約 134,520 件
https://w.atwiki.jp/tibutu2012/pages/58.html
https://w.atwiki.jp/mncorelay/pages/191.html
モラナーの発明品。 通称『どこでもとはいかないが一応つながっ(ry 「どうせ原理を説明してもわからんだろうが ようは人体をワープさせる素敵なドアーってこと」らしい。(原作より抜粋) クロオバ中では主人公達をソウのいる世界へ送り出すために急遽設置。 クロオバ仕様で異なる世界間を移動できるようになった。なんというチート。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nop-b4/pages/16.html
PC News 北森新聞 PINUPS - 上田新聞 Hermitage Akihabara AKIBA PC Hotline! PC Watch! 日経パソコン ONLINE DosV Power Report CNet Japan OCTECH X-bit lab. Tech Report Hot Hardware PassMark Software Reviews系 usyWiki Clubあるだん OverClock Community2 BlogなMaterialisticA AKIBA DOS/V World wiki@nothing 罰ゲーム Shop系 coneco.net +CPU - Intel Core2 Quad +CPU - AMD Black Edition +M/B - nVidia GForce9300 +M/B - nVidia GForce9400 +M/B - AM2+ AsRock blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 +HDD - WD Caviar Black +HDD - WD Scorpio Black +電源 - 玄人志向 coneco.net MyBookmark(種類順) coneco.net MyBookmark(登録順) 価格.com Sofmap ark(アーク) PC-one's Scythe(サイズ) Owltech(オウルテック) クレバリー OverClock Works(Akiba自作空間) AREA(エアリア) 玄人志向 メモ蔵 じゃんぱら 週アスストア CPU系 AMD AMD CPU Quick Reference Guide Hammer Info. 自作板CPU系スレッド 現行スレ案内&過去ログ保存サイト CPUクーラー@wiki THE OVERCLOCKING WORLD RECORD DATABASE Crystal Dew World +はじめてのCrystalCPUID HDD系 Westen Digital 日立グローバルストレージテクノロジーズ SSD速度比較(資格マニアと*ist DSの関係 内) sata HotSwap! モバイルPCからハードヂスクが無くなる日まであと○○♪ まとめサイト S.M.A.R.T.(スマート情報)でハードディスクの障害状況を分析 Memory系 memtest86 Patriot Memory OCMemory Gavotte Ramdisk まとめWIKI メモリ総合@wiki USBメモリ@wiki メモリの掃除屋 M/B系 ASRock BIOSTAR MSI DFI DFI@wiki ASUS ASUS M/B まとめwiki BIOS エラー一覧 +Phoenix Award +Phoenix Award/AMI VGA系 グラフィックボード仕様一覧 - Nvidia グラフィックボード仕様一覧 - AMD(ATI) PC Watch GPU仕様一覧表 桜PCの役立つパソコン情報 +Select Radeon HD5750 Go!Green ATiWiki DependSpace[液晶モニター(予算別購入ガイド)] 2つのディスプレイサイズを比較する。 CD/DVD系 CD-R実験室 分解系 分解Web Let's Note テンプレ Softwear系 FileHippo.com 周辺機器比較 キャノンシステムソリューションズ avast! 4 Home Edition ベストセキュリティ Let's HSP! » 調べ物・読み物のページ day by day Microsoft Update 窓の杜 Crystal Dew World 7zip 通り抜けループ SiSoftware いりあ☆ラブールネット Studio Chappu AL-Mail DISCOVER Your Favorite! COBOL系 COBOL入門 ひよこぐみ etc 「メインフレーム・コンピュータ」で遊ぼう 遊ぶエンジニア スタパブログ コデラノブログ4 小寺信良 記事一覧 多和田新也のニューアイテム診断室 笠原一輝のユビキタス情報局 Download@2ch 流出まとめ 電解コンデンサの大量死 テンプレサイト It's a Sony SMC Headquarter
https://w.atwiki.jp/daisei-gekipena/pages/13.html
スレ立てテンプレ 大生板で劇空間ペナントレース制覇!! http //www7b.biglobe.ne.jp/~k-game/game/gekipenna/gekipawa.cgi 選手に数値を振り分けて試合をする自由度の高い野球ゲーム 一度チームを作ってしまえば後はクリックだけなので時間取らないよ スレ誕生以来、のべ40超のチームが参戦!うち9チームが優勝達成! だがしかし、大生未踏の栄誉「3連覇」を果たす猛者は未だ現れず…… なみいる強豪を倒し、1部優勝を目指せ! 次の頂点に立つのは君だっ!m9(`・ω・´) 新 規 参 入 者 募 集 中 ! ・歴代優勝チーム (期) パラドックスⅢ(152、220) 大学生活板連合 (177) ブラックソックス (180、185、199) 恐怖の赤ヘル (189、211) Civilization (192、206、213) ニャンコロズ(204、207) 非リア宣言(214、215、217) かがみんのおしっこ(216) 若虎(219) 前スレ 大生板で劇空間ペナントレース制覇!!~第○期~ 避難所 http //www.milkcafe.net/test/read.cgi/campus/1274324209/ Wiki http //www26.atwiki.jp/daisei-gekipena/pages/1.html ~よくある質問と答え~ Q.SやAがたくさんついてるチームはなんなの?ホントに合計440なの?? A.ポイントの振り分け方によって強く見せることができます。 Q.○○ってチームに全然勝てないのですが;; A.相性が悪いのかもしれません。同じチームに突っ込んでの大型連敗はもったいないぞ! Q.投手がすぐ炎上するんだけど・・・。 A.サヨナラだぁ~! Q.今のチーム名に飽きたんですけど、変えられますか? A.3部まで落ちて0試合消化時点でチームを消去、新しいチーム名で再登録しましょう。 特例で変えてもらえるかもしれませんが、社会人である管理人さんを煩わせないように。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Q.試合結果が反映されませんでした。 A.たまにあることなので気にしないようにしましょう。 Q.順位表示がおかしいよ! A.サーバーのバグです。まもなく最終バックアップ日時まで巻き戻されます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Q.自分のチームが消滅した! A.同じくサーバーのバグです。すぐ復活するからやめないでね(`;ω;´) ※バグは結構頻繁に起こりがちですが、サーバーのことなので仕方ないね。 その代わり実験期間として楽しめるよ!やったねたえちゃん! ※他、分からない事があれば優しいお兄さん達が答えてくれるよ。 勧誘テンプレ 大生板で劇空間ペナントレース制覇!! http //www7b.biglobe.ne.jp/~k-game/game/gekipenna/gekipawa.cgi 選手に数値を振り分けて試合をする自由度の高い野球ゲーム 一度チームを作ってしまえば後はクリックだけなので時間取らないよ スレ誕生以来、のべ40超のチームが参戦!うち6チームが優勝達成! だがしかし、大生未踏の栄誉「連覇」を果たす猛者は未だ現れず…… なみいる強豪を倒し、1部優勝を目指せ! 次の頂点に立つのは君だっ!m9(`・ω・´) 新 規 参 入 者 募 集 中 ! 本スレ [スレタイ] [スレのurl]
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2965.html
桃色空間での得体の知れないライブを終了し、超能力者みんなが各々帰宅した後 僕はなぜかステージやら機材やらの後片付けをしていた(させられていた)。 なんで僕がこんな事を… だれにも聞こえないように愚痴を呟く。 ふと森さんを見ると、なにやら憂鬱そうな顔をしていた。 「どうかしたんですか?」 「え?ああ、ちょっとね…」 森さんが何か考え込んでるなんて珍しいこともあるものだ。 「ちょっと前にさ、ハルキョンのアンソロ本出たじゃない?」 ああ、七夕の日に出ましたね。 「あたしさ、アレ発売日当日にとらの○なに買いにいったのよ。秋葉本店に。」 森さん。ハルキョン信者ですもんね。 「それでさ、店に到着した時、まだ入荷してなかったのか知らないけど棚に置いてなかったの。」 はぁ… 「んで、ずっと一般と18禁のブースを行ったり来たりして、商品が並ぶのを待ってたのね。」 ずっとってどのくらいですか? 「午前11時に到着して、それから1時ぐらいまでそうしてたわね。」 さ、3時間も?! 「もう空腹ガマンして入荷してくるのを待ってたわけ。」 すごい執念ですね。 「でさ、さすがにおかしいと思い始めて。」 ちょっと気付くの遅くないですか? 「まさかと思って女性向けの同人誌売り場に行ったのよ。そしたら…」 普通に置いてあった。と。 「…そういや企画した人女性だったっけ。ってその時気付いて…」 はぁ… 「もう、あたしの3時間なんだったんだってムカついちゃってね。」 それは、災難でしたね…。 「それが違うの。ほんとの災難はこの後起こったの。」 それは? 「その後ね。まぁ、でも買えたんだしいいか。って思って、はやる気持ちを抑えて帰宅したわけよ。」 はい。 「んで、早速読んだわけ。」 はい。 「そしたらさ、なんだかあたしが思ってたほど甘くなかったのよ。」 …。 「いや、結構内容は充実してるし甘いっちゃ甘いのよ? ただ、もうあたしぐらいになると、ちょっとやそっとのラブラブじゃ満足出来ないのよね。」 は、はぁ… 「なんでここまで偏った趣向を極めてしまったのだろう。って思うと、なんだか切なくなってきちゃって…。」 ……森さん。 「なに?」 なんで急にそんな…極めて個人的な話題を持ち出してきたんですか? 「……だって仕方ないじゃない。身の上話ぐらいしか、他に書くネタがないんだもん。 ……カラッカラなの。…もうカラッカラなのよ…!」 …SSなんて、無理して書くものじゃないと思いますが…。 すると森さんは目をカッと見開いて 「あたしだってそうしたかったわ!実際、第1話を書いた時はそうだった! なんとなく浮かんだ妄想を、気軽に文章化してスレに投下しただけだったのよ!」 そ、それなら… 「でも、でも続けていくうちに、雑談室とかで思ったより嬉しい感想をもらっちゃって…」 いいことじゃないですか。執筆者としてはそれほど光栄なことはないと思いますけど…。 「馬鹿ね!そんな期待に応えれるほど、こちとら強靭な精神力を持っちゃいないのよ!」 ええ?! 「こりゃイカン!て思って前回のはかなりパロディ色の濃い、それこそ読者を突き放すような アホな脳汁全開の内容を書いたのよ。“これでいっそのこと嫌いになってくれれば”って思って。」 その行為の時点で、かなり嫌われるような人間性を発揮してますよね。 「そしたらアンタ。読んでる連中がよっぽどアレな脳味噌をしてるのか(注:森さんの考えです) これまたそこそこ好評な感想をもらっちゃってね。」 は、はぁ… 「もうこうなっちゃうと“如何なる手段を用いてでも期待に応えねば!”って考えがドコドコ出てきちゃって…」 それで空回りして、結果つまんないSSになるのが一番怖いのでは? 「そうなのよ…そうなんだけどさぁ…」 たかだか素人の二次創作なんですから、そんなプレッシャーを感じることはないと思うんですが… 「でも、せっかく読んでくれてる人がいるんだし、なるべく速く投下したいじゃない。」 それはそうかもしれませんが… 「いっそ完璧に嫌われるような事をスレに書いちゃおうかしら。」 それはそれですっごく悲しい気持ちになりそうな気がするんですが… 「うーん、なんて書けば一番効果的かしら…。」 … ……“もう『微笑』は原作の最終回でいいんじゃね?”とかはどうですか? 「うわぁ、ヤダ最悪。それは叩かれるわね。あたしもやだもんソレ。 でもねぇ、確かに効果はありそうなんだけど…」 ありそうなんだけど? 「…やっぱり叩かれたり嫌われたりするのは怖いわ。」 なんですかソレ。 「…そうよね。嫌われるのはイヤだわ。あたし間違ってた…。」 そうですよ。なんだかんだ言って自分が一番楽しむ為に書いてるんじゃないですか。 周りの意見なんて、あくまで参考程度に留めておけばいいんですよ。 「うん、そうよね!やっぱり、あたし逃げない! 読んでくれる人たちの為に、なにより自分のために最後まで書ききってみせるわ!」 そうですよ森さん!嫌われるような事わざわざ書き込む必要なんてないんです! 「ありがとう!目が覚めたわ!」 桃色空間奮闘記 第5章「もう『微笑』は原作の最終回でいいんじゃね?」の巻き 森さんとの色々アレな会話に3レス以上使ったことに若干後悔しつつ、僕は帰宅した。 ……もうほんとこういうのは自重します。調子こいてすいませんほんと。 ――――――――― 翌日、放課後SOS団部室。 相変わらず団員全員が各々好き勝手に過ごす中 僕と彼は昨日のパーティーで彼からもらったゲームを開け、早速対戦していた。 「しかし昨日は焦ったな。まさかお前があんなに号泣するとは…。」 恥ずかしい。もうその話は忘れてほしい。 「キョン、ちょっとこっち来なさい。」 彼とのゲームがとりあえず一段落ついたところで、今まで団長机で何かのプリントと にらめっこしていた涼宮さんが急に声をかけてきた。 「なんだよ。人使いの荒い団長様だな…」 ちっとも嫌そうな顔をせず席を立つ彼。そのまま涼宮さんの机に向かう。 「あんたこの問題の公式、この間教えてあげたばっかりじゃない! なんで間違えてんのよ、このバカ!」 これまたそこまで不機嫌そうな表情をしないまま涼宮さんが彼に愚痴をこぼす。 どうやら彼女が持ってるプリントは彼のテスト用紙らしい。 「ん?ああ、ここがそうだったか…」 「もう、せっかく教えてあげたってのに。全然役に立ってないじゃない! ほら、ここもこの前復習したところ間違ってるし、ここも違う。 まったく、なんでこんなに覚えないのかしら。 ……ひょっとしてあたしの教え方がよくないのかな。」 最後のほうは小声で、どこか自身なさげに呟いていた。 彼と付き合い始める前の彼女からはとても考えられない言葉だな。 涼宮さんが小さくアヒル口をつくる。すると彼は涼宮さんの頭に手を乗せて 「そんなことねぇよ。」 やさしく呟く。 「実際お前から勉強教えてもらうようになって平均点は格段に上がったし… ホラ、この数学だって、75点だぜ?75点。昔の俺からは考えられないね。」 「でも…。」 「それでも間違ってるってことは、それはもう俺の物覚えが悪いってことだろ。 お前が気にすることはない。あれだけ教えてもらっといてこのザマだ。むしろ 反省するべきは俺のほうなんだろうよ。」 「…キョン。」 しばらく見つめ合う2人。そしてその2人を見つめる僕、長門さん、顔を赤くした朝比奈さん。 「…今日、あんたン家行くから。」 無理やり強気の顔を作りぶっきらぼうに涼宮さんが言った。 「ああ?今日もかよ。」 「そうよ。あんたの言うとおり、あんたのその物覚えの悪さはどうにかして矯正する必要があるわ。 仕方ないから、今日も勉強見てあげる。あたしにも家庭教師としてのプライドがあるからね。 次回のテストではなんとしてもアンタに平均80点オーバーを取らせてみせるんだから!」 顔を少し赤くしながら一気に言い放つ涼宮さん。 彼はやれやれ、といった笑みを浮かべ 「ああ分かったよ。よろしくな、家庭教師さん。」 「…ふん。」 めちゃくちゃ嬉しそうに顔を背ける涼宮さん。その表情に満足げに笑顔を作り、席に戻る彼。 「…まったく、お熱いですね。」 「ああ?」 「いえ、羨ましい限りですよ。」 「バカ言うな。今のやり取りのどこにそんな要素があった。」 ゲゲゲ、ホントに気付いていないのか、この人は。 ちらりと横目で周りを確認する。 朝比奈さんは困ったような笑顔で彼を見ており、 長門さんに至っては『バッカだな~』といった表情を浮かべ、ハードカバーの本を読んでいた。 ああ、分かりますよお2人とも。その気持ち。 「なにボケッとしてんだ。お前の番だぞ、古泉。」 「え?ああ、すいません。」 気を取り直してゲームに戻る。 …しかし、この人の鈍感さにはまったく目を見張るものがあるな。悪い意味で。 昔からこの様子だったとしたら、それは彼女も出来なくて当然だろう。 涼宮さんと両想いでほんとに良かった。これでもし彼が涼宮さんに気がなかったとしたら、 冗談ではなく本当に世界崩壊していたかもしれない。 …ひょっとして、この鈍感さに泣いた女性も少なくはないのだろうか。 彼の中学時代のガールフレンド…佐々木さんといったか…も、ひょっとしたらこの鈍感さに 枕を涙で濡らした事があったのかもしれない。 まぁ、それで結果的に彼が佐々木さんと付き合うことにならなかったことに関しては 僕の立場からしてみればありがたい。佐々木さんには悪いが。 ゲームをしながら、頭の隅っこでそんなことを考える。 なにげない、僕の妄想 だがそれが それこそが今回起こる事件に少なからず関係していることとは、当然僕には知る由もなかった。 「お、なんだか話のプロローグみたいな文章ですね。」 「…急に何言ってんだ?お前。」 ―――――――― 「じゃあ、まったねー!」 「それじゃあ、失礼しますぅ。」 「…」 「じゃあな。」 団活も終わり、それぞれバラバラに帰宅する。 もっとも、涼宮さんと彼は連れ添うように同じ方向に向かっていったが。 (涼宮さんが今日彼の家に行くということは、例の桃色空間も十中八九発生するということか…) それなら、今日はなるべく早めに家に帰って、少しでも体を休めておこう。 ただでさえ最近は連日の出勤で、寝不足と疲れが溜まってるからな…。 確か洗濯物も溜まってたな…ゆっくりするためにも、そういった家事も早く片付けなければ… そう思い、歩く速度をあげる。 すると… 「古泉一樹さん。」 後ろから急にさん付けで名前を呼ばれ、立ち止まる。 (誰だ?) 条件反射的に後ろを振り向く。 そこには… 「お久しぶりですね。古泉さん。」 パッと見かわいいツインテールの女の子。 だが… (この人は確か…あちらの機関の…) 「橘 強固さん?」 「京子です。」 一体…なんの用なんだ…。 彼が涼宮さんと付き合い始めてから、さっぱり動きがなくなったと思っていたのに… 「…これはこれは。今日は一体僕に何の御用でしょうか。」 僕が笑顔ながらバリバリ警戒心を出しまくっていると 「そう構えないで下さい。」 橘さんが声をかけてくる。 構えないで下さいと言われてもそれはアンタ無理な話だろう。 なにしろ敵対している組織の中の1人なのだから。 こちとら事によってはこの場で戦闘も辞さない覚悟なのだ。 「まぁ急に目の前に現れて、そんなこと言われても信用出来ないですよね。」 あくまで無邪気な笑顔を浮かべて彼女は接してくる。 「ええ、残念ながら…。」 そう言うと彼女はクスクスと笑って 「でも、信じてください。 …実は今日は、機関の1人としてではなく、橘京子個人としてあなたにあるお願いがあるんです。」 「…あなた個人の?」 そこまで言って僕は、彼女の顔に浮かぶある違和感に気付いた。 笑みを浮かべ僕に接する彼女から、どこか疲れや、憂いといった感情を感じたのだ。 「…どうやら少しお疲れのようですが…それと何か関係が?」 すると彼女は少し驚いたような表情を見せ 「…鋭いですね。必死に笑顔で隠そうと努力していたのに。」 「まぁ、人間の内面に関することについては、そこそこ自身があるもので。」 「ふふふ、では遠慮することはなさそうですね。」 そこまで言うと彼女は露骨に笑顔を崩し、肩をガクーッとさせて 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 お腹の底から大量にしまいこんでいたのであろう特大の溜息をついた。 「だ、だいじょうぶですか?」 そのあまりの疲労困憊ぶりについつい心配してしまう。 「ええ、すみません。ついつい…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 なんだかこっちまで気落ちしてきそうな溜息。 確かに、この様子だと敵意はなさそうだな… 「とりあえず、ここではなんですから… 駅前の喫茶店で、お話だけでも聞きましょう。」 「ああ、すみません。気を遣わせてしまっ…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 …なんなんだ…一体…。 ――――――― 「実は、なにを隠そう私達にとっての神、つまり佐々木さんの事についてなんですが…」 ここは駅前の喫茶店。 彼女は疲れた顔のまま、コーヒーに砂糖を入れながら喋りだした。 「最近、涼宮ハルヒさんと鍵の彼。付き合い始めましたよね?」 ええ、最近というか、もう2,3ヶ月前の話ですけど。それが何か? 「実はこの間、佐々木さんとデートもとい一緒にお買い物に言ったときの話なんですが…」 はぁ… 「買い物中、偶然デート中のあの2人に遭遇したんです。」 …その時点でなにか嫌な予感がしますね。 「いえ、その時は佐々木さんも彼も涼宮さんも、普通に挨拶して、 少しだけ話しただけだったんです。だいたい3分ぐらいだったかしら?」 … 「そこで彼から涼宮さんと付き合い始めたっていう話を聞いて… 私は佐々木さんが彼のことを好きだと思っていたので、少なからず佐々木さんの ことを心配していたんですが、その後彼らと別れた後も彼女は特にショックを 受けた様子も無く、普通に買い物して、私にもいつも通り接してくれたんです。」 ほう。 「で、まぁ私としては佐々木さんが落ち込んでいないようだったので、その時は とりあえず安心していたのですが…」 …その後、なにか問題が? 「ええ、その後佐々木さんと別れて、私も家に帰ったんです。それから夜 しばらくして、私の日課である『佐々木さんの閉鎖空間内で自慰行為』をしようと、 自前のナスとキュウリを持参していざ彼女の閉鎖空間内へと突入を試みたのですが…」 ち、ちょっと待ってください。佐々木さんの閉鎖空間内で…なんですって? 「自慰行為です。それが何か?」 ………………いえ。 「話を戻しますね。…とにかくそんなわけで私は佐々木さんの閉鎖空間の中に入ったんです。」 …はい。 「すると、そこにはあんなに暖かくて、心地よくてわたしを興奮させてくれるいつもの 佐々木空間ではなく、灰色に染まった、冷たくてそれはそれで興奮する荒れ果てた雰囲気の 閉鎖空間があったんです。」 はぁ…。 「どうやら佐々木さん、やっぱり少しショックだったみたいで… それで閉鎖空間もそんな風になっちゃったみたいなんです。」 なるほど。 「でもそれは僕に言われてもなんとも…こちらとしては彼が涼宮さんと無事付き合い始めて 安心しているところなんです。佐々木さんやあなたには悪いですが…」 「それは分かってます。彼と涼宮さんが付き合い始めたことについてはやっぱり少し悔しいですが、 もうそれは仕方ないことだと思ってますし、今更別れさせるために嫌がらせするつもりもありません。」 「それならば…僕に頼みたいこととは?」 「ええ、実は問題はここからなんです。」 そう言うと彼女はコーヒーを口に運び、飲んだ後再び深い溜息をついた。 「荒れ果てた閉鎖空間。これはこれで趣があって興奮するぜ!と思って、私が 1人スカートの中に手を伸ばしたその時、アレはやってきました…。」 「もう、その時点でいろいろおかしいのですけど…アレとは?」 「今まで佐々木空間の中では一度も出てこなかった脅威。『神人』です。」 「ええ?!」 そんなバカな。確か彼から聞いた話では佐々木さんの閉鎖空間内では神人は出現しないはずでは? 「ええそうなんです。ただ、やっぱり失恋から来る痛みというのは相当のものだったのか。 そういった事態になってしまったようなんです。」 ははぁ、なるほど… 「その時私もうパニくっちゃって、急いで閉鎖空間の中から脱出したんです。」 確かに、1人で神人相手に太刀打ちできるとは思いませんね。 「それに、今まで神人と戦ったことなんてなかったものですから… 私は急いで、仲間に連絡したんです。『どうにかできないか』って。」 ふむ。 「でも、仲間からの返事は、それはそれは冷たいものでした。」 と、言いますと? 「『佐々木の神人がどれだけ暴れようと世界は崩壊しないのだから放っておけ』と…。」 …なるほど。 「彼らの言うことも分かるんです。ほっといても世界に害はない。命を懸けて戦う必要はない。 だけど、だけど私は佐々木さんのイライラを解消してあげたい。佐々木さんの神人をやっつけたいんです!」 …なんだかすごい嫌な予感がする。確信に近い予感が…。 「私は仲間に食い下がりました。『貴様らそれでも佐々木組か!彼女の為に戦おうと思わんのか!』って…。」 …それで? 「でも、彼らはそんな私の意見にものすごい反論を、“もう『微笑』が最終回でいいんじゃね?”って 言っちゃった人に対してぐらい痛烈な反論を、私に浴びせたんです。」 それはそれは、よっぽど激しい反論を受けたんですね。 「ええ、だからもう私決めました。仲間には頼らない。私の力でなんとしてでも佐々木さんの 神人を倒してみせる。って!」 …もうなんとなく何が言いたいのか分かってしまったんですが…。 「さんざんあなた達にちょっかい出してこんな事言うのも厚かましいですけど… 古泉さんお願いです!佐々木空間の神人退治、手伝ってください!!」 「ちょ、ちょっと待ってください!困りますよ!急にそんな事言われても… 第一、僕は佐々木さんの閉鎖空間には入れないはずでは?」 「大丈夫です。」 「なにが大丈夫なんですか?」 「二次創作なんで、その辺はどうにでもなります。」 …それを言われるとグゥの音も出ないですね。 「でもですねぇ…」 「お願いします!手伝ってくれたら私、なんだってしちゃいますから!」 そんなこと言われても…僕、橘さん属性皆無なんで…。 「そんなこと言わずにお願いします!」 うーん。でもなぁ… 「手伝ってくれたらきっと『えれべーたー☆あくしょん』の作者さんが、続編書いてくれますから!」 やりましょう! 極上の会長×喜緑さんSSの続編を(勝手に)約束して、僕は彼女に協力することになった。 だがここでひとつ問題が。 「その佐々木空間の神人は、一体どれくらいの数なんでしょうか?」 「そうですね…確か前に確認したときは3体でした。」 「3体…それでは僕と橘さんの2人ではちょっと荷が重いですね…。」 「やっぱりそうかしら…。」 「最低でも5人…いや、1体を2人ずつで相手にすると考えて、6人は必要ですね。」 「6人…。」 「あと4人…いつも僕と一緒に行動している機関の仲間なら、ちょうど4人いますが…」 「それってもしかして、あの森さんとかいう…」 そうそう、ソレです。ああ、そういえば会ったことあるんでしたっけ。 「ええ、あの時はただ睨まれただけでしたけど。」 ただ…彼女達が果たして協力してくれるかどうか… 「恐らく駄目でしょうが、一応連絡してみます。」 「お願いします。」 ポケットから携帯を取り出し、森さんにかける。 トゥルルルル トゥルルルル トゥルル『ガチャ!』 『ほぁい…もひもひ…』 寝てたな… 「もしもし森さんですか?古泉です。」 『んん…なによ。人がゆっくり寝てるときに…なんか用?』 「ええ、実は…」 かくかくしかじか。僕は経緯を森さんに話した。 『…あんた、ソレ本気で言ってんの?』 ええ、まぁ… 『だいたいその橘ってのアレでしょ?前に朝比奈みくるを拉致った連中の1人でしょ?』 そうなんですけど… 『あんたもねぇ、お人よしはいい加減にしときなさいよ。 何が悲しくて敵の組織の人間の手伝いしなきゃなんないのよ。』 案の定、森さんはぷりぷり怒っている。そりゃそうか。 どうしたもんか…と僕が1人考えていると 「やっぱり駄目そうですか?」 橘さんが声をかけてきた。 受話器から顔を離して返事をする。 「ええ、ちょっとこれは…別の方法を考えたほうがいいかもしれません。」 「ちょっと携帯貸してもらえますか?」 え? 「私から直接お願いしてみます。」 それって逆効果では? 「いいからいいから。」 橘さんは僕から携帯を取り上げ、耳にあてた。 「もしもし、私、橘 京子といいます。…ハイ…ハイ、その節はどうも…」 無駄だと思うんだけどなぁ… 「そんなこと言わず…お願いします。ええ、ええ、……わかりました。」 ?何がわかったのだろう。 「『夏の○の』と『ぽにってハ○ヒ』ですね。ええ、わかりました。用意します。」 !! ど、同人誌(しかもハルキョン好きのバイブル)で買収してる! 「はい、はい、では、よろしくお願いします。古泉さんにかわりますね。」 僕が唖然としている間にどうやら話が終わったらしい。 「はい、説得成功です。快く引き受けてくれました。」 …そうですか。 「もしもし、森さん。」 『もしもし古泉?そういうわけだから。時間になったら迎えにきてよね。 いやぁ、話がわかる子じゃない、彼女。敵ながらアッパレって感じ?』 って感じ?じゃねぇよ。 『新川と多丸兄弟にはあたしから話しつけとくから。よろしくねー。』 「あ、あの森さ『ガチャ!ツー、ツー』…。」 他所のSSではなんだか彼の友達とちょっぴりビターな大人の恋を繰り広げているというのに… …それでいいのか(うちの)森 園生…。 ―――――――― 現在午後7時。 僕は森さん達を迎えに、1人で森さんの住むマンションに向かっていた。 新川さんと多丸兄弟もそこに集められてるはずだ。 (今日の夜8時にそこの駅で待ち合わせしましょう。) 森さんとの電話が終わった後、そう言い残し橘さんは一度家に帰っていった。 なんでもご飯を食べてくるという。なんてマイペースな人なんだ…。 森さんの部屋の前まで来た。 インターホンを押すと『鍵あいてるから、入ってきていいわよー』と、返事が返ってきた。 扉を開けて、靴をぬぐ。なにやら奥が騒がしい。 「おじゃましまーす。」 玄関を抜けて奥にあるリビングまで歩く。 するとそこには 「あたしのターン!ドロー!ハルキョンSS『やすらぎ』を攻撃表示で召喚! さらに『雪けむりラヴァー』と『A Jewel Snow 』を守備表示で召喚し、ターンエンドよ!」 …森さん。またなんの悪ふざけを…。 僕が突っ込む間もなく、森さんの向かいに立っていた多丸(圭)さんが叫びだす。 「俺のターン!ドロー!……(ニヤリ) 『花嫁修業危機一髪』と『箱入り娘』を攻撃表示で召喚!『箱入り娘』で『やすらぎ』を攻撃!」 ドカーン! 「さらに、『花嫁修業危機一髪』で『雪けむりラヴァー』を攻撃!滅びのバースト長古ストリーム!」 新川「よっしゃあ!」 多丸(裕)「これで決まりだぜ!」 「(にやり)甘い!ここで『やすらぎ』の特殊効果発動! このカードが墓地(まとめwiki)にあげられて読んだ時、なんだか幸せな気持ちになれる!」 森さん! 「ってなによ古泉。来てたの?」 さっきインターホン押したじゃないですか。…なにやってるんですか。 「あたしが考えたカードゲーム。好きなカップリングSSをぶつけあって戦うの。あんたもやる?」 結構です。 「ああ、でも会長×喜緑さんのSSってあんまりないから、対戦するには弱いかもねー。」 (カチン!)馬鹿いっちゃいけませんよ。数が少なくったって、その内容の濃さたるやハルキョンにも ひけをとらないんですから…! 「へぇ、なら証明してみせてよ。」 いいですとも! 「「決闘(デュエル!!)」」 森さんと一通り対戦し終えて待ち合わせ場所へ行くと、既に橘さんは到着していた。 「で、どうやってその佐々木さんとやらの閉鎖空間に入れるわけ?」 「みなさん。私の体どこでもいいので触れてください。」 「なんかエロいわね。ソレ。」 言われたとおりに5人で橘さんの体に触れる。 傍からみたらどんな光景に見えるのだろうか。 「じゃあ、全員目を瞑ってください。」 ――――――― 「…着きました。もう目を開けてけっこうです。」 ゆっくりと目蓋を開ける。 「なるほどねー。」 「かなり荒れてますな。」 森さんと新川さんが佐々木空間の感想をもらす。 確かに空は灰色で、空気も冷たい。彼から聞いていた佐々木空間とは大分違うようだ。 「思ったんですけど、神人を退治したところで、佐々木さんの機嫌は良くなるのでしょうか?」 「わかりません。でも神人がいる限り、佐々木さんがストレスを感じてるのは確かなんです。 彼らを倒せば、少しは佐々木さんの気持ちも楽になれると思うんです。」 んんーなるほど。 「まぁいいじゃない古泉。あたし達はあくまで神人退治を頼まれてるだけなんだから その先のことなんてどうでもいいのよ。」 身も蓋もない森さんの意見。それはそうですけど… 「いいんです。古泉さん。森さんの言うとおり、そこから先は未来的に恋人候補である私の役目ですから!」 …恋人って…。 「そう、恋人であるわた…あっ…はぁああああん!!」 ゾクゾクゾクゾクゾク……!! 「!!」 急に身を震わせ、悶え始める橘さん。何事だ?! 「た、橘さん?!どうしかしたんですか?」 「あ、ご、ごめんなさい。ちょっと癖で…私、佐々木さんの閉鎖空間の中にいると、 なんだか体が熱くなって…ああ、はあぁああ…!!」 この場にいる橘さんを除く5人がいっせいに凍りつく。 「ま、まぁ人の性癖にとやかく言うつもりはないわ。さっさと片付けましょう。」 「そ、そうですね。」 完璧に橘さんから5mは距離を取っている僕ら。 一刻も早く帰りたい…と思っていると… 『ヴォォォォォォォォォ……!!』 地を這うような低い声。いつも聞いてる、ぼくら超能力者にはおなじみの声だ。 「来たわね…」 森さんが舌なめずりをする。 多丸兄弟も軽く準備運動をし始めている。 神人の姿が見えてきた。 「数は…情報どおり3体ね。」 『ヴォオオオオオオオオオオ!!』 不機嫌な声を上げ周りの建物を破壊しにかかる神人達。 任務開始だ。 「じゃあ、チーム分けるわよ。1チーム2人組みで、それぞれ1体ずつ相手するの。」 「「「「了解。」」」」 「まず多丸兄弟。」 「「応!」」 「それから新川。あんたはあたしとペアよ。」 「御意。」 え、ちょっと待って森さん。ってことは… 「あんたはあの橘って子とペアね。」 えええええええええ… 「なによその顔。」 「大丈夫です古泉さん。佐々木さんのため、たとえ四肢が吹き飛んでもやつらを倒してみせますから!!」 そういう問題ではないのだが… 「じゃ、まかせたわよ!!」 あ、ちょっと森さ…駄目だ。飛んでいっちゃった。 橘さんと2人、この場に残される。 正直、不安で仕方ない。 「とりあえず、どうしましょうか。橘さんは戦闘をしたことないんでしょう?」 「ええ、だから正直、攻撃とかは自信がないんです。」 ますます不安が強まる。なにか作戦を考えたほうがよさそうだな…。 迫り来る1体の神人を前に、僕はあごに手をやり作戦を練る。すると… 「古泉さん。余計な策は無用です。」 橘さんが自信たっぷりに言う。 「と、いいますと?」 「私が囮になって神人の気をひくんで、古泉さんは隙をみてヤツを仕留めてください。」 ええ?!そ、そんな危ないですよ! 「いいんです。さっきも言ったとおり、私攻撃には全然自信がありません。 これぐらいしか、役に立てないんです。」 橘さん…。 「心配しないで下さい。私逃げるのは得意なんで。」 しかし… 「私、佐々木さんの為に自分が傷つくのは全然かまわないんです! だけど…だけど佐々木さん本人が傷ついたままでいるのは、私…耐えられない…。」 … …橘さん。そこまでの決意を…。 「わかりました。橘さん。」 「古泉くん?」 「でも、決して無茶はしないでくださいね。」 「は、はい!」 橘さんとがっちり握手する。 これは早めに決着をつけないとな…。 作戦決行 「じゃあ、行ってきます!」 「ええ、気をつけて。」 橘さんの周りを淡い光が包み込む。 球体化した橘さんはふらふらと不安定に、神人の所まで飛んでいった。 …ホントに大丈夫かな… 僕は神人の後ろにこっそり回りこむ。 そして橘さんが気をひきつけている間に、後ろからヤツの頭を攻撃し一発で仕留める。という寸法だ。 よし、配置についた…。 橘さんを確認する。ふらふらと神人の前を浮遊している。 (危険だ…!あれじゃ攻撃してくれって言ってるようなもんじゃないか…!) ぼくがそう思い、実際彼女に忠告しようとした、その時! 『ヴォオオオオオオオオオオ!!』 神人のパンチ。速い! 「橘さん!あぶない!!」 『ドギャッ!!』 「キャアッッ!!!」 鈍い音と鋭い悲鳴。 モロに攻撃を食らった橘さんは吹き飛ばされ、近くにあったビルに激突した。 衝撃で起きた煙が少しずつ晴れていく。 「う…ううう…。」 低い呻き声。橘さんはDIOに吹き飛ばされた花京院のように、ビルの壁に埋まっていた。 「橘さん!」 これは作戦どころじゃない。僕が急いで彼女の傍に飛んでいこうとすると 「はぁはぁはぁ…なんて攻撃力なの…これが閉鎖空間の神人のパワー…」 橘さんが口と鼻から血を垂らしながら呟いている。早く手当てを… 「はぁはぁ…閉鎖空間の神人のパンチ… 閉鎖空間の神人のパンチ… 佐々木さんの閉鎖空間の神人のパンチ… 佐々木さんの神人のパンチ… 佐々木さんのパンチ……」 ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク……!! 「はぁ、あっはぁああああん♡♡佐々木さんのぉぉおパンチィィィィ♡♡♡!!!!」 たたたたたたたたたたたたた橘さん?! クネクネと気持ち悪い動きで身悶える橘さん。助けに行こうとするのを止める。 「はぁはぁ…って感じてる場合じゃないわ、私。佐々木さんのために頑張らなきゃ!!」 じゅるり、と垂れたよだれを拭いて、再び球体化して神人に突っ込む橘さん。 「だ、だからそんな単純な動きじゃ…」 『バキッ!!』 「ぎゃあッ!!」 再び神人の攻撃を食らい、今度は地面に叩きつけられる橘さん。 「…はぁぁああん♡、…ま、まだまだぁ…!!」 三度飛び立つ橘さん。 『ズギャッ!!』 「ギャッ!!」 『ドゴッ!!』 「グエッ!!」 『ボギャ!!』 「あああ!!」 『グキッ!!』 「ああああん♡!!」 『バギィーン!!』 「ふあああああああああああああん♡♡♡!!!」 顔をぼこぼこに腫らしながら快感に身悶える橘さん。 ハッキリ言って、神人より彼女のほうがよっぽど怖い。 「はぁ、はぁ、まだまだぁ♡」 気持ちよがってる(?)とはいえこのままじゃほんとに死んでしまう。 (隙を見つけろ……………………今だ!!) 神人が今まさに橘さんに攻撃を加えようとしたその瞬間を狙い、僕はヤツの頭めがけ突っ込んだ。 ハンター×ハンターで「獲物が攻撃をするその瞬間こそ攻撃のチャンス」って言ってたのを思い出したのだ。 「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 神人が僕の存在に気付いた。だが、もう遅い!! 『『ズッガーーーーーーン!!』』 半端な効果音を奏でながら、僕は神人の頭を貫いた。 『ヴォォォォォ…』 体の機能を失い、足元から崩れていく神人。 「…やったか…って橘さん!!」 コンクリートの地面にまるでボロ雑巾のように横たわっている橘さんにあわてて駆け寄る。 大丈夫ですか橘さん!!しっかりして下さい!! 「うう、ううう…」 まさに虫の息といった様子。早く手当てしないと… 「ちょっと、大丈夫?!」 向こうの神人退治も終わったらしく、森さんと新川さん、さらに反対方向から多丸兄弟が近づいてくる。 「まだ、息はあります。けど…」 「早めに手当てをしないと危険ですな…。」 「新川、救急箱を。」 「はっ。」 森さんに支持され救急箱を取りに走る新川さん。念の為持ってきていたのだ。 「はぁはぁはぁ…こ、古泉さん…。」 な、なんですか橘さん。 神人ならやっつけました。橘さんのおかげですよ。 「うん、そうじゃないの古泉さん。涼宮ハルヒを…」 涼宮さんがなにか? 「涼宮ハルヒと彼を、絶対別れさせないで…」 ええ?そ、それはもちろんそのつもりですけど… なんで急に? 「これからも佐々木さんには、定期的に不機嫌になってもらわなきゃ…」 …は? 「佐々木さんのパンチ…はぁあああん…♡…クセになっちゃった…♡」 ……。 僕の腕の中で小刻みに震える橘さんを見ながら再び凍りつく僕ら超能力者一同 「これは…壮絶ですな。」 新川さんが一言感想をもらす。 多丸兄弟は絶句している。 森さんは橘さんの最早原型を留めていない顔を見ながら 「こういう愛もあるのかしら。」 と、呟いた。 いや、ないでしょ。 ――――――― 当初予定していた神人退治を終え、僕らは現実の世界に戻ってきた。 橘さんだけはどうしようもなかったので、素直に救急車を呼んで(機関の)病院へ送った。 「ふぅ、とりあえず一件落着ね。早く帰って読まないと♪」 橘さんからもらった例のブツを両手に抱え、嬉しそうに鼻歌を歌う森さん。 「…残念ですけど森さん。それを読めるのはしばらく後になりそうですよ。」 「へ?なん『『『イッツァブラッグフラッグマザーファッカァァァァー!!!』』』」 森さんの携帯が派手な着信音を奏でる。…ていうかその着信音って…。 「げ、これってもしかして…」 「桃色空間ですね。」 僕もすっかり忘れてた。そういえば涼宮さん、今日彼の家に泊まりにいくんだったな。 「えええええもう、勘弁してよ~」 口を尖らせクネクネと嫌がる森さん。ちっとも可愛くない。 結局桃色空間での勤務を終え帰宅できたのは結局、夜中の12時をまわった頃だった。 「…今回は一段と内容とオチが弱いわね。」 「もうカラッカラなんです。カラッカラなんですよ!!」 カラッカラなのでおしまい。
https://w.atwiki.jp/tukinokaze/pages/46.html
ネ:…… ジ:…… ネクリアたちは林を歩いていた。が… ネ:ねぇジャング。さっきから後ろから妙な視線を感じるのよね~。 ジ:俺も感じていますよ。 その視線の正体は… ア:(あいつらは絶対に僕の研究の成果を見せつけてやるんだ!) ネ:あれで尾行でもしてるつもりなのかしら? ジ:丸見えですね。 ネ:そもそも林なんて隠れる場所もそうないのにねぇ。 ジ:ただの阿呆ですね。 ア:聞こえてんだよぉぉ!! ネ:アラキコエテタノネー。イツノマニカオオゴエデシャベッテタワー。 ア:あからさますぎるだろ!! ネ:で?なんで私たちをつけてんのよ? ジ:ストーカーですね。 ネ:わぁ、変態。 ア:違う違う!偵察だ偵察!! ネ:何を? ア:お前達を。 ネ:どうして? ア:今度こそ倒せるように。 ネ:何度やっても無理よ。以上。さぁ行くわよ。 ジ:はい。 ア:ってちょっとまてぇーい!然は問屋が卸さないぞ! ネ:うるさい奴ね~。 ア:もう怒ったぞ!僕をここまで侮辱しやがってー! ジ:別に侮辱はしてませんけどね。 ア:今度こそ後悔させてやるからな!覚悟しろ! ネ:勝てないから偵察してたってことは、今は勝てないってことを自覚してるのよね?だったら挑んでも無駄だってこともわからないのかしら? ジ:今こいつは竹屋の火事。何を言っても挑んできますよ。 アンプはいつも通り試験管を取り出した。そしてもう一つ、ペットボトルを取り出した。 ネ:今日はペットボトル怪物かしら? ア:そんな安易なものではない! アンプはペットボトルのふたをあけ、中に入っていた液体を地面に零した。そこに試験管の液体を注いだ。 ア:さぁ!あいつらを溺れさせろ!水の怪物! 液体はこれまたいつも通り変化し、ネクリアたちに襲いかかった。 ジ:水は斬れませんね。だとしたら… ネ:相剋…よりも相生の方が効き目がありそうだから、『木の根操縦!』 地面から木の根が現れ、水の怪物を貫いた。 ネ:今回は早めに済みそうね。 ア:ふふふ…まだだよな! 水の怪物は体を貫かれても平気で進んできた。 ネ:あーそう、それじゃ効かないってことね。じゃあ相剋よ!『土の城壁!』 地面から土の壁が現れ、水の怪物の行く手を阻んだ。 ア:そんなものが通用するもんか!全部沈めてしまえ! ばしゃぁぁ 水の怪物は土の壁に激突し、はじけたが、隙間を潜りぬけて再び水の怪物の形へとなった。 ネ:げげっ!面倒な奴ね! ジ:(中々危険な相手…ならば…) スッ ジャングは懐の赤いナイフを手に持った。 ネ:待ちなさいジャング。 ジ:え? ネクリアはそれを悟り、止めた。 ネ:きっとあいつは刻んでも今みたいに復活するわ。倒す術は、完全に消し去ることのみ。 ジ:完全に消し去る?…まさか、"禁忌"を使うつもりじゃないですよね? ネ:いいえ、"禁忌"を使うまでもないわ。この陽の力ならね。 ジ:(陽の力…五行陰陽最後の力、「日」か…) 五行。それは中国等の古来思想で、万物を構成し、支配する5つの元素と呼ばれた。 木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の総称である。 木火土金水の流れを相生といい、木は火を生成し、火は土を生成し、土は金を生成し、金は水を生成し、水は木を生成するというものである。 図に表すのならば円。この循環によって万物は成り立つとされる。 木土水火金の流れは相剋といい、木は土の上に立ち、土は水を吸い、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を斬るという打ち消しである。 図に表すのならば星。相生の円を星型に結ぶと出来上がるのが相剋である。 相生は和合、幸福。相剋は不和、災難。これによって相生は陰陽で表すと陽、相剋は陰となる。 現在の日本における「曜日」。それは日(太陽)と月と、火水木金土の五星からなる。 それを五行と照らし合わせると、陰が月、陽が日となる。 曜日と五行陰陽には関係性はあまりないが、まとめて表記される場合もある。 ネクリアの力は五行陰陽であり曜日の力でもある。つまり両方。 ネクリア自身は大して気にしていないからこそ「月」の力を多用するが、本来は「日」と「月」は他とは異なる力。 「日」だけは別格として見てはいる。だからこそここぞという時にしか使用しない。 というよりもネクリアは、「世界征服」を悪として見ているため、陽の力…つまり善、光である日を使うことを躊躇っている。 ジ:(俺も初めて見るな。日の力…) ア:そんなハッタリが通用するものか! ネ:まるで鬼の首を取ったようね。でも、あなたは今から肌に栗を生ずことになるわよ。 ア:何をわけのわからないことを… ネ:だったらご覧なさい。『日輪草開花!』 ・・・・・・ ア:なんだ?何をした? ジ:(何も起こっていない?不発か?) ネ:あんたたち、どこ見てるのかしら?そこよ、ほら。 ネクリアは水の怪物の足元を指差した。 ジ:え?…向日葵? 続く 前の話 次の話 2011年3月3日作成
https://w.atwiki.jp/kugayuyu/pages/4.html
プロフィール _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/基本情報/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【名前】天我 【ふりがな】てんが 【真名】無。 【種族】天魔 -天使と魔族の混血- 【Class】背徳の獣-全ての神に対する反逆者- 【性別】男性 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/身体的特徴/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【身長】180cm 【年齢】外見年齢20歳(実年齢不詳。少なくとも千単位) 【3S】(女性PCのみ・笑) 【容姿】 〔髪の色〕漆黒。前髪が時折目元を隠す程度に伸びている。 〔瞳の色〕右目金、左目真紅 〔肌 質〕褐色より少し色素は薄め 〔服 装〕全身黒尽くめ(黒のコート。黒のシャツ。黒のズボン) 〔装 飾〕両手首に真紅の宝玉を埋め込んだブレスレット。 首に小さな鎖がついたチョーカー、蒼玉のピアス _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【職業】無 【備考】 とある高位天使が捕虜の魔族に対し実験と称して孕ませ、生まれた存在。 天界にひっそりとある研究所出身で、神の忌み子。 天使らしからぬ容貌、天使の翼と悪魔の翼のニ対の翼(普段は体の中に収納)を有しており、その異質な姿から天界では異端視されている。 また本来、天使の歌には殺傷能力(調伏能力はあり)は無いが、魔族の血を引く彼の歌には『命を奪う』能力があるが為に、常に最前線に送られ、天界に弓引く者たちを屠ってきた。 そのせいか、当時は『不揃いの瞳の殺戮者(オッドアイ・ジェノサイダー)』の異名を持つに至る。 とある事情で天界軍から抜けて、各地を転々とした後、堕落街へと降り立つ。 過去の事象から快楽志向主義者。ついで気まぐれな性格。 聖と魔の混血ゆえか、時折精神不安定に陥るも、それすらも楽しんでいる模様 現在は、天界からの追っ手と戦う日々(とある者の情報操作で堕天使という扱いの為)。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/履歴/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【関係者様】PL様感謝。(礼)敬称略です。内容は全てPCセッションによるものです。 リーベル 天界軍時代の同僚。 共に戦場を駆け巡り、天界で信じる事の出来る数少ない女。 闘わない為に、殺さない為に、快楽を植え込み堕天へと導いた。 今現在は、少女の人格、尊厳、魂を踏み壊す為に、陵辱し続ける日々。 リデル(レメディエル) 天界軍実験体だった頃の担当者。 己という"毒"をもって、快楽を望ませ酔わせ狂わせた。 さて、これからどうなる? _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/戦闘時参照項目/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 【戦闘スタイル】 己が闘法、武装は全ては『神』という強大な存在を滅ぼす為のもの。その刃。- 神霊力と魔力の篭った言霊を用いて闘うが、基本は無手での近接格闘。 言葉自体に殆ど意味は無く、力場への干渉を促し様々な効果を発揮させる為に紡ぐのみである。 武装は以下の二丁の拳銃。 共通する項目は、二丁とも、天我自身の魔力・神霊力を弾丸に変えて居る為に、理論上、弾切れは無い。使用時は魔力を持って招喚する。 が、力を抑えている現時点では、その理論も崩れており、リロードの度に多大な疲労を伴う。 [Sitigmata](スティグマータ) 『聖痕』の名を持つリボルバー銃。総弾数は6発。 自動追尾能力を持ち、全て例外なく打ち抜く。 (当然の事ながら、確定という訳ではありません。) [Apocrypha](アポクリファ) 『黒聖書』とも、『偽典・外典』という意味の大口径自動拳銃。総弾数は7発。 スティグマータの様な自動追尾能力は持たないが、凶悪的な破壊力・突破力に富む。
https://w.atwiki.jp/kugayuyu/pages/3.html
更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/7235.html
今日 - 合計 - ~麻雀戦術~ 安藤満プロの亜空間殺法の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時37分12秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/37921.html
絶無限(ぜつむげん) ヴォイドマター VR 零文明 (5) ドラグハート・ウエポン:ヴォイド・ブレイクロード ■自分の、コスト7以上の無色クリーチャーが出た時、バトルゾーンに自分の他の《絶無限 ヴォイドマター》がなければ、このウエポンをそのクリーチャーに装備して出してもよい。 ■これを装備したクリーチャーのパワーを+3000し、「スレイヤー」を与える。 ■ドラゴンスマッシュ・バースト(これを装備したクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、コストを支払わずに唱えてもよい) ■龍解:このカードまたはこれを装備したクリーチャーによって、相手のクリーチャーが破壊された時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 色の無い空間(カラーレス・ディメンション) VR 零文明 (5) 呪文 ■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、選んだクリーチャーのパワーを-6000する。 ■カードを1枚引く。 (ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す。) 龍解後:《絶無の無限龍 エタナヴォイド・マタール/永遠の零》 作者:UNKNOWN 追記:呪文面の名前の読みを変更しました 概要 呪文を持つツインパクトのドラグハート・ウエポン。 装備したクリーチャーにスレイヤーを与え、攻撃時に呪文面を唱えられる。 相手クリーチャーが、このカードまたはこれを装備したクリーチャーによって破壊されると龍解する。 呪文面は、相手クリーチャー1体のパワー低下+1ドローを持つ。 評価 名前 コメント