約 124,824 件
https://w.atwiki.jp/gilgamesh_bar/pages/62.html
A85 チップボール2(宰相府大規模工廠T17製品体格+4評価):5:よんた藩国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/14/weapons 031 ターキッシュバン2:3:akiharu国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/3/weapons バンバンジー・ヘリ:1:GENZ個人所有:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/103/object_registries Nバンバンジー・タンク:1:アシタスナオ個人所有:http //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?%A3%CE%A5%D0%A5%F3%A5%D0%A5%F3%A5%B8%A1%BC%A1%A6%A5%BF%A5%F3%A5%AF%A1%CA%A5%E9%A5%A4%A5%C8%A1%CB バンバンジー・バイク:1:玄霧弦耶個人所有:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/264/object_registries 超辛合体バンバンジー:1:個人所有(共有):http //farem.s101.xrea.com/idresswiki/?%C4%B6%BF%C9%B9%E7%C2%CE%A5%D0%A5%F3%A5%D0%A5%F3%A5%B8%A1%BC バンバンジースーツ:1:GENZ個人所有:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/103/object_registries スカールド:4:天領:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/1/weapons フライトユニット:5:星鋼京:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/852/object_registries デカショー:1:紅葉国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/25/weapons 月詠:1:FEG:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/4/weapons 月詠:1:紅葉国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/25/weapons 月詠:1:フィーブル藩国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/17/weapons 幻燈:5:無名騎士藩国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/34/weapons 敬人:1:玄霧藩国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/12/weapons バトルマンティス:1:444個人所有:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/721/object_registries バトルマンティス:1:涼原秋春個人所有:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/714/object_registries 未婚号:1:るしにゃん王国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/2/weapons 栄光の野戦炊飯器1号:4:リワマヒ国:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/35/weapons ミラーコート(秘書官仕様):1:東方有翼騎士団(秘書官団):http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/856/weapons A84 RTR/リファイントモエリバー(宰相府大規模工廠T16製品感覚+4評価):2:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/1227/weapons A84 RTR/リファイントモエリバー(星鋼京職人達の意地T17製品 敏捷+9評価):1:http //maki.wanwan-empire.net/owner_accounts/852/weapons
https://w.atwiki.jp/gilgamesh_bar/pages/11.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/gilgamesh_bar/pages/12.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2238.html
海岸沿いに建つ真新しい建物――機動六課隊舎へと続く、舗装されたばかりの道を、エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエは並んで歩いていた。 卸したての制服は二人とも袖が余り、十歳という年齢相応の幼い顔立ちとも相まって、服を着ているというよりも服に着られているような印象を周囲に与える。 「スターズ隊の前衛って、どんな人達なのかな……?」 「上手くやっていけると良いね」 不安そうに俯くキャロに、エリオはそう言って笑いかけた。 右手でキャロの左手を取り、元気付けるようにぎゅっと握り締める。 初めての職場のまだ見ぬ同僚に、不安や緊張を抱くのは仕方がない……それはエリオも同じである。 しかし、自分達ならば上手くやっていけるという自信もエリオにはあった。 初めて会ってから数日しか経っていない自分とキャロはもう友達になれた、他の六課の仲間ともきっと一緒に頑張っていける。 「一緒に頑張ろう」 屈託なく笑うエリオにキャロも顔を上げ、「うん」と笑顔で頷いた。 握った右手がキャロからも握り返され、掌を通じて体温が伝わってくる。 いつの間にか足は止まり、互いにじっと見つめ合う少年少女……。 完全に二人だけの世界に入ってしまったエリオとキャロに、キャロの傍らを飛ぶ白い小さな龍――フリードは呆れたように火を吐いた。 往来の真ん中で人様に迷惑だとかお前ら初日から遅刻するつもりかとか、言いたいことは山程あるが、しかし今の二人の間に割って入るだけの度胸はフリードには無い。 どうしたものかと天を仰ぐフリードは、その時、蒼天の彼方でキラリと光る何かを見た。 流星だろうか……徐々にその大きさと輝きを増すその「光」に、フリードは現実逃避でもするようにぼんやりと思考を巡らせる。 段々と近づいてくる光を眺めながら、フリードはふと気付いた……あれ、これってもしかして直撃コースじゃね? 青ざめるフリードが警告の鳴き声を上げようとした、その瞬間、一枚の巨大な光の「壁」がギロチンのように二人と一匹の眼前に突き刺さった。 「うわっ!?」 「きゃあ!!」 地を揺るがす衝撃と舞い上がる土煙に、エリオ達は思わず悲鳴を上げる。 二人の目の前にそそり立つ巨大な「壁」――否、空を切り裂き、雲を貫き、轟音と共に地面に垂直に突き立ったそれは、巨大な、余りにも巨大な……「道」だった。 不測の事態はまだまだ続く。 空へと続く光の「道」――その向こう側から、何かが来る、何か巨大なものが駆け下りてくる。 「赤い、ロボット……?」 「顔のお化けだ……」 呆然と呟くエリオとキャロ、二人の言葉が全てを語っていた。 二人の頭上を飛び越え、地響きと共に着地した「道」の主、それは赤を基調とした鋼の巨人だった。 鬼を思わせる額の一本角、爬虫類のような尻尾、そして胴体部分を占領している第二の「顔」……。 その全てが、禍々しい。 混乱した思考は徐々に落ち着きを取り戻し、二人は接近する異形の巨人の正体を冷静に推測する。 凶悪な外見に、機動六課の正式稼動直前の隙を狙ったかのようなこのタイミング。 この「道」にしてもよくよく考えてみれば、自分達を狙った奇襲攻撃と思えなくもない。 敵であることは最早明白、ならば自分達のするべきことは一つ…… 「起きろ、ストラーダ」 エリオの呼びかけを受け、右手首に巻かれた腕時計――ストラーダの液晶が明滅する。 キャロの左手首を飾る二つの腕環――ケリュケイオンも、主の闘争の意思を感じ取ったように淡い輝きを発している。 エリオがキャロを見る、キャロもエリオを見ている。 軽く頷き合うだけで互いの意思を把握し、二人は固く握っていた手を離す。 「ストラーダ!」 エリオが右手で拳を握り、 「ケリュケイオン!」 キャロが左手を高く掲げる。 「「――セットアップ!!」」 凛とした主の声に応えるように、二つのデバイスは光と共にその真の姿を現す。 フリードも臨戦状態に入ったのか、可愛らしくも雄々しい咆哮を上げた。 機動六課は自分達が守る……熱い誓いを胸に抱き、少年少女とその他一匹の戦いが始まろうとしていた。 同時刻、機動六課隊舎部隊長室。 来客を告げるブザーの音に、はやてとリインフォースⅡは顔を上げた。 「はい、どうぞ」 はやての了承の声と共に自動扉が開き、機動六課の制服に着替えたなのはとフェイトが姿を現す。 「お、二人ともキまっとるやん」 「お似合いですー」 口々に褒めるはやてとリインフォースⅡに、なのはとフェイトは照れたように笑みを浮かべる。 「この部屋も、やっと隊長室らしくなったね」 そう言って部屋の中を見回すなのはに、はやても笑顔で頷く。 最初は何も無い、ただ広いだけの部屋だった。 そこにまず机が運び込まれ、続いて書類や他の備品、その他様々な物資が部屋中に無秩序に置かれていった。 山のように積み上げられた段ボール箱を一つ一つ開き、必要なものを必要な場所に整理していく――そうして漸くオフィスらしい体裁を整えきったのが、昨日の夜遅く。 この部屋がこの部屋らしくなるまでの一連の流れは、はやてが機動六課設立のために奔走したこの四年の月日そのものだった。 「……やっとや。やっとこれから、始まるんや」 感慨深そうに呟くはやてに、なのはとフェイトが同意するように首肯する。 「高町なのは一等空尉」 背筋を伸ばし、管理局員としての名を名乗るなのは。 「フェイト・T・ハラオウン執務官」 表情を引き締め、魔導師としての名を告げるフェイト。 「本日只今より、両名共機動六課へ出向となります」 「どうぞ宜しくお願いします」 そう言って敬礼するなのはとフェイトに、はやても敬礼と共にこう応える。 「こちらこそ、よろしくお願いします。なのは隊長、フェイト隊長」 形式通りの就任挨拶を終え、久々に同じ制服で揃った幼馴染三人は、懐かしさと気恥ずかしさに笑い合う。 中学校卒業と共に正式に管理局に入局した三人は、それぞれ別の道を歩き始めた。 なのはは教導官、フェイトは執務官、そしてはやては捜査官。 違う色の明日を目指して別たれた三つの道は、しかし再び一つに繋がった。 それが一瞬の交錯に過ぎなくても、目指す明日は違うままでも、もう一度三人で「今」を生きられる。 たったそれだけのことが、三人には堪らなく嬉しかった。 「頑張っていこーか!」 気合いを入れるはやてになのは達も力強く頷こうとしたその時、非常事態を告げるサイレンの音が隊舎中に響き渡った。 『緊急事態です。八神部隊長』 動揺する三人の前にウィンドウが開き、眼鏡をかけ落ち着いた物腰の青年――グリフィス・ロウランの顔が映し出される。 「グリフィス君! これは一体何事や!?」 絶妙なタイミングで現れた副官に、はやてが詰め寄る。 その剣幕に気圧されながらも、グリフィスは己の仕事を全うするべく口を開いた。 『報告します。機動六課敷地内で中規模の戦闘発生、現在隊舎前でライトニング隊前衛二人とスターズ隊前衛二人が戦っています』 グリフィスからの報告に、はやて達の間に緊張が走る。 正式稼動前とはいえ敷地内、それもこの隊舎前まで敵の侵入を許した上、迎撃に出ているのは経験の浅い新人四人……分が悪いにも程がある。 「これは、ちょっとマズいかもね……」 ぽつりと呟かれたなのはの言葉に、はやても青ざめた顔で頷く。 「グリフィス君、敵の種類や数は? エリオ達は何と戦っているの?」 はやての横からウィンドウを覗き込み、フェイトがグリフィスに問い質す。 エリオもキャロもまだ十歳、その上戦闘の経験も皆無である。 そして何より、フェイトにとって二人は部下である前に大切な家族なのである。 泣きそうな表情でウィンドウを見つめるフェイトに、グリフィスは何故か複雑そうな顔で目を逸らした。 「……グリフィス君?」 副官の不自然な行動にはやてが怪訝そうに眉を寄せる。 『いえ、ですから……「ライトニング分隊前衛二人とスターズ隊前衛二人が」戦っているんです』 言い辛そうに、本当に言い辛そうに繰り返されるグリフィスの報告――先程と同じ、しかし決定的に何かが違うその言葉に、なのは達は先程とは別の意味で息を呑んだ。 まさか……。 唖然とした顔で顔を見合わせる三人の前に、新たなウィンドウが表示された。 外の様子を映し出したそのウィンドウの中では、……確かに「ライトニング分隊前衛二人とスターズ隊前衛二人が」戦っていた。 「皆は僕達が守るんだああああっ!!」 槍型のデバイス――ストラーダのブースターを噴かし、怒号と共にラゼンガンに突撃をかけるエリオ。 砲弾のようにラゼンガンに体当たりし、そして吹き飛ばす。 全長20mの巨体が宙を舞い、土煙を上げて地面に叩きつけられる。 『ぁ痛たた……こらー! 話を聞きなさいよ、この馬鹿ガキ共!!』 『そうそう! あたし達を誰だと思ってるの!?』 憤慨したようにティアナとスバルの声で抗議するラゼンガンに、エリオは問答無用とばかりにデバイスを構え直した。 その足元に展開される魔方陣――加速と防御の呪の込められたキャロの補助魔法が、エリオに力を与える。 エリオの目つきが刃のように鋭くなり、瞳の奥では覚悟の炎が燃えている……再度突貫する気満々である。 『ティ、ティア! やっぱりウィングロードで人身事故起こしかけたのを怒ってるのかなぁ!?』 『アンタ馬鹿ぁ!? そんな悠長なこと言ってる余裕なんて無いでしょ!!』 狼狽える上の顔を一喝する下の顔、その一瞬の隙をエリオは見逃さなかった。 ストラーダのブースターを全開で噴かし、そして自身も全力で地を蹴る。 一瞬でトップスピード――キャロの魔法の加護でそれ以上の速度域まで加速したエリオが、弾丸のようにラゼンガンに迫る。 『この馬鹿ガキ……いい加減にしなさいよ!!』 怒髪天を衝く――寧ろ怒リル天を突く。 ティアナの怒声と共にラゼンガンの全身からドリルが突き出し、触手のようにうねりながらエリオに襲いかかった。 「うわっ!?」 咄嗟に防御陣を展開するエリオだが、迫り来る無数のドリルの触手の猛攻に抗しきれずに墜落、限界を超えた突進速度そのままで地面に叩きつけられた。 「エリオ君!?」 撃墜されたエリオにキャロが悲鳴を上げながら駆け寄る。 「だ、大丈夫……!」 そう言ってデバイスを杖代わりに立ち上るエリオだが、墜落のダメージで膝は震え、強がるような言葉とは裏腹に全然大丈夫そうには見えなかった。 ラゼンガンからの思わぬ反撃、その事実に一番動揺していたのは、他ならぬラゼンガン自身だった。 『ちょっと、ティア!? 何反撃してるの!?』 「黙れ馬鹿スバル! アンタこの状況が解ってないの!? 所長もはやて部隊長も言ってたでしょ? やらなきゃ殺られる、戦わなければ生き残れない……そう、これは戦争なのよ!!」 『その相手が根本的に間違ってるよーな気がするのはあたしの気のせいかなぁっ!?』 絶叫するスバルを無視して、ティアナはラゼンのモニター越しにエリオ達を睨みつけた。 この生意気なガキ共に灸を据えてやる……頭に血が上った今のティアナの思考は、その衝動一色に染まっていた。 「スバル、躾ってさ……ついハードになっちゃうものよね?」 静かな、まるで凍てついたように静かなティアナの声に、スバルは思わず身を震わせた。 ヤバい、このままじゃ洒落にならない……通信ウィンドウに映るティアナの顔から危険な何かを感じ取り、スバルはラゼンガンの制御を奪い取った。 「えーと、あのね……」 暴力はいけないと思うから話し合いで解決しよーと続く筈だったスバルの思いは、しかし言葉になる前に喉の奥で消滅していた。 キャロが――白い小さな龍を従え、傷ついたエリオを守るように立つ桃色の髪の少女が、ラゼンガンを――否、そのコクピットシートに座るスバルを、睨みつけている。 幼い瞳に浮かぶのは、大切な人を傷つけられた怒り、傷つけ合うことしか出来ない哀しさ、そして傷つき傷つけてでも大切なものを守る決意。 覚悟の炎が、燃えていた。 「フリード」 傍らを飛ぶフリード――卵の頃からずっと傍にいてくれている小さな「家族」に、キャロは優しい声色で語り掛ける。 「ごめんね、窮屈な思いをさせて……」 フリードのこの小さな身体は、本来の姿ではない。 大き過ぎるが故に恐れられ、偽りの器に押し込めた本当の力と姿――白銀の飛龍。 「私は自分の力が嫌いだった。フリードのことも、もしかしたら嫌いだったのかもしれない……」 それは偽らざるキャロの本心だった。 制御不能な力はキャロから居場所を奪い、孤独と恐怖を押しつけ続けた。 破壊しか生まず、奪うだけで何も与えてくれない己の力――そしてその象徴、フリードリヒ。 嫌わぬ筈が無い、憎まぬ道理が無い。 「でも……」 しかし今、嫌っている筈のフリードの力を、憎んでいる筈の自分自身の力を、キャロは何よりも欲していた。 奪われないために。 守り抜くために。 「私はもう逃げない! フリードからも、自分自身からも!!」 それは決意だった――自分自身と真っ直ぐに向き合う、そんな覚悟。 それは覚悟だった――どんなに大きな力でも背負ってみせる、そんな覚悟。 そしてそれは誓いだった――自分のこの力で優しい人を、自分に笑いかけてくれる人達を守り通す、そんな誓い。 故に少女は力を求める、傍らの半身に力を請う。 「だからお願い、力を貸して……フリードリヒ!!」 その言葉と共にキャロの足元に巨大な魔方陣が展開され、フリードが歓喜するように咆哮を上げる。 名前は力を持つ――地球やキャロの出身世界〝アルザス〟など、次元世界各地に残る伝承である。 魔法理論の発達した現代では迷信として廃れた思想だが、嘘の筈は無いとフリードは思う。 現に名前を、自分の本当の名前を呼ばれただけで、自分はこんなにも力が湧いているのだから……。 フリードの小さな身体が光と共に弾け、代わりに地上の魔方陣から巨大な影が浮上する。 「これが、フリードの本当の姿……?」 呆然と呟くエリオを一瞥し、キャロは最後の仕上げに入る。 名前は力を持つ――故郷アルザスに伝わる言い伝えを、キャロもまた信じている。 ここ一番の大舞台に名乗りは不可欠、名前を飾る口上も欲しい。 故にキャロは告げる、この名前を。 自分の力を、自分達の存在を、世界に宣言する。 「白き閃光蒼穹を奔り、銀の翼が天を翔ける! 龍魂召喚フリードリヒ、私達を誰だと思っているの!!」 凛としたキャロの名乗りに呼応して、白銀の飛龍――フリードリヒの咆哮が轟く。 宝石のような瞳に輝く、闘争の炎と理性の光――かつて幾度となく暴走し、その度に何もかもを壊し続けてきたフリードリヒの力を、キャロは完全に制御していた。 初めての龍召喚成功。 それはキャロにとっても、機動六課にとっても、本来喜ぶべき結果であろう。 惜しむらくはその矛先が、龍使いの少女とその半身が敵意の牙を向けるその先が、他ならぬ機動六課の仲間であるということである。 誤解という名の運命の皮肉に気付くことなく、指し手のいない盤上の駒達は最悪の結末へと進もうとしていた。 「ちょっとちょっとちょっとちょっとぉっ!?」 「何よアレ? 何よアレ!? あんなのアリ!?」 巨大化したフリード――フリードリヒの姿に、スバルとティアナはラゼンガンのコクピットで、狼狽えたように声を上げる。 フリードリヒの大きさはラゼンガンの半分程度、しかしその存在感は圧倒的である。 白銀の飛龍の口元に光と炎が集い、激烈な輝きが周囲を眩く照らす。 「……やるしか、ないっていうの!?」 血を吐くようなスバルの叫びと共に、ラゼンガンの全身から突き出したドリルが右腕に絡みつき、一本の巨大なドリルとして融合成長していく。 『ちょっとスバル、それはっ……!!』 通信ウィンドウに映るティアナが血相を変えて叫ぶが、スバルは止まらない、止まれない。 コンソール中央の渦巻き状のゲージ――スバルの螺旋力を示すそれは一向に上昇の気配を見せない。 それはある意味、当然である。 攻撃に迷いのある今のスバルに、自分を信じていない今のスバルに、螺旋力の発動など出来る筈が無いのだから。 にも関わらず、右腕のギガドリルは巨大化を続けている、膨張を続けている。 まるで風船のように外側だけが膨らみ続ける、中身の無い空っぽのドリル――それは今のスバルの心そのものだった。 しかしそれでも、砲撃を貫き飛龍の大きくも小さな身体を貫く程度のことは、この空っぽのドリルでも可能なのだ。 極限まで膨れ上がる二つの敵意と殺意が、次の瞬間、爆発した。 「ブラストレイ!!」 キャロの号令と共にフリードリヒが火球を放つ。 「ギガドリルブレイク!!」 スバルの絶叫と共にラゼンガンのギガドリルが咆哮を上げる。 駆け引きも何も無い、純粋な力と力――想いと思いの正面衝突。 そして次の瞬間……、 「え……?」 その気の抜けたような呟きは、果たして誰の発したものであったのだろう。 どちらかを必ず滅ぼす筈の二つの必殺の一撃は、しかしどちらを滅ぼすことも、それも互いに届くことすらなく、両者の中間で止まっていた。 ……否、止められていた。 背中合わせにラゼンガンとフリードリヒの間に立つ、二人の乱入者によって。 『なのはさん……?』 桜色の防御陣でギガドリルを受け止める、亜麻色の髪の魔法少女がいた。 「フェイトさん……?」 金色の防御陣で火球を押し止める、金の髪の魔導師がいた。 「皆……少し、頭冷やそうか」 能面のように無表情な顔で、氷のように凍てついた声で、なのはがラゼンガンー―スバルを見下ろし、そう口にする。 「やんちゃが過ぎる子には、おしおきが必要だよね……?」 額にうっすらと青筋を浮かべ、フェイトがエリオとキャロ、そしてフリードリヒを順番に眺め遣り、そう告げる。 それは実質的な死刑宣告だった。 「「フルドライブモード」」 二人の号令と共に、レイジングハートが槍型に、バルディッシュが大剣型に変形する。 そして間髪入れずに魔力の充填を始める二人のオーバーS級魔導師に、四人の顔から血の気が引いた。 慌てた四人が言い訳する余裕も、逃げ出す隙も与えることなく、二つの必殺を超えた超必殺魔法が、解き放たれる。 「エクセリオンバスター!!」 「トライデントスマッシャー!!」 その瞬間、桜色の光の奔流と金色の雷が、二人と一匹と一体を呑み込んだ。 「……まさか運用初日から、しかも味方相手に限定解除使う羽目になるとは、流石に思わへんかったよ……」 ウィンドウに映し出される、焼け焦げ、大きく穿たれた地面。 その中心で目を回すライトニング隊前衛の二人と一匹と、ガラクタ同然まで破壊されたスターズ隊所属の巨大ロボの姿に、はやては万感の思いを込めて嘆息した。 ウィンドウに映るグリフィスも呆れたような表情を浮かべている。 四年越しで実現したはやての夢――機動六課。 しかし待ちに待ったその船出は、早速悪天候どころか嵐に見舞われることとなった。 新人四人への説教やら本部への始末書やらを思い遣り、はやてはもう一度大きく息を吐いた。 「……色々と波乱万丈やね、うん」 現実逃避するようにそう零しながら、はやては手元のメモ用紙にペンを走らせる。 ――第一回機動六課分隊対抗ガチンコバトル。 ――結果:両分隊隊長の独り勝ち。 「負けんでぇ……ウチはこの程度では折れへんでぇーっ!!」 自棄になったようなはやての空虚な雄叫びが、部隊長室に響き渡った。 天元突破リリカルなのはSpiral 第6話「色々と波乱万丈やね、うん」(了) 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/999mk7/pages/73.html
2回戦 ※各ブロックの橙字の方が進行役 【Aブロック】 集計表 KiRu 5026-5791-9082 tossy 4339-2775-0092 じょいん 4339-2705-7459 riara 4012-3314-5639 みっ 2234-7747-8545 ★H.F★ 4511-1057-1227 ギルン 4339-2448-4273 Kai 2234-7482-8175 【Bブロック】 集計表 とれいん 0662-3200-5925 EWがすべて 0275-7488-2306 Aroe 2191-8072-9917 もち 3609-1177-0327 P.Rabbit 4613-6722-0271 midnight 1504-6056-5178 *Mακα* 2964-9336-5150 メ 1676-4436-1573 【Cブロック】 集計表 t 1246-8660-9060 Tŕiċκ☆stάr 4296-3376-9951 101 1161-0328-6433 ♪L( ω )」♪ 4682-8416-6283 Bキノはせいぎ 0731-5162-3629 えーりん 2680-9484-4830 い 1848-1691-8439 よっしー 4339-2437-5114 【Dブロック】 集計表 Ikaros, 1375-7539-8627 おまえモナー 0989-2264-8170 MiKaDo 1418-6916-7646 Realis. 4742-5006-2494 エナ 1204-0035-7835 ふとん 2680-8855-8011 Shooting☆ 3050-8913-3832 さな 5370-0570-1503
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2293.html
ロングアーチ――はやてが部隊長を務める、機動六課の後方支援部隊である。 補給や索敵、人員輸送などを主な任務とし、前線部隊を影から支える大黒柱として組織されたこの部隊の初陣は、皮肉にも自分達自身が前線に出るという形で始まった。 『カートリッジロード! 一番槍いきまーす!!』 シャリオの掛け声と共にダヤッカイザーの頭の大砲から、ドラム缶のように巨大な空薬莢が排出され、同時に砲口正面に魔方陣を展開――砲撃魔法が発動する。 放たれた光の奔流がムガンを呑み込み、敵の群れに風穴を開けた。 『今の砲撃で敵勢力の5.7%が消滅、誘爆により尚も減少を続けています』 『砲身冷却までの推定所要時間十五秒、二十秒後には第二射撃てます』 ダヤッカイザーに乗るシャリオにそう報告しながら、アルトとルキノ――ツインボークンが前に出た。 『ターゲットロックオン!』 『スピンバリアー弾発射!!』 ツインボークンの両掌からドリル型の弾丸――スピンバリアー弾が射出され、ムガンを撃ち抜いていく。 その間にダヤッカイザーの砲身冷却が完了、カートリッジ装填と共に砲撃の第二射が放たれた。 再び空を貫く光の奔流と並走するように翔る一つの影がある――グリフィスの駆るエンキドゥだった。 単身ムガン群に突入したエンキドゥが頭のトサカを取り外し、ブーメランのように投擲した。 円のような軌跡を描いて飛ぶトサカ――エンキラッガーがムガンを切り裂き、再び主の手の中に戻る。 トサカを頭に装着し直したエンキドゥは、今度は左右の腰の刀を引き抜いた。 『カートリッジロード!!』 グリフィスの怒号と共に刀身の付け根から空薬莢は排出され、鞘を被せたように鋼の刀身の外側に魔力刃が生成される。 魔力刃によって延長した二本の刀を我武者羅に振るい、エンキドゥはムガンの群れの中を飛び回った。 ガンメン――かつてこの世界とは違う次元、違う宇宙において、対アンチスパイラル用に開発運用された大型質量兵器。 時空管理局の魔法技術を応用し、魔導兵器として再設計されたガンメンを駆り、若者達は戦う――自分達の長、はやてを完全に置き去りにして。 「こらぁーっ! お前らウチを無視するなぁーっ!!」 部隊長である自分の指示を仰ごうともせず、好き勝手に戦い始めるガンメン軍団に、はやては拳を振り上げ怒号を上げる。 助けにきてくれたことは素直に感謝するが、しかしそれとこれとは別問題である。 傲慢な言い方になるが、ロングアーチは自分の部隊なのた――自分は部隊を指揮しなければならないし、グリフィス達は自分の言うことを聞かなければならない。 それが指揮官としての自分の責任であり、部下としてのグリフィス達の義務なのだ。 機動六課――ロングアーチも組織である以上、そのけじめは果たさなければならない。 そして何より――これが本音なのだが――部隊長の自分を差し置いて活躍するガンメン軍団に、はやては嫉妬していた、対抗心を燃やしていた。 「リイン、ウチらも征くで! シャーリーやグリフィス君達だけにええ格好はさせへん!!」 胸に抱いたリインフォースⅡを解放し、はやては昂然と言い放った。 新参者共にこれ以上出番を喰われてなるものか……リインフォースⅡを見下ろすはやての瞳の奥で、熱い炎が燃えている。 「イエス、マイスターはやて!」 笑顔で首肯するリインフォースⅡの身体が光に変わり、はやての身体の中へと吸収される。 ユニゾン――術者とデバイスが文字通り一心同体となり、魔力や戦闘能力を爆発的に上昇させる融合能力。 ラゼンガン――或いは同タイプのグレンラガン――の合体が気合いと気合いのぶつかり合いならば、はやて達のユニゾンは思いと想いのぶつかり合いである。 ユニゾンの影響で白金色に変わった髪を風に遊ばせ、翡翠色に染まる瞳を煌かせ、胸の奥で鼓動するリインフォースⅡの心を感じながら、はやてはデバイスを構える。 右手に握る騎士杖型アームドデバイス――シュベルトクロイツ。 左手で開く魔導書型ストレージデバイス――夜天の書。 ユニゾンの際に同時に融合したもう一つの魔導書型デバイス――蒼天の書。 そしてその全てを統制する管制人格――リインフォースⅡ。 四つのデバイスを同時に扱い、圧倒的な攻撃力で戦場そのものを消し飛ばす……それがはやての真の戦闘スタイルである。 若いな……見せ場の奪還に燃えるはやてをモニターの端に見遣りながら、ロージェノムは唇の端を持ち上げる。 かつて、今のはやてと同じ眼をした男と出会った。 そしてロージェノム自身もまた、同じように身と心を戦いに燃やした経験がある。 言葉や理性では抑えられない熱い衝動――螺旋の本能。 はやてもその存在を認知してはいるが、己の内から迸るその衝動こそが螺旋の力に他ならないということには、未だ気付いてはいないだろう。 「ロージェノムさん! デカい呪文で一気に叩くから、詠唱の間ウチを守って!!」 はやての命令にロージェノムは不敵な笑みを浮かべ、「是」と応えた。 グラパールが盾となるようにはやての前に仁王立ちし、腕組みしてムガン群を見据える、 ムガンのビームが雨のように撃ち込まれるが、グラパールの展開したバリアに阻まれはやて達までは届かない。 「ふん……」 歯応えの無い敵の攻撃にロージェノムは退屈そうに鼻を鳴らし、自分達を守るバリアを解除した。 迫り来るビームの雨にグラパールは腕組みを解き、右腕をギガドリルに変形させる。 前方に突き出されたギガドリルの先端から更に五本の細長いドリルが指のように突き出し、ムガンのビームを鷲掴みした。 ビームのエネルギーがドリルの「腕」と吸収一体化し、巨大な光球となってグラパールの掌の上で暴れ回る。 『返すぞ』 荒れ狂い爆発寸前のエネルギー塊を、グラパールはムガン群へと投げ返した。 ムガン爆発の連鎖による炎の帯が空に広がる中、はやての呪文が完成した。 「詠唱完了、皆逃げろぉーっ!!」 念話、通信、そして肉声と、あらゆる手段で伝えられるはやての退避勧告に、ガンメン軍団が慌てたようにムガン群から遠ざかる。 最後の一体――ムガン群の中心に斬り込んでいたエンキドゥ――の退避を見届け、はやては魔法を起動した。 「遠き地にて沈め……デアボリックエミッション!!」 はやての咆哮と共に、暗黒の光が周囲の空間ごとムガン群を呑み込んだ。 はやての放った広域攻撃魔法によって空の敵は全滅し、地上の小型ムガンは教会騎士団が全て片付けた。 静けさを取り戻した戦場に、山の向こう側から一機の輸送ヘリが姿を現す。 グリフィスの派遣した交替部隊である。 「へ? こ、交替部隊……?」 交替部隊到着の報告をグリフィスから受け、はやては思わず声を上擦らせた。 「交替部隊……?」 胡散そうな視線を向けるフェイトに、はやては乾いた笑みを浮かべる。 「あははははー。……すっかり忘れとったわ」 「しっかりしてよ部隊長!?」 てへっと可愛らしく首を傾げて誤魔化すはやてに、フェイトが魂の叫びを上げる。 「しゃ、しゃーないやろ! 交替部隊って半分グリフィス君の私兵みたいなもんやし、あん時はウチも冗談抜きでテンパっとったし……」 逆上したように顔を紅潮させながら弁明するはやてだが、容赦なく突き刺さるフェイトの絶対零度の視線を前に言い訳の声は次第に小さくなっていき、 「もーしわけありませんでした!!」 ……最終的に、はやてはフェイトの前に土下座して謝っていた。 部隊長としての威厳の欠片もない親友の姿に、フェイトは呆れたように息を吐く。 その時、 「上に立つ人間が、そんな風に軽々しく頭を下げたりするものではないわよ? はやて」 穏やかな女性の声が、はやての背中にかけられた。 「カリム!?」 「久しぶりね、はやて。リインも元気そうね」 顔を上げ、満面の笑顔を浮かべて振り返るはやてに、声の主――カリム・グラシアも柔和な笑みを返す。 「そちらの方は初めてお会いするわね。聖王教会騎士、カリム・グラシアです」 「機動六課ライトニング隊隊長、フェイト・T・ハラオウンです」 フェイトとの自己紹介を簡潔に済ませ、カリムははやてへと向き直る。 「部隊の方は順調みたいね。今回は助かったわ」 騎士団と共に現場検証や負傷者の救助作業を行う交替部隊の隊員達、そして瓦礫の撤去作業を行うガンメン達を好意的に評価するカリムに、はやての笑顔が固まった。 言えない、今回獅子奮迅の活躍を見せたガンメン軍団の中の人が、実は前線部隊でも何でもないただの内勤スタッフであるなどとは絶対に言えない……。 「そ、それより……今回カリムがウチと会って話そ思うとったんは何なんや?」 慌てたように話題を変えたはやての問いに、カリムの顔から笑みが消えた。 「そうね……早速だけど、本題に入りましょうか」 そう言ってカリムは傍らの騎士に合図し、何かのケースを受け取った。 「昨日の深夜――日付は今日に変わっていたかしら――教会礼拝堂を清掃していた修道士が、長椅子の陰に隠すように置かれていたこれを見つけたの」 そう言ってカリムが差し出した金属製のケースに、はやてとフェイトは瞠目したように同時に声を上げた。 「「レリック!?」」 第一級捜索指定ロストロギア、レリック。 ロストロギア――様々な世界で生じたオーバーテクノロジーの内、消滅した世界や古代文明を歴史に持つ世界において発見される、危険度の高い古代遺産。 レリックもその一つである。 外観はただの宝石だが、古代文明時代に何らかの目的で作成された超高エネルギー結晶体であることが判明している。 レリックは過去に四度発見され、その度にムガンの出現が確認されている。 そして、今回の事件が五度目。 アンチスパイラルがレリックを狙う理由は未だ解明されていないが、レリックの放出するエネルギーを螺旋力と誤認してムガンが出現するという仮説が有力である。 思わず息を呑む二人に、しかしカリムは首を振り、ケースに掛けられたロックを解除する。 「……イエスとも言えるし、ノーとも言えるわ」 カリムの返答と共に開けられたケースの中身に、二人は驚愕を隠せなかった。 通常レリックを安置する台座が納められている筈のケースの内側いっぱいに、複雑な機械と回路が詰め込まれ、配線が血管のように張り巡らされている。 明らかに何者かの細工の施された、変わり果てたレリックケース――しかし二人の驚愕した理由は、それだけではなかった。 回路の心臓部に搭載されている二つのロストロギア――片方は動力部に設置されたレリック、そしてもう一つは……。 「これ、コアドリル……?」 困惑したようにはやてがケースの中に手を突っ込み、スイッチのように差し込まれていた小さなドリル――コアドリルを引き抜いた。 稼動していた機械が動きを止め、発光していたレリックも徐々に光を失っていく。 コアドリルもまたロストロギアに登録され、ムガンはこれを破壊するために動いている。 機動六課が追う二つのロストロギア、その二つともを積み込んだ謎の機械……理解を超えた事態に、はやて達は思わず顔を見合わせた。 「……カリム、正直これはウチらだけには荷が重過ぎる。幸い、これの専門家が今ここに来とるから、その人にも見て貰ってええかな?」 カリムにそう提案し、はやてはロージェノムへと通信を繋いだ。 「ロージェノムさん……ちょっとええかな?」 はやての召喚を受けて、独りガンメンを降りて救助作業に参加していた巨漢――ロージェノムが三人の元へと足を運ぶ。 「……これは一種の永久機関だな」 はやてから手渡されたケースをためつすがめつ観察し、やがてロージェノムはそう結論を下した。 「レリックのエネルギーをコアドリルが増幅し、そして再びレリックの中へと戻す――それ以外には何の機能も無い。 増幅したエネルギーの殆どは機械部分の稼動に回され、機構外部への仕事は機械部分の廃熱と余剰エネルギーの漏出以外には一切存在しない。 コアドリルのエネルギー増幅率も必要最低限に抑えられ、ほぼ完全にこのケースの中だけで完結したエネルギー循環機構だ」 「そんなものに、一体何の意味があるんですか……?」 フェイトの口にした疑問の言葉に、ロージェノムはつまらなそうに鼻を鳴らした。 「何の意味も無いだろうな。精々……ムガンを無限に呼び寄せる程度だ」 ロージェノムの答えに、三人の顔は戦慄に凍りついた。 そのためだったのか……無意識の内に、フェイトは拳を握り締めていた。 あの執拗なまでに続いたムガンの増援はこれが原因だったのか……! ケース中央、回路の心臓部付近に、一枚の金属プレートが貼られている。 プレートに彫られた製作者の名前、銘を入れるように刻印されたその名は……。 「ジェイル・スカリエッティ……!」 風の中に消えたフェイトの呟きは、憎悪と憤怒に染まっていた。 荘厳――この場所以上にその言葉の相応しい場所が、果たしてこの世に存在するだろうか。 豪華な装飾の施された支柱の立ち並ぶ、巨大な金色の空間。 まるで玉座の間のように絢爛に飾り立てられた広間は、しかし中央に展開された巨大なウィンドウによって、その荘厳な雰囲気を台無しにされている。 ウィンドウに映し出される映像は二つ――片方はなのは達を乗せて飛ぶ輸送ヘリ、もう片方は火の手の収まりつつあるベルカ自治領。 機動六課の動く二つの現場を映したウィンドウを食い入るように見つめる、白衣を着た一人の男がいる。 しなやかな細身の身体、長い黒髪、中性的な細面、そして金色の瞳――男を構成するパーツの一つ一つが絶妙なバランスで調和し合い、異形の美しさを形成している。 そう、男は人の形をした異形だった。 数々の禁断の知識をその身に修め、己の欲望を満たすためならば如何なる犠牲も辞さない外道。 生まれながらに罪を背負い、業に塗れたその両手で幾つもの未来を破壊し、そして創造してきた天才。 男の真実を識る者は、畏怖を込めてこう呼ぶ――〝無限の欲望〟と。 男の傍らにウィンドウがもう一枚開き、妙齢の女性の顔が映し出される。 『ベルカ自治領市街地のムガン全滅、ムガン発生装置も稼動を停止した模様です』 「見ていたよ、ウーノ」 ウィンドウの女性――ウーノの顔を横目で見遣り、男はその報告に首肯を返す。 『よろしいのですか、ドクター? これで刻印ナンバー9並びに刻印ナンバー44のレリック、それにコアドリルが管理局の手に落ちてしまいましたが……』 「別に構わんよ、そのおかげで面白いデータが手に入った」 ウーノの問いに涼しい顔で即答し、ドクターと呼ばれた男は正面の巨大ウィンドウに視線を戻した。 「それにしても、この案件はやはり素晴らしい……。私の研究にとって興味深い素材が揃っている」 ウィンドウの映像が切り替わり、機動六課前線部隊の内の三人――スバル、エリオ、そしてフェイト――の戦闘映像が映し出された。 三人ともその出生には、男の過去の研究と浅からぬ因縁がある。 それに……男は更に画面を切り替え、二つの戦闘映像を表示させた。 ベルカ自治領市街地上空を縦横無尽に飛び回る鋼の巨人達――ガンメン。 仮初の街を駆け回る漆黒の巨人、ガンメンのオリジナル――ラゼンガン。 「私以外に螺旋の力を、それも私以上に深く識る者がいるとは……」 氷のような笑みを顔に貼り付け、魅入ったように恍惚とした声音で男が呟く。 螺旋の力――それは人という種が秘めた無限の可能性、そして世界をも滅ぼす魔の力。 「足掻いてみせろ抗ってみせろ……螺旋の戦士達よ」 憎むように愛おしむようにウィンドウの中の巨人達にそう語りかけ、男――ジェイル・スカリエッティは高らかに哄笑を上げる。 金色の瞳の奥で、炎が回っている、光が巡っている――ロージェノムと同じ螺旋の輝きを、宿していた。 天元突破リリカルなのはSpiral 第10話「ジェイル・スカリエッティ……!」(了) ところで――、 「え゛!? み、皆仕事放り出して来てもーたの!?」 ロングアーチ出撃の裏の真実を聞き、はやては引き攣らせた。 「はやてさん達が心配でいてもたってもいられなくて、なのはさん達に必要最低限の指示だけ出して、他は全部丸投げして飛び出して来ちゃいました」 「現場放棄に無断出撃、それに任務管轄外の越権行為……どんな処分でも受ける所存です」 シャリオはあははーと誤魔化すように笑い、固い表情で部隊長の返答を待つグリフィスに、はやては思わず天を仰いだ。 なまじ善意で動いてくれたので、怒るに怒れない……。 平穏を取り戻したベルカ自治領の空は、どこまでも高く、広く、そして青かった。 己の過失に加えて部下の監督不行き届き……洒落にならない失態の連続に、はやては絶望したようにこう呟く。 「か、神はどこまでウチを試すん……」 全部お前に自業自得だろうというツッコミを喉の奥に留め、フェイトは諦めたように嘆息を零す。 街のどこかで、鴉がアホウアホウと鳴いていた。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/3272.html
2014迷宮40階まで突破コース (一人につき3回振る) 2d6の出目(もう持ってるものがあたったら10マイル) 2 だきつきっ(技術) 3 治癒芸術(技術) 4 アートオブロングドライブ(技術) 5 スコップアート(技術) 6 再資源化(技術) 7 すごい灯りの魔法(技術) 8 サバイバル芸術(技術) 9 マッスルアート(技術) 10 整備芸術(技術) 11 偵察芸術(技術) 12 ごめんなさい(技術) だきつきっ(技術):30:#だきつきっ ・S*01 名前:だきつきっ 要求タグ:#だきつき E*戦力:不定(相手との関係が悪いほど敵戦力はあがる) 必要勝利数:1 フレーバー:だきついてみた! 特別ルール: ・#だきつきっを持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、4、3、2、1、1、1、1、1、1、1である。 ・このブランチに成功すると相手の動きを阻害し、考えをかえることができる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし 治癒芸術(技術):30:#治癒 ・S*02 名前:治癒 要求タグ:#治癒 E*戦力:不定(相手との関係や健康状態が悪いほど敵戦力はあがる) 必要勝利数:10 フレーバー:治療にあたった。 特別ルール: ・#治癒を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、6、5、4、3、2、1、1、1、1、1である。 ・このブランチに成功すると死亡効果1つをなかったことにできる。または健康になる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし アートオブロングドライブ(技術):30:#航路移動 ・S*03 名前:ロングドライブ 要求タグ:#航路移動 E*戦力:不定(道中の危険度が高い、距離が長いほど敵戦力はあがる) 必要勝利数:10 フレーバー:長距離移動を始めてみた 特別ルール: ・#航路移動を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、3、3、3、3、3、3、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功すると陸路、長距離を移動できる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし スコップアート(技術):30:#陣地 ・S*04 名前:野戦築城 要求タグ:#陣地 #資源 E*戦力:不定(地形や構築物により異なる。) 必要勝利数:10 10 フレーバー:陣地構築をはじめる。かかれ 特別ルール: ・#陣地を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・このブランチは地上でしか使うことはできない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、2、3、4、5、6、6、6、6、6、6である。 ・このブランチに成功すると以下のいずれかの効果を得る。 A:敵の陣地効果1つをなくすことができる。 B:陸戦兵器、歩兵に #装甲:50 の効果を付与できる。 C:敵の長距離移動を阻害し、陸戦兵器、歩兵の#敏捷:-50できる。 D:歩兵が通る突入路を作ることができる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし 再資源化(技術):30:#再資源化 ・S*05 名前:再資源化 要求タグ:#再資源化 E*戦力:不定(分解元により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:りさいくるーリサイクル― 特別ルール: ・#再資源化を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、3、3、3、3、3、3、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功するとブランチ元シーンの終了まで#資源:30を得る。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし すごい灯りの魔法(技術):30:#照明 ・S*06 名前:照明 要求タグ:#照明 E*戦力:不定(状況により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:ほうれ明るいだろう(444) 特別ルール: ・#照明を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、3、3、3、3、3、3、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功すると以下のいずれかの効果を得る。 A:暗闇の効果をなくすことができる。 B:設定国民、パーティメンバーに #心理効果:30 の効果を付与できる。 C:光学的なセンサー一つを無効化できる。(偵察の必要勝利数が5あがる) 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし サバイバル芸術(技術):30:#サバイバル ・S*07 名前:サバイバル 要求タグ:#サバイバル E*戦力:不定(環境により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:虫ー、くさー、にーくー、にゃおーん 特別ルール: ・#サバイバルを持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、4、1、6、2、5、4、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功するとブランチ元シーンの終了まで#食料:30を得る。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし マッスルアート(技術):30:#マッスル ・S*08 名前:マッスルアート 要求タグ:#マッスル E*戦力:不定(状況により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:あおひとよろこべほーぉ! 特別ルール: ・#マッスルを持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、3、3、3、3、3、3、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功すると以下のいずれかの効果を得る。 A:ブランチ元が終了するまで #耐久:20 を得る。 B:ブランチ元が終了するまで #筋力:20 を得る。 C:ブランチ元が終了するまで #魅力:10 を得る。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし 整備芸術(技術):30:#整備 ・S*09 名前:整備作業 要求タグ:#整備 #燃料 #資源 E*戦力:不定(状況により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:急げ、部品の交換だ! 特別ルール: ・#整備を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、3、3、3、3、3、3、3、3、3、3である。 ・このブランチに成功すると以下のいずれかの効果を得る。 A:一機の機体を使用可能状態にする。 B:一機の機体を破損、破壊状態から復活させる。(ただし、使用可能状態ではない) ・これらの効果は敵戦力を2倍にすることで2機を対象にすることもできる。最大で250倍までできる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし 偵察芸術(技術):20:#偵察芸術 ・S*10 名前:偵察芸術 要求タグ:#偵察芸術 E*戦力:不定(状況により変化する) 必要勝利数:10 フレーバー:偵察開始。 特別ルール: ・#偵察芸術を持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、1、2、3、4、5、6、6、6、6、6である。 ・このブランチに成功すると以下のいずれかの効果を得る。 A:敵の位置、方向がわかる。 B:敵の規模がわかる。 C:指定した敵戦力の一つがわかる。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし ごめんなさい(技術):30:#ごめんなさい ・S*11 名前:ごめんなさい 要求タグ:#ごめんなさい E*戦力:不定(相手との関係が悪いほど敵戦力はあがる) 必要勝利数:10 フレーバー:あやまった 特別ルール: ・#ごめんなさいを持つものは任意のブランチとして起こせる。ただし、ブランチが許可されていなければならない。 ・他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 ・ダイス出目は固定で、4、3、2、1、1、1、1、1、1、1である。 ・このブランチに成功すると相手の怒りを阻害し、話し合いに持ち込める。 大勝利時の効果:3勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:なし 惨敗時の効果:なし
https://w.atwiki.jp/piggbrave15/pages/75.html
開催期間 2015年4月17日(金)~ クエスト配信内容 デゼル=タウル第一層をクリアしよう クエスト報酬 ジュエル×5個
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2313.html
機動六課前線部隊初任務――山岳輸送リニアレール奪還作戦は、新人四人の列車突入によって本格的に幕を開けた。 「スターズ隊見参! あたし達を誰だと思ってる!!」 先頭車両側面の壁を突き破り、スバルが雄々しく名乗りを上げる。 突然の侵入者に車両内を浮遊していた無数の楕円型の魔導機械――ガジェット・ドローンが迎撃行動に移ろうとするが、スバルの方が一瞬早く、そして速く動いていた。 右手首のタービンが回転し、魔力の風が螺旋を描いてスバルの拳に集束する。 「リボルバーシュート!!」 怒号と共に、スバルの拳から衝撃波が撃ち出された。 手近なガジェット目掛けて直進する魔力塊は、しかし次の瞬間、まるで蜃気楼のように掻き消えた。 「……あれ?」 間の抜けた声と共に動きを止めるスバルに、ガジェットの放つ光線――ムガンのビームとは違い、恐らくは魔力弾――が殺到する。 慌てて防御陣を展開するスバルの背中からティアナが飛び出し、二挺拳銃の引き金を引いた。 しかしティアナの放った魔力弾も、まるで見えない壁の中に溶け込むように、目標に届く前に消滅してしまう。 「バリア……いえ、あれはフィールド系ね。魔力を掻き消すなんて……!」 舌打ちするティアナと未だ唖然と固まるスバルに――そして最後部車両に突入したエリオとキャロにも――ロングアーチからの通信が入る。 『こちらロングアーチ。解析の結果、今の現象はAMFによるものであると推測されます』 「AMFって……アンチ・マギリング・フィールド!?」 オペレーターの言葉に、ティアナが瞠目したように声を上げた。 AMF――効果範囲内のあらゆる魔力結合を強制分解し、魔法を無効化するフィールド系防御魔法。 ランクはAAA、しかし難易度に反した実用性の低さから使用例は皆無と教本の片隅に補足されていたが……こうして相対してみると、厄介極まりない魔法である。 しかし……ガジェットの光線を防御陣で弾きながら、ティアナは眉間にしわを寄せる。 AMFの効果対象に例外はなく、フィールドの中心にいるガジェットも当然その影響を受けている筈である。 魔導兵器ならばAMFの効果で自身の動力炉も活動を停止し、仮に質量兵器であればそもそも魔法を使えない――常識的に考えて、機械のAMF展開は不可能な筈なのだ。 (ね、ねぇ、ティア……えーえむえふって何?) (取り敢えずこいつらには魔法が効かないってことだけ解ってればよろしい) 念話越しに戸惑ったように声を上げるスバルを一言で切って捨て、ティアナの意識は再び思考の海に埋没する。 機械にAMFは使えない、理論上矛盾しているからだ。 にも関らず、ガジェットは何の問題もなく稼動を続け、しかも自分達に攻撃まで――流石にAMFと両立は出来ないようだが――仕掛けてきている。 どうなっている……無限ループに陥る思考を、しかしティアナは次の瞬間、我に返ったように頭を振って放棄した。 矛盾に悩むのは後からゆっくりやれば良い、今はこの悪趣味な玩具の駆除が先決だ……。 謎は謎のままで良いと割り切り、ティアナは目の前の戦闘に思考を戻す。 敵に魔法は効かない――この時点でスバルは兎も角、自分はあらゆる攻撃手段を封じられてしまっている。 本当にそうか……脳神経ネットワークの迷宮の奥で、もう一人のティアナが疑問の声を投げかける。 敵に魔法攻撃は効かない、そう断定するのは些か早計ではないか? 思い出してみろ……露払いとして先行したなのはは、ムガンに寄生したガジェットを射撃魔法で苦もなく破壊していたではないか。 なのはの撃ち落としたガジェットが、車両内のガジェットと性能的に異なる――例えばAMFを張れないなど――とは考え難い。 AMFを突破して敵を倒す方法はある、自分がガジェットに対抗する手段は存在する筈なのだ。 何だ、何が足りない……ティアナは思考を研ぎ澄ませた。 この状況を打開する最後にして最大のピース、なのはにあって自分に無いものとは一体何なのだ……? 思考のループが螺旋に変わり、ドリルのようにティアナの心を掘り進んでいく。 そして遂に、ティアナは一つの答えに辿り着いた。 そうか……ガジェットへの対抗策を考え出し、ティアナが仲間達に念話で指示を出す前に、 「分かったぁっ!!」 溌剌とした声と共に、スバルがガジェットに突撃していた。 ティアナが思考の海に沈む間、スバルもまたガジェット攻略法を考えていた。 敵に魔法攻撃は通用しない、ならば自分の執るべき手段はただ一つ。 「あたしの魔法が通じないなら――」 吼えるスバルの右手首のタービンが起動し、唸りを上げて回転する。 ……鼓動が聞こえる。 胸のコアドリルが、両脚のマッハキャリバーが、高まるスバルの気合いに合わせて脈動している。 唸る右拳を振り上げ、スバルは最寄りのガジェットに飛び掛った。 「――あたしの拳で叩いて砕く!!」 怒号と共に繰り出されたスバルの拳が、ガジェットの装甲に音を立ててめり込んだ。 無論、素手でガジェットを破壊出来ると考える程スバルも自信過剰ではない。 スバルの拳には魔法と螺旋力の他にもう一つ、奥の手とも言える「力」が秘められている。 インヒューレントスキル――ISと呼ばれる戦闘機人の先天固有技能、鋼の肉体と共に与えられた破壊の力。 スバルがかつて忌み嫌い、そして今は受け入れた「人間でない証」……。 「奥の手発動! 振動――」 雄叫びを上げ、スバルが己の「力」を解き放とうとしたその時、ガジェットの眼――のように見えるレンズ部分――から光が消えた。 そのまま糸が切れたようにガジェットは落下し、ごとりと音を立てて床に転がる。 「ぅえ? あ、あれ……!?」 「嘘……」 火花を上げながら沈黙するガジェットを、スバルとティアナは唖然と見下ろした。 予想外の敵の打たれ弱さ――或いは予想外のスバルの馬鹿力――に、脳が事実の認識を拒否している。 「ティア……」 困惑したような表情を浮かべ、スバルがティアナを振り返った。 助けを求めるような顔で自分を見つめるスバルに、ティアナは咄嗟にかける言葉が見つからない。 しかし次の瞬間、 「――こいつら意外と結構脆いよ!?」 「んな訳あるかぁ!!」 ……あっさりと開き直った親友に、ティアナは力の限りに絶叫していた。 「ったく……馬鹿スバル! ちょっと試したいことが出来たから、段取り整えるまでアタシを守って!!」 二挺拳銃を構えながら叫ぶティアナを、スバルはきょとんとした顔で見つめた。 「……こいつら全部、アタシの必殺技でぶち抜いてやるわ」 「ほほう?」 鷹のように鋭く眼を細め、不敵に唇の端を持ち上げるティアナに、スバルの瞳がキラリと光る。 必殺技……そのフレーズを聞いた瞬間、明らかにスバルの目の色が変わった。 「任された!」 胸を張ってそう宣言し、スバルはガジェット達へと向き直った。 防御陣を全開で展開し、ガジェットの放つ光線の雨を気合いで全て弾き返す。 全ては、ティアナの必殺技を見たいがために……。 ちょろいな……己の相棒の扱い易さに内心ほむそ笑みながら、ティアナは術式の構築に集中した。 射撃型の自分が、攻撃を無効化されて「はいそうですか」などと素直に引き退がることが出来るだろうか? 答えは、否――届かないものを届かせなければ、無理を通して道理を蹴飛ばさなければ、この過酷な世界では生き残れない。 二挺拳銃の銃口の前で魔力弾が生成され、更にその周囲を魔力の「膜」が覆っていく。 なのはの攻撃が通用していたところを見た限り、どうやらAMFによる魔法の無効化には限界があるらしい。 許容量を超えた魔力でねじ込んでやれば、攻撃はAMFを突破して本体まで届く……つまりはそういうことなのだろう。 なのはの場合は恐らく「密度」――膨大な魔力を小さな弾丸の形に圧縮して撃ち出すことで、AMFを貫きガジェットを撃破したのだと思う。 集束系の魔法はなのはの十八番、無意識に魔力を籠めていても不思議ではない。 では自分になのはと同じ芸当が出来るか――残念ながら、答えは「否」だ。 凡人の自分にはなのはのように高密度の魔力の集束は出来ない、なのはのような才能は自分には無いのだ。 力押しの出来ない自分は、だからこうして小細工に頼る……クロスミラージュの握るティアナの両手に力が籠った。 自分はなのはと同じことは出来ない、ならば自分は自分のやり方でAMFを攻略するまでだ。 攻撃用の弾体を、無効化フィールドで消される膜状バリアで包む……フィールドを突き抜けるまでの間だけ外殻が保てば、本命の弾丸はターゲットに届く。 固まれ、固まれ、固まれ……! 一心不乱に念じながら、ティアナは外殻生成に集中する。 ガジェットも、スバルの背中も、そして自分自身さえもがティアナの世界から消えていく。 ただ一つ、二挺拳銃の銃口の前で輝き続ける二つの魔力弾だけに、ティアナは意識の全てを集中させていた。 ……鼓動が聞こえる。 両手に握るクロスミラージュが、研ぎ澄まされるティアナの集中力に応えるように脈動している。 魔力の「膜」が弾体全てを覆い尽し、激烈な光が車両内に満ち溢れる。 「ヴァリアブルシュート!!」 ティアナの怒号と共に二挺拳銃の引き金が引かれ、二発の魔力弾がスバルの脇下を潜りながら撃ち出される。 放たれた魔力弾はガジェットの展開したAMFと激突し、拮抗し、押し戻し、そして遂に突き抜けた。 邪魔な「壁」を突破した二発の魔力弾はティアナの意思に操られ、不規則的な軌道を描きながら次々とガジェットを貫いていく。 フィールド系防御を突き抜ける多重弾殻射撃――自身が小細工と称したその攻撃が、本来AAランク魔導師の技能であることを、ティアナはまだ知らない。 「ティア凄い!」 破壊され次々と爆発していくガジェットを眺めながら、スバルが喝采の声を上げる。 「――必殺技にしては地味だけどっ!!」 「一々一言多いのよ! アンタはっ!!」 スバルの蛇足に猛然と噛み付き、ティアナは疲れたように息を吐いた。 その時、車両に充満する爆煙を突き破り、生き残りのガジェットが二人に突撃を仕掛けてきた。 「「!!」」 迫り来るガジェットにスバルの右拳に魔方陣を展開し、ティアナは魔力弾を生成した。 「ディバインバスター!!」 スバルの咆哮と共に放たれた光の奔流が、AMFの壁ごとガジェットを粉砕する。 もうAMFに順応している……集束砲撃魔法による一点集中突破、なのはと同じく力押しで敵を倒したスバルに、ティアナは思わず歯噛みした。 相棒と自分を隔てる才能の壁に絶望し、親友に嫉妬する自分自身に憎悪していた。 しかし、不貞腐れている暇は無い……ティアナは二挺拳銃の引き金を引いた。 初撃でコツを掴み、デバイスの補助で複数同時生成に成功した多重外殻魔力弾が、残りのガジェットを正確に撃ち抜く。 流石は最新型か……両手に握るクロスミラージュを見下ろし、ティアナは感嘆したように吐息を零した。 使い勝手の良さは折り紙つきの上、弾体生成までサポートしてくれる……優秀なデバイスに頼りきりになるような事態は避けたいが、実戦では心強いことこの上ない。 「ティア!」 感慨に浸るティアナの鼻先に、スバルが突然指を突きつけた。 その指先は僅かに震え、瞳の奥では怒りの炎が燃えている。 「幾ら地味だからって、仮にも必殺技をバンバン連発するのはマナー違反だよ!!」 「アンタは何の話をしてんのよ!? それに地味言うな馬鹿スバル!!」 ティアナには理解出来ない次元で激怒するスバルに、ティアナも怒りを爆発させる。 「大体必殺技なんてものはねぇ、須く劣化してライバルに破られた挙句、最終的には雑魚相手の露払い的な役割しか与えられなくなるのが運命なのよ!」 ギガドリルブレイクなんてその最たる例でしょーと続けるティアナに、スバルは愕然と床に両膝をついた。 「ティ、ティアが苛める……」 「純然たる真実よ」 項垂れるスバルに冷然と返し、ティアナは静寂を取り戻した車両内を見渡した。 これでこの車両のガジェットは全滅……しかしここはまだ一両目、まだまだ先は長い。 そう言えば……ティアナは背後を振り返った。 無人リニアレールの運転席、万が一のための有人制御のための機器が、そこに広がっていた。 窓の外の景色は未だ動き続けている、どうやらガジェットを倒しただけでだ列車は止まらないらしい。 「スターズ04からロングアーチへ」 ティアナはもう一度嘆息し、ロングアーチへと通信を繋いだ。 「先頭車両のガジェットは殲滅完了、しかし列車は未だ運行を続行中。ケーブルの破壊は意味ないみたいです」 『ロングアーチからスターズ04へ。こちらからの遠隔操作にも列車は応答しません。 どうやら戦闘の影響、もしくはガジェットによる破壊工作のために関係機器が無力化されているようです』 オペレーターの返答に、ティアナは思わず「え」と声を上げそうになった。 制御機器の破壊、そんな筈はない。 敵の攻撃は防御陣で弾いて一発も自分達には届いていない、その自分達の背後にある運転席も当然無傷だ。 ちょっと待て、自分は今何と考えた……ティアナは己の思考を巻き戻した。 弾いた――自分達は敵の攻撃を弾いて返したと、自分は確かにそう考えた。 ああそうだ……自分とスバルの今回使った防御陣はシールド系、弾いて逸らすのが基本の防御魔法だ。 では弾かれた攻撃はどこに行く――どこかに当たるだろう。 自分を守っている間のスバルが弾き返した敵の魔力弾の中には、真っ直ぐに跳ね返り撃ち出したガジェットをピッチャー返しよろしく直撃したものも一部存在した程だ。 ごく一部、ごく一部にはそのような稀有な弾丸も存在した……では他のものは? 考えるまでもない、滅茶苦茶に跳ね返り好き勝手に車両内を撃ち抜いただろう。 その証拠にほら、車両中に綺麗な丸い穴が無数開き、天井の穴から降り注ぐ暖かい太陽の光が車内を明るく照らしている……そこまで考えて、ティアナは現実逃避をやめた。 つまりはそういうことなのだ。 どうやら自分達の魔法の選択ミスで、運転席周辺は兎も角他の重要な機器を、不可抗力ながら問答無用で破壊しまくってしまったらしい。 こんなことを素直に報告すれば……どう考えても雷――比喩・実物問わず――や始末書では済みそうにない。 「てぃ、ティア。遠隔効かないのってもしかして……」 (しっ! 黙ってなさい!!) 余計なことを言いかけるスバルを念話で黙らせ、ティアナは再び通信を繋いだ。 「スターズ04からロングアーチへ。状況了解しました。列車はこちらから手動で停止させます」 口早にそう告げて通信を切り、ティアナはスバルへと向き直った。 「……そういう訳だけど、リニアレールの操作ってアンタ知ってる?」 「子供の頃に、ゲーセンで!」 「よしお前何にも触るな」 胸を張って即答するスバルにそう申しつけ、ティアナは運転席へと歩み寄った。 「アンタは先に行ってちびっ子達と合流して。アタシも列車止めてからすぐに追い着くから。 ガジェットの破壊よりもライトニング隊との合流が優先、多少の撃ち漏らしはアタシが片付けるわ」 「それは良いけど……ティアの方こそ、電車の運転なんてどこで覚えたの?」 慣れたような手つきでコンソールを操作するティアナに、スバルが怪訝そうな声でそう尋ねる。 スバルの問いにティアナは手を止め、そして振り返りながら真顔でこうのたまった。 「知る訳ないでしょ? そんなもん」 その瞬間、スバルは音を立てて石化した。 「バイクなら免許持ってるし、次元航行船の操縦も訓練の合間に目下勉強中。アンタの巻き添えで巨大ロボまで動かすことになったけど……流石にリニアレールは想定外よ」 「ちょっとちょっとちょっとちょっと!?」 あっけらかんと続けるティアナに、スバルは狼狽えたように声を上げた。 冗談ではない……スバルは奥歯を噛み締めた。 素人の操作では何が起こるか分からない、突然脱線して谷底に真っ逆さま――という笑えない展開も十分有り得るのだ。 この列車には自分達だけでなく、エリオやキャロも乗っている。 聡明で、しかも仲間思いのティアナらしからぬ無謀な行動に、スバルの頭はオーバーヒート寸前だった。 しかし混乱するスバルとは対称的に、ティアナの瞳には不安も迷いも存在していない。 「大丈夫、何とかする」 力強く断言するティアナに、スバルの心も不思議と落ち着きを取り戻した。 何の根拠も無い筈の親友の言葉を、何故か信用出来るような気がした。 「……信じて良いんだね?」 確認するような響きで口にされたスバルの問いに、ティアナは無言で首肯を返す。 「分かった……」 吹っ切れたような笑顔でスバルは頷き、ティアナに背を向けて出口へとローラーを転がせた。 ティアナもコンソールに視線を戻し、不慣れな制御機器との格闘を再開する。 スバルはエリオ達と合流するために、ティアナは暴走する列車を止めるために――それぞれが自分のやるべきことを、自分のやりたい形で成し遂げるために。 「ティアとなのはさんは似てるって、あたし言ったけど……あれ、撤回するね」 自動扉の前まで足を進めたスバルが、不意にそう言ってティアナを振り返った。 無言で操作を続けるティアナの背中に、スバルは笑いながら言葉を続ける。 「ティアの方が、ずっと大雑把だよ」 そう言い残し、自動扉の奥へ消えいくスバルの背中を、ティアナはミラー越しに見送った。、 「まったく……せめて大胆不敵って言いなさいよ、馬鹿スバル」 遠慮を知らない親友の物言いに嘆息しながら、ティアナはコンソールと睨み合う。 スバルは自分を信じてくれた。 ならば自分はその信頼に応え、何としてでも列車を止めなければならない。 重圧に押し潰されそうになる心を叱咤し、ティアナは黙然と作業を続ける。 リニアレール奪還作戦、ティアナ達前線部隊の初任務は……長い戦いになりそうだった。 天元突破リリカルなのはSpiral 第10.5話「初めて会っていきなりだけど、一緒に頑張ろうね」(続) 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/i-dungeon/pages/232.html
http //cwtg.jp/bbs3/nisetre.cgi?no=5876 エントリーリスト兼着用アイドレスリスト:http //cwtg.jp/oripbbs/nisetre.cgi?no=2502 #D19-20ではパーティ人数に制限がないため、上記エントリーリストに記載されている人員すべてをもって1パーティとして扱います。 持ち込み機材リスト:別記事にて 〇今回判定に参加している人員一覧: 03-00064-01:ジャイ:FEG 05-00145-01:鍋嶋 つづみ:鍋の国 06-00147-01:霰矢蝶子:レンジャー連邦 06-00148-01:砂浜ミサゴ:レンジャー連邦 06-00149-01:楠瀬 藍:レンジャー連邦 06-00156-01:浅葱空:レンジャー連邦 06-00158-01:城 華一郎:レンジャー連邦 06-00379-01:春雨:レンジャー連邦 06-00769-01:三園晶:レンジャー連邦 10-00217-01:久堂尋軌:世界忍者国 17-00326-01:曲直瀬りま:FVB 45-00718-01:らうーる:満天星国 #今回の人員選出基準について #19Fはつづみさん以外にクリアできないのでつづみさんを選出。 #20Fのオペレートは、合計戦力60以上が2チームあれば問題なくクリアできるため、 #摂政2名とオペレーターが合計戦力120以上分だけ必要となります。 #今回選出した方以外にもオペレート行為が高い数値で可能な方は多数いらっしゃいますが、 #オペレート藩国でもあるレンジャー連邦さんをまず優先し、その上で摂政着用のオペレーターを集めさせていただきました。 #摂政でもあるあさぎさんは、ピストン輸送で散々酷使してしまったので、今回おやすみで。 【E*D19】 名前:迷宮競技会 地下19階 要求タグ:掃除 E*戦力:掃除5 必要勝利数:1 フレーバー:キャンプ場を清潔に保ち、ベースキャンプにしよう。 特別ルール: D19をクリアしたメンバーだけが、D20に参加できる。D18クリアから24時間以内に挑戦しなければならない。 ダイス出目は固定で、1、3、5、2、6、6、6、2、1、3である。 最大で96名のパーティを組める。 時間切れはゲームオーバー。 掃除自動成功のキャラがいる場合、ランク1000で勝利3を得る。 大勝利時の効果:2勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:-1勝利を得る。 惨敗時の効果:-2勝利を得る。 〇戦力提出 『*つづみの掃除補正 = ,条件発動,(掃除に関する)全判定、自動成功。掃除することができる。』 によって、『・掃除自動成功のキャラがいる場合、ランク1000で勝利3を得る。』を見たし、勝利数3を得てクリア。 〇提出に関連する太元書式 05-00145-01_鍋嶋 つづみ:つづみ; -恩寵の短剣:個人所有:(着用型/片手) -恩寵の時計:個人所有:(着用型/首) -猫と犬の前足が重なった腕輪:個人所有:(着用型/右腕) -法の執行者の紋章:個人所有:(着用型/右手先) -キャンディポーション:個人所有:(携帯型) -ちりんの鍋:個人所有:(携帯型) -受付:個人所有:(技術) -まあまて落ち着け:個人所有:(技術) -狼群戦術:藩国所有:(技術)/搭乗状態の、パイロット職業しか使うことができない。/数に2倍以上で勝る場合に攻撃をしたとき、攻撃対象の大型I=D、艦船、宇宙艦船は必ず破壊される。 -挑戦の塔へ:個人所有:全能力、評価+2 #-詳細:ttp://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article id=5194 -個人取得HQ根拠URL:ttp://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00145-01%A1%A7%C6%E9%C5%E8%A1%A1%A4%C4%A4%C5%A4%DF 【E*D20】 名前:迷宮競技会 地下20階 要求タグ:オペレート E*戦力:10 必要勝利数:オペレート20 フレーバー:ベースキャンプまで安全な道を作り、管制しよう。 特別ルール: D18をクリアしたメンバーだけが、D19に参加できる。 ダイス出目は固定で、1、2、3、4、5、6、6、6、6、6である。 最大で96名のパーティを組める。 他のキャラクターと戦力を合算することは出来ない。 この面をクリアしたら、お宝2を得ることができる。 時間切れはゲームオーバー。 摂政がいれば、戦力を合算することができる。 大勝利時の効果:2勝利を得る。 勝利時の効果:1勝利を得る。 引き分け時の効果:なし 敗北時の効果:-1勝利を得る。 惨敗時の効果:-2勝利を得る。 〇戦力提出 【ジャイ班のオペレート:1000:オペレート:150:15】 ジャイ ジャイのオペレート オペレート 27 霰矢蝶子 霰矢蝶子のオペレート オペレート 26 砂浜ミサゴ 砂浜ミサゴのオペレート オペレート 27 楠瀬 藍 楠瀬 藍のオペレート オペレート 43 浅葱空 浅葱空のオペレート オペレート 27 #戦力合算の条件となる摂政着用者 #03-00064-01_ジャイ:西国人+摂政+スーパーオペレーター+勇敢なパイロット+法の司:敏捷+1*知識+1*幸運+2; #戦力6倍以上。ダイス目は1、2、3、4、5、6、6、6、6、6 #勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利(17勝利獲得) 【曲直瀬りま班のオペレート:1000:オペレート:173:17】 曲直瀬りま 曲直瀬りまのオペレート オペレート 19 城 華一郎 城 華一郎のオペレート オペレート 35 春雨 春雨のオペレート オペレート 27 三園晶 三園晶のオペレート オペレート 31 久堂尋軌 久堂尋軌のオペレート オペレート 33 らうーる らうーるのオペレート オペレート 28 #戦力合算の条件となる摂政着用者 #17-00326-01_曲直瀬りま:東国人+摂政+スーパーオペレーター+船乗り:敏捷+1*知識+1*幸運+1; #戦力6倍以上。ダイス目は1、2、3、4、5、6、6、6、6、6 #勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利、大勝利(17勝利獲得) 合計して34勝利得ることが可能なため、E*D20はクリアとなる。 〇提出に関連する太元書式 03-00064-01_ジャイ:西国人+摂政+スーパーオペレーター+勇敢なパイロット+法の司:敏捷+1*知識+1*幸運+2; -帰還用定期券:FEG所有:FEGにゲーム内時間2日で帰還できる。障害がある場合、その報がFEGに届く(携帯型) -法の執行者の紋章:個人所有:法執行時での全判定、評価+2。(着用型アイテム/左手先) -急げ馬よの効果:個人所有:陸路に限り、1航路移動出来る。馬を保有していなくてもこの絶技は使える。(技術) -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00064-01%A1%A7%A5%B8%A5%E3%A5%A4 #個人ACEからの愛情評価 #根拠:ttp //www33.atwiki.jp/t-eyes/pages/80.html l:*連邦の民の愛情補正 = ,,全能力、評価+8。 06-00147-01_霰矢蝶子:連邦の民+整備士2+魔術的舞踏子+やわらか舞踏子+HQ感覚+霰矢惣一郎の恋人:敏捷+1*器用+1*知識+1*幸運+2; -拳銃:個人所有:歩兵武装,近距離戦闘行為が可能。(射撃(銃)、近距離での)攻撃、評価+2。属性(弾体)。(着用型/片手) -恩寵の時計:個人所有:歩兵時の外見、評価+2。(着用型/首) -猫と犬の前足が重なった腕輪:個人所有:同調、評価+3。同能力重複適用不可。(着用型/腕) -護民の紋章:個人所有:身分の証として使用され、護民官の待遇を受ける(着用型/手先) -クローバーのしおり:個人所有:歩兵時の幸運、評価+1。(携帯型) -ヘビイチゴのタルト:個人所有:蛇を呼び出すことができる。(携帯型) -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00147-01%A1%A7%F0%C7%CC%F0%C4%B3%BB%D2 06-00148-01_砂浜ミサゴ:愛の民+整備士2+魔術的舞踏子+やわらか舞踏子+HQ感覚; #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; l:*連邦の民の愛情補正 = ,,全能力、評価+0。 #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} 06-00149-01_楠瀬 藍:連邦の民+強化新型ホープ+空中戦型ホープツー+最終型ホープナイン+護民官2+SHQ感覚:感覚+4*幸運+2; -恩寵の時計:個人所有:歩兵時の外見、評価+2。(着用型/首) -恩寵の短剣:個人所有:歩兵武装,条件発動,(白兵(短剣)、白兵距離での){攻撃,防御,移動}、評価+1。(着用型/片手) -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00149-01%A1%A7%C6%EF%C0%A5%A1%A1%CD%F5 (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} 06-00156-01_浅葱空:愛の民+整備士2+魔術的舞踏子+やわらか舞踏子+HQ感覚:敏捷+1 (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} l:*連邦の民の愛情補正 = ,,全能力、評価+0。 06-00158-01_城 華一郎:連邦の民+強化新型ホープ+蛇神の僧侶+最終型ホープナイン+法の司:敏捷+1*知識+6*幸運+2; -恩寵の時計:個人所有:歩兵時の外見、評価+2。(着用型/首) -猫と犬の前足が重なった腕輪:個人所有:同調、評価+3。同能力重複適用不可。(着用型/腕) -法の執行者の紋章:個人所有:法執行時での全判定、評価+2。(着用型アイテム/左手先) -受付:個人所有:技術 -急げ馬よ:個人所有:技術 -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00158-01%A1%A7%BE%EB%A1%A1%B2%DA%B0%EC%CF%BA (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} 06-00379-01_春雨:愛の民+整備士2+魔術的舞踏子+やわらか舞踏子+HQ感覚; -大健康の腕輪:個人所有:耐久力、評価+3。(着用型/腕) -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00379-01%A1%A7%BD%D5%B1%AB (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; l:*連邦の民の愛情補正 = ,,全能力、評価+0。 #!補正HQ:電子妖精(レンジャー版)のオペレート補正,3 #!個別付与:電子妖精(レンジャー版),{本隊} (CP)06-00769-01_三園晶:連邦の民+猫妖精2+ハッカー+スターファイター+護民官2; -護民の紋章:個人所有:身分の証として使用され、護民官の待遇を受ける(着用型/手先) -卒業記念記章(コンチェルト):個人所有:着用すると向学心を持っているように見え,相手は何かを教えたい気持ちになる。(着用型/その他); -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00769-01%A1%A7%BB%B0%B1%E0%BE%BD (随行)firewall 電子妖精(レンジャー版)の情報防壁; 10-00217-01_久堂尋軌:高位森国人+新世界忍者+摂政+スーパーオペレーター+法の司:敏捷+1*知識+1*幸運+2; -法の執行者の紋章:個人所有:,条件発動,(法執行時での)全判定、評価+2。手先に着用。 -世界忍者大学の教育:桂林怜夜所有:全判定、評価+4 -ボディピストル 条件発動,(射撃(銃)、近距離での)攻撃、評価+2。 -変化の術+HQ外見 -急げ馬よ 個人所有 技術/陸路に限り、1航路移動出来る #-受付 個人所有 技術/質疑でr 国民と一緒にやります。を0マイルで行える -個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00217-01%A1%A7%B5%D7%C6%B2%BF%D2%B5%B0 17-00326-01_曲直瀬りま:東国人+摂政+スーパーオペレーター+船乗り:敏捷+1*知識+1*幸運+1; 恩寵の時計:個人所有:外見、評価+2。(着用型/首に着用するもの) 猫と犬の前足が重なった腕輪:個人所有:同調、評価+2。(着用型/腕に着用するもの) 受付:個人技術:質疑でr:国民と一緒にやります。を0マイルで行える。(余り複雑だとマイルをとられる。20文字まで) まあまて落ち着け:個人技術:中程度までのやばい質疑をしたとき、まあまて落ち着けと1回返される。この技術の使用は質疑毎に事前宣言する事。r:は必要ない。 個人取得HQ根拠URL:ttp //farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?00326-01%A1%A7%B6%CA%C4%BE%C0%A5%A4%EA%A4%DE #【総合大学】:【満天星国】所有:【知識、評価+2】 #!個別付与:総合大学の教育,45-00718-01_らうーる #!有効条件:{歩兵系}の職業についた場合の 45-00718-01_らうーる:満天星の民+帝國軍歩兵+摂政+スーパーオペレーター+参謀:敏捷+1*幸運+1; #-恩寵の短剣:個人所有:歩兵武装,,白兵距離戦闘行為が可能。 , 歩兵武装,条件発動,(白兵(短剣)、白兵距離での){攻撃,防御,移動}、評価+1。片手持ち。 -恩寵の時計:個人所有:,,外見、評価+2。首に着用。 -高機能ハンドヘルド:個人所有:歩兵武装,,情報戦闘行為が可能。 , 歩兵武装,条件発動,情報戦闘、評価+3。 , 歩兵武装,条件発動,(位置づけ(情報系)の職業による)情報戦闘、評価+1。片手持ち。 #-互尊C:個人所有:歩兵武装,,全能力、評価+3。 , 搭乗,条件発動,(パイロットとして搭乗している場合での)全判定、評価+2。 , 搭乗,条件発動,(コパイロットとして搭乗している場合での)全判定、評価+2。全身に着用(ウォードレス)。 #-水流銃:個人所有:歩兵武装,,近距離戦闘行為が可能。 , 歩兵武装,条件発動,(射撃(銃)、近距離での)攻撃、評価+2。属性(水)。片手持ち。 -猫と犬の前足が重なった腕輪:個人所有:,条件発動,同調、評価+3。同能力重複適用不可。腕に着用。 #-法の執行者の紋章:個人所有:,条件発動,(法執行時での)全判定、評価+2。手先に着用。 #-ボディピストル:個人所有:歩兵武装,,近距離戦闘行為が可能。 , 歩兵武装,条件発動,(射撃(銃)、近距離での)攻撃、評価+2。片手持ち。