約 3,130,172 件
https://w.atwiki.jp/kasuga_basara/pages/34.html
織田軍を退け、民を守った謙信は 越後の民を苦しめるもう一つの元凶である 豊臣の進軍を阻止するべく、 これを指示する豊臣の天才軍師 竹中半兵衛のいる稲葉山城へと 向かったのであった。 びしゃもんてんのごかごは、わたくしにある! 【第四章 奇計策略】稲葉山策略戦 のがれられぬときがせまっていますよ 僕の予想通りだよ、軍神殿 必ずここを攻めると思っていた ならば おまえのゆくすえもみえているはず ねむりなさい、わたくしのてによって 【八雲ムービー】 支援砲火を開始する! 目標、敵先陣部隊! うてぇえええええ! 決戦兵器八雲 砲撃開始 あの砲台を放置すれば、全滅の恐れあり 逆に砲台を奪えば、勝機は我らの物です!(上杉軍武将) あなたの軍は魔王殿との戦いで疲弊している そこが、僕の付け入る隙となる まおうをも りようするとは… 【八雲奪取ムービー】 砲台八雲、ただ今より我が軍が占領いたす! 決戦兵器八雲 奪取 これより援護射撃に入る! 支援砲火開始!(上杉軍兵士) 八雲が…奪われたって? なんてことだ…! 【滅騎ムービー】 超機甲要塞 滅騎 登場 ひとにあらざるものよ… はいははいに、ちりはちりに 秀吉様の親友にて無条件の信頼を受ける人物… それがこの城の主、竹中半兵衛様よ!(豊臣軍武将) 【信玄助太刀ムービー】 僕の策はなった… あなたに逃げ場はない ふっ… ここががわたくしのしか… (門の外で激しい物音) 何事だ! うおおおおお! 武田信玄ここにあり! 謙信、助太刀するぞ! おお…! たけだ……しんげん!! 馬鹿な! なぜ甲斐の虎がここに!? 僕には理解できない! 何故だ! 上杉謙信を倒すのはこのワシよ! 下らない…あまりにも下らない感情だ! 策を誤ったぞ、武田信玄! 気合を入れよッ! 豊臣を蹴散らせいッ! この先にワシとおぬしの戦が待っておるぞ! ふ…そのとおりですね、たけだしんげん けっせんのときをふたたびむかえるために! いいだろう…ここで武田も上杉も叩く! 少し予定は狂ったが、まだ修正は可能だ! ‘あいえんきえん’…あなたさまにかんしゃを! ハハハ! 礼など無用よ、上杉謙信! 油断ならぬ男よの、竹中半兵衛 それはお互い様だよ、武田信玄 まさかあなたがここに現れるとは…! あなたさまと おなじてきにむかいあう… はかなくも、これがさいしょでさいご 見事じゃ! それでこそ軍神よ! 何故だ、こんな所で…! 秀吉…すまない… 【再戦の誓いムービー】 軍神よ、恩は売らぬ 近いうちにまた会おう かわなかじまにて 待っておるぞ
https://w.atwiki.jp/sengokubasara3/pages/20.html
Q A Q.敵武将・ドラマ武将は使えないの? A.残念ながら使用できません。ですが、敵武将の方は戦闘に同伴できますのでそちらでお楽しみ下さい。 Q.浅井長政、いつき、今川義元、ザビー、竹中半兵衛、濃姫、本願寺顕如、宮本武蔵、松永久秀、森蘭丸は? A.残念ながら、今作ではご休憩なさっております。敵武将としても登場なさらないので、ご了承下さい。 Q.EDがたくさんあるけど結局どれが正規なの? A.小林氏の発言によりますと、初めにみるEDが正史になるそうです。その他のEDはif・パラレルとしてお楽しみ下さい。 Q.武闘大会は? A.真に恐縮ですが、今作では廃止させていただきました。 代わりとしましては、ストーリーのボリュームをプロデューサーが一年遊べると揶揄するほど詰め込みましたのでそちらをご堪能下さい。 Q.防具は? A.真に勝手ながら、今作では廃止という処置をとらせて頂きました。しかし、衣装は従来通りご用意致しましたのでそちらをお楽しみ下さい。 Q.衣装って染め衣装のこと? A.はい、そのとおりでございます。多種多様な武将の染め模様をお楽しみ下さい。 Q.おい!武器の数が減ってるぞ! A.今作では武器を甲・乙と分けさせていただきました。大変紛らわしいとは存じますが、6種類を2種ずつ分け12種類あるとご理解下さい。 Q.孫市ってなんで女なの? A.小林氏のラジオでの発言によると、雑賀衆について調べた結果、『さやか』という名前を見つけ、女性と判断したようです。 本来の『さやか』の俗説は、朝鮮戦争時に日本軍から寝返った雑賀衆を朝鮮側が雑賀を『さやか』と発音したことに由来するとされています。 色々思うところもあるかもしれませんが、小林氏とBASARAだからということでお察し下さい。 Q.天海って何者? A.真に申し訳ありませんが存じ上げません。大本営の情報にも不明とあるため、ご了承下さい。 183 :kkk:2010/08/11(水) 12 08 20 前作で言う、お楽しみ武器があるじゃないですか その武器に、一人一人、効果があると聞いたのですが 知ってますか? 例(幸村は、攻撃していると、火属性が発生) 187 :名無しの風来坊:2010/08/11(水) 19 30 33 183 嘘乙。 属性が発生するのは各キャラ第弐武器(5%)と第四武器(10%)のみ。 第五武器は属性なし。 但し伊達の第五武器はダッシュ速度が少し上昇 真田の第五武器は発火&モエサン状態 信長の第五武器は属性の闇(10%)になる。 188 :名無しの風来坊:2010/08/11(水) 20 16 24 183 その武器に、一人一人、効果があると聞いたのですが 知ってますか? 知りません、ありません、嘘情報です。 例(幸村は、攻撃していると、火属性が発生) 発生しません、一時的に発火するだけです。 その他の質問はこちらで 名前 コメント -
https://w.atwiki.jp/mitamond/pages/101.html
仮面の忍者赤影(漫画) 飛弾忍者随一の腕を誇る仮面の忍者。羽柴秀吉に仕える竹中半兵衛の命により、青影と共に、金目教により江南支配を狙った幻妖斎と霞谷七人衆、長浜の城を狙ったうつぼ忍群らと戦った。髪をからみつけて相手の自由を奪う「みだれ髪」、水泡にまぎれて姿を消す「水花仙」、炎を周囲に吹き出す「飛騨火炎陣」などを得意とする。 新仮面の忍者赤影 飛弾忍者随一の腕を誇る仮面の忍者。本名、赤垣源之助。養父から影一族の頭領の証である仮面を授けられ、新たな頭領として白影・青影と共に金目教の陰謀に挑む。実は両親故郷を戦で失った孤児で、戦いを憎み平和な世の中の到来を祈っている。髪をからみつけて相手の自由を奪う「みだれ髪」、仮面やマフラーを使った分身の術、相手の影の中に潜む術などを得意とする。 MASK THE RED 赤影 影一族の一人。様々な特殊な力を持つ赤い仮面をつけた青年。自在に炎を発する影忍法不知火などの火術と得意とするが、その真の能力は強力な発火能力。さらに奥の手として自分の生命力を燃やして一種の時間加速術的な効果を顕す金剛婆沙羅を使う。竹中半兵衛とオルガンティーノから金目教探索とギヤマンのクルス奪回を依頼され、金目十二使徒と激闘を繰り広げた。
https://w.atwiki.jp/sengoku4/pages/518.html
対象武将 内容 話者 発言 前田利家 長宗我部元親 前田利家 てめえとはタメだったな。五分の勝負ができるってモンだ 長宗我部元親 三本の得物と三味…数の上でも対等か。来い、抗ってやる! 柴田勝家 前田利家 叔父貴…俺を試しに来たってわけか? 柴田勝家 さえずるな! 黙して戦えい! 前田利家 仕方ねえ。俺の魂、見せてやんぜ! 加藤清正 加藤清正 あんたの武勇…不器用だが律儀なところ…実は…尊敬している…いくぞ! 前田利家 その言葉、そっくりお前にも当てはまるな。さあ、俺らの戦で、世に仁義示そうぜ! 立花宗茂 前田利家 よし! 男賭けて勝負するぜ! 立花宗茂 そういうのはちょっと御免こうむる 綾御前 前田利家 なんだ、この禍々しさ…怖ええ…。だけど男は、退けねんだ! 綾御前 可愛いことを言うものですね。…泣きっ面が見たくなります 藤堂高虎 前田利家 いくぜ、若いの!鬼柴田が軍の魂、見せてやんぜ! 藤堂高虎 暑苦しい漢だな、俺が冷ましてやろう 長宗我部元親 柴田勝家 柴田勝家 怒濤のごとき時代のうねり…。蝙蝠よ、わぬしは何を思う 長宗我部元親 凄絶に抗い…俺はうねりの先にあるものをみる 甲斐姫 長宗我部元親 貴様、凄絶だな… 甲斐姫 …褒め言葉じゃないでしょ、それ! 綾御前 長宗我部元親 貴様が愛ですべてを縛るなら、俺は、愛に抗おう 綾御前 抗うのも最初のうちだけ…。愛は無敵ですよ? 福島正則 長宗我部元親 貴様には聞こえるか…。影すら失った者たちの悲痛な叫びが… 福島正則 んなっ! 聞こえるわけねえだろ!俺をビビらせようったって… 長宗我部元親 その声なき叫びが、俺に訴えている…。貴様を、討てと…! 福島正則 あーあーあー! 聞こえねえ!んなこと、俺は信じねえかんな! 藤堂高虎 長宗我部元親 来い…貴様の反骨を見てやる 藤堂高虎 俺の反骨しか見られない奴に、俺が見切れるか…! 小少将 長宗我部元親 お前が呼び寄せる不幸の潮…楽の音で砕いてみせよう、凄絶にな! 小少将 は? なにそれ日本語? わけわかんない。で、やるの? やらないの? 長宗我部元親 お前は俺だ。わかっているだろう 小少将 …やるのね、はいはい 長宗我部信親 長宗我部信親 そんな…父上に刃を向けねばならぬなんて… 長宗我部元親 抗え、信親…俺が魂より信頼する男なら! ガラシャ 竹中半兵衛 ガラシャ 教えよ!そちは女の子なのか? 男の子なのか? 竹中半兵衛 どっちもはずれ~。正解は天才だよん ガラシャ なるほど、天才か。教えよ! 天才とは変な人のことか? 福島正則 ガラシャ おお、教えよ!その変てこな頭はどうやって作るのじゃ? 福島正則 この頭を…変てこ?ありえねえ…ありえねえぜえー! 井伊直虎 井伊直虎 あ、あの、いい子だから、暴れないで ガラシャ むむ、そちも大暴れしているではないか! 井伊直虎 えーと、大人の人にはそうだけど、あなたみたいに可愛い子と戦うのは… ガラシャ 可愛くなんてないのじゃ!もう大人なのじゃ! 小少将 ガラシャ マショコショ、覚悟するのじゃ!わらわの手のひらでコロコロするのじゃ 小少将 ”わらわ”ちゃんならコロコロされてもいいかも 佐々木小次郎 柳生宗矩 佐々木小次郎 さやから剣を抜かないの?剣が可哀想だ… 柳生宗矩 どこでもかしこでも自分の剣を出してたら、捕まっちゃうんだよ、僕ゥ 佐々木小次郎 下品な笑い…醜いよ。僕が綺麗に斬ってあげる 柴田勝家 甲斐姫 柴田勝家 小娘に鬼柴田の相手は務まらぬ、どけい! 甲斐姫 なんか腹立った! どかない、ゼッタイ! 竹中半兵衛 柴田勝家 ここは戦場! 童は去れい! 竹中半兵衛 ここは戦場! 古臭い将は去ってくれる? 綾御前 柴田勝家 この修羅場に、女性がいるとは面妖よ…。さては、妖しの類か? 綾御前 その回らぬ頭、引き抜いて差し上げましょう 藤堂高虎 柴田勝家 ここは戦場、若造の来る所ではない!下がれ! 藤堂高虎 旧型の武士が。だが、こいつは確実に強い… 柳生宗矩 柴田勝家 黙して戦えい! 柳生宗矩 しゃべってちゃァ、舌噛むもんねェ
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/740.html
凌辱(仮)です 堀川悟郎なBASARAが見たいというレスを見て突発的に思い付いた 今回の犠牲者はいつき 前提 ロリで凌辱なんで苦手な人は注意 伊達←いつきないつき片思い前提 いつきファンは当然伊達ファンにも喧嘩売る内容 オリキャラが出刃ってる 堀川作品を知ってる人ならなんとなくわかると思いますが いつきがズタボロに犯される前提で結末は バ ッ ド エ ン ド で す 伊達にもいつきにも救いないので嫌いな人は見ない事を薦めます いつき陵辱2
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1242.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第七話「その日、機動六課。そして崩れ落ちる城(後編)」 「くぅっ・・・!!」 吹き飛ばされるノーヴェ。対峙するは武帝、豊臣秀吉。 すかさず立ち上がり拳を突き出すが秀吉の大きな手で防がれる。 「ふぅむ・・・中々の攻撃だ。しかし!」 反対側の腕で腹を殴る。また大きく吹き飛ばされるノーヴェ。 「ぐ・・・がはっ・・」 壁に叩きつけられ倒れこむ。そしてその横ではウェンディと戦っている忍、猿飛佐助の姿があった。 「よっ!とっ!はっ!」 「この・・・!ちょこまかと・・・!」 華麗な身のこなしでウェンディが放つ砲撃を回避していく佐助。 しかしその回避した先に魔力が込められた球が待ち構えていた。 「なぁにぃ~!?」 「とった!」 爆発する魔力。ウェンディは勝利を確信してガッツポーズをとった。 しかし、ウェンディの頭上から 「何をとったって?」 声がして佐助の手裏剣を肩にうける。すばやく距離を取るウェンディだが表情を見る限り何が起こったかわからないようだ。 忍術、空蝉の術 攻撃が当たる直前に姿を消して素早く相手の頭上に現れ、攻撃するという佐助が得意とする術の一つ。 次に手裏剣を腰に装着、低く構えて印を結ぶと影が立体化して回転しながらこちらへ向かってくる。 忍術、影当ての術。 自分の影を立体化させて相手へと突進させる高度な忍術の一つだ。 ウェンディはその一撃を受けてノーヴェの隣に吹き飛ぶ。 「これは・・・あたし達のほうが圧倒的に不利っすね・・・ぐ・・・」 「そうだな・・・ちっ・・退くしかねぇか・・。」 そういうとウェンディが砲撃。秀吉が防ぐとあたりにすさまじい爆風が起こる。 爆風が止んだときには少女二人の姿はなかった。 「逃げられたか・・・。しかし佐助よ。どうしてあの者達の味方をした?」 「いやだってあんな触手に絡めとられてた美少女を人質だーって言われてたら助けるしかないでしょー!」 そう言って秀吉の背中をバシバシ叩く佐助。佐助の冗談を聞き流す秀吉。 「さて、この世界はどうやら戦国の世ではないようだな。」 「しかも多分臭いからして地下だぜこれ?とっとと上行こうぜ。」 「うむ。」 二人の武将は地上に出るべく走り出した。 そして、その頃、スターズ部隊は・・ 「あ・・・あ・・・あ・・・」 蒼髪の少女、スバルは絶望に飲まれた。 異様な邪気を出して佇む銀色の鎧に身を包む男。 その手には血まみれになり、意識を失って頭を掴まれた姉・ギンガの姿があった。 「ふん・・・また虫が来たか・・・。」 ギンガを放り投げる。その先には隻眼の少女、チンク。 「の・・・信長・・・これは少しやりすぎではないのか・・・?」 「黙れ。さっさとそいつを連れて戻るがよい。カラクリ人形めが。」 「くっ・・・」 ギンガを大きめのアタッシュケースに入れ、奥へと撤退するチンク。 だが、その顔には怒りがあらわになっていた。それは自分をカラクリと呼ばれたことではなく、「信長」という男に対してだった。 「あいつは・・・本当に人なのか・・・!?味方とはいえ・・・あいつのやり方には腹が立つ・・・!」 「うぁ・・かえせぇぇぇぇぇぇ!!」 目を金色に輝かせ、蒼い魔力を発しながら信長へと向かうスバル。 だが剣に防がれ、押され始める。 「く・・・ぅ・・・う・・・」 その目には涙を浮かべていた。 「ふん・・・虫けらめが。この第六天魔王に刃向かうか・・・。」 軽くあしらい、右肩へと剣を振り下ろす。 切り裂かれた箇所からは大量に血が出て、スバルは激痛で倒れこむ。 「うあぁぁあぁぁぁあ・・・・!!」 さらに信長は左手に持っていたショットガンでスバルの左足、そしてマッハキャリバーを打ち抜く。 「あぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっ!!!」 顔は激痛で歪み、目からは涙がとめどなく溢れる。 信長はスバルの腹を踏み、頭に銃口を向ける。 「・・・この織田信長に刃向かった罪、死して償え。」 「い・・・いや・・・・いやぁ・・・!」 刹那、銃口が響くことはなかった。 突然飛んできた手裏剣でショットガンが弾き飛ばされたからだ。 手裏剣は一つ、また一つと増えていく。信長はそれを回避。 そして影がひとつ、走りぬけながら手裏剣を投げる。信長はそれを剣で弾き落としながらバックステップ。 影はスバルの前に止まるとその姿を現した。 白と黒を強調させた着物、背中に背負う忍者刀二本。それは病室にいたはずの伝説の忍、風魔小太郎。 「本当の・・・風魔・・・さん・・?」 風魔がふと振り返ると、口の端をほんのわずかだが、つり上げた。右肩にはまだ包帯が。 自分の怪我そっちのけでスバルを助けに来た。借りを返しに。 そして魔王、織田信長の方へと向くと忍者刀を構えた。しかし相手はあの魔王。自分は負傷。圧倒的不利だ。 信長がマントをはためかせて邪気を塊にして放つ。 当たる直前、忍と少女の姿は消えていた。 「うつけが・・・。」 「・・・・」 「・・・・」 ここは先ほどスバルが通ってきた通路。そこにスバルと、風魔はいた。 「守れなかった・・・ギン姉が・・・つれてかれちゃったよ・・・」 目から零れる雫。それはスバルが流した涙。拳を握り締める。 風魔はただ見ているだけしかできない。 「あたし・・守れなかったよ・・風魔さん・・・風魔さん・・・!!」 今にも正気を失いそうなスバルを風魔は抱きかかえ、歩き出す。スバルは泣くのをやめて、自分を抱きかかえた者の顔を見る。 「え・・?」 「・・・・・」 風魔はただ歩く。自分がもし、喋れたとして、このことを喋ったら腕の中の儚い少女は崩れ去るだろう。 だから言葉があっても言おうとは思わない。六課本部が襲われていること、自分は忠勝に任せ、ここまで来たこと。そして小さな妖精を抱え、泣き叫ぶ真紅の少女を見たことを。 決して、言えなかった。二人は後になのは、ティアナと合流し、ともに外に出ることになる。 一方、ロングアーチの連絡を受け、六課に戻るべく急いでいたエリオ、キャロ、フリード、フェイトのライトニング部隊。 その途中で二体の戦闘機人の襲撃を受け、エリオ達を先に行かせて一人で応戦しているフェイト。 「さすがに・・強い・・・」 フェイトはザンバーフォームにしたバルディッシュを構えて呟く。目の前には戦闘機人、トーレとセッテ。 そこに、新たなる乱入者が。 「イェア!!」 突然飛んできたのは巨大な錨の先端。 トーレはそれをインパルスブレードで弾く。戻っていく先端。 その先には海に浮かぶガジェットドローンの残骸の上に立つ鬼ヶ島の鬼の姿があった。 「おうおうおう、人ん家を荒らしておいて挨拶もなしかぃ?」 鬼、元親は唾を吐き捨てると錨をトーレとセッテに向ける。 「よーし、オメェら二人、どっちが強い?強いほうは俺と戦いやがれ!!」 「上等だ!!」 元親の挑戦を受けてトーレは向かう。接近しても無防備な元親の腹に拳の一撃を喰らわせる。 が、吹き飛びもせずその場で立っていた。 「ゴホッ・・・中々いいパンチじゃねぇか。気に入ったぜ。」 元親もトーレにボディーブローを放つ。 「グハッ・・・お前も・・・やるじゃないか!」 互いに離れ距離を取る。そしてまた錨とインパルスブレードのぶつかり合い。その上空ではセッテとフェイトが戦闘を繰り広げていた。 「はぁぁぁぁぁぁ!!」 「くっ!!」 バルディッシュを振るいセッテに切りかかる。セッテも負けじとブーメランブレードで切りかかる。 ぶつかり合った二つの刃からは火花が散る。 しかし、トーレとセッテは後ろへと飛び退き、並んだ。 「今回は時間なのでこれで引き上げます・・が。次に会ったときは・・・貴方達は勝てませんよ?」 そういうと二人は消えた。元親は別に追う動作はせず、錨の上に乗る。 「チッ、そんなに始めてから時間経ってねぇのによ・・・。気に食わねぇ・・・戻るぞ。」 「あ、待って!貴方は!?」 錨の上に乗ってサーフィンの如く海上を走る元親と空を飛ぶフェイトは、六課本部へと戻った。 一方、六課本部。 「・・・すごいね。一人でここまでやるなんて。」 戦闘機人、オットーとディードが見下げて眺めるは装甲が砕け、煤だらけで間接のあちこちから電流が流れる本多忠勝の姿があった。 忠勝の周りには粉砕された幾千のガジェットドローン。 忠勝は機械音を唸らせて立ち上がり、槍を構える。 「正直・・・驚いたけど・・・ここまでだね。IS発動。レイストーム。」 オットーの周りから緑色の砲撃が放たれる。それは数本から一本になり、大きさを増した。 一方の忠勝は背中の紋章から盾を二枚出して腕に装着、両腕を交差させる。 忠勝、防御形態。 次第に溶けていく盾。その直後に爆発。 「さて・・あとは・・・何?」 爆風の中から出てきたのは上半身の左半分を消滅させながらもなお機動し続けている黒の巨人。 オットーもさすがに目を見開く。 次にディードが飛び出す。 「IS発動、ツインブレイズ。」 その一撃は、右手だけで掴んだ槍で防御された。次第に押していく忠勝。最後には完全に押し返してディードを吹き飛ばした。 吹き飛ぶディードをすかさず受け止めるオットー。 またレイストームを発動させる。今度はロケットを点火して上空へ逃げる忠勝。しかし後ろから接近してきたディードのツインブレイズで紋章を斬られ、落下。 これで本多忠勝の大半の形態は使えなくなる。ということだ。 「さて、注意を向けてくれてありがとう。」 二人は横を見る。忠勝もその方向を向くと倒れているシャマルとザフィーラ。そして紫の少女が連れた謎の黒い人影に抱えられているヴィヴィオ。 忠勝は手を伸ばすが足が動かない。 そのまま消え去ってしまったオットー、ディード、そして謎の黒い人影と紫の髪の少女。 残されたのは大量のガジェットドローン。 それでも忠勝は諦めなかった。勢いよくジャンプして槍を前方に構える。例え紋章を失ってもなれる形態が一つある。 槍に内蔵されたロケットを点火。そのままガジェットドローンの群れへと突進する。 忠勝、突進形態。 戦国最強と呼ばれた巨人の姿は巨大な爆風の中へと、消えた。 キャロとエリオが着いた時には、遅かった。 燃え盛る六課本部。 そして、本多忠勝が背中に装着していた紋章。その紋章は、ところどころへこみ、二つの切り裂かれた跡があった。 「・・・ただ・・かつ・・さ・・ん・・忠勝・・・さん・・・。」 目に涙を浮かべるキャロ。そしてまた接近してくるガジェットドローン。 キャロは何かを呟きながら立ち上がる。そして天空に向かって、叫んだ。 「ヴォルテーーーーーーーーールッ!!」 そして、夜空の下、ガジェットドローンを一掃した巨大な竜の姿があった。 その咆哮は、どこか悲しそうに聞こえた。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/urawaza/pages/168.html
■PlayStation2 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■戦国BASARA ■「裏技・攻略」情報 ●角色出現條件 ザビー: 真田幸村完成天下統一 前田利家: 濃姫完成天下統一 いつき: 伊達政宗完成天下統一 猿飛佐助: 武田信玄完成天下統一 森蘭丸: 織田信長完成天下統一 明智光秀: 織田信長、濃姫、森蘭丸完成天下統一 島津義弘: 本多忠勝以外所有武將完成天下統一 かすが: 上杉謙信、猿飛佐助完成天下統一 まつ: 前田利家完成天下統一 本多忠勝: 所有武將完成天下統一 ●難易度出現條件 難易度「究極」:用任何一人,以難易度「難しい」完成天下統一 難易度「おみくじ」:用本多忠勝完成全員天下統一 「究極」難度中、即使足軽兵也有嘍囉武將的實力;而「おみくじ」則是隨機選擇ふつう、難しい、究極其中一個難度、而完成關卡時,玉手箱的內容會按難所成分大凶、凶、吉、中吉、大吉。 大凶的話,所得的道具的等級只會有個位數,而大吉則輕易超過Lv 90。 大凶 難易度「ふつう」以下 凶 難易度「ふつう」 吉 難易度「難しい」 中吉 難易度「究極」 大吉 難易度「究極」以上 注 開啟電源後立即選擇難易度「おみくじ」,必定會出現大吉。 ●道具出現條件 韋駄天抄 壱ノ巻 : 6人以上武將完成天下統一 韋駄天抄 弐ノ巻 : 6人以上武將完成天下統一 韋駄天抄 参ノ巻 : 6人以上武將完成天下統一 転生秘伝 雪ノ章 : 10人以上武將完成天下統一 転生秘伝 月ノ章 : 10人以上武將完成天下統一 転生秘伝 花ノ章 : 10人以上武將完成天下統一 無限六爪流 : 伊達政宗完成天下統一 ハンマー忘れた : いつき完成天下統一 プラズマ発生装置 : 本多忠勝完成天下統一 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■PlayStation2
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1228.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第五話「聖夜の夜、そして風魔」 「・・・・」 機動六課宿舎の外、中々人目のつかない所にその男はいた。 黒と白を強調した忍用の着物に、目から下を露出させた兜。その兜から出た少し黒みを帯びた赤髪。 背中には忍者刀を二本、繋げて背負うように差している。 右の肩当てから流れる血、その量は半端ではなく、彼が腰掛けている草が真っ赤になるほどだった。 「・・・・・」 この男は考えた。主から命ぜられた任務を予定通りこなし、横目で大武道会を見ながら帰路についていた途中、光に巻き込まれた。 そして目覚めたときにはここにいた。今と違うのは目覚めた当時、肩に太い木の枝が刺さっていたことだけ。 彼は右肩に刺さっていた枝を抜き、今に至る。何故、自分はここにいるのだろう? 「・・・・・」 どうしようもないので立ち上がろうとするが、肩が熱く焼けるかのような激痛が走る。 立ち上がれずにそのまま倒れこむ男。 ここまでか。そう思った刹那 「あ・・・あ・・・・」 ハチマキを締めた蒼髪の少女が顔を真っ青にして立っていた。 それから、男の意識は途切れた。 「!!」 次に目覚めたとき、室内にいた。 肩は包帯が巻かれ、痛みも和らいでいる。誰が自分をここまで・・・? 上半身だけを起こすと先ほどの蒼髪の少女がいた。 「あ、目覚めたんですね?よかったぁ・・。心配したんですよ?っていっても・・・あたしもパニックになってここまで抱きかかえてきましたが・・。」 えへへ、と恥ずかしそうに笑い頬を赤に染める少女。すると彼女が助けてくれたのだろう。 口を開くが言葉が出ない。彼は小さい頃、「声を無くした」。だからどこぞの戦国最強と同じく、喋れない。 少女が近づき、近くにあった椅子を自分が寝ている布団(ベット)の隣に引き寄せ、座る。 「あなたのお名前は・・・風魔・・さんですか?」 いきなり驚いた。見知らぬ少女に自分の名前を言われたからだ。 少女は自分が驚いたのを見抜いていたかのように自分が持っていた忍者刀を見せる。その鍔にははっきりと「風魔」と彫られていた。 やれやれ、だからわかったのか。肩を落とし、素直に頷く。いかにも自分は風魔小太郎。忍者である。 「あ、あたしはスバル。スバル・ナカジマって言います。ここは機動六課の宿舎の医務室です。」 スバルと名乗った少女。そしてわからない単語が一つ。 (・・・・機動六課?) 今までそんな軍はあったのだろうか。主からも聞いたことはないし、部下からも聞いたことはない。 そんな自分をよそに、スバルという少女は綺麗に切った林檎を爪楊枝に刺し、顔の前に出す。 「はい、あーん。」 「!!!?」 いきなり驚いた。その2。いきなり林檎を自分の目の前に出されても・・・。 顔を逸らすしかない。おそらくスバルから見れば自分の顔は赤いだろう。 「左手だけじゃ食べにくいでしょう?はい、口あけてください。」 確かにスバルの言っていることは筋が通っているが・・・だからと言って初対面の者にそんなことをしていいのだろうか? 数秒後、その林檎を食べきった自分がいた。恥ずかしさで味わう余裕がなかった。 そんな自分の横で嬉しそうに笑うスバル。ふと窓を眺める。雪が降っていた。 宿舎別室で忠勝は機動を開始した。 体を見た。茶色かった。見事な茶色に自分の体が染まっていた。次に鏡越しに自分の顔を見た。 鼻が赤かった。そりゃあもう見事なまでに赤かった。 「おっきいトナカイさん!」 忠勝の目の前で金髪の少女、ヴィヴィオは喜ぶ。ヴィヴィオの足元には赤と茶色のペンキ。 そんな少女の横で「ごめんなさい。」とこれでもかというくらいに何回も頭を下げるエリオとキャロ。 その奥で「止めようとしたんだけど・・・。」とつぶやくなのはとフェイトの姿が。やはり子供相手には甘くなるらしい。 どうやら今日は「くりすます」という祝い事の日らしい。 当然のごとく忠勝は「くりすます」なんて知らないし「となかい」なる動物も知らない。 生きてきた時代が違うだけでこんなに常識も違うものなのである。 三人に連れられ広間に出る。あたりは綺麗な光やらテープやらで装飾されており、忠勝は一瞬見惚れた。 「ぶはっ!!何なんだ忠勝の旦那!その格好は!!」 思いっきり酒を吹き出したのはヴァイスであった。 「あははは、大きすぎるトナカイですねー。」 次にグリフィスが控えめに笑う。まぁ、笑われているのには変わりない。 「なんか忠勝さん、似合ってますねー。」 「うんうん、やっぱり今日だからかな?」 「ヴィヴィオちゃんてばいたずらっ子ねー。」 次にルキノ、アルト、シャリオが忠勝の姿を見て笑う。 忠勝ちょっと拗ねた。 腕を組んでそっぽ向いたはずの方向には・・・大爆笑するヴィータを始め、自分を笑うヴォルケンリッターの面々。 忠勝さらに拗ねた。 ふと下を見ると紙で作った角を付けられ、鼻まで赤く塗られている蒼い狼、ザフィーラの姿があった。 「・・・お前もか。」 ザフィーラの言葉に素直に頷く忠勝。ちょっと、嬉しくなった。 そんなこんなしていく内にクライマックスでプレゼントなる贈り物の交換をしている六課メンバー。 怪我人を看護していたスバルも戻り、広間は騒がしくなっている。 当然忠勝はプレゼントを準備していない。渡されてもいない。 一人窓から見える夜空を眺める忠勝。 肩を叩かれた。振り向くとそこに立っているのは八神はやて。 「忠勝さん。はい、プレゼント。」 渡されたのは小さな小包。忠勝はなんで自分に?と思いながら受け取る。 「ほら・・あの時頭なでてくれたやろ?あれで逆にウチが励まされてしもうてな・・。そのお返しや。」 「・・・・」 小包を開けると小さな宝石。なんの捻りもない、丸くて黄色い宝石。 それでも忠勝は大事そうに握り締めた。忠勝はまたはやての頭を撫でる。 「あかん・・・あかんて。また・・・。」 「はやてに近づくなー!!」 忠勝、鉄槌で殴られる。 頭を抱えて立ち上がると目の前にはグラーフアイゼンを構え、巨大なソリの上でリィンフォースⅡとともに仁王立ちするヴィータ。 いつの間にか自分の体はソリから伸びるロープでつながれていた。 「テメーはソリでもひっぱっとけー!!」 「ひっぱっとけ。ですー!!」 忠勝は素直にそうすることにした。ただし、ちょっと捻った。 両手を前に突き出し、目を赤く光らせると背中の紋章から二門の巨大なロケットが。 忠勝、機動形態。 「え、ちょっと待て、落ち着け忠勝、ただかつ!ただかぁぁぁぁぁぁぁつっ!!」 悲鳴とともに巨大なトナカイはソリの上に二人の小さなサンタを乗せたまま、夜空へと飛び立った。 そのころ、かつて伝説の忍と呼ばれた風魔小太郎と、いつの間にか侵入した鬼、長曾我部元親は医務室で話をしていた。 「・・・・」 「わかってらぁ。なんで俺等がこんなとこに飛ばされちまったか・・・だろ?」 元親の言葉に頷く風魔。 「俺だって知りてぇよ。ま、事故・・・と考えたほうが手っ取り早い。」 本多忠勝が失踪した後、次に元親、そして風魔。 実を言うと、何も関連性がない。したがって手がかりもない。 「戦国最強さんには会ってねぇが・・・ここにいるらしいな。」 巨大な錨を持ち、ドアに向かう元親。 廊下に出る前に立ち止まり、廊下側を向いたまま元親は言う。 「・・・・風魔。死ぬなよ。戦国時代にいた時ぁ敵同士だったが、ここにいる間は数少ねぇ仲間なんだからよ。」 最後に「じゃあな」と言い放ち、立ち去った。 「・・・・」 風魔はまた窓から見える風景を眺め、物思いに耽る。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1234.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第六話「その日、機動六課。そして崩れ落ちる城(前編)」 忠勝は六課のヘリポートに立つ。 どうやら何かの警備らしい。どちらにしろ自分は居候の身なので行けない。 「じゃあ・・・忠勝さん、ヴィヴィオを・・お願いね。」 なのはとフェイトが少し寂しそうにヘリという空を翔る船に乗る。ヴィヴィオも寂しいのだろう顔が不安で染まっている。 しかしこれも仕事。三人もよくわかっているはずだ。このままでは埒が明かないので、心を鬼にしてヴィヴィオを連れてその場から去った。 「忠勝っ・・・」 ヴィータが何か言いそうだったのをシグナムが止める。 「言うな。本多も・・・辛いんだ。」 皆が乗ったヘリは管理局地上本部へと向かった。予言が現実になるまで・・・あとわずか。 有名な管理局員が集まる管理局地上本部。 ニュース番組にてレポートが始まり、現場にいけなかったメンバーはそれぞれの思いでモニターに目を向ける。 「公開意見陳述会開始まで、あと三時間を切りました。本局や各世界代表による、ミッドチルダ地上管理局の運営に関する意見交換が目的のこの会議。 波乱続きとなることが珍しくなく、地上本部からの陳述内容について注目が集まっています。今回は特に、かねてから議論が絶えない、地上防衛用の迎撃 兵器「アインヘリアル」の運用についての問題が話し合われると思われます。」 忠勝も、モニターに眼を向ける。ヴィヴィオは今、アイナが相手をしてくれている。 「陳述会の開始まで、ライブの映像とともに、実況を続けていきます。」 忠勝は立ち上がり、何もないことを祈りながら外に出ることにした。 外に出ると、隣からこの世界にいるはずのない見知った男が現れた。その男は巨大な錨を持ち、真剣な面持ちで忠勝に話しかけた。 「いよぉ、戦国最強本多忠勝さんよ。今日はなンか重要な日らしいな。」 男の名は長曾我部元親。戦国の世では何度か戦ったことがある。忠勝は槍を構えた。 「おいおい、ここで戦闘したってしゃあねぇだろ。一応俺はアンタに話をしにきた。風魔もいるんだがな、怪我をしちまってて来れねぇ。」 忠勝は槍を下ろし、また誰もいない門へと顔を向けた。向けたというよりかは、睨んでいる。 嫌な予感が彼の頭から離れなかったのだ。だからこうして、門の向こう側から映える太陽を眺める。 それぐらいしか気を紛らわすことができなかった。 「それで・・・俺達がこの世界に来た理由・・・ちょっとずつ・・・憶測だがわかってきたぜ。」 「!?」 「まぁ落ち着け・・・。俺等より前に生死不明になったやつ等がいてよ・・そいつらが関係してるみてぇだ。」 自分達より生死不明になった武将・・。 考え込んでからしばらく経ったあと、忠勝はハッとしたように元親の顔を見る。 「そうだ・・・魔王のオッサン・・・織田信長、その配下・・・明智光秀。この二人は本能寺で明智光秀が謀反を起こし、崩れ去る本能寺の中で 斬り合ってたのを最後に、サッパリ姿形消えちまった。」 その話は自分も知っている。 炎で焼け落ちる本能寺の中で斬り合ってた魔王と悪臣。崩れ落ちた本能寺の瓦礫を掃除しても遺体すらなかったという。 残るはずの武器も消えていた。つまり、もしかしたら自分達より先にこの世界に来たのかもしれない。 「・・・で、この世界に来てから知ったんだが・・次元震っつーもんがあるらしいぜ。一見普通の地震と変わらねぇがその地震によって次元と次元を 繋げる穴がポッカリと開いちまうことなんだ。多分、あの二人の大きすぎる邪気に引き寄せられたんだろう。偶然にも謀反の時に、地震が起こったという証言も聞いた。 で、その二人があっちに行っちまったことで・・・なんつーんだ。その穴がゴチャゴチャになっちまって、穴ができやすくなって・・あとは知ってのとおりだ。」 その話を聞いても一つ納得がいかない。 何で元親は自分がここにいることをわかったのか。自分の存在は特定の人以外は秘密のはずだし、何よりこの世界に慣れてないはずの元親がそんなことを知ってるのか。 忠勝はわずかに赤く光る眼で元親を睨みつける。大体の内容を理解した元親はため息をついて説明する。 「聖王教会だかなんだかしらんが、そういうとこに拾ってもらった・・そういうわけだ。」 忠勝は、少し同情した。 「IS発動、ランブルデトネイター。」 「遠隔召喚・・・開始。」 そのころ地上管理局本部では、惨劇が起こっていた。 爆発音が響く。倒れていく人たち。進入するガジェットドローン。 その数は軽く1000を超えている。 中にはまだ人が残っている。走るフォワードメンバーとヴィータ、リィン。 「本部に向かって・・航空戦力・・・!?速い・・・!!」 「ランク・・推定オーバーS!!」 ロングアーチからの連絡を聞き、ヴィータは走りながらリィンを呼ぶ。 「そっちは、あたしとリィンが上がる!!地上は、こいつらがやる!!」 ポケットから待機状態のシュベルトクロイツとレヴァンテインを取り出し、ティアナに渡す。 「こいつらのことを・・・頼んだ!」 「届けてあげてくださいです!」 「「「「はい!」」」」 スバル達と別れるヴィータ。 ヴィータは赤い光、リィンは蒼白い光となり、一つになる。 「ユニゾン・イン!」 普段の真紅に染まったゴスロリ風のバリアジャケットが生成されてからバリアジャケットが純白へと染まる。 ユニゾン・インしたヴィータとリィンは、まだ見ぬ敵の元へと飛んでいく。そして 「ギガントハンマー!!」 「外したです!」 雲が消えたその空に浮かぶは茶髪だった男。今は髪が金に染まり、赤き眼光をヴィータにへと向ける。 その男の名は、ゼスト。 そしてその騒ぎの中、別々の場所でガジェットドローンが出てくるはずの魔方陣からは、二つの人影が出ていた。 一方ーー 「うわぁぁ!」 突然の襲撃者の攻撃に吹き飛ぶスバル。 ティアナ達は桃色の魔力に囲まれ動けない状態となっていた。 「ノーヴェ、作業内容忘れてないっすか~?」 ノーヴェと呼ばれたスバルによく似た赤髪の少女はそっけない態度で返事をする。 「うるせーよ。忘れてねぇ。」 奥から出てきた大きなサーフボードのような機械を持った少女、ウェンディがからかうように語る。 「捕獲対象三名。全部生かしたまま持って帰るんすよー?」 「・・・旧式とはいえ、タイプ0がこれくらいでつぶれるかよ。」 「・・・・戦闘・・・・機人・・・」 その二人の少女の姿を見てポツリとつぶやくスバル。 「ふっふーん?あたし達だけじゃないっすよー?」 その背後には無数のガジェットドローン。 「絶対絶命ってやつね・・これは・・・。」 ティアナが敵を思い切り睨みつけながら銃口を向ける。 「それでも・・やらなきゃいけない・・・」 ストラーダの切っ先を向ける。 「それが・・・私達の今やるべきこと!」 「キュクルー!」 ケリュケイオンを桃色に光らせ、戦意を見せるキャロとフリード。 「ちっ・・・。だったら!」 まず先手を切ったのはノーヴェ。黄色のウィングロードを発動させてスバルへと突撃。 「くっ・・・!」 スバルも突撃。そして拳と拳がぶつかり合う。すぐさまスバルは離れ、その離れた隙をついてティアナが射撃。 ノーヴェは回避して後ろに回りこみ、ティアナに蹴りを喰らわせようと、突撃する。 ティアナに当たったと思ったらティアナの姿は光の塵となって消えた。 「・・・幻影!?」 蹴りの衝撃であたりに砂塵が起こり、ウェンディが眼球に内蔵されているカメラであたりを見ると、四人ではなく、 数十人に増えたスバル達であった。 「うっそぉ!?・・なーんてね!」 一見成功したかに見えたこの作戦、だが二人の少女の悲鳴によって失敗に終わる。 「きゃあぁぁぁ!!」 「このっ・・・はなせぇ!」 ガジェットドローン参型の機械の触手に捕らえのは幻術を発動させていたティアナ、キャロの二人であった。 殴りかかろうとしていたスバル、切りかかろうとしていたエリオはその悲鳴によって動きを止められた。 「策を作るときは常に相手の裏を突け・・・。松永のおっちゃんが言ってたことがこんなとこで役に立つとはな。」 「さぁ、人質もいることだし、ついてきてもらうっすよ~?」 本当に絶体絶命かと思われたその刹那、手裏剣がティアナとキャロを捕らえていた触手を切り裂いた。 爆発の砂塵の中、スバルが目にしたのは見覚えのある赤髪。 「風魔・・・さん?」 その名を呟いた瞬間、その赤髪の人影の中心の砂塵が晴れる。そこに立っていたのは迷彩服を着ていた男。 手には少し大きい手裏剣が二つ。 「悪いけど、俺伝説の忍って呼ばれるほど働くの好きじゃないのよね~。ま、俺のほうがいい男だろ?」 その男を殺気を込めた目つきで睨み、構えるノーヴェ。 「・・誰だ。」 並の人なら逃げ出しているであろうその殺気を受けても不敵に笑うと手裏剣をヨーヨーのようにもてあそぶ。 数秒すると男の眼光が鋭くなっていた。 「人呼んで猿飛佐助。さぁーて、お前に俺の動きが見切れるかな?あ、言っとくけど一人じゃないよ?」 「何?」 その瞬間、装甲がボコボコにへこみ、上半分が引きちぎられたガジェットドローンの残骸が吹き飛んできた。 残骸を見て目を見開き、驚愕するノーヴェとウェンディ。 「フン・・・これしきで我に挑むとは・・・片腹痛いわ。」 奥から現れたのは人間にしては大きすぎる身長、体格をした男。片手にはボロボロになったガジェットドローンが握られている。 「我が名は豊臣秀吉・・・。貴様等は我を楽しませてくれるのだろうな・・・?」 二人の武将が、並んでノーヴェ達二人を睨む。 「・・・あ、お嬢ちゃん達早く行ってくれないかな?」 「あ・・・はい!撤退ー!!」 突然の乱入者にわけがわからないままスバル達は隊長の下へと走る。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1258.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第九話「立ち上がった白銀の城」 「行くのだな?」 かつて大武闘会が行われていた石の四角い土俵。 一人の巨人は迷い込んでいた世界へ、救うべき者を救うためにもう一度赴こうとしている。 巨人はコクリと頷くと、その巨大な体を唸らせる。 手に握る巨大な槍は今までのものよりも太く、大きく。より鋭さを増している。 「機巧槍 雷神真王」。鋼より硬い炭素の結晶で作られた巨大な槍、もといドリル。 肩は今までの葵の御紋が刻まれたものではなく、先端が軽く尖っていてより機械的になっている。 「鋼具足 飛翔壁」。今までどおり鋼で作った鎧だが重いのに速く動ける。それは紋章の中の不思議な筒が強化されたのだとか。 紋章の中には以前より強化されたプラズマ発生装置。準備は万端だ。 巨人は槍を高々と掲げ、地面に刺す。大の字になって空中に浮かぶ。予想通り、地面が渦になる。 (今度はもう迷わない) 渦に飛び込む。技師のおかげで強化され、白銀の城となった本多忠勝は戦地、ミッドチルダへと駆ける。 「さて・・・お主等も行くのだろう?」 家康の後ろに、四つの人影。 その忠勝が今向かっているミッドチルダ。 まさに戦場と化していた。飛び交う魔力弾。倒れる人々。止むことのない爆発。 戦場を、黒い人影が跳ぶ。また一人、二人、倒れる人。得物の鎌は血に染まる。 「ククククク・・・・ハハハハハハハハハハ!!あぁ・・・楽しい・・楽しい・・・!この鎌の刃が抉りこむ肉!肉から飛び散る血!! 響く絶叫!!痛い・・痛い・・・気持ちいい・・・!!痛い楽しい痛い楽しい痛い楽しい痛い楽しい痛い楽しいィィィィィィッ!!」 「ひ・・・ヒェェェェェェ!!」 思わず魔道士が逃げてしまうほどの狂気を放つ男。それは本能寺の変にて信長と刀を交えた男、明智光秀。 「・・・・」 その隣で敵を殴り倒していくのはかつてのスバルの姉、ギンガ。そのリボルバーナックルは数多の人を倒しているのに血に染まってはいない。 殴られた者はまだ動いている。生きているという証拠だ。 二人の前に立ちはだかる一人の少女、スバル・ナカジマ。 「ギン姉・・・!!」 ギンガへと接近していくスバル。 「誰ですか・・・?邪魔しないでくださいよ・・・。」 光秀がスバルに接近しようとすると巨大な手裏剣が地面に刺さる。光秀が飛びのいて避けるとその手裏剣は黒い影となって消える。 そしてその影は一人の忍へとなった。風魔小太郎へと。 「私の相手は貴方ですか・・・いいでしょう。」 ギンガとスバル、光秀と小太郎の戦いが、始まった。 「フフ・・・袋のネズミっすねぇ・・。」 「観念しやがれ・・・」 「・・・・・。」 廃墟となったビルの中でディード、ウェンディ、ノーヴェが倒すべき相手、ティアナを睨む。 この不利な状況でもティアナは表情を変えない。 「三対一、しかも外部との念話はすべて外部に届かずあたし達に届く・・。結界も張ってあるから増援も望めない。」 ディードが冷静に解説するとティアナは突然大口開けて笑い出した。男の声で。 「ハッハッハッハ!俺様の幻術・・見破れてない・・!!ハッハッハッハ!!」 コホン、と咳払いすると印を唱え霧が生じる。その霧をティアナだったものが払うとそこには忍、猿飛佐助が立っていた。 「な・・・!」 「テメェは・・・!!」 「どう?似てたー?嬢ちゃんー。」 「あたしはそんな大口開けて笑わないわよ・・・。」 ウェンディ達の背後から現れたのは本物のティアナ。クロスミラージュの銃口を敵に向ける。 佐助は腰に装着してあった手裏剣を持ち、構える。 「さーて、いっちょやりますか!」 佐助とティアナは三人の戦闘機人へと走った。 ティアナ達が戦っているビルから少し離れた所で、別の戦いが起こっていた。 「消えて・・消えて・・消えてぇぇぇぇ!!」 「ルーちゃん・・っ!」 キャロの説得も虚しく、眼鏡をかけた戦闘機人、クアットロの言葉によって感情を切り捨てられた人形になってしまった少女、ルーテシア。 「ガリュー!」 「・・・・」 ルーテシアの変化を見て戸惑う彼女の召喚虫、ガリュー。それでもガリューは対峙するエリオに攻撃を仕掛けてくる。 どうしていいのかわからず防戦一方になるエリオ。 止め処なく現れる召喚虫達。ルーテシアの魔法攻撃に必死に防御して耐えるキャロ。その間も説得を続ける。 ガリューと激戦を続けながらもボロボロになっていくエリオ。 そのビルの横では巨大な者同士の戦いが始まっていた。 一方はキャロが召喚したヴォルテール。もう一方はルーテシアが召喚した白天王。 そんな激戦の中で、蒼い稲妻を放った小さな渦が生まれたのには、誰も気付いてはいない。 渦からは、もう一つの「龍」が誕生しそうだった。 聖王のゆりかご周辺・・。 ここは特に戦火が激しく、爆発と銃弾の数は増していた。 その中でも浮いていたのは量産された本多忠勝。 量産されているから力は弱体化されていて、撃墜しているがそれでもはやて達はいい気分がするはずはない。 「この野郎・・忠勝の・・・忠勝の格好をするんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!」 赤き鉄槌の騎士、ヴィータはグラーフアイゼンで量産型忠勝を次々と落としていく。 また、同じく撃墜しているはやてはヴィータのように大きな言葉は発していないが顔は怒りを露にしている。 「不愉快通り越して・・・むかついたわ・・。」 白い魔力の砲撃で一掃していく。しかし怒りの元凶、量産型忠勝はまだかなりの数だ。 「はぁぁぁぁぁぁっ!!」 フェイトはというと一機一機順調に撃墜はしているが顔は悲しみに歪んでいる。 なのはもそうだ。本人ではないとしても同じ姿のものを撃墜していくのはどうにもやりきれない。 「早く・・・終わってよ・・・!」 なのはは悲しみと怒りを混ぜた表情で呟き、また撃墜していく。 「おおりゃあ!!」 「ふぅんっ!!」 錨になぎ払われて吹き飛ぶ一体と投げられ、爆発する一体。 それは元親と秀吉によるもの。二人は敵を撃破しながら会話をしていた。 「やっぱ・・・弱体化してるとはいえ数で来られるとどうもね・・・!!」 「うむ、流石に堪えるものがあるな。」 二人も何も感じない・・というわけではなかった。やはりどこか嫌な感じがする。 その嫌な気分を少しでも紛らわせようと二人は敵を撃破していく。 「うっ・・・く!」 なのはは槍の一撃で地面に落ちる。 体を地面に叩きつけられる。なんとか魔力で衝撃はある程度和らげたものの防ぎきれなかったダメージと痛みが体を走る。 立ち上がって再びRHを構えると囲まれていた。 皆背中から砲身を出していた。そう、訓練のときになのは達に見せた攻撃形態。次第に砲口へ溜まる稲妻。 思わず目を瞑るなのは。しかし、爆発音が響くだけで自分に衝撃は何もこなかった。 「・・・え?」 目を開けると白銀の鎧の巨人が立っていた。 手に持っていた槍を振るうと一瞬にして周りの量産型の忠勝は上下真っ二つになり、爆発した。 間接から出る煙、赤く光る目。背中に背負った紋章。その白銀の城を見たものは量産型忠勝を見た時よりも驚いた顔をしている。 「ただ・・かつ・・・さん?」 巨人は振り返り、ただ頷く。驚愕の表情が一気に喜びの顔へと変わる。 「忠勝さん・・・っ!!」 忠勝は仲間が戦う戦場へと、到着したのだ。ロケットを展開、背中に電撃が走ると球体が生まれる。 敵が近づくと稲妻に巻き込まれ、吹き飛び、爆発する。 忠勝、電磁形態。 電磁形態のまま空中に飛び上がり、両手を交差させると稲妻が量産型忠勝を襲う。 襲われた量産型は爆発。忠勝の周りに数多の爆風が生じた。 その爆風の中から忠勝はロケットを展開して槍を振るう。瞬く間に撃墜されていく量産型。 空中で制止し槍を背負う。 体に背負った数珠の中から黒く丸い宝石を取り出し、その腕を前に突き出す。 その宝石は光ると次第に形を変え、目の光も赤から金色に変わる。 「え・・・?あれは・・・!?」 宝石は黒き体、金色の刃の大剣だった。忠勝はそれを手に、また量産型を撃墜していく。 その大剣は優しき雷神が持つ武器に瓜二つだった。 これが忠勝が家康から渡された、「力」の一つ。 戻る 目次へ 次へ