約 150,335 件
https://w.atwiki.jp/john_delta/pages/92.html
木戸野亜紀 【分類】 登場人物 【読み】 きどのあき 【初出】 Missing 神隠しの物語 【解説】 聖創学院大付属高校文芸部二年。聡明で毒舌家な美少女。 魂のカタチは「ガラスの獣」。 かつては普通の朗らかな少女だったが、その頭の良さから小学~中学といじめを受け、「自分は特別だ」と思いこむことで自我を補強し いじめに耐えきり、かつ歪んでしまった。 その過去から地元から離れた聖創学院大付属高校に進学し、実家でも寮でもなくアパートに暮らすようになる。 文芸部で空目恭一と出会い、その超越性から彼に恋をしてしまう。 しかし昔のいじめの経験から感情を理性で封じることしかできず、誰にも悟られないようにしている。 あやめのことを嫌っている。 本人も知らなかったことだが、母方の家系が「憑きもの筋」(亜紀の場合は犬神筋)であり、血統が『物語』を持っている。 結果、二巻で「呪いのFAX」を受けとり呪いを受けたことで「犬神」が出現し、彼女の敵意に反応し害をなすようになり、 亜紀本人の意思とは関係なく、悪魔サブノックと呪力闘争を繰り広げることとなる。
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/395.html
第331話:人界の魔王は斯く詮ずる 作:◆J0mAROIq3E 学校の一階、保健室。 数時間前に一人の少女が寝ていたベッドに、今はクリーオウが横になっている。 その寝顔を無表情に見やり、空目は手にしていた本を閉じた。 机の上に置いてある地図や名簿を改めて見る。 空目のデイパックはサラから開けることを禁じられているため、クリーオウのものだ。 先ほどの会議で初めて見たが、そこには看過できない文字があった。 (十叶先輩――魔女、か) このゲームの主催者側ではないのかと思っていたが、彼女も“参加者”のようだ。 だが、それならば自分のようにじっとしている人間ではないことは分かっている。 (とはいえ、それほどの脅威にはならないか……?) 何しろ参加者達の国が違い、世界が違う。 魔女の脅威は“異界”にあるのだから、そもそも知識基盤の違う人間の集まるここでうまく立ち回れるとは思えない。 共通の物語を多人数に植え付けなければ異界は生まれない。 そして何らかの手段で感染させようとしても、魔女には自分と同じく直接的な戦闘能力がない。 物語をばらまく前に殺人者に殺されるであろうことは容易に推測できる。 ならば仲間を作れば危険だろうかと思い、その可能性も否定。 自分の場合は協力者を得ることが出来たが、生まれながらに発狂している彼女とまともにコンタクトを取れる人間などいはしないだろう。 だが、一回目の放送でその名前が呼ばれることはなかった。 隠れているのか、たまたま殺人者に遭わなかったのか。 魔女の暗躍を否定する要素が揃ってるとはいえ、確定はしていない。 仮に次の放送でも呼ばれなければ、再び集まった皆に言う必要がある。 (皆、か。俺も自分の立ち位置を決めなければならんな) 椅子の背を軋ませ、空目は腕を組む。 目を閉じ、結論に至るまでに要した時間はわずか十秒。 (選択肢が広がった以上、生存を選ぶのが妥当か) 別に死んでも構わないと思っていたが、生き延びられるならそれに越したことはない。 万が一、自分が死んで魔女が帰還するなどということがあっては目も当てられない。 自分が死ねばあやめは空目家で永遠に自分を待ち続けるだろう。 あやめがいなければ武巳達には異界に抗う術がなくなる。 ――それは決定的な敗北を意味する。 可能性が薄いとはいえ、刻印の解除を目指すのが最もマシだと判断した。 何より――こちらの方が大きな理由なのだが――自分とは違う世界の人間。その知識は興味深い。 刻印の解除に際しては多様な知識と見解が飛び交うことだろう。 (結局、異界でも屠殺場でも俺は変われんか) その事実に軽く鼻を鳴らし、再び本を開こうとし、 「……ん……恭一、そろそろ交代?」 身を起こしたクリーオウが目を擦っていた。 時間を見ると10 15。確かに交代の時間だった。 「ああ」 短く答えるとクリーオウと入れ替わりにベッドに入った。 思考のためには睡眠も必要だ。眠れるうちに眠っておくべきだった。 「じゃあ二時間……あ、放送の前になったら起こすね」 「ああ」 平坦な声で再び返し、目を閉じる。 他人の体温で温まった寝台は、意外なほどに寝心地が良かった。 【D-2(学校1階・保健室)/1日目・10 15】 【居残り組:じゃじゃ馬と魔王】 【クリーオウ・エバーラスティン】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品一式 [思考]:みんなと協力して脱出する/オーフェンに会いたい 【空目恭一】 [状態]:健康。就寝。 [装備]:図書室の本 [道具]:支給品一式/《地獄天使(ヘルズエンジェル)号》の入ったデイバッグ(出た途端に大暴れ) [思考]:ゲームの仕組みを解明しても良い。放送まで睡眠。 [備考]:刻印の盗聴その他の機能に気づいている。 行動:交代で二時間睡眠。皆が戻ってきたら寝かせて見張り。学校を放棄する時はチョークで外壁に印をつけて神社へ。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第330話 第331話 第332話 第285話 時系列順 第322話 第293話 空目恭一 第330話 第293話 クリーオウ 第330話 第293話 地獄天使号 第330話
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/581.html
第475話:ミッシング・マインド(心の行く先) 作:◆l8jfhXC/BA そこは闇の中だった。 全天が黒に包まれた、一片の光もない無の世界。何も見えず、嗅げず、聞こえない。 その闇に身体が包まれ、深淵へと飲まれていく。 掴めるものは何もなく、ただ沈み続ける。 自らも黒に塗りつぶされるような感覚は心地よく、どこか懐かしい。 それにそのまま身を委ねようとして──しかし違和感を覚え、思いとどまった。 「お前は、何だ?」 虚空に向かって問う。発した声はすぐさま闇に紛れ、曖昧になった。 何かがいる。 先程まで自分しかいなかった漆黒の中に、唐突に誰かが足を踏み入れた。なぜだかそれをはっきりと知覚できた。 そして、声が聞こえた。 「わたしは御遣いだ。これは御遣いの言葉だ、空目恭一」 年齢も性別も判然としない、不自然なほどに特徴のない声だった。 数秒後には本当に聴いたのか疑いたくなるほど不確かな、存在感のない音の集合。 その中に聞き覚えのある単語があるのを知覚し、言葉を返す。 「御遣い、アマワ。神野陰之が言っていた者か」 「奴を既に認識しているか。ならば、話は早い。 ひとつだけ質問を許す。注意深く選べ。その問いかけで、わたしを理解しなければならない」 ふたたび声が闇から生まれ、消えた。 サラが夢の中で伝えられた通りの、“彼”のやり方。 この世界を解くための手掛かりが手に入る、一度きりの貴重な好機だ。 (たった一つでこの状況を打開できる問いは何か。 おそらく“お前を倒すためにはどうすればいいか”などの単刀直入な問いはかわされる。 加えて何かの具体的な方法を聞いても、こちらが理解できないおそれがある。何せ相手は“精霊”だ。 ならばもっと簡潔な──) 思索は数十秒。 それで問いという名の答えは出た。 だが、答えだけだ。式──根拠をつけてやらなければ、結論としては完成しない。 (心の証明という問いが、この未知の存在の目的だ。だがそれは、“彼が望む答え”でなければならない。 “心”という形而上学的なものを確立させる、普遍的な答えは存在しない。 だが“精霊”の思考を読み、答えを導き出すのは非常に困難だ。 おそらく、彼の打倒を目指した方が早いが……その場合、神野陰之という存在が大きな障壁となる) 直感を先行させ、それに理屈を付け加えるいつもの思考方式。 闇に身を任せるように瞼を閉じ、理論を組み立てる。 (神野はアマワの“心の実在の証明”という願いによって呼び寄せられ、この舞台をつくりだした。 アマワの願いがある限り、彼はアマワに協力し続ける。 しかし裏を返せば──その願い自体を彼から失わせることが出来れば神野は去り、この世界は意味がなくなる) 答えの証明が終了し、目を開く。視界は相変わらずの黒。 彼がいるであろうその闇に向かって、用意していた問いを投げかけた。 「俺達は、お前を失望させることが出来るか?」 「惜しいな」 しばしの間をおいて、問いの答えではなく単なる呟きが耳に入った。 発言の意味がわからず訝しむこちらを無視し、彼は続ける。 「わたしの力が万全であれば、君と契約を為した。だが君はもう契約者にはなれない。残念だ。 ……既に死亡しているが、以前にその質問をした者がいた。もっとも致命的な問いだった。 問いの答えはこうだ、空目恭一。──出来る。 そしてお前は幸運だ。既に聞かれたことのある問いは無効にすることにしている」 意味不明の嘆きと共に、ふたたび問いの機会が与えられる。 だが、わずかに残っていた意識は消えつつあった。もうあまり時間がないらしい。 闇に抗うように、新たに生まれた疑問への思案を巡らせる。 (……契約。心の証明に対する、代価の提示と保証か? ならば、これについて聞いても意味がない。この空間からの脱出以外に、俺が望むことはない。 ……だからこそ、俺は“契約者”になれないのか? 望みをほとんど持たぬがために? ……いや、彼は“惜しい”と言っていた) つまり自分は契約者になる条件を満たしていたが、気づかぬうちにそれを失ってしまったことになる。 そしてそれは、彼の力が減退していなければ防げていたものだったらしい。 ……行動を振り返っている時間も、直感で思いつく疑問もない。このことを率直に聞くべきだろう。 手掛かりを得て、同盟中の誰かが契約者になれれば、事態の打開へと大きく前進できる。 「なぜ俺は、契約者になれない?」 ふたたび闇に問いを放つ。 声を発するという感覚自体が、かなり曖昧になっていた。黒に侵される感覚も、だんだんと強くなっていく。 闇に沈みきって底に着いた後は、おそらくサラのようにこの世界から目覚めるのだろう。 ただ問いの答えだけは聞き逃さぬよう、心地よい闇にささやかな抵抗を試みる。 そして、ふたたび声が響いた。 「その問いの答えは簡単だ。契約者は、心の証明について思索し続けなければならない。 ゆえに契約者は、まず第一に生者でなければならない。 ──君は既に死んでいる。死んで世界から剥離されている。 だからこそ、世界に影響が与えられぬ今のわたしでも接触できたが、しかしそれゆえに契約者にはなれない。 さらばだ、空目恭一」 その声を認識し──やっと、直前に起きた出来事を思い出した。 狙撃。金髪の女性。ガスボンベ──爆発。 (……ああ、そうか) 何の感慨もなく納得すると、意識は勢いを増した黒に侵食されていった。 急激に襲ってきた眠気に抵抗することもなく、ただ身を委ね、意識を閉ざした。 ○ 浅く掘られた土の中に、空目恭一の遺体は横たわっていた。 身体の大半は既に土に埋もれ、頭部と肩先だけが外気に晒されている。 その肩にも、クリーオウはゆっくりと土をかけていった。血に塗れた黒い布地が姿を消した。 狭い地下通路からこの地底湖のある空間へと移動し、止血のためにクエロが空目を降ろしたときには、既に彼は事切れていた。 爆発による火傷と衝撃。飛び散った破片による裂傷。そして、それらによる出血過多。 頭が切れるという以外はごく普通の少年を死に追いやるには、十分すぎる怪我だった。 (やっぱり、何にも出来なかったね) せつらからもらった拳銃を使う暇もなく、空目の命はあっさりと奪われた。 たとえ使う暇があったとしても、拳銃一丁で爆発物をどうこう出来るわけがない。 それこそ彼に言わせれば“運がなかった”だけなのかもしれないが、やはり無力さを痛感せずにはいられない。 (……何でわたし、ここに連れてこられたんだろう) あらゆる面から考えて、自分が最後の一人になれる可能性はゼロだ。 殺し合いにはまったく向いていない、ただの足手まとい。 クエロと出会っていなければ、誰よりも先に死んでいただろう。 (あ、でも目的はそれだけじゃなかったんだよね。……心の証明、だっけ) サラが夢の中で会ったという“黒幕”が告げた、“彼の友”の望み。 投げかけられたもう一つの条件は、殺し合いで生き残ることと同じくらい難解で、不可解だった。 こちらにも、自分が向いているとは到底思えない。 (存在するに決まってるのに。わたしが今思ってるいろんなことは、確かにあるはずなのに。 でも、他の人にそれを“証明”することなんて出来ない) 最初に名も知らぬ男二人が死んだときの衝撃。 クエロに出会ったときに抱いた安堵。 マジクの死を知り慟哭し、空目に諭され決意したときに、確かに感じたもの。 そしてその空目が目の前で倒れたときに、自らを包んだ絶望。 それらを否定することは、自分自身の存在を否定されることに等しい。 だが、いざ言葉で説明しようとするとどうしても出来ない。 曖昧で薄弱で、それでもあると信じたいもの。それが心なのだと思う。 (サラ達はどう思ったのかな。……オーフェンなら、何て答えるのかな) 夢の内容が書かれたメモは空目の遺体から回収され、今はクエロが持っている。 あれを彼が読めば、最適な答えを出してくれる気がした。 (……やっぱりわたし、誰かに頼ってるね) 未だ会えない知人に対する期待が、時間を追うごとに大きくなっていくのを自覚する。 いつも隣には誰かがいた。 父は早世したが、母と姉がいた。旅の間はオーフェンやマジク、レキがいた。 そしてここではクエロに出会った。空目がいてくれた。 一人になったことはほとんどない。いつも寄りかかれる誰かがいた。 (一人で何も出来ないわけじゃない。でも、わたし一人じゃ出来ないことの方がずっと多い。 ……ここにいた人は、どうだったんだろう) 少し離れたところにある、かすかに土が膨らんでいる地面を見やる。その上には丸石がそっと添えられている。 それ以外には何もないが、それだけでここに誰かが眠っているという証になっていた。 そしてそれは同時に、仲間を弔い死を乗り越え、歩き出した者がいる証でもある。 (この人は、何か出来ることがあったのかな。それとも、何も出来なかったのかな。 大事な人が死んで、どんなことを考えて埋めてあげたんだろう。 ……どんなことを考えて、立ち上がっていったんだろう) ──『死んだ彼の事を思うのならば、己の出来ることをすることだ』 マジクが死んだとき、空目にはそう言われた。 言われ立ち上がり、出来ることをして、また命を失った。 (……だめだ) 思考が沈み、循環している。 それに気づき、かぶりを振って何とか断ちきろうとする。 彼の言葉を強く意識し、自らに出来る行動を必死に考える。 (今は、恭一を埋めてあげること。 それが終わったら、クエロと一緒に城の地下まで行って、みんなと話して、オーフェン達を捜して……。 ちゃんと出来るかどうかはわからないけど、やりたいことはいっぱいある。 どれも全部、ここで座り込んでいるよりはしたいこと) 決意と言うにはあまりにもちっぽけな、ただの望み。 曖昧で薄弱な心が生み出した、希薄で儚いただの願望。 生きている限りは持っていられる、何かが出来るという希望。 それを失わぬよう、それが叶えられるようにと強く願う。 「……」 視線をふたたび空目の方に戻し、その表情をのぞき見る。 元々白かった肌がさらに赤みを失い、その頬が裂傷と火傷に蹂躙されていた。 刺さっていた破片を取り除き、顔に付いた血を水で洗い流しても、生々しい傷跡は残ったままだった。 だがその表情だけはひどく穏やかで、傷跡と顔色の悪さがなければ、ただ眠っているだけにも見えた。 その顔に、ゆっくりと土をかけていく。 黒い髪と整った顔立ちが、土の中へと姿を消した。 最後に手の平で土を固め、彼を大地へと帰す。そして少し考え、隣の墓と同じように丸石を添えた。 捧げられる花もなく、刻める碑銘もない。 小さな石と、祈りだけが残されたちっぽけな墓。 それでも、前に進む小さな意志だけは与えてくれた。 「……行ってくるね、恭一」 呟いてそっと立ち上がり、背を向けた。 一歩進み砂を踏むと、湖のそばで見張りをしていたクエロが振り向き、こちらに目を向けた。 気遣う表情を見せる彼女に、小さく頷く。 (クエロに頼りすぎてるのはわかってる。わたしも出来る限り、何かしないと) 彼女は出会ってからずっと、自分を支え続けてくれている。 空目の死を知って泣きじゃくる自分を、黙って抱きしめていてくれたのは彼女だった。 また埋葬を提案し、ペットボトルを加工してシャベルをつくり、穴を掘るのを手伝ってくれたのも彼女だった。 そして自分が落ち着くまで、彼女はずっと待っていてくれた。 「クエロ、えっと……ありがとう」 「気にしないで」 静かに微笑みクエロが言った。 空目の無表情とは正反対な、暖かな優しい笑顔。 それに同じく笑みで返した後、荷物をまとめて移動の準備をする。 と。 「……誰か来るわ」 先程とは違う低い声でクエロが言った。床に置いてあった懐中電灯と短剣を回収し、表情を硬くする。 注意深く耳を澄ますと、確かに誰かの足音が聞こえてきた。 学校からこの周辺までの道には、空目の流した血の跡が残っている。誰かがそれを辿って来たのかもしれない。 (そういえば、せつらとピロテースが来たときもこんな感じだったよね) ふと既視感を覚え、思い出す。 マジクの死を何とか乗り越えた直後に、彼らは図書館を訪れた。 そしてしばしの問答の末に和解し、今の同盟が結成された。 (大丈夫。今度の人も、きっと二人みたいに仲間になってくれる) 不安を打ち消すように自分に言い聞かせ、前方へと目を向ける。 次第に大きくなる足音と共に、奥の薄闇が徐々に光に侵食されていくのが見えた。あちらも光源を手に持っているようだ。 「そこで止まって」 クエロが声を投げかける。いつもよりも強い口調だった。 そして光が漏れる場所へと、右手でさらに光を向ける。 二つの懐中電灯の光に照らされた先には、空目と同じ黒髪の、黒いコートを着た男が立っていた。 【006 空目恭一 死亡】 【残り 57人】 【C-3/地底湖周辺/1日目・17 50頃】 【クリーオウ・エバーラスティン】 [状態]:右手に火傷 [装備]:強臓式拳銃“魔弾の射手”(フライシュッツェ) [道具]:デイパック(支給品一式・地下ルートが書かれた地図・パン4食分・水1000ml) 缶詰の食料(IAI製8個・中身不明)、議事録 [思考]:みんなと協力して脱出する。オーフェンに会いたい [備考]:アマワと神野の存在を知る 【クエロ・ラディーン】 [状態]:打撲あり(通常の行動に支障無し)。背広が血で汚れている。 [装備]:魔杖短剣〈贖罪者マグナス〉 [道具]:デイパック(支給品一式・地下ルートが書かれた地図・パン6食分・水2000ml) 高位咒式弾×2、“無名の庵”での情報が書かれた紙 [思考]:集団を形成し、出来るだけ信頼を得る。 魔杖剣〈内なるナリシア〉を探す。後でゲームに乗るか決める(邪魔な人間は殺す) [備考]:アマワと神野の存在を知る 【折原臨也】 [状態]:上機嫌。 脇腹打撲。肩口・顔に軽い火傷。右腕に浅い切り傷。(全て処理済み) [装備]:ナイフ、光の剣(柄のみ)、銀の短剣 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)、探知機、禁止エリア解除機 ジッポーライター、救急箱、青酸カリ、スピリタス1本 [思考]:セルティを捜す。人間観察(あくまで保身優先) ゲームからの脱出(利用できるものは利用、邪魔なものは排除) 残り人数が少なくなったら勝ち残りを目指す [備考]:コート下の服に血が付着+肩口の部分が少し焦げている。 ※空目のデイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)は学校保健室前廊下に落ちています。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第474話 第475話 第476話 第468話 時系列順 第487話 第473話 空目恭一 - 第473話 クエロ 第476話 第473話 折原臨也 第476話 第473話 クリーオウ 第476話 第433話 アマワ 第504話
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/700.html
◆1UKGMaw/Nc氏の手がけた作品 008 海沿いの紅い花 022 紅く紅く紅い薔薇 046 死人と犬と 064 『竜』対『修羅』 104 寝起きハイテンション 114 灯台下暗し 121 闇妖精の依頼 177 己が使命、生きる意味 193 雌伏する暗殺者、能動する殺人者 236 彷徨う不死者 238 手段と目的 246 月夜に騒ぐマン・サーチャー 251 黒を求めて黒と黒が 259 その瞬間はこともなげに 284 七人の反抗者 293 今、自分に出来ること 299 子連れクライマー 305 そして偶然は少女を裏切る 322 闇の眷属 325 血を分けた者の死神と 364 真実と事実 登場させたキャラ 計 名前 【07】 ピロテース 【06】 秋せつら 【04】 出雲・覚、リリア、アリュセ、アーヴィー 【03】 空目恭一、クエロ、ウルペン、ハーヴェイ、クリーオウ、サラ 【02】 パイフウ、ゼルガディス、霧間凪 【01】 一条豊花、小笠原祥子、テッサ、ベルガー、オフレッサー、いーちゃん、零崎人識、古泉一樹、なっちゃん、竜堂始 カイルロッド、ドクロちゃん 作品の感想 ブルーのストライプの偉い人 -- 名無し (2007-05-18 10 45 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/227.html
─自分は先程、義妹4人を大学に行かせる為の資金を稼ぐ為に勤めていたアルバイト先のファミレス内にあったテーブルから謎の強烈な殺気を感じとり、 昔から責任感の強かった自分でも抗えない生存本能に従って店長にバイトの辞退宣告をして店から脱出したところだった。 だがその直後、急に意識を失い青空が広がる空間の中にいた。 ─そして殺し合えと言われてしまった。 (どういうことだ…) 震えが止まらず、支給品にも手を出せないが、ここでは何もしない訳にはいかない。 タブレットで長い時間調べ物をしていたらその隙を突かれて終わりというのは一般人の彼でも生存本能から察している。 だから、タブレットに触れられない。 (生きるんだ…生存本能には抗えない、そして義妹達を大学に行かせるんだ…!) そうして、己の生存本能に抗えない彼は恐怖を抑えながらも一歩、踏み出したのである─ 【本名不明(ファミレスのアルバイト店員)@呪術廻戦】 [身体]:本名不明(私/壱)@1/2ゲーム [状態]: [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3 [思考・状況]基本方針:己の生存本能に従って生き延びる。 [備考] ※参戦時期はバイト先だったファミレスを脱出した直後。 ※自身に支給されたタブレットを確認していません。 174 狂戦士、再び舞台へ 投下順に読む 176 消せない記憶
https://w.atwiki.jp/21silverkeys/pages/103.html
【マスター】 木戸野亜紀@Missing 【サーヴァント】 バーサーカー 【マスターとしての願い】 ―――― 【能力・技能】 犬神統 正しく祭れば家に富をもたらし、おろそかにすれば害をなすなどと言われる霊物を宿す家筋。 霊物は憑き筋の者の害意や妬心に反応し、たとえ宿主が望まずとも相手やその縁者に憑りつき害を与える。 亜紀の母方の血に宿る『犬神』は犬に似た小さな黒い獣であるが、霊視能力者以外には基本的に視えない。 「呪いのFAX」の事件の際に『犬神』は焼却され、現在その力は失われている。 ただし、その後『できそこないの犬神』を宿すことも可能であったため、 魔術回路を全て失ったわけではない(少なくとも魔力タンクとしての機能は残っている)と思われる。 【人物背景】 聖創学院大付属高校二年、文芸部所属。 周囲からはクールな毒舌家として見られているが気性が激しく、ガラスのように鋭く繊細な精神性を併せ持つ。 小中学生時代、聡明で大人受けが良かったことから陰湿な苛めを受け、歪んだプライドで自我を補強することでいじめを耐えた。 同じ文芸部員の空目恭一を密かに慕っており、空目の傍らに存在する神隠しのあやめを快く思っていない。 参戦時期は9巻ラスト、「どうじさま」の儀式を行っている最中より。 【方針】 元の世界に帰還する。 そのためにまずは現状把握に努める。
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/130.html
神隠しの物語・再 ◆ACfa2i33Dc 昔**の国(後の**県)の村に住む若者が、山菜を採る為に山へと入った時にこんな事があった。 若者が山を分け入る内に、見た事もない豪華な屋敷に行き遭った。 この山の事は隅々まで知っている筈の若者が知らない屋敷に、いぶかしみながら周囲を探ってみたが、人の気配がまるでない。 中を覗いてみたところ、居間の囲炉裏は赤々と炭火が起こっていた。 ますます怪しんで中へと入り、屋敷の中を見て回ったが、人の姿はどこにもない。 だと言うのに、屋敷の中はまるで直前まで人が住んでいたかのようで、座敷には食事の準備まで整えられていた。 まるで神隠しのようだと思った若者は恐ろしくなり、一目散に屋敷から逃げ出し、どこをどう走ったかもわからないまま、ようやく見知った道へと着く事ができた。 村へと帰った若者は村人に山奥の屋敷について聞いて回ったが、誰も知っている者はいなかった。 若者はそれからも何度も山奥へと入ったが、あの屋敷も神隠しにあったかのように、ついに見つける事はできなかったということだ。 ――**県の民話 妖怪らしい妖怪と言えば、まず八雲紫の名前が挙げられるだろう。 この妖怪は、根源に関わる能力の危険さもさる事ながら、神出鬼没で性格も人情に欠け、行動原理が人間とまるで異なっている事等、まず相手にしたくない妖怪である。 姿は特に人間と変わりはない。派手な服装を好み、大きな日傘を使う。 主な活動時間は夜で、昼間は寝ている。典型的な妖怪である。 また、冬は冬眠していると言われるが、本人の談だけで実際は何処に棲んでいるのか確認取れていないので、真偽の程は定かではない。 古くは、幻想郷縁起阿一著の妖怪録にも、それらしい妖怪が登場している。その時代にあった姿で現れるという。 ――稗田阿求『幻想郷縁起』より抜粋 * 桜が散っていた。 ビルの合間を縫って吹いた風に乗って花弁が散り、宙を舞う。 ざわ、 と桜の香を乗せた風が、東京の街を吹き渡っていく。 全ての者が足早に通り過ぎ、見る者のない東京の片隅で繰り広げられる一種幻想的な光景。 その桜の樹の根元に、空目恭一は凭れ掛かっていた。 「想定外だ。そもそも、想定も何もあった展開ではないが」 「ご不満かしら?」 「当然だ」 空目の周囲に、人の姿はない。 ……だというのに、その言葉に答える声があった。 声はおそらくは成人した女性のもので、その女性の持つであろう蠱惑的な雰囲気を声だけでも感じ取る事ができる。 しかしそれと同時に、その声だけで『まともな存在ではない』と理解できてしまうのだった。 「聖杯戦争。魅力的な話だとは思えなくて、魔王陛下?」 「一言で言えば胡散臭い。存在そのものが疑わしい」 くすくすと笑う女性の声の聴こえる方へと顔を向けて、空目は鬱陶しげに言葉を放つ。 「“聖杯”。聖書における“主の血を受けた器”の事だ。 “聖杯伝説”は中世西ヨーロッパを中心に、世界中に存在する。騎士物語の定番のモチーフだ。 だが、“聖杯戦争”……あるいは、それに類似した物語は聞いた事がない」 「ですから信憑性がない……と、そういうわけかしら?」 「無論俺がこうしてここにいる以上、何らかの超常的な現象が起きているのには否定の余地がないだろう。ただし、それが“聖杯”であるかは大いに疑問符が付く。 聖杯戦争そのものは“聖杯を手に入れる為の苦難”をモチーフにしているのかもしれないが、しかしそれが目的ならば競争式であれど殺し合いである必要性はない。 “閉鎖空間における殺し合い”である事に意味があるとするならば。その最も安直なモチーフは、“蟲毒”だ」 「私達は、誰かに壷に放り込まれた蟲であると?」 「その可能性はあるという事だ。どの道聖杯が本物であるとして、今ではもう興味もないがな」 「あら、淡白。クールに見えて、こんなところに連れて来られて怒り心頭なのかしら?」 「勘違いをするな。不満を持ってはいるが、怒ってはいない。 更に言えば、俺が不満なのはこのような場所に連れて来られた事ではない。俺といる“神隠し”が、お前である事だ」 空目がそう言った時、気配が くすり、 と笑った。……そして次の瞬間、目の前の空間が『割れた』。 まるで、空間の『隙間』を開いて世界の裏側を開いてしまったかのように。 そして、その『隙間』の向こうには、一人の女性の姿が見えていた。派手な衣装に、大きな日傘。ある種の人間離れした、金髪の美貌。年頃は少女にも、あるいは老婆にも見える。 「あら、フラれてしまいましたわ」 その女性は先程までの声と同じように、くすくすと笑いながらそう言った。 妖艶な笑みだった。それがこの世のものではないと知りながら、それでも惹かれてしまう者がいるような、そんな笑みだった。 「当然の話だ。あれは俺の所有物だ、勝手に持っていかれる謂れはない。そもそも、お前に俺の道案内はできないだろう」 「くふ、それは道理ね」 そんな笑みを浮かべる女性に、空目はにべもなく拒絶に近い言葉を言い放つ。女性はしかし、残念そうな素振りもしなかった。 「幻想郷は全てを受け入れる。それはそれは残酷な話ですわ」 「“神隠し”に誘われ、“隠れ里”に辿り着く、か。あまりにもそのままだな」 「あなたは道案内がいるから不要かしら?」 「何にしろ、その道案内を探さなければならん」 そう言うと、空目はむくりと起き上がった。 痩身に纏った黒いコートが、風に靡く。 「こうなった以上、お前にも手伝ってもらう。いいな? アサシン」 「仰せのままに、魔王陛下」 空目恭一と、八雲紫。 『神隠しの被害者』と、『神隠しの主犯』。 彼らが求めるのは、『神隠し』。 ――枯草に鉄錆の混じった匂いが鼻に届いた気がして、空目は鼻をすん、と動かした。 【クラス】アサシン 【真名】八雲紫@東方Project 【パラメーター】 筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具? 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 気配遮断:A++ 『神隠し』。 自身の気配を消す。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 ただしスキル『神隠しの主犯』との組み合わせで、特定の行動に限り気配遮断のランクを保ったまま行動できる。 【保有スキル】 神隠しの主犯:A++ 幻想郷で神隠しと呼ばれる現象を境界を操作して起こす犯人。 神ではなく、妖怪少女の仕業。 宝具である『境界を操る程度の能力』を使用する時に限って、気配遮断の効果を持続させたまま行動する事ができる。 妖怪:A 人間に畏れられ、人間に退治される存在。 与えられる物理ダメージを低減し、その代わり精神干渉を受けた場合ダメージ化する。 また、ある種の信仰を集める存在である事から、Eランク相当の『神性』スキルの効果を内包する。 飛行:C 空を飛ぶ能力。 ふわふわと浮遊するように飛翔する。 【宝具】 『境界を操る程度の能力』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大補足:?人 八雲紫の持つ、『「境界」と名の付くものならほぼ何でも支配下に置く事が出来る』程度の能力。 本来は『全ての事象を根底から覆す能力』、『論理的創造と破壊の能力』であるらしいが、アサシンはマスターにより『神隠し』の面を強く現界させられているため、『空間の境界を操ってスキマを作る』という用途にしか使用できない。 このスキマの中は一種の亜空間のようになっており、多数の目が見える。これは外の世界の「欲望が渦巻いている様子」と言うイメージの表れ。また道路標識などの漂流物が漂っている事もあるが、これも「外の世界の役に立たない物」としてのイメージから来るもの。 これにより離れた空間を繋げる事が可能。 『神隠奇譚(ネクロ・ファンタジア)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:? 最大補足:?人 アサシンの持つ『神隠し』という特性が、マスターである『神隠しの被害者』空目恭一により偏向され、希釈され、そして尖鋭化した事により発生した宝具。 『アサシンの真名を知っている犠牲者』を、『異界』へと連れ去る。 この『異界』はアサシンによって作成される限定的な陣地であり、『赤い空』をした現世と同じ場所に同じ状態で重なり合って存在している。 脱出はアサシンと同じように空間を操る術か、あるいは結界破りの術がない限り不可能である。 『真名を知っている者に害を与える』という、聖杯戦争の常識の逆を行く道具。 【weapon】 『なし』 ただし、前述したスキマの中に漂う物体を武器として扱う事ができる。 【人物背景】 神隠しの主犯。スキマ妖怪。 本来のクラスはキャスター。このため式神や自在に扱える結界のスキルを失っている。 【サーヴァントとしての願い】 女性には秘密があるものですわ。 【マスター】空目恭一@Missing 【参加方法】不明。 【マスターとしての願い】ない。 【weapon】ない。 強いて言うならば豊富な知識。 【能力・技能】 “異界”の匂いを覚えている嗅覚。 【人物背景】 神隠しの被害者。 【方針】 あやめを探す。
https://w.atwiki.jp/lightnovelcharacters/pages/91.html
生徒控え室にて・・・ ???「陛下、陛下ぁー?」 武巳「ん?ねぇ陛下。誰か呼んでるみたいだけど」 空目「む。誰だ?大体お前以外に俺を陛下と呼ぶ奴が居たか?」 武巳「あ、そういえば。ちょっと見に行ってくる」 空目「ああ」 武巳「(ガラッ)どうかしましたかー・・・」 ギュンター「ああ丁度良かった。今私は陛下を探しているのですが、 何か心当たりは無いでしょうか」 武巳「いや陛下って・・・ひょっとしt」 ギュンター「何か知っているのですね!さあ言いなさいさあ早く!(ユサユサ)」 武巳(揺さぶられ中)「ちょ、ちょっと待って!今呼ぶから!陛下ぁ! ちょっとこっちに来てぇ!」 空目「(ガラッ)どうした近藤。何かあったのか?」 ギュンター(揺さぶり中)「だから陛下はどこですか?陛下ぁー!?」 武巳(揺さぶられ中)「だ、だからこの人がぁぁ(と言いながら空目を指差す)」 ギュンター(やっと手を止めて)「えっ。(ふと我に帰る)ああ、そう言う事ですか。 どうも失礼しました。どうもお互い勘違いしていたようですね。私が探していた 陛下は――(窓の外に有利の姿を見つけて)陛下ーー!」 ダダダダッ 空目「で、結局何だったんだ?」 武巳「さあ。(窓の外、ギュンターが見た方を見て)でもあの人高等部1年の 渋谷のことを探していたのかなぁ」 空目「その渋谷とやらが『陛下』なのか?」 武巳「分からないけど今度会った時にでも聞いてみるよ」 空目「ああ」 CAST Missing 近藤武巳 空目恭一 まるマシリーズ ギュンター 渋谷有利
https://w.atwiki.jp/neurosurg02/pages/25.html
末梢神経を知る ・末梢神経の解剖を知る 末梢神経は脳神経と脊髄神経に大別される。末梢神経は運動、感覚および自律神経機能を有するが、その全てを持つ末梢神経から純粋な運動神経など単一の機能しか持たないものまである。末梢神経は解剖学的には、神経根と狭義の末梢神経よりなる。神経根は前根と後根からなり、前根は自律神経と運動神経を形成し脊髄より出る(遠心路)。後根は感覚神経であり、入力路である(求心路)。運動神経の神経細胞は脊髄および脳幹にあり、脊髄前角細胞、あるいは脳幹運動核と呼ばれ、軸索を介して筋肉を支配する。これを下位ニューロンと呼ぶ。 Fig1 ・末梢神経特有の神経症状 以下の症状を認めるときは、末梢神経に特有であるため末梢神経障害を念頭におく。 1.腱反射消失…反射弓の障害 2.全感覚の障害と筋萎縮の並存 感覚神経の障害…温痛覚障害、振動覚など全感覚が障害 運動神経の障害…筋萎縮 3.手袋、靴下型の全感覚障害…四肢遠位部に対称性の感覚障害はpolyneuropathyを考える 4.弛緩性の筋麻痺…末梢神経障害では反射弓が障害され、筋トーヌスが低下する ・神経根による髄節性皮膚感覚支配(dermatome) Fig2 四肢の一部に感覚障害がある場合、dermatomeと一致すれば神経根障害、一致しなければ末梢神経障害。 後根が障害されると疼痛を伴う。Spurling徴候、Lasegue徴候 脊髄前角細胞、前根障害で萎縮筋に筋線維束攣縮(fasciculation)を認める…患者の自覚あり 注)髄節性の温痛覚だけの障害は脊髄中心灰白質病変を疑う。温痛覚経路は脊髄に入ると田の感覚系路と分かれ中心灰白質を横断して対側に至る。温痛覚のみの選択的な障害は、中心灰白質病変であることが多い。 解剖学的診断は (1)病巣が近位の神経根か、遠位の末梢神経か (2)単一、複数あるいは多数の末梢神経が障害されているのか、 まで考慮する。 神経根の障害はradiculopathy(根症)、遠位の末梢神経障害はneuropathy、両方障害されていればradiculoneuropathyと表現する。 単一の神経障害は単神経炎mononeuropathy、複数の場合は多発単神経炎multiplemononeuropathy、左右対称性に多くの末梢神経が障害されていれば多神経炎polyneuropathyである。 病因は 末梢神経障害の病因はきわめて多彩であるが、糖尿病、膠原病、癌(癌性neuropathy)、薬剤あるいは有機溶媒中毒、遺伝性は念頭に置く。mononeuropathyの場合外傷性、絞扼性(手根管症候群、タイピストなど職業的、慢性関節リウマチなど)が多い。 case study4-1 case study4-2 case study4-3 case study4-4
https://w.atwiki.jp/john_delta/pages/95.html
森居多絵 【分類】 登場人物 【読み】 もりいたえ 【初出】 Missing 5 目隠しの物語 【解説】 日下部稜子の友人。 社交性が異常に低く、常にいじめられてきたせいか友人の稜子に話しかけるときでさえ言葉が不明瞭になってきてしまう。 雪村月子、中市久美子らと共に"そうじさま"の儀式に参加したことがきっかけで事件に巻き込まれることとなる。 久美子の友人であり、不思議な力への憧れから月子に心酔してる。 雪村月子が死亡したときはルームメイトと仲良くないため、「一人はいやだ」と久美子の部屋に泊まっていた。 それからも頻繁に泣き伏せっていて、久美子なしでは何もできなくなっていた。 そして久美子も行方不明になったあとは、呆けて正常な思考もままならなかった。 最終的に、十叶詠子による雪村月子を見るための方法として、自身に目隠しを施すことを教えられ実践するが、 木戸野亜紀に目隠しを取り上げられてしまう。その際に 「――――じゃあ、こんなもの要らない――――」 と自ら両目を潰してしまう。 空目恭一により手配された救急車で搬送され、病院に入院することになったが、 面会に行った芳賀幹比古が見た多絵は今までの内気さが見る影もないほどに明るくなっていた。