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「ドッガバイト!」 【名前】 魔鉄槌ドッガハンマー 【読み方】 まてっついどっがはんまー 【登場作品】 仮面ライダーキバ仮面ライダーディケイド仮面ライダージオウ 【初登場話(キバ)】 第14話「威風堂々・雷撃パープルアイ」 【初登場話(ディケイド)】 第4話「第2楽章・キバの王子」 【分類】 専用武器 【所有者】 仮面ライダーキバ ドッガフォーム 【必殺技】 ドッガ・サンダースラップエンペラーサンダースラップ 【仮面ライダーキバ】 仮面ライダーキバドッガフォームが武器とする鉄槌。 キバットバットⅢ世がドッガフエッスルを吹くと、彫像形態のドッガが召喚され、キバが両手で掴むと同時に鉄槌へと変形する。 鎧に流れる魔皇力を変質し、豪腕戦士形態・ドッガフォームに変身できる。 拳を模したハンマーの一撃は凄まじい破壊力があり、拳を象る部分サンダーフィンガーで雷を呼び寄せてエネルルギーの蓄積が可能。 レバーを引いて手の平が開き、内部に隠された「真実の目(トゥルーアイ)」と呼ばれる巨大な魔皇石が出現。 見えない標的の探知の他、そこから発する魔皇力を直接浴びせると標的の動きを止めることができる。 キバットバットⅢ世が上記のコールと共に噛み付き、魔皇力を注入すると必殺技「ドッガ・サンダースラップ」を発動。 エンペラーフォームではタツロットのドッガフィーバーの発動で召喚され、タツロットとの連携による強化版「エンペラーサンダースラップ」を発動できる。 【仮面ライダーディケイド】 ワタルが変身したキバドッガフォームやビートルファンガイアが変身したキバドガバキフォームが武器として使用が可能。 更に「フォームライド キバドッガ」のカードを使い、ドッガフォームにフォームチェンジしたディケイドキバも用いる。 【仮面ライダージオウ】 アナザーキバが武器として使う。
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スターガオ 分類:ほしししポケモン No.11-738 タイプ:エスパー 特性:いかく(場に出た時に相手の攻撃を1段階下げる) てんのめぐみ (技の追加効果が出やすい) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 スターガオ 77 107 77 77 77 107 522 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) むし/ゴースト/あく いまひとつ(1/2) かくとう/エスパー いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- 図鑑 天の川を通り遙々地球にやってきたと言われている 技 【レベル技】かみくだく、ほえる、みだれひっかき、しねんのずつき、スピードスター、こおりのキバ、かみなりのキバ、ほのおのキバ、いばる、ねこだまし、がんせきふうじ、あばれる等 その他 星型のたてがみを持ったライオン。星の加護により全身から星の粒がこんぺいとうのように溢れ出てくる 名前 コメント
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○ポケモンゲームアリーナ ポケサンメンバーで初めてのLv50ダブルバトル 馬場隊員 レントラー(トゴシ) かみなりのキバ まもる でんじは @シュカのみ ギャラドス(サクラダ) こおりのキバ たきのぼり アメモース(TOC) シグナルビーム カビゴン(ゴタンダ2) ほのおのパンチ みがわり @たべのこし? レッド博士 カバルドン(ドバイ) じしん メタグロス(オマーン) コメットパンチ まもる @オッカのみ ツボツボ(カメルーン) どくどく ダイノーズ(イースター) まもる @かいがらのすず 馬場はレントラー、ギャラドス レッドはカバルドン、メタグロスを出す。特性で天候はすなあらし。 1. メタグロスまもるでレントラーの雷のキバから身を守る ギャラドスの氷のキバでカバルドン残りHP5割強 カバルドンの地震がレントラーだけに当たるがシュカの実発動で残りHP8割 2. レッドのメタグロス交代でツボツボ レントラーまもる、ギャラドスの氷のキバでカバルドン残りHP1割強 カバルドンの地震がツボツボだけに当たりツボツボ残りHP9割 3. レントラーの電磁波でツボツボまひ、ギャラドスの氷のキバでカバルドン倒れる ツボツボの毒毒でレントラー猛毒残りHPは5割強 (レッドがメタグロスを出す) 4. レントラーの電磁波でメタグロスまひ、ギャラドスの滝登りでツボツボ残りHP1割強 メタグロスのコメットパンチは外れ、ツボツボはまひで動けない 5. ギャラドスの滝登りでツボツボ倒れる 他編集で不明、レントラー残りHP1割で猛毒、ギャラドス残りHP6割強、メタグロスHP満タンでまひ (レッドがダイノーズを出す) 6. 編集で不明、メタグロス残りHPが9割、レントラーが砂嵐と毒で倒れる (馬場がアメモースを出す) 7. メタグロスのコメットパンチでアメモース残りHP1割強 他編集で不明、メタグロス残りHP6割、ダイノーズ残りHP9割 8. メタグロス、ダイノーズ共にまもる。砂嵐でアメモース残りHP1割未満、ギャラドス残りHP5割 9. アメモースのシグナルビームでメタグロス残りHP3割、ギャラドスの滝登りでダイノーズ残りHP2割 ダイノーズがギャラドスに効果今一つの技使用、メタグロスはまひで動けない 砂嵐でアメモース倒れる(馬場がカビゴンを出す) 10.カビゴンの炎のパンチをメタグロスはオッカの実で耐えて残りHP1割未満 メタグロスはまひで動けない 他編集で不明、ギャラドス残りHP3割弱 11.ギャラドスの滝登りでダイノーズ倒れる、カビゴンは身代わり使用、他編集で不明 12.カビゴンの炎のパンチでメタグロス倒れる 馬場隊員の勝利 書き込む前に 最近のポケサンバトルは面白いが、これを見た消防達はどう思うのだろう・・・・ -- (名無しさん) 2008-11-16 21 21 04 むしろ小学生達がポケサンメンバーに勝てるのかどうか怪しくなってきてる気がする -- (名無しさん) 2008-11-16 23 12 46 既に入れ知恵が始まったってわけか -- (名無しさん) 2008-11-17 06 34 04 威嚇パ対砂パだったな。戦略というものががあっただけでもかなり進歩してくれてよかったと思う・・・もっとアメモースとツボツボが見たかった後鼻毛も。 -- (名無しさん) 2008-11-17 07 37 51 なんか今回フェイントが使えそうな気がする・・・・・。 -- (名無しさん) 2008-12-15 09 59 08 名前 コメント すべてのコメントを見る
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究極の幕開け ◆LuuKRM2PEg エリア、B-8。 燦々とした太陽に照らされた、緑豊かな森林だった。 空より降り注ぐ光が、枝の間から次々と差し込んでいく。 本来ならば、小鳥の囀りや穏やかな風の音が、広がっているかもしれない。 だが今は、そのような癒しとも呼べるリズムは、一片たりともなかった。 辺りに響くのは、盛大な爆音。 闘争によって鳴り響く、戦場の音だった。 「フンッ!」 そんな中で、一つの異形が腕を前に向ける。 蝙蝠を連想させる醜悪な顔面、背中から生えた一対の翼、両腕に付属された手甲、そこに刻まれた髭を生やした男性の顔。 『キバの世界』には、人間のライフエナジーを狙おうとする、ファンガイアと呼ばれる闇の一族が猛威を振るっている。 その中でも頂点の座に君臨する四人は、チェックメイト・フォーの称号が与えられた。 ルーク、ビショップ、クイーン、キング。 その異形は、全てのファンガイアを統率する王だった。 キングと呼ばれる今の彼は、バットファンガイアの姿を取っている。 相対するのは別世界に存在する、二人の仮面ライダー。 仮面ライダーナイトと、仮面ライダーゾルダ。 自身が生まれた『龍騎の世界』を守るために、戦いを決意した戦士達。 バットファンガイアが翳した掌から、漆黒の波動が放たれる。 禍々しい闇は、ナイトとゾルダの身体を容赦なく飲み込んだ。 「「ぐああぁあああっ!?」」 仮面の下から絶叫が漏れる。 衝撃波は鎧など関係ないかのように、中にいる人間にダメージを与えた。 二人の全身からは、鮮血のように火花が飛び散る。 鎧が爆発していたのだ。 衝撃に耐えるも、痛みは容赦なく伝わってくる。 やがて、彼らの身体は大きく吹き飛ばされていった。 ナイトとゾルダは、勢いよく地面に叩き付けられていく。 激痛によって、二人は蹲った。 そんな彼らの元へと、バットファンガイアは足を進める。 「フン、まるで脆い…………『仮面ライダー』とやらはこの程度か?」 鼻を鳴らしながら、侮蔑の言葉を口にした。 それに構うことなく、ナイトとゾルダは立ち上がる。 彼らは武器を構えた。 ナイトは翼召剣ダークバイザーを掲げながら、地面を蹴る。 そして、勢いよく突きを放った。 「トウッ!」 掛け声と共に、刃は敵に突き進む。 しかしバットファンガイアは、右手で呆気なく防いだ。 それでも、続くようにダークバイザーを力強く振るい続ける。 だが、金属音と火花が拡散するだけで、それ以上の効果は期待できない。 これでは駄目だとナイトは判断して、一旦後ろに飛んだ。 その結果、距離が僅かに空く。 ナイトはカードデッキへと手を伸ばした。 そして、一枚のカードを取って、ダークバイザーに差し込む。 『SWORD VENT』 独特の音声が、武器より発せられた。 その直後、ナイトの頭上から黒い輝きを放つ、一本の槍が現れる。 ウイングランサーに手を伸ばして、掴んだ。 一見、ダークバイザーより威力がありそうな武器。 しかしバットファンガイアは、何の反応も示さない。 たかが静寂な人間が、武器を持ち替えたところで何を驚く必要がある。 そう思いながら、バットファンガイアは足を進めた。 しかし、それは止まってしまう。 『SHOOT VENT』 突如、電子音声が響いた。 バットファンガイアは反応して、そちらに振り向く。 見ると、その先にいるゾルダの両肩には、巨大な大砲が乗っかっていた。 機召銃マグナバイザーに、シュートベントのカードを差し込んだことで使える武装、ギガキャノン。 ナイトの動作はゾルダへ意識を向けさせない為の、囮だった。 バットファンガイアは気づくが、もう遅い。 二つの砲口から、弾丸が発射される。 バットファンガイアの身体に一瞬で着弾して、盛大な爆発を起こした。 轟音が響き、エネルギーが周囲に拡散する。 その衝撃によって辺りの木々が吹き飛び、煙が広がった。 爆風によって、大気が震える。 しかしゾルダは、一切の安堵を感じていなかった。 「おいおい、嘘でしょ……」 仮面の下から、呆れたような声が漏れる。 充満する煙の中から、バットファンガイアが姿を現したため。 しかも、まるでダメージを追っているように見えない。 「下らん!」 その言葉と共に、バットファンガイアは走る。 一瞬でゾルダとの距離が埋まると、強靱な腕を振るった。 バットファンガイアの拳は、重厚な鎧を紙のように削っていく。 無論、ゾルダ自身も無事でいられなかった。 「があっ!?」 悲鳴と共に、再び地面に倒れる。 背中から叩き付けられ、仰向けの体勢にされた。 無様な姿を晒すゾルダだが、バットファンガイアは目を向けない。 まるで、興味がなかった。 そのまま、次の獲物であるナイトに振り向こうとする。 『FINAL VENT』 直後、電子音によってバットファンガイアの鼓膜が刺激された。 目の前からは、ナイトが姿勢を低くしながら駆け抜けているのが見える。 そんな彼の頭上に、巨大な蝙蝠が空からやってきた。 ナイトと契約を果たしたミラーモンスター、闇の翼ダークウイング。 蝙蝠はその大きな翼を広げると、主の身体を包み込む。 すると、一瞬の内にマントへと姿を変えていった。 「フンッ!」 両足をばねにして、ナイトは跳躍する。 そのまま天高く飛びながら、身体を回転させた。 するとナイトは、背中に羽織る漆黒のマントに包まれていく。 そして、バットファンガイアをめがけて急降下を開始した。 必殺の一撃である飛翔斬を決めるために。 この勢いでは、回避は不可能。 そう判断したバットファンガイアは、両腕を交差させた。 刹那、彼らは激突を開始する。 「オオオオオォォォォォッ!」 「ヌウッ…………!」 ナイトの身体はまるでドリルのように、バットファンガイアの手を削った。 ガリガリと抉れるような音と、火花が周囲に拡散する。 飛翔斬の威力は、5000AP。 それだけの重さが、バットファンガイアに襲いかかっていた。 互いの力が、拮抗する。 「小賢しいッ!」 しかし、力比べはすぐに終わった。 バットファンガイアが腕に力を込めて、ナイトの攻撃を弾いたために。 重力による落下も利用した、飛翔斬。 だが、バットファンガイアにとっては子供騙しに過ぎない。 吹き飛ばすことなど、造作もなかった。 大した徒労もなく、バットファンガイアは両腕を横に広げる。 それだけでも、ナイトを吹き飛ばすには充分な力を誇っていた。 「ぐあぁぁっ!」 両足から衝撃を感じて、空中で体勢が崩れる。 激痛の感覚は神経を駆け巡り、一瞬で脳に到達。 反射的に、悲鳴を漏らした。 ほんの数秒ほど宙を漂った後で、ナイトの身体が地面に叩き付けられる。 受け身を取る暇ですらも、彼にはなかった。 「くっ…………やってくれたな」 一方で、バットファンガイアは両腕を見つめる。 たった今受けた飛翔斬によって、微かに痛みを感じていたのだ。 掠り傷にも満たないとはいえ、脆弱な人間からダメージを受ける。 ファンガイアの王としての誇りが、その事実を許さなかった。 そして自分に傷を負わせた愚か者は、目の前で無様な姿を晒している。 それを見逃すつもりは、毛頭ない。 ナイトとの距離は、十メートル以上離れている。 わざわざこちらから出向いて、捻り潰すのも面倒。 バットファンガイアはそう思いながら、トドメを刺すために腕を向けようとした。 『FINAL VENT』 何度目になるか分からない人工音声が、戦場に響く。 それはゾルダが現状に危機感を感じ、マグナバイザーにカードを差し込んだことで鳴った音。 すると、地面に突き刺さったディスカリバーの刀身から、一匹の巨大な魔物が飛び出してきた。 空想のみに存在する生物、ミノタウロスが二足歩行の機械で出来ているような、ゾルダと契約した緑色のミラーモンスター。 鋼の巨人、マグナギガ。 「なっ!」 現れたマグナギガを見て、ナイトはすぐに立ち上がる。 ゾルダの戦い方を、この目で何度も見てきた。 だから何をするつもりなのかを、ナイトはすぐに予測できた。 彼の撤退を目にすると、ゾルダはマグナギガの背中に拳銃を刺す。 それによって、魔獣の四肢に存在する門が、一斉に開かれた。 直後、マグナギガのゲートに大気が集中していく。 そして、ゾルダはマグナバイザーの引き金を引いた。 『OOOOOOOOOッ!』 マグナギガは、大きく咆吼する。 それと共に、自分の中に蓄積された全ての砲弾が、発射された。 ゲートから放たれる攻撃は、バットファンガイアを目がけて進んでいく。 瞬く間に、爆音が森の中に響いた。 空気は振動し、大地は砕け、植物は次々と吹き飛ばされていく。 その様子はまるで、世界そのものが破壊されていくかのようだった。 ゾルダの必殺技である、エンド・オブ・ワールド。 それによって放たれる数多の爆撃は、バットファンガイアを容赦なく飲み込んでいく。 やがて、雷鳴が轟いたような轟音が響いた。 そして爆風が、周囲に広がっていく。 ◆ 辺りに、粉塵が舞い上がっていた。 先程までの爆発が嘘のように、静寂が広がっている。 ゾルダは、徒労を感じて息を吐いた。 初めての戦いが、よりにもよってあんな化け物だったなんて。 浅倉とかの方が、ただの人間だった分まだ可愛げがある。 (…………ま、あいつもあいつで怖いけどさ) それはともかくとして、今後が心配だ。 あのような怪物が、他にいないとも限らない。 そんな連中ばかりを相手にしてたら、命がいくつあっても足りないだろう。 最も、不老不死になれたとしても戦う気は毛頭ないが。 そんなことを考えていると、ゾルダの耳が足音を察知する。 振り向くと、煙の中からナイトが姿を現していた。 「ああ、やっぱり無事だったのね」 「北岡…………俺を殺すつもりか」 「しょうがないでしょ、チャンスを逃すわけにもいかないし。それにあの距離なら、避けられたでしょ?」 あまり悪びれていないゾルダの態度に、ナイトは溜息を漏らす。 苛立ちを込めながら。 確かに奴が言うように、エンド・オブ・ワールドが来ることは予測できる。 そして、敵に吹き飛ばされた距離から見て、射程圏からも外れていた。 回避行動だって取ろうと思えば、充分に取れる。 規格外の強さを持つあの怪物と戦うには、一方が攻撃を仕掛けて、もう一方が準備をしなければならなかった。 よってゾルダの行動は、正しいかもしれない。 だが、それでも納得が出来なかった。 しかしこれ以上言及したところで、どうなるわけでもない。 ナイトはそう思う中、風が吹き続けている。 その瞬間、粉塵を掻き分けながら、二つの影が飛び出してきた。 それらは回転しながら、ナイトとゾルダに激突する。 「うっ!?」 「があっ!?」 あまりにも唐突すぎる出来事に、対応が出来なかった。 彼らの身体からは、同時に火花が吹き出していく。 凄まじい衝撃により、彼らは地面に叩き付けられた。 それによって、度重なるダメージがついに限界を迎える。 直後、ナイトとゾルダの変身が解除された。 鎧の下からは、秋山蓮と北岡秀一が姿を現す。 しかし、二人とも意識を失っていた。 そんな彼らの前に、バットファンガイアが煙を掻き分けながら姿を現す。 彼は両腕に装備している手甲から発したエネルギーを、二人に投げつけたのだ。 投げつけた武器は回転を重ねた後、手元に戻る。 「人間如きが、小癪な真似を…………!」 わなわなと体を震わせながら、怒りの言葉を口にした。 その直後、彼の瞳が怪しく輝きを放つ。 刹那、空中に四本の牙が生成された。 ファンガイア一族が人間のライフエナジーを吸い取るための、武器。 無慈悲にも、それは北岡の首筋に突き刺さった。 そしてバットファンガイアは、気絶した彼からライフエナジーを吸っていく。 瞬く間にその身体は色を無くして、ガラスのように呆気なく砕け散った。 後に残ったのは、銀色に輝く首輪だけ。 「どういうことだ……?」 北岡から全てを吸い尽くしたバットファンガイアは、疑問の声を漏らす。 ライフエナジーを吸う為の牙が、一人分しか出てこなかったため。 加減をするつもりなど、まるでなかった。 気絶している蓮を見ながら、バットファンガイアは再び牙を出そうとする。 しかし、現れない。 これは彼に巻かれた、首輪の効果だった。 ファンガイアの中でも最高の実力者である、バットファンガイア。 一度に、多くのライフエナジーを吸うことなど、造作もない。 だが、それはこの戦いのバランスを崩す要因となる。 よって、牙が現れることはなかった。 無論、それを知る術はない。 (まあいい、この手で潰せばいいだけのこと…………) バットファンガイアは、冷酷な決断をする。 面倒だが、塵にするだけ。 そう思いながら、バットファンガイアは足を進める。 その時だった。 「うおおりゃああああぁぁぁぁぁっ!」 突如、何処からともなく大声が聞こえる。 それに反応して、バットファンガイアは歩みを止めた。 振り向くと、こちらに足を向ける戦士の姿が見える。 全身と両眼が、赤く輝いていた。 『クウガの世界』を代表する、超古代より蘇ったリントの勇者、仮面ライダークウガ。 彼は必殺の蹴り、マイティキックを放つ。 バットファンガイアの胸板に叩きつけると、紋章が刻まれた。 衝撃によって怪人が後ずさる一方で、クウガは地面に着地する。 そして、蓮を庇うように立った。 (俺は…………間に合わなかったのかっ!) クウガに変身した五代雄介の中に、罪悪感が芽生える。 命を守れなかったことに対して。 森の中に響く轟音を聞きつけ、すぐさま駆けつける。 そこで、目の前の怪物に男の人達が襲われているのが見えた。 助けに行こうとするが、一人は殺されてしまう。 バットファンガイアを見て、クウガの中に闇が芽生えた。 憎悪と怒りによって生み出される、どす黒い感情。 だが、それを必死に抑えた。 憎しみに負けて、戦ってはいけない。 だって俺は、クウガだから。 「雄介!」 後ろから、声が聞こえる。 振り向くと、先程出会ったフィリップという少年が、蓮を担いでいた。 その隣には、草加雅人もいる。 「彼は僕達に任せてくれ!」 「ありがとう、フィリップ君!」 フィリップの言葉に、クウガは力強く頷いた。 そして、バットファンガイアに振り向く。 クウガの隣に、変身を果たした海東大樹が並んだ。 この殺し合いに乗った、バットファンガイアの邪魔をするために。 シアンと黒を基調とした鎧、マスクに付けられた仕切り、右手に握られているディエンドライバーと呼ばれる拳銃。 数多の世界を渡り、財宝を狙い続ける大泥棒、仮面ライダーディエンド。 「ファンガイア……『キバの世界』で人間のライフエナジーを狙っていた、闇の一族か」 「何だ貴様は、俺の世界を知っているのか…………?」 「まあね」 ディエンドは、軽々と答えた。 バットファンガイアはその態度を見て、疑問を抱く。 この仮面ライダーは、ファンガイアの事を知っている。 もしや、自分の世界の住民なのか。 だが、その姿はキバともイクサとも違う。 あの忌々しい『素晴らしき青空の会』とやらが、また新しい兵器を作り出したのか。 (…………いや、関係ないか) どんな理由にせよ、自分の邪魔をしようとしている。 ならば塵にすればいいだけ。 そして、逃げ出した人間共のライフエナジーを奪えばいい。 行動を決めて、バットファンガイアは前に出た。 立ち向かう為に、クウガとディエンドも突撃を開始する。 ◆ 「君、大丈夫かっ!?」 戦場から少し離れた位置で、フィリップは気絶した蓮に呼びかけた。 しかし、反応はない。 殺し合いに乗っているかは分からなかったが、助けなければならなかった。 そんなフィリップの姿を、草加は冷ややかな目で見ている。 (やれやれ、分かりやすい奴らだな。まあ、その方が助かるけど) これは、五代雄介の提案だった。 何処の誰かも分からない奴を、迷わず助けた。 こんな場所では、付け入られる隙となる。 だが、逆を言えば自分にとっても利用しやすい。 このフィリップも、殺そうと思えば殺せる。 しかし今は、五代や海東を利用するために我慢だ。 (そして、カイザが使えないとは…………) 三人と行動してから、隙を見てカイザギアを使おうとする。 だが、何の反応も示さなかった。 恐らく大ショッカーが、何か細工を仕掛けたのだろう。 殺し合いのバランスを取るために。 これはデメリットになるが、チャンスにもなる。 この細工は、何も自分だけに架せられた物ではないかもしれない。 異世界の仮面ライダーにも、同様の罠が仕掛けられているはず。 ならば、変身できない隙を突いて、殺すことも出来るかもしれない。 それは五代と海東にも、架せられているはず。 殺すことは出来るだろうが、今は我慢だ。 (フィリップといったか、良かったじゃないか。死ぬまでの時間を伸ばすことが出来て) 草加は心の中で呟きながら、フィリップを冷たく見つめる。 五代と海東という、邪魔者を潰すための戦力。 フィリップとは、草加にとってそれを確保するための手段に過ぎない。 もしも役に立たなくなったら、自分で始末する。 あるいは、いざという時の盾にすればいい。 不意に、草加は戦いが繰り広げられている場所に目を向ける。 そこではクウガとディエンドが、バットファンガイアと戦っているのが見えた。 見たところ、二人は不利な状況に追い込まれているように見える。 だが、どんな結果に終わろうと関係なかった。 勝てるのなら、それで良し。 奴らが負けるなら、見捨てれば良いだけ。 どんな結果になるにせよ、関係がなかった。 (待ってくれ、真理…………君は必ず、俺が生き返らせてみせるから) 既にこの世にいない愛しき少女、園田真理。 彼女への歪んだ思いを込めながら、草加は誰にも気づかれないように握り締める。 仮面ライダーナイトに変身するための、カードデッキを。 そして、北岡秀一の首輪も。 それは蓮を連れて行く際に、拾った物だった。 付属していた説明書によると、異世界の仮面ライダーに変身するための道具らしい。 だが、草加はこれを使うつもりはなかった。 今はクウガとディエンドが戦っている。 それなら別に、自分が無理に戦う必要はない。 こんな状況では、無闇に突っ込んだところで消耗するだけ。 それは馬鹿のすることだ。 (その為にも、君達にはうんと働いて貰わないとね…………) 草加の目には、同行する者達はただの捨て駒にしか映らない。 全ては真理を蘇らせるため。 その為に、草加は戦わなければならなかった。 ◆ 「ダアッ!」 バットファンガイアの剛拳が、クウガを目掛けて放たれる。 神速の勢いで、真っ直ぐに突き進んでいった。 巨大な拳を、クウガは身体を捻って回避しようと試みる。 それによって、肩を掠めるだけで終わった。 チャンスが出来たと確信して、クウガはカウンターのパンチを放つ。 「はあっ!」 赤い拳は、バットファンガイアの巨体に叩き込まれた。 しかし、微塵にも揺れない。 クウガの拳は、蚊を刺す程度の痛みすらも感じなかった。 それでも諦めるつもりは、微塵も無い。 一発で駄目なら、もっと叩き込めばいいだけ。 こんな奴に、これ以上誰かの奪わせたくないから。 クウガは力を込めて、パンチとキックを放ち続ける。 しかしバットファンガイアは、それら全てを体勢をずらして、いとも簡単に避けた。 「うわあぁっ!」 直後、何かが砕けるような鈍い音が、悲鳴と共に響く。 バットファンガイアが、クウガの胸を殴りつけた音だった。 その威力はとても凄まじく、赤い鎧に凹みが生じる。 クウガの身体は、後ろへ大きく吹き飛んでいった。 地面を転がる一方で、ディエンドは銃口を敵に向ける。 そして引き金を引いて、弾丸を放った。 「ぬっ!」 銃声と同時に、バットファンガイアに命中する。 だが乾いた音を鳴らしながら、弾かれるだけだった。 ディエンドライバーから弾丸が放たれる一方で、バットファンガイアは地面を蹴る。 痛みなど感じていないので、避ける必要はなかった。 ディエンドとの距離を一瞬で詰めると、バットファンガイアは拳を振るう。 「うっ!」 剛拳によって、鎧に亀裂が生じた。 悲鳴を漏らしながら、ディエンドは地面に叩き付けられる。 倒れた彼に追い打ちを掛けるように、バットファンガイアは接近。 そして右足を振り上げて、勢いよく叩き付けた。 「フンッ!」 「――――っ!」 その悲鳴は、声になっていない。 バットファンガイアは続けざまに、ディエンドの胸を潰そうと何度も踏みつける。 一度受けるたびに、悲痛な声が漏れた。 ディエンドは抵抗しようとするが、激痛によって身体が動かない。 圧倒的な暴力は、一切の反抗を許さなかった。 バットファンガイアはディエンドを踏みにじる事に、意識を集中している。 その為、失念していた。 自分に拳を向けようとする、もう一人の存在を。 「ああああぁぁぁぁぁっ!」 咆吼と共に、視界の外から何かが近づいてくる。 それはバットファンガイアに激突して、衝撃が走った。 直後、異形の巨体は揺らいで、ディエンドから離れていく。 蹌踉めいた体勢を、バットファンガイアはすぐに立て直した。 そして、睨み付ける。 ディエンドと共に戦っている戦士、クウガを。 その姿は、先程とは少々異なっていた。 赤い鎧は黒く染まって、四肢の装飾品はボリュームを増し、ベルトの宝石が金色に輝いている。 それは放電を伴って会得した形態、ライジングフォームの最上位だった。 雷を司る、黒の金のクウガ。 アメイジングマイティフォームへと、クウガは姿を変えていた。 「うあぁっ!」 黒い戦士は、走る。 これ以上、この怪物に誰かの笑顔を奪わせないために。 これ以上、みんなを傷つけさせないために。 本当は、戦いなんて嫌だった。 殴るとは、相手の尊厳を傷つけることになる。 笑顔を壊すことになる。 それでも今は、戦わなければならない。 この怪物は、未確認生命体と同じだ。 人を何とも思わない、暴力の権化。 心が痛むのを感じるが、クウガは堪えた。 そして拳を握り締め、力強く振るう。 しかし、それをバットファンガイアは呆気なく止めた。 いくら上位形態とはいえ、相手はチェックメイトフォーのキング。 アメイジングマイティとなっても、差が開いたままだった。 反撃の一撃を、バットファンガイアは放つ。 それはクウガの頬に衝突して、体勢を崩した。 だが、すぐに立て直す。 (強い…………けど、ここで倒れちゃ駄目だ!) クウガは、自分にそう言い聞かせた。 後ろには海東さん、草加さん、フィリップ君、そして名前も知らない男の人がいる。 そして、この世界には一条さんも何処かにいる。 ここで倒れたら、誰がみんなを守るのか。 絶対に諦めてはいけない。 絶対に倒れてはいけない。 痛みに堪えながら、クウガは拳を振るい続けた。 バットファンガイアも、殴り返してくる。 身体と胸が痛い。 でも、止まっては駄目だ。 こいつだけはここで倒さなければならない。 絶対に、許してはいけない。 殺された人は、もう戻ってこないのだから。 次第にクウガは、感情が高ぶっていく。 その最中、彼の脳裏にある光景が浮かび上がった。 四本の角が金色に輝き、全身が黒い輝きを放つ凄まじき戦士。 究極の闇の中から、稲妻を身体に纏って現れるクウガが。 興奮と共に、アークルから電流が流れ出す。 それは、全身へと流れていった。 両腕に、両足に、頭部に。 「――――だああぁぁぁぁぁぁっ!」 「――――おおぉぉぉぉぉっ!」 クウガとバットファンガイアは、吐息のかかる距離までに接近。 そこから同時に、拳を放った。 一発、十発、五十発、百発。 一度激突する度に、大気と地面が轟音と共に震える。 達人とも呼べる戦士達が揃ったからこそ、起こる現象だった。 やがて互いの拳は、互いの頬に叩き込まれる。 まるでクロスカウンターのように。 すると、クウガとバットファンガイアは大きく後ろに吹き飛ばされた。 当たったヶ所に、鋭い痛みを感じる。 「おのれっ…………!」 バットファンガイアは嗚咽を漏らしながら、ふらふらと立ち上がった。 一方でクウガは地面に倒れると、変身が解除されてしまう。 首輪の制限によって生じる、タイムリミットを迎えたため。 本来ならば、それは来るまでまだ時間があるはずだった。 しかし、上位の形態に変身すると、半分になるという制限も付けられている。 アメイジングマイティフォームに変身し、クウガの変身時間が短縮された。 結果、クウガの変身は解除されてしまう。 生身を晒した五代雄介は、起きあがる気配が見られない。 いくら強化形態になったとはいえ、相手はファンガイアの王。 その戦いで負った傷が、あまりにも深すぎた。 五代の命を奪おうと、バットファンガイアは歩く。 「ぐっ!?」 その最中、身体に僅かな衝撃が走った。 ディエンドが放った、銃弾が命中したことによって。 バットファンガイアの足が止まった瞬間、その身体が変化していく。 それを好機と見たディエンドは、五代を抱えて走り出す。 そのまま全速力で仲間達の元に向かい、この場から離れることに成功した。 バットファンガイアは追おうとする。 直後、その身体が人間の姿に戻ってしまった。 「な、何……!?」 あまりに唐突すぎる現象に、キングは驚愕する。 彼もまた、この戦いで架せられた十分の制限時間が、訪れてしまった。 無論、それを知ることはない。 木どころか、雑草すらも残っていない荒れ地で、キングは佇む。 先程ライフエナジーを吸った男、北岡秀一の遺品を彼は手に取った。 仮面ライダーゾルダに変身するためのカードデッキと、デイバッグを。 そして、『カブトの世界』に存在するディスカビル家に伝わる名剣、ディスカリバーも。 (…………どうやら、大ショッカーとやらが下らん細工を仕掛けたか) キングは、自分の力に制限が掛けられていると推測する。 その証拠に、再びバットファンガイアに変身しようとするが、出来なかった。 どうやら、ファンガイアの力だけでは生き残れそうにないだろう。 これだけでなく、他の仮面ライダーの力を奪うことも、考えるべき。 「真夜…………」 不意に、最愛の女性の名を呟く。 彼女はファンガイアである自分よりも、人間であるあの男を取った。 この会場の何処かにいる、忌まわしい紅音也。 そして未来から来たと言われる、奴の息子である紅渡も何処かにいる。 この二人は、絶対に潰さなければならない。 奴らはキバに変身して、自分を殺した。 息子である太牙に全てを託したが、その必要はない。 自分がここで、奴らを殺せばいいのだから。 (そして、願いを叶えてみせる…………) 大ショッカーは、自分の世界の住民と協力し、戦いに残れと言った。 だがそんな真似など、出来るわけがない。 何処の世界に、敵対する種族と手を取り合う馬鹿がいる。 他の世界の住民は当然のこと、奴らも始末する。 そして、再び真夜を自分の物にする。 ファンガイアの王は利己的な愛を抱きながら、前に進んだ。 自らの願いのために。 本来の時間なら彼は、チェックメイト・フォーの一角、ビショップの手によって心なき殺戮マシーンとなっている。 しかし、大ショッカーは彼に再び自我を与えた。 己を取り戻した、キングの行く末は果たして。 【1日目 午後】 【B-8 森林】 ※戦いの余波によって、ほぼ荒れ地となっています 【キング@仮面ライダーキバ】 【時間軸】現代編/復活後 【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、バッドファンガイアに二時間変身不可 【装備】ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎、ディスカリバー@仮面ライダーカブト 【道具】支給品一式×2、不明支給品(1~2)、北岡の不明支給品(0~2) 【思考・状況】 1:ゲームに勝ち残り、真夜を再び自分の物にする。 2:先程戦った仮面ライダー達(クウガ、ディエンド、ナイト、草加、フィリップ)を殺す。 3:紅渡と紅音也を殺す。 【備考】 ※ 制限によって、ライフエナジーを吸う牙は、一度に一人分しか現れません。 ※ 再び現れるのに、時間が必要です(どの程度かは、後続の書き手さんにお任せします) ◆ 森林から脱出して数分後、五人は皆生きていた。 しかし、五代と蓮は未だに目を覚まさない。 バットファンガイアとの戦いの傷が、深かったのだ。 そんな中、ディエンドの変身を解いた海東は考えている。 この会場で出会った初めての男、五代雄介。 本人は自分のことを、クウガと言っていた。 クウガと言えば、旅の仲間である小野寺ユウスケしか知らない。 (まさか、彼は本当にクウガだったとは) その姿は、確かに仮面ライダークウガだった。 しかも、自分の見慣れているのと寸分の違いもない、赤い戦士に。 異なる点があるとすれば、フォームチェンジの後だ。 全身が黒く染まった、見た事のない形態。 あの時一瞬だけ、バットファンガイアに迫るほどの力を発揮していた。 これがユウスケのクウガとは、また違う証拠。 やはり、自分が知る以外にも『クウガの世界』はもう一つ存在するというのか。 (…………まぁ、これはあとでいいか。さて、問題はこっちかな) 海東は、フィリップの背負った男の方を見つめる。 何処の世界の誰かも知らない青年。 五代が草加とフィリップに頼んだから、ここまで連れてきた。 だが、この人物が何者なのかは不明。 もしかしたら、殺し合いに乗っている可能性もある。 (いや、その時はその時かな。いざとなったら、あの恐竜君もいるしね) フィリップの支給品であるファングメモリを見つめながら、海東は結論を付ける。 あれは自らの意志を持つようで、戦うことも出来る優れ物だ。 出来るならば、手に入れてみたい気持ちがある。 三人の警戒を浴びていることを、秋山蓮は知らない。 そして自分の世界の住民が既に死んでいることを、秋山蓮は知らない。 目覚めた彼に、どんな運命が待ち受けているか。 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎 死亡確認】 残り51人 ※ライフエナジーを吸い取られたことにより、北岡の遺体は消滅しました。 【1日目 午後】 【C-8 草原】 【五代雄介@仮面ライダークウガ】 【時間軸】第46話終了後 【状態】気絶中、疲労(大)、ダメージ(大)、仮面ライダークウガに二時間変身不可 【装備】アマダム@仮面ライダークウガ 【道具】支給品一式、不明支給品1~3 【思考・状況】 0:…………(気絶中) 1:人々の笑顔を守る。 2:みんなと共に行動する。 3:一条さんと合流したい。 4:仮面ライダーとは何だろう? 【備考】 ※支給品はまだ確認していません 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、仮面ライダーディエンドに二時間変身不可。 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、不明支給品1~3(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 2:五代雄介、草加雅人、フィリップと共に行動 3:五代雄介の知り合いと合流 4:知らない世界はまだあるようだ 5:蓮(名前を知らない)を警戒 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 【草加雅人@仮面ライダー555】 【時間軸】原作中盤以降 【状態】健康、仮面ライダーカイザに三十分変身不可 【装備】カイザドライバー@仮面ライダー555、カイザブレイガン@仮面ライダー555、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、首輪(北岡)、不明支給品1~2 【思考・状況】 1:真理の居る世界を守る為に、555の世界を優勝させる。 2:勝ち残る為にも今は演技を続けるが、隙があれば異世界の参加者は殺す。 3:真理を殺した奴を見付け出し、この手で殺す。 4:出来る限り、戦いは他の奴に任せる。 5:蓮(名前を知らない)を警戒。 【備考】 ※カイザドライバーに何処までツールが付属しているかは後続の書き手さんに任せます。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作中盤以降 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW 【思考・状況】 1:大ショッカーは信用しない。 2:出来ればここに居る皆と情報を交換したい。 3:草加雅人は完全に信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 【備考】 ※支給品の最後の一つはダブルドライバーでした。 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】気絶中、疲労(大)、ダメージ(大)、仮面ライダーナイトに二時間変身不可 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品(0~1) 【思考・状況】 0:…………(気絶中) 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずは目の前の敵・バットファンガイアを倒す。 3:北岡と協力する。協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:北岡や協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 【備考】 ※ サバイブのカードは没収されています(蓮は気づいていない)。 038 風 投下順 040 Try-Action Delta form 038 風 時系列順 040 Try-Action Delta form 006 共同戦線 北岡秀一 GAME OVER 006 共同戦線 キング 047 加速度円舞曲♯王と牙の運命 018 白の鬼札 草加雅人 063 草加雅人 の 仮面 018 白の鬼札 フィリップ 063 草加雅人 の 仮面 018 白の鬼札 海東大樹 063 草加雅人 の 仮面 018 白の鬼札 五代雄介 063 草加雅人 の 仮面 006 共同戦線 秋山蓮 063 草加雅人 の 仮面
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【種別】 ファンガイア(再生ファンガイア) 【名前】 シャークファンガイア(再生ファンガイア) 【よみがな】 しゃーくふぁんがいあ(さいせいふぁんがいあ) 【種族】 ファンガイア族 【人間体】 未登場 【声】 【スーツアクター】 伊藤教人(JAE 第38話) 【モチーフ】 サメ 【クラス】 アクアクラス 【真名】 「灰の彼岸へと到る切手」 【登場話】 第38話、第46話、第47話、第48話 【特徴】 身長:2m22cm 体重:198kg ファンガイア族・アクアクラスに属するサメを彷彿させるファンガイア。 「砕かれし同胞のかけら」からマンティスファンガイアが再生したシャークファンガイア。再生前ほどの力は無く、リビングデット状態で操られている。 他の再生ファンガイアと共に真夜の命を奪うため現世に復活したが、渡と太牙に阻まれる。その後サガのスネーキングデスブレイクを喰らい、再び昇天した。 また、なぜか彼だけ第39話で蘇らせてもらえなかった。 第46話では、ビショップによってひとつのライフエナジーから複数体再生した。 第47話ではエンペラーフォームと交戦している仮面ライダーサガの前に現れ、彼を抹殺しようと他の再生ファンガイアと共に拘束した。 だが、エンペラーフォームの使用するザンバットソードをホースフライファンガイア(再生)、ラットファンガイア(再生)と共に受け、倒された。 第48話では残りの再生した固体が集い、エンペラーフォームと太牙が変身した仮面ライダーダークキバに他の再生ファンガイアと共に襲い掛かった。 しかし、複数の内1体は大量の再生ファンガイアと共にファイナルザンバット・斬を複数の再生ファンガイアと共に受けて消滅し、別固体はダークキバが発生させた巨大なキバの紋章に押しつぶされて倒された。 おそらく、消息不明だった固体も含め、残りの再生ファンガイアも倒されたと思われる。 【関連するページ】 ファンガイア ホースフライファンガイア(再生ファンガイア) 再生ファンガイア 第46話 第47話 第4クール
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師弟対決♭キミはありのままで(前編) ◆gry038wOvE ファンガイアの王となった青年――紅渡。 彼の中の時間は、師、名護啓介と出会った瞬間に停止した。 一方、渡と会う覚悟と正義を秘めた青年――名護啓介。 彼の中の時間は、こうして渡と再びまみえた瞬間に再び動き出していた。 時間の感覚が異なった二人の音は調和しない。 お互いが出会った時の思惑も違えば、互いの主張も、立場も、ここに来た時間も、戦う手法も違う。 しかし、渡は名護啓介という男を誰よりも尊敬しているし、名護もまた紅渡という男の優しさに光を見出している。 ただその一点だけが、いまこの二人が二重奏を美しく奏でられる要素だった。 ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ 渡にとってみれば、名護啓介の出現はこの場で最も忌むべき事象だった。ここに来て、殺し合いに乗り、キングとなってから……何度音也や名護と出くわす事を想定したかわからない。 しかし、いざそうなった時にどうするかはまだ答えを出し切れていなかった。 まるで喧嘩をして家を飛び出した後にもう一度家に帰るような、うしろめたさと気まずさが彼の心の内を取り巻いていた。 勿論、まったく覚悟していなかったわけではない。会う事があれば前のようにはいかない事もわかっていた。――だが、想定と現実は、往々にして異なるものだった。 こうして出会ってしまうと、非情に対処したいという想定を、何かが害してくる。 その躊躇と引っ掛かりが渡の中の時間を止めた。 最初の一声をかける事が出来たのは、名護の方だった。 「渡君」 力強い呼びかけだったが、そこには敵意や怒りはなかった。何かの覚悟の込められた、正義感の名護のいつもの声色。 しかし、その何気ないたった一声が、渡の中の返事を促す。 渡の中の時間も、遅れて動き出す。 「――名護さん。僕の名はもう紅渡じゃありません。ファンガイアの王……キングです」 何度となく誰かに向けた、この返事だ。こうして、渡という名前を拒絶し、この新しい名前を告げる事で、己の決意とここから先の生き方を思い返せる。 名護の前でそれを告げる事には、渡も気持ち悪さを感じた。他人に告げるのと、親しい人に告げるのとでは、胸の内に広がる物が違いすぎる。 だが、その決意を告げる勇気のない者には進むべき道はない。たとえ敬愛した相手の前であっても、怖じる事は負けを意味するように感じられた。 ひとたび言葉を発する勇気を超えた後は、もう引けない。 力強い面持ちで名護を睨みつける。 「これからは貴方も、僕の事はキングと呼んでください」 続けて、そう告げた。 渡の中の時間が動き出す。 今度は名護の中の時間が止まる。 (やはり、……そうか) その拒絶の言葉を聞き、その瞳を見た時――名護は、記憶の中である一つの時期の渡を思い浮かべた。 同じようにして渡が名護の前でキングを名乗ったのは、ほんの少し前、実感として一週間程度前の出来事である。 渡は、ごく最近同じようにキングを襲名し、登太牙からその座を奪還しようとした。尤も、それは太牙を守る為の彼なりの考えであり、その行動もすべて本気とは言い難かったが――今回はどうやら様子が違う。 まぎれもない本気だ。 あの時とは、何かまた別の事情が――本気にならざるを得ない理由があるように聞こえた。 ナイーヴな彼がどこかで傷つき、そこから誤った考えで掬い上げられたのは何となく想像ができる。 少なくとも、おそらく名護の訪れた時間より少し前の時間軸が彼の元の居場所な事は間違いないと思えた。まあ、理性の失せた形でないのならまだ幸運と云えた。対等以上に話し合う事ができるシチュエーションだ。 それに、紅渡は――名護が出会ってきた中で、誰より優しい青年だ。 思い出す。彼と、彼の父親が名護の中の何かを変えていった壮大なストーリーを。 名護は、負けじと口を開いた。 「……君の名前は紅渡だ。キングという名は九画、字画が悪い。 神がそんな名前の男の未来に幸を与えるわけがない。 正式な手続きを踏む前に、紅渡という名前のすばらしさを見つめ直しなさい」 「未来を定めるのは、神じゃない。――王であるこの僕です。 それに、幸も不幸も関係ない。たとえ不幸を負っても、世界を正すのが王の責務……」 渡の周囲には、小さな白い円盤が――サガークが飛び回る。それは明確に戦闘の準備だった。名護は、サガークの姿に目を凝らした。太牙の用いるサガの鎧が彼の手元に渡っているのだ。 いつものキバットバットⅢ世ではなく、無機質なサガークを従えている状況に、名護は少しばかり眉を顰める。キバットバットⅢ世はどうしたのだろう。 そんな折、もう一体のキバットバットが、名護の耳で囁いた。 「……おい、名護。どうする? 音也の息子はやる気だ。 この俺が面白くなるほどの悲しみ、闇を感じる。奴は限りなく本当の王の器に近づいている……」 何かに惹かれつつも今はかろうじて名護に協力するキバットバットⅡ世。そんな彼に促されながらも、名護はイクサナックルに手をかける事はなかった。 元より、名護もキバットも無駄な争いをしに来たわけではない。 争いは最後の手段だ。たとえそれが選択肢に含まれているとしても、それを選ぶにはまだ早い。 「――キバット君。少し席を外しなさい。俺から、彼と二人きりで話がしたい」 「話し合いか。フンッ……どうなっても知らんぞ」 「悪い事にはならない。そんな確信がある。 俺が名護啓介で、彼が紅渡である限り……」 名護は覚悟の瞳でそう言うと、キバットも少し思案げな表情をした。 「……面白い。そうまで言うなら、俺は口を挟むのをやめよう。 勿論、彼奴が王を名乗る器かどうかも考えさせてもらうがな」 それからそう言って、キバットが高く空へ飛び、渡と名護を見下ろせるようなビルの窓枠に留まった。 キバットバットⅡ世もまた王に仕える身だ。本当に席を外すわけにはいかない。紅渡が王たりえるかを眺め、その在り方次第では名護たちではなく彼に力を貸すというのも躊躇はしまい。 そんなキバットの姿は下から見上げてもなかなか見えづらいものだったが、渡はいまのキバットの姿に目を奪われていく。 「キバット……? いや――」 「――彼はキバットバットⅡ世。キバットバットⅢ世の父、闇のキバの力を与えし者。 彼には、少し席を外してもらった。ひとまず、俺が君と話す為に」 こう言いながらも、やはりダークキバの事を知らない渡である事を再認識する。 少なくとも渡の方からすればキバットバットⅡ世との面識はないようで、それはつまり名護の想定通り時間軸が少し前であるという事を示していた。 渡がサガークを掴むか悩む素振りを見せたのを見て、名護は加えて言った。 「……お互い、無駄な力を使いたくはないはずだ。 同じ世界同士で戦う事はルールの上でも利はなく、情報にも常に飢えている。 いま、必要なのは……男と男の、語り合いだ」 次の行動を決めかねている渡に対し、名護は真剣なまなざしで言った。 渡も自らの周囲を飛行するサガークへと指示を出す。 「――サガーク、僕もこの男と話がしたい。退いてくれ」 渡の答えはそれだった。 サガークは彼の指示通り、その場から引く。 名護の言う通り、今こうして名護が会話を求めるのなら、それは渡にとってはマイナスではない。 唯一避けたいのは、説得を受ける事で少しでも覚悟が鈍る事だった。 向けられてくる言葉すべてを拒絶する事で、最初から説得させまいとする事も出来たはずだが……名護は説得の意思を直接は見せなかった。 何より、ルールの話や情報不足の件を持ち出されると、渡は痛いところを突かれる形でもある。 同じ世界の存在である名護を一方的に攻撃する事は自らを不利にする事であると同時に、彼らのいる世界を守るという己の信念さえ否定してしまう事にもなる。 情報不足はまさしく渡の手痛い部分であり、キバットバットⅡ世の存在についてだけでも既に名護には劣っている部分があると言わざるを得ない。この状況ゆえ、お互い情報は惜しい。 そんな折、名護は切り出した。 「――だが、その前に、まずは飲み物を買って一息つこう。何が良い?」 悩む渡を前に、名護は本当に男と男、一対一での会話を望んでいた。 名護の本気の眼差し。 それは名護らしい、意外と古風でウェットなやり口だった。 そんな名護の提案を拒絶するでもなく、流されるようにして、渡は名護の後を追った。 ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ 団地に設置されているような、本当に幼い子供が井戸端会議の横で時間を潰す為のような小さな公園。 遊具はブランコと滑り台しかない。遊具以外には、砂場と小さなベンチだけがあるだけだ。 そこで渡と名護は、そのベンチに腰掛けて缶コーヒーを飲んでいた。渡が何も答えなかったが故のチョイスとして、二人分、同じものを自動販売機で買っていた。 プルトップを開けて、少し落ち着けて温かいコーヒーを流し込んでから、名護は切り出した。 渡は受け取りこそしたが、開ける様子もない。 「――渡君。いま、日本は少子高齢化という社会問題にぶち当たっている。 未来を担う若い力が不足し、このままでは国の将来が危ういところまで来ている――」 「……それがどうかしたんですか」 「人の話は最後まで聞きなさい」 口を挟んだ渡を諫めるように言ってから、ただ彼は、もう少し単刀直入に言い直した。 「この時間の君はまだ知らないだろうが、俺は縁あって……麻生恵と結婚する事になった。 いずれ、子供も作るだろう。 この日本の未来を案じれば少なくとも三人は必要だが、養育費やあらゆる負担を考えると悩ましくもある……」 渡の動きが完全に止まる。 脳が情報を処理するのに少し時間がかかったようだった。 「待ってくださいっ……恵さんと!?」 コーヒーを開けて飲んでいたなら吹き出していただろう、というくらいに素で驚く渡だった。そこで、またもやキングの威厳は消え去っていた。 仕方のない話だろう、渡は普段いがみ合っている二人の姿を知っている。記憶や、名護と恵の印象までは捨てられない。 あの名護と恵が裏でそこまで発展していたとは、渡は思いもしなかっただろう。 「俺と渡君が連れてこられた時間が異なる。 近い未来、俺は彼女と結ばれ、共に戦った仲間たちに祝福を受ける事になる筈だった」 ……ただ、考えてみれば組み合わせとしては納得がいかないわけもなかった。 恵が理想として口にした男性像は、まるっきり渡の見ていた名護啓介の特徴と合致していた。それがすぐに結婚となると話は別であるし、仮に結婚に行き着くとしてもそこまでには名護も恵ももう少し時間がかかると思えるが。 尤も、渡も恋愛下手な方だ。他人の色恋は、聞いた限りでも意外な事尽くしである。 「――僕のいる世界に、そんな未来が……」 「ああ。……そして、その祝福の輪の中には、君もいる。キングではなく、紅渡として。 だから、たとえ道を違えたとしても、俺は式場から君の席を外したくはない。 俺が結婚したら君の祝福を受け、君が結婚したら君を祝福できる……俺は君と、ずっとそういう関係でありたいと思っている」 唖然として言葉を返せない渡だった。 頭の中に様々な想いが湧いてくる。 この名護という男の気持ちを裏切っている事へのうしろめたさも胸の内から噴き出してきそうになった。 胸を締め付ける、という表現が全く偽りでない事を証明する、心臓あたりの息苦しさ。何かが抜け出そうとしてくるような痛みでも痒みでもない何か。 だが、後に退かない覚悟が自分の中にはある。 「どうした、渡君。祝福はしてくれないのか?」 「いえ……おめでとうございます。喜ばしい事実には違いありません――」 名護の言う通り、渡にとって名護と恵が結ばれる事は祝福すべき事実であり、そんな未来の中で自分が悩まずに祝福出来ているのなら、それほど嬉しい事はなかった。 それは、キングとしてではなく紅渡として。 「でも」 しかし、渡は思い出す。 それはあくまで世界の過程でしかない。 この先の未来が――彼らの思い描く幸福までが、大ショッカーやディケイドに奪われようとしている。だから、その世界には『強き王』が君臨している事をここで知らしめなければならない。 幸福のその先に、その陰に、いつも世界の破壊は待っている。名護も、恵も、その先に生まれる子や、あるいは……今の自分にはまったく実感の湧かない「自分の伴侶や子」までもがその先に在るのなら、渡はファンガイアの王である事を辞めない。 むしろ、だ。 名護や恵の未来が具体性を帯びた時、彼は尚更――。 「――それなら、尚更、僕たちはその世界を守らなければなりません」 「その方法が、ファンガイアの王となる事だというのか……?」 「……はい」 「その為に君は――ここで誰かを殺めたのか?」 「……既に僕たちには、その手段しかありえません。 この後も、僕は仮面ライダーではなく……ファンガイアの王として、二つの種と世界を守る。それだけです」 「誰かの世界を犠牲にして――」 「残念ながら、それが唯一の方法です」 「ならば、渡君、それは間違っている……!」 今度締め付けられるのは、名護の心だった。 嫌な予感はあった。だが、あの優しい渡がこうして修羅の道を突き進んでいるというのなら、名護にはそれを正す責務があった。 名護にとって、この会話はかつてのどんな敵との戦いよりも重苦しい。 素晴らしき青空の会の会長の座を託そうとした自分の気持ちと判断には、間違いはないと今も信じている。――むしろ、これが渡の優しさがゆえの行動であると思うと、自然と納得もできてしまうのだ。 彼は思いを押し殺して、被る必要もない罪を被ろうとしている。 だから、名護は彼の性格を知り、彼の優しさを知りながらにして、彼の行動を否定するしかない。 ――最も否定したくない、仲間の事を。 「考え直しなさい、大ショッカーは我々を騙そうとしている不埒な輩! これ以上罪を被っても全て無駄になる! ……今からでも遅くはない! すぐに俺たちと共に大ショッカーを倒し、共にここから抜け出す道を探るべきだ! 渡君!」 名護は思った。 渡も気づかない男ではあるまい。 大ショッカーに正義があるというのなら、悪戯に人の命を奪う正義などありえない。 世界を守る為の殺し合いだとして、首輪をつけて閉じ込めゲームのように弄ぶ事に何の意味があるのか。 別の場所で待っている“彼”のように、かつて自分の世界を壊そうとしていた者さえも参加しているくらいである。 本当に世界の在り方を決める戦いならば、露悪な輩が覗いて楽しめるようなふざけた作りは許されないはずだ。 ……そして、今は神をも名乗ろうとしている。 名護が強く影響を受けている世界観の中で、大ショッカーは最も侮辱してはならない存在を、大ショッカーは侮辱しているのだ。 だが、頭に血が上りすぎて伝わりづらいであろう事を承知して、少し冷静に渡に言い直した。 「――俺は何人かの仲間にも情報を貰い、確信を持っている。 悪の権化、大ショッカー……神を名乗り、我々を誤った道に扇動しようとしている集団だと」 「――そんな事は、僕も承知しています。大ショッカーの幹部、アポロガイストから情報を得ました。 大ショッカーの真の目的は世界を征服する事であり、世界を選別する事ではありません」 「ならば何故……!」 意外だった。 世界を守るためではないとするのなら、何故。 決して理性を失ったわけでもなければ、殺し合いをしたいようにも見えない。 彼なりの正義があるとして――その理由はわからなかった。てっきり、大ショッカーの言葉に何か確信を持つような事があったのではないかと思っていたが、そうでもないらしかった。 渡は、何か期待を込めたようなまなざしで、名護を見つめ返す。 「いくつもの世界が滅びに向かっている事は、事実です。 それを阻止する為には、まず世界の破壊者ディケイド――彼を倒す必要があります。 彼こそが真の世界の歪み……彼を破壊しない事には、世界の滅びは止められません……。 僕らはもはや、手段を選ぶ事は出来ない。 このままいけば、すべての世界は融合し、大ショッカーの言う通り破滅する」 「ディケイド……? 門矢士の事か? 噂には聞いている。だが、彼は悪人なのか……?」 「――悪人かどうかは言い切れません。 しかし、ディケイドはその存在そのものが世界を脅かす悪魔です」 渡はもう一度言い換えた。 「おそらくですが、人格を持った災害……破壊という事象を人間化したものと認識してもらえれば良いと思います」 対象が悪であるか否かは関係ない。 ただ存在そのものが無数の世界の融合を促し、破壊へと導く混沌の悪魔――それがディケイドだった。 仮面ライダーたちはすべからく彼を倒さなければならない宿命を負っている。 彼の仲間になるのではなく、彼と対抗して彼を破壊する事こそが、このライダー大戦の真の意義だ。――大ショッカーと戦うとしても、それはディケイドを倒しライダー大戦で勝利し、キバの世界が狙われた後の事。 最低限の勝利条件たるディケイドの破壊をクリアーしなければ、もとより世界を守る事など出来ない。 「名護さん、出来るのなら、あなたにも僕の考えに協力してもらいたい。 このディケイドを倒す事に関してだけは……」 「――他ならぬ君の言葉だ。きっと嘘はない。 他の世界を犠牲にする君の考えは相いれないが、ディケイドの件については考えておこう」 「ありがとうございます……」 名護の中に巡る想いは複雑だった。 渡自身の言葉には嘘はないだろうが、渡がその情報をどこから得たのかにもよる話である。つまりは、彼自身が他者からの情報に踊らされている可能性も否定はできないという事だ。 純粋ゆえ、騙されやすくもあるのが欠点の人間もいる。 「だが、ディケイドを倒したなら――その後、君はどうする?」 「次の脅威となるのが他のライダーの世界や大ショッカーです。 ディケイドは仮面ライダーのいるすべての世界を融合させ、そして、破壊します。 ディケイドを破壊すれば世界は融合から免れるかもしれません――だけど、もう手遅れかもしれません。存続する世界は一つと言っていました……。 世界が融合し、そこから先に残る世界が僅かの可能性も否定はできない状況です」 「……誰から訊いた?」 「大ショッカーの幹部、アポロガイストです。嘘を言っている様子ではありませんでした」 名護は、息を飲んだ。 アポロガイスト――信頼に足るかはわからない。 しかし、もし本当だとしたら。 「その時になったら――いや、そうなる前に、僕はキバの世界を残す為に戦うだけです。 大ショッカーと本当に対抗するのはその後。 まずはディケイドや他の世界を優先的に破壊し、勝ち残った僕たちの前に現れた敵を――破壊します」 「渡君……やはり君の進むべき道は間違って……――」 名護は、渡のかつてない真剣なまなざしを前に――そして自分の中のジレンマを前に、そこから先を言いきれなかった。 思い返せば、これまでは「大ショッカー」という明確な悪の存在を軸に団結し、対抗していたともいえる。 だが、世界滅亡それそのものが正真正銘の真実として、それにあやかる形で大ショッカーという組織が不随してゲームを仕組んだならば、この災害めいた事象をどう乗り越えろというのか。 正直、代案はわからない。 そのディケイドという「破壊の人間化」を叩き潰す事を最低条件とすれば良いが、世界が何らかの事象で滅ぶとして――かつて隣にいた我が妻は。 そして、自分の生きた世界は……どうなる。 (――) ――だが、名護は「敵」とされる他ライダーの世界の住人たちの顔を思い出す。 先ほどまで一緒にいた、ここで出来た仲間の事を。 彼らを忘れていたわけではない。忘れるわけがない。しかし、同時に駆け巡る自分の中の微かな迷いには答えは出しがたい――史上最悪の、二択。 さながら思考実験のようなものに陥る。 勿論、すべてはあくまで仮定だ。嘘だと考えたって良い。 しかし、真実である前提のもとに考えたなら――? 世界の滅びが確実だったら、本当にライダーの世界同士で戦う必要があったら、自分は果たして一体どんな答えを出す――? ――ふと、自分の言葉が止まっていたのを感じ、図星を突かれるより前に、名護はごまかすようにして続けた。 「――……どちらにせよ、君が他の世界と戦い続ける道を選ぶのなら、俺にとっては同じ事だ。 ここで出来た多くの仲間の命を奪う事は、許されない」 「そうかもしれません。 でも――僕にとって一番大切なのは、貴方やかつての仲間です。 僕には、ここで仲間を作る必要なんてありませんでした。 ……いや、やっぱり違うかもしれない。僕にもここで仲間のようなものはいました。 ただし、彼らに騙され裏切られるばかりでした。お互い様でもありますが」 「――だとしても、それは君の運が悪かっただけだ。 俺の仲間は、決して裏切らない。共に来てくれ、渡君」 そう言われた瞬間に、渡の中で、そっと何かが動いた。 名護には、多くの良い仲間がいたのかもしれない。ただまっすぐな人間が寄ってきたのかもしれない。それは悪い事ではないと思う。 だが、名護の周りには――裏切り者が少なくとも、一人いる。 それを渡は思い出したのだ。 「僕が……います」 冷たい言葉を放つ渡。 彼は名護を責めるような瞳で、自分自身を、責めていた。 音也と名護。 渡の中に滾る罪悪感は加速していく。 想われている。――ような気はする。少なくとも、この名護啓介には。 確かに、名護は良い人ではあった。 先生のように面倒見は良く、少し厳しくもありながら面白いところや優しいところがたくさんあった。多少空気は読めないところがあるが、悪気はないし、大概は渡自身もそれを許せた。 だが、ここまで自分を熱心に説得しようとするほど――名護が自分を仲間として意識してくれていた事など、渡は思ってもいなかった。 てっきり、否定だけを返すとばかり――思っていた。 そんな名護を、裏切っている自分がいた。 「かつて仮面ライダーだった僕は……名護さんや父さんの想いを、既に裏切っています」 「馬鹿な事を言うな。君が俺を裏切るわけがない」 「僕は多くの罪を犯した。――それは立派な裏切りです」 「……いや、君は決して、俺たちの想いを裏切ってはいない。 少なくとも俺は、そう思う」 「どういう事ですか」 「俺の進む道と、君の進んだ道は確かに違う。 そして、確かに君の考えは間違ってはいる。 ……だが、君なりに俺たちを想っての事でもあるのも承知している。それだけ世界に対して責任を持ってくれる人間なんて、この世の中そうはいないはずだ。 その想いを、裏切りとして否定する事は、君をよく知っている俺には出来ない」 「――……名護さん」 かつてのように人を強く責めたてる事のない、少し変わっていった名護。 己を強い人間ではなく、弱い人間として向き合った後の男の言葉。 少しだけ、渡の中の心が動く。 認めてはくれないと思っていたところを認めてくれた喜びや感動が、渡の目頭を少し熱くした。――でも、だからこそ、余計に傍にはおけなくなった。 名護は、決して渡と同じ道を行ってはくれない。 一つの正義として認めつつ、ただそれぞれが別の正義として交われないのが渡と名護それぞれの道だった。 渡は名護が好きだ。だが、同じ道はいけない。 同じように名護も渡という男を気に入っている。だが、己の道に引き込もうとはしている。 そちらに行く事は、出来なかった。 「君はもう、罪を負わなくて良い。これからは、俺と償えばいい」 「名護さんと――」 「ああ、弟子の罪は、師匠の罪。俺と君とは一心同体だ。 君が間違いを犯したのなら、この俺も同じように懺悔し、同じように背負う義務がある」 「――……でも、僕が罪を犯しているというのなら、その罪をただの人間である貴方に転嫁する事は出来ません」 渡は思い返す。――自分の罪は重い。ただの罪人ではない。 再びフラッシュバックする――ライダー大戦の記憶。 地の石を利用して人を操り、無理矢理戦わせて多くの者が死んでいった諍い。 人の命だけではなく、想いさえ踏みにじる覚悟があった。 深央の死、加賀美の死、王という運命……あらゆるものが渡を後には退かせないよう背中を押し続けた。 名護は――缶コーヒーの残りを一気飲みすると、立ち上がり渡の方を向いた。 「――ただの人間じゃない。その言い方は、水臭くて気に食わないな」 「え?」 「俺は、君の師匠、友人、仲間だ。その絆は恋人などよりも深い。 俺の事を指すなら、『ただの人間』ではなく、『ただならぬ人間』と呼びなさい」 「――貴方は、まだ僕がどんな罪を犯したかは知らない。 ……だから、そんな事が言えるんです」 渡の悩みは、消えた。渡もまた立ち上がった。 もう一度、紅渡の眼差しを捨て、名護に向けて冷えた口調でそう突き返すだけだった。 そう、名護は渡の罪を背負おうと告げている。――だからこそ、だ。 責任感や正義感の強い名護が相手だからこそ、渡は罪を託せない。もっと冷徹になりえる仲間にしか、「罪」は託せないのだ。 いっそ、裏切り者の方が仲間としては都合が良いとさえ思う。 初めからお互い様であるのなら、傷つけずに済むのだから。 「――」 この大戦で、渡のこれまでの経緯を全て思い返すなら、それはそれらの行動に一切関係のない、ただ師匠であるだけの名護に背負わせるにはあまりに重い。 名護も決して軽い気持ちで言ったわけではないだろうが、名護は渡の歩みを知らない。 一人、二人を葬ったわけではない。渡の行為によって不幸になった者は、数が知れない程である。あるいは、名護自身にも余波が来ている可能性さえ否定できないほどだった。 それどころか、これまで名護が憎み戦ったファンガイア以上に、たくさんの人を殺め踏みにじっただろう。 名護は、少し黙った後で、静かな声色で渡に告げる。 「それなら――渡君。 罪を犯している自覚があるのなら、この俺の前で……ここですべてを話しなさい。 そして、残りの時間は、罪を重ねるよりも懺悔する事に回しなさい。 きっと、手遅れにはならない――俺の仲間たちのように」 そう、名護は渡の罪を知らない。 それは、渡が直接話さなかったからに違いなかった。 名護が知るのは、渡の考え方だけだ。スコアを上げたのも知ってはいるが、それが果たして、悪人を葬ったケースなのか、それとも無差別的なのかは名護もまだ知りえない。 これまで――どんな物語を積み上げたのかは、渡のみが知る。 明確な情報すら得ていない名護にとってみれば、むしろどんな形であれそれを知りたい――知る事で背負いたいとさえ思っているのかもしれない。 「……」 渡は、そう言われて少し考えた。 渡にとっては、嘘を告げる手段もあった。このまま曖昧にして隠す手段もあった。その方が楽には違いなかった。 だが、そうやって閉じこもるのは渡の悪い癖でもあった。 今の渡に必要なのは――覚悟。名護や父と向き合ったうえで、自分のやり方を貫き通さなければ、全ては、嘘になる。 嘘じゃない――とは言い切れないが、少なくとも、そのまま逃げ続けるのは「王」の行動ではない。 ため息のような声が思わず漏れてから、渡は語りだした。 「……そうですね。名護さん。貴方には、すべて話すべきでした。 そうでなければ、すべてが曖昧になってしまう。 僕は……これ以上逃げるつもりはありません。 貴方には、まずすべてを話します。――覚悟の証明として」 そう言ってから、名護を牽制するかのように、渡は語気を強める。 「ただ……僕がそれからどうするかは――僕が決めます」 これはあくまで、懺悔ではなく、覚悟。 名護の言う通り、ここから道を変えるのではなく――名護に選択肢を与える為のものだった。 渡を許すか、やはり許さないか。あるいは、渡と背負うか、それとも渡を捨てるか。 その選択肢は、「知る」事で初めて本当の意味を与えられる。 王の威厳ある口調で、渡は語りだした。 「――僕は最初に、ある正義感の仮面ライダーの命を奪いました。これは偶然ですが、僕自身の行動と迷いが原因です。 僕はそこで、世界を守る道を遂げる運命を背負った。 やがて、かつてのキングと出会う事になりました。 僕に襲い掛かってきたキングを倒し、僕は新しいキングとなった。そこで――この世界を守る覚悟は確固たる物となった」 「――……」 「別の世界で、僕と同じように自分の世界を保守する為に戦おうとする参加者たちとも多く出会いました。 利用し、利用される関係と言えたかもしれませんが――その同盟はほぼ破綻しました。僕がここに一人でいるのも、それが原因です。 ……ある時は、ある参加者を操る石を得て、多くの参加者を無差別に襲う同盟を組み、中央の病院で多くの命を奪いました。 ――しかし、本命のディケイドは仕留めそこなった。残念ながら」 渡はそれから、己の所業を詳しく告げた。 ある男は、そこで散ったのは、と――あらゆる質問が名護の方から飛び交い、渡はそれに偽りなく答えた。 まるで取り調べのようだったが、それゆえにか、名護は怒る事も嘆く事もなく、ただ冷静にすべてを聞き取った。 それが、彼なりの渡への向き合い方だったのだろう。 名護の内心が焦っていなかったわけではなかった。それは、名護の想像を確かに超えていた。渡が痛みを感じず、この表情でそれをやってのけたのが信じられないほどだった。 はじめは渡が何かの事情で嘘をついている可能性さえ疑った。かつて王を名乗った時のように、何かを守るための芝居であるのかもしれなかった。 だが、その意味がなかった。死者の名前を持ち出してまで、彼が再び庇うほどの人間はここにはもういなかったし――何より、話の辻褄は合っていた。 誰か、もっと中央で戦っていた参加者に聞けばすぐにわかる話でもあった。 名護は、あらゆる事を思い返しながら、深く考えていった。 そして、渡が全てを告げた後で、名護はもう一度口を開いた。 「……渡君。確かに、君の罪は重い。だが、やり直せないわけではない」 名護を突き放そうとした意図もあった渡にとっては、それは意外な返答だった。 他の参加者と出会った影響もあったのかもしれない。そんな中で、この殺し合いで参加している者たちはすべからく、「被害者」であるという意識も芽生えていたのかもしれない。 彼が責める事をしないのは、仲間の中に「仮面ライダー」を貫いた者や「罪」を犯した者がいた――その男たちと、誰より深く関わったからだろう。 嬉々として人を殺める者もいた――しかし、背負い、涙し、償う者もいた。 彼らはただの加害者だろうか。むしろ、あらゆる思い、あらゆる生き方、そしてあらゆる正義を――この場所で踏みにじられた、被害者なのではないだろうか。 特に――ここにいる、紅渡は、そうかもしれなかった。 それに、考えてみれば、もう被害者だとか加害者だとか、そんな事さえ関係ないのかもしれない。 もっと根源的に、名護の中には渡を見るもう一つの目があった。 正義、という言葉を使う以前の話として。 「君のした事は、もしかすれば神には許されない事かもしれない……。 しかし、俺と君とは師弟――そして、それ以上に、かけがえのない友人だ。 君が罪の重さに耐えきれないのなら、共に背負い、共に歩く。 君の召された先に、もし地獄があるのなら――俺たちが君の荷を共に背負い、隣を歩けば良い」 そして、名護の中に、渡が見せた「友を捨てる覚悟」に勝る――友を捨てない覚悟があった。 名護の想いは歪まない。 彼と共に進んだ思い出や記憶がある。――ぶつかり合った事も、悩みぬいた事も、信じあった事も、すべてが捨てられない。捨てたくない。 結局のところ、それが名護の答えだった。 渡は少し、息を飲んだあと――言葉を返した。 「――ですが、名護さん。貴方は、これまで多くのファンガイアを倒してきました。 それは、ファンガイアが人を襲い、罪を犯してきたからです。貴方の正義が、彼らの存在を否定した。 だが、僕はそれ以上の罪を犯している。――だとすれば、貴方は僕の存在を否定しなければならない筈です」 渡の罪が、今まで名護が「罪悪」の象徴たるファンガイアを憎み倒してきた以上に「罪悪」である事実。それにより名護は渡を憎み倒さなければファンガイアを倒した自分を否定されると渡は言う。 だが――。 「関係ない。俺は名護啓介、君は紅渡だ。――その事実がある限り」 罪を犯したか否かではない。 それより前にある――情。 正義でも、悪でも、罪でも、社会でも、被害でも、加害でもなく、それが優先されるべき時がある。 紅渡を見てきたひとりである名護啓介は、たとえ紅渡が悪魔に落ちたとして、彼が弟子であり友である事を否定はできない。 そんな自分の情動を許せるだけの想いと余裕が、本当の正義の味方には必要なのだ。 かつて紅音也が教えてくれた遊び心――あらゆる呪縛を捨て去り、本当に心の動く場所へと歩み寄る、勇気と力、あるいは開き直りだった。 「それに、渡君。ファンガイアの事を持ち出せば、俺も同じだ」 「……」 「――俺は少し前、ここで正しい人を殺め、悪の道からはぐれ、そして今罪を償おうとしている青年を見た。 俺も自分の人生を改めて思い浮かべた。――思っていたより、ずっと恵まれていた。だから正義の味方などと名乗って来られたんだ」 「……」 「だが、俺は、正義の味方ではなかった。……それを教えてくれたのは君だ。 君は、人間とファンガイアの共存を目指していた。 考えてみれば、それが戦うよりも素晴らしい、最も理想的な未来に違いない。だが、俺にはその発想がなかった……ただ、俺が正義になるには悪が必要だった。 だから、ファンガイアを都合の良い悪とみなし、倒してきた。 ……そう、俺はこれまで、自分の勝手でファンガイアを殺しすぎた。平和に暮らそうとしていた者も、多くいた筈だ。俺の非、俺の弱さ、俺の罪……」 「それは、人とファンガイアの戦争の中の話。……貴方のやった事は、仕方のない事です。 人を襲うファンガイアも多くいる。残念ながら――」 「それを言い出せば、世界と世界が争い、戦う他に生き残る術のないと言われた今この時も――同じ、仕方のない戦争かもしれない」 渡は図星を突かれた気がした。 そんな正当化も、一度はしたかもしれない。 渡と名護にどんな決定的な差があり、ファンガイアを倒してきた名護と比べて、自分が罪人になれるのか――その抜け道を考えるようにさえなっていた。だが、答えを出すには思考を巡らせる必要があった。 名護は構わず続けた。 「――だが、たとえファンガイアとの戦いが戦争だったとしても、俺はあの時の自分の行いは……紛れもない、大きな罪だと思っている。 俺はあの時……間違いなく自分の力に溺れ、正義に酔っていた。 己の正義の為に――父を死なせた自分の思想を守る為に、自分の中でファンガイアを強力な悪に見立て、戦った。 だから、君のように共存の道を考えなかった! そう、もし共存してしまえば俺は正義ではなくなる……。 倒すべき悪が消え、正義である事が出来なくなる……。 それに、世界が変わり、人とファンガイアが交えるのなら、その時に俺がファンガイアを倒してきたそれまでの正義は否定される。 きっと、それが怖かった。 だから、共存を望まなかったし、共存という思考さえも封じていた。 ファンガイアを蔑み、憎み、殺してきた。自分の中にある非や弱さ、自分の為に武装された公式、そして……父を殺した過去の罪にも向き合おうとはしなかった。 ……そんな姿に、本当の正義はない。ただの快楽の権化、暴力性と罪悪感のジレンマを『正義』で推し隠し、逃れ、ファンガイアたちの命にぶつけた、弱虫だ」 「……」 「――そして、俺はキバである君ともぶつかった……。 かつて俺が君に向けたのは、まぎれもない本気の殺意だった。今思うと怖くなる。 もしかすれば、俺は君を殺め、それを誇っていたかもしれない。俺がキバを倒したと、何も知らずただ歓喜に震えたかもしれない。 あるいは、俺は君に挑み、敗れ、偽りの正義を抱いたままみじめに死んでいたのかもしれないな……」 そして、そういう風にして決着がついた時、敗れて死ぬのはやはり……おそらく、自分だったのだろうと――名護は思う。 キバはあまりに強く、敵対していた時期の名護では到底勝てる相手ではなかった。今客観的に見ればそうなる。キバに勝った事を誇ったのは一つの事実だが、あの後でしてやられたくらいだ。 本気の渡の強さは、並じゃない。 守るべきものがあるから――そして、キバは、人類の敵ではなく、偉大な男の魂を継ぎ誰かの音楽を守ろうとする仮面ライダーだったから……。 「――」 今もこうして瞳を閉じると映る――それは、自身の敗北のビジョンだ。 正義に溺れ、正義を信じ、父を殺した罪に許されようとしながら――しかし本当の償いや痛みから目を背け、キバに葬られる自分の姿。 人とファンガイアが愛し合う世界を否定し、突き進んだ『正義』に踊らされる哀れな男。 己が暴いた罪で死んだ父が、自分の前から去っていく幻想。 何度思い描いたかわからない。そうだったかもしれない。 「だが、俺と君は今、こうして、最高の形でここにいる!! ――師匠と弟子として、そして、仲間として!! 罪を犯したのに……その先の生には価値があった。償う機会と仲間があった。 だから――神がもたらしてくれたこの奇跡と運命を、今になって否定したくはない」 ――それが名護の渡への想いだ。 たとえそれが神に抗う事だとしても、渡や太牙や恵や音也……ファンガイアの戦いで奇跡的にわかりあえた仲間たちとなら、戦える。 ここでなら、やはりここで出会った仲間と――残っている仲間たちと、それから、ここにいる渡と共に戦えば良い。 「――だから」 それが、名護の行きたい道。たとえ罪を負うとしても、それが憎しみを向けられる原因になるとしても、名護は渡を庇う覚悟がある。 罪や弱さから逃げない事こそが、そして前を向き、本当の守るべき者を守り、戦うべき者と戦うのが――今の名護の正義。 渡もまた、思い返していた。 名護がいなければ――支えてくれるひとがいなければ、立ち直る事のできなかった状況があった。それこそ、お互い様だった。 僕はひとりじゃない。隣にいた仲間がいたから戦えた事。それは戦力としてではなく、心の支えとして……。 そんな場面が、いくつもある。 思い出される記憶。――その積み重ねがあったからこそ、こうして、自分がここにいるというのは、間違いないと思えた。 しかし、退けなかった。 「だから、君には考え直してもらう。 ――そして、俺にはやはり、君と償う義務がある!」 名護は思う。――君だけが罪を負う必要はない。 君は仮面ライダーになって良い、もう一度俺の隣で戦えば良い。 確かに俺は、君が間違っていると言った。 だが、もう良い。俺が言いたいのはもはやそんな事じゃない。 正しいかじゃないのだ、君が君らしく戦える場所にこそ正義はあるのだ……。 それがきっと、君にとって最も良い生き方なのだから。 優しい渡君だから。 「――そんなものは、ありません。 すべての憎しみと罪も、王のもとに捧げられるべきものです」 渡は思う。――名護が罪など負う必要はない。 貴方は正義であれば良い、仮面ライダーであれば良い。 確かに僕は貴方にディケイドを倒す仲間として、戦力として加わればと言った。 だが、もう良い。それこそが最大の過ちだ。 貴方は、ただ幸せにあれば良い……。 それがきっと、一番つらくなくて済むのだから。 正しい名護さんだから。 「……これだけ話してもわからないか。 それなら――俺たちはもう一度、かつてのように戦う必要があるのかもしれない!」 「そうかもしれません。――僕も、もう一度貴方と戦いたい!」 「不思議だ。俺も、君と戦わなければならない以上に、君と戦いたい!」 二人は、おもむろに、同じペースで歩き出した。 互いを見つめて、拳を握る。 かつてぶつかり合ったその拳と拳が、震えている。 ――その拳が震える意味は、彼らの言う通り、戦いたいからなのか、それとも戦いたくないからなのかはわからない。 話し合いは終わりだ。ここからは本能で戦うしかないと、渡も名護も悟っていた。 ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ ♯ ♪ 117 time――out 時系列順 118 師弟対決♭キミはありのままで(後編) 投下順 116 対峙(後編) 紅渡 名護啓介
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図鑑ナンバー:169 わにうおポケモン たかさ・おもさ:9.0m・999.9㎏ タイプ:みず・ドラゴン 特性:がんじょうあご(あごやキバを使って攻撃する技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:じしんかじょう(自分の技で相手を倒すと、こうげきが1段階上がる) 種族値:120・143・77・53・76・81 進化方法:アリガーターにめざめいしを使用 覚える技 基本 たいあたり 基本 にらみつける 基本 きあいだめ 基本 みずてっぽう 基本 おいうち 基本 アクアジェット 基本 みずあそび 基本 かみつく 基本 こわいかお 基本 のしかかり 基本 ダイビング 基本 かみくだく 基本 いばる 基本 かみちぎる(オリ技) 基本 アクアブレイク 基本 サイコファング 基本 あばれる 基本 げきりん 基本 ドラゴンテール 基本 ほのおのキバ 基本 こおりのキバ 図鑑解説 めざめいしの力で古代のポケモンのようになってしまった。 なぜこの姿になったのか、議論が続いている。 名前
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データ 習得技レベル タマゴ・その他 マシン データ ポケモン タイプ1 タイプ2 特性1 特性2 夢特性 HP 攻撃 防御 特功 特防 素早 合計 デルビル あく ほのお はやおき もらいび きんちょうかん 45 60 30 80 50 65 330 ヘルガー あく ほのお はやおき もらいび きんちょうかん 75 90 50 110 80 95 500 進化条件 デルビルLv.24→ヘルガー 習得技 レベル レベル技 技名 習得レベル デルビル ヘルガー かみなりのキバ - Lv.1 にらみつける Lv.1 ひのこ Lv.1 とおぼえ Lv.4 Lv.1 スモッグ Lv.8 Lv.1 ほえる Lv,13 かみつく Lv.16 やきつくす Lv.20 ふくろだたき Lv.25 Lv.26 ほのおのキバ Lv.28 Lv.30 いちゃもん Lv.32 Lv.35 ほうふく Lv.37 Lv.41 イカサマ Lv.40 Lv.45 かえんほうしゃ Lv.44 Lv.50 かみくだく Lv.49 Lv.56 わるだくみ Lv.52 Lv.1 れんごく Lv.56 Lv.62 タマゴ・その他 技名 種類 カウンター タマゴ ほのおのうず タマゴ きしかいせい タマゴ うらみ タマゴ みちづれ タマゴ フェイント タマゴ ふいうち タマゴ かみなりのキバ タマゴ マシン マシン技 No. 技名 習得可否 デルビル ヘルガー 001 とっしん 〇 〇 005 どろかけ 〇 〇 006 こわいかお 〇 〇 007 まもる 〇 〇 008 ほのおのキバ 〇 〇 009 かみなりのキバ 〇 〇 018 どろぼう 〇 〇 020 くさわけ 〇 〇 024 ほのおのうず 〇 〇 025 からげんき 〇 〇 030 バークアウト 〇 〇 035 マッドショット 〇 〇 038 ニトロチャージ 〇 〇 047 こらえる 〇 〇 049 にほんばれ 〇 〇 050 あまごい 〇 〇 062 イカサマ 〇 〇 063 サイコファング 〇 〇 066 のしかかり 〇 〇 070 ねごと 〇 〇 085 ねむる 〇 〇 087 ちょうはつ 〇 〇 094 あくのはどう 〇 〇 103 みがわり 〇 〇 107 おにび 〇 〇 108 かみくだく 〇 〇 114 シャドーボール 〇 〇 117 ハイパーボイス 〇 〇 118 ねっぷう 〇 〇 125 かえんほうしゃ 〇 〇 130 てだすけ 〇 〇 134 きしかいせい 〇 〇 140 わるだくみ 〇 〇 141 だいもんじ 〇 〇 148 ヘドロばくだん 〇 〇 152 ギガインパクト 〇 157 オーバーヒート 〇 〇 163 はかいこうせん 〇 165 フレアドライブ 〇 〇 168 ソーラービーム 〇 〇 171 テラバースト 〇 〇
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2018年10月2日 新第1話:胸がバクバク爆ってる!爆釣れ、大物バーソウル! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トウマ:草尾毅/トッタ母:庄司宇芽香/島田のおばちゃん:浦和めぐみ 鯵野なめ郎:大谷理美/那間グサ美:金魚わかな/漁師:西嶋陽一/漁師:綿貫竜之介/ナレーション:武虎 2018年10月9日 第2話:来たぞ盛魚町!ウオンモール爆釣大会! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 鮫島ホウジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃんの妹:浦和めぐみ/鮭内くん:粕谷雄太/ウオマサ:菊池こころ/Mr.シシャモ:山田真一 店員:林大地/トローリング娘:祖山桃子/秘書:上田瞳/ナレーション:武虎 2018年10月16日 第3話:潜入コードバンク社!赤雷のバーハンター鮫島キバ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 鮫島ホウジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ/警備員:森田了介/警備員:宮﨑聡/ナレーション:武虎 2018年10月23日 第4話:謎のヌッシー!黄金武魚キンギョダムを追え! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トウマ:草尾毅 鮫島ホウジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ/黄金武魚キンギョダム:ボルケーノ太田 ナレーション:武虎 2018年10月30日 第5話:恋のシカケメモリー!マグロライダー一本釣り! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ 鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ/長谷川アユ:今野宏美/偽船長:村中知/鯛野キンメ:浜田洋平 あゆの友人:疋田由香里/船長:坂井易直/クジラ型のアレ:熊谷海麗/ナレーション:武虎 2018年11月6日 第6話:ヌッシー狙う爆釣団!轟風の使者 海老原ハネル! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/立津手トウマ:草尾毅/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ 海老原ハネル:村中知/涼河シャチ:松重慎/深層海龍ゴクオロチ:藤本たかひろ/母親:上田瞳/ナレーション:武虎 2018年11月13日 第7話:ポテペン&シュワ次郎!トッタのためのガチ特訓! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/シュワ次郎:根本幸多/鮭内ケイジ:粕谷雄太 プラカラーキッド:中西正樹/ナレーション:武虎 2018年11月20日 第8話:プールへGO!使いこなせ海流のリール! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ 海老原ハネル:村中知/フグ姐さん:永澤菜教/深層海龍ゴクオロチ:藤本たかひろ/ナレーション:武虎 2018年11月27日 第9話:激辛の海に勝利せよ!ラーメン大好きトッタさん! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/涼河シャチ:松重慎/キングサモン:竹本英史 島田のおばちゃん:浦和めぐみ/辛ズール・ズール:鈴木賢/客:山本祥太/客:戸松拳也/客:山根綺/ナレーション:武虎 2018年12月4日 第10話:復活のキバ!赤き野望への前奏曲(プレリュード)! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 鮫島ホウジロウ:松山鷹志/海老原ハネル:村中知/プレミアギガシャーク:稲田徹/秘書:上田瞳/研究員:ボルケーノ太田 ナレーション:武虎 2018年12月11日 第11話:最強マンガ家!?創造手コミックラーケンを探せ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 小杉ケタロウ:利根健太朗/創造手コミックラーケン:魚建/薄井さん、ナレーション:武虎/妖怪蜘蛛男:城岡祐介 通行人:三輪隆博/通行人:今井浩平 2018年12月18日 第12話:でんぢゃらすなヌッシーを爆釣するのじゃ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/シュワ次郎:根本幸多/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ 鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ/爆釣老人じーさん:中村大樹/ゲベ:太田哲治/おサンタ様:石原凡 おばさん:斉藤こず恵/おばさん:鶴田真希/おばさん:れいみ/ナレーション:武虎 2018年12月25日 第13話:爆釣団団長!ムゲンあらわる! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/立津手トウマ:草尾毅/トッタ母:庄司宇芽香 島田のおばちゃん:浦和めぐみ/鮫島キバ:斎賀みつき/海堂ムゲン:豊永利行/涼河シャチ:松重慎/鯵野なめ郎:大谷理美 那間グサ美:金魚わかな/無限食バイクウガ:西嶋陽一/ナレーション:武虎 2019年1月8日 第14話:ポテペン消化中!無限食バイクウガの腹を探れ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島ホウジロウ:松山鷹志/無限食バイクウガ:西嶋陽一 立津手トウマ:草尾毅/海堂ムゲン:豊永利行/男の子:関根有咲/母親:祖山桃子/女の子:弘松芹香/ナレーション:武虎 2019年1月15日 第15話:真冬の怪談!恐怖、盛魚小の七不思議! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ 長谷川アユ:今野宏美/イワナ川淳二:浦和めぐみ/ランス・ロード:辻井謙吾/モナリザ:西川宏美/口鮭女:久下知秋 ナレーション:武虎 2019年1月22日 第16話:トッタと謎の古代バーコード文明!~勇者と呼ばれた少年~ テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トウマ:草尾毅/島田のおばちゃんの親戚:浦和めぐみ/ポテペン原人:斎藤志郎 シーラ・ジ・カンス:後藤光祐/鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ/長良川アユ:今野宏美/アユの友人:疋田由香里 ナレーション:武虎 2019年1月29日 第17話:トッタと謎の古代バーコード文明!~ジュラ紀の破壊神~ テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/ポテペン原人:斎藤志郎/息子原人:田村奈央/セクシー原人:本名陽子 ペット原人:田中健大/ディノボルケーノREX:ボルケーノ太田/ナレーション:武虎 2019年2月5日 第18話:トッタと謎の古代バーコード文明!~神の星を継ぐ者~ テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/ポテペン原人:斎藤志郎/セクシー原人:本名陽子 妻原人:中友子/息子原人:田村奈央/ペット原人:田中健大/ギャル原人:石橋桃/危険魚デスソウルシップ:落合福嗣 シーラ・ジ・カンス:後藤光祐/ナレーション:武虎 2019年2月12日 第19話:奪われたヌッシー!爆釣カップ開幕! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 鮫島ホオジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃん:浦和めぐみ/Mr.シシャモ:山田真一/鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ 長良川アユ:今野宏美/キングサモン:竹本英史/涼河シャチ:松重慎/海老原ハネル:村中知/オジペン:高塚正也/ナレーション:武虎 2019年2月19日 第20話:激闘・爆釣カップ!チキチキバーソウルビンゴ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/立津手トンペイ:阪口大助/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多 鮫島ホオジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃん:浦和めぐみ/Mr.シシャモ:山田真一/鮭内ケイジ:粕谷雄太/魚山マサオ:菊池こころ 長良川アユ:今野宏美/キングサモン:竹本英史/涼河シャチ:松重慎/海老原ハネル:村中知/ポテペン原人:斎藤志郎 ナレーション:武虎 2019年2月26日 第21話:副団長シャチの策略!爆釣カップの罠! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トウマ:草尾毅 立津手トンペイ:阪口大助/鮫島ホオジロウ:松山鷹志/海堂ムゲン:豊永利行/キングサモン:竹本英史/涼河シャチ:松重慎 Mr.シシャモ:山田真一/ナレーション:武虎 2019年3月5日 第22話:ついに出現!絶滅種 神ヌッシー! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トウマ:草尾毅 立津手トンペイ:阪口大助/鮫島ホオジロウ:松山鷹志/海堂ムゲン:豊永利行/キングサモン:竹本英史/涼河シャチ:松重慎 海老原ハネル:村中知/神主第一形態:斉藤貴美子/警備員:宮﨑聡/ナレーション:武虎 2019年3月12日 第23話:神ヌッシーVSキバ!BTシールドを打ち破れ! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トンペイ:阪口大助 鮫島ホオジロウ:松山鷹志/島田のおばちゃん:浦和めぐみ/海堂ムゲン:豊永利行/キングサモン:竹本英史/Mr.シシャモ:山田真一 神主第二形態:神島正和/警備員:宮﨑聡/トローリング娘:山根綺/ナレーション:武虎 2019年3月19日 第24話:絶望の破壊神!神ヌッシー最終形態! テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トウマ:草尾毅 立津手トンペイ:阪口大助/鮫島ホオジロウ:松山鷹志/海堂ムゲン:豊永利行/神主第三形態:斉藤次郎/かくれんバー:田口奏弥 科学者:宮﨑聡/ナレーション:武虎 2019年3月26日 第25話:地球がバクバク爆ってる!爆釣れ、神ヌッシー!終 テレビ東京:17時55分〜18時25分 立津手トッタ:広橋涼/ポテペン:内山夕実/鮫島キバ:斎賀みつき/シュワ次郎:根本幸多/立津手トウマ:草尾毅 立津手トンペイ:阪口大助/トッタの母:庄司宇芽香/鮫島ホオジロウ:松山鷹志/キングサモン:竹本英史/海老原ハネル:村中知 神主第三形態:斉藤次郎/鮫島リン:菊池こころ/かくれんバー:田口奏弥/ナレーション:武虎
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モノズ No.633 タイプ:あく/ドラゴン 特性:はりきり (攻撃が1.5倍になるが物理技の命中率が0.8倍になる) 体重:17.3kg (けたぐり・くさむすびの威力40) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 モノズ 52 65 50 45 50 38 キバゴ 46 87 60 30 40 57 ミニリュウ 41 64 45 50 50 50 タツベイ 45 75 60 40 30 50 フカマル 58 70 45 40 45 42 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) こおり/かくとう/むし/ドラゴン いまひとつ(1/2) ほのお/みず/でんき/くさ/ゴースト/あく いまひとつ(1/4) --- こうかなし エスパー . 型 性格: 努力値: 持ち物: 確定技: 選択攻撃技: 選択補助技: 覚える技 レベルアップ BW 技 威力 命中 タイプ 分類 PP モノズ 1 たいあたり 50 100 ノーマル 物理 35 1 りゅうのいかり - 100 ドラゴン 特殊 10 4 きあいだめ - - ノーマル 変化 30 9 かみつく 60 100 あく 物理 25 12 ずつき 70 100 ノーマル 物理 15 17 りゅうのいぶき 60 100 ドラゴン 特殊 20 20 ほえる - 100 ノーマル 変化 20 25 かみくだく 80 100 あく 物理 15 28 たたきつける 80 75 ノーマル 物理 20 32 りゅうのはどう 90 100 ドラゴン 特殊 10 38 ふるいたてる - - ノーマル 変化 30 42 ドラゴンダイブ 100 75 ドラゴン 物理 10 48 のしかかり 85 100 ノーマル 物理 15 52 こわいかお - 100 ノーマル 変化 10 58 ハイパーボイス 90 100 ノーマル 特殊 10 62 げきりん 120 100 ドラゴン 物理 10 技マシン マシン 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 技05 ほえる - 100 ノーマル 変化 20 技06 どくどく - 90 どく 変化 10 技10 めざめるパワー - 100 ノーマル 特殊 15 技11 にほんばれ - - ほのお 変化 5 技12 ちょうはつ - 100 あく 変化 20 技17 まもる - - ノーマル 変化 10 技18 あまごい - - みず 変化 5 技21 やつあたり - 100 ノーマル 物理 20 技27 おんがえし - 100 ノーマル 物理 20 技32 かげぶんしん - - ノーマル 変化 15 技41 いちゃもん - 100 あく 変化 15 技42 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技44 ねむる - - エスパー 変化 10 技45 メロメロ - 100 ノーマル 変化 15 技46 どろぼう 40 100 あく 物理 10 技48 りんしょう 60 100 ノーマル 特殊 15 技59 やきつくす 30 100 ほのお 特殊 15 技73 でんじは - 100 でんき 変化 20 技77 じこあんじ - - ノーマル 変化 10 技82 ドラゴンテール 60 90 ドラゴン 物理 10 技83 ふるいたてる - - ノーマル 変化 30 技87 いばる - 90 ノーマル 変化 15 技90 みがわり - - ノーマル 変化 10 技94 いわくだき 40 100 かくとう 物理 15 秘04 かいりき 80 100 ノーマル 物理 15 教え技 かけら 技 威力 命中 タイプ 分類 PP - りゅうせいぐん 140 90 ドラゴン 特殊 5 6 さわぐ 90 100 ノーマル 特殊 10 6 ハイパーボイス 90 100 ノーマル 特殊 10 8 アクアテール 90 90 みず 物理 10 8 しねんのずつき 80 90 エスパー 物理 15 8 だいちのちから 90 100 じめん 特殊 10 10 あくのはどう 80 100 あく 特殊 15 10 ばかぢから 120 100 かくとう 物理 5 10 りゅうのはどう 90 100 ドラゴン 特殊 10 2 いびき 40 100 ノーマル 特殊 15 8 うらみ - 100 ゴースト 変化 10 10 げきりん 120 100 ドラゴン 物理 15 12 ねごと - - ノーマル 変化 10 教え技職人 あかいかけら = 『ホドモエシティ』ポケモンセンターの左の建物 あおいかけら = 『ヤマジタウン』ポケモンセンターの左の建物 きいろいかけら = 『セイガイハシティ』ポケモンセンターから右上一番最初の建物 みどりのかけら = 『シッポウシティ』ポケモンセンターの左側の建物 タマゴ技 技 威力 命中 タイプ 分類 PP ほのおのキバ 65 95 ほのお 物理 15 かみなりのキバ 65 95 でんき 物理 15 こおりのキバ 65 95 こおり 物理 15 ダブルアタック 35 90 ノーマル 物理 10 おどろかす 30 100 ゴースト 物理 15 だいちのちから 90 100 じめん 特殊 10 いやなおと - 85 ノーマル 変化 40 もろはのずつき 150 80 いわ 物理 5 ダメおし 50 100 あく 物理 10 あくのはどう 80 100 あく 特殊 15 同時遺伝不可 もろはのずつき ほのおのキバ/かみなりのキバ/こおりのキバ 遺伝 タマゴグループ ドラゴン 孵化歩数 10240歩(※特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」で5120歩。デルパワー「タマゴふかパワー +++/S/MAX」も併用すると2560歩) 性別 ♂:♀=1:1 遺伝経路 ほのおのキバ :ヒトカゲ(Lv25)/アーボック(Lv1)/ボーマンダ(Lv1)/ガブリアス(Lv1) かみなりのキバ :アーボック(Lv1)/ボーマンダ(Lv1) こおりのキバ :アーボック(Lv1)/ギャラドス(Lv32) ダブルアタック :ジヘッド(Lv1) おどろかす :チルット(Lv5) だいちのちから :モノズ(BW2教え)/フカマル(PtHS教え・BW2教え) いやなおと :アーボ(Lv17)/キモリ(Lv21)/ハブネーク(Lv19) もろはのずつき :ズルッグ(Lv53) ダメおし :キバゴ(Lv7) あくのはどう :モノズ(BW2教え)/アーボ,ギャラドス,ハブネーク(いずれも旧技マシン・BW2教え) 外部リンク ポケモン第五世代・対戦考察まとめwiki - サザンドラ ポケモンBW・ダブルバトル考察まとめwiki - サザンドラ ネタポケまとめWiki - サザンドラ