえ遅れそうだというのに…仕方ない、その様子ではいつ倒れるかわからないしな。」 「はあっ、はぁ…ごめんね、僕のために…」 「晴樹が倒れたら、遅刻どころの話じゃなくなるからな…第一、そう言うなら寝坊なんかするな。」 「う…ご、ごめんね…」 …ほんとに、まひるは言いたいことをズバズバ言うなぁ…と、少年は心の中で呟きながら頭を垂れた。 「まあ、昔からのことだからな…いい加減、晴樹の世話役にも慣れたよ。不本意ながら、な。」 「わかってるよ、感謝してるってば…昔から、まひるには迷惑かけっぱなしだもんね…」 「うん、一応理解してるようだな…。それにしても、随分と頑固なまでに二度寝に執着していたようだな。何かあったのか?」 声色は先ほどまでと変わり無いが、首を傾げながら少年の顔を覗き込んで問うあたり、どうやらまんざら不本意というわけでもないらしい。 「何か、って…別に何も無いよ?」 「うーん…ほんとに、か?」 「うん、ほんとに。…でも、なんでそんなこと?」 「いや、なんと言うか…」 少女は、隠し事を打ち明ける子供のように、どこか恥ずかしいような表情で、 人差し指で頬をかきながら、少しばかり考え込んだ。 「…晴樹があんなに駄々こねたの、小さいころ以来だったから、さ。」 「…だ、駄々って…」 少年は、そのあまりに子供扱いな言葉に一瞬顔を引きつらせたが、 少女のどこか遠くを見つめる表情を見て、朝の自分を思い返した。 …いつもなら、絶対に逆らわないまひるの言葉を聞いても、それでもずる休みを決行しようとした自分。 どうして? また眠って、ずる休みをしてまで何があっただろう。 せいぜい、夢を見るくらいで… …夢? なんだろう、何か大切なことを忘れてる気がする。 別に、忘れても何が問題があるわけでもないことだけど… それでも、大切な何かを。 「よし、休憩は終わりだ。…校門までラストスパート、倒れるなよ晴樹!」 「わ、ちょ…待ってよまひる!」 『…晴樹があんなに駄々こねたの、小さいころ以来だったから、さ。』 追憶の続きは後回しにしなくては、と少年は思った。 とにかく今は、自分の前を駆ける少女の後を追い、一刻も早く校門をくぐらなければならないのだから。 電線の上の雀は、小刻みに首を傾げながら、二人の少年少女を可笑しそうに見下ろしていた。 教室は、朝という独特の、澄んだような空気の中で、 やはり独特の雰囲気を醸し出していた。 始業のチャイムまで、あと数分もない。しかし、この教室の二つの席は、まだ空いたままだった。 少女は豪快な音をたてて教室のドアを開け、滑り込むように自分の席へ座った。 「や、やっと……着いた…」 それから数秒遅れて、少年が……またしてもぐるぐると渦巻きに目を回し、 へろへろとふらつきながら教室へ入って着席する。 「朝からぐだぐだじゃねえか……さすがにずる休み、二日も続けらんないか?晴樹」 「ああ、おはよう太一……仕方ないよ、まひるに迎えに来られちゃ…」 座るなり力なく机に突っ伏した少年に、太一と呼ばれた前の座席に座る もう一人の少年が、にやにやと笑いながら話しかけた。 どちらかというと色白で、前髪がだらしなく目の下まで垂れている晴樹とは違い、 太一は、日に焼けた肌といい、短く刈り揃えたといい、見るからに、 根っからの体育会系といった風貌だ。 「ふーん……なんだ晴樹、私の出迎えはそんなに迷惑だったか?」 「……滅相もございませんよ、まひるさん」 まひるは自分の席、晴樹の斜め後ろの席に座ったまま、 走ったために少しばかり乱れた髪を和風の櫛で梳かしながら、 ドスのきいた声色と冷たい眼光で晴樹を睨む。 こうなっては、少年はヘビに睨まれたカエル。 晴樹は半ば怯えたような表情で、両手と首を同時に振った。 「でもまあ……何だかんだ言っても、まひるは晴樹の良い保護者だよな。それに、晴樹 だってまひるとほとんど一緒にいるし……幼なじみっつうか、姉弟だな」 「昔から、晴樹の世話をするのは私の役目だったからな… 今でも、危なっかしくてなかなか目が離せないのはそのせいだ。」 「ご、ごめん…」 まひると晴樹を交互に見ながら面白そうに笑う太一。 髪を整え、櫛を小さなポーチにしまいながら仏頂面で言うまひる。 目を隠している前髪を指で弄りながら、苦笑いを浮かべて謝る晴樹。 「まあまあ…いつか晴樹に彼女でもできれば、まひるの役目も軽くなるんじゃねえの?」 「そうだな…私も人並みに恋愛にうつつをぬかしてみたいが、 このままではずっと晴樹の世話役で青春時代を終えてしまうかもしれない」 「ご、ごめんなさい…」 いよいよ肩を落として落ち込む晴樹を見て、少し言い過ぎたか、と思った。 ……無論、太一が。 まひるも、決して人を傷つけて喜ぶような性格破綻者ではないし、 人の痛みが理解できる、心優しい少女なのだが、 それと同時に、この気弱な幼なじみの弱々しい顔を見ることを楽しむ、少々過激な性癖もあった。 「そ、そう落ち込むなって!な、まひる!」 「そうね……まあ、晴樹のような天文オタクに、彼女ができるかどうかは…」 「うわーっ!まひるっ、それ以上は言うなぁー!」 「…………」 こうした朝の喧騒はいつものことで、 遅れてきた担任の一声で、喧騒が落ち着くのもいつものことだった。 夢は夜に見るもの。 ならば、夢の回顧もまた、夜に行うのだろう。 若い彼らは、その目が開いている限り、ただ日常を、現実を、楽しむ。 いつも通りの学校生活が終わった。 思い思いに過ごす放課後。日が落ちるにはまだ早く、外はまだ明るい。 早々に帰り支度をする者、 まだ教室に残り友人と雑談を楽しむ者、 部活の練習のために、慌ただしく教室を後にする者…… 「まひる、今日は?」 「今日は休みだからな、もう帰る……太一は練習だと言って、もう部活に行った」 「うわ、相変わらず忙しそうだねぇ……」 「うちの野球部は、県内ではわりと強豪の部類に入るからな」 「陸上部はどうなの?」 「強豪と呼ばれるほどの部活なら、晴樹の面倒など見ていられないさ」 まひるは苦笑いを浮かべながら溜め息混じりに言うと、 小さく「行くぞ」とだけ呟き、鞄を持って静かに立ち上がった。 まひるは、陸上部のキャプテンを務めている。 本来なら最上級生である3年生の役割だが、部員の少なさと、 何よりまひる自身の実力によるもので、異論を唱える者はいなかった。 1年生の時には既に副キャプテン、そして今年に入って、見事キャプテンの座に着いた。 「まひるの家、今日は?」 「ああ、いないな」 「僕も……じゃ、どうする?」 「晴樹の家だな、洗い物が楽で良い」 晴樹もまひるも、片親だ。 晴樹には母親が居らず、まひるには父親がいない。 なので物心ついた時から、互いの親を 「お父さん」 「お母さん」 と呼んでいた。 晴樹の父も、まひるの母も、まるで自分の子供が 増えたかのように喜んだ。 そして二人の少年少女が大きくなると、親が仕事に行っている間、 どちらかの家で、二人で留守番をするようになっていた。 子供を一人にすることへの不安か、罪悪感か…… しかし、二人は喜んだ。一人で待つのではない、 二人で待つということ。例えそれが留守番でも、二人は楽しかった。 そしてその習慣は、もう一人にしてもほとんど心配のないほどにまで、 二人が成長してもなお、続けられている。 「まあ、別に良いんだけど……」 「では決定だ、材料で必要なものはあるか? あるなら、私の家から調達するが……」 まひるの言葉に苦笑いを浮かべながら、大丈夫、と一言だけ答えた。 もう太陽は二割ほど沈んだ。 その光は雲を、山を、ビルを、錆びれた交通標識を、 二人の頬を紅く染めた。 二人の家に帰る途中にある河川敷に差し掛かると、まひるは美しい夕日に目を細めた。 「…綺麗だ、これは明日も晴れるな……晴樹?」 小さいころから、二人で何度も見てきた夕日。 いつもの晴樹なら、自分以上にはしゃぐはずなのに……と思い、 ゆっくりと振り向いて、後ろで立ち尽くす晴樹を見た。 晴樹は、黙って夕日を見ていた。 しかしその表情は、何かに見惚れている表情ではなく…… その目も、夕日を見ていると言うよりは、どこか遠くを見ているようで…… 「…はる、き……?」 晴樹は、夕日を見ていた。 いや、夕日ではない。その向こうの、どこか遠い日を。 昨夜に見た夢……それはもはや不鮮明で、その上には、 何枚ものフィルターがかかっていた。 しかし、無意識の内に、晴樹の口は言葉を紡いだ。 「…晴樹、いったいどうし……」 「…こが…ね、いな…ほに……あか、ね、ぞら……」 まひるの聞いたそれは、言葉ではなかった。 歌のようだった。それも古い、民謡のような……どこか、懐かしくさせる歌。 「…もゆ……る、あき…やま……ひ、ぐれ…を…み……あげ……」 「……っ…おい、晴樹っ!!」 気付けばまひるは体ごと晴樹へ向き直り、手のひらを強く握って叫んでいた。 手のひらに爪が食い込むのがわかったが、そんなことはまひるの頭には無かった。 怖い?違う、この感じは違う。 怒り?違う。 悲しみ?……違う、似ているかもしれないが、違う。 「…てん……と…て……まり、を……も…ひと、つ……つ……け…ば……」 「晴樹っ!!」 晴樹がはっと気付いたときには、まひるが自分の両肩を強く掴んでいた。 「ま、まひる……?」 おろおろと、肩を掴んでいる腕とまひるの顔を見る晴樹の 表情を見て、まひるは直感的にわかった。 わかった、というと少し違うかもしれないが…… 「……あれ、今僕…?」 「………いきなり道端で呆けるな、バカ晴樹」 「…あ……えっと、ごめん!」 気まずそうに浮かべる苦笑い、謝罪の言葉。 大丈夫だ、いつもの晴樹がここにいる。 正直、晴樹の身に何が起こったのかはわからない。だが、一つだけわかったことは…… 「……行くぞ、私は空腹なんだ。見たい番組もあるし、な」 「わ、いきなり走らないでよ……ま、待ってよまひるー!」 わかったのは…… あの時、私の言葉が晴樹に届かなかった時、私の心を襲った、冷たく重い感情。 ……寂しかった。 晴樹の目が、私の知らない何処か遠くを見ているようで。 晴樹の心が……私の届かない、遥か遠くへ行ってしまったようで。 ……ずっと一緒だった幼なじみが、急に知らない誰かになってしまったようで… 「……何なんだ……くそっ!」 そんな感情を振り切るように、まひるは走った。 運動音痴な幼なじみを遥か後ろに、彼の家へ続く道を。 黄金稲穂に 茜空 萌ゆる秋山 日暮れを見上げ てん、と手鞠をも一つつけば…… 「……ねえ、まひるも手伝ってよー」 「うるさーい」 晴樹が一人で食後の洗い物をしている間、まひるはリビングの床に寝転がってテレビを見ていた。 「まったくもう……まひるのうちでご飯食べた時には、いつも手伝わせるくせに……」 「……んー……まあ、細かいことは気にするなよ」 晴樹は、自分専用の水色の前掛けを台所の壁にかけると、 テレビから流れる平面的な笑い声を聞きながらソファーへ座った。 「あ、これまひるが好きな芸人だよね!」 「あー……そうだな……」 その夜、まひるは静かだった。確かに普段から物静かだし、騒がしい性格ではないが、 何を話しかけても上の空だった。今も、仰向けになったままテレビを見てはいるが、 内容にはまるで関心が無さそうに見えた。 「……なあ、晴樹」 「なっ、なになに!?」 ようやくまひるの方から話しかけられ、晴樹は、目を輝かせながら身を乗り出した。 「……夕焼けを見てるとき、何考えていたんだ?」 「え?何をって、別に何も……ただ、ぼーっとしてた、っていうか」 「……そうか」 それだけ答えると、まひるは気だるそうに再びテレビへ目を向けた。 どんな答えを期待してたのかな、と晴樹は思った。 しかし実際に、ぼーっとしていたとしか言い様の無いのも事実だ。 夕焼けを見て……その奥に何かが見えたような気がして、 気がついたときには、まひるに肩を掴まれていた。 「ねえ、まひる?」 「んー、なんだ?」 「明日、土曜日だよね?」 「ああ、土曜日だな」 「部活も休みだったよね?」 「そうだな、休みだ」 「それじゃあさ……も、もし良かったら、久しぶりに」 どこか気の抜けたようなまひるの返事を聞きながら、 このどこかくらい雰囲気を払拭しようと、晴樹がさらに身を乗り出した瞬間、 玄関から、聞き慣れた呑気な声が聞こえてきた。 「たーだいまー!」 「ああ、お父様が帰ってきたようだな」 「……みたいだね…」 実に間の悪い父親の帰宅に、晴樹は顔を引きつらせて答えた。 二枚の映画の割引券を、再びズボンのポケットへねじこみながら。 「良い匂いだ、今日の夕飯はまひる君が作ったようだね?」 「お疲れ様でした、お父様」「……おかえり、父さん」 「いやー、まひる君にはいつも世話になってるね。……なんだ晴樹、まだ起きてたのか」 「まだ九時だよ、っていうかそれが帰りを待ってた息子への態度?」 父親の露骨な態度の違いに、ジト目で睨みつける晴樹。 「はいはい、正直すまんかった。……ところでお二人さん、明日は暇かな?」 「ええ、私は部活も休みですし。どうせ晴樹はいつも暇ですから」 「人を暇人みたいに言うな!」 まひるは、でも事実だろう?と呟いて小さく肩をすくめた。 「まあ良いけどさ……で、明日がなんだって?」 「私もそれをお聞きしたい、何か用事でもあるのでしょうか?」 「いやー、大した事じゃないんだがな……」 そして、少年達は舞台に上がる 少年は、日常から非日常へ 少女もまた、日常から非日常へ そしてまだ見ぬもう一人の少女は、あまりに長い時間を経て、非日常から日常へ。 電車の窓からは、夏の始まりを感じさせる青々とした山が見える。 木々の葉は眩しい太陽のをちかちかと反射し、雲は高くそびえる山の上を流れた。 そんな山奥を走る電車の中、晴樹は窓に後頭部をつけて小さく溜め息を吐いた。 (……父さんも、いきなり急なこと言うんだもんな…) やる気の無さそうな表情で、窓の外を見た。 山は日の光に輝いてはいるが、山特有の気候のために、それほど暑くもないだろう。 晴樹は、小さい頃に何度も体験したのでよくわかった。 (久しぶりだなぁ……何年ぶりだろ、お婆ちゃんのうちに行くなんて) 「えー、お婆ちゃんのとこに!?」 「そうだ、明日行って来い」 「お父様、それで私は?」 「大丈夫、切符は二人分買っておいた。まひる君も、久しぶりに行きたいだろ?」 「父さん、また勝手にそんなこと決めて……」 父親が堂々とポケットから取り出した二枚の切符を見て、 晴樹はあからさまに肩を落とした。 「私は構いませんが……しかし、なぜ?」 「晴樹一人だと、どこで迷子になるやら熊に遇うやら川に流されるやら……」 「んなわけあるか!」 「いえ、私がお聞きしたいのは……うるさいぞ晴樹、少し黙れ。 なぜ、急に今お婆さんの家に?」 一喝されて泣きながら体育座りをする晴樹を尻目に、まひるは素直な疑問をぶつけた。 「いや、何か渡す物があるとかなんとか…… まあ、ちょうどいい機会だ。久しぶりに墓参りにでも行って来いよ」 「いきなりの提案にしては、随分とアバウトだね…」 ようやく立ち直った晴樹が、ジト目で睨みながら呟いた。 その言葉を聞いた父は、晴樹の頭をわしわしと撫でまわした。 「な、なにすんだよ!」 「良いから言って来い、ここの所墓参りにも行けなかったしな」 「そうだ晴樹、ご先祖様は大切にすべきだ」 「結局、まひるもそっちに着くわけね……わかったよ、行けば良いんだろ」 こうして、晴樹とまひるは二人、ひたすら山奥へ突き進む 電車に乗って、線路に揺られながら晴樹の実家へ向かうことになった。 (おかげで、映画の割引券はゴミ箱行き、か……) 再び溜め息を吐いて、暇潰しに持ってきた文庫本へ目を落とすと、 ことりと片方の肩に重みを感じた。 「……ま、まひる?」 「…んー……すぅ…」 まひるは晴樹の肩に頭を乗せて、静かに寝息をたてていた。 「…まあ……こういうのも悪くない、かな」 「んー、やっと着いたか」 「まひる、ずっと寝てたくせに」 小さく伸びをするまひるを見て、晴樹は笑いながら言った。 「退屈だったんだ、仕方ないだろう。そんなことより、早く行くぞ」 「そ、そんなに急がなくても良いんじゃない?」 さっさと歩き出そうとしたまひるを、あわてて呼び止める。 「お婆さんに用事があるんだ、お婆さんの家に行かないでどうする」 「そうだけど……久しぶりに来たんだし、いろいろ見て行こうよ」 晴樹の提案を聞いたまひるは、幾分か考えた後、仕方ないかと頷いた。 「うわー! この川も、相変わらず綺麗だね!」 「そうだな……あまりはしゃぐなよ晴樹、川に落ちるぞ」 山沿いの道路を少し降りて、二人は川原にいた。 流れる水に手を浸してはしゃぐ晴樹を見て、腕を組んで注意するまひる。 「はいはーい」 「まったく、どこまでわかっているんだか……」 晴樹が呑気に返事をすると、まひるは小さく溜め息を吐いて、 近くにあった岩へ腰掛けた。 「あはは、ちゃんとわかってるよ?」 「どうだかなぁ……」 「昔みたいに、まひるに助けてもらうわけにもいかないしね!」 「昔……?」 「そう、小学校三年生のときだったよね? 僕が溺れて、まひるが助けてくれて……」 「いや、ちょっと待ってくれ……小学校三年生のとき?」 「うん、間違いないよ!」 晴樹の答えを聞いて、まひるは口元に手をあてて何か考え込んだ。 「……なんのことだ?」 「え、まひる覚えてないの!?」 「小学校三年生のとき、私はここに来なかった。母が体調を崩したからな」 「……そういえば、そんなことも……」 「何かの勘違いだろう?ほら晴樹、川の近くでぼーっとするな」 勘違い?そんなわけない、と晴樹は思った。 足を滑らせて川に落ち、流された恐怖感。 嫌でも水を飲んだ苦しさ。 差し出された手に助けられた時の、安堵…… それが、この記憶が、勘違い? そんなわけないと、もう一度晴樹は思った。 「晴樹そろそろ行くぞ?」 「あ、うん……」 (あれ……結局、誰に助けてもらったんだっけ?) そんなことを考えながら、晴樹はまひるの後ろを歩き始めた。 「晴樹もまひるちゃんも、久しぶりじゃねぇ」 「そうだね、久しぶり」 「ごぶさたしていました、お婆さん」 ようやく晴樹の実家へたどり着いた二人は、晴樹の祖母の歓迎を受けて古びた茶の間へと通された。 「それで、さっそくなんだけど……渡したい物って、なに?」 「ん? むかーし、この家に晴樹が忘れていったものじゃよ」 「忘れていった、もの?」 「そう、とても大事な、だーいじな、ね」 祖母の言葉に、晴樹は記憶の糸を手繰り寄せた。しかし、まったく記憶が無い。 第一、そんなに大事な物だったら、もっと昔に自分から取りに行ったはずだ。 「心当たりが全然無いよ……それで、その忘れ物はどこに?」 「自分から行ってやりなさい、とてーも大事なものなんじゃから」 「ええ、自分から探しに行くの!? 忘れ物が何かもわかんないのに……」 「宝探しじゃよ、小さい頃よくやっとったろ?」 「そ、そんな……」 「面白そうじゃないか、晴樹」 「ま、まひる?」 それまで静かだったまひるが、突然口を開いた。 「つまり、その忘れ物はこの家のどこかにあり……見ればすぐにわかるもの、でしょう?お婆さん」 「そうじゃよ、大事な、そしてすぐにわかるものじゃ」 (うわぁ、まひる燃えてるよ……こういうの好きだもんな、昔から) 「よし晴樹、探しに行くぞ! ではお婆さん、また後で!」 「はいはい、頑張りんさい」 目を輝かせて勢いよく立ち上がったまひるに、首の後ろを掴まれて引き摺られていく晴樹。 祖母は深いシワを寄せて笑いながら、二人を見送った。 「早く見つけてやりんさい……ずっと、ずーっと、待っとったんじゃから」 「ここか!? むぅ、違うな……そっちか!?」 「ま、待ってよまひる……」 幼い頃に帰ったような生き生きとした表情で、次々に部屋を覗き込んでいくまひる。 晴樹は、そんなまひるの後を、苦笑いを浮かべながら着いて行った。 「……昔からさ、まひるはこういうの好きだったよね」 「うん?」 「山とか、森とか……探検するの、好きだった」 「ん?そうだな、確かに」 「僕は、いつもそんなまひるに着いて行くばっかりで……」 「迷子になって、大人達を慌てさせたこともあったよな」 「あはは、あったあった! 確かその時、助けが……あれ?」 そこで晴樹はふと立ち止まり、怪訝な表情で記憶を振り返った。 「どうした?」 「……その時、どうやって助けられたんだっけ?」 「それは……あれ、どうだったかな?」 二人はしばらくの間回想に耽ったが、すぐにやめた。 疑問は、何故かそれほど尾を引かなかった。 それからも、まひるはバタバタと家の中を巡り、晴樹はその後を着いて歩いた。 その間も二人は、幼い頃の思い出を話し続けた。 森の中で蝉を取ったこと、川で魚を釣ったこと。 近くの小さい神社の夏祭りに行ったこと、浴衣を着て、花火大会にも行ったこと。 しかし、どの思い出もちぐはぐで、つじつまの合わないところがあった。 「あ、まひる!」 「なに、見つけたのか!? ずるいぞ、私が見つけたかったのに!」 「違うよ、ほら……この柱!」 苦笑いを浮かべながら、晴樹は古く黒ずんだ柱を指差した。 そこには、晴樹のお腹辺りの高さの場所に、乱暴に傷がつけられていた。 「懐かしいなー……昔、僕たちが背比べして、傷つけて怒られたんだよね」 「ああ、これか……懐かしいな」 「確かこの頃は、僕よりまひるの方が小さかった」 「うむ、今では大逆転だ」 「う、うっさいなぁ……」 「事実だ、受け止めたまえ」 「なんか、柱に印をつけるのに憧れてたんだよね……あ…」 柱を指先で撫でていた晴樹の様子が急変し、まひるは訝しげに晴樹の様子を伺った。 「晴樹……?」 ガタッ!! 「お、おい晴樹!?」 「僕、庭のほう探してくる!!」 晴樹は突然顔を上げると、言葉を残して勝手口の方向へ走りだした。 「やっぱりだ……やっぱり…!」 柱を撫でていて、気付いた。否、目に止まった。 「おかしいと思った……何か、足りないと思った…!」 まひるのつけた傷。その少し上に、晴樹がつけた傷。 「なんで思い出せないんだ、大事な……とても、大事な!」 二つの傷より、頭一つ分上に……もう一つの、傷。 「間違いない……」 僕の思い出には、何かが足りない。 『……早く見つけてやりんさい、ずっと、ずーっと、待っとったんじゃから』 「…はあっ……はぁ…」 勝手口を開けると、そこには昔と変わらない……いや、昔よりはいくらか寂れた、裏庭があった。 晴樹は古びたサンダルをつっかけて、裏庭に出る。 晴樹は肩で息をしながら、ゆっくりと歩き始めた。 あまり手入れのされていないそこには無数の石ころが転がっている。 晴樹が一歩踏み出すごとに、薄っぺらいサンダルの裏から鈍い痛みがはしった。 「…何もない……誰も、いない……」 ははっ……と、乾いた笑いが口からこぼれた。 「……何をやってるんだ、僕は……こんなところに、何かあるわけ…」 その時、ぱしゃりと水の撥ねる音が聞こえた。 そういえば、裏庭の池には鯉がいたな。 そんなことを思い出して、晴樹は池の方へ目線を向けた。 小さな池のほとり。 そこには、一人の少女がいた。 「……おかえりなさい」 真っ白な布地に鮮やかな紅色の飛沫がかかったような模様の、変わった着物を身にまとっていた。 その整った顔は、まさしく美少女と呼ぶにふさわしいだろう。だが晴樹には、どうも現実感に欠けて見えた。 感情の見えない無表情。透き通るような声。黒く澄んだ瞳は、真っ直ぐに晴樹を見つめていた。 「やっと、見つけてくれたね」 「……え…?」 君は……?と聞こうとした瞬間、再び水の撥ねる音が響いた。晴樹は、ついそちらへと目を向けた。 水面下を悠々と泳ぐ鯉。 目線をこちらへ近付ければ、揺らめく水面に浮かぶ自分の姿。 そして、少しばかり目線を動かして、そして気付いてしまった。 目の前、池のすぐそばに立つ少女の姿だけが、水面に映っていないことを。 「……う、わっ!?」 晴樹はその時はじめて、血の気が引くという感覚を知った。 自分に霊感なんてものがあるとは思ったこともなかった。 だが目の前の少女が、少なくとも普通の人間ではないことだけはわかった。 さっきまで流れていた汗とは違う、冷たい汗が滲み出てくる。 ふと、少女が動いた。 ゆっくりと、晴樹へ向かって歩き始める。 晴樹の体はびくっと反応したが、それ以上は動いてくれなかった。 少女は徐々に、小走りに。 そして…… ぽすっ 「……あ、え?」 「そんなに、恐がらないで」 ぎゅっ 「うえ、あ、ええっ!?」 突然の抱擁に、いよいよ頭の中が真っ白になった晴樹は素っ頓狂な声をあげた。 少女は小柄だったが、晴樹の身長は同年代の男子の平均を大幅に下回る。 残念と言うべきなのか、胸に顔を埋めるとまではいかなかった。 「相変わらず、晴樹は恥ずかしがり屋なんだね」 「ど、どうして僕を……?」 少女はゆっくりと晴樹の体を抱き締めていた腕をほどくと、晴樹の頬に両手を添えた。 「なっ……!?」 「教えてあげる……ううん、思い出させてあげる」 少女は、晴樹の顔に自分の顔をゆっくりと近付けていった。晴樹は、反射的にきつく目を閉じる。 こつん、と二人の額が触れ合う。 「やっと解けるね、二人のおまじない」 181 名前: 愛のVIP戦士 投稿日: 2007/02/13(火) 08 38 52.89 ID 73CNVZ9uO 晴樹が恐る恐る目を開けると、目の前には少女の顔があった。 先ほどまでは無表情だった顔は、僅かに赤く染まり、口元にはうっすらと笑みが浮かんでいた。 まるで、美しい思い出の回想に耽っているようだと感じたとき、 少女の閉じられた瞳から、一筋の涙が零れた。 「また会えたんだね、晴樹……」 晴樹はその瞬間、触れ合っている額から、何かが流れ込んでくるような感覚に陥った。 夕暮れ、何もかもが茜色に染まっている 今晴樹がいるこの裏庭で、二人の子供が舌ったらずな声で、何かを唄いながらゴム鞠をついている。 『こがーねいーなほーに、あーかねーぞらぁー』 『もゆぅーるあーきや、あっ……』 その内、片方の少年の鞠がころころと転がっていった。 『まったく、はるきはへたくそだねー』 『うー、ごめんなさい……』 この男の子が、僕……? 『泣かないで、別に怒ってるわけじゃないよ?』 『ほんとぉ?』 『うん、ほんと! はやくじょうずになれたらいいね!』 『うん、ありがと! ――ちゃんはやさしいねぇ』 『えへへ……――は、はるきがだいすきだから!』 『ぼくも、――ちゃんがだいすきだよ!』 『――ちゃん』 『―ゅ―ちゃん』 『―ゅみちゃん』 「……千弓、ちゃん…」 「…おかえりなさい、晴樹……」 気付くと、晴樹の瞳からも大粒の涙が零れていた。 目の前の少女……千弓の瞳からも、次々と涙が零れた。 「……僕が溺れたとき、助けてくれたよね……」 「うん……」 「山で迷子になったときも、助けを呼んでくれた」 「うん」 「蝉を取りに行った、魚も釣りに行った、神社のお祭りにも行って、花火大会にもっ……!」 「うんっ……!」 晴樹は千弓を強く抱き締めた。千弓も、晴樹をきつく抱き返した。 二人は泣いた、しかし流れた涙を冷たくは感じなかった。 やっと、すべてのパズルのピースが埋まったような満足感、心は暖かかった。 「おかえりなさい……」 「……ただいま、千弓…」 冷たかった日常に、さよならを 暖かかい非日常に、ただいまを 「……では、それがどういった状況か説明してもらおうか」 まひるは、腕組みをしながら頬をピクピクと引きつらせた。 目の前には、説明に困っているのを力なく笑って誤魔化そうとしている晴樹と、 ぎゅっと晴樹のシャツの裾を掴んで、まひるをじっと見つめる着物姿の少女がいた。 「え、えーっと……あはは」 「晴樹の悪い癖だ、笑って誤魔化すな。 人が心配してようやく見つけてみれば、異性交遊の最中とはどういうことだ?」 「べっ、別にそういうわけじゃ!」 「……………」 「ちょ、まひるも千弓もなんでガンつけあってんの!?」 「……相変わらずね、まひるちゃん」 突然目の前の少女に名前を呼ばれ、まひるは些か困惑気味の表情を浮かべる。 「……どちらのお嬢様かな?」 「ち、千弓……」 晴樹は、何故か千弓に対して敵意むき出しのまひるを見て、 戸惑いながら千弓を見る。 「大丈夫、まひるにも思い出してもらうから」 「思い出す?一体何のことだ?」 さっきのアレか……と、千弓のどアップを思い出し、晴樹はわずかに赤面した。 しかし、千弓はただ自分の人差し指をまひるの額にあてただけだった。 「あれ?」 「……思い出した?まひる」 「ふむ……ああ。久しぶりだな、千弓」 おまじないとやらが解けたのか、まひるは千弓を思い出したようだった。 「……え、今ので思い出したの?」 「そうだが?」 「そうだけど?」 「じゃあ、さっきの……その、おでこ同士のアレは?」 「あれは私がやりたかっただけ」 晴樹はずるりと肩を落とした。 そういえば、千弓はこういう性格だった気がする。 一見おとなしく感じるけど、実は自分の欲求に忠実な性格。 「……だからと言って、千弓が晴樹にしがみつく理由にはならないな」 「久しぶりの再会だから。少しは感傷に浸っても良いじゃない」 「それなら私にしがみつくが良い。気持ち良く昇天させてやるぞ」 「お断り、気持ち悪いもの」 (久しぶりの再会にしては、なんか険悪な雰囲気のような……) 「でも、僕知らなかったな」 「何が?」 「千弓が、その……幽霊?だったなんて」 「晴樹は昔から怖がりだったから」 「気を使ってくれたの?」 「違う、私が怖がられたくなかっただけ。 私はこんな性格だけど、晴樹に怖がられたら、傷つく」 「小さい頃の僕でも、千弓を怖がることはなかったと思うよ?」 「そう?」 「そうだよ、だって千弓だから」 「私、だから……」 「うん」 「……嬉しい」 「仲良くご歓談の最中失礼だが、お婆さんの所に戻るぞ。 ……行くぞ、晴樹」 「え、あ……!」 完全に蚊帳の外にいたまひるは、どこか不機嫌そうに言うと、 むんずと晴樹の腕を掴んで勝手口に入った。 「ほんと、相変わらずね……」 千弓が小さく呟いた言葉は、開けっ放しになっている勝手口に吸い込まれていった。 「あぁー……忘れ物、やっと見つけたみたいじゃね」 「まあ、ね……正直、まだ理解できてないことも多いけど」 「あの子のこと、かねぇ?」 「うん……」 晴樹が力なく頷くと、祖母は柔らかい微笑みを浮かべたままゆっくりと話し始めた。 千弓は、まだ三人のいる茶の間には来ていない。 「あの子は……ただの幽霊、というわけでもなくてねぇ」 「どういうことですか?」 意味深に受け取れる祖母の言葉に、晴樹の横に座るまひるが尋ねた。 「平たく言えば、この家の守り神じゃねぇ」 「えっと……座敷童、みたいな?」 「そうとも言えるがね……簡単に言えば、我々のご先祖様じゃ」 「僕達の?千弓が?」 さらに自分の理解を超えた祖母の言葉に、晴樹は困惑の表情を深めた。 その後も、祖母の説明は続いた。 千弓は、大昔から続く珠猫(たまねこ)家……晴樹の家系の一族の、ご先祖様だということ。 そして、代々この家を守ってきた、ということ。 そして……祖母の目にも、千弓は見えないということ。 「お婆さんにも、見えない?」 「でも僕の記憶だと、お婆ちゃんと一緒に遊んでもらってたような……」 「まったく見えない、というわけじゃないんだけどねぇ……」 「え?」 「どういうわけか、晴樹と一緒のとき……晴樹のそばにいたときは、私にも見えたんじゃよ」 「僕と、一緒に……」 そこまで聞いたところで、ふと晴樹の頭に浮かんだ疑問。 「ねぇ……僕が最後にここに来たのって、小学校を卒業する前だよね」 「そうじゃねぇ」 「僕の記憶でも、千弓と最後に会ったのは小学校卒業前」 「ん」 「じゃあ……僕がいなかった間、千弓は……」 「……ずっと一人だった、と」 思わず絶句する晴樹に代わって、まひるが小さく言った。 「そんな……ひどいよ、なんで僕を呼ばなかったの?」 「ご先祖様の……千弓ちゃんの、はじめてのお願いじゃったからねぇ」 「千弓の……お願い?」 「そこから先は私が話す」 気付くと、いつの間にか居間の入り口には千弓が立っていた。 「千弓……」 「晴樹」 千弓は音を立てずに晴樹の横に座る。 その凛とした声で名を呼ばれ、晴樹のは思わず身を固くした。 「な、なに?」 「とりあえず、私にもお茶」 #続く
https://w.atwiki.jp/yaruovxv/pages/404.html
/ / / , , i i! i! i! 、 、ii 、 、i .i i! ii i.i i、 、ヽ 、ii i i . i i.i i i i!;i i_i i ii i斗 、´、 、iiヾヽ i ii^ヽ i i_i i .i i'i i リi ii i i i i" _゙ヾ、 、、 、ii ヽ i i } | i i! i弐≧====リ、 ii i i_.ij ,z ===ニ≦ラ゙ i i / i i! i.i i゙\弋;;;;;;;;;ノヽ i i ヽ弋;;;;;;;;ノノ ./i i/ i i i i i i ゞ_二二_/, リ==、\_二二_//,i i リ i i .弋 i 、ー――‐´ ! `ー――‐´〃 i i i! / iヽ iヾ 、 、 // i i / i ヽ i ___ ./ . i i / i ヽi ` ´ /i / i i / i i > 、 < y i i / i i > ___ イ / i i / i i / ̄ i / i i i i / | / i i ______ .. l´ ` 、 / /l \ / ./lll \ / .llllll . ' , ヽ / l!!!!l ', ',. /l // | l ', l l l l l / l / ;l |--、.l 斗┼┼十l l l l |. ,' .| l /| ト l二__ l 从_l_l__l_.l | l l l | ,'l l.ハ | 杙沙 ',从ハ' ´ 込歹' l l l l l /|l |l.l .l l_!___ノv+-、ゝ. _ノ/ l l l /. / ! リ ! l l ノ  ̄ ./ / l l l. ' l| l∧ ./! / l l l l| l lヽ __ // / / l | |.l l l | \ ` ̄´ // ,イ /i | |. | l ハ l | l \ // / .l /l l | |. l ll ll | l l TT///_./ / | ト、 i |_ l ! l! _l!_| .,イ l-イく},イ-‐´ _/ / | l l ll| \l / ,イ/ l/  ̄{ ̄{ニ¨ ̄フ / l l l l ! ` ‐ 、 / i //_ /{__,ヘ_ノヽ_/ / レ リ ; -‐\ | l ∠_ / _ヽ ' \ / l | / \ \/ヽ_/ > ./ .l l ./ .`-、 ∨ . __; -‐ ' / .l / l \∨  ̄ / / / / ト、 .0 ) /l / / / .∧ \ / / / / 基本データ デッキ詳細【インフェルニティ】 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名)下級モンスター シンクロモンスター 魔法 罠 【図書館エクゾ】 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名)下級モンスター 魔法 罠 【聖なる白夜】 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名)下級モンスター 上級モンスター 最上級モンスター シンクロモンスター 魔法 罠 《ホーリーナイト・ドラゴン》 基本データ(2) 基本データ AA出典:素直クール 2ch(新ジャンル) 初出:やる夫達の遊☆戯☆王VxV 113スレ目 「新たなやらない夫登場!!」 登場回:やる夫達の遊☆戯☆王VxV 124スレ目 「やんねえ香、登場!」 やる夫達の遊☆戯☆王VxV 173スレ目 「素直クールのターン」 やる夫達の遊☆戯☆王VxV 173スレ目 「ヒロイン3人のデッキレシピ」 やる夫達の遊☆戯☆王VxV 246スレ目 「休み時間deデュエル!」 使用デッキ:【インフェルニティ】 【図書館エクゾ】 【聖なる白夜】etc エースカード:《氷結界の龍 トリシューラ》 《封印されしエクゾディア》 素直クール、愛称は「クー」だが親しい人間にしか呼ばせない 出典:新ジャンルらしくその性格がそのまま名前になっている 言動はまさにクール その無表情というか冷たい目に見下されながら、蔑まれたいという輩が多くて困る AAが代理で羽衣狐に眼鏡を加えたものだからかもしれない いや、本当に作ってもらえるまでの代理AAだったのだが……このまま定着しそうだ 下が作ってもらった本家AAです 素直ヒートとは親友だが、ライバル視はしていない やらない夫は親しい友人だが、恋愛感情は一切ない 別に氷結界はソリティアではない あれは単純な素直ヒートから見て「ごっちゃになった」からの二つ名 フィニッシャーが氷結界関連のシンクロだったりするので、素直ヒートがそう言っている 基本的にワンキルやワンショットなどのデッキを好むので、間違ってはいないのだが 3月9月でそれまでのカードが制限や禁止になろうが、抜け道を探して効率のいい戦法を模索する 一番現実的なお人だが、ヒーと同様にDMを始めた頃から使っているカードをフィニッシャーとして入れている【聖なる白夜】もある ぶっちゃけ素直ヒートよりAAもキャラも受け入れてもらいやすいだろう、と踏んでた そしてAA録2に『新ジャンル』での独立項目が出来たのを知って驚いた。嬉しかった ユニファイア絡みの劇場版には今のところ登場予定無し デッキ詳細 【インフェルニティ】 説明不要、それで満足しようぜ! 《インフェルニティガン》、《インフェルニティ・ビートル》、《インフェルニティ・デーモン》、《インフェルニティ・ミラージュ》、《インフェルニティ・ネクロマンサー》 《氷結界の龍 トリシューラ》などを使ってワンキル、ワンショットキルを狙う だから後攻を明け渡すなよ! 使用AAは不明 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名) 下級モンスター インフェルニティ・ビートル、インフェルニティ・デーモン、インフェルニティ・ミラージュ、インフェルニティ・ネクロマンサー シンクロモンスター 氷結界の龍 トリシューラ 魔法 インフェルニティガン、シンクロキャンセル 罠 不明 【図書館エクゾ】 先手をあげるな、こっちが来るかもしれないぞ! 先攻1ターン目、《王立魔法図書館》を攻撃表示で召喚してきたら覚悟を決めろ 《魔法都市エンディミオン》《トゥーンのもくじ》などを使って、そのターン中に《封印されしエクゾディア》を揃えてくるから 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名) 下級モンスター 封印されし者の右足、封印されし者の左手、封印されし者の右足、封印されし者の左足 封印されしエクゾディア トゥーン仮面魔道士 魔法 魔法都市エンディミオン、テラ・フォーミング、トゥーンのもくじ、魔力掌握、手札断殺、闇の量産工場、 黄金色の竹光、折れ竹光、リロード、打ち出の小槌 罠 不明 【聖なる白夜】 素直クールが初めて手にしたDMカードの《ホーリーナイト・ドラゴン》が入っているデッキ このピン挿し《ホーリーナイト・ドラゴン》での一撃(フィニッシャー)のみが、このデッキの勝ち筋 それ以外のカードは、その舞台を作るピースでしかないという恐ろしいほどのファンデッキと言えるだろう 《オネスト》も入っておらず、強化カードもごくわずか、かなり非効率なデッキだ 下級モンスターの効果破壊とバウンスで場を空けさせ、《ゴブリンのやりくり上手》や《強欲なウツボ》で必要なカードを呼びこむ 《縮退回路》でバウンスが除外効果になる、ただモンスター限定なので帰還ギミックが怖い ただ完璧なロックを敷けるわけでもなく、打点も総じて低めで中途半端な印象が強い 入る余地があれば《魔封じの芳香》も面白そうだし、バウンスを兼ねる《アビス・ソルジャー》が脅威となるかも そうなると《サルベージ》が2枚必須となりそうで、他のスロットを圧迫していく…やはり創作向けだろう デッキ紹介の構成だと氷結界シンクロはさほど暴れない こういうタイプのデッキだと《氷結界の虎王ドゥローレン》もかなり使いやすそうだ 上級に《氷帝メビウス》、《マテリアルドラゴン》、《氷結界の虎将 ライホウ》 状況に応じて召喚し、場を有利な方へ持っていく 《ホーリーナイト・ドラゴン》の他に、最上級で《青氷の白夜龍》《白夜の女王》が入っている 後者はステータスの低さが気になるが、セットカードの破壊と《カイザー・シーホース》でリリースが足りるのでそこそこ 使用AAはFFやペルソナといったゲームのモンスターAA、出来る限り本物に合わせて選出 素直クールが漫画やアニメキャラのAAを使役するより、その方がらしいと思った為 ペルソナ関連のAAは他のスレの作者様が製作されたものをお借りしました、使用許可ありがとうございます 使用カード一覧・一例(AA出典/キャラクター名) 下級モンスター スノーマン・イーター、ペンギン・ソルジャー 氷弾使いレイス(FF/ハイン)、氷結界の舞姫、氷結界の守護陣 ミラージュ・ドラゴン(FF6/アルテマ・ウェポン)、カイザー・シーホース(FF3/ジェネラル)、トラスト・ガーディアン(FF:Unlimited/クルクス) ハネワタ(FF/エボン=ジュ)、アビス・ソルジャー 上級モンスター 氷帝メビウス(FF/エクスデス)、マテリアルドラゴン(ペルソナ/イシス)、氷結界の虎将 ライホウ 最上級モンスター ホーリーナイト・ドラゴン(FF/ヤーン・FF/ティアマット)、青氷の白夜龍(FF5/神竜)、白夜の女王(ペルソナ/ヤクシニー) シンクロモンスター 氷結界の龍 トリシューラ、氷結界の龍 ブリュナーク、氷結界の虎王ドゥローレン、氷結界の龍 グングニール(ペルソナ4/フツヌシ) A・O・J カタストル、ゴヨウ・ガーディアン エンシェント・ホーリー・ワイバーン(ペルソナ4/コウリュウ)、ブラック・ローズ・ドラゴン、スターダスト・ドラゴン ライトエンド・ドラゴン、神海竜ギシルノドン、アームズ・エイド 魔法 死者蘇生、シールドクラッシュ、サルベージ、レインボーヴェール、受け継がれる力 貪欲な壺、ウォーターハザード、縮退回路、非常食、強欲なウツボ 罠 旅人の試練、ゴブリンのやりくり上手、リビングデッドの呼び声、神の恵み . 《ホーリーナイト・ドラゴン》 ,.、 _,.r―-、 , - 、 _ ,.-ァ' ´ ` ̄ `Y ヽ. r ´ / l ヽ / / l l ! l _ ! ,. - 、 ヽ _ノ ∧ ,=、 r'-ァヽ ) ヽ ヽ┐ `ー'´ ヾ(〈!l !l `) 〉/ 1 ` ー- '´ ヾ.j ヾニ ノ ' i ヾ`ー ' ´二 ._ ,l `rァ'i '´ |,-、ハフ ` `ー′ 基本データ(2) AA出典:FF/ヤーン 初出:やる夫達の遊☆戯☆王VxV 173スレ目 「素直クールのターン」 《ホーリーナイト・ドラゴン》の精霊 AAはFFのヤーン、これはドラゴンじゃなくて羊の精霊 だけど、AAだとドラゴンの幼生っぽく見えたから採用 素直クールが初めて手にしたDMのカードで、気づいたら宿っていた それが大体2年前くらい、以降他の誰にも見えず気づかれずに彼女の傍にいたそうだ 普段から精霊が見える人にはわかっていただろうが、そういう人や精霊自体の数が増えたのはここ最近の話 少なくとも学校で騒ぎになったことはない もし見られたとしても持ち主である彼女の性格やそのクールな態度から無関係、もしくは幽霊が見えると吹聴する可哀そうな人扱いされるだろう 『ヤーン』というようなつぶやきぐらいでまともな言葉は喋れない、けれども素直クールにはわかるらしい 愛称とかは特になし 素直クールはそのまんま《ホーリーナイト・ドラゴン》、お前とかそいつとかで呼ぶ ポケモンとかやってもニックネームをつけないタイプだ 戦闘時や素直クールの求めに応じて、変身することが出来る , -‐ マ= ニア ,、 __/r 、 ミヾ``ー 、、 =ミてヽ'ヽ、 y' _,`′__ミミミ. __ `ヽ、 ,=〃 ̄ _三ミ`ー -、 ' ´ ヽ丿厂 `ヽミミ、_`ー、_ ヽ,r'´ _, -― フ== ,_`'ヽ._ └ '´ \ ヽ l r'´ _ -‐'´彡´ヽ、(__r┴、 j r、 ,、 __rvヘノヽミ七 `Y´ / ヽ= ' `′ r‐ヘ⌒  ̄`ー-v'´,イ ヽ,j / ,イrイレァ ^リト、 , ヘヘ l _ _, -‐'´`ー、ノ ノノ , -―、 ヽ l lヽ/√'ヘ〃, -彡 ヽ ,、_人 l ヾヽ ト- ―-、 ノ ト 、,、( ヽ l v- ―ァ' 彡三 ' Y. 冫、ヽ ヾ) `´ミァ `) ヾノミ、ヽ _ ヽ l/, -―ナ j lア ミミミ、/ ヾノミ _ くリ ヽ ヽヽ(^-、ヾ 、ヽ/ l r-クr=ミァ-' ミゝ、`′ ヽ ヽ_,===ミヾゝ ヽゞ、j ヽ. ノ ,ノ人__ `ー、_ノ / >=二ミ_ ヽ. ノ ̄ヽ`^ミニハ、 ノニァ-,__ , - 、_ __rく´ ァ彡コニミ_ 、,、 ,、) .l´ ト―-、__ 二三ミ '```ヽ. , ‐コ 上-  ̄`´ ,イ=彡=工フ-、 `′`' i レ, ~ヽ フ彡三= 、 ァ、 l_/ ヽj ^r' _-‐---'__,ノヽ彡-―、 i‐ 、__ ヽ、ノ` イ ,トr-、_ '´ `ー、ーァ_ ! `ヽ ` 〃__ -‐  ̄/ / l l ノ`┐ ノ ノ / ヾヽ `ヽ、  ̄ `′ ___,.ノ ̄ / l ヽヽ.ハ フ´, - '´ !ヽ ヾヽ ヽ ,- ' _, -- ―、/ ヽ `ー′/ lァ ̄i ヽヽ ノノ ヽ. ,イ , -´ / ヽ / j lヽ l `∠ l l 、 ( / ヽ / ,r(/ ノァ' ノ ヽミ` フ'′.__ノl , - ‐l ,/  ̄ /´ ノ `´ ,イ´ _ ヽ._ ,/ ヽ、 j ノ ヽ、 / '´ス ,イ_コ-‐'´ `y' ´ヽ ノ _,. ンー‐ '´ ヽ' ̄└'´ 彡ト‐^ヽ、_ -ァ'´  ̄ └‐イll _ノ  ̄ この変身後のAA、出典は同じくFFのティアマットというモンスターのもの なんとなく面影があるので採用 変身しても《ホーリーナイト・ドラゴン》に変わりはありません 攻撃力が上がった時とか装備カードがついた時とか、そういう制約も無し AAが出来たので『Dungeons&Dragons(D D)』のホワイトドラゴンに変更しようかとも考えたのだが、こっちの方が好き 変身後も喋れない、まともな意思疎通が可能なのは素直クールと似たタイプの精霊くらい チビと同型の精霊になる? ただチビのように変身する理由・原作に基づくものとか、そういうのはまるでないです
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/6.html
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 22 11 28.48 ID fwnCrg380 クー「秋と言えば、か」 男「うん? 何か言ったか?」 クー「うむ、秋の風物詩を考えていた」 男「あー、食欲の秋、芸術の秋」 クー「その辺りはまあメジャーなところだな」 男「後は……切ない季節のイメージかなぁ」 クー「切ないと言ったら私に対する君の行動だな」 男「なんでさ?」 クー「君は意識していないのだろうが私の心は君に振り回されているんだぞ? 例えば、君が女と話しているだけでいつも胸が切ない。 女の手助けをしているところなんて見たら女を刺したくなってくる。 私が君を誘うとすぐに顔を真っ赤にして拒絶するな? いつも拒絶される度に切ない思いをしているんだが気づかなかったか? 君が友人と笑いながら話しているところを見ると 私には学校で笑いかけてくれないのに、と嫉妬しながら盗撮している 君にだけは私を大切にしてもらいたいのだがそれは我侭なのか?」 男「クー・・気付かなくってごめんね。 これからはもっとクーのことを大切にするから」 クー「うれしいことを言ってくれるじゃないか。ありがとう、男。 今君に触れられようものなら気持ち良過ぎてバンザイしてしまうかもな」 男「ちょっと見てみたいかも・・・」 クー「その調子で君ももっと私にだけは素直になってほしいな。 さぁこの興奮が冷めないうちに、ナデナデシテー」 159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 22 15 24.51 ID fwnCrg380 157のお題は前スレの 46 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/10(日) 03 40 54.67 ID QTLTgtBw0 「秋と言えば、か」 『うん? 何か言ったか?』 「うむ、秋の風物詩を考えていた」 『あー、食欲の秋、芸術の秋』 「その辺りはまあメジャーなところだな」 『後は……切ない季節のイメージかなぁ』 47 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2006/09/10(日) 03 43 48.39 ID QTLTgtBw0 書き込み途中で送信してしまったので、↑をお題でよろ。 書いてる途中でファーBネタを思いつくとついつい入れる予定がなくてもいれちゃうよね 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 22 22 47.56 ID o0HNOVaZO 157 みさくらなんこつ吹いたwww 166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 22 45 01.49 ID etSYOSRn0 男「あの・・・な、なんで自分のこと好きになったの・・・?」 女「・・・好きだからさ。それで十分だよ。理由を語るには」 男「で、でもそんな好かれる要素もないしクズでごくつぶしで ヌケサク以下でなんのとりえも無いから 何かできる人のことを憎むぐらい嫉妬したりとか汚れた自分なんかに・・・」 女「・・・そんなことはないよ・・・君の事は一日中、見ているものさ。 それにどんな人間にだって負の部分はある。 だがそれまで気にはしていては楽しめることも楽しめなくなる それでも自分のことをそう思うなら・・・私の胸を貸してやる」 男「・・・か、貸すのはいいから・・・その・・・」 女「なんだい?」 男「ええっと・・・その・・・うう・・・あ、頭撫でて・・・」 女「・・・」(ナデナデ 男「/////」 あれ。なんだこれ 172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/11(月) 23 33 56.99 ID TK8lvbrKO 今日は投下が多くて良かった。 保守お題:視力について(眼鏡の有無は問わず) 176 :久々にお題ジェネより :2006/09/11(月) 23 51 54.89 ID vfr2h6RJ0 シチュ : 食事中 男 が 『 冗談だ 』 と からかわれる 『そう言えば、苦手な食べ物ってあるのか?』 「ふむ、どうしても食べられないというわけではないが…… 茄子はどうも苦手だな」 『えー、秋ナスがこれから美味しい季節だぞ』 「それだ」 『へ?』 「こんな諺を聞いたことがあるだろう。 “秋茄子は嫁に食わすな”と」 『えっと、姑の嫁いびりだっけ?』 「そのとおり、これを私が君の実家でやられるのかと思うと堪らない。 切なく居たたまれなくなって、味わうどころじゃないんだ……」 『―――俺の母の性格を知ってるだろうに』 「うむ、冗談だ。本当は食感が好きじゃない」 178 : 176おまけ :2006/09/11(月) 23 58 03.03 ID vfr2h6RJ0 『あれ、でも確か異説がなかったっけ』 「うん? 諺の解釈にか?」 『確か……身体を冷やすから嫁には食べさせるなって』 「―――茄子、好きになれるかもしれない」 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 06 44.60 ID Pmcbb5Qa0 「おはよう……あれ?」 ク「おはよう、愛おしい人」 「うん、朝からけったいな挨拶はいいんだけど……あれ? 眼鏡なんて掛けてたっけ?」 ク「ああ、昨日気が向いたので買ってきた」 「前はコンタクトだっけ? いや、そもそも目が悪かったっけ?」 ク「伊達眼鏡だ。私は両目2.0の視力健康優良児なのでな」 「だよね……じゃあ、何で急に眼鏡?」 ク「委員長っぽいからだ」 「っぽいもなにも、元々委員長じゃないか」 ク「眼鏡を掛けていると頭が良さそうに見える法則だ」 「いや、元々学年どころか、学校全体でもトップクラスの頭の持ち主だろう?」 ク「実力と見た目は別のところにあるのだよ、君」 「あ、そう……」 ク「君は眼鏡は嫌いかね?」 「いや、そんなことは無いけど」 ク「ならば良いではないか。私には知的な印象が備わり、君は私の眼鏡姿で発情できる」 「発情はしません」 ク「む……知的な眼鏡女子と仲良くするシチュエーションに萌えは感じないのかね?」 「…………………」 ク「ほら、眼鏡を掛けてるからよーく見えるだろう? 的な言葉責めを期待しているのだが」 「どんな状況なのかあんまり聞きたくないんだけど、まあそれも良いかも知れないね」 ク「だろう? まあ、元々目は良いので、眼鏡など掛けなくとも繋がっている部分はよく見えるのだがね」 「あんまりそれ以上ヤバイワードを言うと、そろそろあんパンが飛んできそうなんだけど」 ク「まあ兎に角、委員長には眼鏡が必須アイテムだということに、昨日開眼したわけだ」 「さよか」 ク「………………いいんだぞ? もっと欲情してくれても」 「だからここは学校だっての!」 184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 22 25.36 ID IzXohUoYO 「やはり9月の月は美しいな」 http //kjm.kir.jp/?p=51224 「とりあえず餅でもつくか…」 http //kjm.kir.jp/?p=51225 185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 25 02.93 ID wdz4Ykwz0 184 これは素晴らしい、って下は違うだろww 186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 27 31.59 ID RsSc2RDE0 176を見て思いついたネタ 男 「おっ、焼き茄子か……って、クー、どうしてグラサンかけてんだ?」 クー「茄子を直接見ない為だ」 男 「……はぁ?」 クー「良く言うではないか。『秋茄子はよ、目に食わせるな』と」 男 「クー、シュールスレはあと数日待て」 クー「私は真面目に言っているんだが」 男 「それは『秋茄子は嫁に食わせるな』だ! それにそのネタ『メダロット』でもあったぞ! メダロットスレに行くか、シュールじゃなくて!?」 クー「え…………」 男 「…………」 クー「(かあああああああっ/////////)」 男 「ぐふっ、赤面カワユス……」 クー「秋の諺でもう一つあるのが、『女心と秋の空』というのがあるが」 男 「話題変えたな……確か、『女の男に対する愛情は秋空の様に変わりやすい』だったか?」 クー「今ではそう伝えられているが実際は『男心と秋の空』が本来の形なのだ」 男 「……何、そのジト目? まさか俺が浮気するとでも」 クー「私は一途な女だから心配要らないが、君はどうもな……」 男 「お、俺だってお前の事!」 クー「昨日、ツンが休んだ時の授業のノートをツンに見せていたな。その前日はシューにお米券を渡していた。 その前の日にはお弁当を忘れた渡辺さんに学食でランチを奢っていたな? 更にその前日はヒーとカラオケでJAMプロメドレーを」 男 「いや待て! ツンがどうしてもって言うし、お米券俺いらねぇし、渡辺さん可哀想だし、俺もJAMプロ好きだし、その……怒ってますか?」 クー「そんな事はない、全知全能の神に誓っても私は怒っていない。ただはらわたが煮えくり返るかの如く熱いだけだ」 男 「…………ごめんなさい、許してください」 クー「別に怒っていないと言っているだろう。……ああ、駅前の喫茶店のプリンパフェが食べたいなぁ」 男 「ええ、行きましょうかクー様。いくらでも奢って差し上げます」 クー「おおそうか、流石は愛しの男だ。では行こうとしようか」 男 「はぁ……今月ピンチなのに」 188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 39 31.84 ID kEEYqmh5O 186 諺つながり乙w あと つ専ブラ 190 :Cool Fool:2006/09/12(火) 00 55 25.05 ID 25LE6n9W0 委「クー、少々聞きたい事があるのだけど……いいかな?」 クー「私に分かる事ならば。という前提がつくが、それでも構わないと言うのなら」 委「うん、それでも構わない」 クー「そうか……それじゃあ聞かせてもらおう」 委「では、恋愛に於いて先行者である君に聞きたい。どうすれば彼に告白してもらえるのだろうか?」 クー「……自ら告白するのでは駄目なのか?」 委「理想を言えば、君の様に互いに告白し合うのが一番いいのだけど……奇跡はそうそう起こるものじゃない」 クー「つまり……次点の『告白される』は譲れない。そういう事か」 委「そう。私だって告白された喜びの余り涙したり、次のステップの事を考えて脳汁を垂らしたり、大人の階段を登る瞬間を妄想して鼻血を噴出したりしたいんだ」 クー「……委員長、一ついいか?」 委「何?」 クー「新婚生活を妄想すると更に強烈だぞ」 委「新婚生活か……」 クー「……どうだ?」 ――ぶしゅぅぅぅぅぅぅぅ 委「ぉぉぅ……こいつは凄いな……」 クー「あまりやりすぎるなよ。血が足りなくなるからな」 委「把握し……それよりもクー」 クー「なんだ?」 委「質問の答えになってないのは気のせい?」 クー「………………プイッ」 ~そしてその晩~ 妹「おねーちゃーん、お風呂わいた……」 ――どくどくどくどく 妹「お、おかーさーん!おねーちゃんがーすぷらったー!」 委(……ああ……初夜まで妄想した私が阿呆だった……) 191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 00 57 35.18 ID QpVNJlR30 既に委員長が主役だな だがそれがいい 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 02 23 12.51 ID kEEYqmh5O お題:悲しみの素直クール お題:男の仕草に萌える素直クール 203 :1/3:2006/09/12(火) 03 09 46.92 ID 03k39O660 御題:好きな食べ物 嫌いな食べ物 帰り道。 男「そういやさ、結局クーの好きな食べ物ってわかんないだよな…」 ク「そりゃ、勿論君だ(えっへん)」 男「……っく。あの、世間一般で食べ物として認められてるもので、お願い」 ク「むぅ、ツレナイ奴だな、君は。私はもう、食べてしまいたくてたまらないのに」 男「……ええと、ほら。外で食べるときは僕が決めてるし、ウチで作ってくれるときはだいたい僕の好物だしさ」 ク「…それはそうだろう。君が食べたいものが私の食べたいものだし、腕を振るうのなら君の好きなものがいい」 男「だけど、いつもそれだと飽きちゃったりしないかな、と。 たまには、クーの好きなものを選んだり、ふるまってくれたりしてもいいんだし」 ク「…」 男「クー?」 ク「男は、私の料理に飽きたのか?」 男「…、いや、そんなことは無いよ!クーの作るご飯おいしいよ。飽きたりなんかしない。絶対」 ク「じゃあ、私と一緒にご飯を食べるのに飽きたのか?」 男「そんなわけないって。僕も、その、クーと一緒にご飯食べるの、好きだよ」 ク「そうか。嬉しいな。それでいいじゃないか」 男「そうなの?」 ク「そうさ」 男「…」 ク「…」 204 :2/3:2006/09/12(火) 03 10 24.88 ID 03k39O660 男「…」 ク「私はさ、好き嫌いは全く無かったんだ」 男「へえ、いい事じゃない」 ク「私はそうは思わない」 男「え?」 ク「文字通り、食べ物に好きも嫌いも、そういう執着感っていうのがさ、全く無かったんだ。 ちょっと前まで、私のとっての食事というのはエネルギー補給と同義だった」 男「…クー…」 ク「そんなときにさ、君を学食で見かけてね」 男「…え?」 ク「辛いだけで旨い訳じゃない、と評判のカレーを、それはもうおいしそうに食べてた。 それで、それまで食べた事無かったんだが、実際どうなんだろう、と思って食べてみた」 男「それで、どうだった?」 ク「辛かった」 男「…ああ、やっぱり。好き好んで注文するのは僕ぐらいのものだろうし」 ク「でもな、私は、あのカレーの味が忘れられない。なにせ、初めて味わうってことをしたんだ。そのとき」 男「そっか」 ク「…だからな。君は、私に初めてを教えてくれた人なんだよ」 男「クー。ちょっと照れくさいよ」 ク「…男は、照れた顔も可愛いんだ。話してよかった」 男「…クー…」 ク「…」 205 :3/3:2006/09/12(火) 03 11 40.23 ID 03k39O660 男「…」 ク「好き嫌いのことだけど」 男「うん」 ク「それから私は、料理の猛特訓をしたんだ。そのときにはもう、君に惚れていたからな」 男「え」 ク「母親なぞは、私が台所に立っているのを見て、明日は雷雨だとまで言ったものだ」 男「…」 ク「だがしかし、私は母をみかえした。みかえせるほどには料理も上手くなった。 カレー、コロッケ、オムライスは特に練習を重ねたものだ」 男「それって…」 ク「うん…そうだ」 ク「初めて男に料理を作ったときには本当に不安だった。おいしいと言ってくれるかどうか不安で不安で、たまらなかった。 男が、おいしいと言ってくれたとき、私は本当に嬉しくて」 男「うん。あの時は、唐突に泣き出しちゃったから、ビックリしたよ」 ク「それ以来、君の好物のカレー、コロッケ、オムライスは、私にとっても好物なんだ。」 男「そっか、そうだったんだ」 ク「…二番目のな」 男「二番目?って、じゃあ、一番好きなのは」 ク「男は、ほんっとうにニブチンだな。そんなの、男にきまってるじゃないかあぁぁ!!」 男「って、クーさん、うわ、何するのくぁwせdrftgyふじこlp!!」 ご馳走様でした。 212 :1:2006/09/12(火) 04 33 22.75 ID fI969hLeO お題:男の仕草に萌えるクー クー宅にて、勉強会。 男「……」 ク「……」 男「んー…」 ク「どうした?何か分からない問題でもあったのか?」 男「うん、この問1なんだけど…」 ク「此処は、これを代入して…こうすれば……」 男「あ、そっか…ありがとう」 ク「別にこれくらい…男、いくらでも質問してほしい。勿論勉強以外の質問も…」 男「………」 213 :2:2006/09/12(火) 04 40 27.67 ID fI969hLeO 男「…」 ク(やばい…男が集中してるところも良いな…) 男「…ん?どうかしたの?クー」 ク「い、いや…なんでもない…」 男「?そう…」 ク(ダメだ…今は勉強中…此処は我慢しなくては!) 男、顎に手を添え窓から見える空に目線を移す。 ク(!!くっ…可愛すぎる…まるで生き地獄…) 214 :3:2006/09/12(火) 04 49 04.82 ID fI969hLeO 男「あ…」 ク「どうした!?」 男「えっ…いや、この問題の答えが分かったからさ」 ク「そうだったのか…すまない、大声を出して」 男「ううん、気にしないで良いから…」 ク「……」 男「……ふう、ようやく終わったかな。クーは終わった?」 ク「ああ…私は……もう終わったぞ」 男「クー?なんか、ボーッとしてるね?」 215 :4:2006/09/12(火) 04 56 16.13 ID fI969hLeO ク「……」 男「…クー?風zうわっ」 ク「すまない男…私はもう我慢できない…」 男「ちょ…クーさん?」 ク「先程から問題に詰まったりすると前髪を触ったり…」 男「あの…言ってる意味が…」 ク「器用にシャーペンを指で回したり…男!!」 男「はいっ!?」 ク「勉強も終わったし…一つになろう。拒否権は無しだ」 男「…………」 以上。なんか、お題が関係ないみたいですまない(´・ω・`) 216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 05 31 15.04 ID +j2KOAkPO 215 エロスGJ!! 236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 11 17 14.41 ID kEEYqmh5O お題:男の裸に興味津津な素直クール 240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 12 04 18.84 ID HD8yVXlYO クー「なぁ男、少し辞書を貸してくれないか?」 ガチャ 男「のわっ!!いきなりドアを開けるな!!!」 クー「!!!(男が半裸に!!!)」 男「今着替え中だからとりあえず出てってくれ。」 クー「それは無料だ。」 男「なぜに!?」 クー「前々から男の逞しい身体に興味があったが、こうやって目撃してしまったらもう自分を押さえることが出来なく……。」 男「OKクーさん、ひとまず落ち着け。」 クー「男!!君の身体を隅々まで調べ尽くしてやる!!!」 男「ギィヤァァァァァァァァァァァァァ!!」 255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 15 45 28.88 ID 3p++C5W8O 生暖かい風が吹いている。季節は秋だけれども、大気に夏の名残を感じる、九月に吹くに相応しい風だ。 その風が、教室の窓から吹き込んでくる。窓際に座るクーの肩まで伸びた髪を揺らす。 俺はクーを愛している。授業中にぼんやりと彼女を眺めるのが、何より幸せな時間だったりする。 「授業ぐらい真面目に受けなさい。君は、私と同じ大学にすすむんだから」 と、以前、クーに説教された事を思い出す。少し変わった所もあるが、基本的に真面目な女の子だ。 その上、可愛くて、素直でクール。果たして俺なんかが、彼女と釣りあうほどの男なんだろうか。 そんな事を考えながら、我が恋人を眺めていると、彼女が、目を細めて、黒板に書かれた文字を確認している事に気付く。 あれっ、クーって目が悪かったかなぁ。授業終了後、休憩時間に尋ねてみた。 「うん、ちょっと近視がはいってるかな」 「そうなんだ。眼鏡、かけたりしないの?」 「君が眼鏡っ娘がすきなら、そうするけど」 「いや、そんなわけじゃないけど」 「私・・・全てがはっきり見えるより、少しぼやけて見えるほうが好きみたい」 意外な彼女の言葉に驚く俺。クールで、あまりロマンチックな事を考えない、タフな女の子だと思っていたんだけどな。 時に現実に傷つき、直視する事をためらう、繊細な部分を持っているのだろうか。 もし、そうだとするなら、俺がクーを守ってあげたい。教室の窓から吹き込んでくる風が、例え冷たい北風に変わっても、彼女を支えたいと思う。 「一緒に映画に行って、女の子が泣いてないのに、一人で泣いてる男の子とか、あまり直視したくないし」 えーと、それは俺の事かな。 「まぁ、でも、可愛かったよ。これからも、君が泣くときは、傍にいてあげる」 前言撤回。どうやら、支えられるのは、やっぱり、俺の方みたいだ。 256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 15 49 02.60 ID zT70AZPCO 久々に長編投下します 鬱になるかもしれませんがあしからず 3レスほどお借りします 257 :長編~秋の夜空~:2006/09/12(火) 15 52 11.47 ID zT70AZPCO 「……君は…」 「ごめん」 「急に別れようなんて言われてはいそうですかなんて言うとでも思ったか?」 男の顔がどんどん曇っていく…これは何か隠している顔だ 「………ごめん」 「何があった?」 急にモジモジしだす彼 「………僕は嘘つけない人間みたいだ。本当は話したくなかったんだけど…」 「…………」 胸を締め付ける不安といやに冴える女のカン 「その……さ、もう長くないみたいなんだよ。」 「……君が、か?」 「ごめん」 やはりな。いやな予感は的中した…しかも最悪の結果で 「君は本当に馬鹿な男だ。」 「………ごめん」 「しかし、私は君のそんな所に惚れたのかもな……」 「えっ?」 「君の事だ。冷たくあしらって自分を忘れさせて少しでも早く違う彼氏でも見つけて欲しかったんだろう? 違うか?」 「………クーさんには隠し事はできないね」 「はぁ……まさか君とこんなに早く別れる事になるとはな……」 「ごめんね」 申し訳なさそうになんべんも謝ってくる 「さっきから謝ってばかりだな。君は」 「はは……」 「全く。君はひどい男だよ」 「……ごめん」 「私はこうしている間にもどんどん君が好きになっていく。」 あれ?何故だろう。涙が溢れて止まらない。泣くのなんて何年ぶりだろう 258 :長編~秋の夜空~:2006/09/12(火) 15 52 57.23 ID zT70AZPCO 「クー……さん? 大丈夫?」 「大丈夫な訳ないだろう。愛している人が離れていってしまう……とてもつらい」 「…………」 「だが、人間はいつか死ぬ。それが早いか遅いかの違いだけだ。君が早く去っていってしまうなら、私は君と残された時間で一生分愛し合えばいい。 違うか?」 精一杯笑ってみせる。ココロの涙に気付かれないためにも 「……僕、さクーさんに会えた事感謝してる。世界中捜しても、クーさんみたいないい人には会えないと思う。」 「………」 「本当にありがとう。僕と出会ってくれて。好きになってくれて。感謝してもしきれないよ」 ああ…それ以上言わないでくれ。君のせいで私のダムは決壊寸前だ。せっかく作った笑顔も…もう歪んできてしまっている 「だから、わがままかもしれないけど、クーさんが僕と最後までいてくれるなら…僕は嬉しい」 「そんなの……決まってるじゃないか」 男に抱き付き顔をうずめる。歪んだ顔を見てほしくないから。頬をつたうしずくを見てほしくないから。君にこれ以上責任を感じてほしくないから。 259 :長編~秋の夜空~:2006/09/12(火) 15 53 47.04 ID zT70AZPCO 「落ち着いた?」 「……あぁ。大分な」 なぜ男はこんなに優しいのだろう。自分はあとどれほど生きられるかわからない命なのに…どうして私を心配してくれるのだろう… 「君は…怖くないのか?」 「何が?」 「その……死がだ」 「うーん…怖いよ。でも、怖がってても死は諦めてくれない。なら、その死がやってくるその日まで、悔いのないように精一杯生きたいんだ」 「ふふふ。君らしいな」 「ははは。そりゃどーも」 「君は、医者には詳しくはなんといわれているんだ?」 「……元々弱かった心臓がもっとひどくなってね。もって一年。早ければ…」 「なら、君は三年は生きる」 「え?」 「私の愛があれば寿命くらい延びる。最新の医術より信用できるぞ?」 「……うん!ありがとうクーさん」 男の満面の笑み。君と出会えてよかった。私も心から本当にそう思うよ。 そして私達は結婚した。 結婚といっても式はあげずに籍をいれただけ。 彼は嫌がったが、(私が未亡人になるかららしいが)頼みこんだらクーさんがいいならと了承してくれた。 これはそんな彼と私の短く、しかしギューーーっと詰まった愛しい日々の物語り。 260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 01 16.89 ID DtH2wbxT0 GJ!!! 261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 02 07.93 ID mfFinL4wO (´;ω;`) 262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 03 00.25 ID jmoYp4hzO 泣いていいですか? 263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 10 35.14 ID uLlnYyleO ぅぁ………… ……これはクル 265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 35 59.98 ID uLlnYyleO 264 一言、言い忘れてました。 GJ! 266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 36 45.59 ID YxHnQVydO 泣ける 267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 43 52.69 ID /YJJH3JO0 ほんと泣ける 268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 16 53 21.92 ID 5hupVkfzO 259 映画化決定 276 :お題:男の裸に興味津津な素直クール :2006/09/12(火) 18 23 25.80 ID wdz4Ykwz0 「頼む、後生だから……」 『しおらしくしても駄目なものは駄目』 「何故だ!私では不足なのか」 『そうじゃない、気持ちは嬉しい』 「ならばいいじゃないか―――」 『セーター、マフラーを編んでくれるのはいい、嬉しい。 だけど何で俺が全裸にならなきゃいけない!』 「正確なサイズを知っておきたいんだ。君の、サイズを」 『繰り返すな! だいたい、素肌にセーターは着ません。却下』 「むう――――――!(ピコーン) ならば浴衣にする、だから脱いでくれ!」 『剥きたいだけかい!!』 277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 18 36 23.15 ID QpVNJlR30 やはり男はウブなのがいいな 278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 18 38 26.12 ID kEEYqmh5O 276 GJ! 281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 19 02 20.79 ID zT70AZPCO 260-268 亀ですみません 暇になったので 感想レスありがとう。 続編書く意欲が湧いてきました。 映画化はできませんがww心のすみっこで続編期待して待ってて頂ければ幸いでつ。 素直クールの栄光を君に 282 :スポーツの秋? 自宅編 :2006/09/12(火) 19 19 15.66 ID uLlnYyleO クー「……秋と言えば?」 男「それは手に持っているナイフと何か関係が?」 クー「……スポーツと言ってくれれば、こr」 男「いろいろな意味で危険な発言を……」 クー「……ならこれは無しね」 男「刃物投げたら危ないよ」 クー「……大丈夫、これでも弓道部員よ」 男「関係あるような無いような……」 クー「……じゃあ手品を見せるわ」 男「……脈絡が無い上にそれも嫌な予感がします」 クー「I am b……」 男「マテ」 クー「……何か問題でも?」 男「……そのどこかで聞いたことのあるような言葉は?」 クー「言葉はに意味は無くて、自己暗示のきっかけになるなら何でもいいんだけどね」 男「……誰に教わったの?」 クー「しばらく会わなかった遠縁の親戚。……苦労したみたいで髪が白くなってたわ」 男「…………」 クー「……今は刃物しか出せないけど、確か練習すれば服も出せるようになるって言ってたわ」 男「……手品よりもデートをしよう!」 クー「……いいの?」 男「……ブツブツ(きっと家の中にいるからこういう展開になるんだ……このままだと部屋中 刃物だらけに……)」 クー「……じゃあ、この室内型のプールに行きましょう」 男「……わくわくz……クーの知り合いに遭いませんように……」 290 :スポーツの秋? プール編 :2006/09/12(火) 19 58 27.49 ID uLlnYyleO 男「立派な建物だね」 クー「早く入りましょう?」 男「うん……」 男「ぁー、浮輪で浮いているとなんか眠たくなるなー」 クー「……ごめんなさい。着替えるのに手間取ったわ」 男「いいよ。女のコは着替えに時間が掛かるのはあ……たり……ま……」 クー「どうしたの?」 男「……ソレハ」 クー「ええ、貴方のベッドの下にあった本に、この姿の女のコが載っていたから着てみたの。 ……似合う?」 男「(ああ、御先祖様……今日僕は一つの真理に至りました。スク水にひらがなは致死威力 の組み合わせだということです。しかも発育の良い身体であれば七回は死ねるでしょう。 やったーこれでニクイアイツも返り討ちだーー)」 クー「……全部喋ってるわよ」 男「……クーさん」 クー「なに?」 男「貴方は僕を殺す気ですか?」 クー「愛する二人は」 男「公開羞恥殺人?」 クー「……大丈夫」 男「……何が?」 クー「……私も貴方の水着姿にヤられてるから」 男「『や』の発音がおかしいよね?」 クー「今日は目一杯遊びましょう。貴方が疲れて動けなくなるまで」 男「……なにその確信犯的条件」 クー「……まずは競争ね、負けた方が1km泳ぐって事で」 男「ちょっ、鍛えてるクーに帰宅部の僕が勝てるわけ……アッー」 291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 20 05 35.92 ID mfFinL4wO 絵師、絵師はおらぬかぁ~ 290を書ける絵師はおらぬかぁ~! 297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 20 48 49.73 ID 3p++C5W8O 僕の好きな女の子は、とても澄んだ目をしている。物静かで、彼氏以外とは、あまり喋らない。 彼女・・・クーと彼氏との会話は、我がクラスの名物で、真っ直ぐに「愛している」と言うクーに、照れる彼氏の姿は、周囲の笑いを誘う。 僕も笑顔で見守っている。それが作り笑いだと知っているのは、和美と、僕自身だけ。 和美は、僕の幼なじみで、くされ縁だ。なんでも話せる仲で、僕がクーを好きな事を知っている、唯一の少女。 「あんた、いい加減、告白しなさいよ。100%振られるけどね」 たまに、和美から、そうからかわれる。僕は苦笑いで答える。そんな事ぐらい、解っているさ。 和美の誕生日、放課後、二人きりの教室で、僕は彼女が欲しがっていた、星座の写真集をプレゼントした。 「ありがとう」 「まぁ、毎年の習慣みたいなもんだから」 「・・・星って、綺麗よね。子供の頃、手を伸ばせば届くんじゃないかって、必至に飛び跳ねた事を覚えてる」 「はっ、和美らしいや」 「今でも、変わってないな。どうせ、私は、片思いよ」 「えっ?」 一瞬、時が止まる。時を動かしたのは、和美。カバンを手に取り、教室を後にする。 僕は、一人、教室に残される。自惚れでなければ、和美の片思いの相手は、僕かもしれない。 何故、僕がクーに恋したのか、その理由を考えてみる。たぶん、自分に持っていないものを彼女が持っていたからだろう。 それは、自分の心を客観視出来るクールさと、好きな人に大好きと言える素直さだ。 どちらも持ち合わせていない僕は、今、何をすべきか解らない。 もしかしたら、和美を追い掛けて、捕まえて、抱き締めたなら、幸せになれるかもしれない、でも・・・。 僕は、小さく、「ゴメン」と呟いた。それが、誰に向けてのものかすら、解らないが。 解っているのは、今夜、自星空を眺める自分がいる事ぐらいだ。手を伸ばしても、決して届かない星空を。 300 :なみきみち :2006/09/12(火) 21 17 25.06 ID uLlnYyleO 私は彼と並木道を歩く。 両手でしっかりと彼の腕を抱きしめながら。 ふと視線を下げると、木の根本で蝉が息絶えていた。 足をとめた私に彼が気付き、私が視線を追って彼が言った。 「……幸せだったのかな?」 『私はあの蝉じゃないから判らないわ』 「そうだね……でも」 『でも?』 「例え数日しか無くても、彼等にとっては一生の内で一番輝いている時間のはずだよ」 『……私が蝉だとして』 ――私は考える 『貴方みたいな蝉に出逢えたら、きっと幸せだと思うわ』 「……そう言ってもらえると光栄だね」 『人の一生も星から見れば一瞬の出来事だもの。だから私は貴方に出逢えた事を感謝してるの』 「……うん」 『残り何年の人生か判らないけれど、貴方と出来る事は全部やりたいな』 「そうだね……じゃあ、まず何をしようか?」 ――私は考える。決して無限ではないこの人生で、愛する人とやりたいこと。 『そうね、それじゃあ――』 ――彼と一歩ずつ進んで行こう。 303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 21 42 42.38 ID HD8yVXlYO 仕事おわた 皆さんGJだ!!! 304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 21 52 06.02 ID IzXohUoYO 291 描いてみようかな 別に絵師とかじゃないけど 今バイトだから帰宅後、スレがあれば 305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 21 58 52.42 ID uLlnYyleO 304 期待あげ 306 : ◆ilkT4kpmRM :2006/09/12(火) 22 00 15.12 ID zZfjiyFmO 久々 で、投下 http //white-stork.b.to/kanata/2 カラメを変えたり お酒は体をいたわって飲みましょう 307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 22 00 53.08 ID qMYNvs260 そろそろ寝ようかと思ったが、 304の絵を見るまで眠るわけにはいかないね 308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 22 04 24.03 ID 9+pqSfaXO 290 http //kjm.kir.jp/?p=51442 ドラマ見ながら3分クック 物凄い雑
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/36.html
317 :肌寒い夜に :2006/09/12(火) 22 46 01.22 ID XeeUB69dO その1 クー「寒いな男」 クーが毛布を頭から被り顔だけ出して言った。 男「そうかい??僕はそうでもないと思うけど。」 僕は暑いのより寒い方が好きなので大したことはない。 クー「男、非常に寒いな」 毛布が小柄な体を隠していてなんかかわいい。抱きしめたい。 男「――クー、ちょっとおいで。」 クー「なんだ??」 ギュッ 僕はクーを後ろから抱えるように抱きしめた。 クー「おおお男!?いきなりどうしたんだ!?」 男「クーが寒い寒いって言ってたからこうしたらあったかいかなと思って。」 クー「ふぅ…確かにあったかいし気持良い。それに安心する。」 男「それに――クーを抱きしめたかった。」 318 :肌寒い夜に :2006/09/12(火) 22 47 05.91 ID XeeUB69dO その2 クー「///男、今日は積極的だな///」 クーの顔がほんのり赤い。 男「たまにはクーをドキドキさせたいしね。」 クー「何を言っている。私は男といる時はいつでもドキドキしてるぞ。」 そんな真面目な顔で言われても… 男「そんなようには見えないけど…」 クー「昔から感情があまり顔に出ないようなのでな。」 男「…こっち向いてよ。」 次は前から抱きしめた。 クーは顔を真っ赤にしながらうつむき、僕の胸に包まれた。 ――クーの鼓動が聞こえる。 ――クーの体温が感じられる。 ―――クーの心が聴こえる。 彼女は僕の首筋に顔を埋めた。 クー「男、あったかいぞ。」 男「クーも、ね。」 これからもこの温度を守って行こうと誓った夜。 END グダグダですまんこ。 321 :お題:図書室にて :2006/09/12(火) 22 57 24.29 ID wdz4Ykwz0 「おや珍しいな、読書中か?」 『よーう、実は大して用も無く入ったんだけどな』 「何か面白い本があったのか」 『本というかね、犬種の図鑑だ』 「ほほう―――どれどれ」 『やっぱ柴犬だなあ』 「うむ、確かに凛々しく愛らしい顔立ちだ」 『ほら、一昔の一般家庭のイメージってあるじゃないか』 「うん、どういうものだ?」 『穏やかな家庭……一戸建て……縁側には白い犬 「貞淑な妻」 なんかこういうのっていいよな~、っていま何か言ったか?』 「―――いや、特に何も」 322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 23 09 46.35 ID uLlnYyleO GJ! 323 :お題:失恋 :2006/09/12(火) 23 12 55.09 ID wdz4Ykwz0 「そう言えば君は、失恋をしたことはあるのか?」 『―――嫌なことを思い出させるな』 「なに、あるのか。……これは意外だ」 『……えっと、そんなにおかしいことか?』 「おかしいというか、私には信じられないな」 『なにが?』 「まさかこの世に君を袖にする女がいるとは―――」 『……あー、俺別にそんな大したもんじゃないんだが』 「どこの誰かは知らないが、見る目のない……」 『んで、そういう自分はどうなんだ?』 「ない。君が初恋だからな」 324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 23 19 18.74 ID ccUcS1Yx0 ク「男、少し話がある」 男「どうした、クー」 ク「今まで一人の友人として男と接してきたが、気持ちに変化が生じている」 男「変化?どういうことだ?」 ク「鑑みるに、男を好きになりかけているようだ」 男「…はい?」 ク「つまり、友人という枠から一歩踏み込んで、会話や行動を共にする時の高揚感や、 ある種の性的な興味、少々の独占欲を得つつあるということだ」 男「お、おい、そんなことさらっと言われても…」 ク「分かった、もう少し婉曲的な表現に直し…」 男「ああ、いや、そういうのはいいから。けど、何故だ?」 ク「きっと男が分け隔てなく優しい、真面目な男だからじゃないかと考えている」 男「考えている?」 ク「感情が先に立ったので整理がついているわけではないんだ。 だから、好きになりかけているようだ、と言っている」 男「そう…か」 ク「それで、男としてはどうだ?私のことは好きか?」 男「え?あ…それは…」 ク「どうなんだ?」 男「…今まで友達として一緒だったから、急に聞かれても戸惑う」 ク「自然な反応だな」 男「すぐに答えを出せないのは男らしくないかもしれないが、一日だけ考える時間をくれ。 クーも完全に好きという答えが出ていないなら、考える時間はいるだろ?」 ク「そうだな」 男「ごめんな。せっかく気持ちを打ち明けてくれたんだし、適当な気持ちで答えたくないんだ」 ク「…そうか。今の言葉で分かった。好きだ。私と付き合ってくれ、男」 男「お、おい…」 スレの初期も知らずに初投下してみるけど、こういうイメージで合ってる? 325 :以下、名無しにかわりましてVlPがお送りします :2006/09/12(火) 23 21 10.49 ID CM2iUxvM0 324 おk 326 :お題:授業クール :2006/09/12(火) 23 22 45.83 ID wdz4Ykwz0 『いつも思うんだけどさ』 「うん、どうした?」 『授業のノート、完璧だよな。字もきれいだし要点もわかり易いし』 「む、そう素直に褒められると照れる。 ―――だけどこれはまだまだ集中できてないぞ、まあ5割だな」 『これでか……後の5割は?』 「うむ、授業中での君の息づかいや衣擦れの音を拾うのに必死だ」 『マジメに授業受けろよ!』 「……時々ツボにはまると字面が乱れて困るんだ。 ほら、そこの『秘』という文字、少し歪んでいるだろう。 これは君がくしゃみをした時だな」 324 正解かとw 327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/12(火) 23 24 17.16 ID kEEYqmh5O 323 これは…地味に萌える 337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 00 19 24.64 ID 593BWCnaO 男「クー傘忘れたの?」 クー「はい・・・今日は降水確率0%だったので、持って来ませんでした」 男「俺いっつも置き傘してるから、一緒に入る?」 クー「宜しいんですか?」 男「ハイッ」 http //kjm.kir.jp/?p=51501 クー「たまには予報外れるのもいいですね」 男「えっどうして?」 クー「こうやって一緒に帰れるからです」 男「//////」 338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 00 22 06.74 ID rBfbCfJ5O 337 GJ! 339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 00 24 02.11 ID E8P6mZyZO 337 男が羨ましいぞぉぉぉぉ!!! 343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 00 49 10.58 ID hxw5CwDKO 御曹司男&庶民クール 「愛してる。君の愛を一身に浴びたい。君と一緒の生活をさせてくれ」 「はは、冗談じゃなさそうだよね。金目的…じゃないよね」 「失礼だな君は。君がいればそれでいい。世界中全てを敵にまわしてもいい。」 「…すまない、馬鹿親父がふらふらしているのをみているとつい、ね。お詫びに食事にでも行こうか?」 「いや、帰りに一緒に商店街に行こう。」 「何か欲しいものでもあるの?」 「ああ。どちらかというと君に渡したいものだけれど」 「僕に?」 「ああ、そのあと君の家に行こう。」 「じゃあタクシーを…「いや、歩いていこう」 「どうして?」 「いいから、さあ行こう。」 345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 00 24.72 ID KNeAlE7J0 夏は終った。――情熱的に痺れ焦がれた夏も終わり、木の葉は焦がれ恥かしげに赤味を差す、秋の訪れだった。 先日“男”と別れた私としては、こう急激に気温が下がると、忘れかけていた男との思い出がフィードバックしてしまう。花火観賞やお祭――地蔵盆など、さまざまな記憶が引き戻され、絞られるように心が痛い。 このぽっかりと空いてしまった穴を、埋めることは出来るのだろうか……男の笑顔が浮かび上がる。 学校の帰り道、私は一人家路に着いた。別れてから数日、生活の変化が私を襲う。男が隣にいるはずなのに、男がここで「何いってんだ」と頭を小突いてくれるのに、男は何処にも居なかった。 木枯らし吹き止まぬ通学路の、銀杏《いちょう》並木の中をぽつぽつと歩いていた。ほど強い風は私の髪を掻き、木の葉を雑じらせて私の頬を切った。紅く腫れあがる頬はその傷痕を作り、侘しさが込み上げてきていた。 「痛いよ」誰に宛てた言葉か、ある程度の推測出来た。心のバランスが崩れ、クスリと苦笑を浮かべながら……意思とは関係なく 、涙が滝のように流れた。 霞む視界の中で、後ろから追い越した男の姿があった。男の隣には同級生の女子、仲良さ気に語らう二人を確認してしまい、あがってくる嗚咽を殺しながら泣いた。胎に変調をきたした私は、小刻みに震え続けた。全く脚が動かなくなり、その場で蹲る。そうして…… ――ああ、切ないのを通り越して……私は軽く切れた。……ブチ切れた。 「あはははは、おーとーこー愛してるぅぅぅぅぅ」 男が振り向く、私は足早に駆け、肩に両手を回し抱きついた。そして男を中心にして、くるくると回る、まわるまわるメリーゴーランド。男ワンダーランド。 「好きだよ、もう大好きなんだからぁ」 約二周半したところで腰を落ち着かせ、男の唇を奪い取った。表面が乾いて掠れた唇、舐めあげるように潤いを与えた。 「空さんコワヒです」私は君のいう事はあながち嘘ではない、と男を掻っ攫い駆け抜けていった。 強引に――了 346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 08 14.47 ID hxw5CwDKO 御曹司男&庶民クール続き 「うん、美味しい。」 「そう言ってもらえると光栄だな」 「なんだか悪いな。お詫びをしようと思ったのに、手料理までご馳走になっちゃって。」 「いいや、十分なほどの物を貰ったよ。」 「何かあったか?」 「ああ、君とこんなに長い時間が過ごせたこと、君に私の手料理を食べて貰えたこと、そして君と二人きりで今いること。」 「…まいったな」 「どうした?何かおかしいところでもあったか?」 「こんなに思われてるならなおさら何か返さなきゃな。」 「そういえばまだ返事を聞いていないぞ」 「そうか。じゃあ改めて…“こちらこそ喜んでお受け致しますお姫様”…なんてね」 「…君は卑怯だ」 347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 17 47.25 ID /LN/FnOSO 345 ちょwwクーが壊れてるww 346 GJ! 348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 18 35.88 ID TENddduQO 342いい感じにdとQとNが揃ってるなw 349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 22 14.36 ID TENddduQO 348まだ途中だった 345こういうの好きw 351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 40 22.67 ID JCxgA39PO 290だっちゃ http //kjm.kir.jp/?p=51524 …描いてはみたものの ふいんき(ry作りの為かもしんないけど、会話端折りすぎてて、実は話がちょっとよくわからなかった あとちょっと素直クールぽくないかなぁ。 次に期待してます。 上目線でスマンコ 352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 49 03.79 ID AFeuAVxH0 351 GJ!! 353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 52 46.07 ID olsokUxdO 「クーの好きな言葉って、何?」 『クー』 「?」 『君がつけてくれたあだ名だ。可愛くて、好きだ』 「それは、どうも」 『君の好きな言葉は何だ』 「クー」 『?』 「クーの全てが、可愛くて、好きだ」 『・・・』 「照れてる?」 『・・・愛してる』 354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 01 56 09.57 ID JCxgA39PO 353 萌えたよチキショー 359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 02 49 51.31 ID MuyIouDZ0 290 便乗してみようかなという流れ。 PC用 http //sucool.s171.xrea.com/up/src/up0549.jpg 携帯用(サイズ小) http //sucool.s171.xrea.com/up/src/up0550.jpg 360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 02 49 56.54 ID zpBMhhxkO 345 こういうのツボだわw 実際クーが男と別れたらこんなんなるんだろうな 361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 03 03 52.19 ID dVKJgG0NO 359 くーの平仮名表記に燃え素 362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 03 05 20.51 ID 0Ywvlh7X0 359 内股ktkr!!1!wwwwwwww GGGGGGJJJJJJJJ!!!! 365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 03 50 33.82 ID j4XWEhlr0 クー:男よ、 男:ちょっ、何!?クーさん、バスタオルなんか巻いて クー:君に見てもらいたいものがあってな、ホレ バッ http //kjm.kir.jp/?p=51549 男:…ハッ!!(いかん、思わず見とれてしまった) ク、クーさん?その格好は……、 クー:うむ、先日君の部屋を探索した際に本棚の裏に隠されていたモノに載っていた。 道理でスクール水着にしても反応が薄かったわけだ 男:ちょwwwwwwww部屋が模様変わってると思ったらwwwwww クー:で、どうだ?欲情したか?発情したか? 男:よく…!!、女の子がそんなこと……(ちょっ、そんな姿で迫られたら理性が…) クー:…うん?どうやらこちらの君はたいそう気に入ってくれたようだなw 男:ブルータスお前もかっ!!ってそんなとこ触っちゃ………………あぁん♪ (続きは省略されました。続きが見たい人は清らかな心を持てばきっと見れるはずです。) 369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 05 07 02.08 ID d3nU3zj2O お題:雨のち晴れ 370 :1:2006/09/13(水) 05 11 48.92 ID M3pFHCqyO 369 おk。 お題:雨のち晴れ 僕らは今、近くの公園で雨宿りしている。 男「雨…晴れないね」 クー「ああ…すまない」 男「何で謝るの?」 クー「いや、私が傘を用意していたら君が濡れる必要が無かったのに…」 男「ううん、僕も用意してなかったしさ…気にすることはないよ?」 371 :2:2006/09/13(水) 05 15 59.54 ID M3pFHCqyO クー「しかし…雨も滴る良い男だな…君は」 男「ちょっと…クー透けてるよ…」 クー「ん?私としては君に今、この体を見せても構わないぞ?」 男「ダメ…絶対にダメ」 クー「そうか…残念だな」 男「残念って…ほら、拭いてあげるからおいで?」 クー「自分で拭けるが…お言葉に甘えよう」 372 :3:2006/09/13(水) 05 19 54.31 ID M3pFHCqyO 男「自分で拭くって…どうせ、拭かないで僕を誘惑する気だったんでしょ?」 クー「何故分かったんだ?やはり君とは永遠に結ばれる運命なんだな…」 男「やっぱり…でも、風邪引いちゃうよ……」 クー「……くしゅっ」 男「ほら、いわんこっちゃない」 クー「なあ、一つ甘えても良いかな?」 373 :4:2006/09/13(水) 05 23 45.86 ID M3pFHCqyO ぎゅっと、クーが抱きついてくる。 男(やばい…まだ濡れてるから余計に可愛く見える…) クー「少しだけで良いから…暖めてくれないか?」 男「少しだけね?」 じゃないと、僕の理性が壊れそうだ…。 クー「雨が上がるまで」 男「上がりそうに無いんだけど」 クー「放さない」 男「ちょ…もう…」 僕はまだ乾いてないクーの頭をくしゃっと撫でる。 374 :5:2006/09/13(水) 05 30 14.98 ID M3pFHCqyO もうどれくらい抱き合ってたんだろう…30分くらいなのに、すごく長く感じる。 男「あ…雨が上がったみたいだよ、クー」 クー「……」 男「クー?」 クー「すぅ…すぅ…」 男「寝ちゃったか……っと、本当に風邪引く前に帰らなきゃ」 僕は寝てしまったクーをおんぶし、帰路へつく。 クー「んん……男、好きだぁ…放さない…か…ら」 男「フフッ…寝言かな?これは帰ったら大変かも」 僕の予想どおり、この後はクーに甘えられ一晩付き合った…。 クー「付き合ったじゃない。愛し合っただからな?」 男「クー///」 375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 05 31 32.76 ID M3pFHCqyO 以上。 なんか、クールっぽさがなくてごめん(´・ω・`) 376 :Cool Fool 1/2:2006/09/13(水) 05 50 17.60 ID whuvjaTq0 ~休憩時間~ クー「委員長、ちょっといいか?」 委「別に構わないけど……男君はいいのかい?」 クー「ああ。男なら今は友人と談笑中だ」 男『昨日兄貴のオナヌー現場見ちまったよwwwwww』 友『うぇwwww兄貴さんカワイソスだぜwwwwww』 委「なるほど……で、聞きたい事というのは何だい?」 クー「委員長――――そのはちきれんばかりの胸は自前か?」 委「自前だが、それが何か?」 クー「どうすればそうなれる?私もそんな風になりたいのだ」 委「クー、コイツはそんないいものじゃないよ」 クー「何故だ?たわわな胸は最高のセックスアピールだと聞くが、違うのか?」 委「うん。無駄に重いせいで肩は凝るし、足元が見えないし……多分、通知表で体育が1なのはコイツが原因だね……ハァ……」 クー「ソイツは贅沢な悩みという奴ではないのか?それが無い所為で、未だに私の下着は子供用だ」 委「それは君の体格を見れば分かる。けどねぇ、ここまで重いと拷問だから」 クー「そんなに重いのか?」 委「うん。下から持ち上げてみるかい?」 クー「……じゃあ、少しだけ」 ――もにょーん クー「……何だか余計に羨ましくなってきた」 委「この重さを体感しておきながら、何で羨ましくなるのかが分からないんだけど?」 クー「無い物ねだりと言う奴かもしれないが……触ったら余計欲しくなってきた」 委「あげれるならば幾らでもあげたいところだが……」 (ここよりABに分岐) 377 :Cool Fool 2/2:2006/09/13(水) 05 50 53.17 ID whuvjaTq0 ~A END~ 友『やっぱ巨乳だぜwwwwwwっうぇwwwwww』 男『バーローwwwww貧乳に決まってんだろwwwwwww』 委「先程の発言は訂正する。幾ら金を積まれようと、コイツは渡せない」 クー「私も先程の発言は訂正しよう。私は一生このままでいい」 ~B END~ 友『やっぱ貧乳だぜwwwwwwっうぇwwwwww』 男『バーローwwwww巨乳に決まってんだろwwwwwww』 ――グサグサッ 委「……シノウ……」 クー「……モリニカエロウ……」 委「……」(クーの胸凝視中) クー「……」(委員長の胸凝視中) クー&委『殺してでも奪い取るッ!』 378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 06 26 38.53 ID l+arFHosO 377 ガラハド吹いたwww 383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 07 41 16.54 ID Jc9kmhHSO 長編執筆終了保守 384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 07 58 27.84 ID l+arFHosO 383 投下待ち保守 385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 08 00 50.64 ID d3nU3zj2O 375 お題だして寝てた スマソ そしてGJ!! 390 :ふいうち :2006/09/13(水) 09 02 58.66 ID /LN/FnOSO クー「……スクール水着は好きか?」 男「急にどうしたの?」 クー「先日君の部屋でこのようなものを見つけてな」 男「ぁ!(友に押し付けられたヤバイ雑誌、水着特集とか言ってたやつだ)」 クー「……君は大きい方が好きなのか?」 男「えーと」 クー「それとも、こっちのような小さい方が好きかね?」 男「……全部読んだの?」 クー「もちろんだ。……君の嗜好は全て知っておきたいからな」 男「いや、僕の好みとかじゃなくて。友が勝手に置いていっ――」 クー「ごまかさなくてもいい」 男「いや、ごまかすとかじゃ――」 クー「私はホッとしてるんだ」 男「なくてって。……え?」 クー「……アプローチしても反応が薄いから、どうしようか悩んでいたのでな」 男「え? あの、クーさん?」 クー「家にあった水着の中で、この本に一番多く載っていたこれを着てみた」 ゴソゴソ……パサリ 男「!(スク水)……ウチの高校の水着と違いませんか?」 クー「ああ、母の物だ。……父を落とした戦績を持っている……どうだろうか?」 男「ぇ、ぃゃ……(自分の部屋にスク水姿のクーが……これはきっと夢?)」 クー「夢では無い。……撃墜数を2にしたいのだが、覚悟してもらえるかな?」 391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 09 43 24.17 ID rf7BgltQO これは素晴らしいwwwww 407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 13 31 51.61 ID 593BWCnaO 男「何か今日は機嫌が良いみたいだね」 クー「えぇ・・・今日は付き合い初めて1年が経つ記念日ですから」 男「もうそんなに経つんだ、月日が過ぎるのも早いね」 クー「えぇ・・・此からも宜しくお願いしますね・・・一生私を離さないで下さね、男さん」 http //kjm.kir.jp/?p=51616 男「おっと、此からも宜しく」 クー「はい・・・一生離しません」 筆箱忘れてマッキーで描いたwww 408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/13(水) 13 43 53.40 ID 28+9/0hRO 407ktkr
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1480.html
ヤンデレ素直クール第一話 ヤンデレ素直クール第二話 ヤンデレ素直クール第三話 ヤンデレ素直クール第四話