約 24,038 件
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2025.html
紅魔館、とある一室。 沈痛な面持ちでため息をつき、物思いに耽る少女レミリア。 彼女はここ最近、自分の住まいである紅魔館が『東方ファイト』なる勝負によって頻繁に崩壊させられることに悩んでいた。 「はぁ、何で私がこんな目に……」 心底疲れた様子で、永遠に幼い紅い月はそうひとりごちる。 ……一応元には戻る。 律儀に建て直しているのか紫の仕業か、はたまたギャグ補正か、理屈や原理はともかく元には戻るのである。 巨大な門のレンガ一つ、広大な庭の木々や花々、煌びやかな応接間のシャンデリアや骨董品の数々、大量の蔵書の眠る 黴臭い図書室の書物余すところ無く全て、滞りなく元通りにはなる。 なるのだが、問題はそこではない。 「……癪だわ」 レミリアはこの館の主である。いわば紅魔館は彼女の所有物なのだ。 非常にプライドが高く、わがままな彼女にとって、自分の物が壊されること(しかも、この件に関しては何度も頻繁に)は何よりも 我慢がならないことであった。 「許さん……」 レミリアのフラストレーションは、元々高くない天井に届きつつあった。 「許さんぞ虫ケラ共……っ!」 見た目は『十にも満たない童女のよう』だが、その実500年以上生きている強力な吸血鬼である。幻想郷のパワーバランス の一角を担う相当の実力の持ち主なのは間違いない。 そんな彼女の怒りがてっぺんに達したらどうなるか―――。 「じわじわと嬲り殺してくれるぅぅぅゥゥウウ……!!!」 一番最初にその負の気(オーラ)に感づいたのは、『気を使う程度の能力』を持つ紅魔館の門番、紅美鈴であった。 あれ、いつも傍にいる完璧で瀟洒な従者は?と、誰もが思うかもしれないが、かのメイド長も同じような不満を抱えていたため 今回の件に関しては鈍感になっていたらしく同じ原因からくる主の不機嫌に気づかず、逆に普段あまり被害の無い門近辺にいる上に 元々の性格からして能天気な為、そういった感情に捕らわれなかった美鈴がいち早く気づいた、というわけである。 さて、美鈴は相談相手として非想天則異変で知り合った『空気を読む程度の能力』を持つ永江衣玖を選んだ。彼女なら悪いようにはしないだろうと思ったからである。 ところが、その衣玖さんは何を思ったか幻想郷で一番『知られてはいけない事を知らせてはいけない妖怪』、鴉天狗の射命丸文に話してしまった。 さぁそうなっては一大事、文はこれはいいネタを仕入れたとばかりに文々。新聞号外を大量に刷り、その俊足であっという間に幻想郷中に レミリアの思惑がばら撒かれることとなり、彼女の堪忍袋にダメ押しを与え、第二次吸血鬼異変の引き金を引く結果に――― 「うーん、面白みに欠けますねぇ……」 ならなかった。 そもそも要約すれば『レミリアが最近不機嫌』というそれだけの事実。記事にするにはインパクトが足らなすぎた。 加えて、今回の件は『タレ込み』ではなく『相談』。何も衣玖さんは告げ口をしにきたわけではなく、彼女なりに空気を読んで 『天狗ほど幻想郷を知ってるものはいない』と自負する文なら何とかしてくれるかもしれないとわざわざ彼女に『相談』を持ちかけたのである。 いけないな、最近新聞のことばかり考えてて、と苦く思いつつ新聞記者としての自分ではなく、鴉天狗の自分に思考を切り替える文。 考えた結果、東方ファイトの不始末は東方ファイトで清算しようという運びになり、その性格上審査員としてファイトに引っ張りだこな ヤマザナドゥである四季映姫の元を訪れることにした。 「ちっ……」 「し、四季映姫様……?」 ヤマ(閻魔)にあるまじき対応である。 ちなみにこれは文が「かくかくしかじかの理由で東方ファイトを開催しますので、今回も審査の方よろしくお願いします」といった内容を伝えた時の反応だが、 逆にこういう舌打ちといった明らかな悪意の吐露とでもいうべき態度を閻魔ともあろう人物が咄嗟にとってしまったというところに、映姫の心情を押して量ることができよう。 過去、幾度と無く混沌(カオス)の権化とも呼ぶべきファイトが行われてきた。 その都度「誠に酷く、阿鼻叫喚であるッ! いざ、南無山――!」と裸足で逃げ出したくなるのを堪え、審査員としてジャッジを下し、時に参加者として 挑戦をしてきた。 一番身近で凄惨な光景を見続け、また体験してきた者の心が擦り切れ神経が磨耗し性格が荒むのは当然。 閻魔だからこそ舌打ち一つで済むレベル、と考えれば彼女は出来すぎた人格者と褒め称えられこそすれ、閻魔失格などと誹られる所以はどこにも無い。 「いいでしょう、そのジャッジ、引き受けます」 何だかんだ言いつつも快諾してくれるところに、彼女の人柄が表れている。 さて、ファイトの選手がどう選ばれるのか、幻想郷の住人は実は誰も知らない。 もちろん審査の映姫も解説の文も、である。 主に結果が紫によって発表されるので、ひょっとしたら彼女は知っているのかもしれないが彼女の口から真意を聞き出すのは至難の業である。 だいたい、あんま関わりたくないし、気になるけどまぁいいか的なスタンス、と博麗霊夢氏はコメントしている。 紫によって選手が映姫に伝えられ、映姫から文に収集命令が掛かり、文が幻想郷を飛び回って選手を揃える。 今回の選手は『阿求とミスティア』と『咲夜と幽々子』。妙な人選と組み合わせは毎度のことなので気にする者は誰もいない。 そしてお代は長い前置きの通り『最近不幸続きのレミリアを幸せにしてあげる事』。 第……何回目かは知らないが、東方ファイトが今、開催される。 「お久しぶりですミスティアさん」 「えーっと、誰だっけ?」 「……わかっていても鳥類の方と出会う度に自己紹介をしなければならないのはなかなか億劫ですわ」 今回はタッグ戦、となれば相方との意思の疎通が重要になってくる。 が、阿求ミスティアタッグの方では早速問題が発生しているらしく、一歩出遅れた形となる。 「来た!私の時代が来た!お嬢様を幸せにしてあげられるのは、私しかいませんわ!」 「私の能力を使えば、こう、サクっと幸せになれるわよぉ?」 「お断りします(AA略)」 「残念」 こちらのタッグは、悪く言えば『馬鹿』良く言えば『お馬鹿』な低脳妖怪や妖精、お子様方とは違い、二人とも機転が利き、要領も良い為、 鳥頭を擁する相手タッグよりもやや有利といった感が伺える。 一方肝心のレミリアといえば。 「こんなに集まって……、私は見世物じゃないよ」 ……と、完全に不機嫌モード。この状態のレミリアを幸せにするのはかなり厄介であり、難題「レミリアのご機嫌取り」とでもいおうか、 今回のファイトはだいぶ難易度が高い物になっている。 「少々ありきたりですが、アレでいきましょうか」 「アレ?」 「アメとムチ作戦です」キリッ 「おー」 意外にも先制をきったのは阿求ミスタッグ。ミスティアは使えないと踏んだ阿求が自分が率先して案を出し、ミスティアを牽引する方針をとったらしい。 「私は極上のアメを用意しますので、あなたはムチをお願いします」 「えっ、やだ」 「えっ」 「えっ」 だが、ダメっ……!ダメなものはダメっ……! だってそう……!誰だってムチ役なんて危ない真似はしたくない……、不機嫌なレミリアに……、ムチっ……! ダメっ……!ダメっ……!危険すぎるっ……!そんな恐ろしいことっ……!誰だって嫌っ……! 「咲夜ァー、もう帰りたいんだけどー」 「いいえお嬢様、今日はお嬢様の日ごろの疲れを癒してさしあげる日です、そのためにほら、お嬢様の口に合いそうな良い葉を用意させていただきましたよ」 「ん……、確かに良い香り」 予定外のゴタ付きがあった阿求ミスタッグを差し置いて、結局先手を打ったのは咲夜。流石に普段から一緒にいるだけあってレミリアのことを良く理解している。 いつもより少し優しい声色で喋る咲夜、そのウィスパーボイスは聞けば誰もがリラックスするような音色であり、レミリアの今の荒んだ心を癒すに足る物だった。 また彼女の好物である紅茶を普段より良いものに変え、『今日はちょっと特別』感を出し、それでいて普段どおりの痒い所に手が届く完璧な気配りも忘れない 瀟洒っぷり。これはかなりの高得点である。 一方阿求ミスタッグは 「人間の私に比べてあなたは妖怪で頑丈なんだから少しくらい問題が発生してもいいじゃないですか!」 「そういう自分は弱いですアピールで何をやっても許されると思ってるその人間特有の傲慢さが嫌い!」 「わ、私は本当に脆弱なんですよ!ごほっごほっ」 「わざとらしすぎるわ!汚いな流石人間きたない!」 ……もうこの二人は放っておこう。 「何かちょっと良い気持ちになってきたかもしれないわ」 「それは何よりですわ、お嬢様。お茶請けのクッキーはいかがですか?」 「あー、貰おうかなー」 少し目を離した隙に完全にレミリアを掌握している咲夜。もはや先ほどまでの不機嫌はどこへやら、ようやく普段どおりの状態を取り戻している。 だが、それではまだ足りない。悪い状態から普通の状態に戻っただけでは幸せとは言い難い。ここから更に何か一押しが必要だった。 「そこで私の出番、というわけね」 と、誰にとも無く言うと、先ほどまで姿の見えなかった幽々子がすこし煌びやかな衣装で会場に現れた。 「んぅ?そういやアンタもいたね、そんな格好で一体なにを……し………」 レミリアを含め、その場の誰もが言葉を失った。 それは何と表現すればいいのか。端的に言えば幽々子が唐突に舞を披露した、それだけの話である。 しかし、それはただの舞ではなかった。 まず、誰もが単純に美しいと思った。 妙なゾクっとした空恐ろしさを感じさせる色気があり、どこか物悲しい哀愁を誘うようでもあり、なおかつ雅やかで風流な舞であった。 また、彼女を知るものは、あの亡霊嬢が観衆の前でこのような、という唖然もあった。大勢が言葉を失ったのはこの驚愕によるものも大きい。 また、通常の舞と大きく異なる点として、彼女の力で作られた蝶の形をした弾幕を演出として辺りに綺麗に漂わせていたことがあげられる。 これはまさに絶景としか言いようが無かった。 そうして皆が見惚れている間に、華麗な舞は終わった。 「ご機嫌取りの場に見世物は必ず必要でしょう?これでも舞には少しばかり自信がありますのよ」 周りから一斉に「ほぅ……」というため息がもれるそんな中、幽々子はいつものからかうような口調でレミリアに告げる。 ぼんやりと呆けていたレミリアは、それを聞くとハッと目を覚ますような表情になったあと静かにゆっくりと笑みを浮かべ、心底嬉しそうに言った。 「……はは、いや、色々な意味で珍しいものが見れた。満足だよ、うん、満足」 今回の勝敗が決まった瞬間であった。 気づくと会場からは大きな拍手が鳴り沸き起こっていた。その祝福ムードの中、四季映姫による最終的なジャッジが下される声が響く。 「今回の勝負、咲夜&幽々子タッグの勝利!」 ……一方 「わ、私だって……、うっ、私だって本当はぁ……、ひっく……、本音を言えばもっと長生きしたいんです……、ぐすっ……」 「悪かったよ、言いすぎたってば、だから、ね?泣かないで……」 「うわあああぁぁぁぁん!」 「うぅ、ごめんてばぁ……」 阿求ミス、いや、ミスティア×阿求は終始こんな感じだったという。
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/1663.html
赤より紅い夢 -lucid dream Mix-/ くるぶっこちゃん ( 公式試聴 / 採用コメント ) 「東方紅魔郷リミックス楽曲コンテスト」の第2回配信楽曲 後に「 SOUND VOLTEX ULTIMATE TRACKS - 東方紅魔郷REMIX - 」に収録 原曲は「赤より紅い夢」 ?plugin=ref serial=1139?plugin=ref serial=1139?plugin=ref serial=1139 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 03 0537 183 1 58 II09 FLOOR東方アレンジ ふるぼっこちゃん MAD CHILD ADVANCED 09 0853 EXHAUST 13 1217 +難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 1 中 4 弱 0 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 難所は左BT右FX分けての演奏と片手でゆるい階段くらい、鍵盤もスッカスカなのでスコアクリアともに弱 -- (名無しさん) 2013-08-30 21 01 57 割と良リミだと思うのだが影が薄いようで悲しい -- (名無しさん) 2015-04-23 18 48 48 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/1893.html
二色蓮花蝶 ~ Red and White 博麗 霊夢のテーマ 09 emergence 08 幻想郷、目撃!ドキュン~弾幕の向こうに~ 08 NEXT STAGE 07 決答 05 Un-Demystified Fantasy 04 BICHROME -Another color- 03 浮珠形ノ運命線 ~ White Spirit, Ultra Red 02 過密世帯メサイヤ 02 中道歩行 02 SHAMAN QUEEN 02 One s Own Way 01 著者不明は容易く盗まれる 01 絵空事でいいから。 01 少女救世論 01 BICHROME 恋色マスタースパーク 霧雨 魔理沙のテーマ 物凄いヴァイブスで魔理沙が物凄いラップ 16 散りゆく時-FINAL- 12 無題「空飛ぶ巫女と普通の魔法使いのいつもの毎日」 12 わたしたちは、たくさんのまほうのなかにいきてた 12 12月:ジンゴー!ジンゴー! 11 魔理沙のキノコ 11 星空の器 11 マリサ☆クエスト~お宝探し大冒険~ 11 あたしまりさ 10 スターブレイカー 10 アイ・ウィッシュ・クロスフェード 10 しかしなにもおこせない ~ Hero s Challenge 10 Terminus Point 10 KAKEHIKI 09 新世紀ネバーランド 09 恋心マスタースパーク 09 この同人ゴロ!有明から出て行け! 09 HEAT UP MY REVOLUTION 09 A Clockwork Fantasia 08 落日ロマンス 08 至極普通のアークライト 08 紫雨UNITED まさかのアリス突撃編 08 第一回霊夢vs魔理沙の口喧嘩 08 ルナティックモンスター 08 ショーウィンドウの向こうから 08 コレクターズ・ハイ 08 Dive into nothingness 08 Burning Force 07 雪恋少女 07 星色夜空 ~Reprise 07 恋色少女 07 ライフゲーマー 07 コイイロノユメ 06 閃光カタストロフ 06 第2幕「そのDJは地底を震わせ」 06 流星少女 ~Little Shooting Star~ 06 後悔よりも先に立つもの 06 スターゲイザー 06 Setsuna-Light 06 REverie 06 everything 05 紫雨UNITED まりさvsニセまりさ編 05 約束の証 05 物凄いバーニングで魔理沙が物凄いうた 05 サンタ・マリヤ 05 Shining Star 05 Endless, Sleepless Night 05 Birthday 05 Beautiful Trick 04 魔法使いと発明家 04 名前を呼んで 04 世界ヨ廻レ 04 With affection 04 Power of dream 04 MR FANTASY STAR 04 Material Star 04 LОVER 04 Lovin’you Star 04 lovers again 04 Love s spark!! 04 Love song with heart 04 Beautiful Trick 03 歌舞伎町の魔女 03 星色夜空 03 恋のスターライト☆デート 03 君色マスタースパーク 03 キノコホリック 03 white snow 03 Reason to Fly 03 LEGEND WiNG 03 cophilology 02 相反する感情 02 痛みにはなれず 02 恋色魔法 with LittleDoll 02 恋色マスタースパーク 02 恋色マジカルスター 02 初番目物「龍人秘抄」 02 丁か半か色即是空 02 レザマリでもつらくないっ!(Happy Sunshine Remix) 02 モダンガアル街を往く。 02 マスタースパーク 02 パパヤパチュリー 02 ぐる☆ネーション 02 want you 模索 collaboration 02 Secret Progress 02 MASTER SPARK 02 MASSIVE SUPER GIRL 02 Magical Star Scope 02 Everyday Everynight 01 黒い星 01 爆まりハートはごっすんホーライ 01 手のひらピアニッシモ 01 幻想コネクト 01 君の気付かない君の優しさ 01 マスパでシュッ☆メイドウィッチまりさちゃん 01 ダンス・ダンス・レヴァリエ 01 アブラカダブラ 01 お嫁にしなさいっ! 01 `⊂ぅレまぅ レヽ之ゐヵゝTょ 01 Zip Your Mouth! 時代親父とハイカラ少女 雲居 一輪のテーマ Ⅷ. 心強きもの 07 春になれば彼女は 07 めぐるぐる 07 UTAKATA -泡沫- 06 らぶ☆ぼや~じゅ 03 真面目ハイカラGIRL 03 涅槃待ち 03 N.Y.U.D.O. 03 Flying Ark 02 カタチの無い世界 02 Wonderful Flower 02 WE ARE NO.1 01 Sky high fist! 感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind 聖 白蓮のテーマ Ⅳ. ブラック・ロータス 12 Starship concerto 11 MAGIC OF LOVE 11 Fractal Cage 10 FAN FAN FANTASY 09 Seek for Destiny 08 聖大団円 08 ルナティックモンスター 08 Seven Lights 08 Savior of the Sky 08 Life is Over 08 Forever More(Everlasting Night Dance Remix) 08 Emotional Rule -dark white- 07 遙か三千大千世界 07 栄華の先 07 リグレッション メモリー 07 My chill Firework 07 Eden 06 Sky dust 06 Always~君と私と愛歌う 05 UFO☆ROMANCE 05 Starscraper (T.V. Nu Cool Bossa Mix) 04 蓮華花火 04 Cosmic Rainbow 03 蓮華の夢 03 感情の摩天楼 03 Starscraper 02 追憶と迷宮 02 解放-Infinity- 02 慈愛に満ちた法の世界 02 Voice in the dark 02 STARSHIP 2012 02 Recite Love&Peace! 02 Mad As Hell 02 HALO 02 Forever More 02 Cosmic Magic Shooter 01 聖モラリスティック 01 東方超美尻 ~美尻百選~ 01 感情ケミストリー 01 White Lotus... 01 star river 01 Rain 01 OMEN 01 infinite24/7 01 Emotional Rule 01 Aria 大神神話伝 物部 布都のテーマ 08 Promised Land 06 長き夢の果て 05 道 05 想像でしかない時代の形 05 伽蓝雨 05 ライン 05 Locus 04 霊魂ミソロジー 04 救いの箱舟 04 壺割り 04 Lies in Reality 03 隠れたレールの歩き方 03 天磐船ヨ天ヘ昇レ 02 Dreamer 02 CALL MY ALL 02 Believe you 01 妄想 聖徳伝説 ~ True Administrator 豊聡耳 神子のテーマ 08 天つ風よ 08 凡愚なカミ 08 ネイキッドカーマ 08 きっと届く 08 Words Are 07 plaza Blue age 06 光の言霊 -the spirit of words- 06 デザイア 06 The Starry true 05 神様自決 04 嘘と沈黙(2017 ver.) 03 赫醒の聲 03 幾千年の眠りより 03 Puppet in the Dark(PartⅡ Buried Away) 03 Holly&Virtue 02 Up to you 02 Dreamer 01 枯れない 01 Aria 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend 河城 にとりのテーマ 【東方自作アレンジ】芥川龍之介の河童【歌ってみた・演奏してみた】 13 螺鈿 12 210LiNO DANMAKU Innovation 11 MONSTER 11 KAPPA-Philosophy 11 Fall into the Magic 09 片想いの美学 09 平成河童大系 09 Proof of River 08 空探す虹 -positive spiral 08 そして私は空を見上げた 07 苟且のセブンワンダー 07 始まりを綴るサヴァン 07 人間と妖怪と機械の僕 07 人間が大好きなこわれた妖怪の唄 森羅万象Ver 07 Suicidal #23 feat. Romonosov? 07 ASTRAL GAZER 06 芥川龍之介の河童 06 第2幕「そのDJは地底を震わせ」 06 明日も晴れますように 06 後悔よりも先に立つもの 06 にとりとみっく feat.AO 06 Wonderful life! 06 Karakuri 06 AIM 05 水歌-mizuuta- 05 夢の終着駅 05 カ‐210号の嘆き 05 ともだちは水の中 05 そして第二の朝日が昇る 04 魔法使いと発明家 04 ビニール袋は油膜の虹をみるか 04 Storyteller 03 僕らが恋したFANTASY 03 にとり 03 kappaの演奏会 02 回る陽気な歯車 02 ハイコートポロロッカ 02 サイアノタイプ 02 きゅうり味のビールを飲めばいいよ! 02 want you 模索 collaboration 01 終わりを知るサヴァン 01 沈むだけ 01 水底のメロディ ハルトマンの妖怪少女 古明地 こいしのテーマ 11 Purgatory garden 10 響け!CHIREI MY WAY! 10 why I wanna know 10 SAD EYE 08 ファミリア 08 アノインシスター 08 アイヲカタッテドウジンアイ 08 Paranoia(SBver1 Remix) 08 Paranoia 08 NEVER TOUCH YOU 08 in the whirlpool 08 id恋し いと恋し 07 胎児の夢 07 無意識レクイエム 07 ない。 07 さとりとこいし 07 Trancemasque 07 Super EGO 07 Lonly Ranunculus 06 狂依存症のフィロソフィー 06 トレパネーション 06 SCOTOMA 06 Doremy’s Sweet World “The Extra Dream” 05 瞳に隠された想ヒ(幽閉サテライトcover Fractal ver.) 05 パラグラフ14 05 グリコーゲンのキャラメル野郎 05 アメルのダイバージェンス 05 アナザーエゴ 05 Rainy DayS Hollow 05 NeGa/PoSi*ラブ/コール 05 Bird of the Basket 05 autre 04 迷子のエコー 04 大空 04 二人だけの言葉 04 ファンシーストーン 04 サブタレイニアンローズ 04 もう一人の私 04 Read an Emotion 04 No Identity 04 behind the heart 03 胎児の夢 ~Soul Undertone 03 背徳のAgape 03 月 - Subterranean Glimmer - 03 ロスト・■ 03 ポリグラフ ~The 3rd Eye Ver.~ 03 UNDER WORLD 03 Echo 03 Can we communicate ? 02 雪目の薔薇 02 恋のフレイム 02 心臓人間 02 トリックスター 02 ココロコイシ -Eyes- 02 アノコの心 02 お調子ものと忘れもの 02 Secret eyes 02 Origin of Love 02 Bye Bye Love 01 絆 〜Trip without Quailing〜 01 瞳に隠された想ヒ 01 無謀さえ美しく、華さえ灰になる 01 人恋し、夢悟り 01 トロイメライ 01 ようこそ遥か地の底へ 01 ささやく、消えかけた後遺症が。 01 こいしい こころ 01 Seeker of Love 01 ZERøISM 01 KOISHI∞ -コイシインフィニティ- 幻想郷の二ッ岩 二ッ岩 マミゾウのテーマ 10 ―子の四つ―「グラスホッパーズ」 04 幻想郷の夏祭り~舞音KAGURA ver 亡失のエモーション 秦 こころのテーマ 15 Poker Face 11 特別演目「心綺楼」 10 顔のない月 09 きせかえ My ハート♡ 08 ひとかけら 06 PANDORA66 05 ハレーション・リモーション 05 POKERF∀CE 05 Lost 04 Read an Emotion 03 サカサノコイゴコロ 03 PERSONA 02 66 01 面隠し 01 無謀さえ美しく、華さえ灰になる 01 ポーカーフェイス 01 ココロの落し物 01 「幻想萬歳楽」 01 RAINBOW IN THE DARK 01 HEART(S) 01 GRISAILLE 01 Face Trick 01 crescent moon 01 Aria 月まで届け、不死の煙 藤原 妹紅のテーマ 13 不滅のFACT 12 刻の迷い子 12 GrilledBird 11 永い夜を越えて 11 ENDLESS REBIRTH 11 -永遠の幸福- 10 SACRIFICE 10 PHOENIX -鳳翼天翔- 10 Outstripper 09 永い月夜の下で 09 またReset 08 C2U 07 願うこの身よ、燃えて月までも 07 うたかた 07 FIRE FLOWER 07 Drive Your Fire 06 明日の天気は晴れ模様 06 断罪の天秤 05 鳥ならおまかせ焼き鳥屋 05 消えない炎を召し上がれ 05 月と再生 05 春に咲く花 05 仰ぎ見る、紅い月の船 feat. Romonosov? p 05 beyond the darkness 04 月まで届け 04 日常に生きる藤原妹紅 04 孤独のphilosophy 04 アンフルフィルド・プロミス~果たされない約束 04 うたかた(路地裏ver) 04 Ten made to do key! 04 step 2 your side 03 コンペイ糖 03 left behind 02 永啼鳥 02 不死ノ杜ノ天使 02 Roll Ground 02 FLY INTO THE LAVA 01 泡沫、哀のまほろば 01 永遠のメロディ 01 永久月焦謳 01 朝日のオンナ 01 月まで届け、不死の煙 01 届かない永遠の距離 01 女の子ダイヤル 01 今、誰が為のかがり火へ 01 ロマンチックバースト 01 KilLove Fireproof! 01 BURNIN BLOOD 輝く針の小人族 ~ Little Princess 少名 針妙丸のテーマ 11 GUERRILLA GAME 11 Delights ~秘宝の指す方へ~ 10 輝針「セイギノミカタ」 09 Rise in the World 07 リトルプリンセス 07 まっすぐ 07 ONIGAMI -白銀鬼列伝- 06 異聞『正義の味方』 06 Pervese Ideologie 06 Little Princess 05 打出の小槌の残滓 05 叛逆のレジスタンス 05 ヨワムシノウタ 05 ひとつよがりの逃避行 04 小さな針のような 04 pierced the peace 04 one for all 04 Honey Trap 03 SOUL REVERSER 03 GIANT KILLING 02 O-One de Circuit 02 LITTLE GODDESS 01 世界の選択 - Freedom Paradise- 01 リトルドリーマー 01 ミクロコスモス 01 Wan~椀~ 01 BA・BA・BANG!! 心揺さぶる都市伝説 タイトル画面テーマ 「心揺さぶる都市伝説」をタグに含むページは1つもありません。 幻想郷ふしぎ発見 キャラクターセレクト画面テーマ 「幻想郷ふしぎ発見」をタグに含むページは1つもありません。 ボールのある日常 会話テーマ 「ボールのある日常」をタグに含むページは1つもありません。 顕現した伝承の形 会話テーマ 「顕現した伝承の形」をタグに含むページは1つもありません。 時代の風の訪れ 会話テーマ 「時代の風の訪れ」をタグに含むページは1つもありません。 価値がわからない 会話テーマ 「価値がわからない」をタグに含むページは1つもありません。 可能性を信じて 会話テーマ 「可能性を信じて」をタグに含むページは1つもありません。 真実を知る者 会話テーマ 「真実を知る者」をタグに含むページは1つもありません。 外界フォークロア 会話テーマ 04 Secret Dancehall 各々の結末 エンディングテーマ 「各々の結末」をタグに含むページは1つもありません。 明かされる深秘 スタッフロールテーマ 10 未知の旅へ 04 自己宇宙 オカルトアラカルト 戦闘テーマ 04 零時の鐘と共に 04 自己宇宙 七玉蒐集ショウダウン 戦闘テーマ 「七玉蒐集ショウダウン」をタグに含むページは1つもありません。 公正なる奪い合い 戦闘テーマ 「公正なる奪い合い」をタグに含むページは1つもありません。 対蹠地の鐘 戦闘テーマ 「対蹠地の鐘」をタグに含むページは1つもありません。 竹林インフレイム 戦闘テーマ 「竹林インフレイム」をタグに含むページは1つもありません。 華狭間のバトルフィールド 茨木 華扇のテーマ 10 五番目物「鬼顧」 08 空回り 08 インモータル フィロソフィー 05 千紫万紅berserk 05 DOGMA 04 Unbind 03 私達の真実 -The Battlefield Flower- ラストオカルティズム ~ 現し世の秘術師 宇佐見 菫子のテーマ 12 PSYCHICERZ 10 くすぶるなにか 09 Wonderful Occultism 09 HYPERSOMNIA 08 ラストオカルトファンタジー 08 サヨナラダイアリー ~ their whereabouts 08 サヨナラダイアリー ~ their whereabouts 07 HISSATSU 06 ガリガリミラクル 06 DUAL OCCULTISM 05 Spirited Away 02 夢幻解明オカルティズム 02 Ms. lonely hedgehog 01 五秒革命前夜 01 ヒミツナグモノ 01 ふたつのシネマ
https://w.atwiki.jp/commaou/pages/14.html
2012年5月17日 ☆3【いやしウサギ】Lv.74【してんのう】 【ブラッドバッド】強蝙蝠Lv71四天王 ☆☆【天狗】羽黒山金光坊 Lv71 ☆11【傭兵改】Lv59<四天王> 2012年5月16日 ☆3【いやしウサギ】Lv.75【してんのう】 ☆☆【天狗】羽黒山金光坊 Lv72 【ブラッドバッド】強蝙蝠Lv67四天王 ☆11【傭兵改】Lv64<四天王> 2012年5月15日 ☆3【いやしウサギ】Lv.74 ☆11【傭兵改】Lv64<四天王> 【ブラッドバッド】強蝙蝠Lv62四天王 ☆☆【天狗】愛宕山太郎坊 Lv67 四天王 2012年5月14日 ☆3【いやしウサギ】Lv.74 ☆11【傭兵改】Lv66<四天王> 【ブラッドバッド】最強蝙蝠Lv85四天王 ☆☆【天狗】愛宕山太郎坊 Lv65 2012年5月13日 ☆3【いやしウサギ】Lv.71 ☆11【傭兵改】Lv66<四天王> ☆6【仮面剣士】消える剣士 Lv62 【ブラッドバッド】最強蝙蝠Lv83四天王 + 2012年5月6日〜12日 2012年5月12日 ☆4【植物】山を護る神木Lv96 ☆11【傭兵改】Lv65 ☆☆【天狗】鬼界ヶ島伽藍坊 Lv74 【ブラッドバッド】強蝙蝠Lv75 2012年5月11日 ☆☆☆【湯呑】伝説の湯呑の欠片、75つ ☆7【ケルピー】Lv89 四天王 ☆7 【魔犬】 LV.78 【烏天狗】平天狗 Lv75 2012年5月10日 ☆☆☆【湯呑】伝説の湯呑の欠片、71つ ☆7【ケルピー】Lv89 四天王 *1 ☆4【植物】森の大部分を管理する植物Lv63 【烏天狗】平天狗 Lv69 2012年5月9日 ☆☆☆【湯呑】伝説の湯呑の欠片、63つ ☆16【天地娘】Lv95 四天王 ◆ONIPRIMSRQ ☆7【ケルピー】Lv89 四天王 ☆4?【サソリ】Lv76-尾デ人ヲ倒ス蠍 四天王 2012年5月8日 ☆16【天地娘】Lv90 四天王 ◆ONIPRIMSRQ ☆7【ケルピー】Lv87 四天王 ☆4?【サソリ】Lv76-尾デ人ヲ倒ス蠍 四天王 ☆☆☆【湯呑】伝説の湯呑の欠片、56つ 2012年5月7日 ☆☆☆☆【普通の魔法使い】 普通の魔法使いさん Lv93 四天王 ☆16【天地娘】Lv88 四天王 ◆ONIPRIMSRQ ☆7【ケルピー】Lv77 四天王 ☆4?【サソリ】Lv76-尾デ人ヲ倒ス蠍 四天王 2012年5月6日 ☆☆☆☆【普通の魔法使い】 霧雨の魔法使い Lv86 四天王 ☆16【天地娘】Lv84 四天王 ◆ONIPRIMSRQ *1 ☆7【ケルピー】Lv76 四天王 ☆4?【サソリ】Lv70-尾デ人ヲ倒ス蠍 + 1〜176 + 1~10 1スレ目 猫又 Lv3 2スレ目 【【猫又】九尾の狐】天狐 Lv15 【【ミミック】ミミックMk.Ⅱ】ミミックMk.Ⅲ Lv13 3スレ目 【【【猫又】九尾の狐】天狐】空狐 Lv16 【【ミミック】ミミックMk.Ⅱ】ミミックMk.Ⅲ Lv13 【天使】大天使 Lv6 4スレ目 【猫又】九尾 Lv6 ミミック Lv2 天使(仮) Lv2 シャドーlv,4 5スレ目 【【猫又】九尾】天狐 Lv13 【ミミック】パンドラボックス Lv7 【【天使】大天使】権天使 Lv13 【キラーマシン】ハイパーキラーマシン LV13 6スレ目 【【猫又】九尾】天狐 Lv13 【【天使】大天使】権天使 Lv13 【キラーマシン】ハイパーキラーマシン LV13 【【ドラキー】グレートドラキー】メタルドラキーLv15 7スレ目 【【【猫又】九尾】天狐】空狐 Lv17 【【【【天使】大天使】権天使】能天使】力天使 Lv22 【【【リビングナイフ】ソード】妖刀無銘】光刀無形 Lv.19 【【ドラキー】グレートドラキー】メタルドラキーLv15 8スレ目 【【【猫又】九尾】天狐】空狐 Lv17 【【【【天使】大天使】権天使】能天使】力天使 Lv22 【【【リビングナイフ】ソード】妖刀無銘】光刀無形 Lv.19 【【ドラキー】グレートドラキー】メタルドラキーLv15 9スレ目 【猫又】 462】黒狐 Lv35 【天使】熾天使 Lv42[堕天使] 【【【【【リビングナイフ】ソード】妖刀無銘】光刀無形】霊剣荒鷹】神剣白羽鳥 Lv.27 【 132】マスタードラキーLv24 10スレ目 【猫又】 130】金孤 Lv41 【天使】サタン Lv54[堕天使] 【 824】神刀滅却 Lv.33 【冥界への扉 88】ヘルズゲート Lv30 + 11~20 11スレ目 【猫又】 130】金孤 Lv41 【天使】サタンLv55【四天王】[堕天使) 【 824】神刀滅却 Lv.33 【ドラキー】グランドラキーLv29 12スレ目 【猫又】 130】金孤 Lv41 【天使】サタンLv55【四天王】[堕天使) 【 824】神刀滅却 Lv.33 【ドラキー】グランドラキーLv30 13スレ目 【猫又】 654】白面金毛九尾 Lv46 【天使】サタン Lv57[堕天使 【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.36 【ドラキー】オグドドラキーLv43 14スレ目 【猫又】 432】白面金毛九尾 Lv49 【天使】サタン Lv66[堕天使 【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.42 【ドラキー】ズィードドラキーLv49 15スレ目 【猫又】 442】白面金毛九尾 Lv56 【天使】サタン Lv70[堕天使 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.50 【ドラキー】ルインドラキーLv57 16スレ目 【猫又】 】白面金毛九尾 Lv56 【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.56 【天使】力天使中 Lv77[堕天使] 【ドラキー】ゴッドドラキーLv65 17スレ目 【猫又】 】空狐 Lv52 【天使】力天使中 Lv75[堕天使 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.50 【ドラキー】デクスドラキーLv64 18スレ目 【猫又】 248】白面金毛九尾 Lv55 【ドラキー】ゴッドドラキーLv65 【天使】力天使上 Lv81[堕天使 【鬼っ姫】蒼玉鬼姫 Lv52 19スレ目 【猫又】 】金孤 Lv43 【ドラキー】ペリルドラキーLv76 【天使】主天使中 Lv91 【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.58 20スレ目 【天使】力天使中 Lv100⇒☆ 【ドラキー】クライシスドラキーLv84 【リビングナイフ】付喪神・数珠丸 Lv.70 【鬼っ姫】翠玉鬼姫 Lv55 【見習い魔女】マザー Lv52 + 21~30 21スレ目 【ドラキー】サイバードラキーLv93 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.80 【鬼っ姫】蒼玉鬼姫 Lv70 【見習い魔女】ユニバース Lv63 22スレ目 【ドラキー】リーサルドラキーLv100⇒☆ 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.84 【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv79 【見習い魔女】スター Lv73【死霊】 【魔導士見習い】 東洋の西洋魔術師 Lv51 23スレ目 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv83 【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv79 【見習い魔女】マザー Lv52 【スライム】ゴールデンスライム Lv50 24スレ目 【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.84 【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv79 【見習い魔女】グランドマザー Lv57 【スライム】ゴールデンスライム Lv53 25スレ目 【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.86 【鬼っ姫】金雅鬼姫Lv81 【見習い魔女】グランドマザー Lv59 【スライム】プラチナキング Lv61 26スレ目 【リビングナイフ】付喪神・神剣 Lv.93 【鬼っ姫】魂麗鬼姫Lv92 【スライム】プラチナキング Lv72 【見習い魔女】ユニバース Lv64 27スレ目 【リビングナイフ】付喪神・神刀 Lv100⇒☆ 【鬼っ姫】輝夜鬼姫 Lv100⇒☆ 【見習い魔女】マルチスター Lv78 【スライム】プラチナキング Lv72 【猫又】 】天狐 Lv48 【マムル】 ネオジムマムル Lv 45 28スレ目 【見習い魔女】マルチスター Lv77 【スライム】プラチナキング Lv72 【魔導士見習い】 霧雨の魔法使い Lv42 【扉】ヘブンズゲート Lv39 29スレ目 【見習い魔女】マルチスター Lv77 【スライム】プラチナキング Lv89 【魔導士見習い】 東洋の西洋魔術師 Lv54 【扉】デビルスゲート Lv54 30スレ目 【スライム】プラチナキング Lv100→★ 【見習い魔女】マルチスター Lv77 【魔導士見習い】 誠に浅く、大欲非道な魔法使い Lv68 【扉】デビルスゲートLv60 【ゴーレム】ベルガモットlv58 + 31~40 31スレ目 【見習い魔女】伝説の魔女 Lv90 【魔導士見習い】普通の魔法使いEXボス Lv71 【扉】デビルスゲートLv71 【ゴーレム】ベルガモットlv69 32スレ目 ☆クライシスドラキー Lv83 【扉】どこかなドア Lv77【しりょ】 【魔導士見習い】普通の魔法使い(バグレーザー) Lv82【死霊】 【ゴーレム】忘却の騎士 Lv82 33スレ目 【ゴーレム】忘却の騎士lv82 ☆クライシスドラキーLv84 【プチヒーロー】キングスヒロインLv.87 【モルボル】モルボルキングLv73 34スレ目 ☆ムーンドラキーLv92 【ゴーレム】思い出の神官lv87 【プチヒーロー】キングスヒロインLv.85 【モルボル】モルボルキングLv72 35スレ目 ☆アビスドラキーLv88 【プチヒーロー】帝國ヒロインLv.77 【魔導士見習い】 誠に浅く、大欲非道な魔法使い Lv66 【ゴーレム】思い出の神官lv87 36スレ目 ☆リーサルドラキーLv95 【プチヒーロー】帝國ヒロインLv.77 【魔導士見習い】 誠に浅く、大欲非道な魔法使い Lv68 【ゴーレム】思い出の神官lv87 37スレ目 ☆リーサルドラキーLv100⇒☆☆ 【プチヒーロー】キングスヒーローLv.82 【魔導士見習い】 普通の魔法使いPhボス Lv77 【ゴーレム】勇者レックスlv90 ☆【鬼っ姫】蒼玉鬼姫 Lv67 38スレ目(荒らしにより中断) 【プチヒーロー】キングスヒーローLv.80 【ゴーレム】勇者レックスlv92 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(バグレーザー) Lv80 ☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv75 39スレ目(38スレ目の続きとして実行) 【プチヒーロー】キングスヒーローLv.80 【ゴーレム】勇者レックスlv92 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(主役補正) Lv88 ☆【鬼っ姫】魂麗鬼姫 Lv88 40スレ目 【プチヒーロー】キングスヒーローLv.82 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(自機補正) Lv88 【猫又】 】金狐 Lv67 ☆【鬼っ姫】白鬼姫 Lv100⇒☆☆ + 41~50 41スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(主役補正) Lv92 【プチヒーロー】キングスヒーローLv.82 【猫又】 】気狐 Lv73 42スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(主役補正) Lv92 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 【猫又】 】気狐 Lv71 43スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(主役補正) Lv92 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 【猫又】 】金狐 Lv68 44スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 【猫又】 】金狐 Lv68 ☆【小悪魔】小悪魔《大伯爵》Lv48 【魔導士見習い】 普通の魔法使い(人気投票1位) Lv100⇒☆新参の風祝 45スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 【猫又】 】金狐 Lv68 【マムル】 マムルZ Lv 52 46スレ目 2/1 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 【猫又】 】金狐 Lv69 ☆☆【鬼っ姫】蒼玉鬼姫 Lv67 47スレ目 【ゴーレム】賢者ソロモンlv96 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 ☆☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv71 ☆【小悪魔】小悪魔《侯爵》Lv60 48スレ目 2/3 【ゴーレム】賢者ソロモンlv100⇒☆ 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 ☆☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv84 ☆【小悪魔】小悪魔《侯爵》Lv70 【マムル】 マムルZZ lv 56 49スレ目 【プチヒーロー】マスターヒーローLv.92 ☆☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv84 ☆【小悪魔】小悪魔《侯爵》Lv71 【魔本】魔導書の所有者 Lv51 50スレ目 2/4 【プチヒーロー】キングスヒロインLv.87 ☆☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv84 ☆【小悪魔】小悪魔《侯爵》Lv71 【マムル】 プラチナマムル lv41 + 51~60 51スレ目 2/5 【プチヒーロー】マスターヒロインLv.98 ☆【小悪魔】小悪魔《王》Lv89 ☆☆【鬼っ姫】銀珠鬼姫 Lv84 【マムル】 マムル(怒Mモード) lv61 52スレ目 2/6 ☆☆ 【鬼っ姫】黒鬼姫 Lv100⇒☆ 【プチヒーロー】語り継がれるヒーローLv.100⇒☆ ☆☆ ゲヘナドラキーLv66 → 諸事情により四天王辞退 ☆ 【小悪魔】小悪魔《王》Lv89 【マムル】 マムル(怒Mモード) lv61 ☆【リビングナイフ】神刀滅却 Lv.49 【ビー】マジシャンビー Lv43 53スレ目 2/7 ☆ 【小悪魔】小悪魔《王》Lv89 【マムル】 マムル(怒Mモード) lv61 【箱使い】柩-μИh∀ppyBir†hd∀y-Lv58 ☆ 【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.58 54スレ目 ☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.64 ☆【小悪魔】小悪魔《大王》Lv94 【マムル】 マムル怒M lv 62 【箱使い】柩-μИh∀ppyBir†hd∀y-Lv61 55スレ目 2/8 ☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.70 ☆【小悪魔】小悪魔《大王》Lv94 【マムル】 マムル怒M lv 62 【箱使い】柩-μИh∀ppyBir†hd∀y-Lv71 56スレ目 2/9 ☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.55 【マムル】 マムル怒M lv 62 【hand】Platinum hand Lv40 【ニジリゴケ】はくらいねんきん Lv45 57スレ目 【卵】八咫烏+5 Lv55 ☆【リビングナイフ】神刀滅却 Lv.49<四天王> ◆Knife.EAaA 【マムル】 マムル怒S lv64 【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ 【ニジリゴケ】はくらいねんきん Lv42 四天王 58スレ目 2/10 ☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.66 四天王 【仔犬】オルトロス Lv62 【卵】八咫烏+5 Lv55 【マムル】 マムル怒S lv64 【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ 59スレ目 【マムル】 マムル怒M lv 64【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ ☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.56 四天王 ◆Knife.EAaA 【仔犬】オルトロス Lv62 【卵】八咫烏+3 Lv45 四天王 60スレ目 2/11 【仔犬】ケルベロス Lv70 四天王 【マムル】 マムル怒M lv 64【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ :☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.63 四天王 ☆3【鬼っ姫】蒼玉鬼姫 Lv57 ◆ONIPRIMSRQ + 61~70 61スレ目 【仔犬】ケルベロス Lv70 四天王 【マムル】マムル烈怒 Lv 71【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ ☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.62 四天王 ◆Knife.EAaA ☆3【鬼っ姫】白剛鬼姫 Lv71 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 62スレ目 2/12 ☆3【鬼っ姫】白鬼姫 Lv81 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【マムル】 マムル大復活 lv 76【四天王】◆OFQRnxZGqc 【仔犬】ケルベロス Lv70 四天王 ☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.68 四天王 63スレ目 ☆3【鬼っ姫】白鬼姫 Lv83 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【マムル】 マムル大復活 lv 80【四天王】 ◆c1x.tNGlLQ 【仔犬】ケルベロス Lv70 四天王 ☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.68 四天王 ◆Knife.EAaA 64スレ目 2/13 ムーンドラキーLv93 ◆fMZ5QIqIdE ☆【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.88 【ニジリゴケ】こうていねんきん Lv74 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XV Lv70 65スレ目 ムーンドラキーLv94【四天王】 ◆fMZ5QIqIdE ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XV Lv71《四天王》 【仔犬】ケルベロス Lv70 四天王 【おとこのたまご】ドラゴトカーゲ Lv64 66スレ目 2/14 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVI Lv77《四天王》 ☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.75 【おとこのたまご】ルガルティッハドラゴン Lv71【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv68 67スレ目 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVI Lv77《四天王》 ☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.75 四天王 ◆Knife.EAaA 【おとこのたまご】ルガルティッハドラゴン Lv72 【四天王】 【ニジリゴケ】ニオイヒヤシ Lv59 68スレ目 2/15 ☆【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.85 四天王 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVII Lv80《四天王》 【おとこのたまご】邪竜蜥蜴 Lv77 【四天王】 【ビー】ヒープノシスビー Lv69 69スレ目 2/16 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVIII Lv85《四天王》 ☆【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.85 四天王 ◆Knife.EAaA ☆4【鬼っ姫】黒鬼姫 Lv77 ◆ONIPRIMSRQ 【おとこのたまご】邪竜蜥蜴 Lv77 【四天王】 70スレ目 2/17 ☆【リビングナイフ】付喪神・神剣 Lv.91 四天王 ☆4【鬼っ姫】月鬼姫 Lv91 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【おとこのたまご】大邪神竜蜥蜴 Lv89 【四天王】 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVIII Lv85《四天王》 + 71~80 71スレ目 2/18 【おとこのたまご】大邪神竜蜥蜴 Lv91 四天王 ☆【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.85 四天王 ◆Knife.EAaA ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVIII Lv85《四天王》 【ニジリゴケ】ロージーンスメル Lv67 72スレ目 2/19 ☆☆【キラーマシン】キラーマシンMk-XVIII Lv86《四天王》 ☆【リビングナイフ】付喪神・怪刀 Lv.72 四天王 ◆Knife.EAaA 【ニジリゴケ】こうせいねんきん Lv62 四天王 【おとこのたまご】ドラゴトカーゲ Lv60 四天王 73スレ目 2/20 ☆【リビングナイフ】付喪神・霊剣 Lv.85 四天王 ◆Knife.EAaA 【おとこのたまご】ルガルティッハドラゴン Lv71 四天王 【ニジリゴケ】ロージーンスメル Lv69【四天王】 【モルボル】モルボルグレートLv57 74スレ目 2/21 ☆【リビングナイフ】付喪神・神刀 Lv.95 四天王 ◆Knife.EAaA ☆閃光弓カナ Lv 81 ◆c1x.tNGlLQ 【おとこのたまご】邪龍蜥蜴 Lv79【四天王】 【ニジリゴケ】こうていのかほり Lv78 四天王 75スレ目 2/22 【おとこのたまご】大邪神龍蜥蜴 Lv89 四天王 ☆閃光弓カナ Lv 84 してんのう ◆c1x.tNGlLQ 【ニジリゴケ】くさいねんきん Lv81 四天王 【妖精】黒妖精 Lv74 76スレ目 2/23 【おとこのたまご】大邪神龍蜥蜴 Lv89 四天王 ☆閃光弓カナ Lv 87 してんのう ◆c1x.tNGlLQ 【ニジリゴケ】こうていのかほり Lv78 四天王 【妖精】黒妖精 Lv76 四天王 77スレ目 2/26 【おとこのたまご】極大邪神龍蜥蜴 Lv92 四天王 ☆星煌弓カナ lv 90 してんのう 【ニジリゴケ】ラフレシア Lv86 四天王 【妖精】黒妖精 Lv76 四天王 78スレ目 2/28 【おとこのたまご】 西の伝説 Lv98 四天王 【ニジリゴケ】ラフレシア Lv90 四天王 【妖精】黒妖精 Lv81【四天王】 【モルボル】モルボルワーストLv73 79スレ目 3/1 【ニジリゴケ】ラフレシア Lv94 四天王 【妖精】黒妖精 Lv87【四天王】 【モルボル】モルボルキングLv80【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】神刀滅却 Lv.45 80スレ目 3/2 【妖精】黒妖精 Lv92 四天王 【モルボル】モルボルキングLv80【四天王】 【ビー】パラライズビー Lv53 【人間】水星人 lv51 + 81~90 81スレ目 3/3 【モルボル】モルボルエンペラーLv85【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv69 【ビー】メズマライズビー Lv59 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.58 82スレ目 3/4 【モルボル】モルボルエンペラーLv94【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv79 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv76 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.65 四天王 ◆Knife.EAaA 83スレ目 3/6 【モルボル】モルボルエンペラーLv94【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv84 四天王 【猫又】 】善孤 Lv80【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.65 四天王 ◆Knife.EAaA 84スレ目 3/7 【モルボル】グレートキングLv96【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv83 四天王 【猫又】 】気孤 Lv74【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.57 四天王 ◆Knife.EAaA 85スレ目 3/8 ☆【ボウヤー】ガンコ戦車 Lv35 【妖精】黒妖精 Lv81 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv75【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.59 四天王 ◆Knife.EAaA 86スレ目 3/9 【妖精】黒妖精Lv77 四天王 【猫又】 】気孤 Lv69【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.36 ◆Knife.EAaA ☆【ボウヤー】ガンコ戦車 Lv35 87スレ目 3/10 【妖精】黒妖精 Lv55 【猫又】 】気孤 Lv67【四天王】 【深海鯨】深界鯨 Lv45 ☆☆【リビングナイフ】神剣白羽鳥 Lv.41 四天王 88スレ目 3/12 【猫又】 】仙孤 Lv71【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv69 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.54 四天王 ◆Knife.EAaA 【深海鯨】深界鯨 Lv54 四天王 89スレ目 3/13 【妖精】黒妖精 Lv68 四天王 【猫又】 】気孤 Lv68【四天王】 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.63 四天王 ◆Knife.EAaA 【深海鯨】深界鯨 Lv54 四天王 90スレ目 3/14 【猫又】 】仙孤 Lv73【四天王】 【妖精】黒妖精 Lv72 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv62 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・鉄剣 Lv.57 四天王 ◆Knife.EAaA + 91~100 91スレ目 3/15 【妖精】黒妖精 Lv77 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv73【四天王】 【深海鯨】真界鯨 Lv67 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.63 四天王 ◆Knife.EAaA 92スレ目 【妖精】黒妖精 Lv85 四天王 ☆5【鬼っ姫】白鬼姫 Lv78 ◆ONIPRIMSRQ 【バニー】プリンセスバニーLv76 ☆【ニジリゴケ】燃えるコケLv74 93スレ目 3/16 【妖精】黒妖精 Lv85 四天王 ☆5【鬼っ姫】白鬼姫 Lv76 ◆ONIPRIMSRQ 【バニー】プリンセスバニーLv74 ☆【ニジリゴケ】燃えるコケLv74 94スレ目 【妖精】黒妖精 Lv83 四天王 ☆5【鬼っ姫】黒鬼姫 Lv78 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【バニー】プリンセスバニーLv75 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv70 95スレ目 3/17 【妖精】黒妖精 Lv92 四天王 ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv84 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【深海鯨】真界鯨 Lv75 四天王 【バニー】プリンセスバニーLv72 四天王 96スレ目 【妖精】黒妖精 Lv92 四天王 ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv78 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【深海鯨】真界鯨 Lv76 四天王 【猫又】 】銀孤 Lv64 97スレ目 3/18 【妖精】黒妖精79 してんのー ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv78 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【深海鯨】真界鯨 Lv66 四天王 【猫又】 】黒孤 Lv59【四天王】 98スレ目 3/19 【妖精】黒妖精79 してんのー ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv78 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【深海鯨】真界鯨 Lv66 四天王 【猫又】 】白孤 Lv52 四天王 99スレ目 3/20 ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv85 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【妖精】黒妖精Lv84 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv66 四天王 【猫又】 】銀孤 Lv60 四天王 100スレ目 3/21 【深海鯨】真界鯨 Lv66 四天王 【妖精】黒妖精Lv87 してんのー ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv97 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【猫又】 】黒孤 Lv59 四天王 + 101~110 101スレ目 3/22 ☆5【鬼っ姫】陽鬼姫 Lv97 四天王 ⇒Lv100 【妖精】黒妖精Lv87 してんのー 【猫又】 】銀孤 Lv61 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv66 四天王 【アーマーヘッド】Lv47”スターダスト・アーマー” 102スレ目 3/23 【妖精】黒妖精Lv89 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv73 四天王 【猫又】 】気孤 Lv70 四天王 【アーマーヘッド】Lv55”ディサイシブ・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI 103スレ目 3/24 【妖精】黒妖精Lv84 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv73 四天王 【猫又】 】気孤 Lv67 四天王 ☆【ニジリゴケ】苔サブレLv53 104スレ目 3/25 【妖精】黒妖精Lv83 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv78 四天王 【猫又】 】銀孤 Lv66 四天王 ☆【ニジリゴケ】苔サブレLv58 105スレ目 3/26 【妖精】黒妖精Lv83 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv78 四天王 【猫又】 】気孤 Lv71 四天王 【吸血鬼】あなたが、コンティニュー出来ないのさ!Lv49 106スレ目 3/27 【妖精】黒妖精Lv93 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv84 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv75 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケシLv61 107スレ目 3/28 【妖精】黒妖精Lv98 してんのー 【深海鯨】真界鯨 Lv92 四天王 【猫又】 】善孤 Lv80 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケットモンスターLv68 四天王 108スレ目 3/29 【深海鯨】真界鯨 Lv90 四天王 【猫又】 】善孤 Lv80 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケイブツLv73 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.65 ◆Knife.EAaA 109スレ目 3/30 【深海鯨】真界鯨 Lv94 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケオドシLv81 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.75 四天王 ◆Knife.EAaA 110スレ目 3/31 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・光刀 Lv.80 四天王 ◆Knife.EAaA ☆【ニジリゴケ】コケオドシLv80 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv69 + 111~120 111スレ目 4/2 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.61 四天王 ◆Knife.EAaA ☆【ニジリゴケ】コケオドシLv80 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv69 112スレ目 4/3 ☆【ニジリゴケ】コケスギランLv89 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv81 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv70 113スレ目 4/4 ☆【ニジリゴケ】飛行苔Lv92 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv83 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv68 四天王 114スレ目 ☆【ニジリゴケ】コケスギランLv89 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv82 四天王 【猫又】 】仙孤 Lv79 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv67 四天王 115スレ目 4/5 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv83 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv67 四天王 ☆【新参の風祝】 現代っ子の現人神 Lv60 ☆【ニジリゴケ】苔サブレ Lv59 四天王 116スレ目 4/6 ☆【ニジリゴケ】コケットモンスターLv65 四天王 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv83 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv74 四天王 ☆【新参の風祝】 皮相浅薄な人間 Lv73 四天王 117スレ目 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv83 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv74 四天王 ☆【新参の風祝】 皮相浅薄な人間 Lv73 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケットモンスターLv68 四天王 118スレ目 4/7 ☆【新参の風祝】 皮相浅薄な人間 Lv73 四天王 【アーマーヘッド】Lv56”ディサイシブ・アーマー” ◆Armorn3GqI 【卵】八咫烏+8 Lv62 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv86 四天王 119スレ目 4/8 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv86 四天王 ☆【新参の風祝】 皮相浅薄な人間 Lv73 四天王 【卵】八咫烏+7 Lv61 四天王 【アーマーヘッド】Lv52”ソーサラー・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI 120スレ目 4/9 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv91 四天王 ☆【新参の風祝】 現代っ子の現人神 Lv75 四天王 【卵】八咫烏+7 Lv61 四天王 【アーマーヘッド】Lv59”ディサイシブ・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI + 121~130 121スレ目 4/10 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv97 四天王 【猫又】 】善孤 Lv82 ☆【新参の風祝】 皮相浅薄な人間 Lv79 四天王 【アーマーヘッド】Lv64”スカーレッド・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI 122スレ目 4/11 ☆☆☆【歌姫】夜雀 Lv96 四天王 【猫又】 】善孤 Lv82 ☆【新参の風祝】 誠に浅く、付和雷同であるッ! Lv82 四天王 【アーマーヘッド】Lv65”セフィロン・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI 123スレ目 4/12 ☆【新参の風祝】 誠に独善で、土豪劣紳であるッ! Lv87 四天王 【猫又】 】善孤 Lv82 【アーマーヘッド】Lv75”ジャッジメント・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv68 ◆ONIPRIMSRQ 124スレ目 4/13 ☆【新参の風祝】 人気投票一位 Lv95 四天王 【アーマーヘッド】Lv89”アーマー・トリシューラ”<四天王> ◆Armorn3GqI 【猫又】 】善孤 Lv82 ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv79 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 125スレ目 4/14 ☆【新参の風祝】 人気投票一位 Lv95 四天王 【アーマーヘッド】Lv82”シエンの御霊代”<四天王> 【猫又】 】善孤 Lv82 ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv81 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 126スレ目 4/15 【アーマーヘッド】Lv94”ダーク・ダイブ・アーマー”<四天王> ◆Armorn3GqI 【猫又】 】善孤 Lv82 ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv81 四天王 ◆ONIPRIMSRQ ☆【ニジリゴケ】マッスルゴケLv78 127スレ目 4/16 ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv87 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 【猫又】 】空孤 Lv86 四天王 ☆【ニジリゴケ】マッスルゴケLv78 四天王 【ムカデ】足最多の猛毒々最凶 Lv.67 128スレ目 4/17 【ムカデ】足最多の猛毒々最凶 Lv.66 四天王 ☆【ニジリゴケ】スワゴケLv77 四天王 ☆6【鬼っ姫】白鬼姫 Lv85 四天王 【猫又】 】空孤 Lv88 四天王 129スレ目 4/18 【卵】八咫烏+8 Lv72 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.73 四天王 ☆【ニジリゴケ】コケオドシLv85 四天王 【猫又】 】白面金毛九尾 Lv95 四天王 130スレ目 4/19 【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv64 ◆Blood1WiDA ☆☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.65 ◆Knife.EAaA 【卵】八咫烏+9 Lv88 四天王 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.89 四天王 + 131~140 131スレ目 4/20 【卵】八咫烏+10 Lv86 四天王 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.84 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・怪刀 Lv.60 四天王 ◆Knife.EAaA 【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv60【四天王】 ◆Blood1WiDA 132スレ目 4/21 【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv63 四天王 ◆Blood1WiDA ☆☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.68 四天王 ◆Knife.EAaA 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.88 四天王 ☆☆【ゲイズ】 ゲンナマゲイズ Lv58 133スレ目 4/22 ☆☆【ゲイズ】 ゲンナマゲイズ Lv58 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.65 四天王 ◆Knife.EAaA 【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv66 四天王 ◆Blood1WiDA 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.85 四天王 134スレ目 4/23 ☆☆【ゲイズ】 ゲンナマゲイズLv53 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.60 四天王 ◆Knife.EAaA :【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv61【四天王】 ◆Blood1WiDA 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.83 四天王 135スレ目 4/24 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.80 四天王 【吸血鬼】濃霧の吸血鬼Lv60 やらか四天王 ◆z5EK8ITrFw 【ヒヨコ侍】生まれたてのヒヨコ Lv53 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.52 四天王 ◆Knife.EAaA 136スレ目 4/25 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.80 四天王 【吸血鬼】濃霧の吸血鬼Lv60 やらか四天王 ◆z5EK8ITrFw 【ヒヨコ侍】生まれたてのヒヨコ Lv53 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.52 四天王 ◆Knife.EAaA 137スレ目 4/26 【吸血鬼】濃霧の吸血鬼Lv68 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・名刀 Lv.61 四天王 ◆Knife.EAaA 【ムカデ】足最多の猛毒々最凶 Lv.60 四天王 【ヒヨコ侍】生まれたてのハーピー Lv59〈四天王〉 138スレ目 4/27 ☆☆【ゲイズ】 食べさせられた復活草 Lv58 【ヒヨコ侍】神鳥ヒヨコ Lv65<四天王> ☆☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.66 四天王 ◆Knife.EAaA 【吸血鬼】永遠に幼き紅い月Lv77 四天王 139スレ目 4/28 【吸血鬼】永遠に幼き紅い月Lv76 四天王 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.71 新?四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・浄刀 Lv.75 四天王 ◆Knife.EAaA ☆☆【ゲイズ】 たべさせられた復活草 Lv69 四天王 140スレ目 4/29 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.75 四天王 【吸血鬼】永遠に紅い幼き月Lv74 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・怪刀 Lv.72 四天王 ◆Knife.EAaA ☆☆【ゲイズ】 投げられたマンジカブラ Lv64 四天王 + 141~150 141スレ目 4/30 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.79 四天王 【吸血鬼】永遠に紅い幼き月Lv69 四天王 ◆VampirepLE ☆【ボウヤー】パンツァーハルマタンク Lv60 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・刀 Lv.52 ◆Knife.EAaA 142スレ目 5/2 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.86 四天王 【吸血鬼】永遠に紅い幼き月Lv69 四天王 ◆VampirepLE ☆【黒妖精】闇妖精Lv63 ☆2【ニジリゴケ】ドストコケスキー Lv59 143スレ目 5/3 【ムカデ】私こそムシ○ング Lv.88 四天王 【吸血鬼】永遠に紅い幼き月Lv65 四天王 ◆VampirepLE 【深海鯨】神界鯨 Lv64 ☆【黒妖精】闇妖精Lv63 144スレ目 5/4 ☆【黒妖精】闇妖精Lv72 【四天王】 ☆2【ニジリゴケ】猫耳ゴケ Lv70 ☆【コウ&ラン】境目に潜む幻術士 Lv66 ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv66 145スレ目 5/5 ☆2【ニジリゴケ】猫耳ゴケ Lv71 四天王 ☆【コウ&ラン】境目に潜む幻術士 Lv67 四天王 ◆Armorn3GqI ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv65 <四天王> 【深海鯨】真界鯨 Lv59 146スレ目 5/6 [吸血鬼]永遠に紅い幼き月Lv78 ☆2【ニジリゴケ】コケティッシュ Lv76 四天王 ☆【コウ&ラン】不死鳥の幻術士 Lv74 四天王 ◆Armorn3GqI ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマシャールタンク Lv72 四天王 147スレ目 5/7 [吸血鬼]永遠に紅い幼き月Lv78 ☆【コウ】不死鳥の幻術士 Lv71 四天王 ◆Armorn3GqI ☆2【ニジリゴケ】猫耳ゴケLv67 四天王 【深海鯨】真界鯨 Lv61 148スレ目 5/8 ☆【コウ】不死鳥の幻術士 Lv72 四天王 ◆Armorn3GqI ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv66 ☆2【ニジリゴケ】猫耳ゴケLv65 四天王 【深海鯨】神界鯨 Lv63 四天王 149スレ目 5/9 ☆【コウ】不死鳥の幻術士 Lv71 四天王 ◆Armorn3GqI ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv69 四天王 ☆2【ニジリゴケ】苔歩堂Lv65 四天王 【深海鯨】神界鯨 Lv63 四天王 150スレ目 5/10 ☆【コウ】不死鳥の幻術士 Lv78 四天王 ◆Armorn3GqI ☆2【ニジリゴケ】苔野寒梅Lv70 四天王 ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv66 四天王 【吸血鬼】濃霧の吸血鬼Lv61 ◆VampirepLE + 151~160 151スレ目 5/11 ☆【コウ】閉じた恋の瞳の幻術士 Lv82 四天王 ◆Armorn3GqI ☆2【ニジリゴケ】苔野寒梅Lv73 四天王 【吸血鬼】永遠に紅き幼い月Lv72 四天王 ◆VampirepLE ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv54 ◆Sabor.npQk 152スレ目 5/12 ☆【コウ】不死鳥の幻術士 Lv78 四天王 ◆Armorn3GqI ☆2【ニジリゴケ】苔野寒梅Lv70 四天王 ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv66 四天王 【吸血鬼】濃霧の吸血鬼Lv61 ◆VampirepLE 153スレ目 5/13 ☆【コウ】魔法を使う程度の幻術士 Lv97 四天王 ◆Armorn3GqI ☆2【ニジリゴケ】刹那苔Lv88 四天王 【吸血鬼】全世界ナイトメアLv83 四天王 ◆VampirepLE ☆【ボウヤー】アルマトゥスパンツァーハルマタンク Lv69 四天王 154スレ目 5/14 【吸血鬼】ブラッディマジックスクウェアLv87 四天王 ◆VampirepLE ☆【ボウヤー】アイテム焼き払い係 Lv80 四天王 ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv64 四天王 ◆Sabor.npQk 【深海鯨】真界鯨 Lv62 155スレ目 5/15 【吸血鬼】スカーレッドデビルLv90 四天王 ◆VampirepLE ☆【ボウヤー】風来人焼き払い係 Lv87 四天王 ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv68 四天王 ◆Sabor.npQk 【深海鯨】神界鯨 Lv65 四天王 156スレ目 5/16 ☆【ボウヤー】フロア焼き払い係 Lv91 四天王 【吸血鬼】ブラッディマジックスクウェアLv87 四天王 ◆VampirepLE ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv66 四天王 ◆Sabor.npQk 【深海鯨】神界鯨 Lv65 四天王 157スレ目 5/17 【吸血鬼】スカーレッドデビルLv92 四天王 ◆VampirepLE ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv74 四天王 ◆Sabor.npQk ☆☆【ゲイズ】 打ち捨てられたマンジカブラ Lv68<四天王> ◆Candid.CpU 【深海鯨】神界鯨 Lv65 四天王 158スレ目 5/18 ☆7【死神娘】銀死神姫 Lv84 四天王 ◆Sabor.npQk ☆☆【ゲイズ】 打ち捨てられたマンジカブラ Lv75 四天王 ◆Candid.CpU 【ヒヨコ侍】霊鳥ハーピー Lv67 【深海鯨】神界鯨 Lv65 四天王 159スレ目 5/19 ☆【マムシ】*3毒で呪う髪飾 Lv.87 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落ちた最後のおにぎり 四天王 Lv83 【ヒヨコ侍】天使ハピエル Lv74 【深海鯨】神界鯨 Lv66 160スレ目 5/20 ☆【マムシ】*3毒で呪う髪飾 Lv.89 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落ちた最後のおにぎり 四天王 Lv86 【ヒヨコ侍】天使ハピエル Lv79 四天王 【深海鯨】神界鯨 Lv66 四天王 + 161~170 161スレ目 5/21 ☆【マムシ】最後の呪い 髪飾 Lv.97 四天王 【ヒヨコ侍】天使ハピエル Lv79 四天王 ☆☆【ゲイズ】大部屋モンハウゲンナマ祭り Lv70 四天王 ☆【猫又】猫ネコモノ物ガタリ語(金) Lv67 162スレ目 5/22 【ヒヨコ侍】大天使ヒヨコ Lv81 四天王 ☆☆【ゲイズ】打ち捨てられたマンジカブラ Lv72四天王 ☆【猫又】猫ネコモノ物ガタリ語(金) Lv67 ☆【卵】八咫烏+6 Lv66 163スレ目 5/23 【ヒヨコ侍】天使ハピエル Lv77 四天王 ☆☆【ゲイズ】打ち捨てられたマンジカブラ Lv72 四天王 ☆【卵】八咫烏+7 Lv71 四天王 ☆3【ニジリゴケ】永遠に碧く幼き苔Lv66 164スレ目 5/24 【ヒヨコ侍】大天使ハピエル Lv80 四天王 ☆☆【ゲイズ】打ち捨てられたマンジカブラ Lv77 四天王 ☆【卵】八咫烏+6 Lv66 四天王 ☆3【ニジリゴケ】永遠に碧く幼き苔Lv63 四天王 165スレ目 5/29 【ヒヨコ侍】大天使ハピエル Lv80 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落ちた最後のおにぎり Lv80 四天王 ☆【卵】八咫烏+7 Lv74 四天王 166スレ目 5/30 ☆【卵】八咫烏+8 Lv78 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落とされた最後のおにぎり Lv79 四天王 ☆【吸血鬼】運命を操る程度の能力Lv57 四天王 ☆【猫又】猫ネコモノ物ガタリ語(黒) Lv57 四天王 169スレ目 5/31 ☆【卵】八咫烏+8 Lv88 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落とされた最後のおにぎり Lv 79 四天王 ☆☆【リビングナイフ】付喪神・妖刀 Lv.65 ◆Knife.EAaA 【呪刀】千子村正・邪 Lv64 170スレ目 6/1 ☆【卵】八咫烏+9 Lv91 四天王 ☆☆【ゲイズ】水の中に落とされた最後のおにぎり Lv88 四天王 【ヒヨコ侍】大天使ハピエル Lv81 四天王 ☆3【ニジリゴケ】Koke GooseLv77 四天王 + 171〜176 171スレ目 6/2 ☆【卵】八咫烏+9 Lv87 四天王 ☆☆【ゲイズ】最凶のモンスター Lv89 四天王 【ヒヨコ侍】大天使ハピエル Lv70 四天王 ☆3【ニジリゴケ】こうていねんきんLv73 四天王 172スレ目 6/3 ☆☆【タランチュラ】*糸を道として歩くのか Lv.73 ☆3【ニジリゴケ】こうていねんきんLv70 四天王 ☆☆【ゲイズ】最凶のモンスター Lv91 四天王 ☆【卵】八咫烏+9 Lv89 四天王 173スレ目 6/4 【ヒヨコ侍】大天使ハピエル Lv77 ☆☆【ゲイズ】最凶のモンスター Lv93 四天王 ☆☆【タランチュラ】*1糸を道として歩くのか Lv.78 四天王 ☆【卵】八咫烏+9 Lv81 四天王 174スレ目 6/5 ☆☆【タランチュラ】*糸をどれだけ作るのだろう Lv.84 四天王 ☆3【ニジリゴケ】こうていのかほりLv80 ☆【吸血鬼】ありとあらゆるものを破壊する程度の能力Lv80 ◆VampirepLE ☆8【鬼っ姫】紅鬼姫Lv68 ◆ONIPRIMSRQ 174スレ目 6/6 ☆☆【タランチュラ】*糸をどれだけ作るのだろう Lv.82 四天王 ☆3【ニジリゴケ】こうていのかほりLv76 四天王 ☆【吸血鬼】ありとあらゆるものを破壊する程度の能力Lv75 四天王 ◆VampirepLE ☆8【鬼っ姫】紅鬼姫Lv72 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 175スレ目 6/7 ☆【吸血鬼】ありとあらゆるものを破壊する程度の能力Lv91 四天王 ◆VampirepLE ☆☆【タランチュラ】縛りつけたお人形さんは何処 Lv.90 四天王 ☆3【ニジリゴケ】ピアノ協奏曲第一番”苔火”Lv86 四天王 ☆8【鬼っ姫】紅鬼姫Lv77 四天王 ◆ONIPRIMSRQ 176スレ目 6/8 ☆【吸血鬼】ありとあらゆるものを破壊する程度の能力Lv91 四天王 ◆VampirepLE ☆☆【タランチュラ】*糸をどれだけ作るのだろう Lv.84 四天王 ☆3【ニジリゴケ】ピアノ協奏曲第一番”苔火”Lv83 四天王 ☆8【鬼っ姫】紅鬼姫Lv73 四天王 ◆ONIPRIMSRQ
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/584.html
英雄伝説IV 朱紅い雫 11-371~375・419~424・470~474、 12-145~147・168~169・171~172・217~221・223・258~261・489~498 371英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/21 21 10 32ID 4GzSOG2S プロローグ(0) ガガーブと呼ばれる大断層により三分された大地。 その分かれた世界の1つ、神々の眠る地「エル・フィルディン」では 2つの勢力が争いを続けていた。 光の神バルドゥスを奉じる「バルドゥス教会」 闇の神オクトゥムを崇める「オクトゥムの使徒」 遥かな昔からの争いの果てに二神は眠りについていたが、 人は未だ巣立ちを迎えることなく神々という名の運命に囚われていた。 372英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/21 21 13 32ID 4GzSOG2S プロローグ(1) <物語開始から8年前> バルドゥス教会の聖地カテドラールにいる孤児たちの中に仲の良い1組の兄妹がいた。 「アヴィン(9歳)」と「アイメル(7歳)」 2人は最高導師エスペリウスのもとに引き取られて以来、平和な日々を送っていた。 そんなある日、聖地は謎の集団の襲撃を受けた。 集団のリーダーは、元バルドゥス教会神官のベリアス卿(4、50代?)。 卿の圧倒的な力の前にカテドラールは脆くも陥落した。 集団の狙いはアイメルであった。 エスペリウスの身を犠牲にした抵抗や、力の賢者ガウェイン(53歳)の加勢によって からくもその場から脱出するものの、混乱のなか兄妹は離れ離れになってしまう。 373英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/21 21 17 28ID 4GzSOG2S プロローグ(2) アヴィンはガウェインに連れられ、慈悲の賢者レミュラスのもとに預けられた。 アイメルは例の集団から逃げおおせたものの、その行方は誰も知らないという。 妹との離別のショックから立ち直れず当初は塞ぎこんでいたアヴィンだったが、 レミュラスの暖かさと、近くの村に住む少年マイル(10歳)との友情により 次第に明るさを取り戻していった。 穏やかで満ち足りた日々。しかし、兄の心の奥には常に消えることのない想いが・・・ そして8年の月日が流れた。 374英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/21 21 19 25ID 4GzSOG2S プロローグ(3) アヴィン17歳の春 賢者レミュラスは自分の死期を悟り、枕元にアヴィンを呼び寄せた。 妹を探す決心をしていたアヴィンに慈悲の賢者は次のことを語った。 アイメルのある理由により闇の勢力に狙われていること。 彼女の安全のためにその行方は極秘とされ、レミュラスにも判らないこと。 そして、妹を探し守るためには力と知恵と優しさが必要であるといい、 そのために知恵の賢者ディナーケンを訪ねるよう助言をした。 最後にバルドゥスの頭と呼ばれる「神宝カベッサ」をアヴィンに託し、 ディナーケンに届けるよう依頼した後に、親代わりを8年間勤めた好々爺は 息を引き取った。 レミュラスの墓前で1人語りかけるアヴィン。 「じいさん・・・それじゃ、俺、行ってくるよ」 375英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/21 21 21 46ID 4GzSOG2S 補足 世界観などについていくつか補足をします。面倒な人はスルー。 <神々について> バルドゥスは世界の維持を原理としてうごくもの オクトゥムは破壊と再生により世界を創りかえるもの 別に善と悪ではないという使い古された設定。 <2つの勢力について> バルドゥス教会はドラクエの教会のようにエル・フィルディン全域で普及している。 一方、オクトゥムの使徒は一種の秘密結社。なので一般人にはほとんど知られてはいない。 基本的には使徒が教会などに対して、いろいろと陰謀をめぐらせているという図式。 <3つに分かれた世界について> この話はガガーブ三部作(英雄伝説3~5)の時代的には最初のエピソード。 ストーリーは1作ずつ完結するが、登場人物やアイテムの一部が 後のエピソードに引き継がれていく。 というわけで、他の大陸に行くなんてことはないし、 ガガーブ誕生の謎も4では謎のままです(匂わせる箇所はあるけど)。 あくまでエル・フィルディン内部での話がメイン。 419英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 30 37ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(1) 8年間親友であり続けたマイルと共に妹さがしの旅を始めたアヴィン。 出発の際、マイルは父親から餞別に「護りの鈴」を受け取った。 何があっても仲間を大切にするように、と。 途中、エル・フィルディン王都に立ち寄った2人はこれからの旅をスムーズに進めるため自警団や便利屋として活躍する組織、冒険者ギルドで冒険者の認定を受けることにした。 認定試験をクリアし、晴れて冒険者となったアヴィンとマイル。 賢者ディナーケンの館を目指しながら、冒険者としての仕事も忘れてはいなかった。 旅の途上、とある村を占領した盗賊団の事件を、試験の際に知り合った同業者マーティーや、王国のお転婆王女ミューズと共に解決した。 盗賊団の首領は逃亡、彼らの目的が「生命の書」という魔道書であること以外は謎に包まれたままだった。 420英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 33 29ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(2) ミューズたちと別れたアヴィン一行は、深い森の奥にあるディナーケンの住居に たどり着いた。 カベッサを受け取った知恵の賢者は、妹アイメルの行方を尋ねるアヴィンに、 自分もそれを知らされていないことを告げた。 しかし、何故アイメルが狙われているのかは知っている、とも。 「彼女は「ドゥルガーの娘」と呼ばれる存在なのだ」 精霊神ドゥルガー。四精霊を統べ、生と死を司る冥府の番人。 「ドゥルガーの娘」は精霊神の代理として奇跡を起こすようさだめられた者である、 と説明したディナーケンは、これ以上のことは教えられないと言い放った。 過酷な運命の元にあるアイメルを闇の勢力から守るには、普通の人間に過ぎない アヴィンでは無理だと結論づけたのだった。 421英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 35 34ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(3) 賢者の言葉に心構えの足りなさを自覚したアヴィン達は、一旦王都に引き返すことにした。 だがその帰り道、突如現れた黒髪の少女ルティス(16歳)とその部下の襲撃を受けた 彼らは、少女の魔法によってなすすべも無く気絶させられてしまった。 近くの村人に助けられたアヴィンとマイルは、あの奇妙な2人組の狙いが 神宝カベッサであると見当をつけ急ぎ賢者の館へ引き返すことに。 間一髪間に合ったマイル達。 魔法対策も万全の2人に少女はあえて実力行使を行わず、不満げな部下ともども退却。 彼女は自分たちのことを「オクトゥムの使徒」と名乗っていた。 全てを話す決心をつきかねているディナーケンにアヴィンははっきりと答えた。 幼い頃の妹が、育ての親のレミュラスが自分を信じてくれたように、 そして自分を助けてくれる友の信頼に応えるために、自分の可能性を信じてやりたいと。 422英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 37 53ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(4) 知恵の賢者ディナーケンは神話にまで遡って話はじめた。 相反しながら不可分の存在だったバルドゥスとオクトゥムの争い。 光は闇を封印したが、その結果バルドゥスも力尽き、その神体は6つに分かれ ドゥルガーに預けられた。 こうして神々の時代は終わり、人間の時代が始まるかに見えたが・・・ 人間は自立するほどの強さを持ち合わせておらず、2つの宗教をつくりそれにすがった。 それがバルドゥス教会とオクトゥムの使徒。 世界の破壊と再生を望む闇のオクトゥムと同じくその使徒たちもまた、 教会と王国によって統治された今の社会を破壊し、新しい秩序による理想郷を 築こうとしているという。 そして、おそらくはその目的のために永い間ドゥルガーの娘を探しているのだと。 423英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 41 20ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(5) アイメルとの再会を望むことは、彼女を運命から、光と闇の争いから守ることでもある。 覚悟を決めたアヴィンに賢者は進むべき道を指し示した。 妹を捜し出せたら教会の聖都ヴァルクドに向かい、現最高導師クロワールを頼ること。 そして、隠し場所を知られてしまった神宝を守るため、聖都に届けてほしいと。 新たな決意を胸に2人は旅を再開した。 親友を巻き込んだことを後悔しているアヴィンにマイルは言った。 「アヴィンの背中は僕が守るよ」 424英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/24 20 44 16ID yvtqTSLr 第一部終了。思ったよりだいぶ長くなってしまいました ストーリーを知ってる人は疑問に思ったでしょうが今回から登場するはずのシャノン (マイルに一目ぼれする少女)は、キャラを短くまとめる自信がないのでカットします 出番は多いキャラなのですが・・・ご容赦を ちなみに、年齢が付いているのをメインキャラ扱いにしています 470英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/27 22 19 28ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(1) アイメルの手がかりを求めて旅を続けるアヴィン、マイルの2人組。 その途中で様々な事件、人物と巡り合った。 「迅雷」の二つ名を持つ剣豪であり冒険者、ダグラス。 森の一軒屋に住み、自然と動物を愛する少女アルチェム。 魔法大学の天才少年ラエルとその教師エレノア。 3年前に離れ離れになった姉を捜している工員見習いの少年ルカ。 そして、聖地カテドラールで兄妹の面倒を見ていた女神官オレシアとの偶然の再会。 オレシアは8年前の聖地陥落のさいアイメルと共に修道院に身を寄せて、 今は修道院長となっていた。 彼女から妹の消息を聞けて大喜びするアヴィンだったが・・・ 修道院にアイメルの姿は無かった。 いつの頃からかドゥルガーの囁きを聞くようになったアイメルは、15歳の誕生日に 誰にも相談することなく1人で旅立ってしまったという。 気落ちするアヴィン。 しかし、兄がいつか迎えに来てくれるのがアイメルのたった一つの願いであった ことを知り、気持ちを新たにした。 471英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/27 22 21 14ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(2) 修道院ではもう一つの出会いがあった。 赤毛に青のバンダナをつけた剣の達人、マドラム(36歳) 自らを「15年前の亡霊」と名乗った男は、ドミニクという女性の仇だとして 修道院に滞在していた大神官アバリスの命を狙う。 しかし、オレシアの登場により気分が削がれたと言って去っていった。 オレシアとマドラム、そしてドミニクは昔そろって教会に入信していた。 15年前に起きたある事件によりドミニクは命を落とし、マドラムは教会を 離れることになったという。 その悲劇に大神官が一枚噛んでいたらしいことや、 力の賢者ガウェイン(プロローグ(1)参照)に師事していたことなどを オレシアは語った。 472英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/27 22 23 21ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(3) 今日も今日とて妹捜しの旅を続ける2人の冒険者は、鉄鋼の街ギアで少年ルカと再会した。 似た境遇のアヴィンとルカはお互いの近況を報告しあうが、そのなかで アイメルに似た特徴を持った女の子が北方の寒村、コルナ村に向かったことを知る。 早速出立しようとした彼らの前にオクトゥムの使徒ルティス(第一部(3)参照)が 再び現れ、アヴィン達から神宝カベッサを奪い取ろうと罠を張った。 睡眠薬で2人を眠らせたルティスだったが、後一歩のところでマドラムの妨害に会う。 バルドゥス教会の手の者かと問いかける少女に、男は「光も闇も関係ない」と答えた。 どちらも人の運命を弄ぶ存在にすぎないと。 結社に入った理由を問う男に、少女は答えた。 大切な人たちを失ったとき、バルドゥスは手も差し伸べてくれなかったと。 カベッサを中心に対峙した2人は、工員見習いルカの登場により終わりを告げた。 黒髪の少女を呆然と見つめる少年。ルカが捜していた姉の姿がそこにあった。 とっさにその場を立ち去るマドラムとルティス。 目覚めた後、カベッサの無事を確認したアヴィン&マイルは、元気のないルカを置いて コルナ村へ出発した。 473英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/27 22 25 43ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(4) 雪に埋もれた村、コルナ。この村の外には精霊神ドゥルガーを祭った神殿があるという。 1週間ほど前にアイメルらしき女性が神殿を参拝したという話を聞いたアヴィン達は 訪れた神殿の奥で、一冊の魔力を秘めた古文書を発見した。 先述したラエルとエレノアのおかげで、その本がドゥルガーによる生命の秘蹟、「生命の書」 だと判明したが、覆面の男に奪われてしまう。 覆面の男を追ってギアへ戻ってきた一行が見たものは、魔獣の群れに襲われて 炎に包まれた街や工場の姿だった。 覆面の男たちは生命の書を使って魔獣を召喚していたのだ。 474英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/01/27 22 28 37ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(5) 魔獣を退治しながら工場の奥へ向かうと、覆面集団のリーダーであるボルゲイドが 工場長を脅して、自分たちオクトゥムの使徒に協力させようとしていた。 工場長の答えは否。ボルゲイドは工場の目玉、高出力の溶鉱炉の破壊を命じた。 抵抗しようとしたルカは、逆に斬りつけられてしまう。 止めを刺そうとするボルゲイドの前にアヴィンとルティスが立ちふさがった。 弟をかばいながら、無関係の者にまで巻き込まないように懇願するルティスに 邪神官ボルゲイドは残酷に告げた。 ルティスのその甘さを断ち切るため、彼女の目の前で弟を殺すように ベリアス卿(プロローグ(1)参照)から指示があったことを。 呆然と立ち尽くすルティス。 その後、マドラスの乱入により邪神官は退却した。 ルカの無事を確認した後、その場を立ち去ろうとするルティスにアヴィンは オクトゥムの使徒となった理由を問いただす。 少女は直接その問いには答えず、不完全で醜い世界を浄化して人々が幸福に暮らせる 理想郷を創ることが使徒の目的だと語った。 そして、弟を救ってくれた例として、アイメルが港町バロアで確認されたとの 情報を教え、去っていった。 145英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/08 21 35 31ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(6) 港町バロアで兄妹はついに再開を果たした。 互いの存在を確かめ合うようにしっかりと抱き合うアヴィンとアイメル。 アイメルはバロアの領主、コンロッド男爵の邸宅に身を寄せていた。 15歳の誕生日を迎える少し前から旅に出るよう心に語りかけてきた声に従って修道院を 出たアイメルは、その声に導かれて来た氷の神殿で精霊神ドゥルガーと邂逅したという。 ドゥルガーは彼女を娘と呼び、「胸の奥に眠る想いと情熱があなたを運命から解き放つ」 と言って、バルドゥスの胴「神宝クエルポ」をくれたのだ、と妹は兄に語った。 本当はアヴィンに会うつもりは無かった、自分の運命にお兄ちゃんを巻き込みたくない、 と思いの丈をうちあけるアイメル。そんな妹に兄は言った。 「守ってやるよ。お前をその運命ってやつから。きっと、それが俺の運命だと思うからさ」 途中、アイメルがさらわれる事件が発生。 コンロッドや同じくバロアで知り合った船乗りトーマスと、 彼が操るエル・フィルディン最速の船プラネトス号の活躍により無事解決した。 146英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/08 21 37 42ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(7) コンロッド男爵のはからいで王軍の獣車を用意してもらった一行は、聖都ヴァルクドへ 向かう街道の途上にあった。 旅の終着駅を目前にして、アヴィンはマイルに感謝の気持ちを伝えていた。 それに照れながらマイルは、この鈴のおかげかもしれない、と父にもらった「護りの鈴」 大切な人を守ってくれるという鈴、を鳴らしながら答えた。 和気藹々の獣車の前にルティスが飛び出してきた。 鉄鋼の街ギアでの一件から、オクトゥムの使徒としての自分に迷いを感じていたルティス。 彼女は警告した。この先に待ち伏せがいるので急いで引き返すようにと。 その直後、後ろから別の使徒が迫ってきた。 仕方なく聖都まで全速で駆け抜けようとしたアヴィン達だったが 獣車は破壊され、3人は外へ放り出されてしまう。 気を失った彼らの前に、オクトゥムの使徒のリーダー、8年前、聖地を陥落させ 兄妹を引き裂いた張本人であるベリアス卿が配下と共に姿を現した。 147英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/08 21 39 50ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(8) ドゥルガーの娘、アイメルを連れて行こうとするベリアス卿とその部下。 弟を殺すよう指示をしたのが卿に間違いないと知ったルティスは、 絶望した末、使徒たちに切りかかり、アヴィンをかばって倒れた。 目を覚まし、応戦していたアヴィンも、直後に魔法を受けて倒れてしまった。 ベリアス卿は気絶しているルティスに向かって言った。 お前の魂の輝きは知っている。今は迷うがいいだろう。いずれ自分の下に戻ってくる、と。 アイメルに近づく卿の前に立ち塞がったのは、マイルだった。 ルティス同様、優れた魂の輝きを感じさせる青年の登場に思わず感心するベリアス卿。 「父さんと・・・約束したんだ・・・大切な人たちを・・・命がけで守るって・・・ やっと会えた兄妹なんだ・・・あなたたちの・・・好きなようにはさせない・・・!」 傷ついた体でアイメルを守ろうとしたが、ベリアス卿の魔法の直撃を受けてしまう。 血だらけで倒れこむマイルを見て卿はつぶやいた。「あれではもう助からぬ」 異変を感じて聖都から駆けつけた賢者ガウェインと僧兵がみたものは、気絶している アヴィンとルティス、そして血まみれの鈴だけだった(2つの神宝も無事) 168英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/09 20 42 51ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(9) 聖都ヴァルクド、大聖堂の一室で目を覚ましたアヴィンは、最高導師クロワールと ガウェインから、事の顛末を聞かされた。 「形見」と差し出された護りの鈴を見て激昂するアヴィン。 亡骸はなかったが現場に残された出血量ではおそらく、とガウェイン言葉を濁した。 妹の誘拐と親友の死という現実を突きつけられたアヴィンに出来たことは 力なく崩れ落ちることのみだった。 ベッドに寝かされていたルティスと面会したアヴィン。 弟ルカのところにもいけず、ベリアス卿の下にも戻れず、生きてる理由なんてもうない、 と語るルティスをアヴィンは叱り付けた後、言った。 アイメルを取り戻し、マイルの復讐をやらなくてはならないと。 オクトゥムの使徒の本拠地に乗り込むことを決意したアヴィン。 そんな彼の前にガウェインの元弟子、マドラムが再び現れた。 アヴィンの妹がドゥルガーの娘であり、オクトゥムの使徒にさらわれたことを知った マドラムは彼を大聖堂から連れ出し、本拠地の場所を教えた。 奪われた聖地カテドラール。 オクトゥムの使徒の本拠地は皮肉にも8年前兄妹が暮らしていた場所だった。 なんの目的で自分を連れ出したのかと尋ねるアヴィンに、マドラムは 同じドゥルガーの娘の娘に関わった者のよしみだ、と答えて去っていった。 169英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/09 20 44 38ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(10) カテドラールは闇の結界に守られており、アヴィンは中に入ることが出来なかった。 しかも、邪神官ボルゲイドの襲撃を受けてしまう。 後をつけていたルティスが身を挺して彼をかばったおかげで一命を取り留めたアヴィンは 急ぎ駆けつけたガウェインによって、傷ついたルティスと共に聖都に引き戻された。 再び戻ってきた大聖堂で今後の指針を話し合うアヴィン、ガウェインとクロワール。 結界を破るため、全部で6つある神宝を集めてバルドゥスの力を借りることにした アヴィン達は、その手がかりを得るため、不思議な光景が見えるという古代文明の遺跡、 真実の島に向かうことになった。 171英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/09 20 45 59ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(11) 真実の島近くの町まで来たアヴィンとガウェイン。そこに大聖堂で静養していたはずの ルティスが姿を見せ、自らの過去を語り始めた。 5年前、魔獣に襲われて両親が亡くなった後、弟ルカと各地を放浪しながら 惨めな生活をしていた彼女は、次第に自分たちを救ってくれなかった光の神を 憎むようになっていった。 その頃にベリアス卿と出会い、不完全な世界を改革して哀しい思いをしなくてすむ 新たな世界を造る、という彼らの教えに心酔して、オクトゥムの使徒に身を投じた のだという。すべては理想のために。 しかし結局、彼女は教えに踊らされた操り人形でしかなかった。 アヴィンをかばって死ぬつもりがそれも叶わなかったので、旅に出て正しい道を 見つけたい、と語り終えたルティスはアヴィンから思わぬ申し出を受けた。 「俺と一緒に来ないか?」 道に迷ったもの同士、助け合えるんじゃないか、と続けたアヴィンを見て、最初は 戸惑っていたルティスもついに承諾した。 172英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/09 20 47 15ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(12) 真実の島にある遺跡の内部では、ローブ姿の男がなにやら調べ物をしていた。 ミッシェル・ド・ラップ・ヘブン(28歳)と名乗った男の協力を得て映し出された 映像から、残り4つの神宝の在り処を突き止めることが出来た。 そして、神宝に囲まれて白銀の光に輝く一振りの剣の姿も。 気が付くとミッシェルの姿は無かった。 彼の、まるでエル・フィルディンの生まれではないかのような口ぶりを思い出して 訝る一行だったが、クロワールへの報告のため聖都に戻ることにした。 <真実の島についての補足>(面倒な人はスルー) 二神が眠りに付いた後に地上を支配していた「青の民」の遺跡。 かなり高度な魔法文明を築いていたが、この物語の937年前にある理由によって 大地は三分され、青の民は歴史から姿を消した。 彼らの遺跡はエル・フィルディンだけではなく、他の2つの大陸でもいくつか 発見されていて、ガガーブ三部作を通じて登場してくることになる。 217英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 05 27ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(1) 真実の島で見た映像から、残りの神宝は四精霊の祠に隠されていること、神宝の力を 宿す刀身が必要なことがわかった。 ガウェインは剣を作るため鉄鋼の街ギアに、アヴィンとルティスは神宝集めに出発した。 再び大陸中を巡ることになった2人。 徐々に明るさを取り戻していくルティスとアヴィンとの間には新たな絆が生まれた。 四精霊はオクトゥムの使徒と、彼らが持つ生命の書の力により敵となって襲い掛かって きたが、かつての仲間や女剣士ルキアスの協力を得て4つ全てを集めることが出来た。 神の力を宿すにふさわしい、レアメタルソードも無事完成。 6つの神宝の光がひとつになり、バルドゥス教会の伝承から「神剣エリュシオン」 と名づけられた剣を手にしたアヴィン達は、全てに終止符を打つため、 アイメルのいる禁断の地、カテドラールへ向かった。 218英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 07 24ID FeZE5gxG 第三部のあらすじは上の通りなんですが、いくつか重要なエピソードがあるので 以下ではそちらの補完をしていきます。ついでに補足も書いておきます。 <精霊と神宝についての補足>(面倒な人はスルー) 精霊神ドゥルガー(始まりの精霊) → 逞しき神の胴クエルポ 麗しき水のスコティア → 俊敏なる神の右足デレピエ 優しき風のイドゥン → 雄雄しき神の右腕デレブラ 豊穣たる地のネフティス → 大地を耕し人を育みし神の左腕イスブラ 猛き炎のザール → 音立てぬ神の左足イスピエ そして教会に伝わる、無限なる叡智を秘めたる神の頭カベッサ 精霊は光と闇の相克では中立を保ち、大地を造ったとされる。 ドゥルガーは生命の母であり、死を司る神でもある。四精霊はドゥルガーの眷属。 光は闇を封じたが、元々表裏一体のためにバルドゥスの体も6つに砕けてしまう。 その際に、中立の立場だったドゥルガーに自らの体(神宝)を託した。 219英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 08 58ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(2)~ルティスとルカ、姉弟の再会~ 鉄鋼の街ギアに着いたルティス達は、レアメタルソード作りを手伝うことになった。 アヴィンは工員として働いているルカに会うよう勧めるが、中途半端な今の自分では弟に 会えないと頑なに拒否されてしまう。 そこにオクトゥムの使徒が襲来してきた。ギアの動きを嗅ぎつけて妨害をしにきたようだ。 ルカが鉱山に閉じ込められたと聞かされて取り乱すもののアヴィンに諭され、 結果、無事に弟を救出することが出来た。 たったひとりの家族との3年越しの再会。 泣きじゃくる弟を抱きしめながら、ずっと会いたかった、とこれまでの想いを姉は やっと口にすることができた。 残りの神宝を探すためギア出発したアヴィンの傍らには、ルティスがいた。 弟のそばにいてやらなくていいのか、尋ねるアヴィンに、彼女は次のように答えた。 自分にもまだ残っていた、大切なものを守るためにあなたの旅についていく。 「そう思う気持ちだけは、本当だと思えるから」 220英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 10 51ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(3)~銀髪の青年~ 神宝を求める旅をしていくなかで、使徒たちを率いる銀髪の青年の情報が 度々耳に入ってきた。 相当の使い手らしいことまでしか分かっていなかったが、その正体は 意外な形で明らかになった。 銀髪の青年は、なんと死んだと思われていた親友のマイルだった。 遺体が見つからなかったことから一縷の望みを抱いていたアヴィンだったが、 2人の再会は喜びと感動、というわけにはいかなかった。 彼は外観(金髪→銀髪)だけではなく、内面も大きく変わってしまっていた。 アヴィンにオクトゥムの教えを説き、自分たちの側へ来ないかと誘うマイルに、 困惑を隠すことが出来なかった。 このマイルはマイルではない、と確信したアヴィン。 その後のやり取りから、ベリアス卿がマイルの体を操っていることが判明。 ルティスや同行していた仲間の救援によって、マイルは退却した。 計画の最終段階を迎えているためカテドラールから動けない卿の代理人、 それが今のマイルの姿だったが、アヴィンは彼が生きていたということを 嬉しく感じていた。 「アイメルもマイルも俺の大切な家族だ。2人とも絶対に助けてみせるさ」 221英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 12 33ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(4)~異国の大魔法使い~ 幾多の困難の末に5つの神宝を集めたアヴィン、ルティス、ガウェインの一行は、 最後の1つを目指して南の孤島、カナピアに向かうことにした。 船乗りトーマスとプラネトス号(第二部(6)参照)の協力を得て海に乗り出しは したのだが、周囲の地脈の乱れによる荒波のため、島に近づくことは出来なかった。 引き返す途中、真実の島で出会ったミッシェル(第二部(12)参照)と再会する。 相変わらずの奇妙な物言いや、聞きなれないアクセントなどを追求されて、ついに 彼は自らの素性を明かした。 ガガーブの彼方にある、もう一つの世界「ティラスイール」からやってきた、と。 ガガーブを踏破した最初の人間を目の前にして驚きを隠せない4人。 転位魔法で大陸間を飛び越えるという常人ならざる方法でエル・フィルディンに やってきた彼の目的は、この地で邪悪な波動を感じ取ったから、とのことだった。 その正体を確かめるべく、真実の島の遺跡を調査していたところで アヴィン達と出会ったのだという。 以来、エル・フィルディン各地をまわって、闇の使徒の動きや、アヴィン達の目的を 知った彼は、これは人間全ての問題だ、と言って、一行に協力を申し出た。 そのミッシェルの力添えもあって、カナピア上陸を無事成功させることができた。 223英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/12 01 15 54ID FeZE5gxG 次回も引き続き第三部の補完です 旧版とは、場面こそ同じですがだいぶ違った展開になってます <ティラスイールについての補足>(面倒な人はスルー) 英雄伝説Ⅲ~白き魔女~ の舞台。 位置的にはエル・フィルディンの東方にある大陸で8つの国に分かれている。 白魔法や黒魔法、精霊魔法と魔法体系がしっかりあるエル・フィルディンとは違い、 ティラスイールではほとんどの人は魔法を知らなかった。 (なんでミッシェルだけ反則気味に強い魔法の使い手になったかは今ひとつ謎) IVの時代から約25年後に、ミッシェルによってカンド、チャッペルという 2系統の魔法が広まった。 先人たちの想いを引き継ぐことになった一組の少年少女のお話は、この物語から 55年後になる。 258英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/13 19 42 08ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(5)~カナピア、15年前の悲劇(前編)~ ドゥルガーの娘。神の声を聞くことが出来る巫女。 彼女たちは血筋とは無関係に選ばれ、あらゆる時代に存在する。 アイメルが生まれる前、運命を背負っていたのはドミニクという女性だった。 南国の小さな島、カナピアで生まれ育ったドミニクにはマドラムという幼なじみの 男の子がいた。 2人は共にバルドゥス教会に入信し、ドミニクは修道女、マドラムは賢者ガウェインの 元で僧兵として修行を積んでいた。 いつまでも続くと思われた平穏な日々は、15年前、ドミニクが20歳のときに ドゥルガーの声を聞いてしまったことで唐突に終わりを告げた。 その頃は、教会脱退したベリアス卿がオクトゥムの使徒内部で頭角を現し、彼らの 活動が活発化していた時期であった。 教会はドミニクの身の安全を守るため、しばらく彼女を生まれ故郷のカナピアに 隠れさせることを決め、護衛としてマドラムをつけることにした。 259英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/13 19 43 39ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(6)~カナピア、15年前の悲劇(後編)~ しかし、情報は敵に筒抜けだった。闇の使徒たちはカナピアを急襲。 多勢に無勢の2人は時間稼ぎをして教会の救援を待つことにしたが、 当時その地域一帯の教区長だったアバリス(第二部(2)参照)に救援要請を 無視されたことで孤立無援となってしまった。 ガウェインと僧兵たちが駆けつけたとき、マドラムはドミニクの亡骸を抱えて うずくまっていた。 自分が狙われていることを自覚したドミニクが、マドラムを庇い、半ば自ら 死を選んだ後だった。 マドラムは姿をくらまし、以後、彼は血塗られた修羅の道を歩むことになった。 光と闇の争いに巻き込まれて命を落とした女性を想い続けながら。 15年前の自分と同じ運命を負った青年と出会うまでは。 彼は青年に問いかけた。なぜバルドゥスの力を求めるのか。 「人はこれ以上、神という運命に縛られるべきではない」 彼はその答えを、かつての悲劇の舞台であり、最後の神宝の在り処でもある島、 カナピアで受け取ることになる。 260英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/13 19 46 00ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(7)~赤毛の修羅(前編)~ カナピアに到着したアヴィン、ルティス、ミッシェルは、ガウェインの案内で ドミニクのお墓参りをすることになった。 降りしきる雨の中、彼女が好きだった白百合の花を供えたガウェイン。 マドラムを修羅の道から日のあたる暖かい場所に導いてやってほしい、と祈りを捧げる 師匠の前に、元弟子が姿を現した。 赤毛の修羅はアヴィンに言った。答えを聞かせてもらおう。 アヴィンは答えた。光を信じているわけでも、闇を憎んでいるわけでもない。 「俺はただアイメルとマイルを助けるために神宝を集める旅をしている。 それが・・・俺とあいつらの絆だから!」 人と人との絆など神々という運命の前には弱くはかないものだ。 そう言いながらマドラムは剣を抜き、神宝を賭けての勝負を挑んだ。 ドゥルガーの娘に深く関わった者同士の決闘。 運命を越えてまで、絆を守る力があるか否か。 神宝に込められた仲間たちの想いが、アヴィンに勇気と力を与える。 しかし、勝負はマドラスの勝ちで終わった。 「あるいは、お前なら・・・俺の修羅を断ち切ってくれると思ったのだが」 ドミニクのような人を2度と出さないために、神という運命を断ち切ろうと 15年間を生きてきたマドラム。 手傷を負いながらも5つの神宝を奪った彼は、最後のひとつを手に入れ、 すべてを砕いて終わりにするために、精霊の祠へ向かった。 261英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/13 19 48 20ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(8)~赤毛の修羅(後編)~ 祠の内部でマドラムは、精霊を邪気に染めようと企む邪神官ボルゲイドと対峙した。 戦いの最中、邪神官はマドラムに残酷な告白をした。 15年前、捕らえるはずだったドミニクを殺してしまったのは自分だ、と。 後を追って祠にたどり着いたアヴィン達は、マドラムが倒れているのを発見した。 怒りに我を忘れた彼は、その隙を突かれてしまったのだ。 マドラムは奪った神宝をアヴィンに返し、ボルゲイドを止めるよう頼みながら 意識を失った。 アヴィン達を前にして、ボルゲイドはベリアス卿の計画を明かした。 ドゥルガーの娘の力を使って冥府の門を開き、オクトゥムを目覚めさせること。 カテドラールの地下にて門は既に開き、闇の神は目覚めつつあるという。 オクトゥムの力が流れ込むことで強大な力を得たボルゲイドの攻撃に苦戦する一行。 そこに手負いのマドラムが登場した。 彼は最後の力を振り絞って邪神官にしがみつき、彼もろとも自爆して刺し違えた。 「アヴィンよ・・・まだまだ青いが・・・お前には見込みがある。 俺の想いも・・・お前に託させてもらうぞ」 マドラムの死を悲しみながらも、彼の想いを無駄にしないために、アヴィン達は 精霊の待つ祭壇へと進んだ。 489英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 50 25ID te7biask 第四部:朱紅い雫(0) ~約20年前~ バルドゥス教会の神官であり、未来の最高導師として期待されていた若き日の ベリアス卿は、真実の島である啓示を受けた。 今から何十年か後に、この世界を消し去るほどの災厄が起きる。 千年前、ある事故により大地が引き裂かれ、ガガーブが誕生したときのような、 いや、それ以上の大惨事が。 その日を境に彼は教会を脱退し、オクトゥムの使徒へと転身を遂げた。 闇の神の力を持って来るべき大災厄を防ぐ、その目的のためだけに。 オクトゥム復活に必要なものは全部で3つ。 鍵となるドゥルガーの娘、生命の書、そして神が封印された地、カテドラール。 20年の歳月の末に全てを揃えた今、彼の計画は最終段階を迎えつつあった。 490英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 52 07ID te7biask 第四部:朱紅い雫(1) ~バルドゥス教典の一節~ 砕けしバルドゥスの欠片、鋼よりも硬く、羽根より軽き刀身に宿りて 大いなる闇をうちはらう一条の光明とならん その名、神剣エリュシオンという かの剣を手にする者、妙なる輝きをもって 永きにわたる光と闇の相克に終止符を打てり 人、大いなる巣立ちの季節を迎えん 神剣エリュシオンの力で結界を破り、カテドラールへ進入した アヴィン、ルティス、ガウェイン、ミッシェルの4人。 地下にいるアイメルを目指す一行の前に、ベリアス卿が現れた。 ルティスはベリアス卿に言った。 あなたを尊敬し、感謝している。しかし、自分は進むべき道を見つけた。 汚くて不完全であっても大切な人々の住む、暖かい世界で生きたい、と。 彼女の覚悟を聞き、それを認めた卿は、さらに地下深く去っていった。 後を追いかけようとする4人に、操られたマイルが立ち塞がった。 彼を呪縛から解き放とうとするアヴィンは、何度も攻撃を受けながら 必死に近づいていく。そして・・・ アヴィンの覚悟と、護りの鈴の音色が親友を正気に導いた。 491英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 53 55ID te7biask 第四部:朱紅い雫(2) 自分を取り戻したマイルが先導役を買って、地下を降りていくアヴィン達。 途中、幾度と無く闇の使徒達の妨害を受けるが、かつての仲間たちや、 殿を引き受けたミッシェルの活躍で、ついに最下層へたどり着いた。 そこには、魔方陣の上に倒れているアイメルと儀式を行うベリアス卿の姿があった。 オクトゥム復活を目の前にし、真の目的を語るベリアス卿。 世界を襲う災厄の存在に一行は驚愕したが、だからといって 多大な犠牲を払うであろう闇の神の復活を、彼らは容認できなかった。 人は不完全な存在だ、と言い放つ卿に対して、人の強さを信じる、としたアヴィン達。 もはや言葉は無用。 理想のため、人の身すらも捨て襲い掛かるベリアス卿を、彼らは打ち倒した。 しかし、あと一歩、間に合わなかった。 破壊と再生の神オクトゥムは、アイメルを取り込むことで現世によみがえった。 妹を返してほしいと迫るアヴィンに神は告げた。 (世界を創り替える)闇の原理に則り、それ以外の目的で動くことはできない。 取り戻したいのであれば破壊するしかない。 光と闇の争いには興味がない。けど、アイメルが戻ってくるなら。 その想いを胸に、アヴィンは神剣を手に取り、神と戦う決意をした。 492英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 55 38ID te7biask 第四部:朱紅い雫(3) 「これが人の魂の輝きか・・・どうやら巣立ちの季節が訪れたようだ・・・」 激闘の末にオクトゥムは消滅。アイメルを取り戻して喜び合うアヴィン達。 そこに姿を現したのは瀕死のベリアス卿だった。 世界の命綱を切ってしまったと非難する卿に、可能性に賭けて他の道を探す 決心を述べるアヴィン。 「後悔だけはすまい・・・」そう語る卿はどこか羨ましそうにアヴィンを見ていた。 オクトゥムが消えたことで、その身を捧げていたベリアス卿の肉体は消滅した。 そして、闇の力でかりそめの命を与えられていたに過ぎないマイルの体も・・・ マイルは全てを知り、受け入れた上で最後の戦いに臨んでいた。 「それでも・・・僕はアヴィンの力になりたかった。それが僕の望みだったから」 これから君には幸せが待っている。そうアヴィンに言った後、彼の体は、消えた。 493英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 57 52ID te7biask 第四部:朱紅い雫(4) 残された護りの鈴の前で膝を突き、号泣するアヴィン。 そのとき、神剣エリュシオンが光を放ちながら宙に浮かびあがった。 バルドゥスの声が、意思が、神剣を通じてアヴィン達に聞こえてくる。 人の魂の輝き、想いの強さをアヴィン達の旅から知ったバルドゥス。 (世界を保ち続ける)光の原理に則り、それ以外の目的で動くことはできないが、 マイルを蘇らせて欲しいと願う一行へのせめてもの礼として、冥府門を開き、 彼を連れ戻す最後の機会を与えた。 失敗すれば命はないことを承知で飛び込んだアヴィン。 暗闇の中を落ち続けていくうちに、2人の絆のあかしを思い出した彼は、 護りの鈴の導きで、ついにマイルを見つけることができた。 「俺をだましていた罪は重いぞ。帰ったら、一発殴らせてもらうからな」 「君ってやつは・・・短気で・・・無茶で・・・強引で・・・」 2人の帰りを待ちわびる仲間たちの声を聞きながら、アヴィンとマイルは生還した。 494英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 20 59 48ID te7biask 第四部:朱紅い雫(5) 2人の無事を喜ぶ一行だったが、いつの間にかエリュシオンから神気が無くなっていた。 不思議に思う彼らの前に、アイメルを通じて精霊神ドゥルガーが出現した。 精霊神からバルドゥスとオクトゥムが旅立ったと聞いて、彼らは驚きを隠せなかった。 光と闇は表裏一体。もとは1つの存在であり、2つにわかれて争っていたのは 人が神を必要としていたからだ、と語るドゥルガー。 人は1人では生きていけず、かといって自分たちだけで連帯することもできない。 光と闇という、わかいやすい器があってはじめて集団となり生きていくことができた。 その代償として互いに争うことになろうとも。 光と闇が去り、自分も果てのない眠りにつくことになるが、 神々の時代が終わったいまこそ、人は自分の足で大地に立たなければならない。 そう言った後、ドゥルガーはこう続けた。 「朱紅い雫を輝かせるとき、人はもはや、無力な存在ではないのだから」 人の情熱と想い。胸の奥で輝く、朱紅い雫。 ひとつひとつは小さくても、響き合えば、運命を揺り動かすほど強く、大きくなる。 495英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 21 01 02ID te7biask 第四部:朱紅い雫(6) 聖都ヴァルクドに戻ってきた一行はこれからの方針を話し合った後、解散した。 ルティスも弟ルカのところへ帰るのだと思っていたアヴィンだったが・・・ 「私の旅は、まだ終わっていないから」 出立の前の日、ルティスはアヴィンにこれからの予定を話した。 ベリアス卿の死を信じず、いまだ抵抗を続けている使徒たちを説得するために 旅を続けるという。 闇を抱えながら光を掴めた自分にしかできないことだと彼女は言った。 アヴィンは自分の気持ちを言葉に出そうとするが、ルティスに遮られてしまった。 その先を聞いてしまったら、私はきっとあなたに頼ってしまうから。 「だったら・・・待つとするさ」 やるべきことを終えたら自分のところに来て欲しい。続きの言葉はそのときに言う。 ルティスはアヴィンの手を握りしめて、あなたの所に必ず帰ってくる、と答えた。 496英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 21 02 27ID te7biask エピローグ アヴィンはミッシェルと別れる際に、エリュシオンを彼に託した。 この剣はエル・フィルディンには必要ない。 別の大地で、必要としている人間に渡して欲しい、という言葉とともに。 それから季節は巡り、しばらくの時が流れた。 教会によって発表された神々の時代の終わりと、人の時代の始まり。 その衝撃から人々は徐々に立ち直りつつあった、そのころ・・・ 妹や親友と共に暮らしていたアヴィン。 薪割りの仕事を終えて戻る途中、背中から懐かしい声が聞こえてくる。 「おかえり、ルティス」「ただいま・・・アヴィン・・・!」 497英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 21 04 26ID te7biask ラストシーン 長年の夢だった船でのガガーブ踏破に挑もうとする船乗りトーマスと、 ベリアス卿が見た災厄の正体を確かめるべく、第三の大陸に渡ろうと考えていた ミッシェルは、互いに協力してガガーブの調査を行っていた。 プラネトス号の甲板上で、ガガーブ越えに必要な新型エンジンについて話し合っていた 2人の話題は、いつの間にか、アヴィンから託された神剣に移っていた。 古代語で「神々の楽園」を意味する神剣エリュシオン。 神々が消えた時代には似つかわしくない、ということで、 新しい時代にふさわしい新たな名前をつけることに。 考えた末にミッシェルは言った。「エスペランサー」というのはどうか。 トーマスに意味を尋ねられた彼は、こう答えた。 「『希望を拓くもの』という意味です」 ~完~ 498英雄伝説IV~朱紅い雫~sage05/02/24 21 07 45ID te7biask だいぶ遅れてしまいましたがこれで完結です ラストの場面はある意味5のプロローグといった感じです エスペランサーのその後は、3を引き受けた方が詳しく書いています
https://w.atwiki.jp/seadra-library/pages/22.html
1 2 3 第6話 緑の魔術師と人喰いキュウリ← →第8話 地獄のラーメン対決
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/324.html
《紅い悪魔 レミリア・スカーレット》 効果モンスター 星8/闇属性/悪魔族/攻3600/守500 フィールド上に《紅魔館》が存在している場合、このカードの召喚に必要な生け贄を1体減らす事ができる。 このカードの攻撃力は、互いのフィールド上と墓地に存在する水属性・光属性モンスター1体につき 300ポイントダウンする。 このカードが破壊され墓地に送られた時、自分のデッキから《紅魔の蝙蝠》を自分フィールド上に可能な限り特殊召喚する。
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/2991.html
【ゲーム】零~紅い蝶~ 【作者名】マゴ策 【完成度】更新中(11/2/25~11/5/23) 【動画数】7 【part1へのリンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm13705539 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/24046095 【備考】 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 以下発掘スレの000から引用 (08/12/10のレビュー) (現時点でのレビューはありません)
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/59.html
英雄伝説IV 朱紅い雫 11-371~375・419~424・470~474、 12-145~147・168~169・171~172・217~221・223・258~261・489~498 371 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/21 21 10 32ID 4GzSOG2S プロローグ(0) ガガーブと呼ばれる大断層により三分された大地。 その分かれた世界の1つ、神々の眠る地「エル・フィルディン」では 2つの勢力が争いを続けていた。 光の神バルドゥスを奉じる「バルドゥス教会」 闇の神オクトゥムを崇める「オクトゥムの使徒」 遥かな昔からの争いの果てに二神は眠りについていたが、 人は未だ巣立ちを迎えることなく神々という名の運命に囚われていた。 372 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/21 21 13 32ID 4GzSOG2S プロローグ(1) <物語開始から8年前> バルドゥス教会の聖地カテドラールにいる孤児たちの中に仲の良い1組の兄妹がいた。 「アヴィン(9歳)」と「アイメル(7歳)」 2人は最高導師エスペリウスのもとに引き取られて以来、平和な日々を送っていた。 そんなある日、聖地は謎の集団の襲撃を受けた。 集団のリーダーは、元バルドゥス教会神官のベリアス卿(4、50代?)。 卿の圧倒的な力の前にカテドラールは脆くも陥落した。 集団の狙いはアイメルであった。 エスペリウスの身を犠牲にした抵抗や、力の賢者ガウェイン(53歳)の加勢によって からくもその場から脱出するものの、混乱のなか兄妹は離れ離れになってしまう。 373 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/21 21 17 28ID 4GzSOG2S プロローグ(2) アヴィンはガウェインに連れられ、慈悲の賢者レミュラスのもとに預けられた。 アイメルは例の集団から逃げおおせたものの、その行方は誰も知らないという。 妹との離別のショックから立ち直れず当初は塞ぎこんでいたアヴィンだったが、 レミュラスの暖かさと、近くの村に住む少年マイル(10歳)との友情により 次第に明るさを取り戻していった。 穏やかで満ち足りた日々。しかし、兄の心の奥には常に消えることのない想いが・・・ そして8年の月日が流れた。 374 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/21 21 19 25ID 4GzSOG2S プロローグ(3) アヴィン17歳の春 賢者レミュラスは自分の死期を悟り、枕元にアヴィンを呼び寄せた。 妹を探す決心をしていたアヴィンに慈悲の賢者は次のことを語った。 アイメルのある理由により闇の勢力に狙われていること。 彼女の安全のためにその行方は極秘とされ、レミュラスにも判らないこと。 そして、妹を探し守るためには力と知恵と優しさが必要であるといい、 そのために知恵の賢者ディナーケンを訪ねるよう助言をした。 最後にバルドゥスの頭と呼ばれる「神宝カベッサ」をアヴィンに託し、 ディナーケンに届けるよう依頼した後に、親代わりを8年間勤めた好々爺は 息を引き取った。 レミュラスの墓前で1人語りかけるアヴィン。 「じいさん・・・それじゃ、俺、行ってくるよ」 375 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/21 21 21 46ID 4GzSOG2S 補足 世界観などについていくつか補足をします。面倒な人はスルー。 <神々について> バルドゥスは世界の維持を原理としてうごくもの オクトゥムは破壊と再生により世界を創りかえるもの 別に善と悪ではないという使い古された設定。 <2つの勢力について> バルドゥス教会はドラクエの教会のようにエル・フィルディン全域で普及している。 一方、オクトゥムの使徒は一種の秘密結社。なので一般人にはほとんど知られてはいない。 基本的には使徒が教会などに対して、いろいろと陰謀をめぐらせているという図式。 <3つに分かれた世界について> この話はガガーブ三部作(英雄伝説3~5)の時代的には最初のエピソード。 ストーリーは1作ずつ完結するが、登場人物やアイテムの一部が 後のエピソードに引き継がれていく。 というわけで、他の大陸に行くなんてことはないし、 ガガーブ誕生の謎も4では謎のままです(匂わせる箇所はあるけど)。 あくまでエル・フィルディン内部での話がメイン。 419 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 30 37ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(1) 8年間親友であり続けたマイルと共に妹さがしの旅を始めたアヴィン。 出発の際、マイルは父親から餞別に「護りの鈴」を受け取った。 何があっても仲間を大切にするように、と。 途中、エル・フィルディン王都に立ち寄った2人はこれからの旅をスムーズに進めるため自警団や便利屋として活躍する組織、冒険者ギルドで冒険者の認定を受けることにした。 認定試験をクリアし、晴れて冒険者となったアヴィンとマイル。 賢者ディナーケンの館を目指しながら、冒険者としての仕事も忘れてはいなかった。 旅の途上、とある村を占領した盗賊団の事件を、試験の際に知り合った同業者マーティーや、王国のお転婆王女ミューズと共に解決した。 盗賊団の首領は逃亡、彼らの目的が「生命の書」という魔道書であること以外は謎に包まれたままだった。 420 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 33 29ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(2) ミューズたちと別れたアヴィン一行は、深い森の奥にあるディナーケンの住居に たどり着いた。 カベッサを受け取った知恵の賢者は、妹アイメルの行方を尋ねるアヴィンに、 自分もそれを知らされていないことを告げた。 しかし、何故アイメルが狙われているのかは知っている、とも。 「彼女は「ドゥルガーの娘」と呼ばれる存在なのだ」 精霊神ドゥルガー。四精霊を統べ、生と死を司る冥府の番人。 「ドゥルガーの娘」は精霊神の代理として奇跡を起こすようさだめられた者である、 と説明したディナーケンは、これ以上のことは教えられないと言い放った。 過酷な運命の元にあるアイメルを闇の勢力から守るには、普通の人間に過ぎない アヴィンでは無理だと結論づけたのだった。 421 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 35 34ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(3) 賢者の言葉に心構えの足りなさを自覚したアヴィン達は、一旦王都に引き返すことにした。 だがその帰り道、突如現れた黒髪の少女ルティス(16歳)とその部下の襲撃を受けた 彼らは、少女の魔法によってなすすべも無く気絶させられてしまった。 近くの村人に助けられたアヴィンとマイルは、あの奇妙な2人組の狙いが 神宝カベッサであると見当をつけ急ぎ賢者の館へ引き返すことに。 間一髪間に合ったマイル達。 魔法対策も万全の2人に少女はあえて実力行使を行わず、不満げな部下ともども退却。 彼女は自分たちのことを「オクトゥムの使徒」と名乗っていた。 全てを話す決心をつきかねているディナーケンにアヴィンははっきりと答えた。 幼い頃の妹が、育ての親のレミュラスが自分を信じてくれたように、 そして自分を助けてくれる友の信頼に応えるために、自分の可能性を信じてやりたいと。 422 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 37 53ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(4) 知恵の賢者ディナーケンは神話にまで遡って話はじめた。 相反しながら不可分の存在だったバルドゥスとオクトゥムの争い。 光は闇を封印したが、その結果バルドゥスも力尽き、その神体は6つに分かれ ドゥルガーに預けられた。 こうして神々の時代は終わり、人間の時代が始まるかに見えたが・・・ 人間は自立するほどの強さを持ち合わせておらず、2つの宗教をつくりそれにすがった。 それがバルドゥス教会とオクトゥムの使徒。 世界の破壊と再生を望む闇のオクトゥムと同じくその使徒たちもまた、 教会と王国によって統治された今の社会を破壊し、新しい秩序による理想郷を 築こうとしているという。 そして、おそらくはその目的のために永い間ドゥルガーの娘を探しているのだと。 423 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 41 20ID yvtqTSLr 第一部:王都の冒険者(5) アイメルとの再会を望むことは、彼女を運命から、光と闇の争いから守ることでもある。 覚悟を決めたアヴィンに賢者は進むべき道を指し示した。 妹を捜し出せたら教会の聖都ヴァルクドに向かい、現最高導師クロワールを頼ること。 そして、隠し場所を知られてしまった神宝を守るため、聖都に届けてほしいと。 新たな決意を胸に2人は旅を再開した。 親友を巻き込んだことを後悔しているアヴィンにマイルは言った。 「アヴィンの背中は僕が守るよ」 424 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/24 20 44 16ID yvtqTSLr 第一部終了。思ったよりだいぶ長くなってしまいました ストーリーを知ってる人は疑問に思ったでしょうが今回から登場するはずのシャノン (マイルに一目ぼれする少女)は、キャラを短くまとめる自信がないのでカットします 出番は多いキャラなのですが・・・ご容赦を ちなみに、年齢が付いているのをメインキャラ扱いにしています 470 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/27 22 19 28ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(1) アイメルの手がかりを求めて旅を続けるアヴィン、マイルの2人組。 その途中で様々な事件、人物と巡り合った。 「迅雷」の二つ名を持つ剣豪であり冒険者、ダグラス。 森の一軒屋に住み、自然と動物を愛する少女アルチェム。 魔法大学の天才少年ラエルとその教師エレノア。 3年前に離れ離れになった姉を捜している工員見習いの少年ルカ。 そして、聖地カテドラールで兄妹の面倒を見ていた女神官オレシアとの偶然の再会。 オレシアは8年前の聖地陥落のさいアイメルと共に修道院に身を寄せて、 今は修道院長となっていた。 彼女から妹の消息を聞けて大喜びするアヴィンだったが・・・ 修道院にアイメルの姿は無かった。 いつの頃からかドゥルガーの囁きを聞くようになったアイメルは、15歳の誕生日に 誰にも相談することなく1人で旅立ってしまったという。 気落ちするアヴィン。 しかし、兄がいつか迎えに来てくれるのがアイメルのたった一つの願いであった ことを知り、気持ちを新たにした。 471 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/27 22 21 14ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(2) 修道院ではもう一つの出会いがあった。 赤毛に青のバンダナをつけた剣の達人、マドラム(36歳) 自らを「15年前の亡霊」と名乗った男は、ドミニクという女性の仇だとして 修道院に滞在していた大神官アバリスの命を狙う。 しかし、オレシアの登場により気分が削がれたと言って去っていった。 オレシアとマドラム、そしてドミニクは昔そろって教会に入信していた。 15年前に起きたある事件によりドミニクは命を落とし、マドラムは教会を 離れることになったという。 その悲劇に大神官が一枚噛んでいたらしいことや、 力の賢者ガウェイン(プロローグ(1)参照)に師事していたことなどを オレシアは語った。 472 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/27 22 23 21ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(3) 今日も今日とて妹捜しの旅を続ける2人の冒険者は、鉄鋼の街ギアで少年ルカと再会した。 似た境遇のアヴィンとルカはお互いの近況を報告しあうが、そのなかで アイメルに似た特徴を持った女の子が北方の寒村、コルナ村に向かったことを知る。 早速出立しようとした彼らの前にオクトゥムの使徒ルティス(第一部(3)参照)が 再び現れ、アヴィン達から神宝カベッサを奪い取ろうと罠を張った。 睡眠薬で2人を眠らせたルティスだったが、後一歩のところでマドラムの妨害に会う。 バルドゥス教会の手の者かと問いかける少女に、男は「光も闇も関係ない」と答えた。 どちらも人の運命を弄ぶ存在にすぎないと。 結社に入った理由を問う男に、少女は答えた。 大切な人たちを失ったとき、バルドゥスは手も差し伸べてくれなかったと。 カベッサを中心に対峙した2人は、工員見習いルカの登場により終わりを告げた。 黒髪の少女を呆然と見つめる少年。ルカが捜していた姉の姿がそこにあった。 とっさにその場を立ち去るマドラムとルティス。 目覚めた後、カベッサの無事を確認したアヴィン&マイルは、元気のないルカを置いて コルナ村へ出発した。 473 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/27 22 25 43ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(4) 雪に埋もれた村、コルナ。この村の外には精霊神ドゥルガーを祭った神殿があるという。 1週間ほど前にアイメルらしき女性が神殿を参拝したという話を聞いたアヴィン達は 訪れた神殿の奥で、一冊の魔力を秘めた古文書を発見した。 先述したラエルとエレノアのおかげで、その本がドゥルガーによる生命の秘蹟、「生命の書」 だと判明したが、覆面の男に奪われてしまう。 覆面の男を追ってギアへ戻ってきた一行が見たものは、魔獣の群れに襲われて 炎に包まれた街や工場の姿だった。 覆面の男たちは生命の書を使って魔獣を召喚していたのだ。 474 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/01/27 22 28 37ID gCdFRyvR 第二部:遠い面影を求めて(5) 魔獣を退治しながら工場の奥へ向かうと、覆面集団のリーダーであるボルゲイドが 工場長を脅して、自分たちオクトゥムの使徒に協力させようとしていた。 工場長の答えは否。ボルゲイドは工場の目玉、高出力の溶鉱炉の破壊を命じた。 抵抗しようとしたルカは、逆に斬りつけられてしまう。 止めを刺そうとするボルゲイドの前にアヴィンとルティスが立ちふさがった。 弟をかばいながら、無関係の者にまで巻き込まないように懇願するルティスに 邪神官ボルゲイドは残酷に告げた。 ルティスのその甘さを断ち切るため、彼女の目の前で弟を殺すように ベリアス卿(プロローグ(1)参照)から指示があったことを。 呆然と立ち尽くすルティス。 その後、マドラスの乱入により邪神官は退却した。 ルカの無事を確認した後、その場を立ち去ろうとするルティスにアヴィンは オクトゥムの使徒となった理由を問いただす。 少女は直接その問いには答えず、不完全で醜い世界を浄化して人々が幸福に暮らせる 理想郷を創ることが使徒の目的だと語った。 そして、弟を救ってくれた例として、アイメルが港町バロアで確認されたとの 情報を教え、去っていった。 145 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/08 21 35 31ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(6) 港町バロアで兄妹はついに再開を果たした。 互いの存在を確かめ合うようにしっかりと抱き合うアヴィンとアイメル。 アイメルはバロアの領主、コンロッド男爵の邸宅に身を寄せていた。 15歳の誕生日を迎える少し前から旅に出るよう心に語りかけてきた声に従って修道院を 出たアイメルは、その声に導かれて来た氷の神殿で精霊神ドゥルガーと邂逅したという。 ドゥルガーは彼女を娘と呼び、「胸の奥に眠る想いと情熱があなたを運命から解き放つ」 と言って、バルドゥスの胴「神宝クエルポ」をくれたのだ、と妹は兄に語った。 本当はアヴィンに会うつもりは無かった、自分の運命にお兄ちゃんを巻き込みたくない、 と思いの丈をうちあけるアイメル。そんな妹に兄は言った。 「守ってやるよ。お前をその運命ってやつから。きっと、それが俺の運命だと思うからさ」 途中、アイメルがさらわれる事件が発生。 コンロッドや同じくバロアで知り合った船乗りトーマスと、 彼が操るエル・フィルディン最速の船プラネトス号の活躍により無事解決した。 146 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/08 21 37 42ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(7) コンロッド男爵のはからいで王軍の獣車を用意してもらった一行は、聖都ヴァルクドへ 向かう街道の途上にあった。 旅の終着駅を目前にして、アヴィンはマイルに感謝の気持ちを伝えていた。 それに照れながらマイルは、この鈴のおかげかもしれない、と父にもらった「護りの鈴」 大切な人を守ってくれるという鈴、を鳴らしながら答えた。 和気藹々の獣車の前にルティスが飛び出してきた。 鉄鋼の街ギアでの一件から、オクトゥムの使徒としての自分に迷いを感じていたルティス。 彼女は警告した。この先に待ち伏せがいるので急いで引き返すようにと。 その直後、後ろから別の使徒が迫ってきた。 仕方なく聖都まで全速で駆け抜けようとしたアヴィン達だったが 獣車は破壊され、3人は外へ放り出されてしまう。 気を失った彼らの前に、オクトゥムの使徒のリーダー、8年前、聖地を陥落させ 兄妹を引き裂いた張本人であるベリアス卿が配下と共に姿を現した。 147 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/08 21 39 50ID TndDR9vW 第二部:遠い面影を求めて(8) ドゥルガーの娘、アイメルを連れて行こうとするベリアス卿とその部下。 弟を殺すよう指示をしたのが卿に間違いないと知ったルティスは、 絶望した末、使徒たちに切りかかり、アヴィンをかばって倒れた。 目を覚まし、応戦していたアヴィンも、直後に魔法を受けて倒れてしまった。 ベリアス卿は気絶しているルティスに向かって言った。 お前の魂の輝きは知っている。今は迷うがいいだろう。いずれ自分の下に戻ってくる、と。 アイメルに近づく卿の前に立ち塞がったのは、マイルだった。 ルティス同様、優れた魂の輝きを感じさせる青年の登場に思わず感心するベリアス卿。 「父さんと・・・約束したんだ・・・大切な人たちを・・・命がけで守るって・・・ やっと会えた兄妹なんだ・・・あなたたちの・・・好きなようにはさせない・・・!」 傷ついた体でアイメルを守ろうとしたが、ベリアス卿の魔法の直撃を受けてしまう。 血だらけで倒れこむマイルを見て卿はつぶやいた。「あれではもう助からぬ」 異変を感じて聖都から駆けつけた賢者ガウェインと僧兵がみたものは、気絶している アヴィンとルティス、そして血まみれの鈴だけだった(2つの神宝も無事) 168 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/09 20 42 51ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(9) 聖都ヴァルクド、大聖堂の一室で目を覚ましたアヴィンは、最高導師クロワールと ガウェインから、事の顛末を聞かされた。 「形見」と差し出された護りの鈴を見て激昂するアヴィン。 亡骸はなかったが現場に残された出血量ではおそらく、とガウェイン言葉を濁した。 妹の誘拐と親友の死という現実を突きつけられたアヴィンに出来たことは 力なく崩れ落ちることのみだった。 ベッドに寝かされていたルティスと面会したアヴィン。 弟ルカのところにもいけず、ベリアス卿の下にも戻れず、生きてる理由なんてもうない、 と語るルティスをアヴィンは叱り付けた後、言った。 アイメルを取り戻し、マイルの復讐をやらなくてはならないと。 オクトゥムの使徒の本拠地に乗り込むことを決意したアヴィン。 そんな彼の前にガウェインの元弟子、マドラムが再び現れた。 アヴィンの妹がドゥルガーの娘であり、オクトゥムの使徒にさらわれたことを知った マドラムは彼を大聖堂から連れ出し、本拠地の場所を教えた。 奪われた聖地カテドラール。 オクトゥムの使徒の本拠地は皮肉にも8年前兄妹が暮らしていた場所だった。 なんの目的で自分を連れ出したのかと尋ねるアヴィンに、マドラムは 同じドゥルガーの娘の娘に関わった者のよしみだ、と答えて去っていった。 169 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/09 20 44 38ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(10) カテドラールは闇の結界に守られており、アヴィンは中に入ることが出来なかった。 しかも、邪神官ボルゲイドの襲撃を受けてしまう。 後をつけていたルティスが身を挺して彼をかばったおかげで一命を取り留めたアヴィンは 急ぎ駆けつけたガウェインによって、傷ついたルティスと共に聖都に引き戻された。 再び戻ってきた大聖堂で今後の指針を話し合うアヴィン、ガウェインとクロワール。 結界を破るため、全部で6つある神宝を集めてバルドゥスの力を借りることにした アヴィン達は、その手がかりを得るため、不思議な光景が見えるという古代文明の遺跡、 真実の島に向かうことになった。 171 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/09 20 45 59ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(11) 真実の島近くの町まで来たアヴィンとガウェイン。そこに大聖堂で静養していたはずの ルティスが姿を見せ、自らの過去を語り始めた。 5年前、魔獣に襲われて両親が亡くなった後、弟ルカと各地を放浪しながら 惨めな生活をしていた彼女は、次第に自分たちを救ってくれなかった光の神を 憎むようになっていった。 その頃にベリアス卿と出会い、不完全な世界を改革して哀しい思いをしなくてすむ 新たな世界を造る、という彼らの教えに心酔して、オクトゥムの使徒に身を投じた のだという。すべては理想のために。 しかし結局、彼女は教えに踊らされた操り人形でしかなかった。 アヴィンをかばって死ぬつもりがそれも叶わなかったので、旅に出て正しい道を 見つけたい、と語り終えたルティスはアヴィンから思わぬ申し出を受けた。 「俺と一緒に来ないか?」 道に迷ったもの同士、助け合えるんじゃないか、と続けたアヴィンを見て、最初は 戸惑っていたルティスもついに承諾した。 172 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/09 20 47 15ID 73AAy66p 第二部:遠い面影を求めて(12) 真実の島にある遺跡の内部では、ローブ姿の男がなにやら調べ物をしていた。 ミッシェル・ド・ラップ・ヘブン(28歳)と名乗った男の協力を得て映し出された 映像から、残り4つの神宝の在り処を突き止めることが出来た。 そして、神宝に囲まれて白銀の光に輝く一振りの剣の姿も。 気が付くとミッシェルの姿は無かった。 彼の、まるでエル・フィルディンの生まれではないかのような口ぶりを思い出して 訝る一行だったが、クロワールへの報告のため聖都に戻ることにした。 <真実の島についての補足>(面倒な人はスルー) 二神が眠りに付いた後に地上を支配していた「青の民」の遺跡。 かなり高度な魔法文明を築いていたが、この物語の937年前にある理由によって 大地は三分され、青の民は歴史から姿を消した。 彼らの遺跡はエル・フィルディンだけではなく、他の2つの大陸でもいくつか 発見されていて、ガガーブ三部作を通じて登場してくることになる。 217 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 05 27ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(1) 真実の島で見た映像から、残りの神宝は四精霊の祠に隠されていること、神宝の力を 宿す刀身が必要なことがわかった。 ガウェインは剣を作るため鉄鋼の街ギアに、アヴィンとルティスは神宝集めに出発した。 再び大陸中を巡ることになった2人。 徐々に明るさを取り戻していくルティスとアヴィンとの間には新たな絆が生まれた。 四精霊はオクトゥムの使徒と、彼らが持つ生命の書の力により敵となって襲い掛かって きたが、かつての仲間や女剣士ルキアスの協力を得て4つ全てを集めることが出来た。 神の力を宿すにふさわしい、レアメタルソードも無事完成。 6つの神宝の光がひとつになり、バルドゥス教会の伝承から「神剣エリュシオン」 と名づけられた剣を手にしたアヴィン達は、全てに終止符を打つため、 アイメルのいる禁断の地、カテドラールへ向かった。 218 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 07 24ID FeZE5gxG 第三部のあらすじは上の通りなんですが、いくつか重要なエピソードがあるので 以下ではそちらの補完をしていきます。ついでに補足も書いておきます。 <精霊と神宝についての補足>(面倒な人はスルー) 精霊神ドゥルガー(始まりの精霊) → 逞しき神の胴クエルポ 麗しき水のスコティア → 俊敏なる神の右足デレピエ 優しき風のイドゥン → 雄雄しき神の右腕デレブラ 豊穣たる地のネフティス → 大地を耕し人を育みし神の左腕イスブラ 猛き炎のザール → 音立てぬ神の左足イスピエ そして教会に伝わる、無限なる叡智を秘めたる神の頭カベッサ 精霊は光と闇の相克では中立を保ち、大地を造ったとされる。 ドゥルガーは生命の母であり、死を司る神でもある。四精霊はドゥルガーの眷属。 光は闇を封じたが、元々表裏一体のためにバルドゥスの体も6つに砕けてしまう。 その際に、中立の立場だったドゥルガーに自らの体(神宝)を託した。 219 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 08 58ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(2)~ルティスとルカ、姉弟の再会~ 鉄鋼の街ギアに着いたルティス達は、レアメタルソード作りを手伝うことになった。 アヴィンは工員として働いているルカに会うよう勧めるが、中途半端な今の自分では弟に 会えないと頑なに拒否されてしまう。 そこにオクトゥムの使徒が襲来してきた。ギアの動きを嗅ぎつけて妨害をしにきたようだ。 ルカが鉱山に閉じ込められたと聞かされて取り乱すもののアヴィンに諭され、 結果、無事に弟を救出することが出来た。 たったひとりの家族との3年越しの再会。 泣きじゃくる弟を抱きしめながら、ずっと会いたかった、とこれまでの想いを姉は やっと口にすることができた。 残りの神宝を探すためギア出発したアヴィンの傍らには、ルティスがいた。 弟のそばにいてやらなくていいのか、尋ねるアヴィンに、彼女は次のように答えた。 自分にもまだ残っていた、大切なものを守るためにあなたの旅についていく。 「そう思う気持ちだけは、本当だと思えるから」 220 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 10 51ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(3)~銀髪の青年~ 神宝を求める旅をしていくなかで、使徒たちを率いる銀髪の青年の情報が 度々耳に入ってきた。 相当の使い手らしいことまでしか分かっていなかったが、その正体は 意外な形で明らかになった。 銀髪の青年は、なんと死んだと思われていた親友のマイルだった。 遺体が見つからなかったことから一縷の望みを抱いていたアヴィンだったが、 2人の再会は喜びと感動、というわけにはいかなかった。 彼は外観(金髪→銀髪)だけではなく、内面も大きく変わってしまっていた。 アヴィンにオクトゥムの教えを説き、自分たちの側へ来ないかと誘うマイルに、 困惑を隠すことが出来なかった。 このマイルはマイルではない、と確信したアヴィン。 その後のやり取りから、ベリアス卿がマイルの体を操っていることが判明。 ルティスや同行していた仲間の救援によって、マイルは退却した。 計画の最終段階を迎えているためカテドラールから動けない卿の代理人、 それが今のマイルの姿だったが、アヴィンは彼が生きていたということを 嬉しく感じていた。 「アイメルもマイルも俺の大切な家族だ。2人とも絶対に助けてみせるさ」 221 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 12 33ID FeZE5gxG 第三部:絆の行方(4)~異国の大魔法使い~ 幾多の困難の末に5つの神宝を集めたアヴィン、ルティス、ガウェインの一行は、 最後の1つを目指して南の孤島、カナピアに向かうことにした。 船乗りトーマスとプラネトス号(第二部(6)参照)の協力を得て海に乗り出しは したのだが、周囲の地脈の乱れによる荒波のため、島に近づくことは出来なかった。 引き返す途中、真実の島で出会ったミッシェル(第二部(12)参照)と再会する。 相変わらずの奇妙な物言いや、聞きなれないアクセントなどを追求されて、ついに 彼は自らの素性を明かした。 ガガーブの彼方にある、もう一つの世界「ティラスイール」からやってきた、と。 ガガーブを踏破した最初の人間を目の前にして驚きを隠せない4人。 転位魔法で大陸間を飛び越えるという常人ならざる方法でエル・フィルディンに やってきた彼の目的は、この地で邪悪な波動を感じ取ったから、とのことだった。 その正体を確かめるべく、真実の島の遺跡を調査していたところで アヴィン達と出会ったのだという。 以来、エル・フィルディン各地をまわって、闇の使徒の動きや、アヴィン達の目的を 知った彼は、これは人間全ての問題だ、と言って、一行に協力を申し出た。 そのミッシェルの力添えもあって、カナピア上陸を無事成功させることができた。 223 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/12 01 15 54ID FeZE5gxG 次回も引き続き第三部の補完です 旧版とは、場面こそ同じですがだいぶ違った展開になってます <ティラスイールについての補足>(面倒な人はスルー) 英雄伝説Ⅲ~白き魔女~ の舞台。 位置的にはエル・フィルディンの東方にある大陸で8つの国に分かれている。 白魔法や黒魔法、精霊魔法と魔法体系がしっかりあるエル・フィルディンとは違い、 ティラスイールではほとんどの人は魔法を知らなかった。 (なんでミッシェルだけ反則気味に強い魔法の使い手になったかは今ひとつ謎) IVの時代から約25年後に、ミッシェルによってカンド、チャッペルという 2系統の魔法が広まった。 先人たちの想いを引き継ぐことになった一組の少年少女のお話は、この物語から 55年後になる。 258 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/13 19 42 08ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(5)~カナピア、15年前の悲劇(前編)~ ドゥルガーの娘。神の声を聞くことが出来る巫女。 彼女たちは血筋とは無関係に選ばれ、あらゆる時代に存在する。 アイメルが生まれる前、運命を背負っていたのはドミニクという女性だった。 南国の小さな島、カナピアで生まれ育ったドミニクにはマドラムという幼なじみの 男の子がいた。 2人は共にバルドゥス教会に入信し、ドミニクは修道女、マドラムは賢者ガウェインの 元で僧兵として修行を積んでいた。 いつまでも続くと思われた平穏な日々は、15年前、ドミニクが20歳のときに ドゥルガーの声を聞いてしまったことで唐突に終わりを告げた。 その頃は、教会脱退したベリアス卿がオクトゥムの使徒内部で頭角を現し、彼らの 活動が活発化していた時期であった。 教会はドミニクの身の安全を守るため、しばらく彼女を生まれ故郷のカナピアに 隠れさせることを決め、護衛としてマドラムをつけることにした。 259 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/13 19 43 39ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(6)~カナピア、15年前の悲劇(後編)~ しかし、情報は敵に筒抜けだった。闇の使徒たちはカナピアを急襲。 多勢に無勢の2人は時間稼ぎをして教会の救援を待つことにしたが、 当時その地域一帯の教区長だったアバリス(第二部(2)参照)に救援要請を 無視されたことで孤立無援となってしまった。 ガウェインと僧兵たちが駆けつけたとき、マドラムはドミニクの亡骸を抱えて うずくまっていた。 自分が狙われていることを自覚したドミニクが、マドラムを庇い、半ば自ら 死を選んだ後だった。 マドラムは姿をくらまし、以後、彼は血塗られた修羅の道を歩むことになった。 光と闇の争いに巻き込まれて命を落とした女性を想い続けながら。 15年前の自分と同じ運命を負った青年と出会うまでは。 彼は青年に問いかけた。なぜバルドゥスの力を求めるのか。 「人はこれ以上、神という運命に縛られるべきではない」 彼はその答えを、かつての悲劇の舞台であり、最後の神宝の在り処でもある島、 カナピアで受け取ることになる。 260 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/13 19 46 00ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(7)~赤毛の修羅(前編)~ カナピアに到着したアヴィン、ルティス、ミッシェルは、ガウェインの案内で ドミニクのお墓参りをすることになった。 降りしきる雨の中、彼女が好きだった白百合の花を供えたガウェイン。 マドラムを修羅の道から日のあたる暖かい場所に導いてやってほしい、と祈りを捧げる 師匠の前に、元弟子が姿を現した。 赤毛の修羅はアヴィンに言った。答えを聞かせてもらおう。 アヴィンは答えた。光を信じているわけでも、闇を憎んでいるわけでもない。 「俺はただアイメルとマイルを助けるために神宝を集める旅をしている。 それが・・・俺とあいつらの絆だから!」 人と人との絆など神々という運命の前には弱くはかないものだ。 そう言いながらマドラムは剣を抜き、神宝を賭けての勝負を挑んだ。 ドゥルガーの娘に深く関わった者同士の決闘。 運命を越えてまで、絆を守る力があるか否か。 神宝に込められた仲間たちの想いが、アヴィンに勇気と力を与える。 しかし、勝負はマドラスの勝ちで終わった。 「あるいは、お前なら・・・俺の修羅を断ち切ってくれると思ったのだが」 ドミニクのような人を2度と出さないために、神という運命を断ち切ろうと 15年間を生きてきたマドラム。 手傷を負いながらも5つの神宝を奪った彼は、最後のひとつを手に入れ、 すべてを砕いて終わりにするために、精霊の祠へ向かった。 261 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/13 19 48 20ID I9l4K/SE 第三部:絆の行方(8)~赤毛の修羅(後編)~ 祠の内部でマドラムは、精霊を邪気に染めようと企む邪神官ボルゲイドと対峙した。 戦いの最中、邪神官はマドラムに残酷な告白をした。 15年前、捕らえるはずだったドミニクを殺してしまったのは自分だ、と。 後を追って祠にたどり着いたアヴィン達は、マドラムが倒れているのを発見した。 怒りに我を忘れた彼は、その隙を突かれてしまったのだ。 マドラムは奪った神宝をアヴィンに返し、ボルゲイドを止めるよう頼みながら 意識を失った。 アヴィン達を前にして、ボルゲイドはベリアス卿の計画を明かした。 ドゥルガーの娘の力を使って冥府の門を開き、オクトゥムを目覚めさせること。 カテドラールの地下にて門は既に開き、闇の神は目覚めつつあるという。 オクトゥムの力が流れ込むことで強大な力を得たボルゲイドの攻撃に苦戦する一行。 そこに手負いのマドラムが登場した。 彼は最後の力を振り絞って邪神官にしがみつき、彼もろとも自爆して刺し違えた。 「アヴィンよ・・・まだまだ青いが・・・お前には見込みがある。 俺の想いも・・・お前に託させてもらうぞ」 マドラムの死を悲しみながらも、彼の想いを無駄にしないために、アヴィン達は 精霊の待つ祭壇へと進んだ。 489 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 50 25ID te7biask 第四部:朱紅い雫(0) ~約20年前~ バルドゥス教会の神官であり、未来の最高導師として期待されていた若き日の ベリアス卿は、真実の島である啓示を受けた。 今から何十年か後に、この世界を消し去るほどの災厄が起きる。 千年前、ある事故により大地が引き裂かれ、ガガーブが誕生したときのような、 いや、それ以上の大惨事が。 その日を境に彼は教会を脱退し、オクトゥムの使徒へと転身を遂げた。 闇の神の力を持って来るべき大災厄を防ぐ、その目的のためだけに。 オクトゥム復活に必要なものは全部で3つ。 鍵となるドゥルガーの娘、生命の書、そして神が封印された地、カテドラール。 20年の歳月の末に全てを揃えた今、彼の計画は最終段階を迎えつつあった。 490 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 52 07ID te7biask 第四部:朱紅い雫(1) ~バルドゥス教典の一節~ 砕けしバルドゥスの欠片、鋼よりも硬く、羽根より軽き刀身に宿りて 大いなる闇をうちはらう一条の光明とならん その名、神剣エリュシオンという かの剣を手にする者、妙なる輝きをもって 永きにわたる光と闇の相克に終止符を打てり 人、大いなる巣立ちの季節を迎えん 神剣エリュシオンの力で結界を破り、カテドラールへ進入した アヴィン、ルティス、ガウェイン、ミッシェルの4人。 地下にいるアイメルを目指す一行の前に、ベリアス卿が現れた。 ルティスはベリアス卿に言った。 あなたを尊敬し、感謝している。しかし、自分は進むべき道を見つけた。 汚くて不完全であっても大切な人々の住む、暖かい世界で生きたい、と。 彼女の覚悟を聞き、それを認めた卿は、さらに地下深く去っていった。 後を追いかけようとする4人に、操られたマイルが立ち塞がった。 彼を呪縛から解き放とうとするアヴィンは、何度も攻撃を受けながら 必死に近づいていく。そして・・・ アヴィンの覚悟と、護りの鈴の音色が親友を正気に導いた。 491 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 53 55ID te7biask 第四部:朱紅い雫(2) 自分を取り戻したマイルが先導役を買って、地下を降りていくアヴィン達。 途中、幾度と無く闇の使徒達の妨害を受けるが、かつての仲間たちや、 殿を引き受けたミッシェルの活躍で、ついに最下層へたどり着いた。 そこには、魔方陣の上に倒れているアイメルと儀式を行うベリアス卿の姿があった。 オクトゥム復活を目の前にし、真の目的を語るベリアス卿。 世界を襲う災厄の存在に一行は驚愕したが、だからといって 多大な犠牲を払うであろう闇の神の復活を、彼らは容認できなかった。 人は不完全な存在だ、と言い放つ卿に対して、人の強さを信じる、としたアヴィン達。 もはや言葉は無用。 理想のため、人の身すらも捨て襲い掛かるベリアス卿を、彼らは打ち倒した。 しかし、あと一歩、間に合わなかった。 破壊と再生の神オクトゥムは、アイメルを取り込むことで現世によみがえった。 妹を返してほしいと迫るアヴィンに神は告げた。 (世界を創り替える)闇の原理に則り、それ以外の目的で動くことはできない。 取り戻したいのであれば破壊するしかない。 光と闇の争いには興味がない。けど、アイメルが戻ってくるなら。 その想いを胸に、アヴィンは神剣を手に取り、神と戦う決意をした。 492 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 55 38ID te7biask 第四部:朱紅い雫(3) 「これが人の魂の輝きか・・・どうやら巣立ちの季節が訪れたようだ・・・」 激闘の末にオクトゥムは消滅。アイメルを取り戻して喜び合うアヴィン達。 そこに姿を現したのは瀕死のベリアス卿だった。 世界の命綱を切ってしまったと非難する卿に、可能性に賭けて他の道を探す 決心を述べるアヴィン。 「後悔だけはすまい・・・」そう語る卿はどこか羨ましそうにアヴィンを見ていた。 オクトゥムが消えたことで、その身を捧げていたベリアス卿の肉体は消滅した。 そして、闇の力でかりそめの命を与えられていたに過ぎないマイルの体も・・・ マイルは全てを知り、受け入れた上で最後の戦いに臨んでいた。 「それでも・・・僕はアヴィンの力になりたかった。それが僕の望みだったから」 これから君には幸せが待っている。そうアヴィンに言った後、彼の体は、消えた。 493 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 57 52ID te7biask 第四部:朱紅い雫(4) 残された護りの鈴の前で膝を突き、号泣するアヴィン。 そのとき、神剣エリュシオンが光を放ちながら宙に浮かびあがった。 バルドゥスの声が、意思が、神剣を通じてアヴィン達に聞こえてくる。 人の魂の輝き、想いの強さをアヴィン達の旅から知ったバルドゥス。 (世界を保ち続ける)光の原理に則り、それ以外の目的で動くことはできないが、 マイルを蘇らせて欲しいと願う一行へのせめてもの礼として、冥府門を開き、 彼を連れ戻す最後の機会を与えた。 失敗すれば命はないことを承知で飛び込んだアヴィン。 暗闇の中を落ち続けていくうちに、2人の絆のあかしを思い出した彼は、 護りの鈴の導きで、ついにマイルを見つけることができた。 「俺をだましていた罪は重いぞ。帰ったら、一発殴らせてもらうからな」 「君ってやつは・・・短気で・・・無茶で・・・強引で・・・」 2人の帰りを待ちわびる仲間たちの声を聞きながら、アヴィンとマイルは生還した。 494 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 20 59 48ID te7biask 第四部:朱紅い雫(5) 2人の無事を喜ぶ一行だったが、いつの間にかエリュシオンから神気が無くなっていた。 不思議に思う彼らの前に、アイメルを通じて精霊神ドゥルガーが出現した。 精霊神からバルドゥスとオクトゥムが旅立ったと聞いて、彼らは驚きを隠せなかった。 光と闇は表裏一体。もとは1つの存在であり、2つにわかれて争っていたのは 人が神を必要としていたからだ、と語るドゥルガー。 人は1人では生きていけず、かといって自分たちだけで連帯することもできない。 光と闇という、わかいやすい器があってはじめて集団となり生きていくことができた。 その代償として互いに争うことになろうとも。 光と闇が去り、自分も果てのない眠りにつくことになるが、 神々の時代が終わったいまこそ、人は自分の足で大地に立たなければならない。 そう言った後、ドゥルガーはこう続けた。 「朱紅い雫を輝かせるとき、人はもはや、無力な存在ではないのだから」 人の情熱と想い。胸の奥で輝く、朱紅い雫。 ひとつひとつは小さくても、響き合えば、運命を揺り動かすほど強く、大きくなる。 495 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 21 01 02ID te7biask 第四部:朱紅い雫(6) 聖都ヴァルクドに戻ってきた一行はこれからの方針を話し合った後、解散した。 ルティスも弟ルカのところへ帰るのだと思っていたアヴィンだったが・・・ 「私の旅は、まだ終わっていないから」 出立の前の日、ルティスはアヴィンにこれからの予定を話した。 ベリアス卿の死を信じず、いまだ抵抗を続けている使徒たちを説得するために 旅を続けるという。 闇を抱えながら光を掴めた自分にしかできないことだと彼女は言った。 アヴィンは自分の気持ちを言葉に出そうとするが、ルティスに遮られてしまった。 その先を聞いてしまったら、私はきっとあなたに頼ってしまうから。 「だったら・・・待つとするさ」 やるべきことを終えたら自分のところに来て欲しい。続きの言葉はそのときに言う。 ルティスはアヴィンの手を握りしめて、あなたの所に必ず帰ってくる、と答えた。 496 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 21 02 27ID te7biask エピローグ アヴィンはミッシェルと別れる際に、エリュシオンを彼に託した。 この剣はエル・フィルディンには必要ない。 別の大地で、必要としている人間に渡して欲しい、という言葉とともに。 それから季節は巡り、しばらくの時が流れた。 教会によって発表された神々の時代の終わりと、人の時代の始まり。 その衝撃から人々は徐々に立ち直りつつあった、そのころ・・・ 妹や親友と共に暮らしていたアヴィン。 薪割りの仕事を終えて戻る途中、背中から懐かしい声が聞こえてくる。 「おかえり、ルティス」「ただいま・・・アヴィン・・・!」 497 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 21 04 26ID te7biask ラストシーン 長年の夢だった船でのガガーブ踏破に挑もうとする船乗りトーマスと、 ベリアス卿が見た災厄の正体を確かめるべく、第三の大陸に渡ろうと考えていた ミッシェルは、互いに協力してガガーブの調査を行っていた。 プラネトス号の甲板上で、ガガーブ越えに必要な新型エンジンについて話し合っていた 2人の話題は、いつの間にか、アヴィンから託された神剣に移っていた。 古代語で「神々の楽園」を意味する神剣エリュシオン。 神々が消えた時代には似つかわしくない、ということで、 新しい時代にふさわしい新たな名前をつけることに。 考えた末にミッシェルは言った。「エスペランサー」というのはどうか。 トーマスに意味を尋ねられた彼は、こう答えた。 「『希望を拓くもの』という意味です」 ~完~ 498 英雄伝説IV~朱紅い雫~ sage 05/02/24 21 07 45ID te7biask だいぶ遅れてしまいましたがこれで完結です ラストの場面はある意味5のプロローグといった感じです エスペランサーのその後は、3を引き受けた方が詳しく書いています
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/34.html
折木奉太郎&アサシン ◆Gnjocyz9X2 多くの学生が夢見るのは薔薇色の青春だ。 部活動。友情。恋愛。 それらに彩られた華やかな高校生活を望むだろう。 尤も、俺は――――折木奉太郎は、そんなことに興味は無かったのだが。 やらなくていいことは、やらない。 やるべきことは手短に。 それこそが自分のモットー、省エネ主義というものだ。 毎日を平穏に過ごせるのなら、灰色の高校生活でも良い。 無味無色の静かな青春でも構わない。 そう思っていた。 ――――折木さん! 姉の命令で古典部に入部するまでは。 部活で出会ったのは、町の名家のご令嬢。 名前は千反田える。 思えば、氷菓の秘密を解き明かしたことが始まりだったか。 古典部の文集である氷菓、それに記された千反田の叔父の真相を解き明かして以来。 千反田は俺を「探偵役」として頼る様になった。 天真爛漫、そして好奇心旺盛。 そんなあいつの「気になること」に毎度付き合わされ、その謎を解き続けてきた。 最初は面倒だと思ってたし、のらりくらりと避けようとさえ思っていた。 しかし、そんな現状に居心地の良さを感じつつある自分がいた。 自分を特別扱いしてくれるあいつを意識しつつある自分がいた。 いつしか彼女の存在が自分の中で大きくなりつつあることに気付き始めていた。 自覚しつつある想いが、自らの主義に反することも理解していた。 これがジレンマという奴だろうか。 伊原のアプローチを躱し続けてきた里志も、こんな思いを感じていたのだろうか。 ――――ねえホータロー、『願いを叶える紅い満月』の話って知ってるかい? そして、唐突な始まりはそんな噂話から。 友人の福部里志から聞かされた、些細で胡散臭いオカルト話である。 ◇◇◇◇ 「はぁっ――――はぁっ――――」 真夜中の路地裏を、ふらふらと小走りで進む自分がいる。 何故俺はこんな所にいるのだろう。 記憶はぼんやりと覚えている。 自宅の窓から『紅い満月』を偶然目撃して――――― そこから意識が途絶えている。 気がつけば、見慣れぬ都市で自分は彷徨っていた。 此処はどこなのだろうか。 ただ漠然と解るのは、此処が自分の知る町ではないということ。 足下に転がるゴミを意に介さず、小汚い路地裏を進んでいく。 理屈ではなく、推理でもなく。 ただ『行かなければならない』という感情に動かされて。 この先に何かがあるということを、頭ではなく心で理解していた。 何があるのか。 解らない。 だが、何かがある。 そんな曖昧な直感を頼りに、歩を進めていた矢先。 ―――――ベチャリ。 靴の裏が認識したのは異物の感触。 咄嗟に足を止めてしまう自分。 恐る恐る足下を見下ろし、月明かりに照らされる『それ』を目に焼き付ける。 紅。 紅。 紅。 紅。 あの時の満月のような紅。 ペンキを一面に打ち撒けたかのような紅。 よく出来た塗料だ。 余りにも精巧で、まるで本物そっくりだ。 自身の頭が現実を認識することを拒む。 小刻みに震えだす自分がいる。 ただただ、目の前の事象を理解したくない。 そう思っていたのに、俺の視線は路地の先へと。 そして、『真上』へと向けられる。 ―――巨大な、蜘蛛の巣だ。 路地を挟むビルの間に、有り得ないサイズの蜘蛛の巣が張り巡らされている。 蜘蛛が捕らえるのは蝶などの昆虫。 だが、あの蜘蛛の巣に捕らえられているのは。 月の光に照らされ、俺はそれを認識してしまった。 身体中を糸で雁字搦めにされた女性。 全身を裂かれ、血をポタポタと垂らし続ける女性。 手足を切り落とされ、達磨同然となっている女性。 「っ、おげえ゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛――――!」 ついに耐え切れず、俺は胃の中のものを吐瀉物として地面に吐き出してしまった。 有り得ない。有り得ない、有り得ない。 こんなの夢に決まっている。 どうせたちの悪い夢だろう。余りにも非現実的だ。 「ひひひへはははは、あははははハハハ、ハハハハハハハハハハハハ―――――――!!!!!!」 そんな俺の現実逃避を踏み躙る様に、狂った哄笑が響き渡る。 声の主は―――――『蜘蛛の巣を張り巡らす怪物』。 あの女性達を蜘蛛の巣に嵌めて惨殺したであろう張本人 文字通り蜘蛛の如く巣にしがみついていた軍服姿の男は、颯爽と地面へと降り立つ。 「御機嫌よう我が主よ、お目にかかれて光栄の至り」 軍服姿の男は慇懃無礼な笑みを浮かべながら、こちらへ会釈をしてくる。 ――――我が主? こいつは何を言っている。 俺が、この男の主? 言っている意味が、分からない。 兎に角理解が及ばない。現状を上手く認知出来ない。 脳内の警鐘がけたたましく鳴り響いている。 だが、そんな中で自分の頭は現状をどこか客観的に理解していた。 否、この『東京』に導かれた時点で。 何もかも解っていたのかもしれない。 そう、これは殺し合いだ。 願いを叶える為の――――――――― 「私はアサシンのサーヴァント、真名は『紅蜘蛛“ロート・シュピーネ”』。 以後お見知りおきを」 今の俺は、全てを理解していた。 紅い月に導かれた者達による『聖杯戦争』。 マスターとなった者はサーヴァントと呼ばれる従者を率い、殺し合う。 俺がこの路地裏を進んだのは、サーヴァントの存在を無意識に感じ取っていたから。 そして。 俺を選んだのは、醜悪な化物だった。 人の命を踏み躙ることに何の呵責も覚えない――――最低の狂人。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 『――――××時になりました、ニュースの時間です』 『先日、相次いで発生した女性の行方不明事件――――』 あの出来事から幾日経っただろうか。 マンションの自宅、仄暗い食卓にてズルズルとカップ麺を啜りつつテレビへと目を向ける。 ニュース番組で報道されているのは女性の行方不明事件、殺人事件など。 いずれも物騒な出来事ばかりだ。その上近場でも何件か事件が発生しているらしい。 夜中に出歩く女性は毎日注意を払っているのだろうか。 実際に遭遇した際には、どうするのか。 他人事の様に考えながら、麺を箸で口に運ぶ。 (…あいつの仕業なんだろうな) しかし、今の自分に取っては他人事などではなかった。 あの日見た凄惨な殺人現場。 月夜に浮かぶ蜘蛛の巣。 そして、人知を超越した怪人。 ほんの少し前までは未知の世界だった出来事が、今では間近に感じられてしまう。 ――――紅い満月? ――――そんなオカルトじみた話、ある訳ないだろ。 そう思っていたのも、何日前のことだったか。 今となっては、認めたくないとさえ感じている。 あの悪夢を目の当たりにして以来――――― 「自らは自宅に引き蘢り、身の安全を確保ですか。 随分と気楽なものだ。いや、寧ろそれも戦略の一つと言うべきですかねぇ」 唐突に背後から声が響く。 びくりと一瞬背筋が震えるも、すぐに俺は振り返る。 「ア、アサシン…」 「いえいえ、ご冗談ですよ。寧ろ私としてはその方が好都合。 貴方はマスターとしては弱小だ。ですので、下手に出歩くよりは得策でしょう」 いつの間にか俺の背後に立っていたのは軍服姿の醜悪な男。 自分に与えられた唯一の従者、アサシンことロート・シュピーネ。 シュピーネは不敵な笑みを浮かべ、こちらに会釈をしてくる。 ――――こいつは、いつもこんな調子だ。 物腰こそ礼儀正しいが、その実こちらを見下している。 無力な俺を嘲笑うように気味の悪い笑みを浮かべている。 この幾日でこいつの性格は大まかに把握出来ている。 そして、俺の知らぬ間に何をしているのかも――――何となく。 「…また、誰かを殺しに行ってたのか」 「さぁ。どうでしょうねぇ?少なくとも私は情報収集の為に外へ赴いていたのですけどね」 ニヤニヤと笑みを浮かべながらシュピーネは答える。 声色、表情から見て取れる。 諜報活動を行っていたことは事実だろう。 現にこいつは勝つ為にここに来ている――――聖杯に望む願いがあるのだから。 その為に行動を起こすことは至極真っ当だ。 だが、ただの情報収集だけで終わらせる程真っ当な人間でないことも理解している。 魔力収集の為に、快楽の為に。 この男は何人も殺し、何人も犯しているのだから。 「なあアサシン、もういい加減―――――――」 「あぁマスター、先んじて言っておきますが。 もし貴方が令呪を用い、この私を縛り付ける命を発しようとした場合」 シュピーネの表情から一瞬だけ笑みが消える。 まるでこちらを脅しに掛かる様に、冷徹な声色へと変わる。 俺はただ、びくりと恐怖を覚えることしか出来なかった。 「――――聡明な貴方ならご理解頂けますよねぇ? お願い致しますよ、貴方に手を上げるのは私とて心が痛むものですから」 再び、シュピーネが慇懃無礼に笑う。 「…解ってるよ」 適当な空返事をしながら、俺は心底思う。 ああ、やっぱり―――――こいつを信用なんてしたくはない。 こんな恐ろしい男を、信じたくはない。 『サーヴァントは主にマスターとの相性で選ばれる』とはこいつの談だったか。 何故こんな怪物が俺を選んだのか、理解出来ない。 ―――――ハナから俺のような、体よく使える『弱者』を好んで選んでいたのではないか。 「ならば安心しました。貴方とは良き信頼関係を結びたいですからね。 しかしマスター、一応言っておきますが…身の安全を優先することはまぁいいでしょう。 だが、貴方はマスターとしての自覚も足りないようだ。もう少し気を引き締めた方が宜しいかと」 そしてシュピーネは再び一礼をし、こちらに助言のような一言を投げかける。 俺は何も答えない。投げかけてくる言葉を無視する様に。 「聖杯に託す願いがあるのならば、ね」 ククッと不気味な笑みを浮かべながら、シュピーネは姿を消した。 再び何処かへと出かけてしまったらしい。 (俺の、願いか) シュピーネが姿を消し、俺は食べ終えたカップ麺をテーブルに置く。 『聖杯に託す願い』。 あいつが言い残した言葉を脳内で思い浮かべ、ぼんやりと右手の甲の令呪を眺める。 思えば、あの紅い満月は『願いを叶えてくれるもの』らしい。 ならば俺にも何かしらの願いがあったのだろうか。 省エネ主義の俺が何かを望むことなんてあったのだろうか。 ―――――折木さんは、特別な人ですよ! (…まさか) 正直に白状すると、自らの願いは薄々理解している。 自らの主義と反する、たった一つの願いを。 だが、己の理性がそれを拒んでいた。 あいつとの薔薇色の青春が、殺人の免罪符? 切り捨てられないプライドと淡い想いの為に、殺し合いをする? 余りにも巫山戯ている。 そんなちっぽけでつまらない願いが、戦争に参戦する権利足り得るのか。 そんな理由で、殺人が出来るものか。 しかし、願いの心当たり等それしか存在しないのも事実。 やらなくてもいいことは、やらない。 やるべきことは、手短に。 では、やるべきことが解らない時は? (どうしろって言うんだよ…) ――――折木奉太郎。 ――――ちっぽけな願いを抱いた『探偵役』は、まだ動けない。 【クラス】 アサシン 【真名】 ロート・シュピーネ@Dies irae 【ステータス】 筋力E+ 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具C 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:B+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は非常に難しい。 ただし自らが攻撃体勢に入ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 精神汚染:C- 殺戮と略奪を謳歌する狂人。 同ランク以下の精神干渉系魔術の効果を軽減する。 ただしシュピーネの行動原理は我欲と恐怖であり、自身を上回る力や器に対し強い恐れを抱く。 そのため「威圧」等の対象を畏怖させる精神干渉系魔術はランクを問わず効果が倍増する。 慧眼:C- 騎士団首領代行より見込まれた先見の明。 敵の策略・戦術の察知に長け、また目的の本質を見抜くことが出来る。 ただし生前の逸話に基づき、敵の力量を侮り油断した際には効果が半減する。 諜報:A 偵察や情報収集の際に有利な判定・補正が与えられる。 生前のシュピーネは軍の諜報機関に所属していた時期があり、騎士団でも諜報活動を任されることがあった。 【宝具】 「辺獄舎の絞殺縄(ワルシャワ・ゲットー)」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50 かつてワルシャワ収容所において幾多の捕虜を絞殺した縄を素体とする聖遺物。 シュピーネの身体から自在に伸びる無数のワイヤーとして形成される。 主に拘束や切断、絞殺に使う他、ワイヤーを蜘蛛の巣のように張り巡らすことも出来る。 単純な強度や切れ味は非常に高いが、神秘を持つ攻撃であればワイヤーを断ち切ることが可能。 尚、シュピーネは聖遺物と霊的な繋がりを持つ為、聖遺物の損傷はアサシンへのダメージフィードバックとなる。 神秘の無い攻撃に対しては頑健である為、サーヴァント戦よりもマスター暗殺で真価を発揮する宝具。 【Weapon】 宝具『辺獄舎の絞殺縄』 【人物背景】 ナチスの裏の裏で結成された魔人の集団「聖槍十三騎士団」の一員。 本人曰く本名は「昔に捨てた」らしく、魔名である「紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)」を名前として名乗っている。 殺戮や簒奪を好む残虐な狂人。物腰こそ丁寧だが慇懃無礼であり、本質は俗物的な小物。 元はナチスの研究施設・諜報機関に所属するマッドサイエンティストだったが、 首領代行であるヴァレリア・トリファにスカウトされ騎士団へと入団する。 騎士団の首領、副首領を強く恐れており、二人の復活を避けるべく計画の鍵である藤井蓮に協力を持ち掛ける。 しかし蓮の幼馴染みを人質に取ったことで交渉は決裂、そのまま交戦に縺れ込む。 まだ未熟な蓮を聖遺物の能力で追い詰めるも、最終的に土壇場で成長した蓮に敗北。 命辛々で生き延びるも、ヴァレリアに用済みと判断され処刑された。 他の団員同様に超人的な戦闘能力を持つものの、実力自体は騎士団の中で最も低い。 藤井蓮との対決もヴァレリアによる「蓮を成長させる為の策」に過ぎず、当て馬として利用されていた。 彼の本職は諜報や斥候であり、元々戦闘者ではなかった模様。 【サーヴァントとしての願い】 永劫の自由を獲得し、殺し犯し奪うことを謳歌し続ける。 【方針】 基本は諜報や偵察メイン。 情報を掻き集め、敵マスターの暗殺を狙う。 サーヴァントとの直接戦闘は極力回避。真っ向からの力比べでは分が悪い。 必要があれば奉太郎に協力を仰ぐが、主従の主導権は自分が握る。 【マスター】 折木奉太郎@氷菓(アニメ版) 【マスターとしての願い】 今はまだ上手く纏まらない。 【weapon】 なし 【能力・技能】 非凡な洞察力と推理力を持つ。 鎌掛けで相手の出方を伺うなど機転も利く。 とはいえ基本的には無気力省エネ主義。やる必要がない時には頭を使わない。 【人物背景】 神山高校に通う男子生徒。 座右の銘は「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」。 普段は無気力で怠惰、本人も省エネ主義を自称する程にマイペースな性格。 学校での成績は平々凡々であり、教養にやや乏しい面がある。 しかし洞察力や推理力は並外れており、根は非常に理知的。 訳あって廃部寸前であった古典部に入部し、そこで出会った千反田えるに見込まれ「探偵役」を担う羽目に。 当初はえるを邪見に扱っている節もあったが、次第に彼女への好意を自覚し始める。 因みに同じく古典部の福部里志、伊原摩耶花とは中学時代からの付き合い。 【方針】 やるべきことが何なのか、まだ解らない。 シュピーネの凶行を止めたいが、何も出来ない。