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【種別】 “紅世の徒”の一種 【初出】 I巻(具体的な意味はX巻) 【解説】 “紅世”における世界の法則の一端を体現する、超常的存在である“紅世の徒”を指している。 この世における「神」のように宗教で崇められる象徴や概念的な存在ではなく、実際にどこまでも現実的に存在する。 「神である“徒”」は、“紅世”での「人間」にあたる普通の“徒”や“王”とは異なる類別であるが、普段は「神ではない“紅世の徒”」となんら変わらない存在であり、扱いも他の“徒”と同じように“紅世の王”とされる。中には神霊体の神もいる。 しかし、それぞれが特異な権能を持ち、祈りと代償、運と神自身の意思による『神威召喚』により、権能に沿った強大な力を発揮する。 また、一部の神は自らの眷属たる“徒”を持ち、眷属は生贄になる役目を持つことがある。 実際に作中に登場したのは、次の3柱。 『審判』と『断罪』の権能を司る『天罰神』“天壌の劫火” 『造化』と『確定』の権能を司る『創造神』“祭礼の蛇” 『喚起』と『伝播』の権能を司る『導きの神』“覚の嘨吟” 皆各々の使命に至極忠実、というか使命を果たすことを喜びとしている節があり、 “天壌の劫火”は「天罰狂い」「裁きたがり」、 “祭礼の蛇”は「欲望の肯定者」「誰かの願いを叶えたくてワクワクしてる」、 “覚の嘨吟”は「珍しがり」とも言われている。 【コメント】 ☆アニメ版から登場していた。 ☆ロフォカレ以外の導きの神の眷属は、公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細が判明するのかと思われたが、結局は最後まで明かされなかった。 ☆三神一体がモデルかな? ☆↑三位一体的な概念は[仮装舞踏会]の『三柱臣』で使用済みだ。登場した神が三柱だけなのは、たまたまだろうな。 ☆ヴォーダンやウィツィロポチトリや『大地の四神』と契約していた“王”たち(ケツアルコアトルやトラロックやテスカトリポカやチャルチウィトリクエたち)のほうが、“紅世”の神らしかったな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[革正団]が神とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
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御崎市で平凡な日常を過ごしていた高校生の坂井悠二は“燐子”と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、名も無き少女と出逢った。その名も無き少女は、人知れず人を喰らう異世界人“紅世の徒”を探し討滅するフレイムへイズの一人。彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって“ 紅世の徒”から狙われるようになった悠二を護る様になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく。 ■キャスト シャナ:釘宮理恵 アラストール:江原正士 坂井 悠二:日野聡 吉田 一美:川澄綾子
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シュドナイ「なぁおなかが空かないか?」 メリヒム「…マティルダに食べるなといわれている」 シュドナイ「ココでは別に食べなくてもいいのだが…」 メリヒム「あぁ。分かるなんかむなしい感じだろ最初のころそうだった」 シュドナイ「…ココのみんな旨そうだし」 メリヒム「あぁ鍛えているやつが多いからな」 シュドナイ「でも…食べたらどうなるんだろうか?」 メリヒム「良くてあやめと異世界体験、悪くて上条と君も握手!だな」 シュドナイ「廃人か消滅の二択!?」 メリヒム「…!桜なら食っても平気かも知れん」 紅世の徒と王たち「そうか!」 桜「なんか紅世関係の人に追われてるんだけどー」 CAST 灼眼のシャナ シュドナイ メリヒム 紅世の徒と王たち 草壁桜 撲殺天使ドクロちゃん
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【種別】 自在法 【初出】 III巻 【解説】 “紅世の徒”やフレイムヘイズが、自分と違う言語を使う相手との会話に使う、翻訳のための自在法。 使用者の意志を言語に変換する機能を果たす。“徒”の場合、これを上手く使わないと、その言葉は「声でこんな音が出せるのか」という聞こえ方となる。 正しく使えたとしても、咽喉を通った空気が感じられないような違和感のある音声自体は隠しきれないようである(例:シャナが捜索猟兵ウィネに感じた音)。 ただし、人化の自在法を併用した場合は人間社会に問題なく溶け込めることから、普通の人間の声のように聞こえるようだ。 使い方によっては辞書代わりにもなるようで、シュドナイは宝具の『オルゴール』という単語を『達意の言』で「ミュージックボックス」と訳して意味を把握した。 なお、話すだけならこの自在法を修得すればすぐに可能だが、書記など文字に関しては『達意の言』事態の深い習熟が必要となる。なお、サラカエルが多くの文字の修得に「いささか」の時間を要しているのは、自在法を介さずに人間の文化に触れたかったためではないかと思われる。。 XXII巻において坂井悠二が達意の言の練習中に書庫で[革正団]の本を見つけて読んでいたことが明かされた為、少なくとも「読む」ことに関しては比較的短時間の修練で可能になるようである。。 通信の類は明言されていないが、テレビや電話が普通に使われているところを見るに、音声であれば大丈夫なようである。また、そうでなければ、サラカエルの計画は成り立たなかっただろうと思われる。 【由来・元ネタ】 「達意」とは、自分の考えが相手によく理解されるように表現することであり、自在法の効果そのままである。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆封絶や炎弾より習得度が難しいと思われる。『清めの炎』より簡単だったのかな。 ☆文字には対応できないようだった。 ☆XXI巻で坂井悠二が「『達意の言』を覚えられたのは大きな成果だった」と吉田一美に告げていた。 ☆最終巻でリャナンシーは悠二に、『グランマティカ』の意味を『達意の言』で調べるように言い残して、『天梯』を通って新世界『無何有鏡』へ旅立った。辞書としての使い方は基本のようだ。 ☆サラカエルが多くの言語を習得していたのは、[革正団]として「伝える側」であったことから自ら書くために学んだり、人間の文化への敬意から翻訳するだけでなく体得したかったなどの理由なのだろうか?ちなみにシャナも人間時代に複数の言語を学んでいるので、翻訳だけでは得られないことはあるのだろうと思われる。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]や[仮装舞踏会]も使用していたのかな。
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“紅世の王” "ぐぜのおう"と読む。 単に“王”とも称される。 “紅世の徒”の中でも、強大な力を持っている者の総称。特に明確な基準があるわけではなく、 “徒”たちの間の風聞や力の大きさ・強さによって“王”であるか否かが決まる。 なおここでいう力の大きさとは、“存在の力”をどのくらいの規模で統制できるかというもので、“存在の力”を大規模に統御できることを「強大な力を持つ」と言い、そういった「強大な力を持つ」“徒”のことを“王”と呼ぶ。 “徒”も人間と同じように成長するため、“徒”だった者が強くなり“王”になることもできる。 しかし、その成長の度合いもやはり人間と同じくその者の才能や努力によって決まるので、生まれた時から“王”であった者もいれば、後天的な鍛錬や研鑽によって“王”に上り詰める者もおり、逆に一生努力しても“王”になれずに“徒”のままで終わる者もいる。 灼眼のシャナの用語
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十三年前、ヴィルヘルミナ・カルメルはある男を討滅するため、空条承太郎一行に同行してエジプトへと旅立った。その男の名前はDIO・ブランドー。百年間の眠りから目覚めた吸血鬼だった。 「"紅世の徒"にすら勝利して支配する吸血鬼がいる」。そんな話をフレイムヘイズの情報交換・交換支 援施設『外界宿』のニューヨーク支部で初めて聞かされた時のヴィルヘルミナの感想は、「信じ難い」の 一言に尽きた。 吸血鬼だろうと、元は人間。こちら側の世界においては後の「神」の原型ともなった"紅世の徒"に勝てる力を持った存在など、同じ"紅世"の側にしかいる訳がないと思っていたのだ。 彼女が自身の見聞の狭さを思い知ったのは、それから程なくしてのことだった。 エジプトのカイロで、とあるフレイムヘイズと"紅世の徒"との戦いがあった。戦いの末に"徒"は無事討滅されたものの、その被害は甚大。『外界宿』の協力による「後片付け」――具体的には、偽の原因や人々が納得出来る嘘をばら撒くこと――が必要になった。その陣頭指揮を執るために派遣されたのが、この筋では極めて有能と評判高いフレイムヘイズ『万丈の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルという訳だ。 その仕事も終わり、滞在していたホテルをチェックアウトして、路地を歩くヴィルヘルミナの前に、その男は現れた。 粗末な街灯だけがささやかな光をもたらしている人気のない路地で、その男は建物の壁にもたれかかり、悠然とヴィルヘルミナを眺めていた。 見た者の心まで凍りつかせてしまうような、その冷たい眼差し。 砂金を思わせる美しい金髪。 白い肌は透き通るようで、男性女性問わず魅了するような、ぞっとする程の色気があった。 その男の姿を一目見ただけで、ヴィルヘルミナの戦闘者としての本能がかつてないほどの勢いで警鐘を鳴らした。この男がDIO。 『外界宿』で聞いた信じ難い話が現実だったことを悟り、ヴィルヘルミナは肌が粟立ち、地面に足が縫い付けられるような威圧感を感じた。 『……君達"紅世"の住人は、"存在の力"とやらを操って、この世に在り得ざる不思議を起こすことが出来るそうだね? ひとつ……それを私に見せてくれると嬉しいのだが』 語り掛けてくるDIOの声には、心にやすらぎを与える危険な甘さがあった。 それに引き込まれてしまいそうになった次の瞬間、ヴィルヘルミナは"封絶"を展開すると同時に、無数のリボンによる刺突をディオに繰り出していた。奴の言葉を聴いてはいけないという、強迫観念にも似た危機感が彼女の身体を突き動かした。 桜色の曙光の中、戦闘が始まった。人を超えた者同士の暴風の如き力のぶつかり合いは、石造りの建物という建物をなぎ倒し、道を抉り、凡そヴィルヘルミナの仕事の成果を帳消しにする程の被害を周囲にもたらした。 "封絶"を張っていなかったら、街の一区画が丸ごと地図上から消え失せていたに違いない程の大被害だった。 それだけやっても尚、ヴィルヘルミナは惨敗した。フレイムヘイズ・"紅世の徒"の間で名を轟かす『万丈の仕手』が、ほとんど手も足も出せずに敗北した。 何をされたのかすら、その時は理解できなかった。「気が付くとやられている」という全く以って理解不能の現実と、満身創痍の状態で逃げるのが精一杯だったという屈辱的な事実だけが残った。 DIO・ブランドーという男の力は、それだけ凄まじかった。この世の全てを喰らい尽くし、蹂躙し尽くすことを、宿命付けられて生まれてきたような男だった。 加えて、ディオは引力のように逆らい難い「人を惹き付ける」カリスマを兼ね備えていた。驚くべきことに、DIOは現代における最大級の"紅世の徒"の集団、[仮装舞踏会]を自らの軍門に下してしまったのだ。数百年前からフレイムヘイズと戦い続けている、強大な力を持つ"紅世の徒"達が、"王"でもないたった一人の吸血鬼に本気の忠誠を誓ったのだ。 悪夢のような事態だった。奴を放置しておけば、いずれ現世・"紅世"は共に奴に支配されてしまうという自分の馬鹿げた考えを、ヴィルヘルミナは否定できなかった。 後日、ヴィルヘルミナは自分の育てた『炎髪灼眼の討ち手』が空条承太郎らと共にDIOの討滅に乗り出したという情報を、『外界宿』を通じて知る。 ヴィルヘルミナは彼らに同行し、ディオを討滅するべくエジプトへ旅立つことになるのだった。 その一行の中心に居たのが、空条承太郎である。ヴィルヘルミナの彼に対する第一印象は、「冷淡で反抗的で無関心な男」だった。 未成年の分際で酒と煙草をたしなみ、年上に対する礼儀も知らない。その上ヴィルヘルミナにとって何よりも大切な少女は、「クソガキ」「チビジャリ」呼ばわりだ。 はっきり言って、あの娘に近付けたい人種ではなかった。むしろその正反対だった。 ディオと同様に、"スタンド"なる不可思議な力を使えるとはいえ、所詮は人間。 元よりあの何もかもが規格外の化け物に太刀打ち出来る筈がない。早々に自分の無力さを思い知らせて旅からリタイアさせてやろう、とまで思っていた。 しかし、ヴィルヘルミナにとっては甚だ不本意なことに、その評価は次第に覆されていくことになる。
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御崎市で平凡な日常を過ごしていた高校生、坂井悠二。 彼は“燐子”と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、名も無き少女と出逢った。 その名も無き少女は、人知れず人を喰らう異世界人“紅世の徒”を探し討滅するフレイムへイズの一人。 彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって“紅世の徒”から狙われるようになった悠二を護る様になる。 そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。 2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく。 世界観 本作では現実と同様の性質をもつ「この世」と架空の異世界“紅世”(ぐぜ)とが設定され、物語は日本の架空の都市である御崎市を中心に展開する。 “紅世”から渡り来た住人“紅世の徒”は、人知れずこの世に存在するための根源的なエネルギー“存在の力”を人間から奪う(喰らう)。喰われた人間は元々いなかった事になり、人間を喰らうことで得た“存在の力”を使って“徒”は本来起こるはずのない出来事を引き起こす(自在式・自在法の利用)。 “徒”の中でも強い力を持つ“王”たちの一部は、こうして生まれた存在の欠落や矛盾が世界のバランスを崩し、いつか決定的な破滅が起きることを危惧して人間と契約を交わし、フレイムヘイズと呼ばれる異能力者を生み出すことで、人を喰らう“徒”を討ち、この世と“紅世”のバランスを保とうと、戦いを繰り広げている。 アニメ 独立UHF放送局の『アニメコンプレックスNIGHT』枠内で2002年10月-3月にまで、放送され、初映画化された。全24話。 そしてテレビアニメの第2期シリーズ『灼眼のシャナII (Second) 』が、同年10月から2008年3月までMBS・TBS系列で放送された。 現在も、深夜番組として、ケーブルテレビで放送中 灼眼のシャナへ戻る
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【種別】 エネルギー(?) 【初出】 I巻 【解説】 この世に存在するために必要な根源的エネルギー。人間や動植物・物質など、この世にあるあらゆる存在が持っている。 その個体の肉体や精神のみならず、他に対する影響力をも支えている力であるため、“存在の力”が奪われるとその個体が消滅するだけでなく、その物に関する記憶や痕跡、持ち物なども消えてしまい、あたかも歴史に干渉したかのごとく最初から「なかったこと」になってしまう。 ただし、まるっきり矛盾なく消えるというわけではなく、周りの人に与えていた影響や子孫などは残るため(独立した“存在の力”を持つからかは不明)、この世に「世界の歪み」が生じてしまう。 “存在の力”が奪われたことで起こる変化は、ポジティブな『改変』ではなくネガティブな『消失』であり、埋め合わせはされず、ただ不自然にあるべき物が元からなかった状態になる。 この世の存在の“存在の力”は普段は目に見えず干渉できないが、“紅世の徒”を始めとする“存在の力”を感じ操る力を持った者は、この世の人間を“存在の力”に変換し、自分の力として吸収したり自在に使うことができる。 この“存在の力”への変換・吸収の過程は『喰らう』と表現される。 “紅世”からこの世に渡り来た“紅世の徒”は、人間から“存在の力”を奪い、自分の存在や意思を自在に顕現させる。 人間は基本的に“存在の力”を操ることも消失を感じることもできないが、稀に“存在の力”の流れを感じたり、“紅世の徒”と協力することで“存在の力”を繰ることのできる人間もいる。 前者の『存在の流れ』を感じとることが出来る人間がフレイムヘイズの適正者であり、いつの時代にも一定の割合で存在する彼らを、フリアグネは異世界の侵略者たる“徒”に対抗する人間という種の抗体、ではないかという推測をしていた(例:カムシン)。 RPG的に言うと、ヒットポイント兼マジックポイント。なお、フレイムヘイズにとって“存在の力”の消耗は、「疲労というよりも怪我」(マージョリー談)と表現していた。 なお、“存在の力”には「エネルギー保存則」のような法則性があり、使われて消えることも無く、外に持ち出されることもなく、この世の“存在の力”の総量は一定に保たれる。“徒”が存在を喰らった場合も同様であり、“徒”が滅びたときには保有していた“存在の力”は消滅したり、“紅世”に持ち出されたりするわけではなく、炎に変換されて、この世に還元される。 最終巻で、無限の“存在の力”に満ち溢れた新世界『無何有鏡』が、シャナたちが撃ち込んだ改変の自在式による「人を喰らえない理」を含んだまま、創造神“祭礼の蛇”によって創造された。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆一部を“紅世の徒”に移動した。 ☆最も“存在の力”を多く保有したのは[とむらいの鐘]の首領“棺の織手”アシズだっただろうな。 ☆他のRPGには適応できにくい力だった。 ☆↑RPGで言うと、『セブン=フォートレス』シリーズ(及びその姉妹作であるナイトウィザードシリーズ)の「プラーナ」に極めて近かったな。 ☆[巌楹院]や[革正団]のサラカエルも“存在の力”を保有していた。 ☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』では、『半開きの目』や『半閉じの目』という力が登場している。
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用語解説-さ~た行 用語解説-さ~た行自在式【じざいしき】[自在式・自在法]-アニメ 自在法【じざいほう】[自在式・自在法]-アニメ 神器【じんき】[神器]-アニメ 世界の歪み【せかいのゆがみ】[?]-アニメ 存在の力【そんざいのちから】[?]-アニメ トーチ【とーち】[?]-アニメ 自在式【じざいしき】[自在式・自在法]-アニメ 自在法を発動させるために展開する紋様。 自在法【じざいほう】[自在式・自在法]-アニメ “紅世の徒”やフレイムヘイズが“存在の力”を“自在”に操ることで様々な現象を引き起こす術の総称。 神器【じんき】[神器]-アニメ フレイムヘイズと契約し、本体をその身の内に眠らせる“紅世の王”が、意思のみを表すために産みだした器物。形はアクセサリーや衣類などさまざま。 シャナが持つペンダント“コキュートス”や、マージョリーが持つ大型本“グリモア”がそれにあたる。 世界の歪み【せかいのゆがみ】[?]-アニメ “紅世の徒”が“存在の力”を乱獲したために生じた、この世と“紅世”を含む世界全体の歪み。 このまま拡大を続けると、「大災厄(だいさいやく)」が起きるといわれている。 存在の力【そんざいのちから】[?]-アニメ この世に存在するために必要な、根源的エネルギー。 “徒”は、この力を近しい存在である人間から奪うことで己の身を現す。 トーチ【とーち】[?]-アニメ “存在の力”を喰われて死んだ人間の残り火から作られた代替物(だいたいぶつ)。 存在の消滅が生む大きな世界の歪みをいきなり発生させるとフレイムヘイズに察知されてしまうため、“徒”らはこれを作って人や世界との繋がりを当面保たせ、存在喪失が世界に与える衝撃を和らげる。 “徒”やフレイムヘイズには、残された“存在の力”の具現である、胸の内に点る灯(あか)りが見える。 本人の燃え残りから作られるため、記憶や人格は生前のものを持っており、生命活動も行われている。 残された力の消耗と共に、周囲との人間関係・居場所・役割・存在感を徐々に失ってゆき、やがて誰にも気に止められなくなった頃、ひっそりと消える。 その消滅とともに全ての痕跡は消滅し、いなかったことになる。 身の内に“紅世の徒”の秘法“宝具”を宿したトーチは、“ミステス”と呼ばれる。
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【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 真名は“愛染他”(あいぜんた)。炎の色は山吹色。 姿はリボンをあしらったドレスと鍔広帽子に金髪碧眼の美少女で、フランス人形を思わせる姿をしていた。 外見が瓜二つな兄“愛染自”ソラトとあわせて“愛染の兄妹”と称された。 比較的若い“徒”で、兄のソラトを溺愛し、兄の欲望を叶える為に己の全てを捧げた。ただしソラトの他の女に対する欲望は一切甘受せず、特に相手がヘカテーの場合は名前を口にしただけで首を絞める程に厳しかった。 兄に対しては徹底的に甘やかし愛情を注ぐが、兄以外や自分達を侮辱する者には残忍で執念深い気質。ただし、愛に生きる者には敵に対してさえ好意的な面もあった。 他者のために当然のように我が身を削り滅びるという“徒”の中でも例外中の例外とも言える本質は『溺愛の抱擁』と呼ばれ、その本性の姿は山吹色の花弁で構成された炎のケープ。 この世を兄と共に渡り歩きながら自在法『揺りかごの園』などを用いて、兄の欲望を叶えるためのサポートに回っていた。 戦闘までに、人間に自在式を埋め込んで“燐子”『ピニオン』を多数作り、宝具『オルゴール』の力でそれらを起動・維持させて『揺りかごの園』を広域に拡大させることで、兄や自分に強力な回復力を持たせ、『ピニオン』が生み出す無数の蔦や蔓を使ってフレイムヘイズなどの敵をいたぶり殺していた。 自在師に数えられ、彼女の作り出す自在式は埋め込んだ人間を瞬時に高性能の“燐子”『ピニオン』に作り変えた。その技の冴えはウィネをして、彼の組織でもなかなか見ることはできないと思わせるほどだった。 “徒”としての統御力は大したものではないが、『揺りかごの園』『ピニオン』『オルゴール』の自在法・“燐子”・宝具の力による戦場の構築さえ完璧なら、その力は“王”以上となる。 この世に渡り来てすぐの頃、ウィネに連れられて赴いた『星黎殿』でヘカテーから訓令を受ける際に、彼女とちょっとした諍いを起こしているが、一方的にあしらわれた。 香港でフレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルと遭遇し、シュドナイによって逃れた後、『贄殿遮那』を求める兄ソラトの欲望を叶えるため、シュドナイを護衛に伴って御崎市に来襲。 『揺りかごの園』を使ってシャナを追い込むも、マージョリーに『揺りかごの園』の力の供給源を無効化され、力を供給出来ないで居る所でソラトが斬られ、自身の“存在の力”を削りソラトの傷を治し守るが、自身は“存在の力”を使い果たしきる直前にシャナの炎に飲まれて消滅した。 全てを兄に捧げるその存在の在り様は、シャナに己の恋愛感情を自覚させる変化を促すことになった。 参照 →ソラト 【由来・元ネタ】 名前の元ネタは、アグリッパが定めたインテリジェンスで、水星を司るとする天使 ティリエル(Tiriel)と思われる。 ウィリアム・ブレイクは、アグリッパから自身の予言書の主人公に名前を採用している。ブレイクの注釈者たちは、ティリエルを物質主義の象徴と見なしている。ティリエルは兄弟たちとともに父親ハルに反乱を起こし、西の暴君となって弟たちを幽閉・追放したり、息子たちを奴隷にしたりするが、最後には盲目となって呪いながら死ぬことになる。 執着するという意味の「愛染」と「他」から真名全体で「他(確実にソラト)に執着する」という意味だと思われる。 【コメント】 ☆アニメ版で登場した。 ☆女性の“徒”の自在師は他に[とむらいの鐘]の『九垓天秤』ウルリクムミの副官アルラウネと[仮装舞踏会]の捜索猟兵レライエと“螺旋の風琴”リャナンシーがいる。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミやモレクやチェルノボーグやジャリや『両翼』のメリヒムやイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[革正団]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第2期でも、ソラトと共にメアの『ゲマインデ』の中で登場した。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』では、サンドリヨン(ヨシダ)の意地悪な姉の一人として登場している。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、6話の舌切り雀で雀の飼い主のお婆さんとして登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、パリで遊ぶ子供たちの一人として登場している。