約 31,872 件
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/987.html
~上条宅 十一時頃~ 上条(学生は自宅待機か) テレビ《今、第六位に対して、警備員と風紀委員による厳戒な警備態勢がされており……》 上条(あそこに御坂はいるんだよな) 上条(……) 上条(あいつ……) インデックス「わー、大変なことになってるんだよ。とーま、どうなってるの?」 上条「何でもすごい能力者が来たらしくて、学園都市がそいつの対応してるところさ」 インデックス「事件の予感がするんだよ」 上条「……」 テレビ《え? はい、わかりました!》 上条「ん?」 テレビ《今、入ってきた情報によりますと、第六位がこの学園都市に入ってきたようです》 テレビ《ざわざわざわざわ》 上条「第六位が帰ってきた……」 インデックス「現場も騒がしくなってきたんだよ」 上条(……) 上条(俺は……) インデックス「あれ? 短髪がいる」 上条「!!!」 テレビ《警備員や風紀委員とともに上位能力者も今回は参加しているようです》 上条「……」 テレビ《あっ! なにやら動きがあったようです。あれはレベル五の能力者ですか?》 上条「……」 テレビ《はい、はい、今入ってきた情報によりますと、警備に参加した『削板 軍覇』さんがタンカで 運ばれたようです》 上条「……」 テレビ《現場ではさらに緊張が増し……》 上条(例え、俺が行っても何の役にもたてねぇ。現場は警備員に任せておくのが一番だ) 上条(だけど……) 上条(だけど、そうじゃないだろ! 警備員や第六位がどうとかじゃなくて) 上条(俺はあいつのことが心配なんだよ!) 上条(あいつの一番近くで守ってやりたいんだ!!) 上条「」スッ インデックス「どうしたの? とーま」 上条「……わりぃ、ちょっと夕飯のおかず足りないからスーパーで買ってくる」 インデックス「……」 インデックス「わかったんだよ、気を付けて。 とーまがいつも行くスーパーの通り道に、第六位がいるらしいから」 上条「ああ、すぐに戻ってくるから待っててくれ」 ~街中 十一時半頃~ 上条「勢いで出てきたはいいけど、あの厳重な警備の中に入り込むのは難しいな」タタタ 土御門「それなら俺に任せるにゃ~」 上条「土御門! いつの間に!?」 土御門「ふふふ、カミやんが部屋から出て行ったのを見て、もしやと思ったんだが、 やっぱり第六位のところに行くんだにゃ~」 上条「ああ、そんなところだな」 土御門「超電磁砲か?」 上条「ああ」 土御門「やっと、自分の気持ちを理解したか」 上条「まあな」 土御門「これでやっとフラグの乱列は終わるにゃ~」 上条「ん、何の話だ?」 土御門「こっちの話にゃ~」 上条「お、見えてきたな」 土御門「カミやん、こっちだ」 上条「わかった」 土御門「こっちから中に侵入できる秘密のルートがあるにゃ~」 ~第七学区 正午~ ザワザワ ガヤガヤ 上条「今までに見たことのない数の警備員と風紀委員がいるな」 土御門「そりゃあ、相手が第六位だからな」 一方「三下ァ!」 上条「一方通行!」 一方「お前、ここで何してやがる」ズリズリ 上条「俺も参加しようと思ってな(相変わらず、ほふく前進か)」 一方「やっぱりか、だが残念だったな。第六位はこの俺が止める」 上条「別にそれならそれでいいんだが」 打ち止め「誰と話してるのって、ミサカはミサカは尋ねてみたり」 一方「何でもねぇよ。それよりも俺はそろそろ行くぞ」 打ち止め「よし、ミサカも頑張るって、ミサカはミサカは気合を入れてみる」フン 一方「お前はここで待ってろ」 打ち止め「えー」フワッ 一方(何ィ! 風のいたづらでスカートの中が見えた!)ムクムク 上条「ん?」 打ち止め「どうしたの? ってミサカはミサカはあなたが急に黙ったのを不思議に思ったり」 一方「……何でもねェよ」モジモジ 上条(まさか、こいつ) 打ち止め「それよりも早く~ってミサカはミサカはあなたの手を引っ張る」 一方「お、おい! ちょっと待て! 今はやばい、息子が……」ズリズリ 打ち止め「???」グイグイ 一方「ぎゃああああぁぁぁぁ!」 打ち止め「え?」 一方「も、もげ……た」ガクッ 上条「……」 打ち止め「え、気絶してるの? ってミサカはミサカはあなたの体をさすってみる」 一方「」チーン 上条「……」 打ち止め「え? どうして!? ってミサカはミサカは意味がわからない」 上条「こいつは第六位にやられたんだよ」 打ち止め「え、そうなの? ってミサカはミサカはいつの間に攻撃されたのか不思議に思ってみたり」 上条(直接的には違うけど) レポーター「今、入ってきた情報によりますと、学園都市第一位の『一方通行』さんもやられたようで す」 ザワザワ ザワザワ 上条「……」 土御門「カミやん、どうする?」 上条「ここにいても埒があかない。前進あるのみだな」 土御門「よし、じゃあ行くか」 上条「ん、土御門も行くのか?」 土御門「まあな、カミやんの救出シーンを間近で見たくなったにゃ~」 上条「なんだそりゃ、結構余裕だな」 ~現場 正午~ 土御門「カミやん、目的は超電磁砲の救出と第六位を止めることでいいか?」 上条「ああ、特に第六位を止めることだな。そうすれば、流れで御坂も救出したことになるしな」 土御門「わかったにゃ~。じゃあ、作戦はシンプルだにゃ~」 上条「というと?」 土御門「カミやんが右手で第六位に触れればいいだけの話だ。 そうすれば、この学園都市で起こっていることは全部消える」 上条「右手か」 土御門「お、見えてきたにゃ~」 上条「あれが第六位……」 土御門「それに、一緒にいるのは超電磁砲にゃ~」 御坂「くそ~」ビリビリ 上条「御坂!」 御坂「え? あんた、ここで何してるの?」 土御門「助けに来たにゃ~、カミやんが」 御坂「助けにって……それ以上近づいちゃ駄目よ!」 上条「え? どこまでだ?」タタタ 御坂「馬鹿ッ!」バッ ドシーン 上条「いてて、御坂?」 御坂「ううっ」 上条「……おい」 土御門「これはまずいぜよ、カミやん。超電磁砲にあの力が働いてるにゃ~」 上条「何だって!」 土御門「たぶん、さっきのタックルで条件を満たしてしまったにゃ~」 上条「くそ、御坂!」ユサユサ 御坂「あんた……逃げなさい……」 上条「そうだ! 右手で触れば!」 土御門「無駄だ、カミやん。触っている間は効果があるかもしれないが、手を離せばまた能力が発動す るだけだ」 上条「ちっくしょぉぉ」 土御門「道は一つだけにゃ~。カミやんが直接、第六位を叩くしかないにゃ~」 上条「……」 土御門「力が完全に発動するまで一分かかるらしい」 上条「一分か……」 土御門「今の状態だと、幻想殺しで超電磁砲がかかった能力を一旦止めて、 作戦を練った上で、相手に仕掛けるのがベストだと思うが……」 上条「土御門」スッ 土御門「ど、どうした、カミやん?」 上条「発動までには一分かかるんだよな。じゃあ、能力が完全に発動するその一分以内であいつをぶん 殴ってくる」 土御門「待て、カミやん! それはあまりにも無謀だ!」 御坂「だ、駄目よ……逃げて……」 上条「いや、もう覚悟は決まってるよ」 上条「御坂、くたばるんじゃねぇぞ! 俺はまだお前に好きだって言ってねぇぇぇ!!」 御坂「!!!」 土御門「なっ! 何言ってるんだ!」 上条「いいんだ、土御門。これが俺の覚悟だ」 土御門「カミやん……」 上条「これで俺もロリコンの仲間入りってわけだ。 だが、ほふく前進でちんたら行くなんてことはしないぜ」 御坂「あんた……」 土御門「カミやん……そっちもだが、この場はあらゆるメディアを使って学園都市に放送されてるにゃ ~」 上条「……」 土御門「……」 上条「マジで?」 土御門「実況生中継にゃ~」 上条「……」 土御門「……」 上条「黒歴史最高!!」ダダダー 土御門「あ、カミやんが壊れた」 ~第六位 戦闘中~ 上条「第六位ぃぃ!」ダダダー 上条「」ガクッ 上条(何だと、急に力が抜けた!? これが能力か?) 上条(だが、まだだ!) 上条「」ガクン 上条(両足に力が入らない!) 上条(くそ、立っているのがやっとだ! あと少しで届くのに) 土御門「カミやん!」 上条「土御門……か」 土御門「」ガシッ 上条(俺の体を持ち上げた?) 土御門「行ってこーい」ポイッ 上条「うわぁ」ピュー ドシーン 上条「土御門の奴。第六位のところまで投げやがった」 土御門「」バタリ 上条「土御門!」 土御門「カミやん、後は任せたにゃ……」 上条(あいつ、能力が発動するのを承知で俺を投げやがった!) 土御門「さっさと終わらせるにゃ……」フーフー 上条(土御門、サンキュー) 上条「」クルリ 上条「さてと、第六位さんよ。そろそろお祭り騒ぎは終わりにしようか」 上条「てめえが能力で好き勝手するっていうなら!」 上条「その、幻想を、ぶち殺すっっっっ!!!!」バシッ パリィィィィィィィン! ―――――― 小萌「……条ちゃん! 上条ちゃん!」 上条「え?」 小萌「どうしたんですか?」 上条「あ、いえ」 小萌「ちゃんと先生の話を聞いていないと駄目ですよ」 小萌先生はそういうとまた、帰りのHRの続きを始めた。 俺の右手によって、学園都市にまた日常が訪れた。 それから一日経った今、第六位はまたどこかに姿を消したらしく、次にいつ現れるのかわからない。 それは研究者の間でもそれは予測不可能らしい。 結局、第六位の能力が何だったのか、俺には最後までわからなかった。 だが、あの能力は間違いなくこの学園都市に非日常をもたらし、 その新しいルールによって世界を作り変えていた。 しかし、俺はなぜかあの出来事をあんまり不快には思ってなかった。 なぜだろうか? 不快というよりもむしろ新鮮さを感じてテンションが上がっていたような、 そんな感じだ。 あれ、ということは。 俺は結構あの状況を楽しんでいたのかな? 外を見ると、桜が満開だった。 授業は土曜日だったので、午前中に終わった。 俺は鞄を持って教室を出ると、靴を履いて校門まで行く。 すると、とある制服姿の女の子が目に入った。 御坂「おそーい」 上条「わりぃわりぃ」 俺は急いで御坂に駆け寄る。 御坂は言葉こそ怒っていたが、内心ではあまり怒っていないようだった。 その証拠にすぐ笑顔になり、ごく自然に俺の腕へ自分の腕をからませた。 あの事件をきっかけに御坂とは付き合うことになった。 ていうか、俺のセリフが学園都市中に広まったらしく、 公認のカップルとされてしまった。 御坂「どこ行く?」 上条「そうだな。まずは飯を食いたい」 御坂「あ、それならさ。何か買って公園で食べようよ」 上条「公園で?」 御坂「ほら、桜見ながら食べてみたいじゃない?」 上条「ああ、そういうことか」 俺は学校の桜を見る。 桜は相変わらず、ピンク色できれいな花を咲かせていた。 風が吹く度に舞い散る花びらが温かく、俺の横を通りぬけていく。 上条「いいんじゃないか。花見しながらってのも」 御坂「でしょ! 決定ね!」 御坂が俺の腕引っ張る。 俺はそれにつられて、歩き出した。 上条「あれ? でもお前って白井たちと明日お花見するって言ってなかったか?」 御坂「うん。言ったよ」 上条「今日もするのか?」 御坂「いいじゃない、何回やっても。桜の咲いてる時しかできないんだし」 上条「ま、そうだけどな」 御坂「それにあんたとお花見するの初めてだし……」 御坂が照れながら言った。 その表情がなんとも可愛くて、 俺は思わず組まれている腕とは逆の手で御坂の頭を撫でてやる。 御坂はびっくりして、体を震わせたが、そのあとは顔を赤くして されるがままに委ねていた。 土曜日は大体、他の学校も午前中だけの授業だ。 今は下校する生徒の数がピークなのか、周りには学生がたくさんいた。 その学生たちは俺が御坂の頭を撫でているのを振り返りながら見ている。 御坂もその視線に気づき、途端に我に返った表情をした。 御坂「ちょ、ちょっと! こんなところで、そんなことしないでよね」 恥ずかしがる御坂を俺は見ていた。 その時、第六位がいた時と同じ感覚が蘇った。 なぜ? 今俺は御坂と一緒にいる。 御坂に何か関係しているのだろうか? それとも、御坂どうこうではなく、もっと他のところに理由があるのか? 少し考えたが、答えは出なかった。 俺は再び御坂を見た。 御坂は恥ずかしがっているせいか、俺と視線を合わせずに前を見ていた。 やっぱりかわいいな。 すると、御坂が急に立ち止まり笑顔になる。 俺も御坂に合わせて止まる。 御坂「ここよ! 到着~」 御坂の言葉に俺は前を向く。 そこには満開の桜が咲き誇る公園があった。 すでに、花見をしている人たちもちらほらいて、 青空からの陽射しがその人たちを陽気にしていた。 新社会人たち、サークルやバイト仲間の歓迎会、クラス会………… その時、俺はわかった。 さっきからある感覚は、第六位でも、御坂でもなく、春のせいだと。 上条「第六位が帰ってきた……」 完
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/980.html
◆このページのタグ◆ 元スレ上条「第六位が帰ってきた……」 01 02 03 04 05 06
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/986.html
~御坂の部屋 早朝~ 御坂「さて、そろそろ学校に行きましょうか」 上条「……」フラフラ 御坂「どうしたの?」 上条「いや、少し寝不足で」 御坂「寝れなかったの?」 上条「あの状況で寝られるほど、男子高生という存在は人間できてません」 御坂「ん?」 上条「いえ、何でもありませんよ」 御坂「それよりも早く行こう。ぐずぐずしてると他の寮生が起きちゃうから」 上条「そうだな」 ~道 早朝~ 上条「寮生にばれたくないからって言ってもさすがに早すぎたかな」 御坂「いいんじゃない。ゆっくり朝食とれるし」 上条「どうする? 喫茶店に入っても椅子に座れないしな」 御坂「そうだったわね」 上条「あっ、俺の部屋行くか?」 御坂「え?」 上条「そこだったら座れるし」 御坂「あ、う、うん」 上条「どうした?」 御坂「その、いいの? 昨日も上がっちゃったし」 上条「しょうがねぇだろ」 御坂「そう、そうよね。えへへ」 ~上条宅 朝食中~ 上条&御坂「「 いただきます! 」」 御坂「」パクパク 上条「」パクパク 御坂「うん、おいしい」 上条「それはよかった」 御坂「あんたって、意外と料理上手なのね」 上条「これくらい普通だろ。学園都市は自炊が基本だし」 御坂「え? そうなの?」 上条「はぁ? 違うのか?」 御坂「私は大体、学食か外だし……」 上条「……」 御坂「……」 上条「貧富の差がこんなところにも」 御坂「あ、ごめん」 上条「……」 御坂「で、でもさ、あんたのご飯おいしい、結果的にはよかったんじゃない」 上条「……」 御坂「いいな、こんなおいしいご飯が食べられて」 上条「……」 御坂「私だったら、毎日食べたいな」 上条「……」 御坂「……なんて思ってたりして」 上条「……お前」 御坂「な、何」 上条「いい奴だったんだな!」ガシッ 御坂「え、ちょ、ちょっと///」 上条「ここにいる居候はですね。早く作れ、早く作れとうるさいばっかりでぇぇ」 御坂「そ、そうなんだ、大変なのね///」ドキドキ 上条「さぁ、どんどん食べてくださいよ」 御坂「う、うん」 ~上条宅 朝食中~ 上条「けど、本当によかったのか?」 御坂「何が?」 上条「いや、俺の学校に来ちゃってさ」 御坂「でも、あんた単位がやばいんでしょ」 上条「そう何ですよ」 御坂「じゃあ、しょうがないじゃない」 上条「お前は大丈夫なのか?」 御坂「私は大丈夫よ。あんたと違って真面目に授業は出てるし」 上条「いや、上条さんも真面目には出てるんですよ。ただ、思わぬ不幸によってなかなか上手くいかな くて」 御坂「不幸ね~。どうせ女の子と何かしてるんでしょ」 上条「何そのおいしいイベント。そんなものは一ミリたりともありませんよ」 御坂「……」 上条「さて、そろそろ学校に行くか」 御坂「そうね」 上条「そういえば」 御坂「何?」 上条「昨日の昼によ。お前が俺の腕組んできただろ」 御坂「な、なによ、いきなり。……そ、そうだけど。それが?」 上条「何で俺だったの?」 御坂「え?」 上条「いや、他の人でも良かったんじゃないかと思ってだな」 御坂「そ、それは……」 上条「???」 御坂「その、たまたま近くにいたのがあんたで、条件にも合ってたからよ」 上条「ああ、やっぱりそんなところか」 御坂「……」 ~上条のクラス 朝~ 土御門「カミやん、今度はどんなお色気イベントがあったのかにゃ~」 上条「はぁ? 何言ってんだ、土御門?」 青ピ「カミやん、とぼけても無駄やで。隣にいる女子中学生が証拠や」 上条「ああ、そのことか。これはお色気イベントなんかじゃなくてな、いつもの不幸でだな……」 土御門&青ピ「「」」ボグシャ! 上条「ぐはぁ」 上条「え、何で殴られたんだ?」 土御門「マジむかつくにゃ~」 青ピ「もげちまえ」 キーンコーンカーンコーン 小萌「は~い、みなさん。席についてください~」 上条「……」 小萌「上条ちゃん、どうしたんですか、その子は?」 上条「あ~、いろいろありまして」 小萌「はぁ~、またそれですか。まったく上条ちゃんは」 土御門「で、なんでさっきからずっと手を繋いでるんだにゃ~」 上条「これはだな、第六位の能力とやらで」 土御門「なんだと!?」 小萌「そうだったんですか」 青ピ「さすがカミやんやで。第六位の能力までフラグメイキングに利用するとはな」 上条「なんだそれ」 小萌(上条ちゃんは本当に自覚のない子ですね) 小萌「ま、いいです。それでは出席をとりますよ~」 ザワザワ ザワザワ 上条「ん? 廊下が騒がしいな」 黄泉川「月詠先生!」 小萌「どうしたんですか、黄泉川先生」 黄泉川「授業は中止じゃん。今、第六位が学園都市の目の前まで来たじゃん」 小萌「え、それは本当ですか!」 黄泉川「たった今、連絡が入ったじゃん。生徒は全員自宅待機。警備員と風紀委員は緊急招集じゃん」 小萌「わかりました」 土御門「これは昨日と同じパターンだにゃ~」 小萌「みなさん、せっかく学校に来てもらったんですが、どうやら授業はせずに解散になりそうです」 ザワザワ ザワザワ 御坂「ついに第六位が来たのね」 上条「そうらしいな(だれか全く知らんが)」 黄泉川「あれ、そこにいるのは御坂じゃん」 御坂「え、あ、はい」 黄泉川「ちょうどいい。御坂はちょっと残って職員室まで来てくれ」 御坂「え?」 黄泉川「少し用事があるじゃん」 上条「何だ?」 御坂「……まさか」ボソッ ~職員室 解散後~ 御坂「用って何ですか?」 黄泉川「ああ、その前に何で上条までいるじゃん?」 上条「実は第六位とやらの能力のせいで、御坂と一緒にいなくちゃいけないのですよ」 黄泉川「ああ、それか。それなら私に任せるじゃん」 上条「???」 黄泉川「ほれ」サワ 上条(黄泉川先生が俺ら二人を触ったが?) 御坂「あ! そうか!」 上条「何だ?」 御坂「ほら、私たちの条件は知り合いのポニーテールの人に触られると解除できたでしょ」 上条(そうなの。そんな裏ワザがあったの!?) 黄泉川「これで大丈夫じゃん」 御坂「はい、ありがとうございます」パッ 上条「……」 黄泉川「それでさっそく本題に入るけど、どうやら今回は警備員と風紀委員だけじゃなくて、 レベル五も参加することになったじゃん」 御坂「……」 黄泉川「前回は私らだけでかなり苦戦したこともあって、今回は同じレベルの能力者も投入することに なったじゃん」 御坂「……」 黄泉川「どうした? かなりびっくりしたか?」 御坂「いえ、実はその話は他の警備員の方から、何度か電話で聞いて知っています」 黄泉川「そうか。ただ、レベル五の能力者は強制ってわけじゃなくて、拒否もできるじゃん。 実際、御坂と同じ学校の第五位は拒否をしてるじゃん」 御坂「……」 黄泉川「そして、これは私の個人的な意見だが、生徒を危険な目に合わせたくないじゃん。 だから、私としては御坂には辞退して欲しいじゃん」 御坂「……」 黄泉川「……」 御坂「……大丈夫です。それに警備員の方には承諾したと伝えていますし」 黄泉川「……そうか。それじゃあ、今から集合場所と時間を説明するじゃん」 上条「……」 ~上条の高校の正門前 帰り~ 御坂「じゃあ、私はこっちだから」 上条「ああ」 御坂「」スタスタ 上条「おい!」 御坂「何?」 上条「本当に大丈夫なのか?」 御坂「……」 御坂「大丈夫に決まってるでしょ。私は学園都市でも七人しかいないレベル五なんだから」 上条「……」 御坂「第六位なんて軽くひねって終わりよ」 上条「そうなのか」 御坂「そうよ。何、心配してくれてるの?」 上条「そんなんじゃねぇよ」 御坂「それならいいじゃない。別に死ぬってわけでもないんだし」 上条「でもよ、あの力ってやつは相当なものじゃないのか?」 御坂「ああ、それね、それはそうだけど、大丈夫よ。ヘマはしないわ」 上条「……」 御坂「それじゃね」 上条「ああ、それじゃあな」 御坂「……」 御坂「……ねぇ」 上条「ん?」 御坂「今朝さ、私に何で腕を組んできたか聞いてきたじゃない」 上条「うん」 御坂「あれさ……」 上条「???」 御坂「本当は選んであんたにしたんだ」 上条「……はぁ? どういうことだ?」 御坂「つまり、私はあんたと一緒にいたかったのよ」 上条「……」 御坂「第六位が来るとわかった時点で、私に援助の要請があったの」 上条「……」 御坂「だから、少しだけ、ほんの少しだけ待ってもらって、 その間だけでもあんたと一緒にいたかったの」 上条「……」 御坂「たぶん、第六位と闘うとなるとただでは済まない。 でも、私は学園都市と、その、あんたが、あんたのことが」 上条「……」 御坂「好きだから、自分にできることはやろうと思ったの///」 上条「……」 御坂「……」 御坂「……それじゃあ、今度こそ行くね」タタタ 上条「……」 ~街中 帰宅中~ 上条「」トボトボ 土御門「おっ、カミやん」 上条「……土御門か」 土御門「どうしたんだ? 難しい顔してるにゃ~」 上条「そ、そうか?」 土御門「さしずめ、超電磁砲のことか?」 上条「な、何でそれを!?」 土御門「いや、気づくだろ。今朝のカミやんたちを見てたら」 上条「え、意味がわかんないんだが?」 土御門「お前は……。いいか、カミやん。 端から見たら、振る舞いとかがカップルそのものだにゃ~」 上条「え? そうなのか?」 土御門「そうにゃ~。しかも、超電磁砲はカミやんに惚れてるにゃ~」 上条「……」 土御門「あれ、リアクションが薄い?」 上条「さっき校門前で好きと言われた」 土御門「」バキッ 上条「ぐはぁ、何すんだ」 土御門「とりあえず、ムカついたから」 上条「何たる不幸」 土御門「そんで、カミやんはなんて返事したにゃ~」 上条「何も」 土御門「……」 上条「……」 土御門「駄目駄目だにゃ~」 上条「しょうがねぇだろ。突然だったんだから」 土御門「突然も何も、カミやんも超電磁砲のこと好きなんだろ?」 上条「……実はそこがわからない」 土御門「わけがありそうだにゃ~」 上条「さっき御坂から聞いたんだが、レベル五の能力者に第六位の戦闘要請があったらしい」 土御門「ほう」 上条「俺は止めようとしたんだが、その時に気づいたんだ」 土御門「……」 上条「御坂のこと好きだから止めるのか、ただ知り合いに危険なことをして欲しくないからか、 どっちなのかってことに」 土御門「第六位に立ち向かうということは、よほどの決意が必要だからにゃ~。 前者なら止める理由になるが、後者だと止められないからな」 上条「そう、だからなんだ」 土御門「なるほど、つまり自分の気持ちがはっきりしてないと」 上条「……」 土御門「カミやんらしくないにゃ~」 上条「そうかもな」 土御門「だが、そこまで悩むということは好きってことなんじゃないかにゃ~」 上条「そうだろうか」 土御門「ま、カミやんの問題だし、俺がしてやれるのはアドバイスくらいだが、 時間は待っちゃくれないぜ」 上条「……」 土御門「こんなことしてるうちでも超電磁砲は危険にさらされてるわけだ」 上条「……」 土御門「おっと、もう家に着いたか。それじゃあな」ガチャッ 上条「……」 上条「今も御坂は……」 上条「……」 上条「……俺も部屋に入るか」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/982.html
私こと上条当麻は、学園都市で起こった事件について考えていた。 教壇では、小萌先生が帰りのHRをしていたが、 俺の意識はそれよりもここ数日の間に起こった事件について集中していた。 そう、あれはある人物がこの学園都市にやってくるところから始まった。 ―――――― ~上条のクラス 二日前の朝~ 土御門「おはよ~&久しぶりにゃ~、カミやん」 上条「おお、おはよ」 青髪「カミやん、春休みどうやった?」 上条「ま、普通かな」 土御門「カミやんの普通はよくわからんのだが」 上条「そういうお前らはどうよ?」 土御門&青髪「「 普通 」」 上条「……」 ガラガラガラ 小萌「み、みなさん! そのままでいいです、聞いて下さい!」 上条「ん、どうしたんだ? 新学期早々あんなに慌てて」 青髪「ただならぬ予感がするで」 小萌「第六位が帰ってきたんです!」 上条「はぁ? 第六位?」 クラスメイト「「 ええぇぇぇぇぇぇぇ!! 」」 上条「」ビクッ ザワザワ 上条「……びっくりした~。え、何?」 小萌「とりあえず、皆さん自分の席に戻って下さい! 話をします」 上条(何をみんな驚いてるんだ? さっぱりだ) 上条(とにかく、今は席につくか)ガタ 土御門「!!!」 土御門「カミやん! 危ない!」スッ 上条「え?」 上条「」ステーン 上条「いてて。おい、土御門! 椅子を勝手に引くんじゃねぇよ!」 青髪「??? 何言ってるん、カミやん。もう少しで危ないところだったやん」 上条「え?」 土御門「おいおい、カミやん寝ぼけてるんか? 第六位が帰って来たんだぞ」 上条「え……はあ」 青髪「椅子に座ったら、『あの力』が働いてひどい目にあうやないか」 上条「……あの力?」 土御門「え、カミやん。まさか忘れたのか?」 青髪「さすがにそれはないやろ。 前に一度カミやんが、『右手があるから大丈夫だろ』とか言って座ったら、 右手以外のところにあの力が働いて、ひどい目にあったんやから」 土御門「それもそうにゃ~」 上条「……」 土御門「どうした? カミやん」 上条「あ、いや、そういえばそうだったな」 上条(……) 上条(まだ、記憶を失う前のことか。これはボロ出せないな) 土御門「しっかりするにゃ~」 上条「ははは」 小萌「上条ちゃんたち、ふざけてないで席について下さい」 青髪「すんません~(かわええな)」ハァハァ 上条(席つけって言ったって、椅子使えないんじゃ) クラスメイト「「」」プルプル 上条(みんな空気椅子してる!) 小萌「ほら、上条ちゃん。立ってないで席に着きなさい」 上条「……」 上条(やるのか? 空気椅子) 上条「よっ」 上条(……) 上条(しんどい。普通に立ってたほうが楽な気がする)プルプル ~上条のクラス HR~ 小萌「さっきも言いましたが、第六位が帰ってきました」 ザワザワ 上条(誰それ?) 小萌「と言っても、まだ学園都市には入っていないようなのです。ですが、能力のほうはもう十分に射 程範囲に入っているそうで、 皆さんは絶対に条件に触れるような行動はとらないようにしてください」 上条(いったい、どんな能力なんだ?) 小萌「先生たちは今から打ち合わせがあるので、今日の授業は無しになります」 クラスメイト「「 ひゃっほぉぉぉぉぉう! 」」 小萌「み、皆さん! 騒いじゃ駄目ですよ!」ワタワタ 小萌「とにかく、今日はお休みです。状況にもよりますが、明日は学校があるのでちゃんと来て下さい ね」 小萌「それでは、解散です」 ザワザワ 上条「なんだこの状況は?」 土御門「さて、帰るにゃ~」 青髪「ほな、さいなら~」 上条「……」 上条「俺も帰るか」 ~街中 帰り道~ 上条(とりあえず、帰ることにしたが……) 上条「」キョロキョロ ザワザワ オイオイ、マジカヨ カエッテキタノカ 上条「街の様子がおかしい」 上条「間違いなく、第六位というのが関わってそうだな」 ???「あ、見つけた!」 上条「ん?」 ???「それ!」ダキ 上条「うわぁ、なんだ!?」 上条(急に左腕を組まれたが!?) 御坂「……」 上条「……」 御坂「……」 上条「……何やってんだ?」 御坂「しょ、しょうがないでしょ!」 上条「何が?」 御坂「何がって、第六位が帰ってきたからよ」 上条「またそれか」 御坂「何よ」 上条「いや、何でもない。ところで、第六位にが帰ってくると、俺に抱きつかなきゃいけないのか?」 御坂「抱きつくって! 勘違いしないでよね。私だって仕方なくやってるんだから。 こうしないと、あの力が働いてひどいことになるんだから」 上条「あの力ってなんだよ……」 御坂「え、知らないの?」 上条「え?」 御坂「学園都市に住んでる人なら誰でも知ってるあの力を知らないの?」 上条(まずっ!) 上条「し、知ってるに決まってるだろ」 御坂「そうよね。知らなかったら、この学園都市じゃ生活できないもんね」 上条(どんな力なんだろう……) 上条「ところでビリビリ」 御坂「なっ、ビリビリって言うな!」 上条「御坂、少しくっつきすぎじゃないか? 歩きにくいんだが」 御坂「えっ///」 御坂「……そ」 御坂「そんなことないわよ/// あるはずないじゃない」 上条「そうか?」 御坂「そうよ。気にし過ぎだって」 黒子「お姉様!」 御坂「あ、黒子」 上条「白井か」 黒子「お、おお、お姉様……な、な、何を、何をやってらっしゃいます……の?」 御坂「え?」 黒子「その殿方と……」ワナワナ 御坂「あ、これは違うのよ。何勘違いしてるの!」 黒子「くそ類人猿がぁぁぁぁ。お姉様に触れていいのは私だけのはずなのにぃぃ!」 御坂「だから、勘違いだってば! これは第六位が帰ってきたからよ」 黒子「第六位?」 御坂「そうよ」 黒子「……」 黒子「確かにお姉様の場合だとそうなりますわね」 御坂「でしょ。だから、私は仕方なくね……」 黒子「でも、近づき過ぎではございませんか?」 御坂「え?」 上条「あ、やっぱりそうなんだ」 御坂「な!」 黒子「全く、お姉様ったらもっと距離を置いて下さいまし」スタスタ 御坂「黒子! それ以上近づいちゃ駄目よ! 近づいたらあの力が!」 黒子「はっ! 危ないところでしたわ。お姉様のことになるとつい我を忘れてしまいますの」 上条(だから、どんな力だよ!) 黒子「く~、この類人猿の卑猥な行動を眺めていることしかできないとは……黒子、一生の不覚」 御坂「近づいちゃ駄目よ。あんたツインテールキャラなんだから」 黒子「くそぉぉ、このツインテールさえなければぁぁぁ」 上条(どんな条件だよ!) エツァリ「えっほ、えっほ」ズリズリ 一方「だりィ~」ズリズリ 上条「……」 上条「お前らはほふく前進で何やってるんだ?」 一方「ああン? なンだ三下かァ」 エツァリ「み、御坂さんと……腕を」ワナワナ 上条「そんなことを道の真ん中でしてたら邪魔だろ」 一方「しょうがねェだろうが、そうしないとあの力が働くンだからよ」 上条「またか」 黒子「ということは、そこのお二人方はロリコンということですの」 上条「……え?」 一方「おい、そこのクソ女。なめた口きくンじゃねェぞ」 黒子「でも、ほふく前進をするのはロリコンだけですわ」 一方「ちっ」 上条「……」 上条(ロリコンじゃなくてよかった) ロリコンヨ キャーキモイ 一方「てめェら、見世物じゃねェ。ぶっ殺すぞォ!」 一方「全く、これじゃ晒し者だな。タクシーでも使うか?」 エツァリ「う、腕を……」 一方「おい、どうした?」 エツァリ「み、御坂しゃんが……」 一方「おい」 バイク「」ブロロロロ 一方「ちっ、バイクが来たぞ」ズリズリ エツァリ「そんな……」 バイク「」ブロロロロロロ 一方「ちっ、お前も早く……」 バイク「」ブロロロロロロ エツァリ「ぎゃぁぁぁぁあ!」グチグチ 全員「「 あっ…… 」」 固法「あれ、なんか踏んだわ」 御坂&黒子「「 固法先輩! 」」 固法「あ、白井さん。やっと見つかった」 黒子「え?」 固法「さ、早く一七七支部に来なさい」 黒子「どういうことでしょうか?」 固法「え、何言ってるの? 風紀委員の連絡が携帯に入ってるはずよ」 黒子「え?」パカッ 黒子「本当ですわ。気がつきませんでしたの」 固法「もう全く、第六位が帰ってきたから風紀委員にも指示が出たのよ」 黒子「そうでしたの」 固法「とにかく支部に行くわよ。乗りなさい」 黒子「はいですの」チョコン 固法「急ぐわよ。っていっても、あの力のせいで三〇秒に一回しかハンドル切れないから、結構時間か かるわよ」 黒子「そういえば、そうですの」 固法「行くわよ」 固法「」ブロロロロロ 上条「……」 一方「……」 御坂「……」 エツァリ「」ピクピク 上条「この方はどうしましょうか? とりあえず救急車を呼んどきましょうか?」 御坂「え、駄目に決まってるでしょ!」 上条「え?」 一方「おいおい、救急車呼ぶってことはあの力が働くンだぜ。頭大丈夫ですか?」 上条「でも、このままだと」 御坂「しょうがないじゃない。あの力よりかはまだマシなんだから」 上条「……」 一方「それともなンだ? お前の右手の力で無効化できるのか?」 御坂「え、そんなこともできるの!」 上条「いえ、できません」 一方「ちっ、だったらしょうがねェだろ」 御坂「しょがないわね」 上条「しょうがないのか?」 エツァリ「」ピクピク 上条「それにしも……」キョロキョロ 御坂「何よ」 ズリズリ ズリズリズリズリ ズリズリズリズリズリズリ 上条「意外と学園都市ってロリコン多いんだな」 御坂「……そうね」 一方「……」 上条&御坂「」ジー 一方「何だ? 何か言いたそうだな」 上条「いや、よかったなと思ってよ」 一方「意味わかンねェよ」 御坂「仲間がいっぱいいるじゃない」 一方「はァ? なめてんじゃねェぞ!」 御坂「いや、ほふく前進の格好で言われてもね」 上条「説得力がないな」 一方「ちっ」 御坂「でも、こんなにロリコンが多いなんて、ちょっとショックなんだけど」 上条「確かに」 一方「ロリコンが多いのは当たり前だろォ」 上条「……」 御坂「……」 一方「……何だ? どうかしたか?」 御坂「もういいわ。責めないから。ごめんね」ウンウン 一方「はァ?」 上条「そうだよな。ロリコンなんて当たり前だよな。お前は普通だよ」ウンウン 一方「おいィィィィ! 憐れむような眼差しで見るンじゃねぇ!」 御坂「だってしょうがないじゃない。発言が痛々しいんだから」 一方「これにはちゃンとした理由があンだよ」 上条「理由?」 一方「ああ、学園都市ってよ。八割が学生だろ」 一方「ということは、赤ン坊から大学院生までがほとンどなわけだが」 一方「大体、男が恋愛に積極的になるのが高校生。つまりは一六歳以降ということになる」 一方「そこでの単純な年齢の割合を見ると、上より下のほうが圧倒的に多い」 ※上は十七歳~二十四歳まで、下は〇歳~十五歳まで。 一方「さらにだ。大学、院生は行くやつが限られてくるのに対して、小中高は大体の奴が行くだろ?」 一方「つまり、学生のほとンどは小中高ということになる」 一方「この三つの中で高校生は一番年齢が上だから、割合で見れば必然的に自分より年下が多くなる」 一方「つまり、ロリコンが多くなる」 一方「と、こんな理由だが……」 上条「……」ススス 御坂「……」ススス 一方「何だ? 徐々に距離が離れていってるが?」 上条「ここまで重症だったとは」 御坂「え? 何? 学園都市のロリコンってみんなこんな感じなの?」 一方「おいおい! 納得いく説明だっただろ!」 御坂「うん。もういいや。何を言っても無駄みたいだから」 一方「おい」 上条「そうやって言い訳すればするほど惨めになっていくぞ……それじゃあ」 一方「待て! ちょっと待ちやがれェェ!」ズリズリ ~上条宅 正午~ 上条「ただいま~」 上条「やっと家に着けた」 御坂「ねえ、玄関狭いから早く中に入りましょうよ」 上条「……」 御坂「ん? どうしたの?」 上条「いつまで腕を組んでいるんですか?」 御坂「え?」 上条「」ジー 御坂「し、仕方ないじゃない! あの力が働くんだから!」 上条「あの、それではこの状態はいつまで続くのでしょうか?」 御坂「わかんないわよ。でも、少なくとも第六位がいなくなるまでじゃない?」 上条「それって今日中に解決したりはしないですよね?」 御坂「それはそうよ」 上条「まじで?」 御坂「何よ……嫌なの?」 上条「いや、そういうわけではないんですが」 御坂「じゃあ、どういうわけよ?」 上条「いろいろと問題があるな、と」 御坂「問題って何よ?」 上条「……何でもない」 御坂「変なの」 上条(そのうち気づくだろ) イン「おかえり、とーま」タタタ 上条「おお、インデックス」 御坂「え?」 イン「あれ、短髪?」 御坂「ちょっとあんた……何でこの子がいるの?」 上条「え?」 イン「ああ! 短髪がとーまの腕を!」 上条「え?」 イン&御坂「「 詳しく聞かせてもらうわよ(んだよ) 」」 上条「ええー!」
https://w.atwiki.jp/398san/pages/1810.html
《黒円卓第六位"太陽の御子"氷室玲愛=テレジア=ゾーネンキント》 通常罠 次の効果から1つを選択して発動する。 ●:フィールド上に表側表示で存在する「[[黒円卓]]」と名のついたカード1枚を破壊して自分のデッキからカードを2枚ドローする。 ●:フィールド上にスワスチカカウンターが5つ以上存在する場合、自分のデッキまたは墓地から「黒円卓」と名のついたモンスター1枚を手札に加える。 「神様は性格悪いね。今度一発、私がキミの代わりに殴っておくよ」 1月第二週パック「dies irae」にて実装された通常罠カード。黒円卓の中では珍しくモンスターカードではなく罠カードである。 フィールド上の黒円卓を破壊しカードをドローする効果と、フィールド上にスワスチカカウンターが5つ以上存在する時デッキ・墓地から黒円卓を手札に加える効果を持つ。 二つの効果を使い分ける事が出来るが、後半の効果はスワスチカカウンターが5個以上存在する場合、という厳しい発動条件が課せられているため基本的には第一の効果を中心に運用していく事となるだろう。 その第一の効果は、フィールド上の黒円卓と名のついたカード1枚を破壊して2枚ドローするというもの。 1枚のコストで2枚ドローできるフリーチェーンカードというのは魅力的であるが、カード枚数的には2:2交換であり得はしていない。さらに黒円卓には上級・最上級モンスターが多いため、そのカードをフィールドに出すまでに召喚権やリリース用モンスターなどを消耗している事が多い。 ゆえに2:2だからといって闇雲にこの効果を発動してフィールドモンスターを破壊していては、すぐに場のモンスターが足りなくなり結局ジリ貧に陥ってしまう。 破壊するカードとして相性が良いのは、下級モンスターであり場に出しやすい《黒円卓第五位”獅子心剣”櫻井螢》、フィールドに召喚した後はバニラ同然となり破壊時に自身もドロー効果を発動できる《黒円卓第十一位”大淫婦”リザ》などの名が挙がるだろう。 とはいえ、これらを召喚するためにも召喚権は使っているはずなので《デステニー・ドロー》のように手札交換だけを目的として使うには若干厳しい。 よってこのカードの利点を最大限活かすには、フリーチェーンである事や破壊効果であることに着目していきたい。 フリーチェーンである利点として代表的なのが、サクリファイスエスケープを行い易いという事だろう。除去カードにチェーン発動する事で相手の思惑を外したり、相手が強力モンスターでバトルを仕掛けてきてこのままでは大きな超過・貫通ダメージを受けてしまうという場合の緊急回避として使用できる。 だがこれらを狙いすぎる事で発動タイミングを逸し、早めの手札増強が成らず結果として危機に陥るという事も考えられる。どのタイミングならばフィールドモンスターを失っても良いか、その後の手でリカバーできそうか、決闘者の適切な判断力が求められるところだ。 もう一つの利点が破壊効果であるという事である。 黒円卓のキーカード、《シャンバラ》は破壊をトリガーとしてスワスチカカウンターを乗せる誘発効果を持つ。 このカードを使用する事で自発的に、アドバンテージを失う事なくこの効果を発動させることができるのだ。 よってスワスチカカウンターを利用するデッキを組む場合、このカードの重要度は大幅に上がる。また第二の効果との兼ね合いもあり、《シャンバラ》を投入するデッキでこそこのカードが本当に活きると言える。 ただし、破壊を介するため相手の《スターダスト・ドラゴン》に効果を無効化されてしまう点には注意。 また、破壊するカードは自分フィールドのカードに限定されておらず、またモンスターのみとも限定されていない。 よって相手の《死者蘇生》やコントロール奪取カードによって相手の場に黒円卓モンスターが存在するならばそれをノーコストで破壊しつつ2枚ドローできるという強力な効果が得られる。 このカードを意識する限り、相手は迂闊に自らの場に黒円卓モンスターを置けなくなる事だろう。 魔法・罠ゾーンも対象にできるため、見る機会は多くはないが《サクリファイス》などにより黒円卓が装備カードとなった場合もこのカードで《サイクロン》のように対処することが可能である。 だがこの対象範囲が最も恐ろしく作用するのは、【黒円卓】同士のミラーマッチが行われる場合だろう。 ノーコストのフリーチェーンで相手のエースモンスターを破壊してこちらは2枚ドローという最強の切り札として運用できる。 ミラーマッチではこのカードの活躍が勝負を決めるといっても過言ではないだろう。 ちなみに、「フィールド上に存在する表側表示の黒円卓と名のついたカード」であればモンスターカード以外でも破壊することが出来る。 そのためこのカードや《黒円卓初代第六位”太陽の御子”イザーク》の発動にチェーンする形でこれらを対象に破壊効果を使うと能動的に1 2交換を行うことが可能である。 第二の効果は、スワスチカカウンターが5つ以上存在する場合にデッキまたは墓地から黒円卓1枚をサーチ・サルベージできるというもの。 スワスチカ5つ以上というのは非常に厳しい条件であるが、発動さえできればデッキに入れている好きな黒円卓団員を手札に呼び込めるのとほぼ同義であるため非常に心強い。 スワスチカが5個以上開いている場合というのは戦況も中盤以降である可能性がかなり高く、必要なモンスターが既に墓地に存在しているのも珍しくないはずだ。そのため、デッキからだけでなく墓地からも選択できるというのは嬉しい。 最高クラスの能力を持っているが召喚条件が厳しく複数枚の投入が事故につながりやすい大隊長クラスのモンスターの投入枚数をこのカードの併用で抑えるのも有効だろう。 原作・アニメにおいて―~ PC用ゲーム「dies irae」に登場するキャラクターの一人。 聖槍十三騎士団・黒円卓第六位。司るルーンは「復活」。魔名は「太陽の御子(ゾーネンキント)」。 月乃澤学園3年生。主人公・藤井蓮の先輩であり数少ない友人の一人。祖父がドイツ人だというクォーター。 Bカップ。 諏訪原市に一つしかない教会にシスター・リザと共に暮らしている。洗礼名はテレジアと言い、「玲愛」はそれを日本風に改めたもの。 物静かで神秘的な雰囲気があるが性格は天然気味。蓮曰く、空気に話しかけているような話し方をする。あまり人と交流を持ちたがらず、また口を開くとネジが外れた言動が目立つためか蓮達以外に友人はいない。 その正体は聖槍十三騎士団黒円卓第六位『太陽の御子(ゾーネンキント)』。初代黒円卓第六位ゾーネンキント・イザークの血を引いている。しかし血脈維持の過程で東洋人の血を混ぜたため、「唯一の成功例にして、最大の失敗作」と呼ばれる。 騎士団員ではあるものの戦闘力は一般人と大差無く、戦闘員としては問題外である。しかし、その存在自体が騎士団の目的と深く関わるため、同胞でも彼女に危害を加える事はタブーとされている。 聖遺物は『聖櫃』。形態は事象展開型。位階は黄金練成によってなされる疑似的な流出。諏訪原市全体を聖遺物として、赤化、黒化、白化、翠化、黄化の五色からなる黄金練成『壺中聖櫃・不死創造する生贄祭壇(ハイリヒアルヒェ・ゴルデネエイワズ・スワスチカ)』の鍵となる。 ゲーム中ではグランドフィナーレを迎える最終ルートのヒロインとして活躍。黒円卓の計画の鍵であり、彼らであろうとも決して危害を加える事が出来ないという自身の立場を最大限活用し、蓮とともに黒円卓打倒のために自らに出来る事を精一杯こなそうとする。 作中で玲愛が狙った作戦である「黒円卓による同士討ちが起こるよう仕向ける」というのが、第一の効果とミラーマッチにおけるこのカードの重要度に現れている。第二の効果は黄金練成を行う上で非常に重要な役割を果たすというゾーネンキントとしての立場を象徴したものだと言えるだろう。
https://w.atwiki.jp/398san/pages/1833.html
《黒円卓初代第六位"太陽の御子"イザーク=ゾーネンキント》 通常罠 次の効果から1つを選択して発動する。 ●:フィールド上に「シャンバラ」が存在する場合のみ発動できる。 自分の手札からモンスターカードを1枚墓地へ送り、デッキから「[[黒円卓]]」と名のついたモンスター1枚を手札に加える。 ●:自分フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズ時まで、自分の墓地に存在するモンスターの数×100ポイントアップする。 自分フィールド上に「黒円卓第一位首領"黄金の獣"ラインハルト」が存在する場合、さらにデッキからカードを2枚ドローする。 「ああ、では行きましょう父様。この世をグラズヘイムへ塗り替えるため」 1月第三週パック「Acta est Fabula」にて実装された通常罠カード。黒円卓の中では珍しくモンスターカードではなく罠カードである。 シャンバラが存在する時手札を一枚捨てデッキから黒円卓を手札に加える効果と、自分のモンスター一体の攻撃力を墓地のモンスター数に応じてアップし自分フィールド上に《黒円卓第一位首領 黄金の獣 ラインハルト》が存在する時カードをドローする効果を持つ。 二つの効果を使い分けることが出来るため、臨機応変に扱うことが出来る。 第一の効果は、フィールド上に《シャンバラ》が存在する時手札のモンスターカードを一枚捨てることでデッキから黒円卓を手札に加えるというもの。 発動のために《シャンバラ》が必要なため腐ることも多く、また手札コストが必要なため普通に発動しただけではディスアドバンテージとなってしまう。 とはいえその場の状況に応じて好きな黒円卓を手札に加えることが出来るのはなかなか有用であろう。 手札にモンスターが必要な点も「好きなタイミングで手札のモンスターを墓地に送れる」という見方ができ、相手ターンのエンドフェイズ終了時に発動し《ダンディライオン》を墓地に送ることでサーチした黒円卓のリリース要員を即座に確保する、といった使い方も可能。 《黒円卓第六位”太陽の御子”玲愛》のサーチ効果と比べると、あちらは墓地のカードも手札に加えることができ発動の際のコストも存在しないが、発動条件に関してはこちらの方が遥かに容易なため一長一短と言える。 第二の効果は、自分フィールド上のモンスター一体の攻撃力を自分の墓地のモンスター数×100ポイントアップするというもの。 自分の墓地の状況に上昇値が左右されるため常に安定した効果が見込めるという訳ではないが、墓地が肥えて来る決闘後半ならばかなりの数値の上昇が期待できるか。 【黒円卓】ではその性質上決闘が長引くことも多いため、墓地にモンスターが貯まりやすく相性が良い。 ちなみに自分フィールド上に《黒円卓第一位首領 黄金の獣 ラインハルト》が存在する時この効果を使うとカードを二枚ドローするという追加効果がある。 《黒円卓第一位首領 黄金の獣 ラインハルト》の持つ墓地肥やし能力も相まって非常に高い効果が見込める上に発動するだけで1 2交換と言うパワーカードに化けるのだが、そもそも自分フィールド上に《黒円卓第一位首領 黄金の獣 ラインハルト》が存在する時点でこちらが極めて有利な状況であるため、少々オーバーパワー気味ではある。 【黒円卓】はデッキスペースの関係上汎用性の高い戦闘補助カードを採用できないことも多いため、サーチ効果と戦闘補助を両立出来るこのカードの存在は大変大きい。 総じて、【黒円卓】においては非常に重要なポジションに位置するカードと言えるだろう。 一つ目の効果は原作において不要となった黒円卓の一人を切り捨てて第五の封印を強制的に解放させ、大隊長を呼び出した事に起因していると思われ、また二つ目の効果は、彼が死者の集合体であるヴェヴェルスブルグ城の核である事をイメージしているのだろう。そして最後の効果は完全に復活を果たしたラインハルトを真摯に助ける彼の姿を描いた物だろう。 原作・アニメにおいて―~ PC用ゲーム「dies irae」にて登場するキャラクターの一人。 初代聖槍十三騎士団・黒円卓第六位。司るルーンは「復活」。魔名は「太陽の御子(ゾーネンキント)」。 大戦中、生命の泉協会レーベンスボルンにて行われていた優生学に基づく人体実験の末に生まれた私生児であり、その研究の唯一の成功作。 成長速度が著しく速く、1年で5歳分の年を取り、生後2年で六ヶ国語をマスターしていたという天才児。 リザの実子であるが父親は不明であり、その存在については騎士団員達の間では考えることすら許されないタブーとして扱われている。 愛を知らず、人間ではなく単なる“城”の部品として生み出され扱われているが、本人はその役割と扱いに対して一切の疑問も不満も抱いていない。 その異常なまでの才覚から母親であるリザからも恐れられており、生前親子の間で一言も会話を交わしたことは無いが、それすらも何とも思っていなかったようである。 本編開始の61年前のベルリン陥落時、ラインハルトの創造である“城”を永久展開させる聖櫃創造の儀を施す。 その際に魂を“城”に囚われており、“城”の心臓として縛られ続けている。言わば“城”の核であり“城”そのものと言っていい存在。 そのためイザーク自身には戦闘能力はないものの彼が存在する限りラインハルトを倒すことはできず、また“城”そのものと言っていい存在でもあるため、ある意味で最も危険な存在。 聖遺物は『聖櫃』。形態は事象展開型。位階は黄金練成によってなされる疑似的な流出。 今代ゾーネンキントと共に、黄金練成『壺中聖櫃・不死創造する生贄祭壇(ハイリヒアルヒェ・ゴルデネエイワズ・スワスチカ)』の鍵となる。 また現在の彼はラインハルトの“城”の核となっているため、ある意味では“城”そのものが彼の聖遺物と言ってもいいかもしれない。
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/984.html
~街中 十八時半~ ワイワイ ガヤガヤ 御坂「しまったわね」 上条「ああ、忘れてたな」 御坂「外で食べるのはいいけど、空気椅子で食べなきゃいけないのよね」 上条「どうする?」 御坂「どうするって、学食なら部屋に持って行って、座って食べれるけど。 学食は嫌なんでしょ?」 上条「ああ」 御坂「……」 上条「……」 御坂「そうだ。お座敷で食べれるところにしようか!」 上条「ああ、そうか! それなら座って食べれるな」 御坂「どこがいいかな?」 上条「あそこはどうだ?」 『お好み焼き』 御坂「うん、いいわよ」 上条「よし、じゃあ行くか」タタタ ~店 十八時半~ ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ 上条「……」 御坂「……」 上条「みんな考えることは一緒か」 御坂「すっごい繁盛してるわね」 店員「すいません。今、混雑しておりまして、相席でよければすぐに通せますが」 上条「どうする?」 御坂「私は別にいいけど」 上条「じゃあ、相席で」 店員「ありがとうございます。二名様通します!」 ~席 通した後~ 店員「この席になります」 黒子「お姉様!」 御坂「黒子」 佐天&初春「「 御坂さん! 」」 御坂「佐天さんに初春さんまで」 佐天「御坂さんもお好み焼きですか?」 御坂「ええ、座れる場所がよかったから」 初春「考えることはみんな一緒ですね」 黒子「ささ、お姉様。そんなところに立っておらずにお座りになって下さいな」 御坂「ええ。ほら、あんたも座りなさい」 上条「ああ」 佐天「……」 初春「……」 佐天&初春(*1) 黒子「やはり、その方と一緒ですのね」 御坂「しょうがないでしょ」 黒子「しょうがないのですが、なぜか納得できませんの」 御坂「それより、あんたはそれ以上近づいちゃ駄目よ」 黒子「く~~~、なんたることですの。忌々しい第六位の能力がぁぁ!」 初春「そういえば、御坂さんたちは注文まだですね。メニュー表です」サッ 御坂「ありがとう。何にしようかな~」 上条「どれどれ」 御坂「あんたは何が食べたい? 好きなものとかあるの?」 上条「そうだな……」 佐天「……」 初春「……」 黒子(何で仲良く一緒に見てますの)イライラ 佐天「……あの、御坂さんに質問があるんですが」 御坂「何?」 佐天「隣の男性の方は誰でしょうか?」 御坂「あ、そういえば、まだ紹介してなかったわね。ほら、自己紹介」 上条「上条当麻です。よろしく」 佐天「あ、はい」 初春「よろしくお願いします」 御坂「こっちが佐天さん。そっちが初春さんね」 上条「ああ」 初春「あの~」 御坂「何?」 初春「ちなみにどういったご関係なのでしょうか?」 御坂「え?」 初春「いえ、なんか親しそうだったので」 御坂「え? 親しいって……こいつと?」 初春「ええ。ですので、ただの知り合いには見えないのですが」 御坂「え?」 初春「表現が難しいんですが、こうなんて言うか」 御坂「いや、別に。こいつとは何も……」 佐天「ていうか、ぶっちゃけてしまえば"彼氏"なんですか?」 初春(さすが、佐天さん。直球ですね) 御坂「ちょ、な、何言ってるの、佐天さん! 全然違うわよ!」アセアセ 初春&佐天(*2) 黒子「」イライラ 御坂「ほら! あんたも何か言いなさいよ」ガタガタ 上条「おいおい、体を揺するな」ガタガタ 御坂「あ、ごめん」 上条「……」 上条「あ~、俺たちはこうして腕を組んではいるが、それは第六位の能力のせいなんだ。 この後も風呂に入ったり、寝たりと、ずっと一緒なわけだが、 それはまったくの勘違いで特別な関係ではないんだ。オーケー?」 全員「「 …… 」」 上条「ん?」 初春「ずっと一緒……」 佐天「ちょっと、これって!」 御坂「あ、あんた! 何言ってるのよ!」 上条「は? どういうこと?」 御坂「そんなこと言ったら、余計怪しいでしょうが!」 上条「でも、真実だし」 御坂「あほか!」 佐天「初春、私なんか今日興奮して眠れないかも」プププ 初春「何言ってるんですか、佐天さん」プププ 黒子「」イライラ 上条「でも、それならどうやって言えばよかったんだ?」 御坂「別に、特別な関係じゃないって言えばいいだけでしょうが!」 佐天「そうですよ。"まだ"特別な関係じゃないって言えばよかったんですよ」 御坂「ちょっと、なにその"まだ"って。将来的には特別な関係なるような日本語」 初春「え? そうですよね?」 御坂「ち、違うって!」 上条「将来的に御坂とね~」ハァー 御坂「あんたにそう言われるとなんかムカツクわ」 黒子「だああああ!」 全員「「」」ビクッ 黒子「そんな話ばっかりしてないで、さっさと注文をしてくださいまし!」 御坂「……」 上条「……」 御坂「そ、そうね」 上条「じゃあ、俺は豚玉で」 御坂「私はデラックス」 佐天(白井さん完全にやつあたりですね) ~店 注文来た~ 黒子「それでは焼きますわ」ジュ~ 御坂「私も」ジュ~ 佐天「じゃあ、私も」ジュジュ~ 初春「あ! 佐天さん場所とりすぎですよ」 佐天「そう?」 初春「これじゃあ、私が焼けませんよ」 佐天「え、でもあるじゃん。そこ」 初春「狭いですよ」 佐天「大丈夫よ。初春なら」 初春「何ですか、その根拠のない大丈夫」 佐天「ふんふん♪ はやく焼けないかな~」 初春「……」 初春「それ」ジュ~ 佐天「ちょっと初春! 私のと合体してるじゃない」 初春「しょうがないじゃないですか。場所が狭いんですし」 上条「……」 御坂「どうしたの?」 上条「いや、別に」 御坂「言いなさいよ」 上条「上条さんの焼くところが全然ないなと思いまして」 御坂「あんた焼かなくてもいいでしょ」 上条「ん? 何言ってるんだ?」 御坂「え、だってあんたの場合、あの力のせいで焼かずに食べなきゃいけないでしょ」 上条「……え?」 御坂「知らなかったの?」 上条「……そ、そういえばそうだった! ははは!」 御坂「しっかりしてよ」 上条「ははは……」 上条「……」 上条(マジかよ。何たる不幸)ハァ~ 上条(まさか、お好み焼きを焼かずにそのまま食べる日が来るとは) 上条(いや、この場合は飲むと言ったほうが正しいのか?) 上条「あれ、っていうか。豚入ってるじゃん」 御坂「え、豚玉でしょ?」 上条「あ、そうなんだけど、これも生でいくの?」 御坂「あ、そうか。これは無理ね」 上条「こんなの生でいったら腹壊すぞ」 御坂「じゃあ、もらうわ」ヒョイ 上条「げっ」 御坂「ほら、みんなもこいつの豚あげるわ」ヒョイヒョイヒョイ 初春「え、いいんですか!」 佐天「ありがとうございます」 黒子「たまには役に立ちますわね」 上条「……不幸だ」 ~店 焼けた~ 御坂「そういえば、初春さんたちは風紀委員の仕事じゃないの?」パクパク 初春「はい。ですけど、今は休憩中です」パクパク 御坂「そうなんだ」 佐天「今日は第六位の件で支部に泊まりがけなんだよね」パクパク 上条「そうなのか。大変だな」ゴクゴク 御坂「え、じゃあ、黒子も?」 黒子「そうですの」パクパク 佐天&初春「「」」ピクッ 全員「「 …… 」」 御坂「……何よ、この沈黙」 全員「「 …… 」」 御坂「何? 何か言いたいわけ?」 全員「「 …… 」」 初春「あ……佐天さん。そろそろひっくり返したほうがよくないですか?」 佐天「そ、そうだね。そろそろかな」ゴソゴソ 佐天「せーの……」 黒子「お姉様は今夜、その殿方と特別な夜をお過ごしになりますの?」 御坂「なっ!?」 佐天「ぶっ!」フラ お好み焼き「」バチャッ 御坂「な、何言ってるの! そんなわけないでしょ!」 黒子「そうですの。それを聞いて安心しましたわ」 佐天「ぷぷぷ」 初春「あー! 佐天さん何やってるんですか! 私のお好み焼きにダイブしてますよ」 佐天「ごめん、初春」 初春「も~、苦手なら言ってくれればよかったんですよ。私が代わりにやってあげたのに」 佐天「だって、白井さんが意表をついてきたんだもん」 黒子「え? 私ですの?」 佐天「そうですよ、ちょうどタイミングよくあんなこと言うんだもん」 黒子「そうでしたの。それは失礼しましたの」 初春「けど、見事に重なってますね」 佐天「ごめんごめん、うまくずらすから」 佐天「」ズイ 佐天「ほら、きれいにできたでしょ」 初春「本当ですね。じゃあ、次は私がひっくり返します。へらを貸して下さい」 佐天「はい」スッ 初春「ありがとうございます」 佐天「失敗しないでよ」 初春「大丈夫ですよ。私得意なんです」 佐天「ふーん」 初春「」ゴソゴソ 佐天「ところで初春」 初春「何ですか?」カチャカチャ 佐天「さっきの重なったお好み焼きさ。初春のが御坂さんだとしたら、私のは上条さんだよね?」 初春「ぶっ!」ヒョイ お好み焼き「」バチャッ 佐天「ちょっと、初春も駄目じゃん」ハハハ 初春「い、今のは佐天さんが笑わせるからですよ!」 佐天「当たり前じゃない。同じ状況じゃないとフェアじゃないもん」 初春「何で勝負になってるんですか!」 黒子「あなた方はさっきから何をやってますの」 佐天「ははは、別に遊んでたわけじゃないんだけど」 初春「もうこのお好み焼き、いろんなのが混ざってて何焼きかわかりませんよ」 佐天「たくさん混ざってるからね。デラックスの上のスーパーデラックスってことで」 御坂「そのカテゴライズは正しいの?」 初春「まったく、ずらしますよ」 佐天「私がやってあげようか?」 初春「いいです」 上条「……」ジー 初春「どうしたんですか、上条さん。いくら見ても、上条さんは食べれませんよ」 上条「いや、そうじゃなくて」 初春「???」 上条「御坂が俺を襲ってる……」 佐天&初春「「 ぶっ! 」」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/983.html
~上条宅 十四時~ 上条「……というわけでして、インデックスは家で保護しております。 御坂さんに関しては第六位の能力でこの状態です」 上条(説明してる間に噛まれまくって、ビリビリされまくった。不幸だ)トホホ イン「理由はわかったんだよ。とーまは結局とーまなんだね」 御坂「まったく、あんたはいつでもどこでもあんたなわけね」 上条「言っている意味が分からないんですが?」 イン&御坂「「 ああん? 」」 上条「……いえ、何でもございません」 イン「それよりもおなかすいたんだよ~」 上条「そういえば、話してたら大分時間経ったな。何か作るか」ヨイショ 御坂「」ヨイショ 上条「今からお昼を作ろうと思うのですが」 御坂「うん。作ればいいじゃない」 上条「キッチンまでご一緒してもらってもいいでしょうか?」 御坂「別にいいわよ。しょうがないでしょ」 イン「そうだよ。もとはと言えば、短髪がとーまに抱き着いたのが悪いんだから」 御坂「そこ、うるさいわよ」 ~キッチン 十四時~ 御坂「で、何作るの?」 上条「ゴージャスにそうめんでも作ろうと思う」 御坂「そうめんってゴージャスなの?」 上条「上条さん家ではゴージャスです」 上条(お湯を沸かして、そうめん入れてっと) 御坂「具は何入れるの?」 上条「そうだな、豆腐とねぎとかまぼこあたりかな」 御坂「豆腐とねぎとかまぼこね……はい」 上条「サンキュー」 上条「……」 御坂「どうしたの?」 上条「どうやって切ろう……」 御坂「え?」 上条「だって、左腕はお前が持ってるし」 御坂「あ、そうか。片手じゃ包丁使えないわね」 上条「どうしよう」 御坂「じゃあ、あんたが具材おさえてて、私が包丁で切るから」 上条「大丈夫か?」 御坂「でも、他に方法ないでしょ?」 上条「確かにな」 御坂「」トントントン 上条「……」 御坂「」トントントン 上条「意外と料理できるんだな」 御坂「意外とは何よ。それにこのくらいは普通でしょ」 上条(御坂の料理してる姿って結構……)ドキドキ 御坂「ふう~。かまぼこ終了。次はねぎね」 上条「ああ」 御坂「」トントントン 上条(あっ……) 御坂「」トントントン 上条(シャンプーのいい匂いが……)クンクン イン「」ジー 御坂「ん?」 イン「」ジー 御坂「ちょっと待ってて。あと少しでできるから」トントントン イン「なんか、新婚夫婦みたいなんだよ」 御坂「」ザクッ 上条「ぎゃあああ! 指がぁぁぁぁぁ!」プシュー 御坂「ちょ///」 イン「」ジー 御坂「何言ってるのよ! そんなわけないでしょ!」 上条「痛ぇ~」フーフー イン「別にいいんだよ」スタスタ 御坂「まったく。あの子何言ってるのよ///」 上条「何たる不幸」 御坂「何やってるのあんた? さっさと作るわよ」 上条「……」 ~上条宅 昼食後~ イン「ごちそう様なんだよ」 上条「はい、お粗末様です」 御坂「結構おいしかったわね」 上条「さて、片付けますか」ヨイショ 御坂「急に立たないでよ」ヨイショ 上条「ああ、悪い悪い」 御坂「……」 上条「それより、くっつぎすぎじゃねぇ?」 御坂「そ、そんなことないわよ///」 イン(なんか見てると、むかむかするんだよ) ~キッチン 片付け中~ 御坂「ねえ」 上条「何だ?」 御坂「あの子は後片付けとか何もしないの?」 上条「……」 御坂「ん?」 上条「……しません。家事は一切しません」シクシク 御坂「そ、そうなの」 イン「ははは、この番組面白いんだよ!」 御坂「……」 上条「……」 御坂「私はちゃんと手伝うから」 上条「ありがとう」 御坂「そういえばさ、ちょっと頼みがあるんだけど」 上条「何だ?」 御坂「いつでもいいんだけどさ、自分の寮に行きたいんだけど」 上条「寮に?」 御坂「ほら、この状態ってまだ続くじゃない。着替えとかとってきたいんだけど」 上条「ああ、そうか。ていうか、やっぱ泊まりこむんだよな」 御坂「え/// いや、別に泊まるけど、その、そんな変な意味じゃないから///」 上条「変な意味?」 御坂「ば、馬鹿! だからそうじゃないって言ってるでしょ!」 上条「とにかく、わかった。片付け終わったら行くか」 御坂「うん///」 上条「インデックス。俺たちこの後、ちょっと出かけるけど留守番よろしくな」 イン「カナミンが、カナミンが!」 上条「聞けよ」 ~女子寮に向かう道 十五時頃~ 上条「歩く途中に、店がたくさんあるが、みんな空気椅子なんだな」 御坂「なかなか珍しい光景よね」 上条「日常茶飯事だったら困るがな」 麦野「あれ、超電磁砲」 滝壺「ほんとだ」 御坂「げっ」 麦野「なになに、彼氏とデート中なわけぇ~」ニヤニヤ 御坂「な、違うわよ! 彼氏とかじゃないし!」 麦野「慌てちゃって。ちょっとからかっただけじゃない」 浜面「ん、お前は?」 上条「あんたは……」 麦野「何、浜面知り合いなの?」 浜面「ああ、前に何度かな」 上条「確か二度ほどだったな」 浜面「そのくらいだったな」 麦野「な~に浜面~。私に内緒で何かしてたわけ?」ギュ~ 浜面「うわっ、麦野近いって」 滝壺「」ピクッ 浜面「いや、違うんだ。滝壺!」 滝壺「知らない」プイ 浜面「うわぁぁぁ」 御坂「あんたこそ、彼氏とデート中だったんじゃないの」 麦野「え? 浜面のこと? 違うわよ。これは第六位の能力でこうなってるのよ」 御坂「あんたも?」 麦野「ん? そういえば、超電磁砲も対象になるわね」 御坂「まあね」 麦野「な~んだ。じゃあ、横のは彼氏じゃないのか」 御坂「だから、そう言ってるでしょ」 麦野「ふーん」ジー 滝壺「……」ジー 上条(めっちゃ、品定めされてるんですが) 麦野「なるほどね。これが超電磁砲のタイプってわけね」 御坂「ぶっ! な、何言ってるのよ! こんなのタイプなわけないでしょ! 全然違うわよ」アセアセ 浜面(なんてわかりやすい奴なんだ) 滝壺(むぎの、それはからかいすぎ) 麦野「あっそ。ま、そういうことにしておくわ」 浜面「麦野。そろそろ、行かねぇと映画に間に合わねぇぞ」 麦野「え、もうそんな時間?」 浜面「絹旗が遅刻はするなって言ってただろ」 麦野「そうだったっけ? どうでもいいんだけどね、あんな映画なんて」 浜面「しょうがねぇだろ。俺は約束してたんだし」 麦野「はいはい、それじゃあ行くわよ」ムギュ 浜面「いや、だから麦野。なぜそんなに密着するんだ?」 麦野「気にしない気にしない」 浜面「いや、気にするよ」 滝壺「」ポカポカ 浜面「うお! 滝壺、叩くなよ!」 上条「……」 御坂「……」 浜面「あ、そうだ」 上条「何だ?」 浜面「番号交換しないとな」 上条「何で?」 浜面「え、だって、今日で会ったの三回目だろ。 だったら、番号交換しないとあの力が働くだろ?」 上条「……」 浜面「???」 上条「……そ、そうだったな! じゃあ、早速交換だ」 浜面「ああ……(どうしたんだ?)」 ピッ 浜面「これでいいな。じゃあな」 上条「ああ」 上条「……」 御坂「……」 上条「あいつらも俺らと一緒らしいな」 御坂「そうみたいね」 上条(あっちは美人高校生二人か) 上条(いいな) 上条(……) 上条(もげちまえ) 御坂「そろそろ行くわよ」 上条「ああ」 御坂「」ギュッ 上条「ん?」 御坂「///」 上条「御坂さん。心なしか近づいてきてるような」 御坂「き、気のせいよ///」 上条「そうでしょうか」 ~女子寮の玄関 十五時頃~ 御坂「さてと、まず先に寮監に会って事情を説明しないと」 上条「う~ん」 御坂「どうしたの?」 上条「いや、前来た時と雰囲気が違うなと思ってな」 御坂「来たことあるの?」 上条「ああ、盛夏祭で来たことがある」 御坂「なるほどね。そりゃあ、盛夏祭の時と比べれば違うわよ」 寮監「そこで何をしている!」 御坂「あ、寮監」 寮監「ん? 御坂か」 上条「……」 寮監「……」ジー 御坂「あの、寮監。これはですね……」 寮監「御坂」 御坂「はい!」 寮監「よもや寮の中で逢い引きとは何の冗談だ?」ボキボキ 御坂「ち、違うんです! これにはわけが!」 上条(ケンシロウがいる)ガタガタ 寮監「ほ~、いいわけか。一応聞こうか?」 御坂「あの、第六位の能力のせいでこうなりました」 寮監「何? 第六位?」ピタッ 御坂「はい!」 寮監「そうだな。言われてみれば、御坂はそうなるな」 御坂「」ガタガタ 寮監「それならしょうがないな。なぜ、それをすぐに言わん」 上条(問答無用だったように見えたんだが) 寮監「それで? 横の奴を連れてきて、いったい何をしようとしていたんだ?」 御坂「はい! 今夜はこいつのアパートに泊まろうと思いまして、着替えを取りにきました」 寮監「今夜泊まる~? 寮の規則上で駄目に決まってるだろ」 御坂「え? でも、こいつとは離れられないですし」 寮監「そいつを寮に泊めろ。私が許可する」 御坂「え?」 上条「え?」 寮監「異論は認めない。解散」スタスタスタ 上条「……」 御坂「……」 上条「本気なのでしょうか?」 御坂「本気でしょ」 上条「まじで」 御坂「とにかく、寮監には逆らえないわ。あんた今日はこの寮に泊まるのよ」 上条「……」 ~御坂の部屋 十六時~ 御坂「ふう~」ドサ 上条「ベッドには座れるのな」 御坂「え? 何?」 上条「いや、こっちの話」 上条「……」 御坂「どうしたの?」 上条「ちょっとな」 御坂「ん? 別にそんな緊張しなくていいわよ」 上条「でも、女子寮にいるとなると若干緊張しますよ」 御坂「何言ってるのよ。私がいない間にこの部屋に来て、勝手に物色した奴がいまさら」 上条「……」 御坂「これからどうしようか? 夕食まで時間あるけど」 上条「そうだな……ん?」 御坂「どうしたの?」 上条「そういえば、お前夕食どうすんの?」 御坂「ん? 食堂で食べようかと思ってるけど……あっ」 上条「そうなんです。上条さんはどうしましょう」 御坂「でも、寮監の許可とってるし大丈夫なんじゃない?」 上条「そこは大丈夫だとしてももう一つ問題がありまして」 御坂「何よ」 上条「……高いよな。その食堂」 御坂「そうね。そこそこだと思うけど」 上条「却下」 御坂「即答!?」 上条「お前らの言うそこそこは一般市民には高い」 御坂「そうかしら? じゃあ、外で食べようか」 上条「そうしてもらえるとありがたいです」 ~御坂の部屋 十六時~ 御坂「……あ」 上条「どうした?」 御坂「ううん、何でもない」 上条「確か白井とルームメイトなんだよな」 御坂「う……ん」モジモジ 上条「白井はまだ風紀委員の仕事なのか?」 御坂「そう、じゃない……」モジモジ 上条「……」 御坂「……」モジモジ 上条「お前、さっきから何してんの?」 御坂「え?」 上条「さっきからもじもじしてるみたいだけど」 御坂「え……いや、その……」 上条「どうした?」 御坂「……」 御坂「……いれ」 上条「ん?」 御坂「……いれ、いき、たい」 上条「あー、何だ。もうちょっとはっきり言ってくれないか」 御坂「……」 上条「……」 御坂「……トイレ、いきたい///」 上条「ああ、そうか」 御坂「……」 上条「じゃあ、すぐに……」 御坂「ちょっと待ちなさいよ! なんであんたはそんな冷静なわけ!」 上条「え?」 御坂「"え?"じゃないわよ。女の子がトイレ行きたいって言ってるのよ」 上条「ああ、まあ、そうだが」 御坂「もう少し、こう、驚きなさいよ」 上条「驚くって言ったって、こうなった時から大体予測はついてただろ?」 御坂「え?」 上条「俺ん家の玄関の時、聞いただろ。そうしたら、だいたいわかるだろ。 トイレも風呂も寝るのも当分は一緒って」 御坂「な……」 上条「え? もしかして、今気づいたの?」 御坂「……」 上条「まじで?」 御坂「もう少し……」 上条「???」 御坂「もう少し早く言いなさいよ!」バキ 上条「ぐはぁ!」 御坂「はぁはぁ」 上条「……」チーン 御坂「……ん? 気絶した?」 上条「……」チーン 御坂「もしかして、今のうち?」 ~御坂の部屋 十八時~ 上条「ん……んん」 御坂「あ、目が覚めた」 上条「いてて」 御坂「大丈夫? あんた急に倒れたのよ」 上条「いや、記憶はあるぞ。お前が殴ったんだよな」 御坂「ちっ」 上条(ごまかすつもりだったのか) 上条「ところで今何時だ?」 御坂「十八時よ」 上条「もうそんな時間か」 御坂「そろそろ何か食べに行く?」 上条「ああ……って」 御坂「どうしたの?」 上条「お前、腕組んでないけど大丈夫なの?」 御坂「え? ああ、大丈夫よ。腕を組んでから八時間したら手を繋いでるだけでいいのよ」 上条「そ、そうか」 御坂「……」 上条「何だ?」 御坂「まさか、知らなかったの?」 上条「え?」 御坂「こんな誰でも知ってるようなこと」 上条(まずい!) 上条「違う違う。八時間経ったことをすっかり忘れてたんだ。 そういえば、十二時くらいだったな。腕組んだの」ハッハッハ 御坂「ふーん。まっいいわ。早く行きましょう」 上条「ああ、その前によ。もう一度、俺の家によってくれ。 着替えとってくるのと、インデックスに事情を言いたいから」 御坂「わかったわ」 ~上条宅 夕方~ 上条「ただいま」ガチャ 上条「……」 上条(あれ? いつもならインデックスが来るのに?) 上条「」スタスタ 上条「インデックスがいないな」キョロキョロ 御坂「何か書置きがあるわよ」 書置き「とーまへ こもえのいえで、やきにくたべてくるんだよ。 きょうは、かえらないんだよ。 いんでっくす」 上条「……」 御坂「……」 上条「なんて食べ物に弱い奴」 御坂「結果的には手間がなくなっていいじゃない」 上条「そうだな。今夜は小萌先生のところに泊まるって言ってるし問題ないだろ」 御坂「それよりも、早く準備してよ」 上条「ああ」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/985.html
~御坂の部屋 二十時半~ 御坂「ふう~」 上条「はぁ~」 御坂「何か変に疲れたわ」 上条「俺も」 ゲコゲコゲコゲコ ゲコゲコゲコゲコ 上条「何だ? この不快な音は?」 御坂「あ、着信だわ」 上条「え、着信音なの?」 御坂「」ピッ 御坂「はい?」 上条「……」 御坂「はい、そのことでしたら承諾します。 はい、時間をかけてしまってすいませんでした」 御坂「」ピッ 上条(何だったんだ、今の電話は?) 御坂「はぁ~、疲れた~」 上条「……」 御坂「もう、お風呂入ってすぐ寝たい気分」 上条「俺も」 御坂「……」 上条「……」 御坂「……ここからがさらに疲れるのよね」 上条「そうだな」 御坂「どうする?」 上条「どうするって、どうしよう?」 御坂「まさか、何も考えてないの?」 上条「ん、まあ、少しくらいなら」 御坂「何よ、どんな方法?」 上条「オーソドックスだが、目隠しして入るか」 御坂「……」 上条「ん? 駄目だったか?」 御坂「いえ、やっぱそれしかないわよね」 上条「他にないだろ」 御坂「はぁ~」 上条「あ、でも」 御坂「何? 他に何かあるの?」 上条「手つないだ状態で、どうやって服脱ぐんだ?」 御坂「……」 上条「手を離さなきゃ無理じゃないか?」 御坂「……そ、そうよね」 上条「だろ」 御坂「どうしよう」 上条「入らないとか」 御坂「それは嫌」 上条「でも、服どうするんだよ?」 御坂「ん~」 上条「……」 御坂「そうだ! 体を拭くウエットティッシュがあったんだ!」 上条「そんなの持ってるのか?」 御坂「女の子は持ってるものよ。それと水がなくても洗えるシャンプーもあるわよ」 上条「何だ。じゃあ、それでいいじゃないか」 御坂「よかったわ。さすがに体は洗っときたいからね」 ~御坂の部屋 体拭いてる~ 御坂「目隠しのタオルとっちゃ駄目よ///」 上条「とらねえよ」 御坂「……」 上条「……」 御坂「」ヌギヌギ 上条「脱いでる?」 御坂「見んな!」 上条「見てねぇよ。音だよ、音」 御坂「音って、聞くんじゃないわよ!」 上条「それは無理だろ。耳栓でもすんのか?」 御坂「……別に、そこまではいいけど」 上条「……」 御坂「……」 御坂「」ヌギヌギ 上条「……」 御坂「」ヌギヌキ 上条「……」 御坂「」ヌギヌギ 上条「まだ脱げねぇのか?」 御坂「うるさいわね。片手だとやりにくいのよ」 上条「……」 御坂「」ヌギヌギ 上条「……」 御坂「やりにくいわね」 上条「……手伝おうか?」 御坂「え?」 上条「いや、だから脱がすの手伝おうか?」 御坂「な……何言ってるのよ///」 上条「でもこのままじゃあ、埒があかないだろ」 御坂「……」 上条「いやなら別にいいんだけど」 御坂「……わかったわ。お願いする」 上条「そうか。じゃあ、最初にどうすればいいんだ?」 御坂「まずブレザーなんだけど」 上条「え? ブレザー? まだ一枚も脱いでなのか?」 御坂「そ、そうよ。悪い」 上条「いや、いいんだけどさ」 御坂「お、女の子の服は脱ぐのに時間がかかるのよ」 上条「そうか(服っていっても制服じゃん)」 御坂「……」 上条「それじゃあ、いくぞ」 御坂「あ、ちょっと待って! いきなりは……」 上条「」サワサワ 御坂「あっ! んん!」 上条「どうすればいいんだ?」サワサワ 御坂「いきなり触るなぁぁぁ!」バキ 上条「ひでぶ」 御坂「///」 上条「いってぇ、何するんだ!」 御坂「それはこっちの台詞よ! 指示出してないのに触るな」 上条「何だよ。人がせっかく手伝ってやろうとしてるのに」 御坂「何が"せっかく"よ。とにかく、指示があるまで触るのは駄目だからね」 上条「はいはい」 御坂「それじゃあ、まず私が途中まで脱ぐからフォロー頼むわ」 上条「おお」 御坂「よいしょ」ヌギヌギ 上条「……」 御坂「んん……」グイグイ 上条「……」 御坂「ねぇ」 上条「何でしょうか?」 御坂「裾持ってくれない?」 上条「どこ?」 御坂「真っ直ぐ手を伸ばして」 上条「ここか?」スッ 御坂「違う違う。もっと右」 上条「ここ?」スッ 御坂「そうじゃない。もっと上」 上条「……」スッスッスッ 御坂「行きすぎよ。もうちょっと上よ。あっあっ、そこ、そこそこ! あっ、駄目駄目! 今度は奥」 上条「……」 御坂「いいわ。そのままもっと奥に……って! それじゃあ駄目よ、下手くそ!」 上条「狙って言ってるのか?」 御坂「え?」 上条「いや、何でもない」 御坂「???」 上条「おっ」ガシッ 御坂「そのまま掴んどいてね」ヌギ 上条「……」 御坂「ふぅ~、やっと一枚」 ~御坂の部屋 脱衣中~ 上条「上条さんは次どうすればいいんでしょうか?」 御坂「ちょっと待ってて。今、シャツのボタン外すから」 上条(ボタン……)ゴクリ 御坂「ん? あれ? うんしょっと……」 上条「???」 御坂「おかしいな。うまく外せない。このこの~」 上条「……」 御坂「あーんもう、うっとおしい!」 上条「俺が外してやろうか?」 御坂「え?」 上条「上条さんは片手でボタン外せますよ」 御坂「本当! じゃあ、お願い!」 上条「ボタンはどのへんでしょうか?」 御坂「ここよ、ここ」グイ 上条「ここな」ゴソゴソ プチッ 御坂「やるじゃない。本当に片手だけでできてる」 上条「ていうか、普通はできる気がするんだが」 御坂「何それ。私が不器用みたいじゃない」 上条「いや、みたいじゃなくて、実際に不器用なんだろ?」 御坂「な! そんなわけないでしょ!」 上条「でも、ボタンくらいな……あっ、でも包丁使うのはうまかったな」 御坂「え?///」 上条「ん? どうした?」 御坂「な、何でもない。早く次のボタンを外しなさいよ」 上条「はいはい」 上条「」ゴソゴソ プチッ ゴソゴソ プチッ 御坂「……」 上条「」ゴソゴソ ムニュ 御坂「ひゃあっ!」 上条「ん? 何だこれ?」サワサワ 御坂「ちょ、ちょっと……待っ……て///」 上条「どうした?」 御坂「ど、どこ触ってんのよ!」 上条「はぁ? どこって……どこ?」 御坂「とぼけてんじゃないわよ!」 上条「とぼけてねぇよ。目隠ししてんだからわかるわけないだろ」 御坂「……」 上条「で、どこ? 何かまずかったか?」 御坂「……あんた、本当にわかってないの?」 上条「そう言ってるだろ」 御坂「……………………胸、触った」ボソッ 上条「え? わりぃ、聞こえなかった」 御坂「……」 上条「もう一度」 御坂「……胸を触ってたのよ」 上条「……」 御坂「……」 上条「……え?」 御坂「何よ」 上条「胸って、もしかして……」 御坂「……」 上条「おっぱいのこと?」 御坂「」ボグチャッ! 上条「ぐはぁっ」 御坂「おっぱいって言うな!!」 上条「いてぇよ。お前今、グーで殴っただろ」 御坂「あんたがデリカシーのないこと言うからでしょ!」 上条「え、駄目だったのか。今の表現」 御坂「当たり前でしょ!」 上条「はぁ~、表現方法がちょっと悪かっただけで殴られるなんて、不幸だ」 御坂「不幸は私よ!」 上条(御坂の奴、だいぶ怒ってるな) 上条(けど、正直言って。何もなかったんだが) 上条(俺は本当に御坂の胸を触っていたんだろうか?)ニギニギ 御坂「」ボグチャッ 上条「ぐはぁっ」 御坂「変態!」 上条「ちょっと待て! 今俺は何で殴られたんだ!?」 御坂「何でって、さっきの感触を思い出して、手をにぎにぎしてたでしょ!」 上条「状況は思い出していたが、感触は思い出してないぞ。なぜなら、感触がなかったからな」 御坂「…………………はぁ? 何か言った?」 上条「いえ、こっちの話です」 ~御坂の部屋 体拭き中~ 御坂「」フキフキ 上条「……」 御坂「」フキフキ 上条(今は御坂は体を拭いてるんだな) 御坂「」シャカシャカ 上条(ん?) 御坂「」シャカシャカ 上条(頭洗ってんのかな? シャンプーの匂いがする)クンクン 御坂「何で匂い嗅いでんのよ」 上条「え?」 御坂「匂い嗅いでたでしょ」 上条「気のせいだよ」 御坂「……」 御坂「」シャカシャカ 上条(危ねぇ~。また、殴られるところでしたよ) 御坂「ふぅ~。とりあえずは洗い終えたわ」 上条「そうですか」 御坂「今から、また服を着なくちゃいけないのよね」 上条「……」 上条(今、思えば御坂は全裸なんだよな) 上条「……」 御坂「さてと、着替えよ」 上条「……」 御坂「上は右手が離せないから制服だけど、下は替えたいわ」 上条「……」 上条(実はさっきからなんだが) 上条(殴られたせいで結んである目隠しが緩くなってきてるんだよな) 御坂「えーと、下着とパジャマでしょ」ガサガサ 上条(あんまり動かれてると、タオルがどんどんずり落ちていくんだが) 上条「おい、御坂」 御坂「何?」 上条「着替える前にだな。言っておきたいことがある」 御坂「何よそれ」 上条「とても大切なことなんだが」 御坂「大切なこと?」 上条「そう、大切なこと」 御坂「そう、じゃあちょっと待って。今すぐに着替えるから」 上条「あ、いや、だから着替える前にだな」 御坂「何よ」 上条「この目隠しが……あっ」ズリ 御坂「……」 上条「……」 御坂「……」 上条「……やあ」 御坂「」メキャ 上条「ぐはぁ!」 御坂「な、あ、あんた……それをとるなって言ったでしょぉがあぁぁぁ!!」バチバチ 上条「違うぞ、とったわけじゃない! とれたんだ。結び目が緩くなって!」 御坂「な、な、とれたって……何で早く言わないのよ!」 上条「言おうとしたんだけど」 御坂「それよりも」 上条「え?」ジー 御坂「見るな!」ボグシャ 上条「ひでぶ!」 御坂「見るな見るな!」ポカポカ 上条「待て! とにかく落着け!」 御坂「これで目を隠してなさい!」 上条「うわっ」 上条(何だ何だ!? 目の前いっぱいにゲコ太のイラストが?) 上条「おい、御坂。これ何だ?」 御坂「え? これって?」 上条「この新しく俺の目を覆っているものだが」 御坂「え? ああ……///」カァー 上条「え? 何? もしかして、パンツ……」 御坂「変態!!」ボグシャ 上条(どうしろっていうんだぁぁ!) ~御坂の部屋 着替え終了~ 上条「不幸だ」 御坂「ごめん」 上条「お前、殴りすぎだろ」 御坂「しょうがないじゃない。見られたんだから///」 上条「いや、でもあれはもうちょっと話を聞いてだな」 御坂「だから、謝ってるじゃない」 上条「はぁ~」 御坂「何よ、その溜息は」 上条「上条さんはもっと誠意を見せて欲しいんですが」 御坂「はぁ? 誠意って十分誠意がこもってるじゃない」 上条「……」 御坂「え? 何? 違うの?」 上条「……もういいや」 御坂「何よ。はっきりしないわね」 上条「……」 御坂「え? まさか、誠意って……」 上条「ん?」 御坂「え、そ、それは……」 上条(御坂の考えが変な方向に行ってないか?) 御坂「あ、あんたがどうしてもって言うなら///」 上条「ちょっと待って。何を言い出してるんだ」 御坂「え、何って、誠意でしょ」 上条「別に俺は何か特別なことをしろと言ってるわけじゃないんですが」 御坂「え?」 上条「ただ、もう少しおとなしくなって欲しいだけですよ」 御坂「おとなしくって、私は普段からおとなしいじゃない」 上条「……」 御坂「なーんだ、普段通りでいいわけね。考えて損しちゃった」 上条「……」 御坂「それでこれからどうするの?」 上条「もう、上条さんは疲れたから寝たいです。明日も学校だし」 御坂「そうね。そろそろいい時間だし寝ましょうか」 ~御坂のベッドの中 夜~ 御坂「そっち大丈夫? ちゃんと寝れる?」 上条「大丈夫ですよ」 御坂「そう」 ムギュ~ 御坂「でもやっぱり、二人はちょっと狭いわね」 上条「それはしょうがないだろ」 御坂「そうなんだけど」 上条「しかし、病院以外のベッドで寝るなんて何か月ぶりですかね」 御坂「え?」 上条「こっちの話です」 御坂「言っておくけど、変なことしたらただじゃおかないからね///」 上条「しないよ。殴られるのは嫌だからな」 御坂「本当よ。本当に駄目だからね」 上条「おう、だから何もしないよ」 御坂「……」 上条「え、そんなに上条さんは危ない人に見えますか?」 御坂「……別に」 上条「さて、寝ますか」 御坂(人の気も知らないで) 御坂「電気、消すわよ」 上条「ああ」 パチッ ~御坂のベッドの中 十五分後~ 御坂「すやすや」 上条「……」 御坂「すやすや」 上条「……」 上条(ね……) 上条(寝れねぇぇ!) 上条(寝れるわけないじゃないですか) 上条(上条さんには刺激が強すぎて、興奮して寝れません) 上条(しかも、何ですか。無防備ですよ! 警戒心ゼロですよ!) 上条(これはどういう意味なんでしょうか? 信頼されてるのか、それとも男として見られてないのか?) 御坂「う~、んん」ゴロリン 上条(!!!) 上条(顔がこっちを向いた!) 御坂「すやすや」 上条(くそ、いつもはうざい中学生のくせに。寝顔はかわいいな) 上条(ていうか、もともとはかわいいんだよな) 御坂「すやすや」 上条(……) 上条(しかも、シャンプーの甘い香りが漂ってきて、上条さんを惑わせるんですよ) 上条(……) 上条(……触ってみようかな、おっぱい) 上条(……) 上条(はっ!) 上条(いけませんよ、上条さん。それは変態のやることです) 上条(そんな寝込みを狙うなんてばれた時どうなることか!) 上条(……) 上条(……) 上条(ばれなきゃいいじゃん) 上条(……) 上条(じゃなくてだな。中学生にときめくなんて駄目だろ。 これじゃあ、一方通行のこと笑えねぇよ!) 上条(……) 上条(……いや) 上条(でも、この状況はそうでもないのだろうか?) 上条(かわいい子が横で寝ていたら、触りたいと思うのが男ではないだろうか。年齢など関係なく) 上条(つまり、今上条さんは特殊な状況にいるわけで、次のような式が成り立つわけですよ) 『かわいい子が隣で寝てる+シャンプーの香りがする+彼女がいない+相手にばれない+童貞=触って もOK』 上条(……) 上条(俺って、天才じゃないか?) 上条(では、さっそく) 御坂「う~ん」ゴロリ 上条(……) 上条(反対側向かれた)ガックリ 上条(何てことだ。ここから触るには、後ろからおっぱいを鷲掴む形になってしまう) 上条(つまり、よりリスクが高くなってしまう) 上条(……) 上条(このまま止めてしまうか?) 上条(いや、それはなんか負けたみたいな感じで嫌だ!) 上条(……) 上条(待てよ) 上条(反対側を向いたということは……) 上条(おっぱいはあっち側だが、おしりはこっち側ではないか?) 上条(なるほどね。そういうわけか) 上条(そうとわかれば、予定変更。お尻を触るとしよう) 上条(……) 上条(なんか女子高生に痴漢をしようとしているリーマンみたいだな) 上条(それでは、この右手で……)ワクワク プルルルルル プルルルルルルルル 上条「わぁ!」 プルルルルルルルル 上条(何でこんな時間に着信がぁ!?) 御坂「う~」 上条「」ピッ 御坂「……」 上条「……」 御坂「……」 上条「御坂さん?」 御坂「すやすや」 上条「起きてないな」 上条(つーか誰だよ。こんな時間にぃぃぃ) 『浜面 仕上』 上条「……浜面」 上条「」ピッ 上条「もしもし」ヒソヒソ 浜面「おう、上条」ヒソヒソ 上条「こんな時間に何だ?(何で小声何だ?)」 浜面「わりぃ、実は相談があってよ」 上条「相談?」 浜面「ああ」 上条「それより、何で小声なんだ? 少し聞き取りづらいんだが」 浜面「すまねぇ、相談っていうのが実はそれでよ」 上条「???」 浜面「今、ベッドにいるんだけど、麦野と滝壺がいてよ」 上条「麦野? 滝壺? 昼間の二人か?」 浜面「あ、そういえば知らなかったな、そうなんだよ。 ほら、あの力が働いて麦野とは手を繋いでなくちゃいけないだろ? それで滝壺が怒ってよ」 上条「ああ」 浜面「滝壺まで一緒に寝るとか言い出したんだよ」 上条「……」 浜面「麦野だけでも緊張するのに、滝壺までいてよ」 上条「……」 浜面「しかも、両方に挟まれてよ、なんて言ったかな、そうそう、川の字っていうやつか。 真ん中にいる俺が一番大きくて、全然川の字じゃないんだが、そんな配置になってるんだ」 上条「……」 浜面「でよ、普通の奴ならどうってことないかもしれねえが、俺童貞でさ。 今すげぇ興奮してて、全然寝れねぇんだよ」 上条「……」 浜面「なんかいい方法ないか?」 上条「お前にいいことを教えてやろう」 浜面「何だ?」 上条「かわいい子が隣で寝てる+シャンプーの香りがする+彼女がいない+相手にばれない+童貞=触 ってもOK」 浜面「なんだその式は?」 上条「触っちまえ」 浜面「そのことか。それならもう触った」 上条「……」 浜面「二人とも触ったんだけどよ。思っていた以上に滝壺のおっぱいが大きくてよ」 上条「……」 浜面「あっ、それとさっきの式だが、訂正する部分が一箇所あってな、 俺、彼女いるから。滝壺いるだろ、彼女なんだ」 上条「……」 浜面「でも、彼女といってもまだ全然進んでなくてよ、まさかこんな形でおっぱいを触ることになると はな」 上条「……」 浜面「それにしても、こんなに柔らかいとは思わなかったぜ。 今度は頼んで触らせてもらおうかと思ってるんだが、こっそり触るのもこれはこれでいいもんだ ……」 上条「」ピッ 上条「……」 上条「……」 上条「結局自慢話かよ、もげろ! いや、爆発しろ!」 上条「……」 上条「……」 上条「いいな。巨乳女子高生」 御坂「う~」 上条「……」 上条「……けど、これはこれでありだな」 御坂「ゲコ太~」ガバッ 上条「うお!」 御坂「ゲコ太~」スリスリ 上条(御坂さんが急に抱き着いてきましたよ) 上条(抱き枕と勘違いしてませんかぁぁ!) 御坂「すやすや」 上条「……」 上条(御坂さんの顔がすごい近いんですが) 御坂「ふ~」 上条「」ビクッ 御坂「すやすや」 上条(寝息が耳に!) 上条(……) 上条(こうやってみると、やっぱりかわいいな)ドキドキ 上条(……) 上条(って、何で中学生にときめいてんだ) 上条「」ジー 御坂「すやすや」クー 上条(……) 上条(俺も今夜は寝れんかも)ドキドキ
https://w.atwiki.jp/eternity_sword/pages/38.html
神剣の位 系統 名前 形状 神獣 所有者 所属 天位 天位 永劫 地位 地位 刹那 鞘 鞘 調律 第一位 天位 運命 片手剣 全ての運命を知る少年ローガス カオス 第一位 天位 宿命 指輪 宿命に全てを奪われた少女ミューギィ ロウ 第一位 地位 聖威 巨大な剣 第一位 地位 叢雲 両刃の剣黎明と合体可能(その場合片刃剣) 聖レーメケイロン転生と誕生の翼 叢雲のノゾム叢雲のサツキ 旅団出雲? 第二位 天位 聖賢 片手剣 聖賢者ユウト カオス 第二位 天位 再生 双剣 リュートリア(ルイフィア)再生の炎オルファリル ロウカオス 第二位 天位 探求 巨大な槍 知識の呑竜ルシィマ カオス 第二位 天位 堕落 大鎌 堕落のヴェンデッタ カオス 第二位 天位 縁思 ピコピコハンマー 縁思のユキナ カオス 第二位 天位 虚空 長柄斧 虚空の拡散トークォ ロウ 第二位 天位 秩序 杖 法皇テムオリン ロウ 第二位 天位 世界 6本の翼のような剣と、片腕と一体化した剣 統べし聖剣シュン ロウ 第二位 天位 無限 半身 輪廻の観測者ボーボー ロウ 第二位 天位 赦し 短刀 パララルネクスナル化存在 最後の聖母イャガ(赦しのイャガ)ナル・イャガ ロウ 第二位 天位 悟り その身で体現 悟りの死睨 ロウ 第二位 天位 願い 杖 夢の傍観者ヤーファス 無所属 第二位 天位 紡ぎ 第二位 地位 時逆 時詠のトキミ カオス出雲 第二位 地位 星天 片刃の大剣 星天のエト・カ・リファ 時間樹創造神 第二位 日向 白と黒の二対の片手剣 ヘリデアルツ ロウ 第二位 天筆 槍剣 時の継承者ラグランジュ ユーフォリー 第三位 天位 永遠 柄が長い長剣 永遠のアセリア カオス 第三位 天位 聖緑 槍 聖緑のエスペリアセルディアナ・ターコイズミニオン・スーライト カオス 第三位 天位 深遠 刀 深遠の翼ウルカ カオス 第三位 天位 依存 紫色の光(特定形状を持たない) 紫電のキョウコ カオス 第三位 天位 破壊 全身の骨で構成 破壊の導きパウリコスカ カオス 第三位 天位 無我 片刃の大剣 黒き刃のタキオス ロウ 第三位 天位 流転 左右一対片手剣 水月の双剣メダリオ ロウ 第三位 天位 不浄 鞭 不浄のミトセマール ロウ 第三位 天位 炎帝 体内に宿している(資料集では王冠型) 業火のントゥシトラ ロウ 第三位 天位 奇蛇 体内に宿している 奇なる蛇神ミカゲ ロウ 第三位 天位 絶炎 大剣 ミューギィ・ファナン ユーフォリー 第三位 地位 時詠 両刃の短剣 時詠のトキミ カオス出雲 第三位 地位 時果 長剣 時詠のトキミ カオス出雲 第三位 地位 神威 直刀 カムイ・クラハシ・タイルフォン 出雲 第三位 虹 大太刀 倉橋聖 ユーフォリー 第三位 地位? 激烈 爪、腕、牙などと一体化 原初存在・激烈なる力 時間樹創造神 第三位 地位? 戒め 両眼と一体化 原初存在・絶対なる戒 時間樹創造神 第三位 鞘? 悠久 光の刃を持つ大剣複数の形状へ変化する 青の存在、光の求め 悠久のユーフォリア カオス 第四位 天位 求め 剣 シルダス・ディアエリア柿崎冬高嶺悠人 北方ガードス国聖ヨト王国ラキオス 第四位 天位 理想 短剣(資料集では杖) イオ・ホワイトスピリット ラキオス 第四位 天位 禍根 杖(剣?) 再構成されたイオ マロリガン 第四位 天位 完全 血液中に含まれている 剣聖ミュラー・セフィス ラキオス→ガロ・リキュア 第四位 地位? 栄耀 玉 滅びの指 理想幹枝人エトル・ガバナ 理想幹神 第四位 地位? 伝承 杖 全能のパーサー 理想幹枝人エデガ・エンプル 理想幹神 第四位 地位 神威 直刀 カムイ・クラハシ・タイルフォン 出雲 第四位 空隙 両刃の剣 スールード 第四位 絶海 分離型の双刀 ナル・ギルメスタン・バルガグラオン ロウ・エターナル 第四位 裁き 槍 ロウィーン・ディナ・ラキオス 時間樹ディアーリル 第四位 久遠 巨大剣 アーファラン・ジェネラルスピリット オージェルド 第五位 天位 因果 双剣 ラスガリオン初瀬春香碧光陰 マロリガン→ラキオス→ガロ・リキュア 第五位 天位 空虚 レイピア ラド初瀬秋生岬今日子 マロリガン→ラキオス→ガロ・リキュア 第五位 天位 誓い ソードブレイカー(片刃の剣) ソードシルダ夏瀬凪秋月瞬 サーギオス 第五位 天位 紡ぎ 柄(ビームサーベル) 紡ぎのロティ ガロ・リキュア 第五位 天位? 思考 フィオニア・トゥーニード・ホワイトスピリット ラキオス 第五位 天位? 蒼天皇 長剣 アルセラル・スカイブルースピリット・ラスフォルト ガロ・リキュア 第五位 天位? 希望 直刀 ヘリオン・エクセリス・ブラックスピリット・ラスフォルト鹿島彼方 ガロ・リキュア 第五位 地位 黎明 二刀一対の長剣 レーメ 世刻望 旅団 第五位 地位 暁天 刀 ナナシ 暁絶(暁天の絶) 旅団 第五位 地位? 慧眼 本 賢明なる巨人 サレス=クウォークス 旅団 第五位 地位? 虹 刀 倉橋聖 出雲 第五位 竜翔 双刀 クリストファー・タングラム 第五位 冤魂 ビーム砲の砲台状の棒(剣?) リーオライナ 第五位 蒼茫 長剣 ユユ・ブルースピリット ユーフォリー 第五位 客星 長槍 リーン・ホワイトスピリット ガルズリア 第五位 流星 棍 ファムリナ・ファン・リムール リムール 第五位 神託 長刀 セオルス・リグルゥ・セルン リムール 第六位 拘束 刀 ウルカ=ブラックスピリット サーギオス 第六位 龍 冥加 刀 ウルカ・ブラックスピリット ラキオス 第六位 天位 赤光 双剣(直剣) ヒミカ・レッドスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第六位 天位 大樹 矛(月牙を外した月牙産) ハリオン・グリーンスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第六位 天位 月光 刀 ファーレーン・ブラックスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第六位 天位? 千輝 長刀 リル・ファスタト・ブラックスピリット ラキオス 第六位 天位? 荒波 大剣 アクアリナ・ブルースピリット ラキオス 第六位 天位? 舞風 4本の小型の槍 エルゼア・グリーンスピリット ラキオス 第六位 天位? 焦燥 双剣(直剣) セフィーラ・インペリアルガード・レッドスピリット サーギオス 第六位 天位? 聖火 双剣(直剣) ニコラ・レッドスピリット・ラスフォルト ガロ・リキュア 第六位 地位? 光輝 定型を持たない光の塊 ケイロン 斑鳩沙月 旅団 第六位 地位? 清浄 槍 ものべー 永峰希美 旅団 第六位 地位? 心神 両手持ちの片刃剣 アイギアス カティマ=アイギアス アイギア→旅団 第六位 地位 揺籃 靴 海神 ルプトナ 精霊世界→旅団 第六位 地位? 無垢 モーニングスター クロウランス ナーヤ=トトカ・ナナフィ 旅団 第六位 地位? 疾風 薙刀 漂う泡 タリア 旅団 第六位 地位? 荒神 爪 黒き牙 ソルラスカ 旅団 第六位 地位? 蒼穹 弓 スパース スバル=セラフカ 未来の世界→旅団 第六位 地位? 癒合 ランタン バラスターダ ヤツィータ 旅団 第六位 地位? 夜燭 両手剣 レストアス ダラバ=ウーザ グルン・ドラス 第六位 地位? 雷火 腕輪 ギムス エヴォリア 光をもたらすもの 第六位 地位? 重圧 薙刀 暴君ガリオパルサ ベルバルザード 光をもたらすもの 第六位 地位? 疑氷 弓 血の乾き ショウ=エピルマ 未来の世界 第六位 優絶 長剣 アージナー・セントラルスピリット ユーフォリー 第六位 緩徐 双剣 ラウリ・レッドスピリット ユーフォリー 第六位 信風 槍 メロディナ・グリーンスピリット ユーフォリー 第六位 剣花 バズソー クリスト・ワゥ クリスト族巫女→旅団 第六位 嵐翠 槍 クリスト・ポゥ クリスト族巫女→旅団 第七位 天位 存在 柄の長い長剣 アセリア・ブルースピリット ラキオス 第七位 天位 献身 矛(ロッハーバー斧) エスペリア・グリーンスピリット ラキオス 第七位 天位 熱病 曲刀(タルワール) セリア・ブルースピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第七位 天位 消沈 双剣(先広) ナナルゥ・レッドスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第七位 天位 所縁 杖 サーギオスのホワイトスピリット サーギオス 第七位 天位? 雷鳴 大型の棒 ティータ・コトラ・ブルースピリット ラキオス 第七位 天位? 鳳翼 長剣 ファリナ・レファイン・ブルースピリット ラキオス 第七位 天位? 炎星 双剣 オルセアン・レッドスピリット ラキオス 第七位 天位? 神風 長剣 クオリア・ブルースピリット・ラスフォルト ガロ・リキュア 第七位 収斂 小剣 ミナタルア・サプライスピリット ユーフォリー 第七位 遠香 杖 フレクジア・サーチングスピリット ユーフォリー 第七位 皓白 杖 クリスト・ミゥ クリスト族巫女→旅団 第七位 夜魄 刀 クリスト・ゼゥ クリスト族巫女→旅団 第八位 天位 理念 双剣(先細) オルファリル・レッドスピリット ラキオス 第八位 天位 静寂 曲刀(コラ) ネリー・ブルースピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第八位 天位 孤独 幅広の片刃剣(ダオ) シアー・ブルースピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第八位 天位 曙光 方天戟 ニムントール・グリーンスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第八位 天位? 群青 小剣 リア・ブルースピリット ラキオス 第八位 天位? 未来 槍 ナリーオ・グリーンスピリット・ラスフォルト ガロ・リキュア 第八位 天位? 夜想 双刀 エリオ・ブラックスピリット・ラスフォルト ガロ・リキュア 第八位 天位? 旋光 双剣 ラァリアー・ミル・レッドスピリット 北方ガードス国 第八位 夢氷 大剣 クリスト・ルゥ クリスト族巫女→旅団 第九位 天位 失望 刀 ヘリオン・ブラックスピリット ラキオス→ガロ・リキュア 第九位 夜雨 刀 ルレシィ・ブラックスピリット ユーフォリー 不明 天位 紡ぎ 半月牙 ツェナ・クラウスィ 不明 天位 紡ぎ 柄(ビームサーベル) エンレイン 不明 天位 紡ぎ アルフォード 不明 天位 紡ぎ レイヴァーン 不明 天位 紡ぎ ファズリィズ 不明 天位 紡ぎ ミィーティ・ハリウス 不明 空寂 不明 再録 不明 遠雷 不明 焔英 王獣 アオイ・ジョルゼルナ 出雲 ・・・・・・ 天位 求め 求めの欠片で作ったペンダント 高嶺佳織 ラキオス 翡翠 双剣 冬月澪奈 ユーフォリー 貪食 ミューギィ・タオ 冬帝 銃剣 ミューギィ・アルフォ オーレルア 崩壊 アレストリ・オーレルア オーレルア 睨眼 太刀 倉橋常 奈落 長剣 グランツァラ・ラシュラ・アヴィーナ アヴィーナ 神託 長刀 神託の剣閃セオルス ロウ・エターナル ※1設定に差がある物はゲーム内表記を優先してます ※2エクスパンションやスペシャルボックス等は元タイトルとして扱ってます ※時間樹内での永遠神剣の元となった原初神剣が『叢雲』と明記されていないなので一部を除き神剣系統は不明。