約 147,400 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6059.html
《初顔合わせ》 京太郎「あー……あのさ」 京太郎母「何?どうしたの?あ、もしかしてお祝いどこ行くか気になるの?」 京太郎「そうじゃないけどさ」 京太郎母「そんな気にしなくてもいいわよ!ちょっとコース予約しただけだから」 京太郎「どこ行くのさ!?」 京太郎母「だってインターハイ優勝よ?これぐらいしなくちゃ。あ、お父さんもちゃんと来るから安心して」 京太郎「って、それはどうでもいいんだけどさ……ちょっと話したいことが」 京太郎母「何?」 京太郎「彼女に会わせたいんだけど……」 京太郎母「…………」 京太郎母「あ、もしもし、先ほど予約させていただきました須賀ですけど……はい、先ほどは三人って言ったんですけど、四人でも……はい、大丈夫ですか。よろしくお願いします」 京太郎(何も聞かずにいきなり食事の席に座らせるのか……) ───────── ────── ─── 京太郎「大丈夫?理沙さん」 理沙「…………」 京太郎母「あら、ごめんなさい、遅れちゃって。えっと……理沙さんってよんでもよろしかった?」 理沙「!?」 京太郎父「おい、失礼だぞ。すみません、京太郎父です。いつも息子がお世話になってます」 理沙「……っ!」 京太郎「はい、ストップ。理沙さん人見知り激しいから落ち着いて」 理沙「だ、大丈夫!」プンスコ 京太郎「嘘。びっくりして上手く喋れてないし、手震えてるし、目泳いでるし、頬ふくらんでるし」 理沙「」シュン 京太郎「とりあえず、入ろう。こんなところで立ち止まってても仕方ないし」 京太郎母「お父さん、見て見て!京太郎ったら偉そうよ」マー 京太郎父「仕方ないだろ、母さん。京太郎だってかっこつけたい年頃なんだ」 京太郎「い・い・か・ら、入れーーっ!!!」 京太郎母「それで、私今気付いちゃったんだけど、野依プロじゃない?雀士の」 京太郎父「おお!テレビで何回も見たことあると思った」ポン 京太郎母「ちょちょ!なんで話さなかったのよ!」 京太郎「聞かれなかったし、ていうか話す前にホテルに帰っちゃったし会った時でいいかなって」 理沙「…………っ!ぇ、えと……ふ、不束者ですがよろしくお願いします!」 京太郎「なんか色々早いよ!挨拶すらしてないから!!」 理沙「!?」ワタワタ 京太郎母「あら、テレビで見たとおりの性格だわ」 京太郎父「うむ、むしろ想像以上だな」 理沙「……す、すみま「カワイイ~!!」!?」 京太郎母「すっごく可愛いわねー。娘にしたいくらい」 京太郎父「娘同然になるんだよ、母さん」 京太郎母「あら、そうだったわー」オッホッホ 理沙「!?!?」 京太郎(駄目だ、止まんないよ、この馬鹿親) 京太郎「ていうかまだ結婚出来ないから」 京太郎母「あら、そうだったわね。ごめんなさいねー理沙ちゃん。この子早生まれだから一年と半年も待たせちゃうわ」 京太郎父「甲斐性のないやつだ」 京太郎「え?俺の所為?ちがくね?」 京太郎「ていうかいいの?自分で言うのなんだけど結構歳離れてるし、ていうか俺が働きはじめてからちょっと経ってからのがいいと思うんだけど」 京太郎父「俺の知り合いなんか二十離れてるのに結婚したし問題無い。金が心配なら支度金をいくらでもやる」 京太郎母「年の差なんてわかってて付き合ってるんじゃないの?」 京太郎「そうだけどさ」 京太郎母「それに、もう決めてるんでしょ。なら私達から言うことは何もないわ」 京太郎「母さん……!」 京太郎母「それにこんなに可愛い娘が出来るのよ!反対するわけないじゃない!理沙ちゃん、後で買い物しましょう!」ハァハァ 理沙「!?!?!?」 京太郎「母さん……」 ───────── ────── ─── 京太郎母「それじゃぁーね~」フリフリ 京太郎「……大丈夫?」 理沙「…………」コクリ 京太郎「まったく、あの二人は……」 理沙「……良い両親」 京太郎「あんなに振り回されてたのに?」 理沙「よろしくって」 理沙「頑張りすぎるからって」 理沙「……よくわかってる」 京太郎「……」 理沙「今日は泊まる。だから……」 ギュ 理沙「帰ろう」 京太郎「……うん。一緒に帰ろう」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6165.html
まとめ 始めに 設定 本編 清澄1 清澄2 清澄3 清澄4 永水1 永水2 永水3 永水4 阿知賀1 阿知賀2 阿知賀3 特別編 特別編1 特別編2 特別編3 特別編4 特別編5 特別編6 特別編7 特別編8 特別編9 特別編10 特別編11 特別編12 特別編13 特別編14 特別編15 特別編16 特別編17 特別編18 特別編19 特別編20 特別編21 特別編22 特別編23 特別編24 特別編25 特別編26 特別編27 特別編28 特別編29 特別編30 特別編31 特別編32 特別編33 特別編34 特別編35 特別編36 特別編37 特別編38 特別編39 特別編40 特別編41 特別編42 特別編43 特別編44 特別編45 特別編46 特別編47 特別編48 特別編49 特別編50 特別編51 特別編52 特別編53 特別編54 特別編55 特別編56 特別編57 特別編58 特別編59 特別編60 特別編61 特別編62 本スレ -京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」咲「2冊目」 京太郎「俺の日記」照「3冊目」 京太郎「俺の日記」春「4冊目で」小蒔「2週目です」 京太郎「俺の日記」初美「5冊目で」霞「2週目よ」 京太郎「俺の日記」穏乃「6冊目!」憧「3週目ね」 京太郎「俺の日記」玄「7冊目の」宥「3週目だよ~」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6408.html
開局 親 憧 110600 咏 225000 梢 41600 史織 22800 憧(あのちびっ子は高火力) 憧(それなら私の方が有利!) 憧「チー!」 咏(速く攻めるタイプかねぃ、まあ嫌いじゃないけど) 咏「ロン」 咏(負けるわけにはいかないねぃ) 咏「12000」 東2局 憧 110600 親 咏 237000 梢 41600 史織 10800 憧(高い打点ってことはそれなりの遅さのはず) 憧(それに隙も多い) 憧(そこを狙う!) 憧(っと、テンパイ) 憧(小三対々混老混一色ドラ2、三倍満) 憧(中が来れば役満……) 憧(これを三箇牧にぶつけたいけど……) 史織(これなら……)トン 憧(なんで出しちゃうのかなー……) 憧(早く終わるにこしたことはないけど) 憧(シズたちにも回したかったな) 憧「ロン、24000」 史織「えっ」 えり「中堅戦終了ー!」 えり「そして、二回戦第二試合終了ー!」 終局 三箇牧 237000 (+12000) 阿知賀 134600 (+24000) 劔谷 41600 越谷 -13200 (-36000) えり「中堅戦東2局、阿知賀の新子憧が越谷の水谷史織を飛ばし、終了」 えり「準決勝へ駒を進めたのは―――」 えり「2位とは10万点差をつけ、4位とは25万点差をつけた三箇牧高校」 えり「そして、先鋒戦で大失点するも、次鋒戦で役満2回、倍満1回を和了し、中堅戦で三倍満を和了して巻き返した、阿知賀女子学院の二校です」 えり「戒能プロから見て、この中堅戦どうだったでしょうか?」 良子「越谷は、まあ運が悪かったとしかいいようがないな」 良子「不要牌はどれも他家のアガリ牌だったし」 良子「劔谷は倍満、三箇牧は数え役満の手をテンパイしていたのだから」 良子「何を切っても飛んでいた」 良子「三戦ともおかしな試合だったな」 えり「準決勝は明後日、7日目に行われます」 ―――――――――――――――――― 梢「多くの失点をして、1年生に回すことができなかった不甲斐ない上級生を代表して……謝罪します」 莉子「いえいえそんな!」 友香「部長は悪くないんでー!」 澄子「ですよね、私が悪いんですよね」ウワーン 美幸「あ、あんなのしょうがないよもー」 ―――――――――――――――――― 郁乃「戻ったで~ってあれ、もう終わってもうったん?」 憩「ええ、まあ……」 エイスリン「デバンナカッター!」ウワーン 咏「ごめん、ごめんってば!」 照「焼きプリンおいし」 ―――――――――――――――――― 憧「みんな、ごめん!」 穏乃「ちょっ、なんでアコが謝るんだよ?」 憧「だって、アラタとシズに回せなかったし……」 灼「別にそんなのいいから」 穏乃「そうだよ!準決勝進出!ベスト8なんだから!」 憧「二人とも……」 晴絵「でも、このままじゃダメなのは確かだな」 宥「次の相手は……」 晴絵「白糸台、あの宮永照の古巣だ」 晴絵「ここも手強い、流石に三箇牧が予想外すぎたけど」 晴絵「とにかく、浮かれてばっかじゃいられない」 晴絵「かといって沈んでばかりなのもダメだ」 玄「でも、あんな人たち相手にどうすれば……」 晴絵「私に1つ案がある」 晴絵「明日は練習試合をするぞ」 憧「練習試合って……どこと?」 晴絵「北大阪の2位……元関西最強……」 晴絵「千里山女子とだ!」 京太郎「二回戦勝利、準決勝進出、か」 京太郎「俺も頑張らないと」フンス 京太郎「次は明後日、白糸台と新道寺」 京太郎「決勝まで行けばいいな」 夜 京太郎「今日も外食行くか」 京太郎「竜華さんと怜さんも誘ってみよう」 京太郎「というわけで、行きましょうよ!」 竜華「いや、どういうわけやねん」 京太郎「会場から帰ってくるときにおばちゃんがやってるおいしそうな定食屋を見つけたんですよ!」 怜「せやから、それがどうして私たちを誘うわけになるんや」 京太郎「行ーきーまーしょーうーよー」 竜華「っていうかもう着いたっぽいんやけど」 怜「オンボロやなぁ」 京太郎「年季が入ってる、と言いましょう」 ガララ 叔母「久しぶりだね、京太郎」 京太郎「うん、おばちゃん!」 怜「おばちゃん…って」 竜華「ホンマもんの叔母ちゃんかいな!」 叔母「元気だったかい?」 京太郎「おう、もちろんだ!」 咲「あれ、京ちゃん?」 怜「京……」 竜華「ちゃん……?」 京太郎「よお、咲、久しぶりだな」 お品書き 東北寄せ集め定食 地元定食 信州そば定食 関西定食 九州ラーメン定食 京太郎「じゃあ俺関西定食で!」 怜「ほな私も同じので」 竜華「ウチもお願いしますー!」 叔母「元気だねぇ、じゃあちょっと待っててね」 怜竜「「はーい!」」 咲「……へぇ、モモちゃんの言う通りだったんだ」 京太郎「モモが何だって?」 咲「京ちゃんが夜な夜な女の子連れまわしてるって」 京太郎「してねえよ!」 叔母「京太郎もお盛んなんだねぇ、「俺、叔母ちゃんと結婚する!」って言ってたのが懐かしいわぁ」 京太郎「子どもの戯言だから!」 咲「…そういえば、京ちゃんの学校準決勝まで行ったんだってね」 京太郎「圧勝だったぜ!」 竜華「なあなあ京くん、その子も幼馴染なん?」 咲「はい、宮永咲っていいます」 怜「宮永ってことは、宮永さんの親族とかなんか?」 咲「妹です」 竜華「へぇ~、高校は?」 咲「清澄です」 怜「清澄言うたら明日愛宕さんとこと当たるとこやな」 竜華「そうなん?」 咲「はい」 竜華「ほなお姉ちゃん咲ちゃんが可愛いから応援するわー!」 怜「竜華、言うてることがおっさんみたいやで」 咲「は、はあ……ありがとうございます」 咲「京ちゃん!関西の人ってこんなのばっかりなの?」ボソボソ 京太郎「俺にもわからん」ボソボソ 【5日目】終 【インターハイ 6日目】 京太郎「明日が準決勝、今朝は咲たちの試合があるのか」 京太郎「何をしよう」 京太郎「じゃあ今日は試合見に行くか」 京太郎「竜華さんも行きませんか?」 竜華「今日はちょっと予定があるんや、ごめんな」 京太郎「いえ、いいですよ」 京太郎「じゃあ俺もう行きますね」 竜華「行ってらっしゃーい」 ――――――――――――――――― 京太郎「二回戦第三試合の対戦校は……」 京太郎「鹿児島代表、第3シード永水女子―――神代さんたちのところ」 京太郎「岩手代表宮守」 京太郎「南大阪代表、姫松―――真瀬さんたちのところ」 京太郎「長野代表、清澄か」 京太郎「観覧席も取れたし」 京太郎「観戦開始だ」 【先鋒戦】 京太郎「先鋒の4人は……」 京太郎「宮守は小瀬川さん、永水は神代さん、清澄は片岡さん」 京太郎「知り合いばかりじゃないか、たまげたなぁ」 京太郎「姫松は上重さん、か」 京太郎「片岡さんと小瀬川さんは打ったことがあるけど」 京太郎「神代さんはどんな打ち方をするんだろう……」 「先鋒戦開始ー!」 「先鋒戦終了ー!」 京太郎「神代さん、急に人が変わったみたいになったけど、あれも霞さんのいう神様の力なのかな……」 京太郎「片岡さんは序盤の火力が凄かったな」 京太郎「小瀬川さんが区間1位…実は凄い人なのか」 【次鋒戦】 京太郎「次鋒戦、姫松は真瀬さん」 京太郎「清澄はモモ、永水は狩宿さん、かりじゅくって読むのか」 京太郎「宮守は……みなみうら?いや、南浦さんか」 京太郎「ん?南浦ってプロにもいたような……」 「次鋒戦開始ー!」 「次鋒戦終了ー!」 京太郎「真瀬さんはちゃっかり+、宮守の人は後半凄かったけどモモに引っかけられてたな……」 京太郎「モモってやっぱり凄いやつだな……」 【中堅戦】 京太郎「中堅は…」 京太郎「清澄は竹井さん、永水は滝見さん」 京太郎「宮守の鹿倉さんって、本当に高三なのか?」 京太郎「姫松は洋榎さんか……」 京太郎「はてさてどうなることやら」 「中堅戦開始ー!」 「中堅戦終了ー!」 京太郎「竹井さん、凄かったけど」 京太郎「それ以上に洋榎さんの勢いが凄かったな……」 【副将戦】 京太郎「副将は清澄からは原村さん、姫松からは絹恵さん」 京太郎「宮守は臼沢さん、永水からは薄墨さん」 京太郎「薄墨さん、あんな服で大丈夫なのかな」 「副将戦開始ー!」 「副将戦終了ー!」 京太郎「薄墨さんの四喜和は……耐性ついちゃったからかあんまり驚かないな……」 京太郎「原村さんは上手かったな……」 【大将戦】 京太郎「最後の大詰め大将戦か」 京太郎「清澄は咲、宮守からは姉帯さん」 京太郎「姫松は末原さんで、永水は藤原さんか」 京太郎「姉帯さんやっぱり背高いなぁ」 京太郎「鹿倉さんといい、薄墨さんといい、変な身長の人が多い気がする……」 「大将戦、開始!」 「大将戦、終了!」 京太郎「姉帯さん、泣いてたな……」 京太郎「咲はなんか変な感じだったし」 京太郎「前半和了ってた人の勢いが後半になって急に衰えてたのは、なんだったんだろう」 京太郎「テンパイすらできてなかったみたいだし……」 京太郎「これでBブロックの準決勝進出二校は清澄と姫松に決まったのか」 京太郎「さてと、会場少しぶらついてから帰るか」 京太郎「でも、見ごたえのある試合だったな」ガコン 京太郎「夏はやっぱり夏みかんゼリージュースだよな」フリフリ 京太郎「ん?」 豊音「うぇええん」 京太郎「姉帯さん……悔しかったんだろうな」 京太郎「……そうだ」 京太郎「もう1個」ガコン ―――――――――――――――― 豊音「ぐすっ、ぐすっ」 塞「トヨネ、ここにいたんだ」 塞「みんな待ってるよ」 豊音「会わせる顔がないよ、ひぐっ」 塞「誰もトヨネを責めたりしないから、さ」 豊音「うっ、うん……」 塞「あれ?そのジュースは何?」 豊音「ジュース?」 ――――――――――――――――― 京太郎「あ、野口さん一人になっちゃった」 京太郎「そろそろ帰るかなーっと」 「あ、あのートイレってどこかわかります?」 京太郎「トイレでしたら……って洋榎さんじゃないですか」 洋榎「久しぶりやな!」 洋榎「ここにおるってことは見たんやろ?」 京太郎「何をですか?」 洋榎「ウチの活躍」ドヤァ 京太郎「あーはいはい」 絹恵「お姉ちゃん、監督呼んどったで」 絹恵「って、須賀くん?」 京太郎「どうも」 洋榎「ウチらの試合見とったんやて」 絹恵「ほんま?」 京太郎「はい、いい試合でしたよ」 絹恵「そかそか、良かったぁ」 洋榎「須賀のとこは三箇牧やったな」 洋榎「決勝で潰したるわ、このウチがな!」 京太郎「はいはい、待ってますよ」 絹恵「おお、すっごい冷静」 絹恵「それどころやなかった、ほら、お姉ちゃん行くで」 洋榎「ほな須賀じゃあな~」 絹恵「ばいばい」 京太郎「はい、さようなら~」 京太郎「飯食って一旦帰るか」 京太郎「でも金少ないんだよな、どうしよ」 京太郎「100円あったらマックに行こう!」 由子「あ、須賀くんなのよー」 京太郎「真瀬さん、部活の方はいいんですか?」 由子「昼食は各自で、ってなったのよー」 京太郎「じゃあ俺と食べませんか?」 由子「了解なのよー」 京太郎「ビッグマック2つって結構食べますね」 由子「これが本当のビッグマウスなのよー」アハハ 由子「そういう京ちゃんはハンバーガー1つで足りるのよー?」 京太郎「あれ、今何て?」 由子「京ちゃんって……ダメ?」 由子「この前モモちゃんが言うてたから真似してみたんやけど」 京太郎「あ、いや、いいですよ」 京太郎「金欠ですから、少し節約を、と思いまして」 由子「それは大変なのよー」 由子「それなら、はい」 京太郎「ポテト、Lサイズまるごとなんていいんですか?」 由子「困った人の窮地を助けるのが」 由子「先輩ってものなのよー」ポンポン 京太郎「真瀬さん!」 由子「由子でいいのよー」 京太郎「由子さん!ありがとうございます!」 由子「少し目が恐いのよー」 午後 京太郎「対策の時間でい!」 京太郎「げっへっへ、今日は誰を対策してやろうかぁ」 京太郎「…………」 京太郎「新道寺、白糸台、阿知賀の対策をするか」 京太郎「それとも勝った気で清澄とか姫松の対策をするか」 京太郎「誰にしよう」 京太郎「照、菫さんの弱点とかってわからないか?」 照「また対策?」 京太郎「みんなの力になりたいからな!」 照「弱点か……わからないな」 照「菫にクセとかあったかな……」ウーン 京太郎「さてと、二回戦の映像と牌譜は……」 京太郎「…………」ジーッ 京太郎「あれ、ここの待ちおかしくないか?」 京太郎「でもその後には和了ってる」 京太郎「まるでその人がその牌を切るのがわかっていたかのように……」 京太郎「前打ったときにもそんなことがあったな……」 京太郎「じゃあ和了る相手を狙える?」 京太郎「次は映像を見てみるか……」 ――――――――――――――――― 京太郎「あれ、今、腕と目が……もう1回」 京太郎「やっぱり少し動いてるな」 京太郎「そうか、そういうことだったのか!」 京太郎「あー目が痛いー」 京太郎「疲れたー」 京太郎「メールでもするか」 京太郎「誰に送ろう」 京太郎「姉帯さんにしよう」 京太郎「そういえば、あのジュース気づいてくれたかな」 京太郎「よし」 京太郎『ジュースおいしかったですか?』 竜華「ただいまー」 京太郎「お帰りなさい」 竜華「ふふっ、みんな明日はびっくりするで!」 京太郎「どうしてですか?」 竜華「秘密や!」 竜華「シャワー先浴びるでー」 京太郎「どうぞー」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「あ、返ってきた」 豊音『ど、どうしてそのことを知ってるのー?』 京太郎「ううむ」 京太郎「ここで「俺が置いておきました!」っていうと、なんか優しぶってる感がして嫌なんだよな……」 京太郎「どうしよう」 京太郎『エスパー須賀です』 京太郎「こうやって考えすぎてるから友達できないのかもな、送信っと」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「返信早っ!」 豊音『あ、そうなんだーじゃあ今度やってみせてよ!メンタ』 豊音『リズムっていうの!』 豊音『頑張ってやってみせて!』 豊音『東京にいるときに』 豊音『ね?』 京太郎「出来ないけど……まあいっか」 京太郎『期待してくださいね、おやすみなさい』 京太郎「さて、寝るか」 竜華「あれ、シャワー浴びないん?」 京太郎「あ、そうでしたね……って竜華さん!?」 竜華「な、なんや」 竜華「今日はバスタオルやなくてバスローブやで」 京太郎「それもダメですって!」 【6日目】終 【インターハイ 7日目】 京太郎「いよいよ準決勝!」 京太郎「楽しみすぎて5時に起きてしまったぜ!」 京太郎「試合は9時からだけど、どうするかな」 京太郎「会場に行くか」 【会場前】 京太郎「開館は8時だからまだ開いてないよな」 京太郎「今7時だし、何やってんだろう」 京太郎「あれ、なんで列ができてるんだ?」 「インターハイ準決勝観覧席入場の列の最後尾はここです」 京太郎「これ、俺たちの試合を見に来た人たちの列なのか」 京太郎「なんだか滾ってきたぞ!」 京太郎「準決勝頑張るぞ!」 京太郎「俺たちの戦いはこれからだ!」 【対局室】 照(準決勝、やえと昨日の人、松実さんが相手か)ペラッ 照(気は、抜けないな)パタッ やえ「お待たせ!」 照「待ってない」 玄(宮永さんは元白糸台だったんだよね、この人と何かあったのかな?) 煌「みなさんおそろいですね、すばらです!」 煌「真打は後から登場するって!」 煌「小走さんには2回戦でボッコボコ……とまでではないほどにやられたけど」 煌「なんにせよ今日の日は負けませんよ?」 開局 親 玄 100000 照 100000 やえ 100000 煌 100000 煌(この面子相手に早速テンパイ…すばらです) 煌(ですが、ドラが無いのがすばらくないですね) 煌(阿知賀の松実さん、ですか) 煌(まあ真っ直ぐいきましょう!) 煌「ロン、5200!」 煌「すばらです!」 玄「はいぃ」 照「…………」 【照魔鏡】発動!ゴッ 玄「!」ゾクッ 玄(また……) やえ(来たか……) やえ(テンパイできなかったのが痛すぎたな) やえ(だが、私はお前を超えてみせる) 煌(変な感じがしますねぇ) 照「……」 東2局 玄 94800 親 照 100000 やえ 100000 煌 105200 全員ノーテンのため、流局 照(親なのにテンパイできないとはこれいかに……うむむ) 京太郎「照が張れてない!?」 霞「調子が悪いのかしら」 咏「でも、このままズルズルいったらまずいんじゃねーの?」 憩「せやな、小走さんは照ちゃんのこと知っとるやろうし」 郁乃「あの子はちょ~っと恐いからな~」 東3局1本場 玄 94800 照 100000 親 やえ 100000 煌 105200 やえ(まだ、アレは使わないでおこう) やえ(張ってるのは私と新道寺) やえ(リーチをする必要はない) やえ(時に手堅く、時に大胆、それが王者というものだ)トン 煌「あ、それロンです」 煌「高目なので跳満、12300ですばらです!」 やえ「なっ……!」 照(アカン、これはアカン) 東4局 玄 94800 照 100000 やえ 87700 親 煌 117500 煌(すばら!この調子でリードを作りましょう!)トン 照「ポン」 やえ(ようやくか) 玄(なんでいつもテンパイできないのぉ……) 照「ロン、1000」 南1局 親 玄 93800 照 101000 やえ 87700 煌 117500 照「ロン、2000」 恒子「ついに始まるのかチャンピオン宮永照の連荘!」 健夜「二回戦で見せたあの勢いはどこへ行ったのでしょうか」 恒子「そう?3連続ノーテンなんて誰でもあるけど」 健夜「宮永選手は今までそんな連続ノーテンなんてなかったんですよ」 健夜「ただでさえ打点が低いのに南場から稼ぎ始めるとなると、少し不安が生じますね」 南2局 玄 91800 親 照 103000 やえ 87700 煌 117500 照「ロン、5800」 玄(この前よりも点棒は残ってる) 玄(まだまだ頑張るのです!) やえ(もうちょい様子見しとくか……) 南2局1本場 玄 86000 親 照 108800 やえ 87700 煌 117500 同コンマのため、流局 照(よし、いい調子) 照(このまま……) 照「テンパイ」 やえ「ノーテン」 煌「ノーテン」 玄「ノーテン」 照(嘘だろおい) 南2局2本場 玄 85000 照 111800 親 やえ 86700 煌 116500 やえ(うぐぐ、テンパイできない) 煌(あちゃーもう勢い尽きましたかー) 煌(すばらくないですねー) 玄(やっとテンパイ、これは和了らないとね!)トン 照「ロン、1600」 南2局3本場 玄 82900 親 照 113900 やえ 86700 煌 116500 照「ロン、3800」 玄「はい……」 玄(宮永さんの親で流局して、連荘開始) 玄(また、二回戦みたいに……) 玄(いやいや!)ブンブン 玄(そうはいかないのです!) 煌(まくられましたがすばらっ!) 煌(張り合って見せますよ~) やえ(阿知賀、新道寺、三箇牧) やえ(私も、負けるわけにはいかないな) 南2局4本場 玄 79100 親 照 117600 やえ 86700 煌 116500 やえ(テンパイできず……懐かしいな) やえ(この支配、圧倒的なお前) やえ(これを東場から見せてくれていたらな) やえ(やはり、楽しい) 照「ツモ、2400オール」 南2局5本場 玄 76700 親 照 124800 やえ 84300 煌 114100 照「ツモ、3100オール」 恒子「ついに始まってしまったチャンピオン宮永の連荘第二部!」 恒子「二回戦同様他校を圧倒し続けるのか!」 恒子「そして予想を外したすこやんのしょんぼり顔!カメラさん、アップで!」 健夜「見えないよね!解説だから顔見えないよね!?」 南2局6本場 玄 73600 親 照 134100 やえ 81200 煌 111000 照「ロン、11400」 郁乃「もういつも通りの照ちゃんやな~」 エイスリン「ユダンタイテキ!」 エイスリン「ユダンハキンモツ!」 憩「キン……モツ……」 南2局7本場 玄 62200 親 照 145500 やえ 81200 煌 111000 やえ(ようやくテンパイ、それじゃあ) やえ(お見せしよう!) やえ「リーチ!」 やえ(王者の打ち筋を!) 玄(小走さんのリーチ……!) 玄(小走さんがリーチをした後、同卓者のうちの一人だけムダヅモが無くなる) 玄(手が早く進む、って赤土先生が言ってた) 玄(その一人って……) やえ(阿知賀は確か二回戦次鋒戦での収支がずば抜けていた) やえ(菫でも抑えきれるとは思うが) やえ(叩いておく!) 玄「リーチ!」 やえ(なんでいつも私が狙おうとした人から追いかけられるんだろうな……)トン 照(やえ、前から変わったんだね) 照(でもどうやら……) 玄「ロン!」 照(恵まれてはいないみたいだ) やえ「なっ……!」 玄「リーチ一発ドラ8、裏2」 玄「34100です!」フンス 照(おっぱいも……) 南3局 玄 96300 照 145500 親 やえ 47100 煌 111000 煌(数え役満とは、実にすばらです!) 煌(私もあやかりたいものですね)トン 照「ロン、1000」 煌「すばっ!」 オーラス 玄 96300 照 146500 やえ 47100 親 煌 110000 やえ(役満直撃されて反撃できず、か) やえ(菫たちに顔向けできないな……) やえ(お菓子でも買いに行くか)トン 煌(オーラス、ノーテン……ここまででしたか) 煌(捨て駒以上の働きをしましたよ!) 煌(後は後ろの人たちに任せましょう)トン 玄(点棒取られちゃったけど、そのぶん取り返したよ!) 玄(みんなで決勝まで行かないとだからね!)トン 照(おおよそ5万点、このくらいがベストなのかな、みんなのために) 照(……みんなのため) 照「ツモ、500・1000」 終局 三箇牧 148500 (+48500) 新道寺 109000 (+9000) 阿知賀 95800 (-4200) 白糸台 46700 (-53300) 恒子「先鋒戦終了ー!」 恒子「現在トップはやはりチャンピオン宮永照!」 健夜「微妙な立ち上がりでしたが、中々の収支であったと思います」 恒子「続いて新道寺の花田煌が健闘し、現在2位!」 健夜「調子が良かったのでしょう」 恒子「3位は阿知賀!大量失点をするも数え役満を和了りました!」 健夜「当てられた小走選手は打点こそ高いですが注意力不足でしたね」 恒子「そして4位は意外にも白糸台でした!」 恒子「白熱の準決勝、休憩後に次鋒戦スタートです!」 京太郎「さてと、どっか行ってくるか」 京太郎「トイレに行っておこう」タッタッ 煌「すばすばす~ばら、すばら♪」 京太郎「あ、花田さん」 煌「おやおや、須賀くんではありませんか」 煌「今の試合、どうでしたか?」ニコニコ 京太郎「あの跳満良かったですね!すご……」ピトッ 煌「すばら、です」 京太郎「すばらでした!」 煌「いやぁ、面と向かってそう言われると照れますねぇ」 煌「そういえば、須賀くんは三箇牧でしたね」 煌「ここから先は、どちらが勝っても恨みっこなしですよ」スッ 京太郎「それはこっちの台詞です」ニギッ 煌「ふふっ、それではまた会いましょうね!」 京太郎「はい!」 煌「すば~らすばすばすばらっとっすばら~♪」 京太郎「何だか元気そうだったな」 ピンポンパンポーン 「間もなく次鋒戦が始まります、各選手は対局室へ向かってください」 ピンポンパンポーン 京太郎「やばっ、急がなきゃ!」 【対局室】 宥(玄ちゃん、頑張ってたから) 宥(お姉ちゃんも頑張るよ)ギュッ 菫(こいつが阿知賀の次鋒、松実宥か) 菫「…………」ギロッ 宥「はうっ」ブルブル 美子(なしてマフラーば着けよっと?睨んどっと?) 郁乃「遅れてごめんな~」 郁乃「ほな、始めよか~」 開局 親 宥 95800 郁乃 148500 菫 46700 美子 109000 美子(二回戦ときば打ち方しとったらまたあん人に射抜かれる) 美子(花田が作ったリードば広げる、そいがウチの役目) 菫(三箇牧……一度も卓に入っていなかったが) 菫(射抜いてみるか) 菫(テンパイしたら)トン 美子「ロン、1000です」 東2局 宥 95800 親 郁乃 148500 菫 45700 美子 110000 同コンマのため、流局 菫(阿知賀と三箇牧が張ったか……) 菫(完全に出遅れたな) 美子(テンパイ無理そう) 美子(オリやな) 東2局1本場 宥 97300 (+1500) 親 郁乃 150000 (+1500) 菫 44200 (-2500) 美子 108500 (-500) 同コンマのため、流局 京太郎「また流局ですか」 照「ただいま」 エイスリン「テルオカエリー!」 咏「お疲れさまだぜぃ」 照「お菓子買ってきた」 憩「お、この蒸しケーキおいしそうやな、もらっていい?」 照「うん」 咏「じゃあ私は抹茶ケーキ」 エイスリン「イチゴ!」 京太郎「俺は焼きプリンもらうな」 照「それはダメ」 東2局2本場 宥 98800 (+3000) 親 郁乃 151500 (+3000) 菫 42700 (-4000) 美子 107000 (-2000) やえ「ただいまー……」 淡「やえ先輩おかえりなさーい」 誠子「お疲れ様サマです!」 尭深「お茶、淹れましょうか?」 やえ「いや、帰りがけに買ってきたからいい」 やえ「菫はどんな感じだ?」 誠子「始まってからずっとテンパイしてません」 やえ「まだ東2局か」 淡「ちゃっちゃと回ってくるといいなー」 郁乃「ロン、12000の2本場は~ドゥルルルルルル」 菫「早くしろ」 郁乃「12600や~」 郁乃「も~そんな怒らんといてや~」 東2局3本場 宥 98800 (+3000) 親 郁乃 164100 (+15600) 菫 30100 (-16600) 美子 107000 (-2000) 郁乃(配牌国士一向聴か~) 郁乃(めんどくさいから流そかな~)スチャ 手牌:一九①①⑨19東南北白發 ツモ:西 郁乃(張っちゃった~) 郁乃(中待ちやけど、まあええわ……) 菫(早く取り返さなくては)トン 郁乃(この子から和了ったら終わってまうやん~) 郁乃(見逃そかな……あ、中ってたしか~) 宥(中が3枚……よし) 郁乃(流しでええか……) 東2局4本場 宥 99800 (+4000) 親 郁乃 165100 (+16600) 菫 27100 (-19600) 美子 108000 (-1000) 菫(やっと張れた……よし) 菫(標的は、三箇牧)ギュッ 郁乃(あ~これが京太郎くんの言っとったやつか~) 宥(手が動いた……) 宥(三箇牧の人……)トン 郁乃「ロン、7000やで」 宥「ははい!」 東2局5本場 宥 92800 (-3000) 親 郁乃 172100 (+23600) 菫 27100 (-19600) 美子 108000 (-1000) 郁乃「ツモ、2500オール」 恒子「三箇牧の赤阪止まらないー!」 恒子「チャンピオン宮永にも劣らぬ勢い!果たして誰が止めるのか!」 健夜「姫松の赤阪元監督代行の妹さんですか、彼女はところどころ不思議な人物ですね」 健夜「まるで場の流れを操っているかのように立ち回るように思えます」 健夜「姉の郁乃さんと似た打ち筋ですね」 京太郎(まあ、本人ですし) 霞(しょうがないわよね……) 東2局6本場 宥 90300 (-5500) 親 郁乃 179600 (+31100) 菫 24600 (-22100) 美子 105500 (-3500) 同コンマのため、流局 東2局7本場 宥 91300 (-4500) 親 郁乃 180600 (+32100) 菫 21600 (-22100) 美子 106500 (-2500) 同コンマのため、流局 淡「また流局なのー?」 誠子「まあそういうときもあるだろ」 やえ「菫……」 尭深(このくらい長引いたら楽そうだな……)ズズッ 東2局8本場 宥 92800 (-3000) 親 郁乃 182100 (+33600) 菫 20100 (-23600) 美子 105000 (-4000) 郁乃「ロン、8200や~」 菫「……くっ」グスッ 菫(なぜ、射抜けないんだ) 郁乃(段々可哀そうになってきたな~) 郁乃(トバれても困るし~う~ん……) 東2局9本場 宥 92800 (-3000) 親 郁乃 190300 (+41800) 菫 11900 (-31800) 美子 105000 (-4000) 菫(ツモ……射抜けなかったが、これでいい) 菫(これで、精一杯だ)ギリッ 菫「ツモ、2200・3500」 菫(すまない、みんな) 東3局 宥 90600 (-5200) 郁乃 186800 (+38300) 親 菫 19800 (-23900) 美子 102800 (-6200) 菫(今度こそ)ギシッ 郁乃(弘世ちゃん戻っちゃったみたいやな~) 郁乃(さて、と) 郁乃「ツモ、2000・4000」 東4局 宥 88600 (-7200) 郁乃 194800 (+46300) 菫 15800 (-27900) 親 美子 100800 (-8200) 郁乃「ツモ~1600・3200やで~」 宥(この人……ずっと笑ってるけど) 宥(あったかくない) 菫(まだだ、まだいけるだろ私!) 美子(なんやこの邪魔されとるような感覚) 美子(準決勝、やっぱり厳しか) 南1局 親 宥 87000 (-8800) 郁乃 201200 (+52700) 菫 14200 (-29500) 美子 97600 (-11400) 菫(張った……) 菫(射抜くなら三箇牧、と思っていたが) 菫(作戦変更、新道寺と阿知賀を平らにして尭深たちに回す) 菫(だからまずは……)ギシッ 菫(新道寺) 美子(狙われとっとですか……) 美子(少し、遠回りを)トン 菫(よし!) 菫「ロン、6400」 美子「……はい」 美子(ダメですか……) 南2局 宥 87000 (-8800) 親 郁乃 201200 (+52700) 菫 20600 (-23100) 美子 91200 (-17800) 菫(張れた!) 菫(一気にいくぞ!) 菫「ツモ!6000・12000!」 菫(失点は取り返した) 菫(できるじゃないか私!) 菫(勝てる……勝てるんだ!) 南3局 宥 81000 (-2800) 郁乃 189200 (+40700) 親 菫 44600 (+900) 美子 85200 (-11800) 菫(張れた……) 菫(次に狙うは……阿知賀!)ギシッ 美子(阿知賀の人が狙われた、こん隙を撃つ!) 菫(……)トン 美子「ロン、8000」 菫「なにっ!?」 オーラス 宥 81000 (-2800) 郁乃 189200 (+40700) 菫 36600 (-7100) 親 美子 93200 (-3800) 菫(配牌よし、ツモよし) 菫(万全、次は三箇牧を……)ギシッ 郁乃(ちょいと気ぃ回しすぎたかな~?) 郁乃(まあ、これで全部チャラや~) 郁乃「ツモ~6000・12000」 郁乃「これにて終了~」 次鋒戦終了 三箇牧 213200 (+64700) 新道寺 81200 (-27800) 阿知賀 75000 (-20800) 白糸台 30600 (-16100) 恒子「準決勝次鋒戦やっと終了ー!」 恒子「序盤、三箇牧の赤阪郁代が宮永の作ったリードをさらに広げるも、白糸台の弘世菫が反撃!」 恒子「収支をなんとか+にするも新道寺の安河内美子に直撃され再び-に!」 恒子「そして赤阪が三倍満をツモりオーラスを制しました!」 恒子「まさに二極の魔王!白糸台は反撃することができるのか!?」 京太郎「これまた長かったですね……」 照「流局多い」 咏「さーてと、次はまたあのガキとかぃ」 エイスリン「アタラシサン!」 咏「そそ、あの生意気なやつな」 憩(咏ちゃんの方が子供っぽいんやけどな……) 咏「じゃ、行ってくるねぃ~」 憩「行ってらっしゃ~い」 京太郎「じゃあ俺も少し出てきます」 「中堅戦開始ー!」 京太郎「あっ、速く帰らないと!」 ドシーン! 菫「いっ……」 京太郎「すみません、立てますか?」 菫「お構いなく、大丈夫で……す」 京太郎「弘世……さん?」 菫「三箇牧の次鋒にはやられたよ」 菫「不甲斐ないよな、私」 京太郎「でも、中盤の追い上げは凄かったじゃないですか!」 菫「その前に私は飛ばされていたんだぞ!」 菫「飛ばされるはずだったんだ、控室からも見ていただろう」 菫「国士見逃し」 京太郎「……気づいていたんですか」 菫「開いたときはチャンタになっていたがな、誰でも気づくさ」 菫「私は生かされていたんだ、白糸台の部長ともあろう私が」 菫「部員たちに……っ、淡や亦野や尭深にっ、やえに会わせる顔が無い……っ」グスッ 京太郎「……今は、誰も見てないですから」ナデナデ 菫「うっ……うぐっ……」ポロポロ ――――――――――――― 憧「一昨日の2回戦ではどうも」ジッ 咏「覚えててくれたみたいで何よりだねぃ~」ジッ 尭深(三尋木さんの和服可愛いな……) 尭深(私も今度は着て来ようかな)ズズッ 開局 親 仁美 81200 尭深 30600 憧 75000 咏 213200 同コンマのため、流局 淡「スミレ先輩戻ってこないですねー」 やえ「あいつは気負いすぎるところがあるからな」 誠子「迎えに行ってきます!」 やえ「いや、一人にしておけ」 誠子「はい……」 東1局一本場 親 仁美 82200 尭深 27600 憧 76000 咏 214200 憧(早速一本場しちゃったか~) 憧(さっさと流さないと) 憧「ポン!」 憧(後がつっかえる) 憧(それにこのちっこいのも抑えてないと……) 憧「ロン!1300!」 憧(疲れるわ、これ) 東2局 仁美 82200 親 尭深 27600 憧 77300 咏 212900 憧「ロン!5200!」 咏「うげっ」 憧(できれば新道寺も削っておきたいけど) 咏「良いことないねぃ~」 憧(このチビから削るのがベスト!) 東3局 仁美 82200 尭深 27600 親 憧 82500 咏 207700 憧(ノーテンで流局直行!) 憧(これで最後!)トン 咏「ロン、12000」 咏「ダメだぜぃ~ちゃんと注意しなきゃ」 憧(むかつくな~こいつ)イライラ 尭深(続かない……) 東4局 仁美 82200 尭深 27600 憧 70500 親 咏 219700 憧「ロン!1000!」 咏「またかよぉ……」 憧「鳴いてるんだからもっと注意しなきゃダメじゃない」 咏「むっかー!お前後で覚えとけよな!」 仁美(和了れん……なんもかんも政治が悪い……) 南1局 親 仁美 82200 尭深 27600 憧 71500 咏 218700 憧「ツモ!3000・6000!」 仁美「おーやりますなー」 尭深(それ捲られて言う台詞?)ズズッ 憩「咏ちゃん全然和了っとらんね」 エイスリン「ヘイコウセン」 照「このまま何も無ければいいけど……」 郁乃「あれ?照ちゃん尭深ちゃんのこと知らんの~?」 照「打ったことは無い」 郁乃「おもろい子やから見といてみ~」 南2局 仁美 76200 親 尭深 24600 憧 83500 咏 215700 同コンマのため、流局 尭深「テンパイ」 憧「テンパイ」 咏「テンパイ」 仁美「ノーテン」 憧(また流局?) 菫「尭深は順調か?」 やえ「ああ、お帰り」 誠子「振り込むことなく仕込んで行ってます」 菫「そうか、順調か」 淡「このまま行けばいいですねー」 菫「そうだな、そうなってくれれば幸いだ」 南2局一本場 仁美 73200 親 尭深 25600 憧 84500 咏 216700 咏「ツモ!4100・8100!」 尭深「……はい」 尭深(あと、少し) 憧(また大きいのを!) 憧(でもオーラスで渋谷尭深が役満ツモれば今のはチャラになるのよね……) 憧(こうなったら和了りにいく!) 【対策 尭深】の効果が切れました 南3局 仁美 69100 尭深 17500 親 憧 80400 咏 233000 憧「ツモ、3200オール!」 憧(このままこのまま!) 咏(こいつぅ……) 穏乃「憧、すっごいなぁ」 晴絵「あ~あ、吹っ切れちゃったか」 灼「また飛ばしちゃうかも……」 晴絵「多分大丈夫でしょ、どっかで止まるさ」 南3局一本場 仁美 65900 尭深 14300 親 憧 90000 咏 229800 憧(うわっ、三倍満ツモっちゃった~) 憧(このままだと渋谷尭深が危ないし、シズたちにも回したい) 憧(よし、流そ) 憧(もったいないんだけどなぁ……) オーラス二本場 仁美 64900 尭深 13300 憧 89000 親 咏 232800 憧(ついに来た、オーラス……!) 咏(とっととあの一年から和了ってヤメるかねぃ) 仁美(テンパイ……ここは攻めに行くけん!) 尭深「……」ズズッ 憧(って、他の2人緊張感無さすぎ!) 憧(渋谷尭深のこれまでの一巡目の捨て牌は……) 憧(西白白中發中白發西一……大三元どころか字一色!?) 憧(やっぱりオリよね……) 咏(全然こねぇな……)トン 尭深「ロン、32600」 咏「うげっ」 咏「オーラスで振り込むとかマジかよ」 咏「はいよ」 咏「え!?役満!?」 尭深「は、はい」 咏「マジっすか……」 恒子「中堅戦終了ー!」 中堅戦終了 三箇牧 200200 (-13000) 阿知賀 89000 (+14000) 新道寺 64900 (-16300) 白糸台 45900 (+15300) 恒子「中堅戦決着!」 恒子「大きい和了りをするも振り込み続け失点した三箇牧は依然として1位!」 恒子「阿知賀は三箇牧から点を奪い続け2位浮上!」 恒子「そして新道寺は3位に転落」 恒子「白糸台はオーラスに役満を1位の三箇牧から和了り、巻き返しを図ります!」 憩「久しぶりのインターハイ!初めての団体戦!」 憩「行ってくるわ!」 エイスリン「イッテラッシャイ!」フリフリ 京太郎「頑張ってくださいね!」 憩「任しとき!」タッタッ 郁乃「でも咏ちゃんが削られるとはな~」 京太郎「点棒はいくらでもあるし、まだ大丈夫でしょう」 郁乃「せやな~」 京太郎「あ、俺少し出かけてきます」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6061.html
《一つの影法師》 俺の彼女、野依理沙はスキンシップが好きだ。 口下手というのもあるからなのか、くっついたり、触りあったりというのが多い。 まぁ初めての彼女だから普通なんて知らないし、もしかしたらこれが普通なのかもしれないが…… もちろん嬉しいのだが弊害もある。 一つは、ちょっと興奮してしまうことだ。 理沙さんはスレンダーだが胸が無いというわけではない。限りなく無いに近いけど…… というか好きな人と密着してるという状況が欲を掻き立てる。 もう一つが――― 京太郎「熱い……」 理沙「!?」 京太郎「あ、いや、その……」 理沙「…………」スッ 京太郎(言っちまった……いやいや確かに熱いけど、嬉しいんだよな……) 京太郎(でもなんかこれ言ったらがっついてるように思われるかな。うーん……) 京太郎「あ、これ理沙さんに似合いそう。ほら」 理沙「」ウズウズ 京太郎「理沙さん?」 理沙「!」ハッ 理沙「い、いらない!」 京太郎(可愛いネックレスなんだけどなー) 京太郎(というかもしかしてくっつくのめっちゃ我慢してる?) 京太郎(理沙さんならあるな。黙って我慢しちゃうタイプだからな) 京太郎(……よし) 京太郎「理沙さん、散歩しよう。最近近くの川沿いにクレープ屋が来るんだけど、評判いいらしい」 理沙「行く!」 京太郎(よしよし、やっぱ理沙さんも女の子だもんな。美味しいクレープという魔力には勝てまい)フッフッフ 京太郎「お、いけるじゃん」 理沙「美味しい!」 京太郎「生クリームがくどくなくてペロッと食べれるな。こっちの味も食べてみる?」 理沙「……」コクリ 京太郎「ほい、あーん」 理沙「パク……こっちもいい!」 京太郎(やっぱ理沙さんの笑顔はいいなぁ) 理沙「京太郎!」アーン 京太郎「あーん……んー!ベリーの爽かな酸味がマッチしてる!」 理沙「! ついてる」フキフキ 京太郎「むぐ……ありがとう」 京太郎「そろそろ帰ろっか」 理沙「」コクリ 京太郎「はい」スッ 理沙「!?」 京太郎「腕組もうぜ」ニコ 理沙「」アセアセ 京太郎「確かにちょっと熱いけど……それ以上に嬉しいから」 京太郎「なんて」ボソ 理沙「……」オソルオソル ギュー 京太郎「見て」 理沙「?」 京太郎「影、一つになってる」 京太郎「結婚したけどさ、まだまだお互い知らないことってあると思うんだ」 京太郎「だからこれから先もこうやって寄り添って知っていけたらなって思う」 理沙「……離さない」ギュー 京太郎「俺も」ギュー 京太郎「あ、そういや理沙にプレゼント買ったんだ」 理沙「!! 何を?」 京太郎「帰ってからのお楽しみってことで」 理沙「けち!」 理沙「……!」コチョコチョコチョ 京太郎「あはははははは! ちょ!それやめ、あははははははは!!」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3385.html
京太郎「早く部室に着いたはいいが誰もいないな…」 京太郎「ひまだな…」 京太郎「遊ぶか」 京太郎「『遂にここまで辿り着いたか勇シャーよ』」 西「親父の敵をとってやる!魔王め!」 魔王「ふ…しょうがない、本気でかかるとするか…」 西「くらえ!ダブシャー!」 魔王「ぐはあっ!まさか…失われた奥義を使うとは…」 西「今の一撃は効いたようだな、魔王の闇の鎧が崩れていくぞ」 京太郎「『ま、まさか貴様の正体は!』」 ガチャ 咲「きょ、京ちゃん?」 京太郎「よ、よう」 咲「……」 京太郎「……」 京太郎「『お、親父!?』」 咲「!?」 京太郎「……」チラッ 咲(京ちゃんが西を片手に目配せしてくる…) 西「なぜ生きているんだ!?」 咲「せ、『成長したな…我が息子よ…』 西「一体何がどうなっているんだ!」 東「この戦いが終わったらわかるだろう!」 西「俺達は親子じゃないか!」 東「言いたいことがあるなら拳で語れ!」 西(マズイ!俺が和了したせいで親番が親父に!) 東「トンドラ3!」 西「ぐっはああああああ」 西「馬鹿な…攻撃力を上げる魔法ドラを同時に3つ複合だと!?」 東「貴様に技を教えたのは誰だったか思い出せ!」 西「そうだ…俺を育てたのは親父…なのになぜ!」 東「本当の事を教えてやろう!私は貴様の親父などではない!」 西「な、なんだって!?今まで騙していたのか!!」 東「悔しいか?悔しいなら私を殺してみたらどうだ!」 西「きさまあああああ」 西「カン!嶺上開花ドラ4!」 東「ぶふぉおおおおお!満貫だとおおお!!」 西「勝負あったな」 東「くっ…」 ガチャ 和「あ…」 咲「和…ちゃん」 京太郎「……」 和「す、すみません!私邪魔でしたらちょっと外室しますので!」 京太郎「『さあ教えてもらおうか!俺の本当の親父は誰だ!』」 咲和「!!」 和(須賀くんが倒れている東に西を近づけないようにしている…) 咲「『わかった、いつかはこうなる日がくることだろうと思っていたよ』」 咲京太郎「……」チラッ 和(咲さんが倒れている東をゆっくり起こして私に目配せを…) 和「お、『おしゃべりはそこまでだ』」シュッ 東「ぐはあッ!」 西「お、親父!」 東「すまなかった、お前の本当の親父は大魔王發なんだ…」 東「私は大魔王を裏切りお前を本当の子として育てた…大魔王を倒せるのは大魔王の血を引く者のみ」 東「できれば平和に育ててやりたかった、最後に親父と呼んでくれて…本望…だ」ガクッ 西「おやじいいいいいいいいい!!」 南「話は済んだか?」 西「貴様だけはゆるさない!」 南「私は大魔王の手下、大魔王の危機となるものを排除しに来た」 西「貴様を倒せば大魔王に会えるのか?」 南「会えるだろうな…ただし、この私を倒せたらなあ!南タテホンドラ2!!」 西「ぐはああああああああああ」 南「私の最高の攻撃だ…これをくらって立てたものは…」 西「攻撃は…終わりか?」 南「なに!?」 西「親父の愛を受け取った俺にはそんなもの効かない!!くらえ!!カン!カン!嶺上開花ツモドラ8!!」 南「ぬあああああああああああ」 西「ぐっ…何とか倒せたか…だがこれで大魔王と戦える…」 ガチャ 優希「優希ちゃん登場だじぇー!!」 咲「あ…」 和「あら…」 優希「んん?どうしたんだじょ?みんなしんみりして」 京太郎「…」 優希「どーした犬!さては腹が減っているんだな?でもこのタコスはやらないじょ!」 京太郎「……」 優希「うぅ、無反応はちょっと効くじぇ」 和「…」 咲「…」 優希「みんな、何でだれも構ってくれないんだじょ…」ウルウル 京太郎「『ぐっ…残りあとどれくらい戦えるだろうか…』」 優希「!?」 西「村のみんなを中張牌から守るためにも、大魔王を倒さなければならないのに…」 西「目を閉じると思いだす…村の皆の事を…」 咲「『やあ西ちゃんお煎餅食べる?』」 優希「!?」 西「隣に住んでたイーソウばーちゃん」 和「『西坊!お使いか?』」 優希「!?」 西「魚屋さんのチューピンおじさん」 咲和「『西にーちゃん!あそんで!』」 西「俺の可愛い妹達イーワン、イーピン」 まこ「『おかえり、飯できとるよ』」 西「俺のかーさん、東親父の妻チューワン」 西「ペットのチューソウ」 咲「『バウワウ!』」 西「そして昔っから大好きだった北」 京太郎和咲「……」チラッ 優希(村人の自己紹介をしてからのこの目配せ、なるほど!わかったじぇ) 優希「『早く起きろ西!遅刻しちゃうぞ!』」 西「皆の事を考えると力が湧いてくる…」 まこ「『フッフッフ』」 西「この不穏な空気!!貴様が!!」 發「そう、この我輩こそ大魔王發!そして、貴様の父親だ…」 西「うおおおおお!!」 發「まあそう焦るな…貴様にはまずこいつとやってもらう」 優希「『お前が俺の弟か』」 西「なに!?」 發「貴様の兄だ、さあ!楽しい兄弟喧嘩を親にみせてくれ!」 白「悪いが次の大魔王になるのはこの俺だぜ?」 西「何を言っている!俺はそこの大魔王を倒しにきたんだ!!」 白「なんだ、知らないのか?大魔王を倒した者こそが次期大魔王となれるんだぜ」 西「な、なにいいいい!!」 白「隙を見せたな!!ハクハツ三暗刻トイトイドラ3!!」 西「ぐううううああああああああ」 西「あれ…ここはどこだ?」 和「『起きなさい西』」 西(あったかい感じがする…それにどこか懐かしい…) 西「誰だ…あんた…」 中「私は貴方の母親です」 西「なんだって?」 中「話したいことはいっぱいあるけど、貴方はしんではならない…」 中「貴方も兄、白は父の血を濃く引継ぎすぎた…そのせいでとても邪悪な性格を持っている」 西「だから、父親の技をあんな簡単に…」 中「貴方は特別な力をもっている…その力の使い方を教えてあげる…」 西「こ、これは!!」 白「弟といっても大したことなかったぜ」 西「それは、どうかな…」 白「なに!?」 西「みせてやる…俺の力を!!」 發「これは!!」 西「今までの俺の思い出、数々の敵…それらの力を吸収して自分の力に換える!!」 白「なんだ!このオーラは!!」 西「国士無双!!!」 白「ぐああああああああああああ」 發「さて、私との戦いの前に本気を出してしまってもいいのか?」 西「…」 發「それでは最後の戦いをはじめようではないか!!」 西「ぐっ!!」 西(初っ端から飛ばしてきやがった…これは役満クラスの手だ!) 發「どうした!!貴様の国士を目指すには中張牌をきらなければならないのだぞ!!」 西(これを捨てたら負ける…しかし捨てなかったら俺の攻撃は当たらない…どうすれば……) 東「自分を信じるんだ」 九萬「美味しい飯作って待っとるよ!!」 西「親父!?」 中「貴方は正義の心に溢れた子よ」 西「かーさん…」 北「帰ってこなかったら承知しないんだからね!」 西「北…」 西「見つけた…」 發「なに?」 西「一つだけ見つけたよ…お前を倒す方法」 發「面白い…やってみろ!!」 西「ぬおおおおおお!!」タン 發「フハハハハ!!ヤオチュー牌を切っているではないか!それでは我輩に国士はあたらん!!」 西「馬鹿野郎…河を見てみろよ…」 發「何?こ、これは!!」 西「これで完成だ…」 發「しかし!最後のヤオチュー牌を切ることは貴様の死を意味するんだぞ!!」 西「構わねえさ…くらえ…流し満貫!!」 發「ぬおおおおおおおおおおおおおおお」 西「勝った……ぜ」バタッ 久「この戦いで大魔王の血を引く者はこの世から消え去った…彼は自分の命と引き換えに世界を平和から守った」 まこ「そんな彼にいつでも会える場所」 京太郎「彼が命と引き換えに守った場所」 優希「彼を想いつづけた者のいる場所」 咲「彼を育て、成長を見守った場所」 全員「そんな場所清澄高校麻雀部!入部歓迎!」 久「はい、以上麻雀部入部説明会を終わりまーす」 ムロ(こんなんでいいのか!?)ガビーン おわり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6410.html
次鋒戦開始 親 桃子 91000 由子 24200 郁乃 193400 宥 91400 由子「ロン、3900なのよー」 桃子「はいっす」 桃子(相変わらず地味な和了りっすね) 桃子(でもさっきはどうして私のことが見えてたんすかね?) 桃子(胸がどうとか……?) 東2局 桃子 87100 親 由子 28100 郁乃 193400 宥 91400 郁乃「ロン、12000やで~」 桃子「はいっす」 由子(代行、やっぱり手強いのよー) 東3局 桃子 75100 由子 28100 親 郁乃 205400 宥 91400 由子(後輩のミスは私が) 由子(取り返すのよー) 由子「ロン!24000なのよー!」 由子(これでオーラスの仕返しはしたのよー) 由子(さて次は……) 郁乃(親流されてもうたか~真瀬ちゃん強いわ~) 宥(うぅ、全然和了れないよぉ……) 桃子(3連続放銃、でも他の人たちは私を見てはいないっす…………)スッ 桃子(ここからはステルスモモの独壇場っすよ) 桃子が[ステルスモード]に移行しました! 東4局 桃子 51100 由子 52100 郁乃 205400 親 宥 91400 宥(玄ちゃんが守った点棒、守る!) 桃子「リーチっす」 宥(またあったかくない牌……) 由子(清澄の、これは国士?危ないのよー) 郁乃(まだまだ稼ぐで~) 宥(これも、あったかくない……)トン 桃子「ロン、32000っす」 宥「ふぇっ!?は、はい」 宥(リーチなんてかかってたっけ?) 郁乃(いつの間に……) 南1局 親 桃子 83100 由子 52100 郁乃 205400 宥 59400 郁乃「ツモ、1600・3200や~」 郁乃(今日は辛いなぁ、でも、あとちょっとや~) 由子(代行の妹さん……対策試してみるのよー) 【対抗策】発動! 【身代わりの幻影】をコピーしました 南2局 桃子 79900 親 由子 50500 郁乃 211800 宥 57800 桃子「ツモ、3000・6000っす」 桃子(ずっと視線を感じるっす) 桃子(どうしてこの人が見えるんっすか) 桃子(くるくるさん……) 南3局 桃子 91900 由子 44500 親 郁乃 208800 宥 54800 由子「リーチなのよー」 桃子(この人、本当に私を……) 桃子(試させてもらうっす!)トン 由子(一発ならず……のよー) 由子(清澄の東横さん……) ――――――――――― 由子『清澄?』 善野『せや、多分二回戦で当たることになるとこ』 善野『そんで、これが真瀬さんの相手や』 由子『東横桃子……?』 善野『なんでもその子、消えるらしいんや』 由子『消える?卓上から、ですか?』 善野『信じがたいんやけどな、そんで真瀬さんには東横さんの対策をしてもらうわ』 由子『対策……でも、どうやって』 善野『おもちや、おもち』 ――――――――――― 由子(私が鍛えたおもちレーダー、上手くいってるのよー) 桃子(やっぱり気のせいっすかね?)トン 由子「ロン、16000なのよー」 オーラス 桃子 75900 由子 61500 郁乃 208800 親 宥 54800 由子(そういえば、阿知賀のひとのおもち力も高いのよー) 由子(……うらやましいのよー) 由子「ロン、四暗刻単騎で32000なのよー」 桃子「はえっ!?」 由子「これで終わりなのよー」 宥(一回も和了れなかったよぉ……) 郁乃(真瀬ちゃん……) 次鋒戦終了 三箇牧 208800 (+15400) 姫松 93500 (+69300) 阿知賀 54800 (-36600) 清澄 43900 (-47100) 由子「おつかれさま、なのよー」 桃子「おつかれっす……」 宥「おつかれさまでしたぁ……」 郁乃「おつかれさん~」 憧「私が一番乗りね」 憧(ついに来たインハイ決勝!負けられないよね、もう) 咏「うーっす、今日もよろしく頼むねぃ」 憧「今日も私が勝つから」 咏「ほぉ、言うねぃ、ま頑張ってくれよ~」 洋榎「なんやまたチビかいな、女子高生の身長どうなっとんねん」 久「あらいいじゃない可愛らしくって」 久「あなたも同じなんだし」 洋榎「今どこ見て言うた、ん?」 久「さあ、始めましょうか」 洋榎「なんや無視かいな……」 中堅戦開始 親 久 54800 洋榎 93500 憧 43900 咏 208800 久(テンパイ、さて、取り返させてもらいましょうかね!) 【悪待ち】発動! 久(これで、よし) 久「リーチ!」 咏(清澄のやつなかなか速いねぃ) 咏(ま、私は速いよりか高い方が好きなんだよねぃ) 咏(取りあえずスジを)トン 久「ロン、裏乗って12000!」 咏「はあっ!?」 咏(三面捨てて単騎?打点も下げてるし、何がしたいんだよこいつ……) 東1局一本場 親 久 66800 洋榎 93500 憧 43900 咏 196800 久(いい調子よ、もう一回くらいできるかしら?) 【悪待ち】発動! 久(今度は……これで) 久「リーチ」 憧「ポン!」 憧(一発消し!)トン 久「ロン……24300」 東1局二本場 親 久 91100 洋榎 93500 憧 19600 咏 196800 憧(あと2万点……) 憧(でも姫松はこれを取り返した、私もあきらめない!) 憧「ツモ!2200・4200!」 東2局 久 86900 親 洋榎 91300 憧 28000 咏 194600 憧「ロン、2000!」 咏(おいおい、ずっと削られっぱなしじゃねえかよ) 咏(これじゃあ前みたいに……) 洋榎(ずっと黙ってんのは好きやないなぁ) 洋榎(もうちょい待っとくか) 東3局 久 86900 洋榎 91300 親 憧 30000 咏 192600 咏「ツモ、3000・6000」 咏「取られてばっかじゃないんだよねぃ」 咏「次行くぜぃ~」 憧(止められた……でもまだまだ!) 洋榎(ここまで焼き鳥か、まあハンデとしちゃちょうどええわ) 洋榎(狩るでー三箇牧狩るでー) 【灼熱の矛】発動! 東4局 久 83900 洋榎 88300 憧 24000 親 咏 204600 洋榎「先駆けリーチ!」 憧(清澄の悪待ち、三箇牧の超火力) 憧(でもこの姫松は何がなんだかわかんないのよね)トン 洋榎「それロン!さーて裏はどないかなー」 洋榎「って、乗っとらんやないか!」 洋榎「3900や!」 憧(騒がしい……) 南1局 親 久 83900 洋榎 92200 憧 20100 咏 204600 洋榎「カン!」 洋榎「嶺上開花!1000・2000や!」 洋榎「まだまだ止まらんでー」 南2局 久 81900 親 洋榎 96200 憧 19100 咏 203600 久(愛宕さんの親、流しておこうかしら、ね!) 【悪待ち】発動! 同コンマのため、流局 久「リーチ!」 憧(清澄またリーチ?もう勘弁してよ) 咏(これ以上の失点はちょっとねぃ) 南3局一本場(供託棒:1) 久 81900 洋榎 93200 親 憧 20100 咏 204600 洋榎「ロン、4200や!」 憧「はい」 洋榎「悪いなぁ、けどウチらも負けてられへんのや」 洋榎「ほな行くでオーラス!」 南3局 久 81900 洋榎 98400 憧 16200 親 咏 204600 同コンマのため、流局 憧(まだ負けられない!) 憧(なんとしてでも和了る!) 洋榎(楽しかったな、これで終わりか) 憧(最後まであきらめない、あきらめたくない!) 中堅戦終了 三箇牧 203100 (-5700) 姫松 99900 (+6400) 清澄 80400 (+36500) 阿知賀 17700 (-37100) 洋榎「おつかれさんさんさんころり~」 久「おつかれさま」 憧「お疲れ様でした……」 咏「おっつかれぃ~」 憧(ダメだな、私……ホント)グスッ 京太郎「阿知賀、大丈夫かな」 京太郎「淡とか由子さんみたいに巻き返してくれるといいんだけど……」 洋榎「お、須賀やん」 京太郎「どうも」 洋榎「今の試合見とったか?凄かったやろ?」 京太郎「ずっと3900は凄かったですね」 洋榎「そ、それは言わんといてや……」 京太郎「収支で言えば清澄の竹井さんの方が凄かったですし、なんとも」 洋榎「よし、決めたわ!個人戦でリベンジしたる!見とってや!」 京太郎「楽しみにしておきますよ」 洋榎「あ、せやアドレス交換せえへん?須賀のは持っとらんかったから」 京太郎「確かにそうですね、じゃあこれ」 洋榎「…………っと」 洋榎「登録完了や、あとでそっちに空メール送っとくわ」 洋榎「ほなまた」 京太郎「頑張ってくださいねー!」 ――――――――――――――― 絹恵「よろしくお願いします~」 和「お願いします」 憩「よろしくですーぅ」 灼「よろしく」 灼(取り返さないと、私が) 灼(私たちは5人で阿知賀) 灼(負けたくない) 副将戦開始 親 灼 17700 絹恵 99900 和 80400 憩 203100 和「ツモ、3000・6000」 灼(やっぱり強い……) 灼(でも、負けない) 東2局 灼 11700 親 絹恵 96900 和 92400 憩 200100 灼(テンパイ、出遅れたけど) 灼(反撃開始) 【ボウリング打法】発動! 灼「ロン、8000」 灼(三箇牧から削りたいんだけど) 灼(今はそんなこと言ってられない) 東3局 灼 19700 絹恵 96900 親 和 84400 憩 200100 憩(大将は照ちゃんの妹……) 憩(なるべく空けんとな)キィィン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 絹恵(荒川さんも鷺森さんも、同じ学年なのに凄いなぁ) 絹恵(私も頑張らんと!)トン 憩「ロン……6400や」 絹恵「はい……」 東4局 灼 19700 絹恵 90500 和 84400 親 憩 206500 灼(荒川さんの親……) 灼(仕掛ける) 【ボウリング打法】発動! 同コンマのため、流局 絹恵(うーん、ツモ悪いなぁ……) 灼(ダメだ、このままじゃ) 和(流局ですか) 和(三箇牧の人からなるべく取りたいですね) 南1局 親 灼 21200 絹恵 92000 和 82900 憩 205000 和「ツモ、1300・2600」 和(穏乃や憧、玄さんがいるところでも容赦はしません) 和(私も、負けられないのです) 灼(原村さん……) 南1局 灼 18600 親 絹恵 90700 和 88100 ※[大天使モード]に移行しました 憩 203700 憩(まだまだ、もう一回や!)ピキィィン 【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ」 灼(こんなに終盤でリーチ?) 絹恵(荒川さんのリーチ……オリとかな)トン 和(…………)トン 憩(一発やないんやな……)トン 灼(流局)トン 絹恵(ノーテン流局かぁ) 絹恵(お姉ちゃんみたいになれたらなぁ……)トン 憩「それロン、6400や」 絹恵「あ、はい」 南3局 灼 18600 絹恵 84300 親 和 88100 憩 210100 灼(ここまで全然稼げてない) 灼(絶対に、勝つ) 【ボウリング打法】発動! 和「ツモ、500オールです」 灼(和了られた……) 灼(穏乃に回す) 灼(みんなで遊ぶって、みんなで言った) 灼(まだ試合は終わってない) 南3局一本場 灼 18100 絹恵 83800 親 和 89600 憩 299600 灼(できるだけ多く) 灼(できるだけ、全力で) 【ボウリング打法】発動! 灼(よし……) 絹恵(全然テンパイできへん) 絹恵(みんな、お姉ちゃん、ごめん)トン 灼「ロン、32300」 絹恵「はい……」グスッ 灼(うまく行った)グッ 灼(あと一回) 南4局 灼 50400 絹恵 51500 和 89600 親 憩 199600 灼(5万点、15万点差) 灼(ツモれるとありがたい) 【ボウリング打法】発動! 絹恵(だ、ダメや……)トン 灼(姫松の愛宕さん……) 灼(せっかくの倍満、裏が乗れば三倍満、和了りたいけど) 灼(姫松が飛ばされるかも) 灼(一回見逃そう) 灼(和了れるかな……) 灼(高目一発を和了れなかったのは残念だけど) 灼(まだ時間はある) 絹恵(残り5万点……末原先輩に頑張ってもらうしか) 絹恵(オーラスにノーテン) 絹恵(お姉ちゃんやったら……) 和(あまり取れませんでした) 和(すみません、咲さん) 灼(来た、今日は運が良かった) 灼「ツモ、3000・6000」 副将戦終了 三箇牧 203600 (+500) 清澄 86600 (+6200) 阿知賀 62400 (+44700) 姫松 48500 (-51400) 絹恵「はぁ……」ズーン 漫「はぁ……」ズーン 由子「二人とも元気出すのよー」 洋榎「せやで絹!愛宕家の血が泣くで!」 絹恵「せやかて、ねぇ……」 漫「せやなぁ……」 恭子「行ってきます」 善野「頑張ってな、末原さんならできるで」 恭子「ホンマにこの恰好で行かなきゃですか?」 善野「準決勝でわかったやろ?何事もまずは形から、や」 恭子「はぁ……」 ―――――――――― 穏乃「行ってきます!」 灼「今日は制服なんだ」 憧「決勝戦だから私が言っておいたのよ」 玄「穏乃ちゃん頑張って!」 宥「みんなの分、頑張ってね」 穏乃「はい!」 ―――――――――― 咲「あ、和ちゃん!」 和「咲さん……あまり稼げませんでした」 和「ごめんなさい」 咲「ううん、いいよ」 咲「私が勝つから」 咲「和ちゃんは大丈夫だよ」 和「咲、さん」 咲「それじゃあまた後で」 和「はい……」 ―――――――――― エイスリン「イッテキマス!」 エイスリン「I'll be back!」 照「頑張って」 咏「逃げ切ればいいだけだしねぃ」 郁乃「エイちゃんなら大丈夫やで~」 憩「頑張ってな」 エイスリン「ウン!」 大将戦開始 親 咲 86600 恭子 48500 穏乃 62400 エイスリン 203600 恭子(準決勝のときみたいに……)トン 咲「ポン!」 恭子(大明槓やなかったか……)トン エイスリン(チャンカン)トン 咲「カン!」 エイスリン(ヤッタ!) エイスリン「ロン!6400!」 咲「うっ……」 咲(また……) 東2局 咲 80200 親 恭子 48500 穏乃 62400 エイスリン 210000 恭子(まさか三箇牧が親を流すとは)トン 穏乃「ロン、24000です」 恭子(思わ……) 恭子「はっ!?」 東3局 咲 80200 恭子 24500 親 穏乃 86400 エイスリン 210000 恭子「ロン、12000」 咲「はい」 恭子(どうしたんや?全く和了っとらんやないか) 恭子(何をする気……?) 東4局 咲 68200 恭子 36500 穏乃 86400 親 エイスリン 210000 エイスリン(コノママ……keep)トン 咲「カン」 咲「嶺上ツモ、5200」 咲(こんな感じでいいかな) 咲(さて、と) 【魔王の嶺】発動! 穏乃(三倍満……この調子) 南1局 親 咲 73400 恭子 36500 穏乃 86400 エイスリン 204800 恭子(清澄……ようわからん) 恭子(また二回戦ときみたいにプラマイゼロ?この局面でせえへんやろ) 恭子(何を考えとるんや……) 咲(…………) エイスリン(マダダイジョウブ……)トン 咲「カン」 エイスリン「エッ」 咲「カン」 咲「もいっこカン」 咲「カン」 エイスリン「ア……ア……」 咲「嶺上ツモ、四槓子四暗刻、48000」 南1局一本場 親 咲 121400 恭子 36500 穏乃 86400 エイスリン 156800 咲(点差縮まったし、もう自由に打っていいよね……) 【帳尻合わせ】を発動しなくなりました 穏乃(一気に48000!?) 穏乃(何がなんだかわからない)トン 咲「カン」 咲「18000の一本場は18300です」 【魔王の嶺】の効果が切れました 南1局二本場 親 咲 139700 恭子 36500 穏乃 68100 エイスリン 156800 恭子(清澄……相変わらずやったか) 恭子(私は点差縮めに行く!)トン エイスリン「ロン、12600!」 エイスリン「ヨシッ!」 恭子(三箇牧、ようやるわ……) 恭子(これで25000) 恭子(メゲるわ……) 【恐怖伝染】が発動しました 南2局 咲 139700 親 恭子 23900 穏乃 68100 エイスリン 169400 同コンマのため、流局 咲(またこれ……) 咲(まだ頑張らなくちゃなのに……っ!) 南2局一本場 咲 139700 親 恭子 23900 穏乃 68100 エイスリン 169400 エイスリン「ロン、32300!」 咲「えっ……」 咲(これ、勝てるの?) 咲(嫌だ、勝ちたい) 咲(和ちゃんとまだ楽しむんだ) 咲(負けない) 【魔王の嶺】と【帳尻合わせ】が発動しました 南3局 咲 107400 恭子 23900 親 穏乃 68100 エイスリン 201700 咲「カン」 咲「嶺上ツモ、3000・6000」 咲(オーラスで何とかしないと!) 穏乃(もうオーラス……出来て2位) 穏乃(最後まで楽しもう!) 【インフレーションギア】がレベルアップしました 南4局 咲 119400 恭子 20900 穏乃 62100 親 エイスリン 198700 穏乃(満貫……) 穏乃(ここまで来れたんだから、もういいか) 穏乃「ロン、8000!」 大将戦終了 清澄 119400 (+32800) 姫松 20900 (-27600) 阿知賀 70100 (+7700) 三箇牧 190700 (-12900) 理沙(あーあ、今日もやっちゃった) 理沙(口下手なのになんで仕事に呼ばれるんだろう) 理沙(解説もルックスもダメダメなのに) 理沙(東京でファンの人に会ったときも……) ―――――――――――――― 豊音『あ、野依プロだよー!』 豊音『サインください!』キラキラ 理沙(書いてあげたいけど時間がない……) 豊音『ダメですか?』 理沙(そうだ、あとで書いて送ってあげればいいんだ!) 理沙『書けない!』プンスカ 豊音『えっ』 理沙(あ、ああ……) 豊音『そうですよね、迷惑ですよね』 豊音『ごめんなさい!』ダッ 理沙『あ…………』 ―――――――――――――― 理沙(昔ならまだそんなに口下手じゃなかったんだけど) 理沙(戻りたいな……) 「おーいそこのお姉さん!」 「あんた、若返りたくないか?」 理沙「……え?」 ―――――――――――――― 理沙(ワカガエール、これを飲めば私も……) 理沙(覚悟を決めろ野依理沙!) 理沙「えいっ!」ゴクッ 理沙「…………」 理沙(……何もない、そらそうだよね) 理沙(はぁ……これからどうしよう)ズキッ 理沙「うっ!」ズキズキッ 理沙(胸が……っ!)ズキズキズキッ 理沙「ああっ!」 エイスリン「Bye.」ピッ 京太郎「誰と話してたんですか?」ヒョコ エイスリン「ワッ!」ビクッ エイスリン「キョウタロークン……」ジトッ 京太郎「すみません、まさかそこまで驚くとは」 京太郎「立てますか?」 エイスリン「ウン、All right.」パッパッ エイスリン「momトハナシテタ」 京太郎「お母さんですか、優勝報告とか?」 エイスリン「ヨロコンデタ!」 京太郎「そうですか」 エイスリン「コレ」 京太郎「?なんですかこの紐」 エイスリン「オマモリ」 京太郎「お守り……ってあの俺があげたやつですか」 エイスリン「……」コクッ 京太郎「白い紐に黄色のお守りだったのに、どうしてこんな……黒焦げているんだ」 お守り「」ボロッ エイスリン「サキ、コワカッタ」ウルッ エイスリン「カテテ……」ウルウル エイスリン「ウワアアアアン」ポロポロ 京太郎「お疲れ様でした、でも泣くのはまだ早いですよ」 京太郎「歓喜はみんなで、悲哀は一人で」 京太郎「さ、帰りましょう」 エイスリン「ウン……」グシュッ 京太郎(お母さん……か) エイスリン「……ヒクッ」 京太郎(エイスリンさんもいつか帰っちゃうのか) 団体戦に優勝した! 京太郎「明日から個人戦か、頑張ろう!」 霞「あ、そうだ京太郎くん」 京太郎「何ですか?」 霞「あなた、これからホテル別のところよ」 京太郎「え?」 霞「今泊まってるところって男子個人戦の会場まで遠いのよね」 霞「バスとかがあればよいのだけれど、それも無いし」 霞「だから移ってもらうわ、荷物はもう運んであるからそのまま直行でよろしくね」 京太郎「ちょっと待ってくださいよ!」 霞「場所はこれに書いてあるから、じゃあね」 霞「それじゃあ叙○苑行きましょうか!」 キャッホーイ 京太郎「」 京太郎「まあ新しい出会いがあると思えば……うん」グスッ 京太郎「姫松高校御一行……」 京太郎「姫松……!」 京太郎「天は俺を見放さなかったようだな!」グッ 京太郎「部屋は……ここか」 京太郎「いよいよ新天地だ!」 京太郎「お邪魔しまーす、って誰もいないか」 京太郎「おお、和室じゃない……」 洋榎「絹ーマッサージし……」 京太郎「えっ」 洋榎「えっ」 京太郎「どうして洋榎さんがここに?」 洋榎「それはこっちの台詞や!ウチか!ウチの体目当てに忍び込んできたんか!」パァァ 京太郎「どうしてそんなに嬉しそうなんですか」 京太郎「とりあえず俺は霞さんに確認してくるんで、洋榎さんも監督さんに確認してきてください」 洋榎「わかったわ」ドヒューン 洋榎「そっちの先生に頼まれたんやと」 京太郎「こっちもそう言ってます、宿泊料の節約だとか」 洋京「「はぁ……」」 洋榎「まあまずはスペース決めへん?」 洋榎「ウチはこっから……ここまでや!」 京太郎「それこの部屋の80%ですよね!俺にどうしろと」 洋榎「寝床やったら押入れの中で十分やないか」 京太郎「どこの猫型ロボットですか、それに暑すぎますよ」 洋榎「せやったら……一緒に寝るか?」 京太郎「いやいやいや、それはどうなんですか」 洋榎「ま、そんときはそんときやな」 京太郎「ですね」 京太郎(これからどうするかな……) 京太郎「親睦も兼ねて何かしましょうか」 洋榎「せやな、ウチも暇やし」 洋榎「そんで何するんや?」 京太郎「そうですね……じゃあ 543でも」 京太郎「スピードでもしましょうか」 洋榎「お、ええな!」 京太郎「ジョーカー抜いてっと」 洋榎「なんでジョーカー抜くん?」 京太郎「え、抜かないんですか?」シュッシュッ 洋榎「赤と黒に分けないんか?」 京太郎「普通に切りません?」 洋榎「いや、それはおかしいで」 京太郎「はい、配り終わりましたよ」 洋榎「ウチが33枚で、京太郎が4枚やな……って、15枚足らんやないかー!」 京太郎「わかってますよ、3、3、4、3、2、っと」 京太郎「じゃあ始めましょうか」 洋榎「マックススピードの洋榎とはウチのことやで!」 洋榎「うがー負けたー!」 洋榎「なんで手元に山札持っとんねん!反則やろ!」 京太郎「逆にどうして洋榎さんは持たないんですか?」 洋榎「こうなったらババ抜きで勝負や!」 洋榎「……あ、ババや」 京太郎「……うわっ、まさか引くとは」 洋榎「…………」 京太郎「…………」 京太郎「2人でやってもつまらないですね」 洋榎「うん」 京太郎「もう寝ましょうか」 洋榎「うん」 洋榎「って、なんでや阪神関係無いやろ!」 京太郎「今さら!?」 【9日目】終了 【10日目】開始 京太郎「朝起きたら洋榎さんに抱き着かれていた……」 京太郎「これが竜華さんだったらな……ちょっとトイレ行って来よう」 京太郎「会場に行くか、道に迷ったりしたら困るからな」 京太郎「洋榎さん、朝ご飯頼んでおきましたから」 洋榎「ん……おおきに」 京太郎「じゃあもう俺出ますね」 洋榎「行ってらー」 一回戦開始(1位で通過) 親 男C 25000 男B 25000 男A 25000 京太郎 25000 男C(俺はみんなに応援されてここへ来た!) 男C(初戦から押していくぜ!) 男C「ツモ、500オール!」 東1局一本場 親 男C 26500 男B 24500 男A 24500 京太郎 24500 男C(東風で起家は苦手だったんだが) 男C(どうやら俺はついてるようだ) 男C「ツモ!12100オール!」 男B「なっ」 男A「にっ」 京太郎「ぬっ!?」 東1局二本場 親 男C 62800 男B 12400 男A 12400 京太郎 12400 京太郎(え~何これ、三倍満ツモとか) 京太郎(とりあえず挽回しないと) 京太郎(よし、来た) 京太郎(三倍満には三倍満だ!) 京太郎「ツモ!6200・12200!」 東2局 男C 50600 親 男B 6200 男A 6200 京太郎 36800 京太郎(まくるには跳満ツモか) 京太郎(この手牌だったら……いけるな) 京太郎「ツモ!」 京太郎(あれ、裏が乗っちゃったぞ) 京太郎「4000・8000です」 一回戦終了 男C 46600 男B -1800 男A 2200 京太郎 52800 京太郎「一時はどうなるかと思ったけど、大丈夫だったな」 京太郎「この調子で勝ち進むぞ!」 【side-憩】 憩(久しぶりやな、この雰囲気) 憩(団体戦は共闘したけど) 憩(今年は勝たせてもらうで、照ちゃん) 一回戦開始 親 女C 25000 憩 25000 女B 25000 女A 25000 憩(……これは) 憩(最初からツいとるやん) 憩「ロン、24000」 女A「ひゃ、ひゃい!」 東2局 女C 25000 親 憩 49000 女B 25000 女A 1000 憩「カン!」 憩「カン!」 憩(んーやっぱ妹ちゃんみたいにはできへんか) 憩(ま、ええわ、これで満貫確定) 女A「うぅ……」トン 憩(これで終わりや) 憩「ロン、12000!」 一回戦通過 女C 25000 憩 61000 女B 25000 女A -11000 【side-京太郎】 京太郎「どうやら憩さんと照さん」 京太郎「竜華さんと船久保さんは全員一回戦を通過したらしい」 京太郎「明日は二回戦か、どうなることやら」 夜 洋榎「ただいまえだのクラッカーやでー」 京太郎「違いますよねそれ」 洋榎「そういえば須賀も個人戦出とるんやったな、どやった?」 京太郎「なんとかまくって飛ばして通過です」 洋榎「そうかーなんとかかー」 洋榎「まあウチは清老頭ブチ当てたったわ」ドヤッ 京太郎「そうだ、じゃあ二人で祝勝会でもしましょうよ」 洋榎「お、ええな、何するんや?」 京太郎「今日はスマブラで!」 洋榎「は?スマブラ?」 京太郎「たしかここのフロントでゲームキューブ借りられるんですよ」 洋榎「カセットは?」 京太郎「ちょうど持ってきてたんで」 洋榎「なんでもっとんねん」 京太郎「というわけで、俺がフロント行ってる間に洋榎さんは他の人を二人くらい呼んできてください」 洋榎「二人だけやったらつまらんからな、合点承知やで!行ってくるわ!」ドヒューン 京太郎「よし、準備完了だ」 洋榎「ただいまやでー」 京太郎「あれ、呼んでこなかったんですか?」 洋榎「監督誘いに行ったら友達呼んでくる言っとったわ」 京太郎(監督って善野さんって人だよな……) 京太郎(じゃあその友達って……) 善野「お邪魔するで」 郁乃「お邪魔するで~」 洋榎「あ、アンタは三箇牧の次鋒やないか!」 郁乃「京太郎くん久しぶりやな~」 京太郎「やっぱりですか……」 洋榎「ほな始めるでー」 郁乃「その前に~ルールどうするんや~?」 京太郎「げっ」 郁乃「私としては勝った人が何か命令一つする~とかがええんやけど~」 洋榎「それええやん、採用や」 善野(元監督やのに友達同士みたいやな……) 洋榎「ウチのクッパがあああああああ!」 善野「ミュウツー安定やな」 郁乃「あ~京太郎くんに負けてもうたか~」 郁乃「ガノンちゃん強かったんやけどな~」 京太郎「俺のマルスをなめないほうがいいですよ」 京太郎「それじゃあ命令タイムですね」ニヤッ 郁乃「あ、対象は最下位の洋榎ちゃんだけやで~」 洋榎「そんなん聞いとらんで!」 郁乃「言ってないも~ん」 洋榎「」イラッ 善野「まあまあ二人とも落ち着いて」 京太郎「洋榎さん」 洋榎「!な、なんや、何すればええんや」 京太郎「肩もみをしてください」 洋榎「脱げば、ええんやな……え?そんなんでええの?」 京太郎「何を考えてたんですか」 洋榎「そら……その……」モジモジ 洋榎「…………命令やから///」ボシュッ 郁乃「顔真っ赤っかやな~可愛えわ~」 洋榎「う、うっさいわボケ!」 洋榎「……ほな、始めるで」 京太郎「はい」 洋榎「んっ、んっ、ど、うや?」 京太郎「はい、そこ、気持ちいいです、んっ!」 洋榎「ここか?ここがええのんか~?」 京太郎「立場逆です」 郁乃「暇やから私も私も~!」ガチャガチャ 京太郎「ちょ、どうしてズボン脱がそうとしてるんですか!」 郁乃「ん~下のマッサージ?」 京太郎「なんで疑問符!?善野さん止めてくださいよ!」 善野「私はなーんも見とらんでー」 京太郎「思いっきりこっち見てますよね!?」 【10日目】終了 【11日目】開始 京太郎「まさかほぼ徹夜でスマブラをすることになるとは」 京太郎「善野さん監督なんだからなんとかしてくれよ……」 京太郎「そういえば善野さんと初めて話したな」 午前 京太郎「もう会場に行っておくか」 京太郎「今日はどんな人と戦うんだろうな」 二回戦開始(1位で通過) 京太郎「リーチ!」 男F(こいつが噂の須賀京太郎か) 男D(三箇牧、よくわからぬところだな) 男E(とりあえず当たらないように) 男D(全力かつ優雅に打ちまわそう)トン 京太郎「ロン、24000」 東2局 男F 25000 親 男D 1000 男E 25000 京太郎 49000 男F(開局早々の三倍満) 男D(女子二位の荒川憩が昨日やったと聞く) 男E(それでこそ上等!) 男E(私が打ち下してやる!)トン 京太郎「ロン、12000」 東3局 男F 25000 男D 1000 親 男E 13000 京太郎 61000 男E(なんだよ、なんなんだよこいつ!) 男D(どうしてこうも高い打点を出せるんだ!) 男F(ここまでか……) 京太郎「なあ、あんた達」 京太郎「麻雀って、楽しいよな」 京太郎「あんた達も一緒に楽しもうぜ!」 男F(こいつ、何を?) 男E(頭いかれてんのか?) 男D(面倒くさいなぁ)トン 京太郎「ロン、32000」 男D「えっ」 二回戦通過 男F 25000 男D -31000 男E 13000 京太郎 93000 二回戦開始 親 女D 25000 女E 25000 憩 25000 浩子 25000 浩子「ツモ、2000・4000」 浩子(予想はしとったけど、まさか二回戦でこの人と当たるとはな) 憩(船Qちゃん、楽しみやな) 浩子(まあ逃げれば問題はないやろ) 東2局 女D 21000 親 女E 23000 憩 23000 浩子 33000 女D「ロン、2000」 女D(たとえ個人戦二位だろうと、搾り取る!) 女D(私だって岐阜の一位なのだから!) 浩子(岐阜個人戦一位……) 浩子(データ通り) 浩子(搾り取ったるわ) 【分析】発動! 東3局 女D 23000 女E 23000 親 憩 21000 浩子 33000 女E「ロン、んー裏乗らなかったかー」 女E「12000で」 浩子「う……あ、はい」 浩子(福井三位、データは……) 浩子(そうやったな、まだ負けへんで) 【分析】発動! オーラス 女D 23000 女E 35000 憩 21000 親 浩子 21000 浩子「ツモ、500オール」 女D(なんか、この人といると) 女E(調子が崩れる) 浩子「一本場」 浩子(荒川憩、どうして和了らんのや) オーラス一本場 女D 22500 女E 34500 憩 20500 親 浩子 22500 同コンマのため、流局 憩(ここまでノーテン) 憩(トップとは18000点差) 憩(どうしたものか……) オーラス二本場 女D 23500 女E 35500 憩 17500 親 浩子 23500 憩(ダマで跳満ツモってもうた) 憩(これで和了しても30100、一位の人は……) 憩(32300) 憩(まだ、ダメや) 憩(練りなおさな) 憩(リーチかければ、倍満……) 憩(せやけど、フリテンか……) 憩(大丈夫や、大丈夫) 憩(ウチならできる!) 憩「リーチ!」 【孔穿つ閃光】発動! 憩(さあ、来てや!) 憩「一発ツモ!」 憩「裏は乗っとらんけど、4200・8200!」 女E「ま、まくられたぁ~」 女D「ありがとうございました」 浩子「おつかれでした」 浩子(去年よりは差が縮まったみたいやな) 浩子(それがわかっただけで儲けもんや) 二回戦通過 女D 19300 女E 31300 憩 34100 浩子 15300 夜 京太郎「二回戦は憩さんが船久保さんを倒して通過、照と竜華さんもそれぞれ通過」 京太郎「知り合いと戦わなきゃ、か、辛いだろうな」 京太郎「少し疲れたし風呂に入るか」 京太郎「洋榎さんはいないみたいだし」 京太郎「ふぅ、いい湯だった」 京太郎「前は竜華さんと鉢合わせしちゃったからな」 京太郎「洋榎さんも勝ち進んだのだろうか?」 【11日目】終了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6217.html
特別編 side千里山 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します ■月◎日 今日、竜華さんと怜さんから同時に告白された 2人とも話し合った結果こうなってしまったし、どっちを選んでも恨まない、とまで言ってくれた 正直嬉しい。2人の素敵な人からここまで想われてるなんて、男としてこれほど嬉しいことは無いだろう だが、二者択一、どちらか1人を選べ? そんなこと、すぐに選べる訳がない だから、俺は少し考えて、場を和ませる冗談のつもりでこう言ってしまった 「どうせなら、両方いただきたいですね」 なーんちゃって、そうすぐ言うつもりだった しかし、2人はそれを聞いて、あろうことか、笑顔になった 「ええの!?ホンマ!?」「いやー、正直ウチらもそれもアリやって話してたとこなんやで?」すっごくいい笑顔で話す2人 「せやったら」「善は急げやで!」そのまま2人に両手を掴まれ、引っ張られる俺 「両方いただきたいんやろ?」「やったら、すぐに味あわせたるで?」 ……最高だった 竜華「いやー」テレテレ 怜「京太郎ったらなー」テレテレ 泉「……え?2人とも?両方って……」 竜華「もう泉!何言わせるつもりなん!?」 怜「2人仲良く、京太郎のものになったっちゅうことや」 泉「えぇぇぇ!?」 セーラ「あー、やけに2人とも京太郎とべたべたしとる思うてたら……」 浩子「まさか両方とは……どっち選ぶか五分五分やと思うとったのに……」 竜華「京太郎、体力あってな?」 怜「元気やから、な?」 泉「先輩と同級生のそんな話聞きたなかったですよ!?」 セーラ「泉、諦めや。もうどうにもならんわ」 浩子「……いや、どうにかなるかもしれませんよ?」 セーラ「フナどういうことや?」 浩子「2人もOKなんやろ?……後3人増えるくらい、どうってこと無いかもしれんってことえです」 泉「……え?」 竜華「あー……どやろ?」 怜「いけるんちゃう?ちゅーかアレを2人で受け止めるんもきついし?」 セーラ「……ちょっと京太郎のとこ行ってくるわ」 浩子「ウチも行きますよ。ほら、泉行くで」 泉「……え?え?ホンマに?」 翌日、京太郎は5人ハーレムを完成させていた
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6060.html
《つい出ちゃった》 理沙「ただいま」 京太郎「おかえりー」 理沙「!」クンクン 京太郎「あ、気付いた?良い匂いしてるだろ」 理沙「炊き込みごはん!」 京太郎「正解!少しだけ工夫してるけどな」 理沙「?」 京太郎「ささ、荷物を置いて早くご飯を食べようぜ」 理沙「」コクリ 京太郎「それじゃ出すぞ……」 理沙「」ゴクリ 京太郎「どうぞ」コト 理沙「ふぁぁぁ」 京太郎「生姜とごぼうの炊き込みご飯だ。生姜は細切りにしてあるから食感も楽しめるしアクセントにもなるんだよ」 京太郎「それからメインは鳥の照り焼き。あとほうれん草のおひたしも用意してる」 理沙「和風!」 京太郎「結構良い感じに出来たと思うぜ!」 理沙「……このほぐしてるの」 京太郎「お、いいところに気付いてくれた」 理沙「?」 京太郎「そのほぐした鳥の照り焼きはご飯半分食べたら乗っけて」 京太郎「で、これをかけるんですよ」ゴト 理沙「……!出汁!」 京太郎「そう、出汁。出汁に昆布茶の粉末を溶かしたものだ。わさびもちょっと入れたら美味しいだろうな。もちろんのりも用意済み」 京太郎「……理沙さん、顔が緩んでるぜ」ニヤ 理沙「」ハッ 京太郎「さぁ召し上がれ」 理沙「」ハグハグ 京太郎「んー!やっぱ生姜入れたの正解だぜ。炊き込みご飯の味付け自体は薄めにしたから鳥の照り焼きと味が喧嘩しあうこともないし」 理沙「おひたしもいい感じ」 京太郎「あー、やっぱ和食最高だな」 京太郎「あ、半分食べた?んじゃのっけてのっけて……で、この出汁を」トポトポ 京太郎「ほいどうぞ」 理沙「……ジュルジュル……!」 理沙「しんけん美味しい!」 京太郎「しんけん?」 理沙「!?」カァ 京太郎「あぁ!そういえば理沙さん大分県出身だったな」ポン 京太郎「他に大分の方言ってどんなのがあるんだ?」ワクワク 理沙「……」 ズイ 京太郎「?」 理沙「きょ、京太郎んこと……好いちょるよ」 京太郎「…………」 理沙「言ったけん……京太郎?」 京太郎「…………ぅ」 理沙「?」 京太郎「方言最高!」 理沙「!?」ビクッ 京太郎「可愛いよ!理沙さん可愛すぎ!」 理沙「」カァァ 京太郎「もっかい!もっかいお願い!」 理沙「もう言わない!」 京太郎「そんなー」ショボン 京太郎「……駄目?」 理沙「言わない」プイ 京太郎「残念……理沙さん」 京太郎「俺も理沙さんのこと大好きだぜ」ニコ 京太郎「さ、ごはん食べようぜ。うわっ、ちょっとふやけちゃってるよ」 京太郎「ん?理沙さん? お~~い」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6434.html
トシ(この卓も、一筋縄にいきそうにはないねえ) トシ(様子見しながら、和了っていこうかね) トシ「……ロン、3200」 東二局 咏 100000 親 漫 96800 トシ 103200 良子 100000 漫(東発から直撃とかあかんやろ) 漫(こう見えても私はもう姫松の主将!) 漫(ここで負けとったらみんなに示しがつかんわ!)タンッ! 良子「ロン、8000です」 東三局 咏 100000 漫 88800 親 トシ 103200 良子 108000 咏(ここまで焼き鳥かよ……) 咏(私は勝たなきゃいけねえっつうのによ!)タンッ 咏(この局、でっけえの和了ってやるよ!) 漫「ロン!12000!」 漫「これで原点戻しや!」 咏「う……」 咏(マジかよ……) トシ(次が戒能プロの親か……) トシ(ここで、使っておこうかねェ) 東四局 咏 88000 漫 100800 トシ 103200 親 良子 108000 良子(…………) 良子(手が進まない、ですね) 良子(さっきからムダヅモばかり、これではまるで、インターハイのハツミのようです) トシ「…………」ジロッ 良子(宮守の監督……彼女の師) 良子(おそらく、パワーのソースはあのモノクル) 良子(目的は私の親流しでしょうから、乗っておきましょうか)タン トシ「ロン、12000だね」 トシの【隻眼の老王】の効果が変更されました! 【複合】より、【爆撃】をコピーされました! 【爆撃】(下位) 発動可能回数1回 発動した局のみ、自分の聴牌判定+20、和了判定+70、翻数最低4翻 南一局 親 咏 88000 漫 100800 トシ 115200 良子 96000 トシ(姫松の子はチャンタを軸とした高火力な打ち筋) トシ(私たち相手ならそろそろ爆発してもいい頃だとは思うんだけど……) トシ(こちらの方が、早いみたいだねぇ) 咏「――――ツモ!」 咏「混全帯、小三元、混一、發中、ドラ2!」 咏「12000オール!」 良子(…………) 良子(ここからは、押していきましょうか) 南一局一本場 親 咏 124000 漫 88800 トシ 103200 良子 84000 同コンマのため、流局 南一局二本場 親 咏 124000 漫 88800 トシ 103200 良子 84000 漫(先鋒戦……長いなぁ) 漫(倒してきた先輩方の思いの重圧) 漫(こんなん、インターハイ以来や) 漫(緊張するけど、ここで和了らな!) 漫「ロン!6400は7000!」 漫(この三人に呑まれてまうやろ!) 漫の【爆撃】が発動されました! 南二局 咏 124000 親 漫 95800 トシ 96200 良子 84000 漫(入った!) 漫(混全三色、後はこれでドラが乗ればもっとええんやけど……) 漫「カン!」 漫(うー……ん、乗らんかったか) 漫(他家はまだ誰も動いとらんようやし、リーチはかけずに……) トシ「…………」トン 良子「…………」トン 咏「…………」トン 漫(早速来たな!) 漫「ロン!12000!」 漫(まだまだ続くで!) 【連鎖爆撃】が発動されました! 南二局一本場 咏 112000 親 漫 107800 トシ 96200 良子 84000 良子(……ふむ) 良子(ボンバーガールの流れは、ここで止めておきたいところですね) 良子(…………)ゴッ 良子の【悪待ち】が発動されました! 漫「リーチ!」 トシ(今度は二巡目リーチ……) トシ(塞いでおいた方がよかったかもねぇ) トシ(……どの道、次の局で止まるだろう)タン 漫「ロン!24300!」 トシ(ここが、正念場さね) トシの【防塞】が発動されました! 南二局二本場 咏 112000 親 漫 132100 トシ 71900 良子 84000 良子(……今度はウタに大きい手ですか……) 良子(他の2人に託してみましょう) 良子「チー」 良子「ポン」 良子「……カン」 トシ(なんだい、この鳴き……) トシ(一二三萬をチーして、四索をポン、暗刻の白を大明槓) トシ(切羽詰まりすぎじゃないかね……?) 良子「ポン」 トシ(九索……これで最大でも三翻ってことかぃ) トシ(……?この打ち方、確かインターハイで……) トシ(…………この辺り?)トン 良子「イグザクトリー――――」 良子「ロン、1900」 トシ(他家の大物手を警戒しての鳴き、ね) トシ(一応乗ってはあげたけど、次も成功するとは思わない方がいいよ) トシの【爆撃】が発動されました! 南三局 咏 112000 漫 132100 親 トシ 70000 良子 85900 良子(プロフェッサー熊倉のターンですが……) 良子(挑ませてもらいましょうか) 良子「リーチ」 良子の【大回転リーチ】が発動されました! 良子(また、ムダヅモですか)トン 漫(……なーんか、急に有効牌が来るようになったなー) 漫「カン!」 漫(嶺上牌まで有効牌か……私も捨てたもんやないな!) 良子(また、ですか……)トン 漫「ロン!16000!」 南四局 咏 112000 漫 148100 トシ 70000 親 良子 69900 良子(最下位で次に繋ぐのは極力回避したい……ので) 良子の【悪待ち】が発動されました! 咏(プロと四万点差で勝って、二年生に三万点差をつけられてる) 咏(こんなんで、あのバカに任せられるかよ!) 咏「リーチ!」 恒子「おーっと!ここで三尋木選手がリーチ!」 えり「三暗刻、混一、中で跳満、裏が乗れば倍満まで届くでしょうね」 恒子「学生に好き勝手やられて、大人は何してんでしょうかー」 えり「福与アナ、自重してください」 咏「ロン!12000!」 漫「…………最後の最後で……」 先鋒戦終了 二年生B 136100(+36100) 一年生B 124000(+24000) 教員 70000(-30000) プロ 69900(-30100) 咏「たっだいまぁっー!」 穏乃「おかえりー咏ー!」 淡「次は私の番か~一番だったらもっと楽だったんだけど……」 淡「そっちの方が目立つからいっかー!」 咏「つまり私はお前の温め役だってことかよ、あぁん!?」 淡「実力の面からしてもとーぜんだよ!」 京太郎「はいはい、二人ともそこまでにしとけー」 京太郎「咏は頑張ったんだし、淡は負けないように頑張って来い、喧嘩はひとまず中断だ」ナデナデ 咏「……ちっ、しゃあねえな」 淡「うん、頑張る」 京太郎「よし、じゃあ行って来い!」 淡「リーチ!」 はやり「それロン、12000!」 淡「ちょっ!ってかそれ人和じゃん!二回目じゃん!」 霞「――――ツモ、16000オール」 次鋒戦終了 一年生B 124900(+900) 二年生B 123600(-12500) 教員 83400(+13400) プロ 68100(-1800) 淡「あ、きょうたろー!」 淡「逆転してきたよー!」 京太郎「おう、よく頑張ったな」ナデナデ 淡「んへへ~凄かったでしょ~」 京太郎「ご苦労さん、後は俺と咲が頑張って来る」 京太郎「淡たちは、応援していてくれ」 淡「うん!頑張ってね、きょうたろー!」 京太郎「……あんがとな」 京太郎「んじゃ、行ってくるわ」 淡「行ってらっしゃい!」 京太郎「……あ」 淡「どしたの?」 京太郎「ほんと……さっきはごめん」 淡「もう赦したんだからいーの、じゃあね!」 京太郎「ああ、じゃあな!」 京太郎「さて……っと」 京太郎「俺が一番乗りかな……?」 尭深「…………」ズズッ 京太郎「お久しぶりですね、渋谷さん!」 尭深「……あ」 尭深「久しぶりだね、お兄ちゃん」ニコッ 京太郎「」 京太郎(まだそのノリ続けるの!?とか) 京太郎(今は大人しめなお姉ちゃんキャラがいいです!とか色々ツッコみたいけど) 京太郎(それ以上に可愛いぃぃぃぃぃいいいい!) 京太郎(こちとら先輩ばっかだから後輩とか年下との絡み無いし、あったことないし!) 京太郎(それ故に新鮮、それ故に可愛い!) 京太郎「ブフォッ」 尭深「あ、え、あ……大丈夫、須賀くん?」 京太郎「ええ、大丈夫ですとも……」 京太郎(良かった、お兄ちゃん呼び止めてくれて) 京太郎(さもないと鼻血で死にそうになるわ) 京太郎(……少しさみしいけど) 尭深「席、決めたら……?」 京太郎「そうですね、まだ誰も来ないみたいですし……」チラッ 理沙「!」ピクッ ガクガク 京太郎「の、野依プロ?ドアの前で何を……」 理沙「兄妹水入らず!」プンスカ 理沙「じっ、事情はいろいろある!」プンスカ 京太郎(何か誤解されてた!?) 副将戦開始 東一局 親 京太郎 124900 ※体力9 理沙 68100 ※体力9 善野 83400 ※体力9 尭深 123600 ※体力9 京太郎(……最初っからラッキーだな) 京太郎(ダブリー清一ってなんだこれ) 京太郎(偶に自分が恐くなるぜ) 京太郎(……今回もやってやろうじゃあねえか) 京太郎「リーチ!」キィィィン 京太郎(いきなりクライマックスだぜ!) 善野(須賀くんがダブリー……) 善野(今朝の一件のときもそうやったけど、この子は途轍もない) 善野(このダブリーも、大物手みたいやし) 善野(何とか凌ぎ切ればええな……っと) 京太郎「――――ツモ」 京太郎「ダブリー一発清一、三暗刻」 京太郎「12000オール!」 理沙「!?」 理沙(リザベーション、成功!) 対局者の能力レベルが下がった! 東一局一本場 親 京太郎 160900 ※体力9 理沙 56100 ※体力9 善野 71400 ※体力9 尭深 111600 ※体力9 京太郎(この一年間、いや、八か月か) 京太郎(俺はほぼずっと麻雀をしてきた) 京太郎(色んな人と対局したし、いろんな本も読んできた) 京太郎(その本のうちの一つに書かれてた技術) 京太郎(他の人の力を真似る技術) 京太郎(俺はまだ、全然できていないけど) 京太郎(力を貸してください、憩さん)ピキィィィィイイイン 京太郎(……この手) 京太郎(もうちょい粘れば平和一盃口ドラ2くらいにはなるんじゃないか?) 京太郎(とりあえず聴牌だけでもしとっかな)タン 理沙(須賀……京太郎……) 理沙(いつものツキが無いのも、この人のせい?) 理沙(……そんなわけないっか) 京太郎「……ツモ、600オール」 東一局二本場 親 京太郎 162700 ※体力8 理沙 55500 ※体力8 善野 70800 ※体力9 尭深 111000 ※体力8 京太郎(結局ツモのみで和了しちまった……) 京太郎(連荘狙いってことでいいよな、うん) 京太郎(じゃ、次もそれで行ってみるか!)ゴッ 理沙「カン!」プンスカ 理沙「カン!」プンスカ 理沙(カンドラ二つとも乗らず……!) 善野(野依プロは確か、新道寺の白水鶴田コンビと似たようなオカルト持ちやったっけな) 善野(和了者と翻数を予想するリザベーション、リザベーションというよりかはエクスペクテーション) 善野(なんにせよ、気をつけなあかんやつや……)タン 理沙「ロン!8600!」プンスカ 善野(うっわ……) 東二局 親 京太郎 162700 ※体力8 理沙 64100 ※体力6 善野 62200 ※体力9 尭深 111000 ※体力8 理沙「ツモ!700オール!」プンスカ 理沙(リザベーションは失敗……) 善野(あかんなぁ……白糸台の子がどんどん潤っとる) 善野(なんとかして途切れさせたいんやけど……) 東二局一本場 京太郎 162000 ※体力6 親 理沙 66200 ※体力5 善野 61500 ※体力8 尭深 110300 ※体力6 理沙「けほっ」 理沙「……」タン 善野(ようやく回り始めたかー) 善野(私と打つ人は打てば打つほど体調が悪うなる) 善野(それにつれて配牌やツモも悪うなっていく) 善野(いわば不幸のウイルスみたいなもんや) 善野(このことを知ってるのは郁乃ちゃんか愛宕さんしかおらへん) 善野(まだまだ、私の勝負どころやないんやで) 京太郎「ツモ!500・900!」 東三局 京太郎 163900 ※体力6 理沙 65300 ※体力5 親 善野 61000 ※体力8 尭深 109800 ※体力6 善野(……ん、ツモってもうたか) 善野(ピンピンロク、毎度毎度中途半端な点数やなぁ) 善野(毎局連荘で危ないけど……) 善野(和了っとかな損やろ) 善野「ツモ、3900オール」 理沙(四翻……成功) 東三局一本場 京太郎 163900 ※体力5 理沙 65300 ※体力4 親 善野 61000 ※体力8 尭深 109800 ※体力5 善野(……にしても、やっぱりおかしいのは須賀くんや) 善野(普通、プロともあろうものやったら持っとるはずの一般人とはかけはなれた豪運) 善野(しかし、野依プロが和了ったのはあまり高くないものばかり) 善野(早さも何もない手ばっかやった) 善野(白糸台の子にそんなオカルトがないことは確認済み、有り得るとすれば須賀くんしかおれへん……) 善野(……っと、ホンマか) 善野(また連荘やないか……) 善野「ツモ、6300オール」 東三局二本場 京太郎 157600 ※体力5 理沙 59000 ※体力4 親 善野 79900 ※体力8 尭深 103500 ※体力5 善野(まだ東三局やのに八局も使うとる) 善野(こっからやと少なくともオーラスまで十二局) 善野(あらかじめ国士無双十三面とか仕掛けられとったら危ないなぁ) 善野(……十四牌揃ってまえば、防ぐことのできひん天和) 善野(せやったら、それよりも多く稼くべきやね) 善野「ツモ、2800オール」 東三局二本場 京太郎 154800 ※体力3 理沙 56200 ※体力2 親 善野 88300 ※体力7 尭深 100700 ※体力3 善野(これを和了れば、9600の二本付け) 善野(……さすがにこわいな) 善野(このまま流してみるのもありやろか……) 善野(他の二人もテンパイしてるみたいやし、もうええか……) 東四局二本場 京太郎 156300 ※体力3 理沙 57700 ※体力2 善野 89800 ※体力7 親 尭深 97700 ※体力3 京太郎(善野さんの連荘がようやく終わったか……) 京太郎(……っ) 京太郎(さっきから頭痛がするな、こんなときに何だって言うんだよ) 京太郎(お、っと) 京太郎「ロン、1000は1900です」 京太郎(ようやく折り返しか) 南一局 京太郎 158200 ※体力3 理沙 55800 ※体力2 善野 89800 ※体力7 親 尭深 97700 ※体力3 京太郎(開いてきたリードは、ちゃんと守らないとな) 京太郎(親だし、本気で行くぞ!)ゴッ 京太郎(く……っ) 京太郎(久しぶりだな、この感じ……) 京太郎(力の波に、もまれていく) 京太郎(憩さんの力使った後だっての忘れてたな……) 照『京の力は、海みたいなもの』 京太郎『海?』 照『そう、金色の光を放つ海』 照『京と打っていると、懐かしい気持ちになる』 京太郎『懐かしい気持ち?』 咲『麻雀を始めたころの初めての気持ち』 京太郎『なんだそりゃ?そんなオカルトありえねえっつーの』 桃子『それが京太郎のわけのわからない強さなんっすよ』 京太郎『強さっつっても大して勝ててないし……』 照『それは京の運が悪いだけ』 京太郎『えぇ……』ズーン 照『たとえると、私たちは海の中にいて、京は海の上に立っている』 照『私たちは、麻雀の深みに嵌っていくほど、その奥底で宝物を見つける』 照『だけど、そこから出ることはできなくなる』 照『深みは、高み』 照『高い所を目指せば、色々なものが見えてくるけれど』 照『足元は、見えないんだよ』 照『原点の気持ち、初めての気持ち』 照『京はいつも麓に立っていて、水平線に立っている』 照『京と打っていると、京に呼び止められるような感じがする』 照『そうして、私たちは京に連れ戻されて水平線に立つんだ』 照『海の底から放たれる宝の金の光』 照『水平線を伝い、海に放つ、始まりの朝焼けの金の光』 照『私の鏡から見た景色は、金色を放つ海』 照『それが、京の力』 京太郎(……とか、昔言われた気がするな) 京太郎(俺だって潜ることはできるけど、その時間は短く限られている、とか) 京太郎(よくわかんなかったけど、見てみたいと思った) 京太郎(宝の金色と、朝焼けの金色に挟まれた海) 京太郎(金色を放つ海) 京太郎(俺を、鏡から見た景色) 京太郎(…………ここは、ダメっぽいな) 善野「ツモ、2000・4000」 南二局 京太郎 154200 ※体力2 親 理沙 53800 ※体力1 善野 97800 ※体力7 尭深 95700 ※体力2 理沙「げほっ、ごほっ!」 尭深「ずずっ」ズズッ 京太郎「っ……」 善野(三人とも、もう判断力も十分鈍っとるやろ) 京太郎「カっ、カンっ……!」 善野(須賀くんの手、低そうやな……) 善野(早めに差し込んどこか) 京太郎「ロン、えっと、2900です」 南三局 京太郎 157100 ※体力2 理沙 53800 ※体力1 親 善野 95900 ※体力7 尭深 95700 ※体力2 善野(ああ……でっかいのが迫って来てる感じ、するわ) 善野(こっちのオカルトのが負けそうやな……) 善野(流しとこか) 南四局一本場 京太郎 157100 ※体力0 理沙 53800 ※体力0 善野 95900 ※体力6 親 尭深 95700 ※体力0 尭深(今日は……豊作) 尭深(豊穣は民を癒す) 尭深(癒された民は、土地を豊かにする) 【収穫の時】が発動されました! 京太郎(確か、ここまでの渋谷さんの捨て牌は、白、南、中、白、發、南、中、中、白、發、發、南、南) 京太郎(最大で天和四暗刻単騎大三元字一色の六倍役満……!?) 京太郎(この大会はダブル役満無しやからいいものの、なんだよそれ) 京太郎(オカルトにも程があるだろ!) 尭深「……」トン 善野(案の定、南捨てか……) 善野(字牌一つもあらへんし……こんなん当たっても事故やん)タン 尭深「ロン、48300」 補正が弱くなりました! 南四局二本場 京太郎 157100 理沙 53800 善野 47600 親 尭深 144000 尭深「……」 尭深「カン」 理沙(リーチは無し、今回は引ける牌と、一つでも捨てられる牌を増やそうってことね) 理沙(手牌バレがあるとはいえ、待ちは狭いがわからない) 理沙(……まあ、プロを舐めないでほしい) 理沙(一巡目聴牌は、あの日に見飽きたから!) 理沙「ポン!」 ポン:二筒 尭深「……っ」 理沙(ムダヅモ、その手牌、一巡目の捨て牌でムダヅモになる牌なんて決まっているよね) 理沙「ロン、清一のみ!8600!」 善野(二筒鳴いて地獄間張待ち……か) 京太郎(なんつー豪運……) 理沙「終わり!」ムフー 副将戦終了 一年生 157100 (+32200) 二年生 135400 (+11800) プロ 62400 (-5700) 教員 47600 (-35800) 京太郎「はぁ……疲れた」 京太郎「最初の三倍満のほかに和了ったの小っちゃいのばっかだったし……」 京太郎「俺の三倍満なんて渋谷さんの役満と野依プロの満貫、善野さんの連荘で薄れちゃっただろうし……」 京太郎「春のおっぱいに癒されよう……」 咲「なに落ち込み気味に変なこと言ってるの!」 京太郎「うげぇ、咲ぃ!?」 咲「頑張ってたから褒めようと思ったのに……」ムスッ 京太郎「俺、頑張ってるように見えてたか?」 咲「放銃も少なかったし、良かったと思うよ」 咲「最初の三倍満、かっこよかったよ」ニコッ 京太郎「あ、ああ、そう言われると……なんか照れるな」ポリポリ 咲「じゃあ、ちょっと……」ギュッ 京太郎「さ、咲さん?なんで抱き着いてるんですかね?」 咲「京ちゃんのパワーを……こう、吸うというか……」ムギュー 京太郎「……お前、力弱いな」 咲「昔より握力2kgくらい増えたんだからね!」 京太郎「うわぁ、咲さんったら凶暴ー」 咲「グーで殴るよ?」ニコッ 京太郎「それ恐いんでやめてください、いやマジで」 京太郎「……ねえ、いつまでこうしてるの、お前」 咲「もうそろそろ、かな」 京太郎「鼻水つけたりしたら承知しねーぞ」 咲「京ちゃんは私のこと何だと思ってるの!?」 京太郎「ちんちくりん」 咲「何その評価!?」 京太郎「まあほら、咲は小っちゃくって撫でやすいな、と」ナデナデ 咲「むぅ……」 「各チーム大将の選手は対局室に集合してください」 咲「じゃあ、行ってくるね」 京太郎「ん、任せた」ナデナデ 咲「頑張って来るから、見ててね」ギュッ 京太郎「おう、行ってこい」 /. . . \ /... . . . ヽ . . . . /. . . ヽ . .. /. . . /. . . . /l ハ. . . l. . . /. . . . / | l . . .l. . .| |八{. . .fレ'\ |. . /j. . . . /i. . . | . . .l. . .| ,...---ミ //∧. ハ_〉ぅ `l. . {/. . . ,'斗―|. . . . .リ. . ′ / ̄ ̄⌒>=弍犲ハ 斧ミメ乂 彡イ ./ /. . . . /. / / / ` ̄`} `''’ f斧ミメ イ/./ } 「お待たせいたしました」 _ -―へ ' `''”.∠/// / / / / . 个 ー <r< / / .{ / j i { ¨¨´/' /j 「 \ 二年生Bチーム 大将 r'⌒ | // | ヾ 〃_彡リ | ヽ / ̄` ー--rヘ { 乂〃. ヽ/ ̄/ ̄ ̄`7 / ∧ 神代 小蒔 / /⌒ヽ __/ У / /Y ./ / / У / ./ / ト、 / 〉. / r'  ̄ / / { / / } V 厂ヽ 厶斗- ' __彡 / 乂 / / / ト---<ソ⌒ ./ / }ト、/ / / 〉こ{ / }三ニ=-- --=≦ / } ___ , . . .´ . . . . . . . . . .`丶 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ / . . . / . . . / /| . . .ハ . . . . . . . . .ヽ ′ . . | . ./}/ |/ V}∧ . . . . . . i . | . . .Ⅳ ノ` ー-、__.Ⅵ . | | . | . . .| ー‐'_ __ | . . | | . | . . .| ,ィfチ芋 斧テ式.| . . | | . | . . .|《 V ソ V ソ 》 . . .| (おっぱい、大きいなぁ) | . | . . .ハ , } . . .| | . | . . .l .{ ノ . . | l . . . . | . ヽ. ⊂⊃ / . . . . | プロチーム 大将 | i| . .i . . | . . .i ___ ..ィ .i . i . | . .| {八 . . | . ..| . i .| | . }ノ ./| . | .,′ 小鍛治 健夜 ヽ{\|斗' ー i/._|/|/ -┬┬'、__ ̄`___´ ̄_/⌒7⌒ヽ / | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / } --……-- r―‐⌒ヾ \ |∨ \ \ |/゚ 。 \. . . . . . . . . . . . . . . / \ . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . 。 // / \ . . . . . . . . . ` .o。 . . . . . . . . . . . i ゚. /イ / . . .イ . . ー┬--- . . . __ .` . .o。 . . . . .|. ..。 i{ | ′ . .'{_|_ . . . | リV . . . . . . } .>匕、 \j--i || |/ . . ∧}リ≫┘o。v――'’xr示=ミト、 . .\}、 リ { . . . .|! ‘, ィ芹≧ュ ’|イi//| 》、 。 . . .ぃ、 「お久しぶりです、小鍛治プロ!」 | . . . . .「`ヽ《乂_゚ツ ゞ= '゚ リ/リ゚。 . .ト、i | . . . .小 , , ' , , / . . .∧ .} リ l. . . . . | }ゝ-! jハ . . . j/} .| 教員チーム 大将 。. . . { { j 八 -==ァ イ }/ j ノ ゚ 。.リ \{≧ュ。. ィ jソ ″ / 赤土 晴絵 ゞ イニ} ` ´ {ニヽ ィニ// ゝ|ニ\_ ┬==≦ニ/ニ7____ __,.|ニニムニニニニニlヽ /ニ|ニニニ/ニニニ|`-―――‐一´|ニニニムニニニニ|ニム. /ニニ |ニ7ニニニニニ| |ニニニニ}ニニニ=|ニム _....................._ ,. ´ ` .、 , ´ ,. \ / / , ´ ヽ / / / , , . .' / / / / ,.イ / | | . | 〃 / /- /-、/ ' ' ' | | | ∧ }'.' /^/ / { / { / / / / } | | | . { | { | , /' /' /イ//' -/、 ' ト . Ⅵ 、{/ィ=ミ、 /' / イ / , | \| 「よろしくお願いします!」 | 从 . . . . . _ /イ / , .| / Ⅵ ' `ヾ / イ /} / ______| 、 「 v . . イ / イ/イ 一年生Bチーム 大将 /<_ \_ `ーr---- =彡j/ {¨7=ミ、< 、 \___〉>、 宮永 咲 _| , ∨、 ` < 、 ∧ | ヽ / ̄ // | }、 . . . \、 . | /〉、 \___ 〃 | / \ . . .\、 Ⅵ /イ ∧  ̄¨/ ∨ `ー ≧='-´ / ハ . / / {二「 } | ' ∧ / . ∧ , / / } / . .〈 .∧ { | , / | / . . . .∧ . | | | 恒子「いよいよ!いぃよいよ!いよいよ!」 えり「なんで三回も言うんですか」 恒子「え……大事なことだから?」 えり「まもなく、プロ・アマ合同戦、決勝戦、大将戦開始です」 恒子「それ私が言うつもりだったのに!」 起家 健夜 62400 小蒔 135400 咲 157100 晴絵 47600 東一局 小蒔(この小娘の身体に憑くのも久しいのう) 健夜「…………」トン 小蒔(……ほう)トン 晴絵「…………」トン 咲「……」トン 小蒔(中々腕の立つ者がおるではないか) 小蒔(あの巫女共に感謝せねばならぬなァ) 小蒔(いざ、行かんや)ゴッ 咲「!」 晴絵「!」 健夜「……」 小蒔「ツモ」 小蒔「3000、6000」 東二局 健夜(永水、霧島の巫女さん……名前は……確か……) 健夜(…………) 健夜(わからないし、無理に思い出す必要もないよね……) 健夜(これは……時間稼ぎに徹しようかな) 健夜「流局です、九種九牌」 東二局一本場 咲(京ちゃん、咏ちゃん、淡ちゃん、みんなが作ってくれた点差、これを守り切れば) 咲(たとえ、勝てなくても) 咲(……負けなければ、いいんだよね)ゴッ 咲「――――ツモ」 咲「700、1300の一本場は800、1400」 東三局 晴絵(宮永咲に神代小蒔、どうやら神代は最高のコンディションみたいだし) 晴絵(宮永の方も、あのチャンピオンの妹だから、下手に攻めたら負けるだろ) 晴絵(堅実に攻めるしかないよなっ!) 小蒔「リーチ」 咲「チー」 晴絵(一発消し、か?) 晴絵(小賢しいけど嫌いじゃないね……うっと、裏目っちゃったかー) 晴絵(神代の和了りパターンとしては染め手が多い) 晴絵(筒子の染め手に直前に出した九萬なら……)トン 小蒔「……ロン、16000」 晴絵(いや……マジか) 東四局 晴絵(ようやく来た親番!) 晴絵「リーチ」 晴絵(和了らせてもらいますよ、小鍛治プロ!) 健夜(今の和了り……) 健夜(狙ってやったのかな……?)トン 晴絵「ロ……ロン!」 晴絵「一発ドラドラ!12000!」 健夜(何してるの私ー!?) 東四局一本場 小蒔「……」ウツラウツラ 小蒔「ハッ」 小蒔(え、もう東四局、ですか?) 小蒔(また、たっぷり寝ちゃっていました……)タン 健夜「ロン、8300です」 小蒔「え……まだ一巡目……ですよ、ね?」 健夜「はい、それが何か?」 南一局 健夜「リーチ」 晴絵(人和に続いて、小鍛治プロのダブリー……マズイな)ゾクッ 晴絵(あの頃を、思い出す……っ!)タン 健夜「ツモ、8000オール」 南一局一本場 健夜「リーチ」 小蒔(初めから……)トン 咲(…………)タン 晴絵(……ふふっ) 晴絵(嫌だな……) 晴絵(まだ、体が怯えている……)ゾクッ 晴絵(来年からまたあの舞台に立つってのにさ……!) 晴絵(今日、克服してやる!) 晴絵「リーチ!」 健夜(一発……ならず)タン 小蒔(な、なんだか、雰囲気が恐いです……)タン 咲「カン」 咲「もいっこ、カン」 咲「……嶺上ツモ、5200は5500の責任払いです」 南二局 健夜「リーチ」 咲「ポン」 咲「……」タン 晴絵(また一発消し……か?) 晴絵(まあ、無筋の三萬が通るのは、ありがたい!)タン 健夜「ツモ、3000・6000」 南三局 健夜(さっきのは掴まされたツモ) 健夜(あのポンは、ずらすため、その捨て牌は赤土さんのものも通るようにするため) 健夜(……だろうけど、どうしてそんなことをする?) 健夜(そこまで感じたなら、赤土さんか神代さんが振り込むのを待てばいいのに……) 咲「カン」 咲「もいっこ、カン」 咲「ツモ、1500オール」 南三局一本場 晴絵(小鍛治プロも神代も一段落ついたみたいだな……) 晴絵(……もうオーラスまで一歩手前) 晴絵(できれば、このチームで勝ちたい) 晴絵(……どうしても、小鍛治プロには勝ちたい!) 晴絵「リーチ!」 晴絵(十年前の借りを、今ここで返す!) 咲(…………) 健夜(赤土さんとインターハイで打ったのはもう十年前……) 健夜(あのときにへし折ったと思ったんだけど、プロとして復活していて、安心した) 健夜(私が目標だったのかな) 健夜(……そう簡単に、負けてあげるつもりはないよ) 咲「ポン」 晴絵「……」タン 健夜(宮永さん、また……?) 健夜(……赤土さんのツモを狙っても、自分が親被りするだけなのに)タン 咲「ポン」 咲「カン」 晴絵(かき回されてるな……) 晴絵(とは言え、一気にドラ3!さっきからありがたい!)タン 健夜(赤土さんのツモは無かった) 健夜(ツモ狙いでないとすれば、私に振り込ませようとしている……?) 健夜(そんなことするくらいなら、神代さんにした方が有利になるから、違うか……)タン 晴絵「ロン!」 晴絵「リーチ一通、赤2ドラ4……裏裏!」 晴絵「24300!」 健夜(三倍満……!?) 健夜(伍六七筒の一順子に併せて索子の六面張) 健夜(油断しすぎた……っ) オーラス 晴絵(小鍛治プロから倍満と三倍満の直取り!) 晴絵(……よくやったな、私) 晴絵(あの子たちにも、感謝しないと) 晴絵(みんなのおかげで、私はここまで来れた) 晴絵(最後まで勝ち続けてやるよ!) 咲「……」タン 晴絵(混一まで見える手だけど、この白を逃すのは勿体ない……) 晴絵(連荘するか……) 晴絵「ロン!3900!」 オーラス一本場 晴絵「……テンパイ」 健夜「テンパイ」 小蒔「テンパイです」 咲「ノーテン」 オーラス二本場 晴絵(なんとかノーテン罰符で稼げたし、あの二人の満貫も受けずに済んだ……か) 晴絵(まだ……連荘!) 晴絵「ロン!1500は2100!」 オーラス三本場 健夜(宮永さんがしてきた不可解な鳴き) 健夜(東三局のそれは、おそらく赤土さんの危険性を考えたから) 健夜(南二局は、神代さんの収支を減らすために親被りにさせた) 健夜(唯一わからないのが、南三局の鳴き) 健夜(……今まで亜空間殺法の使い手とは打ってきたけど、宮永さんは違う) 健夜(牌を自分の思うように動かすだ、なんてとても私にだってできない) 健夜(それも、全盛期から力を落とした私には無理……) 健夜(まるで全ての牌が透けているかのようなオカルトと、鳴きで牌を動かす技術) 健夜(オカルトと技術から成る完全結晶) 健夜(それが……) -=ニ二ニ ニ二二二二二二二 二二二二 二二 二二ニ ニ二二二 ニ二二二 ニ二 ニ二二ニ ニ二二  ̄ ____  ̄ニ二二ニ ニニ 二二 ニ二ニ ニ二二二二二ニ 二二ニ ニニ 二二 ニ二 ┐  ̄ニ二二二二ニ= ニ二 二ニ 二二 / /  ̄ニ二二二ニ ニ ニ ニ二二 / / /...-―≠ニア{  ̄ニ二ニ ニ二ニ ニ二 /{ / -=<.. 二ニ 二ニ ニニニ ニ ニ二 二{ ∨ -=く \二ニ ニ二 二二二二 二ニニ 二二〉 / \⌒ ニ ニ二二ニ 二ニニ= 二/ / \ \二ニ ニ 二二ニ ニニ= / / / .⌒丶ニ __二二二二ニ ニ= ⌒i | | | | | | | | |乂__ / . |二二ニニ =ニ ニ二| | | l | | l l | | l | l | l l | ̄/ |二二ニニ ニ二. 二| | | l | l l l | l\从 l | l l l/ /二二ニ 二二二ニニ 二|从 | 从八从乂{´廴}乂 从劜 ./二二二二二ニ 二ニ=- 宮永咲…………!! ニニ. 二二)イ 圦 , ∧/---- __ _/二二二二二ニ 二二ニ= 二ニ= =ニ二 ニ= 二}//> . - . イ /´ ̄∨ ̄ ̄\二ニニ 二二ニニ=ニ二二ニ 二二二 ___∠{ | ̄ _」 ./ l| | |__ 二二二ニ ニニニ ニニニ // ∧ .ー―. /} ___ } リ リ =ニ二二二ニニ 二ニ= =ニニニ ノノ \{ {\ . . /ニ/ l/ ̄\__彡'-- 、 \ニニニ==ニ二二ニ 二二 { {  ̄ハニ、 _ _, .//ニニ/ |ニニニニニニニニニニニ二\ \ニニニ二ニ ニ二 二=/\ ___/二|`ー ‐┼┼≦___} -=ニ三三三三ニ=- \ \二ニニ 二二ニ/ / ̄ ̄ 二八 ,{三三三三三三三≫  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` \ニニ 二 ´ /二ニ =ニ二二} \三ニ=- ̄{ ̄ ̄ =ニ二二ニ== \ニニ / / 二ニ ニニニニ| \三三三ニ=- __ -=ニ二二二ニ二/ /二ニ= =二 二二ニ _| /≧=====┬=ニ三三三ニ=- ニニニニニニニ. / =ニニ二二 二二二ニニ/ {廴___/´ / ̄ ‘, ___ .... . -――-/ /ニニニ二二二二____. . | \ ___/ --- ‘, / ./ } _ _ _/ ,/ニニニ / ̄ ̄/ / 人  ̄ ̄ / | \  ̄ / / / 咲「ポン」 咲(麻雀が弱くなった京ちゃんのために編み出した技術、プラスマイナスゼロへの点数調整) 咲(勝ちも負けもしない技術) 咲(今回は使い方も違うし、収支もいつも通りのなら-5だけど……) 咲「カン」 咲(みんなのリードを守る、みんなのために戦っているんだ、って思うと) 咲(こんな打ち方でも) 咲「もいっこ、カン」 咲「ツモ」 咲(すごく、楽しい) 咲「1600・2900」 咲(……そう思える) 最終戦決着 一年生 157300 (+200) 二年生 117800 (-17600) 教員 66600 (+19000) プロ 60800 (-1600) 咲「ただいまー」 京太郎「お疲れ、咲」 淡「お疲れー」 穏乃「お疲れ様!」 春「おつかれ様」 咲「咏ちゃんは?」 京太郎「お母さんから電話だ、って出て行った」 咲「そっかぁ……あ、この後チームのみんなに取材したいって」 淡京「「いやーついに来ちゃったかー」」 淡京「「ようやく私(俺)の良さに気付いたってことだね(な)ー」」ウンウン 咲「あはは……仲良いね」 穏乃「……それって、私が出てもいいのかな」 春「……穏乃も私たちの仲間」 咲「穏乃ちゃん、私たちのこと一生懸命応援してくれてたもん、誰も気にしないよ」 京太郎「そうだそうだ、んな暗いこと考えんの穏乃らしくないぜ」 穏乃「……ありがとね、みんな」 淡「ほら早く行こーよ!サキも、シズも、ハルも!」 穏乃「うん!」 咲「確か……こっちだったっけ」 春「……きょうたろう、来ないの?」 京太郎「ん、ああ、咏が来るまで待つよ。春たちは先に行っててくれ」 春「うん」 咏「咲、ごめ……およ?」 京太郎「他はみんな取材行ってるよ」 咏「あー……おっけー」 咏「んじゃあ、京太郎は私のこと待っててくれてたん?」 京太郎「そうだよ、誰か待ってねーとだし」 京太郎「それに……お前のことも聞きたかったし」 咏「……やっぱり、そーゆーことだったんだねぃ」 咏「あいつ、清々荘、戻っていいって言ってくれたぜぃ」 咏「……あと、京太郎くんと仲良くってね」 京太郎「…………」 咏「……京太郎?」 京太郎「よっっっっっしゃぁぁぁぁぁああああ~~~!」 京太郎「これで、これでみんな戻って来てくれた!」 京太郎「ありがとう、咏!」ギュッ 咏「うわっ、はぁっ、いやっ、ちょっ!」カァァ 京太郎「よかった、よかったぁー!」ギューッ 咏「そ、そんなに抱き着かれたら、匂いとか、心音とか、色々聞こえてきてドキドキするだろ!はははは放せよ!」カァァ 京太郎「嫌だーっ!」ギューッ 咏「いい加減にしろー!」カァァ 京太郎「……ごめん」 咏「TPOを考えろよな」 京太郎「咏が戻って来てくれるのが嬉しくて……つい」 咏「…………」 京太郎「怒ってる……か?」 咏「お、怒ってるわけねーだろ!」 . . -――‐- . .. ´ ` .、 / \ / \ / i | . / | | | | . ′ | | | | | | . l | | . l从 ト、 . | | . | l | | . | \ 、_ _|__\ 」 | . | | l | .|_ _; イ  ̄ ̄__ _,)ハ . | . | | | i l i∧ l___ 斗斧i^狄 | . | | | | | ∧ 「苅 V以 } ノ . . .| i . . | まあ、今度やるときは、もうちょっと雰囲気あるときにっつーか…… | | | iハ |i以 ,,, j/ .| | . . | | | | |. l | ,, ' / | | 从 l八 八 八人 v ´} / 八| \__ \|\ \≧ .. .._ ー/ .イ | . Χ⌒ |\ \ -- / _ -‐<※| | \ \__ _ |/⌒>\/斤/...(※)......リ ト、 i\ 「 ̄` /※)..|| /※|...(※/ |../※).....+...// 八..\ . . .| )' /※)...... ||三三三三三三三|...+.../... { /......(※∨ | /※)..... (※||/..+......|※)l.| ∨※./...(※| /....+./.... Ν /※)..(※)..+ /リ.....(※ノ......从{\{...../...(※)....| /...../... (※|. /※)..+.... (※//......... /......./.. ※)...../....... +(※|'... /.... (※)...| /+....(※).. +...〈/..(※)/...+./※)....+../※)..... +........./..※)... +.. | {※).......+......(※∨.......i..... /.+.....(※/+........(※)../...{...+.......(※).|. ∨...(※)+......(※∨... |......{....(※).../....(※).....+...∨{.... (※/ +...| ∨ ...... (※)......+∨. l‐''┴――┴―――――''| .... /...(※|. |...(※)...+.. (※).∨| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i|..../.. (※).. |. |+........(※)..... +... ‘| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i il../ ...... (※..| 咏「……知らんけど」プイッ 京太郎「えっ?」 咏「は、早く行くぞバカ!」カラコロ 京太郎「ちょ、待てってー」 咏「るっせーっ、バーカ!バーッカ!」カァァ 咏が清々荘に戻ってくることになりました! 京太郎「春のやつ、黒糖こぼしすぎだろ……」 京太郎「淡も寝そべりながらクッキー食べてるから散らかってるし……」 京太郎「……穏乃はあの恰好でソファに座ってたんだよな……」 そう喉を鳴らしながら、俺は一人で控室を片づけていた たった半日とは言えどお世話になった部屋なんだから綺麗にしないとな 咲たちには先に帰っていてくれ、と頼んでおいたので待っている人もいないだろ 京太郎「っし、終わりっと」 控室から出ると、廊下には誰もおらず、それを照らす蛍光灯が寂しさを醸していた フロントに出てみても、ある程度の照明は落とされていて、祭りが終わった後のような物悲しさを感じる 今夜は清々荘でクリスマスパーティー…… 京太郎「やべっ、早く帰らねえと」 チームのメンバーとはまたいつか飯を食べに行こう、今日はあいつらに予定あるだろうし ゆっくりと開く自動ドアの間から、冬の寒風が吹き込んできて、思わず身を震わせる この時期は迂闊に自転車を使えないから困る、越してきてから使ってないけど などと考えつつドアを通って、顔を上げると…… そこには――――
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/2443.html
「僕は桃太郎じゃない。太郎として今、鬼を退治する!」 【名前】 太郎 【読み方】 たろう 【俳優】 今西啓人中浜水希野沢絢人 【登場作品】 轟轟戦隊ボウケンジャー 【登場話】 Task.36「鬼の金棒」 【分類】 不明 【詳細】 山砕きの金棒をクエスターに奪われたボウケンジャーが、帰りに見つけた川から流れてきた桃から刀と一緒に出てきた。 最初は赤子だったが、すぐに十歳前後の姿になった。 生まれて初めて見た映士を「おじいさん」、明石を「おばあさん」と呼び彼らにしか懐かなかった。 泣き虫で、名前も映士に「桃太郎にしては泣き虫過ぎる」との事で付けられた。 実は山砕きの金棒が奪われた際に山が遣わせる使者で、金棒を奪った者、つまり「鬼」を退治し金棒を取り返すという使命がある。 その事を嫌がっていたが映士・明石に励まされボウケンジャーをお供にクエスターのところに向かう。 クエスター・ガイと渡り合ったかに見えたが、手を抜いていただけで本気を出したガイにあしらわれた挙句に刀も折られてしまい、逃げ出してしまう。 しかし、映士に「太郎として十分頑張った」と励まされる。 後に奮起し、ダイボイジャー・サイレンビルダーに止めを差そうとしたクエスターロボ・進の金棒による一撃を止め進を放り投げ、勝利に貢献した。 最後にはボウケンジャーに見送られ、金棒を持って山に帰っていった。