約 124,834 件
https://w.atwiki.jp/nc-volt/pages/76.html
スーパーノービス(限界突破) 基本情報 AS魔法型装備 スキル 備考 基本情報 ノービス系 2次職 ASPD:195 AS魔法型 低いHP係数や貧弱なスキルのネタ職枠ではあるが、 VOLT鯖独自仕様のAS片手剣の存在と、金剛のゴリ押しやSWニューマを駆使することにより獄2やにゃんパラのソロ狩りも可能。 Vナイフの装備効果によりASPDが簡単に上げられるので、クリスタル狩りにもオススメ。 ETは苦手。またレベル制限により参加できないMDがあるので注意。 装備 上段:ガーデンオブエデン[1]、聖者の冠[0]、+8~バレルヘルム[1](上中下段) 中段:サングラス[1]、グラス[1] 下段:暴徒のスカーフ[0] 鎧:覚醒ローブ[1]<暴走した魔力>、大自然のドレス[1]、深淵のドレス[1] 武器:浄化の剣、奈落の剣、灼熱の剣[タイムホルダーc] 盾:ノービスシールド、エクセリオンシールド[金ゴキc、アリスc] 肩:英雄のマント[チェネレc、その他] 靴:オーソリティーサンダル[0]<暴走した魔力or幸運な日> アクセ:時魔術師の指輪[、大神官の手袋、ウェルスコア[ABc、WLc] 衣装:シャドウペンダント、シャドウイヤリング 浄化の剣主体のサブに奈落の剣を使うことですべての敵に対処できる。 単純な火力だけなら灼熱の剣一択。 バレルヘルム+8~により金剛使用可能。詠唱中に装備を持ち替えることで金剛を維持しながら任意の頭装備で戦うことができます。 AS片手剣のセット効果は非常に優秀ですが、頭はASPDを上げながらアドラムスを強化できる聖者の冠でも代用可能。 靴は覚醒ローブに暴走した魔力をエンチャントさせることでエンチャなしのオーソリティーサンダルでもセット効果を発動させられます。 スキル [気功] Lv5 [セイフティウォール] Lv10 [ニューマ] Lv1 主要スキル。 備考 獄2を安定させるなら金剛がおすすめですが、その分ASPD195のハードルは高いです。 頭や肩のASPDエンチャ*3はもちろんシャドウアクセサリなども必要。 獄2要注意mob セイレン=ウィンザー:火鎧必須。反射も痛い。 セシル=ディモン:近距離アローストームがニューマで防げないので金剛必須だが、鈍足とノックバックで近づけない場合がある。ノックバック耐性かニューマを置いてからの金剛で安定。 チェン=リウ:強くはないが、異常な頻度で呪縛陣を使ってくるので倒すのに時間がかかる。 セリア=アルデ:ディスペルで金剛を剥がされるので金ゴキ必須。取り巻きのチャンプは金剛込みで150k近い超火力阿修羅を撃ってくるのでSWで対処する以外ない。LPされたら詰み。
https://w.atwiki.jp/marowiki002/pages/743.html
【分類】 思いつき 独自研究創作 設定 目次 【分類】 【概要】 【参考】関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 方法 難易度 備考 暗号 1 情報 合言葉 1 情報 手順 1 情報 パズル扉 カギ 1 アイテム 通常扉 魔法のカギ 1 アイテム 魔法の扉 カードキー 1 アイテム 電子扉 生体認証 1 アイテム 義手、義眼 特殊破壊 1 スキル、アイテム 斧、ハンマー、爆弾、炎、酸 パス 1 アイテム 門番 偽造パス 10 スキル、アイテム 門番 顔パス 10 スキル、アイテム 門番 ステルス 10 スキル、アイテム 門番 状態異常 10 スキル、アイテム 門番 殺害・マヒ、下痢、睡眠、石化 拘束 10 スキル、アイテム 門番 鎖、ロープ、檻、植物、触手、粘液 カギ空け 10 スキル、アイテム 通常扉 解除魔法 10 スキル、アイテム 魔法の扉 ハッキング 10 スキル、アイテム 電子扉 手引き 10 スキル、アイテム 小動物、スパイ 戦闘 10 戦闘力 守護獣 決闘 10 限定戦闘力 ゲーム、レース、クイズ 通常破壊 20 戦闘力 交渉 20 交渉力 門番 誘惑、金、説得 【参考】 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/ステータスのパズルシステム ★★★ 創作/物語上の問題や障害 ★★★ 創作/拘束系スキルや魔法 ★★★ タグ 創作 設定 最終更新日時 2013-08-17 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/144.html
第七十三話 後日談・決闘突破 投稿者:兄貴 投稿日:09/04/30-00 00 No.3935 「コレット~、そろそろ行こうよ。旧世界の魔法使い、もう着いてるってさ~」 「うん、今行くよ! 楽しみだな~~」 魔法学術都市アリアドネーにある騎士団候補生の生徒たちが行き交う校舎の中で、制服と魔法使いのローブに身を包んだ眼鏡を掛けた亜人の少女コレットはウキウキしながら校舎内を走っていた。 「随分興奮してるね、何で? 交流って言っても、旧世界とこっちは、あんまり関係ないじゃん?」 「そうだよね~、なのに何でコレット、そんなに興奮してるの?」 コレットと共に走る同級生はコレットの態度が分らずに首を傾げるとコレットはニヤリと笑って答えた。 「だって旧世界はあのナギのいた世界だよ! それに今回旧世界から来た生徒の所属する麻帆良学園って、たしかナギの息子がいるって情報があるのだ!」 「「ええ~~~!?」」 「ふふ~ん、ここで仲良くなっておけば、サインもらえるかもしれないよ?」 魔法世界にはサウザンドマスターのファンは多い。その人数は星の数ほどである。コレットもそのうちの一人である。 熱狂的なナギファンとして、是非ともナギの息子の話を聞きたい彼女は、走って交流生徒たちの場所へと向かっていた。 駆け足で向かった広場には、既に大勢の人だかりが居た。 「うわあ~~、もうこんなにいるよ~。中に入れないかな~~」 人ごみの外側でピョンピョンと飛び跳ねて中の様子を見ようとするコレット。 「あっ、委員長がいる!? 抜け駆け・・・・・ってあれ? ・・・・・・何、この空気?」 するとその視界には、少し青ざめた表情で円の中心を見る人々と、黒い空気と火花が飛び散る二人の少女が引きつった笑みで握手をしている光景が見えた。 「ねえねえ、何があったの?」 自分たちより先にこの場に居た生徒たちに尋ねると、一人の生徒が小声でコレットの耳に近づいていく。 「なんか、向こうの代表者の一人が委員長の幼馴染だったんだって」 「ええ~~~!?」 意外な繋がりに驚くコレット。しかし円の中心で握手を交わす委員長ことエミリィと高音の二人の雰囲気は、とても懐かしの友達に再会したようには見えなかった。 「ふっふっふ、久しぶりですね高音さん。皺が増えたのではないですか?」 「ふっふっふ、元気そうですねエミリィ。相変わらず幼児体系なのに背伸びをしているのですね」 メキメキと女とは思えないほどの握力で互いの手を引きつった笑顔で握り締め、両者の背後に龍と虎の姿が見物人には見えた。 「これから成長する若さがうらやましいのですか?」 「あら、私は中学生の頃からあなたよりずっと大人っぽかったですわ?」 「ふっ、成長が早いと垂れるのも早いのですよ?」 「あら、成長も魔法の上達も遅いアナタに言われたくはありませんわ」 「ふふ、一体いつの話をしているのですか? にわかナギ様ファンの癖に」 「ほう、そう言えば貴方は・・・・・・・ふふふ、私は彼の息子とこの間の学園祭で仕事をしましたね」 「なっ、ナギ様の息子ォ!?」 勝ち誇った笑みでエミリィを見下す高音を、エミリィは顔を真っ赤にして睨み返す。 鳴り止まない両者のいがみ合いを込めた再会の挨拶。周りの生徒たちも心配そうに見つめるが、とても口出しできぬ空間が二人の間から流れていた。 「お姉さま・・・・」 「お嬢様・・・・・」 愛衣とベアトリクスも二人を止めたいが、二人から溢れ出す覇気に気圧されて一歩も踏み出せないで居た。 「い、委員長~~」 「と、止めなくていいの、コレット?」 「無~理~だ~よ~~。それにしても数日前からやけに委員長が気合入ってると思ってたらこ~ゆうことだったの?」 雷が鳴り響くほど険悪した雰囲気にコレットたち騎士団候補生はガタガタ震えていた。 高音は意外と優秀な魔法使いの上に、エミリィもなんだかんだで騎士団候補生の中でもトップクラスの実力者である。生半可な力と覚悟ではこの二人の間に入ることすら出来ず、両者の間に落ちる雷鳴だけを黙って聞いていることしか出来なかった。 しかしそんな二人の仲裁に入る実力者が現れた。 「随分と物騒な空気が漂っているわね。この友好の証でもある交流の場を乱すことは、誇りある任務と己の名を汚す行為にしかならないわ」 「「「「!?」」」」 人込みの輪で溢れる広場が突如二つに分断されて、その道から一人の亜人の女性が歩み寄ってきた。 年はそれほど若くは無い。しかしその身にまとう空気は、幾多の戦場を乗り越えてきた完成された実力者だと人目で分った。 「なっ、あ・・・貴方は!?」 どうやら高音もこの女性を知っているのだろう。急に背筋をピンと伸ばし、冷や汗を全身から流した。 それはエミリィも同じである。 高音との争いを急にやめ、肩膝をついて深々と女性に頭を下げた。 「こ、これは総長(グランドマスター)!? お、お見苦しいところをお見せしてしまい・・・」 「も、申し訳ありません。このような神聖なる交流の場を汚すような軽率な行動を・・・・」 グランドマスターと呼ばれた女性にプライドの高い二人が先ほどの争いから一変して態度を変えた。 すると女性はニッコリと柔らかい笑みで二人の肩に手を置き、それ以上二人を咎めることはしなかった。 「ふふ、久しぶりにあったライバル同士では色々とあるでしょう。しかしまずは喧嘩ではなく、精一杯の歓迎で貴方たちを迎えるわ。遠路はるばるよく来たわね、旧世界の魔法使いたちよ」 「はっ! 身に余る光栄です!」 女性はやんわりと高音に笑みを送り、その直ぐ後に愛衣、美空、ココネに振り返り一礼をした。 「すご~い、さすが校長! 簡単に場を終わらせちゃったよ!」 「ほんと、やっぱ貫禄が違うよね~」 女性のカリスマに生徒たちは関心の声を上げた。 しかし一人だけ首を傾げているものが居た。 (誰だろ、このおばさん・・・・) それは美空だった。 プライドの高い二人を一瞬で頭を下げさせ、場の争いを一瞬で収めた。その僅かな仕草ですら心を揺さぶられてしまいそうになる、女性の完成された空気からだけでも只者ではないと感じた美空は、近くに居た学園の生徒に尋ねてみた。 「・・・・ねえ、あのおばさんって誰すか?」 「へっ、おばさ・・・・」 「美空・・・・・・・・」 「み、美空さん・・・・あなたって人は・・・・」 美空の近くに居たコレットは質問の内容に固まってしまった。 そしてその声が聞こえたのか、ココネや高音、そしてエミリィまでもが信じられないかのような目で、首を傾げるシスター服の少女を見つめている。 「ちょちょちょ、あなた、セラス校長に向けておばさんって!?」 「えっ、・・・・だっておばさんじゃん?」 「何言ってるの!? セラス校長はかつての大戦のときにアリアドネー魔法騎士団のリーダーで、あのサウザンドマスターたち『紅き翼』と共に『完全なる世界』と戦った大英雄の一人だよ!?」 「へ~~、ネギ君のお父さんの仲間か~~」 「へ、へ~~って!?」 大して興味なさそうな美空のマイペースな態度にコレットは目を見開いて驚いてしまった。それはセラスを見た瞬間激しい緊張に襲われた高音も例外ではない。 「た、高音さん・・・・・」 「・・・・・・何です?」 「・・・・あ、あんな無知な方も代表者なのですか?」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 魔法世界の住人にとってかつての大戦の英雄の名など聞いたことが無いほうがおかしいぐらいである。それを当の本人を目の前に、まったくの天然で返す美空が信じられなかった。 元々魔法世界の知識を知らないのは知っていたが、高音もこれほどまでの美空の知識の無さには本当に驚いてしまったようだ。 「お、おば・・・・ふふ、そう呼ばれたのは初めてよ。随分と愉快な子ね」 そして当の本人は一瞬ポカンとしてしまったものの、美空の怖いもの知らずな発言に怒るよりもむしろ面白くてクスクス笑ってしまった。 「い、いや~、ごめんなさいっす。何分勉強不足なもんで~」 「いいえ、頭の固い魔法使いが多い中で、貴方のような方はむしろ貴重よ。私のかつての仲間も、そんな些細なことなど気にしない者達だったわ」 セラスはそう言って少し懐かしいものを見るような目をした。頭をポリポリ掻きながら苦笑する美空を見ていると、かつての仲間だった赤い髪の魔法使いや、少々野蛮だが最高の仲間たちをふと思い出して、少しうれしそうだった。 「貴方、名前は?」 「おっ、よくぞ聞いてくれたっす!」 すると美空はセラスの問いに、ニヤリと笑って名乗りを上げる。 「では諸君! 耳の穴かっぽじって聞いてくださいっす!」 それは魔法使いとしての礼節など何も無い。 美空はサングラスをつけた燃えるドクロのマークを背中に背負い。なんの躊躇いも無く叫んだ。 「壊した壁は数知れず! 一度突き抜きゃ天まで昇る! 無茶と無謀の大バカ軍団! 新生大グレン団の特攻女神、春日美空とは私のことっすよ!!」 異界の地でグレン団の名を先に口にしたのはシモンたちではなかった。 麻帆良同様、この世界ではまったくの無名のグレン団の名を先に出したのは美空だった。 その堂々とした姿に感心したセラスと、相棒のココネを除いた一同の反応はまったく同じだった。 「「「「「「(バカだ・・・・・・)」」」」」」 呆れ顔で見つめる生徒たちの視線は冷たかったが、美空は気にせずにまっすぐな瞳でセラスを見つめていた。 アリアドネーの学園の中庭、大勢の生徒が集まっても余裕があるほどの広さである。現実世界で言えば運動場ぐらいの広さである。 やがてその広場にいくつものテーブルや食事が運び込まれてきた。それは麻帆良の生徒を歓迎する立食パーティーのようなものである。 普段は授業などでしか使わない広場だが、今日は生徒たちが自由に動き回れるようにこのような形式をとった。 やがて堅さの取れた生徒たちが、皿の上に料理を乗せ美空たちを囲んで談笑を始めた。 「え~、美空ってナギの息子のネギ・スプリングフィールドのクラスの生徒なの!?」 「そだよ~。それにしてもやっぱネギ君のお父さんって人気者だったんだ~」 「サイン欲しい!!」 「私も!!」 「はは、コレットたちもファンなんだ~」 只のバカだと思いきや、そのバカはなんと自分たちの憧れの息子のクラスの生徒だと知り、コレットを始めとする生徒たちは一気に美空に群がってネギの話を聞こうとしている。 「ナナ・・・ナギ様の息子・・・う、うらやましい」 「あなたのサウザンドマスター好きも相変わらずですね」 「お姉さまもそうなのでは?」 美空たちの話題を少し離れたところで聞き耳を立ててうらやましがっているエミリィを高音たちは苦笑して眺めていた。 どうやら話の中心はネギの話題で溢れていた。 その話は、ネギの父親とも盟友のセラスも当然気になった。 「彼の息子は立派に成長しているの?」 「ん? あ~、・・・・まあ、立派になってるんじゃないっすかね~。私から見たらクソ真面目なとこが心配っすけどね~」 セラスに尋ねられて、美空はあごに手を置いてネギについて考えてみた。 才能溢れる天才少年で、女に人気がある純粋少年。 しかし純粋ゆえに色々な人間の意見に思い悩むところもある。超鈴音とシモンの時がいい例だった。 シモンと出会い、多少思考が柔軟になったが、本来のネギの性格はいつだって細かいことを気にする性格である。それはいつだって単純な美空には無いことだった。 (挙句の果てに、これからの生き方まで聞かれちゃったしね~) 学園祭が終わった直後の教会で、事故(悪戯)で神父に成りすまして懺悔室で遊んでいた時に、尋ねてきたネギは美空に今後の生き方の悩みを聞いてきたのである。 美空はその時を思い出して軽くため息をついた。 「まあ、私には関係ないことっすけどね~。でもネギ君はどうも魔法使いがどうのとか深く考えすぎなんっすよね~」 軽口で他人事のように語る美空。だが、旧友の息子ゆえにセラスはネギの現状が少し気になった。 「考え・・・すぎ?」 「そうっすよ、10歳なんだからもっとブワ~っと遊んじゃえば良いのに、修行修行っすからね~、ほんと良くがんばりますよ、あの坊ちゃんは」 「ふむ・・・・・・」 (まあ、それも兄貴との出会いで最近は結構変わってきてるみたいだけどね~) 少し何かを考える仕草を見せるセラス。そして顔を上げて美空に尋ねる。 「では、・・・貴方はどうなの?」 「はっ? 私っすか?」 「ええ、たしかに貴方の言うとおり、真面目に考えすぎるのも時にはマイナスになる。でもそれはある意味で魔法使いとしてはスタンダードなタイプよ」 魔法使いとは、どちらかといえば頭が固く正義感の強いものが多い。高音やエミリィのように誇りや義務などを大切にする者はその典型だろう。 「貴方の世界に住む魔法使いは表に出られなくても影ながら世の為、人の為にその力を使うのが使命よね?」 「う~ん、まあ・・・建前上は・・・・」 「建前ではありませんわ!?」 「あ~、もう高音さんは堅いっすね~」 しかし中には型破りで力任せの単純なタイプも居る。それがネギの父親だった。 だからセラスは美空を頭の堅いほうではなく、単純なネギの父親よりの魔法使いだと判断した。 しかしただの単純な魔法使いだとは感じなかった。 「あなたは柔軟な思考の魔法使いかもしれない。でも・・・何か譲れないものも持っている。そしてそれは、魔法使いという仕事や使命などとあまり関係ないことなのでは?」 セラスの読みは当たっていた。 (するどいな~、このおばさん) 美空はポリポリと頬を掻きながら自分を見透かしたセラスに苦笑いを浮かべた。 「ん~、まあそうっすね~、ぶっちゃけ世の為、人の為とかメンドイことは考えてないっすね」 「「「「「「!?」」」」」」 目の前の女性に虚偽は不可能と判断した美空は観念して己の心を白状する。その発言に少し広場がざわめき出した。 「・・・・・メンドイ?」 「ん~、私が魔法を覚えたのは両親の意向っすからね~。ネギ君や高音さんたちみたいに立派な志はないっすね~。どっちかっていうと卒業までいい子にして大学では遊びたいって感じ・・・・・ってのが最初の私だったかな~」 『だった』という言葉をつけて美空は少し遠くを見つめた。 それは、それほど昔の話ではない。数ヶ月前の話である。実際美空の表面上の性格は大して変わっていない。 だが、以前までの彼女とは明らかに違うことは背中に背負った誇りが証明していた。 「でも・・・」 「お待ちなさい!!」 「!?」 『でも今は違う』そう言いかけた時に誰かが口を挟んできた。 美空が何なのかと振り返るとそこには腕を組んで美空を真剣な瞳で睨み付けるエミリィがいた。 「・・・・なんすか?」 「先ほどから聞いていれば・・・あなた・・・」 エミリィの態度は明らかに美空に対する敵意を感じた。 それは先ほどの高音との言い合いで見せた敵意とは違う。 仲がいいのか悪いのか分らない幼馴染に見せる、心を開いた気持ちのいい敵意ではなく、明らかに侮蔑を込めた敵意だった。 「あなた、・・・本当に魔法使いですか? それとも旧世界の魔法使いはその程度のものなのですか?」 「・・・・・はっ?」 「エミリィ!? 美空さんには私が後で言っておきます。ですからここは・・・・」 「いいえ、貴方も私の気持ちが分るはずです、高音さん!」 険悪な空気に流石の高音も見過ごせずに仲裁に入ろうとするが、エミリィは首を縦には振らずに止まらない。 そして周りの生徒たちも不穏な空気にハラハラとしているが、エミリィの気持ちが分ってか、止めようとはしない。 「かつてこの世界は、混乱の中にありました・・・それを救ってくださったのがサウザンドマスターを始め、総長(グランドマスター)などの幾多の英雄たちの活躍や犠牲があり、我々は今の平和を生きています・・・」 「・・・・・・知ってるっすよ(知らなかったけど・・・)・・・」 「今日の平和を生きることに我々は彼らに対する感謝と尊敬の念を常に忘れてはならないのです。それを・・・貴方は・・・・」 そこにいたのはサウザンドマスターの熱狂的ファンの女の子ではない。己の信念と誇りを持った一人の少女だった。 美空は黙ってエミリィの話を聞いていた。 そしてエミリィの言葉はもっともで、反論することは出来ない。 しかし、少し納得がいかなかった。 「私は総長(グランドマスター)のような戦乙女に憧れ、そしてかつての英雄達の守った世界を未来永劫繁栄させるために、私はここにいます。それは高音さんも同じです。立派な魔法使いを目指して力無きもの達を救う、それが我々の義務です!」 受け継がれてきたものを受け取るために、彼女はこの道を選んだ。仕切りやで、口うるさい優等生、しかしそれは全て彼女が真剣だからこその言葉だった。 ナギだけでなく、かつての英雄たちへの心の底からの尊敬の念、そして何より同じ魔法使いとして美空の軽はずみな言動を感化できなかった。 「・・・・んで、それと私のことと、何の関係があるんすか?」 「!?」 「美空さん?」 美空が全てを言い終える前に口を挟んできたエミリィは、今の美空の想いを知らない。 魔法使いであることに誇りを持つ彼女が、同じ魔法使いとして美空を非難するのは無理も無い。 きっと高音だって同じことを言うだろう。 そう、エミリィの意見は正しい。 現時点での自分の態度と無知は非難されても仕方の無いことだった。 しかし先ほど言いかけた言葉の続きを言えば全ては丸く収まったはずである。 「今の自分は以前までとは違う。自分は本気になったのだ」と言えばエミリィの勘違いで、場は収まったはず。 だが、美空は言わなかった。 言い訳しているみたいで嫌だったのかは分からない。しかし代わりにエミリィを睨み返した。 「・・・私が魔法を覚えたのは両親の意向、でも・・・この道を選んだのは・・・今ここにいるのは・・・全部自分の意思っすよ。そこに・・・・魔法使いの義務も英雄も関係ない!」 全ては自分の意思だと主張する美空。 しかしその言葉を聞いてエミリィは再びため息をついた。 「!? ・・・・ふう、とんだ自己中心的な方ですわ。これが・・・・旧世界の代表者ですか? 高音さん・・・・やはり貴方はとんだぬるま湯の世界に居ましたね。こんな志も持たない方たちの世界で何を学んだのです?」 「エミリィ・・・・」 エミリィは美空の態度に失望して深くため息をついた。 「一から勉強しなおしなさい。あなたは魔法使いの心得を家族にも師にも習わなかったのですか?」 「!?」 その言葉に美空は肩を大きく揺らした。 エミリィの言葉が魔法使いとして正しい言葉なのかどうかわからない。 しかし仮に正しくとも今のエミリィの言葉を見過ごす理由にはならなかった。 「習ってねえーーーーーーッ!!!!」 「なっ!?」 「!?」 「み・・・・美空さん?」 学園の広場にて響き渡る美空の声。その声に皆が目を見開いて呆然とした。 すると美空は闘志を全面にむき出して、エミリィに向けて叫んだ。 「私が師匠と兄貴に習ったのは、無理を通す魂の在り方だ!!」 「!?」 その言葉の意味を何人が理解できただろう。 いや、おそらく殆どの者がその言葉の意味が分からないだろう。 だがそれでも構わない。 自分で決めたことを、自分のやり方で通す。それが美空の、そしてグレン団のやり方だ。 「魔法使いとしての資質が劣っても、胸に秘めた気合と魂、そして背負った誇りのデカさじゃ負けねえっすよ!!」 「な、なんなのです?」
https://w.atwiki.jp/vipdeyahoo/pages/22.html
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 14 24.83 ID jnTc9TI70 200突破ww 557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 01 15 27.58 ID bmcw7ady0 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 200突破は初めてだな しかも始めてからまだ1時間くらいだぜww 558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 15 47.26 ID vSblhdE60 やっと200かw長かったw 559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 16 37.56 ID 5cxFfGnh0 200突破とはw タブブラウザで回答完了のページを保持しておけば、 ニックネーム変える→↑を更新で書き込みできる。 全く同じ書き込みになるが 560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 17 08.22 ID jnTc9TI70 1時間で200かよwww早すぎだぞww このペースなら歴代1位の質問抜かせるかもww 575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 01 26 49.30 ID TzYJGdAW0 回答数250突破wwwwww 595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 39 46.99 ID bmcw7ady0 300回答キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 一般票は2、3票くらいかな?w 599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 01 41 23.51 ID vSblhdE60 300とかww 629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 13 54.50 ID 3ZMKRuZL0 遂に400wwwwwwwwwwww 630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 14 00.98 ID vSblhdE60 400いったどage 632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 02 14 14.72 ID cs+1a26c0 今見たらマジで400ktkrwwwwwwwwwwwwwwww 633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 02 14 16.95 ID YzvhC0I30 400ktkrwwww 634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 14 42.32 ID bmcw7ady0 2時間経過 現在約400件 まだ時速200件維持ww 636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 15 01.13 ID jnTc9TI70 400突破かwww デイリー1位かもww 638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 02 15 23.59 ID 9/8o1ux/0 質問日時:2009/1/5 00 15 29 残り時間:7日間 回答数:401 閲覧数:371 kikrwww 675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 53 59.34 ID 3ZMKRuZL0 500ktkrwwwwwwwwwwwwww 676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 53 59.94 ID jnTc9TI70 500突破ww 677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 02 54 05.56 ID 9/8o1ux/0 500 over! 678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 54 27.52 ID cs+1a26c0 500ktkrwwwwwwwwwwwwwww お前ら頑張りすぎwwwwwwwwwwwww 679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 54 45.41 ID Vk5XbfrY0 回答数: 502 閲覧数: 430 500ww 680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 54 49.74 ID vSblhdE60 500wwwwwwww 681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 55 19.84 ID vSblhdE60 デイリー集計前に500いったなww 682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 55 38.44 ID bmcw7ady0 500キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! このままの勢いでいくぜ! 684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 02 55 49.48 ID TItrsisp0 500突破wwwwwwwwwww 691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 00 06.20 ID yIpiVpLa0 3時になりますた。 697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 03 23.06 ID jnTc9TI70 デイリーだが、更新が3時らしい 集計はいつまでなのか不明 そろそろ更新されるはずだぞ 俺は更新されたら寝る 699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 05 20.52 ID jnTc9TI70 デイリー更新された が、この質問ない・・・ おそらく集計は0時までで更新が3時なんだな http //chiebukuro.yahoo.co.jp/ranking/ranking.php 700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 05 27.60 ID yIpiVpLa0 http //chiebukuro.yahoo.co.jp/ranking/ranking.php あれ? 703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 06 22.05 ID vSblhdE60 ちょっとまてwwなんでだwwww 707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 07 46.02 ID jnTc9TI70 この質問の投稿時間が00 15 29だから集計が終わった後に投稿されたんだよきっと。 702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 06 01.22 ID cs+1a26c0 これはyahooの俺らに対する挑戦状でFA? まさか・・・ 711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 09 31.09 ID cs+1a26c0 3時更新じゃなかったってこと? 712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 10 28.04 ID bmcw7ady0 更新は3時だけど集計は0時だったって事だろ 714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 03 11 21.62 ID jnTc9TI70 デイリーランキングは3時更新だが、集計は0時までということ。 つまり、あの質問でいくら頑張っても今日のデイリーには載れなかったという事。 828 名前 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail 投稿日 2009/01/05(月) 13 07 47.27 ID 8l3eio0d0 そろそろ600か 834 名前 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail 投稿日 2009/01/05(月) 13 17 22.44 ID 8l3eio0d0 600おめでとー 835 名前 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail 投稿日 2009/01/05(月) 13 20 25.73 ID vSblhdE60 600すげえええええええええええええええええええ 945 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 46 31.40 ID 8r/Msbmn0 700キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 947 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 46 50.16 ID vSblhdE60 700!! 948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 14 46 58.63 ID TzYJGdAW0 700wwwwwwww 949 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 14 47 15.86 ID 9/8o1ux/0 700きたぜー! 950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 47 20.53 ID bmcw7ady0 700キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 勢いを取り戻すぞ! 951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 47 49.45 ID 8l3eio0d0 700おめでとぉー!!! 952 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 48 03.39 ID 89USGccQ0 700おめ!!!!! 955 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 14 48 38.28 ID bjGaflqh0 700きたwwwwww 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 37 47.12 ID 8r/Msbmn0 800wwwwwwwwwwww 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 38 13.78 ID bmcw7ady0 800キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 勢い上がってきたなww 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 38 14.43 ID bjGaflqh0 800いったwww 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 15 38 58.80 ID YzvhC0I30 www8www0www0www 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 39 31.21 ID LCkFqiF50 800キター 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 39 44.54 ID vSblhdE60 よっしゃあああ800!!! 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 40 05.72 ID QTbv/h520 800wwwwwwwwwwwww 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 42 03.74 ID cs+1a26c0 800きたかwwwwwwwwwwwwwwwww 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 42 39.69 ID 8l3eio0d0 縦読み消えたなwwww 800おめでとう! 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 15 43 34.75 ID LCkFqiF50 800すげえwwwwww 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 16.12 ID 0ayAVyE00 900ktkr 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 19.07 ID YzvhC0I30 900wwwwwwwwwwwwww 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 23.25 ID id+Qgbnw0 900キタ---------------!!!!!!! 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 26.53 ID BCpOEDrY0 900きた 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 53.90 ID LCkFqiF50 900きたぜ!!!! 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 22 56.45 ID 8r/Msbmn0 900wwwwwwwすげぇよお前らwwwwwwwww 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 23 52.59 ID bmcw7ady0 900キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17 24 10.85 ID btJ7OQ1H0 どこまで行く気だwwwwwwwww 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 22 35.46 ID 8r/Msbmn0 1000キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 22 36.35 ID QTbv/h520 1000wwwww 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 22 41.00 ID lWTm2YuR0 1000来たwwww 374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 22 42.13 ID id+Qgbnw0 ww1wwwww0wwwww0wwwwwwww0wwwwwwwwwwwwww 376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 22 54.24 ID fIrnLvXS0 1000wwwwwww 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 23 23.24 ID cs+1a26c0 1000ktkrwwwwwwwwwwwwwwwww 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 18 23 25.34 ID 0ayAVyE00 1000と聞いて 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 23 32.16 ID YzvhC0I30 あああああああああああ1000とれなかったああああああああああああ 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 24 57.69 ID fIrnLvXS0 あと七日間あって回答が1000越えって史上初じゃね? 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 26 39.35 ID bmcw7ady0 1000キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! とうとうここまで来たなww 392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18 27 48.64 ID lWTm2YuR0 既にデイリー2位越したwww http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1021792260 ↑今の2位の質問w 506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 19 44 06.94 ID QTbv/h520 1100wwwすげー 507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 44 20.74 ID id+Qgbnw0 1100ktkrwwwwwwwwwwwww 508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 44 22.21 ID xs0x76yd0 1100突破ww 510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 45 09.20 ID cs+1a26c0 1100きたかwwwwwwwwwwwwwwww 511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 45 21.55 ID lWTm2YuR0 1100いったwwwでも、まだまだだぁー!!! 512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 46 03.84 ID LCkFqiF50 1100 513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 19 46 41.54 ID YzvhC0I30 1100記念 514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 46 57.86 ID 8l3eio0d0 1100か・・・早いな 515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19 46 58.63 ID 8r/Msbmn0 やっと1100かwww 564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 20 23 38.27 ID Se3jKntC0 もう少しで1200!!! 565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 23.01 ID LCkFqiF50 1200キター 566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 35.78 ID 0ayAVyE00 1200キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 567 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 36.61 ID xs0x76yd0 1200いったぞww 568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 40.19 ID 8r/Msbmn0 1200きたあああああああああああ 569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 40.82 ID id+Qgbnw0 1200すげぇっぇwwwww 570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 24 47.50 ID fIrnLvXS0 1200おめ 571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 25 01.85 ID 8l3eio0d0 ひゃっほう!1200だ!!!! 572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20 25 26.18 ID cs+1a26c0 1200wwwwwwwwwwwwww なんだかんだで伸びるなwwwwwwwwwwwwww 574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 20 26 05.26 ID LVY4RITy0 1200!!!!!!! 645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 08 36.09 ID 8r/Msbmn0 もうすぐ1300かwww早いもんだなwwwww 646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 10 10.52 ID 8r/Msbmn0 1300ktkrwwwwwwwwwwwwwww 647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 10 20.91 ID xs0x76yd0 1300突破ww 648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 10 31.94 ID id+Qgbnw0 キタ―――――――――――――――――――――――――!!!!!! 649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 10 33.60 ID YzvhC0I30 よっしゃああああああああああ1300げっとおおおおおおおおおおお 650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 11 33.32 ID 8l3eio0d0 1300おめでとぉー!!!! 651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 21 12 16.69 ID QTbv/h520 おめ 652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 12 16.97 ID cs+1a26c0 1300おめwwwwwwwwwwwwwwwwwww 653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 21 12 30.36 ID Yzxq0W650 1300おめwwwww 656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 21 13 14.81 ID LVY4RITy0 1300wwwwwwwwwwww 657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 21 13 22.30 ID 0ayAVyE00 1300かー 746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 57 34.43 ID xs0x76yd0 1400いったww 748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 01.04 ID 8r/Msbmn0 1400wwwwwwwwwwすげぇwwwwwwwww 749 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 04.59 ID QTbv/h520 1400www 750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 08.07 ID LCkFqiF50 1400!!!! いえーい 751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 28.88 ID 8l3eio0d0 1400おめでとーwwwwww みんな画像貼れなくて結構イライラしてるだろ? 752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 31.93 ID cs+1a26c0 1400ktkrwwwwwwwwwwwwwwww マルフォイのおかげかこれはwwwwwwwwwwwww 754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 21 58 43.33 ID id+Qgbnw0 すげぇぇぇぇwwwwマルフォイのおかげだwwwwwwwwww 756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 21 59 09.13 ID MT2+baqG0 おめ 761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 00 15.20 ID 8r/Msbmn0 マルフォイのおかげだなw 762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 00 52.79 ID prr0vdIYO 1400ktkrwwwww 766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 01 22.39 ID TYPLUSam0 1400キタ――――――――(゚∀゚)―――――――――――――!!!! 769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 03 05.67 ID SGwMJcjF0 1400ktkr 776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 09 19.57 ID bmcw7ady0 帰ってきたら1400でクソフイタww おまえら頑張りすぎww 842 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 50 14.60 ID Se3jKntC0 1500くるか 843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 18.15 ID xs0x76yd0 1500くるぞ・・・ 844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 30.16 ID QTbv/h520 1500wwwwww 845 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 35.68 ID Se3jKntC0 1500!! マルフォイGJ 846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 42.67 ID LCkFqiF50 1500きたwwwwwwwwwwwwwwwwww 847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 48.92 ID xs0x76yd0 1500きたwww おめww 848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 54.80 ID sjWbmul30 1500ww画像www 849 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 51 59.09 ID YzvhC0I30 1500ktkrwwwwwwwwwwwwwww 850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 01.35 ID 8l3eio0d0 1500だぁぁぁ!いやっほぉぉぉぉ!!!! 851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 03.21 ID cWyVWCOo0 1500の画像ww 852 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 13.44 ID bmcw7ady0 1500キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! デイリーランキングが楽しみすぎるww 853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 43.99 ID GSMT93mc0 1500おめww 854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 44.45 ID 8r/Msbmn0 1500ktkrwwwwww マルフォイ最高wwwwwwww 855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 48.59 ID xs0x76yd0 1500件目の回答が足コキ画像つきな件ww 856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 22 52 54.67 ID 9/8o1ux/0 1500ktkrwwwwwwww 857 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22 53 10.29 ID cs+1a26c0 1500ktkrwwwwwwwwwwwおめwwwwwwwwwwwwwwww 888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 18 57.75 ID GSMT93mc0 1600きいいいったあああああwwwwww 889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 19 12.89 ID QTbv/h520 1600ww 890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 19 29.52 ID YzvhC0I30 1600記念 891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 19 41.39 ID bmcw7ady0 1600か・・・ 長い道のりだったなぁ 892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 19 55.17 ID Yzxq0W650 1600wwww 893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 20 12.65 ID 9/8o1ux/0 マルフォイのおかげで楽に…いや助かったよ 895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 20 55.79 ID TzYJGdAW0 ちょっと希望が出てきたな 896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 20 56.19 ID cs+1a26c0 1600ktkrwwwwwwwwwwwwww いやぁマルフォイのおかげだわ 907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 22 49.66 ID 8r/Msbmn0 1600すげぇ・・・w 962 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 19.66 ID GSMT93mc0 1700…だと… 963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 20.02 ID 9/8o1ux/0 1700!!!!!! 964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 21.92 ID 0YjlToay0 1700おめwww さっきまで1000で喜んでたのになw 966 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 42.07 ID cs+1a26c0 1700wwwwwwwwwwwwwww グフィフォイ凄すぎだろwwwwwwwwwwwwwww 967 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 44.10 ID TYPLUSam0 1700キタ――――――――(゚∀゚)―――――――――――――!!!! 968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 44.02 ID 0ayAVyE00 969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 46.52 ID bmcw7ady0 1700キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! 970 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 51.80 ID YzvhC0I30 1700wwwwはえええwwwwww 971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 54 58.51 ID 8r/Msbmn0 1700ktkrwwwwwwwwwww 972 名前:ミッキー[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 55 26.06 ID LVY4RITy0 1700 きたあああああああああ 973 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 55 33.93 ID sjWbmul30 1700だあああああああああ 975 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 56 05.81 ID BOGjW9UP0 1700きたwwww 976 名前:マルフォイ ◆5OlS.1rLeY [] 投稿日:2009/01/05(月) 23 56 16.08 ID Y71aUEPj0 1700とれたフォイ 本当にとれると思ってなかったフォイ みんなお疲れ様フォイ あともう少し頑張るフォイ 977 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 56 45.17 ID naflnpUY0 1700おめwww 978 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23 57 05.51 ID LCkFqiF50 1700とられたグフィ でもうれしいグフィ 979 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/05(月) 23 57 31.06 ID prr0vdIYO 1700wwwww これは伝説になるwwwwwwww 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 42 25.47 ID +jKaXcjz0 1800wwww 3時が楽しみwwwww 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 00 42 44.61 ID Dyxqf9zn0 1800wwww 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 42 49.33 ID TbyrXQva0 というか1800行ってたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 43 08.98 ID Jmd3FhnO0 1800きたああああああああああああああ 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 43 15.00 ID ZHeuvudw0 1800突破かww 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 43 36.82 ID MM8XMKRK0 1800キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! まだ頑張るぜ! 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 00 44 27.09 ID i+W6/bQd0 やっと1800 もう寝るぽ 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 00 48 53.58 ID KdrcxX+y0 1800超えてたのか! 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 40 29.41 ID ptUV4h3p0 2000きたああああああああああああああ 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 41 26.69 ID aOv/K7BA0 1900ktkr 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 41 31.50 ID ptUV4h3p0 何を言ってるんだ俺は1900だろう 眠い 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 01 41 33.55 ID KdrcxX+y0 1900wwwwww 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 41 34.47 ID TbyrXQva0 とうとう1900おめwwwwwwwwwwww 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 42 26.97 ID MM8XMKRK0 1900ww もうすぐ2000じゃねぇかwwww 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 42 30.27 ID zBTIggxO0 1900かwwww もう何回回答しただろう・・・ 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 43 41.62 ID l32M8y6S0 おお1900乙グフィ! 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 01 45 14.68 ID a8SE94izO 1900乙wwwwww 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 23.41 ID ZHeuvudw0 2000きたああああああああ 225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 25.87 ID ptUV4h3p0 2000きたあああああああああああああああああああああ 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 37.05 ID pv18JCNG0 2000KT! 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 37.24 ID QLuwRNKq0 2000おめでとぉぉぉぉぉ!!!!! 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 39.32 ID zBTIggxO0 2000キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 40.32 ID KdrcxX+y0 2000キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 44.13 ID y7D/qGf30 2000きたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 05 46.05 ID TbyrXQva0 お前ら2000乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww これはみなぎってきたwwwwwwwwwwwww wiki更新頑張ろう 232 名前:グーフィ[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 06 02.01 ID l32M8y6S0 2000とったグフィフィフィフィフィフィフィwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww みんなマジ乙グフィフィフィフィフィフィフィフィwwwwwwwwww 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/06(火) 02 06 04.15 ID aOv/K7BA0 2000いったあああああああああああ 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 06 52.45 ID YwCzta070 2000ktkr!!!!!!!! 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 02 07 33.11 ID A6znrXG00 遂に2000かww
https://w.atwiki.jp/edf_4/pages/103.html
M18:巨砲<前のミッション | 次のミッション>M20:光の堅陣 敵の新型歩行マシンが市街地に接近。数度の空爆にも関わらず。無傷のまま進軍を続けています。 このマシンは周囲に防御スクリーンを展開し、攻撃を遮断する能力があるようです。 このまま防御スクリーンを破ることができなければ、人類に勝ち目はありません。 これより、地上部隊による防御スクリーン突破作戦を開始します。 なんとしても新型歩行マシンを破壊してください。 マップ 河川敷のある町 曇り2 マルチプレイ制限 EASY NORMAL HARD HARDEST INFERNO 武器レベル 6 29 54 94 アーマー限界 R:612W:356A:612F:765 R:1789W:944A:1789F:2237 R:3193W:1646A:3193F:3991 - 登場する隊員 レンジャー ウイングダイバー エアレイダー フェンサー - - - 【初期配置】フェンサー隊長(独立行動)フェンサー隊員 * 4(ブラストホール・スピア装備) 出現する敵 出現数 備考 第一波 シールドベアラー 3 第一波 ヘクトル 4 両手赤玉1体、両手マシンガン1体マシンガン+プラズマ2体 シールドベアラーが初登場するミッション。デモイベントあり。(このミッションをもってデモイベント終了?) その三体の内一体は何も随伴させずに独り寂しく歩いている。 他二体はそれぞれヘクトル二体を随伴させている。 始まってすぐ近くの一体目を破壊し、学校周辺にいるシールドベアラーに接近するタイミングで意味の無い空爆が始まる。 シールドベアラーに近ければ防御スクリーンに飛び込もう。遠かったら退避。 飛び込んだ際に起動したヘクトルが、勝手に防御スクリーンの外に出て空爆を食らい撃破されている事がある。 なお、空爆開始条件の一つに地面に足が着いていることという物があるらしく、ヘリに乗っていると一度も空爆が来ないこともある。 あと、低難易度でシールドベアラーだけさっさと倒しておくと、空爆がヘクトルを倒してくれるぞ。 余談だが、ムービーがやたら長いせいかムービーの読み込みが長い。 レンジャー 難易度INF ショットガンを持ち、接近戦を挑む。フュージョンブラスターでも可。 ヘクトルはシールドベアラー本体を盾にして一体ずつ相手するといい。 ピュアデコイランチャーをお持ちなら是非試されたい。 ヴォルカニック・ナパームで焼いても良い。 ウイングダイバー 難易度INF 武器:レーザーランスΣ、モンスターS ミッションがスタートしたら、とりあえず目の前にいるシールドベアラーにレーザーランスΣを4発撃ち込んで撃破する。 続いて学校側に向かい、適度な距離まで接近~中距離から狙撃してヘクトルを起こす。 先に倒すのはレーザーヘクトル。バルカンヘクトルは、その辺りの家を盾にすれば攻撃を受けることはない。 ヘクトルの射程外に一旦待避してから、モンスターSを命中させる。余裕があれば、バルカンヘクトルにも一発当てておくといい。 緊急チャージが終了したら、ヘクトルに向かって接近し、相手が攻撃モーションに入ると同時にランスを一発当てて撃破する。 もし、相手の攻撃モーションのタイミングが早まってしまったら、まっすぐに接近するのではなく、斜めに飛行しながら接近すると レーザーは完全に回避出来る。バルカンは1~2発喰らってしまうが、大したダメージではないはず。 河川敷のヘクトルはプラズマヘクトルなので、相手を起動させたらプラズマ砲を撃たせ、モンスターSで削った後、ランスでとどめを刺そう。 両手プラズマのヘクトルはモンスターSを使わず、接近戦で倒せるので、片手プラズマのヘクトルを上記手段で倒すといい。 エアレイダー 難易度INF 爆撃はシールドベアラ―に防がれるので注意。 フェンサー部隊にはあまり期待できないのでベガルタかレールガンを要請し、サポート装置か電磁トーチカを設置して乗り込もう。 高レベルのベガルタならヘクトル二体くらいゴミのように吹っ飛ばせる。 フェンサー 難易度INF 武器1:狙撃武器 武器2:盾+槍 安全に行くなら最初のシールドベアラー撃破後、NPCのフェンサー部隊と足並みを揃えて進軍し、ヘクトルに対する囮として活用する。 ヘクトルがフェンサー部隊を狙っている間にヘクトルを撃破の繰り返し。 ぶっちゃけ一人で無理に進軍してもクリア可能。 M18:巨砲<前のミッション | 次のミッション>M20:光の堅陣
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3320.html
「――― 子供の頃は、毎日毎日、こうやって遺跡を掘るのが僕の仕事だった」 魔力光球の淡い光に照らされながら、ユーノはおもむろに語り始めた。声変わりを忘れたような中性的な声が周囲の壁に反響する。 気がつけば随分と奥まで来てしまった。首の後ろで括った長い髪も、仕事柄最近では日焼けとはすっかり縁遠い色白の顔も、今は土と埃で薄汚れている。 だがユーノの表情に後悔の色はない。カビと埃にまみれたこの息苦しい空気も、一歩先は何も見えないこの暗闇も、彼にとってはかつて慣れ親しんだ懐かしい世界だった。 ユーノ・スクライアに故郷は無い。彼の部族、スクライアは代々遺跡発掘を生業とする放浪の民だった。 帰るべき故郷を持たず、遺跡から遺跡への根なし草。遺跡に見守られながら生を受け、遺跡とともに生き、そして遺跡に見送られてその生涯を終える。 それがスクライアの民として当前の生き方だった。彼らにとって、自らの魂の半分は常に遺跡とともにあるのだ。それは「外の世界」を知り、部族を離れたユーノも同様だった。 ユーノも幼い頃は大人達に交じり遺跡の発掘作業に従事し、その卓越した発掘の才能から弱冠九歳の身で現場責任者に抜擢された過去がある。 部族の中で同じ年頃の子供達と遊んだ思い出は無いが、発掘の成果を持ち帰るたびに大人達から褒められたことはよく覚えている。幼かったユーノはそれだけで満足していた。 発掘の現場を離れ、時空管理局無限書庫司書長という肩書きを得た現在においても、ユーノのその本質は変わっていない。 多忙な職務の合間を縫って趣味の考古学に勤しみ、纏めた研究成果を学会で発表する。自分の研究が認められたとき、ユーノの心はこの上ない充足感で満たされるのだ。 まさに「三つ子の魂百まで」とでも言うべきか。子供の頃から何一つ変わらぬ己の行動原理に、ユーノは自嘲するように唇の端を歪めた。 「他人から褒められるためだけに、お前はこんな穴蔵に潜るのか?」 ユーノの独白を聞き終え、それまで黙っていたもう一人の男が口を開いた。深く被ったフードで顔を隠し、擦り切れたマントで全身を覆っている。見るからに不審な男である。 フードの奥に隠れた男の素顔を、ユーノは知らない。名前も聞いたばかりである。遺跡の入口で偶然出会い、たまたま発掘についてきただけの同行者である。 「勿論、それだけじゃないさ」 同行者の無遠慮な問いに、ユーノは笑って首を振った。勿論、そんな子供じみた優越感のだけに貴重なプライベートの時間を削ってまで過去を掘り返している訳ではない。 考古学は仕事や生い立ちなどの事情を差し引いても興味のある分野であるし、「昨日」から学び、「明日」へ活かせることがこの世界には山のように溢れている。 「それに何より―――宝物を掘り当てることだってあるからね」 どこか恍惚とした笑みを浮かべ、ユーノはひび割れた壁面を指先でなぞった。錆ついた金属特有の冷たくざらついた感触が指先から伝わる。 虚空を浮遊する魔力光球が輝きを増しながらゆっくりと上昇し、暗闇に覆われた空間の全容を淡く照らし出した。 「これは……!」 男の息を呑んだ。鋼鉄の巨人。あるいは巨神と呼ぶべきか。何にせよ、圧倒的な存在感を放つ人型の巨体が、両足を投げ出すような姿で二人の前に鎮座している、 ユーノが触れているのは、壁ではない。まるで巨木のように太く逞しい鋼鉄の脛だった。 「大発見だ」 ユーノの声が興奮に声を震える。その傍で、男も巨人に目を奪われていた。全身の体毛が逆立つのが分かる。胸の奥から湧き上がるこの感情は、戦慄か、それとも歓喜か。 ラガンタイプのふてぶてしい顔。今は色あせているが、かつては鮮やかな真紅であったであろうボディ。そして何より、頭と胴体に二つの顔を持つ特徴的なその姿。 ずっと昔、最強の宿敵であり、そして最高の相棒でもあった因縁深き紅蓮のガンメン。それと瓜二つな鋼鉄の巨人が今、男の前にいた。 細部こそ記憶の中の姿と若干意匠が異なるが、間違いない。こいつは、この機体は―――! 「―――グレンラガン」 鋼鉄の巨人を見上げ、男は唸った。深く被ったフードの奥で、まるで獣のような二つの瞳が爛々と輝いていた。 時空突破グレンラガンStrikerS 第01話「あたしを誰だと思ってる!!」 鋭い岩肌の突き出た丘陵の上空を、一機の大型ヘリコプターが飛んでいる。JF704式ヘリ、時空管理局地上部隊で制式採用された最新型の輸送ヘリである。 新暦75年5月13日。ミッドチルダ東部の遺跡で発掘された古代遺失物(ロストロギア)を運ぶ特別貨物列車が何者かの襲撃を受ける事件が発生した。 通報を受けた管理局は新設された対ロストロギア特殊部隊、通称“機動六課”に出撃を要請、正式稼働後初の緊急出撃(スクランブル)となった。 「それじゃあ、もう一度今回のミッションをおさらいしようか」 緊張に包まれる輸送ヘリのカーゴ室に、機動六課スターズ分隊長、高町なのは一等空尉の声が凛と響く。 輸送列車を追うこのヘリの中では、初任務を前にした前線フォワード部隊の最終ブリーフィングが粛々と行われていた。 今回の任務は二つ。車両を占拠する敵勢力の撃破、そしてロストロギアの確保である。二つの分隊がそれぞれ車両の前後から突入し、中央へ向かうという作戦が立てられた。 なのはは両分隊とは別行動をとり、輸送列車上空でライトニング分隊長フェイト・T・ハラオウン執務官と合流。二人で空の敵の殲滅を担当する。 「―――という訳で、ちょっと出撃てくるけど、皆も頑張ってズバッとやっつけちゃおう。危なくなったらすぐにフォローに駆けつけるから、安心して思いっきり戦ってね」 展開されたメインハッチからカーゴ室を振り返り、なのははそう言って部下を激励する。なのはの言葉に、カーゴ室に残る四人の少年少女達が毅然とした顔で「はい」と返した。 教え子達の頼もしい返事になのはは頷き、メインハッチの外へと勢いよく身体を投げ出した。自由落下による偽りの浮遊感を肌で感じながら、なのはは胸元の宝玉に手をのばす。 「レイジングハート、セットアップ!」 なのはの掛け声とともに胸元の赤い宝玉が眩い光を放ち、金色に輝く三日月状の杖頭に桜色の柄を持つ一本の杖へと姿を変える。 同時になのはの服装も、茶系の色合いを基調とした機動六課の制服から純白の防護服(バリアジャケット)姿に変身していた。 雲を切り裂き、無数の影がなのはに迫る。鳥? 否、洗練された流線形のフォルムを持つそれらの翼は、明らかな金属の輝きを放っている。 ロストロギアを狙い、次元世界のあちこちに出没する所属不明の自律行動型魔導機械、通称“ガジェット・ドローン”。そのⅡ型に分類される飛行タイプの敵だった。 ガジェットⅡ型が撃ち放つレーザー光線の雨を、なのはは右へ左へと軽やかに避ける。そう、なのはは空を飛んでいた。 なのはが杖を銃のように前方へ突き出し、U字状に変形した杖頭の先端に桜色の魔力粒子が収束する。 ―――ディバインバスター! 瞬間、収束した魔力の光が弾けた。桜色の光の奔流が轟音とともに虚空を突き抜け、呑み込まれたガジェットⅡ型が一瞬で蒸発消滅した。なのはの十八番の砲撃魔法である。 優れた飛行技能と圧倒的な火力、それこそが空のエース・オブ・エースと名高い空戦魔導師、高町なのはの真骨頂だった。 なのはを警戒し、陣形を立て直そうとするガジェット群を、頭上から飛来した金色の光刃がまとめて切り裂いた。 「フェイトちゃん!」 嬉しそうな声とともに顔を上げるなのはを、片手に漆黒の大鎌を携える黒衣の女性が見下ろしていた。ライトニング分隊の隊長、フェイトである。 「同じ空は久し振りだね、フェイトちゃん」 「うん、なのは」 朗らかな笑顔で声をかけるなのはに、フェイトもはにかんだような微笑を返す。 そのとき、不意なのはとフェイトの顔から笑みが消えた。二人とも真剣な表情を浮かべ、互いに武器(デバイス)を構えて睨み合う。 最初に動いたのはなのはだった。だが動き自体はフェイトの方が速い。 黒い戦斧に変形したデバイスの根元から蒸気が噴き出し、弾丸用に圧縮し密度が高められた無数の魔力光球がフェイトの周囲に顕現する。 なのはの周囲にも同様に、桜色の魔力弾が多数浮遊している。二人の視線が交錯し、次の瞬間、両者の射撃魔法が同時に撃ち放たれた。 「アクセルシューター!」 「プラズマランサー!」 二人の凛とした声とともに、流星のように光の尾を引く桜色の魔力弾がフェイトを襲い、電撃のように鋭い金色の魔力弾がなのはに迫る。 互いが互いを狙って放たれた二人の射撃魔法が、次の瞬間―――――互いの背中に忍び寄るガジェットⅡ型を正確無比に撃ち抜いた。 なのはとフェイト、そして機動六課部隊長である八神はやて二等陸佐を加えた三人は十年来の親友同士である。互いが考えていることは手に取るように分かった。 「腕は錆びついてないみたいだね、なのは。ちょっと安心した」 「当然。わたしを誰だと思ってるの、フェイトちゃん?」 不敵な笑みを交わし、なのはとフェイトは弾かれるように別方向へ飛び去った。敵はまだまだ残っているのだ。どこまでも広がる蒼穹を舞台に、二人のエースの戦いは続く。 その頃、なのは達の奮戦の甲斐もあり、四人の前線フォワード部隊員を乗せた輸送ヘリは安全無事に降下ポイントまで到着していた。 まずはスターズ分隊員、スバル・ナカジマとティアナ・ランスターが先頭車両へと降下する。 続けて部隊最年少であるライトニング分隊員、エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエが最終車両に向かって飛び降りた。 「「「「セットアップ!!」」」」 四人の声に合わせてデバイスが起動し、自動的にバリアジャケットも展開・装着される。 先頭車両の屋根の上へ無事に着地し、スバルが初めて身に纏うバリアジャケットを見下ろしながら「あ」と声を上げた。なのはのバリアジャケットにそっくりなのだ。 「皆さんのバリアジャケットのデザインと性能は、各分隊の隊長さんのを参考にしてるですよ。ちょっと癖はありますが高性能です」 見惚れたように自身の姿を眺めるスバルの眼前に、まるで妖精のように小さな少女がふわりと舞い降りた。 リインフォースⅡ。なのはに代わり現場指揮を任された、「祝福の風」の二つ名を持つはやての腹心である。 「スバル! 感激するのは後にしなさい」 すぐ傍に降り立ったティアナの咎めるような声に、スバルはハッと我に返った。 瞬間、スバル達の足元が歪に盛り上がり、触手が生えた楕円形の鋼鉄の塊が屋根を突き破りながら飛び出してきた。ガジェット・ドローン、その最も基本的なⅠ型である。 コード状の触手をうねらせながら襲いかかるガジェットⅠ型に、スバルとティアナの対応は冷静かつ迅速だった。 「ヴァリアブルシュート!」 凛とした声を響かせながらティアナが片手の拳銃型デバイスを構え、迫りくるガジェットⅠ型を狙い橙色の魔力弾を撃ち出した。 瞬間、レーザー射出口も兼ねたガジェットⅠ型正面のセンサー・アイが不気味に明滅し、不可視の膜のようなものが本体を包み込んだ。 Anti Magi-link Field(反魔力結合領域)、略してA.M.F。効果範囲内のあらゆる魔力結合を強制分解し、魔法を無効化するガジェットの特殊能力である。 しかしティアナが放った魔力弾は展開された無効化フィールドを貫通し、ガジェット本体をも撃ち抜いてみせた。風穴を開けられたガジェットⅠ型が無惨に爆破四散する。 不可能を可能に変えたティアナの奇蹟、その秘密は魔力弾の多重弾殻構造にあった。ティアナは攻撃用の弾体を、無効化フィールドで消される膜状バリアで包んだのだ。 フィールドを突き抜けるまでの間だけ外殻が保たせ、本命の弾丸をターゲットに捻じ込む。AAランク技能に匹敵する超高度な「小細工」だった。 立ち昇る黒煙を突き破り、スバルが雄叫びとともに天井の大穴から車両内部へ突入する。殺到する光線の雨を掻い潜り、スバルは浮遊するガジェットの一体を殴りつけた。 籠手に覆われたスバルの右拳が敵の装甲を食い破り、手首のタービンが唸りを上げて猛回転する。雄々しい怒号を轟かせ、スバルは魔力を解放した。 「リボルバーシュート!!」 瞬間、零距離から撃ち出された衝撃波がガジェットを粉砕した。降りかかる破片を左手で払い、スバルは車両内を蠢く残りのガジェット達を見渡す。 ガジェット達はスバルを警戒したように距離をとって取り囲み、瞬くようにセンサー・アイを明滅させる。四方から集中する無機質な視線を毅然と睨み返し、スバルが吼えた。 「遠い背中を追い続け、天の向こうをあたしは目指す! 気合いの炎を心に灯し、魔法の拳で明日を掴む!!」 おもむろに掲げた右手で天井の大穴を、否、その向こうに広がる天空を指さし、まるで演劇の台詞のような芝居がかった口調でスバルは叫ぶ。 「機動六課スターズ隊03、なのはさんの一番弟子、スバル・ナカジマ! 鉄屑ども、あたしを誰だと思ってる!!」 威勢よく啖呵を切ったスバルの胸元で、何かが煌めいた。ドリルだった。ネックレスのように首から架けたチェーンの先端で、金色の小さなドリルが光っているのだ。 ―――集中砲火を喰らった。 全方位から容赦なく降り注ぐレーザー光線群が直撃し、スバルの身体が大きく吹っ飛ぶ。バリアジャケットに護られ怪我やダメージはないが、痛いものは痛い。 「こ、んのぉ、馬鹿スバルがぁっ!!」 醜態を晒す相棒にティアナが憤慨したように怒号を上げた。デバイスを二挺拳銃(トゥーハンド)形態に切り替え、自らも車両内に飛び込む。 二挺拳銃を構え、多重弾殻魔力弾を連続発射。マズル・ラッシュを轟かせながら車両内のガジェットを一掃する。 そのとき、撃ち漏らしたガジェットⅠ型が触手をうねらせ、体当たりするようにティアナへ跳びかかった。死角からの完全な不意討ち、迎撃が間に合わない。 しかし次の瞬間、風切り音とともにガジェットの楕円形のボディが大きくひしゃげ、まるで粘土細工のように真ん中から真っ二つに捩じ切られた。 爆砕音とともに立ち籠める黒煙の奥から人影がティアナの前に姿を現す。スバルだった。拳を振り抜いた体勢で制止している。 「危なかったね。ティア」 構えを解き、そう言って無邪気に笑いかけるスバルに、ティアナからの返事は天を突くかの如き怒号だった。 「スバル! アンタ馬鹿ぁ!? 呑気に格好つけてる隙にフルボッコなんて、お馬鹿にも程があるわよこの馬鹿!!」 「三連発で馬鹿って言われた!?」 「四連発よ! そして今から五回目を言ってやろわ。このミッションは一分一秒を争うんだから、へらへら笑ってないでとっとと進め馬鹿スバル!!」 怒鳴るティアナに追い立てられるように、スバルは慌てて走り始めた。列車の停止をリインフォースⅡに頼み、二人はガジェットを蹴散らしながら車両の中央を目指す。 そして辿り着いた。十三両編成である輸送列車の中央部、重要貨物室。ロストロギアが保管される、今回のミッションの目標地点へ。 扉を攻撃する敵、Ⅲ型と呼ばれる大型のガジェットを撃破し、二人は重要貨物室の中に足を踏み入れた。ライトニング分隊の二人は、エリオとキャロまだ到着していなかった。 照明が落とされた、薄暗い広間のような空間の殆どを占領するように、巨大な影が横たわっている。周囲の薄闇に二人の目が慣れるにつれ、その全容が少しずつ見えてきた。 スバルとティアナは絶句した。巨大な鋼鉄の巨人が二人の前に鎮座していた。 人の形を忠実に模したシルエットでありながら、その姿はまさに異形。まず第一に、その巨人には顔が二つあった。 左右の側面から牛のような角を生やした頭部の凛々しい顔。そして胴体部分に模られた鬼神のような厳つい第二の顔。まるで顔の化け物である。 だが何よりもスバルとティアナを驚愕せしめたのは、目の前の存在が巨大な人型の機械兵器であるという事実そのものだった。 これまで確認されてきたものとは随分と意匠が異なるが、間違いない。これは、この機体は―――! 「「―――ガンメン!」」 呆然としたような二人の声が、重要貨物室に響き渡った。 ―――つづく
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/146.html
第七十四話 後日談・開幕突破 投稿者:兄貴 投稿日:09/05/06-21 15 No.3936 「ありがとう、二ア、アニキ・・・皆・・・。俺は幸せな出会いをした。これはみんながくれた明日だ・・・」 いったいどれだけの時間そこにいたのかは分からない。 数時間、数日、数週間、男は二つの墓の前で語り続ける。 まるで物語を話しているかのように耐えることの無い笑顔で二つの墓に語りかけていた。 今はいない大切な者たち。 返ってくる言葉は無い。 だが、シモンには見えた。 最愛の女も、かけがえのない仲間達も、笑顔を返してくれたような気がした。 風が吹く。 その風は最愛の彼女自身で、自分を抱きしめてくれたように思えた。 そして、しばらくしてシモンは立ち上がった。 それは旅立ちと再会、そして新たなる出会いを意味していた。 そして振り向くとそこにはヴィラルがいた。 「・・・行くのか?」 「帰るんだ。ここも・・・そして向こうも俺にとっては帰る場所だ」 英雄達の眠る地で、二人の男が向かい合う。 自分の語った物語を目の前の男、ヴィラルは最後まで聞いてくれた。 寂しいなどと思わせてくれなかった。 そんな男に心の中で感謝しながら、シモンは物語の続きを見るために、旅立とうとした。 するとヴィラルは服の胸元に手を入れて何かを取り出し、それをシモンに向けて投げた。 「ヴィラル?」 「餞別だ。テッペリン・・・いや・・・政府の建物を漁っていたら見つけた」 「こ、これは・・・」 投げられたものは手のひらに入るほどの小さなものである。しかしそれを手に取った瞬間、ズッシリとした重みを手の中に感じた。 シモンが何かと思い手の中のものを見ると、驚いた。小さなドリルがそこにあった。 「これは・・・コアドリル!? なんで?」 グレンラガンのコアドリルは既にヨーコを通じてギミーの手に返されたはずである。それが何故ここにあるのかとシモンが疑問に思うと、ヴィラルが首を横に振った。 「それは大グレン団の物ではない」 「えっ?」 ヴィラルが指を指しながらシモンの手の中にあるドリルに向かって言う。 「それは恐らく・・・螺旋王・・・もしくはかつての螺旋戦士たちのコアドリルだ」 「!?」 「アークグレン同様、地下の施設を漁っていたら見つけた。恐らく遥か昔の戦いに使われたコアドリルだろう」 螺旋力により生み出された螺旋族の象徴とも言うべきコアドリルは、この世で一つなわけではない。 現に螺旋王ロージェノムもラガンタイプのガンメン、ラゼンガンを六つのコアドリルで動かしていた。 シモンも膨大な螺旋力を使いこなし、これまで多くの力を生み出してきた。やろうと思えばコアドリルを生み出すことも出来るだろう。 さらにアンチスパイラルとの戦いで、デススパイラルマシンに囚われたときに、敗れ去った多くの螺旋戦士達のラガンタイプのガンメンの残骸を見つけた。 そう考えるとコアドリルが幾つあっても不思議ではない。 「そうか・・・ここに・・・俺たちと同じ螺旋族が眠っているのか・・・」 かつて運命に抗いながらも敗れた戦士たちの魂を握り締めシモンは目を瞑った。 敗れたとはいえ、自分たちと同じように抗おうとした者達の魂の鼓動を、カミナやニアたちの魂と一つにして、螺旋族の象徴を握り締めながら感じ取った。 するとヴィラルが口を開いた。 「キサマらグレン団の創ってきた道は預かった。後はまかせろ! だから今度はキサマ自身の道を創れ!!」 「ヴィラル・・・」 「そしてグレン団の誇りを失わずに、穴掘りシモンとして・・・そして一人の螺旋族として、失った仲間や、女、そして貴様らの先祖たちに、掴んだ明日とまだ見ぬ世界を見せてやれ! それが貴様の役目だ!」 獣人の男はそう言って拳を前に出した。 「行って来い、ハダカザル!」 シモンは掴んだ明日を見守りながら、まだ見ぬ世界を見続けるために生きていく。 ヴィラルは掴んだ明日を守り続けるために、生きていく。 それが二人の道である。 「ああ、行ってくるぜ」 シモンはそれに応えて、ヴィラルの突き出した拳に自分の拳を軽くぶつけた。 「「どこまでも!!」」 男たちはニヤリと笑みを浮かべながら、信念と意思と誓いを込めた拳を互いにぶつけ合う。 進む道はそれぞれ違うかもしれないが、想いは同じだと言っているように見えた。 ぶつけた拳をゆっくりと降ろし、シモンは背を向けようとした。 そしてその時だった。 「ブゥゥ!」 シモンの肩に乗っていたブータが突然鳴きだした。 その声に反応して、シモンもヴィラルもこの地に感じるもう一つの気配の存在に気づいた。 シモンとヴィラルが気配の感じる方向へ振り向くと、そこには見知った人物が現れた。 「むっ、貴様は・・・」 「あっ、・・・なんでここに・・・」 現れた人物は自分たちの見知った人物だった。 この八年で多くのものが成長し変わっていく中で、ブータとヴィラルを除いて、この人物は八年前から何一つ変わっていない。 「ココ爺!」 「・・・・・・・・・・・・・」 8年前、突如グレン団の中に紛れ込んだ老人。 細かいことを気にしないグレン団たちは、いかにも怪しいこの老人の素性を気にしたりはしなかったが、その正体は実は執事として作られた獣人で、姫だったニアをとても大切にしていた者だった。 「・・・ココ爺・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 ココ爺は相変わらず表情の読み取れない顔で無言のままシモンの前に立ち尽くす。 口数も元々少なく、正直何を考えているかはよく分らない。分っていたのは、彼はニアをとても大切に思っていたことだった。 正直シモンも久しぶりに会った彼になんと言っていいか分からない。ニアに仕えることを生きがいとしていたこの男に一年前の別れから何があったのかはとても聞くことは出来なかった。 するとココ爺は背中に背負っていたリュックサックを降ろし、中をゴソゴソと漁りだした。そして中からきれいに折り畳まれていた一枚の服をシモンに黙って差し出した。 「あっ・・・ココ爺・・・これって・・・」 「・・・・・・・・」 「ほう、流石だな。気が利くではないか」 「ブウウ!」 受け取った服を広げてみるとシモンだけでなく、ヴィラルとブータも声を上げる。 そして受け取った衣服を広げながらココ爺を見ると、ココ爺は小さく頷いた。 それがとてもうれしくて、シモンは受け取った衣服に袖を通した。 「ふん、やはり貴様にはソイツが似合っているな」 「ブム!」 ココ爺から受け取った衣服に袖を通したシモンの背中には、当然グレン団のマークが描かれている。 超鈴音に別れの際にグレン団の歴史と魂を受け継がれたコートを渡した。 そして今、ココ爺の手により新たな歴史を刻むためのコートを手渡された。 「ありがとう、ココ爺。こいつを背負えば、俺はどんな壁にも止まらずに突き進める」 背負った背中のマークが自分をどこまでも後押ししてくれる。何度背負っても降ろす気になれない背中の誇り。 そして・・・ 「・・・・・・・・・・」 「ココ爺?」 ココ爺はもう一度無言でリュックサックを漁り、もう一つのものを取り出し、シモンに差し出した。それは服ではなく、四角いプラスチック状のもの。 「・・・・・・・・・・」 相変わらず無言のココ爺。そしてシモンはココ爺が渡してくれたものを見ると、体中に衝撃が走った。 「あっ・・・・・・」 手渡されたのは一つの写真たて。 その中には少し恥ずかしがっているシモンの腕に、ニアが美しい笑顔で抱きついているツーショット写真だった。 「ニア・・・・・・」 こみ上げそうになる涙を必死に堪えながら、シモンは一枚の写真を強く握り締める。 最愛の女性と撮った生前の幸せだった日常の中の一枚の写真。もう二度と一緒に写真を撮ることも過ごすことも、話すことも出来ない人とのありふれた筈だった一枚の日常の光景。 今では懐かしく、とても愛おしい日々だ。 写真を見てヴィラルもブータも何も言わない。するとココ爺がシモンのすぐ傍まで近づき、口を開く。 「お体に・・・気をつけて」 たった一言だった。短くとも、そのたった一言がシモンの心に突き刺さる。 それはほんの僅かだった。 他人なら決して気づかずに見逃してしまっただろうが、シモンも、ヴィラルもブータも、ココ爺が僅かに微笑んだことに気づいた。 「ありがとう・・・・・・ココ爺もまたな!」 写真を服の内側の胸ポケットにしまい、シモンはいつも通りにココ爺に笑顔を見せる。 「俺は必ずまたここに帰ってくる。それまで・・・・ここを頼んだぞ!」 荒れた荒野に立つ二つの墓。そこが再び自分がもう一度帰ってくる場所である。そんな場所を預けられるのはココ爺以外にはありえない。 そしてココ爺もこの場所を守り続けることを、己の最後の使命と心に決めて、シモンの言葉に頷いた。 「行ってくるよ」 友から受け取った螺旋族の象徴、ココ爺から貰った誇りと、愛しい者との思い出。 そして・・・ 「今度は・・・お前も一緒だ・・・ニア・・・。もう、ほったらかしにしたりはしない」 シモンはニアの墓前に飾られている一つの指輪を掴み取り、それに紐を通して自分の首に飾った。 「シモン・・・貴様・・・」 シモンが首に飾ったのはニアの墓に飾られていたニアの結婚指輪だった。 「今度はいつ帰るか分からないからな。だったら一緒に連れて行くことにした。これで・・・どこまでも一緒だ!」 寂しがらせたのなら一緒に連れて行こう。ニアの想いと思い出と共に、シモンは旅立つことを決めた。 そのことにココ爺もうれしそうに頷いた。 そしてシモンはコートを翻して背を向け、この地で最も高い場所へ登る。 歩きながら小さく「ありがとう」と言い、体から緑色に輝く光を流した。 「ブゥゥ!」 シモンの肩にいるブータが小さく鳴いた。それを見ながらシモンはヴィラルから貰ったコアドリルを天に向かって突き刺した。 (シャークティ・・・・・・) 自分を救ってくれた女性を心の中に思い描く。 そして自分の大切な二人の妹分を思い浮かべる。 そこが自分の向かうべき、もう一つの帰る場所である。 「さて、行くか!! 一緒に行くぞ、ニア、そして螺旋の同胞たちよ!! お前たちの知らない明日と世界を見せてやる!!」 光の中、男と小さな生物は共に消えた。 仲間たちの魂と誇りと共に旅立った。 (美空・・・ココネ、・・・・・・今帰る!) しかしこの時シモンは予想も出来なかった。 自分が向かう先、つまり自分がワープするべき先を、場所ではなく人を頭の中に思い浮かべたのが全ての原因だった。 ワープをする瞬間に美空とココネを思い描いたのが失敗だった。 この時、シモンが麻帆良学園の教会、またはシャークティを思い描いていれば、違った結果になっただろう。 シモンは知らなかった。3人一緒だと思っていたが、美空もココネも既に麻帆良学園にいないのである。 シモンは帰る家ではなく、家族を思い描いてしまったことにより、これから先、多くの混乱を招くことになるとは、この時点では予想できなかった。 「それじゃあ美空、また会おうね!」 「おう! コレットもまた今度ね!」 交流期間など僅かなものだった。 パーティーでお互いの情報交換や親睦を深めた彼女たち。だが、いつまでも暇なわけではない。美空たちも仕事、そしてコレットたちにも授業がある。 今日は交流を終えてメガロメセンブリアに一旦戻る美空たちを見送りに数人の生徒たちが、アリアドネーの空港に駆けつけていた。 「美空の気合、かっこよかったよ。私も少し気合入れて、マジになるよ!」 「おっ、いいね~。気合が伝染するのはうれしい限りだ!」 僅かな期間だったが、美空とコレットは直ぐに仲良くなった。 もともと二人とも打ち解けやすい性格のうえに、ネギの話題や、エミリィとの決闘から、彼女たちはとても親しくなった。 「では、ベアトリクスもまた」 「はい、高音さんも気をつけて」 旧友の二人もあっという間の別れだが、寂しそうなそぶりも見せずに爽やかに互いに別れを告げる。 しかし少し物足りない。なぜなら一人足りないからである。 「それでベアトリクス・・・その、エミリィは?」 「・・・・・・・・・・・・」 高音の問いにベアトリクスは少し難しい顔になる。 そう、何人かの生徒が見送りに来る中で、高音の旧友のエミリィはここに来ていなかったのである。 「その・・・・まだ・・・・自室に篭っているようです」 ベアトリクスの少し言いづらそうな様子から、高音も察した。 「そうですか。・・・やはり・・・・ショックだったようですね・・・」 「・・・・ええ・・・」 二人の会話を聞いて、愛衣もココネも、そしてコレットたちも美空を見る。 「えっ・・・・私の所為すか?」 美空は己を指差し、少し顔が引きつってしまった。その言葉に全員が無言で美空を見つめた。 エミリィは美空との決闘から、部屋に篭りきりの様子である。 それは決闘で負った傷の所為ではない。 いや、ある意味デカイ傷かもしれない。 「やはり・・・自信家のお嬢様に敗北は大きな傷になったのでしょう・・・」 魔法使いとしての誇りを、いい加減な美空に思い知らせるためにエミリィは杖を取った。 しかし結果はエミリィの大敗だった。 それはエミリィのこれまでのプライドを粉々に打ち砕く出来事だった。 「う・・・」 「美空さんの所為ではありませんわ。あれは紛れも無く決闘だったのですから、勝者の美空さんが気に病む必要もありません」 「いや、別に気に病んじゃいないけど、気になるっつうか・・・面倒くさいっすね~、プライド高い魔法使いってのも。喧嘩に負けたら次は十倍返しって意気込んで気合入れりゃいいじゃないっすか~」 少なくとも自分は楓に敗北した時はそうだった。 その時の意気込みが先日の勝利に繋がったのである。 「美空さん・・・・・・。たしかに・・・そう・・・かもしれませんね」 美空は相変わらずの軽口だが、高音は少し考えながら頷いた。 口は軽くても、先日の戦いで、美空の譲れぬ信念を感じ取ったからこそ、今の言葉を深く考え取った。 「壁にぶつかるにしろ、どん底に落ちるにしろ、そこから動けぬものが三流で終わり、這い出したものが一流へ一歩近づくと思います。エミリィが自身の魔法使いとしての目標を口だけにしないためにも、自分自身でどうにかするしかありませんわね」 高音はそう感じ取ったからこそ、心配ではあるが無理にエミリィに決闘後に干渉しようとはしなかった。 「立ち直れるでしょうか・・・・お嬢様は・・・」 「立ち上がれないのなら・・・・この道に進むのはあきらめたほうがいいでしょう」 「お姉さま、・・・・それは厳しすぎではありませんか? 幼馴染なのでしょう?」 冷たく言う高音に愛衣は口を挟むが、高音は首を横に振った。 「一人で立つことの出来ない者が、この道にしがみ付くことはできません。それに・・・詳しい事情は知りませんけど、美空さんは立ち上がったのでしょう?」 「えっ?」 高音に言われて、自然と皆の視線が美空に集中する。 「あなたも本気になって、叩きのめされて、そこから這い上がって今のあなたになったのでしょう?」 図星を言われて少しドキリとした。だが、隠すようなことではないので、美空は黙って頷いた。 それを見て、高音は視線を逸らして、真剣な表情になった。 「今回のエミリィの姿は、・・・いつか私がどん底に落ちたときの姿かもしれません」 たとえ普段いがみ合っていても、高音もエミリィも根っこは同じである。そのエミリィの敗北が、いつか来る自身の敗北のように思えてならなかった。だからこそ、高音は新たに誓った。 「私も・・・今以上に本気になるべきでしょうね・・・・」 高音の決意は、ベアトリクスやコレット、そして愛衣の心にも突き刺さった。 そして高音は一度小さく笑って、ベアトリクスたちに振り返る。 「今度会う時は更に成長していることを誓います。ですから、ベアトリクスやコレットたちも、・・・そして・・・エミリィにもそう伝えて置いてください!」 その言葉にコレットは勢いよく頷いた。 そしてベアトリクスも無表情ではあるが、しっかりと頷いた。 そしてやがて空港にアナウンスが流れる。それは美空たちが乗る艦だった。 「時間・・・・・」 ココネの言葉に高音、美空、愛衣は頷きあってその場に背を向ける。 「また会いましょう!」 「コレットもまったね~~」 「マタ会う!」 「今度はこっちの世界にも来てくださいね~~!」 四人がそれぞれの荷物を抱えて、別れの言葉を残して機内へ進んでいく。 「またねーー! 私もがんばるからねーーーッ!」 そして四人の後姿が見えなくなるまで、コレットたちはその場でずっと手を振っていた。 しかし彼女たちの再会までの時はそれほど長くは無かった。 だが、現時点でそのことを知らない彼女たちは精一杯の声で、友への別れの言葉を叫んでいた。 そしてやがて機内へのゲートも閉まり四人を乗せた艦は、首都メガロメセンブリアを目指して、魔法世界の空へと飛び立った。 もう絶対に見えないはずだが、空を飛ぶ艦に向けてコレットは手を振り続ける。 そして飛び立った艦を眺めながら、振り続けた手を降ろして、今度は自分の両頬を二・三度叩いた。 「よっし、私もがんばろ!!」 コレットも高音同様にやる気が漲ってきた。 何処まで続くか分からないが、自分も本気になろうと、美空の戦う姿を見せられて火がついたのだった。 「じゃあベアトリクス、私先に帰ってるから!!」 「ちょっ、コレッ・・・」 「おっ先~~ッ!」 火がついたらジッとはしていられない。 コレットは箒に跨りすぐにその場から飛び出した。 別に何か急ぎの用があるわけではない。 何かやることがあるわけでもない。 しかし大人しくすることが出来ない今の彼女は、とにかくその場から猛スピードで飛び出したのだった。 そしてその同時刻、空間に切れ目が走った。 そして緑色の光が、その隙間から溢れ出し、どんどん大きくなる。 原因は? そんなものは決まっている。 シモンしかいない。 シモンのワープは螺旋力を使い、思い描いた物や場所へ空間を切り裂いて一気に飛ぶことが出来る。 ようするに気合で思った場所に向かうことが出来る。 銀河の果てまで一気に飛ぶことが出来たシモンだ。次元を超えた異世界に跳ぶことも可能である。 そこに、シモンが思い描いたものが存在するならば・・・・ そして空間を切り裂いた見えた場所・・・それは麻帆良学園の教会・・・ではなかった。 「あれ?」 そもそも地上ですらなかった。 「えっ?えっ?えっ? な、何ィ!?」 見渡す限りの建物。その建造物は今まで見たこともない様式である。 いや、そんなことはどうでもいい。 美空たちを思い描いた自分が何故見知らぬ場所にいるのか・・・それもどうでもいい。 問題は・・・ 「なんで空に!?」 見渡す限りの建物、それは地上からの見た光景ではない。空から見た光景である。 そう、ワープした先の場所は、空の上だった。 なぜこうなったのかは分らない。しかしこのままでは落下する。 この高さから落ちれば間違いなく死ぬだろう。 だがシモンには考える時間も与えられない。 地上に落下する前に、目の前に脅威が迫っていた。 「ひ、飛行船が目の前に!?」 事態を把握する間も与えられずに上空を飛ぶ巨大な飛行船が目の前まで接近している。 事態がまったく飲み込めずに、かっこつけてヴィラルたちと別れた次の瞬間にシモンの頭は混乱状態になった。 (何で空にワープ!? 美空たちは!? いや、それより飛行船が目の前に!? どうする!?) だが、混乱した頭でも、このままではまずいと判断することは出来た。 目の前まで迫った飛行船に対して、シモンが瞬時に思いついた手段は一つ。 「くっ、間に合え! シモンインパクト! とにかくメカならこれで制御してやる!!」 シモンがこの世界に現れて数秒の間の出来事である。 シモンは咄嗟に手からドリルを出して、飛行船にぶつけて、攻撃ではなく制御して危機を乗り越えようとした。 だが不運はさらに積み重なった。 何事も貫き通してきたドリルがぶつかる直前に、見えない壁に弾かれてしまった。 「なっ!? シ、シールドが!?」 大して螺旋力を込める事も出来ずに放ったドリルは、多少の輝きを発したものの、飛行船のシールドに遮られてしまい、シモンはその衝撃に弾き飛ばされてしまった。 しかし幸いなことにそのお陰で、飛行船との直撃は免れた。 だが、安心している暇はない。 「ぐっ、まっ、まずい・・・このままじゃ落下しちまう!!」 ここは遥か上空である。 このままでは地面に叩きつけられてしまう。そうなれば、そこから先の展開など目に見えている。 (どうする、このままじゃ・・・・俺は空を飛べないし・・・) シモンは空を飛ぶことが出来ない。 このままでは・・・・いや・・・待て・・・。 頭の中で却下したはずの意見が直ぐに復活した。 (俺が空を飛べないだと? そんなこと誰が決めた!) どんな無理をも可能にしてきた自分が、美空やネギたちが出来たことが出来ないはずはない。 (銀河の果てまで跳んだ俺が、空ぐらい飛べなくてどうするんだ!) シモンは右腕に自分が出したドリルを、そして左腕にヴィラルから受け取ったコアドリルを握り締める。 「飛んでやる! こんな訳も分からない死に方したんじゃ、兄貴たちにあの世から蹴り返されちまう!」 地上に叩きつけられるまで時間がない。その時間のない中でシモンはありったけの気合を振り絞る。 「地下から這い出たこの俺が、大地の壁に負けてたまるかよ! 俺のドリルで天を創るなら、その天空をも自由に駆けてやる!!」 シモンの体が緑色の光に包まれて、シモンは自分の背中にイメージを浮かべる。 刹那のように自由に空を駆ける翼、いや・・・天に向かって突っ込むグレンラガンのブースター。 「俺を誰だと思っている!!」
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3354.html
まるで金縛りにでも遭ったかのように、目の前に横たわる鋼鉄の巨人から目を離せない。重要貨物室に突入した、スバルとティアナはその場から一歩も動けずにいた。 次元世界の各地で発掘される古代遺産、ロストロギア。古代文明の超技術によって創られたそれらは、ときとして世界を滅ぼすほどの力を孕む。 ロストロギアの悪用を防ぐため、時空管理局はその回収と封印に日夜奔走している。彼女達機動六課もそのために発足したのだ。 だが、これは違う。二人の表情が険を帯びた。この巨大な機械の人形はロストロギアなどではない、“ガンメン”だ。機動六課の、否、時空管理局最大の敵である。 そのとき、スバルの胸元から閃光が迸った。ドリルである。ネックレスの先端で揺れる小さなドリルが光り輝いているのだ。 まるで脈動するように明滅を繰り返すドリルの光に呼応するかのように、赤いガンメンの閉ざされた瞼の下から光が漏れる。 まずい! ティアナは反射的に二挺拳銃の銃口を持ち上げた。ガンメンが目覚めようとしている。その前に、今、この場で破壊しなければならない。 しかしティアナの銃口が火を噴くことはなかった。二挺拳銃から魔力弾が撃ち放たれようとしたその瞬間、予想外の乱入者が二人の前に現れたのだ。 時空突破グレンラガンStrikerS 第02話「貴様の気合いを見せてみろ!!」 「グレンラガンに触れるな! この盗人どもが!!」 突如として車両内に轟いた第三者の怒号に、スバル達は思わず身を竦ませた。次の瞬間、ガンメンの陰から黒い影が飛び出し、二人に飛びかかった。 薄闇を切り裂く白刃の鈍い煌めきに、スバル達は反射的にその場から飛び退いた。一瞬遅れて、まるで鉈のように幅の広い刃が垂直に振り下ろされる。 金属の床面に鋼の刃がぶつかり、ガツンと甲高い音を立てる。刃は深々と床面を深々と切り裂いていた。 もしも回避の反応が一瞬でも遅れていれば、今頃自分達は真っ二つにされていただろう。二人は戦慄に身を震わせた。 「躱したか。コソ泥にしてはいい動きだ」 感嘆の声を漏らしながら立ち上がるのは、恐らくは男と思われる長身の影。顔は分からない。男の全身は擦り切れたマントで覆われ、顔は深く被ったフードで隠されていた。 男が床板を踏み締め、鉈剣を再び振り上げながらスバルに飛びかかった。横薙ぎに鋭く振り抜かれた男の凶刃を、スバルは咄嗟に籠手で弾く。 「な、何者!?」 ティアナが狼狽の声を上げながら男に銃口を向けた。二挺拳銃のカバーがスライドして魔力カートリッジが排出され、橙色の魔力弾が瞬間的に形成される。 男の足元を狙い、ティアナはトリガーを引き絞った。鳴り響く銃声とともに橙色の閃光が薄闇を切り裂き、床面に着弾して弾ける。だがそこに、既に男の姿はなかった。 「俺が誰か、だと……?」 低く押し殺したような声が背後からティアナの耳を打つ。あの男の声だ。弾かれたように振り返るティアナのすぐ目の前まで肉薄し、男が鉈剣を振り上げていた。 「誰でもないっ!!」 鋭い怒号とともに男が鉈剣を振るった。瞬間、ティアナの両手のデバイスが変形した。二挺拳銃から双剣へと形を変え、形成された橙色の魔力刃が鉈剣を受け止める。 激しく鍔迫り合う二人の足元から、金属同士がぶつかり合うような甲高い音がカツンと響く。排出された魔力カートリッジの空薬莢が、床面の上を転がっていた。 「時空管理局です! この大型機械兵器についてお訊きしたいことがあります。武装を解除して、我々の指示に従って下さい!」 「黙れハダカザル!!」 ティアナの説得の言葉を一蹴し、男は鉈剣を振り回した。嵐のように繰り出される男の苛烈な斬撃を、ティアナは双剣を駆使して辛うじて凌ぐ。 一見滅茶苦茶なようにも思える太刀筋だが、一つ一つの斬撃が正確に急所を狙っている。恐るべき技量だ、ティアナの頬を冷や汗が伝った。 「ティア!!」 スバルが両足のホイールを高速回転させてティアナのもとへと駆け出した。手首のタービンが唸りを上げ、スリットから空薬莢が排出される。 「リボルバァァ―――!」 「遅いっ!」 怒号とともに拳を振り上げたスバルの鳩尾に、男の鋭い膝打ちが容赦なく突き刺さる。ローラーシューズを履いた両足では踏ん張りが利かない、スバルは仰向けに床に倒れた。 転倒したスバルに追い討ちをかけるように男が鉈剣を振り上げる。そのとき、スバルの胸元でネックレスが光った。 「それは……っ!」 男は驚愕に目を見開いた。チェーンの先端で揺れる金色のドリル、あれはまさしくコアドリル! 一体何故、こんな小娘がコアドリルを持っているのか。 息を呑む男の背後から、黒い楕円形の影が突如襲いかかった。ガジェット・ドローンⅠ型である。まだ生き残りがいたのだ。 センサー・アイが不気味に輝き、放たれたレーザー光線が男の背中を射抜く。一瞬の出来事だった。撃たれた胸元を鮮血で真っ赤に染め、男の身体がぐらりと傾く。 スバルが悲痛な悲鳴を上げ、ティアナも思わず目を逸らす。だが、男は倒れなかった。両足を踏ん張りながら背後を振り返り、鉈剣を振り上げてガジェットに襲いかかる。 大きく翻ったマントの下で、撃たれた傷口がみるみるうちに塞がっていく。尋常でない再生速度だった。 「俺は不死身の男だ! 鉄屑如きに殺されるものか!!」 雄々しい咆哮とともに振り下ろされた男の鉈剣がガジェットのボディに深々と突き刺さる。ひび割れたセンサー・アイが悲鳴を上げるように明滅を繰り返す。 だが、ガジェットはまだ生きていた。うねりながら突き出されたコード状の触手が男の横頬を掠め、引き裂かれたフードの下から男の素顔が露わとなる。 スバルとティアナは思わず息を呑んだ。人間の顔ではなかった。瞳孔が縦に裂けた獰猛そうな瞳、口元から覗く鋭い牙。獣人、獣人間というべき生き物がそこにいた。 獣人が雄叫びを上げ、体毛に覆われた逞しい左腕をマントの下から突き出した。大きく発達した掌がガジェットを鷲掴みし、鋭い爪が装甲に食い込む。 次の瞬間、獣人はガジェットを鷲掴みしたまま床に思いきり叩きつけた。床板が衝撃で大きくへこみ、ガジェットのボディが粉砕される。今度こそ動き出すことはなかった。 「凄い。ガジェットを素手でやっつけちゃった……」 感嘆の声を漏らすスバルを、獣人が無言で睨んだ。その視線は胸元のコアドリルに集中している。思わずたじろぐスバルに、獣人が「おい」と声をかけた。 「そのコアドリル、一体どこで手に入れた?」 獣人の突然の問いに、スバルは「え」と狼狽えたような声を上げながらネックレスを掴んだ。コアドリル、このネックレスのことを言っているのだろうか? 「えと、これは、子供の頃に凄い事故があって、それで、その―――」 しどろもどろなスバルの喋り方に、獣人の眼光が鋭さを増す。苛立っているようだ。スバルは「あぅ」と怯んだ。犬に吼えられているような気分だった。 そのとき、まるで地震でも起きたかのように車両全体が震撼した。突然襲ってきた激しい揺れに、スバルがバランスを崩して尻餅をつく。 「この揺れ、まさか……!」 息を呑むような獣人の声がスバルとティアナの耳朶を打つ。次の瞬間、二人の眼前に空間展開モニターが出現した。作戦司令部からの緊急通信である。 モニターに映し出されたのは、広域スキャンによって撮影された輸送列車近辺のライブ映像だった。画面の端をなのはやフェイトが忙しなく飛び回っている。 そしてもう一つ、なのは達と対峙する巨大な敵影が確認できた。巨大な牛の顔に手足が生えたような巨人と、同じく人の顔に手足をつけたような巨人が二体。合計三体だった。 「「ガンメン……!」」 スバルとティアナの声が重なった。 Gadget Applicative New-type of Magical Enemy、略してガンメン。遺跡を破壊し、市民の安全を脅かす謎の巨大兵器である。 その目的や正体などは一切不明。ただ分かっていることは、ガンメンもガジェットと同じくA.M.F.を搭載し、並大抵の魔導師では歯が立たないということである。 司令部からの指示は、可能な限り迅速にロストロギアを確保して現場から離脱、安全な場所で別命あるまで待機ということだった。 ガンメンの相手はなのはとフェイトが行う、新人達は自分達とロストロギアの安全を優先するように。それは事実上の戦力外通知だった。 ティアナは悔しそうに顔を歪めた。スバルも暗い表情で俯いている。自分達の未熟は理解しているつもりだったが、ここまで露骨に足手纏い扱いされると流石に堪えた。 意気消沈する二人に、そのとき獣人が「おい」と呼びかけた。どこか不機嫌そうな低い声が車両内に木霊する。 「何を落ち込んでいるのかは知らんが、逃げる暇があるなら俺に付き合え」 有無を言わさぬような獣人の言葉に、スバルとティアナは反射的に身構えた。そうだ。ガジェットやガンメンの出現で忘れていたが、自分達はこの男と戦っていたのだ。 ロストロギア運搬用に手配された特別貨物車両でガンメンを輸送し、管理局員にも敵対的な不審人物。戦闘能力も高く、決して油断できる相手ではない。 「付き合えって、アンタ一体何するつもりなのよ」 拳銃の形態に再変形させたデバイスを構え、警戒心を露わに尋ねるティアナに、獣人は口の端を不敵に吊り上げた。 「決まっているだろう? こいつを動かす」 そう言って獣人が指差したのは、三人の前に横たわる赤いガンメン――「グレンラガン」と呼ばれていた――だった。 「ちょっと、馬鹿言わないでよ! そんなことできる筈ないでしょ!?」 「座っているだけでいい。それ以上は俺も望まん」 思わず声を荒げるティアナに、獣人は憮然と鼻を鳴らした。その高圧的な態度に、ティアナが眉尻を吊り上げる。 睨み合う二人を交互に見遣り、スバルは胸元のネックレスを握りしめた。掌の中でコアドリルが脈打つように明滅を繰り返す。暖かい、まるで小さな太陽のようだった。 力が無いことが悔しかった、もう二度と無力に泣きたくなかった。それがスバル・ナカジマという少女の原点だった。 自分も敬愛するなのはとともに戦いたかった、なのはの力になりたかった。そして今、目の前には、戦うための“力”がある。スバルが迷う理由はなかった。 「……やります。あたし、グレンラガンに乗ります!」 「スバル!?」 毅然とした表情で叫ぶスバルを、ティアナが咎めるような目で睨んだ。 「ちょっとアンタ、自分が何言ってんのか解ってんの?」 「あたしが乗るって言ってんの!!」 いつになく真剣な表情で言い返すスバルに、ティアナは思わず天を仰いだ。一度何かを決めたスバルは誰にも止められない、それはティアナが一番よく知っていた。 スバルは再び獣人を見た。一点の迷いもない澄んだ瞳だった。彼女とよく似た目をした男を、彼は一人――否、二人知っていた。 「乗るならば早くしろ。無理矢理放り込まれたくなければな」 そう言って踵を返す獣人の背中に、スバルが「あの!」と声をかけた。 「座って見てるだけなんて絶対に嫌! あたしも戦います。あたし、なのはさん達の力になりたいんです!!」 精一杯の勇気を振り絞って叫ぶスバルを、獣人は肩越しに振り返った。この名も知らぬ、「グレンラガン」の電池程度にしか考えていなかった人間の小娘に、初めて興味が湧いた。 「……小娘。貴様、名前は?」 「スバル」 問う獣人に、答えるスバルの声は揺るぎない。獣人は牙を剥き出して笑った。この人間の名前、覚えておく価値があるかもしれない。 「いいだろう。スバル、貴様の気合いを見せてみろ!!」 哄笑する獣人の声に反応したように、床上に横たわる赤いガンメンが動いた。ひび割れた装甲の内側から響く駆動音が車両内に木霊し、大気を振るわせる。 頭頂部の装甲がスライドし、胴体の顔も大きく口を開ける。上下に開放されたシャッターの奥に見えるのは、ガンメンの操縦席と思しき古びた座席と操縦桿だった。 頭部と腹部に存在する二つのコクピットのうち、スバルが上に、そして獣人が下の操縦席へとそれぞれ乗り込む。 球体型の狭い頭部コクピットの前面に無数の計器類が並んでいる。その中央、スバルから見てちょうど真正面の位置に円い計器盤がある。 計器盤の中央に、スバルは円錐型の小さな窪みを見つけた。首に架けたコアドリルがちょうど収まる大きさ。まるで挿し込んでくれと言わんばかりの形状である。 スバルは指先でコアドリルを摘み上げた。一段と激しく発光している、まるで挿し込んでくれと訴えているかのようだ。 逡巡は一瞬だった。スバルは首からチェーンを外し、計器盤の窪みにコアドリルを挿し込んだ。そして、捻じった。静寂がコクピットを支配する。何も起きない? 否、起きた。 コアドリルを挿し込んだ穴を中心に螺旋状の光が計器盤に広がり、周辺の計器が一斉に稼働を始めた。力強い駆動音が操縦席の下から伝わる。 計器類の上に積もった埃が消し飛び、操縦桿の表面に浮いた錆が消え去る。まるで新品のような生まれ変わったコクピットがスバルの目の前に広がっていた。 それだけではない、劇的な変化はまだまだ続いた。グレンラガンの額から激烈な光が溢れ出し、螺旋を描いて機体全体を包み込む。 装甲の亀裂が修復され、劣化した表面に金属の光沢が戻る。炎を思わせる鮮やかな赤の色彩が全身を染め直し、鋼鉄の巨人、グレンラガンMk-Ⅱが新生した。 「立て、グレンラガン!!」 コクピットに雄叫びを轟かせ、獣人は操縦桿を勢いよく押し込んだ。グレンラガンMk-Ⅱの双眸が輝き、鋼鉄の巨体が拘束具を引きちぎりながらゆっくりと起き上がる。 車両の屋根を突き破って立ち上がる“第四のガンメン”の姿は、三体のガンメンを相手に戦い続けるなのはとフェイトからもよく見えていた。 「そんな……!」 なのはは驚愕に目を見開いた。新たな敵影、しかもあんなところに!? 為す術も無く蹂躙される教え子達の姿を想像し、なのはの表情が絶望に染まる。 放心したように虚空に佇むなのはの背後から、そのとき、牛面をモチーフにした敵ガンメン、ゴズーが棍棒を振り下ろした。敵の不意討ちになのはは気づいていない。 「なのはっ!」 フェイトの悲鳴になのはは我に返り、弾かれたように後方を振り返った。ゴズーの棍棒はすぐ頭上まで迫っている。なのはは咄嗟に片手を突き出し、防御魔法を発動した。 ドーム状の魔力障壁が掌の前方に形成される。しかし次の瞬間、大気が揺らぎ、障壁は霞のように消え去った。A.M.F.である。 愕然と表情を強張らせるなのはを、まるで虫でも潰すかのようにゴズーの棍棒が無造作に打ち据える。地面に背中から叩きつけられ、なのはは苦悶の表情で呻いた。 追い討ちをかけるようにゴズーが片足を持ち上げ、なのはの頭上へ振り下ろした。踏み潰すつもりだった。回避も防御も間に合わない、なのはは思わず目を閉じた。 そのとき、地を砕くような轟音が丘陵を揺るがし、真紅の影がなのはの視界に飛び込んだ。突如出現した謎の人型ガンメン、グレンラガンMk-Ⅱだった。 『うぉおおおおおおおおおおおおっ! なのはさんに何してんのよパァァァァァンチ!!』 紅蓮の巨体を宙に踊らせ、グレンラガンMk-Ⅱは雄叫びとともにゴズーに殴りかかる。スバルの声だった。あの娘は一体何をやっているんだ、なのはは驚愕に言葉を失った。 振り抜かれた鋼鉄の拳がゴズーを殴り飛ばし、全長十数メートルもの巨体が錐揉み回転しながら宙を飛ぶ。 そのまま山林を薙ぎ払いながら丘陵を転がり、ゴズーは岩壁に深々とめり込んだ。再び動き出す気配はない。 『見たかっ!』 啖呵を切るグレンラガンMk-Ⅱの背中に、人面を模した敵ガンメン、アガーが忍び寄る。敵の接近にスバルは気がつかない。アガーはグレンラガンMk-Ⅱに飛びかかった。 しかしグレンラガンMk-Ⅱの操縦者はスバル一人ではない。そしてもう一人の男の目は、敵の奇襲を二度も見逃すほど耄碌してはいなかった。 「甘いな」 グレンラガンMk-Ⅱの腹部コクピットで、獣人が憮然と鼻を鳴らした。その呟きは敵の稚拙な奇襲への揶揄か、それともこの程度の不意討ちにも気づかないスバルへの皮肉か。 獣人が両手に握った操縦桿の一つを捻る。次の瞬間、グレンラガンMk-Ⅱが片足を振り上げながら鋼鉄の身体を反転させた。 『この俺を誰だと思ってやがるキィィィィィック!!』 獣人の雄々しい怒号とともに、グレンラガンMk-Ⅱの回し蹴りがアガーの横面に炸裂。まるでサッカーボールのように蹴り飛ばした。 「「誰!?」」 なのはとフェイトは思わず叫んだ。突如出現した見慣れぬガンメン、その中に乗っているらしいスバル。そして今度は知らない男の声で喋っている。最早訳が解らなかった。 二人の問いに答えるように、グレンラガンMk-Ⅱは腕を組んで仁王立ちした。威風堂々となのはを見下ろし、鋼鉄の巨人は口を開いた。 『乙女の決意が天を突き!』 スバルの声だった。 『漢の気合いが大地を穿つ!』 スバルの名乗りを引き継ぐように、再び謎の男の声が響いた。まさに異口同音。頭部と腹部、二つの口が別々に動き、しかし同じ言葉を紡ぎ出す。 『『覚悟合体、グレンラガン! あたし(俺)を誰だと思ってる(やがる)!!』』 二人の声が重なり、グレンラガンMk-Ⅱの咆哮が天地に轟く。大気を揺るがすその雄々しい叫びは、どこか産声にも似ていた。 そう、今まさにこの瞬間、次元世界を巻き込む運命の渦が廻り始めた。しかしその中心に立つ少女は、目指す明日の先に待つ己の運命に未だ気づいてはいなかった。 ―――つづく
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/134.html
第六十六話 後日談・懺悔突破 投稿者:兄貴 投稿日:09/03/02-23 18 No.3864 シモンたちが元の世界に帰り、その直ぐ後に、超鈴音も己の明日へと向かった。 ネギやアスナたちクラスメートは少し渋っていた。 この世界の人間として生きていかないか? 一緒に卒業しないか? などと言って超を説得しようとした。 それはとても超には魅力的な提案だった。しかし受け継がれた背中に燃えるドクロのマークがそれを許さない。 だから超は迷いの無い瞳で言った。 『私の望みは叶った。だからこそ私も私の生きるべき世界へ行く』 笑っていた。 それは心の底からの笑みだった。 『私もアバヨ、ダチ公とは言わない。無限に広がる道の果てで、いつの日かまた会おう!』 次の瞬間彼女の体は光に包まれた。 超は言っていた。自分の望みは全て叶ったと。 超の望みが何だったのかは分からない。今にして思えば超とシモンたちの因縁は何だったのかは結局分からずじまいだった。 だがしかしネギたちは彼女の再会を誓う言葉に頷いた。 クラスメートの旅立ちを、シモンたちが去った同じ場所で超も旅立ちの場所として選んだ。 そして彼女はシモンたちと同様に天に輝く星の元で、輝きの中へと消えていった。 それが学園祭最後の夜の出来事だった。 そして激闘の末、ようやく掴み取ったありふれた日常が返って来た。それこそが皆が必死で掴み取った明日だった。 だがようやく掴み取った今日に居ない人物も居る。 シモン、ヨーコ、ブータ、そして超鈴音である。 クラスメートは当然超が居なくなったことに寂しさを感じ、最初はしんみりしていた。 しかしそれが彼女の望むことではないと思い、何も変わらない今日として、いつも通りの大騒ぎをした。 それでいい。それこそが苦労して掴み取った光景なのである。 だが、戦いの当事者達はそう簡単にはいかなかった。 教師のネギはクラスメートの元気さに苦笑しながらも、どこか元気が無かった。それほどまでに消えたもの達は彼の中でウエイトを占めていた。 それはネギだけではない。 世界を左右する喧嘩に関わった女たちは、別れの時は笑顔だったものの、どこか元気が無いのは一目瞭然だった。 これはそんなネギや彼女達の心を励ました、一人のグレン団の話だった。 (やーれやれ、やっぱ皆元気だね~。でもそれ以外は微妙な人たちもいるね~) それは兄との別れの場にいた者たちを指していた。 美空はその場にいたネギやアスナたちを見て、ため息をついた。 騒ぎ出す生徒たちを苦笑しながら出席簿に目を落とすネギ。そこにはメッセージが書かれていた。 [立ち止まるな、前へと進め。君が求めたモノは得られるだろう 再見 超] それは超からの言葉だった。いつの間に書かれていたかは知らないが、それを見ながらネギは窓の外を見て黄昏る。 (超さん・・・) (おー、ネギ君凛々しいねぇ。10歳とは思えねー。青空見上げて何を思ってんだか) 空を見上げるネギに対して美空が思っていると、その様子を見て、反応している者たちが、美空以外にいた。 何か不機嫌そうなアスナ。信頼の笑みを浮かべる刹那、しかし少しすると寂しそうにネギと同じように窓の外の空を見上げている。 明らかに心配しているのどか、そして表情には出さないが、夕映もそうだろう。 (まあ、私も人のこと言えないんだけどね~、あ~あ、兄貴はいつ帰ってくるんだろ) 自身も落ち着くと、やはり心にポッカリ穴が開いたような寂しさに襲われた。 再会は約束したものの、明確に帰ってくる日は告げられていない。 シモンのことだから、相当時間が立っても何食わぬ顔で現れて、細かいことは気にするな、なんて言って笑いそうだ。 それはそれでいいだろう。しかしそれでも今の寂しさは中々埋められなかった。ココネや顔には出さないがシャークティも同じだろう。 木乃香に関しては事あるごとに、美空にシモンはまだ帰ってこないのかと聞いてくる始末だ。 (はあ~、兄貴~、早く帰ってきてよ~) 再び深くため息をつく美空。その様子を亜子に見られて彼女は心配そうに尋ねてきた。 「美空、元気無いけど大丈夫?」 「え? そう? いや何でもないヨ?」 「でも美空、今年の学祭はスゴかったよねー。なんかファンクラブも出来たみたいだし、シモンさんたちと凄い大活躍してたしさー」 「いや~、私も生まれ変わったというか、進化したと言うか」 アハハ、と笑いながら照れる美空。すると亜子も美空と同じようにため息をついた。 「亜子、何か悩みごと?」 「え? いやー、そゆー訳ちゃうんけど・・・」 「アレだったらウチの教会に懺悔でもしに来るといーよ。ウチの神父さん、評判いいから」 「懺悔かー。ちょっと違うかな。考えとくわ」 「みそらー! ざんげって何ですかー?」 「え? 何ってゆっても・・・」 突如話しに入ってきた鳴滝姉妹にどう説明したらいいのか分からない美空に代わり、風香がネギに尋ねた。 「ネギ先生、ざんげって何ーー?」 「・・・・・・」 しかし未だに空を見上げてボーっとするネギは気づかぬまま返事をしなかった。 「先生聞いてるのー!?」 「あ? ハ、ハイ! えー、懺悔というのは『告解』とも言ってですね・・・自分の罪を悔い改めて、それを神父様に聞いて貰って、神様のお赦しを貰うことなんです」 「えー! じゃあ、どんなイタズラしても許してくれるですか!?」 「神様、太っ腹ー!」 「いえ、そーゆー考え方は、ちょっとマズいのでは・・・」 随分と捻じ曲がって広がってしまう懺悔のシステムだったが、いつも通りの光景なので美空は口を挟まないことにした。 しかし懺悔というものに興味を抱いたものが少なからずいたことに、美空は気づかなかった。 そして勉学にまったく身が入らないまま、放課後を向かえた。 美空はいつも通り、シスターの服に身を包み、ココネと一緒に教会の掃除を始めた。 「な~んかあれだよね~、兄貴が来てからの常識はずれの出来事に慣れすぎて、なんつうか気が抜けちゃったよね~」 雑巾を絞りながら美空は愚痴を言う。 「当たり前の日常か~、でも兄貴と一緒にいたのが私の中で日常化しちゃって、今が日常に感じないや・・・あ~あつまんないっすね~」 「美空・・・」 ぶつぶつと文句を言う美空だが、不意に小さな手に服の裾を掴まれた。 「大丈夫だってココネ。強くなろうって約束は忘れてないよ♪ 今度兄貴が来たときにはこっちがビックリさせてやろうね♪」 心配無いよとウインクをする美空。ココネもその言葉に頷いた。 しかしココネも寂しがっていることには変わらない。特にココネに関しては自分のように賑やかでいつもバカ騒ぎなクラスメートの中にいるわけではない。寂しさは自分以上かもしれないと思い、黙ってココネをおんぶしながら、掃除を再開した。 しかしその時だった。 「で、でもアスナさん、それは・・・」 「違わないってば!」 何やら教会の外で騒がしい口論が聞こえた。何事かと思って扉から外を覗き見ると、アスナとネギが教会の前で言い争っていた。 「今日、あんた授業中、外見てボーっとしてたでしょ!?」 「た、確かに、ちょっとボーっとしてたかもしれませんけど、僕、しっかり授業はやってましたし・・・」 「だから、そーゆーことじゃなくてっ! アンタがちゃんとやる奴だってのは知ってるの! そのこと言ってるんじゃなくて! アンタ・・・今、お父さんのコトで頭一杯なんでしょ?」 「!?」 どうやらアスナは今日のネギの態度にご立腹のようで、何やら一方的に叱り付けている。 美空もその様子を呆れながら眺めていたが、あまり今はシリアスな雰囲気に入りたくないと思い、そのまま扉を閉めた。 「ったく、な~にやってるんだか、こういう時に兄貴はどうすんのかね~」 どうやら完全にいつもの日常が帰ってきたわけではないようだ。 それぞれが何かを心に抱えているのが目に見えた。 ネギとアスナもその内の一人だろう。 外では何やら、ネギが声を出して駆け出す様子と、アスナが言いたいことがうまく言えないことに地団駄を踏んで悔しがっている声が聞こえてきた。 「喧嘩するつもりじゃなかったのにー! 何でいつもこーなっちゃうのー、もぉー!」 悔しがるアスナ。 しかし美空はソッとしておこうと思い、声を掛けずにそのまま掃除の続きを始めた。 だがこの時、アスナの足が教会に向いていることに気づかなかった。 「さ~ってさっさと終わらせて・・・ん?」 外の喧嘩を無視して、掃除の続きを始める二人。そして懺悔室の中を雑巾で拭いていると、何やら気配がした。 「アスナサンだ・・・」 「えっ?」 「あの~、いいですか?」 「へっ?」 教会に入ってきたアスナは、そのままなんと懺悔室に入ってきた。 突然のことにテンパる二人だが、アスナは美空とココネに気づかずにそのまま話をしだした。 「私・・・その、またつまらないことで喧嘩しちゃって・・・」 (っておいおい!? 私に気づいてねえの? それになんでアスナが懺悔を・・・あっ、今日教室で広まったからか・・・、・・・とりあえずボイスチェンジ・・・) 「あの・・・神父さん?」 「いえいえ、どうぞ続けてください」 「私の友だ・・・じゃないし、先せ・・・んー、ウチの居候です」 「それで?」 「その・・・そいつには夢があるんです。でも、夢のことになると、もーまっしぐらで、すぐボロボロになるし見てらんなくて・・・それで、この間、ちょっとした事件があってですねそいつにソックリな奴がいたんです。でもその事件でアイツは誰でもない自分自身になるって言ってマシになったと思ったら、今日見たら根っこの部分が変わってなくて!!」 「なるほど・・・」 「それで・・・ついまた・・・その・・・私、アイツの夢の邪魔するつもりじゃないんですけど、私は私で実力不足で全然手助け出来ないし・・・その・・・心配・・・で・・・」 「ほうほうなるほど・・・(重いな~・・・)」 「こんな時・・・」 「はっ?」 最初はイタズラ気分で話を聞いていたら、意外と重いアスナの悩みに、美空は困ってしまった。 するとアスナはスカートの裾を握りながら告げる。 「こういう時、いつも言葉をくれた人がいるんです。その・・・すごく滅茶苦茶で・・・以前この教会に住んでいた人なんですけど・・・」 「!?」 美空はハッとして顔を上げる。 膝の上にいるココネもである。 アスナのいう人物、それは間違いなくあの男である。 「私はいつも言いたいことが言えなくて自分勝手に言ってしまうんです。でもあの人はいつも胸に響く言葉で簡単に納得させてくれるんです・・・」 「はい・・・知っています・・・」 「その人に・・・道に迷ったアイツをぶん殴るのはお前だって言われたんですけど・・・私は殴って怒鳴るだけで、自分の言いたいことを100分の一も伝えられないんです・・・」 アスナの真剣な表情に、美空も改めてシモンの影響力を認識した。 こんな形でシモンを信頼している者もいる。それが誇らしく思い、そしてだからこそ、美空もこのままアスナを帰すわけにはいかなかった。 美空は目を瞑り、声を変えたまま神父になりきり、シモンならどうするのかを考えた。 「・・・いいじゃないですか、それで・・・」 「えっ?」 アスナが声を上げて格子越しからこちらを向く。 「何も話さない・・・何もぶつけない・・・それでは何も伝わりません。でも、ぶん殴れば殴られた方は何かを感じ取るはずです」 「でも!?」 「それに、例え今は伝わらなくても、諦めずにぶつかっていけば、少しだけでも前に進むことが出来ます」 「あっ・・・」 足掻いて足掻いてジタバタすれば、少しだけ前に進むことが出来る。 あの男が残した言葉を、美空、そしてアスナは思い出した。 そしてココネも美空を実に感心したように見上げる。 アスナもその言葉を覚えている。だがそれでもうまくはいかない。 「そうなんですけど、アイツって私の言うことはあまり聞かないんですよ・・・。私が相手だとアイツもムキになるし・・・ヨーコさんの前だとあたふたするくせに・・・」 「へっ? ヨーコさん?」 意外な人物の名前に思わず美空は声を上げてしまった。 「あっ、知ってますよね? 実はソイツ、身の程知らずなことにヨーコさんのことが好きで・・・」 「ほ~、なるほど・・・(モロバレだしね)」 「その、アイツがヨーコさんのことを好きになるのは分かるんです。美人で、私なんかより心も力もずっと強くて・・・笑顔がとても素敵で・・・」 「ええ、知ってますとも」 「アイツ、シモンさんじゃなくても、ヨーコさんなら頭を撫でられて微笑まれるだけで簡単に頷いちゃうと思うんです。たしかに私じゃ・・・まだ・・・太刀打ちできませんし、アイツの気持ちも分からなくもないんですけど・・・同じ女としてその・・・」 「あ~・・・(おいおい、話が脱線してないか? ってゆうかまあこれは・・・)」 少し呆れ顔になりながら美空は愚痴愚痴言っているアスナに思ったことを言う。 「ようするにアナタはヨーコさんに嫉妬してるんですな~」 「えっ? そりゃあ憧れますけど・・・嫉妬は・・・」 「その人が別の女の人を好きでヤキモチを焼いてるわけですな~」 「ちちちち、違います!? なんでそうなるんですか!?」 「いやいや、恥ずかしがることはありません。恋は宇宙を変えるとも言います(つうかそれしかねえじゃん)」 「違いますってばーーーー!!」 「何を言うんです! 意地は張らずにぶつけるものですよ!」 「だから違いますってばーーーーーっ!」 そう叫びながらアスナは勢いよく教会から走って飛び出した。 その後姿を美空はケラケラと笑いながら見送った。 「うひはははー、あ~面白かった、アスナも可愛いね~。しかしヨーコさんが相手か~、こりゃあヨーコさんライバルが多そうですな~」 「美空・・・最初はスゴク良カッタケド・・・」 その時再び教会の扉が開く音が聞こえた。 アスナがもう一度来たのかと思い、外を見ると別の女が現れた。 「し、失礼します・・・神父さん、ちょっとええ?」 「えっ?」 女は真っ直ぐに懺悔室までやって来た。そしていすに座り少しオロオロとした表情だった。 しかしその人物は知り合いだった、というよりクラスメートである。 ほんわかした空気を身にまとい、少しとぼけた京都弁を喋る少女。 そんなクラスメートは一人しかいない。 (こ、このかああああーーー!?) 悩みなど無さそうな天然少女の登場に、美空は思わずひっくり返ってしまった。 「あの、神父さん?」 「あっ、いえいえお気になさらずに。それで一体どうされました?」 動揺を必死に隠そうとし、ちゃっかりとボイスチェンジをしたまま美空は木乃香に尋ねた。 (おいおいおい、アスナに続いて木乃香まで、・・・つうかクラスに悩みのある奴がこんなにいたのか?) すると木乃香は今まで見たことないような複雑な表情をしていた。 「えっと・・・その・・・こんなん言ってええかわからんけど・・・」 少し悩みながらも、木乃香は決心して心の内を明かしていく。 「ウチ・・・凄く好きな人がおるんです。多分・・・ウチの初恋やと思います・・・」 「ほお、恋の悩みですかな? (つうかモロ知ってるけど)」 「でもその人には一生忘れられない人が心ん中におって、・・・凄く大切に思われてて、ウチは一度あきらめたぐらいやった・・・」 ニアのことを言っているのは明らかだった。 しかし学園祭でそのことについては解決したように思ったので、美空とココネは不思議に思った。 シモンはたしかに木乃香に、帰ってきたら、真剣に木乃香の気持ちと向き合うと言ったのである。ならば何を悩むのかと思った。 「ウチは・・・その好きな人が、その心の中に居る人がどうのやなくて、目の前のウチの気持ちを考えてくれる言うてくれた時は凄くうれしかったんや・・・」 美空もその光景は見ていた。 うれしそうにシモンの胸に飛びついた木乃香の笑顔を今でも覚えている。 「ウチは一歩進めた・・・これから先もどんどんウチの気持ち伝えて、振り向いてもらお う思っとったんや・・・せやけど・・・」 そして木乃香はギュッとスカートを掴みながら悔しそうに言う。 「ウチは・・・その人のことを未だによく知らんかったんや・・・」 「・・・知らなかった?」 「・・・この前転校してもうた人は、その人のことをウチなんかよりもずっと知っとった・・・」 (転校? 兄貴をよく知る・・・って超か?) 「その女の子は・・・ウチがまったく知らんことを二人で話し合って・・・最初は喧嘩しとったのに、いざというときは凄く息が合って、お互いを理解しあってて・・・」 超鈴音とシモンの因縁は木乃香たちは結局知らないままだった。 だからなぜ彼女がシモンやグレン団のことを自分たちより知っているのかを知らなかった。 それが木乃香の嫉妬だった。 「それだけやないん、その人には凄く美人でスタイルのええ初恋の人がおって・・・」 「ほ・・・ほう(またヨーコさんか!?)」 「ウチの好きな人はその人をホンマに信頼しとって・・・。結局恋人同士にはならんかったけど・・・それでもあんな並んだだけで素敵な二人組みは見たことあらへん・・・それぐらい二人はお似合いやった・・・。それぐらい信頼しあっとった・・・」 「なるほど・・・恋人同士ではなく、最高の二人組みというわけですか?」 木乃香は寂しそうに頷いた。 好きだと告白した自分よりもシモンを知っている超とヨーコ、そして・・・ 「そんで・・・その人の・・・家族ゆうてる人がおるんやけど・・・その人、本当はシモ・・・やなくてウチの好きな人のことを好きやってわかるんです」 「えっ?(兄貴の家族って・・・私? ココネ? ・・・・ってシスターシャークティかぁ!?) 「二人もまた凄く信頼しあっとって、好きやって告白はせんけど、その分誰よりもシモンさんの気持ちを理解して・・・支えてるんやと思います・・・」 とうとうシモンの名前を出してしまったが、木乃香は気づいていないようだった。 そして美空は今の木乃香の言葉に妙に納得した。 シャークティはシモンのことが好きだ。それは確実だろう。 だが彼女はシモンに想いを伝えずに、今の家族としての関係を選んだ。それはニアへのシモンの想いを尊重し、その代りに切っても切れない別の絆をシモンと結んだのである。 「それを見てウチは思ったんや。ウチはシモンさんに何が出来るんやろって・・・」 「何が出来る・・・ですか?」 「ウチ・・・シモンさんのことを全部知っとるわけでも、信頼されとるわけでも、支えとるわけでもないんや。ただ好きって言っただけなんや・・・」 木乃香は悔しそうに唇を噛み締めた。 超のようにシモンを知っているわけでも、ヨーコのように信頼しあっているわけでも、シャークティのように支えているわけでもない。 何より武道大会で、シモンの心の痛みに気付けなかったことに、酷くショックを受けた。 ただ子供のように好きだと言っているだけである。しかもシモンはニアのことを未だに好きだといっているにも関わらずである。 「ウチ・・・ただ気持ちだけぶつけて困らせとるだけかもしれないんです・・・」 それが学園祭を経て、シモンが居なくなった後に木乃香が感じたことだった。 (お・・・重~~) 余りにもシリアスな悩みに、恋愛経験ゼロの美空は何と言っていいか分からなかった。 (つうか、私に答えられるわけ無いじゃん・・・。まあ、木乃香ってホントに兄貴に惚れてんだな~~) また美空は考え込んでしまった。こんな状況でシモンは何というだろうかと。アスナも言っていた通り、何か胸に響く言葉が言えればいいのだが、木乃香の悩みは美空の想像を超えてるためにうまく励ますことは出来ない。 だから・・・ 「ま、まあ・・・気合でなんとかするしか・・・」 「そうなんやけど! ・・・このままじゃアカン思って・・・ウチは気持ち伝える以外にあの人に何が出来るんやろって・・・・」 (ヤベエ、深刻すぎる~~~~! どうすりゃいいんだ~~! うう~~こ、こうなったら・・・ヤケだ!!) 木乃香の次々と出てくる悩みに完全に動揺してしまった美空は、大して考えもせずとんでもないことを口走ってしまった。 「こうなったら・・・アレをやるしかありません・・・」 「えっ、アレって?」 「アレといったら決まってるでしょう、合体です!!」 「・・・・へっ?」 意味も分からず声を上げてしまう木乃香。 ココネも意味が分からずに首を傾げている。 当然美空も自分で何を言っているのか分かっていないが、グレン団として思わず言ってしまった。 「つまり、その方と張り合う人、背中を預ける人、支える人、が揃っているなら足りない者は癒す人です! 即ち、寝技を使う人が居ない! 心と体の重なり合い、即ち合体です!!」 「寝技? ・・・合体? ・・・・ボンッ!?///////」 ココネは分からず相変わらず首を傾げている。 だが、思春期である程度の知識を持っている木乃香は合体の意味を考え、顔が真っ赤に爆発してしまった。 「ししし、神父さん、なな、何をゆうとるん!」 「いえいえ、恥ずかしがることはありません! 気持ちを伝えるしか出来ない? それで結構ではありませんか! 喧嘩することも、殴ることも、一緒に居ることも、そう難しいことではありません。しかし合体できる者はそうはいません! アナタの合体技で、彼の心と体を癒してあげるのです!」 「せ、せやけどウチまだ子供やし・・・それにヨーコさんみたく胸も大きないし・・・」 「大丈夫、大丈夫! 兄貴のドリルはそんな柔なモンじゃないって!」 「そそそ、そうなん? ・・・・って・・・・兄貴?」 「うおおおおお、しまったーーーーーー!?」 興奮状態の美空は思わずシモンを兄貴と呼んでしまった。 同じく興奮状態だった木乃香だが、突然神父が発した言葉に、ハッとなり格子越しに神父の顔を覗き込んだ。 そしてそこには口を開けて、固まってる美空と、膝の上で首を傾げてるココネがいた。 「みみみみ、美空ちゃん!?」 「い、いやこれには深いわけが!」 「神父さんって、美空ちゃんだったん!? せやったらさっきまでウチは・・・」 再び顔が爆発してしまった。 神父に相談していたと思い、自分の胸のうちを曝け出した木乃香だったが、実はその相手はクラスメートだったのである。 「美空ちゃん、ヒドイえーーーー! ウチ、ホンマに悩んどったのにーーー!」 懺悔室から飛び出し、木乃香は美空とココネの居る部屋に入って抗議をする。 美空は100パーセント自分が悪いのだが、往生際悪く、言い訳をしようとしている。 「だだ、大丈夫! 誰にも言わないから! むしろ妹の私に相談できて良かったじゃん!」 「それとこれとは、話違うわーーーーー!!」 ポカポカと美空を叩く木乃香。どうやら相当恥ずかしかったようである。 美空が相手だと、せっかくあまり具体名は出さなかったのに、超やシャークティに嫉妬していることまであっさりバレてしまったと言っても過言ではない。 「あ~んも~、ウチまだ相談したいことあったのに、全部台無しや~」 「い、いや~、細かいことは気にすんなって! ここは兄貴の妹分の私に・・・」 「細かないもん! う~、せっちゃんのことも相談したかったのに~」 「へっ、せっちゃんって・・・刹那さん?」 「あっ・・・」 慌てて口を押さえる木乃香だが、既に遅い。その人物は美空もよく知っていた。 「なんで桜咲さんなの~って・・・一つしかないか・・・」 「うう~~、バレてもうた、ウチのアホ~~。美空ちゃんもココネちゃんも内緒にしてな」 刹那はシモンに惚れてるどころか、武道大会で公衆の面前でど派手な告白をしている。 結局振られたし、むしろ木乃香が焚きつけたようなものだったが、やはり何かしらのシコリがあるのだろうと思った。 しかしその時だった。 「また誰かキタ・・・・」 「へっ、またァ?」 「誰なん?」 懺悔室で言い争っていると、教会の扉が開く音にココネが気付き、美空と木乃香は外の様子を伺う。 すると教会に入ってきた人物は少しキョロキョロした後に、なんと懺悔室に向かい、中に入ってきた。 「失礼致します、神父様・・・」 「「へっ?」」 美空と木乃香は入ってきた人物に固まってしまった。 またもやよく知る人物。 クラスメートで、竹刀袋に刀を入れて常に持ち歩いている少女。 そんな人物は一人しか居ない。 彼女は顔を赤らめながら懺悔室に座った。 (せっちゃーーーーーーん!?) (御本人光臨ーーッ!?) (刹那サンダ・・・) 口をパクパクさせながら顔を見合う三人。 しかし刹那はそうとは知らずに己の胸のうちを明かしていった。 後書き。 シモンが居ないネギまの世界・・・それってただのネギまじゃねえか!? ただのネギまです。 しばらくはまったく熱さの欠片も無い温い話を上げていきます。 これならわざわざ第一部・完などやらなくても良かったかも知れませんが、とりあえずあれは第一部というよりもネギま世界に現れたグレン団と超鈴音編といった感じなので、あれはあれで完結です。 というわけで第二部ではなく後日談です。
https://w.atwiki.jp/edf_4/pages/181.html
M63:炎上する山<前のミッション | 次のミッション>M65:飛蟲の塔 市街地に多数のレタリウスが侵入。 街はネットで覆われ、さながらレタリウスの巣と化しています。 逃げ遅れた市民を救出するため、突入部隊が編成されました。 ただちに作戦を開始します。ストームチームは突入部隊を援護してください。 マップ 親水公園沿い街 曇り2 マルチプレイの武器Lv制限 EASY NORMAL HARD HARDEST INFERNO 武器レベル 17 41 66 - アーマー限界 R:1144W:622A:1144F:1430 R:2515W:1307A:2515F:3144 R:3676W:1888A:3676F:4595 - 登場する隊員 レンジャー ウイングダイバー エアレイダー フェンサー 【初期配置】レンジャー隊長(独立行動)* 2部隊レンジャー隊員 * 4(アサルトライフル装備) - - 【初期配置部隊が1人以下】フェンサー隊長(合流可能)フェンサー隊員 * 5(ガリオン軽量機関砲装備) 出現する敵 出現数 備考 初期配置 レタリウス 18 地下トンネルの出口 1 ┗蜘蛛型巨大生物 10 巣穴から一定間隔で出現 蜘蛛コンビのミッション3弾目。 レタリウスもその巣の密度も過去最高。至る所にレタリウスが待ち構えているため迂闊に前に出ない方がいいだろう。 市民がある程度引き付けてくれる内にできるだけ数を減らしたい。 実はNPCの誘導に従って広場から攻略しに行くのは本部の罠。 開始地点から見える範囲の敵を長距離狙撃で一掃した後、MAP右端の道路から蜘蛛の巣穴を先に破壊しに行くほうが簡単にクリアできる。 INFで武器Lv85までを確認。 レンジャー 武器は、ライサンダー両手 まずはNPCの指示通り、前衛を任せて援護してあげよう 広場近くまできたら、そこから見えるレタリウスと巣穴を倒し引き返す 川に沿って西へ移動すると、開始位置でない橋があり、その通りから残りのレタリウスをほとんど狙撃できる NPCが囮をしてくれるのでだいぶ安全にクリアできる ハーキュリー+フュージョンブラスターZD 広場までは友軍の後を追うようにしてレタリウスと蜘蛛をハーキュリーで攻撃。フュージョンブラスターは温存。 広場に入ったら、広場中央付近から射線が通る範囲のレタリウスをフュージョンブラスターで焼く。 ビルやタワーの隙間にいるレタリウスは深追いせず、広場入口付近から蜘蛛の巣をハーキュリーで破壊。 巣を破壊した後で、残したレタリウスを倒して回る。手早く倒せば友軍が囮になってくれている。 フュージョンブラスターZD両手持ち 広場手前まではNPCとともに進軍、レタリウスを溶かしていこう 広場手前に左側に進める道があると思うのでそちらに移動し近くにいる蜘蛛を処理しつつレタリウスを焼く 道路沿い付近のレタリウスを焼いたら、建物の隙間から広場中央付近のレタリウスを殲滅 次は鉄塔付近のレタリウスを焼く、捕まってもあせらず焼く、変態火力兵器があるのだから 鉄塔付近を制圧したら蜘蛛の巣を溶かす、蜘蛛が湧いてきたらちょっとだけ攻撃の手を止めて蜘蛛を溶かそう 後は残ったレタリウスを溶かすお仕事、弾薬は500発くらい残るだろう AP3000くらいが推奨、低難易度で敵の配置を覚えるとなおよし INFソロ攻略手順(v1.03)狙撃パターン 武器:適度なロケランとズームが使える武器(時間は掛かりますが「ゴリアスZ」1本や「スティングレイST2」+「ライサンダー2」でも可能でした) .狙撃位置1 開幕地点より西に2個目の橋の南南東に茶色煉瓦で屋上に給水タンクを持つL字マンションがあるので、L字マンションの階段入口を南として(MAP基準では南南東)階段で最上階へ行き南側手摺りから南側窓の上に飛び乗ります(頭がぶつかるので少し外側に方向キー前ジャンプして空中で方向キー左で引っかけます)。 ジャンプで屋上→東側換気口→給水タンク台の角→給水タンクに乗ります。 タワー根元の北に地面に平行なレタリウスの網があり、その下から東の蜘蛛巣を狙えます。 .狙撃位置2 MAP北西端より東に2個目の十字路(「ぢどり大門」という店がある)真ん中からタワー根元の東の「eエブリス」と「KUROGANE」と看板がある壊せない2軒の建物の間から蜘蛛巣を狙えます(こちらの方が狭く精度A+では当たり難いですが位置取りは簡単です)。 .ズームが無いと見辛いのでズームの無いロケランの場合はズーム付き武器で照準を合わせて持ち替えながら建物を壊して射線を通したり狙撃してください。 1.開幕正面を北として、ロケランの爆破範囲が15m以上なら、開幕西にローリング移動して橋の西側から橋の側面をロケランで1発撃ってNPC隊長2人を吹き飛ばし橋から東側に落とします。 それ未満なら先頭集団の西側地面を撃って東側に吹き飛ばします。配置が良ければ1発でNPC隊長2人を落とせます(運)。 (橋の下北壁に全員が並ぶのでレタリウスの糸は地面貫通以外当たらず蜘蛛にもかなり自衛力があります)。 途中でレタリウスの糸に捕まったりNPC全員が橋の真下で一塊にならなかったら再出撃します。 開幕前方のレタリウスは射角が狭いので後でアイテム回収するなら最後の1匹にすると良いです。 2.MAP外周沿いに狙撃位置1か2に移動します。途中でNPCより距離が近くなってると忘れた頃に蜘蛛が来ます。 3.NPCが残っていれば狙撃位置には蜘蛛も糸も来ませんのでロケランで建物を壊して蜘蛛巣への射線を通して壊します。 レーダーを見てレタリウス近くの建物で壊せるものは壊し見える位置にレタリウスがいたら倒しておきます。 4.NPCより距離が近くならない様に北側からレタリウスを倒していきます。NPCに向けて糸を吐いているので場所は攫み易いと思います。 ウィングダイバー 武器 蜘蛛を少量捌ける武器(ランス等)/モンスSorグングニル(グングはオン4人INFでも巣穴が一撃) 開幕後、水路に沿って左側を移動。目の前の隊員に敵が釣られてるので余裕はかなりある。 しばらく進むと赤茶色い送電塔?が街中から川沿いに出て配置される場所がある(奥から2番目の橋近辺)ので、その送電塔に乗る。この送電塔にも近い場所のレタリウスからは糸が飛んでくる事がある。当る事は稀だが一応注意。 その場で垂直飛行すれば、蜘蛛の巣とビルの隙間に巣穴が見える角度があるので狙撃して潰す。巣穴はスカイツリーのちょっと左(送電塔から見て)にあり、一番左にいる敵に角度を合わせて調べれば大体見つかる。 巣穴を潰した後は隊員がいなくなった後に寄ってくる蜘蛛を撃破後、レタリウスの糸が届かない場所からひたすら狙撃で完封可能。ひとまず、別の鉄塔(開始位置後ろの左右)に移るとよい。 レザランΣ グングニルでオンソロINFノーダメージクリア確認済 INFソロ攻略手順(別パターン) 武器:RZRプラズマ・ランチャー等、サンダーボウ30等 1.開幕正面を北としてタワー北、MAP北端部のビル上に移動します(糸に注意)。 2.高所にあるレタリウスの巣とレタリウスをRZRで排除します。 3.巣穴までの建物をRZRで破壊して射線を通します(タワーからビル2軒分程東)。 4.巣穴を破壊して残敵を掃討します。 エアレイダー 武器 シーザーワイヤーZD以上 ZEXR-GUN イプシロン装甲ブラストレールガンE 付近にレールガンを要請する。開幕イトダーするときもあるので気をつけよう。つかまったら再出撃で。 レールガンに千鳥をのせる。前方に乗せると自爆がすくなくなる。 スカイツリー付近にレタリウスがいるので狙えるなら狙ってみよう。 まず前方にすすみ味方の捉えられている網を破壊する。レタリウスがいるならレタリウス優先で。レールガンなら一撃で倒せる。 なるべく距離をとり少しずつ進むのがポイント。 敵がおおくなってきたら千鳥を起動。判断は早めに。 直進して広場にでるか出ないかの所でレタリウスを狙撃する。味方の捉えられている網も攻撃してあげよう。かなり攻撃してくれる。 真横あたりにいるレタリウスを倒したら今度は遠方のレタリウスから倒していくといい(ここで沢山倒せると後が楽)。 レールガンがなくなるか、破壊されそうになったらスタート地点まで後退。レールガンを投下し千鳥をリロード。 この時蜘蛛が来る可能性があるのでワイヤーで耐えよう。 レールガンに千鳥を設置し右端を通り巣の近くまでいく。千鳥起動。 スカイツリー裏あたりのすきまから打てるのでそこで巣を破壊する。二発当てれば壊れる。 (※1回目と同様に正面の道路を進み、広場に出る手前、右手に香凛という店があるあたりからも巣を狙える。スカイツリー(偽)の右にある高層ビルと低い商店の隙間から見える。) 壊したらそのまま直進。逃げつつ蜘蛛を撃破し、不安があるなら千鳥をリロード。レタリウスを各個撃破し勝利。 しばらくすると(正確にはNPC残り一人になると)おフェンフェンが来るが、散歩でもしにきたのか… ヘリとC70爆弾を使えばダイバーと似たような戦法がとれる。 一方的に攻撃したい人はやってみよう 武器 ガードポストM2 パワーポストZM ベガルタファイアロード 正面突破で簡単にクリアできたので報告。スタート時に向いている方向を北とする。 最初にベガルタファイアロードを召喚。太もも辺りの上に飛び乗って、ガードポスト、パワーポストを設置。 正面から、レタリウスの間を突っ切って、蜘蛛の巣穴を目指す。体力、弾共に余裕があるので、急がず焦らず。 火炎放射は打ちっぱなしでok。レタリウスの巣を見つけたら散弾で適当に払う。蜘蛛の巣穴に辿りついたら、火炎放射と散弾で破壊。 そのまま北上し、マップ最北部の交差点辺りで、新たにベガルタを召喚。この辺りはレタリウスに対して安全地帯になる。蜘蛛が飛んでくるため、古いファイアロードで払う。 新しいベガルタに、ガードポスト、パワーポストを再び設置。後はそのまま、レタリウスの中に飛び込んで倒す。 大量の糸が飛んでくるが、ダメージはそれ程でもないので、怯えずに戦おう。高いところの奴を先に散弾で倒すと楽になるかもしれない。 武器 ZEXR-GUN、E551ギガンテスZA ギガンテスを召喚。味方を長持ちさせるため前方のレタリウスを排除後、川沿いの道を左に移動し、オレンジと白の車が駐車している間の交差点を右に見るとレタリウスがいるので攻撃する。撃破したらその道に少し入って左に寄せるとスカイツリーの左奥に巣があるので破壊する。 その後は蜘蛛をZEXRを連携させて撃破。蜘蛛さえいなくなればギガンテスの耐久値と残弾が十分ならレタリウスには苦戦しないだろう。 INFかんたん攻略 武器:テンペストS1A*2、BM03ベガルタAX 開幕続けてテンペスト*2、ベガルタを呼びます。 テンペスト1発目はスカイツリー右のビルの中腹に落とします。 テンペスト2発目は目の前の通りの少し奥に落とします。 ベガルタ2機目が呼べるようになっているので呼びます。 この時点でレタリウスが数匹残っているだけなので、リボルバーカノンやミサイルで余裕で掃討できるでしょう。 クリアまでにはテンペストがもう2発呼べますが、多くの場合アースイーターに阻まれてしまいます。残念。 フェンサー 武器1:ジャベリン・カタパルト/ブラストホール・スピアMS 武器2:35ミリ バトルキャノン砲2丁持ち。使用するのはほとんどバトルキャノンのみ。スラスターダッシュが使えれば蜘蛛対策は好きな武器で。 開幕、橋を渡ったらすぐ左折して「来々軒」があるビルの所まで移動し、隣接する道路を右折、そのまま進むとまた「来々軒」がありその辺りで正面にレタリウスと蜘蛛の巣が見える。来々軒の辺りからバトルキャノンでまずレタリウスを狙撃して倒した後、巣を狙撃して破壊する。 蜘蛛の巣を破壊したらすぐに後退して対岸付近まで移動して蜘蛛を待ち受けて倒す。かなり後方まで下がらないとレタリウスの糸が飛んでくるので注意。 あらかた蜘蛛を片付けたら残りのレタリウスを狙撃で倒す。橋を渡ってスタート地点側には高い建物がほとんどない。うまいことブーストジャンプで看板等に上って高い位置を確保して狙撃したい。スタート地点付近にはサンドロットの看板があるので足場にちょうどいい。 看板の上やブーストジャンプを駆使して見える範囲のレタリウスを狙撃すれば残るのは3,4体程度のはず。残りは突撃して倒そう。 乱戦にはならないのでこのミッションも比較的楽にクリア可能。 M63:炎上する山<前のミッション | 次のミッション>M65:飛蟲の塔