約 14,405 件
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/158.html
御剣×冥×糸鋸 ある夜中のこと “はい、御剣だが” 「どうも、糸鋸ッス。例の件の報告書、あがったんで今から持って来てもいいッスか?」 “例の・・ああそうだな、頼む” 「了解ッス!ていうか、もう検事の執務室の前まで来てるッス」 “な、何だとッ?!刑事キサマ、それでは事前に連絡する意味がないではないか!!” 「むぐ、すみませんッス。でもせっかく持ってきたんで、コレは今置いていくッス」 “ム、ま、待て、今だと?!” 「そッス」 “いや、そのアレだ。あと十分程遅” 「ありゃ、電池ぎれッス」 「失礼しまーす」 脳天気な挨拶と共に、執務室の扉を開ける糸鋸。 「な、もう来たのか?!」 正面のデスクに座っている御剣が、何故かうろたえた様子で、彼を凝視した。 「?どうしたッスか、御剣検事。はい報告書」 「ウム、確かに。・・しかし私は後十分は遅れてこいと言ったはずだが」 「え?なんでッスか?」 「・・・」 「御剣検事?」 「馬鹿が馬鹿らしく馬鹿な事聞いてるわね。ヒゲ」 「え?」 この声は、まさか・・。 糸鋸が恐る恐る振り替えるとそこには・・ 「うおぉぉぉ!で、出たッスぅぅ!」 「人を化け物みたいに言うな!」 早速鞭が飛んでくる。 「ぎゃあ!・・うう、狩魔検事、何でここに・・?」 「・・私が何処に居ようと貴様には関係ない」 答えになってないッス。心の中で呟きながら、糸鋸は、来客用にあつらえられたソファーの方へ向き直った。 そこには、彼がこの世でもっとも恐れる少女―狩魔冥が、腕と脚を組ませたまま、居丈高に座っていた。・・のだが。 あれ?狩魔検事・・ 糸鋸のいぶかしむ様な視線を感じた冥は、それを避けるかの様にふいと横を向いた。 確かに、今日の彼女の姿はあきらかに異様だった。 真っ先に目に飛び込んできたのは、脚だ。 普段は黒いストッキングで覆われている形の良い脚が、何故か今日は剥きだしのまま組まれている。 その、白磁の陶器を思わせる滑らかな太股の内側には、何やら白いものがこびりついていた。 次に、胸元。普段はリボンやブローチで彩られたそこは、大きくはだけられ、組んだ腕の間からのぞく肌には、赤い鬱血の跡が点々と存在している。 更に、頬はうっすら夕映え色に染まり、こころなしか目もとろりと潤んでいる。 傍らには脱ぎ捨てられた革手袋と、パンティストッキング。 そして・・僅かに残る男女の体液の混じり合った匂い。 ここまで証拠がそろっていれば、いくら糸鋸が鈍い男であったとしても、ここでナニが行われていたのかは一目瞭然、である。 (も、もしかしてコレはいわゆる・・) 気まずい。 とんでもなく気まずい。 御剣も冥も黙ったまま言葉を発しようとしない。 沈黙がかえって耳に痛い。 「じ、じゃあ自分はこの辺で失礼するッス。お疲れ様ッス」 ついに絶え切れなくなり、わざとらしく明るい声でそう言うや否や、そそくさと踵を返してこの場からの逃亡を試みる糸鋸刑事。 であったが、足下を襲った鞭の音に、思わず動きが止まる。 「ひいいっ」 「どこへ行くつもりなのかしら?ヒゲ」 「あ、いえ、もう仕事も終わったことだし、家に帰ってソーメンでも食おうかと」 「帰る?貴方、この私の・・は、恥ずかしい姿を散々見ておいて、ただで帰れると本気で思っているんじゃないでしょうね?」 「べ、別に散々なんて見てないッス!ちらっと一通り・・わああ」 いつの間にか背後に立っていた冥に、むんずと襟首を掴まれ、そのままソファーの上に引き倒される。 「受けた屈辱は必ず返す。それが狩魔の掟」 屈辱も何も元々はこんなトコであんなコトしてる方がいけないんじゃないか。 と、思ってはみたものの、糸鋸がそれを口に出来るはずもなく。 なすがままにソファーの上に倒れた彼の肩を、冥が両手で押さえ付ける。 そして、法廷で勝利を確信した時に見せる様な笑顔を浮かべ、言った。 「痛い方と、恥ずかしい方、どっちがイイかしら?」 「はい?」 「・・答えなさい!」 冥の左手の鞭がぐいっと喉元に押しつけられる。 「ぃ、痛くない方でお願いしまッスぅぅ」 このままでは強制的に「痛い」方にされてしまう。と思った糸鋸は、咄嗟にこう答えた。 「そう・・了解したわ、ヒゲ」 そう言って、肩から手を退けた冥 。その手はそのまま下に降り、彼の股間を捕らえた。 「かかか狩魔検事!ななな何をしてるッスかぁぁ?!」 「何って、貴方が望んだ事じゃない?恥ずかしいのが好きだって」 「そっそんな言い方してないッス!・・うう、御剣検事ぃ」 たまりかねた糸鋸は、先程からこのあり得ない状況を、何故か静観し続けている男に助けを求める。が、 「すまんな、刑事。メイは一度言い出したら聞かないものでな」 と肩をすくめて見せる。 いやだからそういう問題じゃないだろう。と心の中でツッこむ糸鋸。・・どことなく楽し気に見えるのは気のせいだろうか? などと思っている間に冥の手は、既にジッパーを降ろし、下着の奥から彼のモノを掴み出していた。 「わ、わ・・ちょっと・・」 慌てて身を起こす糸鋸だったが、大事な所を握られたままで、まともな抵抗などできるはずがない。 「ふふ」 彼女は、十代の少女らしからぬ妖艶さで微笑むと、その白く繊細な手を、ゆっくり上下に動かし始めた。 「っく・・」 擦られた部分から、痺れるような快感が伝わって来る。あっと言う間に彼のそれは、熱く立ち上がる。 「もうこんなに固くなっちゃって。フフ、よっぽど溜まっていたのね」 からかう様に冥が笑う。 確かに、こうやって女性に触れてもらうのは久しぶりだし、自分でするより遥かに気持ちいい。 だが、いくら上司とはいえ、十歳以上も年下の娘にいいように弄ばれるのは、男としてあまりにも情けない。 しかし彼のそんな思いとは裏腹に体の方は、中心から絶え間なく与えられる甘い刺激に、ますます熱くなっていく。 「あら、まだイっちゃ駄目。もう少し遊びたいんだから」 先走りの液をまとい付かせた指が、限界まで膨れ上がったモノの先をそっと押さえた。 糸鋸が思わず声を漏らした時―。 視界の隅で御剣が立ち上がるのが見えた。 「なかなか楽しそうだな。さて、私も参加させてもらおうか」 「え・・レイジ?きゃあっ!」 御剣は、中腰のまま糸鋸を愛撫している冥の後ろに立つと、そのミニのタイトスカートをたくし上げ、下着を太股の辺りまで一気に降ろした。 そして、そのまま指を彼女の中心に差し入れ、動かす。 「悪い子だな、メイ。もうこんなに濡れている」 「はぁ、ん・・、違う・・ソコは、さっきレイジが・・ああっ」 くちゅくちゅと淫猥な水音が辺りに響き渡る。 冥が堪らず腰を揺らし始めると、御剣は既に起立している己自身を冥の蜜壷にあてがい―一気に貫いた。 「あはあっ!いぁ・・あん」 「っ・・メイ、手元がお留守になっているぞ。 君が、仕掛けたゲームだ。最後まで、責任を持ち、たまえ」 そんな事を言われても、御剣の責めに、自らの快感を貪るのに精一杯の冥は、糸鋸のそれを握ったまま、どうする事も出来ずにいた。 一方、ギリギリまで追い詰められたまま、放置された糸鋸の精神もまた、限界の極みにあった。 (うう、もう駄目ッス!) 考えるより先に体が動いていた。 なんと、彼は目の前で喘いでいる狩魔冥の頭を押さえ付けると、自らの股間へと押し当てたのだ。 「ふぐっ?!んんっ!」 一瞬、抗議する様な声を挙げた冥だったが、この異常な状況下において、すっかり理性が飛んでいるのか、目の前のそれに舌を這わせ始めた。 愛撫というより、闇雲に舌を動かしているだけであったが、既に限界まで昂っている糸鋸にとっては、充分な刺激となった。 しかも、相手はあの冥で、しかも御剣の前で、である。 考えただけでどうにかなってしまいそうだった。 後のことはともかく。 「んんっ、ふぅっ!・・んっんっ!!」 冥の声がひときわ高くなる。 後ろの御剣の動きも早さを増す。 そして、糸鋸も、 (もう限界ッス!出るッス!!) 「あっ、っあああー!!」 冥がついに糸鋸のぺニスから口を離し、絶頂に声をあげ、その身をのけ反らせると同時に、白く濁った液体が、彼女の美しい顔や髪を汚していた。 「クッ・・」 そして最後に御剣が、冥の中に今晩2回目の欲望を注ぎ込んだ。 それからの記憶ははっきりしない。 ただ、糸鋸は、気がつくと自分のアパートの自分の布団の上で朝を迎えていた。 翌日、 糸鋸刑事は、別件の書類を携えて検事局の廊下を歩いていた。 (はぁ、それにしても、エラい夢見ちまったッス) 思わず溜め息がもれる。 (御剣検事の前で、狩魔検事にあんなことやこんなこと・・。 もし現実だったら今頃、イノチがないッス) ふと気がつくと、前方から見慣れた赤いスーツ姿が近付いてくる。 (う、よりによって今・・) 「お、おはようございます。御剣検事」 いくら夢の事とはいえ、昨日の今日ではどうもこの人とは顔を合わせづらい。 「・・ウム、おはよう。」 いつも通りの御剣。 当たり前だが、なんとなくホッとした糸鋸に、彼はふいに声をかけた。 「ああ、そうだ。昨晩の事でメイから伝言だ」 昨晩?何の事ッスか? 「“昨日はよくもやってくれたわね。給料査定、覚悟しておきなさい”」 別に、口調まで真似しなくても・・。 でも自分、昨日狩魔検事に会ってないッス。夢以外では。 「“それから、私から特別ボーナスをくれてやるわ。今度は痛い方を、たっぷりとね”」 まるで昨日見た夢みたいな話ッスね、はは・・は・・はい? 「・・御剣検事、あの、なんで自分の昨日見た夢の話しってるッスか?」 「夢?何の話だ?しかし、私もついノってしまったが、昨日のアレは正直どうかと思うぞ ム、噂をすれば影だな」 御剣が糸鋸の後ろに視線を移す。 「まさか・・」 検事局の廊下に聞き覚えのある靴音が響き渡る。 それは確実に、近付いてくる。自分の背中に向かって、真っ直ぐに。 そして、 なじみのある悪寒を感じ、糸鋸が恐る恐る振り替えるとそこには・・ ―END―
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/144.html
18 あれから何がどう間違ってこんな風になってしまったのか、糸鋸にはまるでワケが分からなかった。 (…まずいッス) 去来する虚脱感の中、彼の脳裏を掠めたのは「後悔」の二文字だった。 ここは狩魔冥が暮らすマンションの一室。 事件の捜査について相談に乗ってくれるというからお邪魔したハズなのだが… それが今では、これまで触れた事もないくらい豪奢なベッドの上で、ふと胸元を見れば冥が寝息を立てている。 ふたりともつい先程まであんなに乱れていたのが嘘のように静かだった。 暗がりの中で垣間見た冥の肉体は、まるで一個の芸術品を思わせた。 思いのほかふくよかな乳房と、折れてしまいそうなほど細いウェストライン。 そこからつながるヒップは絶妙な張り具合でバランスを保ち、無駄な肉など一片も見当たらない。 雪のように白い肌は奇妙なほどなまめかしく、愛撫した指先に何の抵抗も与えないほどなめらかだった。 彼の男の部分を奮い立たせるのに充分以上の威力を持っている。 肩口には小さく、銃で撃たれた痕が残っていたが、 触れれば折れてしまいそうなその身体に余計痛々しく感じられる。 それはどこか冥自身の危うさにも似ていて、糸鋸は妙な切なさを覚えるのだった。 …女を抱いたのは一体何年ぶりだろう? 付き合うまでには及ばなかったが、もちろん彼にしても女性経験はあった。 とはいえ、冥ほど魅力的であったわけでも刺激的だったわけでもない。 正直言って、そういう事柄に関して彼は全く苦手だった。 そんな糸鋸を、好意を寄せている者は「純情」と言い、悪意を抱いてる人間は「甲斐性なし」と言った。 これまでいくつ片思いが破られてきたのか数え切れない。思い返すうちに情けなくなって、糸鋸は考えるのをやめた。 冥が処女でなかったのは意外だった。 彼女は確かに美人でスタイルも良い。だが、性格から察するに男にもてるタイプとは思えなかった。 やや綺麗すぎる顔立ちも、社会的地位や育ちの良さから来るプライドの高さも、 男をいま一歩踏み込む気持ちにさせるには少々度が過ぎるのではないか?と。 実際、こうして男の身体にしなだれかかる姿など、目にするまでは想像もできなかった。 (そして、何より…) そこまで考えて、糸鋸はまた自己嫌悪に陥った。 陥ったが、考えずにはいられない。 (何より、若すぎるッス) たしかに、19歳といえば一応社会的に大人として認められる年齢であろう。 今どき高校どころか中学生で男性を経験する女性など珍しくもないことを考えると、 別段彼女が非処女であったとて不思議ではない。 とはいえ、 (12……いや、13?) とっさに年齢差を計算し、暗澹たる気持ちになる。 そんな子供に手を出してしまった自分がひどく背徳的に思われて、糸鋸は憂鬱になった。 妙なところで思いつめ、また思いつめるくらいなら最初からしなければ良いのだが、 そのあたり糸鋸という人間の可笑しみといえなくもない。 (御剣検事に知られたら、何と言われるか…) 彼にとって冥は妹のような存在だった、とどこかで聞きかじった憶えがある。 「――何を考えてるの?」 不意に、冥が囁くような声で言った。 てっきり寝ているものと思っていたので、糸鋸は内心驚いたが、 「…いや、何でもないッス」 とだけ答えて起き上がろうとした。 「…ッ!?」 起き上がれない。冥が悪戯っぽい目で腕にしがみついているのだ。 「狩魔検事、あの…そろそろ自分」 そう言いかけたところを、形の良い冥の唇に塞がれてしまう。 何度味わっても優しく、やわらかく、甘いキスだった。 糸鋸が目を丸くしている間に、冥は軽く「チュ」と音を立てて唇を離し、 「だめよ」 と言った。 「いや、でも…もう帰らないと…」 「刑事」 「…ッス」 冥が少し声を低くすると、もう糸鋸には逆らえない。彼はそんな自分の条件反射が悲しかった。 (…パブロフのようなものッス) それが犬ではなく実験者の名前であることを知らない糸鋸は、 そんなことを考えながら目の前の冥を「さてどうしたものか」と見つめていた。 どうにもこのままでは帰してくれそうにない。 「あっ」 男は小さく悲鳴を上げる。 冥の細い指が、無造作に彼の一物を握ったのだ。 冷え症ぎみなのか、一度仕事を終えて敏感になっているその部分に、 彼女の手はゾクリと身を震わせるほど冷たかった。 「ん?」 冥は見上げるような目で、わざとらしく糸鋸の表情を覗き込む。 普段の彼女を知っているだけに、そのコケティッシュな表情はなお淫靡に感じられた。 この時、糸鋸本人は気付いていなかった。 もとからの体格に加え柔道と剣道で鍛え抜いた自分の肉体が、 19歳の若い性欲を満たし酔わせるのに充分足りるものだということを。 実際のところ、こうなってみるまで冥は「男」という生き物がこれほど強く逞しいものだとは知らなかった。 ついたてのような肩。きれいに割れた腹筋。かすかに感じられるオスの体臭。 本来であれば生理的な嫌悪感をもよおすであろう黒々とした体毛も、 今は好ましいとすら感じられる。 ――さらに、狩魔冥は知っている。 そんな筋骨隆々の男くさい風貌に似合わず、彼の心は思いのほか繊細で傷つきやすく、 それゆえ他者に対して優しいのだということを。 不器用だが、不器用なりに誰かの助けになろうとする素朴な善良人。 …頭が良いとはお世辞にも言えないが、逆に言えば妙な賢しさは微塵も無かった。 そういう男に自分が惹かれるなど、彼女自身は思いもよらない事だったが… 考えてみれば、そんな人間は今まで誰一人として自分の周囲には居なかった。 糸鋸という存在自体、冥からすると一種の奇跡に思われるのである。 「あ…、ちょ……ッ」 糸鋸がか細い声をあげる。冥は目細め、 「ほら、だんだん…」 大きくなってきた、とまでは言わないが、手のひらに感じられるその変化は明らかだった。 やがてその部分が最大限の自己主張に身をふるわせる頃になると、 もう糸鋸には我慢が効かなくなっていた。 「検事…ッ!」 それまで彼の男根を弄びながら徐々に硬くなっていくその感触を楽しんでいた冥に、 糸鋸の巨体が覆いかぶさってくる。 冥は一瞬だけ驚いたが、やがて期待と恥じらいにその頬を薄く染めた。
https://w.atwiki.jp/umvsc3/pages/65.html
ナルホドくん +目次 プロフィール ステータス2011/12/19アップデート変更点 モード切替 コマンド表 技解説 コンボ チーム内考察 カラー、アレンジコスチューム トレーラー動画 編集・修正コメント欄 関連リンク ナルホドくん/戦術指南 ナルホドくん/チーム内考察 セリフ集/ナルホドくん MISSION/ナルホドくん キャラクター別対策/ナルホドくん したらば掲示板/ナルホドくんスレ 新キャラクター攻略(4Gamer.net) プロフィール [部分編集] 本名 成歩堂 龍一 成歩堂法律事務所に所属する刑事事件専門の弁護士。愛称は「ナルホドくん」。これまでいくつもの難事件・怪事件の裁判に関わってきたが、それら全ての事件において、その圧倒的不利な立場から奇跡の逆転劇を見せてきた実績をもつ。パートナーは師匠である綾里千尋の妹で倉院流霊媒道の家元候補でもある綾里真宵。愛称は「マヨイちゃん」。アシストや投げで登場するのは所轄署で訓練中の警察犬で名前は「ミサイル」今作の新キャラクターの中ではサプライズ枠にあたるキャラクター。UMVC3にて初登場。 職業 弁護士 声優(日本語) 鳥海 浩輔 声優(英語) Sam Riegel 専用BGM 通常:成歩堂龍一 ~異議あり! 2001(逆転裁判)逆転モード時:追求 ~追いつめられて(逆転裁判) 初登場 逆転裁判(2001) ステータス [部分編集] 体力 1,000,000 ■探偵・法廷モード■逆転モード 重さ 普通 歩行速度 36/50位 ダッシュ スライド タイプ テクニカル シューティング フォームチェンジ モードチェンジができるシューティング寄りのテクニカルキャラ。初期状態では貧弱性能だが、立ち回りで必須となる"証拠品を回収する"ことが出来る唯一のモードである「探偵モード」。必殺技が強化され、ある程度接近戦でも戦えるようになり、証拠品と組み合わせればどの距離でも臨機応変に立ち回ることが可能になる「法廷モード」。そして、各種強攻撃と必殺技が超大幅に強化されるが、厳しい条件を満たさないと使えない究極弁護形態である「逆転モード」の3種類のモードを使い分ける必要がある。通常攻撃のリーチが短く、スピードも並なので立ち回りにかなりの苦戦をしいられることになる。そのうえ、自身を強化するために証拠品を拾う=一定時間無防備にならざるをえないこと、証拠品にハズレがあり運がからむこと、証拠品を三つ所持&発生の遅い"異議あり"を当てないと逆転モードになれないことが枷となり、安定性はトップクラスに低く爆発力はトップクラスに高い。ゆえに勝訴するためには、マヨイちゃんやチームメイトを使いこなし、どれだけ早く安全に証拠品を集められるかが課題となる。 探偵・法廷モード時 Xファクター 攻撃力 速度 効果時間(F) Lv1 135% 105% 10秒間(600) Lv2 160% 110% 15秒間(900) Lv3 185% 115% 20秒間(1200) 逆転モード時 Xファクター 攻撃力 速度 効果時間(F) Lv1 200% 110% 10秒間(600) Lv2 120% 15秒間(900) Lv3 130% 20秒間(1200) 2011/12/19アップデート変更点 逆転モード中のヴァリアブルアシストα・βの無敵を削除。 モード切替 探偵モード 法廷モード 「きりかえる」使用[+S] 探偵モードにて、攻+Sの「さがす」で証拠品を集めることができ、集めた証拠品はHCゲージの上にある専用欄へ。各証拠品欄は左から、[弱+S]・[中+S]・[強+S]の順に対応しており、すでに証拠品が納められてるコマンドを入力した場合は「さがす」から「すてる」になる。証拠品欄の背景が明るくなってる場合は「効果的な証拠品」、空欄と同じ色の場合はハズレの証拠品である。効果的な証拠品が揃っていなくても法廷モードになることはできるが、「つきつける」が使用出来ず逆転モードになることもできない。 法廷モード 逆転モード 「逆転への布石」ヒット[+強][空中で+強] 効果的な証拠品を3つ集めた状態の法廷モードでは、強が「逆転への布石」、J強が「空中逆転への布石」に変化。ヒットさせることで、逆転モードへ移行できる。また、集めた証拠品は[弱+S]・[中+S]・[強+S]で「つきつける」ことができる。「つきつける」で発生する攻撃は集めた証拠品によって効果が違う。 逆転モード 探偵モード 制限時間20秒経過か「逆転裁判」ヒット[+攻攻] 逆転モードは制限時間20秒限定。残り時間は証拠品欄下に青いバーで表示される。制限時間が過ぎるか、Lv3HCの逆転裁判をヒットさせると逆転モード終了。集めた証拠品は全てなくなり、探偵モードに戻る。控えに回るとタイマーが停止したまま逆転モードが継続し、ヴァリアブルアシストの性能が超強化されるのでパートナーに交代しても強い。 コマンド表 [部分編集] 分類 探偵 法廷 逆転 コマンド 特殊技 聞きこみ 尋問逆転への布石 追求 +強 空中聞き込み 空中尋問空中逆転への布石 空中追求 空中で+強 つまづく つまづく つまづく +中 -- ひらめく -- 強 ⇒ 強 -- メモる -- 強 ⇒ 強 -- もうひと押し -- J強 ⇒ J強 必殺技 「マヨイちゃんっ!?」 ファイル吹雪~吹上 ファイル猛吹雪~吹上 +攻 -- ファイル吹雪~吹下 ファイル猛吹雪~吹下 +攻 -- たたみかける さらにたたみかける +攻 さがすすてる つきつける つきつける 攻+S きりかえる きりかえる -- +S ハイパーコンボ マヨイ御乱心大乱舞 マヨイ御乱心大乱舞 マヨイ御乱心大乱舞 +攻攻 -- 「静粛に!」 「静粛に!」 +攻攻 Lv3ハイパーコンボ -- -- 逆転裁判 +攻攻 タイプ Vアシスト Vカウンター Vコンビネーション α ファイル吹雪~吹上 マヨイ御乱心大乱舞 β たたみかける γ 対人ミサイル 技名の表記違い 日本版 海外版 カタカナ読み つまづく Slip-Up スリップアップ 聞きこみ Questioning クエスチョニング ひらめく Illuminating Point イルミネーティングポイント メモる Note Scribbling ノートスクリブリング もうひと押し "Just a Little More...!" ジャストアリトルモア 尋問 Cross-Examination クロスイグザミネーション 逆転への布石 Bridge to the Turnabout ブリッジトゥザターンアバウト 追及 Pursuit パシュート 「マヨイちゃんっ!?」 "M-Maya!?" マ、マヤ!? さがす Investigate インベスティゲート すてる Discard ディスカード きりかえる Mode Change モードチェンジ ファイル吹雪~吹上 Paperwork (High) ペーパーワーク(ハイ) ファイル吹雪~吹下 Paperwork (Low) ペーパーワーク(ロー) たたみかける Press the Witness プレスザウィットネス つきつける Present Evidence プレゼントエビデンス ファイル猛吹雪~吹上 Paperwork Storm (High) ペーパーワークストーム(ハイ) ファイル猛吹雪~吹下 Paperwork Storm (Low) ペーパーワークストーム(ロー) さらにたたみかける Break the Witness ブレイクザウィットネス 対人ミサイル "Get em, Missile!" ゲットエム、 ミサイル マヨイ御乱心大乱舞 Steel Samurai Maya Smelting! スティールサムライマヤスメルティング 「静粛に!」 "Order in the Court!" オーダーインザコート 逆転裁判 Ace Attorney エースアターニー 技解説 [部分編集] 通常技 攻撃力 補正値 属性 解説 立ち弱 探偵 33,000 0.75 - 0.10 資料を読む。すべてのモードに共通。ナルホドくんの技の中で攻撃発生が最も早いがリーチも極端に短い。 法廷 33,000 0.75 - 0.15 逆転 39,600 0.75 - 0.30 立ち中 探偵 50,000 0.80 - 0.10 資料をさらに読む。すべてのモードに共通。弱より若干遅いものの、相手のヒット硬直が弱より長い。 法廷 50,000 0.80 - 0.15 逆転 60,000 0.80 - 0.30 立ち強 探偵 60,000 0.85 - 0.10 頭を抱える動作。前進するのでリーチが長く、探偵モードの主力技。両腕に判定があるので出現攻めの表裏択にも使える。ヒット・ガード問わずSまで入れ込んでおくといい。 法廷 70,000 0.85 - 0.15 中とほぼ同じ資料を読む動作になり、ひらめくに派生できる。 逆転 132,000 0.85 - 0.30 ジャンプキャンセル浮かし削りダメージ飛び道具無効M 巨大な指状のオーラを斜め上に繰り出す。リーチ・発生・判定が異常に強く対空として使える。 S 探偵 100,000 0.90 - 0.10 エリアル始動 くしゃみ。「待った!」や「異議あり!」からキャンセルで繋げられる。ガードさせての不利が殆ど無く、通常技をガードされた時はとりあえずこの技まで繋いでおくと安全である。どうでもいいが、DLカラーだとくしゃみをするときにマスクが思い切り吹っ飛ぶ(空中Sも同じく吹っ飛ぶ)。どんだけの威力だ。 法廷 100,000 0.90 - 0.15 逆転 120,000 0.90 - 0.30 しゃがみ弱 探偵 33,000 0.75 - 0.10 下段 下段。足元を探る。すべてのモードに共通、逆転モード中は貴重な下段技となる。 法廷 33,000 0.75 - 0.15 逆転 39,600 0.75 - 0.30 しゃがみ中 探偵 45,000 0.80 - 0.10 地べたで何かを発見する動作。上段判定なことに注意。 法廷 55,000 0.80 - 0.15 手帳にメモを取る動作になる、こちらも上段判定。地味に上方向に判定が強く、逆転モード時には出現攻めの表裏択にも役立つ。 逆転 66,000 0.80 - 0.30 しゃがみ強 探偵 30,000 + 35,000 (59,700) 0.85 - 0.10 下段 [二段目]: ダウン 足元をより探る。少し前進し2hitするので気持ち当て易く、初段がガードされても二段目がヒットする事がある。全モードの通常技の中で最も持続が長く、相手の起き上がりやマヨイちゃんバリアに突っ込んできた時に置いておくように使える。 法廷 65,000 0.85 - 0.15 手帳を読む動作になり、メモるに派生できる。 逆転 132,000 0.85 - 0.30 ジャンプキャンセル壁バウンド削りダメージ飛び道具無効M 巨大な指状のオーラを地面と平行に繰り出す。当たると壁バウンドを誘発するのでヒット確認が容易。下段判定ではないので注意。 ジャンプ弱 探偵 35,000 0.75 - 0.10 中段 資料を読む。すべてのモードに共通。発生の速さを活かして体当たり気味に使うのがセオリー。 法廷 35,000 0.75 - 0.15 逆転 42,000 0.75 - 0.30 ジャンプ中 探偵 50,000 0.80 - 0.10 中段 資料をさらに読む。すべてのモードに共通。用途は弱同様だが、ダメージはこちらが優れており、2段目に派生できる。 法廷 50,000 0.80 - 0.15 逆転 60,000 0.80 - 0.30 ジャンプ強 探偵 60,000 0.85 - 0.10 中段 頭を抱える動作、両腕に判定があるので一応めくりに使える。 法廷 60,000 0.85 - 0.15 資料を読ませる動作になる。ダメージは探偵モードと同じだが、もうひと押しに派生できるようになる。 逆転 132,000 0.85 - 0.30 中段地面バウンド削りダメージ飛び道具無効M 巨大な指状のオーラを斜め下に繰り出す。リーチ・発生が非常に優れており中距離からでも昇り中段として機能する鬼性能。地面バウンドを誘発するのでヒット確認が容易。 ジャンプS 探偵 70,000 0.85 - 0.10 中段 くしゃみ。空対地性能に優れる。 法廷 70,000 0.85 - 0.15 逆転 84,000 0.85 - 0.30 地上投げ 探偵 80,000 1.00 強制ダウン ミサイル(犬)突撃。探偵モードであれば前後とも強「マヨイちゃんっ!?」でダウン追撃可。逆転モード時で前投げなら2Hで追撃可能。(画面端で前投げならモードを問わず通常技で追撃可能)法廷・逆転モード時は「静粛に!」がそのまま決まります。 法廷 80,000 逆転 96,000 空中投げ 探偵 80,000 1.00 強制ダウン ミサイル(犬)突撃。こちらも強「マヨイちゃんっ!?」でダウン追撃可。逆転モード時で後ろ投げならJH(低空ならJL 5L)で追撃可能。(画面端なら前投げでも追撃可能)地上に同じく、法廷・逆転モード時は「静粛に!」がそのまま決まります。 法廷 80,000 逆転 96,000 特殊技 攻撃力 補正値 属性 聞き込み尋問逆転への布石追求 +強 探偵 70,000 0.85 - 0.10 状態付加:気絶(※4回当てる) 法廷 70,000 0.85 - 0.15 状態付加:気絶(※3回当てる) 100,000 (※証拠品揃えた時限定) 逆転 120,000 0.85 - 0.30 状態付加:気絶(※2回当てる) 原作に忠実な「待った!」「異議あり!」のふきだしで攻撃する。聞き込みは4回、尋問は3回、追求は2回当てることで相手をピヨらせるができる。しかし、回数分当てるだけではダメで時間が経過するとピヨらせるのに必要な回数が増えるので注意。逆転の布石を当てることで逆転モードへと移行する。攻撃の発生速度は速い順から追求(逆転)>聞き込み(探偵)=尋問(法廷)>逆転への布石(法廷・証拠品3つ所持時)の順。はずしたりガードされた時はSやファイル吹雪でフォローしよう。 空中聞き込み空中尋問空中逆転への布石空中追求 空中で+強 探偵 70,000 0.85 - 0.10 状態付加:気絶(※4回当てる) 法廷 70,000 0.85 - 0.15 状態付加:気絶(※3回当てる) 100,000 (※証拠品揃えた時限定) 逆転 120,000 0.85 - 0.30 状態付加:気絶(※2回当てる) 基本的に上の空中版。斜め45度の角度で吹き出しが出る以外は、ダメージも発生速度も判定も地上版に同じ。長い着地硬直があるが、ヒットした時やガードされた時はJSで着地硬直をキャンセルできる。 つまづく +中 探偵 60,000 0.80 - 0.10 中段強制ダウン 法廷 0.80 - 0.15 逆転 72,000 0.80 - 0.30 バナナで滑って転ぶ中段技。残念ながらバナナには判定が無い。ナルホドくん自身がヒットすると相手をダウンさせる。各種必殺技にキャンセル可能。「マヨイちゃんっ!?」や「静粛に!」でダウン追撃可、探偵モードなら「静粛に!」で追撃する前に証拠品を一つ拾う余裕がある。使う場面としては、主にアシストやマヨイ御乱心大乱舞で固めている時がメイン、発生が遅め、わかりやすいモーション、追撃方法が限定的など、普通の中段技の感覚で使うのは難しい。 ひらめく 強 ⇒ 強 法廷 80,000 0.90 - 0.15 ジャンプキャンセル浮かし 法廷モードで立ちHをヒットorガードされた時に派生できる。当てると相手を浮かせることができ、ジャンプキャンセルでコンボにつなげることができる。また受身不能時間が長いため、逆転への布石につなげることができる。 メモる 強 ⇒ 強 法廷 60,000 0.85 - 0.15 下段ダウン 法廷モードでしゃがみHをヒットorガードされた時に派生できる。下段技。ヒット時に「弱・ファイル吹雪~吹下」でキャンセルすると立ち中や強で拾いなおすことも出来る もうひと押し J強 ⇒ J強 法廷 70,000 0.85 - 0.15 法廷モードでジャンプHをヒットorガードされた時に派生できる。空中でHが2回使えるという認識で問題ない。エリアルは基本JMJMJH JSだが、法廷モード時はJM JH JH JSにすることで、若干ダメージが伸びる。安定しにくいがJMJMJH JH JSも可能。 必殺技 攻撃力 補正値 属性 「マヨイちゃんっ!?」 +弱 探偵 --- --- 発生保障設置技 [耐久力]:250,000 +中 68,000 0.80 - 0.10 下段飛び道具貫通発生保障ダウン拾い強制ダウン +強 探偵モードでのみ使える。というか、探偵モードはむしろコレしかない。秘書のマヨイちゃんが画面外から駆けつけて助けてくれる。Lでバリア、MとHはずっこける攻撃(下段判定+ダウン拾い性能付き)。HとMはダメージは同じで、Hの方が距離が長く、吹っ飛び方が大きいので基本的にはHで事足りるが、Mにもマヨイちゃんが帰るのが早いので再びマヨイちゃんを呼べるまでの時間が短いという利点がある。バリアは時間経過(2秒強)経つか、ある程度攻撃を受けると終了(バリア耐久値は推定250,000)。バリアの中は比較的安全だが、投げ技ロック技は防ぐことができないので注意。コマンド入力からバリアの発生までが遅いので注意して使うこと、またマヨイちゃんが出てくる場所はナルホドくん基準ではなく、画面端から一定の距離に出てくるので、画面端で呼ぶよりも画面中央付近で呼んだほうが安全な場合も多い。(特にウルヴァリンのダイビングキック等、マヨイちゃんを飛び越える攻撃手段を持っている相手に対して)他には発生保障を利用して、相手がハイパーコンボを使ってきた時通常技が漏れてしまった場合などに、暗転返しとして使える。マヨイちゃんはコマンド成立から2F目に出てくるので暗転後1F技以外に対して暗転返しが効く、LならバリアでHCの攻撃を無効化して反撃できる場合があり、Hならリーチの長いずっこけで相手が中距離にいてもHCを中断させられる、LかHかは相手のHCの性能によって判断しよう、ただしどちらにせよロック技は防げない。コマンド成立後2F目にSを入力するとマヨイちゃんを呼びつつなるほどくんが驚く動作がなくなり、代わりに証拠品を拾うor捨てる動作になる仕様がある、このテクニックをマスターすればマヨイちゃんバリアを呼びつつ証拠品を拾ったり、エリアル 強マヨイちゃん(証拠集め) エリアル等の芸当が可能になり効率よく証拠品を集めることが出来る。ただし、丁度2F目にSを入力する必要があり、3F以降だと証拠を探す動作にならず、1F目だと証拠を探す動作だけになりマヨイちゃんが出てこなくなる。さらに高度なテクニックとして、上記のマヨイちゃんキャンセルが成功した後2F以内にLorMorHのいずれかを入力すると、集める証拠品のスロットを任意のスロットに変更することが出来る。(この方法は非常に難易度が高く、実戦で狙うのは非現実的かもしれない)例としては+L+S(丁度2F後)+H(さらに2F以内)と入力するとマヨイちゃんバリアを呼びつつ3スロット目の証拠品を拾える。 ファイル吹雪~吹上ファイル吹雪~吹下 +弱 or 中+弱 or 中 法廷 35,000 x 3HIT (94,800) 0.90 - 0.15 飛び道具L発生保障 +強+強 35,000 x 4HIT (120,300) 法廷モードで使える飛び道具、資料をばら撒く。LMHの順に発生が早く、距離が短い。吹上と吹下の違いはばら撒き方だけで他に違いはみられない。発生保障があるので、適当にばら撒くだけで相手の接近を妨害できる。コンボや対空として使用出来る他につきつけるや異議ありを空振りした時のフォローとしても役立つ。 ファイル猛吹雪~吹上ファイル猛吹雪~吹下 +弱 or 中+弱 or 中 逆転 30,000 x 9HIT (183,400) 0.90 - 0.30 飛び道具L発生保障 +強+強 30,000 x 12HIT (214,800) 逆転モードで使える飛び道具、資料をばら撒く。LMHの順に発生が早く、距離が短い。吹上と吹下の違いはばら撒き方だけで他に違いはみられない。発生保障があり、削りとしても有用。こちらもつきつけるや異議ありを空振りした時のフォローに使える。 たたみかける +弱 法廷 20,000 x 2HIT + 50,000 (84,100) 0.90 - 0.15 ダウン +中 20,000 x 4HIT + 50,000 (114,800) +強 20,000 x 6HIT + 50,000 (142,400) 法廷モードで使える突進技。歩いて進み資料をたたきつける。コンボパーツとして優秀。Lは3hitで84,100。Mは5hitで114,800。Hは7hitで142,400ダメージ。Lは2hit目と3hit目の間が長く、Hは発生が遅いためコンボにつながりにくい。基本はMを使っていくといい。 さらにたたみかける +弱 逆転 24,000 x 6HIT + 60,000 (171,000) 0.90 - 0.30 壁バウンド +中 24,000 x 11HIT + 60,000 (240,600) +強 24,000 x 19HIT + 60,000 (320,700) 「たたみかける」の逆転モード版。Lが7hitで171,000。Mが12hitで240,600。そしてHは20hitで320,700ダメージとHC級である。ゲージ回収率が高く、そのダメージの高さからノーゲージで倒せる機会も増える為、さらにたたみかけるを使いこなすことはゲージ温存に繋がり、それは即ち逆転裁判への道筋となる。画面端に追い込んだら積極的に使って行きたい。 さがすすてる 攻+S 探偵 --- --- 強化 70,000 0.90 - 0.10 飛び道具L発生保障 探偵モードで使える。ナルホドくんの最重要技。さがすで拾えるアイテムはランダム。LMHがそれぞれ左、真ん中、右のフォルダに連動しているため3つ集める場合はLMHすべてのボタンを使用する必要がある。証拠品にはアタリ、ハズレ、肉の3種類あり、アタリの証拠品を拾うとフォルダの色が明るくなり、ハズレを拾ってもフォルダの色は変わらない。肉を拾った場合は即消費(すてる・つきつける不可)され、「モンスターハンター」シリーズの回復SEと共に赤ゲージが回復する。すてるを使うと拾った証拠品を投げる。正解の証拠品は上手投げ、ハズレの証拠品は下手投げで投げ捨てる。投げた証拠品は攻撃判定があり、正解ハズレどちらも放物線を描いて飛んでいく。証拠品による違いはなく。どれもダメージ70,000となる。意外と対空として使える。証拠品が出る確率の予測はそれぞれ証拠品なしアタリ:66.666...% ハズレ:22.222...% 肉:11.111...%アタリ1つ所持アタリ:62.5% ハズレ:25.0% 肉:12.5%アタリ2つ所持アタリ:57.14% ハズレ:28.57% 肉:14.29%ハズレ1つ所持アタリ:75.0% ハズレ:12.5% 肉:12.5%ハズレ2つ所持アタリ:85.71% ハズレ:0.0% 肉:14.29%アタリ1つ、ハズレ1つ所持アタリ:71.43% ハズレ:14.29% 肉:14.29%となっている、見ての通り、ハズレの証拠品を持っているとアタリが出やすくなっており、特にハズレを2つ持っている状態ではアタリか肉しか出なくなる。その為、証拠品を3つ揃える←→ハズレを1つ捨てる、という工程をアタリが揃うまで繰り返すのが最も効率がいい証拠品の集め方である。プレイヤーマッチで連戦すると、証拠品の乱数が変動せず試合を跨いでも同じ証拠品が出るという明らかに不具合な仕様が存在する。キャラクターセレクト画面に戻ると乱数がリセットされるので、証拠の引きが悪い時は一度キャラセレ画面に戻るのも戦術の一つである。 つきつける 攻+S 法廷 [花瓶]:100,000[携帯電話]:40,000 x 3HIT (108,300)[写真]:25,000 x 5HIT (102,300)[時計]:100,000[ナイフ]:40,000 x 3HIT (108,300)[封筒]:100,000 0.90 - 0.15 飛び道具L[花瓶]: 発生保障[携帯電話]: ホーミング[写真]: 空中復帰不可[時計]: 発生保障[ナイフ]: 空中復帰不可発生保障[封筒]: 設置技発生保障 逆転 [花瓶]:120,000[携帯電話]:48,000 x 3HIT (130,000)[写真]:30,000 x 5HIT (103,000)[時計]:120,000[ナイフ]:48,000 x 3HIT (130,000)[封筒]:120,000 0.90 - 0.30 法廷モードと逆転モードで使える。「さがす」で集めたアタリの証拠品をもった状態でつきつけるを使うと、拾った証拠品に応じて効果が違う飛び道具を出すことができる。しかし、ハズレの証拠品はつきつけても何も起こらず、むしろ隙だらけになってしまうので注意。アタリの証拠品は(花瓶、携帯電話、写真、時計、ナイフ、封筒)の6種類ありそれぞれ効果は花瓶 → 放物線を描くビーム。連射性能に優れる。対空としても使える。携帯電話 → 空中に3つの球をランダムに配置し、その後相手をサーチするビームが飛ぶ。削り、出現攻め、コンボパーツとしても使えるとても優秀な証拠品だが、発生保障がないことにだけは注意。写真 → 直線のレーザービーム。やや打点が高くしゃがまれると当たりにくい。時計 → 丸い球を地面と平行に飛ばす。これも打点が微妙に高くしゃがまれると当たらないキャラもいる。ナイフ → 斜め下、斜め上、直線の3wayのビーム。かなり範囲が広いため使いやすい。封筒 → 空中に丸い球をランダムに配置する。時間がたつと爆発し範囲拡大。直接触れるとダメージ。当たった相手を吹き飛ばすことができるが、配置がランダムのため、使いにくい。逆転モード時は、威力が上昇し、2連射が可能になる。 きりかえる +S 探偵/法廷 --- --- 構え 探偵モードと法廷モードを交互に変更できる。逆転モードへはアタリの証拠品をあつめて、逆転の布石を当ててください。 ハイパーコンボ(Lv.) モード 攻撃力 補正値 属性 マヨイ御乱心大乱舞(Lv.1) +攻攻 探偵/法廷 30,000 x 10HIT + 50,000 (270,400) 0.95 - 0.35 飛び道具貫通発生保障 [最終段]: 下段ダウン拾い 逆転 36,000 x 10HIT + 60,000 (324,300) マヨイちゃんのぐるぐるパンチをお見舞いするHC。発生保障がついているので出してしまえば攻撃されてもマヨイちゃんは帰らない。すべてのモードで使える。ナルホドくんが攻撃の途中で動けるようになるので、相手を拘束しつつ証拠品を回収できたり、コンボ→HC→コンボのようなこともできるとても優秀な技。ヒットさせれば逆転への布石を当てることもたやすい。最後のマヨイちゃんのずっこけは下段で、ダウン拾いがついている。このずっこけにあわせて6Mや逆転モードのJHを当てるとガー不を成立させる事が可能。 「静粛に!」(Lv.1) +攻攻 法廷 250,000 0.975 - 0.354 ダウン拾い強制ダウン無敵判定 逆転 300,000 0.975 - 0.35 サイバンチョの巨大木槌でぶっ叩くHC。ナルホド自身もノーダメージだが吹き飛ばされる。暗転前から無敵がついているので発生0Fの技でなければ暗転返しが効く。ダウン拾いがついているので、コンボの締めにおすすめ。ただ、探偵モードでは出せない技なので注意。法廷モードで発動した場合、ハズレの証拠品だけ没収され(効果的な証拠品は残る)、探偵モードに戻る。HC後のダウンは無敵では無い為、ダウン拾い持ちへの空撃ちは厳禁。証拠が揃っている時、この技から逆転への布石を当てる方法がいくつかある、詳しくはナルホドくん/チーム内考察参照 逆転裁判(Lv.3) +攻攻 逆転 12,000 + 48,000 x 6HIT + 12,000 x 7HIT + 48,000 x 2HIT + 120,000 (600,000) 1.00 ダウン拾い強制ダウンロック無敵判定ダメージ補正無視 3ゲージHC。ナルホドの最終奥義。罪無き者さえ追い詰め有罪にさせ、精神的ショック(?)で大ダメージを与える。効果範囲が異常に広く、ほぼ全画面をカバーするほど拾い。しかし実は完全な全画面判定ではないことも検証されている。(モードックが最上限から上バーニングアタック2回の位置には当たらなかった。)といってもほぼ全画面。正解の証拠品を集め、逆転への布石を当て、3ゲージ溜めた者だけがたどり着ける境地だけあり、他キャラのLv.3HCと比較してもあらゆる面で一歩抜きん出て強力な技には間違いない。暗転前10F(無敵)、暗転後0Fなので、ぶっぱ、ガーキャン、暗転返し、DHC等で無駄な行動をした相手を捕らえることができる。ただし、持続が3Fしかないので無敵の長い技に暗転返しとして使ってしまうと、3ゲージが無駄になるので注意。ダウン拾いがついてるので、コンボの締めにもどうぞ。ちなみに、自分画面端背負いで当てると、きりかえる 「静粛に!」で追撃できる。ヒットすれば逆転モード終了。ヒットしなければ逆転モードは続行する。 ヴァリアブルアシスト 攻撃力 補正値 属性 解説 α ファイル吹雪~吹上 探偵/法廷 35,000 x 3HIT (94,800) 0.90 - 0.15 飛び道具L発生保障 Mバージョンの攻撃範囲。逆転モード時は「ファイル猛吹雪~吹上」になり、射程と判定が拡大化する。最大9hitでダメージ183,400。発生保障があるので主に対空や出現攻めとして役に立つ。 逆転 30,000 x 9HIT (183,400) 0.90 - 0.30 β たたみかける 探偵/法廷 20,000 x 4HIT + 50,000 (114,800) 0.90 - 0.15 ダウン こちらもMバージョンの攻撃。逆転モードは「さらにたたみかける」になり、壁バウンドがつき最大12hitでダメージ240,600。ダウン拾い持ちと合わせてコンボに組み込むのがオススメ。 逆転 24,000 x 11HIT + 60,000 (240,600) 0.90 - 0.30 壁バウンド γ 対人ミサイル 探偵/法廷 50,000 0.90 - 0.15 飛び道具L下段ダウン拾い ミサイルが画面外から走り抜ける下段判定の飛び道具。ダウン拾いがついている。攻め込む際のジャンプ攻撃とあわせてガード不能を狙うことも可能。また、ワープ系との相性も良い。 逆転 60,000 0.90 - 0.30 コンボ [部分編集] 探偵基礎コンボ ダメージ H S JM JM JH JS (強「マヨイちゃんっ!?」 5H S JM JM JH JS )きりかえる 「静粛に!」 1ゲージ 484,600(561,600) 探偵モード中の基礎コンボ。法廷モードのときはエリアルJM JH JH JS HCでOK。きりかえるは着地直前に、着地直後にSを入力すると素早くきりかえることが出来る。キーログに「S攻攻」と表示されているのが理想的な入力。サイバンチョはハズレの証拠品を消してくれるので、マヨイちゃんバリア 証拠品集め 相手が特攻してくる 迎撃でこのコンボを出すと効率的に証拠を集められる。それでも運要素が絡むのがナルホドくんの辛いところ 6M(or空中投げ) 中「マヨイちゃんっ!?」 5M 5H 6H S JM JH J2H JS 強「マヨイちゃんっ!?」 5H S J2H JS 「静粛に!」 1ゲージ画面端限定 578,200 画面端中段(または投げ)始動、最後の部分が難しいのでどこかで妥協していいかも。 5H S JM JM JH JS 「静粛に!」 XF 5H S JM JM JH JS 「静粛に!」 2ゲージ 922,800 ~ 1,084,400 XFを使ってでも倒しきりたい時や、アシストを巻き込んだ時などに。 探偵VCコンボ ダメージ L M H S JM JM JH JS 強「マヨイちゃんっ!?」 5H マヨイ御乱心大乱舞(VC) 1+αゲージ画面端限定 457,700+α 探偵モード限定のコンボ。逆転モードになる事が全てのナルホドくんにとって、必須テクニックともいえるコンボ。マヨイ御乱心大乱舞で相手を倒すと、次のキャラが出てくるまでの時間を少し稼げるので「静粛に!」ではなくこっちを使う選択肢もある。マヨイちゃんが相手を拘束している間、ナルホドくんは自由に動ける。その間に証拠集めをしたり、「異議あり!」を当てて逆転モードに移行したりしよう。ダンテやアマテラスのVCと非常に相性がよく、マヨイちゃんよりも長く相手を拘束できるので、証拠品を集めるのも容易になり、「異議あり!」からの逆転モードでさらに相手を追撃したりできる。しかし、逆に考えると味方のVC次第で拘束時間を台無しにしかねないので、自分のチームと要相談。 法廷基礎コンボ ダメージ 5H 5H JH JH JS 5H 5H JH JH JS 5H S JM JM JH JH JS 「静粛に!」 1ゲージ 645,100 2L 2H 2H 弱たたみかける (ダッシュ )5H 5H JH JH JS 5H S JM JM JH JH JS 「静粛に!」 1ゲージ 560,400 5H 5H J2H JS 5H 5H J2H JS 5H S JH JH J2H(気絶) ├5H S JH JH JS 「静粛に!」 1ゲージ 681,300 └きりかえる マヨイ御乱心大乱舞 5M 6M さがす きりかえる 「静粛に!」 2ゲージ 741,900 法廷モードで立ち回ることは基本的にないが一応、5H 5H の部分は少しディレイをかけるとやりやすい。 逆転移行コンボ ダメージ (法廷)5H 5H 6H (逆転)S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H 2H JH 2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H 強さらにたたみかける 1ゲージ 1,102,000 (法廷)2L 2H 2H 弱ファイル吹雪~吹下 5H 5H 6H (逆転)S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H 2H JH 2H マヨイ御乱心大乱舞 2H 強さらにたたみかける 1ゲージ 1,045,900 (探偵)5H S JM JM JH JS 強「マヨイちゃんっ!?」 XF きりかえる 6H (逆転)S JM JM JH J2H 2H JH 6H(気絶) 強さらにたたみかける 0ゲージ 1,304,300 「静粛に!」 XF きりかえる (5H 5H )6H (逆転)S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H S JM JM JS 1ゲージ 1,359,900 証拠品がそろった時、逆転モードに進化するためのコンボ。TAからの逆転の布石など、逆転モードになるための定石はいくらでもあるが、やはり本体のコンボから繋げられるのが一番いい。証拠品を集めた状態になると防戦一方だった展開が一転、こちらがプレッシャーをかけながらなんとか逆転の布石を当てに行く流れになる。空中逆転の布石をちらつかせながら、一気に懐に潜り込んで当てていきたい。リスクは高い分リターンも高い。逆転の布石を当てた後もコンボ続行は可能なので、アシストを絡めつつさらにダメージをむしり取っていこう。 逆転基礎コンボ ダメージ 2H JH S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H(気絶) ├S JM JM JS 弱ファイル猛吹雪~吹上 「静粛に!」 1ゲージ 1,047,300 ├2H 6H 強さらにたたみかける 0ゲージ 903,000 └(J2Horつきつける(携帯) )2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下orつきつける(写真orナイフor時計)×2 マヨイ御乱心大乱舞 2H ├強さらにたたみかける 1ゲージ 1,122,400(1,201,300) ├強ファイル猛吹雪~吹下 「静粛に!」 2ゲージ 1,198,300 └マヨイ御乱心大乱舞(VC) 2H 強さらにたたみかける 2+αゲージ 1,288,000 逆転モードのみ可。1ゲージソロでも100万越えという暴力的なコンボ。普段が貧弱なだけにその強さがひと際目立つ。ナルホドくんがエクストリーム弁護だのダークフェニックスライトだのと呼ばれちゃってる所以である。始動はJH,2Hどちらでも可で、恐ろしく当てやすいのも特徴。画面端に到達したかどうかでコンボルートを選択する。エリアルコンボのコツは、Sで打ち上げた後のJMを少し遅らせて入力すると最後まで当てやすい。マヨイ御乱心大乱舞後の2Hは相手の浮きが高いとヒットしない、二回目のエリアル後に相手が気絶するはずなので、相手が地面にダウンしてから追撃するとやりやすい。証拠品をコンボに組み込むことでダメージを最大120万まで伸ばすことが出来る、相手が高体力で、手元にいい証拠品があれば狙ってみるといい。このコンボで倒しきれない相手なら下記のさらにたたみかけるを使用したコンボを使おう。 逆転高火力コンボ ダメージ 2H JH S JM JM JH J2H 2H 強さらにたたみかける 2H 6H (気絶)2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H 強さらにたたみかける 1ゲージ画面端限定 1,288,300 2H JH、もしくはJH 2H始動。2H 6H (気絶)の部分でつきつける(携帯)を使うとダメージの底上げが可能。 2H S JM JM JH J2H 2H JH 強さらにたたみかける 2H 6H(気絶) 2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H 強さらにたたみかける 1ゲージ画面端限定 1,269,000 2H始動。コンボ難易度も低めで、1ゲージで全キャラ即死、2Hが当たった時画面端が近ければ積極的に狙って行きたい、2L2M始動だとダメージが5万ほど減る。 JH S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H(気絶) 強さらにたたみかけるor(ダッシュ )中さらにたたみかける 2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H 強さらにたたみかける 1ゲージ 1,280,000(1,223,200) JH始動。端から端まで運べるので画面端でなくても可能、こちらもそれ程難しくないので是非習得しておきたい。エリアルコンボを少し急いで入力しないと強さらにたたみかけるが繋がらない、画面端に到達しなかった時やにコンボ時間が長くなってしまったと感じた時は中さらにたたみかけるにしておこう。 「さらにたたみかける」を組み込んだ高火力コンボ。始動が容易かつ基本エリアルから移行できるので狙いやすい。ポイントとしては、エリアル終了時に画面端に密着した状態であること。でないとさらにたたみかけるがスカることが多い。ちなみに、各コンボの強ファイル猛吹雪~吹下の代わりに強さらにたたみかけるでコンボを〆てもダメージが100万以上出るので、体力が100万以下の相手ならノーゲージで倒す事が出来る。 逆転投げ始動コンボ ダメージ 画面中央低空後ろ投げ JL 5L S JM JM JH J2H S JM JM JH J2H(気絶) 強さらにたたみかける 2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H JH 強さらにたたみかける 1ゲージ 1,073,800 [画面端低空投げ JM 5Mor画面端地上前投げ 5M] 5H バックダッシュ 2H 強さらにたたみかける 2H 6H 強さらにたたみかける2H 6H (気絶)2H 6H 強ファイル猛吹雪~吹下 マヨイ御乱心大乱舞 2H JH 強さらにたたみかける 1ゲージ画面端限定 1,178,400 地上前投げは2Hから、空中後ろ投げはJHから前述の基礎コンボや高火力コンボが入るのでここでは省略。低空投げでも後ろ投げなら単体で追撃可能なので、ダウン拾いアシストがない時は後ろ投げを意識して立ち回ると良い。画面端なら空中前投げでも単体で追撃可能になり、強さらにたたみかけると証拠品を駆使すれば125万ダメージを出すことも出来る。 逆転ネタコンボ ダメージ (JH )H J2H H J2H H J2H 2H J2H 2H 6H 逆転裁判 3ゲージ画面端限定 1,288,700 「異議あり!」というフキダシを計5回、これでもかと言わんばかりにたたきつけ、逆転裁判でとどめ。「異議あり!」とともに相手の体力をゴリゴリ削っていく様はさながら原作再現。ある意味。タイミングが難しい&始動が画面端限定など、ダメージに対する見返りが少ない。おそらくネタコンの域を出ないだろう。連戦での煽りに有効かも? 逆転XFループコンボ ダメージ 2H×n [2H J2H]×n [2H つきつける(時計)]×n [弱ファイル猛吹雪~吹上 弱ファイル猛吹雪~吹下]×n 一見ネタコンボだが、XFのレベルが上がるとエリアルコンボが制御し辛いので意外と使える、ただしいずれも画面端限定。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm21487452 チーム内考察 ナルホドくん/チーム内考察に移動させました。(ナルホドくん単体の小ネタ等もこちら) カラー、アレンジコスチューム [部分編集] 特に注釈が無い限りは逆転裁判シリーズ(逆転検事含む)の登場人物が出典。 COLOR 1 COLOR 2 COLOR 3 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※基本カラー 成歩堂:御剣怜侍真宵:綾里千尋ミサイル:竹ノ介こと義狗(大神) 成歩堂:糸鋸圭介真宵:狩魔冥ミサイル:ハヤブサこと忠狗(大神) COLOR 4 COLOR 5 COLOR 6 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 成歩堂:矢張政志真宵:「吐麗美庵」制服(逆転裁判3第3話)ミサイル:梅太郎こと仁狗(大神) 成歩堂:ゴドー真宵:一条美雲ミサイル:アマテラス・石像バージョン(大神) 成歩堂:シセル(ゴーストトリック)真宵:リンネ(ゴーストトリック)ミサイル:アマテラス(大神) COLOR DL imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※アレンジコスチューム成歩堂:大学生時代のピンク色のセーター(逆転裁判3)真宵:宝月茜(逆転裁判蘇る逆転)ミサイル:ガロン(ヴァンパイア) トレーラー動画 編集・修正コメント欄 wiki編集がよくわからん人向け 編集や修正の要望に使用してください 内容を反映させ次第、削除していきます 編集や修正以外のコメントは削除することがありますのでご了承下さい 御剣カラーはみくも、ゴドーカラーは千尋で良かったと思うんだ。キャラの関係的に -- 2013-01-11 20 41 47 逆転裁判系の音楽良いな。本作よりも周辺ゲームに目を向けてしまう。参戦するのは意義あるな -- 2013-01-26 22 31 15 意義あり!って誰がうまいこと言えと -- 2013-01-27 21 38 44 おー分かりやすくなってる -- 2013-04-09 16 24 18 法廷バトルアドベンチャー(物理) -- 2014-02-05 15 56 01 あ、あれ?こいつこんなキャラだったっけ…(;´・ω・)人間やめてる -- 2014-05-11 01 44 58 何故カラー6のミサイルをゴーストトリックのミサイルの色にしてくれなかったのかとずっと思ってる -- 2014-08-29 15 23 06 ↑9 安心しろ お前はクズだよ -- 2015-11-05 20 32 06 うわぁ…キチだ -- 2016-04-02 12 00 55 改造ナルホドくんは最悪だ!!! -- 2017-03-05 15 34 35 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/133.html
7 それから一ヶ月あまりが過ぎた。 春美が「行ってきます」という元気な声とともにドアを開けると、今日も良い天気だった。 朝の涼しい風とともに、小鳥たちのさえずりが流れ込んでくる。 春らしいうららかな日和だった。 うれしくなって、春美は思わず戸口でピョン!と飛び跳ねた。 赤いランドセルが揺れる。 「ご飯作っておいたから、起きたらちゃんと食べてくださいねっ」 糸鋸は夜勤明けに潜りこんだばかりの布団の中から、 「…ッス。行ってらっしゃい…気をつけて」 と眠たげな言葉で春美を送り出した後、再び大きなイビキをかき始めた。 この春から転入した学校だが、新しいクラスの友達とは上手くやっているようだ。 これまでほとんど地元の「倉院の里」から出たことがなく、多分に世間知らずの子ではあるが、 気持ちの素直さが街の子供に好まれるのかもしれない。 「学校が楽しくてしかたないです」 春美は夕食の度に言う。 最近になって、ようやく元気を取り戻したふうだった。 あの事件から紆余曲折を経た後、糸鋸は保護者として春美を引き取ることにした。 今は彼のアパートにふたりで暮らしている。 「まあ、お前のいいトコなんだろうけどねぇ…」 春美を引き取る話が決まったとき、母親の漏らした言葉だった。 「お前ももう30超えたんだ。親としては、そろそろ本気で嫁さんのこと考えて欲しいものだよ」 人助けもいいが、こんなことをしていてはますます結婚が遠のくのではないか、と言うのである。 未だ息子の結婚を諦めていないのは、むしろ当人にとって意外だった。 「春美ちゃんはうちらで引き取るから、お前はまず一緒になってくれる慈悲深い人を探しなよ」 子供の居ない姉夫婦もそう言った。 「大体、お前さんが人様の面倒を見るなんて絶対できっこないんだから」 少なからず傷つく一言だったが、まあ彼らの指摘は概ね正しい。 糸鋸自身、最初から春美と上手く暮らしていける自信があったわけではない。 ただ、糸鋸には生活についてのことよりも、この一点のみが気にかかっていた。 (もし、ナルホドくんと綾里真宵が何らかの方法で『殺された』のだとしたら…) 動機が怨恨であれば、この後春美の身にも危険が及ぶ可能性があるのだ。 だとすれば、父母や姉のもとに春美をやったところで安全を図れるかといえば定かではない。 施設に入れるにも気にかかる。 自分のそばに置いておくのが、一番気楽だった。少なくとも、腕っぷしには自信がある。 春美の身ひとつを守るくらいなら容易なことだと考えたのだ。 もっともこの男、 やはりと言うべきか生活というものの重大性が認識として欠けているところがあった。 春美がこうして部屋に来て以来、 掃除・洗濯・炊事など、家事一般は全て彼女の一手に任されていた。 当初は気を紛らわす意味もあったのかもしれないが、とにかく春美はよく働くのだ。 おかげで朝は作りたての味噌汁の香りで気持ちの良い目覚めを迎えるし、 仕事から家に帰れば暖かい夕食が待っていた。 風呂まできちんと沸いているという、出来すぎの(しかもふた昔前の)女房ぶりだった。 部屋も常にキレイでいたし、その日着た服などは洗濯カゴに放り込んでおけば良かった。 春美が自主的にしているのでなければ、ほとんど児童虐待であろう。 糸鋸にはそういった仕事を彼女に押し付けたつもりは全く無いのだが、 掃除機など2~3ヶ月に一回かければ良いという不精者の彼と、 窓サッシの溝に埃が少し溜まるのさえ許せない春美とでは、自然そうならざるをえなかった。 むしろ糸鋸の方が強制的に規則正しい生活に修正されたようなものである。 これではどちらが世話を焼く方なのか、分かったものではない。 さすがに悪いと思い、最初は糸鋸も当番制で家事を手伝ったのだが、 料理といえばソウメンと肉野菜炒めばかりで、掃除の仕方も雑だった。 また、子供のくせに自分の下着などを見られるのが嫌なのか、洗濯などさせてもらえない。 糸鋸が洗濯カゴを手にするたび、春美は真っ赤な顔をして洗濯機の前で立ちふさがるのだった。 …結局、彼が頑張ったところでかえって手間が増えるだけだということが判明し、 それからというもの糸鋸はこの8歳の少女の生活力に甘えっぱなしである。 この街の学校に転入するにあたり、春美には「糸鋸 春美」を名乗らせることにした。 一時期ワイドショーを賑わせた綾里の名ではまずいだろう、という配慮だったのだが、 少女はこの名がどうも気に入ったらしく、何だか嬉しそうな顔をしているので、 「綾里だって、良い名じゃないッスか」 と言うと、 「糸鋸だって、良いお名前ですよ」 と切り返された。 気に入ってくれたのは何よりだったが、糸鋸にはそれがなぜだか分からなかった。 「うふふ…糸鋸。…イトノコギリ ハルミですよ、お父さん!」 奇妙なことだが、そう言って無邪気に笑う春美の姿がまるで本当の娘のような気さえしてくる。 (父親の真似事ってのも悪くないッス。…胸がときめくッス) まあ生活の面では半ばその責任を放棄しているようなものなのだが、 この少女の存在は思いのほか彼の毎日に張りを与えてくれている。 この街で一人暮らしを始めて以来、長らく忘れていた家族のぬくもりだった。 糸鋸はこの笑顔を大事にしたい。 今はもう成歩堂や真宵への義理とか人情などではなく、純粋にそう考えるようになっていた。 せめて春美の母キミ子が出所するまでの間は、春美にとっても大切な家族でいよう。 照れもあって、言葉にしたこともするつもりも無いが、糸鋸は密かにそう心に決めていた。
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/142.html
16 「あっ、先輩…」 結局、面会ではなく「取調べに参加」という形で糸鋸が取調室に入るなり目に入ったのは、 今にも泣き出しそうな顔をあげる須々木マコの姿だった。 「須々木くん、一体どうしたッスか?何でこんなことに」 「…」 しかし須々木マコは俯いてしまい、それっきり自分から口を開こうとはしなかった。 疲れているのだろうか? 取調べを受けているのだから当然といえば当然だが、それだけではなさそうである。 「…確認するッス」 向かいの椅子に腰掛けながら、刑事は言った。 「キミがやったわけでは、ないッスね?」 先ほどそれまでの報告書を読んだが、「依然、黙秘」という他は何の記載もなかった。 そのことに糸鋸は一抹の不安を覚えずにはいられなかったが、 (…それでも) このコは違う。 人を殺すような人間ではない。 警察官としては失格かもしれないが、糸鋸にはそう信じているつもりだった。 だが。 (…ここで来て、なんで何も話さないッスか?) 口を閉ざしたまま俯いている彼女の小さな姿を見ながら、 糸鋸は不意に足元がグラつくような感覚を覚えてしまう。 「…」 須々木は黙ったままである。 「須々木くん」 糸鋸がそう促して、初めてやっと「…はい」と答えた。 それを聞くやそばに居た若い書記係が、冷たい顔のまま何事か手元の用紙に書き始めた。 侮蔑の表情とも取れる。 糸鋸は不愉快さをあらわにしながら、彼に少しの間席をはずすよう言った。 おそらくは、今の今まで取り調べに関わった人間は大小あれこういう目でしか須々木マコを見てはいまい。 「しかし…規則ですから」 まるで糸鋸が犯罪人の仲間であるかのような態度を取るのが癪にさわったが、 糸鋸はあえて穏やかな声で、 「5分間、部屋の前で待機」 と言って出ていかせた。 「…私じゃないッス」 ふたりきりになってようやく、須々木は小さく、しかし悲鳴のような声を上げた。 「私がやったんじゃないッス…先輩っ」 堪えていたものが急に堰を切ったように、大粒の涙がボロボロと机の上にこぼれて落ちた。 …須々木マコは嬉しかった。 それまでの誰もが自分を最初から殺人犯と決めてかかる者ばかりであった。 確たるアリバイもなく、また状況や証拠から疑われる余地は充分にあることを彼女は分かっている。 だが、それだけに糸鋸が朴訥なまでに自分を信じてくれていたのが(それが賢いことか否かは別として) 人間として純粋に嬉しかったのだ。 「キミ自身が『やっていない』と認めてくれたのだから、 それを証明してみせるのは自分の仕事ッス」 キミを救うためにも、知っていることを話してもらいたいッス。…いいッスね?」 須々木は、溢れてくる涙を拭いながら黙って頷いた。 「まず、昨夜仕事が終わった後のことを話して欲しいッス」 「…」 須々木は少し考えてから、口を開いた。 「昨日は…店じまいの後、いつもどおり片付けをして…たぶん1時半くらいに帰ったッス…」 「まっすぐ?」 彼女は首を振り、 「それが」 と言ってやや躊躇ったあと、 「実は…そのバンダナを忘れたのに気づいて、一度店に戻ったッス」 (ふぅん…) 確かに、最初から疑ってかかる者にはしたくない証言であっただろう。 「それは例の、血が付いていたバンダナっスね?」 「…はい」 彼女の証言によれば、一度店を出てから5分くらいで朝来るとき頭に巻いていたバンダナが無いのに気づいて戻ったので、 再び店に着いたのは1時45分くらいだということだった。 表の入り口から入り(最後に店を出る人間が鍵をかけることになっていたらしい。 この場合は、被害者の神楽イサオが鍵当番のはずだった)、更衣室ですぐバンダナを見つけ再び帰路に着いた。 おそらく2時前だったであろう、ということだった。 (2時…) 死亡推定時刻とほぼ一致する。 「バンダナを見つけるまで、誰かと会ったッスか?」 須々木は首を振り、 「誰とも…」 と言った。 「昨日は棚卸があったので、もともと店に残ってたのが店長…神楽さんと、私だけだったんです。 店長はコンピュータの入力処理や発注の仕事が残ってたので、わたし先に帰ったッス…」 「でも、バンダナを取りに行った時は神楽さんとも会ってない―――?」 「…はい。その時はキッチンの方にも明かりが入っているのが見えたので、 そっちで備品の確認でもしてるのかな?としか思いませんでした」 「キッチンの方から怪しい物音や人影は?」 須々木は少し考えてから、「―――いや、特には」と言った。 糸鋸はそこでふと疑問に思い、尋ねてみる。 「その時、バンダナに血が付いてるのは気づいたッスか?」 被害者の創傷部位は腹部のみであった。…であれば、須々木が店に戻ってくるまでに 神楽は殺害されていたことが確定する(無論、須々木が事件に関与していない事を前提とする)。 「いや…暗かったので、その時はよく見えなかったッス。 部屋に帰ってから赤いのが付いてるのを見て、驚いてしまって――― どこで着いたのか分からなかったけど、とにかくその時は汚れを落とそうと思っただけッス」 …しかし、布地に付着した血液はそう洗い流せるものではない。 それを証拠品として押収されてしまった、というわけだ。 そのバンダナをどこかに捨てずに洗濯しようとしたあたり、 須々木が殺害したものではないという信憑性がでてくるような気もする。 (誰かが須々木くんを故意に陥れるために仕組んだ罠…ってことッスか?) だが、それにしては腑に落ちない点が多すぎた。 「それじゃ、店に戻ってバンダナを取って出てくるまでのあいだ―――」 糸鋸は、確認の意味でもう一度尋ねる。 「―――キッチンの方へは、足を踏み入れてはいないッスね?」 須々木はまた少し考えたあと、「…はい」と答えた。 「………………ッ!?」 そこで、糸鋸の見開かれた両目が須々木マコの顔を凝視したままはたと動きを止めてしまった。 「先輩?」 「…」 糸鋸はわが目を疑った。 信じたくはなかったが、しかし紛れもなく目の前には幻の鉄鎖が須々木の身体を取り囲んでおり、 同様に半透明の巨大な錠前が彼の目の前に立ちはだかっているのだ。 (…勾玉の、ちから) ひとのつく嘘や偽りを視覚的に映し出す、まさに奇跡の結晶。 それが、彼が信頼を置く後輩に対して力を発揮している… 「5分です」 そう憮然と言い放ちながら入ってきた書記係の男が見たものは、 絶句して立ち尽くしている刑事の後姿と、 それを見て再び泣き出しそうになっている容疑者の表情であった。 (ああ…) 地下駐車場の愛車に乗り込みながら、糸鋸は嘆息ついた。 (また次の一手が見えなくなってしまったッス) 結局、その後須々木マコは再び黙り込んでしまったのだ。 糸鋸はさすがに疲れてしまって、一度帰宅して休むことに決めた。 父兄懇談会をほっぽりだしたまま来てしまい、アパートでひとり待つ春美の事も気がかりだった。 エンジンをかける。 「何をそんなに落ち込んでるの?」 「わっ!」 後部座席から不意に声をかけられて、糸鋸は文字通り飛び上がるほど驚いた。 「な、何してるッスか?狩魔検事…っ!?」 予想だにしなかった所へ予想だにしなかった人物が現れて、糸鋸はしどろもどろになりながらそう言うと、 「待ってたのよ」 そう答えるが早いが、冥はそのスリムな脚を座席と座席の間に滑り込ませてきた。 目の前のスカートからのぞく脚線美に糸鋸が思わずドキリとして目を逸らしている間に、 彼女は器用に身を割り込ませて隠れていた後部座席から助手席へと腰を降ろすのだった。 「話したいこともあったから」 「そ、そうッスか…じゃ送って行くッス」 未だバクバクと言い続けている心臓のまま、糸鋸はギアをローに入れた。
https://w.atwiki.jp/mitsumei2ch/pages/118.html
日本の夏は湿度が高い。 珍しく早く帰れた御剣は、自宅のエアコンをためらわずに入れた。 入浴を済ませた頃にはちょうど良く部屋が冷えているだろう。 そう思ってスーツを脱いだ瞬間、けたたましい玄関ベルの連打が鳴り響いた。 この連打の仕方は知っている。 こめかみの辺りに血管を浮かせながら、御剣は脱いだスラックスをはきなおして、乱暴に玄関の扉を開けた。 「何の用だ、糸鋸け……」 怒声をあげかけた御剣だったが、視界に入ったものに言葉をなくした。 糸鋸が誰かを背負っていて、それは顔を青白くさせた冥だった。 意識が無いのか手はだらりとしていて、彼女のトレードマークの鞭も糸鋸が持っているような状態だ。 呆然としている御剣に、糸鋸はせかす。 「御剣検事、早く狩魔検事を休ませるっスよ!」 慌ててうなずいた御剣は、糸鋸を客間へと案内し、冥を寝かせた。 「さすがにこれは苦しそうっス」 見かけの割りに器用な糸鋸は、冥の首もとのリボンとブローチを数秒ではずす。 そしてそれを当たり前のように御剣に渡した。 リビングに戻って、御剣は何事が起こったのか説明を求める。 出された冷えた紅茶を一気飲みした糸鋸は、頭をかいた。 「さっき、今日の研修が終わってしばらくして倒れたっス……夏バテっスかね。 狩魔検事の宿泊先を知らなかったから、御剣検事のところに来たっスよ」 そして少し沈黙してから上目遣いで御剣を見る。 「あんまり寝れてないって言っていたっス。――無理させたらダメっス」 もじもじとした糸鋸が何を想像したのか察した御剣は、紅茶を盛大に噴き出した。 よく冷えていたため、こめかみが痛くなる。 気管にも入って涙目の御剣を気にせずに、糸鋸は悠々と帰っていった。 いつもの給与査定の脅し文句を言う暇も無い。 しばらくしてから落ち着きを取り戻した御剣は、ため息をついてふと気づく。 客間のエアコンを入れていなかった。 女性が寝ているところに入るのは気が引けたが、体調を悪化させては寝かせている意味が無い。 そっと扉をあけると、けして穏やかではない顔で冥は眠っていた。 音を立てないように部屋に入り、リモコンでエアコンをつける。 見れば汗で額に髪が張り付き、冥は非常に不快そうだった。 数秒考えてから、御剣は部屋を出て、戻ってきた。 氷水で冷やしたタオルで冥の額を拭く。 その感触にうっすらと冥が目をあける。 「すまない、起こしてしまったか」 驚かさないように声をかけると、冥の顔が御剣のほうをむいて、しばらく瞬きをした。 「御剣怜侍?」 「倒れたそうだな、メイ。糸鋸刑事がキミをここに運んできた」 言われて冥は部屋を見渡して、御剣の家に来ていることに気づく。 そして突如起き上がった。 「メイ!」 案の定、ぐらりと体が倒れこみ、ベッドからおちそうになった彼女を御剣が支える。 思った以上に軽い体に、御剣は動揺を覚えた。 ――痩せたのではないか? 以前から冥は世の女性がうらやむ、いわゆるモデル体型である。 砂時計のような綺麗なラインを描いているが、男性目線から言わせるとふくよかさが足りない。 そんな彼女がさらに痩せたとなると、問題は大きい――と御剣は思う。 「離して!」 御剣の腕からもがき出ようとする冥を、肩を軽く押さえつけるようにベッドに沈める。 「今日は大人しく寝ていろ!」 びくりと冥の体が震えた。 そんなつもりはなかったのが、押し倒すような形になってしまい、それに気づいた御剣は硬直する。 冥も固まっていて動かない。 どのくらい経ったのか、正気に戻ったのは御剣の方が先だった。 「す、すまない!」 慌てて立ち上がり、部屋を出て行く。 御剣の手にはいつまでも細い肩の感触が残っていて、落ち着かない気持ちのまま夜が更けていった。 続き
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/139.html
13 授業参観の日曜日。 父兄は10時までに学校へ行けば良いとのことで、糸鋸は春美が家を出た後、 めずらしく髭を剃り、こぎれいなスーツに着替えて家を出た。 いつもの習慣でコートに袖を通すところだったが、 考えてみるとこのコートはいつも女性陣には不評である。おまけに暑苦しい。 「春美の保護者として恥ずかしくないように」 というキミ子の言葉を思い出し、今日くらいはポリシーを捨てて行くことに決めた。 いつも左耳にかけている赤鉛筆も、便利だがあまり見目良いものではないのでやめておく。 そしてアパートの階段を降りたところで、糸鋸はふいに思い出して部屋に戻った。 (…大変な忘れ物を) それは冥がアメリカから戻ってきた直後に彼女から渡された「リモート・ベル」である。 平たく言えばふた昔前のポケット・ベル(2018年現在、一般にこれを持っている人は皆無といっていい)なのだが、 医療機関内でも問題なく使用できること、 衛星通信と地下のケーブル・アンテナを使用しており地球上であれば大体どんな場所でも受信できること、 そして哀れなことに糸鋸自身には知らされていないのだが、 持ち主の位置がたちどころに分かる探知機の機能を備えていた。 「緊急のとき連絡がつかないのでは話にならないでしょう?」 という冥の提案で持たされることになったのだが、 実際携帯電話の通じない場所に居ることなど滅多にないので、連絡に使われたためしはほとんど無い。 そのくせベルを忘れて仕事に来ると、決まって冥の鞭が飛んでくるのだ。 それをポケットにつっこんでから、糸鋸は再び階段を降りビートルに乗り込んでエンジンをかけた。 …そうまでして身だしなみには気を使っていたにも関わらず、糸鋸の姿は場違いだった。 およそ授業参観には似つかわしくないモリモリとした筋肉質の巨体が、 普通のサラリーマン風のお父さんやご婦人方に混じり小学校のクラスの後ろで授業の風景を眺めているのは異様であった。 他ではPTAなどで顔見知りなのか、父兄同士「いつも子供がお世話になって」「こちらこそ」などという会話が聞こえるのに、 糸鋸に話しかけてくる親など居なかった。 (第一、世代がひとつ違うッス) 見たところ、20人以上いる父兄の大半が30代後半から40といったところだ。 見たところこの中で糸鋸はかなり若い方だろう。 実際はそれ以前の問題なのだが、とにもかくも鈍い彼でさえ自分がまずい場所に居ることだけは自覚していた。 (…あ) そんな時、前に座っていた春美が振り向いて、小さく手を振ったのだった。 春美の後ろの席に座っていた活発そうな男の子がその目線を追って糸鋸を一瞥した後、 耳打ちするように春美に言った。 「…え?あれ、はみちゃんのお父さん」 「うん」 そんな囁き声が、聞こえてくる。 授業中のお喋りは感心しなかったが、どうやら友達とも上手くやっているようだった。 少し安心してその様子を眺めていると、 「お父さんに似なくて良かったねー」 という声まで聞こえてくる。 「こらっ、そこ!授業中にお喋りしないっ」 ガックリとうなだれる糸鋸をよそに、案の定クラス担任である女先生の注意が飛んだ。 糸鋸の耳に届いたということは、周囲の子供たちや父兄らにも聞こえていたのだろう。 ドッと笑い声が沸き起こった。 (ん…?) 糸鋸が顔を上げると、そんな中春美はこちらを向いてちろりとイタズラっぽく舌を出して笑った。 「ハハ…」 糸鋸も小さく手を振り返してからウィンクする。 「仲がおよろしいのですね。娘さんと」 そんなざわめきの中、 先ほどは怪訝そうな目で自分を見ていた婦人が、おそるおそる声をかけてきた。 「はぁ…。いい娘です」 糸鋸は照れつつ頭を掻きながら、「ッス」といういつもの口癖を押し殺してそう言うと、 その表情の感じの良さに婦人もいくぶん安心したのか、ホホホ…と上品に微笑み返した。 「…息子が失礼しました」 さきほどの少年の父親らしい真面目そうな中年が、申しわけ無さそうに頭を下げる。 「いや」 腹を立てるのも大人げないし、糸鋸はそれ以上授業の妨げの原因になるのも嫌だったので、 「子供は素直が一番ッス」 とだけ言ってニィと愛想笑いを浮かべた。 (…本当、いい娘ッス) 糸鋸は春美の気づかいを感じながら、心の中で反芻するのだった。 そんな事があったものの、あとは終始なごやかな雰囲気のまま授業が進んでいった。 先生の少し難しい質問に春美がハキハキ答えるのを見て、糸鋸は何となく誇らしげな気分である。 友達にも好かれ教師からの信頼も厚い。冥の言葉ではないが正に「完ペキな」子供ではないか。 (ウチの自慢の娘は掃除も料理もできるッスよ!) と胸を張って言いたいくらいだったが、 同時にそれは保護者としての自分の恥でもあり、そのことについては複雑だった。 自分は果たして、この立派すぎる子供の父親であるに足りているのだろうか?と。 到底、春美の手本とは言いがたいのは自分でよく分かっていた。 むしろ生活面では糸鋸が春美に叱られることの方が多いのである。 父親として果たしている役割といえば、せいぜい安月給を稼いでくることくらいだろう。 実母の綾里キミ子が溺愛するのも改めてよく分かる。 (…綾里、か) ふと糸鋸はその名を思いとどめた。 今こうして春美に寄せられている多くの人の好意も…もしこの少女が綾里キミ子の娘であることが世間に知られれば、 一体どうなってしまうのだろうか。 考え始めると止まらなかった。 キミ子が出所すれば、春美は彼女のもとに返さなければならない。 そうなればおそらく、(倉院の里かどうかはともかくとして)再び霊媒道の修行を再開させられるに違いなかった。 だが、春美自身はそれを望んでいるのだろうか? 自分との今の生活を捨て、あんな山奥に閉じ込められてひたすら一本の道を歩ませられる事を… 糸鋸は頭をふってその疑念を打ち払おうとした。 (なに考えてるッスか?自分は…) 子供は実の母親のそばに居たいに決まっている。 それはもう何度も考え、幾度も結論付けたことではないか!何を今さら… その時、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。 「…では、今日はここまでにします」 そう言って女性教諭は手にしていた教科書を閉じ、 「お忙しいところとは存じますが、この後ご父兄の皆様には懇談会に出席していただきたく思います。 それではみなさん。今日来て頂いたお父様お母様に挨拶しましょう。…起立ッ」 子供達は「終わったー」「どっか遊びに行こうっ」などと言い合いながら席を立つ。 そして、それぞれちょっとはにかみながら後ろに並ぶ父兄と向き合った。 やがて子供達が静かになって、 「それでは皆さん…」 教師が「礼」と言おうとしたその時、 糸鋸のリモート・ベルがけたたましく鳴り響いた! 「!」 懐からベルを取り出しつつ、顔の色を変えて教室を出る。 無論、出て行くまでに静まり返ったクラス中の注目が彼に集まっていたのだが、 糸鋸は構わず出入り口を塞いでいた父兄に「…すまねッス」とだけ言ってどいてもらい、 バタバタと駆けて行った。 (何て…間が悪いッス!!) せめてこんな日くらいは、最後まで春美の良い父親でいたかった。 いたかったが、しかし彼の任務は殺人事件の捜査という人の命に関わる仕事である。 春美には悪いと思いつつ、中途半端な父親の真似事のために誰かの命を犠牲にするわけにもいかなかった。 もっとも、春美が実の娘であったとしても、根っからの刑事である彼の行動に変わりはないだろう。 学校の廊下を走りながら音を止めたベルをポケットに突っ込んで、 今度は携帯電話を取り出す。 階段を駆け下りつつ電源を入れ、急いでベルの発信者にかけ直した。 余談だが、リモート・ベルは官給品ではなく(でなければ内緒で探知機能など付けられるはずがない)冥個人が購入した装備である。 むろん、電話の通話先は冥であった。
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/408.html
それじゃ、発情期オバチャン→御剣、女王様冥→イトノコのダブルセクロス投下 暑さで頭ボケながら書きなぐったんでいろいろひどい下品なドタバタ劇 男二人、特に御剣が情けなくて悲惨なのでそういうの嫌な人は注意で。 御剣検事に呼び出されて執務室に参上した糸鋸刑事は、普段よりさらにやつれて顔色も悪かった。 「……どうしたのだ、イトノコギリ刑事。顔が…茶紫色だが。」 「どうしたもなにも…ヒドい目にあったッス。ちょっと前に、違法ポルノ販売業者の大規模摘発があったんッスけど」 「あぁ…聞いたな、複数業者の一斉摘発だったか?だがキミは摘発には関わっていないだろう」 「そうッスけど、押収した証拠品の確認作業には駆り出されたッス。ものすごい数だったんで人手が足りなくて…こっちは大きな事件もなくてヒマだったッスから」 「証拠品の確認作業?」 「大量のエッチな映像を見て、内容を確認する作業ッス」 「あぁ……」 御剣は顔に少し嫌悪感を浮かべたが、糸鋸はさらに愚痴り続ける。 「あるイミ地獄ッスよ、狭くて蒸し暑い部屋に何十台も機械置いて、皆で並んで黙々と見て、あっちこっちからヘンな声が聞こえて…たまに若いのがガマンできなくなって部屋飛び出していくし、間に合わないヤツのせいでイカ臭くなってくし」 「そ、そうか…それは大変だったな、ところでこの書類の…」 聞くに耐えなくなった御剣が話題を変えようとしたが、糸鋸は気付いていない。 「しかも!自分が当たったヤツは、どれも特殊なシュミのばっかりだったッス!外れクジ引いたッス!!」 「と、特殊な趣味?」 勢いに押されてつい問い返した御剣の顔をしばらく見てから、糸鋸は突然叫んだ。 「……ミ、ミッちゃあああぁぁあん!!!」 「な、なッッッ!?」 条件反射で御剣が飛び退いた。 「…ってよく言ってるヒトくらいの歳の女性が出てるのとか…」 「あ、あ、あぁ、そういうことか…だがその例えはやめてくれたまえ、心臓によくない」 「そういえば相手の男優は御剣検事に髪型とか似てたッス」 「やめたまえと言っているッ!」 まだ冷や汗が引かない御剣は、ついつい彼が知るその妙齢女性のポルノ映像…しかも相手が御剣自身の…を想像してしまい、さらに脂汗をかいた。 「あと、若くて鞭持った女性が、でっかい男を縛って叩いてイジメまくってるヤツもあったッス。コスプレも兼ねてるのか、女性がいわゆる女王様のカッコで銀色のカツラ被ってて…」 糸鋸にとってはそちらの方がきつかっただろう。 彼らにとっては日常風景だが、本来、女性が鞭で男をしばきたおす図など、その手の映像でしか見られないものなのだ。 「男が悲鳴上げてて情けなくって、自分もこう見えるのかと思うと…」 糸鋸の大きな肺活量いっぱいの切ない溜め息でデスク上の書類が浮き上がったが、珍しく刑事に同情していた御剣は咎めなかった。 「御剣検事が呼び出してくれたから抜けられたッスけど、あれ以上あそこに居たら自分、おかしくなりそうだったッス」 「………大変だったな、イトノコギリ刑事。後で美味いものでも食べに行こう。私がおごる」 「ほ、ホントッスか!」 糸鋸の顔が少し生気を取り戻し、男同士の連帯感が高まったとき、執務室のドアが音高く開いた。 「ミッちゃあああぁぁあん!!!」 「ヒゲ!ここにいたのね!!」 茶色い声と、鞭がしなる音。 「ヒッ、ヒイィィィィ!!ッスゥ!!!」 「ぐ、ぐおおおぉぉぉぉッッ!!」 突然の《ご本人登場》に、男二人は飛び上がって後ずさった。 「なな、なんでお二人が揃って来るッスか!」 「たまたま検事局の前でお会いしたのよ。御剣怜侍にご用だってことだから、私がここまでご案内したの」 「そうなんだよ聞いとくれよミッちゃん!オバチャンまた違う仕事しててさ、ちょっと一休みしてたらミョーなもの見ちゃってこれはもうミッちゃんに言っとかないとまた疑われたりしたらたまんないしだいたいオバチャンここんとこツイてなくてさぁこないだも」 「わ、分かったからあまり近づかないで頂きたい!!」 御剣に詰め寄る“妙齢女性”を呆然と見ている糸鋸を、狩魔冥の鞭が容赦無く叩きつけた。 「そして私はあなたに用があるのよ、残念ながら!何なのあの報告書は!今どき小学生でもあんな文章書かないわ!」 「うヒイィィィィ!!!」 二発目の鞭が飛ぶ前に、糸鋸はその巨体を御剣の執務机の下に潜り込ませた。 「でねそう言ったらダンナったらお前が悪いとか言い出してさ、だからオバチャン言ってやったのよほらオバチャン普段はダンナを立てるおしとやかな奥様だけどさたまにはちゃんと言わないと」 「ヒゲ!隠れても無駄よ、出てらっしゃい!」 女性陣が騒々しくまくしたてる声に、男性陣は完全に負けて茫然自失になっている。 何せ彼らの脳内には、先の話のポルノ映像がこびりついているのだ。 そのうちに妙齢女性が、御剣をソファに追い詰めた。 「…それでオバチャン思い出したのさ!そういやダンナとはもうずっとご無沙汰だって!だからミッちゃんにこの淋しさを慰めてもらおうと思って恥ずかしいのを堪えて来たんだよォ!!分かってくれるよねぇ、このオバチャンの乙女心を!!」 「な、何を…あ、や、やめたまえッッ!!」 早くも完全に理性を失っているオバチャンは御剣を押し倒し、ズボンのファスナーを手早く下ろしてベルトをも緩め始めた。 「…イトノコギリ刑事ッ!!こ、このヒトを引き剥がしてくれたまえ!!」 御剣の叫びは執務机の下にも届いていたが、当の刑事は残念ながら上司を助けるどころではなかった。 「さあ、観念して出てくるのよ!」 冥が糸鋸のコートを掴み、机の下から引きずり出す。 糸鋸の体重なら冥の力ごときでは微動だにしないハズだが、哀しいかな、彼女が「出てこい」と命じれば糸鋸の体は条件反射でその通りに命令をきいてしまうのだ。 「ううぅっ…じ、自分が情けないッスぅう」 「何を今さら!自覚が遅いわ!」 振り上げられた鞭に糸鋸が身をすくめたが、冥はソファでの惨劇に気付いて手を止めていた。 「…あらあら、御剣怜侍…ステキな格好ね」 冷酷に微笑んだ冥の視線の先を追って、糸鋸は目を剥いた。 御剣の股間に、オバチャンの頭が挟まって揺れている。 「や、やめたまえと言っている!このようなところでそのようなアレをそのようにするなど、」 必死で引き剥がそうとしている御剣の言葉を遮り、くぐもった声が彼の股間から返事した。 「んじゃ、こんなところじゃなければいいのかい?ミッちゃんのおうちならオバチャン喜んで行ってあげるよォ!」 「断る!…そうではなくて、うっ、ぐぅッ!や、やめ…ッ!」 御剣とて体格は良い方だが、どうしても股間にむしゃぶりつくオバチャンを振りほどけないらしい。 「み、御剣検事ッ!」 助けに走ろうとする糸鋸を冥の鞭が制する。 「待ちなさい!…愛し合う男女の仲を引き裂こうなんて、野暮よ」 「狩魔検事…なんでそんなにイイ顔してるッスか…」 その間にも御剣の股間から、ちゅぱっ、ちゅぽっと汁っぽい音がする。 「ぐ…ぐうぅッ!?」 「きもひいいらろ?オハひゃんの、ねんひはいっはテフニッフ…」 「…いやね、おば様ったら、相当お上手みたい。見てる方まで妙な気分になってしまうじゃない」 御剣の悲劇をまじまじと見つめ続けている冥の瞳が妖しく輝き、手にした鞭の柄を淫靡な舌遣いでなぞり始める。 「か、狩魔検事…?」 「ヒゲ!そこにお座りなさい!」 「はははははいッス!!」 飛び上がってからちょこんと正座した糸鋸の目の前に、冥の黒いスカートとストッキングの境目が迫る。 糸鋸の鼻先にそこを押し付けんばかりに近づいてから、冥は新たな命令を下した。 「舐めて、ご奉仕なさい。いつもみたいに」 「え!いいい今ここここでッスか!?そんな、ふ、フテキセツッスよ!!」 泡を食う糸鋸の上から、冥の冷笑が降りかかる。 「私が許可すれば、それが適切な時と場所なのよ。だいたい、部屋の主からしてあの有様なんだから」 ソファに目を戻すと、ついに御剣の腰の上に下半身むき出しのオバチャンが跨っていて、年齢を感じさせない見事な上下動を披露している。 男性が望んでいるかいないかの違いこそあれ、それは糸鋸が見たポルノ映像さながらの光景だった。 「あうぅ、御剣検事…お、おいたわしいッス…ぎゃん!」 「いつまでもよそ見しない!…さあ、いつも通り、手は使っちゃダメよ」 糸鋸は情けない上目遣いで冥を見上げてから、おずおずと眼前にある超ミニスカートの裾を唇で咥えた。 そのまま糸鋸が顔を上げていくとスカートがめくれ、ストッキングの奥に白い下着の三角形が透けて見える。 ゆらゆらと鞭を揺らしながら冥が脚を開くと糸鋸はその真下に潜り込み、舌を長く伸ばしてストッキングと下着越しに冥の性器を舐め始めた。 「ミッちゃあん、さすがだよォ、オバチャン途中で何回イッたか分かんなくなっちゃったよ…」 「う…うぅっ…」 その頃ソファではすでに一回戦が終了していた。 満ち足りた顔のオバチャンが人生最良のピロートークを堪能し、虚ろな目の御剣が人生最悪の賢者タイムを迎えている。 しなだれ掛かるオバチャンから御剣が思わず目を背けると、そこには仁王立ちの女王様と、膝をついて舌だけでご奉仕している下僕の姿があった。 「んっ…そう、そこよ…前にも教えたでしょ、もっと強く、突き刺すようにするのよ…んっ、あ…」 冥は着衣を一切脱いでいないが、その顔は欲情に火照っている。 「…メイ?いったい、何を…」 「あら…そちらはもう済んだのね、レイジ。見れば分かるでしょう?調教よ。上手にできればご褒美、できなければ…ん、っ…お預け……。最近やっと、少しはまともに、できるように…なってきたのよ、このバカヒゲも」 息が上がってとぎれとぎれな冥の返答に、股下から糸鋸が反応した。 「じ、自分…ご褒美ほしくなってきちまったッス…んぎゃあ!」 「勝手に舌を離さない!!…でも、まぁいいわ。ズボンの前、もうすっかり膨らんでるものね?出しなさい、そのフケツでフラチなモノ…」 命じられた糸鋸が即座に正座に戻ってズボンのファスナーを開けると、すっかり怒張しているイチモツが飛び出し、御剣はその威風堂々たるサイズと凶暴凶悪な形に思わず目を見張った。 男性トイレで小用を足している者の股間をチェックする癖は御剣にはないので、彼は部下のモノの大きさなど知らなかった。まして興奮状態のそれなど、想像の範囲外だ。 「あ、あらやだよ、あのなんとかいう刑事さんの、とんでもないねェ……あ!でもオバチャンはミッちゃんのコレがいいからね!」 「も、もうそこに頰ずりなどしないでくれたまえッ!」 二人がソファで半強制的にいちゃついている間に、冥は再び糸鋸の眼前に立っていた。 スカートを完全にまくり上げ、自らストッキングと下着を少しずつ降ろしていくのを糸鋸に見せつけている。 「動いちゃだめよ、まだ、見るだけ…。いやらしい視線で、私のこと、感じさせてごらんなさい」 低く囁く声が糸鋸に指示しているが、見ろと言われるまでもなく、もどかしい速度で露出していくムチムチの白い肌と薄い毛に糸鋸の血走った目は釘付けだ。 そのまま太ももまで露わにしてから冥が両脚を開くと、割れ目の奥から愛液がとろりと糸を引いて垂れ落ちた。 糸鋸の鼻息が獣のそれになり、股間の巨大なモノがぴくぴくと痙攣する。 冥は目を細めて舌舐めずりをし、さらに焦らすべく脚を閉じてくるりと後ろを向いた。 尻を突き出して両手をそこに伸ばし、尻肉の下部を大きく開いて、ぐちゅりと濡れたピンク色の陰部の奥まで糸鋸の目の前にさらけ出す。 「さあ、ご褒美よ…もっと舐めたい?それとも、入れ……きゃっ!?」 問いが終わる前に糸鋸が雄叫びを上げて冥の腰を引っ掴み、爆発しそうなイチモツをいきなりねじ入れた。 「バ、バカッ、まだ、許可してな…い!やめなさいっ、あ…だめ、やあぁん!」 もはや女王様の命令は効力を失い、糸鋸は野性のままに腰を振り、抵抗していた冥もだんだん体をくねらせて甘い嬌声をあげはじめた。 「ちょいと、あの女のコの方もすごいじゃないのさ、オバチャンの腕くらいありそうなご立派なのがすっぽり入っちまってるよ!」 愛する人の二の腕をバシバシ叩きながらオバチャンが実況を始め、姉弟子と部下の痴態を食い入るように見つめる御剣の眉間は桃のように縦二つに分断されていく。 「…メイ…イトノコギリ刑事…私の執務室でなんと破廉恥なことを…!」 先ほどまで自分がされていたことは神棚に上げて記憶から消し去っているようだ。 「あらあ、ミッちゃん?…ひょっとして、他人様のしてる所を見てまたコーフンしてきちゃったのかい??」 実際には他人の行為を見て再びもよおしてきたのは自分なのだが、相手の険しい顔を実に都合よく解釈し、オバチャンはそそくさと御剣のモノに手を伸ばす。 「な…なに?待ちたまえッ、それはない、誤解だ!」 「オバチャンには隠さなくてもいいんだよォ!やっぱりミッちゃんも若くて元気な男なんだねェ!」 またしてもオバチャンが御剣に襲いかかり、検事局の一室は主の意思に反して二組の男女が交わる破廉恥な社交場と化した。 「や、だぁヒゲっ、そんな、激しいのぉっ…!あ、あとでっ、覚えてらっしゃ…あッ!あん、やぁ…!」 「ミッちゃあん!やっぱりすごいよォ、オバチャンの奥まで、届いてるよおォ!」 「ぐッッ、も、もういい加減にしたま、えッッ!!ぐはっ!!」 「か、狩魔検事…すまないッスぅ、自分はもう…!」 糸鋸の腰が冥に叩きつけられる音のBPMが上がったかと思うと突然止まり、二人はしばらく荒い呼吸のまま動かなかった。 そして結合が外れると、今度は冥の鞭がヘヴィメタルのドラムスティックかのような激しさで糸鋸を叩きつける。 「…んもう!いつもいつも、早すぎるのよ!まだ私は満足できてないわ、どうしてくれるの!!」 「うひィ!…やっぱりダメなんッス、自分、検事の中だとガマンがきかなくなって…んぎゃん!!」 「そもそも私の許可なく入れたでしょ!今まではそんなことしなかったのに、どうして!?」 女王様というより駄々っ子のように、手も口も容赦なくなじってくる冥に糸鋸が必死で言い訳する。 「それはッ、ふ、普段とぜんぜん違う場所だし他のヒトもいるしで、なんか興奮して頭が真っ白に…あぎゃっ!」 「そんな理由じゃ許してあげられないわ!命令違反の上、私がいく前に自分だけ楽しんで…。たっぷりとお仕置きのフルコースをご馳走してあげるから、今夜は覚悟を決めてから私の所へ来るのよ!」 「ううぅ…」 怒り狂う冥の宣告に糸鋸ががっくりと肩を落としたとき、もう一組の男女の交合もクライマックスを迎えていた。 「ミッ……ちゅわあぁあん!!」 「ぐッ…ぐおオオオヲヲおおおおッッ!!」 御剣の悲痛な咆哮が狂乱を締めくくった…四人の中で最も不本意な行為を強いられている彼こそが、今日一番の被害者なのかもしれなかった。 ~~おまけ、狂乱のあと、執務室~~ 茶色い猫なで声と、怒り冷めやらぬ愚痴り声が執務室に響いている。 「…さあミッちゃん、キレイに拭いたげたからねぇ、もうパンツとズボン履いても大丈夫だよォ」 「ヒゲ、自分が出したモノでしょ、さっさと全部キレイにしなさい!まったくもう、早いクセに量ばっかり多いんだから」 オバチャンと糸鋸がパートナーへの後始末を担当し、執務室のティッシュペーパーはすべて淫らな匂いにまみれてゴミ箱へ移動した。 冥が優雅に衣服を整える間に、オバチャンはボキボキ音を立てて首と肩を回す。 「さあーて…それじゃ、そろそろ失礼するかねぇ。面倒だけど、晩ご飯は用意しなきゃだしね。じゃあ、またねぇん、ミッちゃあん!今日のコトは忘れないよォ、二人の新しい記念日だねぇ!」 「私も失礼するわ、お仕置きの用意をしなくてはね。ヒゲ…分かってるわね?逃げたら、承知しなくてよ」 さんざん男二人を引っ掻き回して弄び、女性陣は連れ立ってさっさと帰っていった。 男性陣の検事と刑事は、それぞれソファと床に取り残されたまま顔も合わせられない。 「あのぅ…御剣検事」 おそるおそる糸鋸が口を開いたが、そこに御剣の問いが被さった。 「イトノコギリ刑事。キミとメイと、ずいぶん慣れた様子だったが…いつからあんな関係になっていた?」 ソファにぐったりと埋もれている御剣ではあるが、その問い詰めの声は厳しい。 「うっ。そ、れは、ワリと前から、としか…」 刑事は両手の人さし指をもじもじと合わせて乙女のごとき恥じらいを見せる。 「……あの二人が来る前に、食事でも行こうと言ったが、前言は取り消させてもらう。メイのお仕置きフルコースをご馳走になるキミの邪魔はしない」 「そんな、あんまりッス、ひどいッスうぅ…!」 朝から外れクジのポルノを鑑賞し、滅多にない豪華な食事は露と消え、夜には空腹を抱えたまま女王様の元へ参じなければならない彼もまた、御剣に負けぬ劣らぬ被害者といえよう。 ~~おまけ、検事局からの帰り道~~ 「けどさぁ、お嬢ちゃんなかなかの女王様っぷりだったじゃないか。オバチャン、昔を思い出しちまったよ」 「あら、おば様もああいうご経験があるのかしら?」 「ま、オバチャンだって若い頃はイロイロやってたのサ。けど、アンタはまだまだ若すぎるみたいだねぇ」 「…どういう意味かしら?」 「ふふん。思いっきり感じて、甘えちまってたろ?あの刑事に無理やり入れられてゴリゴリに突かれてるとき。可愛かったねぇ」 「……っ!!そ、それは」 「ああいうのも余裕で受け止めて、さらに次の手に活かせてこその女王様さね。ま、あんなでっかいのにあれだけヤられちゃ仕方ないけどさ」 「おば様。……これから少しお時間よろしいかしら?あのヒゲへのお仕置きの前に、おば様の経験やテクニックをご教授願いたいわ」 「かまわないよォ、オバチャン今日はご機嫌だから!あそうだ、ダンナにはしたことなかったけど、ちょっと調教やってあげようかねぇ。マンネリのせいでご無沙汰になっちまってたんだし」 「ええ、旦那様もきっと驚いて喜ばれるわ。用具が必要ならお貸しするわよ?」 この日の一番の被害者は、もしかしたらオバチャンのダンナなのかもしれなかった。 《終》
https://w.atwiki.jp/roster/pages/1753.html
プロフィール 凡例 投手 48 1985/1/28 166/65 右右 三重
https://w.atwiki.jp/gspink/pages/127.html
1 糸鋸刑事が成歩堂事務所を訪れたのは、彼が署で午前のデスクワークを終え昼休みに入るころだった。 昼食の時間であれば自分が顔を見せても仕事の邪魔にはなるまい、と考えてのことだったが、 よくよく考えてみると、あの事務所にはいつも閑古鳥が鳴いているので大した違いはないかもしれない。 「あ、刑事さん。こんにちは!」 春美はパタパタと駆けるようにして、この冴えない刑事の訪問を出迎えてくれる。 掃除中だったのか、彼女は霊媒師装束の袖を上げ、手には台拭きが握られていた。 「おひさしぶり。ハルミちゃんお手伝いッスか?偉いなぁ」 と言って彼女の小さな頭を撫でてやると、春美は「えへっ」と恥ずかしそうに笑った。 その笑顔が如何にも素直な子供らしくて良い。 「ナルホドー…先生はいるッスか?」 自分で言いながら、糸鋸は「先生」などとかしこまった呼び方に内心可笑しかったが、 実際のところ成歩堂が彼を助けてくれたのは一度や二度ではない。 若いのでさほど実績を積むには至ってないが、才気にあふれている。 いずれ名実ともに一流の弁護士先生になるのは疑いないように思われた。 「ナルホドくんなら」 そんな社会的な地位は、子供にはまるで関係ないようだ。 「たった今、マヨイさまとお仕事でお出かけになりました」 糸鋸はポリポリ頭を掻いて、 「ありゃ、一足違いスか…残念。 この前の事件のお礼に、田舎の手作りソーメン持ってきたんスが、 ハルミちゃん渡しておいてくれるッスか?」 持っていた箱を春美に手渡す。 「あ、わざわざありがとうございます!」 と、彼女はペコリと頭を下げた。 ちょっとオマセなお礼だったが、それもまたこの少女らしい。 「じゃ、ハルミちゃんはお留守番スか?」 「はい。学校も来週までお休みですし…暇なので、仕事場のお掃除してました」 糸鋸はウンウンと頷いて、 「やっぱり、偉いお子ッスねぇ」 としみじみ言うのだった。 春美は少し照れて、そんな時の癖で両手を頬に当てる。 「お昼は?」 「これから作るところでした。良かったら、刑事さんも一緒にどうですか? ナルホドくんは2時半頃に帰ってくるそうですから、お昼食べて待っていればすぐですよ」 糸鋸はちょっと考えてから、 「2時には仕事に戻らなきゃならないので、会うのはまた今度にするッス。 でも、ご飯はありがたく一緒にご馳走になるッスよ」 と言った。 「ちょうどだから、このソウメン茹でましょうか。 これでも上手く煮るコツがあるんスよ」 「よろしいんですか?」 「構わないッス。お互いひとりで食べるより、一緒の方が楽しいッス」 春美はパッと花のような笑顔を見せて、「そうですね!」と言った。 なぜかこの少女は、会った当初から自分になついているような気がする… それは糸鋸の錯覚ではなく、事実だった。 最初から大人に対して抱きがちな警戒心も彼にはあまり感じられなかったし、その笑顔もよく見せてくれた気がする。 ただ、それが何故なのかは少々頭の回転の鈍い彼にはよく分からない。 知り合って早々から幾つか大変な事件を共に乗り越えたので、そういった連帯感もあるのかもしれないが、 子供とはいえ自分を好いてくれるのは悪い気はしないので、どうでも良いといえばどうでも良かった。 ただ、同情はしている。 こんな幼い時分から父親はなく、母は獄中の身ときているのだ。 悲惨と言う他はない。 ましてや、母親が投獄された事件の一端には刑事である自分も関わっていた。 あの女性はこの子を愛するあまり、取り返しの付かない過ちを犯してしまった。 自分は刑事として人間として決して間違ったことはしていないのだが、 それでもこの小さな女の子に対し、多少の後ろめたさを感じずにはいられない… その感覚は恐らく、成歩堂や真宵にも少なからずあるに違いない。 けれど、この子自身は儚い自らの身の上を悲嘆しているふうには見せない。 決してツラそうな顔をしない。いつも可憐な笑顔で暮らしているのだ。 純朴な糸鋸にはその健気さが痛々しかった。 「美味しいです!」 ツルツルの麺をすすってから、春美は嬉しそうに声を上げた。 「どんどん食べるッス。足りなければ、また茹でるッス」 事務所の小さなキッチンで、冷蔵庫に大したものは無かったが、 それでも野菜炒めと漬物を付け合せにして食べる糸鋸自慢のソウメンは、確かに彼の好物だけあって美味かった。 「うふふ。でも、こんなにたくさん食べたら…ナルホドくんとマヨイさまの分無くなっちゃいそうですね」 デスクに置いた平皿には、茹で上がったソウメンが山盛りになっている。 「構わないッス。食べ盛りの内はドンドン食べた方が」 そんな話をしながら昼食を取っていると、ふと話題が事務所の壁に貼られているポスターのことに触れる。 「そういえば、今日はこの映画の監督作品が封切りッス」 「私、この映画大好きですよ! …生前、チヒロさまが連れて行ってくれたんです」 (綾里…千尋) 一年と半年前に殺された弁護士の名前だった。 そして、この事務所のかつての主… 綾里真宵の姉。春美の従姉にあたる。 その名を聞くと、糸鋸は彼女が殺害された事件について思い出す。 あの時この刑事は犯人を見誤ったばかりか、こともあろうにその妹である真宵に冤罪を着せるところだったのだ。 このことは今でも糸鋸の心の隅で小さなトゲになっている。 (それにしても) 糸鋸は考える。 春美や真宵を目にする限りまるでそうは見えないが、 もしや「呪われた家系」なのではないのか、と。 真宵の母は殺人事件に巻き込まれて行方不明。 千尋は殺害され、その妹は無実の罪で2度も投獄されている。 そして春美の母親は、とある殺人に加担した罪で服役中なのだ… だいたい霊媒師という仕事自体が浮世離れしているが、それが人の世の不幸を引きつけているのだろうか? 糸鋸にはなおのこと目の前の少女の笑顔が不憫である。 「なら、これ食べたら映画館に行かないッスか?」 そう言うと、春美は糸鋸の意外な一言に、 「えっ!? だって、刑事さんお仕事は?」 「まあ、書類整理とか大した仕事じゃないから帰ったらやればいいッス」 「…」 春美はちょっと考えた後、 「ありがとう刑事さん。でも、お留守番してないと私…」 正直、糸鋸にはすぐ帰ってくるとはいえこんな小さな女の子にひとり留守番をさせる成歩堂達が腹立だしかった。 また、そう言う春美の目は、先ほどからチラチラとポスターの方に向いている。 行きたいのはヤマヤマ、と言ったところだろう。 「鍵閉めて、置き手紙していけば大丈夫ッスよ。 もし怒られても…」 「?」 刑事は再び頭を掻いて、 「自分も御剣検事に怒られるので、おあいこッス」 そう言って彼はニッと笑った。 春美は熊のような風貌のこの刑事のこの笑顔が好きだった。 「あはっ!」 と笑ってから、「行きましょう」と言って小さく飛び跳ねた。