約 12,331 件
https://w.atwiki.jp/kunrenjo/pages/18.html
「訓練所」所属メンバー 教官 役職 ネーム SD 指導可能兵科 使用武器 メイン階級 備考 ログイン時間 教官 クラマス でろでろ 1,87 少尉1 協力できたらと思いました 教官 Lj_jfjl 1,74 RM M4・HK 大尉 新武器用に育ててたアカをそのまま使用 平日1800~2500の間で1~2時間・休日気が向いたら 教官 N0nkE 1,91 PM・RM・SR kriss/MP7・M4/HK・TPG 大尉3 上手くなりそうな人がいればお持ち帰りも考えてます 20~26で2時間ほど 教官 Jacques 1,73 PM・RM・SR MP7・HK・TPG/FR-F2 中尉3 一番弱い教官です 大体います 教官 フウレイ 1,29 PM・RM・SR UMP等 AR TAR21等 SR TPG 少尉3 週3ぐらい 教官 KingSniper 1.67 RM・SR M4/Sako/HK416・TPG 大尉1 うまくなりそうな人などはお持ち帰り考えてます 訓練兵 活動鯖 ネーム SD 得意兵科 使用武器 階級 目標 イン時間 1,5未満鯖 井上トロ男 1,03 曹長1 楽しそうだからきました 平日21~24・休日12~24 1,5未満鯖 beatwreath 1.07 軍曹5 参加した爆破の7~8割がスコア下位、下手したら最下位なのでどうにかしたい 不確定、そこそこ高in 1,5未満鯖 SCA 1.13 MP7・M14・FRF2/TPG 軍曹4 爆破で安定してフラグ上位取れるようになりたい。 1,5未満鯖 ドント 1.22 軍曹4 1,0未満鯖 さくらふぶき 0.72 RM・SR M14・ドラグノフ 軍曹3 爆破でS/D1,0以上維持できるようになりたい 大体が夜でたまに昼 1,5未満鯖 愛してるうぅぅ 1.39 無し ウージーが好き 軍曹3 あんなことやこんなことを教えて欲しい 皆が働いてる時間帯 1,5未満鯖 そぉいっ! 1.09 RM TAR-21 軍曹3 爆破で常にK Dになる様になりたい 基本的に土曜の夜21 00~体力気力が持つまで 1,5未満鯖 あなたをこえたくて 1.35 AR G3/HK 軍曹3 せっかくなので初心に帰って1からやりなおしたい 20時~気の済むまで 一般鯖 Vazel 1,49 PM・RM・SR MP7・M4A1/FNC・TPG 軍曹2 爆破での基本的な立ち回りを覚えたい 平日22時~24時 休日不定期 1,0未満鯖 くみちょう 1 RM AK-47 軍曹2 一般鯖でぼこぼこにされたくない 不定期。嫁と子供しだい 1,0未満鯖 あっくす 0.98 PM MP7・HK・TPG 軍曹2 一般鯖にて上位が取りたい 基本は土日の朝から夕方。嫁の機嫌しだい 1,0未満鯖 ウータンタン 0,88 PM Bizon 軍曹2 爆破や殲滅で役に立ちたい 平日22時~24時前まで。休日不定期 一般、1,5未満鯖 へーきっ 1.26 PM Bizon 軍曹1 攻守の立ち回り方とAIM力の向上 不定期 一般鯖 未定です 1,56 伍長5 一般鯖 門倉雄大 1.13 RM・SM M4 伍長5 RMで爆破で上手く立ち回りたい。AIMをキチンとできるようになりたい 20~25時 一般鯖 Leaupar 1,5 RM AK47 伍長5 AK47のタップ撃ちのコツ、爆破系マップの地理と特徴を覚えたいです 主に23 00~26 00 1,5未満鯖 181 1,00 RM M14 伍長4 殲滅戦でフラグトップ取れるようになりたい 平日は21時~23時 休日は用事がなければいます 1,5未満鯖 アクセロリータ 1.28 伍長4 SCAさんと中身同じです 一般鯖 陸戦型戦闘兵 0,68 RM・SR AK47・Galil Sniper 伍長2 とりあえず足を引っ張らない程度なる 不定期 ビギナー鯖 SD1.00 1.06 兵長 少人数でも安定してK>Dになってみたい ビギナー鯖 BOT1号 1.76 RM 無し 一等兵 立ち回りを覚えたい 不定期 ビギナー鯖 アルバラード 0.36 PM MP5A3 一等兵 堂々と戦闘部屋に参加できるようになりたい 21時~0時くらいまで
https://w.atwiki.jp/itadaki-game/pages/19.html
【防衛】 魔物軍が攻めてくる。勝てばいつもより多めに戦利品が手に入る。 負ければ修復の為に金が大量に必要になる。 【産業復興】【産業衰退】 復興の場合は持ち金が増える。衰退の場合はその逆。 【貿易復興】【貿易衰退】 復興の場合は装備が手に入る。衰退の場脚は金が必要になる。 【VS教官】 教官と一騎打ち。勝てば良質の装備が手に入る。 負けてもペナルティは無いが、教官のセリフがムカつく。 【スター来訪】 みっくみっくにしてやんよ~
https://w.atwiki.jp/gakuen/pages/62.html
イリス 一人称:わたし 性別:女 所有デバイス:サウザンド・アイ(サウズ・アイ) 使用魔法:フレキシブルバインド スバルとティアナが訓練校で出会った自称9歳の少女。 無邪気な笑顔と純粋に輝く瞳、長い髪が特徴。 ティアナに甘えたり、スバルと大食い競争をしたりと歳相応の可愛らしい部分も多いが、 普段の笑顔からは想像も出来ないような毒舌を吐くこともある。 信頼する人間にはとことん甘えたり親身になって尽くす一方、嫌いな相手には容赦がない。 バインドを使った攻撃が得意。ただし、一部の技は残酷過ぎるため生身の人間には使用不可。 (バインドで串刺し→高く放り上げ勢いで地面や壁に叩きつけるなど) 実は訓練生ではなく、本局の監査部捜査官。 教官 (事務官) 一人称:私 性別:女 年齢:20代中盤 人事部から訓練校に派遣されている非常勤の教官。 一見真面目で面倒見の良い大人の女性に見えるが実際は悪巧みや悪戯が大好きで、 常に何か面白いことはないかと目を光らせる困った人。 直接の上司であるレティとは、こき使われつつも食事に行ったり家に出入りすることも多い。 (呑み潰れたレティを送り届ける意味で) レティに独り身を心配された際に「グリフィス君をください」と冗談めいたことを言っている。 人事部復帰に伴い(教官→元教官→事務官)と名称が変化。 訓練生s 性格、行動パターンともにまんま局員。 魔力の誤魔化しや試験の点数不足により退学になるが、 教官やイリスに紹介された仕事で食いつないでいるとかいないとか。
https://w.atwiki.jp/teito/pages/47.html
冨樫 吉宏 性別:男 ポジション:教官(支援) 301訓練部隊の教官の一人 主に座学中心に戦術や戦史を中心に担当する。 教官では一番の年長だが決して衛士としての腕は衰えていない。 おだやかな性格で仲裁役に回る事が多い。訓練生達の事を高く評価している。 元ネタは歌舞伎『勧進帳』の富樫左衛門(安宅関で義経主従を見逃す) 名前は漫画家 富樫義博から
https://w.atwiki.jp/ayano01/pages/128.html
皇室近衛騎士団のメサイア及び大型飛行艦は、他国のそれとは大きく異なる。 魔晶石を動力とする、Lクラスに分類されるエンジンが精霊を産み出すことはこの世界では常識。 そして、精霊の自我は、メサイア・コントローラーの命じる内容を理解出来、かつ、メサイアの全てを管理出来る、一種のコンピューターとして機能するに留められるのが普通だ。 当然、自我はないに等しい。 兵器として、いや、道具として当たり前のことなのだが――― それを真っ向から否定してのける国がある。 それが、大日本帝国。 つまり、皇室近衛騎士団だ。 少なくとも、美奈代は、そう、教えられていた。 「……」 スピーカーからの二宮の指示が響く雛鎧(すうがい)のコクピットで、美奈代は顔を引きつらせていた。 どうして? 何故? スピーカー越しの教官からの指示が、耳に入らない。 耳にはいるのは、自分の心からの問いかけだけ。 何故? それだけだ。 「……」 「……」 興味深そうに自分を見つめてくる二つの瞳。 それを前にして、他に湧いてくる言葉なんて、ない。 小さな女の子が、操縦者を守る最終装甲を兼ねたモニターカウルにちょこんと座って、自分を見つめているのだから、無理もない。 「ね、ねぇ」 美奈代はようやくのことで女の子に語りかけた。 年の頃は4歳くらい。 大きな目とやわらかそうなほっぺた。 幼稚園児の着るような白いスモック。 「?」 小首を傾げる愛らしい仕草。 どう見ても、メサイアという兵器の中にいるべき存在じゃない。 大体――― 「あなた……どこから入ってきたの?」 閉鎖された狭いコクピット内に、例え子供といえど、潜んでいられる場所なんてない。 違う。 美奈代の目には、少女が突然、目の前に現れたように見えた。 「?」 少女は、意味がわからないらしく、また小首を傾げた。 「泉候補生」 島教官が言った。 「あいさつ位しておけ」 「あ、あの―――」 「ああ……貴様等は、まだ精霊体に会ったことがなかったな」 「精霊体?これが、そうなんですか?」 「これじゃないもんっ!」 女の子は、頬を膨らませて言った。 「私は“さくら”だよ!?」 びっくりして声を失った美奈代に、教官がフォローするように言った。 「近衛が、メサイアや飛行艦に疑似人格を持たせているのは習ったな?」 「は、はい」 美奈代はテキスト通りに答えた。 「魔晶石エンジンは、命令を兵器に伝達させるだけだと、精霊体の本来持つ力が存分に発揮されることはない。疑似人格を与えることで眠っているパワーを引き出す事が出来る」 「50点だ」 教官の評価は厳しい。 「共に戦うパートナーとして疑似人格を位置づけ、自発的な協力を受けることで、人類には引き出すことが出来ない、魔晶石の眠れる力を引き出させるのが、最大の狙いだ」 ―――それを言う前に点数つけないでよ。 と、美奈代は内心でそう毒づいた。 「さて―――」 教官は言った。 「“さくら”?状況は?」 「はぁい!」 少女は手を挙げて、自信満々に答えた。 「ママに聞いてください!」 「―――殴るぞ?」 作戦命令。 それを完全に聞き逃した美奈代は、周囲に合わせる形でメサイアを動かすハメになった。 どんな命令が下されているのか、まるでわからない。 「命令はすでに伝達された」 恐る恐る訊ねた教官からは、後頭部へのバーの直撃と、そんな返事しかもらえなかった。 「さくら……ちゃん?」 「“さくら”、黙っていろ」 教官からそうクギを刺された精霊体―――“さくら”は、救難信号を送る美奈代を、気の毒そうな顔で見るだけだ。 「牧野少尉……どうした?」 先程から、何の報告もしてこないMC(メサイア・コントローラー)に教官は問いかけた。 普通ならそろそろ、何か情報があってもいい頃だ。 「島教官、騎体バランスに気をつけてください」 「バランス?―――こっちでは何も感知していない。動作も問題ない」 「騎体総重量が予定と異なっているんです」 「何?何か積んだか?―――どれくらいだ?」 「予定重量より、4tも」 牧野の言葉を遮るように、“さくら”は顔を真っ赤にして怒鳴った。 「わたし、そんなに太ってない!」 「4トンって、太る太らないの問題じゃないと思う……」 という美奈代の呟きは正しい。 「あのなぁ。“さくら”」 教官は、怒る“さくら”をなんとかなだめようとして失敗した。 ばかぁっ! チビっ! 飲んべえ! 貧乳! ……。 コクピット内では、唖然とする美奈代を後目に、教官と女の子の怒鳴り合いが続く。 それは親子喧嘩というより、子供同士のケンカだ。 「あの……私、どうすればいいんですか?」 「命令通りに動けばいい!おい、このチンチクリン!」 「鏡見れば!?」 「いい加減にしなさいっ!」 コクピットを制圧したのは、MCLにいる牧野少尉の一喝だ。 「何をやってるんですか!」で、始まった説教が二人の動きを封じるコクピット。 美奈代は外に助けを求めるように、モニターの外を見た。 他の騎はすでに移動を開始している。 肩のナンバーから、斜め前方を移動中なのが宗像騎だと知った美奈代は、そっと宗像騎との通話を試みた。 『ん?どうした?』 通信はクリア。HUDの片隅に、宗像の顔が映し出される。 美奈代はこっそりと言った。 「宗像、すまんが」 『どうした?何の騒ぎだ?』 「後ろのノイズは無視してくれ。どんな命令を受けている?」 『ああ……』 モニターの宗像が動き、美奈代の前に作戦図が展開される。 『そっちの家庭事情はこっちから外部操作で開かせてもらったが……右端の戦況確認ボタン一つでわかることだぞ?』 いわれればそうだ。 基本的なミスに気づいた美奈代は、赤面しつつボタンを押した。 「スマン……このまま前進、前方に潜む敵を撃破。なお、戦闘はすべて教官が行う?」 『そうだ。いわば、教官同士の模擬戦に参加して、対メサイア戦がどういうものか、肌身で感じろということだな』 「成る程?」 しかし、そこで美奈代はひっかかった。 「風間はどうなる!」 そう。 風間の乗るメサイアは単座騎。 教官なんて乗っていない。 戦闘に巻き込まれれば最悪――― 『……私も心配だ』 宗像は真顔で頷いた。 『私のスイートハートが教官になぶり者にされるようなことがあれば……そう考えただけで―――』 「考えただけで?」 『濡れてくる』 背筋が寒くなる美奈代の前で、モニターの宗像は身をよじらせた。 『ああ―――たまらん』 「……もう少し、普通に考えていいぞ?」 『私はめい一杯、普通だ。―――それと』 宗像は言った。 『各地に仕掛けられた弱レベルのMLの他にも飛んでくるから、気をつけろ。直撃一回で12時間のメシ抜きだ』 「飛んでくる?」 『―――砲弾だ』 「実弾か!?」 『前哨戦ってことだな。メサイアの装甲の前には無意味だが、我々を嬲るつもりだろうさ』 「宗像―――楽しそうだな」 『ん?』 「危険を楽しんでいるようにも見える」 宗像は、心底楽しそうに答えた。 『そうだ。―――危険とは、怯えるためのものじゃない。楽しむためものだ』 美奈代達が移動を開始して5分後。 そろそろ、演習地は森から平原へと景色を変えようとしていた。 ピーッ コクピットに警告音が鳴ったのはその時だった。 「!?」 「何の音だ?」 教官の質問に、美奈代は答えた。 「実体弾の飛来警告です!砲はFH99!弾種ロケット弾!」 後頭部に見えない手を展開しつつ、美奈代は答えた。 「有効範囲は?」 「約80キロ!」 「どうする?」 「移動、もしくは―――っ!!」 ドドンッ! 爆発音が雛鎧を揺るがしたのは、まさにその時だった。 ガンッ! 美奈代は後頭部の痛みに気を失いそうになった。 「このバカもんっ!」 教官が怒鳴る。 「いちいち答えてるヒマがあるなら、さっさと動かんかっ!」 「も、申し訳……」 こぼれる涙を堪えながら、美奈代は騎体の状況を確かめた。 雛鎧は、とっさに片膝をついてバランスをとりつつ、シールドで頭部をガードする姿勢。 教官が自分から瞬時にコントロールを奪い、とった姿勢であることは、美奈代にはわかる。 「砲撃の後、どうするっ!」 「戦闘態勢に」 雛鎧を立ち上げようとして、美奈代は騎体が動かないことに気づいた。 「―――えっ!?」 コントロールユニットを操作するが、騎が全く動こうとしない。 「“さくら”!どうして立ち上がらないの!?」 思わず怒鳴る美奈代に、“さくら”は半分、泣き顔で言った。 「腰が抜けましたぁ……」 「このバカっ!」 「バカもんっ!」 ガンッ! 美奈代の後頭部を再びレバーがどついた。 「“さくら”!こんなことは山ほど経験してるはずだ!」 ガンッ! ガンッ! ガンッ! 教官が怒鳴るたびに、美奈代の後頭部に激痛が走る。 「いい加減にしてくださいっ!」 美奈代はたまらずに怒鳴った。 「ここは自分ではなく、“さくら”を叱ってください!」 「叱ってるだろうが!」 「レバーを押さないで下さいっ!」 「クセだ、気にするな!」 ガンッ! 「ううっ……」 「泉候補生」 「グスッ……はい?」 「12時間、メシ抜き確定だ」 「そんなぁ!」 軍隊の数少ない楽しみ。 それは、メシと睡眠。 冗談抜きでそういうものなのだ。 それを取り上げられた美奈代は泣き顔で叫んだ。 「あんまりですっ!」 「あーあ。俺達はこの後、行きつけのおでんやで打ち上げだぁ」 教官は晴れ晴れした声だ。 「屋台のおでんって、おいしいんですか?」 さくらは興味津々で訊ねた。 「ああ。あれで一杯は最高だな」 「私も食べたいですぅ」 「ど、どうやって?」 「―――はぅぅぅぅっ」 『泉』 モニターに宗像が映る。 『状況、わかってるな?』 「状況?」 『泉』 タダでさえ低い宗像の声のトーンが落ちた。 『後でシメるぞ』 「すまんっ!」 美奈代は戦況モニターを開いた。 周辺の地形図と自分達の現在位置が映し出される。 10騎全騎が、今は無事。 そして――― 「丘陵の向こうに3騎」 『それだけじゃない』 それは、初めて聞く宗像の声。 宗像は緊張していた。 『教官達が状況を変えた』 「状況を?」 戦況モニターの上。 そこに映し出された最新情報にようやく気づいた美奈代は、我が目を疑った。 「被弾により―――教官全員戦死!?」 思わず振り返った美奈代は、後ろで知らん顔を決め込んでいる教官の顔を見た。 「い―――」 生きている! そう叫びそうになった。 それはあくまで仮定の話。 現実ではない。 それはそれでわかるのだ。 「パパ―――死んじゃったの?」 “さくら”が心底嬉しそうな顔で美奈代に尋ねた。 「い、一応、そういうことになっている」 「やったぁ!」 ガンッ! 美奈代は、バーの一撃をモロに喰らった。 「な―――」 美奈代はその痛みを忘れたように怒鳴った。 「何考えてるんだ!ウチの教官共は!」 ガンッ! 「―――“さくら”っ!」 「は、はいっ!」 「これ以上バー使ったら、後ろを射出!射出確認後、MLで狙撃!」 美奈代の目は本気だ。 「―――殺せっ!」 「いいんですか!?」 “さくら”は美奈代の命令に、目を輝かせた。 「いいっ!」 ピクッ バーに手をかけたものの、躊躇しているのが、後頭部の感触でわかる。 「例え教官といえど、死人から殴られるいわれはないっ!」 「―――あーあ。お姉ちゃん、ブチギレ」 “さくら”は青くなったり赤くなったり忙しい教官に言った。 「パパが悪い」 「……何もしてない」 「しないから悪い」 「―――ったく」 美奈代はブチブチと言い続けた。 「初の実騎訓練だぞ?普通なら歩行だの基礎的なことやるべきだ。シミュレーションと現実のギャップを」 『泉っ!』 今度は早瀬からだ。 『何してるんだよ!早くどうするか決めてよ!』 「―――えっ?」 『命令読んでないのか!』 都築だ。 『俺達は、自力であの敵を撃破しなくちゃいけねぇんだ!お前が隊長だぞ!』 「なっ!?」 『美奈代さん』 美晴だ。 『しくじったら、48時間のメシ抜き。卒業までの外出止めですよ?』 「死ねというのか!」 『それはそれで言い過ぎだけど……』 「―――数はこっちの方が上だ!」 美奈代は言った。 「1対3で行く!1騎に対して3騎!それなら最悪5分まで!」 「1分にもならん」 後ろの教官が、ぽつりとそう言った。 「パーティを組め!」 美奈代はそれを無視した。 「弱いのはわかってる!」 そして、怒鳴った。 「弱者こそが強者を倒すことが出来る唯一の存在だ!格好悪くていいから、勝ってメシ喰ってフロ入って寝るぞっ!」 『風間と同衾を要求する』 「風間に聞けっ!神城達は三人で一組!私と都築、柏!宗像と山崎、早瀬で組め!風間、後方で待機!」 『えっ?』 祷子が驚いた顔をモニターに映した。 「危険なパーティの支援に回れ!―――いいかっ!」 美奈代は気合いを込めて怒鳴った。 「教官達は気にするな!ここで我々がダメになれば、候補生を無駄死にさせたとして、教官達の年金をパーに出来るっ!」 ギクッ! 後ろからそんな音がした。 それを無視した美奈代は続けた。 「降格に減俸、それが理由の家庭崩壊!」 ギクッ! 「全部無視しろっ!教官は無視だっ!どうせ我々の金じゃないっ!」 ギクッ! 「日頃の恨みを晴らせっ!隊長騎はどれかわかるか!?」 「マーカー、C騎です」 MCLの牧野少尉から声が入る。 「装備は共に第一種装備の「幻龍」です」 MDIJα-015「幻龍」 近衛騎士団のメサイアの代名詞。 雛鎧のベースとなった「征龍」の後継騎。旗騎「水龍」の流れも加わり、パワー・装甲。共に「征龍」より格段に上のはず。 性能では――― 「―――“さくら”」 美奈代はコントロールユニットを握りしめながら訊ねた。 「いけるか?」 無意識に自分の口から出た言葉に、美奈代は頷いた。 そうだ。 行くしかない! 美奈代はそう決意した。 勝てるはずはない。 それは明らかだ。 だが、 いつだって、 どんな時だって、 絶対勝てるなんて、誰にも言えないんだから。 勝てないんじゃない。 負けないんじゃない。 私は、違う!私達は、やることをやるんだ! 「はいっ!―――“マスター”!」 “さくら”は目を輝かせ、楽しげに言った。 「いざとなったら私をかついで逃げて下さい!」 「自重何百トンあると思ってる!」 「ううっ。ヒドいですぅ。女の子に体重の話するなんてぇ……」 「疑似人格じゃなくて、三次元上で、自分がどんな格好しているかいっぺん見なさいっ!」 「ううっ。こんな色白なのにぃ」 「色白って―――ペンキだろうが」 やりとりを聞いていた教官がポツリとそう言ったのを、“さくら”は聞き逃さなかった。 「ペンキだなんて、ひどいです!TP-45W特殊ペイントです!。HWワックスだってかかってますぅ。全身のお化粧代だけで、パパの○○ハダシ、ミジメすぎる薄給よりかかってるんですよ!?」 「ちくしょぉぉぉっ!」 その一言に、教官はキレた。 「それでオレは家族4人養ってんだ! 長女は今年大学受験! 次女は中学、長男は幼稚園だ! おれの悲哀を……家族のために身を粉にしているオヤジの悲哀を……!! ぬがぁぁぁっ!! リーマンナメんじゃねぇぞっ! このクソガキぃぃぃっ!」 「わーんっ!児童虐待で通報してやるぅ!」 「……」 いい所まで行っていたのに。 そう思った美奈代は、決意を再計算した。 「3騎同時に攻撃っ!それでいいなっ!?」 結局、やるしかない。 再計算はそう結論づけた。 『待て』 止めたのは都築だ。 『全騎、回線を隊内へクローズ』 「都築?」 『3騎同時なんて教官達はとうにお見通しだ』 「だから―――」 『だから』 どこか楽しげに都築は言った。 『予想もしないほど、卑劣に行くんだよ―――俺達は殺し合いをしてるんだ。オリンピックに行くわけじゃねぇ』 「卑劣?」 『ああ―――』 都築は作戦を話した。 『クックッ……成る程?』 聞き終えた宗像が喉を鳴らして笑った。 『それはいい』 『こら都築っ!』 都築の後ろで教官が怒鳴るが、 『スミマセン。死人は発言しないでください。規則ですから』 『都築っち!』 一葉は興奮気味だ。 『それならなんとかなるかも!』 『だろう?』 『で、ですけど』 山崎はどこか不安げだ。 『相手は歴戦。しかもメサイアは弾丸すら避ける』 『こっちも同じだ!』 都築は怒鳴った。 『歴戦かどうかより、歩き回れるかを心配するんだ!バランスはMCにサポートを頼め。MCが使えなければ自爆装置作動させてやればいい!』 『ロマンですね』 『風間、わかってるな』 『ふふっ……自爆はロマンです』 『で、誰がやるのよ?』 早瀬も興奮気味だ。 『決まってる』 美奈代は言った。 『ここから一気に敵前200メートルまで疾走。その中で最もバランスがいい者がやれ。各自、そこまででメサイアに慣れろ』 『たった2キロの疾走でメサイアに慣れろぉ?』 早瀬のため息混じりの声を否定する者はいない。 だが、状況が状況だ。 『やるしかないよねぇ』 「早瀬、そうだ」 『じゃ!』 双葉が言った。 『美奈代っちと都築っちのカップルの発案、早速実行っ!』 「よしっ!』 美奈代は騎を動かしかけて、そのコトに気づいた。 「まっ、待て!双葉っ!何だそのカップルってのは!」 『あーっ!美奈代っち顔真っ赤!』 「光葉!う、うるさいっ!」 『とにかく行くぞっ!』 都築は怒鳴った。 「敵、射撃開始!」 『メシ抜きは御免だぞ!』 「―――“さくら”っ!」 「バランスに注意して!―――全ウェポン、セフティ解除!各部コンバットモード引き上げ!マスターフレーム、オン!各部同調良好!―――行けるよっ!」 “さくら”の報告に力強く頷いた美奈代は雛鎧を前進させた。 10騎のメサイアが、大地を蹴った。
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/35.html
1スレ目 212-213 「……堂上教官」 自分でもびっくりするぐらい甘ったるい声は、それなりに慣れた今でもやっぱり恥かしい。 でも口を塞ぎたくても両手は大きな背中を掴んでいるせいで物理的に無理で、どんなに我慢しようと口を塞いでも、それを見越したような動きをされるせいで叶わない。 絶対、堂上教官、分かっててやってるんだと思うんだけど──。 精一杯睨んだところで、妙に意地の悪い堂上はあえて郁を追い込む節がある。 今も脚に当たる熱い感触に郁はテンパる寸前だ。 本当はここで余裕の一つでもかましたいのだが、現実はそう簡単に思い通りにはなってくれない。 する前まではあれやこれや色々と考えているというのに、堂上の大きな 手の平で身体のいたるところを触られると、それだけで郁の余裕は吹っ飛んでしまうのだ。 汗ばんだ頬にへばりついた髪を丁寧にはらわれ目元に口付けをされてしまうと、思わず背中に回していた腕に力を込め、シャツをぎゅっと握り締めてしまった。 「そ、そんなこと、しなくていいですからっ!」 「いいだろ、俺がしたいからしてるんだ」 ううっと郁は口を噤むしかない。 どうしてそんな痒い台詞を真顔で言えるのか── 普段の仏頂面からは想像も出来ない甘い台詞であることに気付いていないだろうか。 でもそんな台詞一つで胸を鷲掴みにされてしまうぐらい、ときめいてしまう自分もいて── 郁は堂上を好きな自分を嫌でも自覚する。 「それから教官はやめろ。教え子に手を出しているようで寝覚めが悪い」 一瞬意味が分からずポカンとしてしまったが、それをはぐらかそうとしていると思ったのか堂上は一際面白くなさそうな顔をした。 ようやく、ああ呼び方かと分かったものの、 「でも教官は教官だし……」 今更、別の呼び名なんて考えもしなかった。 呼び捨てなんかしたら一喝されるだろうし── 普通ならば「さん付け」だろうか。 堂上さん?……どうもしっくりこない。 こんな状態で真剣に悩むのも可笑しな話だが、まっすぐに見下ろしてる堂上の表情は次第に険しくなっていく様は無言の圧力といってもいい。 「じゃ、じゃあ、堂上ニ正!!」 無い知恵を捻り出した郁の改心の妙案は、堂上の不機嫌さに拍車をかけただけだった。 「…………お前、人が下手に出てると思って、からかっているんじゃないだろうな」 「ええっ!?だって手塚はそう呼んでるじゃないですか!!」 手塚は良くてどうして自分は駄目なのか、これほど真剣に考えたというのに、どうして堂上には伝わらないのか郁は全く分からない。 そもそも堂上の望みはそういう類でないということすら郁は分かっていないのだから始末が悪い。 「それぐらい自分で考えろ。これから教官って呼んだら失点一だ」 「し、失点って!?」 「五つ溜まったら仕置きだからな、覚悟しとけ」 「む、無理です、無理っ!」 堂上教官──と口にしてしまった時には既に遅かった。 今のは無効だと言う前に首筋をきつく吸われてしまった。 「や、やだっ!そんなところじゃ誰かに見られ──」 それ以上は言葉にならなかった。じりじりと競り上がるような快感は郁に考えることすら出来なくさせてしまう。 鬱血したであろう跡を舌でなぞられ、首筋を滑り落ちるように舌を這われる。 ささやかな胸の膨らみを大きな手の平で捏ねるように触れられ、つんと立ち上がった蕾を吸われてしまった。 郁が堪らず身体を反らせると、アーチを描くように愛撫はどんどん下に降りていく。 ぴたりと閉じてあった脚の付け根は自分自身でも判るぐらいに濡れていて、それが羞恥を煽る。 反射的に止めて欲しいと郁は堂上の短い髪をぎゅっと掴んでしまったが、逆に脚に力は入らなくて堂上の求めに応じてあっさりと広げてしまった。 見られているのだと自覚すると身体の芯からとろりとしたものが零れ落ちてきた。 それを堂上は指ですくいとると、淡い恥毛に擦り付けるように動かし始めた。 「やぁっ、ああっ、教官──っ、」 「これで失点ニだな」 堂上は短く答えると、潤んだ肉洞にいきなり指を捻じ込み、入り口付近を引っかいてきた。 溢れ出す愛液はかき出されるようにいやらしい音を奏でてシーツに染みを作る。 また無意識に教官と呼んでしまい、今度はぷくりと膨らんだ花芽を探り当てられ甘噛みされた。 それが引き金となって教官と呼び──失点はあっという間に五つを軽く超えてしまった。 五つ溜まったら仕置き、などと堂上は言っていたが、郁からしてみれば既にこの状態が仕置きといってもいい。 満たされたい場所は決して満たされず、それを焦らすように快楽を与えられているのだから。 もう頭の中は仕置きなんてことよりも、早く満たされたい気持ちでいっぱいだった。 「堂上教官っ、早く──」 郁は泣きじゃくりながらそう懇願すると堂上の指が引き抜かれた。 それでも身体はまるで高熱を出したように熱く、燻っている。 実際は僅かな時間だったのかもしれないが、その僅かな間は郁にとっては永遠に続くのではないかと思うぐらいに長く感じられた。 「…………そんなに俺が欲しいのか?」 その声色にからかいは読み取れなかった。 しかしどうして堂上はあえて今更そんなことを訊いてきたかなど、今の郁に考える余裕はなかった。 涙で滲んだ視界はぼんやりとしていて堂上の顔色も伺えない。 「堂上教官じゃなきゃ嫌です」 すると顔に陰がさしたことに郁は気付いた。 それが堂上の身体が明かりを遮るように覆い被さっているせいなのだが、そうだと気付く前に郁は無意識に堂上の背中に手を回し、ぎゅっと握り締めた。 自分より背の低い堂上の背中は大きくて、それがとても安心する。 縋るように抱きつくと、待ち焦がれていたものにようやく満たされた。 「あっ、あぁん……っ!」 熱いそれがじわじわと郁の中に入ってくる。 気持ち良いところを全部押し上げるように入ってくると郁の身体は大きく震えた。 焦らされたせいでいつもより感じているのだろうか、繋がっているだけで十分に気持ちが良い。 「堂上教官っ、教官っ……はっ、ん、んっ……」 お世辞にも上手いとはいえない唇を重ねるだけのキスを何度も繰り返した。 堂上も興奮しているのだろうか、微かに漏れる声が熱っぽく郁の肌を震えさせる。 あの堂上をこんな風に乱してしいるのは他でもない自分だということが嬉しくて、もっともっと自分の知らない堂上を知りたいと郁は思う。 堂上はどんな気持ちで自分を抱いているのだろう── 素面でも決して訊けないことではあるが、同じだったら嬉しい。 直線的に押し上げられる動きと奥深くを探られる緩慢な動きに、郁は身体を戦慄かせ受け入れた。 はしたない声を抑えきれず、更に堂上を求めるように自ら身体を押し付けてしまう。 「…………もういきそうなのか?」 それに素直に頷いた。 きっととんでもない言葉も口にしてしまっただろうが、それを気に止める余裕もない。 また「教官」と呼んでしまったが、もう堂上は何も言ってこなかった。 逆に蕩けるような口付けをしてくれて、郁は夢中でそれに応えた。 「ん、んん……っ、」 腰を掴まれ、今までないほど堂上は激しく腰を打ちつける。 最も深い場所でどくんと何かが弾ける感覚に郁も大きく身体を震わせた。 「────郁、」 堂上が郁の名前を呼ぶことは滅多にない。 だけれど終わった時は必ず名前で呼んでくれて、それが郁は密かに嬉しかったりする。 もしかして堂上教官も同じなのかな……教官って呼ぶなって……それって──。 それ以上は強い眠気に襲われ考えられなくなってしまった。 もう少しで答えが手に入りそうなのに、頭を撫でる堂上の手はあまりにも心地良くて、それをさせてくれなかった。 案の定、目が覚めた時は綺麗さっぱり忘れてしまっていて、 「ああっ、もう少しで分かりそうだったのに……!」 「何がだ」 「呼び方ですよ! 教官が頭さえ撫でなければ絶対分かったはず!!」 「バッ……!八つ当たりも大概にしろっ!この愚鈍!!」 一際大きな雷を落とした堂上は何故かそれ以上の罵倒は続かず、そっぽを向いてしまった。 大いに残念がる郁は、その堂上の顔が赤く染まっていたことになど気付くはずもなかった。
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1144.html
22ページ目 「ふぅ。ご馳走様です。」 「ご馳走様ですニャー。」 「うむ。お粗末様。」 《渓流》でのランニングを終え、坂本にロマンチックの使い方を必死に教えたところで、教官が朝ごはんをご馳走してくれた。 いかにも男らしい特大のおにぎりに、ボクシングの選手が減量するための食事のような卵の白身だけで作った卵焼きがあったり、飲み物がプロテインだったりといろいろぶっとんではいたが。 「さて、朝言ったように今日は武器を使った訓練に入る。」 教官がタイミングを見計らったようにちょくえ達に話しかけた。 「坂本はアイルーだから鎌か鎚か剣。ちょくえはハンターだから各種武器から1つ好きなものを選んでくれ。」 「何でもいいんですか?」 「初心者は大剣が一番やりやすいだろうが、お前は少なからずギルドで訓練を受けてる身だからな。完全に初心者ってわけじゃないだろう。」 「まあそうですけど……。とりあえず無難に大剣を選んでおきます。」 「ニャー。俺は剣がいいニャー。なんかカッコいいし。」 それぞれが無数の武器の中から気に入ったものを1つ選んでいく。 次に防具が渡され、坂本はランニングで使った防具を、ちょくえにはハンター装備を一式貸してくれた。 「で、武器を使った訓練って具体的に何をするんですか?」 「ん? まあとりあえずはジャギィを一匹だけ離してある闘技場でそれを狩って見てくれ。大剣なら当てれば沈むだろうから、難しくはあるまい?」 「……ジャギィノスすら狩れなかった俺にはそれでも十分厳しいですけど……。」 「安心しろ。ジャギィはジャギィノスより力もないし肉も骨も強くない。噛みつきもその防具さえあれば防げるだろう。ただすばしっこいから気をつけろよ。」 まあ最後はやってみないと分からんがな!と教官は笑いながら闘技場の大きな扉を解放していく。 扉が空くと、闘技場の中心付近で寝ていたジャギィが目を覚まして此方を見ていた。 「おっと、坂本はここでお留守番な。」 「? 何でですかニャ?」 「(これはあいつの訓練の方針を決めるテストみたいなもんだからな。一人じゃないと意味がないんだ。)」 教官が坂本の耳元で囁くように言う。ちょくえに聞こえても問題ないだろうが、変にプライドを発揮されても困るだけだ。ちょくえのありのままの狩猟スタイルを見て、今後の方針を決めようという、いかにも教官らしい修行法だった。 「(な、なるほどですニャ……。)」 坂本も納得したらしく、武器を地面に置いた。 「何話してるんですか?」 大剣を軽く振って調子を確かめていたちょくえが不思議そうに教官と坂本に言う。 「ん? なんでもないぞ。とりあえずジャギィがここから出てくると困るからお前は早く闘技場の中に入れ。」 「はい。じゃあ行ってきます。」 「おう。頑張ってこいよ。」 教官はそれだけ返すと、闘技場の扉を閉める。 ぎぃ…という錆びついた音とともに巨大な扉がちょくえとジャギィだけの空間を作り出す。 「さて。お手並み拝見と行こうか。落ちこぼれたハンターさん。」 「なんか教官が変にかっこよく見えるニャー……。」 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1132.html
10ページ目 次の日。 前日は坂本と温泉に入って武勇伝の続きを聞かされたり、その日とれた食材で鍋を囲んだりと、楽しいひと時を過ごした…ような気がした。 実際のところ、坂本と一緒にべろんべろんになるまで酒を飲んでいたので、記憶が全くない。 それどころか頭ががんがんする。完全に二日酔い状態である。こんな状態で修行を受けても全く身が入らないのは誰の目から見ても明白だ。 「ちょくえさん! 起きてくださいニャ! 今日から修行開始ですニャ!」 完全にダウンモードのちょくえだが、同じぐらい飲んでいた筈の坂本は元気いっぱいだった。余程今日が楽しみだったのだろう。 「ん~ 頭いてぇ……」 今もなお頭の芯にまでガンガン響く頭痛をこらえながらベッドから起き上がって軽く伸びをする。 すぅと深呼吸をすると、朝の心地よい空気が肺を満たして行くのが分かる。 「大丈夫ですかニャ? ……あっ! 教官が家まで来てくれたみたいですニャ! 出迎えてきますニャ!」 まさかそんなはずは…と思ったが、坂本の言った通り、扉の向こうには教官が立っていた。 教官と坂本は朝から鬱陶しいぐらい元気にあいさつを交わす。 「おい!起きろちょくえ! 今日から修行だぞ!」 誰の許可を得て入ってきたのか、教官がベッドでうずくまっているちょくえに一喝する。 普通なら驚いて跳ね起きるレベルだが、二日酔いに加えて寝起きのちょくえの頭はそこまで回っていない。 「む? 酒臭いな。お前、飲み過ぎたのか?」 「え、ええ。まあ。」 「けしからんな。修行前日というのにこんなになるまで飲むとは……。まあ坂本がここに来た記念だろう。特別に許してやる。」 「はぁ… ありがとうございます。」 教官は話が分かる人のようで、それ以上追及してくることはなかったが、目を覚ますためにと最初の修行は《渓流》のマラソン。 二日酔いの頭にはそれだけでもかなりハードな運動だ。 だが相変わらず坂本はやる気満々。今すぐにも走りに行ってしまいそうだった。 「うう…。」 明らかに走れるコンディションではないちょくえだが、教官はこれも修行のうちだと大声で笑っていた。 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/nekomofu_luviniasaga/pages/18.html
位置 NPC (右上MAPの周りにある"NPC"アイコンにて検索可能) +NPC キャラ名 位置 MAP X Y マスコットガール 冒険育成学園 324 104 アイテム販売 学園のメイド 冒険育成学園 271 408 冒険育成学園 288 262 冒険育成学園 355 247 冒険育成学園 332 147 冒険育成学園 260 305 ファイター教官 ティオリス 冒険育成学園 290 262 マジシャン教官 ベリサ 冒険育成学園 257 310 ローグ教官 エティアス 冒険育成学園 352 247 学園生 サリ 冒険育成学園 347 126 学園生 ジャック 冒険育成学園 234 391 学園生 セーラ 冒険育成学園 334 240 学園生 テルビン 冒険育成学園 282 368 学園生 デイジー 冒険育成学園 285 262 学園生 ローズ 冒険育成学園 233 392 学園長 キャナイ 冒険育成学園 267 412 学園転送員 リコ 冒険育成学園 221 380 吟遊詩人 カリル 冒険育成学園 332 150 試験監督 アンドレア 冒険育成学園 336 103 飼育委員 マリク 冒険育成学園 340 117 森のユニコーン 冒険育成学園 281 269 星占師 冒険育成学園 322 91 戦闘教官 バラク 冒険育成学園 270 377 挑戦者 ピーターパン 冒険育成学園 340 115 変化した猫 居眠りのシャティー 冒険育成学園 336 98 冒険者 ボブタス 冒険育成学園 325 108 留年生 マーク 冒険育成学園 352 243 受験生 リク 試練の洞窟 202 141 留年大王 ルイ 試練の洞窟 113 149 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ellark_wiki/pages/92.html
講義:基礎戦術論I 単位:1 講義の開始を知らせる鐘が鳴ると、講師というより教官といった方が相応《ふさわ》しい筋骨隆々な先生が教室に入ってきた。 「では、講義を始める。今回は連携についてだ。敵に対して瞬間的に大ダメージを与える為には必須といってもいいテクニックだから、よく聞いておくように」 教官は背後の黒板には目もくれず、腕を胸の前で組んだまま講義を進める。 「実地訓練の各階層の最深部には“試練の間“があるのは知っているか?単位が昇級に必要なだけ貯まっていれば、そこで昇級試験を受けられる。まぁ、要するにボス戦だ。その試験の内容は各階層毎にあるテーマに沿っている。で、レベル1の試験のテーマが連携だ」 ここで教官は初めて黒板に何か書いた。丸が三つ。その内の真ん中の一つを塗りつぶす。 「あの狼と既に戦ったことがある者なら知っていると思うが、奴らは統制の取れた行動をする。一歩引いた後方から指示を出しているのが、奴らのリーダーだ。リーダーが吼え声で相手を怯ませ、そこを狙って他の2匹が一斉に飛び掛ってくる。あれが連携攻撃だ。怯んでいる状態への追撃だから、ダメージは普通の状態で受けた場合より大きくなる。」 教官は黒板から離れると、こちらに向き直り、また腕を組む。 「さて、同じことを我々がするにはどうするか。まずは一緒に行動する仲間を見つけることだ。一人じゃ連携もへったくれもないからな」 そういうと教官は大きく口を開けて笑った。 「そして、相手を怯ませる役と追撃する役を決める。怯ませる役は素早い奴、軽装の奴にやらせると良いだろう。追撃する役は重装で攻撃力の高い武器を使っているやつがやるといいぞ。威力が増すのは追撃のほうだからな。但し、もたもたしてると敵は立ち直ってしまうからな。息が合ってないとダメだぞ」 確かに怯んでいる相手になら、大振りな攻撃も簡単に命中させることができそうだ。 「後は、どんなスキルを使うかだな。例えば、簡単な剣スキルのカットダウンなんかは相手を転ばせることができる。そこに上から打ち下ろすような攻撃、そうだな槌スキルのアースブロウなんかを叩き込んでやれば餅つき連携の完成だ」 教官は両手で何かを掴んだような格好をし、それを頭上から足元へと勢い良く振り下ろす。ちょっとした風圧が生じるほどの勢いだ。 「追撃が可能な技はそれなりに高い技量を必要とするから、1年坊主じゃまだ使えんかもしれないが。ま、どんな技がどんな技と連携できるかなんて、色々試して実践してみろ。その為の訓練だ」 教官はまた腕を組んで正面に向き直る。 「実は狼どもはプリペアスキルという更に高等な技を使ってるんだが、それは別の講義で説明する。今日はここまでにしておこう」