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ワリャル・カルウィンチュ 作品名:アリス・リローデッド 使用者:ダズリリ アリス・リローデッドに登場する術技。 チャームの一つ。 火山の神を召喚する。 術技についての詳細火山神召喚 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 火山神召喚 火山の創造神を召喚する召喚には長い詠唱が必要。 口から爆炎を吐き、あらゆるものを熱分解する。 レンズをふり向かせると、とてつもないものが見えた。全身がマグマで出来た二〇バレッセ ルもの巨人が立っている。 (中略) ワリャル・カルウィンチュは口から火を吐いた。着弾点で火球が生じ、砦は爆風に飲まれる。 地面は火の海となり、使い魔は熱分解される。 元ネタ ワリャル・カルウィンチュ(Huallallo Carhuincho、Wallallu Quawinchu) アンデスの神話に登場する神格。ワリャリョ・カルウィンチョ、ワリャリョ・カルフィンチョとも。 アンデス創造神四柱の内の二代目創造神。初代のヤムナカ・インタナムカ(ヤムナカ・トゥタニャムカ)を倒して人々を支配した。 ワロチリ近郊の活火山が神格化された神であり、口から火を吐き、火・火山を司る荒々しい神と恐れられた。 人々に対し二人以上の子どもを持つことを禁じ、二人以上いる場合は差し出させ喰らったとされる。 三代目の創造神となるパリアカカに敗北した際に多数の双頭蛇を殿に自分は鳥になってアマゾンの密林かアンティスーユに逃亡した。 別の説ではパリアカカによって火山に変えられたとされている。 関連項目 チャーム 《火山の創造神》の術技分類。 関連タグ アリス・リローデッド 召喚 溶岩 火炎 爆発 術技 リンク Wikipedia ワリャリョ・カルウィンチョ
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ピエトロ・ベルッチの親友にして宿敵。 額から顎にかけて縦に蛇のくねったような一条の傷痕がある、ピエトロを上回る大柄な体格の男。ピエトロより一歳年上。 二の腕に滝を登る龍の刺青を彫った、兇相のチネーゼ。全身から禍々しい気配を放っており、力こそが全てと公言して憚らない暴力的な人物。 しかし決して野卑なだけの人物ではなく、頭の回転の速さはピエトロに勝るとも劣らない。 コーザ・ノストラ幹部にして威龍カンパニー(威龍有限公司)CEO。 名前は祖国表記では李威龍。 またの名をスカーフェイス(瑕面)。過去の伝説的マフィアにあやかっている模様。 幼い頃に両親と共に祖国を離れ、仕事を求めて密入国してきたが、 やがて困窮を極めた親に捨てられ、孤児となってフェルネット王国樹立前の街に流れ着く。 最下層の貧民窟で同じ境遇の孤児たちと共に身を寄せ合って生活していたところ、ピエトロと知り合って親交を深める。 ピエトロとはよい合口であり、峠へ行って星空を見上げ、共に将来の夢を語り合った。 他の孤児に比べ体格が大柄であり、また機転と目端が利くことから、ストリート・チルドレンのリーダー格のひとりを務めていたが、 モレッティ・ファミリーの御用聞きをしていた同じリーダー格のロッコが五代目ボスを襲名したガウディーノ・モレッティによって粛清されると、 ロッコに代わってガウディーノのお気に入りの小間遣いとなった。 ルミノサ・エ・カルダを根城とし、ガウディーノに命じられるまま密告制を取り入れ孤児たちの中に裏切者がいないか探していたが、 それをルカ・フェルネット暗殺を目論むピエトロに利用され、親友ピエトロに嫌疑を向け拷問をする羽目に。 ウェイロンに拷問され衰弱したピエトロをジャンマリオ・ブッフォンらが救出したことが、 ピエトロとフェルネット・ファミリーの長い宿命の切欠となった。 ピエトロのことを一途に信じ続け、ただ再会を願って生き延びることを決意。 暴君ガウディーノからどんな仕打ちを受けようとも耐え忍び、側近として過ごす。 フェルネット・ファミリーとモレッティ・ファミリーの最終決戦、いわゆるモンフェラート・カンパニーの戦いでは、 敗色濃厚となりヘリポートから逃げようとするガウディーノに半ば攫われるように付き添っていたところを、ピエトロと再会する。 ピエトロがルカ暗殺計画を暴露すると、その真意を悟って激昂。 しかしピエトロの手助けをすべくルカに発砲するものの、殺害は未遂に終わった。 襲撃失敗の際、顔面にルカの攻撃を受けており、そのときの傷痕が今も残っている。 ルカの温情によって一命をとりとめて以降は、ピエトロと一緒にいられるならとフェルネット・ファミリーに投降し、 忠誠を誓ってファミリーの年少組の一員となる。 年少組の中でめきめきと頭角を現し、ファミリーの組織変更によって所定の部門へ異動になった際も最初は精力的に働いていたが、 元々野心高く上昇志向が強い性格ということもあってか、所属部門やファミリーの手ぬるい遣り方に徐々に不満を募らせてゆく。 最終的には溜め込んでいた憤懣や鬱憤が爆発し、他組織への鞍替えを計画。 手土産としてファミリーの大幹部マシュー・アッシュフィールドの首を持って行くことを画策し、 マシューの警備が手薄なタイミングを敵対組織にリークし、マシュー謀殺の原因を作った。 その後、因縁深いルミノサ・エ・カルダへピエトロを呼び出し、共にフェルネット・ファミリーを出奔することを持ち掛けるものの、 既にエステル・フェルネットに長年求めていた星を見出していたピエトロはウェイロンの提案を拒否。 ふたりは袂を分かつこととなった。 フェルネット・ファミリー出奔後はひとつ処に留まらず、様々な組織を転々とした後、最終的にコーザ・ノストラの幹部となる。 現在は表向き威龍カンパニーのCEOという立場を取りながら、裏で様々な策謀・陰謀を巡らせフェルネット・ファミリー打倒を目論んでいる。 少年時代から『他の奴とは違う』とピエトロのことを高く評価しており、唯一自分に比肩し得る存在として特別視していた。 ピエトロへの執着が極めて強く、そのため現在は自分を捨ててエステルを取ったピエトロのことを強く憎悪している。 また、自分からピエトロを奪ったエステルのことも大変に憎んでおり、ピエトロの前で殺すと公言している。 エステルの18歳の誕生パーティーでは、エステルに招待され堂々と姿を見せる。 バースデープレゼントとして彼女に東洋の龍が台座から文字盤へと絡みつく精緻な彫刻の施されたデザインの置き時計を贈ったが、 ウェイロンの祖国では人に時計をプレゼントすることは不吉で避けるべきことである。
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ユスティニア 商会の副代表。アニメ、軍隊、車、飛行機、等々幅広くオタク。ユスとは年も近いので結構話題が合うですよ。エロい。貧乳好きらしいよ、どうも。なんだかんだでお祭り好きっぽいです。入ったときは「商会イベントとかちょっと・・・」みたいな感じだったのに、今や中心人物ですw サラ イベントとかちょっと・・・・だったのかターさん!Σ(´д`ノ)ノ ナポリ祭りとか納品会とか、数字に弱い私はいつもターさんに丸投げだったな~^^;年下なのにやけにしっかりしてて、めっちゃモノ知りで頼りになりまふまふw うちの商会はそう思えない人がエロいよね・・・ファーさんしかりターさんしかり・・・ユスさんギデさんみゅにさんベルガーさんは純真w ぎぶそんさん 最近ようやく知った。彼の頭髪が俺の頭髪と質が似ているらしいことを。モジャっ毛って大変だよね。俺もよくわかる。 ファードツ 商会の副代表。商会の風紀委員っぽい人。不適切な発言をしているとよく怒られます・・w。
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でんきのみ エレキブル / サンダース / シビルドン / ゼブライカ / デンリュウ / パチリス / ピカチュウ / プラスル / マイナン / マルマイン / ライコウ / ライチュウ / ライボルト / レントラー ノーマル エレザード ほのお ヒートロトム みず ウォッシュロトム / ランターン くさ カットロトム こおり フロストロトム じめん マッギョ むし デンチュラ ひこう エモンガ / サンダー / スピンロトム / ボルトロス ゴースト ロトム はがね ジバコイル ドラゴン ゼクロム / メガデンリュウ フェアリー デデンネ タイプ特性 「まひ」状態にならない。
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清水×清水(シミズのジジョウ)61 ~~放課後~~ ○ベリ女校門前 下校する女子生徒たち 生徒A「ねぇねぇ!あの人かっこよくない?的なー?」 生徒B「知らないの?ベリ高の夏焼さんよ!ヤバス…鬼ヤバス!」 夏焼が誰かと待ち合わせをしているように立っている 夏焼(えーと…No.273の梨沙子ちゃんだな) 顔写真と情報が載っている手帳を見ている夏焼 梨沙子「夏焼さん!」 夏焼「やぁ梨沙子ちゃん。いままで待たせてごめんね」 梨沙子「夏焼さんと会えるの…すごく楽しみにしてました!」 夏焼「うれしいね…じゃあ行こうか」 腕を組み歩いていく二人 清水×清水(シミズのジジョウ)62 ○喫茶Berry Fields 珍しく徳永と熊井の二人しかいない店内 熊井「清水は?」 徳永「用事があるとかで…バイトも休むらしいよ」 熊井「須藤は?」 徳永「なんか服がどうとかで…よくわかんねぇ」 熊井「夏焼は?」 徳永「デートだろ?手帳見て吟味してたから…」 熊井「菅谷は?」 徳永「皮膚科。」 熊井「嗣永は塾だよな…」 徳永「あのさ…俺マネージャーじゃないんだけど」 軽い沈黙が流れる 徳永「っていうかしばらく熊井と二人っきりかよ…」 熊井「……こっちのセリフだっつの」 清水×清水(シミズのジジョウ)63 ○ダンス部部室 暗い面もちで輪になっている5人… 部員B「…どうするよ?」 部員C「どうするよ?って何を?」 部員B「練習に決まってんだろ…」 しばし沈黙が続く 部員E「…なんか俺たち、キャプテンに頼ってばっかみたいでしたね…」 部員F「そうですね…」 部員D「んなこと言ってもキャプテンはいないんだ。とにかく着替えて準備運動しようぜ」 部員Dがロッカーを開けると中に封筒が入っている 封筒には『Dくんへ』と書かれている 部員D「これは…キャプテンの字だ!」 部員たち「えっ!?」 ほかの部員たちもロッカーを見ると封筒が入っていた 清水×清水(シミズのジジョウ)64 ○清水宅 清水「ただいまぁ。あれ?」 玄関に靴がないことに気づく清水 清水「佐紀ぃ?いないのかぁ?…あいつまた鍵かけ忘れて外出たのか…」 リビングに行くと親からの書き置きがある 清水「今日はカレーか…久しぶりに佐紀と食べたかったのになぁ…どこ行ったんだろ?」 佐紀のケータイに電話をする清水 《おかけになった電話は電波の届かない場所に…》 清水(電源が切れてる…もしかして!) 急いで家を出ようとする清水、玄関にチラシを見つける 清水(ピアノ発表会…?佐紀が出るのか?……そういうことか…) チラシを握りしめ家を飛び出す清水 清水×清水(シミズのジジョウ)65 ○部室 封筒に入ってた手紙を読み号泣している部員たち 部員B「キャ…キャプテンがこんなに俺たちのこと見てくれてたなんて…」 手紙には部員たちの一人一人別々に励ましの言葉と 上手なところや直すべきところが細やかにかかれていた 部員F「やっぱり俺たちにはキャプテンが必要なんですよ…」 須藤「失礼するぞ」 紙袋を持った須藤が入ってくる 部員C「…須藤さん」 須藤「お前たちの衣装だ…しっかり7人分」 部員E「7人分…」 須藤「どっかのバカから時間がないから2人分減らしていいと言われたがな…」 部員F「キャプテン…」 須藤「どういう気持ちでお前たちが清水を突き放したかは知らんが、 少なくとも清水はお前たちを心の底から信頼していたんだぞ」 部員C「俺達を?」 清水×清水(シミズのジジョウ)66 須藤「自分か骨折してる間も待ち続けてくれた信頼できる仲間だとな。 いつか恩返ししたいとも言っていた」 部員D「おれ…キャプテンになんてこと言ったんだ…」 泣き崩れる部員D 部員B「よし!キャプテンに戻ってきてもらおう!!! 許してもらえるかはわからないけど…」 須藤「あいつはキュー学に『正々堂々』なんていうような バカよりタチの悪いお人好しだ。大丈夫だろ」 部員E「じゃあ今からベリフィーに行って謝りに…」 須藤「今日は用事があるから休んでるらしいぞ」 部員C「そうか…じゃあどうする?」 部員F「じゃあ…この手紙に書いてあることを重点的に練習しませんか?」 部員B「うんそうしよう!『正々堂々』キュー学に勝つためにもな!!!」 着替え始める部員たち 須藤「フン!バカなところはキャプテンにそっくりだな・・・」 軽くほほえみながら部室を後にする須藤 清水×清水(シミズのジジョウ)67 ○皮膚科前 病院から出てくる菅谷 ケータイの電源を入れると即電話が鳴る 菅谷「おゎっ!…鈴木さん!?」 ケータイにはハートマークに挟まれて 『鈴木さん』 と表示されてる 菅谷「…もしもし?」 鈴木《菅谷くん?いまベリ高近くの公園にいるんだ…》 菅谷「えっ…どうして?」 鈴木《菅谷くんに…会いたくて…》 菅谷「…分かった。すぐ行くよ」 ○公園 ブランコに乗っている鈴木 鈴木「ウッ…グス」 泣きながらブランコに揺れている 清水×清水(シミズのジジョウ)68 ○帰り道 用事を済ませ喫茶Berry Fieldsに向かっている須藤 須藤「雨が降りそうな天気だな…んっ?夏焼?」 ファミレスの窓際で夏焼とベリ女の梨沙子が食事をしている 須藤(なに企んでんだあいつは…) ○ファミレス 机に大量の皿が並びもりもり食べている梨沙子 それを見ながらコーヒーを飲む夏焼 夏焼「見た目によらずよく食べるんだね…」 梨沙子「夏焼さんの前だから押さえてるんですけど…食べ過ぎですか?」 夏焼「いやいや…ところで、君のクラスに『清水佐紀』って子いるよね?」 梨沙子「佐紀ちゃんがなんですか?」 夏焼「彼女のお兄さんと同級生でね。似てるなんてよくきくからどんな子かなーって」 梨沙子「夏焼さん…佐紀ちゃんのこと狙ってるんですか?」 夏焼「ヤキモチかい?君がいるから大丈夫たよ♪」 梨沙子「うれしい♪でも佐紀ちゃんはダメですよ。最近彼氏が出来ましたから」 夏焼「彼氏?あー確かうちの高校の…」 梨沙子「えっ?ちがいますよ」 夏焼「違う?(嗣永じゃない…」 梨沙子「彼氏って言っても縁出駅で他校の男子と歩いてるのを見ただけです。 夏焼さんと同じ制服じゃなかったですよ」 夏焼「…その一緒に歩いてた男子って…もしかしてこの人?」 1枚の写真を見せる夏焼 梨沙子「あーこの人です!この人!」 夏焼「なるほどね…」 清水×清水(シミズのジジョウ)69 ○縁出駅地下街 塾が終わり喫茶Berry Fieldsに向かおうとする嗣永 嗣永「早く行かなくちゃ…あれ?」 9番出口の階段に座っている佐紀を見つける嗣永 嗣永「佐紀…ちゃん?」 佐紀「!嗣永さん!?」 嗣永「やっぱり佐紀ちゃんだー♪どうしたの?」 佐紀「いや、あの…人と待ち合わせをしてて」 嗣永「そうなんだ…あっ!そうだ!これあげる」 佐紀の横に座り菅谷が撮った写真を佐紀に差し出す 佐紀「あっ…Berryz宮殿の時の」 嗣永「うん、菅谷くんが撮ってくれた写真だよ」 悲しい目で写真を眺める佐紀 佐紀「嗣永さん…実は私…」 嗣永「知ってるよ」 佐紀「えっ?」 嗣永「ぼくのこと、そんなに好きじゃないよね?」 佐紀「どうして…」 嗣永「Berryz宮殿の時、あんなにお兄ちゃんお兄ちゃん言ってたんだもん… 背格好が似てるから清水くんの代わりにぼくを選んだのかなーって…」 佐紀「ごめんなさい…」 嗣永「いいんだよ!とっても楽しかったし!」 清水×清水(シミズのジジョウ)70 ○ファミレス前 お別れの挨拶をしている梨沙子と夏焼 梨沙子「全部おごってもらえるなんて…ありがとうございます♪」 夏焼「いいんだよ。今度はもっと…君のことが知りたいな…(パチッ」 夏焼のウインクに心を奪われる梨沙子 梨沙子「はぁい…」 夏焼「じゃあ、気をつけて帰るんだよ」 梨沙子「さよなら…」 フラフラしながら帰って行く梨沙子 夏焼「ふぅ…さて…」 須藤「のんきにデートとはな」 店から出てくる須藤 夏焼「やれやれ。ストーカーでも始めたのかい?須藤くん」 須藤「偶然通りがかっただけだ。お前がこのタイミングで ベリ女の奴とデートなんて裏がありそうだからな」 夏焼「まぁね…予想通り、佐紀ちゃんとキュー学の中島はつながってるみたいだね」 梨沙子に見せた中島の写真を須藤に見せる 須藤「なるほどな…Aが見た清水ってのは学ランを着た佐紀ちゃんということか」 夏焼「ダンス大会まであと4日。奴らは一気につぶしにかかる。 それを返り討ちにするフフ…フフフフ♪」 須藤「悪いクセが出てきたな…」 清水×清水(シミズのジジョウ)71 ○縁出駅9番出口 階段に座って会話をしている嗣永と佐紀 嗣永「佐紀ちゃんはお兄ちゃんが大好きなんだね」 佐紀、照れくさそうに頷く 嗣永「清水くんはすごいもんなぁ…ダンスもうまくてかっこいいし」 佐紀「……」 表情を曇らせうつむく佐紀 嗣永「あれ?どうしたの佐紀ちゃん」 佐紀「あの…私…」 バキッ! 鈍い音がした後佐紀に寄りかかる嗣永 佐紀「嗣永さん?……!!!」 そのまま佐紀の体を沿うように膝に頭を落とす嗣永。額からは血が流れている 佐紀「嗣永さん!?……キャ(ムグムグ」 何者かが悲鳴を上げようとした佐紀の口を押さえている。萩原だった 横には岡井が立っている 萩原「お迎えに来たでしゅ」 岡井「おいおい…なにも警棒で殴り倒さなくても…」 萩原「ベリ高の制服見たら血が騒いだからしょうがないでしゅ。 ついでに人質としてつれてくでしゅ」 岡井「ヤバい奴が作戦に入ったな…ったく」 嗣永を背負って歩き出す岡井 清水×清水(シミズのジジョウ)72 ○喫茶Berry Fields 携帯ゲームで時間をつぶす徳永 ただ腕を組んでじっと考え事をしている熊井 徳永「遅いね。みんな」 熊井「…まぁな…ところでお前、大江とはどうなんだ?」 徳永「なんでよ?」 ゲーム画面を見たまま熊井の話に応える 熊井「あの時ケンカしてたじゃねーか」 徳永「まぁ…なんとか誤解は解けて仲良くやってるよ」 熊井「そっか。よかったじゃねーか」 徳永「まぁね♪」 しばらく沈黙が続く 徳永「しかし熊井がそんな心配してくれるとはね…雨でも降るんじゃ」 熊井「もう降ってるぞ」 徳永「うそっ!?」 徳永が窓の外を見ると雨がザーザー降っている 徳永「マジで雨降ってんじゃん!天気予報アテになんねー!」 熊井「嗣永傘持ってないよな…迎えに行くか?」 徳永「俺たちも持ってねーじゃん」 またゲーム画面に視線を戻す徳永 カランカラーン フードをかぶったずぶ濡れの男が店に入りカウンターに座る 熊井「なんだあいつ?」 徳永「さぁ…雨宿りでしょ…よっしゃ!」 男を見ずゲームに夢中になる徳永 清水×清水(シミズのジジョウ)73 ○縁出駅9番出口 遅れて現れる清水 清水(キュー学がこの周辺で人と待ち合わせするときは 縁出駅の9・10番出口付近と決まってる…ドコだ…佐紀はドコだ…) 清水のケータイがなる。佐紀と表示されている 清水「(ピッ)佐紀?お前今どこに…」 中島《キュフフ♪》 清水「中島くん!?」 中島《久しぶりだね清水くん…君のかわいい妹はボクが預かったよ》 清水「なんだって!?」 中島《返して欲しかったら…》 清水「鬼座高校の体育館だろ。もう移動してるよ」 中島《えっ!?よくわかったね!》 清水「知ってるよ。キュー学の拠点なんだから」 中島《なら話が早い。このことは熊井たちには内緒ナリよ》 清水「わかった…じゃあ後で」 清水(…何がしたいんだ?) 清水×清水(シミズのジジョウ)74 ○ベリ高校門 満足げに学校を出ようとするダンス部部員たち 部員F「なんか俺たちめちゃくちゃうまくなった気がしますね!」 部員E「キャプテンの手紙のおかげだよ!明日見せたら驚くだろーなー」 梅隊「おい!」 ダンス部の前に梅隊が現れる 部員D「なんだおめーら?キュー学か?」 梅隊「まぁな。訳あってお前たちを病院送りにすることになった」 部員C「ま…マジかよ!みんな!」 逃げようとするが、すでに後ろに回り込まれている 部員B「…どうしてそこまで俺たちを目の敵にする?」 梅隊「知るか。俺たちは上に言われたことをやるだけだ」 ダンス部たちを追いつめる梅隊… 清水×清水(シミズのジジョウ)75 ○鬼座高校体育館 気を失ってる嗣永のケガした頭にハンカチを巻く佐紀 佐紀「ごめんなさい…嗣永さん(グス」 少し離れた場所で揉めてる中島、岡井、萩原 中島「なんで嗣永まで連れてきたんだよ。熊井に怒られるだろ!」 岡井「萩原にきいてくれよ!」 萩原「ただなんとなくでしゅ。人質が1人でも多い方が 向こうも条件がのみやすいでしゅからね」 中島「はぁ…もう!こうなったら1人2人増えてもかまわない! そろそろ梅隊からほかのダンス部員の連絡が来るだろうし…」 中島のケータイがなる 中島「おーきたきた!もしもし?」 《あーもしもし?…倒しちゃったんだけど》 中島「ご苦労ご苦労!こっちに来るナリ!」 《えーっと…どこだっけ?》 中島「鬼座の体育館に決まってるだろ!早く来るナリよ!(プチッ)ふぅ…」 清水×清水(シミズのジジョウ)76 清水「おーい!きたぞぉー!」 中島「おっ!思いの外早く清水が来たみたいだな…2人を隠せ!」 萩原が佐紀を裏へ連れて行き、岡井が嗣永に布をかぶせる 中島「キュフフ♪完璧な作戦が始まるケロ」 体育館の中に入ってくる清水 清水「中島ぁっ!佐紀をドコへやった!」 中島「キュフフ…ここにいるよ♪」 萩原が刃物を佐紀に突きつけて現れる。 佐紀「お兄ちゃん!」 清水「…佐紀っ!」 中島(刃物突きつけるとか指示してないんだけど…) 岡井「妹だけじゃないよー!特別ゲストの登場~♪」 岡井が布をはがすと気を失った嗣永が現れる 清水「嗣永!?なんでここに?」 中島「偶然いたから連れてきたんだよ。熊井たちには話してないね?」 清水「……ああ…佐紀と嗣永を返してもらおうか!」 中島「キュフフ♪返すには条件がある!4日後のダンス大会を辞退したまえ!」 清水「………いや、そんなこと言われても僕もうダンス部じゃないし…」 中島「えっ!?」 清水×清水(シミズのジジョウ)77 清水「僕に似た人がいたずらをしてね…濡れ衣を着せられて追い出されたんだよ」 中島「うそっ!?」 清水「まぁその似た人ってのは…佐紀!お前だろ?」 佐紀「………」 清水「分かってるんだよ。キュー学がうちのダンス部を潰すために佐紀と接触した」 中島「……(ゴクリ」 清水「佐紀に学ランを着せて偽物の僕を作り上げてAくんを路地裏に 連れて行ったり、僕の部屋にある合い鍵やビデオを盗ませて部室に入り込み 衣装を切り刻んだり…最終的に僕に濡れ衣を着せてダンス部を辞めさせる。 さすがキュー学1の策士だね!」 中島「よ、よく見破ったな!!すべてその通り!」 岡井(濡れ衣きせるとこまでは想定してなかっただろ…) 清水×清水(シミズのジジョウ)78 清水「君たちと佐紀が裏で組んでることは分かってるんだ…演技とはいえ その刃物は危険だから止めてくれないか?」 萩原「裏で組んでるとか知らないでしゅ。早く条件をのまないと…」 刃物の先で佐紀の頬をつつく萩原 佐紀「ひぃっ!!何もしないんじゃなかったんですか!?」 中島「いくらなんでもやりすぎナリ!」 岡井(それ清水が言うセリフだろ…) 清水「萩原、君が殺戮ピエロと呼ばれ恐れられているのは知ってる… 表に出てない悪行があることもね…」 萩原「それがどうしたんでしゅか?」 清水「…条件は飲めない…でも佐紀の代わりに僕が 君の『曲技』に付き合ってやる。佐紀をはなしてくれないか?」 ヒュッ! 清水「うわっ!」 萩原が飛ばしたナイフをかわす清水 佐紀「お兄ちゃん!」 萩原「言われなくてもお前は既に俺の遊び相手でしゅ。 ほら、大好きなダンスを見せてくだしゃい!」 知らないうちに無数のナイフを指にはさみ持っている萩原。 呆気にとられる中島と岡井 中島「ここまで来ると何言っても止まんないよね?」 岡井「うん…」 清水×清水(シミズのジジョウ)79 清水「おっ!うわっと!」 萩原の投げるナイフを避け続ける清水 萩原「雑魚チビじゃ避けるのがが限界でしゅね。 もう一匹の雑魚チビもノビたままでしゅし…あれ?」 気を失っていたはずの嗣永がいなくなっている 萩原「どこに行ったんでしゅか?」 嗣永「ここだぁ!!!」 背後から萩原のナイフを持つ手に飛びつく嗣永 萩原「なにっ!?このっ!」 嗣永「佐紀ちゃんを離せぇ!!」 佐紀「嗣永さん!」 棒立ちで観戦状態の中島と岡井 中島「やべ…嗣永に気づかなかったナリ」 岡井「俺も…カリ太頭がナイフ避けてるの見るのに夢中だった…」 萩原「ん゛っ!!」 嗣永を清水の前に吹き飛ばす萩原 萩原「雑魚チビの分際で生意気でしゅ!」 嗣永に向けてナイフを投げようとする萩原 清水×清水(シミズのジジョウ)80 清水「させるかぁ!」 バシッ! 清水がパチンコで発射した石が萩原の手に当たりナイフを落とす 萩原「ぐぁっ!」 清水「佐紀っ!」 萩原が手を痛がっているスキに腕をほどき清水の元に駆け寄る佐紀 佐紀「お兄ちゃん…ゴメンナ」 ガバッ! 佐紀の言葉を遮るように抱きしめる清水 清水「佐紀…怖かったろ?…ごめんな、助けるの遅くなって…」 佐紀「……ウウッ」 清水の胸に顔をうずめて泣く佐紀 萩原「くそっ雑魚チビのくせに…」 清水「僕たちは喧嘩が弱くてもちっちゃくても危険を覚悟して 熊井くんたちとつるんでんだ!雑魚チビなめんじゃねぇ!」 嗣永「そーだ!そーだ!なめんじゃねー!」 清水×清水(シミズのジジョウ)81 萩原「帰る」 不満そうにその場を去る萩原 岡井「めちゃくちゃして帰ってったなあいつ…」 中島「粋がってられるのも今のうちだケロ!」 清水「どういう意味だ!」 中島「実は先ほど梅隊がベリ高に行きダンス部の連中を病院送りにしたところだ」 嗣永「そんな!?じゃあダンス部は…」 岡井「カリ太頭一人…っていうかお前辞めたからゼロか!!アハハハ!」 中島「まもなく梅隊がここに駆けつける!3人とも同じ病院に連れてってやるナリ!」 清水「………」 佐紀「お兄ちゃん…」 嗣永「あわわ…どうしよどうしよ!」 体育館の外から足音が聞こえてくる 中島「キュフフフフ♪やってきたやってきた♪」 清水×清水(シミズのジジョウ)82 ガラガラ! 鉄の扉が開くと、そこにはびしょ濡れになった ベリ高の熊井、須藤、夏焼、徳永、菅谷がいた 徳永「残念だけど…梅隊はここには来ないから」 嗣永「熊井くんっ!」 熊井「嗣永!?お前なんでここにいんだ。ヌケサクてめぇなにしやがった!!!!」 中島「くっ…くくく…熊井っ!!!?清水!お前熊井たちに言ってないんじゃないのか!?」 清水「言ってないけど…知ってたみたいだよ。君の究極の作戦をね」 夏焼「抜けてる策士にしてはまぁまぁだけど…運が悪かったね」 須藤「『正々堂々』大会で勝負すればいいものを…情けない」 熊井「さぁて…久しぶりにナカジマくんをどうやっていじめて」 熊井を制止する菅谷 熊井「なんだよ」 菅谷「中島…てめぇだけはぜってー許さねえ!!!!」 中島に飛びつく菅谷 中島「ひぃっ!!!何ナリか!!?」 清水×清水(シミズのジジョウ)83 バキッ! 中島の胸ぐらを掴み顔にパンチを入れた中島 吹き飛ぶニット帽 中島「痛いっ!なにするナリか!」 菅谷「うるせぇ!…鈴木さん泣かせやがって」 2発3発と殴る菅谷 清水「何があったんだ?」 ~~1時間程前~~ ○ベリ高近くの公園 雨の中大きな木で雨宿りして菅谷を待つ鈴木 菅谷「鈴木さん!」 鈴木「…菅谷くん」 木の中に入り込む菅谷 菅谷「…どうしたの?」 鈴木「実は…ベリ高のダンス部にキュー学が嫌がらせをしているのに 佐紀ちゃんが絡んでるみたいなの」 菅谷「佐紀ちゃんが!?どうして?」 鈴木「菅谷くんに話しそびれたんだけど…佐紀ちゃん、 お兄さんがダンスをやってるのをあまりよく 思ってないみたいだったの…4人で話してたときも」 ~回想(29より)~ 菅谷「ピアノかぁ…清水くんもダンスうまいから音楽兄妹だな」 佐紀「あー…ダンス…あっ、嗣永さんは何かあるんですか?得意なもの」 ~~~~~~~~~ 菅谷「そう言われると…避けてるみたいだったね」 清水×清水(シミズのジジョウ)84 鈴木「それを私が中島くんや岡井くんに話したら、 私が知らない間に佐紀ちゃんを利用してダンス部に嫌がらせを」 菅谷「なんて奴らだ!…どうしたの?」 泣いている鈴木 鈴木「…全部私が悪いの!!私が中島くんに話をしたからこんなことに… 私のせいで佐紀ちゃんが…ウウッ!わーん!」 菅谷に背を向け大声で泣きだす鈴木 それを見て拳に力が入る菅谷 菅谷(……キュー学…許さねぇ!) 鈴木「私って…最低な女だね…」 菅谷「…違うよ」 鈴木の肩をつかみ自分の方に向ける菅谷 菅谷「鈴木さんは…全然悪くない!!悪いのは聞いた話を悪用した中島じゃないか!!」 鈴木「でも…」 菅谷「中島はどこにいる?」 鈴木「えっ?」 清水×清水(シミズのジジョウ)85 菅谷「教えてくれないか?」 鈴木「今はどこにいるか分からないの…でも、梅隊が中島くんの指示で ベリ高に乗り込んでダンス部の子たちを攻撃するってのはきいたわ…」 菅谷「どこまで最低な奴だ…じゃあそいつらから聞けばいいんだな。行ってくる」 その場を去ろうとする菅谷 鈴木「ダメっ!」 鈴木が菅谷の手を握り止める 鈴木「菅谷くんがケンカしてるところ…見たくない…」 菅谷「……」 振り返り鈴木を抱きしめる菅谷 鈴木「菅谷くん…」 菅谷「ごめん鈴木さん…おれ、鈴木さんのことが………好きだ! だから、鈴木さんを泣かす奴はどうしても許せない!」 鈴木「………うれしい」 菅谷「えっ?」 鈴木「やっと…言ってくれた…好きだって」菅谷「鈴木さん…」 鈴木「私も菅谷くんのことが好き…だからケンカするところ見たくないの…」 しばらく雨音だけが響きわたる 菅谷「…………ごめん」 雨の中を走り去っていく菅谷 鈴木「菅谷くん!菅谷くん!お願い!行がないでぇ!」 叫ぶが雨の音にかき消されその場にへたり込む鈴木 何かを思い出しケータイで電話をする 清水×清水(シミズのジジョウ)86 ○ファミレス 雨宿りのために店内に戻った夏焼と須藤 手帳にチェックを入れている夏焼 須藤「しかし…何人の女が彼女候補なんだ?」 夏焼「うーん、数えたことないね…」 須藤「まったく…お前の気持ちは分からん」 夏焼「僕には女が苦手で童貞くんな誰かさんの気持ちが分からないよ」 須藤「…悪かったな」 夏焼「ごめんねw須藤くんwww」 須藤「と、とにかく俺はお前と違ってケータイに女の番号なんて入ってないしな」 着信音『電話が来たにゃん♪電話が来たにゃん♪』 須藤のケータイからアニメ声の着声が流れた 須藤「うぁっ!!やばっ!」 夏焼「なに?その着信音…君らしくない」 須藤「これはだな…キュー学の鈴木さんからだ」 夏焼「…思いっきり女じゃないか」 ニヤニヤ顔の夏焼に見られないようにこっそりと電話に出る須藤 須藤「もしもし?…どうしたんですか?なにっ!?」 大きな声を出し立ち上がる須藤 ほかの客から注目されている 夏焼「なんだい?店の中で騒々しい…」 須藤「ダンス部連中が危ないだと!?」 夏焼「なんだって!?」 清水×清水(シミズのジジョウ)87 ○喫茶Berry Fields 熊井「・・・」 カウンターに座った男が気になる熊井 たいせい「注文は?」 男「注文はいいです…」 たいせい「なにしに来たんや?」 男「実は、ここでシミズという子がバイトしてるって聞いたんだけど…」 たいせい「残念。今日は休みや」 徳永「んっ?」 徳永、ゲームをやっていた手が止まる 徳永(…どっかで聞いたことある声だな) 男「遅かったか…どうしよう…」 かぶっていたフードを脱ぐ男。その横顔を見て驚く徳永 徳永「…うそだろ?」 立ち上がり男に近寄る徳永 熊井「おい、どうした?」 男の隣に立ち止まる徳永 徳永「…矢っくん?矢っくんだよね?」 その男の正体はキュー学の矢島だった 清水×清水(シミズのジジョウ)88 矢島「ん?…お前…ちぃ坊?」 徳永「そうだよ!ちぃ坊だよぉ!久しぶり!」 矢島「うわぁ!こんなところで会うとかドラマみたいだね!」 熊井「おい」 徳永「まだ続けてんのか?ボクシング」 矢島「もちろん!今日もジョギングのついでにここに来たんだ!」 徳永「すげーなー!お前もうアスリートだな!」 矢島「いやいやwまだまだ未熟者だよ!」 熊井「おまえら」 徳永「ところで、お前清水探してんのか?」 矢島「…知り合いなのか?」 熊井「おい」 徳永「知り合いどころか…子分、的な?」 熊井「おい!」 矢島「子分とか…まだ不良やってるんだ?」 熊井「おい!!!」 徳永「まぁ昔ほどじゃないけ…あでっ!」 しびれを切らして徳永にげんこつをかます熊井 清水(シミズのジジョウ)89 熊井「てめぇわざと無視してんのか?誰なんだよこいつは」 矢島(この人……もしかして) 徳永「いってぇ…こいつ幼なじみの矢っく…矢島だよ。 キュー学のボクシング部ですげー強いんだ」 熊井「キュー学だと?」 矢島「はじめまして、矢島です。その背丈とからして熊井くんかな?噂は聞いてるよ」 手を差しだし握手を求める矢島 熊井、しばらく矢島をにらみつける… ヒュッ! 熊井、矢島の顔に拳を一発入れようとする ピタッ! 熊井「!?」 気がつくと熊井の目の前に矢島の拳が止まっていた。 そして矢島は熊井の拳をかわしていた 一瞬の出来事である 矢島「ごめん…不意打ちされるとカウンターを 入れる癖がついてるから…何とか寸止めはできたけど」 熊井「てめぇ…」 間に入る徳永 徳永「おいおい!ここでやんなよ。たいせいさんに失礼だろ…スイマセンホント」 振り返り苦笑いでたいせいにペコペコする徳永 清水×清水(シミズのジジョウ)90 熊井「清水になんの用だ?まさかヌケサクに言われて殺りにきたのか?」 矢島「違うよ。その逆さ…あれ?逆なのかな?どう思う?」 徳永に訊く矢島 徳永「いやいや、まだ何もきいてないし」 矢島「ああそうか…実はキュー学の奴らがベリ高に乗り込んで ダンス部員をボコボコにすると聞いたんだ」 徳永「マジかよ!」 矢島「シミズって子は君たちとつながってて 助けを求められると困るから別のところに呼び出すらしい… その前に接触して話をしたかったんだけど…」 徳永「とにかく、ダンス部連中があぶねーよ!学校戻ろうぜ!」 熊井「いや…」 徳永「ん?」 熊井「俺はキュー学の奴が言ってること信用できねぇな…罠じゃねぇのか?」 徳永「熊井っ!」 矢島「いいんだちぃ坊…そう思われても仕方ない。ただ僕は ベリ高とキュー学の抗争が部活にまで及んでいることが 気に入らないだけなんだ…信じてほしい」 熊井「じゃあさっきのアレ…なんなんだよ」 自分の拳を目の前で止める仕草をしてカウンターのことを言っている熊井 矢島「それはいつもの癖で…その…」 熊井「信じてもらいてぇなら…一発殴らせろ」 矢島「…そんな」 拳を構える熊井 清水×清水(シミズのジジョウ)91 熊井「どうするんだ?」 ガシッ! 熊井「んっ?」 構えた拳の手首をつかむ徳永 徳永「熊井!頼む!矢っくんのこと信じてやってくれ!」 矢島「ちぃ坊…」 徳永「こいつ純粋…っつーかバカ正直だから嘘とかつけないんだよ!」 熊井「……」 徳永「それでも信じないなら…俺も殴れよ!」 矢島「……」 徳永「……」 拳をおろす熊井 熊井「……ったくしょーがねぇな。お前が真面目面で 俺に頼みこむなんてな。この雨、雪になるんじゃねぇか?」 徳永「くまいぃ…」 へたり込む徳永 熊井「おい!行くならさっさと行くぞ!」 徳永「ぐぇっ!」 へたり込んだ徳永の首根っこをつかみ無理矢理立たせると 店を出ていく熊井と徳永 矢島「ちぃ坊…羨ましいな。信じられる仲間がいて…」 たいせい「用事すんだやろ?注文せぇへんなら帰ってくれるか?」 矢島「えっ!?じゃあ…お水を」 たいせい「帰れ」 清水×清水(シミズのジジョウ)92 ○ベリ高校門 手足を縛り付けられ梅隊に立されているダンス部員たち 梅隊「一匹一匹かわいがってやるよ」 梅隊「同じ病室になるように祈ってろ!」 部員B(誰か…助けてくれ!) ドサッ 急に後ろにいた梅隊のひとりが倒れる 部員C「なんだ!?」 その後ろには鉄パイプを持った菅谷が 菅谷「中島はどこだ!」 梅隊「なんだおめぇ?」 菅谷「どこだと聞いてるんだぁ!」 鉄パイプを勢いで振り回す菅谷 梅隊「押さえろ!」 後ろからあっさり羽交い締めされる 菅谷「はなせ!はなせぇ!!」 梅隊「生意気な奴め。ついでだ!ダンス部の連中どもに このあと自分たちがどうなるかってのを見せてやろう!」 菅谷の手に持っていた鉄パイプを奪い取り 梅隊「せっかく持ってきてくれたんだ。これを使ってやる!」 菅谷の頭めがけて鉄パイプが振り下ろされる。 菅谷「!!」 清水×清水(シミズのジジョウ)93 ガシッ! 振り下ろした鉄パイプを素手で掴んで止める手。須藤だった。 菅谷「須藤くん!」 鉄パイプを持ってる奴と蹴りで、 菅谷を羽交い締めにしてる奴の顔面にグーをいれ 同時に吹き飛ばす須藤 須藤「バカ野郎、鈴木さんが心配してたぞ…」 菅谷「…ごめん」 夏焼「はっ!はっ!はっ!」 ダンス部たちを立たせていた梅隊が泡を吹いて倒れていく 夏焼「危なかったね…もう大丈夫だよ」 ナイフでひもを切っていく夏焼 部員B「ありがとうございます!夏焼さん!」 夏焼「さぁ!早く逃げるんだ!」 部員C「はいっ!」 夏焼(…これで好感度アップと♪) 梅隊「うわぁーっ!」 夏焼「おおっと!」 夏焼の前に吹っ飛んできた梅隊 熊井が蹴りで吹き飛ばした奴だった 夏焼「熊井くんか」 熊井「なんだ。おまえらもいんのかよ。さっさとやっちまうぞ」 須藤「フン!言われんでも」 夏焼「そのつもりだよ」 清水×清水(シミズのジジョウ)94 校門の外の壁にもたれて携帯ゲームをしてる徳永 徳永(梅隊は打たれ強いから相手したくないんだよねぇ… ま、あの3人いるから楽勝でしょ) 梅隊の一人がスキを見て輪から抜け出す 梅隊「やべぇ!中島に報告しねぇと…」 ケータイを取り出し中島に電話をかける 徳永「ん?」 抜け出した梅隊を発見する徳永 徳永「おりゃっ!」 梅隊「あっ!」 徳永が軽く足を引っかけると梅隊が豪快につまづきケータイが宙に舞う 徳永「よっと」 ケータイをキャッチする徳永 つまづいた梅隊は顔面を勢いよく地面にぶつけて気絶してしまった 徳永「あれ?電話つながってんじゃん!」 中島《もしもし?》 徳永「(やべっ!)あーもしもし?(ケータイの持ち主)倒しちゃったんだけど」 中島《ご苦労ご苦労!こっちに来るナリ!》 徳永「えーっと…どこだっけ?」 中島《鬼座の体育館に決まってるだろ!早く来るナリよ!》 徳永「切られちゃった…鬼座とか言ってたな…」 ケータイをいじる徳永 徳永「…なるほどね」 清水×清水(シミズのジジョウ)95 徳永が電話してる間に3人によって叩きのめされた梅隊の面々 気絶してる梅隊の一人の胸ぐらを掴んでいる菅谷 菅谷「おいっ!中島どこにいんだよ!おい!」 須藤「しまったな…一人でも生かしておけばよかった…」 一人の梅隊から財布を抜き出している夏焼 熊井「なにやってんだお前」 夏焼「クリーニング代♪」 諭吉をヒラヒラさせて言う夏焼 熊井「…どこ行ったら1万かかるんだよ」 菅谷「…ちくしょう!中島はどこにいるんだ!」 徳永「鬼座の体育館っぽいよ」 4人に歩み寄ってくる徳永 須藤「おっ、徳永」 夏焼「いたんだ」 菅谷「知らなかった」 徳永「ヒドい奴らだなぁ…」 熊井「なんで鬼座なんだよ」 徳永「今逃げ出した奴が電話しててさ。その相手が中島だった」 梅隊のケータイのリダイアル画面を見せると一番上に『中島』と表示されている 徳永「こっち来い!っていわれてどこ?ってきいたら鬼座だって」 菅谷「鬼座・・・」 それを聞いた瞬間に走り出す菅谷 清水×清水(シミズのジジョウ)96 須藤「お、おい!」 菅谷の後を追う須藤 徳永「あらら…どうする?」 熊井「ヌケサクいじめたくなったから俺も行く!フフ…」 珍しくガキ大将のような笑顔で走っていく熊井 夏焼「珍しい熊井くんが見れそうだね…ついていこう」 徳永「あーあ。じゃあ俺も暇だから行くかな…」 ~~~~~~~~~~~ ○鬼座高校体育館 中島の上に乗っかり何度も殴りつける菅谷 菅谷「鈴木さん泣かせやがって!このヤロー!」 中島「(ガフッ)なんのことナリか!?(ゴフッ!)身に覚えないナリよっ!」 菅谷「自分の胸に聞いてみろバカヤロー!」 いきなりすぎて唖然としていたベリ高の面々 熊井「おい!俺にもヌケサク殴らせろよ!」 熊井を制止する須藤 須藤「いろいろあるんだ。やらせてやれ」 熊井「んな事言ったって殴りてぇんだよ俺は!」 中島を殴る菅谷を見て拳が震えている岡井 清水×清水(シミズのジジョウ)97 菅谷の肩を掴んだ岡井 岡井「おい」 バキッ! 間髪入れずにパンチをお見舞いする岡井 吹き飛ぶ菅谷 菅谷「いってぇ…なにしやがんだ岡井!」 中島「ひぃぃぃ!」 自由になったので逃げ出す中島 熊井「…もういいよな?な?」 須藤「…勝手にしろ」 熊井「まちやがれヌケサクー!」 中島を追って走り出す熊井。 清水「須藤くん!」 須藤たちに駆け寄る清水、嗣永、佐紀 須藤「おっ、清水!大丈夫だったか?」 清水「うん、ごめん…佐紀を頼む…」 そういい残し熊井の後を追う清水 夏焼(あっちの方が面白そうだな…) こっそり清水の後を追う夏焼 その間に岡井が菅谷の胸倉を掴んでいた 岡井「何が『鈴木さん泣かせやがって』だ…お前だって泣かしてんじゃねぇか!!」 菅谷「なんだと!?」 清水×清水(シミズのジジョウ)98 岡井「あいつと遊園地行っただろ?愛理はアレをデートだと思って行ってたんだぞ!」 菅谷「バカ言え…あれは絵の資料を…」 岡井「それは口実だ!写真撮るなら素人のお前よりウチの写真部の女子にでも頼むだろ!」 菅谷「…」 岡井「…お前に断られるのが怖かったからなんだぞ!」 菅谷「そんな…」 岡井「結局手も握らずに終わったらしいじゃねぇか!」 ~~遊園地の翌日~~ 岡井「手握らなかったのか?」 鈴木「うん…私…菅谷くんに嫌われてるのかな…(グス」 ~~~~~~~~~~ 岡井「愛理の気持ちも分かってやれない奴が偉そうな事言うな!!」 菅谷「うるせえ!」 岡井を突き飛ばす菅谷 清水×清水(シミズのジジョウ)99 菅谷「お前も中島と組んで佐紀ちゃん利用して…最低な人間だな! 佐紀ちゃんが巻き込まれてるのを鈴木さんがどんだけ 悲しんでるのか分かってんのか!?」 岡井「…なんでお前なんだよ」 菅谷「は?」 岡井「なんで愛理が…弱虫インキン野郎のお前なんかのこと…」 菅谷「お前…もしかして…」 岡井「インキンな上に鈍感か。今気づいたのかよ。 どんなにあいつに合うストラップをあげても愛理が見てるのは …お前の絵を撮った待受だ」 菅谷「岡井…」 岡井「お前よりずっと前から好きだったのに!」 菅谷「フられたのを俺にせいにすんな!」 菅谷と岡井、二人の殴り合いが始まる 徳永「おいおい止めた方がいいだろ…はいはいストーップ!」 須藤「やれやれ…ん?」 体育館の外の木に誰かがいるのに気づいた須藤 須藤「誰だ?そこにいるのは」 萩原「須藤でしゅか」 帰ったはずの萩原が木の上でナイフを回しながら退屈そうにしていた。
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第1部 『ふたりはSN(仮)』by アイリス ◆◇◆◇◆ 「(ん?あれは…)」 5人の不良風の男たちが1人の美少年を取り囲んでいた。5人の男たちは殺気立ち、 声を荒げ、今にも美少年に飛びかかりそうだ。対照的に、真ん中の美少年は非常に クールな立ち振る舞いをしている。美少年が不良の言いがかりを上手く受け流し、 その場を立ち去ろうとしたそのとき、不良の1人が美少年に殴りかかった。 「まてやコラァー!」 不良のパンチを華麗にかわすと同時に、美少年は鋭い貫き手を不良の鳩尾に放った。 貫き手をくらった不良は声を上げることもできずに、その場に崩れ落ちる。残りの 不良たちは、目の前で起こった一瞬の出来事に呆気にとられ、身動きが取れずにいた。 「(相変わらず見事なもんだ。でも、いつもより少し動きにキレが無いような…)」 数秒後、我に返った4人の不良が次々と美少年に襲いかかった。 「てめえ!ふざけんなコラァー!!」 美少年の動きは不良たちのそれとは次元が違った。美少年は必要最小限の動きで 不良たちの攻撃をかわし、それと同時に光速のカウンターをみまった。2人の不良が 声を出すこともできずに倒れた。 3人目までをあっという間に倒した美少年だったが、4人目は不良たちのリーダー らしく、一撃では仕留められなかった。さらに、その間に1人の不良に後ろに回られて しまった。 「(あいつ、1人後ろに回ったのに気づいてねえ…。くそっ、間に合うか?)」 ダッダッダッ 「うおりゃぁ!!」 不良が背後から美少年をナイフで襲おうとするところに、黒いダンプカーのような塊が ものすごい勢いで突っ込んできた。その塊は、学ランを着た体格のいい少年だった。 学ランの少年は高速タックルで不良をダウンさせたあと、そのままスムーズにマウント ポジションを取り、パウンドを3発放ち、とどめを刺した。 ほぼ同時に、美少年の方もリーダー格の不良を貫き手で仕留めていた。 美少年の名は夏焼、学ランの少年の名は須藤。2人は同じベリーズ高校の生徒だった。 スタイルは違えども、2人とも喧嘩の実力は番長クラスで、お互いに力を認め合っていた。 そして、2人の間には2人だけの秘密があった………。 夏焼「助かったよ…須藤…」 須藤「お礼はいつものアレでいいぜ…」 須藤はニヤリと笑った。 2人は公衆便所の個室に入った。 夏焼「…須藤、もうこういうことは止めにしたいんだが…」 須藤「なに言ってんだ。助けてやっただろ」 夏焼「…それはそうだけど…お礼はもっと別の形でもいいんじゃ…」 須藤「それを決めるのは俺だろ」 夏焼「……」 須藤がボンタンのジッパーを下ろし、自らの大きなイチモツを露出させた。 須藤「しゃぶれよ」 夏焼「…」 無言で従う夏焼。個室内に、チュポッ、ジュボッ という音が響き渡る。須藤のペニスは、 夏焼の唾液と自らのカウパー液でヌルヌルになり、次第に上方へ反り返るとともに硬度を 増していった。 須藤「よし。脱いでケツをこっちに向けろ」 夏焼「……」 須藤「早くしろよ」 おとなしく従う夏焼。ズボンとパンツが同時に下げられ、美しい尻と太腿が露わに なった。それを見た須藤のペニスは、反りと硬さをさらに増大させた。 須藤「力抜けよ夏焼」 夏焼「須藤…くん……」 須藤のモンスターが、容赦なく夏焼の菊門を襲った。 須藤「いくぞっ夏焼っ!」 夏焼「あ、あっ、入ってき、あっ、アッーーーーー!!」 ◆◇◆◇◆ 菅谷「こ、これは……」 愛理「まだ途中なんだけど、どう?良くない? ケッケッケ」 菅谷「う、うん…、なんか…すごいね……」 愛理「いいでしょー!やっぱ“すどなつ”最高よね。あのまっすぐな性格の須藤くんが、 実は裏にどす黒いものを抱えてるっていう設定がポイントなの。そして、いつもは どんなごっつい相手にでも怯まない夏焼くんが、須藤くんの前ではおとなしく なっちゃうの。夏焼くんは、自覚してはいないんだけど、実は心の奥では須藤くんに めちゃくちゃにされたいって思ってるの… ハァハァ…」 菅谷「は、はあ…」 数日後、なんと偶然にも愛理の同人小説と同じ状況が起こっていた。登校途中の夏焼が5人の 不良にからまれ、4人倒し、最後の1人にやられそうになったところを須藤が助けた。 須藤「相手が5人だったとは言え、あんな奴らにやられそうになるとは、お前らしくないな」 夏焼「いやー、昨日一晩中調べ物してたから寝てなくてさ。フラフラだったんだよね。 それにしても助かったよ。お礼におせんべでもおごるよ」 須藤「お礼か…」 夏焼「ん?」 須藤「いや、お礼は別にいいんだが…、ちょっと相談に乗ってほしいんだ…」 夏焼「なんだい?急に改まって。君から相談とは珍しいね」 須藤「お前にしかできない相談なんだ…」 夏焼「…深刻そうだね……聞くよ」 須藤「…じ、実は…、お、お、女のことなんだ…」 夏焼「!?」 須藤「菅谷は俺の弟分だから相談できねえ、熊井は女っ気無さそうだし、徳永は熟女ずきのチャラ男だ、 清水はシスコンだから論外だし、嗣永に至ってはホモときてる、だからお前しかいねえんだ」 夏焼「なるほどね…」 須藤「実はこの前――」 ◇◆◇◆◇ 2週間ほど前のこと。風邪だかなんだか知らんが、俺は鼻炎が酷くて耳鼻科に行った。 家の近くの、いわゆる街のお医者さんって感じの小さな病院なんだが、耳鼻科だけじゃなく 眼科もやってて、いつもそこそこ混んでる病院だ。 けど、その日はわりと空いてて、10分ほど待ったら名前を呼ばれた。 「須藤茉太さーん」 俺は読んでいた漫画を鞄にしまいながら立ち上がり、診察室の方へ歩き出した。そのとき―― ドンッ 「きゃっ!」 俺はちゃんと前を見ないで歩き出したため、前にいた女の子とぶつかってしまった。 そして、女の子と俺はかなり体格差があったために、ぶつかった拍子に女の子は倒れて しまった。 「ごめん。大丈夫?」 「イタタタ あ、大丈夫でしゅよ」 「(!!!)」 そのとき、俺の心と体に衝撃が走った。 簡単に言えば、一目惚れってやつだ。倒してしまった女の子を一目見て、俺は今までに 感じたことの無い感覚を覚えた。この世に!こんなにも!かわいらしい女の子がいるのか! と、俺の魂が感動していた。 「あの…、本当に大丈夫でしゅよ…」 ハッ「あ、いや、あの…」 声を掛けられて、俺は感動しながらその子を凝視し続けていたことに気づいた。 「須藤さーん、須藤茉太さーん!」診察室の方からは俺を呼ぶ声が聞こえる。 「呼ばれてましゅよ」 「あの…、本当にごめんね」と言いながら、俺は診察室の方へ足を向けた。 その子はニッコリ笑って、俺に手を振ってくれた。 「先生、今いた女の子目が悪いんですか? さっきちょっとぶつかっちゃったんですけど、 そのとき白い杖を落としてたんで…」 「ああ、舞ちゃんか」 「舞ちゃん…」 「萩原舞ちゃん。生まれつき目が悪くてな…。全く見えないわけじゃないんだけど、視野が 狭いから杖を使ってるんだ。あと直射日光が目に悪いんで、晴れてる日はサングラスを してないといけないんだ」 「そうなんですか…」 数日後、俺は薬をもらいにまた病院に行った。淡い期待を抱きながら…。 病院のドアを開けた瞬間、また俺は固まってしまった。あの子が、舞ちゃんがそこにいた のだ。舞ちゃんはサングラスをおでこにずらし、ちょこんとイスに座って漫画を読んでいた。 その姿は先日と変わらず天使のようにかわいかった。 俺は倒してしまったことを改めて謝ろうと、勇気を振り絞って声を掛けた。 「あの…、この前…」 「ん…? あー!この前のお兄ちゃん!」 「この前は本当にごめんね」 「全然気にしてないでしゅって!」 いい子だなあと俺は思った。そして本当にかわいい。。。 そのとき、俺は舞ちゃんが手にしていた漫画に目が留まった。 「あ、その漫画『コナン』?」 「知ってましゅか?『迷探偵コナン』」 「知ってるもなにも、俺が一番好きな漫画だよ」 「そうなんでしゅか!舞も『コナン』が一番好きでしゅ!あ、わたし“舞”って言いましゅ。 萩原舞。小6でしゅ。」 「あ、俺は…」 「すどうまあた!」 「え? なんで俺の名前を…」 「看護師さんが何回も呼んでましたよw“すどうまあたさーん!”ってw」 「そっか。そうだよねw ハハハw」 「――――w」 「――――w」 ――― ―― ― ◇◆◇◆◇ 須藤「――というわけで、俺は完全にその子に惚れちまったんだ。俺こんなに女を好きになったの 初めてだし…、相手は小学生だし…、どうしたらいいのか…」 夏焼「フー 熊井くんといい、君といい、うちの学校は本当にバカばっかりだな…」 須藤「なに!?」 夏焼「そんなの、どこかデートにでも誘って、好きって伝えればいいだけじゃないか。 そういうことは小学生だろうと熟女だろうといっしょだよ」 須藤「そ、そうなのか…。…で、でも、俺は熊井ほどはバカじゃねえぞ!」 夏焼「いやー、なかなかいい勝負だと思うよ」 須藤「なんだと!? …そ、そういうお前だって、この前の英語の授業で“マネーガクーン”とか 言ってたじゃねえかw」 夏焼「あ、あれは…」 そこへ、2人の後ろから人影が… 「へ~~~、須藤が女とはね~w しかも小学生てww」 一斉に振り向く須藤と夏焼。そこにいたのは… 須藤「と、徳永!!お前いつからそこに!!」 徳永「全部聞いちゃったーw 大丈夫大丈夫!みんなには黙っておいてやるからさw それにしても 小学生ねぇw」 須藤「絶対だぞ!!絶対誰にも言うんじゃねえぞ!!!」 徳永「はいはいw」 夏焼「(須藤、一番聞かれちゃいけないやつに聞かれちゃったな…)」 キーンコーンカーンコーン 昼休みを迎えたベリーズ高校。須藤の教室に、後輩の菅谷がやって来た。 菅谷「須藤さん…、あの……」 須藤「ん? おぅ、どうした菅谷?」 菅谷「あの…、ただの風の噂なんですけど…」 須藤「なんだよ。言ってみろよ」 菅谷「あの…、須藤さんがロリコンって本当ですか…?」 須藤「な…!?」 菅谷の後ろから現れる3人。 清水「いやー、まさかあの須藤くんがロリコンだったとはねー」 嗣永「意外だなぁ。須藤くんがロリコンだったなんて」 熊井「…変態」 顔がみるみる真っ赤になる須藤。 須藤「と、徳永!!てめえしゃべりやがったな!!!」 こっそり逃げ出そうとする徳永をふん捕まえて、本気で締め上げる須藤。 徳永「ぐっ、ぐるじい…、ギブギブ。 グエッ…」 嗣永「須藤くん!それ以上やったら死んじゃうよぉ!!」 嗣永が必死で止めに入り、須藤はようやく手を離した。 徳永「ゲホゲホッ あ゛ー苦しかった。…ばらしたのは悪かったよw ごめん…。お詫びにこれやるからさ。 許してよw」 須藤「ん? なんだこれは?」 徳永「『雄叫びランド』の1日乗り放題のパスポートだよ。マリマリと行く予定だったんだけどさ。 須藤の女関係のこととか初めてだし、協力してやるよ」 須藤「徳永…」 夏焼「丁度よかったじゃん。誘ってみろよ」 須藤「夏焼…」
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キャラクター名 ホムラ 能力値 数値 消費CP プレイヤー名 熾晏 体力 10 種族・性別 ビジュラ 敏捷力 12 20 身長 知力 15 60 体重 生命力 10 CP小計 80 有利な特徴 消費CP ビジュラ基本セット 14 最高の容貌 10 美声 10 魔法の素質3 25 暗視 10 CP小計 69CP 不利な特徴 獲得CP 癖 獲得CP 好奇心のかたまり -15 Sっけあり -1C 親友や仲間に対する義務感 -5 もふもふが好き -1 直情 -10 面倒見が良い -1 お祭り好き -5 ちょっと短気 -1 くいしんぼ -5 未定 -1 CP小計 -45CP 技能 消費CP レベル 踊り ― 12 歌唱 0.5 14 楽器/ 0.5 15 性的魅力 0.5 10 裏社会 0.5 13 鍵開け 0.5 13 探索 0.5 14 調理 0.5 14 家事 0.5 13 接客 0.5 13 ランニング 0.5 7 医師 4 15 動植物知識 0.5 12 大陸共通語 0.5 14 グラダス語 0.5 13 エルファ語 0.5 13 呪文 消費CP レベル 体力賦与 1 16 生命力賦与 1 16 体力回復 1 16 覚醒 1 16 小治癒 1 16 大治癒 1 15 発火 1 16 火炎 1 16 火炎変化 1 16 火炎噴射 1 16 CP小計 21CP 基本致傷力 振り 1D 突き 1D-2 キック 1D-2 武器・攻撃 判定値 ダメージ 長さ 価格 重さ 大型ナイフ 8 1D-2 近接、1 40 0.5kg 防具 受動防御 防護点 価格 重さ ライト・レザー 1 1 210 5kg その他 価格 重さ 治療セット 30 1kg 上質鍵開け器 200 必需品セット 5 楽器 100 残り所持金 415ムーナ 基本移動力 5.5+0.875 荷重 無荷(-0) 移動力 6 受け(大型ナイフ) 3 止め なし よけ 6 CP総計 125CP 設定/コメント カルシファード侯国から流れてきたビジュラ。
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灼熱の太陽「霊烏路 空」 灼熱の太陽「霊烏路 空」 キャラクター シンボル:赤 必要コスト<赤:3 無:2> 攻撃力:5 耐久力:4 属性:地底妖怪 活起 《誘発》:このカードがプレイ、または召喚の効果で場に出た場合、全てのプレイヤーにXダメージを与える。 Xの値は自分の「属性:さとり」「属性:地底妖怪」の枚数とする。 「うふふ、哀れ地上は新しい灼熱地獄に生まれ変わるの!」 illus:空十雲 コメント 待望の、本当に待望の二代目お空。 対応カードは数あれど、第一弾以来ATPに忘れられてたのではないかという少なさだったカードにやっと二枚目が登場。能力も活起付きと、弱点であったスピードを若干緩和している。 召喚によって場に出た場合でも発動する珍しい型の誘発能力を持つ。 Xは自身が地底妖怪のため、最低1が保障されている。 とはいえ、地底妖怪はトークンが生み出せるものではなく、低コストで使いやすいものはそれほどいないので出せても5点くらいがせいぜいであろう。 古明地 こいしがいる状態で古明地 さとりの召喚から火焔猫 燐とセットで出せば3ダメージを与えられる。 その後の一斉攻撃も合わせれば一気に詰めることができるだろう。 古明地 さとりが召喚師である点は残念。 関連 属性:さとり 属性:地底妖怪 爆符「プチフレア」 核熱「ニュークリアフュージョン」
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ケニヒスコブラー メダロット一覧 ⇒ か行 - 5 コブラ型メダロット(CBR) 登場作品 5 ケニヒスコブラー 機体説明 関連機体 使用メダロッターメダロット5 機体性能メダロット5 機体説明 トカゲモドキ系列のメダロットのうちの一体。「ケニヒス(ケーニヒス)」とはドイツ語で「王」を意味し、 猛毒の蛇、キングコブラをモチーフとする。 コモドラゴン同様、右腕が「がむしゃら」、左腕が「なぐる」の変則仕様なので注意。 蛇系のメダロットの宿命で、蛇ながらに腕がある。 それだけならともかく、両足までついている。 コレはあくまでモチーフであり、そのまま模したのではないということで納得しておこう。 小学校の裏手でエンカウントするのうふが主に使用する。 ▲ページ上部へ▲ 関連機体 類似モチーフ SNA(ヘビ)型一覧 マックスネイク 関東風?ウィルス操る初代ヘビ マクドスネイク 関西風?5つ頭の二代目ヘビ ディックスネイク 巨大な頭と連携能力が特徴の三代目ヘビ 類似モチーフ 蛇にまつわる伝承系メダロット メデゥザード 十二支の「巳」をモチーフにしたメダロット オフィニクス 「蛇使い座」をモチーフにしたメダロット トカゲモドキ系メダル対応型一覧 マクラリウス トカゲモドキ ガラパゴッシュ イグアナ バイトスナッパー ワニガメ コモドラゴン オオトカゲ キーバカイマン アリゲーター ケニヒスコブラー コブラ ジュラシッキング レックス ▲ページ上部へ▲ 使用メダロッター メダロット5 のうふ? ▲ページ上部へ▲ 機体性能 メダロット5 「ケニヒスコブラー」(男) 頭部 ツタンフェイス CBR-01CH 装甲 成功 威力 回数 スキル 属性 行動 効果 コンボ 45 25 7 6 8 威力 うつ ブレイク グー 右腕 ヌンチャッカ CBR-02CH 装甲 成功 威力 充填 放熱 スキル 属性 行動 効果 コンボ 25 15 18◎ 3 9 16 威力 がむしゃら ハンマー チョキ 左腕 ヌンチャケン CBR-03CH 装甲 成功 威力 充填 放熱 スキル 属性 行動 効果 コンボ 25 22 14 3 9 16 威力 なぐる ハンマー チョキ 脚部 ゴルドボトム CBR-04CH 装甲 推進 機動 防御 近接 遠隔 属性 タイプ 55 31 24 45 14 5 威力 二脚 ▲ページ上部へ▲ メダロット一覧 ⇒ か行 - 5