約 33,003 件
https://w.atwiki.jp/64thblue/pages/21.html
豊富な電化製品を揃える電気の街であると同時に、z軸を失った人々が多く集う電波の街。後者の街に頻繁に通い詰めるようになったらもうお終いである。
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/325.html
「と、ここが"アキハバラ"って所か」 「随分汚らしい所でぃすねぇ」 コンクリートで整備された商店街に、風来人とシマリスは辿り着いた。 石に似た材質で作られた建物のみならず、 独特の絵柄で描かれた女の肖像画や、 声を出したり音を立てて動く絵の額などと、 三度笠から覗かせる目には、映る物全てが新鮮に見えた。 それはシレンの肩に乗っているシマリスにも同じことで、 住んでいた森との環境の違いに戸惑いながらも新しい発見に目を輝かせている。 「お、この額またさっきと別の物が描いてあるぜ」 「さっきのより目が大きいでぃす。ここまででかいと正直引くのよ」 「そうか?俺はこういうのもありだと思うぜ」 「このメスばっかり描かれているやつがでぃすか?」 彼らが話しているのは所謂『エロゲー』の店頭のコマーシャルだ。 他のキャラクターよりも一段と大きく描かれた目には、星を散りばめたような煌きが入っている。 乳房はより強調され、蛍光色の派手な髪の色が目にチカチカとする。 やたら甲高い声が耳にキンキンと響いてシマリスは耳を塞ぐ。 しかし肩耳だけなのであまり意味はない。 「ああ。この大胆なタッチに、つい触りたくなってしまうでかい胸はありだ」 「まあシレンちゃんがそう言うんだったら需要はありそうでぃす」 と、さっきから見る物全てに一人と一匹で評価をしている。 シレンちゃんとはシマリスがシレンにつけたあだ名だ。 突然殺し合いの場に放り出されて不安だったシマリスが、シレンと親しくなるのに時間はかからなかった。 当初は『いぢめる? いぢめる?』とシレンを警戒していたものの、 シレンが殺し合いに否定的なことを示すと途端に馴れ馴れしくしてきた。 その後シレンの提案で、人の集まりそうな会場の中心を目指すこととなったのだ。 「シレンちゃん、この"でんしゃ"ってのはなんなのよ?」 「それは俺も知らないって言ったろ?」 「そういえばそうだったのでぃす・・・・・・ってアレはなんでぃすか!?」 シマリスが指差した先に、シレンの目も釘付けになる。 『秋葉原駅』と書かれた建物の入り口に氷の塊が置いてあった。 街のオブジェとしては異質であるし、それ以前に明らかに邪魔だ。 氷の中からは鮮やかな赤色や青色が浮かび上がっているが、 同時に露出した肌色を見つけた瞬間にシレンは冷や汗を垂らした。 そして中身を確認できる程まで近づいた時に不安は確信へと変わっていた。 「こりゃひでぇな・・・・・・」 「カ、カチンコチンなのよ・・・・・・」 彼らが見つけたのは氷付けにされた泉こなたという少女の姿であった。 氷像と言うには余りに不恰好で、一部が欠けて周囲に散乱している。 腕も欠けていたが、何より頭が無い。 首の上から全て砕かれてしまっているようだ。 すると周囲に転がっている氷の破片の正体も容易に想像できる。 溶け出して、剥き出しになっている肌色とピンク色が入り混じったシャーベット、 考えるまでも無く少女の亡骸であろう。 シマリスはとっくに両目を閉じてシレンの首元に抱きついている。 (水龍系のモンスターでもないとここまで凍らせることはできないな) 断面を見るために持ち上げてみるが冷たさのあまり思わず手を離してしまう。 ガタンと音を立てたが、ヒビが入ることも無かった。 唾を飲み、改めて首元に顔を近づけていくと、不恰好に広げられた断面が広がっている。 (デイバックもなしか) あらゆる物を詰め込むことができる魔法のアイテムも近くに転がっていない。 大方、下手人が持っていったのだとシレンは推測する。 本来つけてあるはずの首輪も無いが、同時に砕かれたのか持っていかれたかは不明だ。 「シマリス、ここを離れるぞ」 遺体に関する分析を終えたシレンはシマリスに声をかけた。 少女の惨状を見たら誰もが彼女が殺されたのだと想像できる。 だからシレンは逃げの一手を選んだ。 別にシレンは、少女を殺した犯人に怒りが湧かないほど薄情ではない。 未知の力を持つ相手に手ぶらで立ち向かうには無謀にも程がある。 トドにアイテムを盗まれたからって、追いかけることばかり考えているといらぬ罠を踏んでしまう。 泥棒と殺人を同列に扱うわけではないが、 一時的な感情に身を任せると明日は我が身、悲惨な末路を辿ってしまうのは変わらない。 「待ってくださいシレンちゃん!何かがこっちに向かってくるのでぃす!」 「何?」 「今までに聴いたことのない叫び声なのでぃす!」 シマリスはそう言うが、周りをざっと見回しても獣の影は見つからない。 獣の聴力でやっと聞き取れるということは、そこまで近づいてきていないことだ。 獣の正体が参加者か、あるいは参加者の支給品かはまだわかるはずもない。 「しょうがない隠れるぞ」 「はいなのよ!」 シマリスを胸に抱き、シレンは駅の向かい側にある出店に走って身を隠そうと試みる。 殺害者が現場に戻ってくる可能性が無いとは言えないが、新たに訪れる参加者かも知れない。 自分達と同じように血に塗れた遊戯を好まない参加者ならば協力を結ぶことができる。 もしも危険人物であれば即刻逃げたいところだが、獣の足から逃げ切る手段は持ち合わせていない。 ならば通り過ぎるのを待っている方が良い。 もちろん危険はある。 だが、ダンジョンを潜り抜けるには運のみならず、入念な下準備が必要である。 早い内に協力者を増やして装備を充実させておきたい。 それを怠って素手で強敵と戦う事は絶対避けるべきなのだ。 程なくして、少女の亡骸の前に白い影が姿を現した。 ● 「なんとか巻いたようだな」 「本当危ないところだったよ」 ピンクの悪魔から命からがら逃げ出したかみなりは、ハンドルを握っていない方の腕で胸を撫で下ろす。 バイクなど運転したことなかったが、最近の機械はどうにも融通が利くらしい。 アクセルを踏めばスピードをあげるのはもちろん、操縦しなくても曲がり角を自動的に曲がってくれる。 危険が去った今からすれば、風を受けながら街中を疾走するのは気分がいいものだ。 事が全て終わった後なら、バイクの免許を取るのも悪くないと思う。 「とは言ってもこの姿じゃ免許も取れないがの」 「当たり前じゃないか。 契約してくれれば肉体は成長させるぐらいはしてあげるけど」 かみなりの願いはあくまで元の老人の体に戻ることであり、大人の女性に生まれ変わることではない。 しつこい上にこちらの要望さえもまともに取り扱わない営業マンとは、今までで一番性質が悪いかも知れない。 何を言っても無駄なので、無理に追い返すのはもう諦めることにした。 (別にそんなことはのび太の友達のロボットにあえば解決することだ。 それよりも・・・・・・) このまま家に帰っても謎の少女Aと扱われてしまうが、 どの道、彼の道具の原因なら戻してもらうことも可能なはずだ。 しかしのび太はもう帰ってこない。 今のキュゥべえの願いでも叶えることはできないというし、そんな奇天烈な力に頼りたくも無い。 そもそも死んだ人間が生き返ることなどあってはならない。 死んだことが無かったことになるのなら、今、必死に生きている人達はどうなる。 これまで家族のために国のために、あるいは何かのために命を削り、そして死んでいった者達はどうなる。 野比のび太だけを特別にしてしまっては、彼らの立つ瀬が無い。 無いのだが・・・・・・ (恐らく、納得してくれないだろうな) どれだけ理屈を並べたところで彼の家族は受け入れられるはずもない。 こんな語り文句なんて、赤の他人だから言えることだ。 テレビで交通事故や殺人事件で親しき人間を失った遺族を見たことがある。 泣きじゃくりながら無念を綴っている彼らの悲しみは、画面越しからでも伝わってきた。 彼らは大切な人に会えるというのならば禁忌を犯すことさえ厭わないだろう。 のび太の母親や友人も、彼を生き返らせる方法があるならばそれに縋り付いてもおかしくない。 それこそ胡散臭い悪徳セールスマン相手でさえもだ。 だからこそ一刻も早く彼女と会って、慰めてやらなければならないのだ。 「で、やっぱり契約するのかい」 「しないと言っただろ・・・・・・おや?」 電気街に入ってしばらくした後、何やら奇妙な物体が見えてきた。 太陽が照り付けてくるこの天候だと、思わず触りたくなってしまう透明の氷。 触ったらひんやりとしてきて気持ち良さそうだ。 されど街中に転がっている物としては不自然である。 どこの業者が落としたのだろうか、などと暢気なことを考えていると、 ここが殺し合いの場所であると改めて思い知ることになった。 「あ、あれは!?」 ● 「まさかこんなことになっているとは・・・・・・」 「氷付けにした上で砕く、これは大掛かりな装置でもないと無理だろうね」 目にしたものは女子高生の遺体であった。 制服のデザインは今自分が着ている物と同じものだ。 人間一人を固めるなんてどんな魔法を使ったのだろうか。 彼女を殺した犯人はどんな人物なのか。 犯人はまだ近くにいるのだろうか。 疑問は尽きないが、かみなりのできることは一つしかない。 (まだ若いのに可哀想に・・・・・・) バイクを止めたかみなりは、両目を閉じ、手の平を合わせた。 のび太と同じく、まだ若いのにその芽を摘まれてしまった可哀想な命だ。 たくさん遊んで恋をして、結婚して家庭を持って、次の世代に命を繋いでいくはずだった者だ。 「どうする?僕なら死体をまともな形に戻すことはできるけど」 「少し黙っていろ」 顔も判らぬ少女にせめてもの祈りを捧げる。 坊主のように高尚な御経を唱えることはできない。 凍っているから綺麗に着付けてやることさえ不可能だ。 こんな有様では成仏さえできないのかも知れない。 時間も道具もないからこれで精一杯だ。 添えてやる線香すらないのが口惜しい。 「終わったかい?」 「先を急ぐぞ」 黙祷を終えて、バイクに腰掛けた時であった。 浅紫色の栗鼠がハンドルの上に立っていたのだ。 両手で抱えているのはデイバックであろうか。 栗鼠の大きさに合わせているのか随分小さい。 ゴマのような眼球がクリっと動き、栗鼠は首を大きく横に傾けた。 「いぢめる?」 「なんだお前は?」 よく見ると首元に銀色の輪が巻かれていることを確認できた。 この栗鼠もキュゥべえと同じように参加者なのだろう。 キュゥべえがしゃべる犬なのだから、しゃべる栗鼠がいても今更驚かない。 なのだが、この栗鼠はどこから潜り込んできたのだろうか。 「契約する?」 栗鼠と同じように首を曲げるキュゥべえの言う事は無視。 殺し合いに乗っている素振りは見られないため、 ここは小動物から話を聞いておくのも悪くはない。 「なあ、お主は一体どこからきたんだ?」 「いぢめる?ねえいぢめる?」 「契約する?ねえ契約する?」 バックを盾にして硬直している姿は怯えているようにも見えた。 そういえばのび太もいじめられっ子だった。 この栗鼠もいつ死ぬかも知れない不安なだけなのだろう。 「いじめんから話を聞かせてくれんか?」 「本当にいぢめない?」 「本当にいじめない」 「本当に本当にいぢめない?」 「本当に本当にいじめない」 「僕と契約したら、誰にもいじめられないようにもできるよ」 「お前は黙っとれ!」 キュゥべえの口を塞ぎ、笑顔の横で空いた片手を開いて見せて敵意が無いことを示した。 「シマリス、そいつらは敵じゃないみたいだからそこまで警戒しなくてもいいぞ」 「シレンちゃん、この人達シマリスと契約するの?」 「いやそれは違う」 この生き物はキュゥべえとは別の意味でややこしい。 いつのまに論点が摩り替っていることにため息を吐いた。 どうやらこの栗鼠はシマリスというらしい。 「してお主は誰だ?」 「俺はシレン、風来人さ」 シレンと名乗った男は、昔の旅人と彷彿とさせる格好をしている。 持ち上げた傘から覗かせる面構えは若者の癖に頼もしく見える。 後は腰に長脇差でも下げていれば立派な風来坊だ。 時代劇の役者なのか中々様になっていた。 それだけに不釣合いな洋物のバッグが惜しい。 「なあお嬢ちゃん、俺達は見ての通り殺し合いには乗っちゃいない。 だから色々と聞かせて欲しいことがあるんだが・・・・・・」 お嬢ちゃんだと?と目を顰めたが今のかみなりは紛れも無く幼い少女。 近所の空き地で遊んでいる子供達と同じかそれより少し上ぐらいだ。 男はバイクの方に興味があるようだが、自分としても是非聞いてもらいたいこともある。 (ここは言っておいても良いかもしれん) 自分をこのような姿に変えた機械についても話しておいて良いか。 信じてもらえなくても子供の姿だから戯言として聞き流されるだけだ。 シレンに応じて、かみなりは会場に呼ばれてから起こったことを全て話し始めた。 ● 「美女化マシンに魔法少女、おまけになんでも食べるピンク玉ねぇ・・・・・・」 「そ、それは本当なんでぃすかー!?」 「嘘だというなら信じなくても良い! けど現にワシはこうなっているんだから仕方が無い」 「本当?ねえ本当なの?」 説明をし終えたかみなりは腕を組んで鼻を鳴らしてみせた。 シマリスは両手を上げ体を後ろに反らしている。 驚きの表情が張り付き、大きく開かれた口からは小うるさい言葉が溢れてくる。 しかしシマリスのリアクションには反対に、シレンはかみなりの言う事をそれほど疑うことはなかった。 目の前に出された機械は人間を少女に変える力を持っているらしい。 キュゥべえは少女の願いを叶えて『魔法少女』にする力を持っているらしい。 何でも吸い込むピンク色の瓢箪がいるらしい。 かみなりと名乗る少女が元々老人だということは少し驚いたが、 シレンには彼女が嘘をついているとは思えない。 (ブフーの杖なんてもんがあるぐらいだし、このカラクリは本物なんだろうな。 ピンク色の瓢箪は形からしてマゼルンじゃないみたいだが、危険な魔物だということは確かだ) ブフーの杖はあらゆる物を肉に変え、その肉を食すと元々のモンスターに変わる。 マゼルン系統の魔物は武器や盾を飲み込んでしまう。 だから性別を変えるカラクリや大食らいの魔物がいたところでおかしいことはない。 「わかった。あんたの言う事を信じるさ」 「信じてくれるのか!?」 「本当なのシレンちゃん!?」 「まあ俺も結構不思議なことに巻き込まれているからな。 それよりこのカラクリはあまり動かさない方が良いと思うぜ」 「そうだな、これはしまって置いた方がいいな」 「これを使うと女の子に・・・・・・ゴクリ」 「君を人間にすることぐらいはできるけど」 「私よりもキュゥべえちゃんを女の子にしてみたいのよ」 「それはお断りするよ」 何か企んでいる小動物達を置いといて、かみなりは機械を自分のバックに入れた。 同時に"でぃほいーる"もしまい込み、改めてバックの凄さを思い知る。 やはりこの魔法のバックは絶対に持って帰りたいものである。 (それよりもキュゥべえの契約ってのが引っかかるな) シマリスとじゃれている白い生物は少女の願いを叶えることができるらしい。 制限さえなければ願いに上限は無く、それこそ死者蘇生や時の逆行すら可能にするとか。 本来ならばそのような権利を手に入れるには相応の苦難を乗り越える必要がある。 優れた道具を手に入れるには対価が必要なように、 凶悪なモンスター達を凌ぎ、意地悪な罠の数々に耐えることで初めて手に入れることができるのだ。 対し、キュゥべえが望む対価は『魔法少女として魔女と戦う使命を負う』、 ただそれだけだ。 (例えば叶えた願いによって戦う魔女のスケールが変わるとか? それだと他愛も無い願いなら弱い魔女で済むかも知れないが、 天地が引っくり返る願いならとんでもないものを相手にしなければならねえな。 それこそ大災害とも言えるほどのとんでもない魔女と戦うとか・・・・・・) 契約というからにはそれ相応の対価を払わなければならないが、 逆に言えば対価以上の資金を用意する必要はない。 原価100ギタンのものは店の取り分を含めても、原価1000ギタンの商品の売値を上回ることはないのだ。 ぼったくりでさえ、両者の価格が均等になったり逆転することはありえないのである。 キュゥべえが言っているのは、未識別のこん棒と妖刀かまいたちを定価10000ギタンで売るようなこと。 詳細が明らかにされていない以上、下手に手を出すのは危険である。 「ともかく早く電車ってのに乗ろうか。ここにいちゃ危ねえからな」 「そうだったんでぃす。シマリスとしてはこんな物騒なところから一刻も早く離れたいのでぃす」 「練馬区なら電車を使ってもいけるし、せめてそこまでは一緒にいよう」 かみなりに聞いたところによると列車は動く箱らしい。 金さえ払えば馬よりも早く目的地まで運んでくれる便利な乗り物だ。 電車に乗ったら、キュゥべえから改めて魔法少女の事を聞き出してみることにした。 (やることはいっぱいあるが、とりあえずはかみなりさんを守るか。 そしてお前の本性暴いてみせるぜ、キュゥべえ) ● (そろそろ潮時かな) ピンクの悪魔から逃げ延びて助かったかと思えば、 次に現れたのは時代錯誤の男としゃべる栗鼠であった。 後者はともかく前者の三度笠の男が曲者だ。 彼の視線は自分の契約をたびたび阻害している、黒い魔法少女と同じものだ。 いずれこれから動いていく上での障害となる。 (かみなりにもあまり価値はないし、頃合を見て逃げた方がいいか) 性別と体格を変える機械を見せられた時、キュゥべえは既にかみなりを見限っていた。 いくら体が少女でも、成熟した壮年からはそれほど強い絶望は期待できないであろう。 まあ枯れ木も山の賑わいと言うから、足しにならないことはない。 優先順位でいけば圏外に値しているってだけで。 (後はシマリスぐらいだけど、あれとは別の意味で契約できるかどうか) しゃべる栗鼠など地球の生態には存在しないはずだが、別段興味を持つほどのことではない。 別のインキュベーダーが叶えた願いでああなったのか、あるいは文明レベルの低い星の住人であろう。 栗鼠を魔法少女にした前例は無いからもしかしたら不可能かも知れない。 しかし精神年齢は低いので、魔女になればかみなりよりは遥かに大きな絶望が期待できる。 (まあリスクも大きいようだし、逃げ出す算段をしといた方がいいね) もっとも魔法少女にするためにはまずシレンをどうにかしなければならない。 片方は魔法少女にしても旨みは少ないし、もう片方に至ってはできるかどうかさえわからない。 ハイリスクローリターンってやつである。博打など明らかに非合理的だ。 「さっきから何を見ているんでぃす?」 逃げ出すタイミングを伺ってきたとき、 シレンの肩に乗っていたシマリスの首がくるりと回ってキュゥベえの方に振り向いた。 そのままシレンから飛び降りて、一回転した後キュゥべえの前に着地する。 微かにコンクリートを打つ音が響き、キュゥベえは足を止めた。 シマリスは小さな眉を吊り上げて、キュゥべえを視界から外さないように見据えている。 シレンとかみなりも異変を感じて二匹を凝視し始めた。 「・・・・・・まさか!?」 (感づかれた?) まさかシレンよりも早く自分の計画に気づいたというのか。 ここは無理してもシレン達から逃げ出すべきであったか。 判断ミスをしてしまったかも知れないと思い、キュゥべえは唸り声を上げる。 そんなキュゥべえの心情を知ってか知らぬか、シマリスは指を差して高らかに叫んだ。 「シマリスからシレンちゃんのマスコットポジションを奪い取ろうって魂胆でぃすね!」 「わけがわからないよ」 【千代田区 秋葉原駅内/一日目・午後】 【シレン@風来のシレン】 【状態】 健康、満腹度90 【装備】 【道具】 基本支給品一式、ランダム品1~3(確認済み。武器の類は無し) 【思考】基本:参加者が全滅する前に主催者を倒し、邪神の復活を阻止する 0:電車に乗る 1:シマリス、かみなりさんと行動。まずは練馬区に向かう。 2:キュゥべえを警戒。電車に乗った後に魔法少女について詳しく聞き出す予定。 3:冷静な行動を心がける。 4:役立ちそうなアイテムを集める。 5:コッパはいるのか? 6:デイバッグは持ち帰りたい。 ※キュゥべえから魔法少女の話を聞きました。 まだ語られていない部分があるのではないかと疑っています。 ※カービィの情報を聞きました(ピンク色の瓢箪で、人であろうとなんでも食らう) 【シマリス@ぼのぼの】 【状態】 健康 【装備】 【道具】 基本支給品一式、ランダム品1~3 【思考】基本:生き残って森に帰る。 0:マスコットポジションは渡さないのでぃす! 1:シレンちゃんに守ってもらう。 ※キュゥべえから魔法少女の話を聞きました。 ※カービィの情報を聞きました(ピンク色の瓢箪で、人であろうとなんでも食らう) 【かみなりさん@ドラえもん】 [状態] 美少女化(外見年齢は中学1~2年生程度)、主催者に対する怒り [装備] ひのきのぼう@DQシリーズ、陵桜学園高校女子制服(冬服)@らき☆すた [道具] 基本支給品一式、美女化マシン@カオスロワオリジナル、元のかみなりさんの服、ホイール・オブ・フォーチュン [思考・状況]基本 殺し合いには乗らない。 0 電車に乗る 1 シレン、シマリスとともに練馬区へ向かう。 2 自宅のある練馬区に帰る。 3 知り合い(特に野比玉子)と合流したい。 4 最終防衛システムを警戒。 5 キュゥべえは好きにさせておく。 ※最終防衛システムを殺し合いに乗っていると判断しました。 ※キュゥべえが語った魔法少女の話をあまり信じていません。 ※美女化マシンの使用回数制限、変身持続時間は後続の書き手にお任せします(現在2~3時間経過・1回使用) 【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】頭部にダメージ小、自分が死ぬことを自覚済み 【装備】無し 【道具】基本支給品一式、ランダム品0~2・本人確認済み 【思考】 基本 自分の制限の解除方法を探す バトルロワイアルを利用して魔法少女を増やし、制限が解除されるまで自分を守ってもらう(嘘はつかないが自分の不利になる事は言わない) 0 かみなりさん達と離れる。 1 可能ならシマリスとかみなりさんを魔法少女にする(ほとんど諦め)。 2 無駄死には可能な限り避ける。 3 最終防衛システムとシレンを警戒。 4 できれば巴マミと合流したい。 ※最終防衛システムを殺し合いに乗っていると判断しました。 ※カービィについてある程度の情報を持っているかもしれません。 ※かみなりさんが元々老年の男性だったことを知りました。 【個人制限・特殊能力】 ※一度死ねば、肉体の復活はありません ※薄い壁を通り抜けることができます ※魔法少女契約は可能ですが、ロワ全体に影響をもたらす願い (会場からの脱出、死者復活、首輪解除、主催者死亡など)は不可能です ※魔法少女とのテレパシー会話距離は後続の書き手さんに任せます 054:てんじょーおーとのそうぐう 投下順 056:パルマーC「強いられているんだ!」 054:てんじょーおーとのそうぐう 時系列順 056:パルマーC「強いられているんだ!」 029:脅かされるマスコットポジション シレン [[]] 029:脅かされるマスコットポジション シマリス [[]] 033:白い悪魔とピンクの悪魔 かみなりさん [[]] 033:白い悪魔とピンクの悪魔 キュゥべえ [[]]
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/25.html
た行 た 達人王おじさん ち 地下 ちょっとうまい人 つ て 天の声 と 怒首領蜂大復活 怒首領蜂最大往生 ど!
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/5.html
雑談などでよくある質問をまとめています。 合成・編成について質問1 質問2 ストーリー・クエスト攻略質問1 質問2 その他質問1 質問2 [部分編集] 合成・編成について 質問1 回答1 質問2 回答2 ストーリー・クエスト攻略 質問1 回答1 質問2 回答2 その他 質問1 回答1 質問2 回答2
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/4.html
配信タイトル イベント名 開始日時 終了予定 怒首領蜂最大往生 2019年1月9日 1月17日 チェイス H.Q.(予定) 1月18日(予定) 1月24日(予定)
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/24.html
さ行 さ し す ストロングゼロ せ 性欲お化け そ
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/6.html
コメントを書き込む前に コメント欄での【煽り、叩き、晒し、荒らし】を禁止します。 当wikiおよびwiki管理人は運営様とは一切関係がありません。ゲームに関する苦情等はwiki管理人に送られても対応できません。 フレンド交換は、フレンド交換ページをご利用ください。 質問する前によくある質問をよく読んで同じ質問がないか確認してください。 wikiに掲載されている内容が【最新とは限りません】。気づいた点があれば、編集するか、コメント欄に情報をお願いします。 名前
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/22.html
は行 は ハゲ ひ ヒドイ ふ ぶっさwコミュ抜けるわw フラグ へ 変蜂 ほ ホモ ボロン
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/akiba_hey/pages/11.html
アイコンと書かれている部分を image(画像URL,title=画像名,linkpage=図鑑/カード名)とすると 画像リンクを張ることができます。 image()の詳しい使い方はこちらのガイドを参考にしてください。 名称:テンプレート1 レアリティ:☆1 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 普通 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル1