約 14,405 件
https://w.atwiki.jp/physics_club/pages/38.html
素材の紹介をします 木材 美点:安くてかこうしやすい 欠点:強度は弱め 加工ツール のこぎり、糸鋸、バンドソー、フライス、やすりなど 棒材 木の棒。長さの調整が非常に簡単 板材 ベニヤ板とか ベニヤ板にはいくつかの種類があるので使う用途に合わせて適切なものを買いましょう アクリル素材 切りにくいものは切断サービスを利用するのもいいかもしれません 美点:透明で美しく丈夫 欠点:融点が低くすぐ溶ける 加工ツール Pカッターなど アクリル板 スモークになっているものはLEDの光がきれいにみえるようになります 塩ビ素材 透明なのでアクリルと予算や強度、透明度などを考えて使い分けましょう 美点:透明で美しい 欠点: 加工ツール 鋏(薄いもののみ)、Pカッター、フライスなど ユニバーサル基盤 配線に使う基盤。 美点:回路を乗せられる。回路構成が見えてかっこいい。 欠点:高い。弱い。もし折れたら壊滅する。 加工ツール バンドソー、糸鋸、Pカッターなど 専ら回路を車の上に乗せるなどの飾りに使い、胴体構成などにはむかない。 アルミ 金属のアルミで、様々な種類があります。 美点:丈夫(ものによるが)、銀色に輝く、金属の中では軽い 欠点:ものによっては弱い、電流を通し基盤類の配置に気を遣う(これを利用する物もあるが)(以下の金属も同じ)、薬品に弱い 加工ツール フライス、アルミ折り器など 鉄 iron。鉄。 美点:丈夫 欠点:錆びやすい、重い 加工ツール ステンレス 鉄の合金。 美点:丈夫。錆びない。 欠点:重い。高い。 加工ツール 真鍮 銅と亜鉛の合金。 美点:金色で美しい。加工しやすい。半田付けが可能。安い。 欠点:錆びやすい。場合によっては黄色が安っぽく見える。 加工ツール
https://w.atwiki.jp/id_userpg/pages/564.html
JIGSAWED-off AT-X第1話放送 2020/08/03(月)【1/3】https //twitter.com/tsuiyotsuitaro/status/1290207396552351749 2020/08/05(水)【2/3】https //twitter.com/tsuiyotsuitaro/status/1290791011526963200 2020/08/07(金)【3/3】https //twitter.com/tsuiyotsuitaro/status/1291702261509320705 + ... Jigsawed Jigsawed:jigsaw(細帯鋸)の過去形(Weblioより) ジグソーパズル、一枚の絵を幾つかの小片(ピース)に分解して、分解した物を再び組み立てるというタイプのパズル。 ジグソーは、英語のjigsaw(糸鋸、いとのこ)のことであり、元々このパズルが木の板を糸鋸で切って作られたことからこの名がついた。(wikipediaより) ジグソー(英語 jigsaw)とは、工具であり、電動鋸(のこぎり)の一種である。(wikipediaより)→これによると電動ドリルに似た形状。 奏雨 Sou:イドOP「ミスターフィクサー」(2020.07.04MV公開/2020.08.19、収録EP「Utopia」発売)の歌手/作詞 Saw:のこぎり、同名の映画タイトル 奏雨-sow-:福井県大野市の真名鶴酒造の銘柄→イド酒 + ... 足切り 股裂き、月曜日
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/4976.html
zoldiol /// / 糸鋸、糸のこ zol\diol \ 16 seren klel \
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/4979.html
tantdiol /// / ジグゾー、糸鋸、糸のこ tant\diol \ 16 seren klel \
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/319.html
株式会社キソパワーツール。小型で安価な木工用電動ツールを販売するメーカー。同社製の電動糸鋸盤は、直線が切りにくいなど精度に疑問はあるものの、手軽なので愛用者が多い。
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/297.html
ベルト状の柔軟な刃が回転する電動鋸。電動糸鋸の往復動作と比して一方向に刃が動くので被切断物が安定している
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/121.html
御剣×冥←糸鋸 キスをして、と彼女は言った。 私の事を好きだといって、とも言った。 そっと腫れ物に触れるように唇を寄せた。 柔らかい唇を啄むように欲すると、冥は薄くそれを開いて応えてくれた。 ゆっくり舌を差し入れて、歯列をなぞると、奥に引っ込んでしまった舌を絡め取る。 絡めては逃げるように引っ込む追いかけっこを何度か繰り返すと、やがておずおずと差し出されたそれを思うままに味わわせてくれるようになった。 そんな彼女が可愛くて可愛くて、肩を抱こうと腕を伸ばしかけたが、びくりと肩を振るわせたような気がして、触れずに腕をおろした。 やはり、身体に触れられるのは恐ろしいのかもしれない。 冥をそんな風にしてしまったのは自分だ。 それでも許された唇だけは。深く深く甘く漏れる吐息すらも飲み込むように愛した。 名残惜しかったが、息苦しそうな冥の唇をようやく解放すると、至近距離で彼女の潤む瞳とぶつかった。 「メイ。君を愛している」 「‥‥‥‥」 彼女は長いキスで乱れた息をゆっくり整える。 「まだ私にチャンスがあるのなら。決して君を傷つけるような事は二度としないと、この身に賭けて誓う。だから‥‥!」 必死に訴えかける御剣の言葉を遮って、冥がその白い手を伸ばしてきた。 細い指で、御剣の目元を拭うような仕草をする。 ‥‥‥‥私は、泣いているのか? 検察局の薄暗い廊下をのそのそと歩く背中を、地獄を這うような声が呼び止めた。 「糸鋸刑事」 「うぎゃああぁ‥‥ッス!」 まさに字の如く飛び上がって驚いた糸鋸が声を主を振り返ると、少し開いたドアの隙間から、御剣がどす暗いオーラを醸し出してこちらを見ていた。 「み、みみみ御剣検事っ!お脅かさないで欲しいっす!」 「少しいいだろうか」 こんな状態でノーなど言えるワケがない。糸鋸は御剣のいる小会議室へ冷や汗をびっしりかきながら足を踏み入れた。 声を掛けてからこちらを見ようともしない御剣の背中には、重い暗い空気が目に見えるようにまとわりついていた。 呼び出された理由はいくら糸鋸でも察しがついた。あの夜の事だろう。 この決して器用でない年下の上司が、冥の事をどれだけ想っているかは知っていた。 詳しい状況までは分からないが、それこそ肝心の冥を傷つけてしまうくらい追いつめられるほどの想いだったワケである。 いくらボロボロの冥を慰めたかったとはいえ、彼の知らないところで彼女の肌に触れてしまった事は、糸鋸の後ろめたい事実となってその胸にのし掛かってきた。 あの夜に、一晩泊めて自宅に送ったと連絡を入れたのは糸鋸自身だ。大方、その事で責められるのだろう。 問題は、御剣がどこまで知っているかだが‥‥。 「‥‥メイから全部聞いた」 「そうッスか、全部‥‥。‥‥ってぜんぶぅう~~!?」 イキナリ最後宣告である。 いくら御剣が公私混同をしない男とはいえ、冥に手を出した事が知れれば確実にクビになる。というか社会生活すらアブナイ。 「あ、あの、みつるぎけんじ‥‥」 「まずは、その。すまなかったな」 「へ?」 イノチの危険すら覚悟した糸鋸だが、意外な御剣の言葉に目を丸くする。 「‥‥情けない所を見られた。男として軽蔑してもらっても構わない。‥‥それから、メイが世話になった。ありがとう」 未だ目を上げてはくれないが、顔をこちらに向けて言った御剣の言葉に、何故か慌てて糸鋸は言い繕う。 「い、いやそんな大した事はしてねッスし、その。検事のお気持ちも知ってるッスから、そんな事全然ないっす」 滅多に聞けない、というか自分に向けて発せられる事は絶対ないだろうと思ってた謝罪や感謝の言葉の数々に、糸鋸はワケのわからない謙遜をした。 「そうか」 そこでやっと安堵したのか、御剣ははっきりと糸鋸を見た。一方糸鋸は、言われ慣れない検事からの礼の言葉に、何故か大いに照れている。 「まさか君も冥を想ってくれているとは知らなかったな」 「そ、そりゃそうっす。検事は彼女の事しか目に入ってなかったッスから!じ、自分はいつも後ろから見てたからぜ~んぶ知って‥‥」 そこで糸鋸は御剣の口調が平常のトーンに戻っていることを悟るべきだった。べらべらと捲し立てていると、ようやく不穏な空気に気がついた。 「で?」 「‥‥は?」 「貴様は少しばかりメイと、ふ、触れ合ったからといって、それ以上近しい仲になろうなどと画策しているのではなかろうな!?」 「とっとととととんでもないッス!誤解っす!!」 法廷で見せるのと同じ、相手を竦み上がらせるような視線に晒されて、糸鋸はまた自分の口の軽さの失態に気がついた。 「そ、そりゃ自分は狩魔検事の事がす、好きっすが、それと同じくらい御剣検事の事を尊敬してるっす!お、お二人の仲が良くなる事の方が自分はずっと望んでるッス!」 口は軽いが、嘘だけはつかないのが信条の男である。言いたい事を一気に捲し立てて、御剣に立ち向かった。 「本心か?」 「本当っす!それに、‥‥狩魔検事は自分の事なんか絶対相手にされないっす」 さすがに御剣もこの男が自身を偽るような事を言うとは思っていない。が、気持ち的にはどうにも納得できず、勝手に一人でしょぼくれている糸鋸を見ていた。 「‥‥そういえば、あれから狩魔検事とは仲直りされたんっすか?」 何気ない糸鋸の問いかけに、思わず御剣は言葉に詰まった。 一応この男も二人のいざこざのとばっちりを受けた格好ではある。事の顛末を知る権利はあるだろう。 「話は‥‥したのだが」 どうもその後避けられているようだ。と今度は御剣が顔を伏せた。 避けられるのも仕方ないのかも知れない。こちらの気持ちは全部伝えたが、彼女からは具体的にイエスもノーも聞いていない。 何とか会う機会を作りたいと、時間さえあれば彼女の姿を探しているのだが、一向に掴まらない。 「大丈夫っすよ!絶対大丈夫ッス!」 根拠無く自信満々の糸鋸の太鼓判に、御剣は胡散臭げな視線を送る。 「だって自分が“御剣検事は狩魔検事が好きだから”って言ったら、もの凄い勢いで“分かってる”って泣いて怒られちゃったっすから!」 「メイがそう言ったのか?」 「そうっす!狩魔検事は御剣検事の事しか考えてないっすよ」 あの夜、泣くじゃくる冥に向かい、糸鋸は自信満々に言い切った。 「御剣検事は狩魔検事の事が好きッス。‥‥だから嫌っちゃダメっす」 すると冥は大粒の涙をぼろぼろ零しながら思い切り怒鳴った。 「そんな事分かってるわよ!!‥‥私だって‥‥!!」 最後にどんな言葉が続くのかは分からなかった。 けどはっきりと、冥の中には御剣以外の男の入る余地などないと、糸鋸は思い知らされたのだ。 その日、冥は早めに残業を切り上げ自宅マンションへ戻ると、エントランス前に見慣れた男が立っていた。 「‥‥‥‥!」 向こうも冥の帰宅に気づき、素通りしようとする冥を慌てて呼び止める。 「待ってくれ、メイ!」 すれ違いざま御剣は咄嗟に冥の腕を掴んでしまい、お互いぎくりと身体を強張らせ、瞬間御剣はその腕を離した。 「‥‥すまない」 「‥‥‥‥」 一瞬立ち止まった冥だが、また御剣に背を向けて立ち去ろうとする。 「メイ!待ってくれ、その‥‥話がしたいんだ!」 御剣は彼女から一定の間をおいてついてゆく。 「嫌ならはっきり断ってくれていいんだ。一言返事が聞きたいだけで‥‥!」 なんとかオートロック前までに呼び止めようと必死の御剣だったが、冥は真っ直ぐに扉へと向かってゆく。 ダメかと思ったその時、オートロックキーを解除しながら冥がぽつりと呟いた。 「‥‥どうして、そんなに急かすのよ‥‥」 「え?」 静かなモーター音を立てて開く扉の前で、冥はひとつため息をつくとやっと御剣の方に顔を向けた。 「‥‥いいわよ、入って。お茶でも出すから」 しゅんしゅんと蒸気の音をたてて、小さなケトルが湯が沸いたのを知らせている。 冥はその湯を使ってポットに紅茶を入れると、ティーセットを揃えてリビングに向かった。 そのリビングにはソファに御剣が肩を強張らせて座っていた。 冥がティーセットをテーブルに置き、向かいのソファに腰を下ろすと、御剣は口を開いた。 「メイ」 緊張で声が震えそうになるのを必死に堪え、御剣は切り出す。 「私は、私の気持ちを全部伝えたつもりだ。謝罪の言葉も、償いの覚悟も、それでも君を欲する気持ちも全部‥‥だ」 喉が渇く。カラカラに。それでも彼女の用意してくれたお茶に手を伸ばす気にはなれなかった。 「その上で君は私を拒絶するというなら、きっぱりと君に二度と近づかない事も誓う。だから、頼む‥‥」 御剣はガバッと冥に向かい頭を下げた。とても、彼女を見ていられない。 これ以上彼女を見ていたら、この浅ましい想いを断ち切る覚悟が鈍るだけだ。 「この際、はっきりと引導を渡してくれ‥‥!」 そして冥の最後宣告を待つ。冥への恋心への、死刑宣告だ。 一瞬がこれほど長く感じた事はない。死刑囚は、皆こうして最後を待つのか。 冥が小さく息をつく気配があった。 「‥‥‥‥ごめんなさい」 あぁやはり、と御剣は目を閉じた。彼の言葉を受け取れない事への、謝罪の言葉だ。 これでやっと諦めもつく、と思った。もう何も聞く必要はないと。 しかし冥はぽつりぽつりと話を続ける。 「私、レイジの気持ち、何一つ分かってなかった。ちゃんと話をしなかった私が悪いの。本当は、本当は凄く嬉しかったのに」 「え‥‥?」 「ただ怖かったの。身体を、女を求められるのが怖かったの。ちゃんと応えられるのか分からなくて怖かったの」 「‥‥メイ」 御剣は頭を上げて冥を見る。彼女は顔を伏せて、一気に捲し立てた。 「でもレイジがっ、私を求めてくれるのが嬉しくて。でも先へ行くのは怖くて、はぐらかして逃げてたの。大人になれないの見られたくなくて、誤魔化してたの! ガッカリされたくなくて、気を持たす事して。だって、レイジが追いかけてきてくれるの、嬉しかったんだもの!‥‥レイジの気持ち考えないで、散々振り回して、傷つけたの‥‥」 「メイ、そんな事‥‥」 冥はそこまで喋りきると、大きく息を吸った。 「私が追いつめたの‥‥ごめんなさい‥‥」 冥は両手で隠した顔の隙間から、ぼろぼろと涙を流して泣いていた。 御剣は、優しく抱いて慰めてやりたい衝動をぐっと堪える。 そうだ、あの夜だって結局、堪えきれなかった大人げない自分が悪いんじゃないか。なのになんでこの娘は、傷つけられたこの娘は泣いているんだ。責められるのは自分のはずなのに。 ひとしきり涙を零した後、冥は顔を拭いながら続ける。 「ホントはね‥‥今も迷ってるの。なのにレイジが、急かすから全然、分かんなくなっちゃって‥‥」 手の甲でいくら拭っても冥の涙は止まらない。咄嗟にハンカチを差し出したが、ふるふると首を振って拒否した。 「怖かったの。痛かったの。もう忘れたいくらい悲しかったの。でも、それでも、レイジが離れていっちゃうのはイヤなの‥‥!」 しばらく冥の啜り泣く声だけが部屋に響く。冥の嗚咽が治まった頃を見計らって、御剣が声を掛けた。 「メイ。‥‥君を、抱き締めてもいいだろうか」 「‥‥‥‥」 返答はない。だがその無言を拒絶ではないと受け取って、御剣は冥の隣に寄り添うとそっと背中に腕を回した。 「‥‥いっそ、嫌いになれれば良かった」 消え入りそうな小さな声で、冥がぽつりと言った。ゆっくりと御剣の胸に身体を預けてくる。 「謝罪なんて聞かなければ良かった。キスなんて‥‥しちゃったから、貴方の事好きなんだって思い知らされちゃったわ‥‥」 背中に回した腕に力を込めて抱き寄せる。空いた手で濡れた頬を拭ってやると、もう涙は止まったようだった。 「そういう事、ちゃんと最初に話してくれてれば‥‥」 御剣も、冥の気持ちがどこを向いているのかわからなくて、不安になっていたのだ。もっと冥が心を開いてくれてさえいればという思いが、今になって悔やまれる。 思わず漏らした御剣の言葉に、冥はキッと真っ赤に腫らした目を上げた。 「何言ってるのよ!普通、そういう事は男性が察してくれるべきだわ!」 「ム‥‥そ、その通りだ‥‥」 貴方一体、私の何を見てきたのよ!と冥が憤慨する。確かに自分の気持ちばかり先行して、彼女を見てきたつもりになっていただけだったのかもしれない。 彼女のこういう素直じゃないところも含めて全部が愛しかったはずなのに、愛憎に傾倒して見えなくなっていたという事か。 しょんぼりと肩を落とす御剣を見て、冥は言いたい事を言ってすっきりしたとばかりにふんと鼻を鳴らした。 そして冥からも腕を伸ばして、ぎゅっと抱きついた。 「これからは、ちゃんと大事にしてくれるんでしょうね?」 「もちろんだ!‥‥君が許してくれるなら」 「許すも許さないも‥‥」 そこで冥はちょっと言いよどむ。 「私はこういう性格だし、貴方の思い通りにならない事、たくさんあるわよ。ホントにまだ、気持ちの整理、ついてないし‥‥。それでも、いいの?」 「大丈夫だ。君がちゃんと私の方を向いてくれているという自信があれば、いつまでだって待てる」 きっぱりと言い切った御剣の言葉に、冥はやっと安心したようにちょっとだけ微笑んだ。 御剣は腕に中に確かにあるぬくもりを抱きしめながら、幸せを噛みしめていた。 冥はもう怯える様子もなく、彼に身体を預けている。 ゆっくりとお互いの体温を感じていると、御剣の指と自分の指と絡ませて遊んでいた冥が口を開いた。 「痛いのははじめてだけって、本当かしら‥‥」 一瞬ぎくりと胸がすくんだ御剣だが、冥が平静としている事に落ち着きを散り戻す。 「どうだろう、聞いた事はないが‥‥」 冥はそうよね、と言葉で頷いた。 「し、しかし前回のコトはかなり手荒にしてしまったし、優しくすればきっと‥‥」 「私、別にまたアレを体験したいとは言ってないわ」 慌てて取り繕う御剣だったが、あっさり冥に切り捨てられて、また少し項垂れる。 「そ、そうだな‥‥」 「まぁでも」 弄んでいた御剣の指先を、冥はきゅっと掴んだ。 「‥‥試してみる?」 じっと真っ直ぐ見つめてくる冥の瞳。きっと私はこの瞳に囚われ続けるのだな、と御剣は理性の薄れゆく頭の片隅で思った。 ついと上げた顎に手を添えて、深い口吻を交わす。 怖がらせないように、脅かさないように、ゆっくりと手先を意識させないようにそろそろと冥の衣服を脱がしていく。 デリケートな胸元から腰にかけてが外気に晒されたときは、さすがにびく、と肩を振るわせたが、御剣の腕をぎゅっと握って堪えたようだった。 続けて胸の下着を外していくと、乳房の鮮やかな白が目に飛び込んできた。 それだけで全てを放り出して思うままに欲したい衝動が沸き起こるが、前回の失態が何とか思いとどまらせた。 今は、冥に優しい愛を教える事が先決だ。 耳元から首筋へゆっくりと唇を滑らせ、鎖骨をなぞるように胸元へと舌を這わせる。 柔らかい乳房に吸い付き、たくさんキスを送りながら、もう片方の膨らみを空いた手で撫でるように揉んでいく。 甘い吐息を繰り返していた冥は、淡い桃色に染まった乳首に吸い付かれると、短い嬌声を上げた。 はぁと吐き出された吐息が甘い熱を含んでいる事を確認すると、御剣はすでにぷっくりと形を現している乳首に何度もキスをし、舌で舐め転がす。 堪える様子もなく繰り返される冥の荒い吐息に、恍惚とした喘ぎが混じり始める。 「ふぁっ‥」 その反応に気が大きくなった御剣は、執拗に乳首への刺激を繰り返す。同時に手の平で乳房の柔らかい肉の感触も堪能する。 冥はすっかり快感に身を任せ、甘い喘ぎを繰り返していたが、次第にもぞもぞと身を捩り始めた。 どうしたものかと様子を窺うと、下腹部に違和感を感じているらしい。 「あ、待ってっ‥‥」 さてはと下の下着を下ろしていくと、布地の中心がしっとりと濡れている。 「‥‥メイ、感じてくれているのだな‥‥」 「そう、なの?」 潤んだ瞳で御剣を見上げてくる。そっと指を添えると。茂みの奥がとろりと潤っているのが分かった。 「メイ、可愛いよ‥‥」 一時はもう二度と触れる事が許されないかと思ったが、今こうして腕の中でその“女”をたっぷりと匂わせている。 御剣がうっとりと彼女を抱きしめると、冥はねだるように囁く。 「胸は‥‥気持ちいいの‥‥」 「良かった。じゃあ‥‥ここはどうだ?」 「あっ、‥‥あぁん!」 秘部の小さな突起にぬるりと湿った指を当てると、冥はびくりと身体を震わせて声を上げる。 少しだけ指を動かしてみると、冥はその度に男の耳に心地良い喘ぎ声を上げた。 「あぁ、やぁっん‥‥!」 「メイ‥‥!」 その声が無性に欲しくなって、唇を奪った。絡め合う舌の隙間から際限なく甘い声が零れ、御剣はそれを逃さないとばかりに貪る。 すっかり敏感になった秘部は濡れそぼり、刺激を続ける指先に蜜をまとわりつかせている。 充分潤ったところで、御剣は指を一本、冥の中心へと沈み込ませた。 異物感に冥は嬌声を上げる。しかししっかり濡れているソコに指はすんなりと滑り込み、中でまったりと締め上げられる。 冥がそれに拒絶感を抱いていないのを確認すると、ゆっくりと動かし始める。 次第に指を動かしてほぐすようにしてやると、冥はされるがままに快感の喘ぎを繰り返す。 「メイ、気持ちいいかい‥?」 御剣も、その中の熱さと収縮を繰り返す内壁の心地よさに、夢中になって行為を続ける。 「あんっ!はぁ‥‥あぁん、あっあぁっ!」 冥からの返答はない。だが、その喘ぐ声が十分に肯定を物語っていた。 興奮に我を忘れかけた御剣だが、ふとある事実を思い出し、不穏な想いが胸をよぎる。 「メイ‥‥」 「ふっ、あぁ!ぁんっ‥‥なっ、なに‥‥?んあっ!」 「‥‥刑事には、どうやって気持ちよくしてもらったんだい?」 「‥え‥‥?‥あっ、はぁん!」 そうだ、確かに冥は糸鋸に“教えてもらった”と言っていた。 あれだけ醜態を晒しながらも、まだ自分の醜い劣情は無くなっていないらしい。 冥を責め立てながらも、一度思い出してしまった嫉妬の思いはすぐには消えない。 「‥‥キス‥、いっぱいキスして、くれたと思う‥‥。あんっ!」 御剣の指の動きに翻弄されながらも、冥は律儀に応えようとしてくれる。 「思う?」 「よく、憶えてない‥‥。んっ、レイジの、あん、レイジのコト、考えてたからっ‥‥はっ!」 「‥‥‥‥」 その時、冥が一際高い嬌声を上げた。もう限界が近いのか。 「あっ!レイジっ‥レイジぃ!あっ、‥あ、あああぁぁあん!!」 深く差し込まれた指が痙攣するように収縮した膣壁できゅうぅと締め付けられる。ぐぐっと持ち上がった腰を、すとんとソファに下ろし、冥はぐったりと御剣にもたれ掛かった。 執拗な御剣の責め立てに、絶頂を迎えてしまったらしい。 そうだ、以前の事がなんだというのだ。今、冥は自分の腕の中にいて、全てを任せてきているというのに。 また浅はかな思いに囚われかけたのを恥じ、冥を優しく抱きしめた。 今はこの少女と一つになり、想いを確かめ合うのが先決だ。 この冥への想いに比べたら、そんな事、些細な事ではないか。 冥をそっとソファに横たえ、御剣は自らの衣服を脱いだ。 「‥‥‥‥‥‥」 冥が強張った表情で一点を凝視している。 その様子に気押されしてしまって、御剣もなんだか身動きが取れないでいた。 「その‥‥メイ、あまり見ないでくれるか」 冥の視線は御剣のそそり勃つ男性器に向けられている。 「だ、だって、だって」 一瞬ちら、と御剣の顔を見た後、また元の場所に視線を張り付かせる。 「こ、これ、入るの?」 「“入るの”‥‥って‥‥。前も挿れただろう」 これまでにすっかり準備の整っている御剣のモノは、出番を今かと待ちかまえているのに、肝心の冥はそれを目の当たりにしてすっかり腰が引けている。 「そうだけど‥‥見るの初めてだから‥‥」 こんなの入ってたの‥?と愕然とした様子で、目を反らせないでいる。 正直なところそこまで驚かれるほどのモノではないとは思うが、だからといっても並以上だという自負はあるワケで、まぁやはり初めて目にする冥には受け入れ辛い事は間違いない。 「‥‥気持ち悪いか?」 見慣れない外観に嫌悪感を抱くという事も考えられる。 しかし今夜に限っては、自分がどれだけ彼女に対して真摯な姿勢で臨んでるか、全て晒け出す事で分かってもらおうと思い、あえて隠す事はしなかったのだが‥‥。 逆効果だっただろうか、と不安になる。 「そんな事はないけど‥‥ちょっと驚いて‥‥」 と言いつつもじっと視線は動かさない。なんだか視姦されているようで落ち着かなかった。 とりあえず嫌がっている様子はなく、まじまじと未知の物体に対するかのように目を離さないでいる。 「こ、これじゃあ痛いわけよね‥‥」 何だか一人で納得したように冥は呟く。 それじゃあ御剣の大きさが悪いみたいではないか。 「もう少し小さくならない?」 「ならない!というかそうじゃないだろう!」 よほど破瓜の痛みを引きずっているのか、冥はなかなか踏ん切りがつかないようだ。 「今日はしっかり慣らしたし、その、挿れるのが痛い、という事はないと思うぞ。‥‥多分」 あれだけたっぷりと指で柔らかく慣らしもした。挿れる分には問題ないと思うのだが、やはり冥次第なので自信がない。 「じゃ、じゃあしましょう。うん」 何だか一大決心でもしたように気合いを入れている。腕を伸ばして抱擁をねだる冥を、ようやく腕に抱く事が出来た。 さて、と挿れる体勢に寝かそうとしたところで、冥が不安そうに口を開く。 「い、痛かったら、やめてね?」 「‥‥わかった」 とは言ったものの、正直これだけ高ぶった己が、いざ挿入に成功した時点で「はいそうですか」と引き返せるとは思えなかった。 大丈夫、優しくすれば大丈夫、と御剣は自分に言い聞かせるように胸の内で繰り返す。 入り口にぐっとあてがうと、冥が小さく呻き声を漏らした。 それを耳にして、御剣もぎくりと身を強張らせる。 そっと様子を窺うと、冥も緊張を堪えているのかじっとしている。 今更心変わりをされても、という思いが先に立って、ゆっくりとではあるが動きを止めずに腰を進めていった。 また少し冥が呻いたみたいだが、なんとか全部入れる事はできた。 「‥‥メイ?痛いか?」 「‥‥んっ‥‥」 衝撃に耐えるようにぎゅっと目をつぶっていた冥が、少しだけ潤んだ瞳を開けた。 「‥‥入ったの?」 「あぁ。入っている」 「すごいキツい‥‥けど、痛くはないわ‥‥」 そりゃキツいだろう。あれだけならしたのに、まともに男を知らない冥の中は狭く、容量オーバーのようにも思えた。 既に固くなっている御剣にとっても、この状態は少々痛みを伴ったが、冥が受け入れてくれている事をまずは受け止めなければなるまい。 繋がったまま全身で冥を抱きしめる。冥も御剣の背中に腕をまわし、お互い身体を密着させて感じあった。 冥の唇から切ない声がこぼれる。愛しい。 「メイ、‥‥動いても、いいか?」 囁くように許しを請うと、冥はかすかに頷いた。 負担を少してもかけないよう、ゆっくりと腰を進める。 思うままに振る舞いたい衝動はあったが、自らを戒める気持ちがそれを抑えた。 次第に行為を受け入れられるようになったのか、切なげだった冥の声が明らかに艶を帯びてくる。 それにつられるように御剣も快感に溺れ始め、動きが大きくなっていく。 頭の片隅で自制の鐘が鳴るが、冥が繋ぎ止めるかのように回す腕が、御剣に安心感をもたらしていた。 そうだ、もう泣かせたりなんかしない。決して離したりなんかしない。君が必要としてくれる限り、大事にするから―― 「メイ、愛してる‥‥!」 思いの丈を全て吐き出した瞬間、冥は確かに頷いた。 霞がかかったようにぼんやりとした頭が少しはっきりしてくると、目の前に心配そうな御剣の顔があった。 「大丈夫か?メイ」 あぁ、そうか。私、また―― ほんの少し前の事なのに、何だかコトの実感がない。それでも意識を集中させて、自分に起こった事を確認しようとした。 今はもう中に御剣はなく、妙な違和感はあったが、心配したような痛みはなかった。 「えぇ、大丈夫よ‥‥」 だるさに身体が重くはあったが、微笑んで応えると御剣は安心したようだった。 「なんだかぼんやりしてるから、何かあったのかと思って‥‥」 御剣の大きい手で髪を撫でられる気持ちよさに、冥は目を細める。 「うん、何かしら‥‥。痛くなかったから、気が抜けちゃったのかな‥‥」 「そうか」 とりあえず、苦痛がなかっただけでも御剣にとっては大きいコトだ。改めてホッと胸をなで下ろすと、冥がくすりと笑った。 「レイジは?気持ちよかった?」 ぐっと御剣は言葉に詰まる。そう直球で聞かれると、困る。 「う、ム。その、メイが大変な思いをしていたのに悪いが‥‥気持ちよかった」 つい我を忘れるところだった、と御剣はがっくりと項垂れる。 あれだけ優しくしようと心に誓っていたのに、危うく同じ過ちを繰り返すところだった。 その様子を見て、冥は可笑しそうに笑う。 「私はまだよく分からないから‥‥」 なんとなくそれっぽく感じるものはあったものの、異物感や圧迫感の方が先に立って、まだ冥は快感というものが体感できていなかった。 「そ、それはそのうち‥‥慣れれば大丈夫だ」 「そうよね。レイジが教えてくれるんでしょ?」 あっけらかんと冥に言われて、御剣は真っ赤になって返答に困る。 「う、うム。君が望むなら‥‥」 「まぁ当分はいいわ。何だか疲れちゃった」 そしてそれ以上にあっさりと次回の望みを絶たれて、御剣はがっくりと肩を落とす。 「それに、しばらくはソレ抜きでも“付き合ってる”っていうの体験してみたいし」 冥はそう言って、ふふっ、と笑った。 「は?」 「だってちゃんと“付き合う”って宣言して付き合うのこれからでしょう?」 確かに今までは、二人で過ごす事はあっても一方的に御剣が言い寄っている形であったし、冥からもきちんと向き合っての付き合いはこれから、という事になる。 「私たちこれかられっきとした“恋人同士”になるのよね」 と、何だかうきうきしている冥が可愛くて、御剣は何も言えなくなる。 「‥‥大事にするよ」 「うん」 そう言うと冥は御剣に寄り添った。 まぁソレだけが恋人同士ですることではないし、こうして冥の口から「付き合って」などという言葉が出る時点で御剣は嬉しかった。 「あのね、レイジ」 「ん?」 冥がちょっともったいぶって御剣に話しかける。 「あの食事とかに付き合うのね、局長に頼んで止めてもらったから」 「え?」 冥が言っているのは御剣の気を揉ませていた、検察・警察上層部や法務省官僚などとの食事会のことだろう。 あの頃は確かにそれらが悋気を起こす対象になっていたが、理性では大事な接待の一つであって、仕事だと割り切ろうとはしている。 「しかし、局長は困るだろう」 彼女との時間を引き換えに、検事局長は相当な待遇を上から受けていたはずだ。何しろ彼らの印象を良くするだけで、現場の検事達が捜査にどれだけ動きやすくなるか。 それを彼女の微笑みなしで何とか取り持てというのだ。 「だって」 そう言って冥はちょっとはにかむ。 「彼がすごいヤキモチ妬きなんです、って」 言っちゃった。という冥の言葉を聞いて、御剣は耳まで赤くした。 END
https://w.atwiki.jp/nijiironosora/pages/14.html
知ってると便利? アルミ系 飛行船の舵(ラワン2生ゴム3糸鋸から)と果物等級5を合成(石系でも可) 丸太 クラン村うしろの森林ですっごい取れる。木材にしてリサイクルするとたまに普通丸太取れる
https://w.atwiki.jp/nkysclub/pages/44.html
アルミ系統 初期素材:飛行船の舵装置(製造・糸鋸) 等級 作りたい物 副系統 レシピの例 説明 16 青牙のバンド 銅 飛行船の舵装置+銅縄の靴(仁川武器屋) SPD+11,ATK+5 19 尖刺のバンド 金 飛行船の舵装置+金糸の頭巾(初級錬金) ATK+19 20 青雲角の兜 鋼 飛行船の舵装置+斬魔の拳爪 SPD+20 21 白鐵の手袋 青雲角の兜+プロペラ SPD+21
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/120.html
御剣×冥←糸鋸 「先週は確かイタリアン、だったわね。次回はもう少しあっさりした料理にしてくれないかしら」 こってりとしたバターソースのムニエルを優雅に口へ運びながら冥が言う。 「カロリーを気にしているのか?痩せぎすの女はいただけない。君は少しばかりふくよかさが足りない位だと思うが」 真向かいに座るのは、同じ師のもとで学んだ御剣怜侍だ。 彼はこのところ3日に一度の割合で冥を食事に誘っているが、彼女のほうは3回に一度応じる程度である。 その他多くの申し出により彼女の晩餐の予定は何ヶ月も先まで埋まっているとのうわさを、内心快く思ってはいない様子だ。 交際を幾度となく申し込んでいる御剣に対し、「私レイジのことを特別な異性だと思っているわ。つまり私達、とっくにトクベツな関係じゃない?」 などと鼻先で軽くあしらわれ、望む返事が得られずにいたこともその思いに拍車を掛けた。 「痩せぎすの女はいただけない、というのには同感ね。でも私べつに今の体形に不満はないわ」 クスリと笑って御剣を見つめる。 「文句をつけた人も、これまでのところ皆無よ」 まだ見ることのかなわぬ、その白い裸体をどこの馬の骨の眼前に晒してきたのかと妄想するだけで、御剣は頭に血が上り今にも何か馬鹿げたことを叫びだしそうになった。 「…聞くところによれば、今日の君の法廷にも法曹関係者が大勢押しかけたそうだな」 とても10代と思えぬ艶然とした笑みを浮かべ、冥はワイングラスに手を伸ばす。 御剣は対照的に、苛立たしげに指でトントンとテーブルを叩きながら話し続けた。 幼いころから彼女の美しさを愛でていたのは自分なのに、との思いが御剣の口調をきつくする。 「キャリアの参事官やら警視正からの見合い話が殺到しているとか。選り取りみどりというワケだ」 「非公式にお会いして、食事をするだけよ…」 小さな口を必要以上に開けることなく次々と料理が吸い込まれていく合間に、なんでもない調子で冥は答えた。 モノを食べて優美でいられる人間は少ないが、彼女は実に美しい食事マナーを躾けられている。 食事に行った警察幹部たちにはいい目の保養になっただろう。 食事だけならな、とまた御剣はあらぬ想像をしてはナイフを操る右手に余計な力を入れてしまう。 日本で再会した彼女の美しさに見惚れ、思わず頬に口付けようとしたら…彼女はスッと身を引いてその手を差し出したのだった、尊大な女王のように。 あの滑らかな白い手にキスした瞬間から、御剣は彼女のすべてを欲するようになったのだ。 食事が終わりに近づく。毎回、繰り返される会話を今日もやはり御剣から持ち出す。 「メイ、今夜は……どうだろうか?」 「明日の法廷の準備があるのよ。悪いけど早く帰らなくては…今夜はとても楽しかったわ」 少し眉を顰めるようにして、冥が決まり文句のように早口に答えた。 彼は冥を誘うときいつも部屋を取ってあるのだ。彼女もそれを知っていてさも残念そうに断ってみせる。 (ウソを吐け!!キサマの担当している裁判は明日は休廷だろうがッ)心のなかで小悪魔に向かって悪態をつく。 しかし現実には、彼はこの年端も行かない少女にまったく翻弄されている状況に対し異議を唱えることさえできそうになかった。 (私はメイにからかわれているだけなのだ…イイ大人がみっともないことこの上ない) 表情を押し隠し食後のブランデーを飲み干したが、いつになく悪酔いしてしまい店を出た途端グラリと視界が揺れた。 「ちょっとレイジ、大丈夫?」 みんなオマエのせいだと思いながらも彼女に笑いかけ首を振る。 ディナーのときの艶やかさは鳴りを潜め、目の前の少女は心弱そうに心底自分を心配しているようにみえた。 自分に夢中なオトコをいたぶる趣味があるとは思えない、清楚な瞳…愁いを帯びた表情。 ああ、こうやって周りの男をすべて虜にしていくのだろう。心ゆくまで溺れてみたいものだ。 酔いがまわって錯乱した頭が妄想を奏でた。 「ちょっと…歩けそうにない。部屋まで肩を貸してくれないだろうか」 御剣をベッドに寝かせ水に濡らしたタオルを額に当ててやると、冥はすぐに出て行こうとした。 「タイをはずしてくれないか」 苦しそうな表情で呻く御剣を彼女は放っておけず、彼の元へ近づいていく。 落ち着かない表情で、おずおずと御剣の胸元に手を伸ばし結び目を解いてやる。 「これでいい?」 覆いかぶさるような体勢で冥が顔を上げると、そこに御剣の欲情した瞳を見つけてしまい身体が凍ったように動けなくなる。 冥が息を呑んだ瞬間、御剣はくるりと身体を反転させ彼女を易々とその下に組み敷いてしまった。 そのまま唇を寄せるが、冥は顔を背けそれを冷たく拒絶した。 「こんなやり方をして、あなた恥ずかしくないの?早く酔いを覚ましなさい」 自分に向けられた欲望に驚きながらもプライドの高い彼がこのような真似をできるはずがない、少なくとも我に返ればそう思うはずだと冥は考えていた。 「…恥ずかしくはない。君を、この手に抱けるのならば」 しかし御剣は冥の身体をしっかりと抱きしめ、己に言い聞かせるように低い声で答えた。 目の前の少女は男を押し退けようとあらん限りの力を込めて必死に抗う。 「イヤッ…イヤなのッ!」 ここまできても彼女は自分を受け入れないのだという事実が御剣の心を荒らし、肉欲が募る。 もはや少女の愛を得ることは不可能と知った。せめて身体だけは手に入れよう、と。 馬乗りになって冥を動きを奪うと、はずしたタイで彼女の両手を縛り上げた。 「君のアバンチュールの相手に加えてくれればいいのだ…報告されるばかりではつまらないからな」 「何を言って…るの。レイジ、私は……ぅん!」 濡れタオルを冥の口に無理矢理つめこむ。これ以上、彼女の言葉を聴くと何もできなくなりそうだったからだ。 「初めてというわけではあるまい…あまり気を持たせるな」 自嘲的な笑いとともに乱暴に服を乱し、荒々しく胸を掴む。愛しい少女に対する行為とは呼べない、ただの蛮行といっていいやり方だった。 二度と抱くことができないなら、その身に今夜のことをどこまでも刻みつけてやりたいと思う御剣の心がそうさせた。 冥の顔から徐々に表情が失われ、目が虚ろになってゆく。 人形のようにその身を差し出す様子に、御剣は言い様のない興奮を覚えていた。 「んぐぅ―――ッ!!」 御剣が少女の胸の蕾に歯を立てて咥えあげた。 ほとんど反応を示そうとしなかった冥の口からくぐもった悲鳴が上がる。目には涙が滲んでいた。 もっと君の声が聞きたいのだよ、そう言いたげな御剣の顔に残忍な笑いが浮かぶ。 身体の方々を赤く色づくほど強く吸い上げ、少女の肉を貪った。 裂け目に指を這わせるとソコはわずかに愛液が滲んでいるのみで、御剣はさらに残酷な行為に及んだ。 脚を押し拡げ、唾液で濡らした指を中心に突き立て、めちゃくちゃに掻き回す。 「クッ…んっ……ふうッ…!」 苦しげに身を捩る彼女を満足そうに見下ろした御剣は指を引き抜き、冥の口からタオルを引き出した。 「さぁ…最後くらいは、声を聞かせてくれ」 膣口に男性器をあてがうと、言葉を忘れた態の冥はふるふると首を振って濡れた瞳で御剣を懸命に見つめた。 そんな少女を御剣は愛おしそうに見つめ返し、頬を撫でる。 「そんなにイヤか?…嫌われたものだな」 一瞬、悲しげに顔を歪ませると御剣は怒張を彼女の中へめり込ませていった。 内部の狭隘さにも怯まず、根元まで確実に貫いていく。ぬるぬるとした液体が絡みつくのを、御剣ははっきりと感じた。 「いっ…痛ぃ……もぅ、やァ…レイ、ジおねがい……」 徐々に腰を動かし、彼女の快感を引き出そうとする。少女の口から名前が漏れると興奮がさらに増した。 確かに濡れているはずなのに、少女はいつまでも壊れたレコードのように呻き続けるだけであった。 ―――!!! その事実に思い当たったのと、御剣が精を放ったのはほぼ同時だった。 シーツを伝う紅い線。初めての、証。 目の前の光景を信じられない面持ちで、御剣はようやく声を絞り出すようにして言った。 「こうと分かっていたのなら、私は…こんな……」 壊してしまったものの重さに、彼は恐れ慄いた。 「もっと優しく抱いてやったとでもいうつもり?どこまでも私を無視した発言ね」 戒めを歯で食いちぎるようにして解くと、メイは素早く服をかき合わせベッドを下りた。 その目にはもう涙はない。そのまま一度も御剣を見ることなく部屋を後にした。 「それでも君を愛しているのだ」 彼のその呟きが届くことは、ついになかった。 どこをどう歩いたのやら、気がつけばスコールに打たれてずぶ濡れだった。 電話が鳴り、反射的に出る。 「糸鋸ッス!例の事件の重要な証拠が見つかったッス!間違いなく犯人を特定できるッス!逮捕ッス!!…あ、あの検事?」 興奮気味に叫んでいた糸鋸が、電話の向こうの沈黙に異変を感じ口ごもった。 (初動捜査をミスったのはやっぱりマズかったッスかね…) 冥の冷やかな罵倒が飛んでくるかと思ったのに、耳には雨音だけが響いている。 「…………」 言葉にならない嗚咽が伝わってきた。理由も聞かず、刑事らしい敏捷さで彼は叫んでいた。 「…すぐに行くッス!そこを動いちゃだめッスよ!!」 いくつか周りの建物の説明を聞くと電話が切れた。 本人すら現在位置が分かっていないというのに、それからほどなくして本当に車を回してきたことに彼女は少し驚いた。 「狩魔検事、とにかく車へ」 びしょ濡れの冥を自分のコートくるむと助手席へ座らせ、車を発進する。 その様子では今日はもう仕事は無理だろう、そう判断した糸鋸は冥を自宅に送るべく車線を変更した。 しかし家に送ると言った途端、助手席の冥が糸鋸に飛びつきハンドルを押さえたのだ。 「―――!!な、な、な、何するッスか!」 急ブレーキで路肩に車を止めた糸鋸が悲鳴を上げた。 「だ、め…。家はイヤ。独りの家に帰りたくない」 「…ならウチに来るッス。とにかくその服をなんとかしないと風邪引くッスよ」 彼女の身体にぴったりと張り付いたブラウスにも目をやることなく、彼は再び車を発進させた。 (今月はほとんど仮眠室で寝てたから、部屋が散らかってないのが救いッスね) 一言も口を利かずに震える冥を見やって、彼はそんなことを考え苦笑した。 「さぁ、とにかくシャワーを浴びてくるッス。自分はその間にお茶の用意と、検事の服を少しでも乾かしておくッスから…」 動こうとしない冥の肩を抱いてバスルームへと連れて行こうとしたその時、彼女は糸鋸の腰にしがみつき静かに泣き始めた。 そんな冥を見て、彼はそっとその身体を包み込むように抱いてやった。 (パパみたいだわ) 彼女の父は愛情表現の下手なほうだったから一度も娘を抱きしめてくれたことはなかったが、もし気恥ずかしさを振り払うほんのちょっとの勇気があればこんな風に抱いてくれたのではないかと彼女に思わせた。 その安心感の中で彼女は今夜のことを少しずつ思い出していった。 御剣と児戯のような会話を愉しんだこと。…彼女は彼以外の異性とは親しい口も利かないし、ましてや思わせぶりな態度を取ることもなかった。 自分がもう少し大人になるのを待っていて欲しかった。それだけだったのに… 「セックスなんて全然気持ちよくなかった…!」 糸鋸は冥を怖がらせないよう、ゆっくりと服を脱がせていった。 ブラウスを取り去ると、身体のあちこちについた噛み跡に唇を寄せる。 「……っ!」 ヒリヒリと焼け付く肌が、暖かい粘膜に覆われて心地よくなっていくのを冥は感じた。 「ああ、ここも…こんなに腫れてしまってるッス」 何度も噛みころがされて紅く膨れ上がっている胸先を優しく労わるように舐める。 「ふっ…ぅん……あぁ…」 丁寧に身体の隅々まで舌先で清められ、冥は思わず甘い吐息を漏らしてしまった。 糸鋸が冥の股間に顔を近づける。 「…!だ、め…ソコは。シタときのまま、だから…」 「自分のことなら気にしなくていいッスよ」 男はニッコリ笑うと、ソコについた少量の血も残らず綺麗に拭き取ってしまった。 最後に花芯を口に含むと、ゆっくりと冥を絶頂に押し上げるべく舐め転がす。 両腿が糸鋸の頭部を締め付け、やがて微かに震えたあとに力が抜けていった。 「こんなふうにすれば気持ちよくなれるッス。…だから、嫌っちゃダメッスよ、セックスも御剣検事のことも」 優しい声だった。 「どうして、レイジのこと…?」 「同じだからッス、自分と」 彼女をいつも見てたから、同じように冥を見つめる御剣の思いに気がつかないはずがなかった。 「…自分は御剣検事ほど顔も頭も良くないッスが、同じ男だからわかるッス!御剣検事は、狩魔検事のことが好きッス!!」 週末に、冥の部屋を訪れる客が一人。 「どうぞ」 一抱えはあろうかという花束にフルーツ籠、大きなくまのぬいぐるみ。顔は見えなかったがその紅いスーツで誰だかすぐに冥にはわかった。 「私は君にひどいことをしてしまった。…どんなことでもする。生涯を掛けて君に償うつもりだ」 顔を見るなり御剣が言った。 「どんなことでも?…3つお願いがあるわ」 即刻追い返されないことに安堵したが、まだ表情は硬い。 「言ってくれ」 「法廷中に聞こえる声で私を愛してるって言えるかしら」 少しくらい困らせてもいいだろう、そう思った冥が歌うように軽やかな口調で告げる。公私混同を最も嫌う御剣はそのようなアレは困る、とかなんとか言うに違いないと踏んでいたのだが… 「そ、そのようなことでいいのだろうか」 どうやら自身を曲げても冥の希望に沿うつもりであるらしい。彼女はそれがわかってすぐに次のお願いを口にした。 「ねえレイジ。私達って、まだキスもしてないのよ?」 冥の手が彼の頬に触れる。薔薇の芳香を掻き分けて、ふたりの唇が触れ合った。 「3つ目は……」 当月、給料日。 「うおおおおおぉッッ!ちょっぴり給料査定が上がってるッス!!!」 捜査一課に刑事の咆哮がこだました、とか。