約 644,325 件
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/46.html
出典:AKB48で百合萌えPart2 レス:498-501 「今日うちに飲みに来ない?」 その一言が事の始まりだった 「あーそれにしてもAKB48、この先どうなるんだろうね」 「この先って考えすぎじゃない?」 「だって昨日はフィスが卒業発表したし、陽菜だって心配じゃない?オリメンだってどんどん減ってるわけだし」 「んー考えるだけ無駄だと思う」 「ここでno3bかい…」 ──カラン 落ち着いた雰囲気の中グラスの氷が音をたてる 「優子だって新しいドラマ決まったんだって?」 「まあね」 「でさーキスシーンあるとか」 「何で知ってんのよ」 「麻里子から聞いた」 麻里子…陽菜にはキスシーンのこと言うなって言ったのに… 「あー…うん」 「ふーん、陽菜にはキスしてくんないのに他の男とはするんだ」 は? 「え?だって仕事だし…」 「じゃあーそんな仕事熱心な優子ちゃんに提案でーす」 「な、なによ」 「陽菜とちゅーの練習しよう!」 は?何その突拍子もない提案 ちょっと…いやかなりドキドキしてるけどこれはマズイでしょ 「て、ていうか飲みすぎじゃない?そろそろ寝ようよ」 「寝かせないよ?」 そんな言葉が耳に届いたかと思えば──塞がれた 実際には2、3秒 その時間はすごく長く感じられた やばい。今の私絶対に顔真っ赤だ 「優子照れすぎだよ。そんなんじゃ本番で上手く演技できないよ?」 演技とかじゃなくて、今はあんたが相手だからめちゃくちゃ照れてるんだっつーの… 「相手の人がもっとテクニシャンだったらどーすんのよ」 「な、テクニs「こんな風に」」 言いかけた台詞は陽菜の言葉とその唇に塞がれる 噛みつくようなキス ちょ、ちょっと待って 陽菜上手すぎなんですけど… そんなことを考えていると何かが侵入してくる 「?!」 ドラマのキスシーンで舌入れてくる人なんているわけないでしょーが… そんな事を考えてる余裕があったのも束の間 あまりの上手さに砕ける腰 伸ばされる腕 引き寄せられる身体 溶け合う唇 どれくらい経っただろうか しばらくして彼女が離れる 「気持ちよかった?」 「…っ」 「腰砕けちゃってたもんね、あはは」 笑い事じゃないよ… 「たぶんねーキスシーンの撮影が終わったら優子はきっと陽菜のとこに来るよ」 『なんで?』 口に出そうとしたら彼女が耳元まで近づいてきて 私だけに聴こえるボリュームで囁いた 「もう優子は陽菜のものだからね」 おわれ
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/11.html
出典:AKB48で百合萌え レス:536 携帯の画面に食い入っている才加は、ワナワナと身を震わせた。 (さえに甘えちゃう…さえに甘えちゃう…) 心なしか、携帯がミシミシと音を立てているような。 (第一、男前ってなんだよ男前って!佐江は可愛いんだっつーの) 余りにも真剣に思考を巡らせていたせいで、背後から愛しい人が近づいてきたのも気づかず、 「なーに見てんの?真剣な顔してぇ~、あ、めーたんのブログだぁ」 口から心臓が出る、というのを初めて経験してしまった。 落ち着け私、落ち着け。心の中で唱えて、振り返る。 「ん、お疲れ」(冷静になれ、私) 「お疲れだよ~なになに?才加もめーたんが気になるんだ?」 目を反らさず、隣に座る佐江。 いつも感じる。この距離は、くすぐったい。 「いや、別にそーいうワケじゃ」(も、ってなんだよっ) 携帯を畳むと、カバンに視線を向け、乱暴に突っ込んだ。 「なぁんかめーたんには甘えちゃうんだよねぇ。そうさせる雰囲気があるってゆーか」 「ふーん」(じゃあ私はあんたのなんだっつーのよ) (周りに誤解されるようなこと、平気で言うくせに) 視線を佐江に戻せないのは、先ほどまでの苛立ちが、顔を覗かせたから。 「で・も!」 言葉と同時に、二の腕に佐江の体温が伝わってきた。 「?」 やっと顔を向ける。 「才加に甘える権利だけは、誰にも譲れないんだぜぇ?」 いたずらっ子のようなニヤリ顔で、佐江は恥ずかし気もなく言ってのけた。 (だからそうやってっ…) 多分、少し、頬が赤くなっただろう。気づかれたかもしれない。 けれど、ごまかし方が…わからない。 「この膝枕もっっ!」 勢いよく、佐江は頭を預けてきた。 「なっ……ちょ、今の痛いよっ」 こんなキツい言い方は、普段ならしない。 だが、言われた佐江は気にする素振りもなく、 「私だけのモノだよっ!」 と、満面の笑みで才加を見上げている。 (かなわない、なあ…) 私をヤキモキさせるのも佐江なら、私を温めてくれるのも、佐江。 (わかっちゃいたけどね…、でも) 私はそんなに、優しくないから。 「勝手に決めるな」 と、佐江の頬を軽くつねってやるのだ。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/21.html
出典:AKB48で百合萌え レス:685-686 それは突然 ライオンに襲われそうになるところから始まって 大きな口がガオーって開いたから ああもう駄目だって目を閉じた 「っおわぁ!!!」 「ぅゎっ!!」 次の瞬間目を開けたら目の前に顔 びっくりして彼女が飛び退いた拍子にぶつかった椅子で、ここが保健室だって思い出した 「ごごごごめん!」 「花ちゃん?」 あ、あたし風邪引いて寝てたんだ じゃあさっきのライオンは夢だったんだ まだ熱があるみたいで、ちょっと体が重くてだるくて動くのもキツいなーって思ってたらひんやりする額 だいじょーぶ?柔らかい声が降ってくる 冷えピタが気持ちよくて目を閉じて頷いた 「ずっと看てたの?」 「優子の可愛い寝顔ずっと見てた」 優しい笑顔してるんだな、って見えなくても分かる 少し照れくさくて鼻まで布団を被ると前髪がさらりと流れて、それを追うように花ちゃんの指が走る 「じゃああたし戻るね」 「うん」 パタパタ床を歩くスリッパが保健室廊下の境目、一瞬だけ止まって それはそれは小さな音でそれはそれは嬉しそうな声がカーテンの隙間を縫って耳に届く 「奪っちゃったー」 懐かしいコマーシャルの台詞、だったと思う それは突然 ライオンに襲われそうになるところから始まって 反射的に指先で触れた唇はちょっとだけ ほんのちょっとだけ熱かった END
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/25.html
出典:AKB48で百合萌え レス:744-748 公演が終わり皆がそれぞれ帰り支度を始めている そんな中一人そそくさと楽屋をあとにして廊下に座り込んだ 季節に沿う乾燥した空気に張り付く喉が、一つ大きな咳をする ゆっくり立ち上がれば直ぐ様立ちくらみに襲われて壁に寄りかかった 「きっつ…」 ガンガン痛む頭、それに合わせて揺れる視界 近年稀に見るだるさに体が包まれて、無理を押して公演に出た事を少しばかり後悔した 一応気付かれないように振る舞ってはいたものの、逆に悪化の原因になってしまったかもしれない まあここまで分かりやすい風邪を引いて"気付かれないように"は無理があるかもしれないが あの子に心配をかけたくないと言えばただの強がりになるだろうか 虚しく続く廊下を覚束無い足どりで進むが体力の限界なのか、下に降りるのもままならない 楽屋とは別の空き部屋で少し休んでから帰ろうとドアノブを捻る その瞬間白く霞む世界、体が浮いたような感覚と共に消えていく意識 一瞬本当にどこかに飛んでしまっていたようで、気付けば床に座り込む自分 「大丈夫ですか?」 と、今にも泣きそうな声 返事も出来ずに出される肩を素直に借りて、よろよろ入った空き部屋のソファに乱暴に座った 適当に道具を片付けただけだろうけど、これはこれで助かった それと同時に声の正体が明らかになる いや、実際聞いただけで分かってはいたんだけど 同じように隣に座って心配だけど半分怒ってます、と書かれた顔 その落書きを消してやろうと指先で頬に触れる しかしなかなか表情は消えてくれずに、ますます怪訝さを増した 相変わらず私の変化に鋭い 唯一嘘を突き通せない人 「どしたの、明日香」 「どうしたじゃないでしょ」 「ん?」 たまに優しく話しかけたと思えば無愛想に返すんだからこの生き物の扱いは難しい 顎の先まで落ちた指先を掌ごと包む彼女の両手 「今日、手凄い熱い」 「そーなの?」 「おでこも」 「へー」 いつものように無関心な相槌、それを気にせず額に触れる手の平が冷たくはなくても心地よくて 一つ深い息と共に目を閉じれば、ふわり抱き締められる 髪を撫でられる事に違和感を覚えるのはいつもと逆だから 背中に手を回したのはもっともっと近くに居て欲しいから ふいに額を肩に押し付けたのは何だか照れくさかったから 抱き締められる力が強くなったのはそれに気付かれたから 「なんで、言ってくれないんですか」 これ以上なく優しい悲しい声は彼女が自分を責めてるから そんな事聞いたって、最初から私が言う気がないの知ってる癖に 私だって、彼女の前で"気付かれないように"なんて無理だと分かってた ただ、余計な事考えさせたくなかっただけなんだ それはいつも逆効果だと知っているけど、やっぱり私はただの強がりらしい 一緒に帰るまでに治る訳なんて無かったのだから 「明日香は、言わなくても、分かってくれるから」 途切れ途切れの言葉に、彼女は一回鼻を啜った 肩口から顔を上げて、今度は私が髪を撫でてやる番だ 指に絡まない長い髪 小さな輪郭を両手で確かめる どちらのものか分からない暖かさが安心感を誘った 好きな人に触れるって なんでこう 心地いいものなのか ぼんやり考えていたら自身の深呼吸を追うように 「あたりまえじゃないですか」 震える声が室内に、頭の中に響いた 指先はもう一度頬に触れる、さっきの落書きはすっかり消えてしまっていた 「ずっと、花ちゃんしか…」 「いいんだよ、それで」 分かってる いつも私を見てくれてる事くらい、もうとっくの昔に とっくの昔に、私もそうだったから どちらが弱っているのか端から見たら分からないであろう状況に少し笑いが零れた 怠すぎた体も、ほんの少しだけ楽になった気がする まあ特効薬と言えばそうかも知れないが、なんだかありがちな感じがしてまた一人笑い それを合図にゆっくり立ち上がった彼女、同じく立ち上がろうとすれば肩を押されて制される 「どこ行くの?」 「楽屋から薬取って来ます」 今特効薬がどうとか思ってたのに 要らないと言えば怒られるのは明白だったので、無言の抗議に乗り出した 袖を掴むくらいの力は充分にある 振り返った不思議そうな顔に目で訴えてみる そんなの後でいいから もっともっと近くに居てよ 深呼吸なのか溜め息なのか、息を吐いた後再びソファに座る 優しく愛しい柔らかい笑顔は私と考えが一緒になったから 「酷くなっても知りませんよ」 体に染みる声と同時に、肩に頭を預ける 「風邪移っても知らないよ」 「花ちゃんが治るなら喜んで」 「…ばーか」 吐いた悪態を飲み込んで、彼女も私に頬を寄せた END
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/13.html
出典:AKB48で百合萌え レス:564-566 番組の収録が終わったあと、もう一周乗せてもらえることになった。 撮影ということで入ってたカメラさんも降りて、本当に二人きり。 心臓の音が大きくならないように気をつけたかったけど、どう気をつければいいのか分からなかった。 「あ、すごい、ホラ」 さやかが空を指差す。 窓の外に広がる空は、さっきよりも赤く染まっていた。 夕陽がビルとビルの間に沈んでいこうとしているのが遠くに見える。 「うわすっげぇ!」 「あっちもきれいだよ」 さやかが差す方は薄い紺色と濃いオレンジが混ざってて、どうしたって絵の具じゃ出せないような色に染まってた。 こういうの見ると、なんか自然ってすごいなぁって思う。 単純かもしれないけど、すごい嬉しくなっちゃう。 あー、見れてよかったって。 それが好きな人となら、なおさらだ。 「めっちゃきれー…」 「…うん…」 夕陽に照らされるさやかの横顔はすごくキレイだ。 まるでライトアップされてるように、橙色がさやかの横顔のラインを淡く照らしてる。 目を細めて空に見入るさやかを見てると、少しだけ悲しくなる。 せっかく一緒にいんのに。その横顔もキレイだからいいけどさ。 そんなことを思ってたら、さやかがふいにこっちを見た。 「何、なに見てんの」 「え、あ、いや」 急にふられてしどろもどろになる。 まさかさやかを見てました、なんて言えないし。 でもさやかの目はもう空を見る気配はなくて、あたしの答えを待ってる。 「なんだよ宮澤ー」 「ちーがうって、あの、さやかの、さ」 「あたしの?」 ヤバイ。 どうしよう。 「えっとー、眉毛!」 「は?」 「たくましいなぁ~って」 「え、何ケンカ? ケンカですか?」 ぶはっと思わず吹き出すと、わざとらしく眉間にシワを寄せてたさやかも一緒に笑って、観覧車の中は笑いに包まれる。 さっきまであたしだけが感じてた、ちょっと張り詰めたような空気はすぐに吹っ飛んだ。 「なんだよもー、っていうかせっかく乗ってるんだから外見なよ」 「あ、はぁい、すいませーん」 「あたしじゃなくて観覧車に謝れ」 「すいません観覧車さんっ」 椅子を撫でながら言うとまたさやかが笑った。 あたしの視線には気付いてないみたいでそれに安心する。 でも心臓はなんでかさっきよりも速くなってた。 また空を見てるさやかを見ながら、やっぱりそのまま外を見ててほしいと思った。 だってそしたら、あたしはさやかのこと見れるから。 こんな近い距離でずっと見てんのはちょっと難しいけど。 でもあたしは、色んな色に染まる空よりも、それに見とれるさやかの方がもっと見たいから。 いつのまにか観覧車はてっぺんまで来てて、もうちょっとゆっくりでもいいのにと思ってたら、さやかが「早いなぁ」と呟いた。 きっと意味合いは違うはずなのに、なんかちょっと嬉しくなって、やっぱあたしって単純だと思った。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/60.html
出典:【外交】AKB48で百合萌えPart3【歓迎】 レス:260-262 朝から新曲のPV撮影。 今日はお泊まり。 二人部屋なんだけど友とじゃなくて佐江と。 珍しいでしょ? 最近の佐江は髪切ってますます爽やかでかっこよくて目が合うと何だかドキドキする。 「今日は朝早かったから結構疲れたね。でもいいPVになりそうで完全するの楽しみだよ」 疲れたって言ってるわりには疲れた感じがしない。さすがゲンキングだ。 「今日は佐江と同じ部屋だね」 「智、朝ちゃんと起きれるの?」 「え?!佐江に起こしてもらうもん」 え?!って顔をして智の顔を見る。 「起こしてあげないよ~」 悪戯に微笑む佐江は一つ年上なのに何だか子供みたい。 「智、先に風呂入ってきなよ」 携帯を真剣にいじってる佐江。誰にメールしてるなんてすぐわかったんだけど。 「一緒に入る?」 なんて冗談で言ってみたんだけど 「ちょっと電話するからいい」 って断られた。別に冗談なんだけど。 携帯を真剣にいじる佐江の横顔がなんだか凛々しくてちょっとドキドキする。 あまり着なれないバスローブに身を包みお風呂を出る。 「あ、佐江入ってくるね!」 眠くなってベッドでうとうとしてたら 目の前に風呂あがりの佐江がタオルで短くなった髪を拭きながら 「智、風邪ひくよ…」 どこか違うとこを見て話す佐江。 気がついたら眠っててバスローブがはだけていた。 「キャッ!佐江のエッチ」 「え~?!何もしてないし」 口を尖らせて眉を八の字にして困る佐江。意地悪したわけじゃないんだけどそんな顔されると可愛いって思っちゃう。 「こんな格好で寝てたら朝起こしてくれる?」 「だから風邪ひくから」 「佐江があっためてくれたら風邪ひかないよ」 また困らせちゃったかな? 「もうそろそろ寝る?明日も早いし」 「佐江にドキドキして眠れないかも」 「え?!」 「な~んてね」 えへって笑って舌を出してみたけど高鳴る鼓動は止まらない。 これって恋心なのかな? 佐江には大事な人いるのに。 でも今夜だけは…。 「智と一緒に寝よう。いい?」 「いいよ」 あまりに嬉しくて佐江に抱きついちゃった。 「佐江?」 「ん?!」 「大好き…」 首に手を回して唇を重ねた…ビックリして目を見開く佐江にくすりと笑うと佐江も笑った。 「今だけ智だけの佐江でいて…」 明日の朝起きられる自信なんてない、むしろこの時間が止まってしまったらって思った。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/19.html
出典:AKB48で百合萌え レス:664-668 君の手相を診てあげよう ~あつゆう篇~ 寂しいときのあっちゃんはいつもよりもほんのちょっと体温が高い。 あっちゃんはなんか暑いねーなんて小さく笑うけど、それはあなたが私にくっついてるからです。 何にも言わずに私にひっついてくるときは大抵寂しがってるときなんだけれど、 今日はなんだかいつにも増してそうみたいで、だからつっこむのをやめた。 膝まで抱えちゃって。どうしたのかな。 でも超かわいいよね。言わないけど。なんか悔しいし。 私は足元に置いた雑誌をめくって見てるふり。 かまってオーラが隣で全力で発生中だけどわざと気付かないふり。 あっちゃんの拗ねた顔がすき。拗ねた声がすき。優子って呼ぶ声がすき。 でもなーんか悔しいなぁ。 だからやっぱり気が付かないふり。 抱える膝を小さくぺちぺち叩いて私に顔をあげろのサイン。 「んー」 ぺちぺち。 「んー?どした?」 結局やっぱり私が負けちゃうんだよ、これが。やっぱ悔しいけど超かわいい。 でもやっぱり悔しいから抱きしめてはやんないんだけど。 ひとがそんなこと考えてるだなんて知りもしないだろうあっちゃんが、また膝を叩く。べちべち。 ゆ、う、こ。ゆ、う、こ。リズムに合わせてぺちぺち。 んーってまた返事したら、自分の右手を広げて、手ぇ、と幼く笑う。 私も右手を広げると満足したように笑う。だめだ超触りたい。かわいすぎる。でも悔しいからしないんだけど。 てか私だいぶあっちゃんのことわかるようになってきたよね。 他の子じゃちょっとわかんないでしょこれ。 やっばいなぁ、大島優子キテるよねこれ。 あっちゃんが指を伸ばして私の手の平に触れる。 左手と右手だからやりやすいようにってなると 自然とお互いの体がちょっとお互いに向き合う形になる。 体もそうだけれど手もあっちゃんの方がおっきくて、指だって私なんかよりずっと長くて、 それが手の平に踊るように動いて、なんか不思議な感覚。 それをぼーっと見ていたら、手相みたげるって知ったかぶりの子供の声が響いた。 好きにしてくださいなってことで、成り行きを見守る。 それにしてもいきなり手相だなんて、麻里子あたりにでも吹き込まれたか。あいつめ。 「オオシマゆーこサンは、とても優しいです。」 「オオシマゆーこサンはとても前向き。」 占い師気取りで次々と読み上げるみたいに言う。 ふつーに恥ずかしいけど、とりあえず神妙に頷いておく。 「ゆーこは、いつも頑張ってる。」 「ゆーこはすごくかわいい。」 途中からもうなんか感想みたいになってきちゃってますけど。 しかもゆーこって。サンはもういいんだ。 気を紛らせたつもりだったけど、全然だめだったみたいで、 私の耳見て笑ったあっちゃんとばっちり目が合う。 うわすっごい恥ずかしいんですけど。絶対赤くなってるだろうしなぁ。 ますます赤くなってんじゃないかって気恥ずかしさの中、あっちゃんがニッと笑って、続ける。 「でも、ゆーこはセクハラ親父だから、恋人に呆れられないように気をつけましょう。」 「うあちゃー!」 思わず声に出る。うわー、そういうオチか。なるほどねぇ。 絶対、麻里子だ。こういうの大好きだもん、麻里子め。 Tシャツもらったけど。でもそれとこれとは別だしね。 あいたたた、デコを手の平でぱっちんしていたら、隣の空気が変わったのが判った。 大丈夫だよね、とあっちゃんが笑う。でもぜんぜん笑ってない。 あっちゃんは私を見ているけれど、でもあっちゃんの目には不安が映ってる。 あっちゃんが膝を抱えなおすふりをして少しだけ私に近付く。 ぴったりくっついているから本当に少しだけ。 それでももっと近付きたいって思うあっちゃんが愛しくて気が付いたら抱きしめていた。 膝立ちで上から強引に抱きしめる私の背中にすぐに回ってくる腕の力強さに少しだけ驚く。 愛されてるなって実感する瞬間。だから私の腕もますます強くなる。 ちょうど心臓のあたりにあっちゃんの吐息が篭って、私の体温をあげる。 外からも中からも心臓が熱をあげて、本当好きすぎてどうにかなっちゃいそう。 やっばいね、大島優子サン、キテるねこれ。 少しだけ腕の力を緩めると、あっちゃんも腕を緩めて私を見上げる。 さすが前田敦子さん。私の恋人なだけはあります。よくわかってらっしゃる。 そのまま唇をあっちゃんの唇へ。そっと触れた唇はとても熱い。 あっちゃんの肩に腕をかけて、もう一度キスをする。 上からのアングルで見るあっちゃんはいつもより可愛くて、いつもよりもキスに熱が入りそう。 もしかしなくても、その先も。 ゆうこ、と呼んだあっちゃんがちょっと険しい顔してる。 またなんかへんなこと考えてた、とちょっとだけ拗ね顔。前田さんそれ反則ですけど。 ていうかバレてた。表情にでやすいってのも困りもんだな。 魅惑のポーカーフェイスに相談っていうかコツ教えろって言ってみようかな。 「でもなんか」 あっちゃんの呟く声が好き。 「いつもと逆ってなんか新鮮だね」 それは私も思ってました。あっちゃん上からみることあんまないなぁって。 私ちっさいですからね。えぇ、すいませんね。 うん、やっぱなんか悔しい。こうなんていうか急にふつふつと。 「逆?」 「うん。いつもはゆーこが背伸びするじゃん。あれ可愛い」 わざと惚けた私に炸裂する不意打ち。 絶対、超真っ赤だわ私。まじ悔しいんですけど。 でも超かわいい。これはもうしょうがないよね。 仕返しは後でするとして。キスしたいと思います。 「じゃ、今日は逆の日ってことで。あっちゃん上に乗ってね。」 「は?」 「役割はいつも通りの感じで。」 「うぇ?」 「あっちゃん、自分で動いてねー。」 「ばっ!……ゆーこのセクハラ親父ッ!!!」
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/47.html
出典:AKB48で百合萌えPart2 レス:517-519 もうすぐバレンタイン とも、ともちん、佐江、才加で ともの家に集まってメンバーやスタッフに配る チョコをつくっていた 智「あんないっぱい買ってきたのにもうすぐチョコきれちゃう…」 佐「あー、ほんとだ…。さやかとともちんテレビみてるなら買ってきてよ」 友「えー…いまいいとこなのに」 才「ともちん!いくよ」 友「はーい…」 …バタン 佐江と2人きりとか、 ちょっときまずいな 早く帰ってこないかなあ 佐江「とも~みッ」 ビクッ 智「な、なに?」 佐「なに驚いてんの(笑)顔にチョコついてるよ。 つまみぐい、したんでしょ?」 智「し、してないもん」 佐「だからなくなんのはやかったのかあ まあいいや、とってあげるからこっちむいてみ?」 顔を佐江のほうに向けると、予想外に顔が近くて びっくりして少し俯く 佐「こっち向いてってば」 智「近いって…ー、ん…」 佐江のほうに顔を向けた瞬間 唇は佐江に奪われていた 佐「口についてたよ。やっぱつまみぐいだ~」 突然の出来事に何もいえずに俯いた 佐「顔赤ーい!とも~み、照れてんの~?」 智「て、照れてないもん!」 佐江…ともが佐江のこと好きなの知ってるのかな…? いまのキス、ちょっとからかわれただけなのかな 佐「もー、そんなにチョコ食べたいなら 佐江のチョコあげるよ」 そういって佐江は 板チョコの欠片を1つ、口に含むと また顔を近づけてきた 智「え?」 何も考える余裕もないくらいのはやさで またまた唇をふさがれた と思ったら、 佐江の舌が入りこんできて 私の口の中に甘いものがとろけていた いつの間にか佐江の腕に抱かれて しばらくそうしていた あったかいなあ… そんなことを思っていたら …ガチャ 2人が帰ってきた 佐江はすぐにともから離れて 何事もなかったように帰ってきた 才加と話し始めた はやくテレビが見たかったのか ともちんは佐江と才加をすり抜けて 早々とテレビの前を陣取っていた ともは、 佐江にもらったチョコ、おいしかったなあ…なんて 自分でも驚くくらい冷静なことをおもっていた おわり
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/16.html
出典:AKB48で百合萌え レス:616-620 季節に沿った肌寒い風が通り過ぎるa お風呂上がりの体温を冷ますには丁度いいと、部屋の主を待ちながら室内と外の境目に座り意味もなく体育座り 体を撫でていく風が心地よくて目を閉じれば、自分だけの空間に流れる雑音 それは良く耳をすませばあの人が付けっぱなしのラジオで そこから聞こえるのは良く聞けばあの人の声で この風とこの声で適度に癒されるかと思えば あの人の声で、何故か眉間に皺が寄る いや、正確に言えばあの人の声だけどあの人の声じゃなくて 電波が耳に伝える甘い声色は、未だ私は直接耳にした事がない 《優子に対しては可愛いんだよ》 なんだそれ、と音を持たない声をあげる じゃあ私に対しては何なのかと、小一時間なり問い詰めたくなった 私はあの人を好きで あの人は私を好きで 私たちは恋人同士で でもあの人は―――――? 頭がパンクしそうで体育座りの膝に顔を埋めた 「私って何なんだろ…」 「そりゃあ倉持明日香でしょ」 一瞬思考回路が完全に動かなくなる、止まった空気を無理に切り裂こうと顔をあげれば 髪を禄に乾かさないまま現れたこの部屋の主 いきなり現れておいてそんな当たり前の答えを返してくるのはいかがなものだろう 「花ちゃんにとってですよ」 「そりゃあ恋人でしょ」 タオルを首にかけ隣に座る彼女を眉間に皺を寄せたまま見つめる そこまでさらっと言われると逆に不信感を抱いてしまう、先程のラジオの発言と合わせればあっという間に倍以上 別に彼女を信じていない訳じゃない きっと私の中は今、大先輩へのくっだらない嫉妬心と ――――じゃあ、花ちゃんは私のものですよね? 体の総てに入り込み侵す、独占欲が入り乱れて、感情のコントロールを失う寸前だ きょとん顔の彼女を真剣に見つめる、何も伝わってなさそうで無性に悔しくなった とっくに次の番組になっているラジオをきもち乱暴に切って完全に外に出る 手すりに寄りかかってあたる風は先程よりも冷たかった 後ろからふいに聞こえる小さな溜め息 ビクリと竦む肩、急激に芽生える恐怖と後悔 「何、優子にヤキモチ?」 冷たく聞こえたその声はさっきのラジオとは似ても似つかなくて やっとの思いで返した言葉が震えていたのはきっと寒さのせいだと思う 「渡したくないんです…」 自分の声があまりにも情けなくて頭を伏せた なんだそれ、と今度は彼女が呟く ふわふわと軽い言葉が、私を思いのほか底へと落とした 嫌われた、よね 考えれば考える程後ろ向きで、腕に額を強く押し付ける 近付いて来る気配に更に縮こまる体 次に感じたのは腰からお腹にまわる腕の温もり 肩に乗せられた顎に心拍数は急上昇する 柔らかく香るシャンプーの匂いに甘ったるい目眩が襲って来た 必然的に彼女の口元は私の耳に近付く より直接耳に届く声はそれより甘くなくとも 「かわいい」 私を溶かすには充分だった 「こんなくらもち、あたししか見れないもんね」 「何言って…っ」 言葉と一緒にあげる顔、僅かに耳に触れた唇に 二人の距離が予想以上に近いことを初めて知った 逃げようにも手すりと彼女に挟まれて進路が見つからない それどころかより強くまわされた細い腕 そうでなくても体の力が抜けて困っているのに 笑みを堪える事を忘れているライオンに、私は完全に捕まった 「明日香、あたしって何?」 「…戸島花です」 こういう時だけ名前で呼ぶのはいつもながら反則だ 相変わらずの耳元から聞こえる声に立ってる事が辛くなってくる 「明日香にとっては?」 「…恋人です」 「良くできました」 言って離される腕、もう一度名前を呼ばれ振り返ると意味ありげな笑みの彼女 中途半端に乾いた髪が妙に色っぽくて、無意識に見とれてしまう 「じゃあ、明日香はあたしのものだよね」 パッと声に出せなくて控え目に頷くと、一気に近付く顔 あたしのものだから、あたしの好きにしていいよね―――? 簡単に言われた爆弾発言に、きょとんとする暇もなく唇を塞がれる 突然過ぎて肩に置こうとした掌は細い指が絡め取ってしまった 正に噛みつくようだった彼女がゆっくり離れる、少し乱れた息と目で抗議を訴えた 外ですよ一応、まだ0時59分も始まらない時間ですよ今 それなのに何してんですか、いや答えられても私が恥ずかしいだけだけど が、やはり何も伝わってないようで 「明日香は、あたしに対してが一番可愛い」 反則の塊がここにいると、即座に思った 私ばっか恥ずかしくて物凄く悔しいんだけど、言ってる本人も少し頬が赤いし 間違った事は言っていないので良しとした 私に対してしか見せない意地悪な笑みを、部屋の明かりが薄く照らしていた END
https://w.atwiki.jp/prememo_2ch/pages/20.html
正確には「プレシャスメモリーズ -Precious Memories- Wiki」。 プレシャスメモリーズのWikiである。 http //www37.atwiki.jp/preciousmemories/ カードの効果を記載し、それについて閲覧者が自由にコメントできることから人気は高い。 だが、稀に「~は4枚必須である」や「(色や作品が異なるのに)~の上位互換である」など支離滅裂なコメントもあるので注意。 「プレメモ購買」というページはアフィリエイトが導入されていることもあり、時に非難されることがある。 なお、管理人は本スレ民である。